宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画)の感想/評価、レビュー一覧

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「宇宙よりも遠い場所」のレビュー感想/評価

よみがな:そらよりもとおいばしょ

放送時期:2018年冬アニメ(2018年1月〜)

このアニメの感想・評価 1288

宇宙よりも遠い場所のみんなの評価
★★★★★ 4.2 5
物語:4.3 作画:4.1 声優:4.3 音楽:4.1 キャラ:4.2
  • 物語 ★★★★☆ 4.3 作品のシナリオやストーリーに対する評価です。
  • 作画 ★★★★☆ 4.1 作品の絵やイラスト・キャラクターデザインに対する評価です。
  • 声優 ★★★★☆ 4.3 出演している声優、または登場キャラクターの「声」に対する評価です。
  • 音楽 ★★★★☆ 4.1 OP・EDや挿入歌、バックミュージックなど、音楽全般に対する評価です。
  • キャラ ★★★★☆ 4.2 登場キャラクター全般の設定・性格・個性などに対する評価です。
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2019.01.21 20:00 shino73の評価 | 観終わった| 390が閲覧 ★★★☆☆ 3.7 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 3.5  キャラ : 3.5

青い空はつながっている

いしづかあつこ監督、構成花田十輝。

高校時代に素敵な想い出を残したいと、
好奇心旺盛な主人公マリは日々を憂いている。
とあることから南極を目指す少女しらせと出会い、
彼女の熱意に心動かされたマリは、
共に南極を目指すことを誓う。
やがて仲間も集まり4人の女の子の旅が始まる。

想像も出来ない世界に物語は動き始める。
可愛い女の子が元気一杯の作品です。
人気声優を起用し、キャラクターデザインも良し。

12話視聴追記。
メッセージが徹底していて好感ですね。
若さとは好奇心と力ですから、
何かをしようとして何も出来ない10代、
勇気を持って一歩踏み出すこと。
その一歩が未来に繋がると。

コミックリリーフ的なキャラと演出の数々、
僕としては非常に高カロリーなアニメで苦手ですが、
想いは海を越え、過去を乗り越え、
素敵な風景がそこにあることを期待したい。

最終話視聴追記。
{netabare}本編を事実上12話で終了させて、
13話は余韻を楽しむかのような構成。
これは見事としか言いようがない。{/netabare}

知らない景色が見えるまで歩き続ける。
たくさんの素敵な出会いを経験し成長する。
輝かしい青春がここにあります。

この道はきっと「彼方」まで続いている。

 サンキュー(90)
2019.01.21 16:15 ASKAの評価 | 観終わった| 64が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

南極に興味を抱かせてくれた作品

観終わりました。
最初は「宇宙よりも遠い場所」がなぜ南極なのか?と思っていましたが、
意味がわかった気がします。
原作はないオリジナルのアニメーションで、南極に行きたい(そして行くことになる)女子高生4人の青春ストーリーだと思います。
メインのキャラは、主人公のキマリ、南極隊員の娘しらせ、ヒナタ、結月の4人が南極へ向かい後半は南極の昭和基地での生活を描いています。
このアニメをみて多少でも南極に興味は出てきました。
行こうとは残念ながらなりませんでしたが(汗
でも所々では感動しました。
名作といっていいアニメだと思いました。
主人公たちの出身地が群馬なので聖地アニメでもあります。
ところどころ流れる挿入歌もいい演出だと思います。
お勧めします。

 サンキュー(22)
2019.01.21 14:02 hiroの評価 | 観終わった| 24が閲覧 ★★★★☆ 4.3 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.5

上澄みを掬い取ったような

女子高生4人が南極を目指す物語。

現実には女子高生が南極に行けることはない(とスタッフの方が言っていた)し、都合良く芸能人の子と友達になるなんてこともない。
嵐で大波が押し寄せる中、船のデッキに出るなんて自殺行為だし、船の中はもっと汚くて過酷な環境なはず。
南極の日差しと極寒の世界は船なんて目じゃない極限の環境(と思う。行ったことがないですけど。)。

現実の世界を舞台にすると、現実感のない演出は御都合主義のように映ってシラける原因になるけど、この作品は、こういう世界があってもいいよね、と寄り添って語りかけてくれるような距離感の演出で、現実とファンタジーをうまく混ぜ合わせて観せてくれるのが気持ちいい。

報瀬が現実を受け止めるまでを軸にして4人の友情を描いた構成は、彼女たちの物語はこれからもずっと続いていくことを想像させてくれて、13話が終わってもジーンと心に暖かく残るような後味がある。

声優の方々は他の作品でも主役級の人たちで演技力は素晴らしかったんですが、微妙にキャラクターと合っていないような気がしてしまいました。これはただの感覚なので何度か観返すうちに落ち着くんでしょう。

個人的にはめぐっちゃんが普通に悲観的で当たり前に嫉妬して何ともなく生きている等身大の女の子という感じで好感を持ちました。
そんな彼女が殻を破ったラストの余韻がとても心地良くて、あのシーンがこの作品の白眉だと感じました。

 サンキュー(2)
2019.01.14 21:39 ひぐまの評価 | 観終わった| 81が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

肩の力を抜いて見てもらいたい

素晴らしい青春ストーリー! 女子高生が南極にいく設定はともかく、隊員の心情や南極での心の動きや感想なんかがすごくリアルです 昔しらせに乗って行った時のわくわくや高揚感!あわせて隣合わせの切なさや厳しさをこれでもかと詰め込んで再現してくれたスタッフに感謝

 サンキュー(13)
2019.01.14 20:13 けいぴぃの評価 | 観終わった| 62が閲覧 ★★★★☆ 4.2 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.5

青春の場所が南極とは渋い

昨年末にまとめて視ました。

女子高生達の青春モノですが
南極を目指すという所がこのアニメの最大の特徴ですね。

けいおん!やラブライブ!みたいな
みんなでステージ上で歌ったり演奏したり踊ったりして観客が拍手喝采
して盛り上がる訳でもなく、
誰もいない過酷な南極までの道のりを味わう訳ですが、

自分も高校の部活が山岳部(登山部)で
ひたすら山に登ってた訳ですが
なんかそれに近いものを感じましたね。

山には当然、他のスポーツみたいに客がいて点が入ったら盛り上がる訳でもなく、
頂上に登っても祝ってくれるような人もいなく、
綺麗な景色を見て、自分たちの成功をじんわり噛みしめるのです。
地味ですねw

このアニメでも皆でテントに寝るシーン等あり、
自分が高校の頃にやってきた事と重なる部分が少々あり
ちょっと懐かしくなりました(南極みたいな過酷なトコは行かなかったけどw)

 サンキュー(16)
ネタバレ
2019.01.14 18:59 R子の評価 | 観終わった| 102が閲覧 ★★★☆☆ 3.9 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 2.5  作画 : 4.5  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 2.5

うーむ。

友人にすすめられて視聴。

偶然出会った女子高生たちがそれぞれの目標を果たすために南極へ向かう。

私はアニメの序盤で「死ぬ」という単語が使われていたことにとても違和感を感じた。
それで視聴を止めようとも思ったが、彼女たちが何かに気づくことを願いつつ視聴をすすめた。

それでも最後までやはり「死ねばいい」「軽く死ねる」といったセリフはこのアニメの特徴でもあるかのように繰り返された。(ある登場人物のクチグセなのだが)

登場人物の一人であるシラセの母・タカコは消息不明で故人ということになっている。「死」を軽んじて使用するようなストーリーでもないような気がする。

他のアニメでも使われることはあるが、このアニメに関しては特に違和感を感じてしまい、その後のストーリーがかすれてしまうほどだった。

ということで、一切感動することもできず、私のこのアニメに対しての印象は「残念」です。

 サンキュー(8)
2019.01.13 10:05 メプシロの評価 | 観終わった| 71が閲覧 ★★★★☆ 4.4 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.0  声優 : 4.5  音楽 : 5.0  キャラ : 4.0

おもしろすぎて軽く死ねます!

自分は元々地学とかの話が好きで、南極とかにもロマン感じるタイプです。
それもあってか、本当に素敵だなーと感じる作品でした。
おそらく映像や音だけでは伝えきれないであろう南極の魅力や神秘さ、そこで生活することの大変さなどがギュッと詰まった、自分もこんな場所行ってみたい…とふと思ってしまうようなアニメでした。
本当に素晴らしい、素敵なアニメだと思います。

あと、みんな可愛い!笑

 サンキュー(15)
ネタバレ
2019.01.13 01:06 えあの評価 | 観終わった| 42が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

おもしろい

観てて全然飽きなかった自分も南極に行った気分になった

 サンキュー(5)
ネタバレ
2019.01.11 03:29 もーもの評価 | 観終わった| 69が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

毎回わくわく

感動、友情、家族
諦めず追いかければ叶うのだと、必死な姿に胸打たれる作品。
↑9話まで

10.11.12まで視聴

正直ここまで泣かされるとは思いませんでした。
ヴァイオレットエヴァーガーデンの10話が今季一だと思っていました。

12話は負けず劣らず、もしかしたら超えてきているかもしれません。

今季は当たりがないと始まりは思っていましたが、今季は感動ものの時期です。
本当に素晴らしい。

今後が楽しみ。

 サンキュー(11)
2019.01.11 02:55 なるの評価 | 観終わった| 151が閲覧 ★★★★☆ 4.8 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

この作品をリアルタイムで観れたことの幸せ

運営さん点数が低すぎます。
超電磁砲のOVAより低いのは意味がわかりません。

 サンキュー(18)
2019.01.10 10:46 hiroの評価 | 観終わった| 55が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

アニメ史に残る傑作

追記
どんどん増えていくレビュアーの想いのこもった感想を読みながら、少しずつ上っていくランキングの順位を眺めるのが楽しみだったのに

突然得点が落とされた。80点以上あったはずなのに
意味がわからない


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完璧な作品です


13話という制限された短い話数のなか、一切の余計なものを削ぎ落とし、細部までこだわりぬかれたストーリー、構成、脚本。

特に「毎回が最終回」と巷でささやかれるほど、各話毎に一切のクリフハンガーなしできっちりとひとつのエピソードとして完結させ、その上でさらに「旅立ち編」「道中編」「南極編~エピローグ」と、全体としても起承転結の形にまとめ上げられています。

そうした土台の上に、魅力的なキャラクター。実力派声優による迫真の演技。いたるところに張り巡らせた伏線。絶妙のタイミングで流れる音楽・挿入歌。効果的な演出。それらを彩る映像美。

これまで数多くのアニメを観てきましたが、文句なくNo.1。

これほどの作品をつくってくれてありがとうございます。製作に関わった全てのスタッフの方々に感謝です。

 サンキュー(20)
2019.01.09 07:45 くろぬの評価 | 観終わった| 36が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

久々に心に来るアニメ。

久々に心にぐっときました。泣ける系アニメです。感動系ですので、辛くてないてるわけではなく、心にぐっとくるものがあります。

とにかくキャラの一人のひなたが可愛すぎてやばいです。
ゲーマーズのあぐり並みに可愛いです。百合とは違いますが、仲間たちの掛け合いも魅力的です。
作画も音楽も神!

 サンキュー(4)
ネタバレ
2019.01.09 07:12 わさたいの評価 | 観終わった| 41が閲覧 ★★★★☆ 4.6 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.5  声優 : 4.5  音楽 : 4.5  キャラ : 4.5

2018最高傑作

最高です。9話〜12話はお涙必須ですが、特に12話が神がかってます。
母親からのメッセージが、三年間もの時を超えて届いた。報瀬の複雑に入り乱れた感情も、花澤さんの演技で見事に表現されてます。正直泣きました。
この作品が不朽の名作になることを心から願います。

 サンキュー(3)
2019.01.09 05:31 Daveの評価 | 観終わった| 226が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

文科省の教材にしましょう

2018年一発目にしていきなりの大本命。天才的かつ完璧なシナリオ。人物画は他社が勝るかもしれないが、何度も推敲を重ねたであろうシナリオは無比。毎回泣かせに来て、毎回思いっきり泣かされた、エモの最高峰。文部省に教材として採用されてもおかしくないレベル。Legendary

原石だった彼女たちが、南極への一連のエピソードを通じて、どんどん輝きを増していくのがまぶしい。まるで砂丘に埋もれていた宝石が、お互いに呼応し合いながら浮上していく感じ。目標がはっきりしているから、外野が何を思おうが、何を言おうが、関係ない。出る杭だろうが、あれだけの意志力を示されたら、もう誰も邪魔なんてできない。

これまでも色々な作品が「仲間」や「友情」、「友達」というテーマを扱ってきたけど、ここまで深く描いた作品はなかなかないように思う。無為に過ごしてきた普通の主人公キマリが、意志の塊みたいな報瀬に出会い、文武両道ながら人間不信になった日向や等身大の友達を求めていたアイドルの結月と、共通の目標に向かっている中で自然と「信頼できる仲間」になってお互いに成長していく。そういう凄い仲間たちと、言うなればそこら中にいる「一歩踏み出せないままの(普通の)高校生」との対比がどんどん鮮明になって。なれ合いじゃない、優しいだけじゃない、表層だけじゃない仲間。どんな代償を払ってでも見捨てない、仲間。助けるためには危険も顧みないし、誰かが窮地に立たされれば毅然と立ち向かえる、仲間。そして相手を思って本当の涙を流せる、仲間。お互いに、絶対に約束は破らないと確信できる仲間。ああ、そうか、彼女たちはもう「女子高生」じゃなくて「南極観測隊員」なんだなあ。

いつの日か、彼女たちが正規の南極観測隊員になって再び南極を訪れる日が来ればいいな。

最高のざまーみろ!
をありがとう。

 サンキュー(47)
ネタバレ
2019.01.07 00:31 にゃわんの評価 | 観終わった| 18が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

傑作

涙腺崩壊まちがいなし、何もかも完璧!
この4人のオーロラ隊の友情と青春の物語は
毎話毎話、感動の渦を作らされます。
気づくとジーンときて、そっと涙が出る

個人的に、パスポートの話と
ゆずきの過去
ひなたの過去
きまりと幼馴染の絶交回

どれも泣けた
最終話の、団長?が笑いながら静かに涙を流す
シーンめっちゃ好きです

南極に行くまでに時間がかかりすぎたけど
そのてん、友情が芽生えみんな隠し事をしなくなったのが
また一歩絆が深まったなと思ってみてた。

 サンキュー(4)
ネタバレ
2019.01.05 13:33 人類の宝の評価 | 観終わった| 57が閲覧 ★★★★☆ 4.1 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 3.5  声優 : 5.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.0

最終話より一つ前の話しが素晴らしかった

言わなくても分かると思いますが12話のラストが鳥肌立ちっぱなしでした。見ても損は無いと思います。

 サンキュー(5)
2019.01.05 00:29 ゆづの評価 | 観終わった| 176が閲覧 ★★★★☆ 4.8 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.5  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 4.5

青春しゃくまんえん¥

嵐と荒波に守られた氷の大陸、南極。

そこへ向かう4人の女の子たちの旅物語。


今までしたことないこと。
何かでっかいこと。
挑戦することで青春は動き出すんですね。


倫理の教科書に挟んだ100万円。
全速力で歌舞伎町を走る。

既に非日常な感じが好きです(*´`*)


お気に入りは日向ちゃん。
笑顔で明るくて、
どや顔で言う名言がおもしろくて、
変なTシャツが可愛くて。

だけど実は周りの空気を察して
天真爛漫に振舞う、気遣い屋さん。

清々しい「ざまあみろ」に泣きました。


高校に入ったらしたいこと。
私もキマリみたいに夢見ていたけれど
何かと理由をつけて逃げていた気がします。

これを期に何かに挑戦しようかな( ˙꒳˙ )♡


沢山のエネルギーをもらいました。
高校生活はまだ終わらない。
残りの時間を楽しみたいと思います❁

 サンキュー(22)
2019.01.03 09:53 nigiriの評価 | 観終わった| 289が閲覧 ★★★★☆ 4.4 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 4.5  声優 : 5.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.0

人を選ぶ作品。でもだからこそ…

※追記
★評価・コメントを一部変更しました。


このサイトだけでなく、ネット上のあらゆるレビューや感想のコメントなどを見ていると、やはり一定数いるのが、このアニメに対して嫌悪感を抱く人です。
曰く「怒りで震えた」「もっと真面目にやってほしい」「二度と見たいと思わない」などなど……。

全話見終えた方なら、どのような点、あるいは具体的にどんなシーンについての意見かは、多少なりとも理解できるでしょう。しかし初見の人は、この出だしでぎょっとしたかもしれません。

この『宇宙よりも遠い場所』は、現実であったら危険な行為や、人によっては少なからず気に障るであろうシーンもチラホラあります。本作はなまじリアリティのある題材なだけに、尚のことそういったシーンに対して憤りを感じる人も多いのでしょう。
それについては否定しませんし、そういう感情は決して間違いではありません。ただこのアニメを見るのに「向いていない」だけです。
(あ、これは決して差別的表現が……という意味ではありません。そういう類は一切ないのでご安心を)

『よりもい』はNHKなどが好みそうな、典型的な「教育アニメ」や「道徳アニメ」などでは決してありません。むしろ、既存の枠にとらわれず、予定調和をすべてなぎ倒していく物語です。
それがいい。それでいい。だからこそこのレビューを書いている僕を含め、多くの人がここまで感動し、熱中しているのです。
ピンと来ない人や不快に感じる人はそれぞれですが、ハマったときの衝撃は並のアニメとは一線を画しています。だからこそ少しでも多くの人に、このアニメに触れてほしい。

もしあなたが、平凡な日常に刺激が欲しい、感情を芯から揺さぶられたい、と少しでも思っていたら、試しに1話を覗いてみるのも一興です。
ひょっとしたら、あなたの人生が少なからず色鮮やかになる……かも。


あと+αとして──
この作品の脚本構成や演出など、1クールアニメとしてまとまり・完成度の高さはトップクラスです。ストーリーの好き嫌いはあれど、もし見るときは、この点に関してはじっくりと味わっていただきたい。
目の肥えたアニメファンなら、おお、と感心するようなシーンがてんこ盛りです。

 サンキュー(23)
2019.01.03 04:40 QPの評価 | 観終わった| 65が閲覧 ★★★★☆ 4.9 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 4.5  キャラ : 5.0

いいです!

ともだちって大切。青春を思い出させてもらえます。
こころ癒やされる作品です。

 サンキュー(14)
ネタバレ
2019.01.02 23:51 毒舌Zの評価 | 観終わった| 207が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

頭の悪い方は

2回以上見ることをお勧めしたい作品です。
批判ではありません。私自身が放映時は気づかず、某掲示板で他の方の意見を見たり、観直して気づいた事がいくつかありますから。
おかしいと思ったシーンでも、観直してみると示唆するシーンが有ったり、前の話から通してみると理由が出ていることがあります。(勿論全てわかった上で低評価の方もいるとは思っています。)

※放映開始一周年を記念して!
ちゃっかりと、入力ミスやらを治させてください。ついでにちょっと修正追記も。
最初の投稿はこれよりさらに長い文をコピペ繰り返しで短くしようとし、グダグダになり過ぎたのが気になっていまして。
自戒の意味でパッと見少しの修正にしますが。

まず、これから観る方へ。
1話を見終わった後に「南極はツアー旅行で簡単に行けるのに」と思った方は、何回観ても無駄かもしれません。批判ではありません。時間の無駄になるのでは、と忠告です。
危険を乗り越えるとか、遭難するとかでなければ納得できない方も観ないほうが良いと思います。主人公たちが同行するのは「探検隊」ではなく「観測隊」ですし、最初から一貫してweb予告編でも「旅」と言っており、「冒険」とは言ってなかったはずです。
それでわざわざ観て“そこを”批判するのは、旅番組を観て「なんで山に分け入らないんだ! 湖に潜らないんだ!」というようなものです。
そして「南極は宇宙よりも近い」と仰る方は、毛利衛さんに宇宙と南極のことを教えて差し上げてください。

まず、キャラ設定からして、いいですね。
{netabare}高校1,2年生という、縛りがある義務教育も終わり、でも受験や大人として働く準備をしなければならない時期までもう少し猶予がある。逆にその事が将来に漠然とした期待と不安になる年齢を選んだことにより、私は高校生当時を思い出し共感できました。私もあの頃なら行ったでしょうね。
それに大人の目線ではあり得ない大きな事でも若い頃って手が届くような気がしたり、それがどれほど大きな事か分からないまま挑戦してしまうってあるでしょう。(私も高校生当時は「いつか世界を制せる」と結構本気で思っていました…)
「自分はそんな事を思わない」というので否定するのは勿体無いです。
自分語りになりますが、私も今のビジネスモデルを確立するまで、周囲から「そんなの無理だ」「前例がない」と言われました。でも現状を打破するのは自分を信じて突き進んだ者だけだというのが思い起こされました。
(私の場合は、周囲は私の事を思っていってくださっているのは分かっているので、「ざまあみろ」とは思いませんでしたが。)

ちなみに他所で現役高校教師の方の考察が話題になりましたが、単位所得出来る可能性は高いそうです。
それに1話の「ズル休みもしたことが無い」というのも、キマリの性格を表しているだけでなく、その時点まで欠席日数は少ないという二重の意味になっているのも、考えられていますね。

同性4人にしたのも、テーマを青春の中の友情に特化して、13話で濃密に描かれていた作品だと思います。差別ではありませんが、男子高生でうじうじするのを見せられても、つまらないでしょう。{/netabare}

主人公が報瀬でなくキマリなのがいいですね。
{netabare}当初報瀬以外の南極意識が低いのがいいです。
出会いを経て、曖昧なまま走り出した目標が明確になっていく。仲間出会い想いを聞いて、共に向かいたい場所は「どこか」ではなく「南極」と、同じ景色を見たいと思う。そして様々な経験を経て意味を見つけ、最終話でまた戻ることを誓う。王道じゃないですか。
もしも報瀬を主人公にしていたら、母親の件に重点が置かれ過ぎて、それは凡百の物語が待っていたのではないかと思います。
それに主人公はレッドで全ての問題を解決しなければならないわけではないでしょうし、報瀬の心を救うきっかけの正解を出したのが、頭のいい日向でなくキマリだったのが、理屈でなく主人公だなと私は感じました。
ただ、最終話の「また来る」という場面、グッときました!が…次は高校卒業後でしょうから、さすがにその時は大人としての戦力で行かないと…大丈夫ですかねと、少し心配になりました。特にキマリ、君だ。{/netabare}

萌えキャラ{netabare}ならファンになる方も多い昨今、キャラデザインもあえて古い感じにしたそうです。ここは制作者さん、旅でなく冒険していて、いいですね。
「そんなキャラデザで大丈夫か?」って心配したら、問題ないどころか一気にクリアされたような気分です。制作スタッフもそうですがGOサインを出した経営陣が素晴らしいです。
そういった点からも、作画は高評価です。
でも萌えキャラだったら、低評価だったのが高評価に変わった人もいたかも…

あ、キャラ、けいおんと似てますかね? 
う~ん… 女の子4人ならけいおんのパクり、5人ならセーラームーン、3人ならスケバン刑事、大勢ならあずまんがかラブライブか…{/netabare}

13話で綺麗にまとっていて、テンポがいいです。
ストーリーもブレずに青春に特化して、描き切った感じがします。
{netabare}彼女達がバリバリ観測活動をしても、3か月の活動でプロになっても嘘くさいだけで、それこそ「科学をナメるな」とか「ありえない」と騒がれるのがオチだったでしょう。
そういった意味でも観測実務はしっかり手伝っていましたし、あのくらいの関わりにしていたのは大正解だったと思います。私は十分描かれていたと思いましたし。
そういう点でも、女子高生達の仕事を広報にしたのも上手いですね。リポートの時以外は、まだ高校生が旅行気分ではしゃいでいても、何の問題も無いですし。{/netabare}

見聞きする限りでは大分観測隊員の方に取材なさっているようで、いいですね。
監督のインタビューによると、観測隊員の方々に取材してみて、南極での生活は「普通」だそうです。
{netabare}観測の仕事の描写もそれなりに有ったと私は思いますし、夏隊とはいえ環境は楽ではない描写もありました。ですから観測隊員が遊んでいる描写も多々ありましたが、厳しい環境での労働はやはり休憩が多くなるのは、大人なら「南極も同じなんだ。」と納得する描写だと思います。
ただ、南極の場面や高校生がリポートすることに「南極をなめている」「リアリティがない」というご意見もあるようです。こんな世間一般に馴染みのない場所や仕事なのですから、間違いなく南極観測隊やメディア勤務を経験された方のご感想でしょうから、リアリティはないようです。
特に南極の方は、仕事も遊びの描写も極地研究所や観測隊の隊長隊員の方への取材に基づいているようですから、批判されている方は確実にそれらよりお詳しい方のご指摘です。世の中に南極に行かれた方、多いみたいですよ。
リポートの方は、高校生だけでリポートしたほうがインパクトがありおもしろいと思いますし、局も社員を派遣しない分安く上がって一石二鳥と思ってしまいそうですが、それは素人考えのようです。{/netabare}

実写映画の南極料理人という作品がありますが、安易に真似していないのがいいですね。
その方向性にして越冬の基地をリアルでいくなら、シモの話やガツガツ飯を食うのを繰り返す「汚らしいアニメ」という評価になったでしょう。さらに盗み食いやらで、ここや某掲示板で「窃盗だ」なんだと騒ぎ立てられて面倒になったでしょうね。そもそも南極料理人自体、そこまで大した作品でないですし。
また、専門知識をこれでもかと入れて南極観測をリアルにふんだんに入れれば「骨太」だなんだと、だからといって金を出すわけでない一部から称賛されるでしょう。
ですが盛り上がりに欠ける作品になり、そんなに南極が気になるなら深夜アニメ見てる間に専門書を読めよ、って話です。

高校生達が元気なのも、見ていていいですね。微笑ましいです。
{netabare}ただ、ひょっとしたら大人目線と若い方の目線でも評価は分かれるのかもしれません。以下お子様のために。
大人だって24時間365日スーツを着ているわけではなく、大して追われていない時は余裕をもって冗談を言ったり笑顔で仕事をしています。笑顔のないような職場はブラックだと思ってください。そういう職場で働かれている方は、仕事中笑顔があるとムカつくのかもしれませんが。
私も体験学習を受け入れますが、この業界に興味を持って欲しいとは思いますけれど、そうでなくても今後の人生のために何某かでも得てもらえればと思って受け入れています。制作者さんもそういったイメージだったのでは。
ちなみに大人と同等の責任の話はしますが、実際に高校生に求めるわけがありません。高校生なんですから。当たり前の話です。{/netabare}

この作品は、過程や結末を想像する余地を残しているのがいいですね。
そういった心理描写も、丁度良く提示されていたと思います。
しかし、他所でも感想を見ていると、ちょっと難しかったところもあるのかもしれません。
例えば11話。他所だと明らかに誤認されている方がいるので、わかっている方がほとんどでしょうが一応書かせてください。
{netabare}陸上部員の言い分も11話中盤に出てくる陸上部から日向へのメールで出ていて、報瀬達は認識しています。
陸上部員から基地へのメールで「あの時先輩達に一言、私達が言ってあ」という文言が映されたことから、続く文は「先輩達に一言、言ってあげられていれば」か、「一言、言ってあげられなくて」くらいではないですかね。
結果窮地に追いやるような焚き付けになったのは仕方ないとして、一言言わないどころか嘘をついて保身に走り、相手は高校まで辞めて人生狂ったのに正直に謝る気はないわけで、そもそも「友人が南極に行ったと自慢するために接触だって」とメールを見た後に日向が言っていますし、その他にも本気で謝罪に来たのではない描写もあり、創作物としてどちらに非があるかをハッキリさせているのも、わかりやすいです。
あれで許すというのは、“成長”といわず“悟り”で、日向は乙女座の黄金の人になれます。
加害者の言い分も聞いて、陸上部員を友達と思っていない日向の意思も確認した上での報瀬の啖呵。流れが見事です。
これらを見逃すと、「陸上部員は謝りたかったかも」とか「日向の許しの邪魔をした」等、頓珍漢な批判をする羽目になるかもしれません。{/netabare}

そういう点で、めぐっちゃんと陸上部員と対比もいいですよね。
{netabare}キマリは大切な親友で、号泣しながら自身のしてきたことを正直に話してケジメを付けるようとするめぐっちゃんと、自分がかわいくて常に保身だった、ヘラヘラしながら断り辛い公開の場で許されようとする陸上部員。
それで酌量しない人は少ないから、この作品の評価に繋がっているのでしょう。
キマリを単純な子にしたのも、最初からうまく考えていますね。少なくともあの場で、報瀬にも被害があったことを思い出せる子でないでしょうから。
その後キマリは気づいても、友達のAさんとBさんが一方の原因で仲が悪くて、謝って欲しいと思っていても無下にしないってことは、世の中いくらでもあるでしょう。{/netabare}

ただ、12話の報瀬{netabare}が泣いた理由、話の流れやセリフ、表情に大体の答えが出されていて、いい演出だと思ったんですが… 他所で「だから花田の脚本はダメだ。」と仰っている方の解釈を見ると、分かりづらい脚本だったようです。
全体的に、もう少し、アンパンマンやドラえもんのような作品にした方が、作品の評価は上がっていたのかもしれません。{/netabare}

そう思うとこの作品は良くないのかもしれません。
{netabare}南極に着いた報瀬の第一声が「ざまあみろ」も誤解を与えるかもしれませんね。
後に明確にですが、報瀬の目的地はここでない、「南極=宇宙よりも遠い場所」でないことを思い起こされ、私はやられましたが、制作者の説明不足なんでしょう。
個人的にはそういう理由が無くても、第一声が「ざまあみろ」でもいいと思いますが。
すれ違うだけで嘲笑されたり、カツアゲまでされそうになっていたんですから、「ざまあみろ」くらい言わせてあげてもいいんじゃないですかね。人を嘲笑したことのある方は、自身が言われた時を想像して、拒絶反応を起こしてしまうかもしれませんが。
高校辞めるって重大ですよねっていう日向の件も。私でも履歴書に「高校中退」って子が就活できたら、どんなに面接が好印象でも、かなり悩みますもの。大卒でも。
現実で、南極に着いて雄大な景色を見ただけで「カツアゲや嘲笑、高校辞めるまで追い込まれたことを許せる。」って聖人は、普段からアニメも見ずにボランティアに勤しんでいるので、そんなアニメ作っても視聴者の共感は得られません。
ただ、「ざまあみろ」の後のセリフは、もうほんの少し丁寧にしてもよかったのでは。
1話で、途中で同行を断念した人には「それが普通だと思う」と理解していることから、「ざまぁみろ」の対象外でしょう。
一括で「ざまあみろ」であって、対象其々に強さニュアンスが違うかもしれませんが、ばあちゃんも含め心配して言ってくれた人に対しても悪意の強い「ざまぁみろ」なら、私も若干マイナスです。高校生くらいはそんなものでしょうから、若干程度ですが。{/netabare}

でもやはり、この作品はいいですわ。
前の話で出てきたセリフや行動、ちょっとしたシーンや物がその人物の性格やその時の心情を表していたり、また後に繫がっている物も多く、話が1話から13話まで筋道立っています。
ここは語り始めたら終わらないので、止めておきます。
しかし一つだけ、{netabare}批判の多い観測隊の大人たちの「ざまあみろ」の対象も、4話に答えがあるのではないかと思います。
4話の山に向かう車中で、かなえさんは批判的な報道があるたびに「うるせえバーカ」と言っているとの場面があり、そこから推察すると「ざまあみろ」の対象は、現実社会でも正義面で無責任に、批判前提であることないこと垂れ流すメディアに対して、ではないでしょうか。私もスポンサー等に言っていたなら不満点になったでしょうが、マスコミ相手なら私は納得です。{/netabare}

そういった観測隊の大人たちの事も、よく見るとちゃんと描かれているのがいいですね。
{netabare}観測隊の大人目線で見れば、報瀬の事を本当は母親の行ったところに連れて行ってあげたい。そう思っているから成長を見て大人達も決心する。隊長達の描写もしっかりできていたと思います。
ですから3話南極に行けることになる過程は、何にしろ権利を得るという、あれでもいいと思いました。彼女達は引き籠っていた訳でなく動いた結果ですし。動いた最初のアクションで物事がうまくいくことなんて多々ありますし、努力の面では報瀬がずっと努力してきた描写もあるんですから、そこもしっかりしていると思いましたけどね。
親の目線も、結月の母親もですがキマリの両親が担っている点も良くできているなと思います。最初から「臆病で一歩踏み出せない子」としていることにより、親なら“そんな子が自分から強い意志を持って「やりたい」と言い出したことは応援したくなる”というところも上手く考えていますよね。出発の日に泣いた親父さんが、それでもやはり心配なのもはっきり表していましたし、妹も。

それと観測隊を民間にしたのも、考えていていいですね。他国では民間基地が既にあるようですし。
国の事業だったら隊の判断で連れてはいけず、公募して審査が無ければおかしくなりますから、偶々行くことが決まった後集まった若者達が「私達はもう私達」なんて仲になる確率は低いでしょうし。
{/netabare}

それに、キマリ達もですが報瀬の成長が泣けてきますね。{netabare}「私は行く」「私も同行できないか掛け合って」が「この4人で(行くの)!それが最優先だから!」に。そして「みんなが一緒だったからここまで来れました」。
12話の「友達ができました」のところなど、自分の娘の事の様に泣きそうになりました。というか、泣きました。

その12話から13話に続き場面が素晴らしい。
12話最後で母の死を実感して涙する報瀬と、報瀬を想いドアを隔てた外で泣く三人。その場面で報瀬はきっと大丈夫だと視聴者に確信させる演出。
そして最終話の13話はそのことは殆ど引きずらず帰還の物語。並の作品なら13話は報瀬の立ち直りの演出を入れ、陳腐な演出や蛇足のセリフ回しに時間を取られて帰還の場面が駆け足になって、感慨も爽快感もないラストだったでしょう。
{/netabare}

最終回、いいですね。
{netabare}ちょっぴり強くなった。雄大な景色を見たからといって覚醒するわけないですからね。
最後のそれぞれ4人のセリフで、大人から見ればちょっとの成長のような気がしますが、実は大人でも気づいてなかったり忘れがちなことに気づく、大きな成長ですよね。
しかも、もともと内向きだった4人がですから、尚更です。
12話のキマリと報瀬の会話、そして13話の報瀬の挨拶から、舞台が最果ての地南極であった意味が集約されている、上手くまとまった作品です。{/netabare}

そしてめぐっちゃんの成長{netabare}も、北極に行ったことに関して「そんな簡単に行けるなら、あの4人も大した事なくブチ壊し」という方も某掲示板にいましたが、めぐっちゃんからの写真の背後に木が見えることなどから別に北極点まで行ったとかではなく、30万円からのツアー旅行でも行けるオーロラが見える北極圏くらいでしょう。
なんかこの作品の制作者さん、批判を予想して煽ってるのではという気さえします。
でも兎に角、彼女も小さな一歩を踏み出したのが爽やかですね。
{/netabare}

声優さん、ごめんなさい。特に主役の方が出演するアニメはほとんど見たことがなかったので、「アイドル声優」さんだと思ってました。

音楽は、多分別の作品で同じ曲を聞いたら評価が違っていたかもしれませんが、挿入歌のタイミングが絶妙でした。騙されているような気もしますが。
歌われている方も最初はどうかと思いましたが、まだ未熟っぽさが作品に合っていたと終わるころには感じていました。

色々書きましたが、私はこのアニメが完璧だとは思いません。
{netabare}結月が加わる過程はいいとして、日向の加入の部分は、アニメとはいえもう少し偶然の要素を排してもよかったような気がします。
それと南極への航路で、海が荒れる中で甲板に出るシーンは、別の表現の方が良かったと思いました。
ただ、それ程マイナスではありません。もし現実でああいう事があったら、悪いのは大人なんですよね。経験ない子って、分からないんですよ。危険なことが。キマリが船の大きさに感嘆している場面が何度もあったのは、伏線なのかもしれませんね。ですが教えるのは大人の仕事です。
ただ、大人も当たり前のことはつい言い忘れるのも分かります。自分はまさか絶対にそんなことはしないですから。私も「嘘でしょ?!」とヒヤリとさせられた経験がありますし、その時は自分を責めました。
その時って当然相手を怒ります。ですがどこまで怒るかは相手によりますよね。ふざけて「迷惑? 関係ねぇ」というタイプなら厳しいですが、悪気が無い子にはそこまで怒れません。あの4人は後者でしょう。
{/netabare}
話は逸れましたが、マイナスの面を引いても5点満点くらいなら5点ですし、ここで満点付けておかないと、今後満点のアニメはないかもしれませんので。

あ、他所でテンプレ通りだとか同じような作品は沢山あるというレビューを見かけましたので、「私はこういう作品を面白いと思いましたので、是非とも作品名を教えて欲しい」とお願いしたら、その方は何かあったのか残念ながらレビューを消してしまいました。
ここの方の方がお詳しいでしょうし、同じようにこういう作品は山ほどあると思われる方が居られましたら、ご教授頂きたいものです。
あにこれの“類似作品”もいくつか観ましたが、青春がテーマでも、似てるなって思えるものが見当たらないです。イヌとキツネくらいの差で、共通点は青春(イヌ科)ってだけくらいに感じました。

2018.9.12追記 それとさっと見直して変換間違え等もちょっと直しました。

※以下はいづれ消すつもりだったんですが、ご好評頂いた方もいましたので、残しておきます。
 更新で以前とレビューの並びも変わりますので、何故こんな追記をしたか意味不明になるでしょうから私が変人と思われるくらいなんで、まぁいいかなと。


私も他の方の書き込みを見て、思い直しました。本当に分かり辛い作品です。制作者さん、猛省してください。
{netabare}9話の報瀬の第一声が、意図的な「ざまあみろ」だったのが分かり辛いようです。全話見ておきながら、それでも気づかない方もいるようです。制作者の責任ですよ。

報瀬の目的地は、行きたい理由の台詞から1話の時点から明確と思ったんでしょうが、ダメです。
「ざまあみろ」の前から、報瀬の「どう思ってるかなんて全然分からない。(帰りを)待っている毎日と変わらない。変えるには行くしかない。お母さんがいる、宇宙よりも遠い場所に。」という台詞がありますが、これでもかなり中略ですが、長くて理解が追い付かない方もいたんでしょう、制作者さん。

一人でぼーっと母親が天板に描いた星空を見上げるシーンがあったり、結月が「お母さんが来たところですよ。」と“わざわざ”言ったのに「ざまあみろ」で、キマリ達が驚き「そっちかよ!」と日向がしっかりツッコミを入れるという流れで、これで報瀬が母親の事を言わなかった意図が制作者にあるのでは? と思わない方もいるんですから。
南極の景色を見ても虚ろな表情なだけでは、何も分かるわけないです。
12話で「ざまあみろ」だった理由がキマリ達との会話で語られ、出発時「最後の旅が始った。(中略)宇宙よりも遠い、彼方に思えたその場所に」、終盤に「もうすぐ着きます。お母さんがいる、その場所に。」と、通してみれば「ざまあみろ」の時点で母親のいる目的地に辿り着いていないことを物凄く明確にしてはいますが、それでもダメです。

12話最後のメールでようやく母の死を実感したという演出で、逆に言えば「ざまあみろ」の時点で母の死は「まるで夢のようで、未だ覚めないでいる。」と、実感できないでいるといったところで分からない人もいるので、制作者さん、論外です。

上記のそれらが母親への並々ならぬ強い想いを表していますが、認められません。報瀬は南極に行くだけなら100万円で格安ツアー旅行に行って南極圏で「お母さん」と叫べば達成なのに、観測隊と目指す事に固執した理由を考えることができない方もいるかもしれないことを、制作者は考え無かったんですかね。許せませんよね。

最初から脚本でしっかり練られていると思っているのは、制作者と、理解している高評価な多くの人だけです。これだけ沢山描写しようが、「ざまあみろ」の時点では報瀬にとって未だ「無理だ行けないと馬鹿にされてきた、南極圏に着いただけ」という事が理解できない方もいるかもしれないことを、制作者は考慮すべきです。

ちなみに某所でも、9話の直後は「母親への想いが〜」という批判が少なからず有りましたが、全話通して振り返っての議論ではほぼ無くなり、「ざまあみろは汚い言葉だ」という“おとぎの国の住人の方ですか?”という批判になっていたのを覚えています。{/netabare}

それに配慮不足です。
{netabare}偉業を成し遂げた人の自分に向けたわけでもない発言にも、自分が可とすることを言わなければ不満を持つ人だって世の中いるかもしれません。何を言おうが当人の歴史があってその人の人生なんですから、勝手でしょうけれど、気を付けるべきでした。
ちなみに偉業を成し遂げた人と言えば、宇宙飛行士でしょう。アームストロング氏は伝わっている言葉は言ったようですが、ガガーリン氏は「地球は青かった。」とか「神はいなかった。」とは言っておらず、見たままの状況をレポートしただけな様です。何だったらガッカリしなくて何だったらガッカリか、基準が欲しいですね。
第一声ではないですが、近年W杯の優勝セレモニーで敗者を揶揄するダンスを踊った世界一流選手達もいますし、現実で成し遂げた方もそういう行為に及ぶんですから、是非とも基準を。

奥さんを亡くした役者が子どもを元気づける為に娯楽施設に行ったり、事故で母親を亡くしたお嬢さんがランチを食べに行ってSNSに上げただけで、関係ない第三者が「愛情が無い」と攻撃する時代です。
そういう方にも配慮したセリフ回しにするべきで、これからまだ遠い母親のいる場所に行きたいので今現在実感は無いけれど取り敢えず「お母さーん!」と叫ばせるべきです。そしていよいよ宇宙よりも遠い場所に着いたら再度「お母さーん!」、南極星見つけてオーロラ見てかき氷食べてペンギンと写真撮っても、メール見ても「お母さーん!」。

そして母親のために必死に貯めた金を盗られそうになって。辛いから、自分の過去を知っている人のいない、しがらみも何もない南極に逃げて来たのに。そこまでズカズカ踏み込んで来た人生を狂わせた相手が、嘘を吐きながらヘラヘラ形だけ謝れば「TVにも出られる」と思っていようが、南極に行った“だけ”で全て許せる「聖人、南極へ行く」というアニメにしたほうが共感を得られたようです。

やられた行為の重要性は行為が行われた時点の話なんで、南極に行った行かないで大小が変わるわけがなく、南極に行ったら本人が「浮世の小さいことだった」と気づくというだけですよね。
そう考えると一話のカツアゲの場面は、あんな小さくてどうでもいいシーンをいれた制作者の器を表していますね。恐喝未遂なんて刑法に規定がある程度の、悪質だと判断されても最長で懲役10年ってだけの小さな事なのに。そんな程度の事に、「ざまあみろ」ですよ? 恐喝されても告訴する小さい人なんて、いませんよね。(カツアゲとは恐喝の隠語です。)
逆に報瀬の100万円はカツアゲをして作ったとか設定で、キマリをカツアゲして出会うとかにすれば、ご都合でなかったんです。小さい事なんですから、恐喝は問題にならないでしょう。報瀬がやられたのは未遂ですが、盗られたか未遂かで量刑が決まるわけでなく悪質性が重要…申し訳ございません、小さい事でしたね。

陸上部員達がやったことは小さい事だと、重大な事だと思ってしまっていた私のような小人物にも、しっかり意識させる演出も欲しかったですね。
小さい事なんですから、日向がキマリ達に出会えず、他人を信じられずに無為に歳を重ねて青春時代が過ぎてしまったという、パラレル設定の番外編も見たいですね。11話までの日向のメンタルならキマリ達に出会えなければありえましたし。多くの人が楽しいと感じる時期を孤独に過ごす事になる可能性があったくらい、そんな事は小さな事ですから。

後日談で日向が大学に進学した後一流企業にも遜色ない成績でも、高校中退という学歴で入りたい企業に入れなかったシーンが入ってたら、よかったかもしれません。実際現実で綺麗事でなく可能性は低くない話ですし。人生は大きく狂いますが、そんな事は俗世間の小さな事です。気持ちの上でも。南極に行ったんですから。

嘘をついてヘラヘラ謝った陸上部員を日向が許すと言って陸上部員はスッキリ、嘘を吐かれ続けている事を知っている何ら非のない日向は、余計に思い出すたび「ざけんなよ」と心が痛くなるという結末でも問題なかったでしょう。報瀬との会話と日向の表情から推察すれば、報瀬が啖呵を切らずスルーしたら十分有り得た話ですから。そうなっても小さいことに拘る日向の責任です。南極に行ったんですから。
自殺をしようとしてしまう方は、前に進みたいと思ってはいても不意に「死ねば今の苦しさから救われる」と思ってしまう方もいるそうです。
ですが例え後に日向が突発的に自殺してしまっても、追いつめた相手を更に騙そうとして日向のことは一切考えず自分達だけ救われた陸上部員は何ら悪くありません。そんな小さな事を引きずる日向が悪いんです。《だって南極に行ったんですから。》

小さい事かをチャレンジする、南極チャレンジというのが有っても面白いかもしれません。
漫画「ミスミソウ」のように、家族を惨殺された子は小さい事かとかを判定するとか。
南極チャレンジ審査会を立ち上げて、小さい事かを審査会会長に判定して頂く事になるんでしょうかね。
晴れて“小さい事”と認定された子は南極に連れていってあげれば、全て昇華されてハッピーエンドです。
当人がどんなに傷ついているか苦しんでいるか、そんな小さな事は関係ありません。

そもそも南極に行っただけでそんなに人間変わるらしいですから、現実でも義務教育で南極に行くカリキュラムを設けたらいいんです。いじめ問題も全て解決、確実に犯罪もない美しい国になるんでしょう。{/netabare}

※この追記の部分は、頃合いを見ていずれ消させて頂きます。
 洒落です、はい。

2018.9.  初稿

 サンキュー(17)
ネタバレ
2019.01.02 00:47 ecotの評価 | 観終わった| 89が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

南極に行きたいとは思わないけど…

2018年末の一挙放送で2周目をみて、みなさんのレビューを読みながら、感想を書きます。
主人公たち四人の友情の形が、私には丁度よかったと思います。女の子特有の湿度の高い、ベタベタとしている関係や距離感ではない。(キマリ以外が割りとドライな側面があったからかな)かといって男性的な友情でもなくちゃんと女の子してる。そこがよかったのかなと思います。
特に11話が気に入っています。こういう作品だと日向に陸上部の面々を許させて、イイハナシダナーで終わらせそうなものなのに、そうはしなかった。許せないものは許せないのだとはっきりいった。友達という立場の人間に言わせた。他人を許す事の大事さなんて話を、耳にタコができるほど聞いてきた身としては、とても新鮮だった。
寒いのは苦手な上に、高額な旅費や体力が必要で、食べては吐きを繰り返さなくてはならないほどの船酔い、私は流石に南極に行きたいとは思えません。反面、この作品は主人公達の苦労や努力を最低限しか描写していません。リアリティーを重要視する人にはご都合主義に見え、物足りない作品かもしれません。
序盤は記憶していた以上にコミカルで、そのコミカルさを残しつつ、後半は話の核心部しっかり描けている良作だと思います。

 サンキュー(27)
2019.01.01 22:47 ちあきの評価 | 観終わった| 67が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

旅ってやっぱいいですね。

個人的な感想ですが、自分が海外に旅に出た時の気持ちとか、感覚とか、思い出しました。
知らない土地に、知らない空間に飛び込んみると、その時はあまり変化のないような時間を過ごしているようでも、そこには大きな変化があって、気づきがあって……。旅ってやっぱいいですねと改めて思いました。

 サンキュー(16)
2018.12.31 08:00 宇佐美みずきのオタクの評価 | 観終わった| 129が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

平成最後に視聴しました。最高のアニメです

まず、主演声優陣が水瀬いのりさん、花澤香菜さん、井口裕香さん、早見沙織さんと安心できるキャストで演技面でなにも心配せずに話に入り込めました。

内容は「4人の女子高生が南極を目指す」といった奇抜な設定なのですが、1話から13話まで王道的な中身になっています。

このアニメはドストレートに感動できるタイプの作品だと思っています。

演出も完璧で、退屈させる回が一話もなく、「続きが観たい!!!」と感じさせないぐらい纏まっていて、なんというか『普段、アニメを観ない人』や『アニメ初心者』にオススメなアニメだと思っています。どの層でも感動できる内容がこの全13話に詰まっていると思います。

特に親友を確かめあう場面や、「南極を目指す女子高生」に突き付けられる現実的な視線は、私たちの私生活でも見受けられるような描写が多く、感情移入のしやすいアニメになっていました。

ご都合主義?と感じる要素も多かったと思いましたが、この作品はそれすらも許せます。なぜならこのアニメのご都合主義は単なるご都合主義ではないと思ったからです。

2018年最後にこのようなアニメが観れてよかったと思います。

 サンキュー(18)
2018.12.30 22:49 sinnsiの評価 | 観終わった| 54が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

老若男女に勧めたい、誠実な友情アニメ

【無料第1話(公式チャンネル)】
https://www.nicovideo.jp/watch/1514789907
(未視聴者はこんな拙レビューなんて読まず、取りあえず第1話だけでも真剣に観てほしい。)
(何かを感じ取ったら、ぜひ全話を観ていただきたい。)

【(非ネタバレ)老若男女に勧めたい、誠実な友情アニメ】
これまでに「友情」をサブテーマの一要素に加えていた作品はいくつもあったが、
下記のような疑問点が、どれかは付いて回っていたように思える。
・記号的で絶対的な絆が、根底にあるのみ。
・命を賭した戦いだとかが付いて回り、現実感が薄い。
・距離感が近すぎたり、けんかをしても痴話げんか的だったりして、同性愛的な観点でも見られる作りになっている。

しかし筆者としては、本作に上記のような疑問点はなく、
全13話で非常に生き生きとした、「友情」をメインテーマに据え、非常に完成度の高い作品となっている。
「友情」というのは人生の一因であるので、登場人物の人生を見つめるつもりで、真剣に視聴していただきたい。
登場人物が感じる喜怒哀楽は、視聴者も感じられ、涙するだろう。

物語・登場人物(キャラ)が素晴らしいのは無論、登場人物もメイン4人組からサブキャラも個性的で、掘り下げて描かれており、
作画においても空気感のある人物の表情や、背景の描写も素晴らしく、
声優の演技においても中堅声優の地力があり、あふれんばかりの感情がむき出しになっている。
音楽においては、BGMがシーンの要所々々の空気感に非常にマッチしている他、物語がピークとなるシーンでは、ほぼ毎話挿入歌が流れるのだが、
女性アーティストの優しくも繊細な歌声やメロディーが、繊細な感情が揺れ動くシーンに非常にマッチしている。
以上の事から、全評価において5.0を文句なしに付けられる。

ながら見等で見た事はあるけれど、ピンとこなかったという方がいれば、第1話だけでも真剣に観直していただきたい。

【(非ネタバレ)どういう話なのか】
本作は南極(日本からの距離14000km)に向かう女子高校生4人組の話であり、(宇宙は上空100km)
「宇宙よりも遠い場所」というタイトルは、そこから由来している。

女子高校生が南極という熾烈な環境に向かうのは、ファンタジーであるのだが、丁寧にその過程を描いている。
4人組は元々縁もゆかりもなく、ほとんどが孤立して負け組の人生を歩んでいたのだが、そこで4人にしかない友情を育み始めるのである。

あらゆる物語において、ある人物が存在しなければ、物語が成立していなかったという作品は山ほどあるが、
超人的な能力・技能が前提となっている場合が多く、物語において絶対的な象徴の大道具となっているケースが多い。
そうでない等身大の日常を送る物語においても、その場に集まった人間らの物語という気がして、そこに集まらなくとも幸せに過ごしているんだろうな、という人物は存外多かったりする。
本作においては、この4人全員がそろわなければ、南極へ臨むという物語自体が成り立たず、4人はその後の人生において、それ以上の偉業に臨もうとする事が決してないであろう事は、想像に難くない。
それぐらい、4人全員が互いを強く支え合い、信頼し合っているんだという事が感じ取れるのだ。
またそれは押しつけがましい物ではなく、しっかりと距離を保ち、価値観を尊重するという部分も大きい。

この作品は、4人全員が主人公であり、それぞれが人生を生きる青春群像劇である。

【(ネタバレ)「友達って○○だ!」というセリフの説得力の強さ】
(第{netabare}10{/netabare}話のセリフ)
{netabare}友達とは何なのか、そんな問いに対する普遍的な答えは絶対に出せない。
方程式のような厳密さがある訳でも、友達誓約書のような取り決めがある事はありえない。
しかし、キマリの「友達って多分ひらがな1文字だ!」という、半ば感覚的なこのセリフがスッと入ってきて、非常に共感できるのは、偉人の言葉のように「重なるかもしれない」という部分があるだけでなく、
4人組がそれだけで思いをくみ取り、意思疎通が可能である間柄である事に、非常に説得力があるからだ。この第10話まで(それ以降も)の積み重ねは、非常に説得力があるのだ。
これは本作を一番象徴するセリフであると私は思うし、友達という定義への一つの答えでもある気がしてならない。{/netabare}

【(ネタバレ)全13話を振り返って】
(従来は総括してのレビューにとどめているが、全話が神回であり、大切な友情の軌跡なので、あえて書いた。)
{netabare}
キマリは女子高校生2年生になっても、何も成し遂げて来なかったと自負していた上、
変えたいと思っても変えられない自分に、自己嫌悪まで覚え、第1話の序盤ではそんな挫折・甘えをまざまざと見せつけてくる。
「昨日言ったよね? 部屋片づけるって」

そんな中、見知らぬ同学年女性の報瀬が、目の前で現金100万円の茶封筒を落としたのを拾い、校内で探して届けるところから、物語は大きく動く。
聞けば、南極観測で失踪したお母さんを探すため、バイトで貯めた金だと言う。(校内社会を犠牲にし、孤立までしていると旧友であるめぐみから知る。)
「私は行く。絶対に行って、無理だって言った全員にざまあみろって言ってやる。受験終わって高校入った時に、そう決めたの」

何も成し遂げてこなかったキマリと、堅固な意志を持って成し遂げようとする報瀬。
そんな報瀬に強く感銘を受けたキマリは、数度にわたってやり取りを行う。その内に南極行きに誘われ、キマリは葛藤を重ねる。

後日早朝、キマリは家から駆け出す。
家族がキマリの部屋に訪れると、そこはきれいに整っていた。もう彼女は、甘えていた少女ではない。
一方的に決めた待ち合わせ場所(の道のり)で、キマリを目にした報瀬は、満面の笑みを持ってキマリを迎え入れる。南極への同行者、そして未来の親友を得た瞬間だ。
冒頭からここまでのキマリの葛藤・「来る訳がない」という報瀬の諦めが、アニメ上の全演出(物語・作画・声優・音楽・キャラ)でよく描かれていて、
報瀬が笑顔で迎え入れた瞬間、全てのカタルシスが解放され、第1話なのに最終話のような感動がやってくる。

第2話では、同い年女性の日向が加わり、3人組となる。
高校中退者(志望大学A判定)で、同様に何かを成し遂げたいと思っていたようだ。

その後、民間南極観測隊員になるため、 報瀬がポンコツ計画を立案し、男性隊員への人心掌握(色仕掛け)を行おうとするのだが、
実行以前で、残念でもなく当然に計画は失敗し、お母さん関係でつながりのあった女性隊員から追いかけられ、逃走する。
その際、夜の歌舞伎町という暗澹たるネオンの海を走っているのに、走りが非常に疾走感・躍動感があり、ネオンの光が煌々と青春を照らし付けているようで、非常にエネルギッシュだ。

程なくして、女性隊員に捕まる。
改めて直談判を行い、100万円の茶封筒を突きつけるが、何も進展はせず、ただただ報瀬のポンコツぶりが露呈しただけだった。
帰りの電車、当初からの流れで暗黙のリーダーとなっていた報瀬は、数秒のやり取りだけでリーダーを解任される。(明るい雰囲気で半ばふざけた感じで)
ただのギャグシーンのようだが、これは失敗をとがめる訳でもなく、全員の関係性を対等な物にしているのだ。

そこから第3話になり、タレントという立場で南極行きが内定していた、女子高校生1年の結月が、報瀬ら3人の事を耳にして、その地元を訪ねる。
興味がないので権利をお譲りします、とは言うがマネージャー兼母親に間もなくバレ、当然認められる由もなく連れ戻されるのだが、
結月が軟化する事はなかったため、母は一人で報瀬まで出向き、結月本人が行くように説得をすれば、観測隊への推薦を持ちかけると告げる。

後日、3人組はファミレスで勉強する結月に対し、比較的落ち着いた空気の中で理由を尋ねる。
重い口を開き、始まったばかりの校内社会・同級生を優先したい、タレントの仕事で今まで友達がいなかったという旨の事情を話す。報瀬とは完全に対照的であるが、孤立していたのは同じだ。
その不安に対し、キマリは強い共感を覚えて結月を抱きしめるが、「分からないですよ!」「だってみなさん、親友同士じゃないですか!」と、結月は強く拒絶する。
だが3人組はあっけらかんとした物で、まだ出会って1ヵ月未満な上、遊びに行った事もない。ただ南極に向かおうとしているだけ、今のところは。ね? ね。 ねー。 と口ぶりが一致していた。しかし親友未満であっても、大きな関係性になっていた事は相違ないだろう。
このやり取りをもって、結月はまた帰路に着く。結局は説得以前に、ただ会話を重ねただけであった。

その夜、結月は滞在先のホテルで不思議な体験をする。
抱きしめられるというボディコミュニケーションを初めて受けた事に対し、気持ちの整理が付かない中、
窓に異音を感じて開けると、高層階まではしごを掛けた3人組がいて、キマリが「南極に行こう!」と結月に手を伸ばしていた。
返事もできずに戸惑う中、何かインスピレーションを感じた結月が手を伸ばすと、そのままはしごが倒れ、窓の外へ転倒する……が、実際に転倒したのはベッドの上からで、異音からのくだりは夢であったのだ。
広すぎる個室で一人取り残された結月は、スマホでトークアプリを開く。優先したかったはずの同級生二人は、仕事が落ち着かない結月にしびれを切らし、 グループチャットから退室していた。
朝の静寂と、鳥のさえずりがこだまする。ベッドに腰掛ける結月は、広すぎる個室で、ただ一人だった。

その時、部屋の扉のノックが鳴る。
今度は現実世界で、キマリら3人組が結月の仕事に際して一緒に行こうと、わざわざ迎えにきたのだ。
結月は、無償の好意を受ける。そして結月は、一人ではなかった。感極まり、号泣する始末だった。
突然泣き出す結月に3人組は戸惑うが、一方的に世界で一番不幸な自分でいて、一方的に心が解される描写を、ここまで丁寧に描いたのは見事だ。過剰なところがなく、ニュートラルに描かれている。
(この時に流れる挿入歌の「ハルカトオク」が、良い意味で非常にズルい)

「だから、3人と一緒なら行くって言ってるの! 一緒じゃなかったら行かないから!」
電話でお母さんにそう告げる。南極行きが現実の物となり、3人組は4人組となったのだった。

第4話・第5話では、南極行きのための訓練・準備を、大人たちを交えて行い続け、南極に向かう意義を確認し合う日々を4人組は重ねる。
しかし、第1話から登場していた旧友のめぐみは、4人組で南極へ向けてがんばるキマリや報瀬を見て、嫉妬心のような物を抱くようになり、
これまでのあらゆる出来事について、あることないことのうわさをずっと吹聴し、実害が被るように仕向けていた。しかし直接的な描写は一切なく、4人組(+視聴者)は、誰がうわさを流したのかは気がつかない。
無論キマリも、これまでと同様に旧友として、出発前日の壮行会でめぐみに対して懇意に接し続ける。そして帰り道、キマリと別れためぐみの後ろ姿は、どこか物悲しげだった。

「絶交しに来た」
出発日早朝のキマリ宅前、めぐみはキマリにそう告げ、自分がうわさを流した張本人だと告白した。キマリはどうしてそんな事をしたのかと、困惑する。
南極に向けて突き進むキマリらに対し、自分は醜い感情しか湧かない、醜い心の持ち主だとも告白する。

「ダメなのはキマリじゃない……私だ! ここじゃないところに向かわなきゃいけないのは……私なんだよ!」
二人は、ただただ泣きじゃくっていた。めぐみの行いには何一つとして褒める事はできない。
めぐみは、背を向けて離れようとする。キマリは呼び止めるが、決して、顔を合わせてはくれない。

「絶交無効」
背後からめぐみを抱きしめ、耳元で優しくそうささやくと、キマリは返事も聞かずに空港へと駆け出した。
どうするのが正解か、と言う事はない。
キマリがめぐみだからこそ、友達として向き合い、無償の愛をもってめぐみを許したのだ。

(よどんだ水がたまっている。それが一気に流れていくのが好きだった。)
(決壊し、解放され、走りだす。)
(よどみの中で蓄えた力が爆発して、全てが、動き出す!)
(全てが動き出す!)
第1話冒頭でも流れた、キマリのナレーションが再び流れ、同様に幼少期のめぐみとの、砂場水遊び回想シーンも流れる。
二人の関係性は、雨降って地固まる。この物語は、めぐみの物語でもあるのだ。

第6話からは、いよいよ渡航が始まる。
Aパートでは乗り換え地のシンガポールでただただ観光しているだけなのだが、
背景美術が見事で、シンガポールの空気を感じられる他、4人組が楽しい時間を過ごしているのが、ありありと感じられる。
言葉で確かめずとも、4人はもう相当親しくなっていたという事を、背景美術も相まってリアルに感じ取れるのだ。

その夜、どこか心ここにあらずの日向に対し、「何か隠してますよね?」と結月が詰め寄ると、パスポートを紛失していた事実が判明する。ベッドの上に日向の全荷物を並べても、見つからない。
日向は3人だけで先に行け、間に合ったら追いかけると、ホテルで相部屋の報瀬に告げる。人間関係で割を食い、高校を中退した経験もあって、気を遣わせたくないのだ。
更に、私が計画に乗るよりも前からやりたいと思っていた事なんだから、何よりも優先しろ、そっちの方が気持ちがいいとまで言う。

翌日、しびれを切らした報瀬は、第1話・第2話でも活躍(?)した、現金100万円の茶封筒を空港窓口で叩きつけ、後日便への振替を強く要望する。
何を意地になる、日向がそう言い切るよりも前に、報瀬は私はここまで意地で生きてきたと言う。
続けて、目的は南極に行く事ではない、4人で南極に行く事が一番の目的なんだと告げる。二人は向かい合い、互いに涙をこぼしていた。
報瀬の中で南極に対する向き合い方は、既に大きく変わっていたのだろう。それ程までに、この4人組が大きくなっていたのだ。

割高のビジネスクラスのチケットを手にした4人組。
犠牲はあったが、それより大切な物を守れた……と、報瀬が貴重品ポーチにしまおうとした時、日向のパスポートがそこにはあった。
そして報瀬は思い出す、前日に日向の不適切なパスポートの扱い方を見て、一方的に貴重品ポーチにしまっていた事を。
報瀬は慌てふためき、明らかに挙動不審となるが、「何か隠してますよね?」とまた結月に悟られる。

かくして二転三転の末、無事にビジネスクラスをキャンセルし、通常日程で行く事になったのだが、
報瀬と日向は報いの罰ゲームとして、シンガポールの名産品、ドリアン(腐敗臭がひどい)を食べるショーが、屋外イートインスペース開かれ、絶叫したのだった。(Aパートでも、キマリらがうっかり食べてしまう伏線がある。)
構造としては上げて下げて上げてのギャグ回なのだが、互いの絆を強く確かめる回でもあり、雨降って地固まるのは第5話と同じだ。
友人同士のトラブルを、ここまで後腐れなくスッキリ上手に描写するのは、実に見事である。

第7話ではついに砕氷船に乗り込み、大人の観測隊員もレギュラーとなって、隊員・南極・想いが掘り下げられ、
第8話ではいよいよ出港し、本格的に南極へ向かうが、訓練・海流(船揺れ)は激しく、この回で4人組はひたすら疲労困憊・船酔いで打ちのめされ、寝込み続ける。
船揺れも心労もピークに達した就寝時間中、結月は大人たちに着いていけるのかとぼやいてしまう。
だがキマリは、選択肢はずっとあったけど、選んだのは自分! と勇気づけると、結月は何か感銘を受ける。
またしばらくして、この旅が終わった時にはきっと楽しいと思ってる、とのキマリの発言を受け、結月は突拍子もなく甲板に出てみたいと言い、日向も賛同する。
夜の甲板は真っ暗な上、現在は海流が激しい場所なので非常に危険なのだが、ハンドレールに捕まりながら波を一身に浴び、4人組は陸上では決して体験できないアトラクションに、笑い合ったのだった。
(非常に賛否両論のあるシーンだが、子供は危険認識や危険認知力が弱い上、集団心理も働いていただろうし、このあと大人たちにメチャクチャに怒られたんだと解釈する事も可能だが、前後を描くには全13話という尺には限りがある。またこれを描かなければ、第8話が非常に地味な回であったと思うし、全言動が理路整然としていなければならないとするのは、キャラクター性を求めすぎているように思う。)

第9話は報瀬のお母さん、懇意だった吟隊長、報瀬との間柄について、過去回想も交えて主に掘り下げられ、
過去から現在への、それぞれの南極観測への想いを再確認し合う中、ラストシーンでは、とうとう南極へ到着する。
4人組がタラップを降り、上陸まで数歩になった時、3人は報瀬が先に上陸するように促すが、報瀬は手を取り合い、4人とともに上陸したのだった。

「ざまあみろ……ざまあみろ! ざまあみろ! ざまあみろ! アンタたちがバカにして鼻で笑っても私は信じた! 絶対無理だって裏切られても私は諦めなかった! その結果がこれよ!」
報瀬は感情を爆発させる。ようやく、夢を実現させたのだ。
「ざまあみろ!」のコールは4人組にも伝播し、4人組と同等かそれ以上に苦労した大人たちにも伝播すると、「ざまあみろ!」の大合唱が起こる。
ざまあみろ! でここまで感動的なシーンが描ける作品を、私は知らない。
(母への想いが行動原理にあった上での「ざまあみろ!」ではあるが、直接的に母への想いを吐露しなかった理由は、第12話で明かされる。)

第10話となり、いよいよ本格的に南極観測が始まり、あらゆる場所に駆り出される4人組。この話以降でも南極の背景美術は見事で、透明感が見受けられ、リアリティに重みが増す。
そんな中、結月が日本へ帰還後、大きな仕事(朝ドラ)が入る事が分かるのだが、当人は一緒にいられる時間が減るのが嫌だと言う。

「いいじゃん、もうみんな親友なんだし」
「え? 親友……? 親友なんですか?」
キマリは直接会わなくても心が通じ合っている旨を伝えるが、結月はそれに対して疑問を投げかける。
ここまでずっと濃密な時間を共有してきた仲間は、もはや「親友」と言い表す以外ないのだが、
本当に友達がいなかった結月は、どこからが親友なのか、まるで分からないようだ。
(筆者も「本当の友達って何?」と10代の頃に思った事があるので、半ば共感できる部分はある。)

観測隊員の手伝いを重ねる内、結月は隠れ(?)ファンに気がつき、仕事を受ける事を決意したのだが、その際、結月は斜め上の行動を起こす。
細かい文字を並べた、仰々しい手作りの「友達誓約書」を取り出し、これにサインしてほしいと言う。
あきれ返る報瀬と日向、そしてキマリは「分かんないんだもんね……」と感極まって泣き出し、結月に抱きつく始末だった。

食事時間になり、どうしたら友達なのかと、飲み込めずにいる結月に対し、報瀬はご飯粒を顔に付けたまま、持論を展開する。
「多分、形も言葉も、何もない。友達なんて、親子とも夫婦とも違う、ぼんやりした物だし、いつ消えても誰も責任を負ったりしない。少なくとも私はそう。でも、だから自由で、だから一緒にいられる気がする」

結月は釈然としないまま、個室で一人になる。
キマリにトークアプリで謝罪を行っても返事が来ないので、怒っているんじゃないかと気も滅入ってしまう。
そんな中、個室にキマリが訪ねる。キマリはめぐみから絶交宣言を受けてもなお、トークアプリで会話を続けている事を明かす。
既読マークの付くタイミングが不定であるだけの事で、相手の事をなんとなく想像できる。そんな関係性が私にとっての友達であると告げる。
間もなく、個室に報瀬と日向がサプライズでやってきた。過去に船酔いで祝いそびれた誕生日を、手作りのホールケーキで改めて祝うのだと言う。
友達から祝われるのは初めてだと、結月は泣き出す。普段はクールな結月も、第3話から分かるように、感情の落差には非常に弱いのだろう。

翌日、結月はお礼のメッセージを、改めてトークアプリでキマリに送ろうとする。
かしこまったメッセージを打っては消し、打っては消しを繰り返すが、結月はメッセージを2回に分けて送り、茶目っ気を出す。

<ありがと
<ね

「分かった! 友達って多分ひらがな1文字だ!」
キマリはそのメッセージを見て、端的に友達について言い表す。

ね>

<ね

再び1文字のメッセージを送り合い、思いを交わし、この話は終わる。

そして再度になってしまうが、先の記載を再引用する。
> 【(ネタバレ)「友達って○○だ!」というセリフの説得力の強さ】
> 友達とは何なのか、そんな問いに対する普遍的な答えは絶対に出せない。
> 方程式のような厳密さがある訳でも、友達誓約書のような取り決めがある事はありえない。
> しかし、キマリの「友達って多分ひらがな1文字だ!」という、半ば感覚的なこのセリフがスッと入ってきて、非常に共感できるのは、偉人の言葉のように「重なるかもしれない」という部分があるだけでなく、
> 4人組がそれだけで思いをくみ取り、意思疎通が可能である間柄である事に、非常に説得力があるからだ。この第10話まで(それ以降も)の積み重ねは、非常に説得力があるのだ。
> これは本作を一番象徴するセリフであると私は思うし、友達という定義への一つの答えでもある気がしてならない。

第11話では、南極と日本の中継をするリハーサルで、日向は高校を中退する原因となった、在学中の頃の友達3人を目にしてしまう。
後に日向は一人で激高するも、みんなの前では平静を装って抱え込もうとしたが、報瀬がずっと気にかけるのに根負けし、南極の親友らに対して理由を明かす。
その溝は深く、日向は高校をやめてしまっているので、割り切って許せる物でもない。

中継本番前、日向は許してしまえば気が楽になるんじゃないかと、思い始めるものの、
報瀬はそれを認めようとせず、日本に向け、もう日向に関わるなと言い放つが、続く言葉は詰まって、たどたどしい。
そこでキマリが、「そこにいたら絶対できないような旅をしてるの!」と助け船を出すと、報瀬は勢いを得て、相手に反論の余裕すらも与えずにまくし立てる。
「今更何よ、ざけんなよ!」

日向は憑き物が落ちたように、ただただ泣き倒れたのだった。

第5話の許されためぐみとは対照的な第11話だが、めぐみは日本を発たれて手遅れになる前に懺悔を行い、責任を取って一度は絶交を選ぼうとしたが、
今回のテレビ中継に訪れた3人は、問題を一向に解決しようとする事はなく、時間が日向を傷つけ続けた上、
3人組あろう事か、時間が解決してくれたとでも思ったのか、中継に出演したのだ。厚顔無恥にも程があるだろう。

第12話。
事実上の最終回であり、報瀬とお母さんの物語が終わる。
報瀬は、南極に着けば夢から覚め、お母さんの死に初めて向き合えると思っていたのだが、そうではなかった。
だからこそ出た言葉が「ざまあみろ!」だったのだ。ある意味で、虚勢も入り交じっていたのだと分かる。
「私ね、南極来たら泣くんじゃないかってずっと思ってた。これがお母さんが見た景色なんだ。(中略)。何見ても写真と一緒だ、くらいで……」
「確かに、到着したとき最初に言ったのはざまあみろだったもんな」
「え? そうだっけ?」
「忘れてるんですか?」

また報瀬は、隊員から誘われてもなお、お母さんが行方不明となった地に向かうべきか、ずっと悩み続けるのだった。
「でも、そこに着いたらもう先はない。終わりなの。もし行って、何も変わらなかったら、私はきっと、一生今の気持ちのままなんだって……」

それでも吟隊長の想いを聞き、報瀬は現金100万円を1枚ずつ、個室の床一面に並べながら、これまでの苦労の道のりを振り返る。
翌日、決意は固まり、雪上車に乗り込んだのだった。3週間の旅が、始まる。

あくる夜、報瀬はキマリに対して南極が好きか尋ねる。もちろんキマリは好きだと言う。
当初、報瀬以外は南極観測に絶対的な動機があった訳でもない。だけど、既にそれはもう絶対的な絆で根付いていた。
「でもね、一人だったら好きだったか分からなかったかも」
「そうなの?」
「みんなと一緒だから。みんなと一緒だったら、北極でも同じだったかも。……ねぇ報瀬ちゃん? 連れてきてくれてありがとう。報瀬ちゃんのおかげで私、青春できた」

雪上車での長い道のりに耐え、お母さんが行方不明となった地へたどり着いた4人組ら。
そこで涙をこぼす吟隊長を見てもなお、報瀬は「思い出してるんだろうね。お母さんと見た時の事」と、どこか冷め切っていた。
ようやくたどり着いた地であるはずなのに、それでも報瀬の中で何かが変わる事はなかった。

親友は、奔走する。
お母さんが南極にいた証を見つけるため、付近の施設内を奔走する。
そんな親友らを目にしてもなお、報瀬は立ち尽くすばかりか、「見つからないよ」と否定的な言葉を投げかけるだけだった。
もしそれがあったとして、実際に目にし、何にも向き合えなかったらどうなるのだろうか。南極への軌跡、何もかもが否定されるようで、この上ない恐怖でしかない。

だけど親友は、お母さんのノートパソコンを見つける。
以降、報瀬は一人個室でノートパソコンを操り、映像上では挿入歌「またね」だけが流れ、呼吸音・ノートパソコンの打音だけが流れる。

ログインのパスワード入力画面で、試しにお母さんの誕生日「0417」を打つが、失敗する。
ふと、自身の誕生日である「1101」を打てば、今度は成功する。

メーラーを開くと、未読メールが0件の中、新たにメールの受信が始まる。
差出人は「小淵沢報瀬」で、件名は「Dear お母さん」だ。
これはお母さんの失踪を告げられた3年前のその日にも送信され、第1話からも合間のシーンで、セリフはなくとも何度も送信されていた。

未読メールの件数は、あっという間に2桁になり、程なくして3桁となって、やがて4桁になった。

宇宙よりも遠い場所で、一人娘のメールを開かない母親なんて、いるだろうか。
絶対に、いない。もう、いないのだ。
(というような事を言葉を交えず、映像だけで語るのがすごい高度であり、何度見ても涙を禁じ得ない。)

「お母さん! お母さん!!」
報瀬は初めて死に向き合い、むき出しの慟哭がほとばしる。
親友らも、個室の前でともに泣いていたのだった。
(アフレコ前の練習時に、報瀬の声優自身(花澤香菜)も、泣いてセリフが言えなかった程(ラジオ12回目 12分36秒~)に受け止めたからこその、純粋な慟哭だ。)
(他の声優も、そういった場面がよくあったようである。)

挿入歌とともに、EDへとつながる。
その最中、白夜だった南極が夜になり、報瀬の止まっていた時間が動き出す。
同時に、夏隊(4人組)の旅も、終わりを迎えようとしていたのだった。


第13話は、まるごとエピローグである。
4人組は南極生活にも順応し、あっちこっち駆け巡る中、キマリは帰るのが惜しくなるが、無論ありえない話である。だからキマリは、「また来てくれる?」と確認を取る。
親友らは誰もためらう事なく了承するが、キマリは軽いと思ったのか、報瀬と向かい合って再確認をした。
「本気で聞いてる」
「本気で答えてる」
「ならよし!」

後日、報瀬は「なんか切りたくなった」と言いだし、ロングヘアから一転、ショートヘアにする。
自身の中で、向き合い方に変化が生じたのだろう。吟隊長は「やっぱり親子ね、笑ったところがそっくり」と感無量だ。
報瀬が、お母さんの死を乗り越えた象徴でもある。

そして夏隊の帰還式典で報瀬は代表として、南極についてのスピーチをする。
南極と仲間の意義を力説し、また上陸する事を誓ったのだった。
「(前略)。ここは全てがむき出しの場所です。(中略)。母がここを愛したのは、この景色と、この空と、この風と、同じくらいに、仲間と一緒に乗り越えられる、その時間を愛したのだと。何にも邪魔されず、仲間だけで乗り越えていくしかないこの空間が大好きだったんだと。私はここが大好きです。越冬がんばってください、必ずまた来ます。ここに」

越冬隊から見送りを受ける中、副隊長から南極観測が中止になりそうであった事実が明かされる。
第9話の上陸時に、大人たちも言った「ざまあみろ!」に、様々な想いが内包されていて、重みが増す。
そして4人組の想いが、大人たちに届き、南極観測を実現させたのだ。

ヘリコプターに乗り込む前、報瀬は吟隊長にお母さんのノートパソコンを預ける。
「私はもう、なくても平気ですから」
もう報瀬は、未来に向かって歩き出している。

帰りの道中、これまでの話で何度も見たいと言っていた、オーロラを目にする4人組。
感嘆する中、報瀬のスマホにメールが届いた。差出人は「お母さん」で、件名は「本物はこの一万倍綺麗だよ」だ。
吟隊長は、ノートパソコンの送信トレイの中に残っていた、メールを送信していた。

メールを開くと、一面にオーロラの写真が広がる。
報瀬は「ふふっ、知ってる」と満面の笑みで、お母さんからの想いをまっすぐ受け止めていた。

空港に帰国した4人組。
キマリは「ここで別れよ」「一緒にいられなくても、一緒にいられる。だって、もう私たちは私たちだもん」と告げる。
強くつながった心は、決してもう離れない。今は本来の暮らし(復学・仕事)に向けての準備や、帰国を待ち望んでいる家族・仲間の元へ駆けつけようという事だ。

4人は、再び4人で旅に出る事を誓い合う。そんな中、報瀬は告白する。
「あれ(100万円)はもうない」「置いてきたの! 宇宙よりも遠い場所に!」
一同は驚く。第13話序盤の「本気で答えてる」は口だけで言ったつもりではない、スピーチだって、優等生ぶって言った訳でもない。
お母さんの死を乗り越えてもなお、本気で報瀬は南極の地を再び踏む事を決意していた。

ラストシーン。
キマリはトークアプリでめぐみに「帰ったよー」と送るものの、返ってきたのは「残念だったな」と要領を得ない返事だった。
すると続けて、自身の写真とともに「私は今、北極だ」と送ってきたのだった。
よく見れば、写真のめぐみの髪は切りそろえられてある。彼女もまた、何かを決意して北極へと向かったのだろう。
彼女もまた、キマリと本当の親友になれるに違いない。
(めぐみの北極行きを暗示する伏線自体は、第10話の18分後半の映像で出ている。)

そして本当のラスト数秒で、第13話サブタイトルの「きっとまた旅に出る」が全面出て、本作はこの上なく心地良い余韻の中、終わりを迎える。{/netabare}

本作に携わった全ての関係者に、心より称賛と感謝の意を表したい。
このアニメに出会うため、私はアニメと対峙し続けていたのだろう。

{netabare}「きっとまた旅に出る」{/netabare}

 サンキュー(11)
2018.12.30 01:13 陽太郎の評価 | 観終わった| 42が閲覧 ★★★☆☆ 3.8 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.5

南極について調べたくなった作品

女子高生が南極に行く話。良い作品だと思うけど、個人的にはあまり好きではないジャンルのアニメ。人によって、好みが分かれるかな。

■良かった点
・南極に対して、興味を少し持てた点。
・1クールで話がよくまとまっていた。

■悪かった点
・個人的にあまり好みではないジャンルのアニメ。

 サンキュー(2)
ネタバレ
2018.12.26 12:56 たいちの評価 | 観終わった| 34が閲覧 ★★★★☆ 4.8 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 4.5

南極いってみたい

南極に行きたくなった。

 サンキュー(3)
2018.12.26 04:06 カラシンの評価 | 観終わった| 114が閲覧 ★☆☆☆☆ 1.0 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 1.0  作画 : 1.0  声優 : 1.0  音楽 : 1.0  キャラ : 1.0

ひたすら薄ら寒かった

観てる間中ずっと、ちょっと主人公達に都合よく話が進みすぎませんかねとモヤモヤしっぱなしだった。
主人公ほとんど何もして無いのに難なく目的を達成してしまうとかね。

あとは南極でやる必要性が全くない珍妙な友情物語?を見せられて正直薄ら寒かった。

南極観測みたいな突飛な舞台装置で無くもっと日常的なモノだったら、もう少し素直に見れたかもしれない。

 サンキュー(4)
ネタバレ
2018.12.26 00:07 をれ、の評価 | 観終わった| 55が閲覧 ★★★☆☆ 3.9 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 4.5  声優 : 4.0  音楽 : 3.5  キャラ : 4.0

南極になんか絶対行きたくないw。

以下は、寒いところも、船旅も苦手。そんな私が何だかこの作品は自分に
どうしても合わないなぁ、と思いながら書いた駄文です。
その理由は、自分でもよく分かりません。
おそらく自分が絶対やりたくなくて、その上絶対にできない南極観測
に出かけるという話には、興味が持てないのかもしれません。
とは言え、毎週楽しみにしていましたw。

4人のヒロインのキャラ設定は現代的で、こんな女子高生がいても不思議はないという気がしました。背景は海や雪原がとてもキレイでした。4人の女子高生ヒロインは費用を捻出するためにバイトしたり、芸能関係の仕事を取ったり、さらに南極での作業を想定した訓練をしたりと大変です。そして南極に行く途上、外洋を航海する舟に乗るわけですが、これが揺れて大変です。さらに南極ではいろいろな作業も待っています。それなのに、彼女たちは一生懸命取り組みます。それは自分を変えたいから、だと物語中で。説明されています。なるほど、南極で肉親を捜したい人は別として、残りの三人は自分を変えるための最短経路あるいは近道だとは私には思えません。他にもっと簡単な方法があると思います。
それでも確かに、高校生ぐらいのこの時期、何事でも一生懸命取り組み、それを周りの大人が見守るというのなら、生涯の財産となる経験が得られることは間違いないでしょう。たぶん、そういうことなのでしょう。
 それで、何を楽しみに見ていたかというとヒロインたちの努力や人間関係の変化、それにヒロインたちが本当に変われるか、ということに興味がありました。そしていろいろ笑えるところも多くあり、そのせいで気楽に見れたせいもあり、完走することができました。
 

 サンキュー(13)
2018.12.18 04:08 なぬのの評価 | 観終わった| 152が閲覧 ★★★★☆ 4.8 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.5  声優 : 5.0  音楽 : 4.5  キャラ : 5.0

全話素晴らしかったです٩( ᐛ )و

OPもED曲も良く、なにより挿入歌が素晴らしく入れるタイミングが完璧でした。
泣かせるポイントで挿入歌が素晴らしいタイミングで入ってくるのですが、ここが泣かせるところかと思いきや、もう一段階泣かせ所があったり
もう素晴らしいです\( 'ω')/

キャラも大人達まで良いキャラ設定でした。

南極行く設定でここまで感動作品を作れるのかと感心しました。

いらない回はなかったです、全話好きです。

凄い見てほしい作品です。

 サンキュー(22)
2018.12.17 22:18 那珂ちゃんの評価 | 観終わった| 61が閲覧 ★★★★☆ 4.5 評価対象: 宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.0  声優 : 5.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.5

さあ旅に出よう、行動しよう、挑戦しよう

初の海外、セブ島に向かう機内で全話視聴しました。めちゃくちゃ良いですよこれ。主人公達の一つの目標に向かって全力で努力するところ。それぞれが苦悩しているところ。それを仲間と協力して乗り越えるところ。どれも当たり前のようで現実ではもう感じることはできないのではないかと思えること。だからこそ、主人公達に感情移入しストーリーに没頭していく。そして、今まで言い訳ばかりで行動してこなかった自分を振り返り、なんでも良いから挑戦してやろうと思える作品。NHKでやるのも納得。
♪ここからはじめよう 僕等は旅に出よう♪

 サンキュー(5)

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