2022年度の巫女おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2022年度の巫女成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月09日の時点で一番の2022年度の巫女おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.6 1 2022年度の巫女アニメランキング1位
本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (180)
702人が棚に入れました
誰もが本を読める世界へ 神殿の青色巫女見習いになったマインは、ルッツやトゥーリ、孤児院の子供たちと共に、子供用の聖典絵本を作った。 マインの本への情熱は高まるばかり。ヨハンやハイディにグーテンベルクの称号を与え、次なる目標・活版印刷を目指す。 だが、そんなマインの行く手に暗雲が立ちこめる。 強大な魔力と不思議な知識をもつマインに利用価値を見出した貴族や、マインに恨みをもつ貴族が、マインを密かに狙っていたのだ。 安全のため、マインには護衛騎士がつくことになった。 さらに、フェルディナンドはマインに、貴族であるカルステッドの養女になるようにと命ずる。 それはマインの身を守るための命令だったが、大切な家族と離れたくないマインは受け入れることができない。 そんな中、マインの家族に新しい命が誕生する。 エーファがカミルを出産。マインは姉となったのだ。 そして、神殿では身食いの捨て子、ディルクを育てることに。側仕え見習いのデリアはディルクを家族同然に可愛がるようになる。 守りたいものが増える中、マインを狙う魔の手はすぐ近くまで迫っていた。 マインはどうなってしまうのか!?


声優・キャラクター
マイン:井口裕香
フェルディナンド:速水奨
ジルヴェスター:井上和彦
カルステッド:森川智之
ダームエル:梅原裕一郎
ルッツ:田村睦心
ベンノ:子安武人
トゥーリ:中島愛
ギュンター:小山剛志
エーファ:折笠富美子
オットー:日野聡
コリンナ:衣川里佳
マルク:前野智昭
フリーダ:内田彩
ギル:三瓶由布子
フラン:狩野翔
デリア:都丸ちよ
ロジーナ:鈴木みのり
ヴィルマ:安野希世乃
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アニメとしては区切りかな

The story to be told is overということはこれで終わらせるのかな。
to be continuedて出たからどうかな?

自分の強大な力でもって下剋上できそうな気もするけど、時代のせいか身分や権力者の後ろ盾がないとダメってのは難しい。

新しく弟ができたり、孤児を育てたり。新たに絵本を開発すべく絵具開発など、まったりした時間が流れつつも、毎回悪巧みしている神殿長が…。
愛人なんて馬鹿な考えをまんまと利用されてしまって。
{netabare}お守りのおかげで養子縁組という後ろ盾を得てなんとか逆転。{/netabare}

{netabare}ラストの家族の別れは本当に切ない。領主様も上級貴族の娘にするからって容赦ない。仕方ないけど。{/netabare}思わず涙が出てしまった。
家族愛が好きなんです。

最終回前までは流して見る感じだったけど、最後は涙腺が緩い自分に刺さってしまった。ただ、キャラクターが多すぎて時折、誰だったか把握できてないのが玉に瑕。


OP
あの日のことば 東山奈央
ED
言葉にできない 坂本真綾
OPの作詞は藤原さくら。良い感じの歌詞と思います。OPで間を持たせるのって難しいのか走らせちゃうよね笑。
EDは作詞・作曲も坂本真綾さん。出産おめでとうございます。
映像は本・印刷技術の発達を時系列ごとに。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
第二十七章『冬の始まり』
秋の終わり。マインは聖典絵本を量産して売り出したり、鍛冶職人見習いのヨハンにパトロンになって欲しいと頼まれたり、次の目標へ向けて精力的に本作りに取り組んでいた。だがそんな中、インク協会会長のヴォルフが、マインのことをかぎ回っていることがわかる。マインはベンノからある事を提案されるのだが……。

第二十八章『冬籠もりと今後の話』
神殿で、冬籠もりをすることになったマイン。だが、早々にホームシックになってしまう。さらに、ベンノとフェルディナンド、カルステッドとの会談では、ヴォルフが危険な人物で貴族とも繋がりがあることが判明。不思議な知識と強大な魔力を持つマインは、貴族たちからも狙われる存在だったのだ。危険を回避するためにフェルディナンドが下した決断とは!?

第二十九章『奉納式と春の訪れ』
マインの護衛として騎士のダームエルがつくことになった。おかげで出歩くことができるようになったマインは、図書室に行けると大喜び。奉納式を行ない、小聖杯に魔力を満たす職務を果たしながらも、下町へヨハンに注文していた品を受けとりに行く等、本作りへの情熱は失わない。そして春が近づき、家に帰れる日を心待ちにするマイン。だが、そんなマインに残酷な事実が告げられる。

第三十章『祈念式』
祈念式へ向かうことになったマインたち。そこへ、ジルヴェスターという青色神官が現れる。自由奔放なジルヴェスターにからかわれ、戸惑うマイン。ジルヴェスターを牽制しながら各地の農村を回り、祈念式を立派に務める。そしてマインたち一行は、以前からマインに興味を持っていたというゲルラッハ子爵のもとを訪れることに。だが、その日の夜--。大変な事件が起こってしまう!

第三十一章『青色神官の贈り物と帰宅』
祈念式を終え、マインたちが神殿に帰って来た。ジルヴェスターは、孤児院や工房を見てみたいと、マインを案内係に任命。聖典絵本を作る様子等を見て回る。そして去り際、ジルヴェスターはマインに、「いざという時のお守りだ」と、黒い石のついたネックレスを渡す。一方、ジルヴェスターと共に本作りの様子を見たフェルディナンドは、マインの技術は歴史を変えてしまうと、危機感を募らせるのだった。

第三十二章『神殿の捨て子と色作り』
久しぶりに家に帰ったマイン。弟のカミルが生まれ、これまで以上に本を作ろうと決意する。そんなマインの前に、強力な助っ人が現れた。インク職人のハイディだ。好奇心旺盛で研究熱心なハイディは、すぐにマインと気が合い、色インクの開発が始まった。試行錯誤を繰り返すマインとハイディ。そんな中、神殿では捨て子の赤ん坊、ディルクの面倒を見ることになる。

第三十三章『デリアとディルク』
赤ん坊のディルクが、高熱を出してしまった。ディルクを可愛がり、親身に面倒を見ていたデリアは、心配でたまらない。症状を見て、ディルクが身食いではないかと気づいたマイン。フェルディナンドと相談の末、ディルクを守るために、身食いであることを隠して育てることにする。マインは、ハイディと共に色インクの実験を進めつつ、神殿でディルクの世話をしていたのだが……。

第三十四章『不穏な動き』
ハイディの工房からの帰り道。非常事態を知らせる鐘が鳴り、救援信号の赤い光が上がる。何があったのかと、不安になるマイン。状況がはっきりするまで、マインは安全のため、家に引きこもることになった。束の間の家族との時間を過ごすマイン。そして、ようやく外出を許されたマインが神殿へ行くと……。そこに、ディルクの姿はなかった。そしてマインに、さらなる危機が襲いかかる!

第三十五章『黒いお守り』
門番のミスで、他領の貴族の馬車が町に入りこんでしまった。マインが狙われていることを知っているギュンターは、マインを守るために奮闘する。だが、謎の男たちに襲われてしまうマイン。ジルヴェスターの言葉を思い出し、黒いお守りに血判を押す。しかし、状況は何も変わらない。そんな中、マインを狙う者たちが、ついに牙を剥く!そして、ディルクも巻き込んだ神殿長たちの陰謀が明らかになる。

第三十六章『祝福』
不当な契約を迫る神殿長とビンデバルトに、魔力を暴走させたマイン。そこへ現れたフェルディナンドは、ビンデバルトと対戦する。さらに一同のもとへ、ジルヴェスターとカルステッドもやって来た。神殿長とビンデバルトは、自分たちに刃向かったマインに、罰を与えてほしいと要求。一同の裁定が行なわれる。そして、マインは大切な家族に、一つの決断をしたことを告げることになる--。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

話に一区切りついた感じかな。

{netabare}
第3期は本の話も含めつつ、家族の話に一層重きを置いていた印象。
このアニメは大きく本、神殿関係、家族に関しての話に分類されるのかな。

一期、二期で大方本作りに必要な道具は揃え終え、技術者に関しても集め終え、三期の序盤ではインクも開発し、いよいよちゃんとした本が完成するかと思えば、今度は既得権益と言う障壁。
確かにこの物騒そうな時代だと既得権益は無視してはいけない存在であり、道具揃えて作って終わりではなく、そういう細かい部分まで描けていて、やはりしっかりしている作品と言う印象。
インクの開発も、素材揃えて出来ましたではなく、色の調整のため試行錯誤するシーンまで描かれているように、実際に苦労するであろう部分はちゃんとその苦労まで描写されていて丁寧。
本作りという一見すぐに終わりそうな題材をここまで丁寧にやっているけど、だからと言ってダラダラとやっているわけではなく、本作りの上での障壁を取り除くための更なる目標が次々に打ち出され話の山場ができていくので、単純に退屈もしない。

神殿関係の話も面白い。
これもまた話自体は基本的に地味だが、面白く感じるということはこのアニメがオリジナルな世界観を作れているからだと思う。
最後の養子縁組、養女の話なども貴族と平民に分かれたこの世界観だからこそ身を守るために必要な対処法で、こういう面でも話に整合性が取れていてフィクションながらリアリティがあるので、世界観に入り込みやすい。
他の作品だと力で押し切って...みたいな雑な展開になりがちだが、この作品はそういう方向へ逃げずに現実的な方法で乗り切ってくるから印象がいい。
戦闘要素に関しても、魔術具など特殊な用具の存在や、結構細かい魔法の設定など、テンプレからの流用ではなくて戦闘重視な作品でないにも関わらず面白い。
新キャラも増え、神殿長の策謀もあったりで常に緊張感保てていたかな。
急にデリアが裏切ったり、特に最終回の展開だったり、思いもよらない方向へ展開が進んでいって面白かった。

家族の話についても特に良かった。
一期では主人公が本作りの邪魔をされたことによって家族に魔力をふるいかけたりする場面があったが、3期では家族のために本作りを一旦断念する、と2期の最終回での展開を通じて、より大切なものが家族へとシフトしていて成長を感じられた。
神殿での戦闘で今度は魔力を用いて家族を守るのも序盤との対比が効いていたと思う。
最終回も家族とマインがお互いのことを考えて、契約に反対せずに素直に受け入れるのが良かった。
このアニメは家族に限らず、キャラ同士の交わりが多く、繫がりがかなり大切にされている印象があるからこそ、最後の別れのシーンは感動できた。

個人的に3期が一番面白かった。
二人の赤ちゃんの話とかまだこれからと言う感じだったし、4期もぜひ欲しいんだけど、ないのかな。

↓一話毎メモ
{netabare}
27話 ☆8
OP今までで一番いいな。久々のフリーダ こいつ誰だっけ。
まるで実写。既得権益w 神殿長とかいう空気
EDの映像なんなんすかねこれ。

28話 ☆8
本中毒。ベンノとかいう有能。
一般人を傷つけた貴族が死刑判決って重いな。
このアニメ一話で一つの内容を大方解決してくれるのがいいわ。

29話 ☆8
このアニメ、貴族と言っても基本的に優しいけど、実際のところどうなんだろう。久々の神殿長。反撃怖くて手出せてないの草。
ダ―ムウェルは青服着ないのね。不穏だな。
変な器具が出てきて急に文明が進展した感ある。

30話 ☆9
何のプレイだよw なんやこいつw この祈りのポーズ何回見ても面白いな。
この世界やっぱり貴族と平民仲いい感じなのか?雑魚騎士さんを除いて。
これ貴族用と平民の食事ってことだよなw
いかにもな悪役顔 戦闘とか珍しいな。

31話 ☆9
こいついっつも呼び出されてんな。ジルヴェスターめっちゃいい奴じゃん。
確かにいきなり紙普及したらな。
又既得権益か。細かいけどこの時代ならね。
協会が悪影響受けたしな現実だと。
前世の反省が活かされてる。
デリアまだ神殿長と繋がってんのか。赤ちゃんも身喰いもってそう。
いや普通にマイン狙い?

32話 ☆9
黒幕。目暮警部何やってんすか。やっぱり神殿長一枚かんでたか。
触るな。最初は高めの値段を提示する奴。科学者に慣れそう。怖い。
山羊のミルクがまずかったのでは。

33話 ☆7
一瞬で取れるの草。
てかなんで、主人公みたいに魔力を提供するのはダメなの?
提供者多ければ多いほどいいってもんじゃないの?

34話 ☆8
これは不穏な動き。久々に本の作成に重きを置いた話という感じだな。
急に不穏。噛ませおじさん。からかうなw 過去一不穏だったなw

35話 ☆10
案外あっさり助かる。イキリモード
序盤は家族にも行使しようとしてしまってた力を今後は家族を守るために使うというのが成長を感じられる。
デリアの好感度が下がっていく。
飼い殺しとは限らないだろうけどこいつの場合そうだろうな。
いきなり戦闘始まった。今回なんか微妙だな。
ここに来てなろうお約束の魔石が壊れる展開w
負けヒロインカルステッド いや、神回だった。

36話 ☆9
ええw このじじいさぁ…。神殿長さん何やかんやずっと出てたのに…。
そういやルッツの話最近ないな。
けど顔でバレそうだけどなw ジルヴェスターの前で言うな。

OP「あの日のことば」☆7.5
ED「言葉にできない」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

祝4期 正直言えばなぜ4期が来たのかわかりませんけど。

 4期がなんとWIT STUDIOで制作とのことでビックリしました。ただ、ひょっとしてNHKとかで完結までやってくれるの?という期待もあります。2部まで原作7巻分で3クールかな。合計33巻あります。あと12クールくらいあると完結しますかね?
 本当に3部以降どどんどん面白くなりますので、是非実現してほしいです。

 独自性と言う意味では、これ以降若干薄れてきます。本が中心ではなくなりますし、貴族に入ってローゼンマイン無双が始まります。学園パートに入りますが、凡百のなろう系の学園とは違い意味性が深いです。そして俺TUEEEとはほど遠いです。それだけにカタルシスが大きいストーリーになります。コミカルなパートも増えてきます。

 そして、面白いキャラがどんどん登場します。アンゲリカ、ハンネローレなどは最高です。なんといってもハルトムート、クラリッサがいいんですけど、それは4部以降ですね。

 でまあ、正直言うと今までのパートは、いいんですけど原作版の面白さがすべて引きだせているかな、という疑問はありました。世間的な評判もそれほど感じません。なので、なぜ4期なのかさっぱりわかりません。わかりませんが、WIT STUDIOですので、これから大事になる魔法パートの描写に期待です。






1話 マインちゃんの青髪のこの独特の髪の光沢…ツヤをみると、ああ下剋上来たなあという感じです。ついに金属活版にインクですか。粘土板や紙作り、コンテンツなどを経てついにここまで来ましたね。

{netabare}  本作は期待通りのストーリーではありますが、逆境があってそれを知恵と努力で跳ね返して行きながら、本作りが着実に進んで行くという王道ストーリーが本当に良くできています。

 貴族社会や庶民の暮らしの設定もいいし「ギルド」が本来の意味になっているし、価値観が必ずしも現代日本に迎合していないし。

 あとやっぱり「紙の本」いいですよね。本って、電子だと単なる「情報」ですけど、紙の本は「体験」ですからね。表紙のイラスト、重さ、紙の質感、そしてインクの匂いなどの五感にうったえます。そして読み終わった本の汚れ具合などが一緒に時間を共有した「自分の本」になりますし。
 それと紙をめくるという行為のせいか、脳みそでの記憶や体験する場所が電子と紙では違う気がします…今の時代だから本づくりのアニメ…いいと思います。

 作画がほぼ気にならないくらい続きが気になるアニメですね。とはいえちょっと良くなってきてます?

 今になって気が付いたんですけど、下剋上って「下の身分の者が上の身分のものを倒して権力をとること」ですから、最後はマインが…?それとも比喩なんでしょうか?{/netabare}


3話 ちょっとペースが速い?

{netabare} 3期見始めたら面白さが継続していましので原作を既刊分読了しました。ここから先も面白いのはわかってるのでもちろん継続視聴です。

 原作読むと指輪とかいろんな細かい部分に目が行きます。そういうところの設定の解説はこれからなんでしょう。ただ、テンポが上がった気がしますので、ついてこれない人を振り落とさないようにお願いしたいところです。デフォルメマインの説明で構いませんのでアニメの尺の不足分の説明はちゃんとお願いします。

 もちろん膨大な原作をアニメ化しようと思えば、いままでが丁寧過ぎたとは思いますけど、ここからまた面白くなるので是非品質を落とさないでアニメ化をお願いします。
 本作は3部とはいっていますが3期はまだ原作2部3冊目、通算で6巻部分なんですよね。本当の意味で3部を描くのは厳しそうですね。それとも2クール?{/netabare}

10話 あーここで終わりかあ。これから本番でどんどん面白いのに…

{netabare} 大いなる導入が終わって、この先の領主の養女という貴族としてのプロローグがあって、貴族院から女神の化身ですね。今のところ既刊29巻中の7巻ですか。8月に30巻です…もうちょっとですかね。あまりに面白くて一気読み…はできませんが、他のアニメを見ずに2週間位で読んでしまいました。
 今後、若干本づくりから主題ははずれるんですけど、異世界もののテンプレのようでテンプレでないかなり面白い話になるんですけど…ローゼマイン無双…見たかったなあ
 なろう系の異世界転生がパワーダウンしている中、もう1クールやったほうが継続性があった気がするんですけど大丈夫かなあ。

 本作は、作品的には「魔法のエフェクト」が感動を呼ぶのに非常に大事になるのに、本作の最終回はえっ?というレベルでしたね。今回作画は若干頑張りましたけど、どうもエフェクトが下手だなあ。ゾロリとか乱太郎の会社だからですかね。エフェクトは安価で効果的なのでぜひ研究してほしかったなあ。

 本作の総評は、うーん、私はもう原作勢で話を補完できるから楽しめました。が、読んでない人からするとどうなんでしょう?原作の中でマインの平民時代が突然終わる部分でドキドキするところではありますけど。

 ということで既に評価は出来ない状態なので、ストーリーとキャラを4にして、残りは評価せずの意味で3にしておきます。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

68.6 2 2022年度の巫女アニメランキング2位
うる星やつら(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (196)
592人が棚に入れました
「でもうちは、やっぱりダーリンが、好きだっちゃ。」地球“最凶”の高校生・諸星あたると、宇宙から舞い降りた“鬼っ娘”美少女ラム。二人の出会いからすべてが始まった…!今なお第一線で活躍する高橋留美子による鮮烈のデビュー作「うる星やつら」。小学館創業100周年を記念し、選び抜かれた原作エピソードを4クールに渡ってテレビアニメ化!(第1期2022年放送予定)監督は『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』を手掛けた髙橋秀弥・木村泰大、シリーズ構成に『はたらく細胞』の柿原優子、キャラクターデザインに『おそ松さん』『映像研には手を出すな!』の浅野直之、アニメーション制作は『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ、『炎炎ノ消防隊』のdavid productionが担当。そして、主人公の“ダーリン”こと諸星あたると、ヒロイン・ラムという稀代のカップル役を神谷浩史と上坂すみれが演じる。大胆不敵、恋にも全力、でもどこか切なくて…あたるとラムのボーイ・ミーツ・ガールを、銀河中から集結するキャラクターたちが彩るラブコメディ。目を見て「好き」と言えない今だからこそ届けたい。ゴージャスでタフ、クレイジーな“やつら”の青春がかけめぐる!
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ラブとコメ 仮レビュー・仮タイトル,星評価はデフォルト状態

2022/10/25 初投稿
2022/10/30 一部訂正,加筆
2022/11/05 加筆
2022/11/12 加筆

まずは,自分の立ち位置などから

長いし,本作品に直接関係ないので隠しておきます。

{netabare}
原作(漫画版):未読 ※部分的には飲食店などで読んだことがあります。

旧シリーズ:大部分視聴済み
 ※昭和末期から平成初頭の一連のテレビシリーズ,劇場版,OVAなど(古川・平野版)をここでは旧シリーズと呼ばせていただきます。
そして,旧シリーズはかなり好きなアニメです。
好きなエピソードをいくつか挙げると
「ビューティフル・ドリーマー」(劇場版)
「決死の亜空間アルバイト」
「みじめ愛とさすらいの母」
「ときめきの聖夜」
「どっきり図書館!お静かに!!」
「さよならの季節」
などです。

何が好きかというと,押井守を筆頭として,制作スタッフの悪のり感,シナリオ,演出,作画,声優陣などそれぞれが好き放題暴走できた点です。その結果旧シリーズはアニメーションの実験室と化し,日本アニメーションの表現の幅を大きく広げたと言えます。また,それによって多くの人材が育ち,さらには後に続く人材にも直接的・間接的両面で大きな影響を与えたと言える点です。

そんな旧シリーズへの想いがある自分としては僅かな望みと大いなる不安をいだき新シリーズを待ちわびていました。

なので,自分としては久しぶりに配信では無く,リアルタイム(録画だけど,だいたいリアルタイムw)視聴とあいなりました。

本作品に期待することは現代の技術での綺麗な作画で「うる星やつら」を蘇らせてくれること。

懸念材料はどうやら原作準拠らしいという話が聞こえてくること。そうすると恐らく旧シリーズの作り手側の自由奔放さは期待できないでしょう。40年という歳月を経ての現在の再アニメ化。推測するにモチベーションが高いのは制作陣の上層部(高齢層)ではないかと思います。上司の意味不明の情熱と原作遵守の縛りにイマイチモチベーションが上がらない若手スタッフがつきあわされる・・・そんな作品にならないことを願っています。
懸念材料その2として「ぶらどらぶ」を見て思ったのですが,現代と昭和の感覚の違いに思った以上に距離があること。自分自身旧シリーズ(昭和)的「ぶらどらぶ」の笑い(?)には既に全くついて行けなくなっていると思った点です。原作準拠ではそこらへんのアップデートも難しいかも。
{/netabare}



前置きがやたらと長くなりましたが,新シリーズを見ての感想です。

1話 絵は綺麗!期待通りというかそれ以上!ラムとあたるの声も違和感なし!むしろラムとあたるにしか聞こえないw
逆にラムのセリフの言い回し「~かや?」とかに強烈に違和感を感じる。
そして,ラムってこんなに性格悪かったっけ?思い出補正かも知れないけど,ヒステリックではあっても意地悪では無かったイメージ。サブタイトル「かけめぐる青春」「絶体絶命」は昭和歌謡曲ですね!
クラスメートにメガネのキャラクターが出てきましたがモブでした。メガネロスw
OP,ED曲は適正に解釈され現代の曲に置き換えられていると思います。もうちょい分かりやすい表現を思いつきました。旧シリーズが現在まで続いていたとしたら,現在のOP曲やED曲はこれだろうな,という曲で結構好きw

2話
心配していた「昭和」的感覚が前面に・・・
現代の感覚からするといろいろイタい感じがします。罵倒,セクハラ,暴力・・・そもそも「うる星やつら」ってこんな感じですが,現在のアニメとしてみると結構抵抗がある・・・すでに,2話途中で脱落しそうになっている自分がいる^^;
キャラクターでは解毒されたメガネ登場wメガネ度20%くらいか?あ,でも覗き(犯罪です)はしていましたねw
サブタイトルは既に調べないと分からない。「あなたにあげる」は演歌?「幸せの黄色いリボン」は洋楽でした。聞いたことはあるけど間口広げすぎ感。


3話
なんだかんだ言いながら見てるw
サブタイトル「トラブルは舞い降りた!!」「迷路でメロメロ」
あれ?そんな歌あったか?
検索したが,無いみたい
3話でもう方針変更かwなら,最初からやらなきゃいいのに・・・
イヤ待てよ!
再び検索!!
なるほど!原作のサブタイトルですね!
そもそも,原作のサブタイトル自体が曲名由来の者が多かったようですが一貫していないようです。
噂通り,原作をなぞる形でのアニメ化のようです。
原作の欠点や時代性にそぐわなくなっている点もそのまま・・・

どうやらやはり懸念した通りのアニメ化のようです。
現代に再アニメ化する大義(大げさw)も意味も価値もあまりないように感じます(あくまで個人の感想です。)
脱落しそうなんだけど・・・来週も見るんだろうなぁ~
でも,4クールつきあう自信は全くもてない^^;


4話
今週も見ました,おそらく一度貯めたら以後,見ないと思うのでw
今週は作画崩壊とまでは言わないですが,映像的なクオリティーは維持できていないと感じました。あえての再アニメ化なので,この点は頑張って欲しいです。
それにしても,原作の古臭さがやはり気になります。
コンセプトの原作準拠が唯々重い足枷のように感じます。
聞くところによると,今回のアニメ化は小学館100周年企画事業の一つとして企画されたとか。
であれば,方向修正は不可能でしょう。

小学館100年の歴史のなかの出版物に目をやれば
大辞泉には次のように書いてあるとか
「不易流行」 ふえき‐りゅうこう〔‐リウカウ〕【不易流行】
蕉風俳諧の理念の一。新しみを求めて変化していく流行性が実は俳諧の不易の本質であり、不易と流行とは根元において結合すべきであるとするもの。
まさに新シリーズにおいて決定的に不足しているのは,「新しみを求めて変化していく流行性」ではないでしょうか。


6話
今週も脱落せず,ちゃんと見ました^^;

「愛と闘魂のグローブ」特にコメント無し

「君待てども・・・」
旧シリーズの「ときめきの聖夜」ですね!前述しましたが旧シリーズでも好きなエピソードの一つです!旧シリーズの半分の尺でしたが,割と納得の出来でした。特に,ラムが電信柱(旧シリーズでは時計)の上で悩むシーンや最後のラムとあたるが家に帰るシーンは現代の技術で作画された価値が感じられました。新シリーズで初めて評価できるエピソードだったように思います。(とは言え,旧シリーズの作り手の熱量が伝わる感じには及ばないのですが・・・)
そして,気がついたのですが「ラブコメ」の「コメ」=コメディーに関して笑いは文化を背景に成立する面も強いので,内容によっては国や時代などによっては全く通じない,あるいは最悪嫌悪感をいだかれる可能性もあります。特に「うる星やつら」のコメディー要素には強く時代にそぐわなくなっているように感じます。一方で「ラブ」に関しては割と不変で本エピソードのようにラムとあたるのラブストーリー的な落としどころに持って行くと割と納得出来る気がします。
改めて今みると,実はあたるって不器用な「昭和の男」なのかもなんてむしろ好意的に捉えたりしちゃいます(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

saitama さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

本当に期待していた…そして史上最悪レベルのショック。金の匂いだけの糞作品。

原作は全巻所有。



えーと、なんと表現すればいいか…、脚本は忠実に原作どおりではある。

そして、制作陣に才能のひとかけらも感じない、糞作品を作り上げた。

原作どおりなのに糞つまらないって、本当に監督、脚本家、演出家、音楽、声優、全員がすごい制作陣だ。

自分のセンスの問題かと思って、huluで旧作1話を観た。100倍面白かった。

これは、もうセンスとしか言いようがない。監督以下、製作陣のセンスの問題だ。

そしてキャラの表情や奥行き感の作り方、動き、カット割り等々、セル画時代の1981年作品に、なにひとつ上回っていないという恐ろしい事実。適当に画がキレイなのと画に魅入られるのは違うんだよ…。

こんな糞作品、1話で糞だと関係者全員気付いたろ。

そして曲もBGMも効果音もすべて糞。

わかりやすい比喩をしたら、「はたらく魔王さま!」の1期と2期かな。それ以上に酷いけど。

金に目がくらんだクズが集まると、どんな作品でも最低作品に仕上がるってことだ。

史上最大の糞作品をどうもありがとう。
それが原作、そしてアニメをリアルタイムで観たファンの感想です。

あ、1981年のオリジナル作品がなければ、きっと作画だけキレイに見える、3.1〜3.2点くらいの可もなく不可もなしな作品と評価したかも。原作漫画を熟知していると、とにかくつまらない。原作および1981年リアタイユーザーとしての視点があるから、現状ではこの点数しか出せない。

1981年からの作品は本当に奇跡的な成功だったんだな…。


■追記

ちなみに、Huluとかで1981年のオリジナル1話を初めて観た人は、「ラムちゃんとか可愛くないし全然顔違うじゃん!」と思うかもしれないが、もともと高橋留美子先生の描く女性顔は、1981年の1話がほぼ原作どおり。

そこから、アニメの方が先にかわいい顔になっていき、それと呼応するように高橋留美子先生の描く原作のラムちゃんや、うる星やつらの少しあとに連載が始まった「めぞん一刻」の音無響子も、キツい顔つきから、可愛い顔へと描き方が変化していく。

今回の最新作は当然、漫画家デビュー当時のキャラ画ではなく、時を経て完全に完成されたキャラ画で描いているのに、物語として、1981年の方がずっとレベルが高いのは、単純にスタッフのセンスと技量の差としか表現しようがない。キレイ目という部分においてだけ作画だけが上回っている。

ま、1981年版は1回目の2話で登場したモブキャラのメガネ(原作では3話の話)が、制作陣によって勝手にほぼレギュラー化され、そうしたアニオリ路線が原作者の不満を呼び、映画のビューティフル・ドリーマーで完全に怒りを買い、押井守は外されたわけだが…(原作者は嫌いではないと言っているが、が…ね)。その意味においては、今回はとことん原作に忠実が約束事になっているのかもしれないが。予告の扉絵ひとつとっても、どんだけ原作者に気を使っているのかがわかる。

始まる前からローソンとかいろいろなコラボがあり、メディアミックスで電通がフルに動いてブームを生み出そうとしているのだろうけど、まず力を入れるべきはアニメだと思うんだけどね…。鬼滅やスパイファミリーみたいに、アニメの出来がよくて、そこにあとからメディアミックスが乗っかるほうが、結果ブームになるわけだし。


■2話視聴

前にも書いたが、まったくもってコミック原作通りなんだけど、恐ろしいほどあっさりな出来栄え。
アニメ化による面白さがひとつもない…。この路線のまま100話作るの??? 本気???


■5話まで視聴

さすがに原作は面白いので物語を3.5にした。でもアニメはつまらない。
クラマ登場は最初の物語をすっ飛ばしても、たしかに初回はなくても話にはなるが、キャラの深みが消えた。

君まてども…なんて、良い話だけど原作は本当にあっさりした回だから、アニメ化するなら1981年版みたいな設定変更も仕方ない。だけど今回は、まんま原作通りで原作以上にあっさり回というつまらない作品になった。それでいて、クラマは登場回すっとばすとか、アニメ制作陣のセンスが無いとしか…。宮崎アニメが何十年経っても面白いのは監督以下制作陣の才能によるもの。1981年からのうる星やつらTV版が面白いのもまた、制作陣の才能。

才能の差をまざまざと見せつけられた作品になってきた。

最近はアニメ界隈じゃないところでも、スパイファミリー筆頭にアニメの話題ってよく出るけど、うる星やつらに関しては全然聞かない時点でお察しってことじゃなかろうか…。


■9話まで視聴

えーと、もはや配信当日に観ることもなくなり、他のアニメやら書籍やら、いろいろな時間を費やして、なんか空いてしまった時間のときに、「一応、確認しておくか」程度に視聴するようになった。

そして感じる更に酷くなった空回り度…。さらに言えば、最初の数話より明らかに作画レベルが落ちている。ハッキリと実感できるレベル。校長やこたつねこの描写あたりは、もう最近の低レベルなろう系アニメと変わらん…。

ランちゃんとかも、原作通りではあるが、キャラと声が合っていないし…。1981年版は声優のマッチ度含めて奇蹟過ぎたんだな…。

もはや電通が糞仕込みしようが、ファン含め誰も話題にしていない時点で察するしかない。そもそも電通が入っている時点でファンなぞ見ていない。いかにコラボ売りつけて金を奪うかの皮算用…。


■20話まで視聴

作画の雑度が酷い。どんどん劣化している。なので作画評価を下げた。
キャラ静止画をそのまま動かすシーン乱発とか‥論外。どんな低予算アニメだよ。

そうやって考えると、モブキャラとかを背景化させるべくスクリーントーン貼りで消すのって、予算下げるためだろうと気づいた。こんなもん、原作に寄せた演出でもなんでもない。

マジで製作陣は1981年度版を全話見直して、ついでにめぞん一刻も全話観ておけ。
自分達がどんな恥ずかしい真似をしているのかを自覚した方がいい。
今やっているのはアニメもどきの紙芝居になっている事実を理解した方がいい。
それは原作リスペクトとは言わない。

何よりも原作よりつまらなくて、1981年作品より100倍つまらな時点で、全てが破綻している。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

♪あんまりソワソワしないで あなたはいつでもキョロキョロ よそ見をするのはやめてよ 私が誰よりいちばん♫

この作品の原作は未読…では無いと思いますが、きっと完走はしていないと思います。
原作の連載時期がだいぶ昔なので、視聴した当時の記憶が相当曖昧になっています。

それはアニメについても然り…
当然第1話の鬼ごっこについては視聴した記憶が鮮明に残っています。
ですが、それ以外は特に印象に残っていなかったり…というか、実は殆ど見たことないんですよね^^;

レビューを書くためにwikiをチラ見したところ、こう書かれていました。
その内容の斬新さと魅力的なキャラクターは1980年代のみならず以降の漫画界とアニメ界に衝撃を与え、当時の若者たちの圧倒的支持を受けて一大ブームを引き起こし、若者文化にも影響を与えた。

…だそうです。
少なくても私はその当時の恩恵には微塵もあやかることはできませんでした。
従って、今回がほぼ初見になります。

こうしてリメイクされなければ、きっとずっと視聴する機会は無かったと思うので、その機会をくれた作り手の皆さまには感謝です。


でもうちは、やっぱりダーリンが、好きだっちゃ。

地球“最凶”の高校生・諸星あたると、宇宙から舞い降りた“鬼っ娘”美少女ラム。
二人の出会いからすべてが始まった…!

今なお第一線で活躍する高橋留美子による鮮烈のデビュー作「うる星やつら」。
小学館創業100周年を記念し、選び抜かれた原作エピソードを4クールに渡ってテレビアニメ化!(第1期2022年10月放送予定)

監督は「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」を手掛けた髙橋秀弥・木村泰大、
シリーズ構成に「はたらく細胞」の柿原優子、
キャラクターデザインに「おそ松さん」「映像研には手を出すな!」の浅野直之、
アニメーション制作は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「炎炎ノ消防隊」のdavid productionが担当。

そして、主人公の“ダーリン”こと諸星あたると、ヒロイン・ラムという稀代のカップル役を
神谷浩史と上坂すみれが演じる。

大胆不敵、恋にも全力、でもどこか切なくて…
あたるとラムのボーイ・ミーツ・ガールを、
銀河中から集結するキャラクターたちが彩るラブコメディ。

目を見て「好き」と言えない今だからこそ届けたい。
ゴージャスでタフ、クレイジーな“やつら”の青春がかけめぐる!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

今回色々と改めて知ることができました。
1980年代に放送されたアニメは、約4年半に渡る超大作だったそうです。
それに加えて6作の劇場版と12作のOVAも制作されたんだとか。

個人的にはどちらかと言うと高橋留美子先生の「めぞん一刻」の方が好きで、単行本を全巻持っていた上、当時のテレビ放送を全話録画して持っていました。
あの頃はVHSビデオで録画していたので、今となっては再生方法も謎ですが、そもそも現在進行形で行方不明なので、きっともう二度と出会うことはないんだと思っています。
因みに、「めぞん一刻」は約2年間全96話が放送されたそうです。

こうしてみると、昔の作品って長寿ですよね。
今ほど対象となる作品が無かったからなのか、アニメーション制作スタジオそのものが少なかったのかは分からないですけれど…^^;

一方、物語の方は日常系の作品ですが、ちょいちょいSFチックな要素が散りばめられている感じで、宇宙人が出てこようがUFOが出てこようがあまり皆さん驚かず、色んなものが壊れたとしても、次の物語の時にはすっかり元通りになっていたりなど、いささかご都合主義的な一面はありますが、当時はそれも含めてご愛敬なのでしょう。

現に、現在の作品でも次の瞬間には元通りなんて作品はいくらでもありますからね。
そういう意味で行くと、この作品はコメディ設定の先駆けなのかもしれませんね。

それと個人的には声優さんの配役が素晴らしいと思いました。
諸星あたる:神谷浩史さん
ラム:すみぺ
面堂 終太郎:宮野真守さん
三宅 しのぶ:まややん
サクラ:みゆきち
テン:あおちゃん
ラン:香菜ちゃん

この中でも特に面堂役を演じた宮野さんと、ランを演じた香菜ちゃんには大絶賛を送りたいと思います。
コロコロ変わるキャラを見事演じられていました。
特に狂暴になったランをここまで豹変させられるのは最早香菜ちゃんの天性の才能と言っても過言ではないでしょう。
ランにはこれまであたるとの接点は微塵もない、サブキャラとうい立ち位置でしたが、個人的には一推しだったかも…

1980年代の作品に触れることはできませんが、今視聴しても十分面白と思えました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、美波さんによる「アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti」と、asmiさんによる「アイワナムチュー feat. asmi, すりぃ」
エンディングテーマは、花譜さんによる「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」と、yamaさんによる「アイタリナイ feat. yama, ニト。」
元々、「ラムのラブソング」は今思うと中毒性のある楽曲だったと思いますが、今回の主題歌の中毒性も
中々のモノだったのではないでしょうか。

2クール全23話の物語でした。
元々、全4クールの前提で制作されていたので既定路線ですね。
第2期は2024年に放送されるそうです。
昔の記憶が殆ど無いので、この物語の顛末を楽しみにしています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ページの先頭へ