天才で科学なTVアニメ動画ランキング 7

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の天才で科学な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月18日の時点で一番の天才で科学なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.1 1 天才で科学なアニメランキング1位
天鏡のアルデラミン(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (899)
4996人が棚に入れました
隣接するキオカ共和国と戦争状態にある大国、カトヴァーナ帝国。その片隅で一人の青年が戦乱に巻き込まれようとしていた。名はイクタ・ソローク。戦争嫌いの怠け者で女好きという、およそ軍人とはかけ離れた人物だ。幼馴染であるヤトリシノ・イグセムとともに高等士官試験を受けた彼は、二次試験への送迎船で、看護学校出身のハローマ・ベッケル、旧軍閥名家のマシュー・テトジリチ、そしてヤトリと同じく忠義の御三家の一角、レミオン家のトルウェイ・レミオンと出会うこととなる。道中、彼らと賑やかな時間を過ごしていたその時、突如船が座礁する。総員退艦となり脱出する5人……だが、そこで一人の少女が船から海へ落ちる姿が目に入る。ためらわず、大荒れの海に飛び込むイクタ。そして、彼は少女の小さな手を握った。時に帝歴905年。それが後に常怠常勝の智将と呼ばれた男と、帝国最後の皇女と呼ばれた女の初めての邂逅。“約束された敗北"へと向かう、物語の発端である――。

声優・キャラクター
岡本信彦、種田梨沙、水瀬いのり、金本涼輔、間島淳司、千菅春香

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

転生したら盾の幼女の孫だった件

「まるで将棋だな」。甘い戦術考察、ぶれる時代軸、有明の干潟のごとく浅いカガク、何も残らないファンタジー戦記。


優れた戦術、掌握術を会得しながらも嫌みったらしくしているためになかなか正当に能力を評価してもらえない主人公が不利な戦争をしまくりつつ結局俺の味方TUEEEE頼み。

私はアニメはフィクションで絵空事と重々承知してるしその空想を楽しむようにはしているし楽しみたいと願望もある。しかし物語の内容がいくつか破綻してしまえば多くが瓦解しつまらなく感じてしまうのも私で悪い癖だと思っている。単純にそして素直に「すげー!カッケー!」とだけ感じることができればどれだけ有意義な時間となるのだろうかと心底自身のアホさを残念に思う。

主人公は知略に秀で(風)て口もたち更には科学に対しても博学(風)の本当は善行大好きなキャラクター。それに腕のたつ忠実な味方もたくさん居て、中世後期から第一次世界大戦の科学技術をぐちゃぐちゃに混ぜ騎士道やら精霊を利用した異能やらまでこねくり回したもんだからトンカツ海鮮オイスターソースがけブイヨン茶漬け丼状態。それぞれに独立性と合わさった旨味があれば面白い作品なのだろうがそうではないと闇丼でしかない。

序盤の物語については破綻なく面白かったのだがクソゲーになるのは中盤以降。精霊の力を使う銃の射程は40mと非常に短いのに対して火薬を用い大きなエネルギーが必要となる大砲と裂薬弾の存在が科学技術のアンバランスを発生させる。銃の考察をする上で火薬、信管、薬莢や弾丸などの金属加工技術こそが非常に密接なものなのだが主人公を引き立たせるためのこじつけが酷い。ライフリングとバレル延長で得られるものは直進安定性でありそれが大きいエネルギーを産み出す物でもないし弾丸、薬莢の進化無しには有効射程は劇的に延びない。
技術力が「対等」であるという無茶苦茶な設定を押し付けてしまっている意味も分からない。というか不要でしょ。しかも気球が高価ってwww主人公の頻繁に言う「カガク」ってイミフー(笑)

山岳民族蜂起の物語も最初から他国の干渉ありきなのは世の常でありながらそれすら念頭に置かずゴリゴリ自慰的に進めていく戦闘。がけの上に足場がありながらそれを用いず行われるゲリラ戦、情報戦を頻繁にアピールするくせに敵情の不明瞭と把握不足。双方にライフルの脅威がありながら「竜虎相搏つ」演出欲しさに前線で参謀が平然とチャンバラする稚拙な最終話などなど、これこそカオス。主人公の大好きな目隠し将棋が酷すぎて戦術と呼べる戦術でも無いのは嫌味なしにネタでしかない。


ぐちゃぐちゃな主人公のいう「カガク」が無ければ少なくとも楽しめる要素はあるのだが闇丼状態の物語で拒否反応を起こしてしまった。浅はかで短絡的なこじつけするならば精霊技術の進化による戦争形態の変化とそれを他者より上手く使う主人公って構図のファンタジーでええやんけ・・・などと不粋な思念に囚われてしまった。
弾丸もさぁ、貫通するような形状じゃないしさぁ、ペイント弾もどれだけの進化が要るのか。アニメって砲弾が簡単に爆発するよねぇ、何でもかんでも爆発しないんだけどさぁ。主人公持ち上げるために他の軍関係者の脳ミソをすんごい持ち下げて主人公だけまともにしてもそれって誰が騙されるんだよぉ。
ブラックラグーンほど銃器の描写に重きもおかず3DCGもショボいしなんだかなぁなラノベ販促作品。原作準拠ならばまさにラノベらしい作品だし制作サイドも兵器や戦争などの掘り下げての描写はさらさらする気が無かったのだろう。

岡本先生って笑う演技って一方通行縛りでもしてるんですかね?
そんなこんなな作品でもお耳に優しい種田ボイスはたまらんのです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

悪くないかな…。→ まともな戦記物で、面白い!(…ので原作買った。)

ライトノベル原作(電撃文庫刊)。既刊10巻なので不人気ではないはずですが、私は未読です。
→ 面白いので原作を買って読み始めました。現在既刊10巻すべて読了。(2016.10.1)

契約した精霊がパートナーとして各キャラについています。主人公のイクタは、同郷で名家の娘っぽいヤトリが仕官のために都へ上るにあたって、試験でヤトリを助けたり引き立て役になったりするために同行します。

途中で同じ試験を受けに行く人たちと一緒に乗った船が難破して…、ということで後は書きませんが、とりあえず主人公は軍師・参謀タイプです。

そういう設定で1話目から有能そうに見える主人公はなかなかいない気がしますが、イクタはちゃんと有能そうだったので視聴継続して完走しました。

かなりちゃんとした戦記ものです。

本作は主人公のイクタ以外の、「騎士団」を始めとする周辺キャラが魅力的です。原作では敵方も魅力的ですが、アニメ化範囲では顔見せ程度の感じで「続きが知りたければ原作で」になってしまいますね。

…作画は、崩れというよりは動きの点でちょいちょいダメっぽいですが(笑)。
2016.07.30追記: 力の入れ処をわかっているようです。これは大丈夫そう。

全13話で原作3巻まで+後の巻からの幼少期回想エピソードを消化しました。

原作はかなり長い話になりそうで、アニメ化部分はいわばプロローグみたいなものです。

2017.12.12追記:
原作は13巻に到達。もうすぐ終わるっぽいあとがきでした。そういえば原作ではわりと重要人物である気がするトリスナイ(カトヴァーナ帝国宰相)って、アニメではキャスティングされていないどころか、ロクに名前も出てこないですね…。

続編が作られれば登場するとは思うんですけど、まあアニメ化された範囲では名前は出ていても事実上出番はなかったですからね…。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 58
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

内容の詰まった戦記物でキャラクターを見るのも楽しい

2016年夏アニメ。ライトノベル原作、全13話の戦記物です。
原作は2巻途中まで読了。ペースとしては原作3巻までのアニメ化のようですね。
原作より全体的に地味な印象に作られたアニメというのも珍しいかも。

キャラ物と戦記物のバランスの良さが良いですね。これは原作の良さでもあり、きちんとアニメにも反映されていると思います。
原作からのカットや短縮が沢山あるだろうと思っていたのですが、原作の内容もかなり詰まっているのであまりカットしていませんね。全13話でストーリーをキリの良い所まで進めるためにどうしても詰め込み気味になってしまった印象。
カトヴァーナ帝国の斜陽ぶりがわかりにくくなっていることと精霊の活躍が少なくなっていること、軍事関係のシーンが少なめになっているのも勿体無い点ですが、原作の進み具合からしてここしか切りようがなかったと思われます。
必要な情報を言葉での説明に頼らない(あるいは尺のために削らざるを得ない)ため、繰り返し視聴する人向きだと思います。

キャラクターは全体的に個性がわかりやすくイクタ以外のメインキャラクターが皆常識的なので、かなり見やすいと思います。人間関係もさっぱりしていてとても印象がいいです。
イクタは女たらしだったりと癖のある性格で、何話か進まないと良い所がはっきりと出てこないので苦手な人は苦手だったようですが、私はとても好きですね。{netabare}「人材の適材適所」という考えがイクタ本人にあるため、汚れ役を引き受けることが多くて痛々しいシーンもあるのですが、そこが良いバランスになっています。{/netabare}

キャラクターの配置も上手で、完璧系キャラと成長型キャラの両方が味方におり、それぞれに抱える問題・はっきりした美点欠点が設定されているため、誰にも感情移入できるし、好みのキャラクターは見つけやすいと思われます。

精霊も可愛くて好きですね!
見た目はちょっと癖がありますが動きや仕草が可愛らしく、主人に対する献身が健気ですし、物語に必要な存在として大切に描写されマスコット然としていないのが好印象です。……ねじまき要素は原作でも大分後にならないと出てこないという話。それはちょっと残念です。

キャラクターデザインに原作イラストよりずっと地味な絵柄を選択したのはチャレンジだったと思います。
でも堅実な世界観を作るという明確な意図が感じられて面白いですし、それぞれ良し悪しはありますが、個人的にはマシューのキャラクターがしっかり嵌っているのはアニメ版の絵柄だと思います。

戦闘シーンに作画全力投球というのが徹底していて素晴らしいです。接近戦に力が入るのは勿論ですが、長距離狙撃のシーンも本当に丁寧な作画ですし。
他の部分も常にきちんとしていて、コンテ演出も常に安定していて映像面で違和感は全くありませんでした。

OPは絵と歌詞の意味が物語が進むにつれ分かって行く作りで、最後まで見るととても感慨深かったです。じわじわ嵌って行きました。

{netabare}
第5話で子ども時代のイクタのヤトリに対する「君がいないと僕怪物に食べられちゃう」の台詞が色々想像させられますね…怪物とは狼の群れなのか、他の何かなのか。
むしろ人間を襲撃したものの返り討ちにあい、群れを崩壊させられた狼達のほうが喰われた側という描写なのが意味深です。
狼たちも幼少のイクタとヤトリも、戦った理由は生き残るため。弱肉強食ならぬ弱肉弱食とでもいうべき構図がやりきれない。
(※「弱肉弱食」という言葉は何年も前にどなたかのブログで見かけました。ブロガーさんのことも内容のことも今ではうろ覚えなのですが、酷く象徴的なこの言葉が忘れられません。)

人間もまた、正常な感性を持ち泥を被ってでも誰かを守ろうとする人(リカン中将、トァック少佐、カンナ、デインクーン)ほど腐った国に、あるいは周囲の大きな意思に喰われ飲み込まれていきました。
主人公であるイクタでさえ相手を納得させる言葉を用意することで自分の意志に他人を巻き込んでいくのですが、そこに理性と誠意があるからやりきれないものにはならずに済む。
他者と関わり合いながら生きていく上で人は「喰らわずにいられない存在」なのかも知れませんが、喰うか喰われるかの関係にならずに済む方法も、イクタの生き方によって明示されているのが良いなと思います。

第9話「ささやかな面目の行方」での食堂のシーンは正直その時は笑って見ていたんですが、「戦士」「勇者」にさらには「騎士」と次話で「ケダモノ」という言葉が飛び出したことで、人間のサガと理性、第5話で示された喰うものと喰われるもの、第8話「いつか、三度目に」から繋がる守りたいものと守れないもの、と明確にテーマ性が纏まっていく興味深い構成になっていると感じました。
……まさか伏線なんて思わなかったよ、あの猥談シーンw 考えてみれば尺がカツカツなんだから無意味なシーン入れるわけ無いですねw

「戦士」と「勇者」を飾らない自分だとすれば、「騎士」は他者にいかに誠実に向き合うかという理想を自分自身に課す在り方なのではないかと思います。
そして「ケダモノ」は自分のために他者を食い荒らすことに抵抗感を持たない存在。それは仔のために人間を襲った狼にさえ劣る在り方です。

シャミーユが願う国の在り方は、国を人に見立てるならば「騎士」に近いものなのでしょうね。しかし、シャミーユは自身の目的のためにイクタを喰らい飲み込もうとしています。敗戦国の軍事最高責任者なんて、正しく“すり減らされて捨てられる英雄”であるのは間違いないのですから。
イクタにとっては大事な存在(ヤトリ)を喰われないために逃げ出すか、人を喰らうばかりでない国を作るかという二択になるわけですが、どちらにせよ、仲間や身近な人が喰らわれる可能性は非常に高い酷な選択です。

イクタとヤトリの信頼関係を象徴する演出として二人の背中合わせの構図が一貫して強調されてきましたが、向かい合うシャミーユとイクタは全く正反対の関係性なのですよね。喰うか喰われるかという緊張状態にさえ見えてしまう。
第1話からずっと見て来たこのOP、本当によく出来ているなと思います。
{/netabare}

他の人の感想にもあるとおり、先がすごく気になる作品になってしまいましたが、本作単品でも十分に楽しめるようにはなっています。
色んな理由で1クールでの構成が難しい作品だったと思われますが、ヤスカワショウゴさんのシリーズ構成凄く良かったです。
物語の入り口という形にはなってしまいますが、気になる人にはオススメします。(2016.11.17)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20

72.0 2 天才で科学なアニメランキング2位
Dr.STONE NEW WORLD(第3期)(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (184)
661人が棚に入れました
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚めた。文明が滅んだ石の世界ストーンワールドを前に、千空は、科学の力で世界を取り戻すことを決意。新たな仲間を集め『科学王国』を作りあげる。しかし、そこへ霊長類最強の高校生・獅子王司率いる『武力帝国』が立ちはだかる。人類の浄化を目指し、強大な武力によって科学の発展を阻止しようとする司。科学vs武力の戦いは激闘の末、千空たち科学王国が優勢となり、両国は遂に和解する。仲間の謀反によってコールドスリープ状態になった司、そして、全人類を復活すべく、科学王国は石化光線の発生源、地球の裏側・新世界を目指す!世界に飛び出て石化の謎を解き明かす!石の世界ストーンワールド大航海時代がついに開幕する――
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

進撃の巨人に繋がるミステリー

●「石神伝説」と「科学万能主義」は相反し矛盾する

「巨石文明」を再現したストーンワールドでは、科学技術は全く以て意味をなさないか
蛇足以外のなにものでもないような気がします。

世界各地に点在する文献や神話や伝承の類を調べてみるならば、{netabare}巨人や鬼やドラゴンなどの
未確認生物が実在したとしか思えないくらに、点と線が繋がり過ぎて、どうしてこれ程までに
内容が一致するのか、科学的に反証するのが不可能なように思えてなりません。

【ネフィリム】とは聖書に記された言葉でありまして、ざっくり説明しますと
【堕天使の血族】であり、【巨神族】や【鬼神族】などをも意味するものであります。

【堕天使の血族】は【ハイランダー】であり【ネフィリム】でありまして
ギリシア神話の【サトゥルヌス】=【土星神サターン】が【巨神族】の長であるのは
つまり【ネフィリム】ということを意味します。

【堕天使】の後継者たる【ネフィリム】はその能力により地上を支配する神となりますが
大洪水で化石となり、後の人類から「石神」として崇められたというのが、
「石神伝説」の顛末でございます。

「進撃の巨人」の石化し壁の中に埋もれた巨人、「ひぐらしのなく頃」のオヤシロ様、そして
【ティターンズ(=巨神族)】が登場する「Zガンダム」あるいは「∀ガンダム」で地表から
発掘されるモビルスーツなどは「石神伝説」が背景にあると考えられるわけであります。

以上のことはただの神話でしかないと言われたらそれまでなのかもしれませんが、
「石神伝説」に意味がないとしたら何故「石神」という名前を敢えて取り上げたのか?
逆に問いただしてみたくなります。

「ストーンワールド」では「石化光線」なるある種の「魔法」が存在します。

「魔法」とは【ネフィリム】の種族と密接な関係があり、
ストーンワールド=「巨石文明」を支配していたのは【ネフィリム】でありました。

【巨神】や【鬼神】の類は大昔の大洪水で一掃されたのですが、【ネフィリム】の血族は
しぶとくも生き延びたようでありまして、「彼ら」特有の思想性は至る所で
誇示されているようであります。

【ネフィリム】の血族の特性はギリシア神話の【ティタノマキア(=巨神大戦)】に
よく表れておりまして、彼らは強欲で権力欲がすこぶる強く、王座を巡って親子同士
兄弟同士で殺し合うというある種の野蛮性を持ち合わせております。

要するに王族だとか貴族だとかいう身分に異常なまでに執着心を持つような類は
【ネフィリム】の血族ということになるわけであります。

世界を統べる2大王家と言えば【ヘッセンカッセル家】と【サボイア家】であります。

【サボイア家】は中世に金融業などの事業を始め、成り上がった貴族でありますが
褐色の肌が特徴的だったことから、【ヴェネツィアの黒い貴族】と呼ばれる影の実力者であります。

金融業と言うと「ユダヤ人」がルーツみたいな話をよく耳にしますが、古代社会において
金融業が栄えていたのはどう考えても【バビロン文明】でありまして、【バビロン文明】の担い手は
「ユダヤ人」ではなく【アモリ人(あるいはアムル人)】であります。

【アモリ人】は、【カナーン人】や【フェニキア人】と人種的には一致します。

【ヴェネツィアの黒い貴族】と呼ばれる「イタリアンマフィア」の正体は
【フェニキア人】だったというわけであります。

【フェニキア人】と「ユダヤ人」はぱっと見区別がつきにくいことを利用して、
都合の悪いことはすべてユダヤ人に押し付けてしまった結果生まれたのが
「ユダヤ人の陰謀論」であります。

更に悪いことには、【バビロニアタルムード】という【バビロン文明】の由来の宗教思想を
ユダヤ人が受け入れてしまったことにより、識別するのはほぼ不可能な状況だったりします。

【フリーメイソン】と言う「黒魔術研究機関」が生まれるきっかけとなったのは
【フェニキア人】のカリスマ石工職人【ヒラム・アビフ】の影響によるものであると言われています。

【フェニキア人】は高度な文明と専門知識を有しており、商売も得意だったりしますので
必然的に勝ち組となり、世界を統べるポジションを手に入れられるというわけであります。

【アシュケナユダヤ人】(=ドイツ系ユダヤ人)の【ロスチャイルド家】は
金融業に携わることにより貴族に成り上がりましたが、彼らがもし本当にユダヤ系だとしたら
頂点に君臨する【フェニキア人】には、恐らく敵わないでしょう。

バビロン文明の後継者たる【フェニキア人】はかなり特殊な民族で、勝つべくして勝ち
必然的に絶対的な権力を握るのであります。

「血は水よりも濃し」という言葉の通り彼らには極めて独特な人種的性質を持ち合わせています。 {/netabare}

その謎を解く鍵が【ネフィリム】という概念にあるのかもしれません。
【ネフィリム】は「石神」であり、【ネフィリム】は天才科学者であったりします。

【ネフィリム】については↓こちらの動画を参考にしてみてください。
https://youtu.be/v2wIwOxxhlM



●ストーンワールド=巨石文明

アニメの中で科学技術を描くより、{netabare}「石化光線」という魔法現象を描く方が早い話コスパが
いいと言いますか、石化光線を描けるならその手の表現で話が成り立つわけなのですが
何故わざわざ科学技術の描写をするのか正直謎であります。

アニメ内で科学技術と魔法を対峙させることにはほぼ意味がなく、異なる文化の違いを
強調できても、無駄にアンバランス感が出るだけのように思います。

石化ではなく、硬質化とか氷漬けになるなら、科学の力でなんとかなったのでしょうが
石化した人間が生きているのはどう考えても科学的には説明不能でありまして
科学の偉大な力を大々的に推し出してる主人公たちの活躍の意味合いが石化光線の怪奇により
希薄化するように思えて仕方がありません。

とは言え作者は、「巨石文明」の知識が十分過ぎるほどあるからこそ「Dr.STONE」という
タイトルのストーンワールドが描けてるわけでありまして、科学王国の科学技術などは
むしろフェイクということを意図しているとも考えられるわけであります。

「巨石文明」と言えば【呪術】との関係性が深く、縄文文明でも
【呪術文化】の傾向が当然の如くあったわけであります。

「もののけ姫」や「新世界より」等でも【呪術】が密接に絡む世界観を描いておりまして
本作もその系統の世界=「巨石文明」を描いているわけであります。

巨石文明には【呪術】という魔法が当然の如くありますので
石化の魔法があっても何の不思議もありません

魔法で石化するのはいいのですが、それを科学技術で解除できるとなると
「なんで?」となるわけであります。

オオアラシなるキャラの被り物はエジプト文明のファラオの被り物に似ていたりするわけですが
それよりも決定的なのがスイカの被り物であります。

スイカの被り物の元ネタはどう考えても【ジャック・オー・ランタン】でありまして
「ハロウィンパーティー」で用いられる「かぼちゃ頭」であります。

「ハロウィンパーティー」の由来は【ケルト民族】の宗教=【ドルイド教】の
宗教儀式である【サウィン祭】にあります。

【ドルイド教】の神官のことを【ドルイド】言いまして、
これが「黒魔術師」のプロトタイプであるという話であります。

早い話が「この世界」には「奇跡も魔法もある」のです。

魔法という概念の由来となるものの一つが【ケルト民族】の【ドルイド教】であるわけですが
【ケルト人】と言えば、土地を追われて漂流した【フェニキア人】と結びつき
混血の子孫が生まれたことを強調しておくべきでしょう。

【呪術文化】について考える時真っ先に繋がるのは【バビロン文明】の後継者たる
【フェニキア人】であり、これと融合した【ケルト人】でありまして
彼らの思想傾向や文化などが至る所で明確に示されるのであります。

科学万能主義よりももっと大事なことは【呪術文化】でありますので
巨石文明の表現をしつつさり気なく、その手の思想傾向をぶっ込んでくるということであります。

これは「彼ら」の神話に由来する話ですが、太古の昔に怒れる「創造主」が大洪水を引き起こし
「ノア」の一族以外のすべての人々とすべての文明を崩壊させたため、
滅ばされた側の(生き残り?の)子孫は「創造主」の側に復讐を果たすべく
「彼ら」の生存戦略を実行、そして現在に至り、未来の「ハルマゲドン」に
向かっているということであります。

太古の昔には「彼ら」が信奉する【亜人の神々】が世界を支配していたのですが
「創造主」の逆鱗に触れ大洪水で一掃されたということであります。

とある【鬼神】あるいは【巨神】が「創造主」の制裁を恐れ許しを請いに赴いたところ
「創造主」は悔い改めを要求したのでありました。

結局悔い改めはなされず、【鬼神族】の類は大洪水に飲まれ、大量の土砂と水圧、そして
冷水の複合的作用により化石となったという話であります。

恐竜の化石は、「竜」という【ドラコニアン】の神が太古の昔に実在していたということの
証明なんだとかいう、そんな説も存在します。

【鬼神族】の類が恐ろしくなったのは、「創造主」が御使いたちに命じて、大洪水から逃れようと
しがみつくための木が残らないようにと、あらゆる木々を切り倒させたのを目の当たりに
したからでありまして、御使いたちによるこの木の伐採の逸話が、「ジャックと豆の木」の
元ネタと言われたりしています。

また、【鬼神族】の類が「創造主」に許しを請いに行ったという話は、
「ひぐらしのなく頃」のオヤシロ様であるところの羽入の例の台詞
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」に繋がるわけであります。

化石となった【鬼神族】は「石神」であり、「石神」の欠片はパワーストーンとなり
魔石となるのは筋が通る話のように思います。

宝石職人は「ユダヤ人」の比率が多いなどと言われていますが、恐らく「自称ユダヤ人」とは
【フェニキア人】化したユダヤ人か、ユダヤ人を名乗る偽者であると考えられます。

石を神聖視するのは石像を神聖視するのと同じことで【偶像崇拝】に該当しますが
【偶像崇拝】はユダヤ教の最大のタブーであり、ユダヤ教の思想に反するわけであります。

【フリーメイソン】には秘密があると言われますが、その秘密のカギは
【フェニキア人】が握っているのであります。 {/netabare}


●「石化現象」に見られる宗教対立?

まるで科学万能主義をゴリ押しする使命を背負わされたかのような立ち位置にある主人公
ではありますが、 {netabare}「石化の原理」については全く以て説明する気が無いようであり
石化という魔法現象に対して科学王国の面々は当たり前のように対抗していくのでありましょう。

龍水が【海賊】の血統であり、彼の側近フランソワがLGBTであるならば、
【海賊】は【フェニキア人】であり、LGBTは【ソドム】の民の暗示ということになるでしょう。

石化させられたのは【海賊】の龍水であり、LGBTでありますので
【フェニキア人】と【ソドム】の民が意識されるのであります。

【ソドム】の民はその罪故に(創造主の怒りの杯が満ちた後に)街ごと焼かれ
唯一生き残ったのは賢者ロトの家族のみでありました。

ロトはアブラハムの甥にあたる「ユダヤの民」でありまして、「ユダヤ人」と言えば
「選ばれた民」であり、「選民思想」が意識されるのであります。

「選ばれた民」にとって【ソドム】は堕落の象徴であり、忌むべき象徴でありまして、だからこそ
純血でない種族の【フェニキア人】も堕落の異教徒というような扱いになるのであります。

【フェニキア人】が憑りつかれていた【バアル信仰】は【偶像崇拝】という
「ユダヤの民」にとっては最大のタブーでありまして、この異教徒の罪に染まるものは
「十戒の掟」=「血の贖い」の儀式により厳しく断罪されるのであります。

【バビロン】、【フェニキア】では【鬼神バアルの信仰】が、
「古代エジプト」でも似たような【偶像崇拝】の信仰があり、この対比により
「純潔のユダヤ人」との宗教対立の構図が見えてくるのであります。

堕落の異教徒【カナーン人】、【ソドム】の堕落の民、堕落の罪を犯した【鬼神族】
すべてが断罪され、「怒りの杯」の裁きを受けることになります。

【フェニキア人】にしてみたらユダヤ的選民思想には反発を覚え、【反逆】の民として
ユダヤ主義に対抗して行くべきということになるでしょう。

本作における「石化光線」には恐らく「選民思想」という思想的背景があり
【反逆の種族】の立ち位置にある主人公などの連合軍がこれに対峙するという
図式が徐々に示されていくのであろうと予想できるわけであります。

「ひぐらしのなく頃」の雛見沢症候群なる病に侵された雛見沢の民は【鬼神】を拝み
「進撃の巨人」のパラディ島の民は「巨人の壁」を崇拝するという意味で、どちらも
【偶像崇拝】の種族でありまして、その罪故に迫害され裁かれるという点では
【ソドム】の民と同じ立ち位置にあると言えるわけであります。

「惑星のさみだれ」の「ビスケットハンマー」も「断罪」を表しておりまして、
選民思想を掲げる裁き主の側に対抗しようと【獣】の騎士団が立ちはだかるわけであります。

「【ルシファー】とビスケットハンマー」というサブタイトルも、当然
【フェニキア人】と「ユダヤ人」の宗教対立を意識しているのだということになるでしょう。

「選民思想」と言えば古代の「ユダヤ人」でありますが、
【優生思想】と言えば現代の「ヨーロッパ貴族」であります。

「選民思想」と【優生思想】とは、そのルーツを辿るならそもそも対立関係にあり
【優生思想】とは【フェニキア人】の血族に見られる思想傾向であります。

ユダヤの「選民思想」に対抗しようとして生まれたのが【優生思想】であるのには
とても皮肉なものを感じますが、彼らの「生存戦略!」の本質も
「ユダヤ人」を自称している?「偽りのユダヤ人」の本質も、
宗教思想の分析によりどちらの陣営に属るのかが見えてくるという話であります。

「ユダヤ人」とは現代のタブーであります。世にも奇妙な話ですが・・・
何故か【(バビロニア)タルムード】が現代の「ユダヤの経典」になっているとのことであります。

要するに「古代ユダヤ人」は堕落して【フェニキア人】勢力に敗退したということで
かつては敵対関係にあった【バビロンの信仰】に屈服したのでありましょう。

勝者の「生存戦略」に従い世には「拝金主義」を含む【偶像崇拝】が蔓延しました。
人々はやがて【獣の像】を拝むことになるでしょう。

例え【アイドル】の不祥事が発覚したところで世の根本は揺ぎ無く
この先も彼らの「生存戦略」はゴリ押しされて行くのでしょう。

「ストーンワールド」の開拓民が【新世界秩序】を作り出すという暗示が示されたのであります。{/netabare}


●百億パーセント!科学王国の勝利だぜっ!?

ジャンプ系作品がご都合主義まみれなのは今に始まったことではなく、 {netabare}そもそもフィクション
でありますので、ご都合主義を肯定的に捉えられないならすべてのジャンプ系作品が
視聴不能ということになります。

主人公石神千空の目のところにあるのは、「刺青」であり「痣」であります。

元ネタはどう考えても【呪術文化】であり、【黒魔術】との関係性が明白なことは
「ハリーポッター」の目の上、額の部位にある「N」状の刻印と一致することからも
確認ができるわけであります。

ハリーポッターの「N」状の傷は「稲妻」を表しているとのことでありまして、
実はガンダム系の「閃光ハサウェイ」の「閃光」や「サンダーボルト」と
同じ種類のものということになります。

要するに【⚡】は重要なシンボルということであります。
「石神村」の人も「宝島」出身の「ソユーズ」も所有している盾には【八芒星】のマークがあります。

宝島の住人アマリリスの頭には「触覚」が生えておりますが、頭のあの位置にあるなら
それは「アホ毛」と同じく「角」を表しているということになります。

千空の髪型がパンクヘアーみたいに必要以上に逆立っているのも「アホ毛」の応用表現であります。

【⚡】や【@】(=渦巻き模様)、【八芒星】、【角】と、すべてが【呪術文化】由来であり
「龍水」はどう見ても海の民の「海賊」を表しているとしか思えません。

【呪術文化】に属し、【海賊】の種族と言えば【フェニキア人】であり、
【伝説のマスターメイソン】と称される「カリスマ【石工職人】」は
【フェニキア人】の血統である【ヒラム・アビフ】でございます。

オカルト組織【フリーメイソン】の創始者とも言われる【フェニキア人】を
意識しているとしか思えない映像表現をこれだけしつこいことやり尽くしておいて、
「百億パーセント!科学王国の勝利だぜっ!?」とか千空ちゃんにさらりと
言わせてしまう思考回路などには「ジーマーでバイヤー」なものを感じます。

ジャンプ系の所詮フィクション物語なので、オカルト脳全開の「石化光線」で
人類70億以上がすべて石化したとしても何の問題もないのかもしれません。

考えようによっては何らかの事情により人類が石化する可能性が全くないとも言い切れないのかも
しれませんが、問題はそのように石化したのを元の生きた状態に戻せるということでありまして、
石化する原理や石化を解除して元の生きている状態に戻せるという説明が、果たして
「科学万能主義」に基づく理屈で説明可能なのか?と言ったら、恐らく
それは無理ということになるでしょう。

結局のところ「科学万能主義」というのは、マルクス主義や共産主義と同じような
カルト宗教並に説得力がなく、全く以て筋が通らない机上の空論ということになります。

「進化論」が正しいと言い、「人間は猿から進化した」と言うならば具体的な事例を示すのが
そもそも科学という思考回路の正しい在り方ではなかったのではないでしょうか?

石化光線で石化し、解除液で石化が解けるとしたら、その仕組みを実証的に示し、
その理屈を明らかすることこそが科学的思考であるはずです。

巨石文明やストーンヘンジは【呪術文化】との関係性を明示します。
【縄文文化】やその世界観を意識した「新世界より」にも
【呪術文化】と密接な関係性が確認できますし
「メイドインアビス」における「アビスの呪い」も同じことであるわけです。

結局のところ【呪術】と【錬金術】と「科学」は一本の線で繋がる関係性にあり
【呪術】と「科学」が完全に矛盾するとしたら、人類の文明史のすべてが
書き直されなければならない事態に陥るでしょう。

「ストーンワールド」とはピラミッドやモアイ像など謎過ぎる建造物でお馴染みの
ミステリー要素満載な巨石文明のことを示唆しているわけでありまして、そのような
巨石文明の要素を好き放題羅列しておいてそれで「科学王国万斉!」というのは
理屈としては完全に無理があり過ぎるということになるわけであります。

「石神」と言えば「イースター島」の【モアイ象】のことであり、
「イースター」と言えば女神【イシター】であり【イシュタル】であります。

「神」のことは「神話」で説明できますが、科学理論では説明不能な話であります。
「人類を創造したのは神である」というのは「神話」であります。

「人類は猿から進化した」というのは「科学的な」理論なのかもしれません。しかし実際
猿から人類が生まれた実例を示せたわけでもなく、理論の正しさを実証したわけでもありません。

「人類は猿から進化した」という理論は学者のただの独り言でしかなく、
科学という世界の「神話」でしかないというのが結論であります。

今まで70億以上の人類が生まれているのにも拘らず、
進化した人類の類が生まれた事例は一件も聞いたことがありません。

学者が言うには進化には膨大な時間がかかるらしいですが、70億の事例の他に
あともう何百億倍の事例があれば進化論の正しさを証明できるのか?
「科学王国万歳!」の人に問い詰めてみたいところであります。

「科学王国万歳!」の主人公は化学薬品や便利な発明品を作りますが、
ドラえもんの四次元ポケットやマジカルデストロイヤーズで不都合があるのかと言えば
ご都合主義という意味では、むしろ魔法の類の方が便利という結論になるでしょう。

科学的に説明するのにそもそも無理がある「石化光線」を持ちだした時点で
「科学王国万歳!」の思考は破綻してるのですが、百億パーセントの自信のみで
「科学王国万歳!」の物語は今後も続くようであります。

個人的には毛沢東がやった「文化大革命」と同じ類の信念や拘りを感じます。
そもそも人間とは思想的な生き物であり、ある種の思想に毒されるのは
逃れられない宿命なのでしょう。

だからこそ、科学万能主義やジェンダーフリー論や神道の文化などなどに
より敏感であらねば、思想的中立や思想的自由は維持できないというのが持論であり
教科書に書いてあろうが、マスコミによる権威付けがあろうが、
正しいかどうかは各自が判断すべきだという結論になるわけでございます。{/netabare}



「Dr.STONE」、「石」神千空、「石」神村
【「石」化】、そして進撃の「壁の巨人」

答えは既に出ていますが、【石化】の謎を実際どう描くかが最大の見どころであると言えます。

「化石{netabare}燃料」とは植物が化石化したものと言われています。
「TRIGUN」では「プラント」となる動力源が描かれていましたが、要するに
答えと言いますかヒントはここにあるわけです。

【フリーメイソン】は「石工職人」の商業ギルドでありますので【石】の秘密を知っています。

「アクアマリン」や「ルビー」などの「宝石」も石であり、宝石商と言えば
(アシュケナ系)ユダヤ人であります。

【占星術】に【数秘術】、そして【石】の秘密についても詳しい【フリーメイソン】は
何でも知り過ぎでございます。

但し「Dr.STONE」は科学万能主義の人なのでオカルト主義者の【フリーメイソン】とは相容れません。

しかしながらファンタジー系作品で描かれる魔法使いの証としての「痣」が
千空などのキャラには記されており、現実世界の魔術師の類は「刺青」を入れているわけですが
これと同じものが科学万能主義者にあるのは、妙なミスマッチ感があるとも言えます。
千空の目のところの痣はハリーポッターと同じもので、ゆずりはの「渦巻き」のやつは
ナルトの松果体の位置にあるチャクラ模様と一致します。

名前が「【石】神」ですから完全なる確信犯です。

「進撃の巨人」だけでなく「ひぐらしのなく頃に」の「羽入」の
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」に繋がるある事件が謎解きの背景にあるのですが
科学万能主義とか進化論とかと矛盾してしまうので、本作の石化の着地点が今一つ見えません。

カルト宗教の教祖様が無理やりハルマゲドンを起こそうとして?とかならば
科学万能主義の意味合いが強調されそうですが、全人類石化した現象を
科学万能主義と矛盾しないような形で説明するのは難易度高すぎるようにも思います。

冷静に考えてみたら進撃の巨人では何故巨人が石化するのかについて説明していませんので
本作においても石化の謎には触れない可能性も否定できません。

だとしても然るべき時が来たら、【石神】にはどういう意味があるかについては
自説を披露する予定であります。

フランソワは男の名前であるということはお約束のLGBT設定ということで
今期作のLGBTごり押し率が異常過ぎて軽く眩暈を覚えてしまいます。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

やはり面白い!凡百のなろうとは一線を画しています。

 10話(最終話)まで観ました。2023.06.27

 いや〜良い所で終わってしまいました。次のクールが楽しみです。

 復活後、何年も経っているのに子供が増えないのはおかしい気もしますが、主要キャラが妊娠とかすると話が複雑になるので、まぁ気にしない方向で今後も見守ろうと思います。

………………………………………………………………………

 知識チート主人公が現代技術で文明崩壊後の世界を舞台に大活躍!

 専門知識を持っている視聴者からしたらおかしい部分は多々あるかもしれませんが、なるほどと思わせる作りは見事です。

 知識→アイデア→実験室で作成→工業化という、プロセスを丁寧に描いているのが、高感度高いです。

 頭の悪いなろうは、一足飛びに工業化、量産化を達成してしまうので、リアルティも技術に対するリスペクトの欠片もないのが難点ですが、本作品は違います。

 復活した21世紀人と、過酷な生活を生き抜いてきた子孫達との食事等に対する感覚の違いも面白いです。

 とても続きが気になります。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「唆るぜ、これは」待望の第3期

1話目から、{netabare}泣かせに来るのは反則。
目から汗が・・・{/netabare}

原作は完結しているから、第3期で全部やる感じ?

8話~12話
{netabare}
「頭首」vs 科学チームの準備が、科学チーム側に手札が揃っていく回だった。
{/netabare}

7話
{netabare}
科捜研の男からの第一村人発見へ。
そして、ソリューズ君天才だった件。
ソリューズ君、頭首の血縁者???

石化できる頭首勢力 vs 生き残った人々

コハクという戦力が残っていたのは幸い。
スイカも活躍する流れになるのかな?
{/netabare}

6話
{netabare}
パワーチームの名無し君、拾われ子なのに、
今まで気が付かなかった石神村の人々よ・・・
(ここツッコんじゃダメなとこだけど)

ソリューズ君は、次回、生まれ故郷に着きそうでなにより。
戦闘とか無いと良いね。
{/netabare}

5話
{netabare}
1年かけて大型船の製作。

居残り組の都市開発は、見れないのかな?
あくまで原因究明組がメインだろうし。

しかし、銀狼、おまえ・・・姑息さが仇となったねw
{/netabare}

4話
{netabare}
文明レベルが一気に上がった回!!
凄く考えて作られているので、観ていて面白い!

ホワイマンは、やはりイカレタ科学者なのかな?
{/netabare}

3話
{netabare}
トリュフ探しからのまさかの石油発見。

そして、石化時代の黒幕と思われる人物?組織?からの
モールス信号。

ストーリーが、一気に加速するワクワク感。
{/netabare}

2話
{netabare}
フランソワという性別不明の龍水の執事兼シェフが石化から復活。
有能過ぎる。

そして、龍水、自己中ではなく、人物評もできる男!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

85.7 3 天才で科学なアニメランキング3位
Dr.STONE(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (756)
3295人が棚に入れました
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚める。「石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がってやる!」。絶体絶命の状況で、千空は仲間を探し、世界を取り戻すことを決意する!

声優・キャラクター
小林裕介、古川慎、佐藤元、中村悠一、市ノ瀬加那、沼倉愛美、前野智昭、村瀬歩、上田麗奈、高橋花林、河西健吾、麦人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

はーすげー!へーすげー!の連続

原作未読


JUMP案件全24話。
謎の石化ビームで人類が活動を止め3,700年。いにしえの時を越えて石化が解けた一握りの人類が科学の途絶えた地球でその科学の知識を駆使して失地を回復していく物語。
主人公はどんだけ幅広く深く網羅してんのよ!なスーパー理系高校生の石神千空(CV小林裕介)。見た目は下仁田ネギを擬人化してオーケンのメイクをしたような感じ。ジャンプっぽいデザインです。そして同級生の高校生ら数名。

『戦国自衛隊』だと現代兵器を信長時代に持ち込んで大暴れとなりますがこちらは持ち込み不可。3,700年ほったらかしだとさすがに文明は絶えて石器時代以前の原始時代かのよう。
同期の『本好きの下剋上』のように現代の頭脳を持ったまま後進文明に乗り込んで「無ければ作ればいい」を試行錯誤するのに似てます。『JIN』も同系統でしょう。そしてさらに文明がないところからスタートするのが本作なわけですからこのテのものでは最難関ハードル。ちょっとワクワクします。

それと自分幼稚園の時でしょうか。世界名作劇場『ふしぎな島のフローネ』から漂ってきた匂いと同じものを感じます。OPもEDも覚えてます。木の上の家は憧れでした。
つまりあぁそういうことか。原体験からくる刷り込みがどうやら自分にはあるようです。
イキリ主人公が教育上どうかとは思われど、少年少女が“科学の面白さ”に触れる良い機会になるやも。


 {netabare}オイラ文系でラッキー?{/netabare}


化学ならびに物理の理系科目に不案内なため、アニメで描かれている試行錯誤の産物が乾いたスポンジに水が浸み込むようにすーっと入ってきます。

{netabare}パクチーとライムなんかでコーラ作れんの?マジでスゲー!{/netabare}

信じるかどうかは俺次第 キリッ なんす。

そして前半のOP「Good Morning World!」がすこぶる良い。なにが良いかって作品にばちっとハマる感覚。久しぶりです。ピストルさんっぽい声質もしっくりくる良曲です。


障害ももちろんありますよ。
文明を起こそうという主人公らを妨害するのは野生の肉食動物や自然の猛威だけかと思いきやそう簡単ではありません。
アンチ文明の敵対する勢力もわりと序盤から登場し、主人公らの前に立ちはだかります。まあバトル要素ですね。


 科学の試行錯誤+バトル要素


このバランスが崩れず2クール完走でした。原作が続いているので続編期待な感じでの終幕。
大袈裟でしょうが“人類の叡智”の触りを感じるのにちょうどよい良作です。ごちそうさまでした。



※オマケ

■“霊長類最強の男”獅子王司ってどうよ?

あらためてこうして見るとすごい名前ですね。さてこの方について
好きですか?嫌いですか?どんなキャラだと思いますか?
私はちょっと受けつけないですね。作者の術中にはまってるのかもしれません。

1.{netabare}動くゴールポスト

敵視する対象が最初は“我欲にまみれた汚い大人”。ピュアな若い連中のみ石化解除しようともちかけ、それを千空に拒否されることで対立の芽が生じました。描かれてませんが、「お前らが年くったらどうすんだ?」と疑問符が浮かびます。
それがいつの間にか“科学を信奉し文明を起こそうとする者”へと。考えが深化したとみるよりゴールポスト動いてんじゃんとみてます。でさっそく作中でツッコミが入りました。途中出会った集落の科学?青年クロムについて千空が言及「俺を殺しても次が出てくる」と。まさにその通りなんですよ。
そのため獅子王司の目指す未来は破綻が約束されてるようなもんです。{/netabare}

2.{netabare}ポル・ポトと変わらん

毛沢東と迷うところですがこっちかな。最初は知識階級だけだったのが順次粛清対象が拡大して…
力で押さえつけるしか方法がないので、この世界で肉体での戦闘力に秀でた司が首領ポジションにいるのがしっくりきます。原作未読の戯言ですが、司陣営でそのうち粛清が始まることでしょう。{/netabare}



■スイカ役の高橋花林さん

超個人的なつぶやきです。
この方1年前の迷作『ソラとウミのアイダ』で主役張られてた方です。すでに多くの方の記憶から消え去っているかもしれない作品ですね。
新人でおそらく初めてゲットした主役級の配役があれでと。そのことをもって高橋さんの今後を案じる旨をレビューで書く、という余計なお世話極まりないことをした記憶があります。
こうして、再会できたのはなによりです。ぜひ頑張ってください。



視聴時期:2019年7月~2019年12月 リアタイ  

------


2020.02.07 初稿
2020.07.19 修正
2022.01.30 修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 68
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悠大で悠久な物語

<2019/12/22 追記>
全24話見終えました。

面白かったー!

科学の蘊蓄だけでなく、
文明がほぼ原始の世界というだけでなく、
現代に在る科学の凄みだけでなく、
逆転の発想で「今は過去からつながっていて、そして未来に続いていく」ことまでも実感できてしまう。

『悠大で悠久の物語』

ハリウッドが狙ってきそう 笑。

ここは無理があるんじゃないの?という部分ももちろんありますが、そこは架空のお話。
気にしないで見れたモン勝ちです。

二期があるとのことで今から楽しみです。

<2019/7/11 初投稿>
観始めなので評点はデフォルトの3.0です。

原作未読。
あにこれのあらすじ紹介だけで期待値上げてた作品ですが・・・面白いやんけ( ・∇・)

ざっくり言うとタイトルの通り
「ララーシュタインのような髪型した少年が科学でファンタジーに挑む」
と言う感じかな。

ララーシュタインってなに?と言う方は是非、画像検索してみてください。
ついでに言うとこのララーシュタインさんが登場する作品。
OP曲はグラムロックの名曲ですよ。

閑話休題

さて本作、ちょっと変わってる印象です。

普通、物語の分類で
ファンタジーと言えば「科学的裏付けの全くない空想」作品で。
SF(Science Fiction)と言えば「科学的裏付けがあったり、あるように思わせる空想」、 つまり科学と空想が入り混じった作品なのですが。

ところが本作はどちらとも言い切れない。
強いて言えば
「Science(科学) &(そして) Fantasy(空想)」
で「SF」かな

科学的裏付けが全く感じられない現象に対して
めちゃくちゃ地味な科学的考証の積み重ねで立ち向かう。
ScienceとFantasyの二つが融合せず、お行儀よく隣り合ってる印象です。

地味なウンチクも多い。
そう言うの好きな人にはぴたっとハマると思います。

例えば理系のアニオタの私とか( ・∇・)♪

自分は今期、「ヴィンランド・サガ」「炎炎ノ消防隊」「コップクラフト」と並んで注目しております。

<2019/7/15 追記>
2話目観ました。

炭酸カルシウムの4番目の使い道が意味ありげで気になるー笑。

そして新キャラ登場。
獅子王さん。
濃いですねぇ。
{netabare} 空飛んでる鳥を木の上から飛びかかって捕まえちゃったよ、この人 笑。
チート武力{/netabare} 担当だそうです。

さあこれで3人。
人間、3人集まると派閥が生まれるというような言葉がありますが、もしかしたらこれからはそんな展開なんでしょうか。

獅子王さんの発想は昨今の{netabare} 世代間の断絶{/netabare} のようなものを表してて面白いです。

でも、それを是としたら{netabare} ジャンプのような商業誌には載せられなくなってしまいます。
というわけで主役のララーシュタイン、もとい千空さんはかっこよく反発して、{/netabare} 引きへ・・・

でもですよ。
ちょっと思うんです。
もし{netabare} 獅子王さんの考え方に千空さんが同調して物語が進んだら・・・
結局、若い世代同士が新しい利権を奪い合って理想郷なんてできないってことがわかってEND{/netabare} とかSFっぽくてそれもありかなーなんて 笑。


ところで全く話は変わりますが。
他の方のレビュー拝見してて{netabare} 「石化してるのが表面だけならなんで中身の生物は何千年も生きてるの?」{/netabare} というような疑問を複数見かけました。

そこはファンタジー部分だから、と私は飲み込んでおります。
それ言い出したら、{netabare} 石化したら息できなくて数分で死ぬじゃん、という話だし。
仮に呼吸できたとしても水も食料もなければ一週間ももたないし。{/netabare}
そこら辺はファンタジーなんじゃないですかね。

<2019/9/3 追記>
9話まで観ました。

アニメでも映画でもドラマでもなんでもそうですが。

登場人物に対して「なんでそこ気がつかないの?」とツッコんでる自分いませんか?
それは俯瞰して見てる視聴者だからこそのツッコみな訳で。
物語を進める上での重要な部分ほど気がついてくれない。
それが物語の面白み。

ところが、たまにそういうのが極端に少ない作品もあります。
デスノートとかそうですよね。
登場人物が賢いので先の先、裏の裏まで読む。
ところがそれでも裏かかれちゃう。
で、そこが面白かったりする。

本作もデスノと同じ匂いがします。
千空さんはもとより、獅子王さんもかなり思慮深く用心深い。
お互いに裏の裏の裏を掻きあってもう痒いところもないくらい。

もしかしたらデスノの系譜と言える作品なのかもしれないですね。

デスノのようなイケメンいないので女性人気は覚束ない感じですが、理系男の私はハマってます。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 53
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

紡がれ、途絶え、繋がる

[2019/12/15 V1]
[2019/12/16 V2 追記・修正]

原作については、週刊少年漫画誌連載であるということ以外何も知らず。
こんな物語が、いま、少年漫画誌に掲載されていることに安堵を感じる。


最初の3話でいったんDropしていました。ですが、よく見る海外Reactorさんたちがこぞって応援していたのを見て視聴を再開しました。最近は本当にReaction動画を見るためにアニメを見る傾向が強くなっています。

6話以降は本当に楽しかった。23話は、どうしたのそれっていうくらい走った感じを受けましたが、それ以外はおおむねよいペースだったと思います。回の跨ぎ方が秀逸で、どうしても次の話が見たくなる構成になっていました。キャラデザは最初のころは違和感を感じていましたが、すぐに慣れました。後半に入って少々作画が荒れる場面もあった感じがしましたが、崩壊までは程遠く、十分な質が維持されていたと思います。

本当に楽しめました。


最初に数少ない難癖(?)からやっつけたいと考えます。

{netabare}
===スタート時点ですでに老害・司
{netabare}
正直、敵役としては魅力が薄いなぁ・・・・少年誌の悪いところがここに出たかな。

ま・・・僕自身も社会にでたての若い世代からは老害認定されていてもおかしくない程度には年取ってるんですがね。とはいえ「ケッ、あの老害が」と思う側でもあるわけですよ(強硬に主張する)。

以下、老害予備軍(候補生?)の悪あがき

{netabare}いろんな形で「老害」ってあらわれると思っています。そんななか、僕自身が気を付けようと心掛けていることがあります。それは「自分とは異なり、かつ、それを理解することも共感することもできない考え、思い、感じ方をする人が必ずいる」と考えることです。「いるかもしれない」ではなく、「必ずいる」です。同時に、自分自信が他の誰かにとっての「理解し得ないもの」だとも考えるようにしています(大事な一文忘れてた。。。)。

僕が見てきてしまった老害ライクな方々に共通していたのが「自分の視点・思考・嗜好がすべてであり、人間共通であると思い込んでいる」ように見えたからです。同じ我を通すでも、自分と違う視点を意識しながらのそれと、そうでないものとでは軋轢の大きさが段違いだ、と思っています。
{/netabare}

で、だ。司くんよ・・・・・きみの「気持ち」はわからんでもないがよ。
なにより君も年は取るんだろ?その時どうするの?
{/netabare}

===唆るのは勝手にしろ、だが、100憶パーセントはやめろ。
{netabare}
癖の強い千空の言い回しは、最初のころは面倒に思っていました。でも、慣れました。次の一点を除いて。

何かとの比較において100憶%はありうる。が、千空がいうそれは可能性や確率として絶対=全体であることを意味している。なので「100%」を超えることはない。千空ほどのものがなぜこんな言い方を・・・・。ま、後半に入るあたりではどうでもよくなっていましたがね。
{/netabare}

===ご都合・・・いや、いいよいいよ。
{netabare}
おそろしくご都合展開。だけどこれは仕方がないかな。
村民も復活人も、とんでもない奴らしかいない・・・いや、いいよいいよ、少年誌だし、楽しかったし。
3700年カウントし続けた(想い続けた)わけだが、脳はそんな長い間エネルギー補給なしで保てるものなのかな。それとも、これが「石化」の謎につながるのだろうか。ここがだるい言い訳にならないことを願う。
[追] っていうか、文字どうした。創始者たちもなぜ「文字」「読み書き」を早々に諦めた?まぁ、その場合は創始者の面子からして日本語って選択肢は消えるなぁ・・・妥当な線は英語かな。創始者の子供たちの主言語がいつ日本語に切り替わったのかも不確かだな({netabare}白夜が百物語の構想をしているシーンで「日本語で良い」「あなたの母国語を知りたい」的な話があることから、その時点で白夜たちが交わす言葉は英語もしくはロシア語だったはず。{/netabare})。ちょっと「言葉」「文字」に関するところが甘い感じはする。何か理由があるのかな。
{/netabare}

{/netabare}

まぁ、こんなところです。



以下、僕なりの推しポイント。

「一歩一歩問題解決へとくさびを打ち続ける、揺らがぬ信念」。

6話でコハクが千空に対して言った言葉です。
多分これを聞いた時点でこの作品を気に入っていたんだと思います。

===科学の1側面(だけ)を描いている。だからこその描かれ方。
{netabare}
さて、この物語ですが。。。口悪くいうならば千空による「コロンブスの航路確認」の連続です。もちろん、足りない設備、材料を補うための試行錯誤はあるのだと思います。しかし、基本的には科学史をたどる道程であり、石化前に得た科学知識に基づく再発見・再発明です。

科学を正しく知り、用いることは重要ですが、科学にはそれまでになかった知を紡ぎだす役割もあります。

学生時代に「巨人の肩の上」という言葉を教わりました。科学・研究に携わる者の心得(?)だそうです。曰く、巨人とは人類の積み上げてきた知識・技術の全体を指し、その肩の上に当代の科学・研究者がちょこんと座り(立つ?)今までより少し遠くを見渡しに行く。そしてその科学者もまた巨人の一部となっていく。これが人類200万年の知の発展をあらわすメタファーなのだそうです。

この物語の主人公である千空も、巨人の肩の上に乗って少し遠くを(あるいは、だいぶ遠くを)見渡しに行く、つまり、新たな知を紡ぎだす側に立つはずだった人物なのだと思います。残念ながら謎の石化によって、千空がその肩の上に乗るはずだった巨人が消えてしまい、千空自身が「起き上がる巨人そのもの」になってしまった。彼の死はそのまま人類の200万年の知が瓦解することを意味する状況の中で、彼はどう思って日々を過ごしたのか、少し気になります。一人の少年に押し付けるには、たとえそれがあんな人物だとしてもあまりに荷が重い。

あくまで僕の主観ですが、この点はきっと原作者も気を付けて描いているのだと思います。凄いのは「科学」「人類200万年」であって、千空自身がすごいものであると称賛されることはなかったと記憶しています。コハクが千空を褒めるのは、千空自身の判断、考え方や行動であって、千空と「科学」は別物として描かれているように感じました([追]{netabare}とはいえ、千空の考え方、判断の仕方こそが科学の賜物だともいえる。その点では千空=科学も成り立つ部分があります。{/netabare})。また、千空含め自らを「科学使い」(科学者ではなく)と称しているのもその表れなのでしょうか。

この描かれ方は、とてもよかったと思う。


これを踏まえて、あえて物語全体に難癖をつけるなら「科学」とともに「哲学」も巨人の根幹をなすものなんだよ、と言いたいです。

{/netabare}

===だからこそのクロム
{netabare}
途中から主役がすげ変わったのかと思うほどでした。

200万年の巨人が倒れたとしても、3700年の巨人の肩の上に乗るものがちゃんといる。この描写、というより構図に痺れました。彼がなしたものは、我々から見れば「コロンブスの新大陸発見」に等しいものですが、3700年の巨人の視点からなら間違いなくコロンブスの卵であり、発見だったのだと思います。当代の科学者であり、エンジニアであるクロムが中盤以降は本当に頼もしく見えました。

{/netabare}

===サポートキャラのサポート力の高さ
{netabare}
コハクはもっとヒロインヒロインしていくのかと思っていましたが、全然そんな感じではなかったですね。それが良かった。科学の応援者、千空の理解者として機能していたと思います。

スイカはお役に立ったんだよー。千空のお役にも、物語のお役にも立ったんだよー。

ゲンはお話を通して僕の中で大きく育ったキャラクターでした。現代科学・工学を見知っているが故に状況説明役として完璧な立ち回りができたと思います。彼自身の心の動き、行動もかっこよかった。彼がいることで、千空・クロムだけでは生み出せないドラマを引き出したし、千空の内面を代弁することもできたと思います。

カセキの爺様は、出オチレベルでキャラ設定が見えてしまいましたが(OPのおかげもある)、クラフトマンシップはいつも人の中にあるのだな、と素直に思ってしまいました。まぁ。。。舞台装置としては最重要キャラですけどね。この人いないと中盤過ぎてからの工作はもうどうにもならない。

親父の話は、、、とてもよかった。くそう、よかったよ。

{/netabare}

===いずれもよかった OP/ED x 2
{netabare}
特にOPが印象に残りました。

曲もですが、OP映像が前後半ともに凄くよかった。
構成としては、作中のキャラクター像が見て取れるカットと、作中のキーポイントとなるシーンでつながれていました。
クール開始時点で、キーポイントのシーンがあそこまで形になっている(転用元がOPかもしれないけど)制作工程のゆとりが、作品にも表れていたように思います。
最終話で、ようやくOP構成が全部明らかになったときはちょっとしびれました。

前半OPはただ不気味に描かれていたゲンが後半OPでは一転してかっこかわいらしくなっていたり、後半OPのクロムが千空と対等に描かれていたり、前後半間の変化も楽しめました。

カセキの爺さま、ばかかっこいい。

{/netabare}


2期、楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 50

76.1 4 天才で科学なアニメランキング4位
上野さんは不器用(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (408)
1756人が棚に入れました
ココは、とある中学校の理科室。科学部部長の上野さんは、部活の後輩・田中に恋する乙女。天才的(変態?&ちょっとフェチ?)すぎる奇想天外な発明品を使って、あの手この手で気を引くためのアピールをするが・・・。果たして上野さんの恋は成就するのか!?それとも・・・

声優・キャラクター
芹澤優、田中あいみ、影山灯、大森日雅、伊藤美来、井澤詩織、戸松遥、佐藤利奈、竹達彩奈、井口裕香
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

タイトル詐欺?

原作未読。最終話まで視聴。

【タイトル詐欺?】
{netabare}「上野さん」というより、「下野さん」の方がピッタリかなって。
下ネタばっかりだったし(笑)。

上野さん。不器用なのは恋愛だけで、むしろ滅茶苦茶、器用じゃないですか!?
あぁ・・・。タイトル詐欺(笑)。{/netabare}

【一人ドタバタコメディという新ジャンル?】
{netabare}上野さん一人がひたすらドタバタするコメディ。
対照的に田中くんと山下さんはいつも冷静沈着。
この対比も面白い。{/netabare}

【上野さんの天才ぶりがハチャメチャな世界観を生みだす】
{netabare}毎回登場する上野さんの発明品。
毎回、これが事件の発端となる。
上野さんは、『THe主人公』ともいうべき存在なのかも知れない(笑)。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 32
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

お○っこ飲めタナカぁ!(直球)

芹澤優さんの奇声が聴けるアニメ。
1話2本立て構成の、計10分ちょいで観やすかった。

一番好きだった回は、{netabare}11話の、南峰さんが出てきた回。
全校生徒にアンダースコートを見せて、「パンツではない!」って主張してたのが可愛かった。
その後、田中が天然スケコマシ発言をするんだけど、その現場にいたみんなが、

上野→ジタバタ
山下→ふて寝
よもぎ→タモンをリフティングし始める

っていう、脈絡のない反応をするのが面白い。{/netabare}この作品のこういう独特な感じ好き。

あと全然関係ないけど、田中を見てたらなんか、『ゲーマーズ』の雨野っちを思い出した。私だけかな?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 32
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

もっと不器用でよい

原作未読


1回につき5分×2話で15分と短尺。基本的に1話完結型のギャグアニメ。
昨年(2018年)は『あそびあそばせ』『ポプテピピック』『ヒナまつり』『ちおちゃんの通学路』ことごとくスルーしてきたので、年始に「ギャグ枠なんぼのもんじゃい!」と誓いをたて臨んだ一作。
あまり食指が動かない系統であるとはじめに自己紹介しときます。


上野(CV芹澤優)、田中(CV田中あいみ)、山下(CV影山灯)の科学部三名が主要キャラ。上野(♀)さんが、タイトル名の通り不器用ながらもあの手この手駆使しながら田中(♂)の気を引こうと空回り、山下(♀)が緩衝剤(時にはボケ、時にはツッコミ)として機能するという関係性。放課後の部活動がほぼ作品の舞台で、わりと閉じられた空間で展開されます。
その気の引き方の変態っぷりがギャグの主成分であり本作の柱になってます。第1話から全開なためノリに合わないと判断したら切っちゃってよろしいかと。

科学部三名皆マイペースで、そのコミュニケーションのズレも笑いのポイントなんですが、キャラが固まる前の早い段階{netabare}(第3話){/netabare}でゲストキャラが登場してきました。ゲストキャラの声優さん達とても豪華なのですが、投入をもう少し遅くしても良かったんじゃないかなぁというのが気になるところです。
主演の芹澤優さんは、昨年(2018年)私が視聴した『3D彼女』『魔法少女サイト』とはまた違うキャラクターを全力で好演してます。・・・が、


まあこれが面白くない。クスリとも笑えない。渾身の第1話でさえゴミを見るような目の自分がいたし、リカバリの第2話では寝落ちしました。ギャグ作品で面白くないと致命的です。
なお、“お笑い”については面白かった面白くなかったが全て。笑いのツボこそ人それぞれで、シンプルにツボにはまったかそうでないかと思ってるので、あまりグダグダ言うのもなんかね。


少しフォローしとくと、本作で上野さんのド下手(≒不器用)な愛情表現、田中の馬耳東風、山下の宇宙人っぷりの絡み具合のバランスであったり、ネジの飛んでるゲストキャラ達であったり、ド○えもん/キテ○ツ大百科を彷彿させる珍妙な品々であったりと、こと材料は悪くありません。
そこを増加倍加させるための上野さんの不器用さっぷり変態っぷりだけは尖っていて好感です。
予定調和のお笑いは毒にも薬にもならないと思えば、本作『上野さんは不器用』は挑戦的な意欲作と言えるでしょう。


そしてちょっとだけグダグダ言うと、私としては一般的には度を越してるように見えるところ、もっともっと欲しかったですね。メーターを振り切ってほしかったのです。

{netabare}第5話の山下の失禁シーン。ここでこそ濾過器の登場でしょうに!{/netabare}
{netabare}第6話の山下の激おこシーン。意外とも思わず、上滑ったと感じたのはこれまでの積み重ねで作品にネガティブな印象を持ってしまってたからですね。限界です。{/netabare}

振り切って欲しかったから、上野さんの恥じらいの裏返しみたいな軽いデレ。アレいりませんでした。入れるなら散々イジリ倒されてからの終盤ないし最終話くらいなら破壊力があったでしょうに、、と思います。
ただしそれは{netabare}上野さんが田中に惚れているという{/netabare}作品の構成上、実現は難しい。この度はご縁がなかったものと思うことにします。


15分と短尺でダメージも少ないため多少引っ張りましたが、6話で断念しました。



-----
2019.08.23追記
《配点を修正》 -0.1


視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴



2019.03.26 初稿

投稿 : 2024/05/18
♥ : 45

74.1 5 天才で科学なアニメランキング5位
理系が恋に落ちたので証明してみた。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (348)
1592人が棚に入れました
研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は同じ研究室の雪村心夜に告白する。当然その「好き」に論理的根拠なんてない!しかし、理工学専攻として、「論理的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで「恋」の定義に関する証明実験を始める!?デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、ムード値の計測……。個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を論理的に証明する笑いありキュンキュンありの理系ラブコメディ!

声優・キャラクター
内田雄馬、雨宮天、原奈津子、大森日雅、福島潤、置鮎龍太郎、麻倉もも
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

理系あるある早く言いたい

原作未読


渋谷デートについて一言!

「そのまま東急百貨店本店を左手方面に向かい路地に迷いこめばOK!」


第4話あたりできつくなってきました。
遡ることあらすじ。好きになったので好意を定義し証明しようとするおバカな話。理由は理系だから。

共通のコミュニティで通じる“あるある”を飲み屋で悪ノリして大喜利大会始めるのに似てます。飲み放題の上限、二時間くらいでガスが切れることでしょう。
“あるある”繋がりでRGワンマン2Hを想像してみよう。もはや執行猶予なしの懲役2時間です。

「大喜利である」「RGライブである」仮説は証明できませんよ。だっておいら文系だもん。
ただし、つまんない理由は証明できるかもしれません。文系だけど。


ということでさっそく“ラブ”について。タイトルに“恋”使ってますんでね。
ラブストーリーとラブコメディ等“ラブ”が絡むネタで登場人物の心情への共感は肝です。ただこの作品は土台からしてそこで勝負してません。あくまでコミュニティで通じる“あるある”への共感となるわけで似て非なるもの。

 「惚れてまうやろ~」

な行動やセリフは残念ながらありません。ただし、

 「あ、それあるあるだわ」

な行動やセリフは満載です。

そうなると“ラブ”度数は一段下がってキャラの見た目勝負に移ります。かわいいとかかっこいいとかそんなとこ。イケボなんかも含んどきます。このへんは私専門外。
仮に見た目勝負も降りることになっちゃえばラブ度数をさらにもう一段下げて、

 笑えるか?

ギャグ振りしてればラブコメディの範疇には収まるでしょう。で、この作品ここがいけませんでした。
タイプ的に二つの方向性を辿ることができたと思うのですが…


■方向性其の一 ストイックに

中途半端なところで二人ともデレちゃうので流れが止まるんですよ。二人とも辛抱が足りません。
実験→失敗の途方もない繰り返しが理系の真骨頂でしょう。ストイックであればあるほどそこに常識とのギャップが生まれて笑いが生じるのに。せっかく“理系”という万人共有可能なパブリックイメージのある素材なのに活かせてないです。
“○○の定理”が意味する上澄み部分をかすめるに留まっていたため、結局のところ内輪の“あるある”的面白さの範囲を超えないのです。
内輪ウケも最初は仲間内の強固な結束を生みますが、持続可能か?と問われれば疑問符がつきます。{netabare}飽きがくるから、漫画家投入したり水着回でお茶濁してたでしょう?{/netabare}


■方向性其の二 名脇役を投入

本人たちの“ラブ”への向きあい方が無茶苦茶(笑)つまりラブポンコツで戦力として使えない分、ツッコミ役や道化役、狂言回し役が周囲にいないとアウト!
「いいからとっととくっつけよ」な視聴者の思いをかわして騙して目くらましてくれるほどの熱量が舞台役者には必要です。

同じ研究室の奏・棘田・虎輔らが主役の二人(雪村・氷室)にツッコめてません。操縦できてないと言い換えてもOK!マッチョ教授も役不足。みんな観察者もしくは並走する伴走者どまりなのです。福島潤の無駄使いですね。

{netabare}藤原書記と石上会計が仕事をしない『かぐや様は告らせたい』みたいなもんでしょうか。{/netabare}



ふるいにかけてったら、どうやら自分のふるいの目が粗かったようで全部こぼれ落ちちゃいました、という私の結果です。

1段階  ラブでないのでキャラへの共感に薄い
2段階  見た目勝負は自分にはノーカン。皆さんいかがでしょうか?
3段階-1 ズレや違和感で生じる“笑い”ではなく内輪ウケなネタ
3段階-2 ツッコミ不在。狂言回しの不在。

別に素数山手線ゲームで盛り上がってもらって結構ですし、理系をアゲてるように見えてディスってるのもおもろいんですけど、きっちり主人公カップルを転がして欲しかったですね。
理系とか関係なく飲み会で盛り上がった“あるある”ネタもラストオーダー後のロスタイムいれて3時間弱が限度ということだったのでしょう。

{netabare}第7話がほぼ限界でした。9話で漫画家投入。10話で水着回ですもんね。賞味期限切れです。{/netabare}




★とどめかも

三島由紀夫VS東大全共闘の公開討論の映像見たことあります?
立派な方を数多く輩出されてる最高学府ですが、むしろ鳩山由○夫がここ出身だったなという事実に納得できる映像になってます。
で、ここの学生たちのコミュニケーションの特徴が、

・意味不明な文言をぶつけて相手が言い淀んだらこっちの勝ち
・「ソースよろ」をぶつけ続けて相手が回答に窮したらこっちの勝ち

古代ギリシャにソフィストと呼ばれる人達がおりまして、
真理の探究よりも、いかに相手を論破するかということに力を注いだので、詭弁に陥る傾向が強かったという程度の低い連中です。国も傾きましたね。
わざと

 “コミュニケーション不全”

を起こしてマウントを取る行為。イラッとくるでしょ。主人公男にその気(け)があったのですよ。

{netabare}飛行機の中でイチャつこうとしたのを止められて「なぜだ?」でその証明を相手に求めてみたり。{/netabare}


コミュニケーションの究極(と私が思ってる)恋愛行為と、コミュニケーション不全を狙ったかのような主人公らの行動が水と油に見えました。


ここから見えてきたこと。
ラブ要素を一切廃してみればこのジレンマも味あわずに済んだことでしょう。つまり“あるある”だけ楽しむという本作王道の堪能方法。


彼ら見てたら、作中では悪く描かれていたナンパ小僧のほうがまだ健全だと思いましたよ。拙いだけで女性に対しては一生懸命でしたもん。



※ネタバレ所感

■最終話について

{netabare}名探偵の推理が始まり犯人をあてるも「○○しかいない」の根拠が薄弱というかそれ憶測。そこ理系放棄したらだめじゃん。
で最後は気持ちが大事!みたいな。徹頭徹尾ロジカルお化けだったら面白くなっただろうに。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

-----


2020.03.28 初稿
2020.10.13 修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 43
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ラブコメというよりラブ×ギャグ 恋愛もあるけど、何より面白い!!

理系が恋という事象を証明しようとするギャグ要素強めのラブコメ。
アマプラにて、全話公開していたので見ました。

PVを見たときからこれは面白そうだと思っていたけど、やっぱり面白かった。
こういうコメディ強めのものが個人的に好きというのもあるけど、物語に変化があって中弛みすることなく見られた。
むしろ後半の方が面白かったぐらい。

普通なら当たり前と思って考えもしないことを真剣に考える姿が馬鹿らしくもあり、この作品の魅力でもあった。

音楽はOPもEDもどっちもこの作品にぴったりでよかった!!

総評として、最高に面白い!、という程ではないが最後まで飽きることなく見ることができるくらい面白かった。
作画、声優、キャラ、音楽の全てが高クオリティ!
アマプラ、感謝!


↓↓↓各話の感想↓↓↓
{netabare}
1話の感想 ★★★★ 4.0
好きかもしれない
{netabare}
なんか理系への偏見が過分に含まれている気がする。
確かに一部にはこんなやつもいるかも知れないが、大部分はこんなんじゃないからね!!
ギャグテイストで面白かった。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
大学院の先輩
{netabare}
また癖が強い先輩が現れたな。
料理において愛情を形あるモノとして考えてたのが理系っぽかった。
英語の論文読むのが大変なのは凄く共感できた。{/netabare}

3話の感想 ★★★☆ 3.5
デートとは
{netabare}
新キャらはチャラ男に見えるただのギャルゲーオタクか。
……こんなやついるわ~
デートの定義は気持ち次第ってことか。
まぁ、無難だな。
最後のお誘いは皆がいるなかでしたのかな?
もし、そうならかなりのメンタルだ。{/netabare}

4話の感想 ★★★★☆ 4.5
デート
{netabare}
最初は微妙かと思ったが、最終的にめちゃくちゃ面白かった!
観察班の2人が良い仕事したわ。
いい雰囲気で終わったしよかったな。
ED、ノリがよくて好きだわ~~{/netabare}

5話の感想 ★★★★☆ 4.5
ミーティング
{netabare}
教授、癖が強いけどいい人っぽいな。
虎輔の興奮対決は面白かった!!
やっぱ、幸村・氷室ペアよりもそれ以外のモブの方がギャグセンスあるな。{/netabare}

6話の感想 ★★★★☆ 4.5
キス
{netabare}
この実験はなかなか役得なんでは?
奏ちゃんだけでなく、棘田先輩ともキスできるとは。
あんな実験室なら行きたかった。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
飲み会
{netabare}
飲み会でここまで酔う人って意外といないよな。
大抵、吐くから。
女子は基本男がいたらここまで飲まないし。
てか、研究室でお酒がいいとか珍しいな。{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
虎輔の研究
{netabare}
虎輔の研究、聞く分には面白そうだけどやるのは大変そう。
結果が知りたい。
そして、ここにきて新キャら。
漫画家らしいけど、予想ではエロ漫画家!
もしくは、絵がめちゃくちゃ下手くそ!!
さぁ、真実はいかに!!{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
沖縄合宿
{netabare}
氷室の水着が良すぎた!!
赤っぽい水着が映える。
流石に水着で抱きつかせなかったのは正解だわ。
もししてたら、雪村死んでたな。
そして、なんと言っても虎輔と棘田の二人!!
めっちゃきゅんきゅんするわ!!
棘田はなんだかんだ言うけど、虎輔のこと好きよね?
{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
研究発表
{netabare}
理系の先生は基本ムキムキではありません。
ますはこれを言っておく。
虎輔の発表は普通に面白くていい発表だったと思う。
奏も凄く準備されていた発表だった。
奏に抱きつくとは、雪村やるな~
奏も相当可愛いからな!!{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
喧嘩
{netabare}
喧嘩というか氷室が嫉妬して怒ったって感じだな。
男は女が何に怒ってるか分からないからな。
しかし、あのOGマジで害悪だな。
確かに恋は障害があるほうが盛り上がると思うが、現実でしかも故意に起こす物ではない!!{/netabare}

12(最終)話の感想 ★★★★★ 5.0
恋を証明してみた
{netabare}
氷室、可哀想に。
あれは逃げちゃうのも分かる。
そして、最後のシーン!!!
エモ過ぎる!!
景色の100点がこっちにも分かる綺麗な作画。
そして、キスシーンで引き画面になるものよかった。
これは満点ですわ。
奏の恋事情や、虎輔と棘田の二人にも気になるところ。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

文系の行動原理

国立彩玉大学理工学部研究科に所属している院生の氷室菖蒲。
同じ研究室の雪村心夜に恋をしてしまったと告白する。
理系の2人は、どのようにして恋に落ちたのかを定義づけて証明しようとした。

「好き」という事を証明する。
感情論だったら簡単です。
各種の数値で「好き」を定義づけ。
証明するのは難しいです。

理系の専門用語が多数出現。
文系のオイラには難解です。
数学が面倒だったので選択科目から外しました。
化学や物理学などは、そこそこ得意でしたけれどね。
しかし、日本史の面白さに魅かれていた当時は数学に見向きもしません。
今では専攻した日本史の知識も危ういですが……
やはり現役バリバリの最前線にいる人達には敵いません。

「好き。」と相手に言われたと仮定します。
どういう感情になるのか?
嬉しい気持ち、または、勘違いじゃね?と疑う気持ちなどで複雑かなぁ。
素直に嬉しくなる感情は分かります。
ただ、美人局というトラップの可能性も否定できません。
とりあえず、経過観測という事に落ち着くでしょう。

全然、理系ではありませんね^^;
感情論ばかりで、すいませんm(_ _)m
恋愛感情を定義づけするというラブコメ作品。
ぶっちゃけ、バカップルのデレデレ具合を観察して、所々ツッコミを入れて楽しむ内容です。
ツッコミ役の奏か火に油を注ぐような性格の棘田に感情移入させて、
作品を楽しんだらいいでしょう。
『夫婦喧嘩は犬も食わない』
好き勝手にやらせて放置しておいたら、元通り仲良くなる、という意味です。
感情論で納得できないのであれば、
相手と性行為をしても忌避感を感じない、とかではダメかなぁ……(///▽///)

恋愛感情のある相手とだったら何をしても楽しいです。
反対に嫌いな相手とだったら好きな行為をしても、全然楽しくありません。
理系的思考の人はゴメンなさいm(_ _)m
私には証明は無理でした^^;
結局、私は感情論。
成人の二人が合意の上で婚姻届を役所に提出する。
証明ではありますが、「好き」の証明とは別物かなぁ。
(一応、LGBTの人達にも配慮して、異性という言葉は使いませんでした。)
「好き」という恋愛感情を定義づけしようとするバカップルの奮闘ぶりを楽しみましょう。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 28

67.2 6 天才で科学なアニメランキング6位
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (372)
1441人が棚に入れました
飛行機事故に巻き込まれた七人の高校生。彼らが目を覚ますとそこは魔法や獣人の存在する異世界だった。突然の事態に彼らは混乱― ― することもなく( ! ? )電気もない世界で発電所を作ったり、ちょっと出稼ぎに出ただけで大都市の経済を牛耳ったり、あげく悪政に苦しむ恩人たちのために悪徳貴族と戦争したり、やりたい放題! ?そう。彼らは誰一人普通の高校生ではなく、それぞれが政治や経済、科学や医療の頂点に立つ超人高校生だったのだ!これは地球最高の叡智と技術を持つドリームチームによる、オーバーテクノロジーを自重しない異世界革命物語である!

声優・キャラクター
小林裕介、桑原由気、日高里菜、日岡なつみ、金元寿子、金子彩花、石上静香、間島淳司
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

なぜ設定で『高校生』にした!?

設定がボロボロで書きたい事が山ほどあるけど、長文になってしまうので頑張って短めに書きます。

まず、日本人の高校生7人が飛行機に乗ってる最中、突如異世界にワープしたのか何なのか分かりませんが、異世界に不時着。
全員軽い怪我で異世界人に助けられます。

Q「なんで、高校生7人が飛行機に乗ってたんですか?」
A「分かりません」

次に、各キャラの紹介。
御子神 司:総理大臣(高校生)♂
真田 勝人:実業家(高校生)♂
プリンス暁:マジシャン(高校生)♂
一条 葵:剣豪(高校生)♀
大星 林檎:発明家(高校生)♀
神崎 桂音:医者(高校生)♀
猿飛 忍:ジャーナリスト(高校生)♀

Q「高校生でも医者や総理大臣になれるんですか?」
A「なれません」

で、助けた人がリルルというヒロインの村娘。
一応異世界だからか、魔法というのがあって、彼女も魔法が使えます。
そしてその世界で暮らして行こうという流れになります。

Q「元の世界に戻ろうとはしなかったんですか?」
A「そういった感じは全くないです」

以下、ネタバレ含むツッコミ
{netabare}
そもそも、各キャラ職業があるのに、なぜ高校生なのだろうか?
一番ヤバイキャラは、あの医者!!『神崎 桂音』
アニメ開始5分ぐらいで各キャラの説明があるけど、手術室で手袋とマスクを外し、汗をばら撒いたり、異世界でも環境の悪いところでいきなり手術をしたり、確実にこの人『闇医者』だ!!
というか、無資格でしょ?
それに、サルファ剤だって敵に煽られてから作ってたよね?
煽られる前に自分から患者を診て、作ろうとしなかったのかい?
取り合えず日本に戻ったら、医師法違反の容疑で逮捕。

ちなみに国会議員になるには25歳以上じゃないとダメなんで、『御子神 司』という人も、経歴詐称とかやってる可能性が高いですね。
今頃家宅捜査とかやられてると思うよ。

で、『一条 葵』という人は、戦地でどのぐらいの人を殺めているのか。
しかもこの女性、ただの剣豪ではなく、ミサイルを抱きかかえ、移動先を変えたりする剛腕、謎の脚力、ミサイル両手で抱きかかえて熱くないの?
君も、殺人容疑で逮捕。

発明家の『大星 林檎』は、異世界で原子力発電所を作っているが、それ安全なの?そんなに電力いるの?
その異世界の文明レベルから考えて、そんな膨大な電力いらないよね?
しかも戦地になるところでしょ?危ないよ?
逮捕。

金稼ぎをドヤ顔でやっている『真田 勝人』、この人はちゃんと税金を払っているかどうか。
後、労働基準法に引っかかってないかどうか。
取り合えず、学校の出席日数は圧倒的に足りて無さそうだから、退学処分で。

ジャーナリストの『猿飛 忍』も同様の理由で退学処分。
むしろ全員退学処分。

マジシャンの『プリンス暁』。
手品の種類が何か少なくない?
手品先輩に教えてもらいなよ。

11話で神崎がサルファ剤を作るんだけど(Dr.stoneとかぶったと思ってる人は多いはず!!)、原材料となる硫酸やらアンモニアやら、どこから手に入れたのか不明。
更に、ヒロインの『リルル』が、神崎の指示に従い、魔法で特定の物質だけ取り出すんだけど、良く言葉だけでそれがどんな物質か分かって取り出せるねっ!!

12話(最終話)で、司が人々の前で演説するんだけど、マイクぐらい使ったらどうなの?
あと、共和国を立国とか言ってるけど、もう元の世界に戻る気ないよね?
{/netabare}

ただ、こんな穴だらけの設定でもアニメ化されるぐらいだから、きっとこういう話をとても好む人もいると思う。
とっても好き嫌いが分かれそうな感じがしそう。
1話、最初の5分で「寒っ!!」と思った人は、そのまま切っていいと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 29

scandalsho さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

あぁ、今期の酷評枠かぁ(笑)

原作未読。最終話まで視聴。

世界最高の政治家の御子神司
世界最高の実業家の真田勝人
世界最高のマジシャンのプリンス暁
世界最高の剣豪の一条葵
世界最高の発明家の大星林檎
世界最高の医者の神崎桂音
世界最高のジャーナリストの猿飛忍

彼たちが異世界において、産業革命を起こし、民主主義革命を起こし、建国していく物語。
マジシャン?ジャーナリスト?
少々微妙な人選ではあるが、面白そうな初期設定だと思う。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この作品最大の問題は、彼らが『全員日本の高校生』だという点。
なぜ、彼らが『日本人』である必要があるのか?
なぜ、彼らが『高校生』である必要があるのか?

司は総理大臣なんだそうだ。総理大臣=衆議院議員=被選挙権は25歳以上
『日本人』で『高校生』だと、さすがに無理がある。

これ以外の面々に関しても、『世界最高の』の冠がつくと高校生では無理が生じてしまう。

少なくとも、この点に関しては(強引なこじつけでも)説明が必要だと思う。
この部分の説明を避けたいのであれば、『日本人の高校生』という現実離れした設定は諦めるべきだ。
初期設定の段階で破綻していて、視聴者の理解が得られないからだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この作品の最大の不幸は、同期に『Dr.STONE』と『本好きの下剋上~』があった点。

その作品が『何に重きを置くのか?』という根本的な問題はさておき、『発明』という点においては、上記2作品に軍配が上がるだろう。
それも圧倒的に・・・。

原材料の入手から製造過程まで、丁寧に描いた2作品に対して、落差が半端ない。

色々なモノをすっ飛ばして、『世界最高の』をアピールしたいのか?とも思ったけど、恐らく、原作者の知識の問題なんだと思う。
知識がないから過程が描けない。
もっと言えば、調べてもよく分からないとか・・・。
そういう作者の浅はかさだけが浮き彫りになってしまう悲しさ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

いかなる理由があっても、相手国に武力攻撃を行う政治家、核攻撃を決断し、実行した政治家を『世界最高の』と謳ってしまう原作者の思想は、断じて許してはならない。

少なくとも、この点だけはもっと厳しく断罪されるべきだ。
こんな作品をアニメ化した制作陣の人格も疑わしい。

世界で唯一の被爆国である日本人の発想だとは思えない。
この主人公たちが『日本人の高校生』であるという設定は、日本人に対する最大の侮辱だ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 31
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

天才児たちが異世界へ行くそうですよ?

1話感想{netabare}
タイトルから“問題児シリーズ”のスピンオフかと思ったら…えっ、全然違うの!?
そして1話を見てみたところ…おや?これはひょっとして…。
真面目に作ってる気がしない、いや真面目ではあるんだろうけど、真っ当ではないって言い方が良いのかな。
ひょっとして…あくまでひょっとしてだけど、これ、昨今のなろう作品に対する皮肉として作ったってことは…ない?無いかなぁ?
捨て鉢というか、「ホラお前らこういうのが好きなんだろ?喜べよ」と、ヤケクソ感すら感じる。
作画が妙に頑張ってるのも「絵さえ良けりゃ良いんだろ?ブヒブヒ喜べよ」みたいな。
考えすぎかなぁ?

いつかはカウンター狙った作品が登場する予感はしてたけど、どうなんかな。
というか、そういう系(皮肉った作品)は“ポプテピピック”みたいに明らかにそうだと分かるものだったり、レツ&ゴーやベイブレード等のホビーアニメに対する“カブトボーグ”みたいになんだかんだいいつつリスペクト感は残す、みたいなものだと思ってたのだけど…。
なんかこれ、過度になろう異世界系をおちょくった作りに見えてしまうのは…私が歪んでるだけかのう。
この直感が正解か不正解かはこの先見続ければ明らかになる…と良いな。

いやぁそうはいうけどさぁ、斜に構えずに真っ向から見て面白いと思うのは厳しいでしょー。
なにかウラがありそうと疑りながら見る分には面白いって話で。
「なにも考えずに見れば面白い」みたいな話はよく聞くけど、さすがにこれはケーキが三等分できないレベルで“考えない”をしないと無理かと。
なんで世界の3割牛耳ってる富豪が100億融資「されて」喜ぶんだ?、世界トップレベルの医者が居るのに1ヶ月寝たきりだったの(その間情報収集しなかったの?)?、その場合リハビリもなしに大立ち回りしたの?等々、ツッコミ出したらキリが無い。
キスはキモいし小型原子炉なんて設定作りを放棄したとしか思えない、が、「なろうってこういうモンでしょ?(鼻ホジオナラプー」とおちょくってるのかも知れないと思うと妙に納得できちゃったり。
もしそうであるなら「ボクまたなんかしちゃいました?」ネタが欲しいところだけど、主人公は聡明みたいなので難しいかな?{/netabare}

2話感想{netabare}
専売してちゃアカンのか?
それよりなにより品質管理がスゲー気になるうううう!!!
マヨに限らず工芸品にしたって「なんだこれで売れるんだ」と思うと途端に手抜きを始めるのが○○の低い(なんて言えば良いんだ?)連中の特徴で…っていうか、そういう連中だから搾取されてるって話ちゃうん?
良い意味でも悪い意味でも原住民バカにすんなよと。
それでいて作画は頑張ってるもんだから余計に笑えない、アニメだってレベルの低い海外丸投げで誉められるなら頑張らないでしょ?と。
次回に続くみたいなので、マヨに異物混入でもする話になるのなら良いのだが…。{/netabare}

3話感想{netabare}
えっ、委託販売って買い取り方式だったの?
在庫管理ががが…てっきり2話では売れ残った分は輸送費相手持ちで持って帰ってもらってたんだと思った。
仕入れと小売りがごっちゃになってない?
仕入れたら仕入れた分だけ即日完売とは夢のようだぁ。
ってか巨大な倉庫を必要としない程度の売買(流通)量であるなら、1週間でどうこうなるほどの影響力は無さそうな気がするが…。
それこそ仕入れを当て込んでた商人がモンスターに襲われて納期にやって来ない、がザラな世界じゃないの?
前も書いたけど品質管理が一番アレなんだって、○○が低い連中と商売する時って…段ボール肉マンとか緑肉とか知らん?
一括で販売して客から仕入先がどこか分からなくなったら更に悪化しそう。
豊凶の差が現代よりも激しいと思われるあの世界で先物買いかぁ…。
ってか農地改良で今後収量が上がるのが確実なのにそこはスルー?

これがキッズアニメだったら最後客から「これ不良品だぞ」「聞いてたのと違う」とクレーム殺到して「トホホ、もうこりごりでゴザルよニンニン」で終わるネタ。
タイムボカンの三悪やドラえもんで調子に乗ったのび太がよくやる…最近でも“ピカちんキット”で見た。
最近深夜アニメがキッズアニメより対象年齢低く感じることが増えてきてる気がする。
キッズ向けって細かいところはカットして(このカット具合がいかにも低年齢向け臭くて見れない人は見れないんだろうけど)話を押し通すんだけど、中途半端な知識をひけらかす方のがタチ悪いと思うんだがなぁ。
詳しい人が「それに触れたら長くなるんで敢えて触れない」を、ニワカが知った口利いて大火傷ってのはよくある話で…。
そうねぇ…“ドクタースト-ン”が、厳密な計量が必要なものやコンタミが入ったら上手く行かないものは意図的に避けてる気がするのだが、分かってない人は平気でそれをやってしまう。
子供騙しはもっと子供騙しに徹する、とでも言えばいいかな。

奴隷描写もなかなかにファンタジー。
作中の描写だけでは奴隷はいい値段で売れるぞとアピールしただけのような…。
これを期に奴隷狩りがより活発になり、「ヘヘヘ、また奴隷入荷したんで買ってくださいよー」と付きまとわれると思うのだが。
「はした金で大金を手放した大馬鹿野郎」とは言うが、窮すれば更に悪どい手口に走るのが世の常だろうに。
次いで宗教ネタ。
弾圧が厳しいのであればマヨネーズなんていう見慣れぬ食べ物が出たら一般市民はまず「教義に背くかも知れない(異教の食べ物かも知れない)」で手を出さないと思う。
当初ジャガイモが普及しなかったって話有名じゃん。
医療シーン。
それこそマヨネーズかけたら治ったでいいじゃん、モンスターがよく分からない病気持ってたりしないのか。
火刑マジック…意味が分からない。
ってか獣人に金貨渡した人も罰せられるよね?

結構頑張って書いてみたけど後半で失速wツッコミが追いつかない。
次回以降もツッコミ入れるかどうかは不明、疲れるわこれw{/netabare}

5話までの感想{netabare}
おぞましい。
お上の一存でマヨに関税かけられたら終わり。
で、そうならないようにお上と対等に交渉できる発言力を得るために同業者組合=ギルドってのがあって──みたいなことが某所で語られてて。
そこで飛び出した言葉、「ギルドって現実にもあるんだ」。
…。
冗談だよね?
アニコレ外の話をここでするのも卑怯かも知れんけど、「アーサー王って男なんだ」って言葉を聞いた時に並ぶくらいショック。
小学生なら分かるが、いい歳をした大人が、だ。
↑で書いた「ケーキを三等分できない」も、本を売るためのフカシじゃね?と半信半疑だったんだけど、なんか真実味を帯びてきて…コワイ。
ってかそれじゃあ“サクラクエスト”で商店街組合がなんであんなに態度デカかったのか理解できないじゃないか。
それってもうアニメすら楽しめないと思うのだけど…なんかカワイイ娘が動いて声出してエロけりゃそれで満足って感じなの?
そりゃね、異世界系のコミカライズをちょっと見てみたら小学校低学年でも読める漢字にまでいちいち振り仮名振ってある作品が多くて「へー」って思ったモンだけど、やっぱそういう人向けってことなん?
境界知能を割っちゃってる人向けってことなん?

そしてやっぱり気になるのは、それは意図的なのか天然なのか測りかねてること。
先に書いたコミカライズの振り仮名、単に編集ごとに決めてあるだけで深い意味は無いと思うのだけど(少年誌は仕方ないし)、この作品は簡単な漢字には振り仮名ナシ。
なんかそれだけで上等に思えてしまう自分も毒されてるなぁと思うけど。
まさかの万が一ではあるけど「なろうがクソだって?ハハハ甘いな、俺が本当のクソを見せてやる」って意図で作ったとか…無いかな?
えーっと、話ちょっと逸れるけど“ロクでなし魔術講師と禁忌教典”のアニメ、放送当時こういう系は濫発されててラノベテンプレだのテンプレだのとよく揶揄されてたのだけど、「本気のテンプレを見せてやる」とばかりにテンプレ益し益しで作ったかのような内容になってまして。
異能者学校だのクラス対抗戦だの女王と謁見だの強化人間だの映画卒業だの空中遺跡だの…これはある意味実験だったんじゃないかなぁと思ってます。
ってことで、こっちも実験してるんじゃないかなー、と…どれだけバカ向けにして大丈夫か、みたいな。
境界知能割ってる人にどれだけ購買力があるか、みたいな。
ひょっとしたら将来資料的価値が生まれる、かも?

でもって一応内容に突っ込んでみる。
資本主義と民主主義に夢見すぎ。
あと宗教ナメすぎ。
そこまでの能力があるならそもそも最初の飛行機事故が疑わしい、回避できそうじゃない?
最後のオチで、実は凡人以下の無能が死の間際に見た夢でしたでいいんじゃね?{/netabare}

6話感想{netabare}
ツッコミも疲れた(※)のでもうスルーしようかなと思ったのだけど、今までのツッコミとは別方向のツッコミが現れたのでそれについて。
幼女が鞭で打たれるシーン。
直接鞭が肉体に当たってるところを画面に映さない…まではまだいい、規制派がうるさいからね。
けど、画面の外での「当たる音」までカットって…なんじゃそれ?
ヒュンと振るう音はするけどバシーンと当たる音が無いの。
多分これも規制派に対しての配慮だとは思うのだけど…そこまで必要?
だったらもう幼女じゃなく少年にでも置き換えればいいじゃん、と思ってしまうけど、アニメ作業工程のどの段階でストップがかかったか分からないので、う~ん…。


そうはいっても、SFの定番、「一度高度に文明が進んだけど滅亡して、石器時代からやり直した現行の人類のうち一部が前文明のテクノロジーを独占している」ってことなら世界観についての違和感はかなり緩和されちゃう…かな?
この作品がそこまで考えてるとは思えんのだけどねぇ、どうなんだろうねぇ。
というか、なんで自分が「こういう設定だったら納得できる」とフォローめいたことをしてるんだろう?
それこそ主人公達が関与してない場所・来る前から存在してたものとしてレーザー兵器とかあれば良いのだが…。
ほらあれだ、“オーバーロード”は一応そういうところ匂わせてたじゃん?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
某アニメーターは作画の仕事をしてる最中「あー今クソアニメの絵を描いてるんだよな…」と思うとモチベがダダ下がりすることがあるんだそうな。
それを考えるとこの作品のスタッフは鋼の精神なのか、むしろ完全に割り切って好き勝手やることでモチベを保ってたのか…。
つまりは話は酷くて作画は良い。
参ったね、これ総合評価どうしよう?

序盤各話感想でゴチャゴチャ書いてたけど、話が進むにつれ話の酷さは加速する一方。
サムライキャラがミサイルと一緒に走り出した時は「えっ、超人ってそういう!?」と思ったり。
これがアズールレーンやモンストのキャラだったら何も驚かないのだけど…それでいて作画スタッフ的には魂斗羅ごっこが描けて楽しかったのか妙にノリノリ。
でもこれだと異世界転移のキッカケとなった冒頭の飛行機事故が起こりそうも無い気が…。
10話で発明家が修理頼まれたのは体よくタダ働きさせるため(修理費は総理が全貰い)にしか見えないし…ここ最近アニメ業界で不払いがどうのって話を耳にするせいか、どうにも釈然としない。
やりがい搾取肯定かぁ、こんな内容を平気で描いちゃって良いのか?
11話はロボトミー肯定…民主主義とは…ってか阿片絡みだったらそれこそ商人の出番じゃないのか。

で、最終回まで見て一番モヤモヤしてるのは、司法府設けろ司法。
自ら作った制度(法律)に自ら縛られろよと、独立しても野党はロボトミーか粛清で事実上不在の一党独裁だし人治国家だし。
「君の意見に賛成できないが君が意見を述べる権利は死んでも守る」みたいなことなんかありゃしない。
皇帝と対峙する立場って話のハズなのに、やってることはその皇帝と同じにしか見えなかった、むしろ侵略者。
錦の御旗こそ民主主義と美しいけど実際見てみると看板に偽りアリ…前も何かの作品で書いた気がするけど「金正日の輝かしき軌跡」の物語を見てる気分。
汚職で死刑とか皇帝(≒米帝)に対抗するために核が必要だってのは正にそのまんまかと。
俺TUEEE系ってそういうのになりがちなんですかね?

そしてその一方で、まさかマジでそこら辺狙って作ったんじゃないか?と思わなくもないのだけど深読みし過ぎかなぁ?
まぁだったら転移者同士での粛清パーティー開いて欲しかったけど…本当は総理の失態なんだけど罪被らされて始末される、とかね。
そういう意味では原作に興味が……ないない、アハハww

絵だけはマトモなので音を消して観るのがお勧めかも、声優目当ての方は…が、頑張って。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18

70.9 7 天才で科学なアニメランキング7位
ゴジラ S.P<シンギュラポイント>(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (188)
585人が棚に入れました
2030年、千葉県逃尾市。“何でも屋"な町工場「オオタキファクトリー」の有川ユンは、誰も住んでいないはずの洋館に気配がするということで調査へ。空想生物を研究する大学院生の神野銘は、旧嗣野地区管理局“ミサキオク"で受信された謎の信号の調査へ。まったく違う調査で、まったく違う場所を訪れた見知らぬ同士の2人は、それぞれの場所で同じ歌を耳にする。その歌は2人を繋げ、世界中を巻き込む想像を絶する戦いへと導いていく。孤高の研究者が残した謎、各国に出現する怪獣たち、紅く染められる世界。果たして2人は、人類に訪れる抗えない未来<ゴジラ>を覆せるのか―。

声優・キャラクター
宮本侑芽、石毛翔弥、久野美咲、釘宮理恵、木内太郎、高木渉、竹内絢子、阿座上洋平、浦山迅、小岩井ことり、鈴村健一、幸田夏穂、手塚ヒロミチ、置鮎龍太郎、小野寺瑠奈、三宅健太、磯辺万沙子、志村知幸
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

馬鹿にするな。ゴジラでもSFでもAIものでもない。

 ちょっと冷静になってからの追記です。本作の何が気に入らないかを冷静に考えると、現実の世界という系の上に完全に別の系を乗っけてSFオナニーをしているように見える点です。ここでの系というのは法則が完結する一つの閉鎖した理屈だと思ってください。
 ゴジラSPの物語の構成は多分よくできているのでしょうが、最終話になるまでは同じ現象を別の系を使って説明できるような気がしてなりません。つまり、物語を見ながらの考察が不可能だと言いたいわけです。

 結末を見てから、あれはこういう意味か、とか、そういう表現だったのね、という楽しみ方はできるでしょう。でも、途中までは物語は構造的に別の系の別の解釈に置換可能な気がします。

 つまり、サイエンスになっていない気がしたからです。子供が自分のルールでなぞなぞをして「はい、君間違い」といわれている気がしたともいえるでしょう。

 ユークリット幾何学では、非ユークリット幾何学は解けないということです。非ユークリット幾何学内の事象としてルールの説明があって、フェアな物語展開がされれば、立派にSFになるのでしょうが、これはクリエーター側の騙しに近い作品に見えます。
 最後に平行線の定理が違うもんねーと言われている気がしました。

 また、ゴジラという存在がメタ的に扱われている気がします。本作において、ゴジラという名を冠した作品だからゴジラが出てくると言っているようにしか見えません。これもゴジラでなくても成立する部分です。
 ゴジラが出現した理由って結局語られてないですよね。これってゴーストバスターズのマシュマロマンだって言われている気がしてなりません。

 つまり、ゴジラSPという閉じた系の中で、SFオナニー、考察オナニーはできるでしょう。それは深く考えさせる話かもしれません。それが面白いという人も沢山いるでしょう。

 ですが、私はSF作品でもゴジラ作品とも言えないだろうと思ったわけです。深掘りと考察が足りていない可能性は十分ありますが、ゴジラが出なさすぎて頭にきて最後は流し見だったので。私の見た範囲ではそうとれました。

以下、以前のレビューです。

{netabare}13話まで見て。非常に不愉快です。面白い面白くないは好み、向き不向き、気分があるので人それぞれです。
 でも、本作はゴジラを冠してゴジラではない。SF設定があるように見せかけて、未知の物質、未知の理論、未知の解決方法ってなんですか。言葉だけ特異点特異点って、ホーキング理論やビックバン理論の説明の新解釈みたいなわけでもないし。
 そして、アプリレベルのAIの進化版が解決?もう、滅茶苦茶です。
 ネット○リックスは日本の視聴者を馬鹿にしているとしか思えません。

 最後まで見たのは、面白いからではありません。最後まで見たけど滅茶苦茶だった、と言いたかったから我慢してみました。


6話までの感想
 職人肌の老人が活躍する。性格がひねくれた主人公とそのバディ、そして、年若い天才少女科学者。
その他、人物造形はちょっと笑ってしまうくらいテンプレです。

 プロットも、広がっていた謎が収束していくタイプの構成で、謎の作り方としては、個々の要素にこだわる必要はなく、結局は、どこかでバーンとゴジラ登場で盛り上げるんだろうなあ、という感じ。エンディングの捻りを期待したいところ。

 SF要素として難解な用語をちりばめた疑似科学で説得性を持たせている感じで、これも見ていて赤面する感じがあります。

 しかし、作画は奇麗、動きもいい、何よりヒロインが滅茶苦茶可愛い、というアニメとしての強みは素晴らしいです。

 また、プロットや話の組み立て方はほぼテンプレで、展開は読めるのですが、ストーリーは面白いので、楽しむ分にはかなり良質の作品かと思います。

 まあ、強いて上げればゴジラである必然性があるか、でしょうね。本来、ゴジラはどこまで行っても反核兵器が主題であるべきで、その意味では本作はゴジラではない気がしますが、これもいい意味で裏切って欲しいところです。

7話見て追加
 冒頭からゴジラのテーマ音楽きましたね。特にOPの後のストリングスでゴジラの主題が流れてるのがゾクゾクしました。

 {netabare}ですが、あの地元の伝承はちょっと…と思います。あれだけ近世的な絵があるなら、前にゴジラでてたときの記録は普通にあるだろうと思いますよね。あれがなくても話は展開できるのですから、ギミック多すぎの謎のための謎はちょっと恥ずかしくなるのでやめてほしいです。

 紅塵 こうじん(漢字わかりません)を無害化できる。でましたね。ということは、アンギラスサイド×ゴジラ・ラドンサイドの戦い?アンギラスの周辺には赤い砂はないし、時間をさかのぼれるし。
 それはそれとして、ゴジラ対アンギラス&ジェットジャガーをやるなら、オーソゴナル…アナライザーとかいう話をベースに置かないほうが良かったのではと思います。未知の物質にストーリーの骨子を委ねるというのはよっぽど練らないと厳しいですよね。SF設定としてうなるわけでもないし…{/netabare}

 ゴジラが暴れるところは見たいので、まだ、見続けます。がんばってほしいなあ。

 8話みて。
 いや、怪獣パートすごいじゃないですか。なんで、これをもっと…。
この世は神のコンピュータみたいなやつはいいので、ゴジラですよ、ゴジラ!


 9話です。
 あのゴジラを爆撃とかありえないでしょう。人類はそんなに馬鹿じゃないです。それに、バンカーバスターでゴジラを攻撃する絵はシンゴジラで見ました。新味が全然ありません。

 クモも面白くないし。ヘドラにでも化けるんですかね?それにしたって2週は引っ張りすぎ。

 観念的なSFになっていないSFで謎を作っている気になっている。なんか、言葉を弄んでいるだけ。全然興味が持てない。
 最後の期待はやっぱりゴジラの映像ですけど…いや、この分じゃ駄目かなあ…。

10話 ゴジラ来たー!!!
まあ、映像はシンゴジラですが、いいです。あと5話早く…でも、まあ、やっとです。
なお、もう怪獣シーン以外は飛ばしてます。どうでもいいので。

11話 ………。誰かようつべにゴジラのシーンだけアップしてください。いや、違法ですので、嘘ですけど。これ2クールなんですかね。

12話です。もはやゴジラの名をかたった詐欺に見えます。なんなんでしょうか。なぜ、時間とか計算とかいう抽象概念を弄んでSFをやっているように見せかける?解決のための味付け程度ならまだ許せるが、中心にもってきておいて何のSF的な深みもない。
 SFへの裏切り、ゴジラ詐欺。最悪です。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今季の勿体ないお化け案件その二。「化け物には化け物をぶつけんだよ!」精神の欠如。

 vivyに続いて1クールでは尺不足案件で残念だった…。テンポが遅いから2クールなのかと思ったら唐突にまとめに入って終わった…。本作SF作品としてやりたいのはわかるが、謎の追跡ばっかでキャラや物語のエモーショナルな盛り上げに欠け、なにより怪獣作品の醍醐味である「強い化け物二体がぶつかる」という小学生的な快楽が足りない。ウルトラマンが出てこないで、ゼットンを倒すための方策の調査から、無重力弾の開発で全部終わった感じ。


 初代ゴジラの場合は、対決はなくてもドラマとテーマ性が見事な融合を遂げているから悲劇として見事な完成度に達している。ゴジラと芹沢博士という人間の最悪の業である戦争が産み出した二匹の怪物、2つのアウトサイダーが対消滅して消えていき、残されたリア充な宝田明たちはその悲しみを背負って生きていく十字架を背負わされる。


 SF小説だとエンタメとしてのエモーショナルさより、理の追求だけで充分な面もあるが、アニメや怪獣作品はあくまでエンタメとしての面白さの追求から足を離してはいけない。mmdでゴジラ作品の対決をオリジナルに作ってる方がいらっしゃるが、単純に凄い対決を描いてるだけなのに無茶苦茶上がるので是非ご覧頂きたい。近年のゴジラ作品全体に言えることだが、なんでもシリアスめにして格好つければいいってもんじゃない。「ゴジラvsコング」には期待してます。


 私の好きな怪獣映画ランキング


1位初代ゴジラ

2位ガメラ2

3位パシフィック・リム

投稿 : 2024/05/18
♥ : 32
ネタバレ

olmo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

視聴者放置型アニメーション

ゴジラって何だっけ?と忘れている方も見れる作品です。(かく言う自分も忘れていた……)

1〜3話まで観た限り、アクションはしっかりしていましたが、キャラ設定が説明不足なのがちょっと気がかりです。
まだ始まったばかりなのでその辺の評価は変わると思いますが、十分リアルタイムで追おうと思える作品でした。
ちなみに同時期のSSSS.DYNAZENONと比較しながら見てみると面白いかもしれませんね(自分はDYNAZENON派)

追記(2021/05/23)
{netabare}
9話まで見ましたが、ようやくゴジラが出てきて面白くはなりそうなのですがそこまでそれぞれのキャラクター説明があまりなされぬまま、状況に応じてただ人間のキャラクターがセリフ(ただの説明文)を吐いていているだけの印象が強く感じます。
もう少し各キャラクターを掘り下げるなり何なりを序盤の数話でする方が良かったかもしれませんね。{/netabare}

総評(2021/07/16)
{netabare}最終回まで観ましたが、終わり方はジェットジャガーの謎パワーでゴジラをぶっ倒すと言った突拍子のない終わり方でした。(一体今まであの2人は携帯で何を会話していたんだ…)
またエンディングの後には博士がゴジラの死骸で何かを企んでいるシーンがあり続編もある雰囲気ですが、正直お腹一杯です。

総評としては思わせ系アニメは1クールだけでお腹一杯です。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
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