週刊少年チャンピオンで仲間なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの週刊少年チャンピオンで仲間な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月22日の時点で一番の週刊少年チャンピオンで仲間なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.2 1 週刊少年チャンピオンで仲間なアニメランキング1位
もういっぽん!(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (205)
495人が棚に入れました
『週刊少年チャンピオン』にて大人気連載中! かわいくアツい、柔道ガールズ・ダイアリーがTVアニメ化! 柔道はもう卒業(おしまい)! 高校では彼氏作って甘酸っぱい三年間を送るんだ。 日焼けすると道着が擦れて痛いし、寝技で髪の毛抜けまくるし、寒稽古つらいし、鼻血は出るし、骨折するし失神するし、たいして強くなれなかったから、もうやらないって決めたの。 だから……だから思い出させないでよぉ。 この”一本”の、気持ちよさ。
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

柔らか戦者

●冬アニメトータルバランス№1作品に確定

「覇権アニメ」という言葉にはなんとも言えない歪な響きや妙な思い込みめいたものを
感じ、この言葉に以前よりある種の違和感を覚える人も少なくなかったように思います。

あまりに露骨な点数操作の出現により「あにこれ」における「覇権アニメ」というものには
全く以て意味がなくなったような状況になりました。

単に点数が高い低いだけでは中身が伴っているという証明にはならず、むしろ
点数操作により自己満足なランキングは幾らでも捏造できるというわけであります。

そういう状況を踏まえて改めて言えることは、本文付きレビューにおいて
作品の中身についてどのように評価されているかということになるかと思います。

本作は今期アニメの中でも物語性において優れた素養を持ち合わせており
特に主人公と部活メンバーとの人間関係における心理描写という面では
非常に繊細で、ハートフルな各キャラの思いが巧い事表現されており
よって見事なまでに視聴者を感化するように至らしめるわけであります。

単にキャラデザが可愛いとかではなく、キャラの内面性における心情の表現が饒舌
でありまして、それによってキャラの持ち味が引き出されているという特質から、
ただの萌えアニメとは一線を画すべき存在であり、情緒感溢れる優れた表現力ありきの作品
だからこそ今期の首位に君臨するのでございます。

このような本作に対抗できる作品があるとしたら、今期では「ブルーロック」と
「ヴィンランド・サガ」位であり、この3作品が他を圧倒してると言うべき状況であります。

「ブルーロック」は本作よりもエンタメ性に優れており、スポ根お約束の熱い展開も
ありつつ、見やすい作風でありますからより万人ウケがいいのはこちらと言えますが、
エンタメ性が高いとそれに反比例するようにして心理描写がさっぱりしがちになるため
共感性という点ではやや劣勢と言うことになります。

「ヴィンランド・サガ」は本作に負けず劣らずの高い表現力を持ち合わせていますが、
ダークファンタジー並みに重くて陰鬱な描写が多く、ある種のクセが強いので
幾ら作品の完成度が高いといえども、万人ウケする可能性は低く、あまり人にお奨めできる
ような作品とは言えない類のものになるでしょう。

と言うことでトータルバランスの良さで考えると本作こそが
今期№1作品に確定するわけでございます。


●「物語」絶対主義宣言

作品の好みは当然の如く人それぞれでありますが、大雑把に分類すると
「作画中心主義」と「物語中心主義」の2つ観点があるように思います。

{netabare} 物語中心主義者は作画クオリティの判別に疎く、一方で
作画中心主義者は複雑な設定や心理描写などを見落としがちになる。
そのような一般傾向がもしかしたら?あるのかもしれません。

作画クオリティーの判別にはとことん鈍い当方からしてみますと
作画中心主義の方々とは、まるで代々木の学院に通っているような?そんな偏見めいた印象を
抱いてしまうのは不徳極まりないことで自重せねばなりませんが、
ある種の職人気質があり、職人気質特有の技術論を持つ、専門家の観点から作品を評価している
そのような印象を抱いています。

物語中心主義者は恐らく作品に登場するキャラの中身=人間性を重視する傾向が強く
その関係上今まで生きてきた人生観に基づく尺度でキャラの人間性を測り
物語展開の良し悪し決めているのではないかとそのように推測するわけでありますが、
人間と言うのは長く生きれば生きるほど、例えば「理想の恋人観」なども
見た目よりも性格重視という風に変化する傾向があるような気がいたします。

ということで本作が年寄り向き作品だとは決して申しませんが、
登場キャラの人間性や作品内で描かれる人間関係を重視し
キャラの心情に対して共感性が強い傾向がある視聴層には
本作はかなり破壊力があると言えるように思うわけであります。

「鬼滅の刃」のブレイクによりアニメ視聴者層は厚くなったとも言えますが
「物語中心主義」の視聴層は相対的に希薄化されたような気もいたします。

もしも仮に本作の評価がこれ以上伸びないようなことがあるとしたら?
今のアニメ事情は以前とはまるで異なるものとなったというのが
{/netabare}その背景にあると言えるのかもしれません。


●駄作作品を悉くぶん投げろ!

作画だけしか取り柄が無い異世界似非グルメ作品だとか、百合だけしか取り柄が無い作品
だとかいう類のただのマニア向け路線は本作の敵に非ずであります!

現状性懲りもなく作画だけしか売り要素が無い変態性癖アニメの類がしぶとくランク上位に
しがみついているようでありますが、物語重視の評価で考えたらただのマニア向けアニメが
高評価で終わると言うには無理があり過ぎるように思います。

マニアにはマニアの趣味趣向の自由があるとしても、マニアの意見がすべてのファンの意見を
代弁するとかいう話には無理あり過ぎるため、最終的にすべてのアニメファンの意見を反映
した結果して選ばれるべきは本作でるべきであるとの確信が回を追うごとに強まって参りました。

作画いいとか言う評価は、実は物語の弱さを誤魔化す言い訳でしかないのではないかと
思われても仕方がないくらいに本作に比べて物語性が脆弱な気がするのは、
果たして気のせいでありましょうか?

兎に角マニアが騒いでるだけの駄作作品を悉くぶん投げるのが
本作に課せられた使命であると確信することろであります。


●名作候補筆頭格が動き出す!?

6話で大技炸裂、完全覚醒したかのようにも思えます。

個人的な今期の名作候補と言えば「ヴィンランドサガ」と「大雪海のカイナ」でありますが
前者は色々と重苦し過ぎたり、後者はややマニア向けだったりということで
完成度が高いとしても必ずしも人気が出るとは言い切れない部分があります。

それに比べると本作はキャラの持ち味が視聴者の心に刺さりやすく
感情移入しやすいため、不特定多数の層から支持される潜在能力を持っている
ように考えられるわけであります。

現状ではリアクション薄めでありますが、口コミで本作の評判が徐々に広がれば
上方修正の雨嵐も必然であると予想できるわけでございます。。


●一撃必中!
本作の最大のライバルは王者「ブルーロック」であると個人的に考えています。

単純に見ていて圧倒的に面白いのは「ブルーロック」でありますが
{netabare}その一方で本作にはボディブローの重みのような独特な打撃力を感じます。

随所随所で重みのある一撃を喰らい、蓄積されたダメージが終盤戦にはどのような
結果をもたらすのかは未知数であり、計り知れない結末をもたらすような
そんな漠然とした予感が頭をよぎるのでございます。

主人公が天然と言う意味では「転天」の主人公とキャラが被っている
とも考えられる故に敢えて比較してみますと
「転天」の方は「百合関係」を強調したような物語に対し本作の方は
まさに王道の友情物語を大展開するであろうと目されるわけであります。

ただの百合では済まされな濃厚な人間関係を描く物語がいよいよ動き出し
そしてここから、怒涛の猛追撃が開始されるのであります。{/netabare}

●ライバルをすべてぶん投げる実力は鉄板!?
物語とキャラ性による潜在的シナジー効果を推し量るのならば
本作がトップ3に入るのは造作もないことのように思われます。

1クールという短期ではその能力を十分発揮できない可能性も懸念されますが
相対的に見た限りでは「萌え」を売りにした他作品を物語性において圧倒している
ようでありますので、パフォーマンスに疑いはないように思われます。

とは言えスポ根柔道もの作品のため一般視聴者の食いつきはやや鈍いような印象でありますが
今後の怒涛の巻き返しに大いに期待したいところであります。






スポ根系と言いますと今の時代ではあまり注目されないような気がいたします。

同じジャンルの「ブルーロック」こちらには、少し変化球気味でエンタメ性が強いという
アドヴァンテージがあり、個人的にも「ブルーロック」の方が好みでありますが
本作は主人公が女子高生であることから、視聴者の好感度という点においては
本作の方に分があるように思えます。

天然さっぱり系の主人公の友情物語展開に対する需要は相応に高いものと見込まれる故に
場合によっては人気アニメとして高く評価されることも?
もしかしたらあり得るのかもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

じわじわくる良作柔道アニメ

埼玉にある青葉西高校女子柔道部を中心に、柔道を頑張る子たちを描いたお話。原作未読です。

初見ではスポーツものにしては日常多いな、ちょっとテンポ悪い?とか思いながら見てたんですが、中盤あたりから面白く感じてきて、終盤はすごく楽しみな作品のひとつになってました♪

スポーツアニメでよくあるのが主人公か同じチームにすごい人がいて、対戦相手もどんどん強くなっていくみたいな展開が多いイメージがあるんだけど、「もういっぽん!」はちょっと違う感じ。

氷浦という強い子はいるんだけど、それは要素のひとつでこの作品の面白さはそれだけじゃなくて。

勝ち負けもだけど、対戦相手も含めた彼女たちの柔道や試合に対してのそれぞれの想いのぶつかりあいが丁寧に描かれてるところがとても好きでした。負けても清々しいところとかも。

試合に勝てたときの最高に嬉しい気持ち。
負けたときのとても残念で悔しい気持ち。
みんなで励ましあって応援して頑張ったあの雰囲気、あの気持ち・・
部活の合宿は大変だったけど同時にとても楽しかったこととか・・
この作品を見てたらそんなことも思い出したり。

それから、主人公たちの青葉西高校だけじゃなくて、他の高校の選手たちも丁寧に描かれていて、同じように一生懸命頑張って、嬉しくて喜んだり、悔しくて泣いたりして、でも試合後は知り合いになって仲良くなったり・・そんなところもすごく好きでした♡

あと柔道の試合の動きなど、作画もよく動いてたと思うし臨場感あったところも良かったです。

最終話見てから、もう一度ちゃんと見たくて2周目鑑賞してみたんだけど、2周目のほうがこの作品の良さがすごく伝わってくる感じがしました。ほんと、じわじわきますねー。
2周目見ててあらためて感じたのが、この物語って氷浦が実質主人公だなぁって。
おどおどしてた氷浦が柔道と仲間たちと出会って少しずつ変わっていってチームのみんなと心をひとつにして試合を頑張る姿にちょっとうるっときちゃいました。。

もちろん、底抜けに明るいムードメーカーのおかげで彼女に引き寄せられるように柔道部メンバーが揃っていったりと、園田もいいキャラでしたね。

ちょっと残念だったのは1クールで終わったことかな。
すごく面白くなったきたところで終わっちゃって、南雲が試合するところも見たいし、原作も22巻までとストックも十分みたいなので、ぜひぜひ続きやってほしいですね!!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 33
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

自分史上最高で十二分に熱い柔道アニメ

蒸し風呂のような夏の暑さに耐え、氷のような畳の上の寒稽古にも耐え、
日焼けした肌が柔道着に擦れる痛みにも耐え、鼻血に骨折も乗り越え……。
稽古を重ねても大して強くなれなかった柔道は中学まででオシマイにして、
高校では彼氏を作って青春するんだ。

一度は競技引退を決意した主人公少女・未知らが、再び柔道に打ち込んでいく。
『少年チャンピオン』連載中の同名コミック(未読)のアニメ化作品。


【物語 4.5点】
世のスポ根物の激しい能力インフレを眺めていると、思考がバグって、
全国制覇、将来プロやオリンピック以外の部活は無価値なのでは?と錯覚してしまいがち。

ですが本作は、もう一度、柔道をやってみたい。
あの娘と一緒に、もういっぽん。
インフレばかりに頼らなくても、自分たちなりに青春すれば部活は十分に熱いことを証明する、
私のような凡俗にも共感性の高い内容。

例えば8話の博多南戦。{netabare} 古豪復活を願い力んで校名を連呼しプレッシャーをかけてくるOBの檄を、
温かい“なっちゃん”コールに変えた五郎丸 冴と未知の一戦。{/netabare}
名門校の伝統継承、規律を叩き込む人間教育以前に、
自己実現の一助となるのが部活動のあるべき姿という一理を感じました。


主人公・未知の柔道もやる、だからと言ってパフェも海も彼氏も諦めないという姿勢も、
この場合は散漫ではなく、青春への貪欲さとして評価できます。
未知の中学時代の先輩たちも彼氏持ちばかりとか、
最近のこの手の女子部活物には珍しい肉食ぶりも一周回って新鮮でした。


構成としては、{netabare} 金鷲旗大会{/netabare} にて、現状の自分史上最高を表現した所で一区切り。
作品の主旨は伝わったので、ここで終わっても良い気もしますが、
私としては{netabare} “大型新人”南雲の試合デビュー{/netabare} は見てみたい気持ちもあります。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・BAKKEN RECORD
タツノコプロが2019年に設立した新興レーベル。

“柔道をちゃんとやる”ことを第一に、試合シーンにソースを集約。
駆け引きの肝になる組手の迫力などの再現性。
回り込みなど多彩なアングルからの撮影による臨場感。
作画の注力が高熱量の柔道描写として結実。

一方で日常シーンはミニキャラの“生首”でしのぐなど、
オンオフの切り替えを統率し、1クールを無事完走。

ただ、率直な感想として、全体的にもう少し枚数があれば尚良かったという欲は残りました。
最後、念願の{netabare} 海水浴{/netabare} にしても止め絵中心で、全力出し切って倒れ込みました~って感じで清々しいような、無念なようなw
今後の戦力充実による底上げに期待したいスタジオです。


【キャラ 4.5点】
主人公の園田 未知。いっぽん“みち”
ワクワク柔道少女ぶりの熱が方々に伝播して、
廃部していた柔道部の復活、強敵(とも)との熱い青春が展開する、
典型的な競技の魅力布教型の部活ヒロイン。

未知と遭遇する仲間や強敵(とも)もまた、各々が柔の道に挑む個人的な事情や信念を抱えており、回想、モノローグでの解像度アップも良好。
その胸の内をキャラ間では、ひけらかさずに、秘めた感情の一端を試合でぶつけ合うのみ。
多くを語り合わぬまま、未知を中心に輪が広がっていく。
この適度な距離感が心地良かったです。

その観点から私は地味に2話の早苗がお気に入り。
{netabare} 未知とまた柔道やりたいと言い出しっぺの早苗が、実は両親と高校では勉学専念を約束。
早苗が悩みを未知に打ち明けぬまま、自力で両親を説得し、柔道部に入部する。
未知はそのいきさつを何も知らないし、詮索してこないけど、いつも通り笑い合って取っ組み合ってくれた。{/netabare}
この安心感、安定感。
私は柔道苦手だけど、このアニメなら行ける!と確信した回でした。

青葉西柔道部メンバーの中では“秘密兵器先輩”こと姫野紬も印象的。
顧問の夏目と二人三脚で培ってきた引き出しをフル活用して猛者に挑むシーンはグッと来ました。

中学時代のわだかまりを晴らすように、闘志をぶつけ合う氷浦永遠と天音恵梨佳。
未知を{netabare} 「パフェ泥棒」{/netabare} と目の敵にして絡んでくる妹尾。
など学校間のライバル関係も上々。

ただついに終盤、王道スポ根キャラが来たか!と思ったら、
{netabare} 強豪・立川学園顧問・犬威のスパルタ指導は外面で、
素は青西の顧問・夏目先輩を慕う乙女だったという、{/netabare}
まさかの百合事案?にはズッコケそうになりましたがw


【声優 4.0点】
技名連呼して指導を食らうw主人公・園田未知役の伊藤 彩沙さん。
身体能力が高い未知を事あるごとに剣道に引きずり込もうとする南雲安奈役の稗田 寧々さん。
ムードメーカーとなる明るいボイスも作品を彩りましたが、
“ちゃんと柔道をやる”意味で貢献したのが、体力勝負を印象付けた各キャストの荒々しい息遣い。

特に滝川早苗役の安齋 由香里さんのゼェゼェ言いながら、寝技で食い下がる演技は泥臭さがありました。


ライバル役には他作で主役級も務めてきた猛者も数多くキャスティング。
一人挙げたいのが錦山高・堂本恵役のファイルーズあいさん。
78キロ超級の重量級太めボイスもいける芸域の広さを再認識しました。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は成田 旬氏。
王道のピアノやギターなどで表現する青春のキラキラ感。
特にストリングスのフレーズが美しい「青春の記憶」は純度と高揚感を併せ持ったバランスの良さで重宝され作中多用。

OP主題歌はSubway Daydream「Stand By Me」
ゆるいボーカルで漸次前進していくバンドソングが作風にマッチ。
余談ですが本曲も収録されたアルバム「RIDE」を、マイペースで上げて行きたい時に流したりします。
「ケサランパサラン」とかゆ~るゆるで良い感じです。

ED主題歌は青西柔道部メンバーによる「いっぽんみち」
“みち”で韻を踏む前向き青春ソング。
OPよりは前傾姿勢ですが、やはりここも目標設定や進捗を過度に求めず慌てない感じ。



【1話感想】柔道の気持ち良さをアニメーションで伝えようとする意欲を買いたい

長いので折りたたみ。
{netabare}
主人公・園田 未知(みち)……中学では大した結果は出せなかったが、驚異の柔軟性を持ち、ときおり理解を越えた返し技を繰り出す。

氷浦 永遠(ひうら とわ)……未知の中学最後の対戦相手。組み付いたら引き剥がせない握力の強さなど柔道選手としての能力は十分だが、奥手でメンタルに課題がありそう。

滝川 早苗(さなえ)……おっとり三つ編み眼鏡っ娘。未知と中学時代に2人だけの柔道部をやっていた友人。

南雲 安奈……中高共に剣道部。未知の運動神経を見込んで執拗に剣道に誘い込もうとする。


何かキッカケ一つ、指導一つで開花しそうな才能も秘めたキャラ。
加えて廃部同然からの青春という滑り出しと、キャラも設定も変哲のない部活物との印象。

惹き付けられたのは柔道の描写。
組み手にしても、私はゴチャゴチャと袖を掴み合う地味な駆け引きとの印象でしたが、
選手視点で描き込まれた組み手は、ボクシングかよwと軽く恐怖心を覚えるくらいのスピードと迫力。

この緊張感の中で立ち技や寝技をかけたり、返したりする。
そりゃ、玉のような汗かいて、ゼェゼェと息も上がるわと納得。

未知の柔軟性にしても、永遠の怪力にしても、言葉だけでなく、
回り込んで臨場感を出すカメラワークも含めて、
アニメーションでしっかり魅せて伝えてくる姿勢が好感できます。

未知の、柔道の気持ち良さを思い出させないでよ~との実感が、
視聴者も映像体験で共有できるのは大きいです。


一方で、作画は常に高カロリーというわけではなく、止め絵で凌ぐシーンも。
日常会話パートで、ちびキャラ顔の掛け合いでつなぐ演出はチョット苦手です。

1話にしてこれだと、中盤辺りで作画の息が上がる場面もあるかもしれません。


けれど、動かして題材の魅力を伝えてこそのアニメーションと再認識できた上々の初回。
今期アニメの“もういっぽん”としてオススメしたい作品です。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 34

66.0 2 週刊少年チャンピオンで仲間なアニメランキング2位
SHY(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (117)
326人が棚に入れました
21世紀半ば、地球から戦争が無くなった―― 各国に突如現れた超人的な力を持ち、平和を願う“ヒーロー”によって、世界は大きく変化したのだ。 新たに得られた平和を維持すべく各国のヒーローたちが活躍する世界において、日本の平和を担っていたのは、人前に出るのが超絶苦手な“恥ずかしがり屋”の少女ヒーロー、シャイだった。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

顔から火が出るヒーローが 凍り付いた心に炎を灯す

恥ずかしがり屋の炎の女子中学生ヒーローが、人見知りな性格と、人前に出て誰かを助けたいとの正義感との間で葛藤したりしながら成長していく同名連載コミック(未読)のアニメ化作品(全12話)

【物語 4.0点】
最終話放送直後に2期制作が発表。元々じっくり行く構想だったのか、特に中盤まではスローペース。
主人公ヒーローが{netabare} 習字{/netabare} で殻を破った時はほっこりしつつも、
これお話進むのか?とちょっと不安にw

最近1クール完走後に分割2クールでしたと明かすアニメが増えていますが、
そういう構想があるならば願わくば放送前に宣言して頂けるとありがたいです。


変身ヒロイン枠?として視聴し始めた私ですが、どちらかと言うとアメコミヒーロー志向。
特にフランスなどヨーロッパ地域での海外原作人気を当て込んでのアニメ化そして強気の2期継続ということでしょうか。

21世紀半ばごろ、突如、世界各国に1人ずつ現れた超人的な力を持つヒーローが頑張って“戦争が無くなった”
との趣旨の冒頭基本設定ナレーションは、
ヒーローはなぜ戦争を解決しないのか?だからと言って戦争撲滅編を描き出すと初期の良さが台無しになる。
というアメコミ積年の課題に対する、新世代コミックとしての解答でもあるとのことで(※)

同時に、上記基本設定は、作品の焦点を現代人が抱える“心の戦争”に当てるという宣言でもあります。
ヒーローと対峙することになる敵集団“アマラリルク”も、現実社会との摩擦で心をすり減らした人間の闇に着目し、
童心の純粋さを歪にデフォルメした悪役(ヴィラン)を生成し送り込んで来る。
勧善懲悪とは違う、心について考えさせられるシナリオでした。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・エイトビット

戦闘アニメーションでは、主人公シャイの炎の能力などエフェクトに見応えあり。
自身を顧みず対峙した人間の心の闇に踏み込んで火を灯しに行く。
恥ずかしがり屋なのは人を思いやれる優しい子だから。
シャイの炎には外面的な派手さだけでなく、凝り固まった心を解きほぐすという
テーマに根ざした内面的な美しさがあり、心を揺さぶられました。


原作コミックから流用した斜線を多用したスタイリッシュな『SHY』のロゴ。
シャイの赤面を表現した頬の斜線も想起させられてくすぐったくもなりますw
そのロゴがピンクに“赤面”するフォント変化するアイキャッチも可愛らしくて印象的。


各国ヒーローのコスチュームも光る本作。
エイトビットと言えば、自分の中では未だに『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』の印象が強く、
露出が多い女子が描かれると、恥ずかしながらどうしてもエロ目線になってしまいますw
特に恥ずかしいと言いながらハミ尻するシャイの白短パンにはつい目が行ってしまいますw


【キャラ 4.0点】
序盤、主人公シャイに人命救助に失敗したトラウマを乗り越えさせるために再会させた同級生・小石川惟子(こいしかわいこ)。

中盤、それまで救助が主だったシャイにレジェンドヒーローとして戦う覚悟を問う壁役となったスターダスト。

終盤、ただの酔っ払いロシア人じゃないことが明かされた先輩ヒーロー・スピリッツ。
ツィベタこと(※核心的ネタバレ){netabare} 母・レーニャとの過去と本気の親子喧嘩{/netabare} がエグくて熱い1シーズン目のマイベスト。
お酒は大人だって子供に戻れる魔法の薬。
やめられない酒を正当化する魔法のコトバですw

エピソードごとに骨格となるキャラは確立されており、的は絞れている感。

1クール折り返しの最終話にシャイが惟子との友情を深める心の成長エピソードで静かに締めたのも、
本作らしいテーマを捉えたカップリング。


【声優 4.0点】
主演シャイ役・下地 紫野さんの上ずりがちな高音を、
同級生・惟子役・東山 奈央さんが柔らかく包み込む癒やしの構図が基本線。


敵役(ヴィラン)ではクフフさんを演じた日高 里菜さんがトリッキー。
世界のみんなを笑わせると倫理の壁を無邪気に乗り越えヒーローを苦しめる怪演で、
冷たい大人の世界など忘れ、子供のままでいようと訴えるアマラリルクの狂気を象徴。

ロシアのヒーロー・スピリッツ役の能登 麻美子さん。
個人的に2023年は能登 麻美子さんの年。マイベスト助演女優賞はぶっちぎりでマミさんでした。
『~水星の魔女』にて狂気の母親役の怪演で世を震撼させたかと思えば、
本作では感動的な{netabare} 親子愛{/netabare} を幼少期も含めてカバーし熱演したりする。
二度目の全盛期が来たのでは?と思うほどの能登 麻美子さんの充実ぶりに圧倒された一年。
同じく幼少期~大人まで対応した{netabare} CV.沢城 みゆきさん{/netabare} とのマッチアップが本作のクライマックスでした。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は椿山 日南子氏。
静かなピアノ曲で心情をすくい、バトルシーンでは大火力の金管とストリングスでガツンと来る。
優しさと力強さを併せ持った作曲でシャイのヒーロー像を好アシスト。


OP主題歌はMindaRyn「Shiny Girl」
最近アニメタイアップでも目立つタイ人アーティストが歌うアップテンポナンバー。
斜めに疾走するシャイにスタッフクレジットが並走するOPアニメーションがお気に入りです。

ED主題歌はシャイ / 紅葉山テル&小石川惟子「シリタイキモチ」。
ハードな展開の後でも優しいメロディで締めくくり二人の親睦が深まる。
シャイ、惟子各々がソロ歌唱する特殊ED主題歌もあり。


【参考文献】※コミックナタリー「アニメ「SHY」実樹ぶきみ×安藤正臣 | 女子中学生ヒーローを等身大に描くためのこだわりは?」

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

高度に発展した現代社会にヒーローの活躍の場など無い。ただ…、派手さが無いヒーロー物が面白いかというと…、う〜んな感じです。

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.31

 日常回は結構好きかもです。しかし、ヒーローとしてのSHYの話は何かイマイチです。

 1話で、現代社会にヒーローの活躍の余地なんてね〜よ!と書きましたが、その回答の様な話が展開しました。

 何や分からん敵組織の子供怪人が地味なヒーローに延々と精神攻撃を仕掛けて来るような話が続きます。

 いや…これじゃない感が凄いです。マッチョで化粧の濃い女ヒーローがサイッコッソード!とか叫んでいるアメコミ的なのもあれですが、こういう湿っぽい話はなぁ…。

 なんというか、カタルシスが足りません。アニメでキャラを動かしてまでやる話じゃ無いです。超人思春期中学生日記かよ?

 2期やるなんて、大丈夫なのかな?原作コミックは面白いのかな?どこに需要があるのか分からん感じでした。

………………………………………………………………………

 1話観ました。2023.10.07

 これは好き嫌いが分かれそうです。SHYはかわいいですが…。

 現代社会でヒーローを活躍させようとすると、社会の防衛機構を馬鹿にした様な知能の低い話になりがちです。

 犯人逮捕なら、迷惑系YouTuberが私人逮捕する位なのでまだ分かりますが、災害対応は演出が下手すぎます。

 ジェットコースターあんなに脆く無いだろ…。遊園地にも危機対応マニュアル位無いの?

 火災現場のクソガキ、ヒーローに成りたいとか言って燃え盛るビルに突撃すんなや〜。

 何のために消防士が夏は熱中症で倒れる危険を冒して防火衣着てると思ってるの?コスプレだと思ってるの?生身で消火や救助活動したら死ぬからだろが!消防、警察馬鹿にすんな!

 江戸時代みたいに、消防も警察機構も町人に任せているような前近代的チープガバメントと、一応市民の生存権を保証する近代国家を同一視しないでいただきたい。

 人が集まり過ぎて永代橋が落ちても、誰も誘導しないので次々とトコロテンを押し出すように江戸市民が隅田川に落下して大惨事みたいな事件が起きても誰も責任をとらないのが封建社会です。

 まだ、怪人が襲って来たほうが説得力があります。これからも頭の悪いシチュエーションで脳みその足りないキャラが暴れまわる様なら、サヨナラです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

フツーにおも・・・、う~ん。ふつーかなぁ。

確か週刊チャンピオンに連載中の作品のはず(2024.4.26)の作品。
何となく記憶を遡ると、連載開始時に続けて観ていたような記憶があるような・・・。

その後は、確か進行がちょっとスローに感じてしまい、じれったくなってしまったのと、個人的には原作絵に少しクセがあって・・・。
絵柄やデザインが悪いってわけでは無くて、少しごちゃごちゃした感じに見える作風だったんですよねぇ、私の目には。
それでフェードアウトしてほったらかしになって、それ以来って感じだった気がしています。


アニメ(動く絵)になったので、ちょっと見てみようと思っての視聴です。
正直、キャラ絵はほんの少し平成風かもしれませんが、悪くない感じですし、作画もスッキリと見え、色づかいもキライではありませんでした。
見やすかったので、視聴を継続してみました。


内容は、ヒーローをやっている気弱な女の子の成長ストーリー的な・・・。
当人曰く、陰キャではなく、インドア派という事らしいですがw。


まぁ、キャラがハマれば、この手のテンプレがんばろう女子は割と受け入れられることが多い訳で。。。
前述したように、少しバタ臭い、今風ではない雰囲気も醸し出しながらの作風でしたが、それなりに物語を追ってはいけました。


登城する人物のパターンも物語の流れも、そして登場する他のヒーロー、敵方を含めて、まぁまぁ、オーソドックスな装いでした。
それも、味方側の仲間の魅力度が割と高かったことが救いでしたかね。

当初、いろいろありながらも親友的な立ち位置に収まってきた:小石川惟子、先輩ヒーローかつお姉さん的な立ち位置で登場してきたスピリッツ(能登谷さんw)などなど。


物語も、大体の流れを作った後に、スピリッツ関連の過去~現在、親子の物語などを後半のメインに据え、見ごたえはありました。
やっぱり、原作と同じで、ほんの少しスローな印象、もたもたした印象もありましたが、ちょっと、物悲しく、親子の境遇の憐憫を感じさせる物語に仕上がっていました。
割とよく出来ていたんじゃないでしょうか。

それにしても、やはり沢城さん力がある。
うまい、そして「あ、沢城さんだ・・・」と気づいても、こちらの思いが醒めない、物語を止めない。
素晴らしいと思います。


形にはなっていたけれど、続きあるんかなぁ、どうすんのかなぁ、と思ってHPを見たところ、7月に2期を放送予定との事。
へー、最初から決まってたんかなぁ。
で、あれば、少し余裕を持ったつくりもアリなのかなぁ、と感じました。


割とサッパリと観れたので、続く物語も気にはなりますし、多分見るような気がしています。


ああ、OPは割とカラフルな色使いで、曲調も良く割と好きでした。
EDも絵的にも曲的にも好きでした。
なんか、最初の走っている所が意味もなく好きでした。
・・・なんか、他にもこんなようなのが好きだって思った記憶があるなぁ・・・。

・・・なんかの、フェチなのかなぁw。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15

63.3 3 週刊少年チャンピオンで仲間なアニメランキング3位
六道の悪女たち(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (84)
222人が棚に入れました
不良ばかりの亞森高校でいじめられながらも、平和な学園生活を渇望する六道桃助(ろくどうとうすけ)。ある日、死んだはずの祖父から謎の巻物が届き、六道は不思議な力を手に入れる。それは「“悪女”にだけ無条件でモテる」というとんでもない能力だった!! 次々にスケバンやギャル、番長など強烈なキャラクターの悪女達が、なぜか六道の前ではおとなしく、しおらしい乙女になってしまい最初は戸惑う六道だったが、悪女達がきっかけで起こる様々な喧嘩やトラブルに巻き込まれる中で、気弱ながらも秘めていた情熱と男らしさを徐々に開花させていき。 理想の穏やかな学園生活からは程遠いけれど、強烈な悪女や友人たちに囲まれ、情けなかった日々が一変していく、一風変わった学園バトル・ラブパニック、ここに開幕!!

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

チャンピオンからのアニメ化。原作は割りと好きでした

原作既読

チャンピオンは基本連載中にその連載を盛り上げよう、という意識が全くないようで、連載が終了してからのアニメ化ですね。
26巻という結構な期間やっていたのに…。

その割には、入間君に対する異様とも言えるプッシュは一体…。

最近は気絶勇者と暗殺姫推してますかね?
あれは私も好きなのでしっかり推して欲しいですね。

桃源暗鬼も推されていますが面白いですよ。昔読んでいたブラック・エンジェルズを思い出します。ダークファンタジーで良いって意味です。
閑話休題。

さて、地味に駆け抜けた本作ですが、アニメ化して…
どうなんでしょうね。原作通りの地味な絵ですが…。
特に原作を引き上げているとは思えませんでした。

まあ、視聴するしないでいえば、まあ良いかな、という感じです。


ただ、本作は結構面白いんですよ。
主人公の能力、悪女にモテるという一点突破で、肝心のヒロインがあまり可愛くないという問題を抱えているのに、作品としてはちゃんと面白かった。内容がしっかりしているということですね。
なので絵に抵抗がなく暇な人は見ても楽しめるのでは無いでしょうか。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話を無料配信で見忘れて断念。あんまり残念でもないので放置。

1話 もう絵柄も内容も少年チャンピオンだなあ、という感じでDQNというよりもヤンキー…いや、不良ですね。伝統芸です。

 イジメがあるアニメはその心情を察すると不快になります。ただ、長瀞さんとか聲の形とかワンダーエッグプライオリティに3月のライオンといろいろありますけど、ストーリー展開を見たほうがいいでしょう。ここに挙げたアニメは皆面白かったですからね。

 本作は女子たちが本質的に「悪」であるという設定です。長瀞さんに近いですが、悪の度合いが全然違います。その部分のデフォルメがどう効いてくるかですね。

 主人公に着目するといじめられっ子の成長物語になる感じです。陰陽道はファンタジー設定ではありますが、好きな子を守るというストーリー展開になるのかなあと捉えればばそこは少年マンガ的なきっかけです。そこのご都合主義は比較的目をつぶれる感じでした。

 ただ、アイデアが面白いですがスタートの設定がいい作品には出落ちが多いですから過度の期待はしないで、数話確認したいところです。

 太ももは誰にでもある。至言…でしょうか?ただ含意は多いですね。ある意味ではルサンチマンであり、ある意味では反ルッキズムです。見るハラと女子の露出の関係性なども現代的です。
 それにしても、太ももの作画のツヤは良かったですね。色合いを見ると第一印象より作画レベルが高い気がします。

 そう…アニメ作画というか絵作りは古臭いですけど丁寧でした。「おにまい」的な淡い色彩が昨今の傾向だとしたら完全に逆転してますね。そこが子供向けっぽい感じで、内容の生々しさを薄める役割だった気がします。



 2話を見るのを忘れて、後で見ようと思ったら有料しかないので断念です。まあ、それがあんまり残念とも思いませんので、いいでしょう。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

絵柄が強烈なヤンキー物

タイトルからしてヤクザものかな?と思ったらヤンキーもの。いじめられっ子な主人公。それがふとした事をきっかけにヒロインをはじめ、主にスケバン等の悪女に好かれるといった感じ。カメレオンみたいに一風変わった感じでカースト上位に成り上がっていくのかなと思いきや、徐々に成長していくさまが描かれていたり、誠実な感じに好感が持てます。

もっとも、いろんな意味で受け手に媚びない絵柄がなかなか強烈ですが、作風的に実写化しても面白いんじゃないかな。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
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