怪獣で恋愛なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの怪獣で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の怪獣で恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

58.5 1 怪獣で恋愛なアニメランキング1位
ノブナガン(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (358)
1886人が棚に入れました
2013年。 修学旅行で台湾に訪れていた女子高生「小椋しお」は、突如出現した怪獣「進化侵略体」に襲撃を受ける。軍隊も歯が立たない中、そこに現れた謎の男たち。彼 らは超国家機関「DOGOO」のエージェントで、偉人の魂を受け継ぎその力で戦う「E遺伝子(ジーン)ホルダー」だった。そして友人の危機に、しおの「偉 人の魂」も覚醒するのだった...

声優・キャラクター
武藤志織、鈴木達央、島﨑信長、浅川悠、石田彰、上坂すみれ、斎藤千和、保村真、津田健次郎、田村睦心、村瀬歩、井上遥乃、さとうあい、遊佐浩二、渡辺明乃、飛田展男

watawata さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

愛すべきB級作品

この作品のレビューを拝見すると途中で断念された方が多い様で^^;
恐らくは1話切り、若しくはPVを視聴し、最初から対象外の方々もみえると・・・多分。

よって、一応オープニング冒頭のナレーションを簡単な注釈を添えて貼り付けておきますね。

あらすじ
歴史上に数多存在した傑物の能力を記憶した特殊遺伝子「E遺伝子(ジーン)」。【偉人のもじりですね】その遺伝子を受け継ぎし、「E遺伝子(ジーン)ホルダー」【偉人の遺伝子を持った人です】は、「AUボール」【英雄のもじりです。変身アイテムと考えて下さい】によって自らの中に眠る傑物達の能力を引き出し、「AUウェポン」【そのまんま英雄の武器です】を具現化する。
これは、超国家組織「DOGOO(ドグー)」【土偶のもじりです。味方の司令官が土偶の形をしています】に所属する「E遺伝子(ジーン)ホルダー」達と、宇宙からの敵「進化侵略体」【分かりやすい敵です、地球侵略のみが目的です】との人類存亡を賭けた戦いの記録である。以上


見ての通り設定の段階での安直なネーミングで早くも拒絶反応が出そうですね。
キャラクターデザインも独特、且つ分かり易い(描き易い、キャラクターの簡素化により経費削減)言ってしまえば幼稚、小学生のお子さんが喜びそうなタッチです。
画面エフェクトも原色系を多用し、花柄模様、幾何学模様を無理矢理、画面に割込ませ、絵の間を何とか埋めている感(背景を描き込む予算が無い)が滲み出ています。バトルシーンになると突然アメコミ調になり暗めのトーン(同様に色を絞り込み経費削減)、第1話からこの調子ですから脱落者が続出するのも無理ありません。


でも、違うんです、これ‼︎


多分、製作者サイドが作品を成立させる為の苦肉の策・・・もとい努力の証であると思うんです。ストーリー及び設定はチープながら、歴史上の史実と合致し考証もされ、最新のバイオテクノロジーを踏まえる等々、意外と練り込まれてます。作画も決して褒められるレベルではありませんが、押さえる所はしっかり押さえてあり、バトルシーンでは下手なCGを多用したアニメより遥かに迫力があります。キャラの表情も然り、特にヒロインの通常パートのぼんやりした表情とバトルパートの鬼気迫る表情の描き分けの落差が激しく好感が持てます。恐らくは、ただでさえ知名度が低い作品に十分な予算が下りるとも考えられず、思考錯誤の結果、枝葉末節を可能な限り省き、作品の根幹にウェイトをかける他、方法が無かったのでしょう。
手足を結ばれた状態でのこの姿勢、言ってしまえば製作者サイドの愛をヒシヒシと感じずにいられませんでした。結論、ハイ、B級作品ですコレ、でもただのB級作品じゃあありません、手抜きのB級作品と同列にして欲しくありません、もがき苦しんだ上に生み出された作品ですから、この様な作品を地に埋れさせてはいけないんです。

じゃあお前、円盤購入するの?→買いません‼︎ そんな余裕はありません‼︎ 小遣いが100万円に上がったら考えます。

じゃあ当然お気に入りの棚に入るのだよね?→入りません‼︎ 残念ながらお金がかかり、且つ愛のある作品にはかないません‼︎

うーん、結局はお金がかかっている作品に良作が生まれ易いの?→否定しません‼︎




オチがついた所で作品の突っ込みを少し^^;

主要4人の登場人物について・・・

ノブナガン(織田信長)→能力:右腕が銃になる。
主人公ですし無難なチョイスです。

切り裂きジャック(1888年にイギリスで連続発生した猟奇殺人事件の犯人の通称。)→能力:右腕がナイフになる。
ん?英雄?偉人?・・・違ぅぅぅ…犯罪者やん…でも一応納得しておきます。

アイザック・ニュートン(万有引力の法則を導き出した、イギリスの物理学者であり自然哲学者)→能力:右足で踏みつけた物を重くすることができる。
えっ?彼、科学者だよね・・・少し無理があるのでは?まあアニメですので大目に見ましょう^^;

マハトマ・ガンジー(インドのイギリスからの独立運動を指揮し、形態は民衆暴動をとるものではなく、「非暴力、不服従」を提唱した、政治指導者であり宗教家でもある。ノーベル平和賞にも5回候補に挙がっている。ちなみに彼の偉業を讃え10月2日は国際非暴力デーとされている)
→能力:ヘルメットについた腕状のパーツからバリヤーを発生させる。

アカン‼︎これはアカン‼︎、防御主体とはいえバトルに参加しとるやん。ブシュブシュ敵を潰してし、行動理念にも反しているし、とにかく政治、宗教絡みは不味いって、本当に^^;
インドの英雄、偉人ですから、見る人が見たら訴えられますって^^;

と、突っ込みどころ満載です。当然お話はプロモーションアニメですので完結していません、さて、第2シーズンはどんな英雄、偉人がお出でになるのか楽しみですね。

あ・・・無いか・・・第2シーズンは・・・

でわでわ


追記・・・ヒロインに新人さんの抜擢・・・これ低予算の為せる業か?でも初々しさと熱演に高評価です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

蜂の巣駆除業者

ミリオタ女子高生:小椋しおが修学旅行中に怪獣「進化侵略体」の襲撃に遭い危機に陥るも
その体に眠った信長の遺伝子が覚醒するのであった!ってなストーリー。

ミリオタ女子高生というユニークな設定はあるものの
友情が絡んだヒーロー(女だからヒロインか)ものとしてありがちなスタートを切りました。

敵の怪獣がシルエットで生物なのか兵器なのかよく分からなかったのですが
謎めいた敵にする為の演出なのでしょうか?
ちょっと安っぽく手抜きっぽい敵に見えてしまいましたが次からは平気かな?

偉人の特徴を捉えた武器でのバトルになりそうで楽しみはありつつも
出オチに成らないだろうかという不安もありますがさてどうなるでしょうか?
とりあえずガンジーは防御・回復系でニュートンは爆弾とか投下や重力系っぽいですけどね。

なんだか夕方アニメの様に子供っぽい内容になりそうな気もしますが
しばらく様子を見てみます。

※2話感想{netabare}
ガンジーは使えるけど、ニュートンは漬け物工場がお似合い。
今まで重さを感じさせず元気にブッ放してたのにスタミナ切れで弱体し過ぎ。
三段撃ちと三丁撃ちは違うと思う。
敵が影絵みたいだしバトルシーンが手抜きっぽく熱くならない。
近距離でもジャンプ撃ちで当てるのは難しいんですけど。
一人オグシオとか浅尾とかアスリートもじってる?
病院での会話が茶番。オオグシは理想的な返答を待ちつつ会話をしている。
オグシオの声優さん初々しくがんばってるけど結局は棒。
EDが聞くにたえない。
なんか子供向けというか子供だましかな…。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
オグシオちゃんミリオタなのに射撃姿勢とか戦術的な動きの知識は0なんだよね。
どうやら機体名だけ詳しいタイプのオタ。
そういうオタクも居るだろうけど物語の主人公となると
どうも設定活かしきれていないなと思ってしまいます。
偉人も出オチっぽいし次回観て切るかな…。
{/netabare}

【総評】
なんだかんだで一応最後まで観ましたが切っても良かったかなと思う内容でした。
深夜アニメなので何か急展開があるのかもとちょっと期待があったのですが
最後まで夕方アニメのノリでした。

ストーリーとしては夕方のニュースなどで時々やる『蜂の巣駆除業者』へ密着取材特集を
着色して地球規模でやってみました!という感じ。
敵はとにかく害虫でしかなく、そこには相手を殺すことに何の葛藤も躊躇いもなく
とにかく退治するシンプルなもので深みは感じられませんでした。

設定もアンバランスで、あれだけの強さと繁殖力なら人類がもう少し窮地になり
生活圏が脅かされていないと違和感がありますし
偉人の数を考えると地球全体をカバーするには無理があります。
まともに受け止め過ぎかも知れませんが子供向けの夕方アニメならスルー出来ても
大人も観る深夜アニメの目線だとこの辺りも引っかかってしまいます。
主人公のミリオタ設定も役立ったのがエイブラムス(戦車)位でしたので
もう少し絡んで来て欲しかったです。

作画については個人的にはロックマンみたいな形(ナリ)がどうも合わなかったのと
敵が影絵みたいで的としか捉えられませんでしたし
暗転した背景での戦いが好きになれず終いでした。

偉人の特長を引き継いだキャラ達は戦闘シーンでは技の違いによる個性は出ていたものの
日常生活の描写の少なさもあり内面的な感情や個性は今一つ出し切れていなかったです。
最終回に繋げるならせめてもう少しジャックとしおが意識する描写が欲しかった所。

こういうアニメなら夕方にやってくれれば見る目も違ったのですけどね…。
深夜アニメとしてだと求めているものが違いました。
子供向けとして観れば親子でも観られそれなりに楽しい作品だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

みゃあ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

スルーするのはもったいない

キャッチした方のレビューを読んだら自分も書きたくなった。このアニメは大変面白かったので。


60年代から70年代初期を思わせるデザイン、絵柄で、レインボー戦隊ロビンとかサイボーグ009みたいなチームプレイを題材にしているんだから、私が懐かしく思うのは仕方ないよね?
DOGOOの制服なんて科特隊の・・・ゲフンゲフン。

だってタイトルが「ノブナガン」だよ。昨今のお洒落だったりやたら長かったりするのとはわけが違う。もうね子供がつけたようなタイトル。
過去の英霊の能力で戦うって。。。オカルトかよ!



「だけどね、それらが全て揃った時、とんでもなく面白い漫画(アニメ)が出来上がった。」


正直、このアニメはかなり誤解を生む作品で、上記のことだけで最初から「絵が古臭い」とか「見るからに面白くなさそう」と受け取られかねない。更に主人公がデビューとなる声優さんだったので、放送当時にも1話で切られた方が多かったと思う。セリフの未熟さのみならず1話の展開も心をつかみ取るものではなかったからだ。

私も原作は読んでなくて1話でキッツいなあと感じた口なので、それは否定しない。




「このアニメは後半に向けてどんどん面白くなっていくんだよなあ。」



最初に述べた通り、チームプレイによって敵と戦う作品なんだけど、この作品の面白さはスペシャリストの集団による作戦行動だということ言える。
ウルトラマンの科特隊とか、組織があってもスペシャリティがあまり感じられなかったじゃない?そのメンバーだけなの?そのメンバーだけで24時間365日戦うの?って思ったよね?子供も出入りしているし、ね?
その辺を少し大人向けに理屈を整理した感じ。オリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」に対する「宇宙戦艦ヤマト2199」みたいな。



ノブナガンの場合、上意下達の組織と専門部門によるバックアップ、戦闘部門の小隊体制等が描かれている、それらのメンバーも能力があるとはいえ決して超人ではなく、人によってはかなり弱い人間の集まりだが人数は揃っている。
彼らが進化していく(学習していく)敵と戦い続ける。敵は進化侵略体という名前の怪獣たちだ。

相手が進化していくんだから、同じことをやっていたんじゃ倒せない。敵の弱点は何だ。どうやったら倒せるのか、どうやったらこの侵略を終わらせられるのか。探り、時を稼ぎ、受けた攻撃をターンオーバーしていく。

「力比べではなく、知恵を絞り力を尽くす。」「一人で戦うのではなく、力を合わせて戦う。」
この辺の緊迫感を持たせつつ描くがノブナガンの魅力だ。つい最後まで観てしまうことになる。

スペシャリストはE遺伝子ホルダー[(イージーンホルダー)偉人ホルダーっていう洒落か]で過去の偉人さんの改良遺伝子を持ちその偉人さんの能力をもって戦う、あるいは力を発揮する。[この使える武器、能力をAUウエポンという。タイトルからして、ここも英雄ウエポンだよな。]過去の偉人と書いたけど、実際は偉人だけじゃないが名を遺した人たちの力を使う、その力の内容と発動のさせ方や癖も面白さの一つなので、それは見て楽しんでほしい。


DOGOOという組織にも秘密があって、それもストーリーに絡んでくるのも良いな。最後は総力戦だが、なかなかに熱いですよ。



モーパイこと「モーレツ宇宙海賊」もそうだけど、見た目で避けちゃうともったいないと言える作品です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

56.2 2 怪獣で恋愛なアニメランキング2位
UG☆アルティメットガール(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (31)
207人が棚に入れました
21世紀初頭の東京ではなぜか月曜日ごとに、マニアックでどこかいやらしげな姿の怪獣が頻繁に出現していたが、その度ごとに謎のヒーロー・UFOマンが怪獣を倒してくれていた。怪獣とUFOマンとの闘いは人々の生活に馴染んでおり、人々は闘いを楽しんでいるようだった。

そんなある日、白絹たち3人が井ノ頭公園に来ていたところに怪獣が出現。UFOマンが現れるが、3人が怪獣に近づいていたためにあやまって3人を踏み潰してしまう。責任を感じたUFOマンは3人に自分の魂と身体の一部を分け与え、以後3人はUFOマンに代わって怪獣たちと闘うことになる。

ちなみに、UFOマンと白絹たち3人との出会いの部分のストーリーは『ウルトラマン』第1話のパロディとなっている。

声優・キャラクター
福圓美里、生天目仁美、古谷徹、徳永愛、松山鷹志、秦勇気、木村亜希子

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

不幸な事故です・・

2005年1月~3月にかけて「A15」枠内で放送されたアニメ。

何故か月曜日毎に出現するマニアックな姿の怪獣達から
東京中野坂上周辺のみを護る正義のUFOマン達の英雄譚!

不幸な事故・・何かに踏み潰され死亡したが・・諸事情
により蘇生された3人の女子高生が、色々活躍するお話。

基本エロギャグとパロディのバカ台詞萌え特化アニメ?
古谷徹さん繋がりの声優ネタを愉しんだりシュールな?
絵面や展開を楽しめるか・・時間以内に敵を倒さねば・・
※公式は3分・・視聴率により3分を超えたり出落ちする。

”不幸な事故”で放送打切りの危機もありうる事態に・・
色んな意味でドキドキ・・ハラハラなスリルと闘う・・
いや・・怪獣と戦うアニメだっけ・・"UFOマンP-"です。

自称☆アルティメットガール。略称"UG" byつぼみ

変人して戦える時間より変身にかかる時間の方が長い・・
彼女達が変身して戦える時間は尺により大幅に変化する。
彼女達の能力は"m.o.e."(michaiyan otome energy)の力
によって左右され"m.o.e."る程パワーアップするらしい。

ギャグは鮮度が命! 笑えるかは貴方のアニメ歴次第?
変身ヒーローになる切っ掛けはウルトラマン1話に由来。
怪獣は同人誌即売会に惹かれて地球に飛来するらしい。
※イベント後にパワーが妄想・・暴走して怪獣化するの?




小春野白絹:声 - 福圓美里
1987年7月3日生まれ。杉並区阿佐谷在住。
身長 156cm/バストサイズ Bカップ/血液型 A
変身時の身長 31.2m/変身時の体重 1万7000トン
東京の中野坂上の二子山学園高校2年生M78組出席番号7番。
アルティメットガールで「アルティメットガール・貧乳」
引っ込み思案で恥ずかしがり。春野白絹ではない。

鳳ヴィヴィアン:声 - 生天目仁美
1987年10月12日生まれ。杉並区高円寺南在住。
身長 168cm/バストサイズ Eカップ/血液型 B
変身時の身長 33.6m/変身時の体重 2万1000トン
二子山学園高校2年生で白絹のクラスメイト。
アルティメットガールで「アルティメットガール・巨乳」
お嬢様育ちの金髪ハーフ。さっぱりした男勝りな性格。

諸星つぼみ:声 - 徳永愛
1987年4月23日生まれ/住所 杉並区南荻窪
身長 147cm/バストサイズ Aカップ/血液型 AB
変身時の身長 29.4m/変身時の体重 1万5000トン
二子山学園高校2年生で白絹のクラスメイト。
アルティメットガールで「アルティメットガール・ロリ」
オタメガでボクっ娘。コスプレ(露出)も大得意。

UFOマン:声 - 古谷徹:宇宙警察らしい。
謎の巨大ヒーローとして怪獣と戦うも・・不幸な事故の
結果、白絹・ヴィヴィアン・つぼみに自分の魂と身体の
一部を分け与えたために小型化してしまった。
ヒーローらしからぬエロい性格だが、つぼみには負ける。
色々思い入れがあるらしい言葉が節々に漏れてしまう・・

岡村与作:声 - 松山鷹志
怪獣ジャーナリストであり、実況中継の解説をしている。
アルティメットガールに入れ込むあまりに暴走ぎみ。

諸星真:声 - 泰勇気
つぼみの兄で二子山学園高校3年生。高校の報道部に所属。
アルティメットガールを激写すべくバイクで駆け巡る。
白絹の憧れの存在。大の「巨乳好き」らしい。

小春野繭:声 - 木村亜希子:白絹の姉。
テレビ局ZATVのレポーター。怪獣のレポートをしている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

巨大なエロ。裸であればサイズはどーでもいいの?

変身巨大ヒーローもの。
平たく言えばウルトラマンをパクったエロコメディ。
女の子が巨大化変身、アルティメットガールとなって怪獣と戦うお話です。
とーってもしょーもないですが、戦ってエネルギーが不足していくとコスチュームが消えていく、つまり裸になっていくというアホエロ設定。
品のない表現にも事欠きません。


今でこそ規制が厳しくなって光補正だのピー音だのを入れるのが当たり前のエロ系アニメですが、改めて観るとこの頃のものは色々と直球です。
裸は当たり前にかかれるし、コメディにかこつけた性的な表現(液体をかけたり、股間に○○したり)が盛り沢山。
内容の下らなさも半端なく、作画も決して褒められた水準ではありません。
むしろ、あまりにダメすぎて笑っちゃいました。
苦笑というカタチで(´д`)
萌えキャラを使って、低予算で案直に視聴者の興味を引くためのエロ。まさしく泡沫B級アニメの典型でした。

B級なのは仕方ないとしても、本作はコメディなのに全然笑えない。
そもそもの設定がウルトラマンのパロディ。
怪獣のデザインも年輩者なら何とかわかるような微妙すぎるマニアックなネタでできており、ちゃんと笑いを取りに来てるとは思えません。
当然、ウルトラマンのうよなドラマがあるわけもなく、バトルやエピソードもまったく面白くない。
声優さんはそれなりの陣容ですが、シナリオがつまらなさすぎて魅力はイマイチ。
巨大化する女子は3人いますが、日常エピソードや人物像の描写もロクにないし脈絡無く行動しているので感情移入もへったくれまもありません。
適当に可愛いビジュアルなら何でもいいってもんでもない、というのを再認識しました(´・ω・`)


普通のエロではなく、巨大な女の子が霰もない格好になり、恥じらう姿に萌え~・・・・という、かなり狭い需要のエロです。
エロ描写的にはそれなりですが、アニメ作品としては出来は3流、4流。
中身がスカスカすぎて、すぐに忘れてしまいそうです。


でも最終話の最後の最後、モビルフォースのガルダンが出てきたのには噴きました^^
声優に古谷徹氏が出演されてるので、それ系のパロディで時々ツボにくるから油断のならん作品です。


【エロ成分】
パンツ  :☆☆
おっぱい :☆☆
裸    :☆☆☆☆
性行為  :☆
マニアック:☆☆☆☆☆
エロス総評:☆

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

PeachFly さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

ハチャメチャだけど、これはこれで楽しいかも^^;

ま、この作品も「あにこれ」で吟味して選んだわけではないので私の評価としては低いですが、これははれでアリかな…^^;; パロディー、少女三人、えっちな作品…という観点で。
声優に古谷徹さんが出演されていたので、タイトルだけで観てしまいましたが「まぁ ! …こういった作品にも出演されるんですね~ ^^;;」 といった感じです。

{netabare}
詳しいストーリーは他の方のレビューに詳しく書かれている通り、少女三人が宇宙人から巨大化変身できる能力を貰い、3分間だけ巨大化変身して怪獣と戦い、変身の残り時間が無くなるとコスチュームに穴が開いて肌が露出していく…という設定。^^;

また変身の時には、他の作品で女の子が出てくるえっちな変身モノと同じく変身シーンがあり… ^^; DVDではかなり…というかほとんど全裸。 (もしかしたらTVでは光とか雲かで隠されていたかもいれませんが) 「わ~ストレート」な表現 ! ^^;」という感じ。

変身するときも、宇宙人の「あそこ」を握って変身するので、ちょっとドギツイかも…^^;;
でも、全体の表現自体は「ちら見せ」が主体で、本当に xxx するシーンを入れているような他の作品もあるので、それに比べたらソフトだと思います。

ストーリーもえっちな場面を表現するために取って付けたような内容なので、十分な設定がされているとはとても言えません。 まぁ、無いよりはマシか…という程度。

この感想を読んでいただいている方全員にお勧めはできませんが、まぁ… 女の子のエえっち作品(ちら見せ)に興味がある方は、「…こんな作品もあるかも…」ぐらいに思っていただければ幸いです。

{/netabare}
…ということで、パロディー満載のハチャメチャ作品ですが、15分x12話なので、さらっと観れるかな。


<<PeachFlyの「また観るかな~」判定>> : 1

0:途中で挫折、 
1:もう観ない、
2:もしかしたらもう1回くらい観るかも、
3:たぶんもう1回は観るかな、
4:もう2~3回は観るつもり、
5:ベスト10に入る逸品!。きっとこの後何回も観ることでしょう^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

65.2 3 怪獣で恋愛なアニメランキング3位
コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~ THE LAST SONG(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (137)
831人が棚に入れました
「神化」という架空の年代、高度成長によって発展する戦後20余年の日本が舞台である。これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の超人たちが、もしすべて同時に実在していたとしたら?2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送された第1期の続編“THE LAST SONG"が4月より放送開始!!モザイクのように散りばめられた無数の要素が新たに語られる超人や秘匿されてきた歴史の真実と化合してスパークを放つ。「もうひとつの日本」で展開する多彩な超人たちの饗宴はいまクライマックスへと高まる!

声優・キャラクター
石川界人、上坂すみれ、豊崎愛生、中村繪里子、川島得愛、金尾哲夫、鈴村健一、大川透、三木眞一郎
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

自分自身が変わったら再視聴したい

2016年4月~7月放送。分割2クールの2クール目。第14話から第24話までの11話。オリジナルです。
全話見て、頭の中が整理できずしばらくは何を書けば良いのかと思っていました。(ジョーカー・ゲームに浮気もしてましたがw)
癖が強く自分の頭で考えなければならない作品で、最後まで本当に素晴らしかったです。

最終2話が詰め込み気味なのがもったいなかったのと、赤光さんの活躍がなかったのが心残りなのと、南君が姿を消していた間何をしてたかという疑問はありますが、作中で約10年という長いスパンで描かれた要素がほぼ全て結末に集約し、希望のあるラストになりました。
部分的に見ると難解ですが、全体の流れをシンプルに考えればむしろスマートにさえ感じます。

以下大まかな感想と総括です。

【機械超人たちについて】{netabare}
来人はもちろんですが、アースちゃんとメガッシンも随分描写が増えましたね。
彼らの正義と現実に対する向き合い方は人間にも通じています。
来人は自身の正義に対する矛盾を解消できず、極端から極端に走りましたが、矛盾を抱えるのが当たり前の人間の人格をそのまま機械の体に移植したことに無理があるということでしょうか…
来人が生き生きしていたのは第1期ラストで爾朗を助ける時、最終決戦前にメガッシンと一緒に行動していた時ですが、どちらも単純で純粋な正義を他者と共有し行動した時なのかなと思います。
アースちゃんは現実との矛盾に夢を見ること(嘘を体験すること)で折り合いをつけ、外見が変わってからは人間の子どもが成長したかのように頭が柔らかくなっていますし、薫と美枝子は明確な正義と二つの視点(他者の視点)を持つことで多角的に状況判断することが出来ています。

人間たちが葛藤して時に考えることをやめてしまう中で、彼らの姿はむしろ人間的に感じられます。人は逃げ道を探せるけれど、機械はインプットされたものからは逃げられない。だからこそ学習しながらも愚直に正義を追い求めていると感じました。
{/netabare}

【ゲスト脚本家回について】{netabare}
図らずも皆神様回にw
いずれも人ならぬ存在との関係性を三者三様に描きました。
どれも素晴らしく、個性も顕著でしたしきちんと本編にリンクしています。

中島かずきさん回は人間と超人の能力的な垣根の無意味さ、土着の神が人との「繋がり」を望む姿とそれに応える人間を描きました。
個人的に原始信仰に近い神様との距離感の描き方に一日本人として共感しましたし、人ならざる存在が人にとって重要なものであることも再認識させられます。

辻先生回のデビラとデビロは人に干渉しようとせず、なにものにも垣根を認識しない思考の持ち主です。9話は時間的な無限、17話は空間的な無限が印象的でした。
デビラとデビロは、神とデーモンと人間の関係性を冷静に考えられなかった漫画版デビルマンのサタンをオマージュしているのでしょうか?デビロが中性的であることもサタンを思い出しましたが、男性と女性の外見的特徴を全てそぎ落としたようなデザインである点は対照的ですね。

虚渕玄さんの回はストーリーの本筋に組み込む形になっていました。垣根を頑強に作ったことで破滅に向かう米軍の姿は恐ろしいものでした。米軍の正義は古き存在のみならず同じ人間さえ考え方が違えば排除していくのでしょう。{/netabare}


【正義と自由と平和をいかに実現するか】{netabare}
爾朗は正義が見つからなくとも追い求めることに意味があると結論を出しました。
自分の正義を見つけたいという意味でもあり、他者の正義を尊重するという意味でもあり、正義を持たないことを悪いとも思わないという意味でもあるのかなと思います。
これは13話で神が爾朗にぶつけた「僕の自由を守れば平和が乱れる。君の正義を貫けば僕の自由が侵される。たった一つの答えなんてない」という言葉への爾朗なりの回答です。
機械超人たちにも感じたことですが、正義を独りよがりのものにしないためには、他者との共有と柔軟性は必要なのだと思います。

「正義は1つじゃない」と言うと投げやりにも聞こえ、大鉄君が反発するのはよくわかります。
でも実は逆で、正義がいくつもあることは否定されてはいけないんです。超人は無数にいて、普通の人間も超人と呼ばれることもあります。超人にはそれに対する悪が存在すると語られているわけですが、それはつまり正義がいくつあっても許されるということなのでしょう。
それに対して唯一の正義と定義したものを他者に強要し、正義がエゴへと姿を変えた米軍の姿は象徴的です。

笑美が「家族、友人、愛のために戦う時、私たちはもっと強くなれる」と語れば、爾朗はそれが恐いと言います。
特定の何かを守ろうとすれば、つまり誰かを敵と認識すれば、自身が破壊者になる危険性がある事を爾朗はわかっているからです。

里見は超人を否定し消し去ろうとしています。超人「だけ」を消そうとすることは、線引きできないものを線引きしようとしているということです。
13話で秋田課長が改定綺能秘密法案を無理にでも否決に持って行ったのは、法による線引きが超人への攻撃に繋がるとわかっていたからで、里美のしようとしているのはやり方こそ違いますが似たようなものでした。

線引きすることで可能性を奪い取るこのやり方は、爾朗にとっては到底認められないものだったと思います。

しかし、爾朗自身も実は間違えかけていました。
自分を悪に仕立てて超人たちに居場所を作るということは、その時には良くても、その後にはまた同じように敵を見つけ出して争うことになるでしょうから。
そうならなくて良かった…里見さんある意味GJ!w
{/netabare}

【大人になるということ】{netabare}
本作において「大人になる」とは、常に自分の頭で考え、多様性を受け入れ、矛盾とも折り合いをつけて生きて行くこと…だと感じましたが、まだよくわかってないかも知れません。

私個人としては、里見さんの言う「大人」は大人だとはどうしても思えません。人間は多様性を否定して特定の正義を与えられれば思考停止に陥るものです。

超人を信じる子どもの自由な視点はある意味では確かに無知から来るものです。社会に出てさまざまな価値観を学び矛盾を認識すれば、子どものままの価値観ではいられません。
ですが、子どもの視点を否定したからといって大人になれるわけではないはずです。

爾朗にとって良かったのは、超人課に守られ、社会経験を積み自分で考えることが出来たこと。悩みながらも自分から超人課を離れたのは、雛鳥が巣立つのと同じように必然でした。
誰も守ってくれなかった神は悲しい最期を迎え、上から正義を押し付けられた大鉄君は自分で考えることができず、大人ぶっていても心の中では子どものまま泣いている。
新宿の事件で神を助けられず、むしろその場にいた超人たちに救われた爾朗が、最終回では大鉄君を助けることが出来たのは、爾朗自身が成長したことの証明でしょう。

また、爾朗の成長には輝子と風朗太が超人課に入ったことが大きく影響しています。
ずっと変わらない風朗太は純粋でシンプルな視点を思い出させ、輝子は知らぬ間に爾朗を追い抜き、超人課の矛盾をわかっていても超人たちを守るために残留するまでに大人になっている。
二人とも爾朗が人間として成長する上で大きな存在だったと思います。
{/netabare}


13話と最終話は様々な意味で対比されていて特に素晴らしかったです。
特に13話の神化20年のシーンは、元ネタ的に衝撃と不安と悲しみばかりだったのですが、最終話ではこんなにも希望に満ちたものに見えるとは思いませんでした。
何年か経ったら自分の見方も変わっているでしょうから、是非再視聴したいですね。(2016.7.18)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

昭和ヒーロー達は大人になっても戦い続ける。彼らの正義はどこに向かう?

ジローさん、年食っていい感じにやさぐれてますね。
以前は人ん家に上がり込んで飯食って「いいじゃん友達なんだからー」とか絶対言わない性格だったのに。

さてこの作品は1期がそれぞれの正義を描写していたのに対して、2期は時間が経った後各々の正義がどう変化したのかに着目していけそうですね。
みんなカッコよくなってるし、期待できそうです。

14話。芝刑事の回
{netabare}新宿動乱の回で超人の危険さが知れ渡った今、力を持っている事自体が悪で超人は排除される危険な存在となった。
この時点で超人を排除する超人課って存在自体が矛盾してるわけですけど、その矛盾に耐えられなくなった芝刑事の良心回路が熱暴走。
この話は良心回路を与えられたことで苦悩するキカイダーを思い出しましたね。

それにしても相変わらず輝子ちゃんは、ジローに恋心を利用されたばかりなのに大事な人ですって。相変わらずのジロー信者ですね。
時間が経って正義がどうのこうのってさっき言いましたけど、この娘は変わりようがないみたいである意味安心しましたw{/netabare}

16話。スキージャンパーの話。ダメかも
{netabare}締めそのものは爽やかでいいんだけど、スポーツに出場するのに改造手術が必須って…。
これ、ドーピングを公式に認めてやりたい放題ズルしろって事なんですよね。しかも国の為とか…。
いやいや、スポーツマンシップって言葉は一体どこに行ったのかと。
今回はハズレですね。作画が悪いとか、選手の性格が悪いとか色々あったけど話も色々とおかしい。
前期は、機能秘密法で超人の存在は公にされてなかったのにこの話だと超人がやたらと優遇されまくりですし…。このチグハグさは、回ごとに脚本家が違うからって事なんでしょうか。ちょっと残念ですね。{/netabare}

20話。虚淵脚本回
{netabare}今回はベトナム戦争に参加していたアメリカ軍人の話。
期待していた虚淵脚本ですが、残念ながら爆上げという程の印象にも感じず。
今更だけど国を敵に設定してしまった事で主人公が自由に動かせなくなっている印象がありますね。
まあ、下手に主人公を動かせば国が敵なだけに悪のテロリストに認定されるので脚本としてはそれを避けたいんでしょうね。
009や仮面ライダーは悪の組織が敵だったので主人公をヒーローにしやすかったんでしょうが、この作品は下手な政治主張をやりたがっていた脚本家のせいで縛りが発生してしまっている印象です。
1期でジローを離反させて以降、彼と言う人物の主体性がイマイチぼやけてしまっている印象は否めませんね。{/netabare}

21話。やっと本題に入ったみたいですね。遅えよって感じですが。
{netabare}メガッシンと倫子の回。複雑な1期の伏線を結構回収してましたね。
後、ジローの主体性のなさは意図的にやってたのか(笑)
一体何故だ! それは、坊やだからさァってな感じですか。
終盤の爆上げの為に低迷しているジロー株は、この辺で買い時なのだと思いたいですね。

しかし、ストーリーの評価はまだ保留ですね。
里見が何をしたいのかよくわからんので。
EDで日の丸をバックにしてる男なのに「原子爆弾爆発の歴史が正しかったとしたら?」とか
嘘でも言って欲しくないです。まともな日本人の発想とは思えませんね。
むしろテロリストかスパイのどちらかって言われた方が納得します。{/netabare}

最終話見ました。ラスト4話辺りは当初から計算されていた構成なのか、結構濃密な話でしたね。
{netabare}マスターウルティマのあの扱いだけは絶対に納得がいかないけど。
ラストバトルでのメインキャラ達の活躍は、速足ながらもおおむね満足できました。BL団の面々が再会したのも地味に嬉しかったですし、伏線の回収も見事だと思います。

ただアレっすねー。
最後の最後になって、里見がヒーローに倒される怪獣的な都合のいい悪役になってたのが何とも不満ですね。
悪役は悪であってこそ栄えるんですが、ヒーロー達の幼稚さをディスってる割には彼の目的も超人を追い出したいだの、原爆が爆発した時代に改変したいだのどこか薄っぺらい思想で納得はできなかったです。
超人を憎んでるって割に、里見自身が超人な事も棚に上げてるし。
最後は世界改変かと思いきや、並行世界に追い出すオチですか…。
まあ、独立宣言やら宣戦布告までしてたので火種がくすぶる前に処理したって感じではありますが。
ちょっと世界を広げすぎましたかねー。今更な物言いではありますが。

最後のEDは009リスペクトなんすね。神々の戦い的なw
最終回に関しては概ね満足なんですが、やっぱ漂う政治臭の胡散臭さとスリーバードメン回の出来の悪さ、話の取っつきづらさはあると思います。
1期の評価も併せてやや下降修正しましたが、昭和ヒーローものが好きな人には結構おすすめできる作品ではあると思います。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

異能の力を持つ超人や妖怪と人類・・・それぞれが生きるための物語でした。

この作品は、「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」の分割後期に相当します。
物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

1期を視聴した感想は、善悪を含めたくさんの超人が登場する中、超人を保護する「超人課」が日々奮闘しているのですが、物語の構成が時系列では無かったので難解な作品・・・でも、主要登場人物のキャラ立ちはしっかりしていたので、展開についていけなくてもそれなりに楽しめた・・・というのが正直な感想です。

そしてタイトルに「THE LAST SONG」が付加された後期が放送されましたが・・・今回も同じくらい難解だったように思います。

まずビックリするのは、超人を取り囲む周囲の状況が一変してしまっていた事です。
確かに善良な超人ばかりではありませんでしたので、人間との間にイザコザが無かった訳ではありません。
ですが、中には人々の希望の象徴とも言える超人達が活躍していたのも事実で、そんな超人がいるから人類と超人との共存の均衡が保たれていたんだと思います。

でも後期では超人は十把一絡げ・・・善良な超人もすっかり影を潜めてしまっているのです。
これからの物語への布石である事は認識しているものの、人類と超人が共存するという、どんなに我々が願っても辿り着けない世界の存在が眩しかっただけに、この展開には少し寂しさを感じちゃいました。

そしてこれらに輪をかけてビックリするのが超人課の皆さんです。
何がどうなっちゃったんだろう・・・と考える余裕も無いくらい次々と色んな事件が起こっていくのですが、その物語の先にあるのは超人課の皆さんに対する違和感でした。

特にビックリだったのが主人公である人吉爾朗の言動です。
彼の根底に根付いているモノ・・・それは何も変わっていないのかもしれません。
でも・・・そうだったらもう少し違う態度が取れたようにも思えるんです。

・・・と、レビューを書いていて思ったんですが、違和感を感じたのは超人課の皆さんの「正義の質」が理由だったのかもしれません。

例えばとある事象で正義を全うした行動を取ったとします。
でも、それは一つの側面から見た正義であって、別の切り口からみた時にその行動が必ずしも正義になるとは限らないんですよね。

極端な例が、悪と称される超人をやっつけたとします。
その超人を悪と称した人達からみたらそれは正義の行動になると思います。
でもその超人を悪と思わない人達からみたら、それは単なる虐殺でありそこに正義は存在しないんです。

超人に対する思い・・・これは超人課の皆さんの根底に流れる思いは変わらないのだと思います。
でも、何を背負うか・・・これが異なれば導き出される答えに違いがあってもおかしくはありません。

きっと最初の差はごく僅かだったんだと思います。
でもその差を埋めないまま歩みを進めてしまった結果、気付いたら離れていた・・・
こんな感じだったのではないでしょうか。

離れてしまったその先に何が待ち受けているのか・・・気になる方は是非本編でご確認願います。
あっと驚く展開が待っていてくれると思います。

そして今回の一推しキャラは・・・前期に引き続き星野輝子ちゃんでした(//∇//)
前期では自分自身にも色々ありましたが、今期はしっかり職責を全うしていたと思います。
一連の騒動の幕が引いた後も変わらない優しさを見せてくれた彼女・・・何より彼女の直向きさと信じる心が私にとってストライクでした^^

オープニングテーマは、前期に引き続きZAQさんの「割レル慟哭」
エンディングテーマは、山本陽介 feat. 玉置成実さんの「ALL-WAYS」
第24話のみ歌い手は同じですが、ZAQさんが楽曲を提供した「THE LAST SONG」でした。
ZAQさんの楽曲は相変わらず凝っていて格好良いです。聞いている分には最高なんですが、カラオケでチャレンジしてみると、ちゃんと歌うのが難しいんです・・・
ZAQさんの曲がカラオケで歌えたらいいのに・・・^^;
エンディングもアニメと合っていて格好良いです。今度カラオケでチャレンジしてみたいと思います。

後期は尺が短いと思ったら11話でした。前期が13話だったので全部で24話の物語になりました。
ラストの展開は衝撃的でしたが、後味は悪くありませんでした。
そして物語の終盤に往年の名作が流れてきましたが・・・まさかタイトルに付けられた「THE LAST SONG」のオチはそれだけじゃないですよね・・・と思いたいです^^;?
でも物語の最後に輝子ちゃんと風郎太が交わしていた会話は、この作品の全てを物語っているように感じました。
難しい作品でしたが、時間を作ってもう一巡してみたいと思えた作品でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ページの先頭へ