ミッションで仲間なTVアニメ動画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のミッションで仲間な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月27日の時点で一番のミッションで仲間なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

83.3 1 ミッションで仲間なアニメランキング1位
86-エイティシックス-(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (630)
2159人が棚に入れました
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。そう、表向きは。本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区"》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)"となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる!

声優・キャラクター
千葉翔也、長谷川育美

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あなたはゲームと戦争の違いを知っていますか?

この物語では、『あなたはいつも、他人を自分と同じ人間として尊重していますか?』と、問いかけています。
そして物語の中では、人間の強欲さや軍隊の理不尽な振る舞いが多く描かれます。
あなたはいつも、他人を自分と同じ人間として尊重してられますでしょうか?

この物語の背景では、大国ギアーデ帝国が完全自立無人戦闘機械(レギオン)を用いてサンマグノリア共和国などの諸国へ侵略を行っています。
サンマグノリア共和国も無人戦闘機械を用いて防戦をしているように国民へ公表しますが、その実態は第86区にいる少年少女たちを戦闘機に乗せて戦わせていました。

サンマグノリア共和国では、第86区に住んでいる人たちを人間として認めていません。その理由は『髪の色も瞳の色も違うから』 ただそれだけでした。
だから戦闘が発生しても戦死者はいつもゼロ。たとえ第86区の人たちが何人死んでも、戦死者はゼロと公表されます。

サンマグノリア共和国に住む16歳の少女レーナは、指揮管制官(ハンドラー)として第86区の精鋭部隊・スピアヘッドの指揮を執ることになります。
他の上官や同僚は、『第86区のものは将棋の駒と同じ』と考えているので、どんな犠牲を払おうとも気にしません。
でもレーナは第86区の人たちが人間であることを知っています。髪の色や瞳の色が違っても同じ人間であることを理解しています。

だから彼女は悩みます。
彼女の指令一つで何人もの人間が死ぬことを彼女は理解しています。
彼女は、指揮管制官となるには優しすぎる心の持ち主でした。

レーナは、理不尽な軍のやり方に憤りを感じます。でも、どんなに抗議をしても、軍の冷酷な命令は変わりません。
だから彼女は、隊員たちの命を守るために、あらゆる手段を講じます。
彼らを守るためならば卑怯者と呼ばれても気にしません。軍法違反も覚悟のうえです。

彼女が行ったことは確かに軍人としては問題ですが、人間としては大変立派な行動でした。レーナは部下を人間として尊重していたのです。
そんな彼女を私は尊敬します。


ところで、この物語を見て、ふと思い出したことがあります。
以前、米軍の戦闘機が敵とは無関係の建物を破壊したり、民間の人たちを殺戮したりしている映像をドキュメンタリーで見たときのことです。

数年前から中東やアフガンで戦う戦闘機の操縦者は、実はアメリカの米軍基地で操縦しています。
つまり、リモートで無人機を飛ばして地球の裏側の戦闘をしているわけです。
どんなことがあっても自分の安全が保障されているので、まるでゲームをしているように、「殺せ!、殺せ!」と戦闘員が叫んでいたのが忘れられません。

こうした愚行をする人はほんの一部であり、大部分の人は正常であることがわかっているのですが…
ゲームと戦争の違いが判らない人たちが戦争するのは、困ったものを通り越して恐怖です。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 49

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

名作の部類でしょう。

いやぁ、いいね。
硬派な大人なアニメな感じでした。

他の方の感想を観ると、ネガティブな評価も散見されて残念なのですが、まぁ、合う合わないも含めて個人の感想ですから仕方がないですねぇ。

私が観たところでは、確かに既視感があると言えばあるのですが、あまり気にはなりませんでしたね。
全く立場の違う人物が、お互いの立場、境遇に悩み、共感し、友情に近いものを育むっていうパターンは、ままある話です。
曰く、看守と囚人、敵同士、別の国の友人同士、警察と犯人などなど。

設定もガバガバどと言う批評もあったりしましたが、この辺も特に違和感はなかったです。
いや、ツッコミどころが全くないかっていうと、勿論そうではないのですが、見せ方で「ふーん」と思わせ(錯覚させ)るぐらいの説得力はあったという事です。

この作品、観ていると、イメージが出来ればできるほど、辛く、きつく、悲しみが襲ってきますよね。
この時代に、よくこの手の作品をアニメ化できた(しようとした)ものですね。
差別、命の価値、使命、戦争の是非、様々なテーマが含有されています。
ただ、あにこれでの感想を観てみますと、私と同様、または近い形で、この作品を受け止めておられる方も多く、頼もしく思いました。


昨今の日の本のとある国では、
戦争=悪、いけないもの、許されないもの
命=絶対大事、最優先、地球よりも重い
的な考えが「絶対正義」とされておりますが・・・。

※もちろん、私も「戦争」なんか無い方が望ましい「絶対!」
「命を大事に」=「そりゃ、基本的には「正しい!」人の命も大事にするから俺の命も大事にしてくれ!!と思っていますよ、勿論。

ただね、これもある意味、ある意味ですが「思考停止」っていうね。

政治学を勉強したものからすれば「戦争」は状態であって、外交の一手段であって、当然、想定をしておかなければならない事態な訳で、「考えることもダメ!」「こうなった場合どうするかなんて、考えなくていい!!」なんていうのはお花畑もいいところ。
「ある意味、戦争は起こさなくても、起こるもの、巻き込まれるもの」という考えがノーマルなんですよ、実際は。

ああ、またいらないことを語ってしまった。

ただ、この物語にあるように、どうしても絶対に回避できないような状況になってしまって、何もしなければ、愛する人、友人、知人が巻き込まれて○んじゃう、みたいな時。
それを、回避したり、遅らせたりできる状況にあなた(俺)がおかれたら・・・、戦う決断をした人に「戦争は悪、命が大事」って投げかけてどうなるものか・・・。
とかね、イメージして観たわけですよ(ビョーキですか、そうですかw)

ま、こんなこと書くと、特定の思想に捕らわれているような印象を持たれてしまうかもしれませんが、まぁ、頭の体操っていうヤツは大切ですよってことでwお許しください。

あ~これ以上色々と書くと差しさわりが出そうなので・・・。

私的に、

物語は、硬派でシリアスで良い、ちょっと(ではないが)辛く、苦しく、切なく、哀しい雰囲気もあるが、大人が楽しめるアニメとして高い水準。
(楽しめるというところに、多少の違和感はあるが、この物語をエンタメとして見れている時代と環境に感謝しようか)

作画は、高いレベルと言ってよい。大人の視聴に耐えうると思う。一部の戦闘シーンは印象に残る。暗いシーンでも戦闘状況がわかるので良かった、たまに何やってるのかさえ分からないものもあるしね。

声優は特に悪い点は見受けられなかった。

音楽は、これも大人な感じでよい。差し込まれるポイントも物語の演出としてよく機能していたし、楽曲もいい感じ。
ちなみに、タイトルバックを差し込むポイントも工夫が見えて印象深かった。

キャラクタは個性が見えて、多彩でよかった。
線もシャープだし、クリアで好みだった。
若干、幼顔に振っているキャラもいたし、美形に振っているのはもちろんなんだろうけど、ここはアニメだし、許容できるかな。
美人さんが多いと景色もよろしいし、華やかだしね。(←ヤバいかな、この発言は、アニメ作品の「演出」としてのお話です。茶色にもいい所あるけど、色としては赤の方が華やかですよねーwって程度の話ですよう、いやだなぁw)


さて、最後に・・・。
印象に残るカッコいい名言がありました。

「明日死ぬからって、今日首くくる間抜けがいるかよ。死刑台に上るのは決まってても、上り方は選べるだろってそういう話だ。俺たちは選んで決めた。後はその通り生き延びるだけだ」

いいですねぇ。
ひねくれたツッコミを入れようと思えば、入れれるのですが、そのまま受け止めるのが吉です。
うーん、やっぱりカッコいい。
このマインドは結構大事、リアルでも役立つかもしれません!!


どうやら、2021.10~第2期があるそうで、私的には楽しみです。
この後、どういう展開が待っているのやら。
ものすごく、シンプルに楽しみにしています。

この作品も、合う、合わないの振れ幅が大きい作品かもしれませんが、きっと多くの方の視聴に耐えうる作品だと思いました。
機会がありましたら、是非、ご覧くださいませ。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 24
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

外側で戦う少年少女と内側で戦う少女

この作品は内容が結構重いです。
何から書けば良いか上手く纏まりませんが、順番に。

作中に出てくる、サンマグノリア共和国……この国……控えめに言って腐ってます……

まず1つ。
この国では差別があります。
壁の中に住む者達と外に住む者達。

壁の中は平和です。
毎日好きな場所へ出掛けて、好きな物を食べて、好きな事をしている。

壁の外は戦う以外の選択肢はない……1秒後に……1分後に……明日、明後日、自分が仲間が死ぬかもしれない。
それでも戦い続ける86と呼ばれる者達。

壁の中はそんな人達の努力と犠牲の中で成り立っている平和……サンマグノリアは、その為に差別で86と呼ばれる人を追い出して、戦わせている。

壁の中では、今日の戦いの犠牲者は0でしたなんて幻想で真実を隠して、真実を知る者は人が命を落とした事に、無関心であったり、ゲームの様な楽しみ方、命を失うのを見て笑う人まで居ます。

これを見た時、私は、この人達は本当に人間なんだろうか?と思いました。
自分が守られてる事にすら気づけないお花畑の頭な上に、人が死んでいるのに、何も感じないの?と思いました。
その犠牲の上にある平和が続いているのは彼らのお陰なのよ?って…………

でも、こんな腐った人達の中に救いがありました。
レーナ……彼女はサンノマグリアの軍人。
彼女は86の真実を知り、それをどうにかしようと考えて動いている人です。

{netabare} でも、周りの人達は変わろうとはしません。
レーナの話を真面目に受け取ろうとしません。
1番ショックだったのは86を人間とすら思っていないこと…… {/netabare}

戦死者0は無人機が戦っている設定。
{netabare} 国の人達は、戦死者はいないと言う……何故なら……壁の中にいる人は人間で壁の外にいるのは人間じゃないと本気で思っている。
だから、戦死者0なのです。
86は無人機が搭載する補充の効くパーツと変わらないと考えられています。{/netabare}

正直、凄くムカムカしますね!
更に、レーナは軍人達の間で戦死者0の裏にある残酷な真実を告げますが、それを聞いた彼ら彼女らの言葉にはショックでした……レーナの言葉は何一つ伝わらない……

でも、レーナは負けません!
{netabare} 彼女は86の理解者で味方です!
彼女は、戦場の恐ろしさを知っている。
命の尊さを知っている。
86が自分と変わらない人間だと知っている。 {/netabare}


では、同じ国で育ったレーナと他の国民との違いはなんだろうか?
{netabare} 私の第一印象では、この国の人は腐ってる。
でも、考えて見たら悪いのは人より国の方にあるのかもしれません。

レーナに関して言えば戦場の残酷さや86に助けられた過去もありますし、それも影響があると思います。

ただ、それ以外の理由も考えて見ました。

産まれた時から、86は人間ではない、差別するものだと、社会が学校が……親が先生が大人が教えているのです……彼らの中で差別は当たり前で、おかしな事ではなく当たり前の環境がそこにあったのかもしれません。 {/netabare}

だからと言って許される問題ではありません。
{netabare} それを知った上で一人一人が考える事が出来たはずなんです。
考えることを放棄し、おかしい事を疑問にすら思わない人達が、この国の人達。{/netabare}

でも、一方で、おかしい事に気づける人達がいる。
{netabare} レーナを始めレーナパパやセオトの昔の部隊の隊長などです。
彼らはサンマグノリアの人間でアルバです。 {/netabare}

勿論、彼らはアルバですが86の人を人間だと知っています。
同じ命の重みを解っていて決して見下さない。
誠心誠意で接して居ます。

でも、それが本心で偽りなくても!
{netabare} その誠意が……86には中々伝わないのです……
彼らは対等に接して居ても、86の人間から見れば簡単に信用出来ないのです!
それだけ、サンマグノリアと言う国は彼らを傷付けてきたのです…………

それが、解るから……アルバの人間は自分の想を伝え続けるしかない……86に何を言われようと受け入れるしかない……

サンマグノリアのアルバが86にしている事を考えたら、受け入れて貰えないのも解って居ても……その人達は何もしていないのに……悪くないのに……寧ろ味方なのに……こんな辛い事が悲しい事がありますか…………

でも、アルバの人間には代わりありません。
だから、受け入れるしかない……アルバの人間として…… {/netabare}

さて、スペアヘッドとレーナについて。
1個団体と1人を繋ぐのは無線です。
無線しかありません。
映像もデータ上の地形や配置マップくらいで……声しか届かない。

声しか届かない上にアルバと86は基本的には犬猿の仲みたいなものです。
だから、そのイメージが邪魔をして、スピアヘッド部隊にはレーナの気持ちが中々伝わりません。

彼女はスペアヘッドを気遣い。
戦闘の話や何気ない話をしてコミニケーションを図ろうとします。
視聴者側から見ればレーナって凄く優しくて、思いやりがあり他のアルバと比べても凄くいい子だと解ります。

でも、スピアヘッドの皆から見たらどうでしょう?
{netabare} 声しか聞こえない……無線機を切った後には悪口を言ってるかもしれない、バカにしてるだろうと思うと思います。
それだけに、信頼関係を結ぶのは大変な事です。

私が印象に残るエピソードが、スピアヘッド部隊のカイエが戦死する話。
レーナは彼女の死を「残念でした」と言います。
でも、この言葉にセオトが、ぶちギレる。

仲間の死をアルバ(レーナ)が「残念」だと言う……彼女は決して簡単に口にした訳じゃない……お互いの顔が見えていたら、もしかしたら拗らせなかったかもしれない言葉のズレ……

きっと、スピアヘッドの面々は……言われて来たのでしょう……心がない偽善の言葉を。
だから、レーナの言葉も信用出来なかった。
上辺で言ってるようにしか聞こえないのです。

スピアヘッドからすれば当然です。
偽善にしか聞こえない……私なら、そんな言葉を並べるくらいなら、本当に少しでも苦しみが解るなら、この状況を何とかしてって思いますもの………… {/netabare}
でも、レーナに当たっても何も変わらない。

レーナの思いやりが伝わるのが、和解のエピソード。
セオトも自分が言い過ぎたと反省する。
このシーンって凄く救いのシーンなんです。
きっと、心無いアルバの人が相手なら反省しなかったと思います。

反省したって事は、少し……それは本当の本当に少しだけかもしれない……それでもレーナの本心が間違えなく伝わっていたんだって私は本当にそれを感じる事が出来ました。

ライデンは謝罪します。
{netabare} レーナの事を裏で偽善者のブタだとバカにしていた事を……それは少なくともレーナは、これまでのアルバの人とは違うと、解ったから……これは本当に大きな進歩です!

仲間にも友達にも、まだなれなくても……それが解って貰えた、それだけで心は救われる。
信頼関係ってそうして積み重ねていく。
世界一小さな信頼は世界一大きな一歩。{/netabare}

そして、「黒羊」がやってくる。
レーナは死者の声を聞いてしまう。
そして、黒羊の残酷な真実。

実はレーナがスピアヘッドを担当する時にハンドラーを壊すと言う話を聞かされて居ました。
担当したハンドラーは退役申請、担当変更、自殺をする者がいる。

私は、死霊の声を聞いた人を情けないと思いました…………
{netabare} 退役?担当変更?自殺?
何……それ?……だって……気づいたんでしょう?

86と呼ばれる人達の苦しみを!
辛さを悲しみを!聞こえるのが何なの?
戦場で無念に死んでく辛さが、死霊の声が聞こえる戦場の人達が1番怖いし苦しいのが……分かったのでしょう

なのに……真実に目を背けて、自分達は逃げるの?背を向けずに戦う86の人々が戦ってくれてるから実現してる平和に縋りついておきながら、自分が恐怖を感じたからって、怖い事に目を背けて誰かに恐怖と苦しみを押しつけて、退役して部隊変更して逃げられないから、最後は自殺……

動いてよ……それなら……1人の人間に出来ることなんて、限られてるけどさ……それでも動いているよ……間違えなく現状がおかしいと気づいてる人もいるのに……1人でも多くの人が声をあげれば変えられる事もある……小さな力でもあつまれば何かを変えることも出来るかもしれないのに…………逃げ出すなんて卑怯よ……情けない…… {/netabare}

この世界では2年ほどでレギオンとの戦争が終わり勝利すると言われていたようですが……

{netabare} スピアヘッドの隊長のシンは、それは間違えで86を含めたアルバ達も敗北すると言います。

そして、86が全滅したら次はアルバの全滅ですが、シンが言うにはアルバだけになると戦いを放棄したアルバは戦えないといいます。

当たり前です……当たり前なんです……武器を取らずに生きて来た人達が明日いきなり戦えと言われて戦えるほど甘くは無い……

正直、それくらいしないとサンノマグリアの人間は国は解らないと思うのです……
だから、そうなれば少しはこの救えない国は学ぶと思う……それくらいの事が起きないと変えられない……私なら少なくともそう考えちゃう。{/netabare}

でも、シンとレーナは必ず勝とうと約束する。
この2人は本当に強い。

そして、86の優しさを感じるエピソードがあります。
{netabare} レーナはスピアヘッドの人員補給が必要だと各部署に資料を送るも返答はない。
でも、レーナの要求する人員補給が準備されていると聞き彼女は喜ぶ。
私も、やっとレーナの気持ちを少し解って貰らえたと思ったのに人員補給の真実は酷かった。{/netabare}

でも、86は知っている。
{netabare} 人員補給は来ない。
スペアヘッドが処刑場である事をレーナに伝える……
でも、86はレーナを傷つけたくなくて、期待しているフリをする。
そこにレーナを思いやる優しさを感じます。

それでも最後は真実を明かす。
そして、それでも復讐しようとはしない。
何故なら、86はアルバの人が全員が悪ではない事を知っている。
彼らの戦う理由と意味がしっかりある。
戦いを放棄するのは、今まで守ってきた人達の犠牲が無駄になってしまう。

86は、アルバ事を含め自分達の事もよく考えています。
だからこそ復讐じゃなく戦う茨の道を行く。
そこには、彼らの優しさと強さを感じました。
本当に素敵です。 {/netabare}

レーナは真実を知って怒りと絶望を感じる。
そこで、救いを求めたのは親友のアネット。
でも、彼女の言葉は酷いものでした……

{netabare} アネットは実はシン兄弟と知り合いで、友達だったから虐めにあった……それが辛くてシン達を拒絶した……
そうして、レーナの事も同罪と言い放つ。

そうしてアネットは「アンタが余計な事をして長生きさせたからソイツらは死ねって命令されたんでしょう」と言います。

このセリフは本当に頭にきます。
レーナは何一つ間違えてはいません。
それだと、死ぬしかないじゃないですか!
誰かに死なないで欲しい、死なないで欲しいから行動をしようとするのは余計な事でしょうか?{/netabare}

でも、結局、アネットは怖かったのだと思います。
{netabare} 自分は拒絶して86を見捨てて、彼ら兄弟だけでも助けようとした父に反対する選択肢しか出来なかった。{/netabare}

逆にレーナは見捨てない。
{netabare} ずっと、1人で立ち向かい諦めずに戦い続けて上層部に掛け合い意見し、犠牲を出しながらも全滅回避に成功した。

アネットからすれば同年代の同じ1人の女の子が、ここまでの事をしているのです。
自分には何一つ出来ずに見捨てると言う選択肢しか出来なかったアネットからすれば、自分が情けなく感じたのかもしれません。 {/netabare}

だからこそ、レーナの言葉や行動に心は締め付けられてゆくのかもしれません。
{netabare} 酷い言葉を浴びせて必至にレーナも私と同じなんだよって自分に言い聞かせて、レーナに言い聞かせてる……

それでも、気持ちの変わらないレーナから逃げ出して「もぅ、会いにこないで」の逃げの一言……現実から逃げ出したのだと思います。{/netabare}

一方、最終司令でシンは兄の亡霊と対峙します。
シンは亡霊になったお兄さんを救いたかった。
でも、兄もシンを救いたかった。

{netabare} お兄さんの救いは明確に解りませんでしたが、守りたい気持ちは伝わりました。
戦いの中でシンが他の機体からトドメを刺されそうになった時、攻撃から守るシーンがあります。

シンは、それを「殺すなら自分の手で……か……」と解釈をしましたが、私は単純に守りたかっただけに感じました。
殺し合いをしているのですが、兄はシンに殺すとは一度も発言していなかったからです。

亡霊の兄の表情が殺意と苦しみに歪むシーンが有りますが目を見てると、本当は殺したくないのかな?と思える目をしていたように感じる部分があったからです。

兄の回想にもシンに酷い言葉と暴力を振るうとは裏腹に心の声は自分の言葉の全てを否定して心はシンを守ろうとして居たってのも理由の1つです。 {/netabare}

この戦いでレーナは視覚共有を使います。
{netabare}視覚共有はハンドラーに失明の可能性があるらしいのですが躊躇なく使います。

更に許可のない命令違反覚悟の迎撃砲

それに対してレーナは86が気にしないように言葉を伝える。
私は、これはレーナの覚悟だと思います。
言葉や地図でのナビゲーションならハンドラーなら当たり前に出来る。 {/netabare}

でも、そうじゃない。
{netabare} それ以上に皆と一緒に戦ってるんだよって覚悟の現れ。
彼女は補給を要求する時に「私達の部隊」と言っていました。
「スピアヘッド部隊」ではなく「彼らの部隊」でもなく「私達の部隊」

自分も仲間の一員である覚悟を感じます。
そして、この行動こそが、その証明。 {/netabare}

で、レーナがシンの兄に不発弾を撃ち込むシーンで、小さい頃のレーナがビンタをするシーンがありました。
{netabare} このシーンは、過去に助けられたレーナが、次はレーナからの救いのビンタ……弟を殺したくないのに殺そうとする兄への救いの一撃。
本当に助けられ保護して生かしてくれたから……感謝してるから打ち込める優しい一撃だと感じました。 {/netabare}

実はレーナは親友であるアネットに協力させていました。
{netabare}それは脅しですが……これには優しい理由がある気がします。

1つは今まで見捨て続けたアネットへのチャンス……見捨てた幼なじみは生きている。
アネットは、見捨てた事を少なからず後悔していました。
なら、その幼なじみを救うチャンスを与える……見捨てたまま気に病んで生きるか……救って貴女だって救えるんだよって伝えて、少しの償いと勇気を与える……

2つ目は脅し。
2人で協力すれば2人は命令違反で罰を受ける……でも、レーナが脅してアネットを従わされたのなら……罪はレーナだけが被れる……アネットは罰を免れるか軽くなる。 {/netabare}

それがレーナの言葉と行動に隠された優しさだと思います。
否定されても罵られても、やっぱり大切な親友なのかな?って。

そして、戦いの後……
{netabare} 沢山の罰を受けようと失明を覚悟してでも生きて欲しかった仲間達……
自分の命令違反よりも失明なんかよりも優先したかった仲間の橘……

彼らは勝利の後にレーナと言葉を交わして楽しそうに旅に出る……彼らの言う自由になるの本当の意味……
レーナの「待って……待ってください……置いて行かないで!」

凄く切ない……勝利で喜びを分かちあって居たのに……その先の……彼らの選択……凄く楽しそうな会話には未来への希望…… {/netabare}

シンの最後のセリフ「少佐、先に行き(逝き)ます」
レーナは間に合うはずもないのに走り出す。
そうして、外へ出た彼らはレーダーから消え去ったる……レーナだけを残して。

外へ出た彼らは凄く楽しそうに生きていました。
{netabare} 伸び伸びしてるように感じました。
生活は裕福ではなく不便で大変なことの方が多いと思いますが心は清々しいと言いますか。{/netabare}


そして、ファイドの記憶(メモリー)
この子は、見ていたら凄く可愛くて心があるのかな?って思います。
仲間想いで優しくてシン達の必要なものを探してくれたり。

ファイドの記憶を見ているとファイドは皆の人気者の様な子かもしれませんね。
皆と喜びを分ちあって。
沢山の人が人の様に接してくれて、楽しい事や嬉しい事、悲しい事やら沢山の言葉と笑顔を記録して……ファイドの記憶を見るとファイドは本当に皆が好きだったんだって解る。
そして、シンが大好きなんだって。

ファイドの視覚レンズから液体が流れているシーンがあります。
{netabare}涙を流してる様に見えるだけなのか涙を流しているのか……私には、泣いてる気がします。
最後の焼け野原の大地でファイドが見たメモリーはファイドの幸せで楽しくて大切な記憶。

でも、泣いたのは壊れるのが嫌とかじゃなくて……あんなに楽しい時間を共に過ごした仲間が減ってしまった事に涙したのかな……って思いました。
それとも、シン達を残して壊れちゃう事が心残りなのか…… {/netabare}

さて、シン達は廃校に辿り着きます。
これは、少し切なかった。
{netabare} 廃校で学生の様に振る舞うけど……この子らも普通に生活してたら学生生活を楽しんでいたんだろうなぁ〜って。
そんな普通が当たり前にあったはずなんだよなぁ〜って。{/netabare}

道中……シンは敵を発見します。
{netabare} 機体は1機しかなくて当番制で乗っている人が戦う約束でしたがシンが優しい嘘で戦いに出ます。

それは仲間を守るため。
シンの立場ならそうすると思う。
生きて欲しいと思うから……でも、それは仲間も同じでシンに戦わせて逃げるなんて出来るわけもなくて……

結局、皆が来ちゃう……
機体はないから銃1つで……それで勝てるハズがなくても……
シンは「馬鹿だなぁ〜そんな武器でレギオンに勝てるわけない」って言う。
馬鹿だ馬鹿だと言うけど……

多分、私はシンの立場だと、そんな馬鹿が嬉しいかもしれない……死んで欲しくはないけど……それでも一緒に最後まで居て駆けつけてくれるのは幸せだと思います。{/netabare}

一方、レーナは最前線に視察に来ます。
前回の命令違反は謹慎処分で、時間が出来たので訪れた。
彼女は見てみたいと思ったのでしょう。
スピアヘッド部隊が過ごし生きたその場所を……

そこでレーナは彼らのメッセージを受け取ります。
{netabare} で、ファイドが記念撮影で撮った写真が同封されていてレーナはそこで初めて彼らの顔を知る。
レーナの口元が移されて涙を流すシーンがあるけどそれだけで泣けちゃう。{/netabare}


「いつか俺達が行き着いた場所まで来たら花でも備えてくれませんか」
シン達のメッセージを受け取ったレーナもまた。

{netabare} 「私もまた歩んで行ける。彼らはそう信じてくれた。
戦おうこの身の命運尽き果てるその最後の瞬間まで」と決意します。 {/netabare}

シンはどこかで無事でいる事を信じて自分に出来る全力で戦う決意をする!

86は10月に2クール目が放送らしく、これはかなり楽しみですね。

シン達は生きてるのか?死んでるのか?
レーナは、これから救いようのない国を世界を、どう変えて行くのか?
楽しみです!(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)

投稿 : 2024/05/25
♥ : 27

82.6 2 ミッションで仲間なアニメランキング2位
デカダンス(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (626)
2259人が棚に入れました
突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。《デカダンス》に住まうのは、日夜《ガドル》と戦う戦士たち《ギア》と、戦う力を持たない《タンカー》たち。ガドルと戦う戦士《ギア》に憧れ、自らも《ギア》になることを夢見る《タンカー》の少女・ナツメは、ある日、無愛想なデカダンスの装甲修理人・カブラギと出会う。夢を諦めない前向きな少女と夢を諦めたリアリストの男。一見正反対のように見える二人の出会いは、やがてこの世界の未来を大きく揺るがすことになる。

声優・キャラクター
小西克幸、楠木ともり、鳥海浩輔、喜多村英梨、柴田芽衣、青山吉能、竹内栄治
ネタバレ

食前酒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメオリジナル作品

【第十二話】(総評も含みます)
{netabare}最終話でした。デカダンスならぬカブダンスということでカブラギが大型ガドルと一騎打ち。カブダンスを動かすために周りに散らばっているパーツを拾い集めて何とかラスト一撃を叩き込めるだけのパワーを取り戻す。そして大型ガドルに渾身の一発を発射しますがあとちょっとでオキソンエネルギーが足らない。カブラギは自らのリミッターを解除することでエネルギーを補充させ、無事大型ガドルは木端微塵に。最後までアクションの作画ももちろんキャラの表情もよく、迫力もあってよかったと思います。最後はカブラギが死んでしまって感動シーンも。しかしその後のミナトとジルのやり取りを見ているに何らかの方法でカブラギは蘇生できたと考えるべきでしょう。デカダンスも新たに生まれ変わって、全部丸く収まったわけですがう~ん…。正直ラストはちょっと物足りない感あったかな。確かにカブラギのリミッター解除の件は二話、三話で話してたことを体現していて面白いと思ったけど、やっぱり問題はナツメ。ナツメも一応ガドルの部品集めたりいろいろ貢献してたんだろうけど、もうちょっとナツメにもバリューポイントというか、ミナトやジル、ドナテロみたいにナツメにしかできないようなものが見たかったかな。ナツメの表情作画とかキャラ設定も悪くなかったし、大人になったナツメも美人で良かったからそこは少し残念。でもアニメ全体としては今までに見たことないようなものが見れて私的にはそれなりに楽しめたかなと思います。オリジナルアニメだけに二話の急展開とか独特の世界観、ロボバトルチックなところもハマった人には楽しめたかと思います。アニメのあらすじとか二話の急展開がどんなのか気になる方は是非見てみてください。まぁ序盤の方見て面白さを感じなかったら多分最後まで楽しめないとは思うのでそこは人それぞれですね。{/netabare}

【第一話】
まず世界観は面白そうだなと直感したけど、如何せん私はロボ系、機械系に疎く楽しく見れるかどうか…Bパートでデカダンスが少しだけ動きますが案の定そこまで熱くなれませんでした。今後はキャラの関係と作画美術を楽しむことになりそうかな。
【第二話】
冒頭から一話とまったく違う雰囲気。この作品の世界観が明らかになった回でした。賛否の分かれる設定だと思いますが、個人的には悪くはないと思いました。否定されている方もまだ2話の段階でこのアニメの評価をするのは尚早だと思いますよ。監督さん脚本、シリーズ構成の面子から二転三転あるだろうし、ナツメの正体も世界とどう関りがあるのか楽しみです。
【第三話】
{netabare}デカダンスの世界観が徐々に明らかになってきました。デカダンスは地球滅亡直前に開発された人類最後の防衛線的な施設で、人類はサイボーグによってつくり替えられたというお話。そして、ナツメがバグ判定される理由等々名立たるスタッフ人だけに抜かりは少ないですね。二話で切らなくて正解でした。話の展開的にカブラギとナツメ率いるバグ許容側とバグは絶対不要側に分かれて対立が起こるのかな。いずれにせよまだまだこれからだと思うので期待してます。{/netabare}
【第四話】
父が取り戻したかった地球、人間の居場所。そして父を殺した(今の段階で)とされるガドルを駆逐する。そりゃこれだけ思いを抱えていたらナツメをどう止めったって戦いに行くでしょうね。王道展開ではありますが細かい描写やワンカットごと丁寧な作りだったので退屈はしませんね。
【第五話】
{netabare}今回は終始戦闘です。なかなか面白かったです。知識を持つ敵ガドルとの戦いでナツメは戦う恐ろしさと必要な力に気付きます。そんなナツメを守るためにカブラギが助けに入りますが、なんだか急に不穏な状態に。カブラギが敵ガドルを倒したがために何かの計画を狂わせた?的な感じでしたがまだ何が何だかさっぱり。そして最後にはカブラギが計画を狂わせた罰か、それともカブラギという「バグ」を排除するためか殺されます…。まだまだ話に裏がありそうな感じでいいですね。{/netabare}
【第六話】
前回のカブラギの失態によって今回はその罰としてガドルのクソ処理をさせられることに(笑)。見終わって思ったのは何だこのアニメはですよ。ほんとに何がしたいのかここまで来ても鮮明に見えてこない。だからある意味楽しみ。
【第七話】
{netabare}面白かったです。前回終わりからつづきカブラギがアカウントを偽装してタンク内に潜入するという内容。本部指令によりガドルによって故意に破壊されるタンクの壁。破損の規模は甚大で人(タンカー)では簡単には修復できるものではありません。そんななかナツメは率先して修復のための人員、材を集めます。ナツメの呼びかけもあってなんやかんやで修復作業に取り掛かるタンカーたち。カブラギもタンカーにここまでの行動力と結束力があったことに驚いたでしょう。Bパート終盤にナツメとカブラギが二人で話します。ナツメの言葉にカブラギは我を見、本当に必要なモノは何か、いらない"バグ"は何なのか気付きます。このときのシーン全体の描写(色使い、カブラギの燃えてる感じ、ナツメの涙)すごく良かった。そして最後にカブラギは仲間に「ガドルを消滅させる」と言い放ち、仲間がさりげなくぽろっとこぼします。「あんたがホントのバグだよ」。いや~良い!今回までで一番いい回です。ナツメのタンカーたちに思う気持ちも伝わったし、何よりカブラギがナツメに振り切ってくれたのがばっちり決まってたように思います。{/netabare}
【第八話】
{netabare}ガドル工場をぶっ壊しデカダンスも終わらせると決意した前回から、今回はまずカブラギの体を取り戻しに動きます。カブラギの体はミナトによってかくまわれており割とあっさり回収できました。合わせてプレイヤーたちが注入していた緑の液体がガドルのク〇からできていたという衝撃の事実も判明しました。これでク〇工場をぶっ壊す理由が彼らにもできました(笑)。その後カブラギとミナトが面会し事情を把握します。でもミナトは不満そうです。果たしてミナトはカブラギに味方するのか否か。多分しますが(笑)。まぁ今回は下準備回ということで特段可もなく不可もなくといった感じです。{/netabare}
【第九話】
{netabare}面白かったです。ついにカブラギはナツメをつれがどる工場をぶっ壊しに行きます。カブラギ陣営のメカニックによって深部まで潜入できたもののそこにはゲーム警察のフギンの姿が。ここで今回思わぬ活躍ぶりだったサルコジ。サルは前回あたりから仲間に悪巧みを持ちかけられどっち付かずでしたが、最後には見事に寝返ってくれました。サルの最後の行動にはちょっとだけ熱くなった。熱くなりきれないのはあのビジュアルのせいか(笑)。それからガドルのク○工場はサルのおかげで破壊、カブラギもフギンをなんとか退きます。その後カブラギとナツメによってGGSなる装置を作動させ全ガドルを停止。世界の真実を知るナツメは何を思い、どう行動するか。次回が楽しみですね。{/netabare}
【第十話】
{netabare}想像以上にわかりやすい展開。デカダンスはスタッフが大物ばかりだから期待のハードル高くし過ぎたかも。カブラギに世界の真実を告げられて拗ねるナツメとかこのアニメであんな展開はあまり好きじゃない。その後もガドルのク〇工場から案外楽に突破しちゃったりサイボーグが寄生虫みたいなのに殺されたり。私的にちょっとつっかっかるところが多かった。極めつけはナツメの目の前でカブラギ素体がフギンに殺されたところ。カブラギとナツメの行動を把握しておいてあそこまで生かしてわざわざナツメの前で殺すってわかりやすすぎるしフギンの行動も謎。来週その補足があるとも思えないしデカダンス自体に興味をそそるものが無くなったかな。でも最後の最後に今回のこの感想文が全部ひっくり返るような展開があったらと考えるとやっぱり期待してしまいますね。デカダンスならやりそうなので(笑)。あと残すところ数話ですが最後まで楽しみにしたいと思います。{/netabare}
【第十一話】
{netabare}冒頭前回カブラギ素体を殺したフギンがカブラギ素体Ver2に反撃されフギン呆気なく撤退。前回から突如現れた謎の超大型ガドル。デカダンスで反撃するもののガドルの方が一枚も二枚も上手でカウンターを食らいます。デカダンスは戦えなくなります。ここでシステムがデカダンスを一時終了させると命令。デカダンスの終了=ナツメ消滅ですから当然カブラギは阻止しに動きます。ジルの妙案でなんとカブラギをデカダンスに接続させて操らせると言う。何でもジルはもともとデカダンス運営の中枢にいたらしくシステムのバグや抜け道をいろいろ知っているだとか。最後カブラギがデカダンスに接続する直前に現れたミナト。ミナトは未だにカブラギの行動の意味が分かりません。ナツメといういわばゲームの中の人物のために自分の命かけてるわけですからね。そんなミナトも最後にはカブラギに協力。バグは本来システムにとっては痛手にしかならないが、要はバグも使いようによっては進化の糧になるということですね。バグをバグのままただ消滅させるだけでなく視点を変えてどう再利用するか。勝手な感想ですが私なりにいろいろ考えれて面白かったです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 11
ネタバレ

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

頭使わない奴に勧められないアニメ

リアルタイム勢でしたけど、2話切りしたとドヤ顔で宣言する癖に世界設定理解できてない奴の多いこと多いこと…
それはさておき、これはいい群像劇だ
※群像劇とは簡単に説明すると、主人公以外からの視点でもストーリーが展開する手法

1話
制作会社が幼女戦記のところだから期待も込めてなんとなく見始めたけど、戦闘作画の立体感良し、キャラの表情良し、世界観良しでメチャクチャ面白いは
キャラからも強し信念が感じられてのめりこめる
2話
{netabare} ゲームの世界でがっかりとか言ってる奴は、たった2話分すらまともに見れないのか
どちらかが仮想世界だったとしてもそこには確かに意思が介在してるんだから哲学的ゾンビってわけでもないし問題ないだろ
カブラギ側に立ってみるなら完全なディストピア世界観
ナツメ側に立ってみるなら現実なのかゲームなのかの発想が無いいわば、シュタゲのアルパカマン状態
デカダンス設定が世界観をチープにしてるとは微塵も感じない{/netabare}
3話
{netabare}やっぱりディストピアものじゃないか(歓喜)!
構成もいいね、長すぎない回想で簡潔に世界観の説明あるし、相変わらず戦闘シーンも立体感ある。いいところでモヤモヤさせずこれからどうなるんだとワクワクさせて終わる引きもよい。これは次の話も見たくなる。
ところでカブラギさんはAIなのか、肉体を捨てた元人類なのか気になる。ナツメはゲーム感覚で支配されてる旧人類って認識でいいかな{/netabare}
4話
{netabare} パイプはブサかわええですね。タンカー側からしたら笑いながら死んでくギアは怖いな。組長に対してナツメの戦う動機は今まで薄くしか描かれてこなかったけど今回ようやく描かれましたね。{/netabare}
5話
{netabare} 今回絶望感半端なかった。視聴者をキャラと一緒に絶望させつつ、組長の組長ジョーク(装備カツアゲ)で場を和ませてから、適度な緊張感を保ちつつ、気持ち切り替えてガドルα討伐しに行くのよかった。今までW主人公感強かったけど、組長今回大活躍だったし、素体も失っちゃったし、次回からナツメが主人公になる予感。 {/netabare}
6話
{netabare} まさかの連続、カブラキ回。今回は糞回(肥溜め)でしたねw。戦闘シーンの作画ほめちぎったデカダンスの感想欄で言うのもなんですけど、やっぱりアニメは作画やキャラデザがすべてじゃないですね。あのポップなキャラデザからあそこまで素晴らしい漢の戦いが見れるとは思いませんでした。お互いに切り札を使わずに正々堂々漢の戦いをする展開…燃える! {/netabare}
7話
{netabare} キャラたちの内面成長がよく表れてた回でしたね。周囲にまで影響を与えるナツメはバグだわ。カブさんがナツメを名前で呼べなくなってしまたのは切ない。タンカーに深入りするってどんな感じなんだろうか。NPC扱いというより、昔のキリスト教の白人以外は人にあらずみたいな感覚のほうに近いんだろうか。 {/netabare}
8話
{netabare} 今回凄いワクワクしたわ。どこぞのモ〇スターズインク臭がしたw。部下のエログッズに理解のあるフギンは笑った。あくまでバグを許さないだけでフギンは堅物ってわけじゃないんだな、NUTの某中佐みたいな厳しさだね。主人公たちに都合のいいキャラ達じゃなく、各キャラが好き勝手動いた結果、物語になってるのがいいよね。昔に戻りたいミナトと、明日を生きたい組長。ドナペロは声で予想してたけどやっぱり裏切るんかwww {/netabare}
9話
{netabare} 最後にみせた命の使い方よかった。周りが変わっていってもなかなか自分のやりたいことがわからなかったサルが、最後になって自分を持ったのは間違いなく最高の展開だった。バグと罵られた存在が動力炉を破壊し一矢報いたのは、してやったなという感じ。どこまでも利己的で現実主義者のターキーも共感できる部分はあったし、ドナテロのような刹那的快楽主義者も共感できる部分はある。ここまでキャラ一人一人の思想や主義がしっかりと性格として確立されている作品はなかなかないですね。戦闘作画や世界設定にばかり目が行きがちですが、魅せ方が無限のリヴァイアスのような上質な群像劇です。 {/netabare}
10話
{netabare} 今回も面白かった。正直ナツメちゃんは
真実しってどこぞのUCの少尉みたく闇落ちするかとも思ったけど、尺的にも組長とのすれ違いは1話内で完結しましたね。ここにきて、第三陣営の新たな強敵出てくるとは思ってなかった。これで完全に先が読めなってますますこれからに期待。 {/netabare}
11話
{netabare} 組長の横で組長の素体の亡骸に縋りつくの、ちょっとシュールで面白かった。あとはついにミナトも自分の意志で歩いたの素晴らしかった。過去に戻りたかったミナトが過去にとらわれず、過去の矜恃を抱いたまま前に進む様子が素晴らしかったね。それを象徴するセリフとして、「トップランカー諸君、間もなく交戦ポイントだ、今日もよろしく頼む」ってセリフが熱かった。廃止されたランカー制を口にするだけでこんなにかっこいいとは思わなかった。 {/netabare}
12話
{netabare} 綺麗に終わってなにより。ただ2つほど気がかりなことが…一つ目はパイプは残念でしたね…ってこと。二つ目はデカダンス接続前の組長はバックアップで救われましたけど、デカダンス接続後の組長に最後のナツメからの言葉届いてたのかが気がかりでしょうがない、瓦礫から見つけ出されてナツメに声かけられてから電源落ちてたように見えるし、ちゃんと届いてるといいな…ミナトと組長の共同戦闘は熱かった。ドナテロもいい仕事してましたね、特攻しかけたのが素体じゃなかったら泣いてることろだった。あと、地味にタンカーに声かけて、デカダンス内の住民の避難させてることろがなんだかんだ面倒見いいなってwバックアップから復元した組長と再会するシーンはあえてセリフがないことがシャレオツ。
犠牲も多かったですが、きれいに終わって満足です。これは人に勧めたくなる作品ですね。 いいシーンたくさんありましたが、個人的に一番盛り上がったシーンは11話の「トップランカー諸君、間もなく交戦ポイントだ、今日もよろしく頼む」ってミナトが言ってたところですね{/netabare}

今後も制作会社NUTに期待!幼女戦記2期もあるなら絶対ここがいいですね!

投稿 : 2024/05/25
♥ : 18

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

変形からの必殺技って、それかい(笑)! → まあ、落ち着くべきところに落ち着いたかな?

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
オリジナルテレビアニメです。第2話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

不味いですやん、人類滅びかけてますやん。いわゆる「終末もの」というジャンルのストーリーですね。

人類にとっては未知の敵であるガドルと戦うための移動要塞デカダンス。全高3000メートル級って、とんでもないデカさですね。山が動いているレベルの大きさ…。

ガドルと戦うのは戦闘員であるギアと呼ばれる人たちで、「かの力(ちから)」と呼ばれる対ガドル戦闘組織に属しています。

それ以外の人たちはタンカーと呼ばれていて、デカダンス内の「タンク」と呼ばれる居住区画で生活しています。で、稀にタンカーから「かの力」に入る人がいて主人公の少女ナツメもそれを目指しますが、幼少時の右手欠損により資格なしということで、デカダンスの装甲修理人として配属が決まります。

果たしてナツメは「かの力」に入ってガドルと戦うことになるのか、そしてナツメの右手欠損時の事件の真相は何なのか、そもそもガドルやそれと戦うギアとは何者なのかといった興味で視聴者を引っ張る感じのお話です。

第2話を観終わってから第1話を観直すと、初見時とは違ったものが見えてくるかも。以降もこういう感じになっていると楽しめそうですが、どうでしょうかね。

今クールの作品の中では、私はかなり面白い方だと思っています。なお、レビュータイトルに「それかい(笑)」と書いておきながら、どのような必殺技かはあえて書きません。悪しからず。

気になる方はとりあえず第1話を観てみてくださいね。
== [第2話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

最終話まで観終わっていましたが、更新が遅れていました。

人類全体の状況を考えると、バッドエンドではないのでしょうがトゥルーエンドでもない感じ。ナツメたちはそれなりに幸せなんでしょうが、頑張れば後日談的な外伝や2期目も作る余地はありそうです。逆に物語としては「余韻を残した良い終わり方」とも言えますが。

何のためにいたかわからないようなキャラクターはいなかったと思うので、その点は好印象ですね。

本作のサイボーグのデザインは人によっては苦手かもしれないですが、作画面でも安定しており、突飛さこそないものの充分視聴に耐える良作SF作品だったと思います。

2020年夏クールの中から視聴を敢えてお薦めするとしたら本作は充分に候補の一つじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 57

71.5 3 ミッションで仲間なアニメランキング3位
キズナイーバー(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (774)
3694人が棚に入れました
舞台は、埋立地に作られた街・洲籠市。

かつては未来型都市として栄えたこの街に住む高校生・阿形勝平は、なぜか痛みを感じない不思議な身体を持っていた。

夏休み目前となったある日、勝平は謎の少女・園崎法子の手引きにより、痛みを共有する仲間「キズナイーバー」の一人に選ばれてしまう。

そして、同様に「キズナイーバー」として繋がれたクラスメイトたち。

しかし、彼らは本来なら仲良くなることのない別々のグループに属していた。

園崎は言う「これは、争いに満ちた世界を平和に導くための実験なのです。」

その言葉とともに数々の試練が彼らに降りかかる。

互いの傷を背負うことになった、少年少女たちのひと夏の物語がここから始まる!

声優・キャラクター
梶裕貴、寺崎裕香、島﨑信長、久野美咲、山村響、前野智昭、佐藤利奈、西山宏太朗

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

よかったよ♪

5/8
全く期待しないでみはじめたんですよ。

脚本:岡田麿里
絵コンテ:小倉陳利
演出:田頭悠郎
作画監督:田村里美、坂本勝

TRIGGER制作と私得だったのです。

OPもJOJOとこれ好きだな
BOOM BOOM SATELLITES
「LAY YOUR HANDS ON ME」
EDもいいな

三月のパンタシア
「はじまりの速度」

4話までまぁ、ぼーっと見ていて
5話で訴えたかったのが見えてきて
これ案外化けそうじゃないかと思い
筆を認めた所存です。

じわじわくるな
さらっと上辺をかすんでくるなと
思いつつ見てたのですが
5話で確信
多分?私好み

キャラもまぁ立っていていいのですが
個人的に感情移入しながら見てるのは
愚鈍こと阿形勝平
10代の頃を思い出すんですよね
ああわかるわってぐらいのミラー的キャラ
今は感情こもりすぎてしょーもない人間なんですけども

ラストに最大の希望を見てるのですが
期待しちゃっていいのかな??
地味に楽しんでる私めです。

10話 いきなり重い話がブッ込んで参りました。
いや、このみだよ。
エグいけど。
でもここから希望を見てる。
感情は難しいよね。

最終回

綺麗な終わりかただった。
これは友達の概念がわかる前に見たかったな。
痛みがないと生きてる実感なんて
わからないからね
だから感情は大事なんだよ
閉じ込めていたらだめなのだと
優しく教えて貰った気がした

投稿 : 2024/05/25
♥ : 35
ネタバレ

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

収納上手

【2周目】
22.2/28感想
5年越しくらいで思い立って2周目視聴してみました。
内容はうっすら覚えてるけどある程度新鮮な気持ちで見直せるくらいには忘れている。

5話時点》音楽、作画、キャラがかなり良い。声優さんも凄く合ってるので☆0.5ずつup。
思ってたよりポテンシャル高くてビックリして感想書き足すわたし。
ランキング的に『ふつう』くらいの位置付けの作品みたいだけど、物語以外の部分が点数を押し上げているタイプの作品と考えると物語に何か問題が…?

でも、個人的には現時点まで面白く視聴できている。

【2周目完走後】
今まで使ってこなかったあにこれ的定形文使いますが、
これ、“もっと評価されるべき”ですね。
勿論個人的見解の域ですが、物語もとてもよく出来ていました。

ちょっと脱線しますが、最近私的主要コンテンツであるdアニメで観れないやつ(この作品は観れます。)とかまで観たいという想いから、久しぶりにあにこれチェック始めたのですが、結果、10年代の作品を掘るケースが増えまして、その中でもこの作品は、私の肌感とあにこれ評価とのズレが大きい作品だと思います。5話時点でも触れましたがキャラのデザイン、配置のバランスは最高クラスです。
私の場合鬱展開どっぷりは辛く思っちゃうタイプなので、日染やニコのタイミングの良い立ち回りに感動すら覚えました。

BOOM BOOM SATELLITESのOPであの映像はVJですか?みたいな感じで、謎の実験都市感出てるの良いです。
あと、人物像に突っ込み所がある部分をその人物の一面として描き、無理に美談側に寄せたり言い訳しちゃったりしない感じも好感もてます。
{netabare}
あと、組織も突っ込み所満載ですが、突っ込まれるのは織り込み済みな雰囲気は感じます。感じますが、最後めでたしめでたし♪みたいなのは違うかなとは思います。結構エゲツないことやってるわけですから…。
{/netabare}

あと、5年たっても変わらず感心するのが構成の絶妙さです。キャラ(自己)紹介の上手さ、7つの大罪というギミックを嫌味なく振りとして使うしたたかな感じとか、これだけの情報量、多彩な気持ちの変化を1クールに綺麗に収納した力量とか、結末に向けての絶妙なエピソードの配置の仕方とか、評価できる点をあげたらキリがありません。素晴らしい。

(…感想見返すと、2回目だからなのか、観る時のコンディションなのか、歳とったからなのか判らないですが、多少変化してるようですな。。
ま、それもまた真実です。)

ということで改めましてこの作品、

心より謹んでオススメ申し上げます。

【私的関連作品】
M3-ソノ黑キ鋼- … 絶望
冷たい校舎の時は止まる… 漫画(辻村深月)

【myココ重要ポイント】
設定…89
キャラのカラーイメージと恋愛的相性の相関…85
大人の解決能力…23

【過去感想】↓
2016、7年あたり

{netabare}

面白かったです。
基本シリアスなストーリーだけど個性的なキャラクターや謎、ちょいちょいサラッと入れてくる笑いのおかげで重くなり過ぎずになかなか視やすい展開でした。

が、メインのある登場人物が感情表現皆無なのでちょっとイラッとする部分もあるかもしれません。

内容的には世界系だとか青春ものだとかいろんな展開が可能な立ち上がりで期待感十分。
疑問を解消しつつ新たな疑問が出てくる感じの「引き」もよく機能していたし、ちょっと現実的ではないとんでも設定を絶妙な匙加減で使いこなしていたんではないかと思います。

タイトルから「絆」と「傷」を描いているだろうことが容易に想像できると思いますが、まあその通りだと思って間違いありません。

その中で、絆に関しては所謂「人それぞれ」な部分を割とちゃんと描いていて、安易に同調しない感じがよかったです。人と人の関係性のあり方は多種多様で、各々の答え(のようなもの)を描くと共に、答えに対する各々の受け止め方も丁寧に描かれていて、テイストとしてはどろどろありの「濃い味」に分類されると思います。

そういう意味では、概ねココロコネクトというアニメと同類の匂いがします。

正直言うと絆に対する各々の考え方を十分描くのには全くもって同意なんですが、それによって後半独白めいたやりとりが延々展開されるのがちょっとキツくはあります。ちょっとです。

個人的には
感情は行動で示し、説明は極力少なく。が理想なんですが1クールでこのキャラ数でとなるといたしかたないだろう・・とは思います。
まあ、自己紹介をミッション化するなど上手いことコンパクト化を図っていますし、こういう作品で独白めいたセリフが多くなるのは避けられないのかもしれません。

意外だったのは「傷」に関してです。
傷は絆を掘り下げる為の道具。そういう認識でずっと視聴を続けていたんですが、傷についてもかなり掘り下げていたように感じました。

最後しっくりきた理由の1つは、のりちゃんの傷に対する考え方に(設定ならではの)説得力を感じたからです。

まあ、組織に対する突っ込み所は少なからずあるんですが、個人的には些細な問題の範囲です。もっと精密に組織の設定を構築するに越したことはないですが全然許容範囲内でした。

因みに・・
のりちゃんでDTBのインが脳裏をよぎるわたしですw

結構タイプですww

てか、キャラデは総じて良かったですね。これだけ全員のキャラデに納得なのも珍しいです。

あとOPはサウンド、映像共にかなりのクオリティだったと思いますし、OP自体が作品のテイストを謎化する装置にもなっていた印象です。


最後に・・日染くんが {netabare}ド変態→いい人{/netabare} で終わったのが残念である。
彼は掘ってあげるべき。

{/netabare}


以上です(・∀・)ゞ

投稿 : 2024/05/25
♥ : 19

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キズのキズナでつながれた7人の少年少女たちのひと夏の物語。

制作はTRIGGER、脚本に「あの花」「ここさけ」の岡田磨里さんが書いているということで視聴し始めました。
話的にはあの花、ここさけと同じような感じの青春ものと思っていたのですが、キズナシステムといったSF要素の絡んだ青春ものでした。
途中から恋愛要素も加わってより見ごたえのある作品になりました。
心情描写も見事で、キャラの掘り下げもある程度行われました。
OPがブンブンサテライツ、EDが3月のパンタシアなのですがどちらも絵に合っていて好きです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 14

71.6 4 ミッションで仲間なアニメランキング4位
世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (417)
1329人が棚に入れました
世界一の暗殺者が、暗殺貴族の長男に転生した。彼が異世界で請け負ったミッションは只一つ。【人類に厄災をもたらすと予言された《勇者》を殺すこと】それこそが世界最高の暗殺者が、新たな人生で果たすべき使命であった。現代であらゆる暗殺を可能にした幅広い知識と経験、そして異世界最強と謳われた暗殺者一族の秘術と魔法。そのすべてが相乗効果をうみ、彼は史上並び立つものがいない暗殺者へと成長していく――。「面白い、まさか生まれ変わってもまた暗殺することになるとはね」転生した"伝説の暗殺者"が更なる高みへと駆け上がる!限界突破のアサシンズ・ファンタジー!!

声優・キャラクター
赤羽根健治、上田麗奈、高田憂希、下地紫野
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトル通り

原作未読 全12話

お話はこの作品のタイトル通りで、現世で暗殺されてその後、女神に出会い異世界を破滅させるといわれる勇者を暗殺するように依頼を受けて、異世界貴族の中でも暗殺をする貴族の嫡子に転生させられ、異世界での様々暗殺術を学び仲間を増やし成長していくお話です。

現世で渋い姿形をしていたのに、異世界ではかなり可愛い少年になりましたねw

ハーレム要素満載の作品ですが、お話は結構シリアスな展開多いので見応えはありました。

作画もかなり安定していましたね。バトルも結構迫力がありました。色々な魔法が出てきて面白かったです。

お話は{netabare}勇者が出てきたところ{/netabare}終わっています。続きがあれば観たいですね。

OPはニノミヤユイさん、EDは結城アイラさんが歌っています。

最後に、原作の方は回復術士と同じ方なのですね。どうりでAT-Xで観たらそのままのシーンが多かったですねw

投稿 : 2024/05/25
♥ : 23

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

十分観るに値する

 
原作未読。
__________

(4話視聴後)

「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」というタイトルは非常にダサいが、ラノベってこういうタイトルのが食いつきいいのかな?

4話まで観た限りなかなか丁寧に出来てる。作画等もそうだし脚本も手堅い。原作は知らないが、これだけしっかり作ってあるなら見続けるのも苦がない。

少々やらしくも感じるが、本筋にそれなりの力を感じるので許容できる。グロめの描写もあるし誰にでも薦める作品じゃないが、今期50作程度観てるなかでは上位10作に入れたい現時点の期待度。

__________

(全話視聴後)

各要素、総じて一定のレベルを超えた作品と思う。放送前から少し期待していたが、裏切られることなく最後まで観ることができた。

いくつか微妙な回もあるにはあったが、飽きさせない構成になっている。最終話の戦闘も面白く、良い演出で緊張感もあったし武器もカッコよくて一瞬「Fate」を彷彿とさせた。

個人的には十分観るに値する作品だと思う。
聞くところによるとストックは多いそうだし、このレベルを保ってくれるなら2期以降の制作も期待したい。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 3

Sat さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

センスが良いスタッフが作るアニメ。

原作のパクリ疑惑は知りませんし、
そもそも異世界転生のお約束みたいなものを寄せ集めてるのが、なろう系だと思うのですが違うんでしょうか。

まぁそれはさておき、オープニングからとても引き込まれる映像で魅せてきます。
さながらピアース・ブロスナン主演の007のような渋いアニメから始まります。
声優さんの声も堪らなくそそります。

そこから異世界へとシフトして行くのですが、設定やセリフ割り、カットシーンや構成、脚本までしっかりと作り込まれていますので中々見応えのあるアニメではあります。

まぁご都合主義的な展開もありますが、その辺を丁寧に作りこめばもっと良いアニメになったかと思います。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 3

66.5 5 ミッションで仲間なアニメランキング5位
スパイ教室(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (239)
762人が棚に入れました
陽炎パレス・共同生活のルール。 一つ 七人で協力して生活すること。 一つ 外出時は本気で遊ぶこと。 一つ あらゆる手段でもって僕を倒すこと。 ――各国がスパイによる"影の戦争"を繰り広げる世界。 任務成功率100%、しかし性格に難ありの凄腕スパイ・クラウスは、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。 しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たち。 毒殺、トラップ、色仕掛け――任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、クラウスに騙しあいで打ち勝つことだった!? 世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい!

声優・キャラクター
リリィ:雨宮天
クラウス:梅原裕一郎
グレーテ:伊藤美来
ジビア:東山奈央
モニカ:悠木碧
ティア:上坂すみれ
サラ:佐倉綾音
アネット:楠木ともり

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

欺き倒せ――咲き誇るために。

この作品の原作は未読ですが、一目見た時から視聴を決めていた作品です。

まず、キャラデザが私好み…
最近は「キャラデザ云々はアニメの面白さの本質にあらず…」というのは百も承知しているのですが、ファーストインスピレーションでやっぱり大事じゃありませんか。

それに起用されている声優陣がヤバいんです。
リーダーであるリリィを演じるのは天ちゃん…
これだけでも「おぉっ…」という感じなのですが、この作品…歯止めがありませんよ。

グレーテ(CV:みっく)
ジビア(CV:奈央ぼう)
モニカ(CV:碧ちゃん)
ティア(CV:すみぺ)
サラ(CV:あやねる)
アネット(CV:ともりる)

どうです、このキャストの面々は?
ネタバレ要素を回避しているので、紹介は敢えて中途半端なままにしておきますけれど、言い換えてみると、これだけの主役が揃っていると言っても過言ではないんです。

しかも、この作品の原作はゲームじゃないんです。
もう、これだけのキャストが揃えられるのってゲームだけかと思っていたのに…
期待を良い意味で裏切ってくれた作品でした。


陽炎パレス・共同生活のルール。

一つ 七人で協力して生活すること。
一つ 外出時は本気で遊ぶこと。
一つ あらゆる手段でもって僕を倒すこと。

――各国がスパイによる"影の戦争"を繰り広げる世界。
任務成功率100%、しかし性格に難ありの凄腕スパイ・クラウスは、
死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。

しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たち。
毒殺、トラップ、色仕掛け――任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、
クラウスに騙しあいで打ち勝つことだった!?

世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

アニメーション制作はフィールさん。
「D.C.S.S. 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜」
「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」
「まよチキ!」
「パパのいうことを聞きなさい!」
「失われた未来を求めて」
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」
「この美術部には問題がある!」
「月がきれい」
「ヒナまつり」
「組長娘と世話係」

もちろん、全部は紹介できませんがメッチャ良き作品ばかり…
因みに私が「ダ・カーポ」シリーズで一番大好きな「D.C.II S.S.」もフィールさんが手掛けている作品です。
こうして振り返ってみると、本格的にアニメの視聴を始めた2012年以降の作品は殆ど視聴させて貰っていました。

…って、思いきり脱線してしまいました^^;

脱線はしましたが、気になる方には是非本編を視聴頂きたいと思います。
物語は、時間軸だけ気にしておけば展開を含めて置いてけぼりになることはありません。
もう心ゆくまでヒロインとボスであるクラウスとの掛け合いを堪能して貰えたらと思います。

オープニングテーマは、nonocさんによる「灯火」
エンディングテーマは、鈴木このみさんによる「Secret Code」
どちらも楽曲も通勤時にヘビロテしながら聴いています。

1クール全12話の物語でした。
ラストが投げっ放しジャーマンぽい感じがしましたが、直ぐに続編の制作が発表されましたね。
オールOKですっ!
続きが楽しみで仕方ありませんが、続きを視聴する前にもう一度再一巡しておきたい感じなんですけど…
時間取れるかな^^;?

投稿 : 2024/05/25
♥ : 12
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラアニメとして見れば極上

{netabare}
ラノベのスパイもの。
ラノベ+豪華声優多数投入の時点で地雷臭がしてたけど、自分は予想に反して楽しめた。(世間評価は散々だったけど・・・)

あらすじ見た時は暗殺教室的な話かと思ったけど、案外早い段階で歴とした(?)スパイになる。
萌えアニメxスパイはプリンセスプリンシパルとリリスパがあるけれど、どちらとも結構雰囲気は違う。プリンセスプリンシパルのスパイ要素をガバガバにして萌え要素を強化した感じ。
あと、男の存在感も大きい。そこはラノベらしいところでもあるかも。

さっきも書いた通り真面目にスパイアニメとして見ると、あり得ないぐらいガバガバ。
たんもしに匹敵するレベル、5分に1個ぐらいは突っ込みどころがある。
そこで酷評されるのは仕方ないと思うけど、自分はここまでガバガバだと一週回って許せたというか、その突っ込みどころもギャグとして見られたかな。
重大な任務にも関わらず雰囲気も常にゆるゆるだし、こういうのもありじゃないかと。どちらかというと萌えアニメ好き向けアニメという感じはする。
シリアスな場面でもどこかしらおかしな場面があって何ともシュール。
まず、「不可能任務」というラノベ感満載の語句の時点で面白い。
リリィのポンコツさとこの作品の脚本のポンコツさが調和してて嫌いになれなかった笑

それにスパイ要素はガバガバでも、個別回やキャラのやり取りは良かった。そういう意味でもキャラアニメであることには違いない。
スパイ要素とは関係ない日常回がやたらと多く、キャラ同士の絡みも多いから、みんなで楽しそうにやっている感じが伝わってくる。
スパイが楽しんでていいのかという点はともかく笑
皆で助け合うような回も多く、空気感が良い作品だった。
あと何より、クラウスのキャラが良かったかな。
これ系の作品だと邪魔になりがちな男キャラだけど、この作品は上手く溶け込ませられていたと思う。
あくまで教師と教え子の関係で、教師としての立場からアドバイスをしたり、時には寄り添ってあげたり好感の持てるキャラだった。
萌え豚だけど、このアニメで一番好きなキャラはと言われたらクラウスかもしれない笑
しっかりとした雰囲気を醸し出しながらも、所々変なところがあったり、極めつけの「極上だ」のセリフはシュールで面白かった。
女キャラ複数人に対してクラウス一人だけど、ハーレムに傾倒してないのも良かった。結局恋結ばれずで終わってしまったけど、最終的には結ばれてほしい...。

時系列シャッフルはちょっとわかりにくかったけど、ああせざるを得なかったのは分からなくもない。難しいところ。

私的評価:85点
私的ベスト回:5話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
リリスパ枠orたんもし枠じゃないよなこれ。スパイファミリー。
キャラ全員の立ち絵の構図ダサすぎてワロタ。
落ちこぼれ集めて不可能任務って要するに捨て駒ではw 物騒な絵だ。
サイコパスかな? 男なろう主人公かな? 口調がラノベ臭い。
は? 殺さないのぬるい。乗っとるやんけ。
足枷ならしゃがめば針打ち込めるだろw シリアスなのかギャグなのか。
B級臭すぎるけど嫌いじゃないよ。これが暗殺教室ですか。

2話 ☆8
やっぱり暗殺教室じゃないか。男の裸要らない。茶番感。裸で喋んなww
このネタアニメ感好き。不可能任務の呼び名がダサすぎる。
最強のスパイってなんだよw スパイの割に統制甘すぎるだろ。
結構の日になるんかい。不可能任務な割に空気軽すぎて草。
触りたいだけだろこの警官。決起会で草。開催認めるのかよw
ボス呼ぶのかよw
これ酔ったフリして殺すんだよな? 決起会実は伏線だったりする?

3話 ☆8
悪魔のリドルか? 荷物持ちじゃんけんで草。なんで剣なんだよww
いや、スパイなら見捨てろw
なんで七つの大罪なんだよ、こいつら何言ってんだw
他のやつも毒に耐性あって草。捕まっとるやん。
おじさん情報ペラペラで草。お前らは殺されても特に何もないだろ。
そりゃ見捨てられる。何故か殺されない前提で動くクラウス。
能力ってなんだよ。異能力モノか?w なんで剣使わないんだよw
やっと剣使った。いや、銃じゃなくて剣な時点で謎だが。
じゃあクラウスに倒されるじゃん。
情報垂れ流しだったのに奈落人形は本物なのかよw
俺を殺してくれええええ。8人目可愛いな今更だけど。

4話 ☆9
初OP。チンピラさん。そうはならんやろ。和泉くんか?
街中で何作ってんだよw そんな非現実なw 縛り方。
マジでこのお遊びにはいつまで付き合えばいいw
拠点特定させるために先生とエルナを利用したのか。
草なんで鎖取れたんだよw 銃が当たったからか? 無理だろw
やっぱ好きだなこのアニメ。

5話 ☆10
エロアニメで草。全員で襲撃したいってなんだよw 遠足じゃないんだぞ。
何書いてるんだよw 草。先生ホモだからな。可愛い。
これ時系列シャッフルか? あほやろ。
てかエルナ館の中で喋りまくってて草。スパイとは。何やってんだよw
極上だ…。若いな。やっと初の映像付きED。

6話 ☆9
スパイごっこ定期。お姉ちゃん...。割れないガラス。可哀想。
いや、これ服への落書きと変わらんだろw 毒を疑え。
マジで毒入ってて草。これにスパイがわざわざ介入して目立つ意味ある?
目指す動機それなりに意味わからんくて草。
一応この国のスパイに関係する人物なのかw
答えるまでもなく繋がってねーだろw リリィ正論じゃん。
極上だ。特殊EDか。

7話 ☆10
胸がデカすぎる。美味しそう。草。リリィあほの子すぎて好き。
クラウスに友達いないとかいう畜生。エルナ喋ってて草。
動物使いかw 7人で負けるとか。ハーレムクラウス。
長所を見出して上げる有能教師。

8話 ☆8
旅行で草。気抜けてるのはお前だろw 灯火に情が移ってきたか?
極上だ…。草。不可能任務後なんか。不可能任務いっぱいあるんかよw
部活の大会みたいなテンションで不可能任務を見てて草。
撃たれてるやん。意味わからんくて草。
わざわざ変装して相打ちさせるとか回りくどすぎる。
いや、こんな時間に仲間割れかよw
このお遊びにはいつまで…って毎回言ってんな。
クラウス気遣ってあげる優しさ。
グレーテは変装よりも頭の良さの方が得意分野か。
グレーテの特殊EDは無いのかよ。最強弱そう。

9話 ☆9
リリィ選ばれなそう。テストのたとえ的確で草。この男怪しすぎて草。
まずい言いつつちゃんと食べる。
殺されるの怖いからビビって気性粗くなってるのか?
自分からスパイですって言ってるようなもので草。
ジビアは長女ではなく守られた側だった? 名推理。急に頭良くなるw
こいつらよりおじさんの方が強くて草。

10話 ☆7
ビッチか? クラウスの前で言うなw 適当な設定だw 今なら倒せるぞ。
メイドがタバコ吸うな。ガバガバ爆弾。鳥はセーフ。

11話 ☆9
そういうことかよw そりゃリリィは置いてかれるだろうなw
なぜ声真似する。フォローなのか事実なのか。哀しき過去。
明日にも死にそうな声。マニュアル人間。そうはならんやろw
運任せで草。ジジイ神エイム。あの日見た光景(ケツ)
そこは極上だ…だろ。なんでそんなケースに入れてるんだよw
だから何で箱に入れるw 知ってた。
灯火メンバーを子供のように見てるわけか。

12話 ☆8
最後は日常回か。俺様回最後までなかったな。茶番回かな。
スパイが民事に介入して変に目立つな。滅茶苦茶で草。
ろうきんでありそうな話。クラウス万能で草。ovaでやりそうな。
クソ野郎で草。恋愛要素が1対1なのがいいな。歌下手すぎ。

曲評価(好み)
OP「灯火」☆7.5
ED「Secret Code」☆7.5
4話ED「Fool on the secret」☆8
6話ED「DON'T」☆8
7話ED「SPARKLEscape」☆7
12話ED「偽りない幸福を」☆2
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 6

うぐいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作知らなければ普通に面白い

原作は知らないので、巷で言われているようなガッカリ感はなかった。
キャラ絵と題名で面白そうな雰囲気満々だったので、期待してみたらやっぱり面白かった。

ストーリーとともにそれぞれのキャラクターにスポットが当てられるのも良い。

終わり方が「えっ?」てなるが、7月から2期が始まるとの事で楽しみに待つことにする。

BGM含め音楽が良いとより良作アニメだと感じる。

アネットとエレナのやり取りや関係性が面白い。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 3

65.0 6 ミッションで仲間なアニメランキング6位
100万の命の上に俺は立っている(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (332)
1068人が棚に入れました
合理的で単独行動が好きな中学3年生四谷友助は、ある日ゲームじみた異世界に転送された――。すでに転送されていたクラスメイトの新堂衣宇、箱崎紅末とともに3人目のプレイヤーとなった彼は、命を懸けたクエストに挑むことに。感情論を廃してすべての要素をフラットに、時には仲間の命すら駒として扱う冷酷な四谷。襲い来る魔物、厄介な事件、そして暗躍する強敵からパーティの全滅を防ぎ、このゲームをクリアすることができるのか?

声優・キャラクター
上村祐翔、久保田梨沙、和氣あず未、小市眞琴、斎藤千和
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

一期はプロローグでござ

<2020/12/19 追記>
最終回まで見終えまして。
「俺は{netabare}俺の信じる正義の為だけに戦う!これまでも。これからもだ!{/netabare}」という熱血ヒーローみたいな台詞で締められたわけですが。

初回から通じての曲者感そのまま、面白いかどうか保留したまま最終回まで来てしまいましたね。
ワンクール12話掛けてのプロローグという感じ。

アニメ作品の物語の作り方は多種多様あると思います。
その中に「数多あるアニメ世界で構築された『常識』を視聴者が前提として持つことで、安心して心地よく楽しむ」ジャンルというのも確かに存在すると思っています。
つまり「現実世界の常識や問題意識、悩みや解決」といった尺度で考えるのではなく、あくまでアニメの中だけで成立するお約束だけで楽しむ、というもの。
これは一つの楽しみ方であり、作品のあり方で、特にアニメ作品のエンターテイメント性を純化していこうとするとこの傾向が強くなるような。
なろう系異世界ものとか多いですよね。

翻って本作はどうなんだろう?
と考えると実はどうもそうではない。
現実の世界の人の気持ちのありようとかを照らし合わせながら、アニメの物語は進められていきます。
でもひねくれてるんですよねえ。
「そんなお堅い話とは思われたくない」とでもいうように。
だからふざけてる。
そんな感じ。

私の4.0点というのは完走した作品としては100点満点で50点ぐらいの位置付けになります。
つまり「まだそこまで面白くなってない」と思ってる。
なんと2期やるそうなので2期で本当に面白いかどうかがわかりそう。
なんとも今の「短期戦でないとすぐに客が離れる」アニメ製作の風潮に真っ向から刃向かってる気もしてそこら辺を「素敵」と取るか「くだらぬ」と取るか

一筋縄ではいかない感じを残したまま、2期へ続く。
私は2期に期待してます!

<2020/10/14 追記>
「わけあり版」は「いらすとや」っていうフリー素材のデザインだったんですね。
で、本来の絵柄である通常版を見てみました。
実は
「何も知らずにいらすとやのデザインで見てたからこそ、余分な装飾なくストーリーを楽しめたのでは?」
「通常版だと、大概のなろう系異世界ものが受け入れられない自分には楽しめないのでは?」
とか、見るまで不安だったんですよ。

でもいざ見てみるとすんなりいけました。
第二話も楽しめました。
ちなみに第二話は通常版しかありません。

やはり本作、ストーリーや設定が何か普通と違う感じがします。
と言っても異世界ものたくさん見てるわけではないのですが。
それでもそこはかとなく「捻り」を感じます。

キャラクターも
女性キャラはよくある可愛いデザインなのに、変な媚びをあまり感じない。
主人公(♂)も、捻くれてるんだけど妙に嫌な感じがしない。
やはり、よくある「俺つえー」「ハーレム」とは少し違う気がする。

どれもこれも「気がする」レベルなのでまだわかんないですけど 笑。

暫く様子を見てみよう。

<2020/10/3 初投稿>
原作は未読。
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。

今期は新作で気になるものがなかなか見つからず。
本作も「また異世界転生ものか?」とスルーしかけたのですが、原作がなろう系ではなく別マガ掲載の漫画だったので一応録画してみました。

そして、つい先ほど第一話を視聴。

あれ?
もしかして面白いのか?


物語は「主人公がある日突然異世界に」の異世界転送ものではあるんですが、決してありきたりなそれではなく。

物語と設定全体をぐりぐりっと捻ってる感じ。

何から何まで全部「ふざけてんのか?笑」と言いたくなるところも良いです。
さらにテンポも抜群に良い。

そして今のところの重要事項。
絵柄はなぜか2種類が使い分けられているようです。
一つはよくある異世界アニメのスタンダードみたいな感じ。
もう一つは「コロナ予防のために手洗いうがいをしっかりしましょう」イラストのような、キャラの目鼻口が点と線だけの超シンプル絵柄。

これはなんの演出だろう?
「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」の通常シーンと変身シーンのようなもんでしょうか?
(意味がわかんない、という方は是非どちらかご覧ください)

と。
何言ってるかよくわからないレビューになってしまいましたが、1話見る限り大変興味をそそられてしまいました。
2話以降どうなっていくのやら。

よくよく見返したら「百万の命の上に俺は立っている」というタイトルにも味わいがあるような気がしてきたから不思議w
少なくともラノベでよく見かけるチェリー臭はしない。

まだ正体がよくわからないのであまりハードルは上げないようにしながらも、今期の大穴として期待したいです。

<2020/10/10 追記>
Yahooニュースに絵柄2種類の理由が出てました。
シンプル絵柄は「わけあり版」なのだそうです。
と言っても特段「わけ」があるわけではなく、ちょっとふざけて作ってみたらしい。
罵詈雑言で有名なヤフコメを開いてみたら顰蹙の嵐でしたが、自分はこのシンプル絵柄、結構気に入りました。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 41
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ネット社会における少年少女のリアリティ

アニメーション制作:MAHO FILM、
監督:羽原久美子、シリーズ構成:吉岡たかを
キャラクターデザイン:小島えり、舛舘俊秀
音楽:伊藤賢、原作:山川直輝、奈央晃徳

『別冊少年マガジン』で2016年7月号より連載開始。
講談社の漫画原作だけに、仮想現実のゲームを
物語のベースにしながら、他作品とは一線を画す、
練り込まれたストーリーが大きな特徴になっている。
キャラクター全員の作り込みと
物語全体の構成は見ごたえ十分だ。

しかし、いらすとやを使用したわけアリ版の1話や
ゲームマスターに豪華声優を配して毎回変えるなど、
枝葉ばかりに無用なことをして悪目立ちしてしまった。
公式ホームページを見れば、予算が少ないのが瞭然で、
奇抜なことをやって注目を集めようとしているのは、
理解できなくもないのだが、それが完全に裏目に出てしまっている。
しかも、VRMMORPGの作品を普通に想像していると、
クエストの内容が地味なことに加え、キャラに共感できないため、
評判を落とす原因となってしまった。
しかし、この作品が目指しているのは、
そういう部分ではないだろう。
全話を観た限り、かなりきちんと考案された世界観で、
やりたいことも明確に見える。

子供のころに田舎に住んでいた四谷友助は、
仲間とともに木の根元に埋めた
友情の証としての宝物が工事で消失する様子を目撃する。
そのことが大きな心の傷となり、
一瞬にして大切なものが破壊されるという
世の中の不条理に対して、諦めにも似た境地を抱えることになる。
弱者たちの大切な友情は、
簡単に踏みにじられてしまうものだと。
その後、田舎から東京に引っ越したことも重なり、
友だちのいない、ぼっちのゲーマーとして日々を過ごす。
ゲームが現実世界の楽しみの全てとなってしまった友助にとって、
どのようにすれば合理的に問題を解決できるのか、
ということだけが重要な価値観になる。
それによって現実の学内でも、物事の全体像を把握したり、
クラスメイトの特徴や周りからの評価について
正統に判断する能力を身に付けることになった。
強者だけが生き残るべきだし、
命の価値は対等ではないと思っている。
そのため、現実世界でも人の気持ちを考えることがない。
反面、ゲーム世界での住人に対しては、
より自分の「素」を見せるという倒錯した心を抱えている。
都会に引っ越したことが、今の自分を形成したことを自覚しており、
自分の住む街が破壊されても構わないとさえ思っている。

ある日、ひとりで日直の当番をしているときに、
教室にいたクラスメイトの新堂衣宇と箱崎紅末とともに
異世界に飛ばされる。
{netabare}この世界で勇者という存在になった彼らは、
死んでも30秒で生き返ることができる特権を持つ。
しかし、仲間全員が同時に死んだ状態になると
現実でも全員が死亡するという
一蓮托生の過酷な運命を課せられることになる。
彼らは、与えられた課題をクリアするために奔走する。{/netabare}

作品にはいろいろな仕掛けがあるが、
いちばん面白いのは、一人ひとりの人間が
生きているということだ。しっかりとした
キャラ設定によって全員がそれぞれの想いを抱えている。
しかし、お互いに協力しなければ、「死」が待っている。
しかも、課題をクリアするごとに
仲間がひとりずつ増えていくという設定。
最終的には10人の勇者が生まれることが決まっており、
それぞれのキャラを深掘りしなければ物語が進まない。
キャラ同士の相互理解は、時おり道端に表れる
「ログ」によって、重要な場面や自身の気持ちを
語ったときなどに残されていることがある。
これがどのようなルールで残されるものかは、
明らかにされていないが、キャラ同士の理解について、
重要な役割を果たしている。つまり、他人が何を考えているのかを
知ることで、相手に対する意識も変化する。
また、ゲーム世界は、ある部分で現実ともつながっており、
ゲームで身に付けた体力などのステータスが
現実世界にも作用するようになっている。

私は原作未読なので、これは想像でしかないのだが、
このゲームは現実で災厄が起こったときに、
どのようにして力を合わせて危機を乗り超えるか、
ということを学ぶためのテスト的な
位置づけになっているのではないだろうか。
人間同士の関係性が希薄になりつつある現代社会で、
一人ひとりがどのようにして協調していくのかを
選ばれた人類が学んでいく構図。
最終的には現代に超能力者として降臨する
10人の勇者たちが、力を合わせ、知恵を絞って、
災厄に対抗するのではないかと想像している。

おそらく、そのためだと思うが、
キャラの背景や描写はとても緻密。
最初に勇者になった学内で人気者の新堂衣宇(いう)は、
かつての暴走族のリーダーの娘で、
そのことが原因で多くのマイナス面を抱えて生きてきた。
父に対して恨みを持つ教師から厳しく当たられることもあった。
また、幼年期に知り合いの優しいお姉さんが
友だちがいないことが一因となり自殺してしまうという
残酷な現実に直面する。そのショックは計り知れなかった。
父の問題もあり、衣宇は、自分を守るためには、
信頼できる仲間をたくさん作ることが
最も大切だという考え方に辿り着く。
それが生き方の基礎になった。
友だちづくりを達成するために人一倍努力を続けたことで、
ある意味、上昇志向の強い性格となり、
友助が「自分より上」と認めるほどの
存在感を手に入れたのだった。

一方、箱崎紅末(くすえ)は、体育の授業をいつも休むほど体が弱い。
職業が戦士になるが、重い剣を持ち上げることさえできない。
ゲーム内では、実際の体が基本となっており、
紅末はいつも仲間から助けられる立ち位置にいる。
そんな紅末を、全員が死なないための保険くらいにしか
考えなかった友助だったが、トロールが現れたときの
ログを見たり、過去の言動を振り返ったときに
紅末という女の子の真の強さと生きる目的にふれたことで、
「自分より上」の存在として考えるようになった。
その後、友助は紅末という人格を理解し、
彼女の行動までも俯瞰して物事を見られるようになる。

1期のなかで異質な存在が、4人目の勇者となった
時舘由香という女子高生。
友助たちよりも1つ年上ながら、思考は偏っていて子供。
友助と同じゲーマーで、こちらは男性アイドル育成ものや
魔法少女マジハシリーズの大ファン。
現実世界では、空気を読むことに長けていたが、
ネットでの書き込みが原因で、
裸の写真を撮られそうになったところを友助に助けられる。
ところが、その後、いじめを行っていた女子たちと
一緒になって友助の悪口を言うという行動に出る。
いじめに遭ったのは、自分に否があると思っていて、
空気を読んだり、強い者に従うことは当然だと思っている。
一方、理由もなく集団で弱者をいたぶる奴らは最低で、
自分が手を下さなければ、殺されてもいいと思っている。
ある意味、一般的な女子高生代表のような立ち位置。

1期では、ゲーム内の女性戦士・カハベルとともに
課題をクリアすることになる。
そこでは、大国の論理や宗教という要素が現れ、
人殺しや戦争についての哲学も垣間見える。
今後の展開にも大きく関わってきそうだ。
1期の終わりには、現実世界でほかの勇者たちよりも
さらに大きな問題を抱える5人目の勇者も登場する。

現実とネット世界。
突き詰めれば、それほど大きな違いはない。
しかし、未成熟ともいえるネット世界において、
常識や非常識の感覚には個々で大きな隔たりがある。
ネットでは平気な顔で殺人予告をする者が多数いても、
現実では殺人者でない場合がほとんどだ。
ただし、なかにはネットの殺人予告がエスカレートして、
実行するものが現れる。
動物を殺していたものが人を殺したくなるのと
同じような論理だろう。

ネットの世界は現実にリンクする。
ゲーム世界にも現実の人格は表れる。
異世界に転生しただけでは、ヒーローにはなれない。
力を得るためには、自分が変わらなければいけないし、
他人のことを理解して協力しなければならない。
ネットであろうがどこであろうが、生まれ変わるためには、
現実の自分が変わるしかない。

私たちのリアル。
それは結局、自身のなかにある。
(2021年1月23日初投稿)

投稿 : 2024/05/25
♥ : 40

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

独自性もあるし、設定もいい。メチャメチャ面白いです。

 2期が来ているので見ました。メチャメチャ面白いです。異世界の設定もちゃんとしているし、全員が死なない限り蘇るけど全員死んだら終わりという設定もいいです。ステータスや職業、武器なども結構上手に作られています。テンプレ感がないのがいいですね。独自性があります。

 ストーリーとしては、未来人だと思われる存在から理不尽に与えられた異世界におけるクエストを、制限時間内にこなさなければならない主人公たちの物語です。
 ちょっとガンツみたいなクエストの出し方も、その達成のための努力というかプロセスも練れていました。なぜ?の部分が謎なのもいいですね。興味が持続します。

 現世における登場人物たちの立場とか人間関係、悩みなんかもちゃんと描かれていますし、異世界でのキャラクター騎士様との心の交流とか、人を殺すことの葛藤、現世で仲間を増やしてゆくやり方。どれをとってもかなり斬新でした。

 欠点は、1話から9話まで、ストーリーがかなりポンポンとテンポ良く進んでいたのが良かったのに、10話11話くらいのテンポが悪かったことです。
 でも12話の締めくくり方が、本来もっと続くはずの物語をいったんまとめようとする製作者側の工夫が見られて、かなり作り込んだ最終話になっていたと思います。
 あと、主人公たちの言動からいって、中学生よりも高校生くらいのほうが自然かもしれません。

 むろん、アニメーションの動きや作画、演出で、出来がいいとはお世辞にも言えませんが、べつにひどい出来ではないですし、十分物語を楽しめる水準です。キャラデザも普通に良かったと思います。

 なぜこんなに評価が低いのかわかりませんでした。テンプレではないから見づらい、理解しづらいということでしょうか。俺TUEEEじゃないのでストレスがあるせいでしょうか。不思議でしょうがないです。ストーリーだけならこの1、2年くらいで見た転生ものの中で一番ちゃんと作られていて面白かったと思います。

 これ原作はマンガみたいですね。2期見終わったら買ってみようと思います。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 9

59.7 7 ミッションで仲間なアニメランキング7位
すばらしきこのせかい The Animation(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (104)
296人が棚に入れました
“シブヤ"の街を駆け巡り、7日間の「死神のゲーム」を生き残れ!!シブヤのスクランブル交差点で目を覚ました主人公・ネク。そこは現実のシブヤと重なりあう異なる次元 “UG(アンダーグラウンド)" だった。訳が分からないまま「死神のゲーム」の参加者になっていたネクは、同じゲームの参加者である少女・シキと出会い、“パートナー"として契約。理不尽に課せられる“ミッション"や襲いかかってくるバケモノ“ノイズ"に立ち向かいながら、「死神のゲーム」と自分の記憶に隠された真相に迫っていく。『生き残れるのは、パートナーを信頼できた奴だけだ。』果たして、彼らは生き残ることができるのかー

声優・キャラクター
内山昂輝、鉢嶺杏奈、木村昴、竹達彩奈、木村良平、津田健次郎、新井里美、勝杏里、高橋研二、藤本隆行、生天目仁美、白熊寛嗣
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

超展開アニメは好きなので

ゲーム原作?のデスゲーム系アニメ。
ゲーム未プレイ

{netabare}
展開早すぎだろ、って普通の人なら言いたくなるだろうけど、
自分は超展開のアニメは嫌いじゃないのでこれは好みだった。
先の読めない展開を楽しむアニメとしてはかなり優秀だったと自分は思う。
ストーリーも別に破綻してるところはないと思うし、早いだけでそんな悪くはないと思ってる。
3話でゲームが終わるのはびっくりしたし、主人公の死の謎に関しても面白かった。
最後の黒幕も意外性があって良かった。
ミスリードにまんまと騙されててハネコマさんが黒幕かと思ってた。
まあ、一つ展開が早いことで残念に感じたのはキャラの死が雑だったことかな。

ストーリーは分かりにくい言ってる人多いけど、そんな分かりにくかったかな?
まあ確かに、細かい部分で一部分からなかったところはあるものの、大まかなストーリーに関してはわかりやすいはず。
ただ、死神って結局何だったんだよ!とは言いたいけど

それと、作画がすごく独特で、その割に良く動いて戦闘シーンがかなり良かった。この作画大変だろうに。
エフェクトもかなり良くて今期の戦闘系アニメの戦闘シーンならかなりいい部類なんじゃないかな。

ところで、こういう系の作品で最後きちんと生き返ってハッピーエンドって珍しい。
ゲーム未プレイ勢でこれを好きな人は相当変わり者なのかな。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話
謎アニメ。
デスゲーム?クエストが色々出てきて7回クリアしたら終わり。
ストーリーはイマイチわからないけど戦闘はよかった。
シキめっちゃかわいい。まあ様子見

2話
もう五日目とか言ってるけど今後の展開どうなるんだ。死神ゲームが生き返りのための戦いとわかったけど、こっからデスゲームになるのか?

3話
ライムの退場あっさりすぎんか。モブみたいな死に方、展開早すぎてそういうところは微妙に感じる。
死神は参加者には手を出せない?めっちゃ蹴ってたじゃん。
ここまでこれたのはネクのおかげとか言っててもほんとに展開が早すぎるせいで何も心が動かない。あんなラスボスっぽいキャラなのに戦闘もあっさりすぎ。
てか3話で一回目のゲーム終わりなんか。
まあ参加料としてシキが取られる展開は面白くて良かったかな。

4話
ニューゲーム。これ主人公も運営側の人間っていうオチか?ビートがなんか死神化してる。
ヨシュアは何回かクリアしてて手助けするために残ってるとかそんな設定なのかな?

5話
ヨシュアは生きてるのに参加してる? 展開の早いアニメ嫌いじゃないから楽しめてるのは楽しめてる。
ハネコマさんもリアルグラウンド側の人? 死神は100%敵対とは限らない? 好意的な死神が出てきた。
ヨシュアが主人公殺したのか... 予想外の展開を楽しむにはいいアニメだと思う。

6話
あっさりと自分を殺した人と協力する主人公。

7話
ソータとなおの死あっさりすぎ...モブみたいな死に方していったぞ。
殺したのはヨシュアじゃなくて南本だった?
むしろヨシュアは守る側だったのか
それで殺させてしまったからヨシュアはネクを復活させるために死神ゲームに参加したってことか。
二人で落ちればよかったのになぜかヨシュアがネクを庇って死んだw
ヨシュアも死んで参加してまたパートナーになる説。

8話
死神のビイトとペアを組むってもうなんでもありだなw 
てか、これまた死神と組んだって理由でペナルティ課せられるんじゃないの?
これ結局エントリー料とられてるしコンポーザーを倒す展開なのかなぁ。

9話
ほんと戦闘シーンいいなこのアニメ。

10話
キャットはミスリードか?壁壊れてるならキーの意味w

11話
あの女退場あっさりすぎw
これ最後ハネコマさんと組んで南野倒すのかな? 
違かった。ドラゴンよっわw

12話
ヨシュア黒幕は全く読めなかった。先の読めない展開を楽しむアニメとしてかなり楽しめた。相当変わり者かもしれないけど。
こういう系でちゃんと生き返れるエンドは珍しいね。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 6

66.8 8 ミッションで仲間なアニメランキング8位
エスタブライフ グレイトエスケープ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (104)
249人が棚に入れました
「生きるのがツライ? なら逃げちゃえばいいんですよ」 ずっと先の未来。人間はそれまでの姿形だけでなく、獣人・サイボーグ・魔族など多様な姿を持つようになった。東京の街は、AIが管理する高い壁に囲まれた数多の地域「クラスタ」となり、自由な行き来をやめ、それぞれが独自の文化・常識を育んだ。人々は、自らが生まれたクラスタの常識を基準に幸せな人生を送る。 しかし、なかには自らのクラスタに適応できない者も現れる──。 そうした人々を、別のクラスタへと「逃がす」ことを生業にする者たちがいる。 「逃げたい人」たちから依頼を受け、あらゆる方法を駆使してAIの裏をかき、本来は不可能であるクラスタ間の移動を成し遂げる者たち──「逃がし屋」。 逃げて、逃げて、逃げまくる!! 逃げたい人をお手伝いする、5人の逃がし屋たちの物語──!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「○○から逃げられない」は思い込み?

「シリーズ構成・脚本 賀東招二」は、さもありなん。社会の捉え方というか、実社会のネタにされ具合には『コップクラフト』なんかと似たような空気は感じます。ストーリー自体は全然違うんですけどね。

なお、「エスタブライフ」は「ESTABLISH in LIFE」のことらしいです。

視聴勘みたいな物のある人には早めに作品世界の空気はわかるんだと思うんですけど、そこが良くわからないまま視聴を止めちゃう人が続出しそうな作風です。各キャラがリアルにそういう生物なのかアバターなのかとか、気になると視聴が進まないタイプの人には向きません。

逆に作品世界自体は単なる舞台装置で、各クラスタの存在は現実の主義や思想に呼応したモデル化だと思えると、それなりに楽しんで視聴できるような気がします。各階で揶揄される思想の元ネタは知っている方が面白いのは間違いないので、ある程度は頭を使って観るタイプのアニメではあるでしょう。

原作なしのオリジナルアニメとしては至極ごもっともな、わりと高めの志で作られた良作だったと思います。そして売れようが売れまいが続編を作るような作品でもない気はしますが、それはそれとしてたぶんあんまり売れないだろうなという気がします。

でも、Ultra+枠で放送されたのに次のクールである今、MXやAT-Xで放送されているのはなぜなんだぜ?

投稿 : 2024/05/25
♥ : 18
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

逃がし屋エクストラクターズはコソコソとは逃がしませんよ。

コソコソとは逃がしませんよ。いつの間にか豪快に逃がします。
池袋で逃がして
上野で逃がして
秋葉原、新宿、お台場、白金台でも逃がしちゃいます。

「それでは、逃げましょう!」
と、チームのリーダー、エクアはおっとりとした口調で依頼を請けます。
逃がしプランは何通りかあるのでしょうが主にワイヤー&滑車でシャーッと行くかまたは大砲でドッカンして逃がします。
能天気な逃がし屋ですよ。

また、いつも治安部隊に追われるのですが、不思議と弾幕からも逃げることができます。
なぜでしょう。逃げれる理由はあるのです。実はエクアは {netabare}本編観てください{/netabare} なのです。

本作品、世界設定はしっかりしているからこそ、逃がすというシンプルな設定で、豪快にドンパチして、依頼人のお役に立つ。
深い設定はあえて見せることなく終わらせていることが、このアニメの楽しめるところだと思います。

どうやら、劇場とゲームを組み合わせて制作しているようなので、深い設定はそちらに任せて、ノープランで楽しんでください。

スピード感があるOP、世界感のED。どちらも良い曲です。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 19

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

逃げちゃいましょう!

全編CGだが、違和感なく見られる。
ゆるーい逃がし屋のお話だが、
どーでもいいことを大真面目にやっている感のあるアニメ。
逃げたい理由も大したことないのだが、意外と命懸けで脱出している。
というのも、この「逃がし屋」、ポンコツ揃いだからだ。
自力脱出の方が良くない?と思ってしまうぞ。
逃げたい本人も、魔法少女になりたい、とか、パンツ履きたい、とか
なんだそりゃという感じ。
子供向けアニメなのか、これを大真面目にやっていること自体が面白い。

とか言っていると、第8話のような感動回もあるし。
第9話の大脱走もすごい。
そして10話~最終12話まで、逃がし屋が逃げ回る展開。
あなどれないアニメ。
最後に行くほど盛り上がったのだが、ラストはやっぱり?・・
という感じでした。

真面目につらいことに頑張っている人にこそ言いたいですね。
「逃げてもいいんですよ?
 逃げちゃいましょう!」

投稿 : 2024/05/25
♥ : 8

70.5 9 ミッションで仲間なアニメランキング9位
R.O.D THE TV[リードオアダイ](TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (375)
1975人が棚に入れました
本作は、OVA版R.O.Dから5年後の設定。\n作家菫川ねねね(すみれがわ ねねね)は、読子・リードマンが行方不明になってから作家活動をやめてしまっていた。日本ではほとんど忘れ去られたねねねは、作品が香港で映画化されることになったため現地でのサイン会に向かう。\nそこで彼女は紙を自在に操る「三姉妹探偵社」の長女ミシェール、次女マギー、三女アニタと出会う。身辺警護をすることになった三姉妹との日々の触れ合いの中でねねねは執筆意欲を取り戻す。だが、映画の完成を記念してねねね達が再び香港に渡った際、ねねねが読仙社に拉致されてしまう。三姉妹はねねね奪還のために読仙社のビルに侵入し読仙社の紙使いと死闘を繰り広げる。\n一方、同じビル内で大英図書館特殊工作部のジョーカーとウェンディが騒ぎをよそに悠々と秘密資料を持ち出し、恐るべき陰謀が実行されていたのだった…。

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

埋もれ過ぎてて不気味

2月位前に別作品のレビューに書き、化物語の阿良々木読子さんで
思い出し、RDGの響きで思い出し、沸点に達し再視聴。

昔見た時は面白かったものの、展開を知っているせいか微妙・・。
ネタバレしたら一気につまらなくなる類かも。最近レビュー書いた
中だと、絶園のテンペスト的な。

個人的に嫌いな要素も多く好きなキャラもいないので、上手く良さ
を伝えられないが、多分良い作品なんじゃないか、と。


時系列的にはOVA→TVだけど、視聴はTV1話→OVA→TV2話~
(最初は是非TVの1話を)か、TV→OVAが良い気がする。OVAは
最初から飛ばし過ぎなので。。

楽しめる楽しめないは好みによりそうだけど、100作品以上見ている
人なら、押さえておいた方が良いような。

2003年作品でこれが15位以内に無いのは不気味。よって、評価は
不当に上げておく。


■某外部サイトでの評価

音楽4.5、声4.3、キャラ4.6、シナリオ4.3、演出4.4、作画4.1

( 2003年 全129 件中。評価数が一定以上の作品 )

           平均 評価数 あにこれ順位、得点
1.カレイドスター   92  142  (59位、84点)
2.プラネテス      90  227  (18位、90点)
3.フルメタふも    88  193  (118位、79点)
4.R.O.D THE TV  87  78   (447位、67点)
5.Gungrave      87  52   (229位、72点)
6.鋼の錬金術師   85  91   (104位、80点)


■DVD・BDの売上

(2003) **6,737 R.O.D -THE TV-

-参考-
(2010) **7,188 バカとテストと召喚獣
(2007) **6,752 DARKER THAN BLACK
(2004) **7,133 蒼穹のファフナー


■なんで埋もれてるんだろう、と思ったけど多分
FreeMovieNaviのは結構生きてる、TVもOVAもいける。

アニメのACの元祖っぽいんで、

検索 日本アニメにおけるオーディオコメンタリーとキャラクターコメンタリーの誕生

まとめてレンタルしたけど、そんなのに興味ない人も多いだろうし。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 20

(*´ω`*) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

もっと評価されていいのに。

物語の根幹は人ならざる能力を巡って争いですが、
それぞれの人物に生い立ちの描写があり、いろいろな舞台の中で
自分と向かい合い、前に進んでいくストーリーです。

正義の味方が悪者をやっつける痛快活劇を好む人には微妙かもしれません
OVA版はまさにこれですが、
TV版は挫折や逃げたくなるような現実に対して足掻く人達が
とても力強く、魅力的に描かれています。

戦闘シーンは生き物のように紙が動き、見ていて飽きません。
最初はキャラデザを見て「ただの萌えアニメ」と、
たかを括っていましたが、良い意味で違うものでした。

第1話だけでも、この作品の面白さが凝縮されているので
見る機会があれば、是非お薦めしたいです
自分はOVA未視聴でしたけど、問題無く楽しめました。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 6

Oedeb17120 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

OVA視聴前提のTVアニメ、しかも放送打ち切りという問題作

一言で言うと
「神保町SFに香港アクションを混ぜたらハートフルコメディになった」
・・・我ながら何を言っているんだかわからない。

さて私はTVオリジナル作品と勘違いしたまま途中まで見ていたが、前半は何の問題もなく見れていた。物語中盤になって、全く初見の登場人物がジャカジャカ合流してきた辺りから流石に何かおかしいと気付き、そこから原作まで順に遡ったクチである。設定が独特なため、最終話まで理解しようと思ったら、少なくともOVAは見ておかないと訳がわからないと思われる。その点でハードルは高い。

この作品は小説原作で、なおかつOVA作品の続編という位置づけ。この時点で相当深刻な構造的欠陥のような気がするが、なぜ制作時点でツッコミが入らなかったのか。ついでにリアル放送時には、20/26話で地上波放送打ち切りという謎裁定が下されている。機材とか他枠の都合ということだったが、単に大半の視聴者がこの時点で脱落していたからだとしか思えない。

その中身はというと、演技派声優の名演もあって、とにかく見ていて飽きない。基本だらけ切ってる主人公の3姉妹は、アクションシーンではこれでもかという程よく動く。そして物語の軸となっているペーパーアクションは、実にアニメーター泣かせだと思うがとても丁寧に作りこまれている。

ストーリーを楽しめるかどうかは、この作品の独特な世界観に馴染めるかどうかにかかっていると思う。万人受けするとは言い難いけれど・・・

音楽は岩崎琢だが、音楽とシンクロしたアクションシーンの数々は必見。

私の中のバイブル的作品だけれども、いろいろと販売戦略に問題が合ったと感じざるをえない問題作でもある。

余談だけれども、「むひゃ」でマギーちゃんのファンになったのは私だけではないはず(何

投稿 : 2024/05/25
♥ : 4

55.5 10 ミッションで仲間なアニメランキング10位
THE MARGINAL SERVICE(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.7 (62)
141人が棚に入れました
ある日、地球はグレイ型エイリアンに襲われた。エイリアンの攻撃になすすべもなく壊滅状態の航空自衛隊を救ったのは、実在するはずのない人間の顔を持つ“伝説上の生き物”だった。 国家はその事件で彼らが地球で共存していたことを初めて認識することとなり、彼らを≪境界人≫と呼び監視下においた。 そして数年後……移民や不可解なテロ事件が発生し、混沌とする世界にある機関が発足された。それが≪マージナルサービス≫≪境界人≫専門の犯罪を取り締まり、その存在を徹底的に隠蔽する機関である。 舞台はジャパン澁宿……集められた精鋭たちがジャパンの誇り“ニッカポッカ”をまとい、日夜≪境界人≫と対峙しながら地球を守る物語である。
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