ドジっ子で幼馴染なTVアニメ動画ランキング 7

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のドジっ子で幼馴染な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月09日の時点で一番のドジっ子で幼馴染なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.7 1 ドジっ子で幼馴染なアニメランキング1位
れでぃ×ばと!(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (819)
5669人が棚に入れました
小学生の頃両親が亡くなって叔父の家にひきとられた日野秋晴はある日テレビで見かけた元女子校で超名門お嬢様高校・白麗陵学院へ新設された従育科コースへの編入を決意、試験に合格し入学を果たす。
しかし目つき極悪・左眉傷跡・逆立てた茶髪・とどめに耳には三連ピアス(安全ピン)という絵に描いたようなヤンキー外見で、生徒達(大半はお嬢様)を怖がらせてしまう。そんな中、小学生の頃の同級生で数々のトラウマを作らせたトラウマメーカーの腹黒娘・彩京朋美に再会する。またセルニア=伊織=フレイムハートからはその外見から不審者と間違えられ、追われる身になる。それでも秋晴は少しずつ学校に慣れ、彼を取り巻く人間関係も徐々に変化していく…。

声優・キャラクター
興津和幸、川澄綾子、中原麻衣、小清水亜美、釘宮理恵、後藤麻衣、日高里菜、伊瀬茉莉也、佐久間紅美

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

何かと闘うアニメ。

ちょっと視たら絵も内容も「かのこん」と似てる・・
同作者の漫画が原作?とか思ったら別人のラノベ。
キャラクターデザイン・総作画監督 - 高見明男
2010年。全12話。「Ladies versus Butlers!」

非ぬ誤解に真摯に対応しサクセスする♪気がつけば
ハーレムというドリームジャンボな特盛りアニメ?

キャラが気に入れば傑作?結構笑えるギャグも多い。
内容は極普通の萌えなのでキャラ依存度が高く酷評
もあり得るかな?似てるのいっぱいあるし。
OP/ED/挿入歌など声優。内容も声優萌え依存かな。
TV放送は大量の光が差し込んだり湯気が発生した?


御嬢様同士の御上品な視殺戦や巧みな話術(舌戦)
による淑女たる戦いに翻弄されるラッキースケベ・・
もぃ・・とっても不幸な少年の非日常を綴る物語。

元女子校で超名門高校・白麗陵学院に新設された
従育科コースへの編入試験に合格して入学をした
日野 秋晴(興津和幸/田中晶子(幼少時代)が主人公。

白麗陵学院高等部1-C従育科所属。日野 秋晴・・
目付きが悪く眉には傷がある。逆だった茶髪・・
耳には三連ピアス・・ヤンキーそのものの外観に
純粋培養な御嬢様に戦慄が走る・・
登校初日に不審者と誤解され、追われる破目に・・

小さな切欠と少しの変化ですか・・そんなものが
降って湧いたら苦労などしませんわ・・

そんな穏やかな日常を憂う学園最強の御嬢様?
セルニア=伊織=フレイムハート(中原麻衣)の前に

貧相顔に品のない服装・・御嬢様にとっては不審者!
が現れ・・とんでも無い自体に・・

何とか誤解を解いて収拾をつけてくれたのは・・

嘗て秋晴に強烈なトラウマを與えた恐ろしい幼馴染。
彩京 朋美(川澄綾子)過去に何があったのか・・今後
の学園生活はどうなっていくのか・・

腹黒御嬢様。傲慢御嬢様。小国の姫様。世界的モデル。
伝説の脱女。男装女子。合法ロリ。ドジっ娘。男の娘。
BL腐女子。気障男。煩悩男。こんなもんだったかな?

キャスト

彩京 朋美(川澄綾子)秋晴の幼馴染。可也腹黒い。
白麗陵学院高等部1-C上育科所属。遠回しの嫌味が得意。
母親の再婚で庶民から世界有数の大企業の令嬢になった。
成績は、学年主席。普段は上品かつ品行方正に振る舞う。
非常に勝気で秀才肌だが、それを決して表に出さない。
趣味は陰謀を張り巡らせることと読書。寝起きは最悪。

セルニア=伊織=フレイムハート(中原麻衣)
白麗陵学院高等部1-C上育科所属。高飛車な御嬢様。
イギリスの「紅き羽根の水鳥」の紋章を持つ名門貴族
の直系筋にあたる日英クォーター。結構な努力家だが、
白鳥のごとき生き様を目指しているので表には出さず、
常に高貴な佇まいを目指しているものの、空回り気味。

大地 薫(釘宮理恵)白麗陵学院高等部1-C従育科所属。
秋晴のルームメイト。特に男性に対しては過剰な反応。
幼い頃から山奥の祖父の家で育てられた為に、話下手。
忍者の家系で運動神経は非常に高い。料理の腕前も優秀。

桜沢 みみな(日高里菜)白麗陵学院高等部2-A上育科所属。
かつて心臓の病気で進学が遅れていた為、現在は19歳。
外見は小学生にしか見えず、言動も幼い「合法ロリータ」
雑誌で特集される程の画才がある。絵を描のは大好き。

四季鏡 沙織(後藤邑子)白麗陵学院高等部3-C上育科所属。
痴呆に近い「天然」な性格で、頭は悪く間抜けそのもの。
早苗の姉。世界レベルでトップクラスの美少女。
いきなり自分から服を脱いだりすることが多々ある。

四季鏡 早苗(小清水亜美)白麗陵学院高等部1-A従育科所属。
実家が没落して高等部から従育科へ編入した。沙織の妹。
可也の間抜けでドジを踏み、転んでは器物損壊を繰り返す。

鳳 水蘭(早見沙織)白麗陵学院高等部1-A上育科所属。
客家と華僑の混在組織の長老の孫娘。長身の眼鏡っ娘。
内気だが心優しい性格で、男性が若干苦手。比較的常識人。

アイシェ(花澤香菜)白麗陵学院高等部2-A上育科所属。
中東某国からの留学生。実家は世界でも有数の大富豪。
アーフラム教という宗教の敬虔な信者。

ヘディエ(戸松遥)白麗陵学院高等部2-A上育科所属。
アイシェの侍女で常に付き従い、彼女の世話をする。
彼女にとってアイシェ以外は塵芥。アーフラム教を狂信。

ピナ(後藤麻衣)白麗陵学院中等部3-B所属。
北欧の小さな島国・スフォル王国の第一王女。
魔法少女アニメ「マジカルディーバ」の大ファンでオタク。

深閑(佐久間紅美)従育科教師長(兼任で理事長補佐)。

天壌慈 楓(伊瀬茉莉也)理事長兼用務員。BL腐女子。

風祭 大吉(川田紳司)白麗陵学院高等部1-A上育科所属。
上育科唯一の男子で自称「灯一郎」はソウルネーム。
超ナルシスト。運動神経は抜群で頭も良い。構ってちゃん。

三家 満(藤村歩)白麗陵学院高等部1-B従育科所属。
実家は旅館。料理他家事が得意で家庭的な性格。
女装すると女子生徒を遥かに上回る程の美少女となる。

轟 慎吾(川上貴史)白麗陵学院高等部1-B従育科所属。
伊達メガネにオールバック、似非関西弁(出身地は茨城県)
常時煩悩エネルギーからくる下心丸出しの言動が特徴。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ハーレムアニメ・・・。このタイプのアニメは廃れていくの巻

随分昔に見たアニメでして、ほとんど覚えていないのですが、なんせつまらんかった!ってのは記憶にあります。

こういうタイプにアニメって何で全部同じに見えるんでしょうね。「Princess Lover」、「いちばんうしろの大魔王」「おまもりひまり」「いちご100%」や「君が主で執事が俺で」でもそうなんですが、ストーリー構成はほぼ同じ。ハーレム要素が入っているなか、メインヒロインが一人いて、そのキャラを中心に物語を進める。
こんなマンネリ、王道アニメがこれ以上増えないことを望むばかりです・・・。
ハーレムでいえば「IS」もそうなんですが、ISはロボットという新要素とやたら可愛いキャラを取り入れたことで今までとは違う展開を繰り広げを可能とし、パターン化していたストーリーからの逸脱を成功させていました。
単に新要素を組み入れれば良いという訳でもないのでしょうが、少なくとも「違い」をISは示すことを出来ていたと思います。

しかし、これは「IS」だけの話であって、最近の全てのハーレムアニメが新要素を取り込んでいる訳ではなく、まだまだパターン化は進んでいることが他の作品からわかります。
「まよチキ!」「真剣で私を恋しなさい!」「ハヤテのごとく」「星空に架かる橋」「ドラゴンクライシス」「あそびにいくヨ!」「そらのおとしもの」「百花繚乱 サムライガールズ」などは今だ昔の流れを組んでいるといっても過言ではないでしょう。

流れからの離脱は難しい。ハーレムアニメは基本キャラクターが可愛い。すると、メディア展開や関連グッズなどの幅広げが出来やすくなる。例えば、キャラのポスター、ぬいぐるみ、フィギュア、そしてドラマ化、漫画化、小説化など。こういうメディア展開がどれだけのベネフィットを齎すかは詳しく知らないんですが、結構な収入を得られるのではないでしょうか。
少なくとも、ワンピースのチョッパーなどは関連グッズだけで物凄い稼いでそうです・・・汗w

しかし、だんだんこの固定ハーレムパターンは廃れていくでしょう。最近のアニメを見れば判りますが、町おこしに関連したりする傾向があります。「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」、「たまゆら」、「らき☆すた」、「けいおん」などを見ても判るようにアニメが持つ社会的影響力を逆手にとって町おこしに役立てる傾向が見えはじめています。
まぁこれが原因で思想的なアニメが少なくなると懸念している人もいますが・・・。

何にせよ、この「れでぃ×ばと!」という作品は一昔前のハーレム傾向をもろに影響された作品です。
ストーリーもあまり内容が無く、先の読める展開。作画がちょっと特徴的でキャラも判りやすい裏表のあるヒロインとツンデレヒロイン。
しかし、こういった作品を好む人がいるのも確かで、好きな人には楽しいでしょう。
私には不向きですが・・・。

投稿 : 2024/05/04
♥ :

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テンポを崩さない微エロと笑い。

『れでぃ×ばと!』はラノベ原作、1クール(全12話)の微エロ・学園・執事・ラブコメディアニメです。

このアニメは毎回毎回組み込まれている微エロが主となっているラブコメディですが、ただの微エロアニメというわけではなく、意外と笑えるシーンや会話が多いところが特徴です。 エロと笑いのテンポの良さがこのアニメの良い点だと思います。

こういったアニメは一度見てしまえば、後はそのまま全話見てしまうものです。加えて1クールアニメである事ですから、同じジャンルの他のアニメと比べると比較的見易いアニメだと私は思います。
しかしながら、間違いなく見る人を選ぶアニメです。おそらく嫌いな人は嫌いでしょう。


設定は『ハヤテのごとく』に近いモノがあります。まぁ、基本が執事のアニメですから。ハヤテと異なる点といえば、それは年の差でしょうか。れでぃ×ばとは一応、年齢的にも皆高校生ですので。それにしっかりと学園モノの展開もあります。

作画に関しては若干抵抗のある人もいるでしょうけれど、どのアニメでも言われている様に要は慣れです。1話、2話ほど見てしまえばキャラデザが気にならなくなるはず。そして同じく慣れてくればどの女性キャラも可愛く感じるものですよ。

また、女性キャラ一人一人にしっかりと目を向けられていおり(彩京 朋美とセルニア=伊織=フレイムハートが主に活躍?しますが…)、キャラのインフレが起こっていないところが良い点です。そもそもキャラ設定自体が良いと思いました。


このアニメで笑いのタネになっているものは、彩京とセルニアのやり取りでしょう。あの二人の姑息な争いや談には笑わせられたものです。彩京が毒を吐き、セルニアが金色のドリル(髪)を回しながら怒り狂う…というワンパターンな談なのですけれど、それでも結構笑えます。
まぁ私的にはセルニア=伊織=フレイムハートという名前自体が既にツボでしたが。

暇をしている貴方。まだこのアニメをまだ未視聴であるならば是非見て下さいな。 完成度は高い方だと私はと思います♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

70.2 2 ドジっ子で幼馴染なアニメランキング2位
Do It Yourself!! どぅー・いっと・ゆあせるふ(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (216)
611人が棚に入れました
『ディー‐アイ‐ワイ【DIY】Do it yourself「自分でしなさい」の意、家具などを自分の手で作ったり修理したりすること』――広辞苑より。 「Do It Yourself!!」は、女子高生を主人公に、家具や友情や、ひいては人生までも、考え、工夫し、苦労し、失敗し、それでも諦めずに自分の手で完成させて、未来を切り開いていこうとする少女たちの、その最初の一歩を描く物語です。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

再視聴。シンギュラリティの先にある「喜び」は「体験」である。

 現在3回目再視聴中です。最近、シンギュラリティの先にある人間の喜びは「体験」であるという話を聞きました。あとは喜びの共有ですね。(東浩紀氏です。最近以前より人間に寄り添った意見が増えて共感しやすくなりました。)

 1話のプリンの人間は何もしなくなるというセリフを思い出しました。シンギュラリティで何もしなくてよくなるのはもう少し先の話です。が、今のネットの在り方ですね。書籍のダウンロードなど「情報量」と倍速視聴の「タイパ」というのは「無駄=質量による体験や考える時間」を忘れた貧しさということです。そうなったときの人間の喜びってなんでしょう?

 サブスクもそうですけどね。レンタルDVD屋に行ってを手に取って選ぶ。そこには空間と体験がありました。またちゃんと選択しなければ損をするという条件付けや偶然の出会いの作用がありました。本屋も同じです。
 AI絵師問題もそうです。絵を描く商売や人に見せてイイネの数を競うならAIは大問題ですが、絵を描きたいから書くのが人間の本質だということです。

 本作のテーマそのものですね。自分でやるという無駄、つまり経験・体験=試行錯誤には喜びがある。また体験を共有することで喜びを共有できる。無駄というのは人間に残された人間らしさであり成長の原動力であり貴重なものです。それがDIYだと。せるふが怪我をする意味も分かってきますよね。食事を楽しむシーンもまた体験です。海外の子達との出会いもありました。

 ただ、プリンやジョブ子がやっているITも自分で作っているのでそれはそれで必要だし素晴らしいことです。それを受け取るだけでは駄目ということですね。
 学校が2つ並んでいるのはなぜか?AIとDIYが補完しあう新しい未来が見えます。

 あとせるふとプリンの対比では、ペットです。なぜ最新のOSをインストールしろと言い続けるんでしょうね。新しいOSってなんでしょうか。それって、DIYという体験こそが新しいOSなのではないかと。

 それともう1点。本作の評価が気になってユーチューブのレビューを見ました。想像より評価高かったですね。その中で「DIYは自己表現だ」という説があり、なるほどなあと。それぞれのキャラが作りたいものが違うというのはそういう事ですか…と感心しました。

 また、資材を持っていかれる部分ですが、失敗してもめげずにリトライするという表現だったという意見は、ちょっと目からウロコですね。これに対応するのが、1話で学校の石碑に「和顔愛語」とありました。しんどい時こそ笑顔と優しい言葉という意味らしいですが、いいですね。せるふのキャラそのものです。それで繰り返しを入れたのかあと納得です。

 そして、このDIY…人間の喜びを表現するには流行の萌え絵ではもちろん駄目ですよね。このキャラデザと美術には意味があると思います。

 一見、のんきな日常系ですが、シンギュラリティの先にある人間の「喜び」とはなにか、という非常に最先端のテーマだった気がしました。

 評価上げます。本当に素晴らしい作品です。



以下 1回目レビューです。

 良作でした。DIYは「自立」の意味でしょう。ぷりんがヒロインかな?

 本作はまずアニメの雰囲気とか近未来設定で引き込まれました。作画やキャラデザの味わいも良くて、萌えとは違う独自性のある絵作りが心地良い作品だと思います。

 DIYは楽しさや精神は伝わってきましたが、ノウハウモノでは無かったです。要するに日用大工の意味でなく、自分の手で作る、自分のやりたい事をやる、自分で稼ぐという意味のDIYだったと思います。

 それぞれのキャラの親を見せているところが、多分ポイントなのでしょう。まるで一人で生まれて一人で育ったかのようなキャラしか出てこないアニメが乱立する中で、本作の丁寧な家族描写がなかなか新鮮でした。つまり、テーマは「自立」「独立心」ですね。


 キャラ達はデフォルメが効いてちょっと極端な性格造形ですが、淡々としたストーリー展開なので、それがないと寂しい話になったと思います。

 キャラでは、ぷりん、ジョブ子、せるふの母が素晴らしいキャラ造形だったと思います。ぷりんのツンデレは最高でした。せるふと自立性が逆転しているような描写が面白かったです。
 その一方で、全体的にキャラの整理がついておらず、活かしきれてなかったと思います。部長、たくみ、ぷりんでセルフの指導者、ぷりんとジョブブ子でIT、シーとジョブ子で金持ち・外人などがかぶっていました。匠と部長は深掘りが足りなかったと思います。

 そしてなによりせるふですね。「自立」がテーマだとして、彼女が「一人で出来るようになる」という気持ちのきっかけはわかりましたが、それだけでは弱い気がします。
 もうちょっとぷりんや母との関係で何かエピソードが欲しかったかなあ。青春ものとしてヒロインであるせるふの内面が描き切れていなかったです。

 ただ、視点を変えてぷりんがヒロインと考えるとちょっと面白いですね。自分が世話を焼いていた依存の相手が自立してゆくことに、ヤキモキしているような少女が良く描けていました。ぷりんの自立の物語だと思います。だから、一番濃いキャラのジョブ子が同居するのがぷりんだったのでしょう。


 9話10話の「稼ぐ」というのもまたDIYマインドなんでしょう。ですが、やっぱり繰り返す必要があったのか。その分せるふの何かが欲しかった気がします。

 最後はせるふとぷりんの2人というのは、まあいいですけど、しーの立場は?とちょっと思ったりもします。部活ものとしてちょっと意外なラストでしたが、しかし、自立とDIYをかけていると学校への依存ではなく、自分たちでやって行こうという結論は良かったです。
 他校の生徒が参加しているのも枠組みにとらわれないのがDIYマインドにつながるのかもしれません。

 つまり、9,10,12話に何かをもっと乗せられなかったかなあと思いました。ただ、まだ1回目ですから味わうとまた違うものがあるかもしれません。


 総評すると、世界感、設定、キャラ造形、作画、美術などなどどれをとっても私好みの素晴らしい要素を沢山もった作品だったと思います。

 DIYのノウハウは無かったですけど、独立心、自立というテーマが良く描けていたと思います。ただ、やっぱりせるふをもうちょっと丁寧に、特に後半で描けなかったのかなあ、とそこだけがもったいないなあ、と思いました。





以下 視聴時のレビューです。


3話 優れた作画、自然なキャラ設定。極めて優秀なテンプレ作品。

{netabare} 今3話までなんですけど、冒頭から近未来のスマートハウス、スマートペット、自動運転車、ドローンなどのセンスの良さで、感情を持っていかれました。設定を冒頭からセリフで説明しすぎないのも良かったです。この近未来のテクノロジーの設定とDIYの対比がいいんでしょう。

 そして、作画の美しさ。モーションコミックみたいですけど、表情といい手の動きといい、身体の感情表現といい、素晴らしいです。色合いもいいですし。何気なくよく動きますし、この作画の良さは相当なものだと思います。人間がちゃんと立体に見えるのに動くのはすごいと思います。
 背景美術や演出も高レベルだと思います。構図で視点の移動もいいですね。
 平家物語、ユーレイデコもそうでしたけど、こういう面白い作画の良さがもっと広がるといいですね。

 キャラ造形もいいですね。ヒロインセルフちゃんはADHDの設定なんでしょうか。怪我が多い、自分の世界に入る、相手の立場に立てない。心理学的に裏付けがあるような感じです。
 ぷりんちゃんのツンデレもいいです。表情が最高でした。

 ストーリーは正直テンプレです。ドジっ子ヒロイン、出来る先輩、物分かりのいい先生、金持ち幼女(?)、依存性のあるボッチっ娘。ですけど、キャラ達が自然なので見ていて飽きません。

 ひょっとしたら、ゆるキャンと並ぶ最高峰の親父趣味女子高生部活ものになる可能性を秘めていると思います。{/netabare}


5話まで、見ました。

{netabare}  いいですね。このまま最終回まで見ると思います。ラストのカタルシスは想像できますが、失敗してもそれはそれで青春でしょう。自分でやることの素晴らしさを表現するには、どちらでも良さそうです。

 気付いた点としては、ポリコレ配慮の匂いはありますけど、あまり気になりません。
 ITとの対比がもうちょっとあっても面白いかもしれません。そのためにはぷりんちゃんをどれだけうまく登場させるか、でしょうね。
 電動工具の作業の作画がすごかったので注目ですね。{/netabare}



6話 動きと表情が良すぎて何度も見てしまう。キャラも話も良いです。

{netabare} まだ、スタッフの過去作とか確認してないですけど、ダリフラ+フリクリ+グレンラガンみたいな作画な気がしてきました。簡単に見えて相当高度な事をやっている気がします。私が素人故の勘違いなのかもしれませんが、私は最高だと思います。

 遠近法、俯瞰にあおり。表情や手の動き。ぷりんの風呂上りの素足の時のふくらはぎから足の指の作画でちょっと背筋がブルッと来るくらい感情が動きました。

 脚本やキャラ設定もいいですけど、とにかく作画、キャラデザ、演出、美術が最高です。本当に飽きません。素晴らしい作品だと思います。

 天才・優秀な子の孤独とか、天真爛漫なセルフに救われる感じとか、いいですね。エピソードの一つ一つが面白いのはもちろんなんですけど、ちょっと切ない感じがあります。この切なさがある作品はクリエータが優秀なことが多い気がします。

 少しずつセルフのできることが広がってゆくのもいいし、それを部長が丁寧に辛抱強く教えているのがまたいいです。

 あまり評判になっていないみたいですけど、素晴らしい作品だと思います。 {/netabare}


7話 作画・美術だけでなく、ストーリーもキャラもいい。手作り作品が売れるといいなあ、と応援するくらい入り込んでしまう。

{netabare}  6話まで作画・背景美術・演出等の画面の方をほめていましたが、もちろんストーリーキャラもかなりのレベルだと思います。

 というのは1期完結を目指しているのか、話の密度が高いです。部存続→秘密基地の完成というメインのプロットに、セルフちゃんの成長、金髪ロリ美少女ジョブ子ちゃんが1学期限定という時間制限(部長の退部?もあるかな)、それぞれの友情、それぞれの立場、DIYのノウハウとまではいきませんが楽しい雰囲気がよく描けています。

 で、キャラたちが少々立場や性格はデフォルメされていますが、そのキャラ設定がストーリーとエピソードを動かすのに効果的に生きてきています。ヒロイン、セルフちゃんのキャラ芸が段々薄まって、周囲の人間にスポットライトが当たる時間が長いので、物語の世界観にとても感情移入できます。

 くわえて、設定の面白さがいいですね。未来的AI、ITと手作りの対比、街や家の時代設定、隣り合った学校というちょっと無茶だけど目新しい設定が光ります。

 これらがテーマというとまだわかりませんが「IT」に対する「ものづくり」に対応しているのと同時に、「ぷりん」「ジョブ子」のITチームと手作りチームとの対比と融合によって、今後の人間の価値観の問題への視点が生まれていると思います。最終的にぷりんちゃんの着地が気になりますね。

 無駄がない構成に脚本、優れた画・絵づくり。うーん。レベルが高いなあと改めて思います。
 だからこそ、彼女たちの手作りのDIYが売れるといいなあ、と応援したくなるような感情移入ができるエンタメ的にも優れた作品になっているんだと思います。

 連載物のアニメ化もいいですけど、完成度の高さはやっぱりオリジナルだなあと思います。構成が違います。コミカライズもあるみたいですけど。続けて長く見たいですけど、1期できちんと終わる感動もまた、連載ものではない魅力です。最後までこのまま盛り上がって欲しいです。 {/netabare}



10話 残念。繰り返しで同じことをやって1話分無駄だった?

{netabare}  初めの材料がお金の力で集めて、だったら10話のみんなの協力って意味があると思うんですけど、もともと自分たちで工夫して集めた材料だったじゃん、と思います。

 今回の事故がないと顧問が手を貸さないというのも、流れとしては不自然な気がします。過去の部員に声かけるのは責任を回避するための行為なかんじで、あの過去からのつながりの話に説得力がありませんでした。
 一回、ヒロインが落ち込まないと、ぷりんが参加しないからかなあ、今までいい話だったのに、本当にもったいない1話でした。 {/netabare}


11話 ぷりん可愛すぎ。いい感じだけど、セルフの内面描写が弱いのが本当にもったいない。

{netabare} ぷりんについては、説明しすぎない範囲で同級生になれなかったセルフに対するもどかしさや嫉妬、ツンデレが感じられました。というか今週のぷりん可愛すぎでしょう。最高でした。

 一方でセルフが記号的すぎな気がしました。DIYが上手くなりたい、DIYが楽しいという気持ちはいいですけど、そこに何かのエピソードが欲しかったかなあ。過去の挫折で完成に執着する理由とかコンプレックスとかなんでもいいんですけど。そうするとキャラにグッと近づけるんですけど、今のままだと本当に夢みる頑張るドジっ子でしかないです。

 やっぱり9話10話の薄い感じが本当にもったいなかった。

 なお、ここにきてセルフの母親の凄さにちょっと感動もありました。親は飢えさせない、一緒に食事する、話しかける、危険回避だけ教育する。そして信じて肯定してあげる。価値観を押し付けない。学校を落ちたことを責めない。勉強しろといわない。完璧に実践してますね。こちらの面からみるとセルフの内面の想像はできるかなあ。この親がいかに素晴らしいかは、クローズアップしても良いかもしれません。Do It Yourselfという題名とテーマ性でつながってきます。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

和顔愛語のDIY少女

【物語 3.5点】
ゆったりペースの1クールオリジナルアニメ。

プロットはマイナー部活物の典型。
DIY部存続のための部員集め→みんなで物づくりの流れ。
道中、熱血などの圧迫感は少なく、終始、癒やしを提供。

これを可能にするのが主人公・結愛(ゆあ) せるふ独特のまったり感。
ツンデレな幼馴染・ぷりんに、せるふアレルギーとツンツンされても、
「そっか~~」って感じでマイペースを貫き、急かす気分の調子を崩すw

1クールアニメが主流の近年。とかくすぐに展開を求める風潮が。
ですが、せるふを見ていると、もうこのアニメはゆっくりと付き合う他ないと諦めさせられますw

新入部員も気張って獲得すると言うよりは、
全てをいなす、せるふゾーンに、電動ドライバーでネジが穴に収まっていくが如く、
校内外の少女がスルスル吸い込まれていく感じw
ホントいつの間にか、みんなで「どぅ~いっと~ゆあせるふ~♪」と手を上げて団結している。不思議な感覚ですw


諦めて羽根を伸ばせば、ゆるい日常パターンに取り囲まれる至福が待っています。
結愛家の食卓に並ぶ強引な豚肉料理に震えるペットの豚・ミートw
ドジせるふが続ける負傷→保健室皆勤賞wあと酢昆布。
など序盤で、またここへ帰ってきたいと思えるパターンを構築するのは地味に凄い。

あとはジョブ子の「グッジョ~ブ♪」が決まれば、
D(どんどん)I(いごこち)Y(よくなるよ)w


【作画 4.0点】
アニメーション制作・PINE JAM

基本は水彩タッチの癒し系。

一方で、迫真なのが工作シーン。
監修にDIY系ユーチューバーなどで活動しているスワロ氏を迎える。
一部DIY作品デザインまでカバーしつつ、工具の取り扱い方までリアリティを追求。
良い子は真似しないで下さいなどの注意喚起テロップを敢えて出さないのは自信の現れです。


上空には鳥を飛ばす代わりに、宅配ドローンを飛ばし、
近未来に敢えてカビの生えたDIYをやる意義を見出す世界観を構築。
鳥は絶滅したのか?と思いきや、部室近くの樹木をキツツキが突いていて安心。
このキツツキ終盤{netabare}ツリーハウス建築{/netabare}の際も、部員を導いてくれました。


キャラクターデザインには『ヤマノススメ』などの松尾 祐輔氏。
DIY部員の髪色は平凡。ですが髪の裏側の影に青、緑などを入れツートンカラー風にすることで個性を出す。
ヒロインをピンク髪とかにしなくても見分けが付く。これ結構、使えそう。


せるふの隣の家が幼馴染のぷりん宅。窓から会話。ぷりんのツンデレが捗る。ここまでなら普通。
大胆なのは、せるふが通う平凡な普通科高校“潟女”を取り囲むように立地する、
ぷりんが通うエリート高専“湯専”の構図。
上の湯専から丸見えの潟女のせるふが気になって仕方がないツンデレぷりんw

この立地、何かの条例とかに違反しないのだろうか?
ツッコむ間もなく、{netabare}上からショートカットして部室に降ってくる“忍者”しーw{/netabare}


【キャラ 4.5点】
“潟女”校舎前の石碑に掘られた和顔愛語(仏教用語らしい)を体現するノンビリペースのせるふ。
突っぱねつつも世話焼いてしまう須理出 未来こと、ぷりん。
付かず離れずの間に、中盤から入って、{netabare}ぷりん宅に転がり込み、{/netabare}徐々に動かしていくのが飛び級留学生の12歳ジョブ子。
ジョブ子は最先端AIなどに精通しつつもDIYもイケるロリっ娘で、
2人だけじゃなく未来とDIYも橋渡しするキーマンに。

堅い性格と思われたDIY部長・くれい。
打ち解けていくにつれ、工作は得意だが勉強や菓子作りは苦手などの人間味が現れる。
奥手な三つ編みメガネっ娘・たくみに、少女漫画「ひまわりの少女」(ひましょー)について、
熱く語られた時も、部長も一緒にヒートアップする意外性。
コミック、小説版の違いまで論じる少女漫画愛。今度あにこれに何か投稿してみませんかw


水着回等もありますが、エロ萌え要素は控え目。
そんな中、ぷりん宅にて、しきりに入浴を進言するクラゲ型AIが地味にツボw


【声優 4.5点】
主人公せるふ役の稲垣 好さん。
若手ながら、ゆっく~~り語る落ち着いた口調でムードを緩める。

ぷりん役の市ノ瀬 加那さん。
同時期『水星の魔女』ではツンツンされるヒロインも演じ、ここではツンツンする側をこなす。
中々、器用なお方。今後もエンカウント率は高そうです。

ジョブ子役の大森 日雅さん。
せるふに匹敵する中毒性の高いダミ声。
「グッジョ~ブ」だけじゃなく、ナマイキな日本語から滑らかな英語までカバー。
しー役の高橋 花林さんの高めのダミ声の語尾ニャ~とも共鳴しつつ、リズムを生み出す。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は佐高 陵平氏
バックグラウンドで、ピアノ、アコースティックギターなどの優しい音色のミニマル・ミュージックに徹し、
ゆる~い掛け合いを下支え。

OP主題歌は部員たちによるDIY賛歌「どきどきアイデアをよろしく!」
もうこれ、どこかのホームセンターのテーマ曲でよいのではw

ED主題歌は、せるふ&ぷりん「続く話」
ずっと2人いっしょなバラード曲。
これが序盤から流れている時点で、ぷりんがデレるなど時間の問題でしたw


【余談】
物づくりが盛んな新潟県・三条市が舞台の本作。
私も燕三条のスライサー使ってますが良く切れますね。
で、先日、調子に乗ってキャベツ千切りしていたら誤って指までスライスw
これは、せるふの負傷を笑えませんねw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

女の子にやらせてみた系

{netabare}
流行り(?)の女の子に○○をやらせてみたシリーズ。
オリジナル作品だけど、ジェネリックきららでもあるのかな。
題材はDIY。恥ずかしながらこの作品を見るまでDIYと言う言葉は知らなかった。

DIYの描写に関してはかなりしっかりしていると思う。
ベンチや、アクセサリー、ツリーハウスなどを作るシーンが細かに描かれていて、DIYがどういうものなのかわかりやすかった。
廃棄される予定の資材の再利用や既存のモノを分解しての利用など、DIYだからこその強みが描かれていたのも良かった。
ツリーハウスなどは長々と時間をかけた上での完成で達成感が伝わってきたと同時に、自分で作ることの意義も少し伝わってきた。

この作品は世界観が現代ではなく、IT化が進んだ未来。
IT化/自動化が進んだ中で、手作り製品の良さも見直そうというメッセージ性が込められているのかな。時代の逆行というわけではなく、手作り製品の再評価と言う感じの作品だったので嫌な感じはしなかった。
資材集めの際の地元住民との絡みなど、時代の進歩に連れて薄れた人同士のつながりも意識されている作品だったかな。
DIYの際も、不得意な部分があればその部分は他人に手伝ってもらったり、全員協力で何かを成し遂げたり、全員が支え合って何かを成し遂げようとしているのが良かった。

ぷりんに関しては部活加入が遅すぎるようにも感じたけど、一度否定したものを受け入れるのはプライド的に難しいだろうし、あれぐらいの間が開くのも自然ではある。アニメ的にどうかと言うのは置いといて。
最終的には二人とも打ち解け合って和解。
DIYを通じてお互い先に進んでいく感じが良かった。
ぷりん以外のメンバーに関してもそう。
DIYをやっていく中で、色々協力し合う場面があって、そういった場面を通じて段々と仲良くなっていく感じが良かった。

ストーリーにはこれと言って悪かった点はないけど、特殊な喋らせ方によるキャラ付けが多かったことだけは気になった。
このアニメのキャラの喋り方は正直好きじゃない。
作画は独特な雰囲気があるけど、クオリティは高い方だった。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
そこそこ期待はしてる。謎アニメすぎる。ユーレイデコ?
ようわからん…。なぜ近未来設定にしたw やさぐれさん
これ日常系アニメでいいんだよね?
ちゃんと工作関係で専門的な内容はやるのね。
めっちゃ痛そうで草生えない。食べられるクレヨンとはw
それなりに意味わからんアニメ。部活設定はあるある。
個性的で好き。威圧感がすごい DIYの良さを際立たせるための近未来設定か。

2話 ☆9
やっぱ最先端技術との対比なのね。たくみん引き入れろ。
たくみんの方がセンスありそう。いつか大怪我しそうで心配。落ちたな。

3話 ☆7
この子の喋り方好きじゃない。スコーン部
ヒーラーガールとかもそうだけど、髪色複数のキャラって最近流行りなの?
ギスった。喋り方マジで苦手。
けどバカにしてくるようなやつは追い出して正解だろw

4話 ☆7
学校名ぐらいちゃんと確認しろ。これは今のAI技術でも出来そう。
クールドジ女子 謎の神作画。

5話 ☆7
アニメ変わった? このアニメ会話中もかなりキャラの顔を動かしてるよね。
独特な喋り方のキャラ多いのだけは好きじゃない。
使わんなら放置しとくなw リサイクルの観点からDIYを描いた回?

6話 ☆7
強引な水着回。このキャラデザで水着回やっても仕方ないと思うんだけどw
海なのに水着じゃない。まあ普通着てるよね。普通に可哀想でみてられない。

7話 ☆8
いらない文化。資材くれるの優しすぎん? オタク特有の早口。
やっと本格的なdiy けど何作ってんの?
ものづくり全般が得意なわけではないのね。
見た目悪くないのに不味い言われる展開アニメだと珍しい?

8話 ☆7
果たして励ましなのか。そんなロープウェイみたいなもの自作できるの?
実質ぷりんも加わったようなもんか

9話 ☆7
頭いいのかこの主人公w
あんな何も考えてない性格なのに売れてないこと気にしてるのか。
ぷりんも来るんか。ちょっと…?
王道ながら、各々の別の強みを尊重する流れは全員の仲の良さが感じられて良かった。その後の全員協力での豚小屋作成の流れも、ダメな部分は皆で補うという思考が現れていて。

10話 ☆9
謎シリアス。お宅訪問とか今の時代でも怒られそう。寝てたんじゃないんか。
ぷりん好き。手作りの笹団子とスーパーの加工品が対比されてる?
どちらも等しく置かれてて、双方に良さがあるみたいな見せ方なのはいい。
diy部昔からあったのか。普通に熱い展開だな。

11話 ☆8
ここまで長かったな。フードジョブ子可愛い。木思ったより細くて草。
人一人でも乗ったら折れそう。
危険なことは無理せずにできる人に任せるのはえらい。
先輩たちが作った家が。

12話 ☆8
もう完成してた。キャラの喋り方最後まで好きじゃなかった。
セルフとぷりんの話かと思ったら急にジョブ子の話に。
そんな重い過去がw 結構いいアニメだったんじゃないかな。OPED連続

曲評価(好み)
OP「どきどきアイデアをよろしく!」☆5
ED「続く話」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

65.5 3 ドジっ子で幼馴染なアニメランキング3位
藍より青し 縁(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (231)
1375人が棚に入れました
『藍より青し ~縁~』は、前作から2年後を舞台にしている。花菱・桜庭の問題は前作のアニメでほぼ解決していたため、原作のような急展開にはならず、後半はティナを中心として描いていた。
【ストーリー】相変わらず賑やかな桜庭館において、それぞれが大人への第一歩を踏み出してゆく…。

声優・キャラクター
川澄綾子、保志総一朗、ゆきのさつき、水橋かおり、平松晶子、成田紗矢香、桃井はるこ、能登麻美子、こやまきみこ
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

この作品は和むけんよかね~だけん心が癒されるたい

タイトルをこの作品のキャラであるティナ風博多弁で表現してみましたw
一応訳は
「この作品は和むのでいいですね~だから心が癒されますね」(やわらかく訳しましたw)
一応私が知っている博多の方言です。正式な博多弁ではないので、そこはご容赦ください^^;

藍より青しの続編、つまり2期で全12話。

前回の1期から2年後のお話で、いつものメンバーで日常のお話ですね。
1期でほとんど問題は解決してますので、こちらではラブコメ中心です。

やたらとサービスシーンも多いです。

1期のレビューではキャラクターの紹介してませんでしたので、簡単な紹介です^^
カッコ内は中の人です。

真面目でやさしく一途な大学院生で舘の離れに住む 主人公 花菱薫(保志総一朗)
同じく真面目でやさしく一途な舘の大家さんでなでしこ ヒロイン 桜庭葵(川澄綾子)
元気で明るく酒好きな舘に住む、薫の大学の後輩 ティナ・フォスター(雪乃五月)
真面目で厳格で怒ると怖い、でも○○○や○○○の前ではデレてしまう舘の管理人 神楽崎雅(平松晶子)
ドジでいつも何かをやらかしている、舘で住み込みメイドのバイトで薫の大学の後輩 水無月妙子(水橋かおり)
お嬢様で主人公が大好きでティナといつも口ケンカしている 美幸繭(成田紗矢香)
元気で明るく気が利く妙子の従姉妹で高校生 水無月ちか(桃井はるこ)
ティナか連れてたペットでフェレット ウズメ(猪口有佳)
{netabare}
特にこのお話では薫と葵2人の将来について語られることが多いですね。
{/netabare}
やっぱり今回も注目は生粋のアメリカ人なのに博多弁で話すティナ・フォスターですw
2期になったので、方言も板についてきましたね~今回は特に目立ってました^^
ちかっぱい~、~ばい、だけん~、~だったい、ばり~、~なか、~けん、と博多弁全開ですw
{netabare}
11話のティナと薫がいる河川敷の夕日のシーンが印象的でした。
この話は良かったですね。この作品で一番好きなお話です^^
{/netabare}
OP/EDともに1期と同じ方が歌ってます。このお話に合ってますね〜

安心して観れる作品です。ただ日常の話がメインであまり起伏がなく、ドキドキワクワクすることがほとんどありません。ちょっと古めのラブコメを観たい方にはピッタリだと思います。もし観られる方は、ぜひ1期から視聴することをオススメします。

縁(えにし)いい言葉です。このお話もそうですが、あにこれで好きなアニメを語れる方々に出会えていい縁になりました。そんなことを思いながら最終話を観ていましたね^^

後で知りましたが、原作者は福岡出身なのですね~どうりでティナの博多弁の使い方がうまいと思って観てました^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あなたともう一度、縁(えにし)を結びたい…。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版第1期は視聴済です。
2020年冬アニメのショート作品の視聴を勧めるか、少しだけ迷いましたが、圧倒的にこちらの方の視聴意欲が勝ったため、継続して視聴することに…。


物語の舞台は前作から2年後…。

桜庭館での共同生活は、高校生のちかも加わりより賑やかにより楽しく過ぎていた。

しかし、そんな平和な日々の中でも、葵、薫、そしてティナも、それぞれの試練に直面し、
悩み、決着をつけなければならない時がやってこようとしていた…。


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

物語としては、前作の延長線上で桜庭館での日常が描かれています。
葵ちゃんの薫への愛はより大きくなって、薫も自分の将来と真剣に向き合い始め、ティナの暴走っぷりも健在…

妙子ちゃんのドジっぷりとちかちゃんの元気いっぱいは相変わらずですが、繭ちゃんの薫への積極的なアプローチは少し影を潜めました…
まぁ、桜庭館は今日も平常運転中といったところでしょうか。

変化といえば、ちかちゃんの高校の友達2名が新たに加わったという点です。
しかも片方のCVは能登麻美子さんですから、私にとって前作以上に耳の幸せな作品でした。

ですが、丸っきり変化の無かった訳ではありません。
物語の終盤に焦点の当てられたティナのエピソードは大きな変化点でした。
優しいのは薫や葵ちゃんだけでは無かったというのが視聴を終えた直後の率直な印象です。

今期は少しサービスシーンが多かった印象がありました。
個人的にはそこまで無くてもよいので、物語を進めて欲しかった、というのが本音です。

何故なら完走後にwikiをチラ見したらネタバレ情報が目に飛び込んできて知ったのですが、第2期では物語のラストまでは描かれていませんでした。
この後、薫と葵には更なる試練が待ち受けているようですので…

でも、泥沼化する要素も多分に含まれているようなので、物語を綺麗に纏めようと思ったら、本作のような構成になるのかもしれません。
私的には薫と葵がどの様な道を歩いて行くかが気になりますけれど。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、石田燿子さんの「たからもの」
エンディングテーマは、the Indigoさんの「I Do!」
歌い手の皆さまは第1期からのスライドでしたね。

1クール全12話の物語でした。
葵ちゃんの一途さを全集中で愛でながら視聴できる作品でした。
しっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

感想

全12話。ハーレム・ラブコメもの。

この作品の前に1期を先に観るほうが良いかもしれないです。

あらすじ
前作から一年後。桜庭館での共同生活は、
高校生のちかも加わりより賑やかにより楽しく過ぎていた。しかし、そんな平和な日々の中でも、葵、薫、そしてティナも、それぞれの試練に直面し、
悩み、決着をつけなければならない時がやってこようとしていた。

タイトルにもありますが、「縁」を題材にしていて、
これはハーレム化した桜庭館の住人達との「家族愛」をテーマにしています。
この住人達との友情も今作の見所かと思います。

その住人の一人であるティナをメインに描くエピソードが中心ですので、
1期でティナが良かった人には楽しめる内容かと思います。

前半~中盤までは1期と同じように、のんびりとした展開。
日常の話の中で後半へと続く伏線のエピソードや行動もありました。
後半はちょっと切ない展開に。
この辺りがこの作品の家族愛や友情を観て取れるかと思います。

1期よりもハーレム色が強くて、またコメディ要素もアップしています。
もう桜庭館の住人達が面白おかしくやってます。

私は薫と葵ちゃんメインのストーリーが良かったので、1期の方が好きですね。
話の進展もないですしマンネリ化してる感じがするので、
2期やる必要があったのか?というのが正直な感想です。
1期でそれなりの終わり方したのに。

ハーレムラブコメとしては楽しめる内容の作品ではないでしょうか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

75.0 4 ドジっ子で幼馴染なアニメランキング4位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1175)
7085人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

六畳間に集まる侵略者達!?

ヒロイン全員侵略者ではなく宇宙人と地底人が侵略者です。
ラブコメで時々シリアスという感じですかねー、一話は怒濤の展開、三話はマラソン回でしたがマラソンではなく障害物マラソンでした。
詳しく知りたい人はラノベを読む、大まかなな本筋を知りたい人はアニメを観るのがおすすめ。

ラノベの一巻を購入したのでお約束は出来ませんが感想を書くかもしれません。
一巻読んだ感想
大まかな違いを書きます。ここからはネタバレというより、違いを書きますが一応ご注意を。それが大丈夫という方はどうぞ…
{netabare} ゆりかの扱いが酷い(笑)陰の功労者なのですが誰も魔法少女と信じません。アニメ以上に不憫なキャラです。大家さんの掘り下げと桜庭先輩の掘り下げがラノベ版の方が充実しています、特に桜庭先輩は読んでおかないと何故孝太郎に好意を抱いているのか不透明だったのでその疑問が解消されました(されます)
侵略者メンバーで幽霊の早苗は一巻の時点で孝太郎に対する敵意がとあることで薄れています。 {/netabare}
ラノベ版を読むと桜庭先輩と早苗とゆりかの印象が変わります、そのかわりアニメのように展開が早いというわけではありません。アニメ一話がほぼ一巻の内容をざっくりとカットして映像化しているのでご注意。

九話感想
ゆりかが可愛い…だと!?
ラノベ読んだから知ってましたけどね
タイトルの解釈としては『陽だまりと虹』は孝太郎がゆりかに対するイメージであり、ゆりかが孝太郎に対するイメージかなと思いました。
 九話は孝太郎がゆりかをおんぶしているシーンがまさに孝太郎がゆりかにとっての『陽だまり』という感じが出てて良かったと感じました。

十話感想
早苗が孝太郎の身体に入って眠っていましたが、あれは早苗的に『暖かいから入っている』らしいからです。
孝太郎は最早、早苗に対しまったく敵意もなくなおかつ家族感覚なので暖かいみたいです。朝に寝起きの悪い孝太郎を起こしに来るルースはびっくりしています(尺の都合によりここの下りはカット)
ゆりかの馬の役はいじめとかではなく、ゆりかには馬の演技が上手いと評価されてまた馬役をしました。

十一話感想
キリハが左腕に付けていた篭手は雷と炎を操れる代物です。
キリハは障害物競走で完走寸前までいったので運動は得意な方なのでしょう、急進派のリーダーにはスタンガン的な衝撃を与えて昏倒させました。
急進派のリーダー、シジマ・タユマは騒動の後地底にて裁判にかけられます。シジマは所謂武家に当たる家で生まれ武力による侵略を提唱して一定の支持を得ています。地底の技術は確かに地上を圧倒していますが数は断然、地上の人間が多いですし対策も早いでしょう…サンレンジャーはその為の組織です。
今回サンレンジャーが遊園地まで出動しませんでしたが、ラノベ版だと遊園地に出動します。一瞬でやられますが、ゆりかの防御魔法で大事に至りませんでした。
サンレンジャーという組織は全国に居るらしいです(あやふや)あのスーツは一応戦える機能が備わっています。

キリハは可愛いのですが後々にならないと真価が発揮されないもったいないキャラですかね。

キリハの過去については…ラノベを買おう!
ここで言うのは止めておきます。
大家さん貴方は一体何者なんだ…

十二話感想と総評
クリスマス回&演劇回でした。
アニメの尺に合わせて一話並みの再構成がされました、ある意味原作越えをした回でした。
ヒロイン全員が可愛いと感じたのは久々なんじゃないかと感じました。どのヒロインも薄い印象ではなく色濃く記憶出来るアニメだったのはないでしょうか?(一話で切らなければ)
十二話は原作超えたと個人的な感想です。
本当に素晴らしいアレンジ、改変、再構成が光るアニメでした、スタッフの皆さんありがとうございました。

アニメは終わりましたが、ラノベはまだ続いているので気になる人はチェック!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

みんな可愛すぎんでしょおおおおおおお

 HJ文庫よりライトノベル原作、ハーレム気味ラブコメ作品。
幽霊に魔法少女に地底人に宇宙人に付き人に大家さんに先輩に……節操のないヒロインの種類と多さ。
1話の時点じゃ「あ、これ、がをられ枠か」もしくは「脳コメ枠か」とか感想を抱いても仕方ない。
だって全員一挙登場するんだもの……。

しかしながら1話の雑多感に反して、2話以降から丁寧なキャラクターの掘り下げが進行してゆく。
設定の無茶苦茶さはあるものの、内容は見せ場やメッセージ性がハッキリしてるので意外に観やすい。

1話は顔見せ、2話以降から各キャラが深く関わるエピソードがそれぞれ用意されている、
侵略戦争とは名ばかりで、そんなに駆け引きやバトル対決的な内容ではない、
といった辺りを念頭に置けば、方向性が分からず振り回されることなく、視聴できるかもしれない。
しかし特殊キャラたくさん出してきたのに、最も普通っぽい先輩が一番メインヒロインっぽいという。

■キャラクターを輝かせるエピソードの展開力
{netabare} この作品は実にキャラクターの魅力を引き出すための話作りが上手いと思う。
初めにいいなと思ったのは、第三話の部活対抗障害物マラソンの話。
この話で最も印象に残ったのが桜庭先輩とゆりかふぁいおーの助け合いシーン。
侵略者面々の中で一人抜けたポンコツぷりを発揮してたゆりかだけに、その健気さに胸を打たれる。
先輩の聖人っぷりも拍車をかけて、ゆりかに恵みあれといった気持ちにさせられた。

ハーレムモノで男キャラ不在の中でのキャラ掘り下げというのも新しく、
厳密にはハーレムモノというよりキャラによって別個のドラマがある作品という印象が強まった。
安易なラブコメに走らずに個性を描く方向に重点を置いたことで、結果魅力を高めているのではないか。

そんなこんなで全員それぞれが際立つエピソードが用意されているために、
観ていけば観ていくほどキャラの魅力が深まっていって、みんな可愛い……

早苗ちゃん:人懐っこさが可愛い どんなときでも味方になってくれそうな信頼感
ティア:反応がいちいち可愛い 小っちゃくて度々弄ばれるけど、案外懐が深くて頼もしい
ルースさん:誠実で可愛い 常識人的ポジションだけど最も暴れてた人
ゆりか:ポンコツ可愛い 泣いたり笑ったりオチ担当だったり面白い でも影の功労者だったりする
キリハさん:機転が利く可愛い 最初は読めない人だったけど、真意が明かされて好感を持てた
桜庭先輩:ヒロイン可愛い 完全に惚れちゃってるよね、という行動の端々が破壊力ありすぎる
大家さん:自由人可愛い 一人だけ別格な格闘家やってるあたり笑えつつ、いると安心感ある
ハニワも竹達と悠木碧だと思うと頭がとろけそうだった。

これほど全ヒロイン魅力的な作品もそうないな……。
そして主人公の孝太郎も終始明るい好青年で、いざというときは台詞も格好良くて好感度高かった。{/netabare}

☆総評
 展開自体はチープさもあったのだけど、キャラクターは本当ずば抜けて良い作品だった。
作画も安定感があり表情豊かで、ポーズも特徴的に決まってて良かった。
ちょっとした所作にどきっとさせられることもあり、可愛さがオーバーブレイクする。
1クールでこれらのキャラを一通り描ききっていて、満足感のある内容だと思う。
ただ方向性を掴むまでの出だしがネックか。まぁ総じて予想以上に良作のキャラ萌えアニメだった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この作品は1クールアニメでは魅力が伝わらないタイプだったのではないかと

原作未読です。

最近たまたまこの作品の原作の良い評判を目にしたのですが、それに対して「でも自分はそんなにこのアニメに強い印象はなかったな~。原作はもっと面白いのかな~」と思ったわけで。

ただ、そのように思いを巡らせたことで一つ気付いたことがあるので、自分へのメモがてらレビューにしてみます。



このアニメに対する自分の印象は、
「ファンタジーハーレムときどきバトルで、決してつまらなくはないものの無難だったアニメ」
というものでした。

そこで今回あらためて「なぜ無難と感じたか」を突き詰めてみたのですが、それはアニメ範囲内では「設定が活かされてない」と無意識で感じていたからみたいなのですよね。


つまり、幽霊やら地底人やら宇宙人やら魔法少女やら、いろいろなキャラがいましたけど、それぞれが上手く絡むことなくエピソードがそれぞれが独立していた、というか…。

例えば幽霊早苗ちゃんメインのエピソードで、他のメンツが地底人やら宇宙人やら魔法少女である必然性があまりなかったように思えて、
その必然性のない状態が、全メンバーの人数分だけメインヒロインキャラを変えて繰り返されただけで、起伏のない状態のまま最終回までいってしまった、みたいな…。

なんか言葉が上手くないですね。伝わっていなければゴメンナサイ…(>_<)




ただ、最近目にした原作の良い評判というのは「伏線の回収の仕方が絶妙」というものでした。

それで思い出しました。
あー、言われてみればなんか伏線っぽい展開はあったな~。結局アニメ範囲内で回収されることはなかったから記憶に残ってなかったけど。


この原作って、20巻くらい出てるんですもんね。

もちろん原作者さんが魅力的な話を作り続けられるからそんなに続くのでしょうけど、それはそれとして、そりゃあ20巻も続いていればじっくりゆっくり伏線回収もできて面白いラノベになりますよね。


かたやアニメ。

何巻までアニメ化されたのかは知らないですけど、きっとこの作品って序盤はメインキャラの自己紹介巻が続いて、
序盤だけでの伏線回収とか、アニメ化された際に合わせた序盤の盛り上がり巻とか作らなかったのでは?


いや、ラノベはあくまでラノベですから、アニメ化を見越して12話24話でまとまりそうなポイントに合わせてメリハリのある盛り上がり回を作るというのは本来違うのかもしれないというのは分かるんですよ。

でも、自分は新しい漫画やラノベを積極的に発掘しようとするタイプではなく、アニメ化されたものの中からかなり気に入ったものだけ原作に進むタイプなので、アニメ12話の時点で強い印象がなければその先には行かないというのが事実なわけで。


例によって話が行ったり来たりしてしまいましたが、今回何を言いたかったのかをまとめますと、
そんなに伏線回収が巧みな原作なのだとしたら、それがまったく感じられなかったアニメ12話の構成(原作序盤の構成)はもったいなかったんじゃないかな~
…ということなのでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

73.4 5 ドジっ子で幼馴染なアニメランキング5位
ぼくたちは勉強ができない! 第2期(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (343)
1555人が棚に入れました
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」獲得のため、学園が誇る3人の天才・古橋文乃、緒方理珠、武元うるかの教育係を引き受けることに。苦手科目にはとことんポンコツな彼女らを導き、志望校合格を目指すが…!?さらに、冷血に見えつつ超ドジっ子な教師・桐須真冬、メイドのバイトをしながら医学部を目指す先輩・小美浪あすみも加わり、成幸たちの勉強はさらなる追い込みへ!そして密かに恋の気配も…?「できない」天才たちが繰り広げるラブコメディ、 勉強も恋もまだまだ続く!!

声優・キャラクター
逢坂良太、白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓、Lynn、朝日奈丸佳
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

確かにうるかも可愛いけど僕はやっぱり

9話と10話が好きだった。なんだかんだ親子。そして、父親と衝突しても説得しようと諦めずに努力しようとする姿勢に好感。やっぱり自分はつくづく古橋文乃派だなと思ってしまった。清楚系ヒロイン派推しは個人的に負けかなとか思ってしまうが、苦手な家事に奮闘したり、もたれかかったりと可愛い。
父親がまさかの大学で数学をしている人で数学の天才である妻を亡くしてから落ち込み、娘と向き合えなかった。でも、影で娘を心配してたし、遺品である論文をいれている(嘘)パソコンを通して関係も改善されて、めでたいことこの上ない。

成幸の進路気になるなあ。自分のしたいことやってほしいなあ。
稼ぎたいならパイロットかなあ。それかゴールドマンサックスとかの外資系いいよな。できる奴は収入が青天井で羨ましい限り。
と思ってたら{netabare}教育者かあ。大変やろうけど、ええやん。{/netabare}

高校3年生とは思えない勉強のしてなさ。受験あるんでないの?こんなもん?
全然わからない。{netabare}合格してるから、いいか。ポテンシャル高すぎ。{/netabare}

卒業して大学行った後まで描いていたな。{netabare}花火のジンクスはやはり、うるかだよね。大勝利。{/netabare}青春だなあ。あの展開はアニメオリジナル?

個人的には好きな終わり方したと思うし、良かった。ただ、もうアニメでは見られないと考えると寂しい。


OP
Can now, Can now Study
ED
放課後のリバティ halca
関係≧方程式 Study
挿入歌
ワンダー・ピュアマジック! 川瀬あゆ子(大地葉)、海原智波(阿澄佳奈)
星空のプレリュード 武元うるか(鈴代紗弓)
仰げば尊し


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」獲得のため、学園が誇る3人の天才・古橋文乃、緒方理珠、武元うるかの教育係を引き受けることに。苦手科目にはとことんポンコツな彼女らを導き、志望校合格を目指すが…!? さらに、冷血に見えつつ超ドジっ子な教師・桐須真冬、メイドのバイトをしながら医学部を目指す先輩・小美浪あすみも加わり、成幸たちの勉強はさらなる追い込みへ! そして密かに恋の気配も…? 「できない」天才たちが繰り広げるラブコメディ、勉強も恋もまだまだ続く!!

1. 天才と彼はその[x]なる判定に銘々慮る
夏休みも予備校で勉強に励む成幸たち。この日は模試の結果が出て、理珠の志望校判定はE判定。「Eになった」と落ち込む理珠に文乃たちは騒然!…というのも、なぜか胸のカップ数と勘違いしていたからだ。そして理珠は、成幸が自分の胸に興味を示していると勘違いして…。後日、成幸たちは夏期講習の総まとめで予備校の合宿へ。勉強を終えて風呂に入った成幸は、なぜか男湯にいた文乃たちと鉢合わせ! そこに男子たちも入ってきて…!!

2. 先人の誇りは時に[x]どもの事情と背反する
あすみのバイト先のメイド喫茶が家事代行サービスを開始。成幸はあすみとともに依頼主の元へ向かうが、なぜか真冬やうるかといった知り合いばかり。しかもそれぞれ家事代行を恥じてか、あすみは仕事をさせてもらえずイライラ…!そんなある日の小テスト、普段以上に威圧のオーラを漂わせる真冬。実は徹夜でテストを作成したため、必死で眠気をこらえていたのだ。そして下校中、成幸は自動販売機の下をあさる不審な真冬を見かけるのだが…!?

3. 天才は変遷する季節と[x]模様に憂う
父親のせいで、うっかり前髪を切り過ぎてしまった理珠。最初の内は気にならなかったが、徐々に恥ずかしくなって成幸から顔を隠すように。被り物までして自分から顔を隠す理珠に、成幸は自分が嫌われたと勘違いしてしまう!また別の休日、親友・理珠とのお出かけにはしゃぐ紗和子は、完璧なプランで理珠を楽しませようと大張り切り! その途中、偶然に成幸と出くわした2人。紗和子は親友の恋のために身を引こうとするが…!?

4. 時に天才は限定された[x]において奮闘する
図書館で勉強する成幸の隣に、見知らぬ美少女が座って話しかけてきた。成幸は逆ナンと緊張するが、その正体は美容院でイメチェンした理珠だった。そうとは気づかない成幸は、勝手に誘惑されていると勘違い!翌日、英語面接に備えてスピーキングを練習するうるか。うるかの目も当てられない英会話に成幸は、この日の会話は英語以外禁止というゲームを提案する。しかしうるかとの英会話はかみ合わないどころか、勘違いの連発で…!

5. 心尽くしの賜物は時に[x]の錯綜となる
成幸の家で勉強した帰り、文乃は成幸から誕生日プレゼントを渡される。初めての男子からのプレゼントに「どんなもの」でも嬉しいと喜ぶ文乃。しかし開けてみると、そこにはブラジャーが…。果たして成幸の意図とは!?ある日、母親の代わりにバイトへ向かう成幸。そこはいつぞやのランジェリー店の店長が営むマッサージ店だった。あの時と同じく、着ぐるみでマッサージのバイトに励む成幸。そこに文乃と理珠が来店する!

6. 彼らは安んぞ面する[x]の志を知らんや
マンションの風呂が使えないため、真冬は銭湯に行くことに。途中であすみ、成幸たちと出会い、真冬とあすみは一緒にサウナへ。暑くて朦朧とする2人は、成幸との秘密を口走ったり、水風呂で戯れたり…。漏れ聞こえる2人の嬌声に、男湯の成幸は緊張しっぱなし!数日後、真冬を相手に模擬面接が行われる。文乃、理珠は弱点を突く真冬の質問に、すっかり心が折れてしまった。そして成幸の番…彼は真冬に何を語るのか!?

7. 人知れず天才は彼らの忖度に[x]する
オープンキャンパスを訪れた成幸、理珠、紗和子の3人。しかし成幸と紗和子はそれぞれ相手を理珠と仲良くさせるために、変に譲り合っては理珠を放り出すことに…。そんな中、理珠は数学の教授に才能を見出されて数学科に誘われる。あすみのメイドカフェでボードゲームイベントが開催! レアなボードゲームにつられた理珠は、メイドとなって手伝いで参加することに。メガネっ娘メイド・理珠に群がる客たち。理珠のゲームの才能が火を噴く!

8. ゆく[x]の流れは絶えずして…
成幸の体育の成績が赤点目前! うるかが成幸に水泳を教えるが、教え方があまりに下手で一向に効果なし。監督していた真冬が見かねてプールに入り、成幸の手を取るが…。プールの一件で真冬に勇気づけられたうるかは、全国水泳大会で見事に優勝! そして彼女には海外留学の話が。成幸に言い出せずに悩むうるかは、ファミレスで文乃に相談を持ち掛ける。そこに成幸が現れて、うるかはとっさにテーブルの下へ!

9. 最愛の星に[x]の名を(前編)
一ノ瀬学園で三者面談。家のために進路を決めようとする成幸に、母・花枝は自分がやりたいことをするべきと忠告。そんな中、オープンキャンパスで出会った数学教授が現れ、再び理珠を数学の道へ勧誘する。彼の名は古橋零侍、文乃の父親であった。三者面談で零侍と喧嘩した文乃。勢いで家出した彼女は、そのまま唯我家に居候することに。花枝の許可も得て成幸と寝食を共にする内に、どこか新婚生活みたいな雰囲気に…!?

10. 最愛の星に[x]の名を(後編)
唯我家での居候を続ける文乃。この日は花枝たちが出かけてしまい、家には成幸と文乃の2人きり。文乃は居候のお礼をすべく料理や掃除に挑戦するが、ことごとく惨敗! しまいには風呂に入ってきて、成幸の背中を流そうとする!?その後、星空の下で成幸に後押しされた文乃は、零侍と向き合うために家へ戻る。天文学への進路を認めようとしない零侍に、文乃は母が残した動画データを突き付ける。生前の母は何を語るのか…。

11. 祭のはじめは矢継ぎ早 彼らに[x]が降りかかる
文乃、理珠、うるかが希望進路を決める一方、成幸は「自分が本当にやりたいこと」を見出せずに悩んでいた。そんな成幸の悩みとは裏腹に、一ノ瀬学園は文化祭の準備で大忙し! そしてうるかたちは「後夜祭の1発目の花火を触れ合って見た男女は、必ず結ばれる」というジンクスを聞いて…。文化祭当日。理珠のクラスが出店するうどん屋にトラブルが発生! 理珠の父の勘違いで、模擬店の域を超えた大量のうどんが納品されてしまったのだ。

12. 祭の騒ぎは留まらず[x]どもは茨の道を往く
文化祭はますます大盛況! 水泳部のライブステージでは、なぜかフルピュア衣装を着た真冬が海原&川瀬と共演。真冬のダンスのキレに沸く観客。そして続いて登場したのは、見慣れない真っ黒な衣装に身を包んだうるか…!?うどんの宣伝で校内を周る成幸は、ある着ぐるみを着ることで、なぜか先生たちに追われてしまう。あすみの手引きで体育館へ逃れる成幸だが、そこでは文乃主演の演劇が修羅場を迎えていた!

13. 祭の終わりは寂しくも華やかに[X]どもを祝福する
着ぐるみの成幸の乱入により、文乃たちの演劇は大絶賛で終演。しかし着ぐるみ越しにキスした相手が分からず、文乃はただただ混乱…。一方、理珠のクラスのうどん店は、みんなの協力で大量のうどんが売り切れそうな盛況ぶり!そして「一緒に花火を見ると結ばれる」というジンクスがささやかれる、後夜祭の時間が近づいてきた。成幸と一緒に花火を見る、運命の相手とは…!?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

未来はわたしたちの手の中に!!

1期は『うるか』『古橋』がエピソード的にやや優勢だったと思いますが、この2期は結構『古橋』エピソードで応援する人が増えそうかな?と思います。
ただ個人的に最終話は原作全て見てる身としてはあまり好きじゃなかったですね。ま、アニメだけなら良いのかも?


原作・ジャンプで全て。
アニメ・全話視聴。(全13話・30分アニメ)


今年(2020年)で廃止される『センター試験』。来年からは『大学入学共通テスト』に名称が変更になります。
現実世界では受験生をただただ混乱させた文部科学省に絶望しましたよ。「この程度かよ…」って感じです。
だってこの変更をする文部科学省の連中の理由、「マークシートだから」ですからね。しかも出される問題やテストの用紙、やり方等も見ずにただ会議で「選択式はアカンやろ」みたいなノリで決まったみたいです。
ま、私が説明するより『池○彰さん』の本や番組で言ってたのでそちらをどうぞ。
本当、受験生は今後の人生をも変えるかもしれない事なのに文部科学省は何やってんだか(汗)


さて、思いっきり脱線したので戻しますね。
あらすじは2期だから書くのはやめときます。


今回はラブコメやコメディ部分が強かったかな。
ま、少年誌のラブコメ系としては丁度いいレベルだと思います。ただちょっとセクシャルなのが多かったのでそこを受け付けないと評価は下がるかなと思います。♯5と♯6が特に。
1期と比べると勉強系はあんまりだったなぁ。個人的には残念。ただ『桐須先生』の教え方や面接の部分は好きだったな。「大人でも自分の長所なんて…」や「才能あるものの特権」とか共感や感心しました。
後は『唯我』の「自分のやりたいこと」についてかな。指摘されるまで決めてなかった事、そしてちゃんと自分で答えを出せた事。教育係をやってたとしてもやはり『唯我』も一生徒なんだなと。

ツボだったのは『武本』の運動天才なのに教えるのがとても下手な部分やアイキャッチ、『古橋』の毒や『小美浪』のツッコミ等も面白かったです(笑)
歌はED曲の方がノリも良く、キャラも可愛くて好きですね。


♯9〜♯10は『古橋』の株が上昇したんじゃないかな。てかさ、もう新婚やん(笑)
家庭ってそれぞれ事情があると思うし、不器用だから伝わらない・伝えないで向き合えてなかったからこそこうなってたんだな。
詳しくは書きませんがここのエピソードはいい流れだと思います。そして『古橋』にとって今後大変だなと私は感じました。
だってねぇ…、『武本』と『緒方』のねぇ…。
これは『唯我』にとっても難題だな。合格通知は誰になるやら。


♯11からは文化祭なんですけど… …

ラブコメ物としてブッ飛んだ事が多いですね。

…文化祭ってこんなカオスだっけ?

ま、まぁそれは良いとしてもやはり賛否両論の3DCGダンス。これは好き嫌いがハッキリしそうですね。
ダンス後にアニメ絵に戻るから違和感は残ります。
他作品で例えるのは恐縮ですが『かぐや様○告らせたい』の♯3のED曲『チカっ○チカ千花っ♡』みたいなダンス表現だったら違和感もなくて良かったのかな。

でも後夜祭やジンクスもオチも「らしい」終わり方だなと思います。ま、これは後で書こうかな。


さて、原作を見てた私としては最終話のED曲後のエピソードは嫌でしたね。まぁリアルタイムに放送されてる時は連載中だったからこの表現になったのかもしれませんがこの終わり方だと3期は作らない前提な感じがして残念感が強いです。
何故かと言いますと私個人は『桐須先生エピソード』と『小美浪エピソード』が綺麗で好きなのでアニメで表現してほしかったです。それはもう叶わなそうだなと。
アニメだけの表現だと『小美浪』と『桐須先生』の魅力は伝わらないと思います。ただのサブキャラ感が(汗)『桐須(妹)』も出れずだし。

今現在(2020年3/15現在)は1つのストーリーとしては完結を迎えました。中々綺麗な終わり方だったので私個人は評価は良い方です。
ジャンプでは『ニセコイ』が散々な終わり方をしたので心配をしてましたが安心しました(汗)

明日発売(2020/03/16)のジャンプでは『ぼく勉パラレルストーリー』が開幕します。作者の『筒井さん』は「どの物語が本当の結末かは読者の皆様次第です」と言ってます。
やり方としてはギャルゲー・乙女ゲーみたいだなと思いますが試みは面白いかなと。
読者(ファン)に対し『X=???』と解はそれぞれに、って事ですね。
アニメでは♯11と♯最終話の『ジンクス』と『後夜祭』がキー、原作では『問69』のシーン。

なので題名は原作にも書かれた表現と一緒にしました。その意味は…原作見たら多分すぐ分かると思います。さて、最愛の『X』の解は如何に?
気になる方は明日本屋、もしくは電子ですね(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期→うるか推し。から、2期→文乃推し。と、浮気w あ、物は投げないで下さい(汗)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
正統派のハーレムラブコメ。

難しいこと考えたり書いたりするアニメじゃないですね。

シンプルに楽しめる作品ですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1期で私が好きだった順は、うるか→文乃→桐須先生→理珠→小美浪先輩。

2期を観て、文乃→うるか→理珠→桐須先生→小美浪先輩、に変わりました。

文乃、怒ってる時が一番可愛いって、どんなキャラだよ(笑) ツンデレのツンではなくて、ただ普通に怒ってるだけってのが良いよね。

でも実際、怒ってる時が可愛いらしい女性って良いですよね、リアルでも。あれ、(怒ってる姿みて、引いちゃう人と)何が違うんだろうね?

怒ってる時が魅力的な人って、愛嬌があるパターンと、サッパリしているパターンがある気がしますが、文乃姫には、その両面があると思います。

怒ってることは大抵正論だし、わりと他の人のためだったりするし、ちょっと照れるしw ガチで怒ってるのに笑顔ってのも、ポイント高いかも。

ナリユキともお似合いだと思うし。ナリユキは尻に敷かれてる方が良い(笑)

と、文乃さんの話ばかりになってますが、私の中の「歴代好きなヒロインランキング」でも、20番以内に入るかも? というくらいにお気に入りですね。

でも、なんとなく正妻にはなれないんじゃないかなと(汗) なんか、最後の最後に、自分(文乃自身)から引いちゃいそうな気がします。

以前からよく書いてますが、王道ラブコメは、展開よりキャラなので、良いキャラが揃ってる本作は、良いアニメです。受験(最終回)まで、追っかけたいですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
男子が胸ばかり気にしてるのは間違いないが、だからといって巨乳好きとは限らない。私は、CかBが好きですが、FよりはAです。だからといって、AAやAAAは、そんなにですが、、、って、何のカミングアウト?(笑)

2話目 ☆4
みんな、金で解決(笑) オプションなのか(笑) 居眠り(笑) 学園長の話、苦痛だよな(笑) てか、寝てる先生なんて普通にいたし、それにとやかく言ったりしなかったけどな。温泉卵(笑) ポンコツ先生(笑)

3話目 ☆4
てか、思春期男子が女子の変化に気付かないのって、鈍感ってのもあるけど、恥ずかしくて女子の顔をちゃんと見られていないってのもあると思うんだけど。関城紗和子、良い奴だよな~。回想、良いね。

4話目 ☆4
あのイメチェン姿を見た、文乃のハイテンションが見たかったな(笑) ランジェリー好き(笑) 意外な単語(笑) ①が(笑)

5話目 ☆5
これは予想できひんわ、ホンマに(笑) 文乃さんのツッコミが冴えるな(笑) イメージ伝わった(笑) 「文乃の巨乳化にナリユキ以外は気づくでしょ?」という視聴者の疑問を、アイキャッチで鮮やかに回収。素晴らしい。

デジャブ(笑) フニャフニャじゃねぇか(笑) 声優さんにエロい声を出させるためにやってんのか?(苦笑) ウルカさん、怒ってる(笑)

6話目 ☆3
どうも、キリス先生回は萌えないな~。ナリユキに贔屓しすぎ。

7話目 ☆3
酔いデレは安定的に萌えるな~。サイコロ倶楽部かな?(笑)

8話目 ☆3
うるか回。沈むのやめな(笑) もうちょい、プールでナリユキとうるかのラブコメ観たかったな~。海外留学か~。水泳の場合、日本も世界トップレベルにあるわけだし、うるかみたく英語で苦労してしまうより、日本で競技に集中した方が良い気がするけど。文乃のツッコミ(笑)

9話目 ☆4
文乃回。まさかのお父さん。そこで落ち込むのではなく、怒るあたりが、文乃(笑) 女子トーク、あかんでしかし(笑) よこそこに隠れられたな(笑) 文乃の怒りキャラ、好きだな~。

10話目 ☆5
ダメ文乃さん(笑) いやいや、風呂はやり過ぎ(笑) 「起きてる」は、なかなかの破壊力w これで文乃も正式参戦して欲しいな、ナリユキ争奪戦にw

11話目 ☆4
ダンスシーン、頑張ってますね。でも、やっぱり手描きが好きだな~。なんか、違うキャラにも見えちゃうな。だったら、先生出なくて良かったんじゃ(笑) 文乃の登場ばかり楽しみにしている自分がいる(笑) 先生、ちょろいw キス未遂から流れが楽しみ♪

12話目 ☆5
文乃さん、国語力生かしてる(笑) それもう、プロポーズやんけ(笑) 恋人食いwww ホンモノっぽくなったw 怒ってる文乃が一番輝いてる(笑) メインからサブまで、ほとんど全員に見せ場がある、素晴らしい最終回だね。時と場所と人数(笑) ハーレムエンド(笑) ん? シルエット的には、正妻はやはり緒方?
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

68.7 6 ドジっ子で幼馴染なアニメランキング6位
ゆびさきと恋々(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (107)
297人が棚に入れました
この手で「好き」って伝えたい…。 累計発行部数360万部突破(電子含む)、各種賞にランクインし、SNS などでも多くの反響を集める森下 suuが描く『ゆびさきと恋々』。 女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けてもらう。 聴覚障がいがあって耳が聴こえない雪にも動じることなく、自然に接してくれる逸臣。 自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…⁉ 聴覚障がいのある女の子・雪と世界を旅する大学の先輩・逸臣のピュアラブストーリーがはじまる。
ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

Be about it

"頭ポンポン" 。
それはいきなり天上から舞い降りた、未知の世界の扉を開けるメッセージ・・。
雪にはそんなふうに感じられたんじゃないかな。

主人公の雪は、女子大生。
先天性の聴覚の障がいがあります。
補聴器を付けているので、全く聞こえないわけではなさそうですが・・?
手話、ゆび文字、読唇、筆記などを駆使するマルチリンガル?です。

相手の逸臣は、若くして海外を旅する長身バックパッカー。
コミュニケーションに困っている雪をさり気にサポートするのはノブレスオブリージュ?
おまけに英語とドイツ語がこなせるトリリンガルで、中国語もイタリア語も勉強中ってどんな内面性なのかな?



3話。
{netabare}
What is your life about?

中学英語で直訳すれば「あなたの人生に関しては何がある?」。
(間違えていればご教示くださいませ。恥・・ )
でも社会人や大学生なら「あなたが生きる目的は何?」、「君の人生の本分は何?」が "スマート" です。

be about it

自分の意を尽くそう。
自分の行動で世界を広げていこう。
そんなパッショネートを作品のコアに据えている雰囲気です。

lingual

元々の意味は "舌" 。
雪は喋れないから、ゆびさきがその代わり。
キモチを指先で伝える感覚、それが恋ならなおさら手話は難しいかも知れません。



逸臣が雪に "頭ポンポン" したことで「いくらなんでも初対面でそれは失礼すぎるでしょう」と話題になったみたいです。
私としては、二人のプロフィールを深読みすれば、十分うなづけるシチュエーションじゃないかなと思うのですが・・。

雪の補聴器を見て、すぐにコミュニケーションに難しさがあると推測できた逸臣です。
それにジェスチャーやボディトークでコミュニケーションが十分成り立つことは海外生活で体得していたものと受け止めました。

くだんの "頭ポンポン" 。
「マナー違反にも感じられる強い違和感」ですが、実は本作にアプローチするための重要なヒントになっているのでは?と思います。
例えば、健常者意識に由来する常識的尺度は、障がい者への合理的配慮とは大きなズレがあるのではないだろうか、という観点です。

そもそも雪はそういう世界で生きてきたのですから。
そして逸臣もそういう世界を開こうとしているのですから。



左手の小指を立てて、その爪先を右手のおなかで軽く撫で回す。
女性への「かわいいね」を伝える手話です。

爪先は「女性の頭」を指し、撫でるのは「愛」を表現しています。
逸臣の「頭ポンポン」は「君はかわいいね」をストレートに伝えているわけで、雪にしてみればそれは直感的に理解できますし、勘違いするのも当然なのかもしれません。

ちょっとカッコイケメンな男の子が、危機に陥った女の子をスマートに助けたんです。
だから、そんな "勘違い"、いいえ "思い込み" が出逢いのきっかけにあってもいいんじゃないかなと思います。

にしても、別れ際のアピールが「君はかわいいね」だなんて、雪の世界にだけ通じるスキンシップ・・・。
う~ん、やっぱり「憧れない理由はない。」でいいんじゃないでしょうか。

(頭ポンポンの意味は、3話で説明されています)。



「人は見た目が9割」なんて俗説があります。
コミュニケーションにおいて "非言語的要素" がいかに大きな影響を及ぼすか、相手に対する好感度や信頼感は "言葉以外のファクター(見た目や態度、声のトーンなど)で決まりがち" というものです。

「メラビアンの法則」というのが出自らしいです。
1960年代の心理学者ですが、彼が提唱したのが「三つのV」、「7-38-55ルール」。

それぞれの数字は、言語(Verbal)の7%、聴覚(Vocal)の38%、視覚(Visual)の55%という、感情を伝達する際の寄与性の割合を表しています。

心理学では「初頭効果」というそうですが、初めて会った人に抱く印象は "たった3秒" で決すると言われるそう。
このような瞬時に形成される印象づけの効力を「初頭効果」と呼ぶみたいですね。

雪は言語と聴覚に障がいがあるので、視覚的効果(55%)がぐんと増幅しちゃったんですね。
100%かな? それとも200%かな?

(メラビアンの法則については、誤解のないように、詳細は、Wikiを参照してくださいね。ネタバレにはなりませんから)。



ハンドルネームに一文字重なるので軽い気持ちで視聴し始めましたが、案外と楽しめそうな予感です。

雰囲気の良い恋バナと青春群像劇に魅せられたいなって期待しています。
{/netabare}


6話。「恋々」ってどんな意味?

1話めから、恋々ってどんな意味合い?って思っていましたが、6話めにして展開したのは、雪と逸臣の "相思相愛する姿" でした。
え?一目ぼれ同士だったってことなの?

恋々(れんれん=恋い慕って思いきれないさま)。

"思いきれない" というなら、ナイーブでセンシティブで、感傷的なお話になっていくのかな。
近づいたり、離れたり、途切れたりする心にうまれる "思いきれなさ"。

都会的でも、大学生でも、知性や教養があっても、恋は全くの別ものなんだから。

ハッピーエンドかな?
それともビターエンドかな?

be about it.





観終わりました。

思っていた以上に二人の距離感はステディでした。
いわゆる運命的な出会いから始まる恋愛王道一路です。

雪には、ものすごく真摯な気持ちで向き合おうとする姿が見られます。
それはそれで人として好印象なのですが、一つポイントを上げるなら雪が極めて狭い世界で生きているからで、身の回りの雑音がほとんど入らないからだと思います。

彼女にとって、人と接するに音声言語を媒体としません。
それは、脳から遠いゆびさきに意思を預けること、思考をゆびさきに行き届かせることです。
音がないからこそ、より思考を深め、反駁し、昇華させるのだと思います。

例えはおかしいかもしれませんが、私は、落語や漫才の舞台で手話通訳を見たことがありません。
言語表現が高度に発達した日本の国で、ニュース番組はともかく、伝統的文化や時事の漫談、流行りのくだけた俗語がスポイルされた日常は、健常者の方には思いもしない世界なはずです。

そのなかで出会った逸臣の人柄は、雪にはどう映ったでしょう。

逸臣の雪に対するスタンスは、彼自身が海外での言語的ディスコミュニケーションの難しさを痛感しているからであり、その体験があっての出会いだったのだと私は得心しています。

二人を引き寄せ合う、惹かれさせあう十分な背景が、雪と逸臣の生い立ちにはあった。
それぞれに自らが求めていたコミュニケーションがそのゆびさきの振る舞いに感じられた。

二人が持ち合わせている異世界、異次元、異体験が、本当にひょんな出来事から扉を開けあった1話め。
それぞれの生き方が一つにまとまる道、同じ世界の伴侶としての未来を手繰り寄せる最終話だったと思います。

それにしても・・・主人公が大学生設定という強みもあったのかなと思います。
甘いばかりじゃない、激しいばかりでもない、いくらか塩対応もあるし、略して語らずもある。

頭の賢い人の恋愛脳って、こんなシーン、こんなヒストリーを積み上げていくのかなって思いました。

あと、OP、EDは、"耳に心地よくて" 好きでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

周囲と違った魅力を持つ人はモテる!

『日々蝶々』などの森下suuによる原作漫画は、『デザート』(講談社)にて連載中(既刊10巻、原作未読)。
アニメは、全12話(2024年)。監督は、『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』、『かくしごと』などの村野佑太。制作は、『北斗の拳 イチゴ味』、『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません(1期と3期)』などの亜細亜堂。
(2024.4.19投稿、4.27「周囲と違った魅力を持つ人はモテる」を加筆)

【あらすじ】
生まれながら耳が不自由(ろう者)な大学生・糸瀬 雪(CV.諸星すみれ)は、見知らぬ外国人から外国語で話しかけられていると思って困っていたところを同じ大学の先輩・波岐 逸臣(なぎ いつおみ:CV.宮崎遊)に助けられる。イケメンで「初対面でも私と会って戸惑わない」逸臣に興味をもった雪は、次第に逸臣との距離を縮めていくという恋愛もの。美男美女カップルなので、それぞれの恋のライバルとの絡みもあります。


【ろう者との一種の「異文化」交流】
予めタイトルの「異文化」に誤解が生じないよう断っておきますが、日本のろう者が日本人と異なる文化をもっているという趣旨ではありません。

私は、ろう者を受け入れる体制が整った中学校にたまたま通っていたので、ろう者のクラスメイトや後輩がいました。その実体験もふまえて、完全な異文化交流ではないけれど、異文化交流と似た側面があるという趣旨で使っています。


まず、彼らは、聴覚障がいの程度にもよりますが、補聴器から聴こえてくる不鮮明な音と相手の唇の動きを読む読唇術の組み合わせによって、相手の言ってることを「概ね」理解します。

したがって、ろう者と「十分な」コミュニケーションをとりたい場合は、指文字や手話を使った方が望ましい(ただ、周囲のちょっとした工夫、例えば、口をちょっと大げさに動かしたり、筆記を用いたりすれば、日常会話で困ることはほぼありませんでした。)。

指文字や手話は、日本語ベースなので完全な外国語ではないのですが、相手とより十分なコミュニケーションをとりたいと思った場合に必要になってくるので、外国語の習得と似たようなところがある。

本作でも、外国語を習得するにはその言葉を話す人を恋人にすればいいとよくいいますが、逸臣は雪に対する興味に比例するかのように指文字や手話に次第に興味を持ち始めていきます。


次に、ろう者は、当たり前ですが聴覚からの情報がないか少ない。これは、もちろん不自由な点ですが、彼らはそれを補うための独特の感性をもっている。

現在の補聴器の性能は私が学生だった数十年前と比べて相当上がっているようですが、補聴器の補助と読唇術による会話は完全ではありません(本作では、さらに文脈や過去の経験をあわせて考えて、ちょっと素敵な聞き間違い(「ギ」と「キ」)をしていますが、こういった勘違いはよく生じます。)。

また、当然、相手の口が見えないと何を言っているのかわからないので、横を向いて他の人と話したり、(一人の口しか見れないので)大人数で話したりしていると結構不安みたいです(本作にも同様のシーンがあります。)。

そういった場合は、本作の主人公である雪もモノローグがすごく多いのですが、断片的な情報からものすごく色々なことを考えているようです。

なので、勘違いを正したり状況の説明をしたりせずにいると想像がどんどん膨らんでいく場合があるため、できるだけ確認していく必要がある(本作では、逸臣が自然にそれをやってましたね。)。

確かに、煩わしいと思うかもしれませんが、本作のりん(CV.本渡楓)もそうでしたが慣れてしまえばそうでもないし、音のない(もしくは少ない)世界にいる彼らの感性は、音のある人と少し違う面がある。

特に彼らは音以外から得ている情報量が多い。相手のちょっとした手の動きや顔色などから、そんなことまで感じているのかとよく驚かされた(的外れすぎて驚いたこともありましたが(笑))。
当時はそんなつもりはありませんでしたが、今思えば、それがちょっとした一種の「異文化」交流みたいな感じだったなあと。

本作でも、逸臣は海外旅行好きで異文化交流も大好きなのですが、海外旅行と同様に違った感性を持った人と出会った驚きや喜びが表現されていると感じました。


最後に、日本の聴覚障がい者は、40万人(300人に1人)らしいので、極めて珍しい存在ではないはずです。しかし、日本では、「特別支援学校」に通うことが多いため、ある意味、一般社会から隔離されている面がある。

それが、上のあらすじでも書いた「初対面で私と会って戸惑う」といった「心理的な壁」を生んでいる原因でもあるのですが、そういったところで大切にされて育ってきた彼らは、本作で逸臣も言っていましたが、すごい純粋だと私も感じました。

そういった雪のもつ純粋さに逸臣が惹かれていくところも本作の魅力の一つだと思います。


【「周囲と違った魅力を持つ人はモテる」(2024.4.27加筆)】
私が本作を「異文化」交流と評した一番の理由は、例えば、日本に来たフツメン留学生が可愛い日本人の妻と結婚して帰国したり、その逆もまたよく見ていたりしたので、「周囲と違った魅力を持つ人はモテる」という実感があって、本作がそれと同じだと思ったから。

本作の雪と逸臣が惹かれあった理由って、お互いの外見というより(外見ならエマ(CV.東山奈央)でもいいわけで)、私は基本的にそこ(周囲と違った魅力)にあると感じたので、異文化交流と同じだなあと思ったわけです。

私の恋愛ものの評価基準は、容姿以外の恋に落ちた理由が納得できるかどうか。本作は、私のような経験のある人の方が共感できる部分が多いのかもしれませんが、異文化交流と同じように異なる境遇の人に対する想像力をもてば、雪と逸臣がお互いに惹かれあう理由が十分に納得できる作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

聴覚障害の描写はよかったが・・・キャラ描写に違和感

【レビューNo.115】(初回登録:2024/3/24)
コミック原作で2024年作品。全12話。

(ストーリー)
聴覚障害を持つ女子大生糸瀬雪は、困っているところを波岐逸臣に助けて
もらう。実は逸臣は同じ大学の先輩で国際サークルに入っていて、バック
パックで海外を飛び回る学生生活を送っているのだった。
耳の聞こえない雪にも動じることなく接してくれた逸臣に、少しずつ雪は
惹かれていく。

(評 価)
・聴覚障害の描写はよくできていた
 ・主人公は聴覚障害を持つ女子大生・雪ということで、この聴覚障害の
  描写はホントよかったと思います。
  ・手話から始まり、最初逸臣のキャラデザをみたとき「唇」が特徴的
   で凄く違和感を覚えたのだが
   → 後に雪が「唇の動きを読む」という描写があり、そのために唇
     を細やかに動かす必要があるということで凄く納得できた。
  ・それから
   ・背後から不意に近寄り触れられると(足音が聞こえないので)ビ
    ックリする。
   ・聴覚障害がネックになって、なかなかバイトが見つからない。
  といった描写は、言われてみれば「なるほど!」なんですが、普段だ
  と健常者には気づかないわけで、特にバイトの話は個人的にかなり衝
  撃を受けましたね。
  それでいて、聴覚障害を前面に押し出した「感動ポルノ」的な創りで
  なく、「雪の日常の一コマ」的な自然な描写は好感が持てましたし。
 ・また逸臣の
  ・バックパッカーで感性が日本人離れしているところがある。
  ・「言語習得マニア」的なところがあり、「手話も言語のひとつ」と
   いう捉え方をして雪と関わっていく。
  というキャラ造形は自然さがあり、この辺りはよかったと思います。
 
・ラブストーリーというかキャラ描写に不満が残る
 ・主人公・雪が逸臣に少しずつ惹かれていく描写はかなり丁寧で納得感
  もあり、この辺りは上手く描けていたのかなっと感じました。
 ・しかし逸臣の方の描写が・・・
  「『雪』という名前のように『白く無垢な純心さ』に惹かれたのかな」
  と感じる部分はあるのですが、全体的に
  「はじめから都合よくイケメン男子に惚れられた」
  という唐突感が凄くて・・・
  まるで「わた婚:清霞様」を彷彿させるような女性原作者さんの妄想
  「『理想の王子様』を描きたかっただけなんかい!」
  という感じが拭えなかったんですよね。
 ・逸臣については、会って間もないのに「頭ポンポン」がネット上で物
  議を醸したらしいのですが、個人的にはこれより
  {netabare}「俺を雪の世界に入れて」{/netabare}
  の方が、「こいついきなり何言ってんだ?!」って感じで「ムリ!」
  って思ってしまいました。
  女性的にはこういうセリフがグッとくるのでしょうか?!
  上述したように逸臣は感性が日本人離れしているところがあるので、
  「こういう距離の詰め方が逸臣らしい」
  と言われれば、そうなのかなあとしか言いようがないのですが。
 ・それにこの2人以外の登場人物も「親友」「恋敵」等のサブキャラに
  魅力がなく
  「こういうキャラがいた方がエピソード創りやすいよね♡」
  みたいな原作者都合が透けて見えるというか・・・
  サブキャラの掘り下げなんかもあるんですが、それを見ても「とって
  つけたような」という印象の方が強いというか、こちらに積み重って
  くるものがないんですよね。極論でいうと
  「2人を引き立てるために、他のキャラが存在する」
  という構図に見えてしまうみたいな。

・雪というキャラへの思い入れが強すぎる?!
 こういう表現が適切かどうか分からないですが、感覚的には
 ・原作者はある意味雪というキャラへの思い入れが強すぎる
 ・それ故に「雪目線」で視点が固定されてしまい、物語を大きく俯瞰
  できていないようにも感じる
 という印象かな。なのでキャラの造形が
 ・雪:凄く共感できる「理想的な主人公」
 ・逸臣:雪からみた「理想の王子様」
 ・サブキャラ:雪からみた「都合よく関わってくる存在」
 という構図に見えてしまうみたいな。
 そういう意味では、雪にしっかり感情移入して視聴できれば
 (「雪目線」ではきれいな世界が構築されているので)
 「理想的なストーリー展開で凄くいい作品だった!」
 と感じられる反面、私のように1歩引いてしまうと
 「何だか歪な世界に感じてしまう」
 という評価になってしまうのかなっと。
 そういうところが少女漫画原作らしいといえばまま納得感もありますが。

「声」に頼らず「手話」「読唇」「筆談」で2人の時間を紡いでいく描写は、
美しく愛おしさを感じましたし、聴覚障害の描写はよくできていたと思いま
すが、ラブストーリーというか主人公以外のキャラ描写に違和感を覚えたの
は残念でした。
特に物語に厚みや深みを出すために、サブキャラを魅力的に育てるってかな
り重要だよなって感じましたね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

60.3 7 ドジっ子で幼馴染なアニメランキング7位
ウルトラマニアック(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (37)
301人が棚に入れました
中学生の立石亜由は、クールで後輩の女子生徒に大人気だが、本当は憧れの架地哲士に気に入られたくて、彼好みの女性を演じているだけだった。そんな彼女のクラスに、佐倉仁菜が転校してくるが、実は彼女はマジックキングダムからやって来た魔女っ子だったのだ。ひょんな事から、亜由は仁菜の秘密を知るも、2人は仲良くなる。仁菜は亜由を手助けしようと、魔法を使うが、いつもドジばかりで、亜由は仁菜に翻弄されっ放し。物語は、亜由と仁菜を中心としたマジカル学園コメディ。

声優・キャラクター
堀江由衣、神田朱未、神谷浩史、千葉進歩

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

天然系嫌いだけど・・良いコンビです♪

ドジっ子とクールビューティーの秘密?

クールで後輩女子からもモテる・・
立石亜由(堀江由衣)

明るく素直で・・ドジな天然ボケ・・
佐倉仁菜(神田朱未)

二人には人に言えない秘密がある・・
そんな二人が出逢って秘密を共有したら
色々な事が起きたり巻き込まれたり・・
ラブコメ要素も程良く入った感じの
魔女っ子アニメかな。

人(特に好きな人)の前では・・ついつい
意識してキャラ作ってしまったり・・
憧れの人の好みに合わせようとしたり^^;

クールに振舞っても実は凄く臆病な亜由・・
ドジだけど明るく前向きなニナと出逢い、
翻弄されつつも互いに刺激を受け成長して
いく物語。

学園ラブコメだったり、ニナの世界の騒動
に巻き込まれたりで賑やかな感じ。

最終話近くは特に涙が零れるかも・・

恋愛絡むと物語の評価を高くしてしまう・・

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ママレードボーイと同じ原作者の作品

この作品は「ママレードボーイ」と同じ原作者の作品なんですが、
因みに内容的には古き良き魔法少女的な作品なんだけど、
日常ドタバタ劇が中々楽しく見られたのと、
それと仁菜と亜由のキャラも非常に可愛くて、
この作品に付いては本当に知名度が低いけど隠れた良作だったと思います。

【評価】

65点・2B級

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

lg さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

-感想-

鑑賞回数:1回 ※評価はしてません。

【総合】
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 大分前に見たので内容はうる覚えです><
 近いうちに再度鑑賞したいと思ってますー。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0
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