童話おすすめアニメランキング 44

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの童話成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年01月25日の時点で一番の童話おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.7 1 童話アニメランキング1位
長靴をはいた猫(アニメ映画)

1969年3月18日
★★★★☆ 3.5 (21)
75人が棚に入れました
フランスのシャルル・ペローの同名童話が原作。脚本に井上ひさしが参加。石川進、藤田淑子がそれぞれぺロ、ピエールの声を演じている。全編にあふれるユーモアとギャグが光り、「びっくりしたニャ」の主題歌も印象的。長靴を履いた猫ペロは、ネズミを助けたことから“ねずみを仕留めない罪"でボス猫に死刑を宣告されてしまう。それ以来、ペロはちょっとマヌケな3匹の殺し屋猫に追い回されていた。そんなある日、ぺロは二人の兄にいじめられている少年ピエールと出会う。家を出て町まで来た二人は、お城のローザ姫がおムコさんを捜しているという貼り紙を見つける。ペロは心やさしいピエールとローザ姫を結婚させるため、いろいろな作戦を計画。ピエールの真心がローザ姫の心をとらえ、あと一歩というところでお姫さまが、ライバルの魔王ルシファにさらわれてしまう。ペロのお姫さまを助ける大活躍が始まった!

72.1 2 童話アニメランキング2位
銀河鉄道の夜[グループ・タック](アニメ映画)

1985年7月13日
★★★★☆ 3.9 (98)
456人が棚に入れました
宮沢賢治の同名小説をますむらひろしがマンガ化し、それを原作として映画を制作したファンタジー。登場人物のほとんどが猫の姿で描かれている。監督は杉井ギサブロー。音楽を元YMOの細野晴臣が手掛けた。まだ小さいジョバンニは苦しい家計を助けるために、学校が終わってから町の印刷所で働いている。遠洋漁業に出ている父が帰らないこともあり、クラスの友だちからいじめられたりもしている。星祭りの夜、ジョバンニは届かなかった牛乳をもらうため、町はずれの牧場へ行き、そこで夜の空から突然降りてきた行き先の分からない汽車“銀河鉄道”に乗ってしまう。汽車にはすでに幼なじみのカンパネルラが乗っていた。ふたりは廃墟の駅“白鳥ステーション”で古代の動物の骨を発掘している現場を見たり、氷山に衝突して沈んだ豪華客船の乗客だった少女らに出会ったりしながら、不思議で幻想的な銀河の旅を続ける。だが、巨大な十字架の前を通り過ぎたとき、カンパネルラが思わぬ告白を…!?

声優・キャラクター
田中真弓、坂本千夏、堀絢子、一城みゆ希、島村佳江、槐柳二、八代駿、新村礼子、大塚周夫、菊池英博、渕崎ゆり子、中原香織、梶哲也、青野武、倉崎青児、仁内建之、納谷悟朗、金田龍之介、常田富士男

しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

宮沢賢治に出会わせてくれたアニメ

宮沢賢治の童話が原作の劇場用アニメです。
私は小学生の頃にBS2で観たのですが、当時はこのアニメのイメージに圧倒されて、
「注文の多い料理店」や「よだかの星」など宮沢賢治の童話を読み耽ったものです。


このアニメは登場キャラクターの9割は猫の姿で描かれていますが、
残り1割として列車で席を同じくする姉弟とその家庭教師が出てきます。
彼らが銀河鉄道に乗車した経緯の中に現実的な描写が多い分、
他のキャラクターとイメージの対比が出来て、幻想的な世界観を
構築するのに一役買っているのではと思いました。


作画は、日常シーンは少しパッとしない感じがありますが、
銀河鉄道乗車後のシーンはセル画アニメの吸い込まれるような美しい色彩で表現されていて、
鳥を捕る人や南十字のシーンはレビュー前に観直すまでしっかり目に焼き付いていました。
劇中の音楽も映像の独特の雰囲気にしっかり合っています。


物語はジョバンニ(CV:田中真弓)とカムパネルラ(CV:坂本千夏)の二人を中心に描かれます。
全体を通して落ち着いた表現のアニメですが、命の廻りや本当の幸せがどこにあるのかを
真摯に描写しているストーリーに引き込まれました。
南十字の駅を過ぎてからのシーンはやはり涙腺に訴えかけるモノがあります。
特にジョバンニの叫びが哀しく響きます。


「銀河鉄道の夜」を知る人、知らない人問わず、オススメしたいアニメです。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 12
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

幻想的なFantasy

今まで金曜ロードショーで観ようとすると終わりの10分前だったということが2回あり、初めて最初から最後まで観ました。
(スカパーキッズステーションの映画特集ありがてぇ・・・)

序盤の30分がイマイチ集中出来なくて、
「何故登場人物ネコなんや・・動物ばかり・・あ、いつの間に人間いた」
なんて、感じで観ていましたが、これでジョバンニやカンパネルラが人間で描かれてたら少し生々しくなるかなと思いました。(これで良かった)

銀河鉄道の夜の影響を受けた”輪るピングドラム”に影響され視聴しましたが、他にも影響を受けた作品が沢山あるほど、影響力のある作品だと存じます。
感情の起伏や物語の起伏、展開が激しい作品ではなくて、
あまりに感動して号泣するとかは無いかもしれませんが、
不気味ながらも幻想的で優しいBGMから始まり、別れを激情的に描きながらひっそり静かに終わるストーリーが心に焼き付きます。

紅い苹果が出てくるシーンを見てあまりにも美味しそうで、途中中断してスーパーに買いに行って苹果を切って齧りながら観たほどです。
{netabare} やけて死んださそりの火のエピソード(蠍の火)や車窓に現れた石炭袋、ジョバンニに別れを告げるカンパネルラのシーン、胸に迫るものがありました。{/netabare}

プラネタリウムで”銀河鉄道の夜”を楽しめるそうなので近々行ってみます。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 25

じょーささ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ジョバンニ!!!

みなさんご存知賢治の作品のアニメ。
登場人物がネコ。
めっさかわいい。

で、ストーリーですが、アニメだとどうしても
「読観とって」的なところも出てくるので、
先ず原作読んでからのが面白いかも。
あ、でもどっちでも楽しめます。
てかアニメからで全然OK。

そして評価ですが、
細野晴臣さんが音楽やってます。
劇中の音楽も凄く耳に残る印象深い、どこかノスタルジック
で不思議な感じになっていますので注目です。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 1

62.7 3 童話アニメランキング3位
グリムノーツ The Animation(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (104)
371人が棚に入れました
人々は生まれたとき1冊の本を与えられる。生まれてから死ぬまで"運命の書"に記載された脚本の通りに生きる宿命。そんな中、空っぽの脚本である“空白の書”をもって生まれたエクスは、同じように“空白の書”をもった仲間、レイナ、タオ、シェインと出会い、自らの役割を見つける旅に出る。これは繰り返し読まれた童話の物語。

声優・キャラクター
逢坂良太、上田麗奈、江口拓也、久保田未夢、水島大宙、上坂すみれ、種田梨沙、悠木碧、間島淳司
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

じゆうー↓なあ↑そー↓らあ↑え~~~↓

OP、めっちゃ竹達さんって感じで大好きw


童話をはじめとした様々な物語の世界(e.g.:『赤ずきん』,『シンデレラ』)に入り込んで、なんやかんやするというお話。
同期の『ぱすメモ』とどことなく似ていたけど、私はこっちの方が断然面白かったと思う。

1、2話では困惑することも多かったが、3話で色々と説明してくれた。

展開は意外と盛り上がっていたし、普通にキャラが可愛かった。
{netabare}特にアリス編は萌えボイスが飛び交っていて耳が幸せ。{/netabare}
キャラが可愛ければ、ゲームを始めたいと思う方もいるだろう。

{netabare}でも5話で水着バージョン出てきたのはさすがに笑った。{/netabare}
まあソシャゲアニメでも、これぐらい露骨にやってくれれば全然観られるかなって。

擁護できないところは、
{netabare}・変身すると誰が誰だかわからなくなる(これ誰だって考えてると内容が頭に入ってこない)
・変身ヒーローの定型台詞がちょっとウザイ
・途中からキャラの顔面が乱れ始めた
・ラストでカーリー(混沌の巫女)を完全放置{/netabare}
…くらいかなー(笑)

投稿 : 2020/01/25
♥ : 19
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悪役はいない...と思う(?)

視聴理由 特になし

序盤 ああ、いきなり意味わかんない

中盤 あ、最初の1.2話は意味わかんなくて当然なのね。良かったよ。2.3話からちょっと前の話になって解説的なものがあるから、そこまで待つように!

終盤 え?終わった?

グリムノーツというゲームもあるので
興味ある人はそちらも是非プレイを

まぁまぁかな。どちらも悪くないけど、ロキがなぁ。まぁ、信念は間違っちゃいない、と思う
それぞれの信念を簡単に(ネタバレ)
{netabare} 主人公たちは「幸せの運命を持った人が幸せのままでいられるように」カオスを倒し
カオス軍は「残酷な運命を持った人や運命を持たない人を解放するため」に運命に抗う
{/netabare}
まぁまぁかな?設定に馴染むのに時間がちょっとかかるけど、信念は面白かったかな。

この話は「物語」(童話)が主体です。物語の登場人物には必ず役目があります。たとえ物語には直接出てこない町の人なども。しかし、その中で役割を持たぬ人々が出てきます。それが「空白の書の持ち主」です。
それをふまえた上で見てみると面白いかもしれません。

edが良かった。落ち着く。作画も普通。でも考え方には「どちらも間違ってない」という視点で見れるからね...

普通だと思う

投稿 : 2020/01/25
♥ : 6

66.8 4 童話アニメランキング4位
イーハトーブ幻想〜KENjIの春(アニメ映画)

1996年12月14日
★★★★☆ 3.6 (26)
225人が棚に入れました
周囲に認められない詩や童話の創作を行っていたケンジは、農村の小学校の教師となり、生徒達に自然との対話を説いた。しかし退職後、過酷な自然環境の中でケンジの理想は揺らぎ、挫折しかけた彼は不思議な世界に幻惑される……。宮沢賢治の自叙伝的ストーリーをデジタル技術を駆使した美しい映像で描いたファンタジー・ロマンで、宮沢賢治生誕100周年を記念して制作された。『超時空要塞マクロス』シリーズや『地球少女アルジュナ』などで知られる河森正治が監督・脚本・絵コンテを手がけている。

あーるぐれい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『新しい時代のコペルニクスよ、あまりにも重苦しい重力の法則から、この銀河系統を解き放て!』

『雨ニモマケズ』や『銀河鉄道の夜』で有名な宮沢賢治の半生を描いた作品。所要時間は1時間程度。

宮沢賢治生誕100周年記念の作品なので、
大前提として、賢治の人生や作品についての予備知識がないと楽しみ半減です。
というか、きっと意味不明です。
Wikipedia等で予習してからの視聴をオススメ。

劇中では、明治の貧しい岩手の農村風景と、
童話作家である賢治のファンタジックな空想シーンの対比が印象的。
中盤のペンシルアニメーションを使った空想パート、
そして終盤のCG銀河鉄道の発車シーンは、まさに圧巻のひとこと。
未来を担う若者に向けた『生徒諸君に寄せる』という詩の一節『新しい時代のコペルニクスよ~』の引用は、教育者としての彼の人生、理想、想いをすべて込めた、未来へ贈る魂の一撃。
鳥肌立ちました。

キャラが擬人化猫である点は好みが別れそうですが、仮にシリアスなキャラデザだったら、
きっと重すぎて見てるのが辛くなる物語なので。。。
「にゃ♪」が可愛いし。。w






ここからひとりごと。

大人になって改めて宮沢賢治作品を読み返しましたが、独特の世界観に改めて衝撃を受けました。
そこらに落ちてるステレオタイプなファンタジーとは違って、彼の確かな世界観と天性のセンスに溢れています。
『銀河鉄道の夜』だけでも、白鳥の停車場、プリオシン海岸、アルビレオ観測所、蠍の火、などなど、ネーミングだけで幻想的に感じません?

理想と現実に苦しんだインテリっぽい生き様ですが、死の前夜まで農民の相談に乗り続けた彼の人生は
まるで気高く静かに燃えあがる、青白い炎のよう。
そして『雨ニモマケズ』で語られる、平凡にして完成された理想の人間像。

もちろん美化されてる部分は多々ありますが、100年も前に、こんなに美しく幻想的な物語を書いた人って、すごいと思いません?

投稿 : 2020/01/25
♥ : 17

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

心の中に輝く鉱石

宮沢賢治 生誕100年を記念して制作されたアニメ映画。

バッハのアヴェ・マリアが流れる冒頭。
病床の妹・トシに聞かせる話の、幻想的でスピード感あふれる映像には、
べートーヴェンの月光から始まる数々の名曲。
耳と目で精一杯、宮沢賢治の世界を楽しみ、
観終えた後は不思議に勇気が湧いてくる、そんな作品だった。

川原の石ころを見ても、ただの石ころとせず、
そういった様々な「物の見方」を子どもたちに教えていく姿や、
春の野原をスキップしながらも、何かを発見しては手帳に書き留めている賢治。

当時の周囲からは奇人変人と映るような姿も、
人や自然、それらを取り巻く世界をも深く愛してることが伝わってきて、
現代の教育現場とその事情を思うと、彼の教え子たちがとても羨ましい。

また、教師である姿だけでなく、なかなか認められなくても己を信じる姿や、
農民となってもなお、偏見や迫害に遭い苦悩する姿も描かれ、なかなかシビア。
登場人物を、猫などの動物たちに擬人化することで、
それぞれの性格づけもわかりやすく、セリフに集中しやすかったのは不思議。
賢治の夢見た理想の幻想的要素を高めると同時に、
現実的な事実の過酷さをうまくオブラートに包んでいたと思う。

特筆すべきは、賢治の心象世界のファンタジックな描写。
ペンシルアニメやCGで表現されるそれは、とても見応えがあり必見。
そして終盤の銀河鉄道はいろいろな意味で、涙なくしては見られなかった。

声は、賢治を佐野史郎、妹を国府田マリ子さんが演じているのだが、
この妹の奥ゆかしいかわいさといったら!
透明感のある声も雰囲気も、とてもピッタリだった。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 28
ネタバレ

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

宮沢賢治のことも、宮沢賢治の作品も大して知らないけど

2015年の12月頃にDVDを購入して、何度か視聴。

1996年に放送されたテレビスペシャルアニメ
全1話

宮沢賢治生誕100周年を記念して制作された、宮沢賢治の自伝的一作。
監督・脚本がマクロスシリーズの原案者であり、メカモノ・ロボットモノのアニメでメカデザインとしてよく名前を見る河森正治氏だったりする。
まぁこの作品ではロボット出てきませんが。


じゃ久々に感想を


まず見て印象に残ったのが、作中ケンジが想像し創造するシーン。

主人公のケンジは作品中で何度も詩的な空想や想像を行うのだが、その空想や想像を見事に映像化している。

教師である主人公が生徒を引き連れ外に飛び出し、いきなり大きな木の前で立ち止まり手帳を出し、「鳥とは青い紐である」
と言うシーンでの多数の鳥が飛び回り、青い紐になるイメージ

主人公が妹のトシと一緒に綺麗な石を光に当てて覗き込み「この石がまだ宇宙に漂うガスだった時…」と言うシーンでの、ズームした石の結晶のイメージから宇宙に銀河のような光の粒が飛んでいるイメージ

特に「鳥とは青い紐である」のイメージでは、大きめの音楽や効果音を付けつつ、映像は3DCGを駆使し飛んでいる多数の鳥が青い紐になっていく様を見事に描いており、
「この石がまだ宇宙に漂うガスだった時…」のイメージは、このあとのシーンの妹の歌が被るように作られており、絵だけでも美しい結晶や銀河の美しさや神秘性をさらに上げている。

この2つだけでも、映像的・演出的に中々レベルの高い作品なのが分かって頂けるかと思うが、極めつけは物語中盤のペンシルアニメーション。

ケンジが妹に自分の書いた物語を語るところからイメージが広がり始め、主人公の語りが切れると
そこからクラシック(?)音楽に乗せて、ケンジの創造した世界、イメージの広がり・暴走が
ほぼ色鉛筆やクレヨンのみで創られたアニメーションで約3分ほど展開される。

これがシュールで、そして美しい。
…なんかもうハイレベルすぎて細かく語れない。
気になった方は是非見て頂きたいです、ほんと凄いので。

ちなみに私が挙げた3つ以外にも主人公のイメージのシーンはたくさんある上、どれも印象的で良い出来なのでご安心?を。


そういった演出的・作画的な部分もさることながら、物語も良く出来ている。

主人公が教師で、時折妙な行動を取る人物であることと、身内や友人との関係性や過去をうまく物語に練り込みつつ説明。
そして紆余曲折を経て教師を辞め農業に勤しむことを決意。
農民に馬鹿にされつつも、新たな農業を模索し努力していく。
 
という物語。
細かくは書かないが起伏がありテンポも良く、見応えのあるシナリオになっていた。

しかし終盤
正直どういう意味なのか何度見ても分かりそうで分からない。
{netabare} 力尽き畑に倒れこむ主人公、そして幻想・幻覚を見る。
幻想の中で長いこと自問自答し、妹の最後の言葉を聞いた結果立ち直り、自分が躓いた石を持って道を走りながら「俺はひとつの修羅なのだ」という結論を出し
{/netabare}
終わり。

…という流れなのだが
{netabare}この主人公の自問自答の意味。
そして畑に倒れているはずの主人公が、死ぬ寸前の?妹に雨雪を持っていくシーン
立ち直る寸前というか立ち直った直後の、2つの汽車が空へグルグルと螺旋状に上っていくクライマックス的なシーン{/netabare}

もっと言うと本作の冒頭のシーンが終盤と似たシーンでありながら、色々微妙に違うというのも…

様々なシーンやセリフが繋がりそうで繋がらない。
色々と解釈を考えてみたりしたが、どれもなんか腑に落ちない。

もしかしたら「何が起きたのかは主人公が分かっていればそれでいいもの」つまり視聴者には理解させる気の無いものなのかもしれない。
主人公が立ち直るときのシーンのクライマックスぶりから見て、ただ単に「色々ウダウダ悩んでたけど吹っ切れた」ってだけなのかもしれない。

この感想を書きながら改めて終盤を見返しているが、やっぱりよく分からない。

宮沢賢治本人や、宮沢賢治作品に対して詳細な知識をお持ちの方なら、はっきりとした意味や解釈が分かるのかもしれないが…
どうなんだろう?


でも意味や解釈は分からなくとも
主人公の自問自答というタメからの、
立ち直る寸前というか立ち直ったシーンには勢いや強いカタルシスがあり、圧倒的で素晴らしかった。

そのシーンと、あとスタッフロールで流れるアヴェ・マリアでもう、終盤のよく分からん部分もひとまず置いといていつも気持ちよく見終わっちゃう(笑)

終盤なにが起こってるのかほとんど意味分かってないですが、私のようなはっきり分かってない奴でもスッキリ見終われる凄く良い終わり方だったと思います。



宮沢賢治の半生を描いた一時間ほどのテレビスペシャルアニメ。
物語はテンポよく起伏があり面白く、所々に挟まれる主人公の空想を見事に映像として視覚化しており非常に見応えのある一作。
終盤が抽象的で、私は正直良く分からなかったもののクライマックスのカタルシスは素晴らしい。

宮沢賢治のことやその作品をロクに知らない私が見ても、1時間ほどで凄く満足できて且つ何度も見返せる大傑作だったという評価なので、
宮沢賢治の作品が好きな方で見てない方は勿論、特別宮沢賢治が好きではなくてもこの作品に興味を持った方は見てみて下さい。
作画的にも全編安定していてスタッフも豪華でペンシルアニメーション凄いので、作画オタな方にも是非!


稚拙なレビューお読み頂きありがとうございます。

初投稿日:2016年8月2日

投稿 : 2020/01/25
♥ : 11

62.1 5 童話アニメランキング5位
アリーテ姫(アニメ映画)

2001年7月21日
★★★★☆ 3.5 (31)
131人が棚に入れました
 自ら未来を切り拓いていく現代的な女性像で描かれるヒロインが主人公の冒険ファンタジー。監督は「魔女の宅急便」で演出補を務めるなどしてきた片渕須直で、これが劇場用長編アニメの監督デビューとなる。中世のとある城塞都市。その時代、姫君は城の高い塔の小部屋に閉じこもり、人前に出ることなく、やがて婿となる男性が現れるまでその身を清く守ることが求められていた。しかし、アリーテ姫は違った。彼女は秘密の抜け穴を探り当て、城を抜け出し、庶民の暮らす町へと飛び出すのだった……。

声優・キャラクター
桑島法子、小山剛志、高山みなみ、沼田祐介、こおろぎさとみ、佐々木優子

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エンターテインメントを排した天空の城ラピュタ

今回スクリーンで再観したのが正解、じっくり集中して観られ、以前観た時より更に感動しました。

端的にいうと宮崎駿作品からエンターテインメント性を排し、高畑勲作品の如く人物の内面に切り込んだ作品と申しましょうか。

ヒロイックファンタジーやエンターテインメント性を求めると、ちょっと物足りないかもしれません。

作画は派手さこそありませんが誇張も手抜きもせず、人物・背景共しっかり描かれています。

声優さんに問題なく音楽も良い、エンドからエンドロールへの繋がりも◎。

キャラは可愛い系では在りませんので好みの分かれるところでしょう、
現代風に上辺の娯楽を求めない片淵須直氏らしい。

ライトノベルやなろう系より所謂小説好きな方にお勧め出来ると思われる
素晴らしい作品です。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 10

藤乃 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アリーテ姫

原作の童話『アリーテ姫の冒険』は未読で視聴。
ディズニーのような、童話の典型的な物語とは違う展開に意表を突かれました。

派手さはないけど落ち着いた色彩の絵は、雰囲気がすごくあって好きです。
千住明さんの優しくてあたたかい音楽も作品の魅力を高めてくれています。
特にOrigaさんが歌う「クラスノ・ソンツェ」は作品の舞台にもぴったりで、本当に美しくて聞き惚れました!

主人公のアリーテ姫は外見が美しいわけではないですが、純粋で美しい心を持ち、賢く利発な女性です。
女性たちが強く描かれている一方で、男性たちは独善的だったり、ナルシストだったり、ダメ人間ばかり。
アリーテ姫がたくましく自力で自立し、自由を手に入れる物語が丁寧に描かれています。
清らかな物語と繊細な描写に心動かされる、大人も楽しめる作品です。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 1

59.7 6 童話アニメランキング6位
注文の多い料理店(アニメ映画)

1993年8月3日
★★★★☆ 3.1 (16)
116人が棚に入れました
 童話作家・宮沢賢治の同題作品をおよそ20分弱の短編アニメ化。アニメーション作家・岡本忠成が5年の歳月をかけて製作し、その途中で急逝したため、美術作家の川本喜八郎らが岡本の意思を継いで完成に至らせた。 猟に出たのはいいが、山奥で道に迷ってしまった二人のハンター。霧の中、二人は「山猫軒」という西洋料理店にたどりつく。これで一息つけると安堵した二人だが、店内に入るや「身なりをきれいにしてください」や「銃と弾をおいてください」などの細かい注文を次々と要求されることに。さらには「牛乳のクリームを体に塗ってほしい」と注文される二人だったが。 本作は全編を通じて絵画を思わせる陰影の濃密なアニメーション映像を創造。文化庁優秀映画作品賞をはじめ多くの賞を獲得している。その作画には奥山玲子や泰泉寺博ら古参のアニメーターが多数参加した。

計測不能 7 童話アニメランキング7位
雪渡り(アニメ映画)

1994年7月16日
★★★★☆ 3.1 (3)
16人が棚に入れました
童話作家・宮澤賢治の同題作品を原作とした約23分の劇場用ファンタジーアニメ。宮澤賢治没後60周年記念の一環として制作され、同じ宮澤賢治原作の長編アニメ『グスコーブドリの伝記』と併映された。降り積もった雪が凍り、まるで大理石のように固くなったある日のこと。小さな雪沓(ゆきぐつ)を履いた四郎とかんこの兄妹は、普段は歩くことのできないキビ畑やすすきの野原でも、凍った雪の上なら難なく歩いていけると大喜び。そんな中、兄妹は白い小狐の紺三郎と出会い、狐小学校の幻燈会に招待される。やがて幻燈会へ出かけていった四郎とかんこは紺三郎に歓待され、幻燈(スライド)の上映を心から楽しむのだった。本作の実制作はマジックバスが担当。監督は『プレイボール』などの四分一節子が務めた。

63.9 8 童話アニメランキング8位
キューティクル探偵因幡(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (445)
2410人が棚に入れました
狼男探偵・因幡洋のもとに警察犬時代の相棒、荻野警部が事件への協力を求めてきた。
事件の首謀者はイタリアンマフィアの首領(ドン)・ヴァレンティーノ。
明らかにヤギにしか見えない首領・ヴァレンティーノの前に、赤毛フェチの因幡とゆかいな仲間たちがグダグダで立ち向かう、“ヤギ大増量毛探偵ギャグ物語”。

声優・キャラクター
諏訪部順一、入野自由、下田麻美、森川智之、大川透、小杉十郎太、日笠陽子、巽悠衣子、鳥海浩輔、深田愛衣、斎賀みつき、杉田智和、瀬戸麻沙美、岡本信彦、志村由美、日高里菜、子安武人、浅沼晋太郎、黒田崇矢、檜山修之、福山潤
ネタバレ

双葉。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

キューティックル〜♪なアニメ。

題名を観て(なんだこれは?)となった方も少なくないのでは?
その正体は…

髪のことを知りながら楽しめるgdgd系ギャグアニメ!
(でも終盤はシリアス展開もあるし何なんでしょうねこれw)

個性豊かなキャラ達が良いです。
たまにボケが多すぎてツッコミ不在になるので視聴者がツッコむ羽目になったり?

*因幡洋(cv:諏訪部順一)
因幡探偵事務所の所長。
毛から情報を読み取る能力を持ち、重度の毛フェチ。

諏訪部さんにしては珍しい感じの役です!
ゆる~いのが可愛いけど、かっこいい時は諏訪部ボイスでめちゃくちゃかっこいい♪

*首領・バレンティーノ(cv:大川透)

名前でブランド物を着こなした銀髪のムッシュを想像したら駄目ですよ~。
{netabare}ただのおっさんヤギなんですからね!{/netabare}
意外と馬鹿でドMなところが面白いです。

・野崎圭(cv:入野自由)
因幡探偵事務所のアルバイト助手で、本作唯一の常識人。
彼がいないと話の進行に支障が出るレベル。
ちなみに猫派。

1話目からツッコミ激しくて大変そうでした( ̄^ ̄)ゞ
いつもはこういう役下野さんがやってくれる感じのw
もちろん入野さんの演技も素晴らしかったです!

*佐々木優太(cv:下田麻美)
見た目は女の子にしか見えない女装少年助手。
因幡が好きなあまり近づく人間(主に荻野さん)には非道な振る舞いを見せる。

こんなに可愛い容姿なのにっ!
ヤンデレというか何というか…(笑)
皆がのほほーんとしてるのに対して彼は結構キツい一発を持ってきます(屮゚Д゚)屮

他にも
*荻野邦治(cv:森川智之) {netabare}親バカ刑事{/netabare}
*ロレンツォ(cv:小杉十郎太) {netabare}中身はダンディー{/netabare}
*ガブリエラ(cv:日笠陽子) {netabare}下僕がお好き{/netabare}
*因幡遥(cv:斎賀みつき) {netabare}可愛い。けど腹黒い。{/netabare}
*弥太郎(cv:杉田智和) {netabare}イケメンなのにギャグ!!{/netabare}
*夏輝(cv:瀬戸麻沙美) {netabare}健気、といえば聞こえが良いかも。{/netabare}
などが登場します^^

ストーリーは前記の通りです(笑)
是非一回は観て頂きたい!
あと、{netabare}OP詐欺のEDヤギw{/netabare}なのでまだご覧になっていない方は
是非ご注目あれ☆

投稿 : 2020/01/25
♥ : 15
ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

100人乗っても大丈夫!キューティクル探偵因幡物置!!

警察犬(シークレット・ドーベルマン)として働いていた因幡洋(いなば ひろし)は、行方不明になった弟を探すために警察を辞めて探偵となる。
警察時代の同僚だった荻野邦治(おぎの くにはる)の依頼により、首領(ドン)・バレンティーノ一味と関わる事となり、犬猿の仲のような関係の狼山羊の仲(?)になってしまう。

警察・探偵・マフィア(バレンティーノ一味)など、ハードボイルド系の作風になりそうなのですが、探偵物などを期待した方は残念でした。
探偵などの設定をしたコメディー作品と考えたほうが、しっくりときます。


登場する人物は、かなり個性的です。

首領(ドン)・ヴァレンティーノの外見はヤギそのもの。
根っからの悪人という感じではなく、少しとぼけた面もあります。
「シャーシャシャシャ」という笑い声や語尾に付ける「~であろう。」は印象に残ります。

警察時代の因幡と共に行動していた荻野邦治(おぎの くにはる)は、超人的な肉体を持っていて優秀な人物なのかと思いきや、こちらも少し間の抜けた所があります。
ただし娘のことになると性格が変わり、鬼のような形相に・・・

テロリスト集団・野羅(のら)の名目的トップであり、洋の弟である因幡遥(いなば はるか)も登場しますが、虚弱体質のせいか、すぐに倒れたり寝込んでしまいます。
もう少し活躍してもいいのではと心配になります。

ほとんどの登場人物がボケの役割になっていて、ツッコミ役は探偵事務所に勤める野崎圭(のざき けい)しかいないので、ツッコミの重要性が分かります。
(1話だけ、ボケ役に変身してしまいますがw)

その他の登場人物も全て個性的なので、お気に入りのキャラを選んでおくのもいいかもしれません。


個人的には、首領・バレンティーノ(ヤギ)が笑いのツボであろうw
ヤギとオオカミだったらヤギを応援するであろう。
送りオオカミが嫌いなので、日本狼と同じ境遇にしてやるであろう。
と言う訳なので、ヤギ推しであろう。


最終的には、警察&探偵VSヴァレンティーノファミリー&野羅という構図が出来上がりますが、緊迫感がほとんど無く、それぞれのメンバーの個性・設定を活かしたコメディー作品であろう。

探偵事務所でお茶を出されるシーンがありますが、意味が分かったであろうか。
炊飯器にお茶を入れてお茶漬けとなりますが、京都でお茶漬けを出されたら「帰って下さい」という合図になるので、それを狙ったのであろう。


OP曲
「遥か、日常の中で」
歌 因幡洋

ロック調の曲であろう。
アニソンらしい曲なので、因幡役の声優・諏訪部順一さんのファン向けのような気がするであろう。

ED曲
「プリマ・ステラ」
歌 首領・ヴァレンティーノ

所謂、”ムード歌謡”というジャンルであろう。
電波系とは違うと思いますが、聴いているうちにクセになっていくような・・・w


この作品を視聴する事に対して・・・・・

     こ~と~ば~なんて~♪ いらないであ~ろ~う♪♪♪



{netabare}誰にも気づかれずに途中から吾輩がレビューを書いたであろう。この作品を通じてヤギのファンを増やすであろう。シャーシャシャシャ!{/netabare}

投稿 : 2020/01/25
♥ : 13

りゃむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

完全ノーマークのダークホースでした

基本ギャグアニメ。

ストーリーはキャラありきで、物語というよりはキャラの関係性上の設定、背景みたいなのが基本です。

つまりキャラの個性と濃さでシュールなギャグを展開していきます。
そしてやはり入野さんは本当に突っ込みに適役の声してると思うw

かなりテンション高め+30分詰め込めるだけ詰め込んでくるので視聴後少々疲れます。


1話AパートとBパートで15分ずつそれぞれ完結する話が多く、長編はあまりありません。

Aパート終わった時点で“え?まだ半分?”とか思います。
つまらなくて長く感じるという意味ではなく、15分が濃厚すぎるためにすでに30分アニメ1話分以上の満足感があります。
それをその倍やるんですからそりゃもう、疲れますよww


さてこの作品、ギャグをやるにあたってまったく視聴者に媚びないというか流行に流されません。
どういうことかといいますと、最近のギャグアニメ
1・女性キャラを多数出演させ萌え要素で補完する。
2・パロディやオマージュ主体でギャグというよりはやっちまった感を演出し笑いを誘う。
といったのが主流の作品が多いように感じます。(ケメコ辺りなんか正にこれな気がする)

まずこの作品・・・本編にがっつり絡んでくるような主要キャラとして位置づけされてる女性キャラなんと3人前後。
約一名どの女性キャラよりもかわいい男の娘が混ざってますが・・・主人公側なんて1人として女性キャラいないよ。
男性キャラはその3倍近くいるのにねぇ。
媚びない!(ただし女性向け作品というわけではない)
ちなみにこの作品最高の萌キャラはヤギです。


そして、もちろんパロディほぼなし。キャラの濃さとそのキャラゆえのボケ、そしてそのほぼ全てを突っ込み一人でさばいていく。
正統派のハイテンションシュールギャグ路線です。



キャラデザが若干BL臭があり僕自身、最初は敬遠していたんですが2話まで見たところではまってました。


いろんな意味で灰汁が強いといいますか、クセのある作品ですが面白いと思います。
ヤギEDともども“イロモノ作品の良作”として個人的に高評価の作品です。

ちなみに監督の満仲勧さんは初監督作品のようでした。
初監督でこの出来!

次回作にも期待したいと思います。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 7

81.3 9 童話アニメランキング9位
リズと青い鳥(アニメ映画)

2018年4月21日
★★★★★ 4.1 (314)
1321人が棚に入れました
北宇治高等学校吹奏楽部でオーボエを担当している鎧塚みぞれと、フルートを担当している傘木希美。

高校三年生、二人の最後のコンクール。
その自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。

「なんだかこの曲、わたしたちみたい」

屈託もなくそう言ってソロを嬉しそうに吹く希美と、希美と過ごす日々に幸せを感じつつも終わりが近づくことを恐れるみぞれ。

親友のはずの二人。
しかしオーボエとフルートのソロは上手くかみ合わず、距離を感じさせるものだった。

声優・キャラクター
種﨑敦美、東山奈央、藤村鼓乃美、山岡ゆり、杉浦しおり、黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、桑島法子、中村悠一、櫻井孝宏

offingbook さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

byebye

2018年4月公開のアニメーション映画。約1時間半。
京都アニメーション制作。山田尚子監督作品。

吹奏楽部を舞台にしたTVアニメ『響け!ユーフォニアム』スピンオフ作品。
鎧塚 みぞれ オーボエ担当。
傘木 希美 フルート担当。
高校三年生になった二人を主人公に描いた物語。

『響け!ユーフォニアム』1期目2期目と同一の世界観の物語なので、
出来ればTVアニメ視聴後の鑑賞をオススメします。
ただこの映画単体でも楽しめると思います。

希美とみぞれ。
二人にもう一度焦点を当て、二人がもう一度向き合った物語。
時が進むにつれ、変わっていく環境。二人の関係。近付いてくる岐路。
その心の揺れ動きに、戸惑いに、迷いに、少しずつ、ゆっくりと、
でもいつのまにか強く、胸が締め付けられていました。

躍動的な印象を持つ『響け!ユーフォニアム』に対し、
今作『リズと青い鳥』からは当初、物静かで、どこか文学的な印象を受けましたが、
このシリーズが持つ、強く激しく胸打つ感情的な描写は、今作も変わりません。

京都アニメーション制作の映像美。透明感のある登場人物達。繊細な演出。
丁寧で柔らかな作風からは、全体的に女性的な雰囲気が感じられ、新鮮な体験でした。

瑞々しくも残酷で、生々しくも愛らしい。
友情の物語のようで、青春の物語のようで、恋愛の物語のようで、
しかしその実、何にも当てはまらないのかもしれない物語が、とても切なかったです。

いつも人の中心にいる希美。そんな希美を慕い、彼女を自分の世界そのものと思うみぞれ。
でも、鳥かごから羽ばたこうとする本当の青い鳥は?
鳥かごの扉を開けようとする本当のリズは?

二人がどんな選択をしようと、どんな道を歩もうと、どんな場所に辿り着いても、
二人が共に過ごした時間は変わらない。二人が奏でた音楽を、二人は忘れない。

知らないふりをしていた時間の終わりを知る時。
気付かないふりをしていた本当の気持ちに気付く時。
かたちのない感情を二人がかたちにする時。

それは優しくて、激しくて、悲しくて、怖くて、醜くて、まっすぐで、
そしてただひたすらに、美しいメロディーでした。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 48
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あの子は青い鳥

山田尚子監督作品、脚本吉田玲子。

群像劇としてのユーフォニアムから、
思春期の少女2人の機敏な心情に焦点を当て、
より先鋭化した形で描写され提示される。
あまりにも美しく儚い旅立ちの物語。

冒頭から足音の効果音が印象的に導入され、
2人の未来を象徴するかのように、
違う歩幅で、そしてリズムで共に歩いて行く。
{netabare}ここでは大きな「物語」は徹底的に排除され、
日々の練習風景と少女の心情のみが反復される。{/netabare}
少女たちの所作の1つ1つがあまりにも美しく、
その機敏な運動の中に僕は「身体の美」を見ました。

内向的なみぞれと明るく社交的な希美。
{netabare}童話「リズと青い鳥」が詩的に象徴するかのように、
それぞれの現状と未来に不安を覚え始める。
微妙な距離を生む対比された2人の感情。
上手くかみ合わないオーボエとフルート。{/netabare}
小さな「青い鳥」の幸せとは何だろうか。
ここにあるのは少なからず誰もが通過する、
イニシエーションではないのだろうか。

少女の美しさと儚さの一瞬を切り取り、
その残酷さまでもドキュメントした記念碑的作品。
それでも前途ある未来を輝き解き放って欲しい。
Songbirdsの美しい詩も素敵ですね。

僕の大切な宝物となりました。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 91
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

山田尚子監督が目指していたものをやり切った、実写的表現の到達点(コメンタリー分の追記)

揺れるポニーテール、廊下を歩く足、瞬く瞳。
静かな劇伴が流れるところで、そんな情景が映し出される。
絵柄は少し滲んだブルーを基調とし、透明感を表現した色彩。
響く足音、キャップを開ける音、楽器を組み立てる音。
様々な生活音を拾い上げていく。
細部まで徹底的なこだわりを感じさせる作品が「リズと青い鳥」だ。
思わず息を詰めて観てしまうような静謐感が作品全体に流れている。

私は冒頭のシーンを観たときに、この感覚はどこかで味わったような気がすると、
鑑賞中にずっと考えていたのだが、
それは岩井俊二監督の「花とアリス」だった。
岩井俊二監督のなかでいちばん好きな作品だが、
それを初めて観たときのような鮮烈な印象を受けた。
眩いばかりの透明感を重視した絵作りだ。

「リズと青い鳥」は「響け!ユーフォニアム」シリーズの続編に位置づけられる。
田中あすかや小笠原晴香たち3年生が引退した後の
春から夏にかけての一部分を切り取った物語。
しかし、シリーズ名がタイトルに入っておらず、
単体で観られることも意識して製作されている。
私は原作を全巻既読で、TVアニメも映画も過去作品は全て鑑賞済みなので
断言はできないが、初見の人でも十分に楽しめるのではないかと感じた。
人間関係は観ていれば、ほとんど理解できると思うし、
基本的には鎧塚みぞれと傘木希美の関係性についてのストーリーのため、
それほど分かりにくくはないと思う。
ただ、もしかするとみぞれと希美の依存といえる関係性が理解できず、
物語に入り込めない人がいるかもしれないが、
そんな友人同士の繋がりもあると考えてもらうしかない。
これは、いびつな形ですれ違い続ける愛と嫉妬の物語だ。

アニメ的な手法よりも実写的なカメラワークを
意識しているシーンが多く見られる。
足の動きや手の動き、会話の「間」などで、心情を表現している。
また、感情を表すような目元のアップシーンが多い。
アニメではなく、実写ではよく使われる手法だが、
この作品では重視されている。
そして、被写界深度を意識した絵作り、
つまりカメラの焦点とボケを意識している点はシリーズと同様だ。
物語にはそれほど大きな起伏がないため、
好き嫌いが分かれるタイプの作風だが、
映画としての完成度はかなり高いと思う。

{netabare} 特に素晴らしいと感じたのは冒頭のシーン。
何かの始まりを予感させる童話の世界から現代の世界へ。
まだ人があまりいない早い時間の学校に鎧塚みぞれが到着して、
階段に座り、誰かを待っている。自分の足を見る。不安げな瞳。
誰かがやってくる。
視線を向けるが、期待した人ではない。
そして、待ち人がやってくる。いかにも楽しそうで快活な表情、
軽快なテンポの歩様、揺れるポニーテール。
それに合わせて流れる明るいメロディ。
フルートのパートリーダーである傘木希美だ。
鎧塚みぞれは、それとは逆に表情が乏しく、口数も少ない。
彼女なりに喜びを表現して希美と一緒に音楽室へと向かう。
途中で綺麗な青い羽根を拾った希美はそれをみぞれへと渡す。
戸惑いながらも希美からもらったものを嬉しく感じるみぞれ。
廊下に彼女たちの足音が響くが、その音のテンポは全く合わない。
完全な不協和音。ふたりの関係性が垣間見える。
みぞれは少し距離を置いて、希美の後に付いていく。
教室に着いて鍵を開け、椅子と譜面台の並んだ誰もいない室内に
2人だけが入っていく。
吹奏楽コンクールの自由曲は、「リズと青い鳥」。
この曲を希美は好きだという。
そして、ふたりで曲を合わせてみるところで、
タイトルが映し出される。
この一連のシーンだけで気持ちを持っていかれるだけのインパクトがある。
とても丁寧で実写的で挑戦的な作風だと感じ、
私は思わず映画館でニヤついてしまった。

物語はみぞれと希美のすれ違いを中心にしながら、
それに劇中曲である「リズと青い鳥」の物語がリンクしていく。
童話のほうの声優にちょっと違和感がある。
ジブリ作品を見ているような感覚だ。
みぞれがリズ、希美が青い鳥という関係性として観客は見ているが、
最後にふたりの立場が逆になる。
みぞれの才能が周りをなぎ倒すようにして解放され、
美しいメロディを奏でる。
同じように音楽に真摯に取り組んでいたみぞれと希美の差が
明らかになる瞬間だ。

二羽の鳥がつかず離れずに飛んでいくシーンが映る。
そして、ふたりの色は青と赤。
心があまり動かずしんとした雰囲気のみぞれが青、
情熱的で人の中心になれる希美が赤だろうか。
このふたつの色が分離せずに混ざり合っていく。

みぞれが水槽に入ったふぐを見つめるシーンが度々出てくる。
おそらくみぞれは、水槽のなかのふぐをある意味羨ましいと思っている。
仲間だけでいられる閉じられた世界。
そこが幸せで、ほかは必要ないと考えている。

たくさんある印象的な場面でいちばん好きなのは、
向かいの校舎にいる希美がみぞれに気づいて手を振り、
みぞれも小さく手を振って応えるシーン。
そのとき、希美のフルートが太陽に反射して、
みぞれのセーラー服に光を映す。
それを見てふたりがお互いに笑う。
言葉はないが、優しく穏やかな音楽が流れるなかで、
(サントラに入っている「reflexion, allegretto, you」
という曲で、1分20秒と短いがとても美しい)
何気ない日常の幸せをいとおしく感じさせる。

ラストシーン。歩く足のアップ。
一方は左へ、一方は右へと進んでいく。
希美は一般の大学受験の準備ために図書室で勉強を、
みぞれはいつものように音楽室へと向かう。
帰りに待ち合わせたふたりが歩く。
足音が響く。
ふたりの足音のリズムはしっかりと合っているように聞こえる。
お互いに別の道を歩くことを決め、そこでようやく何かが重なり始めたのだ。
ふたりの関係がこれからどうなるかは分からない。
しかし、最後に「dis」の文字を消したところに、
いつまでも関係がつながっていて欲しいという作り手の願いがこめられている。 {/netabare}
(2018年4月初投稿)

大好きのハグから続くラストシーンについて
(2018年5月11日追記・2019年3月15日修正)
{netabare}みぞれは希美の笑い方やリーダーシップなど、
希美自身のことを好きだと告白するが、
それに対して希美は「みぞれのオーボエが好き」だと言い放つ。
このやり取りは一見、ふたりの想いのすれ違いだけを
表現しているように感じるが、実はそれだけではない。

友人として以上に希美のことが大好きなみぞれにとって、
とても厳しく感じる言葉だが、これは希美自身にとってもキツイ言葉。
みぞれの才能を見せつけられて、ショックを受けているときだから尚更だ。
それなのに、敢えて言ったのはなぜか。
この言葉には、自分は音大には行けないが、
みぞれには、音大に行ってオーボエを続けて欲しいという
願いがこめられているのだ。
「みぞれのオーボエが好き」という希美の言葉がみぞれに対して
どれだけ大きな影響を及ぼすのかを希美自身は自覚している。
単に希美が自分の想いを吐露しただけではない。
「みぞれのオーボエが好き」は童話における、
一方的とも思えるリズから青い鳥への
「広い空へと飛び立って欲しい」と言った想いと同じ意味を持っている。

それは、帰り道に希美が「コンクールでみぞれのオーボエを支える」と
言ったことからも分かるし、それに対して、
みぞれが「私もオーボエを続ける」と宣言をしていることからも明らかだ。
しかし、このやりとりはどう考えても違和感がある。
つまり、希美はコンクールの話をしているのに、
みぞれは、コンクール後のことについて語っているからだ。
会話がすれ違っているように聞こえる。
ところが、そうではない。
つまり、ここでは希美が音大に行かず、
フルートを続けなかったとしても、
みぞれは音大に行く決意をしていることを示している。
これは希美の「みぞれのオーボエが好き」に対して
みぞれの出した答えなのだ。

実は原作では、音大を受験するかどうかの話を
みぞれが希美に問い詰めるシーンがあるのだが、
映画では、完全にカットしている。
その代わりに、左右に分かれていく足の方向と
図書館での本の借り出し、楽譜への書き込み、
最後の会話によって表現している。
「みぞれのオーボエが好き」という言葉が
みぞれの背中を押したという、別の意味を持たせているのだ。
そのあとの「ハッピーアイスクリーム」で
ふたりの感覚が足音のリズムとともに、ようやく一致したことを描いている。
また、みぞれが校門を出るときに希美の前を歩いたり、横に並んだりする。
切なさはあるが、やはりこれはハッピーエンドといえるのではないだろうか。

音楽については、フルートが反射する「reflexion, allegretto, you」と
ラストシーンで流れる静かだが心地良いリズム感の「wind,glass,girl」、
そして、字幕の時の「girls.dance,staircase」、
「リズと青い鳥」、Homecomingの「Songbirds」が印象的だ。
最近はこれら5曲をよくリピートしている。 {/netabare}

コメンタリーを視聴して(2019年2月14日追記)
{netabare}昨年発売された脚本付きBDを購入して、
本編とインタビューは手に入れてすぐに観たのだが、
脚本やコメンタリーは後回しになってしまっていた。
脚本を読んでみると、「リアルな速度の目パチ」など、
とても細かい指示がなされていて驚いた。
目を閉じ切らないまばたきも指示されている。
また、作画については「ガラスの底を覗いたような世界観」という
指南書が配られていたという。
映像では山田尚子監督の意図を確実に実現している。

そしてこの作品には3つの世界観が表現されている。
学校、絵本、そしてみぞれ(希美)の心象風景だ。
絵本は古き良きアニメを再現させるよう
線がとぎれる処理を行っている。
心象風景は、よりイメージ感の強い絵作りを意識したという。
希美が走る水彩画のようなタッチ。
左右対称の滲んだ色の青い鳥など。
これら3つの世界観が上手く活かされていて、
物語に彩りを与えている。

それに加えて、BDで解説を聞かないと気付けないのが、
生物学室のみぞれと希美のシーン。
最初から何段階かに分けて色合いを変化させている。
夕方の時間の経過とともに初めは緑っぽかった室内から
オレンジ系に少しずつ色を変えるのと、
カットごとに順光、逆光でも変化させている。
確かに言われてみて確認すると、
生物学室での色合いはとても繊細だ。

髪を触る仕種については山田尚子監督自らの発案。
曰く、みぞれがそうやりたいと言っていたから。
キャラが監督に下りてきていたそうだ。
また、「ダブル・ルー・リード」も監督のアイデア。
これは映画館で観ていたときから、
洋楽好きな監督が考えたことだろうと予想していたので、
インタビューを観たときは、あまりにもそのままで可笑しかった。
印象に残ったのが、スタッフのいわば暴露話で、
内面を描くよりも映像(ビジュアル)で見せたいと
昔に語っていたことがあったそうだ。
監督は昔の話だと恥ずかしがっていたが、
まさにこの作品はその方向性を貫いたといえるだろう。{/netabare}

投稿 : 2020/01/25
♥ : 88

61.4 10 童話アニメランキング10位
緋色の欠片 第二章(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (196)
1102人が棚に入れました
玉依姫の覚醒により、珠紀は守護者とともに、鬼斬丸を封印したはずだった。
しかし、拓磨の身体は、鬼の血に蝕まれ始め、身体に異変が起きていく。
「運命から逃れられないのか…」守護者たちの結束が乱れはじめる。
国の機関、典薬寮に属する芦屋と、静紀・美鶴の思惑が絡み合い、ロゴスも再び動き出す。
鬼斬丸の完全な封印のために、翻弄されていく珠紀の運命は…。

声優・キャラクター
三宅麻理恵、杉田智和、岡野浩介、浪川大輔、平川大輔、下和田ヒロキ、野宮一範、久保田民絵、藍川千尋、三森すずこ、永野善一、山口立花子、磯村知美、安元洋貴、川原慶久、上田燿司、大原さやか
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

やっとスッキリしましたね~

世界を破滅に導く力を封印している鬼切丸という妖刀を管理する玉依姫(春日 珠紀)、それを守護する特殊な能力を持った5人の守護者(鬼崎 拓磨ほか)とその力を奪おうとする組織(ロゴス)などが織り成す、恋愛ファンタジーの二章です。

1話目は第一章のおさらい、実質始まったのは2話目からです。

物語は核心部分に迫って行きます。

これは第一章から思った事ですが、圧倒的に能力の差があって敵対する組織に勝てません。というか一方的に負けてる印象です。

勝つ為に修行するとかそういったシーンもないですし、珠紀が玉依姫として覚醒しないと強くならないような感じですが、これがまたなかなか覚醒しないですねw

{netabare}
色々な展開を経て観て思ったのが、

結局一番の敵は、ロゴスでも何でもなく、珠紀のおばあちゃんだったのですね。

おばあちゃんは、珠紀に対して最初から敵対心があるように思えました。

終盤までずーと違和感あった謎が解けました。
{/netabare}

第一章でモヤモヤしていたものが、スッキリした感じです。

最終決戦は凄く迫力があって、カメラワークも凝ってました。

作画は綺麗です。特に紅葉の風景がすごく素敵ですね。

OPの曲も第一章に続き同じ方が歌っております。こちらも曲も作画も綺麗です。

王道的な内容ですが第一章・第二章と観て、最後は観て良かったと思う作品でした。

続けて観ることをオススメします^^

でも、第一章からあった最後の語りかけるシーンは健在です。
私は苦手でしたが、全部観てしまいましたw

投稿 : 2020/01/25
♥ : 15

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

とても切なく美しいシーンが忘れられません!

第二章は、玉紀と拓磨が、
お互いを深く思い合う心を描くシーンが、
とても素敵でした!
切なく美しく、ジーンときて、もう繰り返し観ちゃいました!
挿入歌がとても合ってましたね〜♪

夕日の光と紅葉(もみじ)の濃い赤が
鮮やかに混じりあった光景の中の2人、
この素敵な色こそが緋色と言うものなのでしょうね〜!

もう〜こう言うシーンはたまりません!(*☻-☻*)

あと玉紀が完全に覚醒するシーンもとても素敵で、
これも大好きなシーンです(^^)

ハッピーエンドSTORYなのがとても嬉しいです!
大好きな作品になりました。*\(^o^)/*

投稿 : 2020/01/25
♥ : 1

73.4 11 童話アニメランキング11位
プリンセスチュチュ(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (171)
953人が棚に入れました
金冠町という町の金冠学園バレエ科の落ちこぼれ生徒・あひるは、憧れのみゅうと先輩といっしょにパ・ド・ドゥ(男女がペアを組んで踊ること)を踊るのが夢。
人の心を持たず、いつもさみしげなみゅうとの役に立てればと願うあひるに、謎の老人ドロッセルマイヤーが力を授け、あひるはプリンセスチュチュに変身して、みゅうとに失った心のかけらを返してあげることができるようになった。

声優・キャラクター
加藤奈々絵、矢薙直樹、櫻井孝宏、水樹奈々、松本さち、白鳥由里、松本保典、岸田今日子

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

大人も子供も楽しめるファンタジーな物語

バレエ学校に通う少女が魔法少女になってバレエダンスを踊り人々を助ける物語です。一見、子供向けに見えますが蓋を開ければ謎が謎を呼ぶダークストーリーでもあります。実は彼女の正体は・・・本編を観てからのお楽しみです。第一は内容がぶっ飛んでいますが徐々になれてきますので、足切りせずに3話までは見てくださ。徐々にプリンセスチュチュの世界にハマっていくと思います。個人的にまどマギを視聴した方に全力で進めたい作品です。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 60

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

芸術作品のようなアニメ

物語と現実が入り混じった街の、不思議でせつない童謡のような話。
バレエを軸に面白い話が作れるのかと不安でした。また、1話目ではなんの説明もなく話の中に放り込まれたような感じになり不安な印章を与えてくれましたが、視聴し終わってみると「なるほど」と言ったところ。
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心をなくした王子様。結ばれないと結末を知りながらも錯誤するプリンセス。王子を守りたいゆえに物語が進むことを恐れる騎士。王子を愛する我ゆえ悪役になりきれないカラス。
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この4人の役柄がメインなのですが、もとは「チャイコフスキー」の「白鳥の湖」を元に作られています。
オデット(白鳥)オディール(黒鳥)の使い方や、劇中に使われるクラシック音楽など綿密に理解して作られているスタッフの「こだわり」が見える作品でした。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 15
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

埋もれさせとくには勿体ない傑作

いやー、これは面白かったです。
内容自体もそうですが、他作品にはない斬新な試みが凄く面白いですね。

総監督を務めるのは「ARIA」「カレイドスター」などの監督でもある佐藤順一。

一応、魔法少女モノと言える作品で
主人公の少女・あひるはプリンセスチュチュに変身して
バレエを踊ることで相手と対話し、改心させることにより
王子の失われれた心のカケラを取り戻していく、というお話。

キャラデザや主要キャラの性格など、少女向けでメルヘ~ンな世界観だし
バレエシーンのミュージカル風の演出なども合わない人はダメかもしれません。

自分もちょっと抵抗あったんですが、物語の壮大な仕掛けもあって徐々に引き込まれましたね。

{netabare}本作は所謂メタアニメというやつで、作り物の世界であることを否応無しに思い知らされます。
何しろ、物語の作者であるドロッセルマイヤーが頻繁に介入してきますからねw
この構造のせいで、キャラへの感情移入が阻害されるという意見もあるようですが
個人的には割と感情移入しながら観られました。
「ふぁきあ」とか、最初は何だこのいけ好かないホモ野郎とか思ってたけど
印象が全く変わりましたからね。ある意味作中最萌キャラと言っていいw

それに終盤になると、主要キャラ達が物語の世界の住人であることを自覚して
自らの物語の中での立ち位置に対する葛藤が描かれるのが良かった。
「避けられない悲劇からハッピーエンドへ」「私の物語は私が創る!」
本作がメタ構造であることにきちんと意味を持たせている点を高評価。
メタ構造だからこそ、熱く心に響く展開です。{/netabare}

それにしてもBGMが素晴らしい。有名なクラシック曲が使用されているのですが
これがバレエシーンと絶妙にマッチしているだけでなく
物語やキャラのモチーフとしても活用されており
クラシックの音楽的な意味を知っていると、より楽しめるとのこと。

物語の結末含め、この独特な世界観を貫き通したことが何より素晴らしい。
これ程一切の妥協なく、丁寧に作り込まれた作品もそうそうないと思うので
もっと多くの方に観て欲しいですね。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 41

62.2 12 童話アニメランキング12位
メルヘン・メドヘン(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (223)
872人が棚に入れました
「きみのためだけの、
物語を。」

物語が叶える、少女たちの願い。
世界に散らばった物語の原書。

少女たちは「原書」(=メルヘン)と出逢い、
選ばれ、魔法を得てやがて「原書使い」となる。

これは、そんな「原書使い」を目指す
「原書使い見習い」(=メドヘン)の少女たちが、
「原書」と共に自らの物語を紡いでいく

夢と魔法と青春の物語―

松智洋&StoryWorks
× カントクが贈る
魔法少女ファンタジー開幕!

声優・キャラクター
楠木ともり、末柄里恵、Lynn、日高里菜、大津愛理、加隈亜衣、上田麗奈、本渡楓、岡村明美

abe2 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

意外と良かった

1話しか観てないけどシナリオが良いので飽きることなくみれた。
某期待作が残念っぷりを見た後だったのもあってか安定感のあるプロの仕事を見てホッとしてしまった。
モノローグの使い方が上手いね。
ただ内容については特に語るところはない
あと勘違いされてるけどこれ異世界転生モノじゃない。
まあ主人公は死んでないから転生じゃないんだけどそれだけじゃなくて小説家になろうみたいな新しいジャンルじゃなくて古典的な異世界召喚系。

古今東西の絵本を能力にするって設定がものすごくツボだった。あと主役の子の声優の声質がすごくよくて、たびたび挿入されるモノローグに噛み合ってる。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 6

55.9 13 童話アニメランキング13位
ハートの国のアリス Wonderful Wonder World(アニメ映画)

2011年7月30日
★★★★☆ 3.3 (75)
628人が棚に入れました
『自宅の庭で転寝をしていたアリスの目の前に現れたのは、ウサギ耳の青年!? その青年に強制連行されたのは、メルヘンチックなのに住人全員が武器を所持しているという物騒な世界で・・・。』

声優・キャラクター
釘宮理恵、小西克幸、最上嗣生、福山潤、甲斐田裕子、宮田幸季、平川大輔、子安武人、杉山紀彰、堀内賢雄、杉田智和、石田彰

73.2 14 童話アニメランキング14位
楽しいムーミン一家(TVアニメ動画)

1990年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (65)
503人が棚に入れました
約20年ぶりに製作された「ムーミン」の第3作。今回のアニメ実製作はビジュアル80が担当し、キャラクターデザインも「とんがり帽子のメモル」の名倉靖博が手がけている。作品全体の雰囲気は原作者側の意向が大きく反映された。春が訪れたムーミン谷。目覚めたムーミン・トロールは旅から帰ったスナフキンと再会し、その演奏を久々に楽しむ。やがて良家のスノークやその妹フローレンたちとともにムーミンはおさびし山へ向かうがそこにあったものは…。

声優・キャラクター
高山みなみ、大塚明夫、谷育子、かないみか、子安武人、佐久間レイ、白鳥英美子

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ムーミンアニメの集大成。

カルピス版とはまったくちがうムーミン。
本作では原作者トーベヤンソンの介入があり非常に丁寧に作りこまれている。ムーミンの家の書き込みとかもすごい。
声優さんもちょっと不気味なカルピスとちがい非常にかわいくてナチュラルな配役。

大きな特徴はスノークのおじょうさん→ノンノンではなくフローレンに。あとはすべて原作準拠。
お話も原作と同じ、原作通に進んでいきます。

本を読んでいた子供の私は数々のシーンの映像化に狂喜しました。
非常に高い評価をうけ2年目に突入。冒険日記と名前と製作スタッフが変わります。TVスタッフオリジナルシナリオベース。そちらはちょっと・・・人気ありすぎて原作消化しちゃったんです・・・・

五輪のテーマ、FF9でおなじみ、白鳥 英美子さんのOP,EDも染みるぜ・・・

最近東京圏では再放送が始まりました。毎日たのしみにしています。やっぱりおもしろいというか雰囲気がいいです。



投稿 : 2020/01/25
♥ : 9
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ムーミン ノ ススメ ・ イイフーフ 一家

好きなのであえてレビュー。

原作の、気難しい分別くさいシニカルな内容を、よくここまで優しいファンタジーにしたなと思う。
それがイヤという気難し屋さんもいるだろけど。
アニメのお話は、子供がみてもわかりやすくきれいにスッキリまとめられているので、これはこれで潔く楽しい。



原作も面白いよ。
毎回、『ちょっとこだわってみたり夢見てみたりしたら、思ってもない方向に大事になってしまい、色々すったもんだ揉まれまくってもう取り返しがつかないのか?いやはや、そこをなんとか、無に帰えって、おわる。』という感じで、あの絵とページ数とコマ割りのわりにドドドドドっと、毎回怒涛。
そういえば「人類は衰退しました」のレビューで書いたけど、人衰に通じるところがあります。

アニメだとホンワカ。

* ムーミンたち そんなことも あるのですね *

とかなんとか
ホワーンと、穏やかなナレーションにシメられてメルヘン軌道に乗って行く。この差は知ってるとシュールですが。


人気のあるスナフキンやミイはなかなかかっこいい生き様で、ある意味、萌えポイントだと思います。
ムーミンママもよく考えると裸エプロンですが、あまり考えたくない。


アニメでフローレンという名になっているムーミンのガールフレンド「スノークの女の子」、原作では彼女の煩悩っぷりを冷静に描いてるところが面白いよ。
{netabare} 「盗賊にさらわれて捕虜にされるなんて、ああ!!ロマンチック〜」とか、
「かけおちって一度してみたかったの。今からしなきゃならないの。だからムーミンママ、お弁当作って」ママ「あらあら、自由に生きるって大変ね…」とか{/netabare}

アニメでもロマンチストぶりは出てくるけど、まろやかで面倒見のいいキャラになってる。
面倒見よいのが高じて、読んだ物語に影響されて「かわいそうなみなしごを育てたい!あたしきっと、いい母親になる」などと言い出して痛い目にあったりして。

この物語はひとつの選択をしたときの理想と現実、反作用や副作用を愉快に見せて、自然体でいるとはどういうことなのか…を追求したお話 、
なの かも しれませんね *



この一家を支えてるのはママとパパのマイペースさだ。
父さんがくれた熱い思い、母さんがくれたあのまなざしって感じのいい夫婦だと思う。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 9

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆ほのぼのムーミン

癒されるアニメです(*^^*).:*:・'°☆

なんとなくARIA に通じる雰囲気の作品です。
お気に入りキャラはニョロニョロです♪ 原作の
トーベ・ヤンソンさんは絵と小説の両方に才能が
あった方なのでこんな素晴らしいファンタジーが
出来たのだと思いました。


監督/斉藤博

製作-テレビ東京、テレスクリーン

1990.4.12-91.10.3(全78話)

投稿 : 2020/01/25
♥ : 3

56.5 15 童話アニメランキング15位
この男子、人魚ひろいました。(OVA)

2012年11月9日
★★★★☆ 3.3 (65)
359人が棚に入れました
心にどこか寂しさを抱えている高校生の川内洲(かわうちしま)。祖父を亡くした日に、海辺で一人泣いているところ、足を滑らせ溺れてしまう。洲は美しい青年に助けられるが、なんと彼は人魚だった!?

イサキと名付け、一緒に暮らし始める二人。人魚との生活に戸惑いつつも少しずつ心を開いていく洲。そんな洲をやさしく包み込むイサキ。
次第に洲が寂しさを忘れ充実した生活を送れるようになった頃、洲とイサキにある変化が…。

。mine。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

男子高校生×人魚の切ないラブストーリー。❤゜

。・*゜・*。概要。・*゜・*。

山本蒼美によるオリジナルアニメ作品。
全1話(30分)

主人公は、寂しさを抱えた男子校生の川内洲。

祖父を亡くした日に、海辺で泣いていたら足を滑らせ
溺れたところを、美しい人魚に助けられる。

人魚の提案で、一緒に暮らし始める2人。
洲は人魚に”イサキ”と名付けた。

人魚との生活に戸惑いつつも少しずつ心を開いていく洲。
そんな洲をやさしく包み込むイサキ。

そして2人に訪れた変化…。


。・*゜・*。概要。・*゜・*。

独特で斬新な色彩や、30分にギュッと凝縮されつつも
笑いが散りばめらていたり、切なさに心揺さぶられました。

洲の寂しさに共感しちゃって思わず…(涙)

物語も綺麗にまとまっていて、声優さんも好みだったりで
観終わった後も気持ちよかったです♪

男子高校生×人魚(男)のBLだったり、作画も独特なので
好みは分かれると思いますが、素敵な作品ですよ。

心に触れるひとときになりますように。+゜

投稿 : 2020/01/25
♥ : 4
ネタバレ

あずにゃん  さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

.゚+。★『短い話なのに、ぽろぽろ泣いてしまいました・・』☆.゚+。

男子高校生と人魚が織りなす切ないラブストーリー。

高校生の川内洲が、祖父を亡くした日に海辺で一人泣いているところ、
足を滑らせ溺れてしまい助けられるが、美しい青年だと思いきや、彼は人魚。
「拾って帰って」 と言われるままに、イサキと名付け、二人は一緒に暮らし始める。
そして、内向的な洲がイサキに徐々に心を開いていく・・・

絵が水彩画で色鮮やかで心地よいです。端的に言えば、いわゆる「BL」の分野ですね。
でも恋に落ちるのが人間x人魚ですので、そのジャンル一言では片付けられないナニかがあります。
BL入門にはいい感じで、さほど、抵抗なく観れると思います。
洲はいつも拗ねてるツンデレって感じで、イサキはテンション高くてボケも突っ込みもやってくれる変な人魚ですw喜劇的なシーンも結構あって面白く、甘え声のイサキも可愛いと思います。ピュアな両想いにニヤニヤが止まらないっって感じですね。余韻に浸れて、心も満たされるので観て損はないと思います!

この男子、シリーズの今後の作品にも期待ですね~。


{netabare}イサキが洲を好きって自覚して、海に帰って~洲からの告白シーンは泣けますね
「戻るには、一つ大事な条件があります」ってところも良かったです(oゝω・o)b {/netabare}例

投稿 : 2020/01/25
♥ : 4

64.7 16 童話アニメランキング16位
RWBY Volume1(日本語版)(OVA)

2015年12月9日
★★★★☆ 3.9 (55)
325人が棚に入れました
科学と魔法が同居する世界『レムナント』。この世界には人類や獣人、動物、そして『グリム』と呼ばれるモンスターまでもが存在する。人類は『グリム』に長い間暮らしを脅かされていたが、現在は『グリム』の討伐や治安の維持を行う『ハンター』の活躍により、平和な世界が守られていた。主人公『ルビー・ローズ』はひょんなことからハンター養成学校『ビーコン・アカデミー』に入学することになり、そこで出会う仲間たちと共に一人前の『ハンター』を目指していく。

声優・キャラクター
早見沙織、日笠陽子、嶋村侑、小清水亜美、下野紘、洲崎綾、豊口めぐみ、斉藤壮馬、井上和彦、浅野真澄、木村昴、前野智昭、潘めぐみ、井上喜久子、三木眞一郎、甲斐田裕子

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

2017年7月よりTV放送決定!

『グリムと呼ばれる怪物によって一旦は滅亡の危機にまで瀕した人類が、大自然の力「ダスト」によって再び平和を取り戻していた時代。怪物グリムを退治するハンターの養成学校「ビーコン・アカデミー」に主人公の15歳の少女「ルビー・ローズ」が入学。一流のハンターを目指すべく、そこで待ち受ける様々な試練に仲間たちと切磋琢磨しながら共に立ち向かっていく物語』。
制作は、「Rooster Teeth Productions」。 原作・監督・脚本は、「モンティ・オウム」。なお、監督は2015年に死去(享年33歳)。


ついに念願のRWBYシリーズに参戦してみました。以前から噂で「面白い」とは聞いていましたが、ここまで面白いとは。。もっと早く観ておけばよかったと後悔しました。この作品は、WEBアニメシリーズでYoutubeでも公開されいるので気軽に観れるのですが、字幕なので取っつきにくいかもしれません。私も少し字幕版を観てみましたが、やはり「早見沙織さん」が声を担当する日本語吹替版の方が物語に入り込めるように思いました。


「RWBY」と言えば、何と言ってもやはりバトルシーンでしょう。で、実際に観終えてみての感想ですが、噂以上にバトルシーンは凄くて鳥肌が立ちましたね。技の構成、カメラアングル、戦闘途中でのスロー演出、スピード感、エフェクト、仲間との連携攻撃、どれを取っても申し分ありませんでしたね。


制作会社は米国ですが、キャラクターデザインは日本人好みだなと思いました。おまけにアカデミーの制服も日本人好みだと思いました。ただ、3DCGの作品なので好き嫌いはあるかと思います。


「ビーコン・アカデミー」の生徒達は、それぞれ4人でチームを組んで寮で寝食を共します。主人公のルビーの「チームRWBY」の場合は、「ルビー(Ruby)、ワイス(Weiss)、ブレイク(Blake)、ヤン(Yang)」の4人です。「あれ?どこかのアニメと設定が似ているな?」と思ったあなた...鋭いです。ほぼリトルウィッチアカデミアの設定と同じです。あっ ちなみに、チームメイトのそれぞれの頭文字を取って作品タイトルの「RWBY」となります。(Red,White,Black,Yellowの頭文字とも言われいます)


「RWBY」はバトルシーンばかりがフォーカスされがちですが、あなどることなかれ。ストーリーも相当なものですよ。日本語吹替版は現時点でVolume 1~Volume 3(*)まで発売されているのですが、Youtubeには字幕版のVolume 4があります。私は4はまだ観ていないのですが、字幕でもいいからもう何だか観たいですね。このレビューをアップしたその夜には観ていると思いますよきっと。コーラーとポテチ(コンソメ)片手に。だってVolume 3みたいなあんな終わり方したら、誰だって続きが気になりますよそりゃ。


今後このシリーズに期待したい事は、この作品では回想シーンというのがあまり見られなかったので、各キャラの「アカデミー入学への動機、家庭環境、幼少時代、トラウマ」など、パーソナルな背景をより深く回想シーンで掘り下げて描いてほしいですね。結果、各キャラの魅力をさらに引き出す事ができ、それぞれの固定ファンも増えるのではないかと思います。ちなみに私の好きなキャラは、「脳味噌入ってますの!」と辛辣な言葉でお馴染みのワイスちゃんと、見ているとモンハンを無性にやりたくなってくるハンマー使いのノーラちゃんです。


2017年7月からTV放送されるみたいなのでとても楽しみです。また、2017年秋にはVolume 5が公開予定みたいなのでキタコレ状態です。また楽しみが一つ増えました。


レビュー翌日の追記:昨夜、予告通りYoutubeで字幕版Volume 4を観ました。4では私の期待通りキャラの子供時代が回想で描かれていました。やっぱノーラちゃん好きだなぁ~。


*)日本語吹替版: Volume 1(116分)、Volume 2(154分)、Volume 3(178分)。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 38

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「This Will Be The Day!」目指していたのはCartoonではなく、Animationだから!!ジャパニメーションへの愛に、日本のプロが本気で応えた完全版が今ここに!!!

2015年11月、ついにワーナージャパンによってVolume 1の日本語版が劇場上映という形態でお披露目となりました
作品の出自や内容に関しては↓をご覧願います
(http://www.anikore.jp/review/1121267/)


いやはや;我々『RWBY』ファンにとってはこの日本語版プロジェクトが明かされる以前から【妄想の日本語版】は語り草ではありましたw
オイラの脳内では、今となっては幻となってしまったニコニコ動画の非公式版を除けば、Ruby Roseは坂本真綾か悠木碧で再生されてましたよw
でもはやみんこと早見沙織に決まって、そんでもって予告編が公開されるや否や、おいおいホントにはやみんでダイジョブか?というオイラの心配もヨソに「だから私達がいる、世界を良くするために」の名セリフに気付いた時にはもう既に涙が出てたわけです
予告編で泣いちゃったよ!そうだよ!これだよ!Monty Oum監督が目指していたのは!
はやみんって最近はどちらかと言えば大人びた少女を演じることの多いお姉ちゃんキャラが定着してきましたけど、Rubyを演じるはやみんはどことなく‟『セキレイ』の結ちゃん”を彷彿とさせるデビュー当時の幼い雰囲気を纏っていて、ああこの感じ久しぶりやなぁ・・・としみじみ


こーゆーのって原語版原理主義者が必ず出てきますよね
もちろんオリジナルの良さってのがありますけど、向こうのキャストは低予算webアニメの性質上、スタッフの兼任とその身内がほとんどで演者としてはほぼ素人なんですよね
それが今回思いつく限りの豪華声優陣という【ジャパニメーションのプロ】が集結したわけです
これはワーナージャパン的に「日本のアニメに近付けたい」という意図があったらしく、Rooster Teethのスタッフは日本のアニメに詳しすぎるぐらい理解があったのでこれを快諾
音響演出の打越さんはアニメと洋画吹替の両方をこなせるキャストを選出したと仰ってましたね
【ジャパニメーションへの愛に、ジャパニメーションのプロが全力で応えたわけ】
まさにこれぞ『RWBY』という作品の完全版とも言うべきなんじゃないかとオイラは思うのです


で、実際この目と耳で体感した今となってはその完成度に感無量
感嘆以外の言葉が暫く出ませんでしたw
正直、翻訳が~とか演技が~とか色々ケチをつけるつもり満々だったのですがwあまりにも完璧過ぎて打ちのめされましたわ;
心の底から「ワーナーさん!ありがとぉぉぉ~!\(T_T)/」と名曲wingsが流れるエンドロール中に男泣き
さらにラストに「弔花に代えて、この日本語版をモンティ・オウム氏に捧げる」のメッセージで完全に涙腺が崩壊
いやw全然泣くような映画じゃないんだろうけどw
オイラにはこの数年の妄想が具現化したという感動と、Monty監督への感謝で胸がいっぱいになってしまったわけですよ;


既に多くの人が指摘する通り、Jaune Arc役のしもぬん下野紘のヘタレっぷりとか、Penny役の潘めぐみのコイツニンゲンジャナイ感は想像を超える名演です!


それとアニメビジネスの視点から観ると、【無償提供され、ソフト化後の今もなお無償提供され続けているコンテンツに対して日本のアニヲタはお金を落とすのか?】という新しい挑戦もしていて、そういった意味でも今作は歴史的に価値のある1作になりました


改めて言いますが『RWBY』は決して高尚な作品ではなく、家でボケ~っと観てもいいような作品です
声優が豪華だから、という理由だけでも視聴の動機としては十分
映像の技術的な面でも10年遅れを取っているのは明白です
が、この作品に込められたジャパニメーションへの愛、Rooster Teethの「俺たちはこーゆーのが好きなんだ!」って想いを受けとめていただけたら幸いですね
あとはとにかくこの勢いってかイマココ感のあるうちにVolume 2の日本語版を作ってほしいところ
Yang姉ぇちゃんの本気が観れるのはVol 2ですよ!
続きが観たいって人は是非少しずつでも『RWBY』を応援してください
誰よりオイラが一番観たいんだ!(爆)
(そんなこと書いてたら遂にVolume2とVolume3のリリースと上映が決定しました!めでたい!めでたい!)


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Pyrrha Nikos(ピュラ・ニコス)豊口めぐみ
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Glynda Goodwitch(グリンダ・グッドウィッチ)浅野真澄
Cardin Winchester(カーディン・ウィンチェスター)木村昴
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
PENNY POLENDINA(ペニー・ポレンディーナ)潘めぐみ
Mysterious Narrator(ナレーション)井上喜久子
Roman Torchiwick(ローマン・トーチウィック)三木眞一郎
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子

投稿 : 2020/01/25
♥ : 26

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジャパニメーションを取り込んだアメリカ3DCGアニメ

今回のVolume1は円盤と同じ1話~10話ということになるんですかね?
実際はVolume1で16話まであるらしいのですが、この辺りは私の調査不足により良く分かりません。
また、Volume2もあり、そちらは全12話あるようです。
現在アメリカではVolume3の3話までが公開されているようです。

さて、前置きはこのぐらいにして、私なりの解釈などをつらつらと書いていきたいと思います。

アメリカアニメというとディズニーなどを想像してしまいがちな私ではありますが、RWBYに限ってはちょっと毛色が違いました。

まずは萌え要素があるということが違うのではないでしょうか。
キャラデザもアメコミ風やディズニーとは違っていて、どちらかというと日本で描かれるキャラデザに近い印象を受けました。
ゴスロリチックなバトルコスチュームに鎌とかセンスが素晴らしいです。
また、銀髪、サイドテイル、ツンデレ、ちっぱいとかどういうことですか(;゚∀゚)=3ハァハァ
おっと失礼取り乱しました。

物語は魔法バトルファンタジーといったところでしょうか。
主人公たちが戦いを通じながら、成長し友情を深めていく王道展開かと思います。
ところどころにアメリカンテイストも見受けられます。
日常会話の展開のしかたなどは、アメリカンドラマを思い出します。
ギャグの落とし方なんかはアイカリーなどに代表される落とし方かと思います。
Volume1ということもあり、今後の展開はまだまだ未知数ではありますが、十分期待がもてます。
欠点も少々。
元々1話ごとの放送なためか、話がややブツギリ。
約20分ごとに急に場面が変わります。
この辺りは仕方ないのかもしれませんね。

注目の3DCGですが、元々低予算?のためか最新のCG技術と比べてしまうと、チープ感は否めませんが、それでもバトルシーンはものすごい。
兎に角グリグリ動きます。
一昔前のバーチャ世代の人にはこの感覚が伝わるかと思いますが、3DCGポリゴンで決してリアルではないが、その動きが段々リアルに感じてくる感覚です。
バトルシーンは一見の価値ありかと思います。

そして、日本語吹き替えで注目すべきは、声優陣です。
いい仕事をしてます。
はやみんとぴかしゃの掛け合いは素晴らしいです。
脇を固める声優陣もかなりいい仕事してます。

もろ手を挙げ大絶賛とは行かないまでも、一見の価値は十分あるかと思います。
興味があれば是非ご覧ください。

ところで、Volume2?Volume1の続き?の日本語吹き替えは出るんですかね?
円盤買うので是非とも続きも吹き替え版出してください。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 14

62.9 17 童話アニメランキング17位
アリス探偵局(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (45)
300人が棚に入れました
童話に登場するキャラクターや動物が住人として暮らしている「ふしぎの村」という騒がしい村を舞台に、花屋の一人娘アリス、その花屋に居候している探偵江戸川写六、そして彼の助手イナバの3名を中心にストーリーが展開され、この3名が多発する怪事件を解決に導いていく。怪事件といっても殺人や流血シーン、シリアスな描写は一切なく、窃盗や傷害事件などたわいもない事件ばかりである。犯人のほとんども簡単な注意等ですまされ、刑に服した様子もなく事件後も普通に社会生活を送っている。
最後は写六の「さて、テレビの前のみんなはもうわかったかな、……ずばり推理してくれたまえ」という台詞で締められ、次回放送の冒頭でイナバが種明かしをしながら事件の真相を事件簿ノート(絵日記)に記すという形になっている。

声優・キャラクター
白石文子、佐久間レイ、熊谷ニーナ、関根信昭、上田敏也、中村大樹、大友龍三郎、三木眞一郎、岩男潤子、嶋村カオル、本間ゆかり、柴本浩行、高田由美、吉田理保子、鈴木清信、巴菁子

Oedeb17120 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

絵柄に騙されるなかれ、見応えは十分!

「天才てれびくん」内で放送されていた推理ギャグアニメ。
(※同枠次番組の"アリスSOS"とは全く関係ない。)

童話・昔話等をモチーフにした登場人物たちが引き起こす事件を、アリスとイナバくんが解決する。ギャグテイストなので、傷害事件なども大事に至らずなんとなく大団円的な結末を迎えることが多いが、冷静に考えると相当悪質な事件も混ざっていたりするからブラックである。

この時期のNHKアニメの例に漏れず、声優陣は兎に角実力派揃いで安定感がある。

本作は小ネタの多さにも定評がある。日立グループ(※気になる木)や桃太郎侍のパロディに始まり、背景や小物にジーンダイバー(※同枠前番組)のキャラが登場したり、時には同一声優ネタで別アニメのセリフを喋らせてしまったりするのだから侮れない。今でもここまでフリーダムなアニメは稀だろう。

長らく視聴手段が乏しかったが、2013年にようやく円盤が発売された。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 0

56.5 18 童話アニメランキング18位
グスコーブドリの伝記(アニメ映画)

2012年7月7日
★★★★☆ 3.2 (50)
269人が棚に入れました
グスコーブドリ(ブドリ)はイーハトーブの森に暮らす樵(きこり)の息子として生まれた。冷害による飢饉が招いた一家離散、火山噴火の影響による職場の閉鎖などといった苦難を経験して育った彼は、イーハトーブ火山局の技師となり、噴火被害の軽減や人工降雨を利用した施肥などを実現させる。ところが、ブドリが27歳のとき、イーハトーブはまたしても深刻な冷害に見舞われる。火山を人工的に爆発させることで大量の二酸化炭素を放出させ、その温室効果によってイーハトーブを暖めよう。───ブドリは解決法としてそのように提案したがしかし、彼の案を実現するためには自らの犠牲を覚悟した誰か一人が最後まで火山に留まる必要があった。年老いたペンネン技師が最後の一人になろうとするが、ブドリはそれを引き止めた。そうしてブドリは、皆に黙って自分が最後の一人として残る。決死のブドリが火山を爆発させると、見事に冷害は食い止められた。イーハトーブは救われたのだった。

声優・キャラクター
小栗旬、忽那汐里、佐々木蔵之介、榎本明、草刈民代、林隆三、林家正蔵

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

雨ニモマケズ 風ニモマケズ

宮沢賢治原作の物語。

雰囲気はジブリに近いものがあったかな。

途中で何回か出てくる,「雨ニモマケズ」の詩。

これが,このアニメの主題なのかなと思います。

「そういう人に,私はなりたい。」

世界観は大好きです。

宮沢賢治独特の,意味がよくわからない世界観も感じることができました。
↑誉めているんですよ!それが好きなのです。


●ストーリー
イーハトーブの森に暮らす,ブドリとその家族。

とても幸せな家族。

しかし,何年も続く冷害によって家族は離れ離れになってしまう。

森を出て,旅をするブドリ。

あらゆる場所で出会った優しい大切な人たち…。

1人の少年の決意と勇気の物語です。


●タイトル
この映画のこと何にも知らなくて,とりあえず「宮沢賢治原作」という言葉だけで見ようと思いました。

「グスコーブドリの伝記」というタイトルだけでは,一体何の話なのかちっとも想像がつかず…。

見終わったら,このアニメにふさわしいタイトルを考えてみよう,なんて思っていました。

でもね,見終わった今では,「グスコーブドリの伝記」が1番ふさわしいタイトルだと思っています。

宮沢賢治に勝てるわけがなかった!笑

グスコーブドリ=主人公・ブドリの本名。

伝記=個人の記録。

うん,ぴったり。

そういうお話です(笑)

原作は読んでいませんが,原作のあらすじを読んでいると,どうも削られているシーンが結構あるみたいですね。

ラストもかなり省略されています。

1番印象強いだろう,と思われるところが省略されていて…。

人の生き方について1番考えさせられる場面のはずなのに。

個人的にはとても残念でした。


●キャラクター
登場人物は,全て擬人化されたねこです。

ねこが嫌いな人にとっては,見るのは辛いかもしれません(笑)

そしてあまりかわいいとは言えない…。

なんでねこなんだろう?

ちなみに,私が見た映画は2012年版でしたが,1994年版もあるみたいです。

そちらは,人間がキャラクターです。

台本も違うようなので,ぜひそちらも見たいなあと思っています。


●音楽
もうね,始まったその時から引き込まれました。

素晴らしい!!!

テーマ曲がいいなー。サントラ買おうかしら…。

主題歌は,小田和正さんの「生まれ来る子供たちのために」。

これがまたいい曲。

この曲聴きながらアニメの映像見ているだけで何度もこの世界に浸ることができます。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 13
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

意味分かんないところもアリ(๑•́ ₃ •̀๑)

宮沢賢治の童話が原作のアニメです☆彡
これを知ったのはCMがきっかけで,まさに一目惚れ。
原作は知らなかったのですが,キャラクターを猫の姿で描いていることからすぐに宮沢賢治原作なんだろうなって。

一目惚れっていうだけあって絵がほんとに綺麗です~。
キャラクターも猫でカワイイ(♡>ω<♡)
これってますむらひろしの漫画版からくるものなんですって。
よく猫にしようと思ったよなぁ。
「銀河鉄道の夜」もそうだけれど,猫で描くことによってファンタジックな宮沢賢治の世界観がよりファンタジックになりますよね。GJです!!
あと,宮沢賢治の作品って童話にしては意外とヘビーだったりするんですが,それがまろやかになると思います。
うん。ほんと,童話にしてはヘビーなところをファンタジックさでうまく誤魔化してるって言うと言い方悪いですけど,描き方が上手いなって思います。

でもですね,この話は暗くてやっぱり観ててしんどかったです。
{netabare} お父さんが居なくなって,次はお母さんも居なくなって,あまつさえ妹とも引き離されて…。{/netabare}
生きるのが精一杯っていう状況。
でも,その中でもブドリは意外とうまくいってる。
{netabare}たまたま良い人に出会って,農業をしながら生きていけてたし,その後もお金もないのに何故か大学みたいなところで勉強できて,研究者になれてる。 {/netabare}
そんなにうまくいかないですよね,普通は。

あと,時間の経過がナゾでしたね。
序盤はブドリは子どもだったんですよ。
でも,観ていくうちにいつの間にか青年になってて…。
それがまた猫なんで,見た目が変わらないから分かりづらい!!
あっという間に青年になっちゃうんで(ブドリの言動が子どもじゃない。),やっぱ猫時間なんでしょうね。
作品内で1年とか言ってたりするんですが,その1年で人間以上に成長してたりするんだろうなぁ。。

あと,作品内はファンタジックで灯りはランプだったり西洋レトロなのに研究所でコンピュータらしきものが使われていたり,ちょっとちぐはぐな印象はもちましたね。

お話についてに戻りますが,
なんか光がぱぁってなったり,夢の中の出来事なのかな?っていうような所もあったりで意味が分からないところが度々あってちょっとストレスでした。
宮沢賢治の作品って意味分からないところがよく有って(造語が頻繁に使われたりね。),不思議感を出すのに一役買ってて嫌いじゃないんですが,映画でもその意味分からなさを踏襲してるんですかね?
原作読んでないから分かりかねるんですが…。
その意味分からなさのせいで途中つまらなくなって断念したのですが,後日再開って形で見終えました。
{netabare}あと,最後までブドリはネリに会えませんでしたよね。どうやら原作では再会できるみたいなので,それが残念でした。
あたしは再びネリと会って一緒に暮らせるっていうハッピーエンドを期待してたので,終わり方は納得いかない!!
これは原作へのクレーム(?)になっちゃいますけど…。
あと,最後ブドリは死んじゃったんですかね?
原作ではそういうことなんですよね?
はぁ。これほんとに童話か!?悲しすぎるでしょ!!{/netabare}

あと,ブドリって小栗旬が中に入ってたんですね!!
全く気付かなかったけれど,言われてみればって感じですね。
小栗旬あまり好きじゃないのだけれど,ブドリの声合っててまぁ良かったと思います☆
ちょっと癪ですけどね(^-^;
忽那汐里も気付かなかったけれど,佐々木蔵之介はまんまだな(笑)。
もう佐々木蔵之介の顔が浮かんでしょうがなかったです。
これはジブリにも言えることですけど,俳優・女優使うのって一長一短ですよね。

ストーリー的には好きなエンドじゃなかったけれど,世界観・作画・猫のキャラデザどれもとっても素敵でこの評価です♪
特別ドラマティックなことが起こるような感じじゃないので,世界観を楽しむってだけじゃ満足できない人には向かないかな。。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 4
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

宮沢賢治が好きな人にはいい

宮沢賢治のアニメの総集編って感じ。
昔のアニメのほうがよかったらしいからそっちが気になる。
具体的にいうと
めんどくさいからコピペ&自分の考えで解説。
{netabare}
グスコーブドリ(主人公)は。
冷害による飢饉で両親を失い、妹と生き別れ、
農業に携わったのち、学問の道に入る。

って部分は賢治の生い立ちとほぼ一緒なので
賢治が心の中で思っていた自分だと思う。

彼はイーハトーブ火山局の技師となり、また深刻な冷害に見舞われる。
火山を人工的に爆発させることでイーハトーブを暖められないか。

ブドリは飢饉を回避する方法を提案するがしかし、その実現には犠牲となることを覚悟した誰か一人が最後まで火山に留まる必要がある。

ブドリが最後の一人として残り、火山を爆発させる→死んで星になる。

冷害は食い止められイーハトーブは飢饉から救われたのだった。

ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

けれど結果、人から尊敬や感謝される人として
文学の中で生き続けてる
{/netabare}
総集編って思った部分
{netabare}
・ブドリが宮沢賢治自身の心の中の自分であり、なりたかった自分だと思う
・細かい背景のいたるところや作品のストーリーの小さな部分に「セロ弾きのゴーシュ」「風の又三郎」「どんぐりとヤマネコ」「銀河鉄道の夜」を思い出させる部分があった。

{/netabare}

投稿 : 2020/01/25
♥ : 8

60.1 19 童話アニメランキング19位
或る旅人の日記(OVA)

2005年1月26日
★★★★☆ 3.4 (50)
264人が棚に入れました
「つみきのいえ」でアカデミー賞を受賞した加藤久仁生監督によるファンタジックな連作短編。パステル調の美しい色彩で描かれた異世界。その街から街へと旅するひとりの男が行く先々でめぐりあう人やイベントを、わずか数分の時間に凝縮して描く。長い人生の中でも、ほんの一瞬しか起きないような奇跡の瞬間。それは驚くほど短く終わり、はかないがゆえに、たとえようのない美しい輝きを放つ。言葉にすればもろく崩れてしまいそうな、そんな感興を人肌の感じられる「絵」の中に塗りこめ、孤独かもしれない旅人の視点から、かけがえのないものとしてとらえた。短いからこそ、深い味わいが後々までじわりと残る、そんな感動の作品である

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

私の名前はトートフ・ロドル

「つみきのいえ」の 加藤久仁生による短編作品です。
その作画は「つみきのいえ」同様に、まるで絵本を読んでいるかのような気持ちにさせる不思議と、温かい作画でした。
それに加えて1話およそ2分というものすごい短さ。
しかし、これが更に「絵本」のような感覚を増幅させてくれるのです。

相変わらず会話という会話はありませんでしたが、今作でも音楽と作画とのマッチングは素晴らしいできであり、また、主人公である旅人の驚きや考え、説明的なものが文字としてでてくるため、「つみきのいえ」とは違う感覚にもなれます。

内容は旅人が旅の途中で遭遇した不思議な出来事、心温まる出来事などを記した日記を読んでいるかのよう・・・・・つまるところ『或る旅人の日記』でした。
似たところをあげるとすると『キノの旅』なのでしょう。
旅をして、国を訪れたり、その道中で何かを発見したり。
しかし似ているといっておきながら可笑しいのですが、『キノの旅』とは何か、違うような雰囲気の内容であった作品でした。

僕個人としては「憂鬱な雨」が一番好きな話でした。


夜が明けた。
心地のよい朝の光を浴びながら、
私は地図を広げた。

この旅は、まだ続くのだ。

私の名前はトートフ・ロドル。
トルタリアの旅人です。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 13

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

蒼い世界に碧を足したら

『つみきのいえ』で絶賛を浴びた加藤久仁生氏の短編アニメーション。
旅人トートフ・ロドルが旅の途中に出会う不思議な出来事や
おかしな人々との交流を通して、幻想の国トルタリアを描いている。

今作でも、動く絵本のごとく、映像と音楽のみで
独特の世界が展開され、観ているこちらも旅のお供をしている感覚。

まず、音楽が個人的にとても好み。
ゆらゆらと静かに、時には踊っているように、
かき回したコーヒーに落としたミルクのように、
ゆるやかに広がっていく旅の世界。

夜明け前のブルーに少し緑色を混ぜて、ちょっと褪せさせたような
簡単に言えば青みがかったセピア色、とでも言えばいいだろうか。
その色合いそのままに、くすんだせつなさと、やさしさと穏やかさが
1話から6話までの旅のあちこちで展開されたアート系な作品だった。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 35

52.3 20 童話アニメランキング20位
OZMAFIA!!(オズマフィア)(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (42)
199人が棚に入れました
記憶を失った少女、フーカ。
見知らぬ街を彷徨っていた彼女は、突然何者かに追われることに。
逃げ惑う彼女を助けてくれたのは、街を支配するマフィアのひとつ、オズファミリーだった。
争いと友情が背中合わせの街の中、フーカは誰の手を取るのか。
そして、彼女が記憶を持たない理由とは――?

――という内容の『OZMAFIA!!』ですが、尺に収まらないので学園モノに。

オズ学園に転入してきたスカーレットはあるトラブルに巻き込まれてしまう。そこに現れ助けたのは、カラミア、キリエ、アクセルの3人だった――。

声優・キャラクター
新垣樽助、興津和幸、梯篤司、市来光弘、高橋英則、井口祐一、峰岸佳、桐本拓哉

57.7 21 童話アニメランキング21位
世にも恐ろしいグリム童話 日本昔話(OVA)

2009年9月21日
★★★★☆ 3.3 (24)
187人が棚に入れました
ベストセラー『本当は怖い世界の童話』をベースに、誰もが知っているグリム童話と日本昔話をオリジナル・アニメ化。長年語り継がれてきた子供向けのストーリーの中で、世にも恐ろしい残虐性が浮き彫りになっていく。

65.3 22 童話アニメランキング22位
スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!(アニメ映画)

2012年10月27日
★★★★☆ 4.0 (34)
175人が棚に入れました
世界中の絵本が集まるイベント「世界の絵本大博覧会」にやってきた5人は、不思議な女の子・ニコちゃんに出会い、絵本の世界に招待された!
ニコちゃんに連れられてたどり着いたのは、いろんなおとぎ話がひとつになった世界。みゆきはシンデレラ、あかねは一寸法師、やよいは孫悟空、なおは浦島太郎、れいかは桃太郎に変身してウルトラハッピー!
ところが、竜宮城に孫悟空がいたり、鬼ヶ島に一寸法師がいたり・・・物語が入り乱れてチグハグに。なんとここは、ハッピーエンドもバッドエンドもない、終わりのない世界だった!絵本の世界から抜け出せなくなった、みゆきたち。ニコちゃんの姿も、見当たらない。
その時、みゆきの中にひとつの記憶が蘇る。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「みゆきの嘘つき!」が胸に突き刺さる、愛と友情と涙でいま改めて問い掛ける“本当のスマイル”とは?

オイラが考える映画プリキュアの中でも特に秀でた傑作ってのは『プリキュア5 鏡の国の~』、『オールスターズDX3』、『ハトプリ 花の都で~』の3本
そして今作はそれら殿堂入り作品のお仲間入りをさせなければなりません
なんせ“ガチ”で感動作でしたよ^O^
いい歳こいて劇場でボロボロ泣いてまぁw
2012年のアニメ映画、コレ抜きでは語ることなどゼッタイ不可能っす


思えば『映画スイプリ』、『オールスターズNewStage』と、この1年間がハッキシ言って不作だったので余計にアツイ想いが滾りました!


監督は大塚隆史、松本理恵に続きプリキュアシリーズに育まれた東映アニメーション生え抜きの演出家である黒田成美(27歳)が初監督
松本理恵とは同期入社
また大塚、松本、黒田の三人はいずれも『Max Heart』の演出助手を務めたことを出発点としていることから、オイラは個人的に【アフタープリキュア組】
あるいはアニメ業界全体の年齢層から見渡して【第4~4.5世代監督】と呼んでいます


さて、今作の舞台となるのは誰もが知る童話がモチーフの絵本の世界
桃太郎、浦島太郎、一寸法師、西遊記、そしてシンデレラ・・・
絵本の中の世界から現れた少女、ニコちゃんの誘いを受けて絵本の中の世界で登場人物に扮して物語を追体験するプリキュアメンバー一同
しかし複数の絵本が入り混じった世界では、竜宮城で御馳走を食い散らかす孫悟空や鬼ヶ島に乗り込んだ一寸法師、ウチデノコヅチで巨大化したシンデレラや三匹のお供を従えた浦島太郎・・・
まさに「チグハグ」になってしまった絵本の世界で慌てふためく面々
遂にはハッピーエンドもバッドエンドも無い、“終わらない物語の世界”がループし続ける有様に・・・
本来は悪役であるはずの牛魔王や鬼たちも、この異常事態を察知してプリキュア達の味方をしてくれるオカシナのことにもなってしまいます
このチグハグな世界の真相の鍵を握るであろうニコちゃんは、全てはみゆきが約束を破ったため、だと言う・・・


テレビシリーズでも童話をモチーフとした話があったものの、映画の方が先に企画が動いていたこともありテレビシリーズ側での童話ベースのエピソードは、映画で使いきれなかったアイデアを消化する・・・という態で作られたのでテレビシリーズを観ている方でもそうでない方でも楽しめるカタチになっています


重要なのはやはりテレビシリーズ後半でチョロっと触れられました転校する以前の主人公、星空みゆきの幼少期が登場すること
みゆきの屈託の無い笑顔
そのルーツを辿っていくと、実は明るい彼女にも暗い過去があるという隠された一面が明かされ思わず涙目に・・・
そしてそこから、『スマイル』というタイトルに込められた意味までも紐解かれていく・・・と、シリーズそのものにとっても重要なエピソードが語られるのです!


『スマプリ』の原点は『ハトプリ』にアリ!
と、オイラはいつもブツブツ言ってるのですがw
今作は『ハトプリ』がテーマとしてきた、“怒りや憎しみをぶつけるのではなく、相手の心を受け止めてやる”という壮大な【愛と可能性のストーリー】を70分の映画に集約した作品と言えており、まさしく『ハトプリ』から続くこのテーマの集大成と呼ぶに相応しい仕上がりです
シリーズでは異端児となった『ハトプリ』への思い入れが強い人にも納得の出来栄えであることを保証いたします(`・ω・´)b


恒例となった上映前の注意事項説明、ミラクルライトによる観客への声援呼び掛け、EDでのダンスなど前作から面白かったポイントを引継ぎつつもあまり本筋から浮き過ぎないよう全体の流れへの気配りも上手いです


スマプリ、プリキュアシリーズ、それぞれのファンのみならずお子様とご一緒に親御さんにも是非チェックしていただきたいギャグあり、バトルあり、ハートフルありの素敵な一本ですよ^^

投稿 : 2020/01/25
♥ : 7

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

本当のスマイルに出会える(88点)

劇場版 70分
TVアニメ、スマイルプリキュアの劇場版

個人的満足点:88点
アニメ系統:魔法少女

TVアニメ、スマイルプリキュアの劇場版となる本作。
プリキュアシリーズとしては恒例となった劇場版ではあるものの歴代のシリーズの中でも完成度はピカイチ。

絵本の世界に行きさまざまな童話の主人公にふんするプリキュア達だったのだが何かがおかしい。
そんな事件の中でスマイルプリキュアの原点、否、スマイルの原点を魅せてくれる。
おかしな事件の中で熱い展開と友情を魅せてくれた。

まさか子供にまじって映画を見ていて泣くとは思わなかった。
特にみゆき役の福圓さんの演技がすばらしかった。
ストーリーや演出もさることながらあの演技に泣かされたようなもの。

本編の方も個人的には歴代シリーズで一番のお気に入りになりそうなスマイル。
個人的には貴重な1本となった。

プリキュアなんて女児が見るものなんて思わずに1度ためしていただきたところ。


と、まあ本編がごとく熱くなってしまったのだけれども
つまり、何が言いたいかというと

若奥様もいるから映画館がオススメw

投稿 : 2020/01/25
♥ : 5

66.2 23 童話アニメランキング23位
ムーミン [1969年版](TVアニメ動画)

1969年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (33)
174人が棚に入れました
春が訪れたムーミン谷。目覚めたムーミン・トロールは旅から帰ったスナフキンと再会し、その演奏を久々に楽しむ。やがて良家のスノークやその妹フローレンたちとともにムーミンはおさびし山へ向かうがそこにあったものは…。
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ねえ ムーミン こっちむいて♪

1969年版のムーミンは、あどけない少年で
原作のように、自然とともに生きるナゾの存在でなく
けっこう俗世にまみれた可愛い“カバ”でしたw
(対称的にスナフキンがカッコイイ大人で
今でもまったく適う気がしません。)

そんな初代ムーミン。実はおどろくような回があります。
{netabare}ミイが悪魔を殺すために“槍”で心臓を一突きにしたり
ムーミンがノンノン以外の女性に夢中になったり{/netabare}
興味本位でやったことが大事件につながったりする
子供ならではの残酷さを持ちあわせた話も多かった。

けれど子供に見せられないか?といったらそうではありません。

それらはすべて、“失敗”や“経験”をした、ムーミン達の
“成長”へと つながる話でもあります。ただの娯楽ではなく
視聴者が客観的に見て、自分の糧にもできる、そんなアニメ。

この時代のアニメには“教訓”や
“見て学ぶ”ことも含まれていたのですね。

平成までは、再放送がくりかえされ“日本”国民に
愛されてきました。まちがいなく名作中の名作なんですが
ザンネンながら再放送は、著作側の意向によりかないません。

今のこども達にも見せてあげたかったですね。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 10

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ムーミン谷のみんなが教えてくれたこと

幼い頃、ムーミンを最初に見たとき、
カバの親子の物語なんだと思っていたw

成長していく過程で、幾度となく再放送されても
『ムーミン』だけは観ていたし、成長とともに物語への解釈や
感動するシーンや台詞が変化していくのが面白かった。

今ほどはキャラデザにそれほど拘りがなく、ずっと観てしまうのは
なにしろムーミンの性格にすごく共感できるものがあったし、
幼馴染の女の子がミーそっくりだったからかもしれない。
ミーってそういえば、元祖ツンデレだよねって思う。
臆病者のスニフや、おしとやかだけどどこかズルいノンノン。
広川太一郎さんが声を担当されたノンノンの兄スノークは
特に面白かったし、山の洞窟に住む孤独なモランも、
周囲を寄せ付けないジャコウネズミのおじさんも、
実際にあんなおじさんはイヤなんだけど、アニメだと憎めないものがあった。
そしてみんなそれぞれ特徴的だけれど、人間社会の縮図だなと
子ども心にもしっかり理解できていた。

そんな中、一番大好きだったのはスナフキン。
彼の言葉、教えにはすごく強い影響を受けたし、
今でも、深かったなぁと思い出すことがある。

ひとつひとつの話はすっかり忘れてしまっているけれど、
夏祭りのオーロラの話や、ミーが家出してしまう話なんかは覚えてる。
今観たらさらにいろいろな部分で感動するんだろうなぁ。

思えば、自分が妖怪好きになったきっかけって
ゲゲゲの鬼太郎や妖怪人間ベムよりも、案外ムーミンだったのかもしれない。


えっ?そうだったね。
ムーミンは北欧の妖精であって妖怪じゃないけどねw

投稿 : 2020/01/25
♥ : 20

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

空の上には何がある?ソラの上にはシドがある~

ムーミンといえば、こっちですね(´∀`)
フローレンよりは、ノンノン、高山みなみよりは岸田今日子ですd(`・ω・´)

ムーミンパパとムーミンママはアニメ史上屈指のベスト夫婦であり、ベスト両親
じゃないですかね?(´ω`)
ムーミンママの精神力の強さは「じゃりン子チエ」のヨシ江さんに匹敵しますd(`・ω・´)
 
そんな楽しいムーミン一家と仲間たちの物語、ほっこりしたいときに観てください(´ω`)
 

投稿 : 2020/01/25
♥ : 8

62.8 24 童話アニメランキング24位
ニルスのふしぎな旅(TVアニメ動画)

1980年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (31)
174人が棚に入れました
 20世紀の初頭、スウェーデンの南部スコーネ地方のある農村からお話は始まります。主人公の少年、ニルスはとんでもない腕白坊主。友達にはいじわる、大切な家畜にはいたずらをするで両親を大変困らせていました。ある日一人で家に居たニルスは妖精を捕まえてその怒りを買い、魔法で小さくされてしまいます。ここぞとばかりにこれまでの仕返しをする家畜たち。それから逃れるために、ちょうど上空を通りかかったラプランドに向かうガンの群れに加わろうと飛び立ったガチョウのモルテンに飛びついたニルスは、そのままモルテンやガンの群れと共に旅を続けることになりました。旅の中でさまざまな危険や、不思議な経験、楽しい出来事に遭遇しながらニルスは優しい少年に成長していくのです。

声優・キャラクター
小山茉美、山崎唯、安原義人、富山敬、寺島信子、田中秀幸、千葉繁、松島みのり、松金よね子、緒方賢一、玄田哲章

敦賀迷彩 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

意外に、、

人気無いんだね、2001位か(>_<)

お話しは良く出来ています。流石は、NHK作品と言うべきだと思いました。

ヤハリ、最終回が物凄く印象に残っています。

感動的なシーンなのです。ここが、肝なのですよ‼

嗚呼ヽ(´Д`;)ノ、ニルスの不思議な旅のポスター欲しかったのにお店の人、くれなかったんだよナァ~、ケチンボ(>_<)

良作かと。機会があるなら、是非一度視聴して頂きたいと思いますm(_ _)m

投稿 : 2020/01/25
♥ : 15

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

幼少期観た再放送でどはまり

内容は動物をいじめたりする悪ガキの少年ニルスがその悪事ゆえに魔法使いに小人にさせられてしまいます。小人になったニルスは動物たちと話せるようになりガンの群れと共に旅に出ます。小人になっても賢いニルスは数々の難題をガンたちと切り抜けていきます。そして長〜い旅の末にニルスが感じたこととは…


この作品はとても好きです。こんなに知られていないとはビックリです。ニルスがメインですが出てくるキャラ達も本当に個性的で良いです。それぞれに良いところがあり意志がしっかりしています。笑いあり涙あり、そしてニルスの成長を感じられる作品となっています。最初は小人にさせられた事からの魔法使いへの不満たらたらでしたが小人になったからこそ見えてくる景色がそこにはありました。ニルスがそれをどう感じて最後どうなるのか最終話まで見所満載です。
全ての年代に本当に本当に観てほしい作品です。まじで面白いです(^^)

投稿 : 2020/01/25
♥ : 31

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

朝日が昇る あの地平線を

妖精の戒めによって小さくさせられてしまった少年ニルスの成長物語(´ω`)
 
大自然の厳しさ、命の大切さなど、丁寧にわかりやすく表現されている秀作ですヽ(゜∀゜)ノ
 
「山ねずみロッキーチャック」のレビューでちらっと触れましたが、相変わらず両者の
関係性は不明ですね(゜-゜)
単なるオマージュなのかしら?(゜-゜)
 

投稿 : 2020/01/25
♥ : 10

68.3 25 童話アニメランキング25位
ピーター・パン(アニメ映画)

1955年3月9日
★★★★☆ 3.8 (17)
167人が棚に入れました
ロンドン郊外に住む少女ウェンディの元に、ある夜、おとぎ話のピーター・パンが妖精ティンカー・ベルと共に現れた。ウェンディ、弟マイケルとジョンは、空を飛べる魔法の粉を振りかけられて、いつまでも子供のままでいられる“ネバーランド"へと旅立つ。ディズニー・アニメの中でも人気の高い作品で、その美しい色彩と浮遊感覚いっぱいの動画が素敵だ。ピーターはじめ、フック船長やウェンディなど、愛すべきキャラクターは多いが、中でもやはり、物言わぬティンカー・ベルの存在が光り輝く。

シェリングフォード さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

You can fly!!

「魔法」というのは描かれる物語によってはぞんざいに扱われてしまいます。
しかし、本作ではその可能性と神話性を最大限まで引き出し、魅了してくれました。

「ピーターパンなんていない」「早く大人になりなさい」それが大人たちのよく言うことでした。
わたしたちのことをなにも分かってない、分かろうとしてない。
どうして?お父さんやお母さんもこどものときがあったはずよ!忘れてしまったの?
彼はきっといるわ。毎朝人魚に微笑みかけて、インディアンたちと仲良く握手をして、襲撃してくるフック船長には痛い目を見せてやるの!
こうやって、「いいか!2度とこんなことするんじゃない!次はお前の体をバラバラにしてワニのえさにしてやる」ってね!
まったくどうして大人ってこうなの。このままではわたしたちはからっぽなお人形さんになってしまうわ。
そんな痛切にも似た声に応えてくれたのはピーターパンでした。「ネバーランドへ行こうよ!」
こうして子どもたちは念願のネバーランドへ行き様々な苦難をくぐり抜けそれぞれのなにかを手に入れるのでした。
そのなにかはきっとこれからの生きていく糧になりますよ。熱源となり滋養になります。それはとっても大切なものなのです。

曲解ではありますが大体はこんな感じのお話です。
今日の漫画などでは簡単に描かれてしまう魔法でありますが、この作品ではそれがすごく魅力的に映ります。
「魔法ってすごい!」と思わせてくれます。「You Can Fly!」をバックに空を飛ぶシーンは最高です!
それと魔法とは関係ないけれど僕が個人的に好きなシーンは
ピーターパンにネバーランドへ誘われた際の長女の独り言がすごく綺麗で好きです。上で僕が書いたのはそのオマージュです。
我慢しきれないワクワク感や女の子らしさが良く表現されています。ここはぜひ耳を澄まして聞いて欲しいです。

それとは逆に暗の部分です。
びっくりしたのが子どもたちが「インディアンを捕まえに行こう!」と言うんです。
そんなん言っていいの?聞いた瞬間に血がサッと引きました。それで実際に行くんですね。これまたびっくり。
でも逆に捕まってしまうけれどピーターパンのおかげで仲直り。んー、わからん。
それと何気なくフック船長は船員の1人を殺します。銃でばーんと。
ちょこちょこそういう部分を描いていることには戸惑いを隠せませんでした。もっと綺麗な世界だとばかり思ってました。
まあディズニーらしいと言えばらしい。案外そういうことは作品の細部に反映されてます。差別的なこととか。

それでもこの作品が子どもたちに、さらには大人たちに訴えかけるものは強く、意味があります。
本作は子どもの夢を叶え、それが永遠のものであることを伝えると同時に
主人公の女の子の自立にひとつ力を貸した結果になる展開は見事としか言いようがないです。
最終的には長女は「おとな」の階段を1つ上がるのです。不思議です。でもなんとなく分かる気がします。

さあ!魔法という無限の可能性と「こども」と「おとな」の曖昧な言葉への挑戦に向けて、ネバーランドへ!

投稿 : 2020/01/25
♥ : 10

前田定満 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

フックとスミーとワニのコント!

1953年に公開された、ディズニー第1黄金期の作品の一つです。
これはすばらしい名作です。
誰もが知っているピーターパン。
お話もコメディー要素が多く、笑えるシーンが多く、
「You Can Fly!」
「Following the Leader」などの名曲も存在します。

子どもの頃はピーターパンを応援してましたが、
大人になって観るとフック船長を応援したくなります。
最近観たらピーターパンってこんなにも悪ガキだったかなと思わされました。

自分が思うこの映画の好きなキャラは以下の3人です。
フック船長のキャラ。
フックの腹心スミーのテキトーさ。
このふたりはすばらしいコンビです。
またワニのキャラもすばらしいです。
僕が最高に好きなワニのシーンは
インディアンの姫タイガー・リリーをフックとスミーがとらえ洞窟に向かうところ、
その後をワニが尾行するシーンがあります。
そこでワニが俺は尾行しているんだとカメラ目線になるシーンがあります。
一度観てみてください。感動するくらいかわいいです。

フック、スミー、ワニ!
この3体か同時に登場するシーンは本当に面白いです。
腹が痛くなります。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 4

スカルダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ディズニーランドが2倍楽しくなるネタ満載

ディズニー映画の中では、コメディー要素の強い作品。
知ってると思ったら意外と知らないことが多かった。
原作は小学生の時に童話集で読んだ気もする。
本日2本目のディズニー映画w

本作ディズニーランド&シーが2倍楽しくなりそうなネタ満載。
マニアにはヨダレものです。
自分が見付けたものだと、

・スカル・ロック(トムソーヤ島)
・インディアンズ・キャンプ(トムソーヤ島)
・マーメイド・ラグーン(シー ってマジかよ〜)
・ピクシー・ダスト(知ってる人は知ってる秘密のカード)
・もちろんランドにはピーターパンのアトラクション
・ついでにランドのショーには必ず登場

その他にも見付けられていないネタが沢山ある気がする。

キャラクター的には、子供っぽいピーターパンと、おませウエンディよりも、
嫉妬に狂うティンカーベルが好み。ピーターパンを想う気持ちが可愛すぎる。
ランプの中に捕らえられたティンクがもうたまりませんw
アメリカ人にティンカーベル好きが多い理由がわかりました。

ディズニーランドが暗くなってきたらピーターパンのアトラクションの前に行きましょう。
きっとステキな魔法にかかりますよ。

You Can Fly!

投稿 : 2020/01/25
♥ : 3
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