店長でライバルなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの店長でライバルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番の店長でライバルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.4 1 店長でライバルなアニメランキング1位
勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (1360)
8781人が棚に入れました
勇者試験を目の前にして魔王が倒され、勇者になれなかったラウルは、王都にある小さな電気店、マジックショップ・レオンに就職。勇者から電気店店員となったラウルは忙しい毎日を送っていた。そんなラウルの平凡な毎日は、バイト希望でやって来た少女との出会いをきっかけに、大きく変わってしまった。彼女の名はフィノ。実は倒された魔王の娘だった!?

声優・キャラクター
河本啓佑、田所あずさ、島形麻衣奈、川原慶久、曽和まどか、宝木久美、新田恵海、山田奈都美、岩崎可苗
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

魔王さーん!じゃなくて勇者さーん!ですwww 魔王と勇者のコメディは収まることを知らない 勇者は守った。店員としてな

話題作となった「はたらく魔王さま!」では魔王が主役で話が進んでいきました。魔王さんは鈍感ですけどwww一夏といい勝負ができそうだwww
ちーちゃん可愛いよ^^顔芸も笑えますwww
これは、勇者が主人公のため「まおゆう」と同等の視点になります(こちらは経済学です)
で、倒すべきの魔王の娘が仕事先にやってきちゃいました。そんな日常です
ニコ動にチャンネルが無い(脳内選択肢と同じです)
尚、声優はルーキーズばっかりでした

1話 勇者、レジ打ちを覚える
{netabare}描写が緩くてもばいんばいん揺れるなあ(これぐらいがちょうどいいんです)
へえ~電化製品売ってんだ。パナソニック製のwww
でもちゃんと話せなかったら意味がない
履歴書ボロボロじゃねーかwwww
それよりも魔族なのに大丈夫なのか?バイトしてwww
魔王は倒されたんだ、平和になれば武器やレベルなんて無意味だ
じじいよ、スカートめくりがスキンシップなはずがないwww
下手すりゃ犯罪だぞ!?
ローソンの看板が見えたような...
魔王はまだRPG臭が抜けてないwww
そうだ、魔王の家無いんだっけ。しょうがない、付き合いますか{/netabare}

2話 魔王の娘、接客用語を覚える
{netabare}魔力が無いと生活できないのがこの世界
なのはさんの魔力を与えるべきだと思います
接客に命はいらないんだってwwwww
え?魔王さん、家に来るの?{/netabare}

3話 見た目がおかしい商品は従業員・顧客だろうと早々に報告しましょう
{netabare}いきなり脱いで寝ていた魔王www仕事行くぞ
シャツを嗅ぐな!wwww
ローソンのからあげクンの宣伝お疲れ様ですwww
いくら魔王の娘でも他の人に言っちゃあいけません
わざと言ってるだろーーー!!wwww
尚、サービスもありました{/netabare}

4話 魔王の娘、コンビニで働く
{netabare}コンビニの面々が風邪でダウンしたってことで娘はコンビニで臨時として働くことに、店長も了解
魔王さんがいないと静かなものかな...だが、あのじじいは嫌やw
あのさあ、見られてもいいっちゅう女の子は...どうも好きになれないのだが...
でも変わっていくんですよ、時代は{/netabare}

5話 調査とカレカノ結成!?
{netabare}相変わらず世界が変わってもライバル店は出てきます
魔王さんと勇者さんで調査に出かけることに
ちょ、舞台って静岡かよwww
それとライバル店を見てると秋葉原のヨドバシカメラを思い出すんだけど

90%OFFって利潤大丈夫か!?www
それよりも勇者さんの関係者がいるんですけど、まーたバイトか?
大型店って迷いやすいんだよね
特にドンキなんて、ものがいっぱいあるから余計に分からない。確か火災が昔あったはずだ

ちょスフィアさんがゲストで来ただと!?
もう魔王さんと勇者さん、カレカノでいいよ...{/netabare}

6話 勇者=仕事の一環か?
{netabare}勇者を目指そうとしたが最初は犯罪に関わる仕事に入り3か月で辞めたと言っていたオールエー
だからアマダ電機に入ったんだ
安い訳=魔物が仕分けをしていたから

例え企業が相手だろうと強ければ燃えるのは勇者の専売特許なんだよ
(この世界では)顧客って専門用語に弱いんだ。じゃあ資格はそれほど必要ないってことなのだろうか
今回の場合では家電アドバイザーという資格ではあるが

ライバル会社の裏もまだ観察仕切れていないんだ。これからだ{/netabare}

7話 問題解決には魔力
{netabare}ダブルブッキングは避けたいよね消費者だろうと生産者だろうと
魔力が減るわけ⇒スライムが床下にたーくさん...
出番だ、魔王さん
処理は無事?に完遂した模様
M&Aって言ったらハドソンやタイトーさんが...もう無くなったんだよね
おい、魔王さんの親父!間違った知識を娘さんに植えつけるんじゃねーよwwwww
ノヴァさん!?熱中症か?{/netabare}

8話 猛暑日 40℃以上になっちゃいましたwww
{netabare}店内があちい...これでも地獄ですwwwだからドラゴンの仕業じゃねえって!!wwwww
こんなときこそセールで人を呼び込みましょう。こんな暑さで魔王がくたばってはRPGのタブーになるぞwwwww
それとブラしとけ!目のやり場に困るから!wwww
困ったら水着、どうしてこうなったんだ...
あ、店長がマズイことに...同時にオールエーも偵察?を兼ねてきやがったし
この前助けた男の人は新聞記者だったのか。よしゃ取材や
最後、アマダは魔王さんを狙うのか?{/netabare}

9話 初任給、飯を奢って貰いました 襲い掛かるファミコン全盛期
{netabare}おまけが108種類⇒無理だあwwwww
初任給で買い物することに、ヒヤヒヤさせやがって。魔王の娘さんだとしったらパニックだからなあ
あ...惚れたな...勇者が魔王に...

「勇者と魔王が共に生きる世界はまっぴらごめんだ!」
そんな連中が魔王さんに襲いかかった。本当の魔王にするために...RPGに必要な物資・建物を欲すために
FCやSFCに思いを募らせる面々だろう。そこに感情は一定で存在しているのかもしれない{/netabare}

10話 立ち直りが早い魔王www
{netabare}先週襲われた癖に元気にオムライス食ってる魔王さん、それでいいんです
そういえばミミックって言う擬態をする魔物もいたよなあ~今度は通販で無駄遣いをする魔王さんであったwwwww
それと毎月届くパーツを集めて作るディアゴスティーニ社の奴もかwwwwwww

だがその最中、動き出す魔王を求む元魔族と勇者を求む元仲間
そして、拉致された魔王さん
立ち上がれ、ラウル!{/netabare}

11話 カチコミ 学校ver
{netabare}ラウルの友人はどうってことない
問題はオールエーだ
お前も本来戦う理由はないはずだ。どんな理由だろうと全力できな!!
そして来たかフィノ...これが魔王の娘の生き様だ...同時にStylish脱ぎもしやがったwww
じゃあ行こうぜ魔界に!
共に生活できる新世界を創るために!

ああそうだ、電化製品の力は凄いもんだなあ~www{/netabare}

12話 勇者、己の職責を果たす
{netabare}戦は勿論、一生懸命魔王さんに教えた用語が全てを解決してくれた&注文書もだ
それだけです

最後全裸となって帰ってきやがった。盾も仕事してるしwwwそして店長も最後まであざとかったwww商売上手だこと{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 28

りょったー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ほぼ家電量販店のお話

最初は魔法だったりバトルシーンがたくさんあるアニメかと思ったのですが見てみると日常系のラブコメでした笑
しかし内容はとてもおもしろく、魔王が倒され勇者がいらなくなった世界が舞台となっているお話で、主人公の就職先に魔王の娘がやってきて日々を共に過ごしていく。そんか感じのストーリーで一度はまると一気に見ちゃいますよ笑

キャラもとても可愛くて声優さんとすごく合っています!
ラブコメが好きな人にはぜひオススメのアニメです!!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

ロビン★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

しぶしぶ視聴を決意→ハマりましたw

魔力ハーレムコメディ(全12話+OVA1話)

舞台は魔王が倒され世界は平和になり、勇者制度が廃止されてしまった世界。

勇者になれなかった主人公ラウルや、前魔王の娘でヒロインのフィノちゃんなどが、マジックアイテムの家電屋に就職して奮闘するお話しです。

主に日常コメディがメインで楽しめました。

シリアスや時々あるバトルシーンもなかなか見応えありました。

お色気シーンは男子向けな感じでわざとらしかったかなw

世間知らずのフィノちゃんの明るく純粋な性格と、成長していく様子がとても良かったです(*^_^*)

全体的な雰囲気がWorking‼︎ に似た作品だと思います★

投稿 : 2024/04/27
♥ : 38

70.0 2 店長でライバルなアニメランキング2位
夏雪ランデブー(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (864)
3996人が棚に入れました
たむける花も選ばずに、ずっとそばにいるだけでいい ――。目つきは悪いが純情一途な花屋のバイト青年・葉月(はづき)亮介。彼がひそかに想いをよせるのは、店長の島尾六花(ろっか)。一目惚れした六花の花屋に通い詰め、バイト募集を機にそこで働くことに。念願叶ったものの、8つ年上の彼女は恋愛を諦めている様子。目の前にいるのに何もできない自分に歯がゆさが募るばかり。ある日、とある用事で花屋の2階の彼女の自宅に呼ばれて行くと、そこにはなんと上半身裸の男。予期せぬ事態に半ば憤り、半ば呆れる葉月だったが、意外な事実が明らかに。その男は六花の同棲相手ではなく、すでに亡くなった彼女の旦那の幽霊(島尾篤)だという。六花には見えないらしい島尾(幽霊)は何かと葉月の恋路の邪魔をし、葉月もそれに屈せず押しの一点張りで頑張るがなかなか埒が明かない。そんな中、島尾(幽霊)が切り出した予想外の提案とは・・・


声優・キャラクター
中村悠一、大原さやか、福山潤
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

<最終話まで視聴完了> 執着と訣別 愛と苦悩を 花のようにさわやかに

<最終話まで観終えて>

★注★この最終話に関しての感想は激しくネタバレしているので、
観終わっていない方は「ネタバレ」リンクを読まないほうがいいです。

葉月のモノローグから始まったから葉月を主人公として
彼に感情移入しやすいストーリー運びだったけれど
途中から3人ともモノローグがあり、主人公を誰にして観るかで
この話の解釈は随分と変わってくると思った。

また謎を残すシーンやセリフが多く、観終えた後もしばらく考え込んでいた。
とにかくこの作品は、何度も見返すたびに新しく気づかされる部分がありそう。
ってことで1話から最後まで3回観て考察したことを下記の通りまとめてみた。

{netabare}

【島尾と六花の約束】

1話からすでに語られていた「約束」は
島尾亡き後は、離婚して彼の遺品をすべて処分すること。
後半で判明する「約束」は、島尾の骨の一部を食べる、
そして散骨するか、どこかに埋めること。(その骨は夏雪草の鉢植えの中)

その「骨を食べる」という話は、生前の島尾と六花が山に行ったときに登場する
六花の母親が作った絵本の話の中に由来している。
主人公の女の子が愛した木の、根を食べて毒死したのち、
木の一部に生まれ変わったというのをハッピーエンドとする発想。
つまり、島尾の骨を「木の根」に見立て、健康な自分が島尾の一部となって
生まれ変われたら幸せだということ。

しかし六花は再婚してもなお、どの約束も遂行できず、そのままで。
島尾が成仏できなかった一番の理由は、ここにあるのだと思う。
なぜなら、六花と葉月が亡くなるまでずっと棲みつき、
彼らの孫にようやくその「約束」を委ねていたから。
あのOPに登場する男の子とその行動の秘密はこれなのだよね。
ただ、再婚した葉月夫婦が亡くなってからはどうやら
地縛霊ではなくなり、店の外でもどこでも悠々と
浮かんでいられるようになったようだし、孫に約束を依頼してから
はるか上空を飛んで小さくなっていったので、あれがもしかしたら
成仏した、という意味だったのかもしれない。

【なぜ葉月には霊が見えたのか】

葉月たちの孫が島尾の霊を見ることが出来たように
葉月は少年のようなピュアな心の持ち主だった。
霊である島尾に体を貸すこと自体がそもそも、普通ならリスクを負う
はずなのに彼は「店長にしてやれる最善は・・」と考えており
身体を貸すことに迷いがなかった。
絵本世界に閉じ込められても悲壮感はなく
再会した島尾と六花の会話を聞いているときも、自分と六花が
両思いになっていたことを喜んでしまうほどノーテンキだった。
これは彼の純粋すぎるほどの人間性をあらわし、
そんな葉月に対して島尾は頼りなさを感じながらも、自分の代わりに
六花を愛しぬける人間として最終的には認めた、ということなのかも。

【葉月の献身的な愛があってこそ】

島尾の存在は忘れきれないとしても、葉月の魅力には惹かれていっていた。
がその上で、亡夫である島尾が成仏できずにいたことに気づいた葉月が
六花の中にある島尾の記憶を共有し、受け入れることを、
身をもって証明してくれたからこそ、六花もケリがつけられた。

【一番しあわせになったのは誰?主人公は誰?】

観る人によっての視点で主人公も、しあわせの価値観も違うはずなので
断言はできないけれど、葉月と六花は再婚して娘や孫ができて
ごく一般的なしあわせを手に仲むつまじく人生を送ったようだが
そこは無視されたといっていいほどスルーし、いきなり葉月の葬式後に
話が飛んでいるのを観ると、島尾を主人公に見立てたほうが一番納得がいくし
そのほうが清々しい物語として観終われる。

【謎の多い絵本世界は果たして必要だったのか】

島尾が葉月の身体に憑依するとき、なぜか絵本の中の六花姫の姿だった。
この謎に関しては一切語られていないので、原作を読まない限り不明だが
当初、絵本は島尾が描いたスケッチブックの中の世界だったし
絵本の中の六花の口調は、島尾そのものだったので
島尾が創り出した六花=島尾の内心と理想ということになると思う。

で、リアル島尾⇒葉月の身体でリアル六花と対面を果たす。
リアル葉月⇒島尾の心象風景の中で六花の姿をした島尾の心と向き合う。
結果、島尾は六花と果たせなかった子作りの夢をも手にしてしまう。
ここでもうひとつ忘れてならないのが、六花が図書館で童話を借りており
島尾の未完の絵本を完成させようとしていたふしがあること。
なので絵本世界の中での人魚姫以降の荒れた世界は六花の戸惑う心が反映し
その際に遊園地でのカキ氷を前にして泣いていた記憶が
介入してきて葉月を困惑させ、でもそれもまた中断し、
その後は島尾が描いていたのじゃないかと。
まぁそんなわけで、絵本世界はやはり心象世界として捉えるのが妥当で
きっとこういうメルヘン部分がこの作者の特徴なのだろうけれど、
観る人によっては難解になってしまうか、退屈な部分だったかもしれない。

でも乙女チックな趣味趣向を持つ島尾ならではの発想とシーンであり、
さまざまな絵本や童話の世界が登場するのは、個人的にけっこう楽しめた。
{/netabare}

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<10話の感想>

絵本の中の世界はまだ続き・・
葉月はどこまでノーテンキなんだ?と、島尾じゃなくても思うよ。
でも逆に言えば、そういう部分が葉月の良いところでもあり
キャラとしての魅力部分なのかもしれない。

さて、山の中の樹の根元に植えようとしていた夏雪草、
そのままになってしまってるけれど、あれでいいわけがない。
{netabare}
なにしろあの鉢の中には、ある秘密が隠されていたのだから。
島尾が成仏するには、六花があることをしないとならないんだと思う。
{/netabare}
だがしかしそれをどう描くか・・誰にやらせるのか、2人でやるのか。
ようやく次週にはそのあたりが観れるかな?
毎回「えーそこでつづくかいな。。」といいところで終わるのでw

ほんと、見せ方次第ではガッカリきそうな不安もあるけれど、
島尾は覚悟を決めているようだし、葉月もあのままじゃピエロなだけだし。

とにかくこの作品は、亡くした相手との過去にどうケリをつけ
喪失感の消えない中、3人が前にどう進もうとするのかが
ポイントだと思う。
最終回も迫ってきていることだし、鮮やかな展開を観たいなぁ。
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<9話の感想>

前回観終えた後で、いろいろと想う部分があった。
この先の展開も想像したし、島尾、六花の本当の想いや
葉月の状況と今後。あの夏雪草の鉢植えの意味。
それぞれ予想通りな部分もあれば、あぁなるほど!と
予想よりもう少し深い意味にも気づかされたり。
でも、丁寧に描きたいのか次週に持ち越し・・あぁ待ち遠しい。

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<8話までの感想>

観始めたばかりの頃はEDだけが切なく響いていた。
でも、亡き夫である島尾の想いが描かれたここ数話を観ていくと
OPもまたものすごく切なくて、胸が閉めつけられる。
ほんと、わざわざここでネタバレせずともすでに、
OPとEDでかなりのことを語ってしまってるよねこの作品。

誰を主人公にして観ていくかで全く違った見解になるけれど、
いずれにしても・・じわじわくるのは間違いない。
そして今、OPに登場する六花そっくりの目をした
男の子のことが気になって仕方ない。

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<6話までの感想>

いやはや、5話の島尾には相当泣かされてしまったけれど、
島尾が生前描いていたスケッチブックの絵の世界に
入り込んでしまった葉月と六花のかわいい会話が微笑ましく
相変わらず、湿っぽくなりすぎないバランスがいいなと思う。

けっこう大胆な発言をしてしまうくせに、ブレーキかけてしまう六花。
めちゃめちゃわかる、その気持ち(><)
答えは出ていても前に進めないことってあるのだよね。
でもそれで葉月を傷つけてしまってたり、
島尾をなおさら切なくさせてしまったり。
3人それぞれが、本音100%でガンガンいけない事情を持っていて
やっぱりこういうのって、大人ならではの話だと思う。

葉月の片思いから始まった物語だから、つい葉月を応援したくなるけど
島尾の切なる願いも、結果的には葉月と六花を結びつけていくような
言動になっていきそうだし、どっちに転んでも誰かが思い切り切ないという。
{netabare}
「死んだ旦那 言い訳にするのやめて欲しい」って
葉月の身体に憑依した島尾が言ってることにも注目。
{/netabare}

6話は回想シーンでの、指だけで手を繋ぐ六花と島尾が良かったし、
葉月が六花を好きになったきっかけっていうのにも、すごく共感。

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<4話までの感想>

原作は河内遙による漫画で『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて、
2009年7月号から2012年1月号まで連載されていたとのこと。
単行本は全4巻。ということはもう完結している物語なのだね。

アニメ作品の場合、できるだけ最終回を観終えるまで原作は読まないのだが
この作品は、読んでしまいたい衝動に駆られる(笑)
毎回、いいところで終わってくれるし、そういう演出はなかなかのもの。

作画もすごく綺麗で、植物の彩りや窓から入る日差しの眩しさや
ふんわり揺れるカーテンの裾とか、ちょっとした表情の変化とか、
舞台が花屋だけになおさら美しさが際立つし、個人的にかなり好み。

物語のあらすじは、えっ?そこまで書いちゃうんだ?ってほど
ここのページのwiki参照が詳しく載っているので、そちらをオススメ。
ざっくり説明すると、早くに夫を亡くして花屋を切り盛りする未亡人・六花が
店にアルバイトとして入ってきた8歳年下の葉月という青年から慕われるも、
彼女の亡夫の幽霊が2人の関係を嫉妬から妨害。
(ちなみに彼女からは亡夫の姿はまったく見えないが、葉月からは見える設定)
諦めない葉月に、幽霊である亡夫はある日、ひとつの提案をする。
受け入れがたい葉月だったが、六花との進展に見込みが感じられずに
自暴自棄に酒に酔ったある夜・・・というところまで今、進んだ感じ。

すぐにもドラマ化や映画化されそうな話ではあるんだけれど、
宙に浮く幽霊が登場する上、彼の百面相的な面白い表情や、
この物語全体を包むコミカルな部分は
アニメじゃないと魅力も面白さも半減してしまうと思う。

物語の深刻な部分だけ抜き取ると、せつなく悲劇的ではあるけれど、
コミカルなシーンやカット、会話がセンス良く散りばめられ
シリアスにならない寸止め加減が、観ていて心地良い。

あと、葉月の声を担当する中村悠一さんの演技がすばらしい。
どこか斜に構えた感じと、若さの残る繊細さや脆さ。
『氷菓』での高校生役を観た後でこの葉月を観ると
折木くんが成長したようにも感じて、なんだか可笑しくなる。

そして彼や六花の心の声と表面に出してる態度との
ギャップなんかも面白いし見どころのひとつかも。

そうなんだ・・この六花のキャラがまたすごく好感持てて。
ひたむきで、まじめなようで実は大胆なところもあって。
しっかりしているようで、少し間が抜けていたり、泣き虫だったり。
もう恋なんてしないんだって思ってるようで本当は待ってる部分もあったり。
だけど、我に返ってみれば亡き夫のことがまだ忘れられなくて。。
つくづく、どこまでも女心全開で正直なのがいい。

とにかく、すごくリアルに彼女の心の揺れとか本音とか、気持ちの変化が
バシバシ伝わってきて胸がキュンキュンしてしまう(笑)
そしてつい、応援したくなってしまう。
だけど、亡き夫の想いにも共感する部分があり、せつなくもあり。。

OPを観るだけでいくつかの謎が湧き上がってくるのだが、
それについてはまだ何も解き明かされていないし、
展開的にもこれからがようやく本題って感じなので、今後も見逃せない。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 64

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

~愛別離苦~

たむける花も選ばずに ずっとそばにいるだけでいい―――――


心の急所に刺さるような切なさが胸を締めつける作品。
心理のうつろいに焦点を当てた演出は独特の空気を醸し出していました。

花屋の店長・島尾六花に恋をした冴えない青年・葉月亮介。
しかしある日、彼女の部屋で一人の男性と出会ってしまう。
それは死んだはずの六花の旦那・島尾篤だった…。

本作は「プレスコ」と呼ばれる、音声を先に収録しそれに映像を乗せていくという手法が用いられています。
これによって会話に独特のリズムや間が生まれ、よりキャラクターをリアルに感じることができます。
例えばそれは、デートシーン。
まるで自身がその現場にいて陰から覗き見しているような不思議な感覚に陥ります。
それほど掛け合いが自然で説得力がありました。
しかしここまでキャラクターの心情をリアルに感じることができたのは、
やはり演じている方々の抜群な演技があったからこそ。
主に3人しか登場人物はいませんが、みなさん素晴らしかったです。
またキャラクターの些細な仕草や行動がとても丁寧に描かれていた点も良かったです。
人物の土台がしっかりしているから何か突拍子もない行動をとってもその理由に納得ができました。
人間臭い掛け合いが心に響いてきて、触れた手の感触までもがこちらに伝わってくるようでした。

「死」は誰しもが必ず訪れるもの。
息を引き取るその瞬間にどのような心持ちでいられたか、それがとても重要だと思います。
自分の生涯に満足することができたなら、自分の死にも満足できるのかもしれません。
死と正面から向き合い、今この時をどうやって生きていくべきか。
本作を観てそんなことをぼんやりと考えたりしました。


心に咲く花は誰の香り?
奇妙な出会いから始まった不思議な三角関係はとても切なくて、とても温かかったです。
誰に感情移入するか、どの角度から見るかによって大きく評価が分かれる作品だと思います。
意外性のある展開が観る人を選ぶかもしれませんが、本作はそれでいいのかなと。
自分の中だけにこっそりと閉まっておきたい…、そんな余韻が残るラブ・ファンタジーでした。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 69
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いや、これじゃレディコミだろ

「未亡人」「未亡人に恋した一途な青年」「青年にだけ見える死んだ夫の幽霊」
この三人の世にも奇妙な三角関係を描いたアダルティーな恋愛ドラマ、全11話です


ダンナは死んでるんですが、この作品の体裁はあくまで浮気モノなんです
つか人妻を好きになっちゃたらさ~、NTりNTRれのドロドロ愛憎劇か、はたまた失楽園のような逃避行に奔るか・・・
なんにせよスッキリクッキリなハッピーエンドは望めんでしょうし、正直そーゆーハッピーな結末って【違う】と思ってます
ハッピーエンドが美しいのは『めぞん一刻』とかだけっす


つまりは今作、先に言わせていただくと原作の時点で色々失敗してると思うのですよね、オイラとしては
掴みが美味しかっただけに余計その辺が悔しくてですねぇ・・・


{netabare}まずですが、第4話のラストでシマオ君にハヅキ君が体を貸す決意をするまでは毎話興奮気味に楽しめてました
全体的の構成、原作ありきと考えるのならば悪くなかったと思います
ここは素直に拍手


だけど5話以降の絵本世界
独特の世界観や背景の美しさ、それと現実のロッカちゃんとは少しだけ言い回しの違う『親指ロッカちゃんの演じ別け』など、絵本世界単体が楽しめる要素であるとは認めるものの、最終話で特に絵本世界が存在したる意味ってのを処理せずに、まあ言うなれば【投げた】のはいただけないですよね
あれだと「結局絵本世界ってなんだったのよ?」っていう疑問しか残らないです


それと最終話、シマオ君がハヅキ君にロッカちゃんを託す決意が薄い
ってか描写されてない
もち、ハヅキ君は一途で純情なイケメン好青年だと思います
問題はハヅキ君サイドじゃなくてシマオサイドです
たぶんシマオ君にしてみれば、ハヅキ君って愛するロッカちゃんを託すには全然頼りない存在なんじゃないでしょうか?(健康的な面以外では)


あそこはハヅキ君に男の株を上げる様なエピソードをくれてやるか、もしくはハヅキ君が(健康的な面以外で)『ロッカちゃんを託すに足りる男であるか否か』をシマオ君に語らせるって描写が絶対必要だと思いますね


上記の点から終盤の駆け足様というか、登場人物たちの妥協感(仕方ないという諦め感)が沸き立つ中にも関わらず、さも『これが最善の結末』かのように見せるってラスト
ようは風呂敷の畳み方が単純に下手な作品だと感じました


原作改変、設定の独自解釈など平気でガンガン仕掛けていく松尾監督作品の中では、比較的大人しめな作品だったと思います
もっと好き勝手やればよかったのに!(爆)
{/netabare}


ちなみに作画的にはプレスコである点を生かしきれていないです
オイラの印象では→【紅>>>夏雪≧REDGARDEN≧夜桜四重奏】
(もちろん作画だけの話)
もともと特に作画クオリティが要求されるような内容ではありませんが、たぶん『ゆるゆり♪♪に主要スタッフを持っていかれてる』のが主原因かとw


声優さんの演技、というか演技別けの妙技が見どころってか聞きどころです
中村悠一さんの『ハヅキ君』と『シマオハヅキ君』の演じ別け然り
大原さやかさんの『未亡人ロッカちゃん』と『新妻ロッカちゃん』と『親指ロッカちゃん』と『シマオロッカちゃん』っていう演じ別け然り
まあ聞けばわかりますってw


夏アニメは『もやしもん』『TARITARI』で十二分に大原さやかさんの素晴らしさを思い知ったにも関わらず、追い討ちをかけるような今作でのさぁやの演技は力一杯テレビの前でスタンディングオベーションさせていただくことで表したいですねw
あんまりこーゆーさぁや祭りが続くとそのうち萌え死ぬってか悶え死んじゃうので勘弁してくだせぇ^q^


あとキャラ評価が高めなのは野暮なことは聞かず店を任されてくれた最高の名脇役たる【シマオミホさん】
その人とこの作品へ向けてのオイラからのささやかながらの愛の手向けっす(テヘペロ


{netabare}最後になりましたがラストシーンで何十年という間、シマオ君の部屋が開かずの間と化して放置されてるのは流石ちょっとコワイってかキモイってかw
夫婦の仕業としか思えんのですけど未練断ち切れんっても死んだ夫の幽霊と新婚生活してたってことでしょ?
そりゃ流石にないでーwwwって思いました^^;
でも孫とシマオ君との約束でそれが全て清算されるというのであれば・・・まあ悪くないのかなって{/netabare}


散々言いましたが好きか嫌いかで言えば大好きな作品っすよw

投稿 : 2024/04/27
♥ : 27

62.7 3 店長でライバルなアニメランキング3位
青春×機関銃(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (401)
2426人が棚に入れました
ある出来事から、半ば無理やりサバイバルゲームを始めることとなった女子高生・立花蛍。

ホストとエロマンガ家という個性たっぷりな仲間に囲まれ、仕方なくプレイしつつも、いつの間にかサバゲーの魅力にハマっていって、とうとう大きな大会を目指すことに…。

声優・キャラクター
小松未可子、前野智昭、松岡禎丞、興津和幸、喜多村英梨、堀江由衣

ユートピア さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

イケメン

絵が綺麗。
沢山の写真が舞うシーン。温かい場面での色合い。
森の中を走る疾走感。
動きの切れがいい。

効果音と表情とタイミングとの入りがうまいと思う。
「ババン!!!」みたいな入りが好き。
駆け抜ける音。
ドキドキ、ワクワクや緊張感が伝わってくる。

内容だけみたら綺麗ごとばかりだし、
サバゲーについて面白く書いているわけでもないから
何も知らなくて触り程度に見る程度。

キャラの性格は、可もなく不可もなくって感じだけど
動いて、音があってこその物語なのかなと思う。

漫画も読んだけど、内容自体は「すごく好き!」とは感じられなかった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

ゼレ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

戦闘シーンが思いの外かっこよかった!

正直「トイガンでの戦闘シーンってカッコよく表現できるのかな」と思っていました。しかし、弾丸の発射時と着弾時にエフェクトを入れることで本物の銃のように描写しており、見ていてサバゲなのに凄い緊迫感があり手に汗握るバトルシーンになっていました。

ストーリーも仲間との人間模様やそれぞれの悩みなどがうまく表現されていて一気にみることができました。

自分としてはアニメが終わってからの話がみたいと思ったので、原作を買って読み続けたいと思える作品でした。

投稿 : 2024/04/27
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