決め台詞でツンデレなおすすめアニメランキング 1

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84.6 1 決め台詞でツンデレなアニメランキング1位
終物語(「まよいヘル」「ひたぎランデブー」「おうぎダーク」)(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (686)
4327人が棚に入れました
3月13日、大学受験の日の朝。臥煙伊豆湖の振るう怪異殺しに切り刻まれ、阿良々木暦は死んだ――
だが死んだはずの暦は、とある場所で目を覚ます。
そこにいたのは、成仏したはずの八九寺真宵だった。
不思議がる暦に、彼女はこう告げた。
「ここはですね――阿良々木さん。地獄です」
そして暦は自分が死んだ意味を知る。

阿良々木暦が「何」でできているかを知る物語にして、すべての「始まり」を知る物語は、ここに締めくくられる――
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

阿良々木暦の高校生活——完結。

こちらは終物語の完結編って感じです。
1つずつあらすじをなぞりつつレビューしていきます。

まよいヘルのレビューです。
こちらは「暦物語 こよみデッド」の続きです。
臥煙さんに殺された阿良々木くん。
地獄で待っていたのは八九寺真宵ちゃんでした。
{netabare}阿良々木くんのセクハラっぷりは相変わらずだなぁ。
彼のセクハラは年中行事なのに全然慣れない。
相も変わらず気持ち悪いです。
八九寺は今居るのは阿鼻地獄だと教えます。
阿鼻地獄って八熱地獄の中でも1番やばいとこだよね!?
どうやら吸血鬼を助けたから最下層まで落ちたらしい。
それだけで阿鼻地獄にまで落ちるの!?
セクハラのしすぎなんじゃ…(笑)。
八九寺はといえば,親より先に死んだから地獄に落ちたらしい。
それで賽の河原から阿鼻地獄に出張してきたと。
地獄を案内する八九寺。
阿良々木くんを生き返らせてくれるといいます。
そして連れて行かれた先で彼を待っていたのは,同じく死んでしまっている手折正弦でした。
地獄で阿良々木くんを生き返らせる準備をしておくことが仕事だったと彼は言います。
そして,自分自身はもっとずっと前に既に死んでいたとも。
知っていたのは臥煙さんと忍野。
また,臥煙さんのネットワーク外の自分に阿良々木くんや忍ちゃんをターゲットにした依頼がきたといいます。
それを前もって彼に教えていたのは忍野でした。
全然出てきてなかったけど,実は裏で動いてくれていたのね★
そして空から伸びてきた白蛇を握る阿良々木くん。
引っ張りあげられる瞬間,彼は八九寺を脚で挟みます。
彼女を置いてはいけないのね。
そうして現世に戻る時,正弦は退治の依頼人の名前を告げます。
「忍野扇」と。
現世で彼を待っていたのは臥煙さんとキスショットでした。
取り敢えず入試に向かえと。
いや。こんなことがあったらまともに試験なんて受けられる精神状態じゃないよ,わたしなら。
とにもかくにも生き返れて良かったね,阿良々木くん。
主人公が死んだらそこで話が終わっちゃうもんね。{/netabare}

次に「ひたぎランデブー」。
こちらは戦場ヶ原さんとデートをするお話。
{netabare}「戦場ヶ原ひたぎを愛している。臆面もなくそう言える。」
―っていきなり言い出すからびっくりしたけど…(;'∀')
恋愛が時間じゃないってのは分かってはいるけど,正直そこまでの大恋愛をしたかっていうとそんな感じもしてないのよね。
1年前には考えもしなかったわけでしょ!?
そもそも化物語で戦場ヶ原さんが阿良々木くんを口説いてた(?)時だって,阿良々木くんには全然そんな気なさそうで鮮やかにかわしてたじゃん。
それが,一体いつそんな恋に落ちたのかそこら辺がよく分かんないのよね。
「土台,自己愛を放棄しなければ。自分以外の誰かを愛することなんてできやしない。」
そうなの?よく言われるのは逆だよね。
まず自分を愛さなければ他人を愛すことなんてできない。―って。
どちらも真だとするなら中庸が大事ってことかな??
それで戦場ヶ原さんからデートに誘われます。
なんかわざわざシャワーを浴びて準備してたわりには家の前でしゃべるだけなのね(;・∀・)
デートを取りつけるだけなのにこんなに長広舌をふるわないといけないの(汗)!?
そういえば,恋物語で死ぬことは免れたんだったっけ。
阿良々木くんの部屋で寝っ転がって漫画を読んでいる斧乃木ちゃんにデートのことを報告すると彼女もなぜか行く気満々。
憑物語からわたしは彼女がお気に入りです♪
正弦の話をするも斧乃木ちゃんは忍ちゃんの話に切り替えます。
どうやら完全復活したキスショットが怖い模様(笑)。
態度を豹変させなきゃいけないからって阿良々木くんに敬語を教わろうとします。
「ハートアンダーブレード様は聞こし召すのかな?」って…。
それもう古文だよ。
いや。古文だとしても間違ってるけど…。
そして,月火ちゃんを察知するや否や物凄いスピードでぬいぐるみになる斧乃木ちゃん可愛すぎ。
あんなにくつろいでいたのに(笑)。
そして月火ちゃんは斧乃木ちゃんをかなり気に入ってる模様。
撫子ちゃんの話をする月火ちゃん。
「友達って言っても,お前と千石そこまで仲が良いイメージなかったから。」
あたしもだよ,阿良々木くん!!
なんか月火ちゃんって撫子ちゃんみたいな子を下に見てそうなんだよなぁ。
「大親友だよ。」って怖いよ~。
そして戦場ヶ原さんは戦場ヶ原さんで羽川に寄せてくるし…。
羽川が阿良々木くんを好きって知っててそれやるの一体どういうメンタルなの(笑)!?
そして自動車免許を取得していたドライバーヶ原ひたぎさん。
阿良々木くんはやっぱり鏡だけじゃなくて写真にも写らなかったのね。
プラネタリウムに向かう2人。
プラネタリウムで夢の中に出てきた扇ちゃん。
“正しさ”について話す扇ちゃん。
正しさについてはまよいヘルでも八九寺と話していたよね。
そういえば,ここは日本科学未来館かな??
その後は色んな所でデートを楽しむ2人。
確かにてんこ盛りだなぁ。
まぁ,この2人は受験生だったしそうじゃなくても怪異がらみでデートどころじゃなかったんだろうけど,ろくにデートにも連れて行ってもらえないなんてちょっと寂しい気がするよな,彼女としては…。
それに,このデートも誘ったの戦場ヶ原さんだよね。
戦場ヶ原さんに誘われなかったら他の女の子といちゃいちゃするのに忙しくて永遠に彼女をデートに誘わないんじゃないかという疑念が…。
アニバーサリーという言葉に難色を示していたりもしたし,戦場ヶ原さんじゃなかったら愛想つかされてても不思議じゃないかも(;'∀')
そしてお姫さまだっこはお互いに恥ずかしいでしょ。
周りに人間が一切描かれていないけど,本当は居るんだよね!?
あまつさえホワイトデーのプレゼントもナシだしね。。
そして何かを思いついたのか態度を急変させた戦場ヶ原さん。
そんなまわりくどいことしなくても普通に頼むんじゃダメなの(笑)?
最後に扇ちゃんが出てきます。
また待ち伏せ。
街灯の灯りに浮かび上がる彼女が不気味だなぁ。{/netabare}

最後におうぎダーク。
所は浪白公園。
臥煙さんとキスショットと八九寺が野球をしている。
いや一体どういうメンツで何をやってるの(笑)!?
そこに阿良々木くんと斧乃木ちゃんが登場。
逃げ出したくもなるよね。
怖すぎるもん。
そして八九寺のコンディションを胸を触って確かめようとするな!!
そもそも胸触ったところでコンディション分かんないでしょ!!
そして暴言の仕返しにキスショットにいじめられる斧乃木ちゃん。
キスショットは斧乃木ちゃんで遊んでるだけな気もするけど…(^-^;
事の次第を説明する臥煙さん。
八九寺と忍ちゃんをなんとかしたいと阿良々木くん。
キスショットは幼女に戻りたいと。え,意外。
やることは2つ。
北白蛇神社に新たな神を据えること。
そして,扇ちゃんの退治。
そう臥煙さんは言います。
{netabare}八九寺ちゃんを神に据えようと臥煙さん。
なんだかこじつけで無理矢理感があるけど…。
扇ちゃんを退治しないと八九寺ちゃんが危ないと。
扇ちゃんは怪異だと。
扇ちゃんの神髄は正体不明というところにあるから.その正体を暴けば扇ちゃんを退治できるらしい。
所変わって牧場―じゃなくて千石の家では,月火ちゃんが千石の漫画を手伝っています。
千石「暦お兄ちゃん」って呼ぶのやめたのかな。
実妹である月火ちゃんの前だから自粛しただけ??
千石の家から帰るとき,月火ちゃんは扇ちゃんに出くわします。
家まで送ってくれるそう。
道に迷ったという扇ちゃんだけど,地図を確認しなきゃいけなくなる所まで来る前に教えてあげなよ月火ちゃん。
すぐに引き返せば良いのに~。
月火ちゃんを学習塾跡にまで連れてきたのに何か意味あったの!?
そして対峙する阿良々木くんと扇ちゃん。
扇ちゃんに扇ちゃんの正体を告げる阿良々木くん。
忍野扇は阿良々木暦の自己批判精神だそう。
ある意味扇ちゃんは正義の味方なのかもなぁ。
くらやみに飲み込まれようとする扇ちゃんを既の所で助けた阿良々木くん。
その時に片腕をくらやみに飲み込まれてしまいます。
人間に戻っている阿良々木くんは死んでもおかしくない状態。
はぁ。まただよ。謎の自己犠牲精神。
いやこれもう失血死してるよね,普通。
こんだけ血が飛び散り続けてたらさ。。
そして,扇ちゃんと喋り続けてる間飲み込まずに待っていてくれているくらやみ。
正義の味方が変身している間大人しく攻撃せず待ってくれている敵みたいだな~(^▽^;)
そんなところに忍野が現れます。
え。姪っ子認定しただけでくらやみ消えるの!?
だったら,別に他の人が後輩認定したりクラスメイト認定したりとかでも良かったんじゃ…!?
ご都合主義だなぁ。
「自分を大切にしないことが他人を愛することだと信じていた薄くて弱い陶酔に溢れた,優しい欺瞞の時代は終わりを迎えた。」
って言ってるね。
それってやっぱひたきランデブーで書いた「まず自分を愛さなければ他人を愛すことなんてできない。」ってのが正しいってことだよね??
それでも扇ちゃんを助けた件はやっぱ自分を助けたというよりは自分を犠牲にして扇ちゃんを助けたっていう風に感じたな,わたしは。
だって,扇ちゃんは未だ怪異のままで存在していて,羽川みたいにブラック羽川と一体化したわけじゃなさそうだからさ。
そして後日談。卒業式当日。
あ,阿良々木くんの腕が治ってる!!
火憐ちゃん「高校生になるからいちゃいちゃできなくなる」って何?
「最後に口移しで食事」って何?
キスショットはまた無害認定されたい模様。
また吸血鬼化しなくてもキスショットなら阿良々木くんの腕を治せるんだ!?
それで羽川。
「頭脳を売った」って何!?怖すぎるんだけど…!!
今回の件で1番お金使ったの羽川だよね。
なんせ世界中を旅したみたいだし…。
そんな資金どこにあったのかも謎だけれど…。
羽川の前でつい「ひたぎ」と口にしちゃう阿良々木くん。
そこへ戦場ヶ原さん登場。
「阿良々木くん」と言う戦場ヶ原さんをからかう羽川だったけど,そんな羽川を「翼」って呼ぶガハラさん。
「ひたぎちゃん」って返す羽川。
神原のところへ向かう途中,階段をフラフラ下りていく女の子が…。
彼女は誰?
送り出す戦場ヶ原さんと羽川。
そして,現れる扇ちゃん。
「どんなに変わっても僕は僕だ」と阿良々木くん。{/netabare}
これでめでたしめでたし。

全体的にご都合主義というかお得意の言葉遊びで無理矢理解決したって感じではあったものの,なんとか扇ちゃんの存在を丸く収めたって感じでしょうか?
物語シリーズ全編においてですがつくづく「理屈と膏薬はどこへでもつく」だなぁと思います。
みなさん伏線回収できてるとレビューされてますが,わたし的には「あれ,結局何だったの??」って所がちょいちょいあって…わたしの読解力不足なのかな??
もう一度観直してみたらそういうのもっといっぱい出てきそう(^▽^;)
全て観てみると,物語シリーズの完結って感じの雰囲気があってここで終わっても良かったんじゃないかなって気もします。
まぁ,一応「続・終物語」の方も観てみようかと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

tag さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「人工的箱庭」世界の二人の観察者

終物語パート①から続く、最後の物語。続終物語は、その説明通りの残照。それはそれで、面白いです。化物語から続く、複雑で、逆説的で、寓意的で、プロットの張り方は、いつも逆方向、観衆の想定を覆す物語をありがとうございました。原作者、製作者の皆さんに感謝です。

この物語シリーズの感想で、「人工的箱庭世界」「シミュレーションゲーム」という感覚をずっと持ち続けていました。NPCのように、予定調和で動くキャラたちや、背景設定もそれを加速する。箱庭世界なら「観察者=製作者=神=プレイヤー(非NPC)」がいるはずと、ずっと思っていました。

でも、本編の中では、それを彷彿させるものの、直接的言及はほぼありませんでした。ここから述べるのは、私的解釈です。(原作未読)

観察者=プレイヤーの一人は既に決定かと思います。なんでも知っているお姉さん、怪異専門家の元締め、臥煙伊豆湖でしょう。彼女は、他の怪異専門家を駒として使い、多くのNPCにも強制権を発揮します。彼女の目的は最初わかりませんが、どうもいろんなキャラに言葉を投げかけ、物語を「調和的世界」へと導こうとします。彼女のゲーム目的は「調和」です。

もう一人のプレイヤーは誰か、複数いてもよいのですが、多分、一人だと思います。お姉さんの言うことを聞かない(自由意志を認められている)プレイヤーは2名います。一人はもちろん主人公の暦、そしてもう一人は、物語シリーズの最初にいた「怪異専門家」、忍野メメです。彼がお姉さんの言うことを聞かないアウトローであることは物語の中でも語られています。

では主人公の暦は何なのか、これは多分、ゲームの中の変数。最後の答えをどちらに導くかというゲームのターゲットかと。

なんでも知っているお姉さんの無双設定と比べると、忍野メメの持ち駒は限られています。忍野メメは物語シリーズの第一弾の化物語から退場する前、幼女吸血鬼(忍野忍)に知恵を授けます。本来、心の影の具現であり、どんな怪異が現れるかなんてランダムのはずなのに、まるで知っているかの如く、忍に伝えています。そう、彼も、なんでも知っているんです。そして、見た目劣勢の彼を助けるのは、羽川翼、ご存じ「何でもは知らない、知っていることだけ」の彼女。でも知っていることは半端ない。忍野メメは、最初、この翼をとても気にかけます。このゲームのターゲットである暦とくっつけようともします。そして最後は、悩んでいるのですが、最後の持ち駒は、忍野扇。「何も知りませんよ。知っているのはあなたです」の彼女。どうなのかなと今も思いますが、彼女の言動は、結局のところ、忍野メメに味方しています。かなり遠回りで、逆説的ですが。こうして決め台詞を並べても彼女はメメ側のキャラかと。こう考えると、メメ側には、キャラ中、臥煙伊豆湖を除き、無双設定の3名が、入っていると言えるかもしれません。

忍野メメのゲーム目的は何か?これは物語の中で語られています。「バランス」です。調和していないくても、バランスしていればよい。

誰しも後悔や、コンプレックスはある、それを克服し、あるべきところに収まれば、人は前に行ける。それは正しいですが、ほんとか?という投げかけがあります。この物語の全体の中でいつも存在する問いです。それに対し、忍野メメ(もう一人のプレイヤー)は、克服しなくてよい、それと共に「折り合い」をつければ、それでも人は前に行けると。それも逆説的かもしれないが、ハッピーエンドの一つであると。幸福と不幸は事の表裏、どちらかを選ぶことはできないし、どちらもやってくる。折り合い=バランスを取れば、それも後講釈かもしれないが、ハッピーエンド。

さてさて、この二人の観察者、臥煙伊豆湖と忍野メメ、大学のサークルの先輩と後輩。もしかして、この物語は、そのサークルのメンバーが作ったゲームなんじゃないか?って思ったりします。そう、映画マトリックスを想い出すのです。The Architect(=臥煙伊豆湖)と、Oracle(=忍野メメ)のように、マトリックスと言うシミュレーション世界における二人の観察者のように。暦は、差し詰め、そう主人公のNeoですかね?羽川翼は、Trinityですね、まさに。忍野忍は、最強Morpheus、Oracle(忍野メメ)から宣託を受けるところも似てますね。そして忍野扇は、Agent Smithです。

ヒロイン、戦場ヶ原ひたぎはどうした?彼女は?そう、一貫して暦のサポーターでしたね。でも、メインストーリーにはさほど関与しなかったというか、何と言うか。。。NPC、いえ、すいません、この複雑怪奇な物語の一服の清涼という感じかな。いつも、テンションいっぱいで視聴していたので、ガハラさん登場シーンは、ほっと一息ついていました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

阿良々木暦の高校生活…完結。

この作品の原作は未読ですが、作品のタイトルを見た時思わず心が躍りだしてしまいました。
「おうぎダーク」は最近ちょくちょく登場する忍野扇ちゃんなので納得できます…
「ひたぎランデブー」はこれまで中々登場機会の無かったひたぎの登場なので嬉しい限り…
でも、「まよいヘル」にはビックリです。

八九寺真宵…セカンドシーズンでの涙の訣別シーンが頭をよぎります。
突然彼女に白羽の矢が立ったと思ったら、色んな事が一気に明るみになり彼女は選択を迫られました…いいえ、実際には最初から答えが一つしかない選択肢で、無情にも彼女自身にそれを選べという…
そして彼女はキチンと選択しました。
だからもう絶対に会えないと思っていたのにどうして…!?
でも、これは所謂「嬉しい誤算」だったので、結果オーライでしたけれど…

そんな事を考えながら視聴を始めた訳ですが…
真宵ちゃん…可愛らしいのは相も変わらずですが、聞くところによると極楽浄土で転生を指折り数えて待っている…という感じでは無かったみたいです。
その了見…というか理由については、全然納得できませんでしたけれど…
そんな理由で極楽浄土に行けないなら、人で溢れかえってしまうだろうに…
だから咄嗟の判断で動いた阿良々木 暦は本当にGJだったと思います。
もし私が彼の立場だったらきっと同じ行動を取りたいと思うから…
後先を何も考えずに取った行動だったとしても、臥煙 伊豆湖さんがきっと何とかしてくれますので。

こうして物語は「ひたぎランデブー」へと移り、久しぶりのガハラさんとご対面した訳ですが、最初から相変わらずの「ツン」っぷりでしたね。
やっぱりガハラさんはこうじゃないと…
でも、今回のガハラさんはそれだけじゃないんです…
何というか…「こよこよ」に対してとても好戦的なんです。
やることなす事全てにおいて勝負を挑んでくるんです。
その勝負において「賭けるモノ」は絶対服従…

ガハラさんから「絶対服従」なんて言われると、それだけで怖い感じもしますけれどね。
でも今回のガハラさんは相当強引だったような気がするのですが、最後までこの作品を視聴すると、ガハラさんがどうしてここまで好戦的だったのかが分かります。
何ていうか、ガハラさんらしいといえばそれまでなんですけれど…
ガハラさん、色々と我慢してたんだろうな…
ガハラさん、相当勇気を振り絞ったんだろうな…
何て考えていなら思わず目頭が熱くなってしまいました。
私の涙腺も相当イカレテしまっているようです。

そして物語は「おうぎダーク」へと移っていきます。
「阿良々木暦が「何で」できているかを知る物語にして、すべての「始まり」を知る物語は、ここに締めくくられる…」
と終物語の公式HPは記載されていましたが、この文節が私には回収できなかったような気がします。
サブタイトルにもある通り、この物語は扇ちゃんを軸に動いていきます。
そして、「私は何も知りません。知っているのはあなたです」が口癖で、羽川とも対等に渡り合う扇ちゃんって一体ナニモノなの…?
という疑問も明らかになるのですが、それが阿良々木暦が何で出来ているかに直結するかというと、この部分が頭の中で繋がらないんです。
まぁ、でも彼を構成する要素は明らかになって、彼自身の事も分かるので、それが「何で」できているかに相当するのかなぁ…
例え扇ちゃんの存在が何であっても、阿良々木暦の言動は微塵も揺らぎませんね。
流石だと思います。

オープニングテーマは、「まよいヘル」が八九寺真宵の「terminal terminal」で、「おうぎダーク」が忍野扇の「dark cherry mystery」
エンディングテーマは、ClariSさんの「SHIORI」
ClariSさんは鉄板…主要キャラが歌うオープニングもこのシリーズの特徴になっているので違和感は全くありません…というか、やっぱりこのパターンは外せません。

まよいヘル2話、ひたぎランデブー2話、おうぎダーク3話の計7話の物語でした。
この作品を視聴するのは、傷物語のシーンも出てくるので、視聴するなら傷を見てからがベストだと個人的には思います。
物語シリーズの世界観を満喫したい方には是非視聴をお勧めしたい作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24
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