中学生で格闘なTVアニメ動画ランキング 4

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月17日の時点で一番の中学生で格闘なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.3 1 中学生で格闘なアニメランキング1位
魔法科高校の劣等生 追憶編(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (223)
991人が棚に入れました
魔法が技術として確立され、約一世紀が過ぎた二〇九五年四月。 魔法師を育成する国立魔法大学付属第一高校、通称“魔法科高校”に二人の兄妹が入学した。 一人は魔法師として致命的な欠陥を抱える劣等生の兄・達也。 もう一人は完全無欠の魔法師として讃えられる優等生の妹・深雪。 時に恋人同士と間違われるほど仲睦まじい二人だが、ほんの数年前までは、まるで女主人と使用人のように冷え切った関係だった。 その関係が変わった背景には、ある出来事があった。 三年前の沖縄。 深雪にとって忘れられない出来事によって、二人の心と、その運命が大きく変わっていく。 シリーズ累計2200万部を突破したスクールマギクスの始まりの物語 《追憶編》が幕を開ける。

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

私はいったい何を見せられているのだろうか・・・

この兄妹がこうなってしまったのは、いったいなぜなんだろう?
そんな興味のみで観てしまった本作です。

緊迫的な状況で緊迫感や切迫感がないのは相変わらずですね。
脚本や演出の問題なのか、予算の都合上細部を削っているからなのか・・・。
作品、作風が自分に何かを訴えかけてくるような感じがしないんですよね。
たぶん相性の問題かもしれませんが、この淡々とした感じは、私は少し苦手です。


兄「達也」がなぜあのような性格になってしまったのか?
妹「深雪」がなぜあのような性格になってしまったのか?
結局のところ、この作品は、後にも先にも兄と妹に対するこの疑問につきます。
その答えが分かっただけでも、大収穫でした。
なぜなら、いままで話よりもこの二人の関係の方が気になっていましたから。

では、なぜ妹はこんなにも兄ラブになってしまったのでしょう。

兄に「みゆき」と名前で呼ばれて、ドキッとする妹。
兄に「俺がついているから大丈夫」と言われて、ついにスイッチが入る妹。
そして、妹の結論、「私のすべてはお兄様のもの」。

えっ、マジか。こんなことで!?
私はいったい何を見せられているのだろうか・・・。

途中までは、確かにそう思っていました。
でも、実は、もっと深い理由があったというのがミソでもあり良かった点です。

このシリーズを好きな人ごめんなさい。
実は、私は、このシリーズは、ネタとして観ているふしがあります。
でも、そうやって力を抜いて観てみると、意外と楽しめる作品だなと思うのです。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 24
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

さすがですお爺さま

原作未読


きしょいきしょいとボヤキながらなんだかんだ継続視聴している本シリーズ。
主戦場“魔法科高校”から遡って、お兄様(達也)と妹(深雪)の中学時代を描いた『追憶編』全3話となります。正味1時間半。

劇場版とほぼ同尺で繰り広げられるは近すぎる兄妹関係の前段階。シングルイシューなためたいへんわかりやすいです。
生まれたそばから相思相愛というわけではなかったとの冒頭から、いかにして二人は親密となったのかに着目し、それをどう料理するかだけを楽しめば良い親切設計。本作の持ち味“小難しい各種設定”をいったん横に置けちゃいます。
できることなら視聴にあたって本編1期くらいは押さえて臨むことをお勧めします。主役二人のきしょい関係性をおさえてるからこその感動や衝撃が待ってることでしょう。たぶんね。

では本題。

■良いところ
1.相応の説得力
 極端な関係に至る過程については生半可な理由を提示されても納得はできないものでしょう。濃い味に薄味で抵抗してもかき消されるためです。ここは及第点。
{netabare}母親など縦関係も絡ませて出自とその後の人為的操作で達也が出来上がったというのは良かった。{/netabare}

2.シングルイシュー 
 既出。視点があっちこっちいかないので直球メッセージを受け取れます。

■イマイチなところ
1.これだけに限ったことではありませんが…
 シリーズ通して描かれている軍事描写があいかわらずしょぼい。リアリズムの対極にあるドリーマー発想なんですもの。扱いが刺身のつま程度とはいえこんだけ毎回挿入するんだったら少しは改善してほしいところです。
{netabare}交戦中に差別されてるされてないで茶番しながら説得を試みるために丸腰になるとかちょっと何やってるかわからないです。クーデターかなんかでしょうが作戦目的も不明瞭ならオペレーションも杜撰です。{/netabare}
{netabare}指揮系統が明確な組織の指揮官が遊軍である達也を戦列に組み込むゴーサイン出すのもないかなぁ。あっても戦力劣位にあるゲリラの戦い方であって正規軍じゃないもん。たしか魔法士の質量ともに日本優位な世界だったと思うのでなおさらです。{/netabare}

兄妹無双を見せるための引き立て役に過ぎない設定だとはいえ、底上げできないまま毎度毎度お粗末なのは勿体ないですね。登場機会の多い軍人さんでしょっぱいのよりも主役を食うくらいの傑物が出てきたら、達也の凄さに説得力も出るでしょうに。それだと別の物語になっちゃうのかしら。
{netabare}模擬格闘で完敗する軍人さんと涼しい顔したお兄様。ひょろっちい中学生相手にこれはちょっと(笑){/netabare}


総じて設定マニア(と勝手に私が印象をいただいている)原作者の本領発揮とでも言いましょうか。
こだわりの見える良品だと思います。



※雑感

■その作者について

原作者佐島氏は会社勤めしながら50代で本作を発表したとか。還暦前後人生のベテランです。
あくまで推定での放言なんですけど1960年前後生まれ“ガイナックス”の創業メンバーと同じくらいの世代感です。アニメ視聴層の平均年齢を上げてしまった罪深き人たち。もちろん突発的に『AKIRA』のような作品はありました。大ベテラン高畑氏冨野氏の設定マニアぶりは有名でも表向きは子供向け作品の体をなしてます。あくまで中高生以上の視聴者がアニメを視聴する潮流が出来たのは『エヴァ』以降なんだと思います。
要は切り拓いた世代なんですよね。パイオニアはすなわち脚光浴びるまではイロモノ扱いされながらこだわりを捨てなかったとも言えましょう。影もあります。遡ることちょうど60年前(1962)生まれの宮崎勤・宅八郎両名は侮蔑対象としてのヲタクの象徴でした。

共通するのは“対象への執着(こだわり)”と“外野の声を気にしない”といったところでしょうか。
こだわりが前面に出過ぎて良い意味でも悪い意味でもバランスが全く取れてないのです。
魔法発動の法則含め設定へのこだわりが半端ないことは素人の私でも分かります。正直難解ですよねこれ。一方ザルな軍事描写なんて「あーこの人興味ないんだな」が丸わかりだったり。古き良きヲタク臭を発散しまくりと言い換えてもOK。

SNS時代のクリエイターは否が応でもリアルタイムで評価されるためどうしてもバランサーになりがち。そんなところに殴り込みをかけた特化型のおじいさま。
そんな世代感が反映されている作品とも言えますので今後しばらく追ってみようと思います。



視聴時期:2022年1月 地上波

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2022.03.23 初稿

投稿 : 2024/06/15
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

今明らかになる、最強の兄妹(ふたり)の過去

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ「魔法科高校の劣等生」「魔法科高校の劣等生 来訪者編」「魔法科高校の優等生」と劇場版は視聴済です。


魔法が技術として確立され、約一世紀が過ぎた二〇九五年四月。

魔法師を育成する国立魔法大学付属第一高校、
通称“魔法科高校”に二人の兄妹が入学した。

一人は魔法師として致命的な欠陥を抱える劣等生の兄・達也。

もう一人は完全無欠の魔法師として讃えられる優等生の妹・深雪。

時に恋人同士と間違われるほど仲睦まじい二人だが、
ほんの数年前までは、まるで女主人と使用人のように冷え切った関係だった。

その関係が変わった背景には、ある出来事があった。

三年前の沖縄。

深雪にとって忘れられない出来事によって、二人の心と、その運命が大きく変わっていく。

シリーズ累計2200万部を突破したスクールマギクスの始まりの物語
≪追憶編≫が幕を開ける。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

まず、視聴して気になったのがアニメーションの制作会社でした。
アニメーションに既視感はあるものの、つい先日視聴した「魔法科高校の優等生」とは明らかに違いがあるからです。

ググってみると、アニメーション制作会社は以下の様になっていました。
無印:マッドハウス
来訪者編:エイトビット
優等生:CONNECT
劇場版:エイトビット
そして今回の追憶編もエイトビットが手掛けています。

上記をみると基本的に本作のアニメーション制作はエイトビットなんですが、優等生だけCONNECTを起用した…構図になっています。

理由を考えてみました。
あくまで個人の勝手な憶測ですが、優等生編は、深雪を中心に主に女性陣の活躍が描かれていました。
だから、より女性を美しく魅せることに特化した結果なのではないでしょうか。

もちろん、エイトビットの手掛ける女性キャラだって目を見張るキャラがいないわけではありません。
これまで、IS〈インフィニット・ストラトス〉、ワルキューレ ロマンツェ、東京レイヴンズ、グリザイアシリーズ、Rewrite、転スラに推し武道などを手掛けてきているのですから…

また、CONNECTはSILVER LINK.の子会社で、優等生は単独の元請け第3作目の作品となっています。
それにも関わらずストブラや2022年に放送される作品も同時並行して制作しているようなので、制作パワーの問題もあったのではないか、と思います。

そうなると確固たる実績を持つエイトビットが請けるのは自然の流れに思えてきます。
まぁ、実際のところは複雑な大人の事情も絡んでいると思うので分かりませんけどね^^;

一方、物語の方は達也、深雪、そして来訪者編でこの兄弟と同居することになった桜井水波の3人が、長期休暇に合わせて沖縄旅行に向かう準備をしているところから始まります。

達也と深雪はこれが初めての沖縄ではありませんでした。
3年前にも一度沖縄を訪れたことがあったんです。
写真立てに飾られた1枚の写真…その写真から追憶編の物語が始まります。

今では超が付くほどのブラコンの深雪ですが、どうやら3年前は様子が違っていたようです。
1枚の写真に込められた思い出と、達也と深雪の兄妹の絆の謎に迫る物語が動き出します。

この作品は、ファン必見の作品と言っても過言では無いと思います。
今の達也と深雪の関係の根源が描かれているのですから…
言い換えると、それは深雪がこれまで謎に包まれていた達也を知っていくということ…

原作既読組の方々は既にご承知のことだと思いますが、アニメしか見ていない自分にとっては、結構衝撃的な展開でした。

そしてもう一つ明らかになるのは、ガーディアンの背負う宿命について…
ここでは桜井穂波という、かつて司波深夜の身の回りの世話も担当していたガーディアンが描かれています。
来訪者編で触れられていた、桜井水波の叔母にあたる方です。

公式サイトでは以下の様に紹介されていました。

遺伝子操作により魔法資質を強化された調整体魔法師「桜」シリーズの第一世代。
30歳。対物・耐熱防御魔法を得意とし、単一の対物・耐熱魔法の防御力は国内魔法師の中でもトップクラス。
深夜のガーディアンを務めており、警護だけでなく、身の回りの世話もしている。
達也や深雪に対しては姉のように接していて、何かと二人のことを気にしている。

そんな彼女が何を思い、何を選択するか…そんな生き様こそがガーディアンの背負う宿命そのものだと思います。
限られた時間の中でも情報が盛り沢山の作品になっています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、八木海莉さんによる「Ripe Aster」

想像以上に堪能させて貰った作品でした。
しかも、シリーズの続編制作が決定するという嬉しいサプライズまで…^^
現時点では放送時期などの情報はありませんが、続編の情報を楽しみにしています。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 18

65.1 2 中学生で格闘なアニメランキング2位
ふたりはプリキュア(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (171)
997人が棚に入れました
勉強嫌いで無鉄砲だけどスポーツ万能、人一倍正義感が強くクラスでも人気者の美墨なぎさ、成績優秀でお嬢様育ちのおっとりとした性格の雪城ほのか、ふたりは同じベローネ学院女子中等部の2年生。2人は邪悪なドツクゾーンが光の園を襲撃し、地球に逃れてきたという不思議な生き物メップルとミップルに出会う。そして、メップルとミップルによってなぎさとほのかは変身する能力を与えられ、力を合わせてドツクゾーンから送り込まれてくる邪悪な敵と戦うことに…!?

声優・キャラクター
本名陽子、ゆかな、関智一、矢島晶子

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ありえな~い

おっさんがプリキュアを評価するのも
いささか気が引けるのだが、
ここはあえてレビューなるものを書こうと思う。

女児向けとして作成された本作。
この後、永きに渡り放送されることとなる
まさにヒット作プリキュアの初代。

魔法少女物に位置づけられるが、
魔法らしきものはあまり出てこない。
基本肉弾戦でキメは光線を打つw

おっさん世代にはセーラームーンと
言ったら伝わるのではないだろうか。

そんな戦いを美少女2人が繰り広げる。
2人は性格も得意分野も全く異なるりまるで正反対。
当時としては主人公が黒と白という変わった設定。
そんな彼女達が悪の勢力ドツクゾーンと戦い活躍するのである。

女児向けということもあり基本1話完結で進んでいく。
49話と長いようだが、結構展開は速い。
内容的には2部構成みたいな感じでできている。
比較的見やすく飽きにくく出来ていると思う。

戦闘シーンも血なんてものは一切無く、
さらに直接的に顔を殴るなんて描写もない。
至れり尽くせりの安心設計。

友情、恋愛要素もあり、
友情は2人とも初対面からはじまり、
徐々に仲良くなっていくのだが
意外とすんなり仲良くならなかったり
時には喧嘩したりとなかなか良く表現しているのではと思う。

恋愛はなぎさ(黒)中心。
憧れの先輩が、といった感じだ。
いつも元気ななぎさが先輩の前だと、
というベタな感じだが、なかなか微笑ましい。

OP曲は五條真由美さんが歌う
「DANZEN! ふたりはプリキュア」
歌だけは知ってるって人もいるのでは?
なかなか乗りがよく、耳に残る。

全体的にはやはり女児向け。
随所に女の子受けしそうな設定が盛りだくさん。
その分、お子様がいる所には安心してお勧めできる。

でも、個人的には結構楽しめた。
基本友情ものは好物なので、その辺りは良かった。
現状のスイートプリキュアまで含めても
初代が1番好きかなと思う。

とまあ色々書いてきたが
何が言いたいかというと

おっさんがプリキュアなんて
「ありえな~い」

投稿 : 2024/06/15
♥ : 13

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

断然な鉄板

ふたりはプリキュア。本作はのちに続くシリーズにとって、逆に二人という点でまず異色になる作品である気がします。ただ私もこのシリーズに関しては、色々思うことがあっても、書くのが恐れ多いというのが事実であり、世間的にもそのような位置にあるような気がします。

セーラームーン等のちょい後位に放送開始され、何かとこのようなジャンルは差別化を図ろうとするのが鉄板であると感じます。話自体の起伏というよりも、設定そのもので、どれくらい視聴者のハートを掴むか、てな感じでしょうか。

そもそも長編なので、その新しさ(鉄板)が勝敗の分かれ目。本作の特筆すべきところは、男児アニメに勝るとも劣らない肉弾戦と、少女二人による友情(百合?)や、一瞬で覚えられるくらいのキャッチーな歌、そして白黒二色のキャラの良さ。あと感じるのは若干年齢設定上げてる感。大きなお友達向け仕様にもなっているのかな

そんなわけでございますが、私が本作の好きな点はやっぱり鉄板です。女児アニメでここまでするかっていう戦いや、子供向けでここまで追い込むかって位キャラを悩ませるし、そんなあとの爽快な勝利が音と共に単純にパワフル。

そんな単純(パワフル)さにおける鉄板の痛快さは何か普遍的な気がします。
例えばキムタクのドラマは設定こそ違うものの、大体キムタクっぽさを感じます。そのぽさは大したことはないのですが、HEROで言えば真面目検事の中で一見不真面目に見えるキムタクが異彩を放っていく風で構成されている。

ですがその不真面目風の中で大したことは実はやっていないような気がする。子供でも理解出来るような、悪い事をしたら謝りましょうとか、嘘をつくのは良くないみたいな、誰もが分かってるつもりで、忘れてる普遍的共通点を少しキムタク風にしてあるだけ。異彩に魅せて実際は普遍みたいな、ギャップが良さではないのかなと思っております。

ふたりはプリキュアにおいても上記したような、差別化を図った設定・ビジュアルと共に、普遍的な正義・友情であったりをパワフルに、ある意味ではあざとい位に魅せてくる。無印においては結構好き嫌いが激しいので、まぁキムタクのように好きな人は好き、嫌いな人は嫌いとハッキリする作風ではありますが、世の中に嫌気がさした時など見てみると気持ちいいかもしれません。だってやってらんないじゃんw

投稿 : 2024/06/15
♥ : 29

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

やり過ぎなカタルシス

シリーズ第1作
通称:初代、無印

老若男女問わない人気で、
現在も続くプリキュアシリーズ長寿の秘密は、シリーズごとにキャラクターや世界観がリセットされることにある
そのことによってマンネリ化やファン層の固着化を避け、それぞれのシリーズに違った良さが生まれる
こういった部分を見ると「セーラームーン」や「おじゃ魔女どれみ」などよりも「仮面ライダー」や「ガンダム」シリーズに近いものがあると思う

この初代の最大の特徴にして、
後々のシリーズにも受け継がれる点として、
女児向けアニメとしては正直やり過ぎな感のある徹底された『カタルシスの追求』にあると思う

絶対無敵のヒロイン、プリキュアは『悪』に対してとことん容赦がない
彼女達は魔法や超能力よりもプロレスやボクシングばりの肉弾戦でぶつかり合う
そんなプリキュアに向かう敵キャラクター達は、
まさに捨て身で勝負を挑んでくるのだ

このあまりに体育会系なノリは今作のシリーズディレクターを務めた西尾大介氏が、
あのドラゴンボールやエアマスターを手がけた方だと聞けば納得していただけるだろう

しかしこれらがスポーツマンシップのある爽やかな世界の話ではなく、
世界の命運を掛けた生死を分かつ戦いとして描かれるのだから、
子供向けとしては少々やり過ぎな感がある
ティーン世代以上にもプリキュアファンが多いのはこういったことも背景にあるのだろう

しかしここまで『勧善懲悪主義』に徹した子供向け作品は、
ゼロ年代以降ではアニメ、特撮ドラマ問わず珍しいのではないか?

そういった意味では往年の昭和特撮ヒーロー

特に、一見して噛み合わなそうな二人組が変身という点で「ウルトラマンA」や「超人バロム1」を連想させる







あとなぎさがテライケメンwww

投稿 : 2024/06/15
♥ : 6

63.3 3 中学生で格闘なアニメランキング3位
RD潜脳調査室 アールディー(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (272)
1687人が棚に入れました
2012年、フリーダイバーの波留真理は、建設中の人工島沖合で観測実験の最中、「海が燃える」現象に遭遇し、49年間も昏睡状態に陥った。2061年、長い眠りから覚醒した波留は81歳の老人となり、車椅子生活を送らざるを得なくなった。そんな中、波留は旧友・久島永一郎によって、メタリアル・ネットワーク(通称:メタル)の情報を調査する、電理研外部委託調査員に任命される。メタルは、安全で人々の欲望を満たす一方、現実世界(リアル)の世界に歪みが生じたからだ。こうして、波留は蒼井ミナモとバディ(英語で『相棒』の意)を組み、メタルとリアルの間で起きる事件や謎を追う事になる。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あなたにリアルドライブ!

全26話(攻殻機動隊未視聴)

攻殻機動隊の原作者 士郎正宗と制作したプロダクションI.Gの共同原作作品です。
設定は合わせているようですが、内容には接点がないようです。

ネットワークが発達した世界、通称「メタル」での様々な事件や謎を解決するため、電脳ダイバーで主人公 波留真理(はる まさみち)、ヒロインで中学生の波留さんのバディ(相棒)蒼井ミナモやその仲間たちの活躍を描いています。

キーワード「海」ですね。舞台は海が綺麗な人工島で普通にダイビングできそうな感じです。

基本、1話で1つのエピソードですので、観やすいです。
終盤は、連続したお話となります。

主人公が老人という設定はなかなか斬新でした。

キャラはみなさんちょっと太めです。萌え作画ではありません。

自然と科学技術は調和できるのか、対局にあるのか、そう言ったことを考えさせる作品だと思います。

電脳世界といっても基本人間同士のお話なので、人間味溢れるエピソードが多い作品です。楽しめました。オススメです。

OP/ED アニソンとはちょっと違う感じの曲です。アップテンポな曲ですが、儚さを感じました。

最後に、主人公 波留真理さんの声を担当していたのは森 功至さんですが、私には銀河英雄伝説のウォルフガング・ミッターマイヤーのイメージが強いですね。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 27

hcdNV25310 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

粘って。粘って。粘った先に。

はじめは予想を、悪い意味で裏切られます。
パンツがみえたり、変態アニメかとおもいきや。
実はこんな清純アニメ他になかろうと思いました。
ただ途中で失速してしまうのは否めません。ここさえクリアすれば他のレビュワーが高評価をつけている理由もわかると思います。
数々のアニメをみてきましたが、ほかと違い感動シーンが、安くありません。
見終わって心が洗われる気持ちになります。
腐った世の中に生きる大人はこれをみてみるべきです。
腐った大人ならわからないとは思いますが。
少年漫画が主に面白いという方にはオススメしません。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 5

もちすい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

かなり人を選ぶ

攻殻機動隊シリーズの亜流といった位置付けでしょうか。

基本的に1話完結のエピソードで、電脳やネットワークなどの科学技術が発達した社会においての様々なテーマを描き、その世界観や、そこでの人間の在り方などを提起しつつ、最終的にメインテーマに収束していく、という流れが攻殻機動隊SACと構成が似ていると思います。

あちらが「個の存在とは何なのか」といったものをテーマにしていたのに対して、こちらはまた別のアプローチで「人類は自然というものとどう付き合っていくべきなのか」というのが主なテーマになっています。

概要だと、こんな感じですが、世界設定は同じでもテーマが全然違うので攻殻シリーズとは、かなり雰囲気が違います。

主人公がおじいさんだし、キャラを魅力的に描くことを優先していないし、派手なシーンもないし、ヒロインが良くも悪くも浮いてるし(たしかにアクセントにはなってますが、私はこのヒロインのキャラに中々慣れませんでした)、メインテーマも、そこまで深く具体的に描かれているわけでもなく、私には「ふーん。この世界のキャラがそう言ってるならそうなんだろうな」ぐらいの、なんとなくな解釈しかできませんでした。

でも、各エピソード単体だと、すごく魅力的な話が多かったです。
登場人物に落ち着いた大人なキャラが多いし、皆とても優しさに溢れているので、エピソードもそういう雰囲気のものが多くて楽しめました。
特に6話は、すごくいいのでおすすめです。
泣けました。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 11

59.4 4 中学生で格闘なアニメランキング4位
R-15(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (573)
3268人が棚に入れました
ポルノ小説でプロとして活躍している芥川丈途。丈途は職業柄あまりよい目で見られなかったがその能力が認められ、天才と呼ばれるにふさわしいものだけが入学を許される私立高校・閃学園に入学することになる。そこは個性あふれる生徒が集まっており、翻弄される丈途。学園や先輩から出される幾度の難題なテストにも負けず、彼らと協力しながら勝利を収めていく……。

声優・キャラクター
喜多丘千陽、福原由莉奈、柏山奈々美、小松真奈、積田かよ子、村上まどか、村井理沙子、月宮みどり、有賀由衣、野水伊織、長島☆自演乙☆雄一郎
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リビドー大爆発(50点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:50点
アニメ系統:リビドー爆発系学園ラブコメ

天才だけが集まる学園での
天才「ポルノ小説家」芥川 丈途の学園コメディ。
ということだが、エロ全開w
もう、突っ込みどころ満載すぎる。

ストーリーなんてあってないようなもの。
このアニメを楽しむにはいかにバカになれるか
そこに尽きると思う。

兎に角、リビドー爆発しているところに
どれだけバカになって突っ込めるかであろう。
それ以外何も無いと思っている。

キャラはなかなか可愛いので
エロネタと可愛いキャラに萌えてくれ。

さすがにこれだけバカでエロだと
声優さんも知らない方々ばかりだ。
でも、悪く無いと思う。
エロエロな内容でもがんばっていた。
そんな声優さん達には今後も活躍して欲しいね。

そんなわけで決してお勧めできるものではないが
バカバカしいエロに興味があれば、どうぞといったところ。


と、まあ、エロエロとしか書いてないが
つまり、何が言いたいかというと

モザイクばかりで何も見えんw
これはBD観るしかないのかw

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以下、毎話後の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
今期のエロ枠か?
なんという卑猥な・・・
オープニング開始早々今期の脱落候補No1に躍り出たw

と思ったんだが、何かそうでもないかも。
確かにエロ枠だが、ぶっ飛び加減は面白い。
絵柄は個人的に好み。キャラも可愛い。
貧ニューから巨ニューまで選り取り見取りw
ちょっとキャラが多くて1クールでは覚え切れなさそうだが。

今後がちょっと気になる。

公式見てきたら「リビドー爆発中!」って書いてあったよwwww


2話視聴。
「リビドー爆発」全開かとも思ったんだが
何だ?何かちょっと真面目な話もあるのか?
こいつはエロだけで終わらない気配。
色々な意味で興味が出てきた。
来週も継続。

3話視聴。
今一勢いに欠ける気がする。
基本路線はラブコメのようだ。
ラブコメでの勢いも中途半端で
リビドー爆発もあまり勢いがない。
リビドー爆発で笑いにしてくれればいいのだが
意味の無いカットで爆発されても、引くだけだ。
爆発しても、真っ白で分からんしw
今一、面白みに欠ける。
一応継続。

4話視聴。
名機来夏回。
今回はなかなか爆発していた気がする。
来夏の変態ぶりがすごかった。
ただ爆発してた分、真っ白なシーンがいっぱいだったがw
しかし、丈途がどんどんモテル設定が気に食わないwww

5話視聴。
なんという百合回w
リビドー爆発しすぎだろwww
なんというアニメだ。
ランの技が色々な意味ですごかったわw
ひどいアニメだが我が身を鍛えるためにも
継続視聴するw

6話視聴。
何か前回に比べるとパワーダウンした感じ。
このアニメはもはやリビドーを爆発させないと
楽しむポイントがあまりない。
爆発させた無茶な展開の方が笑えるので
そちらでいっていただきたいものである。

7話視聴。
透明人間とはベタだがなかなか面白かったw
やはりリビドー爆発で無茶苦茶やってもらった方が面白い。
こういう路線で押してもらいたいところ。
来週はどうなることやら。

8話視聴。
デート回。
タケトなかなか美味しい展開をw
うらやましい。
しかし、ふくねちゃん気にしなさすぎw
意外と落ち着いた回だった。
いつもに比べればだがw
来週は爆発を期待したい。

9話視聴。
部長回。
部長の謎にせまるが、結局何も分からないw
さらに気になってきたじゃねえかw
このアニメの性質上、最終的に判明するってことは無い気がする。
このもやもやした気持ちどうしてくれるんだw

10話視聴。
うたえ、可愛い。
そして、ちょっと可哀想。
たけと気づけ、この大バカ。
それでもポルノ作家かと真面目に突っ込んでも仕方ねえが。

11話視聴。
最後にきて、ちょっといい話になってきたんだがw
しかし、最後このまま終わる気がしない
どうせ、リビドー爆発で終わるんだろうなw

12話視聴。
予想に反して綺麗に終わろうとしやがったw
バカバカしくはあるが、綺麗に見えるから困る。
個人的にはもっと爆発して欲しかったかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/15
♥ : 22

だんちょー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

中途半端さが否めない。

全12話+TV未放送1話。

ラノベ原作。原作未読。

いろいろな天才が集まる学校。主人公はポルノ作家として認められて入学したみたいだが・・・

下衆な想像に下衆なセリフ(褒め言葉)

序盤はいさぎよくエロをギャグに持っていったので、最近のシリアス話に中途半端なパンチラとかより、よっぽど好印象だったのですが・・・

すぐにシリアス展開に持っていこうとする。それもよく理解できないし・・・

最近のアニメの悪い(?)クセが出始めましたね。ギャグ・シリアスのどっちつかず。エロ描写で釣り。個人的意見で申し訳ないのだが、路線をはっきりさせて欲しいのです。
ギャグならギャグで。シリアスならシリアス。エロならエロ(エロだけの主張ちょっと問題だがw)

結局なにがしたいのかわかりませんでした。

まぁ『R-15』なんてタイトルですが、中学生が喜びそうなレベルのエロネタだし、それほど過激な描写はないので、エロをネタとして笑える方なら大丈夫でしょう。

そもそもほとんど白い線で隠れててよくわかりませんwww BD見ろってことですかねwww

残念なのが声優さんの演技ですね。正直『本当にプロ?』って思うとこが多数・・・ なんか棒読みなんですよね(;・∀・)

声優さんはあんまり詳しくないので知りませんが。

TV未放送話視聴。
まぁ変わらずですねwDVDだから白い線なくていろんなところが丸見えですがw

エロが好きならご覧アレとしか言えない・・・

投稿 : 2024/06/15
♥ : 21

セメント さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

天才

圧倒的すぎるwww
夏期ワーストアニメ最有力候補なんじゃないんですか


天才ばかりを集めた学校が舞台とあり、まさに天才のバーゲンセール
かなり安っぽいイメージが払拭できないです、天才がこのように毎年輩出されてたら苦労はしません
言うなれば、超ショボい能力者たちが戦うアニメみたいな、天才と定義して良いのか怪しい微妙な天才ばかりが出てくる、がっかり感の漂う物語設定でした
話の軸の部分の酷さに加え、新人声優の試験起用のようなキャスチング、毎回同じ曲しか演奏しないクラリネットの天才()や円周率が言えるだけの数学の天才()など個々人の造り込みの甘さ等々、枚挙に暇がありません
何か”失うものがないから取り組みやすい”という言葉を強く感じるアニメでした

1話の冒頭、いきなり知らないエロアニメが始まるものですから、やべぇ見るアニメ間違えたかなと思うのも無理はない
これはポルノ作家の天才()である主人公の執筆したと思われる、これも劇中劇と言うのですかね、創作エロアニメで、以後も度々出てくるのですが
これ以外にも、普通に本編でやたらと女キャラが脱いでおり、非常に情欲をそそります
おかげにして、このアニメを観た後はエロサイトへ一直線がお決まり(ry
という冗談は捨て置き、2話の創の芝居とか、7話の来夏の寝起きからの一連のカット、8話のホテルの主人公の転倒するカット、12話の創の発明品が空飛んでくカット等々、たまに地味ウマな作画があるんですよね・・・
凡そ褒めるところのない駄ニメとネットでは目されていますが、そこだけは評価できる点でした

先程も言いましたが、あからさまに残念キャスチングです、逆に感心する位の酷さですね
このアニメなんと、長島☆自演乙☆雄一郎さんが出演してるんですよね
鉄坊廻役で出ている他、10話ではOP,EDを声優と混ざって歌っちゃったりしてます
まぁ素人ですから違和感を絶対に感じるだろうと踏んでいたのですが、元から酷いOPEDはともかく、本編ではそんなに浮いてないのが驚きでしたね
本業じゃない人が入ってても浮かない周りのレベルに軽く危機感を覚えますが

さて音楽に関しては、これも酷いとしか言いようがありませんな、最終回の挿入歌は歌詞も酷い
「ロウきゅーぶ」といい「ゆるゆり」といい、アニメPVに中の人の実写映像を使ったケースが多いシーズンでしたね
悪くないとは思いますが、声優プッシュが見え透けてちょっと・・・とも思います
アニメキャラ差し置いて声優出してるわけですからね、まぁそれだけ声優需要が高まっているということでしょうが

謡江や蘭に比べると、メインヒロインの吹音があんま可愛くないですね
にも関わらず、主人公は詩江を切っての吹音ルートでしたから、全く・・・全く・・・
そして律は、どうやら主人公に好意を寄せていたようですが、腐を釣ろうとしてるのが見え見えでアザトイですね
キャラに関してはそうですねぇ、性的だなぁと思うことはあっても、それ止まりでしたねぇ

それでもイベントは精力的にやっちゃうんですよねぇ
名古屋の全巻予約者限定イベントに、渋谷のCD発売記念イベントに、ソフト発売記念イベントシリーズにと、その全てにおいて良い噂を聞かなかったですね
ニコ動と連動した企画も、投稿者数は奮わなかったみたいですし、Ustの生放送でも視聴者少なかったとか、ソフト1巻の特典には抱き枕がついていたのに売上も微々たるもので・・・
こっちが虚しくなってくきますね、打ち上げコピペを初めて読んだ時が思い出されます
何故こんなことになってしまったのか
いやーほんとやること全部がマイナスに繋がってるような気がします


軒並み低評価です、ポル産アニメの終焉を感じます
しかしこの駄ニメポイントが、クソアニメソムリエを強く育てるわけなんですねぇ
ちなみにウィーンに行く話は原作の特典映像につくみたいですねぇ、果たして見ようか見まいか・・・

投稿 : 2024/06/15
♥ : 12
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