scandalsho さんの感想・評価
5.0
ロボアニメが苦手な私でも最後まで視聴できました!
原作未読。最終話まで視聴。
異世界転生ロボット&魔法アニメ。
舞台設定が”中世”で、”ロボアニメ”なのに”魔法”がある、という設定が面白い。
【はじめに】
私はロボアニメが苦手です。
2足歩行の意味が分からない。(足にダメージ食らったらお終いだよね?)
手に武器を持つ意味が分からない。(そもそも、腕はともかく手の必要性ってありますか?)
顔が存在する意味が分からない。(逆に、顔が必要な理由ってありますか?)
科学的なのか、非科学的なのか、はっきりして欲しいのです。
こんなことが気になって、心地よく視聴できないのです。
ところが、この作品は最後まで視聴できました。
物語の舞台設定を”中世”としている点と、”魔法(魔力)”の概念が取り込まれていて、『科学的?非科学的?』とか、考える必要が無かったためです。
もちろん、それ以前に、物語として面白かったというのが、一番の理由ですけどね!
【物語】
この作品の一番の魅力は、『展開の早さ』だと思う。
しかも、展開が早くても、物語を見失うことが全く無い。
第1話だけでも、時間軸で考えれば、かなりの時間が経過しているのだが、物語を全く見失わない。
このスピード感は、本来ならば、原作未読組を置いてきぼりにしそうな勢いだけど、その心配は全くない。
それは、ナレーションが完璧に補完してくれるから。
ナレーションが物語を過不足なく説明してくれる・・・。
原作未読組に、とても優しい作品だと思いました。
【作画】
ロボのデザイン等に関しては私は良く分からないです(笑)。
ただし、動きはとても良かったと思います。
人物も個性豊かに、魅力的に描かれていたと思います。
【声優】
主人公役の高橋李依さんの演技がとても良かった。
ヒロイン役の大橋彩香さんも良かった。
【音楽】
OP、EDともとても良かった。
OPは作品に勢い与え、EDは主人公に想いを寄せるヒロインの心中を綴った名曲。
【キャラ】
主人公の性格は賛否が分かれるかも。
個人的には、いつでも、どこでも、常に前向きな主人公は高評価です。
ディートリヒ。{netabare}最初の登場で、単なるカマセキャラかと思いきや、最後まで大活躍した{/netabare}好キャラの一人。
味方のキャラを最後まで大切に扱っている点は高評価。
【最後に】
ハーレム物にしなかったのは高評価。
{netabare}アディはエルに、エレオノーラはキッドに、ヘルヴィはエドガーにと、{/netabare}各々がそれぞれに思いを寄せている所がリアル。