家族で沖縄なTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の家族で沖縄な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月14日の時点で一番の家族で沖縄なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.8 1 家族で沖縄なアニメランキング1位
白い砂のアクアトープ(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (443)
1337人が棚に入れました
「――見えた?」くくるは、そっと、がまがま水族館のヒミツを教える。「ここではときどき、『不思議なもの』が見えることがある」夏の日差しが降り注ぐ、沖縄。那覇市内からバスに乗り1時間あまり揺られた先に、その水族館はある。沖縄本島南部、美しいビーチのすぐ脇にある、ちいさな、すこしさびれた「がまがま水族館」。18歳の女子高生・海咲野くくるは、そこでまっすぐ、ひたむきに仕事をしていた。祖父に替わって「館長」を名乗るほど、誰よりもこの水族館を愛している。ある日くくるは、水槽の前で長い髪を揺らしながら大粒の涙をこぼしていた女の子・宮沢風花と出逢う。風花は夢だったアイドルを諦め、あてもない逃避行の先に、東京から沖縄へやってきたのだ。がまがま水族館に流れる、ゆっくりとした、やさしい時間。居場所を求めていた風花は、「水族館で働きたい」と頼み込む。出会うはずのなかったふたりの日常は、こうして動き始めた。しかし、がまがま水族館は、「不思議」と一緒に、「閉館の危機」という大きな問題を抱えてもいた。迫りくるタイムリミットを前に、ふたりは立て直しを目指して動き始める。かけがえのない場所を、あたたかな寄る辺を、守るために。

声優・キャラクター
伊藤美来、逢田梨香子
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

優しい未来を目指した 心が落ち着く物語

このアニメを見ると、なぜか心地良く、心が落ち着きます。
おそらくそれは、キジムナーのせいかもしれません。
物語全体が優しい色で覆われているようです。

そして、この物語が目指すものは、「優しい未来」のような気がします。
人や全ての生き物にとって優しい未来をつくること。
そしてその未来をつくるのは、水族館を訪れる幼い子供たち。
今は小さくて何もできないけど、海洋生物に興味を持った子供たちが大人になったときには、きっと優しい未来をつくってくれる。
その願いを込めた物語のようです。

そんな未来を想像すると、心が楽しくなりませんか?


主人公は高校生の海咲野 くくる(みさきの くくる)。明るく元気な女の子です。
そして、ヒロイン(?)は宮沢 風花(みやざわ ふうか)。とても美しい少女です。

物語は、くくるが高校を卒業するまでの前半部と、くくるが社会人になった後の後半部とに大きく分かれています。

■前半部:
くくるは夏休みの間は「がまがま水族館」の館長代理をしています。
両親を亡くしたくくるにとって、この水族館は人生そのものと言える大切な場所。
でも水族館は老朽化で閉館が決まっています。
くくるは何としても水族館を存続させようと奮闘します。

風花は元アイドルグループのメンバーでしたが、優しすぎる性格が災いしてアイドルグループを辞めてしまいます。
傷ついた心を癒すべく沖縄に行ったときに、彼女は偶然「がまがま水族館」に立ち寄ります。
そこで彼女は、不思議な体験をするのです。
それは、まるで魚たちが風化の傷ついた心を慰めているようでした。

壁一面の水槽に囲まれている水族館の中は、まるで神秘の世界への入り口。
私達も今度水族館へ行ったときには、風花のような不思議な体験をするかもしれませんね。

ここで風花は、くくると出会います。
くくるを応援しようと決めた風花は、くくるの家に住み、「がまがま水族館」で働くのです。

{netabare} くくると風花は、がまがま水族館を存続させるために懸命に頑張りました。しかし水族館は老朽化により閉館してしまったのです。

このときのくくるの悔しさがとても切なくて…
くくるは元気な時が一番輝いています。だから早く元気になってほしいです。{/netabare}

■後半部:
月日は流れ、高校を卒業したくくるは、新しくできた大きな水族館「アクアリウム・ティンガーラ」へ就職します。そして営業部へ配置されます。
くくるにとって生き物を飼育しない営業部は不慣れな仕事ばかり。くくるは仕事に押しつぶされそうになります。

そんなときに、いつも真っ先に助けてくれるのが風花。
風花は、くくるの姉のような存在です。いつの間にか、くくるにとって最も大切な人へと変わっていました。

自分を助けてくれる人がいつも横にいてくれたら、どんなに辛くとも頑張り通すことができます。
風花の励ましで元気を取り戻したくくるは、与えられた仕事を懸命にやり抜きます。

{netabare}17話では、くくると風花が懇親会を企画します。
皆にくつろいでもらおうと頑張ります。
贅沢な料理はありませんでしたが、二人の皆への感謝の気持ちがこもってました。
幸せの基準は人によって異なりますが、
こんな接待を受けたら幸せな気持ちになるでしょうね。{/netabare}

くくるにとって最も不慣れだった営業の仕事は、いつの間にかくくるにとって最もふさわしい仕事に変わりました。
営業部だからこそ、全ての飼育員と仕事で話をする機会ができました。
営業部だからこそ、催し物企画でお客様と身近に接することができました。
営業部だからこそ、自分が推し進めたい企画を実現することができました。

嫌だ嫌だと思い続けて仕事をするのと自発的に仕事をするのとでは、同じ仕事でも人生が180度変わります。
そして社会人になったら誰でも、くくるのように挫折感を味わうことがあります。
でも、前向きに仕事を続けていれば、きっと報われる日が来るでしょう。


くくるが企画した白い砂の上での結婚式の様子は、とても素敵で頬笑ましい内容でした。{netabare}
装飾品が殆どなく、裸足で行う素朴な結婚式。
でも、壁一面と天井には沢山の魚たちが優雅に泳いでおり、まるで海底にいるような気分になります。
こんな神秘的な結婚式は、参加された方の心に一生残るでしょうね。{/netabare}


前半部の主題歌「たゆたえ、七色」は、とても心地よい歌でした。


私は若い頃に六年間、沖縄に住んでいました。
青い空に白い雲、そして真っ青な海
サトウキビ畑にシーサー
どれも懐かしいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 59
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ペパーミント ブルー

P.A.WORKS制作。
監督篠原俊哉、シリーズ構成柿原優子。

沖縄の水族館で働く海咲野くくるは、
東京で居場所を無くした宮沢風花と出会う。
小さな水族館を舞台にした少女たちの青春群像。

空、海、水槽、青を基調とした美しい映像、
とても透明感に溢れ、どこか涼やかである。
少女たちの夏の思い出、たゆたう七色、
眩しい日射し、水面に漂う夢と動き出す夢。

{netabare}キジムナーがさり気なく登場し、
ファンタジー要素もあるのでしょうか。{/netabare}

涼やかな夏の一篇になってくれればと願います。

12話視聴追記。
物語が大きな節目を迎えました。
ちょうど真ん中で一区切りでしょうか。
とても安定した物語だと思うと同時に、
少し冒険した展開も観てみたいと期待しています。

最終話視聴追記。
物語の起伏が少なく、少々寂しい印象も、
娯楽性より、どこか啓発する物語なのでしょう。
{netabare}子供たちが、幾多の生き物に触れ、想像力を養う。
それが未来へ、きっと優しい世界へと繋がる。{/netabare}

これはこれで徹底しているのかも知れません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キジムナーと座敷童

オリジナルアニメ


地中海・アジアン・米西海岸やミクロネシア・ポリネシアなどなどこれまで訪れた各国のリゾート地と沖縄との間には決定的な差があると個人的には思ってます。
それは何かというとゆったりとした時間を金で買える世界の名だたるリゾート地と

 ただそこにあるだけでたゆたゆと流るる時間を感じる沖縄

厳然たる差。とりわけ八重山諸島。圧倒的に心地いいんですなこれが。そんな沖縄を舞台に作画で定評のあるPAさんが味付けしたオリジナルアニメとの触れ込みとくれば候補から外す理由がみつからなかった全24話。
たゆたゆとした時間が流れてたんじゃないかと思います。作画は期待通り想定通りとなりますので残るはお話が面白ければ…ってやつですね。

そのお話そのものは視点の置きどころにやや難あり。物語序盤で勘所を捉えその線に沿うのか、読めない展開に身を委ねるのかの大きく二つ。本作の楽しみ方だと前者寄りに見えるのですが、ストーリーの芯の部分(勘所)がなかなか見えづらい。

あらすじ。沖縄を舞台に水族館にまつわるエトセトラ。キャラは海咲野くくる(CV伊藤美来)と宮沢風花(CV逢田梨香子)のW主人公。風花が東京でアイドルの夢破れて実家のある盛岡に帰ると思いきや一転沖縄へ。そこで閉館危機に瀕する水族館の立て直しに奮闘するくくると出会うという流れ。多店舗展開してる大手粉モノチェーン店みたいな二人の名前ですが関西は関係なさそうです。
閉館危機の水族館となりますと日本の北端北海道旭山動物園V字回復みたいな物語か!と思いきやそうでもなかったりします。視点の置きどころに困る理由其の一です。置きどころはいろいろ↓

・〔start〕閉館危機にあえぐ水族館を救う
・{netabare}1クール折り返したら大手水族館に場を移してお仕事に奮闘{/netabare}
・Wヒロインのいろんなベクトルで深い友情物語?
・あるいは成長物語
・溜まり場(食堂)仲間らとの友情?恋愛?群像劇
・持続可能な海洋生物たちとの共生?
・シンプルに海を楽しむ環境映像

2クールの前後半で趣きが変わるのは許容範囲だとして、作品を通して強烈に訴えかけるものはありません。よって万人受けするもんにはならないでしょう。
私の意見は『だがそれでよい』です。ちゃんぷるーしたものをなんくるないさーで受け止めたらこーなるじゃんと無責任にそう思っております。
視聴後になんとなく沖縄行きたくなったんですよ。冒頭“たゆたゆとした時間流るる”とした所以です。ひとまず成功ではないでしょうか。



※ネタバレ所感

■キジムナーと座敷童

キジムナーなんでいるの?と思ったのは私だけではあるまい。物語進行に1ミリも寄与してません。
{netabare}言わずと知れた沖縄伝承の子供の姿をした精霊・妖怪の類ですけど、キジムナーそのものに強烈な個性はなくそこいらで人間と共生してそうなイメージ。共にいれば富をもたらすし怒らせれば不幸に見舞われる程度。そういった強烈なイメージを残さないキジムナーっぽい物語と言えなくもない本編でした。{/netabare}
{netabare}そしてキジムナーと風花の地元岩手“座敷童”の伝承とではネタが被る被る(笑) なぜ岩手の娘?とした理由が見いだせるかもしれません。{/netabare}


■お仕事アニメ?

お仕事アニメとするのに懐疑的な私なんですけどあえてその文脈で話すとしたら?
{netabare}最近流行りのジョブ型(専門性持たせるアレ)ではなく旧来型のいろんな部署を経験させてジェネラリスト育てようみたいなノリでしたね。飼育やりたいなら営業知っとけ!な主人公でした。
入社早々プランクトン呼ばわりされてみて面従腹背するでもなく人をプランクトン呼ばわりするとは何事かと憤慨するわけでもなく、プランクトンの定義違いで怒ったくくるさん。なかなかない反応だと私が上司だったら思います。ベクトルが対人関係ではなく生き物に向いてる。「あ、こいつ生物への愛情はんぱないな」と評価するかも。時が経ちプランクトン呼ばわりされてもはきはきと返事するくくるさんへと変貌。慣れたというより取捨選択できるようになってどうでもいいところは流せるようになったのでしょう。お仕事アニメっぽい成長を感じたのはここくらいでしたが嫌いじゃないです。{/netabare}


■滋味深い

{netabare}前半のがまがま立て直し話と後半のティンガーラ奮闘記にどうしても隠れてしまうくくるの自立の話。過去にとらわれるなと簡単に人は言いますが、亡くなった家族との絆(がまがま)に折り合いをつけるのは難儀なはずで、それでも前を向いて歩み始めるまでをあまり湿っぽくならずに仕立て上げてたのは良かったですね。生まれてこれなかった姉の代わりに寄り添えた風花の存在も大きい。
自分の存在基盤を脅かされた一介の少女が周りのサポートを受けて一進一退しながら過去と決別するでもなく自分の一部分として消化できたことが爽やかな余韻を残してくれたように思えました。ただしドラマティックではないですよ。{/netabare}




※余談

■○○水族館

シンパシーを感じるあの日の記憶。
{netabare}自分語り恐縮です。幼少期の家族旅行の思い出といえば大都会仙台に遊びに行くことで八木山ベニーランドからの松島水族館は定番コースでした。ベニーランドは健在でヤンヤンヤヤーしてるようですが、水族館は数年前に閉館したとのこと。生き物たちは新しく仙台にできた水族館にお引越ししたとかなんとか。じわじわとへこみますね。そんな中で視聴した『アクアトープ』でした。マンボウ元気かな!?{/netabare}


■沖縄雑感

地域性はある。じわりじわりと沖縄を感じる本作において殊更沖縄を主張してないのは意外だったかもしれません。
おっとりゆっくり人が良いみたいな県民性。それ体現してるのおじいと儀武さんぐらいだったんじゃないでしょうか。

{netabare}パワハラ上司はこの際さておき、お仕事風景は前述したジェネラリスト型育成の例のみならず東京でもよく見る風景です。典型的な日本企業。これが外資ならくくるは飼育係の即戦力としての採用だったでしょう。風花も広報でメディア対応してたかもしれません。{/netabare}

そこから連なる本編関係ない本題以下↓

{netabare}そんな“地域性”の差を飛び越えてリアルではここ何年分断工作の最前線となっている沖縄。曰く「基地の犠牲になってる」「日本に独立を奪われた」「内地は沖縄を見捨てた」等々、一部ファクトから曲解を重ねたり捏造したり。国内外の活動家が押しかけている横で当の沖縄県民らはそんなもん荒唐無稽と歯牙にもかけてませんがここ二代の知事は一国二制度とやらにシンパシーを感じております。{/netabare}
{netabare}そこから描ける未来に警鐘を鳴らす言説は前々からありましたけど、いざ現実にある他の国で露わにされてみると単純に「ほれ見たことか!」とふんぞり返る気にもなれません。人民を解放したい軍隊を有する国家がどこかにあるかもしれませんよ。{/netabare}

我々道端のアニヲタにできることはありませんが、ことさら“琉球”を強調する人なら簡単に見つかると思います。「この戦いが終わったら…」並の警戒フラグでしょう。

プロパガンダに無防備な我が国では、しなやかにカウンターするのが水に合ってるのかもしれません。
沖縄も普通に日本じゃん!で貫かれているアニメに尊さを感じる今日この頃でした。



視聴時期:2021年7月~12月 リアタイ

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2022.03.02 初稿

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44

68.2 2 家族で沖縄なアニメランキング2位
たくのみ。(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (305)
1245人が棚に入れました
転職のため東京にやってきた天月みちる、20歳。
上京したての彼女は、女性専用シェアハウス「ステラハウス春野」に住むことに!
同居人たちとは仕事も年齢もバラバラだけど、美味しいお酒と料理があれば、いつも楽しい!! 
みんなでカンパイ、ほろ酔い“宅呑み”コメディー!!
開封(プシュッ!!)

声優・キャラクター
今村彩夏、安済知佳、小松未可子、内田真礼、安野希世乃
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アアア♪ アルコール大好き♪剣道部(さん)w

[文量→小盛り・内容→各話感想が本論系]

※安くて(スーパーで気軽に買えて)旨い酒を呑んだ日に追記レビュー♪

☆ハイボールの新たな飲み方☆
{netabare}
先日、元SMAPの中居さんの番組で、ハイボールを研究している学生がオススメしていて、やってみたうまい。

それが、「ハイボールに数敵の食塩水」。

甘くなるんだよね、ビックリ。西瓜に塩と同じ理屈らしい。

家だと食塩水面倒臭いから、塩を数粒でも良い。たったそれだけで、確かに味が変わる。飲みやすくなる。塩入れる前と比べてみて!
{/netabare}


ビール「ヱビス フレンチピルス with ジョエル・ロブション」
{netabare}
フルーティーで華やかなビールで、昼から呑みたくなる。

てゆうか、今日、昼から呑んでました(笑)

私の中の究極の贅沢なのですが、日曜日の昼呑み。朝(11時頃?)起きて、最初にビール呑むからね(笑)

このビール、唐揚げとか脂っこいのと合わせるのは、やや無粋。チーズや生ハムなんかが良い。

ということで、昼にスーパーに行って、食料を調達。近所のパン屋で、パニーニを買って、そいつをツマミに呑む。んで、ダラダラと「ゲームセンターCX」を観て、ワインをぐびり。ゴルフの渋野選手を応援しながら昼寝。

う~ん、最高(最低w)の休日(笑) そんなクソみたいな過ごし方しても、こういうウマイ酒が傍らにあると、少し贅沢な休日になる♪ このビール、期間限定らしいんで、ホワイトビールとか好きならどうぞ♪
{/netabare}

ウィスキー「甲州韮崎ザ・プレミアム」(サンフーズ)
{netabare}
このウィスキー、感動するほど旨いわけではないけど、(700ml)2000円以下で買えるものとしては、なかなか良いです。まず、クセがあまりなく、呑みやすい。私は普段、ウィスキーはストレートやロックで呑むのですが、なんとなくハイボールにしてみたら、これがなかなか良い。ウィスキー独特の香りの後、フッとバニラのような甘い香りを感じます。ウィスキーが苦手な人でもわりと呑みやすいかなと。
{/netabare}

ビール「伝説のホップSORACHI1984」(SAPPPORO)。
{netabare}
いや、市販の缶ビールでこのクオリティは、ヤバイ。ここ10年で一番かも。爽やかな香り、程よい切れ味。たくさん呑むビールじゃなく、350缶がベスト。ホワイトビールとか好きなら、呑んでほしい!
{/netabare}

【総括】
私は、酒が好きです。ガチで、月の出費は家賃の次に酒代が高いです(笑)

普段の晩御飯も、「何を食いたいか」は、基本的に考えなくて、「何を呑みたい気分か→だから肴はこれにしよう」と、選んでます。夜は白米食わないで、ツマミだけですしね。

アニメか酒か、どちらかを一生我慢しろと言われたら、血を吐きながら、アニメを我慢しますw

ちなみに、今回のレビューは、私のこれまでのレビューの中で最高級です。といっても、質が良いレビューというわけではなく、全ての酒を、実際に呑みながらレビュー書きたかったので、いちいち買ってたら高くついたってことです(笑)

ということで、本レビューはアニメのレビュー1割、アルコールのレビュー9割です(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まずは1割のアニメの方を(笑)

キャラが良かったのは、緑川香枝。微妙に残念で良かった。最近、アラサーキャラばかり好きになるなw

ストーリー的には、わりとどうでも良かったが、ちゃんと酒に絡めているのは好印象。角瓶のクダリとか好きだった。

私はたまに、「青空満天レストラン」「酒場放浪記」「おんな酒場放浪記」「ふらり旅いい酒いい肴」「孤高のグルメ」とか観ながら、酒を呑んだり晩飯食ったりするけど、このアニメも、「肴」にちょうど良かった(あと、ハクメイとミコチも)w

残りは、各話感想に、酒レビューです(笑)
{/netabare}


【各話感想(酒のレビューw)】
{netabare}
1話目 エビスビール
{netabare}
いかにも高級そうな金色のデザインがイカします。エビスビールは、喉で一気に楽しむビールじゃなく、舌でじっくり楽しむビールです。

炭酸は弱め、泡のキメは細かく、フワッと口の中に入ってくる。アニメにあるように、三度つぎをすると、さらにその個性が際立つ。苦味は強めだけど、しっかりとコクがあり、後味はかなり華やか。ゲップまでウマイビールです(笑)

合わせた肴は「菜の花のおひたし」。アニメでも言ってたけど、炭酸が強いビールではないので、揚げ物よりは和食が合いますよ♪

ちなみに、剣道部が(日本の一般的なビールで)一番好きなのは、「サッポロ黒ラベル」。苦手なのが、「アサヒスーパードライ」。ビールは基本的に、サッポロ派です。

(一昨年の忘年会で、目隠しして利き酒やって、スーパードライ、黒ラベル、一番搾り、プレミアムモルツ、バドワイザーの5種を全部当てたくらいには、違いがわかっているつもりですw)

ちなみに、同じエビスでも、「華みやび」の方が好きですね♪ 去年ハマってましたw
{/netabare}

2話目 焼酎ハイボール
{netabare}
いわゆる、酎ハイですね。

ほぼどんな酒でも呑む剣道部ですが、唯一苦手、というより好んで呑まないのが酎ハイです。

私の好きなアルコールランキングは、1位 日本酒。2位 ビール。3位 芋焼酎。4位 ウィスキー(バーボンなども含む)。 5位 ブランデー。 6位 ワイン。 7位 ラム酒。 8位 泡盛。 9位 梅酒。 10位 麦焼酎。 みたいな感じです。

最大の敵は、「甲類焼酎(大五郎的なやつ)」。あと、「鏡月」やら「トライアングル」やら。頭痛くなるんだよね。だから、必然的に、酎ハイも苦手なわけです(良い日本酒なら一升呑んでも大丈夫だけど、缶酎ハイ500mlを1、2本で気持ち悪くなったりするし)。

でも今回は、飲んでみた。やはり、不味い(笑) わざわざ甲類焼酎買うのも嫌だし、旨い焼酎はチューハイになんかしたくないから、缶チューハイの氷結ストロングレモン。肴はハムカツ。あの油っこさは、チューハイに合うよね。でもやっぱ、気持ち悪くなる(汗)
{/netabare}


3話目 水曜日のネコ
{netabare}
ベルギーの製法で作られたホワイトビール。ホワイトビールは結構好きです(まあ、黒ビールも好きなんだけどw)。

ただ、この「水曜日のネコ」は、好んで呑もうとは思いません。小麦の軽やかさは良いとして、オレンジピールもまあ良いとして、コリアンダーシードが強すぎてちょっと苦手。

いや、コリアンダー自体は好きで、カレーには必ず使いますが、ビールに入ってるのがあまり(汗) ほのかに香るのは好きですが。

口に含んだ瞬間は、オレンジのフルーティーな甘みが来て、喉ごしは滑らか。そこまでは良い。ただ、飲み終わりに鼻から抜ける香りが、コリアンダー(苦笑) おしいw

ちなみに肴は、同じくローソンで買った「豚しゃぶのサラダ」。なかなか合う。でも、このビールはあまりツマミはいらないかもね。チーズくらいが良いかも。昼から呑みたくなるビールですね。
{/netabare}


4話目 氷結
{netabare}
いやもう、2話で氷結のレビュー書いちゃったよ(汗) 予想しておくべきでしたw

味に関しては、チューハイ嫌いだから、参考にならないかな。

でも、あのダイヤモンドカットは良いよね。滑らないで、持ちやすいし(バーベキューやって、クーラーボックスから取り出した時とかね)。

へ~、だから氷結なのか。知らんかった。
{/netabare}

5話目 キティ
{netabare}
いきなり、エロいけど(笑)

このカクテルはやったことないな。存在も知らんかった。赤ワインは好きで、基本的にフルボディが好み。でも、ググったら、キティにはライトな方が合うとあった。

ウチのストックワインはフルボディやミディアムボディばかりだし、そもそも、ジンジャエールで割りたくなんかない酒だし(笑)

ということで、最寄りのコンビニ(ファミマ)へ。なんかないかな~と探してたら、アルパカワインの375mlが335円、安い(笑) 別に割る酒だからこれで良いや。ついでに、割けるチーズも買っていこう♪

まず、ワイン単体を。う~ん、水みたいだ(苦笑) まあ、(ググったらワインも冷やした方が良いってあったから)冷やしたせいもあるけど。口に含んで空気と混ぜると、ようやく良い味がするかな(基本的に、赤ワインは常温です)。

さて、キティとやらを試してみよう。アニメのように、まずは5対5で、、、え? 旨い(笑) なんだこれw 口当たりはまろやか、ブラッドチェリーの深い甘味がグンときて、炭酸のピリピリが、ワインの渋味を消している。後味はワインっぽい華やかさがあって。でも、アルコール度数、6%くらいあるでしょ?これ、女子は騙される系だわw

ちなみに、ワイン対ジンジャエールを、2対1で作ってみたら、かなりワインだったw 元のワインが旨くなければ旨くないだろうし、そもそも、旨いワインならジンジャエールでは割らないw

逆に、ワイン対ジンジャエールを、1対2にしてみると、なかなか美味しいけど、普通に、ジンジャエールの別味って感じ。酒の感じはしない。

やっぱり、1対1が一番バランス良いね♪

ちなみに肴は割けるチーズと、家にあったんで鴨のスモーク。鴨と赤ワインって、ベストマッチだと思ってます。

剣道部的に普段呑むワインは(年によって違うから、どの年が良いかはググってw)「カサーレ ヴェッキオ モンテプルチャーノ ダブルッツォ」「ダークホース ビッグ レッドブレンド」とかだけど、結構知らないワインをジャケ(というより店員のポップ)買いします。ワインは出会いだから(キモい)w 基本は、スペインのワインが好きですね。

千円以下で旨くて買いやすいとなると、やっぱり「イエローテイル シラーズ」かな。あれはコスパが良いワインだと思います♪ 白は呑まないから分かりませんが。
{/netabare}


6話目 獺祭
{netabare}
いや、高けぇよ、たかがアニメの1話レビューの為に呑むのは(汗) (何度か呑んだことはあるけど、味レビューなんかするつもりなく呑んでたしw)

と思ったら、会社の送別会でちょうど差し入れされてた(笑) 一升瓶で、獺祭50(アニメ登場)。720mlで三割九分。流石に二割三分や「その先へ」は無かったけどw

獺祭50は、正直言って微妙です。いや、旨いけど、値段ほどじゃない(同じ値段払えば、もっと旨い日本酒は結構ある)。まあ、プレミアムついちゃったから、しょうがないけど(以前流行った、久保田よりは好み)。口当たりは柔らかく、すっと入ってきます。香りもそこまでは強くないけど、呑み終わった後に鼻から抜ける香りは爽やかで、また次が呑みたくなります。良くも悪くも、「水みたいな日本酒」だなと思います。でも、アニメみたく焼き魚に合わせるなら、50がちょうど良いかもしれませんね。

三割九分は、50の呑みやすさにプラスして、深い甘味と白ワインのような豊かな香りがあります。流石にうまいです。これはツマミなしで呑んでほしい。

二割三分や「その先へ」はまだ呑んだことないので、いつか呑むのが楽しみですね。早くブームが完全終結しないかな(笑)

これまで呑んだなかで、個人的に美味しビックリしたのは、獺祭三割九分スパークリング。女子は絶対に好きだと思うから、日本酒苦手な人に呑んでもらいたい(高いけどw)。

今回(50に)合わせたツマミは、スモークサーモン。まあ、送別会会場にあったからってだけw つか、ウマイ日本酒は、あまり肴はいらない。酒だけと、じっくりと付き合いたい。

もし、オススメ日本酒1位を選べと言われたら、我が故郷、岩手県の名酒、「南部美人」の純米大吟醸。甘めの日本酒であり、丸みがあってフルーティーな味わいが特徴。JALのファーストクラスにも採用されました。これは一万円以上しますが、特別純米酒なら、一升3000円ちょっとで買えますし、2017年のインターナショナルワインチャレンジでチャンピオンをとりました。

もしくは、お隣秋田県の「雪の茅舎」。前日、純米吟醸の生酒(限定)を呑んだけど、メッチャ旨かったです。
{/netabare}

7話目 カルーア
{netabare}
カルーアは普段、まず呑まないかな。コーヒー牛乳だしなw

一応、来客用に家に置いてあるから、久々に呑んでみた。

うん、コーヒー牛乳w まったく酒呑んだ気にならない(でも、度数は結構高いんだよね)。

カルーアミルク以外の飲み方したことないけど、やってみた。カルーアコーラ。う~ん、微妙。そもそも、コーラも苦手だしね(笑)

ちなみに、カルーアはバニラアイスにかけるとなかなかいける(宅呑みで最後にやったりする)。まあ、私はバニラアイスにラム酒かブランデーかけますが(笑) (バニラアイスは、シンプルにスーパーカップが良い。梅酒をかけても旨い。急に高級感が出るよw )
{/netabare}

8話目 角瓶(ウィスキー)
{netabare}
メッチャ良い会社じゃん、羨ましい(笑) ちゃんと、角瓶にもかけてるし。

サントリー角瓶は、良くも悪くも個性のないウィスキーです。個人的には、ウィスキーはロックか常温で呑むので、角はほぼ買いません。ロックならば、もっと銘柄ごとの、モルティだったりウッディだったり、樽の味を味わいたいものです。でも、角瓶は、アニメでも言うとおりに、ハイボールで真価を発揮します。スッキリした味わいに、クセのない香りと甘み、飲み終わりにほのかに薫るウィスキー感。実にバランスが良いです。ただ、やはり物足りなくもなるので、レモンやライムを絞りたくなりますね。そして、その柑橘系が実に合います。

合わした肴は「メンチカツ」。やはりハイボールには、ガッツリ肉系の揚げ物がベストマッチですよ♪

ちなみに、私が普段呑みにしているのが、「フォアローゼスのブラックラベル」。コスパが良いバーボンです。試しに炭酸で割ってみたら、これが不味い不味い(笑) やはり、炭酸で割るなら、角がちょうど良いですね♪
{/netabare}


9話目 男梅サワー
{netabare}
まさかのコラボ(笑) ホタルさん、ここにいたの(笑)?

いやだから、サワー嫌いなんだって(汗) 実はこれ、初めて呑みます。てか、こんな機会でもなければ、一生呑まないし。

さほど、酸っぱくないね。むしろ、甘い。アニメの三種のやつもやってみた。うん、店っぽくはなるかな。でも、塩はいらない。梅干しはまあ、美味しいかな。

これは色々考えたけど、ツマミはなし。なんか、自分で(酒と肴の要素を)完結している酒って感じがしました。多分、もう2度と呑まない(私がサワー苦手なだけで、思っていたよりは不味くなかったよ)とは思いますが。
{/netabare}

10話目 オリオンビール
{netabare}
ビールが好きな剣道部が、好きなクラフトビールのひとつです。

こういう軽いビール、好きなんですよね(バドワイザーとか)♪

オリオンビールのようなスッキリ系は、やはり食事によく合う。今回はチャーシュー丼に合わせてみた(昼にラーメン作ったので、残ったスープで米を炊き、チャーシューにメンマとネギ、半熟卵をかけて完成。こんなかで既製品は、メンマだけw ラーメンスープもチャーシューも手作りです)。

そんな、「なんちゃって沖縄ライフ」を、暖房の効いた岩手で過ごす、この寂しさよ(笑)

オススメするクラフトビールは、やはり岩手県の「銀河高原ビール」。口当たりはなめらかで凄く飲みやすくて、フルーティーなビールです。特に「ヴァイツェン」が好きですね♪ 「ホワイトエール」も旨いよ♪
{/netabare}

11話目 大七生酛
{netabare}
燗といえば、大七ですね。私は基本的に冷酒か常温で呑むので、燗は冬くらいですね。

大七は、キレが良くてクセがない酒です。自分がイメージする福島の酒って、もっと甘いイメージなのですが、大七は凄い爽やかですよね。

熱燗というより、ぬる燗くらいが良い感じでした。素直な味なので、どんな料理にも合いそう。

今回合わせたツマミは、ホッケの塩焼き。理由は簡単で、獺祭の回を思い出し、食いたくなったからですw

ちなみに、ウチには燗を作る為だけの機械がありますよw ケーズデンキで、確か2000円くらいで買ったかな?

冬はたまに、安い日本酒を燗にして、そこに様々な乾物を入れて、なんちゃってヒレ酒風を楽しみます(笑) オススメは、ホタテの貝柱の乾物(入れすぎ注意)。あと、熱燗に柚子とかレモンを軽く絞るのも美味しいですよ♪
{/netabare}

12話目 アサヒスーパードライ
{netabare}
まあ、日本で売り上げ一位だから、取り上げるのは当たり前だけど、スーパードライ、あんまり好きじゃないんだよね。1話で言ったじゃん(笑)

さて、スーパードライですね。このビールの特徴は、なんと言っても「キレの良さ」と「爽快感」。ビールを表す言葉として、「キレ」や「コク」、「爽快感」「華やか」なんてものがありますが、意外と曖昧に遣ってますよね。

私は「キレ=味がいかに早く消えるか=雑味のなさ(甘味が少ない)」「コク=味の複雑さ(苦味や甘味が強い)」「爽快感=ノド越しの良さ=炭酸の強さ」「華やかさ=ホップなどのフルーティーさ」と思っています。

スーパードライは、「爽快」で「キレ」があるビール。つまり、「炭酸が強く、甘味が少ない」ビールです。まさに、「夏にゴクゴク飲んで、ノドで味わうビール」。

お酒が好きで、これまでのレビューを読んで頂ければ、私の好みとは真逆だと分かって頂けるかと。第1話のヱビスビールとは、真逆のビールですね。

今回飲んだのは、「スーパードライの瞬冷辛口」。アニメでも、棚に並んでいましたね。スーパードライのスーパードライらしさを、更に強化したようなビールでした。ここまで突き抜けてくれると、普通スーパードライより、楽しめるかも(個性が際立ち、クラフトっぽさも出る)。

今回合わせたツマミは「生ハム」。刺身に合うってことは、やっぱり合うよね(笑) 揚げ物だと、ちょい負けちゃう印象ですから、繊細な味のおつまみをオススメしますよ♪

ちなみに、私が「サッポロ黒ラベル」を好きな理由は、「バランスの良さ」です。苦味も甘味も雑味も炭酸も、全てが「ちょうど良い」。毎日呑んでも飽きないビールです。

特徴的なビールを呑みたいなら、クラフトビールを呑むしね。「黒ラベル」は、実家みたいなビールなんですよ(笑)

さあ、「こんな夜に合うお酒は何だろう♪」(笑)
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

酒以上に食べ物がガチだった…! 第9話: え、ほたるさん!? → 評点は低めだが安心安全のお勧め作品

原作マンガは読んだことが無いのですが、とりあえず第1話を観た限りではビール(プレミアム・ヱビス)の作画や蘊蓄はまあタイトル的に当然として、一緒に出てきた冷奴や天婦羅の作画がわりとガチでした(笑)。

これはお酒云々というよりはむしろ飯テロ系かもしれないですね。最近、アニメで食べ物の作画を頑張るのって流行っているのかしらん…?

2018.3.10追記:
駄菓子をアテに「男梅サワー」を飲む話。え、回想シーンの駄菓子屋にほたるさん(笑)!?

2018.3.30追記:
無事完走。お酒の蘊蓄はまあまあ面白い。毒にも薬にもならないわけではなく、やや薬寄りの作品。

特に最終回だからということもなく、わりと普通に終わったのがこの作品らしいといえばらしいところかもしれません。

安心安全の暇つぶしでたぶん2周目以上観ようとは思いませんが、そこそこ良作でした。円盤を買ったりするよりは、動画配信とかで気楽に観るのが向いているように思います。

そこをわきまえてか変にお金をかけない作りになっているように見えますが、特に作画崩壊とかもしないというか酒と食べ物はちゃんとそれに見えるように作画されているので評点的には高くないですが安全安心のお勧め作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 42
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

珍しく各話コメント付きレビュー

原作未読

内容はタイトルのまんまです。
シェアハウスに同居する女性4名が織りなす15分×全12話の自宅飲みバラエティー。
類似品は『お酒は夫婦になってから』とかそのへん。

天月みちる(CV今村彩夏)
桐山直(CV安済知佳)
桐山真(CV内田真礼)
緑川香枝(CV小松未可子)


【時期】
視聴する時期や作品の視聴順によって作品の印象は変わる!ともっともらしいことを言ってみる。
単に自宅で楽しみながら酒を飲む話なのですが、時節柄(2020年5月)、コロナ禍で自宅に押し込まれてる感のあるこの頃では、微妙に受け止め方が変わってきそう。金の使いどころがないのでお取り寄せを工夫してみたり、アプリを使ってオンンライン飲みをしてみたり。

こんな時期だからこの作品を!というTV局側の配慮で再放送しただけだと思うんですけどね。えぇ地上波再放送が視聴きっかけです。


【内容】
EDの歌詞一部「ストイックにデトックス」。女性が自宅で飲むというのはそういうことなんでしょうか?外だと男の目があって気を遣うというのは分かる気がします。
これからの人はタイトルとサブタイトルで視聴するかは決めたらよろし。というわけで↓


【なぜか各話コメント】 ※コメントであり感想ではありません

#1話 エビスビール
{netabare}元祖プレミアムビール。ここ数年、期間限定やらなんやらヴァリエーション増やしたり頑張ってます。ビールグラス買うとたくのみの楽しさは倍増しますね。やっぱり第1話には「とりあえずビール」ということで。{/netabare}

#2話 焼酎ハイボール
{netabare}昔からあったけど、税政策でビールへの課税が度し難くなってきてから勃興してきた飲み物という印象。愚策っすよね。ビール離れが進んじゃいました。{/netabare}
{netabare}物語的には女子飲みのクセに炭酸一本勝負というのが良い。甘いのとかやる前に先制パンチでただの炭酸をもってくるあたりわかってます。{/netabare}

#3話 水曜日のネコ
{netabare}「週の真ん中水曜日」が元ネタであり、それで猫だったとは知らなんだ。関係ないけど、加齢とともに下ネタを放つハードルは上がります。大人しく引き下がるのは簡単だけど、それでも許されるキャラを目指し努力することは男の修行であります。
『水曜日のネコ』はいわゆるベルギーの白ビールがモチーフですね。東京にいくつかある“アントワープ”を冠したベルギービール専門店では直輸入の樽から生ビールを楽しめます。って書いてると行きたくなりますね。{/netabare}
{netabare}物語的にはこれぞたくのみって感じ。ヤッホーブルーイングのシリーズはご褒美コンビニビールの王道でしょう。{/netabare}

#4話 氷結
{netabare}今では種類も増えたチューハイ。たしか2000年初頭。タカラ缶チューハイのみだった市場に大手が参入するぞと日経トレンディかなんかでの比較記事を覚えてます。ひとつはキリンの『氷結果汁』。発売当時はネーミング違ってたんですよ。もうひとつはアサヒの『ゴリッチュ』。もう誰も覚えてないでしょ?ゴリラを模してサラリーマン応援というコンセプトでした。結果は女性層を開拓したキリンの勝利ということで、ありふれた素材でも先入観取っ払って“市場を作る”カッコよさを目の当たりにしましたね。なお『氷結ストロング』など度数けっこうあるやつは気を付けましょう。{/netabare}

#5話 キティ
{netabare}赤ワイン+ジンジャーエールです。とりあえずジンジャーで割ると飲みやすくなる。これ定説。スピリット+ジンジャーは『○○(スピリッツ名)+バック』と呼ばれ愛されてますよね。ジンバックとかテキーラバックとか。ちょっと乱暴ですが、あまりにも王道の組み合わせなんでそのままカクテル名になってるのも。例えば、ビールだと『シャンディガフ』、ウォッカだと『モスコーミュール』とか飲みやすいです。{/netabare}

#6話 獺祭
{netabare}言わずもがなの大ヒット商品。これまで北は日本酒、南は焼酎みたいな常識を覆した山口県発の地酒。いや佐賀『鍋島』とか南にも名酒ありますけどね(;^_^A 温度管理とか徹底すれば杜氏さんに頼らずとも何とかなるかもしれないと思わせしめた逸品です。これまた脱線ですが、この前遠くフランスの地で日本酒づくりに挑戦する若者の特集をテレビで見かけました。伝統と挑戦繰り返しまた新たなステージへと昇っていくんでしょう。{/netabare}

#7話 カルーア
{netabare}「知らない会社と長く務めているカフェとでは作れる表情が全然違うに決まってます」
真のバイト先がカフェで、同時に就職活動ではうまく笑顔がつくれなくて、と。なんかはじめてレビューっぽいこと書きます。コーヒー繋がりでカルーアでおもてなしとはおつなこと。EDでデトックスと言っとるし、ルーティンで飲む私とはちょい違うなぁ。{/netabare}

#8話 角瓶
{netabare}これはちょっと言わせてください。近年、日本のメーカーの長い努力のおかげで海外でも高い評価を得られるようになった日本のウイスキーですが、日本の法律が目先の税収しか考えていない構造ということがあり、粗悪品を量産して市場に流通させる事がまかり通っています。
ウイスキーに醸造用アルコールを90%まで混ぜてもウィスキーを名乗れちゃうなどグダグダなのです。私にいわせりゃ『トップバリ○ウィスキー』なんてただの茶色い甲類焼酎。財務省の考えは第2話で取り上げたビールとは真逆で、ウイスキーについては厳密にちゃんとした定義を設定すると、醸造用アルコールで割りまくった言うなればまがいもので稼いでいるメーカーが割を食って酒税が減るのではないかという懸念もあるようです。{/netabare}

{netabare}アニメと一緒ですよ。海賊版が跋扈すれば先細るのと一緒。ウィスキーは寝かせてナンボの時間がかかるお酒です。今年作り出してすぐ現金化できません。また海外でのジャパニーズウィスキー人気に乗じてChineseの転売屋が買い占めてたりするとかなんかいろいろデジャヴ。{/netabare}

#9話 男梅サワー
{netabare}これが特に好きな知人が近くにおります。梅サワー界の雄ですね。{/netabare}

#10話 オリオンビール 
#11話 大七
特になし

#12話 アサヒスーパードライ
{netabare}「疲労はビールを美味しくするスパイスだからなー」by桐山直{/netabare}
{netabare}異論はそれほどでないでしょう。そういえば日本の委任統治下にあったパラオには日本語の名残りがいくつか。そのうちビールのことをパラオでは{netabare}『ツカレナオース』。{/netabare}かつての兵隊さんも仕事する女性も変わらぬ行動様式ってことですかね。{/netabare}


良き自宅飲みアニメでした。


■オマケ

団塊世代でもある親戚の一人は住友系でした。飲みの席ではアサヒビールという縛りがあったようです。調べてみたら三菱系だとキリンビール!なんてこともあるらしいですね。

そんな話を伺っていた身としては本作は実際の商品が出てるにもかかわらずなんというかユルイのです。一社提供とか流行らないのかな?例えばこんな感じでした。

 サッポロ⇒エビスビール、男梅サワー
 キリン⇒氷結
 サントリー⇒カルーア、角瓶
 アサヒ⇒スーバードライ
 独立系⇒水曜日のネコ、獺祭、オリオンビール、大七

「○○社さんと一緒には…すみません」「競合してるんで…すみません」「こっちのほうに尺をくれ」
もちろん固有の商品を扱うため先方広報のチェックはあったとするにせよその前段階で、よく承認を取り付けられましたね。営業なのかプロデューサーなのか優秀だと思います。



視聴時期:2020年4月~6月 地上波再放送

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2020.05.23 初稿
2020.08.21 タイトル修正
2020.12.15 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41

73.4 3 家族で沖縄なアニメランキング3位
魔法科高校の劣等生 追憶編(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (219)
978人が棚に入れました
魔法が技術として確立され、約一世紀が過ぎた二〇九五年四月。 魔法師を育成する国立魔法大学付属第一高校、通称“魔法科高校”に二人の兄妹が入学した。 一人は魔法師として致命的な欠陥を抱える劣等生の兄・達也。 もう一人は完全無欠の魔法師として讃えられる優等生の妹・深雪。 時に恋人同士と間違われるほど仲睦まじい二人だが、ほんの数年前までは、まるで女主人と使用人のように冷え切った関係だった。 その関係が変わった背景には、ある出来事があった。 三年前の沖縄。 深雪にとって忘れられない出来事によって、二人の心と、その運命が大きく変わっていく。 シリーズ累計2200万部を突破したスクールマギクスの始まりの物語 《追憶編》が幕を開ける。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

さすがですお爺さま

原作未読


きしょいきしょいとボヤキながらなんだかんだ継続視聴している本シリーズ。
主戦場“魔法科高校”から遡って、お兄様(達也)と妹(深雪)の中学時代を描いた『追憶編』全3話となります。正味1時間半。

劇場版とほぼ同尺で繰り広げられるは近すぎる兄妹関係の前段階。シングルイシューなためたいへんわかりやすいです。
生まれたそばから相思相愛というわけではなかったとの冒頭から、いかにして二人は親密となったのかに着目し、それをどう料理するかだけを楽しめば良い親切設計。本作の持ち味“小難しい各種設定”をいったん横に置けちゃいます。
できることなら視聴にあたって本編1期くらいは押さえて臨むことをお勧めします。主役二人のきしょい関係性をおさえてるからこその感動や衝撃が待ってることでしょう。たぶんね。

では本題。

■良いところ
1.相応の説得力
 極端な関係に至る過程については生半可な理由を提示されても納得はできないものでしょう。濃い味に薄味で抵抗してもかき消されるためです。ここは及第点。
{netabare}母親など縦関係も絡ませて出自とその後の人為的操作で達也が出来上がったというのは良かった。{/netabare}

2.シングルイシュー 
 既出。視点があっちこっちいかないので直球メッセージを受け取れます。

■イマイチなところ
1.これだけに限ったことではありませんが…
 シリーズ通して描かれている軍事描写があいかわらずしょぼい。リアリズムの対極にあるドリーマー発想なんですもの。扱いが刺身のつま程度とはいえこんだけ毎回挿入するんだったら少しは改善してほしいところです。
{netabare}交戦中に差別されてるされてないで茶番しながら説得を試みるために丸腰になるとかちょっと何やってるかわからないです。クーデターかなんかでしょうが作戦目的も不明瞭ならオペレーションも杜撰です。{/netabare}
{netabare}指揮系統が明確な組織の指揮官が遊軍である達也を戦列に組み込むゴーサイン出すのもないかなぁ。あっても戦力劣位にあるゲリラの戦い方であって正規軍じゃないもん。たしか魔法士の質量ともに日本優位な世界だったと思うのでなおさらです。{/netabare}

兄妹無双を見せるための引き立て役に過ぎない設定だとはいえ、底上げできないまま毎度毎度お粗末なのは勿体ないですね。登場機会の多い軍人さんでしょっぱいのよりも主役を食うくらいの傑物が出てきたら、達也の凄さに説得力も出るでしょうに。それだと別の物語になっちゃうのかしら。
{netabare}模擬格闘で完敗する軍人さんと涼しい顔したお兄様。ひょろっちい中学生相手にこれはちょっと(笑){/netabare}


総じて設定マニア(と勝手に私が印象をいただいている)原作者の本領発揮とでも言いましょうか。
こだわりの見える良品だと思います。



※雑感

■その作者について

原作者佐島氏は会社勤めしながら50代で本作を発表したとか。還暦前後人生のベテランです。
あくまで推定での放言なんですけど1960年前後生まれ“ガイナックス”の創業メンバーと同じくらいの世代感です。アニメ視聴層の平均年齢を上げてしまった罪深き人たち。もちろん突発的に『AKIRA』のような作品はありました。大ベテラン高畑氏冨野氏の設定マニアぶりは有名でも表向きは子供向け作品の体をなしてます。あくまで中高生以上の視聴者がアニメを視聴する潮流が出来たのは『エヴァ』以降なんだと思います。
要は切り拓いた世代なんですよね。パイオニアはすなわち脚光浴びるまではイロモノ扱いされながらこだわりを捨てなかったとも言えましょう。影もあります。遡ることちょうど60年前(1962)生まれの宮崎勤・宅八郎両名は侮蔑対象としてのヲタクの象徴でした。

共通するのは“対象への執着(こだわり)”と“外野の声を気にしない”といったところでしょうか。
こだわりが前面に出過ぎて良い意味でも悪い意味でもバランスが全く取れてないのです。
魔法発動の法則含め設定へのこだわりが半端ないことは素人の私でも分かります。正直難解ですよねこれ。一方ザルな軍事描写なんて「あーこの人興味ないんだな」が丸わかりだったり。古き良きヲタク臭を発散しまくりと言い換えてもOK。

SNS時代のクリエイターは否が応でもリアルタイムで評価されるためどうしてもバランサーになりがち。そんなところに殴り込みをかけた特化型のおじいさま。
そんな世代感が反映されている作品とも言えますので今後しばらく追ってみようと思います。



視聴時期:2022年1月 地上波

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2022.03.23 初稿

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

私が生まれた日

魔法科高校の劣等生は色々複雑で、特に十師族関係の設定や話はとにかくわかりづらくて敷居が高いんですけど、シリーズの一番面白い部分でもあるんですよね。
追憶編の見どころは謎の多い四葉家の重大な秘密の一つに大きくかかわるエピソードなので、シリーズを追いたい人は必ず見ておきたいですね。

本編ではさすがですお兄様無双な深雪さんですが、今回の追憶編は
なぜ深雪がお兄様大好きっ娘になったのか、どうして達也がああなったのかを描く過去の話です。
達也の秘密もちょっとわかるし二人の絆の根源の物語なのでシリーズファンなら楽しめると思います

さすがですお兄様状態じゃない深雪がとても新鮮で面白い。
深雪の視点で話が進むので深雪の登場シーンが多いのですが、中学の時の深雪がとても可愛くていいですね。お兄様も本編より外見は幼い感じ。

シナリオは本編よりだいぶシンプルでわかりやすく、視聴しやすい話です。
それに視聴することで本編でわかりづらかったこともちょっとだけわかります。
お兄様は相変わらずのさすがです状態なので、お兄様の無双が見たい人も必見。

このエピソードから高校入学までのエピソードも知りたくなりますね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

私はいったい何を見せられているのだろうか・・・

この兄妹がこうなってしまったのは、いったいなぜなんだろう?
そんな興味のみで観てしまった本作です。

緊迫的な状況で緊迫感や切迫感がないのは相変わらずですね。
脚本や演出の問題なのか、予算の都合上細部を削っているからなのか・・・。
作品、作風が自分に何かを訴えかけてくるような感じがしないんですよね。
たぶん相性の問題かもしれませんが、この淡々とした感じは、私は少し苦手です。


兄「達也」がなぜあのような性格になってしまったのか?
妹「深雪」がなぜあのような性格になってしまったのか?
結局のところ、この作品は、後にも先にも兄と妹に対するこの疑問につきます。
その答えが分かっただけでも、大収穫でした。
なぜなら、いままで話よりもこの二人の関係の方が気になっていましたから。

では、なぜ妹はこんなにも兄ラブになってしまったのでしょう。

兄に「みゆき」と名前で呼ばれて、ドキッとする妹。
兄に「俺がついているから大丈夫」と言われて、ついにスイッチが入る妹。
そして、妹の結論、「私のすべてはお兄様のもの」。

えっ、マジか。こんなことで!?
私はいったい何を見せられているのだろうか・・・。

途中までは、確かにそう思っていました。
でも、実は、もっと深い理由があったというのがミソでもあり良かった点です。

このシリーズを好きな人ごめんなさい。
実は、私は、このシリーズは、ネタとして観ているふしがあります。
でも、そうやって力を抜いて観てみると、意外と楽しめる作品だなと思うのです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

64.7 4 家族で沖縄なアニメランキング4位
ストラトスフォー(TVアニメ動画)

2003年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (118)
684人が棚に入れました
西暦2XXX年、流星群や隕石、彗星の絶え間ない襲来に地球は脅かされていた。
沖縄県の下地島基地に配属されている国連の対天体災害対策組織である『天体危機管理機構(the Cosmic Emergency Management Agency)』のメテオスイーパー(彗星迎撃部隊)の高々度迎撃機パイロット本庄美風は、菊原香鈴、中村彩雲、土井静羽ら仲間達と共に迎撃機TSR- 2(劇中ではTSR.2MSとなっている。『ADVANCE』ではMiG-31MSに機種変更)を駆り、宇宙の脅威から地球を守る事になる。
エリート家庭に生まれた美風は流されるままメテオスイーパーとなり、何事にも無気力であったが、流星迎撃の任務を通じて大空と宇宙、そして宇宙で活躍するコメットブラスター(宇宙にて迎撃任務を遂行するエリート部隊)への憧れを抱き、努力と葛藤を重ねていく。

声優・キャラクター
かかずゆみ、折笠富美子、菊池志穂、清水香里、大原さやか、辻谷耕史、関智一、岩田光央、田坂秀樹、吉野裕行、浅野まゆみ、京田尚子、根谷美智子

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メロキュアの名曲「1st Priority」、おススメです。

多数の隕石が地球に来襲する世界。
地球防衛のため組織された沖縄県下地島支部が作品の舞台。
主人公は四人の少女。
戦闘機に跨り、隕石撃墜です。
深刻設定の割には、ライトな雰囲気。
牧歌的シリアスフレンドリーコメディーかな。

今では珍しくない女の子とミリタリーのコラボ。
ストーリーは平凡かつストレート。
の割にはラストは思わせぶり。
次回作に期待と言うことですね。

南国の開放的な雰囲気の狙いはズバリエロ。
パンチラ成分がやたら多いです。
そして、どこかしらエロい搭乗姿勢。
カエルがつぶれたような斬新ポーズ・・・です。

このアニメの視聴理由は、もちろんOP曲。
メロキュアの名曲「1st Priority」です。
歌詞に元気づけられる。
メロディーは、ひたすら爽やか、滑らか。
美しいハーモ二ー。
その上、岡崎律子さんの声、ベリースウィートです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

浩平 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

軍事オタにも楽しめる!航空ファン必見のサクセスストーリー!!

<あらすじ>(公式サイトより)
時は、西暦2XXX年。

地球を未曾有の危機が襲った。無数の彗星が太陽系を通過するというのだ。その幾つかは地球に落下し、地上に大きな被害をもたらすかもしれないと言う。
そこで人類は天体危機管理機構を設立し、衛星軌道上に彗星迎撃基地を建設、地球を脅かす天体の除去を開始した。

迎撃部隊の中でもとくに活躍を期待されたのは、特殊ミサイルを搭載した宇宙迎撃機で次々と彗星を破壊する迎撃パイロット達である。彼女らはいつしかコメットブラスターと呼ばれ、地球の人々に親しまれる存在となっていた。
また地球上の各地には数々の超高々度迎撃基地が作られていた。
宇宙で砕けきらなかった大きめの破片を地上から発進して特殊ミサイルで粉砕する迎撃部隊、メテオスイーパーの発進基地である。
それは同時に、将来コメットブラスターになり、宇宙で働く資格を得ることを望む若者の訓練施設でもあった。

小さな隕石の被害に耐えながらも、彼らの働きにより、地球は何度となく訪れた滅亡の危機を回避して生き長らえ、今日にいたっていた。



少しマニアックなところもありますが、当時としては珍しくCGを導入しているアニメとして実験的意欲作だと思っています。僕も大好きな作品です!

ともかく、SFや航空機もののアニメが好きな方は必見です!
あと、続きを見たい方はOVAシリーズ(全10話)もオススメです!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

地味なSF設定、ありえない展開

萌えとSFを混ぜたような作品です。
そんなに昔の作品じゃないのに、感性の古さが否めない。素材は悪くないのに、どうしてこうなる?という残念さがあります。


ストーリーは近未来、宇宙から飛来する彗星群を迎撃する若者達の成長物語。
ものすごくあり得そうなSF的フィクションと、かなり現実的なメカニックが魅力的です。
そう、この設定と世界観、かなり好み。
キャラクターはいわゆる萌えキャラですが、普段ドタバタしてパンツを曝け出しているその萌えキャラが、真面目な顔して高高度邀撃という地球防衛の任務を遂行している。いつか宇宙へ上がってやるという目標を胸にして。
そんなギャップがいい味になっている・・・・筈でした。


ところが物語が後半に入って、ストーリーが動き出すと色々とメッキが剥がれます。
折角シリアスでSFっぽい設定があるのに、主人公達の行動が無茶苦茶すぎ。任務無視、機体強奪、宇宙での銃撃戦と、ものすごく陳腐な展開をみせます。
荒唐無稽なSFコメディならそんなご都合主義も全然アリなんですが、なまじ前半でこの世界観を強調したりパイロットの苦悩なんてのを描いているだけに支離滅裂。

一体、ストラトスフォーってどういう作品なの?
SFがしたいの?青春もの?

狙ってこんな構成になってるのか、迷走状態なのか、いまいち理解できませんでした。


OVA等の続きがあるとのこと。
文句いいながら、なんやかやでこの世界感は好きなので、続編も視聴してみようと思います。
伏線も残ってるし。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

58.4 5 家族で沖縄なアニメランキング5位
はいたい七葉(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (113)
516人が棚に入れました
喜屋武七葉(きゃんななふぁ)は、元気な中学生の女の子。
おばぁが経営する沖縄そばの店「かめーそば」で、
高校生で美人の姉・七緒(なお)、小学生で霊感が強い「サーダカ」の妹・心七(ここな)と暮らしています。
ある日、七葉の目の前で、ガジュマルの木に住み着いている精霊・キジムナーを封印するおまじないの釘が抜けてしまいました。
現れたのは、可愛い女の子の姿をしたキジムナーのニーナ。
ニーナと同じキジムナーのラーナや、シーサーの化身であるイーナも次々と現れて、
平和だった七葉たちの暮らしに、不思議な騒動が巻き起こります……!

声優・キャラクター
與那嶺里都、松田るか、やびくかりん、松嵜麗、井ノ上奈々、五十嵐裕美、東城日沙子、新垣正弘、喜舎場泉、川満彩杏、新垣奈々、小潮川愛祈、崎原安珠、佐久川若菜、宇久村紀子
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

なんくるないさー!

5分アニメで全13話。

はいたいとは「こんにちは」という意味らしいです。つまり「こんにちはー!七葉ですー!」という感じでしょうか?
ちなみに男の子は「はいさい」、女の子は「はいたい」と言うそうですね。

沖縄を舞台にしたローカルアニメ作品です。メインの声優さんも地元(出身)の方がほとんどみたいなので方言に違和感がないのが良いですね^^
(オーディションで選ばれた新人さんみたいなので、演技はこだわらないでくださいね)

地方ものはドラマや映画、アニメでも地元出身じゃない方が演じるとどうしても違和感を感じることがあるのですがその点は良かったです(といっても私は沖縄出身ではないのですがw)

沖縄のお店でおばーと暮らしている中学生 喜屋武 七葉、姉の高校生 七緒、妹の小学生 心七3姉妹ところに色々な精霊 ニーナ、ラーナ、イーナ、カーナがやってきて起こるコミカルで不思議な日常のお話です。

この精霊が個性的で、私が抱いていた精霊のイメージが脆くも崩れ去りましたw

短い作品なのでサクサク観れます。可愛いキャラクターと沖縄を少し感じたい方にはオススメです^^

OPは可愛いキャラと明るい曲で「はいたい!」が多く使われます。元気で可愛い曲です^^
{netabare}
エンドカードは全話化シリーズのキャラクターデザイン「ぽよよん ろっく」こと渡辺 明夫さんが描いてました。どっかで見た事あると思いましたね^^
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34

takumi@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

日常系 in 沖縄

1話5分程度のショートアニメ。全13話。
今まで沖縄ローカルで放送されていたのが今期から全国放送と
なり、今後は海外でも展開が計画されているとか。

あらすじ欄で書きすぎなんじゃ?ってくらい書かれてるので
あまりネタバレなしのレビューとして書けることは少ないのだけれど
親子で観るのが良さそうな平和な内容だった。
キャラデザも万人受けするような可愛い系、
でも特に萌えを意識してるようには見えない雰囲気。

日常系ベースにファンタジー色を加味したような感じで、
沖縄の言葉や暮らしぶりが観れるのは、興味ある人にはいいかもしれない。
ただ、あまり大きな起伏のあるストーリーではないので
観る人によっては眠くなりそう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

可愛い沖縄ファンタジー

5分枠のショートアニメとして沖縄県のローカル放送

された後、AT-X等で全国放送された作品です。全13話。


元気な中学生喜屋武七葉(きゃんななふぁ)は祖母が経営する

沖縄そばの店「かめーそば」で美人の姉・七緒と霊感の強い

妹・心七と暮らしていた。

ある日、ガジュマルの木の精霊であるキジムナーを封印する

釘が抜けてしまい、可愛い女の子の姿をしたキジムナーの

ニーナと同じくラーナが現れ、平穏だった暮らしに不思議な

騒動が起き始めるのだった・・・


5分枠ですがED等を除くと実質2分の作品です。

ご当地のローカル放送されてからの作品なのでもちろん

沖縄弁で話しています。

沖縄に実際行ったことはありますがこんなのだったかな

と思う感じでした。(あんまり覚えていないけどw)


そんなことはさて置き、現れたキジムナーたちによって

不思議な事態がいろいろ起きたり、ご当地ネタだろうとは

思うだろうことが起きたりでしたが、登場キャラは可愛くて

(ちょっとロリ系強めですが)それなりに楽しく見ること

が出来た作品でした。

(ちなみに最初は小学生がメインの話になっていくのか

と思うくらいだったような・・・)

{netabare}中でも野球好きが多いという話と不思議な力を使う話は

好きでした。{/netabare}


起用されている声優さんたちが最初EDで見たときは一体

誰なんだと思うくらいほとんど見たことのない人が多かった

ですが、頑張って沖縄弁をなんとかやろうとしていて

悪くはなかったと思います。


そしてEDもやっぱり可愛いなぁという感じでした。

(さっきから可愛い可愛いと連呼している感じがするw)


さくっと見れる可愛い作品だったと思います。(また言ってるw)

投稿 : 2024/05/11
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