おすすめガイナックス人気アニメランキング 11

あにこれの全ユーザーが人気アニメのガイナックス成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年09月21日の時点で一番のガイナックスアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.2 1 OVERMAN キングゲイナー-オーバーマン(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (182)
1090人が棚に入れました
時代は地球環境が悪化した未来。
かつて人間が暮らしていた豊かな土地は食用地として保全され、 人々は凍えるツンドラ地帯や灼熱の砂漠地帯のドームポリスに押し込められ、中央政府や食料を運んで来る鉄道公社には逆らえなかった。
そんな生活が何代も続いたとある時代に、ふと疑問を抱く人々が現れ始める。『自分達の先祖が生活していた土地への帰還』=エクソダス。
そんな中、シベリアのドームポリス『ウルグスク』に住む少年、ゲイナー・サンガは、シベリア鉄道警備隊に逮捕されてしまう。容疑はドームポリスから脱出する『エクソダス』だった。
ゲイナーは留置場で出会ったゲイン・ビジョウという男と共に脱走するが…。

声優・キャラクター
野島裕史、かわのをとや、小林愛、鬼頭典子、子安武人、水城レナ

ちゃば

★★★★☆ 3.8

富野監督らしい作品

久々の富野監督のオリジナル作品で、舞台がロシアみたいな所で生活に苦しむ住民が集団でヤーパンと言う気候が穏やかで豊かな多分日本みたいな所を目指すという、世界観が独特でオリジナリティーがある作品、ただこの監督の特徴でもありますが、相変わらずそこら辺の説明や動機付けが弱いので話しが分かり難いのが難点です。ただ富野監督が好きな人はそこら辺は織り込み済みだと思いますし、台詞のユニークさは健在です。オープニング「キングゲイナー・オーバー!」とエンディング「Can you feel my soul」はアニソン屈指の熱い曲ですのでお勧めです。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 4

ひげ

★★★★★ 4.4

深いことを考えてはいけない。

FFのごとく厨二的専門用語が多発。
いつものことだが、だいたいはあとでわかったり説明的な台詞で補足してるれるのが毎度のことだが、今回は一切ない。
ただ話の流れでああ。。なるほど。。。となる。
ここいらは禿げ御大の天才たる所以。
近年のFFノムリッシュには到底及ぶことはデキない。

まじめにみようとするとかなりの気合がいる。
ニュアンス、フィジカルで感じればいい。
一番問題なのは『あきまん』デザインのぬいぐるみ型ロボットを受け入れられるかにある。ガチコはマジでかっこいい。であきまんは2chで管巻いてるオッサンらに人気がでてしまったのがムカつくらしい・・相変わらずかわいいな。
あきまん、キヌ先生(キャラデザの一人)と似た絵で有名な吉田さんのキャラ、作画はあいかわらずすばらしい。吉田神と呼称されているのであのタッチの元祖は彼ということなのか・・。
富野監督自身はキヌ先生派のキヌシタン・・。とか・・じゃないとか・・。おらはストZEROあきまんが一番すきだなぁ。


終盤があまりにぶっとびすぎててついていけない。
いや話はわかるんだが、なぜそうなった!的な・・・。

ちなみによく聞かれるので 主題歌のシャウトは『メタルフルコート』っていってる。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 12

かみな~☆

★★★★☆ 3.6

ゲイナー△

そうだ!どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ!サラ!好きだァー! サラ! 愛しているんだ! サラァー!
エクソダスをする前から好きだったんだ!好きなんてもんじゃない!サラの事はもっと知りたいんだ!サラの事はみんな、ぜーんぶ知っておきたい!サラを抱き締めたいんだァ!
潰しちゃうくらい抱き締めたーい!心の声は心の叫びでかき消してやる! サラッ! 好きだ!サラーーーっ!愛しているんだよ!ぼくのこの心のうちの叫びをきいてくれー!サラさーん!
クラスが同じになってから、サラを知ってから、僕は君の虜になってしまったんだ!愛してるってこと! 好きだってこと! ぼくに振り向いて!
サラが僕に振り向いてくれれば、ぼくはこんなに苦しまなくってすむんです。優しい君なら、ぼくの心のうちを知ってくれて、ぼくに応えてくれるでしょう
ぼくは君をぼくのものにしたいんだ! その美しい心と美しいすべてを!誰が邪魔をしようとも奪ってみせる!恋敵がいるなら、今すぐ出てこい! 相手になってやる!でもサラさんがぼくの愛に応えてくれれば戦いませんぼくはサラを抱きしめるだけです! 君の心の奥底にまでキスをします!力一杯のキスをどこにもここにもしてみせます!キスだけじゃない! 心から君に尽くします! それが僕の喜びなんだから喜びを分かち合えるのなら、もっとふかいキスを、どこまでも、どこまでも、させてもらいます!
サラ! 君がツンドラの中に素っ裸で出ろというのなら、やってもみせる!

ふむ、漢ですね。

主人公一団がエクソダス(要は聖地ヤーパンへみんなで逃げ出そう)するお話です。
富野監督の割に明るいアニメなので視聴しやすいかも。OPが熱いので近所迷惑にならない声量で歌ってくださいw

ゲインとゲイナーのふたりを主にフォーカスを当ててるのでサラが若干空気かもしれません。個人的にゲイナーとサラの恋愛について期待してたのに残念でした。
主人公機がそこまで一騎当千的な機体ではないのがミソ。古いロボットものアニメの王道展開の割に演出のおかげかとても燃えます。しかしキャラ萌えはありません。

時間があったら見て欲しいアニメですw

投稿 : 2019/09/21
♥ : 0

54.0 2 魔法少女大戦(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (128)
727人が棚に入れました
原作:松井健/伊藤桃香/GAINAX、監督:大野木彩乃、キャラクターデザイン:川元まりこ、プロデューサー:アサオヨシノリ、脚本:兵頭一歩、音響:小泉紀介、キャスティング:藤崎淳/中村賢一、荒川美穂、山寺宏一、新谷良子、竹内良太、村川梨衣、新井里美、南條愛乃、岩田光央、小松未可子、千葉繁、小岩井ことり、西口杏里沙、寺崎裕香、山口勝平、、、

声優・キャラクター
荒川美穂、山寺宏一、新谷良子、竹内良太、村川梨衣、新井里美、南條愛乃、岩田光央、小松未可子、千葉繁、小岩井ことり、西口杏里沙、寺崎裕香、山口勝平

ローズ

★★★☆☆ 2.7

かしこみ かしこみ 申す

ゲーム原作。
日本全国の御当地魔法少女が『マガツヒ』と呼ばれている存在と戦うストーリー。

原作が日本全国の御当地(都道府県)を使っているので、当然、その場所に住んでいる人達には応援されるでしょう。
しかし、放送は全26話。
御当地魔法少女も宮城・静岡・東京・石川・三重・熊本・京都・島根の8つしか放送されませんでした。
ショート作品である事と1つの地域に3~5話を中心に使われているので仕方が無い事なのでしょう。
日本全国の御当地魔法少女を紹介するにしても全26話では足りません。
例え紹介できたとしてもほんの数分の顔見せ程度になってしまいます。
本作品のように数話使って人物紹介をしたほうが丁寧で分かりやすいです。

紹介された御当地に住んでいる人はラッキー程度に思ったほうがいいのかな。
ショート作品なので見るのも簡単ですが、円盤が発売されていないのでゲームをプレイする人向けに作られたのでしょう。
地元の魔法少女を応援するために作られたような内容の作品でした。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 14

come-on Y

★★★★☆ 3.4

2.5次元てれび発の魔法少女

「2,5次元てれび」と「pixiv」の視聴者参加コラボ企画から始まった『ご当地魔法少女』
もの。アニメ化もその一環で設定的にはゲームのものみたい。

1話を視た感想として・・・。
まず一番に言いたいのは短編アニメなんだからもう少しメリハリというかインパクトが欲しい。
作画もそれほど悪くなったし(絶賛するほどでもないけど)、声優も有名どころを使っている
だけに勿体無い印象を受けた。

個人的にはかなり応援しているので今後に期待したい。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 2

Ka-ZZ(★)

★★★★☆ 3.5

来週も、かしこみかしこみもーす、ですっ^^

この作品は、各都道府県に散らばっているご当地魔法少女が「マガツヒ」と呼ばれる闇の存在と戦うゲームが基になっているようです。
テレビアニメ版では、さすがに47都道府県分の放送は難しい、という判断があったのでしょう・・・
47都道府県を代表して宮城県、静岡県、東京都、石川県、三重県、熊本県、京都府、島根県のご当地魔法少女の「マガツヒ」との戦いが描かれています。

私は自分と縁やゆかりのある場所しか良く分かりませんでしたが、ご当地魔法少女というだけあって、ご当地を上手く表現したコスチュームなど設定が細かいです。
私が知っているのは宮城県・・・伊達政宗が築城した「青葉城」と「鳴子こけし」が組み合わされて「青葉鳴子」ちゃん・・・
コスチュームは仙台の夏のお祭りである七夕がイメージされていたようです^^
2014年の秋アニメで某作品を視聴しているせいか、鳴子ちゃんの大変ご立派なツインテールは確実に入部条件を満たしてるよね・・・などと一度脳裏に浮かぶと、もう気になって仕方がありませんでした・・・というのは蛇足ですね(//∇//)

この作品のこだわりは、それだけではありません・・・
魔法少女と魔法少女が飼っているペットの声は、原則として声優さんの出身地となっているそうです・・・すごいこだわりですよね^^

一方、物語の方ですが・・・
自分が魔法少女である事を既に受け入れている少女、気づいたらいつの間にか魔法少女になっていた少女など、経緯は皆んなバラバラです^^;
そのため「マガツヒ」との戦いを好む者と、そうではない者が出るのはある意味当たり前だと思います。
でも、魔法少女は一歩前に踏み出すんです・・・

バリエーションが47もあるので、全てが当てはまるわけではありませんが、
守りたいモノがあるから・・・
自分の生まれ育ったその場所が大好きだから・・・

魔法少女・・・私達人間も一緒だと思いますが、突き動かされる衝動ってそんな特別なモノじゃなく、ごく身近にあるモノを大切にしたい・・・
という思いの強さの表れなのかもしれませんね^^

それと、物語の中の台詞でたびたび登場した「かしこみかしこみもうす・・・」
神主さんの祝詞奏上で良く耳にする台詞ですが・・・
ナレーションの最後の「かしこみかしこみもーす、ですっ」がとても耳に残っています。
ただ「ですっ」が付いただけなのに、何でこんなにも可愛らしく聞こえるのだろう・・・と思いながら毎回楽しみにしていました(//∇//)

2クール26話のショート作品です^^
時画面右上のゲームの宣伝のテロップが無ければ・・・と思う事もありましたが、私は総じて楽しむことができた作品でした^^

投稿 : 2019/09/21
♥ : 21

65.6 3 ブラックマジック M-66(OVA)

1987年6月28日
★★★★☆ 3.6 (58)
198人が棚に入れました
軍の暗殺用アンドロイド2体が輸送機の墜落により逃走。
特殊部隊により一体は捕獲され自爆するが、もう一体のM-66は市街に侵入。
やがてM-66がテスト用にデータ入力されていた開発者の孫娘フェリスを狙っている事が判明する。
事件を追っていた女性ジャーナリスト・シーベルは、成り行きからフェリスを庇ってM-66と対決する事になる。

けみかけ

★★★★★ 5.0

ジャパニメイテッド ターミネーター by 士郎正宗

士郎正宗のアマチュア時代の同人誌を原作に作者本人が絵コンテを切るという異例の制作体制の下に作られた伝説的なOVA


軍事目的に暗殺兵器として作り出されたアンドロイド、M66が移送中の事故により消息を絶った
極秘に回収に赴いた軍だったが、2体のM66の暗殺任務プログラムは既に誤作動しており、手段を選ばぬアンドロイドの冷酷な攻撃に多数の死傷者を出す惨事を招いてしまう
事態を取材していた女性ジャーナリストのシーベルはやがてM66が誤ってターゲットにしているのが開発者の孫娘であるフェリスという少女であることに気付き、フェリスを救うため奮闘する・・・


「ジャパニメーション版ターミネーター」とも言うべき今作
後の士郎正宗の代表作でもあるアップルシードとの世界観共有説もありながら、アップルシードではメインの題材にはならなかったアンドロイドがテーマになっているのが興味深いです


暗殺目的達成のため冷酷無比に突き進むM66と、それを止めんとする軍とのスピーディーで縦横無尽な乱戦がモチロンの見どころ
とにかく線の細かいキャラデザは序の口
M66を捕獲するために軍が用いる投げ網のようなワイヤー、細かい爆発の粉塵、大胆に背動を使ったカメラワーク
どれも現代のアニメでは考えにくい採算度外視のハイリスク&ハイコストな当時の士郎正宗やアニメタ達の気の遠くなるような職人技が光ります


お話もわずか50分弱ほどで上手くまとまっておりサクッと観れるのもポイント
そんな短い中で紹介や解説もほとんど無いにも関わらず際立ったキャラクターも素晴らしいです
特にM66の捕獲とフェリスの保護に命を懸けて奮闘する個性的な軍の面々に注目して欲しいです


単純明快なストーリー、かつハードなSF色、ミリタリー色、そして見応えのあるヴィジュアルとまあ、当時の士郎作品の雰囲気がお好きな方はアップルシードと合わせてチェックしたいですね

投稿 : 2019/09/21
♥ : 19

ポール星人/小っさ

★★★★☆ 3.7

当時、絵コンテ集買いましたよ

 なんか大昔のOVAだから結構評価低いのが悲しい。
まぁ確かに今の時代に見ると苦しいものがあるかも。
当時のOVAの水準からは一線を画した作品だったんですが・・・・

 ちゃんと"エムロク"がフェリス襲う理由も明確にされてるし、攻殻の基って言うより士郎正宗の学生時代の頃の作品が原作すから。
"腕まくりしてる兵士"と"しない兵士"の表現とか"少佐"の部隊員達の動きとか、当時発売された絵コンテ集か読んで流石と思ったもんです。原作者自らが絵コンテってスゲェと思いませんか?プロとしてのアニメ関係者じゃねえんですよ?しかも普通に本屋に売ってたし。
当時、何十回絵コンテ集片手に見返した事か。
 当時は結構OVAってものが乱発され始めた時代でしたが、そういうのとは一線画してました。ほぼ同時期に発表されたアップルシードの初めてのアニメ化(確かガイナックスも噛んでた)の出来が酷かったから尚更「士郎正宗のアニメ」は格が違うのが判りましたよ。

とか思って見てたのは当時も士郎正宗のファンだけで、普通のアニメ好きにゃ"ターミネーターみたい"と思われてたんでしょねw

不満だった点はM-77が出てこなかった事と原作ブラックマジックの全体としてのSFテイストは一本単発のOVAには滲み出て来なかった事ですかね。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 2

ahirunoko

★★★★☆ 3.4

1987年の作品を現在のレベルで評価?厳しすぎるよね・・・

オリジナル作品?士郎正宗先生が携わっていたようで。
OVAの1時間モノ。この時代OVA流行っててアニメ・実写などまぁ色々出てた。

士郎先生の漫画は読んだ事あるけど色が強く出てると思う。
原作者同じでも攻殻機動隊とは雰囲気が随分違う。(攻殻は押井先生の色が強い)

映像は当然4:3の比率なので現在のテレビ画面(16:9)だと左右に黒い帯が・・・
当時の作画レベルとしては標準的なのかな。
戦術機などのメカのリアルさは特筆モノかと。ただし当時としては、ね。

ストーリーは当時は画期的だったと思う。ヲタク、と呼ばれていた衆が喜んで観ていたと推察する近未来のロボット試作SF。士郎先生だもん。
1時間の尺で上手くまとめていると思う。
演出としては当時流行った映画「ターミネーター」などを真似たような。結構ハラハラさせてくれる。

ED曲歌ってる北原優紀さんが・・・wikiで引っ張れない悲しい事実・・結構イイと思うんだが。

総評として、現在のレベルで評価はかわいそう。レビューになってないか(- -;
昭和50年後半~平成元年位までのアニメを懐かしむ人向け?かな。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 11

62.7 4 アップルシード アルファ(アニメ映画)

2015年1月17日
★★★★☆ 3.8 (27)
190人が棚に入れました
すでに北米やヨーロッパで公開された英語版、第27回東京国際映画祭で上映された字幕版をさらにブラッシュアップ。

「アップルシード」原作者・士朗正宗の監修と、『アナと雪の女王』の訳詞者・高橋知伽江の参加の下、台本を完全に見直した“日本版「アップルシード アルファ」”が完成しました。

ストーリー、キャラクターの会話など、さらに密度が高くなったフィルムは、ただの吹き替え版ではない“日本版”と呼ぶべき作品になっています。


世界大戦後、国家や情報網が破壊し尽くされ廃墟となったニューヨーク。

元・SWATのデュナンと、彼女の恋人で全身サイボーグのブリアレオスは
不本意ながらギャングから依頼された仕事をこなして日々の糧を得ていた。

街を出たいと思いながらも叶えられない日々が続く中、自動兵器に襲われている男女を助けたデュナンとブリアレオス。

アイリスとオルソンと名乗るこの二人との出会いはやがて、人類の希望を守るための戦いへと、二人の運命を導いていく。
ネタバレ

もぐりん。

★★★★☆ 3.8

アニメ作品では、人の3DCGのリアル描写はこのくらいで止めておいたほうがいい

士郎正宗原作漫画のフル3DCGアニメーション、同名のフルCGアニメが
2004年に公開されていますが、続編ではなく、原作1巻以前のエピソードを
描いています。

つまり原作にはないオリジナルストーリーってことになりますね、
ただ、忠実に原作以前の世界観かと言えばそうではないようです。

前2作はフルCGだけどあえてセルアニメ調の仕上げでしたが、本作は
実写に近いフォトリアル調で制作されています、この辺りは好みの
分かれるところですね。

【ストーリー】
大戦後の廃墟で暮すブリィとデュナン、その土地を仕切る双角と言うヤクザな
サイボーグの下で傭兵として働くが、 ある仕事でアイリスとオルソンを
やむを得ず助けたブリィとデュナンが巻き込まれた形で行動を共にする。

【登場人物】/【CV】
デュナン・ナッツ :本作の主人公でメインヒロイン /小松由佳
ブリアレオス・ヘカトンケイレス :デュナンの恋人で相棒 /諏訪部順一
アイリス :本作のキーマンの少女 /悠木碧
オルソン :アイリスの用心棒 /高橋広樹
双角   :ブリィとデュナンの雇い主 /玄田哲章
タロス  :アイリスを狙うサイボーグ /東地宏樹
ニュクス :タロスの仲間女性型サイボーグ /名塚佳織


【感想】
原作ファンで、作品既読、キャラも世界観も十分とは言えないまでも理解
しているつもりです、原作以前の各キャラ達のストーリーと言うことで、
非常に楽しみにして視聴しましたが・・・

うーーーーーーん、ヌルイです(´・ω・`)

いや、アクションや戦闘シーンはサスガに素晴しい!前作を超えるものだと
思います! CGを動かすためのモーションキャプチャーには、
フランス外人部隊の元兵士、細川氏を起用するなど動きや銃火器の取り扱いは
リアルと言うよりは本物であり、最大の見所でもありますww 

爆発や火器の発砲シーンなどはリアルで迫力満点で拘りを感じるところ!
(多脚砲台の主砲ってレールガンなんじゃないかな??)

廃墟や背景の描きこみも精細で、奥行きや立体感が強調された作画で秀逸!
廃墟という閉鎖された空間をうまく表現しています。

キャラクターデザインも、ブリアレオスとかのサイボーグ達の質感は今まで
観た中でも最高です、 ただですね(;^_^A

やっぱりデュナンとかの人の表現はまだまだだな・・っと 静止画なら普通に
見えるCGでもリアルになればなるほど動きが気持ち悪くなるんですよw

特に表情のつきかたとかね、あまりリアルになり過ぎると実写でよくね??
ってことにもなりかねない、この辺りだけは劇場版1作目の方が良かったな。

これはもう好みの問題だけどね^^

ストーリーも原作の重いイメージ比べるとかなり軽め、デュナンは父親から
人の殺し方を精神から叩き込まれたマシーンのハズ、序盤地下鉄で攻撃された
直後にも関わらず、無防備に地下鉄出入り口から明るい外に出る描写は違和感が
ありました、 その点ブリィの動きは常に用心深く原作のイメージのままでしたw

なんにせよ、デュナンってもっと活発で先走るジャジャ馬なんだよ、それを後衛の
ブリィがブツブツいいながら援護するシーンしか知らない(笑) この映画のデュナン
は大人しくて、らしくない感じだった^^

驚いたのは、双角w このキャラは原作だとズル賢い三下イメージだけど、この
役やキャストもハマリ役で良かった(´▽`) 意外にも名脇役だと見直したよ(笑)

リブートということで、原作とはまた違った解釈でのゼロスタートと考えれば
この作品もアリなのかな??

{netabare}
ED後に出てきたアイリスと同じ顔のバイオロイド、「HITOMI」のネームプレート
をしてたw 原作に直接つながるシーンでちょっと感動した(笑)
{/netabare}

まぁ あえておススメはしないかな(;^_^A 3DCGが普通に見れて、
アクションや、アップルシードが好きなら観てみて下さい(´▽`)

投稿 : 2019/09/21
♥ : 21

けみかけ

★★★★☆ 4.0

【かつてこんだけリブートしたアニメがあったでしょうか?でも好きだからサ・・・容赦なくぶった切るぜヨ】

頓挫したテレビシリーズを除いてもなんと5回目のアニメ化です
しかも続き物ではなく全部リブートってのが珍しい
原作はお馴染み、士郎正宗のメジャーデビュー作
戦争で荒廃した未来を舞台に女戦士デュナンとサイボーグになってしまった恋人ブリアレオスの活躍を描くSFアクションです


今回初の試みとしてシリーズ共通の舞台である未来都市「オリュンポス」は登場せず、オリュンポスに辿り着く前のデュナンとブリィを描くという物語になっています
戦争で廃墟と化したニューヨークを支配する悪党、双角に傭兵として雇われていた二人
双角との縁を切るべく受けた最後の仕事で、偶然にもドローンに襲われる少女アイリスと彼女に付き添う青年兵オルソンを助けることとなる
アイリスとオルソンは秘密任務の遂行中で何者かの追っ手が掛かっていた
果たしてアイリスとオルソンの真意と目的とは・・・


大好きな作品なので、それに5作目ってこともあって無礼千万、遠慮なく書いてきますねー


監督は2作目(04年版)と3作目(『エクスマキナ』)でも監督を務めた荒牧伸志
時系列的にはシリーズのエピソード0となるわけですが当然これまでのシリーズや原作とは一切無関係で完全に一新された世界観
つまり間違ってシリーズモノとして観ると矛盾だらけ


デュナンの人となりはリブートを重ねるごとに破天荒な男勝りからどんどん人間の女の子らしくなっていきますが、今作は例の通り苦悩、葛藤する様が描かれていて、たぶん“史上最も弱いデュナン”です


04年版で注目を集めたトゥーンシェードは用いず、『STI』や『ハーロック』で採用された写実的なCGで描かれたキャラデザ
それに演じるのが小松由佳さんってことでシリーズ中一番若いはずなのに、むしろ一番老けて見えるのが笑えます
↓声と見た目だけで年齢を表すとこんな感じですかねw↓
真綾デュナン<鶴デュナン<原作デュナン=勝生デュナン<小林デュナン<小松デュナン


トゥーンシェードの先駆者たるはずの荒牧監督
本人も言ってますけど、いまや『楽園追放』でトゥーンシェードが市民権を得た現代ではむしろ時代錯誤なんですよね;
しかし今作で写実的なCGに回帰したのには、今作がオリュンポス絡みの政治的、哲学的なお話ではなく、もっと身近な物語であるため、ドラマ性との協調を図る意味が込められてるそうです







でもホントのところは主な顧客が日本人じゃなくて欧米のファンだからでしょ、ってオイラ思った(爆
監督は『HALO』とか『STI』である程度世界的な評価も貰ってましたし、「MASAMUNE SHIROW & SHINJI ARAMAKI」の名前に飛びつく欧米人がメインターゲット、日本人はついでなんじゃないかとw
実は欧米では日本に先駆けて2014年7月には円盤が発売されてます
先に英語版を作ってた、ってのと競合映画の多い時期をあえて避けるという意味で2015年1月上映ってワケです
あっ、でも日本の劇場でも限定先行発売というカタチで円盤を手に入れることが出来ますよ


確かに映像表現的にはシリーズ中最高のクオリティですb
かの巨匠ジェームズ・キャメロンも絶賛(凄い)
話題の男、虚淵玄も絶賛(ってかキャメロンと同列かよw)
ニューヨークという現実の都市の朽ち果てた姿もリアリティ重視の映像のお陰で臨場感たっぷり
あまり制作時間に余裕の無かった作品ながらよくぞここまで!って感服ですわ


・・・いや;
でも流石に【上乳とおへそ丸出しのタンクトップ姿】のキャラデザはどうかと思いますよw兵士としてw


双角、マシューといった原作ではお馴染みながらアニメ化されてなかった人物たちがかなり無理矢理ではあるが登場
デュナンやブリィとの腐れ縁が明かされます
あ、マシューは別作品でアニメ化してたかw


ランドメイト、多脚戦車といったお約束のメカも登場・・・でもランドメイト戦だけはケレン味たっぷりの『ⅩⅢ』が一番かっこよかったなぁ・・・


声の演技の聞きどころとしては荒廃した世界に絶望し、苦悩するデュナンを演じる小松さん
それと謎の少女アイリスを演じる悠木碧ちゃんに注目したいですね
そしてニッポン放送のよっぴー(爆


うーん、でもエンドロール前とエンドロール後のエピローグは蛇足でしかないよねぇ・・・無理矢理過ぎるぅ・・・w


あぁ、でも音楽は“今回も”素晴らしかったですよ
CAPSULEの中田ヤスタカ、RIP SLYMEのDJ Fumiya、tofubeats、RAM RIDER、80KIDZ、nishi-ken・・・とまあそうそうたる、そして現代のEDMをリードするメンツ
毎度音楽面に関しちゃホント完璧ですよ、このシリーズb


ところで・・・オイラの個人的には士郎正宗って
「攻殻<アップル<ドミニオン<ブラックマジック」
なんですわ
【戦車流行ってますし、『ドミニオン』もう一回アニメ化しようぜ?】

投稿 : 2019/09/21
♥ : 20

このままじゃダメだ

★★★★☆ 3.9

タイトルなし

このシリーズの作品は今作で初めて視聴しました。
アップルシードの前章ということで、初めてでも受け入れやすい作品でした。

■物語
一言で表すなら「ザ・王道」
具体的に表すと、最初は敵だった奴が仲間になる。超巨大な敵が出現したらそろそろ終わりの合図
分かりやすくて私は好きです。
人によってはストーリー展開が読めすぎてわくわくしないという方もいらっしゃるかもしれませんね。

■声優
キャラがリアルだからでしょうか。
とても上手いのですが、吹き替えのような印象を受けました。

■キャラ
多くのキャラが無機質なので、人肌が恋しくなります。相乗効果もあって、つい胸に視線がいってしまいます、

男性キャラはどれもイケメンな性格をしていますが、無機質な外見だけに中々ストレートに惚れられませんね。敵のボスがフェミニストだったことが印象深いです。

■作画
主要キャラのモデルは質感もかなりこだわられていて感動しました。
表情までも細かく、すごいの一言です。
ただ、残念だったのは、良い部分とそうで無い部分に差があること。
CGをかじっているので難しいことも痛い位分かるのですが、そこまで拘るならここももうちょっとと思わずにはいられません。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 3

67.1 5 劇場版 フリクリ プログレ(アニメ映画)

2018年9月28日
★★★★☆ 3.7 (33)
161人が棚に入れました
「すっごくさぁ。欲しいものがあるんだよ」 深紅の翼を追って〝女〟は空に消えた――。 時はめぐり、星々を盗み取るほどの力はいま、少女の夢のなかで目覚めようとしている。 「ベスパに乗った女に気をつけろ!」 アイロンの吐き出す煙たちこめる街――ヘッドフォンの少女・ヒドミが轢かれた夜、 クラスメイトの少年・井出の額から巨大ロボットが出現した! 〝特別なことなんてない日常〟が終わりを叫び、ついにあの女が帰ってくる!

声優・キャラクター
林原めぐみ、沢城みゆき、水瀬いのり、福山潤、村中知、中澤まさとも、黒沢ともよ、井上喜久子、大倉孝二、菅生隆之、浦山迅、鈴木れい子

shino73

★★★★☆ 3.7

セカイはテキトーに

アニメーションをやりたいように、
やりたいだけフルスイングする。
クリエイターのおもちゃ箱なのだ。
これがフリクリの本来の良さだろう。
劇場版「オルタナ」は寂しい印象を残ましたが、
こちらは楽しいフリクリの待ちに待った帰還。

その日暮らしの説得力ゼロの少年たちと、
ネコ耳少女ヒドミの日常系ファンタジー。
ポップでキュートなデザインが素晴らしい。
スクラップした毎日を蹴り飛ばす、
PILLOWSのオルタナロックも健在です。

物語はあってないようなものだ。
クリエイターが結集した6篇の連作ですが、
そもそも前作から説明など不要かも知れない。

10代の無感情な倦怠感、閉塞感、
いやここは「時代」のと呼ぶべきか。
やりたいことなんてない気怠い毎日を、
軽快に吹っ飛ばすそれがフリクリでしょう。

考えるよりも先に笑え。
考えるよりも先に泣け。

人生が笑った数で決まるのなら、
がむしゃらに笑って日々を翔べってことだろう。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 30

フィリップ

★★★★★ 4.3

大豆ラブストーリー

アニメーション製作:Production I.G
監督:荒井和人・海谷敏久・小川優樹・井端義秀・末澤慧・博史池畠
総監督:本広克行、脚本:岩井秀人、
キャラクター原案:貞本義行、キャラクターデザイン:久保田誓

6人の監督たちが1話ずつを担当し、
自分たちの個性を押し出しながら
1本の映画としてまとめた画期的な作品。
6人それぞれが同時進行させていたこともあるのか、
作画はかなりバラつきがあるが、
(もちろん、ワザとという部分もある)
それがこの作品の面白さでもあった。

猫耳ヘッドフォンを付けて、
外部をほぼシャットアウトする少女。
彼女のなかでは残酷な悪夢の世界のほうが
現実感を帯びているようだ。
そして、貧しさのなかに身を置きながら、
スクラップ工場で働く少年がいた。
ふたりの少年少女が出会い、
ふたりの宇宙人が現れることで、物語は大きく動いていく。

アトムスクを追うラハル、それと止めようとするジンユ、
父の帰りを待つ雲雀弄(ひばじり)ヒナエとヒドミ、
ヒドミのことが気になる井出交とふたりの友人、
OVA登場のアマラオの息子マスラオ、その娘アイコなど、
それぞれの登場人物たちが、心に何かを抱えたまま
世界的な危機に翻弄されていく。

キャラの動きや豊かな表情、挑戦的な作風が
とても楽しいのは、OVA版に近いものがある。
特に4話の「ラリルレ」と5話の「フルプラ」の回の
はっちゃけぶりは、これぞフリクリだという
斬新で見ごたえのある映像を楽しませてくれた。
末澤慧監督が担当した5話は作画の表現も
かなり意表を突いたものだ。
まさか『ホットロード』を出してくるとは予想外だった。
末澤慧監督は次回作があるなら観てみたい。
そして、主人公の林原めぐみ、水瀬いのりを中心とした
声優陣も存分に上手さを見せてくれていた。

ただ、今回の作品は6名のアニメーターたちが監督となって
できることをやったという形になっていたことが原因なのか、
ストーリーの落とし込みや全体のアイデアという部分では、
カタルシスを感じることができなかった。
最終的には4組の男女が織りなす
ラブストーリーになってしまっているというか、
まぁ、そもそもが東京ラブストーリーだと思えば、
それほど違和感もないのかもしれないが…
物語の根幹のようなものがもう少しはっきりしていれば、
OVA版を超えるだけのポテンシャルがあったと思う。
しかし、ぜひもう一度観てみたい、と
思わせるほどの表現は散りばめられている。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 29

たわし(ガガ)

★★★★☆ 3.8

シン・エヴァンゲリオンの前哨戦

2020年公開予定のシン・エヴァンゲリオンの劇場公開館数は500館(スクリーン数)以上と言われ、日本全国の映画館数をほぼ席巻することになる。

これは一つの映画が公開される規模では過去最大らしく、莫大な宣伝費が投入されるようだ。おそらくは「君の名は」越えを狙っているに違いない。

さて、「フリクリ オルタナ」の方は正直駄作だと批評したが、

「フリクリ プログレ」は予算の問題や若干の粗が見えるものの、映像技術面で言ったら、「シン・エヴァンゲリオン」の前哨戦といった出来栄えである。

まず貞本義行さんのキャラクターデザインが本当に素晴らしい。デフォルメとデッサンの両立を可能にした素晴らしいバランスであり、全く古臭さを感じないポップさがある。内容に関しては「オルタナ」とは違い正直過去作のまんま続編という感じだが、主演の林原めぐみを含めた声優陣は間違いなく次に来る「エヴァ」を意識したキャストなので非常に見ていてなによりも「エヴァっぽい」。

制作はプロダクションIGで作られているものの、そもそも旧作の「劇場版エヴァンゲリオン」もIGが絡んでいるので、スタッフが共通しているはずであり、スーパーバイザーの鶴巻和哉さんも含めて旧「フリクリ」っぽさと「エヴァ」っぽさが融合している。監督は実写や「サイコパス」シリーズの本広克行監督だが、あまりにも作品の出来栄えがスタジオ「カラー」というか、「ガイナックス」色が強いので監督というよりプロデューサーという立場に近いかも知れない。

作画は「フリクリ」らしくよく動いて勢いがあるが、前述のとおり粗が目立つところもあるにはあるが、「ダーリンインザフランキス」よりは面白く、「シン・エヴァンゲリオン」に期待できる良作アニメである。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 9

57.8 6 ふしぎの海のナディア 劇場用オリジナル版(アニメ映画)

1991年6月29日
★★★★☆ 3.1 (32)
145人が棚に入れました
好評・熱狂の内に終了したテレビシリーズの後日談として制作された、主人公ナディアとジャンの新たな冒険の物語。今回の本編製作はグループ・タックが担当する。19世紀末、世界に大戦勃発の緊張がみなぎる中、各国の要人蒸発の怪事件が起こる。現在は新聞記者見習いとして働くナディアは、奇妙な人造人間についての書類を手にした。一方ナディアの恋人のジャンも謎の少女ファジィと出会う。彼らが迎える新たな事件の内容とは?

声優・キャラクター
鷹森淑乃

Zel

★★★☆☆ 2.6

汝の名は冒険者か?されば我を求めよ!

1991年上映作品
TV版の3年後を描く劇場版

TV版を制作したGAINAXは今回はキャラデザのみの関与
監督も庵野監督は辞退

あれから3年後、世界では突然各国の要人が煙を噴き上げ蒸発してしまうという奇妙な事件が連発していた
ジャンとナディアは偶然出会ったファジィという少女と共にこの事件に関わっていくことになる
黒幕であるネオアトランティスの残党が科学に溺れたガーゴイルの失敗に学び、今度は医学を駆使して世界征服を企んでいた

制作会社と監督が代われば同じキャラと世界観で作った続編もまったく別物になるものだ
あれ程面白かったオリジナルの面影はほぼ皆無
特にノーチラス号の生き残りメンバーやネモ船長とエレクトラの子供の現在が一切描写されないのはファンを舐めてるとしか思えない
オリジナルのファンが劇場版に何を求めてるかをもう少し配慮したストーリーにしても良かったのではないだろうか?

超個人的意見だが、ガーゴイルファンとして一言
劇場版の悪の親玉がオリジナルの悪役ガーゴイルを「超科学に溺れた愚か者」と蔑むのは物語上仕方がないとしても、最後には「ガーゴイルはやはり偉大な悪だった。自分など足元にも及ばない…」という感じで死んでいくようにして貰いたかった!

総評としてオリジナルは神クラスの作品なので是非未鑑賞の方には視聴してもらいたいが、こちらの劇場版は観る必要性はさほど無いように個人的には思います

投稿 : 2019/09/21
♥ : 11
ネタバレ

天上しょーと♪♪

★★★☆☆ 2.3

黒歴史は伊達じゃない

総集編部分もあるけど基本的にはTV版のその後を描く方がメインの映画です。

まず先に良い部分を挙げるならジャンは相変わらず優しい子だし、
ナディアは嫉妬する部分も多少見せてはいるものの
TVほどの横暴さを見せなかったので成長が感じられました。

が、逆にグランディス、サンソン、ハンソンの3人組に関してはすごく残念。
{netabare}最初の出会った時にはお金のためにジャンの敵に回るだけでなく気絶させる。
結局は一緒に戦うことになったとはいえ戦うことにした理由も
ジャンたちが心配だからというわけではなくお金儲けのため。
あのジャンたちをよき大人として導いてくれていた {/netabare}
私の大好きだった3人組はどこにいってしまったんでしょうか・・・。

あと人間を人造人間に取り換えて戦争させるっていう作戦自体は
恐ろしいものなのに話が全く面白くないのも困りもの。
最後の消えるシーンなんてほぼドラえもんの鉄人兵団なんじゃ・・・。

なんだろう・・・こんなのにするくらいならもうTV時代の
味方キャラで生きてる人全員出して新たな敵と協力して戦うんでもいいし、
特に敵を出さずにその後のキャラクターたちみんなの日常を
淡々と描くだけでもよかったような気がします・・・。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 4

64.1 7 劇場版 フリクリ オルタナ(アニメ映画)

2018年9月7日
★★★★☆ 3.4 (40)
144人が棚に入れました
モヤついている高校生・河本カナ。嵐のごとく登場するハル子。その時カナの額にお花が生えた! 煙を吐きがら街をぶっ潰すアイロン。毎日が、毎日毎日続いていくと思っていた・・・。力を手に入れたカナはアイロンをぶっ飛ばせるのか!?

声優・キャラクター
新谷真弓、美山加恋、吉田有里、飯田里穂、田村睦心、小西克幸、永塚拓馬、鈴木崚汰、伊藤美紀、真坂真帆、森功至、松谷彼哉、青山穣
ネタバレ

フィリップ

★★★★☆ 3.7

17歳の叫び

アニメーション製作Production I.G×NUT×REVOROOT
監督:上村泰、副監督:鈴木清崇、脚本:岩井秀人
キャラクター原案:貞本義行、キャラクターデザイン:高橋裕一

何がフリクリなのか分からない。
2000年製作のOVAフリクリの監督である
鶴巻和哉から発せられた言葉だ。
それだけフリクリという作品には、
多様性があるということだろう。
音楽、作画、パロディ、ロボット、SF、青春などなど、
渾然一体となってさまざまな要素が盛り込まれていることが、
ひとつの特徴といえるかもしれない。

舞台は何の変哲もない田舎町。
ごく普通の女子高生、河本カナ(カナブン)は辺田友美(ペッツ)、
矢島聖(ヒジリー)、本山満(モッさん)という
3人の友達といつも一緒。
秘密基地「ハム館」を拠点に、楽しい学生生活を送っていた。
しかし、彼女たちの前にハルハラ ハル子が現れて、
日常は大きく変化していく。

街にできた大型ショッピングセンター、
カナブンのバイト先の蕎麦屋で
男がいつも同じ月見そばを注文することも
ひとつの象徴だろう。日本初の女性総理大臣は
国民に何かを隠して計画を進めている。
激動の予感を漂わせながら、カナブンの日常は過ぎていく。

女子高生たちは日々の暮らしを満喫している。
ヒジリーは大人ぶって年上の恋人と付き合っている。
モッさんは進路を決めて自分の力で夢に向かって邁進している。
カナブンはある男子が気になり始める。
ペッツは高村薫の『照柿』を読みながら、
幼馴染のカナブンを特別な存在として意識し、秘密を抱えている。

日本での公開はこちらが先だったが、
『フリクリ プログレ』の製作が決まったあとに
オルタナの製作が開始されたため、
プログレの内容とは、違う形でのやり方が求められていたという。
つまり、プログレのほうが正当派の続編であって、
こちらは、あくまで番外編。本編とは少し外れた内容になっている。

そして、違いをどこで出すかということで、
女子高生の日常を描いた青春ストーリーに
ハル子が絡んでくるという展開になっている。

正直なことを言うと、この話であったなら
『フリクリ』である必要性はほとんどない。
女子高生の青春ストーリーが中心にあって、
そこにハル子や世界観が付いてきた印象だ。
そのため、ハル子のポリシーというか哲学が
ずれているように感じてしまう。
監督がこの作品で重視したのは、
「女子高生のリアル」だとインタビューで語っている。

監督の上村泰はガイナックス時代に『トップをねらえ2!』の
設定制作補助を務めたところからキャリアをスタートさせ、
その後もいわば鶴巻和哉の下で仕事を覚えた人物。
鶴巻和哉のやり方をつぶさに見てきたため、
フリクリの監督としてはうってつけの人物だったのだろう。
そして、脚本は舞台作家で演出家でもある岩井秀人を起用。
これは鶴巻和哉が昔のインタビューで語っていたことだが、
フリクリを考案していたときには、色々な舞台を頻繁に見に行っていて、
演出は舞台の手法にかなり影響されたそうだ。
アイロン型の工場やギターを武器のように
使用するというような小道具の使い方は確かに舞台っぽい。
そういう面も踏まえた抜擢だったことが想像できる。
上村泰監督はフリクリのファンだと語っており、
その結果、完成したのが、この『フリクリ オルタナ』なのだ。

ここで、冒頭の鶴巻和哉のコメントが浮かぶのだが、
どれだけ近くにいても何が正しいのかは、分からないのだろう。
そういう意味では、このフリクリも「アリ」なのだとは思った。

物語の核をなすのは、主人公カナブンとペッツの話となる。
彼女たちの関係性が、この世界の命運を決定づけるキーとなっていく。
{netabare} 女子高生の叫びが世界に関係していくというのは面白いが、 {/netabare}
この作品は良くも悪くもOVA版『フリクリ』を意識しすぎているのが
マイナス方面に働いてしまっている。
それと、この2人を話の中心にするなら、
もう少しそれぞれの想いを前面に出したほうが良かったと思う。
ほかの2人のエピソードを削ってでも、
こっちに持ってくるべきだったのではないかと感じてしまった。

個人的なフリクリという作品に対するイメージは、
「バットを振り切る」ことが重要で、
色々なことに縛られていない自由度が最大の魅力だと思っている。
しかし、この作品では女子高生のドラマを
丁寧に描いていくこと以外では、
ほぼ前作の方向性をなぞっただけという印象は拭えない。
プログレの方向性があったにせよ、
もう少し前作に縛られない部分もあったほうが良かった。

また、この監督は音楽に対して、
あまりにも無頓着すぎるのではないだろうか。
ピロウズの曲が流れているところで、
キャラクターが歌い出すシーンがあるのだ。
どうしてこういうことをやって良しとしたのかは理解できなかった。
理由はあるのだろうが、これは百パーセントあり得ない演出だろう。

それぞれのドラマはよく作りこんでいて、
完成度が高いだけに色々と惜しい作品だったと思う。
ピロウズの曲自体は相変わらず聴かせてくれる。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 31

たわし(ガガ)

★★★☆☆ 3.0

「オルタナ」は失敗作。次に「プログレ」に期待します。

アメリカではケーブルテレビ局で放送することが既に決まっており、実は全12話で放送し終わっているらしいですが、日本では劇場二部作で作ったみたいです。「オルタナ」の方ははっきり言ってそんなに面白くありません。昔のフリクリの方がまだキャラクターに個性を感じますが、今回はそういった個性はほとんど感じないどころか、キャラクターがいかにもガイナックステンションなのでついていける人がどれだけいるのか疑問です。

海外ではその奇抜さ故にカルトムービー化して、恐らくは海外資本で作られたのでしょうが、欧米でも設定等が受けるのか疑問が残ります。

うーん「プログレ」に期待。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 6

esso-neo

★★★☆☆ 3.0

叫べ!17歳!!

失敬、ミステイク

プロダクションIGに移ってまさかの復活劇
作り上げるに当たってスタッフが直面する問題
「フリクリってなんだ!?」
時系列的におそらくハルコがアトムスクに出会う前じゃあねえかと思う。どこか大人が強調され、以前の執念がない。摑み取れという命題が霞むのはもうしゃーない。オルタナティブな面を見せる前日譚でつまらんと言われるのも原石に近くなったものだからじゃあないだろうか。
よーくみると単体でキャラクター達の変貌や喪失にチクリチクリと胸を刺されるのだが、今回のフリクリ、IGらしい大失敗があるんだねぇ。続きはプログレで

投稿 : 2019/09/21
♥ : 3

59.5 8 アップルシード OVA版[1988](OVA)

1988年4月21日
★★★★☆ 3.1 (19)
136人が棚に入れました
第五次大戦後、国家や情報網は破壊され尽くし、デュナンとブリアレオスは廃墟となった無人都市を転々としながら流浪の日々を送っていた。他にどれぐらい人間が生き残っているのかも分からない状況の中、突然来訪した若い女性・ヒトミによってオリュンポスへの移住を持ちかけられる。最初はこの誘いを疑う二人だったが、警察官 (SWAT) として復職できる望みから、オリュンポス入りした二人を待っていたのは、戦後世界とは信じられないほど、清潔かつ高度で豊かな都市だった。

ウィーハウック

★★★☆☆ 2.8

原作読んでないけど

士郎正宗作品、原作読んだ人に出会ったことないからどうなのか知らないが、まあ原作者考えると面白いんだろうな。

ストーリーをざっくり言うと、主人公二人がテロリストから都市を守るというもの、これだけ言うと安直なストーリーに聞こえるが、そこはさすが攻殻の原作者、いろんな近未来要素や人とバイオロイドの確執などを描いている。

アップルシード作品多いけど、いかんせん時間軸とキャラの立ち位置が理解できなかった、全部見てやっとわかるようになってきたが、それでも説明できるレベルではない。
この作品は比較的他のアップルシードよりわかりやすい、ただ1988年の作品なので作画が古い、見れないレベルではないが一番新しい2015年版を見るといろんな意味で感動する。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 0

65.7 9 まかせてイルか!(OVA)

2004年6月10日
★★★★☆ 3.8 (17)
53人が棚に入れました
『まかせてイルか!』は、大地丙太郎原作、たかしたたかし作画による漫画作品。月刊アニメ情報誌「アニメージュ」で1999年10月号から2001年8月号まで連載。
【ストーリー】海岸沿いでなんでも屋を営む小学生3人組。沖に浮かぶ島を買い取り、自分たちのモノにする!という目標を胸に、日々舞い込む仕事に一所懸命取り組みます。時には困難にぶつかっても、力を合わせて乗り越えていく。様々な人との出会いや交流を通して大切な「何か」を学びながら、彼女たちは歩み続ける。

しんさま

★★★★☆ 3.9

「学校なんか行く意味ない」頭デッカチの引きこもりを論破

かなり無名の部類に入るOVAだと思う。
でもこれはもっと評価されるべき。


キャラクターデザインが子供向けっぽいなと思ったり、
なんとなくパワーパフガールズっぽいなと思いながら
見ていたが、内容がまさしく神がかっていた。

「学校は教科書通りのことしか教えてくれないから行く意味ない」
だから学校なんか行かずに家でダラダラと引きこもっている人間と、
だから必要なことを自ら学んで、それを生きてゆく糧にする人間。

どちらも社会通念としては正しい行動ではないかも知れない。
しかし、前者は自分の怠惰を他人のせいにしているだけの甘えであり、
「学校なんて行く意味ないね」と世間をバカにしつつも、じゃあ
その空いた時間で何をしているのかと問われても何も答えられない。
つまり「行く意味がない」→「行かない」という単純な思考停止状態。

その点、後者は「行く意味がない」→「独自に学習」→「学習を仕事に繋げる」と
非常に意味・意義のある思考連鎖を展開している状態。


世間で「学校なんて行く意味ないね」なんて偉そうに発言している
人間たちは、果たして前者なのか後者なのか。

また、学校に限らず頭デッカチの持論を振りかざして世間を非難するだけの
ニートたちは、果たして前者なのか後者なのか。


そんなことを考えさせられた、わずか25分のアニメ。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 2
ネタバレ

noindex

★★★★☆ 3.3

日本版アドベンチャータイム?説教臭い

dアニメストアで視聴(ほんと、こういう微妙なOVAを置いてるのよ)。

何でもやる「イルか屋」の三人の少女のお話。
最初に空・海・碧の三人の紹介シーンがあって、
空で「ふーんよくある話かな…」
海で「ほお、割と毒のある内容なんだ」
碧で「あっ…そういうマイノリティや社会的弱者を扱うテーマ性があるんだ」
という導入になっていて、上手い構成だと思う。

でもその後に三人が依頼者の対象の陸にやったことって、{netabare}戸塚ヨットスクールと全く同じなんだよなぁ…。
あと三人が金を貯める目的がブラックジャックと似てるけど、それよりもっと過激な左翼原理主義だよな。ヤマギシ会と同じ発想。
この作品が訴える一国社会主義革命思想の最終地点が北朝鮮やポルポト政権であり、良くてもせいぜいキューバのカストロ政権あたりだよね。{/netabare}

色んな意味で子供に社会教育のために見せるように作られたアニメだなと思った。

絵が良く動くなーと思ったら原画にすしおさんが居たね。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 4

うどんこ

★★★★☆ 3.5

タイトルなし

手話がテーマだと聞いて、しめしめ、こりゃ泣けるぞなんて思いながら見たら、
手話の扱いはさらっと流していた。あえて馴染ませているんだろう。何でもないことのように描いている。憐れむことこそ、耳の聞こえない人を生きづらくしている。感受性のある人ほど、つい、憐れんでしまう。社会の一般的な規範として、耳が聞こえないということが、ただ、耳が聞こえないだけで、他は何もかわらないというのが、当然の考えになればいいなぁ。老人や妊婦さんに席を譲るように、耳の聞こえない人には、正面から話すとか、当然のことになるといいなぁ。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 0

計測不能 10 こども刑事 めめたん(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (2)
13人が棚に入れました
どう見ても赤ちゃんにしか見えないめめたん。
その正体は警視庁捜査一課の新人刑事。
奇想天外な潜入調査、神出鬼没の尾行、不思議な変装術…ジワジワと犯人を追いこんでゆく姿は、ベテラン刑事も顔負け。
相棒刑事の松戸優作、人情家のデカ長、めめたんのライバル・メイケル捜査官、妄想の世界に生きる女将…登場人物もみんな少しいかれたユニークキャラばかりで、物語は、どこに行くのやら…。
ネタバレ

noindex

★★★☆☆ 2.7

なぜか鳥取県の紹介アニメに。

全8話で合計32分のショートアニメ。
原作は元々はスマホアプリで無料公開された四コマ漫画で、シュールな面白さが気に入っていた。
しかしアニメは原作とは無関係に鳥取県の観光名所や名産品の紹介映像になってしまっているのが残念。実写パートまである。
観終わって、鳥取って{netabare}砂丘と梨と干物と温泉しかないところなのかな…{/netabare}という印象。それだけあれば十分か。
米子ガイナックスというのがあるのを初めて知った。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 7

69.2 11 ピアノの森(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (212)
861人が棚に入れました
 森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った主人公の一ノ瀬海が かつて天才ピアニストと呼ばれた阿宇野壮介や 偉大なピアニストを父に持つ雨宮修平などとの出会いの中でピアノの才能を開花させていき やがてショパン・コンクールに挑戦するまでを描く、感動のストーリー。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、諏訪部順一、花江夏樹、白石涼子、大地葉
ネタバレ

ぺー

★★★★☆ 3.2

音楽ものとしてはわりと底辺 残り12話に期待

2018.07.04記


原作未読 ※すごい良いらしい

全24話の触れ込みですが、いったん12話まで放映されたものを視聴。
原作者一色まことさんの作品はスピリッツを毎週読んでいた頃お世話になりました。この原作もすごい良いらしいです。

直前スペシャルで、期待値上がってました。
なんでもコンサートホールをキャプチャ取ってCGで再現し、ダイナミックな演出を可能にしたとか。実際ピアノを弾いてる人のキャプチャ取って演奏シーンに反映させたとか。キャラに合わせた演者を用意したとかとか。
ストーリーか演奏シーンかどちらかで魅せてもらえればOK!の心持ちで視聴開始です。


あらすじは天才肌の主人公一之瀬海とサラブレット努力型の雨宮修平という二人のピアノ少年が出会い成長し、という物語になります。
努力型は置いといて、森に捨てられたピアノを鳴らしているうちに音の感覚や人の心を揺さぶる演奏力を身に着けた主人公という設定は興味深いものでした。


結局、、、

『意欲作』といったところでしょうか。
{netabare}子犬のワルツ(ショパン)のインパクトがある種きっかけになって、ショパンコンクールでクライマックスを迎える流れは筋が通っていて好感ではあります。{/netabare}


物語が駆け足で、ここが盛り上がりどころなんだろうなという場面でもそれまでの人物の背景描写が薄くて感情移入しにくい。
声優さんは安定したいい演技をしている。
OPEDも物語に沿った良い内容。出演もされてますが、悠木碧さんの落ち着いたED曲なかなか良かったです。
途中で切るほどではないけど、おそらくいろいろ端折ったんでしょう。話が飛んでいるように見えることで、起伏が生じずやや平坦な印象を持ちました。


さらに演奏シーンの多用は諸刃の剣になってしまったとも思います。
 ※劇中の演出に触れてるのでいちおう伏せときます

{netabare}たしかに指や体の動きはなめらかでした。・・・だがCG・・・
手書き部分とCC部分が見た目違い過ぎて違和感がはんぱない。止め絵やモノローグを多用するよりは指の動きを見せたい、という製作側のサービス精神の発露と受け止めたいところですが全体のバランスでみるとどうだったんでしょうね。{/netabare}

それと演奏の描写について

美しい音色なんですが、残念ながら私には違いがよく分からない。
{netabare}特にコンクール入ってからはみんなうまい人たちばかりなので曲の解釈はどう演出されてるかにかかってたのですが、ほぼ聴衆の反応(セリフ)のみ。心象描写や背景演出そしてモノローグなど使ってても印象が薄い。曲数も演奏シーン自体が多いという作品の特色を考えれば、いかんせん単調になってしまいました。心象描写や背景演出で印象に残ったのは一ノ瀬海演奏時の森の風景が立ち現われたのとか、パンウェイの革命のエチュードのシーンなど。これは良かった。{/netabare}
もう少し、曲の背景や持つ意味だったり、その曲を何故選択したか?のストーリー性など絡めても良かったんじゃないかと思います。


残り12話待ちですね。今のところイマイチです。



■余談 ※本作と四月は○の嘘のネタバレ込み

【ショパン バラード第1番ト短調 作品23】

この曲名でピンと来た人はそれはそれですごいですよ。

{netabare}雨宮くんの声は花江夏樹さんが担当してます。
その花江さんが誰か一人を想ってこの曲弾いてます。
演奏中、モノローグががんがん流れます。

四月は君の○を視聴済の場合はこのシーンだけ切り取っての視聴をおすすめしたいかも。
聴衆は感動で涙を流してましたが、こちとら苦笑を禁じ得ない状態でした。{/netabare}



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2019.09.04追記


視聴時期:2018年4月~6月 リアタイ視聴

2期と言うべきか後半と言うべきか残りも視聴完了。
期待の急浮上とはいかなかったもののやや盛り返した感あり。
ピアノの音色は文句なし。



2018.07.04 初稿
2019.09.04 追記

投稿 : 2019/09/21
♥ : 51
ネタバレ

isislove

★★★★☆ 3.1

セ カイ イチノ ピアニスト

<第1期(第1話から第12話)までの総評>
同期の「ひなまつり」は、スタッフの原作愛がアニメを
原作以上にしていたと感じたのとは対照的に、
本作は、スタッフに原作愛がたりないと感じました。

特に人物の作画レベルが低いのと、
内容の不用意なカットで原作キャラの魅力が
時に半減している場面が多かった。

尺の制約の中で原作の構成を上手くアレンジして
面白い所をより面白くしたり、
簡略したとしても、本来の感動を損ねないような工夫が
十分に足りていたとは思えなかった。
以上から結局、ダイジェスト感ばかりで12話以外は、
ほとんど盛り上がれませんでした。

第1期全12話で、カイのショパンコンクールデビューまで描くには
尺がどう考えても足りない。
せめて、もう半クールでもいいから話数を加えて、カイの修業時代と
誉子のエピソードを丁寧に描いて欲しかったです。

<物語とキャラについて>
{netabare}
最終話視聴直後は一度物語1.5、キャラ評価2.0にしました。
その後、映像抜きでオーディオドラマとして再度鑑賞して評価上げました。
物語評価は、原作を5.0とするなら最終的に3.0に修正。
脚本的には12話が一番良かった。

キャラ評価が2.5なのは以下の理由。
カット多いため誉子と阿字野、レイ、佐賀先生の魅力が描き足りない。
特に誉子は、個人的に一番好きだったのでアニメでのキャラ評価は厳しい。
カイの恋人、サエの存在カットもマイナス。
サエは、やはり存在すべきキャラ。
恋人がいる方が、カイが17歳でも精神的に成熟してるように見える。
カイの精神年齢の高さに説得力を与え、
人間的魅力もアップしたように思います。
{/netabare}
<作画について>
{netabare}
背景を除く作画が、話の没入まで妨げる珍しいケースと思った。
映像ない方が、話が何倍も面白く感じる。
滅多に評価を1にすることない私ですが、
本作の作画はあまりにも不快で、個人的な許容範囲を遥かに超えてました。
原画担当の多くの技術が低く、粗が素人目にもはっきりわかる。
CG部の作り込みも甘い。その結果、全体が調和していない。

人員が足りないのかもしれませんが
原画などを安易に、日本人以外の外国人へ大量外注するのはどうかと。
文化や感性、価値感の異なる近隣国のスタッフは
日本人の美徳の融和の精神に欠け、統制が取りづらいんだろうと思います。
そのため監督さんは、納期との兼ね合いもあり
作画上の妥協点を低くせざるを得なかったかもしれません。
そんなことが完成されたアニメから滲み出ていると感じました。
{/netabare}
<その他>
{netabare}
音楽面は、番宣でアピールしてただけのことはある。
とても素晴らしかった。そこは非常に救い。
オーディオドラマとして再度鑑賞して4.5→5.0に評価アップ。

声優キャストの皆さんは、全員素晴らしかった。
しかし、デッサンが別人のように場面場面で目まぐるしく変わる
滑稽な顔で、いい声でいいこと言われても閉口します。
作画の酷さが、キャストの演技の魅力まで台無しに。

2期(第13話から第24話)は半年間の準備期間を与えられた以上、
今期の反省を踏まえ、作品の質の大いなる向上を望みます。

第9話で、この物語の肝になる部分に繋がる
原作第13巻の伏線のエピソードがカットされましたが、
2期では原作第21巻に描かれる別な伏線の丁寧な描写を外さず、
一番感動したポイントを、的確に味わい深く演出して欲しいものです。
{/netabare}

1期までの詳細は以下へ。
視聴前&視聴中レビュー。かなりの長文です。
{netabare}
主人公である「ピアニスト 一ノ瀬海」は、
アナグラムで「世界一のピアニスト」になります。
作者さんはネーミングセンスいいですね。

※ 以下は、放送前に投稿したもの。長いのでタグで閉じます。
{netabare}

<はじめに>
2015年末に発売されたばかりの原作コミックの最終話を読み終えた時、
感涙するほど大感動!!

以来、テレビアニメ化を熱望していた作品です。

2年4ヶ月経ち、その想いもようやく実現。

放送6日前に、全26巻の原作を読み返しましたが、
読み始めたら止まらず一晩の一気読みとなりました。

原作の紹介は、2007年公開のアニメ映画版のレビューに
投稿済みなのでここでは割愛します。

久しぶりに放送中での全話レビューをしたくなりました。

物語やキャラの評価を事前に満点としたのは、原作基準によるもの。
作画と音楽だけは、実際観るまで評価できないのでデフォルトのまま。

過去に、TVアニメ全75話で
単行本全20巻の「バクマン。」を描いたNHKが本作を制作。

既に、メインキャラのみならず、
13巻以降登場のライバルキャラのキャストも公表済み。
そのキャラの演奏担当の様々な国籍の新進気鋭のピアニストも
個別に決定してるようで
音楽面でも予算を十分掛けてるようで期待は大きい。

最後まで描く気満々と思われますが、本作の実尺が非常に気になります。

NHK総合の番組予定表には本作は全12話と記載。
(ピアノの森のアニメ公式番組サイトには、現状話数の記述はなし)
これだけの情報では、全26巻分すべてをここに詰め込むのか、
また別に2期を企画してるのかが不明。

放送倫理上問題あるところの改変や省略はある程度は仕方ないにしても、
納得のいく構成になるかは未知数で、視聴中に物語評価はかなり変動するかもしれません。

以下は4月放送予定分のみのサブタイトル。

第1話「選ばれた手」
第2話「ショパンを弾くために」
第3話「モーツァルトの遺言」
第4話「一番のピアノ」

放送前の現時点では、公表済みの以上のサブタイトルの流れから
4話で少なくても5巻最後までは確実に消化の模様。
6巻1話目までの映画版と同じ所まで進むかもしれません。

5話、もしくは6話までには小学生篇を終え、
カイの成長期(高校生)篇に移ると個人的に予想してますがどうなることか。

やはり、このペースと1クールで原作のすべての旨味を引き出すのは不可能と思われます。
小学生篇後は、ごっそりカットもしくは大改変の簡略化で、
ショパン・コンクール篇突入とかは勘弁してほしいけど...。

NHKは、ショパン・コンクール篇の華やかさを売りにして、
演奏者や声優も決定して番宣してる半面、カイの恋人、冴(サエ)のキャスト発表がない。

なので、ポーランドに旅立つまでの日本でのドラマを
なおざりにする可能性が大のような気がします。

仮に、原作改変して冴のエピソード抜いたとしても
全体としての話は成り立つとは思います。

しかし、カイが性格の明るい天才ピアニストという魅力だけでなく
ハイティーンの、清廉なだけでない等身大の人間としての魅力も大切で
そのために、彼の成長過程を丁寧に描くことがとても重要です。
冴の存在や日本での出来事を軽視すると
きれいごとだけの物足りない話で終わってしまう懸念があります。

ところで、発表された声優キャストの中では、
特に諏訪部順一、坂本真綾、悠木碧、花江夏樹の起用に拍手を送りたい。

諏訪部さんの主人公のピアノの師匠役は、イメージドンピシャ過ぎ。
坂本さんの、芯の強い包容力ある主人公の母役もきっと嵌ることでしょう。

個人的に本作で一番好きなキャラは丸山誉子。

彼女には、人間の弱さと強さ、幼稚と成熟を幅広く演じ分けられる声優が必要不可欠。
そんな誉子を、幼女から可愛い女性、強い女性と
なんでもこいの演技の幅が広い悠木さんが演じてくれる。

以上3名のキャストだけでも声優評価は満点です。

花江さんと言えば、名作「四月は君の嘘」で
ピアニストの主人公、有馬公生を演じました。
本作では、「君嘘」で言えば主人公のライバル、
相座武士にあたる雨宮修平(高校生)を演じます。

「君嘘」を2014年冬からのリアルタイム放映を視聴したとき、
ピアノに熱く青春を捧げるキャラたちに共通点を見出し、
この映画版をすぐに思い出したのも今では懐かしい。

修平のキャラデザは、優男風メガネ男子。
見た目で既に公生と被って見えます。
さらに性格上も似てるキャラと思いますので、高校生篇になると、
花江ボイスに「君嘘」との類似性の話題が飛び交うかもしれません。

いずれにせよ、主役の一ノ瀬 海(高校生)役の斉藤壮馬さんや
後半登場のパン・ウェイ役の中村悠一さんも含め
どのキャストも繊細で深い演技が期待出来そうで非常に楽しみです。
{/netabare}

全24話 (分割2クール。2クール目の13話以降は2019年1月より)
※ 放送前のNHK番組表には全12話とありましたが、第1話終了後、全12話表記は削除。
そしてHP公式の紹介文が改訂され、そこに話数が盛り込まれました。
その改定前と後の2つの全文を以下に転記します。
{netabare}
(改定前) 森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った一ノ瀬海。
過酷な境遇にも負けず、師との運命的な出会いを経て、
ショパン・コンクールで世界に挑む姿を描く感動の物語。

(改定後) 森に捨てられたピアノをおもちゃ代りにして育った主人公の一ノ瀬海が
かつて天才ピアニストと呼ばれた阿字野壮介や
偉大なピアニストの父を持つ雨宮修平などとの出会いの中でピアノの才能を開花させていき
やがてショパン・コンクールで世界に挑む姿を全24話で描く、感動のストーリー。
{/netabare}
本作の原作(漫画)は、2年以上前に全26巻で完結済なので
旬とは言えないタイミングのTVアニメ化。
個人的には、アニメにしてもらえただけでも有り難い作品と言えます。

<アニメーション制作:ガイナックススタジオ>
wikiによると、エヴァンゲリオンなどで有名なGAINAXの関連会社として
2014年に設立された福島ガイナックスの、2016年に東京都内に設立したアニメスタジオ名。
しかしGAINAXとは、2015年から資本関係が無くなっており、
企業的な協力関係は残るものの、今ではGAINAXとは別経営の別会社なので誤解なきよう。

連続テレビアニメ作品の制作は、この「ピアノの森」が初めてらしい。
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<「ピアノの森」の魅力>
{netabare}
アニメ映画版がきっかけで原作を読んで、
ピアノに興味なく習ったこともない自分が、
生まれて初めてピアノって素晴らしいなと思えた作品。

アニメ化された漫画原作、クラシック音楽のピアニストの主人公の音楽もので
既に観たことのあるものは「ピアノの森」(映画版)以外では
「四月は君の嘘」「のだめカンタービレ」が頭に浮かぶ。

音楽は時に、人の一生を180度変えることがある。

そんな音楽の素晴らしさと、音楽が与えてくれた奇跡を
ストレートに雑味なく描かれている「ピアノの森」が一番好き。

「ピアノの森」には、調味料として、
悲劇は小さじ少々、恋愛はほんのひとつまみ程度含まれている。
その隠し味が、絶妙な風味を醸し出す。

この物語を原作で最初から最後まで味わえば、

音楽って素晴らしい、音楽は偉大だ、音楽は神様だ、
音楽抜きの人生なんてあり得ない、音楽は人生を豊かにする...

人により言葉は違えど、そんなポジティブな感想を持つのが自然じゃないだろうか。

音楽に限らず、きっと何かに打ち込みたくなるだろう。

このTVシリーズもそんな作品になって欲しい。
{/netabare}
<物語の主人公>
{netabare}
海(カイ)は、まっすぐで性格の明るい若き天才。
男だが、色白で綺麗な容姿でよく美少女に間違われる。

彼自身の成長と共に、作中で出会う多くの人に大きな影響を与え、
最高のライバル、希望、目標、ヒーローのいずれかに当て嵌まる存在になっていく。

主人公は一人だけではない。

本作は、ピアニスト以外も含め、魅力あるキャラクターたちがいっぱい。

登場するピアニストたちは、純粋でストイック。
地獄に落とされるような挫折やどん底の幼少期を体験した者もいる。

中でもコンクールの優勝を目指す者は、一人一人が胸の内に
苦しみ、悲しみ、悩み、葛藤、焦燥、嫉妬など様々な想いを抱きながらも、
夢や希望のために、ひたすら音楽に身を捧げる求道者ばかり。
この作品に出てくる皆、他人の足を引っ張るような愚かなことはしない。
自分自身とライバルとの真っ向勝負に命を燃やす。

そんなキャラクターたちがポーランドで邂逅。
その群像劇は最高のスパイスとなり物語に彩りと深みを与える。
{/netabare}
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<各話レビュー>
小学生篇では、2007年の映画版(日本テレビ他制作 小島正幸監督作)との比較もしたいと思います。
(酷評あり。本作を素直に楽しめてる方は閲覧要注意)

以下、NHK総合にて月曜(日曜深夜)放送
0:10 - 0:35 近畿地方を除く日本全域
0:50 - 1:15 近畿広域圏

(以下、各話を~篇で分類したのは公式のものでなく、独自な解釈の便宜上のものです)
◎ 小学生篇
★ #01:「選ばれた手」(2018.4.9放送)
{netabare}
原作第1巻から第2巻半ば(第1話-第12話)までの内容。

<主人公カイと修平の出会いと、カイとピアノ師匠との繋がりの始まり>
今回の最後で使われた、サブタイトル関連の
「この手は選ばれた手だ」という台詞は、映画版では28分/100分にも出てくるが
キャストの演技の個性が全く違うので聴き比べると面白い。

映画版の作画に馴染んでしまったせいで、TV版が見劣りしてしまいます。
出来ることなら京アニか、CGのレベルが高いufotableあたりで制作してもらいたかったです。

製作予算を、メインイベントのショパンコンクールの音楽と演奏シーンなど、
華麗なステージ再現に注ぎ、それ以外の小学校時代などは、
エコノミーな作画でお茶を濁すつもりでしょうか。

背景は問題ないが、フル3DCGのピアノ演奏シーンと
普段のキャラクターの作画のギャップが大きすぎる。

普段はのっぺりした子供向けアニメキャラっぽく
CGになるとゲームのアバターのように見える。
動きも、ぬるぬるとガクガクの違いが極端で気持ち悪い。

また最後の方、月明かりの下、夜の森でピアノを弾くシーン。
いかにもCGな作画に変わって、カイの指使いが映し出されると、
カイの指が軟体の宇宙人の指に見えてしまった。

冒頭以外は、映画版より原作に近い形でのスタート。
キャラクターデザインも原作準拠のもの。
初回で既に、掛け足でコンクール篇になってしまう予感。

<映画との違い その1>

映画では、今回の話に該当する部分は、
色々とアレンジされており原作とは違うシーンが多い。
冒頭は、修平が母親と共に車で引越し先へと向かうシーンから始まります。
全体的に、阿字野先生と修平の内面をしっかりフォーカス。
キャラデザも顔の輪郭がすっきりしており原作よりスマート。

また、原作に拘らない映画の方が、
カイと修平の人間関係の親密度が増す様が自然に感じられます。
カイは、映画の方がいじめには決して屈しない、
メソメソしない人間的逞しさがあって好感度が高い。

音楽面では、特にピアノ演奏に関して、冒頭は素晴らしかったがそれ以外で、
映画版のウラディーミル・アシュケナージ(20世紀後半を代表するピアニスト)が演奏した、
ゆったりと余韻たっぷりな、幻想的な格調高さが染み付いてしまってるので物足りなさが残りました。
TV版の方が原作に忠実。好みだけの問題です。

<1話総評>

色々と不満も書きましたが上を見ればきりがありません。
今回は、原作ファンの自分としては100点満点なら70点の満足度でした。

映画版でもそうでしたが、さすがにTV版でも原作でキンピラが使った「淫売」という言葉は避け、
カイの母親初登場時の、百聞は一見に如かず(何のことかは察して下さい)シーンは丸々カット。

原作は他にも、森の端がいかに酷い所か解る、
年齢制限付きOVAにでもしなければ描けないような場面があります。
興味があったら読んでみてください。
{/netabare}
★ #02:「ショパンを弾くために」(2018.4.16放送)
{netabare}
原作第2巻半ばから第4巻半ば(第13話-第28話)までの内容。
映画版では経過時間28-60分のシーンに相当。

<カイ、ピアニストへの旅立ち>

カイは、ショパン『小犬のワルツ』との出会いがきっかけで、
全日本ピアノコンクール地区予選に不本意ながら出場することになってしまう。
課題曲は、モーツァルト『ピアノソナタ ヘ長調 K.280』
カイと修平はこの時点から完全なライバルとなった。

<映画との違い その2>

原作通りなら、カイと修平は一旦、友人関係が決裂、
そしてライバル関係としての再構築の流れが、今回の話に盛り込まれます。
TV版は、その点で非常に物足りません。

以下は、TV版ではカット。

映画では原作通り、キンピラとカイが再び喧嘩するシーンが描かれる。
そこに「この手はもう、喧嘩なんかする手じゃないんだよ」と
必死にカイの腕を掴み、喧嘩を止めようとする修平。
余計なお世話と、ピアニストとして心配する修平の気持ちを全く汲み取れないカイ。
そこで生まれた不協和音で修平は、カイを忘れようと必死に練習に打ち込む。

そんなドラマがあればこそ生きる最後の二人の真剣勝負の約束でしょう。
このシーンは外してほしくなかったですね。

また、ピアノレッスンの見返りに関する
阿字野とカイの取引は、映画の方が原作に近く丁寧。
そのため、主導権をがっちり確保した、やり手の先生感が映画の方が良く出ています。

TV版では「森の端」の描写が、ごっそり消滅。
森の端は、そこを牛耳る裏社会の人間達が、住人をそこに一生縛り付けようとする厄介な場所。
カイと母親の会話から、それを伝える努力は認めますが、
そんな森の端のエピソードが、あまりにもなさ過ぎて説得力が弱い。
原作を知らないと、TV版のカイは、ただの貧乏な境遇に見えてしまうかもしれません。

一方映画では、原作の持つ生々しさは最小限に抑え、短いながらも
カイが手伝う店内の様子や、修平がカイを訪ねた時のトラブルを描いてくれた。
そのおかげで、森の端という地域の問題点をある程度は伝えてくれました。

<手描き作画について>

唯一の救いは背景の綺麗さ。

普段、全体での統一感さえ、ある程度維持していれば、多少の作画崩れはそんなに気にしません。
しかし今回は1話以上に、キャラクターの作画に一貫性が無く統一感のないものでした。

その他のキャラはそんなに気にならないのですが、
阿字野先生の顔つきの、別人のような変化が見苦しい。

ナイスミドルになったり、冴えないおじさんになったり、
時には左右の目の高さが変わったり、額が広く顔長になったり…
映像から露骨に滲み出てくる原画担当の個々の技量の差が気になって話に浸りきれません。

<蛇足>
※ 以下は、あくまでも個人の邪推と偏見です。
現場を見てきたわけではないので勝手な妄想の戯言と思って下さい。

今回で、本作の演奏シーンのCGと止め画のOP&EDは、
アニメーターの実力不足をごまかすために採用された気がします。

手描きとCG双方が、相手を尊重して歩み寄る姿勢を感じられません。
演奏シーンのCGの不自然さは、1話と同様。
カイがピアノを弾き始めCGに切り替わった途端、別次元の住人に変身。
手のCG感も相変わらず。自然な手先に見せる加工も工夫もなく雑です。
せめて髪の毛の質感だけでも何とかならないものでしょうか。
CGになると、カイの髪の毛が人間のものから
鳥の羽の質感に変化するので違和感が非常に大きい。
さらに演奏中も手描きとCGが切り替わり、
手描き班とCG班の統制が全く取れていない映像に酔いそうになりました。

監督の中谷学氏は、アメリカでCGアニメの現場で叩き上げられた実力者であっても、
ドリームワークスの劇場アニメでの、ライターとCGスーパーバイザーとしてのキャリアのみ。

様々な部署を統制しなければならない日本のTVアニメ監督は初体験なはず。
手画きの多い日本のアニメの、過酷な制作現場で下から叩き上げられた方ではないよう。
特にCGとは畑違いゆえ、手画きスタッフに対して、発言力が弱くなってるかもしれません。

また気になるのは、日本人以外の、
自己主張の激しい国民性を持つ2か国のスタッフが大勢いること。

半島系(原画6名中4名、動画4名中2名、作画監督2名全員、美術5名全員)、
大陸系(CG制作20名中8名、CG美術2名全員)とエンドロールで一目瞭然の参加比率。
手画きとCGで、2カ国真っ二つに分裂。

これでは、手画きとCGが調和するのは絶対不可能な気がします。
管理する日本人スタッフは、納期に間に合わせるため
多くの問題に目を瞑らざるを得ないのかもしれません。
監督と総作画監督の苦労が偲ばれます。

以上、完成映像から、制作現場での余計な人間ドラマを想像してしまいました。

モーションキャプチャでの見応えあるピアノ演奏に拘るなら
いっそのこと全作画を3DCGにして、キャラクターも、
原作から離れたとしてもCGとの調和を優先したデザインがいいと思います。
その点、映画のキャラデザの方がよほどCGと調和しやすそうです。

<2話までの総評>

個人的には、2話単独の満足度は60点。
大筋のまとめ方としては無難とは思います。
原作未読者にとってはこれでも十分かもしれません。

2話まで観て、物語の評価は、5.0(原作基準)→4.0、作画を3.0→2.5に下げました。

原作にある以下のポイントが、映画版ほど十分に描けていないのがその理由です。

・カイの育った境遇の悲惨さ。
・学校でのいじめや大人からの虐待に、勇猛果敢に立ち向かう野生児カイの魅力。
・阿字野先生が、カイと出会うことで生まれた人生の迷いと葛藤。
・修平の、カイを知れば知るほど増幅する苦悩、葛藤、焦燥。

とは言え、次回からの原作上のエピソードが大好きで期待してます。
一番好きなキャラも初登場しそうで楽しみです。
{/netabare}
★ #03:「モーツァルトの遺言」(2018.4.23放送)
{netabare}
原作第4巻半ばから第5巻途中(第28話-第35話序盤)までの内容。
映画版ではおおよそ経過時間60-76分のシーンに相当。

<誉子、人生を変える出会いを体験する>

カイは阿字野に指導を乞い、修平との誓い通り、
万全の準備でピアノコンクール地区予選に出場することなった。

予選当日、参加者の一人の丸山誉子は、会場の控室でカイと出会う。
彼女は極度のあがり症で、いつも本番で実力を発揮しきれない。
成り行きで、カイはそんな誉子を励ますことになった。
修平は、コンクール本番のパーフェクトな演奏で確かな手応えを得る。
果たして誉子は、そしてカイは…。

<映画との違い その3>

今回もTVは原作を尊重してるが、それが必ずしもいいとは限りない。

今回のエピソードは、映画では16分でまとめていた内容を、
TVでは約22分でまとめていました。
プラス6分の余裕で一層濃いものになりそうなものなのに、
結果的には単なる原作のダイジェストになってる気がします。
それは脚本の問題で、キャラクターの心情と言動の描写に
繊細さが欠落しており、すべてが上っ面な感じがする。
それに加え、作画の拘りの不足がもたらした結果と思われます。

・TVでは、映画では登場しなかった修平の父、
雨宮洋一郎が原作通りコンクール会場に登場。

・TVでは、阿字野の模範演奏カセットテープ(原作準拠)をCD-Rに変更。
現代に沿うよう改変したかに見えて、作画の難易度を下げる意図が見え隠れ。
映画では、テープを本体から引っ張り出し、
カイに二度と聴かせないようにするシーンまであり、手間暇かけてたのに少々残念。

阿字野の調律シーンも、阿字野の手元を全く描かず。
ピアノの内部構造も遠景で誤魔化し、チューニングハンマーも描かず清々しいほどエコノミー。

・モーツァルトの幻影の映画以上な大幅な簡略化。
今回の見どころだったモーツァルトの幻影を簡略すると
サブタイトル詐欺と言われても仕方ないような…。

エコノミー作画の影響をここでも感じる。
オバケのモーツァルトが、おまけのモーツァルトになってました。

映画では、短いながらも最高のアレンジが加えられ、一人から日に日に増えて、
大小男女合わせて11人で、カイの後ろをぞろぞろ付いてくシーンが可笑しかった。
様々な声優で「楽譜を返して」と、カイに語りかけるのもまた愉快でした。

・TVでの、カイが服を汚され、それをガソリンスタンドで水洗いするシーンは原作にあったが映画には無かった。
このシーンは、もっと丁寧に描かないと中途半端。
原作通り、カイと母との仲睦まじい姿に感じ入る阿字野の心のモノローグを入れるべきです。
そうすれば、このシーンは非常に生きたと思います。

<3話までの総評>

3話単独の評価は55点。

上記不満点に加え、誉子に振り回される、表情豊かなカイが描き切れてないのも不満です。
声優、白石涼子さんの荒っぽい声質のせいもあり、カイが偉そうで可愛げがありません。
映画では誉子に抱きつかれた時の、困ったような、照れたような
カイの表情と仕草に子供らしい可愛さがあって好きでした。
映画でのCVも、女優の上戸彩さんの繊細な演技が意外なほどに嵌っていた。
そして、穏やかさと力強さを併せ持つカイの優しい人間性もよく出ていました。

TVでの小学生のカイを演じる白石さんは、プロらしい上手さがあるけど、
子供向けアニメによく見られる、画一的で繊細さが足りないテンプレ演技でつまらない。
これは彼女の演技力が問題というより、脚本と演出の問題だと思います。

以上、次回以降の描き方に期待して、物語の評価は保留にしますが、
その代わり、声優の評価を5.0(事前発表のメインキャスト基準)→4.0に下げます。
また、作画は手抜きがさらに増量した感があり、今回で2.5→2.0に下げます。

作画班は、日本人スタッフが相変わらず少数派。
作画の大雑把感が大きいのは、そこにも問題がありそう。
ガイナックススタジオの少数派の日本人スタッフは
多くのアジアの異人に囲まれ気苦労が絶えなさそうです。
{/netabare}
★ #04:「一番のピアノ」(2018.4.30放送)
{netabare}
原作第5巻途中から第5巻末(第35話続き-第40話)までの内容。
映画版では経過時間76-89分のシーンに相当。
(今回は、構成の違いのため今までのように単純に切り取れませんでした。
89分とは単なる目安です)

<誉子、ピアニストとして脱皮する>
<カイ、多くの観衆の前でピアノを演奏する悦びを知る>

楽譜通り、模範演奏、という呪縛を解き放った二人のピアノは観衆に大きな感動を与えた。

修平と誉子はコンクール予選に合格した。
カイは減点方式の審査基準により予選落ち。

しかし、心に深く響くカイの規格外な演奏に、
修平は音楽上の大きな敗北感を味わう。

カイと修平、世界に向けてのそれぞれの第一歩が始まった。

<映画との違い その4(終)>

映画の89-96分(96-100分はエンドロール)に相当するシーンは
次回に入ると思われますが、今回で比較を終了します。

今回の内容も、原作に拘らない映画と原作準拠のTVは、
大まかな流れは同じでも細かい所でかなり違います。

一番分かりやすいシーンだけあげると、審査員の選考会議シーン。
TVは原作通り存在しましたが、映画では丸々カットされました。
TVでの選考シーンは今後の伏線として重要なものでしょう。

映画は、今回のコンクール予選の顛末迄で話を終える必要がありました。
そのためこのカットで、審査員の中で、
今後のカイや誉子の関係者となる人物の存在感を無くしても問題ない。
尺としても、ラストに向けた予選後のシーンを優先したのでしょう。

原作第6巻第41話迄の内容で終了した映画。
一つの区切りで終わっても非常に感動的でした。
映画は、カイの住む町から車で去っていく修平のモノローグで終了。
原作にはないシーンですが、その余韻はとてもいいものです。

<4話までの総評>

やはり本作の作画は自分にとって受け入れがたく、粗ばかり見えてしまいます。
背景はとてもいいのに残念です。

一番の理由は、無意識に映画と比べてしまい要求水準が上がってるからでしょう。
次回以降は、映画では存在しないエピソードに入っていきますので、
なるべく大らかになりたいと思います。
ただ、手描きとCGの整合性の無さだけは、ずっと気になりそうです。

ところで、今回の手描班は、背景は別として日本人しかクレジットされてませんでした。
スタッフの増員がされたわけではないので原画3人、動画2人に激減。
個々の負担がヤバそうです。

手描きで今回特に印象に残ったのは、21分31秒あたりから数秒、
誉子は予選突破に歓喜してる途中で口が閉じられましたが声は続いてます。
台詞と作画があってません。誉子、君はいっこく堂か、と…。
また23分05秒あたり、会場外に出て雨空を見上げるカイは、
キャラデザそのものが変わったかのようでした。

今回は、一度視聴した後でCDドラマのつもりで試しに音声のみで鑑賞してみました。

そのほうが、普通に話に入っていけます。
音声のみの方が、脚本が良く出来てると思えます。
ピアノ演奏も一層楽しめます。劇伴の優秀さも実感できます。
キャストで、前回気になった白石さんの声質も今回は全く気になりません。

以上、4話単独の満足度は、映像込みだと65点。映像抜きなら90点。
映像抜きで初めて本作の音楽の良さが伝わりました。
今回、音楽評価のみ修正して3.0→4.0にします。

なんとも皮肉な話ですが、少なくとも4話までは、
自分にとって映像が邪魔なアニメだったと言えそうです。

そのうち、もう一度1話から3話まで、音声のみで鑑賞してみたくなりました。
物語の印象が全然変わりそうです。
{/netabare}
★ #05:「コンクールの神様」(2018.5.7放送)
{netabare}
原作第5巻末から第6巻半ば過ぎ(第40話続き-第47話)までの内容。

<カイ、阿字野との約束を果たして森のピアノに戻ろうとする>

阿字野はカイを世界に羽ばたかせようとカイと母レイを説得。
森のピアノさえあればいいとカイはそれを辞退。
しかし森のピアノは、まるでカイを拒絶してるかのように音が出なくなった。
ピアノが弾けない欲求不満が日々溜まる。
観衆の前で演奏する快感も忘れられない。
カイは、今なすべきことを見出せず一人悶々となった。

<修平、阿字野から貴重なアドバイスを貰う>
修平は、コンクール後まもなく東京に転校してカイから離れていった。
カイと共に過ごしたのはわずか3か月間。

阿字野の別れ際の修平へのアドバイス。
「君はもっと自分のピアノを好きになった方がいい。そうすればきっと解る。誰かと比べる必要なんてないんだ。」
それは、誉子はクリアできたテーマ。
しかし修平にとってはそれをクリアするのはまだ先になりそうだった。

<誉子、迷いなく音楽家への道へ>
カイの演奏に恋した誉子。”便所姫”の称号をカイから授けられピアノ界の勇者の道を選ぶ。
それは、コンクールの勝ち負けより自身が納得できる、カイのような音楽性豊かなピアニストを目指すこと。
そして、今回のコンクール本選で審査員特別奨励賞を受賞することで自信を得た。

<5話の感想>
ほぼ原作通りの話の進め方でした。

今回の一番の見せ場は、誉子のコンクール本選シーン。
誉子役の悠木さんの演技がさすがです。
ピアノ演奏もとても良かった。
その点だけでも今回は80点の満足度。

カイの理解者で協力者でもある亜理沙が、今回ようやく登場。
本来は2話から登場させて、原作のようにカイとの人間関係を丁寧に描いた方がいいと思います。
アニメでは、「森の端」の存在を曖昧にさせる都合上、致し方ないのでしょう。

今回は、動画のぎこちなさもあまり気にならなく、
前回よりは安定した作画のように感じました。
原画スタッフを、日本人で統一して増員(前回+9人)させたためか、
制作陣のゆとりが作画に滲み出ていたように感じられます。
キャラが柔らかく人間的温かみが増した気がしました。

また今迄と打って変わって、CGを極力排除していたのも好印象です。
これからも違和感あるCG作画でピアノ演奏の技巧を見せびらかすよりは、
多少誤魔化してでも全体の作画の調和を重視してもらいたい。

審査員の佐賀先生は、顔の作画に笑える所も若干ありましたが、
話の上では、今回一番かっこいい役でしたね。
{/netabare}
★ #06:「森のピアノ」(2018.5.14放送)
{netabare}
原作第6巻半ば過ぎから第7巻末(第48話-第58話)までの内容。

<カイ、森のピアノから卒業する>
既にカイですら音が出なくった森のピアノは落雷で焼失した。
心の拠り所を無くし、自らの進退をどうするか決めあぐねていたカイ。
そんなとき、偶然街中で出会えた楽器店のアクリル樹脂製の透明なピアノ。
多くのギャラリーに囲まれた久しぶりの演奏で涙が止まらくなった。
そしてカイは悟る。
「そうなんだ。ピアノは俺の生命(いのち)なんだ。」と。

カイはプロを目指し、阿字野に師事することになった。

<6話の感想>
今回の一番の見せ場は、透明なピアノでのカイの初めての他者との共演シーン。
原作では味わえない実際の音楽はとても魅力的でした。

今回は原作のおおよそ1.2巻分を1話に詰め込みましたが、
ポイントを外さない上手いまとめ方だったと思います。

しかし、作画が相変わらずチープなのは大きなマイナス要素。
原作既読で話は熟知しているので、
作画と音楽の出来が作品の評価に大きく影響してしまいます。
なるべく気にしないように心がけてもやはり気になる。

全体的に、作画は前回より不安定になった印象でした。
特に気になったのは、透明のピアノ本体の作画は頑張ってたのと対照的に
ヴァイオリンなどの弦楽器の作画が雑過ぎ。
ヘッドやネックは長いし、指板は広すぎるし笑うレベル。

今回、カイの演奏時のCGは手先と上半身の一部のみ。
頭部は手描きのみにしてましたが、このほうがまだいいですね。

以上で、今回は75点の満足度。

今回の原画チームは半島系外国人のみ。
前回は日本人のみと、回毎のチーム分けが明確になってきた印象。
日本人との混成は、出来るだけ避ける方向にしたのでしょうか。
{/netabare}
◎ 高校生(日本)篇
★ #07:「再会」(2018.5.21放送)
{netabare}
原作第8巻(第59話)から第9巻(第71話)までの内容。

<カイと修平、16歳>
カイは、日本の一流進学高校の特待生。
母親から離れ一人暮らし。
学業と、修業を兼ねたピアノ演奏のアルバイトの日常

修平は、カイと別れてすぐに海外留学。
5年後、スランプでピアノが弾けなくなる。
そして、カイに再会するために一時帰国。
それはカイの圧倒的な才能から逃げることを止めるためだった。

<7話の感想>
カイをライバル視する修平。
彼は恵まれた境遇なのに真面目すぎ。
凝り固まった性格で、ある意味不自由。

対して、修平をピアニストとして尊敬するカイ。
彼は自活し、学業と生活で手一杯。
しかし、経済的豊かさからはほど遠くても、
よき師とよき理解者に恵まれ、
伸びやかにピアノの道を歩み続け、ある意味自由。

お互い正反対ゆえ、5年経っても親友同士になりきれない二人。
修平さえ変われば、ピアノで結ばれた親友以上の真友になれるのに...。

今の修平は、カイから与えられるばかり。
カイに与えるものができるのはまだ先になりそう。
カイは素直で年齢以上の人格者なので、
これからの修平の成長物語に期待です。

修平が16歳になって、中の人が花江さんに代わり、
君嘘の有馬公生14歳の2年後のようでした。

今回は、原作の話のまとめ方としては好印象なものの、
作画について、カイの、リスト「ラ・カンパネラ」の演奏シーンで
カイの全身CGと手描きの修平が、一部同一フレームに収まってました。
これは違和感ありまくりでドン引き。
CGと手描きの融合の難しさを感じます。

音楽は、良く配慮されており今回も素晴らしい。
特に今回は、「ヤツらに捧げるバラード」にメロディがついてうれしかった。

以上で、今回はトータル70点の満足度。
今回で音楽評価を4.0→4.5に、作画評価を2.0→1.5に修正します。

次回は、原作の大幅な簡略化がありそうで不安です。
{/netabare}
★ #08:「挑戦状」(2018.5.28放送)
{netabare}
原作第10巻(第83話に87話を一部合成),第11巻(第89話)から第12巻(第100話)までの内容。
(※ 第9巻(第72話)-第10巻(第82話),第11巻(第84-88話)はカット)

<カイと誉子の再会。そしてマエストロとの出会い>
カイは、阿字野の指示通りアルバイトをすべて辞め、5年ぶりにコンクールに出場。
それは遠方の九州大分での「JAPAN ソリストコンクール in 別府」だった。

誉子は師事するピアノの司馬先生に導かれるまま飛行機に搭乗。
始めは訳も分からず、急遽会場に出向きそれを観覧することになった。
5年間、逢いたくても逢えなかったカイと思いがけずそこで再会。

コンクールでソリスト賞を得たカイは、日本の一流オーケストラと共演。
それは、阿字野の手配によるジャン・ジャック・セローという
超一流のマエストロとの出会いの場でもあった。

ジャンのショパン・コンクールの推薦状を貰え、
いよいよカイは世界に飛び出す時がきたようだ。

<8話の感想>
一気に3巻分を駆け抜けた今回は、原作ファンの多くに不評を買ったのではないでしょうか。

以下、原作のネタバレあり
{netabare}
カイの恋人の岸上 冴(キシガミ サエ)は、アニメではいないことにされました。
それは、原作の第72-82話のエピソードをカットすることでキャラも自然消滅。
事前のサエのキャスト発表もなかったので予想通りでしたが残念。
サエは母親と離れた孤独なカイの心を埋めてくれる存在。
彼女の存在は、カイの心の支えの身近な家族として重要なキャラと思います。
出来れば彼女も描いて欲しかった。

サエは才能豊かな18歳の彫物師。未成年でも自立した努力家。
アパート一人暮らし。軽自動車も持ってます。
気立ても良く、技術もセンスも評判高く刺青のオファーは絶えません。

そんな忙しい彼女ですが、マリアのピアノの大ファン。
どんなに忙しくても、クラブに日曜の夜の週一で通い続けるほど。
ある日のクラブ閉店後、サエはマリアが女装の男性カイと知らぬまま
一緒に飲みに行き、酔っぱらったカイはサエのアパートに泊まることに。
そして、酔った勢いのカイに押し倒され男女の仲になります。
そんな二人が初めて結ばれるシーンはエロくはない。
むしろカイもごく普通の若者なんだと伝わる微笑ましいシーンでした。

当初、カイと恋愛関係になることにまんざらでもないサエ。
その後、カイが2つも年下の高校生であったことを知ってショックを受けたり…。
クラブの女の子たちの嫉妬から、遊び相手のつもりで抱いたと誤解させられたり…。

そんな紆余曲折を経て、最終的には
カイの真剣な愛の想いを受け止めカイの家で同棲するようになります。
そして家族の一員として、阿字野やカイの理解者たち公認の
かけがいのないパートナーになりました。

またそれは、誉子とカイは恋愛関係に決してしないという
原作者からの読者へのメッセージとも受け取れました。

NHKでなくても地上波のテレビアニメでは、
未成年の同棲(しかも片方は高校生)と飲酒を描くのは
倫理上ハードルが高いと思われます。

サエは、あくまでカイのプライベートな存在でピアノとは無関係。
この先のメインイベントのショパコンにおいて、
存在しなくても問題ないキャラでしょう。

以上から、サエのエピソードの全カットは諦めがつきます。
しかし今回、一番納得できないのは以下です。

<誉子の5年間の想いの描き方が不十分>
誉子の腱鞘炎をめぐるエピソードまで全カットされました。
原作上、本作で個人的に誉子が一番好きなキャラ。
そうなったのは、今回カットの原作第84-88話のエピソードがあればこそ。

アニメでは、大分に向かう機上の誉子の回想で、
彼女の5年間の出来事のほんの僅かな部分は描かれます。
しかし彼女のピアニスト人生の挫折に繋がりかねない試練は全く描かれず。

誉子は5年前の、たった5分だけのカイのピアノ演奏で
ピアノに対する価値観が180度変えられた。
以来、完璧よりも感動優先。
プレーヤーからアーティストへの脱皮。
5年間、勝ち負けに拘らない個性豊かなピアニストであり続ける。

そして、カイのピアノに恋焦がれ
再び彼と出逢うためだけにコンクール荒しを続けてきた。
優勝が目的ではない彼女が得られたのは特別奨励賞の類ばかり。
そして誉子は、人の何倍ものピアノへの努力が仇で腱鞘炎になりました。

コンクールが唯一のカイとの再会の場と信じ込んだ誉子。
腱鞘炎が周りにバレてもなかなかコンクールへの執着から離れられない。

しかし彼女の執着は、カイの5年ぶりの演奏に逢えたことで一瞬で氷解。
そして改めてカイのようなピアニストになるべく心機一転、
ようやくコンクールから一時離れ、手の治療を最優先することに。

そんな彼女のエピソードは、カイと誉子のドラマにおいて最重要。
尺の問題とは言え、そこを描かないシリーズ構成には失望です。
そこを端折ると、今回の誉子の涙も安っぽく見えてしまう。
原作では大感動でしたが、アニメでは全く感動できません。

また、誉子の5年間の想いを丁寧に描くことは、
カイの才能に信憑性を与えてくれる意味においても重要でしょう。

<原作での隠れたヒーローは、アニメでは消えたヒーローへ>
また、佐賀先生絡みの描写の大幅カットも大きなマイナス。
原作にある佐賀先生の、有能さとユーモラスで人間味の豊かさが共存した
魅力あるキャラ像が、今回の描き方では十分に構築できませんでした。
佐賀先生も、誉子の手の故障を最初に発見する者として重要な役。
実は、佐賀先生抜きでは語れぬ誉子の復活劇が原作ではあったのです。

ついでに書かせてもらうと、
第9巻の71話と72話の間に位置する番外編もアニメで観たい。
誉子留守中の彼女の家に、偶然カイが調律師として派遣され、
誉子とは逢えずとも愛犬ウエンディと逢うエピソード。
これは最高でした。

本作が人気作になればOVA化も期待できると思いますが、
こんな構成で妥協してしまうような制作者と
CGと手描きの融合レベルの低いままで良しとするような
アニメ制作会社の力量ではOVA化実現は期待薄な気がします。
{/netabare}
今回はダイジェストとしても残念な点が多い。
人間ドラマを軽んじている印象で、今迄で一番がっかりです。
悩み多きが青春時代。きれいごとばかりではないのです。
せめて、今回の内容は最低でも3回に分けて丁寧に描いてもらいたかった。
その内1回は誉子に焦点を絞り、カイがほとんど出てこない内容で。

ゆえに今回はトータル30点の満足度。
音楽の素晴らしさを考慮すれば40点。

物語評価を4.0→2.5に、
キャラの描くべき原作上のポイントを外してるため
キャラ評価を5.0(原作基準)→3.0に大幅修正します。
非常に残念です。
{/netabare}
◎ ショパン・コンクール(ポーランド ワルシャワ)篇
★ #09:「ワルシャワの胎動」(2018.6.4放送)
{netabare}
原作第12巻(第102話)から第13巻(第111話)までの内容。
但し、第13巻(第107-110話)はカット。

<カイ、ポーランドへ。そして新たな友との出逢い>
阿字野はまだ日本にいて、カイ一人渡欧してワルシャワへ到着。
話し相手もない孤独な状況のカイは、ショパン・コンクールの予備予選に参加した。

修平は、楽勝で予選通過。
カイは思わぬプレッシャーでかろうじての予選通過。
カイは修平との再会を喜び、素直に修平の技量を褒めたたえたが、
敵愾心丸出しの修平は、カイを拒絶。カイの孤独感を煽る。

一方、同じ予選参加者の日本人、平田光生(こうせい)。
彼は、カイや修平と同学年。ワルシャワに5年留学中。

予選会場で出逢った初対面のカイに気軽に話しかける光生。
同年代のうざいけど気のいい彼。彼は予選には落選。
その結果、カイとはライバルにはなり得ず。
その代わり、気楽に話せる初めてのカイのピアノ仲間になった。
現状のワルシャワでは、親しい友人がいないカイにとって
貴重な存在になりそうな予感。

<重要な伏線を描かず。この物語は何を結末にするつもりなのか?>
原作の第107-110話は結末に向けての重要な描写。
アニメではそれを省きました。これは大いに不安。
このままでは、原作で一番感動したポイントが、
とって付けたような感じで終わってしまうかも。
もしくは、そのポイント自体省かれる可能性もあります。
それは、この作品の魅力を半減するほどの省略となるでしょう。

今回の満足度は音楽込みで40点。
最早この時点で、私にとってこのアニメは
音楽だけを楽しむために観続けているようなものです。

それにしても光生ってキャラ名。
「君嘘」の主人公、公生の名前と読みが一緒とは…。
君嘘は、2011年から発表されました。
当時、ピアノの森の単行本は少なくても19巻まで出版済。
連載前のリサーチで本作を参考にした可能性が非常に高いですね。

今回も相変わらずの作画のトータルバランスの悪さに閉口。
特に今回は、CGと手描きの不自然な融合に加え、
背景の、歴史の重みが滲み出る欧州の格調高い街並みやホールの綺麗な画と
人物の、原作準拠に拘った庶民漫画風の拙い画を
強引にミックスした動画にものすごい不協和音を感じました。
これはもはやギャグ。真面目な話には合いません。
{/netabare}
★ #10:「ショパン・コンクール」(2018.6.11放送)
{netabare}
原作第13巻の第112-117話、第14巻の第124話の内容。

<コンクール第一次審査スタート>

フランス人、ソフィ・オルメッソン
中国人、パン・ウェイ
ポーランド人、カロル・アダムスキ

次々と登場する様々な国のコンテスタントたち。
予備予選をクリアした彼ら第一次予選参加者は
一人45分の持ち時間の中でショパンの名曲を自由に選び演奏して競い合う。

ソフィやパンの魂のこもった演奏を聴き
様々な思いを抱くカイや修平だった。

<10話の感想>
今回の満足度は20点。
今回で物語評価を2.5→2.0、作画は1.5→1.0に更新しました。

今回のカットは、第13巻の第118話と第14巻の第119-123話でした。

修平とカイの人間関係に関わる部分以外は、基本バッサリカット。
特に、コンクール会場以外での
カイと地元の人々との交流を省略したのが今回の一番の不満点です。
具体的には、カイがポーランド滞在中のアルバイトでの出来事。
とある酒場でのエピソードが中心。
マエストロのジャンもカイを支える者として魅力的に描かれます。
これを描かないとカイの人望、魅力が十分に伝わってきません。
さらに光生がピエロのように描かれる部分もあり、
ちょっと和む話だったのに…。

このように、カイと彼の身近な人々を丁寧に描かない点が致命的。
そのため、阿字野をはじめとする人々の存在感が希薄でつまらないです。

手描きとCGを無節操に混ぜ込んだピアノ演奏シーン。
止め画とぬるぬるCGの不自然な融合。
特に、ソフィ(手描き)とパン(CG)の演奏シーンに
大きな格差を生みました。
これは非常に不快。素直に音楽を楽しめません。
CGに拘るならフルCGが無理でも
せめてピアニスト全員の演奏はCGで描画すべきです。

さらに人物の作画乱れも一層酷くなりました。
おかげで話も音楽も素直に楽しめず、
せっかくの予算潤沢?のピアニストたちのピアノ音源も台無し。

総じて、原作は音楽が従で人間が主だったのに対して
アニメでは、それが逆転しまった印象でした。

今回、唯一いいなと思えたのは、パン ウェイ役の中村悠一さんの声。
クールな役は実に嵌ります。さすがお兄様な存在感でした。

さて次週は放送はお休みで、次回は再来週。
そしてNHKは結局12話で一区切りして、
残りの12話は仕切り直して放送する様子。

13話以降をいつ放送するのか不明。
思った以上に期待外れだった本作の詳細なレビュー投稿は
13話以降は止めるかもしれません。
{/netabare}
★ #11:「ポーランドの新星」(2018.6.25放送)
{netabare}
原作第14巻の第125-129話、第15巻の第132-134話の内容。
第130,131話はカット。
[レフとカイの初対面シーンは第118話,第129話よりアレンジして簡略化]

<修平、さらなる闇の世界へ>
カイにコンテストで勝つことが、
自信を回復するための唯一の手段と信じる修平。
一次予選の演奏は大成功と思えたものの、
その凝り固まった考え方で神経過敏になってしまった。

一方、自分に勝つことを信条として、
他者をライバル視することと無縁のカイ。
他者の優れた演奏は、自分と比べることもなく素直に称賛する。
そんなカイは、息抜きに訪れたワルシャワの広大な公園で
自分と波長が合いそうなコンテスタントの一人と遭遇する。

<11話の感想>
今回の満足度は30点。
(話としては50点ですが、作画で-20点。)

もう1次審査最終日。
原作未読者にとっては、
全く気にならなく普通に面白いかもしれませんが、
自分には今回も、なかなかのスカスカな展開でした。

<今回までの話の流れで、原作で出てきたコンテスタントたち>
韓国の双子は、台詞無しでちらりと登場してましたが、
豪快な魅力があったアレグラ・グラナドス(アルゼンチン)は出なかった。
他にもアメリカのダニエル・ハントも未登場。

アレグラはピアニストというより
ワンダーウーマンのようなパワフル系の濃いキャラ。
このキャラを省くのはもったいない。
せめて彼女だけでも登場させて欲しかった気がします。

そしてアニメでも、重要なキャラとして今回初登場は、
ポーランドのレフ・シマノフスキ。

一見人当たりのよさげなレフ。
しかし彼も修平のような闇がありそう。

修平もレフもCG作画で演奏をアピールしてました。
今の所、CG作画を用意されてるピアニストは、
カイ、修平、パン、レフのみ。
少なくてもこの四人は、コンクール篇でのエピソード上
欠かせないキャラと言えそうです。
{/netabare}
★ #12:「fff(フォルティッシッシモ)」(2018.7.2放送)
{netabare}
原作第15巻の第135-138話、第16巻の第139-142話の内容。

<カイ、オンステージ>
1次審査最終日、レフの次の出番はカイだった。
カイは、予備予選の時とは打って変わって萎縮することなく、
自由に伸び伸びと自分のピアノの世界を観客に伝える。
それは、師弟(阿字野&カイ)の、社会との戦いの歴史であり、
カイを育んだ森と、森のピアノのドラマ…

森のピアノは物理的には焼失したが、
カイの心の中に確かに存在し続けていた。

<12話の感想>
カイが全世界にその存在を知らしめるターニングポイントで一区切り。
今回で第1シーズン終了。第2シーズンは半年後スタート。

今期の〆回ですので、作画は今までで一番力入ってた気がしました。
まあ、割と丁寧にカイの演奏の魅力を表現できてたから
作画の粗を普段より感じずに済んだだけかもしれません。

いつの間に阿字野はポーランドに来てたの?
カットが多いせいで、阿字野の扱いが雑な点はマイナス。
しかし、ピアノ音源が素晴らしかったので今回の満足度は70点。

1期は12話で原作15.5巻分を消化。残りは10.5巻分。
2期は1期ほど駆け足にはならないと思われますがどうなることか。
{/netabare} {/netabare}

投稿 : 2019/09/21
♥ : 28

える908

★★★☆☆ 3.0

なんかいろいろ微妙なような・・・

一度、断念してます。
最初の放送のとき。

ストーリーが変なおとぎ話みたいだったし、
なんと言っても、
あの子供向けアニメみたいな作画がNGでした。

今回、2期放送前に、
一挙放送やってたのを、たまたま見ちゃいました。

6話ずつ2回に分けてだから、
なんとなくサラッと見れちゃいました。

でもやっぱり作画が、夕方のアニメみたい(>_<)
それで、CGとのつなぎが雑な感じだし、
CG自体も何か気持ち悪い(--;)

それなのに、テーマがコンテストだからでしょうか、
ついつい見ちゃいました。

もうすぐ2期が始まるので、
それを見てみて、
ちゃんと評価したいと思います。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 13
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