好奇心おすすめアニメランキング 79

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの好奇心成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年04月07日の時点で一番の好奇心おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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71.3 1 好奇心アニメランキング1位
ソマリと森の神様(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (159)
746人が棚に入れました
森の中で私は"それ"と出会った。それ(人間)は、わたし(ゴーレム)を「おとうさん」と呼んだ----。地上は異類異形の人外たちが支配する世界。人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。そんなある日、森の番人である「ゴーレム」とひとりの人間の少女が出会う。滅びゆく種族「人間」と森の番ゴーレムの父娘の絆を綴った旅の記録・・・

声優・キャラクター
水瀬いのり、小野大輔、七海ひろき、鈴木達央、小野友樹、早見沙織、小林ゆう、速水奨、関智一、茅野愛衣、高垣彩陽、柴田理恵
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想{netabare}
80年代?90年代?ポストアポカリプス世界が舞台で先代文明のロボット(かなりガタがきてる)が人間の生き残りを育てるって話は結構あって。
自分がパっと思い出したのは“ガイアース”だけど、他にも一杯あったハズ。
元を辿れば狼少年の発展系だと思うのだけど、ポスアポと相性良くて結構好きだったり。
というかその時代のOVAはアホみたいにポスアポというか荒野(砂漠)が多くて、この作品はそこを森林に置き換えたモノって感じがしてならない(悪いという意味ではない)。
更に同期放送の“映像研~”でやっぱりそこら辺の時代を思い起こさずに居られないような気分にさせられて…うん、ガイアース見よう、1巻だけでいい。

とはいえ、もし昔のOVAのノリを踏襲するならゴーレムは目からビーム撃ってソマリは戦士として育つことになって…そんな話ではなさそう。
のんびり旅の自然観察系なのかのう?2話までの印象としてはそんな感じ。

ってかオトギリソウってあの世界にあるのかw
薬ってのは毒と紙一重なので、ヒペリカムならそこら辺に植栽されてるけど決して薬用にしようとは思わないように…ってそんなの居ないか。
(ちょいと調べたら紫外線に当たると毒になるらしい)
もう一個出てきたクズ(葛)の仲間…あれは葛根湯を作ってたんだろうけど、こっちは多分安全。{/netabare}

8話までの感想{netabare}
まず4話まで。
あれ?ソマリが病気になったら以前薬師に教わった薬使うんじゃないのか。
と思ったんだけど、まさかひょっとしてアニメは原作と順序入れ替わってたりして?
最近他の作品でそういうことがあって、そのクセ辻褄合わをしてなくて変になってたのを思い出した。
ソマリはどうなんだろ?ちょっと調べる気力が無い。
とはいえフード被ったまんま床に就くなよw

次に6話まで。
ハーピーもセイレーンも似たようなモンだろという暴論の元、ああ、こっちでも人魚の肉食っちまったかw
“自縛少年花子くん”“虚構推理”と並んで同期に同じネタ3連発(私が見てない作品にもあったりして?)、モンスタ-の肉を食らう(特殊効果がある)という括りにするとMMO系の他2作も追加かなw
“空挺ドラゴンズ”は特殊効果は無いっぽいので違うと思う。
ネタ被りは仕方ないにしてもどうしてこうも同期に集中しちゃうんだろう、前期に人魚の肉食らう作品ってあったっけ?

でもって8話まで。
その本を読みたがる人が居るかどうかは関係無く、蔵書の紛失は魔女にとっては沽券に関わるんじゃないの?
けどそっちでは全然騒ぎにはならなくて、館長に会おうとしたら侵入者として大騒ぎ。
ぶっちゃけ「おいおい、ここにはハライソの伝記無いのかよ。魔女なんて大したことねーな」と町中で声上げれば普通に謁見出来たんじゃないかなw

異種族を描く割にはそれぞれ種族としての矜持を感じられない気が…。
ただしこれは多分同期に“異種族レビュアーズ”があるせいで気になるだけ、かも?
あとソマリがウザいって意見をちょくちょく聞くけど、キャラデザが話に関与してるとは思わないけど伊藤郁子繋がりでセーラームーンのちびウサの方がよっぽどキツいです、自分には。
あれに比べりゃ全然マシで…っていうか個人的には「大人の仕事に首突っ込んで足を引っ張るガキ」が苦手で(昔の特撮に多い)、この作品はそこら辺は気を使ってるんじゃないかな?

そうそう、8話の館長の回想シーンで何かの染物をしてて、液に浸してる間は紫だけど空気に晒すと酸化してピンクになってて、こういうニクい小ネタはちょくちょくありますね。{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 12

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人間」とは何か? 「親子」とは何か?

== [下記は第4話時まで視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
第4話まで観た時点で、このレビューを書いています。原作は未読です。

ここでいう「人間」は、作中の種族としての人間って意味ではなくて魔物も含めた「心を持った生き物」って意味ですけど、ゴーレムは人工生命的なもので本人(?)も「ゴーレムに心や感情はない」って言ってますが、じゃあそもそも「心」とか「感情」って何なのかという、わりとAI研究寄りでもある問題がこの作品では扱われているように思われます。

また「実の親」に対して「育ての親」という言葉があるわけですが、成長途中の子供にとっての「親」とは何なのかという問題もこの作品では扱われているように思われます。

そういった問題について、ファンタジー世界をバックに考えてみようという中々の意欲作のようですね。背景美術が美しかったりする点もあって、あにこれではわりと高評価を得ているようです。

こういうストーリーへの向き不向きはあるとは思うのですが、ハマる方はハマる感じの作品じゃないでしょうか。

上記の他にも人間とその他の種族たちとの関係とか、それと関わって残されている伝承とかもわりと気になりますよね。

追記:「共同体への帰属意識」という問題も扱われそうですね。ソマリの生い立ちでは、もはや「普通の人間の社会」では暮らせないように思われます。
== [第4話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2020.3.27追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。

最初のレビューで「気になる」と書いていた「人間に関する伝承」については、作中でけっこう明かしてもらえたように思います。

「人間」にしろ「魔物」にしろ、「被害を受けた」と思っている当事者たちはどうしてもその怨恨を拭い去ることができませんし、それを子々孫々に渡って語り継いでしまうというのは世の常といったところでしょうか。

一方、森の中で共同体との関わりを長らく絶っていたゴーレム、あるいはそのゴーレムに育てられたソマリにはそういったわだかまりはないわけです。

本作の問題を現実の人種や国籍に当て嵌めて考えてみるといろいろと思うところは出てきます。そういう意味で「良い作品」だったんじゃないでしょうか。

もちろん情緒面でも心情に訴えてくるものは多かったです。親子関係とは最初から「ある」ものではなく「作る」ものといったところでしょうか。仮に「生みの親」であったとしても、「親であろう」としない限り親子関係は成立しないんですよね…。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 37

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

別れの旅

多種多様な生物が生活をしている世界。
ゴーレムと人間の女の子ソマリは旅をしていた。

何故、旅をするのか?
目的は人間を探し、ソマリを合流させる事。
何故、ソマリを連れていくのか?
それは、ゴーレムの活動限界が終わりに近づいているから。

昔は人間が存在していた世界。
何故、滅びてしまったのでしょうか?
それは、人間が異形を迫害していたから。
何故、人間は異形を迫害するのでしょうか?
一般論ですが、人間は差別する生き物。
人間界だけでも、人種・民族・言語・容姿などなど……
少しの差異だけでも差別する要因になります。
人間は精神が弱い生き物。
自分以外を低くして自分を優位にする事を普通にします。

子供が可愛い。
当然です。
赤ちゃんや幼い子供は弱者。
守るべき存在です。
ソマリは無邪気ですね。
ゴーレムを父と見て甘えています。
大人視点だったらソマリは守る対象。
所謂、親バカになってしまいます。

本来、感情を持たないゴーレム。
何故、ソマリと一緒に旅をするのでしょうか?
報酬もありません。
手がかりもありません。
活動限界が終わりに近づいたため、
ソマリを守ってくれる存在を探したのではないでしょうか。

ソマリのCV水瀬いのり、ゴーレムのCV小野大輔。
子供らしく元気いっぱいなソマリと感情が無いので冷静な口調のゴーレム。
両者ともイメージ通りに演じています。
さすが、売れっ子声優さんといったところでしょう。

作中音楽・OP曲・ED曲。
すべて、心を揺さぶるものがあります。
ファンタジーな世界に自然と誘ってくれます。

視聴者が学生さんでもソマリは守るべき対象。
ゴーレムに感情移入して、親目線を得る事ができるでしょう。
人間が存在しない異世界。
異形な生物しか存在しません。
簡単には想像できない人も多いでしょう。
いつもの「なろう系小説」だったら簡単に感情移入ができます。
たまには違う立場がある、という事を意識しましょう。
家族愛を感じる事ができる作品でした。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 26

89.4 2 好奇心アニメランキング2位
ゆるキャン△(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1289)
4644人が棚に入れました
1人でキャンプをするのが好きな女子・リンと、キャンプ初心者・なでしこの出会いからはじまるアウトドアコメディ。本格的なキャンプのノウハウをゆるく楽しげに描く。

声優・キャラクター
花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、井上麻里奈、大塚明夫
ネタバレ

魂がBITCH♡ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

日本の原風景を異国で観ると心に沁みて意味もなく涙腺が…りん曰く「それは斬新な昼ドラry」

☆制作スタッフ
▼原作:まんがタイムきららフォワード
▼原作者:あfろ
▼アニメーション制作:C-Station{netabare}
▼監督:京極義昭(初監督作品)
・実績
(演出参加)
『うさぎドロップ』『黒子のバスケシリーズ』 『ヤマノススメ2期』など
▼シリーズ構成:田中仁
・実績
(シリーズ構成)
『キラキラ☆プリキュアアラモード』『あんハピ♪』など
▼キャラクターデザイン/総作画監督:佐々木睦美
・実績
(キャラクターデザイン)
『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』(共同)『星刻の竜騎士』
▼プロップデザイン/プロップ作画監督:山岡奈保子
▼メカデザイン:遠藤大輔
・実績
(作画監督参加)
『とある科学の超電磁砲』『オオカミさんと七人の仲間たち』『ガールフレンド(仮)』『あんハピ♪』など
▼音楽関係
・制作:MAGES.
・OP曲:「SHINY DAYS」(亜咲花)
・ED曲:「ふゆびより」(佐々木恵梨)
▼CAST
レビュー本文に記載。{/netabare}

※長文注意

原作一部既読
リアルタイム視聴済

【視聴環境に関する特記】
"Yuru Camp"
Crunchyroll(配信元)
With English sub

タイトルのとおり、本作は米国赴任中にプレゼンルームに設置されている220インチWXGAプロジェクターで視聴。
サウンドシステムはBOSE5スピーカーサラウンド。
したがって、他の作品とは視聴環境もろもろが違うので、レビューにも影響している。

【物語・キャラ・声優】
1<きららワールドの構造分析>{netabare}
本作の世界観は、原作が連載されているきららのコンセプト、
①日常+空気感

そしてもはや王道テンプレとなっている
②JK(女子高校生)+Activity(活動性)のオーバーラップである。

①+②で、もうあの名作を思い出すだろう。
そう『けいおん!』だ。
しかし、ここで『けいおん!』の二番煎じだのというレビューを書く気は毛頭ない。
(寧ろ『BanG Dream!』は明確に意識、いや、嫌み的な意味でオマージュだな。)
当時、きららでは窓際作品であった『けいおん!』がなぜアニメで大ヒットし、延いては社会現象まで引き起こした理由を思い起こして欲しいのだ。
その答えは「空気感」という形而上な空間をアニメ媒体でしっかりと表現し、視聴者に今までにはない新鮮なカタルシスを伝えきったことに尽きるし、アニメ化に際し脚本構成を担当した吉田玲子さんの卓越した構成と京アニの演出と作画力の協奏に因るミラクルと言っても過言ではない。
『けいおん!』の大成功後、きららのコンセプトが明示的に「①」となったのは周知の事実である。
『けいおん!』終了後も多数のきらら作品がアニメ化されているが、感覚では掴める「空気感」を左脳に書き換える際にどうしても巧い表現が見つからないままであった。
いや、もっと正確に言えば「空気感」を言語的で認識したきっかけが『けいおん!』で『ひだまりスケッチ』のときから感覚としての把握はしていたのだ。
それを解決に導いてしてくれたのが本作なのであり、きららの記号「空気感(ゆるふあ)」の解とは

《異性関係が外形的なストイックであり、かつ非現実な平和過ぎる人間関係の空間》

である。

この状態を更に的を射る言葉が《ゆるい》である。
例えば、きらら作品では少し異色な『がっこうぐらし! 』で考えてみるが、ゾンビに囲まれた世界観はとてもシリアスであり、個々のキャラには試練が降りかかるが、主人公を取り巻く人間関係はシリアスではない。
これが《ゆるい》の核心であり、かつ《ゆるい》を具現化するストーリーの出口は《非ゼロサムのTrue end》であることが、きらら作品の原理原則なのだ。
他の作品は世界観設定自体が緩いので、これ以上の論証は不要だろう
「非ゼロサム」が解り難ければ「Win-Win」で置き換えても良いし、結果が生じる作品では「予定調和」である。

我々のリアルの日常は仕事、学校での人間関係の葛藤に明け暮れている。
ストレス(精神的疲労)の9割が人間関係という日常であるが、そのようなメンタルで人間関係に波風がない《ゆるい》作品を視聴すると精神的緊張緩和が生じるものだが、この心理状態が「癒し」であり「リラクゼーション」である。
ストレス社会に生きる我々は無意識に《非ゼロサムのTrue end》の「きららワールド」を求めているのであり『のんのんびより』の需要が多いのは分かり易い証左。
逆説的に見れば『はねバド!』のように人間関係が辛辣な作品は必ず賛否両論が生じるし、きららワールド的安全安心のヌースで進行していた『ヤマノススメ3期』でのギスギスに違和感を覚えるのである。

日常で散在味わっている人間関係のストレスを、楽しみや息抜きで観るアニメで態々味わいたくないのは当然の心理であろうし、精神衛生に悪いバッドエンドもまた然りである。
しかし、それゆえの固有のデメリットも生じる。
非ゼロサムのTrue endが約束されているため、安定感があり、賛否偏差振幅が少なく極端なアンチも生じない代償として、物語も平坦であることゆえ佳作にはなるが、絶賛される作品もまた生まれ難いことにある。

きららワールドの安定感に加えて「②」の王道テンプレが本作では加わる。
この点についてはまず、きらら作品を除いて説明しよう。
「②」で成功した最も有名な作品が『ガルパン』だ。
「戦車道」なるフィクションを用いて、部活で戦車戦というぶっ飛んだ設定とそれをJKがやるという異様さが話題となり、戦車戦の派手なアクションとギミックが効いたギャグが相乗し大ヒットしたのは誰しもが認める事実だろう。
『ガルパン』に限らず『よりもい』もまたJKと南極というぶっ飛んだ設定だ。
JKをファンタジー設定とした『亜人ちゃんは語りたい』も変わり種だが、男性教師のハーレムが無ければ、内容的にはきららで連載されていてもおかしくない空気感がある作品だ。
それぞれの作品については、当該作品のレビューで行うが、元来JKとActivity(どんな?)は潜在需要が高く、更に上記三作品のように設定の工夫次第では相当の需要が掘り起こせるのである。

では、きららワールドではどうか。
JS(女子小学生)JC(女子中学生)設定、JK日常、社会人の『NEW GAME!』、異世界の『うらら迷路帖』などの一部の例外を除き「②」である。
つまり、きららワールド+「②」はマーケティング的合理においても一定の読者層や視聴層を満たすことからベーシックであることが分かる。
しかし、前述したように平均点は可能であっても、高みは望めない。
つまり、きらら作品の枠を超えての評価は「②」のJK設定かActivity内容に大きな工夫が必要となる。
しかし、前述した『ガルパン』や『よりもい』ではきららワールドが成立しないジレンマが生じる。

「空気感」の分析は終えたので、世代別設定を考えてみる。
JS以下ではロリ色が強くなりその方面で熱狂的ファンもいるかもしれないが、マクロ的にはロリアンチとの差し引きを考えると赤字ではなかろうか。
きらら作品にはエロ要素は少ないが、所謂「百合」を連想させる作品は多い。
百合はネタとして成立しても、一般的には正常とは言い難い状態であり、かつ、幼女同士でそれを連想させるバックグラウンドに対し、ロリのイメージにネガティブな社会的合意の下ではではどうしても、マーケティング的リスクとなる。

ひとこと、言わせてもらえば『苺ましまろ』はJSの日常コメディであってロリを強調した作品ではないし、アニメ化にあたっては原作では飲酒喫煙JK設定の「伸恵」をJD(女子大学、短大生)設定に改変する批判かわしまでやっているが、妹達JSの設定にいちゃもんとしか思えない批判があったのだ。
その背景には、妹達を性対象とした二次創作の氾濫、児ポの規制を巡り議論が活性化しつつあった当時の社会情勢、一部のファンの常軌を逸脱した行動など種々に絡みあった複合要因がそういうレッテルを作り上げたものである。
社会的合意とは、情報リテラシーの貧困に付け入った感情的煽りも大きくて作用しており、さして厳密な根拠で成り立っているものではないのだが、あくまで否定する者が多数派か否かの相違だが、マーケティングでは決して無視は出来ないのだ。

次にJC設定。
これは、きららでは『ゆるゆり』がそうだし、『この美術部には問題がある!』のように他のレーベルでも中心素材として存在することから社会的には受け容れられてはいると思う。
しかし、創作のキャパシティや世間の認知度から考えると『月がきれい』のように思春期が芽生えるJC世代を描く特殊条件でもない限り、JK設定の方がより設定の範囲を広く出来るメリットがあり汎用性が高い。

最後に、社会人お仕事設定の『NEW GAME!』の成功は、主人公がハイティーンの未成年であることと、原作のポテンシャルを上手に引き出した動画工房の制作スキルに因るところが大きく、きらら作品としては異例と考えるべきだ。

ゆえに、JK設定は最大公約数的に受け容れられるポテンシャルが高いと結論出来る。

よって

《異性関係が外形的なストイック(禁欲)かつ、非現実な平和過ぎる人間関係の空間とJK-Activityのアコード》

が、きららワールドの基幹的王道となる。{/netabare}

2<きららワールドからステップアップ>{netabare}
本作が基幹的王道を保ちながら、従来のきらら作品の中では卓越した評価を得た理由を2方向に絞り分析をしてみる。
その際に重要な尺度となる作品が『ヤヤマノススメ』である。
折しも、本作の監督は『ヤヤマノススメ2期』で演出を担当している。
ここでは本作と『ヤヤマノススメ』を対比する形式で考察してみる。
①主人公の設定
(1)性格
ブリックス=マイヤーズ分類をファンダメンタルとして考察する。
パラメーターとはキャラ性格と近似する分類の参考併記である。
a.『ヤヤマノススメ』
「あおい」(主人公)パラメーターISTP
性格は内向的ネガティブ指向。対人関心は希薄。コミュニケーションを拒否しているのではなく、コミュニケーション表現に自信が持てず他人との距離感をつめられない。人間関係のスキル不足で他人との距離感の在り方を間違えることがあり不器用である。
女子力は高いし、ここで紹介する4名のキャラの中では最も女の子らしい。
「かえで」や「ここな」とは普通に付き合えることから、コミュ障というよりはコミュ力(りょく)スキル不足と言える。
(ひなたとはお互いの人的距離感の認識違いが摩擦の原因となった。)
傍目では冷静に見えるが、スイッチが入ると危険を顧みず頑張る傾向にある。
(富士山登頂の失敗はあおいの性格に起因する。)

「ひなた」(準主人公)パラメーターESTP
あおいの幼馴染みで親友であるが、時折あおいを弄りの対象としている。
性格は外向的ポジティブ指向。対人関心は高い。行動的で社交的であり、他者とも円滑な人間関係をを築き、観察力も鋭い。反面、負けず嫌いで独占欲が強い。
この作品の1期第1話で、ひなたのことを忘れていたあおいに声をかけている。
おそらく、ひなたはあおいに対しては精神的優越を抱いていると思う。
あおいは自分の性格に起因するコンプレックスから、ひなたに依存しつつも常に自立を目指しているが、ひなたは内心あおいの自立を歓迎していない。あおいへの独占欲が強いのであり、実際はひなたがあおいに依存しているのだ。
これは『よりもい』の「キマリ」をあおいに「めぐみ」をひなたと置き換えるとイメージし易い。
これが、ひなたとあおいに生じていた距離感齟齬の根本原因で、実際はあおい→ひなたの距離感より、ひなた→あおいの距離感の方が近いのである。

b.「a」の総括
「あおい」と「ひなた」は自他共に認める親友であり特別な関係だ。
互いの距離感は他の登場キャラよりも遙かに濃密である。
『ヤヤマノススメ』では「あおい」を主人公、「ひなた」を準主人公とし、お互いの行動や言動がお互いの行動を規定し合う《因果的人間関係》を柱に物語が動く。
確かに2期までは「空気感」が溢れた構成で、きららワールド的雰囲気を醸していたが、きららワールドと、きららワールド【的】は違う。
ゆえに「空気感」に束縛されず、自由自在なシナリオで因果的人間関係をシリアルに描写した展開も可能なのだ。
これ以上書くと『ヤヤマノススメ』にレビューする内容がなくなるので一応シメ。

c.『本作』
「りん」(主人公)パラメーターINTJ
性格は内向的ポジティブ指向。対人関心は希薄。洞察力は鋭い。
彼女の性格を一言でいうならホワイトナルシストだ。
要は、他人との関わりよりも自分のスケジュールを優先するタイプであり、コミュニケーション能力は普通にあるが、それを人間関係の向上に用いるのではなく、自分の行動原理を貫くことに用いる為に、他人に誤解をされ易い。
ソロキャンを好むのは、仲間に振り回されたり、気遣うことなくマイペースでキャンプを満喫する自分スタイルが確立されている為であり、仲間の存在そのものを否定したり排除をしたりする意図ではない。
ただ、人間関係においては遠からず近からずの距離感をキープするのは彼女の「哲学」であり、それを浸食する行為には激しく拒否感を示す。
彼女の数少ない友人「恵那」は彼女の哲学の良き理解者であり、距離感の取り方を心得ているから親密な関係となれたのであろう。
また、彼女と「あおい」の「内向性」における決定的な相違は、自我が自立しているか否かである。
彼女の内向性は「哲学」を通すための必要条件である故にポジティブなのだ。
「あおい」には「理想」はあっても「哲学」はないから、性格の素のままに内向的である。
そして彼女の絶妙なキャラ設定こそが、きららワールドを維持しながら本作をステップアップさせた原動力でもある。

「なでしこ」(主人公)パラメーターESFP
性格は外向的ポジティブ指向。対人関心は高い。他人への配慮が出来る反面、他人の評価を気にするデリケートな面がある。
キャンプ飯では女子力の高さも披露した。
彼女は、今を存分にエンジョイすることに人生意義を感じ、誰とでも分け隔てのないコミュニケーションが取れる長所を生かし、その楽しさ自分のみならず周囲にもワクワクを分けることが出来るパワフルな性格である。
しかし、時としてハイテンションが裏目に出て周囲がついていけず疲労感を与える傾向がある。
洞察力が鋭い「りん」が彼女を避けるのは、この部分を自分にとって一番受け容れ難いことと判断しているのかもしれない。
また、彼女は、「りん」の用意周到で計画的な性格とは真逆の、直感を信じて取り敢えず行動を起こすタイプだ。
しかし、のほほんとしているようだが、実は意外とナイーブなのである。
一見、そのゆるい性格が『けいおん!」の「唯」と似ているようにも見えるが「唯」ほどアリガタク脳天気な性格ではない。
「りん」をグルキャンに何とか引き入れようと試みるが「りん哲学」の厚い壁に阻まれ避けられる挫折感は、元来陽性の性格が実は傷ついている彼女の内面を覆い隠しているに過ぎないのだ。
しかし、彼女と「りん」の心理的駆け引きが本作に奥行きを与えているのもまた反面の事実である。

d.「c」の総括
さて、上記「b」で《因果的人間関係》を説明したが物語初期の「りん」と「なでしこ」は【知人(友人とまでも言えない顔見知り)】ではあるが、お互いの心の内面まで共有する【親友関係】ではない。
つまり二人は《相関的人間関係》であり「りん」に関して何かと付き合いの多い「恵那」を除き「なでしこ」「千明」「あおい」の野クル部員との距離感は全て等しく保っている。
なお、きららワールドでは各キャラクターの距離感は『ヤマノススメ』のような親友設定はほとんどない。
その理由として、一部のキャラに濃密な人間関係を設定し「ゆるふあ」だけで物語を進めて行くと、どうしても視聴者が現実的矛盾を感じてしまい、物語そのものに醒めてしまう二律背反が生じる。
この解決方法の一つが、各キャラ間の人間関係の設定を希釈化させることでシリアス回がなくても物語が進行するトリックを用いている。
『ヤマノススメ』は親友キャラ設定があるので、シリアスシーンを挿入しないといずれは現実的矛盾に突き当たり、物語の進行が八方塞がりになったかもしれない。
よって、あえて3期は現実的矛盾回収期としたのだろうが、今後4期、5期と続けるのならば合理的な判断だった思う。

本作の人間関係はシリアスシーンを回避するきららワールド設定であるから、平坦な物語であり「きらら需要層」向け満足作品であったはずなのだが、従前のきららファンのみならず多くのアニメファンを魅了した。
命題「①主人公の設定」の解は、実は既に「りん」と「なでしこ」の横に記述してある「主人公」。

そう《W主人公》設定にある。
しかし、それだけではなくW主人公を使い熟している。

本作は、二人の主人公が一話で複数の平行ドラマを奏でる重層構造であることにお気付きだろうか。
「なでしこ」と「他のキャラの会話劇」と、「りん」は「モノローグ(独白)劇」の二本立てとし、きららワールドのお約束「相関的人間関係」の設定制約を逆手にとり「因果的人間関係」では実質不可能な主人公の使い分け、物語の進行に平行と交差のミックスアレンジを行うことでシリアス回を回避し、かつ、物語全体に深みとイナミック感を醸し出した。
なお、これを達成し得たのはW主人公の物語構成のみではなく「りん」CV東山さんの演技力、そしてトリックスターとしての「恵那」の絶妙なキャラ設定、このすべて調和したからこそ成し得た偉業である。
「恵那」のキャラが本作のトリックスターであることが明確となったのは10話である。
この話は「恵那」がグルキャンに参加するとのLINEのやり取りで始まる「りん哲学」変節の伏線回だが、物語後半ギリギリまで「恵那」の真の役割を明かさなかったのは本当に見事な構成だ。
更に、10話の伏線を成立させるために、登場キャラによる群像劇と平行して「りん」との距離感を詰める「なでしこ」のボディタッチ効果(心理学用語:他人との心理的距離を徐々に詰める概念や技法。実際にやると牢屋に行くことになるので絶対にやらないこと。)に話数を使い丁寧に描写し10話に至るまでの伏線の伏線とした重層構造が「りん」のグルキャン参加が自然な状況で収束する、Win-Winで終わるドラマチックな"True end"を完成させることが出来たのだ。
まさに、きららワールドの呪縛であった『けいおん!』的展開から、一段高みに導いたお見事の表現に尽きる匠の演出であり、勝利である。{/netabare}

3<きららワールドと成功方程式>{netabare}
既に「1」で
《異性関係が外形的なストイックかつ、非現実な平和過ぎる人間関係の空間とJKActivityのアコード》
が、成功の前提条件であることは論証したが、あくまで成功の確率が上がるという意味であり、成功するには"Activity"の設定にも工夫が必要である。
しかし、意表を突くにしても、きららワールドには《非ゼロサムTrue end》の原則があり『ガルパン』のようなハードバトルや、『シュタゲ』のような伏線回収が複雑な凝ったSF設定をきららワールドを適用するのはあまりにハードルが高すぎるし、苦労の割に結果が伴うとも思えない。
メカはどうだろう?
きらら作品から離れて、JKとサイドカーレースを組み合わせた『つうかあ』で考えると、設定の意外性は確かにあるが、勝負事と非ゼロサムTrue endの整合は難しいし、失敗リスクの方が高い。
メカと勝負のコンビはやはり、きららワールドから離れたシリアス性を出さないと、浮き世離れした中途半端なモノにしかならない。
また、JKとバイクの『ばくおん!!』も意外性があり、ツーリング群像劇のコンセプトは「ゼロサムTrue end」を満たしているが、機械であるメカは冷たいイメージもあり、温もりや優しさが成分の「ゆるさ」とは相性が良くなく、この作品も成功したとは言い難い。
そこから消去法で考えると、魔法や異能力ようなファンタジー、部活やクラスメート同士の日常コメディがどうしてもベーシックスタイルとなるし、また、実際、アニメ化されたきらら作品のほとんどはそうである。

しかし、JKと意外性の組み合わせで成功している作品もある。
本レビューで何度も引き合いに出している『ヤマノススメ』だ。
私が何度も『ヤマノススメ』を引き合いに出しているのは、この作品と本作には共通点が多く存在しているからでもある。
メカは冷たいイメージに対して、自然は優しいイメージである。
そして「意外性」とは、突拍子もない組み合わせのみではなく、所謂「ニッチ(少数派)」も含まれる。
『ヤマノススメ』1期のとき、JKと登山は十分に意表を突いた。
「ニッチ」と「自然」、これこそが、きららワールドにも十分適応する要素であり、事実、きららワールド的な作風であった『ヤマノススメ』特に2期の人気は高い。
本作においても、冬キャンプというニッチ市場とJKの組み合わせは意表を突いており、その意外性だけで、従前のきらら固定ファン層以外も視聴意欲をそそられたと思うし、マーケティング上はまず、話題性こそも成功の諸端なのである。
更に、本作では自然の優しさに加え「2」で分析したように、きらら作品の中でも『けいおん!』以来の秀逸な構成と演出である。

本作の優秀さのロジックは、もう十分に御理解頂けたと思う。{/netabare}

4<部門別評価>{netabare}
①物語
既に説明のとおり、本作はきららワールドという足枷があったにも関わらず、シナリオ、構成、演出、内容のどれをとっても優秀である。
しかし、冬キャンプのロマンを前面に押し出した結果、リスクの説明が殆どなされていないなど、課題点も残している。
製作企画段階で人気が出た場合の「聖地巡礼」対策にはキャンプモラルのみならず、凍傷や最悪の場合は凍死リスクがあることも視聴者に注意喚起すべきである。

ゆえに、
★★★★★★★★★☆4.5
(★は一個0.5点)


物語の評価基準は特に設けていないが、TV版では『エルフェンリート』『魔法少女まどか☆マギカ』が満点レベルの代表作である。
更に、評価では何度でも視聴する気にさせる再現性感覚も付加される。

②キャラ
「りん」「なでしこ」「恵那」は前述の説明のとおり。
「恵那」で特筆するのは、人格を固定したトリックスターの設定は高等技法であることだ。
例を上げれば『シュタゲ』の「桐生萌郁」もトリックスターだが、固定人格を設定していないし、通常、トリックスターはそういう設定をするのだ。
野クル仲間の「千明」と「犬山あおい」(『ヤマノススメ』の「あおい」と混同するので苗字も掲載)は「なでしこ」と「りん」の非対称を示す上で結構重要なキャラであり、二人の主人公の一人「なでしこ」側の物語展開ではしっかりとキャラ設定の役割を果たしているし、物語の緩急をつけるギャグキャラとしても、酒乱がばれて部員達に弄られボケ役を務めた顧問教師「美波」とともに物語の底上げに貢献している。
減点要因としては、きららワールドである故に、各キャラが良い人過ぎる、あまりにも非現実的な設定で苦笑いが生じた点と、「千明」と「犬山あおい」のキャラ立てでキャラの差別化を図るために少し無理をしていること。

ゆえに、
★★★★★★★★☆☆4.0
(★は一個0.5点)

③声優
本項は極めて主観が生じる項目であり、余程のミスキャストがない限り3評価とし、特筆すべき点や、減点するに値する演技があればそれぞれ加減修正している。
「りん」CVの東山奈央さんは「モノローグ」という困難な演技と、性格的に難しいキャラの魅力を最大限に引き出したのは5点評価に値する。
「なでしこ」は性格分類でも述べているが、人懐っこさとその内面に潜むナイーブな感性だがCV花守ゆみりさんは概ね、そつなくこなしたと思う。
しかし「なでしこ」の性格を完全に理解していたかというと疑問がある。
「なでしこ」役になりきるにはハイテンションの中に一瞬垣間見る不安な心理を織り交ぜる程度の技量が必要だ。
「犬山あおい」CVの豊崎愛生は『けいおん!』の主役「唯」役を務めたベテランだが、流石に関西弁はM・A・Oさんや『咲全国編』の愛宕洋榎、『若おかみは小学生!』ウリ坊CV松田颯水さんのようなネイティブと比べると作為的な印象で胡散臭かった。

ゆえに、
★★★★★★★★☆☆4.0{/netabare}

5<あとがき>{netabare}
きららワールドの構造分析は『けいおん!』以来からの個人的懸案であり、今回、本作の成功と合わせて行った。
その目的達成のため『ヤマノススメ』から数多くの引用をしたが、本レビューにおいての『ヤマノススメ』は比較検討素材の範囲での活用であり、作品の質そのものを比較したものではないことを特記しておく。

今後のきらら原作作品は、本作をベンチマーク、今回の分析を柱にレビューと評価をすることとなる。
きらら原作作品の次回レビュー予定は『はるかなレシーブ』。{/netabare}

【作画】{netabare}
上記【視聴環境に関する特記】記載のとおり、220インチプロジェクターで視聴した作品であるが、これだけの大画面となると作画が余程しっかりしていないと視聴に耐えられない。
正直、本作を制作したC-Stationは元請け作品の実績が殆どなく、私も作画力に対する見識もなかったため、第1話が始まるまで不安であった。
フルHD配信作品でも、ここまで大画面となると通常はカバーされる作画の粗やバースや色彩異常があると誤魔化しが効かず、30インチ程度のテレビで視聴するような訳にはいかないのである。
しかし、本作は220インチプロジェクターでも破綻することは一切なく富士山麓周辺や長野の美しいロケーションを映し出した。
この事実だけで、作画のクオリティーは高いと結論できる。
背景、美術が220インチでも十分に映えたのは、京アニやPAワークスに見られる緻密で写実的な背景画風というより、印象派に近い画風であったことが粗を抑える効果とともに本作特有の世界観をより美しく表現されたものと思う。
我が国の自然、特に本州の自然は雄大さや、ダイナミックさを追うよりも繊細な美麗さがしっかりと表現された方が視覚的印象に近いだろう。
背景を担当した制作会社を調べてみると、プロダクション・アイという背景専門の制作スタジオで、なんと1970年から一貫して多数の作品の背景美術を制作しているのだ。
『科学忍者隊ガッチャマン』以来のベテランの老舗であると同時に『劇場版Fate / stay night』の背景美術も担当している。
我が国アニメの背景美術にありがちな、制作費の都合に因る支那スタジオへの外注ではなく「メイドインジャパン」のクオリティを遺憾なく発揮しており流石であると同時に、制作費も十分確保して高クオリティーを図った作品でもあったのだ。

更に特筆すべきはプロップとメカニカルの精密描写である。
本作は、銃や兵器が登場する作品同様、キャンプ道具などにプロップ、メカデザイン専任のアニメーターを置き、キャラ以外の描写にも拘りを見せている。
背景美術とキャラのブランケット衣装やキャンプ用品プロップなどは、キャラ以上に本作の世界観を演出するとても重要なポジションだ。
『ヤマノススメ』の演技経験がある京極監督は本作が初監督だが、監督を始め制作スタッフが本作制作にあたり実際にキャンプ体験をするなど、プロ意識もさることながら気合いも入っており、そして制作スタッフの実体験は確実に作品に反映した。

また、本作は米国での視聴だったが、米国は我が国よりもアウトドアが盛んである。
220インチ視聴はアニメ好きなアメリカ人や他の外国人スタッフとの共同鑑賞だが、プロップ描写には多くの外国人が絶賛していたことと、富士山周辺の背景美術に魅了され、実際、来日未経験のイスラエルやアルゼンチンの企業から米国に赴任していた当時の同僚が来日して、富士山周辺でキャンプをしている。
それほど、本作の背景美術とキャンプ用品描写は日本人のみならず、外国人のエモーションにも響いたのである。

キャンプはニッチ市場であるゆえに『けいおん!』のような大規模な社会現象に至るまでではないが、それでも本作視聴を契機にアウトドアを始めたインドア層がいるようである。
アニメの影響力は侮れないねw
作画は良し悪しも大切だが、それ以上に視聴者の心に訴えてこそ作品に魂が宿っている「本物」だろうと、本作で実感した次第であるし、アニメの本領「動き」以外の背景美術やプロップ描写でこれだけの評価をした稀有な作品でもある。
無論、キャラ作画においても不安定感はないし「りん」の無表情と「なでしこ」のオーバーな表情演出は二人の性格の相違を視覚的に表現したものであり、先の分析においても十分に納得がいく。
ただし、キャンプ飯の作画の出来は悪くはないが、もう一歩であった。
しかし、本作のコンセプトで料理アニメの『食戟のソーマ』や『異世界居酒屋「のぶ」』並のクオリティを求めるのは流石に酷であろうし、料理描写は及ばなくても、それをフォローする背景美術が秀逸であり、大自然のなかで美味しくいただく雰囲気は良く表現されていたことから、今回は減点の対象とはしない。

ゆえに
★★★★★★★★★☆4.5


作画に関してはプロフ記載のとおり明確な基準を設けている。
『劇場版 響け! ユーフォニアム(シリーズ)』、TV版『進撃の巨人』(2013)劇場版も含むが「5」。左記作品並みか超える高水準でない限り「5」の評価はない。
以下、減点方式。更に、作品の世界観とのマッチングも加点減点の対象とする。{/netabare}

【音楽】{netabare}
まず、特筆するのはED曲の『ふゆびより』である。
本作のゆるさと冬キャンプを巧みに表現した秀逸な歌詞とアコースティック中心のメロディは、音の解像度がシビアなBOSEサラウンドでは、普通に聴くよりもよりクリアに再現されるのだ。十分に合格ラインだろうし、名曲でもある。
OP曲『SHINY DAYS』は逆にBOSEサラウンドと相性が悪いのかインピーダンスが雑に再生されてしまった。
曲自体は冬キャンプへ向かうワクワク感が十分に表現され、OP演出としては良いと思う。
また、この二曲だけでも十分にBGMとして機能しているが、何とも言えない虚無感と郷愁を誘う劇伴も秀逸であることも特筆に値する。

ゆえに
★★★★★★★★☆☆4.0{/netabare}

【結び】
本作は、国外、国内を問わずに多くの方々に勧めることが出来る。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 80
ネタバレ

ガタリリス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

自然体が魅力的な癒し系アニメ

いや~風景が美しい癒し系アニメでした(*´▽`)
最初から最後までずっと楽しめた良作アニメでしたね。
このアニメ、これといって大きな欠点がない非常に完成度の高いアニメだと思いました。
普通こういう穏やかな日常系アニメって観てると飽きが来るんだけど、全くそれがなかったですね。
多分、所々挿入されるギャグが絶妙に面白かったからだと思う。
ギャグシーンって狙っててもなかなか笑いを取れないんだけど、このアニメに限っては笑わせるべきポイントで確実に笑いを取って来る。
そのセンスというか技術には脱帽しました。
その面白いギャグのお蔭で退屈しなかったんだと思います。

あと、キャラがすごく自然体で”癖”がないのが良かった。
最近のアニメって百合だの萌えだのヤンデレだの余計な要素が混じってて、普通のキャラがむしろ希少種になってる感じがする。
”ゆるキャン”は逆に普通のキャラが普通の日常を送ってる所に魅力を感じましたね。
例えて言うなら食品添加物が入ってない無農薬有機野菜で作られた健康的な料理といった感じだろうか。
最初から最後まで不快な感情を抱くことなくキャラの自然な言動を楽しめるのが一番の魅力だと思いました。

あえて欠点を上げるならテーマが軽すぎることでしょうか?
このアニメを観て『キャンプ楽しいよ』ぐらいしか伝わることがないというのは正直あると思いますね。
また、人によっては文字通り退屈と感じると思います。
そこら辺は好みによるかな。
ただ、個人的にはとても楽しめました。

アニメ初心者の方や疲れた心を癒したい方にはおすすめのアニメですね。
今期のアニメの中では間違いなく一番好きなアニメでした!
こんな綺麗なアニメに出会えたことに感謝感謝♪

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

***

1話を見て自分好みだったので視聴継続してみようと思う。
大自然の中でほのぼの一人キャンプとか良い絵だったな。
これで惹き込まれた感じ。
以下、忘れないようにEP毎に感想を残していく。

EP1{netabare}
青髪の女の子・志摩リン。
大自然の中、ひとりでキャンプをしながら本を読んでいる。
私もどちらかというと一人が好きなタイプなので、この子の趣向は理解できる気がする。
寒さに負けて焚き火をするために薪集め。
この時、松ぼっくりが燃えやすいとか細い枝を先に燃やすと良いとか、キャンプのためのトリビアを教えてくれる。
夜、トイレに行くと赤毛の女の子(各務原なでしこ)が迫ってくる。
リンさん、恐怖のあまり逃走w
各務原さん、色々あって自宅に戻れなくなった模様。
一緒にキャンプをすることに。
カップラーメン食べたり富士山拝めたりと充実したキャンプライフを送る。
その後、各務原さん、姉の携帯番号を思い出した模様。
強そうなお姉さんに引き戻される。
場面が変わって、次の日の学校シーン。
志摩さんと各務原さんが同じ学校の生徒であることが判明して次回へ~。
{/netabare}

EP2{netabare}
舞台は学校の中。
ナデシコさん、リンに触発されたのか『野外活動サークル部』の門を叩く。
扉を開けると細長い部屋があった。
部屋の中を物色していると野外活動サークル部部員の大垣千秋&犬山あおいに不審者に間違えられるが、事情を説明して無事入部。
外でテントを張ろうとするが安物であったためか、骨組みが折れる。
それを眺めていたリンとその友人・斉藤恵那。
リンがテントの補修の仕方を恵那に教える。
恵那はリンに教えて貰ったテントの補修の仕方を野外活動サークルの部員たちに伝え、無事、テントの補修ができた。
その際、リンの存在がナデシコにバレる。
『一緒に部活動をやろう』とナデシコに誘われるが、面倒臭そうな表情をするリン……。
ソロプレイヤーは自分の時間を奪われることをもっとも嫌うのだ。

場面は変わって、富士山の麓キャンプ。
そこでリンは相変わらずソロでキャンプをしている。
大自然の中、ゆったりと本を読んだりしていたが、寒さと¥のことで頭が一杯である。
そこに突然、ナデシコの姿が!
恵那からリンが居る場所を聞き出したらしく、鍋と食材を抱えてやってきた。
ナデシコから『鍋をやろう!』と誘われて次回へ。
{/netabare}

EP3{netabare}
今週も良い絵だったな(∩´∀`)
やはり、これは私好みのアニメだ。

ナデシコが鍋を作ってくれてリンに振る舞う。
ギョーザと野菜と唐辛子が入ったナデシコ汁。
美味そうだったw

千秋とあおいがバイトの面接を受けた模様。
結果は二人とも合格。

ナデシコは朝日を観るためにタイマーをセットし、姉の車の中で寝る。
時間になっても起きれないナデシコさん。
目が半開きのまま富士山から昇る朝日を観る。
ラストにリンが冬場にキャンプをする理由を語って次回へ!
{/netabare}

EP4{netabare}
野外活動サークル部が本格的に活動開始。
部員3人でキャンプ道具を集める。
数日後、実際にキャンプ地に向かう。
ようやく、キャンパーらしくなって来た。

一方、リンさんは相変わらずのソロキャンプ。
バイクの免許を取って、遠地長野へ!
バイトやったから金が有り余ってるんじゃ~!
ということでカフェで1200円のボルシチを食べるリンさん。美味そうだw
金は正義や(`・ω・´)キリッ

ラストはリンさんがライブカメラに手を振った所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP5{netabare}
今回は温泉サービス回かと思いきや、飯テロ&風景脳殺回でありました!

リンさんはボッチ山でボッチキャンプ。
キャンプ地で作ったスープパスタが超美味そうだったw

一方、ナデシコチームは温泉入ってくつろいでいた。
こっちも揚げ卵とかあって美味しそうだったな。
野外活動サークル部が初めてのキャンプを行う。
ナデシコさん、直伝のカレーを作る。
これもまた美味そうw
今回は確実に飯テロ回ですわw

狭いキャンプに3人では寝れないということで、ジャンケンで一人だけ別キャンプに寝ることに。
結果、ナデシコさん敗北……。
一人で寝ることに。
ナデシコさん、寂しさを紛らわすためにリンさんにメールする。
その際、風景の話になって、お互い綺麗な風景を送信し合って今回は終了。

ゆるキャンは、風景とかキャラとか安心して観れるね。
私が観てる中では、今期で一番好きなアニメです。
脳内にセロトニンが分泌し始めた所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP6{netabare}
最初にリンさんが読んでた本。
タイトルが『宇宙と数学』!
堅いなw
その後の回想シーンだけど、リンママが可愛すぎる!w
長野に行く前に注文しといた『コンパクト焚き火グリル』を渡すシーンで登場したけど、本作で一番の美人じゃね?w
ナデシコに長野のお土産を渡すタイミングがないことを恵那と話す。
コミュ症のリンにはちと、ハードルが高い様子。
が、タイミングが良い事に図書室で何故かナデシコが寝ていて、無事にお土産を渡すことに成功。
その後、いろいろあってナデシコと一緒にキャンプをすることになった。

場面は変わって、リンの実家前。
またしても美人ママ登場♪
ナデシコの姉の車に荷物を積んで、ナデシコ・リンはナデシコの姉の車でキャンプ地まで行くことに。
途中、肉を買うためにスーパーに寄るが犬山さんがアルバイトしててワロタw
ラストはナデシコ・リンがキャンプ地に着いて終了。

うん、一番印象に残ったのはリンママだったなw
リンママが可愛すぎて主要メンバーが霞んだところで次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP7{netabare}
リンママがおじいちゃんと電話で話してたけど、ガチのキャンパーのようだ。
リンのキャンプ好きは、おじいちゃんの遺伝子を引き継いだためかも知れない。
しかし、このじいさん何処かで観たような?
あ! 
千秋がキャンプ地の下見に行った時に出会った渋いじいさんだ。
なるほど、こういう伏線があった訳か。

今更だけど、このアニメって『けいおん』に似てない?w
ナデシコ⇒唯
リン⇒澪
あおい⇒むぎちゃん(眉毛とか似てる)
千秋⇒あずにゃん(でも、リーダーっぽいから律っぽくもある)
って当て嵌めると、まんま『けいおん』じゃないか!
一人足りない気もするが、千秋=(律+あずにゃん)÷2だから問題ない(えw

ゆるキャンは『ゆるおん』だと判明した所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP8{netabare}
なんて平和なアニメなんだ~(*´▽`)
観ているだけで和むなw
今回はナデシコ・千秋・あおいのJK3人でショッピングがメインの話。
しかし、キャンプ道具って金が掛かるんだな。。。
女子高生のバイト代では手も足もでない金額なのか・・・!
ショッピングが終わったら、饅頭を3人で食べる。
自然が綺麗な和やかな雰囲気。
これが『ゆるキャン』の一番の魅力ですな。
今回は特に物語に進展はなかったけれど、個人的には満足でした。
ラストにどこかで観た大酒飲みの先生の話が出てきて次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP9{netabare}
リンさんとナデシコが二人でキャンプ行く予定だったのが、ナデシコが風邪ひいてリンさんがソロでキャンプ行くことに。
関係ないけど『けいおん』の唯もよく風邪をひいてたし、やはりナデシコ≒唯はあながち間違っていないような気がする。。。
リンさんが原付で山道を登るが、途中で通行止めに。。。
このことをナデシコに相談すると、ナデシコがナビをしてくれるそうですw
『頼りにならなそー』と思いながらも旅は行き当たりバッタリが楽しいらしいと御祖父さんから教えられたリンは、なんだかんだで旅を楽しむ。

一方、ナデシコは風邪で寝ていたのだが、千秋がお見舞いに来てくれた。
千秋が持ってきた『ほうとう』で料理する流れに。
千秋さん、各務原家に本家の『ほうとう』の味を伝える。

ラストに恵那がキャンプに加わる流れに。
EP1の冒頭で5人でキャンプする描写があったが最終話はそういう流れになるんだろうね。
EP1が最終話になりそうな所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP10{netabare}
リンさん、寝過ごしたせいで暗い夜道を原付で駆けることに。
さらに運が悪いことに通行止めの看板が・・・!
このことをスマホでナデシコたちに伝えると、千秋が『問題なく通れる』とアドバイス。
結果、リンは目的のキャンプ場に着いた。
夜景をナデシコたちに送ると、千秋から『しまりんもクリスマスキャンプに来ないか?』と誘われた。
が、断るしまりん(´・ω・`)
そこ、断りますか・・・w
その後、恵那から説得されて、やっぱり行くことに決めたみたいだ。

場面は変わって学校。
野外サークル部の顧問に鳥羽先生という新任教師が就いた。
鳥羽先生が以前出会った飲んだくれのお姉さんであることが判明した所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP11{netabare}
今回は初めてのJK五人キャンプ。
それにプラス顧問一人と犬一匹が付いてくるw
富士山をバックにした拓けた平原が印象的な景観。
やはり、この景観の美しさがゆるキャンの魅力ですなー。
夜になるとみんなで鍋でスキヤキ。
飯テロ二連チャンで空腹感半端ないですw
来週はラストということで感慨深いものがありますね。
綺麗な景観と穏やかな雰囲気、そして楽しそうなJKが印象的なアニメでした。
名残惜しさを感じた所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP12{netabare}
今回で最後か~。。。
良いアニメの終わりって、なんでこんなに切ないんだろ~(´・ω・`)
相変わらず風景が綺麗で穏やかな雰囲気。
最初から最後までずっと楽しめた良いアニメでした。

それにしてもナデシコちゃん、バイトが決まってすごく嬉しそうだ。
さすが俺氏の嫁候補。
私がニートになっても大丈夫そうだな(←おいw

という訳で視聴完了(・ω・)ノ
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 60
ネタバレ

丸太旭日旗六四天安門 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

きらら系の「脱きんモザごちうさ演出」パラダイムシフトが起きている?

dアニメストア民の特権を行使して先行上映会で1話視聴。
女の子たちがキャンプするアニメ。
原作者のあfろ先生はきららマギカやまどかアンソロでご活躍された後にこの作品を執筆されたので、あfろ先生はまどかファンが育てたと勝手に思っている。

1話
{netabare}マシュマロ焼きってごちうさでもやってたな。
この一人キャンパーの志摩リンが主役?
なんか一人キャンプって全然楽しそうじゃないなw
顔が乾燥とかあfろ先生って実は女性か?
カップヌードルカレー味久々に食いたくなってきた。あれ匂いが凄いんだけど。
アネキこええwあfろ先生のまどか関連作品はバイオレンスだったからやっぱそんな感じやなw
ヒーター付きテントとか持っていくくらいなら最初からキャンプしないほうがいい。つーか車内で寝てれば。{/netabare}

作画やカントリーな音楽は丁寧でいいんじゃないでしょうか。
テントの設営やたき火や夜や食事などの描写などはとても細かく作られている。
でもヤマノススメの作画には及ばんかな…あれは異常。
問題は面白いかどうかなんだが1話見た限りでは微妙。

2話
{netabare}松ぼっくりがコンニチワ!って言ったのはとても良かった。
部室が細長いのはゆゆ式オマージュやな。
リンは野クルにずっと入らないのだろうか?ばくおんの凛みたいに。
一人キャンプは何がいいのかわからん。斉藤も行けばいいのに。
外で本読むなら俺は安居酒屋いくなw
信玄餅は粉が飛ぶけどそうやって食べればいいのか?{/netabare}
全体的にまったりおしゃれな雰囲気なのはいいと思う。きらら系でOPEDが声優ソングじゃないのは珍しい。

3話
{netabare}なでしこは意外と料理慣れている。これは飯テロだな…。ダシは売ってる奴か。前に自分で水炊き鍋作ってた時は昆布入れてたな。
飯食って寝て起きて朝日を眺める。ただそれだけなのに尊い時間。
へやキャンでは富士山に登る話に…そっちに話が行くとヤマノススメになってしまうんだよなあ。あの挫折のトラウマが…。{/netabare}
演出や音楽がとてもセンスがいい作品だが、監督が新人でアニメ業界の悪しき体質にまだ染まってないからだろうね。名字が京極なのであの人とまぎらわしいけど。両水島監督みたいに盟友になったりしないのかな。

調べてみてこの監督がヤマノススメセカンドシーズンの神回・十二合目「Dear My Friend」の演出を担当したと知ってなるほどと思った。このアニメを作るのも宿命だったのだろう。

4話
俺のにらんだ通りこの監督はアニメとか全然見ないらしい。道理で従来のアニメの手法とかけ離れた作りをしていると思った。
{netabare}このアニメって金の事をちゃんと考えてるよな。でも段ボール巻いてあったかいとか浮浪者みたいw
水橋かおりさんの母親役って初めて見た。姉の可能性もあるかもしれんが…。前期の妹さえいればいい。では妹役をやってたのに…。
店員も水橋さんの声やんけ。
次は温泉サービス回かな。{/netabare}
インタビューによるとこの監督はアニメに詳しくなく女性声優も良く知らず、オーディションでは純粋にキャラに合うかどうかで決めたらしい。水橋かおりさんを珍しい母親役に起用したのはそれだろう。もし業界に詳しければ大沼監督のように今でも妹役に起用する。でも水橋かおりという声優の業績を一切知らずにその声を聴けば、お母さんのような声に聞こえるのもよくわかる。

5話
サービス回キター!白い光も無し!でもこのアニメのファンはこういうのいらないって言いそう。
{netabare}あおいの爆乳すげー。メガネ取ると部長が一番美人に見える。グッズではぶられてるようだが…。
高ボッチ高原って変な名前だけど本当にあるのか。
スープパスタはずいぶん大雑把な作り方だけど美味いのかな。
野クル組はキャンプを忘れてただの温泉旅行になりそうになるなw何のためにキャンプをするのかわからなくなってくる。
なでしこはキャライメージと違って料理上手だよな。
帰りの様子は特殊EDで。{/netabare}
リンの一人キャンプは全然楽しそうに見えない…。

6話
うおおおおおおおお{netabare}焼き肉食いてえええええええええええ!!飯テロすぎるだろ!!
そういや昔焼き鳥用グリル買ったの思い出した。煙でるし汚れ掃除が大変だからすぐ使わなくなったがw
リンはJKのくせにホルモン好きなんだな…。
部長が出会った爺さんwwwwあんなかっこいいジジイがいるか!!{/netabare}
とりあえず水橋さんの出番があったから満足である。

7話
相変らずの飯テロ…。
{netabare}あのダンディな爺さんはリンの祖父、マミさんの父だったのか。
炭の扱いは多少の知識が必要のようだ。
なでしことリンは肉食いすぎ!
顔が乾燥するとか言ってるのを見てるとあfろ先生は女なんだろうかと思う。
テントは二人で余裕で寝られるように見えるよなあ。{/netabare}
ここまでノーストレスだったが酔っ払いで初めて不快に感じた。アニメでヘビースモーカーと大酒飲みは見たくない。

8話
{netabare}鉄なべ使うのって難しいよな。俺はテフロンだがwテフロンは体に悪いとも言われるが…。
斎藤さんの声がどうしても高木さんに聞こえる…。
部長より犬子の方が勉強できるのかwまぁいつも頭良さそうだしな。
みのぶまんじゅう食べてみたい。
Googleカーオチw{/netabare}
体感時間が短いアニメと言われるが(情報量が多いからだと思う)、今回は特に短く感じた。JKが店でひやかしするだけの回だったのに…。
でも今回は作画怪しかったな。もちろんメルヘン・メドヘンよりはずっといいが…。
※調べてみると作画監督4人のうち3人が「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」に参加しているので、オー・エル・エム担当のグロス回だったと思われる。

9話
作画は良くなってた。メドヘンとは違うのだよメドヘンとは。
{netabare}リンは部長が嫌いだから野クルに入らんのやな。
ほうとうって食べたことが無い。きしめんならあるが。
なでしこの一家は浜松から来たから梨っ子に期待してしまうんやな。
猿を倒した霊犬早太郎…そんな伝説あるのか。
リンが寝過ごして夕方になってしまったが…どこで寝るのか?{/netabare}

10話
{netabare}リンはなんとかなったね。
肉まん焼く食べ方はネットで流行ってるみたいね。
リンは部長とちょっと打ち解けたがまだ心を許さず…でも斉藤さんルートでクリキャンに参加決定。
斎藤さんが高木さんと同じ声だからなんか場を支配する恐ろしい奴なのではないかと思ってしまう。
鳥羽先生の本性はスマホの力であっさりばれたのであった。
次回はクリキャンで1話Aパートが見られるようだが、12話はアニオリか?{/netabare}

11話
相変らず飯テロすぎる!!
{netabare}でもすき焼きあまり好きじゃないけどw美味しんぼですき焼きを否定してたがある程度正しいと思う。
私の持論としてやたらいろんな酒飲む奴は本当の酒好きじゃない、なので先生はアウト。このつまみにはこの酒が合う、じゃなくて、自分が好きな酒にはどんなつまみでも合う、が正しい。作者はあまり酒飲まんのだろうな。
スモアというのは食べてみたい。
すき焼きはアクが出るから追加とかしたくないんだが…。{/netabare}今回はちょっと疑問を感じたよ。

12話
{netabare}なでしこの10年後の妄想びっくりしたw
風呂出て外にいたら寒くて耐えられんわー若いと大丈夫なんだろうか。
タブレットで動画見るとか言ってるけどキャンプ場でWifi使えるんだろうか。
1話の焼きマシュマロは部室の壁の写真にあるからちゃんとやっていたということのようだ。
最後の場所は1話と同じか。なでリンの二人は一緒になる運命であった。{/netabare}
結論としては冬キャンプをやりたいとは全く思わなかった。寒すぎるだろうし自殺行為としか思えない。

【総評】
■ゆるキャン△がきらら系の新たなトレンドを切り開く?
00年代のきらら系アニメは元々は「ひだまりスケッチ」や「けいおん!!」のようにエキセントリックでニヒルでスカした作風で作られていたのだが、「きんいろモザイク」や「ご注文はうさぎですか?」のヒットによりベタベタな萌えアニメ演出が主流になって行った(「デ・ジ・キャラット」から始まる萌えストリームに乗っ取られた?)。このトレンドは「スロウスタート」に至る現在まで続いている。
しかしこの萌え萌えな作風はコアなアニオタにしか受け入れられず、ライトアニオタにはなじめないものだった。そこに登場したのがこの「ゆるキャン△」である。この作品のアンニュイな醒めた作風が支持されたのは、従来のきらら系に違和感を抱いていた層のニーズにマッチしたからなのだろう。この作品からきらら系の新たなトレンド(原点回帰?)が始まるのかどうか見ものである。

■ゆるキャン△のリアリティの追求による作用と反作用
今期多くの日常アニメが放送されたが、ゆるキャン一強になったのはひとえにリアリティの差だろう。日常アニメにおいてはリアリティは重要である。
インタビューによると監督は全てのキャンプ場に「冬に」行き(だから冬の空気感を再現できている)、全ての食べ物を作って食べ、全てのキャンプ道具を購入して使ってみたそうである。
このまるで黒澤明のような徹底したリアリティ至上主義がインドアオタクにも伝わり支持されたのだろう(映画「ショーシャンクの空に」が実際に刑務所を取材せずに作られたという逸話のように、リアリティ軽視主義も時に有効だが)。

…ただ、自分がそれほど高いスコアをつけてないのは、あまり面白くないんだよね。確かにリアリティは重要だが、あまりにリアルに徹しすぎてエンタメ性が低くなっている。
リアリティとエンタメ性を両立させるには、上で挙げた黒澤明の「七人の侍「椿三十郎」等のような、サムライが戦うという「非日常」の物語の舞台のリアリティにこだわることで成り立つが、日常作品の場合、ただ日常のリアリティを徹底しても、見ている方もリアルな日常を送っているので視聴する意味が希薄になってしまう。ここは監督の若さだろう。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 36

74.6 3 好奇心アニメランキング3位
ケムリクサ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (406)
1280人が棚に入れました
赤い霧に包まれた、荒廃した建造物に囲まれた人気の無い世界を舞台に3人の姉妹が生き抜く物語。物語の中心的人物でまとめ髪の特徴的なりん、猫耳でいつもおっとりしているお姉さんキャラのりつ、メイド調の服に身を包み天真爛漫なムードメーカーりな。謎多き世界でこの姉妹が目指すものは一体…

声優・キャラクター
小松未可子、清都ありさ、鷲見友美ジェナ、野島健児
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【結論】中枢神経でしか謎は解けない

タイトルからはどんな内容なのかわからないし、見てもよくわからない。予想や考察はしてみたくなるけど。


第1話、第2話 体のなかの話とか……?
{netabare}
『 はたらく細胞』が説明抜きだったら、謎の多いアニメになると思う。これも擬人化かなって思った。

りんたちは、ウィルスを退治する抗体で、わかばは新しく投入されたワクチン、最初はりん(抗体)に反発されたけど、徐々に受け入れてもらえて……といった感じでこじつけてみた。

なぜ路面電車があるのかとか、細かいところを考えるより、世界観をまず考えたほうがいい気がする。たぶん、そこがオチにもなるんだろう。
{/netabare}

第3話 現時点の考察
{netabare}
情報だけが増えてストーリーはあまり進んでいない。前回同様、体内の話かなって思って観ている。現時点の考察はこんな感じ。


・線路は血管、島は臓器

・りんたちは赤血球、赤血球の半分以上は水でできている

・むしゃむしゃ食べているのは、鉄(鉄分)

・赤血球の役割は、酸素や二酸化炭素の運搬、葉は二酸化炭素から酸素を作る。二つは似ている。『酸素』と書かれた箱だとオチがわかるため、葉っぱにしている?

・Wikipediaで赤血球を調べると、『リン脂質』といった単語がある

・水と一緒に現れたから、わかばは薬か。わかばの体内とも考えられる。路面電車や遊園地はわかばの記憶?


まだまだ説明できないことも多いので、ひとつの候補としておく。
{/netabare}

第4話 熱中症か……?
{netabare}
りんたちが水を求めることが謎を解く鍵のひとつだと思う。
雨が降らなくても、朝露(結露)はあるはず。そこから水を得ていないので、空気がとても乾燥していると言える。

乾燥した世界で、水分が乏しく、熱を帯びた霧が誤動作させる……熱中症の体内か?
血液中の水分が減ると、血液がドロドロになって血栓ができる。りんたち(赤血球)を足止めさせたヌシは血栓、とか。


【現時点での考察】
・熱中症になったわかばの体内の話
・路面電車や遊園地は、わかばが住んでいる場所の記憶
・線路、道路は血管、島は臓器
・りんたちは赤血球、赤血球の半分以上は水でできている
・『酸素』と書かれた箱だとオチがわかるため、葉っぱにしている
・むしゃむしゃ食べているのは、鉄(鉄分)

わかばの服装をあらためて見ると、夏服だった。
{/netabare}

第5話 ケムリクサは、ビタミンか……?
{netabare}
わかばの体内で、りんたちは赤血球という考察のつづき。

・りんたちのケムリクサ
りんとりつは赤、りなはももちゃんと言っていたから桃色だと思う。
赤血球に必要な栄養素は、ビタミンB12。ビタミンB12の色は赤かピンク。
赤血球は初期段階で分裂し、細胞膜には球体がついている、こういった点でも類似点が見られる。

・わかばのケムリクサ
風邪を引いたとき柑橘類(ビタミンC)を摂取したりする。ヌシが風邪のウィルスなら、わかばがビタミンCで防いだという構図になる。ホウレンソウといった青物にもビタミンCは含まれる。

・緑色のケムリクサ
植物と思われるみどりちゃんから生まれる。植物に多く含まれるのはビタミンC。
わかばが持っているケムリクサは、みどりちゃんのような植物から生まれ、地面に落ちたものではないか。
洞窟のさきに、ケムリクサを落とした植物がいる?

・藍色のケムリクサ
通称あいちゃん。水と藍色から魚介類を連想。魚介類に含まれるビタミンはいくつかある。そのうち水に溶けないのが、ビタミンD(ビタミンには、水に溶けるものと油脂に溶けるものがある)。さらに調べると、ビタミンDは免疫に関係あるらしい。水ではなく病原体を探しているのかも。
{/netabare}

考察と訂正
{netabare}
別サイトで指摘されて、あおばをわかばと訂正。指摘がなかったら最終回まで気づかなかったと思う。

考察したくなるアニメだけど、考察する人は少ない印象。荒廃した世界なのに半袖シャツといったわかりにくい世界観が原因だと思う。
わかばはどう見ても日常系のアニメキャラ。日本語が読めないのも外国人キャラの要素だろう。どちらも荒廃した世界観とは合わない。

真夏の暑い日に、外国から来た三姉妹と遊園地に遊びに行っているときに、わかばがぶっ倒れて……といったリアル世界が隠されていると思う。


『カンリイロケンシュツ』について。
お掃除ロボはマクロファージ(体内の掃除屋)と考えている。体内から除去するものを探しているはず。

・わかば(異物と検出された)
・りつ(古くなった赤血球はマクロファージに捕捉される)

りつはフラグが立ってそうだから可能性は高いが、りつでも勝てそう。
ちなみに、リアルなりつはコスプレ好きのお姉さん。

ほとんどの謎は説明(こじつけ)できた。あとは、夢オチアニメをいまどき作るか、という謎だけかな。


【現時点の考察(訂正版)】

『リアル世界』
・わかばの体内の話(風邪、インフル、熱中症等)
・発汗しているから水分が必要→大量に水を摂取する理由
・路面電車や遊園地は、わかばが住んでいる場所の記憶
・わかばの近くに、りんたちに似た"外国からきた"三姉妹がいる
・りつはコスプレ好きのお姉さん

『わかばの妄想世界』
・りんたちは血液(おもに赤血球)
・黄色の照明は血しょう(血液を分離したとき、血しょうは黄色)
・むしゃむしゃ食べているのは鉄
・りなの再生能力は、血小板か?

・植物から落ちたケムリクサは、薬の成分(おもにビタミン)
・赤、桃色のケムリクサは、ビタミンB12の色(赤血球にある)
・オレンジ、青、緑などは、ビタミンC(果物や野菜の色)
・藍色は、ビタミンDで、水ではなく病原体(ヌシ)を探している

・お掃除ロボは、マクロファージ(体内の掃除屋)
・『カンリイロケンシュツ』は除去するもの(わかばかりつ)を指す
・みどりちゃんは投与された薬で、血液(りんたち)と一緒に体中を巡っている(薬には水が必要)
{/netabare}

第6話 『私』は脳か……?
{netabare}
わかばの体内の話で、現実のわかばは治療中、りんたちは赤血球(わかばの妄想擬人化)、ケムリクサはビタミンとして考察中。

(今回の考察)
・橙(だいだい)に表示された文字は、あぶりだし(オレンジの搾り汁)
橙のケムリクサは、ビタミンC、柑橘類と考えているので。

・『私』は、脳の擬人化
詳細は長くなるので、そのうち別項で書く予定。
わかば自身でもあるが、『ぼく』ではわかばだとわかってしまう。

・『分割後の私』は、五感、欲求、言語、記憶……etc(脳の機能を細分化)
・りんは呼吸、りつは聴覚、りなは食欲、睡眠欲といった欲求を担当(欲求は増えるもの)
ケムリクサの使い方で、りんを呼吸担当にしてみた。

・現実のわかばの症状を、りんたちで表している
むかし(わかばが健康なとき)は、ヒト(脳の機能)がたくさんいたけど、いまは、りん(呼吸)、りつ(聴覚)、りく(触覚)、りな(食欲、睡眠欲)しかいない→わかばの症状を表し、現在は聴覚が弱っている。
りんが自分たちを"ヒト"と言うのはあながち間違いでもない。

・触覚(りく)がなくなったけど、(現実のわかばを)治療して戻った
・わかばは記憶担当で、記憶を失っている?

・『私』の文章がさきで、ひらがな文章はそのあとに書かれた
・ひらがなで書いたのは、『分割後の私』(言語担当)
・文章の削れた部分を見て、なにか隠していると考えたなら、さいしょのひとは『私』になる
・『私たちの目的』は、わかばの病気を治すこと
・EDの伸びる線は、神経で繋がっているという意味

最後はりん(呼吸)とわかばだけになるのかな。で、わかばが育てたケムリクサ(記憶の葉)で回復、全員復活、ハッピーエンド、とか。
{/netabare}

【考察】ケムリクサは、ニューロン(神経細胞)
{netabare}
大脳(前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉)を、りんたちに当てはめてみる。
りん……後頭葉(視覚)
りな……前頭葉(理性、行動、食欲)
りく……頭頂葉(皮膚感覚)
りつ、りょく、りょう……側頭葉(聴覚、言語、記憶)

りなに理性があるのか微妙だが、ここまで符合するなら考察を進めてもいいと思う。

人間の脳は、大脳、間脳、中脳、後脳、小脳、延髄の六種類に分かれる。これが島に該当する。
出発点は大脳で、一島だろう。脳には橋(きょう)と呼ばれる場所がある。橋は中脳と延髄の間にあるので、これらが三島と四島。洞窟は、延髄の大孔。大孔のさきには脊髄がある。

現在、脊髄にいると思われる。巨大な樹木は脊髄だろう。りんたちは脳のなかだけ移動していたが、はじめて脳を離れて脊髄まできた。
枯れた樹木は機能していない神経か。りつが耳をつけて音を聞いているのも、なんとなく意味がわかる。

ケムリクサは、ニューロン(神経細胞)。プルキンエ細胞が橙と同じうちわ型。あらかじめ与えられたデータを教師にして学習する(教師あり学習)といった点も似ている。

りくのケムリクサ講座で、「丸いの」が樹状突起、「すげー光る」がシナプスだろう。

以上、専門家ではないので合っているかは保証しない。
{/netabare}

【考察】りんたち、水、巨大な樹木について考えてみた
{netabare}
1.りんたち
ケムリクサがニューロン(神経細胞)なら、りんたちはグリア細胞になる。脳を構成するのは、ニューロン、グリア細胞、血管だから。四種類ある。

・アストロサイト(星状グリア細胞)……有害物質から脳を守り、バリア機能にも関係している→りんたち(りなのスカートが星状に見えなくもない?)
・ミクログリア……脳のマクロファージ(掃除屋)、ニューロンを監視して異常があれば修復の手伝いをするが、制御が効かないと暴走し、ニューロンを攻撃する→お掃除ロボ(正常時は車輪を見つけたりするが、暴走するとヌシになる)
・稀突起グリア細胞……ニューロンを魔法の杖に例えれば、柄の部分にある→球状なのでりなの球体かも
・上衣細胞……脳室の壁や髄液を作る(りくが言う「あっちのあれ」は脳室かもしれない。脳室には髄液がある)


2.水について
水は髄液(水と同じ無色透明)と思われる。アストロサイトは、栄養成分を含んだ髄液を血管から吸い上げ、ニューロンに渡す。
血管と接しているのは足突起と呼ばれる。地面の下に血管があるのかも。雨が降らないのに水があるのは、地下から湧き出ているとも考えられる。


3.巨大な樹木について
巨大な樹木は、脊髄。内部の中心管に髄液(水)がある。枯れた樹木の根は、脊髄根か。大孔に入り延髄根と合わさるらしい。
脊髄を損傷して(わかばは事故に遭ったのかも)、大脳からの命令が伝わらなくなった。大脳(=私)は、「ちょっと脊髄を調べてきて」と、りんたちを旅立たせた。分割したのは、一人がやられても旅は続けられるという配慮。

目的地は脊髄。目的は神経の修復だけど、それをするとりんたちの体内にあるケムリクサ(ニューロン)を使うことになるから文章を削った。みどりちゃんは修復の能力があるから、神経を治すためにいるのかも。
iPS細胞を使った脊髄損傷治療のニュースがあったから、りんたちがiPS細胞の可能性も出てきた。

以上、専門家ではないので正確かどうかは保証しない。
{/netabare}

第7話 水は髄液、樹木は脊髄の中心管
{netabare}
中心に水があるという考察が当たったので、偶然でなければ、脊髄(せきずい)のなかにいる。最初は外側と思ったが内側にいないとおかしいので。
脊髄の『前角』(脳からの信号を受ける場所)から、第7話は始まったと考えている。

脊髄は外側に『白質』(白色)、内側に『灰白質(かいはくしつ)』(わずかに灰色のある白)となっている。
わかばのセリフ「真っ白に近い」と、りんの視線にあった灰色の景色から、灰白質にいると思われる(脳にいるときから灰白質から出ていないと、現在は考えている)。

灰白質はHの形をしている。途中、壊れた橋を見下ろすシーンがあった。川(というより溝)は『前正中裂』と思われる。これは脊髄の中央を縦に走っている。川を右に見ながら歩く経路だから、出発点は左下端としておく。

          後角
  →壁水壁×……→↑
 ↑  川
 ↑
前角

(×が来週バトルするところ)

青い壁は中心管を覆う『上衣細胞』(髄液(ずいえき)がある場所の壁を作り、免疫バリアーの役割もある)。反対側の壁も同様で、出たらまた灰白質。

『中心管』は、滝みたいなのを想像していた。壁から距離があったから、あの空間いっぱいに水があったのかもしれない。中心管は脳室とつながっているから、りくが出てくるかも。りくは脳室のまえにいたと考えているので。

水は髄液、樹木は脊髄の中心管と思ってよさそうだ。

青と赤のムシは『ミクログリア』。青は正常だが、赤は、末梢神経損傷によるミクログリアの活性化と思われる。この点については次回の考察で。

以上、専門家ではないので正確かどうかは保証しない。
{/netabare}

【考察】みどりちゃんはiPS細胞、『私(さいしょのひと)』はES細胞
{netabare}
わかばの中枢神経(脳、脊髄)の話で、りんたちは大脳を出発し、脊髄でミクログリアと戦闘、という考察のつづき。

ミクログリアは、通常時(青)は、体が小さく足(突起)が細く枝分かれしたラミファイド型で、異常時(赤)は、体が巨大化し、足(突起)は短くなるアメボイド型に変化する。
脊髄か末梢に異常を感知したから赤くなり暴走している。治療は再生医療だと思う。

みどりちゃんは、わかばの細胞を使ったiPS細胞。
万能だし、若葉は緑色だし。カンリイロもわかば色ってことかな。

『私(さいしょのひと)』はES細胞。
分割は、受精卵の分割のこと。『分割後の私』は、分割後の受精卵という意味。

ES細胞(受精卵)から生まれたりんたちは、ヒト(生命)。

記憶が戻ったわかばが、りんたちで自分の体を治すのをやめようとするけど、りんたちは進んでこの世界(わかば)の一部となって消えていく……そんな終わり方かな。
{/netabare}

【考察】りんたちは神経幹細胞
{netabare}
再生医療(ES/iPS細胞)に関係する神経幹細胞について、アニメに沿って説明する。神経幹細胞は、分裂(同じものをコピー)と分化(機能を持った細胞に変わる)を繰り返して、神経を作っていく。

りん、りつは、未分化の神経幹細胞(神経前駆細胞)で、りなは、分裂する神経幹細胞。ただし、りなもそのうち分化する。

分化は三種類あり、ニューロン(ケムリクサ)、アストロサイト(りんたちの体、みどりちゃんの樹木、戦闘能力)、オリゴデンドロサイト(りなの球体、りつのネコミミ、みどりちゃんの照明)。りんが壁を壊すときに見せようとしたのが分化だと思う。分化すると、この世界(中枢神経)の一部になる。

落ちているケムリクサは、分裂したみどりちゃんが落としたもの。わかばがケムリクサを自在に扱えるのは、みどりちゃんがわかばの細胞から生まれたiPS細胞だから。

次回は、分裂したみどりちゃんたちがわさわさと集まって、世界の一部となる。そのあとは、後角まで行けるようになり、りくたちと合流しつつ、脳に戻ると予想している。

あいちゃんは新生ニューロンで、水ではなく、神経の損傷部分を見つけて、激しく動いたと考えられる。
{/netabare}

【考察】ケムリクサのタイトルにも秘密があった
{netabare}
りんがケムリクサを使うときのしぐさが煙草の煙をはくのと似ているから、タイトルがケムリクサと思っている人は多いだろう。でも、それを見せたのは数回。タイトルにするほどではない。

煙草に含まれるニコチンを神経幹細胞に加えると、ニューロンに分化する割合が増加する、そんな研究がある。ニューロンが多ければ、それだけ中枢神経の損傷部分を治せる。
この研究を発表した教授のコメントが、

『毒をもって毒を制す』。

この世界の毒を制するために送られてきた毒、それがりんたちだった……そんなオチではないだろうか。
{/netabare}

第8話 地図は右に90度回転させる
{netabare}
再生医療(ES/iPS細胞)を受けているわかばの中枢神経(脳、脊髄)で考察中。移動経路を説明する。

大脳皮質(一島)→間脳(二島)→中脳(三島)→橋(四島)→延髄(六島)→脊髄(七島)

ここまでは、皮質脊髄路(下行路、脳の命令を筋肉に伝える神経)を通ってきた。たぶん、線路が該当する。
一島から六島の地図は右に90度回転させる。五島の小脳がそれらしい位置にくる。

八島の地図も回転させると、点線が下から上になる。脊髄を出て延髄にきていると思われる。左から右に移動しているのは、延髄における錐体交叉(右半身が左脳、左半身が右脳になる)と推測できる。

脊髄から脳に向かう上行路はいくつかあって、延髄で交差するのは後索路。現在は後索路を進んでいると考えられる。

わかばが地図を持ったときも変わってくるが、りつが持ったときは右回転だと思う。たぶん、ドジッコに地図持たせて旅している。

延髄(八島)⇒橋(もしくは中脳水道)⇒中部地方だから中脳(現在位置)⇒つぎは、関東地方だから間脳
{/netabare}

【考察】幹細胞の幹は、木の幹という意味
{netabare}
りんたちが巨木の”幹”を目指しているなら、幹細胞を疑ってしまう。みどりちゃんをiPS細胞と考えているので、巨木はわかばに移植されたiPS細胞になる(地形が変わった理由)。治療なので倒してはいけない。

この世界(中枢神経)は、ニューロンとグリア細胞(ミクログリア、アストロサイト、オリゴデンドロサイト、上衣細胞)でできている。アカムシは活性化したミクログリアで、赤い根も活性化したアストロサイト。赤霧は活性化により発生した炎症性サイトカイン。

ケムリクサは、ニューロンではなく、"未分化の神経幹細胞"に改める。ニューロンはそれ以上変化しないので、わかばの盾とか説明がつかない。ひとつ手前の神経幹細胞とすれば、どんなものにも変わるので説明もつく。問題はりんたち。

娘細胞とかいい単語があったので、りんたちはそれにしようと思う。幹細胞は分裂すると、二つの娘細胞に分かれ、一つはコピーで、もう一つは分化する細胞。増殖はゆるやかで休眠状態らしい。これは眠っているりなむに該当する。

iPS細胞は移植されると樹木になり、葉(ケムリクサ)や枝(みどりちゃん)を増やす。ES細胞は移植されると(最初の)ヒトになり、(わかばから)記憶や視覚などを取り込み、分割して娘(細胞)たちに分け与える(体と強さは遺伝)。
{/netabare}

【考察】富士山は第4脳室
{netabare}
りんたちは中枢神経に対して垂直になって歩いている。その向きで脳幹(延髄と橋)を移動していると進行方向に菱形の第4脳室が見える。これが富士山に該当する(ここのつじつま合わせは面白かった)。

脳幹の上に富士山(第4脳室)があり、頂上のさきには小脳がある。富士山の底か裾野に青い壁があると思う。そこを抜けると富士山のなかに入れる。なかは空洞。本来は水(髄液)があるのだが、水が少ない設定なので歩ける。脳室の位置と髄液の流れを簡単に示す。

側脳室⇒⇒⇒⇒⇒第3脳室⇒⇒⇒中脳水道⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒第4脳室⇒⇒⇒⇒⇒⇒中心管
大脳皮質(一島)-間脳(二島)-中脳(三島)-橋(四島)-延髄(六島)-脊髄(七島)

側脳室から中心管までつながっている。側脳室、第3脳室、第4脳室で、髄液が作られ、第4脳室からクモ膜下腔に流れて、脳や脊髄のクッションになる。
第3脳室は関東だから『首都圏外郭放水路(地下神殿みたいな所)』がよさそう。
{/netabare}

第9話 九島は小脳で、そこには生命樹がある
{netabare}
再生医療(ES/iPS細胞)を受けているわかばの中枢神経(脳、脊髄)が舞台で考察中。
『生命樹』、とてもアニメ的だけど、じっさいに小脳にある。むかしの人は命にかかわる場所と考え、生命樹と名付けたらしい。生命樹には核がある。小脳の中央には虫部があり、山頂や山腹と呼ばれる場所もある。さらに、小脳にあるプルキンエ細胞は、ダイダイに似ている。巨木はiPS細胞から、生命樹に改めようと思う。倒してはいけないのは変わらない。

大脳皮質(一島)→間脳(二島)→中脳(三島)→橋(四島)→第4脳室(りくがいた場所)→延髄(六島)→脊髄(七島)⇒延髄(八島)⇒第4脳室(富士山)⇒小脳(九島)

下行路(脳→脊髄)と上行路(脊髄⇒脳)では、同じ場所を通っても景色は変わる。
りくがいた場所には、噴水があり、水(髄液)があった痕跡と言える。以下は第4脳室に当てはまりそうなもの。
・二つの扉……外側口(ルシュカ孔)は一対ある
・天井を突き破る管……第3脳室とつながり、床下まで伸びて、脊髄の中心管(水が流れる樹木)に出る?
{/netabare}

【考察】目的は、枯れた根と赤い根を治療すること
{netabare}
現在は小脳(九島)にいる。
・小脳には『生命樹(小脳活樹)』があり、りんたちはここを目指していると思われる
・大脳や脊髄と同様、白質と灰白質だから、雲から上が小脳かもしれない
・白質は枝分かれして(生命樹と呼ばれる理由)小脳脚とつながっている
・網目状は『小脳脚』で上、中、下あり、それぞれ、中脳、橋、延髄(脊髄)とつながっている
・富士山手前は下小脳脚で、富士山下方は中小脳脚(上小脳脚も含むかも)
・中央には、虫部(ちゅうぶ)があり、下小脳脚とつながっている

生命樹(小脳活樹)、小脳虫部⇔下小脳脚⇔延髄(脊髄)
小脳脚は赤くないので、延髄(脊髄)の神経に問題があると推測できる。りんたちが壁に近づいたから排除するためにヌシや赤い根が現れたのだろう。神経を阻害するものが現れたら、虫部の命令でアカムシが発生するとも解釈できる。

六島の延髄(下行路)では、根が枯れていた。八島の延髄(上行路)では、赤くなっていた。どちらも問題ありそうだが、赤くなってから枯れそうな気がする。
りんたちが通ってきた下行路(脳→脊髄)は、錐体路で、枯れた樹木は、『網様体脊髄路』か『前庭脊髄路』。りんたちが通ってきた上行路(脊髄→脳)は、後索路で、避けてきた赤い根は、『脊髄小脳路』。これらを治療するのが目的。

・ビル群は副都心(渋谷、新宿、池袋)、大脳が都心なら、小脳は副都心という意味で
・りんたちがES細胞としても数が足りないので、最初のヒトが大勢いるかも
・ダイダイに似ているプルキンエ細胞は小脳にあるので、ダイダイが落ちているかも
{/netabare}

【考察】りんたちは、ヒトであり、赤ちゃんでもある
{netabare}
ケムリクサはニューロン(神経細胞)で、考え直してみた。

・赤ちゃん
りんたちがES細胞でヒトであるなら、赤ちゃんと言える(ちゃん付けはこのオチのため。ただし、髪の色は遺伝だと思う)。桃色も分裂が終われば赤色になるのかも。最終的には、姉妹でひとつの神経になる。いまは神経幹細胞として分裂と分化をつづけている。神経幹細胞は、以下のいずれかに分化する。
ニューロン(神経の本体)……体内のケムリクサが該当
アストロサイト(神経の大部分を占め、ニューロンを守る)……体が該当、水(髄液)を飲み、ニューロンに栄養を与える
オリゴデンドロサイト(伝達速度を高める)……りつのネコミミ、りなの球体、りんは髪留め?

・みどりちゃん
わかばの細胞から作られたiPS細胞で、分裂と分化をくりかえし、神経と言えるまでに成長。
枝が大事なので、枝がニューロン、葉はアストロサイト、照明がオリゴデンドロサイト。アストロサイト(みどりのケムリクサ)は細胞の隙間を埋める(車輪と電車の間、傷口など)。りんが戦うときは神経の修復(正常な状態に戻しているだけ)。

青色……ニューロンだが、わかばによって風車状の上衣細胞(模様は繊毛)に変わる
ダイダイ……小脳にあるプルキンエ細胞(ニューロン)で日記に変わる。最初のヒトは小脳にいた
あいちゃん……新生ニューロン(髄液をたどりながら神経の損傷部に移動する性質がある)

記憶の葉……わかばと接続したニューロンと推測。わかばの記憶が隠されている?
うすいろちゃん……わかばが育てている。みどりちゃんに近い。用途不明。

りく、りょう、りょくの入れ替わりは、遺伝子の発現(遺伝情報で体を作る)によって姿を変えたと解釈できる(脳室の近くに現れたのも理由があると思われる)。三人の遺伝情報(設計図)が、ひとつのケムリクサにある。
わかばの指操作も遺伝子の発現。青やダイダイ、お掃除ロボの合体のとき、指で操作している。わかばはこの世界にあるものなら、姿を変えさせることができる。

受精卵を提供した女性(最初のヒトはこの女性の娘)は、細胞記憶(思い出や趣味嗜好などが細胞に記憶されるという仮説)から推測できる。たぶん、空手三段で猫好き、語尾に「なっ」をつける。ちなみに、わかばは植物オタク。
{/netabare}

【考察】ラストでこのアニメが泣ける理由
{netabare}
ネットの感想を読んでて、壁には"封"の文字があるとあった。よく見つけたと思う。おかげでまた謎がひとつ解けた。
これは、『グリア細胞内封入体(GCI)』のことだろう。細胞内に本来いるはずのない物質らしい。壁のなかにいたヌシが封入体。赤霧やアカムシの原因と考えられる。GCIは小脳の白質にも現れるので、生命樹のなかを入ったり出たりするのを退治することになりそう。

(気になる点)
りんたちの移動は、↓(脳から脊髄)、→(脊髄のなか)、↑(脊髄から脳)と思ったけど、→は必要ないかも。水が流れる樹木が中心管なら、富士山のほうに伸びているはず。水が流れる穴は中心管だけど、樹木は移植されたiPS細胞かもしれない。
{/netabare}

【考察】目的が削除された理由
{netabare}
ES細胞(最初のヒトで、大勢いた)は小脳に移植された。赤い根の本体(目的)に空手三段のES細胞軍団が立ち向かうが、みどりのケムリクサといった武器を持たないため、いったん退くことに。
下(脊髄方面)は赤い根がはびこっているため、上(大脳)の一島へと移動。りんが言う「島に住んでいた人」は、これのことかも。そこにも敵がいて、ES細胞軍団は全滅。残った一人が娘細胞に分裂して、りんたちが生まれる。ES細胞軍団でも勝てなかった赤い根の本体を倒せとは示せず、ダイダイから目的を削除した。
さいわい、脊髄(七島)に移植したiPS細胞が成長し、赤い根を退けていた。この点から、iPS細胞(みどりちゃん)が赤い根に有効だとわかる。次回は、iPS細胞を携えたES細胞の再戦となる。
{/netabare}

第10話 禁断の恋を避ける方向で考察してみた
{netabare}
海外で再生医療を受けているわかばの中枢神経(脳、脊髄)が舞台。りんたちはES細胞(最初のヒト)から分裂した娘細胞、みどりちゃんはわかばの細胞から作られたiPS細胞、で考察中。

最初のヒトは、イメージしたのとずいぶん違う。受精卵から生まれたばかりだからロリでも考察に支障はない。分割したあと、りんたちも同じ体型で、成長していまの体型になったと思われる。
問題は服装。最初のヒトとわかばに血縁関係があるように見える。りんたちが最初のヒトから生まれたなら、りんとわかばは禁断の恋になってしまう。だから、最初のヒトとわかばには血縁関係はない。

最初のヒトの服装は、細胞記憶。
受精卵を提供した女性が子供に着せていた服を、体が動かないわかばに着せている、と考えるしかない。
この女性の特徴は、
外国人で看護師、空手三段、猫好き、日記をつけ、日本のアニメやコスプレが好き、日本語は話せるけど、語尾に「なっ」をつけてしまう、といった感じ。
{/netabare}

【考察】同じ服を着るくらい二人は親しい
{netabare}
青く光るケムリクサは、みどりちゃんの照明と同じで、オリゴデンドロサイト。ES細胞(最初のヒト)が封入体を倒し、オリゴデンドロサイトに分化したと解釈できる。二人が歩いている場所は、分化したニューロン(枯れた樹木)やアストロサイト(展望台?)で、赤い樹木まで到達できなかったという跡。

わかば(DNA)は最初のヒトたち(大人)の指揮を執っていた(船で島々を移動)。たまに、大脳(一島)にいる最初のヒト(ロリ)を訪れる。りんが見ている映像は、記憶を失うまえのわかばの視点。ロリの記憶なら彼女自身は見えない。最初のヒト(ロリ)とわかばは出会っていた。たぶん、「わかばお兄ちゃん」と呼んでいる(血縁関係はない)。

同じ服を着るくらい二人が親しければ、りんたちが簡単に惚れてしまう伏線にもなる。

ES細胞が全滅したあと、ロリに記憶をコピーする(遺伝子の転写)。分割はわかばの指示かも。わかばは一人で戦い、船があった場所で力尽きた。りんは、わかばの記憶から、『私たちの目的』を知る。
{/netabare}

【考察】色について色々
{netabare}
わかばが見たピンク色は、大脳の白質(じっさいはピンク)。
うすいろちゃんは、みどりちゃんの代わりになって、七島に直行するかも。
りんが見ている映像はモノクロではなく、灰白質(灰色がかった白)の世界。

青色はES細胞で再生された神経。富士山もビルも浮いているわけではない。
りんたちが赤いのは毒(ニコチン)が加わっているから。
まえに書いたけど、神経幹細胞にニコチンを加えると、分化後のニューロンの数が増える。
この研究を行った教授のコメントが、『毒をもって毒を制す』。
赤い樹木(正確には内部にいるヌシ)は毒であり、りんたちはその毒を制するために送られた毒。
赤は毒を意味する。
{/netabare}

第11話 中枢神経で考察するとこうなる
{netabare}
りり(最初のヒト)とわかばが出会っていたのは予想どおり。
すごい展開になっているけど、中枢神経で考察すると、こうなる。

りりがこわがるから、脳と言わず、地球や島と言っている。

だから、二人がいるところは、脳なんだと思う。
巨大重機は、『伝令RNA』で、遺伝子を転写して、タンパク質(ビル)を作っている。
ダイダイの文章を削除したのは、りり。最後の一文をまだ書いていないから、削除したシーンもなかっただけ。削られたのは三行。最後の一文に真実が書かれている。

ニューロン……りんたちのケムリクサ、みどりちゃんの枝、核になるもの
アストロサイト……りんたちの体、みどりのケムリクサ
オリゴデンドロサイト……りつのネコミミ、りなの球体、黄色い照明、青く光るケムリクサ
上衣細胞……盾になるケムリクサ、青い壁
ミクログリア……お掃除ロボ。損傷部分に集まって修復を試みたり、神経幹細胞を導いたりもする。通常時は、体が小さく足(突起)が細く枝分かれしたラミファイド型で、静かに監視。異常時(赤)は、体が巨大化し、足(突起)は短くなるアメボイド型に変化する。炎症反応を知らせる→ヌシ。修復や除去をする→重機。
{/netabare}

【考察】助けるために神経になった
{netabare}
りりが使ったのは、ダイダイ、黄色、紫。黄色はわからない。ダイダイは小脳のニューロン。紫は自律しているから自律神経。小脳のニューロンを自律神経につなげてしまい、赤い根が脊髄まで伸びていった。自律神経なのでコントロールもできない。
わかばは小脳(五島)から脊髄(七島)に移動。水を守るため樹木になる。水(髄液)の流れを止めないための対処。覆っている樹木の下に湖がありそう。
中枢神経で"発芽"に関係するのは、血管(発芽性血管新生)。わかばが血を流す理由につながる。わかばは血管にも分化できる神経堤(神経冠)かな。外胚葉、内胚葉、中胚葉にもわかばみたいなのがいるのかも。

りりは小脳(五島)から大脳(一島)に移動。赤い根は下に伸びるから影響が少ないというわかばの配慮。
わかばを助けるため、りりは大人になる。神経幹細胞が神経になることだと思う。神経になるには、ニューロン、アストロサイト、オリゴデンドロサイトの三つが必要。DNAを抽出し、この三つの細胞に転写した。ロックと解除は遺伝子のON/OFF。赤、緑、青に点滅したものを、ED直前の三枚のケムリクサに当てはめ、同じように並べる。

緑(アストロサイト)、赤(ニューロン)、青(オリゴデンドロサイト)

りりは、この三枚のケムリクサになり、そのあと神経(りんたち姉妹)になった。
{/netabare}

【考察】オチは毎回見ていたのかも
{netabare}
EDは大脳皮質の形成を説明する図(楕円が並び線が伸びている)に似ている。大脳皮質は、胎生期に分化したニューロンが上に伸びた突起をたどり、6層を築く。巨大重機がビルを引き揚げるのが該当しそう。
わかばが島を作っていたり、りくたちが第4脳室に現れた点から、成体脳ではなく、胎生期の脳だろう。毎回見ていたEDにオチがあったというオチなのかもしれない。

髄液は脳室で作られ、それが脳や脊髄のクッションになる。栄養も含まれているから、りんたちは水を飲み、体内のニューロンに栄養を与えていた。さらに、脳は髄液に浮かんでいる。これが"お船の地球(地球には島がある)"。星の文化財は旧皮質で、わかばが作っているのは、新皮質かな。

皮質形成に重要なのが細胞外因子『リーリン』。神経細胞の移動や層構造形成に関係する。大脳皮質の6層が整然と築かれるのもこの因子に関係するから、小脳の皮質を形成して赤い樹木を鎮めるのかも。(りりとりんが二重になって突っ込んでいく感じ)。
{/netabare}

【考察】赤ちゃんが生まれるかも
{netabare}
ここまで考察した結果、成体脳における再生医療ではなく、胎生期の脳と思われる。ヒトは胎児のことか、地球に住む人ということで、脳にある神経細胞を指すかもしれない。
胎児にとって重要な栄養素は、葉酸。最初の考察でケムリクサはビタミンと考えたのが役に立った。
葉酸は細胞の生産や再生、血管に必要なビタミン。さらに、神経管を正常に保つ。わかばは神経堤ではなく、神経管。神経管は脳や脊髄のもとになる。わかばが吸っているのは、葉酸。

りり(最初のヒト)はES細胞ではなく、胎生期の神経幹細胞(放射状グリア細胞)。みどりちゃんは、iPS細胞ではなく、神経管(わかば)の核を持つ神経(微妙……)。
わかばは規則を破ってまでりりをそばに置いている。葉酸→大麦若葉→青汁と解釈して、りりがタバコと言っているのは、青汁の匂い。さらに、妊娠中は匂いに敏感になる。
中枢神経で考察して導き出した結論は、

わかばとりりは夫婦で、りりのお腹にいる胎児の中枢神経が、このアニメの舞台。

じっさいのわかばも科学者。りりは、空手三段、猫好き、日記をつけ、アニメやコスプレが好き。夫婦なので恋もする。
最終回は赤ちゃんが生まれる。
{/netabare}

最終話 ラストについての考察
{netabare}
オリジナルアニメが謎を残したまま終わるのはよくあるので、いつものことかなって感じだった。もう少し世界観を明らかにしてほしかった。お城とか有名な観光地を通らずに星の文化財と言われてもなあって感じ。

星の文化財の根拠は会話だけなので、会話を根拠にできるなら脳でもいいことになる。プリントも遺伝子の転写で説明できる。ということで、ラストも中枢神経で考察してみた。

りくが「ぬくい」と言って指さした二つの扉のさきには、りんとわかばがたどり着いた場所、つまり、船の外があると考えられる。中枢神経だと、りくがいたのは第4脳室で、扉は髄液が流れる一対の出口に該当する。りくが言っていた「ぬくい」場所は、髄液が流れるくも膜下腔になる。

地球は中枢神経のことで、そのまわりを髄液が流れているから、お船が浮かんでいると言える。りんとわかばは小脳(端に位置する)にいて、船の端から外、くも膜下腔に行くには、脳を出る必要がある。わかばは神経管で、脳脊髄より上位の存在だから、脳(船)から出られる。りんは神経だから出られないのだが、内部にあったケムリクサが消えて、その代わりにみどりちゃんの枝で動くことができた。みどりちゃんはわかばから生まれたのだから、りんもわかばと同レベルになり、船から出られた。
ラストも中枢神経で説明できた。
できれば、赤ちゃんを抱いたりん(りりが大人になった姿)とわかばが、普段着姿で湖を散歩しているシーンで終わってほしかった。
{/netabare}

【考察】第11話はミスリード
{netabare}
中枢神経で考察していると、第11話は比喩を使った回想シーンとわかる。星の文化財では、色々な謎を解くには根拠が足りず、どうしても想像に頼ってしまう。その点について解説してみた。

星の文化財と考える人は、富士山を根拠にしている。だけど、海外の文化財もなかったし、日本担当ならお城がないのは不自然。日本の各地にはお城がある。お城を出したところでオチに気づくわけでもない。遊園地よりはお城のほうが文化財に相応しいし、

あの遊園地を保存する必要はないはず。

この点については誰しも同意すると思う。しかし、富士山が文化財なら、あの遊園地も文化財としないと一貫性がなくなる。こういった不自然な点があるにも関わらず、星の文化財をミスリードとしないのは、ほかに解釈しようがないからだと思う。

わかばは宇宙連邦に所属しているわけでもなく、宇宙や地球のシーンもなく会話だけ。そもそも、りんたちが探していたのは水であって、文化財ではない。この点だけでも、1話~10話がつながらないのがわかる。宇宙船も日本担当もまったく言っていない。視聴者の想像にすぎない。

会話だけを世界観の根拠にできるなら、中枢神経でもいいことになる。わかばが脳の話をしてて、りりが嫌がる点から同じことがあったはず。わかばは、"脳"が口癖で、脳に関する研究をしていると言える。”お船の地球”と言ったのはりり。脳と言えないから、"地球"と言い換えるのも自然なこと。

会話だけで推測するなら、第11話については、宇宙船でも脳でもいいことになる。あとは、ほかの謎に答えが出せるほうが、正しく世界観を理解していることになる。
{/netabare}

【結論】中枢神経でしか謎は解けない
{netabare}
謎は中枢神経に関連付けられているので、どんなに考えても解けない。星の文化財で見るほうが楽しめるが、謎は解けない。じっさい、感想の多くに"?"がついている。これが中枢神経でしか解けない根拠にもなっている。

中枢神経と考えたのは、第6話。『私』の文章で、感覚を分割したなら最初はひとつ。それは脳だと推測したから。さらに、りんたちが生まれた大脳皮質(一島)とも符合していた。

大脳皮質(前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉)を、りんたちに当てはめてみる。
りん……後頭葉(視覚)
りな……前頭葉(理性、行動、食欲)
りく……頭頂葉(皮膚感覚)
りつ、りょく、りょう……側頭葉(聴覚、言語、記憶)

人間の脳は、大脳、間脳、中脳、橋、小脳、延髄の六種類に分かれる。島の数と橋の場所が一致する。さらに、ダイダイは、小脳のニューロンである"プルキンエ細胞"と形状と機能が似ている。ダイダイだけでも二つも根拠があり、星の文化財で説明できないことを説明できる。第6話の時点でここまで符合したら、中枢神経で考察したくなる。


【移動経路】
大脳皮質(一島)→間脳(二島)→中脳(三島)→橋(四島)→第4脳室(りくがいた場所)→延髄(六島)→[前角]→脊髄(七島)→中心管の終室(水の樹木)⇒脊髄(八島)⇒[後角⇒脊髄視床路]⇒白交連(ダム)⇒[脊髄小脳路]⇒下小脳脚(網目)・延髄(九島)⇒第4脳室(富士山)⇒小脳(十島)

→は、下行路(皮質脊髄路)、りつの地図は右に90度回転
⇒は、上行路(脊髄視床路、脊髄小脳路)、りつの地図は左に90度回転
[]はトンネル

・脳にも島がある
・一島を大脳皮質に当てはめ皮質脊髄路をたどると、小脳(五島)を通らず、脊髄(七島)にたどり着く
・三島と四島をつなぐ橋は、脳にある橋(きょう)に該当する
・七島が脊髄だから中心に水があった→脊髄の中心には髄液が流れている
・富士山を登ったさきに十島(新宿)→第4脳室は横から見ると山に見え、小脳はその山を覆っている。大脳が都心なら、小脳は副都心(新宿)
・トンネルの行き止まりのさきは、後索路
・水は髄液で、水がある場所は脳室と関係がある。りくがいた場所には噴水があり、天井を突き破って管が通り、第3脳室とつながっている
・白交連(ダム)は、右脳が左、左脳が右といった神経が交差する場所。ダムの水が脊髄の中心管に該当する

移動経路だけでも当てはまるのが多い。偶然とは思えない。とくに、"富士山の上に新宿"を説明できるのは中枢神経だけと言える。


【キャラクター】
りんたちの体内にあるケムリクサは"本体"と言っていた。神経で本体はニューロン。りんたちの体は、ニューロンを守るアストロサイトになる。
ニューロン(神経の本体)……りんたちの体内のケムリクサ、みどりちゃんの枝
アストロサイト……本体以外の部分

りんが腕にみどりを取り込めたのも、同じアストロサイトだから。みどり以外はアストロサイトではないから使用できない。アストロサイトの役割(栄養の摂取、異物の排除、隙間を埋める)も符合する点が多い。
・栄養の摂取……りんたちは水を飲み、本体(ニューロン)に栄養を与えていた。みどりちゃんは植物と同じように、葉や根から水を与えられ栄養を摂取
・異物の排除……りんたちは体で異物と戦い、みどりは異物を排除する武器になった
・隙間を埋める……車輪と電車の隙間、わかばの傷や穴

第11話で、わかばは脳や脊髄を作っていたので、わかばは神経管。わかばだけが壁を使える理由にもつながる。中枢神経で壁と言えば、脳室の壁になる。脳室の壁は上衣細胞で、上衣細胞には繊毛がある。これが壁の模様に該当する。ただ、わかばは復活したのではなく、新しく生まれたと考えるほうがいいかも。記憶を取り戻していない点からも、そう考えられる。

シロ(お掃除ロボ)は、脳の掃除屋と呼ばれる"ミクログリア"。シロは3タイプに変化した(シロ、アカヌシ、シロヌシ)。ミクログリアも、体が小さく足(突起)が細く枝分かれしたラミファイド型、体が巨大化し、足(突起)が短くなるアメボイド型がある。さらに、監視するラミファイド型のM0、神経に損傷があるとアメボイド型になり暴走するM1、アメボイド化して異物を除去するM2が存在する。暴走したM1は、ニューロンを攻撃する。アカヌシがりんたちの体内にあるケムリクサを狙ってきた理由に該当する。さらに、神経の損傷部に導く役割もあり、シロが同行していた理由まで中枢神経で説明できる。


【ケムリクサ】
ダイダイは、小脳のニューロンである"プルキンエ細胞"と同じうちわ型。あらかじめ与えられたデータを教師にして学習する(教師あり学習)といった点も似ている。ダイダイを拾った場所も小脳(十島)だった。りくのケムリクサ講座で、「丸いの」が樹状突起、「すげー光る」がシナプスだろう。

中枢神経は、ニューロンとグリア細胞(ミクログリア、アストロサイト、オリゴデンドロサイト、上衣細胞)でできていて、ケムリクサはいずれにも該当する。つまり、この世界はケムリクサでできている。煙のように形が変わる草という意味もありそう。


【灰白質と白質】
わかばのセリフ「真っ白に近い」と、りんの視線にあった灰色の景色から、中枢神経の"灰白質(かいはくしつ)"に該当する。りんが見た映像は、赤もあったのだからモノクロではない。記憶の景色は中枢神経の灰白質と符合する。
中枢神経は灰白質と白質に分かれる。りくたちが消えたのは小脳の表層で灰白質、深層は白質になっている。12.1話で、りくたちがいた場所は白質だろう。体内のケムリクサがなくても動いている点からも白質の可能性が高い。灰白質はニューロンの集まりで、白質は軸索が集まっている。ニューロン(ケムリクサ)がなくても動けるという解釈なのかも。
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 11
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

8話までは5回以上見た

1話感想{netabare}
“けもフレ”よりずっと前(2010)に自主制作アニメとして発表した作品のTVアニメ化。
監督がけもフレ騒動で蹴られて代わりとして作られた…ってことでいいのかな?
原作の名義的にもし売れれば“けもフレ”の時と違ってクリエーターの財布に直接お金が入る…ハズ。

自主制作アニメの時とはやっぱり変更点ありますね。
まずキーアイテムであるケムリクサがタバコっぽかったのが葉っぱに。
りなが“宇宙家族カールビンソン”のチカちゃん(例えが古いかな、最近のだと“オーバーロード”のエントマ)みたいだったのが表情増えて人間に近くなった、顔面半分無くなるグロ表現(つっても“宝石の国”程度)もナシに。
ここら辺って…TV放映するための「配慮」ってやつかのう?
あっるぇ?、どこから引っ張ってきたか知らないけどアニコレの「あらすじ」は違ったものかも知れない??

もっとバーチャル世界っぽかった気がするんだが、その描写は今後かのう。
ってか自主制作の方は“レリックアーマーレガシアム”みたいな終わり方だったので(なので別に見なくても良い)、ちゃんと完結してくれれば良いなぁ…けもフレもそうだけどしっかりと風呂敷を畳んだ作品を見たことがないのでそこは注目か。{/netabare}

2話感想・園芸ネタのみ{netabare}
黄色はイチョウ?
でもって緑の方は金魚椿(ググって)に見えるが…ワカバの毟ったのは生え方がヒトツバ(シダ植物)っぽい、ってことは獅子葉?んなマニアックなん出すかね?
で、困ったことに自分は一度そう見えてしまうと他の選択肢がなかなか浮かばなくなってしまう。
どう見ても金魚葉なんだが…他にそういうのってあったっけ?
初代けもフレでも2話でヤツデを出して伏線張ってた(と解釈してる)ことがあるし、そこら辺テキトーってことは無いと思うんだが…。{/netabare}

3話感想{netabare}
前回の感想で金魚椿が緑って書いちゃったけどよく見たら青か、まいっか。
3話、フタバが食ったのは大きく育ったセロリかなぁ(正確ではない)と思ったら、某所ではヨモギが定説化してるみたい。
あっそうなん?自分サイズ優先で考えてたんだけどサイズはまちまちってこと?まぁ確かに巨大なクモとか出てるしなぁ…。
ってかね、そこら辺もひっくるめてね…

面倒臭くなってきた

アバンの居ない人について語る昔話も考える気力ナシ。
まさか3話も大きな「動き」が無いとは思わなんだ。
まぁ今は「我慢」のパートだと思うので構わんけど、今後ちゃんと「発散」の展開があるという確証が無いのは辛い、いや大丈夫だとは思うけどさ。
希望としては映画ファイアーフォックスみたいに序盤薄暗い地味~な絵面で、後半めっちゃ明るい晴天の下でのド派手なアクションになってくれたらいいなぁとは思ってるんだけど…多分そうなるんじゃないかなーと思ってるんですけどね。
だって、作中「十日は大丈夫」って言ってるけど、「なにをもって1日と設定してるのか」分からん、太陽あっての一日って概念だよね?{/netabare}

4話感想{netabare}
前半、会話→小さいアカムシ倒して会話→キャンプ?張って会話。
一つにまとめられんかったのかな?
「めっさ気になるー」が段々イライラして来たw
そして後半のヌシとの戦闘…うーんうーん…。
一時停止やコマ送り前提の作りってどうなんかね?※
それでいながらリナが黒くなるシーン。
あれって重たい空気を変えようと話題逸らすためにしたことだと思うのだが、“直後に”わかばが「場を和ませようとするなんてりなさん優しいですね」みたいな事言って…言うな!台無しだ!!
わざわざ言わせんでも分かるよ、ヌシと遭遇してクサ落としたことよりよっぽど。
ってかリナも「あーあ台無しだよ」と呆れるところを、エヘヘと喜ぶって…あれ?

因みに丁度似た感じの状況が同期にやってるアニメの“バミューダトライアングル”でもありまして。
そっちでは、都会から田舎へ逃げ出して来た(その段階ではそれは秘密にしてる)カノンが、事情を知らない地元の子らに囲まれて「都会ってどんなん?」「なんでこっちへ来たの?」と質問責めにされて気まずそうな顔をしいてるところを察しの良いソナタが別の話を振る(無理して不自然な話をする)ってシーンがありまして。
更にカノンは「あ、話題逸らしてくれてた」と察してる表情はするけど別にその瞬間に「気が利きますねー」なんて言わない、普通言わない、なんのための話題逸らしだよ。

その…「わざわざ言わなくても分かるよ」と「これ何度も見ないと気付かないよ」の塩梅が上手く行ってない予感…。


その気持ち、分かるっちゃあ分かるんだけどね。
今やネットが当たり前の時代で、そこでの考察や紹介が前提の作りを目指してるのかな?と感じなくもない。
但しそれって悪く言っちゃうと攻略本前提のファミコンゲームみたいなもので…既に他媒体で原作があってそっち知らないとアニメはワケワカランってのはまた別枠としてね。
因みにゼータガンダムやエルガイムもソレ系で、雑誌の記事や小説、時にはプラモデルに入ってる解説読まなきゃ理解できない、みたいな作品ってのはあるっちゃあ、ある。
しかし現在これだけ作品数溢れてる中でそれやられてもなぁ…ってか何度も見返したくなるような面白さ無いし(あくまで現状)。
あと他所の感想で「なるほどなぁ」と思ったものでは、昔のフラッシュアニメみたいってのがあって。
あれだね、“なつみSTEP”的なんだ…でも今やたけはらみのるもライトなSD系全振りで、今の時代になつみSTEP作ったところで注目集めるのはどうかなぁ?…って感じはする。

なによりちと不安な情報が入りまして。
どうやらウルトラジャンプにマンガ掲載してるらしいのだけど、そこで初めてマンガ描くことになったたつき自身が視線誘導なんて初めて知った、みたいなこと言ったらしい。
え…今まで知らないでやってたの?大丈夫かなぁ??
実際危うさを感じるのは、肝心な部分を一瞬しか映さないのをカッコいいと思ってそうな…。
けもフレ(初代)を振り返ると、11話の登山シーンで爆撃機の残骸が転がってるの、自分は初回には全然気付きませんでした。
あれはあくまでフレーバー止まりだから気付いても気付かなくても問題なかったけど、ケムリクサはそれクラスのものに気付くことが前提だとしたら…面倒臭いなぁ。


参考・なつみSTEP解説動画
https://www.youtube.com/watch?v=hkVn853aQpA
映像作品に情報詰め込もうと思ったらこれくらい余裕、って実験作品として知っておいてもいいかも?
逆にこれクラスの注視が必要だというなら、それはちょっと勘弁願いたい。{/netabare}

5話感想{netabare}
ど…どういうこと?
地下道到着→フード姿の女性キャラ登場。
…。
けもフレやん。
ルンバロボもラッキービーストだし。
……。
まぁいい、けもフレは好きではあるけど「謎」が放りっぱなしだったのは事実だし、そっちでタネ明かしできなかったのをこっちで晴らすつもりなのかも知れない。
ある種のリメイク?
まさか引き出しがそれしか無いってことはない…よね?さすがに意図的だと思うんだよなぁ。
とはいえ現在けもフレ2が放送されてるワケで…めっちゃ攻めるねぇ。
これだけ似せておいてけもフレと同じ「謎」投げっ放しENDだったらちょっとヤバいかも。

と好意的意見はこの辺で、以下ちょいとツッコミ。
クサ便利すぎ、ってかミドリの葉っぱは全部回収しようよ。
わかば怪力か、ラッキービーストも。
いい加減グルグル巻き解いてくれ、もはや意味をなしてないだろあれ。

追記
そういや2話でりんはかつて島の外で知ったこととして「文字のこと、ムシの倒し方、水の場所、ミドリもそうだ」と言ってたのに、5話で文字に気付かなかったのは伏線?
{/netabare}

6話感想{netabare}
ちと6話は黙って様子見しようと思ったけど、やっぱり書くことにします。
アニメで文字を読ませるって…そりゃなくね?
えっと“デスマーチからナントカ”って作品では作中表示される文字が小さくて読みにくくて不評だったんだけど、それでもあっちは一応読まなくてもストーリーの大筋には影響しない程度だった。
あくまでフレーバーというか小ネタとして楽しみたいなら読んでくださいって程度だったと思うんだ(実際自分は読んでないので強く言えないが)。
一方のケムリクサ、これ読まないとアカン内容だよね?
う~~~ん?
例えばマンガ原作で重要なことを文字で表現してるシーンあったとするじゃん?それをアニメ化するとするじゃん?多分文章のシーンは読み上げると思うんだ、普通の制作なら。

ってかさ、ふと思いまして、個人的に評価の高いアニメの“ヒロイックエイジ”。
あれも「ノドスとの契約」という結構長ったらしい「文章」が存在するのだけど(12項目+α)、作中のキャラは少なくとも地球人との契約内容は皆知ってるって前提で始まってまして。
更に毎回アバンが微妙に違っててそこで契約内容を何度も紹介したり。
一体この文章にはどんな意図が隠されてるんだ?ってところからスタートで、その謎に迫るのがひとつの見所なワケだけど、それで2クールですぞ?
翻ってケムリクサは文章の発見自体が6話にしてようやくで…その文章の内容もひどく幼稚で(ここ伏せてまーすってのがあからさま過ぎ※)…ちと内容薄すぎひん?

世界についてもスペースワールドやら軍艦島やらホワイティうめだ(ツチノコと談笑した噴水はバーニングファイトでホーガンが壊すアレか?)やらがモデルらしいけど、「実際に存在してたそのもの」ではなく、ヴァーチャル世界でもないのであれば、マクロスやメガゾーン23…ってよりもファンタシースター3のアリサ3世が一番近いかな?(ググって)
あんな感じの複合型ドーム宇宙船(元ネタあるんだろうけどそこまでは分からん、ボスコニアンじゃないよ)の墜落した跡なんじゃねーの?と鼻ホジりながら思ってたり、この予想は外れて欲しいんだけどね。
島は各ドームで壁は隔壁ね、これなら要所要所の観光スポットが離れすぎててワカバ達の移動速度が異常って矛盾は無くなる。
で、予想が外れて欲しい理由はそんなの後の方までとっておくほどのネタじゃないので…ファンタシースター3ですら中盤には明かしちゃいますぜ。

これまた外れて欲しい予想としては※部分の伏せてる内容は「好きなことを見つけろ」じゃないよね?
ワカバはケムリクサ、リナはミドリちゃん、リンは食うこと、とそれぞれキャラが興味があることを語ってる・やってる最中キラキラエフェクトかかってまして、それを暗示してるんじゃなかろうか?とイヤな予感。
そしてリツだけが該当するのが無くて、見付かったらいいですね、って話だったりして。
外れて欲しい理由はやっぱりそんなん引っ張るほどのネタか?だし、更にその場合「ワカバとラブラブになる」って可能性が高い気がしてそれはちょっと…なんか“ボトムズ”のTV版ラストみたいになりそうじゃん?
塗りつぶした部分は「ワカバと名乗るヤツが現れたら始末しろ」って内容だったら良いんだけどなぁ。

なんか長くなっちゃったけど、要は謎の引っ張り方が白々しく感じ始めてまして。
もっと言えば、変化が乏しくて飽きてきた。
ワカバ自体が胡散臭いキャラなのでヒントを散りばめ続けるのではなく何層にも謎を被せて少しずつ明かしてく方(それこそダイダイさんの文章は1話で明かすくらいの勢い)が良かったんじゃないかなぁ?
アっと驚くタネ明かしを期待してるけど、だ、大丈夫かなぁ?{/netabare}

7話感想{netabare}
ゆゆゆかな?
似てるのは構わない、問題はそれより面白いかどうかなだけで。
あっちは神樹・大赦・勇者部・なにも知らない一般人(もっと細分化すると元勇者・勇者部の家族、勇者部内でもそれぞれバラバラ)と立場が多く、それぞれの掘り下げが中途半端だったのが個人的にはアカンかったのかなぁと時間を置いて考えてみると思い至ってて、こっちは逆に立場(勢力)は非常に少ないので上手くすれば上手く行くかも。
そっちよりも気になるのは…前からそうで敢えて言わないようにしてたんだけど、今回さすがにちょっと…って感じなので言っちゃうと、レイアウト酷くない?
壁の向こうはアカムシだらけだー、って、壁とワカバ達とアカムシがひとつの画面に収まってるシーンが無いので位置関係がワカラン。
“明確に”壁が破壊されてるシーンが無い(そう見えなくもないって描写ならある)ので「このままでは水飲み場が大変だ」と口で言ってるけど、どう大変なのかピンと来ない。
そもそも四国※の周囲はグルっと壁に覆われてるの?壁伝いに歩くと途切れてる所とか無いの?アカムシゾーンとアオムシゾーンが混在してるゾーンは無いの?等、なんか色々気になる。
今こそ地図を見せるべきだと思うのだが…次回以降やってくれるのかな?

※「四国」はゆゆゆネタ。水飲み場を含めた安全地帯のことなのだけど、なんて言って良いのか分からないので…。

ってか水飲み場にしても「ようやく辿り着いた」感が何もない、感動しない。
理由は大した苦労もなく着いちゃったからで、厳しいアカムシとの戦闘を切り抜けたでも、残りの水が尽きて1人また1人と倒れてくこともない(別に死なないでも倒れるだけでいい、折角電車って乗り物あるんだし)。
とはいえ、ヘタに苦労させちゃうと今度は「ツチノコはこんな厳しい世界に姉妹を放り出したのか」ってことになってしまうので、手加減せざるを得なかったのだろうか。{/netabare}

8話感想{netabare}
てっきり今回は大量に居たアカムシ相手のバトル回だと思ったらアバンで戦闘終わってた。
前回最後、新たなクサも手に入れたのでそれの能力の披露するのかと思ったのだが…。
結局姉妹達はルンバの液晶?の文字を読めるのか読めないのかよう分からん。
ルンバロボはどうやって壁を越えてついてきたんだろう?
青側にもケムリはある模様。
考察したい人は頑張って。
ダイダイメモは辞めとこうよ、あとキラキラエフェクトも。
白のメカは赤いケムリに汚染されるとアカムシになるのね、それ聞いても驚かない・とっくに承知してたかのような振る舞いってどうなんだろう。
元から知ってたとなると少なくともリンは無害だから良い、じゃなくて将来有害に成りえるんだからアカムシ退治後無害なムシになっても破壊しようとしないと辻褄が合わない気が。
ルンバロボと親睦を深めるエピソードがこれといって無かったので死んだところで「ふ~ん」としか。
ってかあのルンバによって世界が辛うじて維持されてるとかだったら「うわこれヤベェ」となったけど、別にそんなことはないっぽい。
電車の車輪が直せることすら気付かなかった連中にクサが枯れかけてるからもう直せないと聞かされて簡単に納得するなよ、そこは必死にミドリ光線浴びせながら「なんで効かないんだよおお」ってやろうよ。
船長ねぇ…いよいよファンタシースター3臭くなってきた。
一応地図が出たが、そうじゃない。

そうそう、冒頭りながヤムチャみたいに倒れて黒くなってたが、あれは4話のアレか。
どうやったらああなるのか、どうやったら元に戻るのかの説明は無い。
…。
まぁ今後やってくれりゃあいいけど。{/netabare}

11話までの感想(最後まで見たら消すかも){netabare}
ちょっとアレですね。
まだ最終回で巻き返す可能性はあるのでとやかくは言わないけど、現段階で批判寄りな長文下書きが出来上がってます。
これを投稿しないで済む展開を今後に期待。{/netabare}

総評{netabare}
色々と言いたいことが頭の中で混乱状態で上手くまとめられない。
とりあえずなんか悪い方向に予想が当たっちゃってガッカリで、その中身を箇条書きしてみると…

・登場人物に「人間らしい人間」が居ないのは宇宙人と、感性をコマ切れにした元人間(非人間)だから
・あの世界は未来の地球ではなく、誰かが地球を再現した作り物の世界
・ダイダイメモの伏字の部分は「わかばを助けろ」

以下それぞれの項目の解説。
まず一番目。
「この世界はどうなってるんだ」という作品でありながら、出てくるキャラがどいつもこいつもなかなか“周囲に関心を示さない”のでイライラする。
けもフレ1はあくまで人の作りしラッキービーストに生活が保証されたユートピア世界で、「世界の真実に気付くとユートピアが終焉を迎えるかも」という予感があり知ってはいけないというブレーキが働いた(後述の「葛藤」にも係る)ので周囲に興味示さなくてもまあいいやと思えたのだけど、ケムリクサは生死に直結する問題で、そこで「気付かない」ではなく「気にもしない」というのはどうなんだろう。
ワカバは自分の命よりもケムリクサ(を愛でること)の方が重要なキの字。
キの字ならキの字で統一されてるならまだいい、本当にケムリクサにひたむきならそれで良い。
そして「自発的にケムリクサの探求を進めてたら世界の謎を紐解くことに繋がった」のなら良かったのだが、実際は人に言われてやっただけ。
5話でツチノコに会った際「尋ねる中身そこ?」とガッカリさせられたかと思えば9話ではルンバロボに妙に感傷的になったりと一貫性も無い。
リョク達に「生きてることは秘密にしといて」と言われるがままで理由を知ろうともしなければ、リン達に言うべきか言わざるべきか葛藤することもない。
そう、「葛藤」が無い(※この件に関しては後述)、これ個人的に結構辛い。
「ワカバが人間らしくないのは宇宙人だから」
ナルホドすごいですね、伏線回収バッチリですね(※皮肉、この件に関しても後述)。
けどね、複製しておいて結局一番興味のあるのはケムリクサで「地球人の考えることはよく分かんないや」みたいな描写が無いのはどうなんだろう(口で一回は言うけどそれだけ)。
複製は仕事でやってるだけというのなら、じゃあ同僚や上司が居てもいいハズで、赤クサの問題(それ以前にリリ発見の報告)を伝えなかったのは「なんで?」とどうしても思ってしまう。
結局これ、「キャラがマトモな感性じゃない」を言い訳に都合よく動かせる駒としか見てないキライがする。
なによりも

「自分に興味の無いものは知らなくていい」「好きなものだけやってればいい」

って思想が滲み出てて、これには共感できない。
ヲタやニートの悪い部分を煮詰めたキャラ造詣で、それを是とする世界観はそりゃあヲタにとっては心地良い…のか?
「これでいいのだろうか」ってのは常に頭のどこかに置いておくものじゃないのか?
この作品の物語の構造としては「謎の生物を拾った子供が親に内緒で飼ってたが、その生物が大変なことを引き起こして…」ってパターン、ウルトラマンでよく見た気ががが。
・謎の生物=リリ
・拾った子供=ワカバ
・大変なこと=赤木
・親=ワカバの同僚や上司
で、この構図で考えると、見事に大人が居ないっていう…。
実はこの文章は11話終了時点で書いた下書きを手直ししたもので、もし最終回で「周囲に気を配らなかったことが災いしてエラいことになる」って展開が来たら破棄するつもりでいたのですが、その展開は来ませんでしたね。
最後、相変わらずケムリクサに夢中なワカバを見てリンが「気持ち悪い」と吐き捨ててエンドだったら神作品として崇める覚悟は出来てたんですが…。


二番目。
やっぱりファンタシースター3の「アリサ3世」だったのね。
それだけなら良いのだけど、これは一番目の項のキャラ造詣と被ることになりますが…結構前から感じてたこととして「「廃墟モノ好き」といっても好きなポイントは人それぞれ違うんだろうなぁ」と思って言わずにいたのですが、さすがに言わせてもらいます。
個人的に廃墟モノの醍醐味って、当時暮らしてた住人の生活に思いを馳せることじゃないの?
例えが古いけどマクロス劇場版なら古代人の食卓を想像して新婚ゴッコをしたりただの流行歌に感動したり、“少女終末旅行”なら宗教施設を「なんだこれ?」と言ってみたり居住スペースに家具を並べて生活する妄想したり。
ケムリクサはそういった廃墟に対して「どんな生活をしてたんだろう」と思いを馳せない、せいぜい台詞で一回言っただけ。
無関心。
そんなことよりずっとケムリクサケムリクサ言ってて、これでは結局「宇宙人が地球を複製してた」も強引な後付けにしか感じない。
地球の文化に興味があってケムリクサの力を使って複製したんじゃなくて、ケムリクサの能力を試したくて複製してたようにしか見えない。
もっと言っちゃえば、背景を1から描きたくないので写真加工で誤魔化せる・手を抜ける設定をでっち上げただけにしか見えない。
要はスタッフは廃墟が

「好きなんじゃなくて、それしかできない」

のではないか?という不信感が…。
これは他の作品見てるとたまに「(話はクソでも)ああ、スタッフは○○がスゲー好きなんだなぁ」とひしひしと感じることがありますが、果たしてケムリクサは「廃墟好きなの?本当に?」と首を傾げる。
「好きを見つけろ」ってテーマのクセにこれはどうなんだ?
この件に関しては後で一応フォローも書いておきます。


三番目。
そこは真逆にするもんじゃない?
こんなのは誰でも思いつくもので、その予想を外すことくらいして欲しくて「ワカバを始末しろくらいは書いてて欲しい」と以前書いたんですが…。
予想を外す気が無いのなら、これまた以前書いたけど「ダイダイメモの中身は1話冒頭で明かす、伏字の部分も4話くらいで明かす」くらいが妥当じゃないかな?
一の項で触れた「葛藤」の話になりますが、当初出された指令を知らずに実際に付き合っていたら情が移って、その後で指令内容を知るけど、「指令を書いたときの感情」と「今抱いてる感情」に大きな違いが生まれてさぁどうしましょう?ってのがドラマじゃない?
そこで葛藤するって展開でないと、今までメモの内容を知らずに一緒に行動して積み重ねてきたものは何だったんだと、10話もかけて何やってたんだと思わざるをえない。

話はちょっとズレますが「別に誉めてる人を批判する気はない(誉めたきゃどうぞ誉めて)」ってスタンスであることを理解した上で読んで頂けると幸いです。
{netabare}どうやらマンガ家の「あさりよしとお」がこの作品を誉めてるそうで。
その気持ちはなんとな~く分かる。
前に書いた様に同人版のリナはチカちゃんっぽいし、四次元スカートはおとーさんの外部パーツ呼び出しっぽい、そして11話で明かされた設定もカールビンソンに似てる部分が多い。
あっちは宇宙人が地球の宇宙船に衝突して乗組員の殆どを殺してしまい、唯一生き残った赤ん坊を「いつか母星に返してやろう」と育てることにし、それに際し母星に帰ったときに社会不適合者にならないように地球の文化を真似た(これに勘違いが含まれるのが笑いのポイント)「宇宙人の世界で地球人ごっこをしてる」って設定でして。
ただねぇ、自分キャプテン版しか知らんけど、最後というか将来的には「コロナが父や母だと思ってた人は実は宇宙人で、本当の両親はそいつらに殺された」ことを知る未来が待ってるってのがこれまた切ない部分でして。
真実を知ったら両親の仇と恨むのか、今まで育ててくれてありがとうとなるか、さてどっちだろう?ってのがドラマというか、「真実を知らされるまでの付き合いでどこまで親交を深めたか」に関わる話で、本編はそこをずっと続けてた訳で。{/netabare}

そしてケムリクサに話を戻すと「わざわざ引っ張るほどのネタか?」と。
その路線で行くのは構わないけど、引っ張るなら引っ張るだけの積み重ねが生きる展開でないと物足りない。
それまでの道中で得たヒントを繋ぎ合わせる訳でもなく、クサを覗けば世界観が全部分かるって、じゃあ最初からやれよと。
最初に思いついた設定を虫食いにして小出しにしてただけで、そこにドラマは何も無い。
スタッフは人間には興味無いんじゃないかな?とさえ感じる。
というか…ダイダイメモの伏字部分は「ハイここテストに出ますよー」ってくらいあからさますぎて結構キツい。
好きなことについて語ってる最中キラキラエフェクトを乗せるのもワザとらしすぎてキツい。
最終回で死んだと思われてた3人が出てきてなめプかますのも個人的に恥ずかしい。
(実はけもフレ1でもライオンが「ウチの子にぃ~(態度豹変して)手ぇ出すんじゃねぇ」のシーンは恥ずかしくて仕方なかったり)
その一方で、後述しますが非常に分かりにくい・気付きにくい描写も多々あり、人に理解させる表現能力に問題あるんじゃ?と考えてしまうことがしばしば。
要は表現が

「幼稚」


──まずは三項目に絞って感想を書いてみたけど、それぞれ一番思った部分、括弧で強調した部分を並べると…
「自分に興味の無いものは知らなくていい」「好きなものだけやってればいい」「好きなんじゃなくて、それしかできない」「幼稚」
なんともボヤ~っと、おぞましいイメージが浮かび上がる。
で、実は上記の三項目はそれぞれ「キャラ造詣について」「背景設定について」「ドラマ性について」言及したものになってます。
他にも言及しときたいことがあります。

・演出やコンテやレイアウトも含めた絵について

いやぁこれ…TVアニメに向かないと思う。
絵がヘボいので単なるミスなのか意図的なのかの違いが分からない。
これがカッツリしっかり絵の描かれた劇場作品や、あんま誉めたくないけど京アニ作品だったなら、絵的に何か変なことがあっても「これは意図的だな」と分かるんだけど、ケムリクサはそうじゃない。
一番印象に残ってるのは3話で「電車から落ちかけたワカバが、あたかも命綱があるかのような吊り下げ方で助かった」というのがあって、その時は「本当は命綱があるんだけど作画ミスで描かれてないだけなんだろう」と思ったら、今度は5話で迷子になる展開になり「この前は作画ミスで描かれてなかったけど命綱あるハズなのでそれを手繰り寄せれば帰れるんじゃない?」と思ったらどうやらその時は命綱は無かったらしい。
おいおいどっちだよと。

そもそもCGがけもフレ1から進化してないってどうなんだ?いやむしろ退化してない?
CGなのにカットごとにレイアウト組んでるってどういうこと?
連続したシーンなのにカメラが変わるとキャラの位置がワープすることがしばしばあり、これまた混乱をきたす。
単に絵がヘボいだけなら良いんだ。
最近で作画崩壊で有名なのは“いもいも”になるのかな?
突如携帯の機種が変わるのが有名だけど、個人的に印象が強かったのは何話だったかな、「妹がエロゲ屋に行って、そこで棚にズラっと並んでるエロゲのえっちぃパッケージを見て照れる」シーンがあるのだけど、肝心のエロゲのジャケットがえっちぃくなくまるっきり健全に描かれてて「それでなんで照れるんだ?」と困惑したことがあります。
これっていっそのこと目を瞑って音だけ聞いた方が作り手が伝えたかった内容を理解できるという最悪のケースで、そのレベルはさすがにツッコむけど軽度のものは流しますよ。
同期放送の作品でだと“エガオノダイカ”では連続したシーンなのにカメラ引いた時とアップとでコート着てたり着てなかったり、“コトブキ飛行隊”では2人並んで話してるシーンで位置関係変わってないハズなのにアップになったら向いてる方向が逆向きだったり、“デートアライブ3”ではキャラの表情は怒鳴ってるのに声優の演技は呆れてるになってたり…。
けどこういうのはたまたま気付いただけで、気付いてないところで似たようなのは沢山起きてると思います、だってTVアニメだもの。
見てる側もTVアニメにそこまで作画がシッカリしてるのは望んでない・無意識のうちに気にしないようになってるのだけど、ケムリクサは「むしろそういうところを目を皿のようにしてしっかり見ろ」って作りでして。
それは『話を理解する上で必要な情報』を「一瞬しか映さない・画面の端っこに気付きにくく映す」手法が何度も繰り返されてる。
4話でヌシに遭遇してワカバがポケットからクサを落とすシーンとか、7話でアカムシが居る側のカベを開けたポイントが中盤とラストでは別の場所だとか(鳥居の有無が見分けるポイント、これに気付かないと8話冒頭が唐突に感じることになる。てっきりラストに開けた場所は中盤のと一緒だと思った人多いんじゃないかな?自分もそうだった)、7話でリンがうな垂れてるシーンの背景に山があってそれに気付く描写は無いクセに後から「キリの向こうに山が見えた」と言わせるとか、7話で新たに拾ったクサの能力見せてないと思ったら8話冒頭黒くなったリナにワカバが駆け寄る時に手にしてたとか。
(5話の移動中に電車が車輪落とすシーンは話を理解する上では重要ではないのでそれはいい)
そんな気付きにくい描写で「分かれ」という態度を取るのであれば、じゃあ命綱ちゃんと描いてくれよと。
ってか描かれてあるのはまだマシな方で、5話で直前まで幹しかなかったミドリをゆすったら葉っぱが散りだして「描写無いけど実は葉が繁ってた」みたいなことを口だけで説明したり、7話でいきなり電話ボックスが3つに増えてりなの四次元ポケットから出したんだろうと予想はできるけどそれを見せなかったり、10話で「実は水飲んでませんでした」と口で言うだけでどうやって欺いたかは描かれてなかったり。
こういう方法で説明した気になるのは止めて欲しい。

「そんな細かなところをグチグチとまぁ」と言われるかも知れないけど、「細けぇことはいいんだよ」と開き直れるほど『代わりに前面に押し出してるモノ』が無いのがどうしたもんかって話で。
同期放送でそれ系といえばジョジョがいい例かな?
最近見た23話だけでも{netabare}「ジョルノはトーキングヘッドがナランチャの舌に取り付いてると直接見た訳でもなく、更には前の回で言葉だけじゃなく動きも操作されてた(「あそこに敵が!」と指指そうとしたら別の場所を指差した)のに、舌を切り落としただけで解除できるとどうやって確信できた?」{/netabare}と突っ込もうと思えば突っ込めるけど、アクションや勢いでゴリ押ししてるのでこれはこれでいい、そこはメインじゃないと突っぱねられる。
けどケムリクサは…「そんな細けぇことはいいんだよ」と言い切る勢いも無い、アクションシーンはカットするし感情の機微に迫ろうにも所詮宇宙人と人形だし。
細かいところまで見て欲しいのか、細かいところは目を瞑って欲しい(その場合代わりとなる見所を用意してないが)のか、どっちなんだ?と。
都合に合わせて「なんて緻密なんだ」と「そこは気にしてはいけない」を使い分けるのは好きじゃない、ってかそういうのはあくまでフレーバーに留めといて『話を理解する上で必要な情報』にまでやるものじゃないでしょう。
“絶望先生”の黒板ネタを全部理解しないと物語理解できないって言われても困ります。
以前“なつみSTEP”を例に挙げて「こんなのになるとイヤだなぁ」と意思表示したのですが、まんまとそれになってしまいました。

ただここら辺は…けもフレ1が予想外にウケちゃって、それで味を占めたとは言わないけど、次ハズすのが怖くなって冒険できなかったんじゃないかなー?と思わなくもない。
自分けもフレ1は評価高いです。
けどアカン所も一杯あって、けどそれを気にしないで済む絶妙の塩梅ってのがあって、果たしてそれは偶然か実力か測りかねてたのだけど…ケムリクサの出来を見ると後者のだったのかなぁと残念でならない。
要は上記のツッコミってけもフレにもまるっきり当てはまるのです、敢えて言わなかっただけで。
図書館でマッチ箱貰うけど一瞬すぎて見えないとか、そのマッチ箱も含め11・12話でいきなりロープや松明(掛け軸)や紙飛行機が出てくるけど「今まで旅の間に手に入れて、バックに入れてたんだろう」とは分かるけど実際に出し入れしてる描写は無い。
もっと簡単なのでは1話でカバンが小川に落ちてる「ハズ」なのだけど、画面の外で音だけでそれを表現してて絵では見せない。
恥ずかしい話としては11話で登山中のカバンが「あっ」と言って海の向こうに島があるのに気付くシーン、初見では島の影が空に溶てて気付けませんでした(ただ海原を映しただけにしか見えなかった)。
同じく登山中の爆撃機にも気付かなかったし、最後の「つづく」は…その…今でも読めない、うっすら描かれてるらしいのだけど…色盲じゃないはずなんだが…。
なんでハッキリ分かるように見せてくれないの?といえば単に絵がヘボくて描けないから・予算が無くて描く暇が無いから、で納得してたし、なによりその部分は『話を理解する上で必要な情報』でもなかった、フレーバー色が強かった。
爆撃機の残骸なんて気付かなくても話を理解する分には影響無い。

逆を言っちゃえば、人手だか予算だか無くて「あれもできないこれもできない」という中、これだけの物語を組み立てられるのは大したものです、嫌味ではなく。
CGが退化してるのは予算が無いから、レイアウトが糞なのは背景が写真加工でグルっと回転できないから、キャラが少ないのも予算が無いから、死んだと思ってる姉妹の思い出話の時に回想シーンが無いのは声優が呼べないから、リナが分裂してるのなんてコピペで済まそうという苦肉の策でしょう。
ダイダイメモを絵だけで表現してるのも、下に字幕を入れる予算も無かったんでしょう。
そう思えば「苦しい中よくやった」として作品の粗も大目に見られるってものです。
ただ、だからといって今後も同じような縛りプレイを続けられるのもアレだし、それなりの予算で作ったものも見たいなぁと思うのですが、それにはどうも問題がありそうなのが悲しい。
(問題の中身は作品の感想とは外れるので書きません)


以下雑記

伏線回収が凄いとよく聞くけど…あの、1クール作品ですよ?
回収できるのは当たり前、問題は回収した時に「ナルホドそういうことか!」とつい膝を叩いてしまうような出来か、「あ、そう、ふーん」と無感動に事実を眺めることになるか。
上で書いた様に「ワカバは宇宙人」は「あ、そう、ふーん」。
ってか、そうであるなら8話の青壁の「警」の文字は何だろう?
あれは宇宙人の技術じゃないの?なんで漢字?
(最終回の「禁」はまだ赤木を作ったのが元地球人のリリなのでまぁいいかなと思うけど…それでも変なんですけどね)
バケットホイールエスカベイターもそうですね、あれも宇宙人側の技術じゃない?
しかもこっちはわざわざ出しておきながらやったことはクレーン引き上げ、いや掘削してよと。
もう絵を描く余裕が無いんだろうなぁと感じて悲しくなった。
これにより一度は宇宙人説を捨てたのに(考えなかったワケじゃないぞ?)、結局宇宙人でしたというトリックが誰得なものに。
序盤ワカバのグルグル巻きもアホ臭い、リンとの信頼度を表してるって?あっそうふーん。
栽培してたウスイロはどうしたんだろう?

で、そこら辺の突っ込みどころは強引に理屈を展開すればどうとでもなる。
「ワカバは宇宙人なんだし、その見た目は観測する人によって違うタイプで「警」の文字もそれと同じ」なんて言えば筋は通るんじゃない?
問題は、そこまで考えてやらなきゃならんの?
そんなのが誉められるのなら“剣王朝”は大傑作かと。{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 24
ネタバレ

丸太旭日旗六四天安門 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

この作品には何かが足りないと1日考えていたが…やっぱ、アレだね。

1話。
正直「たつき監督はけもフレの世界観とキャラを失ったらもうだめやろな…」と思っていたが(そう思ってた人は多いはずだ!)、意外や意外、面白い!
ただ情報量が多くて詰め込み過ぎで、けもフレより敷居が高いハードでダークなSF作品に仕上がっている。ポストアポカリプス世界観はけもフレと同じだけど。
なんでPVを公開しないのかと思ってたが、1話からサプライズをやりたかったからなんだね(同人版ではわかってた内容が多いらしいけど)。
{netabare}まず1つめは、仲間のりながいきなり死んでしまう事。でも実はあと4人いましたーというオチ。3DCGは同じキャラを出すのが楽なので生かせてるね。
2つめは、前作のかばんちゃんに当たるわかばが男であること(食べないでくださーいみたいな空気になって笑った。これがたつきテンプレなんだろう)。たつき監督は百合好きだと思ってたので、男キャラを出すとは意外だった。さっそくりんと恋愛フラグが立っているように見えたが…。{/netabare}
設定がかなり複雑そうで謎も多いので、1回だけで内容を理解するのはきついのかも。けもフレ一期の時のように考察が盛り上がりそうだね。{netabare}オリジナルヒューマンはわかばでりんたちは人間じゃない(彼女たちもまたアカムシかな)ってオチが見える。「わかば」はタバコの銘柄が元ネタかな?{/netabare}

2話
{netabare}恋愛感情を知らないりんは毒の可能性を疑うのであった。しかし恋とは本当に毒かもしれない。
設定がややこしくて説明セリフばかりだけど、灯りの役目しかない「黄色」はいらなくない?今後役に立つのか?もうちょっと設定をシンプルにした方がいいと思うんだが…。
それにしてもたつき監督は乗り物に乗って旅するロードムービーがよっぽど好きなんやな。
OPの歌詞がストーリー通りならわかばは自己犠牲しそうやな。{/netabare}

YouTubeで公開されている30分弱の同人版を見てみた。
違いとしては、
{netabare}・同人版はわかばはすぐヒトだと認められる(りんは最後まで疑っていたが、確認のための暴力描写がキツい…)。
・りつのキャラが違う。同人版はTV版と違い怖いお姉さんで病弱ではない。
・ケムリクサは同人版はタバコ型だがTV版は葉っぱ。海外放送も考えての事だろう。
・同人版はTV版のようにりんがわかばに惚れるような描写は無い。
・旅立ちは同人版はりんとわかばの二人だけ。
・同人版はりんたちの親のリクの回想が度々入る(わかばはりくと同じ能力を持っているのでりくとわかばがオリジナルヒューマンでりんたちがクローン?)
・映像のクオリティは圧倒的にTV版の方が上。けもフレテイストでリメイクした感じ。

同人版もラストの旅立つところで、りんがわかばにお前はすぐ死ぬだろうと話して終わりなのは同様。TVアニメ1~2話=同人版に相当する。
同人版を見てわかった新事実はほとんどないのだが、エンディングでわかばが緑から生まれ落ちるのがちょっと気になった。
あとボスのアカムシが「このエリアは禁煙です、浄化します」と言っているので、ケムリクサの世界は嫌煙が行き過ぎて滅びた世界なのかと思った。タバコが実は世界の維持にとって必要な存在だったとか。{/netabare}

3話
これほんと話がわかりにくいよな…。
{netabare}会話で出てくるりくは同人版見てるからわかるが、りょくはわからん。
遊園地の廃墟に日本語があったからこの世界は未来の日本ということか。
わかばがケムリクサを食べているが、ということはケムリクサは野菜なのか?煙草そのものだと思っていたけど(タバコの葉は生でも大量のニコチンを含むのでわかばのように食ったら危険らしい)。
EDでは今までの経緯を説明しているね。1話以前までにずいぶん死んでいる。同人版ではわかばは緑から生まれているのがわかるがTV版では伏せているな。{/netabare}

たつきTwitterのプロローグ動画をチェックした。
{netabare}はじまり りくとりょうとりょくが出てくる。雨合羽みたいのかぶってるのがりく。りょうはチャイナ服。
0.5話 りょくの話。眼鏡っ子。四角いケムリクサを持っている。わかばと好奇心が強い点が共通するので与えたのだろう。
0.6話 りょうの話。りょうは強いが実力はりんの方が上だと言う。
0.7話 りなの話。りんは食べることはできないと悟る。
0.8話 りくの話。触るの大好き。
0.9話 りつの話。緑を発見。目の下にくまはまだない。{/netabare}
…TVアニメはこれを見てる前提で作ってるのだろうか?たつき監督アカンでしょ。

4話
{netabare}死んだ姉たちってOPに出てるんだな。
会話に姉たちの話題がかなり出てたけどたつきTwitter動画見てないとわけわからん。
今回はわかば大活躍で今後も参謀として活躍するのだろう。
渡っていた橋は関門橋だろうか?これから山口に行って広島辺りで終わり?{/netabare}

5話
{netabare}ボスもどきは同行せず。わかばは日本語読めてたけどスルーされたな。
最後に死んだはずのりくが登場。これから他の姉たちも出てくるのかな。{/netabare}

6話
一気に情報量が増えた。
{netabare}りくは自分が本来いるべき存在ではないのはわかっている。
なぜりんたちに生きていることを教えられないのか?りょくも健在のようだが。
わかばが黄色い草の使い方が分かって文字情報が大量に。
さいしょのひとは何かを隠している?
ひらがな文がりょくで漢字交じりはさいしょのひとか。凜たちは分裂した存在で水だけで活動できる。今日出てきたりくは本体の方か?
記憶の葉というのが重要アイテムらしい。
最大の謎のりんたちの目的は伏せられた。
最後にようやく湖(琵琶湖?)を発見して前半終了。
さいしょのひと以外に分裂後にすぐ自殺した一番上の姉がいるんだよな。その辺どうもよくわからん。{/netabare}

7話
{netabare}まだ湖にはついてなかったのか。
「警」と書かれた謎の青い壁を乗り越えて、ついに大量の水をゲット!しかしその向こうにはアカギリとアカムシの地獄が…後半はそれらとの戦いの話になるようだ。{/netabare}
この作品はRGBCMYといった色のシンボルが話の鍵になっているのだが(アカギリ、ミドリ&わかば、青い壁、アイ、りんたち、黄色いケムリクサなどがそれぞれ該当する)、まだそれが全体のストーリーにどう絡んでくるのか見えてこないな。
ただ三原色図を見て思ったのだが、{netabare}りんたちはアカムシと壁に属する存在で、りんと重ならないミドリ・わかばはりんたちと相容れず対立しているのではないだろうか。終盤は宇宙からの侵略者であるりんと人類の生き残りのわかばが戦う展開になるのかもしれない。{/netabare}

8話
{netabare}シロ軍団の活躍と別れの話。白って三原色を全部加算でブレンドした結果なんだよね。この世界で最も尊い存在ってことだろうか?
りんの持っている赤いケムリクサが実は記憶の葉?{/netabare}
そしてなんとけもフレ一期に引き続き日清とコラボwwww
でもこの日清コラボもたつき更迭の原因とされているのだが…日清は熱心なたつきファンと言う事なのだろう。

9話
また新情報が増えたな。
{netabare}富士山に到着。なんか浮いてるけど。
りょうとりょくがご登場。りょくがわかばと意気投合してて笑った。関根明良も仕事増えてきたな。
姉妹たちはロマサガ2の七英雄みたいに別の所に本体があるんだろうか。
りんの持ってるのが記憶の葉なんやね。{/netabare}

10話
{netabare}東京まで来たのかな。
記憶の葉で出てきた人物がさいしょのひとか(さいしょのひと視点なら別人とも言われるが、オレンジのケムリクサに書き込みをしている)。わかばと同じ服を着ているのがポイントだろうね。{/netabare}

11話
おおおお!!ちゃんと説明するとはwどうせこの物語の真相は分からんまま終わるんだろうなと思ったら、ほとんど説明してくれたwさすたつ!
{netabare}わかばが宇宙人の研究者で地球の建物を文化財としてコピーしてたところに地球人りりを取り込んでしまい、りり(さいしょのひと)が赤いケムリクサを作ってしまってハザードが発生してわかばが犠牲になった(わかばはミドリで復活できると予想していた。記憶障害が起こる話はその前に出ている)。
青い壁は「警」で大人しか開けないので、りりはわかばにまた出会うために自分を分割して大人の姿になった、ってことか。
りりの目的はわかばにまた会う事なので既に達成されていたのだが、最後にわかばがやられてしまうのは皮肉。
色をブレンドするのをようやく11話でやったか。
りりの声はりんと同じみかこしだけど演じ分けはさすが声優!
EDがやっと変わった。

この作品をラブコメという観点で見た場合…最終的に、りんとりりの人格・記憶は統合されるのだろうか?そうしないと、どちらかが失恋するということになるんだが。{/netabare}

12話
{netabare} 残っていた謎の姉たちが何で生きてたのか、は記憶の葉の中にいたからで済ませたかw
意外と綺麗に終わらせたが…そのせいであっけない感じもする。
りんの恋愛感情を明確にして終わらせたが、そのせいで事実上死んでしまったに等しいりりが不憫に感じる。
あと、船の外の世界って何なん?船ってことは移動してきたんだから地球?ってことは人類が健在だから面倒なことになるんじゃない?
わかばの記憶が戻らないとまずいよなあ。{/netabare}
作画がへばっててバトルは迫力がなかった。ヤオヨロズの制作力の限界を感じる。

【総評】
なんというか…最後まで見てきてこれを言うのもなんだが、この壮大な{netabare}(ようで小さな箱庭世界の){/netabare}SFストーリーをこのかわいいキャラデザやチープな3DCGでやるのは無理があったように感じた。
よくある謎を残したまま終わる系の作品かと思いきやそうではなく、意外と綺麗に回収したのは良かったけど、そのせいで小さくまとまった作品になった気もする。多くの伏線を一気にだーっと回収されても「お、おう、すげーな…でも、面白いのとは何か違うな…」といった物足りなさを感じてしまう。自己完結しすぎていてイマジネーションが沸いてこないんだよね。世界が閉じてしまっているせいで、この作品で例えば二次創作とか全然出来ないと思う。良く考えられたプロット=面白い、というわけではないを立証した作品ということで、なんか不思議な感覚にとらわれたまま終わってしまった。

★この作品が不朽の名作になるのに決定的に欠けているものがあると1日考えていたのだが…足りないのは「意志を持った悪役」の存在だね。
みんないい子なんだよね。それでバトルをやっているから、ただ降りかかった災厄を払う作業をしているだけなんだよね。だからどうも面白くない。悪役を懲らしめる爽快感が無い。
けもフレ1期もいないけど、だからそっちも私は別に面白いと思わなかった。

それと、監督のTwitterアカウントの前日譚の動画を見ていないと内容が掴みにくいというのはTVアニメとしてどうかと思うが、監督の主張が述べられた「へんたつ」によると本来はそうやって焚火を細々と燃やすような感覚でクリエイター活動をしているので、それが自分たちのスタイルということらしい。
とはいえTVアニメとして作った以上は、それ単体で見る人に向けて配慮すべきだっただろう。
ただ前日譚動画に描かれるりんたちの過去の会話がわかばにとって解らないのは、視聴者=わかば視点として共感させるために狙っているのはあるんだろうけど。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 18

79.8 4 好奇心アニメランキング4位
きんいろモザイク(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1753)
8530人が棚に入れました
イギリスでホームステイをしていた忍に、帰国からしばらく経った高校1年生のある日、一通のエアメールが届く。
差出人はイギリスで出会った少女、アリス。なんと今度はアリスが日本に来るという。アリスと忍、クラスメイトの綾と陽子、さらにもう一人のイギリス少女、カレンも巻き込んだ日英美少女ミクスドコメディ。

声優・キャラクター
西明日香、田中真奈美、種田梨沙、内山夕実、東山奈央、田村ゆかり、佐藤聡美

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『わかば*ガール』放送開始記念 Episode 12「きんいろのとき」視聴。

大宮忍、15歳。
黒髪たれ目の純和風女子高生ですが、中学生の頃はイギリスに(少しだけ)ホームステイしてました。
帰国後も外国への想いをつのらせていた忍に、ある日一通のエアメールが届きます。

「シノブ、今度は私が日本にいくよ!」
差出人はアリス・カータレット。
ホストファミリーの一人娘で、金髪碧眼の英国少女!
クラスメイトの小路綾&猪熊陽子に、アリスのライバル幼なじみにしてもう一人のイギリスっ子の九条カレンも巻き込めば、5人の日々はきらきら輝くモザイクみたい――

日英美少女ゆるふわ学園コメディ、はじまるよ!

Episode 1「ふしぎの国の」
高校1年生になったばかりの大宮忍。
まだ慣れない制服を着て登校しようとする彼女は、玄関の棚の上に一通のエアメールを見つける。
差出人は、忍が中学生の時にホームステイをした家の女の子、アリス・カータレット!
忍はその場で手紙を読み始め、クラスメイトの小路綾と猪熊陽子との待ち合わせに遅れてしまう。
手紙は英語で書かれていて、忍は何が書かれているのか全くわからず、綾も断片的にしか理解できない。
学校に着くと、担任の烏丸先生に今日からクラスに編入生が来ることを知らされる。
その編入生の正体はなんと、イギリスからやって来た金髪の少女アリス・カータレットだった!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、九条カレン

Episode 2「ちっちゃくたって」
忍の家にホームステイにきて数週間、アリスは新生活にもだいぶ慣れてきて、憧れの日本での高校生活を楽しんでいた。
おっとりして優しい忍。
しっかり者だけど時々おっちょこちょいの綾。
明るくて元気でよく食べる陽子。
背が低いことがコンプレックスで少し人見知りのアリスにも、仲良しな友だちが出来て幸せな日々を送っていたのだが…。
アリスは、ふと自分がみんなからどのように思われているのかが気になって、考え込んでしまうのだった。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、小路綾、猪熊陽子

Episode 3「どんなトモダチできるかな」
アリスがやって来たせいか、忍、綾、陽子は最近よく街中で外国人を見かけるような気がしていた。
すると、陽子がこのあいだも金髪少女に会ったと言い出す。
金髪少女というフレーズにテンションが上がる忍は、陽子から詳しい話を聞き出そうとする。
陽子が会った金髪少女の正体は、アリスのイギリスでの友だち、九条カレン!
日本に住むことになったカレンは、忍たちの学校へと転校してくる。
忍はアリスよりも英国人っぽいカレンに、すっかり目を奪われてしまう。
そんな忍の様子を見て、アリスはカレンに妬いてしまう…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 アリス・カータレット、猪熊陽子、九条カレン

Episode 4「あめどきどきあや」
風邪をひいて学校を休む忍。
学校ではアリスたちが忍のことを心配している。
すると陽子が駆け寄ってきて、下駄箱に手紙が入っていたことを告げる。
アリスとカレンはラブレターだと騒ぎ立てるが、綾は一人だけ中を見ていないのだからラブレターかどうか分からないと言い張る…。
手紙の内容が気になってしょうがない綾は四六時中、陽子の動向を注視するが、陽子はいっこうに手紙を読もうとはしない。
そんな陽子の素振に綾は、授業中一人もんもんと悩んでしまうのだった。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、小路綾

Episode 5「おねえちゃんといっしょ」
忍は数学のテストでなんと0点を取ってしまう。
見かねた綾が、学校で忍に勉強を教えていると、陽子やカレンも綾に勉強を見てもらいたい、と言い出す。
今度の休日に、忍の家に集まってみんなで勉強会をすることになった。
勉強会の合間、忍の姉でモデルの勇の部屋でカメラを見つけたカレン。
いつの間にか、勉強会だったつもりが、写真を撮るのが好きだという勇に公園へと連れられて皆で思い思いのポーズをとりながら撮影会をすることになってしまう…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、猪熊陽子、九条カレン

Episode 6「金のアリス、金のカレン」
いよいよ来週から夏休み。
忍たち五人は、みんなで一緒にどこかへ遊びに行きたいと盛り上がる。
すると、海へ行きたい陽子と、山へ行きたいカレンとで意見が対立してしまう。
結局カレンの熱意に押されて、夏休みはみんなで一緒に山へ出かけることに…。
カレンのパパと一緒に山にやってきた五人は、おおはしゃぎ。
突如、カレンが渓流釣りを始めると言い出す。
しっかりと釣り道具の準備もしてきたカレン。
すると、イギリスにいた頃、よく釣りをしていたアリスが、忍にいいところを見せようと、カレンに対抗心を燃やし、釣り対決が勃発する?!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 アリス・カータレット、小路綾、九条カレン

Episode 7「はらぺこカレン」
いつものように、お昼休みに忍たちのクラスにやって来るカレン。
両手には、お菓子やパンの袋をいっぱいに抱えている。
どうやら人気者のカレンに、クラスメイトたちはお菓子やパンを与えてくれるらしい。
アリスは、そんなカレンを見て日本に来てから少し太ったのでは、と疑問を投げかける…。
その一言にショックを受けるカレン。
カレンにダイエットを薦めるアリスだが、今までダイエットをしたことがないカレンは方法が分からない。
カレンたちは、ダイエット方法の参考になる人を探して、烏丸先生や綾、陽子や忍にアドバイスを求める。
みんなそれぞれ違うことを言っているが、まずは自分の体重を知ることが最重要ということを学んだカレンは、意を決して体重計に向かう!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 小路綾、猪熊陽子、九条カレン

Episode 8「きょうはなんの日?」
学校祭の準備で盛り上がっている忍たち五人組。
アリスのクラスは喫茶店、カレンのクラスは演劇の準備でとにかく大忙し。
学校祭の前夜、アリスがうれしそうにカレンダーに印を付け、明日は忍との大事な記念日だと告げる。
しかし、忍はその記念日が何の日かを思い出すことが出来ない…?!
忍は、一生懸命その記念日を思い出そうとするが、翌日になっても思い出すことが出来ず、とうとうアリスを怒らせてしまう。
せっかくの楽しい学校祭の日なのに、アリスを怒らせてしまったことに責任を感じた忍は、意を決してある行動を取る?!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、猪熊陽子

Episode 9「ねないこだれだ」
学校から下校途中の忍たち。
綾は今夜、親が旅行に行っているため一人でお留守番をしなければならないらしい。
はじめは、さりげなくみんなに心細いアピールをする綾だが、みごとにスルーされてしまう。
陽子に突っ込まれ、ようやく、みんなが綾の家に来てお泊まり会をすることになる。
綾の家のキッチンで、みんなで夕食を作ろうとするが、きっちりと調味料の分量を量る綾とは対象的に、目分量でいいと割り込んでくる陽子。
結局、綾と陽子の言い合いになり、追い討ちをかけるようにアリスとカレンが頭で生卵を割り出し、キッチンは大変なことになってしまう…。
いったいどんなお泊まり会になるのか、先行きは大いに不安である…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 アリス・カータレット、小路綾、猪熊陽子

Episode 10「すてきな五にんぐみ」
朝、テレビの占いコーナーを見ていた忍とアリス。
自分の運勢が一位だったので喜ぶ忍とは対照的に、最下位だったアリスはショックを受ける。
占いを信じきっているアリスは、出来るだけ幸運な人の近くにいたいとずっと忍について行くが…。
登校途中に車に水たまりの水をはねられたり、電柱にぶつかったりと不運が続く忍を見て、自分の不運が忍に移ったのでは?と心配するアリス。
そんなアリスの心配を余所に忍は、ちょっとしたことで良いことがあったと大喜びし、アリスは忍のポジティブさに感涙してしまう。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、小路綾、九条カレン

Episode 11「どんなにきみがすきだかあててごらん」
新年を迎え、学校で初夢について雑談している綾と陽子。
いきなり和服姿で現れたカレンは、アリスが大変なことになってしまう初夢を見たと言い出す。
そこに悲しげな顔をした忍がやってくる。
そしていつもとは雰囲気が違うアリスが、イギリスの制服姿で登場する?!
何を話しかけても英語でしか返事をしないアリス。
忍は、なんとか原因を探ろうとするも何を言っているのかさっぱり分からない。
困った忍は、英語が分かるカレンと烏丸先生に事情を聞いてもらうのだが、どうやら原因は忍にあるのだという…?

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、九条カレン

Episode 12「きんいろのとき」
新学期が始まり、二年生となったアリスがわくわくしながら登校するも貼り出されているクラス替えの表を見て、一気に放心状態となってしまう。
アリスは、忍と別々のクラスになってしまった。
元気を取り戻すことが出来ないアリスに、同じクラスの陽子はすっかり困ってしまう。
そこへ、アリスたちのクラスに忍たちが遊びにやってくる。
陽子と別々のクラスとなってしまった綾までもがアリスと同様に元気がない。
ちょっと教室が離れてしまっただけという忍と大げさだという陽子に対して、綾とアリスは必死に反論するが…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、小路綾、猪熊陽子、九条カレン

【アニメキャラの魅力】可愛いけれど天然鬼畜なこけし系女子「大宮忍」の魅力とは?
イギリスでホームステイをしていた「大宮忍」は、ホームステイ先の女の子のことをずっと忘れられずにいました。なぜならその女の子は金髪で、何を隠そう忍は金髪が大好きだったからなのです。帰国からしばらくが経ったある日の事、高校一年生になった忍のもとに一通のエアメールが届きます。なんと彼女が日本に来るとのこと。そうしてホームステイ先の女の子が留学してきたことから、『きんいろモザイク』のストーリーは始まるのです。ほんわかとするような心あたたまるギャグ系日常漫画『きんいろモザイク』のヒロイン「大宮忍」についてご紹介したいと思います!

■こけしのように可愛らしい日本女性!
大宮忍の魅力について語るならば、外せないのがその容姿です!黒髪ミディアムぱっつんという髪型は、昔ながらの日本女性のようで「清純」をイメージさせますよね。身長も低く胸も慎ましやかで、なんとなく「こけし」を連想させるような容姿をしているのが、大宮忍という女の子なのです。そんな忍ちゃんはこけしのような外見ではありますが、私服はゴスロリというギャップを持っており、そのギャップにキュンキュンにやられます。

■天然鬼畜
また、忍ちゃんは「鬼畜こけし」とインターネット上で形容されるほどの鬼畜っぷりを発揮しています。しかし、その鬼畜さは決して狙ってやっているわけでもなく、ドSなわけでもなく、何も考えずに天然で発揮されるものなのです。本人には決して悪気が無いのですが、周りの女の子にかなりの影響を与えていることが多く、こんなに可愛いのに実は黒いのではないか?なんていうギャップも、忍ちゃんの大きな魅力となっているような気がします。

■気遣いもできる
また、忍ちゃんは鬼畜なだけではなく気遣いもできるのです。きちんと周りのことを気にかけて行動できるというのは、男性的には大きな魅力ですよね。その気遣いが空回りした結果、天然鬼畜を発揮することは多々あるのですが、そんな「気遣いの空回り」という部分もまた萌えを誘うのではないかと思います。

■貴重な天然ボケ要員
きんいろモザイクには、ツッコミキャラが多いのに対してボケキャラが若干少ないような印象があります。ボケキャラといえるのは、大宮忍と九条カレンくらいでしょう。その他のメインヒロイン達は全員ツッコミキャラです。そんな中、天然のボケ要員というのはとても貴重なのです。鬼畜にしても笑いにしても、忍ちゃんは決して狙うことがありません。全てを天然でやってのけるというのが、忍ちゃんの忍ちゃんたる所以なのです。

■慎ましい性格
鬼畜だのなんだの散々言ってきましたが、決して自らを主張することのない慎ましい性格をしているのが忍ちゃんです。いつもは話の中心から少しだけそれたところに居て、いろいろな人の話を盛り上げようとしたり、話を聞いてそれに反応する形でグループの輪に入っています。そうやって影から会話を支えているような慎ましい性格も、忍ちゃんの魅力の一つではないでしょうか。お胸の方も・・・慎ましやかですしね。

きんいろモザイク、原作はまだまだ続いております。これからの忍ちゃんの活躍は二期に期待ですね!

【アニメキャラの魅力】笑顔はじける天真爛漫ハーフガール「九条カレン」の魅力とは?
のんびり日本人の忍と、忍が大好きなイギリス少女の呑気な交流を描いて人気を博したきらら系アニメ『きんいろモザイク』。「九条カレン」は、その天真爛漫さから登場キャラクターの中でも特に高い人気を得ました。

■そうは見えないけれど実はお金持ちのお嬢様
カレンは日本人のお父さんとイギリス人のお母さんの間に生まれたハーフの女の子です。イギリスの田舎町に住んでいましたが、幼馴染のアリスが日本に留学したのを知り、お父さんに日本がどんなところか聞いてみたところ、気軽に「しばらく日本に住んでみるか?」と言われ、日本のアリスと同じ学校に編入してきました。

お父さんはお金持ち。日本での九条家はマンションのようなビルを丸ごと一つ。カレンは相当なお嬢様ですが、そんなことを鼻にかけることはまったくしない良い子です。

■いつでも元気いっぱい
カレンを漢字で書くと「可憐」。日本でもイギリスでも通じるようにとお父さんがつけてくれた名前です。しかし、カレンは「可憐」さとは無縁の元気少女。どちらかというとひまわりのように、いつも満開の笑顔で元気に飛び回っています。

いつも一緒にいるアリス、忍、陽子、綾のグループとも仲良しですが、カレンはグループ単位でないと行動できない・・・というタイプではありません。一人でラーメン屋さんに入ってみたり、時には高校生とは思えない無邪気さで、町で見かけた猫を追いかけて見知らぬ所まで行ってしまったなんてこともありました。

■ポジティブコミュニケーション
カレンが日本に来た当初、カレンの金髪美少女ぶりに近づきがたさを感じたクラスメイトは、なかなかカレンに話しかける事ができませんでした。クラスメイトと仲良くなりたいと思っていたカレンは、ホームルームのときに手を上げて教壇に上がり、クラスメイトたちに「みんなと仲良くなりたいデス!」「お気軽に話してくだサイ!」と呼びかけます。それが功を奏し、カレンはクラスで人気者になりました。ただ、その人気ぶりは度を越して、クラスの女の子たちから毎日パンやお菓子を与えられるようになったりも・・・(笑)。

カレンは人と垣根を作らない性格である反面、時には悪気はないけれど無遠慮なことを言ってしまうこともあります。しかし、それすらも許されてしまうのは、カレンの明るいキャラクターによるところが大きいでしょう。

■流暢なカタコト!?
日英のハーフとはいえ、イギリス育ちのカレンの母国語はクイーンズイングリッシュです。日本語のほうはカタコトなのはご愛嬌。でも、純粋なイギリス人のアリスのほうが日本語が上手なのはどうなんでしょう?ただ、カレンのカタコト日本語は、特に聞きづらいということもなく、むしろかわいいのです。朝のあいさつ「オハヨウゴジャイマース」はカレンのクラスで流行語になりました。

日本に来て半年以上経った頃、陽子にそろそろ普通に話せるのではないかと言われたカレンは、カタコトが癖になってしまっていると言っています。陽子に対して素直になれない自分に嫌気がさした綾が、カレンの真似をしようとしたときは、カタコトのしゃべり方をもっと流暢にするようにと指導したりも。

ちなみにそんなカレンですが、忍のお姉さんでカレンのあこがれでもあるモデルの勇に初めて会ったとき、一度だけカタコトではなくなったことがあります。

■カレンをもっと楽しませてあげたい!
カレンは元気な子犬のような女の子です。お嬢様育ちのせいかちょっと世間ずれしているところもありますが、それも彼女の魅力となっています。こんな好奇心旺盛なカレンちゃんを、庶民しか知らないような場所へ色々と連れて行って喜ばせてあげたいものです(妄想)。

【アニメキャラの魅力】金髪ツインテールがまぶしいイギリス少女「アリス・カータレット」の魅力とは?
「きらら系日常アニメ」のひとつである『きんいろモザイク』。日本人の女の子とイギリス人の女の子の呑気な日常を描いたのんびりした作品は、現実の社会に疲れた人々の癒しとなり人気を得ました。その主人公の一人でイギリスから日本に留学してきた女の子が「アリス・カータレット」です。

アリスはイギリスののどかな田舎に住む金髪の女の子。中学生のときに、自宅に1週間ホームステイした同い年の日本人の女の子「大宮忍」となかよくなり、高校生になって忍と同じ学校に通いたい一心で、日本の忍の学校に留学してきました。

■シノのことがとっても好き
アリスは忍が大好きです。留学してきて、友達が忍を「しの」と呼んでいたので、自分もシノと呼ぶことにしました。

金髪ツインテールのアリスは、いつも赤い玉の付いたかわいい簪を挿しています。それは、忍がホームステイしたときに、日本のおみやげとしてくれたものです。ホームステイのときにお互い言葉が通じなかったため、アリスは忍に会うために、幼馴染で日英ハーフのカレンのお父さん(日本人)に日本語を一生懸命習って、日本に来たときにはもう流暢な日本語を話すことができました。

日本に来たアリスはまるで子犬のように忍について歩きます。アリスは部活に入っていませんが、「シノ部」の部長を自称しています。「シノ部」とはシノとお話したりお弁当食べたりする部活だそうです。日本の信仰心を伴わないクリスマスにちょっと批判的なアリスでしたが、忍に「今年のクリスマスはアリスと過ごせて嬉しい」と言われたアリスは、「日本のクリスマスはシノと過ごす日なんだね」と満足げでした。

しかし、2年生のクラス替えで忍と違うクラスになってしまったときはちょっと病みぎみになって、忍と似ているこけしを机の上に置いて慰めにしたこともあります。

■ちょっと嫉妬深い
そんな忍が大好きなアリス。忍が好きすぎて嫉妬してしまうこともあります。英語が苦手なくせに通訳になりたい忍にとって、担任で英語教師の烏丸先生はあこがれの人。それを知ったアリスは烏丸先生にライバル心を燃やします。そして、烏丸先生が忍のことを(生徒として)好きと聞いたアリスは違う意味の好きと勘違いして先生を監視したこともあります。

幼馴染のカレンが同じ学校に編入してきたとき、金髪少女好きの忍はカレンに夢中になり、人懐っこいカレンも忍に懐きます。それを見たときもアリスは嫉妬してしまいます。その嫉妬が最高潮に達したのはお正月です。忍があまりに日本に慣れすぎてしまったアリスより、他のブリティッシュガールに夢中になっているという初夢をみたアリスは、忍の気を引くために英語だけをしゃべるようになります。しかし結局英語がまったくわからない忍に自分のことを嫌いになったのかと言われてあっさり折れ、ついでに「I like you!」と気持ちを伝えたのでした。

■かなりの日本オタ
忍がホームステイを終えて帰国した以降、アリスは忍を思うあまりに日本についても興味をもち、日本語学習と平行して日本のことをいろいろ勉強しました。日本に来たアリスは忍の家に住んでいます。忍がベッドで眠るのに対し、アリスは床に布団を敷いて寝ています。忍の朝ごはんはパンにジャム。でもアリスの朝ごはんはご飯と味噌汁と納豆です。

家の敷居は踏んではいけないとか、初夢に悪夢を見たときに宝船の絵を流す「縁起直し」をするなど、今の日本人でも知らないようなことまで知っているアリス。でも、そのせいで「外国人らしさ」がなくなり、言動がアリスより外国人らしいカレンに忍の目が行ってしまうというのが悩みの種でもあります。

■ああもうシノと結婚してしまえばいい
そんなアリスの萌えポイントは、小学生のときから3cmしか伸びていないという小ささと、忍に対してとにかく一途なこと。これだけアリスに慕われているというのに、忍の浮気性なところはどうにかならないものでしょうか?いずれ、国籍も性別の壁も乗り越えて忍と幸せに結ばれればいいと思います。

TVアニメ『わかば*ガール』OPテーマはRayさんが歌う「初めてガールズ!」に決定!
7月より放送開始のTVアニメ『わかば*ガール』のOPテーマをRayさんが担当することが発表された。楽曲タイトルは「初めてガールズ!」に!

TVアニメ『わかば*ガール』は、2015年7月よりTOKYO-MXとBS11にて、30分枠でショートアニメを一挙に3本連続で放送する「ULTRA SUPER ANIME TIME」枠にて放送される予定です。

<TVアニメ「わかば*ガール」>
TOKYO-MX:7月3日~毎週金曜日
BS11:7月5日~毎週日曜日

『アニメ流行語大賞2013』投票結果はこうなった!
23位:きん!ぱつ!『きんいろモザイク』
35位:鬼畜こけし『きんいろモザイク』

2013年7月より9月までAT-X、TOKYO MXほかにて放送された。全12話。「まんがタイムきららMAX」連載作品のアニメ化は、『かなめも』以来4年ぶりである。ロゴの英字表記は「gold mosaic」から「kin-iro mosaic」に変更された。英語監修として、ニチイ学館が運営する英会話教室「COCO塾」が協力している。

他作品とのコラボレーションとして『ゆゆ式』(まんがタイムきらら連載、同年4月-6月にテレビアニメを放映)とのエイプリルフール企画で公式ホームページでの登場人物の入れ替えが行なわれたほか、本作の第6話では作中に登場した雑誌「アニメタイムきらら」の巻中特集のキャラクターとして登場した。また、放送直前の6月24日には芳文社本社にて『恋愛ラボ』との巨大看板が掲示された。

2014年3月21日に続編の製作が発表され、4月19日にテレビアニメ第2期として製作されることが正式に発表。7月19日のアニメ公式サイト上にて、第2期のタイトルが「ハロー!!きんいろモザイク」になることが発表された。それに伴い、公式サイトがリニューアルされ、新キービジュアルが公開された。2015年4月より放送予定。きららMAX作品において2度アニメ化されるのは同作が初。

オープニングテーマ
「Jumping!!」

エンディングテーマ
「Your Voice」
中塚のアルバム「GIRLS & BOYS」(2006年発表、ゲストシンガーとして土岐麻子が参加)収録曲のカヴァー。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 51
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

全話鑑賞済。何事にも区切りはあれど、寂しさは否定できません。総評らしきものも。

原作既読。

『物語2nd』『ロウきゅーぶSS』と並んで、今クールにおける個人的な軸作品だったわけですが・・・。やはりこの作品をTOPに挙げたいと思います。

採点&総評------
{netabare}
物語・・・原作ネタの順番を前後させながらも、関係した部分を綺麗に纏めてあったと思います。1話冒頭からの『シノのホームステイ』パートはかなり好評価でした。まさかあれで泣かされるとは思いませんでした。

作画・・・途中の数話を除けば綺麗に&可愛く描かれていたように思います。中盤以降は視聴に慣れてしまった為か、あまり大きな粗は見つかりませんでした。

声優・・・どのキャラについても違和感も無く、すんなり受け入れられました。特に個人的にカレン役の東山さんを推したいですね~。天真爛漫なカレンを魅力的に演じておられます。尚、劇中にたま~に出てくる『英語セリフ』ですが・・・頑張ってらっしゃるな~と、素直に。日本のアニメにそこまでの『完全さ』を求める必要性は無いと思っております。可能かどうかも含めて、です。中盤はあまり英語の出番はなかったですが・・・w

音楽・・・やはり個人的にはOP曲の『Jumping!!』がツボ。明るくて賑やかで色々な表情を見せてくれる、聴いていて楽しくなれる曲でした。出勤や出かける際の車内でヘビロテ中です。こういう多すぎない人数(女性ボーカル限定)で歌う楽しい曲がこのところの好みなようです。BGMも作品の雰囲気にマッチした、聴きやすい物だったように思います。

キャラ・・・シノ&アリス、綾&陽子のやりとりとかも好きですが、何は無くともやっぱりカレン、彼女に限りますね~w 天真爛漫・フリーダム。でもちょっとおバカなところが、心を癒してくれましたw 猫耳カレンが欲しいw
{/netabare}

12話鑑賞後--------
{netabare}
ついに最終話を迎えてしまいました。
カレンの天真爛漫さに癒される日々が終わってしまうのは、とても残念でなりません。

ということで・・・Aパートは2年生編の導入部でしたね。
シノ・綾・カレンがA組、アリス・陽子がC組と、ある意味国境以上の教室の壁が5人を分ける結果になりましたw アリスと綾の動揺っぷりがハンパ無いw

始業式の描写では『クッシーちゃん』こと久世橋先生の姿も見られたので、ちょっとはカレンと絡んでくれるか?と期待しておりましたが・・・そういう描写は無く残念でした。

まぁ・・・あえてキリを付けるのならば、ココになるんでしょうか。これ以上を描くと2年生編に本格突入してしまいますし、何より原作ストックが・・・ですし。

Bパートは、若干原作に則した(?)オリジナル(で良いんですよね?)パート。
まさかのミュージカル調で驚かされましたw
気のせいか・・・シノ&カレンがメインのお話だったようなw
{/netabare}
11話鑑賞後--------
{netabare}
「そろそろ最終回」と考えると・・・改めてどれだけこのアニメを楽しみにしていたのかを実感します。
秋クールに、コレに匹敵できる作品があるのでしょうか。

エピソードとしましては「クリスマス」~「年末&年始」~「卒業シーズン」と、3学期的でした。
しかも「春から2年生」的な発言が聴こえましたが・・・期待しちゃって良いんですかね?w いや~原作は・・・(略w 観れるなら、是非。

カレンのコスプレ(?)七変化、ごちそうさまでしたw どっちの姿も可愛かったです。
「メリクリ~」「あけおめ~」「ことよろ~」て、どんだけ日本人なの!?とw
クリスマスプレゼントの希望は『愛』ですかw しかも「もっとハイパーなの」をw
いきなり日本の学校に編入してきたり、山登り&渓流釣りのサポートをしてもらったり・・・その他諸々、(綾のセリフではないですが)十分に愛されているでしょうw

街をあげてのクリスマスイルミネーションということですが・・・実際にやるとなると、屋根付近とかそれより上とか、どう飾り付けるのでしょう? 屋上(屋根の上)に出られる建物はともかく、和風な家屋とかは?

何だかんだで、結構な頻度で無理難題を押し付けられているような感じのある綾。今回は(も?)カレン。
ダジャレを要求された挙句、リピートと解説まで求められる始末。不憫すぎですw

ラス前だからか、カレンばかりに注目してしまうのは・・・お気に入りの性でしょうか?w
年始に学校で着物。
是非1年後、つまりは2年生時にもやって頂きたいw
そしてクッシーといつもの絡みを見せて下さいw

いよいよ次で最終話。
ストックから予想すると、すぐに2期とかは無さそうなのが、とても残念です。
12話は2年生編に入るのか、オリジナルをやるのか。
心して明日の放送を待ちたいと思います。
{/netabare}
10話鑑賞後--------
{netabare}
烏丸先生を多めに絡めつつ、野球&休日ネタ。

教室を間違えてみたり、サプライズを潰してみたり、何気に天然生徒キラーな感じのする烏丸先生ですが・・・。担任の先生をお祝いするための仕掛けを台無しにしてしまったわけですが・・・その後はどうなったんだろう、と本気で心配してしましますw
アリスにライバル(?)扱いされたり、綾に無理難題(一発ギャグにツッコむのは結構難易度高いかとw)を吹っかけてみたり、真面目な生徒を素で困らせている印象ですかね~。

空太と美月、登場~。
陽子の弟&妹ですね~。
個人的にはカレンの隣の席の娘さんを、もうちょっとピックアップしてあげて欲しいですね。穂乃香さんでしたっけ?(字間違ってましたら失礼しました)

少々苦言みたいなもの。
ここ2回、画の荒れが結構目立っているように感じます。
他の作品と比べるのは間違っているのかも知れませんが・・・『咲シリーズ』『Aチャンネル』『織田信奈の野望』『この中に1人、妹がいる』等。それなりに観てきていますが、「基本の差はあれど、大荒れはしない」そんな印象を抱いているのですが・・・。特に引いた場面での粗が目立つ気がします。各キャラのアップではあまり感じないのですが・・・。
{/netabare}
9話鑑賞後---------
{netabare}
綾宅でのお泊り~何故だか綾がカレンに師事する展開になり、仲直り~かくれんぼという、珍しく時間経過の早くない回だったように思います。Cパートのかくれんぼについてはその限りでは無かったかもしれないですが。

アリスのバイブルが国語辞典であることが判明。
・・・せめて他の形態の物にしませんか?w 書籍とか文学とか。

そして遂に判明するカレンの自宅(マンション)w
建物全部借り切る必要性はあるんですか?w

小路邸での5人のやり取りは、どれもマッタリゆっくり観ていられましたね。
醤油の分量での陽子と綾(あそこからよく持ち直したなとw)。
見よう見まねで『頭で』生卵を割る、アリスとカレン。
卵の汚れを落とす為に入浴する2人を想像するシノ(若干危ないw)。
『何か忘れている気がする』物の正体は、大宮家の肉じゃが。
どれもこれもお約束な展開で、安心して観ていられました。
ねぐせでおデコ丸出しの綾は・・・可愛かったw

BパートはAパートからの続きで。
ねぐせの時のやり取りを気にしている綾なわけですが・・・。

綾&カレンという組み合わせは新しかったかと思います。
どういう流れかカレンが師匠になって変な特訓をするハメになるわけですが・・・。『流暢なカタコト』って、何ですか?w
普段の行動を見ているとカレンの立ち位置は『トラブルメーカー』や『ムードメーカー』のように思えますが、今回に限っては綾の背中を押してあげる、違った一面を見ることができたように思います。

今回のCパートは長めで。
原作の中でも数少ない非4コマネタでした。
個人的に好きなエピソードだったので、やってもらえて嬉しかったです。
かくれんぼを提案するカレンの可愛らしさ。
見過ごされそうになってむしろ自己申告で発見される綾。
カレンのハンカチに誘き出されるシノ。

今回は総じて和める回だったように思います。
{/netabare}
8話鑑賞後---------
{netabare}
文化祭(学校祭)回でした。

甘味処vsメイド喫茶。結局2つを混ぜるという方法で決着をみたわけですが・・・。どちらも日本文化な気がw メイドそのものは日本の物では無いでしょうが、「メイド喫茶」は海外には無いでしょう(多分)w

度々コケシにたとえられるシノではありますが・・・金太郎はさすがに酷いw アリスって何気にキツい部分ありますよね~w

アリスと陽子の和服、綾のメイドコスは新鮮味ありますが、シノのは・・・w 視聴者としても目新しくないのに、実の姉が慣れていないわけが無いw

カレンの接客姿を想像する、陽子が酷いw 勝手にしておいて、「うぜ~」てw ウエイトレス姿のカレン、可愛いじゃないですかw

1-Aの出し物は演劇ということでしたが・・・「物語的」にはスルーするにしても、引きの構図だけで描いてしまったのは頂けない。観客の視点としての演出なのかもしれないが、最低カレンの表情は必要な場面だと思います。このシーンについては正直、原作の何分も再現できてないと思います。
勇姉と友人の登場は良かったですが・・・。

かんざしのお返しの「リボン」。装着後のシノの姿が、『Aチャンネル』のるんちゃんにソックリでw おデコをスッキリみせていたら、まさにそのものだったかとw

今回に限った話ではないですが、個人的にアバンやCパートや次回予告での小ネタが結構ツボです。
『どんまい』は完全な和製英語というわけでもなく、実際の英語とは意味が異なるみたいですね。
{/netabare}
7話鑑賞後---------
{netabare}
烏丸先生のジャージ(上のみ)を借りたアリス(何処かで見た格好だと思ったら、『咲 阿知賀編』の穏乃さんでした)。
破壊力大w とは思いますが・・・体育の授業を受ける上では、短パンなりそれに代わる何かは最低限必要ですよね~w

体重計の数値を見せない辺り、作品の雰囲気などへの『配慮』なんでしょうね。設定そのものが無いという可能性もあるのかもしれませんがw

Bパートのテストネタは・・・何処からどう見ても、大丈夫そうな感じが全くしないw フランス語が混じっていたり、気合で透視だったり、鉛筆転がしたりw
今回シノの英語は良かったようですが、普段の他の教科はどうなんでしょう?w

今回は総じてテンションは抑えめの展開だったな~と。
というより多分、5話&6話が結構飛ばし気味だったんでしょうね~。

7話で秋のネタということは、今期では1年生編までということになるのでしょうか。いろいろ新展開な2年生編も面白いので、アニメで観てみたいわけですがw
{/netabare}
6話鑑賞後---------
{netabare}
前回レビューではかなりサラッと感想書いてしまっていますが・・・。元々面白いと思っていましたが、ここに来て、またかなり面白くなったと感じています。

ということで6話~。

冒頭から「山手線ゲーム」ということですが・・・暑苦しいw アバンからそのテンションか!?とw そしてツッコむのは綾だったわけですが、何だかんだで、彼女も結構アツいw

土日でピューっとハワイを往復してきたり、デカいトレーラーを用意してみたり。カレンはどれだけのお嬢様なんだろ?とw
かと思えばラーメン屋エピソードとか勇姉への対応とか、意外と(?)庶民っぽい部分も結構感じられるようにも。

勝負に負けてグズるカレンに根負けして旅行先を譲る辺り、陽子はやっぱり姉御肌だな~とw

『綾の手製弁当』と聴いた瞬間、前回のエピソードを思い出した方は沢山いるでしょうw
『綾は私のアレになって欲しい』って、普通お母さんではないでしょw

アリスの日記帳。
絵と文字のアンバランスさがw
普通逆でしょうw

Bパートは、山への旅に引き続き、夏休みの定番ネタである『夏祭り』。後半もテンション高めの展開でした。

実は「型抜き」という物を、目にしたこともやったことも無いのですが・・・。
エッフェル塔てw 確か『Aチャンネル』(『あっちこっち』のような気も)でも型抜きネタがあって『けいおん!』の唯っぽいシルエット(アレはアレで無理そうでした)だったように記憶してます。
この6話を観ていたら、きらら系作品を思い出しました。Bパートの入りも『ゆゆ式』でしたし。

近頃アリスとカレンの、日本のへの理解度が高いのか低いのか不安になってきましたw それぞれ別のベクトルで偏っているようなw

6話は総じてテンション高めな物語・ネタだったと思います。と同時に『シノとアリス』『綾と陽子』それぞれの関係性が色濃く描かれていた回だったようにも思います。
{/netabare}
5話鑑賞後---------
{netabare}
勇姉が結構大きくクローズアップされていた印象です。
『俺修羅』『変猫』『むろみさん』とテンション高めか強烈な個性を持つキャラで耳にしていましたので、今回の田村さんの声が・・・何といいますか、すごく新鮮に聴こえましたw

5話全体をザックリと評価するなら・・・『全体的に面白かった』のと『陽子が可愛かった』というところでしょうかw シノとの昔話やら、勇姉との絡みとか、綾との絡みとか、カレンとの絡みとか。全編に渡っての大活躍だったように思います。

ちょいと揚げ足取りになりますが・・・しかも今更な・・・。
カレンのペアピンがちょいちょい無くなっているのに、最近気がつきました(気のせいじゃないですよね?)。3~4話辺りを何度か観直していましたら、『何か変だな~?』と思いましてw
{/netabare}
4話鑑賞後---------
{netabare}
やはり・・・カレンは可愛いな~と。
東山さんGJです。

朝食には和食で、『美しい日本語』にこだわってみたり、盆栽に喰い付いてみたり・・・。日本文化大好きですね~、アリスはw そういえばシノの誕生日プレゼントには扇子を選んでましたね。
『新古今和歌集』・・・日本人でも読んだこと無い人のが多い書物だと思います。 というかそれすら読める(もしくはチャレンジ)のはスゴイと思います。

と何度か観ていて・・・結局アリスが読みたかった本は何だったのでしょうか?w 確か右から3番目とのことでしたが、新古今でもないし、枕草子でもないしw 人間の目というのは、結構いい加減なのかもしれません。

余談ですが・・・個人的に扇子欲しいですw 骨の折れない頑丈なの。自宅用と車用と分けてるんですが、車用がすぐにダメになるので。一番古いのが未だに現役です。

勇姉が徐々に出番増えてきましたね~。5話のサブタイトルにも取り上げられていますし、次辺りでクローズアップですかね~。

陽子が綾に対して男前なところを見せますが・・・今回のは少々オッサン風味w

街頭にてどちらが姉かを争う、アリスとカレン。
まず真っ先に気になったのは・・・やり取りが日本語なのか英語なのか?という点でした。 周囲の反応とか見る限りでは、多分日本語だったのでしょうが・・・。
物事を真っ直ぐ観られない自分が少し悲しいですね・・・w
今はビジュアル的にカレンが姉ですかね~。彼女らのファーストコンタクトが気になりますね~。(原作でそういうエピソードありましたっけ・・・?)

Bパート。綾の、陽子への想いが伝わってくる内容でした。
レビュータイトルにもありますように、改めて『きららMAXに掲載されてる作品』だと再認識しましたw

蛇の目傘を肩に担いで帰るアリス。
身長のせいでしょうか?w それとも傘の作りのせいでしょうか? 
{/netabare}
3話鑑賞後---------
{netabare}
カレンきた~!
しかしまぁ・・・転校してきた理由が理由で、それを決めてしまう彼女の父親がまたw 何となくですが、やはり親子なのだな~と感じたり感じ無かったりw
カレンといえば『ユニオンジャック柄のパーカー』なのですが、実は原作で見た時から気に入っておりまして。彼女のキャラと合わせて印象に残っているポイントだったりします。

ということで、やはりまずは、この5人が揃ってこその作品だと思っておりますw(カレン贔屓なのを含めて)

そして、金髪外国人に目が無い(?)シノにやきもちを焼くアリスがいじらしいと申しますか。 普段シノに対してバッサリいくことがある娘ですから、嫉妬することはあまり無いかな?と思っておりましたがw

陽子と綾の関係性も触れられ始めましたね。
陽子が男前過ぎるw

以前に英語のセリフについては触れましたが、今回は逆方向で。アリスとカレンの日本語力について。
カレンは父親が日本人で、恐らくは幼い頃から日本語に触れる機会はあったでしょう。
母親が日本語できるようですが、イギリスでの日常生活で使用していたとは思えないアリスですが、これまたカレン以上の流暢っぷりで。たまに見せるカタコト日本語がワザとらしく見えるレベル。
2人とも凄いな~とw それとも『環境』と『(自らの)目的意識』みたいな物があれば、そうなれるのでしょうか?
彼女らに対して、シノの英語力の無さが浮き彫りになりますねw

ちょいと気になる点。
大きな流れや展開、ネタそのものは問題無いと思いますが、所々『ツッコミの遅さ』が感じられます。ワンテンポズレている、そんな印象。
もしかすると狙ってやっている演出なのかも?とも思いますが・・・。
{/netabare}
2話鑑賞後---------
{netabare}
1話のホームステイからの帰国時に、感動を受けてしまった為か・・・2話は全体的にフラットな印象だったように思います。
個人的に原作自体は好きな作品ですので、それでも一向に構いませんが・・・やはりカレンに盛り上げてもらいたいな~とw

OPはもう少し聴き込めば気に入りそうな予感です。

(追記)
2回目観なおしてみたら・・・やっぱり面白かった。
細かいところまで観る余裕みたいな物もありましょうが、多分血中アルコール濃度にも左右されているのかとw ご飯頂ながらですしw

{/netabare}
1話鑑賞後---------
{netabare}
物語やキャラについては、もう少し進んでからコメントを。

まずは何より・・・画が綺麗でインパクト大でした。
さすがはstudio五組さま。期待通りの出来だったと思います。

シノとアリスの出会い(inイギリス)に結構な時間が割かれていましたね。おかげか・・・1話終盤から感動してしまいましたw いえ・・・こういう丁寧さは重要だと思います。
基本会話が『挨拶』ばかりだった気がしますが・・・スルーする方向でw

それと・・・自分は英語や英会話は全くダメですが、英語のセリフは凄かったな~と。

音楽については・・・まだノーコメントで。聴き込んでみないと、何とも~。

2話以降、各キャラの持ち味に期待したいと思います。
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 53
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

(21)百合アニメ(最終話まで

日英美少女ゆるふわ学園コメディ、はじまるよ!


●関連サイト
・番組公式サイト:http://kinmosa.com/
・番組公式Twitter:http://twitter.com/kinmosa_anime


どうやら舞台は千葉の津田沼らしいですね。
個人的にメッチャ知ってるのでビックリした。


各話感想
{netabare}1話
事前情報無い状態で視聴。

イギリス!?
なんかいきなり異国迷路のクロワーゼ思い出した。
声がクドっぽいなぁ。何歳なんだろ。
一応制服着てるし中学生かな高校生なのかな。
今季のロリ枠かな?
主人公の女の子あんま可愛く無いなぁキャラデザ。
髪型が良くないのかな…おかっぱだし。
アリス可愛いなぁw
こりゃ視聴継続確定だな!
げっ主人公絡む時だけ英語にしてほしかった…
字幕はめんどくせぇ…
首にカンザシ指すなwww
なんだこれ完全に異国迷路のクロワーゼじゃねぇか。
あっちはクロードいたから引き締まったけどこっちはなんかゆるいなぁ…
うーん。こんな感じで日常を永遠やるんだろうか。
だとするとかなり退屈になりそうな予感。
すげぇ花札出来るのかよ。
あら?もう帰るのか…テンポはええな。
「ハロー」「こにーちわー」
お前らwwwそこはグッパイとさよならだろww
 ふしぎの国 サブタイトルか
高校生だったのね。
え!?もう来たのか!?ってか日本語ペラペラじゃねぇか!
あれもしかして数年経ってるって事なのか?
ローマ字www余計わけわからんだろそれw
OPきたと思ったらEDwww
アリスが日本で暮らして日常ものになる感じか…
うーんあまり期待はしないでおこう。
予告は4コマ漫画風か。期待値5/10


2話
早速一緒に暮らしてるのか。夏でもないのに水撒くなw
OP見てるとやっぱりアリスが最後まで日本で暮らす話になりそう。
しのぶは大和撫子の鏡だったのか!
おねぇちゃんモデルなのか。
アリスもしのぶも可愛いなぁ。しのぶの髪の毛もっと黒くしてほしかったなぁ。
なんかMADとか作りやすそうな絵が出てくるなたまに。
白抜きしてあるし狙ってるのかな?
女の子はちっちゃい方が可愛い。
背が小さくても胸がでかいやつだっているんだぞ。
アリスかっけぇーw学校にこんな子いたら勉強捗りそうだな。
どうして先生にしのって呼ぶって伝えたんだ?w
萌えってそうだったの?ハッタリかよw
1時間も前からってどういう事w外国人のコスプレってなんだよw
しのw英字新聞なんで読んでるのww
似合わないな金髪は。モザイクw
先生喋りながら寝るなw
なんか4コマ的な感じになってるなぁ。
人間ww
通訳出来てないw
イレイザーだっけイレイサーだっけ消しゴム。
おしりぺんぺんしとるw
過保護すぎるw
先生なんでウサギの耳つけさせたんだよw
なんかすげーシュールじゃないか。
アリスのポジション ハムスターってどういう事?w
日直カータレットってなんだよw
アリス家どんだけ金持ちなんだ。しのと同じ学校にってだけで日本に来るとかw
東京行きw BGMまで消えたぞw
うーんやっぱギャグ路線かぁ…まぁ可愛いからいっかな。
クロワーゼ枠としては成り立たないなこれじゃ。
なんか凄くこれじゃない感があるけどまぁいいか。
アリス英語余裕だろうな。


3話
アリスがホームシック。
しの友達に嫉妬か?と思ったら両手に花ってw
アリスの長靴が可愛い。
この調子でずっと12話まで行くのかなぁ…なんか飽きそう。
グンマーに行けば外国人いっぱいいるよ!
ちゃっかりしの混ざってるしw
カレンの親父どんだけ金持ってんだよw
あややww
アリスヤキモチwしのは天然かw
えんぴつっておいwアハンアハンばっかいってたぞw
カレン嫌われてるのか…
茶髪頼もしいな。焼肉定食ww平安時代w
四字熟語じゃなくて四文字漢字なだけじゃないか!
アリスがほっとかれてるw
シノ部ってなんだよw
カレン前向きだなぁ。
なんか小学生が見ても良さそうな内容だなぁ今のとこ。
何か面白い展開に期待したい。


4話
カレンの順応性凄いな。
なんで歌を歌ったんだwしのって入り何よwナンカ癖になりそうw
36歳w怖い怖いw
盆栽はちょっとうれしいかも。あれ高そうだしなぁ。
しのは敬語がいいのにタメ口になったとたん要らない子になっちゃうな。
どっこいしょwまぁこれは致し方ない。温泉入る時う”あ”~って声出ちゃうし。
ビール飲む時もあ”~うめぇ~って声出ちゃうしなぁ。
しの百合属性高杉だろ。
何このサボテン的なミニ盆栽!リアルであるの?欲しい…
しのにネット環境与えたら一日でレズ化しそうだな。
アリス可愛かったんだな。
テストの件アリス以外とゲスい考えしてんな。
どっちが好きなの?の件見入ってしまった。なんか( ;∀;) イイハナシダナー
不幸の手紙吹いたww昔流行ったっけwあぁいうの全部ガン無視したけど。
アヤのほうが好きだからさ!あれ?やっぱゆりアニメ?
個人的に百合は好きだけどそういう方向性を求めてなかった…


5話
おねぇちゃんだと!?間違えかよwそしてお母さんって完全にギャグだなw
しの可愛すぎてホントヤバイw女の子は恥ずかしがってるのが最高に可愛い><
ロリようこシノ超絶可愛すぎるw
0点はあんまり所の話じゃねぇだろw狙っても取れないんじゃないのか?
ファッションモデル憧れるのはわかるが冷静に見ればただの露出狂だろ。
料理の出来る女は最高だ。って味薄いのか。いや濃いよりは薄いほうが好みだなぁ。よしあやと結婚しようw
いさねぇはシスコンだったのか。
あやイイキャラだなぁw真面目だし料理できるしもう駄目なとこなんにもない。
なんで服装真面目にしたらヨウコ見えなくなるんだよw
なんで体ごともってあげてんだよw
あやとようこはやっぱ百合なのか?百合なんだな?wたまらんw
あやのグラフw完璧に百合ってるw
捉えられた宇宙人って何んの映画だっけw
あれ?このアニメ超絶百合アニメになってんだけど大丈夫か?
もうそういう展開ばっか期待したくなっちゃうんだけどいいの?


6話
インドア派w
土日でぴゅーっとハワイだと!?マウスパッドかよw
山がいいデース可愛いw
シノww赤ずきんちゃんみたいな格好だなおいw
カレンまさかおまえそのトラックw
キャンピングトレイラーすげええw
ふぅ…ふぅ…いやいや冷めないから。
あら釣りだったのか。
お母さん?お袋の味!?w
シノ流されてるwwww鼻水出ちゃったじゃねぇかww
妖精だから大丈夫ってどんな理論だよw
おいまて金のアリスと金のカレンっておま両方だろw
カレン自分からあーれーされんなw
シノ邪道すぎるw
ちょw型抜きでエッフェル塔ってどういう事w
何処上がってんだよw
よよいのよいってそれ変なおじさんだろww
よーことあや完全に夫婦だな。
打ち上げ花火で撃ち合いよくやったなぁ昔w懐かしいw
こちこちこち。夏休みの宿題終わってないっておいww
普通7月に終わらせるだろうがなんてことしてんだw


7話
パイプオルガンってどんな褒め方だよw
なんとOPにつながる流れだったのか!ちょw愛の手w
OPになるのかと思ったら違うんかいw
柔軟がプロレスになっとるw
シノは一体どういう持久力してんだ…
一発芸のチャンスwなんてポジティブなんだw
早弁で弁当無くなるのよくあるよなぁw
カレンちゃんお地蔵様気分w食べ物を与えないで下さいww
高校の頃は毎日食べ放題食べても太らなかったなぁ。今じゃぶくぶく…
米に米ww
6点はひどいな。カンニングは駄目だろwフランス語w
なんか若干飽きてきちゃったなぁ。


8話
なんですでにハッピに着替えてるんだw
夜一人でトイレいけないのかよw
シノ担いでどうするんだよw
トーテムポールにツッコミはむずけしい…
シノは金太郎でいいのかw豆腐って絶対酒の摘みだろw
シノのベットおかしくないか?記念日思い出してから寝ろよw
ホームステイに来た日の記念日だったのか。
団子にチョコだと…?合うのか?いさ姉って前にも出たっけ?
カレンなんか話違くねぇか?w
シノリボンの付け方なんか間違えてないかww
どんまいの語源は英語だろw


9話
のっけから吹いてしまったw皆ひどすぎるw話聞いてやれよw
マンションフワフワしてるw
全部がカレンのお家だよっておいw
心配なんかしてないんだからね!wなんでツンデレったw
透視ww
ちょw醤油どんだけ入れてるんだよw
頭で卵…やっぱりw
檜風呂とかバブルバスとかこいつらww育毛剤w
何故カニ?あいうら?
組み合わせメチャクチャだなおいwカレーに肉じゃがにカニってなんだよw
え?にくじゃが食ったんじゃねぇの?wまるかぶりかw
2人共寝ぐせが凄かったのかw
先生在日認定ひどすw
あやなんで後ろで歩いてるんだ?嫁が好きすぎて悩み中か?
あれ?カレン?そっちなの?何故カタコトw
授業中にカタコトwwこれはひどい病気だ。
カレンスポーツ万能だったのか。完全に避けられてますね。
泣いちゃった(´・ω・`)よーこと喧嘩?ツンデレだなぁ。
えぇ?それかよwいつの間にか喧嘩した設定だったのかと思ったわ。
微笑ましいな。あややの真似?カレンだなw
お茶こぼしちゃってwwこれはひどいw
ED早いなおい。
学校内全部でかくれんぼとか誰も見つからないわww
うおスタート地点から動かない作戦なんかやった事ある気がする!あれ?俺学校でかくれんぼやってたのかな…
ダメだ思い出せない。
アヤ嫉妬してるw出るんかーい!wかくれんぼにならないなこれw
アリスが幼稚園児にしか見えないw鬼畜こけしww
おまえも自分から姿表すんかいwかくれんぼになってないw
ちょwなんで死んでる設定になるんだよw
なんでバラしたww
「じゃあなーカレーン」ひっでぇww


10話
先生回か?あるあるw間違えて来る先生いたわw
努力賞10点ってひどすぎるだろw
よーこwwアリスしのの事しか話してないw盗られると思ったのかw
監視してるwどんだけ嫉妬してんだw
カラスミに何があったんだ?
かれーwヤッパイーデース。どんだけ監視してるんだw
先生はアリスが好きだったのかよww
今どき占い信じてる奴いるのか?シノ危険すぎるww
カラスマ先生間違えて入っちゃったのかよwwタイミング悪すぎる。
あれ?今の声って…
おいおいサイン入ってるぞボール持った得ないw
こりゃ駄目だなwなんだファールだったんかい。
茶道とかww急に大人びたなw
魔除けのお守り嫌なのかw先生まで占い信じちゃってるのかよ駄目すぎる…
出た出た血液型占いかよ今度は。はいはいバーナム効果。
イサミって誰だっけ。
アリス10万円wあっおねぇちゃんだったっけ。
どんだけ追いかけたんだよ港ってww適当だなおいw
ヨーコ誘うのになんでそんな緊張してんだよwなんで切ったしw
えっシノどっからそんな服出してきたw
え?カレンの何処が汚れてるの?ヨーコとアヤの二人きりになるため?
先生情緒不安定だなw


11話
ヨウコいつも全裸だったのか!w「ヨウコは馬鹿なだけよ」ってアヤひどいw
カレンなんでサンタコスしてんだよwメッチャ可愛いw
電飾つけすぎだろ電気代いくらかかってんだよw
サンタコスに恥ずかしがるあや可愛いw
ヨーコは好きとか嫌いとかあんま考えてないんだな。アヤ可哀想。
アリスの貰ったプレゼントなにこれwwイギリスで拾った石ってwww鬼畜こけしww
シノのコス写真のほうがよっぽどプレゼントだなw
アヤの頭のなかどうなってんだよヨーコしか頭に無いのかw
アリスに何が起きた!?え?日本語忘れたの?
お雑煮食べたくなってきた…
悪夢で記憶が飛んだのか?どういう事なの。
アリスと会話が成立してないww
なる程シノがブリティッシュガールに憧れてるから和風からイギリス式に戻したのか。
モフモフって英語あんのか?w
日本人より日本人らしくなる外国人多いよね。
ひどい初夢だなw鬼畜こけしってレベルじゃないw
カレンが危ない方向へw
確かにあややがヨーコヨーコ言ってるなww
もう卒業式だと!?あっという間に季節とんだな。
あれ?もしかして最終回?みたいな終わりだった。
今日卒業式ネタ出ちゃってラスト1話何やるんだろうか。
春休みの話かな?
ヨーコおじいちゃんwwアリスはペットかよw
先生姉なのかwアリスの扱いがww鬼畜こけしw


12話
2年生になったのか。
あやどんよりしてるなwヨーコとバラバラになりたくないんだろうな。
どういう事!?4組あったのが2組になるのか?
カレンとシノは同じクラスか。アヤはヨーコと離れたのか。
アリスはヨーコと一緒だったのか。
これは辛いクラス分けだな。
恥ずかしがるアヤ可愛いwアリスは素直だな。
こけし持ってきて回避かよwシノの扱いひどいw
あぁそっかカレンって別のクラスだったんだっけ。
シノたまには良い事言うな。教室一個分だもんな。
ここでEDか。COCOのロゴ邪魔過ぎる。
この漫画ってSAO?とある?w
中二病でも恋がしたい!の人かwはたまた綾波かw
どう転んだら太もも怪我するんだよw
古典を読んでるだと?古典部シリーズって落ちじゃw
呪われた書物w
アヤの妄想凄く見たいです。アリスロボ欲しい。
こっから妄想の国のお話か。
えーシノ金髪とかいやだ。カレン海賊ww似合ってるw
ミュージカル風なのが不思議の国のアリスっぽい。
パイレーツ・オブ・カリビアンの映画そういや結局どうなったんだろう。最後まで見てない気がする。
アヤが人魚でヨーコが王子様w人魚と王子に接点無さそうw
歌声別人だな。接点あったかw
おねぇちゃん魔女なのかw
なる程大事なものは金髪だったのか。絵本みたいな話だったなぁ。
アリスちょっと席が近いんだけどwってクラス違うはずなのになんで一緒にいるw
シノとアリスの最初の手紙で〆たか。( ;∀;) イイハナシダッタナー
売れたらすぐ二期出来そうだから期待したい。{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 52

93.3 5 好奇心アニメランキング5位
宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★★ 4.2 (1969)
6491人が棚に入れました
いつだってボクらの一歩は好奇心から始まった。
見たことのない風景を、
聞いたことのない音を、
嗅いだことのない香りを、
触れたことのない質感を、
味わったことのない食物を、
そして感じたことのない胸の高鳴りを、
いつの間にか忘れてしまった欠片を、
置き去りにしてきた感動を拾い集める旅。
そこにたどり着いたとき、
ボクたちは何を思うのだろう。
吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度、
荒れる海原を超えた先にある原生地域。
地球の天辺にある文明を遠く離れた遥か南の果て。
これは《南極》[宇宙よりも遠い場所]に向かう
4人の女の子たちの旅の物語。
ボクらは彼女たちを通して、
明日を生きるキラメキを思い出す。

声優・キャラクター
水瀬いのり、花澤香菜、井口裕香、早見沙織、能登麻美子、日笠陽子、Lynn、金元寿子、本渡楓、大原さやか
ネタバレ

sinnsi さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

老若男女に勧めたい、誠実な友情アニメ

【無料第1話(公式チャンネル)】
https://www.nicovideo.jp/watch/1514789907
(未視聴者はこんな拙レビューなんて読まず、取りあえず第1話だけでも真剣に観てほしい。)
(何かを感じ取ったら、ぜひ全話を観ていただきたい。)

【(非ネタバレ)老若男女に勧めたい、誠実な友情アニメ】
これまでに「友情」をサブテーマの一要素に加えていた作品はいくつもあったが、
下記のような疑問点が、どれかは付いて回っていたように思える。
・記号的で絶対的な絆が、根底にあるのみ。
・命を賭した戦いだとかが付いて回り、現実感が薄い。
・距離感が近すぎたり、けんかをしても痴話げんか的だったりして、同性愛的な観点でも見られる作りになっている。

しかし筆者としては、本作に上記のような疑問点はなく、
全13話で非常に生き生きとした、「友情」をメインテーマに据え、非常に完成度の高い作品となっている。
「友情」というのは人生の一因であるので、登場人物の人生を見つめるつもりで、真剣に視聴していただきたい。
登場人物が感じる喜怒哀楽は、視聴者も感じられ、涙するだろう。

物語・登場人物(キャラ)が素晴らしいのは無論、登場人物もメイン4人組からサブキャラも個性的で、掘り下げて描かれており、
作画においても空気感のある人物の表情や、背景の描写も素晴らしく、
声優の演技においても中堅声優の地力があり、あふれんばかりの感情がむき出しになっている。
音楽においては、BGMがシーンの要所々々の空気感に非常にマッチしている他、物語がピークとなるシーンでは、ほぼ毎話挿入歌が流れるのだが、
女性アーティストの優しくも繊細な歌声やメロディーが、繊細な感情が揺れ動くシーンに非常にマッチしている。
以上の事から、全評価において5.0を文句なしに付けられる。

ながら見等で見た事はあるけれど、ピンとこなかったという方がいれば、第1話だけでも真剣に観直していただきたい。

【(非ネタバレ)どういう話なのか】
本作は南極(日本からの距離14000km)に向かう女子高校生4人組の話であり、(宇宙は上空100km)
「宇宙よりも遠い場所」というタイトルは、そこから由来している。

女子高校生が南極という熾烈な環境に向かうのは、ファンタジーであるのだが、丁寧にその過程を描いている。
4人組は元々縁もゆかりもなく、ほとんどが孤立して負け組の人生を歩んでいたのだが、そこで4人にしかない友情を育み始めるのである。

あらゆる物語において、ある人物が存在しなければ、物語が成立していなかったという作品は山ほどあるが、
超人的な能力・技能が前提となっている場合が多く、物語において絶対的な象徴の大道具となっているケースが多い。
そうでない等身大の日常を送る物語においても、その場に集まった人間らの物語という気がして、そこに集まらなくとも幸せに過ごしているんだろうな、という人物は存外多かったりする。
本作においては、この4人全員がそろわなければ、南極へ臨むという物語自体が成り立たず、4人はその後の人生において、それ以上の偉業に臨もうとする事が決してないであろう事は、想像に難くない。
それぐらい、4人全員が互いを強く支え合い、信頼し合っているんだという事が感じ取れるのだ。
またそれは押しつけがましい物ではなく、しっかりと距離を保ち、価値観を尊重するという部分も大きい。

この作品は、4人全員が主人公であり、それぞれが人生を生きる青春群像劇である。

【(ネタバレ)「友達って○○だ!」というセリフの説得力の強さ】
(第{netabare}10{/netabare}話のセリフ)
{netabare}友達とは何なのか、そんな問いに対する普遍的な答えは絶対に出せない。
方程式のような厳密さがある訳でも、友達誓約書のような取り決めがある事はありえない。
しかし、キマリの「友達って多分ひらがな1文字だ!」という、半ば感覚的なこのセリフがスッと入ってきて、非常に共感できるのは、偉人の言葉のように「重なるかもしれない」という部分があるだけでなく、
4人組がそれだけで思いをくみ取り、意思疎通が可能である間柄である事に、非常に説得力があるからだ。この第10話まで(それ以降も)の積み重ねは、非常に説得力があるのだ。
これは本作を一番象徴するセリフであると私は思うし、友達という定義への一つの答えでもある気がしてならない。{/netabare}

【(ネタバレ)全13話を振り返って】
(従来は総括してのレビューにとどめているが、全話が神回であり、大切な友情の軌跡なので、あえて書いた。)
{netabare}
キマリは女子高校生2年生になっても、何も成し遂げて来なかったと自負していた上、
変えたいと思っても変えられない自分に、自己嫌悪まで覚え、第1話の序盤ではそんな挫折・甘えをまざまざと見せつけてくる。
「昨日言ったよね? 部屋片づけるって」

そんな中、見知らぬ同学年女性の報瀬が、目の前で現金100万円の茶封筒を落としたのを拾い、校内で探して届けるところから、物語は大きく動く。
聞けば、南極観測で失踪したお母さんを探すため、バイトで貯めた金だと言う。(校内社会を犠牲にし、孤立までしていると旧友であるめぐみから知る。)
「私は行く。絶対に行って、無理だって言った全員にざまあみろって言ってやる。受験終わって高校入った時に、そう決めたの」

何も成し遂げてこなかったキマリと、堅固な意志を持って成し遂げようとする報瀬。
そんな報瀬に強く感銘を受けたキマリは、数度にわたってやり取りを行う。その内に南極行きに誘われ、キマリは葛藤を重ねる。

後日早朝、キマリは家から駆け出す。
家族がキマリの部屋に訪れると、そこはきれいに整っていた。もう彼女は、甘えていた少女ではない。
一方的に決めた待ち合わせ場所(の道のり)で、キマリを目にした報瀬は、満面の笑みを持ってキマリを迎え入れる。南極への同行者、そして未来の親友を得た瞬間だ。
冒頭からここまでのキマリの葛藤・「来る訳がない」という報瀬の諦めが、アニメ上の全演出(物語・作画・声優・音楽・キャラ)でよく描かれていて、
報瀬が笑顔で迎え入れた瞬間、全てのカタルシスが解放され、第1話なのに最終話のような感動がやってくる。

第2話では、同い年女性の日向が加わり、3人組となる。
高校中退者(志望大学A判定)で、同様に何かを成し遂げたいと思っていたようだ。

その後、民間南極観測隊員になるため、 報瀬がポンコツ計画を立案し、男性隊員への人心掌握(色仕掛け)を行おうとするのだが、
実行以前で、残念でもなく当然に計画は失敗し、お母さん関係でつながりのあった女性隊員から追いかけられ、逃走する。
その際、夜の歌舞伎町という暗澹たるネオンの海を走っているのに、走りが非常に疾走感・躍動感があり、ネオンの光が煌々と青春を照らし付けているようで、非常にエネルギッシュだ。

程なくして、女性隊員に捕まる。
改めて直談判を行い、100万円の茶封筒を突きつけるが、何も進展はせず、ただただ報瀬のポンコツぶりが露呈しただけだった。
帰りの電車、当初からの流れで暗黙のリーダーとなっていた報瀬は、数秒のやり取りだけでリーダーを解任される。(明るい雰囲気で半ばふざけた感じで)
ただのギャグシーンのようだが、これは失敗をとがめる訳でもなく、全員の関係性を対等な物にしているのだ。

そこから第3話になり、タレントという立場で南極行きが内定していた、女子高校生1年の結月が、報瀬ら3人の事を耳にして、その地元を訪ねる。
興味がないので権利をお譲りします、とは言うがマネージャー兼母親に間もなくバレ、当然認められる由もなく連れ戻されるのだが、
結月が軟化する事はなかったため、母は一人で報瀬まで出向き、結月本人が行くように説得をすれば、観測隊への推薦を持ちかけると告げる。

後日、3人組はファミレスで勉強する結月に対し、比較的落ち着いた空気の中で理由を尋ねる。
重い口を開き、始まったばかりの校内社会・同級生を優先したい、タレントの仕事で今まで友達がいなかったという旨の事情を話す。報瀬とは完全に対照的であるが、孤立していたのは同じだ。
その不安に対し、キマリは強い共感を覚えて結月を抱きしめるが、「分からないですよ!」「だってみなさん、親友同士じゃないですか!」と、結月は強く拒絶する。
だが3人組はあっけらかんとした物で、まだ出会って1ヵ月未満な上、遊びに行った事もない。ただ南極に向かおうとしているだけ、今のところは。ね? ね。 ねー。 と口ぶりが一致していた。しかし親友未満であっても、大きな関係性になっていた事は相違ないだろう。
このやり取りをもって、結月はまた帰路に着く。結局は説得以前に、ただ会話を重ねただけであった。

その夜、結月は滞在先のホテルで不思議な体験をする。
抱きしめられるというボディコミュニケーションを初めて受けた事に対し、気持ちの整理が付かない中、
窓に異音を感じて開けると、高層階まではしごを掛けた3人組がいて、キマリが「南極に行こう!」と結月に手を伸ばしていた。
返事もできずに戸惑う中、何かインスピレーションを感じた結月が手を伸ばすと、そのままはしごが倒れ、窓の外へ転倒する……が、実際に転倒したのはベッドの上からで、異音からのくだりは夢であったのだ。
広すぎる個室で一人取り残された結月は、スマホでトークアプリを開く。優先したかったはずの同級生二人は、仕事が落ち着かない結月にしびれを切らし、 グループチャットから退室していた。
朝の静寂と、鳥のさえずりがこだまする。ベッドに腰掛ける結月は、広すぎる個室で、ただ一人だった。

その時、部屋の扉のノックが鳴る。
今度は現実世界で、キマリら3人組が結月の仕事に際して一緒に行こうと、わざわざ迎えにきたのだ。
結月は、無償の好意を受ける。そして結月は、一人ではなかった。感極まり、号泣する始末だった。
突然泣き出す結月に3人組は戸惑うが、一方的に世界で一番不幸な自分でいて、一方的に心が解される描写を、ここまで丁寧に描いたのは見事だ。過剰なところがなく、ニュートラルに描かれている。
(この時に流れる挿入歌の「ハルカトオク」が、良い意味で非常にズルい)

「だから、3人と一緒なら行くって言ってるの! 一緒じゃなかったら行かないから!」
電話でお母さんにそう告げる。南極行きが現実の物となり、3人組は4人組となったのだった。

第4話・第5話では、南極行きのための訓練・準備を、大人たちを交えて行い続け、南極に向かう意義を確認し合う日々を4人組は重ねる。
しかし、第1話から登場していた旧友のめぐみは、4人組で南極へ向けてがんばるキマリや報瀬を見て、嫉妬心のような物を抱くようになり、
これまでのあらゆる出来事について、あることないことのうわさをずっと吹聴し、実害が被るように仕向けていた。しかし直接的な描写は一切なく、4人組(+視聴者)は、誰がうわさを流したのかは気がつかない。
無論キマリも、これまでと同様に旧友として、出発前日の壮行会でめぐみに対して懇意に接し続ける。そして帰り道、キマリと別れためぐみの後ろ姿は、どこか物悲しげだった。

「絶交しに来た」
出発日早朝のキマリ宅前、めぐみはキマリにそう告げ、自分がうわさを流した張本人だと告白した。キマリはどうしてそんな事をしたのかと、困惑する。
南極に向けて突き進むキマリらに対し、自分は醜い感情しか湧かない、醜い心の持ち主だとも告白する。

「ダメなのはキマリじゃない……私だ! ここじゃないところに向かわなきゃいけないのは……私なんだよ!」
二人は、ただただ泣きじゃくっていた。めぐみの行いには何一つとして褒める事はできない。
めぐみは、背を向けて離れようとする。キマリは呼び止めるが、決して、顔を合わせてはくれない。

「絶交無効」
背後からめぐみを抱きしめ、耳元で優しくそうささやくと、キマリは返事も聞かずに空港へと駆け出した。
どうするのが正解か、と言う事はない。
キマリがめぐみだからこそ、友達として向き合い、無償の愛をもってめぐみを許したのだ。

(よどんだ水がたまっている。それが一気に流れていくのが好きだった。)
(決壊し、解放され、走りだす。)
(よどみの中で蓄えた力が爆発して、全てが、動き出す!)
(全てが動き出す!)
第1話冒頭でも流れた、キマリのナレーションが再び流れ、同様に幼少期のめぐみとの、砂場水遊び回想シーンも流れる。
二人の関係性は、雨降って地固まる。この物語は、めぐみの物語でもあるのだ。

第6話からは、いよいよ渡航が始まる。
Aパートでは乗り換え地のシンガポールでただただ観光しているだけなのだが、
背景美術が見事で、シンガポールの空気を感じられる他、4人組が楽しい時間を過ごしているのが、ありありと感じられる。
言葉で確かめずとも、4人はもう相当親しくなっていたという事を、背景美術も相まってリアルに感じ取れるのだ。

その夜、どこか心ここにあらずの日向に対し、「何か隠してますよね?」と結月が詰め寄ると、パスポートを紛失していた事実が判明する。ベッドの上に日向の全荷物を並べても、見つからない。
日向は3人だけで先に行け、間に合ったら追いかけると、ホテルで相部屋の報瀬に告げる。人間関係で割を食い、高校を中退した経験もあって、気を遣わせたくないのだ。
更に、私が計画に乗るよりも前からやりたいと思っていた事なんだから、何よりも優先しろ、そっちの方が気持ちがいいとまで言う。

翌日、しびれを切らした報瀬は、第1話・第2話でも活躍(?)した、現金100万円の茶封筒を空港窓口で叩きつけ、後日便への振替を強く要望する。
何を意地になる、日向がそう言い切るよりも前に、報瀬は私はここまで意地で生きてきたと言う。
続けて、目的は南極に行く事ではない、4人で南極に行く事が一番の目的なんだと告げる。二人は向かい合い、互いに涙をこぼしていた。
報瀬の中で南極に対する向き合い方は、既に大きく変わっていたのだろう。それ程までに、この4人組が大きくなっていたのだ。

割高のビジネスクラスのチケットを手にした4人組。
犠牲はあったが、それより大切な物を守れた……と、報瀬が貴重品ポーチにしまおうとした時、日向のパスポートがそこにはあった。
そして報瀬は思い出す、前日に日向の不適切なパスポートの扱い方を見て、一方的に貴重品ポーチにしまっていた事を。
報瀬は慌てふためき、明らかに挙動不審となるが、「何か隠してますよね?」とまた結月に悟られる。

かくして二転三転の末、無事にビジネスクラスをキャンセルし、通常日程で行く事になったのだが、
報瀬と日向は報いの罰ゲームとして、シンガポールの名産品、ドリアン(腐敗臭がひどい)を食べるショーが、屋外イートインスペース開かれ、絶叫したのだった。(Aパートでも、キマリらがうっかり食べてしまう伏線がある。)
構造としては上げて下げて上げてのギャグ回なのだが、互いの絆を強く確かめる回でもあり、雨降って地固まるのは第5話と同じだ。
友人同士のトラブルを、ここまで後腐れなくスッキリ上手に描写するのは、実に見事である。

第7話ではついに砕氷船に乗り込み、大人の観測隊員もレギュラーとなって、隊員・南極・想いが掘り下げられ、
第8話ではいよいよ出港し、本格的に南極へ向かうが、訓練・海流(船揺れ)は激しく、この回で4人組はひたすら疲労困憊・船酔いで打ちのめされ、寝込み続ける。
船揺れも心労もピークに達した就寝時間中、結月は大人たちに着いていけるのかとぼやいてしまう。
だがキマリは、選択肢はずっとあったけど、選んだのは自分! と勇気づけると、結月は何か感銘を受ける。
またしばらくして、この旅が終わった時にはきっと楽しいと思ってる、とのキマリの発言を受け、結月は突拍子もなく甲板に出てみたいと言い、日向も賛同する。
夜の甲板は真っ暗な上、現在は海流が激しい場所なので非常に危険なのだが、ハンドレールに捕まりながら波を一身に浴び、4人組は陸上では決して体験できないアトラクションに、笑い合ったのだった。
(非常に賛否両論のあるシーンだが、子供は危険認識や危険認知力が弱い上、集団心理も働いていただろうし、このあと大人たちにメチャクチャに怒られたんだと解釈する事も可能だが、前後を描くには全13話という尺には限りがある。またこれを描かなければ、第8話が非常に地味な回であったと思うし、全言動が理路整然としていなければならないとするのは、キャラクター性を求めすぎているように思う。)

第9話は報瀬のお母さん、懇意だった吟隊長、報瀬との間柄について、過去回想も交えて主に掘り下げられ、
過去から現在への、それぞれの南極観測への想いを再確認し合う中、ラストシーンでは、とうとう南極へ到着する。
4人組がタラップを降り、上陸まで数歩になった時、3人は報瀬が先に上陸するように促すが、報瀬は手を取り合い、4人とともに上陸したのだった。

「ざまあみろ……ざまあみろ! ざまあみろ! ざまあみろ! アンタたちがバカにして鼻で笑っても私は信じた! 絶対無理だって裏切られても私は諦めなかった! その結果がこれよ!」
報瀬は感情を爆発させる。ようやく、夢を実現させたのだ。
「ざまあみろ!」のコールは4人組にも伝播し、4人組と同等かそれ以上に苦労した大人たちにも伝播すると、「ざまあみろ!」の大合唱が起こる。
ざまあみろ! でここまで感動的なシーンが描ける作品を、私は知らない。
(母への想いが行動原理にあった上での「ざまあみろ!」ではあるが、直接的に母への想いを吐露しなかった理由は、第12話で明かされる。)

第10話となり、いよいよ本格的に南極観測が始まり、あらゆる場所に駆り出される4人組。この話以降でも南極の背景美術は見事で、透明感が見受けられ、リアリティに重みが増す。
そんな中、結月が日本へ帰還後、大きな仕事(朝ドラ)が入る事が分かるのだが、当人は一緒にいられる時間が減るのが嫌だと言う。

「いいじゃん、もうみんな親友なんだし」
「え? 親友……? 親友なんですか?」
キマリは直接会わなくても心が通じ合っている旨を伝えるが、結月はそれに対して疑問を投げかける。
ここまでずっと濃密な時間を共有してきた仲間は、もはや「親友」と言い表す以外ないのだが、
本当に友達がいなかった結月は、どこからが親友なのか、まるで分からないようだ。
(筆者も「本当の友達って何?」と10代の頃に思った事があるので、半ば共感できる部分はある。)

観測隊員の手伝いを重ねる内、結月は隠れ(?)ファンに気がつき、仕事を受ける事を決意したのだが、その際、結月は斜め上の行動を起こす。
細かい文字を並べた、仰々しい手作りの「友達誓約書」を取り出し、これにサインしてほしいと言う。
あきれ返る報瀬と日向、そしてキマリは「分かんないんだもんね……」と感極まって泣き出し、結月に抱きつく始末だった。

食事時間になり、どうしたら友達なのかと、飲み込めずにいる結月に対し、報瀬はご飯粒を顔に付けたまま、持論を展開する。
「多分、形も言葉も、何もない。友達なんて、親子とも夫婦とも違う、ぼんやりした物だし、いつ消えても誰も責任を負ったりしない。少なくとも私はそう。でも、だから自由で、だから一緒にいられる気がする」

結月は釈然としないまま、個室で一人になる。
キマリにトークアプリで謝罪を行っても返事が来ないので、怒っているんじゃないかと気も滅入ってしまう。
そんな中、個室にキマリが訪ねる。キマリはめぐみから絶交宣言を受けてもなお、トークアプリで会話を続けている事を明かす。
既読マークの付くタイミングが不定であるだけの事で、相手の事をなんとなく想像できる。そんな関係性が私にとっての友達であると告げる。
間もなく、個室に報瀬と日向がサプライズでやってきた。過去に船酔いで祝いそびれた誕生日を、手作りのホールケーキで改めて祝うのだと言う。
友達から祝われるのは初めてだと、結月は泣き出す。普段はクールな結月も、第3話から分かるように、感情の落差には非常に弱いのだろう。

翌日、結月はお礼のメッセージを、改めてトークアプリでキマリに送ろうとする。
かしこまったメッセージを打っては消し、打っては消しを繰り返すが、結月はメッセージを2回に分けて送り、茶目っ気を出す。

<ありがと
<ね

「分かった! 友達って多分ひらがな1文字だ!」
キマリはそのメッセージを見て、端的に友達について言い表す。

ね>

<ね

再び1文字のメッセージを送り合い、思いを交わし、この話は終わる。

そして再度になってしまうが、先の記載を再引用する。
> 【(ネタバレ)「友達って○○だ!」というセリフの説得力の強さ】
> 友達とは何なのか、そんな問いに対する普遍的な答えは絶対に出せない。
> 方程式のような厳密さがある訳でも、友達誓約書のような取り決めがある事はありえない。
> しかし、キマリの「友達って多分ひらがな1文字だ!」という、半ば感覚的なこのセリフがスッと入ってきて、非常に共感できるのは、偉人の言葉のように「重なるかもしれない」という部分があるだけでなく、
> 4人組がそれだけで思いをくみ取り、意思疎通が可能である間柄である事に、非常に説得力があるからだ。この第10話まで(それ以降も)の積み重ねは、非常に説得力があるのだ。
> これは本作を一番象徴するセリフであると私は思うし、友達という定義への一つの答えでもある気がしてならない。

第11話では、南極と日本の中継をするリハーサルで、日向は高校を中退する原因となった、在学中の頃の友達3人を目にしてしまう。
後に日向は一人で激高するも、みんなの前では平静を装って抱え込もうとしたが、報瀬がずっと気にかけるのに根負けし、南極の親友らに対して理由を明かす。
その溝は深く、日向は高校をやめてしまっているので、割り切って許せる物でもない。

中継本番前、日向は許してしまえば気が楽になるんじゃないかと、思い始めるものの、
報瀬はそれを認めようとせず、日本に向け、もう日向に関わるなと言い放つが、続く言葉は詰まって、たどたどしい。
そこでキマリが、「そこにいたら絶対できないような旅をしてるの!」と助け船を出すと、報瀬は勢いを得て、相手に反論の余裕すらも与えずにまくし立てる。
「今更何よ、ざけんなよ!」

日向は憑き物が落ちたように、ただただ泣き倒れたのだった。

第5話の許されためぐみとは対照的な第11話だが、めぐみは日本を発たれて手遅れになる前に懺悔を行い、責任を取って一度は絶交を選ぼうとしたが、
今回のテレビ中継に訪れた3人は、問題を一向に解決しようとする事はなく、時間が日向を傷つけ続けた上、
3人組あろう事か、時間が解決してくれたとでも思ったのか、中継に出演したのだ。厚顔無恥にも程があるだろう。

第12話。
事実上の最終回であり、報瀬とお母さんの物語が終わる。
報瀬は、南極に着けば夢から覚め、お母さんの死に初めて向き合えると思っていたのだが、そうではなかった。
だからこそ出た言葉が「ざまあみろ!」だったのだ。ある意味で、虚勢も入り交じっていたのだと分かる。
「私ね、南極来たら泣くんじゃないかってずっと思ってた。これがお母さんが見た景色なんだ。(中略)。何見ても写真と一緒だ、くらいで……」
「確かに、到着したとき最初に言ったのはざまあみろだったもんな」
「え? そうだっけ?」
「忘れてるんですか?」

また報瀬は、隊員から誘われてもなお、お母さんが行方不明となった地に向かうべきか、ずっと悩み続けるのだった。
「でも、そこに着いたらもう先はない。終わりなの。もし行って、何も変わらなかったら、私はきっと、一生今の気持ちのままなんだって……」

それでも吟隊長の想いを聞き、報瀬は現金100万円を1枚ずつ、個室の床一面に並べながら、これまでの苦労の道のりを振り返る。
翌日、決意は固まり、雪上車に乗り込んだのだった。3週間の旅が、始まる。

あくる夜、報瀬はキマリに対して南極が好きか尋ねる。もちろんキマリは好きだと言う。
当初、報瀬以外は南極観測に絶対的な動機があった訳でもない。だけど、既にそれはもう絶対的な絆で根付いていた。
「でもね、一人だったら好きだったか分からなかったかも」
「そうなの?」
「みんなと一緒だから。みんなと一緒だったら、北極でも同じだったかも。……ねぇ報瀬ちゃん? 連れてきてくれてありがとう。報瀬ちゃんのおかげで私、青春できた」

雪上車での長い道のりに耐え、お母さんが行方不明となった地へたどり着いた4人組ら。
そこで涙をこぼす吟隊長を見てもなお、報瀬は「思い出してるんだろうね。お母さんと見た時の事」と、どこか冷め切っていた。
ようやくたどり着いた地であるはずなのに、それでも報瀬の中で何かが変わる事はなかった。

親友は、奔走する。
お母さんが南極にいた証を見つけるため、付近の施設内を奔走する。
そんな親友らを目にしてもなお、報瀬は立ち尽くすばかりか、「見つからないよ」と否定的な言葉を投げかけるだけだった。
もしそれがあったとして、実際に目にし、何にも向き合えなかったらどうなるのだろうか。南極への軌跡、何もかもが否定されるようで、この上ない恐怖でしかない。

だけど親友は、お母さんのノートパソコンを見つける。
以降、報瀬は一人個室でノートパソコンを操り、映像上では挿入歌「またね」だけが流れ、呼吸音・ノートパソコンの打音だけが流れる。

ログインのパスワード入力画面で、試しにお母さんの誕生日「0417」を打つが、失敗する。
ふと、自身の誕生日である「1101」を打てば、今度は成功する。

メーラーを開くと、未読メールが0件の中、新たにメールの受信が始まる。
差出人は「小淵沢報瀬」で、件名は「Dear お母さん」だ。
これはお母さんの失踪を告げられた3年前のその日にも送信され、第1話からも合間のシーンで、セリフはなくとも何度も送信されていた。

未読メールの件数は、あっという間に2桁になり、程なくして3桁となって、やがて4桁になった。

宇宙よりも遠い場所で、一人娘のメールを開かない母親なんて、いるだろうか。
絶対に、いない。もう、いないのだ。
(というような事を言葉を交えず、映像だけで語るのがすごい高度であり、何度見ても涙を禁じ得ない。)

「お母さん! お母さん!!」
報瀬は初めて死に向き合い、むき出しの慟哭がほとばしる。
親友らも、個室の前でともに泣いていたのだった。
(アフレコ前の練習時に、報瀬の声優自身(花澤香菜)も、泣いてセリフが言えなかった程(ラジオ12回目 12分36秒~)に受け止めたからこその、純粋な慟哭だ。)
(他の声優も、そういった場面がよくあったようである。)

挿入歌とともに、EDへとつながる。
その最中、白夜だった南極が夜になり、報瀬の止まっていた時間が動き出す。
同時に、夏隊(4人組)の旅も、終わりを迎えようとしていたのだった。


第13話は、まるごとエピローグである。
4人組は南極生活にも順応し、あっちこっち駆け巡る中、キマリは帰るのが惜しくなるが、無論ありえない話である。だからキマリは、「また来てくれる?」と確認を取る。
親友らは誰もためらう事なく了承するが、キマリは軽いと思ったのか、報瀬と向かい合って再確認をした。
「本気で聞いてる」
「本気で答えてる」
「ならよし!」

後日、報瀬は「なんか切りたくなった」と言いだし、ロングヘアから一転、ショートヘアにする。
自身の中で、向き合い方に変化が生じたのだろう。吟隊長は「やっぱり親子ね、笑ったところがそっくり」と感無量だ。
報瀬が、お母さんの死を乗り越えた象徴でもある。

そして夏隊の帰還式典で報瀬は代表として、南極についてのスピーチをする。
南極と仲間の意義を力説し、また上陸する事を誓ったのだった。
「(前略)。ここは全てがむき出しの場所です。(中略)。母がここを愛したのは、この景色と、この空と、この風と、同じくらいに、仲間と一緒に乗り越えられる、その時間を愛したのだと。何にも邪魔されず、仲間だけで乗り越えていくしかないこの空間が大好きだったんだと。私はここが大好きです。越冬がんばってください、必ずまた来ます。ここに」

越冬隊から見送りを受ける中、副隊長から南極観測が中止になりそうであった事実が明かされる。
第9話の上陸時に、大人たちも言った「ざまあみろ!」に、様々な想いが内包されていて、重みが増す。
そして4人組の想いが、大人たちに届き、南極観測を実現させたのだ。

ヘリコプターに乗り込む前、報瀬は吟隊長にお母さんのノートパソコンを預ける。
「私はもう、なくても平気ですから」
もう報瀬は、未来に向かって歩き出している。

帰りの道中、これまでの話で何度も見たいと言っていた、オーロラを目にする4人組。
感嘆する中、報瀬のスマホにメールが届いた。差出人は「お母さん」で、件名は「本物はこの一万倍綺麗だよ」だ。
吟隊長は、ノートパソコンの送信トレイの中に残っていた、メールを送信していた。

メールを開くと、一面にオーロラの写真が広がる。
報瀬は「ふふっ、知ってる」と満面の笑みで、お母さんからの想いをまっすぐ受け止めていた。

空港に帰国した4人組。
キマリは「ここで別れよ」「一緒にいられなくても、一緒にいられる。だって、もう私たちは私たちだもん」と告げる。
強くつながった心は、決してもう離れない。今は本来の暮らし(復学・仕事)に向けての準備や、帰国を待ち望んでいる家族・仲間の元へ駆けつけようという事だ。

4人は、再び4人で旅に出る事を誓い合う。そんな中、報瀬は告白する。
「あれ(100万円)はもうない」「置いてきたの! 宇宙よりも遠い場所に!」
一同は驚く。第13話序盤の「本気で答えてる」は口だけで言ったつもりではない、スピーチだって、優等生ぶって言った訳でもない。
お母さんの死を乗り越えてもなお、本気で報瀬は南極の地を再び踏む事を決意していた。

ラストシーン。
キマリはトークアプリでめぐみに「帰ったよー」と送るものの、返ってきたのは「残念だったな」と要領を得ない返事だった。
すると続けて、自身の写真とともに「私は今、北極だ」と送ってきたのだった。
よく見れば、写真のめぐみの髪は切りそろえられてある。彼女もまた、何かを決意して北極へと向かったのだろう。
彼女もまた、キマリと本当の親友になれるに違いない。
(めぐみの北極行きを暗示する伏線自体は、第10話の18分後半の映像で出ている。)

そして本当のラスト数秒で、第13話サブタイトルの「きっとまた旅に出る」が全面出て、本作はこの上なく心地良い余韻の中、終わりを迎える。{/netabare}

本作に携わった全ての関係者に、心より称賛と感謝の意を表したい。
このアニメに出会うため、私はアニメと対峙し続けていたのだろう。

{netabare}「きっとまた旅に出る」{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 16
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

浮き沈みはあったが高クオリティな感動+笑い!

【あらすじ】
何かを求める少女たちが、補い合って南極を目指すお話。

【成分表】
笑い★★★☆☆ ゆる★★★☆☆
恋愛☆☆☆☆☆ 感動★★★★☆
頭脳☆☆☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
感動、笑い、勝利、友情、包み隠さない

【こういう人におすすめ】
踏み出す元気が欲しい人とか。YouTuberを目指す中高生とか好きそう。

【あにこれ評価(おおよそ)】
67.6点。おそらく上昇途中。

【個人的評価】
全体的にクオリティが高く、感動系なのに笑いも多いのでおすすめ。個人的に評価がガクンと落ちる回があり、手放しでは褒められない。しかし今期一番注目し続けたアニメだったのは間違いない。
『おすすめしたい作品』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 すごいよかった!すごい良かったんだけど……

 5,6,11話が個人的にピンとこなかった。詳しくは下に。
 ただ最終話が終わってみると「やっぱいいなあ」、と思うし、評価が難しい作品でした。多分今後リピートして観るときは5,6,11、あと12話を抜いて観ます(笑)

 やっぱ私は感動系より笑い重視です!血も涙もないのです!
 ……citrusのレビューで血涙を流しましたが、混じってたらセーフなのです。

 1~4話のスタートダッシュが最高すぎて今期圧倒的覇権かなあと思いましたが、最終的には他作品と接戦でした。褒める点はだいたい↓で言いつくしましたが、あと、「南極あるあるネタ」みたいなのが割と少なくて、そこが個人的には良かった!取材が足りなかったとかかもしれないけど、結果オーライです!アレ系、あんまり要りません!

 あと、これの放送と同時期にイッテQのイモトさんも南極行ってて、ものすごいタイムリーな感じでした(笑)


1話
{netabare}  とりあえず100万円を持ち歩くな(笑)

 感動系は苦手なので切るはずだったが「涙の100万頭突きトイレ事件」(頭とは限らないだろ)でちょっと笑ったのと、1話ラスト付近の「前にも何人かそういうこと言ってくれる人がいた」発言で継続を決意。

 そうだよね!

 「私、応援するよ」「何か手伝えることある?」なんて。さも自分だけがこの子の味方のように。それだけでこの子が泣き出して「ありがとう。わたしずっと一人で心細くて……」とでも言うと思ったか!
 南極に行きたいという少女。そのために100万ためた少女。誰に後ろ指刺されても胸を張って前を見る少女。しかし襲い来る幾多の困難(たとえば100万落とす)。見てしまった涙。
 そんな子の味方が自分だけなわけあるか!
 「前にも何人か」、否、何人もいるに決まってる!
 その何人もいた「君と同じような」味方が消えていくほどに、彼女の夢は望み薄なのだと!それに気づいてからが彼女に寄り添えるスタートラインなのだと!

 と、勝手にアツくなる意外とちょろい私。

 課題を突き付けられて多分「自分を変えたい」というのとは別に「なめんなよ!私は行くぞ!」っていう意地が主人公の女の子に出てきたと思う。その辺の気持ちがすごいわかった。

 南極いけるのか。行けたとしてどうなるのか。そして最重要、私が再び笑えるコメディパートはあるのか。その辺注目です。
{/netabare}

5話後
{netabare}
 5話目で結構ぴょんっと話飛びましたね。南極出発前夜の感じでした。もうちょっと資金とかで揉めるかと思ったんですが。ということは行ってからが大変なのかな。「お母さん探し」とか「南極生活あるある」とか「大自然の危険」とか別に入れてもいいけど、コメディパート減らないでくれ頼む!
 親友メガネちゃんの話はいつか来るだろう、来たら嫌な感じになるだろうとは思いましたが、割と早めに来ましたねー。でもついていかないという決断をしたメガネちゃんはえらい。……とはいえ主人公たちも視聴者も後ろを振り返っている場合ではないのです!アディオスめがね!最終話で会おう!

 さて、このアニメ、メインキャラクター4人が魅力的ですね。
 デザイン的にも設定的にも無駄がなくてイイ。あと声優のチカラというのを目の当たりにしました。私が今期トップクラスに笑えてるのは多分声優さんのおかげ!私が気になった声はだいたい花澤さんがやってるので花澤さんは知ってましたが、今後は他の三人も注目したい!

 そして「全員が中心」って感じもいい。
 全員が中心って矛盾してますが、一人一人がほかの3人をまとめている一面があって、だから4人がギュッと集まってる感じというか。
 まず「南極にいく」っていうのは結局のところシラセの夢で、他の3人は「それについていきたい」というのが行動原理です。シラセが「北極に行きたい」としたら3人は北極についていくでしょう。だからシラセがこのアニメの「原動力」です。
 次にキマリ。一番「使えない」やつですが、私が一番必要としている人材でもあり、つまりはこのアニメ全体に流れる「あたたかい笑い」の発信基地になっているのが彼女です。他の3人だけだったらものすごく冷静な単なる「南極隊」になってたか、そもそも集まらなかったと思います。
 次にヒナタ。一番「便乗してる」のが彼女で、個人的にはメンバー入ってきたとき「ん?不安材料?」と思いましたが、全く違いました。彼女がこのチームのブレイン。頭がいい上にびっくりするほど大人なので、他の3人の引率者的存在になってます。他の3人の誰にでも合わせることができ、キマリの生み出す「あたたかい笑い」を増幅させるのも、冷静さを取り戻させるのも彼女です。
 そしてユヅキ。言うまでもなく彼女がいないと南極に行けないので人材としては最重要で、替えがききません。精神面では一人だけ高校1年ということもあり若干浮いていますが、他の3人のあたたかさに支えられてだんだんと馴染んできてます。

 ドライブに例えると、シラセが「車」、ヒナタが「運転手」、ユヅキが「免許証」で、キマリが「ラジオから流れる陽気な音楽」って感じ。ぽつんとあった車のラジオが突然ついて陽気な音楽が流れだし、それに誘われて運転手が乗り込んで……おっと免許証忘れてた、みたいな(笑) そら走り出しますわ。
{/netabare}

6話後
{netabare} 5話目以降失速ぎみ。2、3話が良すぎたのか。
特に今回のエピソードは練られてなさすぎ。はよ言えよ、探せよ、気づけよ、謝れよ、「なんだよぉ」じゃねえよ。セリフ思い付かんかったんならエピソードごと消せ。一番本心偽ってんのはおめぇだよ!
「ヒナタとシラセを仲良くするエピソードはさんどかね?」「おkおk。この辺で適当に入れとくわ」臭がパネぇ!2、3話はまぐれか!?次はキマリユヅキか!?それともシラセユヅキか!?そのあとヒナタユヅキか!!小手先でこちゃこちゃやんねーと12話持たねえのか!?
このエピソードの主体がキマリならわかるよ?なんでよりによってここまで行動決断パーフェクトだったヒナタを6話だけアホアホに描いたんだよ!「なるほどー、自分が一つミスっちゃうと連鎖的にダメになる人かー。いるいる」というとでも思ったか!あのタイミングで問題放置をするキャラじゃないだろ!

あれ、やんわり軌道修正を求めようと思って書き始めたはずが、やけにエクスクラメーションマークが多い文章に。失礼しました。とりあえず6話ストーリーがダメダメすぎてコメディも白けてしまったので巻き返し期待です。ヒナタの過去を小出しにしたところで感動はしないのではやめにさらっと出してコメディパートに戻ってくださいあなかしこ。 {/netabare}

10話後
{netabare}
 やっぱキマリユヅキきたな(笑)

 でもそんな些細なことで勝ち誇りたくてレビュー更新したわけではないのです!そんな小さな人間に見えますか私が!
 ……見えますか。あれですよ、遠近法ですよそれ。

 そうじゃなくて、むしろ6話の失敗を7話以降少しずつ回復していき、私が再び心を乱されることなく楽しめる4話らへんの状態に戻ってきてくれたって話なのです!ありがと!ね!

 脚本家さんは知らない人でした。登場人物のセリフを文章としてみたときに分かるように、そこまで「卓越したセンス」とか「文章構成力」とか「言葉にできない感情を描出する表現力」とかを持ってるわけではないんですが、それでも出来る範囲で丁寧に誠実にストーリーを紡いでいる感じ。
 その「小さいけど形のいい素材」を元に優秀な周りの作画、音楽、声優などのスタッフが世界観を広げていく。結果として、芯があってふわふわしたスポンジボールみたいな作品になって私が心地いい、と。

 逆に6話の急落は何だったんですかねー。私が「忘れ物に強いぼっち」だったから共感できなかったのか?ユヅキの葛藤は「めんどくせっ」って思いつつも割とあたたかい目で見ていられるんですが、あの時のヒナタわっけ分かんなかったんだよなあ。
 むしろ平常時のヒナタに共感しまくっていたから、自分ならしないミスを彼女が犯すストーリー展開にプッチン来ちゃったのかもしれません。器ちっせ私。


 唐突にどうでもいい、忘れ物対策コーナー!ドンドンパフパフー{netabare}
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 私が意識してること。早めに気づいて自分の行動を逆再生する。それでもないなら周囲の人を巻き込んで逆再生する。これで失せものは大体見つかります。「なくして1か月後に気づく」とかだとこの方法は無理ですが、その場合は忘れ物うんぬんの問題ではなく、普段の「使わない物品の管理」の問題ですのでそちらを見直しましょう。

 6話のヒナタちゃんの場合。まず気づいた瞬間に行動に移しましょう。ヒナタちゃんが隠蔽したあのタイミングなら「パスポートないいいいい!!」の叫びで全てが好転します。

 そして同じ道をたどって空港に戻ります。空港を出られたということは、間違いなくそのタイミングまでは所持していたということで、何者かの悪意が働かない限り、空港までの道中に必ずあります。
 そして、歩いてる途中にポトリ、というのは失せものではレアケース。手に持ったりポケットに入れているものならありえなくはないですが、今回のように鞄に入れていたものだと道に落ちることはないと思っていい。

 だから立ち寄った場所、さらにいえば鞄を開けた場所のどこかにある可能性が高い。今回のケースなら途中のクレープ屋だかアイスクリーム屋だかが怪しいです。もしくは空港内が怪しい。

 しかしない。

 ここで他人と行動を照らし合わせます。「あたしあの時何してた?」とか「諸君、初めから事件を整理してみよう」とか。こういう会話の中で「そういえばあの時一瞬渡したような……?」みたいな話が出れば、今回の場合みつかります。

 あ、気づいてすぐ「誰かもってない?」という話題が出ればすぐ発見ですが、最初から他人を疑うのもねぇ。確信があるなら「なくした」なんて言わずとも「あ、そういえばパスポート渡してたよね」で済みますし。

 という風に、失せもの探しってなんか謎解きみたいで楽しくないですか?私は心の中で「神様からの挑戦状」って呼んでたり呼ばなかったりそんな余裕なかったり。私の神様はしょっちゅうスマホをお隠し遊ばれますが、いままで見つけられなかったことないです(笑)
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{/netabare}
{/netabare}

11話後
{netabare}
 うーん、やっぱりヒナタ関連のエピソードは個人的に「うーん……」って感じになりますね。

 南極来た時の「ざまーみろ」の大合唱でもそうだったんですが、なんか器ちっさいというか。自分たちが軽蔑している人々にリベンジして吠え面かかせたいという思いが、逆に自分たちを同じ土俵に立たせちゃってるような。

 ああいう、半沢直樹の感じ?(あのドラマ観てないけど)

 2件とも直接的にはシラセの行動ですが、作中の人物全員もれなく同調しちゃってるんで、それが脚本家のメッセージだと思われます。しかし「私に(私の友達に)仇なしたものなんて、一生苦しめ!私たちは清々しいけど、お前らは苦しめ!ざまーみろ!」っていうメッセージに対して「おお!良いこと言うぜ!」と思う人間になりたくない。個人的に。

 頑張って頑張って後ろ指刺されても負けないでたどり着いた憧れの地、南極。そこで1番に思うことが「綺麗」でも「お母さんの場所」でもなく、「後ろ指刺されたことあったなあ!あいつらめ!ざまーみろ!」って。

 3番目くらいにしようよ。

 むしろ「ざまーみろって言ってやるんじゃなかったっけ?」「うーん、なんかどうでもよくなっちゃった」みたいな会話のほうが好きだし、そういう人間のほうが好き。で、最後に布団の中で、誰にも聞こえないようにボソッと「あ、そういえば。……ざまーみろ。あはは」くらいのほうが。

 チームメイトの件に関しても、面と向かって「お前らのことなんてなんとも思ってないんだよ!」みたいなこと言ってましたけど、それを面と向かって言うことが「なんとも思って無くない」ことの証明なんですよね。それを聞いて泣き出すのも、「良いこと言うぜ」みたいな感じで見てるのも。

 モヤモヤしていたとしても「あ、来たんだ。でももうあたしはあんたらの友達じゃないからな。言いふらすなよ。まあでもせっかく来たんだし、見てったら?」みたいな感じであとは南極を楽しめば、主人公たち4人の仲の良さをみた陸上部たちが、(ああ、あの子はもう歩き出してて、私たちは自分たちが許されたいためだけにここに来てたんだな)って自分たちで気づく。そういう展開のほうが好き。
 ついでに陸上部たちが帰り道で「私たち、なんかかっこ悪いね」「……うん。ほんとうに馬鹿なことしたって思う」「……」「……あー、いいなあ、南極」みたいな会話してたらもっと好きだし、そのほうが清々しいし、その時こそ、やさしく「ざまーみろ」って言えるタイミングだと思う。

 南極に来ている時点で主人公たちは完全勝利しているのに、そのうえで自分たちが打ち負かしたものに対して「やーい、負けてやんの、バーカバーカ」みたいな感じで追撃するのが「清々しいこと」とは思わない。お前たちが脇目も振らず目指していたのはそういう場所なのか?そこに到達したときに後ろを振り返って「ざまーみろ」と言って届くほど低い地点なのか?振り返ったところで、豆粒のように見えるその他大勢に、「今更言い返すのも馬鹿らしい」と思えるほどの高みを目指していたんじゃないのか。

 少なくとも私はそういう場所に行ってほしかった。
 主人公たちも、脚本家も。

 あと、「敵役」のキャラ作りが浅い。記号としてイイ感じにボコボコにできる「標的」を用意しただけのように感じる。例えば「陸上部の子たちはなぜ先輩とヒナタに別のことを言ったのか。なにか理由があったんじゃないか」などということは全く触れない。「なぜ仲間を売ったのか」「ヒナタがいなくなった後どう過ごしたのか」「何を思ってあそこに来たのか」みたいなことはすべて「想像にお任せします。まあとにかく一番いやな感じです。こいつらは本当に最悪なんです。でも大丈夫。今からボコボコにしますから見ててください。一緒に清々しい気分になりましょう」と言われたように感じた。

 まあ、まとめると、私はああいう加害者にも、かといって復讐者にもなりたくない。「ホントあいつ最悪だったよー。まあでも話したらスッキリした!今日は飲もう!明日は頑張ろう!」みたいな人が好きだし、自分もそうなりたい。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 59
ネタバレ

ガタリリス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

静の”ゆるキャン”、動の”よりもい”

個人的に今期(2018年1~3月期)は『ゆるキャン』と本作の2強だと思っています(ヴァイオレットはあまり好みではない)。
『ゆるキャン』が穏やかな日常系の”静”とするなら、本作は南極に行くまで積極的に行動する”動”のアニメだと思いました。

女の子4人がアグレッシブに行動する姿は神々しい程に眩しいですなw
全体的に明るい物語だと思うが、他界したシラセの母親の話や意外に内向的なヒナタの性格などの描写もあるのでポジティブ一辺倒って感じでもないですね。
まあ、それでもギャグ要素も所々あってポジティブ7割・ネガティブ3割といった感じの内容だと思います。

本作のテーマは南極と見せ掛けて実は”友情”だと思います。
メインキャラはそれぞれ友人関係に悩みを抱えているように感じました。
キマリは高橋めぐみ(メガネ)から絶交され、シラセは周囲から孤立してたみたいだし、ヒナタは学校の人間関係の問題によって高校中退、ユズキは芸能人ゆえに友人ができなかった過去を持つ。
それぞれ境遇は違うが、一緒に自然体で居れる仲間を探してたように感じた。
そのキッカケとなったのが今回の南極探検なんだと思う。
お互い共通の目標を持ったことで少しづつ関係が深まって行き、最後には本当の意味での友達になれたのかな。
その過程が丁寧に描かれていて好感が持てた作品ですね。

ただ、個人的にマイナスだと感じた部分はあった。
それはヒナタが南極探検に加わった動機の部分ですね。
バイトやってたヒナタが、キマリとシラセの南極探検の話を小耳に挟んで、それで南極探検に興味を持った。
といった感じの理由を挙げていたが、さすがにこれは強引過ぎるというか、ご都合主義に感じましたね。
さすがのヒナタでも面識が浅い人間の旅にホイホイ着いて行くような非常識な人ではないと思いますが。。。
ここはもう少し丁寧に描写すべき所だと思いました。

あとこれもヒナタなのですが、声が萌え萌えし過ぎてて、重要な場面でも深刻に聞こえないw
他のレビューでも書きましたが、私はどうもアニメ声が苦手で萌え萌えした声を聴くと耳を塞ぎたくなりますね。
どういう声が良いか?と聞かれると困ってしまいますが、個人的にはもう少し落ち着いた声が良かったかな。

全体的に見るとポジティブな作品で、主要キャラの友情の育みが上手く描かれた秀作といった感じのアニメですね。
これを観て”南極に行きたい”と思った人は少ないと思いますが”青春したい”と思った人は多いハズ。
そういう前向きな気持ちにさせてくれた作品でした。

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

***

今期の作品の中でも期待値が高い作品だったので視聴予定だったのだが、色々あって後回しになった。
ゆるキャンとか高木さんとか小泉さんとかシトラスとかヴァイオレットとか石膏とかその他諸々を観てたら、忙しくて後回しになったというオチであるw
上記はある程度見終わって感想も書けたので、時間的余裕ができた隙に速攻で書いていくスタイル。
以下、感想用メモを書いていく。

EP1{netabare}
ズボラそうなJK・玉木マリ。
汚部屋の山から自分の目標を書いたノートを見つけて号泣。
そこに書かれた目標を何一つ実現していないどころか、実行すらしていない自分に絶望した模様。
友人である高橋めぐみ(以下、メガネ)にこの事を愚痴る。
マリさん、ノートに書かれた目標を実現させることを決意。
早速、次の日学校をサボり旅に行く予定だったのが、何故か学校にいるマリ。
直前になって躊躇いが生じて実行に移せなかった模様。
そんな自分に嫌気がさしてることをメガネに愚痴る。

その帰り道。
駅のホームを駆け足で通り過ぎる黒髪ロングのJKの姿が。
彼女の抱えるカバンから何かが落ちた。
拾って中身を確認すると、現金100万が!
気が動転してて何故か学校に持ってくるマリ。
メガネに相談し、持ち主を探すことに。

マリが偶然トイレで持ち主を発見。
黒髪ロングのJK(小淵沢報瀬=シラセ)に100万円を返す。
その際、シラセが自分の母親が南極の探検隊をやってて行方不明になり、その母親を探すために南極に行くという旨のことを言った。
マリはその話に興味を持ち、報瀬と共に南極に行くことを決める。

新たな旅が始まりそうな所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP2{netabare}
南極に行くための資金を貯めるためにバイトするマリ。
バイト中に先輩・ヒナタから、実はマリとシラセに興味を持っていて、南極に行くことも知っている旨のことを言われる。
そして、何故かヒナタも一緒に南極に行くことに(ちょっと都合良すぎないか?)
その後、シラセが建てた計画を実行するために新宿に向かった御一行。
その計画とは男性南極隊員を誘惑し、強引に南極船に乗り込むというものだった。
が、女性の南極隊員にバレて追いかけられた挙句捕まり、尋問。
計画は失敗に終わる。

う~ん、ちょっとこの回はご都合主義に思えたな。
ヒナタが南極に行くための動機が弱すぎる気がする。
例えば、マリとヒナタがバイト中に南極の話になって、何となくヒナタが興味を持って行くことになった、という感じなら理解できる。
しかし、そういった展開が素っ飛ばされてて、唐突過ぎるヒナタの決断に違和感が。。。
まあ、1クールだし尺が足りないから展開を急いだのだと思うが、もう少し丁寧な描写がいるシーンだったと思う。

唐突過ぎる展開に違和感を感じたところで次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP3{netabare}
今回は芸能人ユズキの説得がメインの話。
ユズキは芸能子役で仕事のために南極に行く予定になっていた。
が、ユズキはシラセとは逆に本気で南極には行きたくない様子。
そのため、ユズキはシラセたちに南極ツアーを代わりに行って欲しいと頼んだ。

色々あって、ユズキを南極に行くよう説得をすれば、南極ツアーに同行できる可能性が浮上。
3人はユズキの説得を試みる。
ユズキは芸能人ということで友達が居ない環境で長い間過ごして来た。
そのため友達がいる環境に憧れを持っていた。
そんな時に現れた3人に『一緒に南極に行こう』!と誘われた。
心が揺れ動いたのか『3人と一緒なら南極に行ってもいい』とユズキはマネージャーに伝えた。
こうして、マリ・シラセ・ヒナタ・ユズキの4人は共に南極に行くことになった。

今回もちょっとばかしご都合主義に見えたが、前回よりは不自然さがなかったかな。
何はともあれ南極に行けることになって良かった。
物語が動き出した所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP4{netabare}
マリが母親にオタマで殺されそうになったシーンはワロタw

4人は本格的に南極に行くための訓練を始める。
目印建てたり、テントで寝たり、地味ながら割と重要そうな訓練だと思う。

あとは、シラセの母親に関する情報もチラホラ。
観測隊の隊長はシラセの母親と知り合いだったようで、今回の南極の旅をシラセと共にするのも運命だったのかも知れない。
しかし、南極に3年も放り出されて生きてるとは思えないな。
氷漬けになって、姿形だけ残ってるとかいうオチだったら怖いw

シラセの母親の安否が気になる所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP5{netabare}
一言で言うとメガネがウザイ回だったなw
自分が何か大きな変化を生み出そうとしている時に、やたらネガティブな事を言って足を引っ張る連中。
こういう人達をドリームキラーと言うそうです。
対処方法は、勇気を持ってドリームキラーとの関係をぶった切る事。
ドリームキラーが騒ぐ時は大抵自分にとってポジティブな変化の兆しなので前向きに考えると良いと思います。
今回、メガネがこのドリームキラーとなってマリの前に立ちはだかる。
が、メガネ自身も言っているように、これはマリだけでなくメガネにとっても新たなステージへの第一歩になると思う。

ちなみにドリームキラーは母娘関係の母親に多いらしいです。
娘が自分の元から巣立つことを恐れて束縛しようとする。
メガネのマリに対する感情もこれに近い物があるのかな、と思いました。

メガネの過保護から逃れた所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP6{netabare}
いよいよ南極に行くために海外へ!
飛行機の中でキャッキャウフフする姿はまるで修学旅行ですねw
しかし、中継地点であるシンガポールに着いたのも束の間。
ヒナタのパスポートが無い事に気付く。
ホテルで持ち物を手当たり次第にチェックするが、見つからず。
ネットで調べた所、パスポートの申請には半日掛かり、さらに休日はできないとの事。
ヒナタのパスポート申請をできたとしても次の便には間に合わないことが確定する。
ヒナタさん、シラセに対して3人で先に行くよう説得。
このシーンは良かったと思うが、ヒナタの萌えボイスのせいでズッコケ感が半端ないw
やはり自分はアニメ声が苦手なんだな、と再認識させられた。。。

次の日。
4人は便の変更のために空港へ。
しかし、ヒナタとシラセの主張がぶつかり合う。
ヒナタは3人が先に行くよう主張し、シラセは4人で行かないと意味がないと主張。
結果、シラセのゴリ押しによってファーストクラスの便をとって4人で行くことになった。
食事をしていた時にシラセが持ってた空港チケットをバッグに入れようとする。
が、なんとヒナタのパスポートがその中に!
絶叫が木霊するw
罰としてシラセとヒナタが臭いドリアンを食べることにw
今までの苦労は何だったんだと思った所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP7{netabare}
遂に南極船に乗ることになった。
まだ、南極にすら着いていないが尺的に大丈夫なのだろうか?
心配になって来たんご(´・ω・`)

南極船デカ過ぎワロタw
しかし、金と物資と人手が足りないことが判明。
そもそも、この船は南極に着くのだろうか?
と、疑問を感じたユズキが情報収集を提案。
船員の(どうでもいい)プライベート情報を入手。
望遠鏡を覗き込んだシラセに隊長が話掛ける。
その際、南極隊の過去の話を隊長が語る。
金も資金も人手もないが、やる気だけはある模様。
南極に行くという決意は本物のようだ。

ラストにJK4人の自己紹介で締め。
ん?待てよ。ヒナタは女子高生じゃないじゃん……、と思った所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP8{netabare}
長時間船に乗っているせいで船酔いになる4人。
常にダルそうな表情である。
それでも食べないと体力が持たないということで強引に食事を取る。
しんどそうだ。
『わたもて』の『もこっち』がよくゲロを吐いていたけど、自主規制のシーンが出て来るのかと考えたがそんな事はなかった。
本作の女の子はもこっちと違って清楚だから、そんなシーンはないw
気合で船酔いと戦う四人だが、しまいには慣れた模様。
元気にはしゃいでたw
ラストの方で南極が見えた所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP9{netabare}
シラセと隊長の葛藤や、船で氷を割って進むシーンとか、
今回は見所満載でしたね。
船が南極に着いた所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP10{netabare}
今回のキーワードは”友達”。
ユズキは長い間芸能活動をしていたせいか、同年代の友達が居た経験がない。
だから、”友達”に対する一般的なイメージがないみたいだ。
他の3人と共同生活をしていく内に彼女たちに愛着が湧いたと思うが、これが本当に友達というものなのか?
そもそも友達とは何なのか?
友達宣言してないのに、これは友達と呼べるのか? 
と、色んな疑問が沸いた末にキマリたちに”友達誓約書”を渡す。
そんなユズキに対し、キマリたちは”自分たちはもう友達だよ”という言葉を掛けるがあまり納得してない模様。
突き詰めて考えると”友達とは何か?”という問いは哲学的な領域に達すると思う。
こういうのは”神とは~?”とか”愛とは~?”と同じで形而上概念を言葉で説明しようとすると無限遡行に陥るので、少なくとも人間には答えが出せない疑問だと思う。
最後にユズキの誕生日をみんなで祝って終了。
友達の意味を言葉ではなく感性で知ったユズキ。
端から見てもこの4人は親友と呼んで良いと思う。
ユズキが号泣した所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP11{netabare}
ヒナタの過去がメインのエピソード。
ヒナタが学校を辞めたキッカケは友人の裏切りによるものみたい。
陸上部三年生の最後の出場枠争い。
普通は忖度して三年生に譲るべき所を友人にそそのかされてヒナタが頑張ってしまった。
結果、ヒナタが選ばれてしまう。
それを陰で嫌味を言われて、学校を辞めたって感じなのかな?
まあ、陰口叩かれたぐらいじゃ普通は辞めないだろうから、もっと陰湿なイジメを受けた可能性もあるな。
その時の友人が衛星中継の画面に映ってて、ヒナタ宛てにメールまで送ってきた。
ヒナタは当然、拒絶。
それを知ったシラセがぶち切れて、TV画面のヒナタの友人にガツンと言って終了。
ヒナタは天真爛漫なイメージがあったが、表面だけを見ても分かり辛い意外と複雑な性格の持ち主のようだ。
四人の結束が固まった所で次回へ(・ω・)ノ
{/netabare}

EP12{netabare}
遂にシラセのお母さんが行方不明になった場所に到達。
しかし、シラセの表情は暗い。
夢にまで見た南極に来たのは良いが、自分が思っているほど感動しなかったからだろうか?
夢は追い掛けてる時が一番楽しくて、それを手にした瞬間陳腐化するというのはよく聞く話ですね。
極寒のブリザード中を凌いで南極天文観測所に到着。
まだ、未完成だがこれから少しづつ土台から作って行く予定みたい。
そして、その天台の名前が”小淵沢天文台”。
シラセのお母さんの意思を引き継いで行くという決意がその名称から伺えた。
未完の天台の中に入ると、シラセ以外の3人が必死でシラセの母親の遺品を探そうとする。
シラセは制止するが3人は構わず探し続ける。
そして、シラセの母親のPCが見つかった。
その後、それを見たシラセは号泣。
4人の友情が熱いラストだった!

以上、視聴完了です(・ω・)ノ
{/netabare}

EP13{netabare}
まだ終わってなかったんごおおおぉぉぉぉーΣ(゚Д゚)
いやいや、良いラストだったわ。
色々あったけど、旅に出て良かったと感じた4人。
最後はオーロラ観れたり、日本では有名人になってたりと感慨深いラストでした。
うむ、ラストが良かったので点数上げちゃうよん♪
で、これでホントにラストで良いんだよね??
疑心暗鬼になって来たわwww

以上、視聴完了です(・ω・)ノ
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 67

76.1 6 好奇心アニメランキング6位
Dr.STONE(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (404)
1541人が棚に入れました
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚める。「石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がってやる!」。絶体絶命の状況で、千空は仲間を探し、世界を取り戻すことを決意する!

声優・キャラクター
小林裕介、古川慎、佐藤元、中村悠一、市ノ瀬加那、沼倉愛美、前野智昭、村瀬歩、上田麗奈、高橋花林、河西健吾、麦人
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

Open the world!

稲垣理一郎さんとBoichiさんによるSF漫画のアニメ化作品。「週刊少年ジャンプ」で現在も連載中。単行本は既刊13巻まで。(放送終了時点で)

原作の稲垣理一郎さんは小学生時代からPCで自作ゲームを作って遊んでいたという筋金入りのゲーマー。漫画連載中でも新型ゲーム機の発売日に店頭に直行した経験もあるそう(笑)。一方で、仕事に取り組む姿勢は心から尊敬すべきもので、作中に登場する科学の料理を一から作って食してみたり、工房や道場へと自ら足を運び生の知識を得たりと実直そのもの。科学的素養充分な方とお見受けした。

作画のBoichiさんは目標に一直線なパワフルな方で、漫画を描く為に大学では物理を、(芸大)大学院では映像を専攻し、また学業の傍ら、一般書を含む膨大量の科学関連書籍を読み漁ったという努力家のツワモノ。「攻殻機動隊」の原作者として今や世界的に有名な士郎正宗先生の作品群に触れ、知識が漫画を面白くする事を学んだそうです。そしてこの方も仕事の鬼^^。ソユーズを生で見るためにロシアまで足を運んだり、土器の蓋のデザインで悩んだりするほど(笑)。作画担当に留まらぬ精緻な仕事振りが光ります。

それではレビュー。

物語の発端は世界各地で発見された石化したツバメ。やがて眩いばかりの閃光が地球全土を覆う。全ての人類は石となり、その活動を停止する。

3700年の眠りから覚めた高校生、石神千空は※1人類が消えた世界「ストーンワールド」で生きる術を模索し、人類文明滅亡の謎を探ります。


一見するとトンデモな出だしですが^^;、娯楽性やドラマ性一辺倒な作品とは一味違い、ファンタジックな少年漫画の皮を被りつつも、芯(サイエンス)は厳格。やたらと高度な最先端科学や新種の造語で、それとな~く知的な雰囲気を醸し出し視聴者を煙に巻く、数多の作品群(ファンタジーとして楽しいので否定はしない)と比較すると、本作の性質は概して真逆。

アニメはあくまでも娯楽なので薀蓄必要無し!もまた真なりですが、それはそれ、これはこれとして、作中台詞の一部を借用させてもらって両者を表現するならば「前者の言葉は羽の様に軽く甘く、後者の言葉は石の様に重く苦い。」となるのではないでしょうか。一見して余計な、この雑味に当たる重さと苦さが、アニメ(物語)という娯楽に深みを与える最高のスパイスになるのです。

作中で取り上げられている「サイエンス」は、汎用性が高く物語に組み込みやすい物理、化学を中心に、その枝葉に当たる、工学、薬学、地学に料理^^と多岐に渡りますが、それら全ての要素が、作中における主人公達の第一目的である"生存"と深く結びついているため、物語を回転させる動力としても、歯車としても、より強く堅実に機能している印象を受けました。科学を利用する必然性があるので押し付けがましさが目立ちません。

物語序盤は、多様性をガバガバ受け入れ、科学の力で奔放に人類の栄華を取り戻さんとする、主人公千空とその仲間達が作る科学王国、徹底した選民思想と独裁、武力による支配、原始の生活を旨とする獅子王司率いる司帝国、両者の対立と抗争のお話。

話は横道にそれますが、15年くらい前になるのでしょうか、当時のNHKで「※2アーサー・C・クラーク氏が舞台設定をした(開拓地の)火星で展開されるドラマを、日本の漫画家やアニメーターが短編アニメ作品として映像化し、それを同氏に見てもらう」という趣向の番組がありました。

正確な引用ではありませんが、完成した作品の一つに対してクラーク氏が与えた評価は「火星を第二の地球にはしたくない。わたしたちにやり直すチャンスがあるはず」といった内容のものでした。氏の残念そうな表情がおぼろげな記憶の中から思い出されます。

欲望のままに生産と消費を繰り返す科学王国のあり様は、一見すると、わたし達の住む世界の写しに見えますが、前者が"無い"から作っているのに対し、後者が"ある"のに作っている点で大きく異なります。ただし裏を返せば、搾取する対象がある限りは安泰でも、敷かれたレールに沿って突き進めば、崩壊前の地球の姿に逆戻りする危険のある楽観に満ちた社会とも言えます。

千空の頭脳に刻み込まれた人類200万年の知識の遺産と父親から受け継いだ優しさと勇気は、人類の新たな希望となりうるのでしょうか? 歴史は決して繰り返しませんが、科学王国がクラーク氏の見た火星の開拓地の様に、わたし達の世界をなぞらないよう切に願いたい。


一方の司帝国は、獅子王司という個人による権力一極集中体制。

霊長類最強の高校生の異名を持つ司というキャラは、一言で例えるなら※3スーパーマン、なのですが、過去の苦い経験から"大人"への深い憎悪、あるいは絶望を抱く、憂いを帯びた人物として描かれています。

多かれ少なかれ、多分誰でもそうですが、わたしも例に漏れず、少年時代に大人の冷酷さや狡さ、理不尽な暴力というものを嫌というほど見てきているので、司の憤りには一部共感出来る部分はあります。…でもですね、何ともはや、大人になってから平たい目で思い返してみると、同世代にも似た様なのがいたんですよね。大勢。ただ大人より小さくて怖くなかっただけで(笑)

司の唱える、"若者は純粋で大人は不純"とする極端な世代間差別は、わたし達の世界をしつこく蝕む人種差別や性差別と同種の、憎悪を下敷きにした一種の思考放棄に当たりますが、集団をあたかも(妄想で肉付けした)人格を持った個人の様に錯覚すれば、ある小規模なグループから始まって、家柄、人種、国、性別、最終的には極端な単純化の過程を経て、とんでもない事に、全人類さえもその様に認識してしまう危険さえあるのです。(こんな世界大嫌い!的なやつ)

この「1を聞いて10を知る」試みは反証可能な科学の分野においては割と有効に働きますが、人を集団として見る時、その判断材料となる有機的かつ情報量膨大な最小単位"ヒトおよび個人"の理解が不十分であれば、せいぜい残るのは穴だらけの統計データ程度のもので、その評価は必然として恣意的なものになってしまいます。ヒトは1単位として数えられるほど単純なものではないのです。

複雑にして複雑な世界に背を向けて、嫌いなものは一括り、括ったものはまとめてポイッ! 独断と偏見とで要と不要を分け、自らの殻に閉じ篭れば、かくて名前の無い怪物の一丁出来上がり、"僕の考えた最強の世界"展開の下りとなる訳です(汗)

妄想という脆い足場の上に居を構えた司帝国は、髪の毛一本で吊るされたダモクレスの剣の例えがぴったりと当てはまります。

科学王国と司帝国、皆さんならどちらの国の住人になりたいですか?


かつて"科学者の良心"と称された※4カール・セーガン先生がそうされた様に、学校で聴きかじった科学を、目に見える形、手で触れられる形へと落とし込み、学問への恐れや不審の垣根を取り去る試み。偏見の解体。

文字情報が先行して「解った」と錯覚する事が容易な現代において、嫌煙されがちになってしまった、手で触れ、耳で聞き、鼻で嗅ぎ、口で味わいながら確かめる、知る事の大切さ。収集、分類、調合、加工、試行錯誤を繰り返し、どこにでもありそうなものから、ありとあらゆるものを造り出さんとする情熱。

仕事も遊びも生活も、あらかじめ用意されたものから選択する事を常とし、釈然としない気持ちを抱えながらも惰性に身を委ね、耐えながら生きる。あるいは飽きたら乗り換える。

完成品の世界の中で、わたしたちは世界の仕組みについてどこまで理解していると言えるのだろう?

本物とはズレた世界に浸かりがちな現代人にこそ、この世界は尽きる事のない磨けば光る宝石、ヤベースゲーモノ(笑)で満ち溢れている事を改めて思い出して欲しい。

そんな願いが込められた作品の様にわたしは感じました。


※1:ジャーナリストのアラン・ワイズマン氏による同名タイトルの書籍がある。様々な分野の専門家の知見を得て、3700年どころか 人類の消えた後の云億年先の未来の地球の風景を映し出す壮大な科学エッセイ。本作(漫画原作)の参考文献リストにも同書の名を確認出来る。

※2:「2001年宇宙の旅」の原作者としても有名ですが、一流の科学者としてテレビ解説者としても活躍。プレステのゲームにも出演してる(笑)静止衛星を使った電気通信リレーの発案者でもある。

※3:アメコミの人ほどではないです(笑)でも素手でライオンの群れを撃退できるくらい強い。加えて頭脳明晰で判断迅速の人。

余談ですが、神話や伝説は別として、紀元前400年頃の古代ギリシャではパンクラテオンのチャンピオンポリダマスが、近代でも1898年にボディビルダーのユーゼン・サンドウ氏がライオンに勝利したという記録がある様です。(後者は爪と牙を封印した状態で)

それでもまぁ、第6話で司が石槍で大木を叩き折る描写はいくら何でもやり過ぎでしたね。槍が折れる^^;。杠の頭のアレとか、スイカのゴロゴロとかと同類の、突っ込んじゃいけない演出だと思うので、てきとーに脳内補完しましょう^^

※4:地球外生命の探査計画でも有名な人ですが、代表作の「コスモス」は天文学、生態学のお話を中心とした、国境や学問分野の垣根を越えた様々な挿話からなる科学エッセイ集。最高の科学入門書の一冊なので老若男女全人類にお薦めしたい!

※:物語5点の理由はシナリオや脚本もさる事ながら、科学考証の緻密さ、設定の素晴らしさがズバ抜けていたため!

ふろく1 石化について(ネタバレになるかも知れないので畳んどきます。)
{netabare}
メカ千空に習ってQ&Aの形で。

Q1:仮死状態とは言え3600年以上もヒトは生きられるの?
{netabare}
A1:千空は3689年158日もの間、脳だけはしっかりと活動させていました。活性状態の脳の寿命は長く見積もっても200年弱なので、結論を言えば不可能です。
{/netabare}
Q2:石化したツバメって一体なんなの?
{netabare}
A2:実験動物だった可能性が大ですが、それならネズミでもよかった様な気もしますし、これについては全く分かりません^^;ヒトとの繋がりは生活圏くらい? もしかしてウイルスキャリア?
{/netabare}
Q3:人類石化ってファンタジーなの?
{netabare}
A3:結論から言うと違うと思います。科学考証のしっかりしたお話なので、物語のキモとなる部分をおろそかにするとは考えづらい気はします。作中で石化と形容されている状態は、どちらかと言うとミイラ状態に近いと思われます。アニメ2話の大樹と千空の危ないキャッチドール^^;は、単なるギャグ演出とも取れますが、杠の軽さを暗示しているのかも知れません。
{/netabare}
Q4:石化した人類が蘇生するってやっぱりファンタジー?
{netabare}
A4:結論から言うと違うと思います(笑)

考えられる理由の一つは石化人類は既にヒトではないという事。

古典的には進化の原因は、交配による遺伝子の組み換えと、自然淘汰、突然変異の3要素という事になっていますが、近年の研究で明らかになった事によれば、第4の要素として後天性の遺伝子変異を可能にするものとしてレトロウィルスの組み込みというものが挙げられる様です。(エピジェネティクスというむつかしい獲得形質もありますが、あまり関係なさそうなので端折ります。)

レトロウイルスと言えば、乳腺に関連するウイルスやHIVウィルス(それとゾンビもののネタ笑)が割と有名ですが、ぐぐって調べてみたところ、ヒトゲノムの約8%がなんと内在性レトロウイルス(ヒトの遺伝子に定着したもの)由来の配列で占められているとのこと。ヒトって92%しかヒトじゃない!(笑)

SF的な想像をするなら、石化は単に外見的な特徴に過ぎず、実際の所は乾燥状態。全人類はレトロウィルスの感染によって不老の肉体と※クマムシの様な性質、それと、つぎのQ&Aにも関連しますが、もしかしたら光合成可能な体質も手に入れているのかも知れません。

※:クリプトビオシスと呼ばれる"乾眠状態"で長期間生存でき、水分が与えられると活動を再開する。蘇生時に体の損傷箇所を修復する種もいるらしい。
{/netabare}
Q5:約3700年もの間、生命活動を維持させ続けたエネルギーって何?
{netabare}
A5:ウィルス感染から肉体全体の変異、そして乾眠状態に至るまで、どれだけの年月が必要かは不明ですが、栄養供給源は作中の説明を素直に受け止めれば、外皮の何か(放射性物質が含まれている可能性あり)、あるいは微生物の類の助けを借りているという可能性も考えられます。前者ならヒトが※放射線を人体で直接吸収して光合成を行なうという単純なからくり。後者なら、例えば外皮の金属?層の内側に封じ込められたゲノム操作済みの微生物(あるいはナノマシン)が、前述の放射線やヒトの代謝物で成長・増殖し、その分泌液や排泄物でヒトを養い畑にして、共生関係を作っているとか。

※:もちろん普通の人体には有害ですが、遺伝子改造された人ならもしかして…。因みに放射線をエネルギー源にできる生物はチェルノブイリ原発事故現場付近で発見されており、地球上に存在する。ゴジラじゃないよ(笑)
{/netabare}
Q6:石化時間に個人差があったのはなぜ?
{netabare}
A6:A5に見落としがありました。脳の使用率によって石化時間が変化するんでした^^;

これを踏まえると、人体が直接光合成を行なっていたという線はあっさり消えてしまいます(汗)表皮の金属層に放射性物質が含まれているとしたら、それはその元素の持つ半減期に従ってほぼ一定の早さで減少していくので。

脳を使えば使うほど表皮を形成する物質の消費が激しいのなら、A5でもう一つの可能性として挙げさせてもらった微生物(あるいはナノマシンに類するもの)が表皮を食べていると考えるのが妥当と思われました。

まとめると

1.脳を稼動させているヒトのカロリー消費は激しい

2.共生関係にあるヒトを生存させるためには微生物はより多くの栄養を必要とする

3.栄養を得たり与えたりする効率を高めるため増殖する

4.微生物の総数が増えれば表皮の消費速度(食べる早さ)も上がる

こんなところでしょうか。

最後に残った疑問は、蘇生に必要な水の供給源。復活液(ナイタール液)が表皮に含まれる"何か"と反応した結果、水が生成された可能性が考えられますが、知識外なので今後のお楽しみにしておきます(笑)
{/netabare}
Q7:人類文明を滅ぼしたのは誰? その目的は?
{netabare}
A7:これについても全くの憶測ですが^^;、首謀者は政治的干渉をある程度無視できる財源潤沢な科学集団で、目的については地球の生態系の回復である可能性が高そうです。現在の地球も砂漠化が進み過ぎてボロボロですが、千空の生きた時代(2049年)はもっと切羽詰った状況だったのかも。前述の集団が強硬手段に訴えなければならなかった背景ドラマなんかも今後描かれたりして…。
{/netabare}
以上全部妄想です(笑)あれこれと思考する機会を与えてくれる、SF(ミステリー)好きには垂涎もののアニメだと思います^^
{/netabare}

ふろく2 4つの力について
{netabare}
電磁気力:光、電気、磁力の事。物に触れたり、燃したり、切断出来たりといった身近な現象の殆どをこの力で説明できる。

重力:質量のあるもの同士が引き合う力。時空の歪みを作る。自由落下、潮汐、惑星運行、星の成長や崩壊に関わる。

弱い力:原子核が自然崩壊する力。原子力発電所の燃料棒や※ラジウムで光る時計の文字版などに利用される。

強い力:原子核を繋ぎ留める力。便宜上の物質の最小単位とされるクォーク同士、陽子と中性子を結びつける。超近距離でしか作用しないため確認しづらい。

11話の回想シーンで小学生千空がここに触れていたシーンには感動させられました。学校で習う科学って、幹から枝葉じゃなくて枝葉から幹に向かうものが殆どで、教える順序があべこべな気がしてたので…。素直にここから学んだ方が勉強のモチベーションも上がるんじゃないかと思いました。

※:危険なので現代では生産されていない(と思う)。現在流通している蓄光素材は半導体の原理を利用しており、これとは別物。100億%安全です(笑)
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 38
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメ作品における、「ご都合主義」とは、何を指すかの個人的な定義

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
まず、☆4なので、全体としてはかなり高評価をしているという前提で。

科学アニメ。少年漫画原作らしいワクワクが詰まっています。

私、このアニメかなり好きです。設定だけなら、☆5のチャンスもありました。

でも、とある「ご都合主義」により、評価を下げました。その「ご都合主義」がナニを指すのかは、ネタバレになるので、レビューを読んで下さいっす♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ご都合主義とは、「主人公にとって都合の良いことが偶然にやってくる」ことを指す。では、このどちらがより「ご都合主義的」だと思いますか?

①クロムが便利な石を偶然にも拾いまくっている。

②大樹と杠が司帝国に行く。

私はこの2つなら、②をよりご都合主義的だと感じる。

①は、「偶然」が成り立つ。勿論、圧倒的に低い確率だが。

一方、②は、「必然」。誰にとっての必然かというと、作者にとっての必然(必要と言ってもよい)。

本作の6話目で、千空は、大樹と杠を司帝国のスパイとして送り込む。その後、コハク達と出会い、抗生物質を作るために、製鉄を行う。そこで、マンパワーを得るためにラーメンを作り、、、となるが、、、製鉄(のマンパワー)は、大樹一人いたら大丈夫だったんじゃね? と思った。

この時の千空にとっての最悪は、「司に自らの生存を知られること」。であれば、まず「出来るだけ遠くに行かなければならない(箱根止まりではなく、関西とか中国地方まで行った方が良い)」。近場の村を見つけても諦め、遠いところまで逃げ、蝙蝠のいそうな洞窟見つけて、人口を1から増やしていき、科学兵器を作りまくる方が、安全である(石神村の戦力はあてにしない)。

また(杠はともかく)大樹は巨大な戦力(体力)であり、司の元に送り込むのは勿体ない。司がいくら復活液のレシピを知っても、アルコールの醸造などは時間がかかるが、大樹がいればかなり時短になる。大樹だって、杠と共にいる以上、働かなければならないし。

さらに、司はバカではなく、大樹はバカで真っ直ぐな性格という設定だ。司も、大樹の人間性は知っている。大樹がウソを突き通せるかということ以前に、「千空を殺した司の軍門に、大樹が自ら下るなど、100億%ない」。百億歩譲って、杠を人質にとられた時、仕方なくといったところか。大樹が司の軍門に下りたいと言ってきた瞬間に、「千空は生きている」とバラすようなもんである。

せっかく、「司が千空を殺した」と思い込んでいる以上、余計なリスクを背負う必要はない。「大樹は死んだ千空を埋葬し、杠と共に逃げ去った」と思わせておく方が良い。

武力サイドがどれだけ兵を増員しても、科学サイドは、毒ガス弾1発作れば勝てる。これはそういう戦いで、時間があれば有利になるのは科学サイド。諜報などは、最終局面で必要になることであり、武力サイドがある程度大きくなり、人員を把握しきれなくなったあたりの方がスパイを送り込みやすい(また、その段階になれば、科学による誘惑で、現代の科学の恩恵を受けてきた武力サイドの人間を簡単に懐柔できる)。

よって、大樹と杠を司の元に出すのも、石神村に滞在するのも、最低レベルの悪手。

こんな簡単なこと、「頭の良い設定」の千空が気付かないわけがない。つまり、この選択は、千空が考えたものではなく、作者が考えたもの。新しい展開(石神村編)を生み出したいがために。

これが、私の思う「ご都合主義」。つまり、「自らの生み出したキャラクターに命を与えず、作者の都合に合わせて信念や発言を曲げる行為」。

選択をミスることも、正しい選択をすることも、「こいつなら当然そうするよな」と思えるかどうか。

例えばONE PIECEで、 {netabare} ルフィに心理描写がないのは、「ルフィなら考える前に行動しそう」 {/netabare}と、尾田さんが考えたから。例えばロードス島伝説で、 {netabare} 作品の途中で、語り部だったナシェルが主人公に昇格したのは、「ナシェルが思った以上に成長し、一人歩きし始めた」{/netabare}と、水野良先生がキャラクターをコントロールしないから。こういう生きたキャラが、私は好きだ。

つまりは、作者が、自ら生み出したキャラクターに負ける、覚悟。器の広さがあるかどうか。

本作の設定は抜群に面白く、科学実験などはドキドキしたし、文明を1から作り上げる過程はワクワクした。1話につき1つ物語が進む(素材ゲットや実験成功など、成果が出る)構成の確かさ。特に終盤は、少し泣けるくらい良い出来。科学の実利の面だけじゃなく、「科学とは、人の生活を良くする、助けるものだ」という力強く温かいメッセージには心震えた。

せっかくの良いアニメなのに、勿体ない。創作物全般において、私はそこに作者の気配を感じると、少し、萎えてしまうのです。

簡単に言うと、「ラッキースケベ(①)は許せても、魅力のない主人公に惚れるチョロイン(②)は許せない」ということなのですw

(とはいえ、☆5に近い☆4。今年観たアニメでも、五本の指に入る面白さなので、当然、2期は観ます♪)
{/netabare}

【余談~ 石化の理由、予想 ~】
{netabare}
私は原作未読なので、すでに答えが出ているのかもしれませんが、一応、アニメしか観ていない立場で、予想を(結果、的外れかもしれないし、ネタバレになるかもしれないので、一応隠します)
{netabare}
まず、石化が人為的なものか、自然現象かという点についてですが、私は、人為的なものだと思います。根拠は、そうじゃないと話が盛り上がらないからです(笑)

まあ、「人間とツバメだけ石化する」というのは、何かしらの実験くさいですしね。

じゃあ、人為的なものだと仮定した時、「動機は?」というと、「地球環境を守る」か、「人類を疫病(バイオハザード)から守る」のどちらかでしょうね。これは、どちらの可能性もあると思っています。

「地球環境を守る」とした場合、人類と燕以外の動物が無事なことにも理由がつくと思います。石化が解けた後、真実に気付いた人類は、「もう2度とこの悲劇を繰り返さない」と思い、科学の力を正しい方向に使っていくラストは、少年漫画、、、というよりは青年漫画らしいですが、話としては成り立ちそうです。

また、「人類を守る」は、悪者がいないので、少年漫画らしい展開だと思います。近い将来、人類が滅亡してしまうようなバイオハザードが起きて、それを回避するための苦肉の策なのかなと。本作の疑問点として、「何千年も脳を使い続けてきた、千空は、そのエネルギーをどこから得たか」というのはありますが、石化の石がエネルギー源になる仕様なら分かります。ただ、石化に伴い、(ビルの崩壊に巻き込まれるとか)必ず死ぬ人は出るわけですし、「だったら疫病のウイルスがいなくなるまで(数年)とかで石化が解けるようにしたら?」というのがあるんで、微妙な気もします(まあ、千年以上しないと死滅しないウイルスなら別ですが)。

他にも、どこかの国が戦争用の兵器を暴走させたとか、宇宙人が攻撃してきたとか、可能性はいくつかありそうですが、なんかそれだと、「物語としてつまらない」なと思います。あくまで、少年漫画ですし。
{/netabare}
さあ、皆さんの予想は? 2期で謎は明かされるのかな?
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
随分と壮大な話だな。なかなか面白い設定。これはちょっと久々に新鮮に楽しめるかな?

2話目 ☆4
お、ちゃんと人体実験したか。なら、ユズリハ復活の選択も納得。武力は危険だよな。ただ、お互いがお互いを必要な間は、身内を攻撃してもしょうがないよな。これ、人口が増えるにしたがって、鬱展開あるだろ。

獅子王はチートだな。このキャラはあまり便利に使うと厳しいが、少年漫画らしい分かりやすさはある。

4つ目の使い道は、火薬かな。

3話目 ☆4
蝙蝠の糞尿=硝酸て、なかなか頭良いよな。大仏の理論、良いね。

4話目 ☆2
狼煙をあげるのは、どう考えても悪手だろ。箱根で隠れて火薬をつくり、獅子王を倒し、その後に狼煙をあげるのが良いだろ。それで会えればよし、会えなければ仕方なし。優先順位の1位は、獅子王でしょ。この作風で、こういう「ミス」はいただけない。

5話目 ☆3
てっきり、狼煙をあげたもう片方が、止めるかと思ったら。銃か何かで、かすり傷ひとつも負わないのかよw 石化の伏線は、なかなか良いね。回想か~。ここでじゃなく、1話前のBパートのが、よくない? んで、首バツーンで、引きを作る。

6話目 ☆2
構成にやや疑問は残るが。考えてた分のエネルギー、なるほど。それが自発的に石化を解く鍵か。ん? なら、脳みそだけはもともと生きてたってことか。なら、脳みそは不老不死にならないか? なるほど、人類を助けるための石化。

いや、スパイよりも、貴重な戦力、労働力を自陣から敵陣に送り込むリスク、あと、司はバカじゃないんだから、生きてることがバレるリスクの方が大きくないか? 合理的に考えて。アルコール作りだって、司の一人の方が時間かかるだろうし。

生き残った人類。血が濃くなりすぎないか? つか、紐の強度が心配。

7話目 ☆3
言語と人種を混ぜてるのか。ギャグが強めに。自力でたどり着いたなら、天才だよな。素材を楽に集める装置。病気を治す科学ね。少年漫画らしくなったといえば、そうだが。

8話目 ☆3
便利な鉱物がたまたまあるとか、こういうご都合のところはもう、見逃さないといかんかね。猫じゃらしが穀物ってのは、初めて知ったな。

9話目 ☆3
電気ね~。一気に文明が進んだな。対照的な2つの国の争いになるが、それを1から創り合うのはおもしろい。

11話目 ☆4
スイカ、顔芸w 眼鏡美少女の誕生は、文句なく、正義だな(笑) 世界がクリアになった後に、涙で再び歪む演出は素晴らしい。科学って、本当に多くの人を救っているのな。。。でも、あれ? 眼鏡美少女は?(笑) 金狼にも眼鏡活かすのか。技術力はな、確かにムズい。SimCityみたいで、ちょっとワクワクする(笑)

12話目 ☆4
火山ガスって、そこまで危険なのか。死にいたるものだとは知っていたけど、1秒以下で死ぬほど危ないのか。少年漫画らしい熱さは嫌いじゃない。

13話目 ☆3
村に初めて降り立つ一歩目を、月の表面風の作画にしたのは、上手い。いやいや、じゃあマントル止めなけりゃ、勝ちやがな。スイカの手助けで金狼を、「勝ちなのに負けにする」ための伏線だろうけど、整合性がないな。

14話目 ☆3
騙し討ちとは、想像以上に卑怯だったな。発火は、あんなに一気に起こるものなの?

15話目 ☆4
科学は、人を幸せにするためにある。根元的なことだけど、忘れがちなこと。

16話目 ☆4
なるほど、宇宙に行ってて、難を逃れたってことか。ロマンだな~。

17話目 ☆3
司らしくないな。自分が単騎で行って、解決やん。とはいえ、違う武器を急に持たせて、どうする? 琥珀以外は、鉄の槍の方がよくないか? 各自の能力をちゃんとフル活用するのは、レベル高い。

18話目 ☆3
3人同時に木から落とすのは、「ちゃんとしていない」。時間差で一人ずつ落とし、安全を確認するべきだろう。スマホか。毒ガス弾とかの方が良くない? ビンにつめて投げようぜ。

19話目☆3
ワタアメに水力発電。常に見張りをつけとかないと、発電所のヤバさが分かる焔に破壊されそうだた。

20話目☆3
だから、焔は何してるのかな? タングステン、まあ、こういうご都合主義は許せるけどね。

21話目 ☆4
素敵な友情話。最後の、木に復活日彫ってたあたりの伏線の活かし方は素晴らしかった。

22話目 ☆3
マグマが仲間に。少年漫画だな~。

23話目 ☆5
あれは、友情だったのか、、、良い話だな~。争いのための科学が人を豊かにする。歌を入れたりして、あきない演出。

24話目 ☆5
レコード。科学は時空を超える。科学の素敵さだな。歌を、文化を残す。1本とられたな。実用だけが科学じゃない。人を豊かにするのが科学。まあ、ここで切るなら、2期の情報流さないと暴動起きるわな(笑)
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 38
ネタバレ

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

100億パーセント唆るぜ、この作品は!

評価は観終わってからします。
ただ9月位まで色々とあるので作品が観れないのは辛いなぁ。
(2019:07/31執筆)
※(2019:12/14更新しました)

原作・ジャンプ掲載分全て。
アニメ・四話まで視聴済み。(30分アニメ)


うん、期待通りな展開で嬉しいですね。かなり好きな作品なので綺麗に表現してもらいたいです。

超!簡単に書くと…
普通な日々を、学校生活を過ごしていた『石神 千空(いしがみ せんくう)』『大木 大樹(おおき たいじゅ)』『小川 杠(おがわ ゆずりは)』。
そんないつもの日常生活が一変する。原因は分からないが【人類のみが石化する(一部ツバメも)】という事変が起きた。
…そこから数千年の時が流れ何故か『千空』と半年後に『大樹』の石化が解ける。
文明は滅び、建物等は腐って無くなっていた。
「科学は地道な探求」という持論を持つ科学少年『千空』はストーンワールドでどう奮闘するのか!?
…と、簡単ですが。

ここから下は隠してますがネタバレは無いです。視聴前+数話観た感想です。

{netabare}

最初この連載作品を見た時に思ったのが『マインクラ○ト』+『学生時代の理科や化学・科学』+ファンタジーと言ったとこですかね。
ちょっと能力部分だけを例えるなら『ダンガンロ○パの【超高校級の○○】』みたいな感じがありますね。『千空』も『大樹』も『杠』も『獅子王 司(ししおう つかさ)』もそれ以降に出てくるキャラも何かしら凄いです。(全部じゃないですがね。早くメンタリスト出てこい。)

この作品って番組後半にも注意書きが出てますが「やろうと思えば出来てしまう」という事。(危ないやつもあるので自己責任でやって下さい)
科学監修も『くられ』がやっている事。
数千年後なので緯度経度等のズレや人工で作られた自然は無くなってるというリアル表現。

料理も衛生面も武器も現象も全て科学でやってやんぜ!って感じの『千空』が面白く、でも合理的と言いながら甘いとこもあるキャラに惹かれました。


最初この作品を見た時は『大樹』が主人公かな?と思ってました。1話目観ると…ね。

『千空』役の『CV小林 裕介さん』はちょっとウザいキャラが似合う声優さんになったなと個人的に思いました(笑)

ちょっと『司』がキレ者過ぎかな。ストーリーの流れ的に仕方ないけど色々と気付くまでは良いとしても物体・物質等の知識も凄い。記憶力が凄いからか?
『司』の考え方は結構納得しますね。今の世の中の…、老害共が…、と、詳しく書くとつまらなくなるのでこの辺で。
ま、独善的な価値観って感じですね。

アニメではまだですがジャンプ本誌で書いてあった物を試しにやってみました。ある話数で『麺料理』を作るのですがそのレシピを試しに作ってみました。…作って、…(汗)
食用としては問題ないけど味が…、食感が…、薬膳としても…(汗)

ある飲料もいずれは試してみます。


これから科学で発展させたり、謎を解いたりと色々と熱い展開があります。現代社会にあるものがほぼ全て無くなった世界でどう『千空』達が行動するのか!?科学ファンタジーをお好きな方は是非!

個人的にはOP曲もED曲も合って無いかな?と思いました。

{/netabare}
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(2019:12/14執筆)

全視聴しました。ここから先の感想はネタバレ含みます。

{netabare}

いやー、結構楽しめました。
文明が無くなった世界で『マインクラ○ト』に『化学・科学』を駆使し困難を切り開いていく、ってのは子供心をくすぐりますね。

因みに『化学』は物質の性質ならびに物質相互間の反応を研究する、自然科学の一部門。

『科学』は一定領域の対象を客観的な方法で系統的に研究する活動。また、その成果の内容。特に自然科学を指すことが多い。

って感じです。どっちも読みが「かがく」なので分かりやすいように一般的に『化学』は『ばけがく』と言ってます。(千空も作中に言ってます。)


謎がかなり残ってますが1番気になるのは『石化』ですね。『千空(考えていた)』と『大樹(想っていた)』だけでも解け方が違うのに『杠』はもっと違う。『杠』は何も分からないと言ってました。『千空』とは違う。
『司』はすぐ順応してたけど解け方としては『杠』に近い。
さて、一応は『復活液』で石化が解けてますが条件が違う物で石化が解けてます。この謎はまだ原作でも解明されてません。
石化された理由・原理やなぜそうなったのかが非常に気になります!


『司』の考えは結構共感しますね。
権利や税、先に産まれて文明を切り開いた年上だからそれを敬え!って世界が気に食わない、浄化しようという考えは歳が若ければ若い程共感を得られるのでは無いでしょうか?
大体文明を切り開いたお偉い人なんて少数だろうに。

そうなれば意見は割れ、『千空』VS『司』みたいな構図は遅かれ早かれ出てくる争いの種になってるでしょうね。
人間を増やす、増えると考えも様々な物が出る、そうなると…ってね。



この作品は一応現代社会(連載された時は2017年)を題材にして石化しておよそ3700年後に石化が解けてストーリーがスタートしてます。
私は鉱物とか物質の経年劣化とかよく分からないんですが今から3700年後には何も残らないもんなんでしょうか?作中では青銅製の大仏は残ってましたけどどうなんでしょう?
一応前に見た科学ニュース記事では1000年単位の月日が流れるとほとんど無くなるとは見ましたが…。
CDやDVD等はちゃんと保存しないと寿命は20年〜30年って言われるし電子データも『M-DISC』以外はちゃんと管理しないと数十年で劣化・場合により消えます。
データはともかくここまで何も残らないのかな?ま、証明は難しい…というより無理でしょうね。見る事は不可能でしょうし。でもやはり気にはなります。


後は気候かな。現代社会でも計測しだしてから赤道は徐々にズレてるし世界的に気候も変わってます。
3700年後に日本に四季はあるのかな?と、疑問。
日本が気象情報を取り出したのは明治5年(1872年)から。たった150年しか経ってない統計データで異常気象とか言ってる気象予報士ってどうなん?って思うけどそれでも気候は変わってる。
確か現在(2019年)から約2000年後には今の北極星ポラリス(こぐま座α星)は北極星では無くなり、ケフェウス座ガンマ星【エライ】が北極星になります。(科学ニュースより)
そうなると地軸とかは今よりかなりズレてると思うのですが。地球の地軸は約2万5800年周期で微妙にズレてる計算なはずだし…。
ま、高卒の素人の疑問なんでそこまで対した事じゃ無いのかな。
日本であるかは作中の簡単な例で『杠』が石化してた場所で分かります。


個人的に好きだったのは食事ですね。
流石に『ねこじゃらし』を見て「よし、ラーメン作るか!」とはなりませんが(汗)
ただ発想力やこれをネタに持ってくるのは凄いと思います。普通思い浮かびません。
…味は …オェッ
私だったらストーンワールドにある物で味付けを変えるくらいか知ってる調理法で調理するしか出来そうに無いです。

結構食事に関する製品や家電製品って化け学・軍事転用で作ってるの多いんですよね。『レーダー』=『電子レンジ』とか有名なのはナポレオンが採用した『瓶詰め』のちに『缶詰・レトルト食品』が作られる。面白いのはお掃除ロボット『ルンバ』は『地雷探知ロボット』だった等本当に面白い。
だからこそ私はこの作品が好きだし食事のエピソードであの発想力は痺れました。
『パクチー』『炭酸水』『ハチミツ(焦がしたカラメル)』『ライム』で『コーラ』は私も試しましたが『コーラ』でした。
ただパクチーが苦手なのでそこがちょっと(汗)
個人店で料理を出してるとこにはたまに自家製のコーラやジンジャエールとか出してるとこもあるのでこーゆーのは簡単に作れるんですよね。
…今度は『炭酸水』を作るとこからやってみようと思います。

もしこの作品のようなストーンワールドになったらお酒よりコーラとかジンジャエールとかの嗜好品の方が重宝されそうだなぁ。多分。


ストーリーを観て思ったのが70億人の復活は出来るかもしれませんが、1番ムリゲーなのはストーンワールドから現代社会の技術まで復活させられるかどうか。
ほぼ無理だと思います。科学ニュースでも取り上げられたのを見た事があるんですが、鉱石やエネルギーや資源など取りやすい所から取ってしまってる為に作るのが困難なアイテムや不可能になるものが出るそうです。簡単に言えば取り辛いとこまで行かないと行けないからって事です。
『スマホ』が現代社会ではかなり普及してから『砂マフィア』が砂を乱取りして砂不足、枯渇してるそうです。サハラ砂漠の砂を使えば?と思うかもしれませんがサハラ砂漠の砂はスマホやガラス、電子機器や鋳型等を作れません。ある成分が入ってないのと丸くて小さ過ぎるので。

こーゆー問題があるなか『千空』がどうやって復活させて行くのか、楽しみで仕方ないです!
『千空』で完結させるのか、何世代も掛かるのか、どうなるのかな?


{/netabare}



合理的だけど非情では無く甘さのある『千空』、そこは結構人間臭くて好きですね。『コハク』と『クロム』との絡みも良いし『大樹』と『杠』との関係も熱い!バトル部分もジャンプらしい。
次回予告の理科の実験みたいなんはとても良かった。

少し設定に疑問点もありますが全て完璧な作品は無いと思います。

第2期が1期放送後に制作決定が発表されました。
『千空』の言葉を借りて「唆るぜ、2期も」と締めようと思います。
長い感想を読んで頂きありがとうございます。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 10

72.7 7 好奇心アニメランキング7位
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (281)
982人が棚に入れました
現代の日本で生活している「本須麗乃(もとすうらの)」 は、念願である図書館への就職が決まったその日に亡くなってしまう。もっと多くの本が読みたかった、そんな未練を抱いたままの彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての身体を持って意識を取り戻した。物語の舞台となるのは 魔法の力を持つ貴族たちに支配された中世のような異世界の都市エーレンフェスト。厳格な身分制度の中、現代日本の知識を持つ少女マインが、本を手に入れるために奮闘する。

声優・キャラクター
井口裕香、速水奨、中島愛、折笠富美子、小山剛志、田村睦心、子安武人、日野聡、前野智昭、内田彩
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

題名の軛

[2019/10/15 v1:知識は紡いで繋いで使ってなんぼ]
[2019/12/06 v2:うつわとなかみ]
[2019/01/14 v3:題名の軛]

原作知らず。
全体としてかなり長くなってしまったので適当に畳んでおきます。

[v3 題名の軛(くびき)]
続編決定ということのようで、1期は区切りの良いところまでだったのでしょう。

アニメ作品として、絵柄が少々独特ながら異世界商工記として十分に面白く、最初の数話を問題なく視聴できるならそのまま全部見て損はない作品と思います。転生者である主人公にちょっと都合の良い幼稚化が感じられますが、「私TUEEEE」することはなく、地道・実直に下克上のステップを踏んでいます。これって昔のNHK朝ドラに通じるものがあるような・・・おしん的な?(憶えちゃいませんがね・・・)


ですが、僕個人にとっては、不満の残るお話の展開であり、終わり方でした。v1、v2で述べてきた「本とは何か」「何を残すのか」といった本の機能・役割、そこに記すべき情報・コンテンツに関する物語や展開は一切ないまま終わりました。本好きとはいったい何を指すのか。

とはいえ、この不満はタイトルを勝手に解釈した僕の妄想・期待と作品内容の不一致によるもので、原作者さんや制作サイドとしては「んなもん知るか」で終わる話でしょう。なにより、本作を楽しまれた多くの皆様にとっても同様のはずです。

―そも、タイトルに何を思ったのか
{netabare}
本作のタイトル「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」というのが、僕にとってはミスリードをうみ、また、そうは言いながら僕自身がタイトルをちゃんと吟味していなかったのかな、と思います。ラノベやなろうものにしては珍しく、タイトルに強い方向性と状況の限定が盛り込まれたものだと思っています。

「本好きの下克上」という主題から、“本のない世界に本をもちこみ、本の力で何かしらを改変・改革していく”ようなものを読み取ってしまいました。もしもそうならば、当然そこには本によって(本のない世界と比べて)爆発的な勢いと実効力で拡散していく知識、情報による人々の変革、思想の変化と発展とを背景にした主人公の「下克上」が描かれるに違いない、、、と。

でも本作は、副題である「司書になるためには手段を選んでいられません」が本当に大事なことだったのですね・・・結局、本が身の回りにありさえすればよい、という選択を主人公が終盤でしたことで、そう判断せざるを得ませんでした。
{/netabare}

―でもこのタイトルだからこそ、観てみようと思った作品
{netabare}
タイトルって、大事だと思っています。作者がそれなりに考え、作品全体を過不足なく表すものとして付けるもののはずです。だからこそ「本好き」が「下克上」するんだ、というタイトルはこの上なく魅力的に思えたのでした。僕個人の性質ですが、副題は相手にしません。場合によってはなくとも成立するのが副題なので。

なので、無理やり文句を言うならば「タイトル、もう少し気を使って付けてほしかったよ。」です。もちろん、アニメ化されたのは原作の途中までで、今後の展開でいよいよ「本そのもの」を問うていくお話になるのかもしれませんが、それならそれで片鱗だけでも見せてほしかったです。
{/netabare}

――作品タイトル一考:一面的だし、まとまってないですけど
{netabare}
アニメやラノベにかぎらず、週刊誌連載の漫画などでも思っているのですが、作品タイトルってかなり局所的なものか、最大公約数的なもののどちらかが多いと思っています。そして、長寿作品や成功した作品って、上記のケースが多いように思っています(が、数字取ったらどうなるんでしょうね・・・)。

局所的というのは、端的には主人公そのものをタイトルにするケースです。あるいは、作品に欠かせないアイテム・物品をタイトルにする場合もありますね。他には、作品の舞台となる世界をタイトルにしているケースもこれですね。「鋼の錬金術師」「オーバーロード」「ナルト」などは主人公そのものを指す(実質)固有名詞で、作品が続く限りそのタイトルが作品の中で描かれるものであり続けます。ちょっと気になって週刊ジャンプ掲載作品の一覧を見てみたら、半分近くがこれですね。

最大公約数的な例としては「ガールズ&パンツァー」などがその例にあたると思います。「女の子と戦車」であり、この組み合わせは作品の最大公約数以外の何物でもないとおもいます。銀英伝なんかも最大公約数的な例ですね。最近だと「超人高校生~ようです」も無理やりですがこちらの例にあたると思います。死なない限り、とりあえず嘘にはなりませんから。

こういうタイトルって、作品そのものの展開が大きく変わってもタイトルと作品内容が大きくずれることってそんなにないと思います。ある意味、お話をどう転がしてもタイトル詐欺にならない、安直ではあるけど堅実なタイトルの設定だと思います。逆に言えば、設定・世界観の大枠しかまとまってない段階では、こういうタイトル以外につけようがないと思います(もちろん、すべて練り込んだうえであえて狭いタイトルをつけることはあり得る:例・はがれん)。なお、偉大な例外としてドラゴンボールを挙げておきます。存在忘れてましたよ、後半以降。たまに出てきてびっくりしたもの。

これらと異なるのが、行為や属性・性質を盛り込んだものだったり、作中の人物の状況を語るようなものでしょうか。いってみれば、中途半端に限定的な情報が付加されたタイトル。本作も「本好き」がこれにあたると思います。上で述べたことの反対に、こういうタイトルは、ある程度以上作品の方向性や描くメッセージなどが固まっていないと付けられませんし、読み手・視聴者の僕としては「結構練り込まれた作品の可能性が高い」と判断する材料ともなります。

ですが、現実にはタイトル詐欺に近い状態になることが多いようで、少々残念に思っています。繰り返しますけど、タイトルって大事だと思いますよ。

スマホ不要になった「いせすま」、ダンジョンに潜らない「ダンまち」、もはや成り上がる隙間の消えた盾の勇者とか、どうすんのよ(笑)
{/netabare}

[v2 うつわとなかみ]
{netabare}
10話まで観て。

観続けていて良かったと思える作品になってきた。
言うなれば「異世界商工記」とも言うべき形になってきたように思う。その視点で見れば、それなり以上に面白い。

また、ここに来て「マイン」という器と「麗乃」という中身の食い違いがドラマを生み出している。ルッツ君(6歳)の男前っぷりに驚喜しながらも、先々の不安も感じさせる展開は良いと思う。マインが抱える病の問題も決して楽観できるものではなく、先が気になるテンションを作品に与え続けている。

ただ実際のところ[v1]で述べた不満はなにも解決しておらず、現状もモヤッとしたままである。紙は完成したものの、肝心の「本」に至っていない。結局、紙・本という器を作ることにだけ精一杯で、今の段階でなお「何を本にするのか」「何を伝えるのか」という中身についての話がひとかけらも見当たらない。お母さんのおとぎ話でいいのか。

もしもこれが、「マインの器と中身」と「本の器と中身」とを対比的に紡いでいく物語になるのだとしたら、、、あるいは、僕はそれを期待しながらこの先を観ていくことになるのだと思う。
{/netabare}

[v1 知識は紡いで繋いで使ってなんぼ]
{netabare}
二話まで一気に見て、今後どうしようか判断に困っている状態です。とりあえず次回を見て判断というところなのですが、自分の中ではどうにもDrop気配が濃厚なので今のうちに記しておこうと思っています。

作品タイトルを見て、ふわっと心躍った作品でした。かなり期待しながら見始めたのですが・・・作品タイトルで期待したものと、実際に展開されているものとが違いすぎなのです。まぁ、こちらの勝手な期待なのですから制作・原作サイドからすりゃぁ「知ったことか」なのでしょうけれど。

今のところ、ネガティブに働いているのは本作の次の二つの要因です。自分の理解のためにも、文書にしてみる。

要因1=本当に[本]そのものの作成過程を描くだけなの?という疑念。

本作が「本」「活字」に執着しすぎているのに違和感を感じている、といってもよいかもしれません。「本」や「文字」を扱うものにとって、本は確かに重要ですが、最終のOutputは本そのものではなく、そこに書かれた「中身」です(出版社・出版業は「もの」を出す側面もあるのでその限りではない)。

{netabare}
人類の歴史において、確かに「本」が果たした役割はとてつもなく大きい。しかしそれは、「本」という存在そのものではなく「本」が担った役割にこそ意味がある。その役割とは、記録、保存、体系化と継承である。
結果的に恐ろしいまでの耐久力を持った紙という媒体(保存)に、文字によって記された知識・経験・思想その他もろもろ(記録)が、何らかの意図や目的をもって取捨選択され、束ねられたものが本となる(体系化)。それは当代の知識・文化を後世に伝えるものとなり、後世の人間はその「本」から知識・文化を学び、時に発展させ、それをさらに本へとまとめていく(継承)。これが「本」の機能。本は本のために存在しているのではなく、本が伝えるコンテンツ=情報にこそ意味がある。(蓄積、移動・波及、複製、なんてのもあるわね)。

およそ「文字」に関わることをやっていると、こういう考え方になっていく人は多いのではないかと思います。極端なことを言えば、上記のようなもろもろを、記し、残し、再現可能な方法が文字+紙以外にあったなら、それが「本」にとって代わっていた可能性はあると考えます(いわゆる「伝承」などがそれに近いわけです。保存と継承に難がありますが)。耳から得た情報の記憶が100%保持されるなんて機能をヒトが持っていたら、文字すら出てこなかったかもしれない。

しかし、2話までのところ、こういった話は一切現れず、ただ「本」が欲しいを繰り返しているだけなのです。

{/netabare}
今後の展開で「本」とは何なのか、「本」は何のためにあるのかといった議論が出てくるのならばもう少し見ていきたいのですが、今のところそのような気配を感じ取れずにいます。教育が云々という言葉が出てきたので、少しは期待しているのですが・・・どう転ぶかなぁ。

要因2=本当にその設定どおりの人物ですか、本須さん?という疑念。

端的に言えば、「司書として就職予定だった本の虫」という設定が成り立っていないと判断しています(「図書館に就職」だったか。だとしたら司書補?いずれにしても大差はないと思う)。

{netabare}

現状、私の眼には「ご都合主義の記憶と知識の封印、思考力の低下をお話の展開に使っている」と映っています。こういうのは嫌い(完全に好き嫌いの問題)。この子、都合よく頭悪い、もしくは、都合よく物事を忘れすぎに見えます。転移とともに5歳児並みの思考能力になり、さらに記憶も消し飛んだ、とかいうのならまだしも、そうではない(ちゃんりんしゃん作れる)。

司書になれるくらいならば、「本」の歴史くらいはおさえているはず。中世ヨーロッパ然とした世界における本の位置づけ(希少性)、その希少性がどうして生じるのかについては知っていて然るべき。そのターニングポイントとなる活版印刷の登場と普及、その前後での識字者の価値の変化、文字・本を媒体とした情報の伝搬速度の変化などは大前提としてお話を作ってほしかった。要因1で述べたことも、明言するかどうかは別にして、意識してほしかった。なんで本を読みたいのか。なんで「文字」を見たいのか。

もしかして、そういうのちゃんと調べず、考えずに書いているのだろうかという疑念にもつながっています。

一話で「本がない」→「何か読むもの、せめて新聞」みたいなことを言っていたけれど、彼女の「本の虫+司書」の設定が正しいのならこれはあり得ない発想。二話でも気軽に羊皮紙をねだる姿が描かれているが、これも腑に落ちない。また、「その世界の紙」が羊皮紙であることが判明した段階でパピルスが即座に出てこないのが本当に腑に落ちない。
{/netabare}

現時点での本須さん像が「ただの活字中毒で、本を読んでも知の獲得ができない、知の連結ができない、知の活用ができないお馬鹿さん」というところに来てしまうのです。そんな人物ならば、別に本なんてなくてもよいではないか。繰り返しになりますが、知識の活用と連結が「お話の都合に合わせて遅い、できない」というのが嫌なのです。そのうえ、「本の虫」設定が空虚に映ってしまっています。

演出や作画面にも少々苦手なものが見られたりするのですが、これらは僕にとっては小さな問題かと思っています。大逆転を期待しつつ。。。。他を探す感じかな。
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 40
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

好感のもてる異世界転生♪

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
やや子供向けか?と思いましたが、、、いやいや、これは面白い。

異世界に転生した活字中毒主人公が、本のない世界で本作りに邁進するアニメなんだけど、数多ある「なろう系」異世界転生作品に、お手本にしてほしいアニメ。

ゆったりと時間が流れるアニメでありながら、ピリッと香辛料も効いてます。オススメです♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
異世界転生モノで、マインもチート。しかし、それを緩和させる上手い設定、ストーリーが光った。

まず、「マインが虚弱である」ということ。いかに知識があろうと、それを実現させるだけの体力がなければ無意味。特に序盤はこの性質を生かし、うまくジレンマを演出していた。

しかし、ジレンマばかりではストレスになってしまい、創作物としては単純に面白くない。

そこで、「マインが成長し、体力がついてくる」「ルッツなどの理解者」を通して、「虚弱」は徐々に解消していく。この辺のバランス感覚の上手さは、作者のセンスかな~と。

次に、「マインが身喰いである」ということ。ただの虚弱ではなく、命に制限があると分かったことで、作品に深みが増した。中盤の「命(本)か家族か」という葛藤。まさか、「家族」を選ぶとは思わなかったけど、ここが、二流と一流の分かれ目だったかと。

そして、「マインが平民の子供である」ということ。マインの身食いは、ぶっちゃけ金と権威でなんとかなる。でも、マインがどれだけ前世の、異世界の記憶をもっていても、どうしようも出来ない、身分の差。

13話目に、神殿に魔法具があることや、神殿が身食いを必要としていることをベンロが知っていることが示されました。その時、「なんでベンロはその事実をマインに知らせなかったのだろう? 魔力を売れば?」と思ったが、14話目で鮮やかに解決。ようは、「貴族は交渉できる相手ではない」という、圧倒的な理不尽。そして、理不尽な暴力に対しては、理不尽な暴力で応じていた。

これは凄くリアリティがあったと思う。

この作品で素晴らしいのは、「転生先の異世界に、しっかり時間が流れている」こと。

数多ある「なろう系異世界転生モノ」では、転生先の世界は、転生者によって蹂躙されるだけの「軽い」存在である。しかし、本当はその世界にも長い歴史と伝統、文化があり、人々はその世界の価値観の中で生活している。それは、とても「重い」ものだ。

本作には、この「転生先の異世界」に対する深い理解と、尊重する気持ちがあると思う。つまらない言葉を使うならば、設定がしっかりしているということ。

一見地味で、とてもじゃないけど高評価は得られなさそうに見える。

でも、じっくり観ていくと、このアニメの面白さ、凄さが「じんわり」とわかってくる。多分、たくさんのアニメを観てきた人の方が、刺さるんじゃないかと思う。玄人向きというか、オジサン向きというか(笑) たまにディフォルメされるマインも、可愛かったしねw ギャグとシリアスのバランスもよく、声優さんの演技も良かったしね。2期、楽しみ!
{/netabare}

【余談~ 司書って、なかなかなれないし、給料安い ~】
{netabare}
大学で文学部行ってれば、ある程度頑張れば、司書や司書教諭の免許はとれます。私も、司書はとりました。

覚えたな~、日本十進分類法とか(笑)

ちなみに、私は今の仕事ができなければ、「図書館」か「ジュンク堂書店」で働きたいと思っていました。

でも、非正規で図書館の職員というなら多少は求人があっても、司書で正規職員として図書館に勤めるのはめちゃくちゃ狭き門です。

調べてみると、(やや古いデータですが)2010年の調査で、専任で働いている司書・司書補は、全国でわずかに6,188人。2012年の求人は、公立図書館(公務員)に限れば、全国で36件。50名以下の求人です。県立・公立大学や公立学校の図書館での募集は5件、6名程度。それに対して、司書免許をとる人は、年間約1万人。

そりゃ、キツいわな。

しかも、平均給与は、300~400万。非正規の場合は時給900円程度であり、同年の日本の平均給与(422万)より低い結果に。

これでも司書になろうとするのは、本作の主人公のように、「本に囲まれていることが幸せ」って人ですよね~やっぱり。大変な仕事です。
{/netabare}

【余談~ 読書のススメ ~】
{netabare}
本作りというと、「舟を編む」が思い浮かびますね(あれは辞書ですけど)。私は原作で読んだので、アニメは観ていませんが、、、めっちゃ良い小説です。

三浦しをんさんは、「まほろ駅前多田便利軒」「風が強く吹いている」「舟を編む」と読みました。他2作ではあまり感じなかったんですが、「舟を編む」は、言葉のリズムが凄く心地よかったことを覚えてます。

平易な言葉遣いながら、スッと本の世界に没入させてくれる感覚は久々に味わいました。キャラクターも生き生きしていて、(実は去年読んだんですがw)なんか、久々に心から読書を楽しめました。

社会人になってから、本を読むことがものすごく少なくなり、今や、1ヶ月に1冊読むか読まないか(その分、アニメ観ていますがw)。たまに、東京に出張する時、新幹線の中で1、2冊読むのが、楽しみで楽しみで。そんな生活をしています(笑)

私が最も本を読んだのは、中1~高3にかけて。この時期は、最低でも年間200冊は読んでいました。

きっかけは、中1で出会った「ロードス島戦記」。そこから、貪るようにラノベを読みまくり、本が好きになり、中2くらいから、エッセイや小説、ノンフィクションや新書など、色々読むように。

読む基準は、「近所のBOOK・OFFで、100円以内で買える本」w。この6年間、雑多な本を読みまくった、「多読」が、自分の人生最大の財産だと思っています。

大学時代は、「精読」。近代小説を中心に、1冊の本や1人の作家と、じっくり付き合うような読み方になりました。

今は、「息抜き」ですかね。人生で一番ルーズな態度で、本と向き合っている気がします(笑)

ということで、もしよかったら、皆さんが最近読んだ本で面白かったのを教えて下さい♪ 純文学でも大衆文学でもどっちも楽しめますが、グロやホラー、サスペンス、ノンフィクションは、あんまり読まないっすね。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ある意味で、異世界無双か。元々のマインが、どうなったか気になる。記憶は統合されても、人格は完全にモトスウラノに入れ換わってる。マインが、病気で死んだところに魂が入り込んだ、とかなら分かるけど。これだけ言語や文明が発展しているのに、文字がないってのも、納得できないな。

2話目 ☆4
マインのツッコミが笑える(笑) ディフォルメされたところね。異世界転生しても、その世界の理に勝てないのは素晴らしいね。

3話目 ☆4
報酬もなしに、働く女じゃない(笑) ホッコリ、良い家族話だな~。

4話目 ☆3
きちんと努力してるし、出来ないこと、苦手なことがあるのが良いね。つい、計画的に(笑) 怒り。まあ、焼き物は簡単にはいかないわなw

5話目 ☆3
色々やるより、単純に、紙を作れないの? 繊維の強い植物と糊(デンプン)で、作れないの? てか、「燃やさないで」と言うので、なんとかならんの?

6話目 ☆5
市民権を得るために旅商人をやるのに、市民権を手放すのはあり得ない。非常に論理的な話。マインの夢を叶えるのが、夢。考え、作るのがマイン。売りあるのがルッツ。ここでも、マインの身体の弱さが生きている。急用を思い出さないか?(笑) 大人の時間を分かりながら、サラリと流すマインが大人(笑)

7話目 ☆5
契約の話、良いね。ちゃんと商人している。お前、マインだよな? そうそう、こういう流れが、「この世界の理の中でのチート」。ルッツにも、プライド。聞いてるふりして(笑) 確かに、マインとは読んでないな。こういう毒まで入れてくるか。

8話目 ☆4
子供にとっての1年は、大きいよな。「マインはほとんどお前だ」。なんか、泣けるな。マインの、達観したような、怒ったような、なんとも言えない表情と声色が素晴らしい。

9話目 ☆4
金の価値も分かってないのに、髪や髪飾りは作れるのは、びびるわな。マイン、あくまで客目線で考えられるから、商人向きってことね。新キャラのフリーダ、ここからどう生きるかな? 技術革新だもんな。身食いを治す相方になっていくのかな? フリーダも、生きることに必死というか、生き急いでいるわけやな。

10話目 ☆4
ストーリーが、しっかり進んでいくし、成長していく。マインの表情の作り方が上手い。涙が手に落ちる演出、良いな。男なら、金を稼げ。シンプルで、良い。

11話目 ☆4
フリーダ、キチッとしてるな。女子会、爽やかだね。マインが、さらっと「家族」って言うところとか、良いね。これ、Cパートで神官長を出してきたのがマイナスだな。多分、神官長がなんとかするんだろうし。

12話目 ☆4
ルッツ、デレる(笑) なるほど、洗礼式で神官長と繋がりが。マイン、ツボる(笑) ここに、図書室があるからです(笑) 神殿長ゲスイな~。テンション高いマインが、可愛い回だった!

13話目 ☆3
この回はいまいち。もし、ベンロが神殿のことを詳しく知っているなら、選択肢の1つとして提示しておくべきだと思う。なぜなら、命の問題だから。神殿に務めるとは、貴族の愛娼とは違うよね。家族とはなれるのは同じだとしても。それに、神殿に「魔力を売る」という交渉をする方が、本作らしいと思う。あの魔法具のことは、ベンロも知らなかった方が、設定として良いと思う。

14話目 ☆5
最善が図書室かい(笑) 家族の時間じゃないんきい(笑) 「生きるために足掻け」。なるほど、貴族相手の交渉が死の危険を孕むなら、私が13話で書いた感想は的外れですね。権力のもつ暴力性がちゃんと出ている。そして、暴力には暴力。まったくもって、納得する。よくこんなわけわかんない娘を。確かに(笑) 神官長は神殿長より偉いの? じゃないと成立しないよな。もしくは、神殿長がマジでビビったか(笑)
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 40

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

まだ離陸してない

本好きな主人公が異世界転生。本がないと生きていけないほどの本好き。その価値観はいまいち理解できないが、どうにかして本を読もう作ろうと工夫していくところは面白い。
というか井口裕香の声がぴったりな気がする。そこが良い。

きちんと格差も描かれているし、下克上がある。穏やかに作品が進むのかなと思ったけど、最後のほうはかなり不穏な感じになって少々びっくり。
まだ序章の序章くらいで終わってそうだから、これからに期待したい。さらに話が進めばもっと面白くなってくるだろうな。


OP
真っ白 諸星すみれ
ED
髪飾りの天使 中島愛


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
目覚めると、そこは本のない異世界だった--活字中毒で本を偏愛する大学生・本須麗乃は、不慮の事故で命を落とす。それは、念願である図書館への就職が決まってすぐのことだった。気が付くと麗乃は、貧しい兵士の娘・マインとして転生していた。そこは、魔法を持つ貴族が支配し、厳しい身分制度が存在する異世界の街・エーレンフェスト。マインは、本があれば生きていけると自分を鼓舞する。ところが、識字率が低く印刷技術もないこの世界では、貴重で高価な本はお貴族さまのもの。兵士の娘では、とても手が届かない。どうしても本が読みたいマインは決意する。「本がなければ作ればいい」体力もない。お金もない。あるのは麗乃時代に読み漁った読書による膨大な知識だけ。果たして、マインは本を作ることができるのか!?マインの本を作る冒険が、いま始まる。


第一章『本のない世界』
本が大好きな女子大生・本須麗乃は本に埋もれて亡くなり、気がつくと別の世界で、病弱な少女・マインとして転生していた。本があれば、どんな環境でも耐えられると思ったマイン。さっそく本がないか家中を探し回るが、どこにも本が見つからない。さらに母親のエーファと一緒に街へ出ても、文字すらなかなか見かけることができない。そこは識字率が低く、本がとても高価な世界だったのだ--。

第二章『生活改善と石板』
本が貴重なこの世界で、マインは自ら本を作ろうと決意する。だが、体が弱いマイン。姉のトゥーリと一緒に、父親・ギュンターの忘れ物を届けるため門へ行こうとするが、少し歩いただけで息が上がってしまう。そんなマインの前に、ルッツが現れる。マインと同い年のご近所さんだ。転んだマインに手を差し伸べてくれるルッツにマインは感激する。そして、門へ着いたマインはそこで古い石板をもらい、字を書ける喜びをかみしめる。

第三章『冬のできごと』
冬。雪に閉ざされる中、マインは本作りの第一歩としてパピルスもどきを作ることに。一方、姉のトゥーリは夏に洗礼式を控え、母・エーファから様々な仕事を教わっていた。マインも見習い仕事について考えるよう言われるが、相変わらず本のことしか頭にない。そんなマインと家族との距離は冬を過ごす間に徐々に縮まっていき、マインはトゥーリの洗礼式のためにある物をプレゼントしたいと思いつく。

第四章『初めての森と粘土板』
春になり、家族に森へ行きたいと言うマイン。だが、体力がないからと反対されてしまう。しばらく門へ通い、皆に遅れずに歩けるようになれば、森へ行っても良いと言うのだ。オットーの書類仕事を手伝うことになったマインは、門へ通いながら体力をつけることに。そして、次第に歩けるようになり、ついに森へ行くことを許されたマイン。さっそく森で、粘土板を作ろうとするのだが……。

第五章『洗礼式と不思議な熱』
季節は夏に移り、トゥーリの洗礼式の日がやって来た。マインが作った髪飾りをつけ、注目を集めるトゥーリ。そして森へ行く機会が増えたマインは、ルッツに手伝ってもらいながら木簡作りを始める。そんな中、マインはルッツに、オットーに会わせてほしいと頼まれた。ルッツには、旅商人になりたいという夢があったのだ。だが、度重なる紙作りの失敗にショックを受けたマインは、オットーとの会合を前に高熱で倒れてしまうのだった。

第六章『会合』
ルッツをオットーに紹介することになったマイン。だが、それはただの会合ではなく、見習い先を紹介してもらうという意味を持っていた。身なりを整え、緊張しつつ会合に臨むマインとルッツ。そんな二人の前に、オットーとベンノが現れる。オットーの旅商人時代の知り合いだというベンノは、値踏みするように二人を見、ルッツに商人になって何を売りたいかを聞く。果たして二人の答えは……。

第七章『不信感の芽生え』
いよいよ紙作りをすることになり、わくわくするマイン。そんなマインとルッツに、ベンノから呼び出しがかかる。紙作りに必要な材料を、ベンノが調達してくれると言うのだ。マインは、材料の担保や今後の援助についてベンノと交渉。そして不思議なインクを使い、契約魔術を結ぶ。だがその帰り道、いつもは快活なルッツの態度がよそよそしいことが気になるマイン。ルッツは、ベンノと平気で難しい話をするマインに違和感を覚えていた。

第八章『ルッツのマイン』
本格的に紙作りの作業が始まった。マインとルッツは作業用の倉庫を借り、必要な道具を揃えていく。さらに二人は森へ行き、木の枝を蒸して紙を作ることに。だが、慣れた様子で紙作りを進めていくマインに、ルッツはさらに違和感を募らせる。紙ができたら話をしたいと言うルッツ。そして最初の紙が完成した時、ルッツはマインに、これまでの疑念をぶつけるのだった。

第九章『ギルド長の孫娘』
ベンノに連れられて商業ギルドへ行ったマインたちは、そこでギルド長に会うことになった。マインが作っているという髪飾りを見て、驚くギルド長。それは、ギルド長の孫娘・フリーダが欲しがり、ずっと探していた髪飾りだったのだ。ギルド長から、フリーダの髪飾りを作るよう依頼されたマインは、フリーダに会いに行くことに。フリーダは、可憐で可愛らしい少女だったのだが……。

第十章『二度目の冬に向けて』
すっかりフリーダに気に入られたマイン。フリーダの話から、マインは身食いという病気だったことが分かる。治すためには、多額のお金がかかるらしい。そのことに気づいていたベンノは、商品についてのマインの情報を買ってくれる。さらに髪飾りの注文を受け、新しい商品のアイデアも次々と考えていくマイン。だが、そんな最中にも身食いの熱はマインを蝕んでいき……。

第十一章『究極の選択と家族会議』
気がつくと、マインはフリーダの家にいた。フリーダの持っていた壊れかけの魔術具のおかげで、マインは命を取りとめたのだ。だがフリーダは、これで身食いを治せたわけではないと言う。この先、魔術具を持つ貴族と契約して貴族に飼い殺されて生きるか、このまま家族の元で朽ち果てるか、二つに一つを選ばなければならない。マインに残された時間は、あと一年。しかし、マインは家族に本当のことをなかなか話せずにいた。

第十二章『洗礼式と神の楽園』
それぞれの進む道が決まったマインとルッツ。そして、二人の洗礼式の日がやってきた。初めて神殿に入ったマインは、神殿長が読む聖典に目を奪われる。その洗礼式の最中、ひょんなことからマインは神殿の中で迷子になり、偶然、図書室を見つける。転生してからはじめて目にする図書室に感激するマイン。しかし、中に入ろうとしても入れない。図書室には神殿関係者しか入れないのだ。その話を聞いたマインは……。

第十三章『巫女見習いという選択肢』
神殿の巫女見習いになりたいと言うマインに、激怒するギュンター。神官や巫女見習いは孤児がなるもの。しかも神殿に住み込みで、きつい仕事をしなければならないらしい。マインは、巫女見習いになるのを諦めることにする。そして再び神殿へやって来たマインは、神殿長と神官長のフェルディナンドに、巫女見習いの話を断ろうとするが……。そこで思わぬことが起こってしまう。

第十四章『決着』
神殿に呼び出されるマインと両親。交渉次第では、貴族に近い扱いの青色巫女見習いになれるかもしれないと聞き、ギュンターはマインを守る覚悟を決める。そして、交渉の日。神殿長は、マインの両親の貧しい身なりを見たとたん、これまでの温和な態度を一変。両親の言葉には聞く耳をもたず、マインを差し出すよう命じる。断固として断るギュンター。そんなギュンターに神殿長が牙を剥く!

投稿 : 2020/04/04
♥ : 10

73.5 8 好奇心アニメランキング8位
赤毛のアン(TVアニメ動画)

1979年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (124)
580人が棚に入れました
高畑勲と宮崎駿がスタッフとして参加した最後の世界名作劇場。モンゴメリの名著である原作を忠実に映像化している。働き手の男の子を引き取る予定だったカスバート兄妹の元へやってきたのは、なぜかアン・シャーリーという女の子だった。手違いから起きたこととはいえ、感情表現豊かな彼女と共に暮らすことを決めた兄・マシュウと妹・マリラのふたりは、やがてかけがえのない家族の一員としてアンを愛するように…。

声優・キャラクター
山田栄子、槐柳二、北原文枝、麻生美代子、高島雅羅、坪井章子、京田尚子、井上和彦

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

鼻唄まじりにノルマをこなせる …カモ。

近頃も放映されていたのでやはり観ましたが、アンの引き起こす夢たっぷりなあがきと、結構周囲からドン引きされてる^^;紆余曲折は、やはり面白いです。
生命力の強い子だよね

子育て経験のないマリラが、扱いづらいアンにどうしてやるのが一番いいことなのか、心を砕くところにシミジミしてしまいましたよ。


*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*

はしっても はしっても おわらない はなのなみ

みずうみはとおく もえるくもは もっと とおく…

(間奏) (ジャッジャージャッチャララー♪……)

はなのなかで いちにちは おわる…

さめない ゆめみたいに さめない ゆめみたいに

*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*


赤毛のアンのエンディング「さめないゆめ」。

子供の頃、父が世界名作劇場のテーマソング集のカセットテープを買ってくれまして、よく聴いていました。その中にもちろんこれも入っていて。

うっとりするような美しいメロディと詩です。
オーケストラの盛り上げ方もドンドコドコドコ、ドラマチック。
早足なピアノを追って重なる、伸びやかな唄声。さらに唄声を突き上げるように吹奏楽の音が響いて消えるあたりは、何度聴いても鳥肌が立ちます。
トコトコポコポコとユニークな打楽器の音が挟まるところも、アンの足音か荷馬車のようで楽しい。

アンのように「想像の余地」を働かせながら、花びらが舞っているなか駈けて行く姿を思い浮かべながら、口ずさんでみると…


例えば畑の草むしり…耕す時…豆の選別…

いいえ、例えば 山積みになった乾いた洗濯物をたたまねばならない時…


そんな時には、はいコレ。
「さめないゆめ」を口ずさんでみましょう。

はしっても はしっても おわらない はなのなみ〜


あら不思議…
いつ終わるともしれない洗濯物たたみも(ためすぎ。)、軽やかでワクワクしてくることうけあいです。
終わらない作業が、贅沢で楽しい上質な時間であるかのように錯覚できるではありませんか。気分のすり替え技です。

…あんまり深刻な作業に当てると、「おわらない」って笑えないので、注意は必要ですが。ブラックになりますので。
「恋は水色」が毎回かかる度に猟奇殺人事件が起きるアメリカンサイコサスペンスドラマみたいになりますので。(by クリス・カーターの「Millennium」)


最近は、採ってき過ぎたフキノトウを延々と洗いながら
「あらっても〜 あらっっても〜 おわらない〜♪」とやっていました。
どうせやらなきゃならない事は、なんとかいい気なもんでやってしまいたい…。

終わったあかつきには、コーヒーを淹れるもよし、ダイアナ気分で一杯呑むもよし?



物語のなかの料理を再現するレシピ本シリーズの「赤毛のアンのお料理ノート」、以前いくつか挑戦しました。昔のものだからカロリーは高いです。バターや砂糖がドカドカ…。
でも、アンの心ときめかしていた「ごちそう」ってとても美味しそうです。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 31

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そうさのう・・わしは視聴したほうが良いと思うが・・

全50話。
世界名作劇場。

孤児である主人公アンがグリーンケイブルスの老兄妹のとこに引き取られて成長していく日常系。
名作劇場は、どっちか言うとお子様向けのイメージが強いが、コレに限ればガキの頃に見ても良さがいまいち分からんのではないかと。個人的には大人向けの地味な名作という印象。
そう地味であるが故にこのレビュー数の少なさなのか、それとも単純に古いからか。名作なのに寂しいもんだ。

主人公アンは、駿の爺さんも裸足で逃げ出したくらいの妄想癖逞しい女の子。
それでいて古美門弁護士に負けないくらい機関銃のように捲し立てる。しかも短気というおまけつき。
かなり賛否分かれるキャラだろう。

しかし思うのは正統派美少女。それでいて性格もおしとやかなんて無難で面白みの無い主人公で無く癖が強く好みも分かれるだろうが、当たればでかい主人公を持ってきたというのは恐れ入る。
自分は正統派より癖のあるほうを好むんでアンという主人公を比較的容易に受け入れることが出来た。

全50話中36話までが少女時代。以降ある程度成長した後のアンの物語。
個人的には少女時代の話のが好きだ。成長後も勿論いい話、泣ける話も多いが見ててなんか寂しくなる。
この辺りは見て貰えたら同じ感覚を味わえることだろう。多分。

この物語を語る上で外せないのがアンを引き取ることになった兄妹。
夫婦では無く兄と妹というところがミソなのだ。
アンにどこまでも甘く、女性が苦手な兄のマシューとアンを厳しく教育しようとするが実は愛情深い
妹のマリラ。
この兄妹のバランスが最高だ。アンとこの2人の交流こそが最大の見所だろう。

特にマリラは自分的には一押しキャラで、このマリラとアンの絡みはどれも大好きだ。
彼女(マリラ)は早すぎたツンデレなのだ。時代が彼女に追いついていなかった。
もし赤毛のアンが今この時に放映されていたならば世のツンデレ好きから歓喜の声で迎えられていただろう。
このマリラがたまに見せるデレ。愛情、優しさが堪らなく可愛いくもあり微笑ましいのだ。

さてそろそろまとめに入ろう。
人は選ぶが間違いなく名作だと思う。男が見ても普通に楽しめる(ただし大人)はずなんで未視聴なら1度は見て損はないだろう。
流行の最新アニメもいいが、たまにこういう古くてもいいものを見直してみるのもまた乙なもんだ。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 29

保見川 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

【お気に入り】 この世の中にたくさんある「好きなもの」のひとつ

~
 孤児である主人公・アンは、お喋りと空想に命をかける暴走気味な少女で、そんなアンが巻き起こす日常に始めは戸惑いを見せる養母のマリラと養父のマシュウでしたが、次第に2人にとって掛け替えのない存在へと変わっていく様子が全50話の中で緩やかに描かれています。アンは孤児、マリラとマシュウは兄妹同士という奇妙な関係。3人の間には何一つとして親子の関係が成り立っていませんが、グリーンゲイブルズ(アンたちの家)の中ではまるで本物の家族のような絆が描かれていて、さらにアンのユーモアとイマジネーションに弾けた物語も合わさり、万人に感動を与える温もりがそこにあります。
 そんなグリーンゲイブルズの微笑ましい日常の裏で、この作品では人生の重みも描かれていて、と言うのも、人生というのは楽しいことがあると同時に辛いことや悲しいこともあって一概に順風満帆ではありません。それはアンたちの人生も同様であり、普遍的な一生が儚くも強く描かれています。そのため、グリーンゲイブルズで流れる時間には、楽しい日常を映し出すだけではなく、子供が成長する裏で老いていく大人の様子も描かれていて、それが物語に深みを与えています。過ぎていく時間は残酷でどこかやりきれない気もしますが、それと同時に、人生の希望や尊さを慈しむことができると思います。そして、どれだけ姿が変わろうとも親子のあいだに宿る愛情だけはいつまでも変わることがないことをこの作品は丁寧に示してくれています。
 世界的に有名な児童文学の名作を、監督・高畑勲(たかはた・いさお)、レイアウト・宮崎駿(みやざき・はやお)、絵コンテ・富野由悠季(とみの・よしゆき)、そして、キャラクターデザイン兼作画監督・近藤善文(こんどう・よしふみ)たちの手によって素晴らしいクオリティーで制作され、アニメ史にも名を残す雄編(ゆうへん)となりました。原作の発行から100年が経った今でも、きらめきの湖のように光輝くグリーンゲイブルズの温もりは人々の心に寄り添いながらいつまでも愛され続けています。

個人的評価:★★★★★(5.0点)

投稿 : 2020/04/04
♥ : 11

87.9 9 好奇心アニメランキング9位
ルパン三世 カリオストロの城(アニメ映画)

1979年12月15日
★★★★★ 4.2 (1137)
7321人が棚に入れました
人口三千五百、世界一ちっぽけなカリオストロ公国の田舎道をボロ車でドライブしていたルパンと次元はクラリスという美女を助けた。彼女はカリオストロ公国・大公家に残された最後の娘で、カリオストロ伯爵は彼女を強制的に妻に迎え、公国の権力をひとり占めにしようと狙っていた。クラリスはルパンに助けられたが、再度捕えられてしまう。

声優・キャラクター
山田康雄、増山江威子、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗、石田太郎、島本須美
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

なんと気持ちの良い映画だろう

1979年12月15日公開 上映時間100分
ルパン三世の劇場映画第2作目 宮崎駿の映画初監督作品。

ニコ生でやっていたので視聴。実は最初から最後までちゃんと観たのは初めて。

改めて見ると導入部の気合の入れようがやばい。
おなじみの軽妙洒脱なBGMとアクションとのリンク。
ゴート札をばら撒く大袈裟な描写からのOP曲。一仕事終えた男のシブい背中。
OPが終わりすぐに有名なカーチェイスシーン。
息をつかせぬ連続アクション。ここでかかる「ルパン三世のテーマ'80」が一番ジャズ色強いアレンジで好きです。
ここまでで約8分。テンポ、緩急の付け方、作画そのものの素晴らしさ。
こんな濃度で引き込まれないわけないじゃん。この冒頭だけで映画としては8割方成功。
名作認定してもいいくらいなんだけど、せっかくちゃんと観たのでもうちっとだけ語ります。

グダグダと雑感
{netabare}
冷静に見ると結構シナリオの粗の多さを感じました。
何故、ルパンはカリオストロ公国に向かったのか。何故、ルパンはゴート札に固執したのか
悪役である伯爵の目的。おそらくは
・ゴート札による世界経済の支配
・公国の隠された財宝
・クラリスとの結婚
この3つを同時並行で狙ってたんだろうけど。・・・欲張りかっ!!
そのため、こいつは一体なんのために必死になってるんだという動機が不明瞭な部分は感じました。

あとクラリスはステレオタイプのお姫様すぎて自分にはイマイチ魅力的に映らず。
一度捕らえられた後は基本的に助けを待つ箱入りお嬢様に徹していた彼女は
冒頭で車をぶっ飛ばしていた子と本当に同一人物なのだろうかとすら思ってしまいました。
加えてクラリスのヒロイン性を高めるために峰不二子の妖艶でミステリアスな魅力はどこかへ行き
体育会系で気立ての良いお姉さんにしかなっていなかったのも残念な部分。

これはマイナス点ではないけど、節々で妙に日本ナイズされた描写が目立っていたのも気になる点。
とっつぁんが埼玉ナンバーのパトカーで乗りつけてきたのをはじめ
カップ麺をすするキャラ達。石のすり減った100円ライターを使うルパン。
カリオストロへの2度目の侵入の際に提灯を下げ妖怪に扮するルパン。花火が上がる場面。
ヨーロピアンで牧歌的な世界観に一見してそぐわない描写がオールドファンの言う「ルパンらしくない」に繋がっているのかも
日本ナイズ、もう少し分かりやすく言うと「庶民的なおっさん感」を至るところで感じたのが気になった点でした。


そんな部分を差し引いたってやっぱり面白い。
改造された謎エンジンを積んだフィアットの躍動感は機械なのに生き物のような生命力を感じるし
オートジャイロのようなレトロなオーバーテクノロジーの機械描写が魅力的。
そして本編の半分以上を占めるアクションシーン。
走って、泳いで、空を飛ぶのは当たり前。
おなじみのルパン七つ道具と舞台の特性を最大限活かして縦横無尽に動き回る様は
宮﨑駿の描くアニメーション本来の楽しさが凝縮されています。
特に好きなのは時計塔内部でのルパンと伯爵の場面。
からくり仕掛けのギミックを利用した戦闘シーンが楽しいです。
というか歯車が無数に回っているあのスチームパンク感が好きなだけですが(笑)

最後、時計塔の崩壊から古代ローマの都市が表出する一連のスペクタクルが個人的に一番印象深いシーン。
水が張り巡ったローマの都市をルパンとクラリスが歩く場面は非常に短いシーンだけど
後の名作「天空の城ラピュタ」でラピュタの城下を歩くパズーとシータを思い出しました。
{/netabare}

【総評】
チャプター毎の流動的な繋がりの薄さを感じつつも
細けえことはいいんだよ!と作劇の圧倒的なパワーで有無を言わさぬドラマは痛快の一言。
「ヒーロー気取りのロリコン義賊」という不満の声が上がるのはすごく分かるけど
「庶民的でロマンチストなジェントル」だっていいもんだ。
宮﨑流ロマンチシズムとオタクなこだわりが目一杯詰まった冒険活劇。傑作です。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 33

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アニメ最高峰は輝きを失せない。

誰もが知る宮崎監督作品の傑作、エンターテイメントの真骨頂。
魅力のすべてを語るすべがありませんが
ストーリーを振り返りながら、感想を書かせていただきます。
おつきあい頂けましたら幸いです。


この作品との出会いは定かではありませんが
おそらくTV放送で視聴したのが最初だと思います。
とにかく興奮し、夢中になった記憶ですが
幼かったじぶんは、ストーリーを深く考えたり
疑問を抱くこともありませんでした。

ある程度時間をおいて視聴してみると、ふと疑問に思ったことがあります。
世界一の怪盗であるルパンがなぜ、ニセ札の原盤を欲しがったのか??

ルパンが盗むものといえば、宝石や美術品のイメージがあります。
厳しいセキュリティーを突破したい好奇心で盗みにいくとも思えません。

あらすじは省略させて頂きます

・ルパンがカリオストロに行った目的
ルパンは世界情勢をくわしく知る情報網をもっているでしょうから
カリオストロ公国でおこなわれる婚儀を知っていたのではないでしょうか?
過去に助けてもらった恩がある公女に恩を返したい。
また、成長した姿にも興味があったのでしょう。
彼は女好きですしね

・ヒロインの魅力
カリオストロで再会するルパンと公女クラリス
救いに来てくれたお礼として、家宝であり形見でもある指輪を
渡そうとするクラリス

指輪の真の価値をクラリスは理解していなかったでしょう。
しかし、お礼として指輪を差し出すクラリスの純真さ、健気さに
心が締め付けられるような同情をおぼえました。
薄幸の公女を表現するための繊細な人物描写に驚かされます
これほど魅力的はヒロインは類をみません。
正直、生涯の忠誠をお誓いしたいです
島本須美さんのお声はなんと神秘的なんでしょう

・悪役の設定
完全な悪役、伯爵の設定が計算されつくしています
彼は三つの力を欲する大悪党でした。
ニセ札によって世界経済を牛耳ろうとする支配欲
クラリスとの結婚をのぞむ色欲
公国に伝わる財宝を手に入れようとする物欲

悪役として申し分のない設定がある伯爵だからこそ
ルパンとの決闘シーンで、心からルパンを応援できましたね。

長くなってしまいましたが、感動のラストシーンの台詞を
書きたいと思います。文字を入力しながら泣きそうですが。。

行ってしまうの・・・?
うん 怖いおじさんが 一杯来たからね。
私も連れてって
ドロボーはまだ出来ないけどきっと覚えます。
私・・・私 お願い!
一緒に行きたい。
クラリス・・・
バカなこと言うんじゃないよまた闇の中へ戻りたいのか?
やっとお陽さまの下に出られたんじゃないか
な?お前さんの人生はこれから始まるんだぜ
俺のようにうす汚れちゃいけないんだよ
あ、そうだ。困ったことが あったらね、いつでも言いな
おじさんは地球の裏側からだって、すぐ飛んで来てやるからな。
カール!
ああカール! カール!
クラリス様
おじいさん
アハハハハッ
おじさま!
またなー
お姫さーん
おじさま!
クラリス達者でな サイナラー
ありがとう。皆さんさようなら。
サイナラー サイナラー
くそっ。一足遅かったか!ルパンめ、まんまと盗みおって・・・
いいえ。あの方は何も盗らなかったわ。
私のために闘って下さったんです。
いや、奴はとんでもないものを 盗んでいきました。
あなたの心です。


いや~アニメって本当に素晴らしいものですね。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 26

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「ルパン三世」、30年ぶりの新TVシリーズは2015秋に日本テレビで放送開始! 音楽は大野雄二が担当

「ルパン三世」より、30年ぶりとなる新TVシリーズが日本では2015秋より放送されることが発表された。

外伝やスピンオフではない純粋なTVシリーズとしては1985年の「ルパン三世 PARTIII」以来、実に30年ぶりとなる新TVシリーズ。イタリアとサンマリノ共和国が舞台であることにちなみ、2015春からイタリアRTI局で先行放送されるが、日本では2015秋に放送が始まることが決定した。放送局は日本テレビほか。

また、名曲「ルパン三世のテーマ」を生んだ巨匠・大野雄二さんが音楽を担当することも明らかに。大野さん自身も30年ぶりのTVシリーズで、新たに「ルパン三世のテーマ」をレコーディング。「どまん中のルパンが帰ってくる。これぞルパンサウンド!そんな音楽をお楽しみに」とコメントしている。

『ルパン三世 カリオストロの城』(ルパンさんせい カリオストロのしろ)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第2作。宮崎駿の映画初監督作品。1979年12月15日公開。 公開時のキャッチコピーは、「前作をしのげないのなら 2作目を作る意味がない」、「巨大な城が動き始める! 影の軍団が襲ってくる!」、「生きては還れぬ謎の古城でついにめぐり逢った最強の敵!」。

当初、東京ムービー新社は鈴木清順ら『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』(以下、『TV第2シリーズ』)や劇場版『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(以下、『ルパンVS複製人間』)の脚本家チームが執筆した脚本を元に大塚康生へ監督を依頼していたが、気乗りしない大塚は宮崎に監督就任を要請した。当時の宮崎は日本アニメーションで高畑勲らと『赤毛のアン』のレイアウトや場面設定を担当していたが、これを降板して1979年5月に制作準備に取りかかる。後の作品と同様、宮崎は脚本なしでイメージボードと絵コンテを描き始め、脚本は共同名義の山崎晴哉が手直しする形となった。のち山崎により集英社コバルト文庫からノベライズされている。

本来、大塚は『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』(以下、『TV第1シリーズ』)の作画監督で、宮崎と高畑も共に「Aプロダクション演出グループ」の匿名でTV第1シリーズ後半の演出を担当していた。そのため、宮崎や大塚がデザインしたキャラクターや小道具、イメージボードは『TV第1シリーズ』に準じており、『TV第2シリーズ』や『ルパンVS複製人間』では赤だったルパンのジャケットが『TV第1シリーズ』と同じ緑色に戻され、ルパンの車も『TV第2シリーズ』のアルファロメオではなく『TV第1シリーズ』後半に登場したフィアット・500になっている。

なお、1997年に放送されたTVスペシャルの第9作である『ルパン三世 ワルサーP38』のワンシーンにて、本作の敵役であるカリオストロ伯爵に関する資料が登場しており、カリオストロ伯爵が1956年生まれで、死亡した(つまり本作のストーリーが起こった)のが1996年である事が明かされているが、『カリオストロの城』本編内で、不二子がルパンにフランスの新聞LeMonde(ル・モンド)の切り抜きを届けるシーンがあり、そこには「12 septembre 1968」と明記されているので、本作の時代設定は1968年であるのが本来は正しい(仮に作中年代が劇場公開年度の1979年だとしても、カップ麺と百円ライター及びレーザーを除けば、車両をはじめ劇中のテクノロジーは1970年代以前のものである)。

投稿 : 2020/04/04
♥ : 9

74.5 10 好奇心アニメランキング10位
ゆゆ式(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1199)
5473人が棚に入れました
この春、女子高生になった、ゆずこ、唯(ゆい)、縁(ゆかり)の3人組はいつもいっしょの学園生活。
放課後は部員3人、パソコン2台とホワイトボード1代の「情報処理部」で、てきとうに決めた単語をググってその結果でまたおしゃべり。
なんでもない日常は、たまにイベントも発生するけど、やっぱり女の子がいちゃいちゃするだけ。でもなぜか目が離せない新世代女子高生コミュニケーション。
ゆとりかわいい学園生活は、遊びtお部活とところにより百合要素。
ノーイベント・グッドライフ!それがこの三人の”ゆゆ式(ルール)”

声優・キャラクター
津田美波、種田梨沙、大久保瑠美、茅野愛衣、潘めぐみ、清水茉菜、堀江由衣
ネタバレ

あしすと さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ほのぼの日常系部門・個人的歴代No.1作品

少し前に2周目の視聴をしまして、
「アレ?こんなに面白かったんだっけ??」
…と評価の見直しをした作品です。

思い返してみると1周目の視聴の際は個人的にアニメ見始めの頃で、「日常系アニメってこんな感じなんだろう」と思って、流し見しちゃったような気がします。

それに対し今回の2周目は、ここ数年の「ほのぼの日常系作品」「日常系でないコメディ作品」を割と見尽くした状態で再視聴したので、個人的評価が大きく変わったみたいです。


この作品は、日常系としてはだいぶコメディ寄りにチューニングしている作品ですね。

ただ少し珍しいのは、コメディ寄りの日常系作品は一般的にツッコミに特徴があるのに対し、このゆゆ式はツッコミで落とすというより「ボケ倒す」ことで落としている点でしょうか。

ゆいは確かにツッコミ役なんですけど、なんていうか…この作品はゆいのツッコミを流れの区切りにしないんですよね。
普通、誰かがボケて誰かがツッコんだらその一連の流れが終わるじゃないですか。
でもこのゆゆ式は、ボケに対してゆいがツッコんでもお構いなしにゆずことゆかりがボケ倒すので、流れが止まらないんです。

私の好きな作品にアドリブアニメの「てさぐれ部活もの(現在3期(すぴんおふ)放送中!w)」があるんですが、それに雰囲気が似ている作品として、どなたかがこのゆゆ式を挙げているのを見たことがある気がします。

その時は、ゆゆ式ってそんなアニメだっけ?
原作が有るアニメとアドリブアニメが似ているなんてあり得るのだろうか?

…と思ったものですが、2周目の視聴を経て納得しました(笑)
どちらも流れを止めずにボケ倒しているところに共通点があるのですね(笑)

アドリブアニメだけにぐだぐだ流れ続けるのを楽しむのがてさぐれで、原作があるだけに洗練されたぐだぐだを楽しむのがゆゆ式という感じでしょうか。

原作者さんのボケ倒しのセンスが自分にとっては本当にツボでした。
この作品、まだ連載続いてるんですよね。
きらら系が2期ものも含めて続々アニメ化されてされている昨今なら、ゆゆ式も2期のワンチャンないかなぁ。無理かなぁ。。。



余談ですが、ゆかり役って種田梨沙さんなんですよね。
最近の種田さんの声に慣れていると、なんだか意外な気がします。





以下は、ゆゆ式がほのぼの日常系作品として個人的No.1の理由です。
ちょっと相対的な話で、以前けいおん2期のレビューで書いた内容の加筆完全版になります。

{netabare}
結論から言うと、私は「ほのぼの日常アニメ」は全部好きなんですが、細かく分類するとしたら「日常もの」よりも「日常ギャグもの」系統の作品のほうを好む傾向があるんです。

具体的に説明しますと、私は個人的に以下のような分類をしており、①寄りの作品のほうが好きです。

その中で、いわゆる「ほのぼの日常系」だと思っているのは③~⑤です。



①「日常もへったくれもないギャグ」作品
日常を舞台としつつ、全然日常ものじゃないぶっ飛びギャグアニメという印象の作品。
(例)
・日常
・さばげぶっ
・ぱにぽにだっしゅ
・ディーふらぐ
・てーきゅう
・侵略!イカ娘 など


②「日常<ギャグ」作品
日常を舞台としているが、ギャグ要素が強く「日常もの」というよりは「ギャグもの」という作品。「ほのぼの」という印象はない作品。
(例)
・未確認で進行形
・月刊少女野崎くん
・ひめゴト
・となりの関くん
・生徒会役員共
・マンガ家さんとアシスタントさんと
・帰宅部活動記録 など


③日常ギャグ作品
「ほのぼの」もしている日常ものだが、ボケとツッコミは割としっかりこなしてくれる作品。
(例)
・ゆゆ式
・きんいろモザイク
・GA
・そふてにっ
・キルミーベイベー など


④ほのぼの日常ギャグ作品
ギャグよりもほのぼの要素が強く、ボケ役は割といるがツッコミ役を弱めにチューニングしている作品。
(例)
・ひだまりスケッチ
・みなみけ
・じょしらく
・ゆるゆり
・らきすた
・あっちこっち
・せんせいのお時間 など


⑤ほのぼの日常作品
ほのぼのに癒される作品。このタイプの作品内に見られるのは、個人的なイメージを言葉にすると「ギャグ」「ボケツッコミ」ではなく「小笑い要素」
(例)
・けいおん
・ご注文はうさぎですか
・ヤマノススメ
・幸腹グラフィティ
・のんのんびより
・たまこまーけっと
・Aチャンネル など


※日常を舞台としたコメディ要素のある作品でも、ラブコメ要素やドラマ要素を主題としていると感じる作品は今回の「日常系」には含めていません。
(例)
・僕は友達が少ない
・のうりん など

※日常を舞台としたコメディ作品でも、個人的に「ほのぼの」はしてないかな~と思う作品は含めていません。
(例)
・まりあほりっく
・それでも町は廻っている など

※昔見て印象がおぼろげになっている作品もあるので、もしかしたら分類を間違えている作品もあるかもです。そのあたりはお許しを。



個人的には以上のように分類しています。
厳密には「ほのぼの日常もの」なのは③~⑤だと思いますが、イメージを伝えやすくするために①、②も入れました。

で、私はこれらが全部好きです。
笑ったり癒されたりします。

しかしそうは言っても、やっぱり作品の方向性による好みと作品の雰囲気との相性がありまして、全部同じくらいに好きというわけにはいかないのです。

私の場合はどちらかというと①寄りの作品のほうが好きで、⑤寄りの作品は物足りなく感じる傾向があるようです。

プロフィールに載せている視聴全作品の個人的評価を自分で見直してみても、割と①~⑤の順番に並んでいる気がします。
(もちろん分類を超える相性があり、完全にこの順番に並ぶわけではないですが)


そんなこんなでゆゆ式に話を戻しますと、私にとってのこの作品は「ほのぼの日常系」としては上位になることが多い③分類の作品で、かつ笑いのツボの相性的にもバッチリの作品だったので、ほのぼの日常系として個人的歴代No.1になったわけです。




さて、偉そうな分類をしながら長々とレビューにしてみましたが、その基準は全然客観的なものではなく、かなり個人的嗜好に左右されていると思いますので、まぁあんまり真剣に捉えずに「こんな考え方の人もいるんだな~」程度に思っていただければ幸いです(笑)
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 12

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ゆゆ式から学び、ゆゆ式を生き、ゆゆ式へ期待しよう

今回は「ゆゆ式」について書いていこうと思います。
私はあまり日常系を好まない性質なのですが、これは自然と観る事が出来ました。
まさかレビューまで書く事になるとは夢にも思いませんでしたが(笑)

さて、このアニメは学生時代に経験していたであろう事を実際に表した「本当」の日常アニメです。
登場人物達がただただ、会話をしているだけ。
登校して友達と話して、時間が経ったら部活に行って後は下校するだけ。
友達の家に遊びに行って、適当に喋って夕方になったら自然と帰るだけ。
イベントなんて物は欠片も存在せず、日常が延々と垂れ流されているのを黙って私達は観る。
ただ、それだけのアニメなんです。(こう書くと身も蓋もありませんが…)

しかし、そのようなマイナスの偏見はこの作品では意味を持ちません。
そんな退屈そうという浅見を吹き飛ばすほど、1つ1つのシーンが凄く見てて楽しく感じるんです。
「楽しい」と言うのは見ていて笑いが堪え切れないような強いギャグを放つという事ではなく、見ていて飽きる余地がないという事です。
会話中、急に話題転換をしてきたり、思いがけないギャグを入れて来たりと次にどんな話が来るのか全く予想がつきません。
少し前に出していた会話内容が部活で使われる事もあります。
極めつけはなんでそんな返答をするのか意味不明になる言葉や突拍子もない発言を登場人物達が吐きまくります。
勿論、細かい説明なんてしません。
会話の内容を理解するために頭を使うと言う点は確かにかなり人を選びます。
しかし、その意味、理由が分かった時、私達の脳にはとてつもない快感と楽しさが生まれるのは間違いないでしょう!!

それだけでは終わりません。
「ゆゆ式」はキャラそれぞれの人物描写と細かい仕草を描き出すのが実に上手いです。
例えばこのアニメに登場するゆずこというキャラ。
彼女は小学校時代の親友同士であった他の2人とは違って、後になってから仲良くなりました。
彼女は元々仲良しだった2人とは違う事に少し疎外感を覚えたり、他人に対して踏み込んではいけない節度があると自制したりするシーンも多いキャラです。
2人の前ではあまりそのような感情を示さずに笑わせようとボケを言いまくったりするいい娘なのですが、たまに態度やジェスチャーに寂しさが表れてしまう事もあります。
その時の描写などは本当にリアルに表現されていて、若かりし頃の自分を思い出しました(笑)
また、いかにも馬鹿そうに見える娘が実は真面目で頭が良かったり、しっかりしているように見える娘が案外お茶目だったりなど、何回も見ないと分からない発見が多くあってよく作りこまれているなあと感じました。

そして、この作品を語るうえで欠かせない言葉、それは「哲学」です。
ネット上で「ゆゆ式は哲学」という言葉を見ていた時、どういう意味なのかずっと疑問を持っていましたが、観ていく内に自然と分かってきました。
日々の会話の中で、主要人物3人はたまにこちら側がはっとするような鋭い真理を言う時があります。
言う人によっては当たり前ともいわれかねないそんな事が抵抗もなく、心にストンと入ってきて、とても考えさせられます。
これはこのアニメの魅力でもあるのでしょう。
また、彼女等は日々の会話の中で様々な事に疑問を持ち、それを情報処理部という部活の中で調べていきます。
その疑問は実に様々で、そこで調べた事を最後にまとめと言う形でホワイトボードに書き記していくのですが、それは知らない人が見たらまるで意味の分からない物。
彼女達とそれを見ていた私達だけが知っている秘密の結論なのです。
その突き止めていくまでの過程と導き出された結果を通して自分たちが作り出した答え。
それはこのアニメの第2の魅力ともなっています。
この2つの魅力こそ、「ゆゆ式は哲学」と呼ばれる所以ではないでしょうか?
勿論、哲学好きの人にもお勧めの内容です!!

他にもopとed、bgmがみんなよい物揃いであったり、作画の細かさが所々際立っていたりと色々宣伝ポイントはあるのですが、そこは置いといて…

最後に「ゆゆ式」のジャンルについて…
一応このアニメは百合アニメというジャンルで括られているようですが、観ている上でそのような感覚は私には全く感じませんでした。
視聴者にかなり媚びたりしている訳でもなく、たまに百合的意味の発言も起こりますが、ギャグとして見ていたのであまり気になりませんでした。
現実にも出てきそうな感じで、私はこの作品を観ていて、中学校時代の女友達がしていた女同士の振る舞いを思い出した位です(笑)
だから自分にとっては日常モノ、ある種の青春モノですかね?
なので百合が嫌いだからちょっと…と言う方でも恐らく大丈夫な作品だと思います(個人的主観ではありますが…)

では以上を持って「ゆゆ式」のレビューを終わります。
このレビューが参考になったのなら、幸いです。



さて、また「ゆゆ式」観てくるか…(絶賛リピート中)

投稿 : 2020/04/04
♥ : 9
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

12話視聴済み。総評らしき物。何だかんだで立派に、今クールの軸の1つでした。

原作既読。

本来ならば毎話レビューをしたかった作品ですが
・ここまで極端な日常物だとポイントが探し辛い
・某作品に時間を結構持っていかれた etc
の理由により、以下の「総評らしい物」を持ちまして12話レビュー込みで更新させて頂きたく存じますw

『総評らしい物』第1稿-----------
{netabare}
・『空気感』という意味では、最上級の日常物だったと振り返ります。時間経過はあるものの、それが特に意識されたり物語の軸になっていたりはせず。人間関係(親友、友人、教師と教え子等)はあるものの、そこが急展開を見せたりするわけでもなく。「情報処理部」という部活に属するものの、どちらかといえば駄弁る場所的な物で謂わば背景・舞台の1つ。
・微百合成分を含むメイン3人の「ボケ×2とツッコミ1」の絶妙さ。ネタや雑学のチョイスの絶妙さ。爆笑はしないまでも、マッタリ観ている分には十分すぎるほどには面白かったと思います。
・ボケ担当2人が同じようにボケても、扱いに結構温度差が有ったり。それでもめげないでゆずこが喰らいついていったり。3人では言えたり出来たりすることでも、1人欠けると思うだけに留めたり。メイン3人の心情が見ていて何処か微笑ましく、温かく感じました。
・そんなに年の差は無い(であろう)のに『おかあさん』と呼ばれるおかあさん先生も大物だったかと。無意識でなのか、ゆずこの無茶振りにも結構乗ってましたし。鍋やりたい面々の為に部屋を提供したり。
・相川&長谷川&岡野のグループとの距離感も、徐々にゆっくりながらも近づいていく様が見てとれて良かったです。
・画的な部分。12話通じてブレ無く、綺麗だったと思います。採点の時にも書きましたが、原作の雰囲気を殆ど損なわない、見事なキャラデザだったとも思います。
・OP、ED共に好きになれた曲だったと思います。キャラ紹介と関係性に触れつつのOP。大きな動きのあるものではありませんでしたが、毎話キーになっていたアイテムや人物が描かれたED。どちらも良かったと思います。
{/netabare}

以下各話レビューです。
{netabare}
8話視聴後-------------
各話レビューというよりも「中間点過ぎての感想」みたいなものになりますが・・・。

まさかの2年目に突入~ということで。
そりゃ季節ネタの廻りが早いわけですわw

何と言いますか・・・目立って悪い点も見当たらないのですが逆に際立って良い点も無い、そんな印象です。
が、やはり好きなんですね、多分。

歯切れの悪い評価になる原因・要因。
①詰まらないと思うなら2周以上観る気にならないはずだが、周回プレイできている。
②生粋の(?)きらら系読者ですが、実はこの作品の優先順位は高くない。読み飛ばすことはありませんが、オススメタイトルにはならないです。しかし、きらら系アニメの中では結構出来が良いと感じている。
③面白いと感じているはずなのに、実は時間経過が気になるタイトルだったりする。その作品が持つ独自のテンポとかもあるのでしょうが。

とまぁ大変不思議な気分で観ております。

3話視聴後-------------
今回はポイントが2つ。
・情報処理部、関係ないじゃんw
・3話にして、もう夏休み!?w

本編の感想というより採点に近いレビューになりますが。
正直1話みた時は『落下点はどこだ?』的な感想でした。フワフワっと打ち上がって行って、どっちの方向にどれだけ飛んでいくのだろう?と。
でも3話まで観て、そんな心配は正直どうでも良くなりました。今思い出してみれば、『あっちこっち』とか『Aチャンネル』とか初めて観た時も同じこと感じていましたし。
女の子じゃないですし、こういう風景に『あるある』とは言えない身ですが・・・やはり好きなんでしょうね、こういう雰囲気が。

2話視聴後-------------
メイン3人達の紹介のような要素が抜けた分だけ、色々なネタに触れられた印象を受けました。

といいますか・・・ユルいw 前回も書きましたが、きらら系史上最もユルいんではないか?と思っています。

個人的には継続できないノリではないので、このまま観ていこうと思っております。

1話視聴後-------------
この先の出来を見ていかなければ、とも思いますが。
いわゆる「きらら系」原作のアニメの中でも、相当「日常ネタ」に寄った作品になりそうな予感を抱く、そんな1話の印象でした。
全く着地点が見えない、もしくは既に見えてしまっている。そんな矛盾した感想を持ちました。

きらら系読者としては継続視聴のつもりです。
が・・・またレビューに困りそうだな~ともw
{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 21

77.1 11 好奇心アニメランキング11位
ナイツ&マジック(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (666)
3341人が棚に入れました
凄腕プログラマーにして重度のロボットヲタクの青年が転生したのは、巨大ロボット『幻晶騎士=シルエット無いと』が大地を揺るがす騎士と魔法の異世界だった!?
エルネスティ・エチェバルリアとして生まれ変わった彼は、豊富なメカ知識とプログラマーの才能を活かして、理想のロボット作りをスタート。
だが、その行動が予期せぬ自体に発展して…!?

ロボットヲタクの野望が、異世界を変える!!

声優・キャラクター
高橋李依、大橋彩香、菅原慎介、内匠靖明、興津和幸、伊藤静
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

敬愛する偉大なる指導者エル同志の輝かしき軌跡

まずお断り、異世界転生に対してのスタンス
{netabare}昨今異世界転生ネタが溢れ返り、その反動か最近世間では排斥の流れになってるような気がする中のこの作品。
因みに個人的には異世界転生自体は否定も肯定もしません。
それより問題は、転生した先で(前世の記憶を使って)白人酋長モノをやり──白人酋長モノ自体も悪いことではないのが厄介なトコで、マズいのは“蛮族(原住民)どもが理由もなくありえないくらいアホに描かれる”ことにあるかと。
ここでいうアホってのは「いくらなんでもそれじゃ生活すらできないだろ」「○○があるなら××が開発されて然るべきなのにそれ無いの?」といった無茶な設定のこと。
最近ヒットした作品でいえば“けものフレンズ”も広い意味では白人酋長モノ。
けど、フレンズ達があそこまでアホでも不自由なく生活ができる理由は作中でしっかりと描かれ、だからこそヒットしたとまでは言わないけどヒットの一助にはなったと思います。
ここら辺マトモに描けない限りは無茶な白人酋長モノ、ひいては異世界転生モノはひとまとめで白い目で見られるんじゃないかな~?{/netabare}

1話見ての感想
{netabare}さて、で、この作品はそこら辺大丈夫かなー?と思いつつ見たワケですが…
転生は転生だけど、前世で何か悪いことをして・アホなことをして死んだワケではない、というのは高評価。
(いやぁ、前世で悪さしたヤツが転生先で反省も改善もせずただ無双するだけの作品があったもので…ああいうのやるから転生モノが疎んじられるような…)
なにやらダイジェストっぽい急ぎ足感が物凄いけど、これは良いのか悪いのか判断に迷う。
序盤丁寧に話を進めて終盤詰め詰め・ないしは放りっぱなしで終わるよりはマシかなぁ?と。
2話以降は普通のスピードで展開する…んだよね?
とりあえず1話だけではまだ本編って感じではないので、まだ様子見~。

で、別に異世界転生を否定する気はないと書いておいてアレなんだけど…。
召喚と転生は違う。
召喚ならお互いの世界を行き来できるけど、転生は一方通行かと(無茶な設定組めば行き来できるだろうけど)。
つまり、折角異世界巨大ロボを出しておきながら…

東京上空※は期待できない

うわ~ん、それは残念だーーーっ。
原作知らんけど無いよね?そういう展開…。


※東京上空
ダンバインの16話、並びに18話までの1連。
ロボ好きなら見るべき。{/netabare}

5話までの感想
{netabare}ダイジェスト風なのは1話だけかと思ったら2話もそうでちょっと驚いた。
まさかずっと最後までこんなスピードで展開してくんじゃ…と不安を覚えたけど、3話でようやく普通の展開スピードになってひと安心。

が…しかし、だ。
別の部分での不安…そっちは案の定的中し始めて、なんかイヤ~な予感に。
まず、君主制で、国家機密に関わることを趣味なんで教えてくれと王様にお願いする…。
あの、さ。
北朝鮮で、キムなにがしにあんたんトコの国家機密教えてよ、趣味なんで、と、言えますか、と。
それが自国民であろうと、武勲を上げたのであろうと、趣味よりもまず最初に国(首領)への忠誠を誓わなきゃアカンちゃいまっか、と。
他の国との関係がどうなってるか不明だけど、国家機密を餌に亡命するんじゃないか、他の国でもっと詳しく機密を教えてあげるよーと言われたらさっさと裏切るんじゃないかと、そういうの疑われるんじゃないの?と。
まぁここら辺は、ロボ至上主義というキャラ立てを優先するか世界観(雰囲気)を深めるか、どっちか選択を迫られて前者を選んだんだろう、と好意的解釈はするけど、折角「ああいう世界」を舞台にしたのにその雰囲気を大事にしないってのは、なんだかなぁ。

それともう一点、気になったというか気付いた個人的に大きなポイント。
試作機のアームについて。
折角前世があるのだから、「前の世界であった〇〇ってアニメの××ってロボのデザインを参考にしました」とすれば良いのになんでしないのだろう?という違和感が発端。
アシュラテンプルが脳裏をよぎって「あ、あれをやってみよう」と思い付くでいいと思うんだ、前世の記憶があるという設定を生かすならそうしたほうが良くね?と。
エルガイムでなくオリジナル(作中作)でもいいからさ。
そのアイディアが異世界で賞賛されるのはまだいいとして、せめて当人は「これって本当は〇〇(メカデザイナー)のアイディアなんだけどね」と心の中で思わせとこうよ、と。
で、そこで気付いたんだけど…。

先人が発明・開発したアイディアを、著作権や発祥の追及が及ばない異世界に持っていけば、自分の手柄にできる

転生モノ…特に最近流行ってるダメな異世界転生モノってこれが根底にあるんじゃ?と思ったり。
そうねぇ、例えば異世界に転生してペニシリンを広めてその世界を救い英雄だと崇められたとして、転生した当人(自力で発明したワケではない)はフレミング博士に感謝しないってのは…どうなんだ?
あ、そういえば他アニメでは転生した異世界で将棋を出して賞賛されてたけど、「それ、お前が考案したんじゃないよね?」という感覚。
発明・開発した先人(個人が特定できないものも含め)にリスペクトが無いっていうか、ただの盗作じゃーん、と直感的に感じ、それが不快感や違和感として現れるんじゃなかろうか。
「発想はあったけど技術的に無理だった」ではなく「発想自体主人公様が考案しなさった」だものなぁ…。
そんな目的のために転生ネタをやってるのだとしたら即刻辞めて欲しい、筆を折って欲しい。
繰り返しになるけど、せめて「いやぁ~、これ発明した人には頭が上がらないや」と心の中で思う、ただそれだけでいいのにそれが無いってのは、どうなんだ。
で、更に考察を踏み込んでみた。

そもそも先人に対しリスペクトがあるならあんな雑な異世界書いたりしないだろ、と

ああ…。
なんか凄く自分の中で納得できちゃった。
↑で書いた王様に対する振舞いも納得。
しっかしこうなってくるとエルは「盗作でイキがる主人公」にしか自分には見えず、この印象が覆ることは今後あるのだろう…か?{/netabare}

7話までの感想
{netabare}ラボのじじいをコテンパにしてぐぬぬさせる内容でなくて良かった。
「なろう」ってんで何でもかんでも下に敷かないと気が済まないものだと思ってたので正直意外。
また、ダイジェスト気味であるため細かい点で「それっておかしくね?」と思うことがあっても「アニメでカットされてるだけなのかもしれない」と意識が働いてツッコミにブレーキがかかる。
これは褒めるべきなのだろうか?ダイジェスト調であるための功名というか…。

と、褒めたところで敢えてツッコミ。
どうしてもプロマキスと比較してしまうため脹脛(ふくらはぎ)にダクトが無いと物足りなく感じてしまう。
以前も書いたけど国を左右するような新兵力を開発できる人間に騎士団与えるなんて、どうぞクーデター起こしてくれと言わんばかりで「なんで?」と不思議なのだが…。
文字通り基地外に刃物なワケで…ショットウェポンだってドレイク殺そうとしてたんだぜ。
実際ディクスゴードに詰問されたのはそれを疑われてのことだと思うのだが、その報告(出世欲は無くメカ開発以外眼中にない)は国王に伝わって、しかもそれが全面的に信頼されてるってことなのかな?アニメではカットされてるだけで。
じゃあ逆に、メカ開発を阻むようなこと──例えば開発費渋るとか理念に反する発注をするとか、そんな時に暴発はしないか?って懸念事項もカットか?
開発費渋られたので反乱起こす、資材(資源)欲しさに略奪に向かう、工夫は奴隷で死んだら取り換えればいいと言い放つ等、やってくれてもいい気がするんだがのう。
「ロボ以外興味の無いキチ」としての狂気っぷりがイマイチというか、周囲から危険視されるかも?というスリルがな~んか足りない。
さすがに騎士団にお目付け役や監視を忍び込ませてるんだろうと思ったけど、それもカットされてるだけかな?(一応内通者みたいのは居る?)
エルの開発機は稼働時間が短いという共通した弱点がある、ってことだと思ったら、その弱点カバーすることなく前王と王子の専用機作成とな?
ラボのジジイと共同開発ならまだ分かるんだけど…これもカットかな?
その二機の製作コストどうなってんの?ってのもカットか(FSSのKOGだってラキシスにリクエストされた時ソープは青ざめたハズだが)。
エドガーの白い機体が何百年と補修を続けて原型を留めてないって説明から、型は旧来のものであろうと新たに一体作るのは大変な世界と認識してたのだが…ポンポン新型作っちゃって、あれー?
まぁこれは「ボクのかんがえたてんかいとちがう」の範囲になっちゃうけど、まずはスクラップを寄せ集めてキメラ機体を作るのを期待したんだけどねぇ。
それやらんでなにがロボヲタなんだろう、別アニメの感想でも書いたけどアトールVは憧れロボだと思うのだが…今後そういうの出るのかな?

今やってるアニメでいえば“バチカン奇跡調査官”のローレンのように「倫理観の欠如した天才は危険」って認識ははごく当たり前だと思うのだが、それが何の障害も無しにホイホイ願いを叶えてくだけってのはどうなんだろう。
主人公はキの字と描いておきながら周囲は常識人扱いしてるのがどうにも違和感。
王様=無尽蔵にお小遣いをくれるお母さんで、未来は絶対成功する運命を付与されて転生したってことで見るのがいいのかな。
エルの開発した新技術によって多くの人が死んでも意に介さない…のかねぇ?さすがにその問題くらいは触れて欲しい。
それ以上に魔獣を倒せて多くの人を救ったからノーカンってなったりして。{/netabare}

8話感想
{netabare}恐らくダンバインの影響だろうけど「魔獣の死骸の扱いはどうしてんの?」ってのは前から気になってた点。
魔獣結晶なるものがエンジンの材料になると明かされて、ああやっぱり回収してるのね、と納得…するかい!
じゃあ前もってそういうシーン描いといてくれよう。
高価で取引されてないの?それ専用に魔獣狩るハンターとか居ないの?
それとも材料になること自体が秘匿されてる?
そうであるなら回収作業してる工夫を映して「全くこんなの集めてどうするのやら」「お上の考えることは分からねーぜ」「おい余計なことは考えるな」みたいな会話でもさせといてよ、前もって。
なんつーか唐突というか、今思いつきました~みたいでガックリする。
原作ではどうあれ先の展開を知ってるアニメスタッフはそういった「仕込み」が出来たハズ…これの手を抜くと異世界スマホと変わらなくなるぞ?
ってか予算や工期よく分からんままポンポンと新型作りまくりで、すっかりスマホと変わらんなぁと思い始めてます。
主人公ヨイショもなぁ…社会貢献を目的に働いてるでもないのに嫌うキャラがどこにも居ないってのはなかなかキツいもんだなと思い知らされました。
やることなすこと全てが良い結果に繋がる未来が約束されてる世界って、個人的にはなんか物足りない。

ところで、主人公はロボットオタクと謳われてるけど、どうにもそんな気がしない。
どっちかというと「ロボ好きな自分が好き」かと。
↑でも指摘したけど、ホントに好きなんだったらやっぱり「〇〇作品の××って台詞」をつい口走ってしまうとか「〇〇の主人公はこんな時××と判断した」みたいなのが無いと、な~んかねぇ…。
別にパロディやれってことじゃなくてね。
元の世界の作品が全然出てこないので転生の意味が宙ブラリンになってるような?{/netabare}

9話感想「作劇の都合で大人と子供を使い分けないで」
{netabare}あれれれ。
これまで他国との関係が詳しく明かされてなかったので言わずに居たのだけど、これってやっぱり危惧してた方向に行っちゃうのかな?
エルの行く末って「死の商人」にしかならんちゃう?
こんな調子でずっと成功を収め続けていったら──世界(作者)から「こんな冒険(成功するのは確定)ご用意いたしました」という介護の手が止められたら。
色んな国にロボをバラ撒いて、それで戦争させてほくそ笑むしか欲望を満たす手段は残らない。
ロボットアニメなんかでよくあるじゃん?…といいつつ自分が思い浮かべられたのは一番最近のでもアルジェヴォルンになってしまうのだけどサ。
キベルネス社が開発したユーリンクシステム搭載機をどっちの陣営にも配ってたじゃーん?
ロボヲタだったら当然そういう話も知ってて然るべきだと思うのだが(※)。

つーかさ、子供の頃社会科見学で消防署とか行ったことないかな?
ハシゴ車だったり放水車だったりを実演で動かしてさ、子供達うおおーと喜ぶの。
けど署の人最後にこう言うんだよね。
「これらが活躍しないのが一番良いことだ」って。
エルも、成功して成功して成功して…終いには世の中平和になっちゃって、それでも尚新たに開発したロボ動かしたい戦わせたいってなったら、後は語源通りのマッチポンプしか残ってない。
自分の開発した技術(これも疑問だが)で多くの人が死んだハズで、そこでハタと気付かない・逡巡することがないのであればそうなる未来しか見えない。
もうね、なに笑ってんだ?って感じ。
そうさなぁ、“鉄のラインバレル”の序盤、主人公が調子乗ってる最中のソレと同じに見える。

そういう話ならそういう話で構わないのだけど、だったら悪人っぷり?狂気っぷりを前面に出してくれよと。
「戦争起きたらロボ活躍できるぞやったー」とか「自分達だけ強すぎてもつまらないですからね、技術が盗まれなかったらこちらからリークするつもりでしたよ」とかさ。
そして周囲の人間がドン引きすること。
「常識人」と「メカヲタでトチ狂ってる」のとの使い分けが都合よすぎる。
「自分の都合で大人と子供を使い分けないで」って言葉知らんかな?…作劇の都合って辺り更に悪質なんだが。
ただの無邪気なガキなだけだったらまだ看過できたけど、転生設定が足引っ張りまくってる。


※印部分についてその後ちょっと思った。
ひょっとしてエルの前世って「作品は全然見てないけどプラモだけ買ってた」って可能性は…ある?
そうであるなら上記の突っ込み部分は解消される。
とはいえ、一端の社会人だった記憶があるクセにそこに思いが至らないってのはどうなんだか。


訂正
本文とタイトルに「作者の都合で~」と書いてしまったけど、これだと「原作者」を指してるように受け取られそうなので「作劇の都合で~」に訂正しました。
原作者はこの場合あまり関係ありません(原作読んでないし)、もし原作がそうであったとしてもアニメで改正は出来るハズですんで批判の矛先はアニメスタッフになりんす。{/netabare}

10話感想
{netabare}OPどうした!?
前回SEが追加されて「ああ、こういう手直しってよくあったなぁ」と思ってたら今回は更に手が入ってまして。
そりゃアンタ…ロンリーウェイって叫ぶだろ!
叫んじゃうだろおお!!??
なんだこれ、なんでいきなり?

と、いうか、↑で書いた突っ込み。
前世でどんな作品がやってたのか全然見えてこない→転生した意味薄くね?って部分。
所詮はオッサンのたわ言で歯牙にもかけられないものだろう、と思いつつも書いてたワケだけど、こういうのやっちゃうと逆に引き立たない?
今まで気付いてなかった人に気付かせてしまうというか。
で、懐かしくなって検索かけてみたらOPのセリフ集見つけて、ああやっぱりヤバくね?と思うことに。

エイジ「僕はもう合理的な殺人をする機械に乗るのはまっぴらだ」
ゴステロ「たまらないなぁ人殺しというのは(歓喜)」

うん、だから既存のロボアニメなんてこういうテーマよくやってるんだって。
エルが知らないのは百歩譲っていいとして、エル自身の行いはエイジとゴステロどっちだろーねぇ?っての考えるキッカケを制作者がワザワザ用意しとらんか?
いいのかのう…まさか敢えてそうしてる?

ところで前回の感想でアルジェヴォルンしか思い出せないと書いたけど、もっと最近の作品で該当するのを思い出しました。
マクロスΔ…のベルガー(藤原啓治が途中までやってたやつ)、あれなんかそうだね。
で、ベルガーが無双して賞賛されるだけの作品見て面白いか?と言われれば…ねぇ。
まぁそういうこと。
う~ん、OP楽しめたからそれで善しとする…のか?{/netabare}

全話感想「「躁病が人殺しの道具を作ってはしゃいでるだけ」←こういうのが好きなんでしょ?」と言わんばかり
{netabare}ダイジェスト調な作りのため「これおかしくね?」と思う部分があっても「原作ではちゃんと説明されてるけどアニメではカットされたんだろう」という可能性があり、正確な評価がし辛いなぁ~ってのは↑で書きました。
で、ちょいと見方を変えてみた。
「アニメスタッフが強調したい部分をピックアップして作ってる」って前提で見てみよう、と。
スタッフがこの作品のどんな部分を「ここが面白いんだよ」と思ってるかどうか。

ひょっとひねくれた、メタな考えだとは思うのだけど…
どんな糞だと思う原作でも「これをアニメ化したまえ」と渡されたらそれをどうにか売れるようにと最善を尽くすのがプロでしょう。
その場合「なんでこの原作が売れてるのか」を分析し、「ああ、こういう所がウケてるのねー」ってのをピックアップしてそこを強調したり、テレビ視聴者にも違和感無いようにアクの強すぎる部分は削除したり。
というかね…これ書くと問題発言になっちゃうのかね?

アニメスタッフはこの作品を面白いと思ってなさそう

面白いんだ、面白いハズなんだと自己暗示かけてる人も居るだろうけどさ。
「全然面白いとは思わないけど今こういうのがウケてるらしいのでそれやってみました、仕事だし」って印象をなーんか感じてしまう。
もっと酷い言い方をすると「気付いてくれよ、これ糞だぜ」というメッセージを発してるというか。
エマーン人もビックリな生産能力やレイズナーパロOPで「ひょっとして…」と薄々感じ、11話でエルが敵の王子に寝返りを持ち掛けられた時の返答でほぼ確信しました。
抜粋すると…

「貴国のシルエットナイトの開発製造に関する全権、および流通を管理する権限、加えて全ての騎士団の優先指揮権
実際に僕は国王陛下の代理人として開発製造に関する命令権を持っています
そもそも基礎開発の大半は僕が陣頭指揮を執ってるようなものですし流通に関しても口を出せますが面倒なのでやっていません
有事に際しての全騎士団への指揮権限も場合によっては国王陛下より優先されるものです
事実を申し上げたまでです」

これ、要る?
時間足りなくてダイジェストにせざるを得ない状況で、他に優先すべきシーン切り詰めて、こんな長台詞ベラベラ喋らせる必要、ある?
普通に「今居る国に満足してるのでお断りします」で良くね?
↑でも指摘したけど、こんなヤツに騎士団与えるのはどう考えても狂ってる。
騎士の称号与えられるってことは、自分の身を危険に晒すことになっても国や王の命に従う誓いを立てるんじゃないのか。
国の最重要機密を知るっことは、敵の手に渡りそうになった時は口封じに仲間から殺される可能性もあることを覚悟する、ってのとセットちゃうのか。
現代の社会に当てはめるなら騎士になるってのは王の連帯保証人にサインするようなもので…(実際はもっと重い)。
重責がセットでのしかかって来ないと「偉い立場になった感」の実感は得られないものだと思うのだが…。
こんな言動されても、その立場としての振舞い・気構えが全然無い人では逆効果、いわゆるチャラい、浮ついてる、ボクちゃん偉いんだゾ~って…「オレ社長だゾー」「ボクなんて会長だもんね」って子供の言い合い。
針の筵に立たされるとか真綿で首を絞められるとか背中が煤けるとか地獄への道を善意で敷かれるとか泣いて馬謖を斬るとか、そういうの無いのかよ、と。
こんなシーンをスタッフは本心から「面白い」と思ってるとはとても思えないし思いたくはない。
結局これってなろう系お約束の「権力は欲しいけど責任は取りたくない」の典型ですな。

まぁ分かる、サラリーマン気質なままなんだ。
もっと待遇の良い会社から引き抜きが来たら転職しちゃおっかなーっていう軽い気分。
そんで責任や義務を無視して「社長っていいよなー」というつもりになってロールプレイ。
こういうロールプレイ──ごっこ遊びはどの作品にもあるものだけど、ダイジェスト調なせいで際立ちまくり。
エルが金で動く傭兵なら上記の言動も問題ないし、敵の王子もそう思って引き抜きの打診をしたんちゃうかね?
けど実態は傭兵じゃなくて騎士、しかも国の最高機密を知り統帥権も持ってるらしい(いつの間に?)国政の中枢を担う一員。
謀反の恐れアリとして斬首か、座敷牢で一生設計図書かされるだけの人生がお似合いでしょう。
いやね、それでも最悪「転生設定」が無ければまだ納得はできたんだ。
転生設定があるお陰で社会常識の無さが目立って仕方ない。
「え、こんな態度取っても許されるんだ、この世界はチョロいな」とエル自身が驚くシーンでも入れれば良いのに。
このちぐはぐさが自分にはどうしても気持ち悪く感じてしまうのだけど、恐らくメインのターゲットは会社で疲れ果ててそういったものに触れるのは「考えたくもない」のだろう。
エルが妙にハイテンションで躁病か薬キメてるように見えるのも、落ち込むシーンすら見たくもないってことなんだろう。

そういったことを全部見越して「ハイハイ、こういうのがウケてるんですね、今は」って態度で、思想の基盤は一介のサラリーマンに留めて持てる権限は総理か大統領か書記長並にする、をワザと描いてる。
うん、そう、ワザと描いてる。

しっかしそうなると評価困っちゃいますね。
ワザとそう描いてあることに「これはおかしいおかしい」言っても詮無いこと。
同時期に放送されたアニメの“バトルガールハイスクール”ではスポンサーからの縛りを受けてか「メインキャラの19人を毎回登場させる」という、到底「スタッフはこうすれば面白くなるなんて露ほどにも思ってない」ことをやらされて同情さえ覚える内容だったのだけど、この作品も同じタイプか?
どの段階で方向性決定されたのかが問題になるけど、ただのいち視聴者にそんな裏事情分かるワケもなく…。


まぁこれまでゴチャゴチャ書いてしまったけど、そういった面倒臭いこと抜きに見ても「主人公が躁病っぽい」「躁病患者を誰も心配しない周囲が怖い」「薬切れてギギギと言いそう」と感じる人は…居ないのかなあ?
恐らく声優の演技指導からしてそれ意識してるっしょ。
躁病ってのは双極性障害(躁鬱)のハイになってる時のこと。
じゃあその揺り返しで鬱モードになった時が心配ってのは直感的に思ってしまうことで、その「不安」をあれこれと書いてきたのがこれまでの感想に繋がってる気がする。
また、それを不安がる人間が周囲に居ないってのは奇異に見えてしまう、「〇〇が好きすぎて倫理観が狂ってる」ってのならヘボットのがずっとよく描けてるぞ?
いくら分かっててワザとやったにしてもやり過ぎだと思うなぁ…。{/netabare}

投稿 : 2020/04/04
♥ : 18
ネタバレ

isislove さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スーパーポジティブヒーローの魅力

本作は、今期スタートの作品の中では個人的に注目度No.1。

ロボものは、もとから大好きだが、
異世界ものでもある本作は、
魔法や魔獣が存在するファンタジーとロボットバトルのコラボが新鮮。

そして、主人公がいつも明るく前向き、積極的で太陽の如き。
いかなる状況にあろうと情緒が安定していて、
ウジウジしないのが非常に魅力的。

テンポが非常によく不穏さの巧妙な演出で次回への引きも上手い。

BDの発売予定やネット上の情報からどうやら全13話の1クール作品のよう。
導入から話が駆け足だったのはこれで納得。

<余談:有名女性脚本家への私見>
{netabare}
多くの作品にシリーズ構成として参加する有名女性脚本家と言えば
吉田玲子、横手美智子、岡田麿里、各氏がまず思い浮かぶ。

今作のシリーズ構成を担当している横手氏。

彼女がシリーズ構成のアニメは割と嵌りやすい。
特に「侵略!イカ娘」「SHIROBAKO」「斉木楠雄のΨ難」は大好きだ。
「監獄学園」「それが声優!」「のうりん」「じょしらく」なども
捨てがたい魅力がある。

吉田氏と横手氏は、ユーモアのセンスがツボに嵌る。
キャラの長短両面の描き方のバランス感覚が素晴らしい。
絶妙なタイミングでキャラが輝くので自然にキャラに愛着が湧く。

今作も、初回は主人公、エルの人となりが簡潔に伝わったかと思えば
2話で無駄なく彼の魅力が最高に輝いて嵌ってしまった。

因みに岡田氏は、ユーモアのセンスが自分とは合わない。
キャラの長所よりも短所の方が大きく見える傾向があるのが苦手。
おかげで感情移入不十分で氏の描く大抵の主人公は
めんどくささが先に立ち好きになれない。
ゆえに1作を完走するに忍耐を要する。
完走できても多くは途中で最低一回挫折、再挑戦で完走のパターンばかり。
岡田氏の関わった作品の中では、
「さくら荘のペットな彼女」が唯一の例外で大好きな作品だった。
{/netabare}

★ 第2章「Hero & Beast」脚本:横手美智子
{netabare}
<「好きこそ物の上手なれ」のお手本>

ガンダムSEEDでは、主人公キラがガンダムストライク初搭乗で
瞬時にOSを自ら書き換え、持てるポテンシャルを最大に引き出し
初めてなのに自在に機体を操り不利な状況を打開、敵を掃討する。

SEEDクリソツの今作の第2話。これには燃えた。

SEEDは長年アニメから遠ざかっていた自分を
アニメの世界に引き戻した思い入れ深い作品。
SEEDもこのシーンで一気にキラを気に入り
作品から目が離せなくなったっけ。

今作の主人公エルは、キラと同等の天才的エンジニアとしての魅力に
プラスしてどんな困難な局面でも冷静に状況を柔軟に分析。
かつ状況を楽しんでしまうという天賦の才能がある。

ロボット命で、ロボットに関することなら
脳天気なほど明るく前向き積極的な性格は称賛に値する。
目的のためなら、強かに他者の弱点を利用する合理性も悪くない。

エルの周りのキャラも面白そうな人財が豊富な予感。
これからも周りを煙に巻いてどんどん活躍してほしい。

ロボのメカニックデザインもかっこいい。
大好きだったSEEDやマジェプリのメカデザにも負けてない。
合理的な骨格設計、ウェザリングも施され
リアルな重厚感がたまらない。
動きも精緻でエルが気に入るのも納得だ。
{/netabare}
★ 第3章「Scrap & Build」脚本:横手美智子
{netabare}
面白さが右肩上がりだ。

ロボット好きもマニア以上で、
もはやロボットフェチのエル。

非常に有能な彼は、ロボット(シルエットナイト)を改良するため
次から次へと革新的なアイディアが湯水のごとく浮かぶ。

彼を中心とした人の輪がどんどん広がっていくのを
眺めるのがとても心地よい。

前世の記憶もあり、肉体年齢以上な賢さを発揮。
成熟した思考により権謀術数にも長けてるのは、
「幼女戦記」の主人公と似てる部分だが
性格は真逆で明るく社交的になところはポイント高い。

根っからの明るさと目上を立てる謙虚さが非常に魅力的だ。

自らの理想とする自分専用の機体を自作する望みはあれど
出世欲もなさそうだし、自らの功績を自慢するタイプではないので
妬みを受けることもあるかもしれないが、敵は少なくて済みそうだ。

<光あるところに影がある>

しかし、この手の話に当然つきものの展開もやってきそう。

エルのような天才の発明を利用しようとする輩が現れるのも人の業。
次回、彼の技術力に目を付けた不穏な勢力も登場で
一層目が離せなくなった。

魔獣以上に、実は同じ人間のほうがやっかいな敵なのだろうか。
{/netabare}
★ 第4章「Light & Shadow」脚本:横手美智子
{netabare}
これから混沌な世情に向かうと予言するナレーション。
さらには新技術を奪取したい銅牙(どうが)騎士団が悪巧み発動。

その不穏さは次回への興味をアップさせてくれる。

ここまで観て、ナレーションはテンポよく話を進める上において
非常にいい仕事をしてると思える。

大まかな今後の流れと原作上の細かい設定を、
簡潔に伝えてくれるので話の展開の速さの割りに
理解が追い付き観易い。

<新型機開発の波紋が広がる>

国家の開発上層部も看過できず、エルを軟禁し事情聴取。
すべてにおいて想定外の言動のエルの天然さは、
相変わらず周りを煙に巻く。
常識が全く通じないエルとディクスゴード公爵とのやりとりは楽しかった。

<今回声優評価を3.5から4.0にアップ>

エルの親友、キッドとアディの双子兄妹コンビも
いい味出てきて存在感アップ。
特にアディは和み役としていいポジションだ。

最近いろんな作品で存在感増してきてるアディ役の大橋彩香さん。
彼女は本作でEDも歌ってるが、いろんなキャラの演じ分けが非常に巧い。
同じクールで放映中の『Re:CREATORS』のシマザキセツナもそうだったが
一聴して彼女が演じてるとは全く分からなかった

エル役の高橋李依さんの少年役の巧さは
2015年作の『乱歩奇譚 Game of Laplace』の
コバヤシ役の時から感じていた。
しかし本作では、当初『このすば』のめぐみんの
イメージが強すぎて若干違和感あった。
しかしさすがにここまでくると
すっかり役に馴染んで申し分ない。

悪役オーラ全開の他国、銅牙騎士団の団長ケルヒルト役に
井上喜久子さん起用とは少し意外だったし
喜久子さんが声当ててるとはエンドロールまで気づかなかった。
母親役と天然系キャラが十八番のイメージが崩れるが
やはりべテラン。すっかり役に嵌っていて巧い。
そう言えば、マクロスFのグレイスも悪役だったけど嵌ってたっけ。

池田勝、菅生隆之、土師孝也、木下浩之各氏の
ベテラン勢のいぶし銀のような好演が光るのも魅力だ。
{/netabare}
★ 第5章「Hide & Seek」脚本:横手美智子
{netabare}
<ロボットバトルの醍醐味>

面白さの右肩上がりがまだ続いてるし、
ロボットアクションの拘りが素晴らしい作品だ。

今回はアバン以外、ロボットアクション満載。
強奪機確保のためのバトルが今回の見どころ。
攻撃と反撃の繰り返しの波が最後まで続き、
あっという間の30分。目が離せない。

幻晶騎士は、どの機体もエルが惚れこむのも納得のカッコ良さ。
動きもさることながら、要所で機体の汚れ、塗装の剝がれ、
傷などしっかり描かれてるのはポイント高い。
機体に歴戦の勇者の風格が感じられる。

敵役、憎まれ役が光ってこその今回は、
ケルヒルト役の喜久子さんに功労賞をあげたい気分。

<後にカザトシュ事変と呼ばれる事件が勃発>

ジャロウデク王国のケルヒルト率いる銅牙騎士団が
カザトシュ砦を奇襲、エルが中心になって開発した
新型機のプロトタイプ、テレスターレ3機が強奪された。

最終的にはエルと仲間たちにより2機を破壊して
奪取を防いだもののケルヒルト搭乗の一機には逃げられてしまう、

そして今回のエルたちの功績が王に正式に認められ、
エルを団長とする異例の騎躁士学科学生による銀鳳騎士団が創設される。

取り逃した一機は、テストパイロット、ヘルヴィの愛機だった1号機だった。
エドガーは善戦したものの自らの機体を中破させられてしまった。
果たして次回以降取り戻すことができるのか。

以前は、危機に際し逃亡をはかったディーも成長して
今回は男らしい戦闘を繰り広げ、かっこいい。
彼もエルに命を救われたことで一皮むけた一人になった。

同じくエルと出会うことでかなりの手練れとなった
キッドとアディも大活躍。

エルは絶妙なタイミングで加勢。
おいしいところは全部持っていった。

エルは最高に現生を謳歌してる。
そして彼の感化力、勇猛心は素晴らしい。
そばにいる者は皆、向上心に目覚め、生き生きしてしまう。
まだ10代前半なのに団長の器として申し分ないと王が認めるのも納得。
{/netabare}
★ 第6章「Trial & Error」脚本:木村暢
{netabare}
<エルたちの新型機開発は、一つの到達点を迎えつつあった>

今作は原作未読状態で5話まで観たが、
5話終了後、ラノベ原作を読み始め
4巻まで読了の下で第6話視聴。

横手氏は、5話で原作2巻最後までを単独で描き出したが
今回から、第3巻の内容がスタート。
第3巻の内容の出だしは、初めて別の脚本家が担った。
このペースなら全13話で5巻最後まで描く予定かもしれない。

原作を読んだ上での視聴は、
以前よりダイジェスト感が強くなってしまい
若干物足りなさも感じる。

諜報員のノーラ、国立機操開発研究工房の、
ガイスカ工房長、オルヴァー所長などの
新キャラが多数登場したせいもあって
内容のまとめ方が雑な印象があった。

テンポが早過ぎて新型機開発の苦労が今一つ伝わらないのは非常に残念。
せめてエルの実験の失敗シーン、カルダトア大破の流れを
手抜きせず派手に描いて欲しかった。

しかし、ラノベでは想像するしかない
世界観に具体性が与えられるアニメはやはり素晴らしい。
キャラに肉声が、幻晶騎士に色と動きが与えられるのは楽しい。
{/netabare}
★ 第7章「New & Old」脚本:木村暢
{netabare}
今回までに原作は2017年8月現在で既刊の第7巻まで読了。

<エルたち、新開発の機体完成。その成果を国王に認められる>

これからエルの仲間として重要な役柄となるであろう新キャラ、
エムリス王子(CV:小野大輔)登場。

今回も横手氏が脚本を担当していないせいか
新キャラの魅力が今一つ伝わらない印象。
しかしこの話のテンポでは無理もないか。

作画は相変わらず素晴らしい。
模擬戦の魅力は充分以上に伝わった。

ケンタウロス状の幻晶騎士ツェンドルグと専用荷馬車。
原作読んでるときは、それをただ想像するしかなく
アニメで拝めるその形状、色、動きを非常に楽しみにしていた。
今回はその点で大満足。
それ以外の新型幻晶騎士のメカデザ、動きも素晴らしかった。
{/netabare}
★ 第8章「Secret & Quest」脚本:木村暢
{netabare}
今回もせわしない。
原作ラノベ第3巻最後まで一気に描かれた。

第6話から第8話までの3話で原作1巻分消化のハイペース。
残りは5話。
前半(第1~5話)と同じペースで描くのであれば
やはり5巻末がアニメのゴールとなろう。

<エル、魔獣討伐の武勲により幻晶騎士の心臓部の重要機密ゲット。
そしてエルの専用機”斑鳩(イカルガ)”完成>

今回の魔獣、シェルケースの女王は原作読んだときは、
もっと禍々しくおぞましいイメージだったが、
アニメではポップな色調とどことなく
土偶のような顔立ちのキャラクターにちょっとずっこけた。

原作読まないで最後まで観た方がより楽しめたような気がする。

面白いのだが原作での丁寧な描写と比べてしまうと
あまりにも話がとんとん拍子に行き過ぎて物足りなさは感じる。
{/netabare}
★ 第9章「Force & Justice」脚本:横手美智子
{netabare}
<テンポ早すぎるゆえの薄味感・・・これはまるでビールの水割りを飲んでるようだ>

主人公のエルというキャラは、悩まず迷わずでひたすらポジティブゆえ
乗り越えがたき試練や敵キャラの強さ、傲慢さを尺をとって
丁寧に描かないとどうしても物語の印象が
軽さの際立つものになってしまう。
登るべき高い山も低い山に見えてしまい、その点はかなりマイナス。

今回も原作読んでしまったため、
そういった本作の欠点をさらに感じてしまった。

しかしそうではあっても、
横手氏担当回の台詞の方がキャラの内面が伝わる分、ましかな。

また、今回、一番の受難を被ったクシェペルカ王国の王