クリスマスで漫画原作なTVアニメ動画ランキング 16

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のクリスマスで漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月20日の時点で一番のクリスマスで漫画原作なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.1 1 クリスマスで漫画原作なアニメランキング1位
白聖女と黒牧師(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (121)
410人が棚に入れました
とある教会。そこには可愛いけどだらけグセのある聖女さまと、真面目で過保護で料理上手な牧師さまが住んでいました。 穏やかな日々の中で、密かに恋する聖女と鈍感な牧師が繰り広げる、"無自覚いちゃラブコメ"。 もどかしい二人の関係が行きつく先は――!?

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

異世界教会の日常

原作未読 全12話

神の啓示を受けた聖女と呼ばれる女性いる世界、田舎の教会に住んでいる牧師とあることでやってきて教会に住み着くようになった聖女とのラブコメ作品。

聖女と呼ばれてはいますが、ほとんど一般人と変わらない生活をしているので、観ていると聖女と見分けがつきません。

牧師は、恋愛については鈍感な性格で主人公の聖女の恋心には全く気づかないようですね。

聖女という立場上、表では聖女らしい振る舞いをしていますが、牧師と二人の時は本来の性格が出てきてだらけていますw

それだけ牧師に心を開いていますので分かりやすいですが、全然分からないようですね。

ほのぼのとした異世界の教会の日常を描いた作品、頭を空っぽにして観ると良いですね^^

OPはClariSさん、EDはササノマリイさんが歌っています。

最後に、考えさせる作品も好きですが、この作品のようないわゆるきらら系みたいな作品もシーズンに1つはあるといいですね^^

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

狂信性女と人間性の欠如したKY牧師の無茶ラブブラックコメディに改題した方が良い!

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.28

 聖女様…性女様に改称した方が良い位にローレンスを口説いてきますが、ローレンスは鈍いと言うか女にそもそも興味が無いと言うか…。

 男女の合体阻止のための小道具でしか無い宗教、聖職者設定も全く機能不善です。聖職者だから信仰対象の聖女と合体出来ないとかそういうハードルもありません。

 ローレンスはもう、人間性を疑うレベルで聖女様を相手にしません。人間と認識しているのかも怪しいです。話す猫や犬くらいにしか思って無い?カワイイけど性的対象じゃ無い的な…。

 全く話が進展しないまま終了してしまい、コレで良いのか?と疑問に思う作品でした。

 もう、二人を裸にして納屋にでも閉じ込めて、無理やり祝言挙げさせろよ…。伴天連でもそれでほぼ100%転ぶのは、江戸時代に実証済みだろ?とか小言を言いたくなりました。
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 11話まで観ました。2023.09.22

 聖女さまとローレンスの出合いが明らかに!セシリアは神の天啓を受けて自分が聖女だと認識したそうです。

 そして、森でオバァと暮らしていたそうです。これ、変人ババァに洗脳されたか、精神疾患のどちらかですよね?狐憑きで良くて座敷牢行きだろ?それとも魔女か?

 そして、オバァが死んだ後、大洪水を予知して村に来て、無茶な事を辻説法して村人に嫌がられるのですが、我らがローレンスが上手いこと言いくるめて、なぜか村人に聖女と認められたそうです。

 無理がありすぎる…。異世界の日常ものが上手くいかない理由がよく分かります。ちょっとぶっ飛びすぎじゃね?

 大洪水前に橋を壊すとなぜ村が救われる?そんなことある?ダムじゃないんだから、石橋一基位で被害そんなに変わらんでしよう。

 結局、ローレンスが村人を言いくるめなかったら、セシリアは洪水を呼びこんだ魔女だと村人がキレて、殺害されてもおかしくありませんでした。

 結局、ローレンスがこの女は聖女だと主張したから聖女だという…。これ、二人がくっついたら、それはそれで色々ヤバい気がするんですが…。

 村人愚民すぎ、ローレンス権威有りすぎ、セシリア疑問持たなさすぎ…。特にセシリアは一般的には狂信者と呼ばれるやつですね。

 この物語は、女性向けじゃなくて、男性向けなんでしょうね。男性が理想とする支配しやすい女は、社会から切れている女なので、余計な親戚や友人は雑音として排除しているという…。

 そのため、セシリアはピュアというより信仰のためなら死にそうなエキセントリックな人物です。

 背筋が寒くなる無自覚いちゃラブコメディ…。割とホラーですね。釈然としませんが次回最終回!楽しみです!

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 9話まで観ました。2023.09.07

 ヘーゼリッタの街編終了です。シリアス展開がやっと終わります。結局、聖女とは何かという設定が矛盾しており、さらに説明のために矛盾を重ねたエピソードでした。

 何か変な所… 
 ①教会は、牧師が若い女と宗教施設で同棲していてもOK!男女の性に寛容というか、放任主義というか…。
 ➁ローレンスは牧師なのに、聖女という存在の意味を理解していない。聖女の加護についての知識もない。教会の教義も理解してないのでは?
 ③セシリアは、同年代の友達が今まで居ないなど、幼少期を含めて過去がまるまる不明。本当に人間か?
 ④教会にいる大聖女は、聖女を守る存在らしく、聖女を守る活動をしているようだが聖女認定は誰がしているのか不明。
 ⑤聖女の加護の効果がぼんやりしている。牧師や聖女周辺の人でも分からん人には分からない。そのため、聖女の定義が不明確。
 ⑥教会の教義が不明。ローレンスとアベルの同僚の女性達(教会関係者だが、仕事内容不明)が、恋バナ大好きで、ローレンスとセシリアをくっつけたがるなど、第六天でも信仰してるのかと思わせるほど淫祠邪教っぽい。

 以上、宗教地雷を踏みまくっていますね。教会の目指すところは、乱交なんでしょうか?

 一応、公認宗教組織である以上、信者や配下の宗教家に対する統制は必要なはずですが、フリーダム過ぎます。

 現在でもそうですが、若者を集める組織は、建前上でも性の管理が必要です。酒や薬物をやっての乱交目的と思われては、公認組織としてはまずいからです。

 結局、家族や友人さえいない、生活無能力者のカワイイペットみたいなセシリアをニヤニヤしながら見守る話なのに、変にキャラクターに深みを出そうとして失敗している所が残念です。

 無自覚いちゃラブコメがキャッチコピーの本作ですが、舞台設定も無自覚という…突っ込んだら野暮ですかね?
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 8話まで観ました。2023.09.01

 ヘーゼリッタのトラウマとなった、フレデリカ聖女のお話。こいつも、モヤっとした存在でした。

 街の有力者が何処からか連れてきて、こき使ったら病気で死んだらしいのですが、悪いのは有力者で、教会は関与してない様です。

 ただ、フレデリカは監禁されて、お客をとらされていたわけでは無く、聖女の生き方として、甘んじて境遇を受け入れていたそうです。

 凄く疑問なのは、自分が聖女だっていう自己認識はフレデリカもセシリアも何処から湧いてくるのかが明らかにされていないということです。
 
 教会は、本部に大聖女がいるだけで、聖女の扱いにはあまり口を出さない様ですが、聖女という自己認識は何に規定されてるのか全く謎です。誇大妄想と何が違うの?

 フレデリカは、ブラック企業の社畜のように、金持ちに洗脳されていた可能性はありますが、セシリアの野良聖女ぶりは説明がつきません。

 洋服屋の小僧が前にセシリアに言ったように、「聖女って教育受けてるんですか?(何を根拠に聖女を自称してるの?)」という疑問が解決されていません。

 ある日、衆生救済に目醒めるんですか?社会不安で民衆が信仰の対象を求めるのなら分かりますが、作品中の市民はそれほど切羽詰まって無さそうです。

 教会の権威で聖女認定していれば、話が早いのですが、フレデリカの件を物語に入れてしまったので、教会が悪者にならない様に、有耶無耶にしているのでしょう。

 エモい話になるかと思って挿入したシリアス案件が物語の足を引っ張っています。良くないですね。
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 7話まで観ました。2023.08.24

 聖女様御一行、教会の会議に参加するため、へーゼリッタの故郷の都会へ行きます!

 いや…近いな。汽車と馬車ですぐに着きました。洋服屋の小僧もお使いのついでに同行しているので、大して遠くないようです。

 謎の宗教組織、教会で謎の会議…。職場放棄しているアベルも嫌味を言われる位でお咎め無しです。

 ローレンスの先生だという牧師が、教会に聖女が居るのは秘密にしとけとか、謎のアドバイスをしてくれます。こんな近所なのに隠せるか?情報網とかどうなってるの?

 教会における聖女の立場が相変わらず謎です。牧師は教会が教育しているみたいですが、聖女は僻地出身で教育を受ける機会が無かった者でもなれる様です。

 セシリアも、なぜ自分が聖女だと認識しているのでしょうか?現段階だと、教育水準の低い、低能女ニートが教会に寄生しているとしか思えないのですが…。

 神の天啓でもあったのかな?でも、それを証明する人がいないと、精神病院へ入院させられる可能性の方が高い気がするんですが。

 聖女って自称?誰が認定しているの?ローレンスがこの女は聖女ですと言っているから聖女なの?奇蹟を起こせるから?

 でも、奇蹟にしたって詐欺の可能性もあるわけで、誰か権威のある人物や機関が奇蹟認定する必要があります。部族のシャーマンじゃないんだから…。

 ローレンスにそんな権威があるとは思えないのですが…。もし、それがまかり通るなら、ローレンスみたいな田舎牧師が教会で聖女を自称する愛人を囲っている所もありそうです。

 へーゼリッタの街の聖女は、教会でこき使われて病気で死亡したそうですが、聖女は人間扱いされてるのかな?いくら宗教絡みでも警察案件でしょう。

 聖女は寺男や寺女みたいな教会に従属する奴婢で、労働基準法とかが適用されない社会なのかも知れません。

 そもそもセシリアの両親はどこにいるんでしょう?口減らしに発達障害で虚言癖のある娘を教会に売った?怖!

 ローレンスの爺ちゃんが唐変木な孫のために寒村から購入したのかもしれません。足りない娘でも、後継ぎが出来れば良い的な?

 何か、不穏なものを感じつつも、宗教改革時のカトリック教会ばりに腐敗していそうな謎宗教組織から目が離せません!

 セシリアは、聖女は珍しい存在だと自分で言っていましたが、教会で暮らすことも、村人達の信仰を集めることにも全く疑問を抱いていません。

 親が聖女だったとか、教会に子供の頃から住んでいたならまだしも、どこから来たのかも不明な存在なくせに、この自己認識はマジで怖いです。

 普通に考えたら洗脳されてるか、精神疾患でしょう。セシリアの過去が明らかになるか、とても興味深いです。
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 6話まで観ました。2023.08.18

 半クールが終了しましたが、聖女様の存在がふんわりしています。 

 聖なる力で色々奇跡を起こせるようですが、教会との関係が相変わらず不明です。

 教会は聖女教というわけでは無さそうですが、保護はしているのかな?頑なに教義の説明はしない方針の様です。

 どうも、なろうが跋扈してから、テンプレなら世界観の説明はいらんだろ?的な態度の作品が増えた様な気がします。

 ある程度の世界観の説明が無いと、日常モノと言えども、物語として成立しないのではないでしょうか?

 全ての事象が聖女とローレンスがイチャラブするための小道具でしかない世界は、好き嫌いが別れそうです。

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 5話まで観ました。2023.08.14

 深まる謎宗教への違和感…。バレンタインがあるのでキリスト教ベースの様ですが、聖女様、精霊的なものと会話して、騒ぎを治めたりします。これは魔女の所業の様な…?

 アベルとヘーゼリッタの関係も不明です。デキてるの?嫁入り前の良家の子女が教会に居候出来るかな?完全に物語の狂言回しのためのキャラクターです。

 教会も、ローレンスさんが祖父から世襲しているようですが、浄土真宗なの?肉食妻帯あり?禁葷酒もクソくらえ?

 ローレンスさんの両親は何してるのかな?五体投地しながら聖地巡礼でも行ってるのかな?

 何か皆フリーダムな感じで、宗教として成立していない気がします。結婚しても聖女でいられるのかな?魔女なら何でもありですが…。

 こんなことは気にしてはいけないようです。セシリアたんカワイイ!!(*´Д`)ハァハァ

 ボロが出ないことを願いつつ視聴継続です。

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 3話まで観ました。2023.07.28

 主人公達はキリスト教っぽい謎宗教の牧師と聖女です。謎宗教の教義に深入りすると地雷を踏むので、どんな宗教かは明らかにならないでしょう。そのため、キャラクター達の背景に深みはありません。

 コイツら何なの?とか思ったら楽しめません。物語の開幕2.9秒で牧師と聖女が合体しないための方便で登場した宗教設定なので、気にしてはいけません。

 イチャラブ雰囲気アニメなので、起伏のある展開は無く、このままワンクール行くと思われます。
 
 ゆるゆるとながら観できる視聴者向きです。可もなく不可もない感じですね。
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 1話観てのレビューです。2023.07.14

 牧師と聖女、1話からデキている…。昨今の恋愛アニメはこんな感じばかりですね。悪い意味ではないです。

 お互い意識している以上の関係にならないための障害をどう設定するかに作品の個性が出る様です。

 相手に全く気が無い、恋愛成就が困難な話は観ていて疲れますし、単なるストーカーの話しになりかねないので、コレはコレで良いのかもしれません。同意は取れよと…。

 本作品は作画も良く、キャラもかわいいので、ニヤニヤしながら観るには良いのかもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

トニカクカワイイ~聖女~

ただ聖女様達が可愛いだけのアニメ
でも、それがいい!

ピュアで清楚で天使みたいないい子でトニカクカワイイのでそれだけで癒されるって人は見るといいかも
ClariSの「コイセカイ」が作品の雰囲気にあっていていいですね
キャラデザも色使いも綺麗で見た目はすごく好き
物語やネタは薄く、ストーリーじゃなくて雰囲気を楽しむアニメ

聖女様の苦悩とかシリアスなシーンもあって、結構エピソードが重いんだけど作品全体の雰囲気がのほほんふわふわしているので全然重さを感じない

聖女と牧師ってタイトルにあるけど、あんまり宗教にこだわりがないみたい
ラブコメだけど各キャラの人の良さを見せるばっかりでなかなか進展しないので、退屈って思われるのも仕方ないかも
やっぱり雰囲気を楽しむアニメですね

投稿 : 2024/05/18
♥ : 22

78.4 2 クリスマスで漫画原作なアニメランキング2位
干物妹!うまるちゃんR(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (717)
3574人が棚に入れました
外では、誰もがうらやむ才色兼備の「美妹」が、
家に帰れば、誰も知らないグータラ三昧の「干物妹」に…!?

グータラを極めた干物妹・うまるが、
コーラとポテイトを片手に、漫画やゲーム、アニメ、ネットサーフィン…、
一緒に暮らす兄・タイヘイを横目に、欲望の赴くままに突き進む!

クラスメイトの海老名、きりえ、シルフィンとの絆も深まり、
うまるの日常はますますにぎやかにっ!!!

うまるの最強で最高な最上の 日常が、再び始まる!

声優・キャラクター
田中あいみ、野島健児、影山灯、白石晴香、古川由利奈、安元洋貴、柿原徹也、小清水亜美
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

うまる、ふっかーつ!

動画工房制作。

才色兼備な女子高生うまると、
家ではぐーたらマイペースこまるの、
にめんせいウラオモテライフ!!
楽しくてかわいい日常系コメディ再び。

初回の入りはこまるパートも少なく、
後半、妙にほっこりする展開でしたが、
次回以降キュートなこまる全開ですね。
小さくて丸くて甘えん坊で口達者なんて、
可愛いに決まっています。
相変わらずの主題歌も効果音まで楽しいです。

純然たるコメディ作品では、
シリーズともに最上位の良品だと思います。
キャラを愛でる作品ではあるのですが、
日常の些細なことだけで物語を演出し、
幸せで温かい気持ちになれる。
これって最高ですよね。

最終話視聴追記。
{netabare}前作の強みである兄と妹の絶妙な距離感が、
新キャラ登場で微妙に崩れたりもしましたが、
とにかく可愛いし楽しいし癒されます。{/netabare}
うまるの宴はまだ終わらないでしょう。
小さなチャップリンはここでも健在でした。

素敵な時間をありがとうございます。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 84
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

タイヘイみたいな男性がモテモテなのは・・・

原作未読。最終話まで視聴。

タイヘイみたいな男性がモテモテなのは、同じ男性として好感が持てる、と感じているのは私だけでしょうか?

第2期も安定の面白さでした。
もちろん、この手の話は『出オチ』のインパクトが生命線。
そういう意味では第1期ほどのインパクトは無くなったかもしれませんが、面白くなくなった訳ではありません。

うまるをはじめ、海老名ちゃんも切絵もシルフィンさんも、みんな少しづつ成長していました。
各々が絡む、感動話がとても良かったです。

新キャラのヒカルも面白可愛かった。
ただし、{netabare}何故、うまるにライバル心を抱いているのか{/netabare}良く分からなかった。少しマイナス評価。

切絵が終始安定して面白く、可愛かった。
やはり、私は切絵推しのようだ(笑)。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 58
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3期も期待。てか、一生観られる(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
うまる です(笑) 一期と基本は変わらず、でも、いろんな事が少しだけ進展しましたね♪

相変わらず、素晴らしい日常系アニメでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一期とのちがいは、恋愛要素の有無。特に、海老名ちゃんとタイヘー。海老名ちゃんには幸せになってほしいな~。でも、カナウにも幸せになってほしいしな~。

あとは新キャラ、ヒカリ。ここは正直、まだキャラが弱くてイマイチ。今後に期待かな。

あとは、うまる(こまる)と海老名ちゃんとシルフィとキリエ、特にうまるを抜いた他3名の仲が深まったのが素敵でした。

個人的には、シルフィが好きですね。なんか、シルフィが笑顔だと安心します♪

まあその分、こまるのワガママ放題が減ったのはやや残念ですが、マンネリ防止のためにはこの方が良いでしょうね。

最終話のBパートなんか象徴的なんだけど、1期は「うまるとタイヘー2人のアニメ」で、2期は「うまる達4人娘のアニメ」なんですよね。個人的には、「アニメとしては正解だけど、もっとうまるのワガママを観たかった」というのが本音です。が、そこは制作もよく分かっていて、最終話Cパートに「うまるらしい」ゲスいエピソードを入れてきたのは、間違いなく「あえて」ですよね♪ なんかあのCパートのおかげで、制作と心(うまる愛)が繋がっていると思えました(笑)

さて、うまるですが、一部の方には、こまる との二重人格的な部分が受け入れられず、「外面だけ良い」みたいな感じで嫌われてるとも聞きます。実際、原作でもあんまり人気ないみたいですし。

でも、私は違った解釈をしていて、多分、「うまる(外うまる)」が本体(素)で、「こまる(家うまる)」が特別なんじゃかいかと思ってます。(勿論、大前提として、両方あってのうまるですが)

「うまる」は、無理してああいうキャラを演じてるんじゃなくて、本来はああいう(外うまるな)性格なんだけど、タイヘーの前だけではダラしなくなるだけじゃないの?と。多分、タイヘーがいなければ、普通に24時間外うまるで過ごせる気がするんですよね。だって、1期でちょろっと出てきた子供時代のうまるは、「こまる」よりも「うまる」寄りでしたし。(根拠は薄いけど)そう考えれば、なんかワガママ放題も可愛くて許せちゃいませんか?

まあ、とにかく3期に期待です。やってくれないなら、タダをこねますよ(笑)
{/netabare}

【余談 ~2017秋は、1期が神OP(ED)だった作品の2期が多かったよね ~】
{netabare}
例えば、「おそ松さん」の「はなまるぴっぴはよいこだけ」や、「血界戦線」の「シュガーソングとビターステップ」。ある意味、「魔方陣グルグル」の「晴れてハレルヤ」「Wind Climbing ~風にあそばれて~」。そして本作「干物妹!うまるちゃん」の「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」。

1期は名曲だったアニメがズラっと並びます。ここまで揃うのは珍しいと思います。

その中で感じたことは、「やはり、空振りかホームランじゃなくて、ヒットを狙いにいくんだな」ということです。

例えば本作のOPは、明らかに1期を意識したつくりでしたね。もし、「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」の二番ですと言われたら信じるかもしれない(笑)

「おそ松さん」も同様に、「はなまるぴっぴはよいこだけ」の二番と言われれば、うっすらそうかもと思う感じ(似た曲調)でした。

「血界戦線」は、EDは1期を意識したダンスミュージック風にしながらも、UNISON SQUARE GARDENはOPに移籍。うまくかわした感はありました。

「魔方陣グルグル」は、きちんとオリジナル色を出そうと、可愛い系ながらも1期とは違う歌の感じにしていて、そういう意味では好感をもてました。

やはり、1期のOPが「神曲」と言われるくらいヒットしてしまうと、2期は難しいよね(汗) 「うまるR」も「おそ松さん2期」も、ホームランも狙わないかわりに空振りもしないように、コツンと当ててシングルヒット狙いに来た感じでした(笑) 両作品とも、勿論1期の方が好きだし良い曲だったと思いますが、2期も充分に良い曲だし、まあ、制作陣の苦労とプレッシャーを感じ、微笑ましい気分になりました(笑)

そういう意味では、「うまるR」はむしろEDの「うまるん体操」の方が印象深いですね♪ 来店の小中学生の文化祭とかで踊る子供とかいそうな感じw なんか力が抜けていて素敵でした♪

ちなみに、今期(2017秋)で好きだったOPは、

1位 「ポールルームへようこそ」の 「Invisible Sensation」(UNISON SQUARE GARDEN)

2位 「アニメガタリズ」の「アイコトバ」(GARNiDELiA)

3位 「ブレンドS」の「ぼなぺてぃーと♡S」(ブレンド・A)

ってところですかね、まだ録り溜めてるのもあるけど。

まあ、私が基本的にアップテンポの曲が好きだというのもあるけど、OPやEDは、(楽曲単体の良さはもとより)やはり「作品の世界観をうまく表しているか」「映像との繋がり」は、大切だなと。「もってけ!セーラーふく」なんかはこの辺が最高レベルだったなと。

そういう意味では、「Invisible Sensation」は、競技ダンスの激しさ、タタラとチーちゃんぶつかり合いなんかを表現できていて良かったですね。

EDなら、「うまるん体操」が、今期一番でしたね! ダラっとしてるけど可愛らしい、そしてノリも良いという、実にうまるの良さを表現していたな~と。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
1期のナレーションをいきなり否定w まあ、1期からのファンには楽しい演出だけど、2期から入った方は、うまるの変身に?が付かないかな? UMRのこととかもワカランでしょ。OP、明らかに1期を意識したつくり。二番と言われても信じるかもw

2話目
どうでも良いんですが、私は1日1回は耳掻きしないと発狂しそうになります(笑) うまるの漫画、デスノートにシャーマンキング、封神演技って、同世代かな(笑)?

3話目
えびなちゃんは可愛いな~。顔(笑) ただ、ハンバーガー食べる話なのにね、なぜか良いよね。

4話目
タイヘー、早く結婚しろよ(笑) シルフィンが楽しんでると、なんか幸せな気持ちになるんだよね。うまるの葛藤w うまる、どうした? 反省なんてらしくない(笑)

5話目
浜松の聖地? ガヴドロとかかな? なにげに、タイヘーと叶とのペアも良いよね~。応援したくなる。うまるの涙、するいぞw

6話目
絵本うまる、その気になれば30分見られるなw 都大会三位って、普通に凄いよねw 着物凄いのに、デジカメしょぼいw 悪うまるw 扇風機に窓際の天体観測。なんか良いな~。

7話目
キリエのパス、ウケるw キリエ、140ないの? 高校生で? 新キャラ? ということは、ここからあのキャラを掘り下げるの? キリエとアレックスにフラグが? じゃあ、シルフィとボンバかな(笑) どうした? らしくもなく、恋愛要素強めで。

8話目
むしろボンバが可愛いw お? 新たな展開? タイヘー、モテ期(笑)

9話目
ほっこり良い話、二連発。ノスタルジー。

10話目
恋愛バナシはあまり作風に合わないけど、海老名ちゃんには幸せになってほしい♪

11話目
キリエ回。

12話目
あ~、寂しい、、、。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 46

75.9 3 クリスマスで漫画原作なアニメランキング3位
からかい上手の高木さん③(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (323)
968人が棚に入れました
「からかい」が縮める、二人の距離――。 2022年、見守りたい初恋が、ここにある。 とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに、何かとからかわれる男の子・西片。 高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう。 どうにかして、高木さんにひと泡吹かそうと奮闘する日々…。 移ろうものは季節だけではなく、西片の心にも…? 一方、優勢とみられた高木さんにも、ゆらぐ事態が―? スキを見るか、スキを見せるか― ニヤキュン指数100%の「からかいバトル」、 いよいよ最終ラウンドに…!?


声優・キャラクター
高木さん:高橋李依
西片:梶裕貴
ミナ:小原好美
ユカリ:M・A・O
サナエ:小倉唯
中井:内田雄馬
真野:小岩井ことり
高尾:岡本信彦
木村:落合福嗣
浜口:内山昂輝
北条:悠木碧
田辺先生:田所陽向
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

高木さんの好き好き攻撃増量中♡

中学生の高木さんと西片くんのからかい、からかわれるやりとりを微笑ましく見守るアニメの3期になります。

3期から見ても楽しめると思いますが、1期から2期と、微妙に二人の距離が変わっていく感じもあるので、1期からの視聴もおすすめです♡

3期は二人で見た、あの夏祭りの花火の後のお話になるんでしょうか?
二人のその後のお話を描いた漫画も読んでたので、3期は二人の距離がさらに近くなるようなエピソードを期待しちゃいますね♡

最終話(12話)まで見ました♪
高木さんぐいぐい攻めるなぁwこれは西片くんも自分のことが好きなのを分かったうえでの余裕の攻めだよね♡
高木さんが西片くんをからかうお話は正直おなかいっぱいかなー。
個人的には西片くんが高木さんをデレさせるエピをもっと見たいですね。

3期になって高木さんもさらに好きな気持ちを隠すことなく、結構はっきり好きって言ってるのになぜか気づかない西片くん。。
と思ってたら、中盤でやっと自分の気持ちに気づきましたね!

最後まで見て良かったなぁとは思ったんだけど、西片くん子供すぎない?
ピュアなのかもしれないけど、中3にしては考え方とか小学生かな?って
思う場面もあって、最終話も、え?今そこ?ってこと考えたりするし。

これが1期とかならまだいいんだけど、3期なんだし・・ね。
と辛めのこと言っちゃいましたけど、最後のシーンは良かったですね♡
でも続きは劇場版で!はやめてぇ~(>_<)

6話の文化祭のお話や10話の最後の話など良かったです。
もちろん11話から最終話までのエピも♡

相変わらずEDの選曲すごくいいですねー♫
高橋李依さんが高木さんの声で歌ってるんだけど、透明感があって和みます(#^.^#)

以下、良かったエピソードです。
3話
{netabare}「雨」こういうのをもっと見たいな☂
気になる男の子にこんな優しくされたらキュンってしちゃうよね♡♡♡
西片くんの見たい番組までチェックしてる高木さん・・西片くんのことがすごく大好きなのね。。{/netabare}
4話
{netabare}「夜」
"暗いから送ってくよ"下心からじゃない、西片くんのまっすぐな言葉に高木さんのハートは。。♡{/netabare}
5話
{netabare}「釣り」
やっと自分の気持ちに気づいた?西片くん。今後の展開が楽しみです♡{/netabare}
6話
{netabare}「文化祭」
西片くん、自分の気持ちに気づいてあたふたしてましたね♪私も高木さんの告白かと思ってちょっとドキドキ💦
転びそうになった高木さんをダッシュで抱っこする西片くん!そして…
もうこれって告白だよね❤嬉しそうな笑顔の高木さん♪
最終話あたりで西片くんの本当の告白が見れるといいな💕{/netabare}
8話
{netabare}「寄り道」
①と②と③で、男女の恋愛バランスがそれぞれ違うのが面白いです♡
①は西片くん<高木さん、②は男の子=女の子、③は男の子>女の子かな。
④はそれぞれの子の性格が出てて笑えました♪{/netabare}
9話
{netabare}「クリスマス」
私が好きって言ったのわぁ・・
西片くんの心は高木さんの手のひらの上w
やっぱ高木さんSだなぁ。。
でもわざと負けてあげる高木さん優しいな♡
・・と思ったら・・高木さんが一枚上手w
西片くんからのポストカード。
シンプルな言葉でも、好きな人からもらえたらすごく嬉しいですよね♡{/netabare}
10話
{netabare}「相談」
相談後の西片くんと歩いてる高木さんの表情の微妙な変化に注目♡
不安そうだったり、ほっとしたり。。
今までも西片くんが好きって遠まわしには言ってきた高木さんだけど
今回はっきり言いましたね♡
北条さんの相談が後押ししてくれたのかな。
でも、西片くんも15歳になるんだ・・それにしてはちょっと子供っぽいような・・
15歳男子ってこんな子供でしたっけ?かわいいからいいけど。{/netabare}
11話
{netabare}「2月14日」
下駄箱に下級生からのチョコが入っててあたふたする西片くん。
この後の高木さんと西片くんのいつもとちょっと違うやりとりが2人の揺れ動く気持ちを表しててすごく良かった。
神社でひとり、何度もメールを直す高木さんのシーンもいいな。。
ラストの展開だと次回告白シーンある?ちょっとドキドキ♡{/netabare}
12話
{netabare}「3月14日」
ラストの高木さんを追いかけて西片くんが走るシーンからの展開はベタかもだけど、それがいいんですよね♡
会いたかったから!はもうほぼ告白ではあるんだけど、ここはちゃんと言って欲しかったかな・・{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 44
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

西片、覚醒!・・・か?

<2022/1/20 初投稿>
1、2期視聴済みです。

2話まで見ました。
安定のニヤニヤ♪

特に2話は高木さんの隠し包丁的なアピールがよし!
EDは「OVER DRIVE」
1期「自転車」に続くジュディマリ
ジュディマリの軽快で爽やかな曲調は本当に高木さんの世界観に良く合ってる。

<2022/2/5 追記>
5話まで見ました。
ネタバレしない範囲でエピソードいくつか振り返ってみまーす。

1話
『握力のやつ』
西片くんの{netabare}夢オチ{/netabare}
2期のラストエピソードをちょっと混ぜ込んだりしてます。

『日焼け』
高木さんの世界観、空気感が蘇ってきました。ウォーミングアップにちょうどいい。

『新学期』
こちらは高木さんの{netabare}夢オチ{/netabare}。
こちらもやはり2期のあのシーンがモチーフです。
目が覚めて、部屋の窓を開けて、満面の笑顔の高木さん。
晩夏の朝の空気がなんとも心地よさげ

2話
『気配』
無声でお送りする。

『図書委員』
音読の態で西片に気づかれないように{netabare}告白する{/netabare}高木さん♪

『夕陽』
{netabare}西片と一緒に夕陽{/netabare}が見たくて、おつかい終わってから海までの道を自転車で爆走する高木さん♪

3話
『雨』
西片ナイス判断!
この時も高木さんの異常なまでの鋭すぎる対西片洞察力が発揮されてましたけど、これは洞察力というより半分高木さんの願望だったんじゃないかな。
そして{netabare}高木さん{/netabare}の嬉しさが爆ぜてましたね。
スキップ♪スキップ♪
あと雨の描写が地味に良い
雨で湿った土の匂いまでしてきそう

4話
『お弁当』
木村は食中毒で休みって普通に言われてたけど、割とよくあることなのかw

『夜』
{netabare}高木さん{/netabare}がドキッとしてましたね
こういう回が特に良い。

5話
冒頭から{netabare}セーラー服の{/netabare}ちーちゃん出てて、最初状況がよく飲み込めなくてびっくりしましたが。
見た目は母親似、性格は父親似なんですねぇ

『役決め』
これはもしかしたらラブコメによくある流れになるのかな?
例えば{netabare}木村がセリフを覚えられないとかで王子様が西片に変更になる{/netabare}という感じの。
それとも木村、食中毒なったりして笑。
それにしても{netabare}「西片が王子様の役に選ばれたら西方の勝ちでいいよ」{/netabare}とかもう露骨な高木さん笑

そして『釣り』
「ぎゅっ」ってなってた。。

<2022/2/12 追記>
6話見ました
まるまる『文化祭』ですよ
青春ですよ

木村は{netabare}食い過ぎ{/netabare}の方でしたか 笑
でも期待を裏切らない木村。
2期の最終話といい良い仕事するなー 笑。

そして演劇
{netabare}転びそうになる高木さんを飛び込んで助ける西片。
王子が西片に替わってることに気がついて感激の高木さん!
アドリブで公開告白{/netabare}みたいになってるし。
最高の{netabare}笑顔{/netabare}でしたね

3期最大の盛り上がりでした。
見てて嬉しくなるアニメは良いアニメ

なお、EDは学園天国でした
ノリノリで終わり。

<2022/2/26 追記>
第8話
寄り道四種が微笑ましい

そして
「いいな、真野ちゃん」
高木さんの鋭く温かい洞察力よ

最後は「いっつも大切なとこで勇気出ないなぁ」と言いつつ{netabare}がんばった高木さん{/netabare}がいじらしい

<2022/3/13 追記>
第10話『相談』
これは可愛いやきもち

<2022/5/8 追記>
最終話もリアタイで見たのだけど、レビュー更新忘れてました。

第11話『2月14日』
1話丸ごとバレンタインのお話。
前回「相談」から続いて、{netabare}自分の中の「やきもち」{/netabare}に葛藤する高木さん。
学校のシーンの「高木さんの眼の表情」に注目です。

第12話『3月14日』
最終回です。
なんかもうあれですね。
本人たちは「付き合ってない」のに、既にクラス公認 笑

第2話『図書委員』、{netabare}「高木さん告白」{/netabare}の真実に辿り着いた西片!
高木さんに鍛えられて賢くなったのかも笑

といろんな意味で覚醒したかもしれない西片くん。
ラストは走って走って。
追いついて。

映画ではどうなるのでしょう?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 43

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

軽くなるラブコメ

高木さん3期。
ほぼ二人の微笑ましいやりとりを眺める作品。
少しずつ少しずつ距離を縮めていく二人。3期ではからかいよりラブが増えていました。

改めて考えてみると本作のような作品は珍しいのかもしれません。
ラブコメは基本 恋が実るまでの過程を面白可笑しく魅せ、結末までが一つのパッケージだと鑑みます。

からかい上手の元高木さんという作品もあり(原作もありますが)、多くの視聴者は結末を知っているうえで観ていると思います。スペクタクルな展開を期待せず、日常にあるような緩急の少ない物語で満足できるのが、今のアニメ視聴者の感覚なのかもしれません。かつてのラブコメは「とらドラ」などのように、様々な過程を見せ、恋が実るまでの物語を重厚に演出することに重きを置いていたと考えます。

昨今では、重い作品を敬遠するきらいがあるのかもしれません。
社会全体としてもソフトに進んで早幾数年、気軽に視聴できるものが好まれる時代だと鑑みます。早送りで観ている人もなかにはいるみたいですね。これからのラブコメはさらにライトになる傾向にあるのかもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 22

65.5 4 クリスマスで漫画原作なアニメランキング4位
おとなりに銀河(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (134)
410人が棚に入れました
きっかけは、きみに触れたことでしたー 恋愛初心者ふたりの“婚姻契約”から始まるハートフルラブコメディ!

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そんなに銀河じゃありません。

流れ星の民の姫である五色さんと売れない漫画家である久我君の関係を描く物語。
少々SF掛かった設定の他は、ほんのりほっこりしたライトラブコメです。

漫画家と言っても、アパート経営の傍らなので久我君に悲壮感は皆無です。
そんな久我君の元にアシスタントとしてやってきた五色さん。
不慮の事故で一蓮托生の回路が接続し、婚姻関係に。
紆余曲折がありつつも絆を深めていくというストーリーです。

五色さんは姫と呼ばれるだけあって、おっとりしっとりした佇まい。
その上、美人で少しドジ。
愛嬌もあって、なかなかの良質キャラです。
久我君の方も、幼い妹と弟を育てながらの苦労人。
善人を絵に書いたような人柄です。

基本、癒し系のラブコメだから登場人物たちの柔らかい行いを優しい目で見ることができます。
その分、退屈感が若干ありました。

個人的な見解なのですが、弟君が鬱陶しい。
たどたどしい振る舞いに毎度イラっとしてました。
それと、棘描写は痛々しい。
先端恐怖症の方には難ありかな。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ライトでマイルドな恋物語ですが、これと言った何かがない。

 SF的な設定に興味を持って見始めましたが、そちらは愛情を確認するためのツールに終わってしまいました。銀河放浪の歴史とかいろんな背景が描かれるのをちょっと期待してましたが、極めてライトでマイルドなラブストーリーで終わりました。ラブコメというにはコメディは不足しています。

 棘の契約という変わった設定は、タイムリープとか転生とかTSが溢れている昨今ではそれほど違和感はありません。ストーリーそれ自体極めてノーマルな草食系男女の恋愛物語でした。

 また、主人公の境遇がストーリーに役立っていたか、というと23歳でアパートの主で、物語のノイズになりそうな主人公の両親を登場させなくて済むという初期設定以上にはあまり役立っていないかなあ。
 何もない、貧困が何かあるのかなあと思いましたが、実際あれだけのまとまった土地があるのですか、アパートを売却してもよし、等価交換で賃貸マンションに建て替えてもいい気がしますので、困っている風には見えませんし。

 全体的に甘々で、胸やけがしなくはないですが、時々入るちょっとだけビターな感じでラブストーリーとしての水準は保てていたと思います。
 ただ、高水準かと言われると、キャラが人間の感情の機微まで描けていたり、設定に謎解きの伏線があったり、優れたコメディであるわけではありません。

 テーマとしては、契約で縛られない自分の意思という点と、結論で「自立」をセリフがありました。「島の姫」「何もできないアシスタント」の設定でそれを言っていたのでしょう。そこは銀河のキャラに役立っていた気がします。

 キャラとしてヒロイン銀河は描き方も言動も、もうちょっと神秘的に描けなかったのかなあという気がします。タイトルの期待感はそこですから。

 この作品は非常に綺麗に終わりました。連載続いている作品とは思えないくらい結末で言いたい事を言いきった気がします。そこは評価してもいいかでしょう。
 ただ、批評していて一番感じるのは、悪くはない。そこそこの水準どまりなのはこれと言って特徴がないんですよね。ぶっ飛んだキャラ、高水準のマンガあるある、姫のSF設定、貧困や恋愛、家制度などに絡んだ高ストレスなエピソード。そういったものがありません。

 作画です。最近の作品は、作画はコロナ全盛期の乱れもなく、まとまってますね。CGも上手く使えるようになったのでしょう。全体的に綺麗でした。ただ、髪の毛の感じが気持ち悪いんですよね。不気味の谷なんでしょうか?

 OP・EDは雰囲気は非常に物語にマッチしていますし、アニメも悪くないですが、それほどリピートしたくなるようなレベルではありませんでした。

 ということで、どこをとってもレベルは低くないし、見ている分にはちゃんとラブコメ…いや、ラブストーリーでしたが、エンタメ・テーマ・SF要素は薄いかなあと思います。









1話 ものすごく微妙。初期設定もキャラも可能性は感じます。

{netabare}  ご近所に「銀河さん」という女性が引っ越してきて、というのなら見るのを辞めようと思ったのですが、捨てられた家族、ですね。「スーパーカブ」と同じですが、あれほどは絶望的な状況ではないです。

「漫画」「コミュニケーション」「家族」「恋愛」と言うものが、軽いタッチの作風の中で軽くテーマとして考えるきっかけになるならいいと思います。なんといっても恋愛部分が面白いのと漫画の業界ネタが秀逸であることが条件ですけど。そうそう、SF的な発想でセンスオブワンダーがあるならそれもいいです。

 ヒロインが多分神秘的な美少女を狙っているのでしょうが、そこが作画水準と演出が追い付いていないのが残念なのと、ストーリーが急ぎすぎなので不安です。期待値はものすごく微妙ですが、しかし、化けると面白そうな感じはあります。
 冒頭の場面がちょっと目を引いたので、視る気になりました。カモメはずっこけますけど。

 毎週見ないと一気見は厳しくなる類の感じですね。忘れないように数話は見てみたいと思います。 {/netabare}


5話 リア充爆発しろ…としか…胸やけ必須の甘々カップル爆誕。

{netabare} 「リア充爆発しろ」(「爆ぜろ」ともいう)ですね。
もう甘々すぎて…特にヒロインの無自覚な直接のデレが…うーん。共感性羞恥なのか、ルサンチマン的なムカつきなのかわかりませんが、どうも素直に視れません。というか悶えます。

 ただ、ほんののすこーし入ったファンタジー要素があるせいなのか、ある程度職業的なストレスがあるせいなのか、ヒロインのキャラが清楚系…というより本音を隠さないのがいいのかわかりませんが、少なくとも「お隣に駄目にされる」話より格段に話として成り立っています。
 そのせいで悶えながらも結構面白くみられます。まあ、一気見すると胸やけはしますけど。

 視聴は…多分継続すると思います。この手の素直な恋愛ものもたまには悪くないです。 {/netabare}


11話 なるほど。恋愛ものとしての違和感設定を解消しましたね。

 契約により恋愛する、という部分が本作の最大の違和感でしたが、解消しましたね。それでいいと思います。というかそれ以外だとおかしいので納得の展開でした。
 もちろんこれで別れるわけはないので、そこの心配はしていません。8話以降そればっかりなのでもうちょっとテンポをと思わなくはないですが。この件の片がつけば、コミックスが継続したとしてもアニメとしては1クール綺麗に終われるし大団円でいいと思います。

 続くなら一回それで別れてでも面白いですが、この雰囲気だと違和感でしょう。全体的にホンワカとした古き良き少女マンガ的ラブコメですので、ストレスは母問題だけでいいと思います。

 よかったのはマンガで描いた手紙のところがよかったかなあ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

すべてが微妙。これから期待できるかも分からない

第一話見ただけだけど、ぐいっと引き込まれるものも、拒否したくなるような部分もない

お話は主人公のもとに天子様がやってくるという例のあれなテンプレ物。天子様は自称流れ星の王女様で、主人公のマンガ家の男の子はその彼女のしっぽのようなものに触れて銀河を見てしまう。そして彼女に懐かれてしまうっていう話

ただ、なんというか、二人とも地味。引かれるところが無いというか、、、

もう数話見てみるけど、良い人だけが取り柄の二人ってのは難しいのよねぇ

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

76.1 5 クリスマスで漫画原作なアニメランキング5位
ハヤテのごとく!! 第2期(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (918)
6243人が棚に入れました
あなたは知っているだろうか?この日本に想像を絶する金持ちがいる事を。
知っているだろうか?その跡取り娘に、全くの偶然から仕えることになった、借金まみれの少年執事がいる事を…。
少年の名は綾崎ハヤテ。主である三千院ナギの恩義に報いるため、日夜一流の執事となるべく努力しているのだった!!

声優・キャラクター
白石涼子、釘宮理恵、田中理恵、伊藤静、生天目仁美、松来未祐、井上麻里奈、中島沙樹、矢作紗友里、中尾衣里、浅野真澄、高橋美佳子、植田佳奈、堀江由衣

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

第1期からジャンルが変わってラブコメに...。

『ハヤテのごとく!! 2nd season』は漫画原作、2クール(全25話)の執事系ラブコメアニメです。


ハヤテ第2期は第1期と異なり、ストーリーが原作通り(コミックス第)になっております。
そして制作会社が変わったことにより作画も大きく変化しました。主観的なのですが、登場人物皆が以前よりも丸みを帯びて幼くなったように見えます。言わば、少々デフォルメ化した様な感じでした。それは制作会社が変わった事だけで無く、原作の登場人物の作画自体が徐々に変化しているという事もありますが...。
しかし、以前よりも表情が柔らかくなったため、恋愛における喜怒哀楽が特に強調されるようになったと思いました。少なくとも表情がギャグ向けから少し離れたといっても良いのでしょう。
主観的には特にマリアが変わった気がします。(劇場版においてもマリアに違和感を覚えました)


第1期は原作の内容を程ほどに加えながらアニメオリジナルの話を多く取り入れており、それはそれで結構面白かったです。
それに比べると、第2期では笑いの要素が随分と減ってます。ギャグの要素よりも恋愛の要素を重視しています。
放送時間帯が朝から深夜になったと言う事もあり、内容的にも視聴者の年齢層が大分変化したものと思われます。


今作は原作に忠実なので、漫画のような動きの無いモノクロよりも、カラフルで動きが付いたアニメーションの方が良いと云う人も多いかもしれませんね。私はナギがくぎゅであればそれだけで満足。

また、1期と2期においてどちらの方が良いかと言われたとしても、正直の所わかりません。どちらも狙っている路線(ギャグ路線・恋愛路線)が異なるので、まぁあまり比較は出来ません。

ということで、第1期も第2期も、そして原作の方もおススメです。(最近では原作のストーリーの傾向が随分と変わってしまいましたが…。)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 26

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

けみかけ的「ハヤテ」をラブコメとして楽しむため、グルメなヲタのあなたにオススメする調理方法☆

2期ということはこのアニメには1期があるわけです


1期はハヤテという作品の特徴である「パロディギャグ」を惜しみなく投入しまくり、
日曜朝4クールという長丁場なこともあってか、季節柄に合わせた時系列へ再構成したオリジナルストーリーでした


ようは原作とは違うんですが、このパロディギャグというのが曲者でして
元ネタがわかんない人には最後までわからず仕舞い
版権に関わる部分はいわゆる「ピー音」入れまくり
何がなんだかわかんないままドタバタと話しが進むがナントナク笑える
結果【ハイコンテクスト過ぎる不条理系カオスコメディ】と化していて、原作の方で最も需要たる「恋愛」要素が軽薄になってしまいました
正直好みがあるでしょうが陳腐さを感じましたね


2期ではスタッフが総入れ替えされ、1期からそのまま時間軸を引き継いだものの、
以後の展開に関しては原作通りに路線変更しました


そんな中でもパロディギャグに関しては全体的に控えめにされ、
逆に恋愛に絡むエピソードへの演出には特に気を配っているように伺えます


これは逆に1期からハヤテに入ったファン層を裏切る形となってしまいますが、
オイラとしては「ハヤテの醍醐味は恋愛要素(ラブコメ)にあるでしょ」と思いますのでこちらの方が魅力を感じます


新スタッフには【せんせいのお時間】【瓶詰妖精】で地味ながら堅実な仕事をしてくれた
岩崎良明×白根秀行×J.C.STAFF
(シリーズ構成は黒田洋介と共同)
さらに新キャラデザに【ゼロの使い魔】の藤井昌宏


1期では長丁場ということもあって作画には『安定感』を求められていたが(38,39話は例外)2期ではさらに『高水準』な作画を見せてくれており、全体を通してよく動く
端的にこちらの方がクオリティが高いです


さてさて、前述の通り『1期』を導入としてしまうと『2期』には違和感を感じる方が多いようです
しかしながら2期は「既に導入は終わっている」という前提で話が進んでしまうので、「2期から入る」のは少々難解かもしれないです


そこでけみかけ的に回りくどい提案なのですが・・・
「原作をサクッと5巻まで読んでいただく」
ここまでしていただければ原作6巻以降に相当する2期へそのまますんなりと入っていただけ、ハイクオリティなラブコメを存分に楽しんでいただけると思います


少々めんどくさいですが4クールある1期を見るよりは圧倒的に楽かと思いますので、オススメです


余談ですが2曲あるED曲とEDアニメーションはどちらも素晴らしいですね☆

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3期と映画化決定だね若本さん!

1期がすごく良かったので続けて完走できた2期です。


1期同様、パロネタ等のギャグが散りばめられており安定の出来です。作画は崩壊とまではいかないですが、個人的には1期のほうがよかったのかな?と思いました。ただ気になるレベルではないので全く問題なかったです^^


1期よりもどちらかというとラブコメ要素が多めな気がします。ヒナギク可愛いよヒナギク。
歩とヒナギクにスポットが当たることが多くなって、バレンタインの歩と観覧車でのヒナギクの反応とかが可愛かった記憶があります^^結構前に見たので定かではありませんwもしかした1期だったかもしれません^^;w


ただ、1期2期あわせてのMVPはハヤテでもヒナギクでもナギでもありません。ナレーションです!
ナレーションはあの若本さんが担当です。あの声のナレーションとツッコミがハヤテの面白さを助長させている。冒頭はあー今週もはじまったかーという一種の儀式みたいな感じでした^^

1期と2期あわせて80話近くあるのでなかなか大変ですが、3期と映画化確定なのでぜひぜひ^^

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

67.2 6 クリスマスで漫画原作なアニメランキング6位
デンキ街の本屋さん(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (859)
4377人が棚に入れました
「コミック専門書店 うまのほね」

そこではみんな何かのマニアだったり、コアなファンだったりと濃い目のキャラ多し。

新刊を並べたり、シュリンク掛けたり、女子力の低さに戦慄したり、エロ本大好き人間なのかと問い正したりと、真面目(?)に楽しく働きつつ、あだ名で呼び合う男子と女子の仲も急接近しちゃったり!?

イってるギャグと胸キュンな恋愛模様が止まらない、書店青春ラブコメ!

声優・キャラクター
高森奈津美、津田美波、竹達彩奈、相沢舞、佐藤聡美、小林ゆう、逢坂良太、松岡禎丞、富田貴洋

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

楽しい職場(*´∀`*)ノ

電気街にある本屋『COMIC うまのほね』を
舞台にした青春ラブコメディ作品。
全12話。
原作:月刊コミックフラッパーで連載中の漫画。


通称『うま』と呼ばれる漫画専門書店で働く
店員さん達の日常を描いた内容。
いやいや、面白い所に目を付けますね。
自分の知らない業界のお話、こういうの好きw

どちらかと言うと恋愛要素<コメディ要素かな。
個性豊かなキャラクターが仕事や趣味を題材に
よく笑わせてくれます(*´∀`*)ww
書店業界や同人誌など詳しくないので
とても新鮮な感覚で視聴する事ができました。

印象に残ったのはたびたびの残業シーン。
一歩間違えればいま流行りの
ブラック企業と呼ばれかねませんねw
クタクタになりながらも頑張る彼らに好印象♪
ブラックと呼ぶか呼ばないかは
仕事の充実度にあるんでしょうねw

1番の見所はやはりキャラ。
登場人物が少ないのも楽しめた要因です。
その中で展開されるそれぞれの恋愛模様も◎。
どのキャラも応援してあげたくなるw

あ、ウチの職場でも社内恋愛多いですw
(なのに…なぜおれは……ズーン((Orz)
もともと禁止にもしていないので
いくらでも恋愛を謳歌して貰いたい。
ただ、別れたからって仕事辞めるのだけは
勘弁して欲しいです(´∀`;)

おっと脱線w

キャラデザも可愛らしく作画も良かったかと。
声優陣もキャラと合った良い演技だったと
思います。
ラストの声優さん繋がりのコスプレに
1人テンションMAXになっていた事は
恥ずかしいので内緒です(〃ω〃)>″


個人的には恋愛要素もコメディ要素も
十分に楽しめました(・∀・)v
新鮮な笑いを提供して貰いましたね。
続編あればいいなぁ♪

日常系が好きな方なら満足して頂ける
作品だと思いますよ!





《キャスト》

ひおたん(CV.高森奈津美)
先生(CV.津田美波)
腐ガール(CV.竹達彩奈)
カメ子(CV.相沢舞)
海雄(CV.逢坂良太)
カントク(CV.松岡禎丞)
ソムリエ(CV.富田貴洋)
店長(CV.川原慶久)
つもりん(CV.佐藤聡美)
エロ本Gメン(CV.小林ゆう)





《主題歌》

OP
『齧りかけの林檎』/竹達彩奈
ED
『two-Dimension's Love』/denk!girls

投稿 : 2024/05/18
♥ : 51

Keisuke GD さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

軽い気持ちで見てみたら止まらなくなった。

ひおたんの純情っぷり、監督の優しさに戸惑った時のツンデレは神がかり的に可愛い。また個人的に高森奈津美さんが好きだから良かった。

先生は可愛いって褒められたりするほど可愛くないかもしれないないけど、それが逆に一般の女性には共感できる部分かもしれないし、それに関連して先生の女子力調査企画みたいなのは相当面白かった。あれがある回は女性に見てほしいな。

腐ガちゃんはなんかもうアホだなっと思う。かわいいなって思うこともあれば、えぐいなって思うところもある。なんかすぐバット取り出して振り回しちゃうところは個人的に好き。

カメ子は遠慮して恋に入り込もうとしていかないけど、それは皆のことを思ってのことでなんかひたすらにいい子だなって思ってみてた。この子の一人称でラノベを書いたら相当な面白いラブコメができるんじゃないかな。。

海雄、、お前はただやられてたらいいんだ。そして熱く語っているところをスルーされるのが役目だ。。でも先生のことは大切にしてあげてくれ。

ソムリエ君、いつか君に本を紹介してほしいよ。そしていつか君の眼を見てみたいよ。

監督、おつ!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もっと評価されてほしい作品(剣道部内評価、75点)♪

[文量→中盛り・内容→推薦系]

【総括】
もっと評価されてほしい=もっとみんなに見てほしい ということで、今回は珍しく、Wikiの概要以上のネタバレはしない方針でレビューを♪

純粋な日常系とも違うし、純粋なラブコメとはもっと違う。その中間くらいのイメージ。

秋葉原にある「馬の骨」というマニア向け書店で働く面々の話。コメディ寄りだが、ラブも微妙にある。

ネタ的には、やはりアニメやマンガのネタが多いので、そっちに知識豊富な人はより楽しめるだろうけど、そうじゃなくても問題ないです。なぜなら、このアニメは、女性キャラを愛でるアニメだから。

登場人物は基本的にアダ名で呼ばれてます。

お気に入り3位は、写真好きの「カメ子」。全てのキャラに薄く関わりつつ、コツコツ安打を重ねる感じです。クスッと笑える感じ。

お気に入り2位は、ゾンビ好き腐女子の「腐ガール」。かなり過激なツッコミをかますホームランバッターで、何度も爆笑しました♪

そして、2位以下を大きく突き放す1位は、漫画家の卵の「先生」。もう、トリプルスリー達成です(意味はないw) 正統派ではないですが、最高に可愛いです。

これまで1200以上のアニメを観てきた中でも、top20には入るお気に入り女性キャラ。

私は、「河合荘の律」や、「サーバント×サービスのルーシー」「このすばのアクア」など、文化系のやや残念な女性キャラが好きなんで、そこにハマる方は間違いないかと♪ もし先生がいなければ、このアニメの剣道部内評価は65点に下がります(笑)

ホントに、もっとみんなに見てほしいし、もっと評価されてほしい作品です。(でも、確かに万人ウケはしないかな 汗)

あと、最終話には、アニメ好きには嬉しいサプライズがありますよw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 24

70.7 7 クリスマスで漫画原作なアニメランキング7位
こばと。(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (520)
3351人が棚に入れました
ある一軒のアパートに、とある目的のために奮起する少女が1人やって来た。彼女の名前は花戸小鳩。彼女の目的は「行きたい所」に行く為に、人間の傷付いた心を癒しその心で「ビン」を一杯にすること。
お目付け役の謎のぬいぐるみ・いおりょぎと共に早速傷付いた心を癒そうとするも、極度の世間知らずかつ天然な小鳩はやることなすこと空回っては、いおりょぎに怒られてばかり…。
そんな時「よもぎ保育園」の園長・沖浦清花と保育士の藤本清和に出会い、そこで雑用担当のバイトをすることになる。

声優・キャラクター
花澤香菜、稲田徹、前野智昭、折笠富美子、桑島法子、中島愛、神谷浩史、三木眞一郎、小山力也、浪川大輔、吉野裕行、斎藤千和、成田剣
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「わたしにできること」

容姿も性格も可愛い少女が、周囲の人々の心を癒していく様子を、ほのぼのと緩い気持ちで眺めて楽しむアニメだろう、と思い込んで、あまり期待せずに視聴を始めた本作ですが、いま考えると、その第1話から、OP『マジックナンバー』の30秒あたり、「好きなときに歌いたいだけなのに」という歌詞が流れたあと、雨の中で立ち尽くす少女が、ふっと横顔を上げる、その頬(ほほ)に、水滴に混じって、白糸のような涙が伝うシーンが挟まれていることに、もう少し注目すべきでした。

序盤は明るくて元気いっぱいだった少女の表情が、中盤過ぎから次第に曇りはじめ、終盤には人知れず《もの思い》にふけりがちになってしまう、その過程が自然に描かれていて、胸が締め付けられるような切ないシーン、それから「ああ良かったね」と手を叩きたくなるシーンも十分以上に堪能できました。


◆期限付きの「契約」と、少女の「願い」

「いおりょぎさん」という犬の縫いぐるみの形のマスコットを伴って、神様との契約により、季節が四つ廻るまでの期限つきで地上に降り立った謎少女・・・という設定は、よくある「魔法少女」のフォーマットどおりなのですが、この「こばと」という少女は、魔法が使えるわけでもなく、超能力があるわけでもない、無力な存在です。

こばとにできることは、いおりょぎさんの助けを借りて、傷ついた人々の心を癒すこと、そうすれば、癒された心はコンペイトウに形を変えて、ビンに集まってくる。
そして、ビンいっぱいのコンペイトウを期限内に集めることが出来れば、こばとは「行きたいところに行く」という自らの「願い」を叶えることができる、それが神様との「契約」。

だけど、こばとは・・・

←ココ、まだ本作を視聴されてない方々は、【絶対ネタバレ回避】が賢明です。
事前情報はこれで十分と思いますので、早めに視聴を開始しましょう。

※予(あらかじ)め断っておくと、本作は、『CLANNAD AFTER STORY』や『四月は君の嘘』のような、人の死をダシにして視聴者を無理やり泣かせにかかるアザトい構成(両作のファンの方には申し訳ありませんが)にはなっていません!

両作とは、感動のポイントが違う、というか、感動の種類が違う、というべきか(個人的には「感動のクオリティ」が違うと表現したいくらいです)、それはともかく、本作は2クール全24話をかけて、非常にゆっくりと(その分説得力は高く)、こばとの心情推移を描き出すので、何となく話の筋は予想できても、いざそのシーンまで来ると、やはり心にグッと来るものがありました。

いやあ、CLAMPさん、実によく分かっていらっしゃる。


※以下、猛烈ネタバレ。

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=================== こばと。 (2009年10月-2010年3月放送) ====================

 ------ OP「マジックナンバー」  ED「ジェリーフィッシュの告白」 -----
{netabare}
第1話  …願う少女。 ★ 桜が満開の公園にこばと登場、藤本さんとの出遭い
第2話  …コンペイトウの輝き。 ★ 園児(俊彦君)の心を癒す回 *3
第3話  …雨の贈りもの。 ☆ 片想い気味の女子高生の心を癒す回
第4話  …青葉のときめき。 ☆ 琥珀のデートを助ける回、こばとの時間制限
第5話  …ホタルのやくそく ☆ 孤独な絵本作家の心を癒す回
第6話  …小さなかくれんぼ。 ☆ 保育園への不審な電話、こばと自身が園児に癒される回
第7話  …やさしいひと。 ★ 藤本さんの友人の大学生(堂元さん)の心を癒す回
第8話  …こねこの子守歌。 ★ アパートの大家さんの双子達の心を癒す回
第9話  …夏の記憶。 ☆ 仲直りしたい女子高生達の心を癒す回
第10話  …オルガンと少年の日。 ★ こばとが藤本さんの少年時代を少し知る回
第11話  …探偵 花戸小鳩。 ☆ ケーキ店の店長&店員の心を癒す回
第12話  …銀色の瞳。 ☆ いおりょぎさんの憂鬱
第13話  …天使と守り人。 ★ 古い銀杏の木霊を癒す回、この頃からコンペイトウ集めが滞り始める
第14話  …黄昏の探しもの。 ☆ 芋を盗んだ少年の心を癒す回
第15話  …秘めたる祈り。 ★ 清花(さやか)園長の病気とこばとの記憶、こばと自身が藤本さんに癒される回
第16話  …謎の生命体。 ☆ 保育園の立ち退きのピンチとバザー回、藤本さんの笑顔に気付く
第17話  …謎の生命体、2号。 × 続き、安易な脚本引延ばし(いおりょぎさんの冒険)が残念
第18話  …木枯らしのぬくもり。 ★★ 堂元さん告白回、こばと気付かずスルー *1
第19話  …ホワイトクリスマス。 ★★★ こばとへの一番のプレゼント *2{/netabare}

 ------ OP (変わらず)      ED「わたしにできること」 -----
{netabare}
第20話  …旅をするひと。 ☆ バレンタイン・デー、こばとの逢いたい人 ※『ツバサ』一行登場回
第21話  …春の足音。 ★ 清花園長&ヤクザの息子(沖浦さん)の心を癒す回
第22話  …さよならの日。 ★★ 保育園取り壊し回、こばとの心の痛み
第23話  …こばとの願い。 ★★★ 再び桜満開の公園(期限の到来、藤本さんのコンペイトウ回) *4{/netabare}

 ------ OP (変わらず)      ED「あした来る日〜桜咲くころ」 -----
{netabare}
第24話  あした来る日…。 ★ 6年後の春の話{/netabare}
-----------------------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)2、★(良回)9、☆(並回)10、×(疑問回)1 個人評価 ★★ 4.6


◆考察メモ(※OPは一度も変わらないが、EDが二度変わることに注目)

本作のEDは、第1話から第19話までずっと「ジェリーフィッシュの告白」となっており、2クール作品としては異例。
その後に、第20-23話EDは「わたしにできること」に切り替わり、最終第24話だけED「あした来る日〜桜咲くころ」となっていて、これらは制作側の何らかのサインと考えるのが妥当である(→考察の最大のポイント)
因みに、EDが切り替わる直前の第19話および第23話が、私の基準ではともに《神回》評価となりました。


◇「ジェリーフィッシュの告白」(第1-19話ED)

{netabare}*1:第18話に、堂元さんのこばとへの告白がある。

{netabare}「こばとちゃん、いつも周りの誰かのことを心配してるね。優しくて、真っ直ぐで、こばとちゃんはいつも一生懸命だ。」
「はあ。」
「こばとちゃん、こばとちゃんみたいな女の子、好きだよ。」
「(笑顔で)堂元さん、有難うございます。」
「え?」
「お蔭様で、ちょっと元気になれました。」
「どういたしまして。」{/netabare}

→堂元さんの「好き」は、likeじゃなくてloveなのに、こばとは全然分かってなくて、そこも面白いのですが、ここで引いてしまう堂元さんも好印象かも。


(《複数形》 jellyfish,jellyfishes)
1 a 【可算名詞】 【動物, 動物学】 クラゲ.
b 【不可算名詞】 (食べ物としての)クラゲ.
2 【可算名詞】 《口語》 意志の弱い人.

→つまり、ジェリーフィッシュ(=意志の弱い人)は堂元さん(第7話「やさしいひと。」より)となるので、このEDは堂元さん視点の歌とみると一番しっくりくる (※こばと、いおりょぎさん、藤本さんはいずれも意志が強いため)

*2:第19話までに、こばとは藤本さんのことが気になって肝心のコンペイトウ集めに全く身が入らなくなってしまい、いおりょぎさんの怒声もうわの空になってしまう。

{netabare}「私、かえって藤本さんを傷つけてしまったみたいで、また藤本さんに嫌われてしまいました。それが、それが・・・なんでこんなに苦しいんでしょう・・・」
「そんなに、清和のことが気になる?」
「つい、考えてしまうんです。藤本さんのこと。何故だか分からないけど、考えると胸が痛いんです。」
「そうか。」
「堂元さん?」
「こばとちゃんへの一番のプレゼントが、今ようやく分かったよ。」{/netabare}

※このあと第20-23話まで、EDが「わたしにできること」に切り替わる。つまり、

「ジェリーフィッシュの告白」 →※堂元さん(=おそらく男性視聴者の代理)視点の歌
「わたしにできること」 →※こばと視点の歌 ・・・と思う。{/netabare}


◇「わたしにできること」(第20-23話ED)

{netabare}魔法も超能力もない「こばと」に「できること」は、裏や下心のない優しさで周囲の人々に接すること。
それが、こばと自身も気付かないうちに人々の心を癒してしまう(*3:第2話、いおりょぎさんのこばとへのアドバイスより)。

{netabare}「優しく・・・したんでしょうか。私・・・」
「裏や下心があるのに優しくしても人は癒されねえし、お前はお前のしたいようにやってけばいいんだよ。」
「はい。」{/netabare}

だけど、そんなこばとの優しさも、彼女にとって一番気がかりの藤本さんには届かない。

{netabare}「おい、ひとつ言っておく。同情や好奇心なら来るな。迷惑なんだよ、可哀想だの大変だの思われるのは。」
「そんなこと、思ってません。」

・・・(中略)・・・

「やっぱり、私のやっていることは、人を癒して差し上げることなんかじゃなくて、むしろ、迷惑なんでしょうか。」
「藤本さん、何か傷ついていそうでした。けれど、藤本さんは迷惑だとおっしゃってました。」
「まあ、人によるかもな。」
「世の中に、傷ついている人と傷ついてない人がいるとして、傷ついている人の中にも、癒されたい人と癒されたくない人がいるってこと、知りませんでした。」
「んで、お前はどうしたいんだよ。」
「私は・・・」
「お前は癒したいんだろうがよ。なら癒せよ。」
「いいんですか。」
「いいも悪いも、んなことは実際に癒してから考えろ。」
「はい(笑顔)。」
{/netabare}

こばとは本作の中で、まず序盤には琇一郎を想う琥珀の姿勢から、それから自分への堂元さんの姿勢からも少し、そして何よりも清花園長と沖浦さんの姿勢そしてそれを見守る藤本さんの姿勢から、少しづつ恋愛感情を知っていくことになるが、藤本さんの心を癒せず、彼の力になれない自らの心の痛みが、実は恋の痛みであることをなかなか自覚できない。

藤本さんはこばとの気遣いを自分への同情や好奇心と思い込んで「迷惑だ」と頑なに拒絶し、こばとの心を苦しめるが、清花先生は保育園の取り壊しのあと「藤本君の力になって欲しい」と、こばとの肩を押す。

そして、第22話終盤で再度藤本さんに拒絶されたのち、第23話を迎えてようやく・・・
→琥珀のセリフ「こばとちゃんは選んだんですね」。

こばとにできることは、いおりょぎさんの助けを借りて、周囲の人々の傷付いた心を癒し、ビンいっぱいのコンペイトウを集めて自分の願いを叶えること。
でも、こばとは、コンペイトウを集めることよりも、期限の日まで「大切な人」である藤本さんの傍にいて、少しでも彼の力になること、を選んだ。
→これが、こばとの選択。

→「わたしを大好きでいてくれる人たちの所へ行きたい」から、「わたしの大切な人のそばにいたい」へ、こばとの願いが変わってしまった。


*4:第23話後半の公園のシーンで、ようやく藤本さんは、こぼとの気持ちは同情や好奇心ではなかったことを理解する。
→そのとき藤本さんは、こばとを必死に引き留めようとするが、それと同時に、それまで傷付いて頑なになっていた藤本さんの心が、こばとの真心に触れて氷解し、巨大なコンペイトウになって、こばとのビンを満たす。
→そして、こばとは神様との当初の契約どおり「行きたいところに行く」ことになり、藤本さんの目の前で姿を消す。{/netabare}


◇「あした来る日〜桜咲くころ」(第24話ED)※EDとしては最終話だけだが、第1,13,19話で重要な挿入歌となっている

{netabare}第22話の冒頭、こばとが幸福そうな寝顔で見る夢の中で、ピアノを弾く藤本の後姿を嬉しそうに見詰めるまだ幼いこばとが描かれており、そこが、こばとが行きたい場所(私を大切にしてくれる人がいる所)であることを暗示している。
→この夢のシーンが、最終第24話での6年後の春の二人の再会につながる。
(つまりアニメでは、こばとは藤本さんとの公園での別れよりも10年前の世界に転生したことになる。)

※なお原作では、二人の再会は、こばとが転生した16年後の春となっており、アニメよりも納得がいくラストとなっている。{/netabare}


◆総評:本作は繰り返しの視聴に耐えうる《感情描写系の名作》

例えば、第19話の真ん中付近に、ヒロインのこばとが急にシクシク泣き出すシーンがあるのですが、1回目の視聴時は私はこのシーンはほとんど何も感じることができずに見過ごしてしまいました。
ところが2回目の視聴時には、その前後でのヒロインと相方のそれぞれの心情が自然に推察できるようになっていて、この何気ないシーンにも少しばかり心が動かされてしまいました。

要約すると、本作はヒロインこばとを中心とする一人ひとりの登場キャラクターたちの心情推移が、作品全体を通して実に整合性が取れていて説得力のあるものとなっており、繰り返し視聴することにより、そうした一つ一つのシーンでの心情の読み取り精度も次第に高まっていくので、作品から得られる感動自体も増していく作品、と個人的に結論づけたいと思います。

二転三転する派手なシナリオ展開よりも、数人の登場キャラたちの自然で納得のいく心情推移を腰を落ち着けてじっくり鑑賞するのが好きな方には特にお勧めできる作品です。


◆(参考)歌詞メモ

◇「ジェリーフィッシュの告白」歌詞(short ver.)

{netabare}https://www.youtube.com/watch?v=aIStKxQS5AE
作詞:岩里祐穂/作曲・編曲:宮川弾/歌:中島愛

人はみな飛んでみたいのに/重力に騙されてるんだ/誰もほんとは飛べるんだよ
あのコがあんなに哀しそうなのは/自分の影をどこかに忘れてきちゃったからかも/それなら
アリガトウ、って君に言えたら/アリガトウ、って君が笑えば/行ったり来たり  うれしくなる/君がシアワセになる
心配なんていらないよ  いっしょにいるから
うれしくっても涙がでるなんて、不思議だ{/netabare}


◇「わたしにできること」歌詞(short ver.)

{netabare}https://www.youtube.com/watch?v=7sgyvTUTpUk
作詞・作曲:宮川弾/歌:中島愛

無くしたものと/集めたものの狭間に/あなたの笑顔 落ちていたの/届きそうで届かない
とんでいけるわけじゃないし/笑わせてあげたいだけなのに/役立たずのこの翼/なんのためにあるのだろう
あなたのそばで笑うよ/わたしにできること/あたためるだけでもいいのかな/せめてつつみたい
気付くの そのための翼と/今こそわたし 笑うよ{/netabare}


◇「あした来る日〜桜咲くころ」歌詞(short ver.)

{netabare}https://www.youtube.com/watch?v=Sw_adAyjkqY
作詞:新居昭乃/作曲・編曲:はまたけし/歌:花澤香菜

春に咲く花 夏広がる空よ/心のなかに 刻まれてきらめく/朝に降る雨 窓を閉ざす日にも/胸にあふれる ひかりは雲の上
喜び悲しみ すべて抱いて歩いてる/私の手と君の手を 強く繋ぐもの/私を導く 遠い遠い呼び声よ/微笑むように 歌うように/響く風の音
秋は水辺に 冬こずえに潜む/世界の奥の 限りない優しさ/夜が来るたび 祈りを捧げよう/あした来る日を 静かに迎えよう
私を導く 遠い遠い呼び声よ/ほほ笑むように 歌うように/響く風の音/喜び悲しみ 全て抱いて歩いてる/私の手と君の手を 強く繋ぐもの{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 49
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

NHKの本気

<2023/9/23 追記>
前回のレビューからもう6年経ったんですね。
でも本作は忘れたくない。
そう思っての追記です。

「あした来る日」

この歌が大好きで。
特に最終回のこの歌の使い方。
泣かずにはいられない。

花澤香菜と前野智昭。
二人の名優の名演も光ります。

また1話から見返そうかな。


<2017/12/28初投稿>
本放送時に観てました。

CLAMP原作。全24話。
アニメ化時点では原作が完結しておらず、アニメオリジナルのラストになったそうです。
ただ、アニメの構成?脚本かな?にCLAMPの人が入っていたそうで。

とにかくこのアニメ作品はラスト2話の破壊力がハンパない。
当時ネットで「NHKの本気を見た」と囁かれたものです。
(NHKの本気の元ネタは別作品らしいですが)

ストーリーは

とある春先、とある街に大きくて古い旅行鞄とぬいぐるみを持った一人の少女が現れます。
少女の名前は花戸小鳩。
無邪気でいつも明るく元気で人を疑うことを知らないお人好しの少女、こばとには目的がありました。
それは、「自分の行きたいところに行く」という願いのために「傷ついた人の心を癒すこと」。
一つ癒すたびにコンペイトウのような"なにか"がガラスの瓶に溜まっていき、瓶が一杯になると願いが叶えられます。
ただし、これには一年間という期限があり・・・。

こうしてこばとの奮闘が描かれていくわけですが、このこばとが謎だらけ。
まず一般常識的な知識や生活をする上で必要な知識がかなり欠け落ちている。
まるで子どものよう。
もしくはアホ。
さらにお金もない。所持金は基本ゼロ円。(なのになぜか衣装持ちで毎話新しい衣装が登場します 笑)

そしてヌイグルミ。
喋ります。
ツッコミます。
火を吹きます。
名前はイオリョギ(五百祇)

謎は他にもいくつかありますが、(衣装を除いて)全て物語の真相に直結するのです。

ちょっとした縁からよもぎ保育園で働きはじめたこばとは、そこでバイトをする一人の頑なな青年に出会います。
その青年、藤本は{netabare}とある事情で窮地に陥るよもぎ保育園と園長(バツイチのきれいなお姉さん)を助け{/netabare}ようと必死になっているのですが・・・

物語はこのよもぎ保育園の行く末を背景に、こばとがいろいろな人々と関わり、たくさんの傷ついた心に触れていきます。
基本1話完結。

長々書きましたが、最初に書いた通りラスト2話が秀逸。
それまでは冗長に感じるかもしれません。
こばとにイラつくかもしれません。
私は何度も切りそうになりました(笑。
「こばとって何?」という疑問で最後までもったようなもんでしたが、最後まで見てよかった。

劇中何度か流れる「あした来る日」は耳について離れなくなってしまいました。

絵柄がCLAMPの中でも少女漫画寄りなこともあり好みは分かれるかもしれませんが、大丈夫な人はお正月休みにまとめ見してみてはいかがでしょう?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 45

しょうすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

さすがはNHKだなぁ。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。

ほのぼの癒し系アニメで大したストーリーでは無いとは思うんだがヒロインのこばとちゃんの純真無垢というか無知というか一生懸命一直線な娘にオイラの心は打たれまくって やたら感動してしまったw
実際、やたら寝付き良くなったりして観終わるまで4日くらいかかったんだけど良かったなぁ(/□≦、)エーン!!
イオリョギさんも良い味出してたしw?
感動の子供とも見れる名作ベスト10作ったら絶対、入れよう(〃^∇^)o_彡☆あははははっ
ラストで感極まると聞いていたがおいらは23話くらいから(ノ_・、)シクシクでした!

暫く こばとちゃんの歌声が耳から離れそうもないなw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

67.7 8 クリスマスで漫画原作なアニメランキング8位
初恋限定。(初恋リミテッド)(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (481)
3184人が棚に入れました
雪ノ下中学の二年生、有原あゆみは、男の子から愛の告白をされることを夢見ていた。
その願いはある日、最悪の形で叶うことになった。野獣のような風貌の高校生・財津操から告白されてしまったのだ。操が恐ろしくてなかなか交際を断る勇気を持てないあゆみ。そんな中彼女は、毎日操につきまとわれて疲労困憊する姿を心配してくれた、同級生の財津衛を好きになる。
だがどんな運命のいたずらか、衛はあの操の弟だったのだ…。

平平さん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

群像劇を萌えキャラで

これまでの
主人公1 対 ヒロイン複数
という形式ではなく、一人のヒロインに対して一人の男性キャラを設定し、複数の『初恋』を同時進行的に描いている。
これまでのアニメではあまりないスタイルで、通常なら散漫になってしまいそうだがそこをうまくまとめていた。
キャラクターデザインの魅力はさすがいちごパンツ。J.C.STAFF製なので作画も安定しており、安心して見続けることができた。
ただ、全体にパッとしない印象であることには間違いないので、隠れた名作という枠から出ることはできなかったようだ。
青春を思い出したい時にみたくなる、そんな作品。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

アナタは 恋をしたこと ありますか?

あらすじ


アナタは 恋をしたこと ありますか?

うまくいくことばかりじゃない
まちがうこともあるかもしれない

でも初めて出会った恋する気持ちは
私たちを未来へ運んでいく


雪ノ下中学の二年生、有原あゆみは、
男の子から愛の告 白をされることを夢見ていた。
その願いはある日、最悪の形で叶うことになった。
野獣のような風貌の高校生
財津操から告白されてしまったのだ。
操が恐ろしくてなかなか
交際を断る勇気を持てないあゆみだったが

そんな中彼女は、毎日操につきまとわれて
疲労困憊する姿を心配してくれた、
同級生の財津衛を好きになる。
だがどんな運命のいたずらか、
衛はあの操の弟だったのだ……。


五人の中学二年と三人の高校一年生の
女の子たちの初恋の瞬間を
恋愛コミックの旗手、
河下水希が鮮やかに描いた作品
初恋限定。-ハツコイリミテッド-



感想

これは「いちご100%」で
有名な河下水希先生の作品ですね

全巻持ってるくらい原作から好きなんですが
打ち切りになってしまってがっかりしてたんですが
アニメ化して嬉しいです!


まず何と言ってもキャラが多いですね
それぞれサブキャラという概念があまりなく
様々な視点で描かれている
オムニバス形式ですね

基本的にタイトル通り「初恋」をテーマに描いている。
登場人物は高校生、もしくは中学生の男女で
序盤は1話ごとに少女たちの初恋の瞬間を描いている。

この初恋の瞬間は非常によく描けており、ベタor過剰な演出はあるが
見ていて可愛らしくニヤニヤが止まらないシーンの数々だ。

確かにアニメ的展開や、
お約束的展開、都合展開もあるが
このシンプルだが「初恋」という
テーマを突き抜けた作品は好感が持てる

多い登場人物を「初恋」というテーマで上手く動かしており、
後半までは目立たなかったキャラクターが、
たった1話で思わず涙をこぼしそうになるくらいの
初恋物語を展開してくれたのは、純粋に感動した

またキャラがそれぞれ
魅力的で設定も良かったと思う
好きなキャラも多く
個性的であると思う

ただ、1つだけ残念なのは初恋の結果が
あやふやになっているモノが多かった。
ある意味そこにはリアルがあり、
上手く行かない初恋や登場人物たちの初恋の行方を
視聴者の想像に任せるという部分もあったのかもしれないが、
ここをどう受け入れるかで作品を見終わった後の脱力感に
人によって違いが出てくるかもしれない

あとはOPやEDなどの
音楽も何気に良かったと思います
特にEDが好きでしたね♪
ウォークマンにも入れてる位好きです!


評価が低いというか
知名度が低いですが評価の割には
かなりいい作品だと思う
良作品でした!

もっと高い評価を
受けてもいい作品だと
思いましたね!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 62

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ジャンプ原作と敬遠するなかれ 2009年春期、けいおん!の影に隠れてしまった知る人ぞ知る傑作

数多のジャンプ原作を持つアニメ達の中でも、この作品がオイラにとっては一番のお気に入りです


【いちご100%】のアニメ化が明白な失敗に終わってしまった河下水希先生
続くこの【初恋限定。】も連載打ち切りをくらうも武装錬金などのように原作終了後にアニメ化する特例を受け、当時はBS11が独占という形で放送が決定


オムニバスラブストーリー
というアナウンスでスタートした今作は、同じ学校に通う7人の美少女中高生が1話ごとに入れ替わり立ち代わりし、
各々の初恋の様子が描かれていくという群像劇的なモノ


しかし今作で重要なのは、物語の軸となるのが少女側だけでなく、男子側の視点でも物語が動くということ


ある男子は叶わぬ片思いをしていたり
ある男子は女の子から嫌われていることを気にしてたり
ある男子は既に好きな男がいる女の子に恋をしてしまったり


こうして一人ひとりの登場人物たちの想いの行方が幾重にも重なり合っては交差し、物語が進むうちに三角関係が四角関係に、ゆくゆくは五角にも六角にもなっていくというスケールを見せる
どこがオムニバスだよwと


あえて分かつ必要は無いのかもしれないけど、男性的視点、女性的視点、どちらでも楽しめるラブストーリーとなっている


作品全体のクオリティは監督自らも総作画監督を受け持つなど(第4話を除けば)かなり高水準


声優に関しても、寿美菜子の演じるドバちゃんがどうも納得いかないという点を除けば完璧(もちろん当時のレベルの話です)


主題歌はスフィアのデビュー曲だったり、
EDはmableだったり
つまりマーブルな時点でネ申なわけですが(え
放送枠の影響か、あまり知名度が高くないようなので強くオススメしておきたいですね

投稿 : 2024/05/18
♥ : 26

69.4 9 クリスマスで漫画原作なアニメランキング9位
ひだまりスケッチ×ハニカム(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (473)
2471人が棚に入れました
『ひだまりスケッチ×ハニカム』は、「ひだまりスケッチ」の第4期シリーズ。
憧れのやまぶき高校美術科に、見事合格したゆの。
自宅から遠いため、親元を離れ学校の門前にあるアパート「ひだまり荘」で一人暮らしをすることなった。
隣室に住む同級生の宮子、階下に住む上級生のヒロ・沙英とともに、やさしくあたたかい仲間に囲まれながらも、4人が巻き起こす楽しくもにぎやかな日々を描く。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、水橋かおり、後藤邑子、新谷良子、松来未祐、釘宮理恵、福圓美里、沢城みゆき、チョー、蒼樹うめ

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

故・松来未祐さんの病名、慢性活動性EBウイルス感染症だったと明かされる

憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。
美術家の変わり者が集う事で有名なひだまり荘では、毎日がてんやわんやな出来事ばかり。
しかし、慣れない生活に戸惑いつつも、優しく温かい仲間に囲まれながら、ゆのは今ゆっくりと夢に向かって歩き出す。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第1巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第1巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女は、優しく温かい仲間に囲まれながら、夢に向かって歩き出す。
第1話「5月6日 - 5月15日 狭い日本 そんなに急いで どこへ行く 5月16日 - 5月18日 どこでもでっかいどう」と第2話「5月18日 - 5月19日 上からゆのさま」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第2巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第2巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女は、優しく温かい仲間に囲まれながら、夢に向かって歩き出す。
第3話「8月31日 夏休み最後の来訪者 9月1日 おかしもち」と第4話「9月15日 勝利のシャッターチャンス!! 勝つのは宮子だ!!」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第3巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第3巻。
いきなり明後日両親が遊びに来ることになったなずな。
手料理を食べたいと言われた彼女はゆのさんに相談すると、ヒロさんとふたりで教えてくれることに。
第5話「4月20日 オンナノコのきもち 1月31日 まっすぐな言葉」と第6話「10月15日 空の高さも木立の影も 4月26日 - 4月27日 恋愛上級者」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第4巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第4巻。
コンペでやまぶき祭のパンフレットの表紙絵を描くことに。
表紙になれば校外の人にも見られ、やまぶき高校のホームページにも載ると張り切るゆのだったが…。
第7話「10月5日 - 10月6日 パンフコンペッペ 10月6日 - 10月8日 ひみつのデート」と第8話「10月11日、10月30日 恐怖!やまぶき祭 準備編 11月3日 怪奇!やまぶき祭 当日編」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第5巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第5巻。
大家さんがデパートのクジで当たった人生体験ゲームをもらった沙英は、そのままじゃつまらないと、ひだまり荘版に改造することに。
第9話「11月10日 ほほえみがえし」と第10話「12月2日 学べる雪合戦 12月15日 ひだまり応援団」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第6巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第6巻。
吉野屋先生の部屋の美術書が増え過ぎたため、一部をやまぶき高校に寄贈することに。
すごい量の本を運ぶのを手伝うことになったゆのたちだったが…。
第11話「12月22日 お姉ちゃんだったのですね 12月21日 - 12月24日 うろおぼえうた」と第12話「12月31日 - 1月1日 ゆく年くる年」を収録。

【アニメキャラの魅力】ミニマム、家庭的、お風呂好き!(たぶん)主人公「ゆの」の魅力に迫る
『ひだまりスケッチ』は、『魔法少女まどか☆マギカ』で一躍有名になった蒼樹うめ氏による漫画作品およびアニメ作品で、やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた物語です。ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯などさまざまな場所が舞台。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

■ゆのとは
ひだまりスケッチの主人公です(たぶん)。ひだまり荘の201号室に住んでいて、隣人の宮子とはクラスメイトでもあり、親友です。はじめは、自身の芸術への取り組み方について悩んだりもしていましたが、ひだまり荘の住民や周囲の人と交流しながら、少しずつ成長していく様子が描かれています。

身長144cm。今時の小学生高学年の平均身長くらいのミニマム。そして、身長の話題になると暴走状態になってしまいます。そして、声優「阿澄佳奈」さんの声が、さらに彼女の魅力をアップさせています。

■家庭的
ゆのは、ひだまり荘に来たとき、若干ホームシック気味になったことがあります。そのためか、乃莉となずなが来たときには、沙英さんやヒロさんのように後輩の面倒を積極的に見ようと奮闘します。沙英さんとヒロさんとはまた違った、ひだまり荘の家庭的な雰囲気を作り出しているのが彼女といえるでしょう。料理が得意で、おふくろの味の輪切り人参入りきんぴらごぼうは、なかなか他では見られない素敵メニューです。

■努力家
ゆのの登場シーンはとても多いですが、その中でも物事がうまくいかずに悩んでいるシーンが多い気がします。他の登場人物と比較すると、やや地味な感じもしますが、努力して一生懸命に物事に取り組む、そんな姿勢は私たちも見習いたい部分ですね。

■お風呂大好き
ゆのはお風呂が大好きで、アニメではほぼ毎回彼女の入浴シーンがあります。入浴シーンの需要も、きっと(そこそこ?)あるのでしょう。彼女以外の入浴シーンが気になるなら、時々ひだまり荘の住民達で近所の銭湯に行っているようなので、そちらも確認してみてください。ちなみに近所の銭湯は“正の湯(まさのゆ)”で、のれんには「ゆのさま」と表記されています(笑)。作者のセンスに脱帽なのです。ただ、同じ水でもプールは苦手で泳げません。

癒し系ミニマム芸術少女「ゆの」の魅力について語ってみました。まさに『ひだまりスケッチ』の主役にふさわしく、たくさんの長所と短所を持った、とても魅力に溢れる少女ではないでしょうか?

【アニメキャラの魅力】ムードメーカーでトラブルメーカー!ハラペコ貧乏少女「宮子」の魅力
『ひだまりスケッチ』は、蒼樹うめ氏による漫画作品をアニメ化したもの。やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた人気作品です。ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯など、さまざまな場所を舞台としています。

■宮子嬢ってどんなキャラ?
宮子嬢は、福岡県出身で家族は両親と兄がいます。一言でいうと、既存の価値観にとらわれない自由人でとても感性豊かな女の子です。彼女はひだまり荘の202号室に住んでおり、部屋にはなぜか、親が持たせてくれたというビニールプールが・・・。一方で、水道料金を払い忘れて水が出ないなど、うっかりさんな所も。今回は、そんな宮子嬢の魅力について紹介したいと思います。

■ハラペコ健康少女
家庭状況が作品中で語られることはほとんどないですが、その口調からどうやら貧しかった様子。ひだまり荘でも家賃の一番安い、大家さんが自力でリフォームした部屋に入居しています。作品中でも食べ物にまつわるエピソードには事欠きません。女の子はみんな体重や食事の量を気にするものですが、宮子嬢は逆に“たくさん食べることが幸せ”という考えを持っています。健康的でよく食べる女の子はとっても魅力的ですよね。

■スタイル抜群
同性から見ても魅力的なそのスタイル。身長165cmと、同世代の女子学生より長身でありながら、出るところはしっかり出ています。さらに、日頃はお金が無くてなかなか買えませんが、トリートメントをすると髪質も良くなるなど、ルックス・スタイルともにパーフェクトなのです。いつも植木屋の兄に散髪をしてもらっているのはもったいないですが、お金がないなら仕方ありません。ぜひ宮子嬢にトリートメントを買ってあげたいです。

■文武両道
宮子嬢は推薦入学でやまぶき高校に入学しており、美術だけでなく全体的に成績は優秀なようです。作品中でも、妙なところでマニアックな知識を披露したりも。一方で、屋根に登ったり、ひだまり荘の2階から飛んでも全然平気など、運動神経もかなり高いです。一般的な文武両道なお嬢様とはちょっと違いますが、運動、勉強、芸術的にも優れている宮子嬢はやっぱりパーフェクトなのです。

■仲間思い
宮子は、ムードメーカーで時々トラブルメーカー。ひだまり荘の仲間をとっても大切に思っており、隣人でクラスメイトであるゆのの事はとくに大切にしています。ゆのが体調が悪くなったときには、彼女なりに看病してあげたり、後輩の面倒を見てあげたりしています。宮子嬢に看病してもらえたら一発で復活しますね。

宮子嬢なくしてひだまりスケッチを語ることは出来ません。優しくて優秀で時々ボケ・・・、魅力満載な彼女ですが、やっぱり一番はその自由で天真爛漫なところでしょうか。少しでもご興味を持たれた方は、ぜひ一度ご覧になってみて下さい!

【アニメキャラの魅力】敵はカロリー!?ひだまり荘のお母さん的存在「ヒロ」さんの魅力
『ひだまりスケッチ』は、『魔法少女まどか☆マギカ』で一躍有名になった蒼樹うめ氏による漫画・アニメで、やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた作品。ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯など、さまざまな場所を舞台としています。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

「ヒロ」は、やまぶき高校の美術科に通う女の子で、ひだまり荘101号室に住んでいる、ひだまり荘のお母さん的存在。一言で表現するなら「良妻賢母」といったところですね。今回は、そんなヒロ嬢を紹介していきたいと思います。

■料理上手なみんなのお母さん
ひだまり荘の住民は、途中で入居したなずなを除いて、同じやまぶき高校の美術科ですが、ヒロ嬢が作品を作っているシーンはあまりないように思います。その代わり、ひだまり荘の住民みんなを招いて料理をふるまうシーンが多く描かれています。現実には、同じアパートに住む住民が一堂に会して食事をすることなど、あまりないとは思いますが、それを可能にしているのが、ヒロ嬢の「料理力」に間違いありません。

■女の子どうし
ヒロ嬢は沙英とは同級生で、ひだまり荘では隣人にあたります。ヒロ嬢と沙英の関係は、周りから見れば夫婦に見えるらしく、北海道への修学旅行はハネムーンと言われていました。2人の関係は、いわゆる「百合」と呼ばれる関係というより、あくまで友達の延長上にあるライトなイメージで、どこか安心して見ていられますね。卒業した後も2人はずっと仲良しでいて欲しいものです。

■カロリー大敵
ヒロ嬢は、普段は常識人ですが、カロリーや体重の話にはとても敏感。その手の話題が持ち上がると、とたんに暴走してしまいます。体重を気にする当たり、年頃の女の子という感じです。それでも、ついうっかり食べ過ぎて落ち込んでしまうのはご愛嬌。体を壊さないように注意してほしいものです。

料理上手で、ちょっぴり体重の話題に敏感なヒロ嬢の魅力についてお伝えしました。沙英さんと一緒に無事にやまぶき高校を卒業して、新たなる人生のステップに進んだヒロ嬢をこれからも応援していきたいですね。

【アニメキャラの魅力】ひだまり荘に住む文学眼鏡少女「沙英」の魅力とは?
『ひだまりスケッチ』は蒼樹うめ氏による漫画作品をアニメ化したものです。やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた作品で、ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯などさまざまな場所を舞台としています。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

■沙英ってどんなキャラ?
沙英は、ひだまり荘102号室に住んでいる眼鏡文学少女です。家族に妹がいるためか、しっかりもののお姉さんですが、ひだまり荘のポジション的には女の子なのに、まるでお兄さんのような感じです。

身長167cmでスレンダー体型、運動神経抜群。ただ、運動神経を宮子と比較すると、どちらが上かは甲乙つけがたいです。しかし、胸が無いことをいつも気にしており、胸の話になるとちょっと落ち込むことも・・・。一方で、コイバナなどに過剰に反応する乙女な一面もあり、それがとてもカワイイのです。ちなみに声は新谷良子さんがあてています。

■学生だけどプロの小説家
普段は学生生活を送りながら、プロの小説家としての仕事もこなす、2つの顔を持つ沙英。徹夜での執筆などをしながら学校にも通っており、かなりプロ意識が高く、いろいろ悩みも抱えている様子。学生の時からプロの世界で活躍したり、様々な悩みを経験しているので、きっと将来素敵な大人の女性になれますよね。今後が楽しみです。

■女の子どうし
ヒロさんとは同級生で、ひだまり荘では隣人です。沙英とヒロさんの関係は、周りから見れば夫婦のようで、よくネタにもされています(沙英が夫、ヒロさんが妻)。恋愛経験がなく、コイバナに過剰に反応して暴走してしまうことがあり、沙英の弱点の1つともなっています。ヒロさんと一緒にいると沙英も安心するようで、これも一時期流行した「女の子どうしのカップリング」の形の1つ。卒業した後も2人はずっと仲良しでしょう。

■気配り上手
沙英はひだまり荘のメンバーの中では、もっとも気配り上手で、ある意味苦労人ですね。また、妹の智花のことも気にかけていますが、顔を合わせるとなかなか素直に言葉が出てこない、少し不器用な良いお姉さんです。

ひだまり荘のまとめ役で、ある意味ストッパー的な役割を果たしている「沙英」。眼鏡キャラの少ない『ひだまりスケッチ』においては、眼鏡文学少女はかなり希少価値が高いです。無事にやまぶき高校を卒業し、新たなる人生のステップに進んだ「沙英」を、今後もみんなで応援していきたいですね。

【アニメキャラの魅力】作品最大のトラブルメーカー「吉野屋先生」の魅力に迫る!
『ひだまりスケッチ』は、蒼樹うめ氏による漫画作品をアニメ化したものです。やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちや、その周りを取り巻く人達の日常生活を描いた作品となっています。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

■吉野屋?牛丼屋?
今回ご紹介する「吉野屋先生」は、やまぶき高校の美術教師で、やまぶき高校の卒業生です。ちなみに、作品中でも牛丼ネタが使われていますが「吉野家」は間違いです。年齢不詳でまだ独身。両親と一緒に暮らしており、既婚の弟がいます。また、透明感のある素敵な声は松来未祐さん。美人なのになかなか結婚できない、そんな吉野屋先生の魅力について語ってみたいと思います。

■作品中最大のトラブルメーカー
宮子をひだまり荘のトラブルメーカーとすれば、吉野屋先生は作品最大のトラブルメーカー。そのおこないの数々は作品中でも伝説となりつつあり、正直現実ではマネできないことも多いです。下手したらクビになるのではないかと心配でなりません。生徒にヌードモデルを募集する先生はなかなかいません・・・。いつも校長先生に怒られていますが、校長先生は吉野屋先生に甘いから大丈夫です。きっと。とりあえず、生徒にセクハラはだめです・・・。

■生徒を大切にする教師の鑑
生徒を大切にする姿勢は、教師として(たまには)尊敬してもよいかな?と思う時もあります。これまでの教え子全員に年賀状や暑中見舞いを送るのはただ単に自分のコスプレ写真を見せたいだけの気もしなくはないですが・・・。授業風景もいいかげんに見えることが多いですが、ごくごくたまに生徒の心に響くような言葉を口にすることもあります。

■コスプレ大好き
美術準備室は吉野屋先生のコスプレ衣装で埋め尽くされています。共用している先生のことも少しは考えてあげてほしいと思いますが・・・無理でしょう。美術の授業のときのコスプレはもはや美術科の風物詩です。また、みんなでお正月に初詣に行くときには、一瞬で着物に着替える早業を披露しています。

吉野屋先生みたいな教師は現実にはなかなかいないでしょうが、こんな先生が居たら、きっと学生生活も楽しいでしょうね。彼女が次にどんな事件を起こしてくれるのか、とても楽しみです。

故・松来未祐さんの病名、慢性活動性EBウイルス感染症だったと明かされる
遺族の意向で病名が明かされました。

声優の松来未祐(まつきみゆ)さんが10月に38歳の若さで亡くなってから1カ月強。12月15日に81プロデューススタッフにより松来さんのブログが更新され、四十九日の法要が終わったことが報告されました。

同エントリでは、これまで伏せられていた松来さんの病名が「慢性活動性EBウイルス感染症」であったことが明かされています。これは、「同じ病気の一人でも多くの人が、早期発見により助かって欲しいので、病名を公表したい」という遺族の意向によるもの。

慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)は、現在でも有効な治療法が確立されておらず、最終的に多臓器不全や悪性リンパ腫などを発病することで高い致死率を示す疾患。EBウイルス自体は大多数の人が感染を経験しているものの、通常は特に問題にはならず、まれに何らかのきっかけでウイルスが再活性化し、体内での免疫制御が不能となることが知られています。

松来さんは、体調不良が続き検査を重ねていましたが、原因不明のまま6月30日に急性肺炎で緊急入院。9月4日には一時退院が認められましたが、9月18日再入院。10月27日に永眠しました。松来さんの最終的な死因も悪性リンパ腫だったと報告されています。

松来さん自身、いつか手記を出して同じ病気に苦しむ人の支えになりたいと考えていたということで、今回の公表を機に、より多くの方に慢性活動性EBウイルス感染症という病気を知ってもらい、早期発見と治療法の進展につながることを願っていると結ばれています。

ブログでは、松来さんの両親からのメッセージも記され、改めてファンへの感謝が述べられています。

「松来未祐、君はとても素敵です。ずっと大好きです」 声優・後藤邑子が明かした“投薬・治療さえも笑いに変えた日々”
11月2日、芸能事務所・81プロデュースが、所属タレントである声優・松来未祐(まつき・みゆ)さんの訃報を発表。38歳というあまりに短い生涯に、多くのファンや関係者が哀悼の意を表する中、声優・後藤邑子(ごとう・ゆうこ)もまた、自身のブログで想いをつづった。松来さんとの胸に刺さるような追憶のブログに、両ファンからコメントが殺到している。

『ひだまりスケッチ』シリーズや、『さよなら絶望先生』『ハヤテのごとく!』など、多くのアニメで共演してきた松来さんと後藤。自然と仕事先で会うことも多く、親しくはあったようだが、決してプライベートで遊ぶ間柄ではなかったという。その松来さんから、今年6月末に突然連絡が届き、後藤は不思議に思ったのだが、話すうちに合点がいった。

松来さんが、後藤に電話をした理由は病気(病名は不明)。後藤は自己免疫疾患の持病を持っており、中学時代には国指定難病医療費等助成対象疾病である突発性血小板減少性紫斑病による闘病生活を送っていた。当時の主治医が、後藤の両親に死を告知するほど大変な病だったが、医療の進歩により完治には至らないまでも、上手くコントロールしていけるくらいには回復した。しかし2012年、そんな後藤は「全身の臓器に原因不明の炎症が起こる全身性エリテマトーデス」と診断され、無期限休養を発表。同年10月に、松来さんとの共演作品『ひだまりスケッチ×ハニカム』で仕事復帰を果たすも、今現在、あくまで様子を見ながら仕事を続けている状態である。

今月4日に更新した、後藤のオフィシャルブログ「TSUBUYAKI」。“君が好きだと叫びたい!てゆうか何度も叫んだ!”と題したブログで、松来さんからの突然の電話について「最近まで入院治療を経験していた私が、病気の件に関しては話しやすかったんだと思います」と振り返る後藤。その後、一緒に「病気って平等で嫌だなぁー」と泣いたという。

しかし、皮肉にも病気をきっかけに仲良くなった松来さんと後藤は、毎日1時間くらい「LINE」でやり取りするようになった。「愛してる!結婚しよう!」「私も愛してる!だが断る!」「私とあの娘どっちを選ぶの!?」「どうしたキメ(投薬)てんのか!?」「この薬しんどい!!」「今使わずにいつ使うのだ!?」「投薬にそのセリフ使うの今、日本でここだけや!(笑)」など、病状や治療すら笑いに変えた応酬をするうち、後藤はどんなに体がしんどくても毎日何かしら笑わせようとしてくる松来さんがどんどん好きになっていった。

松来さんが一時退院した際は、寂しがる彼女のマンションに訪れ、カツサンドやシュークリーム、ポテチやジャガリコといったスナック類を「私ら男子高校生かよ!?」と言いながら食べたり、「治る。私も信じる。君は強い。優しい。丸い。可愛い。才能がある」と前向きに諭しながら、やはりポテチを食べたりした。また、松来さんと親交が深く、長く闘病生活を支えてきたメンバーで形成される「LINE」のグループに入れてもらったり……。

そのグループからの連絡により、容態が良くないことを知った後藤が、病室に足を運び「あっ……」という小さな言葉を聞いた数日後(先月27日)、松来さんは死去した。享年38歳。

「私が君と個人的に付き合った期間はとても短い。友人と名乗るのも気がひけるほどのたった4カ月間。でもそれがやけに濃くて、しんどくて愛しくて、整理がつきません――最後に発してくれた言葉は勝手に『ありがとう』か『愛してる』だと解釈して何度も反芻して君を忘れずに歩きます。松来未祐、君はとても素敵です。ずっと大好きです」

同ブログを読んだ後藤のファンはもちろんのこと、松来さんのファンからも「このブログを読んで大泣きしました。本当にありがとうございます」「ファンの一人として、松来さんに想いをそそいで頂けた事に感謝いたします」「後藤さん自身もお体に気をつけて“松来魂を持つもの?”としてこれからの活動応援しています」「邑子さん、みゆみゆのことを最後まで支えてくださって、本当に、本当にありがとうございました」「後藤さんと、ここにコメントをいただいた方々に心から感謝します。松来さんの分まで精いっぱい生きましょう」「松来さんは、がんばったんですね。後藤さんに教えていただき、心の整理が出来ました」など、感動&感謝のコメントが溢れている。

後藤は「ブログに書くのも迷いました」とつづっているが、「彼女の虜になった一人として発信」したという。

松来未祐さん、心よりご冥福をお祈りします。

『魔法少女まどか☆マギカ』から『ひだまりスケッチ』まで秘蔵資料&作品多数! こだわりの“蒼樹うめ展”10月3日より開幕

●内覧会には蒼樹氏も登場! ライブドローイングを披露
マンガ『ひだまりスケッチ』や、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案などで知られる蒼樹うめ氏の展覧会“蒼樹うめ展”が、2015年10月3日(土)~12日(月・祝)の期間、東京・上野の森美術館にて開催!オープン前日となる本日10月2日(金)、報道陣向けの内覧会が行われた。

蒼樹氏初の個展となる本展では、マンガ原稿やイラストだけではなく、初公開の設定資料やデザイン画、描き下ろし作品など、貴重な作品・資料が一挙展示! キュートで華やかな“蒼樹うめの世界”を存分に味わうことができる。

そして内覧会には、蒼樹氏ご本人も登場! 報道陣を前に、その場でイラストを描く“ライブドローイング”を披露してくれた。登壇した蒼樹氏は、「最初に個展のお話をいただいたときには、なんと分不相応なと、大変不安でした」と率直な感想を語り、「私なりに、肩肘張らずにリラックスして、ニコニコと観ていただける展覧会ができたらいいなと思い、今日までコツコツと作らせていただきました」と本展をアピール。展示はもちろん、グッズなどの細部に至るまで蒼樹氏の意向が反映されているそうだ。

ライブドローイングでは、本展のメインビジュアルにも登場している『ひだまりスケッチ』のゆのと、『魔法少女まどか☆マギカ』キュゥべえを生描画。色えんぴつで頭の大きさなどのアタリを取ると、そのまま太さの違う2種のサインペンで直描き! 約20分ほどの間で、ゆの&キュゥべえが描かれていく。ちなみにゆのは蒼樹氏の美大生時代に生まれたキャラクターだというが、キャラクター自体は「私が落ちこぼれていた、予備校生時代の分身」とのこと。本展の作品には蒼樹氏直筆の制作秘話も併せて展示されており、こういった制作秘話を知ることで、より一層作品を楽しむことができそうだ。

さて、ここからは展覧会の模様をちょっとだけご紹介。第1章~第5章の章立てで、幼少期から学生時代、『ひだまりスケッチ』に『魔法少女まどか☆マギカ』、そしてイラスト制作や同人活動などの多岐にわたる創作活動まで、蒼樹氏の歩みを一望することができる。実際に蒼樹氏が使用している機材を展示した“原稿の部屋”も必見だ。

◆第1章“蒼樹うめとは”
蒼樹氏の幼少期の作品や、学生時代のデッサンなどが展示。蒼樹氏手作りの焼きビーフンを再現した食品サンプル(!)の傍には、レシピも!

◆第2章 『ひだまりスケッチ』の世界
4度にわたりテレビアニメ化もされた、蒼樹氏の代表作『ひだまりスケッチ』。各種イラストや原稿のほか、“ひだまり荘”を再現した一角も!?

◆第3章 原稿の部屋
蒼樹氏の仕事場を再現したコーナー。幾多の作品が、すべてこのコーナーと同じ環境で制作されたのだ。

◆第4章 キャラクター原案『魔法少女まどか☆マギカ』
社会現象にもなった『魔法少女まどか☆マギカ』は、蒼樹氏がキャラクター原案を担当。キャラクターたちの魅力を、蒼樹氏みずから解説している。

◆第5章 「蒼樹うめ」の仕事
連載作品やイラスト提供、企業とのコラボなど、さまざまな作品も一挙展示! コミックマーケットのカタログイラストには、蒼樹氏の熱い想いも添えられていた。

本展では作品展示やグッズ販売のほか、蒼樹氏が不定期で来場し行うドローイングイベントやサイン会、蒼樹氏本人や声優の阿澄佳奈さん(『ひだまりスケッチ』ゆの役)、悠木碧さん(『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役)による音声ガイド(700円[税込])など、“蒼樹うめ展”を味わい尽くす仕掛けが盛りだくさん!

蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」 7月3日から前売り券が全国にて発売開始
10月3日~12日に上野の森美術館にて開催される人気イラストレーター・マンガ家の蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」。前売り券が7月3日から発売されることがWebサイトや公式Twitterアカウントにて発表されました。同時にWebサイトもリニューアルされ、「見どころ」「チケット情報」「関連イベント」が新たに公開されています。

日常系アニメ
あ、今日は何も考えたくないや、、、
真面目な話というのも疲れるわ、、、
まったりと笑ったり癒やされたい時に。
日常系アニメ は良いですぞ。

ほんわか系日常ストーリー『ひだまりスケッチ』
日常系アニメの殿堂入り作品。「まどマギ」を見た後にこの作品を見ると、「ほんわかしてるけど、こいつら可愛い顔して銃撃戦とか始めたりするんじゃ、、」みたいに思わなくも無いです。非常に作りこまれた作品です。

「TBSアニメフェスタ2011」において第4期シリーズが製作されることが発表され、「アニメ コンテンツ エキスポ 2012」においてタイトルが『ひだまりスケッチ×ハニカム』であることと、2012年10月より放送されることが発表され、同年12月までに全12話が放送された。「TBSアニメフェスタ2012」において2012年5月より病気療養中だったヒロ役の後藤邑子の復帰の目処が立ったことにより、続投することが発表された。
TBSとBS-TBSでは第10話にて副音声で阿澄佳奈と水橋かおりによるオーディオコメンタリーが実施された。

2013年3月3日に行われた「超ひだまつりin日本武道館」において、「沙英ヒロ 卒業編」の制作が決定したことが発表され、同月8日にはアニメ公式サイトで正式な告知とプロモーションビデオが公開された。

内容は原作にほぼ忠実だが、各話の順番はバラバラである。
ゆのは第4期が2年生。

このアニメの大きな特徴として、実写取り込み画像とスクリーントーン状の背景を効果的に使用していることが挙げられる。

パートの冒頭には映画のフィルム音と併せた5秒前からのカウントダウンが流れ、4期ではゆの→宮子→ヒロ→沙英→なずな→乃莉の順に並んで表示されたデフォルメ絵のデザインのものが使われている。

コラボレーション
2012年10月より放送開始となるTVアニメ『ひだまりスケッチ×ハニカム』と10月より公開開始となる『劇場版まどか☆マギカ』。『ひだまりスケッチ』の原作、『まどか☆マギカ』のキャラクター原案として、漫画家の蒼樹うめ氏が深く関わる両作品の初コラボが実現した。
両作品の開幕を祝した今回のコラボでは、平成元年以降、一切の看板掲出などが無かった「芳文社」の壁面に"24年ぶり"となる「大型コラボレーションボード」を掲出。
いずれも蒼樹うめが『魔法少女まどか☆マギカ』ではキャラクター原案を、『ひだまり』では原作を手がけており、芳文社が関連書籍を発行、アニプレックスとシャフトがアニメーション制作に携わり、TBS系列で放送されたという関連性がある。

オープニングテーマ「おーぷん☆きゃんばす」
エンディングテーマ「夢ぐも」

投稿 : 2024/05/18
♥ : 43

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

素直な「ありがとう」

安定の4期。
もう4期ともなると色々とレビューし尽くしているので、あんまり語ることもありませせんw
バツグンの安定感、日常系なのでストーリーに大きな事件があるわけもなく、イイコ達のほのぼのな毎日。
純粋にして善良です。
よくみていると、キャラ同士が「ありがとう」や「ごめんなさい」を素直に言い合ってるいるのがわかります。
こんなに道徳的でこそばゆい関係、他になかなか見られません。
いつもどうり皆、なかよし、なかよし。
良きかな良きかな・・・・です。


さて、「いつもどうりです」で収めては芸がないので、アニメひだまりスケッチの特色についてでも。
本作の特徴といえるのは
・シャフト演出
・デフォルメ
・お風呂シーン
というところでしょうか。

シャフト演出について。
3期のレビューでも書きましたが、絶望先生のような毒々しい抽象演出は洗練されて、作品カラーにあったコミカルな部分だけが残った感じです。
背景の描き方や独特の構図の取り方、頻繁な画面の切り替えなどなど、いかにもな特徴なのですが、見ているこっちが慣れたのか、魅せ方が巧みになったのか、1期、2期の頃に感じた違和感がなくなってきています。
ネタが淡泊になりがちな4コマ原作の日常系の弱点を、この演出でカバーしている面も多々見受けられます。
尺稼ぎといったら聞こえは悪いですが、間を取るには合っている演出手法。ほぼ原作どうりにネタをやっても普通は10分ももたないのですが、こ手法が加わるといい具合な構成になります。相性がいいんですね。

デフォルメについて。
これはかなり原作どうり。
横に頭のでっかい頭身の縮んだキャラ絵になるのがひだまりスケッチです。相当クセがあるので、アニメ化にするには大変だと思ったのですが、見事に使いこなしてますね。場面場面で目まぐるしく変わりますが、4コマのコマ割のごとく、話の流れに合せて調子を変えています。

お風呂シーンについて。
毎回、最後はエピソードのメインを勤めたキャラクターの入浴シーンで締めくくり。これがお約束になっています。
これは、アニメオリジナルの演出。実に上手な定石パターンを取り入れています。
別段お色気要素など無い作品ですが、自然と視聴者サービスになり、加えて尺も稼げてアイキャッチ的な役割も担う様式。
派手なオチがないので、このお風呂でピリッと1話を締めくくるのがイイですね。

お風呂に限らず、多くの「定番」を創っているのが、アニメひだまりスケッチの特色であり、味でもあります。
マンネリと言うことなかれ、日常系にとっては大切な要素です。


日常系ですが、ゆっくりと季節は巡っている本作。
原作にも動きがあるようなので、もし5期があるとしたら・・・と考えると、うれしいような、ちょっと寂しいような。
いつまでもこの定番が続いて欲しいと思う反面、このコたちの成長も見てみたいと思える、あったかい作品です。
ホンワカした穏やかな気持ちでご視聴ください。

ひだまり荘で待ってます、きっと遊びにきてくださいね。
(↑これも定番)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 25
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

<最終回まで視聴完了> あたたかく平和な空気感

美術科のあるやまぶき高校の寮的なアパート「ひだまり荘」を中心に
住人である先輩や同級生たちとの日常を、ほのぼのと描いた作品。
美術科らしいセンスや遊び方、思考回路が
演出のあちこちに垣間見ることができて面白く、興味深くもあった。

タイトルはよく聞くものの、今まで観たことがなく
4期目だという今回になって初めて視聴した。
以前は苦手だったはずのキャラデザなのだが、
『まど☆マギ』で慣れたせいとその時の教訓もあって、
今となってはなぜあんなに敬遠してたのかも思い出せない(笑)

ほのぼのと、ほんとうに陽だまりのような優しい色彩と内容で
撮りためたバトルものを観た後にはすごく和めてちょうど良かった。
難しいことを考えず気楽に観ていられる上、時々くすっと笑えるしね。

それでも、制作がシャフトで監督が新房昭之なので
演出や背景などにその「らしさ」は満載。

自分にとっての萌え要素は皆無なのだけれど
主な登場人物の中にはちらっとゆりゆりした感じの女の子や
さっぱりした姉御肌な大家さんや、ちょっと変態チックな担任の先生、
一度見たら忘れないであろう校長先生などがいて、なかなか個性的。

毎回あるゆのっちの入浴シーンはどちらかというと
今日一日の出来事をあくまでもほんわかと(←ココが大切)
一緒に思い出すコーナーになっている。

テンポもゆっくりめだが、原作が4コマ漫画と聞いて納得。
どうりで短いエピソードがいくつも用意されていて見やすかったわけだ。

特に起伏もなくずっとこんな感じなのかな?
こういう作品なら、今まで観ていなかった1期~3期も
さかのぼって時々観てみようかな、と思った。
-----------------------------------------
<8話の感想>

ゆのっち、ご両親から愛されてるねぇ。
なんだかご両親のほうが可愛くて微笑ましかった。

やっぱり学校祭編って楽しい。
{netabare}あのお化け屋敷はなかなか怖そうで行ってみたくなった(笑){/netabare}
---------------------------------------
<7話の感想>

相変わらずのんびりしてる彼女達。
観てるとついつい睡魔がw 寝る前に観るのが最適かも。
で、今回は「カラス口」に笑った。
「からすぐち」を「からすろ」って読んでて、あぁあるあるってね(笑)
---------------------------------------
<6話の感想>

進路のことを想うとき、卒業したくないという淋しい気持ち。
なんとなくわかる気もする。
でも、環境が変わっても自分達が変わらない思いを持っていたら
変わらずにいられるのだよね。
今回、なかなか良い話だった。
先生も本当は、ちゃんと生徒のこと考えてるんだね。
------------------------------------
<5話までの感想>

水着回があっても、ほのぼの。
料理教室っぽい回があって失敗してもご愛嬌。
いつ観ても平和で、みんなが和んでいてホッとする。
録画しておいた暗いテーマのアニメを、
大抵この作品と同じ日に観るので、
個人的には精神安定剤的な役割もしてたり。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 30

66.8 10 クリスマスで漫画原作なアニメランキング10位
アイシールド21-EYESHIELD21(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (384)
2235人が棚に入れました
私立泥門(でいもん)高等学校に通う気弱な高校生、小早川瀬那は入学早々ひょんな事から泥門高校アメフト部「泥門デビルバッツ」に主務として入ることになった。
その帰り道、彼をパシリにしていた不良たちに絡まれ、逃れるために泥門駅まで爆走して駆け込み乗車をした。それを目撃したアメフト部主将ヒル魔に翌日強制的に選手にされ、唯一の取り柄である俊足で選手登録名「アイシールド21」として試合に参加することになる。
多くの強豪と戦いアイシールド21として瀬那自身も成長していくことで、全国大会決勝(クリスマスボウル)出場を仲間達と共に目指していく。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

好きなものを語る。

ちょうど小学4年生のときからジャンプを読みはじめました。コロコロコミックより大人なものを読みたかったのでしょうか。
1人で寝るようになったのもそのときだったような気がします。それはもうすごく離れたかったw
その頃のジャンプの看板は終わってしまったものもありますが、今とそんなに変わらなかった気がします。
初めて読んだとき、ワンピやボーボボは知っていたけど、他の作品はまったく知らず、とにかく新しいものに触れた感触だけは残っています。
それと3つだけ覚えているのがあります。後にドハマりするBLEACHは海燕の過去編が気持ち悪くて最初は、
とても読む気になれなかったことと、いちご100%がエロかったことw、そしてアイシールド21に一発でハマったことです。

僕が初めて読んだ号では、アイシールド21はちょうどムサシを探していた話の終わりでした。
「57th down 全て遠い日の花火だと」いまでもガラスに映ったムサシの姿を描いた扉絵をはっきりと思い出せます。
この回のどこに惹かれたのかなは自分でもわからないけれど、でもこの話を読んだときにビビッとくるものがあってそこから春の訪れとともに始まる雪崩のように一気にハマりました。


『アイシールド21』はアメリカンフットボールを扱った話です。
2年のクォーターバック(投手)のヒル魔に、ラインの栗田の2人しかいなかった部活が、
主人公のランニングバック(走者)の小早川セナを皮切りにどんどん人数を増やしていく。
しかし、彼らの高校「泥門高校」の部活は3年の夏まで。
彼らが目指すクリスマスボウル(全国大会決勝戦)への挑戦権は、今年が最後のチャンスなのです。
そんな急造チーム「泥門デビルバッツ」が、アメリカンドリームの精神を胸に、強敵チームを地道に倒していくお話です。

人気少年漫画の宿命なのか(すべてではないけどね)、やはりこの作品も最後に進むに連れてだんだんとつまらなくなっていくものの、1~7巻まではなによりも面白い!
駆け抜けるような展開に、挫折があり、成長がある。ヒル魔を起点とした笑いの部分も最高です。
話のタネにこのキャラを使おうといったところがなく、絶えず歩を進めていく、時間と共に描かれる彼らの描写は自然で、とても素直に感じます。
変に作られた話はなく、彼らの意志が剥き出しのままに肌にビシビシときます。
漫画の絵は未熟なんだけれども(けっこう線も曲がっていたりする)、僕は断然こっちの方が好きです。
この作品は、稲垣理一郎さんが話を考え、村田雄介さんが絵を描いています。
7年も連載されていたので、当然なんだけど絵はだんだんと上手くなっていきます。
線がシャープに、どんどん「綺麗に」洗練化されていきます。
それはそれでいいんだけど、個人的にはマンガ原稿用紙に直接描いたような跡が見える方が結構好みだったりします。
ほんと直線とかうにょうにょなんだけど好きだなーって思います。

しかし、話がだんだんと進んでいくとともに、天才たちが多くなり、あとは必殺技の応酬です。
そして言葉の論理通りに試合が運んでしまっている。
前までに描かれていた話と比べると、試合は1人の選手にフォーカスし過ぎて全体の流れは死んでしまっているし、
点数は話の筋の調整として入れらていきます。試合中も見せ場がないせいか、攻撃の合間に敵チームとしゃべりまくりです。
んー、これではちょっと、と思ってしまう。
それにキャラクターの登場したての頃の良さはどんどん削られていきます。
試合に勝ったあいつの反応は?このときあいつはどう思った?というのがだんだんと描かれなくなっていきます。
そのスペースは他チームの天才たちに取られてしまいます。淋しいですよね。
これをしょうがないと片づけてしまうのであれば、何も言うことはありません。そういうことです。
でも僕が読み始めたのは、そのちょうどこの漫画の転機である58話の1話前です。
僕はこの回からはっきりと漫画の色を変えてきたなと思います。話の作りから絵から構図から何から何まで。
だから不思議だなあって思います。

{netabare}

目に見えて分かるのはエイリアンズ戦のブリッツ。
セナが経験的にホーマーの腕を潰しにいくことに気づき、実践することを描いているけれど、
これはヒル魔が一言教えればそれで済むのではないかと思うのです。こんなことで1話を使うなんてらしくないな、と最近読み返して思いました。

{/netabare}

この漫画の好きなところは、試合で天才たちに一矢報いるところです。
絶対強者である敵になんとかして勝ってやろうというところが面白い。
ヒル魔が奇策を練り、それぞれの努力で培った体と技術で試練をくぐり抜ける様は何度読んでも勇ましい。
鳥肌が手から腕へと駆け上がり、全身へと広がっていき、鼓動もドクドクと早く打つ音が聞こえるくらい興奮します。
ほんとに面白いし、好きです。

でも一番好きなところはと訊かれると、あまり共感はないのかもしれないし、とても小さなことですが、
どんなに強い選手でも自惚れず、ちゃんと先輩に敬意を払うことができるところです。
というかむしろ考えるまでもなく当然だというそれに読んでいてじーんときます。
それはポセイドン戦。
体格の大きい一年生が主戦力のチーム「ポセイドン」では、上級生が少しばかり隅に追いやられているようなイメージがあります。
活躍するのは一年生ばかりで、上級生はトーナメントの最初に出場して負けそうになって交代していきました。
その試合はもちろんポセイドンの一年生が圧勝。
泥門との試合のラストのタイムアウトで、小判鮫先輩が「俺らとかすっかり役立たずで……」と言います。
読んでいるこちらとしても、初めはそりゃあそうだよなあとか思うのだけけれど、それに2人はぽかんとした顔をして返す。
「小判鮫先輩とかが役立たずなんて、俺だって水町だって全員一度も思ったこと無いっすよ。」
ここは本当に素晴らしいなあって思います。僕も運動なんて全然できないから小判鮫に共感するし、
いくらアメフトの部活とはいえ、実力のあるなしで判断をしない彼らのそういうところには感動しました。
最終巻の末尾に描いてあるキャラクター紹介でも、新しく泥門にはいっていきた子(名前忘れた)の紹介文に、
「十文字らの実力をすぐに追い越すが、先輩たちへの尊敬だけは忘れなかった。」と書いてあったと思います。
これを見たときにポセイドン戦のこのシーンも思い出したし、ちゃんと大事にしているんだなと感心しました。
こういうのってなかなか簡単に描けることではないなと思うのです。
ちなみに我王のあれはファッションです。あれはむちゃくちゃですw


と、批判を交えながらいろいろと書いてきましたが、とにかく大好きです。
小学校4年から中学の途中までは、僕のダークヒーローはずっとヒル魔でした。
とにかくかっこよかったし、憧れていた。 ほんとになれるものならヒル魔になりたかったw
まあそんな思い出のある少年漫画です。興味が湧いたらぜひ。

{netabare}

一番好きな試合は、神龍寺戦。

好きなシーンは、盤戸戦の後、セナが疲れ果てて鈴奈に倒れ込んで、鈴奈が一言「セナ、背伸びた?」
このシーンと、この台詞はドキッとしました。こんな台詞出ないよね。
もうひとつは、関東大会の王城戦の後、初詣で大田原と高見さんに会ったとき、去り際に、
「ばっはっは!お前らへのリベンジマッチは、来世か」「もう一度君らと、一緒のフィールドで戦いたかったよ…」
この一言は僕はずしっときました。二度と繰り返されることのない高校のアメフト部。
そこで生涯一度きりの、最高のライバルと、最高のチームに巡り逢え、戦うことのできた喜び。
「来世か」なんて大田原の台詞も、馬鹿にできない。本当にそう思っているから。そうすることができたらいいのにと心の底から思っているから。
王城戦で言った大田原のあの言葉、「本当は、泥門とクリスマスボウルで戦いたかった。」
なんてバカなことをいうんでしょうね。泣かせてくれます。


{/netabare}


あでゅー。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

◎TARGET さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どんなに絶望的な状況でも最後まで絶対にあきらめない男たち

❏総評

原作者は「稲垣理一郎(原案)、村田雄介(作画)」。

ネタバレしない程度にあらすじ

部員2人で部活動すらままならない弱小の泥門高校アメフト部
「泥門デビルバッツ」が、主将のヒル魔(蛭魔)があらゆる手段を使って
仲間を集めながら共に成長し、ライバル校の猛者達と切磋琢磨
しながら、クリスマスボウル(※)出場を夢みて努力奮闘するという、
スポコンアニメの王道とも言える作品。

(※クリスマスボウルとは高校野球で言う甲子園決勝戦のこと。)


作者も公言しているが「リアル40%、ファンタジー60%」の作品なので
いわゆる少年漫画向けの一般的なスポコン漫画同様、演出は
かなりオーバーではある。反面、アメリカン・フットボールを全く
知らない人が見てもわかりやすく、アメフトがいかに面白いスポーツか
視聴者に感じさせるよう色々工夫されているように感じた。


❏アメフトアニメとしての見所

アメフトは他の一般的な球技と異なり、ポジションそれぞれに求められる仕事が
かなり限られているので、ジェネラリストだけでではなく「○○しかできないけど
他はからきしダメ」といったスペシャリストの活躍が許される唯一のスポーツ
と言っても過言ではない。

だから主将のヒル魔は、

小さい頃からいじめられっ子で不良にパシられてきた「逃げ足」だけが取り柄の
主人公のセナをスカウトしたり、野球部で2軍にも入れないが「ボールのキャッチ」
だけは誰にも負けないモン太をスカウトしたりして、他のスポーツでは活躍が難しく
埋もれてしまうような凡人達の個性、「アメフトの世界では光り輝く個性」を見極め、
スペシャリストの集団を作っていく。

しかし当然、1つだけできるより2つも3つももしくは何でもできる選手の方が
選手としては使いやすいのも確かである、しかしそのようなプレーヤーは
皆アメフトの名門高校でプレイしており、泥門高校には居ない。だからヒル魔は
そんな個性的なメンバーを自らの頭脳をフル活用して、効果的な場面で
効果的に使っていくことで本来勝てないような格上の相手にも勝つための
活路を見出してゆく。

アメフトは体力だけの戦いではなく、将棋のようにプレイヤーを駒として
どのようにプレイさせるかで戦局が変わっていく頭脳スポーツなのである。

これらの選手スカウティングから選手へのコーチング、さらに選手本人の
がんばりによる成長までの過程と、ヒル魔の試合中、試合前の頭脳戦/心理戦が
このアメフトアニメの最大の見所である。


❏原作>アニメ

途中、原作の連載に追いついてしまった際のオリジナルストーリーは
盛り下がるものの、原作に沿った方のストーリーラインは原作と遜色ない
レベルですごく面白くできている。

オリジナルストーリーは「ながら見」「1.5倍速」で見ればOK。

アニメの方はストーリーライン上かなり盛り上がってる所で
打ち切りになってしまったので、その後の話は原作で必ず読もう。
というか、読まずにはいられないはず。

主役の1人「ヒル魔」の声優がロンブー敦なのだが、かなりのハマリ役だった。
賛否両論あるが、個人的にはかなりキャラにマッチしていたと思う。
彼はプロの声優ではないので、最初ちょっと下手っぴーだったが、
徐々に良くなっていき途中からは声優として違和感を感じなくなっていった。

あとチアリーダーの「瀧鈴音」役の声優さんが素敵だったので、調べてみたら
なんと「しょこたん」だったw 全然気付かなかった…


❏蛭魔妖一という男

当作品の表の主人公を「小早川瀬那」とすれば
裏の主人公は「蛭魔妖一」である。

「小早川瀬那」はこのチームが勝つためのキーマンの一人であることは事実だが、
選手層も薄く、初心者ばかりのチームを勝利に導いていく大役を担っているのは
圧倒的にヒル魔の方なのである。

上にも記載した通りアメフトは同じプレイヤーで戦っても、戦術次第で強くもなれば
弱くもなる要素がとても強いスポーツなので、心理戦、頭脳戦を介して戦況に応じて
戦術を臨機応変に組み立てられるヒル魔こそが最大のキーマンなのである。

週間少年ジャンプの作品なので、セナが主人公だが、
青年誌向けの連載だったら、ヒル魔を主人公にする設定でもいいぐらいである。

大人(特に社会人)が見る場合は、ヒル魔の勝利への執念と行動力、
どんなに絶望的な状況でも心折れずに最後まで勝利までの道筋を
冷静に考え続ける姿勢に考えさせられる場面もあるのではないだろうか。


❏最後に

最後まで絶対にあきらめない熱い心
狡猾な心理戦、頭脳戦

色々な要素が楽しめるスポコンアニメの良作!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

prost さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

うん、おもしろかった!

アメフトという競技そのものを知らなかったけど、逆輸入状態でハマった作品。
アメリカで人気のスポーツらしいのは、秒単位で試合が展開しちゃう早さ。
攻守同じメンツなのに体力持っちゃうとことかちょっと無理な展開もあるけど、許せちゃうのはなじみがないスポーツだからかな?
キャラクターの個性は圧倒的におもしろい。
頂点めざすスポ根アニメだけどキャラの心理的成長とうまくあっててしつこく感じないと思う。
後半部の閉め方があまり納得できなかったのが残念。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

75.0 11 クリスマスで漫画原作なアニメランキング11位
彼女、お借りします(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (584)
2047人が棚に入れました
20歳のダメダメ大学生・木ノ下和也。初めての彼女と一度だけキスをしたが、たった1ヶ月でフラれてしまった。「あぁ…やだ…もうなんか全部ヤダ…」やけっぱちになった和也は、“ある方法"を使って、女の子とデートをすることに。待ち合わせ場所に行くと、「君が和也君、だよね?」さらさらの黒髪を耳にかけながら、和也の顔を伺う美少女、水原千鶴は微笑みかけた──。

声優・キャラクター
雨宮天、悠木碧、東山奈央、高橋李依、堀江瞬、野沢由香里、赤坂柾之、梶原岳人
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女々しい主人公と性格悪い元カノに耐えられる?

※過去レビューですが、色々修正しました。

レンタル彼女をテーマにするのは新鮮で面白かった。
ニセコイと状況だけは似ているかも。

主人公は女々しいくせにカッコつけで見栄っ張りなところがイライラする。
ぎりぎり非常識まではいかないのでなんとか我慢できるけど、好きになれないなあ
やっぱり女々しい男はダメだですね、イライラする。

主人公の友人2人は常識人で好きなキャラです。


◆見終わって追記◆
途中から面白くなってきたけど、エンジンかかるのが遅すぎますね。

主人公がうざいのは変わらないけど、面白いところもあった。
でもほとんどヒロイン達が可愛いからなんとか見れただけかな?

ヒロイン4人の声優はみんないい感じ。作画も良くて
かなり力が入ったアニメ化だということは感じました。
そしてやはり悠木碧の演技はすごい。
こういう役ができる人は限られてきますね。

2期がすでに決定しているらしいです。
後半は面白くなってきたので継続視聴予定。

1期は水原以外のヒロインの出番が少なかったけど
2期は4人の人間関係がメインになるのかな?


{netabare}
不憫なのはルカ。
三角関係系のラブコメによくある報われないヒロインってやつ。
水原とか墨は好感持てるし、魅力的なヒロインって思うけど
ルカは一人だけストレートに好意寄せてるし
もうこの子でいいでしょ、かわいそうじゃんって思う。

こういうストレートな子をいつまでも曖昧な返事でキープして他の子に気持ちを持っていく主人公よくいるけどホントいらっとする。
これだけ可愛い子に何の不満があるの?
クズの分際で美少女をキープとか、調子に乗りすぎ。

こうやって素直に好意寄せる子って、アニメで三角関係になると高確率で負けるからかわいそうになる。
現実世界だとこういう素直に好意向ける子のほうがモテるし幸せになるよね。
(水原や墨が嫌ってわけじゃないですよ)
でも結局は水原もルカもラブコメの脚本に振り回される犠牲者。
ラブコメだから仕方ないのかな。

でも見終わって一番好きになれないのは主人公じゃなくて元カノの麻美でした。
麻美も複雑な感情があると思うけど、性格悪すぎて。
でもこういう子いるよね、残念なことに。
他の子は良い子だけど、この子は好きになれないなー。

ラブコメのご都合だから仕方ないとはいえ、この元カノの良いところって外見以外にあるのかな?

{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 37
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

『彼女お狩りします』精神の絶対的不足

原作未読


「君も若いんだしいつまでもこんなことしてちゃいかんよ」

言わずもがな自分で呼んどいた風俗嬢に説教垂れるオヤジの図。ダサいの極致。
第1話から似たやりとりしかも大学1年生がやらかしてるのを目にして日本の将来を憂いながら即切りしようかと思ったけどひとまず踏みとどまった作品。

週刊少年マガジン連載です。
近年、恋愛ものでは物議を醸すマガジン案件です。後年振り返った時、この特異な時代になにかしらの称号が与えられるかもしれません。それだけなんでもありな熱量を感じる作品が次々輩出されてるの。

そして本作。あらすじは省略。「レンタル彼女」が実在するのは存じております。ただしどこにニーズがあるかは正直理解できないし、下世話な話、金を払うならもっと直接的なのにするわな。なんならアニマルスピリット全開で直接調達に動くでしょう。つまり本作の設定自体が私の美学に全く合いません。

そんなマイナス設定の次にこの主人公の性格。
そうとう無理ゲーなんですけどギリギリでドMプレイができる可能性を探ります。“女々しい”なる言葉は女性に対して使用しません。男性特有の“女々しさ”“情けなさ”“クズっぷり”。この主人公に抱く嫌悪感は己に潜んだ恥部をごりごり見せつけられる感覚に近いのではないかと思ってみたり。

挙げればキリがありません。

{netabare}・サービス規約をことごとく無視
・誰も俺を分かってくれないオーラの常時放出
・見栄を張るために周囲を巻き込む(メンツが一番)
・それを女性に言っちゃダメだよの速射かつ連射
・直前の出来事に影響を受ける鳩山由○夫メモリ搭載
…etc{/netabare}

端的に言うと、自分の起こす行動がどういう結果をもたらすか一切想像できない男ですね。悪い意味でピュアってやつです。そして忘れてはいけない。天性のモテ男という希少種以外は多かれ少なかれこの悪い意味でピュアなところから現実女性に向き合い始めるわけであります。仮に想像できてたとしてもOJTが足りてなければ使い物になりません。
何が言いたいかというと


 木ノ下和也(CV石谷春貴)は自分である


そんな認めたくない仮説。この嫌悪感の正体は同族嫌悪であるとの見立て。このアニメはそんな認めたくない自分に向き合うRIZ○P型自己改革アニメであるのです。


 いや、アニメにそんなん求めてねーし そもそもちげーし


その通りで、なんなりと退場してよろしいかと思います。自分も楽しみ方がよくわからんのですよ。
大学1年生で童貞なんてどいつも似たようなメンタリティだろうにとわりと許容しながら楽しもうと思ったんですけど後述の理由でちときついと感じたのが決め手となり5話で撤退します。



※というわけで撤退理由2点

■ダメな理由1

それ誰が稼いだ金だと思ってんだよ

{netabare}あまり裕福な感じじゃなかったと思うし、親の金で女遊びとか私の美学に反する{/netabare}


■ダメな理由2

あーお里が知れますよね

 {netabare}“外華内貧”

という言葉を思い出した。中身がないのに外見を飾ること。
某国の知識人が自国を自虐的に捉える文脈で言われだした言葉。{/netabare}

{netabare}“ボロは着てても心は錦”を美徳とする心構えの対極にある態度なんですよね。その場を取り繕うのが目的なので整合性は取れない。いや品がない。
この主人公を見てて「甘えてないでいっぺん痛い目を見ろよ」と思った方大半じゃないでしょうか? それは自然な感覚です。彼にフォローは不要。

例えば、「私たちの主張は嘘っぱちなんですけど、それでも一言かたちだけでも謝ってもらえれば面子がたつんです。どうかお願いします。」と頭下げられて、じゃあ仕方ないと応じるのは大人の対応でしょうか。違います。
例えば、「中身はどうでもよくて、男はマッチョ体型、女は整形してでも美形でないと生きていけないんです。就職にも響きます。」が幅を利かせるのは正しいと思えるでしょうか?少なくとも自分にとっては違います。{/netabare}

甘やかしてもなんとかなるのが常態化してるため更生する機会に恵まれず、って某国との関係そのままですし、そうなると第3話くらいで展開された“幼馴染から受ける実はいい人的な吹聴”って工作活動に見えてくるし、と妄想がマイナス方向に加速しちゃったこともあり限界を迎えました。


ただの女々しい童貞くんの話だったら我慢できてたかもしれませんがそれも実際はわかりませんね。
おそらく逐次新キャラを投入して物語を動かしてくるのでしょう。主人公にも裏事情があって的な評価逆転イベントが用意されてるのかもしれません。だがそれはそれ。情状酌量の余地なしっす。
なお女子二名。水原千鶴(CV雨宮天)と七海麻美(CV悠木碧)に悪感情はありません。むしろ麻美ちゃん大好きですね。男子なら乗り越えるべき壁です。

FROM 「あ!女のプライドの問題だな」と感づく第一段階
TO    相手の自尊心をくすぐりながら制御できる最終段階

大学卒業までには身に着けたいスキルです。ぜひ頑張っていただきたい。奮励されたし!



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.10.29 追記

迷惑系Youtuberみたいなマーケティングだったと結論付け。
2期決定したそうですね。1クール終わっての皆さんの感想もいくつか拝読。圧倒的不支持かと思いきや「別にそこまででも」な声も散見されますね。かように爪痕は残った感じだったかもしれません。


2020.08.29 初稿
2020.10.29 追記
2021.06.08 タイトル修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 60
ネタバレ

食前酒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメでコケた作品入り

【第十二話】(総評も含みます)
{netabare}最終話でした。なんとも言えないごちゃごちゃ完。一応最終話として形だけ収めてたけど話もキャラクターも全く締まりがない。カズヤと千鶴、マミについてはまぁ及第点。カズヤのどっちつかずな感じとか嫌いじゃなかったけど世間ではまぁ賛否両論でしたね。千鶴についてもめちゃくちゃ性格が良いということだけは12話通して伝わりました。対照的にマミがどうしよもない性悪女だということも分かりました。問題なのは瑠夏、墨。ラストのカズヤと千鶴の落ちがあってそれからカズヤと瑠夏が普通にデートしてる描写は何なのか。墨に関してはそもそもの話の構成から問題ありで、最後までほぼほぼ登場無し。おそらくかなり原作の展開改変してるんだろうけど、どうせ二期やるからいいだろみたいな感じもしてこれは評価できない。謎のタイトルアップや曲の流すタイミングもセンスを感じない。トムスが制作ということで心配もありましたが同時に期待していた部分もあったのでちょっと残念。カノカリ自体の作品はものすごくいいものだと思うのでこれはアニメで失敗したと言われても仕方がないかも。二期も一応見ますが製作は多分同じだと思うのでその意味では期待できないですね。すこし辛口でしたがキャラクターは可愛かったですしセ〇シーなカットもよかったと思うので、そういう感じのが好きな人やタイトル見て気になった方は一度見てみるのも良いかも。{/netabare}

【第一話】
まだ一話目でキャラも出揃ってないのでなんとも言えないですが雨宮さんよくあっていました。一話目でできるだけの展開は見せられていたと思います。ただ…レンタルの彼女という設定がやはりどうしても好きになれない…まぁそこはアニメフィクションの世界観で割り切れたらいいんでしょうけど、そんな職業に好感も興味も持てない(むしろ否定的な感じですね)
【第二話】
正直一話の評価でレンタル彼女設定についてかなり下げてたけど今回のAパートでちょっと見方が変わったかも。主人公男と水原の今後の関係は大体読めるけどこの後の登場ヒロインがどうかかわってくるのか気になりますね。
【第三話】
{netabare}前回の麻美から裏がありそうな感じがしてたからもしやと思ったら案の定今回は麻美の裏の顔が明らかになりました。主人公のクズっぷりと言い麻美のダーク面と言い今のリアルな大学生の一面をよく描けてると思います。最初は面白いと思わなかったけどここまで頭のおかしな大学生ばかり出てくると一周回ってありかも。{/netabare}
【第四話】
{netabare}中盤で主人公の同級生男が語ってたことは割と共感できた。そして最後まで麻美踊らされまくりの今回。正直最終回の落ちまで予想できてるけどこの麻美関係のこじれいつまで引っ張るのって感じですね。最初の方は割とテンポよくスパスパいってたけどここにきて中だるみを感じた。最後の海に飛び込むシーンでタイトル出てくるのは謎だったし、最後には絶対出さないといけないルールでもあるのかな?作品全体で評価は上がってるけどなかなか満足とまではいかない回が続きますね。{/netabare}
【第五話】
3+3+3+3+0+1=13
【第六話】
{netabare}ようやく三人目のヒロイン登場でなんと主人公の友達の彼女更科瑠夏。初登場シーンからいきなり制服パ〇チラで、程よい見せ具合と照れ具合と東山さんアフレコで無事私の推しになりました(笑)。それから友達とのダブルデートでクライミングに挑戦するわけですが主人公と千鶴の関係が他者にばれそうになるというピンチに。ここで以外に攻めてくる瑠夏。千鶴に直で問いただしたり二人にキスをさせたり最後まで瑠夏に踊らされまくりで結構笑えた。瑠夏のパン〇ラと言い、千鶴のエ〇いクライミングカットと言いそこらの下手なエ〇アニメよりよっぽど評価できる。ようやく恋愛ラブコメっぽくなってきていい感じ。{/netabare}
【第七話】
{netabare}面白かったけど最後はちょっと残念。前回で瑠夏がレンカノ業界の人っていうのはまぁ予測してた。案の定その業界人というのがカズヤと千鶴にも早々にわかるんだけどそっからドタバタ展開。いきなり瑠夏がカズヤに逆プロポーズ。もちろんレンカノとしてではなく。レンカノ関係だった栗林は瑠夏にカズヤの前で正体を暴露されて撃沈。当然困惑の主人公。これを聞かされた千鶴も否定的。カズヤは栗林の気持ちもくみ取り土下座して瑠夏にあきらめてもらうよう頼みますが芯を曲げません。でそこから何かあったのであろう瑠夏の過去の描写をEDでマンガ風イラストと合わせて流す…。この演出自体は良かったんだけど瑠夏の過去は正直ありきたりというか。瑠夏がこの業界に入った理由もカズヤと無理やり付き合おうとする理由も納得はできたんだけどそこにあるのはただ面白いということだけ。まぁ面白ければいいじゃんと思われるかもしれないけど私の場合途中のカズヤの部屋での千鶴とのやり取りのところで落ちを期待しすぎたかも。面白いにプラスアルファあったら完璧だった。まぁ全然悪くないと思うし何より前回から瑠夏推しの私からしたら瑠夏回万歳です(笑)。{/netabare}
【第八話】
{netabare}今回は千鶴回。Aパート瑠夏がカズヤにクリスマスキャンセルされて瑠夏ルートはまずなくなった。Bパートの全体の流れも王道というか新しい面白さは感じなかったんだけど最後の千鶴は過去一ぐらいでよかった。恥ずかしがりながらプレゼントをカズヤに渡すところの息づかいとかもよかったと思う。正直千鶴が実は女優だったっていうのは微妙だけど。{/netabare}
【第九話】
{netabare}今回はまたまた瑠夏がらみの話。瑠夏に遊ばれてるカズヤの馬鹿さ加減は見てて面白かったし瑠夏も可愛かった。最後の落ちも瑠夏としての終着点になってたから良いと思う。まぁでもカズヤも千鶴もいったい何に悩んでるのかよくわからないな。もう普通にカズヤと千鶴でリアルな関係になっておばあちゃんの件も解決、千鶴もこれを理由にレンカノやめれて女優業に本腰入れれるんじゃないの?(笑)。{/netabare}
【第十話】
カズヤ単純にいい奴。このアニメ見る前と今とで好感度180度変わった。千鶴100人に1人いるかいないかレベルの存在(いい意味で)。栗林ある意味幸せ者。カズヤもそうだけど栗林の回想も何個か共感できた。作者の方がお若いのか良く観察しているのか分かりませんが若者の軽い感じや思い付きで言動するところとか良く描けていていいと思います。
【第十一話】
{netabare}今回初登場の墨ちゃん。墨の私服が制服みたいで制服フェチ御用達キャラです。ちなみに私も制服フェチなので瑠夏から墨に揺らぎそうになりましたがギリ瑠夏キープ。私も若干コミュ障なので瑠夏みたいな人がそばにいると楽しくなりそうで好きです。そんな瑠夏事情はさておき墨は自らのコミュ障を改善したいと思いレンカノ業界に入ったとのこと。先輩である千鶴の提案でカズヤと墨のデートが始まるわけですがここでもカズヤの男の妄想が連発。そりゃあんなビジュアルしてたら男なら誰でも思う事はあるだろうね…カズヤはこのアニメを見ている全男の意思を具現化させたような人物ですから今回も見てて面白かったです。でも残念ながら墨はここで終了。他キャラよりも圧倒的にスポットライトに当たる時間が短く残念です。さすがに原作ではもっと掘られてると思いますが…。Bパートからはいよいよマミに千鶴たちのレンカノのことがばれてさてどうするカズヤ千鶴というところで次回最終話です。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10

74.1 12 クリスマスで漫画原作なアニメランキング12位
先輩がうざい後輩の話(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (355)
1107人が棚に入れました
糸巻商社入社2年目、早く一人前になりたい五十嵐双葉。ちょっとガサツだけど面倒見のいい先輩・武田晴海。双葉は武田先輩をうざいと思いながらも、本当はまんざらでもない様子だったり、でもやっぱり本当にうざいときもあったり…
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

からかい上手の武田さん

原作未読


職場恋愛。大人っすよ大人(笑)
まるで某高木さん♀のそれのように、武田晴海(CV武内駿輔)先輩♂が、後輩の五十嵐双葉(CV楠木ともり)をからかう感じだといえなくもない。恋心を隠してるかどうかは知りません。
武田はガタイがよく一見ガサツなわりには細かいところに気がつきけっこうな頻度でクリティカルを放つTHE体育会系。対照的に双葉は見た目幼いちびっ子なんだけどそこ指摘されるのは気に食わないタイプ。基本頑張り屋です。鈍感ガサツな武田にからかわれる度にイラっとくるみたいなやりとりを指して“先輩がうざい”となってます。実際のところ、武田の後輩指導は双葉の羞恥心喚起どまりで面倒見の良さが視聴者にもわかるコミュニケーションとなってます。悪意がなくそれでいて一線を越えず、言い過ぎたり本当にへこんでるのを察知すればきちんと双葉のストライクゾーンに響くボールを投げ込むため不快さとは無縁ですね。

そんな凸凹コンビが紡ぐほのぼのラブコメ全12話でした。定番(王道)と変化球の塩梅もほどよかったかもしれません。思いつくところで以下

■定番(王道)
ラブコメはキャラが大事で見た目も性格も対照的な二人の絡みは相性がよいです。
要領が悪かったりなにかしらコンプレックスを抱えながら一生懸命頑張るヒロインと、そんなヒロインに迎合しないけどぞんざいな扱いをするわけでもなく適宜ヒロインが欲しい言葉を投げてくれる男の構図は少女漫画での定番カップルの構図ですね。放送中に目についた版元の“一迅社”は沿革みたところ少女向け媒体に強みありそうな出版社なので関係してるのかもしれません。

「この人あたしのことどう思ってるのかな?」

ここに至るまで適当なジャブをかましながら一定のラインを越すアクションを仕掛ける。その反応を見ながら何度かライン越えすると相手の警戒も解けるのです。その過程をきちんと辿ったストーリーだと思います。


■変化球
ありがちな“実は有能で優しい陰キャ”♂主人公の対極にあるキャラに新鮮味があります。一方♀は“かわいい”を全面に出した安全牌キャラでした。
ナントカの王子様的なビジュアルに頼ったわかりやすいイケメンではないけど女子のニーズをきちんと捉えているタイプですね。

完走して思ったのが{netabare}“三角関係の放棄”。双葉祖父が代替と勘違いしかけましたが基本ガヤです。{/netabare}
話の凹凸をつけづらいけどふっ散らかる心配もなく評価が別れそうなポイントでした。


ヒロインの楠木ともりさんは『ガンゲイルオンライン』レン役で認知した声優さんで今回もちびっ子役です。収まりがいい感じ。周囲を固める声優さんも適材適所だったと思います。
いわば手堅い作品。大きい波とは無縁ですが安心安全な佳作の印象です。



※ネタバレ所感

■だが断る
一言モノ申したいところはありますよ。評価爆上げとまではいきませんでした。

1.{netabare}社会人?{/netabare}
 {netabare}らしさをあまり感じません。双葉の見た目は当然として主要キャラの世代が狭い範囲で固定されたのが要因ですかね。おじいちゃんはイロモノ扱いだし、職場で唯一の大人枠部長は空気でした。高校生/大学生設定でもそのまま使えそうなパッケージだったと思います。{/netabare}
 {netabare}世代の固定ともう一つ。あけっぴろげなんですよね。“秘するが花”社内恋愛の醍醐味でしょうに。皆の見てる前でイチャコラはご法度です(笑) 和気あいあいとしすぎる職場環境は気になりませんでした。
フォローもしとくと、商事会社っぽいですが安パイなお得意取引先で食ってる小規模企業でしたら自ずと家族的な雰囲気を醸成したほうがうまく回ったりします。それに社内イチャコラといってもよくよく見れば好き好き光線の発信元は双葉のほうで武田にはありません。湿っぽくならない良きバランスではありました。{/netabare}

2.{netabare}見た目のハンデ{/netabare}
 {netabare}双葉が新卒三年目設定だと25歳になるわけですがどうみても十代半ばです。見た目もそうだし言動も幼い。清少納言ですら『瓜にかぎたるちごの顔』をうつくしきものとして、ちっちやいのを愛でる精神は日本人の血肉レベルに落とし込まれてることからそこをどうこう言う気はありません。むしろ日本文化を体現した世のロリコンどもは胸を張ってよい!
物語途中から登場の同僚桜井さんの弟君も高校生設定なのに見た感じはショタでした。このギャップを設けるメリットは好きだ惚れたの恋愛ドラマ未満にしてコメディ路線をキープできること。本気にしたらニッチな性癖を刺激することになります。一方デメリットはそのまんまラブ放棄。毒にも薬にもなりにくい仕上がりとなりますね。{/netabare}


■訂正しお詫びとさせていただきます

{netabare}冒頭。武田先輩をからかい上手としましたが、終わってみれば風間くんに対する桜井さんの振る舞いの足元にも及びませんでした。
桜井桃子(CV早見沙織) VS 風間蒼太(CV土田玲央) 両名にむしろラブコメの波動を感じたことで本作を良しとしたいと思います。{/netabare}

あいも変わらず{netabare}パピコは偉大なり! 最近セブンイレブンでお見かけしないのが寂しい限りです。{/netabare}



視聴時期:2021年10月~12月 リアタイ

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2022.02.06 初稿

投稿 : 2024/05/18
♥ : 41

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

社会人になろうとする人が見るべきアニメ…とても癒されます

可愛い絵のタッチとは裏腹に、社会人としての仕事の大切さを題材とした物語です。
これから社会人になろうとしている人は、ぜひ見るべきアニメのようです。
そして、いま社会人である人たちも見たほうが良いと思います。


どんなに一生懸命仕事をしても、失敗するときがあります。
どんなに気持ちよく仕事をしようと思っても、嫌な思いをするときがあります。
そんなときに、この物語に登場する先輩のような人がいてくれたら、凄く心が救われるでしょう。


主人公の五十嵐 双葉(いがらし ふたば)は入社二年目の女性。
背の低い彼女は頑張り屋さんの明るい性格です。
武田 晴海(たけだ はるみ)は、双葉の先輩ですが、いつも双葉のサポートをしてくれます。
双葉が困っていたら何気なく助けてくれるし、双葉が失敗したときは決して怒らず、全て自分の責任だと上司やお客様へ報告します。

双葉にとって鈴木先輩は頼りがいがある良い人です。
だけど、少しウザイ人。双葉の仕事が良くできたときには必ず双葉の頭をなでる癖があるため、双葉は気に入りません。
自分のことを子ども扱いしているような気がするためです。一人の女性として見てもらっていない気がするのです。

どうやら、この物語はタイトルと物語の内容が違うような気がします。
正しいタイトルは、「先輩に女性として見てもらいたい後輩の話」のようです。

オープニングは、双葉たちが歌う「アノーイング!さんさんウィーク!」 とても楽しい歌です。但し出だし部分で歌と描写がずれているのが気になりました。でも双葉が凄く可愛い表情をしているので聞いていて楽しいです。
エンディングは堀江由衣さんの「虹が架かるまでの話」
堀江さんの優しい歌声に心がすごく癒されます。
この歌を聴いていると、なぜか、とらドラ!の「バニラソルト」を思い出しました。バニラソルトを聴いたことが無い方は、ぜひ聴いてみてください。

第七話は結構感動しました。
上手だから続けるのではなく、好きだから続けることができる。
双葉は夏美に、夏美は双葉に、それぞれ助けられましたね。

私は、文章で自分の気持ちを表すことが好きです。
好きだから続けることができます。
難しい字句は使えないけど、詩文のような美しい文章も書けないけど
何度も何度も書き直して、自分が納得できる文章ができたら、とても嬉しいです。

最終話で武田先輩が「双葉に大切な人ができるまで、ずっと隣にいて守ってあげる」と宣言しました。
おそらく双葉は、武田先輩以外の人を隣にすることはないでしょうね。

アニメは終了しましたが、この二人の今後が見たいです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 45

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

そびえたつ大きな背中

【紹介】
パッと見、大きくて優しいおじちゃんが職場体験に来た幼女をお世話しているようにしか見えないけど違います。

入社2年目の低身長OLの双葉と、高身長で面倒見がいいけどガサツなところがある先輩の身長差ラブコメ
二人の体格差が俺物語を思い起こさせますが、二人の性格は全然違う感じ。

【身長】
最初先輩でかすぎ!って思って見てたけど違った。
確かにかなり大きいけど、それより双葉ちゃんの小ささのほうが際立ってますね。
二人と他のキャラの身長差から考えて、先輩が195cmくらい、双葉ちゃんが110cmくらいかな?
双葉ちゃん幼稚園児くらいの身長しかなさそう。

【キャラクター】
タイトルにうざいって入っている作品はだいたいキャラが強烈だけど、この作品は特にうざくはないかも。
普通に優しくて面倒見のいい先輩で羨ましいですね。こういう先輩欲しい。
でも頭なでるのはセクハラって言われて問題になりそう。
見た目小学生でも大人の女性ですからねーさすがにまずいね。

でも、頭なでたくなるのわかるー

双葉ちゃんは小さくていちいち仕草が可愛い。
こういう妹もいいな。

先輩もいいキャラだし、風間君も好きなキャラ。

【音楽】
ED「虹が架かるまでの話」堀江由衣さん
歌詞が好きですね、落ち着いた感じの曲でいい曲だと思います。

【シナリオ】
体格差をネタにすることが多い普通のラブコメ。
二人の関係性がとても和みますね。パパと娘にしか見えんけど。
終盤が特に良かったです。いい感じでまとめましたね。

主人公が小さすぎて幼稚園児に見えるからか、会社の同僚がみんな社会人として見てなくて、まるで職場体験の子どもとかマスコットに接しているような感じなのはさすがにどうかなー?
ここから成長して大人の女性になっていくところも見たいような、このままでいてほしいような。

【総評】
二人の関係性がとても微笑ましい癒し系ラブコメ。
身長差がありすぎて、恋人とか先輩後輩って言うよりも、父娘に見える。
こんな会社あり得ないって思うけど、双葉ちゃん可愛くて、心穏やかに視聴できてとても良かったです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 37

64.1 13 クリスマスで漫画原作なアニメランキング13位
SUPER LOVERS(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (170)
917人が棚に入れました
あべ美幸による作品。

「母危篤」という知らせに騙されて海外に来るハメになった高校生の海棠晴は、 そこで突然「お前の弟だ!」と零という男の子に引き合わされてしまう。

野性児で誰の言うことも聞かない零を必死で世話する晴だったが、 どうも零には出生について秘密がある模様。

おまけに。ようやく零が自分だけに懐き始めた矢先、ある悲劇が晴を襲う。

───そして5年後、成長した零に再会した晴だったが…?

苦労性長男、超美形双子、野生児末っ子の4兄弟が贈る一筋縄じゃいかないトラブル・ラブ!!

声優・キャラクター
皆川純子、前野智昭、松岡禎丞、寺島拓篤、村瀬歩、福島潤、田中敦子、沢海陽子、白石涼子、斎賀みつき
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これは、BLですか? 家族愛ですか?

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
BLの中でもわりとハードですが、一方で、ただのBLと捨てきれない魅力もありました。今のところ、ガチBLアニメの中では、一番楽しめたのは、事実。特に1話目なんか、アニメとして普通に素晴らしいと思いました、途中までは(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
表題だけど、結果、ガチのBLだったよ(笑)

ただ、BL一色ではなく、「辛い過去をどう乗り越えるか」「家族愛」などが含まれてるから、ある程度は楽しめたかな。

7話での清華の台詞、「それって、ただの刷り込みじゃない?」は、この作品の核心を突いていると思う。

この作品の(良い意味でも悪い意味でも)違和感は、同性愛について、晴には悩む様子があるのに、(最終話付近まで)零にはそれがないことだ。なんか、「え? 普通でしょ? 別にどっちでも良いじゃん」という零の温度の低さが、逆に怖いのだ。

家族の愛情を知らない孤独な少年、零。彼の少年時代に初めて家族(無償)の愛情をくれた、晴。そんな晴を慕った零。これが家族愛だけで完結するのなら、それは微笑ましい話で終わるんだけど、成長した零は、「同性愛」を当たり前のことのように淡々と語り始める(ただの弟で良いのか?等)。

これが、零の生まれついての性分なら問題ない。晴なんかはそうだろう(先天的なセクシャルマイノリティー)。

個人的には、同性愛も互いがそれで良いなら立派な愛の形だと思っている。多くの(日本)人はそう(同性愛に寛容)だろう。でも、それが後天的なこと、つまりは晴との交流によって生まれたものだとしたらどうだろうか。

零と出会った当時は、おそらく自分がバイセクシャルだということを自覚していなかった晴。でも、自覚はしていないだけで潜在的にその気はあった。であるならば、零と(家族として)過ごした日々に、そういう「下心」が無かったと本当に言えるのだろうか(つまり無償の愛、家族愛なんかではなく、見返りを求めた愛情)。何も断言できない。極端な(かなりキツい)言い方をすれば、

零の性的嗜好は、自ら(晴)の無自覚な性的虐待によるトラウマではないのか?

という苦悩が、晴にはあったのではないだろうか。

それが、晴の「一歩」を邪魔する。「家族(兄弟)」から「恋人」になる際の枷となっているところは、本作が「ただのBLアニメ」で終わっていない、重要な部分だと考える。

第9話を境に、零も自分の性的な嗜好について悩む場面が描かれるようになった。まあ、それまでは運動で発散していたのが、、、梅雨で走れなくなり、溜まる(抜いてもらう)ってのもどうなんだろう(苦笑)

ラストの10話は、ある意味では肩透かし。春子は、一見破天荒なキャラに見えるけど、その実唯一まともな感覚の持ち主。一番フラットで常識的な視点で晴や零を観ている。そんな春子が「零をスイスに連れて帰る」というところで終わるわけだが、やっぱり何らかの結論は出して欲しかった。二期決定ということだが、これだけ「家族愛」と「BL」の間で視聴者を揺らしてきた本作ならば、最終的(本当の最後)に出す結論と逆の結論を、一期のラストにしても良かったと思う(多分ラストはBLだろうから、ここは家族愛で締めるとか)。そうすれば、作風的に二期へのフリにもなるしね。

まあ、二期は観ます。やはり、ラストをどうしたいかは気になるので。
{/netabare}

【雑談~EDが、、、~】
{netabare}
EDのハピネスYOU&ME、特に入りが、嵐の「Love so sweet」に聞こえるのって、私だけですか? OPも、なんかどっかで聴いたことあるんだよな~。{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目、だいぶストーリーが動いた印象(これは凄いと思った)。序盤はBL<家族愛 って感じで、シリアスなストーリーをこなしつつ、ハートフルな展開でなかなか楽しめた。ただ、キスシーンあたりから……本領発揮って感じでしたね(苦笑)

衝撃の2話目、展開か早いな~と。今のところ、ドラマとしてなかなか観られてます。

3話目。ホストの、ていうか女の恐さ。。。

4話目。そろそろ新展開。まあ、そうですよね。

5話目。このキスのクダリさえなければな~と思いつつ、なければないで人気は出ないのでしょうね。このキス連発、外国人補正では乗り切れないぞw

6話目。BL系にしては沢山の女性が出るアニメだね。晴がホモっていうより、バイだからかな? 晴、一晩でバーボン1本か。私と良い勝負ができそうだ(笑)

7話目
同性愛をちゃかしつつ、正面から考えている……のか? 良く分からなくなってきた。

8話目
うわぁ~、ガチのBLになってきた~。更にロリ要素も入ってきて、なんか複雑さが増してきた(汗) でも最後に家族愛もってきて……やはり、そこ(BLと家族愛)で揺さぶりたいんだね。

9話目
え? 保健室の先生まで男前なのw? 鼻血って、なんかの病気の前振りか(結果、ただの色ボケだった)? おおぅ、零の性の目覚め(苦笑) よくハッキリ描いたな。ガチホモになってきた~。ここでようやく、零の性の悩みか。晴は自分がバイセクシャルだという自覚はあるんだね。

10話目
ここにきてBL一辺倒にならず、家族愛やら生まれの不幸やらを絡めてくるのがこの作品らしいところですね。ん? これで終わり? えらい中途半端なんですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャラデザの綺麗なボーイズラブ(BL)作品です

この作品の原作は未読です。あにこれでこの作品のジャケットを見た時、何となくですが軽いBL臭を感じました。
これまでBL系は2作品しか視聴をしていませんが、正直まだちょっと苦手です。
そのため、この作品の視聴も少し迷いましたが視聴して判断しようと思い、見てみたらキャラデザが綺麗だったので、気が付いたら何の抵抗も無く完走していた・・・こんな感じです。

作品の主軸となる海堂家の長男は「海棠 晴」という帰国子女・・・優しくて面倒見が良く、その上「超」が付くくらいのイケメンで歌舞伎町の人気ホスト・・・「鬼に金棒」とは、正にこういう人のためにある言葉・・・と思える位、強烈な個性を持ったキャラです。

そんな晴は新しい弟・・・四男にあたる零を母親から紹介されるのです。
ところが、これまで天涯孤独だった零は人に心を開ことを知らない野生児そのもの・・・
でも晴と零の出会いがきっかけとなり・・・この作品は動き出していくのです。

野生児の様な零に散々悩まされる晴・・・
晴にとっても心中は複雑だったと思います。
血の繋がりは無いとはいえ、いきなり弟が増えた訳ですから・・・
でも、零の野生っぷりが晴に考える時間を与えなかったのが二人にとって功を奏したのでしょう・・・
野生の生き物だって、時間と愛情をかければ人になつくんです。
だからそれは零も一緒・・・

でも零が野生児としての本領を発揮するのは、むしろここから・・・
人はいきなりプライベートスペースに入ってこられるのが苦手な生き物だと思います。
なぜなら相手を知ろうとする時、自分の距離を保ちながら少しずつ近づきますよね。
自衛に対する本能と、人としての理性など様々な障壁が相手との間に立ちはだかっているからです。

でも野生動物が持っているのは自衛の本能だけ・・・
そのタガが外れたら・・・相手とはゼロ距離になっちゃうんです。
ワンちゃんが御主人様にお腹をさすってとねだるように、相手を全面的に信頼しちゃうんです。
きっと人がその領域に入るのは、たくさんの時間を共有する必要があるのだと思います。

そして野生児のそれは零も同じだとしたら・・・
零はまるで猫のよう・・・
相手を寄せ付けない時もあると思えば、無防備で懐に飛び込んできたり・・・
晴は零だから・・・気持ちが揺らぐんだと思います。

物語の舞台はカナダから日本に移り・・・零は日常生活の中で理性を学んでいくのですが、これは零の成長に直結していたと思います。
成長するから苦悩する・・・これまで知らなかった感情を知って心がざわつく・・・
零にとっては機能と刺激の連続だったと思います。
そしてそんな零を大きく包み込む晴の存在・・・
少しずつ家族になっていく海棠家の向かう先に何が待っているのか・・・
気になる方は本編をご確認頂ければ・・・と思います。

オープニングテーマは、矢田悠祐さんの「おかえり。」
エンディングテーマは、海棠4兄弟の「ハピネスYOU&ME」

1クール全10話の角川枠作品でした。
10話って短いなぁ…と思っていたら、最終話で続編が発表されました。
中には男性には抵抗あるシーンが無かったといえば嘘になります。
きっとあれもこれも含めて人気のある作品だったのでしょう…
ターゲットは完全に女性層…とうい感じの作品でしたが、続編もきっと視聴すると思います。
BL系作品である事がどうでも良いと思えるくらい、感動する作品に出会えたら…と思っていますが、この作品の続編はどうなんでしょうね^^?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

うなたまごはん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

どツボです

先に2期のほうにコメントしてしまいましたが、とにかくしつこいようですが銀髪世話好きイケメン萌えです。ハルお兄ちゃん最強にかっこいい(時々かわいい)です。
設定から行動から何から何までツボを突かれまくりで終始吐血です。
2期のほうがさらに面白いですが、とりあえず1期からどうぞ。
軽めのエロありです。がっつりBLです。

原作の漫画がまだ続いているようなので、アニメ2期まで見終わってから即全巻注文しました。

はまりすぎて、男×女の恋愛ものが見れなくなってきた( ノω-、)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

75.0 14 クリスマスで漫画原作なアニメランキング14位
であいもん (TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (303)
897人が棚に入れました
夢を追って上京するも、父の入院を知らされ実家の和菓子屋・緑松を継ぐこ とを決めた納野和(いりのなごむ)。しかし店には跡継ぎ候補で看板娘の少女・ 雪平一果(ゆきひらいつか)が、納野家に居候をしながら働いていた。 和は一果の親代わりを任されるも、一度は跡継ぎを断ったことを理由に冷た い態度をとる彼女と働くうちに、ある一面を知ることに…。 京都を舞台に心温まる絆の物語。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

コンセプトはいいが「八方美人」でいろいろと惜しい →もっと上を目指せたのでは

【レビューNo.111】(初回登録:2024/3/10)
コミック原作で2021年作品。全12話。
作中で紹介されていた「下萌え」という和菓子をようやく見つけ、食すこと
ができたのでその記念にw

(ストーリー)
老舗和菓子屋「緑松」の一人息子・納野和(なごむ)は、大学卒業後にミュ
ージシャンを目指して家を飛び出し、10年間東京でバンド活動していた。
しかし現実は厳しくバンドは解散、そこに父・平伍が入院したことを知らさ
れ、店を継ぐ決心をして実家に戻る。
しかし、店では雪平一果(いつか)という少女が看板娘として働いていた。
一果は1年ほど前に父親に捨てられ、納野家に居候している10歳の少女。
(常連客の父親に緑松に預けられた後、父親は消息不明となった)
そして一果は、平伍からは緑松の跡継ぎとして認められており、和に跡継ぎ
の座を譲る気はないと宣言するだった。
そんな状況下で和は緑松で見習いとして修業を始め、一果にも父親代わりと
して接するよう試みるのだが・・・

(評 価)
・コンセプトはいいが「八方美人」でいろいろと惜しい感じ
 この作品、コンセプトは本当に素晴らしいなっと。
 ・「和菓子」の世界を季節の変化に合わせ彩よく魅せる
 ・少し水彩画っぽい「和」が映える綺麗な作画
 ・一果という幼い少女のキャラクター造形
 ・家族や店員たち等とのハートフルな絆や様々な出会い
 ・これらを縁(えにし)という言葉がピタっとハマる「京都」を舞台に魅
  せるという――
 そういう意味では、もっと大化けしてもいい作品かなっと思うのですが、
 全体的に「優等生」って感じで小さくまとまってしまっているという印象。
 例えば「和菓子」の世界を扱っている作品って珍しいので、ここにもっと
 重きを置いていれば、作品にも尖った感じがでてかなり面白くなったので
 はと思うのですが、原作者が描きたいのは「縁」や「絆」の方のようで。
 それらもソツなくできているが、あと一歩尖ったものがあればという。
 作品自体はよくできているとは思うのですが、素材がかなりいいので、も
 っとの上を目指せたのではという感じがして、なんとなく「八方美人」で
 留まっている現状が非常に惜しいなと。

・一果のキャラ造形は素晴らしい
 ・10歳の少女らしさが活きる愛らしいキャラデザ
 ・それでいて10歳の少女らしからぬしっかりものキャラ
  → その裏には「役に立たなければ居場所がなくなるのでは」という
    父親に捨てられた時のトラウマが・・・
 ・やはり10歳の少女らしく父親を恋しく思う子供心
  → 時々父親を探しており、京都駅で間違えて和の手を取ったのが2人
    のファーストコンタクト
  → 和のことは邪険に扱いつつも、どこか父親の面影を重ねている
 作品のキモとなるだけに、一果のキャラ造形は本当に素晴らしいなと感じ
 ますね。
 ただ・・・
 ~以下重要ネタバレ~
 {netabare}幼い頃に別居し、現在はフランスで仕事をしている母親が一果の所在を突
 き止め、一果を引き取るために緑松にやってくるのですが、一果の選択は
 「緑松の皆が家族扱いしてくれ、和菓子のことをもっと知りたいから」
 ということで母親との暮らしよりも、緑松に残ることにしたのは、ご都合
 主義が過ぎると感じたかな。
 (とはいえ、母親のことをいつまでも描かないのは不自然なので、やむを
  得ないところではあるのですが。
  それにその辺を突くと、そもそもの「『一果の居候設定』に無理がある
  やろ!!」って話になるのかなw){/netabare}
   
・和のキャラがこの作品を象徴
 一方の和ですが
 ・名の通り場を和ませる独自の空気を持っている
 ・コミュ力が高く、相手の懐に入るのが上手い
 その半面
 ・ノリと勢いに流されがちのお調子者
 ・緑松では見習いということもあり、ポンコツ扱い
 ・一果にも距離を詰めようとするも(表向きは)邪険な扱い
 ということで、和が絡むと良くも悪くもコメディや緩い空気になるんです
 よね。
 まあそこがこの作品の味でもあるんですが。
 ただ個人的にはあと一歩上にいけないのは、和のキャラの影響が大きいの
 かなっと。やはり主人公が締まらないので、ちょっと作品が安っぽく見え
 てしまうというか・・・

「惜しい」と書きましたが、タイトルにこめた思い「であいもん」
 ――京言葉で「食材同士が合わさることでお互いの良さを引き出す、
   取り合わせの良い食べ物」という意味――
からすると、原作者が変に「売れる」とか欲張らず、等身大で描きたいもの
を描いている感じもするので、原作者のお人柄もあり、これはこれでいいの
かも。
いうても、他のキャラは2人に絡んで皆いい味出してるしね。
今のままでも十分な面白さはあると思うので、ハートフルな作品をご希望な
らば、かなりオススメの作品ではあります。
(他のレビュアー達さん曰く、N●Kの連続テレビドラマっぽいというのは確
 かにそうかも)
あと原作は今だ連載中ということもあり、話としては「これからだ」END
って感じですね。
~以下重要ネタバレ~
{netabare}特に一果の父親のことはモヤモヤしたままで終わります。
(まあ正体はバレバレですがw)
また原作では一果は中学生まで成長しているようです。
個人的には「原作買ってもいいかなあ」って悩んでいる感じではあります。
(恐らく2期はないでしょうし){/netabare}

OP「菫/坂本真綾」
・坂本真綾の自作詩に「くるり」の岸田さん(この方も京都の人だなw)が
 曲をつけるという、今でも定期的に聴いている良曲。

(追 記)
・個人的にはなんやかんや感化され、(普段は洋菓子派ですが)一時期和菓
 子に目覚め、「下萌え」以外にも「若鮎」や「関西風月見団子」等作中で
 紹介された和菓子を中心に土産に買って帰ってたなあ(笑)
・「下萌え」も最初お店にいったら、「材料の百合根の入荷が例年より遅れ
 てる」って言われて、「本格的な和菓子っぽい」って逆にちょっと感動w

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

pH さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ただ↑いま〜by一果

さては一果、毎話「ただいま」って言ってるな?

神アニメの中の神アニメ。
一果ちゃん可愛すぎだし和との関係が尊すぎる。いとあはれ。あはれみが深すぎる。
最終話とか絶叫しすぎて呼吸困難で病院に搬送されるかと思った。
とにかく心温まるし和は面白いしぽっと出の小梅ちゃんも衝撃的に可愛いし一果ちゃんはもっと可愛いし…
1話からずっと面白かったな。最高の作品でした。
最も良かった日常系アニメの一つ。
続編来ないと許さない。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゆっくり歩いていこう。

この作品の原作は未読です。
正直最初は視聴するかを迷いましたし、1,2話見ただけでは継続するかの判断も難しいというのが率直な感想です。
ですが、視聴を進めるうちにどんどんハマってしまい、気が付いたら毎週の視聴が楽しみになっていた作品です。


2016年に「ヤングエース」で連載開始。
珠玉のハートフルストーリーコミック「であいもん」が2022年にTVアニメ化!

夢を追って上京するも、
父の入院を知らされ実家の和菓子屋・緑松を継ぐことを決めた納野和(いりのなごむ)。

しかし店には跡継ぎ候補で看板娘の少女・雪平一果(ゆきひらいつか)が、
納野家に居候をしながら働いていた。

和は一果の親代わりを任されるも、一度は跡継ぎを断ったことを理由に
冷たい態度をとる彼女と働くうちに、ある一面を知ることに…。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

知っていましたか?
「であいもん」という言葉自体は、京言葉で「食材同士が合わさることでお互いの良さを引き出す、取り合わせの良い食べ物」という意味を持つんだそうです(wikiより)
正にこの作品のタイトルにピッタリの言葉だと思いませんか^^?

「キャラデザ」や「作画の緻密さ」というアニメーションの技術を、この作品は追い求めていませんし、私たちもこの作品に要求すべきモノではありません。
とは言え、物語に登場する和菓子なんかは、メッチャ繊細に描かれていましたけれど…

個人的見解ですが、この作品で一番大事にしているのは、ハートフルな物語そのものです。
特に日常における人と人の関わり合いや接し方が、本当に温かな視点で描かれているんです。

設定もなかなかです。
一果ちゃんは納野家に居候していますが、どうして居候することになったのか…
まだ小学生なので、親に甘えたい盛りだと思うんです。
それでも一果ちゃんは居候という選択肢しか選ぶことができませんでした。

跡継ぎ候補で看板娘という立ち位置…
それも一果ちゃんが自力で掴み取った実力と周囲からの信頼の証だと思います。
ですが、小学生の女の子の選択肢として、これが最良だったかどうかは分かりませんけれど。

それでも、和が戻ってきて緑松の雰囲気が変わったのではないでしょうか。
和が戻ってくる前のお店の雰囲気は良く分かりません。

ですが、和のノリと勢いは時として人を笑顔にするんです。
時には眉間に皺が寄るときもありますけれど…
和が見習いとして頑張った分だけ周りが温かくなっていったような気がします。
そしてそれを如実に感じているのは一果ちゃんで間違いありません。

でも和の周りにいる女性は一果ちゃんだけではありません。
東京に住んでいた頃の元恋人が、会社を退職して京都にやってきたり、緑松の中にも女子高生のアルバイトがいたりと、これに関しても結構色々あるんですよ。

まだ、現状がしばらく続きそうな予感がしますがどうでしょうか^^;?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、坂本真綾さんによる「菫」
エンディングテーマは、ayahoと曽我淳一さんによる「ここにある約束」

1クール全12話の物語でした。
今期は心の温まる作品が多いのではないでしょうか。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 27

66.4 15 クリスマスで漫画原作なアニメランキング15位
ガイコツ書店員 本田さん(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (175)
655人が棚に入れました
ガイコツ書店員本田さんがお送りする、爆笑必至のお仕事エッセイコミック、待望のアニメ化!!

本田さんは戦う!! 業務と!! 絶版と!! マンガを愛する人々と!!
コミック売り場がこんなに笑える職場だなんて聞いてない!? とある書店のコミック売り場から、マンガ愛をふんだんにこめた日報をお送りします。



声優・キャラクター
斉藤壮馬、三瓶由布子、喜多村英梨、斉藤貴美子、伊藤静、遠藤綾、山本和臣、安元洋貴、羽多野渉、増田俊樹、西山宏太朗、岡村明美、日笠陽子

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

Q.書店員って、どういうイメージですか?

いやー、書店員の裏側(業界の仕事)が知れて面白かったですね。作者の本田さんが10年間働いた書店で経験した事を面白く表現した!ってとこですね。


原作・未読。(試し読みは有り)
アニメ・全話視聴。(全12話・15分アニメ)


主人公(ガイコツ)役のCV斎藤壮馬さんもビックリしたでしょうね。原作者の『本田さん』は女性の方なのに演じるのが自分で良いのかな?ってね。
ま、インタビューではやる気満々でしたが(笑)

前述で書いた通り書店で経験した事を描いてるこの作品。個人的に作中の情報で場所を予想してみました。多分関東の『紀伊國屋書店』かな?と思います。(ヒントは♯5)
近場にアニメイトがある事と立地条件等の単純なものですが。店名は控えようと思います。

今現在は原作者の『本田さん』は書店員としては働いてないようです。インタビューで「退職しました」と言っていたので。退職理由が「マンガ描くための有給が無くなったから、最低な理由ですよね」だそうです。
いやいや、あんなに忙しい職場なんだから仕方ないよと私は思います。本当にハードな職場ですからね。大手は特に。ヘルニアやる人も居ましたし。


と、ネタ話ばかり書いてしまった。
作品の感想を書こう。


本田さん「ガイコツ、もっとかわいく…」
アザラシ(編集)「あ、良いんです。本田さんにカワイイのは求めてないんです。」

…おい!

と、ツッコミを入れました(笑)
まぁでも漫画化してアニメ化したからええやん。


作品内容は書店の裏側って感じでしたね。11話前半パートはちょっと表現遊んでるけど一応書店のお話にはなってます。
よく行く本屋さんに聞いたんですがやはり「KAD○KAWAはほぼ毎日新刊が出て面倒くさい!」って言ってました。
なので♯10の表現は大笑いしました。これ、分かる人には分かるネタやん!?ってね。
流石『多頭型出版生命集合体』、新刊すぐ出すくせに重版はクッソ遅い会社!そら書店員も必死になるわ。


後はそうですね。レジ締めのお話。
今でもレジ締めって人力でやってるとこが多いと思いますが最近ではセルフ決済(QR決済や電子ペイ・カード決済等)があるとこではレジ締めが楽になったり、無くなってるとこもあります。これは東京の飲食店でもあります。(ここは完全電子決済のみ)
なので近い未来には本田さんの様にレジ締めで緊張しなくて済む日が来るのかな?と。
本編ではあたふたしてる本田さんをお楽しみ下さい。


私もコミケや昔バイトした時に聞かれたんですが『BLとゲイはどう違うの?』『百合とレズの違いは?』『ファンタジーのエロと写真集のエロはどこから表現ダメなの?』『日本のマンガって何でほぼ白黒?』『何でこんなに特典が付いてるの?』等々海外の人に聞かれました。
いやー…、困った(汗)
ま、その時はスマホ翻訳とスペル英語と知り合いの助言で難を逃れましたが本当何なんでしょうね(笑)
この作品でも似たような表現が出てきますので興味がある方はご覧下さい。
え?電子書籍しか読まないから書店員の話を観ても… …えっと…、し、CVを楽しみましょう!
ドタバタ劇としてもオススメします。
ただ重いストーリーを楽しみたい、紙芝居テンポのアニメが苦手等々の方にはオススメしません。


1話目が放送され、2話目で本田さん自らネガキャン。そんだけヤバい職場の書店員!これを観ると書店で働いたことない方はイメージが変わると思いますよ〜(笑)
後OP曲、斎藤壮馬さんが歌ってる『ISBN』なのですが途中の数字が気になりました。『9784』。
調べたらこれって国際標準図書番号なんですね。
13桁で表され冒頭が『9784』の場合、日本の書籍や図書って意味なんですね。知りませんでした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

いい人(骨)なんだけど心の声うるさい

キャラクターの奇抜さの説明がなくて
特に意味はなかったようです
実体験を元にしてるので
匿名性を高めてるんでしょうか
編集さんはガイコツ気に入ってるみたいです

お仕事漫画のアニメ化なので
へーそうなんだーと見るのがいいですかね
「デンキ街の本屋さん」みたいな
萌系が苦手ならこっちがいいかもしれない

昔、本屋でバイトしてた時は
どんな人が来ても無で接客してました
ガイコツさんみたいに
BLや18禁の在庫聞かれたくらいで騒がないな


大きい本屋だと仕事量多いんですねー

大変だわ(;´∀`)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

たった2話でも、アニメ化の際の失敗を感じた(汗)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
15分の、低予算お仕事系のギャグアニメって感じですかね。そこまで尖った作風でもなく、普通にダラダラ観られるくらいのレベル(悪くはないの)ですが、他の観たいアニメと放送時間が被ってしまったので、切ります(ウチのテレビ、1つしか録画できないから)w

《以下ネタバレ》

【視聴断念(2話まで)】
{netabare}
ギャグのテンポは悪くないし、本田さんのツッコミも頑張っていたとは思います。が、まず本田さんがガイコツである必要性を感じませんでしたし、ギャグもわりと平和というか、個人的にはもっとブラックなネタが好みですね。

てかこのアニメ(2話観ただけですが)、構成や演出が良くないんだと思います。

まず1話目をまるっとギャグ回にして、2話目をキャラ紹介やお仕事回にした構成。本作の魅力はむしろ、2話目の「書店員の裏側」「個性豊かなキャラクター」にあると感じましたが、だったらそこを1話にもってくるべきだと思いました。

毎クール、新作アニメがバカみたいな数作られる現代、特にショートアニメは良くも悪くも敷居が低いので、1話目で視聴者の心を掴めないと、すぐに切られてしまうと思います。まあ、1話Aパートはギャグでも良いんですが、Bパートはお仕事回にした方が、引き強かったように思います(原作通りなのかもしれませんが、1話完結のギャグアニメなんだから、そこはアニメという媒体に合わせて柔軟に)。

あと、ギャグパートとお仕事パートのテンポが変わらない早さなのは、どうなんでしょう? ギャグパートは(ツッコミで笑わすタイプだから)ハイテンポの方が面白くなりそうですが、同じテンポでワチャワチャとお仕事の説明をされるので、内容がよく分からないままに進んでいって、辛さややりがいに共感できず、イマイチ楽しめず。お仕事パートは少しテンポを落とし、もっと分かりやすくした方がより楽しめたと思います。

てな感じで、低予算だからこそ、(作画とかじゃなく)工夫できる部分はしっかり工夫して、原作の魅力をしっかり出すアニメを作ってほしいなと思いました。

まあ、録画が被ってなければ、見続けても良かったんですけどね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
書店員、暇そうというイメージは分かるなw 学校ぐらし じゃん(笑) 18禁を親父に頼むのもな。THE 低予算って感じですね。う~ん、ネタ的には可もなく不可もなく。新たな発見(書店員の知られざる仕事)があるわけでもないし、本田さんがガイコツである意味もよく分からないしね。

2話目
書店員の仕事が観られて良かったけど、なんかハイテンションでハイテンポでワチャワチャ進むので、イマイチ内容をつかみきれない。ギャグパートとお仕事パートはテンポを分ける(お仕事パートはゆっくりしっかり魅せる)べきだと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20

55.2 16 クリスマスで漫画原作なアニメランキング16位
マジカノ(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (91)
521人が棚に入れました
3人の妹を持つ平凡な男子中学生・吉川春生。彼の通う学校に、ある日不思議な雰囲気を持つ美少女魔宮あゆみが転校して来た。その後、なんと春生の家にあゆみの姿が。あゆみはメイドとして住み込むことになったのだ。

実はあゆみの正体は魔法界で最高の財力と歴史を誇る魔宮家の長女、つまり魔女であり、彼女は「未来見の鏡」によって受けた呪縛を解くために春生の魔力が必要だと説く。呪縛を解くべく協力する春生だが、それを阻止するため、3人の妹があゆみに立ちはだかる。なんと彼女たちも魔女だったのだ。この時、まだ春生は自分の生活が一変することを知る由もなかったのである……。

声優・キャラクター
野川さくら、市来光弘、中原麻衣、金田朋子、並木のり子、さかいかな、桃井はるこ、はらさわ晃綺、桑谷夏子、井ノ上奈々、力丸乃りこ、上村貴子、村瀬克輝、真堂圭

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ネタヒロインの巣窟

ラブコメ作品。ハーレム要素アリ。
ではあるのですが、コメディ色がとても強いです。
ラブ<<<<<<<<<<<<<コメ くらい。
ギャグに特化してます。
これは面白い…と思います、笑えれば。
と言うのも、ギャグはあまり笑えなかったです。
勢いが楽しいって感じです。

ですが、作品の笑いに対する真摯な姿勢は高く評価したいです。
キャラに可愛さを求めていないのでしょうか、
ヒロイン全員が完全なネタキャラとして君臨していました。
例えば、怒ったヒロインの顔がモンスター化したりw
ドタバタでハチャメチャな日常は、観る者を飽きさせないはず。
もう少し笑いに捻りがあれば、もっと面白くなったと思います。


あらすじというか簡単な内容は、
ごく普通の中学生兼主人公である春生が、
三人いる妹のうちの長女・舞夏と
ある日突然転校してきた魔宮あゆみという美少女に
争奪されあうというものです。
(話が進むと、あと2名ヒロインが増えます)
しかもあゆみは、とある経緯で春生の家にメイドとして住むことに。
舞夏とあゆみの死闘は見ものです。
因みにここは魔法が存在する世界であります。
魔法の扱い方には注意しましょう的な作品としても受け取れました。
魔法が使えたらの話ですけど。


キャラについて。
まず、ヒロイン1のあゆみ。
爽快すぎるネタヒロインでした。
野川さくらさんの演技が凄かったです。
彼女にしかあゆみは務まらないと思います。
それくらい熱のこもった好演技でしたね。
はい、あゆみに可愛さは感じませんでした。

次に、ヒロイン2の舞夏。
なんとびっくり、こちらも清々しいほどのネタヒロイン。
必殺技:化け物に変身。
本来ここは、キャラ被ってるよ!とツッコミたいところですが、
『あゆみ VS 舞夏』のキャットファイトが激戦すぎて、
ツッコミを入れるタイミングを逃してしまいました。
えぇ、舞夏に可愛さは感じませんでした。

可愛さより面白さ。
ネタ性を追求した結果、このようなヒロインになったのだと思います。
可愛さは無くても、私は二人とも好きですよ。
変に視聴者に媚びない点も◎です。
それに、可愛さなら春生と舞夏の妹(三女)の冬乃で得られますしね。

※ヒロイン3と4にも注意!
あゆみと舞夏ほどではないですが、
なかなかの実力(意味深)の持ち主です。


OP「もっっと!」 歌ー野川さくら
ED「マジスキMAGIC」 歌ークローバー

2つとも作品に合った賑やかな曲で気に入っています。



つまらないのに面白い。
一見矛盾しているように見えますが、
私はこのように本作を表現するのが正しいと思ってます。
何でしょうね、不思議な笑いが込み上げてくるというか…。
終始、苦笑い状態ではあったのですが、
それでもしっかりと楽しめたレアな作品でした。


最後に。
物語のラスト、どうしてこうなった…w
こんな終わり方は鬼畜です。
巧くも何ともありませんが、『マジカヨ』です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 24

こたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

B級の宝庫

これでもか!ってぐらいB級ッス。

萌えるには今一歩な微妙さのキャラデザイン。
ありがちすぎる設定。
とってつけた不自然なハレーム状態。
くだらないストーリー。幼稚なギャグ。捻りのないパロ。
適度に手をぬいてる作画。半端なエロ。

まー、上にあげたような事は、こんなもんだと割り切ってしまえば見れないこともないんですが・・・キャラクターが可愛くない!
見た目じゃなくって、行動や喋り方に可愛気が全然ない。

ギャグ調にキャラを崩すにしても、もうちょとやり方がありそうなもんですが、腹黒さと毒だけが強調されてます。
それで面白けりゃいいんですが、お寒いので始末に負えません。

これでは見続けるのは厳しいッス。


4話まで視聴して断念です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

beatle さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

古典的ブヒブヒラブコメディーアニメ。ブヒ豚なら面白く感じれるブヒ

当時はブヒアニメを多く所望していたので、こんな結果になってると思ってる。案外高評価だと感じるのは其の辺り。結局原作の漫画もネカフェで読破しちゃったし。典型的、古典的ブヒアニメです。ブヒりたい方。ブヒ成分最近足りないナァ。そんな貴方への処方箋がコレです。ブヒ専門じゃない方も、見ると元気になったり、セロトニンが出てくるかもしれません。それなりに面白かった記憶があります。まぁブヒ専門じゃない人は他の良アニメをオススメしますけどね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2
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