霊能で妖怪なおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの霊能で妖怪な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月29日の時点で一番の霊能で妖怪なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.1 1 霊能で妖怪なアニメランキング1位
夏目友人帳(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (4999)
23659人が棚に入れました
魔妖怪が見える少年、夏目貴志はある日祖母の遺品である「友人帳」を手にする。しかし、その「友人帳」は祖母・レイコが負かし、名を奪った妖怪の名が書いてある契約書だった。
それ以来、名を返してもらおうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで用心棒となった妖怪のニャンコ先生と共に、妖怪達に名を返す日々を送りはじめる─。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、伊藤美紀、沢城みゆき、木村良平、菅沼久義、藤村歩

真夏のスピカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

四期までいったのも納得です!!

2012年1月2日から四期開始と聞き、さっそく見てみました。

日常とはかけ離れた「妖怪」アニメですが、いや、だからこそこのアニメを見た後はなんとなく、日常の尊さを感じてしまいます。

作品概要としては…

原作:緑川ゆき
監督:大森貫弘
   :
   :

夏目貴志     神谷浩史

ニャンコ先生   井上和彦

夏目レイコ    小林沙苗
 
名取周一     石田 彰

田沼要      堀江一眞

笹田純      沢城みゆき

西村悟      木村良平

北本篤史     菅沼久義

夏目(少年時代) 藤村 歩

藤原塔子      伊藤美紀

藤原滋 伊藤栄次

的場静司 諏訪部順一

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

夏目とギンコ

ふと思い立って、「蟲師」と「夏目友人帳」を
一話ずつ、交互に視聴している。(現在は第8話あたり。)
先に観はじめた「蟲師」の幽遠な世界に感嘆しながらも、
極度に稠密なストーリーと、重く張り詰めた空気にやや疲れを感じ、
別作品で中和して気分転換を図ろうというわけだ。

「夏目」を選択したのは、同じ和テイストのファンタジーで、
かつ親しみやすい日常系というイメージがあったからだが、
実際、無機的かつ即物的な感触の「蟲師」と比べると
妖たちまでが何とも人間臭く、ほっこりした気分になれる作品である。
以下、両作について思うところを簡単に書きとめておきたい。



{netabare}「友人帳」をきっかけに始まった、主人公夏目と妖との交流の周辺に
人と妖とが描き出していく心模様には、いくつかのパターンがあるようだ。

一方の心の側には淋しさや人恋しさが募っている。
もう片方の側にはそれを包もうとする温かい心が置かれている。
そして、ずっと残されていた"想い"が最後の瞬間に叶えられ、
片方ないしは双方が満ち足りて消えていく、という結末、など。

そうした心の交差を目の当たりに見た時、夏目が感じる切なさ、愛おしさは
孤独だった彼の心に反響し、増幅されるかたちで視聴者に伝わっていく。



ストーリーの核心となっている、夏目の「孤独」。
それは、彼にとって「友人帳」がもつ意味に結びついており、
妖に名前を返すという、危険なだけで何の得もない行為の動機を説明する。

名前を返すたび、レイコの記憶が思念となって流れ込んでくる、という。

「友人帳」によってレイコの過去を追体験しようとする理由は
早世した祖母の孤独な人生への哀慕の気持ちばかりではなく、おそらくは
レイコの過去がそのまま、彼自身の過去でもあるからなのだろう。

原作コミック第五話の「時雨と少女」(アニメ第四話)に重要なセリフがある。
妖にさらわれた生徒たちを置いて帰ろうとする先生とのやり取りの場面だが、
アニメでは端折られているので、原作の方から引用する。

  おまえ、あまり人間(ヒト)が好きではないだろう
  他人(ヒト)など放っておけばいい

これに対する返答は、原作ではこのような強い意志の表明になっている。

  …おれはそこで逃げてはいけないんだ、先生

  「友人帳」には、人に見切りをつけた
  レイコさんの悲しみがいっぱい詰まっている

  (―それに 人の優しさも 可愛さも
   わかってきたんだ 少しずつだけど)

  だからやれることはやりたい だから先生…

夏目がレイコに自分を重ね合わせていることがはっきりと判る。
また、夏目の人間嫌悪が相当根深いものであったことも。

この世ならぬものが見えてしまうことで孤独を強いられ、
ある意味、運命に翻弄されてきた受動的な過去を清算するための
能動的な手段、それが彼にとっての「友人帳」の意味であり、
レイコの過去を引き受けることは、自分の過去にも決着をつけることなのだ。



例えば、こんな想像をしてみよう。
仮に、すべての名前を返し終えて「友人帳」が空っぽになる時が来たとして
その頃の夏目は一体どんな人間になっているのだろうか―。
少なくとも内面的には、以前とは全く別の人間になっているに違いない。

ごく自然にそう予測できるのは、この物語の構造のためである。
未来に定められているこの終点が、予見的に物語に内在しているために、
日常のエピソードのすべてが、夏目が成長してゆくプロセスとなっているのだ。

過去と向かい合い、未来を模索する。そこに夏目の"現在"がある。



考え過ぎなのだろうが、何となく自分は
ここに一つの生き方が例示されているような気がしてしまう。

前だけを向いて迷わずに突き進む、積極的な人生があるなら、
過去を振り返り、迂回しながら、人よりも緩慢に進んでいく人生もあるはずだ。
勿論、彼は意識してそうしているわけではないのだが、
一般に、彼のような内向型の人に共通する心性はそうした生き方に向かわせる。

もしかすると、この作品が強く響く人の中には
こうした部分に無意識に共鳴しているケースがあるのかも知れない。
「夏目」の"癒し"は、案外に奥が深いのではないかと思う。



折角なので、「蟲師」の場合も見てみよう。

「夏目」では正常に定位している過去・現在・未来が、
こちらでは"蟲"の作用によって根本から秩序が揺らぎ、"現在"は失われている。
(時間の流れの外に取り残される第1話。始原の闇に閉ざされる第2話。
 夢で予知された未来が現実の中に流出する第4話。などといった具合。)

だが、それは何も時間に限らない。現実そのものが揺らぎをはらみ、
境界がぼやけて曖昧になっているのが「蟲師」の世界なのだ。
内部と外部。可視と不可視。ミクロとマクロ。生命と無機物。生と死。
"蟲"はこれらのあわいで、対立するものを弁証法的に媒介しているようだ。

「蟲とは、生と死の間にあるものだ。
 人を指すもののようで、物質を指すものでもある。
 死にながら、生きているようなもの、・・・」(第5話)

そう語るのは主人公の蟲師、ギンコだ。
彼はそんな世界に秩序を回復する存在である。
時間の観点から見れば、"蟲"に取りつかれて遊離した"現在"を取り返す存在。
その意味で彼は時間を超越した、絶対的な"現在"だと言ってよい。
(作中で彼一人だけが洋服であるのは、この事実を記号的に表象するようだ。)

同様に、異形の原始生命体である"蟲"もまた、時間を超越して遍在する。
この両者の絶対的な存在性には「神」のイメージすら仮託できるようだ。
それによって人間のドラマは相対化され、どこか影絵のような"現象"に還元される。



「蟲師」が海外でも評価が高い理由は多々あるだろうが、
このような人間の描き方に、日本的な美学が感じられる点も大きいと思う。
"現象"にも似た人間の存在の儚さを掬い取り、抒情的に描く部分にこそ、
おそらくは本作の真骨頂があるのではなかろうか。

(日本的、という言い方はあるいは不十分かも知れない。
「自然」という広大な生命の宇宙の、ごく微細な一部分でしかない人間。
この原感覚は、東洋的な世界観に根差したものであるし、
あるいはこの、いわば汎生命的でありながら同時に"無"("死"ではなく)を内包する
世界像が"蟲"の原イメージであるとすれば、それは東洋的と呼べるものだろう。)

儚げな印象はまた、「夏目」からも濃厚に感じ取られる。
作中に登場する廃線の駅、ダム湖に沈んだ村などは示唆的だ。
忘れられたものたちが束の間、姿を現し、また忘却の彼方に沈んでいく。
そもそも妖怪とは、人々から忘れられ、零落した古えの神々だとされている。

我々の背後に存在し、消えていった無数の、ささやかな時間の堆積。
そこに思いを馳せ、沈思に誘うような、どこか静謐な世界が両作の持ち味だろう。



とは言え、作風の相異もまた歴然としている。
青年漫画と少女漫画という、出自の違いは隠しようもなく明白だ。

「蟲師」という作品の凄味は他に類のないものであって、
非現実の存在である"蟲"の生態と、人間との関りを異常な現実感で描き、
私見では、広義の「幻想的リアリズム」の系譜に位置づけるべき作品だと思う。

単純に比較すれば「夏目」はやはり、"夢みられた優しい世界"に映る。
そこに少女漫画の限界を見る見方も確かに可能だろう。だが、
この作品の"優しさ"が視聴者に求められ、支持されていることは事実であり、
それは魅力でこそあれ、否定される理由には決してならないのである。{/netabare}



作風は大きく異なるが、視聴後の充足感は両作ともに深い。
「夏目」には心を潤され、「蟲師」には魂の深部を揺さぶられる。
こうした手応えは昨今のアニメにはまず求められないものだろう。
自分が旧作メインにならざるを得ない所以である。

「蟲師」については、よく言われるように、
一話一話が一篇の短編小説に匹敵するほどの濃密な内容を含んでいる。
それで得心がいくまで観返してしまい、完走は先伸ばしになっていくのだが、
いずれ単独で取り上げる際には、上記の着眼点を発展させた
"考察"もどきを試みたいと思う。まあ、需要はなさそうだが…。

2022.12.15 投稿

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

どこか懐かしい想いにさせてくる...そんな作品です

他の人には見えないものが見えてしまう。

ファンタジーやホラー系などではありがちな表現なのですが、いずれも怖かったり、あまり良い印象を受けなかったりしますよね。
でもこの作品では優しい想いにさせてくれるです。

物語は妖怪が見えてしまう、主人公:夏目貴志が同じく妖怪が見えていた祖母の遺品で、妖怪の名が書かれている友人帳を見つけてから進んでいきます。

その友人帳絡みで出会う妖怪たちや友人たちとの、ハラハラした展開、時には笑ったり、泣いたり、癒されたりで本当に見ていて優しい想いになれる作品です。


また、日本の原風景やどこか懐かしい描写が数多くあり、その点でも癒されてしまいます。

基本的には1話完結ですが、大まかな物語は全体を通して繋がっているので、見ていても飽きません。

個人的には号泣してしまった回などもありました。

作品自体とても人気が高く
ニャンコ先生含め妖怪も個性的なキャラが多いのも魅力の一つです。

現在までにアニメは4期まで続いており、あまりの人気から今後もまだまだ放送されるのではと思います。


最後に見る順番ですが、

夏目友人帳

続 夏目友人帳

夏目友人帳 参

夏目友人帳 肆

の順番で見て下さい!!(*´ω`*)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 87

89.0 2 霊能で妖怪なアニメランキング2位
続 夏目友人帳(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (2366)
13670人が棚に入れました
妖怪が見える少年・夏目貴志は、ある日祖母の遺品の中から「友人帳」を見付ける。この「友人帳」とは彼の祖母・レイコが妖怪をいじめ負かした結果、奪った名を集めた契約書であった。

それ以来、名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで自称用心棒の妖怪、ニャンコ先生(斑)と共に、妖怪達に名を返す日々を送り始める…。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、伊藤美紀、沢城みゆき、木村良平、菅沼久義、藤村歩

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

珠玉のエピソード集

主人公のあやかし、家族や友人とのつきあい方、距離のとり方が固定した感があるのがやや気がかりです。
敵意を持つあやかしには、にゃんこパワーで一件落着。
やっと出会えた安らぐ場所を守りたいのはわかります。
でも「危険に巻き込みたくないから秘密にする」で、あっさり精神的に決着をつけてしまっていいのでしょうか?周囲の人の危険回避を優先するなら別の選択肢もあるはず。秘密を打ち明けないでいいのか、友人帳で名を返すのを続けてよいものか、夏目にはもう少し悩んで欲しいと思ってしまうのは贅沢でしょうか?

投稿 : 2024/04/27
♥ : 39

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

やさしさで繋がっている心地良さ

1期に引き続き、穏やかな心地は健在。
この2期では、1期で出会った「人間たち」との交流、
及び祓い屋についても描かれている。

主人公・夏目と、ある契約を交わしているにゃんこ先生とのやりとりが毎度コミカルで、
本来、怖いもののはずの妖怪がオトボケキャラの飲んだくれだったりするので笑える。
でもそれだけじゃなく、夏目が窮地に陥った時は用心棒として守ってくれる心強さ。
またそのときの声の豹変ぶりといったら!

その他に登場する人物や妖怪達がなかなかに魅力的。
妖怪は良くも悪くも純粋で、まっすぐで、もちろん例外な者もいるが、
何らかの猶予を与えてくれたり、約束はちゃんと律儀に守ってくれたりと案外いい奴ら。
なのでだんだんと憎めなくなってくるのだ。

そして夏目を引き取り、一緒に暮らしている遠い親戚である藤原夫妻がまた良くて。
こんな人たち本当にいるのか?っていうほどに温かく、やさしく。
特にお母さん代わりの塔子さんが素敵すぎる。
もし、実の子だとしてもあんなに温かく受け入れて包んでくれるなら、母親の鏡だなぁと。

夏目の明るい変化は、妖怪たちとのふれあいもだけれど、
やはり一番にこの夫妻のおかげなのだろうね。

1期では夏の放送のため夏休みっぽい雰囲気があったが
こちらの2期は秋冬の景色がメインで、そういう季節感も
この作品の魅力のひとつと言えるかも。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 59

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

妖怪と人間と

2011年夏に3期放送ということで急遽1期に引き続き視聴。

話は1期の続き。
続きとは言っても1話もしくは2話完結。
1期の2話まで視聴済で友人帳の設定ぐらい知っていれば
観るのにそれほど支障はないだろう。

相変わらず主人公夏目と妖怪との心温まる話がベース。
個人的には1期の方が好きな話が多かったかと思う。
しかし、2期は夏目の成長がみてとれるのでそこは○

また、2期では1つのテーマを扱っている。
最終話でそのテーマに答えを出すことになる夏目。
どんな答えを出すのかは是非作品を観て確認していただきたい。

ニャンコ先生相変わらず、可愛く、かっこよく、強く、そして美しいw
だがはっちゃけぶりが1期より上な気がする。
あまりはっちゃけが過ぎると作品の雰囲気を壊しそうな気がする。

総合的に満足いくできだったように思う。
3期でも夏目とにゃんこ先生の活躍に期待したい。

と色々書いてきたが
何が言いたいかというと

なんとか3期に間に合ったぜw

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

82.5 3 霊能で妖怪なアニメランキング3位
幽☆遊☆白書(TVアニメ動画)

1992年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (929)
5943人が棚に入れました
主人公の浦飯幽助は、車に轢かれそうになっていた子供を助けたが、死んでしまう。しかし、幽助の死は霊界にとって予想外の出来事であったため、生き返ることになった。そして、妖怪が人間界で起こす悪事を取り締まる霊界探偵として働き始める。

声優・キャラクター
佐々木望、千葉繁、緒方恵美、檜山修之、田中真弓、深雪さなえ、天野由梨、京田尚子、林原めぐみ、折笠愛、白鳥由里、中原茂、飛田展男、玄田哲章、鈴木勝美、古田信幸、二又一成、子安武人、真殿光昭、納谷六朗、辻谷耕史、曽我部和恭、若本規夫、山口勝平、松本保典、森川智之、近藤玲子、菅生隆之、高山みなみ、江原正士、大谷育江、西村知道

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いわずと知れた大人気作

探偵モノからはじまりバトルモノ、トーナメントと当時のジャンプの王道をいくストーリー。

アニメ幽白の特徴は作画があまり乱れないこと。
DBZやスラムダンク、剣心に比べてだが。かなりがんばってる。
あと原作が短かったので引き伸ばしがあまりない。
前話回想はあるけど、見れるレベル。

もうひとつはやはり声優さんのチョイスがすばらしいこと。
問題が起きたのはイメージとあまりに違うという仙水くらいじゃなかろうか。あれも慣れてしまえば別に。声優さんの演技もうまかったし。声質がたしかたにあわなかったよね。

ほかは飛影、蔵馬をはじめ新人も含むキャスティングがすばらしい。緒方さんの出世作なのは有名。

邪気眼、炎殺黒龍波、その龍を宿しいつもうずいてる左腕、のちに体に宿し漆黒の羽がw。
厨二の開祖、邪眼師飛影も大人気の一翼、最強クラスのキャラなのに戦うったあとは妖力補給で寝ちゃうという・・。かわいいやつ。誰が好きかっていったら桑原、玄海、酎あたり。
なんだろうね、オトナになるほど桑原のかっこよさがわかってくるんだよね。


『アンバランスなキスして』など名曲ぞろいのOPED。
個人的には原作の「最初と最後の探偵編が好きだなぁ・・・




投稿 : 2024/04/27
♥ : 15
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「戸愚呂100%の恐怖!」

原作コミックは立ち読み程度。

いきなり{netabare}主人公少年・浦飯幽助が死に、生き返るための試練に挑む。{/netabare}
と言う意表を突いた導入から広がる霊界設定などが特徴的だったジャンプ原作アニメ。

当初は霊界探偵など特色ある展開もあったものの、
次第に暗黒武術会だの、魔界統一トーナメントだの、
ジャンプ黄金期の能力インフレーションや、
昨日の強敵(とも)が今日の仲間になるといった王道の論理に惹かれるように、
結局は能力バトル物としてヒートアップしていった作品。

私も印象に残っているのは能力バトルアニメとしての諸要素。
人間にしても、妖怪にしても、
生き様と言いましょうか、死に様と言いましょうか……。
各々が背負った宿命や性格が、明快にバトル空間で表現されています。
やはりジャンプらしいバトル長期化により、お話はなかなか進みませんがw
応酬される減らず口共々、熱くなれる王道バトル作品だと思います。


後々、私の嗜好に影響を与えたキャラも多数おり、
例えば蔵馬。飛影と共に、主人公・幽助を凌ぐ人気を誇った、
妖狐の力を受け継ぐ美少年。
棘のある薔薇が似合う美男子(CV緒方恵美)が時に血まみれになりながら、
可憐に戦う姿には、男の私にも危険な衝動を巻き起こしましたw

後年、私に乙女向け作品の美男子に一定の耐性が付いたのは、
『聖闘士星矢』の瞬と蔵馬のお陰だと思っていますw


次いで玄海。幽助の師である天才霊能力者で、お婆さん。
弟子を突き放した言動も見受けられますが、
実際には弟子想いが興じてトーナメントに覆面で乱入する程、
師弟愛に溢れたお方。

後年、私が老体に鞭打って死力を尽くすキャラに惹かれたりしたのは、
玄海の老いの一徹を目撃していたからだと思っています。


さらに触れておかねばならないのは、戸愚呂(弟)。
生物学的におかしいレベルに発達した蠢く筋肉とグラサンがダンディな、
暗黒武術会編でボスキャラとして立ちはだかる大妖怪で、
彼とのバトルは物語中盤のクライマックス。

特に100%フルパワーを発揮した時の彼は激ヤバで、
{netabare}発散する妖気で観衆の四分の一が消滅するわw
肉体もガチムチ筋肉を通り越して
もはや動く屋久杉か世界樹(ユグドラシル)みたいにグロテスク化するわw
実際、玄海に相当修行を仕込まれてパワーアップしたはずの幽助が、
殴ろうが蹴ろうが大木やギガスシダーの如くビクともしないしw

極め付けが、妖気を込めた指で、空気の弾丸を飛ばして、
幽助を吹っ飛ばす圧巻のパフォーマンスw
如何に舐め切った攻撃でヒーローを叩きのめして絶望感を与えるか。
と言う90年代のトレンドを存分に体現したラスボス感溢れる堂々たる振る舞い。

尚も、指で空気弾を連謝して幽助を追い込んでいく戸愚呂弟の勇姿を眺めていて、
……ぶっちゃけ、残りの筋肉イラネーじゃんw
と爆笑しながらも、当時の私は画面に釘付けになりました。{/netabare}

仲間を想い過ぎた故に、色々こじらせた生き様や
突き抜けた言動と併せて、私にとって、戸愚呂弟は、
『ドラゴンボール』のフリーザや、『~ダイの大冒険』の大魔王バーンらと並ぶ、
90年代ジャンプを代表するボスキャラの一人です。


馬渡松子さんのOP曲「微笑みの爆弾」を始めとした主題歌もハズレがなく人気でした。
本作全盛期の当時、放送はフジテレビ系列でしたが、
テレビ朝日のバラエティで人気アニソンランキングをやったら、
上位全部『幽☆遊☆白書』だったと言う異様な光景が妙に記憶に残っていますw

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31

pixie さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

マンガ<アニメ!人間なら一度は見ておくべき。

原作からアニメ化で劣化することは多々ありますが
この作品はむしろアニメのほうがよい気がします。
まぁマンガは連載途中で富樫がサボったりしていたので
仕方ないでしょうが・・・。(最後のほうも適当)
富樫がマンガで端折った戦闘シーンもアニメではしっかりあったりします。
楽曲はOP・EDともに名曲だと私は思います。
あと昔のアニメによくある「こいつこんなに幼かったっけ?」程度の作画崩壊は目を瞑ってやって下さい。笑
この作品は大好きで書き出したらとまりませんので
この辺にしておきますね。笑

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

70.1 4 霊能で妖怪なアニメランキング4位
地獄先生ぬ~べ~(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (322)
1956人が棚に入れました
童守小学校に赴任してきた5年3組担任の鵺野鳴介(通称・ぬ~べ~)。
普段の彼は、ドジでおっちょこちょいなところはあるが、どこか憎めない愛すべき先生として生徒たちに親しまれている。
しかしぬ~べ~には、日本でただ一人の霊能力教師という、もう一つの顔があった。常に黒い手袋で覆われている彼の左手には、この世ならざる存在――悪霊や妖怪などに直接触れて、浄化することのできる最強の力「鬼の手」が封印されているのだ。その力は、かつてある生徒を救うため、わが身を賭して封じ込めた地獄の鬼のものだった。子供たちが〈闇の住人〉に襲われ、危機にさらされた時、ぬ~べ~必殺の「鬼の手」が闇を切り裂き、魔を祓う!

声優・キャラクター
置鮎龍太郎、藤田淑子、笠原留美、冨永みーな、根谷美智子、田中一成、浦和めぐみ、本多知恵子、白鳥由里、森川智之
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

細川美樹の乳揺れに並々ならぬこだわりを感じる ★4.545点

1996年4月 土曜日19:30~ テレビ朝日系で放送された作品
全49話


原作にあった男子生徒が女子生徒の下着になっちゃって汗と涎と鼻血でグショグショになりながら股間をべろべろ舐める話が強烈すぎてアニメの方は印象が薄かったのですが、全話見返してみたらすっごい良かったです。


やっぱり鬼の手のデザインが秀逸です。
骨ばった外郭に筋肉の繊維を思わせる表面がグロテスクと格好良さを併せ持っていて好きです。
最近だと進撃の巨人の50m級巨人みたいなデザインって言ったほうが分かりやすいのかもしれません。
他の妖怪のビジュアルもよかったです。特に「はたもんば」は個人的グッドデザイン賞でした。


あとは主人公、鵺野鳴介のキャラクターがよかったです。
これが教師の理想像、とまではいきませんが「生徒を守る」という確固たる決意にブレが無く、自分より圧倒的に強大な神にすら臆すること無く立ち向かう姿勢がカッコ良かった。それに至るバックボーンもいい話でした。


【総評】
全体的には、基本1話完結のエピソードをTVアニメという枠組みで上手く構成していて作画も年代を考えればかなり安定していた印象。
原作と比べて演出や表現方法はかなりマイルドになってはいるが作品の世界やメッセージ性を損なうほどではなかったと思います。
アニメでは鬼の力を開放するとき手袋に「鬼」の字をモチーフにしたマークが出ているんですがカッコイイ演出だと思いました。


以下、好きなエピソード

第2話 トイレの花子さんが出たぁ〜っ!
{netabare}学校の怪談定番のトイレの花子さん回
戦争で亡くなった哀しみからさまよい続ける話はありきたりながらもいい話だった。実は地縛霊と浮遊霊の2人いたっていう2段落ちもよかった。
あとヒロインの郷子ちゃんのパンツ!パンツがみえるんですよ!!!{/netabare}

第13話 教室が凶器に変身!?妖刀はたもんばの呪い
{netabare}上記でも少し話した「はたもんば」の回
とにかくはたもんばのビジュアルが怖くていい!原作ではもっとエグい絵でトラウマになった人も多いはず。
最強の鬼の手が一回敗れてしまうのも印象的でした。{/netabare}

第15話 ゆきめリターンズ!真夏の冷凍大作戦
{netabare}No.1ヒロインゆきめちゃんメイン回
ゆきめちゃんのぬ~べ~Loveが全面に出ててとってもかわいかったです。
自分のせいでゆきめを消してしまったと勘違いしたぬ~べ~が号泣してしまうシーンもぬ~べ~のどうしようもない人の良さが出ていてよかった。{/netabare}

第25話 しあわせパニック!涙に消えた座敷わらし
{netabare}みんなに幸運を運ぶ座敷わらし回
座敷わらしのマスコット的な可愛さとほっこりとするような話は物騒な話の多いぬ~べ~では珍しい回だったのではと思います。{/netabare}

第34話 今明かされる禁断の過去!鬼の手誕生の秘密!!
{netabare}一生のうち一番霊力が下がってしまう日に鬼の封印が解けかけてしまう回
生徒を助けるためにかつての恩師を鬼とともに封じ込めざる得なかった過去。なぜ生徒を助けるのにここまで執着するのかが分かるいい回だった。{/netabare}

第39話 死の底からの復讐!出るか?鬼と妖狐の合体奥義!!
{netabare}ライバルとの共闘は定番だけどやっぱりいいね回
鵺野に勝つためには愛の力が必要だと思った玉藻は生徒一人を犠牲にして街を救い人々の愛を得ようとした。すぐに間違いとわかり生徒を救うためにぬ~べ~と協力する展開が熱くてよかった。かなり作画がいい回で迫力もあった。
あと前半の健康診断のシーン、でっけぇな・・・{/netabare}


あっ!タイトルに言及するのを忘れていましたw
隙あらば美樹の胸を揺らしていましたねwww作画陣に美樹好きがいたんでしょうか。とってもいいと思います(ニッコリ) 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ドジで金欠なオカルト男は、鬼の手を持つ頼れる先生!!

90年代を代表するジャンプアニメの一つで、劇場版やOVAもたくさん出ている人気作『地獄先生ぬ~べ~』

劇場版で「ゲゲゲの鬼太郎」と抱き合わせ…こほん。オカルト・妖怪合わせで同時上映されていたようです。
近所の学校では夕方から夜にかけてお祭りがあって、毎年暗くなるとバックネットにスクリーンを張り、
子供向けの映画を放映していました。確かこれもあったはず。その時期だとデジモン、ポケモン、ワンピース
なんかもあった気がしますね。近くなので毎年行ってたのですが、子供たちがキャッキャと楽しそうでした^^

格好いい先生キャラクターは沢山いますが、そんな中でも彼を一番に挙げる方は多いんじゃないでしょうか。

主人公「鵺野鳴介」は霊能があるオカルトめいた変人で、事あるごとに生徒におごり金欠で苦しむ計画性のなさや
同僚の美人でセクシーなボディコン先生にメロメロだったり(学校にそんな風紀を乱す人が居るのは置いといて)
オッチョコチョイでだらしない所があったりと、生徒にも少し馬鹿にされながら友達感覚で親しまれています。

でもいざという時は危険を顧みず生徒たちの前に立ち勇敢に戦い、親身になりアドバイスをくれる、そんな先生。

原作からの変更点や放送時間に合わせた残酷描写やお色気シーンの軽減こそあるものの概ね原作順守でした。
原作より明るい雰囲気でギャグの量も多かったですね。メインのターゲット層が小学生だったのが大きいかな。


原作の妖怪や表現は怖かったですね~

七人ミサキ、海難坊子、逆さ学校、怪人A、ハタモンバ、人喰いモナリザ、てけてけ、メリーさん、疫病神、
赤いちゃんちゃんこ、くだん、死神、寄生虫、麒麟、木登り幽霊、枕返し、口裂け女、千鬼姫、などなど…。

鬼の手にまつわる話がかなりシリアスなのですが、全48話+SPで終わりなので、OVAや劇場版で補完します。
放送では無いですが鬼の兄妹が出てくる話など、原作でも人気が高いキャラにまつわるエピソードがあり、
テレビ放送の佳境にあたる話や要所要所で雪女の「ゆきめ」は大活躍でした。流石メインヒロイン(笑)

他にも人気が高い「玉藻京介」や「葉月いずな」が目立つものの、この作品の凄いところは通常回である
“生徒のお悩み解決回”が秀逸だということ。実は印象に残るエピソードはほとんどこっちだったりします。
レギュラーキャラである5人の小学生含め、生徒たちは魅力的な子ばかり。私は美樹より郷子がエロいと思う。

好きなヒロインはアニメ第31話「誰にも言えない目玉の恐怖!!天才バイオリニストの大罪」の篠崎愛ちゃん!!

んっ? 篠崎愛!? はぇ~…こんな名前だったっけ。確かに「あいちゃん」って言ってた気がするのだ~。


『地獄先生ぬ~べ~』は今でも生徒の世代になり続編が続いているので(スピンオフ『霊媒師いずな』も)
懐かしい方は記憶を呼び覚まして『地獄先生ぬ~べ~NEO』まで追いかけるのもオツなんじゃないでしょうか。

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この世には、

目には見えない
闇の住人達がいる。

奴らは時として牙をむき、
 君達を襲ってくる。

彼は、そんな奴らから
 君達を守る為、
地獄の底からやって来た、

―正義の使者―


…なのかもしれない。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 23

負け猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こういうのも名作だと思う

OPが一度聞くと中々忘れないテンポの良いもろに子供向け!
といった感じでしたね^^
EDはまさかのB'zが歌ってるしwww


主人公は左手に鬼を封印しており、教師で霊能力者という変わった設定w

どの世代にも通用するであろう、
妖怪や幽霊をメインにした現代風怪談のストーリーはかなり面白い。
(ホラーものとして今見ても面白いと思いますよ^^)

コメディ風に語られる話もあれば、本気で怖い話もあり
妖怪、幽霊、神様と幅も広い。
(妖刀はたもんば は結構トラウマだったなー)

原作がジャンプで連載していた事もあり、
しっかりとライバルも存在しバトルものでもあったりするwww

原作では結構エロいシーンが多かったけど、
アニメは子供向けに作られているのでかなり抑えている。

お気に入りキャラはもちろん
ゆきめ ですよー^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

71.4 5 霊能で妖怪なアニメランキング5位
ゆらぎ荘の幽奈さん(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (312)
1565人が棚に入れました
肉体派霊能力者・冬空コガラシ。悪霊に取り憑かれて、大借金を背負わされた彼は家賃の安い部屋を求め、いわくつきの温泉宿・ゆらぎ荘へ下宿することに。そこにいたのは成仏できない女子高生地縛霊の幽奈さんをはじめ、常識では考えられない美少女ばかり。女性しかいないゆらぎ荘の住人から、入居を反対されるも、なんとか暮らし始めたコガラシだったが…。

声優・キャラクター
小野友樹、島袋美由利、鈴木絵理、高橋李依、加隈亜衣、小倉唯、原田彩楓、小松未可子、春野杏

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちょっとHな温泉×幽霊ラブコメディー!

この作品の原作は未読です…って「週刊少年ジャンプ」連載の作品だったんですね。
この程度の露出なら少年誌でも問題ない…ということなんですね。
…と思ったら、その手の論争が起こったとwikiに掲載されていました。
まぁ、色んな事を言う人が居る、ということですね。
でも「規制より教育が重要」という意見は一理あると思いましたけれど…

この物語の主人公は、肉体派霊能力者の冬空コガラシ…
彼は悪霊に取り憑かれて大借金を背負わされていたので、家賃の安い部屋を求めてゆらぎ荘に下宿することになりました。
家賃は食事もついて格安なのですが、下宿する部屋は所謂「いわく付きの部屋」で、湯ノ花 幽奈という女子高生の地縛霊が棲む部屋だったんです。
ゆらぎ荘には他にも個性豊かで常識では考えられない美少ばかり…
こうして冬空コガラシのゆらぎ荘での新たな生活が始まり、物語が動いていきます。

キャラデザは私好み…それに加えて美少女を演じる声優さんも凄いんですよ。

島袋美由利さん(湯ノ花 幽奈):「はねバド!」の荒垣なぎさ、「はるかなレシーブ」の遠井成美
原田彩楓さん(仲居 ちとせ):「月曜日のたわわ」のアイちゃん、「うらら迷路帖」の千矢
くまちゃん(荒覇吐 呑子):「ももくり」の栗原雪、「クロックワーク・プラネット」のリューズ
りえりー(雨野 狭霧):「このすば」のめぐみん、「リゼロ」のエミリア
唯ちゃん(伏黒 夜々):「ロウきゅーぶ!」の袴田ひなた、「ViVid Strike!」のリンネ・ベルリネッタ
大地葉さん(シラタマ):「プリンセス・プリンシパル」のドロシー、「ちおちゃんの通学路」の久志取まどか
春野杏さん(信楽 こゆず):「潔癖男子!青山くん」の後藤もか、「ブレンド・S」の星川麻冬
小松未可子さん(神刀 朧):「K」のネコ、「灰と幻想のグリムガル」のユメ、「にゃんこデイズ」のろー
鈴木絵理さん(宮崎 千紗希):「あまんちゅ!」の小日向光、「ふらいんぐうぃっち」の倉本千夏

作品は私の主観で抜粋していますが、私にとってどれも思い入れのある作品ばかりで、キャラも未だ頭の中に鮮明に残っています。
たまにこうして声優さんのこれまでの配役を振り返ると、作品の共通点が見出せたりするので個人的には楽しんでいます。

でもこんなキャラに囲まれたハーレムって…
全く…冬空 コガラシ…毎朝川に叩き込まれるのは流石に勘弁して欲しいですが、それ以外の日常生活はまさに天国そのものじゃありませんか…
と、思えるくらい登場する女の子たちが可愛いんです。

湯ノ花 幽奈:ゆらぎ荘の女子高校生地縛霊。恥ずかしがるとポルターガイストを発生する。
雨野 狭霧:妖怪を成敗する霊能忍者集団・誅魔忍軍所属。実はかなりの照れ屋。
荒覇吐 呑子:いっつもお酒を呑んでいるセクシーお姉さん。酒呑童子の末裔の鬼。
伏黒 夜々:いつも眠そうな猫系女子。猫神に愛されており猫耳やしっぽがある。
仲居 ちとせ:ゆらぎ荘の管理人で幼い見た目に反して、ゆらぎ荘最古参の座敷童子。
神刀 朧:龍雅家に仕える神刀。龍雅家のためにコガラシとの子作りを目論む。
信楽 こゆず:化け狸の少女。千紗希に憧れて、彼女のおっぱいを研究している。
宮崎 千紗希:コガラシの同級生でアイドル級の美少女。少しHな妄想癖がある。

こんな個性的な女の子たちと冬空コガラシによるバタバタ劇が繰り広げられるんです。
ハーレム系の作品が苦手な方にはお勧めできませんが、嫌いじゃなければポイントの高い作品なのではないでしょうか。
それも冬空コガラシの優しさが相まっての事なんですけどね…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、春奈るなさんの「桃色タイフーン」
エンディングテーマは、湯ノ花幽奈、宮崎千紗希、雨野狭霧による「Happen〜木枯らしに吹かれて〜」

1クール全12話の物語でした。
ラッキースケベ系ハーレム作品としては総じてレベルの高い作品だと思います。
ですが、幽奈が地縛霊になった理由や成仏できない理由など、まだまだ分からない点が多く残っている状況です。
続編、制作して頂けると嬉しいんですけどね…

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

梅村 巳貴 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

一言で言えば、主人公を熱血性格イケメンにした、To LOVEる -とらぶる-ダークネス。

最初観たとき?異様なほどの、To LOVEる -とらぶる-感を感じた。主人公のコガラシがすごく爽やかな好青年だと感じた。オカルト要素のあるラブコメバトルアニメという感じ。ラストが尻切れトンボで無難な展開という感じがしたので、是非、二期を作って欲しい。Blu-ray版では地上波版では規制がかけられていたお色気描写が解禁されている。原作コミックのある巻数の限定版にはオリジナルBlu-rayが同梱されている物があり、キャラデザは違うが、Blu-ray版よりも相当性的なシーンが多く散見されR15的になっている。私的には、原作の方が好み。
作画クオリティーは及第点だが、キャラデザが微エロアニメにしてはちょっと違和感がある。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

郷音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっとHな温泉×幽霊ラブコメディー!

2018年夏アニメ。

原作漫画は週刊少年ジャンプ連載中。

ネットで「To LOVEるの後を継いだエロ枠」とか言われてたら見ざるを得ないよねw

舞台が温泉宿なので入浴シーンが多かったんですが

謎の光多すぎィ!!

完全版は購入しないとダメか…

アニメ前は狭霧派でしたが、仲居さん派に移行しましたありがとうございます

2期も期待したいけど、原作が今バトル漫画になってるらしいからなぁ…

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

57.0 6 霊能で妖怪なアニメランキング6位
SPIRITPACT(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (60)
260人が棚に入れました
除妖師である「楊敬華(ヨウ ケイカ)」は交通事故に遭遇し、命を落としてしまい、亡霊となってしまうという衝撃の展開からスタート。楊敬華は、偶然で出逢った陽冥司の「端木煕(タンモク キ)」と契約を結び、端木煕の影霊となる。不運な亡霊「楊敬華」とイケメン金持ちの「端木煕」のコンビは、鬼や妖怪と戦うなどの幾多の困難を乗り越えながら、無二の親友となっていくという展開になっている。

声優・キャラクター
井口祐一、武内駿輔、大久保瑠美
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