怪獣おすすめアニメランキング 28

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの怪獣成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番の怪獣おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.7 1 怪獣アニメランキング1位
SSSS.GRIDMAN(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (988)
3978人が棚に入れました
1993年から放送されたTVシリーズ「電光超人グリッドマン」。
まだパソコンが一般家庭に普及する前に制作された作品にも関わらず、 現代における「インターネット」「コンピューターウイルス」といった概念を先取りした内容で人気を集めた。

そして2018年秋「SSSS.GRIDMAN」が放送決定!
アニメーション制作は、2015年日本アニメ(ーター)見本市で公開された 「電光超人グリッドマン boys invent great hero」を制作したTRIGGERが担当する。
監督は、同作でも監督を務めた雨宮哲。
あの時の未来が現実になった2018年、グリッドマンがアニメーションの世界で蘇る――。

声優・キャラクター
広瀬裕也、緑川光、斉藤壮馬、宮本侑芽、上田麗奈、高橋良輔、小西克幸、悠木碧、松風雅也、鈴村健一、稲田徹、新谷真弓、三森すずこ、鬼頭明里

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『電光超人グリッドマン』は1993年当時には新しすぎた(笑)! (第12話: まごころを君に(笑))

※↓以下を書いた時点でアニメ作品は始まってもいないので、未見でした。視聴終了後追記あり。

「あらすじ」にある通り、『電光超人グリッドマン』という円谷プロ製作の特撮作品(以下、「原作」)がありまして、当時の情報科学・コンピュータ関連の研究者や業界人の間では有名な作品でした。

原作では敵であるカーンデジファーがコンピュータワールドに「怪獣」を送り込み、その怪獣の破壊行為が実行プログラムの破壊、不具合として顕現するというお話になっています。

そしてカーンデジファーを追ってきたハイパーエージェントが、少年少女たちがパーツから組み上げた自作コンピュータとそこで実行されるプログラムと一体化することによって「グリッドマン」として怪獣と戦うことで地球の平和が守られるというストーリーになっています。

そしてカーンデジファー側にも協力者の少年がいて、「悪意あるクラッカーと戦うハッカー」という構図が怪獣特撮物としてビジュアライズされているという異色の作品でした。

根っこの着想は映画『ウォー・ゲーム(WarGames)』(←こっちは背景に冷戦がある実世界でのお話でストーリー自体は全く違う)あたりから得たような気もしますけど、こんなん当時子供にウケると思って企画したやつアホやろ。(← 褒めている)

また「怪獣やグリッドマンは通信回線を通していろいろなコンピュータに入り込める」とか、「怪獣とグリッドマンの戦闘は手元のコンピュータでモニタ出来る」とか、「グリッドマンの支援メカ(?: プログラムというかデータなのですが…)も通信回線を通して送り込める」とかいった設定があって、当時の若めのコンピュータ関係者の心を(もしかしたら本来の視聴対象のはずの子供たちよりも)掴んだのでした。

また15年ほど前でしょうか、安価なコンピュータを多数高速ネットワークで接続して高速計算させる「グリッド・コンピューティング」という技術が業界トピックとなり、「グリッド」という言葉が本作を想起させることでリバイバル・ブーム的なものもありました。

なので今50~60代くらいのコンピュータ関係者の間では『電光超人グリッドマン』はそこそこの知名度があると思います。

というところで個人的にはこのアニメがどんな作品になるか期待大ではあるのですが、現代に需要があるのかとか何でいまさらグリッドマンなのかとかはさっぱりわかりません(笑)。

2018.10.7追記:
第1話、観ました! ジャンクやグリッドマンのデザインは旧作準拠。ジャンクへの過負荷時の演出なんかはアニメっぽいです。いきなり謎を残しての引きで、期待を持たせる1話目でした!

2018.10.14追記:
第2話を視聴終了。視聴を続けるかどうかを判断するで必要そうな世界観の説明は2話でだいたい片付きました。シリーズ構成、有能…。

2018.10.28追記:
第4話、「Arcadia」のグループとメンバー4人の名前が玩具メーカー由来で笑ってしまいました。

2018.11.12追記:
第6話を視聴終了。旧作を観ていた人にはわかる「先代」とイヤホンで聞かされていた旧作楽曲「夢のヒーロー」のアレンジバージョンの旧作ネタがありました。ということは、一応旧作『電光超人グリッドマン』とのつながりもあるってことなのかな?

2018.11.18追記:
第7話目まで視聴終了。「不安定な神様」(笑)。

UFOが糸で吊られていたのって、あれもしかして特撮メタネタ(昔は空中戦の撮影時には糸で模型を吊っていた)なの?

2018.12.23追記:
第12話(最終話)視聴終了。いや、TRIGGERがGAINAXの末裔だとして、何もあんな形で示さなくても…(笑)。

あれがアカネだなどとは絶対に認めん、だがという視聴者もわりといそうだが、案外あれは円谷プロサイドにはウケているかもしれない…。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 76
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

特撮好きでないマン in N.Y

2018.12.28記


「電光超人グリッドマン」未視聴


レビュータイトルはSTING往年の名曲から。

前評判が高く、放送中も事前の好評価そのままに走りきった感のある良作です。が、なんかしっくりこない。
1993~1994年に放送された「電光超人グリッドマン」という特撮ヒーローものを母体とした新作アニメで、“円谷プロ”“TRIGGER"“音楽:鷺巣詩郎”そしてあの“グリッドマン”か!のワードが期待を寄せる根拠となってました。
主人公響裕太がクラスメイト宝多六花の家の前で倒れて、目覚めたら記憶を失っていた、という冒頭。六花の家が営むジャンクショップに置いてある古いPCから「自分の使命を思いだせ」と呼びかける声。声の主はハイパーエージェント『グリッドマン』。ほどなくして、街に怪獣が現れて破壊の限りを尽くす。どうする?どうする?裕太くん、という導入でした。

そしてこの私。電光超人を未視聴もさることながら、そもそもウルトラマンや仮面ライダー、戦隊ものをわくわくしながら観た記憶がありません。宇宙刑事シリーズも観てました。嫌いなわけではなく、ただ“わくわくした記憶がない”だけです。
おそらくこのわくわくした経験の有無が本作を捉える上でのスタート位置の差となって表れちゃったんじゃないかという感覚があります。もちろんスタート位置が後ろでも追いつき追いぬいた方もいると思います。特撮好きマンはすーっと本作に入り込みやすかったでしょう。
ちょっと煮え切らない感じですが、これは、前評判に裏切られながらも、自分なりの結論を探し続ける男の取るに足らぬ感想、と思って以下読んでいただければ幸いです。


なお結論は、“とはいえおもしろい”です。
理由は明確、日常パートが魅力的だから。
Aパート、Bパートのくくりが正しいかは微妙ですが、だいたい1話のなかで前半の日常パートと後半の戦闘パートに別れており、この系統の作品の流儀を守ってますね。

作品評価に与える分岐点は2つあると思ってます。
1.特撮作品との相性
2.主に日常パートで展開される物語の解釈

1.特撮作品との相性
アニメなのに特撮? アニメ作品ながら特撮作品の演出技法が散見されます。この、アニメなのに?がポイントで、良く出来た作画と合わせて見どころになります。さらに、グリッドマンのみならず旧作名作のあれやこれやを彷彿させるシーンがさり気なく描かれているため、これもわかる人には胸アツでしょう。
スタッフの特撮作品に対する愛情を感じることができることは好感ですが、{netabare}物語の展開上、闘う目的があるようなないような{/netabare}戦闘シーンの連続は、私にとっての付加価値にはなりませんでした。

2.主に日常パートで展開される物語の解釈
良し悪し以前に、例えば戦隊ヒーローもので展開される日常パートはほぼ蛇足です。ウルトラセブン等の例外を除いては、特撮ヒーローものの前半にしょぼい印象しか持ってない私ですが、本作にはそのしょぼさがない。
裕太、六花、内海将の3人組に新条アカネら人間たちと、グリッドマンと4人のアシストウェポン(新世紀中学生)、そしてアンチくん、アレクシスの人外さんらが絡む物語は濃厚です。全体的に暗いというか“不穏”な雰囲気を醸し出しながら進行する展開は私好み。
ただ演出の妙が冴える考察好きにはたまらん展開のため、シンプルに観てると、なんだかよくわからんなぁ、になりそうな感じでした。

これ1.と2.の相乗効果で天井知らずになったかもわからんです。そういった意味では残念でしたね。私は1.が欠落してます。
日常シーンと戦闘シーンそれぞれ高いレベルにありつつも有機的に絡み合っているかは微妙。1個で2度美味しいになるか、水と油だなとなるか、私は後者です。
{netabare}・アカネにスイッチ入って怪獣作ってドーン!の前後に繋がりがあるようでない。
・必殺技や合体技はあくまで戦闘特化というか説明がないためこちらも繋がりが・・・
・となると作画と特撮オマージュを堪能するしかなさそう{/netabare}


OPはTHEヒーローものと呼べるワクワクする曲ですこぶる良いです。EDだって負けてない。イントロのギターリフが好きですね。
「これ、お前の母校が何回も破壊されるアニメだで」と、都立井草高校出身の知人へネタふりも可能(実話)。
充分満足する一品でしたが、周囲の熱狂とはちょっと引いた場所にいるかなーっていう良作でした。



■良く出来た物語
※視聴済みの方向け

{netabare}第一話アバン、新条アカネのカットで始まり、ラストは見ての通り。一貫してアカネの物語でした。その視点での二周目(特に9話)はやばいですね。
SSSS.ってなんの略? スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド(Superhuman Samurai Syber Squad)と聞いて、超平和バ○ターズばりのネーミングセンスだな、おいと思ってましたが、案の定“フリ”でしたね。
グリッドマンへのアクセスコード『Special Signature to Save a Soul』。そしてフィクサービーム!見事なタイトル回収でした。{/netabare}

{netabare}「私の先代が君にお世話になった」と少女怪獣さん(6話)
こういったところは元ネタ知ってたら楽しかったんだろうなーと思います。{/netabare}

{netabare}アカネのバランスが崩れ始める第7話は隠れた良回。
裕太と中華料理屋の中で「(ここの娘を)あたしが殺したの」と言うアカネ。遡ることAパート。アンチくんとの一悶着の際、スペシャルドッグを踏んでたアカネ。このへんの自己矛盾描写は秀逸。{/netabare}


それと物語がいま一つと感じた人が二周目行くことはないと思うものの、二周目が面白い作品でもあります。


■(オマケ)けっきょく設計主義って
ルールを設計してその通りにすれば万事OK!・・・って少しでも考えれば無理難題。人間には自我というものがあります。
無理してこれをやろうとしたのが、{netabare}新条アカネであり、{/netabare}大失敗に終わった20世紀の社会実験であるのでしょう。

{netabare}本作は、不完全なるもの(アンチくんやグリッドマン同盟のみんな)が不安定な神様を救う物語でもありました。{/netabare}
{netabare}子供じみた設計主義はとっとと捨てて、早く大人になりなさい。てゆーか外に出なさい。人を知りなさい。{/netabare}

完全とは理論や対物には求めてもいいとは思いますが、対人間、社会に求めたり、統治の仕組みとして取り入れるのは無理がある、を再確認した次第です。



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2019.06.12追記
《配点を修正》


その後、『電光超人グリッドマン』も飛び飛びながら視聴。地上波で再放送をやっていたのです。

SSSSのほうはロボ好き特撮好きでなくても日常パートが良いし、六花とアカネのWヒロインも魅力的で、私のような“特撮好きでないマン”でも楽しめましたが、たしかに原題の電光超人おさえてるとニヤっとできる場面多数。

本作SSSSを気に入ったのならこっちに手を出して良いと思います。


追伸
『色づく世界の明日から』のOPとED同様、こちらのOPとEDは秋から冬にかけてヘビーローテーションで聴いてました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 80
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ベイビダンダン輝け

2話までの感想{netabare}
元の特撮の方はフィルム撮り“じゃなくなった”影響がどうにも違和感であんまり見てなかった…と思う。
なぜか掃除機が暴走する話だけは覚えてるけど。

んでアニメの方は…グリッドマンの声ちゃんと緑川だ!
カーンデジファーの声ってどんなんだったっけ…これも同じ人?ってかカーンデジファーではない!?
確か脱獄囚みたいなんじゃなかったっけ?特撮の方は。
ってかこっちは現実で戦うのか。
やっぱ怪獣が出たらミニカー蹴飛ばしてナンボだよなぁ…この町破壊シーンはお約束っつーか“オーバーロード”見て「足りてねぇなぁ」と思った部分をガッツリ補完してくれた。
と思ってたら…グリッドマンの登場シーン、平成ウルトラマン(の一番カッコいい所)じゃーん!、「巨大化して登場して地面に着地した瞬間に地表がドバーンってなる」やつ(※)。
(ガイアより前にあったんだっけ?それがウケてかガイアではお約束化されたの…グリッドマン(特撮)ではまだ無かった気がする)
おお、わかってるねぇ。
ってことで1話は大満足、果たしてこのクオリティがどこまで続くのかが気になるトコロ。
でもって2話。
死者が出てても誰も覚えてないという思ってた以上にハードな展開、それでいて主人公達はイマイチ実感が沸かないってのも妙にリアル。
電脳世界じゃなくて現実世界で戦うって方針は正解だったと思う。
こうなってくると「バカヤロー」と言ってるくれる人が欲しくなるのう(ウルトラマンメビウス)。
とはいえ、ひょっとしたら現実に思わせといてーの実は電脳世界でしたって展開あるかも?
このままだとモモデビルークじゃなくてアカネが贖罪し切れないもの。
そんな敵は敵で早くもスペルゲン反射鏡(でいいのか?)を実装、強化はええ。
まぁこれはとっととグリッドマン側にアシストウエポン出させないといけないからね、仕方ないね。
ってかガイア的なドパーンって表現は…えっ、もう終了?
コンピューターの処理速度を重い・軽いって言うけど、それを重量(感)によって表してた?…とすると最適化後はもう重たそうな表現は無くなっちゃう??
悪くはないんだけど、どっちかっつーと特撮寄りではなく勇者シリーズに傾いた予感。
それと特撮の方はコンセントに繋いである・ないし機械制御されてるものが暴走を始めて町はパニックって内容だったけど、こっちはそういったパニック方面は薄味なんかのう?

今のところ非常に良い感じに思えますが、ど~しても旧作と比較してしまいますね、そんな詳しくもないのに。
あと※部分、気になってちょいと調べたらやっぱり「これが良いんだよ」って声は高いみたい、そこだけ編集した動画発見。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30524641
アニメじゃないしお暇な時に見てやって、いやぁタマランわぁ。

ところで円谷といえば、アイゼンボーグはどうなったんだ?{/netabare}

3話感想{netabare}
おお、ガイア演出復活、2話でグリッドマンがスタっとビルの上に乗った時はヒヤヒヤしたぞ。
やっぱこれだねー、巨大怪獣つったらミニチュアをどれだけ派手に壊せるかだよなぁ、と昔特撮をワクワクしながら見てた頃の記憶が蘇る。

それはそうとやはり現実世界だと思ってる舞台は実は電脳世界って展開じゃないかな。
そう考えりゃ街が戻ったり記憶失くしたり、アカネは贖罪無理じゃね?って問題は全て解決。
怪獣なの人間なの?とか一旦負けた後どこに居たの?とか、それの伏線じゃないかなぁ。
そうなってくると問題はあの世界の住人はNPCなのか中身居るのか…「オレはデータだけの存在だったんだ!」ってなるんかのう?
ってかうっかり「怪獣は人間なのかも?」と洩らしてしまったウツミはどうやらウルトラマンヲタ、カネゴンやジャミラ辺りの知識からそういう推察を立てたんじゃないかなー、と思って調べてみたらウルトラシリーズには結構な数怪獣になった人間ってあるみたい。
じゃあ舞台が電脳世界って作品知っててそこから推察するってことは…無いかな?
大元の特撮版グリッドマンは見てないとして…映画TRONとか。
その、個人的に凄い恐れてるのは“ゼーガペイン”みたいになっちゃわないか、似通ってしまうのは仕方ないにせよ劣化コピーみたいになってしまうのはカンベン願いたい。
ダリフラの前科があるからそこんとこイマイチ安心できない。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
ああ、こう来るのか。
常日頃“なろう系”について考えてるワケじゃないけど、やっぱりそれ関係を思い起こしてしまう。
グリッドマンがなろう系ってことじゃなくてね、それへのカンターというか揺り戻しとでも言うべきか。
今やってるソレ系(ゴブスレと転スラ)でも感じてることなのだけど、なろう系でよく目にするのは「自分の作った箱庭世界で気に入らないヤツをぶっ殺す」だけで、そんなのただ見させられてもちょっと…ってのがありまして。
これは“オーバーロード”の感想でも書いたような…って見てみたら「自分が怪獣になったつもりで積み木やミニカーで築かれた町(時にはそれの設定あれこれ考える)を破壊する遊び」って書いてました、自分。
あはは、グリッドマンのアカネのやってることが正にコレ。
別に自分が賢い訳じゃなく、同じように思ってた人は沢山居て、当然アニメスタッフにも居て、そのうち揶揄ったの作られるんじゃない?とは思ってましたが、まさかグリッドマンってかトリガーで来るとはなぁ。
といいつつまだカウンターかどうかは不明か。
今後アカネの行為が正しいって展開になる可能性も…あ、あるのか?そこまでヒネくれてはないと思うんだが。
「こんなこと(なろう主人公プレイ)ばかりやってるとカーンデジファー(詐欺や新興宗教)に付け込まれますよ」って展開だと良いなぁ。

ところで大して詳しくないのに特撮どうこうをよく喋ってるけど、エッセンスとしては昭和ウルトラマンではなく平成ウルトラマン寄りってのはオタ友とも共通見解。
元の特撮グリッドマンもそっち側ってのもあるけど、昭和の方は庵野が使い果たしたからなーってのはオタ友の弁。
確かに実相寺っぽい演出は無くて──これは自分評価してる部分でもあるのだけど、戦闘シーンを明るい日中にやってくれてるのは助かる、その時間帯でないとジャンク屋が開いてないって設定のおかげもあるんだろうけど。
(極端な例では作中夜しか登場しないキャラ(敵でもロボでも)があって、それの玩具見てみたら「え、こんな色だったの?」とビックリする羽目になったり)
その一方でフィルム撮りからビデオ撮りへの移行で余計な部分までハッキリ映ってしまう(影で誤魔化せなくなる)って問題がCGもそんな凄くなかった頃の初期平成ウルトラシリーズにはあって、解決策としてスモーク炊いてたんだけど──防衛隊のコクピットの中を俯瞰で映すシーンとかね、破損してる訳でもないのに──特撮グリッドマンではその処理も無かったんじゃなかったっけかなぁ。
ってことで6話で霧が出たときは「あっ」って思っちゃったよw
で気になるのは…平成ウルトラシリーズにも怪獣が出ない回ってあったっけ?
でもって怪獣好きであるならぶっ壊し甲斐のあるコンビナートを創造しておいて欲しいが…範囲的にアカネの生まれ育った町があの世界の限界だったりするのかね?地元にないものは創られない?{/netabare}

7話感想{netabare}
空を飛んで行ったらバハムートもとい天井があって…おお、この天井のディテールって初代グリッドマンのソレじゃん。
これには初代にそんな思い入れの無い自分もつい感動、CM見てりゃ嫌でも気がつくけど。
ってかこれ、CGを使わず狭いセットものだった特撮とは違ってアニメではどんなに広くもできるぜ、っていう特撮とアニメの違いを見せ付ける演出(意図)なんじゃないかな。
今ならCGでいくらでも出来るんだろうけどさ。

それとアカネの部屋映すときシルバーブルーメと、そこから2つ挟んで(この2つは知らん)ノーバの人形が置いてあるシーンがありまして…前から出てた?
もしこの回が初出であるなら未確認飛行物体が登場する回で円盤生物出すって狙ってのことだろう。
更に深読みすると新章突入の暗示に思えなくもない…マックもといジャンク屋メンバー全滅とかよしてくれよ?
ところでこれまで怪獣はアカネが作ったモノって内容だったので、最後は今まで倒した怪獣を繋ぎ合わせたタイラントみたいなのが出るかも?と思ってたが、その可能性は下がったかな。{/netabare}

8話感想{netabare}
前回書いた円盤生物の件、CMで流れてる怪獣娘のほうで登場するみたい、ああそれでか。
ってかあのジャージ着てたキャラってブルーメだったのか…気付かんかった。

でもって今回の感想。
ウツミとリッカが意見が対立しケンカして、けど最後は仲直りして。
一方アカネは自分と意見の違うヤツは殺しちゃえばいいって考えで、それの対比だったのかな?
「果たしてアカネは、ウツミとリッカの時のように謝ることができるのか?」って方向に話は進むのだろうか。
また、怪獣は復活強化型が登場。
ありゃあ、これで前回も書いた合体型の可能性は更に低くなっちゃったかな?
ってか全合体グリッドマン金色になってるし…ホントこういうの好きねぇ。
最近?だと“フレームアームガールズ”も最後そうなってたのを思い出したけど、これもお約束として定着してると解釈したほうがいいのかね。{/netabare}

10話までの感想{netabare}
9話、ビックリするほど実相寺。
↑で「実相寺っぽさが無いから昭和ではなく平成ウルトラマン寄りっぽい」と書いてたのだけどちょっと訂正、平成に入ってからの実相寺だわコレ。
特に9話はティガの「花」「夢」リスペクト回じゃねーの?とさえ思えたり(もうちょっと頑張って「地平線と平行でないカメラアングル」を意識してくれたら完璧だった)。
ここじゃないどこかでウルトラマンマックスの胡蝶の夢がよく挙げられてるけど、あれも実相寺だし。
そこまでは良いのだけど、それプラス金田or板野要素が加わってプラマイゼロって感じ。
これまで金田臭さは無かったのになぁ…バリ臭はあったけど。
別に金田or板野が嫌いってワケじゃないのだけど安っぽい引用されると冷める、ってかそんなのは伊魔崎にやらせとけばいい。
そうねぇ、この気持ちは伊魔崎じゃないけどゾイジェネの3期ED見てもらえれば分かると思う。
細かいスタッフや制作のスケジュールとかサッパリ分からんが、この回作るタイミングでダリフラの制作が終わってそっちのスタッフと合流したのかな?と思ったり。
ってかね、「実相寺+(金田&板野)=エヴァ」であるならエヴァっぽいと思われてしまうのは仕方ないんだろうけど、個人的にはちと不本意。

そして10話。
心の奥で「アレやってくれないかなぁ…今の時代無理なんかなぁ」と、期待しつつも諦めてたアレがまさかの実現。

八 つ 裂 き 光 輪 キ タ ー

ウルトラスラッシュ?知らんなぁ。
個人的にウルトラマンはスペシウム光線よりも切り裂いてナンボと思ってる部分があって、それをやってくれただけで涙が出る勢い。
敵もケムール人…ってよりもメトロン星人じゃねーか?コレ。
縫いぐるみも最初はわざわざ覗き穴のあるデザインで、特撮好きはゲラゲラ笑うところだと思う。
ストーリーの方は、ゲーム“MOON”というか、アニメなら最近のだと“レクリエイターズ”のような、例え作り物であっても一度人格を与えたら作り手の意のままにはいかなくなる、って展開か。
まぁレクリはアレだったけど…かつてレクリの途中感想で書いた気がするけど、マンガのコマからキャラが飛び出してマンガ家をブン殴る、そんな話だったら良いなぁ。


参考・著作権的にアレかも知れんが消されずに残ってるしってことで…ってかエヴァが流行った頃アニオタなら実相寺作品はある程度チェックしてると思うので、あにこれでは「何を今更」レベルのものかも?
ウルトラマンティガ 夢
https://www.nicovideo.jp/watch/sm12565870
ゾイジェネ3期ED
https://www.youtube.com/watch?v=WKz6v8VX-BA
ウルトラマンは切り裂いてナンボ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm22282002
メトロン星人
https://www.nicovideo.jp/watch/sm9932681
おまけ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm11358810


それと今回参考動画探すに当たって以前書いた感想に間違いがあったことが分かったのでここで訂正。
フィルム撮り「じゃなくなった」ことで余計な部分までハッキリ映ってしまうことの回避としてスモーク炊いてると書いたけど、実際はそうじゃなくてレンズにワセリン塗ってたらしい。
ティガの「夢」を見ていただければ分かると思うけど…とはいえこれは実相寺回で特例、スモーク炊いてた回もあったような気がするんだけどなぁ。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
アカネの“外の人”は一体どんなんだろう?ってのは気になってて、ひょっとしたら“カリギュラ”のスイートP({netabare}正体は脂ギッシュなラーメン大好きプリパラおじさん{/netabare})みたいかも?なーんて意地悪なことも思ってて。
そして実際最後は実写になって…あはは、さすがにカリギュラまでは行かなかったか、これでも十分「配慮」してるんじゃない?
それと途中「扉を開く」って演出があって、前も書いたけどその時以上に自分ははどうしてもゲーム“MOON”を強く連想してしまい(そっちも実写エンド)、それのせいもあるのかな?
ラストは「まぁこんなもんだろう」と思ってたら…あれ、一部では不評なん?
自分的にはもっとキモヲタデブ使って視聴者に冷や水ぶっかけるオチでも良かったくらいなんだが…。
因みに「エロマンガは作者の顔を知るとヌけなくなる」ってのはよく聞く話で、その気持ちは分からんでもないけど「そんなもんだろ?」とも思ってて…さすがに親しくなったら辛いけどね。

──って、もうちょっと真面目に考えてみよう。
あの世界はアカネが逃避の果てに自分の殻(空想世界)に逃げ込んでたって説明はされている、「ただの夢」ではない。
自分の作り出したリッカに励まされてリアル世界で「外に出よう」と奮起する、つまりは自分で自分を奮い立たせたというオチで、これを「ただの自作自演」と取るか「作り物でもひとたび自我を与えたら制御しきれなくなる・自分の想定を超えた行動をする」と取るかで評価分かれそう。
後者であることの説明も十分されてたと思うのだが…ってかそんなんちょっとネトゲかじる位で分かるっしょ、「開発者の想定しなかった挙動」なんてよく聞くじゃん。
そうでなくても意識して作ったモノでも無意識下の意思が乗ってるとか(※)、自分の与り知らぬ場所で外部からの影響で変質したとか、まぁそんなのはよくある話で。
気になるのはそんな夢の世界に先住民(アノシラス)が居たこと。
夢はそれを見てる個人の内にあるものなのか、どこかとアクセスしてるのか。
多分「今回」空想世界に逃げ込む以前に、幼い頃にまだアカネがリアルに押しつぶされる前に作った存在なんじゃないかなぁ、と解釈してます。
欲を言えばリアルアカネは「自分は孤独だ」として夢の世界に閉じこもって、けど実は気にかけてた人が居て、それがユウタで、つまりユウタにも外の人が居て…って展開の方が良かった気がするが(ってかそういうのを予想してた)ベタすぎかのう、今はそれって嘘臭いになっちゃう?「どこかで誰かがきっと待っていてくれる」はアカン?
けどこっちの方が「キミは、ひ・と・り、じゃ・な・い」って前作グリッドマンのOPに合うような。



他の作品でも同じ事を書くかもしれないので別枠で。
同じトリガー作品の“リトルウィッチアカデミア”の…何話だっけ?魔法のペンの話、超長編小説がリレー小説だったって話。
そこで触れられてたネタが結構印象深い、その内容は──
作家が何気なく書いた・意識してそう書いたワケじゃない描写が、ファンから見ると「このシーンは○○に繋がってる!」と賞賛されるポイントになってて、「え、そこ誉めるの?いやぁ気付かなかったわ」ってのを作者が認めるって話。
果たしてそれは「無意識の内にそう書ける自分は才能がある」と取るか「たまたまの偶然で別に才能があるワケではない」と取るか、どっちがいいのん?って問題提起とも。
モノを作ったことがある人間なら誰もが体験したことがあると思うのだけど、このテーマはエヴァで庵野が精神病患う(劇場版で「こんな糞内容でも誉めるのか?バーカバーカ」とケンカ吹っかけた件)原因だったり、“けもフレ”でいえばプロデューサーが「冷奴」と唾棄したものだったりと、かなり根深い闇を抱えている気がする。
または偶然を才能だと勘違いして天狗になってファンから煙たがられる作者とか…誰とは言わんけど思い当たる人居るんじゃない?
作家と読者の関係だけでなく、作家と創作物との関係でもそういうことは起こって、本気でモノ作りしてる人ほどこの問題に真摯に向き合ってる気がする。
ってかこの問題無視してる・気付かない人は作家として失格でしょう(要は「この場面はこのキャラにこう行動させると楽に展開させられるけど、このキャラはそんな行動しないよなぁ」ってのを気にしない人)、結構見かけるけど。
って書いてたら“ダリフラ”思い出しちゃった…あっちの感想で「いちいち突っ込んでいったらキリが無い」として書かずに居たのだけど、そんなツッコミの一つをここに書いときます。
自分は短命であるってのが分かってて、しかも同胞が次々と体調不良起こして「いよいよあと僅かか」と自覚してるハズの状態で、死ぬかもしれない決断をする時に「ここで何もしなかったら“一生”自分を許せない」と言うシーンがありまして。
ん?その台詞ってこの先何十年も生き続ける前提じゃね?そのキャラにとっての一生ってなんだ?明日をも知らぬ命だったら「生涯(生き様)に悔いを残したくない」とか言うべきじゃね?ってことを思ってしまって。
実際その体質は“後で”改善されるワケだけど、もうそれを知ってる前提での台詞になってて、キャラの声じゃなくて制作者の声が丸分かりで冷めた記憶があります。
些細なことだけどこういう積み重ねは重要でしょう。
なーんてことを考えると、グリッドマンは同じトリガーにしてはよく出来てると思います。


と、先にオチの感想書いてしまったけど、それ以外の途中の感想。
前作OPの挿入はやっぱりクるものがありますね、そこまで前作に思い入れ無くても。
最近だと“魔方陣グルグル”や“シュタインズゲート”が同じことやってて…ってかそれ以外も何かあったハズ…くそう思い出せん。
兎に角前シリーズの曲を流すのは良い文化だ、今後も続いて欲しい。
過去の出来事を写真風に流したアレ、出崎ってよりも自分的にはやっぱり実相寺(出崎だったら劇画タッチにするだろう)。
けどそこら辺意識してるなら(昔の)特撮好き?としては空中戦はもっとダサくして欲しかった、空中戦はヘボくてナンボでしょう。
ウルトラセブンの告白シーンリスペクトはやっぱりこれも最近何かのアニメで見たんだよなぁ…思い出せん、くそうくそう。
これも文化として継承して欲しい。

全体を通してでは、あんまりやり過ぎると「これ分かるかな?クイズ」になって、内輪受けが過ぎて不愉快になりそうになるところをギリギリ踏み止まった感じ。
自分が特撮寄りで(そうなのか?)甘い部分もあるかも。
とはいえ同じ映像作品でありながら特撮きらーいって人はアニメだけ見ててもしょうがない気が…(特撮畑がアニメに関わってることはよくある、雨宮とか井上とか荒川とか)。
ロボアニメ視点としては自分は“フレームアームガールズ”で書いたけど「プラモデル寄り」で物理的に頑丈であることを至上としてるキライがあって、即ち外部パーツはあんまり好きじゃなかったり(ってかフルアーマーだったらせめて鈍重にしてくれと)。
最後ゴチャゴチャ合体した姿じゃなくて初代の素体になってくれたのはホっとすらした。
でもってやっぱり、創作世界で怪獣ごっこ(児戯)をやってるだけのゴミカスヤローは死ね…ってほど強烈ではないにしろ、やんわりと「そうじゃないでしょ?」っていうアンチテーゼは感じた。
ってかこれでクソと断ずる人は「アニメしか見てない人」と分かるのでいい踏み絵かも?
一方で自分はデッドプールだと勘違いしてるゴブスレ作者は絶賛してるみたいだが「お前のこと言ってるんだよ」ってのは気付いてない模様、まぁ海老谷はそんなもんか。
とにかく、だ

視 野 を 広 く し ろ 、 外 に 出 ろ

という、ゲーム“MOON”と同じテーマだった気がする、多分。
そんなん富野がずっと言い続けてたことではあるんだけどね…(※)。
これがエヴァの亡霊を追い続けてる(少なくともダリフラ見た限りでは)トリガーが作ったってのはなかなかに興味深い。
個人的に今期タメを張れるのは“ゾンビランドサガ”だけだったけど、あっちは最後やや失速したのでこれが今期一番かなぁ。


これに関しては最近知ったんだけど、富野のこの主張に対し当時芦田豊雄は「それでいいじゃないか、アニメしか知らなくて何が悪い」と反抗したらしい。
ヲタ友の一人はそれを支持してたらしいのだけど、最近のアレっぷりにはいい加減辟易して「富野のほうが正しかったみたいだ」と考えを改め始めてる模様。{/netabare}

追記{netabare}
某所で考察が捗って、なにやら神様アカネは現実リッカをモデルにしてるっていう説があるみたい。
…。
……。
まんまカリギュラじゃーん。
↑でスイートPのこと触れたけど、それ以上にカリギュラ。
ってかカリギュラ知ってればすぐに思い付く内容で、むしろまさかそこまでのネタ被りは無いだろうと考えないようにしてたくらいで…。
その説を推してる人はカリギュラは見たのかな?
あいや、知らないなら知らないで良いんだ、自分だって見てないアニメは山ほどあるし。
ただちょっとシャレになってないのがアカネの声優が上田麗奈ってことでして…。
えーっと一応カリギュラの設定書いときます。
{netabare}・μ(ミュー):バーチャロイドで架空世界(メビウス)を作った神様的存在。
・リツ(主人公):ミューをプログラミングした人。現実はコミュ障で対人恐怖症でキョロ充でジト目でドモリ(それでもプログラムの腕は一流で社会人)、メビウス内では現実の勤め先の会社のチームリーダー(憧れのコミュ強イケメン)の姿…ってのが明かされるのは11話。{/netabare}
アカネはミューとリツを足したような設定。
テーマ似たようなものだしこれだけアニメの本数が多いとネタ被りは仕方ないことではあるけど、ミューの声、上田麗奈なのよ。
もしその説が本当ならさすがに声優替えるんじゃないかなぁ?どうかなぁ?
アニメの放送時期近かったし自分はパクりだとは言わないけど、カリギュラのゲーム自体は2016の6月発売で、そっちから拝借したら間に合う…のか?
う~ん、否定はしないけど、なんか危うい匂いが…。
ってかね、これを期にカリギュラの評価が上がるってことにはならないかしらん?
グリッドマン本気で考察したい人は見て損は無いと思います。

あーそれと六花ママはトリガーお約束というか…ガイナ時代だけど“まほろまてぃっく”の式条先生や“この醜くも~”のジェニファーポジでしょう(糞嫌いだった)。
今風にリファインされてグイグイ攻めてくるタイプではなくなったけど、なにかあったら(外伝や続編作るとか)そん時の都合に合わせて「実は○○だったんです」って設定追加が出来る便利道具ポジ。
作ってる側は保険として配置しただけでそんなに深くは考えてないと思うので考察するだけ冷奴だと思います。
ってか、ファンの間での考察が進んで「こういうことだろう」って解釈が形成されたところで「そそそ、そうです、そういうことです」とタダ乗りする気配がして、あーんまいい気分ではない。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

66.3 2 怪獣アニメランキング2位
怪獣8号(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (31)
254人が棚に入れました
日常的に怪獣が人々をおびやかす世界。 怪獣を討伐する「日本防衛隊」への入隊を志していた日比野カフカは、いつしかその夢を諦め、怪獣専門清掃業で働いていた。 「二人で怪獣を全滅させよう」 かつてそう誓い合った幼馴染の第3部隊隊長・亜白ミナの活躍と、防衛隊を目指す後輩・市川レノとの出会いをきっかけに再び夢を追い始めるカフカ。 しかしその矢先、謎の小型怪獣によって強大な力をもつ“怪獣に変身”してしまう! 「怪獣8号」と名付けられ日本中から追われる存在になったカフカは、それでも防衛隊員への夢を諦めず、怪獣災害に立ち向かうのだった――。

声優・キャラクター
日比野カフカ/怪獣8号:福西勝也
市川レノ:加藤渉
亜白ミナ:瀬戸麻沙美
四ノ宮キコル:ファイルーズあい
保科宗四郎:河西健吾
古橋伊春:新祐樹
出雲ハルイチ:河本啓佑
神楽木葵:武内駿輔

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

流石の人気作。話は変わりますが、「ルックバック」と「きみの色」の予告ヤバくないっすか!。

 原作未読勢です。人気作のアニメ化だけあって力の入り方が違う!。世界観の薄暗い雰囲気といい、流石の西尾さん(忍空やNARUTOでお馴染み)のキャラデザといい、正直パキッとし過ぎな感があった原作のビジュアルがよりクールになっている。主人公がイケてない若者なのもイイネ!。線が少ないシンプルなキャラデザこそアニメでは実は難しいのに、それを見事に達成しているのは並大抵のことじゃない。最初の変身がこんな感じとは思わなかったが。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

クオリティ高! さすがの気合の入りっぷり

原作既読ですがジャンプ+はなんか全体的に今読んで呼んでいなくて…。

まあとにかくジャンプ+の人気作ですね。
となると気合を入れて作ってくれるかな? と期待しましたが…
さすがProductionIG。さすがのクオリティの高さですね。

普通にキャラも魅力的ですね。
世界観の描き方も良いですね。怪獣が登場する前提で社会が構築されている感じが実に良い。信号が4つある所にぐっと来ました。
◯◯が存在するなら社会どうなっての? ということが非常に多い中でちゃんとしています。

これはもう申し分ない。視聴継続です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

75.8 3 怪獣アニメランキング3位
SSSS.DYNAZENON(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (344)
1101人が棚に入れました
「SSSS.DYNAZENON」は、2019年12月14日(土)、15日(日)の2日間にわたって東京ドームシティで開催された「TSUBURAYA CONVENTION 2019」オープニングセレモニーにて、制作が決定したことが発表されていた、「円谷プロダクション」と「TRIGGER」がおくる完全新作アニメーション。2018年10月から放送された「SSSS.GRIDMAN」(グリッドマン)と同じく、原作を「グリッドマン」とし、監督は雨宮哲さん、脚本を長谷川圭一さん、キャラクターデザインを坂本勝さん、そして音楽を鷺巣詩郎さんが担当する。

声優・キャラクター
濱野大輝、榎木淳弥、若山詩音、梅原裕一郎、安済知佳、神谷浩史、内田雄馬、諏訪彩花、内山昂輝、伊瀬茉莉也、田所あずさ、小笠原仁、梶原岳人、土屋李央、遠野ひかる

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

以前はそれほどでも無かったですが、ユメに着目したら非常に面白かったです。

 1回目、本作はSSSSグリッドマンという名作の後継だったので、何か仕掛けがあると思い込んで視聴したのが良くなくて途中で断念しています。再視聴しましたが、やっぱり思わせぶりでよくわからず低評価とはいいませんが、それほど高い評価ではありませんでした。

 で、今回3回目ですが、視点をユメとカナの問題に集中して見たところとても奥行がある話でした。他のキャラの問題も同時に見えてきた気がしました。
 そして、本作については、他の作品とのつながりや、オマージュなどで楽しむ要素が盛りだくさんらしいですが、そういうところをほぼ無視して見たら本当に面白かったです。

 ユニバースをまだ見てないので、的外れな考えもあるかもしれません。

 グリッドマンとのつながりでは、ナイト君はまあわかりますが、それと水門と学校だけ着目しました。

 で、ユメとカナの問題ですけど、結局ユメは「カナとはどういう人だったのか」が知りたかった、という事だと思います。結果的に死の真相を追うような形になりました。が、本当はカナについて分からないことがユメにとっては納得できなかったのでしょう。
 これは見ている方からすると、ユメもよくわからないということにも通じます。
 結果的に10話で、この2人の本音の部分は解決します。が、死因ですね。こちらはグレー…というよりは…だと思いました。

 10話でコヨミと稲本さん、怪獣に見せられた過去の世界ではお金を持ってデートしていました。確かコヨミは逃げているので、これは無かった過去ということですよね。ですから、IFか願望だろうなと思いました。

 で、カナの水門での死はグリッドマンのアカネと重なるかなあという部分です。2つの作品で、非常に象徴的な場所である水門にいること。そして屋上を歩ける渡り廊下とか判断して、学校は2つの作品で同じ学校に見えます。
 つまり、アカネという女性のIFではカナだったのかなあ、という気はしました。ここは正直妄想に近い部分です。

 ユメの約束すっぽかしは、なんなんでしょうね?そこがまだ納得しきれていない部分はあります。自己承認が弱いので他人の承認が欲しいのでしょうか?ここが読み解けるともうちょっとすっきりするんですけど。
 あのメガネの親友が脳内親友だとするとものすごく納得感があったんですけどあえて、12話では実存させました。これはそういうミスリードをしていた気がします。2人の関係とユメのキャラの解読はしたいと思っています。
 ユメとメガネの娘、ヨモギと4人の友達たちは関係性の対比なんでしょうか?

 あとは、いろんなヒューマンドラマがあり、それぞれ妙なリアリティがあって共感はできるんですけど、それほど深い意味性は感じられなかった気がします。
 例えば、稲本さんとコヨミの関係も、ムジナを加えたとしても面白いしよく描けてはいましたが、じゃあ、何かテーマ性があったかと言えば、それほどでも…と思います。

 怪獣思想というのが、人間の解放と過去からの因縁です。あるいは生きる意味もありました。初めは人間社会のアナロジーかと思いましたが、どうもそこは読み取れません。
 ダイナゼノンサイドが過去のしがらみを持っている人ばかりだったので、面白くはありますが、しかし、ここに深いテーマ性を見すぎるのは牽強付会な気がします。
 搭乗した人物に成長と救済がありました。そこが本作で描きたかった事なんだと思いますが、不思議なことに新しい仲間たちによるヒューマンドラマでの成長なんですよね。決して戦いそのものによる成長ではないのが、新鮮でした。

 後はやはり、ユメとヨモギです。この恋愛は良かったし、とって付けた感があるわけではないんですけど、どちらかと言えばユメその人のパーソナリティーの方に興味が行ってしまいました。

 まあ、いずれにせよ10話がポイントでしょう。10話はOPを省略していましたので、そこが重要だよというサインでしょうし。


 ということで、視点が全然違って、21年6月までに書いた1回目2回目のレビューはかなり適当で的外れだと思います。したがって削除。23年7月に全面的に修正しています。
 続いてグリッドマンももう一度見たい気がします。

 評価は3.5でしたが→4.3に変更です。特にキャラ描写と言う点では、ユメは非常に興味深かったです。もうちょっと深掘りして、彼女についてまだ残っている謎の部分は理解したいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

鬱屈した令和の現代人が変形合体

往年の実写特撮ヒーローを元ネタに展開する『GRIDMAN UNIVERSE』2作目の1クールTVアニメ。

【物語 4.0点】
特撮あるあるとして、予算の都合上、最後の派手なバトルシーンにソースを集約するため、
それまでは子供が見ても退屈な日常ドラマが延々と続くという構成が挙げられます。

本シリーズは、“退屈な日常”→対巨大怪獣バトルによる解放という各話構成でオマージュ。
それが作品テーマにもなっています。

私の場合、その“退屈な日常”とやらに、バトル以上に惹き付けられました。

『DYNAZENON』では退屈を越えて、鬱屈から情動を掘り起こす濃厚な人間ドラマが展開。

日常のキャラ心理とバトルのパフォーマンスが相互に影響し合うのは典型的な設定ですが、
決してロボで怪獣を殴った余勢を駆って日常の鬱憤も晴らす乱暴なプロットではない。
登場人物各々が知恵の輪みたいに割り切れない自分や仲間の心理としっかり向き合って前に進んでいく、綿密なシナリオが渋くて好感しました。
終盤の(※わりと重大なネタバレ){netabare}蓬の夢芽への「好きです。付き合って下さい」は、近年の告白シーンの中でも強く印象に残っています。{/netabare}

ただし、人間心理だけでなく、敵勢力「怪獣優生思想」もまた各メンバー信条がバラバラで割り切れないためか、
倒してもスッキリ感はもうひとつ。
そこは看板だけでも掴みやすい統一イメージがもっと欲しかったかもです。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・TRIGGER

新設の“メカニックシークエンスディレクター”が巨大ロボの変形合体バンクを磨き上げる。
(上空に光の道を敷いてまで空中合体にこだわるエネルギーの無駄遣い感こそが様式美w)

車やビルがミニチュアと化しひっくり返るバトルシーンの迫力も相変わらず。
本作は怪獣VSロボの被害が消えない設定となっており、爪痕の描写も印象的。
大量の壊れたビニール傘が遺棄されたカットが妙に脳裏に焼き付いています。

日常の心理描写についても、顔は無表情が多いので読み辛いですが、演出には力が入っており上々。
{netabare}ちせが“ゴルドバーン”を発生させる{/netabare}件などはゾクッとしました。


【キャラ 4.0点】
一応の主人公で怪獣使いのガウマ。
この現代社会では目立つ(浮きまくる)5000年来の熱血ヤンキー属性で、
高校生の蓬(よもぎ)&夢芽、ニートの暦+ちせ等、気だるげな現代人共を率いて、合体ロボ活動の中核を成す。
感情のもつれを引きずってやる気なくすは、{netabare}風邪引いて咳き込みながらコールするは、{/netabare}
頼りない現代人だけでは合体維持など無理ゲーですw

ガウマさんを裏切り者と罵る敵勢力「怪獣優生思想」の面々。
自力では怪獣を創造できず、破壊活動は怪獣の発生頼み。
怪獣の種である人間心理の情動にアンテナを張る中で、敵対する「ダイナゼノン」乗組員たちとも交流。
蓬たちの深層心理を引き出すトリガーともなる。
{netabare}ムジナさんの酒に付き合わされる暦先輩の顛末{/netabare}がグダグダで結構好きw


前作とは直接の繋がりがない中で、シリーズファンにとっては{netabare}ナイト{/netabare}との再会が望外の喜び。
来年劇場公開予定の『グリッドマン ユニバース』でも作品世界を繋ぐキーキャラクターとなるのでしょうか?


【声優 4.5点】
ガウマ役の濱野 大輝さんが「怪獣優生思想」ジュウガ役の神谷 浩史さん辺りとやかましくイキり合ったりする他は、
地声寄りのアンニュイボイスによるゆる~い掛け合いが繰り広げられる。

が、無気力に見えて、現代社会の病理に鋭く斬り込んでいるのが本作の凄い所。
特に夢芽の姉の死因を探る中で、“イジメ”と“イジり”の中間の掴み所のないグレーゾーンを演技で再現したのは白眉。

最近の若者は感情表現が苦手なのではなく、
平坦ボイスで、杭を打たれないように包み隠して防衛しているのだ。

ある世代から下の人間と接したことがあれば、非常に心当たりのある演技をしてくる。
私が本作でバトルより日常シーンに惹かれた主要因。

蓬(よもぎ)役の榎木 淳弥さんが、
{netabare}姉の過去の一端を受け止めた夢芽のことを想って泣く{/netabare}演技も繊細でグッと来ました。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は鷺巣 詩郎氏の続投。
“退屈な日常”から解放される怪獣VSロボバトルを音楽でも演出するため、
日常シーンでは基本BGMなし、バトルシーンでは勇壮な金管、コーラスで盛り上げるという極端な音響方針を貫く本シリーズ。
たまに挿入されるピアノの心情曲も良好なだけに贅沢な使い方だなとも(苦笑)

OP主題歌はオーイシマサヨシ「インパーフェクト」
バトルシーンの挿入歌としても映える明快なメロディに、
世界の憂鬱をひっくり返すなどと、核心を捉えた歌詞を乗せた優秀なアニソン。

ED主題歌は内田 真礼さんの「ストロボメモリー」
どんだけ低音域に沈んで俯くんだ?って位の歌い出しの“タメ”から、
高音域のサビへと疾走していく解放感が心地よい一曲。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 32
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ゆる系日常ものと円谷式『様式美』の素晴らしい変形合体

はじめに懺悔しておきますが、
僕はロボや怪獣系がけっこう『苦手』です。
合体ロボを「かっこいい」と思ったことは一度もないし、
ガンダム系の作品だって、
モビルスーツ同士のバトルシーンは、たいていよそ見しています。

それは「ロボがよくない」と言っているわけではなく、
あくまでも僕個人の嗜好として、です。
トマトが嫌いと駄々をこねる、がきんちょと同じです。

そんなどうしようもない偏食家のワタクシですが、
本作と前作『SSSS.GRIDMAN』は、最後まで楽しく観ることができました。
というか、かなりお気に入りの作品です。

と言っても、バトルや合体シ-ンはやっぱよそ見してましたが……。


前作の『SSSS.GRIDMAN』は、
合体ものに『萌え』や『ゆるさ』を加味して評判になりましたが、
本作では、さらに一回り二回りネジをゆるめています。
{netabare}
  バイトで戦闘訓練サボるわ。
  遅刻しそうになってメカで学校行くわ。
  敵とわかってて学校で雑談するわ、
  一緒にプ-ル行くわ、
  お酒おごってもらったりするわ。

一応、怪獣優生思想との対立、みたいな図式はあるのですが、
本気で対立しているのは、
元・怪獣優生思想のガウマのみです。

そのガウマにしても根っこは「姫に会いたい」の一心なわけで、
勧善懲悪みたく立派な概念はありません。

あとのメンバーは、
怪獣が出てきたら周りに迷惑・危険だから戦っているだけで、
それよりも私的なこと、
  再婚しそうな母親からの自立だとか、
  おねえちゃんの死の真相だとか、
  やりたいことが見つからず逃げ回ってばかりいる自分とか、
そういう『日常』の方に、かなり体重かかっています。

また、前作のグリッドマンのときみたいに、
特撮オタでバトル志向の内海くんや、
戦うためにやってきた新世紀中学生みたいなのもいません。

だからまあ、対立構造が曖昧というかやる気がないというか、
主人公が怪獣との戦いを自分の『やるべきこと』と認識していた前作より、
設定そのものが、かなりゆるめになっています。

敵であるムジナにお酒おごってもらって酔っぱらい、
ダイナストライカーおとして盗られちゃうとか、ふつうないから。

お話も時々は怪獣から全く離れ、
  ヒロイン(夢芽)の姉の死の原因を調べたり、
  人妻になった元同級生とばったり出くわしてお酒飲んだり、
そういう関係ないことをしているうちに怪獣が現れて慌てて倒しに行く、
みたいな緊張感のなさが漂っています。

ただ、その一見関係ないような日常演出も、
怪獣によって『過去』と向き合い『現在』の自分を乗り越えていく、
という後半の物語の伏線になっているわけで、
このあたりの構成は、お見事、の一言であります。
{/netabare}

そういう、ゆるゆるの『日常』を過ごしている主人公たちですが、
怪獣とのバトルという『非日常』と対峙することによって、
少しずつ、日常に向き合う姿勢が変化していきます。

このあたりはいわゆる日常ドラマ系、
ぐだぐだな日常の中で『出会い』や『葛藤』『気づき』を繰り返し、
自分自身と対峙する機会を与えられて
一歩ずつ人間的な成長を遂げていくという構成と全く同じです。

  その機会が『怪獣』というのがシュールですが、そこがまたいい。

{netabare}
ヒロインの夢芽なんか、
最初は、死んだ姉との『守られなかった約束』に囚われ、
その姉の心情に近づきたくて自分も『守らない約束』を繰り返すという、
見事に方向性を見失い、
クラスの中でもほぼ孤立した困ったちゃんだったわけです。

それが怪獣バトルという非日常の中にあたりまえの『日常』を見いだし、
(ペタンと座ってダイナウイングを操縦するさま、かわいいです)
最後には主人公(よもぎ君)と付き合い始め、
まがりなりにも学園祭に参加するという、大進歩を遂げます。

これ、ドラマで大切な『振り幅』の典型例ですね。

よもぎ君だって、
最初は入学祝を募金箱に放り込むほど嫌いだった母親の交際相手と、
少なくとも表面的にはふつうに接することができるようになりました。

ダメニートだった暦くんなんか、
髪切ってスーツ着て就職までしてしまいます。
あんた誰? みたいな。

そして、その暦くん家に入り浸っていた中学不登校児、ちせ。
気分一新して左腕にタトゥーを入れ、
逃げではなく自信満々に、やっぱり不登校を続けていきます。
{/netabare}

この『人間的な振り幅』というのは、
前作『グリッドマン』にはほとんど見られなかった要素であり、
日常のドラマ性をパワーアップさせたいという監督の熱意が伝わってきます。



おすすめ度としては、かなり広範囲に向けたAランクです。
前作との関連度がけっこう密なので、
未視聴の方はそっちを先に見た方がいいと思います。
{netabare}
  イケメンになったアンチくんとか
  ス-ツ着た二代目とか、
  僕はけっこううれしかったです。おお、とか声でちゃいました。
{/netabare}
日常パートがまったりしっかり、そしてコミカルに描けているので、
僕みたく「あ~、ロボとか怪獣はちょっと……」という方も、
くすくす笑いながら、ゆるやかに感情移入していけるのでは、と愚考いたします。

ラノベ系妄想アニメみたいなご都合展開や人格破綻もなく、
一つ一つの言葉にちゃんと『体温』がありますし。

そしてバトルパートは、がっつりしっかり。
尺が短いので、僕みたくバトルが苦手な方でも大丈夫です。
というか、これがあるから、ゆる日常とのメリハリがついてる、みたいな。

  戦いの描写・演出はかなりの迫力です(たぶん)。
  円谷演出も、しっかりと踏襲しています(たぶん)。
  次々と変形合体してシャキ-ンと見栄を切る、
  というお約束もちゃんと果たしております(これは確か)。

戦いながらの会話もどこか力が抜けていて楽しく、
夢芽の「なんとかビームっ!」なんて小ネタも随所にはさまっています。

もちろん、会話時だの合体時だのには攻撃しないという、
こうした作品になくてはなない『様式美』も、
怪獣くんたちがきっちり守っています。いやあ、所作が美しい。

  ていうか、そもそも合体シ-ンというのは、
    ロボファンが喜ぶ
    尺と動画枚数が稼げて制作も喜ぶ
  というウインウインの関係なので、さすがに崩せないかと。


というわけで、日常好きでもロボ怪獣好きでもどんとこい、
両方好きなら一粒で二度おいしい、
という守備範囲のかなり広い作品となっております。

ただし、前作の新条アカネみたいに、
まったりかわいいくせに強烈な『毒』を持つような、
キレッキレのキャラがいないので、
女の子目当ての方にはちょっと物足りないかも知れません。

{netabare}
本作のヒロインである夢芽は、
いささか人づきあいが苦手な「ふつうかわいい」女の子で、
基本、男子なんか「どっちでもいい」ヒトです。
プ-ルで黙々とチュロスを食べるところなんか僕的に大好きなのですが、
萌えオタの方々よりは、
同性から共感を得やすいタイプではないかと思われます。

  中のヒト、若山詩音さんのナチュラルな芝居は、好感度大。
  前作で六花を演った宮本侑芽さんみたく、ブレイクしそうな感じです。
  ちなみにお二人とも劇団ひまわり所属ですね。ひまわり、侮るなかれ。

無駄にナイスバディなムジナにも特別なフックはなく、
基本はやる気がなくて、早く帰りたい系。
ただし、5000年前のヒトにしては水着のセンスなかなかです。

僕的に中の人とキャラがどハマりしていたのが、
安済知佳さん演じる飛鳥川ちせ。
三十路過ぎても中学生演れるっていうの、アニメの美徳です。
彼女の『ス言葉』とだるだるの喋り方、かなり好きでした。
  第五話Aパ-トの「無職の休みたい日ってどういうアレなの?」という台詞、
  何回聞き直してもめっちゃいいです。

  ちなみに、ちせのアームカバ-、
  Wikiでは「ボディペイントまたはタトゥー」と書かれてましたが、
  ふつうに考えるとリスカの跡だろうな、と。
  その上からゴルドバ-ンのタトゥーいれてカバーを捨てた、の方が、
  お話としてもつながりますしね。
{/netabare}

いずれにいたしましても見て損はない、おすすめの一本です。
人生における大切な何か、
みたいものはまるっきり見当たりませんが、
退屈しのぎにはもってこいの逸品です。

最終回のラスト、
いかにも『次』がありそうな演出でしたので、
ほんとうにあったらすごくうれしいですよね。


****************************************************************

ええと、あとは製作・制作目線のつぶやきです。
本編の評価にはほとんど関係ありませんから、
ネタバレで隠しておきます。

ご興味のある方、おひまつぶしにどうぞ♪

{netabare}
僕としては、本作を見ていて一番気になったのは、
  脚本、何枚(文字)ぐらいでやっているんだろう?
ということです。

たぶん、一般的な作品と比べると、一~二割減ぐらい。
『オカルティック・ナイン』あたりと比べると、
ひょっとしたら半分ぐらいであるかも知れません。

今回、音監の郷文裕貴さんがものっすごくいい仕事してますが、
それもやっぱり、
尺に余裕のある脚本だからできたことだと思うわけです。

だいたいのアニメ監督は、
どういう系統の作品で何分尺ならだいたい何枚ぐらい、
という自分なりの目安をもっています。

ただ、本作の雨宮哲さんは、前作のグリッドマンが初監督作品。
自分のモノづくりにおける縛りがない分、
思い切った方向付けができたのでないかと愚考しております。

その方向付けと音監さんの技量がマッチし、
さらに、そのディレクションに役者さんたちが応えた、
というのが本作の絶妙な空気感の源泉ではないかと思うわけです。

  これ、『ゆるキャン△』の京極監督にも通じる話ですね。

ゆる系だとか癒し系だとか言いながら、
実はヤマがないだけでただの萌えアニメじゃん、
という作品が少なくありません。

  ノー、コレは『Laid-Back』ではアリマセン、みたいな。

そういうの、個人的にはもうこりごりなんです。
本当の意味での『Laid-Back』系を確立するためにも、

  一度、尺と字数の関係を見直してもいいんじゃないか
  本作や『ゆるキャン△』が、その好事例になるんじゃないか

そんなことをついつい考えてしまいました。

実際のところで言うと、
脚本を一割削ると演出プランや『間』がガラリと変わってしまうので、
実績のある監督ほど大変だと思うんですけどね。

いや~、外野って好き勝手なことが言えて、ほんとラクチンです♪
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 24

78.0 4 怪獣アニメランキング4位
グリッドマンユニバース(アニメ映画)

2023年3月24日
★★★★★ 4.2 (98)
351人が棚に入れました
蝉の声が聞こえる中で繰り広げられる日常の風景。そんなツツジ台の静寂は、怪獣グールギラスの声によって破られた。響裕太は内なる声に呼ばれ、ハイパーエージェント・グリッドマンと一体化する。グリッドマンとなった裕太はグールギラスを苦戦しながらも倒すことができた。
裕太のクラスメートの内海将、宝多六花はグリッドマンの誕生に立ち会ったことで、3人はグリッドマン同盟を結成する。しかし、3人は翌日驚くべき現実に直面した。人々から怪獣の記憶が消され、犠牲になった人々はそもそも存在しないことになっていたのだ。
裕太たちはグリッドマンとともに、この世界に迫りくる危機に向かっていくことを決意する。ツツジ台に隠された秘密とは? そして怪獣を操る者の目的は?
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人類は虚構から宇宙を創造する驚異の生命体

【物語 4.0点】
『SSSS.GRIDMAN』の少し後の世界に『SSSS.DYNAZENON』をクロスオーバーさせるお祭り映画の定番プロット。
多元宇宙(マルチバース)設定でというのも典型的。
だが決してやっつけで総出演させたキャラをごった煮するだけの後夜祭映画ではなかったです。

英断だったのは、当初、シナリオの主軸にと用意していた新キャラを、
脚本を詰める中で、尺が足りないからと、設定ごとバッサリと切り捨てたこと。
これ、中々できることじゃないと尊敬します。
もしも新キャラをゴリ押ししてたらコンテンツ崩壊の危機でした。


ファンなら何とか考察して食らいついて、展開カオスだな~wと笑って楽しめる。
この破綻しそうで崩れない、絶妙な脚本綱渡り感のスリルを、
初稿の未練など整理すべきは整理する、試行錯誤の末に実現。
(因みに六花と内海が、裕太がなくした『SSSS.GRIDMAN』の記憶を再現する学祭作中劇の改稿を重ねる件。
雨宮監督が改稿で受けたストレスの発散でもあるのだとかw)


作中劇制作の展開もあって、『SSSS.GRIDMAN』に引き続き、
虚構を創作する人類の功罪という題材はさらに深化。

人間の創造力が生み出したグリッドマンの可能性と危険性。
『グリッドマン』がネット時代を先取りし過ぎた90年代特撮ドラマとして誕生し、
時代が追いついて再起動(リブート)される。
映画館の鑑賞者を含めた入れ子構造で、テーマもクロスオーバーする爽快感。

『グリッドマン・ユニバース』のタイトル回収も見事でしたが、
『SSSS.DYNAZENON』に円谷の要望で付けられたという“GRIDMAN UNIVERSE"のサブタイも、ある意味、伏線回収された点も綺麗でした。


総じて闇鍋化しやすいオールスター展開を緻密に煮詰めた快作だったと思います。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・TRIGGER

日常シーンでは止め絵のっぺらぼうが声を発する底辺レベルまで脱力。
一転バトルシーンでは爆発力のあるリッチな映像で魅せる。
“退屈な日常”と鬱屈を晴らすバトルシーン。
ON-OFFを、作画カロリーで体現する極端なバランスは健在。

返す返すも、作品の枠を越え、複雑合体しても破綻しない、
巨大ロボのデザイン設定には驚かされます。
「フィクションなんて多少カオスな方がおもしろいぜ。」
というのは物によりけり、本作は良きですが……。
巨大ロボ合体はカオスな方が断然面白いですw

ただ最もインパクトがあったのは合体ではなく{netabare} 2代目の巨大化w{/netabare}
何故、宣伝ポスターで敢えて“『シン・ウルトラマン』の円谷”のコピーだったのか。
{netabare} 長澤 まさみさんが巨大化した{/netabare} トラウマも思い出しつつ、一番首肯したシーンでもありましたw


『SSSS.GRIDMAN』ラストで物議を醸した{netabare} 実写映像。{/netabare}
マルチバース演出に寄与した本作のカットを見れば、納得感が増すと思います。


【キャラ 4.0点】
裕太の六花への告白の行方というシナリオ軸。

『SSSS.GRIDMAN』主人公・響裕太とヒロイン・宝多六花より、
恋愛面で一歩先を行く『SSSS.DYNAZENON』主人公・麻中蓬(よもぎ)とヒロイン・南夢芽。
両カップルが邂逅した時、何が引き起こされるのか?
特撮だの、多次元世界の命運だのより、私は鑑賞前から恋バナが気になって仕方がありませんでしたw

蓬くんも裕太に{netabare} 「告白しないんっすか?」{/netabare} って感じで無自覚にマウント取る豹変ぶりw
すっかり明るくなった夢芽ちゃんもそうですが、恋が少年少女に与える活力って恐ろしいですねw

刺激を受けた裕太の行動を待つ形の六花。
六花は裕太との“グリッドマン同盟”の日々の再現劇シナリオを何度も書き直しています。
つまり改稿の度に、裕太くんのことをジックリ考えてアウトプットを繰り返しているということ。

これを踏まえた上で、六花が再びグリッドマンとして戦いに赴く裕太の身を案じる表情。
裕太がどれくらい六花のことが好きなのか探るような表情。
もう、いちいち可愛すぎて悶えます。
六花ちゃんの顔も太ももも眩しすぎて直視できませんw


その他、総登場したキャラたち各々に、時間と経験による成長や変化が感じ取れるのも楽しい要素。
ただ心配なのは{netabare} 再び無職となった山中暦。
蓬もナチュラルに「大丈夫っすか?」って感じで話振る辺り、ホント図太くなりましたw{/netabare}


【声優 4.0点】
主人公・響裕太役の広瀬 裕也さん。
記憶喪失設定もこじれて複雑化したキャラにも好対応。
宇宙の一大事に対しては割りと即断即決でハキハキして頼もしいヒーローなのに、
六花に対しては相変わらずモジモジとw
この落差を演じることで、世界平和や期末試験より重大な恋の難しさを好表現していました。

六花役の宮本 侑芽さんVS夢芽役の若山 詩音さん。
両アンニュイ・ヒロインボイスが共鳴したらどんだけ気だるげになるのか戦々恐々でしたがw
TVアニメ版でのキャラ成長もあってか意外とシャキシャキとガールズトークを繰り広げていました。
{netabare} マックス{/netabare} の横槍が無念ですw


TVシリーズでED主題歌を担当していた内田 真礼さんに今作では割りと出番があって良かったです。
賞味期限は本当に重要です。
食中毒防止の面でも、人間関係進展の面でも、趣味の面でも。
アニメ映画は劇場公開期間が一番の食べ頃。鑑賞したい衝動は抑えてはいけません。


【音楽 4.0点】
劇伴担当はTV版と同じく鷺巣 詩郎氏。
“退屈な日常”では無音やピアノ曲で潜伏→バトルではお馴染みの金管と混声コーラスの雨あられ。
ここも極端なバランスで押し通す。
本作ではエレクトロミュージックへのチャレンジも目立ちました。

ファイナルバトルでは鷺巣氏のBGMだけでは火力が足りぬとばかりに?
ボーカル・大石昌良さんによるTVアニメ版OPを相次いで投入するお祭り騒ぎ。

そのオーイシマサヨシさん主題歌「uni-verse」は歌詞には青春を織り込むが、
曲調はショータイム感のある陽気な一曲。

クライマックスでは内田 真礼さんの過去のシングル曲「ハートビートシティ」が挿入。
ポップな告白ソングで胸が高鳴ります♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「クロスオーバー作品には守らないければならないモノが3つある。サービス、サービス、サービスサービスゥ〜!だ。」

 評判が凄く良いので急いで鑑賞。ちなみに私のグリッドマン指数は、電光超人は見てない、グリッドマンはかなり好き、ダイナゼノンは微妙かな?って感じです。


 ネタバレが怖いのでアッサリ書きますが、とにかく後半はもうサービスサービスゥ〜!です。細けえことはいいんだよ!ってくらいクロスオーバーならではのサービスと、ロボ作品などの王道な燃える展開の釣瓶打ちで、もうちょっとちょっと盛り込み過ぎじゃないってくらいな豪華さです。


 全体的には単に作画が綺麗というようなレベルじゃなく、静かな場面のロングを上手く活かした画面構成の妙、特撮的な映像演出がより可能になったCG描写、トリガーっぽい過剰な勢い重視より美麗さと軽やかさが最高な手書き作画と、色んな表現を上手に使いこなしているのがグッド!。


 正直悪役が微妙とか、マルチバースとか導入して長期化しがちなシリーズ作品に対するメタな批評性をもっと入れて欲しかったとか色々あったけど、ある一点で「そりゃ反則だよ…。」と思いつつ見たかった展開を入れてくれて思わず落涙して全て許せました。やはり小賢しいことに拘るより、王道な燃える展開で歴代主題歌からの〜新主題歌!みたいなベタでも最高な演出とかのが大切。


 「人間は虚構を信じられる唯一の生命なんだ」ってのはもっと突き詰めれば「プリキュアオールスターズメモリーズ」的な私は号泣なテーマになりそうだったが、そこは少し不徹底だったかな。あくまでクロスオーバーの楽しい要素に重点を置いた感じですね。リアルとフィクション、虚構のおかげでなんかと生きていけるオタクや中二病的な人間を開き直らずに肯定してくれてたらより大傑作だったかも。「アニメなんて見てないで現実に戻れ!」って散々アニメやってきた人に言われるのはもう沢山。 


 どうでもいいが、エンドロール後にオフビートなオマケみたいなやつをつけるのはもうダサくなっちゃったような。マーベルで散々やり尽くしちゃったし。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

創作論、作品という宇宙、ファンサービス。面白かったです。

 単なるファンムービー、ファンサービスかなと思ってたら、ガッツリと含意がある感じでした。1度見たところだと、創作行為というのは一つ読み取れます。
 もちろん、六花、あかね、夢芽の3人のヒロインが再び見られるというゴージャスさはファンとしては喜ばしいことに間違いありません。

 そして、この見方ですね。制作者が込めた含意と面白いファンムービーの要素というこの映画の内容と、意味的にリンクしているメタ構造が感心ポイントになります。
 つまり、六花→アカネ→本作原作というそれぞれの創作活動が映画の内容的にも、メタ的な視点でも入れ子構造になっていることです。

 六花が創作についていろいろ悩んでいるので分かりやすいところです。この六花の話が最後の方のセリフにつながってくる感じです。「伝わったかな?」「面白かったんだからいいんじゃない?」とかそう言う感じでした。
 つまり、作者は言いたい事を作品に懸命に悩んで込めるけど、誰も受け取ってくれないのは残念。でも、面白がってもらえるならそれはそれでいいのかも、というのがありました。

 これは新条あかねが作った世界であるグリッドマンの世界で起こっているのが面白いところですね。{netabare}実写を出したのは、もちろんこの構造を改めて見せるためでしょう。グリッドマンという作品世界が忘れられて消滅するかもという話。あるいは他の宇宙と一緒になってしまうというのは、ちょっと「作品世界」という単語に連動する気がします。つまり一つ一つの作品とは宇宙だ、ということでしょう。

 つまり円谷ですからいろんなヒーローが過去いたわけで、その一つ一つの世界に携わった人が込めた思いが、忘れられて融合してしまう感じでしょうか。作品は忘れられてジャンルとして統合されてしまうという事だと思います。いろんな世界で作られた怪獣を創り出した行為が概念として形を持つ、というのもそのアナロジーでしょう。 {/netabare}

 話は変わりますが、最近宇宙論がホットです。量子論的な多元宇宙という概念だけでなく、我々の宇宙は実態のある宇宙の投射された映像のようなものであるとか、上位存在のシミュレートだという証拠があるとか、ビッグバンは実はなくてアインシュタインの宇宙項は正しかった、とかいろいろですね。
 それを見聞きして思うのは、宇宙の定義って結局人間の作り出した物理方式や数式で記述しているので、自分の描きたい宇宙に結論が収束して行くのではないか?ということです。

 この作品をみて、創作論と同時に「グリッドマンユニバース」の名に恥じない、ちょっと哲学的なものにも思いをはせてしまいます。と同時に人間の脳の活動つまり「創作という行為」は宇宙を創ることだ、という意味も強く感じました。
 ひょっとしたら物理的に宇宙は上位存在の創作活動から生まれたのかもしれないですね。この辺の世界観はSSSSグリッドマンを引き継いでいますが、アカネのパーソナルな問題の少し内省的な同作の内容に比べ、本作はもっと普遍性を感じました。


 2つの作品のクロスオーバーではありましたが、ダイナゼノンはちょっと弱かったですね。TVでちょっと気になってたことを見せてはくれましたけど。そして、映画のエンドロールのあとのカニ鍋です。あれの意味はちょっと考え中です。画面に映っていたTVの画面はなにかエルフがかば焼きに驚いているような感じでしたけど、意味はあるんでしょうか?あるいは本作で言っているところの創作論について主張でしょうか?
(追記 ああ…トリガーの制作の「ダンジョン飯」の場面かな?)

 アニメの出来は非常に良かったです。六花のふとももがまた太くなった感じもしますが、ヒロインたちも良かったです。
 ロボットシーンは実はあんまり興味はないですけど、エフェクトをたっぷり使って動きも構図もさすがという感じでした。

 1度見ただけなので、これくらいです。また、見たら追記か書き直します。

 評価は、そうですね。ただ、TVのグリッドマンと比べると物足りなさは残ります。そして映画で有料ということも加味すると、ストーリーは4、キャラは5。作画は4、声優・音楽は3.5(調整の意味も込めて)とします。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

61.9 5 怪獣アニメランキング5位
ブルバスター(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (66)
134人が棚に入れました
若き技術者・沖野鉄郎は、自ら開発した新型ロボット・ブルバスターを携え、害獣駆除会社の波止工業に出向。田島が社長を務める波止が対峙しているのは“巨獣” と名付けられた謎の生物だった!
さらに万年金欠の零細企業とあって、波止には常に経済的な問題がつきまとう……。
ロボットの燃料費、パイロットの人件費、もちろん弾一発の無駄さえ許されない。巨獣を退治するという「理想」と、コストという「現実」の狭間で、波止に未来は訪れるのか!?

58.5 6 怪獣アニメランキング6位
ノブナガン(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (358)
1886人が棚に入れました
2013年。 修学旅行で台湾に訪れていた女子高生「小椋しお」は、突如出現した怪獣「進化侵略体」に襲撃を受ける。軍隊も歯が立たない中、そこに現れた謎の男たち。彼 らは超国家機関「DOGOO」のエージェントで、偉人の魂を受け継ぎその力で戦う「E遺伝子(ジーン)ホルダー」だった。そして友人の危機に、しおの「偉 人の魂」も覚醒するのだった...

声優・キャラクター
武藤志織、鈴木達央、島﨑信長、浅川悠、石田彰、上坂すみれ、斎藤千和、保村真、津田健次郎、田村睦心、村瀬歩、井上遥乃、さとうあい、遊佐浩二、渡辺明乃、飛田展男

gagaga123 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

バトルアニメの娯楽傑作!

ノブナガンはアニメの教科書です。

低予算でもすばらしい原作とアニメ制作スタッフの創意工夫・頑張りによって傑作になった作品だと思います。

具体的に
1~3話の日常~戦闘~友情・決意~特訓の流れは、主人公のひととなり・世界観・キャラの立ち位置を提示し、各パートも楽しめて、導入としてお手本になる出来です。

4~10話では、進化侵略体との戦いを軸としつつ、主人公の成長、友情、仲間との協力・関係、(敵・味方)組織についても描き物語をより強化し、クライマックスに向けてのお膳立ては整っています。

10~13話でのストーンフォレスト作戦は、アニメ史上に残る戦闘だと思います。主人公を中心に各キャラの能力をフルに生かし連携・協力し、一般兵器にも活躍の場を与え、想像の上を行く作戦をチームで実行し、意外性もありハラハラドキドキで興奮は最高潮です。

こんなにも気持ちのいい洗練された作戦・戦闘は記憶にないです。
すべてのアニメの戦闘は、この作戦を基準・お手本にして作っていくべきです。

そう思う理由は原作の力でもあるのですが、

・凝った設定、ひねりが効いて飽きさせない戦闘、キャラの行動原理や活躍の理由がしっかり描かれている点
・各キャラのできることと、できないことがはっきりしており、役割分担があり組織で戦っている点
・敵である進化侵略体もシンプルそうで意外に賢く戦略を持っており、短時間でありえない進化をし、得体の知れない恐ろしさを十二分に発揮し魅力がある点

です。

それと積み重ねられた細かい真実と大胆な嘘もこの作品のよさです。

勝利に説得力が乏しいことが多い現在のバトルアニメに一石を投じる作品です。
勝利には納得感のある理由が必要です!

また、新人声優の武藤志織さんを主人公・小椋しお役に抜擢したのもよかったです。
新人声優とそれを支える実力派声優の配置とアニメでのDOGOOの新人・小椋しおと仲間達の構図及び武藤志織の成長と小椋しおの成長が見事にリンクし、他ではなかなか味わえない感慨に浸れます。

そしてなにより全13話できれいに締めた点も高評価です。

私の結論としてノブナガンは血沸き肉踊る快作で、アニメ史に残すべき名作だと思います。
さらに言えば、小学校4年生~6年生の男の子すべてに見せるべき作品です。昔、そうだった人にも見てほしいです。

PS 惜しむらくは低予算ということです。演出で補いながら作画も頑張っていたと思いますが、もう少しリッチな絵作りになっていれば、より魅力的な作品になっていたと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

隠れた良作。低予算でも工夫次第で面白くなるお手本アニメ

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュタイ通りですが、これはなかなかの掘り出し物。バトルものですが、しっかりとした工夫が見られます。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
能力系のバトルものは、各キャラに「出来ることと出来ないこと」があって、そういうの能力系同士をどう組み合わせるかというところに見処があると思うんだけど、そこがしっかりやられているんですよね。

小椋しお のキャラも良かったし、通常兵器がちゃんと活躍してくれるのが良かった。B級感が心地よい作品でした♪
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

best is cheapest

史実にある人物をモチーフにした作品はたくさんありますが、アニメの世界では織田信長は一番人気かもしれません。

女子高生なのに何故かおっさんの遺伝子が覚醒した主人公の小椋しお(おぐらしお)が、ノブナガンという狙撃銃を武器にDOGOOという組織に参加して、通常の兵器では歯が立たない宇宙生物である進化侵略体と戦う異能バトル作品です。
敵の進化侵略体はその名のとおり、戦闘から学習してマッハで進化を続け、どんどん姿形を変えていく得体のしれない相手で、不気味な恐怖感を感じさせてくれる、よく練られた設定だと思います。

DOGOOの他のメンバーもそれぞれ偉人の遺伝子の継承者なわけですが、元ネタの偉人のチョイスがかなりマニアックで、知ってる必要がないというより、知っているとかえって個々の能力に困惑するような気がしないでもありません。
地味で渋い能力者たちが多いのが興味深く、力で押し切るような爽快感はありませんが、ものを重くする能力を、銃の反動を抑え命中率を上げるのに使うなど、勝つために考え、協力して作戦勝ちをおさめるような戦い方は、王道ではありますが、とても魅力的に感じられました。
運よく勝つシナリオを作るのは簡単ですが、やり方をひとつ間違えたら勝てなかったようなパワーバランスの匙加減が絶妙な作品には滅多に出会えるものではありません。
もちろん圧倒的な力の差を見せつける作品には違った魅力がありますが、溢れかえっているインフレ状態の能力を持て余すような異能バトル作品群には、ぜひ見習って欲しい出来栄えだったと思います。

作画についてはB級作品特有の臭いが漂う、低予算である事がまるわかりのチープな作品なのですが、見せる場所と手を抜く場所をちゃんと心得ていて、視聴しているうちに、狙っているとしか思えない野暮ったく垢抜けないネーミングさえも心地よく感じてる自分がおりました。

何の期待もなしに見始めた私は、主人公の成長に伴って白熱するバトルにいつも間にか夢中になってしまい、綺麗に1クールで終わってしまったのが残念に思えるような完成度の高い作品だったと思います。
目立たない場所にまでオカネをかけた、こだわりの作品が素晴らしいのは当然の事ですが、オカネをかけなくてもそれなりに楽しめる作品があることを、ぜひその目で確かめてください。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26

60.6 7 怪獣アニメランキング7位
コンクリート・レボルティオ~超人幻想~(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (272)
1388人が棚に入れました
「もうひとつの日本」を舞台にした、「神化」という架空の年代の物語である。

戦後20余年の高度成長を遂げる日本で、数々の「超人たち」が実在していたらという内容だ。

主人公・人吉爾朗は厚生省の外郭団体「超過人口審議研究所」通称「超人課」のメンバーであり、「超人」を発見・確保・保護し、安全に管理する任務を行い、秩序確保を行う。

声優・キャラクター
石川界人、上坂すみれ、豊崎愛生、中村繪里子、川島得愛、金尾哲夫、鈴村健一、大川透、三木眞一郎

是正 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

凄まじい名作、神作といっていい。でも評価されない理由もわかる。

昭和史と昭和のコンテンツを用いていろいろな形の正義を問いかける作品。
ヒーロー、改造人間、怪獣、ロボット、魔女っ娘とオタクにはうれしいスーパー欲張りセットをふんだんにふるまってくれる。ストーリーもメッセージ性もあれば娯楽性もある素晴らしい出来。

評価が分かれる時系列サンドイッチも自分はむしろ演出としてすごく好きで、結果を先に見せ、過程をじっくり堪能させ、場合によってはさらなるオチまで用意している所が良い。

総合して万人に見せたいようなほど好きになったが、万人に見せても理解できる人が同じくらい好きになる。そういう作品だと思う。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

昭和ヒーローを取り揃えて、架空の年号を使った高度なメタフィクションアニメ

昭和ヒーロー、魔法少女、オバケ、ロボット刑事、ウルトラマン等それぞれ昭和をモチーフとしたキャラクターを思わせる内容になっていて、該当作品のファンはニヤリとさせられるんじゃないんでしょうか。
ここから考察です。
{netabare}今のところ、各キャラのモチーフはこんな感じに思えます。

人吉爾郎:サイボーグ009、人造人間キカイダー、超人ロック
星野輝子:魔法使いサリー、セーラームーン
風郎太:オバケのQ太郎
鬼野笑美:女鬼太郎?
柴来人:ロボット刑事、エイトマン、004
グロスオーゲン:ウルトラマン

更に、神化という年号がそのまま昭和の出来事とリンクしているような作りになっていて、色々考えさせられます。
例えば1話だと、神化41年を昭和と置き換えると、ジローのモチーフである009の劇場アニメ化、輝子のモチーフであるサリーのアニメ化などが進行されています。
また、その5年後。ジローが超人課を既に抜けているようですが。その頃に仮面ライダー放送がありました。ご存知のように、主人公が組織を抜けて孤独に活動する話です。
メタフィクションは数多くあれど、こんな風に架空の年号を使ってリンクしている作品はかなり珍しいように思えます。{/netabare}

また、ただのごった煮作品ってわけでもなく、話もちゃんとしています。
様々なヒーローが存在する超人課の中で、正義というものの在り方をうまく考えさせられる内容になっていますね。
サブキャラ1キャラごとに焦点を当てて、切ないエピソードを丁寧にまとめ上げながらキャラ紹介をしています。
時系列シャッフルのせいで多少わかりづらいが、結構丁寧に作られていて好感の持てる内容だと思いました。

3話。仕組まれたロボットの愛。
{netabare}今回も色々深い。ジローがギター弾いてるのは名前も含めてキカイダーのパロかなと思いました。全身全霊をもって石ノ森をリスペクトしまくってますね、この主人公。
それにしてもシバ刑事数年で変わったな~外見も思想も。一体何があったし。{/netabare}

4~5話。出現する巨大怪獣とそれを守るヒーローの話。
{netabare}今回も詰め込み過ぎで追っていくのが困難だが、相変わらず見ごたえのある話。
マグマ大使をアトム風にした感じのアースちゃんとか、鉄人28号のモチーフっぽいキャラまで出てきて、OPに登場したヒーローはひと通り出現したって感じですかね。
それにしても超人課連中黒すぎでしょ~、ジローと輝子ちゃんと風郎太以外はほぼ全員真っ黒ですやん。
そりゃジローも出たくなりますわ。
今回、こっそりキスしようとしてた輝子ちゃんが可愛かったです。
妖怪の人はどうでもいいんで輝子ちゃんルートでお願いしますよ!{/netabare}

6話。人を笑わせるバンド超人達の話。
{netabare}もし超人が増えたら、とその先を懸念して超人を管理しようと暗躍する黒い人達と、反対するお笑いバンド達。
シャーロットを思い出す話だった。
シャロは話の方向性としちゃ悪くないんだけど、他人の能力を勝手に奪ってもいいのかという点に結論をつける前に行動していた事が多少腑に落ちなかったんだよな。
この話も思想があっちこっちで何が正しいとも言えないけど、人を笑わせる超人という立ち位置だけはぶれないんだろうなと思います。
あの芸が笑えるかどうかはまた別の問題だけど。
あと、BL団ってアレか。普通の人はBLに反応するだろうけど私はそうはいかんぞ! すべてはビッグL(ご自由に想像ください)のために!{/netabare}

7話。超人ロボットアースちゃんの話。
{netabare}アースちゃんは本当に助けを求める人の声を感じ取れる。
その能力ゆえか、アースちゃんの味方に付いた者が世論を味方につける事になるらしい。
国民的というか地球的アイドルみたいな、普通の超人と比べても数段ランクが上の印象。
でも、完全無欠の存在ってわけでもない。
嘘には敏感なのだが、人には時に嘘をつくのが必要な時もある。
善悪は見分けられても、その嘘は正確に嗅ぎ取れるわけではない。
その彼女が嘘の味を感じ取るエピソード、という感じだった。

1話のエピソードとしてはかなり良くできていると思います。
それにしてもここまで伏線らしきものをやたらと点でバラまいているみたいですが…。
ちゃんと繋がって線になるんでしょうかね。2クールだし先は長そうですが、どうなるか楽しみではありますね。{/netabare}

8話。BF…じゃなかった、BL団。
{netabare}ギガンダー7は多分デザイン的にコンバトラーVが元ネタなのかな。操縦してるのが5人だし。
天弓ナイト関連の謎は色々深そうだし、これはまた後の話に引っ張るんでしょうね。
それにしても、対決~でブツ切りにする終わり方が多すぎw{/netabare}

9話。まさかのサザエさん回。
{netabare}まさかこの家族をネタにしてくるとはねww
しかも星の始まりから終わりまで生き続ける不死身超人という設定ww
まあ確かに永久に老いがないあのアニメは〝サザエさん空間”とまで言われてますしね。
最後、煙の中で蘇った彼らの姿がサザエさんEDのシルエットを象徴してましたね。何と言うか、とんでもない回でございましたよw{/netabare}

10話。ジャガーさん回。
{netabare}ジャガーさんの元ネタはスーパージェッタ―って奴だろうか。
私は知らないけど、多分タイムパトロール系なんだろう。
未来人で、超人課を組織したのもIQを組織したのも飛行船を作ったのもエクウスを作ったのも全部ジャガーさん。
ジャガーさんマジで万能すぎるだろ…。僕程度とか言われても普通に大物にしか見えません。

今回のジャガーさん、ややこしいので未来から来た順番に番号順で割り振ると。
ジャガー1、IQを組織して暗殺に加担
ジャガー2、一週間だけタイムパトロールでやって来る。輝子に捕まる。時計を奪われる。
ジャガー3、超人課を組織。ジャガー1を暗殺。
という感じでしょうか。
タイムトラベル系の話には多世界解釈型と世界収束型がある。
前者はDB等、過去を改変しても未来に全く影響を及ぼさず、未来世界は全くの不変。改変した過去と切り離された未来に分岐する作品。
後者はシュタゲ等、過去改変を行えば未来は世界ごと新たな形に創造し直される作品。このパターンだと歴史の改変時に強制力が生まれる可能性もありますね。
この作品は多分、条件付きで後者のパターンなんだろうな。
親殺しのパラドックスが生まれるとその人物は消滅するけど、歴史の重要人物であればその型に必ずしも当てはまらないと言う事になっている。
今回輝子ちゃんが時計を博士に渡すまでは、ジャガーさんは重要人物じゃないので暗殺時に消える可能性があったって事ですね。
あれだけの短い時間でジャガーさんが消えないように行動した輝子ちゃんのひらめきは、マジで凄いの一言である。{/netabare}

11~12話。ジローちゃん、キレるの巻。
{netabare}怪剣(字はこれであってるのか?)クロードを中心とした騒動の話。
今回はジローが超人課を離反した真相がわかる回なだけあって実に見ごたえのある話だった。
輝子ちゃんの悪堕ちはデビルマンレディー?
クロードの正体は輝子ちゃん既知の人だと言ってましたが、通院していた医者の人か…。もうちょっと驚ける正体の人ならと思ってたんですが…まあそれは私が多少ミステリー贔屓な所があるからかもしれない。
親父との電話で真相がわかる演出はなかなかゾクゾクしましたよ。
自分の父親が憧れの超人を罠にはめて殺してたなんて、流石にキレるに決まってますわ。
でも輝子ちゃんはあの後でも超人課に残ってるんだよな…。何でそうなってるのかは次あたりの話でわかりそうですけど。{/netabare}

13話視聴しました。
{netabare}前半の集大成回って感じで、出てきた超人がほとんど集合してましたね。
暴走初号機みたいになってたジローを止めるという胸厚展開。
クロードの最後はちょっとあっけないかなとも思いましたが、この世界観だと復活する余地もありって感じですかね。
前の回でヘルメットを量産してた描写も意味ありげだし、期待したいところ。
結局ジローは超人課には戻らず、独力で超人を守りたい路線についてるって事なのか。
大鉄君が彼の事をクズって言ってたし、ある程度荒っぽい事もしてる可能性もあるけど。

ほとんどの疑問も氷解してるし、1期の最終回としては十分に面白い回だったと思います。
後わからない事といえば、ライト刑事がグレた理由とかですかね。
ここからは時系列を未来にしてジローと他の超人課連中の戦いに移るって感じですか。うん、楽しみです。

……それはそうと最後のは、わざわざ20年と広島と書いてるって以上はあれのメタファーって感じですか。強大な力の象徴。
ん~、かなり際どいところを狙ってきてますね……。{/netabare}

1期の総評としては、超人の種類も多く勢力は複雑で時系列までいじってるので見る側はかなり集中してないと追いつけないでしょうね。
しかしその反面、見ごたえのある話が多い作品だと思います。
特に昔、昭和ヒーローにはまっていた世代にはどストライクな作品なんじゃないかと。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

好きなんですが、アニメで戦後昭和の回顧録をやっちゃうのってアリすか?

 BD1巻のオーディオコメンタリーが水島監督と脚本の會川さん、評論家の氷川さんだったんですよね。コメンタリーに評論家入るのって珍しいんではないですかね?
出し惜しみすると"切られる"という認識は有ったようで、あの世界観と前後する年号という見せ方を1話目に盛り込んだみたいで。
んで、それが世間的にはかえって判り辛いと言う感想を知って"判ると思うんだけどな~"なんて話でしてw
結構、視聴者側の反応意識してるんですね。
本編とは別の意味で面白かったです。ガッチャマンクラウズ・インサイトもですけど、製作者のコメンタリーはなんか得した気分でいいですね。
個人的には声優さんのコメンタリーより好き。

おそらく有り上げは大苦戦な作品でしょうけど、2期が決まってて良かった。
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観終えました。
春の2クール目次第で判断したいですが、毎週楽しみにしてた作品ですが全体としてはいささか判り辛い作品だったかと。
宇宙人も含めた超人各々の正義の定義が様々であるとした作品ではありますが、ちと数が多すぎな上に各個の個別回を作っちゃったのが余計に複雑さに拍車をかけて熱心な視聴者しか残らなかった結果に繋がってる様な。

やってる事は大好きな路線なんですが、作品全体としては楽しい類の作品じゃないとは思うんですよね。お膳の上の物語を味わう類の作品では無いし、作り手の考える答えも示されない物語にしかなり得ないでしょうしねぇ。
下手な答えを提示したらボロクソに叩かれる題材だと思うし(汗)
続く2期も気持ちのいい胸の空く展開・麗しい美談が無い事を承知の上で楽しめる方って限られちゃうんじゃないかと思うと、とんでもなくニッチなアニメじゃないかと思うし、ガッチャマンクラウズよりもチャレンジングすよね。
ガッチャマンクラウズ・インサイトは敵が"空気"ですし物語が一つの答えでは無い事を示す為にスマホ投票の結果をほぼイーブン若干サドラを地球に残すが上回ると言う結果として、よく言えばバランスをとり悪く言えば作り手側の思う答えをぼかしてましたし。
BDのコメンタリーでも最後のスマホ投票の結果はスタッフ内で調整したと言ってましたしね。
コレの場合、神化という架空の年号とは言え60年代の日本に紐づいちゃってますし・・・

ラストの締め方次第とは思いますが、こんな作品作ってくれた意気込みは称賛したいなと個人的には思ってます。

1月末に円盤発売ですが、売上やばそうな気がするw

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7話視聴
良かったです。こういう話好き。この作品の方向性が判り易く示されてたと思います。
今期の真面目な路線の作品としては、私もコレかなと。
ただ、すでにチラつく政治色に嫌悪感を感じる方も居るんでしょうね。
この作品の核心は"各々の立ち位置と正義"という柱でしょうから今後の話のもっていき方次第かなとは思います。
バランスを上手く取らないと難しいのは制作側も判ってるでしょうに、チャレンジャーよねw

醒めた目線で見るとこの路線と言うだけで人気作とはなり得ないとは思いますけどね。私はOP・ED、絵も含め好きです。今のところ。

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4話まで視聴
なんかED見てるとウィークエンダー思い出すのはオッサンだけですかねw
OP・ED共にいい感じですし、話の本筋も面白そうで今のところ気に入ってます。
 ただ、原作付きでない以上止むを得ないとは思うんですがキャラ・メカのデザインは昭和40年代的ではないと思う。まぁ本作は違う年号ではあるので別の世界ではあるんでしょうが、ノスタルジーを誘うのが戦略の一つならばもっと当時の作品へのオマージュを強めたほうが良かったような。
もっと色もラインもシンプルっしょ。どちらかというと50年代的だと思う。
けしてデザイン単独で見て嫌いなわけではないんですが。キッコちゃんかわいいしw

そういう点で行けば今川版鉄人28号は横山光輝且つ原作付きだったとは言え、時代を絵と雰囲気で上手く描けていたなと思ったり。
・・・ありゃ暗すぎてウケが悪いわけですがw

この手の路線として直近で血界戦線があった訳ですが、これはアレほどオサレに特化してないだけ評価できると思う。
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賛否ハッキリ分かれてる作品なので迷ってましたが、1話観ました。
私はアリな方でw
確かに昭和世代ホイホイな作品かと。

 男女関係なく近所の子が集まって遊んでた小さな頃の"何々ごっこ"を上手くアニメで見せてくれてる気がします。
自分が好きなモノを各々が勝手に演じて楽しんでた寄せ集め感が素敵と言うか。私も子供の頃、近所の子らとそういう遊びしてましたもんねぇ。
女の子の魔法モノに男の子のヒーロー物が混ざる的なカオスな世界観(汗)
女の子達がどの魔女っ娘だったかは覚えてませんけど、一つ上の近所の兄ちゃんは仮面ライダーかワイルド7の飛葉、私はジャイアントロボかゲッター2もしくはバビル2世のポセイドンでしたねw

今の子はいい意味で理屈っぽそうだから幼くてもそんな遊びしなさそうですが、自分らが子供の頃はそんな遊びばっかりだったなぁ と懐かしさ感じると言うか。個人的にはイイと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 23

67.5 8 怪獣アニメランキング8位
劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕(アニメ映画)

1999年7月17日
★★★★☆ 3.6 (192)
1285人が棚に入れました
サトシ達一行は女船長のみっちゃんの船に乗せてもらい、オレンジ諸島を巡っていた。しかし嵐に見舞われ、オレンジ諸島の海の果て「アーシア島」にたどり着く。島は年に1度の祭りの日であり、サトシ達は島民から歓迎を受ける。時を同じくして、世界中の珍しい物を集めているコレクターのジラルダンが自らの飛行宮を使い、炎の神であるファイヤーを捕らえる。それを察知した雷の神サンダーと氷の神フリーザーが現れるが、ジラルダンの真の目的は海の神「ルギア」を捕獲し、自分のコレクションに加えることであった。

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

謎のポケモンX

今さらポケモンのしかも2作目!?と思う方もいるでしょうけど、最近ポケモンの映画にはまりました♪
タイトルに書いてある謎のポケモンXとは表紙のルギアの文字の後ろにある×印から思い出しました。 まだルギア爆誕が上映される以前、ルギアの名称は伏せてあったために後ろが×印=謎のポケモンXとされていたのです。

もともとテレビというものを見なかった私が、生まれて始めてみたアニメは、戦隊モノやヒーローモノ(アンパンマン)、ディズニー系ではなくポケモンでした。
この映画も小さい頃の私の思い出の一部です♪


さてさて、この映画は公開日が1999年であるにも拘らず、物凄いハイクオリティな作画です。 特にジラルダンが乗っていた飛行宮です。よくあの当時であそこまで壮大な作画であるなぁと。 あの飛行宮は当時の子供たちの心をつかんだでありましょう。まぁあの円柱形飛行物体が飛んでいるのは異常ですけど・・・。

この作品は、前作のように小難しいことはほとんどなく、迫力のあるアクションシーンが多い、どちらかといえば子供受けする映画であったでしょう。
この頃のポケモンの映画には、社会的命題が含まれていたそうです。ちなみに本作ではどういった社会的命題が提示されていたのかと言うと、「他者の共生」「大人たちの行き過ぎた個人主義の功罪」だそうです。
そう言われて思い返してみると確かにそれらのことが言えます。ただ単に、カッコい良さや、ちょっとした乙女心を表したモノではなかったのです。

ルギアが目覚めた原因はジラルダンによってサンダー・ファイアー・フリーザーが捕縛され、争わせ、世界のバランスが崩れたことがきっかけ。ジラルダンの目的はあの3匹ではなく、ルギアを捕獲することであり、世界の崩壊なんてどーでもよかったのでしょう。流石は生粋のコレクターです。
あの3匹が暴走することによって世界のバランスが崩れるとは、随分と壮大な設定です。ポケモンの世界ではサンダー・ファイアー・フリーザーをそれぞれ雷の神・火の神・氷の神と称するくらいですから、本当にポケモンなのですね。 ちなみにルギアは海の神。海の神が一番強いそうです。ギリシア神話のポセイドン様様です♪
ポケモンの動向で世界に影響を与えるとは、伝説のポケモンは天災と考えても間違いじゃないかもしれません。今回ではジラルダンがあのポケモンたちに余計なことをしたために天災発生。これは現代で人間が自然を破壊・化学物質の自然界への放出による天災と同じことが言えます。 『触らぬ神に祟りなし』ということです。

この映画において、サトシは大きく成長します。そして無謀度も大幅上昇しますw カスミはデレます。ツンデレ度が増してます。 ケンジはいつも通り。 ロケット団は今回良い人たちです。どこだかで聞いた、『いつもはいじめっこ(悪役)でも、映画で良い事をするといっそう良く見える、ジャイアンの法則』がここでも言えます。

あと、ヤドキングの声は浜田雅功さんがピッタリでした。
この間、5作目である『水の都の護神 ラティアスとラティオス』を見ていて、最後の方において、とある雑誌の写真にジラルダンが載っているのを見て少しビックリ。 まさか再び出てくるとは・・・。 ただのポッと出の敵役ではなかったのです。


まさかこの年になってポケモンを再び見だすとは・・・。まぁ全年齢対象だそうですから。

ポケモンのレビューであるのに、随分と長々とした文章になってしまいました。ここまで見てくださってありがとうございます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

暗闇はまた眼をとじる

ポケモン映画第二弾です。

ジラルダンという男がルギア欲しさにムチャクチャをします。
まず別々の島に住むファイヤー、サンダー、フリーザーを叩き出し、ルギアを誘い出して捕獲をしようとします。
しかしあまりの彼の勝手なせいで今まで均衡を保ち、地球の循環に重要な深層海流を生み出していた3匹のバランスが崩れ、
世界の気候がまでもが狂い、破滅が音を立てて近づいてきました。
さあ、サトシ。あとは君しかいないよ。君が世界を救うんだ。

迫力のあるシーンもたくさんあり、なかなか面白い映画だと思います。
伝説の四体のバトルシーンもただ口から氷や炎を吐くだけでなく、びゅんびゅんと動く見事な空中戦を見せてくれます。
今回はロケット団は味方になって協力してくれます。なんともかっこわるいのにかっこいい!
世界の危機を感じたポケモンたちが大移動をするシーンがあるのですが
事の重大さを示すにも役割としていい働きをしまいしたし、単にそれだけを観てもけっこうすごい。

カスミの恋敵的なのも出てきます。
フルーラという名の流行にふらーっと流されやすそうなかるーい女の子。けど芯は強い。やることも大胆。
初対面でサトシにいきなりキス。この行動で一緒にいたカスミをけしかけます。
フルーラはサトシ達が初めに到着する村の巫女で、彼女の舞は美しく、奏でる笛の音もすごく良い。
風を操って船で陸をガーッと進んでいくシーンなんかはとてもかっこいいです。このシーン好きです。
フルーラは好きです。ビジュアルも声も性格もいいし、なによりかわいいですw
カスミはサトシのことをどう思っているのか。いまだに興味津々ですw

珍しくwikiの記述を見てみたらそこには
「他者との共生」と「大人たちの行き過ぎた個人主義の功罪」と書かれていました。
難しいです。
「共生」は確かに頷けはします。
例えば人がポケモンを、またはポケモン同士も(例としてはサンダー、ファイヤー、フリーザー)互いに過度な干渉はお互いを滅ぼしてしまうことを示唆しているかもしれないです。
でもそんなに言うほど語っていなかったと僕は思います。

後者はまああってるんじゃないかな。
個人主義の功罪。
「功」はジラルダンの乗っていた飛空宮のようなものまで作れるようになった
第二次産業と科学技術の発展による、現在僕たちが生きている文明そのものです。
パソコンも電車も車も、今となっては生活に必要なものは皮肉にもこのシステムのおかげなのです。
「罪」に関してはジラルダンがこの映画で体現しています。
世界に混沌をもたらした人間の代表である、ジラルダンの強欲。あの飛行宮の大きさはそれを表わしています。
でも僕は最後のジラルダンのシーンはとても好きですよ。
墜落した飛空宮をバックに遠くを望む。どんな気持ちだったんだろう。根っからの悪ではなかった気がします。

まあそんな難しいことを考えるよりは、この映画の迫力と彼らの闘志に飲まれた方が面白いです。

{netabare}


ラストのシーンでサトシのママがサトシに言ったことは不思議でした。
「あなたがいるから世界があるの。あなたがいなくなったら世界はもうないの。」
「あなたはこの世界で何がしたかったの?無茶せずにそれを目指しなさい。」
ママさんはこのことからサトシをすごく遠ざけたかったようにも思えます。
さらにルギアは去り際に「私が幻である方が幸せだろう」と言いました。
ミュウツーは記憶を消しました。
セレビィでは思い出はオーキド博士のスケッチブックの中へ閉ざされました。
ラティ兄妹の舞台となったアルトマーレはイタリア語で直訳すると「遠い海」「遥か彼方の海」、意訳すると「永遠なる海」。(wikiより)
ジラーチは千年に一度、デオキシスは人の手の届かぬ宇宙の果てへ、マナフィは海へ沈んでいきました。
様々な方法で本編に影響を残さないようにしていて今回のこれらの発言もそのひとつであると取れなくはありません。
しかし、少し暗示的というか、いまいちはっきりとしないところです。
ママさんがわざわざ”世界”という言葉を用いてまで言いたいことはなんだったんだろう。
世界解釈の違いだろうか。主観、観測している自分の「世界」が世界ではなく、サトシあっての「世界」であり世界である。
サトシの「世界」はサトシだけのものではなく、もちろん彼にとってはそれが全てであるが、同時にそれはママの「世界」の一部でもある。
「他者との共生」を広げることで、それは個々の独立した「世界」であると同時に共有しているという事実があると言える。
例え直接危害を及ぼさずとも(消失、喪失など)多大なる影響を与えることが可能なのだ。
またはこういうこともかもしれない。
世界=the earthよりもサトシの生きる世界が大事だったということ。
つまり、世界の危機なんかよりもあんたが生きてる方がなによりであるという愛の表現だったのではないか。
なにぶん僕の浅い解釈なので疑問は残ります。ですが、ちょっと意味深な気がしたので書いてみました。
ルギアが残した言葉も聞いたときはびっくりした。だってよく分からないから。
でもおそらくで申し上げるならば、存在が事実であることが知られれば、伝説も事実であり、ルギアが怒りを示したことになります。
それはやっぱり恐い。さらに人間のせいと知られればあれだけの大移動で自らの意志を表わしたポケモン達です。何をしてもおかしくはありません。
それとも単純に伝説は伝説として神格化され続けていた方が良いというだけかもしれません。
うーん、よくわからない。なんでママさんもルギアもあんな曖昧な言葉を使っていたんだろ。
考えすぎですかね。すみません。

余談

ヤドキングの声を担当した浜田さん。ガキのトークで松本さんが触れてるいるのを観たのですが浜田さんは特になんも言わずでした。
そんでHey Hey?のトークで主題歌を歌った安室さんを交えてのトークも観たけれど
まあ特には内容に触れずでした。どちらも腹抱えて笑いましたけど。

僕らが子どものころに好きで観たものに
声でも歌でも出演した人たちが好印象を持っていないというのは僕としてはちょっと傷つきますw
まあ浜田さんの出演理由は金と子ども人気かなw なんてねw
この映画の主題歌は当時から好きでずーっと聴いていたのですが時が経ち、安室さんと知ったときにはちょっとへこみました。
あまり好印象を持っていないもので。まあその歌だけはいいから今でも聴いています。歌に罪はありませんから。

まあそんなところで、読んで頂きありがとうございます。

{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

TDD さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ルギアかっけー

脚本家の首藤剛志さんのコラムをネットで観たので、小学生の時以来の再視聴。

やっぱりルギアはかっこ良いなぁ。ポケモンの中で一番カッコいいんじゃないかと。
改めて観るとやっぱりルギアのタイプにみずが入ってないのは無理がありますよね。(もう1つをひこうにするとでんきに弱くなり過ぎるんでそれを考慮してエスパーかで悩みますけど)

OPは今聴くと刺さりますね(笑)

自然との共生というよりも、大災害に対する先人の記憶とかを引き継いでいく事の大切さみたいなのも、本作の大事なテーマなのかなと思いました。


首藤剛志さんのコラムも面白いので本作と併せて是非読んでください。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

58.8 9 怪獣アニメランキング9位
絶対防衛レヴィアタン(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (267)
1202人が棚に入れました
水と緑の惑星アクアフォール。
突如降り注いだ隕石群は悪しきモノを放ち、それにより、大地に生きる全ての生き物に消滅の危機が広がっていった。「あたし、シロップ。早速だけど、あなた、<アクアフォール防衛隊>に入隊しない?只今、隊員大募集中なのっ。」お喋りでいつも腹ぺこな妖精<シロップ>が見込んだ隊員候補は3人の竜族の少女。笑顔を忘れた少女<レヴィアタン>、自由奔放なお嬢様<バハムート>、心優しい力持ち<ヨルムンガンド>。竜族の三人と小さな妖精が<アクアフォール防衛隊>として結束してゆくグローイングアップ・ストーリー☆

声優・キャラクター
早見沙織、喜多村英梨、竹達彩奈、花澤香菜、近藤隆、乃村健次、阿久津加菜、水野マリコ、金田朋子、笹本菜津枝、宮澤正、山本綾、長妻樹里

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

絶対この作品で毎週癒されたんだもん!

原作・・・気にせずにジャケットだけ見て視聴を始めましたが、元々はカードバトルタイプのRPGがアニメ化された作品なのだそうです。

そんなこの物語の舞台は、水と緑が織り成す惑星アクアフォール・・・このアクアフォールにある日宇宙から隕石が飛来し地上と激突します。その飛来した隕石から「ルーカサイト」という侵略者が出現するのです。この緊急事態に妖精のシロップ(CV:花澤香菜さん)がアクアフォールを守るため防衛隊の結成を決意し・・・物語が動いていきます。

主要人物は、防衛隊隊長のシロップ以下、下記の3名です。
・レヴィアタン(CV:早見沙織さん)
・バハムート(CV:喜多村英梨さん)
・ヨルムンガンド(CV:竹達彩奈)

どのキャラも強そうな怪獣がベースになっているのですが、実際はこれまで怪獣達に描いてきたイメージとは180度異なる、とても可愛らしいキャラばかり登場します。

彼女達は一生懸命頑張りますし、強くなろうと努力もします。でも、その一挙手一投足に可愛らしさが見え隠れしていると共に、戦いの緊迫感もそれなり・・・にはあるのですが、どこかホンワカしているような感じなのです^^

この作風だから・・・このキャラだったから、終始心を乱すこと無く視聴できたのだと思います。でも、緩い部分とキチンと締める部分とのメリハリも効いていたように思います。
タイトルにも記載しましたが、振り返ってみると私は間違いなくこの作品で毎週癒されていました♪

1クール13話で構成された作品でしたが、良く纏まっていたと思います。ラストもこれで終わってもよし・・・次期に繋げてもよし・・・というスッキリとした形で終わっていたと思います。
でも、少しだけ欲を言うと、世界柱の守りし神やお兄さんの事にもう少し触れる事ができるとなおスッキリできる作品だと思いました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 24

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『絶対防衛レヴィアタン ミニ 焚き火劇場』視聴済。

放送期間:2013年4月~2013年7月
視聴期間:2013年4月~2013年9月
視聴話数:1~13

第6話の翌週は特番『絶対防衛レヴィアタンスペシャル 絶対みせちゃいたいもん!』が放送された。
『絶対防衛レヴィアタン ミニ 焚き火劇場』
2013年7月から9月にかけて、テレビ東京での再放送の予告後に放送されたミニコーナー。ディフォルメのキャラがその回の反省会を行う。

オープニングテーマ「始まりのResolution」
エンディングテーマ「Truly」

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

オープニングや本編が始まる前の可愛い声の解説が最高でした。こういう解説は「作品が始まる!!」って気合を入れてくれます。

ストーリー

この作品の舞台となる「要と成りし柱あり、七拾と弐、星の礎を支う。要を守りし神、七拾と弐あり、その姿、幻の様なり。」と言う神が存在し、七種族の生命体が暮らす、水と緑の惑星アクアフォールにある日謎の隕石が降って着ました。そこからルーカサイトと言う謎の生物が世界を侵略しようと湧き出て来ました。この物語は主人公のレヴィアタン、 バハムート、 ヨルムンガンドが世界を救うたびを描いた作品です。

私の感想。

キャラクターそれぞれがとても可愛く、かなりたのしめました。本当にこの作品のキャラクターたちは愛でる可愛さです。けれど、女性キャラクター以外のキャラクターは少々無理がある感じで私的にはあまり好きにはなれませんでした。

この作品の原作はGREEで配信されているソーシャルゲームっと聞いてどんな話かと思いましたが、かなり楽しめました。ストーリーがきちんとしていましたし、キャラクターとの関係が最高でした。

しかし・・

これは少々言ってはいけない気がしますが・・

この作品のキャラクターの名前が何故・・

ギリシャ神話の神やUMAや神の名前なんだ・・・

まあ、かっこいいのは分かりますが・・

もうちょっとオリジナルの名前を考えましょうよ・・・

せめて、中田とか田中とか中村とか中井とかそういう個性あふれた名前にしろよ・・

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品のキャラクターは先ほど言いましたが、かなり愛でられるキャラクターデザインです。ですので、是非皆さんもこの作品のキャラクターを愛でて愛でて愛でまくりましょう。(ちなみに 「愛でる」は「めでる」と読みます。)

オープニング

「始まりのResolution」
あまり他の人には高く評価されていませんが、私的にはかなり高く評価しています。かなりリズム感もありますし、そして、かなり脳内侵食度が高いです。私はかなりこの曲を気に入っています。キャラクター紹介もきちんとされていますし、世界観の紹介も最高です。このオープニングで一番最高なのははじめの所です。私はかなり気に入っています。

エンディング

「Truly」
可愛い曲です。キャラクターがなんだかかっこよくなっています。私はこのエンディングがもっと評価されてほしいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

65.2 10 怪獣アニメランキング10位
コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~ THE LAST SONG(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (137)
831人が棚に入れました
「神化」という架空の年代、高度成長によって発展する戦後20余年の日本が舞台である。これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の超人たちが、もしすべて同時に実在していたとしたら?2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送された第1期の続編“THE LAST SONG"が4月より放送開始!!モザイクのように散りばめられた無数の要素が新たに語られる超人や秘匿されてきた歴史の真実と化合してスパークを放つ。「もうひとつの日本」で展開する多彩な超人たちの饗宴はいまクライマックスへと高まる!

声優・キャラクター
石川界人、上坂すみれ、豊崎愛生、中村繪里子、川島得愛、金尾哲夫、鈴村健一、大川透、三木眞一郎
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

自分自身が変わったら再視聴したい

2016年4月~7月放送。分割2クールの2クール目。第14話から第24話までの11話。オリジナルです。
全話見て、頭の中が整理できずしばらくは何を書けば良いのかと思っていました。(ジョーカー・ゲームに浮気もしてましたがw)
癖が強く自分の頭で考えなければならない作品で、最後まで本当に素晴らしかったです。

最終2話が詰め込み気味なのがもったいなかったのと、赤光さんの活躍がなかったのが心残りなのと、南君が姿を消していた間何をしてたかという疑問はありますが、作中で約10年という長いスパンで描かれた要素がほぼ全て結末に集約し、希望のあるラストになりました。
部分的に見ると難解ですが、全体の流れをシンプルに考えればむしろスマートにさえ感じます。

以下大まかな感想と総括です。

【機械超人たちについて】{netabare}
来人はもちろんですが、アースちゃんとメガッシンも随分描写が増えましたね。
彼らの正義と現実に対する向き合い方は人間にも通じています。
来人は自身の正義に対する矛盾を解消できず、極端から極端に走りましたが、矛盾を抱えるのが当たり前の人間の人格をそのまま機械の体に移植したことに無理があるということでしょうか…
来人が生き生きしていたのは第1期ラストで爾朗を助ける時、最終決戦前にメガッシンと一緒に行動していた時ですが、どちらも単純で純粋な正義を他者と共有し行動した時なのかなと思います。
アースちゃんは現実との矛盾に夢を見ること(嘘を体験すること)で折り合いをつけ、外見が変わってからは人間の子どもが成長したかのように頭が柔らかくなっていますし、薫と美枝子は明確な正義と二つの視点(他者の視点)を持つことで多角的に状況判断することが出来ています。

人間たちが葛藤して時に考えることをやめてしまう中で、彼らの姿はむしろ人間的に感じられます。人は逃げ道を探せるけれど、機械はインプットされたものからは逃げられない。だからこそ学習しながらも愚直に正義を追い求めていると感じました。
{/netabare}

【ゲスト脚本家回について】{netabare}
図らずも皆神様回にw
いずれも人ならぬ存在との関係性を三者三様に描きました。
どれも素晴らしく、個性も顕著でしたしきちんと本編にリンクしています。

中島かずきさん回は人間と超人の能力的な垣根の無意味さ、土着の神が人との「繋がり」を望む姿とそれに応える人間を描きました。
個人的に原始信仰に近い神様との距離感の描き方に一日本人として共感しましたし、人ならざる存在が人にとって重要なものであることも再認識させられます。

辻先生回のデビラとデビロは人に干渉しようとせず、なにものにも垣根を認識しない思考の持ち主です。9話は時間的な無限、17話は空間的な無限が印象的でした。
デビラとデビロは、神とデーモンと人間の関係性を冷静に考えられなかった漫画版デビルマンのサタンをオマージュしているのでしょうか?デビロが中性的であることもサタンを思い出しましたが、男性と女性の外見的特徴を全てそぎ落としたようなデザインである点は対照的ですね。

虚渕玄さんの回はストーリーの本筋に組み込む形になっていました。垣根を頑強に作ったことで破滅に向かう米軍の姿は恐ろしいものでした。米軍の正義は古き存在のみならず同じ人間さえ考え方が違えば排除していくのでしょう。{/netabare}


【正義と自由と平和をいかに実現するか】{netabare}
爾朗は正義が見つからなくとも追い求めることに意味があると結論を出しました。
自分の正義を見つけたいという意味でもあり、他者の正義を尊重するという意味でもあり、正義を持たないことを悪いとも思わないという意味でもあるのかなと思います。
これは13話で神が爾朗にぶつけた「僕の自由を守れば平和が乱れる。君の正義を貫けば僕の自由が侵される。たった一つの答えなんてない」という言葉への爾朗なりの回答です。
機械超人たちにも感じたことですが、正義を独りよがりのものにしないためには、他者との共有と柔軟性は必要なのだと思います。

「正義は1つじゃない」と言うと投げやりにも聞こえ、大鉄君が反発するのはよくわかります。
でも実は逆で、正義がいくつもあることは否定されてはいけないんです。超人は無数にいて、普通の人間も超人と呼ばれることもあります。超人にはそれに対する悪が存在すると語られているわけですが、それはつまり正義がいくつあっても許されるということなのでしょう。
それに対して唯一の正義と定義したものを他者に強要し、正義がエゴへと姿を変えた米軍の姿は象徴的です。

笑美が「家族、友人、愛のために戦う時、私たちはもっと強くなれる」と語れば、爾朗はそれが恐いと言います。
特定の何かを守ろうとすれば、つまり誰かを敵と認識すれば、自身が破壊者になる危険性がある事を爾朗はわかっているからです。

里見は超人を否定し消し去ろうとしています。超人「だけ」を消そうとすることは、線引きできないものを線引きしようとしているということです。
13話で秋田課長が改定綺能秘密法案を無理にでも否決に持って行ったのは、法による線引きが超人への攻撃に繋がるとわかっていたからで、里美のしようとしているのはやり方こそ違いますが似たようなものでした。

線引きすることで可能性を奪い取るこのやり方は、爾朗にとっては到底認められないものだったと思います。

しかし、爾朗自身も実は間違えかけていました。
自分を悪に仕立てて超人たちに居場所を作るということは、その時には良くても、その後にはまた同じように敵を見つけ出して争うことになるでしょうから。
そうならなくて良かった…里見さんある意味GJ!w
{/netabare}

【大人になるということ】{netabare}
本作において「大人になる」とは、常に自分の頭で考え、多様性を受け入れ、矛盾とも折り合いをつけて生きて行くこと…だと感じましたが、まだよくわかってないかも知れません。

私個人としては、里見さんの言う「大人」は大人だとはどうしても思えません。人間は多様性を否定して特定の正義を与えられれば思考停止に陥るものです。

超人を信じる子どもの自由な視点はある意味では確かに無知から来るものです。社会に出てさまざまな価値観を学び矛盾を認識すれば、子どものままの価値観ではいられません。
ですが、子どもの視点を否定したからといって大人になれるわけではないはずです。

爾朗にとって良かったのは、超人課に守られ、社会経験を積み自分で考えることが出来たこと。悩みながらも自分から超人課を離れたのは、雛鳥が巣立つのと同じように必然でした。
誰も守ってくれなかった神は悲しい最期を迎え、上から正義を押し付けられた大鉄君は自分で考えることができず、大人ぶっていても心の中では子どものまま泣いている。
新宿の事件で神を助けられず、むしろその場にいた超人たちに救われた爾朗が、最終回では大鉄君を助けることが出来たのは、爾朗自身が成長したことの証明でしょう。

また、爾朗の成長には輝子と風朗太が超人課に入ったことが大きく影響しています。
ずっと変わらない風朗太は純粋でシンプルな視点を思い出させ、輝子は知らぬ間に爾朗を追い抜き、超人課の矛盾をわかっていても超人たちを守るために残留するまでに大人になっている。
二人とも爾朗が人間として成長する上で大きな存在だったと思います。
{/netabare}


13話と最終話は様々な意味で対比されていて特に素晴らしかったです。
特に13話の神化20年のシーンは、元ネタ的に衝撃と不安と悲しみばかりだったのですが、最終話ではこんなにも希望に満ちたものに見えるとは思いませんでした。
何年か経ったら自分の見方も変わっているでしょうから、是非再視聴したいですね。(2016.7.18)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

正義とは幻想か

2015年秋に放送されていた「コンクリート・レボルティオ」の分割2クール目。

ジローが超人科を抜けた後の話になっているので1期ほど1話の中で時間軸が飛ばなくなり、1話完結系の話も増えたからか大分見やすくなりました。

21話からは話も大きく動き始めラストスパートといった感じで盛り上がってきました。

見ている人は少ないですが個人的にはもっと評価されてほしい作品。

詳しい感想は全話見終えてから。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

自分にはマッチしなかった。

2期

1期観ないと全く分からない話。
正直途中から話がよくわからなくなった。結局このアニメで作者は何を訴えたかったのだろうか。
戦争反対?差別反対?そういったことを別世界って設定を借りて表現したかったのだろうか?
もうちょっとエンターテイメント性があっても良かったんじゃないのかなぁ

そう、途中から退屈だった。


あと、絵柄と動きがちょっと集中力を妨げる。


頑張りは認めるんだけどね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

65.9 11 怪獣アニメランキング11位
ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-(アニメ映画)

2012年7月28日
★★★★☆ 3.9 (118)
779人が棚に入れました
木の葉の里に、死んだはずの“ 暁 ”メンバーたちが襲来してきた。ナルト達は撃退し、家族たちが暖かく迎える。ただ一人、天涯孤独の身であるナルトを除いて・・・。
そんなナルトと、ささいな親子げんかで家を飛び出してきたサクラの前に“ 仮面の男 ”が現れ、恐るべき瞳術を発動させる。ふと気がつくと仮面の男は消え去り平穏な木の葉の里が帰ってきた。だが、そこに住む人々は何かがおかしい。さらにナルトの元には、本来この世にいるはずのない男女二人が・・・。

シルメリア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ボルト大ヒット記念により地上波で放送されていたので(._.)φ

木の葉の里に、死んだはずの“ 暁 ”メンバーたちが襲来してきた。ナルト達は撃退し、家族たちが暖かく迎える。ただ一人、天涯孤独の身であるナルトを除いて・・・。
そんなナルトと、ささいな親子げんかで家を飛び出してきたサクラの前に“ 仮面の男 ”が現れ、恐るべき瞳術を発動させる。ふと気がつくと仮面の男は消え去り平穏な木の葉の里が帰ってきた。だが、そこに住む人々は何かがおかしい。
とあらすじより抜粋↑
視聴は2回目です。
ボルトをまだ、観ていないので<(_ _)>
私の中では、この作品が劇場版では
ナンバー1ですね(≧∇≦)b
限定月読によって、別世界の木の葉の里に飛ばされたナルトとサクラ。
この世界は、自分達の居た世界とは何かが違う!
それが見所故に話せない・゜゜(p>д<q)゜゜・
これが…針鼠のジレンマか?(笑)
仕方がない、
ラーメン一楽のトッピングランキング発表して
筆を置きます。
1位 メンマ
2位 チャーシュー
3位 タマゴ
4位 海苔
5位 ナルト
こちらからは以上ですε=ε=(ノ≧∇≦)ノ

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

クチナシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いちばん面白いナルト映画!

さすが岸本先生みずから手掛けただけあり、今までのナルト映画で一番の傑作だと思います。

★お気に入りポイント
・性格が逆転したキャラクターたち
…特にヒナタの肉食女子っぷりと、おとなしいいのががとても可愛い!
 後半で暁メンバーも勢揃いするので盛り上がります。
・夢のうずまき一家
…原作では見られない、親子3人が団欒してるところが見れて幸せ!
・九尾vs九尾
…ナルトと九尾が共闘!九尾同士のバトルシーンは迫力たっぷりです

最後、ミナト&クシナとお別れするシーンが暖かくて切なくて、涙が出ました。
全体的に笑いあり涙ありで大満足。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3
ネタバレ

にゃんころくぽ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

観てない人へこれはね・・・

まだ観てない人へ・・・。
本編NARUTO疾風伝
【311話(531話)「PROLOGUE OF ROAD TO NINJA(プロローグ オブ ロード トゥ ニンジャ)」】
まで観てから(途中のアニオリとばし可)観るといいかも。
いろいろ本編と比較して楽しめるシーンが出てくるので。

【暁ファン】は絶対観た方がいい。

好きな作品の関連本とかついチェックしたり
勢いあまって買っちゃう人向けの映画かな。

私は暁のメンバー全員大好きだったから
観て良かったと本当に思った。

サクラそこかわれ!ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛(ノ´Д`)ノ
{netabare}助けにきたイタチに腕つかまれる&姫ダッコ{/netabare}
というシーンもあった!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

66.4 12 怪獣アニメランキング12位
クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(アニメ映画)

1999年4月17日
★★★★☆ 3.6 (111)
615人が棚に入れました
職員旅行で同じ埼玉県内の奥秩父の温泉に出かけたふたば幼稚園の先生たちが、巨大な怪獣を目撃。取り調べを受け、足止めを喰らったことから、翌日、幼稚園は休みになった。この知らせに喜んだしんのすけは、早速留守番をサボって散歩に出かけるが、途中、地面に突っ伏して倒れている・丹波・と名乗るおじさんを発見。風呂に入りたいと言う彼を家に招待すると、一緒に楽しい一時を過ごすのだった。ところがその翌日、野原一家は・日本人の心・である全国の温泉を秘かに管理、維持している政府機関「温泉Gメン」の基地に連れさらわれてしまう。

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

温泉は日本の心 温泉札から始まった全て 唯一の同時上映はこれだけ ガルパンの原型はここなのか?

温泉を破壊しようと企むYUZAMEの最終的な動機が爆笑www

それと民間自衛隊のInvasion of Astro-Monster
は死亡フラグですから!!wwwww
まあ敵組織のYUZAMEもゴジラのテーマで返り討ちにしたからwww

玄田さん「馬鹿逃げるな!!アレはゴジラじゃない!!
あーーー!!12億円の戦車がーーー!!弁償しろーーーーーー!!」
でwwwwwww
アクションビームかバッドエナジー砲かド――――ン!!
を撃ってくださいよ~!!

また同時に上映した短編も面白い
(ヒーローヒロイン大勢出て怪獣をボコらないで貰いたい
プリキュアオールスターズじゃないから)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

70.9 13 怪獣アニメランキング13位
ゴジラ S.P<シンギュラポイント>(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (188)
582人が棚に入れました
2030年、千葉県逃尾市。“何でも屋"な町工場「オオタキファクトリー」の有川ユンは、誰も住んでいないはずの洋館に気配がするということで調査へ。空想生物を研究する大学院生の神野銘は、旧嗣野地区管理局“ミサキオク"で受信された謎の信号の調査へ。まったく違う調査で、まったく違う場所を訪れた見知らぬ同士の2人は、それぞれの場所で同じ歌を耳にする。その歌は2人を繋げ、世界中を巻き込む想像を絶する戦いへと導いていく。孤高の研究者が残した謎、各国に出現する怪獣たち、紅く染められる世界。果たして2人は、人類に訪れる抗えない未来<ゴジラ>を覆せるのか―。

声優・キャラクター
宮本侑芽、石毛翔弥、久野美咲、釘宮理恵、木内太郎、高木渉、竹内絢子、阿座上洋平、浦山迅、小岩井ことり、鈴村健一、幸田夏穂、手塚ヒロミチ、置鮎龍太郎、小野寺瑠奈、三宅健太、磯辺万沙子、志村知幸

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゴジラいたけどゴジラだよね?

 
(全話視聴後)

ゴジラだったがどこかゴジラ感の無いSF作品に感じた。災厄vs人間?的な、ピンチに直面した人々が頑張っちゃう話? その相手の中にたまたまゴジラがいた…みたいな。過去ゴジラ作品の知識がある方だとまた違うのかもしれないが。

作中なかなか難解な理論を聞かせてもらったが、そこで「メンドクサ…」と思って興味が薄れる人は多いと思う。でもそれは理解する必要ないだろう。もし理解して現実世界で喋ったらヤバイ人扱いがオチ(笑) 所詮スパイスと思って風味を楽しめばいいと思う。

キャラはときどき度し難い行動をするのが違和感だった。けど、人外キャラ含めて立ってるという意味ではよかった。でもビーサンはヤメなさい危ないから(笑) そういや洋服に草履はいてる人もいたな…あれ?
音楽はやっぱゴジラっぽいのが流れるといい。ゴジラファンなら嬉しいのでは。
作画はなかなか凄い。そこが一番の見どころとも言えるか。

トータルで言えば十分に良作と思う。
ところで、この作品のサブタイトルは何か意図があるんだろうな…というのは殆どの人が感じたかと思う。自分も一応は思ったが…考えるより教えてもらったほうが早いので検索(笑) なるほどなるほどそういうこと。それはいいんだけど、一部のサブタイとストーリーがしっくりこないような。

__________

(5話視聴後)

ゴジラ関連を観る前は「あまり期待しないように」と自分に言い聞かせてハードル下げるが、この作品はかなりの「熱」が感じられるし、ハードル下げる必要なかった。

怪獣が現れても緊張感なさそうな描写が一部見られるが、それ以外は気になるところも無くストーリー自体は面白い。これがゴジラでなくても十分良いデキ。

全13話らしいが、どの程度「ゴジラ」なのか楽しみにしてる。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

序盤の引き込まれ度はかなり高かったけど・・・

序盤「おおっ!これは!」
中盤「お、おう!?」
終盤「はぁ?」
手短に感想を言うとこんな感じかな?

序盤の引き込まれ度はかなり高かったけど、中盤、「アーキタイプ」、「オーソゴナルダイアゴナライザー」あたりで突き放され、ラストの展開には呆れちゃった感じです。

序盤。
謎が謎を呼ぶ感じ。
絶妙に交わっていく主人公の二人。
可愛いペロ2。久野美咲さんの貢献度はかなり高いです。
一気に引き込まれちゃいました。

中盤。
「葦原」
謎の多い人物。
ここまでは良かったんだけど・・・。
「アーキタイプ」、「オーソゴナルダイアゴナライザー」あたりで突き放された感が半端ないです。
『そういう物だ』と割り切って進むしかない感じ。

終盤。
最終決戦までの緊張感は良かったと思います。
とても良かったと思います。
ただ、ラストがねぇ・・・。
{netabare}スペックが上がったのはともかくも、何故大きくなった?{/netabare}
「はぁ?」が正直な感想です。

今後に続きそうなラストには、少しだけ期待したいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

おもしろむずかし

<2021/4/19 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。
原作はあのゴジラ。
つまり「ゴジラをアニメでやってみた」

3話まで見た感想としては・・・大成功ですよね、これは。
実写ゴジラの雰囲気をうまく残しつつ、
アニメならではの表現力で最大限活かしてる。
物語もよく練り込まれているようで、極めて自然なSFになってる。
例えばコロナ禍の学術研究で昨年から一気に注目を集めるようになった「プレプリントサーバ」なんてものを小道具に使うあたり、設定も時代に合わせて細かく考えられてるなとか感心したり。
演出も素晴らしい。

ちょっと残念なのが髪型と死んだ魚のような目をした銀さんみたいな風貌の主人公?の人。
今んとこキャラがよくわかんねえ。
何言ってるか所々よくわかんないし。
そういう電波キャラなのかもですが 笑。
まあ、でも段々と馴染んでくるんだろうな。

というわけで、
少なくとも本作は3話まで見た限りではかなりの良作なんじゃないかと思う次第です。。

<2021/8/7 追記>
オンタイムで最終話まで見たのですが、レビュー更新するの忘れてました

面白かったです。
難しくて半分も理解できてないけど 笑
日本語字幕あり版で見てみたいな
わからない用語一つ一つをネットで調べながら

物語はよくわからないもののやり切った感はありました。
終始緊迫感もあり
そしてジェットジャガーが癒してくれる 笑
ジェットジャガーが強すぎて笑う

続編欲しいな
なんならジェットジャガーが主人公でも自分はOKです

投稿 : 2024/04/27
♥ : 24

62.9 14 怪獣アニメランキング14位
WXIII 機動警察パトレイバー(アニメ映画)

2002年3月30日
★★★★☆ 3.5 (123)
488人が棚に入れました
東京湾沿岸で、レイバーを狙った奇妙な破壊活動が続く。その捜査の途中、湾岸に浮かぶ備蓄基地で人間を食い殺す“怪物”に遭遇。この怪物がレイバー連続襲撃事件の犯人なのか…。

声優・キャラクター
綿引勝彦、平田広明、田中敦子、穂積隆信、拡森信吾、森田順平、池田勝、冨永みーな、古川登志夫、池水通洋、二又一成、郷里大輔、大林隆介

ジョニー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

パトレイバーとは別

私はパトレイバーを観た事ありませんが(というより観る気がない?)、この作品はとても面白かったです。
正直、本編で登場するキャラクターはほとんど出てこず、主人公もパトレイバーとは無縁の普通の刑事さんです。
そんな作品をパトレイバーとして上映したのですから、元々のパトレイバーファンとしては納得できる人も少ないのは当然ですが、まったくゼロの状態から観る事が出来た私としては、未だに印象深い作品として残っています。

本編の笑える雰囲気は一切無く、終始シリアスな雰囲気で物語が展開されていきます。
クオリティは劇場版という事を考えても非常にレベルが高く、派手なアクションは少なくとも人狼や攻殻機動隊並みの水準と言ってもいいです。(キャラデザも同じく)
先に述べた通り、終始シリアスな雰囲気という事で結末は、何とも言えない悲壮感のある終わり方です。
これについては人それぞれ持つ感想も異なると思いますが、私は『これは、これで正解なんだろう』という感想で、ちゃんと納得できましたね。。
タイトルのWXⅢなんですが、これはウェポン13と読み、これがこの作品で起こる怪奇な事件の最大のキーポイントとなり、物語を大きくけん引していきます。
言ってしまうと、その事件というのは殺人事件のようなもので次々と人が死にます。
なので一部グロいシーンもありますが、それもこーいったシリアスな作品の良さでもあるので、それも覚悟の上でご覧ください。
個人的にとてもお気に入りの作品なので是非観てほしいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

パトレイバーと思って見なければ・・・?

パトレイバー1と2の押井パトレイバーの人気には全く及ばない本作ですが
映画としてみれば、実は一番出来が良かったりします
終始シリアスでリアリティに溢れた展開。
脚本、演出、作画どれをとってもハイレベルで
パトレイバーの世界観を緻密に表現出来ている良作です

しかし、パトレイバーのメインキャラがほとんど出てこないし
完全にパトレイバーと名付ける意味がない作品w
それにハリウッドのモンスター映画とかなり似た内容になっているし、
(それらの駄作に比べればかなりクオリティは高い方だけど)
テーマ性自体も従来のモンスター映画とさほど変わらない。
娯楽作品としても中途半端な出来なので
映画マニアぐらいにしか受けない作品なんじゃないでしょうかw

パトレイバーのOVAだったかTV版だったか忘れましたが
一応原型となるモンスターものの話はありますけどね

良い映画だけど、オリジナリティがもうちょいあれば良かったんだけど
リアリティを追求しすぎて凡庸な内容になってしまった感がある。
嫌いじゃないけど、もうひとひねり無いと受けないよね・・・

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

チョビ髭 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

実写パト!?つまんねーことすんなよっ

異色のパトレイバーとなったこの作品は漫画作品で描かれたエピソードのスピンオフ。
制作会社はサンライズ、ProductionI.G.ではなくMADHOUSE。ヘッドギアのメンバーも橋渡しまでに留まり直接のメガホンは高山文彦さんへと変わっています。パトレイバー群と見てもスピンオフ。

そしてこれまでのパトとは明らかに違う点があります。そのことにより世界観を少し異色にし、別物であると視聴者に分かり易く提示したとも言えます。
それは痛みの表現です。
ここまでのパトシリーズはパーフェクトドリーマーと同じ終わらない学園祭、パラレルワールドで描かれていたと認識する必要があるのです。

ちょっと思い出しながらレビューを書いているのですべてのシーンに当てはまるか曖昧ですが、本作品以外のパトはドジをしても敵にかなりやられても登場人物達は ほとんどの場合無傷、もしくはすぐに回復していたと思います。例外は思い出せる中では熊耳さんが打たれたシーンかな?TVアニメの最後の最後だったかと思いますが、泉家で入浴から現場復帰、その現場で顔に傷をつくり「残っちゃうかなぁ」といった台詞への一連がパラレルワールドからの卒業を指すとはなかなか難しいネタでした。
本作は痛みへのタブーを外した作品であり他のパトとは明らかに別と意識しなければならない趣になっています。好き嫌いは別としても。

実写パトはどうなんでしょうねぇ。多分流血なんかの表現はなしじゃないかなぁ。

うる星やつらTVアニメ (1981年-1986年)
うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー (1984年)
天使のたまご (1985年)
めぞん一刻 (1986年-1988年)
パトレイバー初期OVA 1988年4月-1989年6月
パトレイバーMovie1 1989年7月
パトレイバーTV 1989年10月-1990年9月<<互換性有り>>後期OVA 1990年11月-1992年4月
パトレイバーMovie2 1993年8月
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995年)
パトレイバーMovie3及びミニパト 2002年3月

漫画 1988年-1994年
ライトノベル いろいろ出てますが未読

実写パト!?つまんねーことすんなよっ(まとめ)
初期OVA
http://www.anikore.jp/review/297175/
Movie1
http://www.anikore.jp/review/584130/
TVアニメ
http://www.anikore.jp/review/584144/
後期OVA
http://www.anikore.jp/review/584156/
Movie2
http://www.anikore.jp/review/584163/
Movie3(XIII)
http://www.anikore.jp/review/584180/
ミニパト
http://www.anikore.jp/review/584184/

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

58.9 15 怪獣アニメランキング15位
クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ ブリブリ 3分ポッキリ大進撃(アニメ映画)

2005年4月16日
★★★★☆ 3.4 (94)
418人が棚に入れました
野原家の前に突如現れた時空調査員「ミライマン」。
「3分後に怪獣が現れる。3分後の未来に行ってその怪獣を倒さないと現実に怪獣が現れることになる!」
 世界滅亡を防ぐため、ミライマンはそう告げると野原一家に地球防衛という大役を一任してしまう。ミライマンの力で変身を果たして難なく怪獣を倒す野原一家。そんな世界に浸り始め、変身できることに夢中になっていく。
 そんな世界に夢中になっていくにつれ、ひろしとみさえはヒーロー気取りで自分達が世界を守っている、という気持ちになっていく。だが、どんどんと強い怪獣が後から後から現れ、だんだんと現実世界が危なくなっていく。そこで、遂にしんのすけが立ち上がる。

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

怪獣と生き方と大切なもの

あながち間違っていない夢落ちから始まり
可愛い(?)少女(=みさえ)が怪獣と戦い
中途半端なヒーロー(=ひろし)が怪獣と戦い
おまるな正義の味方(=ひまわり)が怪獣と戦い
ウルトラマンなウルトラマン(=しんのすけ)が怪獣と戦い
怪獣を吸収して世界を救うお話
ぶりぶりざえもんやらカンタムロボやらアクション仮面やらが出てきて最後の怪獣と戦って・・・


最初はなんだか笑えるだけのふざけた作品にしか見えないけど
やっぱり最後はクレヨンしんちゃんの映画らしく、何かを教えてくれる作品でした。
今作では人生や大切なものなどと。


怪獣のデザインはなんか、子供の書いた感じの絵もあるのがなんだか・・・
2960とかキリキリマイとかカトリーヌ3世とかギュー・ドンとか・・・


懐かしいギター侍がでてた
「拙者、ギター侍じゃ
 おらはクレヨンしんちゃん野原しんのすけ
 お姉さんが大好きな春日部にすむ5歳児です
 って、言うじゃなーい?
 でもあんた、13年間ずっと5歳児のままですから! 残念!
 すぐにお尻出しちゃう野原けつのすけ斬り!」
 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

68.1 16 怪獣アニメランキング16位
GODZILLA 怪獣惑星(アニメ映画)

2017年11月17日
★★★★☆ 3.6 (104)
408人が棚に入れました
監督:静野孔文/瀬下寛之、ストーリー原案・脚本:虚淵玄(ニトロプラス)で制作される。

声優・キャラクター
宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、小野大輔、三宅健太、堀内賢雄、山路和弘、中井和哉
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シドニア-ゴジラ

約2時間 3部作の1作品目

友人(ゴジラ好き)に誘われて先日観に行きました。

地球に出現したゴジラたち怪獣に占拠され宇宙に逃れた人類が、再び地球を人類ものにするため地球へとゴジラを倒しに行くお話。

シドニアの騎士を製作したポリゴン・ピクチュアズが製作し、宇宙のシーンが多く、キャラたちの服装(宇宙服みたいな)も似た感じがして、観てすぐに「シドニア」っぽい感じがしました。

ゴジラを本格的に観たのは初めてなので、私の観る前のイメージでは都市を破壊して暴れ回るゴジラ、逃げ惑う人々、対処しようする政府という感じでしたが、この作品はそれとはまったく違う感じでしたね。

戦闘シーンは、劇場版ということで音響も作画も迫力満点でした。{netabare}(2番目に出てきたゴジラデカすぎですw){/netabare}

お話は結構サクサクと進んでいましたね。まだまだ謎の多い作品なので、この作品だけを観ても物語の評価はできません。

「シドニアの騎士」が好きな方は観てもいいかも知れませんね。

最後に、次回作も友人と観に行くことになりましたw

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ゴジラで想像してなかった世界観

 アニメのゴジラ、CGでだとは初めてだったです。幼い頃から、ゴジラはよく知っているけど、アニメは今まで想像もしなかったです。ハリウッドのゴジラに近い姿で、ムキムキ筋肉のゴジラだったです。

 今まで見たゴジラどれにも属さない、時代設定立ったです。栄えていた人間社会に突如怪獣たちが出て来て、後にゴジラ登場で人類絶体絶命になる。異星人も助けに来て科学技術進歩したけど、敵わず残った人類は地球から逃げて、20年間新天地を求めて漂流することになるです。
 結局良い星は見つからず、地球に帰ってきたけど2万年経っていて生態系も変わり、ゴジラもまだいるという状況です。
 で、このアニメでは主人公?ハルオを初めとした人々が、ゴジラを倒して地球に帰ろうという話だったです。

 ハルオにとってゴジラは、深い因縁を持っていて、いろいろ調べていて倒す執念を燃やしている所が凄かったです。

 地球に降り立った時、変わり果てた環境やゴジラ以外にも生物がいて、襲撃受けたり大変大変。来た人たちがパニックになりながらも、結局ゴジラを作戦通りに倒さないと、宇宙船にも帰れない状況になるです。

 ゴジラにあって戦うことになるけど、その戦闘シーンが実写のゴジラにもない最新兵器、乗り物に乗った人によるゴジラへの接近戦は非常に白熱し、このアニメの見せ場だったです。犠牲者を出しながらも命を懸けたゴジラ殲滅作戦、成功するのか?は見てのお楽しみです。

 映像と響き渡る爆音、時代というか世界観、今までのゴジラにないもので私は面白かったと思うです。

 最後の方で、とんでもない大どんでん返しがあるのもお楽しみです。このラストは、このアニメらしいといえばらしいのだが・・・・・です。{netabare}最後に出てきた謎の少女?は!何者か?2018年5月上映予定の「GODZILLA 決戦怪獣増殖都市」に続くらしいです。{/netabare}

 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

ZIN さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

評価がなぜ低い?

つい先日DVDを借りてきて視聴しました。

なぜGODZILLAという名前をつけた?というコメントを多数みかけましたがゴジラが出てくるからでしょうと突っ込みを入れたかったですww

本編に関していえば分かりやすい物語という印象をうけました、3Dアニメーションが苦手なかたでも全然大丈夫だと思います。
庵野秀明監督のシン・ゴジラを観たときにこれ以上のゴジラは出てこないだろうと思っていましたがそれよりも遥かにヤバイ強さでした。
正直な感想を言えば映画館で観たかったなぁ~と思いました。

私は怪獣映画、モンスターパニック系の作品が大好きですがそれよりかはずっとSF寄りの作品です。
SF映画やモンスターパニック系の映画は名作より駄作の方が遥かに多く、途中で見るのを止めるくらい酷いのも多々あります。
そんな映画と比べるのが失礼に思うくらいの良作です。

常々思うのが作品の批評を観ないで、先ずは自分の目で見て確かめた方が良いと思います。
その人がどう感じるのかは三者三様ですが、評論家を気取ってアレもコレもとダメ出しをする方々には正直うんざりします。

全3部構成で「怪獣惑星」、「決戦機動増殖都市」、「星を喰う者」と続きます。まだ観ていない方は先ずその目で確かめてはいかがでしょう(*^^*)

長々と読んで頂きありがとうございました!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

67.3 17 怪獣アニメランキング17位
ULTRAMAN(Webアニメ)

2019年4月1日
★★★★☆ 3.4 (107)
371人が棚に入れました
かつてこの世界には〈光の巨人〉と呼ばれる存在がいた。やがて〈光の巨人〉はその役目を終え、遠い宇宙にある自らの故郷へと帰還し、同化していた地球人はそれまでの記憶を失うことで自らの在るべき場所へと戻っていった。ウルトラマンの存在は過去のモノとなり、科学特捜隊日本支部もその役割を終えて、光の巨人記念館へとその姿を変えていた。早田進次郎は多感な思春期を過ごす高校生。だが彼は、自分が驚異的な跳躍力や頑丈な肉体といった人間離れした“普通"ではない力を持っていることを自覚していた。そんなある日、進次郎は父・早田進が、かつてウルトラマンであったことを知る。そしてウルトラマン無き地球に暗躍する宇宙人たちの存在も。進次郎は、秘匿組織として健在する科学特捜隊の井手によって開発されたウルトラマンスーツを着用できる数少ない適合者だった。「単刀直入に言おう――キミにウルトラマンになってもらいたい」

声優・キャラクター
木村良平、江口拓也、潘めぐみ、田中秀幸、諸星すみれ、魚建、牛山茂、竹内良太、花輪英司、関戸博一、津田健次郎、白石稔、曽世海司

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これは続編前提作品?・・ですよね。。

※漫画版未読です。
まずCGの質量感・高精細感・躍動感・光の美しさ・等々・・に驚かされました!!。
CGの技術は格段に進歩していってるのですね・・。

自分は特撮作品としてのウルトラマンシリーズは
少しふれたことがある程度で、特に思い入れはありません。

結論から言うと
個人的に本作は非常に素晴らしい作品だったと思います♪。
コミックスも気になり、とりあえず序盤の数巻買ってしまいました^^(デジタルで)。

ただ、今回のアニメ化全13話・・というのは
どういう経緯で全13話ってなってるんだろう・・。漫画版はまだ続いてるのかな?。
・・まあでもあの終わり方で、物語ENDはありえないので
これは続編前提作品?・・ですよね。
続編があると仮定した上で本作を高評価します♪。


・・ただ、本編に関しては
ストーリー進行上、いくつか納得できない点もありました。

戦闘シーンは、正直言ってご都合展開ですよね・・><。
普通だったら、即死で終わりなシーンも
「うわあああ」で、延々延命してます・・。
ハイ、ありえないですね。でもそこが表現の限界なのでしょう。
でも、わかった上で受け入れられる範囲です。

モロボシ姓・・・。
普段の日常生活ではあまり出会う機会のない姓ですが、
諸星あたる、本作の声の人・諸星すみれさん。
うーん、なくはないですね。
諸星すみれさんは、神撃のバハムート2期?で印象に残っていたので
本作もいいキャスティングだったと思います!。

あと、裏切りキャラなのかいい人キャラなのか
いろいろ後付けされそうな今後が予想されてしまう複数のキャラの正体だとか
・・まあ、それはいいんですけど
そうするんだったらせめて全13話の中で何か匂わせてほしかった。

アニメ版だけではいろいろモヤモヤしてしまうので
原作漫画を、とりあえず今進んでるところまで読んでみたくなりました。

自分は本家のウルトラマンシリーズにはあまり詳しくないのですが
こういう解釈・展開もアリだと思います!。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

和洋折衷ウルトラマン

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルはアクション。3Dアニメです。

私は、高評価。でも多分、それは私に「ウルトラマンに対する特別な思い入れ」がないからだと思います。

このアニメ、「ウルトラマンが好き」な人は戸惑うかもしれません。その辺を、レビューに書きたいと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「これはウルトラマンなのだろうか?」という疑問を、私は一切抱きませんでした。なぜなら、そもそもウルトラマンをちゃんと観たことがないからです(何回かは観たことあるよ、名前は知識として知ってるよ、レベル)。

だから私には、「普通に格好良いアクションアニメ」でしかなくて、別に「ウルトラマン」という冠は必要ありませんでした。

「ウルトラマン」というよりは、「アメリカのヒーロー」や、「平成の仮面ライダー」に近いような作風。だから、「和洋折衷ウルトラマン」にしました。

本作の良さとしては、まずアクションの格好よさ。なんか、プロレスみたいだなと思いました。

プロレスの必殺技の中には、「それって効くの?」と思うものが散見されるが、「客はちゃんと盛り上がる」。それは、「粋」という感覚に近く、「効かないとか避けられる」なんて言うのは、「無粋」。

本作も、空手やカンフーアクションのような実用的な動きの中に、いきなり「ウルトラマンらしい攻撃」が入るのが、なんか「ダサ格好良い」。そこは、3Dによる独特のカメラアングルや動きが良い働きをしていて、「ダサ」「格好良い」にしていたと思います。

次の良さとして、ストーリーの面白さ。縦軸として貫くのは、「主人公がヒーローであることを悩み、受け入れるまで」を描くということで、なんか「仮面ライダーっぽい?」と思いました。そこに横軸として、「主人公とアイドルの恋愛」や「星団評議会の暗躍」などがある構成。

特に、「星団評議会の暗躍」は面白くて、誰が黒幕なのか、味方なのかをワクワクしながら観られました。ここは、今後は縦軸になるでしょうし。 

と、私が誉めている部分は、多分、ウルトラマンファンからすると、「邪道」なのでしょう。

プロレス的なアクションは、「ウルトラマンを茶化してる」とも受け取れるし、複雑な世界観は、「爽快さの打ち消し」になるのかもしれない。そもそも、巨大化しないウルトラマンは、もはやウルトラマンじゃないという怒りもあるかもしれません。

私も、もし自分が好きな「ロードス島戦記=キャラがロボットに乗ってモンスターと戦う」とか「ガンダム=モビルスーツ同士でラブコメ」とかやられたら、「ふざけんなよ」「俺の思い出汚すなや」って思うでしょうしね。

賛否両論ある本作。どちらの評価にするかは、やっぱり、観て自分で判断するしかないように思います。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ウルトラマンのその後として、しっかり面白い。オッサンが格好良いアニメは、良い。

2話目 ☆4
バトル、急に地味になったけど(苦笑) 地面に投げても効かねえだろ。なんかちょっと、ハリウッドだな。変身のところは日本っぽい。トータルて、面白い(笑)

3話目 ☆3
なんか、ヒーロー願望で戦う、某大介を思い出すな(笑) グロのギリギリラインでちゃんと止めてるあたりが偉い。

4話目 ☆4
なんか、やたらプロレス技が目立つ。オスプレイみたいな戦い方だな(笑) 迫力のバトルを満喫。

5話目 ☆3
異星人街。セブンが意外と好意的? 民族差別をするタイプではないのかな。ジャック。帰ってきたウルトラマン?

6話目 ☆4
セブン、強いな。彼は、ただの人間なの?

7話目 ☆3
バトルは流石に格好良いわ。ヒーロー願望か。

8話目 ☆4
なんか、随分とひねくれた話になってきたけど、かなり面白いな。

9話目 ☆4
エース登場。さらに状況が混迷してきたな。

10話目 ☆4
エース。天才技士。本当に、色んな人の思惑が複雑に絡んでる。

11話目 ☆3
なんか、ややコメディタッチ。めっちゃ簡単にバレてるw これはセブンに殺される案件(笑)

12話目 ☆4
星団協議会、ゼットン。誰が敵で誰が味方か。

13話目☆
セブン強い。エース熱い。

{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

キャプテン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

惜しい!90点

OP&ED・とても良い。
ストーリー・複雑で好奇心をそそられる。
作画・とにかく超カックイイ! ダダ星人がイケメン過ぎて(笑える)でも好き。
その他の宇宙人も超イケメンで⋯イイ!!
あと
巨大化せずスーツを装着する点、斬新で良い。
もしくは、エヴァの様な高機動ロボに搭乗し操作もアリかなと思う。

唯一の惜しい点、キャラクターの違和感ある動き。今の技術であれが限界なのか?
滑らかに動いてくれていたら満点です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

70.1 18 怪獣アニメランキング18位
GODZILLA 決戦機動増殖都市(アニメ映画)

2018年5月18日
★★★★☆ 3.8 (62)
284人が棚に入れました
「ゴジラ」シリーズ初のアニメ作品として製作された劇場3部作「GODZILLA」の第2章。ゴジラに蹂躙された地球を取り戻すため決死の戦いに挑んだハルオをはじめとした人類だったが、地中深くから現れた真のゴジラ=ゴジラ・アースに敗退。ハルオは、かつての地球人類の生き残りと目される「フツア」と呼ばれる民族の少女ミアナに助けられる。フツアもかつてゴジラに敗れたと言い伝えられていたが、彼らの持つ金属のナノメタルが、21世紀に対ゴジラ決戦兵器として開発されたメカゴジラを構成する物質と同じものであることが判明。メカゴジラの開発プラントがいまだ残されていることが明らかになり…。

http://godzilla-anime.com/

声優・キャラクター
宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、小野大輔、三宅健太、堀内賢雄、山路和弘、中井和哉
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

絶望からの起死回生なるか?

  まさか、平日昼間、初日観れるとは思わなかったです。

 「GODZILLA 怪獣惑星」の続きのお話です。前回、ゴジラを倒したと思っていた矢先、さらに巨大な筋肉ムキムキゴジラの襲撃に合いハルオ達、壊滅させられたように見えた展開からどうなるのかなぁ?です。あの謎の少女は一体?です。

 この映画の画像や劇場CM、ビラなどでも公にされている通り、ハルオ達何とか生きているです。
 その真相、あの少女とのつながりは、見に行ってのお楽しみです。
{netabare} あの少女を通して、前作序盤の歴史で出動もままならないまま、ゴジラに破壊されたメカゴジラ??とその施設???にたどり着くことになるのです。それはどういうことなのか?です。あれからどうなっているか?、{/netabare}驚きビックリ展開は、ハルオたちに何をもたらすのだろうか?です。

{netabare} このアニメを見る前、前作で見たメカゴジラが復活してゴジラと戦うのかなぁと想像して見に行ったです。勝手に思っていたけど、想像との違いに驚かされたです。

 メカゴジラに似ているかもしれないロボット出てきたりしたけど・・・・想像とかけ離れてたです。{/netabare}

 圧倒的な力を見せるゴジラをハルオ達は、目のあたりにしたです。その後、偶然なのか?必然なのか?思わぬ力に出会い、なおもゴジラ倒すために団結するハルオたちです。このアニメのタイトルを正に象徴する意味が、そこから始まるのです。
 ゴジラを倒す共通の目的を持つ仲間の間に何が、起きていくのか?です。

 ゴジラを倒すチャンスがきたとき、信じられない選択を迫られるです。「これでいいのか?」を問われたとき、ハルオの最後の最後の選択で、何を取るのか?が、最大の見どころだったです。その結果、凄まじかったです。
 強力な装備による前作以上にもみえる作戦で、ゴジラを追い詰める戦闘も迫力あったです。

 この続き{netabare}が2018年11月公開予定の「星を喰らう者」へになるけど、有名な何かが出てくるかも???しれないです。モスラかなぁ?何かなぁ?ゴジラより強いのかなぁ?{/netabare}その時が来る頃、分かると思うです。

 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

嘘やろ...

第二部です

第一部の終わり、意味深な終わり方でしたが、今回はそれについて、とそれの副産物について、です

まず
私は次作を見る気になりません。ええ。
単純な物語の面白さ、というのもありますが{netabare}ユウコちゃんが死んだのが本当にね...もう希望は費えたよ...{/netabare}三部作目、正直もう良くない?
てわけにもいかないんですけどね

物語の展開としてはまぁいいんじゃないすか(投げやり)
タイトルに「機動」が付くので「もしや」と思った視聴者もいらっしゃるのではないでしょうか。{netabare}残念!メカゴジラは名前と残骸しか出てきません!{/netabare}そして本作で終わりでなく、三部作があります。
つまり、そういうことです。

ゴジラという使い古されたコンテンツで先読みがしやすい展開、良い所なんて日本アニメでゴジラを描いたっていう存在くらいじゃないですかね。あ、あとゴジラがかっこいいとか?わからないですけど。
{netabare}そういえばモスラ(おそらく)とキングギドラがでてきましたね。結構意味深なアレだったので次作に関係してくるのでしょうが、ユウコちゃん...{/netabare}

{netabare}合理的主義には賛同ですが、さすがに無許可でナノメタルとの同化はダメでしょ...まぁ破壊した上にユウコちゃんも助からなかったので本当にどうしようもないのですが。
ああ。つらい。本当に次作みるの躊躇っちゃうよこんなん。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

70.5 19 怪獣アニメランキング19位
センコロール2(アニメ映画)

2019年6月29日
★★★★☆ 3.8 (31)
222人が棚に入れました
ビルの屋上に突如、出現した謎の白い生き物と、その姿を気だるげに見つめる少年・テツ。彼は、その生き物に「センコ」という名前をつけ、自在に姿を変える能力を使って、ひそかに高校生活を送っていた。だがある日、テツはその秘密を、同じ学校に通う少女・ユキに知られてしまう。そのふたりの前に謎の少年・シュウが現れ、センコをめぐる戦いが勃発する……。その後、テツたちの前にもうひとり、メガネの謎の少女が現れる。彼女の名はカナメ。とある組織に所属するカナメは、センコとは別の謎の生き物を操り、脱走中のシュウの跡を追っている。カナメの登場により、テツとユキとセンコの戦いがまた始まる……。

声優・キャラクター
花澤香菜、下野紘、木村良平、森谷里美、高森奈津美、赤羽根健治

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スタイリッシュ

(1期、2期まとめの感想です。)
ずっと観たかった作品でしたが、ようやくセンコロールコネクトで1、2と視聴しました。
私の期待値を遥かに超える素晴らしい作品で、スタイリッシュで格好良く、そして不思議な魅力に溢れている作品に感じました。
この作品を宇木監督がほぼ一人で作ったというのだから、宇木監督の才能に驚きです。
逆に考えれば宇木監督が一人で作ったからこそ外野に邪魔されず、監督の個性が詰まった作品ができたのかなとも思います。

物語はシリアスな中にもユーモラスな部分があって笑えたり、全体を通して爽やかな風を浴びているような爽快感を感じました。

キャラデザインも良いですね。
人間もセンコ達クリーチャーもシンプルなデザインなのに、僅かな表情の変化や仕草からそのキャラクターの気持ちが画面を通して伝わってきます。
センコなんていつも仏頂面なのになぜか愛嬌があって可愛いらしく思えてきて、私もセンコが欲しくなりました。
また、いつもテンションの低い主人公テツと好奇心旺盛なユキのやり取りが面白かったですし、メガネキャラのカナメと後輩?のゴトウダの関係性も楽しめました。

それから何と言ってもryoさんが作った数々のBGMが、これ以上ないほどこの作品に合っているように思います。
そもそもセンコロールに興味を持った理由の一つが、supercellが歌ったセンコロール一作目のテーマ曲「LOVE&ROLL」が大好きなためで、約10年前に初めてこの曲を聴いたときは体に電気が走りました。
以来、supercellが好きです(やなぎなぎさんがボーカルだったときが一番好きですが)。

センコロール3の完成が楽しみです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

70分が「あっ」と言う間。

ありふれた普通の街並み。
その一角にあるビルの屋上にそれはいた。
いろいろなものに姿形を自由に変えられる不思議な怪物である。
そして、その怪物を操る少年が「テツ」。
テツは、その怪物のことを「センコ」と呼ぶ。
そのテツとセンコの視線の先、少し離れたビルの屋上に突如謎の怪物が出現した。
それは、センコと同種のように見えるが、はるかに巨大であった。
しかし、この世界では、「また"怪獣"だよ」と普通の出来事らしい・・・。

すごい。
最初からこの不思議な世界観に引き込まれる。

その後、テツは、同じ学校に通う少女「ユキ」とひょんなことから知り合いになる。
テツは、不本意ながらもその少女と一緒に行動するはめになってしまった。
それは、その少女が秘めたある能力のせいだったのだ・・・。

王道のボーイ・ミーツ・ガール。
この後は謎が謎を呼ぶ展開が続き、「あっ」と言う間にエンディングを迎える。

この作品には、良いところがたくさんある。
もちろんこの唯一無二の世界観は言わずもがな。
話の展開もテンポよく進み飽きさせない。
キャラデザもとても好感がもてる。
特に花澤香菜さん演じるユキがいい。
不思議な怪物どうしの戦いは見もの。
そして、ryo(supercell)のビートの効いた音楽がそれを引き立てる。

この作品は、70分が「あっ」と言う間だった。
それだけ、面白い作品なのである。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

67.5 20 怪獣アニメランキング20位
GODZILLA 星を喰う者(アニメ映画)

2018年11月9日
★★★★☆ 3.7 (53)
212人が棚に入れました
アニメーション映画『GODZILLA』(通称:アニゴジ)がついに最終章を迎える。

二万年後の地球で繰り広げられた、<ゴジラ>とそれに抗う人類の物語。最終章『星を喰う者』では、超科学が生み出した<メカゴジラシティ>をも焼き尽くし、地上の覇者となった究極の生命<ゴジラ・アース>と高次元怪獣<ギドラ>が相まみえる。

『アニゴジ』の誕生は2017年。これにより『ゴジラ』は新たな領域へ足を踏み入れた。同年11月公開の第一章『GODZILLA 怪獣惑星』はゴジラ映画史上初の3DCGアニメーション作品であり、その映像体験は大きな驚きと称賛をもって迎えられ、第二章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』は、アニメーションならではの<メカゴジラ>の新解釈で観客を圧倒した。

そして最終章では、虚空の神<ギドラ>と破壊の王<ゴジラ>がついに激突。戦いの果てに待つのは、人類への啓示か。

監督は、昨年公開の劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』で邦画年間興行収入ランキング1位を獲得し、確かな演出力を遺憾なく発揮する静野孔文と3DCGの第一線で培われた手腕を『シドニアの騎士 第九惑星戦役』、『亜人』、『BLAME!』で磨きあげ、余すことなくその魅力をフィルムに焼きつける瀬下寛之が務め、両者の最高のコンビネーションは最終章でも見事に発揮されている。ストーリー原案・脚本は、『魔法少女まどか☆マギカ』や『PSYCHO-PASS サイコパス』などで知られる虚淵玄が担当。観る者全てを出し抜く突破力抜群のアイデアに今作でも驚かされるのは間違いない。

制作は米国エミー賞最優秀賞(デイタイム・エミー賞アニメーション番組特別部門最優秀賞)を4度受賞を果たし、直近では「スター・ウォーズ」シリーズの最新アニメーション作品「Star Wars: Resistance」を手掛けるなど、国内外から高い評価を得ている3DCGスタジオ、ポリゴン・ピクチュアズ。


声優・キャラクター
宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、小野大輔、堀内賢雄、中井和哉、山路和弘、上田麗奈、小澤亜李、早見沙織、鈴村健一
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『ゴジラ』が食い散らかしたテーマをSFとして総括した力作。

人類&ビルサルド&エクシフの三種族共同戦線が、
怪獣化した地球の奪還を目指してゴジラに戦いを挑む“アニゴジ”三部作の最終章。

昨今の世界における怪獣映画の再興については、
童心に戻って怪獣を楽しむ気持ち半分、斜に見る気持ち半分。
そんな捻くれた私にとっては、『ゴジラ』映画が繰り広げて来たお祭りの中で、
怪獣とは?怪獣退治とは?ゴジラに通用するのは科学か?伝承か?人類はどうあるべきか?
等々、整理されぬまま散乱したテーマを、硬派なSFの枠組みで、
角度を変えて諸要素を考察したりして、再構築を試みた本劇場版シリーズは、
有意義な思索に耽ることができた刺激的なSF映画鑑賞でした。

最終章はバトルそっちのけで時に心象世界も交えた
哲学的な問答が応酬される場面が特に多かったのですが、
私は食い入るように見入ってしまいました。


ただ、やはり明快な怪獣映画として観るのは全くオススメできません。
だって三部作通じて例えば……
{netabare}ビル群や名所を破壊するゴジラの勇姿が観たい。
都市じゃない二足歩行のメカゴジラが観たい。
この世界の物理法則に則った、首だけじゃなく、ちゃんと胴体もあるキングギドラが観たい。{/netabare}
こんな『ゴジラ』ファンとして求めて当たり前の権利すらSFに蹂躙されるw

第一部・人類の知恵と勇気、第二部・マッドな狂気を含んだ科学と
ゴジラに立て続けにぶつけて、
特に第三部に至っては、カルトな狂信を含んだ宗教が出張って来るわけです。

私としては、カルトじみた宗教の描き方にしても、
人類文明が説明できない現象をカルトと断じるのは、
人類がその現象を理解できるレベルにないからである。
さらに進歩した文明は神への信仰による奇跡をも数学的に説明できる。
などとキチンとSF設定として組み上げられており、
それらを骨組みにして具現化した脅威(即ち{netabare}ギドラ{/netabare})には、
背筋が凍る迫力を感じました。

けれどSFに興味ない方にとっては、怪獣プロレス見物に胸躍らせて劇場に足を運んだら、
怪しげな宗教勧誘ビデオを見せられたwといった感じでトラウマにすらなりかねないので、
鑑賞の際は、自らの視聴動機と本SF映画との
折り合いの目処を立てて行くのが必須だと思います。


本三部作を展開した時期も尚早だと感じました。
例えば、魔法少女が消費し尽くされ、ブームも底を打った所へ、
諸要素を逆さに見たり、SFも交えて再構築してみたりすれば、
それはブレークスルーになり得ます。

が、『ゴジラ』の場合は、2014年に二度目のハリウッドリメイクが成功し、
2016年に日本で『シン・ゴジラ』の大ヒットがあって、
2019年公開予定のハリウッド版続編『~キング・オブ・モンスターズ』と
再興した怪獣映画の収穫期へと向かう上り坂の途上。

そこでゴジラの周辺に転がった諸々のテーマをSFとして冷静に振り返っても、
ゴジラに熱狂していく人々にとっては水を差されかねないタイミング。
私も怪獣バトル要素が悉くお預けにされて、
これは興行的には上映前に予告編が打たれた『~キング・オブ・モンスターズ』が
全部持って行くパターンかな?と苦笑してみたりw


とは言え、再興した『ゴジラ』ブームもやがて踊り場に至り下り坂に向かうでしょう。
パーティーの後で、取り残された人々の耳元に、
実はこんな渋いSFゴジラもあるんですよ♪と囁いてみる。
本作はそう言うポジションの映画だと感じますw

だから私としては本作を良作SFとして評価し語り継ぎつつ、
来たるべき終焉の時を待ちたいと思いますw
(但し怪獣映画ファンの端くれとしては、ブームの終わりは勿論来て欲しくないので、複雑な心境ですw)


以下、一部、時事ネタや私見も交えたキワドい感想&考察長文。

{netabare}人類文明の過ちが怪獣を生んだのではない。
そもそも人類は怪獣を生み出すための前座に過ぎなかったのではないか?

冒頭から虚淵玄氏&ニトロプラスとその一味による
逆からテーマを再構築する伝統の捻り技に脳汁を分泌させられた最終章。

前作で提示された決して倒せないからこそ怪獣という視点も交えつつ、
加速するSF設定はやがて、文明とは興隆と栄華の果てに
怪獣を生み出し滅び去ると言う宇宙観に到達。
主人公は無敵のゴジラとの死闘に加え、
エクシフの信仰や宇宙観から滅びの運命を受け入れ、心地よい終焉を迎えるよう迫られ、
心身共に過酷な状況に追い込まれる。
次第に、主人公はゴジラ相手に単純な勝ち負けとは異なる道。
敗北する運命との向き合い方等を自問するようになり……。


世界にとって普遍的な文明論を投げかける一連の流れの中で、
私が異彩を感じたのは、主人公とエクシフの司教が心象世界で対峙する中で、
やがて破滅する運命にある文明のイメージとして、
“ヒロシマ”や“ナガサキ”を連想させる入り組んだ島国と思しき地形に炸裂する
原子爆弾のキノコ雲と言う、ローカルな題材が提示されたこと。

日本人にとっては“ヒロシマ”や“ナガサキ”は確かに進化し過ぎた文明がもたらす
悪夢や破滅の代表的なイメージです。
ところが世界にとっては、ある人は“ヒロシマ”や“ナガサキ”の悲劇の詳細なども知らなかったり、
原爆など大きな爆弾程度の認識だったり……。
さらに一部の戦勝国(と思っている方々も含む)にとっては、かのキノコ雲、
特に日本に上がったそれは勝利確定や解放の祝砲だったりもします。
先日も、キノコ雲に抱くイメージの相違に起因する騒動が持ち上がったばかり……。

さらに本作はエクシフの司教への抵抗として、
モスラがエノラ・ゲイと思しき重爆撃機を撃墜する、
一部米軍遺族等にとっては噴飯物?のイメージも展開。

そして葛藤の末、披露されたラストの、
美化された特攻映画の如き?ゴジラへの単機突撃。

こんなローカルな日本のネタや思考法で、
普遍的なテーマをNetflixを通じて世界へ発信しても、
一体どれ位の方が理解してくれるだろう?と訝しんでいた私ですが、
やがて『ゴジラ』は日本のローカルな土壌から生まれた作品だと、
スタッフは暗に主張したかったのでは?との仮説も芽生えて来ました。


そこで私が思い出すのは初代『ゴジラ』
水爆実験による第五福竜丸・被爆事故から着想を得たという製作エピソードの流布により、
進歩した人類科学文明による環境破壊への怒りを具現化した
反核怪獣映画とのイメージが一般化している初代『ゴジラ』

ですが私がもう一つ重視するのは昭和二十九年という製作・公開年代。
米軍の焼夷弾により東京が焼け野原と化してから間もなく十年。
東京の街を眺めると一見綺麗で、戦後復興も順調に進んでいるように見える。
けれど敗戦の記憶は未だ人々の心に燻り続けている。

どうにか心の荒廃をなだめて、取り繕った東京の街並みが、
ゴジラによって再び破壊され火の海となる惨劇。
展開される地獄絵図はまさに十年前の大空襲の再来!?

これはもう日本人は敗北や喪失に対して狂気するか、達観するか、墜ちるか。
もはや悟りでも開くしかない、いたたまれない心境。

この敗北感の二段重ねもある点こそが、
私が未だに『ゴジラ』映画は初代が原点にして頂点と信じる理由の一つ。

当時鑑賞した900万人超の日本人がゴジラに抱いた原点の絶望感を説明し切るには、
敗北を重ね、追い打ちをかけられたと言う、
二次大戦での敗戦経験も含めた日本人のローカルな心情の表現が欠かせないのではないか?

こうした視点に立った場合、
一度ゴジラに敗れて地球を追われた人類が再戦を挑んでは跳ね返される。
という敗北を重ねる基本設定の上に、
敗れ続ける人々の心境を日本人特有の?敗北感や死生観も交えて、
ラストに向けて最大化させていく構成は、
これも、ある意味、『ゴジラ』の原点をリスペクトして
世界に向けて誤解や白眼視も恐れず発信した、
勇気ある試みだったと私は受け止めています。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 25
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

勝つ事と負ける事、人の救いとは?

 前作でゴジラを倒す機会を目前に思いとどまったハルオ、これからどうなるのかなぁなお話です。

 これまであの手この手で、戦いを挑んだけどもうだめ状態、ハルオたちに広がる中、遂に行動を起こした最初からいたメトフィエスだったです。
 あからさまに怪しそうな振興で、言葉巧みに生き残った人たちを誘導する姿は、正に宗教ぽかったです。

 前作でメトフィエスがハルオにつぶやいたギドラ、どうやって出てくるのか?見どころです。黄金の終焉って???。{netabare}神の名は、ギドラ??。
 非科学的としか言いようのない、まるで召喚みたいだったです。さらにここまでくると何でもありな感じです。

 出てきたギドラ、胴体がなく異空間?宇宙から首だけ伸ばしてくるので、有名なキングギドラとは異なりすぎるです。それが三つも。全く新しい怪獣で更に実態をつかめないのだから、ゴジラ今度こそな状態だったです。ちょとしたギドラの全身の影はあったけど、ゴジラとの戦いの置いては出なかったです。{/netabare}

 メトフィエスがハルオに問いかけること、それぞれも刮目だったです。メトフィエスの言う救いをハルオが受け入れるのか?、自分自身に向き合い、いままでとこれからに気づくシーンはどのような光景をこの先もたらすのだろうか?です。

{netabare} ギドラが脅威過ぎて倒すはずのゴジラを応援したくなってしまう光景は、どうなってんのか?と思えたけど・・・・です。この戦いの行方は、見てのお楽しみです。

 エンドロール前のハルオの行動?ゴジラ倒せたのかなぁな?謎な感じだったです。

 一番最後を見ると、一応平和になったのかなぁだったけど、{/netabare}どこか謎の残ったアニメ版ゴジラに私は思えたです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

勝者と敗者、畏怖と憎悪

三部作目

まぁ前作で衝撃の結末でしたからね
まさか死ぬなんて...

Q 前回のレビューであんだけ「次作みるの躊躇う」とか言ってたのに
A 厄介オタクの謎精神により

ということで「なんか知らんけど見なきゃいけない気がする」という使命感にかられ視聴。ここまでくるとツンデレですね
「べ、別にあんたなんか嫌いなんだから!(チケット購入)」
需要が無さすぎる

さて本編へ。
まぁシルエットがあれですから前回のラストのギドラ宣言はそういうことです
ギドラVSゴジラなんてものすごいありきたりですが、実際私は見たことないので「ついにゴジラとギドラの戦いを目にするのか...」と思っていました
{netabare}結果は虚無の王として五感でしか存在しないチート怪獣。勝ち目ないやん終わったと思ったらまさかの眼帯。もうなんでもありかな。{/netabare}
ここまで来たら二部作目も三部作目も変わらないのですが、一応興味を惹かれるシーンはありました。

それは結末。
{netabare}ハルオくんがユウコちゃんを抱えvultureで自爆したシーン{/netabare}
これが意味が分からない
見てない方は是非意味を理解しようとしながら頑張ってみてください。
{netabare}とはいってもある程度の予想はついてるんですよ
「ハルオはGODZILLAを滅ぼすことより苦痛からの解放を望んでいた」ということをメトフィリスに教えられ、一度は否定したもののそれが気がかりだったところを、博士が修復してしまい人間の醜さを再認識し、人間の愚かさの象徴とともに、大切な人とともに、GODZILLAに唯一従わなかった最後の一人として自爆。
人間の歴史をすべて無に帰した

ということでしょう?でもそれって矛盾ありません?
マイナちゃんに「憎むか?」と問いかけたということは少なくとも自分には憎悪の感情があったということであり、返答曰く彼女らには畏怖の感情のみだった
であればわざわざ運命からの解放の送迎者として憎悪の象徴を選ぶでしょうか。
二部にて合理的判断より感情的判断をしたせいで復讐を果たせなかったハルオがなぜ人類を存続させるという合理的思考にいたったのか。もし自己の解放という利己的な理由をメインにしたとしてもvultureを引っ張り出す理由が説明つかない。
論理的思考と倫理的思考を履き違えてるのかな、とも思いましたが最後には笑ってました
果たしてハルオの最期は言か人かどちらに従ったのでしょうかね
{/netabare}


「この星を一番愛していたのは一体誰だったか」ということで締めます

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

56.2 21 怪獣アニメランキング21位
UG☆アルティメットガール(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (31)
207人が棚に入れました
21世紀初頭の東京ではなぜか月曜日ごとに、マニアックでどこかいやらしげな姿の怪獣が頻繁に出現していたが、その度ごとに謎のヒーロー・UFOマンが怪獣を倒してくれていた。怪獣とUFOマンとの闘いは人々の生活に馴染んでおり、人々は闘いを楽しんでいるようだった。

そんなある日、白絹たち3人が井ノ頭公園に来ていたところに怪獣が出現。UFOマンが現れるが、3人が怪獣に近づいていたためにあやまって3人を踏み潰してしまう。責任を感じたUFOマンは3人に自分の魂と身体の一部を分け与え、以後3人はUFOマンに代わって怪獣たちと闘うことになる。

ちなみに、UFOマンと白絹たち3人との出会いの部分のストーリーは『ウルトラマン』第1話のパロディとなっている。

声優・キャラクター
福圓美里、生天目仁美、古谷徹、徳永愛、松山鷹志、秦勇気、木村亜希子

60.0 22 怪獣アニメランキング22位
怪獣娘(かいじゅうがーるず)~ウルトラ怪獣擬人化計画~(仮)(Webアニメ)

2016年10月1日
★★★★☆ 3.3 (64)
176人が棚に入れました
人類と怪獣との長い戦いは終結し、平和が訪れた。そんな時代に、怪獣の魂を宿し、怪獣の姿に変身できる少女“怪獣娘"たちが現れる。彼女たちを集めて結成された特別組織“GIRLS"に、新人としてアギラ、ミクラス、ウインダムの3人が配備されることに。立派な怪獣娘になるべく訓練を受けるデコボコトリオの明日はどっちだ……!? ショートアニメ『怪獣娘(かいじゅうがーるず)』は、怪獣娘たちによる笑いあり涙ありバトルありのドタバタコメディ。

声優・キャラクター
飯田里穂、鈴木愛奈、遠藤ゆりか、徳井青空、加藤英美里、五十嵐裕美、潘めぐみ、諏訪彩花、湯浅かえで

匿名女装子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

Webアニメなので非常にテンポが良いです

主題歌が非常に短く流れてますがフルコーラスだと長いです。
CDは通常盤と1話2話収録のDVD付きの豪華盤
それぞれの怪獣娘に在ってるのでキャスティングは良いです。
確実に演出スタッフの声優さん選びが上手く行ってる証拠だ。
ユニット名の「かぷせるがーるず」はネットでの一般公募だけど言いやすいし解りやすいネーミングが功を奏してる。

ストーリーとOP映像は円谷プロダクションっぽい演出も多く特撮マニアなら割と元ネタが判ると思う。
とに角テンポが良いし、全話を続けて視ても時間が掛からないのが素晴らしい。
是非2期も製作して他の怪獣娘も登場して欲しいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

61.6 23 怪獣アニメランキング23位
怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~ 第2期(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (36)
123人が棚に入れました
人類と怪獣との戦いは遠い昔。
かつての怪獣の魂を宿した少女”怪獣娘”たちが
現れるようになった時代。
晴れてGIRLSの一員となったアギラ、ミクラス、ウインダムは
着実に成長し、充実した日々を送っていた。
そんなある日、新種の「シャドウ」が
トラブルを起こしているという情報が入る。
一方、GIRLSのメンバーの「ガッツ星人」は、
不思議な体調の変化を感じていた……

声優・キャラクター
飯田里穂、鈴木愛奈、遠藤ゆりか、徳井青空、加藤英美里、五十嵐裕美、潘めぐみ、諏訪彩花、湯浅かえで、三森すずこ、松田利冴、寺田晴名、近藤玲奈

56.0 24 怪獣アニメランキング24位
6HP Six Hearts Princess(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (16)
92人が棚に入れました
「6HP」という物語、とは何か?
戦後の日本の文化に芽生えた、魔女モノの番組は、アメリカの実写コメディ番組、「奥様は魔女」あたりに端を発する。
そのムードを模倣しつつも、どこか貧しさの陰影がつきまとう形で、女性主人公の魔女モノのアニメは誕生し、それらは絶大な人気を博し、時代を超えて日本アニメの大きなジャンルになっている。
アーティスト村上隆の求めるテーマはデヴュー以降一貫して<戦後の日本の文化の奇怪な姿>の描写である。
アメリカからの輸入文化であったはずの魔女モノのアニメの日本での発展育成を批評的に眺め、その中でお話に落とし所がつけられるのか否か。
そういう挑戦が、この作品の中心にある。

57.4 25 怪獣アニメランキング25位
ザ★ウルトラマン(TVアニメ動画)

1979年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (16)
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特撮作品の老舗・円谷プロを代表する「ウルトラマン」世界のアニメ化。独自のSF設定とアニメ表現がふんだんに用意された。宇宙ステーション隊員・ヒカリ超一郎は、謎の超人ウルトラマンと合体、地球に出現する怪獣群と戦う。平常も対怪獣組織・科学警備隊の一員となって活躍するヒカリだが、やがて宇宙の巨敵ヘラーが地球にも魔手を伸ばしてきた。だがそのヘラーとは、ウルトラマンこと戦士ジョーニアスと同じ星U40の宇宙人でもあった!

声優・キャラクター
富山敬、島本須美、森川公也、二瓶正也、兼本新吾、滝口順平、千葉繁、熊倉一雄、塩見竜介、伊武雅刀、蟹江栄司
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