転校生おすすめアニメランキング 10

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの転校生成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月26日の時点で一番の転校生おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.6 1 転校生アニメランキング1位
Another(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (5082)
22523人が棚に入れました
その学校のそのクラスには、誰にも話してはならない“秘密”がある・・・。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女 見崎鳴 に惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、予想もしなかった惨事が! この“世界”ではいったい、何が起こっているのか…?

声優・キャラクター
高森奈津美、阿部敦、前野智昭、米澤円、野中藍、山本和臣、榊原奈緒子、平田広明

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

BGMが醸し出すホラーな雰囲気は抜群!!BGMの重要性を実感!!【総合評価:76点】

2012年冬に全12話で放送された作品。

自分にとっては未開のジャンル、ミステリーホラーと言うこともあって、視聴前からかなりの期待を寄せていた作品でした。

ミステリー的な要素としては、少しご都合主義で物語がそこまで緻密に組み立てられていると言った感じではなかったのが残念ではありました。
内容としては、怪奇現象を相手取っていて、根本的な解決には至らないタイプでした。
解決の方法がかなりご都合主義だったのが残念、そこまで入り組んだ作りでない分、ミステリー的な要素としては弱かったです。
とは言え、ラストでは今まで疑問に抱いていた点に関しても一通りの合点がなるようにはなっていたので、ミステリーとしては不成立と言う訳ではないです。
まぁ、そこまで予想外のどんでん返し的な展開は無く、途中である程度予想できた展開でちょっとガッカリではありましたがね。

ですが、ホラー的な要素としては、少し残念なミステリー要素を補って尚余る、非常に雰囲気の出ていた作品です。
ホラー的な要素を見事に演出していた一番の要因はBGM
この作品のBGMは本当に良い仕事をしていました。
BGMが見事にホラー的な雰囲気を演出していて、ついつい息を呑んで画面に釘付けにされていました。

背景などの作画はとてもレベルが高かったのが印象的です。
キャラクターに関しては、デザインのタイプが好きでも嫌いでもない感じでしたが、まぁ綺麗に描かれています。

雰囲気抜群の作品で気が付けば、画面に釘付けになっていることもしばしば
幽霊やらが登場したりする直接的なホラーシーンがあった訳ではないのですが、雰囲気を味わうには抜群です。
それほどまでに、BGMとカメラワーク等の演出は請っていましたね。
この作品を通して、BGMがいかに、シーンの雰囲気を作り上げ、盛り上げるのに重要であるのかを再確認させられましたね。
ラストはホラー要素と言うよりもパニック映画っぽくなってしましました。
でも、それはそれで、緊迫した息を呑む展開では合ったので、良しとしたい感じです。


物語面ではそこまで突出してはいませんでしたが、まぁ視聴が苦になることはありませんでした。
やはり、脅威のBGMの力でホラー要素としての雰囲気は抜群に楽しめるので、全体を通せばかなり楽しみながら視聴できた作品でした。
ちょっと雰囲気を楽しんでいた点が強すぎるので、二度目の視聴には踏み切れないでしょうが、一度目の視聴は十分に楽しめます。
是非とも一度視聴してみてください。BGMの重要性を実感できるはず!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 105
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

3年3組の後輩へ送るアニメです (o ̄∇ ̄o)ノッ♪

■Anotherって怖いんだよね… (〃゚д゚;A アセアセ・・・
まず注目は推理小説作家の綾辻行人さん原作の作品であるって事ですね♪
綾辻さんの作風は、今までのストーリー展開を暗転させるような手法を好まれているらしいのです!
また、叙述トリックを得意としているようなので、登場人物の心理や感情を巧みに表現してくるのでしょうね。
精神的な怖さをたっぷり味わうことになる…の…かな…ε=ε=(/*~▽)/キャー

そんな綾辻さんの作品をアニメ化するのが私の大好きな制作会社の「P.A.WORKS」なんです!
「P.A.WORKS」と言えば、”true tears” や ”花咲くいろは” で有名ですね♪
情景の描写を忠実かつ美麗に表現する事に長けている会社なのです!
そのリアルな描写で、今までは「温か味」を感じられましたけど、「Another」ではどうやら真逆の「冷たさ」を感じる描写になってた感じがしました!さすがです♪ウマイウマイ ""ハ(^▽^*) パチパチ♪
原作に沿ったオーダーを受けるのは「P.A.WORKS」にとっては初めてといえる作品だけに「新たな挑戦」って言える作品になるのではないのでしょうか!そういった視点からも期待したいと思います♪

ちなみに物語は、主人公の榊原恒一が夜見山市の祖父母宅へ引っ越してきたところから始まるのでした!
夜見山北中学に転入直前に気胸を起こして入院した恒一は不思議な女性と出逢うのです。
眼帯をして霊安室に向かう少女と…
入院明け転入先の中学校では、なにやら不隠な雰囲気なのです。
先生といい…生徒といい…何かに怯えているかのように…
果たして恒一は、無事に学園生活を送れるのでしょうか…


■Anotherと出逢った日の日記 |恐|д・) ソォーッ…
1話はまだ雰囲気だけミョーな感じですけど、嵐の前の静けさってやつですね(>▽<;; アセアセ
本当に、校舎の錆びた手スリとかリアルで怖いんですけどw
この作品を観るときはクッションが必要ですね♪
ぐぅぅ…どいつもこいつも信用出来ないw 
ここは雛見沢なのって錯覚してしまうような閉鎖的な雰囲気…逃げて!恒一くん!!
怖いけど気になるから結局完走はしちゃうと思うけど、スッキリ納得の完結をたのみますぞぃw


■総評
σ( ̄∇ ̄*)アタシ的にこういったジャンルは、どうしても名作『ひぐらしのなく頃に』を基準に見てしまいます(^=^;
もちろん単純に比較は出来ないんですけど、怖さシナリオ構成は『ひぐらし』に及ばずだったかなって印象です!
しかしながら、映像・BGM・S.E.(Sound Effect)についてはさすが「P.A.WORKS」って感じで軍配が上がりました♪
週刊ディアゴスティーニじゃないですけど、「ディテールにこだわり抜いた映像美の数々」って感じです!
人形専門店に飾られていた人形なんて、妖艶な雰囲気が凄すぎて一人で入っていくなんて絶対(ヾノ・∀・`)ムリですw
時代背景も90年代後半で携帯電話とかどことなく古臭い感じが妙にリアルで恐怖感を煽ってましたね♪

一方で、叙述トリックに注目しながら観ていたんですけど、アニメで表現するには難しかったのかもしれませんね(^▽^;)
視聴者にバレないようにするにはちょっと無理しすぎた感じです…髪の色とかねw
最終的に突っ込みどころがたくさんあるので、ミステリーとしてじゃなく、単純にホラー作品として見るっていう方が割りきれていいかも知れませんね♪

また、最終話までは(*^o^*)ドキドキ(*゚O゚*)バクバクだったんですけど、クライマックスではちょっと拍子抜けでした♪
これでもか~って言うくらいの負の連鎖に思わず(*≧m≦*)ププッってなってしまって緊張感の糸が…w
意外な結末には腑に落ちない点もあるのですけど、ホラー作品としては適度な緊張感と恐怖感が味わえたので面白かったと思います♪
根本的な解決ではないので続編とかあれば是非見てみたいですね(*^_^*)


■一番((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪してC=(^◇^ ; ホッ!とした場面は…
{netabare}
怜子さんが運転する車をタンクローリーが追い越していくシーンです⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃
(゚∇゚ ;)エッ!?このタイミングでタンクローリー!?
シーー( ̄、 ̄*)ーーン…なーんにも起こらないwwww
って思いながらも(´▽`) ホッっとしちゃってました♪{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『凶夢伝染』
 【作詞】宝野アリカ【作曲・編曲】片倉三起也【歌】ALI PROJECT
 ダークでドラマティックなゴシックロック色の強いナンバーですね♫
 ホラーという作品の世界観を見事に表現してます!
 
ED曲『anamnesis』
 【作曲・編曲】myu【作詞・歌】Annabel
 ひぐらしのなく頃に解のEDも歌っていたAnnabelさんですね♫
 とっても優しいC=(^◇^ ; ホッ!とするような歌声が素敵です♪
 緊張した心と体を優しく癒してくれる口直し的バラードですw


2012.01.22・第一の手記
2012.05.20・第二の手記(追記:■総評、■一番~、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 100

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

臨場感が有り過ぎて、正直怖いっすww

2012冬アニで【花咲くいろは】に次ぐ、【P.A. Works】の第5作目。
Anotherは、綾辻行人の長編推理小説であり、ホラーとミステリーを併せ持った作品。
最近の傾向を見ると、推理系のアニメは不作。
と言っても、「GOSICK」や「ダンタリアンの書架」はどちらかと言うとキャラアニメ。
久しぶりの大型推理アニメが登場の予感ですね♪

個人的にはP.A.と推理物がどういった化学反応を起こしてくれるかに期待!!
作画の素晴らしさには絶大の信頼をおけるP.A.がミステリーホラーの臨場感をどのように伝えてくれるかが、この作品を左右するのではないでしょうか??

----- 視聴後の感想 -----
さすがはP.A.ですね!!
映像の綺麗さと、音楽・効果音が臨場感をメチャ②高めてくれます!!
しかし、ホラー系が苦手な私にとっては刺激が強すぎ…orz
でも続きが気になるないように引っ張られてしまう。
この感覚、ひぐらしを見ている時の感覚に似てるかな??
ただ怖いだけじゃ見れないけど、その元となっている謎を追いかけて観てしまいますww
キャラに関しても非常に上手く構成されておりバランスが良い!!
でも、多数のキャラが無残な死に方をすることもあり、
グロに抵抗のある人は視聴を控えた方が良いかも知れないです。
抵抗のない方は、是非オススメしたい作品としてご紹介させて頂きます☆★

-----  声 優  -----
見崎 鳴【高森奈津美】
榊原 恒一【阿部敦】
敕使 河原【前野智昭】
赤沢 泉美【米澤円】
桜木 ゆかり【野中藍】
玲子 【榊原なおこ】
望月 【山本和臣】
千曳 辰治【平田広明】

----- 音  楽 -----
OPテーマ【凶夢伝染】ALI PROJECT
EDテーマ【anamnesis】Annabel

投稿 : 2024/04/20
♥ : 55

84.9 2 転校生アニメランキング2位
電波女と青春男(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4327)
21062人が棚に入れました
宇宙人が見守ると噂される町で、叔母の家に住む事になった主人公・丹羽真。彼を待ち受けていたのは、布団で簀巻きになった電波女だった!しかも、地球は狙われているだの、自分は宇宙人の血を引くだの、言動も電波そのもの。だが学校では天然癒し系なリュウシさんや、モデル体型のコスプレイヤー前川さんと出会って青春を満喫……してみたり。 宇宙への憧れにのせてお送りする、ちょっと不思議な物語。

声優・キャラクター
大亀あすか、入野自由、加藤英美里、渕上舞、野中藍

クロップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

電波女エリオを愛でるアニメ

電波さんだらけの世界で青春を謳歌する高校生の物語。
キャラデザインはかなり好きです!
OP・EDの曲は中毒になる危険性があります(笑)

最後まで観ました。
あれ?夏祭りのために野球やってたはずなのに肝心の夏祭りがなくてすごく残念。
原作ではどういう展開になっているのかは知りませんが。

作画ありきで成り立っているアニメって感じです。
話の中身よりも、数ある登場キャラの魅力の出し方に重点を置いた感じ。
おかげで大分ブヒブヒできましたが←

語り口調も大分クセのある…。
良くも悪くもシャフト臭プンプンな作品でした。

エリオをもう一度見たいがために2期希望します!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

兎ツ音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

もっふもっふもっふもっふもっふふっふふー!

まず作画がいい。
キャラもそれぞれ特徴がありますし
なにより表情や背景がとてもいい。
躍動感がありとても綺麗な印象。
内容は、両親の仕事の都合で
祖母の女々の家にお世話になるが
そこには自称宇宙人のエリオがいて
振り回されながらも青春を謳歌しようと
奮闘する丹羽真。
このエリオと丹羽真を軸に話は進みます。
エリオはなぜ自称宇宙人になったのか?
1年前の失踪事件の真相は?
その間の記憶は元に戻るのか?
丹羽真の青春ポイントとやらはプラスに向かうのか?
丹羽真と各女性キャラとの進展はあるのか?
など見所はたくさんあると思います。
周りのキャラも個性豊かなので
観ていて飽きないと、個人的には思いました^^
丹羽真の台詞回しも独特で好きです。
あとOP、も賛否両論ありますが
聴くたびにハマッてる自分がいます。
電波全開で中毒性がございますw

女性キャラも皆可愛いので
好きなキャラを探すのもいいかと思います。
個人的に、最初はエリオと流子さんが
可愛いかなぁと思っていたが
11話で前川さん派になりましたww
コスプレも良い感じですしね^^

最後に言わしてもらうと
最終回の終わり方が微妙だったのと
途中の何話かの作画が
かなり劣化したのが勿体無かったかな^^;
そこを除けば、結構好きな作品でした(*´∇`*)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 29

SKY さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドドスコドドスコニャーニャーニャー!

シャフトの作品ということもあり、とても幻想的で神秘的な雰囲気を漂わせている作品。作画もすばらしいです。

ストーリーは、前半は主人公の丹羽真(イトコ、丹羽君、転校生、マコ君など、みんなから違う呼ばれ方をする)の日常や、メインヒロインのエリオの成長を描く展開が多かったが、最近はその他のヒロインにスポットを当てたものが多くなってきた。

とにかく、ヒロインたちのキャラが魅力的! これだけでご飯3杯はいけますw 1番のお気に入りは、リューコやっちゅーに!



最終回の感想

今までオレにとって枠外だった前川さんが、エプロン姿、頬を赤らめて転校生をまた家に誘う姿によって枠内に昇格!


結論!

このアニメは、ヒロイン達に癒されるアニメということですねw


ストーリー性はあまりありませんでしたが、内容としては悪くなかったです。

イトコやヒロイン達のキャラクターだけで十分にこのアニメは成り立っていたと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 27

88.3 3 転校生アニメランキング3位
ひぐらしのなく頃に(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (4982)
21997人が棚に入れました
舞台は、鹿骨(ししぼね)市にある雛見沢村と呼ばれる、人口2,000人に満たない寂れた村である。過去に、この村はダム建設による村の水没を、村民の団結した行動で阻止しており、村の連帯感は今も強固である。
ダム建設計画の無期限凍結から5年後の昭和58年、前原圭一はこの村に引っ越してくる。彼は、持ち前の性格と明るさで、新たな学校や友人に打ち解けていく。
しかし、そのまま楽しく平和に過ぎていくと思われた日常は、綿流しという祭りの日から、様相を変えていくことになる。
過去4年連続で、綿流しの日に起きたという怪死事件。そもそも、雛見沢村にはどんな秘密があるのか…。

声優・キャラクター
保志総一朗、中原麻衣、ゆきのさつき、かないみか、田村ゆかり、茶風林、大川透、伊藤美紀、折笠富美子、小林ゆう、関俊彦、かわむら拓央、鶴岡聡、松元惠、瀧本富士子、尾小平志津香、井上喜久子、廣田行生、こぶしのぶゆき、立木文彦、塚田正昭、樫井笙人、小野大輔、水野理紗、金田アキ、宝亀克寿、くじら、渡辺美佐、松本保典、松井菜桜子、中野元、須加みき

とうふ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最後までみるべきアニメ

先に原作のゲームを知っている状態で視聴。
キャラのデザインが残念に思うのは私だけ?なんかバランスが悪い。可愛いけど…

キャラクターは主人公とヒロイン達、その周囲の人達、皆それぞれ良い味出してると思います。ストーリーもよく考えられていると思うし本当に楽しめた。

音楽もアニメなのかゲームなのか記憶が確かではありませんが「ひぐらしのなく頃に」の「you」という曲は大のお気に入りです。

観てない人は
「ひぐらしのなく頃に」は全く知らない状況で観ると鬱・グロ・意味不明の三拍子で辛いかもしれないです。(私はゲームの知識ありでみたので特に辛くはありませんでしたが…ゲームだともっと長くて辛かったです。)

でも前半の意味不明さがあるからこそ後半が非常に面白く、主人公達に頑張ってほしいと思えるので観てない人には是非全て観て欲しい。どうしても辛いなら暇つぶし編か目明しまで、と決めて観てみるとか。
最初だけで観るのを断念するのは勿体ない作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30

jack555 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正直震えた:(;゙゚'ω゚'):狂気乱舞・・・((((;゚Д゚))))

タイトル通りです。

メジャーな作品ながら観てなかったんですが最近何故か思い立って観てみました。

この作品の存在を知ったのは大学生の頃でした。部活の先輩の家におジャマした際にこの単行本を発見しまして。当初は恥ずかしながら絵的にただの萌え~だと思ってたんですよ。(当時アニメだとかマンガだとかにはほとんど知識がなかったもので・・・)

その先輩からは観てみりゃ分かるよと言われたきり、当時は深夜アニメ、及びそれらの原作にあまり興味がなかったので観ずにそのまま数年が経ちまして・・・つい最近全て観てみたところ

なるほど・・・これはすごいと思いました。アニメ観てて登場人物のキャラだとかその物語の世界観に感動したりすると鳥肌が立つものですが、恐ろしくて鳥肌が立ったのは初めてです。「恐ろしい」、これは個人的には決してオーバーな表現ではないと思うんです。(一応自分怪談話とかホラー映画もほとんど何ともない方の人間なんですよ^^;)

実写の表現には限界があるのに対し、アニメはどんなことでも表現できるからこそ、観る側の精神に純粋に入り込んで来ますよね。だからこそひぐらしはちょっと怖かった・・・。OP、EDは曲とアニメーションが物語の世界観とリンクしすぎてどちらも気に入りました。特にOPの方は瞬時にひぐらしの世界観に引きずり込まれるというか何というか。

てか何気に一番鳥肌立ったのはOPの歌詞ですww「この指とまれ 私の指に その指ごと連れてってあげる」この表現の仕方には恐ろしさの中に芸術性を感じました。ヴォーカルエフェクトも文句なしにかっこいい。

各観点を総合的に観た場合素晴らしい作品だといえますが、描写的には要所要所かなりエグいです。もしまだ観てない人なんかいて、よし観よう!って人がいたら観るべき「時間」はわきまえるべきかも。グロ耐性がない人ならば食事中はなるべくやめといた方がベター。

この作品はパラレルワールドのような形式になっており、4,5話ほどで一つのストーリーの完結、そのストーリー一つひとつが〇〇編としておおよそ同じ登場人物でまた違うストーリーの繰り返しといった具合になっています。

さてさてこの調子で次作も観てみようかと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

この時期観たくなるanimation。ひぐらしの鳴き声を聞くとリンクしてしまう....

深夜アニメ=ヲタク

当時、自分はこんな先入観を持ってました。
(多くの人間が最初はそうなんではないでしょうか?)


この既成概念を容赦なく粉っっ々にぶっ壊されて
自分が二次元にハマるきっかけをくれた、
すごい印象深い作品です(゜-゜)ヒナミザワコワイ。。


4話~6話ずつで一つのエピソードが終わり、
後被さりで話が繋がっていくというストーリー構成で、
後の二期で解決されていくもの。


「萌え」「シリアス」「推理」「グロ」「ひぐらしの鳴声」
が、主な構成成分ですかね~


とにかく面白かった!
今でも見返しますね。


ネタバレはしたくありませんので、あまり掘り下げはしませんが、

萌えテイストで和気藹々と萌えたあと、
いきなり全力でシリアスに急ターン。
グロも交えて話が浮遊したまま、次のエピソード。。
田舎の緑豊かな背景に、可愛いキャラ達が行き来し、
夕暮れの田んぼ道では、「ひぐらしの鳴声」が響き渡る。
そして平和な日常と思いきや、容赦なく「オヤシロ様」の怪。


ストーリーの進み方がよく作りこまれていて、
見ていて全然、退屈しません(*^。^*)
まさに、「萌え」と「グロ」の併せ技。
見続けると新しい感覚に襲われました( 一一)オヤシロサマー

ちょいちょい出てくる雛見沢署の大石刑事
(個人的にはかなりキーパーソン)のCVが
名探偵コナンの目暮警部と同じ「茶風林」さん
めっちゃいい声してますよね~~\(゜ロ\)(/ロ゜)/





オラオラ系の友人が帰郷してきた際、、
(アニメなんて興味ないぜぇぇ的なスタンスの友人でした。)

「ひぐらしのなく頃に」を勧めてみたところ、
見事にドハマりしたみたいで、4日でⅡ期までを全クリという快挙。

彼曰く「もっとはやくこの作品に出逢いたかった」と(*^^)v



自分が好きな作品を友人と共有できるって
ほんと楽しいし、アニメって素敵だな~って思います。
自分がこうやってレビュー書く理由も
似たような動機かもしれません。
文才極薄の稚拙な文面で恐縮なんですが、
これからも好きな作品のレビューを書き、
より多くの方に読んで頂けたら幸いです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 104

82.7 4 転校生アニメランキング4位
琴浦さん(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2435)
12323人が棚に入れました
琴浦春香は、一見普通の女子高生に見えるものの、人の心が読める能力を持つ。
しかしそのことをきっかけに、周りを疎外するようになっていった。と
ころが転校してきた早々に出会った真鍋義久がきっかけとなり、徐々に心が解され、また彼に惹かれていくのだが…。

―2012年8月にテレビアニメ化が発表された。

声優・キャラクター
金元寿子、福島潤、花澤香菜、久保ユリカ、下野紘
ネタバレ

ARTof LIFE さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

今期最大のダークフォース!6話観た感想

今期は期待大のアニメが豊富な中、この琴浦さんは現段階で1番期待できるアニメです。

6話、夏休み!
今回は夏休みに入ってESP研のみんなで海に遊びに行く、そんな日常の回でした。
しかし、{netabare}はるかーランドとか・・・、しかも森谷捕まってるし{/netabare}笑
真鍋の純情っぷりにもにやけてしまった。このヘタレが!笑
今回のED、自分的には微妙でした。
やっぱり初期の希望の花が今のところEDの中で1番好きです。
次回予告も毎回面白いですね^^
{netabare}「ブルブルー」、「ツルツルー」、「エロエロー」{/netabare}笑

5話、学園天国?
原作に忠実に進行していきます。
まあ、OP前に早速{netabare}段ボール箱が倒れてきて「完」となって終了してしまいますが笑{/netabare}
新婚ごっこ禁止とかニヤニヤです笑
というかこの回はいつにも増してニヤニヤしてしまうシーンが多くてよかったです。
{netabare}森谷教のポスターは笑えますね笑{/netabare}
エンディングが変わりましたね。「ESP研のテーマ」
もちろん歌ってるのはESP研の5人。
個人的には希望の花のほうが良かったかなー・・・

次回予告もモリモリでした笑

4話、変わる世界
今回は前回の続きで{netabare}春香の失踪後の1週間後{/netabare}から始まります。
しかし室戸大智のハッキング能力は凄すぎですw

みんなで向かった{netabare}春香の失踪先の{/netabare}駅の名前、{netabare}琴浦駅はツッコミ待ちということでいいのかな?w{/netabare}

その後は原作にほぼ忠実に作られていました。

来週からはどうストーリーが進んでいくのか、相変わらず楽しみです。

しかしこのアニメはOPとEDがセットですばらしいですね^^

3話、嬉しくて、楽しくて
だんだんとにやけてしまうシーンが増えてきました^^
真鍋が{netabare}森谷教(森谷道場)の男たちに殴られた件、ヒヨリという人間の悪魔っぷりがにじみ出ていましたね。{/netabare}相変わらず春香ちゃんは何も言わずに抱え込み、真鍋は春香のことを想い優しすぎる。

来週、{netabare}春香は戻ってくるのか?{/netabare}

原作をついに買ってしまいました!面白さはありましたがアニメでストーリーを知らないで観ている人はアニメが終わってから読むことをおすすめします。当然、ネタばれですから笑


2話、初めての……
{netabare}ESP研究会{/netabare}に入った琴浦と真鍋、部長はなんだか良い人そう^^目的達成のためにはちょっと貪欲そうだけど。
真鍋の口から琴浦に対しての{netabare}好き{/netabare}って言葉が出てきました。もうこれは急展開の予感?笑
森谷って子は典型的なのいじめっこってキャラ付け。個人的には嫌いなキャラだけれどもOPも出てきていることからこれからの変貌を期待。
OPはネットのうわさどおり春香が歌ってましたね。
早く来週にならないかなー^^


1話、琴浦さんと真鍋くん
OPが始まる10分までの時間、{netabare}とーっても鬱な展開に悲しくなる限りです。{/netabare}
しかし、{netabare}そんな展開だった分、真鍋くんとの出会いは俺自身まで嬉しくなってしまった笑{/netabare}
主人公の琴浦春香はD.C. 〜ダ・カーポ〜の白河ことりみたいですね。

OPはマクロスFのランカ・リーでおなじみの中島愛さんの「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」です。
久しぶりに癖になってしまいそうなOPです。
コシコシコシ♪でもでもでも♪よしよしよし♪かもね♪www

EDは希望の花。OPと違い優しい曲調です。誰が歌っているかはまだ謎に包まれています。誰か知ってますかー?笑

1話だけでもう4度観なおしなんてめちゃめちゃはまっちゃってますね、俺^^

来週は花澤香菜さんのキャラも出てくるといいなー^^




これから、楽しく発展していけば良いと思います。
先が気になる今期のダークフォースです。
おすすめします^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 44

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

第一話目から最終回のクオリティ

原作未読。

人の心を読めてしまう能力を持っている少女・琴浦春香の苦悩を描いた物語。評価が高めだったので視聴したところ、第一話目からして最終回ともいえるほどのクオリティに圧倒され、こちらも一気に最後まで観てしまったほどに楽しかった作品。

観る前は何の前情報も仕入れずに視聴を開始したため、表題『琴浦さん』やそのほんわかとした作画からは想像もつかなないほどにヘヴィな開幕に驚かされました。しかしながら主人公・琴浦春香(声:金元寿子)の可愛らしさと、もう一人の主人公・真鍋義久(声:福島潤)の人間性に魅かれ、すぐに引き込まれてしまった。

物語はシリアスと笑いのバランスがとても絶妙で、ほぼ毎回に渡り笑わされ、そして感動してしまうお話ばかり。とりわけエロスくんこと真鍋の底抜けのアホさとイケメンすぎる性格には何故か私までも救われてしまったw 演じている福島潤さんの主だった他作品は『このすば』のクズマさんくらいしか知らなかったけれど、アホの演技というかコミカルな役が大変にお上手で、彼の演技力も手伝って大いに笑わせて頂きました。

もちろん、琴浦さんの可愛さにどれだけ癒されたかって感じだけれど、こちらも演じている金元寿子さんのキュートすぎる声も相成って可愛さ倍増。こう言ったら失礼にあたるのかもしれないが、金元さんの声って“くぎゅ”こと釘宮理恵さんと勘違いしてしまうほどに声質が似ていると思うのは私だけなのかな。『ガルパン』カチューシャや『ココロコネクト』唯などことある作品で聴き違いしてしまい面目ない。

総評として、終盤近くのとあるエピソードでは多少の薄っぺらさや陳腐さを感じてしまったものの、最終回では2度も涙してしまったりと、終わってみれば傑作とはいかないまでも心に残る良作であったことは違いなく、存分に楽しませてもらった一作でした。まだ未見の方がおりましたらとりあえず第一話だけでもオススメしたい。


▼作品情報
アニメーション制作:AIC Classic
原作:えのきづ 漫画:全7巻
監督:太田雅彦
脚本:あおしまたかし
キャラクターデザイン・総作画監督:大隈孝晴

琴浦春香:金元寿子
真鍋義久:福島潤
御舟百合子:花澤香菜
森谷ヒヨリ:久保ユリカ
室戸大智:下野紘

オープニングテーマ「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」歌:中島愛
エンディングテーマ「希望の花」歌:千菅春香

投稿 : 2024/04/20
♥ : 26
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ストーリー構成、見せ方が秀逸。何度も笑ったし、何度も泣いたよ。

原作未読。

望む望まないにかかわらず、人の心が読めてしまう琴浦春香(ことうらはるか)。
幼少期から能力によって、周りを傷つけてしまい、自分の殻に閉じこもってしまっていたのだが……。


いやー、笑いました、泣きました。
まさかここまでしっかりしたストーリーで、見せ方も上手なんて予想していませんでしたよ。

このアニメを見て最初に気付くのが「ギャップ」でしょう。
それだけ1話が衝撃的でした。
でも、ただのギャップを狙ったアニメではありませんでした。
シナリオだけを追っていっても素晴らしい仕上がりです。

特に、笑いの中からストーリーの軸を引き出すテクニックがお見事です。
ギャグシーンの結果がそのままストーリーに反映されます。
{netabare}
主にエロ妄想ですね。
「心を読ませる」ことで琴浦さんの行動をコントロールできます。
{/netabare}
ポイントは、漫才をやるのではなく、視聴者にツッコミを入れさせて笑いをとるタイプのアニメだということです。
このタイプでは、ストーリー進行が止まらないため、ギャグによるごまかしがききません。


また、中盤にゆるい話がありますが、ちゃんと意味があります。
「心の成長」というテーマにしっかり絡んできますね。
{netabare}
シリアスとギャグのギャップ場面がない、中盤の話(EDテーマがギャグになる話)は、琴浦さんが人との距離感を掴むのに手間取っていることを示す、大事なエピソードだと思います。

琴浦さんにとってはすべて初めての体験。
楽しい夏休みや、友達との「普通の」距離感。
そういったものは、何もかもが新鮮だったはずです。

「信じることに慣れて、疑ってしまうこともあるものよ」

まったく人を信用しなかった状態から、信じすぎる方向に行きすぎてしまう。
人と人との距離感をうまく調整できていないことを表現して、最後の母親との和解に繋げるまでの心の成長過程を見せてくれています。
{/netabare}

・子どもの頃は何が正しくて何が間違えているか、本当にわからないものです。
・人と普通に関わってこなかった人間は、人をどこまで信用していいのか、つかめないものです。
・大人になってからは、自分をそう簡単に変えることはできないものです。

その辺を理解して感情移入すると、本気で泣けます。
視聴の際はギャグやギャップではなく、ストーリーラインと感情の変化を追って見て欲しいですね。


演出もうまいと思います。
BGMも良かったですが、見た目に関しても、二重、三重にトリックを張って、視聴者を騙しています。
{netabare}
犯人が女性警官だったことは見抜けても、その先の動機まではなかなか見抜けない。
リアルかどうかは別にしても、琴浦さんの境遇と同じだったから、というのは十分に説得力がありました。
視聴者は、今までさんざん琴浦さんが苦しんだシーンを見ているからです。
{/netabare}

ギャグも優秀、ストーリーも優秀、演出も優秀、キャラクターも優秀、音楽も優秀。
ジャンルとしてはラブコメかもしれませんが、ヒューマンドラマという言い方をしてもいいかもしれません。
{netabare}
「言(こと)葉」に「裏(うら)」がないからこそ成り立った展開。
そして、衝撃の1話を反対側から見せた、母親との和解シーン。
そこから琴浦さんと真鍋の告白シーンに繋げて締めくくったのは、タイトルに意味を持たせた、素晴らしい終わり方だったと思います。
{/netabare}
伏線も綺麗に回収し、本当に最後の最後まで魅せてくれました、大満足!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 94

76.3 5 転校生アニメランキング5位
この中に1人、妹がいる! (TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (1619)
9968人が棚に入れました
世界的大企業、帝野グループの社長、帝野熊五郎の没後、息子の帝野将悟は父の遺言に従ってグループの社長の座を継ぐことを決意した。熊五郎はグループを息子に継がせる条件として、特訓を行って1年で社員全員が将悟を社長として相応しいと認めるような成果を出すことと、熊五郎の母校である私立深流院学園に通い、そこで生涯の伴侶となる女性を見つけて結婚することを提示した。しかし、将悟に異母妹がいること、そしてさらにその妹が深流院学園に通い正体を明かさぬまま将悟と結婚することを目論んでいることが明らかになり、将悟は妹の正体を突き止めて彼女を作ることに奔走していく。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、石原夏織、佐倉綾音、竹達彩奈、大亀あすか、日高里菜

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

甘い〜 頭の芯からつま先まで甘くなりそうですねw

原作未読。全12話

お話はある会社の御曹司である主人公 帝野 将悟が将来の人を捜すためにある高校に転入して、その中に会ったことのない妹がいることが分かり、許嫁と妹を捜す学園ハーレムラブちょっとコメ作品。

妹を捜すことがメインですが、かなりの割合で知り合った女の子とイチャイチャって感じでしたね〜

一応、物語の波はありましたが、特に面白くもなく感動もなく楽しくもなく、突出したところはないので、色々な女の子の可愛さ萌えさを観る作品でしょうね。私はなんとな〜く観ていました。

OP/EDともに甘い〜感じが出ていてこの作品をよく表現してます。

私のいちごを〜私のマシュマロを〜って、観ているこちらが恥ずかしくなりましたw

どこからか恥ずかしいセリフ禁止ー!って声が聞こえてきそうですね w

甘い〜甘い〜作品を観たので、次はちょっと辛口の作品を観たくなります^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 39

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

草食系男子のハーレムに女子も戸惑い気味

2012年放送のテレビアニメ 全12話 ソフトはR15指定

原作 田口一 監督 名和宗則 構成 雑破業 制作 Studio五組

ラノベ作家の田口一は4作目のこの作品がアニメ化で当たり作のようです。
監督は微エロ系の中堅で、「ダカーポセカンドシーズン」「乙女はお姉さまに恋してる」「乃木坂遥の秘密」など。
この作品と次作「普通の女子高生が【ろこどる】やってみた」が当たり作のようです。
構成の人はフランス書院のジュブナイルポルノ出身でアニメ構成も多い。

この作品が当たりかと聞かれるとちょっと微妙なんですが、
比較的丁寧に作られた、推理系ラブコメという珍しいジャンルと言うことで人気もあるようです。

大資産家の息子である主人公帝野将悟に6人のヒロインが求婚するが、その中の一人が実の妹であるという情報が。
ハーレムなようなそうでないような微妙なところですが、
パンチラ、乳首、全裸描写などR15作品ならではの描写が見られます。
6人のヒロイン+主人公の護衛(男装してる)の微エロを観る作品と割り切れば楽しめます。

アニメの出来は時代性からすれば上出来で一人一人の心情を丁寧に表現しています。
推理性に関しては血縁と義理が入り組み、わざと妹を装うのが多いため、
考えるのが面倒になりました。
この作品は結局は微エロハーレムで偽妹を楽しむ作品ではと。
ヒロインの一人「嵯峨良芽衣」が経営する「いもうとカフェりりかる☆しすたあず」ってのは、
すごく行ってみたいですね。
いもうとカフェってあるんでしょうか?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 26

Macoton さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

うーーん、、まぁなぁー

簡単にストーリをまとめれば
大企業の社長である父親が死んで
そのあとを引き継ぐことのになった
主人公だったが父親の残した
遺言の一つに高校在学中に生涯の伴侶を見つけること
というものがあった。
そのため、父親も通っていた高校に通うことになった。
しかし、今まで一人っ子だと思っていた主人公だったが
父親のお通夜の時に顔が隠れた謎の少女と出会う
その少女から私はあなたの妹だといわれ
父親に隠し子がいたことが発覚する
そのなか
主人公は妹が誰なのかわからないまま
高校に通うが何と自分の通う高校に
妹がいることがわかる
その時
父親の遺言を忠実に聞いていた
主人公は、もし自分が好きになってしまった
女の子が実は妹だったとなれば
大変だと思い自分に言い寄ってくる
女の子たちから実の妹を探すという物語。

自分的にこういうアニメはぼーっと見るのが
好きでどうせすぐに妹は視聴者にはばらして
しまうのだろうと思っていたのだけれども
まさかの見ているこっちまあで巻き込んで
考えることになるとは思いもしませんでした


このアニメは最終的には自分的に
まぁ無難かな?
ってな感じで終わるので
甲乙つけがたく
いいのか悪いのかわからない
点数になってしまいましたが
気晴らしに見るには
ちょうどいいアニメだと思いました!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

79.3 6 転校生アニメランキング6位
極黒のブリュンヒルデ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1731)
9687人が棚に入れました
子供の頃に事故で死なせてしまった幼なじみの女の子のことが忘れられない高校生・村上良太は、彼女との約束「宇宙人が存在することの証明」を果たすべく、天文部に在籍し毎日夜空を見上げ探し続けていた。ある日、良太の前にその幼なじみと瓜二つの転校生・黒羽寧子が現れる。しかし、彼女は自分を「魔法使い」だと語った…。「魔法使い」は研究所で手術や薬により肉体を改造され、様々な特殊能力を持つが、鎮死剤を毎日1錠飲まなければ死んでしまうという。「研究所」から逃げ出してきたという彼女を回収するため、次々と追跡者が差し向けられる。迫り来る高位の魔法使いと鎮死剤の枯渇、あらゆる死の恐怖が迫る中で彼女と良太が選んだことは・・・。

声優・キャラクター
逢坂良太、種田梨沙、洲崎綾、M・A・O、田所あずさ、東地宏樹、鈴木達央、沼倉愛美、内山夕実、能登麻美子
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

1話目がとても面白かったですね^^
OPがおどろおどろしいところが印象的です。

主人公の声優さんは、「彼女がフラグをおられたら」の
主人公もやっていますが、どっちも1話目から
{netabare}死亡フラグ {/netabare}がいきなり立ったというのが
共通していて、ちょっと笑ってしまいました^^

■第2話
{netabare}
黒羽の状況が大体わかりましたね。
あと、掛け算ができない理由も判明しました^^
「左右」を「ナエナロ」って呼んだのは斬新です(笑)
{/netabare}

■第3話
{netabare}
3話目にしてあっさりと猫が・・・。
「まだ大丈夫だ」ってどういうこと??
{/netabare}

■第4話~第6話
{netabare}
小鳥ちゃんは無実っぽい?
・・・でもまだ伏線は回収してないよね^^;

クスリも尽きかけて泥沼に陥る前に
強力な助っ人登場★これはまた展開が楽しみです♪
{/netabare}

■第7話~第13話
{netabare}
最終話展開早すぎぃ(笑)
でも今期かなり面白かったアニメでした^^

EDでカズミが生きてて、みんな「!?」って感じでしたねwww^^
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 90

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

人は2度死ぬ。1度目は肉体が死んだ時、2度目は・・。

原作未読で視聴。


『研究所から実験台の魔法使い数名が脱走。ある日、その中の一人の魔法使い「黒羽 寧子(くろは ねこ)」が、主人公である「村上 良太」のクラスに転校してくる。村上は、転校してきた魔法使い寧子が、子供の頃に死なせてしまった幼馴染にそっくりという理由から放っておけず、深く関わるようになっていく。そんな中、研究所は脱走した魔法使いを回収しようと追手を差し向けてくるのだが・・』という13話の物語。(+OVA1話もある)


基本的なストーリーのパターンは、研究所から強力な魔法使いの追手が刺客として送られて来て、それに対して村上や寧子達が協力してあらがい抵抗する。という流れに終始します。


13話しかないためか、展開が恐ろしく早かったですね。イベントが次から次へと発生します。きっと視聴者を飽きさせないための工夫でしょうね。


最終話はちょっと慌てた感じで残念でした。内容を詰め込みすぎです。グダグダになってしまいました。10人乗りのバスに20人詰め込んだ感じです。あれだけの内容なら、せめて2話分は必要だったと思ました。


最後に、これだけはどーしても言っておかなければなりません。 
『この作品、どんだけ おっぱい好きなんだよっ! 中学生かっ!! この製作スタッフはっ!....ったくもう...。』  私はこの下ネタ満載の作品を女性に勧める勇気はありませんよw。


ともあれ、ストーリーにメッセージ性のようなものは無く、何も考えなくてもすんなりと理解出来ると思いますので、ご存分に物語とおっぱいを楽しんで下さい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 45

やながなぎ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

筋が通ってる

私的にはかなり良かったです
物語展開や登場人物の行動理由が主人公のバカ情熱や綺麗事の濫用によって済まされ、視聴者が共感・納得出来ないというアニメが多いように思われます。正直見ていて「ブフォッwwwなんでそうなるの?www」となる事が多々あります。
しかし、この作品は中身がしっかり考えられていて展開に筋が通っていながら、その中にも意外性が存在し、前述の様につっかかって皮肉な我に帰ることなくにどんどん世界に引き込まれます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

73.3 7 転校生アニメランキング7位
星空へ架かる橋(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1069)
6345人が棚に入れました
病気がちな弟・歩の転地療養に付き合う形で山比古町に引っ越した主人公・星野一馬。しかし、町の学園「山比古南学園」への転入初日に道に迷ってしまった一馬は偶然同じ学園にかよう中津川初と出会い学園まで案内してもらうことに。しかし初が進むのは道なき道。足を取られた一馬は誤って初を押し倒し、あまつさえキスまでしてしまう。それを初の親友、日向伊吹に見られてしまったことにより一馬の生活は波乱万丈のスタートを切ることになったのだった。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、中村繪里子、青葉りんご、たかはし智秋、大久保藍子、吉田真弓、清水愛、門脇舞以、河原木志穂、羽多野渉、大橋歩夕

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エロゲ・ギャルゲ原作のアニメについて考えさせられた作品です(・・。)ん?

■エロゲ・ギャルゲ原作の王道アニメとは \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
ゲームだと複数のエンディングに向けてそこに辿り着くまでのルートが複数存在しますよねー。
ゲーム中の複数のヒロインと主人公(自分)が好感度(親密度)を上げながら最終的に一人のヒロインと
エンディングを迎えるわけですよねー。っで!
アニメ化しようとすると、大きく分けて3パターンに分けられると思うのです!!
 
①メインヒロインの最良ルートの作品をアニメ化して、サブヒロインルートは一切無しor特典シナリ
 オorスピンオフ作品とする方法。
②メインヒロインの最良ルートの中にサブキャラ毎のショートストーリーを埋め込み一つの作品とし
 てアニメ化する方法。
③全てのルートを並列の時系列で分けて一つの作品としてアニメ化する方法。
 
もちろん上記に当てはまらない作品もあるとは思いますが、「星空へ架かる橋」にいたっては、パタ
ーン②がドンピシャだと思うのですね♪
 
 
■「星空へ架かる橋」の評価できるところ(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
シナリオ構成はいたって普通だと思います。
各キャラの紹介から始まり、サブキャラとのショートストーリー中盤を盛り上げて、メインキャラと
の感動的なエンディングへまっしぐらって感じです♪
作画的には良かったと思います♪
岐阜県可児郡御嵩町の自然豊かな風景を忠実に再現していて、温かいタッチで描かれているのです♪
さすがに女の子のレベルは問題なく合格点です♪弟の歩くんの可愛さは反則ぎみでしたけどね!!
 
エロゲ原作とは言いつつも、そんなにエロ描写は無く、ちょっとエッチなカメラアングルとか、多少
のパンチラがある程度なのでまったく気になりませんでしたよ♪
 
なんと言っても、主人公の星野 一馬(hoshino kazuma)がかなり好青年で一番高評価でした♪
ハーレム設定ではサブヒロインとのショートストーリーでありがちな、過剰な優しさで相手を勘違い
させてあられもない方向へ展開していくパターンが多いのですが・・・(゙ `-´)/ コラッ!!、そうなる前に
しっかり一線を引ける潔さが気持ちよかったですね♪
 
 
■「星空へ架かる橋」の残念だったところ…c(゚^ ゚ ;)ウーン
やっぱり無難に仕上げた感じは否めませんね。
個性が無い為、満足感は得られるのですが、もう一回観たいという気持ちにはならない感じです。
せっかくアニメ化するのであれば、シナリオ・演出・作画等々何か光るものを見せて欲しかった気が
します。
 
■総評
はっきり言って先が読める展開なのでよく言えば安心して観れるのでしょうね。
最後はちょこっと感動しちゃいました(>o<")
でも、もっと制作意欲を見せて欲しかった作品です、内容が薄いのですぐに忘れてしまいそうな気が
してならないのです!
同様なシナリオ構成の「Kanon」と比べると良くわかりますよね><
なので、個人的には楽しめる作品ですけど、人に勧めるなら他の作品を薦めるといった感じですね♪
 
2011.07.23・第一の手記

投稿 : 2024/04/20
♥ : 43

だんちょー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ベタ展開ですが・・・

原作未プレイ。

全12話。

いわゆる学園恋愛物です。

エロゲ原作らしいのですが、それほど酷いエロ表現もなくベッタベタな感じですが、これくらいの方が潔くて好きです。

しかし登場人物が多すぎて今ひとつまとまりがない気がしてならない・・・

可もなく不可もなくってところでしょうか。

キャラ萌えしないと視聴は厳しいかも?

まぁ最近は設定が凝りすぎてて難しいアニメが多いので、これくらいわかりやすいのもいいものですw

OP曲が聞きたいのがために視聴続けてましたが。まぁキャラが可愛くて俺好みでした(爆)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キャラがかわいい

エロゲ原作のアニメです。
まずOPの『星風のホロスコープ』がすごく好きです。のみこさんの声いいですね^^
サビの「心をぎゅっと繋ごう♪」のところが大好きです。OPだけでも聴く価値ありです。
最終回では主要キャラの声優さん3人が歌ってるVerがEDで流れました。
ストーリーはベタな恋愛ものです。
田舎を舞台にしてるのでほのぼのしてます。
ところどころに気になる伏線もあるのでけっこう続きが気になります。
ベタなストーリーもなかなかいいものです。
ずっとにやにやして観てた自分が気持ち悪いですw
誰ルートにいくかは大体予想できましたね。
キャラもみんなかわいいです。
主人公の弟の歩くんが人気みたいです。あんなにかわいい弟いるわけがない!
次回予告もおもしろいです。ちょっと下ネタが多いですがw
個人的な意見としては他のヒロインのルートも見たかったってのもありますがこれでよかったのかなー。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

69.8 8 転校生アニメランキング8位
謎の彼女X(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1015)
4296人が棚に入れました
普通の高校生・椿明(つばきあきら)は放課後に、クラスに転校してきた謎の美少女・卜部美琴(うらべみこと)が机に残した「よだれ」を舐めてしまう。翌日から原因不明の高熱を出し5日間寝込んでしまう椿。5日後に突然椿の部屋に見舞いに来た卜部が自分のよだれを舐めさせると、高熱が嘘のように下がってしまった。高熱の原因を訝しがる椿に、卜部は一言「恋の病」だと告げる・・・・。

声優・キャラクター
吉谷彩子、入野自由、広橋涼、梶裕貴、福圓美里

ドます さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ヨダレでヒいてもいい。だがこの純愛を見てくれ!

僕も正直、このアニメが「よだれを交換しあう」アニメだと聞いて、ないわ~・・・と思ってたクチです。
この時の僕をぶん殴りたいです。食わず嫌いはアカンと身を持って知りました。

1話で既にかーなーり人を選ぶと思います。わけわかんないんですよ、卜部美琴という女は。行動も不可解、孤高、ハサミが友達・・・。だけど時折見せる恥じらいや、慌てふためいたりする彼女を見ると、どんどん卜部というキャラクターに引き込まれていきます。2話3話と見続けていくうちに卜部が起こしていく椿くんへのアクションは、全男子が「うおおおおおおおおおおおおおお!!」となるはず。ぶっ飛んでるはずなのに、超危ないのに、「こんな彼女がいたらいいな」と思わせる魅力があります。

「ヨダレの交換」を通して、椿くんはそんな「よくわかんない」卜部美琴という女の素顔に近づいていきます。ポーカーフェイスな彼女にも、嫉妬や羞恥、喜びといった感情があることを知ります。言葉では表せない気持ちを通じ合わせるうちに、二人の絆はより強くなっていきます。無愛想な卜部だけど、よく考えるとその行動全てに椿くんへの愛があるんです。椿くんとの時間をゆっくり、それこそヨダレを舐めるが如く味わっていきたいんだなあと感じました。
ヨダレの交換を微笑ましく見れる映像なんて他にありません。
全話甘酸っぱいシーンが続きます。素敵すぎます。

そして謎の彼女X、卜部美琴の声優さんも今まで聞いたことのない声。つまりこれがデビュー作。この起用に賛否あったらしいですが、僕はこの人の声でなきゃ卜部は成り立たないと思う。普通に売れている声優なら、泣く演技・怒る演技・笑う演技も「あぁ、ああいう声でこういう演技をするだろうな」と検討がつきます。だけど卜部の声にはそれがない。全てが未知数なので、卜部が喋る一言一言が新鮮に思えて、次はどんなトーンでどんな言葉をしゃべってくれるんだろうかとワクワクするんです。声も含めて「謎」。OPEDの儚い歌声も相まって、僕はこの声が大好きになりました。

今のアニメはというとたくさんヒロインが出てくるラブコメハーレムが氾濫しているけど、こういう1ヒロイン特化型の恋愛アニメがもっと見たいなあと思いました。
久々にいいアニメに出会えました。2期が制作されることを願っています。
サイコーに面白かったです。余韻に浸る興奮のあまり、稚拙な感想文になってしまったことをお詫びします...

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

不快なのに奇妙なのに見届けたくなった

観始めのころ、なんとも奇妙、不思議、不愉快。
よだれがテーマとしてあるので毎回登場するのは仕方ないにしても
やっぱり全然慣れない自分。。。美しさの対極にあるような展開に、
苦手な食べ物を目の前にした時というより、終電のラッシュで
他人の汗と皮脂が自分の服にうつってしまった時のような不快感。

だったのだけれど・・・

唯一、彼女として扱うにあたって、好きな女の子に対して
どう付き合っていけばいいのか、モヤモヤ悩む想いだけは
懐かしい気持ちで共感はできたし、その純朴さに好感は持てた。

主人公の椿明の声が、『君と僕。』の千鶴と同じ入野自由さんなので
2話で、うな垂れてしゃがみ込みながらのセリフは
ちょっと千鶴にも見えてしまったw

それでも、ト部のいきなりのハサミ技とか やっぱり変。
変だけどなぜだか笑ってしまう。

1話では何がなんだかよくわからなかったが、
2話で少し納得できる部分は出てきた。
よだれだけをピックアップしてしまわずに、
それが二人の今後にどういう意味を成すか、
彼女はなぜ、それ以上の進展をなかなかさせないでいるか、
すごくマニアックだけれど、深く考えてみると
ちょっとだけ見えてくるものがあった。
もしかしたら、最終的には案外感動してしまうんじゃないだろうか?

キャラデザは昔の少年漫画的な雰囲気で、個人的には好みではなく、
謎の彼女も、謎なだけで魅力はこれといって感じないのだけれど、
なんか 途中で切ってしまうのが
無性に悔しく感じさせる奇妙な作品ではあった。

っていうか、彼女のほうが何倍も大人だよね。
大人だし、ものすごい上級者だよね、いろいろとw
あんな彼女と高校時代につきあってしまったら、
彼は今後、ありふれた恋愛では満足いかないだろうな。
でも、最後まで観終えてみると、その「ありふれた恋愛」が
とてもつまらなく、そして軽薄に思える。

手段としては真似もしたくないけれど、理想のカップルここに誕生って感じで。
階段を1段1段ゆっくり踏み込んで昇っていくように、
ふたりの心の距離も少しずつ縮まっていった。

簡単に知り合うことができ、簡単にいつでも繋がることのできる今現在
だからこそ、この作品の良さにはなかなか気づきにくかったが、
次第にその意図がわかってくると、すごく大事なことを
伝えようとしていることに、ほんの少し感動を覚えた。

最初の頃に予想したことは、やはり当たっていた。
でも・・・やっぱり、よだれだけは何か違うものに変えて欲しかった。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 58

塚笹 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

妙につぼを押さえているw

よだれをなめ(ry など色々とちょっと普通のカップルにはない行動とかもおおいですがとても面白いと感じましたw
思春期の男子にとっての≪女子≫という存在の謎を大きく描いたものだと思います。
そして、女性(彼女)に対してどう接していいか、どこまでしていいかまたお互いの感情が通じ合った時、行き違ったときなどとても丁寧に描かれていると思いました^^
実際にあるあるネタが…(自分だけかな?ww)
よだれがちょっと駄目な方、絵が好みではない方も多いですが見て損はないかと思います。
最近、初カノのできた方とかいいんじゃないでしょうかw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

65.3 9 転校生アニメランキング9位
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (236)
978人が棚に入れました
主人公である有馬たくやは幼少期に母を亡くし、歴史学者である父も二ヶ月前に事故で亡くしてしまった。すべてにおいて活力を失ってしまった高校生活最後の夏休み。ある日、用途不明の丸い鏡とガラス玉のはまった妙な物体が入った小包が届けられる。同梱されていた手紙には父親が生きていると思わせる内容が…?!「今夜10時に、この物体を持って剣ノ岬(三角山)へ行け」指示に従いその場へ向かうと、謎の女性が倒れていた。そこには学園長と謎の転校生の姿も。瞬間、地響きとともに光に包まれる…。並列世界を駆け巡る旅が、今、始まる!

声優・キャラクター
林勇、小澤亜李、内田真礼、大西沙織、釘宮理恵、小林ゆう、前田玲奈、名塚佳織、楠大典、藤原祐規、江口拓也
ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作ファンとして書く、YU-NOの手引き

各話感想は、原作ファンとしてのがっかり目な感想なので、楽しんでいる方は読まないほうがいいかもです。
netabare内には、原作ゲームのネタバレを含みます。

■背景
他の方々も書かれていますが、本作はNECのパソコン「PC98シリーズ」向けに作られた同名の18禁ゲームが原作です。
発売は1996年で、年がバレますがリアルタイムで発売直後に遊んでいました。

当時の18禁ゲームはもちろん「エロいゲーム」なわけですが、「エロシーンさえ入ってれば何でもok」というノリがあったのか、今で言うインディーズゲームのように自由なアイデアを凝らした「ゲームとして面白い荒削りなゲーム」も数多くあり、本作はその極北と言えるのではないかと思います。(エロシーンはむしろものすごくあっさりで、当時ちょっとがっかりしましたw)

プランナーとシナリオを兼任した菅野(剣野)ひろゆき氏は前作「EVE burst error」でゲームデザイナーとしての名を確固たるものとし、ヘッドハンティングにより大手メーカーエルフに移籍して最初(最後)に制作したゲームが本作になります。

本作に関して私は「原作からどこがどう変わったか」のような見方しか出来ないであろうと思われるため、開き直って紹介文を書きますw

■原作ゲーム
YU-NOはマルチシナリオ(厳密には違いますが)のアドベンチャーゲームですが、特徴として「あるシナリオで手に入れたアイテムを別シナリオに持ち込める」「シナリオとその分岐点が、迷路のようなマップ(A.D.M.S)で表現される」「A.D.M.S上では宝玉の数だけ自由にセーブができる」という点があります。

雑誌「ファウスト」のインタビューによると菅野氏は通常まずゲームデザインを考え、それに合うようなシナリオを後から考えるそうです。
YU-NOに関しては、着想はダンジョンRPGである「ウィザードリィ」のマップシステムであるとのこと。

「サウンドノベルの弟切草とダンジョンゲームの迷い方は似ている」「なぜサウンドノベルにはオートマッピング機能が無いのか?(当時は無かった)」というのが出発点だそうで、もうここからかなり独特の着眼点だと思うのですが、それを具体化したのがA.D.M.Sというわけです。

ダンジョンゲームのシステムをアドベンチャーに組み込んだと知ると、ゲームの構造は比較的明らかになります。
すなわち、壁に当たったら元のルートに戻り、アイテムを手に入れ、謎を解き、また戻って先に進むわけです。
YU-NOがマルチシナリオのアドベンチャーゲームであるにも関わらず、アイテムの概念があるのはここから来ています。

ただ単にダンジョンゲームのシステムをアドベンチャーに組み込んだだけでは、あのヒットには繋がらなかったと思います。
YU-NOの素晴らしさ、最大の特徴と言っていいのは「システムと世界観、雰囲気の親和性がこれ以上無くハマっている」ことに尽きると私は思っています。

ダンジョンマップを彷徨うことがメインであるゲームシステムに「並列世界を行き来する」という演出を乗せ、センス・オブ・ワンダー満載の世界観を加え、「{netabare}時間は可逆、歴史は不可逆{/netabare}」を始めとした理論武装で囲みきったことが、この唯一無二のゲームを作り上げたのだと思います。

■アニメについて
上で書いた意味で、YU-NOの楽しさはプレイヤーありきの物です。
謎いっぱいの世界を彷徨うことが楽しいのです。
ですので正直、アニメ化には不安があります。彷徨えないからです。
しかし大昔のOVA「Wizardry」やWizの世界観で書かれた小説「隣り合わせの灰と青春」のように、自由であることを逆手に取ってプレイヤーキャラの背景をオリジナルで作り上げ、ゲームの大目的は押さえつつ物語として成立させた良作もあります。

現時点で一話視聴済みですが、ゲームでは3時間くらいかかるエピローグ部分が30分にまとめられていました。また、三角山の事故の後でたくやと澪が偶然会うシーンなど、私の記憶に無い(多分オリジナル?)シーンも追加されています。
これはまあ、良い改変だと思います。
要は、メインシナリオは当然押さえるとして、プレイヤーが世界を彷徨うワクワク感(ときに焦燥感)をアニメとして演出できれば成功だと思うのです。

18禁ゲームだから?無駄に散りばめられた下品ギャグは原作ゲーム時点では気になりませんでしたがアニメで見ると(聞くと)結構きついかも…。。とりあえず期待はしています。

■各話感想
【1話】 ----------
最も胸糞展開な亜由美さんルートからスタート。
世界を彷徨うワクワク感は…今のところ皆無ですね。。
「無意味に宝玉を使い、別の時空間をぶらついて詰まって戻ってくる」ということが、アニメだとオリジナルのシナリオ作らないと表現できない気がします。神の視点であるプレイヤーがいないからです。
(分岐マップであるA.D.M.Sはゲーム中世界でもたくやは見れる設定で、その意味ではたくやは世界を俯瞰して見ているはずですが)

【2話】 ----------
{netabare}宝玉を使い、たくやがチンピラに何度も挑むシーン。
このシーンは原作には存在しません。タイムリープをアニメ的にわかりやすく説明したんだとは思いますが…。
たくやがアホっぽいのがなぁ。
ゲームではたくやはプレイヤーであり、RPGで言えば世界を救うことが確定している勇者なわけで、アドベンチャーゲームである本作に当てはめると「ちゃらんぽらんだけど真相に迫る異常な洞察力がある」みたいなキャラじゃないとおかしいはずなんですけどね…。個人的なイメージは少なくともそうでした。
また、1話感想に書いたようにたくやは作品世界でADMS(ストーリーの分岐マップ)を確認できます。本作のアニメ監督のインタビューを見ると「運命は本来無限にあるはず」なんて言ってるみたいですが、それは「リフレクターデバイスの持ち主にとって有意な分岐を視認できる」ADMSを全否定してしまっている気がします。
後続作品に例えるのはあれですが、シュタゲで言うところの「世界線」がマップになっており、見えるがゆえに自由に行き来出来るのがADMSといっていいと思います。
ゲームをプレイした人間にとっては、分岐が見えてるはず(同じ結果になるとわかってるはず)なのに同じことを繰り返しているように見えてしまいます。
チンピラ絡みのことを書くとネタバレになるので自重します。{/netabare}

【4話】 ----------
{netabare}亜由美さんと豊富の事後を匂わせるシーンが原作と結構違います。
この改変は結構大きかったかも。。
豊富が亜由美さんのスカートに手を突っ込んでいるところにたくやが乱入するところまでは同じです。
しかし、ゲームでは先に見ることになるストーリーの大事なシーン(アニメでも恐らく後で出てくるはず)が飛ばされています。
そのシーンによってたくやは「豊富が怪しい」ことを認識しており、本来このシーンでは、証拠はないものの「こいつが全て仕組んでいるんだ!」と豊富を追い詰め、殴るシーンになります。
亜由美さんは豊富が殴られたことではなく「たくやくんが証拠も無しに人を疑い、殴った」ことに怒ってビンタします。母親的な怒りなんです。
ゲームだと「押しの強い豊富に戸惑いながら堕ちてしまう亜由美さん」「たくやのことは保護者として常に心配している」という感じですが、アニメだとビンタした後に豊富と笑顔を交わしたりして、かなーりイメージ変わってる気がします…。
最後でリフレクターデバイスを使う(時間を戻る)理由ができたところなので、ここからという感じでしょうか。{/netabare}

【5話】 ----------
いやー見ててきつかった…。
YU-NOがアニメ化される機会なんてもう二度と無いであろうことを考えると、正直これは残念すぎるというか、原作と変えた意味がわからないです。。
{netabare}
オリジナルでは自殺ガチャ的な演出はもちろん無く、亜由美さんはただひたすら手首を切るだけです。
ゲームの流れは「豊富を付けて行き、夜に公園でヤクザと密会しているのを確認」→「その場で豊富のスクープ写真を隠し撮りしている香織と鉢合わせ」という流れで、一連の話の流れの最初からまず変えられています。
自殺を防ぐために亜由美さんを連れ回すなんてこともなく、たくや(プレイヤー)はごく自然に、「豊富が悪巧みをしている証拠集め」と「香織との取引」を目的に時空間を動き回ることになります。
「どうしたらいいんだ!」とアテが全くない状態で同じことを何度も繰り返してしまうなんてことは、ゲームのテキストを読み飛ばしてもしていない限りまずありえないと思います。
お話としても、具体的な目的があって動いていたほうが見やすいと思うんですが。。どうしてああなったんだろう…。{/netabare}

【6話】 ----------
{netabare}話の流れからすると、亜由美さんルートgood endだと思います。
ただしどういう意図なのかわかりませんが、ストーリーがゲームと全く違います。
今回のジオテクに侵入する下りは、ゲームでは香織(神奈)ルートになります。
また、最後の「スピーカーで社内に悪巧みを放送」なんて展開はなく、香織と豊富の共謀からは力技(体当たり…だったかな、、で切り抜けてなんやかんやあって脱出)で逃げます。最後にカオスの矯正で無理やり戻されるとこは一緒です。これが香織ルート。
本来の亜由美さんルートは豊富とヤクザの密会写真を香織と取引して手に入れ、豊富(&亜由美さん)に突きつけることでgood endとなります。
あと大丈夫かこれ?と思う改変が一個。超念石は原作は水に弱い設定なんですが、アニメでは空気に弱いと変えられています。これあるキャラの話が全面的にダメになる改変のような…。どうすんだろ。
まあとにかく、次回はタイトルからして別ルート確定なので楽しみかも。{/netabare}

【7話】 ----------
{netabare}「美月さんが龍造寺を訝っている」「脱ぎ捨てられた服」「龍造寺のところに行く」「怪しい婆さん」設定や行動のパーツだけ原作から持ってきて、脚本レベルではほぼオリジナルな印象。
でも話として違和感なかったせいか、ここまでで一番素直に見れたかもしれない。
後半のオカルトめいた変な風呂敷の広げ方、すごく原作YU-NOっぽかったです。{/netabare}

【8話】 ----------
ちょっとルートがミックスされてるけどほぼ原作通り?
7話辺りからだいぶ「無理やりアニメ化した感」が無くなったような気がする。
{netabare}唯一ちょっと気になったのは、澪と言い合いした後で美月さんがたくやに「大人気なかったわね。ごめんなさい」みたいな感じでこっそり謝るシーンのカット。
「思わずムキになっちゃう」「でもそれを反省して謝る」ってだけですが、キャラクタ描写としてはそこそこ印象深かったので。{/netabare}

【9話】 ----------
またダメになってきた…?
話の筋は概ね原作と同じなんですが、例によって細かい点に変更が入っており、それによってキャラの印象が大きく変わっています。
{netabare}特に結城。原作ではまず一連の騒動直前に「オヤビンは島津さんのことなんとも思ってないんですよね?」とサラリと確認する会話があります。加えて、澪が外国の学校へ転校するかもしれないことを知りません。
原作の結城の主観としては「澪に気がないたくやを悪者にすることで、澪の気持ちを諦めさせる」という感じだと思います。「僕が力になります!」みたいなセリフは原作でも一緒なんですが、原作の方は続けて状況に疲れた澪が「私外国に行くわ」と結城に告げます。
そんな事寝耳に水の結城はうろたえ、「実はあれは(僕が)…」と言いかけるも言えず、最終的にたくやに泣きつきます。
最終的に結城の仕業だと知った時、原作のたくやは殴ることもなく「(好きな女のためにそこまでやる根性があったとは)むしろお前を見直した」と言い、それよりも澪の捜索を最優先として動きます。
アニメとゲーム間の脚本上の差は少しなんですが、結城とたくやの印象はかなり違う気がします。。
全体として、原作の「年不相応に大人びてドライなたくや」ってのがアニメでは感じられない気がします。まあ元がエロゲのせいもあるのかもしれませんが…。
亜由美さんと豊富のシーンもそうなんですが、キャラの性格が変わってしまう(ように見える)脚本変更ってのはどうもモヤっとしてしまいます。。{/netabare}

【10話】 ----------
ゲームでは個人的に一番楽しんだ地下遺跡。
途中の謎が難し(理不尽)すぎて、ここで詰まって先に進めなかったという人がいるほどの難所ですが、謎は全カットされ、脚本もオリジナルだらけで正味10分で終わってしまいました…。
前回から続いて、それはないだろうと思うような改変が多いです。
今までもひどいけど今回もひどい。一番好きだっただけに残念。ちょっと嫌になってきた。最後までは見るけども(´・ω・`)
{netabare}
特にひどいと思った改変ポイント
・洞窟を進む雰囲気が全く違う(原作:命の危険を感じながら澪を探す超シリアス、アニメ:冗談やラッキースケベありのゆるゆる進行)
・洞窟(地下遺跡)のギミックが全カット。穴に落ちたら偶然先に進めてしまうありえない改変
・死んでいた今川教授の手記(遺跡に関する考察)を読む辺りのシチュ改変

ゲームでは洞窟に入って割とすぐにたくやが辺りを観察し、人の手による細工の痕跡を見つけ「自然にできた洞窟ではない」と看破します。
また、結城が冗談めかして喋った「大魔王がどうたら」の話は原作ゲームにはありません。「おやびーん」みたいな気の抜けた呼び方はあれど、かなり緊張して道を進んで行きます。(わわわ、なんか怪しいボタン押しちゃいました…みたいなのはありますが)

ギミックカットは、まあ100歩譲ってわかります。ゲームのためのギミックで話には絡まず、解く楽しみはゲームならではなので。
しかし「穴に落ちたら地下遺跡」は無いだろうと…。
原作では主人公たるたくやがモノローグで洞窟について考えながら理知的に謎に挑み、仕掛けを解き明かした先で今川教授のミイラ(死体)を見つけます。澪に再会するのはそのさらに先です。
また、原作では洞窟内の一番最初のギミックを解くと、解いた人間(たくや)の後ろの扉が閉まり、たくやと結城が分断されます。そして同行者が入り口に戻ろうとするとそれまで無かった穴が空いており、落ちて死にます。アニメのように運良く下に繋がっている穴ではなく100%死ぬトラップです。
また、アニメでは死体がいくつか出てきて結城が「また死体が!」なんて喋ってましたが、ゲームでは行き止まりの玄室(石棺のある部屋)でしか死体は出てきません。
つまり同行者はミイラを見ることはありません。

ミイラに関して、メタな視点で見れば、ギミックを解いて進んだ先に死体があることで更なる緊張感を与えたかったんだと思います。アニメの描写はミイラの大安売りで、そこら辺ぶち壊しです。
また、美月さんとの一連のラッキースケベシーンもありません。
ゲームでは今川教授の手記は、たくやが一人で思慮しながら読むシーンです。

アニメでは棺がチラッと写っただけで玄室の描写がありませんでしたが、ゲームでは玄室内で一人パズルを解き明かすことで棺の蓋が開き、中に隠されていた階段が地下鍾乳洞に繋がっています。
広大な地下鍾乳洞内で探査を続けるうち、澪と再会します(遠くから必死で走って抱きついてくる)。極限状態での再会なんです。

極限状態にありながらも今川教授の手記や光る石(超念石)に興奮する澪ですが、そのまま十数時間が経ち、徐々に絶望と死が頭をよぎった辺りで、キスシーンからのエロシーンになります。
たくやと再開後、熱に浮かされたように自説を述べる澪のシーンが結構好きだったんですが、アニメでは歩きながら会話してて情緒も糞も無かったですね…。
事後にまどろんでいる時、たくやは淡い光りに包まれた人影(幻覚?)をみます。
ゲームではあの幻が誰なのかファンの間でもはっきりしていません。それくらいの描写です。
アニメではなんであんなに超はっきりしてたんでしょうね…。{/netabare}

【11話】 ----------
げんなりするほどしつこい下ネタですが、ゲームでは「関係ない場所をクリックした時」に出てくるフレーバーテキストです。
昔ながらのクリック式アドベンチャーの間持たせとして書かれた膨大な小ネタなわけですが、プレイヤーの感覚としてはメインシナリオを進めている時と、関係ない場所をクリックして小ネタを見ている時は別腹といいますか、別物なんです。
「たしかにそういう台詞はあったけどこんな変な感じだったっけ?」の違和感の理由がやっとわかりました。そもそもアニメオリジナル下ネタが多い気がしますが…(流石に小ネタまでは覚えてない)。
正直フラグ立ての必要がないアニメなら全カットでも良かった気がします。
今週の改変箇条書き。ネタバレ大量にあり。
{netabare}美月さんは拳銃自殺しません。雷に打たれて正気に返ってから死にます。美月さんの死については、アニメで説明があるかわかりませんが、宝玉で移動できる時間には範囲があり(ゲーム用語で「事象のシュバルツシルト半径」)、最初にたくやがリフレクターデバイスを受け取った時点で時既に遅く、美月さんの運命は決まってしまっています。亜由美さんとは違って、ストーリー上どうやっても助けることが出来ません。ゲーム中唯一、死の運命が決まってしまっている人です。
途中で取った剣は古代装置を壊すために使うのではなく、ゲームでは帯電している塔からの避雷針に使います。攻撃したらどうなるかわからんのに剣投げたりしないです。ゲームのたくやは先走る同行者に対して「まて、慎重に…」みたいなことをよく言います。
井戸のシーンでは結城も神奈も助けに来ません。ゲームでは遺跡の出口では出る手段がなく、必ず行き詰まり宝玉セーブすることになります。諦めて別ルートをプレイしている段階でロープを手に入れ、井戸の底に落としてから宝玉で元の時間に戻ると、井戸の底のシーンに変化がありロープが落ちたままになっています。これを使って上に上がると神奈がいるという展開です。このルートの場合結城は必ず穴に落ちて死んでいます。{/netabare}

【12話】 ----------
久々にお話で引っかかる点無く素直に見れた。8話以来?
原作とはだいぶ違う流れですが、お話として成立しているしキャラの印象も変わってないのでいい意味で特筆すべき事無し。
{netabare}結構大きく違うのは一点。龍造寺の屋敷には本来たくやが一人で忍び込みます。
絵里子先生はあとから独自に忍び込み、庭でたくやと偶然鉢合わせます。なので「キャッチボールは好きか?」の下りは全部オリジナルです。
ゲームでは屋敷の進入時に「これで俺も犯罪者になっちまったわけだ…」みたいなことを一人呟くシーンがあったのを覚えてます。12話限定の感想ではないですが、この突き放して自分を見てるようなたくやのキャラ、やっぱりアニメでは変わってる気がする。{/netabare}

【13話】 ----------
全体的に安っぽいなぁ…(´;ω;`)
絵里子先生の昔の話はゲームではセリフだけで、描かれません。故に想像する余地があったわけですが…。描くならちゃんと描こうよ。なんやあのやっつけは(´;ω;`)
{netabare}私の記憶では蔵から出てくる骨は本物の龍造寺のものだったはず。なんか改変されてました。まあもはやそういうレベルの話ではないのだが。
更に言うと骨を見つける経緯も、たくやが蔵に閉じ込められて辺りをつぶさに調べた末だったはず。絵里子先生はその時点ではいなかったはず。なんで骨の埋まってる場所知ってんのよっていう。
・龍造寺の正体
・絵里子先生の正体
・美月さんはどうやっても死ぬ
このルートで抑えるべきところは抑えてるとは思いますが、アニメ化にあたってこねくり回した全てがことごとくひどい(´;ω;`){/netabare}

【17話】 ----------
{netabare}感想書きませんでしたが、オリジナルの海回であった15話。
単に世界観?キャラ解釈?を広げるためだけのものだと思っていましたが、まさか本筋の脚本に絡んで来るとは…。
もう脚本レベルで書くことに意味がないくらいオリジナル展開です。
特に、神奈が異世界のことしゃべるのかよ…というのが一番ビックリしました。ええぇ…という感じです(´・ω・`)
あと原作ゲームでは澪編だけで神奈編には出てこない張り紙。正直原作のこの部分は覚えて無くて、「また張り紙?オリジナルでもこうだっけ?」と思って調べちゃいました。オリジナルでは出てこないです。なんでわざわざチープになるようなやりかたをするのか…理解できません(´・ω・`)

デラ・グラントについて。
大きなストーリーとして、原作では「(亜由美さんを泣かせた)親父を見つけて一発ぶん殴ってやる」為に、有馬広大の言葉に従い、平行世界に散らばる宝玉を集めます。
その過程で「亜由美さん」「澪」「神奈ちゃん」といったヒロインをメインに据えたルートを歩くことになります。
美月さんを除いた全てのヒロインのルートにはグッドエンドがあり、神奈ルートも例外ではありません。異世界編(デラ・グラント)にヒロインの話を引っ張ることはありません。
宝玉を全て集めた結果何が起こるかもその時まで明かされず、集めた時に異世界へのゲートが開いて、プレイヤーからすれば全ヒロインクリアしたのに異世界編!?という驚きのルートが始まるわけです。必然的に全ヒロインをクリアした状態でありつつも、完全に切り離されたエクストラシナリオなんです。

今回の「デラ・グラントだけに存在する石が無いと…」みたいな展開は、明らかに異世界に行く動機が神奈になっています。
大目的として親父を追い、様々なセンス・オブ・ワンダーに遭遇する原作とはもう別物です…。

ちなみに原作の神奈ルートでは、アニメで言うと6話、ゲームだと香織ルートでジオテクに忍び込んだ時に取った超念石を使うことで命が助かるという展開です。
各ルートにでてくるギミックが他のルートの鍵になるのが原作ゲームの特徴なのですが、アニメではそれが完全に無視されてヒロインごとの一本道になっているわけです。{/netabare}

【18話】 ----------
{netabare}17話の感想に書きましたが、原作では親父(有馬広大)から届いた手紙に従って宝玉をすべて集めた結果、予想外の出来事として異世界に飛ばされます。
原作での異世界は見知らぬ世界を生きるサバイバルであり、たくやはときに発狂寸前まで追い詰められながら、セーレスを心の拠り所として行きていきます。

対してアニメ版では何故か夢枕に現れた親父から全てを事前に聞いた上で、神奈の為に異世界に自分から行きます。

現代編からそうなんですが、細かい設定を無意味に変えて意味不明にしたり、ストーリーの根幹を変えてぶち壊した上で上っ面だけなぞったりなど、「原作ファンをイライラさせることが目的なのか?(# ゚Д゚)」と邪推してしまう程、意図が読めないアニメ化になっていると思います。

同じようで別物なのでいちいち書くことも無くなってきたのですが…。
18話で一番大きい改変。セーレスは謎のテレパシーなんか使えません。
オリジナルでは意思疎通は「うなずく」「首を振る」というジェスチャーだけでした。{/netabare}

【19話】 ----------
{netabare}何度も書いていますが、原作では異世界に飛ばされるのはたくやにとって予想外です。
なので異世界編の最初は気が狂う寸前まで行くような過酷なサバイバルとなり、徐々に元の世界に戻ることを諦め、異世界に適合していく様が描かれます。原作では。
その描写があった上で、残された世界でセーレスと二人っきりの時間を過ごし、数年飛んで子供が生まれることになるわけですが、、アニメの展開だと悩む描写も一切無く、神奈を助けに来たはずだよね?という違和感があります…。
あと原作にはないセーレスのテレパシー能力のせいで、セーレスと一緒にいるにも関わらず物思いにふけるような、たくやの孤独感が薄まってます。

原作では神奈を含めたヒロイン達の話は現代編で決着が付いているので、図らずも異世界に来た時点でたくやが思っているのは「元の世界に戻る」「生きる」ことだけです。
アニメではそこが改変されているのでたくやの行動理念が意味不明になっている気がします。
まあ変なのはここに限らず2話辺りからずっとですが…。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16
ネタバレ

mimories さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

「面白い作品を作る」という意識が薄い

 
1997年セガサターン版をプレイ済。
自分の中ではゲーム史にあって屈指の名作と思ってるだけに、ここまでガッカリアニメになったことが残念でならない。アニメ化の悪い見本と思ってる。

原作を2クールで収めるのは難易度高いはず。その原作に忠実…を念頭に制作されたと聞いてるが、掘り下げるか削るかの取捨選択が全くできてなくて、詰め込んだわりに薄っぺらという誰得アニメに堕したのでは。
アニメ化ってのは、単に放送サイズに収めることじゃないってのがわかってないと思う。

作画も音楽も微妙な感じ。今アニメ化したのならそれなりの仕事をしてほしかった。あと、志倉さんの曲は({netabare}いやネタバレでも自主規制せざるをえないw{/netabare})と思ってるので全OP/ED担当されてたのも残念。

監督さんの少しドヤってる記事を見たが、よくもまあこのデキで…と思った。
個人的な思いとしては、こんなアニメ観る時間があるなら原作ゲームをやってほしい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

古さなのか、失敗なのか 58点

パソコンの18禁からコンシュマー機に移植された作品らしく、ストーリー展開に期待して視聴していましたが、結果的には途中でいつ断念しても良いレベルでした。
原作との比較では無いので、単純に古さが悪目立ちしてしまったのか、演出含めてアニメ化に失敗してしまったのかは判断出来かねます。

ストーリーとしては長い割りには展開が駆け足に感じられ、何の面白味の無い、下品なだけのエロシーンが余計にマイナス査定ではあります。
最後がどのように着地するか確認したいが為、視聴継続はしましたが、両足を挫く着地だったため、正直当初の期待から我慢展開、結果として大怪我だった感があります。

全体的に無理矢理過ぎるので、しらけてしまった。
というのが、視聴感想ですね。

お祭りの屋台で美味しく無い焼きそばみたいな作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

69.8 10 転校生アニメランキング10位
八十亀ちゃんかんさつにっき(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (174)
566人が棚に入れました
東京育ちの高校生、陣界斗(じんかいと)が転校した先の名古屋で出会ったのは方言丸出しの女子高生「八十亀最中」(やとがめもなか)だった。ネコのような風貌と露骨な名古屋弁を操る八十亀ちゃんは全然懐いてくれず…。かわいい八十亀ちゃんを観察し、名古屋の地位を向上させる、大人気局地コメディ!!

声優・キャラクター
戸松遥、若井友希、小松未可子、市来光弘、東城日沙子、安藤正基、アダチ
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

名古屋弁の不思議な心地良さ

アニメーション制作:サエッタ
監督:ひらさわひさよし、
シリーズ構成、脚本:WORDS in STEREO
キャラクターデザイン:早坂皐月
原作:安藤正基

愛知県出身の漫画家・安藤正基が息抜きで
ツイッターに投稿したことがきっかけとなり、
思わぬ人気を得たことで、
連載化、アニメ化された作品。

関西出身の私にとって、
名古屋は幼少期から近くて遠い土地。
旅行では九州や伊勢、長野などには行くものの、
名古屋に足を伸ばすことは1度もなかった。
名古屋を知ってしまったら納得。
観光地があまりない土地なのだ。

名古屋弁が変わっていることは、
噂では耳に入っていたが、
実際に足を踏み入れることなく時が流れる。
ところが、学生時代の友人が
愛知県で働くことになったことで、
ある時から毎年のように訪れるようになった。
観光する場所がないという不思議な都市だが、
味噌文化に染まった食べ物が、とても美味しい。
味噌煮込みうどん、味噌カツ、味噌おでんを始め、
ひつまぶし、手羽先、名古屋コーチン、
スガキヤラーメン、そして、喫茶店のモーニングまでが
名古屋グルメとして、堪能できる。

グルメを中心に色々と楽しんだが、
地元の人と交流する機会もあったのに、
名古屋弁を耳にすることはなかった。
「おみゃー」なんて言う人は皆無なのだ。
そんな私たちの期待に応えてくれるのがこの作品。
現地でも聞くことができない名古屋弁が
次々と出てくるのが新鮮だ。
しかも、愛知県出身の戸松遥の話す
名古屋弁がとても可愛いのだった。

ストーリーは名古屋の高校に転校した
東京出身の陣界斗が、高校生ながら
生粋の名古屋弁を話す八十亀(やとがめ)最中に出会い、
名古屋弁と名古屋の魅力を知っていくというもの。
八十亀ちゃんが所属する写真部も彼らとともに
名古屋を紹介していく。

1話が5分にも満たない
ただの名古屋紹介コメディなのだが、
八十亀ちゃんが可愛くて、
それを観ているだけでも癒される。
そして戸松遥が「みゃー、みゃー」という声に
惹かれて、つい毎週楽しみに観てしまうのだった。
何が優れているかというと、
やはり八十亀ちゃんのキャラクターが可愛い!
それだけでも満足できるのが不思議だ。

そして面白いのがEDの曲。
ポップなメロディに名古屋のことが盛りだくさん。
とっきん、とっきんとか、まずほかの場所では
聞くことができないだろう。
2期も決定したということで、
引き続き、癒されたい。

{netabare}※それにしてもジャパンレンタカーが
同じ名前でカラオケ屋としても経営している
店舗があるのは初めて知った。{/netabare}
(2019年6月28日初投稿)

※ほかとのバランスで点数を変更しました(3.3→3.5)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 52

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

おにぎりせんべい…関東の人は知らないのか。

1話視聴

陣界人:東京都出身(市来光弘:鹿児島県出身)
八十亀最中:愛知県出身(戸松遥:愛知県出身)
只草舞衣:岐阜県出身(岩井友希:岐阜県出身)
笹津やん菜:三重県出身(小松未可子:三重県出身)

名古屋弁全開のアニメぽい、ミャーミャー言ってそう(=^ェ^=)
自転車→けった
疲れた→えらい
ちんちん→熱い
明日、明後日、しあさって→明日、明後日、ささって、しあさって(三重県だけ?)

名古屋アピール
六甲おろし→板東英二の燃えろドラコンズがゃ
ミヤネヤ&グッディ→14時は石井アナのゴゴスマ見るがゃ
名古屋と言えばスガキヤラーメン
台湾ラーメン行くなら味仙
手羽先行くなら世界の山ちゃん

祝選抜高校野球優勝おめでとう東邦高校。

三重県在住、奈良県出身の精一杯の名古屋アピールでした。

衝撃的…おにぎりせんべい、東日本の人は知らないのか?
ちなみにクッピーラムネ大好き、飲みのあてに最高w
かにチップ食べたことないかも。


「つけてみそかけてみそ」「献立いろいろみそ」回両方共にCM印象に残る、名古屋ならではの調味料w
でもこの地区最近インパクトCMは
「近藤産興」CM違うかな?

『はい~何でも貸します、近藤産興、ジェットも、祭りも、イベントも、ルーラー…』
ジェットの部分でジャンボジェットの映像が…近藤産興、ジャンボジェット貸してくれる!?w

探偵ナイトスクープで一度、「何でも貸します」部分が愛知県民以外は「エサセモ貸します」に聞こえるって取り上げられてましたね。
YouTubeに近藤産興の動画は有りますので聞いてみては。


最終回はカラオケ♪
ジャパンレンタカー・・・ジャパレンってこっちでは言ってます。
こっちに引っ越した時はジャパレン??何だったw


地元ネタが楽しい、作画&演出もいい、地元出身の声優さん方言もナチュラル。
戸松遥さんの名古屋弁が楽しい。

3分アニメなので補正して評価は下げてますが、今期楽しめたアニメの一つです。

2期決定!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

井の中の蛙、大海を知らず

東海地方(主に名古屋)のあるあるネタを軸にしたギャグアニメ
見ているだけで東海地方のことがだいたいわかる
5分アニメでテンポ良く東海地方に住んでる人なら「あるある」って思うネタも多くて面白かった

なにかと「東海地方では」って解説はいるけど、これがほとんどアテにならないのがこの作品の欠点かな?

東海地方=名古屋じゃないですよ!!

東海地方が似た文化を持った地域なのはその通りだけど「名古屋市」だけはかなり特殊な地域で、名古屋市とその隣の市くらいまでしか通用しない言葉って結構いっぱいあるんです。
例えばやっとかめ。 これ名古屋市民しか使いませんし(もっと言うと名古屋市民ですら使ってない)、2期に出てくる「放課」これは愛知県尾張地方の人しか使わないのに東海地方ではと解説されています。
休み時間のことを放課と呼ぶのは愛知県民だけです、三重県でも岐阜県でも通じません!

純粋な名古屋弁を使う地域はかなり狭い
岐阜と三重は関西弁の影響を強く受けていて、愛知県北部や愛知県西部はそれぞれ岐阜弁や三重弁が混ざっていて関西弁の影響が少しみられるのと、愛知県三河地方は静岡県との結びつきが強いので、方言には個性の強い名古屋市だけが孤島になっているんですよ
それでも東海地方と一括りにされるのは、ただ単に名古屋の知名度が高すぎるためでしょうね。
三重県民や岐阜県民は名古屋愛が強い人が多いので名古屋と一緒にされるのを嫌がらない人のほうが多いですが、同じ愛知県のはずの三河地方の人は名古屋と一緒にされると怒る人います

名古屋圏は、簡単なようで複雑
関東と関西の境目なだけあって、ちょっと隣の市に移動しただけで急にイントネーションや文化が変わるのが東海地方の特徴なので、興味ある人は実際に来て、比べてみると面白いかもしれません

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13
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