妖怪で笑いなTVアニメ動画ランキング 13

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の妖怪で笑いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月29日の時点で一番の妖怪で笑いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.2 1 妖怪で笑いなアニメランキング1位
犬夜叉(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (575)
3543人が棚に入れました
犬夜叉と巫女・桔梗は、あらゆる願いを叶えるという「四魂の玉」をめぐる陰謀に巻き込まれ、愛し合いながらも殺し合ってしまう。そして犬夜叉は50年間、かごめが現れるまで封印された。
現代の中学生・日暮かごめはある日、自宅の神社の祠の井戸から500年前の戦国時代(犬夜叉のいた時代)へタイムスリップ。桔梗の生まれ変わりであるかごめは封印されていた犬夜叉を蘇らせ、四魂の玉を再び現世に戻してしまった。しかも玉は無数のかけらとなって飛び散ってしまった。
そのかけらを集めるために旅することになった二人。最初は嫌々だったが、二人は次第に惹かれ合っていく。だがその旅の中で、50年前、犬夜叉と桔梗を罠にかけた張本人・奈落の存在が明らかに。彼らは七宝、弥勒、珊瑚、雲母らと共に、奈落に立ち向かう。

声優・キャラクター
山口勝平、ゆきのさつき、渡辺久美子、辻谷耕史、桑島法子

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

何回見ても面白い!これぞ名作!!

私が小さい頃放送していたこのアニメですが、最近ふと思い出して急に見たくなりました。

*物語
 現代女子高生の「かごめ」が、ある日突然戦国時代に異世界トリップしてしまい、そこで出会った犬耳少年。出会った時は封印されていた彼ですが、「かごめ」によって封印は解け、そしてバラバラに砕け散った四魂のかけらを「かごめ」と共に探すことになります。笑いあり、ハラハラあり、胸キュンありの名作です。

*作画
 この頃だと、普通の作画です。ただ時折酷い作画崩壊が見受けられます(笑)

*声優
 たまに犬夜叉が何言ってるかわからない時がありますが(笑)、皆さん有名な方です。私はこのメンバーが一番ぴったりだと思います^^

*音楽
 OP・EDもいいですが、BGMは場面によって使う楽器も違ったりして個人的にすごく好きです。戦闘時の曲はとてもかっこよく、たまにギャグシーンでもシリアス曲を使用しているときはすごく笑えます。

*キャラの評価
 作者さん、よくぞここまで素敵なキャラを揃えてくださいました!!ほんとに皆いいキャラしてます。敵は敵で超上から目線だったり、阿呆だったりで面白いです。王道が出来上がった根源と思えるくらい?

かごめと犬夜叉と桔梗の三角関係もハラハラしてて好きですが、かごめを犬夜叉とコウガで取り合う姿も好きです(笑) たまに、「犬夜叉はっきりしろよ~」とツッコミたい部分もありますが、それもこの作品の良さなのでニコニコと受け入れて見ています。毎日少しずつ見ていきたい人にオススメです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 0

オキシドール大魔神 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

月曜日のゴールデンタイムの一角だった

当時の月曜日と言えば犬夜叉→コナン→世界丸見えと日テレゴールデンタイムが最高だった。OPはV6にELT、島谷ひとみなど豪華だったし、映像も良かったうえにSEもついていたのがさらに良かった。
キャラは主人公の犬夜叉はもちろん、ヒロインのかごめ、兄殺生丸に元恋人の桔梗、風穴の弥勒に巨大ブーメランの珊瑚、狼の足が速いやつに、奈落になんとか七人衆の敵キャラまで個性があって良かった。まあ奈落は引っ張りすぎたとは思ったが。
勝平や雪野をはじめ、声優もなかなか豪華。
鉄砕牙のバリエーションと必殺技のロマン感と言ったら、当時はかなり興奮したのを覚えている。一番好きだったのは金剛そうはで、終盤はアニメオリジナルだったが、最後に、普段は横凪ぎに振るう金剛そうはを縦振りで放ったのだけは良かったと記憶している。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 10

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆半妖・犬夜叉

今さらですけど、作画が綺麗です♪♪♪~☆

ちょくちょく見てましたが、本腰入れて始めから
拝見中☆

登場するキャラも面白くてやっぱり楽しいです(*^_^*)

序盤は殺生丸と犬夜叉の対決などが見所です。

あと曲がいいです♪♪♪~☆

オープニング「CHANGE THE WORLD」(1話-34話) V6


原作/高橋留美子


アニメーション制作/サンライズ (全167話)


2000年10月16日-2004年9月13日

投稿 : 2024/05/25
♥ : 4

65.2 2 妖怪で笑いなアニメランキング2位
不機嫌なモノノケ庵(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (352)
1702人が棚に入れました
ある日、妖怪に憑りつかれた高校生・芦屋花繪(あしや はなえ)は偶然見かけた連
絡先を頼りに、妖怪祓いを行う「物怪庵(もののけあん)」を訪れる。そこにいたの
は不機嫌そうな主・安倍晴齋(あべの はるいつき)だった。わけあって、そのまま
芦屋は物怪庵の奉公人(アルバイト)として働くことに。
芦屋と安倍の妖怪祓いコンビと妖怪たちの物語が幕を開ける。

声優・キャラクター
梶裕貴、前野智昭、高垣彩陽、大谷育江、日笠陽子、橋本ちなみ、諏訪部順一、立木文彦、一条和矢、てらそままさき、谷山紀章、大西沙織、飛田展男、西村知道、三石琴乃
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

現世と隠世、であいとわかれ、再会の物語

本作において現世(うつよ)とは我々人間の住む世界、隠世(かくりよ)とは妖怪たちが本来いるべき世界という意味の様です。初回から受難続きの高校生の芦屋花繪(あしや はなえ)と妖怪祓いの高校生、安倍晴齋(あべの はるいつき)の二人を中心に、現世から隠世へと旅立てない妖怪達の起こす不思議な事件と、もう一つの世界"隠世"そのものを描く物語の様です。

キャラデザやOP、ED曲を、見たり聴いたりする限りでは、"これはもう女子向けの作品"という印象を受け取られる方も多かろうと思いますが、内容はゲゲゲの鬼太郎の活劇描写を大幅に取り除いた感じで、xxxHOLiCや夏目友人帖などの作風に近いかと思われます。

妖怪の関わる不思議な事件を安倍さんとその奉公人の花繪君が解決していくのが、初回から3話までのパターンでしたが、4話、5話では安倍さんとハナエ君が現世と隠世を行き来するという変わった展開もあり、紋切り型の描き方にはならない模様。2つの世界を交互に描く物語になりそうです。

私は初見では隠世を冥界の様に捉えてしまい、そちら側の世界が描かれる事は殆ど無かろうとか、現世での妖怪払いが中心のお話になるのかなぁとか思っていましたが、嬉しくもあっさりと予想は裏切られ、モノノケ庵の世界観にすっかり魅了されてしまいました。(でも少し肩透かし、隠世回は9話終了時まででは先に述べた2回のみ、ちょくちょくあると私的には面白いのですが‥。)

現世が人や動物の住まう世界ならば、隠世は正に妖怪の住まう世界。隠世の住人の殆どは妖怪の様です。浮世絵を思わせる雲や岩肌、植物などの描写、色彩の表現は異世界感たっぷり。こういった描写は他作品、例えば京騒戯画とかにも見受けられますが、モノノケ庵における、あえて緻密さを廃した描写は、より絵の中の世界という印象を強めていて、うつし世と夢の境といった趣です。安らぎと不安が綯い交ぜになったおぼろげな雰囲気は隠世独特の空気となっていたのではないでしょうか?

毎回ユニークな妖怪が登場し、目を楽しませてくれるのも妖怪好きには嬉しい見所です。中でも1話から登場のモジャは見た目ほぼ毛玉な妖怪でありながら、表情豊かでとてもかわいいです。人間も妖怪も感情の機微がそこはかとなく丁寧に描かれていた様で好感が持てました。(でも花繪君、驚くシーン多すぎ(笑)

以下は各話の視聴感想など
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~1話~
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「妖怪になっても人に尾を振ったり、芸を見せたり、でもその内に気付くんだ‥。誰も自分を見ていない事に‥。」という台詞について。

妖怪でなくたって、自分が誰にも見てもらえないと思って一人ぼっちになってしまう事は往々にしてあり得る事です。孤独が長く続けば、多分それによって受ける苦痛に麻痺してしまって、寂しさすらも薄らいでいくものだと思います。慣れって素晴らしくも恐ろしいものです。ですが、ひとたび誰かに見てもらって、その優しさに触れると、作中の※モジャモジャの様に、そこに依存してしまう気持ちが芽生えてくるのも分かります。妖怪とか子供だったら許せるけど、大人だったら相手の迷惑になる様な甘え方しちゃダメですね‥。

それでもモジャが花繪君に見てもらった時の喜びは、長らくの間がらんどうだったブリキ男にはよ~く分かりました。

※:花繪君に取り憑いた妖怪。容姿からモジャとかモジャモジャとか呼ばれている。
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~2話~
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ギギギの親分登場。親の、子に対する責任、心配などの想いが描かれていました。親子の間柄でなくても、親しくしていた人と言葉も交わさず離れ離れになってしまう事はとても悲しい事です。説教染みているという程ではないですが、ちょっとだけ80年代の教訓を含んだアニメを観ている様な気分になりました。もしかしてお話の構成が古めな感じかも? でもそこはかとない温かさを感じました。
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~3話~
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花繪君、初仕事のお話。今回の依頼人はお地蔵様の様な姿のミツチグラ様。

お寺の娘の藤原禅子ちゃんが登場し、物怪庵の正体も少し明かされ、作品の雰囲気が少し賑やかになりました。物怪庵は茶室そのものが妖怪なのだという。まるで悪魔くんの家獣みたいです。掛け軸を使って意思表示も出来る様で、顔文字まで‥!※どこかで見た気が‥。

お寺が大好きな禅子ちゃんですが、お父さんからは寺を継がせる気はないと言われてしまう。でも花繪君との会話を通じてお父さんの遠まわしの思いやりに気付けた様です。

※:双星の陰陽師に登場する面白キャラ鈩(たたら)、こっちは顔文字だけなのでさらに不思議。
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~4話~
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安倍さんと花繪君、隠世へ行く。2話で少し触れられていた隠世にある薬屋"亀薬堂"を訪ねます。亀薬堂の女主人とそのお手伝い、コウラ様とシズクちゃんが登場。二人とも中々に濃いキャラです。コウラ様はちょっとだけxxxHOLiCの佑子さんを思わせました。シズクちゃんはイモリの妖怪でコウラ様に心酔している様です。両者とも軽くダークなオーラをまとっておられます。

そして花繪君には思わぬ再会が‥。
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~5話~
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モジャ再登場、でも勇敢な行動の末、怪我をしてしまう。子供とか小動物とか、力の弱いものが痛め付けられる描写というものは、いつ見ても嫌なものです。

そして隠世の大物中の大物、三人の権力者の内のお一方、立法様現る。その名の通り隠世のルールを作っている人で、シズクちゃんのお兄さんでもあるらしい。他二人の権力者、司法、行政という人(妖怪?)もいるという。3人とも本名ではない様です。とても落ち着いた耳触りの良い低い声と物静かなたたずまいが美しい(男だけど)。でも結構奔放なお人らしい。

それにしてもコウラ様、立法様まで薬の材料にしたがるなんて節操ないなぁ(笑)さすが妖怪‥。まぁ、立法様を始めとしてモノノケ庵に登場する男性キャラ、皆容姿とか声が綺麗なのでコウラ様の気持ちも芥子粒くらいなら分からないでも無いですケド‥。

終幕、立法様のお許しが下り、花繪君ともう一匹が正式に安倍さんの奉公人に‥ここにモノノケ庵トリオ?カルテット?が結成される。安倍さんの前のモノノケ庵の主についても少しだけ触れられていました。来週からはもっと楽しくなりそうです。
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~6話~
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今回の依頼人は人面ウナギの様な姿のマンジロウ、ある指輪を探して欲しいという。人面ウナギと言うと聞こえが気持悪い感じですが、外見的には割と可愛いです。でも喋り口調は江戸っ子気味。

アベノさんはこれまでに指輪の捜索を3回も試みたが、見つからなかったという。今回はハナエ君もお手伝い。前回の怪我が癒えてないので一緒に手伝う事は出来ませんでしたが、奉公人としてモジャも付いて行きました。

そしてまたしてもハナエ君の不思議な力?の一端が垣間見える。前回モジャを傷付けられた時に発現しかけた手に宿る力と何らかの関連があるのだろうか?とも思われました。

終幕、お礼を言って貰いたいからとか恩を着せる為とかじゃなく、物事の顛末を知る、知らないでは、出来事の印象に大きな違いが生まれます。結果だけ分かっても不思議な事が起きたものだ‥と感じるだけなので‥。マンジロウの想いをおばあさんに伝えようとしたハナエ君の行動は軽率ながらも優しさに満ちていました。

あと気になった事を一つ。冒頭の物怪庵さんの掛け軸に映す文字について、いつもながら女性的で柔和な感じがして和むのですが、"ありがとうねハナエ"という言葉が意味深でした。アベノさんに付いて隠世へ行ってくれた事についてお礼を言いたかったのでしょうか? 他にも込められた想いがあるのかも知れません。
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~7話~
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禅子ちゃん再登場。犬らしきものに噛まれて付いた腕の歯形とあざ(何かの文様みたい)について知りたいと言う。歯形もあざも自分にしか見えず、それどころかあざが付いて以来、妖怪も見える様になってしまったらしい。

禅子ちゃんの腕に付いた歯形と文様が呪いの一種だとしたら、もののけ姫の主人公アシタカが受けたタタリ神の呪いと似た感じで、妖怪の力の一部を取り込んだという意味合いがあるのかも知れません。だとしたら素で妖怪の見えるアベノさんとハナエ君は半妖怪か何かなのでしょうか? アベノさん、人間という言葉に妙に反応するし‥。

新キャラ、ヤヒコも登場し、今までのお話には無い緊張感が‥。お話は次回に続く様です。
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~8話~
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人同士でも長らくの間離れていると、相手の心が別れた時のままであるのか不安になるもの、ヤヒコはアベノさんのたった一言で疑念を払拭出来ました。信頼しているのだから一言答えが返ってくれば満足だったのでしょう。良い話だったと思います。

後半は鳥妖怪ジョウマツとアンモ姫の恋のお話。散々皆が苦労して心を砕いても、アンモ姫の気まぐれで結局振り出しに戻ってしまいました。ジョウマツ報われぬ‥。いっその事アンモ姫なんかうっちゃって別の相手を探した方が良いかも知れない。ジョウマツには多分無理だケド‥。

そろそろ隠世回が観たいと思ってしまいますが、次回も現世。でもモジャが出るので楽しみ。
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~9話~
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今回も依頼解決のお話。依頼主の横柄さへの反応に、アベノさんとハナエ君の度量の違いが、ところどころに見えてしまうお話でした。アベノさん、これでもハナエ君と同じ16歳。経験値の違いも大いにあると思いますが、人間に対する無関心さも手伝っているのかもしれません。でもそういった厭世的な性格もハナエ君のおかげで徐々に変わりつつあります。今後の両者の成長に期待。

モノノケ庵の依頼解決のお話は今回に限らず、今のところ全て、バトルなどに寄らず言葉で解決する点に好感が持てます。隠世回は待ち遠しいけれど、モジャも頑張っていたし、満足のゆくお話でした。
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~10話~
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今回は依頼のお話ではなく異変のお話。突如として巨大化したヤヒコ、その原因を探っていく内にノボウという妖怪に出会います。

ノボウさんは一つ目の案山子の様な姿の妖怪。自分と似た姿をしている本物の案山子を親しみを込めて友人と呼びます。でも相手はただの案山子、何も答えてはくれません。

私は中学生の頃にたった400円で買った肥後守ナイフを今でも身近に置いているのですが、このナイフ、すこぶる役に立つもので、工作に使えるのはもちろんの事、野菜やハーブの収穫、パンを切ったり、郵便物の梱包を解いたりと縦横無尽に活躍するのです。さすがにナイフに話しかける事はしませんが、このナイフを紛失してしまったら私は悲しむでしょう。新しいのを買えば?とかそういう問題ではないのです。何百回も研ぎ、何千回も役に立ってくれ、刻まれた思い出と共に魂の様なものがナイフに宿るのです。このナイフを見るだけで様々な事が思い出されます。それは自分の記憶を分けたもの、外部記憶装置としての性質さえ帯びてくるのです。ナイフが死ねば自分の一部も死にます。

なので私には作中のノボウさんがただの案山子を"友人"とした事、その案山子を助けられず失った時の悲しみも手に取る様に分かるのでした。でもこれはモノのみならず、人に対しても言える事です。強く愛しているものがいなくなった時、人は自分の一部を失います。また、強く愛しているものを傷付けてしまった時、深い後悔が残ります。そうなった時、その悲痛を補おうと人は癒しを求めますが、それが何であるかはひとによりけりです。人であったり、動物であったり、あるいはモノであるかも知れません。でも、もしいつまでも傷が癒されなければ心は沈んでいくものです。ノボウさんのいる泥沼みたいな所に‥。

作中では幸いな事に、ハナエ君とアベノさんがノボウさんの悲しみを補ってくれました。たった一言でも救われる、そういう事もあるのだと改めて考えさせてくれる、救いの見出せるお話でした。
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~11話~
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今回の依頼人は盲目の妖怪トモリさん、モノノケ庵に代理としてやってきた猪柄嶽夕日滝翁神(いのがらたけゆうひたきおぎながみ)こと翁様の案内で、アベノさんとハナエ君はトモリさんの元を訪れます。

隠世払ってもらう事を望むものの、現世への愛着を持ち続けているトモリさん。彼女への思いやりから、ハナエ君はまたも無謀な優しさで自分の視力(妖怪を見る力だけ)をトモリさんに渡してしまいます。トモリさんはハナエ君の視力を借りる事で自らの視力を取り戻せるらしいのです。

かくして妖怪を見る力を失ったハナエ君ですが、いつまで経っても視力は戻ってきません。そんなハナエ君に対し「お前はやめろ」と冷たくはねつけるアベノさん。しかし一方で解雇は保留という言葉も‥

後半、隠世に再び足を踏み入れたアベノさんですが目的は不明、私にはハナエ君の視力を元に戻すのが目的なのではと思えました。でも戻せる保証は無いから何も言わないというのが、アベノさんなりの優しさなのかも知れません‥。

今回に引き続き次回も隠世回、ギギギの親分も再登場する様です。

毎回目まぐるしく物語が展開するのではなく、時たまにこの様な波が起きる運びというのも味わい深いものがあります。
{/netabare}
~12話~
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現世と隠世に分かれてそれぞれに行動するアシヤ君とアベノさん、アシヤ君の行く先は禅子ちゃんのお寺、ヤヒコの力を借りて視力の回復を試みる様子。一方隠世のアベノさんは立法様との会談を経て、オタマジャクシホン(笑)によるシズクちゃんからの連絡を受けて、向かう先は亀薬堂、そこでアシヤ君を慕う妖怪たちの思いを組んで、彼らの助けを借りる形でトモリさんの居所を突き止めます。

結局のところ、事態は殆ど進展せず、間延びした感じの、内容の薄いお話という印象でした。楽しみにしていた隠世回であるだけに少し残念‥。

あとちょっと気になったのが、立法様の"じゃない?"とか"したの?"という語尾。オネエ言葉っぽく聴こえてしまい妙な違和感が‥。前回と比べて印象がかなり変わってしまいました。物腰柔らかな青年の様な、老人の様な、捉え所の無い雰囲気が浮世離れしていて、そこはかとない威厳があったのですが‥

最終回に期待したいと思います。
{/netabare}
~13話~
{netabare}
隠世回でカピバラ妖怪ゴイチダといざこざが起きた時に発現しかけた力については最後まで触れられる事はありませんでしたが、今回のお話でアシヤ君の妖怪を見る力について一定の解釈が与えられました。

誰にも見てもらえなかったモジャにとって、アシヤ君は最初に見てくれた人、これまでアシヤ君と関わってきた他の妖怪たちよりも一層深い愛情があったのでしょう。アシヤ君に見てもらえなくなったモジャの寂しい想いはアシヤ君にしっかりと伝わりました。

見てくれる人の想いが伝わって、その人の事が見えるようになるというのは妖怪話じゃなくてもありそうな事‥。素直に感動出来るお話でした。

妖怪(ほぼ)総出演、物怪庵さんの優しい人柄?もまた一つ垣間見れて、正に大団円という形できれいに下りた終幕でした。
{/netabare}

妖怪物語にありがちな活劇描写やギャグ描写などが殆ど無く、人や妖怪のもつ優しい気持ちが素直に語られる心温まる作品でした。

新たなお話の幕開けを期待したいアニメです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 22

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白かった(少なくとも毎回「次回も観よう」と思えるくらいには)。

マンガ原作らしいのですが、原作は未読です。

「夏目友人帳」同様、モノノケの類が「見える人」と「見えない人」がいて、主人公の芦屋花繪(あしやはなえ)や物怪庵(もののけあん)主の安倍晴齋(あべのはるいつき)は「見える人」、その他の登場人物はいまのところ「見えない人」であるようです。

モノノケたちのデザインが、夏目友人帳に例えると「大物」みたいなおっかない感じではなく中級や小物くらいの愛嬌があってなかなか良いですね。

まあ、今後おっかない奴も出てくるのかもしれないんですが…。

普通に主人公が(精神的に?)成長するタイプのお話だと思うので、気楽に観ていこうと思います。

2016.10.21追記:
放送終了時に観終わっていましたが更新を忘れていました。良作。普通に面白かったです。(曲調は全然違いますが)ED背景アニメは『ウィッチクラフトワークス』方式で登場キャラが増えていって、楽しかったですね。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 22

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

モノノケって可愛いんだな。

物の怪を題材にしたアニメって、
物の怪を退治したりするアニメとか、自身が物の怪だったりとか、いろいろあるけど、

このアニメは物の怪を助けるって感じで、
しかも出てくる物の怪が皆いい奴でした。

言ってしまえば、良くある内容の作品ですので、目新しさもなく、
極端にトラブルになったりとかないので、平凡に観れるアニメかな。

基本、妖怪を助けてあげる・相談に乗ってあげる系の話で、ほっこリ温まる話もあり、
笑ってしまうような話もあり・・・

物の怪とはいえ、ゆる~く可愛く描かれているので、ちょっと女子向けかな。

白いもふもふした妖怪 通称:もじゃ
狐や少年の姿に変えられる妖狐 ヤヒコなんかは

可愛すぎて可愛すぎて・・・

ただ、さっきも書いたけど、よくある内容であって、
比較してしまうと、友人帳のが上かな~って印象。

1クールで観やすいとはいえ、退屈と思われる方もいると思う。

さらっと流して観れるアニメではある。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 9

70.1 3 妖怪で笑いなアニメランキング3位
地獄先生ぬ~べ~(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (322)
1956人が棚に入れました
童守小学校に赴任してきた5年3組担任の鵺野鳴介(通称・ぬ~べ~)。
普段の彼は、ドジでおっちょこちょいなところはあるが、どこか憎めない愛すべき先生として生徒たちに親しまれている。
しかしぬ~べ~には、日本でただ一人の霊能力教師という、もう一つの顔があった。常に黒い手袋で覆われている彼の左手には、この世ならざる存在――悪霊や妖怪などに直接触れて、浄化することのできる最強の力「鬼の手」が封印されているのだ。その力は、かつてある生徒を救うため、わが身を賭して封じ込めた地獄の鬼のものだった。子供たちが〈闇の住人〉に襲われ、危機にさらされた時、ぬ~べ~必殺の「鬼の手」が闇を切り裂き、魔を祓う!

声優・キャラクター
置鮎龍太郎、藤田淑子、笠原留美、冨永みーな、根谷美智子、田中一成、浦和めぐみ、本多知恵子、白鳥由里、森川智之
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

細川美樹の乳揺れに並々ならぬこだわりを感じる ★4.545点

1996年4月 土曜日19:30~ テレビ朝日系で放送された作品
全49話


原作にあった男子生徒が女子生徒の下着になっちゃって汗と涎と鼻血でグショグショになりながら股間をべろべろ舐める話が強烈すぎてアニメの方は印象が薄かったのですが、全話見返してみたらすっごい良かったです。


やっぱり鬼の手のデザインが秀逸です。
骨ばった外郭に筋肉の繊維を思わせる表面がグロテスクと格好良さを併せ持っていて好きです。
最近だと進撃の巨人の50m級巨人みたいなデザインって言ったほうが分かりやすいのかもしれません。
他の妖怪のビジュアルもよかったです。特に「はたもんば」は個人的グッドデザイン賞でした。


あとは主人公、鵺野鳴介のキャラクターがよかったです。
これが教師の理想像、とまではいきませんが「生徒を守る」という確固たる決意にブレが無く、自分より圧倒的に強大な神にすら臆すること無く立ち向かう姿勢がカッコ良かった。それに至るバックボーンもいい話でした。


【総評】
全体的には、基本1話完結のエピソードをTVアニメという枠組みで上手く構成していて作画も年代を考えればかなり安定していた印象。
原作と比べて演出や表現方法はかなりマイルドになってはいるが作品の世界やメッセージ性を損なうほどではなかったと思います。
アニメでは鬼の力を開放するとき手袋に「鬼」の字をモチーフにしたマークが出ているんですがカッコイイ演出だと思いました。


以下、好きなエピソード

第2話 トイレの花子さんが出たぁ〜っ!
{netabare}学校の怪談定番のトイレの花子さん回
戦争で亡くなった哀しみからさまよい続ける話はありきたりながらもいい話だった。実は地縛霊と浮遊霊の2人いたっていう2段落ちもよかった。
あとヒロインの郷子ちゃんのパンツ!パンツがみえるんですよ!!!{/netabare}

第13話 教室が凶器に変身!?妖刀はたもんばの呪い
{netabare}上記でも少し話した「はたもんば」の回
とにかくはたもんばのビジュアルが怖くていい!原作ではもっとエグい絵でトラウマになった人も多いはず。
最強の鬼の手が一回敗れてしまうのも印象的でした。{/netabare}

第15話 ゆきめリターンズ!真夏の冷凍大作戦
{netabare}No.1ヒロインゆきめちゃんメイン回
ゆきめちゃんのぬ~べ~Loveが全面に出ててとってもかわいかったです。
自分のせいでゆきめを消してしまったと勘違いしたぬ~べ~が号泣してしまうシーンもぬ~べ~のどうしようもない人の良さが出ていてよかった。{/netabare}

第25話 しあわせパニック!涙に消えた座敷わらし
{netabare}みんなに幸運を運ぶ座敷わらし回
座敷わらしのマスコット的な可愛さとほっこりとするような話は物騒な話の多いぬ~べ~では珍しい回だったのではと思います。{/netabare}

第34話 今明かされる禁断の過去!鬼の手誕生の秘密!!
{netabare}一生のうち一番霊力が下がってしまう日に鬼の封印が解けかけてしまう回
生徒を助けるためにかつての恩師を鬼とともに封じ込めざる得なかった過去。なぜ生徒を助けるのにここまで執着するのかが分かるいい回だった。{/netabare}

第39話 死の底からの復讐!出るか?鬼と妖狐の合体奥義!!
{netabare}ライバルとの共闘は定番だけどやっぱりいいね回
鵺野に勝つためには愛の力が必要だと思った玉藻は生徒一人を犠牲にして街を救い人々の愛を得ようとした。すぐに間違いとわかり生徒を救うためにぬ~べ~と協力する展開が熱くてよかった。かなり作画がいい回で迫力もあった。
あと前半の健康診断のシーン、でっけぇな・・・{/netabare}


あっ!タイトルに言及するのを忘れていましたw
隙あらば美樹の胸を揺らしていましたねwww作画陣に美樹好きがいたんでしょうか。とってもいいと思います(ニッコリ) 

投稿 : 2024/05/25
♥ : 10

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ドジで金欠なオカルト男は、鬼の手を持つ頼れる先生!!

90年代を代表するジャンプアニメの一つで、劇場版やOVAもたくさん出ている人気作『地獄先生ぬ~べ~』

劇場版で「ゲゲゲの鬼太郎」と抱き合わせ…こほん。オカルト・妖怪合わせで同時上映されていたようです。
近所の学校では夕方から夜にかけてお祭りがあって、毎年暗くなるとバックネットにスクリーンを張り、
子供向けの映画を放映していました。確かこれもあったはず。その時期だとデジモン、ポケモン、ワンピース
なんかもあった気がしますね。近くなので毎年行ってたのですが、子供たちがキャッキャと楽しそうでした^^

格好いい先生キャラクターは沢山いますが、そんな中でも彼を一番に挙げる方は多いんじゃないでしょうか。

主人公「鵺野鳴介」は霊能があるオカルトめいた変人で、事あるごとに生徒におごり金欠で苦しむ計画性のなさや
同僚の美人でセクシーなボディコン先生にメロメロだったり(学校にそんな風紀を乱す人が居るのは置いといて)
オッチョコチョイでだらしない所があったりと、生徒にも少し馬鹿にされながら友達感覚で親しまれています。

でもいざという時は危険を顧みず生徒たちの前に立ち勇敢に戦い、親身になりアドバイスをくれる、そんな先生。

原作からの変更点や放送時間に合わせた残酷描写やお色気シーンの軽減こそあるものの概ね原作順守でした。
原作より明るい雰囲気でギャグの量も多かったですね。メインのターゲット層が小学生だったのが大きいかな。


原作の妖怪や表現は怖かったですね~

七人ミサキ、海難坊子、逆さ学校、怪人A、ハタモンバ、人喰いモナリザ、てけてけ、メリーさん、疫病神、
赤いちゃんちゃんこ、くだん、死神、寄生虫、麒麟、木登り幽霊、枕返し、口裂け女、千鬼姫、などなど…。

鬼の手にまつわる話がかなりシリアスなのですが、全48話+SPで終わりなので、OVAや劇場版で補完します。
放送では無いですが鬼の兄妹が出てくる話など、原作でも人気が高いキャラにまつわるエピソードがあり、
テレビ放送の佳境にあたる話や要所要所で雪女の「ゆきめ」は大活躍でした。流石メインヒロイン(笑)

他にも人気が高い「玉藻京介」や「葉月いずな」が目立つものの、この作品の凄いところは通常回である
“生徒のお悩み解決回”が秀逸だということ。実は印象に残るエピソードはほとんどこっちだったりします。
レギュラーキャラである5人の小学生含め、生徒たちは魅力的な子ばかり。私は美樹より郷子がエロいと思う。

好きなヒロインはアニメ第31話「誰にも言えない目玉の恐怖!!天才バイオリニストの大罪」の篠崎愛ちゃん!!

んっ? 篠崎愛!? はぇ~…こんな名前だったっけ。確かに「あいちゃん」って言ってた気がするのだ~。


『地獄先生ぬ~べ~』は今でも生徒の世代になり続編が続いているので(スピンオフ『霊媒師いずな』も)
懐かしい方は記憶を呼び覚まして『地獄先生ぬ~べ~NEO』まで追いかけるのもオツなんじゃないでしょうか。

.
.
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.
.


この世には、

目には見えない
闇の住人達がいる。

奴らは時として牙をむき、
 君達を襲ってくる。

彼は、そんな奴らから
 君達を守る為、
地獄の底からやって来た、

―正義の使者―


…なのかもしれない。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 23

負け猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こういうのも名作だと思う

OPが一度聞くと中々忘れないテンポの良いもろに子供向け!
といった感じでしたね^^
EDはまさかのB'zが歌ってるしwww


主人公は左手に鬼を封印しており、教師で霊能力者という変わった設定w

どの世代にも通用するであろう、
妖怪や幽霊をメインにした現代風怪談のストーリーはかなり面白い。
(ホラーものとして今見ても面白いと思いますよ^^)

コメディ風に語られる話もあれば、本気で怖い話もあり
妖怪、幽霊、神様と幅も広い。
(妖刀はたもんば は結構トラウマだったなー)

原作がジャンプで連載していた事もあり、
しっかりとライバルも存在しバトルものでもあったりするwww

原作では結構エロいシーンが多かったけど、
アニメは子供向けに作られているのでかなり抑えている。

お気に入りキャラはもちろん
ゆきめ ですよー^^

投稿 : 2024/05/25
♥ : 4

71.0 4 妖怪で笑いなアニメランキング4位
繰繰れ!コックリさん(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (925)
4856人が棚に入れました
コックリさん
 コックリさん
  おいでください……

それは禁じられた遊戯(あそび)
けっして一人でやってはいけない
コックリさんがやってきて
あなたに取り憑いてしまうから―――

自称「人形」の市松こひなが、あやしげな術で狐の物の怪“コックリさん”を呼び出した!
しかしコックリさんがどんな「質問」にも答えられたのは昔の話。今は某検索エンジンに頼るも実はデジタルが苦手。取り憑くはずが一人ぼっちのこひなを心配して献身的に家事をこなす姿はまるでオカン。おまけにこひなを溺愛する犬の物の怪“狗神”とダメオヤジな化け狸“信楽”も棲み憑いて、コックリさんの苦労は3倍に!?
デンパ少女とときにイケメンたまにモフーンな3匹のアニマルが織りなす、非日常系モフモフコメディ‼

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

一日三食50品目!!!繰り返せ!!

放送中間に合わなかったけど観たかったので1日で消化♪

こひながコックリさんを呼び出すとこからお話がはじまります。

ドタバタしてて、ほのぼのしてて、
キャラが可愛くて、おもしろくて、
なんだか暖かいなぁ〜♪って思いました。

コックリさんの声の小野さんがすごくよかったです。
おもしろかった!

あと、こひなもこひなの喋り方も
そしてなによりカップ麺を食べる姿が超可愛かった♡
カップ麺食べたくなりましたっw

嫌なキャラもいなくて
こひな、コックリさん、狗神、信楽
この4(人)の生活がおもしろくて微笑ましいそんなギャグアニメですd(>ω<*)

2期作らないかな〜・・でも1クールだったからよかったのかな〜・・
けどもうちょっと観ていたいな〜。とかも思いましたっw
ED曲結構好きかも♪

気楽になにか観たい時にオススメですヽ(*´∪`*)ノ"

投稿 : 2024/05/25
♥ : 76
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シュールでほのぼのな物の怪コメディー。後半意外にハートフル

小学生の電波系ぼっち少女こひなと、こひなの周りに集まったコックリさんら物の怪たちの愉快なコメディー。
自分を人形と称し「かぷめん(カップ麺の事)」をこよなく愛するこひな中心にユニークなキャラクターがドタバタコメディーを繰り広げる。
基本ユルーいギャグコメディーで時にシュールな感じ、しかし時折り意外にハートフルな話あったり、侮れない良作。

かなり独特のシュールな雰囲気と、大きなストーリーの無いユルい作風なので、やや好みが割れそうです。
構図は「女性向けの逆ハーレム」とも取れるが男性視聴者が観ても楽しめそう。
比較的広範な方々にオススメ出来る、良質なコメディー作品です。


{netabare}『物語』
キャラクタードラマなので、強烈な個性のあるキャラクターが増えていく程に面白くなっていく。
ギャグの一つ一つは抜きん出て笑える程ではないが、終始安定してクスリと笑えました。
コックリさんが女体化したりと(男性向けの)萌えも完備♪

冷静に見ると「女子小学生一人に対して大の大人達が集う、逆ハーレム」という結構ヤバイ構図。
オカン気質なコックリさんなんて、この手の少女漫画寄り作品の定番…
という構図なのだが、市松こひなのあまりにもユニーク過ぎるキャラクターの為か、ソレを感じさせなかったのが凄い。

本作は「冷静に見ると結構ヤバイ」危うさが見え隠れしてます。
こひなの境遇とか、一歩間違えばシャレにならん鬱設定とも思えるが。
…とにかく楽しい。非日常的なのに日常的な存在のコックリさん達のドタバタな日常によって、シュールさとハートフルさが合わさり、とにかく終始楽しい雰囲気が崩れなかったです。

基本呑気だが、ニート狸の信楽がこひなに知られぬように悪霊?始末する話で少しドキっとした。
コメディーだけど物の怪作品でもあると思い出させてくれ、若干のスパイスになったエピソードだった。

その後もユルーくかつシュールなコメディー繰り返しつつ、後半には思わぬハーフルでホロリと来るエピソードが2回控えていてビックリ。
恋人をいつまでも待ち続ける幽霊少女の話は、幻想的で美しい恋愛話で非常に良かった。
最終話も少しホロリとさせるハートフルな良エピソード、本作全般の評価好意的になりました。
それでも過度にお涙頂戴では無く、基本はシュールギャグな雰囲気を崩さないのも良い感じ。

総じて
独特のシュールさを持ったユルめのギャグコメディー
抜きん出てはいないが安定感あり
少しホロリとさせるハートフルもあって侮れない
基本的に安定して楽しめた、良質なコメディー作品でした。
キャラクタードラマなので、キャラクターに魅力を感じるか否か、かも。


『作画』
こひながほぼ常にディフォルメされているが、可愛い。
稀に作画解放された際の美少女っぷりは半端無いです!
コックリさんらのキャラ作画は普通に良い方。温泉女体化はかなりの美人♪
本作の作画評価では、背景にも注目。
こひなの家や、紅葉の描写など、物の怪ファンタジーとしても世界観に引き込んでくれる良作画な点を評価。

『声優』
極めてユニークな市松こひなを広橋涼さんが好演。
コックリさんの小野大輔さん、狗神の櫻井孝宏さん、斎藤千和さん、信楽の 中田譲治さん等々、主要キャストのハマリ役の度合いが非常に高い。
極めて個性派揃いの掛け合い、キャストの好演が大きいです。
女体化コックリさんの白石涼子さんは綾崎ハーマイオニーを彷彿としましたw

ベテランの中田譲治さんは信楽が幼児化した際、まさかの少年声!
わ、若い!?声優さんって凄いと思った…。(中田さんに驚いたのが4.5点評価の理由)

『音楽』
OP「Welcome!!DISCOけもけもけ」が極めて印象的でアメージング♪
耳にこびりついて離れない楽しい曲ながら、きちんとキャラ紹介や作風象徴した良主題歌です。
BGMも基本ユルめで時折りハートフルさもしっかり出ていて良質。

『キャラ』
極めて個性派なキャラクタードラマなので、キャラ評価が本作の評価同然。
市松こひなは無感情な人形…と見せて実は年相応の女の子らしいいじらしさも垣間見えたり、非常に可愛い。
あらゆる不条理やネガティブを全く感じさせないのは、間違い無くこひなのキャラのお陰だろう。
本作の独特の作風は市松こひなを抜きにしては成立しない、その意味で外せない主人公です。

コックリさんの男性オカンキャラは女性向けハーレム作品の定番ながら、その苦労症っぷりが本作のコメディーを牽引。
狗神のウザさや信楽の胡散臭いニートっぷり等々、女子小学生の周囲に居て良い大人じゃない!
…なのに次第に異和感感じ無くなっていくのは彼らのユニークさ故かも。
信楽はこひなに内緒で悪霊始末したり、時に渋い大人の魅力もあった(ほんと、稀にだが)

どう見ても宇宙人な山本くん(立ち位置的にはクロマティ高校のメカ沢君に似ている)や、ツンデレなジメ子さん、ある意味ヤンデレな猫妖怪タマなど、回が進む程に面白いキャラ増加。
…4.5かちょっと迷うところ。
個性やインパクトはバツグンだけど、抜きん出て好きなキャラは居ないので。{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 38
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

市松人形と毛も耳男・犬・穀潰しの寂しがり屋敷 ⑩おいでませ ~追記、会議は終了したような気がします~

(会議の続きをのぞいては2014.12.28 19:55)

コックリさんの嘆き{netabare}
と思わせてオレの嘆き、をコックリさんボイスの嘆きでお聞きください。

「なんでオレの歌がENDじゃないんだよ~~~!
 割と落ち着いたリズムのディスコミュージックだろ~

 そりゃ、ロザ○ン2とかOPでやってるのもあったよ
 けどぉ、この作品は心温まるギャグアニメだろ?
 オレはこひなをはじめ、みんなに幸せな気分を味わって欲しかったんだよ~

 終わりよければ全て良し、オレの歌なら全てまるっと収まる
 いや、別にえんでぃんぐテーマが悪いってわけじゃなくて、
 こう、幸せな気分でい続けて欲しんだよ

 そうだな、こひなや、こひな?あとは、こひなに幸せでいて欲しいんだ
 ちょっとぐらい変わってたって良い
 明日を楽しみにできるような、そんな日々を送って欲しいだけなんだ

 そのためには、あれだ
 ごほん、やっぱり、この超美形な物の怪であるこのオレが、
 最後、送り届けるのがいいと思うんだ
 みんな幸せになる
 そして、オレも幸せになる☆
 万事丸く収まる

 最高だ♪」
{/netabare}

いつもサンデーナイトフィーバーでふぃばりたかったw

今期の癒しだったのに、これから何に癒してもらえばいいのか。





さて、コックリさんが最終回を迎えて一週間。
何を書こうか悩んだあげく、とりあえず言いたいことは言ったので、
他の下書きは削除。

結局思いつかなかったので、ノリで書きます。

おもろかった~☆☆☆☆☆

コックリさん、この作品だけのいいところは、
キャラです。
あと、ところどころ古風なネタが使われているトコええ♪

もはやそれだけです。

ギャグやパロの好き嫌いが分かれそうな作品です。
雑誌の垣根を越えたパロ具合はあっぱれw
テンポが淡々としていて、すごい心地よかった。

ということで、どうキャラを好きなのかでも語るか。

市松こひな、
カプ麺中毒っぷりがおもしろい所と思われがちだが、
感情豊かな人間だよね。かわええし、将来が楽しみです♪

コックリさん、
主夫で心配性なところがやっぱええ☆
{netabare}女の呪い回は試されましたw※
髪の毛回も良かったw アンチエイジングネタも豊富wwwww
{/netabare}モフモフとしてかわええ♪

犬神さん、
ストーカー、妄信的な溺愛っぷりも素晴らしい。
{netabare}女番犬神さん、ありです。※{/netabare}
逞しいです。

信楽、
屑とイイ人のギャップがええ。女好きっぷりが逞しい。
イイ人ver.だけならテライケ麺♪

ジメ子さん、
方向が変な{netabare}ツンデレ。{/netabare}

猫神、じゃなくてタマ、
かわええ♪ 犬神さんとは方向が違う危うさもステキ☆
猫語かわええ♪

ナレーター、
うまい!!!!!

以上。

・・・うん?
※これから会議が行われます、長くなります※
{netabare}
HKB31 第1回会議 「女番コックリさんはありか」
出席者
H=変態だが男はなし、K=かわいいは正義、B=馬鹿

H「番であってるのか?ver.なら良かったか」
B「何でもええやん」

H「まず先に簡単な問題から済ませよう、犬神は、ありだ」
K「ありに決まってるだろ!男じゃない!!」
B「かわええ♪」

H「では、コックリさん(女)についてだ」
K「ありでしょ」
B「女狐め!」

続き





・・・HKB「うん?」

ドン!!! ガシャン!!!! パララララ・・・





A「制圧した、ゴミは片づけた」
B「オレの名を騙るたぁ、ふてーやローだ!」
C「いくか」

<ABC会議 じゅっかいめぐらい>
A=エース気取り、 B=バカ、 C=ちゃっかりん♪

A「かなり時間が過ぎて何を話していたかうろ覚えだが、あれだな」
B「ああ、ありか、なしか、それだけだ」
C「建前上はなしだ」

A「心の赴くままに、それを貫く、それが答えだ!」
B「考えるな、感じるのだ!!」
C「アレがあるかないかでいいのか・・・」

A「正直どう思った?」
B「アリだ!」
C「男ver.の記憶がなければな」
B「うっせー!!」

A「そうだ、そこが大事だ」
B「かわいいは正義!」
C「らんまがアリかナシにも繋がるな」

A「正直、内容を無視して鼻っから女だったら何も問題なかった」
B「かわいければ問題ない!」
C「アリかナシか・・・」

A「考えたくはないのだが、今まで気に入ったキャラにアレがある、あったと思うと厳しいな」
B「そんなの考えねぇ!!!!!」
C「・・・会議やめようか?」

ごにょごにょ

ABC「どうする?始めたからには終わらせないとな。そんなの関係ない!ああ、からくりサーカスで学んだことだ、見届けなければ。けどぶっちゃけどーよ?アリだ!!おまえは黙れ。どうすっかなぁ、かわいいは正義とか言うゴミみたいな言葉があるよな。女は正義!おまえは黙れ。かわいい女の子は正義だよな??・・・あんまり考えすぎるとヤバいからやめようぜ。ああ、戦略的撤退も必要だ。逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ!!逃げないからダッシュする!!!!!」

ごほん

A「決まったな」
B「100%女が好きだ!!!」
C「ああ、走るか」

A「答えがないから国語が好きだ!」
B「答えが一つだから数学が好きだ!! 0点でも!!!」
C「答えは君の中にある!!!!」








・・・だっしゅだーっしゅだしゅ
きーっくえーんどだしゅ
いつかきめるぜえろえろしゅーと~
そのときの~
おんなが~
すーぱーひろいんだ~




{/netabare}




一話観た感想→{netabare}

『市松人形とケモ耳男の寂しがり屋敷 ⑩1話感想おいでませ』
物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0


バンブーブレードのたまちゃん ARIAのアリス などなど
の声が好きな人が吸い寄せられる作品

開始直後 OPテロップが流れているときの風景と色使いを見て最後まで観る
とマイソウル(亡霊、あるいは知らないどなたか)に誓った。

とりあえず1話はちびっ子とケモノ耳のイケメンの出会いとじゃれ合い。

市松こひなは自称人形、エネルギーは・・・
一応コックリさんは狐の物の怪らしい。

EDは女性向けの刺激臭をスンと香らせるが
あれは作者が好きな皮を被らせ それにあった色っぽい声を乗せただけの
ギャグやコメディーや日常が好きな同類のバカを呼び集めるお祭りだ。



{netabare}ルドルフとイッパイアッテナ{/netabare}を思い出した。あの絵よかたな。
二度と使われるネタじゃないけど。

作品の雰囲気を醸し出そうとした感想は最初のnetabareの上まで。

いつも思う。調理、料理の描写がステキな作品はイイ作品だと。
お腹空いた。→脱線{netabare}
コックリさんでも幽霊でも悪魔でもいいから、
ホウレンソウと卵(+5品目ぐらいのお野菜)が入った鍋焼きうどん作ってくれないかな。
うどんをお箸でもったら切れそうなぐらいの煮込み具合で。

卵粥でもいい。
できればなんかで出汁取って。油っぽくないやつで。魚介類がいい。

卵は3つぐらいがいい。1つはかき玉、2つは完熟の直前ぐらいで。
生は胃腸に良くないが、半熟のとろとろ感も楽しみたい。

その2つがダメなら、白いご飯と豆腐がたっぷり入ったお味噌汁と納豆とお漬物かおひたしでもいい。
お味噌汁の具は豆腐、ネギ、ワカメがベストだが、豆腐が入っていれば文句を言わない。

体に優しそうなたんぱく質がほしい。
ビタミンもほしい。

薬などに頼らずも体調が良くなる栄養を美味しく取りたい。{/netabare}

静のシュールギャグホームコメディかな。
ところどころバイオレンスw
小女とイケメンの親子(風)をたんたんと楽しめる人ならいいんじゃないかな。{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 29

65.4 5 妖怪で笑いなアニメランキング5位
幻想魔伝 最遊記(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (161)
1043人が棚に入れました
文明と信仰の源・桃源郷。しかしその桃源郷が今、大妖怪『牛魔王』の復活を目論む何者かの出現によって暗雲が立ち込める。牛魔王蘇生実験の影響は負の波動となって大地を覆い、突如として自我を失い狂暴化した妖怪たちが次々と人々に襲いかかってきたのだった。
事態を重く見た天界では、『北方天帝師・玄奘三蔵(ほっぽうてんていし・げんじょうさんぞう)』に牛魔王復活阻止の命を下す。そして、妖怪でありながら負の波動にも犯されない『孫悟空(そんごくう)』、『沙悟浄(さごじょう)』、『猪八戒(ちょはっかい)』の三人とともに遥かなる西域『天竺国(てんじくこく)』を目指す冒険が始まる!!

声優・キャラクター
関俊彦、保志総一朗、平田広明、石田彰、草尾毅、皆口裕子、松本大、茂呂田かおる

koaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最も遊ぶ西遊記

『西遊記』をモチーフにした「最も遊ぶ西遊記」

舞台は桃源郷。
かつては、人間と妖怪とが共存する平和な世界だった。
しかし、500年前に天竺国・吠登城に葬られた大妖怪「牛魔王」の
復活を目論む者の影響で、「負の波動」が桃源郷全土に広がり、
妖怪達は突如として自我を失い、凶暴化して人間を襲い始めた。

この事態を重く見た観世音菩薩は三仏神を通じ、玄奘三蔵に
孫悟空、沙悟浄、猪八戒らを連れて西へ行くように命じる。
こうして4人はジープ(白竜)に乗り、西を目指す旅が始まる。


やたらと口と目つきのわるい三蔵法師が
銃をぶっ放してるのを見て衝撃を受けたが
ちゃんと見てなかったので、改めてちゃんと見た。
いやぁ~面白かったぁ~
それぞれの過去に暗い記憶を持たせてるところも
ストーリー的に面白さを倍増させてる。

ところどころで見え隠れする、忘れた記憶・・・
『最遊記RELOAD -burial-』と『最遊記外伝』でわかる
これがまた泣けるぅ~
シリーズ通して楽しめて、大満足でした。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 5

イツキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

幻想魔伝 最遊記 の感想

かつて世は、人間と妖怪とが共存する桃源郷と呼ばれていた。しかし、禁術とされている「化学と妖術の合成」によって牛魔王蘇生実験が計画され、その影響を受けた妖怪たちが一斉に凶暴化を始めたのだ。
かくして、牛魔王蘇生実験阻止の命を受けた三蔵法師は、孫悟空、猪八戒、沙悟浄を連れ、西の天竺国を目指す物語――…

物語は、おなじみ「西遊記」をもとにしたアクションコメディと言ったところだろう。
時代は、中国の首都が「長安」と呼ばれていた頃――だからと言って、何故煙草や銃やブラックカードがあるのかと突っ込んではいけない。
登場人物は全員男だが、決してBLとかではない。
もう一度言う。
この話は決して、BL等ではない。

始終目立つのは、三蔵法師一行によるノリツッコミやボケ、そして、道中現れる妖怪退治(常に妖怪達が負けるフラグ)だが、登場人物4人は何かしら心に闇を抱えて生きている。
過酷な現実を身を以て知っているから、彼らは決して綺麗事は言わない。それでも、4人の運命に負けない心や生き方にはどこか惹かれるものがある。
この物語は、唯のアクションコメディではないことを頭の片隅にでも置いておいて、このアニメを観てもらいたい。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 1

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

本当にびっくり

一応友人に昔からおすすめされていたんですが、随分昔の作品で思い出補正が掛かって面白いと思ってるんだろうというのと、本物の「西遊記」の方を面白いと思ったことがないので見てませんでした。
でも、びっくり。何か色々面白いですね^^;
内容は、西遊記で有名な例のメンバーがとんでもないハードボイルドなメンバーとなって凶暴化した妖怪を狩りながら西方への旅をするって話です。
経典を取りに行くわけではないですから、そこは原作の方とは違いますね。それどころじゃなく、キャラが違いますが^^;
漫画の方は未だに続いているほどの作品ですから、これはあくまで一期です。何も解決はしませんが、とにかくキャラで物語を動かすタイプの作品なので言ってしまえば、この魅力的なキャラ達がものすごい戦闘能力で無双してれば、目的なんか二の次でいいんです。
その上、それぞれに強烈な背後設定を持たせているため、それぞれのキャラの戦いに対する感情に理由がしっかりあります。
宿敵役として出てくるキャラにすら、背後設定があるため単純な勧善懲悪にはまりきらない面白みもあります。
ただ、やはり昔のアニメですので映像もそうですが、演出もちょっと古いのでそこだけ、今見るにはうんざりするところかなと思います。
一応これは個人的な趣味の領域ですが、音楽を「ヴァルキリープロファイル」を手がけていた桜庭統が担当しているのでそれもキーポイントでした。
如何せん古い上に、女性キャラの登場が多くなく、イケメンの集いといってもそれなりにムサいのでおすすめかと言われるとなかなか難しいですが、個人的には好きです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 1

71.7 6 妖怪で笑いなアニメランキング6位
鬼灯の冷徹 第弐期(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (281)
1450人が棚に入れました
これは地獄のお話。
あいもかわらず亡者で溢れかえっている地獄では、閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大王の補佐はもとより、亡者の呵責や獄卒たちの指導に、現世への視察と大忙しの日々を送っていた。
そんな鬼灯といつもの愉快な仲間たちに、鬼灯の幼なじみや双子の妖怪、自由気ままな雪鬼などなど新たな面々も加わり、騒々しくも楽しい地獄の毎日がいま再び幕を開ける!

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、喜多村英梨、青山桐子、柿原徹也、種﨑敦美、上坂すみれ、平川大輔、遊佐浩二、佐藤聡美、小倉唯、諏訪彩花
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

鬼灯様の”面白地獄案内!”

原作未読。

地獄を舞台にしたコメディの第2期。

歴史上の人物やおとぎ話の登場人物が地獄で獄卒として働いていたりするものだから・・・。
鬼灯さんの分かり易い解説が、耳に心地良い。

獄卒のウサギ・芥子ちゃんと座敷童子の一子と二子が面白く、可愛かった。

第6話。{netabare}咲耶姫のくだり。
まさかこの後、同クールの別作品で、再び咲耶姫の話を耳にするとは・・・。
{netabare}ちなみに、このはな綺譚の第9話。{/netabare}
この時はだれも予想していなかったでしょう?(笑){/netabare}

この手の物語はいつまででも見ていられる。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 31

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

実写化灼熱望

実写化して地獄の恐ろしさを見せしめていただきたい。
コメディー部分を除き、地獄の罰のみをひたすら再現し、
罪びとの行き着く先、辿り着かない終わりを映す。

そうすればこの作品を観て
「地獄も面白そうだし、そろそろ人生を終わらせるかぁ」
と世迷い言を抜かすアホを減らせる可能性があるかも。
いるのかどうだか知らんが。
・・・まあ言うだけならいいか、いや言うことも思うすらも罪か??


さて、原作はちょいちょい読んでおります。
一話完結なので面白いから読み続けることはあっても
きっちり一話を読めば、続きを読まなくても大丈夫。

内容は地獄コメディー。

日本では古くから仏教と神道が根付いているので、
それらに基づいた地獄は複雑怪奇です。
古事記と経典を読んで学びましょう。
わ、わたしも古事記は持ってますよ。
ちゃんと、読んで、読みますよ、生まれ変わる前に。

数百年数千年の時代の流れに伴い、
地獄社会も成長し成熟しながらも変化を続けております。
変化のない事業は破滅の一途を辿りますからね。

主人公は閻魔大王の補佐官、鬼灯(ほおずき)様。
そしてマスコットキャラは桃太郎の仲間、犬のシロさん。
登場人物はその他大勢。
その、あの、マジで登場人物が多いので説明無理です。
日本の地獄事情は中国とも関りが深いので、
作品では桃源郷も出てきます。


このアニメ作品でも一話完結で物語が描かれております。
静かな情熱と冷徹と厳格さを持って職務を遂行する鬼灯様、
好き好んでやっているのですが、傍から見れば完璧過ぎるブラック社畜。
そして愛らしいシロさん。
そしてその他大勢。

OPでシロさんが「魑魅魍魎って絶対書けない」と困り顔になります。
撫でたいその真っ白な毛並み。
EDは話が進むに連れ少し変化しております。
さすが何千何百年も続いた地獄事業、抜かりはありません。

一期を観ていないのでその違いは評価できません。

いつもは女性キャラの評価をしているのですが、
強いて評価するならキャラデザについてしましょうか。
キャラの顔が特徴的なのですが、
まず饅頭顔。
女性キャラはそれが顕著。
そして眼が大きめ。
女性キャラは真ん丸で大き目が多いが、
垂れ目、猫目、黒目部分の大小など割とバリエーションが豊富。
基本は目が大きく黒目部分も大きい。
私の中では勝手に「いきなり団子顔」と表現している。
他の表現もなくもないのですが、何かそれではないと思うし使いたくない。
けど、その特徴的な女性の顔もかわええですよ♪

あとマキミキならミキちゃん派です。
どっちも好きですけどね。


この作品の何が面白いかってなかなか表現しづらいのですが、
地獄を学べる、
ブラックユーモアコメディ、
時事ネタ多少、
現世に行く話があるのですがBGMのチョイスが秀逸、という普通にBGMええ、
お化けや神様も出てくる、海外からも出張してくる、
登場人物が非人なので非常に魅力的、動物も聖獣も幻獣も出てくる、

そういえば動物(っぽいのを動物とする虫とかも含めちゃう)
の造詣がきれい。
すごい写実的と思えばちゃんと古典的な資料に則ってそうだし、
と思えばうまくデフォルメされていたり、
うん、
この作品の動物みんな好き♪

基本、一回で二話構成。
どの話も全てが面白いとは言い難いが、
ツボな話は爆笑する。
つまらなくても一つ二つは知らない知識や情報が手に入る。
※この作品のネタ以外の情報が正しいかどうかは確信はない、
 けど作者さんや編集さんが良く勉強してそう

3期観ます。1期も観ないとなぁ。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 8

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世俗的な地獄

原作既読 全13話 

鬼灯の冷徹の2期です。1期から観た方がよりキャラの関係性が分かりやすいと思います。

閻魔大王の下で補佐している第一補佐官の鬼である鬼灯(ほおずき)を通して地獄の世界を描くコメディ作品です。

独特の世界観、1話に2エピソードあって飽きませんね。

この作品の地獄の有り様を観ているとかなり世俗的です。

キャラはたくさん出てきますが、印象に残っているのは何処にでも必ず出てくる無表情な座敷童子でしょうか。

鬼灯の過去も描かれていましたね。(結構酷い過去ですがw)

地獄の世界といってもコメディなので1期同様楽しく観れました。4月の続編も楽しみです。

OP 地獄の沙汰オールスターズ(この作品のメインキャラを演じている方々)が歌っています。シロさんのセリフは、全く同感ですw
ED この作品にアイドル役で出演している上坂すみれさんが歌っています。

最後に、この作品を観ると地獄も楽しそうですが、やっぱり行きたくないですねw

投稿 : 2024/05/25
♥ : 22

65.9 7 妖怪で笑いなアニメランキング7位
GS美神[ゴーストスイーパー](TVアニメ動画)

1993年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (128)
662人が棚に入れました
GSの仕事には巨額のギャラが発生します。例えば巨大オフィスビルに住み着いた悪霊を退治して「悪霊からの地上げ」を 成功させれば、何億ものギャラが転がり込むというビッグビジネスなのです。主人公の美神令子はそんな花形職業の中でも実力も超一流ならギャラも超一流の美人ゴーストスイーパー。美神はこうした事件にまつわる妖怪、悪魔、悪霊たちを様々な特殊アイテムを使って、退治したり時には成仏させてギャラを稼ぎまくります。美神のパートナーは、美神の色香に血迷って自給250円という超安いギャラでアシスタントのバイトをしている横島くんと美神にお祓いしてもらって成仏するため日給30円のギャラを貯めている300年前の娘の幽霊おキヌちゃんの二人。これに美神の商売敵やとんでもない能力を持った世間知らずの箱入り娘GS等が絡んで、オカルチックな中にコミカルなアクションやギャグが満載。

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ボディコン除霊師登場! 美神除霊事務所出動せよ!!

長い髪なびかせて~♪悩ましげなボディ♪

この都市(まち)を♪ハイヒールで~
跳び回れば Big money coming,yeah!

このOPがとってもカッコ良かったですね。
夜の摩天楼に蔓延る霊と戦うゴーストスイーパーたち。
EDの余韻も素晴らしいのです。

GS(ゴーストスイーパー)とは
霊退治をする国家資格も存在する職業のこと。

朝の8時半から放送されていたサンデーアニメ。
バブル時代の象徴ボディコンに身を包んだ主人公
『美神令子』と愉快な仲間たちが暴れ回ります。

日曜朝からボディコンねーちゃんが拝めるとは…

(T人T) アリガタヤ×2


朝アニメらしく原作より多少表現の軽減があるものの
全45回にしては作画の崩れも少なかったですし
回によっては原作再現120%くらいの出来でした。
何より全話原作にある話だというのがいいですね。

原作のキレキレなギャグ度を完全再現は流石に難しい…。
アニメ化によるメタフィクションも多く盛り込まれてました。


よく勘違いされているのですが、
この『GS美神』アニメとして“大成功”を収めました。
枠屈指の視聴率なのに予定通りの一年で放送が終わったのは
子供向けに玩具が売れなかった一点だけ。
いくら視聴率が良くてもスポンサーは玩具メーカーなので
そうなりますね。(慈善事業じゃないので)

同作者の『絶対可憐チルドレン』も朝枠で、
ヒロイン明石薫の母と姉がGS美神の
メインヒロインを担当した声優2人。最高。

作者も犯人役で登場と、当時とても嬉しかったのを覚えてます。

原作9巻までのエピソードがアニメ化
1話完結が多い原作なので時系列は再構成されていて、
最終話は今までの主要な登場キャラが出るお祭回。

6巻で登場する夢を操る悪魔『ナイトメア』が
佳境の話として登場します。原作はこの後10巻から
助手の横島忠夫が美神令子と並ぶW主人公として
成長し始め俄然面白くなるのですけど、
アニメでは、残念ながらここまで。

結果論ですが朝アニメとして良い作品だったので
不完全燃焼なくらいが華なのかもしれない。
綺麗な思い出として残ってよかったと今では思ってます。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 24

01oinaris さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1993年当時のギャグアニメの中では一番だった

このアニメを見るためだけに日曜朝早起きしていたなぁ。
ふと懐かしくなって半年前に再度視聴。

容姿端麗運動神経抜群(ただし金に強欲な守銭奴で性格に難がある)なゴーストスイーパー・美神礼子が、助手の主人公・横島忠男や幽霊のおキヌちゃんを超薄給(おキヌちゃんはほぼタダ同然)で奴隷のように働かせつつ、巷に蔓延る悪霊共を退治して金儲けするというストーリー。
基本的にはギャグアニメ。典型的なボケ&ツッコミ、ちょっとしたお色気シーン(日曜朝から家族でも見られるレベルですが)、ごく稀に入る自主規制ピー音、四半世紀前を思い出しながら楽しめました。おキヌちゃんはやっぱりかわいいなぁ。
当時原作コミックも買ってましたが、そちらの方が笑いどころが多かった。アニメは原作の面白さを出し切れていないのがちょっと残念。

この年齢になって再視聴すると、あの当時とはまた違った観点になります。
美神&横島ペア、良く声を聞いていると…あの世界的人気アニメの夫婦。
そう、鶴ひろみ&堀川りょう!(鶴さん…合掌&涙)ブルマとベジータです。
声質もかなりそれに近いので、目をつぶって聞くと女王ブルマと変態ベジータの夫婦漫才にしか聞こえない!
きっとベジータは家の中ではこんな感じ…?と想像してみたり。
そして千葉繁(ドクターカオス)の怪演、うる星メガネやめぞん四谷を彷彿とさせる。

最近のアニメしか知らない若者にはあまりお勧めできる作品ではないですが、30代より上の方でふと当時のアニメを見返してみたくなった…という人にオススメします。

鶴ひろみさんの声聞いて感傷に浸る…きまぐれオレンジロードも見返そうかな…

投稿 : 2024/05/25
♥ : 7

ニトロ博士を忘れない さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

長い髪なびかせて、悩ましげなボディ

ゴーストスイーパー美神令子が経営する除霊事務所で、助手でバイトの横島忠男と幽霊のおキヌちゃんとで依頼を解決していくお話、極楽へ逝かせてあげるわ!

アニメをちょこちょこ見た後、漫画全部読みました。
幽霊とか妖怪とかのオカルトの類が話の内容に含まれるので、そういうのOKな人向けです、しかし暗い話じゃなくて全体的にコメディ色が強く面白おかしくなっています、とくに横島!お前のどスケベぶりには敬服するぜ!
あっ、この横島ってやつがお下劣極まりないので、助兵衛が嫌いな人は向いてないかもです。。

作画とかは結構適当な部分があるけど、テンポは良いし何より声優が凄い、鶴さんと堀川さんのコンビは某ジャンプ作品より断然こっちだと思ってます!このアニメの二人のやり取りは必見です!

悔やまれるのはやはり原作の最後までやらなかったことでしょうか、アニメ・漫画両方のおキヌちゃん好きなので、アニメ化してないおキヌちゃんの話を、アニメでも見たかったぁ・・・

オープニングはカッコよくて有名ですけど、エンディングも中々良いですよ!歌唱力っていうのかな、両方共ビブラートが利いてて上手に聞こえます、素人の意見ですがw

投稿 : 2024/05/25
♥ : 2

67.9 8 妖怪で笑いなアニメランキング8位
継つぐもも(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (121)
488人が棚に入れました
平凡な少年・加賀見かずやの前に、付喪神の美少女・桐葉が現れてから、これまでの生活は一変した。怪異を呼び寄せる「忌み子」であったかずやは、土地の神・くくりから怪異を倒す「すそはらい」の命を受け、桐葉と共に奮闘していた。かずやたちは、学校の活動として、怪異の情報を集める「お悩み相談室」を立ち上げることに。しかし、平和なお悩みが寄せられる裏側で、くくりを狙う大きな計画が動き始めていた…。ドSな美少女付喪神の桐葉だけでなく、図らずも巻き起こるハプニングと共に、かずやへ想いを寄せる女子たちも参戦!学園で伝奇で美少女山盛りな欲張りコメディ、第二幕の始まり!

声優・キャラクター
三瓶由布子、大空直美、久保ユリカ、松井恵理子、芝崎典子、大地葉、大久保瑠美、M・A・O、坂田将吾、杉山里穂、内田愛美、菊池幸利、大野柚布子、湯浅かえで、徳井青空

60.2 9 妖怪で笑いなアニメランキング9位
ぺとぺとさん(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (54)
290人が棚に入れました
作品は人間と妖怪が共存する田舎町を舞台に、この住民の日常生活を描く。
山河に囲まれ、工場と山寺が豊富にあるが、「女未(にょみ)の里」と呼ばれる鮎川町(あゆかわまち)の多くに存在するのは「妹」で、2子以上を持っている家庭の第2子以降に出産する性別の10割が女児で、統計を取り始めた1920年以降、不変の数字を誇っている。
この田舎町の、中学校「大曲垣峠(おおまがきとうげ)中等教育総合校(通称マガ校)」に中学2年生の妖怪“ぺとぺとさん”ことぺと子が転校してくる。

声優・キャラクター
植田佳奈、大須賀純、宮川美保、斎藤千和、いのくちゆか、ゆきのさつき、金月真美、川澄綾子、桑谷夏子、久嶋志帆、田坂秀樹、はらさわ晃綺、谷山紀章、吉野裕行、新谷良子

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

はじめての……ぺとぺとさん♪  【ねこ's満足度:70pts】

妹率100%の田舎町『女未(にょみ)の里』を舞台としたドタバタラブコメディ。
人間と妖怪が織りなすちょっぴり変わった日常を、ハートフルに描いています。

ヒロインはぺとぺとさん(通称ぺと子)という名の妖怪。
見た目は普通の女の子ですが、かなり厄介な体質の持ち主です。
特徴は”ぽひゅぽひゅ”可愛らしい足音と、ほんわかとした関西弁。
この関西弁がすべて!と言ってもいいくらい(笑)。植田さん、すんごくいい味出してます。

基本はラブコメ。だけど、人と妖怪の共存から生まれる”差別”という問題も絡んでくる本作品。
それでも全体が重くならずにほのぼのとした空気に包まれているのは、ひとえにぺと子のおかげです。

他にも博多弁のくぐるや額の文字で会話するぬりちゃんなど、一風変わった妖怪キャラが勢揃い。
中でもぬりちゃんの妹・こぬりちゃんは素晴らしい☆これぞ最高の妹です。あの子欲すぃ~(笑)。

今でこそ多く見られる、いわゆる”共存系”の妖怪モノ。
放送当時(2005年)としては意外と少ないジャンルだったと思います。
その共存というテーマに対する掘り下げが浅いまま終わってしまったのは残念なところでした。

それでも、ラブコメ・キャラモノとして見ればまずまずの出来。
元々好きなジャンルでもありますし、全体的には楽しめた方だと思います♪
なによりぺと子の性格が◎。自然と応援したくなる、そんな女の子でした☆

投稿 : 2024/05/25
♥ : 24
ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

出戻りアニメファンにしてくれた作品

 もう8年くらい前になるでしょうか。しばらくアニメから遠ざかり、興味も薄れてきた頃。ふとピエロ魔法少女ものみたいなくだらないアニメを久しぶりにみたいなと思って蔦屋に行きました。そこでもっともくだらなそうなタイトルの作品を2本借りました。それが「かみちゅ」と「ぺとぺとさん」でした。
 まるで期待しないで観ていたのですが・・・見てびっくり。80年代のアニメのようなでたらめで無個性なお人形アイドルと違い、作品の世界でキャラがしっかり立っている。やさしさ、純情、世話焼き、前向きなぺと子さんの性格のよさはホントに魅力的で、観ていて幸せになりました。作画も崩れることなく、12話きっちり完成していたのもまた驚きでした。昔のアニメじゃありえないことでしたから。(笑)
 「今のアニメはすごいな。昔と違うよ。こういうマイナーな作品でもこれだけのクオリティーがあるんだ。」と感心したものです。これをきっかけに、自分は再びアニメを見るようになりました。出戻りファンです。

PS1:中盤の {netabare}兄弟げんかはあまり好きな展開ではありませんでした。{/netabare}この作品の世界観にはそぐわないでしょう。

PS2:後半の {netabare}河童の娘との三角関係は面白かったです。好きな男の子を譲ろうとするぺと子さんですが、「世界はお前中心にまわってるんだ!」という河童さんの叫びは、妙に納得しました。{/netabare}ぺと子さんは、中心になるような魅力的な人だからです。

PS3:主題歌がよいです。OPの気の抜けた感じがかなりツボです。YOUTUBEでガンダムSEEDの画面に合わせたMADを見たのですが、シンクロしなてるのにあまりにミスマッチで面白いですよ。EDの「帰り道」はカラオケのレパートリーです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 8

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Q質問 A解答 T突っ込み

A,物語 4
けっこう癖があるアニメで
アニメ初級者にはなれるのに時間がかかります
だけど最終話はすばらしいです
あのいつものパーティノリで
1話が一番本編と連結してたね

声優 4
ぺとこの中の人が佳奈さんだとは思わなかった
T、よくわからないひとのために↓
佳奈さんは咲の中の人でもあります

キャラ 4,5
ぺとこのおかげで皆いい人になったって感じ

作画 3,5
キャラ作「は」いいんじゃない

音楽 4,5
かの有名ないさこが歌っています
かなりいい曲です

投稿 : 2024/05/25
♥ : 3

54.8 10 妖怪で笑いなアニメランキング10位
縁結びの妖狐ちゃん(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 2.7 (51)
263人が棚に入れました
妖怪と人間が共存し、愛し合える世界。しかし、人間の寿命を遥かに凌ぐ妖怪は、愛する人間が死んでも命尽きることなく生き続けていた。人は輪廻転生し、生まれ変わることができても前世の記憶は失われてしまうため、妖怪の間では、ある「サービス」が普及していた。

それは、生まれ変わった人間にかつての恋人の記憶を蘇らせることのできる「妖狐仲人」によるサービス。愛する人が死んでもなおその人を愛し続ける妖怪は、「妖狐仲人」が販売する「サービス」を買い、転生したかつての恋人と再び愛しき日々を取り戻そうとする。

この物語は、そんな仲人の仕事をする妖狐が繰り広げる縁結びのストーリーなのである。

声優・キャラクター
羽多野渉、阿澄佳奈、金元寿子、米澤円、桐井大介

71.1 11 妖怪で笑いなアニメランキング11位
鬼灯の冷徹 第弐期 その弐(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (213)
1119人が棚に入れました
これは地獄のお話。あいもかわらず亡者であふれ返っている地獄では、
閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大王の補佐はもとより、
亡者への呵責や獄卒たちの指導に、現世への視察と大忙しの日々を送っていた。
そんな鬼灯といつもの愉快な仲間たちに、お久しぶりの西洋地獄の悪魔たち、
おとぎ話に出てくる強烈な姫やら鶴やら妖怪たちが加わって、
騒々しくも楽しい地獄の日々は、まだまだ続く!

※第2期第2クールとなります

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、喜多村英梨、青山桐子、柿原徹也、種﨑敦美、上坂すみれ、平川大輔、遊佐浩二、佐藤聡美、小倉唯、諏訪彩花
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

月曜日午前7:59より山手線、上野・品川・新宿辺りから声高らかにサビを歌いたい

①地獄 地獄 毎日地獄
②地獄 地獄 嘘でしょ
③地獄 地獄 ようこそ 地獄
 →②→①→②→③→ …以下エンドレス

そして8:03に
 地獄 地獄 破産地獄
 地獄 地獄 闇金
 地獄 地獄 ようこそ破滅
と歌いたい、声高らかに!

本当は(略){netabare}
午前2:03(じみ)◆ダークホース
午前2:59(じごく)☆1番候補
午前4:44 ★2番候補
午前4:27()▽苦手な相手向け
午前4:59(じごく)■M男向け
午前5:03(ごみ)□M男向け
とかに歌いたいけど電車走ってないし、人もいないだろうしね。

その時間帯に歌舞伎町や国分町や中洲でもいいけど
物理的に地獄に落ちそうだからね。{/netabare}

あらすじ省略、
多分3期に当たるんだろうけどこの作品から観ても楽しめます。

今回はルリオ・柿助・芥子さん
そして何よりマキミキのミキちゃんにスポットが当たる回が多いです。
ミキちゃんにスポット当たります。
ミキちゃん回です。
…からのルリオです、出番が多めです。
このシーズンでルリオが大好きになりました。シブカワええ☆☆☆☆☆
{netabare}ルリオが天邪鬼に突っ込んだときはシビレタ。{/netabare}
あと年配キャラいいよね、主にババア★★★★★
 ※ 登場人物ほぼ100%ちょー年配

この作品の話の広げ方ってすごい上手い。
誰かにスポット当て
逸話や都市伝説に話をひろげながらその生態・特徴を説明をする。
こういう話し方できると女の子にモテるのかな?
いや、こういう知識を持っていても話してばかりならウザがられるんだろうな。
井戸端会議の技術としては優れているんだろうけど。

鬼灯様の人事もええな。
上司を管理する人に欲しい。
直属の上司にはならないでいただきたい。
社長には向いてないと思う。現場向き。
フットワーク軽い方が良さげ。けど権限は大き目。

地獄と現世が川を挟んで繋がっていて
そこでの話が生きている自分にも響く。
地獄の住人も苦労するって聞いたんじゃ
せめて生きている間、何かできる間はがんばろうって思うよ。

なんだろうね、この作品見たり会話を聞くと心が安らぐんだよね。
そうか、ここが終着点だからか。










…天国とか贅沢は言いません
地獄でも働くんで
焼いたり寒かったり
痛いのは勘弁してください。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 7

57.0 12 妖怪で笑いなアニメランキング12位
SPIRITPACT(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (60)
260人が棚に入れました
除妖師である「楊敬華(ヨウ ケイカ)」は交通事故に遭遇し、命を落としてしまい、亡霊となってしまうという衝撃の展開からスタート。楊敬華は、偶然で出逢った陽冥司の「端木煕(タンモク キ)」と契約を結び、端木煕の影霊となる。不運な亡霊「楊敬華」とイケメン金持ちの「端木煕」のコンビは、鬼や妖怪と戦うなどの幾多の困難を乗り越えながら、無二の親友となっていくという展開になっている。

声優・キャラクター
井口祐一、武内駿輔、大久保瑠美

67.2 13 妖怪で笑いなアニメランキング13位
神無月の巫女(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (322)
2048人が棚に入れました
『剣神天群雲』(ケンシンアメノムラクモ)が眠る、今は朽ちて誰もその存在を知らない月の社から物語りは始まる…。
まほろばの村にある私立『乙橘学園』に通っている普通の女子高生『来栖川姫子』、学園のアイドル『姫宮千歌音』、姫子に想いを寄せるもう一人の学園のアイドルで幼馴染の『大神ソウマ』の3人は、平穏な毎日を享受していた。
ある日、日食の黒い太陽が照らす中で16歳の誕生日を迎えた姫子と千歌音は、遠い過去に邪神『オロチ』を封印した陽の巫女と月の巫女ということが判明し、オロチの眷属たる『オロチ衆』に命を狙われる。実はオロチ衆であったソウマ自身も覚醒するが、大事な人である姫子を守る為、オロチ衆に叛旗を翻すのだった。

声優・キャラクター
下屋則子、川澄綾子、間島淳司、松本保典、大谷育江、加瀬康之、植田佳奈、能登麻美子、野中藍、西村ちなみ、南央美、斉藤茂一
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

この百合は「アリ!」と思わず唸ってしまった、意外にも《感情描写系》の魅力作

二人のヒロインがともに「姫」由来の名前(姫宮千歌音(ちかね)、来栖川姫子)で、第1話の最初の方のシーンでヒロイン達の通う学校の校門の上に掲げられた標札が「乙橘(おとたちばな)学園」と読み取れた時点で、これは何らかのサインだと気づくべきでした。

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【弟橘姫(おとたちばなひめ)】は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の后(きさき)で、尊(みこと)の率いる一行の東国遠征中、相模湾から房総半島へと海上を渡ろうとして、暴風雨に遭遇したとき、海神の怒りを鎮めるために自ら海中に身を投じて尊の難を救った、と古事記や日本書紀に記されている日本神話の著名なヒロインの一人。
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◎本作の前半視聴時の感想◎

※不必要にお風呂シーンが多いんですが・・・
※下着ハダカ・ロボット・百合でジャンク臭が半端ないのですが・・・
※脚本のチープさが目立つ・・・

と、こんな風に第5話までは、「百合」設定という奇をてらったジャンクでチープな作品にしか見えず、適当に流し見していたのですが、第6話で本作は実は《感情描写》が細やかで、そこに見ごたえがあることにようやく気づき始めて、その後は最終話までイッキに見切ってしまいました。
とくにラスト2話にはかなり心を動かされてしまったので、今度は最初からじっくり本作の真価を見極めようと、すぐに2周目に入りましたが、そのときもラスト2話で確り感動を味わえたので、この感動は決してフェイクではない、と確信を持つことができました。

ちなみに、「百合」設定がテーマに深く絡んでくるアニメ作品というと、私がこれまで視聴したものでは『ユリ熊嵐』『輪るピングドラム』がありますが、これはどちらも「百合」であることに全然必然性を感じない、本当に「奇をてらった」だけの安っぽい(・・・というと語弊があるならば)中途半端な設定にしか、私には思えませんでした。
それで、本作の場合も、とくに前半は「どうせ・・・なのだろう」としか思っていなかったのですが、嬉しい誤算でした。

◎要点◎
本作は、「百合」であることに必然性があり、納得がいって、あまつさえ「感動」まである点で、おそらく希少!

とくに、本作の終盤では、私が高く評価している『魔法少女まどか☆マギカ-叛逆の物語-』や、『結城友奈は勇者である』を不意に思い出してしまうシーンがあったことから、評価点数を4.0と、かなり贔屓目に付けました。

あとは、ひと昔以上前風の変なロボット設定と、ただのギャグ要員にしか見えない敵キャラ設定がもう少しマシだったら尚良かったのですが、その点だけ惜しかったです(十年以上前のアニメなので、そこは仕方ないかも)。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


======= 神無月の巫女 (2004年10-12月) =======

{netabare}第1話 常世の国 ★ 
第2話 重なる日月 ☆ 
第3話 秘恋貝 ☆ 
第4話 思い賜うや ☆ 
第5話 夜闇を越えて ☆ 
第6話 日溜まりの君 ★ ※ここでようやく、意外なことに《感情描写系》と気付く
第7話 恋獄に降る雨  ★ 
第8話 銀月の嵐 ★ ※ここで大きく話が動く
第9話 黄泉比良坂へ ★ 
第10話 愛と死の招待状 ★ ※千歌音が「叛逆」のほむらとダブり始める
第11話 剣の舞踏会 ★★ ※ラストで結構心が揺さぶられてしまう
第12話 神無月の巫女 ★★ ※「結城友奈」「シュタゲ」とダブるシーンあり{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)6、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「Re-sublimity」
ED 「agony」

(2016.2.21)

※3周目完走。評価4.0→4.1へ引き上げ

投稿 : 2024/05/25
♥ : 33
ネタバレ

ミミック さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

百合で敬遠しないで欲しい

実際これまで観た中の”百合”ではとても素晴らしかったです。
近年の百合作品に少なからず影響を与えているといっても過言ではありません。

観る前からは評判が良いとは聞いていたのですが、
まさか、ここまでとは思いませんでした。

二人巫女が力を合わして闘う物語かと思いきや、
途中から学園生活の話になったり、恋愛話になったり、
いろいろと忙しい作品でした(笑)

しかし、最終回での{netabare}すれ違った想いを巫女がお互い本音でぶつけ合うシーンは心にグッと来てしまいました。{/netabare}このシーンだけでも観る価値はありそうなくらいの作品でした。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 21
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ドラマチック百合アニメ

制作はティー・エヌ・ケーで原作は漫画です。
ジャンルはGL・SF・ロボット・セカイ系です。
ガチな作品なので、女性同士の恋愛ものに抵抗がある方は注意です。


乙橘学園に通っている普通の女子高生来栖川姫子と、学園のアイドル姫宮千歌音、姫子に恋心を寄せるもう一人の学園のアイドルで幼馴染の大神ソウマの3人は、平穏な毎日を享受していた。
ある日、日食の黒い太陽が照らす中で、16歳の誕生日を迎えた姫子と千歌音はオロチ衆と呼ばれる者に訳も分からず襲われてしまう。


二作目の百合作品視聴。
一作目は明るめな作品を見たので、今回は少しシリアスな感じの作品をチョイスしてみました。



とりあえず視聴ハードルがすごく高い作品w
チェックシート作りましたのでどうぞ。

(1)「ロボット?戦闘シーンなんて気にしない。あくまで心情を表す舞台装置でしょ」
(2)「セカイ系?他のキャラの扱いが薄くたってメインキャラが立っていればそれでいいよ」
(3)「三角関係?ちょっとくらい真剣だって構わんよ」
(4)「派手な演出?演劇見てるみたいで楽しいじゃん」
(5)「百合?レズ?何の問題もない」(これが一番重要)

四つ以上当てはまればきっと楽しめる、はずw



まず一話見てびっくりしたのはロボットが出てきたところ。
前情報なしで見たため、超展開過ぎて吹き出しました。
{netabare}ソウマがロボットに乗って叫んでいるときに、二人がキスしているのは流石に笑っちゃうw{/netabare}

普通、男子一人の女子二人だったら男子を取り合うでしょ?
本作は主人公の女子を男子と女子が取り合います。
私は「百合作品に男はいらない」と思っている脳内お花畑な人なんですが、ここまで一途で格好良いなら何の問題もありません。
一部のラノベ主人公と伊藤誠はマジで彼を見習って欲しい。
ソウマは北海道にあるどっかのファミレスの店員よりも「かわいソウマ」ですw
{netabare}そうだね、彼には地球くらいしか守れないよねw{/netabare}


序盤は世界観設定やら、独特の演出やらでちょっとよく分からない感じで進みます。
正直、敵もショボイやつが多いですし。
ほとんど掘り下げられませんし。
ロボットに期待してはいけません。
戦闘で面白いのはVSツバサ兄さんくらいでしょうか?

物語の方向性が見えて面白くなるのは中盤(7話くらい)から。
とある展開から、もう世界は彼女達だけものになりますw
ここらへんから目が離せなくなって一気見してしまった。


以下感想。
{netabare}ひめこちゃんとちかねちゃんはすてきなかっぷるだとおもいました。

千歌音は黒化して「ヤンレズか?」と思ったけど、そんなことなかったですね。
11話の千歌音の長セリフって演技なわけですが、最終話見たら「ああ言っていることは本気だったんだな」って分かるからね。
12話の姫子の思いをぶつける長セリフも凝縮されていて大変良かった。
感動しちゃった。


巫女に関する設定はあまり説明されないので、「まあそういうものなんだな」と受け止めましょう。
重要なのはそんなことじゃないはず。
結局、姫子の千歌音とソウマの二人への恋愛感情の動きが大事。
あとは千歌音の葛藤かな?
男子も混ぜて三角関係をしっかり描き切ったのは称賛に値します。

個人的に気になったのは、この作品って「まどマギ」に似てませんかね?
ループ、セカイ系な雰囲気、女性同士の恋愛感情。
「まどマギ」がちょっと要素をパクってきた感がしないでもないw
千歌音とほむら、姫子とまどかが絶妙にオーバーラップw
残される側の結果は違うけれどね。{/netabare}


総括して、百合を見たい、それ以外はあまり気にしないという方は見てみるのも良いかと。
三角関係の描き方はなかなかに濃厚で見ごたえがありました。
個人的にはツボった。
どうでもいいですが、主題歌二つとも同じ方が歌っていますね。
OP・EDのどちらも良曲な作品ってそんなに思いつかないのでそこも推しておきますw

投稿 : 2024/05/25
♥ : 31
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