成長で火星なおすすめアニメランキング 2

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74.2 1 成長で火星なアニメランキング1位
ARIA The AVVENIRE[アリアジアッベニーレ](アニメ映画)

2015年9月26日
★★★★★ 4.3 (265)
1680人が棚に入れました
capitolo1 その 逢いたかったあなたに・・・先輩の灯里に同乗してもらい、今日もゴンドラの練習に励むアイ。そのさなか、灯里は運河を行き交うゴンドラの中に藍華とアリスの姿を見つけます。プリマ・ウンディーネになってからというもの、忙しくてなかなか会うことができないでいた3人。ほんの短い時間とはいえそれが叶った“みらくる"に、灯里は過去のある出来事を思い出し、アイに語り始めます。capitolo2 その 暖かなさよならは・・・ある日のこと、アイは興奮気味に灯里に話し始めました。練習中にとっても“みらくる“な体験をしたというのです。見慣れぬ路地の奥で目撃したケット・シーの影…そして、ゴンドラを降りてその影を追った先で出会ったのは、姫屋支店とオレンジぷらねっとで修業中の二人のシングル・ウンディーネだったのでした。capitolo3 その 遙かなる未来へ・・・今、再びの未来をご一緒しましょう。

声優・キャラクター
葉月絵理乃、斎藤千和、広橋涼、大原さやか、西村ちなみ、皆川純子、水橋かおり、川上とも子
ネタバレ

猿の尻尾 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

心の中で輝きを放ち続ける宝箱

 原作者である天野こずえ先生により執筆されたAQUAという漫画は日常に散らばっていて普段は気が付かないたくさんの『素敵』に形を与えてくれた作品です。
 いろいろあり掲載誌が変わりタイトルもARIAとなりましたがその後も変わらず様々な『素敵』を届けてくれました。

 そして2005年にサトジュンこと佐藤順一監督によりアニメ化されていき計3度のTVアニメ化と1度のOVA化がされていきました。
 そしてそして、最終シリーズとなる第3期の放送が2008年ですから約7年の歳月を経て、今作ARIA The AVVENIREが発表されました。

{netabare} これ以上ない程綺麗に、完全無欠にしっかりと物語としての着地を決めた作品なので、最初新作の発表を見た時はどう作るのか、あの先を描くのは野暮なのではないのか、という不安とまた彼女達の日々をこの目で見れるなんて、という嬉しさが心の中で同居しどういう反応をすればいいのか正直分かりませんでした。

 ですが続報がだんだんと明かされていき、サトジュンを初めとするキャストスタッフのメッセージやPVを観ていくうちに不安だったものが徐々に徐々にいなくなり、逆に期待や嬉しさがどんどんどんどん膨れ上がり、ああきっと大丈夫なんだ。という安心感が私の心を満たしました。

 それは制作陣のインタビューやメッセージがARIAへの『想い』で満ちていてキャストもスタッフもみんな本当にARIAを好きでいてくれてたんだと思えたことだったり、PVから感じた安心感がTVシリーズと何も変わらずそのまんまだったりしたからなんです。

 実際、ARIA The AVVENIREは本当に本当に素晴らしいアニメでした。
 思い出として心の中にいてくれて、現実に挫けそうになる度に支えてくれていた作品がまたこうして私の胸に光を、そして力を与えてくれている、その事実だけで涙が溢れてしまうくらいでした。
 私にとって一生の宝物です。
 心の底から出会えて良かったと思える作品。それが私にとってのARIAなのです。

 では、前置きはお仕舞いにしまして感想にうつります。
 ……すみません本当はもっともっと言いたいことたくさんあるのですがここあにこれですしそろそろ自重いたします。
 こうなってしまうから公開初日に観た癖してレビュー投稿が今になってしまったのです。
 ふっきれてネタバレタグで隠せばいいか、なんて思って結局長々書いてしまっておりますが(笑)。
 もし感想でもなんでもないブログでやっとけ的な駄文を読んでくださった方がいるならありがとう。一緒にARIA観よう!語ろう!と言っておきます。
 いや、本当にありがとう&ごめんなさい。{/netabare}

 さて今作は原作の未アニメ化エピソード2つと、天野先生書下ろしによる原案漫画を元にした完全新作1つの計3本のエピソードで編成されています。
 前者2本はプリマとなり後輩を持った灯里の回想として描かれていますから割と新作感ありありです。
 オレンジプラネットや姫屋にも新しい後輩が出来ていて、藍華アリスそれぞれにもやっぱり新後輩ちゃんが出来ています。
 もちろんデザインは天野先生書き下ろし。
 喋り始めて3分でARIAの世界にすんなり馴染んでいくので新キャラ感が薄いです。
 新キャラの筈なのにずっといたような感覚にさせられたのには素直に驚きですしすこぶる嬉しいですね。

 まず最初のお話はアリシアさんの裏誕生日のお話です。
 アクア(火星)は公転周期がマンホーム(地球)のほぼ倍なので1年が24ヶ月あります。
 その為誕生日の12ヵ月後の同じ日を裏誕生日として祝う習慣があるそうで。
 そんなアリシアさんの裏誕生日に晃さんがやってきて……。
 というようなお話です。

 シングルからプリマになり毎日が忙しくなっていくことでだんだんと3人で逢えることが貴重になっていくからと寂しそうな表情を浮かべる晃さんとそんな先輩の為に頑張った灯里のもとにARIAらしい素敵な奇跡が舞い降りてくる。
 可愛い晃さんやかっこいい晃さんがたくさん見れるエピソードですから晃ファンは必見です。
 NATURALのバーベキュー回、同じくNATURALの愚痴回、ORIGINATIONの通り名回に並ぶマイベスト晃さんが見れる話なのでアニメ化されたことは個人的に超嬉しいです。

 大切な人に当たり前に逢えるということの素敵さ、それがどれ程ミラクルなのかということに気づかされるお話でした。

 そして次のお話はケット・シーとお別れをするお話です。
 アクアに来てから様々な不思議に巻き込まれ、時には助けて貰ったり、時には一緒にお祭りを楽しんだり、時には銀河鉄道に招待されたりと、アクアの心なのかもしれないケット・シーに触れていられた灯里。

最近逢えないんだと打ち明けた灯里に対し、大人になっていくんだからそろそろケット・シーとお別れをしなくちゃいけないんじゃない、と藍華は言います。

 灯里は、それならせめて最後にもう1度だけ逢ってちゃんとお別れを言いたいと思い……。
 てな感じのお話です。

 今回から新キャラちゃん達が喋り始めます。
 ケット・シーっぽい影を追いかけたら友達が出来たよ!これってミラクル!(超要約)という話をアイちゃんから聞いた灯里が最後の出会いを思い出すといった構成で、その友達というのが藍華の後輩であるあずさとアリスの後輩であるアーニャなんです。

 なのでアイちゃんあずさアーニャという新後輩トリオの掛け合いがあるんですけども、びっくりするくらいARIAなんですよ。
 本当に新キャラか?と思ってしまうくらい馴染んでいて、ああこの3人が紡ぐARIAも観てみたいなと思ってしまいました。
 多分私だけじゃなくて見た人全員思ったんじゃないでしょうか(笑)。

 もう逢えないのは寂しいけどあなたを忘れなければずっとここ(心)で一緒ですね。
 と灯里ちゃんはケット・シーに微笑むのですが、これ、私達ファンのARIAに対する想いとシンクロしている気がしませんか。
 原作で馬鹿みたいに泣いちゃったセリフでして今作なんか更にシンクロ度が増していたもんですから劇場でボロボロ泣いてしまいました。

 灯里に相応しい相手はやっぱりケット・シーだと思いますねぇ。いいかあかつきんお前じゃねぇからな!


 出会いってのは別れの始まりですからどうしてもお別れのときは来るものですが、そんな寂しさを和らげてくれるようなお話でした。


そしてそして最後は天野先生がORIGINATIONの最終話、アリシアさんの引退式の様子を見てアリシアさん目線で1つ書いてみたいと思い、書いて満足して閉まったまま忘れていたプロットがあったというなんじゃそりゃな事実から生まれた完全新作エピソードです。

 因みにそのプロットをきちんと漫画にしたものがAQUARIAというタイトルで劇場パンフレットに掲載されているのですが、とにかくアリシアさんが美しい。
 そして天野先生らしい素敵なセリフがたくさんで、泣かずに読むのは無理です。

 今話はその漫画をもとにガッツリ肉付けをして、奇跡のような完成度のお話になっています。
 なかなか集まれない先輩達の為に新後輩トリオがあることを利用してみーんな集めて食事会を開きます。
 そんな奇跡を噛み締めながら楽しむ一同に更に素敵な奇跡が訪れるのですがこれは観てのお楽しみですね。

 ゴンドラ協会でアリシアは何に尽力しているのかが語られたり、グランマの名言が1つも2つも増えたりします。
 叶わなかった願いの種は、胸の中に潜んで希望の光を放ち続ける。
 実は1人だけオペラ歌手としてのお仕事で来れなかったアテナさん。その寂しさに対し、グランマがそう言います。
 そうしてわくわくしていられるんだと、それもまた得がたいことだと、言うんです。

 そしてもう叶わないと思っていたことも姿や形を変えて顔を出すこともあるのだと彼女は言うんです。
 ハっとさせられるような言葉ですよね。

 願いが叶う。もちろんそれは素敵なことだしかげがえのない感情を与えてくれます。
 でもたとえ叶わなかったとしても、その願いは種として心の中に植えられ、いつかまた叶う時を夢見てずっと輝いてくれている。
 そして当初思い描いた形じゃなくても、ひょっこりと花を咲かせてくれることだってある。それだって何にも負けないくらい素敵なことですよね。

 ARIAは、考え方を変えるだけで世界は素敵に満ちているんだよ、見方を変えれば景色はいつだって輝いているんだよ、と何度も教えてくれましたが、ここでもまた気づかされてしまいました。

 流石は名言製造機グランマ。全ての人類のグランドマザーといってしまっていいと個人的には思っています。


 そして忘れてはいけない言葉があります。
 どうしても想いを綴りたいセリフがあるんです。
 食事回の最中、日ごろの疲れからかアリシアはうつらうつらとしてしまい、昔のことを夢に見るんです。
 それは弟子をとると決めたきっかけでもあり、灯里とアリシアの出会いのきっかけから始まり、そしてある決断するまでの夢。
 灯里との生活があまりにも心地よいからと、決断を先延ばしにしていたアリシアがふと灯里に聞きます。

 夜光鈴とのお別れは寂しくなかったのかと。

 それに対しケロっと「寂しかったですよ」と灯里は答えるのですがその後にこんなことを言うんです。
 
「お別れは何時だって淋しいです。でも、それはたぶんいいことなんですよ、アリシアさん。
 淋しければ淋しいほど、悲しければ悲しいほど、それは大好きな存在ができた証なんです。
 だから、この切ない想いもまた幸せモノの証なんですよ」

 これはもうまさにARIAが好きな人全員にシンクロする強烈な一撃でした。

 どんなに好きでも、どんなに大切でも、必ずくるのがお別れで、こんなに寂しい想いをするのなら知らないほうが良かったと思うことって人生の中で多かれ少なかれあると思うんです。
 私自身何度もありましたし、正直に言えばARIAに対してもORIGINATIONを観終わった直後や、原作最終話を読み終えた直後に、ほんの一瞬ではありますが、そう思ってしまったことがあります。

 作品じゃなくても好きな人だったり、ペットだったり、お別れのたびに辛くて辛くて仕方が無い経験をしていました。

 でもその寂しさが、その辛さが、その苦しさが、大好きなモノがいた証だと、幸せモノの証だと言うんです。
 この言葉を聴いた瞬間、本当にその通りだなと思うと同時に体中の水分が全て涙に変わりました。

 …………完全新作が製作されるということは、灯里ちゃん達の未来が見れるということは、また別れの辛さを乗り越えないといけないんだ。
 なんて、実は新作発表を見た瞬間思いました。
 そしてそんなことを劇場のイスに座り、放映が開始して、この言葉が流れる直前まで思っていました。

 私が夢のような時間が終わった後、胸を張って心地よく、すがすがしく家路につけたのは全てこの言葉のおかげです。

 これから生きていく中できっと何度も私を支えてくれる言葉になるだろうと思います。
 
 本当に本当に素晴らしい奇跡のような映画でした。
 そもそもBD-BOX3つにそれぞれ特典として新作映像をつけようという企画から、劇場で3つつなげて放映しようとなったのが今作なので、そこからもう奇跡だよなと思います。

 本当に素晴らしいのでARIA好きなんだけど観にいけなかったし、BOXも手がでないと言う人もせめてORIGINATIONのBOXだけでも手にとって欲しいです。
 どうまかり間違っても損はしません。絶対にです。

 なんかレビューというよりブログの感想みたいになってしまいましたがそこはどうかご容赦ください。
短くまとめろと言われても無理です。これでも何回もバックスペース押しまくってますし、書き始めてから何か知りませんが2時間半たってしまいました。

 それくらい本気で、ここ「あにこれ」で私の想いを書きたかったのです。
 もしARIAに触れたことがない方で少しでも興味が沸いた方は漫画でもアニメでも視聴してみてください。
 あんまり宗教的な勧誘の仕方は好きではないのですが、この作品に対してははっきりと言えます。
 人生観が変わる、と。

 なんでもないことが素敵に思えたり、ネガティブな感情が一転ボジティブになれたり、落ち込んだ時にはそっと支えてくれる杖に、迷った時には行き先を示してくれる道しるべになってくれる作品です。

 少なくとも私にとってはそうです。
 そしてそんな人が増えてくれたら一ファンでしかない私ですが、でっかいでっかい嬉しいのです。



 長くなってしまいましたがここまで読んでくださった方ありがとうございます。
 そしていつか語り合おうぞお前達!

 この素晴らしい作品に出会えたことに感謝をしつつ、レビューを閉じさせていただきます。

 願わくばいつか、ARIAが好きで仕方がないあなたと夜通し語り合えることを夢見て。

 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

踏み出した未来が個々に。

最初に海のシーンと青空のシーンが続きます。
そのシーンは特に綺麗で海に空の蒼と曇が反射して水が透き通っているように見えて第一印象は素敵です(´艸`)*

そして、始まる灯里ちゃんとアイちゃんの物語。
そして灯里ちゃんのARIA company

灯里ちゃん凄く先輩していましたね^ ^
そして、皆さん忙しい様で皆んなに中々お会いできないみたいで…一瞬だけ再開したアイカちゃんとアリスちゃんに喜ぶ灯里ちゃん。

【裏誕生日の話】

やっぱりお仕事が始まるとお友達に中々会えなかったりするのは灯里ちゃん達も同じなんですね。

{netabare} そして、今回のエピソードは過去編で、アリシアさんの誕生日をお祝いしたいと思ったアキラさん、一緒に祝おうとしたアテナさんも予定が入り、なんとアリシアさんも忙しくてARIA companyに帰れなくなり、仕事中のアリシアさんを探しに行く灯里ちゃんとアキラさん。

3人で会える時間は大切だったと言うアキラさん…そんな中、奇跡が起こります。
アリシアさんを見つけた後に偶然アテナさんも現れる。
{/netabare}

それは、ほんの数秒の奇跡。
{netabare} 言葉すら交わしていないし、目が合ったのは数秒…それでも3人は心が通じっているから。
全てをわかっているし、きっとあそこで大切な友達に会えたのは彼女達が積み上げた時間の奇跡の結果。{/netabare}

友達とは中々会えなくなるかもしれません。
同じ地元に居ても時間が合わなかったり、もしかしたら別の地域に離れたりも…でも、私達が友達や仲間とつなぎ合わせた時間は確かにそこに在って、離れていても心は通じ合える。
会えなくても確かな絆がそこにある証でもあるんだなぁ〜と感じました。


そして、次は【ケットシーの話】

実はこのエピソードも原作にあるエピソードなのですが、私はこのエピソードが中々好きで3期ではカットされてて少し寂しかったのですが、こちらで制作してもらえたのは良かったです♪

{netabare} そして、ケットシーはアイちゃんをも導いてくれました。
ケットシーの姿を追い掛けたアイちゃんが行き着いた先はアズサちゃんとアーニャちゃんが居る場所。

アイちゃんはマンホームから来ている為に同期の友達が居ませんでした。
だからこそお友達が欲しいと思っていた矢先の出来事で、灯里ちゃんの大切な後輩のアイちゃんをケットシーは導いてくれたのかもしれません。
ずっと見守ってるよって伝えたかったのかもです。

そして、話は過去になりケットシーとのお別れの話
灯里ちゃんはケットシーに中々会えず寂しく感じていました。
もしかしたら、もう会えないかもしれないと思いながらも、それなら最後に一度くらい会いたいと。 {/netabare}

そうですよね。
誰だって知らない間にお別れしているより、最後に挨拶くらいしたいですよね。
伝えたい事も感謝も沢山ありますし

{netabare} そこでアリスちゃんの提案で七不思議の不幸の石の場所へ行きます。
そこで石を踏むと……何も起こらず…
そして、灯里ちゃんは寂しい気持ちを言葉にすると彼女はアクアの空高くに放り出されます。

落下する彼女が周りを見渡すとケットシーが現れてくれたのです。
灯里ちゃんは嬉しい気持ちを伝えるのですが…ケットシーから灯里ちゃんは雰囲気を読み取ります…もぅ二度と会えないのだと…気付いてしまいます。

でも、ケットシーは灯里ちゃんの心にいると言ってくれます。
そして、ケットシーから贈り物も。{/netabare}

灯里ちゃんはもしかしたらケットシーに恋をしてたのかな?
{netabare} ケットシーがくれた時間はワクワクでドキドキで楽しい素敵で、灯里ちゃんが見せてもらった景色もまた特別でそんなケットシーに憧れていたのかもしれません。 {/netabare}


次のエピソードは凄く新鮮でした。
【アリシアさんが灯里ちゃんに出会うまでのエピソード〜現在までの物語】

このエピソードはファンの皆さんが見てみたいエピソードではないのでしょうか?
アリシアさんのARIA companyの始まりの物語。
エピソードゼロと呼んでもいいかもしれません。

{netabare} アリシアさんはアテナさんやアキラさんが後輩を指導してる姿を見て目を輝かせます。
きっと、アリシアさんは楽しみだったのでしょうね。
自分にも後輩が出来たらあんな素敵な関係になれたらと…そして、灯里ちゃんが来てくれた。
アリシアさんはそれを運命だと感じていた。 {/netabare}

OVAで灯里ちゃんは「アリシアさんは何故、私を選んだのだろう?」と言う疑問を浮かばせますが、ここに答えがありました。

で、アイちゃん達が素敵なサプライズが用意していました。
{netabare} なかなか会えない中
灯里ちゃん達3人で会うのすら難しく…
アリシアさん達を入れた6人でとなると更に難しく…
グランマをいれた7人がとなるともっと難しくなる…{/netabare}

それをアイちゃん達は時間を作ってくれた。

そして、話は変わりますが
{netabare} ウンディーネへの昇格はかなり難しいらしく、才能を認めてもらえず辞めていく事が多いそうです。 {/netabare}

これは実は、重大な問題だと思います。

{netabare} 例えば、特定の先輩に認めてもらわなければ昇格できない…つまり先輩に目をつけられたら一生ウンディーネになれない場合もある。
そんな事が増えて行けばウンディーネ業界も人数不足で停滞して行く事にもなります。

特定の先輩に認めてもらえないとウンディーネになれないと言う事は他の先輩に変えてもらえたりもないのでしょうね。

そこで立ち上がったのがアリシアさん。
そんなプリマ昇格制度を始め欠点を変えようと頑張っているそうです。 {/netabare}

出会いは本来素敵なものだと思います。
{netabare} でも、その出会いが悪ければ…それでもプリマ制度のせいで将来有望な子達が夢を諦め去って行かざる得ない事態、凄く辛いですよね。
力が及ばない、向かないから諦めたではなく出会いの段階で夢が閉ざされる可能性がある。{/netabare}

アリシアさんは灯里ちゃんに会う前からゴンドラ協会に入る事を決めていたそうです。
最初は断っていたらしいのですが、それはアリシアさんのやってみたい事に変わって行った。

なぜ、アリシアさんは、この制度を改革しようとしたのでしょうか?

これは、あくまでも私の妄想ですが。

アリシアさんは元々そう言う話を知っていたのかもしれません。
そこに灯里ちゃんは3期のトラゲットの話しをアリシアさんにしたのかもしれません。
先輩に恵まれず夢を諦めようとしていた子の話しを…それを聞いて確信にかわった。

協会に移動したアリシアさんの元に届く情報で、灯里ちゃんから話しを聞いていたからこそ問題が浮き彫りにして見えたのかもしれません。
それで改善へと踏み出したのかも。

↑完全に私の妄想です。

アリシアさんは、出会いに恵まれています。
同期のアキラさんやアテナさんを始めて、グランマに先輩にアリア社長…そして灯里ちゃん。

{netabare} アリシアさんは素敵な出会いが続いて今がある。
出会いが素敵だからこそ、その素敵が壁になる可能性もある事実が辛かったのかもしれません。

それでも、アリシアさんは悩んでいた。
灯里ちゃんとARIA companyで過ごす事で灯里ちゃんと過ごす時間が特別になり大切で愛おしい時間。
掛け替えのない時間…止められるなら時を止めたいと……

アリシアさんは悩んでいたのでしょう。
灯里ちゃんと出会った日々が楽しくて幸せだったのでしょう。
何故彼女が悩んだか… {/netabare}

彼女には2つの道が目の前に道がありました。

{netabare} 1つ目は…アリシアさんの選んだ道。
結婚と引退とゴンドラ協会のお仕事。

2つ目は…灯里ちゃんとARIA companyを経営する。
アリシアさんにとって灯里ちゃんとの日々は特別で…結婚もゴンドラ協会で働く事は凄く素敵な事で…そんな未来を天秤に掛けても、それ以上の価値がある時間で灯里ちゃんと過ごす日々が輝いて…失いたくない…時間に変わりつつあった。
だから、彼女は灯里ちゃんの昇格試験を伸ばしたのです。 {/netabare}

そんな未来も素敵ではありませんか?
だって、この時間を止めてしまいたいと思える時間ですよ?
この時間を手放した先に幸せがあるとは限らないのですよ?

それでもきっとアリシアさんは悩んだ…多分…私の予想では灯里ちゃんと居る未来をアリシアさんは選ぼうとしていた気がします。

アリシアさんは3期のラストで、灯里ちゃんの昇格試験を伸ばしたのは「私の我儘」と表現しました。

でも、気付いてしまった。
そんな幸せの時間のもぅ一つの裏側を

そして、やっぱり背中を押してくれたのは灯里ちゃんでした。

{netabare} 「寂しければ寂しい程、悲しければ悲しい程、それは大好きな存在だったからなんです。
これは一生ものだと思えるこのアクアでキラキラ輝き続ける愛おしい存在、だから切ない想いも幸せの証なんですよ。」{/netabare}

このセリフを聞いたアリシアさん。
もし、この時間を止めてしまえたら灯里ちゃんと今のまま関係は続く……

でも、時間を止めると言う事は未来を閉ざすと言う事です。

灯里ちゃんがプリマになる未来
ARIA companyの新しい未来
灯里ちゃんが新しい後輩を迎える未来
アリシアさんの結婚の未来
アリシアさんの婚約者の未来
ゴンドラ協会の未来

他にも沢山の未来。

時間を止めるとは未来を選ばない事と同じ
仮に一時的に一緒に長く居ても必ずどの様な形でもお別れは来る…
でも、お別れは悲しいし受け入れられない事もある…それでも…どうせいつかは別れが来るのなら…そのベストタイミングは…お互いが踏み出せる…今…

灯里ちゃんの言葉で時間を止めていたアリシアさんの魔法は解けて行き時間が動き出す。

アリシアさんのような人でも遠回りをする事がある…誰だって遠回りをするし立ち止まる…そうして未来を選んでいく。
踏み出す勇気を教えてくれる様な物語となっています。

そうして選んだ未来がこの作品The AVVENIREです。
未来へ踏み出した結果はいかがでしょうか?

私には皆んなキラキラしていたように思います。

{netabare}「さぁ、漕ぎ出そう私達の未来へ」 {/netabare}


最後に作品全体について少し。

この作品のファンの方は見てみたかったのではないでしょうか?
アリシアさんの決意した未来と灯里ちゃんのARIA company

彼女達の最終回からの後日談に先輩になった灯里ちゃんの姿。
それをファンの方は見たかったと思うんです。
それを制作してくれた制作側も素敵なチョイスだと思いました。

完成した原作完結作品に後日談を作るってかなり勇気がいると思うのです。
当時の物語と同等以上の物語を制作しないといけないプレッシャーもあったと思います。
ファンの方は作品が大好きだから素敵な事も喜んでるくださりますが、同じくらい大好きだから受け入れられない人もいるものだと思います。

でも、今回の作品を見てファンの方は素敵を感じる人の方が多い気がするんです。
私も素敵な続編だと感じています^ ^

こうして続編を出していただける事が凄く嬉しいです。
これから1年先でも5年先でも10年先でもいいです。
少しずつでも続編を続けて欲しいと思わずにはいられないのです。

そうしてくれたら、その度に私は劇場に足を運びます。
そして、ARIAと言う作品を通じて灯里ちゃん達と一緒に成長し未来へ進んでいける様な気がするのです。

なんだか恥ずかしいセリフを吐いてしまいました…でも、それくらいに暖かい作品であるARIAに私自身も素敵な気持ちにされてしまっていたのです。

今回も素敵に丁寧に作られた作品だと思います^ ^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

kochiro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

その、永遠に会えない人は…

季節は“冬”

これは水の3大妖精のひとり、セイレーンと呼ばれるウンディーネが若くして急死した後のお話。

{netabare}
アテナ・グローリィの急な訃報から一週間が経過して、ネオベネチアにはもういつもの穏やかな日々が流れているのですが、アテナの指導を受けた唯一の後輩であるアリス・キャロルだけはずっと部屋に引き籠ったまま。びっしりと埋まっていた予約をすべて断って、後輩のアーニャちゃんを指導する役目も会社に返上し、もうゴンドラに乗ることすらできなくなっていました。

カツカツカツ。

「晃さん、ちょっと待ってください。」

ドンドン!

「アリス、いるんだろ。早く開けろ!」

ガチャガチャ、ドンドンドン!

「ちょっと、まだ早いって言ってるじゃないですか。もう少し待ってからでも。」

「ええい、離せ藍華。こんなドアなんてぶち壊してやる!」

ドカドカドカ!ババン!

「晃さん、無茶しないでくださいって、あ~あ。本当に鍵を壊しちゃった…。」

晃が扉を開けると、部屋の隅にはただ呆然と座っているアリスの姿がありました。

「おい、こんな暗い部屋に閉じこもって、おまえ何やってるんだよ。」

「…」

「…、覚えているか?オレンジプリンセスのゴンドラに3か月も前から予約して、お前のゴンドラに乗ることをすごく楽しみにしていたお客様がいただろ、今日な。代わりに私のゴンドラへ乗ってもらった。…、私のとっておきの場所をたくさん紹介したけれど、結局、帰り際にお前の長期休業中ってのが本当に心配だって言われてな、とても不安そうな顔をさせてしまったよ…。」

「…」

「アリス、私達の仕事はただの観光案内じゃない、お客様に喜びを感じてもらうことが仕事だ。わかっているだろ?」

「…」

「…そうか。お前はウンディーネ失格だ。」

「…」

「私からNo.1の座を奪うのはお前だと思っていたのだが…。見込み違いだったようだな。………残念だ。」

そう言って部屋を出る晃さん。扉の隙間から、ぴょこぴょことまぁ社長がアリスの部屋に入って扉が閉まります。
部屋の外にいた灯里と藍華は、アリスの部屋に入ろうとしますが。

「もうほっとけ、ほら行くぞ。午後のお客様、二人とも予約入っているだろ。」

「でも。晃さん酷すぎます。」

「そうだな。…だが、酷いのはあいつの方だ。ほら行くぞ。」

灯里と藍華は心配な顔をしつつも、この場は晃さんの言葉に従います。
扉の前には部屋に入ることができず、扉を見つめるアーニャちゃんだけが残されました。

部屋の中では、まぁ社長がアリスに優しく寄り添います。

「まー。 まぁー。」

「…、まぁ社長。」

「私。もっとアテナ先輩に恩返しがしたかった。なのに。まだ私なんにも返せてないのに。もう二度とアテナ先輩に会えないなんて……。う。ううう…。」

「…、まぁー。」

その頃、アリシアさんはゴンドラ協会でアリス・キャロルの今後の対応を話し合っていました。その場でアリシアは晃がアテナとアリスの二人が抜けてしまった観光案内の穴を埋めるため、代役として朝から夜中まで休みなくびっしりと働いていることを知ります。
このままでは晃の健康状態が心配です。そこで、多過ぎる仕事量をゴンドラ協会加盟の各社で協力して分散させることとなりました。

その会合は夜までかかり、アリシアは晃のこと考えながら帰宅している途中で偶然ゴンドラに乗っている晃を見かけました。
晃は疲労困憊でゴンドラを漕ぐ手も体も震えていました。うつむいている晃にアリシアは声をかけようとしましたが・・・震えていたのは疲労のせいなんかではありませんでした。

晃の頬には涙が見えました。

「……。 なんだ、アリシアじゃないか。」

「晃ちゃん…」

「変なとこ見られちゃったな。仕事に夢中になっている間は全然、大丈夫なんだ。でも、こうして気が抜けるとすぐ悲しみに負けちまう…。今日な、仕事を放棄しているアリスを怒鳴りに行ったんだが、どうやら私もっ… 私も偉そうなことを言えるほどまだまともじゃないみたいだ。何かしていないとダメみたいでな。…本当に情けない、情けないよな・・・・。」

「…晃ちゃん。」

二人とも、何も言葉が出てきませんでした。ただ、お互いの姿が涙に滲み、アテナのことを思い出していました。

次の日、プリマとして自由な時間が取れない灯里や藍華に代わって、まだシングルの後輩3人組がどうすればアリス先輩がまたゴンドラに乗れるようになるか、アリア社長、姫社長も協力して作戦会議を行います。
そして、アーニャちゃんの意見からまずは笑顔を取り戻すことが重要だということになり、作戦指揮はあずさが担当、アーニャはアリス先輩のお気に入りなどの情報収集を担当、アイは素敵なことが起きる予感にさせる素敵担当、兎に角、どんな素敵でもいいからアリス先輩に見せて笑顔になってもらおうとしました。作戦名は、「アリス先輩を笑顔にする大作戦」。そして、作戦が開始されました。

しかし、打ち合わせ通りにはうまくいかず、空回りばかり・・・。

「ふいにゅ~。ふいにゅ~。ぶい、ぷいにゅ。ぶいにゅ~~!!!」

アリア社長がまぁ社長に自ら“もちもちポンポン”を噛むように仕向けるという体を張ったとっておきも、かじられ損に終わりました。

もうダメかも、と弱音を吐くあずさに、どうしてもなんとかしたいアーニャ。仕事を終えた灯里先輩と藍華先輩も加わってアリス先輩に兎に角、ゴンドラに乗ってもらおうと皆でアリスの腕を引きますがついに振り払われてしまいました。

「もう皆さん、私のことなんかほっといてください!」

アリスもみんなの気持ちがわかっているのに、どうしようもできない自分が許せなくなっていました。

「アリスちゃん。でも、そんな悲しそうな顔をされたら放ってはおけないわ」

「え?」

と、そこにやさしい声がしました。

「久し振りね。アリスちゃん。」

「・・・グランマ」

グランマの後ろにはアリシアも立っていました。
憧れのグランマに今の姿を見てほしくない、アリスはその場から逃げようとしますが晃が逃げ道を阻みました。
「お前からグランマに何も言わなくてもいいのか?」

晃にそんな言葉をかけられて、アリスは重い口を開こうとしました。

「…グランマ、あの…もう…私…」

アリスちゃんがグランマに打ち明けることができずにいると
グランマがアリスのゴンドラを眺めながらゆっくり話しはじめました。

「このアリスちゃんのゴンドラは何人乗りかしら?」

「え、あの…。最大で7人です…。」

グランマは頷いて話を続けます。

「ゴンドラは乗れる人数が限られるから沢山のお客様と出会ってばかりではいられないわ。出会う分だけ、お別れしないといけないでしょ。お別れした後、後悔もしたりするわね。でも、そのお客様と一緒に過ごしたかけがえのない時間を失うことは絶対にないの。」

藍華や灯里は頷いていますが、ちょっと難しい話なので後輩3人はついていけていない様子。アリスはしっかりグランマの目を見て話を聞いています。
(そんなアリス先輩の姿をアーニャちゃんはじっと見つめていました。)

「アリスちゃん、永遠の別れは何時訪れるか誰にもわからないものなの。だから、もしかすると明日、急にグランマがアリスちゃんたちみんなとお別れしないといけなくなってしまうかもしれないわ。」

「え、そんなの絶対嫌です!」

「それは誰にもわからない。でも、グランマはね。今、アリスちゃんと一緒に話しているこの時間を絶対に失うことはないの。だから大丈夫。」

グランマは不安そうなみんなの顔を見回してからまた問いかけます。

「アリスちゃん、もうひとつ聞いてもいいかしら?アリスちゃんにしかわからないことなの。」

「え、は、はい…、なんでしょうか?」

「もしも…、アテナちゃんが今のアリスちゃんに言葉を掛けるなら、なんて言うかしら?」

「アテナ先輩が、今のわたしに…」

「アテナちゃんと過ごした時間が一番長かったあなたですもの。わかるんじゃないかしら。きっと、アリスちゃんの心の中にはアリスちゃんしか知らない、アリスちゃんだけのアテナちゃんがいるはずよ。」

アリスちゃんはしばらく考えてから、不安そうな顔をしている灯里先輩や藍華先輩、後輩のアーニャ、みんなのことを見回します。

「グランマ。私…」

グランマはそっとやさしく微笑みます。

「私…、またアテナ先輩に心配ばかりかけてしまっていたみたいです。」

アリスちゃんの潤んだ目を見てグランマは頷きます。

「そう、でも、これからは大丈夫みたいね。ほら、アリスちゃんはもうアテナちゃんを見つけることができたのだから。」

「グランマ。・・・はい。 あ、あの、みなさん、ご迷惑をおかけしてでっかいすみませんでした。」

涙目の灯里と藍華が笑顔でアリスに抱きつきます。

「おかえり、アリスちゃん」

[newpage]

そして、季節は“春”。

花咲きほこるサン・ミケーレ島にあるアテナ先輩のお墓には、お花を手向けるアリスの姿がありました。

「アテナ先輩、今、私、会社から改めて後輩を指導してみないかって話を受けているんです。落ち込んで、みんなに迷惑かけてばかりのダメダメな私にはもう無理なんて思ったりもしたけれど……。」

と、アリスは木陰からずっとこちらを見つめていたアーニャちゃんの姿に気が付きました。

「でも、私にはアーニャちゃんっていう先輩想いのかわいい後輩が既にいるからでっかい無理です。って、断ろうと思っています。アテナ先輩から教えてもらったこと、ちゃんとアーニャちゃんに伝えたいって思うから・・・見ていてださい。・・・アテナ先輩。次はプリマに昇格したアーニャちゃんと一緒にまたここにきます。でっかい楽しみにしていて下さい。」

アリスは立ち上がるとアーニャちゃんに声をかけました。

「でっかい盗み見禁止です。合同練習はやってないんですか?」

「ごめんなさい。でも私、アリス先輩のことが気になって。」

「仕方がないですね。ほら、行きましょうか。今日、夜は予約が入ってないから練習に付き合ってもいいですよ。」

「はい。お願いします。」

アリスはゴンドラに乗ります、手にはアテナ先輩が愛用していたナンバー「36」のオール。オレンジ色に染まった夕暮れのネオベネチアの街並み。飛び立つ鳥たち。アリスちゃんは優しく微笑み明日へ漕ぎ出します。

アリスのカンツォーネ「ルーミス エテルネ」が春風に乗って町中に広がり、歌声に気が付いた晃さんが笑顔でゆっくりと空を見上げ呟きます。

「そうか・・・、私にもついにゴンドラから降りるときがきたのだな。」

灯里や藍華達にもアリスちゃんの歌声が届きます、そして・・・本当の笑顔がネオベネチアに戻ってきました。

そうそう、気になるアリスちゃんが元気を取り戻したアテナさんの言葉。

{netabare}

それはARIAのことが大好きなファンの心に残っているアテナさんの言葉そのものです。

恥ずかしいセリフ禁止!

アテナさん、あなたの言葉にはたくさん助けられました。ありがとうございました。

また今日も平和な日常を過ごせたことに感謝しつつ、現実世界にしかないたくさんの素敵を見つけながら楽しんで生きていきましょう。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

75.5 2 成長で火星なアニメランキング2位
キャロル&チューズデイ(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (395)
1286人が棚に入れました
人類が新たなフロンティア、火星に移り住んでから50年になろうという時代。多くのカルチャーはAI によって作られ、人はそれを享楽する側となった時代。ひとりの女の子がいた。首都、アルバシティでタフに生き抜く彼女は、働きながらミュージシャンを目指していた。いつも、何かが足りないと感じていた。彼女の名はキャロル。ひとりの女の子がいた。地方都市、ハーシェルシティの裕福な家に生まれ、ミュージシャンになりたいと思っていたが、誰にも理解されずにいた。世界でいちばん孤独だと思っていた。彼女の名はチューズデイ。ふたりは、偶然出会った。歌わずにいられなかった。音を出さずにいられなかった。ふたりなら、それができる気がした。ふたりは、こんな時代にほんのささやかな波風を立てるだろう。そしてそれは、いつしか大きな波へと変わっていく───

声優・キャラクター
島袋美由利、市ノ瀬加那、大塚明夫、入野自由、上坂すみれ、神谷浩史、宮野真守、堀内賢雄、宮寺智子、櫻井孝宏、坂本真綾、安元洋貴、大塚芳忠、菅生隆之、梶裕貴、蒼井翔太、東山奈央、佐倉綾音、飯塚昭三、白熊寛嗣、浅沼晋太郎、久野美咲、田村聖子、落合弘治、吉野裕行、谷昌樹、岩崎ひろし、諏訪部順一、青山穣、柿原徹也、山寺宏一、沢木郁也、林原めぐみ、木村昴
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最後はいい曲で締めたんじゃないかな♪

総評
音楽のテイストはアメリカンで、ある意味アメリカンドリーム的なサクセスストーリーなのかもしれません。私の趣味ではないけど、音楽スタッフの力を結集して作った作品であることは間違いないし、ミュージシャンとしてのキャロチューの成長も1クールと2クール目の音楽の違いで表している。そう、成長すると安定した聴かせる音楽だけどつまらないんだよね。最初の頃の荒削りな音楽の方が断然よかった。そういう面も踏まえて一般的なミュージシャンの軌跡を描いていたならば佳作と評価するが・・・。
音楽のセンスは標準的な内容でコアな人には向かないし楽しめなかったかもしれません。私としてはアコギを効かせて歌っていたキャロチューの方がずっと良かった。でも、これだけ洋楽をふんだんに盛り込んだ作品としては及第点以上の評価でいいのではないかと思います。
 
24話
まぁ~いい曲で終えることができましたね。

最終話でドン引きになるか、そこそこな作品になるかのラインに来ちゃった感じ。まぁ~それでも、ミュージシャンの側面の一部をなぞった作品だと思うし、意義はあったかもしれません。途中政治を絡めた意図が俺には理解できなかったけどね・・・。
23話まで視聴済み(レビューは書く時間ないので省略)
  
14話 {netabare}
伝説のプロデューサートビ―が登場。ガスのマネージメント能力もかなり試されてますが、なかなかうまくやっていけそうな感じです。曲の一発どりはなかなかレベル高いです。私もレコーディングした時に経験がありますが、やはり3テイク必要でした。ところでダンはキャロルの父親っぽいですね・・・二人の今後の関係性の進展も興味深いですね。
ジャーナリストのカイルはチューズディと母親の関係を知っているようだ。母親の選挙動向とチューズディの関わりなど、どういう話になるのか興味深い。
アンジェラの方は引き続きタオのプロデュースで曲を仕上げていくようだ。しかしタオの考えていることは何か別の所にあるのかもしれない雰囲気を醸し出していた。こちらも興味深いです。
トビーの前で歌った曲はなかなか良かったです。ベースはスキップの人でしたね。最高のクソという評価に足る曲で良かったです。{/netabare}
13話 {netabare}
アンジェラは大手レコード会社ブライテストレコードと契約をしてメディアコネクションを利用してステップアップしていくことを選択し、キャロチューはインディペンデントで有能プロデューサーを採用していく意向のようだ。彼女らのバンド結成の生い立ちや音楽の取り組みを考えたらインディペンデントの選択は得策だ。ちなみにジョージマーティンとはビートルズのほぼ全曲をプロデュースしたイギリスの有名な音楽家。チープトリックやポールマッカトニーなんかも手がけた人です。彼のような人をプロデューサーに迎えられるかどうかは大きなカギとなるので、面白味があるステップとなる2クール目です。OPとEDは1クール目の方が私は好きでしたね。{/netabare}
12話
総集編なので割愛。
11話
優勝はアンジェラ。大会規則にのっとって公正に判断された結果なのでそれはそれで良かった。2クール目はどのようにアンジェラとキャロチューが名をあげていくのかがメインになるのだろう。
10話
タイトルはアイク&ティナターナーの『River Deep -Mountain High』。アメリカの人気青春ドラマGleeの中でも歌われていた曲。題名通り、川のように深く、山のように高く愛してるのよ・・・的な歌詞です。あまり本編との関わりはない感じです。
 
{netabare}本編は、シベールのブタ野郎ぶりにイラッっとしましたが、チューズディの場違いな気遣いにもイラッとしました。コンテスト準決勝前に、ソロならともかく、相方のキャロルのことも考えられないようでは話にならんね・・・。こんな状況でちゃんと歌えるんでしょうか?ステージ上ではライブ前の精神的な動揺は結構ノリに響いてしまうんですよね。
GGK・アンジェラ・ピョートルの3名とも打ち込みのサウンドでアメリカンテーストって感じの曲でした。同じ人が作っているのか分かりませんが、音の使い方が酷似してるし、リズムもノリも割と一辺倒なので、雰囲気を変えても総体的に3人とも変わり映えのない感じなのが残念です。悪い曲と言っているのではなくて、個性が無いってことなんです。女性の打ち込みソロアーティストの個性ってあんな感じのポップな曲ではないんだよ。あれだったら、日本のMALIBU CONVERTIBLEとか八王子Pにでも作らせた方がより良質なポップができただろう。エレクトロポップの分野は日本人のコンポーザーレベルもかなり高いことを忘れてはならない。
あんな中途半端なプロかぶれした曲より、Strawberry Switchbladeの『Since Yesterday』とか、Tracey Ullmanの『Break away』みたいな曲の方が聴いていて楽しいし筋の通ったポップだと私は感じるのです。ほんとに個性的にしたいなら、Kate Bushくらいの曲を作らないとダメだよ。ニナハーゲンまでいくと怖いから止めといた方がいいけどねw タオの作る曲は悪くはないけど期待していたほどではなく、案外普通のアメリカンテーストで残念です。あとはキャロチューがあの状況でうまく歌えるのか・・・ということと、センスの悪そうな審査員の判断だけでしょう。いつも通りのパフォーマンスであればキャロチューの圧勝劇でしょう。私の感覚では音楽的にみてもキャロチューの圧勝で疑いの余地はありませんけど・・・。どうなるんでしょうね?ピョートルがモリッシーくらいの曲を引っ提げてたら面白かったのにね・・・。もうちょっと音楽の引き出しがこの作品には必要だったね~。{/netabare}
9話
タイトルはABBAの『Dancing Queen』。クィーンを目指して羽ばたこうとする女の子の気持ちを歌った有名なポップ。この曲はABBAのメンバー達が自分たちのことを鼓舞するための歌とも読みとれるような詩でもある。
{netabare}
本編は準々決勝の残りの4組。こちらの方が少しレベルが高い内容だった。最初は独特の世界観がある不思議ちゃんのGGKが打ち込みサウンドをバックにウイスパーヴォーカルで柔らかく仕上げた曲。相手はMermaid Sistersで、サウンドやノリ、ハーモニーは上手いし曲としてはこっちの方が断然上だったが、審査員のおばさんの硬い頭には響かなかったようだ。こういうコンテストは私も出たことがあるが、審査員の質で勝ち負けが決まる。こういうサウンドを評価できない審査員に暴動を起こしたくなる気持ちは痛いほど分かる。しかし、fuck'n bullshit sanaba bitti(son of a bitch)が詞だから良い詞ではない。私は笑っちゃったけどね。プロの曲にも含まれるスラングなんだけどね。まぁ~仕方ないか・・・って結果ではあります。
 
次はシベールVSアンジェラ。この二組の優劣はとても難しかった。シベールの曲はフランスではかなりスタンダードなポップ曲。もっと派手な感じの打ち込みサウンドも人気はあるのだが、聴きやすさの方を選んだのだろう。シベールもウィスパーヴォーカルで世界観はありました。一方アンジェラもかなりオーソドックスな打ち込みのアメリカンポップで、インダストリアルなポップシンガーが歌っている初見の印象がよいサウンド。甲乙つけがたいスタンダード対決だが、この作品がアメリカン寄りなこともあってか、アンジェラの勝利。妥当と言えば妥当。
シベールのキャラ設定は好きじゃない。チューズディに擦り寄り、自分の仲間にしようとするあさましい行為は見てて不快だった。もう少し気持ちよく作れなかったのだろうか?
しかし、この準々決勝のサウンドだけで、優勝はキャロチューだろう・・・って思ったのは私だけかな?好みの問題もあるでしょうが・・・。もう少し悩ませるようなサウンドを他のミュージシャンに持たせてもらえたらよかったのに・・・。サンプルはいくらでもあるのに、どれもスタンダードな内容で味気ない。アンジェラとピョートルは典型的なアメリカンポップ。GGKは世界観があるので、曲次第だと思う。キャロチューのサウンドはしっかり作られている印象で、準決勝・決勝で相当いい曲で勝負しないとキャロチューに肉薄できないような気がするが、審査員が悪いってところもミソなのかもしれません。サウンドがアメリカ寄りであることも曲を知っている者には不満なのだ。タイトルに70年代のアメリカンが多めに使われていることから推測すると、斬新さを求めるのはちょっと無理があるのかもしれないけど、せっかく洋楽を聴かせようっていうのなら、もっといいサンプルは山ほどあるのにな・・・。スタッフに加わりたい心境ですよ。バリバリの洋楽マニアを惹きつけるようなサウンドやキャラクターを提供できる自信がありますけど・・・。デスメタル・ハードロック・ポピュラーソングのそれぞれのキャラクターにしても、あんなふざけたミュージシャン設定にしなくても普通に楽しいメンツ設定ができるのに、できないってことは、まだまだ勉強不足だと思う。洋楽の基本がUKやスウェーデンニューウェーヴの方にあるスタッフで作ったなら、絶対にこうはならなかったと断言できるので、その辺が若干、残念に思う所です。一人ごとなのでお気になさらず! {/netabare}
8話
今日のタイトルは70年代グラムロックの代表格Mott The Hoopleの『All The Young Dudes (すべての若き野郎ども)』でした。私自身が好きな時代のバンドではないのでそれほど詳しくないけど、彼らはデヴィッドボウイのアルバムのプロデュースもしており、その後年、Dボウイ自身もこの曲を自分のアルバムでカヴァーしていたので知ってました。詞の内容は比喩や俗語が多く難しいですよ!今回のストーリー内容とは20%ぐらいしか合致してないので詳細は省きます。
{netabare}
本編はマーズブライテストの1回戦。Pyotr対Fire brothersの一戦は、リックアストレイを現代風の音にリミックスしたようなPyotrの勝利。99歳の双子の爺さんが重厚なハードロックを演奏してみせたが、ZZ TOPがモデルとなっているのでしょう。ZZ TOPの方が全然カッコいいと思いますが・・・なんでサウンドはダサイハードロックにしたのか謎。
次はキョロチュー対OGブルドック。音楽を聴けば、キャロチューが楽勝の内容だった。キャロチューの曲はメロディーに♭をきかせたいい曲でした。OGブルドックはオペラとラップの融合らしいが、別に目新しくない。80年代にソフトセル解散後のマークアーモンドが似たようなアプローチをしていたが、もっと斬新でマニアックだった。内容的にもキャロチューの圧勝で間違いない。アンジェラがキャロチューに敵意むき出しの姿勢を表したところで今週は終了。アンジェラの性格が悪すぎて好きになれないが、彼女の歌は来週らしいので楽しみだ。こう言っちゃなんだけど、これって俺みたいに洋楽好きな人には面白い内容だけど、ストーリーを楽しむアニメって感じではないよね。本来はこの舞台に立つまでの軌跡をもっとじっくり詳細にストーリーにしてもらえたなら良かったと思うのだが…。お金と時間のかかることだから製作委員会の都合ってのもあるのでしょう。一応プロミュージシャンも使ってるし、2期、3期までやるのは難しかったのでしょうね。まぁ~それでも、私のような人間にも楽しめるような洋楽アニメにアプローチしてみた心意気は感じます。ただ、キャロチュー以外の曲をもう少しなんとかして欲しい。来週の4人の曲がほんとに興味深いです。{/netabare}
 
7話
Peter Framptonの軽快なロックサウンド『show me the way』がタイトル。70年代はちょっと時代がずれててあまり詳しくないが、KISSや Aerosmithと同時期くらいに活躍してた人達。アコギとエレキで当時としては粋なロックじゃないのかと思います。詞も聞きやすく、簡単な内容は、ダメになっちゃいそうだから、これから先どうすればいいのか教えてくれないかい?って感じの歌詞です。今日の内容にマッチしたタイトルでした♪
 
{netabare}本編は素人参加型のオーディションであるマーズブライテストに参加して、決勝進出の8組に残るまでのストーリー。オーディションの時にキャロルは生い立ちを話し、それを聞いたチューズディは自分にもどかしさを感じ煮詰まるが、自分の生い立ちをキャロルに打ち明ける。チューズディは家出してきた自分に恥じることなく堂々とミュージシャンとしてキャロルとやっていくことを心に決める。まぁ~二人の絆が深まったというお話ですね。{/netabare}
私はロディ君が人として好きだなぁ。キャロチューをミュージシャンとして敬愛し応援する姿勢は真摯で見ていて気持ちがいい。後に彼がキャロチューの舞台で音響効果を担当することになればいいなぁ~って密かに期待しているのです。
6話
タイトルはThe BandのLife is a carnival.このバンドは知ってますが、曲は知りません。曲のタイトル通り、人生はカーニバルってことでしょう。
{netabare} 
本編はキャロチューが10万人のハコで歌う機会がやってくるという設定でした。一流プロアーティストと同じハコで曲の半分は歌えたが、ヨシュアを期待していたファンからは罵声を浴び二人はステージを降りる。しかし、楽屋裏でクリスタルに慰められ、賞賛されて、悲しみが喜びに変わる。悪くないストーリーでした。プロアーティストの曲についてですが・・・私的評価だと、どれもセンスがいいとは思えなくてガッカリでした。
 
アーティガン:ハコを盛り上げるにはいいのかもしれないが、せめてColdplayかNew Orderくらいのクォリティは欲しいね。旋律が典型的なエレクトロポップの亜流でセンスが感じられない。
 
スキップ:『どんなミュージシャンだってこんな音を出したい。そう思って音楽を始めたはずだ。だが大抵の奴らはいつの間にかそれを忘れちまう。色んなもんに目がくらんで、最初に流してた音・・・そいつを思い出せなくなっちまうんだ。お前らはまだそれを持っている。そいつをずっと忘れるな!』とキャロチューへの忠告はミュージシャンへの警鐘だろう。これは真理だ。
しかし、スキップの曲はそんなに良くないw 音からするとおそらく5弦か6弦ベースを持って歌っているのだろうが、ベースラインにセンスが感じられず、バイオリンもただ挿入してるだけ。楽器の使い方はC級レベルの内容だ。バイオリンを使うなら、John&Maryかthe go-betweensくらいは参考にして欲しいものだ。制作者の音楽レベルの低さを露呈している。
 
ヨシュア:こいつらの音楽はただのクソ。聴く価値も無い。(私的意見ですので・・・)
 
クリスタル:典型的なアメリカンポピュラーで、同性にもウケが良いアメリカにはよくいるタイプの曲。無難な曲でプロの中では一番マシだったと思う。
 
キャロル&チューズディの曲が一番良かったよ。プロの楽曲には無い良さを強調するためのストーリー&楽曲構成だったなら、その狙いは充分に伝わった。そう思って制作者を労っておきます。{/netabare}
 
5話
今週はEvery breath you take・・・これはロディの気持ちを表すタイトルでしょうね。そういう歌詞です。有名な曲ですし解説は省略しますが、{netabare} ロディの視点で作られた回でなかなか良い内容でした。
 
ロディは檜舞台で活躍するミキサーだが、アーティガンとの仕事は楽しそうではなかった。仕事としての音楽と、自分が心から愛せる音楽との違いをキャロル&チューズディに会ってから認識したのだろう。ロディの心の中の一人言は好きなものに対する愛情そのものだ。この言葉に100%共感する。

『この記念すべきファーストライブの観客は僕を含めてたったの10人。でもこの10人はきっとこの場に居合わせたことを将来自慢することになる。・・・』
 
この一節だけでロディが彼女らの音楽をどれくらい愛しているのかが分かる。ライブとは、ロディのような本当のファンを掴む最高の機会なのだ。

この話の面白い所は、対極にアンジェラを置いている所。プロモーター兼コンポーザーのタオは莫大な出資金をバックボーンにしてアンジェラの成功を画策する。歌はアカペラだったので案外普通な感じだったが、コンポーズドサウンドは次回以降に聴けるだろうから楽しみです。最後に栄光を勝ち取るのは・・・もう結果が分かってるような感じだけど、アンジェラが失敗すると決まったわけではないので、{/netabare}どうなるのか興味津々である。
4話
今週のタイトルはVideo Killed The Radio Starで、これまた古い1979年のThe Bugglesのヒット曲。題はそのまんま『メディア(テレビ)がラジオスターを殺した』ということで、心の中や車の中でいつも輝いていたラジオスターは音メディア時代から映像メディア時代に移り変わり、それまで輝いていたものが失われてしまった・・・という歌です。
タイトルのVideoは放送メディア全般を表す言葉。この歌の詩の中に日本語のビデオを表すVTRという単語が使われているので、間違いないでしょう。ラジオの時代にみんなが夢中になった番組や楽曲やディスクジョッキーなど、みんながラジオ放送に胸を躍らせていた状況を『the radio star』と表現したのだと思われます。
{netabare} 
本編はインチキAIロボットによるミュージックビデオの制作でしたが、できあがったものは、超笑えました。思わず噴き出すくらい酷いミュージックビデオのパロでよかったです。タイトル通りの内容でしたねw とても面白かった。
ちなみにできあがったミュージックビデオの中には、私が気付いたものとしては、マイケルジャクソンの『Thriller』と『Beat it』、A-haの『Take on me』、マッドネスの『In the city』、Styxの『Mr.Roboto』もあったかな・・・くらいでした。特に、Take on meのパロは傑作でしたw
夜中に涙流すくらい笑わせてもらいました。制作者のセンスが光る回でした!!そういえば、ミュージックビデオに出ていたピンク髪のモヒカンでサングラスの男の人って誰だったかな? {/netabare}

3話
今週のタイトルは「Fire and Rain」。古めのアメリカンフォークっぽい感じの曲でジェイムステイラー自身の苦悩を歌った曲なんだけど、今回のストーリーとの関連性は・・・謎だ。どうでもいいんだけど、このfireは火ではなくて、精神病患者へのショック療法で、rainはその療法後に浴びるシャワーのこと。若い時にバンドで活躍していたジェイムスは薬物中毒に陥り、大失敗をして全てを失ってしまった。その頃の自分を歌にしたのが「Fire and Rain」なのだ。
{netabare} 
しかし今日のストーリーはアーティガンの部屋でチューズディが彼の傲慢な物言いに腹を立てて持ち込んだ楽譜を燃やした。そしてスプリンクラーから水が雨のように降ってきた。恐らく、曲題だけを見て3話のタイトルにしたのだろう。詩の内容は、薬物中毒で何もかも失ってボロボロになった自分の暗い過去を悔いるような詩で、全然今日のストーリーには関連がないのです。もうちょっとタイトルに使う曲の詩も考えようよ。二人のうちのどちらかが薬物に手を出す話で一気に暗転するのかと思うじゃん(笑)。知っている人は少ないと思うけど、知っている人には謎なタイトルだよ。James Taylorと書いてあったので苦言を呈さないわけにはいかないよ。
 
アーティガンは調子に乗ってるね~。売れるとこういう風になる人いるからね。チューズディが怒るのは当然。自分が作ったお気に入りの曲を聴きもしないで馬鹿にされることほど頭にくることはない。バンドマンってそういうもんだ。{/netabare}
アンジーはどんな曲を作ってもらえるのかなぁ・・・そっちの方の出来栄えがとて気になります。ボカロじゃないだろうけど・・・w 変わらず楽しめてます!!
 
2話
今週はブルーススプリングスティーンの『Born to run』をタイトルにしてましたね。日本語だと『走るために生まれたんだ』(邦題は『明日なき暴走』らしいです。)っていう曲名でアメリカンドリームを追いかける為に、どんな困難や危険があっても走りだすんだ~的な歌ですが、毎回誰のどの曲をタイトルにするのか楽しみです。先週のシンディーローパーの『True colors』から一転した内容の曲ですが・・・。
しかし、{netabare}二人の歌が上手すぎてちょっと笑っちゃいましたが、いい曲です。OP曲もとても良いし、曲のクォリティーはとても高い。はやくも二人の歌はプロモーターらしき人の耳に留まり、これからマーズ(火星)ドリーム?に向かって走り出すのでしょう。対比した存在としてアンジェラの声帯チェックをしていたAIサウンドクリエイターが登場しましたが、こちらの方の曲もかなり楽しみです。{/netabare}これくらい本格的なサウンドを挿入してもらえると、なんか私はワクワクします。次週が待ち遠しいです。
 
1話
EDいいですね~♪ ネイブリックス&セレイナアンって組み合わせが新鮮でいいです。歌は、キャロル&チューズディってなってたから、きっとこの二人が本作中の英語の歌を担当するのでしょう。これは楽しみです。
 
{netabare}シンディローパーのエピソードを動機づけにして都会へアコギ一本を抱えてやってきたチューズディは空港でギター以外の荷物を盗まれて途方もなく歩いている時にキャロルに出会う。そして二人はキャロルの家で過ごすことに・・・。サクセスストーリーなのだろうが、本作中の歌はネイブリックスとセレイナアンが担当しそうですね。正しい!!そこで手を抜かないことはよい!!ネイブリックスもセレイナアンも若い期待のアーティストでまだプロっぽさが沁みついてないアーティストだ。チョイスも良い。{/netabare}
 
ちなみにシンディローパーは、小学生のころに最初に習った楽器はギターでそれで歌を作っていた。だから、その影響をチューズディが受けたとしたらアコギを持っていることは至極当然で、そのあたりも手抜きが無いのが素晴らしい。
ちょっと期待していいと思います。私にとっては今期一番楽しみな作品になりそうです。いい作品になるといいな~!!

注)Nai Br.XX(日本語ではナイブリックスと表記される場合あり)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

最終話&総評 曲はよかったよ

男女でなくて、女の子二人なんだね……というのが最初に思ったこと。


第1話 歌はよかったのに、で終わらなければいいが
{netabare}
キャラデザも歌もいい。ただ、現代のアメリカでいいのに、火星にしたところが、気になるところで、気に入らないところで、嫌な予感しかしないところ。しかも、未来感まったくない。
火星ではなく、じつは別の場所だったという伏線なら面白いが、設定ならイマイチだと思う。さすがにロボは出ないだろうけど、SF的要素が絡まりそうな気がする。

最終回で、歌はよかったのに、ほかはイマイチだったという感想にならないか、いまから心配な作品。
{/netabare}

第2話 火星ではないと予想しておく
{netabare}
現代的な物が多くて違和感がある。火星に移住してから徐々に技術力が上がって21世紀と同レベルに至った、そんな感じなんだろうけど、10年あればすたれるネット用語まで残っているのは不自然すぎる。

人間が作った曲とAIが作った曲をアニメの中で対決させる、そういうテーマなら火星が舞台で現代的なものが出てもいいとは思う。そうでないなら、伏線を疑ってみたくなる。

AIで管理された地球が舞台で、人類は火星にいると思い込まされている。だけど、キャロルとチューズデイの曲によって目を覚ます。そのため、二人が表舞台に出てこないよう、AIがじゃまをする。二人はAIのシステムを解除するための鍵(遺伝子)を持っている。

序盤はこんな感じで予想しておく。
{/netabare}

第3話 ミュージカルを作りたかったのかな
{netabare}
『ラ・ラ・ランド』に触発されてアニメでミュージカルでも作りたかったのかな、コインランドリーのシーンを見ててそんな印象を受けた。現代のアメリカだとそのまんまだから火星や未来といった設定を加えたのかも。ミュージカル風アニメなら、設定に深い意味はないだろう。

現時点では可もなく不可もないといった感じ。チューズデイは家に戻されるフラグが立ってそう、キャロルは過去になにかありそう、その程度かな。歌を中心に据えているなら、ストーリーはそれほど凝る必要はないと思う。
{/netabare}

第4話、第5話 曲を聴くために見ている
{netabare}
二人の曲を聴くために見ている感じ。ロボとか出てきて、曲のイメージを壊さないか心配……。現代のアメリカのほうがよかったな。アニメだからと言って、SFやファンタジー要素を入れる必要はないと思う。

あと、第5話の曲はチューズデイに関係していて、自分の進む道を見つけたから兄は無言で立ち去ったのだと思った。
{/netabare}

第6話 今後ありそうなサブタイトル(曲名)
{netabare}
客層に合わせて曲を作るようじゃまだまだ、と突っ込まれる展開と思ったけど、褒められていた。第6話は、可もなく不可もないといった内容。キャロル&チューズデイの曲が中途半端だったので物足りないかな。

今後ありそうなサブタイトルは、”Everyday Is A Winding Road”。歌詞のなかに、火曜日の晩に生まれたというフレーズがあるし、毎日紆余曲折ってのも合っているし。次回はキャロルのエピソードっぽいけど。
{/netabare}

第7話、第8話 曲作りの過程を描いてほしい
{netabare}
”マーズ・ブライテスト”は、アメリカの番組を真似しているだけ。日本で紹介されたときも素人がオペラを歌って審査員を驚かせていた。
キャロル&チューズデイの曲にはオリジナリティを感じるけど、ストーリーには感じられない。

ここまで曲を作る過程があまり描かれていない。Aパートでなにか出来事があって、Bパートでそれを歌詞にして歌うのがよかった。友人の結婚式のために作った曲がヒットしたとか、たまにあるけど、そういった感じで、二人の曲もジワジワと広がるほうがよかった。
{/netabare}

第9話~第11話 2クールらしい……
{netabare}
次回が最終回と思ったけど、2クールらしい。第1部がデビューまでで、第2部がデビュー後だったかな。2クールならもっと話を面白くすべきだろう。1クールと思って観てたから耐えきれたのに……。ストーリー以外はいいので、ストーリーだけなんとかしてほしい。

キャロルの生立ちをからめた地球編とかありそう。チューズデイは大統領選に利用されるとか。最終的には出会ったころが一番良かったと思い直して、ストリートライブをして終わり……そんな第2クールを想像してしまう。
{/netabare}

第12話 気になる三つの点
{netabare}
第1クールのラストはよかった。曲がよかったのが大部分だけど。曲が料理なら、ストーリーは器。ありきたりな器に、いい料理が盛られている感じ。歌う場面を盛り上げようとするストーリーは及第点だと思う。

ここまで観てきて、気になる三つの点を挙げみる。

1.未来、火星の設定が生かされていない
曲を作る詐欺ロボの回がなければ、現代のアメリカでもいいくらい。この設定は必要だったのか、ずっと疑問に思っている。

2.曲作りの過程がほとんどない
恋愛経験がなくてもラブソングは作れる。でも、恋愛相手を想像しながら曲を作ると思う。そういった過程がほとんどなく、突然、曲が出来上がっている印象を受ける。

3.AIは必要なのか?
キャロル&チューズデイ以外の曲は、AIで作られている設定だが、じっさいは人が作っている。だから、「アンジェラの曲はよかった」と感想があっても、「AIすげー」とはならない。AIを感じさせるところがない。

日本には桜の曲が多いけど、アメリカはそれほどないだろう。場所が異なれば生まれる曲も変わってくる。ましてや、火星なら現代の地球人では理解できない曲になるのが自然だと思う。
ここまで観てきて、どの曲も、人が作詞作曲した現代アメリカの曲にしか思えない。未来、火星、AIの設定を生かすなら、21世紀の曲がなぜか未来の火星で生まれる、といった謎にするしかない。
{/netabare}

第13話 冒頭シーンの伏線回?
{netabare}
普通にデビューでなくてよかった。ED曲はAIっぽいかな。アンジェラがアンドロイドだったら面白いなあ、とかED観てて思ったりした。

コインランドリーの男はキャロルの父親だろう。伏線としては普通。注目したのは、チューズデイの母親の演説、”不法移民の退去”。たぶん、キャロルに該当する。キャロルの父親がそのリーダー的存在で、キャロルとチューズデイの仲を裂く原因になる……。アンジェラも含めて親子関係がこのアニメのテーマの気がする。

政府側と移民側で争っているときに、キャロル&チューズデイが歌って奇跡を起こす、それが冒頭シーンなのかなって思った。
{/netabare}

第14話 クリスマスだから……
{netabare}
クリスマスに生まれたから、キャロルだったんだね。地球のクリスマスなのだろう。
地球と火星では、一日や一年の長さが違うから、クリスマスとかどうしてるんだろうって、思った。今回の感想は、それくらいかな。

今後の予想では、火星の政治家と移民との対決があって、二人が巻き込まれたり、歌で鎮めたりするんだろうと思っている。
未来の火星にしたのは、現代アメリカにすると政治色が強くなるからかも。現代のものがやたらと出て、アメリカっぽいのは、遠回しのアメリカ批判かなって、ちょっと飛躍して考えてみた。
{/netabare}

第15話~第17話 終盤の展開を予想してみた
{netabare}
ここ数話、レビューする内容でもないし、二人の曲もないので、終盤について予想してみた。

次回、キャロルが地球移民だと、チューズデイがうっかり母親に話してしまう。娘が地球移民と一緒に歌っているなど知られてしまうと大統領選は確実に落選。キャロル&チューズデイは強制的に離れ離れに。キャロルがひどい目に遭うのはほぼ確実だろう。

別れたあと二人はそれぞれ曲を作るのだけど、なんかしっくりこない。チューズデイの兄の助けもあって、キャロルの居所をつきとめ救出←第1クールのラストの逆パターン。

二人が合流し、曲を合わせると、最高の曲が完成。地球と火星でいざこざが起きて、二人の歌が人々の怒りを鎮める……とはならないと思う。あまりにもマクロス的なので。

起きるのはAIの暴走。経済が麻痺して、地球とか火星とか関係なくなる。第17話のコントは伏線。AIの作った曲では鎮められず、キャロル&チューズデイが奇跡を起こす……こんな感じかな。
{/netabare}

第18話 いろいろ考察したくなってきた
{netabare}
恋愛要素は欲しかったけど、あっさりしていた。まともな男キャラがいないから仕方ないんだろうな。

今回はけっこう伏線が張られたような気がしている。
まず、テロは選挙屋が起こしたことだろう。記者がこれを突き止め、逮捕されるという伏線も張られた。

アンジェラの役回りがよくわからない。ハッキングできそうなのはタオだけど、アンジェラよりはアンジェラのデータにしか興味がなさそう。ハッキングできる新キャラが登場するのは不自然だし、既存キャラも同様だと思う。
だから、AIだと考えている。終盤でAIが暴走するとみている。このアニメに出てくるAIは欲望が強い気もする。

地球移民のキャロルが選挙屋にひどい目に遭わされる可能性は高いとみている。大統領選にとって最大のネックになるから。
地球移民に対する強硬策もAIの仕業かも。地球と火星を戦わせるため。人類には任せられないとAIが考えた。人にしかできないことを示すために、キャロル&チューズデイが歌う……そんな感じかな。
{/netabare}

第19話~第23話 アンジェラが主役でもよかった
{netabare}
最終回直前なので、久しぶりにレビューしてみた。
第23話のアンジェラのED曲はよかった。アンジェラサイドだけを見ると、ストーリーもよくなっている気がする。挫折や切ない恋愛とか、主役がやりそうなことをやっている。アンジェラ&キャロチューでもよかったかも。
キャロルとチューズデイは大事に扱われて、それが返って物足りないキャラになってしまっている。

ラストは世界中のアーティストで一つの曲を歌う……って、普通じゃん。奇跡でもなんでもない。しかも、「奇跡」ってキャラに言わせているし。視聴者が口にして、奇跡って言えるんじゃないのか。
たぶん、きっと、予定とは違う展開があって、視聴者を「アッ」と言わせるんだろうな。個人的には、アンジェラが主役の座を奪って締めくくるのが、奇跡的な展開だと思う。
{/netabare}

最終話&総評 曲はよかったよ
{netabare}
ラストは曲に力を入れすぎてストーリーはおざなりだった印象。キャラに奇跡と言わせている時点で、ムリクリな結末だった。

第1クールは、ストーリーも曲もキャロル&チューズデイがよくて、第2クールはアンジェラって感じ。第2クールのキャロル&チューズデイはイマイチ。成長したと言っているけど、成長した過程を見せてもらっていない気がする。


【総評】
曲が中心だからストーリーはこんな感じかな。許せる範囲だと思う。海外の視聴者を意識してアメリカ風にしたのかもしれないが、日本の文化や外国人には理解しにくい日本人の感覚を取り入れたアニメを作るほうがいいと思う。

洋楽に詳しいわけではないが、よく聴く。さいきんよかったのは、「セニョリータ」。サビの部分は中一の英語でも理解できるくらい簡単。このアニメも印象に残っているのは、第1クールのOP曲やファイヤーとか言っていた曲。簡単なフレーズが入ると記憶に残ると思う。あとは、キャロル&チューズデイと男性アーティストが組んで一曲ほしかった。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

女の子デュオの成り上がり物語

火星に移住して50年が経った世界で2人の女の子が出会い、そしてキャロル&チューズデイを結成して人々の心に残るミュージシャンになっていくお話。
最初から通してみて、全体的に無駄な話があるような気がしました。雰囲気は良いものを持ってるんだから、もう少しシナリオを練りこめば、もっと面白くなったのかなと思います。あと個人的には政治的な要素はいらないかな。もっと単純にミュージシャンの成り上がり物語としたほうが楽しめた気がします。
ラストは本当に約7分間でしたが、毎回冒頭で煽られてたのでどんどん期待値が高くなって、え?これが?って感じでした(-_-;)
以下、各話の簡単なレビューです。

前半(1-12話){netabare}1~2話は話も面白そうだし、絵も音楽もいい感じで、今期楽しみな作品だと思ってました。
3話は、あまり印象に残ってない。
4話のプロモを撮る話は別にいらないかも。
5話の小さな会場での初ライブは良かったかな。
6話はいきなり大きな会場で歌うことになるけど、ヤジが凄くて大変ながら頑張って歌って・・って話でまあまあ良かったです。
7話はちょっと残念。オーディション予選の話なんだけど、予選に頑張って勝ち上がった!!というカタルシスが得られない展開。だってほかの出場者がヘタすぎるし。もっと違う見せ方というか表現の仕方があったんじゃないかなと感じました。
8話は予選を勝ち上がった組同士が競う話。できれば、キャロル&チューズデイが勝った理由が、相手の〇〇が原因とかじゃなくて、違う理由だったらよかったかな。この辺もっとシナリオを練って欲しかった。
9話もオーディションの話。出場者がみな個性的だし歌もまあまあなんだけど、私の中でなんか盛り上がらない。。。なぜだろうと考えたけどたぶん、勝ち負けのジャッジがよくわからないからだと思った。歌の勝負だし、仕方がないのかもしれないけど、キャロチューで退屈だなとはっきり感じたのは7話から。いまさらだけど、もっと別の方法でアンジェラと戦わせたほうがよかったんじゃないかな。
そういえば、8話でなくなった冒頭ナレーションが9話で復活してましたね。ちょっとしつこいかも。
10話。今後シベールがどう話に絡んでくるんだろう。前回、オーディションがいまいち盛り上がらないって書いたけど、今回はタオが直前にアンジェラの歌を変えてきたり、チューズデイがシベールを追いかけていくとか、話にアクセントが付いたためか、飽きずに見れました。
しかしチューズデイ、大事な対決前にシベールを探しにいくとか何考えてんの(-.-)そういうところは世間知らずのお嬢様なのかな。
チューズデイが箱を開けたら悲鳴が!次回ちゃんと歌えるようになる?
11話。アンジェラ結構いい子じゃん。もっと意地悪かと思ってた。
キャロチューの曲は女子版サイモン&ガーファンクルって感じのフォークソング。
んー。やっぱりジャッジの基準がよくわからない。
単に審査員の好みで決まるような気がしないでもない。。
オーディションに未来を懸けてるキャロルから見ると、チューズデイの態度はとても不安になるのも分かる。チューにはもっとしっかりして欲しい。。
家に連れ戻されるチューズデイ。それを必死で追うキャロル。キャロルいい子だな。応援したくなる。
決勝間に合うの?どうなるんだろう。
12話。家に連れ戻されるチューズデイ。
あらためてキャロルが自分にとって大切な存在だと感じるチュー。
キャロル達はチューを連れ戻すためにチュー邸へ。
キャロチューの歌を理解してくれた兄の助けもあって、脱出できて会場へ。
前回あたりから思ってたけど、アンジェラいい子だな。歌に対する気持ちもまっすぐだし応援したくなった。
ライバルが魅力的なのは作品としては良いと思う。
キャロチューも2人の気持ちが1つになったような歌。
アンジェラの歌もキャロチューの歌もどっちも良かった。
観客の声援もあってデビューできることになったキャロチュー。
んー。いい最終回でした。。。もちろん嘘です(*^_^*)
でも今回結構盛り返した感ありました。{/netabare}
13話。{netabare} 後半も冒頭の奇跡の7分間をやるのね(-_-;)もういいのに。
OP変わったね。小山田圭吾作曲なんだ・・でも前の方がよかったかな。。
有名になってきて、TVにも出たり取材を受けたりと急に多忙になるキャロチュー。
会見で、新曲を披露するアンジェラ。フォロワーも200万を超えてすごい人気。
コインランドリーで絡まれたキャロチュー。助けてくれた男は後で話に絡むのかな。
アンジェラに彼女らしいクールなエールを贈られ、競争相手だと言われるキャロチュー。
大手レコード会社の契約の誘いを蹴るマネージャーのガス。普通はありえないけど、お話としてはこっちの方が盛り上がるよね!で、伝説のプロデューサーに会いにいくことに。
なんか想像以上にヤバそうな人だけど、大丈夫なのこれ(゜o゜)
今後大手レコード会社のアンジェラと、自主制作のキャロチューのライバル対決が軸になっていくんだろうけど、契約を結ばないんだったら、長々とオーディションパートをやらなくて良かったんじゃないかなと感じました。{/netabare}
14話。{netabare} 斧持ってるし酒もってるし口悪いし。。大丈夫なのこのプロデューサー(-_-;)
前回コインランドリーにいた男ダン。前科持ちなのかな。
キャロルの親を名乗る奴らからまた助けてもらって・・もしかしてこの男ってキャロルの・・
新プロデューサーのトニーに何回もリテイクして、52テイクでやっとOKをもらったキャロチュー。
52テイクて(・_・;)声枯れちゃうでしょ普通。。
地球に帰るというダンを空港まで送るキャロル。その路中のダンの語る物語を聞いて、自分の父親だと悟るキャロル・・次に会えるのは何年後かみたいだけど、いいお父さんでよかったな。{/netabare}
15話。{netabare}ファーストシングルを発売したキャロチュー。
それを聞いたデズモンドっていう有名人に招待されて・・
デズモンドのジャケットって、もろプリンスの「LOVESEXY」みたい。。
本当に伝えたい人に向けて自分の想いを込めて歌うことが、大切だというデズモンド。
そして、自分の想いをつないで欲しいとキャロチューに託して・・・{/netabare}
16話。{netabare} サウスバイサウスウエストっていうイベントに出場することにしたキャロチュー。
道で拾ってきた3人組をバックバンドに採用するけど、もろモブっぽいなこの人たち。でも凄腕っぽい。
1人寂しそうに黄昏てた歌手のフローラ。ガスの昔の知り合いみたいだけど、何か訳ありみたい。
帰るところがないフローラをキャロチューの家に泊めてあげることに。
フローラはキャロルが歌うようになったきっかけを作ってくれた人だったんだね。
そしてステージでフローラの曲を歌うキャロチュー。それを見て歌を口ずさむフローラ。立ち直れたのかな。。{/netabare}
17話。{netabare} アーティガンがAIに仮想通貨持ち逃げされて破産しちゃってロディのとこに世話になることに。
キャロチューはアルバム制作に取り掛かる。プロデューサーはまたあのトニー。
少し聞いただけでアルバムに採用しないとか厳しいけど、そういうプロデューサーも実際いるからなあ。
AIに何十年も頼ってたせいで、アナログな曲作り不安になるアーティガン。でも曲ができて。
アンジェラに曲を提供しにいくけど、なぜキーボード借りたキャロチューに曲提供しないの?{/netabare}
18話。{netabare}アンジェラが謎のストーカーに狙われて。
ストーカーはブラックナイトと名乗って、天気をコントロールしてる施設を爆発させたのはそいつ?
おかげで急に寒くなって雪が降る街。
ジャーナリストのカイルとチューが会って話をするようになって。チューはカイルに好意があるみたいだね。
でもカイルと知らない女性がキスをしてるところを見てしまってショックを受けるチュー・・{/netabare}
19話。{netabare}フェスに向けて準備を頑張るキャロチューたち。
アンジェラもシークレットゲストとして出場するみたい。
タオがブラックナイトを見事に捕まえて、無事フェスで歌うアンジェラ。
そして次がキャロチューのステージ。
派手なアンジェラのステージとは対照的に静かで穏やかな感じで歌うキャロチュー。{/netabare}
20話。{netabare}マーズ・グラミー新人賞にノミネートされたキャロチュー。
同じくアンジェラもノミネート。2人の対決になっていくのかな?
権力者みたいな人への協力を拒んで報復に逮捕されるタオ。タオって実はすごい人?
タオが違法な人体実験?ん?もしかしてそれって・・
お前を引き取って育てた、お前の気持ちなんかどうでもいい、とママから言われるアンジェラ。。{/netabare}
21話。{netabare} 倒れて意識不明になるアンジェラママ。過去の自分の履歴を探すけど、見つからないアンジェラ。
アルバムを締めくくる曲を教会でレコーディングするキャロチュー。そして憧れのクリスタルと共演することに。
一方、精神が不安定になって薬を大量摂取するアンジェラ。友達もいなくてひたすら言われるがまま仕事をしてきたアンジェラがかわいそうすぎ。。
保釈されて、仕返しをしようとするタオにアンジェラからの助けてメールが。{/netabare}
22話。{netabare}クリスタルから闇の中の光になるような曲を、と言われ、曲づくりに悩みながらも頑張るキャロチュー。
一方、アンジェラはすっかりやつれてしまって・・
・・そしてマーズグラミー受賞式の日!でも追い打ちをかけるようにその日にアンジェラママが亡くなって・・
キャロチューはクリスタルと共演し、ステージを盛り上げる。
会場に遅れて現れたアンジェラ。新人賞は見事アンジェラが受賞してなんとか歌い始めるけど・・
何か元気のない歌い方・・あーアンジェラがかわいそうで見てられない。。。
そして歌の途中で倒れてしまうアンジェラ!{/netabare}
23話。{netabare}チューの元を訪ねる兄スペンサー。母親の参謀ジェリーがテロの自作自演をしていて、それを公表しちゃうと母親が大統領に落選してしまう。。悩むスペンサーがチューに相談する。
移民に対する風当たりが強くなってきて、そこでキャロチューが大勢のミュージシャンが一緒に歌うことを提案する。なんかWe are the worldみたい。。次回のタイトルはそれだったりして。
そして「奇跡の7分間」の原動力になる曲を作り始めるキャロチュー。{/netabare}
24話。{netabare}アンジェラに会いに来たタオから驚きの真実が・・
そして自分の歌を歌うようにアンジェラに伝えるタオ。
ついに曲ができたキャロチュー。
オーディションに出てたミュージシャンたちが歌うために集まってくれて。
オーディションいらないかもと言ったけど、このためにあったみたいな感じだね。
そしてアンジェラも。。
そして始まる。大勢のミュージシャンがキャロチューと歌う「奇跡の7分間」が!{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33
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