愛憎劇で陰謀なTVアニメ動画ランキング 2

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73.6 1 愛憎劇で陰謀なアニメランキング1位
ベルサイユのばら(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (136)
624人が棚に入れました
18世紀のフランスで、男として育てられた14歳の貴族オスカルは新たに皇太子妃となるマリー・アントワネットを護衛する近衛隊長に任じられた。心優しい彼女を守って数々の修羅場を戦い抜くオスカルだが、贅沢三昧の王侯貴族と貧しい庶民の溝は日々深まっていき、やがて血で血を洗うフランス革命が勃発する…。

声優・キャラクター
田島令子、志垣太郎、上田みゆき、野沢那智、吉田理保子、三景啓司、市川治、キートン山田、内海賢二、京田尚子、安原義人、森功至

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

オスカルは「餌」(笑)。(連載開始45周年らしい)

原作は少女漫画『ベルサイユのばら』(池田理代子作)。

実際にあったフランス革命近辺の時代を、架空のキャラクターオスカルの視点からを中心に描く歴史大河ロマン作品。

作中で歴史は20年近く経つ、今の感覚からすると長い感じの作品です。

池田先生は当初マリー・アントワネットを主人公にした作品を構想して、編集部に却下されたらしいです(笑)。オスカルを立てても、少女漫画誌で歴史物を連載すること自体に難色を示されたらしい。

当初の構想の影響か、オスカルの青春だけでなくマリー・アントワネットの奔放さみたいな辺りの描写にも時間が割かれています。

他にアンドレは有名だと思いますが、フェルゼン伯爵辺りも重要キャラですね。

オスカル中心に観るだけでなく、是非マリー・アントワネットやフランス革命にフォーカスして観ていただきたい作品です!

OP/EDも劇伴音楽もかなり良いと思うので、想い出補正はあるかもしれませんが、音楽評価は5です(笑)。

2017.4.21追記:
1972年に原作マンガのマーガレットでの連載が始まったらしく、今年2017年は連載開始45周年、池田理代子先生はデビュー50周年らしいです。これを記念して復刊ドットコムから豪華版(全7巻: 復刊ではない)が刊行されることになりました。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 27
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

薔薇は気高く咲いて、薔薇は美しく散る ジュテーム、オスカル

1979年~1980年放送のテレビアニメ 日本テレビ系列 全40話

原作 池田理代子 監督 長浜忠夫→出崎統 制作 東京ムービー

泣く子も黙る熱血監督二人のリレーによる少女漫画のアニメ化。
いまだに信じられませんが、多くの人が名作と批評している作品でもあります。
 
観たのはうちの奴なので感想を聞きましたが、壮絶なネタバレ注意です。

{netabare}前半はマリーアントワネットが中心で声優の声が優しく美しく大好きでした。
後半はオスカル(女)とアンドレ(男)が中心となります。
すれ違う恋が切ない二人で、両想いになってから短いんです。
アンドレ(平民)と結婚するためにオスカルは貴族を捨てます。
二人とも死んでしまうんですが、恋愛シーンが短すぎます。
フランス革命でみんな死んじゃいます。悲しすぎます。
マリーアントワネットは白髪化して首を刎ねられます。{/netabare}

観終わったのは私ではありませんので、いつかは観たいと思っております。
長浜監督は声優の起用で揉めて降板したといわれていますが、
翌年病気で亡くなったことからして、盟友の出崎氏に託したというのが正しんではないでしょうか。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 18

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

フランスの歴史の一端として

フランスの貴族政治の隆盛期からフランス革命までのお話。
一般市民と貴族との乖離と貴族社会における陰謀と腐敗を
ドラマチックにアニメにした感じで、なかなか面白い作品
でした。マリー・アントワネットを守るオスカルは女性で
ありながら男として育てられ、美しすぎる近衛士官(王妃
の護衛をするかなり位の高い士官)で、とにかくカッコい
いメインキャラでした。

貴族の豊満政治に業を煮やした反乱兵士や市民の勢力が拡
大し、最後は実質のフランス革命のごとくバスティーユ監
獄が市民の反乱で陥落し、貴族政治は崩壊。マリー・アン
トワネットも処刑ということで、フランス革命の流れを、
アニメで観ることができる作品です。よくできています。
 
ドラマとしても、男性目線というよりは女性目線の恋愛観
が展開していて、いけないことも美しく表現されています。
しかし、陰謀に関しては、かなりネチネチしていて、この
時代のアニメ特有の陰湿な感じはあります。
 
女性が男らしい振る舞いをして、男らしい言葉を話す・・・
みたいな先駆け的作品であったと思う。OP曲の最初の画の
オスカルは、裸にバラがまとわりついている画だったので、
子供の頃はちょっと観るのが恥ずかしかった思い出がありま
す。
フランス革命はどうして起こったのか分かると思いますよ。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 12

56.5 2 愛憎劇で陰謀なアニメランキング2位
ガラスの艦隊(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (53)
230人が棚に入れました
遙かな未来。人類は大多数の者が信仰する宗教、十字星教の教義に従い惑星から離れ、コロニー化した宇宙戦艦を領土と見なして閉塞された宇宙空間を征く、中世ヨーロッパ風の貴族主義が横行する戦乱の時代を生きていた。

その世界に於いて近年、勢力を拡大し、旧勢力たる貴族連合を討ち倒した貴族ヴェッティは自らを神聖帝国初代皇帝(神聖皇帝)と名乗り、新たな統一国家である神聖帝国を樹立する。そして更なる支配を求め、人民に圧制を強いた。この事態を憂いた若き斜陽貴族の当主ミシェルは人民解放を掲げて人民軍を結成。然し圧倒的な戦力を誇る神聖皇帝軍の前には歯が立たず、遂に追撃艦隊の前に敗北を迎えようとしていた。

声優・キャラクター
津田健次郎、甲斐田裕子、石田彰、植田佳奈、白石涼子、山口太郎、樫井笙人、宮林康、伊藤静、釘宮理恵、青山穣、大川透、吉川亜紀子、飯田浩志

自分はなんだったのか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ん〜…

スペースオペラ、艦隊戦を軸に様々な人間模様を取り入れて銀河統一を目指す

銀河英雄伝説+ベルサイユの薔薇+キャプテンハーロック?な感じ

ガンダムのようなロボット系はいっさい出てこない、あくまでも艦隊戦
でも白兵戦になると銃じゃなく剣劇

宇宙の新たな1ページに…なれそうでなれなかった、中の上。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 19

じぇりー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

革命のモミアゲ、ルネッサーンス♪ J≧ー≦しΨΨ(´┏ ∀┓` )

どんなに楽しめなかった作品でも、そう感じた根拠も明確にせずに「つまらなかった」「ショボイ」などと稚拙な一言だけで評するのは、本来好まないのだが…

この作品に関しては、まずこう言わせてもらいたい。

「ダサい。」

根拠は色々ある:

・主人公クレオの言動がいちいちキザったらしい(例えるなら、80年代に流行ったドラマ「あぶない刑事」っぽい感じ)

・また別の主人公格にあたるヴェッティの言動が、安物のシェークスピアのようにいちいち芝居掛かっている(現に、シェークスピア作品のセリフを丸パクリしているシーンがある)

・これまた別の主人公格ミシェルが、各話冒頭で読むポエムがどうにもクサい

・戦争モノの割に愛憎劇が多いのだが、内容がまるで昼ドラテイスト。終盤に発覚する「実は・・・だった!」な設定も、昼ドラお決まりのパターン。しかしこれは深夜アニメだ、忘れるな!

・キャラデザインがダサい。特に貴族たちのコスチュームがまるでカタツムリのようだったり、ミミズにしか見えない装飾品をつけていたりと、中世ヨーロッパのルネッサンス期をアレンジしてみたつもりなのだろうが、色彩も含めとにかくセンスが悪い上に、宝塚歌劇団も裸足で逃げだす程のゴテゴテぶり。

とくに最後に書いた理解不能なキャラデザインに関して、最もそれが顕著なのはキャラクターの斬新すぎる髪型である。
モミアゲというか、耳の前にくる髪に何やら装飾を施したり、凝った編込みをしたり…というのが、この世界観におけるルネッサンス的トレンドのようなのだが…ダサい、ダサすぎる!

ストーリーに関しては、流れ的には理解できるけど、そこはちゃんと描写しておかないとでしょ!的な部分が抜け落ち、シーンがいきなり飛んでいたりする点もいただけない。(例:捕われた仲間を助けに行こうとする→警備が強固でどうやって突破するか悩む→ → →いつの間にか潜入に成功している)

これだけツッコみどころ満載なアニメも珍しいので、ツッコミどころを見つけて笑って楽しみたい方にはおススメ。(酷

投稿 : 2024/06/08
♥ : 7

YOSIMIX さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

隠れたスペースオペラが、まだここにある!!

レビューが少なくその存在もあまり知られていない様子だが
スペースオペラとして面白みのある作品はまだ存在する。
【二人の英雄が繰り広げる戦争物語】という味方からすれば
ありきたりのパターンともいえるが、物語そのものは新しい
展開と面白さがあり、また黒々した陰謀渦巻くスペースもの
の中に、ちょっと柔らかみが入って優しくなったような作品
という所だろうか。

古代文明、惑星の結合、領土艦、予言、第三勢力、黒十字、
新しい流れを組む要素が沢山見られるが、全体の話が少ない
放送話の為に、少し内容を切り詰めている感が勿体なく思わ
れる。その為か、内容もありきたりがちになってはいるが、
作品そのものは悪くはなく、それなりに楽しむ事が出来る。

キャラ性(個性)が豊かな部分もあり、それぞれ必要な所を
うまく出していて、その辺はうまく作用している。戦争的な
観かたをするよりも、宇宙系のアクションアニメとして楽し
むには要素も事足りる。主人公無敵(艦)的なところが観ら
れるも、ラストまで観て行けば意味合いや理由もはっきりし
てくるが、その繋がりは観たものにしかわからない辺りは、
最初でやめてしまうとそんなところかもしれない。

私個人としては、もう少しレビューが増えて色々な意見が出
てくれば、もっと楽しむ要素が発掘されるのではないかと感
じる作品の一つである。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 4
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