閉鎖空間おすすめアニメランキング 5

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89.1 1 閉鎖空間アニメランキング1位
涼宮ハルヒの憂鬱(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★★ 4.1 (7486)
31705人が棚に入れました
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」入学式後の自己紹介で、このぶっ飛んだ発言をした県立北高校の1年生「涼宮ハルヒ」。成績も運動神経も容姿も優れているのに、傲岸不遜な態度と中学以来の奇人ぶりから、クラスで浮きまくる。その上、普通のクラスメイトをつまらないと拒絶し、ますます孤立していた。そこで、ハルヒの前の席に座るクラスメートの「キョン」が話しかけたことをきっかけに、SOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)に加入させられてしまうのだった…。

声優・キャラクター
平野綾、杉田智和、後藤邑子、小野大輔、茅原実里、松岡由貴、桑谷夏子、白石稔、松元惠、あおきさやか
ネタバレ

クロ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「3」 なんつー夢見ちまったんだ、フロイト先生も爆笑だっぜ!

原作所持。

第1話「朝比奈みくるの冒険 Episode 00」
{netabare}
いやもう、スゲェよ!
まさか一発目をこんな形で持ってくるとは予想だにしなかったよ!

この「涼宮ハルヒの~シリーズ」はスニーカー文庫の看板小説で、私も好きでシリーズをずっと読んでいる。
たしかに、自主製作映画の話はある。
が、そのグダグダの映画をしっかり映像にして流すとは思わない。
そもそも、映画の話はこの「涼宮ハルヒの~シリーズ」の最初の話ではない。
それを最初っから最後の数分まで流すなんて誰も考えない。
しかもOPさえもカットだ。
このプロット考えた人は大バカか大天才なんじゃなかろうか。

その映画がまたものすごいクオリティで実にリアル。
小さな画面に荒れた映像、おかしなストーリーに棒読みの台詞、見切れるレフ板持ちにしょぼい編集、
これが高校生がビデオカメラで録った映画じゃなくてなんなんだ。
リアルすぎて笑えたのと同時にこの技術力の高さに驚きを隠せなかった。
それが延々とラスト直前まで流され、最後の最後に主要キャラが
試写を見ているというシチュでようやく出てきたところで終わってしまう。
原作知っている人はこれを見てニヤリとするし、
未読の方はこのアニメがどんなものか気になって気になってしかたないんじゃないだろうか。
ついでにこれの一番すごいところはこれが伏線だらけってことだ。
未読の人は後からきっとそーゆー意味だったのかと思うことでしょう。

正直、こんな発想ができてそれを形にすることができるヤツラがいるということに嫉妬した。
俺はこのアニメについていきますよ。
{/netabare}


第2話「涼宮ハルヒの憂鬱 I」
{netabare}
話としては主人公キョンとハルヒの出会いからSOS団設立まで。
この「涼宮ハルヒシリーズ」のおもしろいところの一つは、キョンのひとり語りだと思っているのだが、
それをこうまで見事に再現してくれるとは思っていなかった。
そのひとり語りとセリフのタイミングも抜群だったし、ひとり語りがセリフと重なっている部分も、
構図がキョン視点でハルヒを見ていたりと随所に上手さ光っていて感心しきり。

一番上手いと思わせたのは構図、絵の見せ方が非常に上手い。
下からあおったり、傾けたり、ワザとキョンが隅にきて動いたり、
かと思えばしっかりとハルヒを中央に見せたりと、見ていて飽きさせない作りが見事だった。


どーでもいーけどキョンの中の人、大変そうだな(笑)。
{/netabare}

第3話「涼宮ハルヒの憂鬱II」
{netabare}
原作読んでるのに笑わずにはいられなかったですよ。
というくらいおもしろかったですよ。

今回もこれまで同様文句のつけどころがない素晴らしい出来でした。
特に今回はテンポが非常に良かったように思えます。
途中でたるむ事なく見事に30分走り抜いたといった印象。
それからキャラクターを見事に掴んでいるな。
原作を知っているとたいがい「イメージと違うなぁ」というキャラが一人はいるものだけど、
全く違和感無しに見る事が出来るのは、一種の技術力といってもいーんじゃなかろうか。
技術力といえば、前回指摘した通り構図が抜群。絵の見せ方を知ってるわ、作ってる人たちは。

というわけで、今回も楽しく見ていられたのですが,良い良いばっかりで正直書く事なくなっちゃうよなぁ。
書く事ないというよりは、一つの記事として面白味に欠けるよなぁ。
まぁ、「じゃぁお前の他の記事はおもしろいのかよ」と問われれば、
「いや、別にそんなことないけどね」と言わざるを得ないけども(苦笑)。

せっかくなんで(?)一つ難癖つけておくと、
どーでもいーけど、やっぱEDの踊りはつい見入っちゃうな。
{/netabare}


第4話「涼宮ハルヒの退屈」
{netabare}
ちょ、話が飛んでる!と思いきや次回予告でその謎が明かされるのであった。
予告でハルヒがいってる話数が本来の話数で、このTVシリーズは順番をごちゃ混ぜにしているということなのだが、
原作未読で見ている人はびっくりしちゃうんじゃないか?ん?(キョン風に)

とりあえず、朝比奈さんに抱きついて髪さわさわして耳をカプッですよ!
くっそーハルヒのヤツ。
オレを萌え殺す気かっ!
程良く百合色に染まった俺の脳が敏感に反応しますた。
ありがとうございます。

さて、今回は退屈の野球の話。
このバカバカしくも不条理なこの原作を楽しく読んでいた私と致しましては、
そこそこ楽しめたといった具合であります。まぁ、話を知ってるしな。
この話のおもしろいところは、前述の「バカバカしくも不条理な」な所なのだが、
長門の呪文付きバットからはじまるそのバカバカしくも不条理な展開は、
憂鬱の話があってこそだと思うんだけどなぁ。
それが解っているかそうでないかで、この話のおもしろさが変わると思うんだけど、どうだろう。

つまり、ハルヒのご機嫌がナナメだと閉鎖空間とかが云々で、ひじょーに困るってなわけで、
キョンがしかたなくバカバカしくも不条理な展開をする事になるって所がおもしろいんだが、
知らないとよくわからないよなぁ。
まぁ、楽しみを取って置いてあるということで、
そーゆー事がわかってからまた見てもらおう(DVDを買ってもらおう)という事なのかもしれん。
ま、別にそれが悪いことでもないし、奇をてらっているのかもしれんしな。
個人的にはもっと素直に見せて欲しいような気がします。

と、ここまで長々と書いてきてふと思ったんだが、今回の感想って「個人的に~」の一文で済むんじゃねぇのか?
などと思いつつまた来週~。
{/netabare}


第5話「涼宮ハルヒの憂鬱III」
{netabare}
今回も内容知っているのに思わず笑ってしまった。
話としては第3話の続き、長門の長ゼリから始まり、みくる、古泉の正体が分かるというところ。
これで未読な方としては4話のことがある程度わかってきたんじゃないでしょうか。

と、いうことで今回はSOS団のキョン以外の正体(ハルヒ含む)と、
ハルヒのご機嫌がナナメだとひじょーに世界に悪いってことと、ハルヒはキョンが好きってことがわかっていればよいです。

話的には上記の通り。
ほか気になったところと言えば、
絵の見せ方云々はこれまでにさんざ言ったような気がするのでいいとして、
今回は間の取り方が抜群、でしたな。
今回に限ったことではないが。
間の取り方というよりはテンポと言った方が正しいような気がするが、とにかく話の流れ方が見事。
妙にのったりすることも、駆け足感を感じることもなく、30分を一気に楽しませる話の見せ方に感心しきり。
Fate/stay night作っている人たちは見習ってほしいものです。

では何故そうなるのかということを考えてみたところ、
やっぱり細部まで考えて作っているということじゃないだろうか。
今回で言えば「各キャラが正体を明かす」ところと「それ以外」に分けられる。
「それ以外」は特に何かなくてもキャラを動かさないといけないので別にいいとして、
「各キャラが正体を明かす」ところはどうだろう。
座って話をしているキョンともうひとり、話す方の口が動いていれば動画としては成立する。
だが、それだけなのはどうなのよ?と。
そこで台詞の節々で絵の見せ方を変えたり、思わせぶりなカットを挿入したり、
手を変え品を変え見ている人が話を聞くだけでなく、画面を見ていて楽しめるように考えて作ってある、ような気がする。

と、いうわけで今回も楽しませてもらったわけですが、
同じアニメとしてストパニとかと比べたときのこの差は、
製作する者のこだわりと、見ている人を楽しませようという気持ちの差なのかなぁ。
と思ったのでありました。
{/netabare}


第6話「孤島症候群(前編)」
{netabare}
今回はいつも私が言っている「絵の見せ方が上手い」っていうのがよくわかるようなのが多かったですね。
ね?上手いっしょ?と誰にでもなく言ってみる。
それはともかく、話の時系列がメチャクチャだな(笑)。
まぁ、原作もそんな感じではあるが、このアニメ程じゃない。
おそらく、というか絶対ワザとやってるよな。
これがDVDになったときにちゃんと順番通りに並んでるかどうかが見物ですな。

さて、お話の方ですが、やっぱ上手く作ってあるなぁと感心しきり。
ぶっちゃけると今回は完全に「前フリ」なのだが、
その前フリだけでこうも楽しませてくれるんだからすごいな。
しかも、ちゃんと謎解きのヒントになるカットもいくつか入ってましたので、
原作未読の方は後編までにがんばっていろいろ考えてみてはどうだろう(笑)
{/netabare}


第7話「ミステリック サイン」
{netabare}
今回も楽しく見させてもらったんですが…

と、思わせぶりな書き出しをしてみたわけだが、一体何が言いたいのかというと、
この時系列のぐちゃぐちゃ具合はこれでいいのかと。
原作読んでいる私ですらちーとばかしわかりにくいのだが。
今まであった話を正規の順に並べてみると、まだ話の途中の「憂鬱」の1、2、3と、野球の話、今回、孤島症候群、である。
そこの君、今、そんなに変わらないじゃんと思っているだろう?
残念ながら、憂鬱の話は話全体の根底にかかわることな上、
ハルヒのハルヒたる所以の重要な話が野球と今回の間に入っているのだよ。
…ってみんな知ってるか。
なにせ書店から涼宮ハルヒのなにがしがほぼ消失してるんだからな。
まったくどいつもこいつも今更(ry

という私の愚痴はこの辺にしておいて今回の感想をば。
例の時系列のせいでその長門のスーパーっぷりがよく解らないのが残念だな。
おそらく、今となっては恐ろしく数少ないであろう原作未読組にとっちゃ、
長門が難解な言葉を羅列し、マンションの一室から変な空間に移動した上、
巨大カマドウマの突進をバリアではじき返すのかがわからないよなぁ。
だが悔しい(?)ことに、これを見事に解決していたりするから侮れない。
どう解決しているかというと、これまた例の時系列なんだな。
話が飛び飛びであるが故に、いきなりの超展開も見ている側が「いずれわかるんだろうな」で納得できてしまうのですよ。
そのいずれが無いと「なんだよ!」となるんだが、
ここまでクオリティの高いものを作っている人たちが、そんなミスを犯すとも到底思えないわけで。
少ない時間の中でちゃんと先のことを考えているのだから天晴れと言うほかないね。

ともすれば、その話の構成を考えるだけでも手間なのに、
しっかりと随所にネタをちりばめ、高いクオリティで作り続けているのだから、もう私としては脱帽ものだ。
こういうクリエーター集団に私はちゃんとDVDを買って、彼らに還元しなければと思うのだった。
ちゃんと還元すればまた次も楽しませてくれるからね。
{/netabare}


第8話「孤島症候群(後編)」
{netabare}
と、いうわけで、未読の方は楽しんでいただけたでしょうか。(俺が言う事じゃないが)

実はこの原作読んでる途中で「あの人死んでないんじゃないの?」と感づいたのがちょっと自慢のとみーさんです、こんばんわ。
今回も楽しませてもらったわけですが、この孤島症候群という話。
読んだのはもう随分前なんで細かいところなんかほとんど覚えてなかったりしますが、
キョンとハルヒが落ちて洞窟に避難するところって原作にあったっけ?
調べるのがメンドウなので心優しい方はそっと教えてください。

さて、今回のことですが、まぁ、今更このアニメのここがいいよねなんて語っても
個人的になんか書いていてじぇんじぇん面白くないうえに、例によって面倒なので敢えてスルーするとして、
今回個人的にとても気になったことがあります。
帰りのフェリー上でのキョンと古泉の会話の時に、キョンの首のホクロのアレを古泉が意味ありげなカットで見ていたのはなんなんですかね?
ギャグ?
これも心優しい人で意味の分かる人はそっと教えてください。

そんなわけで、洞窟内でハルヒがブラに手をかけているところで、ハァハァしますた(`・ω・´)
{/netabare}


第9話「サムデイ イン ザ レイン」
{netabare}
ちょ、コレ最終回なんじゃないの?

アニメオリジナルの話ということで、どんなもんかと思ったらたぶんこれ最終回だよな。
しかし、なぜ第9話にもってくるんですかね?

まぁ、そんなことは作ってる人が理由いってくれないと、真意など解ろうはずもなく。
憶測述べるのも考えるのも面倒なので話の方を見ていこう。
構成やカット割りは見事。
としかいいようがない。

キョンがいないときのSOS団がどうしてるのかをとても楽しく見せてもらった。
原作が常にキョンの一人称で綴られていることもあって新鮮だったな。
それとハルヒのツンデレっぷりが嫌みでもあざとくでもなく、見事に可愛らしく表現されていた。
見ていてとても微笑ましかったですよ。
長門派の私ですが、こーゆーのを見るとハルヒも悪くないってゆーか、むしろイイ!とさえ思ってしまう。

イイ!といえば密かに好きなキャラの鶴屋さん。彼女もまたイイ!ですな。
個人的にあのいつもハイテンションでちょっと変な彼女を、どうしてくれるのか楽しみにしていたのだが、
これまたうまーく鶴屋さんを表現していて感心した。
つかこれは声優さんがうまいとも思った。
鶴屋さんのあの独特なしゃべり方を見事に再現していて、声優さんってすごいなぁと思ったですよ。

アニメーションとしてこの作品がすばらしいのは、もはや言うまでもないことですが、個人的にBGMも大好きだ。
特にハルヒがいいこと思いついたとき、つまりキョンにとって厄介事を説明している時に後で鳴ってるアレだ。
バスドラが最初に
「ドン・デン・ドン・デン」
って鳴るアレね。
今回で言うならハルヒが登場してから鳴ってたやつ。
あの曲がすごく好き。
サントラ即買いしました。
この曲に限らず、他の曲もけっこうおもしろいので、
今まで気にしてなかった人はちょっと気にしてみるといいんじゃないかな。かな?
{/netabare}


第10話 「涼宮ハルヒの憂鬱IV」
{netabare}
長門VS朝倉さんキタァ!!
いやぁ、とても良かったです。30分があっと言うまでした。

憂鬱の盛り上がり所といったらやっぱここでしょう。
朝倉さんがキョンを襲うっていうサプライズもあるし、なにより長門のスーパーっぷりはここが原点だしな。
アクション大好きな私としてはあーゆーイカスアクションは大歓迎だ。
なんか久々に良いアクションシーンを見た気がするなぁ。

そこでふと思い返してみると、今回は長門VS朝倉さんと、キョンの「そっちかよ!」のツッコミと、
ラストでハルヒに引きずられているキョンくらいしか印象に残ってないや。
何故だろう、なんかもっとたくさんなにかがあったような気がするのだが。
上記3つのインパクトがありすぎて他を全く思い出せないが、
まぁ、それだけだったような気がしないでもないので別にいいかな。

どーでもいーけど、今回といい巨大カマドウマの時といい、長門バリアーはかっこいいな。
{/netabare}



第11話 「射手座の日」
{netabare}
ハルヒのドロップキックに大爆笑してしまったよ。高さ威力ともにいい蹴りでしたね(笑)。

それはともかく、今回はパロディもてんこ盛りで、スタッフさん達がノリにノッて作ったんじゃないですかね、コレは。
ガン○ムとかやりすぎですw(もっとやれ)。

今回の話は簡単に言うとコンピュータ研究部とオンラインゲームで対戦するってだけの話なのに、よくまぁここまで凝ったモノが作れるなと感心しました。
現実世界とバーチャル宇宙艦隊との切り替わりの演出がおもしろかったです。
みくる艦隊の乗組員がネコマンでみくるの動きとリンクしていて、一緒にオロオロしている様にはちょっと笑ってしまいました。
とまぁ、そんなことはよそ様がありとあらゆる所に検証&感想しているので、「よそはよそ、ウチはウチ」の精神でとっても個人的な感想に。

さて、そのとっても個人的な感想だが、今回ちょっと違和感がなかったですか?
長門が艦隊を20分割したあたりから、クラッキングの許可要請するまでの件で。
その間の気になる点をちょっと挙げてみよう。

・20分割は人間業じゃないという小泉の台詞とその状況。
・長門の横まできて「今回はインチキなしっていったろう」というキョン。
・クラッキングの許可要請をキョンにする長門。

さて、これらのことがあの部屋で行われていたのだが、これで困ることがあるよな?
そう、上記のことがすぐそばで行われていたら、超絶勘のいいハルヒが何かを感づかないわけがないんだよ。
いくらゲームに夢中だったとはいえ、キョンが席を立っているので気付かないわけがない。
この物語の絶対前提としてハルヒに長門らの正体を知られてはいけない。
私は原作でこれを読んだとき、細かいところは覚えてないのだが、
五人が並列でハルヒ、みくる、古泉、キョン、長門の順に並んでいると思っていて、
古泉、キョン、長門の間のヒソヒソ話と思っていただけに、このあたりの事に違和感を覚えてしまった。

たが一つ困るのが、ここまでこのアニメを作り込んでいる連中が、これをわざとそうしたという可能性が捨てきれないってことなんだよな。
なので、「その辺もうちょっと考えてくれれば…」なんてことが言えないので困っちゃう。
このアニメ、いろんな所に意味ありげな何かがあったりして、それに対していろんなサイトさんがそれぞれ独自の解釈をされておられるが、
個人的にその辺はスタッフさん達が割とノリでやっているような気がするんですけど、どうでしょう?

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以下、ちなみにチラシの裏。
違和感があった部分が原作でどうなっているのか読み返してみた。
席順はハルヒが団長机で他は長机に並んでいるとしか書かれていないが、キョンの右隣にみくる、そのとなりに長門との記述があった。
ちなみに古泉はどことは書かれていないが、キョンに顔を近づけと書いてあるのでキョンの隣だろう。
ということで
原作の席順は「古泉、キョン、みくる、長門」が正解。たぶん。
アニメのように向かい合わせではないのだ。
20分割の時の古泉の台詞はわざわざ
「古泉は俺に顔を近づけ、ハルヒには届かないように声を潜めて、」
と書いてあるし、長門とキョンの会話では、キョンがみくるの前に体を乗り出し小声でと説明が入ったうえに、
ハルヒは自分の艦隊を移動させ前進させるのに夢中であると、気付いていないことを強調していた。
で、なんでそういう所が抜かれていたり、変わっているかという話になるのだが、いやもう、それは尺と作画の関係だろ。
あと製作時間とかな。
一週間に1本アニメーション作るだけでも大変なのに、ことさら全てに意味を持たせることはそうそうしていないだろう、というのが私の見解。
と、いうことで、声を大にしては言わないが言いたいことは言っておこう。
パロディに力を入れて楽しませてくれるのは大変ありがたいのだが、
上記に挙げた部分は私のようにあまり細かいことを考えない人間が違和感を感じてしまったので、
「その辺もうちょっと考えてくれれば…」なぁ(笑)。
この感想読み返したらなんか否定的な様に読めますが、アニメーション的にとても楽しませてもらったことは、はっきり言っておこう。
ちなみのちなみに「わたしの情報操作能力に枷をはめたのはあなた」の長門の台詞を抜いたのはすばらしい。
与える印象がまるで違う。素直に拍手。
{/netabare}


第12話 「ライブアライブ」
{netabare}
俺に楽譜をよこせーっ!!
と、いうわけで、元ギター小僧のギター魂に久々に火がついちゃうほどキタね。曲が。
どっちかっていうと1曲目の方がかなり好みです。

まぁ、私のギター魂の事はその辺に置いておいて、
お話の方はジュブナイル的よい話になっていいてビックリしましたが、ちょっと青臭い感じがとても良かったです。
原作は全くそんな感じはしないんだけどな。
原作が常にキョンの一人称で綴られているのに対し、こっちはもちろん基本はそれなのだが、
ライブの様子をまるっと写したりで若干客観的な見せ方をしていた分、話として大きく広がったという印象。
それもキチガイじみて良くできた作画とかがあってこそだが。

感心したのは、キョンがライブ会場(体育館だっけ?)に行くまでに、
キョンの後でこっそりとハルヒが語った事の顛末の模様が現在進行しているところ。
なければないで後にハルヒが語るのでいいのだが、そうすることでこの話にしっかり二面性を持たせている所にニヤリとしますな。

さて、今回のメインはやはりライブだが、作画がサイコーだ。
特に指、ベース、ギターの指の動きは秀逸。
たぶん実際演奏しているのを撮影して書き起こしてるんじゃないかな。あくまでたぶん。
さすがにバストアップが多かったのはしかたないところか。
ギターとか形が描くと以外と形状がやっかいだし、それを動かそうとすると大変だからな。
その分、かどうかは知らないが、ハルヒの表情とかはえらい綺麗に動いていた。
あれよく歌に合わせられたなぁ。

あと、アニメーションの良さを再認識させられた。
原作の割とどーということのないこの話をここまで持っていける集団がいるのなら、日本のアニメーションはしばらく安泰ですな。
{/netabare}


第13話「涼宮ハルヒの憂鬱V」
{netabare}
今までがカッ飛んだ展開だっただけに、落ち着いた話の今回は物足りなさを感じてしまいますな。
ま、ホントの所、順番通りに話を見ていけばなんの違和感もないのだがな。
次回、憂鬱の最後でこの物語が完全に構築され、その後のあのキョンと愉快な仲間達のぶっ飛んだ話の数々が続くわけだ。

というわけで、今回と淡々と話が進んでいった。だけだよな。
まぁ、次回のための前フリのような話なので仕方ないところ。
個人的にも感想といえる様なのものなく、あのハルヒの独白ってあったかなーと思ったくらいで、
(ちなみに原作を確認した。台詞も全てほぼそのまんまでした)
まぁ、これといって特になく、タクシー内の背景とか閉鎖空間内でのビル群がリアルだなーと思ったくらい。

しかしみくるは未来人らしいところを全く見せずに終わるのか(笑)
難儀なヤツだな。
{/netabare}


第14話「涼宮ハルヒの憂鬱VI」
{netabare}
いやぁ、見事な最終回でした。文句など微塵もありません。
個人的に「憂鬱」の話は今ひとつ盛り上がりに欠けるラストだと思っていたのですが、
よくもまぁ、見事に盛り上げてくれましたな、という印象。
ラストもきっかりキレイに終わっていて、なるほどシャッフル放送になるわけだと思いました。
順番通りにこれを放送してしまうと、いくら「サムデイインザレイン」で綺麗に終わっていても、「憂鬱」後の話が蛇足っぽくなってしまうからな。
なので、早いとこ第二期決定のニュースを流すべきだと思うのだが、今までのプロモーションを見る限り、
DVD最終巻の直前か直後かなーと予想してみる。
外れたら指差して笑うといいよ。
と、いうわけで、「憂鬱VI」としては出来が良すぎて逆に書く事ないので、以下全体的な感想。

一言で言うと原作に勝ったんじゃないかなってアニメ。
もちろん、原作あってのこのアニメだし、原作自体おもしろい本なのだが、
それをきっかり踏まえ、さらに上にステップアップしたという感じ。
アニメーションの技術としては折り紙つきだし、原作ではどうしても出来ない表現をしてくるところがニクイ。
それは例えば「ライブアライブ」でキョンの背景でバンドの話が同時進行していく様は、
原作が常にキョンの一人称で描かれていることと、ある意味ネタバレになってしまうため、
その様子を話の途中で書く事が出来ない所を、映像作品という利点を生かし上手く取り込んでしまっている。
それから、「射手座の日」を筆頭にした遊び心や、こちらがそこまでするかと思わんばかりの細かい所まで作り込んでくる技量はもう脱帽ものだ。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 10
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

平凡なハルヒと鬱屈した仲間たち

※2018年6月26日、ネタバレタグの付け方を変えました(ついでに、【おまけ】を追加しました)。

 アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』は、表面で繰り広げられるSFタッチのラブコメという枠から大きく逸脱し、必ずしも明示されない形で人間の本質に切り込んだ傑作である。
 こうした特色を示す例として、第1話「涼宮ハルヒの憂鬱I」(話数は第2期での放送順を示す)で、キョンが髪型についてハルヒに話しかけ、それに対してハルヒが独り語りのように答えるシーンを上げたい。
{netabare}
 キョンは以前に、しょっぱなの自己紹介についてハルヒに問いただし、けんもほろろの応対をされている。なのになぜ、自分でも「魔が差した」と言いながら、「曜日で髪型変えるのは宇宙人対策か?」と尋ねたのか。また、この奇妙な質問に対して、ハルヒはどうして、前とは打って変わった穏やかな態度で答えたのか。
 実は、初めて見たとき、このシーンに胸がキュンキュンして『ハルヒ』に取り憑かれてしまったのだが、これほどまでに心惹かれる理由がわからず、「涼宮ハルヒの憂鬱I~VI」を何度もループするうちに、漸くアニメーターの巧妙な企みに気がついた次第である。
 「涼宮ハルヒの憂鬱VI」の終盤、キョンはハルヒに自分がポニーテイル萌えだと明かし、「いつだったかのお前のポニーテイルは、反則的なまでに似合っていたぞ」と語る。さて、彼はどこでハルヒのポニーテイル姿を見たのか。
 原作では、曜日が進むごとに髪の結び目を増やすと述べた際、結び目1つの火曜日に「どこから見ても非のうちどころのない」ポニーテイルでやってくると記される(角川スニーカー文庫p.23)。ところが、アニメの同じ場面、火曜日のハルヒはポニーテイルでない。その代わり、体育の授業中、ポニーテイルで短距離走をする(原作にない)ハルヒが描かれており、キョンはその姿に見惚れている。
 キョンが懲りずに再度声をかけたのは、ポニーテイルがいちばん似合うのに、それ以外の髪型ばかり選ぶことが気になったからだろう。しかし、キョンのポニーテイル萌えが明らかになるのは(第1期の)最終回なので、はじめて見る視聴者にキョンの心の動きはわからない。このシーンは、キャラに心を奪われ繰り返し見るようなディープなマニア向けの伏線なのである。
 一方、ハルヒがキョンの問いに答える姿には、心の内がにじみ出ている。まず、顔をキョンに向け、少し視線を上げつつ「いつ気付いたの」と言い、キョンの返答に「あっそう」と気がなさそうに横を向くと、ほとんど無表情で語り始める。原作には「面倒くさそうに頬杖をついて」(p.28)とあるが、そうは見えない。
 ハルヒが髪型を変えるのは、そこに自分の独自性を込めようとしたからだが、「どうせアホな男子は真意に気づかないだろう」と見くびっていた節がある。にもかかわらず、キョンは、たった一言でハルヒの狙いを言い当ててしまう。そんな瞬間に、人はどんな表情をするのか。私ならば、動揺を隠すために視線を逸らし、懸命に無関心を装う。ハルヒは、まさにそんな姿を晒したのである。
{/netabare}

 アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の面白さは、原作者が充分に顧慮しなかったキャラの内面をアニメーターが深く掘り下げ、丹念に見ればそれとわかるように描き込んだことにある。
{netabare}
 ライトノベル『ハルヒシリーズ』で最初に活字になったのは、短編「涼宮ハルヒの退屈」で、そこに基本プロットの原型が示されていると考えて良いだろう。登場するのは、宇宙人・未来人・超能力者がすぐそばにいるのに気づかず、我が儘に振る舞う自己中心的で脳天気な女の子ハルヒ。彼女の望みを叶えるため、長門が一般人の前で超常的な能力を発揮しているのに、ハルヒは全く無頓着である。笑えることは笑えるものの、さして深みのないSFコメディにすぎない。
 さすがに、作者の谷川流も、これでは物足りないと感じたのだろう、長編『涼宮ハルヒの憂鬱』になると、SOS団結成前の不機嫌で刺々しいハルヒを描写する。しかし、私には、SOS団メンバーをいいように弄ぶ姿との落差がありすぎて、一貫した人間性が感じられない。他のキャラも似たようなもので、原作のストーリーや台詞をそのままなぞってアニメ化したならば、単に笑えるだけの凡庸な作品になったろう。
 しかし、石原立也に率いられた京都アニメーションのスタッフは、ありきたりのアニメにすることを肯んじなかった。キャラ設定に不自然な断絶がある原作を作り替え、それぞれの人物を統一された人格の持ち主として再構成して見せたのである(私には、キャラごとに専属のアニメーターがいるように感じられたが、実態は不明)。
{/netabare}

 ハルヒの場合、…
{netabare}
…原作における分裂した姿は、「思いっきり背伸びをする平凡な少女」という一貫した人物像に変更された。
 ハルヒは、かなりの美貌と優秀な頭脳を持ち、運動能力はトップクラス、歌唱や楽器演奏もこなせる。とは言え、この程度なら、少し偏差値の高い高校なら、学年に一人くらいいる人材にすぎない。学生時代は人気者になれるかもしれないが、社会に出ると、凡人の大群に紛れてしまう。ハルヒ自身、平凡であることへの恐れを、第5話「涼宮ハルヒの憂鬱V」で生々しく語る。
 ところが、平凡さを恐れているにもかかわらず、彼女はどう見ても根っからの常識人で、規格外の非凡な人間ではない。夏休みの宿題は最初の何日かで片付け、きちんと予習・復習をしてテストでは時間を持て余す。第20-24話「涼宮ハルヒの溜息」に登場する自主映画の台本は独創性の欠片もなく、第26話「ライブアライブ」では、ステージで熱唱し歓声を浴びたことが嬉しくて堪らないようだ。ハルヒの平凡さが何よりも明瞭になるのが、第12-19話「エンドレスエイト」(正当に評価されていないが、紛れもない傑作)で、何度チャンスが訪れても、盆踊りとか昆虫採集といった当たり前のイベントしか思いつかないところ。原作の場合、ギャグのネタか、せいぜいハルヒの天真爛漫さを示す事例として扱われるこれらの出来事は、アニメでは、ハルヒの人物像を浮き上がらせる重要なポイントとなる。
 ハルヒがどんな人間かを知る上で、最もわかりやすい手がかりが、彼女が、自身の発言とは裏腹に、宇宙人・未来人・超能力者の実在を信じていない点である。実際、すぐそばにいるのに気がつかないというプロットは、『ピーターパン』などのおとぎ話で、妖精を信じていないと目の前にいても見えない状況と酷似する。「エンドレスエイト」で、「人類が火星に到達したときには、地下に隠れていた火星人が歓迎してくれるはず」と語るハルヒだが、学業トップクラスの高校生が真面目に口にする言葉とも思えず、単に「そうだったらいいのに」という夢想を語っているだけだと知れる。
 自分が平凡でないことをアピールしたいハルヒは、時々、あえて奇矯な行動を取ろうとする。しかし、実際に彼女が行うのは、バニーガール姿でビラ配りをしたり、校庭に宇宙人へのメッセージを記すなど、誰にでも思いつきそうなことでしかない。隠者の視点から世界を見つめるキョンに比べると、なんとも平凡な発想である。平凡でありたくないと足掻き無理に背伸びをするあまり、いかにも非常識そうな行動や宇宙人を信じるそぶりを繰り返す姿は、ちょっと痛々しい。結局、自分の周りに個性的な人材を集め、彼らを防壁とするサークル内で好き勝手に振る舞うだけで、満足してしまう。
{/netabare}

 ハルヒに限らず、SOS団のメンバーは、いずれも複雑な人間味を感じさせる。
{netabare}
中でも印象的なのは、第24話「涼宮ハルヒの溜息V」の後半、突然、背後に蠢く陰謀について語り始める古泉の姿。「疲れ気味の皮肉な笑み」(p.256)と記される原作と比べると、アニメの古泉は憔悴しきった様子に描かれており、シーン全体に重苦しい雰囲気が漂う。原作の古泉は、作者を代弁して状況説明をしていたものの、話が長引いて辻褄が合わなくなってきたので、作者がわざと混乱気味の発言をさせたと解釈できる。ところが、アニメになると、本人が実際に混乱しているとしか思えない。耐え難いほど苛酷な役割を背負わされながら、仮面のような笑顔で本心を隠す、影のある高校生の素顔が見える。
 アニメの朝比奈さんや長門も、原作とは異なる鬱屈した内面を垣間見せる。特に劇場版アニメ『涼宮ハルヒの消失』の長門と古泉は、鬼気迫るものがある。
{/netabare}

 アニメは、原作者に加えて、複数のアニメーターや声優、音楽家による共同作業を通じて制作されるため、単一のクリエーターが創造する個人芸術に比べて純粋性に欠けると思われるかもしれない。しかし、実は、多人数の参与を通じて内容を膨らませ、豊かな芸術性を獲得することが可能なメディアなのである。『涼宮ハルヒの憂鬱』は、特に傑出した作例である。この作品が、現代の古典として長く愛されることを切に望む。

【おまけ】長門は何を読んでいた?
 『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場する長門有希は、汐宮栞やクラエスとともに、日本のアニメでしばしば描かれる文学少女の代表格。部室では、いつも熱心に本を読んでいる。では、何を読んでいるのか。
 画面から確認できるのは、サイモン・シン『暗号解読』、笠井潔『哲学者の密室』、阿部和重『グランド・フィナーレ』、綿矢りさ『蹴りたい背中』などで、かなりマニアックでハードな作品が多い(個人的には、ハイデガーを糾弾する哲学的ミステリ『哲学者の密室』がオススメ)。
 彼女が読んだ本の中で、物語の進行に重要な役割を果たすのが、ダン・シモンズ著『ハイペリオン』と続編の『ハイペリオンの没落』。
{netabare}
まず『ハイペリオンの没落』を読んでいる長門の姿が描かれ、その後、間に挟んだ栞を見せる目的で、キョンに『ハイペリオン』を手渡すシーンとなる。なぜ、正続の順番が逆になったのか。
 栞さえ目に留まれば本は何でもいいはずなのに、自分が読み終えたばかりの続編ではなく、順番通り正編の『ハイペリオン』を渡さなければと考えるほど、長門が律儀だったのか(私は、そう解釈する)。あるいは、そこに書かれた内容に意義を認めたのか。
 『ハイペリオン』には、未来予測も可能な統合知性と時間を逆転させる謎の存在「時間の墓標」が登場し、長門の情報統合思念体やみくるちゃんのTPDDを連想させる。正統的なハードSFとして、かなり面白い。だが、『ハイペリオンの没落』になると、ほとんど支離滅裂で内容が把握しにくい(と言うか、私は途中から流し読みで済ませた)。自分たちと似たものがきちんと描かれているからこそ、『ハイペリオン』を選んだとも考えられる。
 そうだとすると、長門は、あの顔で結構食わせ物だと言えそうだが…。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 9
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

劇場版(消失)まで一気見が“吉”、ハズレのない《面白作》

原作ラノベの方はアニメ化された分から更にシナリオに進展があり、尚且つ最近は原作者(谷川流氏)が続編を書いてくれなくて未完のまま・・・ということらしいです。
ただ、アニメとしては劇場版『涼宮ハルヒの消失』で、登場キャラたちの感情関係に一定のケリがついた形になっているので、いい塩梅で一応見終えることが出来る作品となっています。

※因みに、感情関係に上手くケリがつかなかったパラレルワールドの話も数年前にアニメ化されています(『長門有希ちゃんの消失』)。

・・・ということで、本作は、一見すると“トンデモなキャラ達の巻き起こす、お馬鹿な話”のように思えますが、実際に見始めるとその意外な面白さにドンドン引き込まれてしまい、とくに終盤には“予想外に繊細に登場キャラ同士の心のアヤが描き出されている”ことに気づかされて、劇場版まで見終わったころには、結構な喪失感(もっとこの作品の色々なエピソードを見続けていたかったのに・・・というちょっと寂しい気持ち)に囚われてしまう可能性が高い、まさに「瓢箪から駒」みたいな美味しい視聴経験が出来る作品と思います。

もしかしたら、原作ラノベの続編の方は実は結構マンネリな展開になってしまっていて(※未読)、本作の場合は『消失』までのアニメ化で留めていることが、逆に私のようなアニメしか見ていない視聴者には「腹八分目」になってて、極めて良い視聴終了後の印象に結びついているのかも知れませんね。

《結論》劇場版まで含めてもせいぜい35話分の長さの作品なので未視聴の方はトットと見始めたほうが“吉”です。きっと。


◆作品別評価

(1) TVシリーズ ★  4.3  (28話)
(2) 劇場版   ★★ 4.6  (2時間42分≒約7話分)
-----------------------------------------------
  総合    ★  4.4  (約35話分)


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       谷川流(『ザ・スニーカー』2003年-連載(未完))
総監督         石原立也(1期の監督)
監督          武本康弘
シリーズ構成      涼宮ハルヒとやっぱり愉快な仲間たち
脚本          石原立也、山本寛、村元克彦、武本康弘、ジョー伊藤、賀東招二、谷川流、志茂文彦
キャラクターデザイン  いとうのいぢ(原案)、池田晶子
音楽          神前暁
アニメーション制作   京都アニメーション{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
話数の前後に*付きは2009年放送時の追加回

=========== 涼宮ハルヒの憂鬱 (2006年4-7月、2009年4-10月) ==========

 - - - - - - - OP「冒険でしょでしょ?」、ED「ハレ晴レユカイ」 - - - - - - -
{netabare}
第1話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅰ ★ 高校1年の春、SOS団発足
第2話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅱ ★ 情報統合思念体派遣ヒューマノイド・インターフェイス(長門有希)
第3話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅲ ★ 未来人(朝比奈みくる)、超能力者(古泉)転入
第4話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅳ ★★ 朝倉涼子の襲撃・消滅、朝比奈さんの異時間同位体の助言
第5話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅴ ★ ハルヒの自分語り、閉鎖空間と神人、古泉の超能力
第6話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵ ★★ 世界崩壊の危機、白雪姫 ※ED「冒険でしょでしょ?」
第7話 涼宮ハルヒの退屈 ★ 野球大会 ※ハルヒの上機嫌と不機嫌の行き来が割と○{/netabare}

 - - - - - - - - - - - OP「Super Driver」、ED「止マレ!」 - - - - - - - - - -
{netabare}
*第8話* 笹の葉ラプソディ ★★ 七夕、3年前の7月7日へ{/netabare}

 - - - - - - - OP「冒険でしょでしょ?」、ED「ハレ晴レユカイ」 - - - - - - -
{netabare}
第9話 ミステリックサイン ★ SOS団への悩み事相談、異次元空間のカナドーマ退治
第10話 孤島症候群(前編) ☆ SOS団夏合宿、孤島別荘密室殺人事件
第11話 孤島症候群(後編) ☆ 続き{/netabare}

 - - - - - - - - - - - OP「Super Driver」、ED「止マレ!」 - - - - - - - - - -
{netabare}
*第12話* エンドレスエイトⅠ ★ 8/17~8/31のSOS団の楽しい活動
*第13話* エンドレスエイトⅡ ★ 続き(不可思議な既視感、終わらない夏休み)
*第14話* エンドレスエイトⅢ ★ 続き 
*第15話* エンドレスエイトⅣ ★ 続き
*第16話* エンドレスエイトⅤ ☆ 続き ※流石に飽きてくる
*第17話* エンドレスエイトⅥ ☆ 続き
*第18話* エンドレスエイトⅦ ☆ 続き
*第19話* エンドレスエイトⅧ ★ 続き、ループからの離脱、秋学期開始
*第20話* 涼宮ハルヒの溜息Ⅰ ☆ 体育祭、文化祭の出し物決定、映画作り
*第21話* 涼宮ハルヒの溜息Ⅱ ★ 続き(配役決定、撮影開始)
*第22話* 涼宮ハルヒの溜息Ⅲ ★ 続き(みくるビーム・・・現実改変発生)
*第23話* 涼宮ハルヒの溜息Ⅳ ★ 続き(鶴屋家での撮影、キョンとハルヒの喧嘩、撮影再開)
*第24話* 涼宮ハルヒの溜息Ⅴ ★ 続き(撮影進行、映画完成){/netabare}

 - - - - - - - OP「冒険でしょでしょ?」、ED「ハレ晴レユカイ」 - - - - - - -
{netabare}
第25話 朝比奈ミクルの冒険 Episode00 ★★ 上映会 ※挿入歌「恋のミクル伝説」
第26話 ライブアライブ ★★ 文化祭当日(軽音楽部ライブ出演)、翌日 ※挿入歌 「God knows...」 「Lost my music」
第27話 射手座の日 ★ 文化祭後の平和な日々、コンピ研との茶番バトル(長門の本気)
第28話 サムディ イン ザ レイン ★★ 木枯らしの季節、SOS団の平和な一日 ※長門の微細な変化の描写が◎{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)6、★(良回)16、☆(並回)6、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

※OP 「冒険でしょでしょ?」、ED 「ハレ晴レユカイ」 → 2006年に初めて放送された回
※OP「Super Driver」、「止マレ!」 → 2009年に初めて放送された回


/////////////////////////////////////////////////////////////

================ 劇場版 涼宮ハルヒの消失 (2010年2月) ==============

全1話 ★★ 4.6 {netabare}12月の異変の顛末(12/16~24){/netabare} ※2時間42分(=約7話分)

OP 「冒険でしょでしょ?」
ED(主題歌) 「優しい忘却」

投稿 : 2020/07/04
♥ : 31

69.7 2 閉鎖空間アニメランキング2位
ラーゼフォン Rahxephon(TVアニメ動画)

2002年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (511)
3058人が棚に入れました
翼ある巨神が歌うとき、世界の調律がはじまる…。
21世紀の初め、日本の首都・東京は外部侵入者の『MU(ムウ)』により、その全体を半球状の物(東京ジュピター)によって外部から隔離されてしまった。
それから数年後、東京に暮らす神名綾人は模試会場へ向かう途中、電車事故に遭う。助けを呼ぼうとした綾人はその途中で神秘的な少女『美嶋玲香』と出会い、彼女に導かれるまま、東京の地下神殿にたどり着く。
その時、突如東京上空に現れた巨大な「何か」が放つ「歌」に共鳴した綾人は神殿内で倒れてしまう。混濁した意識の中、綾人が囁いた言葉、「ラーゼフォン」。そのとき何ものかが覚醒する。綾人こそ、この世界運命を握る鍵である時間調律師…MUとこの世界を変革する能力を持った人間だった。綾人が真の目覚めを果たし、巨大な神像"ラーゼフォン"と一体化したとき、世界は崩壊の淵に立たされる…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

こういうアニメが好きな人専用。

2002年1月21日 - 9月10日放送された。全26楽章。
2003年「ラーゼフォン 多元変奏曲」が劇場映画化された。
原作・監督は出渕裕。キャラクターデザインは山田章博。

"神名綾人"が謎の少女の導きで神像型ロボ"ラーゼフォン"
と出会い、人類と侵略者"MU※ムウ"との戦いに巻き込まれ、
徐々に自分の望み・運命・使命に目覚めて世界を調律する
までを描く物語。

監督の出渕は。「勇者ライディーン」のオマージュと公言。

各話は「楽章」。「歌」に感応するロボ。パイロットは「奏者」
と呼ばれ音楽に可也傾倒した内容。

RahxephoneのRahは"太陽神"Phonは"声"Xe"は未知"を繋げて
"神の未知なる声"。
キャッチは「美と神秘に彩られた究極のSFロボットアニメ」


2013年2月全世界は消滅し東京だけが奇跡的に生き残った。
都内に住む人々はそう教えられ疑わずに暮らしていた・・

2015年7月4日の朝、"神名綾人"は地下鉄の脱線事故に遭い、
地上に出ると"防衛軍"と"謎の戦闘機部隊"とが激しい戦闘
を始めていた。其処で遭遇した同級生の"美嶋玲香"の導き
で"ラーゼフォン"と出逢、少年は大きな謎に直面する。

感想・・1クール以上やる意味が解らない作品だった。
纏めるのも引き延ばすのも下手な作品にしか感じない。
人間不信の鬱屈で陰湿・陰険を煽る目的の描写が多い。


1話はジャブ。軽く物語の世界観のズレを描写。
2話目は習った常識の世界と真実の世界の二つがある説明。
"ラーゼフォン"と出逢い。新しい世界との反目。
3話目は撹乱。3分掛からない説明を"肝心な事"は解り難く
逸らかした回り諄い言い方で敵意と不信感を持たせる描写
が多く歪な人格の人間による歪で鬱屈した描写で煽るだけ。

4話は確執を深め敵対心を煽る待遇の描写や主人公の特殊
な存在であるアピール・・理不尽さを必死に煽る描写・・
5話目は誤解を解こうとする協力者等の描写・・2分で済む
説明をせずに・・強引にラブコメモード設定に押し込む・・
中学生向けの内容・・物語の逸らかしの連続構成。

6話は20年程の世界の違いの"ギャップ"を中心に"TERRA"の
現状などの補足。世界観の補足。謎の計画。エゴの煽り・・
設定や演出が子供向けすぎる・・

7話良くある脳天気な切れ者風メディア系人物の介入・・
表裏の有る陰険で鬱屈した人物像の煽りで憂鬱・・
高校生ってこんなにも未成熟で馬鹿だっけ?って疑問が・・

8話水着回。ラブコメ。彩り回。過去の因果の説明。
此処で概ねのネタバレ。恋愛絡みでの終焉路線が明示。

9話また子供じみた陰険煽り・・水着回・・ハーレム。
恋愛絡みの駄目押し伏線。人間関係泥沼予告描写。

下野紘さんの演技に良い時と悪い時の斑がある・・
と思って調べたら・・2001年声優デビュー。 2002年の
ラーゼフォン(神名綾人)テレビアニメデビュー作だった。

以降洗脳?記憶改竄云々の沼っぽい精神の世界。
神名麻弥の声優は音楽担当 - 橋本一子で素人演技。

12話で終わったほうが印象濃く面白かったかも。
退屈で同じ趣旨の描写が諄くて感性を疑われてる感じで、
此処まで愚鈍で感受性が鈍くて未成熟な高校生の視聴者
が多いとは思えない・・小学生に見せたくない内容だし
中学生だと鬱すぎないか・・大人向けには稚拙すぎる。

物語は結構良い様に感じるけど構成や演出が良くないと
感じてしまった・・イデオンのオマージュというより・・
あれとかそれのパクリ作品のパクリを捻じ曲げた感じ・・

ゆっくりと進むが・・同じ様な趣旨の演出を繰り返す・・
正直見飽きて退屈になってくる・・視たいのは結末だけ。

キャラデザやメカデザは結構良い雰囲気で世界観の設定
等も結構好きだけど非常にハマりにくい作品。

16話にして未だ嘘つき云々。TOKYO JUPITERに真実云々。
以降また精神攻撃のような描写・・18話で恋話回帰。
19話もぱく・・衝撃の展開で愈々全てのセット完了。
ラストは良くあるどんでん返し返しの返しで普通過ぎ。
音楽だけは可也の世界観にあった雰囲気で秀逸な感じ。

こういうアニメが好きな人には良い作品なのかな。
世界観は壮大だけど中身は非常に薄い。




神名綾人:下野紘:1998年生まれの17歳の高校生。
ラーゼフォンのパイロット「奏者(オリン)」。
内気で控えめな性格で現実主義者。絵画が趣味。

紫東遙:久川綾:1998年生まれの29歳。
TERRA情報部第二諜報課所属の特務大尉。恵の姉。
綾人を東京ジュピターから外の世界へと連れ出した。

紫東恵:川澄綾子:2013年生まれの14歳。
遙の妹。立派な姉にコンプレックスを抱いている。
素直で活発な性格。姉の働くTERRAでバイトしてる。

美嶋玲香:坂本真綾
陽炎のようにうつろう幻の少女。17歳で綾人の同級生。
全てを見通したかのように、綾人に手を貸し導く存在。

如月久遠:桑島法子
体が弱く伏せりがちで毎日TERRA本部で健診を受けてる。
ベスト型のライフモジュール(生命維持装置)を装備。

TERRA
如月樹:宮本充
TERRAに所属する科学者。如月久遠の兄。普段は柔和。
博士号を持ち、専門はネリヤ遺跡やオーパーツの研究。

キム・ホタル:折笠富美子
TERRAの正規オペレーター。オーストラリア国籍韓国人。
幼い頃に両親をMUのドーレムに殺され、復讐心が強い。

八雲総一:宮田幸季
TERRA副司令で少佐。物腰が柔らく甘いマスクの好青年。
外見に似合わぬ大胆な作戦行動でTERRAを指揮する。

五味勝:田坂秀樹
TERRAのオペレーター。堅物な性格。常に本を読んでいる。
四方田の事を煙たがっているが、共に行動する事が多い。

四方田洋平:原沢勝広:TERRAのオペレーター。

七森小夜子:田中敦子:樹の助手で研究員。遙の友人。

功刀仁:中田譲治:TERRAの司令官。冷静沈着な性格。

亘理士郎:内海賢二:TERRAの長官。

α小隊
エルフィ・ハディヤット:杉本ゆう
α小隊隊長。地球連合パイロット。インドネシア出身。
オーバーロード作戦の戦闘機パイロット唯一の生き残り。

キャシー・マクマホン:荒木香恵
α小隊の隊員。コールサインは「じゃじゃホース」。
階級は少尉。すぐにムキになり易い感情的な性格。

ドニー・ウォン:松本大
α小隊の隊員。コールサインは「東風」。階級は少尉。
風水に通じている。エルフィの呼びかけでTERRAに参加。

ジャン・パトリック・シャプラン:ふみおき
α小隊隊員。コールサインは「マエストロ」階級は大尉。
ベテランの黒人。エルフィの呼びかけでTERRAに参加。

TOKYO JUPITER
朝比奈浩子:かかずゆみ
綾人の高校のクラスメイトで中学も同じ。
鳥飼とは恋人同士であるが、本当は綾人のことが好き。

鳥飼守:野島裕史
綾人がTOKYO JUPITERにいた時の同級生。軽口で軽薄。

神名麻弥・橋本一子:綾人の義母。
実はMUの女王。奏者を育て導くコンダクター。

九鬼正義:大塚芳忠
TOKYO JUPITER内のMU総督府の防衛指揮を執る責任者。
階級は一佐。麻弥には絶対服従の様子。

三輪忍:浅川悠
TOKYO JUPITER内のMU総督府の副司令官で階級は一尉。
状況や戦場に応じてドーレムに指示を出せる存在。

バーベム財団[編集]
一色真:関俊彦 / 幼少:朴璐美
地球連合監察官。バーベム財団から派遣された人間。
エリート意識が強く非常に高圧的で高慢な物言いをする。

ヘレナ・バーベム:兵藤まこ
エルンスト・フォン・バーベムの秘書的な存在。
バーベム卿に狂信的な愛情に近い忠誠心を持っている。

エルンスト・フォン・バーベム:家弓家正
TERRAを財政面、技術面で支援するバーベム財団の当主。
世界を裏から牛耳ってる。吸血鬼の類の不死の噂がある。

六道翔吾:大塚周夫:引退した考古学者。
嘗て亘理と共に発掘調査でネリヤ遺跡を発見。
逆神隠しの祠から現われた2名のムーリアン少女も発見。

弐神譲二/十文字猛:堀勝之祐
天戸通信社の記者としてTERRAを取材するために来島。
作品の狂言廻しの役割を担い、遥に情報を与える。

ブチ:遙がTOKYO JUPITERを脱出した際、拾った二毛猫。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 2
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エヴァもどきの一言で済ますのは惜しい、感情描写が細かい《セカイ系面白作》

アニメ史を紐解くと、1990年代後半の『新世紀エヴァンゲリオン』の大ヒットが刺激となって、ロボットもどきの機体(*)による戦闘シーンをアクセントとしつつ、そのパイロットと周辺の支援要員や指揮官の精神的苦悩や恋愛模様や成長を、世界全体の運命とリンクさせつつ描き出す《セカイ系》作品が幾つも制作された時期があった(らしい)。

(*)エヴァ以前に主流だった『機動戦士ガンダム』のような、人間が一から開発したロボットではなく、何らかの謎生物に改造を施してパイロットが乗り込み操縦できるようにした機体。

そうした「エヴァ・フォロワー」ないし「エヴァもどき」と呼ばれがちな1990年代終わり~2000年代前半のロボット・フォーマットの《セカイ系》作品群の中で、単なるエヴァの劣化品に留まらない独自の魅力を備えた作品として、『交響詩篇エウレカセブン』及び、本作『ラーゼフォン』がしばしば挙げられる(ようである)。

・・・ということで、今でもアニメ批評サイトなどで時々名前が挙がる本作についてTV版(全26話)+劇場版を一括視聴してみました。


◆総評

(1)TV版

・「エヴァもどき」というよりは第1話の{netabare}「蒼い血」のエピソード(※エヴァのBlood Type=Blue){/netabare}や第2話の{netabare}「東京ジュピター」のエピソード(※同じくエヴァの黒き月){/netabare}にみるように明らかに意識的にエヴァの設定を「本家取り」している。
・シナリオの展開が早く一話一話が濃いので、視聴中なかなか気が抜けず、「ながら見」が困難(褒め言葉)。
・《展開の早さ》だけでなく《個々のキャラクターの感情描写も肌理(きめ)細かい》点が好印象(※第5話「ニライカナイ」でそういう作品だということに気づいて好印象を持った)。
・但しロボットもどき同士や軍艦や戦闘機とのバトル・シーンの迫力は殆ど期待できない(そこが本作の見どころではない)
・第1話から終盤の第22話まで満遍なく楽しめ、とくに第19話「ブルーフレンド」が本作屈指の見どころのある回となった。
・しかし第24話からのラスト3話の展開は説明不足にも程があると言いたいほどの支離滅裂さで、ここで大きく評価を落としてしまった(※ここでもエヴァのラスト2話が支離滅裂だったのと似ている)。

(2)劇場版

・TV版の複雑に入り組んだ登場キャラクター達の人間関係をバッサリ整理して見易くなっている。
・とくにTV版では主人公(神名綾人=17歳の高校生)に絡んでいた多数の女性達のエピソードをすっかり削り落として、{netabare}彼と同級生だった2人のヒロインのエピソード{/netabare}だけに絞り、かつ彼女らの新規エピソードを追加して「恋愛アニメ」としてもそれなりに見れる作品に仕上げている。


→ということで、個人的な評価としては、

(1) TV版の方はラスト3話の×(疑問)回連発が祟って ★ 4.0
(2) 劇場版の方はTV版の謎もちゃんと説明しているので ★ 4.3

となりました。
※因みに、私の『交響詩篇エウレカセブン』の個人評価は ☆ 3.7 なので、それに比べるとかなりの高評価ということになります。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


=================== ラーゼフォン (2002年1-9月) =================

{netabare}第1楽章 首都侵攻 - OVER LORD - ★ 東京ジュピター(2015年7月4日)、Blood Type=Brue
第2楽章 神人(しんじん)目覚める - AWAKENING - ☆ 翼を持つ巨人(ラーゼフォン)と奏者(オリン)
第3楽章 二人の街 - Welcome to our town - ★ 三嶋喪失?、外の世界と時間(2027年11月10日)、紫東遥(TERRA特務大尉)
第4楽章 自分の時計 - Watch the year hand - ★ TERRA特務航空母艦リーリャ・リトヴァク、久遠との出遭い、D1の襲撃・ラーゼフォン応戦
第5楽章 ニライカナイ - On Earth As It Is In Heaven - ★★ 九州沖根来(にらい)島・海上実験都市神至(かない) ※恵(遥の妹)との交流発生が初見では分かり辛い点は×
第6楽章 消滅都市 - Lost Songs Forgotten Melodies - ☆ 函館D1ARIA発生、キム・ホタル少尉の復讐心、D1撃破
第7楽章 集まる日 - Phantom In The Cloud - ★ 神名綾人の過去を調べる記者、エルフィ小隊長の突進 
第8楽章 凍る聖夜 - The Dreaming Stone - ★ D1欠片からの復活(七森研究員)・再撃破、遥の手袋
第9楽章 時の祠(ほこら) - SANCTUARY - ★ 一色監察官と如月博士の実験、綾人と久遠の神隠し、「カトゥンのさだめ」
第10楽章 追憶のソナタ - War In The rememberance - ☆ 功刀(くぬぎ)TERRA司令官の娘の誕生日
第11楽章 虚邪回路 - NightMare - ★ D1に取り込まれる綾人(母の呪縛、三嶋の手助け)
第12楽章 黒い卵 - Resonance - ☆ 世界を裏切った人々、久遠脱走・暴走
第13楽章 人間標本第1号 - Sleeping Beauty - ★ 如月久遠の過去、衛星軌道のドーレムに矢を放つ回
第14楽章 鏡の中の少年 - Time After Time - ☆ 新兵器(ヴァーミリオン)、MUフェーズ反応、エルフィ出撃・ドーレム撃破
第15楽章 子供たちの夜 - Child Hood's End - ☆ ヘレナ・如月樹・一色の子供時代(バーベム財団当主の屋敷) 
第16楽章 他人の島 - The Moon Princess - ★ 恵の失恋、久遠の願い、綾人・久遠の出発
第17楽章 迷宮への帰還 - Ground Zero - ★ 東京への帰還、潜入
第18楽章 蒼き血の絆 - The Memory Of A Lost City - ★ 母との決別、脱出
第19楽章 ブルーフレンド - Ticket to Nowhere - ★★ 朝比奈との逃避行、結末
第20楽章 綾なす人の戦い - Interested Parties - ★ TERRA新司令部、鳥飼出現
第21楽章 ゼフォンの刻印 - Good Bye My Friend - ★ 監視者鳥飼
第22楽章 木星消滅作戦 - Down Fall - ★ 絵の完成、イシュトリ、東京ジュピター総攻撃
第23楽章 ここより永遠(とわ)に - Where The Sweet Bird Song - ☆ 世界でジュピター現象多発
第24楽章 調律への扉 - Twin Music - × ※以降3話はシナリオ支離滅裂過ぎてフォロー無理
第25楽章 神の不確かな音 - Deus Ex Machina - ×
最終楽章 遙か久遠の彼方 - Time Enough For Love - ×{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)14、☆(並回)7、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0


OP 「ヘミソフィア」
ED 「夢の卵」


============ 劇場版 ラーゼフォン 多元変奏曲 (2003年4月) ==========

全1話 ★ 4.3 ※TV版の総集編だが、ストーリーおよび設定を一部変更



◆その他(メモ書き)

・第11話に出てくる用語 「IMPROVISATION」 (即興演奏)
・本作をお勧めする人→「エヴァンゲリオン」の女性キャラのうち、綾波レイや惣流アスカ・ラングレイよりも、葛城ミサトや赤木リツ子の方が好きな人?

投稿 : 2020/07/04
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャッチフレーズは「美と神秘に彩られた究極のSFロボットアニメ」

前から気になっていた作品ですが、中々視聴の機会が取れず未視聴のままでした。
今回お盆休みを使って視聴しましたが・・・2002年の作品としては相当綺麗な作品だと思いました^^

物語は、2013年2月に世界は滅びの時を迎えるのですが、その時奇跡的に生き残った人口2,300万人の東京が舞台となっています。
この作品の主人公は、高校生の神名綾人・・・彼はとある朝、友人と学校に向かう途中の地下鉄の中で脱線事故に巻き込まれてしまいます・・・
多くの怪我人が発生した中、綾人の友人も怪我していた事から、助けを呼びに外に出た彼は愕然とします・・・
頭上の空を往来する戦闘機やミサイルの数々・・・一方地上では戦車が必死の攻防を行っている惨状を彼は目にするのです・・・
何が起こっているか分からない状況の中、同級生の美嶋玲香に出逢い避難先を探していたところ、怪し気なスーツの2人組が綾人をどこかに連行しようとするのですが、それを突如現れた紫東遥が阻止して今度は彼女が綾人の身柄を拘束しようとするのです。
綾人と玲香は地下鉄に乗り込み逃げ切る事に成功するのですが、その地下鉄の向かった先は「世音神殿(ぜふぉんしんでん)」という場所でした。
この神殿で玲香は歌い・・・綾人は「目覚めて」という声を聞き・・・卵が割れて・・・ラーゼフォンが登場し、壮大な物語が動き出すのです・・・

導入部分だけ見ても相当な設定が盛り込まれている作品ですが、これは序章のほんの一部に過ぎません。
綾人は「真実を知りたい・・・」という言葉を何度も用いますが、その位状況把握の難しい作品だと思います。
でも、一旦入り込んでしまえば、綺麗な作画と美しい音楽を肴にして思い切り満喫できる作品だと思います。

主人公の神名綾人は、17歳の高校生でラーゼフォンのパイロットです。彼は自ら望んでラーゼフォンに登場した訳ではなく、導かれるように・・・ラーゼフォンに呼ばれるようにパイロットになっていきます・・・
内向的で他人と距離を置く性格は、つい先日視聴したエヴァンゲリオンのシンジを彷彿させましたが、シンジよりはもう少し前向きにラーゼフォンに乗り込みます。
それは、ラーゼフォン自身が綾人以外を受け付けないことも理由の一つになっているのですが、守りたいモノが明確にイメージできる点が、シンジと大きく異なる点だと思って視聴していました。
そして彼は、ラーゼフォンに優しく守られています・・・ロボットと優しさって一見接点が無いように思えますが、この作品では大きく関係しているんです。練に練られた部分の一つだと思いますので、この作品に興味のある方は是非本編をご覧頂ければ、と思います。

そして冒頭で少し触れた紫東遙は本作品のヒロインです。
彼女も残酷な人生を歩まされた一人・・・だったと思います。戦闘時以外は、飲み友達と焼肉に行くか、綾人と一緒の時間を過ごしている彼女ですがとても魅力的な一面を持っています。
とにかく想いが一一途なんです・・・大災害により引き裂かれた想い人を一旦は忘れようとするのですが、想いを捨てきれず最も再会の可能性の高い仕事を生業にしているのですが、普通じゃそこまで出来ないと思います。
でも、その仕事が逆に妨げになった事もありました。努力家なので、仕事でもそれなりの職位に就いています。それなりの職位にはそれなりの情報が集まってきます。
中には当然機密事項も含まれています。なので隠していたんじゃなく、言えなかっただけ・・・
それが上手く伝えられず、冷たい態度に涙した事もありました。
でも、彼女の一番の魅力は「絶対に諦めないこと」だったと思います。
諦めなかったらきっと心が届くと信じ貫く彼女・・・思い切り応援しながら視聴していました。
それだけに、大災害という運命に振り回されなかった未来を期待しましたが・・・

オープニングテーマは、坂本真綾さんの「ヘミソフィア」
エンディングテーマは橋本一子さん、橋本まゆみさんの「夢の卵」
オープニングは特に素晴らしく、毎回欠かさず視聴しました^^

2クール26話の作品です。設定とストーリーが複雑なので、今回のレビューではこの作品の良さを書ききれませんでした^^;
今回レビューに記載した以外にも魅力溢れるキャラがたくさん登場しますし、色々と複雑な面もありますが十分感動できる作品だと思います。
もう一度視聴したら更に理解が深まりそうなので、時間が取れたらもう一巡したいと思いますが、その前に劇場版を視聴します♪

投稿 : 2020/07/04
♥ : 19

計測不能 3 閉鎖空間アニメランキング3位
バイオレンスジャック/地獄街編(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 3.1 (7)
34人が棚に入れました
漫画家・永井豪の代表作でもある『バイオレンスジャック』。本OVAは、原作漫画版の新章というべき80~90年代の「漫画ゴラク」連載版の一編を元にしており、同じ永井豪の『ゴッドマジンガー』のネタが観られる。成人指定の作品ゆえ、暴力描写も激しい。 関東を瞬時に荒廃させた大地震。地獄のような無法状態と化す中で人々は必死に生きていた。新宿の地下街で生き延びていた人々はA~Cの3グループに分派。A地区は男性、B地区が無法者、そしてC地区が女性を中心にしていた。ある時、A地区でガレキの中から謎の大男ジャックが出現。B地区のボス・マッドザウルスはジャックに興味を抱き、三地区合同のフリーマーケットを開催して人々を集める。そこでジャックに対しC地区の代表アイラは、A地区の男がかつて女性たちを蹂躙した事実を告げ、自分たちの味方になるよう懇願。だがB地区がA地区とC地区にキバを剥き……。 本作の実制作はStudio88が担当したが、作画協力として『聖戦士ダンバイン』などのビーボォーも名を連ねている。
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

理性を無くした動物の群れ

はーい! すごく汚い言葉をいっぱい使うから
良い子もお兄ちゃんもお姉ちゃんも帰った帰った~!

↓【マジでエログロ耐性ない人は見ないでね☆】
{netabare}
基本はレイプと殺戮です。

レイプ→殺す→レイプ→殺す→レイプレイプレイプ
って感じにストーリーが構成されてますw

パッケージにもでてますが、ゴッドマジンガーのアイラ・ムーのそっくりさん
アイラ武藤がメインヒロイン的な扱い。

北斗の拳の世紀末ってなんだっけ?ってくらい、人としての倫理観なんてお母ちゃんの股に置いてきたわ糞が
・・と、食らって殺してSEXします。なんだろ・・ショッキングとかじゃなく、(ノ∀`)アチャーって感じ。
レイプシーンに至ってはエロさというより悲惨さが勝ってしまい、もうちょっと艶っぽく
細かに描いても良かったかなー?とは思ってますけど、趣旨と違うのでいいでしょうw

OVAとしては4作出ていますが、ジャックの声優は違います。
石塚運昇さんは2作声を当ててらっしゃいますね。この地獄街編では小林清志さんが声を当てています。
原作からジャックは人格変わったり方向性が変わったりするのですが、そこは原作見ていただくしか無い。

荒れた街に住む人々は、一欠片のハムで殺し合いをします。ゴキブリの足を毟って喰ったりで大変。
カニバリってるシーンでは、亡き恋人(腰にペニスバンド付けてる女)を食らって人外になるマッドザウルス。

このマッドザウルスと(cv青野武)ジャック(cv小林清志)の対決が燃えました。
『貴様のような地獄のケダモノの 住むべき世界ではない!!』
モノトーンで背景動画ヌルヌルの、爪とナイフの刹那の切り結び。
まるで永井豪の絵がそのまま動いてる様な臨場感に大興奮。
その後は赤と黒の2色だけで作画がされ、人外をとっくに超えてる2人は、
ついには赤の主線だけで表現される。その死闘具合が伺えます。

戦闘後の余韻や、地上に出ることが出来た人々が見た、
壊滅し廃墟と化した東京の描写も結構心に残るものでした。
{/netabare}

オススメなんか一切しませんが、永井豪の世界観を、板野一郎はじめ素晴らしいクオリティーであげてくれた
この『バイオレンスジャック 地獄街編』は、80年代OVA作品の中でも印象に残ってる気がします。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 10

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

エロアニメ

ova二話。

一話の時もエログロはあったが、さすがにマ〇コまでは出していなかった。

終盤はレイプと殺戮の連続、エロアニメとして観た方がスッキリする。ただ前話はアニメオリジナルだったのに対して今回は原作通りらしい。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

しげ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エログロですな

地震で地下街に閉じ込められた人々が少ない資源をめぐっていがみ合う話。この話は女の人が虐待される場面が多いから女性は避けるべし。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

計測不能 4 閉鎖空間アニメランキング4位
LILY-C.A.T リリィ・キャット(OVA)

1987年9月1日
★★★★☆ 3.8 (9)
33人が棚に入れました
タツノコプロやスタジオぴえろ作品で活躍の巨匠鳥海永行監督が、原案を提供、監督も担当したOVAで、SFサスペンスホラーの秀作。はるか外宇宙の資源探査がため、片道20年の長距離航行を続ける宇宙船サルデス号。長い眠りから醒めた6名の乗員と7名の探査員の中に、身許を偽った者が2人いるという!? しかも一方で、宇宙船内に異常な事件が続出し、人間が次々と溶けるように密室空間の中から消えていく! 事態の裏に潜む驚愕の真実とは何か!? 洋画SFホラーの名作『エイリアン』を思わせる、宇宙での閉ざされた空間内のドラマ。二転三転する星山博之の脚本の冴えに、恐怖と感動を同居させた鳥海演出の見事さも加わって、完成度はかなり高い。およそ一時間の内容を息もつかせぬまま見せて、観客に深い余韻を与える80年代OVAの収穫のひとつといえる。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

要はSFホラー映画のオマージュ

このOVAは、1980年代に制作されたSFホラーアニメの一つである。
SFホラー物に精通している人ならすぐに気づくだろうが
早い話、海外のSFホラーのオマージュなのだ。
この作品を見るきっかけとなったのは、とある方からの推薦である。

全体を通した感想としては、遊星からの物体Xと
エイリアン(1979)から影響をモロに受けているなと感じた。
エイリアン(1979)の方では、コールドスリープ、宇宙船内
が分かりやすいだろう。他には猫や腐食等の要素も含まれると思われる。
遊星からの物体Xに関しては、エイリアンのデザインが
一番分かりやすいだろうか。他にも火炎放射器、死体が勝手に動く
などが該当する。

個人的に良いと思った所は、テンポが非常に良く、
主要人物にきちんと焦点を当てていること。
一部のキャラに関しては、宇宙船に乗った動機まで描かれているため
感情移入がしやすい。
伏線もきちんと練られており、驚かされることも多々あった。
作画もヌルヌル動く。一部のシーンは本当に気合が入っているなと
感じるので、臨場感を味わえる。

気になった点もいくつかある。
エイリアンが思った程のグロテスクなデザインでなかったこと。
(私が先に物体Xを見てしまったことも理由としてあげられる)
人によっては、きついと感じるのであろうが、私はこれよりも
グロテスクな作品を既に見てきているので、目を背ける程ではなかった。

序盤において、人が死んだと思われるシーンが非常にわかりにくい。
正直な所、気絶しているのか仮死状態になっているのかなとしか
思えないのだ。一瞬、虫眼鏡か何かを探した方が良いか迷ってしまった。

消える人間が描かれたシーンは、すぐわかったが一人だけ。
もう何人か増やすべきだったのでは?確か13人近くいたはずだし。

一部の戦闘シーンにおいてのBGMがあっていないのもあまり頂けない。
暗い感じのBGMであれば、緊迫感が増したのに…。
変に明るいBGMを流してしまったので変な笑いが起きてしまった。
(もしかしてこれは狙ってやっているのか?)

襲撃を受けたシーンを省いてしまったのは、致命的だ。
エイリアン(1979)や遊星からの物体Xはそこに関しても
一切手を抜かずに丁寧に描写していたぞ。リスペストしているなら
そこは重点的に描かねばならない。勿体ない。

一番きついと感じたのは、終盤における主人公の自分語り。
声優がそこまで上手くないのも相まって、難解さに
さらに拍車をかけている。
しかも、ヒロインの方を一切向かずいきなり語り掛けるのだ。
「どこ見てんの?」と呟いたのは恐らく私だけではないはずだ。
ぶっちゃけいらないので、襲撃シーンに時間を割いて欲しかった。

素晴らしいなと思った点もいくつかあったが、
残念だと感じる部分も見受けられたため、おしい出来になってしまった。
それを踏まえても、良いSFホラーアニメであることに変わりはない。
遊星からの物体Xとエイリアン(1979)の予習として見るには
最適な作品だと考えている。SFホラーアニメが好きな方にはオススメ。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 8
ネタバレ

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

単発ovaの傑作 実写映画エイリアン亜種

1時間ちょいのOVA作品ですが、
どちらかというと実写映画でありそうな内容で
アニメとしてこうゆうので成功してるのは珍しい気がします。
舞台はいまよりも未来の話で、宇宙が舞台。惑星探査のために
20年のコールドスリープ的なものから目覚めたら
はじめから不穏に満ちていて、ついに死者まで出てしまい
謎の恐怖に脅えることになるといったSFホラー作品。

良いところ
・単発のOVA作品ながらキャラの魅力をきちんと描けている。
こうゆう単発OVA作品は
キャラの個性をきちんと描けないまま終わったり、
その時は少し印象に残ってもすぐ忘れてまうようなキャラが多い。
でもこの作品は死ぬのが早すぎてあまり描けなかった人物は
いたものの途中まで残ってたメンバーに関しては
キャラの性格、乗り込んだ理由、
乗ることになるまで+乗った後の悲しみなどしっかり描けている。

・怖さ
{netabare}本作の敵は未知の殺人バクテリアとロボットですが、
それぞれ正体が明かされる前と
明かされた後では別種の不気味さがありました。
後者に関しては正体にもびっくりさせられます。{/netabare}
最後まで緊迫感がありました。

・その他
後の展開に対しきちんと伏線を張っている事。
序盤のあんな部分まで伏線だとは思いませんでした。
音楽も結構良いです。

悪いところというか注意すべきところですが・・・
猫がちょっとでも好きな人にはきつい描写が何回かあります。
{netabare}ひとつはバクテリアにやられる所、
もうひとつはロボットのほうの顔が外れる所。{/netabare}
ただこれを覚悟してでも見るべきな面白さだと思います。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

題名が・・・

題名がモロに犯人ってww

ストーリーは惑星探査に行くためコールドスリープする、二十年後、目が覚めた時乗組員の一人が謎のバクテリアにやられ死亡する。

つい最近エイリアンコヴェナントとプロメテウス見たから既視感が半端ない、向こうは地表に降りてからが問題だけど。

こういうコールドスリープの宇宙物は洋画が一般的だけど、珍しくアニメでやっている、ていうか他にあったっけ?と思うぐらい。一時間のovaだがそれなりに楽しめる内容、ただパニックホラー系が苦手な人は見ない方がいいかも、

不満なとこを言えばグロが少ないこと、人が消えるとこも一人分しか描いてないし明確に襲われるシーンは割愛されてる、こういうパニックホラー尚且つovaなんだからもっと描けたでしょ。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

計測不能 5 閉鎖空間アニメランキング5位
藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シアター 宇宙船製造法(OVA)

1990年4月1日
★★★★☆ 3.7 (6)
27人が棚に入れました
妖怪の血を引く主人公・猫目小僧が、妖怪退治をしながら母親を探す。アニメと実写を融合させた“劇メーション”作品。全編紙芝居のような作りで、炎のシーンでは実際に紙を燃やすなどの手法が採られている。楳図かずおの独特な絵柄を活かすという点では有意義な手法であったが、残念ながら充分な効果は得られなかった。原作者自らが書いた歌詞が秀逸。全24話。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

藤子・F・不二雄の漫画を原作としたOVAその4

このアニメは、藤子・F・不二雄氏の
SF(すこし・ふしぎ)シリーズの一つ
「宇宙船製造法」をベースに制作された作品である。
藤子・F・不二雄ファンならば、既にご存知であろう。

あらすじとしてはこんな感じ。
宇宙船に乗り込んだ八人の若者は、地球から
遥か遠く離れた場所を旅していた。
途中までは順調にうまくいっていたのだが、
ワープ中に事故が発生し、無人の惑星へ墜落する。
機関部に問題はなかったが、機体に亀裂が生じたため
宇宙空間の飛行ができない状態に。
地球に帰る望みも絶たれてしまい、止む無く、
八人はこの星で自給自足の生活を強いられるはめになる。
今後の方針について話し合うが、宇宙船を修理して、地球に
帰ろうと考える小山と、生き延びるために食糧を確保すべきだ
と発言する志貴杜の二人が対立する。

この作品の大きな特徴は、若者たちの
閉鎖空間での苦悩を丁寧に描いている所だ。
最初こそ、団結して新たな生活を始めるが、次第に
疑心暗鬼になり、グループに分かれて反発しはじめるのだ。
それにより、人間関係が大きく変化していく様は見ごたえがある。

これと正反対の結末を迎えた作品であれば
蠅の王を連想した。中盤までの展開が非常に似ているためだ。
個人的には、蠅の王の方が好みではあるが、こういった
ストーリーも悪くないと考えを改めた。
そのため、蠅の王の様な展開でないと困るといった方は
見ないほうがいいと思われる。

個人的には、良作だと思う。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 7

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

人間は半世紀前には既に月へ行った。

日本でも大ヒットしたミュージカル映画「LALALAND」のデミアン・チャゼル監督作品「ファーストマン」を観て、心底、普通の人間が宇宙の。。それも月に行くことがどれだけ大変なのかを思い知らされた。

アニメや映画では当たり前のごとく宇宙に行くシーンが描かれるが、現実実際に行こうとなると、途方もない知識と精神力と技術、近隣の人の助けが必要であるのだが、

この「宇宙船製造法」はそういった科学知識よりも、もしそんな「宇宙航行」が出来たら、人はどう動くのかという、人間の行動観察に特化した作品です。なので科学的に正しいかどうかは考えてはいけません。それはロボットアニメのお約束と同じですね。

そこはあくまで「少し不思議(SF)」なのです。

しかし、人間は本当にちょうど半世紀前に月に行ったのに、未来は50年経っても一般人は月にいくどころか、宇宙にさえ。。普通はいけないですね(笑)

ZOZOの社長だけではなくて、そんな未来は果たして実現するのでしょうか?

投稿 : 2020/07/04
♥ : 7

ポテ☆とと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

不思議ワールド

藤子・F・不二雄SF短編なので
この後、この後、とどうなるんだろう??と
予想できない感じで、ワクワクしながら
見終えました!

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0
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