教会で戦いなTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の教会で戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月29日の時点で一番の教会で戦いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.4 1 教会で戦いなアニメランキング1位
八犬伝ー東方八犬異聞ー(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (415)
2354人が棚に入れました
5年前、突然謎の疫病が広がり、大塚村は周囲の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされることになった。
信乃、荘介、浜路の3人は生き残り、村はずれの教会に保護されて静かに暮らしていた。
事件以来、信乃は年を取らなくなり、荘介は犬に変身するという特殊な能力を持つようになっていた。

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

主人公も美形で可愛いし!みんな美形揃い!特に瞳がキレイ!(^з^)-☆

いや〜緋色の欠片振りの美形揃いかな?(o^^o)
里見八犬伝って物語をちょっと知ってたので、このアニメはどんなもんかとちょっとだけ下調べしてみました。
イケメンとか、美形とか書いてたので、もうそれに誘われてとにかく観ることにしました。
まぁ〜ほんとに出で来る人みんな美形で、キレイだったり可愛いかったり(^^)
特に!瞳が綺麗な絵にうっとりします!よくこんな風に描けるもだと感心!

キツネちゃん達と住んでる金髪ショートのイケメンさん!わ〜瞳が輝いて美しい!(^з^)-☆
美しいもの、綺麗なものって、嫌いな人は普通いませんよね!
アニメもそうです〜綺麗に越したことは有りません(^^)

でもこのアニメは美しい物だけではなく、妖怪?まやかし?の類いが出でくるので、かなりグロテスクで気持ち悪く、目をそらしたくなる場面もありました。(^^;;

STORY展開も早く、コミカルだったり切なかったり、ファンタジーなバトルシーンなどなど、飽きる間もなく進んでいくので、あっと言う間に13話(最終話)まで観てしまいました。
続きの14話は続編2期になります。
これもまた楽しみです(^^)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

かわゆくてカッコイイ~(*^ ^*)

登場人物の魅力が際立つアニメです♪
美少年・美青年ばっかで、基本女性にウレシイ感じですが、美少女たちのかわゆさも際立っています。
作画もキレイなので、とにかく目が潤うアニメでした♪♪

物語の舞台は「帝都」、時代は明治・大正辺りかな?
蒸気機関車が走っていて、和服と洋装が入り混じっています。
でも主人公の服装は今ドキの小学生(見た目13歳;)で、街の雰囲気は中華街、主な宗教はキリスト教と、かなり仮想世界ぽいです。
好きだなぁ、こーゆー世界観♪

帝都にはおどろおどろしい妖が潜んでいて、人々はおおっぴらに被害に遭います。
この物語は退魔モノではないけれど、おどろおどろしくて、どこかもの悲しい怪談を織り交ぜて進行してるようです。
イケメンや怪談モノが好きな方は退屈することはないと思うけど、ストーリー進行はかなりまったりペース。
そして、八犬士が全て揃わない内に1期終了です。。気を取り直して2期に進もう~!

ちなみに、美形キャラも良いですが、動物や妖怪もカワユイです☆

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

壮大なスケールで描かれたもう一つの八犬伝物語・・・だと思っています^^;

滝沢馬琴作の南総里見八犬伝がモチーフになっている作品です。なので、犬塚信乃を中心としたお馴染みのキャラが登場するのですが・・・
あまりにも物語のスケールが大きいので、時代設定や物語の方向性などが掴みきれていません^^;

原作では、信乃が伏姫の文字の刻まれた数珠の玉を持って生まれた8人を探し出すために旅をするのですが、その部分は原作に倣っていると思います。でも、本作品のペースだと全員が集合するのは、まだ大分先のような気がしますけど・・・^^;

それと、登場人物の時間設定と主要な登場人物以外の設定が原作と大分異なっているように思います・・・なので、この作品は南総里見八犬伝ではなく、もう一つの八犬伝物語・・・視聴していてそのように思いました^^;

少女漫画から発信されている作品のせいか、作画はとても綺麗で、登場人物は男女問わず美形揃いです^^
それに、主題歌もなかなか良い感じです^^

現時点では、物語の序盤のため評価できる段階ではないのですが、今後の展開次第では十分面白い物語になる作品だと思います。
なので、1期の最終回を知った時には「えっ、これも途中で終わっちゃうの・・・?」と思いましたが、この作品に関しては早々に2期の制作が発表されたので、ホッと一安心しました。次に始まる時期が分かれば、待つのだってそんなに苦じゃありませんしね・・・^^;

ここまで良い感じで来ている作品なので、是非2期でもこの独特な雰囲気を踏襲して欲しいなぁ・・・と思います。
夏が待ち遠しいです♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

67.2 2 教会で戦いなアニメランキング2位
ロミオ×ジュリエット(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (316)
1840人が棚に入れました
舞台は空中浮遊大陸ネオ・ヴェローナ。14年前のモンタギューの反乱によってキャピュレット一族は虐殺された。唯一の生き残りジュリエットはキャピュレット家の親衛隊隊長のコンラッドの手によって助けられ、ウィリアムの劇場で男として育てられる。それから14年後。ジュリエットは「赤い旋風(かぜ)」と呼ばれる剣士の姿でモンタギューの圧制に立ち向かうが、憲兵隊に追われている所を親の仇である太閤モンタギューの息子である、ロミオに助けられる。その後2人は、偶然にもネオヴェローナで開かれた舞踏会で再会し、恋に落ちる……。

声優・キャラクター
水島大宙、水沢史絵、鳥海浩輔、野島裕史、松来未祐、広橋涼、大原さやか、石井康嗣、置鮎龍太郎、川澄綾子、立花慎之介、柿原徹也、久川綾、藤原啓治、井上和彦

めじな さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感想(希望・祈りは時を超える)

全24話。恋愛・ファンタジー・アクション・感動もの。

原作は名シーンのセリフ以外知りません。

まず、この作品はOP曲が最高に良いです!
世界的な名曲「You Raise Me Up」のカバー曲。
この作品にメッチャ合ってて、聴いているだけで涙が出そうになります。
映像もこの作品の雰囲気が良く出てると思います。
BGMもかなり良かった。

次に世界観も良い。
中世ヨーロッパのような世界にファンタジー要素をうまく取り入れています。

作画もなかなか良かったと思います。

あらすじ
14年前のモンタギューの反乱により、キャピュレット王家は失墜した。唯一生き延びたジュリエットはモンタギューと戦うことを決意する。

ストーリーは前半はハラハラ・ドキドキの展開でかなり良く、観ていて引き込まれました。
演劇を観てるようなカンジの演出でホントに素晴らしかった。
それにジュリエットがカッコいい。

次に、ロミオとジュリエットの二人の出会いは胸がキュンキュンしますw
これを観ると恋愛ものを観てるんだな~という気持ちにさせてくれます。
二人の出会いから始まる純愛良いですよ~。
7話は特に良いですね。最高でした。

中盤は前半とは異なりテンポもゆっくり。
この展開はSAOのキリトとアスナそっくりだな~と思うエピソードもありました。
ここは個人的にこの作品にはいらないと思います。
このあとは、恋愛と呼ぶにはあまりに過酷で切ない展開が待ち受けています。
また、前半から途中に色々なところに名セリフがあります。
このセリフ知ってる、ここでそれか~とよく独り言いってましたw
次に、途中色々なキャラが出てくるのですが、情のあるキャラが多くて心にジワリときます。

後半はラストに向けてストーリーにファンタジー要素が強くなり、話が急展開します。
このあたりはギャップがありました。
それに、泣ける名シーンがあります。ラストも切ないです。。
でも、良いカンジに締めくくられていると思います。
心が温かくなりました。

こういう純粋な恋愛もの結構好きです。
原作を知ってたらまた違った見方になると思うのですが、
私はこの作品の二人の禁断の切ない純愛ストーリー良かったです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19

LIDIA さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

涙が止まらない

私はロミオとジュリエットを本格的に見たのはこの作品が初めてでした。
ロミオとジュリエットは悲恋物語で有名だったので、最初は悲恋ものが苦手な私にはどうかなぁと不安でした。
でも、見て本当に良かった。とても温かい、幸せな気持ちになりました。
むしろ私にとっては最高のハッピーエンドでした。
現代の恋愛では想像もつかない、味わうことのできない本当に素敵な恋物語です。
たくさんの人に見てもらいたいです。
一生忘れられない作品となりました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

じゅなじゅな さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

たくさんの人に観てもらいたい

全24話


本当に名作でした。
オープニング曲の入り方など凄く鳥肌が立ちます。
オープニング曲の『祈り~You raise me up』が
正直このアニメを観ようと思ったきっかけです。
大好きな曲だったので。

視聴してみて正解でした
内容もとても濃くて自分が想像してた以上の作品でした。
ちょっとファンタジーっぽい場面もあります
後半の方が特に多いかも。
世界の名作劇場のような感じでした。
メインはロミオとジュリエットの恋愛物語です。
しかし二人の間には恋など許されぬ関係が...。
といった感じです。


素敵なお話ですので是非たくさんの人々に
観ていただきたいと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

63.9 3 教会で戦いなアニメランキング3位
魔法使い黎明期(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (169)
564人が棚に入れました
僕は、思い出せずにいる。 自分が一体、何なのか――。 魔法学校の生徒セービルは、入学以前の記憶がない。 自分がなぜここにいるかもわからないまま過ごす学校生活はどこか空虚で、努力の方法も分からないまま、成績は常に最下位だ。 そんなセービルに、魔法学校の学長・アルバスは、突如危険な特別実習を言い渡す。 「魔女狩りのある地域で、魔法の有用性を広めてほしい」 魔女と教会の戦争が終結して数年――世界はまだ、魔女と魔法を完全に受け入れてはいなかった。 時は魔法使い黎明期。 これは、何者でもない少年が、心に傷を隠した仲間たちと、自分を見つける物語。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安定感あるラノベ原作ファンタジー

出版レーベルは電撃文庫→講談社ラノベ文庫と移籍していますが、一応は『ゼロから始める魔法の書』(電撃文庫刊)の続編的な位置付けのライトノベル原作がアニメ化されています。

ジャンルとしては「小説家になろう」のせいで滅びかけている(?)普通のファンタジー系のストーリーです。

2022年春クールのベスト10には入れませんでしたが、ストーリーや作画も含めて一定水準はクリアしていて普通の冒険ファンタジーが好きならわりと楽しめる作品なんじゃないかとは思います。

本作より前に『ゼロから始める魔法の書』は別途アニメ化されていますが、そちらは最後までアニメ化されたわけではないので、前作アニメの視聴は一応前提とはしていないアニメ化だと思われます。原作も、私は読んでいないんですが必ずしも前作を読んでいなくても楽しめるように書かれているらしいです。

元々は行使に悪魔の召喚と契約を伴う「魔術」が存在し、悪魔の介在が不要な「魔法」が別物として存在している世界で、まだ泥闇の魔女ゼロによる「魔法」の確立からあまり経たないため「魔法使い黎明期」ということなのでしょう。

魔女、魔術師が教会から異端認定されていたり人々の生活などは中世ヨーロッパ風ですが、なろう系の作品とは違い現代日本知識や突出した能力による無双の要素はありません。少なくとも今回のアニメ化の範囲におけるセブくん(セービル)は「ポテンシャルは高いけど魔術師としてはあまり優秀ではない」感じです。

そんなセブくんやホルト、クドーといった面々の成長を描く王道的な作品です。ラノベ原作らしいいやみのないラブコメ要素もあります。セブくんらの指導教官であるロス先生はいわゆる「ロリババア」キャラですね。私は好きです。

本作ではロス先生、ゼロ、獣の傭兵を始めとした大人の面々のキャラがわりと魅力的に描かれていると思います。

少し古めの作風ですが、合う人には合うんじゃないかと思います。

制作は作画面で評価されることがあまり多くない気がする手塚プロダクションですが、本作の作画はわりと安定していてあまり不安はありませんでした。

余談: OP主題歌はflipSideの曲なのですが、イメージ的にやはりファンタジー作品だった『キングスレイド』の主題歌と被りますね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

63.1 4 教会で戦いなアニメランキング4位
オルタンシア・サーガ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (164)
375人が棚に入れました
イエペタス半島に700年の歴史を誇る大国――オルタンシア王国。その豊穣な土地を狙う周辺国によって幾度となく侵略の脅威に晒され続けるも、王国に仕える二大公国――オリヴィエ公国とカメリア公国が剣と盾となり、長きに渡って戦禍を免れてきた。しかし、聖王暦767年12月5日。オルタンシア王国に対し、カメリア公国が突如反旗を翻す。カメリア公国の反逆、そして反乱と時を同じくして現れるようになった魔物によって、オルタンシア王国に混迷の時代が訪れようとしていた……戦乱の世で、様々な運命に翻弄されていく騎士たち。悲劇から始まった宿命の継承と戦いが、動き出す。

声優・キャラクター
細谷佳正、堀江由衣、津田健次郎、上田麗奈、内田彩、梅原裕一郎、小林ゆう、柿原徹也、子安武人、乃村健次、江口拓也、大坪由佳、堀江一眞、池田秀一

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

全て、守り抜け

この作品の原作はゲームみたいですね。
2015年にサービスが開始されたそうですが、こちらは未プレイです。
ほっちゃんと麗奈ちゃんが出演されると知り視聴を決めた作品でした。


イエペタス半島に700年の歴史を誇る大国――
オルタンシア王国

その豊穣な土地を狙う周辺国によって
幾度となく侵略の脅威に晒され続けるも、
王国に仕える二大公国――
オリヴィエ公国とカメリア公国が剣と盾となり、
長きにわたって戦禍を免れてきた。

しかし、聖王歴767年12月5日。
オルタンシア王国に対し、
カメリア公国が突如反旗を翻す。

カメリア公国の反逆、そして反乱と時を同じくして
現れるようになった魔物によって、
オルタンシア王国に混迷の時代が訪れようとしていた…

戦乱の世で、
様々な運命に翻弄されていく騎士たち。

悲劇から始まった宿命の継承と戦いが、動き出す。


公式HPのプロローグを引用させて頂きました。

完走して思ったこと…
キャラデザや作画全般がとても綺麗な作品だと思いました。
アニメーション制作はライデンフィルムさん。
今期4作も制作しているにも関わらず、このクオリティが出せるのは素直に凄いと思いました。

主人公のアルフレッド・オーベル役は細谷さんで、主人公の従者である見習い騎士のマリユス・カステレード役がほっちゃんという配役…

マリユス・カステレードは男の子なのですが、ほっちゃんとの相性が抜群…
もともとほっちゃんは、リトバスでも男の子役を演じて違和感が全くありませんでしたが、今回も違和感を微塵も感じさせない演技は流石としか言いようがありません。

一方、物語の方ですが終わり方以外は展開含めて悪くなかったと思います。
でも、終わり方が…
大きな謎、というか展開が大きく変わったところで物語は終幕するのですが、正直説明して欲しいことが山ほどありました。
ですが説明は一切無く、今後の展開の危うさがサラッと示唆されるに過ぎなかったのです。
きっと「あれっ? これで終わり?」と思った方も多いのではないでしょうか。

続編があるならまだしも、これで終わったら中途半端な感じが否めません。
アニメーションとしてのクオリティが高かっただけに残念に思います。
続きが気になるならゲームで…という感じなのでしょうか^^;?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、MY FIRST STORYさんの「LEADER」
エンディングテーマは、まふまふさんの「夜想と白昼夢」
どちらも格好良い曲です。

1クール全12話の物語でした。
細谷さんとほっちゃんの掛け合いが気持ち良い作品でした。
もし続編が制作されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

66.6 5 教会で戦いなアニメランキング5位
白鯨伝説(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (40)
195人が棚に入れました
『白鯨伝説』(はくげいでんせつ)はNHK衛星第2テレビジョンで放映された番組「衛星アニメ劇場」内で1997-1999年にかけて放送されたTVアニメシリーズ。ハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」をモチーフに、監督の出崎統が長年温めていたアイディアから制作したSFアニメである。出崎統・杉野昭夫の共著「アニメーション制作技法~『4701白鯨』を創る~」誌上の題材「4701白鯨」が原案となっている。

rurube さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

衝撃的名作。

宇宙に人類が進出し数多くの宇宙船が行き来していた時代から数十年、宇宙バブルは終わり宇宙には廃棄された宇宙船が残された‥。
エイハブ船長のエイハブカンパニーは廃棄された宇宙船から物資を集めブラックマーケットに流す仕事を縄張りとしていた。彼らは鯨獲り(宇宙船が鯨に似ているから)と言われどんな商品も調達する命知らずの集まりだった。そんな折、エイハブに一人の少年ラッキーが仕事を求めやってくる、しかし彼には大きな秘密があった。厳しい試練に耐えエイハブカンパニーの一員になったラッキーに最初の仕事が入る。その仕事の途中一体のアンドロイドを発見、アンドロイドは政府に管理され一般人が所有する事は禁止されていた。そしてアンドロイドのデュウとの出会いはこれか巻き込まれる大きな事象のはじまりに過ぎなかった。
ラッキーの秘密とは彼の母性である資源惑星が役割を終え、新兵器の実験星に選ばれたのを阻止する事だった。その新兵器の名前は『白鯨』 白い巨大な鯨のような宇宙船であり一度起動すれば星一つを消滅させるエネルギーを放出する。ラッキーの兄は反政府運動をしており今回この計画の中止を求め宇宙一の鯨獲りであるエイハブに協力を求める為にラッキーをエイハブのもとに行かせたのであった。
ラッキーから話を聞き少なからず『白鯨』と因縁があったエイハブは協力する事を容認、ラッキーの母性である惑星モアドに急ぐ。しかし物語が進むにつれある真実が明かされるアンドロイドのデュウは宇宙船 『白鯨』 に何かあった時の代わりとなる起爆装置だったのだ‥。
大きな事象巻き込まれるエイハブカンパニーは何処に行き着くのか‥。

この話、映像も物語りも情熱も詰まっているが悲しくも金が無かった。もともと36話を予定していたが金銭的な問題や制作元が倒産してしまい紆余曲折して24話。話が途中で飛ぶのと制作が追いつかず歌の挿入などで尺を誤魔化していたらしい。観ればその部分は分る。権利も他の会社に譲った問題なのかDVDも手に入らないし視聴が困難で最後まで観れていない。
けれどこの作品に対する監督の熱意には感服せざるおえない。けして奇を狙った訳ではない独特の作画・重厚なストーリー・そしてエイハブ船長の魅力。この作品に掛けた思いが伝わる作品だった。

エイハブ船長の魅力について少し記述したい。
ラッキーの母星である惑星モアドでラッキーの兄 シロー・トキサダ(元ネタは天草四朗)との会話
「俺が神様に頭を下げたのは孤児院の教会で牧師様からココナッツチョコレートそせしめる時だけだった。水を挿すわけじゃねーけどよ‥言いていことは言わせてもらいたい。」
「どうぞ」
「なにかい?この戦は神頼みかい。それでこっちは皆心が清らかで神様に許されて清く正しいお人びとが自由の為にって言うやつなのかい?断っておくが俺たちは、いや少なくとも俺は清くも正しくもねーぜ。」
仲間と言い合いして
「清く正しい戦争なんてねーってことよ。分ってんのかなラッキーの兄さん?どんな理由にせよお互い勝ちに行くには相手をぶっ壊したり殺したりしなきゃなんねーんだ。」
「分っています。」
「分ってねー!分ってたら神様に力を借りたいなんて言えねーはずだ!相手を殺すために力を貸してくれる神様なんぞは本物じゃねー。いいかい神様なんてのは自分が散々好きな事やって最後にすんませんでしたってせいぜい許しを願っておしめーよ。そんなもんよ!」
近づくエイハブ
「俺が何が言いてえか分るかい?危険なんだよ神様とかなんとかを戦争に持ち込むのはよー。命がよ安くなっちまうんだ、神様のためだとか言ってぽんぽん命捨てちゃう奴が必ず出てくるんだ!そういうのだけはよ俺は我慢ならねーんだ。そういう戦争をよ俺は何度も見て来た人間はさ生きてて何ぼだぜ。勝利の為に死ぬ奴より負けても生きてる奴の方が俺は偉いと思っている。もしもあんたの性で誰かが安っぽく死んだら俺はその瞬間にこの星とおさらばするぜ。」
「分りました。」
「分っちゃねーと思うがよ‥まーそういう事だ。」
「でも‥それはきっと貴方が強い心の持ち主だから、力の無いもの弱いものが戦いに望むには何かの力が必要です。」
「馬鹿やろう‥弱い奴ってのが何処にいるんだよ 生きてるって事はな強いって事よ!! どうもな駄目だあんたとは馬が合はねー、ラッキーとは合上手くやれんのによー。」 15話より

多分この台詞が描きたくてこの作品を作ったと感じる。この台詞には監督の人生・台詞の美しさを損なわない洒脱・音の美しさ全てがそろっている。アニメ史に残る名言。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12
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