ゲーマーでファンタジーなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのゲーマーでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月11日の時点で一番のゲーマーでファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.8 1 ゲーマーでファンタジーなアニメランキング1位
ノーゲーム・ノーライフ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (5436)
26602人が棚に入れました
ニートで引きこもりだがネット上では無敗を誇る天才ゲーマー兄妹の空と白の前に、神を名乗る少年テトが現れ、2人を異世界へと召喚する。そこは、一切の争いが禁じられ全てがゲームによって決まる世界だった。この世界で滅亡寸前の人類を救うべく、空と白の頭脳バトルが始まる。


声優・キャラクター
松岡禎丞、茅野愛衣、日笠陽子、田村ゆかり、井口裕香、能登麻美子、沢城みゆき、釘宮理恵、麦人、進藤尚美
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なにこれかわいい!!!

この兄妹かわいいかわいい!
超かわいい!

妹単体でかわいいのでなく、兄妹ワンセットで
かわいいのははじめて!

そして白ちゃんかわいいよヽ(▽`)ノ♪

そして日笠さんのキャラが貧乳じゃない・・・だと・・・?

かわいすぎて1話を2回見てしましました(*^ワ^*)
くぎゅううううってあんな声のキャラもできるんですね^^

■第2話
{netabare}
「俺に惚れろ」って効果絶大ですね(笑)
来週から人類の逆襲?かな^^
今週も白ちゃんかわゆす

★じゃんけん
どこまで先読みするかによって最適手が変わりますね^^
空=グーを予想して、ステフ=チョキを空が予想して、
空=チョキ(orパー)なら、それを予想したステフはチョキが
最適。
ステフがどこまで先読みするかを読んだ空が勝ちでした^^
{/netabare}

■第3話
{netabare}
イカサマすぎ(笑)
とてもヒッキーとは思えない戦いっぷりでしたね^^
かわいいは正義★
{/netabare}

■第4話
{netabare}
4話目にして王様になってしまいました^^
演説もやはりヒッキーとは思えない(笑)
テトは昔世界制覇したイマニティ?
まだまだ先が長そうです^^
{/netabare}

■第5話~第11話
{netabare}
白ちゃんかわいかった^^
ラストの白シャツ姿とかもうね^^
今後の展望を空が語って1期は終了です。
2期がすぐ始まることを期待しています。
今期一番楽しみにしてたアニメでした~♪

『空白に敗北はないの♡』
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 155

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

白。11ちゃい。子供だから分かんない

原作未読。最終話まで視聴。

異世界ファンタジー&コメディ。
バトルはもっぱら頭脳戦。

主人公最強系だが、主人公の義兄妹それぞれに得意不得意があり、互いが補い合う事で、最強として君臨する。義兄妹の信頼関係が微笑ましい。

独特の画風は賛否分かれるかも。個人的には好きですけど・・・。

特筆すべきは声優陣の豪華さ。作品の魅力を格段に引き上げていると思います。

あと”白”と”ステフ”の可愛さはこの作品の魅力の一つかと。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 103
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

異世界ものでは突き抜けた面白さ!

2周目を完了!

これまで『アウトブレイク・カンパニー』『ログ・ホライズン』『問題児たちが異世界から来るそうですよ』等を視聴しましたが、やはり異世界に飛ばされる話では、本作が一歩も二歩も抜け出した面白さだと思いました。
(※『ソードアート・オンライン』もとくに第1期は本作と並ぶかそれ以上に面白いと思いますが、第2期の出来が個人的にはイマイチと思うので)

とくに第6話以降の展開が素晴らしいと思いました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========= ノーゲーム・ノーライフ (2014年4-6月) =========

{netabare}第1話 素人《ビギナー》 ★ 対テト戦(チェス)
第2話 挑戦者《チャレンジャー》 ☆
第3話 熟練者《エキスパート》 ☆ 対クラミー戦1(チェス)
第4話 国王《グランドマスター》 ☆ 続き
第5話 駒並べ《ウィークスクエア》 ☆
第6話 一手《インタレスティング》 ★★ 対ジブリール戦(具現化しりとり)
第7話 死に手《サクリファイス》 ★ 希望の鍵
第8話 起死回生《フェイクエンド》 ★★ 種の駒、※特殊ED
第9話 解離法《スカイ・ウォーク》 ★ 対クラミー戦2(オセロ)
第10話 指向法《ブルー・ローズ》 ★★ 対いづな戦(テレビゲーム)
第11話 誘導法《キリング・ジャイアント》 ★★ 続き ※OP「おねがい☆すにゃいぱー」
第12話 収束法《ルール・ナンバー・10》 ★★ 続き、対巫女戦(コイン・トス){/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)3、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


OP 「This game」
ED 「オラシオン」

===========================================
※以下は、2014年6月29日(TV放送終了直後)に書いたレビューです。

{netabare}第1話は上出来。90点上げてもいい。
マッドハウスさん制作で絵も綺麗で演出も良い。
原作なんて全く知らないけど、この調子でラスト回まで続いて欲しい。

第2話(今回は70点くらい)
異世界の設定それから登場人物たちの設定が色々と明かされる。
ゲームで負けて降格した元王女様もテンプレ通りだが悪くない。
ただ、今のところは面白いんだけど、今後も盛り上がっていけるか心配になる。
このまま一本調子だと視聴者に飽きられる危険が高そう・・・頑張って。

第3話(70点)
ゲームがちょっと酷いが、面白いからいいかな。
ジョジョっぽい演出はこれからも入るんだろうか?

第4話(70点)
ラストで唯一神テトが良い味出してる。

第5話「駒並べ(ウィークスクエア」(70点)
フリューゲルとはドイツ語で翼という意味らしい(英語のwing)。
ラストだけ見れば十分な回だったな。

第6話「一手(インタレスティング)」(80点)
クーロン力?知らない言葉だが、何か凄い!!

第7話「死に手(サクリファイス)」(70点)
ゲンドウ君パロ?

第8話「起死回生(フェイクエンド)」(90点)
ケモ耳種族との神経戦。チェス回が嘘みたいな面白さ。

第9話「解離法(スカイ・ウォーク)」(70点)
ちょっと中だるみ回。

第10話「指向法(ブルー・ローズ)」(90点)
ケモ耳種族と対戦開始。前回の中だるみ感を挽回する面白さ。

第11話「誘導法(キリング・ジャイアント)」(90点)
ケモ耳種族との対戦。

第12話「収束法(ルール・ナンバー・10)」(90点)
ケモ耳種族との対戦終結。今後への伏線。

第1話がかなり面白く期待したものの、第2~5話がそれほどでもなく失望しかけたが、第6話以降に持ち直す。
第10話以降のラスト3話はこの手のアニメでは今年最高に楽しめました。

早く続編が決まれば良いね。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 82

85.8 2 ゲーマーでファンタジーなアニメランキング2位
オーバーロード[OVERLORD](TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2382)
12616人が棚に入れました
時は2138年。

仮想現実の中を自由に遊ぶことのできる体感型ゲーム全盛の時代に一大ブームを巻き起こしたオンラインゲーム《ユグドラシル》は静かにサービス終了を迎えるはずだった。

しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPCたち。ギルドの外には見たこともない異世界が広がっていた。

現実世界ではゲーム好きの孤独で冴えない青年が、骸骨の姿をした最強の大魔法使い・モモンガとなり、彼の率いるギルド《アインズ・ウール・ゴウン》の伝説が幕を開ける!

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、沼倉愛美、白熊寛嗣、子安武人、M・A・O、五十嵐裕美、渡辺明乃、村瀬歩、悠木碧、稲葉実

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

世界征服なんて面白いかも知れないな・・・

原作未読。
主人公最強+バトル+コメディ(?)系。

ゲームの世界から異世界にゲームキャラクターのまま転移させられて・・・。
但し、SAOとは違って、主人公は元の世界に戻りたいという訳ではないらしい。

主人公は骸骨だし、お仲間は悪魔や吸血鬼だし、正直『どんな話なんだろ?』と思いつつ4話まで視聴。
そして、ようやく理解できました。

『これはコメディなんだ!』と・・・。

敵に対して強すぎる主人公とお仲間たち。「主人公最強」も行き過ぎるとコメディになってしまうんですねぇ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 119
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

黄金バット

マッドマウス制作、
書店での評価も良好な人気シリーズ。

長年愛されていた大人気VRRPG、
ユグドラシスのサービス終了を受け、
有名ギルドマスターであったモモンガは、
感慨深く、その最後の時を待っていた。
だが期日を過ぎても強制ログアウトも出来ず、
仮想現実空間に取り残されてしまう。
世界に異変が起こったのだ。

友達もなく家族も過労死で失い、
ただ仕事をして寝るだけの現実生活に、
どれぐらいの価値があるのかと悩む主人公が、
大魔法使いとなり、NPCキャラを部下に付け、
この世界でその名を轟かせることで、
異世界からの脱却を探るというのが大きな流れです。

娯楽に特化した素晴らしいシリーズだ。
仲間も自分自身も人ではない異形種で楽しい。
見た目は悪魔でも中身はどこか弱気な男ですから、
会話や演出、力の抜け加減が絶妙で笑えます。
お色気担当アルベドがお気に入りです。

{netabare}モモンガはアインズと名を変え、
情報収集の一環として様々な事件を解決し、
ギルドに栄光をと快進撃を続ける。
異世界からの脱却の鍵は存在するのか!?
昔のギルドメンバーはこの世界に存在するのか!?
他国の住人はどこから来たのか!?
謎多き冒険はこれからも続くのでしょう。{/netabare}

それは蝙蝠だけが知っている。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 74
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

無課金勢は白旗を揚げる

原作未読 全13話


まずはじめに言いたいのがこの1期終了時点で完全に2期を視野に入れた畳み方をしてること。むしろ「絶対終わらせまい!」という確固たる意志すら感じた最終回。1期が2015年夏で2期が2018年冬。あのまま終わってたら清々しいまでの俺たたENDだったでしょう。結果オーライなんでしょうがよくこんな終わらせ方したなとそのことにびっくりです。

有名タイトルだしレビュアーさんからの推薦もある。なぜか2期を地上波再放送やるってんで廃…じゃなかった配信で1期を観ることにしました。

とあるVRMMOがサービス終了するタイミングで、その重課金ユーザーかつギルドの長まで登りつめた男が感傷に浸りながら最終日を噛みしめてたらそのまま異世界に転送されちゃって、ログアウトも管理者アクセスもできず「さてさてどうしたもんか」というところから始まる物語。

そこから紡がれたお話は大人気となったわけですが、要は主人公最強系の異世界モノなわけです。
2020年現在でトライする場合、このテのジャンルには半信半疑で

 「この時期にはまだ珍しかったからウケたんじゃねーの?」

先入観バリバリっすよ。

 …それでも面白かった。

  …どうしてなんだろう?

有名タイトルでも苦手分野だから躊躇することってあると思うんですけど、私にとって“主人公最強系”がまさにそれに該当します。
結局楽しめてたんで杞憂に終わった『オーバーロード』で気づいたことがいくつかありました。これまでは下手に言い訳じみたものより清々しいまでに最強だといいかな…くらいの認識だったのです。


■楽しめる条件其の壱

一つ目。理由が“そりゃそうだよね”と納得感がある。

理由なき最強はぺらっぺらに見え時間の無駄と感じる確率が極めて高い。そしてそんなん山のようにあったからこその不信感なわけです。たぶんなにかしらウケたやつがあってその後バッタもんが粗製濫造されちゃってブランド毀損しちゃったんでしょ?とありがちなやつだと思ってます。
『オーバーロード』での最強理由はいたって明解。

 {netabare}重課金ネトゲ廃人だから{/netabare}

チートなはずです。理由が理由だけにコメディにも化ける。


■楽しめる条件其の弐

二つ目。イキってるの見るのしんどい。

其の壱をクリアしてないイキリ主人公だと即離脱対象です。そこをクリアしててもちょっとしたことで離脱対象になりがちなのがこれ、イキリの有無。さらに今回の気づきのが以下↓

 {netabare}謙遜 VS 謙虚{/netabare}

似て非なるんですけど主人公が“謙虚”なほうが楽しめます。自分が強いのを理解してて力の行使は惜しまずさりとて背伸びせず。
これが“謙遜”タイプだとふとしたことで傲岸不遜な態度に早変わりしがちです。「いやいやそんなことないですよ~」が嫌味に聞こえちゃうのを指します。なにせ力はあるのにへりくだるポジショニングをするわけですから。このタイプは自分を客観視できていないため周りが求める役割を担わず時期を逸し状況が悪くなってから土壇場で力を発揮する、みたいな。


こんな諸条件をクリアした主人公アインズ・ウール・ゴウン / モモンガ (CV日野聡)は安心銘柄です。
あくまで私基準で“主人公最強系ウザい”方向けに「大丈夫ですよ」と言いたいレビューでした。



※ネタバレ所感

■『オーバーロード』のこういうところは面白い

1.煽る煽る

いわゆる敵がイキりまくるわけで、本人の死亡フラグをばんばん立ててくれるわけです。観てる方は結果だけは知っているので神座の視点から高みの見物。イキリのボルテージが高ければ高いほど面白い。『ワンパンマン』なんかもそうですね。
{netabare}クレマンティーヌ(CV悠木碧)は最高でしたね。顔芸もさることながら悠木さんの怪演。基本ご機嫌なんだけど感情の起伏が激しい。興奮して早口で罵詈雑言をまくしたてるのがなんとも。緩と急とそれ以外も高速回転しながら目まぐるしく変化する彼女は1期のみどころです。{/netabare}

2.アンチヒーロー

本人も骸骨なんですけど、本拠地「ナザリック大墳墓」で従えてるNPCたちもヴァンパイアやインプなど人外さんです。悪役の悪役たらんとしてる振る舞いと根はいい人みたいなギャップは面白かったです。

3.ところどころ気を抜く

同じLV100でもNPCはプレイヤーには勝てないだろうねって基本ルールなんだと思います。NPCはプレイヤーに逆らえないという力関係が眼前としてあるみたい。

{netabare}・プレイヤーのハンドルネームがひどい
 →“ぶくぶく茶釜”“ペロロンチーノ”“たっち・ミー”センスが…
・レアアイテムのネーミングセンスもこれまたひどい
・現実世界でのプレイヤーがチラ見できる
 →いくらひどくても“至高の御方”の崇高なお考えで納得できるNPCたち{/netabare}

4.アインズ様

日野さんのオフィシャル声とモノローグ声の演じ分けがナイスでした。日野さんあってのアインズ様だったと思います。他にも

{netabare}「お前のミスをすべて赦そう」
「お前のすべてを差し出せ」
「お前に罪はない。この言葉をしかと覚えておけ」

至高の御方として振る舞うべく努力されてたお姿が印象的です。
そんな横で創造主の名前がふざけ過ぎてて膝から崩れ落ちるんですけどこのへんのギャップで魅せるやり方は成功してましたね。{/netabare}


■まあでも結局は…

{netabare}たしか41人。廃課金者の元気玉で勝利を収めたラストがとても清々しいのであります。

もっともアインズ様の心が乱れたといいますか激昂してた箇所覚えてますか?

{netabare}夏のボーナス全部つぎ込んだ課金ガチャでゲットしたアイテムが無効化された時{/netabare}

ネトゲ廃人の生態をよく表わしてました。そういえばシャルティア復活も5億枚の金貨を“溶かす”ことで成就してましたが、こういう細かいメタも好まれる理由でしょう。{/netabare}


課金課金で隆盛を極めたソシャゲも一段落。『あつまれ どうぶつの森』などコンシューマー機器とネットワークとの融合にて課金せんでも楽しく遊べるゲームも出てきており、数年後に振り返ったら

 「課金って何?」

と新卒社員に不思議がられる時代がくるかもしれませんね。
そうなると本作は歴史的遺産の意味合いも出てくると思います。



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.10.17 初稿
2021.09/04 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 65

87.4 3 ゲーマーでファンタジーなアニメランキング3位
オーバーロード II(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1074)
5658人が棚に入れました
如異世界に転移して以来、アインズはナザリック地下大墳墓の主として、守護者たちの偉大なる支配者として振る舞う日々を送っていた。一方で、情報収集と資金獲得のため、冒険者モモンとしてエ・ランテルを拠点に活躍。ギガントバジリスクの討伐など、アダマンタイト級冒険者に相応しいとされる実績を積み重ねていく。そんな中、ナザリックへ帰還したアインズは、守護者を統括するアルベドと人間界で得た情報を含めた現状の報告会を執り行う。

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、沼倉愛美、東地宏樹、楠見尚己、雨宮天、石井康嗣、安野希世乃、逢坂良太
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

上手く言えないんだけど・・・。『作品にゆとりが感じられる作品』

原作未読。第1期は視聴済み。最終話まで視聴。

【必ず第1期を視聴してから視聴してくださいね!】
じっくりと時間をかけて、丁寧に物語を描いている印象。
他の作品だと乱れがちな、遠めの表情まで丁寧に描かれているのも好印象です。
人気作の第2期なだけに、色々な面でゆとりを感じる作品です。
(上手く説明できなくて、もどかしい)

第3期(2018年7月~)を睨んだ構成となっているため、物足りなさを感じる方も多いかと思いますが、第1期で出番の少なかった守護者にスポットライトを当てるとか、こだわりが感じられる作品です。

【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第1話】
エンドロールを見ながら痛感した。
新井里美、野沢雅子・・・。
『力が入っているなぁ!」

これは面白いに違いない!
第2話以降も楽しみしかない。

【第2話】
まずは敵方(?)を丁寧に描く。
一旦こちらに感情移入させておいて・・・。という事かな?

【第3話】
リザードマン同盟結成。。
コキュートス軍と戦闘開始。
しかし、アインズ様から与えられたコキュートス軍は、かなりレベルが低い。
アインズ様の意向が見抜けないコキュートスは、デミウルゴスに相談。
デミウルゴスは、いつも通りにアインズ様の意向を”深読み”してコキュートスに助言するが・・・。

【第4話】
ナザリックの階層守護者が集うと、やはり面白い。
この先どう言う展開になるんだろう?

【第5話】
アインズと階層守護者が集まると、何故かお決まりのコメディ展開に・・・。
コメディと真剣バトルのバランスが絶妙。

リザードマン編はこれで終了。

【第6話】
新章突入。
セバスとソリュシャンが少々ギクシャク(笑)
ソリュシャン達プレアデスの人間嫌いは半端無い!

【第7話】
リ・エスティーゼ王国の王家と貴族も何か問題ありみたいですねぇ。
ラナー王女、「蒼の薔薇」、クライム、「八本指」
このあたりが今後のキーワードかな?

セバスとソリュシャンは相変わらずギクシャク。
で、アインズ様はアタフタ(笑)

【第8話】
セバスとクライム、そしてブレインが行動を共にすることに。

【第9話】
前回の続き。こっちは一件落着。
ラナー王女の裏面、怖っ!
お疲れ様のセバスの元には、アインズ様が!

【第10話】
なるほど!最初にやってきたアインズ様はパンドラズ・アクターですよね?
眼の光と口調がね。(日野聡さん、お疲れさまでした)
ソリュシャンの報告を受けて、パンドラズ・アクターとデミウルゴス、コキュートス、ヴィクティムで対応したと・・・。
第1期の『シャルティアの乱』の解決後に、こういう場合は守護者が対応すると約束してましたからね。

ツアレが攫われて、いよいよ戦闘開始かな?

【第11話】
シャルティアが”控え”とは・・・。
第1期とは違う守護者に活躍させたいらしい。

ようやく、階層守護者やプレアデスがバトル開始。
ようやく、本来のオーバーロードらしさが垣間見えた。

ラストで満を持してアインズ様登場。
アインズ様、ようやく第2期初バトルか?

【第12話】
デミウルゴス主導で「ゲヘナ」なる作戦が本格的に実行される。

エントマが瀕死の重傷を負わされたことを、イビルアイから聞かされた時のナーベの表情は絶品。
本気で腹を立てたアインズ様も含めて、本当に仲間思いの面々である。

しかし、ラナー王女の顔、怖っ!

【第13話】
デミウルゴス主導のゲヘナが無事に終了する。
と同時に、『漆黒の英雄モモン』の名前が王都にも轟くこととなる。

しかし、ナザリックの面々は愉快だなぁ!

{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 68

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ホネホネロックは鳴らず

オーバーロードの良さはコメディにある。
壮大なRPGファンタジーの世界観を、
丸ごと笑いの「舞台装置」に変えてみせた、
その大掛かりな設定と演出に拍手を送ったものです。

どうやら世間の意見とは乖離しているようで、
制作陣もファンタジーとして描いているのかな、
随分、シリアス寄りな作品となりました。
私が原作を知らず無知を晒したのでしょう。

ファンタジーとして語るとすれば、
批判の多い蜥蜴人編は英断だと思います。
長編ファンタジーやスペースオペラなどは、
世界観の構築と視聴者との共有こそ、
最重要、最優先事項だと考えていますので、
ここに住む種族、文化、風習を描く、
背景に厚みを持たせる外伝的ストーリーは、
むしろ歓迎すべきことでしょう。
ただここでも構成の問題が挙げられています。

本来持っている原作の素晴らしさを、
どこまで伝えきれているのでしょうか!?
オーバーロードの真髄は本編以上に、
ちびキャラアニメ「ぷれぷれぷれあです」にある。
私の率直な感想はここに至りました。

これからも応援していますけどね、
ファンタジー脳に切り替えて次でしょうか。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 64
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

有限会社ナザリック大墳墓設立

原作未読

今更ですけどね。1期2015年夏、2期2018年1月冬、3期2018年夏(2020年11月現在)。
1期から少し時間経過してからの2期でした。3期は2期との実質分割2クールみたいなものですね。念のため、1期から観てないと分からなくなるやつなのでご注意を。

本作の面白みを整理するとこんな感じ↓

①煽り体質。どうせワンパンなんだからの前段階煽りが秀逸。
②アンチヒーロー。まあダークですよね。一筋縄ではいかない。
③肩の力が抜けてる。HNのネーミングセンスがひどかったり。
④アインズ様。日野さんの演技と謙虚に俺TUEEEしてるところ。

苦手な主人公最強系でも面白い部類。
1期はナザリック大墳墓内での夫婦漫才みたいな内向き志向が強めだったのですが、2期はほぼ外向き。冒険者と身分を偽ったモモンさん(アインズ様)を通じて外部とコミュニケーションしてたところは残しつつ、1期でキャラ見せ完了した守護者たちが前面に出てきて亜人種(リザードマン)ときゃっきゃしたり、人間(王国の人)とうふふする内容。“きゃっきゃ”“うふふ”にはやや凄惨な内容も含まれますがご想像にお任せします。1期と比べて茶番劇が壮大になったといいますか、まじめに自作自演してたという趣き。
全13話1クール使って大きく2編に渡る物語を展開してきました。

1期で分かったのは

 “私にも大丈夫な主人公最強系とはたぶんこれ!”

なんとなく見えてきました。ジャンルへの警戒が解け壁が取っ払われれば2期は余裕で楽しめます。おそらく3期も大丈夫なんでしょう。

ストーリーも練られてる感はある。
1期当初からの“NPC以外の他にプレイヤーいるのいないの?”の謎には触れることは無かったですが、

{netabare}・三代目顔芸担当ラナー王女(CV安野希世乃)の裏の顔
・皇帝がなんとなくラスボス感ある
・心臓動いてないらしいイビルアイは何者だろう
・ブレイン、クライム君生き残り人間組の存在意義{/netabare}

適度に“今後どうなるんだろう”と気になる仕掛けが撒かれたので引き続き3期に突入したいと思います。
失速してはいない2期。1期から流れてきた方なら拒否する理由はないはずです。



※ネタバレ所感

■よくあるSFモチーフへの裏切り?

NPCが意思をもって自分で考えるようになっての物語スタートでした。思考の深化(成長)が促進されればそのうち絶対的存在/至高の御方への疑義も生じましょう。
高度AIが知性を持ち得て人間に反旗を翻すといった胸ワクな展開を想像できます。

{netabare}・ある意味モブなリザードマンたちが集合知を活かす
・アルベドが陰でアインズ様への不快感を示してたり
・デミウルゴスがアインズ様の浅慮(失礼!)を超える深謀遠慮を巡らしたり
・そもそもアインズ以外今のところ全部NPCなんでしょ?{/netabare}

その伏線らしきものもちらほら見えてます。だがしかしこのままの路線を崩さずいくんじゃないかな…というよりこのままいってほしいなと愚考します。
理由は簡単…セバスやデミウルゴスが謀反を企てるような展開なら他の作品と大差なくなるから。圧倒的能力を持つ部下たちに内心どうしようか冷や冷やしながら立ち居振る舞いに細心の注意を払っているアインズ様を眺めるのが楽しみなんですからその関係性を崩しちゃアカンです。
ミスリードと見せかけ続けてほしいところですが今後どうなることでしょうか?


■あの元祖顔芸の人

{netabare}アルベドさんの露出が少なかったような…
EDのイラストカットが1期ではアルベド主体だったのが2期は違うってのも関係してるのかしら。{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.11.07 初稿
2021.09.04 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 53

79.2 4 ゲーマーでファンタジーなアニメランキング4位
異世界おじさん(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (509)
1675人が棚に入れました
2017年秋――。17歳のときにトラックにはねられ、それから17年の間ずっと昏睡状態だった叔父が目覚めた。 病室を訪れた甥のたかふみが目にしたのは、意味不明な言葉をつぶやき、異世界「グランバハマル」から帰ってきたと話す叔父の姿だった。 ……叔父さんは、頭がおかしくなっていた。 絶句するたかふみだったが、おじさんは異世界にいた証拠を見せると言って魔法を使う。おじさんの力を金にかえて食っていこうと心に決めたたかふみは、身寄りのない彼を引き取りルームシェアを始めることに。 おじさんとの生活の中で聞かされる、異世界での冒険譚と溢れんばかりのセガ愛。孤独で過酷なおじさんの半生に、時には歓喜し時には胸をいためるたかふみ。 動画配信業に勤しむ世代の離れた男二人、団地の片隅にて繰り広げられる、新感覚異世界コメディ!
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

おかしな冒険

Atelier Pontdarc制作。

17年間の昏睡状態から叔父が目覚めた。
面会に訪れた甥っ子のたかふみは目撃する、
叔父が放つ驚異的な魔法の数々を。
そう叔父は異世界からの帰還者であった。

世代の離れた男二人の共同生活、
文化的な価値観の違いに、双方驚きつつも、
団地の片隅で軽快に語られる新感覚コメディ。

これはなかなか楽しい。

異世界での冒険譚と、溢れるSEGAへの愛。
{netabare}生計を立てるため魔法系YouTuberとして、
ネット世界へと新たな冒険の一歩を踏み出す。{/netabare}

緩い笑いが心地良く響いてきます。

最終話視聴追記。
{netabare}仕切り直しはどうしても難しいですね。
当初の勢いを失った気もしますが、
それでも楽しめる良質なコメディでしょう。{/netabare}

ここで締めたいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 54
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

帰ってきたおじさん(4話見ました)

2017年秋。20年に17歳でトラックに轢かれ昏睡状態だったおじさんが目覚め、自分は異世界から帰ってきたと甥のたかふみに話すところからお話は始まります。

異世界転生アニメが巷にあふれてますが、異世界で人生をやり直したりする展開がほとんどで、現代世界に戻ってくるようなお話も見てみたい(読んでみたい)なぁ。。と前々から思ってました。

で、この作品です!
夏アニメ選定であらすじを見て、これこれ!こういうのが見たかったって思って楽しみにしてた作品でした♪

主人公がかっこいい感じじゃない普通のおじさんってとこもいいですね!

自分に魔法をかけるときは異世界語でいいけど、こっちの世界の物や人には日本語じゃないと発動しないとか変に設定が凝ってるところもなんか好き。

思い出話として語られる異世界での出来事も、よくある異世界転生ものとはちょっと違った展開が多くて面白いし、異世界で覚えた魔法を使って、{netabare} やってみた動画を撮ったりオークションの送料無料のために空を飛ぶとか、{/netabare}やってることが庶民的なとこもゆるくて好きです。

ゲーム(セガ?)ネタが割りと多いけど、あまりよくわからないので、ゲーム好きな方だともっと楽しいんでしょうね。

あとおじさん役の子安さんとたかふみ役の福山さんの演技がすごくいいです!確実に作品の面白さに貢献してると思います。

ゆるーい感じの劇中曲も作品のシュールな雰囲気に合ってますね♫

絶妙な間のとりかたとか、ズレた笑いが面白かったり、作品全体のゆるーい雰囲気とかすごく良いです♡
今後の展開にも期待ですけど、ゲームネタが多くなるとわからないので程々でお願いしたいです。。

1話「異世界グランバハマルに17年いたがようやく帰ってきた、ぞ」
{netabare}冒頭のおじさんが異世界語であいさつして、たかふみが引くシーンからもう面白いです♪
看護師さんのスマイルなプロ対応とか、おじさんが魔法が使えなくて場の雰囲気がサムくなるとことか、異世界の希少な指輪がリサイクルに持ってったら50円って言われたとか他にも色々と面白すぎですw
エルフの女の子に指輪を渡すシーンは音楽も含めてちょっと感動的なシーンで、じんわりしてたら・・
この後の展開におじさんひどすぎ!って思いながらも笑っちゃいましたw{/netabare}

2話「1位ガーディアンヒーローズだろぉおおお!」
{netabare}おじさんの価値観がゲーム(セガ)中心で、恋愛もゲーム内の経験に基づいてるとこが面白いです。
異世界で空気読めずにいきなりボス倒しちゃったり、氷の女の子メイベルにちょっとイイこと話しておじさんやるじゃんって思ってたら・・w
たかふみの昔の同級生の藤宮さんがたかふみのマンションに来て、空から戻ったおじさんと鉢合わせするシーンは一番笑ったかも♪♪
ベンチで変なことつぶやいてるおじさんがベランダからはいってきたら変質者だと思っちゃうよねーw
テンポもいいし、たかふみとの会話の絶妙な間の良さもあって、すごーく見てて楽しいです♪
異世界ものではあるんだけど、日常ものとしてもかなり面白いんじゃないでしょうかこれ。{/netabare}

3話「叔父がいるなら叔母もいるものです、わ」
{netabare}冒頭のエルフちゃん登場にびっくり&わくわく♪・・だけど雰囲気がちょっと違うなぁと思ったら。。
おじさんの「いけるかなぁって」に笑った。。
エルフちゃんの戦闘モードがカッコいいなぁと思った直後の展開にまた笑って。。
エルフちゃんといい感じからの逃亡とかw、色々と感情揺さぶられて楽しい♪
ギャグアニメとしてもかなり面白い作品だと思います☆{/netabare}

4話「つらい中お前がいて、支えてくれてよかった」
{netabare}この作品って見てる人の感情をいい感じにアゲてからの・・落としてギャグがわりと多いですね。
すごく面白いし、毎回笑わせてもらってるんだけど、なんだかだんだんエルフちゃんが不憫に思えてきました・・
というかエルフちゃんタフすぎwあれだけ塩対応されてもめげないし。
藤宮さん、結構積極的なのに気づかない(んだよね?)たかふみ。
女の子の気持ちに鈍感なところはおじさんとたかふみ似てるかも。
コロナの影響で次回は8/17になるようです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

瞬間最大キモさは進撃並みかw。

いやぁ、刺さる人には刺さるネタをポイントポイントでぶっこみながら、こういう異世界の見せ方もあるんだねー、と率直に素直に感心した。

ちなみにですが、私はいわゆるTVゲームの黎明期から現在に続く最盛期を体感してきた人間ですw。
もはや、現在はある意味衰退期と言ってもいいかもしれません。
もちろんゲーム自体は形を変え、メディアを変え進歩を続けていますが、家庭用ゲームハードとなると、少し意味合いが変わってしまっている気がしています。

さて、家庭用TVゲーム機は、最初はI・Iのようななんちゃってテニスやブロック崩し、射的ゲームのようなものから始まりました。
そして、ファミコン時代が始まるとき・・・、弟はファミリーコンピュータを選択し、私は既にスペック面で敗北が確定していたバンダイのアルカディアというハードを買ったのです。
理由はガンダムとかドラえもんとかのアニメを冠したソフトがあったから・・・、でしたが、そのクオリティたるや・・・悲惨なものでした。
興味のある方は、どっかそこら辺のネットの海に情報があるでしょう、調べてみて下さい。

・・・思えば、あの時からアニメ好きは始まっていたのだなぁ。
三つ子の魂百までってほんとだなぁ・・・。

ま、その後、私もファミコン派閥になったんですけどね。

SEGA?いやーマークⅡ、メガドラ、サターンとみてきましたが、アウト・オブ・眼中ってやつでした。
SEGA派の人の気持ちは最後まで分からなかった人です、私、スミマセン。

でも確かに、SEGA派閥の人っていましたねー、そして、確かに熱、こだわりのある人が多かった気がしています。

なので今作は、ポイントポイントで「あーこんなん言ってたヤツいたわーw」となり、懐かしかったです。


で、この作品。

事故により昏睡状態で眠っていた「おじさん」が目覚め、実は異世界で生活をしていたことが判明⇒そのおじさんと生活をしながら、折々に、その異世界生活を記憶のモニターのようなものをとおして観ながら、あれやこれやという事なのですが・・・。

この振り返りが、実になんというか、おもしろい。
ただ単に異世界生活を振り返るだけでなく、ツンデレエルフ他との色恋のズレをメインの一つにしている所がお手柄かと。
それについてのツッコミ役が甥のたかふみだったのだが、さらに、たかふみの幼馴染の藤宮までもがツッコミ役に参入してから、おもしろさが加速。
藤宮自身はおじさんにもたかふみにも突っ込んでいくのでなかなかに忙しい。

1クールとおして観ると、型が決まってきているので、記憶モニターの奥の物語を多彩にするだけでは、次があるとすると厳しくなってくる面もありそうな気はしたけど、最終盤ではなんだか、一変化ありそうな気配。
さらにパワーアップしたような続編を期待かな。

作画はフツーよりちょいといいくらいの感じかなぁ。おかげでリアルフェイスの際のキモさが倍増しているけど。
ぶっちゃけ、このキモい感じは「進撃」越えかもとか思った。
グロさでなくキモさ部門ね。
苦手な人もいるんじゃないかなーとw。

声優さんは、あっていた気がしました。
子安さんはイケメンボイス過ぎる気もしましたが、大丈夫でしたね。

キャラクタは、ほんの少し、すこーしだけクセのある絵柄と思いましたが、当時のゲームキャラの造形に少しふっているのかなあって思いました。
まぁ、クセって言ったら各キャラのキモリアルフェイス以上のクセもなかなかないでしょうがw。


とにかく、ユニークなつくりと、キャラの勢い、異世界でのズレ色恋ネタ、そしてそこへのツッコミなどなど、いろいろと見所が多彩で面白かったです。

ツンデレエルフとオジサンの今後の関係も気になりますしねぇ。

ノスタルジックなくすぐりも効いたのかなぁ、私にとっては。
まぁ、ずっぽりこの時代をくぐってきておりますので。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33

62.0 5 ゲーマーでファンタジーなアニメランキング5位
ナカノヒトゲノム【実況中】(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (168)
626人が棚に入れました
『ナカノヒトゲノム』。ゲーム実況者たちの間で話題の、謎のフリーゲーム。通称、失踪ゲーム。クリア直前で姿を消すプレイヤーが後を絶たないという。行方不明となったゲーム実況者たちは、外界とは隔離されたとある島に集められていた。そこで彼らに課されたのは、リアルでクリアしなければならない数々のゲームにおいて、再生数一億を達成すること。8人のカリスマ実況者たちによる、帰還を賭けたリアルゲーム『ナカノヒトゲノム』の実況が始まる――

声優・キャラクター
山下大輝、鬼頭明里、佐藤拓也、畠中祐、内山昂輝、石見舞菜香、寺島拓篤、名塚佳織、津田健次郎
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

(僕には評価不能)

[2019/07/08 v1]
[2019/09/23 v2 taijyuさま、勝手に引用すみません!]

原作知らず。

表題に書いたとおり、本作は僕には評価不可能です。各評点はこの稿(v2)を書いている時点での全体平均値に最も近い数値を入れました。

taijyuさんのレビューにあった「若さを感じる作品を、年寄りの感覚で否定したくない」という言葉が僕も気になり、まさに強迫観念に駆られ、一応最後まで観ました。見直し含めて各話平均2.5回分くらい観ました。


結果として、なんにもわからなかったです。

絵を見て、言葉を聞いてはいるものの、その先の理解・解釈やら感情やらが伴ってこないという感じです。頭にあがってこない、と言う言葉がより正しいのかな。

お話しを理解したり、それに対して何らかの印象なり感情なりを抱くためには、その入力(お話し・作品)を受け取ることが出来るセンサーが必要だと思っています。

例えば、恋物語を受け取るためには自分自身に何らかの形で「恋」の概念があり、それがセンサーだったり物差しとなる。自身の持つ概念との近しさから、場合によっては共感を起こしたり、反感を持ったりと言うように。

電磁波を受け取るセンサーとして眼があり、圧の変化を受け取るセンサーとして耳があり、結果、それぞれを光(色)、音として知覚する、と言う関係に置き換えてもいいかもしれません。

で、この作品ですが、、、、なにも知覚できなかったです。

制作者が伝えたいこと、観せたいこと、感じ取らせたいことを受け取る感覚器が僕の中にありませんでした。感覚の老化なのか、あるいは元々持ち合わせていなかったのかは分かりません。いずれにしても、僕の持っているセンサーが何一つ反応しませんでした。

つまらないとか、ダメだとかを言うのとは違うのです。
「つまらない」ってそのお話しの重さを(軽いなりにも)感じ取ったからいえることだと思うのです。僕はその遙か手前にいて、この作品をどの器官で受け取れば良いかすら分からない状態のまま終わってしまいました。だからこそ、評価不可能なのです。善しも悪しもないのです。

物語についても、登場人物についても、どう受け取って、どう解釈すれば良いのか分かりません。もちろん、細かい好き嫌いとか、不合理さなどは感じます。ですが、作品全体としてみた場合、やはりなにも分からなくなります。

本作については、評価の善し悪し含めて皆様のレビューを参考にしたいと思います。





以下、v1時点での投稿内容。
{netabare}
表題:PV獲得を命題とされた登場人物たちのお話し。だが、僕はこの作品自体が数字を稼げるのかが心配だよ。

今期はレビューの早出しはしないつもりですが、この作品は最後まで観られるか不安に思ったので。。。

いきなり連れて行かれた世界に集う「実況者」たち。彼らに課せられたのは「PV1億」の達成。不条理この上ないスタート。なのに、主役はお花畑感満載。なんだかいろいろ不合理で、理解がしんどい。というより、ゲーム等々の実況主という設定が活かされていない感じが初っぱなからしてしまっていて、辛いです。

{netabare}刀振り回していた人物は、「飛ばされた先の世界」の現地人かなと思ったのだがそうではない。その装備、どこから来た&そもそもゲーム実況者がなんで巨大ネズミをやっつけられる&目をつぶせば云々は何故知っている??{/netabare}

{netabare}巨大すぎるパンダさんとの仲良しの件、もはや、実況配信とか関係ない特殊能力ですよね?配信主キャラの形をかりた、異能力系なの?あの、お姉さんキャラの「趣味で○○を研究」とか、モロに「実は凄い人」フラグじゃん。{/netabare}


気が向いたら、続きを観ます。
が、このエントリー、このまま校了となる可能性も高いです。

なんていうか、「視聴数」を稼ぐことをテーマにするこの物語に対して、どのような気持ちで制作に当たっているのか、その本音を聞きたいところです。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

俺、ラブコメが好きだけど、だからといってハーレム築ける自信ないよ(笑)?

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
「ナカノヒトゲノム」という思わせぶりなタイトルは、ただ、思わせぶりなだけですから、あまりハードルを上げないように(苦笑)

一応、デスゲームなんでしょうけど、知的な要素はほぼ見当たらず、雰囲気だけはやや怖く、実際には生ぬるい展開が続きます。完走には、なかなかの体力がいりますね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
前提として、レビュータイトルにした通り、「実況民だからといって、現実にそれが得意とは限らんだろ」といのがありますよね。勿論、アニメ実況(観て、即座に感想を書く能力)とゲーム実況(プレイして、色々と解説できる能力)では意味が違うけど、、、格ゲー世界1の人と、格闘技習ってる一般人が喧嘩したら、圧倒的に格闘技習ってる一般人の方がが強いだろと。

シューティングゲーム得意な奴が飛行機の運転上手いわけじゃない。ウイイレ世界一がサッカーでゴールできるとは限らない。ギャルゲーが得意だからって、落とし神になれるとは、、、いや、それは別のアニメですね(笑)

なんかこう、ゲームが上手いから、自分をスゲーと思っていたり、簡単にeスポーツでプロになるとかいってる、小学生の妄想を具現化したようなアニメでした。

そもそも途中から、実況民スキル、ほぼ関係なくなってるし(苦笑)。

本作は、(生ぬるいけど、一応)デスゲームです。

デスゲームのポイントは、①視聴者の予想を裏切る黒幕の正体。②厳しい状況をどのように乗り越えるか。だと思いますが、そのどちらもダメダメだったのかなと。

①に関しては、大きくはまだ明らかになっていませんが、小さくは、ずっとアルパカが出ているので、予測をする楽しみはあまりない。

②に関しては、とにかく終始、生ぬるい。ゲームのシステムがちゃんと説明されず、抜け道だらけというか、知的な要素はほとんどなく、ノリと勢いだけで乗り越えていく作風。プレイヤーの各キャラの緊迫感のなさも、本作のユルさを悪い意味で加速させます。最終話の最後の選択(ハイ&ロー)で、まさか、「勘(ゲームと何の関係もない日常会話)」で決めるなんて、一周回って度肝を抜かれました。

脱出、ホラー、統治、格闘、ステルス、育成、恋愛、パズル。

それぞれの得意をもっとちゃんと活かさないと。育成ゲームが好きで、なぜ閃光弾? パズルゲームが得意で、なぜ毒薬?

まったくワカラン。てか、「実況民」にした理由は? 「そのゲームのスキル」を生かす場面は(ちょっとは)あったけど、「実況民のスキル」を生かす場面って、あったかな? 「実況民」と「ゲーマー」の違いは? 「ゲーム制作者」との違いは?

まあ、とにかく、終始意味が分からなくて、それこそ、(アニメの)実況民に叩かせて話題作りをするためのアニメなのかと思ってしまいましたよ。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
アニメ好きだけど、実況はしたことないな。いわゆる、デスゲーム系か。苦手なジャンルだな。実況主ってのは、そのゲームやアニメには詳しいんだろうけど、自分の身体を使う場合、これといって秀でた能力があるとは限らないよな。

デスゲームにファンタジー要素入れると、ぶち壊しだよ。リアリティ、説明できる?


2話目 ☆2
何の話だ? よく分からない展開で、よく分からないまま解決し、よく分からないけどハッピーエンドになったぞ?

3話目 ☆3
ちょいと面白かった。アッキーの異常性がよく出てたし、緊迫感もあった。利き腕のところ、1話から見直してみたいが、面倒だからやらない(笑)

4話目 ☆3
鬼のまち。分かりやすい、確かに、RPGだな。

5話目 ☆3


6話目 ☆1
ココロコネクトかな? いや、大事な場面で、謎の挿入歌(笑) なんのギャグ演出ですか(笑)?

7話目 ☆1
ココロコネクトだな。つか、同室に二人以上いるメリット、ゼロだろ。ラストターン以外。てか、部屋に入ってきて見つからないパターンあるんかい。だから、挿入歌がぶっ壊してるし、第4ゲームは完全に運だろ。ご都合、えげつねぇな。

8話目 ☆3
温泉回。もっと楽しくエロく、できたんじゃねぇか?

9話目 ☆2
いやはや、あの脱出路はバレバレでしょ。無人島ね。

10話目 ☆3
良い話。握手のクダリは良かったな。

11話目 ☆2
先にゲーム内容聞くんじゃないの? 育成ゲーム得意な奴が寝てどうする。だから、謎の挿入歌やめろて。

12話目 ☆1
コンビニで売ってますか?(笑) ん? ラスト、日常回? ギャグがな~、笑えないんだよな~。ドラクエやマリオのネタばかり。しかも、最後の最後に、ただの運(上か下か)って、逆にすげぇな、おい。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

超高校級の実況者の集い

1話感想{netabare}
前情報一切ナシで見たらダンガンロンパの新シリーズかと思ったら全然違っててビックリ。
更に1話見続けてると、メカクシなんとかを思い出した。
あれかな、オサレ感がそう思わせた?
そこから更に殺戮の天ナントカになって…これあれか、そういう系のパロディって感じ?
ツダケンのアルパカもそのうち「ワカリマス」って言いそうで言いそうで…ってか一思いに言ってくれ!!そっちのがモヤモヤ晴れる。
しかも挿入歌とEDが個人的にはどうにもメルヘンメドヘンのイメージが強くても~参った参った。
ナイツマの歌も歌ってるじゃん、とイメージを書き換えようと思ってもレイズナーしか出てこなかった…けなげな!

と、なにかもう既視感の凄い印象だけど、最後主人公が「基本的にハラが立たない」と言ってたのでそれが注目ポイントかな?
つまりは物語の後半でガチ怒りするってことだよね?チェーホフの銃的に。
何が理由で怒ることになるんかのう…友情育んでそれが無残に殺される?
全く共感出来ない部分で怒り出したりして…もしくは本当に最後まで怒らない、これやったら逆にスゲーや。
ってことで顛末の確認のためにも見続けると思います。
途中挫けることが無けりゃいいけど…。{/netabare}

2話感想{netabare}

なにがしたいんだ?
アルパカから課せられるお題に対し「これをどうやったら再生数稼げるか」と知恵を巡らす話…じゃないんだ。
ただミッションクリアしてくだけ?
それにしたってアフロパンダが生まれたのは「対応が不真面目」だから起こったことだよね?
本気でミッションクリア目指してたらあんなパンダ生まれないよね?
ね?
ボイコットしたいのかしたくないのか分からん、そこから分からん。
キャラは深い考えがあって意図的にアフロパンダを誕生させたの?
ま、まぁそこら辺今後突っ込んでくのかも…早い段階でどうしたいのかを明確にしてくれないと着いてくのキツいなぁ。
ってかあの世界のモブとプレーヤーの違いも分からん、これは何か仕掛けがあるんかな?
ってかエンディングが思い切りデュラララなんだけど…。{/netabare}

3話感想{netabare}
ああ、これ由緒正しき本来の意味での「やおい」作品なのね。
ファンロード系って言った方が通じる?LPやHLに流れた自分もあんま詳しくないけどさ。
我ながら察しが悪くて泣ける…だってダンロンみたいなの連想しちゃうじゃーん?と言い訳。
まだこういうの残ってるんだねぇ、ってか商業マンガがweb掲載が主になって地方コミケのノリが進出して来たって感じ?
「チタンがあれば何でも出来る」で力押しした高河ゆんの“悪魔のリドル”をもっと酷くした感じだと思えば飲み込みやすいかも?

フツーに考えたらアカツキがいつ入れ替わったのか「タネ明かし」が必要だとアニメスタッフも気付いてると思うんだけど、多分原作の流れをそのまま再現したんだと思う。
作劇上のお約束(セオリーって言った方が良い?)に対し「意図的に外した」と「無知で知らない」の間をフラフラしてる感じ。{/netabare}

4話感想{netabare}
「人の気配が無い」と言っておいて人居るじゃーん!ってのは野暮?祭りに居た客はNPC?
前も書いたけど人間とNPCの違いが分からん、ってかNPCとっ捕まえて尋問することはできないの?
ゲームの世界に入りNPCはNPCだと明確に表現している“二回攻撃母”が同期に放送してるせいか余計に気になってしまう。
そして合間合間に入るギャグが致命的につまらない。
これアレだ、女性作家にありがちの…“魔法使いの嫁”の突如SDになる場面、あれをSDにしないまま突如挿し込んでくる感じ。
そんなところまでやおい風味を再現しなくて良いのに…と思わなくもないが、そうじゃないと間が持たなかったのかな?
次回に引っ張るほどの内容でもないよね、無理やり時間稼ぎしてるようにしか感じなかった。{/netabare}

5話感想{netabare}
ん?
NPCが自我をもってアルパカに反抗する展開…ではないのか。
便宜上NPCと言ってるだけでゲーム世界かどうか知らないし、異世界でそこの住人に蜂起を促す…にはならんのか。
主人公はアルパカじゃなくてNPCに対して勧誘すれば良いのに。
コックリサン相手の時は友人ぶってたクセにこっちでは所詮他人扱い?{/netabare}

6話感想{netabare}
ああ、これは…。
女子で取り囲んで…女子でなくても宗教勧誘とかで複数人で取り囲んでの「ホラ言いなさいよ言いなさいよ」とせっつくアレ。
本心かどうかは関係なく質問者の望んだ回答を言わない限り開放されないアレ。
自白強要でいいのかな?それを思い浮かべてう~ん。
結局コレ「脅迫によって作者のお気に召す回答を強要された」にしか見えない。
なんせ答えが正解かどうか判定する確証が無いんだもの、あの世界では人の深層心理を見抜くテクノロジーでもあるんかいなと。
アンヤも「オレが答えたとして、それを本当か嘘かどうやって見抜くんだ」「結局お前の望む答えを嘘でもいいから言わなきゃダメってことか」くらい即座に言い当てないで人気実況者…だと?
かなり頭の切れる奴でないと「人気」実況者にはなれないと思うんだけど…お安いなぁ。
というか、あんな状態(当人の顔を模したスライムを前に)では本心言いません、自分が特別なのかどうかは不明だけど男だったら言わんって、愛の告白じゃないんだから。
おねだりされてるみたいで気持ち悪いってのが先に来るよ。
少年誌っぽいノリになるけどせめて「本心言わないとアカツキに害が及ぶ(=友人を守る)」って形がギリで、自分の身が危ないのでイヤイヤ言わされた言葉にどれだけの重さがあるのか。
ここら辺ほんっと腐女子脳だなーと感じる。
まぁアカツキを褒めるように誘導して「それがあなたの本心です」と洗脳を仕掛けてる展開なら「おおやるねぇ」となるけど、どどどどうなんかなー?
実際「アカツキって本当にそんなに良い奴か?(いつか裏切るよ)」を匂わせてるような気がしないでもない、気のせいかも知れない。{/netabare}

7話感想{netabare}
えーっと、次回タネ明かしするんだよね?
実はアルパカの出来レースでアカツキはそれに気付き始めてる、とかそんなの。
「運ゲー」って言葉も作術的意図があって強調してたんじゃないかな。
これでタネ明かししないでスルーだったらちょっとスゲー。

もし出来レースだった場合、アルパカの目的は部屋入れ替えをさせてユズの極秘文書?の存在を匂わすって感じか?
元々殺す気が無いことは鬼との一件で明かされてるし。
ただなぁ、そのためにしてはゲームのルールがおざなりというか…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
『実況者はアルパカで、自分の作ったゲームを参加者にプレイさせてそれをアルパカが実況してる体・他人のプレイ動画を実況する体、参加者そのものの実況は期待してない。
そしてアルパカ自身は参加者をハナから殺そうとは思ってない。』
なーんてことかなー、と思ったり。
地下への脱走も知ってて気付かぬフリとか。
原作未読ですけどね、まだ続いてるんだっけ?
アニメがオリジナル展開でオチを付けるか不明だけど、もし付けるのならこんな感じかなぁ、と。
アルパカはそれこそ1話のコックリさんと同じマインド「トモダチホシイ」でじゃれついてるだけとかね。{/netabare}

11話までの感想{netabare}
最終回終わったら総評として書くと思うので細かいところは割愛。
とりあえず「キャラの幼児化」はやおいのお約束、進撃の幼稚園。
「うわぁこのノリ知ってる」って自分に対して「うわぁ」。{/netabare}

最終回までの感想・総評(↑と重複した部分もあるのでこれだけ見れば良いかも){netabare}
良くも悪くも本来の意味通りの『やおい』、ただそれを商業に出したりオリジナルと言い張るのは…スゴイ(※1)。
天地無用に対するプリティサミーや、とらハに対するリリカルなのはの様に、スピンオフはスピンオフとして話が独立してて大元を知らなくても理解できるような作り「ではなく」、あくまで質の低いパロディ。
但しパロでありながら元ネタは存在してない、あくまであるかのような振る舞い。
“イデオン”や“ダイターン3”の本編が存在してない状態で“アジバ3”をやってるような感じ。
“ダグラム”の本編が存在してない状態で“チョロQダグラム”をやってるような感じ。
“ストライクウィッチーズ”の本編が存在してない状態で“501部隊発進します”をやってるような感じ。
(どれか通じるだろう)
作者(※2)の頭の中には元ネタみたいなモノが漠然とあって、それのキャラクターが好きで好きで好きで好きで動かせればそれで満足、ストーリーなんて知ったことか、そういう作り。
あの島が何なのか、アルパカは何者なのか、なぜ実況者を誘拐したのか、ゲームのクリア報酬がなんで遺伝子だったのか、1億再生されるとどうなるのか等々は元作品(実在しない)の方でやってるんでしょう。
11話の「キャラクターの園児化」なんてパロ作品の最たるものかと(自分は吐き気を催したw)。
中二病真っただ中の女子中高生の描いた地方コミケ作品、それが好きか嫌いかの判断はお任せします。
ただ、これをオリジナル作品だと思って見ると違和感を覚えて辛いかも。

とはいえ、これって実況者が連れ去られて~って話なので、ひょっとしたら…ホントひょっとしたら「興味も無ければやったこともないゲームの実況(解説ではない)を見させられてる気分」を再現してるのかも?
存在しない元ネタがあるかのようなノリは正しく「やったことのないゲーム」そのもの。
実況者の喋りが面白ければまだ見れるけど、ツマラン奴の実況なんて見ても苦痛でしかない。
ゲームの進行を止めてゲームと関係ない東方やボイロによる茶番も苦痛だけど、更にそこにオリキャラ()を投入させた『薄ら寒さ』を再現してるのかも知れない。

もう一つ言うと…つわはす騒動が有名なのかな?
顔出ししてない実況者をファンが想像で似顔絵描いて、それがメチャクチャ美化されてて「うわぁ」となるアレ。
あいや顔出ししてても同じか、アニメの麻原彰晃みたいなのって恒常的に行われてて。
あれの『薄ら寒さ』も再現してるのかも知れない。
アルパカの「ふぃぇぇ」って演技も、いい歳したオッサン実況者がそれやってて気持ち悪くてブラウザバックした実体験を思い起こして鳥肌が立つ。

と、ここまで書くとなんかすごい否定的に見てるみたいだけど…ちょっと違ってて、そこら辺上手く表現できない自分がもどかしい。
「見てはいけない女子中高生の中二ノートを覗き見した気分」って表現が近いかなぁ?
ドキドキするか幻滅するかの判断は…お任せします。
もしこれ見て面白いと感じた方は地方コミケお勧め、赤ブーブーの小さい所とか。


※1
そうはいっても、なろう系作品の大半が「なろう異世界ツクール」の標準搭載設定を転用してメアリースーを投入してオリジナル面するのに比べれば、転用元がツクールでないだけマシなのかも?
それこそ自分が平行世界へスライドして、元の世界では存在してない大人気作品がそこにはあって、それの二次創作作品だと思うのが寛容かと。

※2
「作者」と書いちゃったけど自分は原作未読だし、厳密には「やおいを再現したスタッフ」と言うべきか。
特に最終回を「やおい=ヤマなし・オチなし・イミなし」の鉄則に則り、オチのない無意味な締め(見て損した気分を味あわせる)で終わらせたのは一種の気概すら感じる。
アニメでは珍しい…のかな?自分そんなに見てないので判断できないけど同人では非常によくある作り。
逆に言えばプロがやるもんじゃないと思うのだけど、「ナニがウケるか分からない」ので実験的にやってみた(ハナから当てる気はない)のかなぁ?と思わなくもない。


追記
ふと思いだしてフフっと笑ってしまったことがあったので。
『戦士症候群』でググってもらうとありがたいんだけど、時代が時代ならあんなのにハマってたんじゃないかな?
作者ないしスタッフの想定してるターゲットは。
所詮当時流行った「前世モノ」のパロでしかないのに自分の前世のオリジナルストーリーを構築して、ハタからは「そんなん知るかよ」ってノリ。
頭の中にあるオリジナルストーリーの説明はおざなり・言わなくても通じるよね?って体で、読者投稿のハガキよろしくキャラの設定だけをドバーっと垂れ流し。
“ナカノヒトゲノム”はそれと同質の匂いを感じて、「今の若者はー」というより「今も昔も変わらんなw」とホっとする側面があったりなかったり。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14
ページの先頭へ