美しいアニメOVAランキング 4

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの美しい成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番の美しいアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.8 1 美しいアニメランキング1位
ほしのこえThe voice of a distant star(OVA)

2002年2月2日
★★★★☆ 3.4 (585)
2964人が棚に入れました
『ほしのこえ -The voices of a distant star-』 は、新海誠 監督 が制作し2002年に公開されたアニメーション映画。
2039年、人類の調査隊は火星のタルシス台地で異文明の遺跡を発見したが、突然現れた異生命体によって全滅させられてしまう。その異生命体はタルシアンと名づけられ、その脅威に対抗すべく国連宇宙軍が組織された。
2046年、中学三年生の長峰美加子は、国連宇宙軍のロボットのパイロットの選抜メンバーとなり、翌年にはタルシアンの追跡調査のため編成されたリシテア艦隊の一員として、同艦隊旗艦〔リシテア〕に乗艦、地球を発つ。ほのかな恋心を抱く友人寺尾昇を残して。調査艦隊がタルシアンの痕跡を追って、地球から離れてゆくにつれ、ミカコとノボルの距離も光年単位で離れ、二人の携帯電話メールのやりとりにかかる時間も次第に長くなってしまう。
ついにはミカコは地球から8.7光年の距離に位置する惑星アガルタに降り立つ。そこでミカコは、地球に届くのに8年もかかるメールを ノボルに送信する。

しょうすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

さすが新海監督作品ですね(/□≦、)

たった25分の作品だというのにこんなにも切なくさせられるとは…
近未来に火星じゃチョット設定キツイかもだけど宇宙に行ったらありえるよなって考えると切なさ一杯にさせられる作品でした。。。
絵は新海ワールドだけあって神作画ですね。
女子高生がロボットパイロットにって設定だけでも敬遠されちゃうかもだけど絵だけでも観る価値はありそうな。。
まぁワープなんてしちゃって光速まで超えちゃったら電波届かないどころか相対性に考えると時空間までズレちゃう気がするから要注意って事で。。。チャンチャン

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

言葉では言い表せない切なさ

「雲のむこう・約束の場所」「秒速5センチメートル」と並ぶ新海監督の代表作。

新海作品では個人的に一番好きです。(2013.9.23現在)

時間と距離、それに伴う空間と想いが絶妙に描かれています。
映像や台詞にはないところをどれだけ汲み取れるかがカギになるでしょう。

見ながら「1年後に届くメールを送信するときって、どんな気持ちなんだろう・・・」とか、
「何時来るかもわからないメールを待つってどんな気持ちなんだろう・・・」
とか考えて見ていました。

同じ時系列の同じ空間を生きているのに、距離が・・・。
でも、最後の台詞でどこか救われたような気がします。

しかしながら、新海監督の作品はレビュー書くの大変(泣)
でも好きなんだよなあ(笑)
(2013.9.23修正)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

k-papa さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自作アニメでも素晴らしいクオリティ

こんなアニメを一人で作成するなんて凄いですね。
背景と個々の小道具に凝ったディーテルに参ります。
その丁寧さと拘りで宮崎駿監督に似ているように感じました。
優秀なクリエィターって、なんか同じようになるのですね。

声優さんはオリジナル版でしか見て無いので、
自信の声やご友人を使って、声優さんではないので
ちょっと苦しいです。
自作のアニメに自分の声を使うなんて、
なんかウォルト・ディズニーみたいで面白いですが。

物語の時間差を使った恋人の交信で切なくて
旨い演出だなと感動しました。

踏み切りの映像があんなに美しいなんて
実写映画でも感じたこと無かったです。
日常の場面の表し方がどれも美しかった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

67.4 2 美しいアニメランキング2位
デビルマン 妖鳥死麗濡編(OVA)

1990年2月25日
★★★★☆ 3.7 (34)
105人が棚に入れました
 TVアニメ版と同時に連載されていた、コミック版『デビルマン』の導入部を元にして制作されたOVA。
妖鳥シレーヌ及び魔獣ジンメンとの戦いを描いた『妖鳥死麗濡編』がこちら!

rurube さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

鬼才永井豪

デビルマンについて全く理解出来ていないがこの作品のおかげで『失楽園』読むことが出来たのはラッキーだった。

永井豪は数々のヒット作を生み出しているが彼にとってこの作品がどれだけ大きいのかは『バイオレンスジャック』を読めば分かる。いわゆるスターシステムが採用されており永井豪の作品に登場する主人公達が一同に会する。
ラストを飾るのは当然デビルマンだ。

この話はルシファーに騙されたアダムとイブが知恵のみを食べることによってデビルマンになった。『失楽園』と違うのは天使の存在だろう。

この世界には天使は存在しない。『失楽園』では知恵のみを食べたことによって楽園からの追放がテーマになるがそこに悲壮感は存在していない。神からの使いである天使との会話でも罪に対しての人間の尊厳が描かれている。

デビルマンもテーマとする所は同じであろう。彼らは醜い悪魔になった。しかしそこに人の心は存在しており誇りを失わずに悪魔との最終決戦に挑んでいる。

で今回の話は原作を考えるとスタートにも立っていないが個人的にシレーヌは最高のデザインだと思う。そもそも悪魔って堕天使の事だから何処かで美しさを持っていなればいけないはず。
デビルマンの世界観がある程度表現できているし漫画読んでない人は意味分からないがエンタメとしては楽しめると思う。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

漫画版を忠実に再現したホラーOVAその2

このOVAは永井豪の漫画、デビルマンの設定を元に制作された
作品の一つである。

こちらは、ジンメン戦とシレーヌ戦に焦点を当てた作品となっている。
漫画版では、シレーヌ戦→ジンメン戦だが
OVAでは、ジンメン戦→シレーヌ戦と変更されている。
その理由に関しては、私もよくわかっていないため別サイトで
見ることを推奨する。

誕生編とかぶってしまうが、素晴らしいと感じたところは、
圧倒的な再現度。ジンメン戦に関しては、漫画版
と一部変更されているところがあるが、特に違和感なく見ることが
出来た。実際、漫画版の設定をそのまま持っていくと
確実にトラウマになるだろう。私自身は
その判断は間違っていないと思う。

誕生編ほどではないが、グロ描写もそれなりにある。
ジンメン戦は、特に気を付けた方が良い。
また、誕生編よりもアクションシーンが多めなので
その点に関しても、見ごたえがある。

個人的には好きなキャラクターはカイムだ。
登場するのは、相当後であり、尚且つ
すぐに退場してしまうが、カイムの男気を感じられる
貴重なシーンがあるので耐性のある人は一度見てもらいたい。

私としては、傑作といってもいいほど素晴らしいOVAだった。
名作の域に達すると考えている。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

スゴイスゴイって、何が凄いのかと言うとね…

2019再見。

アクションや物語のテンポが2010年代とは異なるという事、単純な映像技術の差異などを除けば、現在でも通じる傑作だと思う。

昨年の夏ごろ読んだ本で言及されてて見直したいなーと思ってたんだが、思いのほか手間がかかってしまった。
出版社は「~の〇〇周年!」と帯で息巻くだけでなく、ホントに記念したいんだったらこういうコンテンツにも気を配ってほしいなぁ。(確か講談社も出資してるハズだしねこのOVA)

まぁ監督の飯田つとむ(馬之助)の経歴はどっかで見てもらうとして、本作のOVAとしての凄みは、原作へのリスペクトと、補完のバランスにあると思う。
唯一無二の雰囲気を持つ原作漫画の絵柄、世界観、雰囲気をちゃんとアニメに再生しつつ、言わば”止め絵”の表現であるアニメにはない動きはちゃんと補っている。
都会の夜空を飛びつつのシレーヌとデビルマンの戦いや、カイムとシレーヌの対話シーンの裏でのデビルマンの苦闘などは原作にないエッセンスであるが、エンターテイメントとして見ごたえがあり、かつ、物語をキチンと補っている。
これでこそ、マンガをアニメにする意味がある。素晴らしいの一言。

グロい(率直に言って”不愉快”な)ジンメン戦と、切なくも美しいシレーヌ編が1時間の間に共存してるのも、演出の勝利だよなぁ。

あと、ヒロイン牧村美樹の入浴シーンが美しい。
露出に関する思想と規制は大切な問題だし、議論をつくすべきかとは思うが、画一的に「裸狩り」をするのは全くの愚かであるし、良い結果を生むわけもないと本作を見てて感じましたわ。
フィクションの罪のないヌードは割と良質な性教育たりえると思うのだが。
(濡れ場やレイプなんかは論外であるのはもちろんだけど。)

閑話休題。
あと、本作の素晴らしさは声優さんの芝居にもあって、
シレーヌ(榊原良子)とカイム(石塚運昇)の掛け合いは流石の一言。
「君は血まみれでも美しい」のセリフ、男だよねぇ…忍ぶ恋や…(涙)
オーバーラップする二人の表情の演出がまたいいんだよなぁ…。

あ、各所でトラウマキャラとして名をはせているジンメンは青野武が声をあてて、素晴らしい外道っぷりです(笑)
流石はぬらりひょん声優だよなぁ(爆)←1985版な。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

計測不能 3 美しいアニメランキング3位
超機動街区 KASHIWA-NO-HA(Webアニメ)

2015年10月1日
★★★★☆ 3.5 (6)
8人が棚に入れました
千葉県柏市に実在する「柏の葉スマートシティ」のコンセプトである「世界の未来像を作る」に基づき、“自分たちの街がロボットだったら?”という奇想天外なアイデアを映像化した作品。
第86回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた、森田修平監督ら「九十九」チームによる3DCGショートムービーです。

55.1 4 美しいアニメランキング4位
ミヨリの森(OVA)

2007年8月25日
★★★★☆ 3.2 (36)
130人が棚に入れました
不仲な両親の間で育ったミヨリ(11歳)。そのせいか空想癖があり、いつも心を閉ざして他人との関係を
ずっと否定してきた意地っ張りな少女だった。母は男をつくって家を出て行き、ミヨリを一人で育てることに
不安を感じた父は、ミヨリを祖母の住む田舎に預ける。
祖母の家に着いた早々にミヨリは近くの森に散歩に出かける。ミヨリは何もない森の中で強い孤独を感じていた。
しかしその森で数々の不思議な出来事に遭遇し、やがて森の精霊たちがミヨリの前に姿を現しだす。

声優・キャラクター
蒼井優、天野ひろゆき、市原悦子、元ちとせ、高島彩、松尾翠、伊藤利尋、吉崎典子、佐々木恭子、辻親八
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ここに居たいと思える場所

最初に言うとこれは子供向け、児童向けです。
それを念頭に入れておかないとダメですね。
実は皮肉が込められているとか、奥深いテーマがあるとかそんなことはなく、とても素直な作品。

そのため僕は受け入れるまで時間がかかりました。
「なんだこれ面白くないじゃん!」・・と思いつつ、一時間くらい見続けていたらやっと面白みを感じられるようになりました。
素直な心がない人には忍耐が必要かもしれません。

でも最後まで見ると満足感ありました。
(100分超もあれば愛着もわくってもんですが)



あらすじは・・
両親の不仲をきっかけとして、幼少期を過ごした祖父母の田舎に預けられた主人公の少女ミヨリ。
森に住む精霊たちや村に住む子供たちとの交流を通じて、ミヨリは成長していく。


僕が最近観た作品としては『ももへの手紙』や『思い出のマーニー』の導入に近いと感じました。
しかしそれらと比較すると(テレビスペシャルということもあるかな?)質が低いように思います。
作画はのっぺりしてるし、キャストは俳優が多いので拙いし、話も淡々として盛り上がりに欠けるし・・。途中で止めようかと思いました。

まあ、そう思いつつも見ていたんです。
すると、段々と慣れてきたというか面白くなってきました。
作画案外イケるよな、蒼井優の声可愛いな、みたいな具合に。


物語はミヨリが田舎に馴染んできてから動き出します。

嫌々田舎で過ごしていたミヨリが少しずつ田舎を好きになっていく。
そこで生きている精霊や人間との付き合いが増え結び付きが強くなっていく。

そうして、今まで感じなかった想いが芽生えます。
{netabare}
自分の意志で選んでここに居たい、ここを守りたいと思う心。
受け身で自身の殻に閉じ籠っていたミヨリに初めて生まれた自我の心。
{/netabare}

後半はミヨリ役の蒼井優さんの演技がイキイキとしてきて、BGMも合わせてドラマチックに響き、高揚感を高めてくれます。

ミヨリが前半と打って変わって積極的に、頼もしい女の子になっているのも見ていて感慨深いです。
そう考えると長い時間かけてミヨリの変化を描いていたのにも意味があったのだと思えますね。
蒼井優さんの演技に関しても、そうした効果を狙ってのものだったのかな?って思います。


田舎っていいよね、とか。
人のせいにしてばかりじゃいけないよ、とか。
悪いことするとバチが当たるよ、とか。
そんな言葉も浮かびましたが一番はタイトルのようなメッセージです。
「私はここに居たい、ここで生きたいんだ!」と思える居場所を見つけられることって幸せだと思いました。


ミヨリのように、素直な心で接して見てあげてほしい作品ですね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17
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