推理で組織なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの推理で組織な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の推理で組織なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.3 1 推理で組織なアニメランキング1位
ID:INVADED イド:インヴェイデッド(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (417)
1517人が棚に入れました
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。

声優・キャラクター
津田健次郎、細谷佳正、M・A・O、ブリドカットセーラ恵美、村治学、近藤隆、岩瀬周平、榎木淳弥、加藤渉、落合福嗣、西凜太朗、遠藤綾、島袋美由利、平川大輔、宮本侑芽、日笠陽子、蓮岳大、佐倉綾音、小林親弘
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

されど空の青さを知ったカエルちゃん

著名アニメーターのオリジナルアニメ


自分は存じ上げなかったのですが名前を聞けば、な監督と脚本さんとのこと。
そんな予備知識があれば心構えができたものをそうでないとちょっとしたトラップにかかるかも。

まず画が軽いです。主役がツダケンさん。軽い絵と渋い声のマッチングに違和感を覚えます。
次いで第2話まで終わってちんぷんかんぷんです。リアタイでは一挙2話放送でギリ踏みとどまりましたが下手すると離れちゃいますね。
トラップといったのは、 ここまでで"しっかり観よう”という意識が吹っ飛んじゃうかもしれんってこと。流し見ダメ、ゼッタイ!集中しないといかん作品でした。
私も何話か流し見てから、いかんいかんと最初からリピートした口です。

ざっと概要を追うと、
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。
頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。そんなクライムサスペンス。
ミステリと呼ぶにはそこにあまり重きを置いてないような感じがしました。犯人は誰だ?の謎解きもあっさりだし、深層心理にダイブした面々の心の機微がよりこちらの興味をひいてきます。
{netabare}※ジョンウオーカー本人以上に仲間の本堂町小春がぶっ飛んでて良い感じなのです。犯人が魅力的でないキャラ設定なのはわざとじゃないかしら。そこじゃないんだよ!というスタッフのこだわり。{/netabare}


視聴を進めていってなんのこっちゃな部分もおありでしょうが、私も一緒。純粋に視聴に求められる偏差値が高いんだと思います。

それでも推したい作品ではあります。茶目っ気というか遊び心というかクスッとさせる演出ありで、そんなのが見え隠れしてる作品に大外れはない印象。ご多分に漏れず本作もそうでした。例えば設定。

主人公酒井戸が“イド”に入った後、謎解きの重要なモチーフとして必ず死体が用意されています。その名を“カエルちゃん”。別のでも他人のでもイドにダイブすれば必ず会えるという皆勤賞ぶり。そこで誰もが思います。

 {netabare}あー『井の中の蛙(かわず)』ですね、と。{/netabare}

そのうち穴井戸だったり聖井戸だったり井戸尽くしの様相を呈してくる物語。

 {netabare}そんなカエルちゃんは大海を知りませんでした。{/netabare}

 {netabare}ついでにカエルちゃん笑ってくれないんですが胸をさすとげは消えないままだったり。{/netabare}

簡単な連想ゲームにクスッとなります。さらに殺人鬼メーカーのジョンウォーカー。

{netabare}ジョニーウォーカーを連想したのは私だけ?
言わずと知れたウイスキーの銘柄。“ウヰスキー”とも書いたりします。ヰと井。
販元の英ディアジオが韓国に工場を置いたためしばらく日本向けジョニーウォーカーやスミノフはmade in KOREAでした。文大統領が税金上げたもんで撤退みたいなニュースありましたが脱線はこのへんで。
ウイスキーは原酒を寝かせてナンボなわけでしてこちらも熟成熟成また熟成。この殺人鬼も用意周到でしたね。ちょっと類似点があります。{/netabare}

{netabare}それで主人公が“酒”井戸。組織は“蔵”。{/netabare}

{netabare}聖井戸さんだけが持つ“御代”という下のお名前。福井の地酒で「聖乃御代」ってのありましたよね?
脚本の舞城王太郎氏は福井の出身です。ウイスキー関係ないけどなんというかそういったところ。{/netabare}


シナリオとは関係ないところで遊んでみてもけっこう楽しめる。で本編のメインシナリオでも作り手が遊んでるんで素直に楽しかったです。
ホント序盤に軽い画を侮らないで真面目に観続ければいいことがあるんじゃないかと思いますよ。

ネタバレなしはここまで。『マイノリティレポート』『羊たちの沈黙』その他ちょっとでも触れると削がれるタイプの作品です。よろしければ現物を確かめてみてください。
端的に作品から受けた印象を申せば、

{netabare}『大海に出ることの叶わない井の中のカエルちゃんが空の青さを知りえて大海にでることを願う物語』{/netabare}

でございました。



※ネタバレ所感

■声優宮本侑芽のお仕事

飛鳥井木記(あすかいきき)の演者さん。代表作は言わずと知れた『SSSS.GRIDMAN』の宝多六花役。
覚えてますかね?新条アカネとのやりとり。

{netabare}諦観した時のやや強がりの入った演技がすこぶる良いんです、この方。{/netabare}

これまたどうでもいい脱線。
木記→キキ→kick it ! とくれば、Beastie Boys の 『Fight For Your Right 』しか考えられませんよね。えぇ私が好きなだけです。

 You gotta fight for your right. To party

ききちゃんが心から笑える日が訪れますように!


■殺意で狂う人間模様

印象的なシーンと置き換えてもいいかもしれない。なんか切ないのよね。

1.{netabare}井波七星{/netabare}

{netabare}“墓掘り”の相方の女です。彼女のイド内にて、森の中で夜に円環列車が走るのを上から収めたカットを最後に映すんですよ。
「資料によれば井波七星の母親は七星が14歳の時に走行中の電車に飛び込んで自殺。どうやらこの酒井戸が乗る電車が実際にその時母親を轢き殺したもののようです」
ループしてる彼女の心理はここまでで充分に説明されてるのに敢えてぶち込んでくるの切なかったです。

穴開きで1,2話。海外帰りの爆弾魔で3話。そして墓掘りエピソードで4,5,6話と中盤を締めくくって後半にブーストかける良い流れでした。{/netabare}


2.{netabare}名探偵の条件{/netabare}

{netabare}殺人者であること。そして自殺も殺人とカウントするってのが最初とっつきづらかったかも。
つまり殺人犯を口八丁で自殺に追い込んでく酒井戸のスタイルもれっきとした殺人ですよ、と。羊たちの沈黙でも囚人を自殺に追い込んでくのがありましたけどレスター博士のサイコな感じとは違うんですよね。切ない事情がありました。

別件で、熟練の松岡刑事が本堂町(=聖井戸)を送る時も哀愁を漂わせてました。
「ただ俺はお前を推薦しながら俺と他の同僚を守っただけだ」
渋めのおっさんは刑事モノには必要です。{/netabare}


3.{netabare}鳴瓢(=酒井戸)というよりツダケンさん{/netabare}

{netabare}10話が切ない。耐えられん。{/netabare}

4.{netabare}局長の声{/netabare}

{netabare}これ全然切なくないやつです。何だろう…アニメ的な発声にずっぷり慣れてしまったのだろうか。
声が軽くてラスボス感が全くしない。それに棒なんじゃないかと思うくらいひどかった気がする。これ減点要素です。{/netabare}


■最後に遊び心の話に戻るんだが…

遊びと言いきると不敬とも取られかねないのですがお手柔らかに。

{netabare}「違うだろ…君らがどこかに行ってしまったんだ!」
「現実にいるんだ。君のいない…椋もいない…現実に…」
「椋…今そこで君らと一緒にいられなくて…本当に悔しいよ…」

イド内イドで妻に娘に鳴瓢が振り絞るように吐いたセリフ。どんな場面かは完走した人は分かるはず。
悔しいと吐露する鳴瓢の心中いかばかりか。{/netabare}


そこで思い出したのが以下、


{netabare}「国の為重きつとめを果し得で矢弾尽き果て、散るぞ悲しき」

硫黄島守備隊の指揮官栗林忠道中将閣下の辞世の電報です。大本営に“悲しき”の部分を“口惜し”に変えられて世間に発表された逸話はご存知の方も多いでしょう。現代語訳すれば「悔しいよ…」ですね。
それから半世紀の時が流れて、1995年。{/netabare}

{netabare}「精根を込め戦ひし人未だ地下に眠りて島は悲しき」{/netabare}

{netabare}慰霊に硫黄島を訪れた現在の上皇陛下が、この"悲しき”という言葉を使われて御製を詠まれています。{/netabare}


序盤私が申し上げた妄想の類ではなくこちらはれっきとした言葉の繋がりを意識されたものです。
それで「聖乃御代」ってことは…絶対にありませんね。すいませんでした。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.10.10
《配点修正》-0.1 全体バランスを考慮


2020.03.25 初稿
2020.04.29 タイトル修正/修正
2020.10.10 配点修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 51
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ID-0とは関係ない

2話までの感想{netabare}
ID-0よりリヴィジョンズの続き見たいなぁ(チラッチラッ

でもってこっちはサイコダイブモノ。
あにこれじゃない別の場所で意味が分からないって感想を散見するのだけど、どこが分からないのか分からない。
謎の部分は「ハイここは謎でーす」と明確で、分からないってこととは違うような…多分意味が分からなくなるのは後半になってからだと思うw
で、ひょっとしてだけど、視聴者それぞれの価値観は置いといて、この作品世界では「自殺も人殺しの一種として扱ってる」ってのが分からないと意味不明…かも?と思ったり。
それで本道町は自分のイドを作って「穴開き」の居場所の特定に繋がるヒントを渡した…って部分が意味不明なのかな?
違うのかな?
イドを作る・入るには殺人犯じゃないとダメで、酒井戸をダイブさせてそれが視認したものを外部が観測できる、但しダイブする度に酒井戸は記憶を失くすっぽい(ここ面倒くさそう)。
またイドはそれを形成してる人間(犯人)とリアルタイムでリンクしてる模様。
じゃあ酒井戸は殺人犯?っていうとどうやらそれっぽい、娘を殺されて犯人を殺した?
で、凶悪殺人犯のイドを覗くと共通してジョンウォーカーなるものが居て、同じように「かえるちゃん」も居るがかえるは娘じゃなくて娘と重ねてるだけじゃないかな。
殺意がそれほど特殊だと思ってない人間…例えば“ヴィンランドサガ”のバイキングみたいな奴はシビュラシステムに引っかかるのかどうかは不明。
合ってるかどうかは自分も分からんけど、これだけ分かって意味が分からないってことはあるまい。

その件とは別に、追い詰められた犯人が被害者のフリをして逃亡ってよくあるネタだけど、これだけネタとして扱われると「実際そんなことってあるの?」ってのはちょっと気になる。
とりあえずこれ見てふと思ったのが“ナカノヒトゲノム”もこれくらい冒頭で世界設定説明をしてくれたらまだ見れただろうになぁ、ってことだったり。

現段階では面白そうだけど冒頭でも書いた通り、後半本格的にワケ分からない展開になりそうな予感…哲学とか概念の話になって。
この予感外れて欲しいけど、果たしてどうかな~?{/netabare}

3話感想{netabare}
2話段階ではまだ確定じゃないし言うの控えてたけど、どうやら“羊たちの沈黙”の影響強そう。
前回は被害者になりすまして犯人逃亡がそう思わせたのたけど、今回は「監獄で隣になったヤツを言葉だけで自殺に追い込む」が正にソレ。
羊たち~では「レクターは何を囁いたら自殺にまでできるんだ?」と思ったもんだけど、こっちではそれを具体的にやってくれました。
ってことでパクりではなくオマージュって感じ、悪いということではない。
実際心の奥底、無意識の部分を他人に見られるって首根っこ捕まれるようなモンな気はする、そう考えると平然としてる本道町はかなり頭がイカれてる予感。
…ひょっとしてかえるちゃんはメンガタスズメポジション?
いやでもどうだろう、脚本の人はミステリ作家らしいのでレッドヘリングの可能性も捨てきれない?

それよりも、まさか1話完結=犯人逮捕まで行くとは思わなかった。
イドに入るたびにいちいち記憶失くす設定なので、状況確認するのが面倒そうで(「ここは何処だ?オレは誰だ?」ってのを毎回やられてもクドいよね)もっとダラダラ続く系と予想してたのだけど、結構テンポ良いのかも?
1話の中でよく詰め込んだなぁ、と。
ただ「狙撃手が移動してるんじゃない、塔が回転してるんだ」は“賭ケグルイ”でも見たトリックで目新しさはイマイチ。{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
初回2話連続放送で、その段階で「分からない」という意見へ「いやいやまだ分かるっしょ、本格的に分からなくなるのは多分後半」という態度だったのだけど…。
あはは、後半どころか中盤で意味分からなくなっちゃったw

引っかかりを覚えたのは本道町がイカれてるのは元からなのか穴が開いてからなのか分からん所から。
「正義のためなら自分の命なんて関係ねー」って性格なのか「人殺ししたくて警官になりました、凶悪犯居ないかなぁ(ウズウズ」って性格なのか、色々考えてたけどどうでもよくなっちゃった。
次いで5話か、自由落下してるイド。
無重力ってことだったらしいのだけど画面からはそうは感じない、というか見せ方が…意図的なら意地悪、意図的でないなら下手糞。
意図的でないってことはあり得ないと思うので、じゃあなんであんな分かりにくい見せ方したのか、その意図を考え出して…あはは、他のことが頭に入らないw
そして最後、本編で取り上げられてない、「そういうのがあったんだ」と言葉だけでしか説明してない連続殺人事件が他にもあって、それがいきなり本編に絡んで来るのは…どうなんだろう?
これが別媒体に原作が先にあって、アニメ化するに当たり入りきらない・詳しくはそっちを見てネってことなら分かるが、最初から1クールアニメとして作られたものなんだよね?(※)
それが悪いとまでは言わない、もし人気出て続編作ることになったら続きよりもそっちの話やってくれないかな?とさえ思ってる。
けどやっぱり…頭に入ってこないw
真犯人が無意識のウチに7という数字に拘ってたと言われても「ふ~ん」ってだけで「なる程!」には至らなかった。

もう一度最初から見直して、メモ取りながら視聴して理解しながら進めれば面白いのかな?って思わなくもないけど、そこまでの気力は残念ながら起きない。
だって…結局キキは救われないじゃん。
閉め方が良ければもう一回見ようかなとも思うけど、これじゃあちょっと…だったら“pet”をもう一回見るかなぁ、と。
というか単に人に説明するのが下手なだけなんじゃないの?という不信感が…言葉遊びも行き過ぎるとちょっとね。


逆に原作が別媒体で既にあって、それのアニメ化で、原作のほうの情報量が膨大でアニメの話数の中では到底説明し切れなくて、スタッフめっちゃ苦労してそうだと感じるアニメも沢山ありまして。
それに比べりゃ贅沢な立場なのにどうして…とさえ思えたり。

あとキキといったら樹木希林だるるるるぉ!?


追記
穴井戸が死んだのがどうしてか分からんって方が居たので個人的解釈。
イドの中で「名探偵扱いで自分が何者か分かってない状態」は死んでも本体は平気、自分が何者か分かっちゃうと(イドの中で)死ぬと本体は死ぬか昏睡。
記憶を無くして「名探偵扱い」は本体にダメージを与えないようにするガード機能みたいなもんかな?と解釈。
穴井戸は頭の穴のせいでガード機能が働かなかったってことだろう。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

よくは分からないけど、面白い(笑)

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
アニオリのミステリーもの。

監督は『Fate/Zero』『アルドノア・ゼロ』で知られるあおきえい、シリーズ構成と脚本は『ディスコ探偵水曜日』『九十九十九』で知られるミステリ作家の舞城王太郎が務める。

独特なキャラデザ、非常に難解なストーリーと、特に序盤はうまくアニメの世界に入り込めないが、中盤以降はグッと引き込まれると思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、連続殺人犯しか名探偵になれないという設定がユニーク。プロのハッカーが、セキュリティを担当しているみたいな。

鳴瓢秋人も本堂町小春も、基本は善人なんだろうけど、殺人鬼の資質があり、状況が状況ではあったが、殺人を犯した。富久田保津は、基本は悪人なんだろうけど、最後は自らの命を捨ててまで、本堂町小春を助けた。

「善人も悪行を成し、悪人も善行を成す」

どんな聖人君子でも、人には言えない秘密を持っていたり、ちょっとした悪いことはしてきているはず。また、歴史に名を残すような殺人犯であっても、家族には優しかったり、友達には冗談を言って笑わせることもあったかもしれない。

ちょっと仏教的というか、芥川的な世界観だけど、多分それが、人間の本質で、「善と悪は紙一重だ」と言いたいのかもしれない。

なんとなく、鳴瓢秋人≧本堂町小春≧富久田保津 なのかな、善人順に並べると。

この中で特に異常だったのが、本堂町小春。無垢ゆえの怖さいうか、危うさがあって、なかなかに魅力的だった。あと、可愛いし(笑)

ラストも綺麗に決まっていたと思う。

自らの歪んだ正義を貫き、イドの中で生きるために自殺した局長を、イドの中のイドで捕まえ、半永久的に罪を償わせる。

あれだけの悪事を主導したジョン・ウォーカーには相応しい末路。色々モヤモヤするアニメだけど、あれでかなりスッキリしたと思う。

ただ、肝心の推理に関しては、あまりにヒントが少なくて、とてもじゃないけれど自力では解けなかった。だから、推理の面で「1本取られた」みたいなのはあまりなかったかな。

用語も難解で、この作品のネーミングには、色んな意味が込められているのだと思う。例えば、「ミズハノメ」や「ワクムスビ」は、それぞれ、「弥都波能売神(水の神様)」「和久産巣日神(食物の神様)」で、いずれも「イザナミ(伊邪那美命)」が死ぬ時に、その尿から生まれている。とすると、飛鳥井木記を「イザナミ」に見立てたと言える。おそらく、「連続殺人犯を生む、母なる存在」として、飛鳥井木記を捉えたたも、こんなネーミングにしたのだろう。そう考えた時、「カエルちゃん」は、「蛙ちゃん」ではなく、「還るちゃん」なのかもしれない。全ての連続殺人犯が、最後に「還る」場所。

他にも、「イド」がフロイトだったり、「酒井戸」「聖井戸御代」「穴井戸」「裏井戸」の本質を示すものだったりする。また、「ジョン・ウォーカー」といえば、ウィスキーを思い出すけど、「酒井戸」とアルコール繋がりがあり、二人には本質的な共通点があるこあとを示しているのかもしれない。

と、1から10までとにかく難解であり、正直、真剣に考えちゃうと頭から煙出そうなアニメである。ここで、「あまりにも難しい問題に出会うと、考えることを放棄してしまう(テストなんかそうだよねw)」という人間の不思議な機能が発動し、私は途中から細かいことを考えるのをやめた(笑) そしたら、なんか逆に面白くなった。翻弄されている感じがクセになるw

実際、このアニメは、「推理を楽しむ」のではなく、「推理をしている様を楽しむ」のが、正解だと思うし。

そういう意味で、「よくは分からないけど、面白い」というレビュータイトルをつけてみた(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ロケットパンチ(笑) なんか、意味分かるような分からないような。

2話目 ☆3
このイド、ようは動機(深層心理)を探ることで犯人を特定するわけか。ミズハノメ、構造が分からんて、オーパーツ的なものなのか?

3話目 ☆3
すげぇシリアスな設定があるのね。

4話目 ☆3
ん? 新名探偵? どんな話に?

5話目 ☆4
殺意と恋愛感情が乖離している。なるほど。

6話目 ☆4
なんだかちょっと、面白くなってきた。誰が真犯人か。連続殺人犯、、、。なるほど。

7話目 ☆4
よくは分からないけど、面白いな、なぜか(笑)

8話目 ☆4
よくは分からないけど、面白いな、なぜか2(笑)

9話目 ☆4
よくは分からないけど、面白いな、なぜか3(笑) 何が夢で、何が現実なのか。

10話目 ☆5
あれが夢だったら、という希望にすがり付きたい気持ち。辛い現実だよな。幸せの描写が痛い。泣けるな。現実を受け止めたってことかな。核心に迫ってきた。

11話目 ☆3
犯人は局長。推理に穴があるかないかわからないけどね(笑)

12話目 ☆3
動機はなるほど。連続殺人犯じゃなけりゃダメで、ジョンウォーカー(局長)は一人しか殺してないんじゃ? 間接的な殺人も含まれるのか?

花は1つ、が下ネタ? 数字が好きなことを考えれば、英語の概念と結び付くのかな? 英語で、「フラワー」と言うと、「小麦粉」を指すと聞く。日本語の「花」と同じように使いたいなら、「フラワーズ」と複数形で使う。「I like flower」でなく、「I like flowers」。つまり、「私は花が好きです」の場合の花は、ある特定の花を指すのではなく、総体としての花を指すのだから、複数形で言うべきという考え方だ。

富久田は数唱強迫があって、数を数えることに苦しんでいた。「1つ」であるものは、数える必要がない。よって、花は「flower」であって、「flowers」ではない、つまり、「多少の違いがあっても、同じ存在である」という境地に辿り着けば、穴を開けずとも数唱強迫から逃れられる。

そういう気持ちを込めて、「花は1つ」「大事な言葉だよねぇ」「一途だ」と言った。けど、本道町には伝わらず、「花=女性器の隠語」で捉えられたから、「下ネタやめて」になったのかな?

13話目 ☆4
ミズハノメの中では、ジョンウォーカーの夢を挫く。身体は死んでいる。すげぇ復讐だな。かなり綺麗に終わったラスト。最近のアニオリの中ではなかなか良かったかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

71.3 2 推理で組織なアニメランキング2位
文豪ストレイドッグス(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (754)
3848人が棚に入れました
実在する文豪をモチーフとした探偵たちが活躍する異能力バトルアクション。アニメの監督は五十嵐卓哉、脚本は榎戸洋司と「桜蘭高校ホスト部」「STAR DRIVER 輝きのタクト」などでコンビを組んだ2人が担当し、制作はボンズが手がける。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、小野賢章、谷山紀章、花澤香菜
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とある文豪たちの「華麗なる異能力バトル」 ※萌えは第8話まで我慢

本サイトではいまいち評価の高くない作品ですが、第1期(2016年4-6月)の円盤売上が合格ラインの平均5,000を余裕で超え、順調に第2期(2016年10-12月)も制作された2016年の人気アニメの一角・・・ということなので1-2期併せて24話を一気観してみました。

◆総評

・実在した日本や海外の文豪をキャラ立てした異能力者達が派手なバトルを繰り広げる作品、ということで、見始めの数話は作品世界への違和感が結構キツく、ここで断念してしまう人がだいぶ出る気がしました。
・それから、序盤~中盤(第1-7話まで)は日本の有名どころの文豪キャラ(男)ばかり出て来るので、「これ、女性向けアニメなの?」とどうしても思ってしまう人が多いと思います。
・しかし、第8話で、ようやく{netabare}与謝野晶子&泉鏡花という文豪キャラ(女){/netabare}の活躍が始まり、第10話以降、は{netabare}海外の文豪キャラ(男&女){/netabare}が色々登場してきてストーリーも華やいでくるので、第1期の序盤・中盤がいまいちと思った人も、ここまで我慢して見続けると報われるかも知れません。
・総じて、『とある魔術/科学の~』シリーズや『東京レイヴンズ』『オーバーロード』『デュラララ!!』等の異能力バトルものが好きな人なら、文豪キャラに余り関係なく、まずまず楽しめる作品ではないでしょうか。
・なお、文学をちょっと齧ったことのある人の評価は、「ほんと下らねぇ笑笑笑」となるか「文学を馬鹿にするな!怒」となるか、好き/嫌いのどちらかにハッキリ分かれると思います。


◆作品情報

原作        朝霧カフカ・春河35
監督        五十嵐卓哉
シリーズ構成・脚本 榎戸洋司
キャラクターデザイン 新井伸浩
音楽        岩崎琢
アニメーション制作 ボンズ


◆シリーズ別評価

第1期 ★ 4.1
第2期 ★ 4.2
----------------
総合  ★ 4.1


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 文豪ストレイドッグス (第1期) (2016年4-6月) =========

{netabare}第1話 人生万事塞翁が虎 ★ 中島敦、異能集団武装探偵社(太宰、国木田) 
第2話 或る爆弾 ☆ 谷崎、ナオミ、諭吉、春野綺羅子、入社試験合格
第3話 ヨコハマギャングスタアパラダヰス ★ ポートマフィア(芥川、樋口一葉)、人虎生け捕り指令
第4話 運命論者の悲み ★ 与謝野晶子、黒蜥蜴(広津柳浪、立原道造、銀)の襲撃
第5話 Murder on D Street ☆ 乱歩の真相解明能力
第6話 蒼の使徒 ★ 連続失踪事件、佐々城信子、国木田vs.芥川、蒼き王、蒼き使徒の爆破通告
第7話 理想という病を愛す ★ 続き、数字の刻印、蒼の使徒の正体、国木田の理想
第8話 人を殺して死ねよとて ★★ 列車内テロ(梶井基次郎vs.与謝野、泉鏡花vs.敦)
第9話 うつくしき人は寂として石像の如く ★ 暗殺者鏡花と敦のデート、中原中也、敦拉致
第10話 羅生門と虎 ★★ 太宰の狙い、貨物船の戦い(芥川vs.敦)、黒幕(フランシス.F)
第11話 其の一 彼女に向かない職業/其の二 有頂天探偵社 ☆ 樋口&黒蜥蜴回/敦&賢治回
第12話 たえまなく過去へ押し戻されながら ★★ 秘密結社ギルド、アンの部屋、ルーシー.Mvs.敦&谷崎、鴎外&エリス{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)6、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「TRASH CANDY」
ED 「名前を呼ぶよ」


========= 文豪ストレイドッグス (第2期) (2016年10-12月) ========

{netabare}第13話 黒の時代 ★ 四年前、ポートマフィア内の事件(太宰・織田作・坂口安吾)、ミミック
第14話 戻れない場所 ★ 続き、組織の裏切り者、織田作の安吾捜索
第15話 いつか海の見える部屋で ★ ポートマフィアvs.ミミック、ジイドvs.芥川、未来予測能力(ジイドvs.織田作)、三重スパイ安吾、織田作慟哭
第16話 文豪ストレイドッグ ★★ 異能特務課(山頭火)・ポートマフィア(鴎外)会見(異能開業許可証)、ミミック本拠襲撃、ジイド&織田作死亡、太宰転職
第17話 三社鼎立 ★ 尾崎紅葉、ジョン.S、ラブクラウト、異能力戦争の火蓋
第18話 The strategy of conflict ★ ナサニエル.H、マーガレット.M
第19話 ウィル・オブ・タイクーン ★ 夢野久作、ルイーザ.M、坂口安吾との再会
第20話 頭は間違うことがあっても ★★ マーク.T、ハーマン.M、横浜焼却作戦 
第21話 双つの黒 ★★ Q奪還作戦、対ラブクラフト戦
第22話 其の一 ポオと乱歩/其の二 天の海をゆく白鯨のありて ☆ ポオ、白鯨落とし笑
第23話 羅生門と虎と最後の大君 ★★ ゼルダ、フィッツジェラルドの望み
第24話 若し今日この荷物を降ろして善いのなら ★ フョードル.D{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)7、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2

OP 「Reason Living」
ED 「風が吹く街」


◆視聴メモ

{netabare}・主人公格の太宰治の異能力「人間失格」って、ほぼイマジン・ブレイカー笑。
・準主人公の中島敦の異能力「月下獣」は、つばさタイガーかと思った。
・メインヒロインの泉鏡花は男だって笑(尾崎紅葉も)。
・文豪のチョイスが凄く中二病的で、とくにラスボス(ギルドの長F.フィッツジェラルド)が秀逸。
・但し、武装探偵社社長=福沢諭吉はミスチョイスだと思う(※そもそも諭吉は文豪ではなく、ここは夏目漱石の方が良かった→敵対組織の長が森鴎外なだけに残念)
・第13話のF.フィッツジェラルドの口癖が、「~してくれたまえ。オールド・スポート。」で笑っちゃった(※OLD SPORTは「ねえ君」くらいの意味で、ギャツビーの口癖)。
・「守備範囲は12歳以下」の森鴎外がいつも連れている女の子(エリス)は『舞姫』のヒロインから。
・谷崎潤一郎の妹ナオミは『痴人の愛』のヒロインから。
・国木田独歩と絡む佐々城信子は、独歩の元妻で有島武郎著『或る女』のヒロイン(早月葉子)のモデル。
・第16話中ほどの「一粒の麦、もし地の落ちて・・・」はアンドレ・ジイドの某有名作のエピグラフより。
・「ラスト・タイクン(最後の大君)」はF.フィッツジェラルド最後の小説、ゼルダは同じく彼の愛妻で「華麗なるギャツビー」のヒロイン(デイジー)のモデル。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

皆が好きなあの偉人たちが、本のタイトルを武器に敵と戦う!!

☆原作未読☆
でしたが、アニメ視聴後、原作読みました☆

~あらすじ~
孤児院を追い出されて、放浪する少年・中島敦は川に飛び込んで溺れかけていた太宰治を助ける。それをきっかけに敦は太宰が所属する武装探偵社で巨大な虎の捜索を手伝うことになる。しかしその虎は敦のもつ異能力のものだと後に知り、驚く敦に武装探偵社で働かないかと誘われるのだが……

ともかく、超ハラハラドキドキします!そしてバトル物?でもあるのかちょっと怖いところもあります(>_<)(グロ要素多少あり)

ですが、コメディ要素もあり、思わず笑ってしまうところも多いので、最後までとても楽しめる作品となっています♪

また、このアニメは原作の漫画と小説を合わせた作品で、いいとこ取りされてる感じです☆
{netabare}
まず、この話のキャラは全て昔の偉人、作家さんとなっています
そして、全員美化されているため、第一声が
美化されてる〜!?かっこいいwwww
でしたw突っ込みどころも満載です!

第2話
社長!なっなんと福沢諭吉ですか~!?
言われてみれば1万円札でもあり、社長でも違和感はありませんが衝撃的でした!!
そして、髪が増えててかなり増えてるなぁ思いましたwwww
もはや顔は原型ないかもですねw

第3話
芥川龍之介…私、本物の作者のお話好きなのに、まさかの悪役!?少しショックでした…でも後半になるにつれ、芥川のいいところも見えてくるので、きっと後に好きになると思います!私はいまでは芥川は好きですよ☆
少し怖いところはありますが殺し方がすごくてw目が離せない人です!

第4話
最悪の状況になりかねないと、意を決して武装探偵社をでていった敦…しかし…
最悪の状況ってこれ!?
お金がかかって下の人に迷惑ががかるから!?(まあそりゃあ困りますけどw)
しかも敵には圧倒的に勝ってたし、武装探偵者って予想以上に強いんですね…!!
すごいなぁと同時に、敦が少しかわいそうに見えました

そして、宮沢賢治!
笑顔でかわいいこといってすごいですw
ほいっほいっさようなら~♪いってらっしゃ~い♪(ニコッ)
ってwあれ下に捨ててよかったのでしょうか??処理大変そうですねw
ってか、江戸川乱歩なんにもやってませんでしたよね?wwww

第5話
江戸川乱歩、やっと活躍する時が!乱歩って今まで全然仕事してない感じだったので活躍に期待してました!
異能力、超推理!…でも実は異能力じゃないなんて!?かなり衝撃的でした!一体どうしたらあんなに頭が良くなるんだ〜!!
一応、メガネでON OFF分けてるみたいですね
江戸川乱歩、恐るべし!!

第7話
ここでは国木田さんと太宰さんのコンビの大切さがとえも伝わってきました☆
国木田さんと太宰さん、ナイスコンビですね!2人で1つ!って感じでした♪

というか、国木田さんの見るだけで鍵の形覚えるとかすごすぎだなぁと思いましたwそして、国木田さんの能力は何にでも、物を出せそうなので便利だなぁと思いました♪

そして太宰さん、異能力はすごいですが、力は弱いんですねw
まさかの佐々木が犯人だったなんて…
しかも六蔵と佐々木がお互いに打たれて死んじゃうなんて…すごく悲しかったです……(T_T)

第8話
与謝野晶子先生の異能力は再生?でしょうか??ちょっと謎ですが、すごいですね!!!不死身?
この時は太宰さんの存在忘れてましたwすいませんw

第9話
鏡花ちゃんかわいいですね♪湯豆腐とウサギが好きとか♪
やっぱり普通の女の子だなぁと思いました
そして地味にクレープおいしそうだなぁと思いました♪
でも、平和だったのに芥川におそわれて…
ウサギちゃんが赤く…(´;ω;`)

福澤社長に、もしできたらほめてやる。
まさかのそれで乱歩さんやる気だすとかw
突っ込みたくなりました!

第10話
二度目はないからね!?あれどういう意味でしょうw?
後、敦は何回も殺されかけたのにまた復活して…ってすごいですね!この虎の能力!
そして、いつのまにそんな強くなったのでしょう?
なんで死なないの!?と疑問に思いつつ、
一番ハラハラした話でした!

第11話
敦、完全復活ですね!ほんとにすごい…

樋口さんのピンチになんと黒蜥蜴が!?ちょっと感動しました!!樋口さん…よかったね…(敵だけど)

そしていよいよ宮沢賢治!超声かわいいんですよねー♡
平和主義でずっと笑顔なんです!
笑顔ってすごいですね!!そのおかげで人気者ですし!
敦のそうなんだ〜!ぱああって顔かわいいw普通信じないでしょ〜!と思いましたがw
確かに国木田さんの言う通り最強最悪コンビですねwww

でも1番衝撃的だったのは…
雨にも負けず、風にも負けず(かわいい声で笑顔で)鉄パイプにもナイフにも金属バットにも負けぬ……
ってえええええ~!?やばすぎでしょ!
しかもタンポポは元気なんです!!
さすが賢治くんって思いました!
この満面の笑みがかわいすぎなんです!ここ注目です!!
1番お気に入りのシーンです♪

最終回!
ついに赤毛のアンまで出てきましたねwwww
なんかすごく怖くなっててちょっと残念でしたw
そしてなんか男、怪しいなと思ってたんですが…
なんと森鴎外でしたかwwww
キャラ違うw
今後はギルドにも注目ですね!

……と、ここで終わってしまいました
正直、超キリ悪いです!でも 続く! と書いてあるので良しとします!
{/netabare}
~OP&ENについて~
第一印象はカッコいい!!
ですが、OPについては、太宰さんが飛び降りるところからの始まりなんですよね‥w
ちょっとビックリでしたw
歌もいいですが、その映像もお気に入りです♪


2期は10月にやる!とのことなので
ぜひぜひ期待して見たいなと思います♪
オススメです♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

著作権の切れた文豪の名前がずらり・・・これで悪役登場だと泣けますね

<全13話。2016秋から2クール目が放送開始らしいですね>

日本の名だたる文豪が探偵として復活し、奇怪な事件を
解決していくストーリーになりそうです ←たぶん間違ってない
太宰治に国木田独歩、与謝野晶子などなど。それはもう豪華です。

それぞれの著作から連想されるキーワードを異能化&武器にするようですが、
肝心の推理だけなら江戸川乱歩先生がひとりいれば十分かなとも(笑)

たしかにネームバリューはありますからね。
いきなり無名探偵を登場させて印象付けていくより、
こちらの方がお手軽ではある。

いずれも大先生でありますからにして、勝手な来歴をつくれないとか、
性格をいじるにしても限界があるでしょうから、そこらの縛りをどうするかですね。
(頭のおかしなキャラにすると遺族やファンに怒られそうw)
とりま自分としては、中島敦は李陵が好きなのに違うのが異能化されて残念でしたw

スタイリッシュなだけを目指す内容だと物足らなくなるだろうし、
大作家の名前を使う分だけハードルも高くなりそうです。
てか、悪役が誰になるのか興味あります。
明治以降の作家が探偵で、それ以前の歴史上の有名人が悪役になるとか?!

以下ネタバレで

3話~ついに悪役登場! ま・さ・か・○○だとぉ!
{netabare}
冒頭は探偵社の面々の前職当てクイズ。
谷崎潤一郎は学生であるとか、いろいろ身内で楽しんでます。
ひとり太宰治だけは謎に満ちていて、答えを当てると高額の報奨金がもらえるとのこと。

そして依頼者と面談。
依頼人は樋口さん・・・あの樋口一葉かw
港のトラブルを解決してもらいたいという。
これから毎回、トラブルを持ち込む依頼人も文豪てこと?
それともダークサイドなのか? ともチラリ。

シーン変わって、黒トレンチ着こんだ芥川が登場。
いよいよ文豪界の巨人がお目見え。
てか、見るからに悪役風でこの次の展開を想像してしまう。
やはりか…交番のおまわりさんを無残にも惨殺してため息。
驚くより、いいんかなぁーという気がw

だって芥川さんですよ。
文豪界があったら漱石と並んでTOPはる人ですよね。
これが悪側ってね。

とりま人気のない場所へ連れてこられた中島と谷崎兄妹の3名。
ここで樋口の態度が激変して、谷崎妹が撃ち殺されてしまう。
さらに芥川もやってきて大ピンチ。
中島は左足をを一本もって焼き消されてしまう。
虎に変身して抵抗するが、いよいよやばいかというところで太宰登場。
芥川中島両名の異能を効果なしにして間にはいる。。。

ついに悪役が判明回でした。
ここで芥川をもってくるのか~という印象。
未登場の文豪の残りといえば漱石がまず浮かぶけど、これも悪側なのか?

まぁ、遊びの範疇とわかっていても、実在した他人の名前を借りて
いじりまくって楽しむてのは下品ですね。
勝手に善人悪人にしたてあげるというのも。

この作者のカフカさんも、自分の名前を勝手につかわれて勝手にキャラ付けされて
アイデアなしの無能漫画家組とかにいれられていじられたら怒ると思うしw

たぶんこの作品のファンは文豪なぞどうでもよくて、ちょいかっこいい絵柄と、
文豪という肩書きが目新しいだけでしょう(文豪がダレかは興味がない)

まぁ、戦争の遺物の擬人化ブームもあって、艦コレやアルペジオ、ガルパンにはいふりも
歴史を愚弄してると思えなくもないし、これだけ取り上げていじめる気はないけど、
自分としては悲しいなぁ。
一応見続けるけどw
{/netabare}

4話~ 見せ場を無視した作りに一気に興味が半減回
{netabare}
樋口から差し向けられた黒蜥蜴なる組織が探偵社を襲撃します。
冒頭、3人の異能者が登場し、さも悪いヤツアピール&強いぞアピールするんですが、
これが本当にひどいレベルでかませ犬。

殴りこみかけた探偵社で秒殺らしき歓迎をうけてあっさり敗退。
てか、異能バトル作品なのに肝心の異能を見せずに終わるって?!
原作にはあっても尺の都合ですべてカットされた???

キャラが一番輝く瞬間のはずだけど、それを見せずに太宰が喫茶店で店員をくどいてるとこ見せたり、
なんか迷走感がはんぱないな~。

前から気にはなっていたけど、やっぱり中途半端なつくりものには抵抗&拒否感があるかもしれない。
すべてがつくりものならそれ前提で見られるけど、過去の文豪を茶化してるのは気分悪いかも。

なんで芥川が悪側なのかとか、なんで樋口一葉が下っ端の雑魚扱いなのかとか、
それぞれを敬愛する人もいるだろうに、作者のおふざけ悪ノリについていけない。
自分はここで断念かなぁ~。
あとはキャプ付きのまとめ記事で追いかけて楽しむ程度にしておきます。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

70.3 3 推理で組織なアニメランキング3位
文豪ストレイドッグス セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (408)
2270人が棚に入れました
霧深き夜――。
織田作之助がバー「ルパン」へ赴くと、先客の太宰治がいた。そこへ、密輸品の買い付け帰りの坂口安吾も合流。
悪名高い「ポートマフィア」に属する男たちの、いつもの夜だった。
だが、その日を最後に安吾が消息を絶つ。
時を同じくして、暗証番号で守られた最高保管庫のひとつが「ミミック」なる組織に襲撃される。
ボス・森鴎外から直々の指令を受けた織田作は、安吾捜索に乗り出すが……。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、諸星すみれ、小野賢章、谷山紀章、羽多野渉、瀬戸麻沙美、宮本充、櫻井孝宏、花澤香菜、小清水亜美、三木眞一郎

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

辿りつく先は闇の中…

この作品は、文豪ストレイドッグスの2クール目の作品になります。物語の内容に繋がりがあるので、1クール目を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

1クール目では、横浜を舞台に「武装探偵社」vs「ポートマフィア」の抗争の物語が描かれていました。
お互い対極に位置する存在です…水と油が交わらない様に、彼らも決して分かり合う事はない…
それがそれぞれの組織に与えられた宿命だから…
登場人物の深掘りを交えながら、時には事件を…そして時にはポートマフィアとの命のやり取りを経て少しずつ…けれど確実に自分の居場所を手に入れていった探偵社新人の中島敦…
物語のスケールは逸して大きくありませんでしたが、展開を急ぐことなく丁寧に描かれた1クール目と言っても過言ではありません。

でも2クール目を視聴して確信したのは全ては今期への布石であったという事です。
そして一見さんお断りの今期…大きな2つの物語が動き出すのです。

一つ目は時間を少し遡って太宰治がポートマフィアに籍を置いていた頃の物語…
今でこそ武装探偵社の司令塔になっていますが、昔はポートマフィアの幹部だったんですよね。
探偵社とポートマフィアは水と油…決して、交わらない存在故に生き方や目標もまるで異なっています。
そんな対極の位置から位置へと動くにはそれなりの理由があるはず…
しかもポートマフィアでは将来を約束されたエリート幹部…
自殺願望者で少し変人が入っている太宰ですが、そんな彼にも唯一無二の友がいました。
そんな立場を投げ打ってまでして対極まで行かなければならなかったのか…
一つ目の物語では、そんな太宰の過去と…彼の決意の固さの理由が明かされるのですが、後悔が幾重にも折り重なって…その後悔を固める涙と約束で出来た物語だったと思います。

これだけでも胸いっぱいなところですが、おざなりにしていた「武装探偵社」vs「ポートマフィア」の構図に変化の兆しが見えてきたところから二つ目の物語が始まります。
この二つ目の物語から…一気にスケールが広がっていきます。
なぜならフランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド率いるギルドが横浜の街をエサにとあるモノを手に入れようと動き出したからです。

この物語の特徴は登場人物の異能力は、その人の執筆した物語から引用されていることです。
「武装探偵社」vs「ポートマフィア」の頃はまだ何とかついていけました。
登場人物が太宰治、国木田独歩、江戸川乱歩、与謝野晶子や宮沢賢治といった日本文学の巨匠と呼ばれる方々だったからです。
(それでも正直存じ上げない人もいましたが…)

ところがギルドが加わってくると、意能力の世界もワールドワイドな広がりを見せるんです。
赤毛のアン、トム・ソーヤ、若草物語といった異能力の名前自体は原作も読んでいるのでピンとくるのですが、その著者については殆ど頭に何も浮かんできませんでした。
私がもしもっと文学に勤しんでいれば、今回の自分自身の反応も違ったのかもしれません。
この作品を見て久々に「もっと本を読んでいれば良かった」と少し後悔しました。

このギルド…半端無い強さです。
それに探偵社とポートマフィアにしっかり刺客を送ってくるんです。
その上、横浜を壊滅させると言い出す始末…

横浜の街を守るために探偵社の取るべき行動は一体…?
ここから先は激アツの展開が私たちを待ってくれています。

ここから先の展開を見て感じたのは、組織を一枚岩にする難しさです。
人は優しさだけ…或いは厳しさだけでは心を繋ぎとめておくことはできません。
心がバラバラになった形だけの組織…もうそれは組織じゃありません。

綻びの無い組織…言うのは簡単ですが、実現するのは限りなく不可能なんだと思います。
だから…きっと綻びはあって良いのだと思います。危機や問題に直面した時に綻びの無い面でそれらを受け止められたら、綻びがないのと一緒だから…
大切なのは柔軟性や弾力性…どこまでも柔らかく、物事に応じて形や大きさを自在に変化できるような組織こそが理想なのでは…なんて考えながら視聴していました。

オープニングテーマは、SCREEN modeさんの「Reason Living」
エンディングテーマは、ラックライフさんの「風が吹く街」
個人的にはオープニングが大好きなので、この前カラオケで挑戦してみましたが、あっけなく撃沈しました…難しかったです^^;

2クール目は12話…1+2クールで全24話の作品でした。
終盤の展開は確かに激アツでしたがそれだけではありません…
多分物語を通して最も辛い試練が待ち構えていたんです。
その試練は必要なモノ…だったのかもしれません。
でもその瞬間…頭の中が真っ白になったのも事実です…
だって全ては真逆の先にある光を共に見るために目指していたんですから…
あの展開は正直キツかったです。

そして物語は更なる高みへの布石と「see you…」
この「see you…」は期待して良い「see you…」ですよね?
続編…期待しています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

主人公は誰なんだ。中島なのか太宰なのか2人ともなのか・・・

分割2クール作品ということで、前回の続きからスタートします。

といっても最初は太宰治の過去回ですね。
なぜマフィアから武装探偵社へと転職されたのか・・・
{netabare}
マフィアの幹部だった太宰治と、マフィアの下級構成員:織田作之助。情報屋のアンゴ。

マフィアの癖に人を殺さない織田作に、
マフィアの幹部として、今よりかはふざけていない太宰。
何を考えているか分からないアンゴ。
友情とはまた違った関係で、距離感がありつつも互いを認め合っているかのような3人。

アンゴの裏切りや、裏で操っていたのはボスだった事、
織田作がなりたかったもの、守りたかったもの、その為に戦わなければならなかったこと。
最終的には太宰を導いてくれた人として
エピソード展開は悪くなかったと感じます。

ただ・・・

その後の、武装探偵社vsマフィアvsギルド の3社戦争。

キョウカがマフィアに捕まり、
マフィアの姉さんが探偵社に捕まり、
敦はギルドに捕まり~Qがギルドに捕まり~となんか大変な事になってきて

もうてんてこまいですな。

騒がしいのはストーリー上仕方がないとは思いますが、
正直、「結局のところ誰が強いのだろう」という印象で
3社の全面戦争はいいが、一般人お構いなしかと・・・

Qの精神破壊は強いと思いましたが、
後半はすでにフェードアウトで最初の勢いだけでしたし、

ギルドも社長以外対したことなくない?残念だったよ私は・・・。

そして、武装探偵社の敦・太宰以外のキャラ立ちがしていない事へ不満も残り、
毎度毎度、中島敦に頼りすぎじゃない?
んで血を流しすぎじゃない?死ぬでしょ普通w(第二の上条当麻なの?)

独歩や宮沢は何をしてんだよ!ってw

最終決戦ともいえるギルドvs探偵社+マフィア
結局全資産を投じて異能力を発動し戦うギルドの団長と
「人虎を殺す為に侵入した!」という空気の読めない芥川
生きる意味を探しながら戦う自信のない敦・・・

でも芥川の見掛け倒しさは、もう分かっていたけどね。
芥川の太宰治依存もどうにかして欲しいねw{/netabare}


結果は、今後の余韻も残しつつハッピーエンドとして処理されていますが
やはり、若干消化不良というか、
詰め込みすぎた感じは否めないと思う。

声優は豪華だし、作画は綺麗ではありますが、
折角みんな素敵なキャラなんだから、個々のバトルとか見たかったな。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

分割2クールということで、1クール最終話の内容から続くのかなと思っていたのですが、太宰の過去編に突入ですか(´・ω・`)
内容は結構良くて続きが気になるんですが、1期のキャラ達の日常パートから入るかなと思っていたので少し残念です……

1クール目で各キャラについて視聴者は知っているので、それを活かした2クール目かなと思っていたんですけどね(+_+)
まぁ恐らく過去編が数話あって、その後1クールの続きみたいになるんですかね

第1話感想など
{netabare}
冒頭で説明した通り、太宰の過去編(ポートマフィア所属時代)からスタートです。
内容としては太宰メインではなく、太宰と仲がいい下っ端の人がメインな感じ。
太宰と下っ端、情報員の飲み仲間3人の中で、行方不明になった情報員を下っ端が探すといった内容。
でも下っ端といえど、彼の異能力かなり強いですよね、数秒先の未来が見えるとか最強じゃないですか(´・ω・`)
あと、1話目で出てきた、「3人の中で誰かが死ぬ」という言葉。
太宰は生きてるはずなので、下っ端か情報員ですけど、どっちでしょう。下っ端っぽいですけど……
まあ、続きが気になる1話目でしたね。
あとはこの過去編がいつまで続くか、それが問題だ
{/netabare}

第2話感想など
{netabare} やはり主人公が死んじゃいましたか(´・ω・`)
持ってる異能力からして、死ぬのはやはり本編のような時間差ですよね
主人公が死ぬのは予想できていたんですが、裏切りで死ぬとは思ってなかったのでそこが意外でした(+_+)
マフィアですし、そういうのもありなのかな……

……と思ってたんですが、、、
公式HPの次回予告見たら、死んでなかったみたいですね(^^;
そして過去編はまだ続くんですね……
{/netabare}

第3話感想など
{netabare} 過去編終幕
今回で過去編が終了みたいですが、良い内容だったと思います(*^^*)
ジョーカーゲームを思い出すような渋みのある内容でした!

結局死ぬのは彼なんですね(^^;
死んだと思っていたら生きていたりして、〝あれ、これ死なないのかな?”とかも思ったんですが……

次回から現代に戻った話、久しぶりに探偵事務所の面々の登場が楽しみです(#^^#)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

59.4 4 推理で組織なアニメランキング4位
スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (71)
217人が棚に入れました
「スタンド」麻薬取締官、刑事、情報屋、著名人、名家の人間といった官民に関係なく適正のある者で構成された、薬物絡みの未解決事件を専門に取り扱う独立捜査機関。その候補者として選出されたメンバーを待ち受けていたのは、異なる正義を持つ組織間の対立と、謎の麻薬[ドラッグ]に紐付く未解決事件であった―

声優・キャラクター
杉田智和、浪川大輔、梶裕貴、前野智昭、鳥海浩輔、花江夏樹、高塚智人、柿原徹也、江口拓也、山谷祥生、白井悠介、山下誠一郎、八代拓、内田雄馬、西山宏太朗、武内駿輔、山下大輝、中島ヨシキ、沢城千春、梅原裕一郎、増田俊樹

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「STand Alone National Department 通称:スタンド」

この作品の原作ゲームは未プレイです。
視聴している時から薄々気付いてはいましたが、やはり女性向けの作品だったようです。
主人公が女性で、その他の登場人物は全てイケメン男性ばかりでしたから…
でも、主人公以外に女性は一人も登場しないなんて…この徹底ぶりにはある意味潔さを感じます。


麻薬取締官、刑事、情報屋、著名人、
名家の人間といった官民に関係なく適正のある者で構成された、
薬物絡みの事件を取り扱う独立捜査機関・スタンド。

新人マトリである泉玲(いずみれい)は、
[スタンド]の候補者として選出された
メンバーのスカウト役に任命される。

一筋縄ではいかない彼らのスカウトに奔走する中で、
謎のドラッグ[プラス]と15年前に起きた
未解決事件の繋がりが明らかになっていく。

異なる正義を持つ彼らがたどりつく真実とは―


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました(一部追記しています)。

女性向けの作品でしたが、実は結構視聴が楽しみな作品だったんです。
物語の内容などの事前情報はありませんでしたが、監督が山本秀世さんだったから…

山本秀世さんと聞いて頭に思い浮かぶのは、「ストライク・ザ・ブラッド」です。
「ここから先は、第四真祖(オレ)の戦争(ケンカ)だ!」「いいえ、先輩。私達の聖戦(ケンカ)です!」
ストブラでラスボスを倒すときの暁古城と姫柊雪菜の決まり文句ですが、最高潮の盛り上がりまで丁寧にお膳立てをしてこの決まり文句に繋げていく…
そして事前のお膳立てが丁寧であればあるほど、最高潮の盛り上がりはより輝きを放つ…
これがストブラの基本スタイルなんですが、この展開が堪らない程大好きなんです。

だから、監督が一緒だと同じような熱い展開を期待しちゃいますよね。
それが私の視聴の楽しみだった理由です。

こうして視聴を始めた訳ですが…
残念ながら男性キャラの見分けが付きませんでした^^;
明らかに風貌の違うキャラは分るんですけど、それ以外のイケメンはみんな同じに見えてしまいました。
まぁ、1クールの作品の中でイケメンが20人も出てきたら困惑しても仕方ない気もしますけれど。

それと、突然「マトリ」という単語が飛び出すんですが、そもそも厚生労働省麻薬取締部が登場するとは想像すらしていないので、最初は人の名前か何かだと思っちゃいました。
「マトリ?」「えっ、マツリ?」みたいな…^^;

そしてこの作品唯一の紅一点である主人公の泉玲…
彼女は主人公らしかったと思います。
彼女に特別な能力がある訳ではありません。
一部の薬物に対して耐性がある「薬効体質」の持ち主であることと、あと少し勘が良いくらいです。
「薬効体質」については、序盤でチラッと顔を見せましたがあとはそれっきり…
アニメではこの設定が活かされていない気がしました。

彼女が主人公たり得る所以は、良くも悪くも自分の正義を曲げない点だと思いました。
時には独断で突っ走り、結果的に登場キャラを次々と味方に取り込んでいくのですから…
だから、物語のラストもそれなりに見応えがあったと思います。
勿論、ストブラの様な暁古城の眷獣や、姫柊雪菜の雪霞狼による猛攻といった派手さはありません。

サスペンスらしく、黒幕が誰なのかはラストまで見当も付きませんですし、何より黒幕が明かされてからの展開にじわじわとした盛り上がりが積み重なってラストでドカンと爆発する…
まさに山本ワールドの真骨頂だったのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、YVYさんの「Thought I Knew ft.ra'z, Hayes」
エンディングテーマは、fox capture plan feat.宮本一粋さんの「Precious My Heroes」

1クール全12話の物語でした。
原作がゲームなので資金面には苦労が無いと思っていましたが、どのメーカーもCygames社みたいなところばかりじゃないのかもしれませんね。
大人の事情は良く分かりませんが、全体的なクオリティを底上げできる可能性を秘めた作品だったような気がします。
そう考えると少し勿体無い様な…
まぁ、私は結構楽しませて貰いましたけれど。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

麻薬取締部の女性捜査員が主人公の、女性向けソシャゲ原作アニメ

厚生労働省の麻薬取締部「マトリ」の新人女性捜査員・泉玲(いずみれい)が主人公の、女性向けソーシャルゲーム原作アニメ。全12話。
登場キャラクターは、主人公以外は見事にイケメンだらけ。雰囲気は乙女ゲーム系アニメっぽいですが、恋愛要素は意外と薄めでした。物語は、新たに設置された独立捜査機関「スタンド」のメンバーをスカウトする役に選ばれた玲が、有能なイケメンたちを勧誘していく、みたいな流れです。いちおう作品全体を通して、「プラス」という謎のドラッグに絡む未解決事件も描かれていますが、これといった山場もなく淡々と進んでいく感じで、正直あまり盛り上がりませんでした。玲には薬物に耐性があるという設定もあったのに、物語にはそれほど活かされておらず、ちょっともったいなかったように思います。また、イケメン攻略についても、あまりにもキャラが多すぎて区別がつかず、やはり原作ゲームをやっている人向けかな、という気はしました。では、そういう作品をなぜ全話完走したのかというと、主人公の玲の声がちょっと好きだったから。EDクレジットの村井美里という名前には見覚えがなく、声質や演技の雰囲気も、なんとなくアニメっぽくない感じがしたので、気になってwikiを見たところ、主要キャラを演じるのは初めての声優さんだったみたいですね。とりあえず、主人公はその声も含めて、そこそこかわいかったと思います。
その他、作画はまあ普通くらい。音楽はED曲が良かったです。
最後まで観終わって、ぶっちゃけ内容はあまり頭に入っていませんが、作品自体は別に嫌いではありませんでした。もうちょっとストーリーに起伏があると良かったかもしれません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

みつ3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

キャラが動いてるのを見たいのならアニメ版

ゲームの方では、本編であるメインストーリーは立ち絵のみ。声あり動きありのアニメーションで見れるのはゲームと違っていい所。

設定として、麻薬取締官、通称マトリがメインの為、そこがあまり他の作品と被らない所。
26人居るヒーローズの中で(アニメ版21名)、各キャラクターの差別化はちゃんとある。
ヒーローズの年齢が若く、現実じゃそんなポジション無理では?と思ってもそこは乙女ゲーム原作としてのご愛嬌。

以下ゲームと比較しての感想。

キャラデザは、正直イマイチかと。ゲームをオススメします。

ストーリーは、恋愛要素より事件がメイン。なので、シンプルに刑事アニメとして見れます。
ゲーム版の方が詳細で内容も濃いので、アニメで気に入った方は書籍版やアニメで見てみてもいいかも?

背景などは、ゲームとかなり違うところがありますが、アニメの方はスタマイの世界観を現実に落とし込んだ雰囲気に思います。

総合的にゲームの方がおすすめですが、アニメーションの方が動きがあって面白いです!
音楽もゲームの方の音源があったら良かったかな、とそこは惜しいところ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

60.5 5 推理で組織なアニメランキング5位
ファイブレイン 神のパズル(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (251)
1301人が棚に入れました
「オレに解けないパズルはねぇ!」 私立√(ルート)学園高等部1年生・大門カイトは、パズルが大好きな少年。ある日、生徒会長にもらった携帯端末に誘われ、幼なじみの少女・ノノハと一緒に、学園近くの地下遺跡にひそむ「解けないパズル」に挑む。それは、謎の知能集団「POG」が作り出した、命の危険を招く「賢者のパズル」だった。パズルを愛するカイトは憤り、その頭脳を駆使してパズルを見事に攻略。だが、そこである「もの」を手に入れたことから【ソルヴァー(解答者)】に指名されたカイトは、ノノハや個性豊かな仲間ソルヴァーたちと共に、世界各地の「賢者のパズル」を舞台にした、
POGとのパズル・バトルに巻き込まれていく…。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、清水香里、福山潤、宮田幸季、ゆきのさつき、石田彰、櫻井孝宏、宮野真守、佐藤利奈、後藤麻衣、矢部雅史、岸尾だいすけ、三宅健太、斎藤千和、谷山紀章、子安武人、森川智之、藤原啓治、竹達彩奈
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

アナが思うに~この作品の魅力を見つけて欲しいんだなぁ~=*^-^*=

■ファイ・ブレインってどんなアニメなの∑( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!
アニメ放送に先駆けて「週間少年マガジン」でアニメとは全く違うオリジナルストーリーで連載をしているのと、放送時間が日曜17:30と言うのを考えると狙いとしている対象年齢がわかりますよね!
アニメの方は漫画よりもスケールを大きく描いた印象を受けました♪
ストーリーは『パズル』を題材に使って、皆で力を合わせて悪を討つって感じになるのでしょうね!
パチッ☆-(^ー'*)bナルホド、ココらへんはサンライズらしさかなぁw
そういえば、NHKとサンライズのコンビは「プラネテス」以来7年ぶりらしいのですけど、プラネテスとファイ・ブレインでは狙いの年齢層が違うのでちょっと比較は出来ないですね!
 
『賢者のパズル』っていう挑戦者の命を奪うような大掛かりな仕掛けのパズルに、神のパズルを解くことが出来る『ファイ・ブレイン』の候補者達が命を賭けて挑んでいくのです♪
謎の頭脳集団「POG」と主人公カイト達に課せられた運命とは…(-""-;)
命を賭けたパズルバトルの行く末はいかに…(-ω☆)キラリ

 
■ファイ・ブレインと出逢った日の日記((φ(-ω-)カキカキ
佐藤順一監督ということで期待をしているのですけど、今までと違う土俵でどこまでサトジュンらしさをこの作品の中で見せることが出来るのか注目ですね♪
それと、作画は綺麗で好感が持てますけど、キャラデザは観る人によっては馴染まないかもしれませんね♪
やっぱり少年漫画っぽさはあるのですけど、からくり仕掛けの大掛かりのパズルの設定にしたのは、キャラに動きを与えてる効果と命懸けの緊迫感や緊張感を観ている人に伝えやすい点では良かったんじゃないかなぁって思います(*^-^)
 
それと番組最後のコーナー「もっとx2神のパズル」はとっても良いと思います♪
おそらく各話で登場するパズルをより掘り下げて説明してくれますし、パズルにチャレンジできるように問題を用意してあったりと、結構視聴者と共に楽しんでいこうという気持ちが伝わってきますね♪
デジタル放送の「d」ボタンはどうかと思いましたけど、今までに無い試みにチャレンジする姿勢は好感が持てました(o^∇^o)ノ
 
1話観ただけではなんとも言えないのですけど、キャラの心情描写に定評のあるサトジュンと安定してまとまったアニメ制作に定評のあるサンライズの力を信じて長い目で見守っていこうと思っています♪


■総評
この作品あまり注目されてないのがちょっぴり残念って思ってたりして(_ _。)・・・シュン
「パズル」を題材に構成されたストーリーなのですけど、必ずしもパズル好きの人向けってわけでは無いように思えます(・0・。)
どちらかというと「パズルを通して仲間との絆を深めていく」って過程を楽しむ作品じゃないかなぁって♪
キャラはそれぞれ個性的でわかり易い設定で、ストーリーも目的が明確で一本筋が通っている感じなので、どんな年齢層でも楽しめるんじゃないかなぁって思ってます!
安定感ある無難なとこがなんとなくサンライズって感じかなぁw d(>_< )
ちなみに学園・パズルっていうキーワードから、恋愛・萌え・高度なパズル(謎解き)を期待している人は少々肩透かしを食らうかもです (^ー^* )フフ♪
アナが男の子っていう設定からも恋愛要素はあえて抑えていたのかもしれませんね♪~(´ε`*)

σ( ̄∇ ̄*)アタシが「ファイ・ブレイン神のパズル」を観てて「あっいいなぁー」って思ったのが、『パズルの作り手の想い』を表現していた点でした♪
彫刻家・写真家・料理人…等々、その作り手のちょっとした気配りが感じられたり、特別な想いが込められた作品って素敵だなって思います。
掛け合いや言動から作り手の想いを表現しているところは、やっぱり佐藤順一監督らしいなぁって感じたりもしました (*^▽^*)
最初はパズルだけで2クールって大丈夫かなぁって思ってたんですけど、『パズル』の作り手(ギヴァー)と、解き手(ソルヴァー)の両方の視点からストーリーが展開されているので、飽きることなく最後までしっかり楽しめるんですよね (*^0゚)v

ただ、無理矢理すぎる展開や説明不足かなぁって思えるシーンがちょこちょこあったのが残念だったかも・・・
特に一時的にカイトから仲間が離れていってしまう場面とかはもうちょっと納得いくように表現してほしかったなぁ・・(〃 ̄ω ̄〃ゞ

そういえば「もっとx2神のパズル」にパズルをこよなく愛する人達が登場していましたけど、みんなおんなじオーラを感じました…
コーナー自体は作中で登場したパズルのおさらいとか、歴史みたいなものが学べて面白かったですけど…なんかみんな目が怖いよぉ…(^▽^;)
それと個人的にかなり引いたのが…カイトのライバルであり、親友ルークのこの一言!!
{netabare}「(pT▽T)p僕のカイトおおおおおおお!!」{/netabare}
かなりゾッーーーーーっとしました!BL嫌いですし…(^=^;

1クール無難に楽しめたので2期も引き続き楽しく視聴したいと思います♪


■MUSIC♫
OP曲『Brain Diver』
 【歌】May'n
 アップビートのロックチューンナンバー
 サビの歌詞に謎解きがあるみたいですけど…
 「Misskey-Misskey La-Tu-Ma」「Mirror-Mirror Ha-Su-Ma」
 いまいち解釈にこまってます…(^▽^;)

ED曲『ホログラム』
 【作詞・歌】清浦夏実
 ギター・ピアノ・ベース・ラッパとAメロからサビにかけて折り重なるように曲を構成されていくので、
 楽曲にとっても奥行きと広がりが感じられるとっても爽やかなお気に入りの曲です b( ̄▽ ̄*) Good!!
 清浦さんのやさしい歌声が重なって最高に聴き心地の良い曲ですね♪
 

2011.10.06・第一の手記
2012.07.26・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 42
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

パズルの向こうに何を見るのか

2011年10月~2012年3月にNHKで放送されたオリジナルアニメ。全25話。
バンダイチャンネルで無料配信しているのを知り興味本位で見始めたら、内容も面白くテンポも良くて、一気に最後まで見てしまいました。

物語や設定に尖った所がありますが、シリアス・コミカル・ハートフル要素のバランスがとても良いですね。ハッピーエンドで楽しく見終わることが出来ました。
パズルを題材にした冒険ものと思った方が楽しめそう。

キャラクターも良かったです。良い意味で多面性を持たされていて時には意外な行動もするのですが、きちんと紐解いていけばその行動原理が理解できる良い塩梅でした。
特にカイトとノノハは物語の中心にいるだけあって、素直なキャラクターで感情移入しやすかったです。

声優さんも安定したキャリアのある人が多くて良い。メイン全員生き生きしていて好きですね。
軸川先輩の石田彰さん、謎も多いけど優しいタイプのキャラクターで印象に残りました。

くっきりしたちょっと古風なキャラクターデザイン、個人的には結構好きです。独特でちょっと描きにくそうではあるのですが、描く人の個性が出ていて私は楽しかった。キャラクターの動きを見ていると上手な人が多かった印象ですね。
演出も物語が進むにつれ良くなって行って、見応えを増していきました。
OPEDどちらも良かったです。尖ったBGMも聴いていて楽しい。


【パズルの向こうにあるものとジョーカーの存在】
{netabare}本作は、主人公のパズルで人を傷つけることは許さないというポリシーを一貫したことがとても良かったです。
客観的に見ればパズルに大きな意味を持たせるのは難しいけれど、それもパズラーの矜持やPOGという組織の在り方でクリアしていたと思います。

両親との思い出とその死、親友や恩人との絆。そういう喜怒哀楽とパズルは、カイトの心の中で密接に紐づけられている。心だけではなく人の命にも。
そのことがカイトにとっては重荷であり、大きな支えでもありました。

カイトの繊細さを垣間見られる第4話や第8話好きですね。死者が大切な人に残したものが、パズルを解いた向こう側だけでなく、ギヴァーが作り上げたパズルそのものにも映し出されていました。
それは本作のパズルの描き方にも繋がり、カイトのスタンスを明確にもしている。

本作ではソルヴァーとギヴァー(解き手と作り手)という二つの視点を持ち込み、パズルを言葉の無い会話のように描いています。
パズルに込められたメッセージをそのまま受け取り、相手との絆を確かめることもあれば、ギヴァーが用意した一つの回答しか持たないパズルに対してソルヴァーは他の可能性を提示し、導き出した答えによって意思表示することもある。
それが様々に描かれた人間関係であり、作中の「人生はパズルだ」という言葉にも繋がるのだと思います。


ギャモンはパズルに対するプライドを捨てられなかったからこそ、命を懸けてカイトに敵対することを選びました。カイトはその心と命をパズルの向こう側に見ることになる。
神のパズルやオルペウスの腕輪に惑わされず、ギヴァーの執念と心意気を真っ向から受け止めること。それがカイトが迷いを吹っ切り、自分本来の姿を取り戻すのに必要なことだったと思います。

そしてカイトを最も支えたのが、ソルヴァーでもギヴァーでもないノノハです。
彼女はカイトのパズルに対する想いを決して否定せず、しかしパズルに深くは関わらない。そのことがカイトをかろうじて日常に繋ぎとめました。
ノノハはパズルバトルの見届け人であり、時に道化であり、POGが仕組んだゲームに思いもよらない事態を招くジョーカーでもあった。
そのジョーカーぶりは、カイトにルークの命と心を救うというどんでん返しのきっかけをも作っていくのです。

個人的には、大人達がパズルに拘り過ぎたことが様々な不幸を呼んだのだと思いました。けれどもそんな中で、カイトの傍にノノハがいたことが一つの幸運であったと感じます。{/netabare}


【気になった点】
{netabare}まず、予想と違っていたところ。
作中でパズルを視聴者が一緒に解く作品ではないのが意外でした。
アニメの放送と連動してデータ放送か何かやっていたようだし、本編外にパズルコーナーがあったということで納得しました。こういうの、配信サイトではカットされてしまっているのが勿体ないですね。私はバンダイチャンネルで見たので。

個人的にすっきりしなかったのが、大人達の”やらかし”が子ども達に苦難を強いていること。
過去に大人が解決できなかった問題を子ども達に背負わせたことが、子どもが主役であるはずのこの作品に影を落としてしまった気がします。そもそも、第2話で学園長がカイトを金銭や人命で脅して賢者のパズルに挑ませるのはどうなのかなあ?それ以外にも色々あるんですけど…。
1期で負の遺産を清算したのだから、2期からは子ども達の物語になればいいなと思います。{/netabare}

2期と3期も可能なら見て行きたいですね。
ちょっと尖った少年向け作品が好きな人にオススメです。(2020.3.29)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

robelt さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

思っていたより・・・ 

主人公は√学園に通う天才パズル高校生。

ひょんなことから自分のパズルを解く能力を限界まで引き上げるオルペウスの腕輪を手に入れたところから話は始まります。

見どころとしては、パズルを題材としているだけあって、毎話毎話パズル対決があります。
本当に多種多様なうえに、番組の後のパズル紹介コーナーも珍しいパズルやパズル界の巨匠(?)を見ることができよかったです。
ちなみにアニメではパズル対決中にデータ放送を使うとより詳しくパズルを見ることができます。
自分で考えてもわかるものが多かったので、一緒に考えて見るのもなかなか楽しかったです。
ただ、後半のパズル対決はストーリーの関係上なかなか参加型とは言いにくかったり、こんなんルール―違反でしょみたいなところもあり、一緒に楽しむ雰囲気ではありませんでした。
個人的にはストーリー優先のため仕方ないなという見方が強かったので気にはなりませんでしたが。

ストーリーと言えばこのアニメなかなかに熱いです。
パズルのこととなるといかにも少年たちが好きそうな正義感をたぎらせる主人公は個人的にはなかなか好きでしたw
しかしこの熱さはへたをするとひいてしまう要素の一つになるのではと思います。
僕も正直始めは一歩引いていた気がします。
僕は途中で慣れましたが、嫌いな人はおそらく最後まであまり好きにはなれない気がします。

2クールとかなりボリュームがありましたが、それなりに話の本筋はしっかりしていてわかりやすかったです。
少年たちに好かれそうな話だと思います。

ちなみにすぐにはじまる2期も僕は見ますよww

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
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