大阪で戦争なTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の大阪で戦争な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月12日の時点で一番の大阪で戦争なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.4 1 大阪で戦争なアニメランキング1位
アクダマドライブ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (360)
1225人が棚に入れました
遙か昔、カントウとカンサイの間で戦争が起き、世界は分裂した。カンサイはカントウの属国となり、独自の発展を遂げていった。しかし、政治と警察力は衰退し、犯罪が横行。その犯罪者を“アクダマ"と呼ぶ――。 本作品の舞台となるのは、高度に発達しながらも歪んだ社会。その中で、アクダマたちはいかにして自分らしくあろうとするのか。一堂に会したアクダマたちの美学がぶつかり合う。

声優・キャラクター
黒沢ともよ、梅原裕一郎、武内駿輔、堀江瞬、緒方恵美、木村昴、櫻井孝宏、大塚明夫、花守ゆみり、榊原良子、内田真礼
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

浪花節な古事記

オリジナルアニメ 

“アクダマ”とは作中でいう犯罪者のこと。そう言えばいいのにしてないのはそういう世界だから。
その昔「カントウ」VS「カンサイ」で戦争勃発。カントウが新型爆弾を落として決着。焼け野原になったカンサイの復興を助けたりもしてカンサイ人はカントウに感謝するようになった、とのこと。

メタで馴染み深いものが仕込まれてそうですが、当該世界はオリジナリティあるんじゃないかしら。
2020秋スタート新作の中では第1話の引き込みがぶっちぎりで良かったのがこれ。構成がしっかりしてるとか心情描写が丁寧だとかいうのをいったん置いときまして

 {netabare}作った人の頭ン中を覗いてみたいぜ!{/netabare}

人間の想像力は際限ないなと実感できる“架空の世界”を堪能しちゃえばええじゃないかと思うのです。
“アクダマ”が疾走(ドライブ)する全12話。IF世界の近未来モノ。今年2020年でいえば『ドロヘドロ』と同じくどうも言葉に落とす作業が難儀な作品です。「1話観て合いそうかわかるよ」死体がゴロゴロ転がります。そこ本筋ではないもののそれ自体が嫌という方には撤退を推奨するくらいでしょうか。

【アクダマ's】
 詐欺師(CV黒沢ともよ)
 運び屋(CV梅原裕一郎)
 喧嘩屋(CV武内駿輔)
 ハッカー(CV堀江瞬)
 医者(CV緒方恵美)
 チンピラ(CV木村昴)
 殺人鬼(CV櫻井孝宏)

愚連隊は黒澤明の時代より七人と決まってるのかどうなのか。
その七人の通り名には当たり前だが意味がある。
そして通して観ると「進むべき道は自分の意志で決める」真っ当なメッセージも伝わってくる。
突拍子ない世界に私達が置き去りにされないのは基本的なお作法を心得ているのもあるやもです。

アニメに求めるものの一つは表現手段として実写ではしょぼくなると思しきものをいい意味で見せつけてもらうことだったりします。それを満たしてくれた良作ですね。

■むしろ…
『ダンガンロンパ』と比較される本作ですが、肝心のネタ元を知らない私です。
むしろ『PSYCHO-PASS』との既視感が強いかしら。アクダマ認定のオートマティックぶり。某執行官ばりに現場で処刑実行できる公務員の存在。そんな世の中に感じる居心地の悪さなんてのもそうです。
{netabare}さらにサイコな殺人鬼役に櫻井孝宏さん。ダメ押しで公機関の女ボス格に榊原良子さん。榊原さんがどーんと鎮座してると悪の組織風味が何倍か増しますよね。{/netabare}



※妄想劇場

■大大阪(だいおおさか)の衰退

大正末期~昭和初期。大阪が東京を凌駕していた時代を指してこう言う。何年か前に通天閣で大大阪展やっててそれで知ってました。約100年前の大阪イケイケどんどんぶりは白眉ものでしたよ。
そして現在…ってことになるわけでして結果は東京への一極集中。いろいろ理由はあるんでしょうが

{netabare}東海道新幹線開通{/netabare}

{netabare}東名高速道路その他インフラ投資が高度成長を後押ししました。導かれるはリアルでの大阪の没落そしてアニメでシンカンセンの神格化。なんとも皮肉が利いてます。
またこれ“財政健全化”“国民の借金いくら”“角栄の頃と違い公共工事に効果はない”と捉えてる層にとっては、公共工事アクダマ論に乗っかり「そんなのを神聖化するなんて…プークスクス」とさらにマウント取れることでしょう。なお私の意見は真逆です。{/netabare}

蛇足で劇団☆新感線も出自が大阪芸術大学だったりするのもなにかの意図を感じます(しません)。


■暗喩なのか妄想なのか

大阪を好きなのか嫌いなのかよくわかりませんが、無関心ではいられないというのは伝わってきます。
く○るのたこ焼きが500円と現在より安価。デフレーションでも起きているのでしょうか。

{netabare}ハンコも消えてない(笑) このハンコで一元化って仕掛けは面白かったですね。きっと文化と認められての発展形をアニメで描いたのでしょう。そんな発展形ハンコのもたらす災厄を描いてたこともあって、マイナンバーみたいに“国民総背番号制”一元管理どうかと思う層には「ほら見たことか」とウケが良かったかもしれない。なお私の意見は真逆です。{/netabare}

作品チュートリアルなウサギくんとサメくんの寸劇は有難かったですね。ウサギとサメの組み合わせで
{netabare}真っ先に思いつくのは“因幡の白うさぎ”だったりします。文章上のワニ=サメと解釈するのが一般的。その寓話の教訓とは?

1.思いやりの心をもっていると、幸せな結末が待っている
2.余計な振る舞いは災いを招く

といったところでしょうか。本作の展開結果に通ずるものがあります。{/netabare}


とここまでの垂れ流しをご容赦をば。
カンサイという近未来大阪風味な街で繰り広げられる大騒動。やや陰惨でディストピアな世界だからこそ他人様の優しさが沁みる。地でいく娘主人公の立ち居振る舞いに心打たれます。

 思いやりの心をもって迎える結末は幸せなのか不幸なのか?
 余計な振る舞いが招いたのは災いなのか未来への光なのか?

各々で捉えようのある結末も好感度高し。

 馬鹿な出会いが利口に化けて よせばいいのになんとやら

人生どう転ぶかわかんないもんですよね。


{netabare}結局のところ“医者”の年齢は不明のまま。おいくつだったのだろう?{/netabare}



視聴時期:2020年10月~12月 リアタイ   

------


2020.12.30 初稿
2021.09.25 タイトル修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 50
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これまたアクダマン

制作STUDIOピエロ。

アクダマと呼ばれる犯罪者が跋扈するカンサイ。
高度に発達しながらも歪んだ社会で、
己の生き方を貫く全員悪党の犯罪活劇開演。

街の喧騒が細部まで書き込まれ、
推定懲役数百年の悪党どもや市民が、
たくましく生きているカンサイ。
とある依頼から集められた精鋭たち。

初回最後で見事にオチが付いた。
{netabare}アクダマに指示を与えるネコ型ロボット。{/netabare}

ダークホースならこれでしょうか、
楽しくなる可能性は大いにありますね。

6話視聴追記。
{netabare}物語の奥行に、疑問を感じ始め、
これは期待薄なのかと…思いきや、
ここで物語に芯が通ったと思います。{/netabare}
戦闘シーンは素晴らしいの一言ですね。

最終話視聴追記。
この結末で良いのではと思う。
荒唐無稽な物語でしたが、
どこか熱量を感じる作品でした。

率先して、お勧めは出来ないが、
勢いある演出、展開がお好きな方へ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

カントウへの憧憬は消えたのか

アニメーション制作:studioぴえろ、
監督:田口智久、シリーズ構成:海法紀光、
ストーリー原案:小高和剛、
キャラクター原案:小松崎類、田口智久、
キャラクターデザイン:Cindy H. Yamauchi、
原作:ぴえろ・TooKyoGames

80年代からアニメ制作を行ってきた
老舗の制作会社、studioぴえろのオリジナル作品。
原色系の派手な色遣いの作画は、
『ダンガンロンパ』を彷彿とさせる。

500YENを拾ったことから
アクダマ(犯罪者)認定された一般人が、
ほかのアクダマたちとともに、ある荷物を強奪する
仕事を請け負うところから始まる物語。
周りは一癖も二癖もある凶悪犯罪人だらけ。
どこか見覚えのある展開だと思ったら
ニコラス・ケイジ主演のアメリカ映画『コン・エアー』だった。
こちらは、運悪く犯罪者になってしまった男が、
懲役年数の長い囚人専門の輸送機に乗り込むことになり、
周りの凶悪犯罪者によるハイジャック事件に
巻き込まれるというもの。
おそらくこの作品が土台ではないだろうか。
輸送機が新幹線に変えられ、関東から関西への移送という
ところにSFの謎を盛り込んでいる。
アクダマたちの無類の強さは、『デュラララ!』を想起させるし、
アクダマ認定は『サイコパス』にも影響されている。
カントウの謎についても既視感がありすぎて凡庸。
さらに、手垢に塗れた『胡蝶の夢』を取り上げるなど、
せっかくのオリジナル作品なのに、
多くの部分でツギハギ感のある印象を受ける。

ただ、1話ずつでそれぞれ見せどころを作って
視聴者を引っ張っていく全体の構成は上手い。
謎とアクション、右往左往する一般人のCV黒沢ともよの
演技は好感で、独特の作画によって物語に引き込む。

輸送する荷物の謎。
依頼者は一体誰なのか。
カントウとカンサイにおける関係性とは。
巻き込まれただけの一般人が選択する決断。

キャラクター全員が個性的で
展開が目まぐるしく変化するジェットコースターストーリー。
アクダマたちが皆、得意なものを持っており、
それを活かしながら問題を解決していくのは、
爽快感もある。{netabare}また、そのなかにあって、
一般人とチンピラは、何の力も持っていないという
設定が、物語を意外な方向へ導く。{/netabare}
時おり挟まれる、カンサイの教育番組の
ウサギちゃんとサメくんがアクセントになっており、
ラストでは意外な方向で役割を果たす。

ただ、世界観や全体のストーリーを動かすことばかりに
気を取られているせいか、7人のアクダマや
処刑課の面々が描写不足のため、
その行動原理が分からない。
どうしてそんなに必死になっているのか、
伝わってこないため、物語に入り込めないのだ。
凶悪犯罪者たちは、何のために生きているのだろう。
主人公の一般人にしても、普通のOLだった
ただの真面目な女性が、どうして犯罪者たちと
ともに大胆な行動をするようになるのかという部分の
説得力が圧倒的に不足している。
やっていることは、面白い部分もあるが、
どのキャラクターにも心情を重ねられる部分がないのは、
物語を構築する上での失敗だ。
登場人物が多いので、過去を説明する必要はないが、
インサートカットなどで、もう少しキャラについて
イメージさせてくれるだけでも印象は変わったかもしれない。
運び屋については、「胡蝶の夢」の部分で
イメージはさせてくれたが、一般人と運び屋については
せめて、もう少し突っ込んだ描写が欲しかった。

とは言え、全体的に見ると、きちんとまとまっているし、
最後まで視聴者を引っ張るだけの牽引力はある。

関西の人々が抱える関東への憧れ。
辿り着いてみると幻想だったということか。
(2021年2月6日初投稿)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44

57.9 2 大阪で戦争なアニメランキング2位
ガンスリンガー ストラトス(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (370)
2160人が棚に入れました
二十二世紀。かつて日本という国が存在した列島は、「第十七極東帝都管理区」と呼ばれていた。少しばかりの窮屈さと引き替えに、安楽な生活を保障された世界。明日が今日と同じであると誰もが信じる社会。しかし、その社会は人知れず大きな危機を迎えていた。「デグレイション」――生きた人間が砂のように崩れ消える奇病は、少しずつ、しかし着実に世界を侵食してゆく……。平凡な学生「風澄徹」は、もう一つの世界「フロンティアS(ストラトス)」との争いに巻き込まれる。それは、もう一人の自分との対決を意味していた。衝突する二つの未来。 交錯する少年たち。二つの世界に救いはあるか?

声優・キャラクター
阿部敦、金元寿子、西田雅一、沢城みゆき、植田佳奈、保志総一朗、小山力也、大原さやか、子安武人、小林由美子、藤田咲、秋元羊介、早見沙織、伊瀬茉莉也、大川透、水樹奈々
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

タイトルなし

アーケードゲームのアニメ化みたいです。
実際の日本の都市(渋谷、秋葉原、池袋など)を舞台にした
サバゲー?って感じです。
街の通りやビルの上まで自由に行き来できるので結構楽しそう♪
公式ゲームページには、「1分でわかる ガンスト2」の動画(解説ふなっしー)
があります。(残念ながらステージに船橋はないみたいですが(笑))

公式ゲームページの「ANIMATION MOVIE」が話の本筋になるのかな??
だとすると、「どっち」が生き残るんでしょうか。話のオチが
どうなるか気になりますね^^

■第2話
{netabare}
第1話のネタ晴らし回。
公式ゲームページの「ANIMATION MOVIE」の内容です。

とりあえず、自分の世界を守るため戦うことにしたトオル。
当面は、別の世界の自分たちと戦って、最終的には黒幕を倒す・・・
という流れになるんでしょうか?
{/netabare}

■第3話
{netabare}
ゲーセンレベルの物語設定なので、話の展開がどうなるか
心配でしたが、なかなか魅せてくれますね!
キョーマの謎采配がありましたが、、、ここに来てしづねが
まさかの退場です。
ストーリーもいい感じに引き締まってます。
今後が楽しみ。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

未来は分岐し、選択される。たとえ選ばなくても・・・

スクウェア・エニックスよりリリースされたアーケードゲーム

を原作とする作品です。全12話

WEB版とTV版で僅かに話が異なり、最終話での迎えるENDは

全く違うものとなっています。最終話の放送後翌週にWEB版はTV版

TV版はWEB版のルートの方が特別編として放送・配信されました。

あらすじはちょっと上手く書けないので割愛します。


「時間とは何なのか、未来とは何なのか」この命題に対する答えは

何処にあるのだろうか。突然その命題に対する現実を突きつけられ

た時何を考えられると思うのか。そして未来を名乗る存在と対峙し

現実と未来が選ばれたものだとしたらそれが意味する答えは一体・・・

これらの答えはその瞬間に存在し、瞬く間に消えて別のものに変化

していくものだと思います。


物語は少しばかりつまらない感じではありました。それは各話各話

での区切り方や入り方が中途半端な部分が多かったように感じてし

まう様なものだったからだと思います。何かが足りないそんなものを

常に持っていた様な感じです。

作画が所々やばい状況になったりしているのにアクションシーンでの

静止画が多く入っているのはちょっと・・・

TV版とWEB版で微妙に違うのがその辺を少し残念な部分にしているの

ではと思います。


良かったと思えるのがOPとEDでした。綾野ましろさんのOPはFateの

時もそうでしたがかなり良かったです。


全体として残念な部分が目立つ感じではありましたがOPとEDはとても

良かったと思います。(話も見てはいましたがメインはOPEDだった自分ですw)

◆個人的点数評価 75.723点

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

2つの世界

ゲームが原作で近未来の日本が舞台。
2つの世界が同時進行しているパラレルワールドようなもので同じ人物が存在して世界を救う為に争うようになる。

この作品は実験的要素が多く含まれています。
まず、テレビ版とネット配信版で結末が違う事。
自分はテレビ派なので配信版は見ていないのですが、とても面白い事を考え付いたなぁという印象です。

最終話が終わって次の12.5話ではテレビ版と配信版の細かい違いがあったと説明されています。
小さな違いによって、その後のストーリー展開が違う。
見る側としても2つチェックしなければいけませんが、制作者側では同時進行で2つの世界を作っています。
相当、負担がかかっていると思うのですが、制作者側のこだわりなんでしょうね。

個人的にはバトル物があまり好きではないので正しい評価ができません。
作品自体が面白いかと聞かれたら疑問に思ってしまいます。
ただ実験的な要素が大きいので、その点は評価したいです。

実際にゲームをプレイしている人のほうが楽しめるのでしょうね。
ゲームのキャンペーンコードが画面に出てきます。
おそらくゲームをプレイするのに有利に展開する事ができるコードなのでしょうが自分はゲームをプレイしていないので、その点は関係ありませんでした。
アニメだけを見ている人が実際にゲームをプレイするかどうかは、その人の余暇時間がどのくらい残っているかどうかで決まるのでしょう。

それほど本作品が話題になっていないので、大量生産されているアニメの中に埋もれてしまっているのかもしれません。
ただし、同じ設定でも違う解釈ができるという挑戦的な試みは評価したいです。
バトル物が好きな人にとっては、より面白く感じる事ができる実験的な作品でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

63.0 3 大阪で戦争なアニメランキング3位
ローリング☆ガールズ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (543)
2370人が棚に入れました
守られてばかりだった少女が一念発起、平和を守る旅に出る。

行く手に待つのは魔法使いか怪獣か、はたまた巨大ロボットか。

ご当地色をきわめつくした各地をめぐり、仲間とかさねる奮闘努力、汗と涙は報われるのか――。

どこまでいっても普通の子という宿命を背負い、それでもがんばる少女四人組が織りなす­新感覚・青春ロードムービー!


声優・キャラクター
小澤亜李、日高里菜、種田梨沙、花守ゆみり、中原麻衣、早見沙織、小西克幸

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

群雄割拠

東京大決戦から10年後
都道府県やそれぞれの市町村がなんやかんやで独立していた。。
設定は嫌いじゃないです
個人的に好きな戦国時代っぽいところ(勢力図的に)とかは◎です


内容ぶっとんでます
1,2話はもうカオスな感じでした
途中でも息を切らすことなく安全運転を心掛けないこの作品に
不思議と愛着が湧いてきてしまった自分に驚きです
地元が出てきたからかな?


物語は動けないヒーローの代わりに
四人の女の子たちが依頼要請を果たしていくというものです
実際に果たせたかどうかは別問題なのですが。
彼女たちはその際、様々な地方に赴くのですが、旅って感じが良かったです
バイクに乗って次の地へ次の地へ…
私もいつか旅してみたい


ジャンルは何なのだろうか
恋愛?ないない
バトル?うーん
ご当地アニメ?それっぽいけど少し…
友情?これ…かなぁ?
中身が混沌としているので、はっきりしたカテゴリ分けができません


キャラにはけっこう好感を持ってます
喧嘩するほど仲がいい。ってね
あの四人の間に流れる雰囲気は好きでした
それに千綾が可愛かったですね


OP「人にやさしく」
ED「月の爆撃機」

これってカバー曲みたいですね
挿入歌も色々ありましたがそれも全部。
このことを知ったのは最近で、原曲も知らないです
これを踏まえてですが、OP,EDかなり気に入りました
何度もリピートしてしまいます



滅茶苦茶面白かったと言えば嘘になりますが、
このタイプの作品はわりと好みなので案外楽しめました

お気に入りの回は舞妓どすどすのやつです
豆千代が魅力的でした

投稿 : 2024/05/11
♥ : 43

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ローカル旅×バイク×ブルハ×♡

ブルハってコードが簡単なので
コピーバンドが沢山出たイメージ。
アニメ見てても
JKのコピーバンドか何かですか?みたいな。

タイトルもブルハの曲名で
全部わかるくらい好きではあるけど
アニメに関係あるのだろうかと見ています。

最初はヒーローもの?と思いながら見てたけれど
♡の石をさがすという依頼で
3話から旅に出始めました。
ここからストーリーが動き出すのか謎ですが
イマイチ方向性がみえてこない。

作画の背景は水彩っぽいパステル調だったりとか
女子受け狙ってるのかな?って感じの
色使いや小物であったりするのだけど
肝心のストーリーがどうなのかまだ不明。

ブルーハーツ好きな人にはいいかもしれないけど
いかんせんコピー。
それなら本家聴くわと思うし…
おしゃれ風なアニメ作ってみましたって感じにしか
今のところはみえないかな。

7話迄見て。
バイク×ローカル旅×♡の石
フリクリにストーリーつけた感じかも?
一応、問題解決の為の旅でそのお礼に♡の石を集めてるのかな。
歌も聞き慣れてくると軽くてこれはこれでいいかもしれない。
カラオケで女の子何人かで歌ってると思えば。

特にいいって絶賛する程ではないけど
ツボに入って好きな人は好きかもしれない。

♯8 雨上がり
この回、良かった。
シュールさとカオスさと油断してたら出て来るネタ
ミサワといい
もう、このアニメにストーリーはいらないんじゃないかな。
このまま突っ走って欲しい。
三味線が良かったです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

バイクとロックと女の子

オリジナルアニメ 全12話

日本が現在の都道府県よりもっと細分化された世界。所沢国の猛者(特別な力をもつもの)マッチャグリーンは、敵対している東村山国の猛者と闘い怪我をしてしまいます。
そのマッチャグリーンのかわりに所沢国の自警団の見習いの主人公、森友 望未(もりとも のぞみ)が、各国から依頼されたことを代理人として解決するために、途中で知り合った3人と一緒にバイクで旅をしていくお話です。

所沢 → 東京 → 愛知・三重 → 京都 → 岡山・広島
と旅をしていきます。

お話は各地のエピソードが2〜3話で終わるようになっていますので観やすいです。

「魔法少女大戦」や「京騒戯画」のようなカラフルな世界です。爆発までカラフルですねw

それぞれの国の特徴が個性的すぎて途中ついていけなくなる感じがしましたが、なんとか最後まで観ました。

最後はちょっとホロリとさせるいい場面もありましたね。オチはなんとも言えない感じでしたw

曲は、往年のロックバンド、THE BLUE HEARTSの曲を使ってますね。サブタイトルにも曲名が入っているみたいです。

最後に、この作品のOPの「人にやさしく」の歌詞の中で「‥‥がんばれー!」というところ好きですね^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

64.3 4 大阪で戦争なアニメランキング4位
ヒプノシスマイク Division Rap Battle Rhyme Anima(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (96)
333人が棚に入れました
西暦××××年。第三次世界大戦により世界は人口の3分の1を失った。人類滅亡を危惧した権力者たちは武力ではなくディベートによる戦争回避を目指した。――しかし愚かな男たちは武器による争いを止めることはなかった。そして西暦最後の年――……。既存の世界は女性の手により終わりを迎える。H歴。武力による戦争は根絶された。争いは武力ではなく人の精神に干渉する特殊なマイクにとって代わった。その名も「ヒプノシスマイク」。このマイクを通したリリックは人の交感神経、副交感神経等に作用し、様々な状態にすることが可能になる。H歴3年。人々はラップを使い優劣を決する。男性は中王区以外のイケブクロ・ディビジョンヨコハマ・ディビジョンシブヤ・ディビジョンシンジュク・ディビジョン等の区画で生活することになる。各ディビジョン代表のMCグループがバトルをし、勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる。兵器ではなく言葉が力を持つことになった世界で今、男たちの威信をかけたディビジョンバトルが始まる。

声優・キャラクター
木村昴、石谷春貴、天﨑滉平、浅沼晋太郎、駒田航、神尾晋一郎、白井悠介、斉藤壮馬、速水奨、木島隆一、伊東健人、小林ゆう、たかはし智秋

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

初心者には不向きな、声優好き、ファン向け作品

男性声優による音楽原作キャラクターラッププロジェクト。
メディアミックス作品。
2020年放送アニメシリーズ第1期。全13話

武力による戦闘が禁止され、兵器ではなく言葉が力を持つようになった世界でのラップバトルのお話。

一世を風靡した革命的作品、ヒプノシスマイク。
アニメ見ましたが、物語はイマイチよく分からないまま終わってしまいました。ひたすらラップバトルしてるのは分かった。
1話に1回はラップバトルしてるし、ラスト3話くらいは物語中ほぼラップバトルしてた。

声優界にラップという文化を持ってきたのは木村昴であろうと思いますが、やはり声優界ラップ代表、上手かった。
他の声優陣は正直私にはあまり、上手いとは思えませんでした。キャラ有りきだし、本業じゃないし当たり前だけど、何故ここまで流行ったんだろヒプマイ。
超人気だった当時、YouTubeで動画見た時はすげー声優さんがラップする時代になったのかーすげーと感動したのも事実ですが、アニメはどうもよく分からなかった。

2期もあるようですが、キャラ萌えもしないし、原作もよく知らないのでもう見ないかな。ファン向け作品かなと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

アニメラップバトル

誰のためのアニメ?
声優ユニットで「ヒプノシスマイク」というのがあり、そのファン向けなのか?

最近はラップバトル等がはやり?だが、正直日本のラップは嫌いだ。
エミネムやパブリックエネミーは好きなのだが。
日本で認めるのは唯一、ドラゴンアッシュかな。
なので正直このアニメでのラップ場面は全く好きになれない。
毎回様々な事件が起き、それをラップで解決していく。
まあ、平和でよろしいこと。

評価すべきは、色使い。目尻の細かいところまで着色されていて、
非常におしゃれだ。
ひと昔前と比較して、アニメの色遣いは格段に良くなったと思う。
昭和のアニメのダサさから脱却し、ディズニーライクな色使いに近づいた気がする。
現実の男性もこれくらいおしゃれだといいのにね。

どうでもいいんだけど、木村昴から山田一郎、どうしても結びつかない・・。
だってジャイアンだもん。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

ちょま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

見る抗鬱剤

いや〜面白かった。

特殊なマイクのおかげで言葉で相手をねじ伏せることができるようになった日本が舞台。だからはじめはホントギャグ!ヤクザや強盗がマイクを持ち出して「どうなってもいいのか〜?」と憤る姿は笑っちゃう笑っちゃう!実際バトルになればみんなラップで攻め立てるし、それに合わせてスタンドみたいなビジョンが現れて攻撃してくるし!何この世界!
でも中身自体は至って王道!ハチャメチャな世界観でマジメにお話するこの感じ、カードゲームで命かける遊戯王や、おもちゃで世界が滅亡しかけるベイブレードみたいで楽しかった!

ストーリー部分ではそれぞれ因縁があったり友情もあったりでマンネリもせず見れた。各キャラが女性向けの色合いが強いけど、すごく魅力的・個性的。初めはギャグとして見てたのに、キャラに惹かれ世界観に慣れてきたと思ったら少年誌的展開!最終話は思わずトリハダものだった!

見所であろうラップバトルだけどまぁ歌の良し悪しはよく分からん。演出の妙でどっちが押してるかとかはわかりやすいけど、あまり燃えないかも。個人的には単純に楽しいと感じられたので良し。

ギャグっぽい世界観、展開は暗くない、キャラも立ってるしストーリーも王道!バカにされてる意味合いの多い「見る抗うつ剤」というレッテル。ヒプマイに関してはいい意味合いとして「見る抗うつ剤」がしっくり来ると思う。頭空っぽで楽しもう!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

58.0 5 大阪で戦争なアニメランキング5位
バジリスク ~桜花忍法帖~(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (132)
474人が棚に入れました
慶長の世に起きたる三代将軍世継ぎ争いは、甲賀、伊賀の忍法殺戮合戦へと飛び火、それは凄惨を極めた。散り行く花弁たちの中にあり、愛に生きようとした男と女もまた、儚くも美しく散った――が、しかし。伝え聞くところ、服部半蔵が継子・響八郎の手によって、つかの間か、永劫か――二枚の花弁は生を与えられ、忘れ形見をまた2つ、残したという。甲賀八郎、伊賀響。それぞれに父、母に良く似た眼を持って生まれた宿命の子供たち。
時は寛永、太平の世。忍びはもはや無用の長物、行く末は陰り行くのみ。“血”と“力”によってなんとかその礎を磐石なものにせんと、甲賀、伊賀の者達は八郎、響にあることを望んだ。
“契り”――実の兄妹にして、二人は契りを結ぶ宿命を背負わされていた。
宿命に翻弄され、迷い生きる八郎と、己の深き真情に従い、愛に生きる響。二人が織り成す生の先には、未知なる現象“桜花”が生まれ、其処に乱世の影がにじり寄る…

声優・キャラクター
畠中祐、水瀬いのり、桐本拓哉、山口りゅう、藤翔平、チョー、さかき孝輔、茶風林、櫻井トオル、落合福嗣、市来光弘、三木眞一郎、早見沙織、上田麗奈、佐倉綾音、名塚佳織、豊永利行、土田大、佐々木梅治、堀江由衣、土師孝也
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

2クールというのは、シナリオが「バッチリ」決まってないと、冗長になるという「リスク」もあるよね(笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
いや~、(ダジャレ的にも)苦しいレビュータイトルだな~。「バッヂリ」「リスク」(笑)

私のレビューで、こういうしょうもないレビュータイトルになる時は苦しい証拠です(自爆) あまりに見処がないというか、掘っても掘っても何も出てこなかった故の誤魔化しというかw

一応、忍者モノなんですが、ただの戦国異能バトルで、忍者らしい格好よさを感じられませんでした。

まず、忍べよ、と(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
基本的には、私はグロとか死とか苦手なんだけど、それが「忍」や「侍」、「兵士」なんかだと大丈夫です。戦いが仕事だし、殺す覚悟、殺される覚悟があり、腹を括っているしね。

だから、本作のグロさは大丈夫でした。よって、「グロいから苦手」というアビリティは発動していません。

その上で、言います。

シンプルニツマラナイ(笑)

なんだろうね? 忍術がトンデモ技(もう、忍術というより魔法)ばかりなのもつまらなかったし、忍者なのに非情じゃないとか、仲間を大切にとか。「忍者モノ」というより、「人情モノ」(苦笑)

例えば「仲間を大切に系」だと、NARUTOは少年漫画だし、むしろそこが売りだから良かったけど、バジリスクは違うでしょ。もっと、陰謀とか裏切りとか色仕掛けとか色仕掛けとか蜥蜴の尻尾切りとかが無いと、物足りない(笑)。良さがない。

終盤の超展開で、視聴者をビックリさせるというのは良いのですが、その終盤まで、視聴者がどれだけ残っていたんだろう? 「そうか辛抱」が「超」必要だったのか(「桜花忍法帖」、、、いや、ダジャレはもう良いってw)

最後まで頑張って観た感想は、わずか6文字。

ワケワカランw

なぜ、この作品が2クールでなんだろ? 他にもっと2クールにしてほしい作品なんて、いっぱいあるんだけどな(ドラマ性を廃して、それこそ十二大戦のように、1クールでスッキリ忍術バトルの方が面白かったと思います)。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
う~ん、まだ、話がつかめない。前作のストーリーは頭に入ってるけど、キャラがあやふやだな~。

2話目
前作のおさらい回。少しの謎を残して。やっぱり、メインっぽいのも、アッサリ逝くねw

3話目
う~ん、ワケわからんな(笑) 術があまりにも突拍子が無さ過ぎるとね。

4話目
忍術が派手になるのは良いけど、あまりにもファンタジー過ぎてな。車イス、飛んだ(笑)

8話目
感想かいてたけど、保存してなかった(笑)

9話目
目なのに声も聞こえるの? 普通にスナイパーが一番格好良い(笑)

10話目
理不尽な遠距離射撃。

13話目
術って、そういうメンタル的なことなの?

18話目
マシンに乗って特攻。忍術?(笑)

22話目
どんどん死んでいくな~。ガンダムか。

23話目
信長、生命力MAX! まさかの超展開w

24話目
ネタバレしてなけりゃ、めっちゃ強い(笑) 結局、天膳。庇うより切れば? また、ビターエンド? 最後までよくわからん(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

仇怨よ、いざ葬り去らん…

この物語は、「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」から10年後の舞台が描かれています。
物語は直接的な関わりは薄いですが、前作における伊賀と甲賀の「在り方」が本作の設定に強く表れています。

本作における伊賀と甲賀のそれぞれの忍びの立ち位置、思想や言動など、前作を視聴していた方がより理解できると思います。

本作の見どころはもう一つ…
前作のヒロインは、伊賀の女棟梁である朧…CVは奈々様でした。
そして本作のヒロインである伊賀響のCVはいのすけ…
いのすけが奈々様の大ファンであるのは周知の事実…
時を超え、同じ立ち位置のキャラを演じられるのは、いのすけのとって感無量だったのではないでしょうか。

だから勿論、いのすけの演技には注目していた訳ですが…
この作品、はやみん、あやねる、に名塚さんや上田さんなど旬の声優さんが次々出てくるんです。
そしてほっちゃんや奈々様も…改めて振り返ると凄い顔ぶれが揃っていますね。

10年前…徳川の下命により繰り広げられた伊賀と甲賀の忍び達の壮絶な忍法合戦…
その顛末もまた壮絶だったと言っても過言ではありません。

当時の棟梁は甲賀卍谷衆が弦之介、伊賀鍔隠れ衆が朧…
実力が拮抗していた甲賀と伊賀は、それぞれの棟梁が対峙することとなり、運命に抗いながらも宿命に翻弄された二人の言動…私は納得することしかできませんでした。

それから10年後がこの作品の舞台…
本作品の棟梁は甲賀五宝連が八郎、伊賀五花撰が響なのですが、二人とも先代から引き継いだ「瞳術」の使い手だったんです。

驚くのはそれだけではありません。
八郎の瞳術は瞳に映る相手の敵意を返す『矛眼術』で、これは弦之介の瞳術と瓜二つ…
そして響の瞳に映る相手の敵意を無くす『盾眼術』は、朧の見るだけであらゆる忍法を強制的に破る「破幻の瞳」にそっくりなんですよね。

そう、まるで弦之介と朧の生まれ変わりのように八郎と響が見えてしまうんです。
でも今回は10年前と決定的な違いがありました…
八郎と響が血を分けた兄妹だということです。

10年前は甲賀と伊賀の繋がりの深化を目指してお互いの棟梁同士を婚姻させようとの動きがありましたが、実の兄妹ならそれも叶いません。
それでも忍びの者たちは、同じ轍を踏まないよう共に暮らしていたのですが、成尋衆なる忍びの者たちの不穏な動きをきっかけに、悲しみへと物語が動いていきます。

忍びや暗殺者…陰で暗躍する人を描いた作品はそれなりに制作されていると思います。
どれにも共通しているのは、ハッピーエンドの結末が見えないこと…
忍びになったきっかけは人それぞれ…
ですが、もしまっとうな生活を送っていたら、生粋の忍びの家系以外でこの道を選択する可能性は限りなくゼロに近いと思うんです。
それでも選ばざるを得なかった…そんな彼らにもっと救いの手があっても良いのでは…?
と思ってしまうのは私だけでしょうか。

みんな年ごろの男女じゃありませんか…
色んな思いの錯綜を垣間見てきました。
淡く、吹けば飛び去ってしまいそうなほど小さく燃ゆる心の火…

お互いの身を案じながら…一生懸命手を伸ばし続けて…
でも、有事の時には我先にと決して何をも厭わない決意…
仲間のために必ず一矢報いようとする気概…
そして最後まで仲間を思い続ける強い気持ち…

もし巻き込まれさえしなかったら、彼らの人生は確実に違っていたと思うんです。
だから一生懸命であればあるほど、胸が苦しくなります。
今回はどんな結末を迎えるのでしょうか。
そして忍びは報われるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、陰陽座さんの「桜花忍法帖」
エンディングテーマは、奈々様の「HOT BLOOD」と「粋恋」
どちらの楽曲も作風にピッタリ合っていて好きでした。

2クール全24話の物語でした。
完走して一つ思ったこと…
この作品を視聴する前に、やはり前期を視聴しておくべき、ということです。
特にラストの展開なんかは前期を見ていないとチンプンカンプンだと思います。
総じて堪能させて頂いた作品になりました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

面白かったのにいろいろ残念

山田風太郎の原作小説は当時としては非常に画期的であり、「カムイ伝」「NARUTO」「伊賀の影丸」などの忍者漫画はもちろんのこと、「サイボーグ009」「デビルマン」や「Fate stay night」なども山田風太郎の影響を強く受けています。祖とも呼べる作品です。

エロスとバイオレンスが強く、まるで超能力者のような忍者たちの忍術合戦や欧米スパイ小説のような政治背景(主に江戸前期)、伊賀と甲賀に分かれたチームによるサバイバル、バトルロイヤルなどアメコミにも似たようなお話が多いですが、ほぼ1960年代シルバーエイジアメコミと同時期に発表されているのも注目に値します。(MARVELのX-MENが良い例)
その山田風太郎原作「甲賀忍法帖」のアニメ化続編である本作ですが、甲賀源之助や朧が死に絶えて、甲賀と伊賀の戦争が終わってから10年という設定であり、生き残りの里の忍者たちが世継ぎとなる子供たちを育てている場面は小山ゆうの「あずみ」を思い出し、非常に面白かったですが、子供たちが成長してからの後半戦がやたら陳腐に見えるのと作画もよろしくないです。脚本家が変わったのかと思うほどキャラクターを活かしきれていないので、前作のような個性的な奇妙奇天烈忍者があまり登場しないので非常に観ていて退屈です。

良いところはいろいろあるのですが、それよりもお話全体に締まりがないので本当に残念。しかし、これが日本の創作の要であるところは伝わって来るので、おまけしてこの点数になります。

全話視聴:前作と異なり、起承転結があやふやで作画も中の下。どうもアニメ化に恵まれていない気がします。うーん。。。内容はいいんですけど。。。宝の持ち腐れかと

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10
ページの先頭へ