アパートで子育てなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのアパートで子育てな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月20日の時点で一番のアパートで子育てなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

83.0 1 アパートで子育てなアニメランキング1位
パパのいうことを聞きなさい!(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2452)
12554人が棚に入れました
主人公『瀬川祐太』は多摩文学院大学文学部国文科に合格し新生活をスタートさせたばかりの大学一年生である。小学生の頃に両親と死に別れ、当時高校生だった姉『祐理』に育てられるも、中学生の時にその姉がバツ2で2人の子持ちの男性『小鳥遊信吾』と結婚。義兄となった信吾への嫉妬と姉の家庭と幸せを壊したくないという思いから姉夫婦の家庭とは距離を置き一人暮らしをしていた。そんなある日、姉がアパートに突然訪ねてきて半日だけ3人の娘達(『空』、『美羽』、『ひな』)と共に留守番を頼まれる。渋々頼みを引き受けるが、そこで幸せそうな姉夫婦と子供たちの様子を垣間見、下らない子供染みた嫉妬心で姉家族と距離を置いてきた事を後悔し、今までの不義理を返し姉家族との関係を修復しようと決心する。そんなある日、姉夫婦の乗った飛行機が行方不明となり、姉夫婦は消息不明のまま政府発表では死亡したことになってしまう。残された3人の娘達は親族会議の末、全員バラバラにされそうだった所を見かねた祐太は全員自分が引き取ると宣言し、6畳一間のアパートで4人暮らしをスタートさせたのだった。

声優・キャラクター
羽多野渉、上坂すみれ、喜多村英梨、五十嵐裕美、堀江由衣、小野大輔、間島淳司、大原さやか

cross さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

萌え要素とシリアス要素の配分が逆転すれば面白かったのかなと感じた作品。【総合評価:54点】

2012年冬に全12話で放送された作品。

まず最初に断っておかなければならないのは私、crossは「萌え」と言う要素を売りにされたアニメがそんなに好きではない。
「萌え」要素を売りにした作品を幾つか視聴してきましたが、どれも面白さが見出せないタイプです。
あくまで「萌え」要素に面白さを見出せない人の評価ですので、世間一般がこの作品をどう評価するのかは見当も付かないです。
故にこの作品に対するレビューはどうしても中立な立場で評価できていない事を前もってお知らせしておきます。


作画の感じから「萌え」が売りなのは感じていましたよ。
基本的にはキャラ萌え作品で、シリアス要素はおまけ、少し感動を持たせる為ってのは理解していたのですが……
やはり、もっとシリアスな要素をふんだんに盛り込み、それを乗り越えての感動をより追及した方が面白かったように思える。

「萌え」要素に面白さを見出せない。そんな自分の好みを分かっていながらも、視聴を続けたのはやはり初期設定にあります。
両親を事故でなくしバラバラに引き取られそうになる三姉妹を大学生の叔父がまとめて引き取って暮らしていく。
この以下にもありがちですが、とてもシリアスかつハートフルな展開で感動できそうな初期設定にやられました。
厳しい現実や、両親を亡くした三姉妹の心の傷、突如変わった生活に対する苦悩、と言ったシリアスな要素
そして、そんなシリアスな面を互いに支えあい、少しずつ家族としての絆を深めていく、家族愛溢れる物語
こんな風に自分好みの作風に展開できる設定から、都合の良い期待を持って視聴を続けていった感じでしたね。

勿論、上で挙げたようなシリアスな要素は作中でも表現されていました。
ですが、どうにもシリアス要素は表面的で薄っぺらな感じで、実際そこまでの緊迫感を感じられない。
更には「萌え」の要素が勝ちすぎて、シリアスな展開ながらも、それを打ち消してしまっていた感じです。

「萌え」アニメを否定するわけでは勿論ありません。
確かに「萌え」アニメに需要があることも理解しているし、食わず嫌いの偏見でもありません。
視聴しても、「萌え」を楽しめない。つまり自分に合っていなかったんです。
「萌え」の要素に対し、面白さを見出せる方にはシリアスな展開とそれを乗り超えて深まる家族の絆と言ったハートフル展開もある作品。
自分の場合、「萌え」要素に対して、面白さを見出せないタイプなので、主成分が「萌え」であるこの作品に物足りなさを感じた。
まぁ、主成分を拒絶してしまえば、スカスカに感じ物足りなさを覚えるのは当然
つまり、自分のアニメを見極める能力が低かったと言うだけの話です。

作品としては、萌え全開でシリアス要素からのハートフルな展開も有り
自分のように「萌え」に面白さを見出せない人には、ハートフル展開が弱く物足りなさを感じてしまい不向きかもしれません。
しかし、「萌え」を主体に楽しめるなら、ハートフルな要素も加わった良作になりえるかもしれませんね。
と言うわけで、この作品に関しては視聴者の「萌え」に対する受け入れ方によって、面白さは変わってくるのではないでしょうか。
「萌え」要素、全然OK!!楽しめるぜ!!って方には結構オススメ出来るのではないとか個人的には思っております。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 68

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

パパじゃなくても子は育つ

幼い頃、両親が亡くなり、姉に育てられた経験を持つ
大学に入学したばかりの瀬川佑太が主人公。
その姉までもが旅行中の不慮の事故で夫とともに亡くなり、
残された彼らの娘3人を引き取って一緒に暮らす決心をするが・・というお話。

思春期の女の子2人と3歳の幼女との賑やかな暮らしの中、
彼らがどんな変化を見せるか、そこに焦点を当てた展開になっていた。

およそ10歳とは思えないほどませた言動をする次女、
シャイでややツンデレ気味の思春期真っ只中の長女、
両親の死を知らされないまま無邪気で明るい三女。
男の人を意識するようになった年頃の女の子の心情は、
とてもリアルに描かれていたような気がするし、
三女のひなちゃんも、かわいらしく描かれていたと思う。
ようするに萌えアニメなんだなと思ったものの、
エロさを売りにしてるわけでもなく、
祐太の大学の友人や先輩たちも、近所の人々も
みんなあったかく優しく、観ていて微笑ましい部分はあった。

両親が亡くなって直後から、ケラケラと明るくはしゃげるかどうか、
それが子どもらしいかどうか、それはまぁ置いておいても、
素朴なひとつの疑問として、なぜ彼女達が住んでいたあの一軒家に
一緒に住めないのか?とか、両親の生命保険はどうなん?
ってところで、妙に引っかかってしまう物語でもあった。
現実的に考えたらツッコミどころ満載なのだが、
唯一、それらの疑問を無視すれば、ハートフルなストーリー。

だけどタイトル、思い切り強引だよね。
「パパ」にこだわらなくても良いような気がするけれど、
祐太的には、「パパ」でありたかったのかな。

個人的には、大学の路上研究会での先輩の織田 莱香さんの
あの淡々としたキャラが面白くて好きだったし、
祐太の友人の仁村浩一が、自分の友人にそっくりなので
ついつい比較して笑ってしまった。
あと、堀江由衣さんの唄うED『Coloring』がとても好きだった。

しかし、子育ては決して親にとって犠牲じゃないよね。
祐太の伯父さんからの手紙の一文、あれは親という立場を
経験している大人が書くべき文章ではないなと。
あの伯父さん夫婦をもう少し魅力的に描いてくれていたら、
この作品、もっと好きになれたかもしれない。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 71

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

色々バランスがおかしい(62点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:62点
アニメ系統:これなんだろうw

変態系ロリコンラブコメかな?なんて思っていたのだが、
物語自体は家族のハートフルな物語だった。

ハートフルな物語というと良さそうな感じではあるが、
このアニメ色々バランスがおかしく感じた。

まず、必要以上の萌えとリアリティに欠けるキャラ。
シリアスなのに色々と突っ込みどころのある設定。
その上にハートフルな話を乗っけましたってところかな。

まあ、そんな感じなので難しく考えず、キャラにほどよく萌えて
ハートフルな話でほっこりしておけば、そこそこ楽しめるかと。

くれぐれも「ちょwwwそれはないwww」とか突っ込まないようにw

しかし、これ原作の1巻相当の部分をアニメ化したようで
原作はこのあと色々あるらしい。(衝撃的内容も)
興味のある方は原作を読んでみてはいかがでしょうか。


と、まあなんだか色々不満の残るアニメではあったのだが
つまり、何が言いたいかというと

不覚にも最終話で涙腺をもっていかれかけた。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 31

84.8 2 アパートで子育てなアニメランキング2位
おおかみこどもの雨と雪(アニメ映画)

2012年7月1日
★★★★☆ 3.9 (1827)
9956人が棚に入れました
いまや全世界が待望する、細田守監督の最新作は「母と子の物語」。おとぎ話のような不思議な恋をした女性・花は、おおかみこどもの姉弟、"雪"と"雨"を育てることになる。「親と子」という普遍的なテーマを、人間とおおかみの二つの顔をもつ ≪おおかみこども≫ というファンタジックなモチーフで描く。いまだかつて誰も見たことがない傑作が誕生する。

声優・キャラクター
宮﨑あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、林原めぐみ、中村正、大木民夫、片岡富枝、平岡拓真、染谷将太、谷村美月、麻生久美子、菅原文太

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おおかみ?にんげん?どちらとして生きるか?それを見守るお母さん!

おおかみ男と結婚した女性から生まれた子供はおおかみと人間のハーフでした。子供は2人いて一人は活発な女の子、もう一人は引っ込み思案な男の子。その二人の子供を育てるお母さん。この三人が主人公です。小学校高学年になった少女と少年はおおかみとして生きるか人間として生きるかを決断します。それを見守るお母さん。どうなるかは実際にご覧ください。自分で道を決めることに大切さや子育ての楽しさや苦しさを観ることができる作品です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 79

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドラマツルギー

一人の女性が、オオカミオトコとの出会いから始まり、二人は子供を授かるが、オオカミオトコは、狼の本能なのか、寿命なのか、人間として思う事があったのか、身投げして亡くなる、そんな悲しみの只中にありながらも、残された人間と狼との間に、出来た子供を育てていく母親の物語でもあり、3人の家族の物語。

正直に言ってしまえば、この上ない悲しい物語に感じるが、本作はこの悲しさを愛で覆い尽くすかのように、家族の過酷な生き様を、本当の家に帰ったような安堵を覚えるような安心感に変換してくる。オオカミ子供を育てる過酷さ&母の強さの中に育くまれた「生きる」という中に、「シアワセ」があるという単純さを、まじまじと味あわせてくる。

観ているだけでいつ倒れてもおかしくない母の姿。オオカミ×人間の子を誰にも知られずに、ただ一人育ててゆくと決めた母の姿は、何よりも美しい。たが現実という名の風は、容赦はしてくれない。オオカミの姿を誰かに見つかってはいけない、ただそれだけでも、どれだけの神経をすり減らして暮らせばならないのだろうか。まさに綱渡りのような毎日。それは見ていて苦しい位だった。

だが、逆に子供達が成長し家族3人の笑顔を見る度に感動してしまう程で、3人の笑顔はどのカットの場面もアルバムから出てきたように、満面の笑みで「シアワセ」を感じさせてくれる。

子供達がある年齢になり、交差点に差し掛かることになる。それは人間として生きるか、オオカミとして生きるかだった。ラスト、二人が決断した道の上で、微笑む母の笑顔が本作を物語っている気がした。二人の子供達はずっとこの笑顔に守られて、自分の生きる道を見つける事が出来たからだろう。本作のような作品に出会う度にアニメのありがたさと、ドラマっていいよな、と改めて痛感する。

「そう・・・・・・、人はドラマを求めるだろう?まるで栄養でも求めるように」 by 阿良々木暦w

投稿 : 2024/05/18
♥ : 55

風紀 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

心がほっこりする

予想以上に良かったです。
物語の展開が今までにない新しいスタイルでとても面白い作品でした。

声優は宮崎あおいさんと大沢たかおさんということで正直、
あまり期待していませんでしたがなかなかすごい。
特に大沢さんのおおかみおとこはかっこよかったです。
カッコよさを主張するわけでもない冴えない感じがとてもキャラと合ってました。
雨と雪の声も結構、というかとても上手でした。
俳優・女優が声優に挑戦した映画の中では例外といえるほどなじんでいました。

さて、メインのストーリーはというと。
サマーウォーズのような派手さはなくて、
むしろありふれた日常を描いた作品だったように感じました。
一番近いのは「となりのトトロ」でしょうか。
もちろん、神様がでてくるわけではありませんが子供たちのやりとりがメイとさつきのようでした。
生まれてから少年期までのお話なのでハイペースで成長していきますが、
まったくはしょった感がなく自然なストーリー展開でした。

おおかみこどもを育てる大変さがとても実感できます。
都会での冷たい人間関係。
夫が死んでしまい母子家庭で頑張る花。
それを暖かく見守る田舎町のやさしいご近所さん。
特に生活の描写が丁寧で、かといって小難しくなく、
こういったところで細田監督の実力を垣間見た気がします。
子供二人の遊ぶ姿が萌えとかではなく純粋に可愛かったです。

成長するにつれて変化する二人は素晴らしかった。
半分の狼だけどやっぱり女の子な雪に、
半分人間だけどやっぱり狼な雨の考え方や人格の表現の仕方がすごい。
特に後半からの思春期の二人や親子の掛け合いがジーンときます。
狼人間なんていないけど胸を打つシーンがいくつもありました。

でも、小学生が見る作品ではないなと思います。
10代後半以上ぐらいがターゲットでしょう。
大事件やアクションシーンはないのでそういうの目当ての人には微妙かもしれません。
むしろ、童話や絵本とかが好きな人にはすごくおすすめします!

もちろん作画もいうことなし。
そこはさすが細田監督というかアニメ監督としてのプライドを感じました。
キャラデザは最初はちょっと目が離れてるなって思いましたが、
見ていくにつれとても自然になっていきました。
全体的に高水準。

ここ最近で見た映画の中でダントツ一番です。
とても感動できる心温まる映画でした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20

66.8 3 アパートで子育てなアニメランキング3位
はたらく魔王さま!(第2期)(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (260)
987人が棚に入れました
魔王城は六畳一間⁉フリーター魔王さまの庶民派ファンタジーが再び!!勇者に敗れ、異世界エンテ・イスラから現代日本の東京にやってきた魔王サタン。日本経済の荒波にもまれながらフリーターとして生計をたてる日々。しかし、魔王を追って日本にやってきた勇者エミリアもまた、テレアポとして働いていた!魔王と勇者でありながら、額に汗して働く2人は東京で再会し…⁉

声優・キャラクター
逢坂良太、日笠陽子、東山奈央、小野友樹、下野紘、伊藤かな恵
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

2期が来なかったのは、アニメ化するには質が足りないからでしょう。

1話 しんどいしんどいしんどいしんどい…とは思いました。キャラデザも厳しいですが、むしろ背景美術が安っぽいのがものすごくしんどいです。わかりやすいのが扇風機の作画とかですね。アルシエルの声優さん、同じ人だけど声かわっちゃいました?まあ、とにかくしんどいです。

{netabare} ただ、ただです。やはり「はたらく魔王さま」の2期の感慨はひとしおです。9年ですか。そして、チイちゃん…東山奈央さんの声と顔芸で少し落ち着きました。いやもちろんキャラデザはしんどいですよ。でも、まあ、トレーラーから分かっていたことなので…なんとか消化します。その代わり「お弁当付きハートマークの手作り」を超える迷シーンが生まれることを期待します。
 全体的なキャラデザは1話時点ではまだまだ見慣れませんが、エミリアの違和感がそうでもないのと、ギャグは悪くなかったと思います。

 ただ、全体的に顔芸の演出がちょっと厳しいかなあ。極端すぎます。

 OPの棒読みみたいなメロディラインの曲はちょっとゼロ年代でしたね。小室サウンドの名残りで転調して、サビだけ盛り上がればいいだろ?っていう感じ?多分毎回スキップすると思います。
 そして、EDのエモい感じを出そうとしてますが、これまた厳しいなあ。棒もいいところですね。ジ・アニソン…ただし20年前みたいな感じです。いや、20年前に失礼か。
 音楽性はまあ前から駄目でしたけど、今作も駄目かなあ。

 とにかくせっかくの2期です。自分で文句をいって自分で気分を盛り下げてもしょうがないので、1話で愚痴はたっぷり言っておいて、以降は楽しみたいと思います…多分ですけど。{/netabare}



2話 うん。絵柄には慣れるものですね。エメラダも出てくるし、見届けましょう。できれば最後までやって欲しい。原作は途中で挫折するので。

{netabare}  1作目の印象が消えれば普通に悪くないキャラデザな気がします。人物は恐らくCGのせいか奇麗ですし。
 手の作画がリアルすぎて不思議な感じでしたが、全体としては悪くないです。
 背景美術は気になりますが、話に集中しだすと忘れます。

 コメディが減ってシリアス展開になるのはわかっていましたので、そこについては原作通りなのでアニメに対する文句はありません。むしろ、ちょっと原作読むのがきつくなるのをおぎなってくれるのを期待します。

 話としては、夜泣きをする赤ん坊は、助詞付きの言葉は使わないだろう、と思います。成長度合いだと2歳は超えている感じですね。ちょっと設定がわからないですが、異世界の赤ん坊だということでスルーかな。

 ただ、うどんって魔王側が食べるとお腹壊すって設定なかったでしたっけ?赤ん坊に与えて大丈夫なの?ってちょっと思いましたが、スズノからもらったうどんじゃない、ってことでしょうか。

 確かユサとは恋愛にならない記憶があるのですが、気合いが入ったのはやっぱり女性だからということでしょうね。それとも魔王を意識するんでしたっけ?魔族VS人間的な話が中心になるんでしたっけ?赤ん坊がまあ色んな意味で重要なのは覚えています。ただ、詳しい設定や話はすっかり忘れました。
 あの樹が出てきてちょっと思い出した気もするのですが…うん、やっぱり忘れてます。
 ですので、もう絵柄とかはいいので、どうせなら最後までアニメ化してほしいなあ。{/netabare}


4話 コロナ下なので、8月1週からしばらくは作画崩壊は大目にみたいかな。

{netabare}  ストーリーは後でまとめてレビューします。作画について。「異世界おじさん」などは延期になったみたいです。現状についての報道はありませんが、コロナ下のせいか、アニメ業界は大変なんでしょうか。

 なんか第2原画と動画が韓国の方ばかりでしたね。慣れない作品を緊急でやったのでしょうか。20分49秒以降のユサ…伝説級の口の位置でした。これはしばらくネット上に残るかもしれません。17分03秒の横顔も…11分34秒以降のアラスラムスもなかなかの顔面膨張です。

 ただ、本作はこの状況下でも人を動かそうという感じはありました。3人で寝ているシーンなどは構図もカットも良かったと思います。止め画でごまかさないで、頑張っていたと思います。
 原画が出来ていて後の作業が…という感じなんですかね?作業工程は知識としては知っていますが、具体的には全く知らないので何とも言えません。

 中国のきな臭い件は数日前からなので…関係はないと思いますが、状況が悪いんでしょうか。こっちも気にはなりますけど。まあ、しばらくは早くアニメ業界が正常運転になることを祈ります。
 しばらくは全作品大目に見たいですね。がんばらなくていいので、健康第一で。休んでもいいんですよ?{/netabare}



御免なさい。断念です。

 全体感です。飛ばし見もあったので決して完走とはいいません。断念と言っていいでしょう。やっぱり魔王とユサがなあなあになるプロセスのために、赤ん坊という中間の存在を出したんだと思いますが、この展開が理屈っぽすぎてギャグもエピソードもキレが無さすぎて見てられないです。

 これはアニメのせいというよりは、原作でも同じ感想だったので、決してアニメの脚本や作画キャラデザが原因ではないと思います。
 チホちゃんの恋愛とも重なって、チホちゃんに意味性を持たせるための話もなんだか不自然というかなんというか…

 アニメやキャラデザは確かに褒められたモノではないですが、話が面白ければ多少画面にアラがあっても見られる私が、苦痛を感じるつまらなさでした。
 やっぱり2期が長期間作成されなかったのは、これが理由な気がします。チャレンジしたのはいいですが、アニオリにしたほうが良かったですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

はたらかない監督さま!!

【紹介】
これは2期にあたります、1期とは制作会社やデザインが変わったみたい

【感想】
一期はストーリーがとても良い感じに完結していてとても満足したのでそこで物語が終わりでも良かったと私は思います
はたらく魔王さま1期がとても好きなのでできるだけ好意的に見たかったけど、一期が好きであればあるほどきついと思います

一期から雰囲気が変わりすぎていてクオリティが下がったのはすぐわかるし、作風も変わって期待していたのと違います

制作会社もスタッフも違うので作風変わっちゃうのは仕方ないけど、一期の雰囲気を壊さない努力はしてほしくて、それが感じられないので監督には作品愛がないのかな?って思ってしまいます

デザインの変更は違和感が大きすぎて戸惑いました、まず誰ですか?顔変わり過ぎ、背景の絵もなにげに酷い
一期と比較すると動きが減ってるし大げさすぎるリアクションも顔芸も雑で一期のイメージを壊してしまっています
みんなの表情も変化が少なくなって人が変わったみたいな感じがしてかなりショックです
勇者ちゃんや千穂ちゃんなんて別人でしょコレ? ひどい・・・
演出やテンポも悪くなっているので一期から連続してみると残念な部分が目立ちます
{netabare}
今期は魔王軍らしく戦闘シーンが多めで、日常シーンやコメディが多めな1期とは少し作風も違います
この作品にバトルシーンはあんまり求めてないし、作画の悪さと敵キャラクターの魅力のなさでバトルシーンはとても退屈

敵の魅力のなさはデザインもあるけど、見せ方も良くない
よくわからない強敵がある日突然やってきて引っ掻き回している感じがするのが残念で、天界関係の掘り下げが足りないかな?
キャラクターに天界の世界観やバックボーンを説明させるんじゃなくて、天界とか魔界とかファンタジーの世界観はやっぱり映像として見たい
一期の魅力だった日常シーンの面白さを止めてまで入れてきた要素なので、ここが微妙だとどうしても評価は下がるでしょうね
{/netabare}

期待とは違ったけどやっぱり雰囲気は好き
続編が決定しているみたいですが、5年かかってもいいので作画とデザイン元に戻してください(/_<。)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 38

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

もう少しどうにかならなかったのか?

原作未読 全12話

はたらく魔王さま!の2期です。関係性から1期から観ることをおススメします。

勇者に倒されそうなった魔王は部下とともに現代の日本に逃亡します。魔力がつきかけている魔王たち、慣れない日本で生きていくためにアルバイトをします。

そこで出会った人たち、魔王がいた世界からの刺客など、様々な出来事を描く庶民派魔王アニメです。

前回1期の放送(2013年4月から6月)9年ぶりの2期ということでかなり期待していました。

お話は面白かったし、キャラの声も変わっていなくて良かったのですが、とにかくキャラデザが変わりすぎです!

現代風にキャラデザを変えるのはやむを得ないかもしれません。逆に変えて良かったのであればいいのですが、この作品はその逆、特に女性キャラが変わりすぎてがっかりでした。

特にヒロインの一人、魔王に恋するアルバイト先の同僚の佐々木 千穂(通称:ちーちゃん)が変わりすぎていましたね。

新キャラも出てきますね。お話は切りがいいところで終わっています。

OPは1期と同じく栗林みな実さん、EDは堀内まり菜さんが歌っています。

最後に、続きは2023年に放送予定です。できれば1期のキャラデザで行ってほしいですが………無理でしょうねw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17

67.8 4 アパートで子育てなアニメランキング4位
Buddy Daddies[バディダディーズ](TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (170)
437人が棚に入れました
殺し屋バディの子育て奮闘記!? 狙ったターゲットは逃さない。 そんな男2人の殺し屋バディが、4歳の女の子を引き取るハメに。 新たに始まったのは、ホット&クールな男2人組と天真爛漫な女児との家族生活。 どんな仕事もこなす2人でも、1人の娘に悪戦苦闘。食事の世話から遊びの相手、保育園の送迎などに大慌て。それでも仕事の依頼は断れない。 さらに、女の子は2人が始末した極悪マフィアボスの隠し子だったのだ…! 果たして、仕事と育児の両立は可能なのか? そして、仮初めの家族に幸せは訪れるのか? オリジナルアニメーションを数多く制作してきたP.A.WORKSと、練り込まれたシナリオで定評のあるニトロプラスがタッグを組んだ新作オリジナルアニメーション。痛快アクション&ホームコメディ!
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

放送時期が悪かっただけのハートフルコメディ

原作未読。予備知識なし。
"殺し屋が子育て"という点でどこかSPY×FAMILYを
連想しながら観てしまうのが難点でしたね。
アニメ化のタイミングが違えばもっと評価されたはず。

殺し屋と子育てを両立させるというより
殺し屋のパパ2人が子育てに振り回される様子。

色使いやノリがアメコミに近い感じがして、
そういう気持ちで観ていたら細かな設定のゆるさ等は
あまり気にならずクスッと笑える作品でした。

最初はミリちゃんをウザく感じるんだけど
進めるとハートフルで癒される方が上回っていって
後半では泣いちゃうところがいくつかありました。

実は初めて観た時に思ってたのと違うな〜と
1話切りしてしまったんですよね。
だけどキャラやイラストの感じが好きなので
勝手な連想をリセットしてリベンジしたところ、、

観てよかったーーー!!!

{netabare}ミリちゃんを預かり育て始めた時は
殺し屋業を一旦お休みする期間があったり、

ミリちゃんのお母さんが殺された後に
自分たちでミリちゃんを守り育てようと決意してからは
殺し屋を引退する選択をしたり、

その後は2人で飲食業を始めて10年間
生計を立てていた事が最終話の会話で分かるのですが、

振り返るとパパ2人はミリちゃんと出会った時から
ミリちゃん中心の生活をずっと送ってたんですよね。
愛だなぁ〜(*´˘`*)
グレずに高校生まで育って良かったね一騎パパw

個人的にコメディ抜きでは運動会の"かぞく"が1番好き。
園児が文字を読めるのか?とか気にしちゃダメ!w
私は4歳で平仮名と片仮名の読み書き出来てたらしいし
ミリちゃんも入園前のお名前を書くシーンで
お洋服に自分でデーンと書いてたから
きっと読み書き出来る子なんでしょう。

コメディ部分で好きなのは、
どこがというより全体的に零パパの発言です。
的確だったりズレてたり
よく分からない不安定な鋭さが面白かったですw{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

【失敗作の典型例-4】安易に子供に頼りすぎ →「臭いものには蓋」プロとして最低の仕事ぶり/2023/4/2追記

【レビューNo.48】(初回登録:2023/4/1)
オリジナルアニメで2023年作品。全12話
「糞作品にレビューを書かずにはいられない」という、レビュアーさんの気持ちが初めて
理解できたかも(笑)まあ怒りに任せた緊急レビューということでw

(ストーリー)
一騎と零は裏社会で生きる殺し屋バディ。この日も仕事でターゲットが主催するパーティー
に潜入する。作戦決行の直前何故か4歳の幼女ミリが紛れ込んできて、作戦はハチャメチャ
となるもどうにか任務を完遂。ところがミリは暗殺したターゲットの隠し子だったのだ!
次に母親に子供の引き取りを依頼するも拒否されてしまう。そんなこんなで2人の殺し屋と
幼女の奇妙な同居生活が始まる。

(評 価)
{netabare}・安易に子供に頼りすぎ
 ・「アイデアに困ったら子供と動物を使え!」
  「CM業界の鉄則」で昔そんな話を昔聞いた記憶があり、実際「3B」というものがある
   (美人(Beauty)、赤ちゃん(Baby)、動物(Beast))
  らしいのだが、本作も「安易に『幼女』に頼ったな」という印象しかない。
  ・「殺し屋」×「幼女」にすれば、意外性のある面白い作品が作れるだろう
  ・幼女を出しておけば、「萌え」とか見栄えのいい画が描けるだろう
  ・幼女に家族アピールさせとけば、アットホームな作品になるだろう
  という、浅はかな計算しか感じなかったんだよね。
  で、作品を観ると
  ・幼女に家の中を引っ掻き回させ、コメディ展開にするぞ!
   → 回数や限度のバランスを考えず、ミリが邪魔で鬱陶しい存在に感じてしまう。
  ・そろそろ家族愛アピールでアットホームな話入れよか♡
   → とってつけたような薄っぺらい展開に空々すら感じてしまう。
  ストーリーに自然に馴染ませるのではなく、制作陣の都合だけでミリを動かしてる感
  が強く、ミリの扱いが雑すぎでかわいそうだったなと。(ミリに罪はないのに・・・)
 ・殺し屋と育児の両立について
  本編は「表の優しい育児の顔/裏の非情な殺し屋の顔」の両立をどう描いていくのか
  ・特にこの甘々な世界観で本当に人殺せるの?
  ・で、人を殺した後どの面下げてミリと接していくの?
  ってところに注目していたんだが、そんな心配無用でした。だって殺し屋業開店休業
  中なんだものw最後にミリに危険が迫ったから、大儀名分を得て立ち上がるがそれは  
  別物でしょう!
  結局「一番難しい命題からは、目を逸らして逃げました」という最低の仕事ぶり。
  「じゃあ、なんで『殺し屋』設定にしたの?」と作品の根幹を疑うレベルですね。

・一番かわいそうだったのは、ミリの母親。
 ・個人的には制作陣都合に振り回されてかわいそうだったのは、ミリの母親なのかなと。
  ・2人とミリを同居させたい
   → 子供に愛情を抱けないから、引き取り拒否します!
    → まあわかる
  ・そろそろドラマチックな展開が欲しいな
   → 改心したからミリを引き取りたい(まあ一応裏工作もあったけど)
    → ちょっと待て!なんや、この取ってつけたような展開は?
  ・で、ここからどうやって2人に戻していく?
   → 邪魔やな。殺し屋に母親処分させちゃえ!
    → ファーーーーー!!!!
  ・それで最大の問題「母親が死んだこと隠してるけど、どこで打ち明けるの?」 
   → 面倒なことは先送り、ミリは真っすぐな女子高生に育ちました!!
    → 結局ここでも「臭いものには蓋」ですか(呆れ)
 ・あと、細かい突っ込みとして
  ・最強の殺し屋「小木埜」をどう倒すのか?
   → あれほどの殺し屋が後ろ無警戒で、背中からブスリって・・・
  ・「組織の掟は絶対だ!、地の果てまで追い詰める!!」
   → えー、あれで落とし前が着いたの?!
  ・(話は戻るが)零に初めて「父親の自覚」を持たせるには?
   → 警察官を高圧的にして悪者にしちゃえー?! ・・・etc
 なんというか「ご都合主義の権化」というか、欲しい結果を得るためなら
 ・そのプロセスは何でもあり
 ・都合の悪いところはすっとぼけ
 という、「プロの仕事としてそれはどうなの?」っていうのが多すぎて・・・

「組長娘と世話係」もそうですが、普段は子供でアットホーム感を演出するために血生臭い
設定はなかったように振舞っておいて、いざ新しい展開が必要になったら、ヤクザや殺し屋
らしいことを始めるという、ダブルスタンダードはホンマにやめろや!!
例えば、よく比較対象となる「SPY×FAMILY」は
・偽装家族ということを登場人物も視聴者も分かっているし、コメディに大振りしてるから
 → どこかで本物の家族になりたい
というささやかな願いや多少無茶な言動が受け入れられるわけで、こんな練り込みのない世
界観でこの作品はどこへ向かおうとしていたのか?
なまじ作画やアクションの出来がよかっただけに、余計「殺し屋と育児の両立」というのが
難しく、思いつき感満載の歪な作品に仕上がったという印象ですね。
(個人的には、コメディ/シリアス/ハートフルを作品としてどう扱いたかったのか理解不能
 とりあえず全部ぶっ込んでおけば、何か刺さるやろ位にしか見えなかった)
なんかミリや母親の扱いが酷く、しかも都合に合わせて片方には目をつぶるという、ダブル
スタンダードぶりにご立腹って感じですかね。{/netabare}

最後にちょっと怒り任せてレビューしちゃったんで、乱文お詫び上げますm(_ _;)m

(追 記)
てぶくろさんの
「いざ!アクションホームコメディブームの波に乗れ!」
というのが秀逸で、「そういう企画だけでそれっぽい作品つくりました」と説明されれば、
「なるほど」と確かに腑に落ちますね。

(2022/4/2追記)
追記しようと思ったら、書きたいことは上手くてぶくろさんがアップしてくれてましたね。
>逃げやがったなテメー、話作りの難しいところをサボるなってば。
>ミリちゃんの存在がほぼペットと同義になってしまう

・人物描写をサボっている
 ・ミリや母親は物語を都合よく動かしてくれるための「駒」であり、ことミリに関して
  は家族愛をアピールするための「道具」であり、ほぼ人物描写ができていない。
 ・それは主役2人にもいえることで、エピソード等でこういう過去を持つという「設定」
  は増えていくが、その後まともに向き合っていないから人物描写が浅い。
 ちゃんとキャラと向き合って、人物をしっかり描こうよ。

・話作りの難しいところをサボってる
 ・「殺し屋と育児の両立」については、上述の通り。結局都合の悪い部分から逃げたよね。
 ・上述 >とってつけたような薄っぺらい展開に空々すら感じてしまう。
  「家族愛」についても結局人物をきちんと描いていないから、「何をしたか」という表
  面上のことしか描けておらず、「同じ時間を共有したから、それはもう『家族』だよね」
  という浅いメッセージしか伝わってこない。

クリエイターなんだから、そういうところで汗をかいてこそ「この作品しっかり練られている
な」と、こちらも心を動かされるわけで、それを微塵も感じられなかったのは残念。
(予め決められたゴールへ最短ルートでサクサクと到着するために、都合のいいものだけ利用
 して、面倒なことから逃げましたとしか思えなかった)
この構図どこかで見たことあるなって思ったら、異世界モノの「スマホ太郎」やん!!
「現世で『スマホ太郎』やりました」って説明されたら、なんかスッキリとするなwww
(「スマホ太郎」に興味を持たれた方は、ググってみてください)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

犯罪者を主人公にすることの難しさから逃げてしまったのは、大幅な減点です。

 最終話(12話)まで観ました。

 作画は最後まで良く、アクションも迫力もありましたが、脚本が悪すぎます。

 ラストもノリとアクションのみで逃げ切りましたが、納得出来ない方も多いと思います。

 殺し屋は、どう言い訳しても最悪の職業犯罪者です。営利殺人者を良いやつと評価して良いのでしょうか?

 敵役の殺し屋は、女子供でも容赦なく殺す人物でしたが、主人公達も命令があれば同じことをやる連中なのでは?

 最初のルパン三世が殺人も躊躇しないハードボイルド路線で人気が出ず、義賊として人を殺さない宮崎ルパンで国民的キャラになったように、人殺しを受け入れるのはハードルが高いです。

 ゴルゴ13が、実はマイホームパパだったら、作品世界が崩壊します。

 本作品は、殺し屋と子育てという、難しいテーマを設定しながら、ミリがちゃんと育ったから良いだろ的にナァナァにしているのがご都合主義すぎて、良くありませんでした。

 話の流れから、子連れ狼の様に組織の刺客から逃げまくり、戦いまくりながら、ダイゴロウ、チャンの生き様を見ろ!的な話にしたほうがまだ説得力がありました。

 上手く料理出来ていれば、かなり評価されそうな良作だったので、とても残念です。
………………………………………………………………………

 7話まで観てのレビューです。

 作画はとても良く、アクションシーンも良く動きます。ヒロインのミリも、とても可愛く描かれています。

 ただ、「梨花はわたくしのもの」さんや、「てぶくろ」さんのレビューどおり、主人公達の殺し屋設定が上手く活かせれてない印象は受けます。

 7話で、一騎の過去が描かれるのですが、状況的に自宅の近所で殺しをやっているような描写は、流石に無理があります。

 感動回なのに、一般人を巻き込んでの騒動で何で逮捕されない?という疑問を強く感じます。

 この世界は一見平和ですが、そこら中に死体が転がっていても誰も気にしないディストピアなんでしょうか?

 ミリを可愛く活躍させるために平和で豊かな世界を描きたい。飢えた犯罪者予備軍として子供を描くのは避けたいと言うのは分かります。

 ただ、平和な世界だと、たとえ正義の味方だとしても、殺し屋が職業として成立するのは無理があります。

 この、世界観設定の不備が、今後も悪影響を与えて来そうです。

 現代人の考える平和とは、行政機関がきちんと機能していて、飢えや殺人事件が無いことが前提だと思います。

 一般市民の生存権を保障せず、戦争や権力奪取のための武装蜂起以外の市民間の犯罪は自力救済で、民事的問題の解決は、武装犯罪組織に依頼してね!という夜警国家的な社会は、今の感覚では平和で豊かな社会とは言えません。

 7話では、赦しと癒しが描かれていますが、そうなるか?根本的に登場人物の感覚が現代人と異なってないか?と疑問しかありません。

 これからどうなるのか、破綻しないで終われるのか?目が離せません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7
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