昆虫で豆知識なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの昆虫で豆知識な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月10日の時点で一番の昆虫で豆知識なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.4 1 昆虫で豆知識なアニメランキング1位
ソウナンですか?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (542)
2014人が棚に入れました
家もない…。食べ物も、水もない…。女子高生4人組は、どこかもわからない無人島でソウナンしてしまい大ピンチ! …のはずが、けっこう元気です! なんにもないから、なんでも作る! なんでも食べる! 知恵と勇気の無人島サバイバル!

声優・キャラクター
M・A・O、河野ひより、安野希世乃、和氣あず未、大塚明夫
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

括約筋肉少女帯

なんでもかんでもJK出しときゃいいと思ってんと違いますか?

・・・大見得を切って昨今のJK花盛りな風潮を揶揄した自分を殴っていただいて構いません。
えーあのー、、、JKいいね ボソッ

ここ2,3クールの15分ものの中では一番好き。


 タイトル 『ソウナンですか?』

Q なるほど。遭難した時に役立つサバイバル知識満載の教育系アニメですね?
  ↓
A そうなんですけどちょっと違います

Q となるとそのまんま愛でたり鼻の下を伸ばしたりするアニメなんですね?
  ↓
A いやほんとまぁそうなんですけどなんかちょっと違います


 {netabare}恥じらいを捨てた{/netabare}

 {netabare}または恥じらいの皮を一枚ずつ剥がす途上にある{/netabare}

 {netabare}若い娘さんの生命讃歌に目を細めるアニメです{/netabare}


修学旅行中の飛行機事故という絶望的な経験をしたのにクラスメイトや先生の話題なぞどこ吹く風 (笑)
原始的欲求と文明的理性との狭間でユルく葛藤する遭難者4名の観察日誌です。ちなみに原作は未読。


 それでも生きていかざるをえない!


かつてオーケンはダメ人間に向けそう語りかけました。
無人島サバイバルのような原始的環境において、恥じらいや見栄は不要であるとの現実。
昆虫食も尿による水分補給も肯定されちゃうのです。
だって生きていかざるをえないんですもの。

これがもう少し歳を取って分別のある大人になってればエロチシズムを感じたのかもしれませんが、親の庇護下にあるだろう女子高生たちから感じるのは、守られてる身分からの自立の胎動です。
・・・実際はだいぶユルイです。悲壮感がないなどとことさら目くじらを立てるほどではありません。アニメですから。


アイディアの勝利でしょう。
普段なら眉間に皺をよせてしまうデリカシーのない表現は置かれてる状況が免罪符となりました。
突発的なえっちい描写もそうは言ってもしゃーないだろうよと説得されてしまう環境下に生きる彼女たちであります。

 {netabare}とってつけた感がないのです!キリッ{/netabare}

よくあるラッキースケベやお約束水着回などに飽きがきてる方でも許すことが出来ちゃう仕様です。


なおメンツはこちら ↓

 鬼島ほまれ(CV M・A・O)
 鈴森明日香(CV河野ひより)
 天谷睦(CV安野希世乃)
 九条紫音(CV和氣あず未)

ダントツでほまれですね。遭難歴複数回のエキスパートの彼女。心地よいのは行動 / 言動になんら躊躇がないこと。即断即決は頼もしかったりギャップボケを生じさせたり、かといって他の三人に歩調を合わせる柔軟さもある。プランAで同意を得られないならすかさずプランBと次善策を講じます。そのプランBは周りの意見を咀嚼した上での最適解なのでいったんここでアクションに移れます。ズルズルと第3第4の案に流れたり話し合いでループすることもありません。
自称脇役マニアの私には珍しく主役鬼島ほまれが最も魅力的なキャラクターに映りました。


ついでに、回想に出てくるほまれパパ鬼島丈一(CV大塚明夫)とほまれとの掛け合いもじわじわくる。

{netabare}「いいか?ほまれ」で始まる回想 @ どこぞで遭難中
ここから丈一によるほまれへのサバイバルチュートリアルが展開される。例外なく自信満々である。なんというか屈託がない。
対するほまれのリアクションは一定。「うんっ!」その瞳はきらきらと輝いているのである。{/netabare}

手を変え品を変え繰り返される親子の会話シーンも毎週の楽しみでした。
OPEDの印象は薄いかも。サクッと15分の手軽さ。毎度次週が待ち遠しかったです。



※最終回ネタバレ

{netabare}私、何かを失った?
いえ、ちがうわ。
命をつないだだけよ。
うん。
きっとそうよ。
だって{/netabare}

それでも生きていかざるをえない、な満足の全12話でした。
置かれた状況がシビアであればあるほど、そこからの落差でお笑いが映えてくるものなんです。
徹頭徹尾シリアスに振れずギャグで貫き通した点も評価が高い一品です。


{netabare}紫音がひと皮むけて躊躇なくウ〇コハンドクリーム塗ってたらさらに点数上げてましたね、きっと。{/netabare}




■(余談)鬼島ほまれを雇いたい

仕事でも頼れるリーダーとして能力を発揮してくれそうです。
仮に彼女をヘッドハンティングできなくても育てる手というのもある。新人研修にはほまれ父を招聘し1年くらいどっかに放り込むとか。研修コストは飛行機代くらいだし。
雇用なので給与支払義務は生じるとしても帰還後の伸びしろに期待できそうです。
従業員も税法上 “ 非居住 ” 扱いで納税額を減免されますし、手をつけてない1年分の給与所得が口座に振り込まれてるわけですから、それほど悪条件ではないと 勘違いしてくれるかもしれません。
もちろんそんな会社に応募があるかどうかはまた別の話です。



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

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2019.09.18 初稿
2020.04.06 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 60

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

修学旅行…からの〜ソウナンですか!?

ガラケーの使い方ってあーゆー使い方があるんですね。…ま、こんな事が無ければ使わないやり方ですが(笑)


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全12話・15分アニメ)


修学旅行の移動で使ってた飛行機が飛行機事故を起こす。放り出され、たまたま同じになった同じ学校の女子高生4人(クラスは別)。救助が来るのを祈り、行き着いた無人島でサバイバル生活が始まる。
…ってとこですね。


微エロ表現だけなら「またこんな系か…」で断念したと思います。が、サバイバル知識が中々面白く、微エロ表現は観てもらう為の1つの動機になってたので全話視聴出来ました。
ちょっとやり過ぎだと思うのもあったけどサバイバル知識で調べると理に叶ってるので「なるほど」と頷けるものばかりでした。
ま、詳しく表現してしまうと尺が足りないだろうな。そこは仕方ない。

『鬼島ほまれ』のサバイバル知識(ほまれパパの教育の賜物)、『天谷睦』の趣味が「読書と料理が得意」と言ってた通り色々な場面で知識が披露されたり料理の時も肉を率先して屠殺(とさつ)したりとこの2人がサバイバルには向いてるタイプ。
『鈴森明日香』は元気娘だが若干アホ娘だが快活な娘。(ゲテモノ苦手)
『九条紫音』は家がお金持ちなのでまんまのお嬢様。なので我儘言いたい放題で「死んだ方がマシよ!」と言い、ちょいちょい困らせる。
しかし意外と手先が器用で他人を思いやるとこもある。
が、後半の2人は物語最初の方「食べ物さえあれば」や「シャワー」など結構我儘放題でサバイバル向きでは無い。

この4人で繰り広げるサバイバル生活なのですがタイプが違う現状の受け取り方をしてて面白かったですね。ま、普通に考えたらいきなり数分後何もないとこでサバイバル生活をしなきゃならない現実が来たら後半2人の様な我儘を言うのも納得はします。
で、現代社会で慣れてるから火さえ起こせない…ってなるんだろうな。


食べられるかのパッチテストはサバイバルやってる人はやりますね。一般人がパッチテストやるとしたら毛染め液とかかな。アレと似たような物です。
アレを容赦なくお尻にって…痒さだけで済めばいいが(苦笑)
二の腕にしてやれよ、『ほまれ』。


6話は結構考えさせられますね。お肉を食べる為に…って感じで。幼虫や昆虫で良質なタンパク質を摂るのも良いですがやはりお肉料理を食べたくなる。『セロトニン』不足から来るストレスなどでね。
そこでお肉の『トリプトファン』という必須アミノ酸を補給しストレス軽減に繋げるって感じです。(お米と一緒に食べるとなおよし)
かなり簡単に書きましたが、詳しくは栄養学へ。

話が逸れました。戻します。
ウサギの命を奪う事、それを捌く事、そして食す事…
最初の2つをやったある人物達は普段生活してるだけならやらない事だから普通に凄いなと観てました。屠殺なんか発狂したくなるだろうな。(食肉の処理方法は搬入から含めると約20工程以上)
そして食した後のあるキャラの「ごちそうさま」はグッと来ました。
因みにウサギ肉は淡白で鶏肉みたいですがやや噛みごたえがあります。調理法で変わりますがね。
フランス料理ではご馳走らしいです。


しかし最終話はちょっとビックリしました。
うん、でもよく考えれば座薬がそうだから…
ハハハ…


OP曲はなんか楽しそう。ソウナンするのに。
ED曲もなんか楽しそう。ソウナンしてるのに。

アイキャッチの「ソウナンですか?」は『こ○すば』や『みな○け』みたいな感じで使い方は良かったです。


サバイバルだけど所々はギャグ、美白や清潔を保つなど女子高生でありたい!ってのもあり、微エロ込みで男性向きな作品だなと感じました。
2期がもしあるなら観てみたいですね。だけど2019/10/29現在、既刊5巻だから無理かなぁ。
でも最終話の終わり方を観ると期待したい。


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6話観て思いだしたのが私も高校生の夏休みの時、ある地方の農家さんのとこでお手伝いした事があって近くに牧場をやってる人にもお世話になりました。そこでなぜか鹿を屠殺するとの事で手伝ったんですが…何回か吐きましたね。
血とか内蔵とか生々しいのは勿論、死んでるけど目が合うと自分の震えが凄い。ナイフが骨に当たったり鹿の体温が…。
もう出来ないだろうなぁ。
なので6話のあるキャラが屠殺して声を上げるのはよく分かります。最後までよくやれたもんだ(汗)
魚だと三枚おろしとか出来るのに不思議ですね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

遭難時の心得

アニメーション制作:Ezo'la、
監督:長山延好、シリーズ構成・脚本:待田堂子、
キャラクターデザイン:西尾淳之介、音楽:立山秋航
原作:岡本健太郎、さがら梨々

「なめくじは決して生食してはダメだ」
「ヘラジカの睾丸は生食できる希少な部位だ」
「パパ、タマ臭いよ」
という衝撃的なセリフからスタート。
修学旅行中に飛行機事故で遭難してしまった
女子高生4人が島に辿り着き、
そこでサバイバルする物語。
こう書くとかなりシビアな内容に思えるが、
実際には、遭難したときの豆知識と、
エロ描写&コメディ満載のストーリーとなっている。

トビウオを捕まえてからつぶして
内臓や血などから水分を補給する方法や
海に漂流しているときに見えている水平線は、
せいぜい4~5キロ先までなどということなど、
1話目から色々な豆知識を披露する。
{netabare}水分を分けるために殿様バッタを食べた口から
唾液を口移しで流し込むという笑い満載の展開。
また食べられるものかどうかを判定するために、
実の部分を切って断面を皮膚に押し付けてみるというのは、
万が一のときに役に立つかも。
こういうシーンで尻に実を押し付けるなど、
あざとい描写が色々あるが、観ているうちに
あまり気にならなくなってくる。{/netabare}

ところで、これを観ていて思い出したのだが、
私も子供のころにヤドカリを食べたことがある。
アウトドアに詳しい親戚の叔父さんと海に出かけて、
貝類とともにヤドカリも食えるということで、
浜辺で焼いて食べた。
気持ち悪さだけが記憶に残っていて、
味はあまり覚えていないのだが…
そういえば、私は食べてないのだが、
兄はその同じ親戚の叔父さんとヒトデを
食べたと言っていた。
今では浜辺で貝を焼いて食べていると、
すぐに監視員が飛んできそうだが、
昔はそういうのも大らかな時代だった。
潮干狩りに出かけても今ほど重量に
厳格ではなくて目分量のチェックだった気がする。

子供のころは海にもよく潜って遊んでいたが、
さすがに水深が10メートル以上もあるような場所では、
潜っているうちに恐怖感が強くなる。
しかも私が泳いでいたのは瀬戸内海だったから、
それほど海も綺麗というわけではなく、
ある程度潜ったら、真っ暗で遠い海底が見えて、
底まで行くのには、かなりの勇気が必要だった。
あれは、スキューバダイビングなら、
怖くないのだろうか。
私が暗所恐怖症なのかもしれないが。

動物を捕らえるときのトラップは、
ゴールデンカムイと同じような「くくり罠」が
紹介されていた。輪を針金なようなもので作り、
そこを通った振動によってトリガーが作動し、
吊り上げられるという仕組み。
リスは癖がなくて旨いらしい。
さすがに食べたことはないが…

それとウサギ実食の回では、
動物を仕留めたとしても気温が高い場所だと
1時間くらいで肉が腐敗してしまうことなども
しっかり描いている。
捌くのは普通は難しいが、
名人であるほまれの存在がリアリティを持たせてくれる。
サバイバル系のテレビや映画などで、
狩りの様子などを見たことがあるが、
しっかりとした処理をしていないと、
小さな虫がどんどん寄ってきて
すぐに大変な状態になってしまう。
せっかく食物を確保しても、
虫が湧いたグロテスクな有様を目にして、
生き抜こうとする心が折れてしまうのだ。

そういえば、子供のころにウサギのソーセージを
食べた記憶があるのだが、どんな味だったかは
覚えていない。普通に美味しかった気がする。
7話で登場する海岸に生えている
ハマボウフウという多年草が食べられるという。
漢方薬としても使用されるそうだ。
世界中のどこにでも生えているというのも
また興味深い情報だった。

キャラクターとしては、サバイバルの専門家である
ほまれを中心に、明日香、陸、紫音の性格が
それぞれ個性があって面白い。
特にストーリーが退屈にならないよう
紫音の我儘を上手く使っている。

最終回の衝撃の展開は、
おそらくほとんどの人が驚いただろう。
こういうやり方があるというのは、
知識としてもとても面白い。

ヤンマガでは現在でも連載中。
{netabare}そこでは、未だ遭難生活を続けている。{/netabare}
アニメのラストでほまれの父が
救助に向かっている様子が描かれたのだが、
彼女たちが家に帰れる日は来るのだろうか。
(2019年10月5日初投稿)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 59

65.6 2 昆虫で豆知識なアニメランキング2位
天地創造デザイン部(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (139)
463人が棚に入れました
光、水、大地を造り――そして、そこに住まう生き物を、動物たちを造ろう――と思ったけど面倒になって下請けに出した…!?神様から生き物の創造を依頼された天地創造社。地上に存在する生き物は、天地創造社のデザイナーたちが造り出していた。この生き物は、どうしてこんな姿なの?この生き物は、どうしてこんな生態なの?生き物誕生の裏側には、神様からのムチャ振りを独創的なアイデアで実現しようとするデザイナーとエンジニアたちの苦悩と歓喜のドラマがあった!「面白くて、ためになる」と多くの反響を巻き起こした“生き物創造お仕事コメディ"が、2021年ついにアニメ化!

声優・キャラクター
榎木淳弥、原由実、井上和彦、梅原裕一郎、諏訪部順一、岸尾だいすけ、大空直美、竹内良太、泊明日菜、木野日菜、逢坂良太、水島大宙、龍田直樹
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

傲慢

5話までの感想{netabare}
うわぁ、インテリジェントデザイン教かぁ。
どっかの宗教団体がスポンサーについてるのかな?
それはそれで構わないんだけど、あの“ポケモン”ですらラマルク色が強すぎると思ったのか、ゲームは知らんが最近アニメの方でネオダーウィニズムネタをやっててビビったのに、そんな時代にこれかぁ。
で、真っ先に気になるのは…コイツらをデザインしたのは誰?
普通に考えりゃ「神は自分に似せてお造りに~」だけど、う~ん、そんなん?
人体も結構不完全だと思うんだが…できれば最初は形容しがたい存在で、自分達で「人間みたいな姿」をデザインして欲しかったかな。
あ、それだと怒られちゃうのか。
本当は概念的なモノで私の目には人間の姿に見えてるだけ、と考えるようにしよう。
“タツ”ノオトシゴを作った後に竜を作ったのも順序が変に感じたが、名称も概念的なものなんだろう、英名はシーホースだしね…ってやっぱりこれって欧米(キリスト教圏)向け作品?
デザイン部に黒人居ないのは大丈夫なん?

内容は、現存する動物に対して「こんな形質になったのはこんな経緯があったからでした」と創作ネタを披露するというモノ。
ぶっちゃけ真実(どこまで真実かは諸説あるが、一般的な学術的な進化プロセス)の方が面白いので創作ネタがイマイチ。
例えばコアラのパップ、毒を分解するために必要だとは言うが、じゃあなんで毒を食わなきゃならないの?という部分は「デザイナーがそうしたかったから」。
ええ、そこは普通に「住むとこ追われてそれしか食うもん無かったから」の方がよっぽどドラマチックな気が…。
更に4話のラッコなんて、最初から答えが決まっててそこへ向かうための恣意的な理詰めを展開してるだけの出来レース感が酷かった。
作品全体がそうなので「そういう作品なんだよ、ナニを今更」と言われたらそれまでなんだけど、もうちょっとなんかこう、意外性というかハメを外したというか…無いモンかね?架空の生物は論外ね。
地獄って誰向け?
と、文句っぽくなっちゃったけどなんか惜しい、もうちょっと料理のし方があるんじゃないかなー?と。
科学で上手く説明できてないヘンテコな形質についてオリジナル考察を展開すれば面白くなりそうなんだけどなぁ。
雰囲気的に“ミイラの飼い方”にとても近いモノを感じる、スタッフ被ってたりする?

それ以外では、1話アリクイのエピであまり運動しない方が美味しいと言ってたが、だとすると「メガテリウムは美味かったのかな、絶滅させるくらいに」と思ってしまったりw
そう考えるとやっぱり人間(まだ造ってない?)のデザインはどういう認識なのかが気になる、もしくは作中段階では誰も人間を作るということを考えてないとか?
活きのいいソーセージってユムシ?韓国でよく食べられてるらしいが、だからトウガラシ入れたのかな。
パンダもリアルであんな風にホイホイ増殖できたら楽なのにねー、そんな願いを込めたネタだったのだろうか。
また、モルフォ蝶やメンガタスズメなどが登場したがこれらは名前の紹介がされなかった、「分かる人だけニヤリとしてちょ」ってことか?


で、それはそうと、実は一番気になってることがありまして。
「本当にいる生き物図鑑」のコーナー、SDキャラクターにモアモアとしたエフェクトがかかってて変。
やりたいことは分かるんだ、この演出何て言うんだ?最近のアニメでもあったハズだけど…ああもう出てこない。
ってことでちょっと古い例になるけど、ゲームの“かんばれギンくん”みたいなのをやりたいってことは分かるんだ。
なのだけど、枚数増やさないでエフェクトでそれをやろうってのは無理が過ぎる、手前でストーブ焚かれてるようにしか見えない。
なんか一歩足りないって印象はこういうところからも溢れ出てるのかなぁ?と思ったり思わなかったり。{/netabare}

途中で断念{netabare}
なるべく好意的に見ようと頑張ったけど段々ムカムカして来て途中で断念。
どうしてもデザイン部の連中が生命を弄ぶ奴らに見えてしまって…これが見た目化け物ならまだ許容できたんだけど、ヒトの姿をしてるせいで傲慢にしか映らない。
生き物はお前に気に入られたくて誕生したワケではない。
最後にクソ共がベリっと脱皮して名状しがたい姿を現すとか、ヒトをデザインする展開とかあるのかも知れないが、そこに辿り着く前に我慢の限界を迎えてしまいました。

傲慢であることに無自覚なのはどうにもダメだ、そんなの気にする私も傲慢?{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ヘンな生き物がいるのは、わたしたちのしわざ

この作品の原作は未読です。

キャラデザはそれほど琴線には触れませんでしたが、各話の最後には劇中で採用された実在する動物を紹介する「本当にいる生きもの図鑑」のコーナーに至るまでの物語の構成とアプローチが面白く、気付いたら完走していました。


はじめに、天地創造があった。
堪能の神は、すべてを造りたもうた。

光、水、大地を造り――
そして、そこに住まう生き物を、動物たちを造ろう――
と思ったけど面倒になって下請けに出した…!?

神様クライアントから生き物の創造を依頼された天地創造社。
地上に存在する生き物は、天地創造社のデザイナーたちが造り出していた。

この生き物は、どうしてこんな姿なの?
この生き物は、どうしてこんな生態なの?

生き物誕生の裏側には、神様からのムチャ振りを独創的なアイデアで実現しようとするデザイナーとエンジニアたちの苦悩と歓喜のドラマがあった!

「面白くて、ためになる」と多くの反響を巻き起こした
“生き物創造お仕事コメディ”が、2021年ついにアニメ化!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

公式サイトのTOPページには、このレビューのタイトルに引用させて貰った
「ヘンな生き物がいるのは、わたしたちのしわざ」との記載があります。

確かに、デザイナーたちの構想段階では摩訶不思議な格好をした動物や昆虫は少なくありませんでしたが、結果的にそれらはリアルに全て現存するモノたちばかりなんです。
だから、デザイナーの構想の過程は、まさに生き物の進化そのもの…

物語は概ねパターン化されています。
まず神様から生き物に対するオーダーがあるのですが、そのオーダーが独創的なんです。
以下に神様のオーダーの一部をピックアップします。

「かわいくて、かわいくない生き物」
「翼がないのに飛ぶ」
「誰もいないように見えて、実はそこにいて見てる動物」

独創的というか、何を所望しているかがまるでわからないオーダーの数々…
改めて振り返ってみると、こんなオーダーから現存する生き物を生み出すのですからデザイナーの皆さまは凄いとしか言いようがありません。

ですが、いきなり最終形態をデザインできるほど、このオーダーは甘くありません。
試行錯誤を繰り返しながら最終形態に近づいていくのですが、この作品の見どころの一つは、試行錯誤の上に生み出されたアイディアだと思います。

とにかくボツになったデザインが面白いんです。
生命維持機能、食物連鎖のピラミッドを踏まえた個体の在り方を捻出して組み合わせていくのですが、中には私たちの想像の斜め上をぶっ飛ぶデザインが生まれてくるんです。
これが面白いのなんのって…^^

キャラデザだけで視聴を決めなくて良かったと思えた作品です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、96猫さんの「Give It Up?」
エンディングテーマは、登場人物で構成されたパライソ☆社員スターズの「DESIGNED BY HEAVEN!」
96猫さんオープニングテーマは、軽快なメロディが心地良い楽曲でした。

1クール全12話の物語でした。
ですが、Amazon Prime Video独占配信の「特別編」が配信されているので、全13話と言っても良いと思います。
この特別編も中々面白かったですよ。

ギャグ要素は取り入れられているものの基本的に真面目な作品なので、深夜アニメ層に受け入れられるかは少々疑問ですが、私は総じて楽しませて貰いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

へぇ。明日、人に教えたくなるムダ知識の泉(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
様々な生物のトリビア満載のギャグアニメ。「群れなせシートン学園」に近いけど、あちらと違い、萌えなどのない純粋なギャグアニメです。

後半になるに従い、ややネタ切れ&マンネリ感はあったけれど、最後まで楽しく観られました。

メジャーな動物が多い前半が特にオススメですが、基本的に1話完結なので、どこか1話だけを切り取って観てもちゃんと楽しめるんじゃないかと思います。

2021年冬 剣道部的OP大賞(非公式)受賞w

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
確かな知識に基づいた妄想力は、創作の基本。

本作の魅力です。

生物は実に合理的で、時々ムダ(進化の過程)がある。

突拍子もないオーダーを受け、試作品を作り、問題が露見し、マイナーチェンジをして地球環境に適応させる。その過程で色々妄想したり暴走したりするのですが、それが確かな知識に基づいているので、破綻はしない。

また、ペガサスやユニコーンが存在できない理由を、きちんと生物学的な見地から考察しているので、色々納得してしまった。竜の卵が尿路結石ってのも、笑った(笑)

他にも、キリンが鳩を食うとか、イルカがカバから進化しているとか、蝙蝠が馬と近縁だとか、亀の甲羅が肋骨だとか。

意外な動物の習性を知れたり、進化の過程を想像できたりする、学べて楽しいアニメだった。

中でも一番記憶に残っているのは、「老化」の捉え方。老化を「多くの生物が採用する優秀なシステム」と捉え、簡単な実験でそれを証明する。なるほどなと思った。

あと、OP好きでした。軽やかに韻を踏んでいく前向きで楽しい音楽には中毒性があり、今期の脳内リピ率1位でした。あの曲を、「はたらく細胞BLACK」の映像に乗せて流してみたら、ちょっと面白いんじゃないかと思いましたw
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
なかなか面白い設定。ペガサスは飛べない(笑) キリン、鳩食うの?(笑) 確かに、そういう視点で見ると、ヘビはデザイン性高いな。進化=アップデート。試作島、ガラパゴス。短距離より長距離の方が旨い(恐)w チョリソーじゃねぇか(笑)

2話目 ☆4
そう考えると、コアラ可愛くないよな(笑) ユニコーンの不採用理由(笑) イッカクは、角がセンサーだしな。勢いでケルピー(笑) へ~、イルカはカバから派生してるんか。イカの上下(笑) 

3話目 ☆3
竜の玉が尿結石は笑ったw  かなり悪のりだった。あんな落書き生物、いるんだ(笑)

4話目 ☆4
なるほど、蝶じゃなくて、蝙蝠になるのか。へ~、蝙蝠って、馬と近縁なのか。ハチドリ、夜は冬眠するのか。ダチョウって宝石作るの? パンダの白黒って、確かそうだよね。可愛いは正義。堕天するの?(笑)

5話目 ☆3


6話目 ☆3


7話目 ☆3


8話目 ☆3
ビエルサかな? 蛙は気合い(笑) 亀の甲羅って、肋骨なんだ。へぇ。

9話目 ☆3
熊って、そうなんだ(笑)

10話目 ☆3
何のアニメ?(笑) 

11話目 ☆4
ウサギ、雄を殴るメス(笑)

12話目 ☆3
まさかの下田くん(笑) なんとなく、アニオリっぽい?
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
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