2017年度のハートフルおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2017年度のハートフル成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月22日の時点で一番の2017年度のハートフルおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.5 1 2017年度のハートフルアニメランキング1位
亜人ちゃんは語りたい(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1116)
5435人が棚に入れました
サキュバス、バンパイア、デュラハン。僕ら人間とちょっとだけ違う、それが「亜人」。
そんな亜人の生態に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男と、生徒である「亜人」ちゃんたちとの少しだけ刺激的な新学期がスタートした!

声優・キャラクター
諏訪部順一、本渡楓、篠田みなみ、夏川椎菜、日笠陽子、Lynn

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「温かい社会」への幻想…?

同タイトルのマンガ原作がありますが、私は未読です。

放送終了からずいぶん経ってのレビューになります。とっくに観終わっていたのですが、どうもすみません。

亜人(デミ:「デミヒューマン」の省略から作られた通称?)が実在し認知されている社会において、デミである生徒や教師がいる学校に赴任してきた生物教師である主人公、高橋鉄男とその周囲の人々のお話です。

作中での亜人(デミ)は、いわゆるマイノリティ(社会的少数者)を身体的・生理的特徴によって記号化したものだと考えられますよね。作中の亜人(デミ)達を「かわいい女性」にしているところがあざといといえばあざといわけですが、話の根底には「でも、彼女たちも人間だよね」という点があるように思います。そして作品のメッセージ性としては、「差別、良くない」的な…。

高橋先生自身は亜人(デミ)の研究者でもあって、実際に亜人(デミ)と接する機会を持って、彼女たちの行動や生理的な特徴について知りたくていろいろと質問をするわけです。

一方で高橋先生は、彼女たちが生徒であったり同僚であったりという部分でも関わりを持つ必要があって、結局のところ生活面での相談に乗ったりするようになります。

そして接する時間が長くなっていくにしたがい、その親身さなどもあって徐々に彼女たちの信頼を勝ち得ていくわけです。

そしていわゆる「ハーレムラブコメの鈍感主人公」の役割をも高橋先生は背負っていくのです。

このストーリーには、おそらく作者が「このようにあって欲しい」と考える温かみのある社会が描かれていますが、現実に亜人(デミ)が認知されたとして、この作品のように受け入れられるとはあまり思えないというのが悲しいところですね。

一応、ラブコメ的にはまあまあ面白かったです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 48
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

亜人ちゃん達と生物教師のほのぼの学園コメディ

原作未読。最終話まで視聴。

個性豊かな亜人ちゃん達と、心優しい生物教師のほのぼの学園コメディ。
終始、ニヤニヤしながら見られる楽しい作品です。

2話。高橋先生とデュラハンの亜人・町京子のデートのくだりは爆笑必至。
一気にお気に入りに直行決定です。

これ以外にも爆笑ポイントが多かったです。
例えば、バンパイアの亜人・小鳥遊ひかりが{netabare}ニンニクを普通に食べられるとか、ふつうに鏡に映るとか・・・{/netabare}。

3話。サキュバスの亜人・佐藤早紀絵先生が万が一のトラブルを未然に防ぐため、不便な生活を送っている、っていうくだりも好きでした。

11話は、色々と考えさせられる回。(もちろんいい意味で)
「感動回」って訳ではないけど、良回だと思います。

最後に・・・。

見た目は普通だけど、体質に特徴がある【ひかり・雪・早紀絵】
体質は普通だけど、見た目に特徴のある【京子】

面白い、よく考えられた組み合わせだと思いました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 59

gazabata さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

正座をして懺悔をしながら見ましょう

このレビューはレビューというよりもエッセイに近いのでこのアニメが面白いかどうかということに関してはあまり触れない。だが一応最初に全体的な感想は言っておこうと思う。

全体的な感想:
ストーリー、アニメーション、声優、大して気になるようなことは見つけられなかった。1~3話はすっごく良い。4話は個人的にはそこまでの面白さが全部なくなるほど嫌なことに気づいたのでそこから面白さはほとんどなくなった。ただ普通にみる分には問題はない。大して変化を感じることはないだろう。

アニメとしての点数:6/10

ここからはこのアニメのとても否定的で屁理屈じみた分析を試みるのでこのアニメが大好きな人は読まないほうが良いかと思う。あとこれは結構実験的なのでうまくできていない可能性が高い。暇な方だけ読んでいただけると嬉しい。


ではこれからは、このアニメの世界についてとこのアニメの登場人物と原作の作者について、の2つに絞って話していきたいと思う。長くならないようになるべく簡潔にいきたい。

キャラ/作者:
私はこのアニメ/漫画の作者のキャラの使い方は好きではない。
アニメの4話は最悪だったと先ほども言ったがその理由がこれである。4話で大きなシーンが二つある。それはひかりが陰口をしていた女の子に立ち向かうシーンと、先生がひかりの妹のひまりに亜人の個性についてどう思うか説明するシーンだ。このシーンの両方が本当に説教臭い。作者が正しいと思っていることをただただ聞かされるためだけに存在するシーンである。なんかもう正直聞いていて胃が痛くなるほど気分が悪かった。あの言葉から感じられる優越感はもう半端ではなかった。「私は正しい意見を持っていて批判のしようがない」という様に構築された文章だった。その証拠に先生がひまりに説明した後、ひまりが「うっ、非の打ち所がない」みたいなことを言っていた。どれだけ自分が大好きなのだ?原作者は大真面目に自分が考え付いた亜人の扱い方について視聴者に説教をした後その考え方に「非の打ち所がない」と別のキャラに言わせたのだ。原作者はここまで自己認識力が低いのか?
そしてひかりのいじめっ子に対するスピーチも似たようなものだ。いかにも何時間もかけて考えた陰口に対する返答。「陰口はしていいけど私がそれを見つけたら絶対に文句を言うからね!」みんながこのようにすればいじめはなくなる。いじめは論破された。このように考えつくされた「いじめ」に対する返答はまるで作者が「俺がもし学校に戻っていじめを見つけたら絶対にこう言う。そしていじめっ子を論破するんだ」と思って考えられた返答に思える。そして作者は間違ってはいない。間違ってはいないが論破をしたところで何も変わらないことに作者は気づいているだろうか。いじめは論破するものではないのではないだろうか?実際アニメでもいじめっ子たちを変えたのはひかりのうざいスピーチではなく、そのあとに続いた感情ではないのだろうか?にもかかわらずなぜあのスピーチをそこまで重要視したのだろうか?
このような説教じみた、作者のエゴを膨らませるような内容がいっぱいちりばめられている。
他にも道徳的でない部分でも作者の見せびらかしは止まらない。デュラハンの首のワームホールがどうのこうのとか、雪女の物語はどうして似通っているのかとか、このようなことを説明するときに使われるのが主に主人公の先生である。しかもその説明の仕方が変だ。普通自分の世界を作ったときはその世界のルールは常識として説明されることが多い。歴史の授業だったり、年寄りが説明してくれたり、だがこのアニメは違う。このアニメにおける我々の世界とは違う「常識」はいつも「発見」として提供される。主に先生が「よく考えてみたらこうかもしれない」と誰かに教えるのだ。ではなぜこの「常識」を「発見」として提供されたのか。もちろん発見したほうが面白いからという理由もあるのだが原作者が頑張って考えた設定を視聴者に説明してすごいと思ってほしいからではないかと思う。常識として説明してしまえばそのすごさはなくなってしまうから、ちゃんとどういう風にその結論にたどり着いたか過程も加えて説明すれば視聴者もこの「常識」がどれだけすごくて、これを思いついた人がどれだけ頭がいいかわかってくれるはずだ。こういうことではないだろうか?

原作者は主人公の先生を自分であるかのように扱っているような気がする。もちろん他のキャラを通して原作者の「説教」を聞くこともあるのだが先生を通して聴くことが一番多い。個人的には先生が原作者の代わりであるということだと思うのだがそう思うちょっと面白い根拠を一つ。
最初の三話の中で先生が一度自分のことを「屁理屈野郎」だと言うシーンがある。だがその三話の中で先生が「屁理屈野郎」だと感じるシーンは一つもないしアニメの中でも一度もない。多分この「屁理屈郎」は原作者が現実でよく言われていたのではないだろうか?それで自分を漫画に入れるときに、自然と「屁理屈野郎」と言ったのではないだろうか?とまああんまり説得力はないかもしれないがもし本当だったら面白いなと思う。
話題は戻して、もし先生が原作者の代わりであれば、(そうであると言っているわけではないが、その可能性は高いと思う)原作者のナルシシズムはスピーチだけでは止まらない。先生は完ぺき人間だからだ。欠点がひとつもない。いや、二つある。一つは「女たらし」であるということ。もう一つは「頑張りすぎ」であるということ。アニメの中では欠点であるかのように提供されていたがこれは欠点だろうか?自分で言う欠点が欠点でないどころか、見方によれば誉め言葉ではないだろうか?実際頑張りすぎなのは後でひかりに「頑張る人に追いつけないからと言って頑張るなというのはおかしいと思う」と言われていたし。
それに加えて先生による数々のセクハラとも呼べる行為を合わせるとまた嫌な気分になる。自分の生徒に「吸血は性的な要素があるならセックスと比べてどうか?」と聞く教師がどこにいるだろうか?それでもって許しがたいのが、そのセクハラとも呼べる行為が「熱中するとデリカシーがなくなるから」ということで正当化されているということだ。生徒になれなれしすぎだ。疑似デートに出かけたり、ハグをしたり、生徒にキスをされても何も言わなかったり、関係性が完全におかしいのはよく分かる。「鈍感」や「デリカシーがない」で正当化できるものだろうか?しかも挙句の果てには最終話で「生徒は自分の子供みたいにしか見れません。恋愛感情はありません。」と何の信ぴょう性もないことを言う。これは最初の何話かで済ませるものではないだろうか?本当にこの方向性で行くつもりだったのだろうか?最終話でやってしまっては今まで視聴者からの関係性への疑問や心配への投げやりな返事のようにしか見えない。批判を緩和する目的にしか見えない。やり方が卑怯臭くないか?先生が生徒に対して恋愛感情がないということは最終話の感動的なシーンで言うようなことではありません。
先生はモテる。先生は頭がよくて筋肉がある。先生は亜人を理解して受け止めてくれる。先生は生徒に人気がある。
要するに原作者のナルシシズムでてんこ盛りなアニメだと言いたいのだ。少しだけならまだしもここまでひどいとさすがに引いてしまう。

もう一つだけ言いたいことがある。十一話くらいに先生とサキュバスの先生が「話し合い」をするシーンがある。その中でサキュバスの先生が「人と話するのは楽しいなぁ。意見が一緒じゃなくても意見の言い合いをするのは楽しい」に似通ったことを思うシーンがあるのだがそのシーンはものすごく変だった。
まずサキュバスの先生が自分の意見を言う。次に先生がその意見は違っていて自分が正しいと思う意見を言う。するとサキュバスの先生のさっきのナレーションが流れる。で何か反論していたがナレーションがかぶさっていたので何を言ったかは分からない。もしかして作者は自分が考えた意見に対する反論を思いつけなかったのではないだろうか。この作者なら考えられる。意見の言い合いは楽しいと言いながらも自分の意見の反論を思いつくことすらできない。結局は自分が考えた問題に関する答えを出していただけで会話にすらなっていなかったのではないだろうか。このアニメはそういうのが多い。会話と称して実はただ作者が自分で思いついた問題に自分で結論を言って、周りのキャラはみんな納得する。いっつも納得してちゃ口論じゃないじゃん。結局は一人芝居なのだ。
あと社会に当てはまらない人を受け入れるアニメにしては意地悪なジョークがあったと思う。柔道技かけられてクラスメイトの前で自分がMであることを知られたあの子は本当に可哀想だった。それを笑いのネタにするのは意味が分からない。いじめっ子だったからよかったと思っただろうか?結局いじめをする人は悪なのだろうか?

この部分の結論として言いたいことがある。
これを読んでいる人は自分の言葉に酔った人を見たことはあるだろう。アニメのレビューサイトにいれば見たことがあるのは当たり前である。もしかしたらこのレビュー自体がそうかもしれない。そしてこのアニメは私から見れば、自分の言葉に泥酔して中性アルコール中毒になっているひとが作った話である。それが言いたかった。以上。


一番言いたかったことはここまでなので疲れた人はここで終わってもらって構わないです。ここから下は追加というか、続きみたいなもんです。暇な方はどうぞ。

アニメの世界:
私はこのアニメの世界があまりうまく作られていないように感じる。亜人が実際存在したということだけが我々のいる世界との違いなわけだが、このアニメはとても現実的な取り入れ方をしている。市役所には亜人科という部署があり、ヴァンパイアには国から血が支給される。だいぶ細かいところまで考えられているのはとても良いことなのだが、細かいせいで逆に気になるところが無数に出てきて大変だ。このアニメはもぐらたたきのように出てくる問題をとりあえず解決していたわけだが全然追いついていない。結局は説明がつかないようなことがあったり現実世界では考えられないような部分があったりする。
まずはこのアニメの人たちは亜人に対する知識において考えられないほど無知であるということがある。
主に主人公が気づいたり、考察したりして出た結論は明らかに一般知識であるべきだと思う。それまで実験はされなかったのか?学者は亜人を研究しようとは思わなかったのか?人類は理解ができないことができる人を快く受け入れることなどはしない。勿論このようなことはあまり考えたくないような内容ではあるが、そのような質問をされてもおかしくないような世界であることは分かっていただけるだろうか?
この細かい疑問を相殺するとしたらいくつか理由が考えられるわけだが個人的にはただ単に作者が怠けているだけだと思う。亜人がいる世界が作りたいけど主人公に亜人たちの手助けをしてほしいし、でも障害者の比喩だからちゃんと社会になじみこんでないとだめだし、でも自分で亜人の秘密を発見してほしいから亜人の性質が知れ渡っていると困るし、とまあこんな感じで現実との比喩と自分の妄想の中間をとることでこのようなとっ散らかった説明のしようも無い世界ができるわけだ。
あと一つものすごく気になったのはサキュバスが教師になれるということ。無理だろ、どう考えても。別にサキュバスに対して差別とかそういう意味でなくて、現代でサキュバスが存在したとしたら、世界(特に日本)は絶対に学校で働かせることなどしないはずだ。あと毎朝早く学校に行かなくても車の免許取ればよくないか?


読み返してみたらこれは良いレビューではないな。長すぎるし。うるさいし。好きだったアニメがダメになるのって悲しいですね。せっかく楽しみにしてたのに。最初の三話だけまた見ようかな。残念...

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

70.7 2 2017年度のハートフルアニメランキング2位
天使の3P!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (422)
1763人が棚に入れました
過去のトラウマから不登校気味の高校生・貫井響(ぬくい きょう)は、密かに歌唱ソフトで曲を制作するのが趣味だった。そんな彼にメールしてきたのは、小学5年生になったばかりの少女たち――泣き虫っ子な五島潤(通称:潤たん)、強気そうな紅葉谷希美(通称:ぞみ)、少し眠そうで常にマイペースな金城そら(通称:くー)の3人だった。

 子どものころから姉妹のように一緒に育ったという3人には、響と共通する悩みがあるようで……。

声優・キャラクター
大野柚布子、遠藤ゆりか、古賀葵、井上雄貴、日高里菜、伊藤かな恵、大川透、花澤香菜、井口裕香
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「小学生にドッキリ!」→繊細なハートにドキドキ

原作ライトノベルは未読。


はむ、
ロリ、バンド、ピュアストーリー……構成するそれぞれの要素が、
ある意味、とても濃厚な作品だと感じましたw
それらが三位一体となって表現される、
と言うより襲いかかってくるとも言えなくもないw
事前に警戒していた通り?強烈なロリアニメ体験でした。


はむ、
主人公の高校生男子とロリっ娘・ロックバンド等が織り成す、
現実離れした大胆不敵なハプニング。

反面、楽器に関しては素人にも伝わるくらい
描き込みにリアリティがあり突出していました。
それらを活用した楽曲作りも結構、本格的に感じました。


はむ、
そしてロリに包囲された主人公男子や、
小学生少女たちが、音楽の力により、
世知辛い現実に踏み出していくストーリー。

その心理描写が、ハチャメチャなサービスシーンとは対照的に、
とても繊細で、虚を突かれました。

ぶち当たる世界そのものは、標準的な社会の現実レベル。
ですが、挑んでいく小学生少女+高校生男子のメンタルは、
暴言一つで砕けてしまいそうなガラスのハート。


はむ、
けれど、世界は思っているほど残酷じゃない……。
ロックに背中を押される小さな一歩。
私は、手に意外に多量の汗を握らされました。


はむ、
どーせ、ロリっ娘・小学生と戯れていればいい楽な番組だろう。
私も現実やハードな作品に疲れた時に本作で息抜きしよう……。
そう高をくくっていたら、胃に想定外の負担がかかる。
私にとっては精神に一つ余裕がある時に挑むポジションの作品でした。


もっとも、{netabare} 小五にもなって兄と混浴する妹とかw
唐突で当たり前の無邪気な小学生少女の全裸とかw{/netabare}
強烈なロリエロシーンの連発からして既に落ち着かないアニメw
そもそも作品のイメージビジュアルからして、
ロリのオーラが禍々しいレベルで漂っているので、
鑑賞時の心理状態以前に、
事前に、安易に立ち入らないのが一般的な感覚なのかもしれませんがw


はむ、
好きな小学生……いやwキャラは、くーちゃん、こと金城そらちゃん。
ストーリー面でもハプニング面でも、無自覚な踏み込みが凄まじいw
典型的なマイペース型のロリっ娘キャラ。

はむ、
会話の頭に「はむ、」と付けるのが、くーちゃんの口癖。
と言うより、先程から、私もはむはむが止まりませんwどーしましょうw

バンドではドラムを担当して楽曲を支えているくーちゃん。
次回予告では、どんなひょうきんな因果なのかw
くーちゃんが壇上で天使として祭り上げられ、
迷える子羊たち?に罪を告白されたりしていますw


折角なので、私も懺悔を……

この尊氏……楽器や曲作りが結構、本格的だったとか、
物語がピュアだったとか、あれこれ御託を並べながら、
結局、小学生女子が仕掛けるハプニングシーンに、
ドキドキしながら鼻の下を伸ばしていました。
毎回、何かデレデレできるシーンがないかと期待していました。

さらに、あろうことかレビューで天使の口癖「はむ、」までパクってしまいました。
誠に申し開きのしようもございませぬ~~。



……おや?天井から水音が聞こえてくるw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 38

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

楽器と機材が素晴らしい。

原作である、同タイトルのライトノベル作品は未読です。

原作は『ロウきゅーぶ!』のライトノベル作家とイラストレーターが同じタッグで臨む第2弾という感じなわけですが、やはり小学生の女の子がたくさん出てきます。

「メインの舞台が(教会を成り立ちの基盤とする)児童養護施設」というのと、「保護者の趣味に影響されて音楽好きになった」ということで『ロウきゅーぶ!』との差別化は図られています。

メインの小学生女子キャラ3人によるバンド「リヤン・ド・ファミユ」が使用していた楽器と機材につい目が行ってしまい、最終話まで完走しました。

ロリ要素をあまり得意としない私ですが、ストーリーは主人公の響も含めたわりと穏当な成長物語でしたので抵抗はあまりなく、すんなりと観ることができました。

ただ、響の妹であるくるみが一緒にお風呂に入るほか、個人的に抵抗を感じるシーンは多々ありました。そういうのが苦手じゃないとか、むしろ得意とかいう人は、どんどん観たら良いと思います(笑)!

そういえば潤、希美(のぞみ)、そらの3人と桜花(さくら)ってキリスト教徒なのかしらん…?(← あんまり本筋に関係ないけど、疑問に思ってしまった…。)

余談: アイキャッチがレコードジャケットのオマージュっぽかったのは、地味に良かったですね!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 43
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

良く出来たロリ系ハーレムラブコメ

原作未読。最終話まで視聴。

ロリ系ハーレムラブコメ。
物語は良く出来ていると思いました。(面白いかどうかは別として)

控えめな妹風キャラ、ツンデレ、天然マイペース、ブラコンなリアル妹、女王様キャラとその従者・・・。
なかなかに、キャラが渋滞しています。
良く言えば、『選り取り見取り』ということでしょうか?
(注)私は決してロリコンではありません!

お気に入りのキャラが見つかると、楽しめる作品かも知れません。
ちなみに私は天然マイペースなソラがお気に入り。
(注)ロリコン的な意味ではありませんよ!

第8話の、ムカデを倒した後の一言{netabare}、『虫はそんなに怖くない。多分生まれつき・・・』{/netabare}は面白かった。
ソラVSシカも笑えた。

【以下、酷評注意】
第6話は、物語に無理がありすぎた。

{netabare}ノゾミがいなくなると、物語上問題があるのは分かるけど、ヒビキが引き留めるのはどうなんだろう?
ちゃんと責任がとれるのか?(ノゾミの面倒を見る的な意味で){/netabare}

恐らく、感動回のつもりなんだろうけど・・・。物語上、全く必要のない話だと思う。
だけど、感動が止まらない話でもある。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 40

68.3 3 2017年度のハートフルアニメランキング3位
魔法使いの嫁 星待つひと 後篇 (アニメ映画)

2017年8月19日
★★★★☆ 3.6 (97)
499人が棚に入れました
詳細不明
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

TVアニメ期待大な気がするです。

 約半年、待ちに待った「まほ嫁 星待つ後篇」初日早朝、見てきたです。

 自分としては、中編からどうなるのかなぁ?と後編を見てみたですが、三浦さんの願いなどが、あっさり叶ったように見えてしまい、あっけない気がしたです。

 この後編では、三浦さんと森の図書館は何なのか?、叶えられなかった三浦さんの願いの内容、託した後の三浦さんの運命、時を越えて叶えられた三浦さんの願い、託された願いを達成したときのチセの心境とその後、三浦さんから貰った「ひとりぼっちのほしのこ」は、あの時どうなったか?を描いていたです。で、前編からのエリアスの部屋に戻るってとこだったです。

 あっさりとという場面は、三浦さんの願いの目的地が、森の図書館の近くにあったにせよ、三浦の記憶を見ただけで場所をチセが正確に特定できた点が、こんなに早くという感じがしたです。場所を教えられたわけでもなく、手がかりは三浦さんの記憶だけで、すぐにという感じで森の図書館から行けたところは、何でかなぁ?と思ったです。

 短いながらも、作画など良いところもあったアニメで、星空に囲まれた部屋で、三浦さんの「ひとりぼっちのほしのこ」をチセに読む場面が、印象に残ったです。

 場面は最初に戻りエリアスから、三浦さんと森の図書館の正体、森の図書館から持ち帰ったものにもたらされる希望を聞いたときのチセの笑みも良かったです。どこか悲しいような辛いような思い出だったかもしれないけど、この今のチセは、幸せなんだなぁです。


 このレビュから一か月半後、放送予定の第一話も先行上映され、チセがなぜエリアスの所に住んでいるのか?なぜ、このタイトルなのか?もわかる内容だったです。
{netabare} エリアスに会う前のチセは、ワンピースに例えるとシャボンディ諸島で、奴隷オークションのエイミィやレイリィを思い起こしたけど、相手が天竜人でなく{/netabare}エリアスで、チセにとっては良かったなぁです。 

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

そして物語は、始まる。

三浦から受け取った一冊の本。
それは彼に遺された悔恨の記憶であり、寄す処でもあった。 本を託されたチセは三浦の想いを伝えるために奔走する。

『その夜僕には、果たさなければならない約束があった』

彼が果たせなかった約束、森の図書室の秘密が今明かされる……。

たとえ雲厚く見えずとも。
星はいつか、待ち侘びるひとの元へ。

語られなかった前日譚、三部作がここに完結——。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…
なんて濃厚な24分だったんだろう、これに尽きます。

物語は綺麗に纏まっていました。
この物語に必要なエキスも全て注入されていたと思います。

何故、森の奥に図書館ができたのか…
そしてその図書館の正体は一体何だったのか…
そして二つの約束の真実とは…
三浦さんから手渡された本が一体何だったのか…

これらの謎が一気に明るみに出るのですから濃厚感が半端無いのは想像するに易しいと思います。

でもそれだけじゃありませんでした。
人ならざるモノが見えるチセだからこそ辿り着いた場所であり、チセが図書館を使用するのは運命だったんだと思います。

実際にチセが借りたのは本でした。
しかも1さつずつ…
でも言い伝えでは別なモノにも置き換えることができるとエリアスが言っていました。
その別なモノというのが心底あったかいんです。
この作品ならではの優しさなのだと思います。

3部作を完走して思うこと…
元々はコミック同梱作品ですが、期間限定で劇場公開もされたんだそうです。
愛おしくて切ない珠玉の物語…
何故この作品に触れられる機会を狭めるんだろう…と率直な疑問を感じます。
確かにプレミア感は出るのかもしれません。
ですが、もっと沢山の人が視聴して、共感できる作品だと思いますのに…
そういう意味では勿体ないと思いますし、NETFLIXで視聴できたのは素直に嬉しいと思います。

コロナウイルスの影響でNETFLIXの加入数が伸びていると聞いています。
この作品に触れる人が増えてくれるのを期待しています。
私はしっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

星が放つ光は全て過去からのものである。

だからこそ、目を凝らして見るならば、現在の自分を照らす光の在り処に気付くことができる。

自分の本を見つけること、それは自身の過去、すなわち星の光と向き合うということだ。
それが哀しみや苦しみ、あるいは憎しみを映すものであったとしても、それらを感じた自分自身との対話を通じて、残りの人生に向き合う力を与えてくれるのである。

チセは旅立つのである。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10

60.0 4 2017年度のハートフルアニメランキング4位
クラシカロイド 第2シリーズ(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (37)
136人が棚に入れました
高校生の音羽歌苗が大家を務める洋館に“クラシカロイド”を名乗る人物が
大集合。ベートーヴェンやモーツァルトなど、実在の音楽家と同じ名前を
名乗る彼らはやっぱり天才!不思議な力を持つ音楽“ムジーク”を奏で、
次から次へと奇想天外な出来事を引き起こす。
魚になったり宇宙人がやってきたり、すでに大混乱な日常に、
ワーグナーとドヴォルザークが新たに加わり、音羽館はますます大騒ぎ!!

声優・キャラクター
杉田智和、梶裕貴、小松未可子、島﨑信長、鳥海浩輔、能登麻美子、前野智昭、松岡禎丞、諏訪部順一、遠藤綾、M・A・O、楠大典、石田彰
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

全体の纏まりが見えた第2シーズン

2017年10月~2018年3月放送のテレビアニメ。全25話。
相も変わらぬクラシカロイド第2シーズン。……いや、ちょっと変わったかも。


若干カオスぶりが緩和されるとともにハートフルな話が増え、ワタル(ワーグナー)を中心としてメインのストーリーが強くなっています。サブのストーリーでクラシカロイド達の「音楽に対する向き合い方」も変わらず掘り下げられ、テーマを補強する形式が出来ていたと思います。
1期ではトラブルメーカー・手のかかる大きな子どもといった印象だったクラシカロイド達ですが、2期ではワタルを見守る(あるいは立ちはだかる)位置になります。

全体としては1期より良い意味で子ども向け寄りのお話になった感じ…ですが、規制スレスレっぽい描写はまだちょっとあるw

おそ松さんがあったからか、藤田陽一さんは馬引圭さんに監督を引き継ぎ、1期から脚本家も少し入れ替わったりしています。キャラデザが二人に増えていて、衣装などもさらに良いデザインが増えました。

ムジークは相変わらずバラエティに富み、演出もビジュアルもすごい派手でシュール。準備期間が短かったためか、ストーリーに沿う形で1期のムジークも度々使われています。
ワーグナー担当の蔦屋好位置さん以前から好きでしたし、ドヴォルザーク担当の千聖さんも素晴らしかったです。曲数が少なめになってしまったのは残念ですが、新しい風を吹き込んでくれてさらに楽しい半年間となりました。

作画は忙しそうな回はありましたが、全体としては良い回が多かったです。サンライズの作画はやっぱり好きですね。多少忙しくてもしっかり個性的に仕上げられる、上手なスタッフが多かった印象でした。


【キャラクター】{netabare}
ワタルの描写は全編通してとても良かったと思います。家族の中心に子どもがいるの好き。ワタルは気づいてなかったかもしれないけれど、2期最初のベトさんのムジークはワタルへのメッセージでしたし。
自分の殻に引きこもって自分を守ってくれる姉さんを作り出したのは、歌苗がいつも自分を守ってくれたっていう意識からかな。
これから本当の意味で音楽に向き合うことになるのでしょうけど、ぜひそれも見たかった。

クラクラの二人はずいぶんアクが抜けましたね。1期よりも可愛い姿が色々見られて楽しいけど、毒が弱くなったのもそれはそれで寂しい。
第11話「塩しかねんだよ」好きでした。2人の喧嘩っぷりも含めて好きだったクラクラファンならソルクラも好きでいてくれると思うんですけどねえ…。衣装チェンジ&キャラ変なんておいしいパフォーマンス、黒歴史で終わらせるにはあまりにも勿体ない。というか私はソルクラ大好きですよ!

バッハ様、ワタルへの対応で悪い癖が出てるなあ。確かにバッハはクラシカロイド達の厳格な父親という側面を強調されてきていましたが、ワタルに対して上から目線はまずかった。
ですがその後は響吾を頼ったり日芽歌に振り回されたりクラクラに後をまかせたり、以前とは違う一面も見られましたね。三弦さんとのやりとりも信頼関係を感じてとても良かったです。

三弦さんのワタルへの大人な対応には関心してしまいました。仕事だからというのも事実なんでしょうけど、ちょっと責任感じて困った顔でフォローしているのが良いなあ。2期で一番株が上がったキャラかも知れない。
それにしてもバッハ様大好きすぎるでしょw
{/netabare}


【ストーリーについて】{netabare}
1期ラストでは宇宙まで巻き込んだマクロな展開。2期はワタルのエゴをしっかり描いたミクロな展開。どちらも「音楽に対する向き合い方」に言及しているのが良かったです。
それが根底にあって、その上でワタルの我儘(承認欲求)とそこからの脱却という形に収まったのはとても好きでした。

前世の記憶をある程度持っている他のクラシカロイド達と違い、ワタルは音楽を生み出す動機がはっきりしないことが話の肝でした。
響吾の口からワタルはムジーク暴走の兆候があったから途中でワーグナーの音楽を聞かせるのをやめたと語られています。クラシカロイドは「歴史的音楽家の記憶を持った別人」ですから、その記憶や気持ちが中途半端にインプットされてしまったということなのかな。
そう思うとワタルだけは本当に子どもみたいなものなんですね。

大切なのはムジークを奏でられることではなくて、音楽をどんな想いで奏でるのかということ。
ワタル以外のクラシカロイド達は既に自分のスタイルを持っている。1期序盤からずっと描かれてきたことがラストまでダメ押しと感じるくらい強調されているのが良いですね。
そして我があるから他人と繋がることが出来る。クラシカロイド達は皆エゴイスティックでアクが強いのに、人の心に無関心なわけではありません。(…歌苗の気持ちはもう少し考えてほしいけど)
モツがムジークを取り戻すきっかけになったのがワタルのムジークの悲痛な心の叫びで、そこから連鎖的に共鳴していき、ベトさんだけは逆に自分からムジークを発動するのは上手い展開です。
最後にワタルから皆へごめんなさいの一言があっても良かったとは思いますが、憎まれ口で終わるのも本作らしくて良いかな。

クラシカロイド達にとって音羽館は本当の家になって、心から居心地がいいと思うようになったから出ていくのでしょうね。結局戻ってきちゃうんですけど。

そして最終回でクラシカロイドの謎が増えてしまいましたね。ハッシーは卵から孵して育ててるはずだし、発動したムジークはOPですし。ハッシーを研究してクラシカロイドの着想を得たということでいいんだろうか…
最後に謎を深めていく感じ嫌いじゃないですw{/netabare}


【気になった点】{netabare}
欲を言うとベトさんのしっかりしたメイン回が一話欲しかったかな。第2話のムジーク「無敵のソナタ 〜交響曲第7番より〜」だけで終わらせず、ワタルとの関係ももう少し掘り下げて欲しかったですね。

あとやっぱり音羽夫妻の自由すぎる行動はなんともコメントしづらいですねえ…歌苗はもうちょっと怒って良いよー。
ワタルとの描写については、子ども向けとしてあれで良いと思うんですけどね。


第9話「〇のない世界」で、パクリ疑惑みたいな話を入れちゃったのは子ども向けの音楽アニメとしてははっきり言って良くないと思う。これは明確に悪い点でした。
シューさんがきちんとフォローしたのに、最後にオチを付けてひっくり返してしまったのも駄目だと思います。こういう題材を扱うのなら、最低でもシューさんの言葉で良いラストにしてそのまま終わらせるべきでした。
{/netabare}



1年分通して主題が纏まっていて、長期アニメとして考えるとなかなか良かったです。サブのストーリーが割と上手く積み重ねになっている点も評価して良いと思います。
シュールギャグの子ども向けとして大らかに見られるのなら楽しめると思います。(2018.4.2)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

新たなクラシカロイドの投入により音羽館はますます大騒ぎ!!

言わずもがなですが、本作品は「クラシカロイド」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

クラシカロイドは、昔の著名な音楽家を名乗り彼らの演奏する曲には「ムジーク」という不思議な力が宿っていて、彼らがタクトを一度振り上げると摩訶不思議な世界が姿を現す…
普通に考えるとこの状況は十分に異常なのですが、ふと気が付くとクラシカロイドは音羽館に集結…妙に馴染んでいるので違和感なく受け入れられる状況…

ベートーヴェン、モーツァルト、ショパン、リスト、シューベルトが音羽館組で、バッハ、チャイコフスキー、バダジェフスカがアルケービル組…
バッハの目的を成就するために1期では両者が激しく激突しました。

そして何事も無かったかの様に2期がスタートするのですが、物語は序盤から大事件…
女子高生なんですが成り行き上、音羽館を管理している音羽 歌苗に弟が居たんです。
しかも、これが歌苗にとっても初耳…
実際ビックリすると思います。
だって、玄関のノックを開けたら「実はあなたと兄弟だったんです。」
なんて言われたら、新たなオレオレ詐欺の一種と思われても仕方ないと思います。

でも、母親に確認してみると、どうやら弟というのは本当らしい…
こうして歌苗の弟である「ワタル」と同行してきたコビトカバの「ドボちゃん」が加わり、物語は騒がしさを増しながら動いていきます。

2期を完走して振り返ってみると、物語は「ワタル」が中心となって描かれていましたが、個人的にはワタルが絡まない話の方が好きだったりします。

個人的なお気に入りは17話の「荒野のウェスタンロイド」かなぁ…
舞台はとある荒野の一画…保安官であるリストは街の平和を守るため巡回に…
ふと、そこで現れたベートーヴェンとモーツァルト…
彼らは自分の事を西部のクラシカロイド…ウェスタンロイドであると言っていました。
物語の中でのリアル世界で自分の部屋を失ったベートーヴェンとモーツァルトは自室の奪還を目論んでいたのです。

お互い話して分かる相手じゃない…
という事で決着は決闘で付けることになるのですが、この決闘が正に抱腹絶倒モノなんです。
突然画面が「クイズ クラシカドン!」という1対1のクイズバトルに早変わりしてイントロバトルを行う事になるのですが、ここでの戦いは「誰がどの曲をどの順番で出してくるか」を言い当てるモノなんです。
そして、出題できるのは後世でメジャーになった曲だけ、という縛りがくっ付いてくるのがこの作品ならではの面白さ…

ベートーヴェンやモーツァルトは、知らない人の方が世の中の少数派である著名な音楽家です。
例えばベートーヴェンの交響曲第5番や第9番なんかは超が付くほど有名なので、これらの楽曲は出題可能…
モーツァルトにしてもリストにしても名曲を数多く生み出した天才音楽家…
だから縛りなんてお構いなしなんです。

ですが、全ての音楽家が上の3人と同じか…と問われると答えはNoです。
世間で所謂「一発屋」の二つ名を与えられた音楽家の出せるお題は一つしかなかったから…
だからチャイコフスキーやバダジェフスカに関しては出題できるお題が圧倒的に少ないんです。

ウェスタンロイドは勝ちにこだわるだけではありません。
勝負そのものも楽しもうとするんです。
その結果、何が起こるか…は見てのお楽しみです。
展開はシュール…でもそれだけに留まらないのがこの作品の魅力なんだと思います。

オープニングテーマは、布袋寅泰さん作曲の「ClassicaLoid 〜クラシカロイドのテーマ〜」
エンディングはその回の中で登場したムジークが取り上げられています。
オープニングは1期からそのまま継続…
エンディングも往年の名曲が編曲されて歌詞まで付いてくる…というオマケつき。

2期は2クール全25話の物語でした。
物語の展開は一応収束しましたが、未だ謎が残されています。
もし、3期があるなら是非視聴したい作品です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

うぐいす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

日常系になった

クラシック作曲者がクラシカロイドとして現代で生活するお話。
1期は一応ストーリーがあったが、2期は完全に日常系になった。
キャラのインパクトはあるがそれぞれの目的などが不明なため、「クラシカロイド」という設定の上での日常系には無理を感じた。
せっかく「ムジーク」というクラシカロイドが使う魔法みたいな設定があるのだから、毎話ムジークで問題解決みたいなシンプルなものにしてしまっても良かったのではないだろうか。
クラシックの編曲については相当ポップでテクノに仕上げているので、クラシックファンにとっては原曲とかけ離れ過ぎていてもはや質の悪い遊びにすら見える。
EDでいろいろ聞けるが、そこはがんばるんだ…と。
元の話がつまらないうえキャラデザも不細工で魅力がないのに人気声優を使って2クールを2期もやるとはさすがNHK。
民放には出来ない役割があるとはいえ、こういうところにもNHK受信料の無駄遣いが見える。
今回もベートーヴェンは俳優の橋本じゅんという人に似てた。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1
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