いちゃいちゃで純情なおすすめアニメランキング 5

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88.6 1 いちゃいちゃで純情なアニメランキング1位
冴えない彼女の育てかた Fine(アニメ映画)

2019年10月26日
★★★★★ 4.3 (484)
2432人が棚に入れました
ある春の日、安芸倫也は桜舞う坂道で運命的に出会った少女・加藤恵をメインヒロインにした同人ゲームを制作することを思いつく。美術部に所属していながら、同人イラストレーターとして活動する澤村・スペンサー・英梨々と、学年一位の優等生でありながら、ライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、blessing software を結成。やっとのことで一作目を発表した――。英梨々と詩羽は大作ゲーム『フィールズ・クロニクル』を開発するために、人気クリエイターの紅坂朱音のもとへ。blessing software 代表の倫也はサークル活動を継続し、副代表の恵とともに新作の開発を開始した。イラストレーターに後輩・波島出海を起用、プロデューサーを出海の兄・伊織へ依頼し、氷堂美智留と彼女のバンド icy tail とともに新作の開発を進めるが……。英梨々と詩羽の大作はどうなるのか? 倫也と恵の関係に異変が? はたして blessing software の新作の行方は?

声優・キャラクター
松岡禎丞、安野希世乃、大西沙織、茅野愛衣、矢作紗友里、赤﨑千夏、柿原徹也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

冴えまくり彼女に萌えそびれた私

ついにここまでやってきた!

1期2期を経て堂々完結の劇場版。fine(フィーネ)と言ってる以上終わるもんは終わるのです。
完パケしてるためこれからの方はパッケージで視聴検討されたらよいシリーズものかと思います。

 冴えないヒロインは育ったのでしょうか?

完結編で求められるはこの一点。恐らくダブルミーニングで

1.加藤恵の魅力はさらに増すだろうか?
2.渾身のギャルゲーは完成するだろうか?

しっかり育っての大団円だったと思いますが、どうなるかはもちろん自分の目で確かめて下さいね。


“お約束”を登場人物使ってとことんコケにしながらその“お約束”をありったけ投入し
“オタク”をさんざんをこき下ろしながらもその“オタク”へ注ぐ視線がこのうえなく温かい。
そして加藤恵という唯一無二ヒロインが異彩を放っている作品です。一言で言えば尖ってる。

いったんラブコメとラベリングし経過を辿ればこんな感じでもありました。
1期→ラブ2:コメ8
2期→ラブ5:コメ5
これが劇場版では

 劇場版→ラブ8:コメ2

くらいでしょうか。これまでを踏まえた流れに無理はないしきちっとラブはキュン死不可避でしょう。
なのでTVシリーズからのファンは迷う必要ありません。迷わず行けよ!行けばわかるさ!

ちなみに私はさほどこの劇場版では踊れませんでした。尖っておらず只のめちゃくちゃきゅんきゅんするラブストーリーだったことが理由。

自分の過去レビュー読み返してもみました。どうやらこの作品にはラブtheオンリーを期待してなかったみたいです。己の心の姿勢の問題。
過去の私の評価は1期(3.7)2期(4.1)です。面白いかどうかの分岐は4.0。つまらないかどうかの分岐は3.5として、クリエイターの産みの苦しみとラブコメが調和した2期を高く評価しました。なおシリーズ通して加藤恵に萌えてはいません。
唯一無二ヒロインについては『擬似三次元女子』と評し1期レビューにまとめております。平たく言えば現実には存在しないリアリティ無き女子です。存在に現実味がないため“ラブ”が深いところに刺さらない。響かない。
作品の柱ギャルゲ作りも産みの苦しみはどこかに消え作業ゲーになってました。障害はトモヤくんのサボりですもんね。これは比重をラブに置いた結果ですから仕方がありません。


あくまで私の心の姿勢の問題ですからね。シリーズの流れを逸脱しない自然な展開。劇場版ならではのグラフィック。きちっとタイトルを回収しながらの大団円。本来なら減点要素はない。どれも及第点だったけど自分には引っ掛かりの薄い佳作でした。



※ネタバレ所感

■遅らばせながら…

気づいたこともありました。遅せーよ!

{netabare}ストーリー展開がそもそもギャルゲーだったんですね。
加藤恵を模したヒロインでゲーム作ってるのに、お約束やフラグのギミックで遊んでいるって指摘してたのに、すこーんとこの観点が抜けておりました。

振り返ればエリリルートや詩羽先輩ルートを経てからのメインルートが劇場版の位置づけでした。
ギャルゲと思って1期から振り返ることは意義があるように思えます。{/netabare}


■高校生のスケジュール管理

納期より大事なものはあるっ!→いやそんなもんねーよ!
自由すぎるトップに翻弄されてた加藤恵が工程管理表を手にしていたのに驚いた。有能ですねこの子。

{netabare}項目を大中小分類に分けていて、分量(カット/差分)、月での区割り(上旬中旬下旬)のシンプルなやつ。

ええ一時停止してガン見しました。高校生にしてゴールから逆算して考える発想があることに驚き。
それでも人生の先輩ヅラしておせっかいを焼きたくなりましてちょっと失礼…

 {netabare}追加したほうがいい項目 → 担当者、予実、マイルストーンいやクリティカルパスかしら
 修正したほうがいい項目 → 区割りを日単位{/netabare}

自由人を縛れるかはまた別の話っす。{/netabare}


■エモかったとこ

もっとも胸を締めつけられたのはここ

{netabare}エリリが「トモヤがいても描ける」と淋しそうに目線を落としたところ

想い人との関係が深まるのと反比例しイラストが描けなくなってったエリリでした。クリエイター魂を優先し袂を分かった2期のクライマックス。整理すればエリリルートの終焉。
それが今は描ける。ちょっとしたボタンの掛け違いで別れる関係もある。今だったら素直に飛びこめるのに、でも今の自分があるのはあの時の別れがあったから。このジレンマがたまりませんでした。{/netabare}


■紅坂朱音(CV生天目仁美)のお仕事

ほんとにトモヤの…ひいては作品の魅力はこれでした。

{netabare}「クソみてぇなキモヲタの妄想を垂れ流せるのがお前の強みなんじゃねーか」{/netabare}

{netabare}「鳥肌が立って恥ずかしくなって目を背けたくなって…」
「それでも読めちまうのがお前のクソシナリオなんじゃねーか」{/netabare}

{netabare}「真のキモヲタは絶対お前についてくる」
「今は上手くなろうとするな」
「キモいまま突き進め」
「てめぇの妄想をそのまま垂れ流せ」{/netabare}

S.ジョブズの劣化版みたいなキモヲタ主人公のキモイ情熱をもっと見たかったのでした。
でもそれを望むのは酷なのかも。ヒロインと一緒に陰キャの代表選手みたいなキモヲタも人間的に成長したものと思うようにしました。

末永く爆は…いやなんでもありません。



※閑話休題

なんだったんだろう?

{netabare}題字協力 松岡禎丞 茅野愛衣{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.10.28 初稿
2021.08.26 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 49
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

うん。。ヒロインもいいしエピソードも楽しい。ラブコメの名作と言っていいんじゃないかな。

 
終わったと思った『冴えカノ』の続編で劇場版。
fine(フィーネ)はイタリア語でendの意味。
DVDレンタルで視聴。

う~ん、TV版のラストをよく覚えていない・・
ま、いいかw

■エピソード

そっか、blessing softwareのメンバが刷新されたんだっけ。

~{netabare}
出だしは『icy tail』のバンド演奏・・
色んな要素を盛り込んでますね。
ガールズバンドものは好きだからいいけど。
その部分のエピソードが薄いのは仕方ないか。

2期での大ごとである、詩羽と倫也のキス・・
ドラマチックな展開でズルズル引きずるかと思ったら、
居酒屋で加藤がいるの目の前で、露呈。
しかも、あっさりコメディタッチでw
なんかドロドロしなくて個人的にはホッとしました。
ラブコメはこうでなくっちゃw

それなのに倫也にサンドイッチを作る加藤・・
それを食べ残す倫也も、おいおい、と思ったけど、その食べかけのサンドイッチを食う加藤。
せめてもの関節キッスと、詩羽にはできないことを密かにすることで自分の留飲下げる行為ってことかなw

オタクとはいえ倫也のヘタレ加減に辟易。

紅坂の入院によりマルズのゲーム製作が頓挫・・
倫也が交渉・・いいねこの先が読めない裏切り展開。

エリリと詩羽を助ける倫也・・
加藤、そこはスネるんだ。へー。
キスは流した風に見えて、実は不満がたまってたのかな。

加藤が倫也を呼んだセリフが無音・・
どう呼んだのか。「安芸クン」?「倫也クン」?
この口の動きはきっと・・

物語開始から1時間14分・・
blessing softwareに戻る倫也を送り出したエリリと詩羽。
と、突然、画面がブラックアウトしエリリと詩羽が倫也に助けを求めるかどうかを話し合うシーンに逆戻り。
え・・・タイムリープ?別ルート?ラブコメでこれは新鮮w

いや・・
違う・・のか。
これは、触れられなかった二人の会話。
倫也をメインヒロインルートへ戻してやろうという。
手法としては珍しくないけど、ジーンときた。

家の前で加藤と再会する倫也・・
住宅街の路地。憤懣やるかたない加藤。
 倫也:『それに、安芸クンに戻ってない』
・・やっぱそうか。
 加藤:『これだけ怒っているのに、他人行儀な怒り方、できないよ』
・・名ゼリフ。
遂に告白。
 加藤:『合格、だよ』

次は加藤の回想シーン・・
これまでのモヤモヤした気持ちも一気に解消する、
ヒロインの待ち望んだイベント。
 加藤:『違わないよ、倫也クン』・・
    『私の、望んだとおりだよ』
 二人:『いっせーの・・』
うん、ラブコメはこうでなくっちゃw

ええと、残り15分あるのにエンドロール・・・
そこに小田和正の『ラブストーリーは突然に』の文字が。
え?使ったっけ?

エンドロール後にエピソード・・・
なんだこれ・・
加藤は夢を追う倫也が好きだったの?
詩羽と再会・・

きた!『ラブストーリーは突然に』
・・そういうことかww

詩羽ルートは自分も望むところなので劇中での宣伝なのは残念ではある。

エリリや詩羽以外、例えば美智留や出海などの悲哀も、もう少しあっても良かったけど、ドロドロし過ぎず明るい作風とメインヒロイン推しを貫いた姿勢は好感が持てました。

モヤっと書きましたが、{netabare}俺ガイル{/netabare}と比べてしまってますw・・いい悪いではなくて。

それにしても・・
{/netabare}~

うう・・か、加藤、かわええw

展開とかセリフとか、やっぱ一味違う。

終わり方も自分好みで良かったw

やっぱラブコメはこうでなくちゃww
(しつこいですがw)

★エンドロールの後もお見逃しなく ^^


 原作:ラノベ
 キャラデザ:高瀬智章
  FGOも担当。原画や作画監督はTo LOVEる、
  WORKING、SAO、化物語なども。
 制作:CloverWorks
    A-1 Picturesの血統だけあって安定。
 封切:2019年秋
 視聴:2020年秋 レンタル

■キャスト
~{netabare}
松岡禎丞(倫也)
 さすがに演技は安定。
 ちょっとキリト感を感じてしまったけど
 視聴の邪魔になる程ではなかったかな。

安野希世乃(加藤 恵)
 別のレビューやBEST10でも触れていますが、
 かくしごと(ラスナ)も良かったし、今回も
 正統派ヒロインを堪能させていただきました ^^

大西沙織(澤村・スペンサー・英梨々)
 ダンまち(ヴァレンなにがし)とは
 違ったキャラも楽しませていただきました ^^

茅野愛衣(霞ヶ丘 詩羽)
 かやのん、もうホントにマジ天使 ><

矢作紗友里(氷堂 美智留)
 元気っ娘といえば矢作さん、的なw
 ハマリ役かと。

赤﨑千夏(波島 出海)
 段々メインヒロインが増えてきていますねー。
 今回も別ルートがあってもいいキャラかと。
 外伝求ムw

生天目仁美(紅坂 朱音)
 パワフルなキャラはさすが。
 一騎当千(関羽)、俺妹(沙織)、
 このすば(ちょむすけ)、
 宝石の国(スフェン)、
 エグゼロス(ニョタイカ蟲)・・・
 結構お世話になってます ^^;
{/netabare}~

冴えカノも、これにて終幕・・か。

シリーズ通して、名作と言っても過言ではないかと
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

誰もが悶絶するヒロインの描きかた

映画館でこんなに顔が火照った事はない!
萌えて悶え過ぎて顔がゆでダコのようになりました。

ヒロイン「加藤 恵」が可愛すぎる♪♪♪

ここまで徹底したあざとい可愛さは見事と言うしかない!

主人公が力説する「オタクにとっての理想的なヒロイン」

私も含めた2次元オタク男性が萌えて悶えて魅せられる「恋する女の子キャラ」を描き上げる為に構築されたアニメシリーズの最終章であり最高潮の仕上がり。

テレビドラマ2クールで、クリエーターとしての才能と尖った個性を持つヒロイン達を魅力的に描きつつ、唯一目立った才能が無い普通の女の子でありながら、抑えてきた感情のインパクトある露出によって存在感を示したメインヒロイン。
その彼女の清楚で可憐な魅力が劇場の大スクリーンで満開に花開きます。

本シリーズの脚本構成を担当されたのは丸戸史明氏。
恋愛物としては、同じ丸戸シナリオで個人的に傑作だと思う「WHITE ALBUM 2」に比べると、主人公の(CV松岡さんのイメージも手伝って)ハーレム的ご都合感は拭えませんが、ヒロイン達が主人公を好きになる要素は俺Tueee系より断然説得力があり、丸戸氏がゲームシナリオ作家として培ってきたノウハウを活かすゲーム仕立てのプロットで、ヒロイン達の切ない恋の進退をドラマチックに纏め上げてます。
(ちなみに丸戸氏のギャルゲーが原作の「WHITE ALBUM 2」は、楽曲を織り込んだストーリーと演出、中盤の盛り上げや鳥肌物のラストの脚本構成も合わせ1クールの恋愛アニメの中では神懸かった出来映えです!)

加えて、ゲーム作りに纏わる主人公やヒロイン達の言動には、ゲームシナリオ作家として歩んできた丸戸氏のクリエーターとしての情熱が伝わり見応えがあります。
{netabare}(倫也の書いたゲームシナリオを紅坂が豪快に笑い飛ばすとこなんて、青臭い頃の自分を振り返りつつ自分の道程を肯定的に受け止めている様でクリエーターとしての矜持を感じる。){/netabare}

また、登場人物にゲームシナリオを演じさせる様な客観的なセリフは、丸戸氏ならではの視聴者へ寄り添う遊び心があってユニークでした。

《作画》

テレビ版から背景も含め綺麗な作画で、挟まれるパステルチックなカットもお洒落。
そして本シリーズでは何と言っても、アイラインのカラーが特徴の女子キャラの描写に力が入ってます。
弾力感が伝わる肉感的な体のライン、あざと過ぎる可愛い仕草やエロいポーズをふんだんに描く事で萌えに徹してます。
かがんで見せるたわわな胸の谷間、テーブル下で絡み合う脚線美・・フェチなアングルも堪りません。
アニメと無縁の女性に鑑賞させたらセクハラになります♪

《音楽》

春奈るなさんの主題歌を初め、声優さん達の劇中歌も多く、ヒロイン達の恋心を盛り上げてます。
エンドロールの挿入歌に「ラブ・ストーリーは突然に」とあり、いつ流れた?と思ったら・・・オッサン世代へのサービス♪

《特筆声優さん》

今回の劇場版ではメインヒロイン役、安野希世乃さんの透明感のあるクリスタルボイスにキュンキュンさせられました。
安野さんは歌も上手いですね。今作の挿入歌も良かったし先日まで放送の「ソウナンですか?」のEDも好き♪

《キャラ》

よく泣く主人公は、女々しく感じ好きになれませんでした(同じオタクとしての妬みか^^;)が、ヒロイン達には制作スタッフの思惑どおりブヒブヒと鳴かせていただけました。

以下は萌えブタのネタバレ鳴き(見苦しいのでお許しを)
{netabare}
スカイプでの会話で「とっくにフラグは立ってる」(2期終盤の坂道での二人を見てる視聴者への完全表明)にまず、
ブヒー♪

ホームでただの手つなぎから恋人つなぎに!
ブヒブヒブヒー

誕生日デートの約束に「どうなっても、し~らないよ~♪」
ブヒブヒー

名前呼びを指摘されて
「それのどこが悪いの!」
倫也以外にも♭じゃない態度露出で、
ブヒブヒブヒー

2人の初めてのキスシーン
「タイミングがずれただけだよ」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒー
「「いっせーの!」」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒーヒーヒーヒーヒー

「私の事、好きだった~?!!」のエリリにも、ブヒブヒブヒブヒブヒー(泣)
(ちなみに1期では私、エリリ推しでした(^^;) エリリと詩羽先輩の、二人が居たからこその恋の引き際も、切なくも素晴らしい魅せ方でした!)

ラストのエンディング曲中
「あなたが望むメインヒロインになれたかな?」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒ悶絶ー

正直オマケパートは折角の余韻が冷める蛇足だと感じましたが、クールダウンしたのは良かったかも知れません。
あのまま直ぐ映画館を出てたらどんな顔をしてたやら
(*^^*)

「回収しとくね♪」のキスにも
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒー♪{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27

71.0 2 いちゃいちゃで純情なアニメランキング2位
トニカクカワイイ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (351)
1238人が棚に入れました
謎の美少女・司に運命の一目惚れをした少年・由崎星空(ナサ)。ナサの決死の告白に、彼女の返事は「結婚してくれたら、付き合ってあげる」!?ナサと司の愛に満ち溢れた、カワイイ&尊い新婚生活が始まる!!

声優・キャラクター
鬼頭明里、榎木淳弥、芹澤優、上坂すみれ、小原好美
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

FLY ME TO THE HONEYMOON

僕の奥さんいわく、
結婚における一番いい時期というのは
『ずばり、婚約期間』なのだそうであります。

  え゛、結婚してから僕ってそんな幻滅させた?

と思ってショックを受けたのですが、
そのことで彼女に「なんでそうネガティヴにとるかなあ」と逆ギレもされ。
いや、ふつうは絶対、そうとりますよね。

彼女の主張によりますと、
新婚旅行なり結婚当初が楽しいのは『あたりまえ』なのだそうです。
ふわふわした『おままごと』みたいな『リアル』。

これに対して婚約期間というのは、
その『リアル』に向けた『イメージ』が膨らんでいく時期なんだとか。

  一緒に家具やカーテン、食器なんかを選びに行ったり、
  結婚式や披露宴のあれやこれやに奔走したり、
  会社の同僚や学生時代の友人に「独身最後だから」と飲みに誘われたり。

そういうバタバタと忙しくてお尻の落ち着かない感じが、否が応にも

  ラストスパート的なエネルギーを注入したり、
  ゴ-ル後の新しい生活を想像させたり、
  誰かと共に生きる、という気持ちを少しずつ固めていったりしてよき。

というのが彼女の主張であります。
甘々生活なんてその気になればなんぼでも続けられるけれど、
そういう気分になれるのって、そこしかないやん、と。

  いやまあ、言ってることはわかるけど、それにしても『言い方』……。


で、本作『トニカクカワイイ』なのですが、
ざっくり言うと、10代若夫婦の新婚甘々ラブコメディであります。

  高校受験直前の夜、
  交通事故で死にかけた自分を助けてくれたかわいこちゃんに一目ぼれ。
  ただ、その子の連絡先どころか名前もわからず、
  高校には行かず一人でアパート暮らしをしながら想い続けていたところ、
  18歳の誕生日、その子が婚姻届けをもって現れて……

とまあ、ツッコミどころしかないような展開で結婚したふたり、
  だんなさまの由崎星空(なさ)くんと、
  およめさんの司(つかさ・戸籍年齢16歳)ちゃんの、
いちゃいちゃふわふわした新婚生活のお話ですね。

再会したその夜に婚姻届け出しに行ってるので『婚約期間』はゼロ。
そんじゃマクラはなんだったんだ、という、
ジェットコースター的な展開による結婚甘々生活物語なのであります。
{netabare}
  原作を読んでいる方はご存じかと思いますが、
  実は司には大きなヒミツがあり、
  物語は壮大でロマンティックな方向へ舵を切っていきます。

  ただ、この第一期では、あっちこっちで『匂わせる』だけ。

  ですから、新婚若夫婦のイチャコラ日常物語、
  というような見方をしていても大丈夫かと思われます。
  まあ、そのヒミツ自体、一期でもけっこう『バレバレ』なのですが。  
{/netabare}

原作は『ハヤテのごとく!』の著者であり、
役者(声優)の浅野真澄さんと結婚したことでも有名な畑健二郎さん。
掲載先が少年誌の週刊少年サンデーということであり、
新婚いちゃいちゃ物語でありながらも、
いわゆる18禁的なアレはまるっきりありません。

  というか、テイスト的にはリアルな新婚生活ぶっぎっております。

  DT諸兄のケッコン妄想をそのままアニメにしたような、
  既婚者諸兄は「うん……まあ……そうね」としか言えないような、
  高木さんもまっつぁおの純情コントがてんこもり。

  これから結婚を考えておられる方にとってはなんの参考にもならない、
  あくまでもマンガやアニメ限定の結婚ラブコメであります。


今年度中に二期の放送が決定したということで再視聴してみたのですが、
僕的な印象はやっぱ初見のときのまま。

畑さんらしいニッチなギャグや思わせぶりな伏線はすごくいいんです。
そこのところはほんといいんだけど、
だんなさんである星空くんの純情イチャコラ演出が、
あまりにも『しょっちゅう』かつ『長く』描かれ過ぎていて、
お話のキレが薄まったり打ち消されちゃってる感がなきにしもあらず。

  『からかい上手の高木さん』の場合は、
    二人がイナカ(小豆島の方、ごめん)の中学生で、
    おまけに、ちゃんと付き合ってもいない。
  という前提があるから、いやいや過剰演出でしょというシーンでも
  微笑ましく見られるところがあるわけです。

  かたや本作は、中卒とは言え、自分で生計を立てている社会人のハナシ。
  婚姻届けまで出して二人で暮らしている、
  ちゃんとした『ご夫婦』のお話なわけでありまして。

  ですから、最初の数話はお目こぼすにしても、
  最終話まで『付き合い初めの中坊』みたいなこと言ってんじゃね~よ、
  と、どうしても冷ややかなまなざしになることを禁じ得ず。

  もちろん、こういうイチャコラ演出が好きな方を否定はいたしません。
  いたしませんが、拙的には、
  ここまでしょっちゅう、しかも『長い』演出が続くというのは

    『微笑ましい』とか『ニヤニヤする』を通り越して、
    『ウザい』だとか『イラっとさせられる』

  と感じさせられてしまうような次第なのであります。


ただ、そうしたイチャコラ演出が長いのはともかく、
ラブコメ作品としては『よくある妄想ラブコメ』よりも優良であります。
そこは、旦那さんである星空くんのキャラ設定によるものかと。

  学生のときは勉強をがんばり(全国一位)、
  ホリックワ-カ-みたく仕事もがんばり(しかも優秀)、
  若干18歳にしてそこそこの資産(500万強)を貯めている。
  それを鼻にかけず、周囲の人に手を貸してあげたり気を配ったり、
  ふつう以上に人づきあいが出来て周りからも好かれている。

とまあ、もじもじ演出がウザいだけで、
本人にはきちんとモテ要素が搭載されているわけです。
高学歴・高収入・高身長の3Kではありませんが、
庶民派の結婚相手としては、
まずまず『準優良物件』に分類されるレベルにあるかと思われ。

ここらへんはよくある妄想ラブコメ、

  ① ジミで何の努力もしていない男の子に
  ② 学校でもトップクラスの美少女が『一方的に』すり寄ってきて
  ③ 戸惑う男の子をぐいぐい引っ張ってなんだかんだ

みたいな『劣化版ハルヒ路線』とは一線を画していて、よき。
ああいうのは一本二本あれば十分なわけで、
まあ、書く読むは自由だけど、妄想するまえに努力せいよ、草食男子。


僕的なおススメ度は、B+ぐらいの感じかと。

ラブコメの『コメディ』部分は、まずまず楽しい仕上がりです、
ハヤテ一期の頃みたいなキレッキレ感はありませんが、
いかにも畑さんの原作らしいニッチなギャグは、それなりに健在。

サブキャラも適度にヌケていたり黒かったりして、
わちゃわちゃとにぎやかで楽しい雰囲気が、けっこう出せています。

  ただし作品のコンセプト上、
  ヲタ心よりもDTの妄想心をくすぐる部分に力点が置かれているので、
  バランス的には夫婦の2ショットシ-ンが多めになります。

  結婚指輪やランジェリーのお値段、
  化粧品の多さや、繊細な衣類のお洗濯の仕方など、
  未婚かつ女子と暮らしたことのない諸兄がヨロコビそうなフックも多め。

  そのあたり、ハヤテ的な『わちゃわちゃ』だけでなく、
  いわば『わちゃわちゃ』と『いちゃいちゃ』のハイブリッド作品、
  さらに司の『謎』もトッピングされているという複合フック型なので、
  そこのところを
    ・一粒で三度おいしい
    ・焦点がぼやけている
  のどちらと感じるかで評価がまっぷたつに割れるのではあるまいかと。

  僕的には、けっこう面白い基軸だと思いますし、
    ありっちゃあり、ただし演出がときおりひつこい
  ぐらいの評価をいたしております。 


キャラ的には、鬼頭明里さん演じるヒロイン、司の一人勝ち。
草食系男子の妄想をこれでもかと受け止め、
それらをお釣りがくるぐらいパーペキ(←死語)にこなしております。

  ・見た目がおとなしそうで、しかもめちゃくちゃかわいい。
  ・そのくせしっかり者で、ぐいぐい引っ張ってくれるところもある。
  ・ヲタ趣味を否定せず、むしろ本人にその傾向が強い。
  ・お料理上手、掃除や洗濯も上手と、絵にかいたような女子力強者。
  ・物欲・金銭欲が極小で、ダンナの稼ぎや買ってくれるものに一切文句なし。
  ・性的にウブ、ジュンジョ-小芝居に赤面しながら付き合ってくれる。
  ・大人びたミステリアスな魅力もあり、そのくせさびしがり、甘え上手。

と、まさに「そんなやつ、いね~よ」的なフル装備キャラに他ならず。
単に見てくれや言うことが『かわいい』というだけでなく、
シ-ンに応じ『男前』『ミステリアス』『家庭的・しっかり者』など、
様々な側面を見せながら、
きちんと『由崎司』という一つの枠に収まって物語を引っ張っていきます。

  ちょい気になるのは、
  星空くんの司に対するほめ言葉が『カワイイ』しかなく、
  それってうがった見方をすれば、ルッキズムの塊なんじゃないか、と。

  気持ちはわからなくもないけれど、
  女性をほめるときはもう少し言葉を選んだ方がいいかもです。


作画は……お世辞にも「よき」とは言えず。
制作が、あたりはずれの落差がはげしいSeven Arcsさんで、
本作は限りなく『ハズレ』に近いかも。

  いいカットは間違いなくいいし、
  キャラもかわいらしく描けてるんですが、
  回やカットによっては『作画崩壊』のにおいがぷんぷんと。

  監督は、原作の畑さんと『それが声優!』つながりの博史池畠さん。
  直近作だと『新米錬金術師の店舗経営』など、
  萌えアニメが主戦場の方ですね。

  本作は、他の萌えアニメとの差別化を狙ったのか、
  純情コント演出を前に出し過ぎで、
  作品をチープにしちゃった感がなきにしもあらず、です。
  (狭い層を意識的に狙った戦略だったのかも知れませんけどね)


キャラや役者さんのお芝居は、
こちらもやっぱりヒロインの司役、鬼頭明里さんの独壇場。

榎木淳弥さん、上坂すみれさん、小原好美さんなど、
中堅の人気役者さんに加えて、
江原正士さん、浅野真澄さん、久川綾さんなど、
ベテラン役者さんがちょい役で物語をがっちりとサポート。

だがしかし、その中にあっても、鬼頭さんの存在感は『圧倒的』です。

  基礎声質は、メゾに近いソプラノハスキー。
  声そのものにはたいした特徴がなく、
  しょうもない役をあてると埋没しちゃうそうな感じです。

  ただ、役柄を咀嚼して人物像を創造する力と、
  喜怒哀楽全てにおいてそれらを伝える表現力がものすごい方で、
  しかるべき役があてられると、素晴らしいキャラを立ち上げてきます。

    『まちカドまぞく』の千代田桃しかり。
    『虚構推理』の岩永琴子しかり。
    (キメツは正直、よくわかんないです。劇場で聴いたら違うのかな?)

  本作も、もし司のキャストがしょうもないアイドル『声優』だったら、
  ぐだぐだで目も当てられない作品になっていた可能性、大です。
  そこんとこは、すごくストレートに鬼頭さんの手柄ではあるまいかと。

  もちろん、それはやっぱり音監の本山哲さんの手柄でもあり。
  『俺ガイル』みたいな良作はものすごく繊細に、
  グダグダの作品もそれなりに仕上げてくる、素晴らしい音監さんです。


音楽は、劇伴、OP、ED全て問題なし。

  とりわけ、鬼頭さんが歌うOP曲『恋のうた』は、
  本作の一風変わった世界観をよく表していて、楽しいです。
  ED、カノエラナさんの『月と星空』は、
  曲調といい歌い方といい、
  そのまんま『高木さん』のEDに使えそうな感じではあるまいかと。


とにもかくにも、虫歯になりそうな甘々アニメなので、
辛党の方にはちょっと敷居が高いかも。
ほんと、『ハヤテのごとく』に砂糖をドバっといれて、
上からチョコレートシロップを目いっぱいかけたような感じです。
視聴後はきちんと歯磨きをするなど、

        心の健康に注意しつつ、ご賞味あれ。


**************************************************************

ちなみに、レビュ-タイトルに用いてる"HONEYMOON"という単語ですが、
日本ではいわゆる『ハネムーン』、
つまるところ『新婚旅行』という意味でつかわれるのが一般的かと。

じゃあ英語(発音は『ハニムン』みたいな感じ)ではどうかと言うと、
もちろん『新婚旅行』という意味もあるのだけれど、
漢字に直した『蜜月』という字面に近いニュアンスというか、
新婚当初の甘々期間を指す言葉として用いられることも多いのだとか。
(この場合の『月』はmoonじゃなく、期間を表すmonthですね)

もちろん僕は、そっちの意味として使っております。

他にも、政治的な意味での蜜月時代や
就任とか入社直後の『多少の失敗は大目にみてもらえる時期』を
 honeymoon period
と表現したりしますが、文脈によってはhoneymoon一語だけでも、
そういう意味になっちゃったりするそうです。

で、本作『トニカクカワイイ』の副題は『FLY ME TO THE MOON』。
(エヴァで有名な、ジャズ・スタンダードの曲名ですね)

  はあ? なんで「私を月につれてって」なの?
  moonって単語に、なんか他の意味とかあったっけ?
  原作を読んでおられない方はそう思われるかもしれませんが、
  ちゃんと意味、ございます。
  そのあたり、二期で明らかになると思いますのでご期待を。

ちなみにmoonには、スラングで『ナマおしり』という意味があるそうです。
動詞としても使えるらしくて、
その場合はアメリカの青春映画でときおり見かける、
  おしりを見せて相手をからかう
という意味になっちゃうんだとか(ぼく調べ)。

夜、女の子を送っていったついでに部屋にあがり込もうと思って、
ロマンティックな言い方のつもりで
 「君の部屋で月を見せてよ」
なんて言うと、ヘタをするとひっぱたかれるかも知れませんので、
拙と同等レベルの語学力しかない方、くれぐれもご注意を。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

新婚さんのアツアツぶりはきっと千年経っても変わらないのだろう

結婚から始まる同名ラブコメ漫画(未読)のアニメ化作品。

【物語 3.5点】
コメディとシリアスの凸凹感等がトニカクドクトク。

いきなり新婚生活に飛躍した状況から、
すっ飛ばしたカップルのアレコレを回収しながらデレデレしたり、
周りからツッコミ&リアクションがあったり……。

予想通りのラブコメもあるが、妙に生々しい描写もあったりするので、
脱力しきって観ると不意打ちを食らう。

冒頭から{netabare}血まみれ事故案件{/netabare}をぶつけられて思ってたのと違うw
と返り討ちに遭う方もいるかもしれませんw

月の強調により、ファンタジー要素もほのめかされるのも、気になる要素。
その予感は{netabare}8話のお嫁さんの平城京“帰京”?の一人語り{/netabare}で確信に変わるが、
いよいよ伏線回収か?と身を乗り出した終盤に、
{netabare}たこ焼き&格ゲーパーティー{/netabare}のカオス回が割り込んだりして、
うやむやな内に日常夫婦ドラマとして一旦締めくくられる。

但し、{netabare}元メガドライバー{/netabare}の私にとっては、カオス回も俺得でしたがw

結婚生活に関するアレコレも妙にリアルで何か勉強になりましたw
{netabare}婚姻届を役所の深夜窓口に出す件とか結婚指輪購入の流れ{/netabare}とか
他じゃ中々見られない貴重な描写です。


【作画 3.0点】
アニメーション制作・Seven Arcs

背景美術、人物作画共、要所で力を入れる、無難なソース配分。
局地的にカワイイ!と時めくことはあるが、
トニカクカワイイと豪語しながら、
ソンナニ可愛くない作画もあるのは微妙……。

カワイイ新妻ちゃん(自称)の激ウマ手料理も作画自体は平凡で、
飯テロも声優のリアクション頼みでは……。

コメディのドタバタを受け、激しく伸縮するアパート建屋などは
古風ですが親近感が沸きますw……{netabare}焼失した時は悲しかったです。{/netabare}


それでも、終盤に向け、新婚生活も温まり、作画も力入って来た?
と思わせてからの、件のカオス回w
{netabare}ガクッと低減した作画カロリーにハメ込まれた格ゲープレイ画面。{/netabare}
混沌とした映像にアチャー(ノ∀`)と苦笑いw


【キャラ 4.0点】
旦那さま・星空(ナサ)。
将来は高学歴エリートで高収入で優しくて結構イケメンで……。
婚活スターとして輝く可能性を提示しながら、
それらを一掃した上で、無から結婚生活をスタートする。
ステータスばかり求める婚活の風潮にカウンターを入れて、
ただ一緒にいることが素晴らしいんだと
素朴な結婚の良さを再発掘する意志も感じる?キャラ作り。

お嫁さん・司(ツカサ)は、{netabare}かぐや姫伝説の元ネタで、不老長寿ということなのでしょうか?
この先、旦那さんが年を重ねて、切なくなって、いなくなったお嫁さんを追って、
ナサがNASAでFLY ME TO THE MOON{/netabare}とか壮大なことになるのでしょうか?

女の子は柔らかくて、いい匂いがして……。
多くの少年漫画では先天的な女子の性質として神格化され終わる所。
本作では、女子は古より、シャンプー選び等から日夜努力を重ねて、良い香りを獲得している。
ここも生活を共にする新婚という至近距離を生かして、一歩踏み込んでいて稀少。
女子の皆さん……何かありがとうございますと言いたくなりますw


結婚という既成事実を前にツッコまずにはいられない
周囲の女子も独特ながらコメディの盛り上げに貢献。
“姉様”とナサの結婚を認められない千歳ちゃんや、
三角関係すら始められない銭湯の姉妹とか。

あと登場人物たちは、総じてマニアックな嗜好を抱えており、
思わぬ絡みが発生するのも、本作のカオス要素w


【声優 4.0点】
お嫁さん・司(ツカサ)役の鬼頭 明里さん。
低音で落ち着いたボイスがミステリアス。
それがトキドキ上ずるのがトニカクカワイイ。
2020年・秋シーズンは劇場アニメ含めて他作品でも活躍されてましたね♪
私も、あかりんボイスの中毒になりかけておりますw

旦那さま・星空(ナサ)役の榎木 淳弥さん。
こちらは頻繁に上ずる高音ボイスが浮き足立っていて……。
変な意味じゃなく、トニカクカワイイのは、むしろ旦那さんの方では?と錯覚しますw
えのじゅんも最近はエラいご活躍で、
元気なお調子者ボイスで私も明るい気分にされております♪


【音楽 3.5点】
劇伴担当はエンドウ.氏。ロックバンドGEEKSのリーダー格で、
かつては『坂本ですが?』のOPにロックナンバーを提供したりもしたが、
本作では、特にパンクサウンドを乱発することもなく、
外れ気味の縦笛などで、実直に新婚コメディの盛り上げ役に徹する。

OPはYunomi氏による「恋のうた(feat.由崎司)」
和とEDMの融合等を標榜するアーティスト性を発揮したトニカクドクトクな一曲。
伝統~未来サウンドまで駆け抜けることで、一貫して変わらない恋の価値を再定義。

EDはカノエラナ「月の星空」
EDもエンドウ.氏の作詞・作曲だが、こちらもピアノベースの尊い新婚バラード。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

トリニクカワガイイ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
すいません、なんか急にダジャレが言いたくなっただけで、レビュータイトルに意味はありません(苦笑) というか、年を取ったせいか、皮よりもねぎまとかの方が旨いと思うけどね(笑)

でもまあ、ここは責任をとって?、無理矢理レビューに結びつけるかw

さて、本作はラブコメ、設定こそ変わっていますが、中身としてはかなりストレート。正統派の安全安心に楽しく萌えるラブコメです。

焼き鳥に例えるなら、つくね、かな。定番ながら、その店の個性が出て、ふんわり柔らかい食感。たまに、軟骨が入ってアクセントになる。

主人公達のふんわりした温かな雰囲気、そこに作者の個性(サブカネタ、超人要素)や、(ネタバレになるので書きませんが)ヒロインの持つ個性的な設定が良いアクセントとなっている。

はい、こじつけ終了(笑) 

まあとにかく、ラブコメ成分が足りなくなった時に、補給するには良いアニメだと思います♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
夫婦を描くラブコメは、数が少ない。普通のラブコメのゴール地点から始まるわけだから、いわゆる「定番」といわれるイベントを起こしにくい(恋愛を深めていく過程が描きにくい)ことと、すでにメインヒロインが固まり過ぎているので、ライバルを登場させにくい(=浮気)という点で、難しさがあるのだと思う。

しかし本作は、「新婚ながらほぼ初対面」という設定を用意することで、2人が互いを知っていく過程を丁寧に描いている。また、主人公もヒロインもトニカクカワイイ(恋愛に不馴れなのに積極的な)ので、変なライバルを出す刺激的な展開よりも、いちゃいちゃする2人を眺めている方が楽しく感じる。

というか、本作における「障害」とは、恋のライバルごときではなく、ヒロインが(おそらく)「かぐや姫」であること。つまり、本作では描かれていないが、「月へ帰る流れ」「司の不老不死」などが、2人の障害になっていくのだろう。

でもまあきっと、この2人なら乗り越えていく。それを確信できるくらいには、2人の愛の深まりを描けていた。

このアニメで良かったのは、2人が「相手のどこが好きか」ということを明確に描いている点で、それは容姿でもあるけど、内面が大きい(かなり具体的に、こういう行動が、考え方が好きとここまでちゃんと言うアニメは珍しいかも)。だから、不老も乗り越えていくことが確信できた。

ところで、最終話で、「夫婦とは?」という問いに対し、「旦那様がラーメン食いまくってレビュー書いて人気者になっても、貴方のために私は全力で止める」とあり、良い具体例だな~と思うと同時に、「我々のアニメレビューも、命に関わるなら、誰か止めてくれるのだろうか?」と思ったりもした(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ラブコメ? 畑さんか。1話から結婚か、凄い展開だな。

2話目 ☆4
仙道のモノマネで落ち着きを取り戻す(笑) こういう時、ドンキって便利だよな。頭良い設定だったよな。主人公、初な感じが可愛いな。

3話目 ☆3
やはり初々しいな~。魔法使いをいじるのが夢(笑) お風呂回。残念な新キャラ(笑)

4話目 ☆4
文春砲(笑) いきなり脱ぐ(笑) ベルセルクとるろ剣(笑) かなりちゃんとしたプロポーズに、好感。

5話目 ☆3
熱い(笑) 可愛い(笑) しかし、結構ちゃんとよくキスするアニメだよな。

6話目 ☆3
映画関係につられるお嫁さん、可愛いな(笑) 深夜バス、若いときはよく乗ったが、今はムリかな~。単純に、事故が怖い。

7話目 ☆3
ヒルナンデスをディスるなよ(笑) 食の好み、神社仏閣への興味と、夫婦の違いもちゃんと描く。科学は直感が優先することがある。

8話目 ☆3
なんだろう、ちゃんと旦那様を好きになる、司ちゃんを好きになる過程に説得力げあるし丁寧。

9話目 ☆4
家の天然と無神経(笑) アヤ姉、可愛いのにな。10歳から好きって、私はそういうのに弱い。そこに勇気を出す(笑) ノーパンノーブラジャージは、確かに良いよな~。それを、S級レアと表現するか(笑) 裏原はよくいったな~。

10話目 ☆3
所々作画は怪しいな。ベタでべったべたなラブコメ。後ろにタワシ(笑) 

11話目 ☆3
ゲーム強い(笑) なんか、変なところで姉ちゃんキャラ立ったな。

12話目 ☆4
やろうとして怒られる(笑) 着替え見ちゃダメ?(笑) ラーメンレビューの話、めっちゃ良いな。我々のアニメレビューも、命に関わるなら、誰か止めてくれるのだろうか?(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

80.8 3 いちゃいちゃで純情なアニメランキング3位
アマガミSS+ plus(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1440)
8430人が棚に入れました
テレビアニメ『アマガミSS』の第2期。
橘純一と絢辻詞はクリスマスに行われた創設祭をきっかけに付き合い始めることになった。1ヶ月後、輝日東高校では期末試験を前に生徒会長選挙が行われ、純一たちのクラスからは詞が立候補することに。選挙には詞の他に3名の立候補者がいる中、副会長候補が発表される。副会長は当選した会長が指名をすることになり、詞は純一を指名する。驚く純一だが、さらにもう一人純一を指名する立候補者が現れた---
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

( ̄∇ ̄+) キラキラキラ~♪ にぃにが変だよ!梅ちゃんのお宝本がぁ ∑('○'*)

■「アマガミSS+plus」って前作からなにが違うの(・・?
前作「アマガミSS」の各ヒロインの後日譚を描いた物語になるようなのでけど、各ヒロイン2話ずつのオムニバス形式ということなので1クール決定かぁーっ・・・ちょっと残念ですねw
それと前作で美也ちゃん編がTV放送されなかったので、「まんま肉まん」いっぱい買うから美也ちゃん編をテレビでやってねってお願いしたいですよね(ノ´∀`*)にししししし~~♪
もちろん前作を観てない方はε≡≡ヘ( ´Д`)ノダッシュで観てからご視聴くださいねw

ところでタイトルが、前作「アマガミSS」に「+plus」が付いてどう変わったのでしょうね♪
まず大きく変わったと言えば・・・監督交代劇!?w
しかも「WORKING!!」に続いてまたまた平池芳正監督が1期から継続しないという・・・∑('◇'*)エェッ!?
1期でしっかり土台を作って続編は任せるスタンスなのでしょうか?w
それで「アマガミSS+plus」の監督さんは、前作で絵コンテ・演出を担当していた小林智樹さんなのです(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
監督は初ではないですし、アマガミの製作に関わっていたのできっと前作の魅力を損なわずに「アマガミSS+plus」で新しい魅力を見せてくれる事を期待したいですね♪

それと、各ヒロインの登場順もシャッフルされましたね!
PVの順番から言うと・・・
絢辻詞 → 桜井梨穂子 → 七咲 逢 → 棚町 薫 → 中多紗江 → 森島はるか ハッ∑(゚ロ゚〃)
美也ちゃんのPVがないww ブー!('ε'*)
スタッフさん・・・ヒロイン扱いしないと・・・(/=`◇´)/呪うぞ!!


■「アマガミSS+plus」と出逢った日の日記 φ(・・。)ゞ
いよいよ始まりましたねー♪
前作同様に、メインヒロイン以外のキャラがちゃんと顔を出してくれる作りになっていて、チョイ役でもちゃんと個性が出ていてお目当ての女の子が出てなくっても楽しめるようになってますよね♪
梅原くんとか美也ちゃんとかはメインとしてストーリーを作ってあげて欲しいくらいです!!
それと好きな相手にはちょっと変態チックに大胆になっちゃうとことかも見所ですよねw (/▽*\)~♪ イヤァン

「アマガミSS」では付き合う迄のドキドキ感や切なさなど、揺れる恋心をたっぷり楽しませてもらいましたね♪
さて今回も、主人公の橘純一はヒロイン達にどう料理されちゃうのかなぁ (・-・*)ヌフフ♪
純一とあの娘は今頃・・・あんな事やこんな事してるのかなぁって.。o○(妄想)がちょっとだけのぞけちゃうんですよ!
なんだか((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪ですねw (;`O´)oコラー!のぞき見禁止!!
きっとあの子と純一が… ニャン♪ヽ(∇⌒= )( =⌒∇)ノニャン♪ してる、見てて恥ずかし~い恋物語がみれるかもしれませんねw ε-(´o`;Aアチチ


■総評(各話感想付き♡)
『アマガミSS+Plus』を一言で表現するなら、「あいかわらず」って感じかなぁw
ベタな展開とありきたりな設定に、見てて恥ずかしくなるようなニャンニャンシーン♪
前作からのファンであれば、充分満足できる後日譚となってたんじゃないかなぁって思います。
残念だったのは上崎 裡沙編がなかった事くらいでしょうか!
梅原くん、塚原先輩、美也ちゃんなどのサブキャラも、良いアクセントになってて見ていて楽しかったですしね♪
ストーリーは前作(本編)からの流れを汲んでいるので、変に冒険してなくって良かったと思う反面、斬新さという意味では物足りなかったかも知れません (*^_^*)
でもはじめてアマガミSSを観た時のキュンキュンした気持ちを思い出せたので観て良かったです♪

♡魔性の女『絢辻詞』編♡『1回だけでいいの?? …ばかぁ(* v v)。』
{netabare}
つかさ様は純一の事をよーくわかってらっしゃいますね♪
良い所も抜けてる所も変態思考もw
だからこそちょっと頼りない純一でも抜群の信頼を寄せている所が素敵です♪
まぁこれからも主導権はずーとつかさちゃんでしょうけどねー(⋈・◡・){/netabare}

♡幼馴染の女『桜井梨穂子』編♡『これからもずっと一緒…』
{netabare}
そういえばこの二人って…
まだ付き合ってなかったんですよねw ∑('◇'*)っ
幼馴染って兄妹みたいな感覚なのかなぁ?
ちっちゃい頃から純一の頭の中は…脅威(胸囲)的なエロだった見たいですけどw
梨穂子ちゃん見たいな可愛い幼馴染がいたらしょうがないのかもね♪
同性からも可愛がられる茶道部のおっとり系マスコットキャラの梨穂子ちゃんは、ドジっ子的な描写も多いですけど、落ち着いていて気品がある仕草を見せてくれる事もああるんですよねー♪
食後の箸の置き方とか純一や美也ちゃんと違ってキチンと揃えて置かれていたりとか、梨穂子ちゃんの品の良い女性らしさが表現されてましたのが良かったと思います(*^_^*)
そんな梨穂子ちゃんの魅力にやっと気付いた純一w 遅すぎo(≧∀≦。)ノ
まぁでも最期は梨穂子ちゃんよりも先に告白してたのでちょっと見直しちゃいました (^ー^* )フフ♪{/netabare}

♡センチメンタルな女『七咲逢』編♡『先輩と一緒にいられないことがこんなにも寂しいなんて… 』
{netabare}
弟思いでしっかり者の逢ちゃんですけど、今回のストーリーでは普段見られないような表情が描写されてましたね♪
思うように行かない恋の行方にちょっとセンチメンタルな逢ちゃんは可愛かったですよ(*^^*)
いっぽう純一は相変わらず変態的提案をしてきますねw
腹枕って、にゃ~んにゃ~んころりよ~♪にゃんころり~♪なんですね…(^=^;大胆不敵w
とはいっても今回の純一は一味違いました!
合宿抜け出してまで、会いに来ただけじゃなくって、ちゃんとプレゼントを決めていたなんて♪
梅原くんのアシストにも友情を感じましたし、今回は本当に二人とも紳士でしたね (゚∇^d) グッジョブ!!{/netabare}

♡限定品に弱い女『棚町薫』編♡『今回のことで分かった事があるの…』
{netabare}
友達以上恋人未満から抜けられない二人の高校最後の夏休み♪
分相応で高校生らしい車中2泊のバス旅行~ρ(^-^*)ノ イッテミヨー!
ラブラブ旅行になるはずが、まさか・・・途中バスに置いて行かれる事になるなんてね~~~~~(/´□`)/アーン!マッテェー!!
そういえばヒッチハイクしたトラックの運ちゃんがd( ̄  ̄)イイコト!言ってましたね♪
「世の中渡って行くには、お互いに支えあう人情が大切」ってね (o^-')b
でも純一と薫ちゃんには馬耳東風だったみたいです…w
その後もなんやかんやで揉めてた二人でしたけど、純一の「今までのことはこの雨に流そう」って言葉で仲直り!
まぁ「雨降って地固まる」的な二人でしたね♪
なんだかんだで一生忘れられない旅になったので、めでたしめでたしです (*^^)v
周りに流されて自分らしさを見失うくらいなら、バカップルのまんまでもいいよねーo(*^▽^*)o~♪{/netabare}

♡監督♪教官♪と呼ぶ女『中多紗江』編♡『もう少しだけ…』
{netabare}
1期での特訓の成果が見事に発揮されていた2期での紗江ちゃん♪
人見知りもだいぶ改善されて、配膳もキビキビ、笑顔も素敵、創設祭実行委員までこなしてしまうとっても素敵な女性に変身してましたね♪
紗江ちゃんと対照的に情けなさ満点の純一は、変態的妄想と狼狽を繰り返すのでしたww
だいたい好きな子の趣味嗜好がわかってないってどういうことよ! (*`×´) プンプン!!
そんなダメダメな純一でも、そばで見守ってくれるだけで安心できるって、紗江ちゃんにとってはそれだけ特別な人なんですね♪
少女にとって少年は人生を変えてくれた王子様で、少年にとって少女はシンデレラのように美しくなっていくお姫様ってとこかなw
そういえば、ナレーションはfateの言峰綺礼役の中田さんなんですよねー♪
言峰綺礼がナレーター (ーー;).。oO(笑) イメージできないw{/netabare}

♡ラブリーな女『森島はるか』編♡『やめなさい二人とも!!うらやましっ・・・w』
{netabare}
1期で結婚している二人を見ることが出来たわけですけど、やっぱりそこに行き着くまでのafterstoryだったんですね♪
相変わらず突拍子もない事を始める森島先輩とそれに付きあう橘くん&塚原先輩って構図に、金髪緑眼のジェシカが参戦!
塚原&ジェシカコンビにまんまと誘導された純一は一世一代の行動に ∑('◇'*)エェッ!?
アタシσ(゚-^*)ならこんなプロポーズされたら嬉しさよりも恥ずかしさで逃げ出しちゃいそうですw{/netabare}

♡にししししな女『橘美也』編??♡『いっときの努力が大きな差になることも知らないなんてね!』
{netabare}
なんだか禍々しい女の欲望が渦巻いてましたねw 司ちゃんってこんなキャラでしたっけw
こんかいは美也ちゃん編というよりも、全員集合のサービス回って事なんですね (^▽^;)
σ( ̄∇ ̄*)アタシも♨温泉♨行きたくなっちゃいました~♪ いざ若返りの湯へ...((((*・o・)ノ ゴーゴー♪{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『Check my soul』
 【作詞・作曲・歌】azusa
ED曲『告白』
 【作詞・作曲・歌】azasa

 アマガミSSといえば「azusa」さんですよね (*^^*)
 透き通った可愛らしい歌声とストレートな気持ちが歌詞に込めれられていて素敵ですね♪
 パンチはないけど、優しさに溢れた曲で癒されちゃいます(o^-')b グッ!


2012.01.15・第一の手記
2012.01.18・第二の手記(追記:■「アマガミSS+plus」と出逢った日の日記 絢辻詞編)
2012.06.03・第三の手記(追記:■総評(各話感想付き♡)、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 57
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

マルチヒロイン。。ツボればハマりますw

 
アニメ『アマガミSS』の第2期。
原作は、PS2用恋愛シミュレーションゲーム(未プレイ)。

    -放送-   -視聴-
 1期:2010年7月 2018年11月
 2期:2012年1月 2020年11月?

数話でヒロインが変わるオムニバス形式。
ヒロインごとに1期→2期と観た方が楽しめます。

マルチヒロイン、マルチルートなゲームのアニメ化においては、下手に一つのストーリーで物語を紡ぐと、あっちのルートの方が良かっただの、浮気っぽい主人公はいかがなものかだの、どうしても不満は出てしまうもの・・

だもんで、オムニバスの方がスッキリして良いかとw

できればOP/ED飛ばさずに視聴をオススメします。

■エピソード
それぞれの話は短いけど、各ヒロインがカワイイため感情移入しやすいし、エピソードがツボだったりする回は心にビンビン響きますw

各エピソードの評価は、推しキャラ順の下位からで・・・
(五段階評価)

=7位:{netabare}棚町薫=
 キャラ  :★★
 エピソード:★★★★
 キュン度 :★★★

 バカップル物語w
 でもトラブルって想い出深いよね。
 友人の恵子が可愛いw
 船で救出は減点w

なんか、既視感が・・・
{/netabare}
=6位:{netabare}絢辻詞=
 キャラ  :★★
 エピソード:★★
 キュン度 :★★

 付き合っているのに苗字呼びw
 写真撮影・・フォトカノかw
 黒髪ロングだけどCool優等生過ぎて、
 刺さり具体はほどほど。
 風呂エピソードは定番過ぎじゃ・・
{/netabare}
=5位:{netabare}森島はるか=
 キャラ  :★★★
 エピソード:★
 キュン度 :★★

 ん~お泊り回はちょっと肩透かしかな。
 卒業式のはるか・・
 壇上への跳躍力がハンパないw
{/netabare}
=4位:{netabare}橘美也=
 キャラ  :★★★
 エピソード:★★★
 キュン度 :★

 妹回かと思ったら温泉回かーいw
 1期の方がキャラの絵もエピソードもよかった・・
{/netabare}
=3位:{netabare}中多紗江=
 キャラ  :★★★
 エピソード:★★
 キュン度 :★★★

 学食のくだり、どーでもいいし。
 かぐや様もそうだったけど、
 ナレーションが刺さらない。
 この回の、みゃーはカワイイw
 え、いきなり8年後て・・・
{/netabare}
=2位:{netabare}桜井梨穂子=
 キャラ  :★★★★
 エピソード:★★★
 キュン度 :★★★★

 1期よりキャラが刺さった・・・
 好みの変化かも。
 いいね彼女が夕飯作りに来てくれて、
 カワイイ妹がいて。
 こんなカワイイ幼なじみがいたら恋に落ちるわw
 転んで重なる鉄板イベントで告白w。
 でもスッキリ。
{/netabare}
=1位:{netabare}七咲逢=
 キャラ  :★★★★★★★★★★
 エピソード:★★★★★
 キュン度 :★★★★★★★★★★
 
 心の天使:五段階じゃないぢゃん!
 心の悪魔:限界突破でええんちゃうw

 悪魔が勝ちました・・・

 七咲編だけは、1期から観直しましたw
 1期超えはないけどやはり・・
 ゆかなさんの声はたまらなかったw
 おなかを枕にして・・寝れるかーw
 てかその絵面、ヤバイからw
{/netabare}

あざとくてストレートな進行、表現も多いけど、まあギャルゲー原作ってことで、そこが味なんじゃないかと。

OPでテンションが上がるし、エピソードが刺さらない回でも、EDが淡く切なくて妙な高揚感があるw
ちなみにED後の次回予告には面白い回もありましたw

■キャラ/キャスト
(ほぼ自分用なのでw)
~{netabare}
絢辻 詞(あやつじ つかさ)
「天下無敵の仮面優等」
クラス委員と創設祭実行委員を掛け持ちする、絵に描いたような優等生。
cv:名塚佳織
 他に知ってるキャラは・・
 エウレカセブン(エウレカ)、
 コードギアス(ナナリー)、
 To LOVEる(古手川唯)、
 リゼロ(フレデリカ)、
 エグゼロス(ジコ蟲)・・

桜井 梨穂子(さくらい りほこ)
「ぽっちゃり幼馴染」
自作の鼻歌を歌ったりして、いつもぼーっとしているのんびり屋。
cv:新谷良子
 知ってるキャラは・・
 咲-Saki-(妹尾佳織) 、
 さよなら絶望先生(日塔奈美)、
 くらいか・・

中多 紗江(なかた さえ)
「ふかふかボディーの純情少女」
最近転校してきた1年生で、美也や逢のクラスメイト。
cv:今野宏美
 知ってるキャラ・・
 らき☆すた(小神あきら)、
 フルメタ(西野こずえ、工藤しおり)、
 くらいか・・

七咲 逢(ななさき あい)
「面倒見のよいクールな後輩」
美也や紗江のクラスメイト。普段はポーカーフェイスで口数も少なく、クールな態度を取る。実際は温和で、人情深く面倒見がいい。
cv:ゆかな
 何と言ってもフルメタのテッサ。
 テッサでの震災メッセージは知らなかった・・
 今でも観られるのかな。
 他は・・
 コードギアス(C.C)、
 え、氷菓(入須冬実)も。

森島 はるか(もりしま はるか)
「男殺しの天然女王」
魅惑の笑顔と長身のパーフェクトボディで、学校中の男子の視線を釘付けにする3年生。創設祭のミスサンタコンテストで2年連続優勝。
cv:伊藤静
 他には・・
 魔法先生ネギま!(柿崎美砂)、
 とある魔術の禁書目録(神裂火織)、
 咲-Saki-(竹井久)、
 刀語(汽口慚愧)、
 WORKING!!(小鳥遊梢)、
 SHIROBAKO(四役!?)、
 正解するカド(夏目律)、
 ゆるキャン△(鳥羽美波)、
 ダーリン・イン・ザ・フランキス(ナナ)、
 ハイスコアガール(業田萌美)、
 エグゼロス(ハッコウ蟲)・・
 多いですねw
 てかエグゼロスおそるべしw

橘 美也(たちばな みや)
「きまぐれ我侭甘えん坊」
同じ高校に通う、主人公の妹。紗江や逢のクラスメイトで、主人公同様に梨穂子とは幼馴染み。
cv:阿澄佳奈
 ARIA The ORIGINATION(夢野杏)、
 無限の住人(茶屋娘)、
 ぼくらの(宇白可奈)、
 WORKING!!(種島ぽぷら)、
 たまゆら(塙かおる)、
 あの夏で待ってる(北原美桜)、
 女子高生の無駄づかい(まほ)、
 あと・・
 スクスト(ロッティ)・・
 ロッティとポプラが同じだったとはw

棚町 薫(たなまち かおる)
「気ままでさばさばした悪友」
主人公とは中学校からの腐れ縁で、ツッコミ役。サバサバした男勝りな性格。
cv:佐藤利奈
 無限の住人レビューで書いたので割愛。

上崎 裡沙(かみざき りさ)
「スニーキングヒロイン」
どことなく影の薄い謎の女の子。あるきっかけにより、長期に渡って密かに主人公を想い続けている。
cv:門脇舞以
 Fateシリーズ(イリヤ)、
 魔法先生ネギま! (葉加瀬聡美)、
 涼宮ハルヒの憂鬱(榎本美夕紀)、
 一騎当千(諸葛亮孔明)、
 ストライクウィッチーズ(リトヴャク)・・
 結構ありました。

田中 恵子(たなか けいこ)
「柔和で大人しい棚町薫の親友」
cv:門脇舞以
{/netabare}~


■制作:AIC(Anime International Company)
(自分用メモ)
 ~{netabare}
 リングにかけろ
 ああっ女神さまっ
 To LOVEる
 ヤッターマン
 そらのおとしもの
 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
 僕は友達が少ない
 人類は衰退しました
 生徒会の一存 Lv.2
 宇宙戦艦ヤマト2199
 ハイスクールD×D NEW
 WHITE ALBUM2
 デート・ア・ライブ
 僕は友達が少ないNEXT
 琴浦さん
 咲-Saki- 全国編
 いなり、こんこん、恋いろは。
 PSYCHO-PASS サイコパス 2
良作が多いですね・・
 {/netabare}~

途中で気付いたのですが、2期も視聴済みでしたww
多分、1期とほぼ同時期に。
なぜレビュー書かなかったんだろう・・・
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

norimeru さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

帰ってきたアマガミSS  ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ

アマガミSS+plus 2期が終了しました。
私は結構楽しんで観ましたが、1期に比べてみるとおとなしめだった印象です。

各話2話ずつだったので、どうしてもエピソードを掘り下げきれなかったのでしょう。
後半3人と美也編のレビューを追記します。

多少ネタバレぎみですが・・・・・。


棚町薫編

前作では派手な印象が少なかった薫さん。
(お母さんとのエピソードとかありましたからね。)
今期は初っぱなからハイテンション。

バス旅行ではいちゃついて、こんなキャラでしたっけ。
でもって、サービスエリアでお約束のバス置いてきぼり事件。
トラック野郎とひなびた旅館のおばあちゃんには、助演賞。
(寝間の行灯ライト、ピンク色で演出し過ぎです!。)

ケンカするほど仲がいいとはいいますが、結局薫がいい子なのでしょう。
最後までバカップルぶりを発揮した二人、ハプニングは絆を深めるのです。

今期の薫、私的には明るく元気でポイントアップでした。
お友達の恵子さんにも アシストポイントをつけて、次回へと続く・・・・。


中多紗江編

引っ込み思案の紗江ちゃん、思わず支えてあげたくなる女の子。
何でこんな変態主人公に・・・(そりゃアニメですから)。
創設祭の実行委員長はやはり大役。
普通に考えれば、邪魔なビデオ撮影もプラスに感じる前向きさ。

おとなしげな紗江ちゃんですが、立派に委員長を務めます。
「クリスマスプレゼントにキスをして欲しい」
一撃必殺のおねだりでした。

ヒーローショーで大声で声援を送る、お母さん似の、でも活発そうな女の子。
紗江ちゃんのお腹には、もう一人の新しい命。

願いが叶って、よかったですね。


森島はるか編

相変わらず天然キャラ+マイペースの森島先輩。
主人公を振り回しますが、今回は少し甘えたさん。

高校の卒業式で、プロポーズをされたというおばあちゃんとジェシカ。
それにあこがれるよりは、主人公を振り回す方が「森島はるか」らしいのですが。

主人公は主人公で、いつもほど変態ではありません。
(総じて1期に比べると、そういう傾向でしたけど。)

卒業式当日、「変態ぶり」ではなく「男ぶり」を見せた主人公。
予想通りの結末ですが、盛り上がりを
見せたので良しとしましょう。
(この時の森島先輩の跳躍は、ロンドンでも金メダル!と突っ込み入れておきます。)


橘 美也編

100%のサービス=オールスター女性キャラの温泉入浴回。

今期、上崎裡沙さんの出番が少ないと思っていたら、今回もちょっぴりだけ。
絢辻さんと薫の○乳にはスポット当たってましたが、もう少し出番があってもよかったのに・・・。

印象に残っているのは、美也が紗江ちゃんを触りまくってたことぐらい。
あの兄にしてこの妹あり。
コメントしようがない回でした。


総評としては、すでにみんなくっついてしまった後日談。
安心して観てましたが、もうひとひねりあってもよかったかも。

とは言っても、どのヒロインもみんな可愛いし、いい子だし。
アマガミに対しては評価の甘い私なのでした。

(2012・04・07 追記)
-------------
6話まで視聴しました。


桜井 梨穂子編

天然さんの梨穂子、主人公と茶道部頑張ってます。
残念ながら、なかなか進展しない二人の関係。
高3になって身体検査するなんて、相変わらず主人公変態です。

茶道部の先輩も、やっぱり梨穂子がかわいいんでしょう。
この2人は妙にキャラ立ちしていますね。

同級生にナンパされて、自分の気持ちをはっきり確認した梨穂子。
その場面を見た主人公と、妙にぎくしゃくしてしまいます。

もどかしい二人ですが、雨と花火に助けられ、ようやくお互いの気持ちを確認。
幼なじみの梨穂子編らしい、ほんわりした作りになっていたと思います。

穿った見方をすれば、王道の幼なじみパターンで終わってしまった感ありです。
もうひとひねりあってもよかったと思いますが、尺の関係で精一杯かな。

あと、視聴者目線のお着替えシーン、カーテンを閉める演出は◯でした。

------

七咲 逢編

一押しキャラ(勝手にですが)の七咲 逢編。
ポーカーフェイスでもやるときはやるって感じの七咲さん。
前期は創設祭のあと、山中の露天風呂という超反則技を繰り出しました。

美也公認で毎朝起こしに来ては、布団に引っ張り込まれる。
登校中に、後輩にも冷やかされる。
さすがにしっかり進展している様子です。

保健室でのシーンでは、主人公が変態ぶりを発揮しまくり。
七咲さんサービスし過ぎです。
背中かゆくなっちゃいました。

とても主人公のことを想っている七咲さん。
合宿所に連れ去られ、会えない主人公のことを考えふさぎ込みがちに。
一見クールで強がっていますが、内面は本当に一途な“女の子”。
あの主人公には、もったいなさ過ぎです。

雪の公園でのキスシーン、ああよかったねと思ったら、季節は夏に。
川沿いの下宿、神田川かって突っ込みたくなるのは年のせい。
(全く暗い雰囲気はないですけどね。)
花火を見るのはいいけれど、その時間に「先輩、起きてください」ってどうよ。
前期に負けない演出でございました。

それから、陰のMVPは梅原くん、君の助けは大きかったよ。

(2012.02.13 追加)
---------------
2話まで視聴

各ヒロインの後日談が描かれるというアマガミSS+plus
一人目に絢辻さんが登場です。

さすがに絢辻 詞、シリーズ中最強のツンデレキャラ。
対抗馬の罠に落ちそうになった(完璧に落ちた?)主人公。
主人公を小屋まで引っ張っていくも、言い訳すら必要としない状況把握はさすがです。

でもそのあと、「君としかキスしない」と言われ、はにかんでみたり。
今シリーズは、ツンツンよりもかなりデレ気味であったかと思われます。
ずぶぬれになった主人公をおうちまで引っぱって、お風呂に入らせ、スク水で背中流すのは超反則だよな~。

「黒」絢辻さんが大好きなわたしですが、そんな彼女のちょいデレ展開はありでした。
それにしても今回はキスシーンが印象に残りました。



このあとも、こんな調子で続くのか・・・・・・・。
まあ、梨穂子編でさすがにこの展開はないよね・・どうでしょう??

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

75.3 4 いちゃいちゃで純情なアニメランキング4位
俺物語!!(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1181)
6142人が棚に入れました
巨漢で真っすぐな性格のため男からは厚い人望を得るものの、女性に縁のない高校1年生の猛男と、心優しい少女・大和、猛男の幼なじみでイケメンの砂川誠を中心に、互いを思いやる心の交流が描かれる。

声優・キャラクター
江口拓也、島﨑信長、潘めぐみ、井上喜久子、浪川大輔、青木和代、玄田哲章、北川里奈、前田玲奈、茅野愛衣

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

それだけだよ!人からみればどーでもいいことが特別なんだよ!恋なんてそんなもんだ!

題名は『砂川 愛』の言葉ですね。この物語のキャラ達にも言えるし、現実世界の恋愛も「そうかもね」と思ったりして共感したセリフです。


原作・全13巻読破済。
アニメ・全話視聴。(全24話・30分アニメ)


当時この作品がリアルタイム放映されてた時はアニメに興味が無かった時でスルーしてたんですが、たまたま本屋に行った時にインパクトのある表紙が気になり「これが今の少女マンガなのか?」ってなりました。病院の待ち時間に棚にあったのでその時にマンガを見る機会があり見たらドハマりしました。
結構好きな作品なので感想も長いです。


常人離れした身体能力で漢気溢れ正義感が強く純情で困った人が居れば脊髄反射で助けに行く男の子だが不器用で口下手な集英高等学校1年『剛田 猛男(ごうだ たけお)』。同性には好かれるが異性には全くモテない。『猛男』が好きになった異性はほぼ全てクールイケメンで秀才な大親友の『砂川 誠(すなかわ まこと)』に行く。
ある日、『猛男』と『砂川』が電車通学していた時に痴漢の被害にあっていた小泉女学園高等学校1年『大和 凜子(やまと りんこ)』を『猛男』が助ける、ところから物語が始まる。
…て、とこですね。


周りの人間に悪い人間が居る、NTR系がある、性関係がある、等は確かにインパクトもあるしストーリーも山場があり観ていて刺激はあると思います。
しかし普通の恋愛というか、両想いでも問題が発生したり悩んだり苦しんだりはあると思います。
この作品はそれをよく表現出来てると思いますね。
+αとして主人公達がどっちも付き合った事が無いカップルレベル1だからどうしたら良いか分からないってのもプラスされてたいした事ない事も問題になったりと設定も良かったです。


ちゃんとした恋愛もあればラブコメな部分もあり、友情、片思い、ライバル、おっかけ、親の出産等色々と贅沢パックですね。
両想いの恋愛成長も良かったのですが、『猛男』と『砂川』の友情物も見所の1つですね。
…この2人、友達になりたい。


ストーリーの流れは原作が良いのか、問題なかったと思います。少しその時代に合わせたのか、マンガでは『凛子』のケータイはガラケーでしたがアニメではスマホになってました。後23話の『凛子』のストーリーがマンガでは夏休みなのにアニメでは春休みになってました。
ま、細かいとこまで書くと物語が楽しめなくなるのでここまでにします。
アニメの原作消費は観た感じでマンガの1巻から10巻までですね。少し使ってないエピソードがありますが。


マンガ(2巻)のインタビューにありましたが『猛男』は「ブサイク」ではなく女子にウケない顔、男子にはモテる顔、だそうです。
現実世界でも物語でも『猛男』と『砂川』が並んでたら高い確率でイケメン『砂川』を選ぶ方が普通でしょうね。
心理学でも見た目で判断するのが9割と言われますからそれもよく表現出来てたと思います。合コンの話もそうだし、色々助けてるのは『猛男』なのにお礼を言われるのは傍に居る『砂川』。
ただ、口下手で不器用な『猛男』となんでもスマートに出来る『砂川』の違いもありますが。


『猛男』は『漢!』って言葉が合いますね。
長文のメールが来ても「そうだな。おやすみ。」って返すのみの無精。行動は相手の為にやってるのに言葉を伝えない(伝えられない)から誤解される。
だからなんでしょうね。『猛男』の脊髄反射的な善意も怖がられるのは。
本当、『砂川』が居て良かった。


『猛男』と『凛子』が手を繋ぐとこを観ると手を繋ぐ、ではなく、手を覆うになってるのがなんとも。身長差だけじゃないな(笑)
が、1番笑ったとこはラップ、からの○○ですね。
色々衝撃的でした。『砂川』役の『CV島崎 信長さん』、良い演技!

ま、『砂川』にしたらちょっとしたトラウマかな(汗)


恋愛部分ばかり書いてもアレなので友情部分も書こうと思います。
やはり『猛男』と『砂川』のエピソードはグッと来るものがありました。『砂川』って色々スマートにこなせて何でも出来る!ってイメージが作中ではありますが、あるエピソードでは誰にも相談出来ない不器用さや脆さが出てたり、かと思えば『猛男』をからかったり『凛子』にはツッコミを入れたりと茶目っ気もある。子供には英語聞かせるし。
そんな昔からの付き合いの『砂川』の変化に気付いた『猛男』の行動は胸に来るものがありました。不器用な『猛男』が長年の付き合いだからなのか『砂川』の変化に…ってね。
いつもは『猛男』がアクセルで『砂川』がブレーキって感じでいいコンビで楽しいです。


周りが良い人が多くても、両想いでも問題は出る。
「俺はモテないからなぁ」と言われても違う学校に通ってれば不安になる。しかも共学と女子校なら尚更。
違う異性と過ごされると不安になる。ま、面白くはないよね。過去に好きだった人の話なんて特に。
でも『西城』は切なかったな。
不器用で、下手な言い訳でそれをゴリ押しして、それから…
そーゆー仕方ない、応えたいけど応えられないものもあり琴線に触れるものもありました。


「お返しはいらないので好きになって下さい。」
このエピソードも好きです。
『猛男』と『凛子』のストーリーでは無いですがなんかピュアな恋愛って感じがして。学生の1年間って社会人よりかなり長く感じるのにその学生の期間10年も同じ人を好きでいられるって凄いなと。
ま、言い方変えたらストー…(汗)
「理想が○○なんじゃなくて○○が理想になったんです」は、それだけずっとその人を見ていたって事ですよね。その期間って心の中で喜怒哀楽を繰り返したとなるとメンタルも辛いだろうなぁ。
それから接点が生まれ、視界に入り、歯車が動き出して…
良いエピソードでお気に入りです。


アニメでは24話で終わりましたがマンガではもう少しあります。出来れば2期を作ってほしいです。
前述した通り原作の1〜10巻まで消費で13巻がラスト。使ってないエピソードや番外編も使えば1クールから2クールはあると思います。
アニメ最終話後に『猛男』もスマホにするので今現在使えるSNSも使えるし表現は幅広くやれると思います。
ま、人気が無かったら仕方ないですが。

でも最終巻までキレイに終わってるし『猛男』がアニメ最終話で『砂川』に言った「オレがおかしな方向へ行きそうになったら おまえ オレを殴ってくれ」もかなり良いストーリーになるのでアニメで観たいです。それ以外にも『砂川 愛(誠の姉)』や『織田 隼人』のエピソードもね。
主要キャラの声優さんはまだ声優さんとして活動なさってるからやってくれないかなぁ。


たまには少女マンガも良いもんですね。
とても好きになった作品でした。
男でも見れる少女マンガなのでオススメです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

奇跡は映し出せるのか

{netabare}否。{/netabare}

たけお、大和さん、砂川、みんな好きです。

彼らの存在は奇跡だ。

清く正しく美しいたけお、
愛しさと切なさと心強さを体現したある種の偶像だろう。
富士山マーベラスマッチョマウンテン岳男。
男が憧れる男、勇雄。

いまどきの大和撫子、大和。
ちっちゃくてかわええやまと。
伝説の戦士を轟沈ヤマト。

イケメン砂川。
かっこよくて静かでかっこいいSunakawa。
女よりも{netabare}たけお{/netabare}が好きなス・ナ・カ・ワ。

この作品は、ロマンス、ギャグ、コメディー、ファンタジーでもある作品だ。
だから映像化が難しい。
{netabare}神獣タケオ、女神ヤマト、イケメン砂川{/netabare}のファンタジーだ。

アニメでは演出、間と尺の取り方がびみょい。
{netabare}アニメでも映し出される吹き出し外のセリフ(アニメ化した場合、心の声か小声か、なかったことにするか悩むところ)、
サラッと声か音にして欲しかった。あるいは未確認で進行形的にして欲しかった。
演出で悲しかったのが、たけおがファミレス?が炎に包まれる中、飛び出すシーン。
「バリーン」「バリーン」「バリーン」・・・3回ぐらい・・・
そこは一度、一回だけで、一瞬で、生の愛の輝きを魅せて欲しかった。{/netabare}

原作の漫画も枠外が真っ黒で、知っている漫画としては不思議だ。
幻想的な人間が呼吸をしている。
笑いを誘い、涙へと誘う。

ゆきかちゃんの話からテンポや演出が良く感じるようになった。
慣れなのか、イイ感じにつくられていたのかは分からない。
1話完結は大体良かったし。

最後の一話は原作で読んでいない。
{netabare}一ノ瀬さんが告るときにたけおと砂川がいたのは信じられない。
原作はせめて、陰からたけおが聴いていたとかにしてくれ。
早く原作借りに行かないと!
最新刊、借りようと思ったら全部6冊ぐらいがレンタル中だった。{/netabare}

・・・好きって難しいね。
たけおも大和さんも砂川も西城さんもこんなに好きなのに、ケチをつけてしまう。
ああ、好きだ。
{netabare}マッチョーズも好きだ。・・・別に筋肉が好きなわけじゃないんだからね!
ただ、自分があーいう風になりたかっただけなんだから!!{/netabare}

好きだ、好きだ、好きだーーーーー!!!!!
愛し、愛してくれ。



一話感想{netabare}
2015.04.11 01:07 ★★★☆☆ 3.5
物語 : 3.5  作画 : 3.5  声優 : 3.5  音楽 : 3.0  キャラ : 4.0

『「命を大事に、ガンガン行こうぜ、一か八かの改変、どちらにしますか?」 一話感想』
{netabare}遅物語、鬼物語{/netabare}

どうやら、私は原作虫でした。
創作物にどれほど多くの頻度で干渉するのかを無視すれば、
『アニメ→原作』
の方が幸せになれる。


俺物語のイメージなど~{netabare}

この俺物語は、
コミカルさを掴みに、
白く輝くダイヤモンドが穢れながら磨かれていく様を見る、
ドMとリア充もどきが心を満たす、
温度はマグマなハートフル物語である。

・・・と言い過ぎ(?)たが、
あまりにも美しく輝いていると思ったら、
業火に焼かれながら光を放つ宝石たち、みたいな感じ。{/netabare}


1クールで原作通りに行こうものなら、ものすごい歯切れの悪いところで終わりそう。

勝手な希望として、
原作を食い尽くしても、
テンポよく、かつ間を楽しめる、ハートフルらぶコメを見たかった。

この調子でいくと、あるのかないのか知らない、
2クール目、2期目に利用する原作ネタを意識したそこそこええ作品、
になると思う。


ということで、こんなこと言う輩(やから?)に、
タケオさんがいつも連呼するあの言葉を言わざるを得なくさせて欲しい。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「大和っ、好きだぁーっ!!」

この作品の原作は未読です。最初にこの作品のタイトルを見た時、「あれ、傷シリーズに男って無かったような^^;?」と思ってしまったのは、私だけでしょうか^^;?
暫くしてジャケットを拝見し、全く別物だと理解しましたけれど・・・^^;

少女漫画を原作としたこの作品・・・視聴するまで正直評価はあまり高くはありませんでした。
ジャケットに載っている女の子は確かに可愛い・・・
けれど、この男の人・・・顔がジャケットからはみ出してるよ^^;?
まぁ、見てみないと何とも言えないけどね^^;

こうして視聴を始めた訳ですが・・・1話目から衝撃でした^^;
この物語の主人公は、高校1年生の剛田 猛男・・・ジャケットから顔がはみ出ていた彼です。
物語の場面はいつもの通学途中の電車の中・・・猛男は3歳の頃からの幼なじみで超イケメンの砂川 誠と一緒に登校していました。
ところが、同じ電車の中に怪しい動き・・・?
女性に痴漢している男を見つけた猛男は持ち前の正義感からその痴漢を捕まえるのですが・・・
痴漢に合っていたのがこの作品のヒロインである大和 凜子ちゃんだったんです。

この様な経緯から三人は知り合いになるのですが、大和さん・・・可愛すぎるんですよね^^;
そんな大和さんに猛男は一目惚れをしてしまうのです・・・
でも、その気持ち・・・激しく良く分かります。
私も大和さんを一目見て胸がキュンキュンしましたから(//∇//)
潘さんの演技と相まって大和さん・・・キラキラ輝いているんですもん。
これは反則だよー・・・と思って視聴を続けると、大和さんが目で追っているのは砂川の事ばかり・・・

そこで猛男が胸の中で呟く一言・・・
「あぁ、なんだ・・・またか・・・」
この一言はとても重いですが、猛男の気持ちをとても素直に表した言葉なんだと思います。
超イケメンの砂川が女子にモテない訳がありません。
猛男も格好良いところはあります・・・でも世間一般のイケメン像とはちょっとズレているのでしょう・・・

猛男の人を思う気持ちはとても純粋・・・
でも純粋な気持ちがありのまま届かなくて、歯痒い思いを何度もしたのでしょう・・・
見た目と気持ちは全然別のモノなのに・・・

でも猛男が偉いのは、例え自分の気持ちがどうなろうとも好きになった女の子の一番を優先すること・・・なんですよね。
もちろん、正論だけで考えると当たり前なのかもしれません。
でも、人の気持ちってそんな単純じゃありませんよね。
一度好きって思ったら、その気持ちはどんどん加速していくモノですよね。
ましてや猛男はまだ高校1年生・・・自分の気持ちをコントロールするのはホントに難しいと思います。

でも・・・好きという気持ちを思わず助長させてしまう魅力を大和さんは持ってるんです^^;
些細な事にも一生懸命で・・・2話終盤では危険を顧みず飛び込んで・・・
その上笑顔がとても素敵で・・・

大和さんの本当の想いは・・・?
こんな猛男の想いは届くのでしょうか?
詳しくは本編をご覧下さい・・・正直あちこちで泣けた作品でした^^;
特に最終回で大和さんが言い放った一言・・・決して忘れないと思います。

オープニングテーマは、TRUSTRICKさんの「未来形Answer」
エンディングテーマは、LOCAL CONNECTさんの「幸せのありか」

2クール24話の作品でした。この作品との出会いで少し勘違いをしてしまいましたが、結果的に視聴して良かったと思える作品です。
原作は続いているようなので、続編制作を希望したいと思います^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33

68.9 5 いちゃいちゃで純情なアニメランキング5位
すのはら荘の管理人さん(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (303)
1385人が棚に入れました
「すのはら荘の管理人さん」は、まんが4コマぱれっと(一迅社)にて連載中。学生寮・すのはら荘を舞台に、男らしくなりたい男子中学生・椎名亜樹と、天然で母性あふれる管理人さん・春原彩花たちの関係を描いた4コママンガだ。

声優・キャラクター
佐藤利奈、喜多村英梨、佐倉綾音、高森奈津美、瀬戸麻沙美、宮本侑芽、伊藤静、茅野愛衣

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

大きい管理人さん かわいい少年

かわいいショタが登場すると聞き、
気になった作品。笑

大人な管理人さんに憧れる少年、という設定です。

もっとほのぼのした話を期待していたのだけど、
大きすぎる管理人さんたちによる刺激も強かったw

全12話です。


● ストーリー
椎名亜樹(しいな あき)は中学入学と同時に上京し、
学生寮“すのはら荘”にやってきた。

そこで出会ったのは、美人でスタイル抜群の
優しい管理人さん・春原彩花(すのはら あやか)。

男らしくなりたい!と思うけれど、
管理人さんにかわいがられて、今日も「こんなはずでは…。」

女の子に間違われてしまうほど可愛いあっくんと、
すのはら荘の住人たちとの、ほのぼのとした日常♪


すのはら荘の住人を含め、かわいい女の子ばかりに囲まれて、
幸せな環境で暮らすあっくん。笑

しかもいろいろと完璧な管理人さんに
たっぷり面倒見てもらって…。

世の男性から羨ましがられるあまり、
呪われてしまいそうな勢いですww

ストーリーは、ずっと平和です。

たまに彩花さんたちがハプニング(主に乳関係w)を起こすものの、
あっくんにとっては幸せなような迷惑なような…。

……いろんな男性からの
「幸せすぎるだろ!」というツッコミが聞えた気がしますw

でも、年ごろの男の子には、
ちょっと刺激が強すぎますよね。笑

あんな大きなものを毎日間近で見せつけられて、
将来そこそこのもので満足できなくなったらどうしてくれるんですか!
という、あっくんの怒りの声が聞こえてきそうですw


≪ 恥じらいのなさに違和感 ≫

おっとりしていて、なんでもできて、
みんなを優しく包み込む彩花さんは、素敵な管理人さん。

でも個人的に、
大きすぎるのは好きじゃないんだよねえ。

…べ、別に嫉妬しているわけじゃないんだからね?

中3から管理人さんのような大人まで、
様々な年頃の女の子が登場しますが、

あっくんの前で露出することに恥じらう様子がないのは、
少し違和感。

まともに恥じらう反応しているの、
会長ぐらいじゃない?

あっくんを異性として見ていないから、
というのはあるのかもしれませんが…。

管理人さんが巨乳ということで予想はしていましたが、
なんだかんだ、予想していたよりもセクシー要素が多かったような。

そういう原作のようだし仕方がないのだけど、
積極的にセクシー要素が強調されるのは、
よさを邪魔している感じがしました^^;

ただ、そう感じるのはあくまで個人的にであって、
エッチな部分を楽しみに見ていた人も多かっただろうとも思います。

ニーズの違いですね。笑


● キャラクター
あっくんはかわいいショタなんだけど、
女々しくて、私の好みではなかったなあ。笑

でもとてもかわいくて、
母性本能をくすぐるタイプの男の子です。

周りの女の子たちが
あれやこれやと構いたくなるのはわかりますが、

それにしても、
あっくんの周りにはショタ好きが都合よく集まり過ぎだろうww

cv.は喜多村英梨さん。
ツッコミ方とか困ってる感じなどがかわいくて、よかったです♪
ここは好みだった^^

管理人さん(cv.佐藤利奈)の声も、
すごくよかった♪癒された~(*´ω`*)

途中からは内容よりも、
管理人さんの声に癒されるために見ていたところがありますw

仕事の電話で聞きたくない人の声を長時間聞かされたときなんかは特に、
この作品を見て、管理人さんの声に癒されたいと思っていましたw


そして私のお気に入りキャラは、
会長こと雪本柚子(ゆきもと ゆず)です。ちっちゃい子です。笑

すのはら荘の住人であり、
あっくんの通う学校の生徒会長。

すのはら荘では唯一、
あっくんのことを異性として見ている子。

いつもは周囲から
かわいいものを見る目で見られる立場の会長ですが、

あっくんに対してだけは、
お姉ちゃんっぽい一面を見せたりもして、

その頼りになる姿も、
恋心?に動揺する姿も、
自分に自信を持っている姿も、

なんかもう、全部かわいい!!
会長にメロメロでした♪


● 音楽
【 OP「Bitter Sweet Harmony」/ 中島愛 】

このOPがとても好きです♪

かわいくて優しくて、
彩花さんらしい雰囲気がこの作品にぴったりで、いい♪

映像もかわいいし♪
曲に合わせて彩花さんが口ずさんでいるのが好き^^


【 ED「そんなの僕じゃない。」/ 下地紫野 】

OPに対して、あまり好きになれなかったのが、このED…。

悪い曲ではないのだけど、
ラストの「そんなの 僕じゃない」の部分が個人的に嫌いで…。

第一印象で「うわっ」と思ってから、
結局最後まで「うわっ」な感触が残る曲でした。

OPが大好きな分、
このEDが残念でなりませんでした。

完全に個人の好みの問題なのですけどね^^;


● まとめ
天然なのか計算なのか、色仕掛けで迫る彩花さんと、
そんな彩花さんにドキドキしながらも、彼女を慕うあっくん。

二人の関係が軸にある作品だというのは、よく伝わりました。

キャラはよかったし、
声優さんもよかったし、

最後まで飽きることはありませんでした♪

二人の関係が恋愛に進展するのは当分先だと思いますが、
今の関係がちょうどいいと思いました^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

すべてのあまえんぼうさんに贈る年の差ラブコメ決定版

この作品の原作は未読です。
完走後にwikiを見て知りましたが原作は4コマ漫画だったんですね。
思い起こせば1話の中に複数のサブタイトルがあったような…

でもこの作品の場合、それは些細なことにしかすぎないと思います。
そう言わしめる元凶は二つ…

一つは「今期最強の布陣」と言っても過言では無いほどの声優さんの顔ぶれが半端ないこと
もう一つは、すのはら荘の管理人さんの破壊力メガトン級の包容力に誰も太刀打ちできないこと

一つ目の声優さんの顔ぶれ…ホント凄いですよ。

春原 彩花(CV:サトリナ)「ネギま!?」のネギ・スプリングフィールド、「みなみけ」の南春香、とある科学の超電磁砲の御坂美琴
椎名 亜樹(CV:キタエリ)「とらドラ!」川嶋亜美、「物語シリーズ」の阿良々木火憐、「魔法少女まどか☆マギカ」の美樹さやか
雪本 柚子(CV:高森奈津美さん)「さくら荘のペットな彼女」の上井草美咲、「グランクレスト戦記」のプリシラ
月見里 菫(CV:瀬戸麻沙美さん)「ちはやふる」の綾瀬千早、「ストライク・ザ・ブラッド」の藍羽浅葱
風見 ゆり(CV:宮本侑芽さん)「GJ部」の天使恵、「アイカツスターズ!」の香澄真昼
春原 菜々(CV:あやねる)「じょしらく」の蕪羅亭魔梨威、「のんのんびより」の越谷夏海、「四月は君の嘘」の澤部椿、「Charlotte」の友利奈緒
内藤 苺愛(CV:長妻樹里さん)「中二病でも恋がしたい!戀」の七宮智音、「結城友奈は勇者である」の三好夏凜
小薗井 舞子(CV:中島愛さん)「マクロスF」のランカ・リー、「君のいる町」の枝葉柚希
椎名 茉莉(CV:かやのん)「あの花」のめんま、「ギルティクラウン」の楪いのり、「凪のあすから」の比良平ちさき
八穂 錦(CV:伊藤静さん)「ハヤテのごとく!」の桂ヒナギク、「ハイスクールD×D」の姫島朱乃、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」の九条櫻子

これで出演者全部です。
それぞれの声優さんがこれまで出演された代表作を並べてみましたが、有名な作品の大切な役どころを演じている声優さんばかりな上、これでも全然書き切れていないんです。
もっとも、代表作は私が視聴済の作品を対象にしたので軽重に差があるかもしれませんが、そこはご了承願います。

そしてもう一つのすのはら荘の管理人さんの破壊力メガトン級の包容力…
この物語は、中学1年になる椎名亜樹が静岡から上京してすのはら荘に入寮するのですが、その寮は「いろいろなところが大きくて柔らかくスタイル抜群」な管理人さんと、年上の女子ばかりの同居人という、現実では決して有り得ない設定の上に成り立っていたんです。

「いろいろなところが大きくて柔らかくスタイル抜群」は公式HPに記載されていたコメントです。
そう、管理人さんである春原彩花を表現するのに、これ以上ピッタリ当てはまる言葉は無いと思います。
そんなキャラデザに、サトリナの甘~い声…これは中学生には刺激が強すぎですよ。
し、しかも、この管理人さんは大のスキンシップ好き…
そしてそのスキンシップはすのはら荘の男女分け隔て無いんです。
加えて、椎名亜樹は男子なんですが全然男っぽくなく寧ろ可愛い部類…
だから年下好きの上級生のお姉さまたちからたくさんの寵愛を賜っているんです。

これも子供の情操教育に良くないのかな…?
すのはら荘に住む住人の日常を描いているので、ややもするとこんな寮が世の中に存在し、そこに住める可能性があるのでは…と今の子供は勘違いをするのではないでしょうか?

これって、私たちがリアルで波動拳や竜巻旋風脚を繰り出すくらい難易度が高く、かつ可能性の低いことなんですから…

だから内容についてはあまり触れる必要な無いでしょう。
男性の目から見ても椎名亜樹は可愛いと思います。
だから、亜樹のモテっぷりというか、女子のみんなにいじられる様を眺めていれば良いんです。
何て幸せで気楽で…ある意味何て辛い作品なんだろう…と思える作品だと思います。
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、中島愛さんの「Bitter Sweet Harmony」
エンディングテーマは、下地紫野さんの「そんなの僕じゃない。」
どちらも作風にマッチした明るい感じの楽曲でした。

1クール全12話の物語でした。
原作は4コマ漫画で既刊4巻…今回のアニメ化でどれだけ原作のストックを使ったのかは分かりませんが、月刊誌の4コマだったら、ストックが補充されるまで少し時間を要するかもしれませんね。
管理人さんの包容力に包まれながら、しっかりと堪能させて頂きました♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

レディースランチを食べているような感覚?

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
「男しては食い足りない」の意味です。作品として、別に悪さはないんですが、もっと唐揚げ的な下品且つ大衆的な旨さが欲しいというか、なんかひと味足りないというか。

オネショタをメインとした、ハーレム要素の強いラブコメ。主人公は中性的な男の娘、メインヒロインは巨乳の優しいお姉さんと、(知らんが)男女どちらにも受け入れられそうな感じ。だからなのか、なんかどっち付かずの印象となりました。(あぁちなみに、レディースランチは食べたことないんで、イメージです)w

《以下ネタバレ》

【視聴断念(6話まで)】
{netabare}
作画も悪くないし、声優さんの演技も素晴らしい。OP,ED共に可愛らしくて良曲だと思う。

キャラも分かりやすく差別化できている。

柚子はテンプレのちびっ子生徒会長で、安定感のある萌え具合にニヤニヤ。ゆり のダークな変態性と微妙な優しさはかなり良くて、本作の中では一番好きだった。菫は百合キャラだが、その一辺倒で振り幅がせまく、イマイチな印象。、、、とはいえ、生徒会長トリオの掛け合いは楽しく、本作一番の見処だろう。

一方、彩花と亜樹のオネショタコンビだが、ここがイマイチ好きになれなかった。

亜樹は、中性的な容姿のわりに、初めから彩花を年上の女性として意識している(ちゃんと男子な)点は面白かったが、キャラとして「可愛い」が勝ちすぎていたかなと。もっと、「男」を意識して、思春期男子的な変態性を発揮するか、「漢」を意識して、硬派を貫く方が良かったと思う。

また、彩花ですが、なんかあまりに優しく完璧で、意味もなく積極的で、「偶像」っていう感じ(妄想の産物)。あまりにも良い人過ぎて、うっすらと怖さ、不気味さすら感じてしまった(まあ、私が巨乳をあまり好きじゃないってのもありますが)。例えば、ネタに見せてガチでショタコンってのでも良かったと思うし、何でも良いから、短所というか「毒」があった方が人間味があって良かった(キス魔がそうだろうけど、弱い)かな。

まあ、私は原作未読&途中切りなので、その辺はどこかで解消されているのかもしれないが。序盤は特に同じパターン(あっ君がエッチに甘やかされる)ばかり繰り返していて、そういう「おいしい」ところまで味わおうと思えなかったこと(黒さや背景を伏線的に出せなかったことや、笑いの部分でのクオリティの低さ)が、一番の問題点だったかなと思う。ただただ無条件に、年上のお姉さんに(エッチに)甘やかされることに、イマイチ楽しみを見いだせなかったかな。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
寮モノはかなり好きなジャンル。なんか、古典的な感じ。ラブコメというより、「ネギま」みたいな作風になるのかな? いやいや、普通に犯罪臭い(苦笑) あれで管理人さんが殴ったら、赤松作品にw 萌えも笑いも癒しも、いずれも中途半端、というか低い作品かな。

2話目
う~ん、退屈だな~。同じパターン繰り返しているだけだし。

3話目
とんだ依存症w

4話目○
生徒会の結婚後の姿は笑えた(笑) そこ、下着のままかい。最後のゆりのひざまくらも悪くない。

5話目
水着回。

6話目
変態じゃねぇか。中1男子を逆ナン?

7話目


8話目


9話目


10話目


11話目


12話目


13話目

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
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