リーダーで戦いなTVアニメ動画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のリーダーで戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月06日の時点で一番のリーダーで戦いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.0 1 リーダーで戦いなアニメランキング1位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 新章 迷宮篇(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (258)
1016人が棚に入れました
迷宮都市オラリオ―― 『ダンジョン』と通称される、壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。この街で、一柱の小さな女神と出会った冒険者志望の少年は、 仲間をつくり、ダンジョンに挑み、多くの死地をくぐり抜け、 さらなる<昇格ランクアップ>を遂げていた。そんな彼のもとにもたらされた一通の書状。 書かれていたのは、ダンジョン未到達階層への遠征任務。 未知なる冒険へ向けて、仲間たちと共に、少年は新たな一歩を踏み出す。これは、少年が歩み、女神が記す、――【眷族の物語ファミリア・ミィス】――
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今回はひたすらダンジョン

前半はひたすらダンジョンで強い敵を攻略していく。
途中、人魚の力も借りて。普段全裸なのに貝殻ブラジャーの概念あるんかい。

ベルがモテモテすぎて段々と腹立たしくなってきたぞ。
あり得ないくらいレベルアップして強くなっているからか?

予知夢見終わった後のカサンドラが前はだけてエロい。好き。
誰も信じてくれないのは辛い。苦心が見て取れる。責任感じてしまうよ。
神がいるんだから予知夢くらいあるでしょ。信じてやれよ。でも、逃れようとすることも予知の範疇。

リューさんはやはり極悪ではなかったですね。こんな熱くなるタイプだっけ?{netabare}かつて仲間を殺したファミリアのメンバーにまたも嵌められてしもて。モンスターテイマーの獣人に他の人たちも見事に騙された。ダンジョンが勘違いって...どゆこと?予定より早くダンジョンの強モンスター復活。ダンジョン自体が生き物というか免疫反応みたいな感じで強いモンスターを生み出してしまうらしい。研究して手懐けたい願望。{/netabare}
今までにないくらいのスプラッターに心の準備ができてないっす。{netabare}ベルの腕切断と頸部への一撃は想定してなかった。ここは予想していたけど、人魚さんの圧倒的自己犠牲はさすがやでえ。テイマーが操れなくてすっぱり切断は予想通り。
あり得ないくらい強いベルをもってしても倒せない強敵もいるうえに、頭2つのドラゴン。しかも、蛇に飲み込まれてかなり下の階層へ。{/netabare}

淡々としている感じがあってアイズさんも出てこないし、退屈していたが、徐々に面白くなっていく感じがしたので、次クールに期待。


OP
天灯 sajou no hana
ED
Guide 早見沙織
前期から続けてsajou no hana。良き良き。
早見沙織さんがED担当とは。もう声優よりは歌手ですね。映像のヘスティア様の最後のキスは果たして実現するのか。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
迷宮都市オラリオ--『ダンジョン』と通称される、壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。この街で、一柱の小さな女神と出会った冒険者志望の少年は、仲間をつくり、ダンジョンに挑み、多くの死地をくぐり抜け。さらなる<昇格(ランクアップ)>を遂げていた。そんな彼のもとにもたらされた一通の書状。書かれていたのは、ダンジョン未到達階層への遠征任務。未知なる冒険へ向けて、仲間たちと共に、少年は新たな一本を踏み出す。これは、少年が歩み、女神が記す、--【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】--


新章 迷宮篇 第1話 出発前夜-プレリュード-
異端児(ゼノス)の救出、好敵手(アステリオス)との戦闘を経て、Lv.4への昇華(ランクアップ)を果たした【ヘスティア・ファミリア】の冒険者、ベル・クラネル。それに伴い派閥のランクも上昇、ベル達はギルドから強制任務(ミッション)を課されることになる。その内容はダンジョン到達階数の更新--。異端児(ゼノス)との共存の道を模索するため、ベル達はより深く、ダンジョンの深淵へと挑んでいく……

2. 巨蒼の滝-グレート・フォール
ミアハ、タケミカヅチの派閥、そしてアイシャも伴い、派閥連合のパーティでダンジョンへ挑むこととなったベル達【ヘスティア・ファミリア】。ふたりのLv.4冒険者を擁するパーティは、順調に中層を突破し、中層と下層の分水嶺となる24階層で野営を張ることに。未踏の領域--下層への侵攻(アタック)準備も整え、ベルは、今回の遠征の先、未だ遠いダンジョン踏破の先を見据え、決意も新たに歩みを進めていく--

新章 迷宮篇 第3話 『寄生-ヤドリギ-』
25階層での異常事態(イレギュラー)--強化種となり知性を有したモンスターに強襲され、千草は宿り木を撃ち込まれ、その身体を蝕まれてしまう。先だって強化種の被害にあったルヴィスの助言も得て、ベル達は地上への帰還よりも、強化種を討伐することで、千草を蝕む元凶を断つこと、そして強化種による更なる被害を未然に防ぐことを選択。だが、冒険者達が悩み抜いた末の行動すらも狡猾なモンスターには想定の範疇だった……

新章 迷宮篇 第4話 『水都の少女-マーメイド-』
強化種との戦闘のさなか、パーティからはぐれてしまったベルは、滝壺の底でマーメイドの異端児(ゼノス)、マリィと出会う。彼女の生き血で全快したベルは、マリィに連れられ安全な場所へと 一時避難することに。一方で、ベル不在となってしまったリリ達だったが、強化種の被害にあった冒険者達とも合流・連携し、後退しつつ強化種を誘い出す戦術を執る。しかし、ここでも強化種はリリ達の思惑を超えた行動に……

新章 迷宮篇 第5話 『聖火の英斬-アルゴ・ウェスタ-』
怪物進呈(パスパレード)に怪物の宴(モンスターパーティ )。おおよそモンスターにあるまじき戦術を使い、リリ達を追い詰める強化種だったが、春姫が起死回生の妖術【ココノエ】を放ち、形勢は逆転したかに見えた--しかし、強化種の狙いは、冒険者たちが集めた魔石。それらを喰らい、自らに更なる強化を施す……。アイシャまでも宿り木を喰らい絶体絶命の中、ルヴィスやドルムル達が自ら犠牲となることを提言する……

新章 迷宮篇 第6話 白兎の脚-ラビット・フット-
地上で、神々が昇格(ランクアップ)したベルやヴェルフのふたつ名を議論し、定めていた頃--無事、強化種を討ち果たしたベルと仲間達は、安全地帯(セーフティポイント)の18階層で身体を癒やし、地上へ帰還するための準備を進めていた。久々にベルとゆっくりした時間を過ごしようと、リリはベルを誘おうとするが……強化種相手に傷ついたルヴィスやドルムル、ダフネやカサンドラといった割り込みが次々と入り……

7. 予知夢-カサンドラ・イリオン-
リュー・リオンが冒険者を殺害--耳を疑うような話を耳にしたベル達。有り得ないと確信に近い思いを抱く面々ではあるが、リヴィラの冒険者達は色めき立ち、リューの討伐隊を組織していく。リヴィラの冒険者達が発見する前にリューに接触し、真相を明らかにする--そのためにベル達は地上への帰還を先送りにし、リューの討伐隊に加わることに。だが、ただ一人、カサンドラだけは、ベル達が決めた方針に反対の意を示した……

新章 迷宮篇 第8話 『混迷-ミラビリス-』
リューの討伐隊は、下層で起きた異変を受け、25階層での見張りと27階層への捜索隊に分割されることに。それに伴ってベル達も、捜索隊に参加するベルと、リヴィラで騒ぎを扇動したタークという冒険者を 監視するグループに分かれて行動を始める。狙い通り、ターク達は不穏な動きを見せ始め、リリやアイシャは彼らを追う。一方でベルは27階層に響く歌声を聞きつけ、独り捜索隊を離れ、歌声の主--マリィとの再接触を試みる。

新章 迷宮篇 第9話 『凶兆-ラムトン-』
過去の仇を追い詰める復讐鬼--そんなリューの姿を目の当たりにしたベル。しかし、それでもリューに冒険者殺害の真相を問いただし『やっていない』という言葉を引き出すに至る。すべてはジュラやタークがリューを貶め、殺害するために仕組んだ謀略……本性を現したジュラは強硬策へと舵を切り、調教(テイム)されたモンスターを呼び出す。それは、下層にいるはずのない--深層に生息するモンスター、ラムトンだった……

新章 迷宮篇 第10話 『破壊者-ジャガーノート-』
厄災来たる--それは、例外なく冒険者に死を運ぶ存在。それは、かつてリューの仲間【アストレア・ファミリア】を殺戮した怪物……それは、ダンジョンが秩序を保つために産み落とした破壊者(ジャガーノート)。ボールスが率いていた上級冒険者達が一瞬で生命を散らし、世界を恐怖・絶望・断末魔のみが支配するものに変じていく--ジュラの真の狙いは、この破壊者を呼び出すこと、そして、魔道具で支配することだった--

新章 迷宮篇 第11話 『過酷-エンドレス-』
破壊者の異常な力と速度、そして魔法反射--抗うことすら許されず、ベルは右腕を失い、首の骨も砕かれてしまった……リューの治療魔法により、なんとか生命は繋がったものの、破壊者の殺戮は続き、27階層に赴いた冒険者達は、ひとり、またひとりとこと切れていく--。そして破壊者の爪がリューに照準を合わせ、彼女が己の死を覚悟したとき……マリィの生き血で全快したベルが戦列に復帰、再度破壊者に闘いを挑んでいく--

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ベル君とその他大勢

【感想】
分割2クールで変なとこで終わるので、続きが放送される直前にまとめて見るのがいいかも

とりあえず前半クールだけでの評価

作画とても綺麗だし相変わらずダンジョンの構造にこだわりがあってダンジョン設定の解説が凝っていて良かった
面白かったけど尺稼ぎなのか、特にリリとかカサンドラのシーンがぐだぐだ悩んでいる時間長すぎて引きのばしている感じがしました

さらに分割2クールみたいで変なところで終わるし最終話で次回予告されていたけど続きいつやるの?って感じで間が空くと状況わからなくなりそう

前半終了時点ではシリーズをここまで追ってきたファンならなんとか見れるけど、今クールだけに限っていえばベルくん+その他大勢って感じになってるのが残念

【シナリオ】 {netabare}
今期は原点回帰のダンジョン探索に戻ったのは良かったけど、逆に言うとダンジョン探索しかない
3期とかにあった他のファミリアとの抗争とか町の様子とか全然なくて、今回の依頼にかかわるキャラクターしか出てきません
しかもヴァレンなにがしさんはじめとした華のあるロキファミリアの皆さんがほぼ出てこないのもきつい
突然変異の怪物を倒して町に帰還してここからどうなるんだろ?って思ったらさっき帰還したばかりの層に戻って、ずっと景色が変わり映えしないのも大きなマイナスかな?

ダンジョン潜る前に仲間達が攻略準備をしていて、パーティ戦闘がどうなるのか楽しみでわくわくしていたら期待外れでした
ベル君の急激な成長の速さが見ごたえですが、周囲の仲間を完全に置いてけぼりで一人でどんどん強くなるのがここにきてマイナスに働いている感じです
3期で仲間がいっぱい増えてやっと心強いパーティになったと思いきや、ベルくん一人で単独踏破できる階層のモンスター掃除くらいしか活躍機会がなくて強敵相手だと手も足も出ない
ほぼベルくん頼みでいてもいなくても関係ないむしろ足手まといだからついていかないほうがいいような状態でした
これではとてもパーティと呼べるものじゃなくて、仲間達の成長が急務なように思います

良いとところはやっぱりベルくんの急激な成長です、純粋な憧れの気持ちや強くなりたい気持ちが原動力になっている感じで応援したくなる主人公
ただ、ベル君以外のいる意味がわからなくなってきたのと、ファイアボルトの威力がますます大きくなって戦闘が機敏な動きとファイアボルトのワンパターンで単調になってきたのでそろそろ変化が欲しい
{/netabare}
【微妙だったところ】 {netabare}
・今回の敵役ジュラがもう少し大物感が欲しかったかも

・カサンドラの予知夢で不吉なことがあるって言っても誰も聞く耳持たないし、あれだけ具体的な不吉なシーンが見えているのに強く訴えないでずっともじもじしているのがひどい、信じてもらえるかわからなくてももっと具体的にどうなるか教えて強く止めるべきでしょ、なんのための予知なの?

言いたいけど言えなくて何度ももじもじして尺稼ぎするくらいなら、最初に全部話しちゃって「危険なことが待ち受けてるのはわかった、でもリューさんを放っておけないから行かなきゃ!!」って流れのほうが自然だし、同じ行くにしても危険を承知で行くって決めるほうが仲間って感じがしていいと思う

・パーティに指示を出す才能あるって言ってたけど、全滅のピンチに決断できずに迷う時間長すぎて、見捨てない選択をした尊さよりも
見捨てる気持ちが強かったからこそあれだけ迷ったっていう印象が強くて決断の遅さで状況を悪くしたように見えます、このシーンもぐだぐだしていて印象が悪かった

・水場に落ちたらどれだけ危険なのか必要以上に解説しすぎたせいで、その後ベル君が下に落ちてバラバラになって残された仲間達が全滅しかける展開が想像できてしまったこと

・ベル君は急いで救援に向かわないといけないはずなのに、ダンジョンで出会ったゼノスの子に見とれてて、そんな場合じゃないでしょって思った
「ダンジョンで出会いを求めるのは間違ってるだろうか?」
まさにこんな状況で、時と場合を考えてください、仲間が全滅しかかっています!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24

まーさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

神々と人類。1000年の時を超えた壮大な物語の新たなステージが幕を開ける!

ご存知「ダンまち」こと「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」シリーズ4期TV版が7月22日より放映されます。原作 大森藤ノ(ラノベ) 制作J.C.STAFF。TVアニメ版 1~3期 全37話+各話OVA(外伝含む)。劇場版1話 構成。他コミック等メディアミックス作品。

【前書き】
知らない方は少ないメジャータイトルの1つ。J.C.STAFF渾身の力作。先日、本作の第4期放映が正式に公開され、そのPV2本他を視聴し「新章 迷宮編」の内容とOP楽曲「sajou no hana 天灯」に感動したので新章への期待を込めて書きます。

公式サイト︰https://danmachi.com/

PV︰ベルクラネルの軌跡︰
https://youtu.be/RglcGT_IoX0

PV︰新章 迷宮編︰
https://youtu.be/1Z_0xP-bS4Y

【本シリーズ振り返りを含めて】
2015年4月~TV版が放映開始され、劇場版「オリオンの矢」も人気だった、シリーズ新作が4期目となる長編人気タイトルです。時代は神々と人類が通じ合う約1000年の昔…。英雄に憧れを抱く少年ベル・クラネルが、神ヘスティアと出会い冒険者として歩み・成長する姿を中心に、仲間、友情、絆、愛、神々、人間、モンスター等、エンタメ要素満載の話題作。
当時の作画レベルとしては細かい描写に多少荒さはあるけど、キャラの個性豊かな描写に好感を持ったし、ストーリーにも引き込まれました。特に1期 8話…当初駆け出しでLv1のベルが、冒険者として憧れるアイズ・ヴァレンシュタインの稽古を受けた後、ある女神の策略で強敵ミノタウロスと対決するシーンには惚れました。このシーンで掴まれたきっかけは音響です。
当時の調べでは、音響担当 井内啓二氏による作品で明確な楽曲名は示されておらず、盛り上がりを観せるシーンで度々使われたため「英雄願望」「 英雄回帰」作中で描かれる英雄譚(物語)から「アルゴノート」などと呼ばれた壮大なオーケストレーションです。これは素晴らしい!後に2017年6月リリースの「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 〜メモリア・フレーゼ」に伴い、ゲーム版のサウンドトラックとして正式に配信されました。

https://youtu.be/wq1Aftaq_wI
(JASRAC準拠)

本作放映後は女神ヘスティアの衣装が「例の紐」と呼ばれ、キャラとして海外でも話題となったりと、注目度の高い作品です。
個人的には1~2期でベルの冒険、成長をワクワク観られたましたが、3期、モンスターがゼノスとなり、接触したベルは彼らを庇う役回りに…これまでモンスターはダンジョン内の人間と敵対する者として描かれていましたが、展開の変わり方に戸惑いました…。実は、ダンジョンには秘密が隠されているとの伏線はあったし、次期に繋げる期だとは解ってはいましたが、ベルが偽善者的な役回りで、人間側もゼノス側も戦わなければならない…辛かった事を思い返します。ラスト1期 8話で降したミノタウロス…アステリオスと再戦するシーンで「僕は英雄になりたい!」と発するベルに違和感も覚えました…。でも…敗北するも「僕、強くなりたいです」と言ってくれた事で、次期の展開、成長、変革が予感され、少しほっとし…期待値がアップしました。

本作を通じてベースとなる物語はギリシャ神話です。改めて背景等を確認し発見した事を少々…。

前述した楽曲から繋がりで「アルゴノート」って何だ?…。
文献を漁ったところ、ギリシャ神話に記されるアルゴー船に乗船した英雄達アルゴナウタイをモチーフにしていると思われ、なる程…繋がりますね。メインキャラはもとより、神様キャラやモンスターの描写も見直して、改めて作家(脚本家も含め)って、作品を描くのにベースとなる時代背景やキャラ設定を行うのに、ものすごぉ~く色々調べてるんだなぁ…って。凄いなぁと…。感激!

創造、創作ってとってもパワーが必要だから、作品を世に送り出してくれる関係者には心から感謝!

して…4期…。実はダンジョンは神々が人間に課した試練の場?…。その秘密が明かされて往く?…。ベルは!?仲間は?ダンジョンとは何なのか?…。放映を楽しみに待ちます♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

66.5 2 リーダーで戦いなアニメランキング2位
スパイ教室(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (235)
758人が棚に入れました
陽炎パレス・共同生活のルール。 一つ 七人で協力して生活すること。 一つ 外出時は本気で遊ぶこと。 一つ あらゆる手段でもって僕を倒すこと。 ――各国がスパイによる"影の戦争"を繰り広げる世界。 任務成功率100%、しかし性格に難ありの凄腕スパイ・クラウスは、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。 しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たち。 毒殺、トラップ、色仕掛け――任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、クラウスに騙しあいで打ち勝つことだった!? 世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい!

声優・キャラクター
リリィ:雨宮天
クラウス:梅原裕一郎
グレーテ:伊藤美来
ジビア:東山奈央
モニカ:悠木碧
ティア:上坂すみれ
サラ:佐倉綾音
アネット:楠木ともり
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

しょぱい教室

最終話でまたしてもシリアス展開{netabare}を匂わせるような感じで幕引きであります。

スパイものとしては大失敗だったからパイを食べたのかは定かではありませんが、
最後はハッピーエンドで丸く収めておけばまだマシだったような気も致します。

劣等生代表のリリィには緩衝材としての機能があるようで、これを前面に出しておけば、
色々なことの誤魔化しが効いたはずですが、切れ者キャラのグレーテが出張って来て
シリアスパートになると逆に空回り感が増幅するような印象を受けてしまいます。

もしも落ちこぼれメンバーを見てただ和むだけの作品だったならば
案外それなりの人気作品になっていたのかもしれませんが、どういうわけか
シリアスパートが匂わせだけで、結局何もないという肩透かしを繰り返して
しまっているため、続編ありきと言えどもかなり微妙な幕引きであったようにしか思えません。{/netabare}

●予定調和をもたらす「先見の明」?

グレーテと先生の髪型は何気に似ています。
髪で輪っかを{netabare} 形成しその輪っかで左目を囲うような感じのものであります。

この髪型は「烈日の黄金郷」のヴエコや「忍の一時」の主人公母親と同じものでありますが
片目を強調するこのような表現の元ネタは【プロビデンスの目】というものでございます。

【プロビデンスの目】は【プロメテウスの目】とも言いまして、
「先を見通すことができる」目というような意味合いになるかと思います。

「この目」により「先見の明」を得られるわけですから、グレーテは政治家先生の並外れた
射撃の精度や弾丸の起動もすべてが見えていたということになります。

例えば「鬼舞い」の主人公妹のヘアピンにより表現される【プロビデンスの目】では
この効力により、大学院に飛び級できたり、性転換の新薬を開発できるという
ある種のチート能力を得られることが示されております。

【プロビデンスの目】はとても便利な設定であり、これさえあればすべて辻褄が
合ってしまうため、様々なシーンで多用されます。

この「全能なる目」というものを知らないと物語の展開について行けなくなることも
多々ございますので、是非とも目の描写には注意を怠らないように心がけてください。

弾丸の起動と発射タイミングが読めることについては「魔眼」で説明はつきますが
しかしそれで納得できるかどうかは別の話であります。

シリアス展開における予告ホームランからの見事な空振りのような結末には、
ここまで来るとむしろ潔いと言えるようなまでの爽快感をも抱いてしまいますが、
意外にもラストミッションと思われたエピソードはあっさり終わりまだまだ続きが
ある{/netabare}となるとやはり予告ホームランを期待してしまうしかないでしょう。


●何か起こるかと身構えているも?

{netabare}特に何も起こらなかったというのが今までの流れであります。
緩い日常からシリアスの任務に移行したとしても、かえって微妙な展開だったりもします。

個人的にはコメディにはあまり興味はありませんが、本作の場合はコメディパートの方が
まだマシと思える程シリアスパートにキレがありません。

恐らくは尺の都合上今回の任務がラストミッションであると思われます。

ターゲットをいぶり出す一連の流れまではまぁ良しとして、
いきなり交戦状態になり、そして最大のピンチを救ったのが鳥であります。

鳥を手なずけるスパイというのもある意味粋ですが、自己犠牲の鳥さんが
瀕死の重傷に陥ったならば、リアクションが難しいところであります。{/netabare}

取り敢えずここで物語評価を1段階下方修正しておきます。

●結論から言うと、本作は「鬼舞い」よりは面白い

当方はアニメアンチであり、日常系アンチであります。
故に当然の如く日常系の代表作みたいな{netabare}「鬼舞い」に辛口評価となるのは必然的帰結でございます。

前回当方は、本作を日常系として見たら案外いけるというようなことを申したわけですが
その考えは想定外なまでにビンゴでありました。

日常系の典型とも言える「鬼舞い」を見た後にあたかも日常系作品のような本作を見ると
その対比効果なのか詳細は不明ですが、何故か本作の方が遥かに面白いと感じられるのであります。

日常系の何が面白くないのかと言えば、個人的にはバカの一つ覚えみたいに毎回毎回
同じような展開を延々と繰り返し、それを見ているとそのバカの一つ覚えに辟易し
げんなりするというのがその理由であります。

本作「スパイ教室」は半人前のスパイたちがトライ&エラーを繰り返す日々を描いている
という意味においては恰も日常系作品のようにも見えますが、それでもミッション遂行という
目的意識、あるいは達成意識があるだけ大分マシで未来志向性があるとも言えるわけであります。

理由はただそれだけでも、ただ作画だけが凄いという理由でごり押しされている
「鬼舞い」に比べたら本作の方が遥かに「物語性」においては優位にあると確信いたします。

既に「観終わった」?という熱狂的ファンの猛攻により「鬼舞い」の評価は、もはや
「あにこれ」ユーザーには制御不能な状況に陥り、「覇権」というスラングの真意は
覇権国家中国を暗示していたかの如く?真のあにこれユーザーであったはずのかつての
レビューワーたちの意見はガン無視される状態になりつつあります。

その正体が、中華勢なのか?AIによる自動書き込みなのか?定かではありませんが
そのごり押しにより、あにこれユーザーみんな大好きな「覇権」を鬼舞いが獲得するとしたら
少なくとも生粋の日本人のレビューワーが、「鬼舞い」の作画ではなく物語について
第三者にわかるように言葉を尽くして説明すべきだと思います。

もしもそれができないというならば、覇権を握ったのは「彼ら」という皮肉なオチになるだけデス。{/netabare}

●日常系極上教室

本作に期待をし過ぎると{netabare} 失望する結果となりますが、何も期待せず
スパイものではなく日常系として見たら案外慣れるものかもしれません。

細かく見れば減点要素は多数あり、あまりオススメもできませんが
何も考えずに気軽に見れる作品と言えばそのように思え、
何となく視聴継続できるというのが本作最大の利点なのかもしれません。

盛り上がりもしないが急降下するわけでもないフラットな日常系{/netabare}
それはそれで需要があるような気もいたします。

●またシリアス展開に戻る?

キャラデザだけで肝心の中身{netabare}が伴わないようなままここまで時間を消費
しただけのような気がいたします。

新たな任務によりまたシリアスな展開に戻りそうな予感もいたしますが
ドタバタコメディ訓練期間にどのような意味があったのか巧い事
示すことができるのでありましょうか?

いつぞやの不可能任務回には大した意味もなかったようにしか見えず
印象もほぼ残っていないよう謎多き物語展開でありましたが
改善の兆しが全く見えない現状では悪夢が再び繰り返される予感も払拭できず…{/netabare}

この流れをそろそろなんとかしないと鬼舞いになりそうであります。


●下方修正止む無し
前回はリリィリーダーが体を張ったプレイで見事笑いを取ってくれたことにより
印象はすこぶる良く、{netabare}改善の兆しも見えたようにも思えましたが・・・
いよいよこの辺が限界点なのかもしれません。

不可能任務達成前に遡るような形で進行する物語構成には、
【8】人目のメンバーの関係で少しでも早く隠し玉の【8】人目を登場させたい
という意図があったからそのようになったのでは?という憶測も
十分成り立ちそうな気もいたします。

不可能任務のオペレーション回ではシリアス路線を目指していたようでありますが
気が付けば緩い感じのコメディ路線に舵を切っていたりして、
方向感が定まっていないような印象を受けてしまいます。

最終的には完全なるコメディで仕上げるという選択肢も残っていそうですが裏設定的な解釈では
またシリアス路線に戻るという可能性も捨てきれません。

キャラ的な要素で言えば十分人気アニメになり得る潜在能力を秘めている本作ですが
キャラと物語とのシナジー効果が未だ発揮されておらず、物語に今一つ魅力が感じられません。

現状の物語評価は「3」がいいところで、もしもこの先更に迷走することになるなら
それ以下の評価にもなり得るようなジリ貧の下降トレンドに入ったような {/netabare}気配をも感じます。


●回想による奇襲攻撃が意図するものは?
本作のメインテーマはどうやらSPY家族的な{netabare}「家族」のようでありまして
そこに焦点を当てるような具合で敢えて回想シーンの挿入が図られたようでありますが、
これは次の展開で大きな動きが顕在化する変化の兆しを意味するものでありましょうか?

五話にしてようやくやや多すぎるような印象あった各キャラの持ち味や
それぞれの絡みが巧いこと描かれ、今までの中では一番まとまりがある物語展開のように
見えましたが、そろそろ土俵際いっぱいでケツにに火がついた本作に逆噴射の機会が{/netabare}
ようやく到来するのか?見極めたいところであります。

ちなみにキャラ性を最大限に生かしたリリィリーダーの渾身のハニートラップ、
あるいは自虐的羞恥プレイは、予想外に笑撃的でありました・・・

●再起不能か?サイキッカー

{netabare} 緩い感じで進行中、未だ進路転換の兆しなしであります。
初回の掴みは悪くないような印象を受けましたが、予想外にゆるゆるな方向に進み
ここまで来てしまうと後戻り不能なレベルと言えるのかもしれません。

不幸を招く少女の正体がサイキッカー的存在と判明したのが
今回の唯一の救いだったかもしれません。

ナチスドイツやCIAはその手の研究をしていたらしいので、アーニャ・フォージャーも
実はただのフィクションとは言い切れないところあり、まだ完全妄想的スパイものではない
かもしれない?可能性は残っているような気もいたします。

もしもなんつってスパイコメディ路線をこのまま最後まで突き進むとしたら、ある意味
それは潔いと言えますが、意図するところが不明ということになるような気がいたします。{/netabare}

●テンポが良すぎる【8】人衆
路線としては相応に緩い感じでサクサク進行しているようであります。

直前での急な{netabare}作戦変更には盗聴器ありきの陽動作戦という意味合いがあったということは
一応理解は出来ましたが、完全に伏線を回収したわけではないので、もしかしたら終盤辺りで
機能する可能性も無きにしも非ずなのかもしれません。

しかしながら現状までのこの緩い路線ならば、どちらかというSPY家族寄りなので
もしかしたら?プリプリよりもよりライト層向きなのかもしれません。

3話にしてラスボス級を倒してしまいましたが、それ以上の盛り上がり展開を果たして
今後描けるかどうか?{/netabare}次回以降が運命の分かれ目と言えるのかもしれません。



●「髪」が暗示する未来
裏設定的な話になりますがクラウス指導教官は、{netabare}「烈日の黄金郷」の「ヴエコ」や
「忍の一時」の主人公母親と共通点がありますが、もしかしたらこれは
「チェンソーマン」のアル中先生で示された「先見の明」を暗示しているのかもしれません。

「プロジェクトチーム名」は【灯火】、指導教官の願いは「家族」でありますから、
これはもしかしたら、予想外の急展開もあり得るということなのかもしれません。

当初の予想では「SPY家族」並みに緩い展開で行くのかと思いましたが、
教官の回想シーンを見る限りは、シリアス路線に {/netabare}向かうようにも思えます。



「SPY家族」に「プリプリ」とスパイ系作品は人気が高い傾向があるように思いますが
本作もその流れに乗ってグイグイ行きそうな手応えを感じます。

取り敢えず可愛い女の子キャラを敷き詰めればそれだけで人気アニメになり得る
こともしばしばあるのがこの世の常でありますが、ぱっと見た感じその条件は
十分クリアしているように思います。

どちらかと言うとシリアス路線の「プリプリ」に比べるとやや緩い感じの路線で
あるようですが、緩目の方がより多くの層に受け入れられることもあり、また
最近の人気作品の傾向を見ると明らかにコメディタッチの作風が支持されている
ことからしても、人気作品枠で考えたならば本作はかなり有力候補になり得ると
予想することができるでしょう。

今期始まったばかりでありますが、現時点での人気作暫定筆頭候補と言わせて頂きましょう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラアニメとして見れば極上

{netabare}
ラノベのスパイもの。
ラノベ+豪華声優多数投入の時点で地雷臭がしてたけど、自分は予想に反して楽しめた。(世間評価は散々だったけど・・・)

あらすじ見た時は暗殺教室的な話かと思ったけど、案外早い段階で歴とした(?)スパイになる。
萌えアニメxスパイはプリンセスプリンシパルとリリスパがあるけれど、どちらとも結構雰囲気は違う。プリンセスプリンシパルのスパイ要素をガバガバにして萌え要素を強化した感じ。
あと、男の存在感も大きい。そこはラノベらしいところでもあるかも。

さっきも書いた通り真面目にスパイアニメとして見ると、あり得ないぐらいガバガバ。
たんもしに匹敵するレベル、5分に1個ぐらいは突っ込みどころがある。
そこで酷評されるのは仕方ないと思うけど、自分はここまでガバガバだと一週回って許せたというか、その突っ込みどころもギャグとして見られたかな。
重大な任務にも関わらず雰囲気も常にゆるゆるだし、こういうのもありじゃないかと。どちらかというと萌えアニメ好き向けアニメという感じはする。
シリアスな場面でもどこかしらおかしな場面があって何ともシュール。
まず、「不可能任務」というラノベ感満載の語句の時点で面白い。
リリィのポンコツさとこの作品の脚本のポンコツさが調和してて嫌いになれなかった笑

それにスパイ要素はガバガバでも、個別回やキャラのやり取りは良かった。そういう意味でもキャラアニメであることには違いない。
スパイ要素とは関係ない日常回がやたらと多く、キャラ同士の絡みも多いから、みんなで楽しそうにやっている感じが伝わってくる。
スパイが楽しんでていいのかという点はともかく笑
皆で助け合うような回も多く、空気感が良い作品だった。
あと何より、クラウスのキャラが良かったかな。
これ系の作品だと邪魔になりがちな男キャラだけど、この作品は上手く溶け込ませられていたと思う。
あくまで教師と教え子の関係で、教師としての立場からアドバイスをしたり、時には寄り添ってあげたり好感の持てるキャラだった。
萌え豚だけど、このアニメで一番好きなキャラはと言われたらクラウスかもしれない笑
しっかりとした雰囲気を醸し出しながらも、所々変なところがあったり、極めつけの「極上だ」のセリフはシュールで面白かった。
女キャラ複数人に対してクラウス一人だけど、ハーレムに傾倒してないのも良かった。結局恋結ばれずで終わってしまったけど、最終的には結ばれてほしい...。

時系列シャッフルはちょっとわかりにくかったけど、ああせざるを得なかったのは分からなくもない。難しいところ。

私的評価:85点
私的ベスト回:5話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
リリスパ枠orたんもし枠じゃないよなこれ。スパイファミリー。
キャラ全員の立ち絵の構図ダサすぎてワロタ。
落ちこぼれ集めて不可能任務って要するに捨て駒ではw 物騒な絵だ。
サイコパスかな? 男なろう主人公かな? 口調がラノベ臭い。
は? 殺さないのぬるい。乗っとるやんけ。
足枷ならしゃがめば針打ち込めるだろw シリアスなのかギャグなのか。
B級臭すぎるけど嫌いじゃないよ。これが暗殺教室ですか。

2話 ☆8
やっぱり暗殺教室じゃないか。男の裸要らない。茶番感。裸で喋んなww
このネタアニメ感好き。不可能任務の呼び名がダサすぎる。
最強のスパイってなんだよw スパイの割に統制甘すぎるだろ。
結構の日になるんかい。不可能任務な割に空気軽すぎて草。
触りたいだけだろこの警官。決起会で草。開催認めるのかよw
ボス呼ぶのかよw
これ酔ったフリして殺すんだよな? 決起会実は伏線だったりする?

3話 ☆8
悪魔のリドルか? 荷物持ちじゃんけんで草。なんで剣なんだよww
いや、スパイなら見捨てろw
なんで七つの大罪なんだよ、こいつら何言ってんだw
他のやつも毒に耐性あって草。捕まっとるやん。
おじさん情報ペラペラで草。お前らは殺されても特に何もないだろ。
そりゃ見捨てられる。何故か殺されない前提で動くクラウス。
能力ってなんだよ。異能力モノか?w なんで剣使わないんだよw
やっと剣使った。いや、銃じゃなくて剣な時点で謎だが。
じゃあクラウスに倒されるじゃん。
情報垂れ流しだったのに奈落人形は本物なのかよw
俺を殺してくれええええ。8人目可愛いな今更だけど。

4話 ☆9
初OP。チンピラさん。そうはならんやろ。和泉くんか?
街中で何作ってんだよw そんな非現実なw 縛り方。
マジでこのお遊びにはいつまで付き合えばいいw
拠点特定させるために先生とエルナを利用したのか。
草なんで鎖取れたんだよw 銃が当たったからか? 無理だろw
やっぱ好きだなこのアニメ。

5話 ☆10
エロアニメで草。全員で襲撃したいってなんだよw 遠足じゃないんだぞ。
何書いてるんだよw 草。先生ホモだからな。可愛い。
これ時系列シャッフルか? あほやろ。
てかエルナ館の中で喋りまくってて草。スパイとは。何やってんだよw
極上だ…。若いな。やっと初の映像付きED。

6話 ☆9
スパイごっこ定期。お姉ちゃん...。割れないガラス。可哀想。
いや、これ服への落書きと変わらんだろw 毒を疑え。
マジで毒入ってて草。これにスパイがわざわざ介入して目立つ意味ある?
目指す動機それなりに意味わからんくて草。
一応この国のスパイに関係する人物なのかw
答えるまでもなく繋がってねーだろw リリィ正論じゃん。
極上だ。特殊EDか。

7話 ☆10
胸がデカすぎる。美味しそう。草。リリィあほの子すぎて好き。
クラウスに友達いないとかいう畜生。エルナ喋ってて草。
動物使いかw 7人で負けるとか。ハーレムクラウス。
長所を見出して上げる有能教師。

8話 ☆8
旅行で草。気抜けてるのはお前だろw 灯火に情が移ってきたか?
極上だ…。草。不可能任務後なんか。不可能任務いっぱいあるんかよw
部活の大会みたいなテンションで不可能任務を見てて草。
撃たれてるやん。意味わからんくて草。
わざわざ変装して相打ちさせるとか回りくどすぎる。
いや、こんな時間に仲間割れかよw
このお遊びにはいつまで…って毎回言ってんな。
クラウス気遣ってあげる優しさ。
グレーテは変装よりも頭の良さの方が得意分野か。
グレーテの特殊EDは無いのかよ。最強弱そう。

9話 ☆9
リリィ選ばれなそう。テストのたとえ的確で草。この男怪しすぎて草。
まずい言いつつちゃんと食べる。
殺されるの怖いからビビって気性粗くなってるのか?
自分からスパイですって言ってるようなもので草。
ジビアは長女ではなく守られた側だった? 名推理。急に頭良くなるw
こいつらよりおじさんの方が強くて草。

10話 ☆7
ビッチか? クラウスの前で言うなw 適当な設定だw 今なら倒せるぞ。
メイドがタバコ吸うな。ガバガバ爆弾。鳥はセーフ。

11話 ☆9
そういうことかよw そりゃリリィは置いてかれるだろうなw
なぜ声真似する。フォローなのか事実なのか。哀しき過去。
明日にも死にそうな声。マニュアル人間。そうはならんやろw
運任せで草。ジジイ神エイム。あの日見た光景(ケツ)
そこは極上だ…だろ。なんでそんなケースに入れてるんだよw
だから何で箱に入れるw 知ってた。
灯火メンバーを子供のように見てるわけか。

12話 ☆8
最後は日常回か。俺様回最後までなかったな。茶番回かな。
スパイが民事に介入して変に目立つな。滅茶苦茶で草。
ろうきんでありそうな話。クラウス万能で草。ovaでやりそうな。
クソ野郎で草。恋愛要素が1対1なのがいいな。歌下手すぎ。

曲評価(好み)
OP「灯火」☆7.5
ED「Secret Code」☆7.5
4話ED「Fool on the secret」☆8
6話ED「DON'T」☆8
7話ED「SPARKLEscape」☆7
12話ED「偽りない幸福を」☆2
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

スパイ物は難しい。不可能任務は上手く表現出来るだろうか?表現出来ませんでした!

 最終話(12話)まで観ました。

 最終話は日常回でした。相変わらずシナリオは全く破綻しています。グレーテ達は、あれコレとスパイらしく調べたりしますが、最後はリリィの毒頼みです。

 結局、暴力的アプローチに頼るなら、Aパートのみで充分です。ボスの暗号も意味不明です。

 このアニメは、脚本がゴミなので、日常回で小悪党を懲らしめる話をダラダラやる方が良さそうです。

 ラストの2期に続くョ的なシリアスな引きも全く気になりません。ここまで可愛い女の子キャラを愛でる以外にウリのない作品も珍しいです。

 シナリオの酷さをオカン級の寛容さで許せるなら、オススメなアニメです。

………………………………………………………………………

 8話から11話、愛娘編観ました。

 全話おかしい話ですが、細かいツッコミは、「梨花はわたくしのもの」さんのレビューが参考になります。

 しかし……、トリックは相変わらず酷いです。こんなやり方ではメンヘラ女グレーテさんと言えども、命がいくつあっても足りませんよ。

 しかも、何で警察が介入して来ないんでしょうか?こんなに派手に立ち回ったら、敵スパイを炙り出すより先に逃亡されます。

 警察が無能なのかも知れませんが、一応公権力が介入してきたら、スネに傷を持っている人間は退散せざるをえません。目をつけられたらスパイ稼業もおしまいです。

 ただ、ここまで観ていると、大分キャラクター達に愛着が湧いてきます。

 作画は良いので、シナリオが根本的におかしく、期せずしてギャグアニメになっているのを除けば、良作と言えそうです。ラスト1話楽しみです。
 

……………………………………………………………………… 
 7話まで観ました。4話以降、キャラの掘り下げ回を延々とやるつもりのようです…。

 3話の一発ネタのために作った設定は忘れてしまったんでしょうか?もう、リリーが「肉は7等分!」とか、館内で叫んでいるんですが…。
 
 一発ネタが足を引っ張ってこのような構成になっているのが見え見えで何か盛り下がっています。

 今さらキャラの能力とかを見せられても、3話がなぁ。

 このまま緊張感のないキャラ紹介が続いていったら、好きなキャラを発見出来なかった視聴者には観ていて辛いものがありそうです。

 次回から新展開!?続きが楽しみです。帝国のショボイスパイが出て来そうですが。
…………………………………………………………………… 

 4話観ました。今回は新キャラの掘り下げ回です。新キャラはスパイと言うより超能力者じゃね?なんて突っ込みは野暮です。

 不可能任務がー!とかより、先生と生徒達がスパイごっこしている今回のような話の方が人気出そうです。

 シリアスな話だと、粗が目立つので、今回のように人を殺さない方向で行って欲しいです。

 人が死なないだけで、生徒達の雑な仕込みも許せる気分になるのは不思議です。

 また、不可能任務が始まりそうなので、次回以降心配です。菩薩のような寛容な心で見守りたいと思います。

 ……………………………………………………… 
 
 3話観ました。敵味方のスパイが白熱の騙し合い……?

 帝国が間抜けすぎです。もっと上手い方法あるだろ!後、ネタばらしを全部台詞で説明するの辞めい!

 これは美少女達を楽しむアニメのようです。不可能任務もスパイもオマケでしかありません。

 小学生の考えたような脚本に腹がたたなければ視聴継続しても良いかもです。これからも茶番劇が続きそうなので、寛容な心で見守るとします。

 ゾルゲ事件がー!とか生意気言って申し訳ありませんでした。そんな次元のアニメではありませんでした。

……………………………………………………………………
 2話まで観ました。いよいよ主人公達が死亡率9割の不可能任務に挑むのですが、大風呂敷を広げすぎの様な気がします。

 参加スパイの9割死亡って、一国に張り巡らせたスパイ網が全滅した位のインパクトです。以後の諜報活動は再起不能レベルです。前線の工作員のみをスパイと言っているのでしょうか?

 日本でも、太平洋戦争直前に有名なゾルゲ事件が起きていますが、情報統制にも関わらず、著名人のスパイ協力者もたくさんいたため、当時の人々は報道で事件をある程度は知っていました。

 まして、スパイの卵達が自国の大惨事を知らないなんてあるんでしょうか?正直、国に対する忠誠心が揺らぎかねない事態だと思います。極上の教官が言うほど大した事では無かったのでしょうか?

 潜入先の超重要極秘施設が首都近郊の海岸にあったり(戦争になったら真っ先に狙われるやろ…)、お嬢様に化けて敵国に入国しているのに眼帯をつけたままのキャラがいたり(いくらなんでも怪しすぎる…)突っ込み待ち!?な感じがします。真面目に物語を考えているのでしょうか?

 不可能任務がどんな物なのか、ハラハラしながらも、3話以降が楽しみです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

65.4 3 リーダーで戦いなアニメランキング3位
100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (177)
615人が棚に入れました
合理的で単独行動が好きな中学3年生四谷友助は、
ある日ゲームじみた異世界に転送された―。

すでに転送されていたクラスメイトの新堂衣宇、箱崎紅末とともに
3人目のプレイヤーとなった彼は、命を懸けたクエストに挑むことに。

感情論を排してすべての要素をフラットに、
時には仲間の命すら駒として扱う冷酷な四谷。

襲い来る魔物、厄介な事件、そして暗躍する強敵からパーティの全滅を防ぎ、
このゲームをクリアすることができるのか?

声優・キャラクター
上村祐翔、久保田梨沙、和氣あず未、小市眞琴、斎藤千和
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

あれ?100万ってこんなに面白かったか

一期は酷いアニメも多かった秋アニメの中で個人的ワースト2位(1位はシグルリ)でとんでもないクソアニメだと思っていたのだが、なぜか2期は普通に楽しめてしまった。
勿論酷いところは酷いけど
単純に話が面白くなったのかそれとも期待値が低かったからなのか。

{netabare}
1期の時はよくある痛いなろう系(実際はなろうじゃないが)と思ってたけど、よくよく考えると主人公達めっちゃ弱くて全然なろうじゃないなと。
戦闘も真っ向からじゃなくてどんな手を使ってでも勝つという俺YOEEE系の良さもかなりあった2期だった。
テンポが良く話が動くので先の展開も気になって飽きずに見ることができた。

痛い主人公だと思ってた四ツ谷もちゃんと見れば、全然そうじゃないなと感じた。
一期の時はなろうだという色眼鏡をかけて見てしまっていたのかもしれない
例えば最終話のもう一人殺しているから人を殺していいのか葛藤するシーンなどは良く出来てたと思う。
決して人の感情がない主人公ではない。
要するに心の中では不要な人はいなくても大丈夫だと思いつつ、実際にその場面がくると人を殺すことを戸惑う主人公、と意外としっかりと心情描写が出来てる気もしてきた。
それにだんだんと主人公がこの思想はよくないと矯正されて行くような物語にも感じて、最終回のビルの上でのシーンは良かった。
一期の時は心情描写がなってないアニメだ、と思ったけど、決してそうではないなと感じた。

それと、クエストごとに向こうの世界だと年数がかなり経過しているという設定も、具体的にそういうことを表現するシーンはなかったとはいえ、カハベルさんの辺りとか、やるせなさを感じられて良かった。

まあ、逆に駄目だった点というと展開がガバガバなことかな。
津波回や戦闘にたまにご都合だなぁと感じてしまうぐらい。

正直、作画がもうちょっとよければここまで駄作のように言われることはなかっただろうなとも思える作品。

{netabare}
13話 9/10
何でこのアニメが2クール放送されるんだw
主人公こんな能力あったっけ。なろうタウン。
カハベル15年たってるけどかわいいな。むしろ今の方が。
この金髪明るすぎる。
主人公こんなまともな奴だっけこのアニメ。
思いっきり不倫してるカハベルw
主人公がゲームマスターに疑問を持つところも良かった。
カハベルに対して子供老けすぎだろw
あれこんな面白かったっけこのアニメ。
熊本城か?w 面白そうなミッション。

14話 6/10
主人公らめっちゃ弱いイメージあったけど以外と戦えるのか。
別アニメが始まった。
挿入歌良いじゃん。紫髪男かよw
オーク強すぎる。
けどこれが残り14体ならすぐ倒せそうw
サンザの演説シーン良かった。
これ主人公裏方に回るのかな?
ネーミングセンスが。
たまに主人公が痛くなるのやめてくれや。 

15話 7/10
銃有能。ライスの死雑すぎだろw
ほんとにゴブリン計15体って余裕そうw
クイーンも可哀想だな。人間が悪と言われると微妙。
ほんとに普通に面白くなってきたな。

16話 2/10
手抜き作画。この紫髪男かよ。
これ全滅することはもうなさそう。
謎津波。シュールギャグアニメか?
災害も利用しようとしてるのはこの主人公らしくていい。
目的を達成するために手段を選ぼうとしないのも
謎ドラゴン 今回酷い

17話 9/10
人間が悪系? もう主人公側の全滅の恐れはなさそう。
は? なにこれ。謎ピー音といいえ、私はすね毛です。
唐突な下ネタいらねえw 人質か?
ドラゴン空気。
アニメで腹筋ちゃんとある女キャラ珍しいw
唐突に感動要素的なの出されても笑うわ。
オークを殺すところの何とも言えない雰囲気は良かった。
女王じゃないほうのオークがマグマに沈むところはちょっと感動した。

18話 7/10
この主人公達だとあのレベルの強敵出てくると立ち向かうすべがないよなぁ。
唐突にギャグアニメが始まった。
なんであおゆはあいつが黒幕ってことわかってるんだよw
アニメないのキャラだけが状況を理解してる。
あのハゲは放置? アイツって1クール目のラストの人? 

19話 8/10
なんだこれw
ぼくリメが始まった。
他にもプレイヤーいるのか、この展開は面白い。
カハベルさんの話儚いな、時の進みがこっちの世界だと早いの。
やっと主人公まともな職w 
20話 今度はゾンビか。お前一期で人殺して狼狽してたじゃん。村もう滅んでそうだな。どう考えても閉じ込められるだろw 地下牢に閉じ込めたこと喋るなやw 6/10

21話 7/10
作画が死んでる 勇者とはw
てか結局このアニメ俺YOEEE系だし魔物全然倒せないもんな。
これこの狭さなら全然間に合わんだろw
このおじさん結局いい人じゃないか
こいつら村長に追い出された元人間ってオチ?
山ちっさくなりすぎやろ。

22話 7/10
これ村人に殺されたんかな?
まあそりゃ恨み買ってるしな
死んで変にお涙頂戴しないのはいい。
テンプレ推理だけどたんもしよりは推理してるw
その発言をした証拠がないけどw
これが雛見沢症候群ですか

23話 7/10
子供を殺すのは良くない
こいつ生きとったんか。 
年数経過してるのなんかやるせないんだよなぁ。
こいつら強い。に比べて主人公達は... 
魔力設定こんなふうに活きるのか
デスルーラか?w 
入れ替わってるから偽物言われたってことか?
本物殺されてる?

24話 8/10
たんもしよりは探偵してる。
こういう荒唐無稽なオチ嫌いじゃないよ。
村長優秀かよ。
ほんとなろうっぽいのに俺YOEEEだなこれ
めっちゃ痛そう。
魔物不通に倒すじゃんw
あの紫の子は殺したのにこいつは殺さんの?
こういう人を殺すか殺さないかで結構葛藤するのはいいな。
ここ結構テーマになってるのか?
結局死ぬんか。
ザグロスだとニューエデンがザグロスに乗っ取られたみたいじゃんw
なんか期待値低いからか二期面白く感じたわ。
1期OP好き
100万以上いるだろw 
{/netabare}

曲20段階評価
OP「Baddest」4.5/10
ED「Subversive」7.5/10
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

・・・ガバガバでグズグズでグダグダ・・・でも、いいポイントもある。

いやー、実際私は評価は甘い方だと思うんですよ。
よっぽど合わないと思われる作品、興味のない作品は回避することはもちろんあるのですが、見始めたものは最後まで観ようと努める方だと思います。

で、こちらの作品。
1期もちゃんと見ましたよ、ええ見ましたとも。
そして、確かに「むむっ・・・。」と思う点も少しはありました。
いろいろと言いたい点もあったのですけどね。

2期決まっていたという事で、少しはリソースが増量され、良くなっている点が増えているのではないかと期待をしてみたのですが。。。
いやぁ、悪いとこばっかではないのですけれども、ですねぇ。
う~む。

評価項目順に書いてみるとすると・・・。

物語:ガンツ系と言ってすべての人に伝わるかどうかは解りませんが、そのために究極的な「謎」は「なんじゃらほい?」のままです。
ただし、物語自体は今まで通りのパターンで進捗していきます。
2期の第1話の入り口「ほー、ここから入りますか」と正直、少しセンスの良さを感じたのですけれども・・・。
今期は大まかに2エピソードでしたね。
これが、いたるところがグズグズ、グダグダ、ガバガバなんですよねぇ。
雑というか、無理やりというか、適当と言うか、なんて言えばいいのかなぁ。
ただし、セリフ回しや、展開に「おっ!」とか「ほー」とか、琴線に触れるポイントがある事も事実なんです、ありがちなパターンも多いのですがね。
こういうムラのある作品というか、これって、誰の責任なんでしょうかねぇ。脚本の方なんでしょうか、監督さんなのでしょうか。
よくわかりません。
あとは、この作品の個性と言えばそれまでなんですが、主人公たちがよく〇んじゃいます。
全員同時じゃなければ、何とかなる的設定で、割と雑に〇んじゃうので、なんだかなぁ、です。
それに、サブキャラ的な皆さん他も、割とアッサリ〇んじゃいます。
「えええぇ~~~っ!!」と骨折を知らされたテイオーのようになってしまいますが、そうなんです。
そして、さも悲しげに・・・。
いや、確かに当事者になればそうだとは思うんですが、あれだけあっさりと〇んじゃうと、感情移入も忘れてしまいます。
まぁ、リアルでも人の〇っていうのは、そういうものかもしれませんけどね。。。逆にリアルなのかも・・・。

作画:まぁ、普通ですねぇ。
あえて言えば、普通よりちょい悪でしょうか。
キャラクターがえらく小綺麗に描かれている時と崩壊とは言いませんが雑に描かれている時の差がはっきりと感じ取れますねぇ。
モンスター系の作画は「リトライ並み」ですねぇ、誉め言葉にはならないかなぁ。
まぁ、こちらも「えらくムラがありますねぇ」と言うのが率直な感想です。
これって誰の責(ry

声優:まぁ・・・これも大多数はフツーですかねぇ。
ただし、一部「不通」の方もおられましたねぇ。
ああ、意味のない、訳の分からない表現をしてしまった。
こちらも、あえて言えばムラがありましたねぇ。
これって(ry

音楽:まぁ、普通でしたねぇ。
ただ、合う人にとっては、悪くないという評価にもなりうるとは思いましたねぇ。
主にOP/EDのお話なのですが。

キャラクタ:まぁ、これは、これとして受け入れましょうかねぇ。
なんか唐突に新キャラが仲間に入ってきた感もありましたが、どうですかねぇ。
仮に続くとして、さらにキャラインフレしていくのでしょうかねぇ。
丁寧に描かれている時の女性キャラはまぁまぁ魅力的に見えることもあるので、そこは狙っているんでしょうかねぇ。
百合的キャラも登場しましたし。


さてと、総合的な評価なんですが・・・。

何でこんなに全体的に「ムラ」が目立つ作品作りになっているのかがわからない。
せっかく、ちゃんと琴線に触れるような、ポイントがあったりするのにもったいない。
メイン主人公の四谷友助のヒネタ個性はなかなかにユニーク、また、たまに自問する問いはなかなかに哲学的というか深いものもある、なのに活かし切れていない。
ゲームの時間とリアル時間のズレなんていうのはアリがちだけれども、今作の中でも感情が動くいい設定だったし、ショートレンジだけど伏線の回収もちゃんとできてたりで、いいポイントも間違いなくあるのに・・・。
2エピソード目のラスボス系も、私は少しびっくりしたし、上手なポイントもあるんだよなぁ。

と、まぁ。
全体的には「惜しい」とも言えないようなレベルであることも事実なんだけど、一応、最後まで観ることはできました。

あ、タイトル回収的なものはオーラスにありました。
少々、ボヤんとしていたけれどね。

はて、さて、こちら3期、続きは作られるのでしょうか。
できるとすれば、観ることもあるかもしれないけれども、ダラダラ系になりそうなので、どこかで線を引かないとダメかもね。
あとは、大化けするか・・・。

興味のある方はご覧になってみて下さい。
いろいろな「ムラ」に耐えられればいいポイントも見えてくるでしょう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あれ? 面白い? いや、そうでもないか。ん? なんか面白い、、、ような気がしないでもない気もするけど勘違いなのかもしれない(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ああ、1期よりは確実に面白くなりましたよ(笑)

ただ、本当に面白いんだか面白くないんだかが、実に微妙な作品で(笑) グッと惹き付けられる展開が続いたと思ったら、パッと手放されるような、ツンデレ感(笑)

作画がな~。いや、作画が大事な作品ではないんですが、ここまで酷いバトルシーンが続くと、シリアスが薄れるんですよね。ギャグになっちゃうというか。

1期から2期と、キャラクターも成長してストーリーもきちんと流れているので、これは続編を観たいと思える作品でしたね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、1話目の掴みはとても良かった。1期の中で最高のキャラだったカハベルさんを、こういう形で使ってくる(あえて、「使い潰してくる」と表現しても良い)のは予想外だが、素晴らしい。切なさと深み、つまりは説教力が一気に増した。

そこから続くオーク編。何が正義なのかという問いかけ。

作中にあった「自分の無力さを自覚すれば、手段は正当化される」という言葉。なるほどとも思うが、そうは生きたくないなとも思った。つまり、考えさせられる話。

他にも、バトルそのものの面白さや予想を裏切られる展開など、面白さは散見されていた。

ただ、熊本城、地震、噴火、津波。あからさまな日本のオマージュ。そう考えると、オークは外国(アメリカ)の比喩か。

作中では、村人もオークも、ともに悪の部分が描かれた。村人は、自ら保護を申し出ておいて供物を渋り、裏切る存在として。オークは家族(同種)は無条件に大切にするが、異種は自らへの供物が切れた瞬間に滅ぼす存在として。

このアニメに限らないのだけれど、アニメを現実逃避の手段(ゲームとか遊園地、小説なんかと同じモノ)として楽しんでいる身からすると、政治的な意味合いやメッセージが強くなりすぎると(その主張がどんなものであれ)、シンプルに楽しめなくなる。異世界ファンタジーみたいな作品だと、なおさら嫌かな。少しここで評価を下げた。

中間、地元の話で主人公のキャラクターに味が出たし、世界の謎も少し明かされる。

後半は、ちょっと流し見てしまった部分もあったけど、残酷さが際立ち、騙しの要素もありながら楽しめた。カハベルさんとは違う形で、前回のキャラを出すのも上手い展開かと。

最終盤はやや駆け足かと思ったが、じゃあこれ以上どこを削れたってわけでもないんで、キリよく終わらせるにはしょうがなかったのかなと。

良さと悪さがハッキリし、好き嫌いもハッキリ分かれそうな作品だけど、個人的には、☆3.5くらいつけても良いくらいには楽しめた。

3期への期待も膨らむラストでしたから、物語の結末まで観たいと思います。。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
あれ? 面白い? 15年か。やや深みが出てきた。

2話目 ☆3
たしかに、このシステムでの鍛冶屋スキルは強いな。

3話目 ☆3
なんか、構成おかしくない? ライスの回想は、もっと前でしょ。死亡フラグ甚だしい。

4話目 ☆2
熊本城、地震、噴火、津波。難しい話だな。頭を上げないメリットは分からないが。自分の無力さを自覚すれば、手段は正当化される。なるほどとも思うが、そうは生きたくないなとも思う。日本に対するメッセージがやたらに強いな。オークは外国人なわけだ。こういう、政治色が強すぎる話は、難しいな。アニメはシンプルに楽しみたいのだけど。

5話目 ☆2
あまりオーク側を美化すると、それも違うよ。オークだって、数増やしすぎて自滅しているわけだし。共生大事ってことだな。

6話目 ☆3
なんかこう、色々が大雑把なんだよな。

7話目 ☆3


8話目 ☆3
作画は相変わらず。んで、色々陰謀?

9話目 ☆3


10話目 ☆3
魔法剣士、強そうだ(笑)

11話目 ☆4
なんとなく、面白い気がしないわけでもない。

12話目 ☆3
100万の命の上って、そのまんまの意味なの? ていうか、東京とかだと「たった100万?」と思っちゃうけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

62.8 4 リーダーで戦いなアニメランキング4位
チェインクロニクル ヘクセイタスの閃(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (136)
584人が棚に入れました
世界のすべてを記述した本“チェインクロニクル”を巡る物語。

最果ての大陸“ユグド”。
住人達は自分たちの住むその大陸が、世界の広さのすべてだと思っていた。 大陸はいくつかの領地に分かれ、それぞれの地に王が存在していた。 各勢力によって、小規模戦闘が起きる事はあっても 諸王たちの円卓会議により選ばれた“盟王”によって、バランスが保たれていた。暗黒の魔物“黒の軍勢”が現れるまでは—。

「全ては闇に覆われる…」黒の軍勢に挑んだユーリ率いる義勇軍だったが、力及ばず敗退。
さらにはチェインクロニクルの半分を黒の王に奪われてしまう。
黒の王によって占領されてしまった王都。その王都から撤退する最中、ユーリたちはたった一人で黒の軍勢と戦う少年と遭遇する。

この世の全てが記述された本“チェインクロニクル”をめぐる、
黒の軍勢と義勇軍たちの世界の命運を懸けた戦い、そして“キズナ”の物語が、始まる-。

声優・キャラクター
石田彰、佐倉綾音、内田真礼、豊永利行、内田彩、今井麻美、小岩井ことり、緑川光、佐藤美由希、日野聡、伊藤美来、柳田淳一、村川梨衣、大坪由佳
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

まるで、全話が総集編(テンポの早さが異常)

「うたわれるもの」「ティアーズ・トゥ・ティアラ」などが好きな方は合うかもしれません♪

ソシャゲ原作アニメ。雰囲気は、古き良きSRPGといった感じ。キャラデザや世界観は、「スペクトラルフォース(ゲーム)」や「ジェネレーション・オブ・カオス(ゲーム)」に似ているかな。

ちなみに、原作は未プレイです。

《以下ネタバレ》

【各話感想】
{netabare}
1話目
いきなり、最終回?(笑) 戦後を描きたいのかな。でも、私は仲間が集まってくる過程が好きなので、1話以前を観たいかもw 超小規模の行軍w

2話目
なんか、ホントはどのキャラにも設定が詰まってるんだろ~な~、という感じ。バトルは相変わらず凄いけど、キャラを掴めてないから、おいていかれてる。

3話目
展開が超早い。ブルクハルト闇堕ち。これは姫さんの失策でしょ、普通に。ブルクハルト可愛そう。

4話目
また、キャラ増えた(汗)

5話目
己の影との戦い。よくある話。

6話目
スペクトラルフォースの大蛇丸って感じだな。まっ、また新キャラが。

7話目
フィーナの独白は良かった。少しはキャラが深まったかな。

8話目
さあ、ついていけなくなってきたよ。

9話目
いつのまに、毛まみれが守護竜に?

10話目
バトルしてるねー。

11話目
今回は、なかなか面白かった。

12話目
え? ここで、サービスシーン? ギャグかい(汗) よく分からないままに大決戦が始まり、よく分からないままに黒の王が良い人になり、よく分からないままに終わった。なんだ、このアニメ?
{/netabare}

【ソシャゲRPG原作アニメの課題として】
{netabare}
最近、ソシャゲRPG原作のアニメって多いけど、共通する課題として「キャラが多すぎる」「ストーリーが希薄」であることが挙げられると思います。

私は一作しかまともにソシャゲやってないけど、あのジャンルはアニメにするのが難しいなと思いました。

やっぱり、ガチャをたくさん回してもらうためにはコレクション要素を付加しないといけないから、どうしたってキャラは莫大な数になります(武器の数が膨大になるゲームはアニメに向いてるかも)。しかも、どのキャラ(カード)を使用しているかによって、プレイヤーが誰に感情移入しているかは千差万別で、その扱いの比重が難しいです。基本的に販促&ファンサービスがメインであろうソシャゲアニメで、現役のプレイヤーから不評を買うのはどう考えても得策ではありません。従って、たくさんのキャラを浅~く撫でていくだけのアニメになりがちだと思います。

また、ソシャゲにおいてのストーリーって、ホントに「オマケ」的な要素しかないのに、そこをメインにしていくアニメにとっては、かなり食い合わせが悪い。私もソシャゲやってた時、ストーリーなんて楽しんでいたのは初心者だったときだけで、あとは体力使いきるだけの作業になっていましたし(会話も全部ショートカットでとばしてました)。

結局、ソシャゲのメインってユーザー同士のバトルにあると思うけど、ストーリーをメイン楽しんでいるユーザーなんているのかな?(そして、ストーリーをメインに楽しんでほしいなんて思っている制作会社なんてあるのかな?)

それに、ソシャゲって(人気と収益次第だから)いつ配信終了になるかわかならないのと同時に、いつまで配信し続けるのかも分からないコンテンツなので、ストーリーを「完結させる」という概念自体がないと思います。だから、「いつでも終わらせられるように」「いつまでも終わらせないように」、ストーリーを水増ししてダラダラ続けるか、ひとつのシリーズが完結した時点で「新たな敵」「真の敵」を出して、ストーリーを継続させていくことになるのでしょう。

これらの要因からして、ソシャゲは、キャラ>>>>>>ストーリー、といったバランスになりやすいコンテンツなのだと思います(というか、個人的には、ソシャゲには、ゲームに対してもユーザーに対しても「愛」がない感じで嫌いなんですよね。あるのは、いかにガチャを回させるかという「知恵」だけだと思いました。まあ、一作しかやってないから、他のは分かりませんが)。

基本的な概念として、本来は、ストーリーや世界観の中でキャラを考えるべきですが、ソシャゲは、キャラの組み合わせでストーリーを構成するのでしょう。

そんなソシャゲRPG?アニメとして、ひとつの正解を出したのが、「刀剣乱舞 花丸」だと思います。あれは、ソシャゲのキャラや設定だけを持ち出し、日常系にシフトしたので、変なイライラはなかったです。

もっとも、「神撃のバハムート」も成功例だけど、あれはアニメとしてのクオリティと独自性が高すぎて、本来の目的であろう販促になっているのかと、他人事ながら心配になりましたw
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
いや~、面白くないw

よく分からないままにストーリーが進み、よく分からないキャラが仲間になり、よく分からないうちに大決戦がはじまり、よく分からないままにラスボスが良い人になり、よく分からないままに終わった。なんだ、このアニメ?

ジャンルは大好きなんだけどね(苦笑)

本作は、アニオリキャラのアラムを主人公に据えて、黒の軍勢との戦いや裏切った仲間達との絆を描いたアニメです。こんだけキャラ数が多くなると、アニオリキャラを主人公にするしかないから、それ自体は全然良いし、むしろ正解だと思います。

作中、ただの少年に過ぎなかったアラムが、各国の王や名だたる戦士達に認めれ、討伐軍の主格になるシーンがあります。そのきっかけは、黒く染まったチェインクロニクルを白く染め直した、ということなのですが、なるほど、分かりやすい装置ですね。こういうのって、例えば、「誰も抜けなかったエクスカリバーを抜いたから勇者」と同じ公式で、否応なく、経歴や資質、実力などを全てぶっ飛ばし、有無を言わさず勇者になれる装置なんですね。

それも王道だから、別に良いんです。とにかく、素材は良いのに、演出がダメ過ぎただけなんです(これは演出の力不足というよりは、ソシャゲ原作の宿命みたいなものかと)。

唯一楽しめたのは、終盤(11話)の、闇堕ちブルクハルトとユリアナのバトル。ユリアナの高潔な強さと情けのバランスかな。ブルクハルトを素直に誉め、感謝を述べつつも容赦なく一撃で倒し、骸にマントかけるところとか、「騎士」って感じで好きでした。ただ、ユーリのことは頑張って救い、ブルクハルトは容赦なく切り捨てるとか、それが「義勇軍」と「騎士団」の性質の違いといえばそうなのかもですが、ややブルクハルトが不憫に思えました。そもそも、闇落ちの経緯にしたって、むしろブルクハルトの方が同情できると思うけど(かと思ったら、ブルクハルトはアニオリキャラですか。なるほど、使い捨てしやすいわけですね)。

あとは……Cパートの「ちぇいん黒にくる!」の方が本編よりはまだ面白かったです。

あとは……うん、もう観る点がないな。

私は、初期の「スペクトラルフォース」や「ジェネレーション・オブ・カオス」が好きで、(OVAではなく)テレビアニメ化して欲しかったんだけど、多分、こんなアニメになっちゃうんでしょうね。キャラが100人単位でいるから(苦笑) んじゃ別に良いや、と考えを新たにしました。

(原作ファンからの)批判を覚悟し、どこかの勢力に肩入れし、ストーリーを小さく絞らない限り、ソシャゲRPGアニメのヒットはないんだなと思いました。もしくは、50話以上かけてやる覚悟をもつか。

また、後述の余談でも触れていますが、かなり、「ロードス島戦記」の波動を感じたました(劣化してるけど)。まあ、日本の古典派ファンタジーは、多くの作品がロードス(というか、指輪物語やダンジョン&ドラゴン)の影響を受けてるけどね。
{/netabare}

【総括】
誰が誰で誰となぜ争っているかがよく分からなかった。

「キャラを出し過ぎて深まりが足りない」「敵に魅力がない」「ストーリーのぶつ切れ感」「よく分からないけど壮大な世界観」「なのに戦闘作画だけはやけに動く、金のかけかた」

上記、「ソシャゲアニメの課題」に、まんまどっぷりとハマっているアニメかな、と。

CMを観た時は面白そうだと思ったんだけどな。あぁ、「天鏡のアルデラミン」のような正統派ファンタジーや、「灰と幻想のグリムガル」のようなしぶいファンタジーは、何処に、、、。

個人的には、第1話の前(ユーリが義勇軍を立ち上げ、連合軍のトップになるまで)の話の方が観たかったかな。

【余談~「チェインクロニクル(黒の軍勢)と、「ロードス島戦記(暗黒の島マーモ)」との違い~】
{netabare}
名作「ロードス島戦記」の悪役である、「暗黒の島マーモ」では、国教として「暗黒神ファラリス」が信仰されている。「ファラリス」の教えは「汝欲するところを成せ」であり、そこでは全ての欲望が肯定される。そのため、盗賊や悪人などによく信仰される神であり、破壊や略奪すら肯定され、一見すると、「チェインクロニクルの黒の軍勢」と同じように見えるけど、深みが全く違う。本来「ファラリス」が司るのは「自由」であり、マーモの島民にしても、「精神の自由」を求めるだけの、平和な島民は数多くいる(この辺は、善良なイスラム教徒と、イスラム過激派との違いに近い)。また、ロードス本島においても、「圧政からの開放」などから、「自由」を守護する「ファラリス」を信仰する民もいる。

マーモは確かに邪悪な国家で、破壊や略奪、暗殺などなんでもござれではあるが、そこにはロードス本島から虐げ続けられた(神々の時代に呪いの拡大を恐れた光の神によって、ロードス本島から切り離された経緯や、近年では、罪人の流刑地として利用されるなどの)歴史があり、ロードス本島を侵略するだけの確かな動機がある。また、侵略を目的化している狂信的な人物もいる一方、侵略は手段に過ぎず、ロードス本島の国家を隷属させ、自らが甘い汁を吸いたいだけの輩も多い。

いずれにせよ、悪役には悪役なりの信念や目的があり、納得できる部分も大きく、魅力がある。

ところが、この「チェインクロニクル」の「黒の軍勢」には、それが無い。いや、本当はあるのかもしれないけど、少なくともアニメを見る限り伝わらなかった。

全てを破壊し、土地を腐らせ、彼らは何を得るのだろう。

多分、黒の王は、ロードス島戦記でいうところの「カーディス(神)」に値するのでしょう。(ロードス島もあるフォーセリアの神話では、世界が本当に煮詰まると終末の巨人が表れ、世界を滅ぼすという。そして、世界を滅ぼした終末の巨人は、次代の始源の巨人となる。全ての神々は始源の巨人の死体より生まれるが、唯一、カーディスだけは終末の巨人に属し、徹底して世界を破壊し尽くすのがその役割である)。

再生の為の破壊。

それ自体はファンタジーの悪役にはよくある設定だし、王道なんだけど、如何せん、「黒の軍勢」は部下全員が世捨て人且つ妄信的過ぎて。「黒の王」のように崇高な?目的を持つのではなく、また、そんな「黒の王」の理念に賛同したのでもなく、ただの闇堕ち、世界憎し! の一念だけで動いているから、薄っぺらく一元的で魅力がない。そして最後には「実は黒の意思に操られてただけ」って、なんだそりゃ。あり得ないくらい魅力が無い。

ある意味では、「死にたくない」という単純な欲求から「黒の軍勢」に加勢する愚民達が一番説得力があったかもw

敵に魅力がない、敵国の理念に納得がいかない、というのは、こういう国家間の争いを描くアニメにとっては致命傷になると思う。

尤も、どうせガチャを回してもらえればそれで良いんだろうし、アニメなんて、税金対策か、少し長いCMくらいにしか思ってないのだろうから、良いんだけどさ、別に。

やはり、色んな意味でソシャゲには、様々なものに対する「リスペクト」や「愛」が感じられず、好きになれないな(アニメ制作会社には、罪はないと思う。私は、アニメには愛がある方だからw)。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

歴史は繰り返す…だから飲み込まれないように抗うんだ…

この作品の原作ゲームは未プレイです。作風的にテイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(第2期)と被るなぁ…と思っていましたが、自らの手で悪を滅しようとする基本路線はやはり同じでしたね。
でも、視聴は決めていました…何といっても東山さんのソロデビュー曲作品でしたから。
主題歌を歌うという事は、きっと声優さんとしても出演されるはず…
それにあやねる、内田真礼さん、小岩井さん、井口さんといった豪華声優陣を知ったら、私の中で「視聴しない」という選択肢は既にありませんでした。

ジャンルがファンタジーでラスボスを倒し悪を滅するというストーリーですが、ストーリーはテイルズよりこちらの方が重く感じました。

テイルズは「ゼロから集めていく」物語ですが、こちらは「全てを失ってから」始まる物語なので…
慢心していた訳でも準備を怠った訳でも無かったと思います。
ましてや相手の力を見誤っていた訳でも無い…
ただ、自分の力があと少し相手に及ばなかっただけ…

でも…だからこそ勝負は残酷なのです…
どんなに拮抗していても、勝ちと負けの間には絶対に越えられない壁があるから…
そして結果しか見てくれない人が世の中に大勢いるから…

「こんな筈じゃなかった…」後悔しても元の木阿弥…
全力を尽くして身体も心もボロボロ…
そんな義勇軍に対する世間の風当たりはあまりにも冷たすぎました。

そしてその傷は義勇軍内部にまで浸食し、結果義勇軍は事実上の解体…
それに黒の拡大を防ぐ希望だった妖精ピリカまで行方が分からなくなってしまいましたが、そんな最悪の状態でも義勇軍には一筋の希望の光が差し込みました。
アラムが同行してくれる事になったからです。
まだ若くて技術も粗削り…でも義勇軍のリーダーであるユーリに出会い、彼の勇気に触れた事でアラムを強く突き動かしたから…

でも光を得るために支払った代償…決して安くはありませんでした。
そもそも支払う必要なんて無かった…
心が折れたから…?
誓った忠誠は嘘じゃなかったのに…
この結果がもたらしたのは最悪の連鎖と喪失…

正直この時点でブラックエンドも有りだと思ってしまいました。
多くの仲間を失い、戦意を喪失させられた義勇軍に残されたのって何…?
そりゃ、残っている戦士の一人ひとりは粒揃いの精鋭ばかりです。
千の軍勢で万の軍勢だって相手にできるでしょう…
でもそれは絶対に揺るがない心の拠り所があったから…

だからこれまで通りじゃダメ…
一人ひとりが変わらなきゃいけない…
変わるのって簡単な事じゃありません。
でも義勇軍は変革を選択するんです…
絶対に全部諦めないと約束したから…

ここからの義勇軍の躍進はめざましいモノがあったと思います。
でも義勇軍が躍進する、という事は同時に痛みを背負うという事…
向き合うべき人が真摯に対峙する展開は王道ですが相当見応えがあったと思います。

義勇軍は本懐を果たせるのか…?
最後まで目の離せない作品でした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ナノさんの「MY LIBERATION」
エンディングテーマは、東山奈央さんの「True Destiny」
東山さんは、これまで「神のみ」のカノン、「きんモザ」のカレン、マクロスΔのレイナなど、数多くのステージに立ってきたのにデビューが今だなんて…少しビックリでした。
デビューに当たってのインタビュー記事を拝見しましたが、声優として軸がぶれない姿勢…流石です。

1クール12話の作品でした。
全部には全部で応える…ラストまで超王道的な作品でしたが、見ていて気持ちが熱くなりました。
テイルズもですが、2017年冬アニメの原作がゲームの作品って、どれも作画が半端なく綺麗でした。
この作画だけでも視聴する価値は十分にあると思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

29号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

このアニメ誰得?

原作はセガゲームスから配信されたスマートフォン向けのオンラインカードバトルRPG。

ストーリーは

最果ての大陸「ユグド」。突如現れた暗黒の魔物たち「黒の軍勢」によって、 大いなる危機が訪れようとしていた。このユグドの危機を打開すべく、 ひとりの名もなき戦士が、義勇軍を結成して立ち上る——。(公式サイトより)

らしいです。


私はゲーム未プレイで何の予備知識も無く視聴しましたが……ここまで酷いと思ったアニメは久し振りです。

1話途中で視聴を終了しました。


まず1話開始5分程で、間違って2話から見始めてしまったっとガチで勘違いしてしまうぐらい唐突に物語が始まります。

ボスっぽいやつと戦っていて、そのボスっぽいやつの事をヒロインっぽい女の子がお父様と言う始末(笑)それだけで???なのに、色んな専門用語が出てきて何がなんだか…。

その後ファンタジー系のアニメでは冒頭でのお約束の買い物シーンがあり、カゴ一杯のリンゴを金貨2枚で買うけど、これが高いのか安いのか今一つ物価の比較が出来ず…。一応値上がりし過ぎって言うセリフがあるけどよく分からず。

ここで視聴を断念しました。
ストーリーとか世界観以前の問題です。

原作を知っている程で視聴しないと全く話についていけません。よくこんな身勝手なアニメを作ったなぁって思います。

もし視聴を考えているのであれば公式サイトなどで予備知識をしっかり入れて見ないと置いてけぼりになりますのでご注意を。

このアニメ誰得?って思ってしまう作品です。

一応評価はオール3ですが、評価以前の問題ですのでオール3にしてますので悪しからず。

私は視聴しない事をオススメします。はっきり言って時間の無駄です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

63.6 5 リーダーで戦いなアニメランキング5位
七つの魔剣が支配する(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (132)
436人が棚に入れました
舞台は名門・キンバリー魔法学校。 ここでは卒業までに2割の生徒が、魔道の探究により再起不能や行方知れず、または発狂した末に死に至る。 いわゆる、“魔に呑まれる” という——。 その入学式、覚悟と共に学園の門をくぐる1人の少年・オリバー=ホーン。穏やかで理性的だが、その胸の奥底に秘めたる意志を感じさせる。そんな彼を中心に、様々な出身、背景を持つ少年・少女たちがこの学校に集い、魔法使いとなるべく切磋琢磨していくが、魔境と呼ばれるキンバリーの脅威が彼らに牙をむく。 仲間と出会い、様々な困難に立ち向かうオリバーを待ち受ける運命とは——

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

俺たちの茶番はこれからだ!キンバリー魔法学校は全てが茶番の地獄ってこと?

 最終話(15話)まで観ました。2023.10.15

 サキュパスパイセンは、何やら古の契約により、昇天しました。噛ませ犬のミランダパイセンは、触手でめちゃくちゃに殺られましたが、大丈夫だった様です。しぶとい奴ですねぇ。

 いきなりフタナリのカルロス先輩との因縁が〜とか言われても困りますねぇ。キンバリーならこれが当たり前ぇ〜で片付けるので、全てが茶番に観えます。セリフで説明しないでよ…。

 結局、主人公たちは何もしてないやん…。なんだろうこの、意味が無かった感は?オリバーの復讐も、どうでもいい脇道にフラフラしているので霞んでいます。

 壮大な話っぽいのですが、とっ散らかった話を回収する前に打ち切りになりそうな煮えきらなさを感じます。

 魔に飲まれるといっても、キャラがみんな普段からイカれているので、ワザワザ闇堕ちしなくてもと思います。

 強ければかなり悪さをしてもOKで、先生達も平気で生徒を殺しにかかる様な学校で魔に飲まれる意味とは?

 面白くないわけでは無いのですが、何かこれじゃない感があるファンタジーでした。

 「大重」さんがレビューされている通り、この世界の人々の価値観が良く分からないため、感情移入がしにくく、ただ視聴者が眺めているだけになっているのが良くありません。

 ラスト、サキュパス先輩の闇堕ちも、犠牲者が出ているのに関わらず直ぐに皆んな興味を失うとの描写がありましたが、一事が万事この調子で、事件が起きても全てが茶番として処理されるのは、何とも言えない雰囲気です。

 結局、茶番なので視聴する必要も無い様なアニメに仕上がってしまったのは残念でした。

 物語で一番重要なはずの主人公オリバーの復讐譚も、「ヘェ~すごいでござるねオリバー、拙者も先生達を切ってみたいでござった。」で流しそうな人間性の欠落したキャラばかりなので、緊張感もありません。

 終始、何を観せられているのか?という雰囲気なので、あまりオススメのアニメとは言えないです。

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 14話まで観ました。2023.10.07

 後1話で最終回です。変則ワンクールだった様です。サキュパス先輩推しの話が続きます。

 ゆっくりサキュパス先輩の過去を回想していきますが、みんなそんなにサキュパス好きか?

 この魔法学校、キレるとすぐに同級生を殺すので闇落ちしなくても良くね?とか思います。強きゃ良いんだろ?

 先輩がどうなるのか別に気にはなりませんが、最終回楽しみです。

 主人公達に一撃されて、ごめんねぇからの復帰になりそうですが、今までも茶番劇が続いているのでそれもありかと思います。

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 11話まで観ました。2023.09.17

 後1話でワンクール終了ですが、物語の展開がものすごく速いです。

 9話、10話で仲間とともにダンジョン探索して、先輩からラボを貰って、BBQしてお泊り会して、11話でイキナリ仲間の親戚が名家のボンボンとともに喧嘩をふっかけてきて…。

 仲間がハーフエルフだったり、敵が人狼だったり、ボンボンが俺は家柄が良いから偉いのだぁと言いながら襲ってきたり…。

 しまいにゃ、先輩が闇落ちして、モジャモジャモンスターに仲間達が拐われて…。

 う〜ん。原作小説はもっとゆっくりなのかな?ポンポンと驚天動地な展開が襲ってきて、何か消化不良な感じです。

 原作のストーリーラインをなぞっただけのような展開は、賛否ありそうです。

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 8話まで観ました。2023.08.26

 5話で1話の伏線を回収して、悪いパイセンを倒し、6話でいきなりオリバーの復讐劇が始まり、7話で仲間のメガネが性転換し、8話でイキリ関西弁野郎とバトル…。何がしたいん?

 学園モノは、無制限にキャラを出せるので、上手くやらないととっ散らかるんですが、まさに沼にはまっています。

 オリバーも学園生活をエンジョイするつもりなのか、復讐するのか、場当たり的なので、緊張感がありません。

 復讐するつもりなら、もう少し目立たない方が良いのでは?どうも女侍を始め、キャラを持て余している印象です。
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 4話まで観ました。 2023.07.31

 横暴な同級生、上級生魔導師達にコロシアムでザマァ展開なのですが、そもそも何故に魔導師達はこんなにイキってるのか背景が良く分かりません。

 魔術師達は、良く分からんけど強い神獣が出てきたら、もう駄目ぽ〜。゚(゚´Д`゚)゚。と言ってピーピー泣き喚くだけで、物理攻撃でバタバタやられてしまいます。神獣はマッシュか?アニメ間違えて出てきたのかな?

 そして、トンチキ女侍の説教が始まります。単なるバトルジャンキーにあれこれ言われてもなぁ…。

 特異な倫理観を得意げに語るんですが、何なのコイツ?とぽか〜んです。葉隠の価値観でもありません。殺人鬼の自己正当化を聞いているようです。

 イキナリ刀で斬りつけておいて、相手が死んだら気合が足りないからだ。私のせいではないとか言い放ちそうです。

 異常な人物達の繰り広げる異様な学園生活は、観ていて疲れるなぁと思った4話でした。
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 3話まで観ました。2023.07.24

 「たくすけ」さんが書いてらっしゃる様に、女侍がウザ過ぎます。死に場所探して学園うろついてるなんて、誰得?

 本作品、バトル中にイキった会話をしながら戦う系の話ですが、女侍が出てくると、ござるござるでただでささえウザい会話のウザさが爆発します。気になると、イラッとします。

 しかも、戦国時代の日本人がモデルなので、トンチキぶりが目立ちます。

 戦国時代の侍は、殺人剣を習得した殺人鬼ではありません…。女侍は、騎馬武者なので、それなりの家出身で郎党もいるはずですが、家とかどうした?もう、死後の世界なの?

 なんか、6人の仲間内で盛り上がっている感じです。視聴者は蚊帳の外…。キャラが立っていると言うことなんですかね?う〜んな3話でした。

………………………………………………………………………
 2話まで観ました。2023.07.15

 女侍はトンチキで浮いています。世界観に合って無い感じですが、みんなは真面目に魔法学校で学生やっています。

 皆様のレビューにあるように、ハリポタですね。夜の学校は理不尽な世界で、怪しい上級生が徘徊しています。

 学生に対する安全配慮義務は無いの?とかツッコミは野暮ですね。なんせハリポタですから!

 まぁ観れなくは無いので、気楽に視聴継続しようとおもいます。

………………………………………………………………………

 1話観てのレビューです。2023.07.10

 なんや分かりませんけど、主人公達は2割の生徒が卒業出来ない魔法学校に七年通うそうです。

 んで、入学初日に一癖も二癖もありそうな6人の男女が、なんやかんやあって少し仲良くなりました。

 そのうちの一人が話題の女侍です。モンスターに日本刀で斬りかかったり、気分は常在戦場で死ぬ覚悟は常に出来てるとか言いだしたり、戦場帰りだとアピールしたり…。

 何か凄い情報量で、何なのこいつ?という疑問の方が先行します。

 しかも、早朝噴水で水垢離したりしています。背中に随分刀傷があるんですが、武士としてこれは良いのかな?敵に後ろを見せてるってこと?

 1話から、相当な奇人の登場で、主人公の意味深なエピソードもどこかへぶっ飛んでしまいました。

 つかみはOK?ということで、取り敢えず様子見です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

馬鹿の一つ覚えは繰り返す

●黒魔術【カバラ】による「生存戦略」しましょうか?

魔法学園と言えば【フリーメイソン】でありまして
【カバラ】(=「生命の樹」)について研究していたと言われています。

そして【フリーメイソン】と言えば【錬金術】であります。

【錬金術】とは金を生み出す秘術であり、化学や物理学に相通じる要素もあるわけですが
【カバラ】という発想を踏まえて考えてみると{netabare}物質に限らず人間の肉体や魂をも練成する秘術
であるということになるわけであります。

不老不死や人工生命体キメラを生み出す秘術、それが【カバラ】であるということになりますが
それ故に【禁断の秘術】ということになります。

【禁断の秘術】は「神々」から授かった「知恵」でありまして、
それ故に【フリーメイソン】では神の「全能なる目」=【プロビデンスの目】を
シンボルとして掲げるわけであります。

「バカの一つ覚え」のいつものパターンでありますが「邪眼」持ちの先輩が
当たり前のように登場いたします。

石化させる「邪眼」とかよくあるパターンでありますが、【プロビデンスの目】の表現で
本質的に重要な要素は限られたエリートしか知らない特別な知識を示すことでありまして
邪眼先輩の能力の本質は「人体実験により生命の神秘に触れることができる」
ということになるわけであります。

恐らく【カバラ】には【遺伝子操作】の秘術が封印されており、亜人種を人間化するというよりは
【カバラ】により人間を亜人種化させたり、別の生命体に変えることを
意図してたのではないかというように考えられるわけであります。 {/netabare}


英雄は「エロ」を好みます。

その理由は勇者が【ネフィリム】の血族であるからです。
【ネフィリム】とは【堕天使】と「人間の女」の間に生まれた「ハイブリット」であります。

初期のころの【ネフィリム】は恐らく【堕天使】の因子が強かったせいか?外見に特徴があり
{netabare}【巨人族】や【鬼族】の姿をしていたわけであります。

時が経ち外見が変化した【ネフィリム】は人間化し、
純血の人類と見分けができないようになります。

見た目は人間でもその優れた遺伝的な能力故に勇者や名家として名を揚げるものたち
それが【ネフィリム】でありまして、やがては貴族となり王となるわけであります。

「天才的なアイドル様」なども典型的な【ネフィリム】の眷属でありまして、
才能や能力は天下無双であるのですが、その反動なのか性格に致命的問題があり
唯我独尊のエゴイストであったり、自己顕示欲が異常だったり、サイコパス
であったりするわけであります。

ヨーロッパ貴族が【優生思想】に毒されているのも恐らくは彼らの血筋が
背景にあると考えられるわけであります。

【堕天使】は支配欲が強かったせいか?「生存戦略」のためか?
兎に角自分たちの子孫を増殖させることに必死でありました。

故に【堕天使】には「エロの特性」があったと言えるわけであります。

「アホ毛」は【デーモン族の角】を表し、
【堕天使の血族】=【ネフィリム】であることを示します。

本作の「ござる侍」も「アホ毛」ホルダーでありまして、【ネフィリム】の眷属故に
剣術に優れているわけであります。

「ござる侍」も一応はヒロインでありますので【ネフィリム】の眷属だとしても
「露骨な性表現」はできないということで、よりソフトな性表現として主人公に
キスを強請るわけであります。

「鬼舞い」に登場する主人公の妹「みはり」も酔うと「キス魔」になりますが
これも「馬鹿の一つ覚え」のパターンでありまして【ネフィリム】の眷属は
エロくなければならないという拘り?があるからなのでありましょう。 {/netabare}




ハリーポッターでもお馴染みの「魔法学園」でありますが
その元ネタは【フリーメイソン】であります。

そもそも【フリーメイソン】は【黒魔術】研究機関でありまして
【フェニキア人】のカリスマ石工職人【ヒラム・アビフ】がその設立に深く関わっております。

ユダヤ人と【黒魔術】研究機関が無関係というわけではないのかもしれませんが
ユダヤ人が【黒魔術】に精通していたと考えるには根拠が乏しく、【フェニキア人】から
学んだと考えるのが妥当なわけであります。

{netabare}【フェニキア人】は情報戦にめっぽう強いらしく偽装工作はお手のものでありまして
【フリーメイソン】で研究していた【黒魔術】のことを何の因果か?
「ユダヤ神秘思想」【カバラ】と言うようになりました。

【カバラ】=「生命の樹」は【ユグドラシル】と相通じるところありまして、
アニメ内でもちょくちょくそれとなく描写されたりします。

このような表現を繰り返すのは要するに【フェニキア人】の宗教思想のごり押しでありまして
「魔法学園」も【プロビデンスの目】も「アホ毛」も【フェニキア人】に関係していると
いうことであります。

そして馬鹿の一つ覚えは繰り返されまして、亜人種差別や虐待の描写でもって
怪物よりも人間の方が劣ると必死に主張するわけであります。

「不死少女殺人喜劇」の「真打津軽」が証言する通り「人と怪物は共存なんてできませんよ」
というのは道理であり真実であるのですが、亜人種と人間は仲良く共存すべきであると
荒唐無稽な価値観を誇示するのであります。

「かつて神と呼ばれた獣たち」を崇め奉るのが【フェニキア人】であり【ケルト人】でありますが
太古の昔【鬼神】や【巨神】など亜人種の神々は地上を支配しておりました。

「約束のネバーランド」などで示された「人間と鬼の盟約」は、恐らく「真実」でありまして
少なくとも【鬼族】への食糧提供は約束していたようであります。

しかしながら貪欲な【鬼族】は人間の与える食料では満足せず、人間を喰い
それでも飽き足らず共食いを始め、あまりに悍ましい有様故に創造主の怒りが
限界点に達し、すべて滅ぼす大洪水が引き起こされることになりました。

【鬼族】即ち【ネフィリム】の中には怒れる創造主を恐れ、許しを請いに赴いたものも
いたようですが、悔い改めがなされなかっため【ネフィリム】は滅ぼされたということであります。

「ひぐらしのなく頃」の「【鬼神族】の羽生」がしたように「ごめんなさいごめんなさい」
と謝罪したのに全く聴き入れない「創造主」は独りよがりで傲慢な神であるとするのが
【フェニキア人】の考え方でありまして、この恨みを未来の【ハルマゲドン】で
晴らしてやろう決意するのであります。

本作では「闇落ち」=「成れ果て化する」生徒が描かれていますが、それも
【フェニキア人】の意図するところであります。

【天国大魔境】の「人食い」や「ヒルコ」と「成れ果て」は同じようなものであり
テクノロジーの進歩により、恐らくは「進撃の巨人」も生み出すことができるのでありましょう。

本作の雑な描写では視聴者に亜人擁護の感情を芽生えさせるのはかなり無理な話でありますから
亜人擁護ゴリ押しには何か別の意図があるということになるのでしょう。

【カバラ】(=生命の木)には【遺伝子操作】の秘密が隠されており
それをこれから解禁すると考えると【予測プログラミング】として意味が通るわけであります。

もしも将来人間が「亜人種化」するならば確かに「人権派」と呼ばれる人たちの主張も
一理あるということになるわけであります。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0
ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

パッケージとして高いレベルにあると思う。

全く知らないタイトルでしたが、非常に高いレベルでまとまっている作品との評価です。
ライトノベル発で、数年前に「このライトノベルがすごい!」などで話題になったそうですね。
恥ずかしながらと言いましょうか、年齢相応と言いましょうかライトノベルを手に取ったり、読みふける事はとんと無くなって久しいのです。

ですので、あにこれの放送時期別ランキングを参考に視聴を決めた作品になります。
あと、「七つの魔剣」!!そそりますねェ。


率直に言うと、どこかで見たり聞いたりしたような設定、舞台装置はゴロゴロ出てきます。
これを突っ込みたくなるって言うのは人情だとは思いますが、この作品は、まぁまぁうまく取り込んでいた方ではないかと思います。

今の世の中で「あきらかなパクリ」レベルであれば叩かれても当然だと思いますが、いろいろとネタ的にも成熟していますし、ある程度は許容せざるを得ないと思いますって言うのが私の感想なのですが、ここら辺のさじ加減は、ちょっと難しいですかね。


個人的には、この手のジャンルが苦手な方は仕方が無いとは思うのですが、そうでなければ、観てみて欲しい作品だと思っています。
何と言うか、全体的に高いレベルでまとまっているとの評価です。
物語も、このクールでは全くと言って見えていないと言っても過言ではないでしょう。
視聴後の感想としては「大作感」というか「大きい物語感」はすごく感じます。

・世界で一番有名な魔法使いの映画が好きな方
  ⇒いけますw観てみて下さい。

・何が飛び出すかわからないでっかい穴が好きな人
  ⇒いけますwかすっている部分あります。

・いろいろな種族やジェンダーを越えた感じが好きな方
  ⇒いけますw一応、いろいろ考えている風に見えます。

・仲間が増えていく感じが好きな方
  ⇒いけますw現在、いろいろと人間関係作っているレベルです。カタルシス散らばってます。

・魔法学校での学生生活に興味がある方
  ⇒いけますwいまんとこそこが舞台です。学年を越えての交流、対立などいろいろあります。

・いかれた系のキャラが好きな方
  ⇒いますいます、学生で先輩なのにヤバいヤツ。何なら講師陣もイッてます。

・サムライマインドが好きな方
  ⇒いけ・・・るかなぁ・・・、ちょっとクセがあるけど慣れれば大丈夫。

・家柄とか、格とかにあがなう構図が好きな方
  ⇒ちりばめられてます。今後もあるかもしれません。

・○○劇、サスペンス要素、カタルシスを感じたい方
  ⇒ちりばめられてます。〇〇劇は一つ終わったところです。これからまだまだありそうです。

まだまだ、明らかになっていないことが多く、見えてこない点も多く、解らないことがたくさんありますし、知りたい事もたくさんあります。
・・・そういう意味では、少しだけ、説明が足りない感はあるかなぁ。
ですが、そこらへんの未消化な部分も含めて、今後の期待感を高めている作品ではないかと思っています。



一つ、主人公:オリバー=ホーンの{netabare} 復讐劇がメインストリーム {/netabare}だという事はあるエピソードではっきりしています。
しかしながら、その中で非常に多くの長短入り混じった、いろいろなキャラエピソードが展開されています。
そして、作品タイトルにある「七つの魔剣」についても、いくつかの情報が描き出されただけで、大きな進捗はありません。


作画についても、だいぶ力が入っていると言うか、カロリーを使った作品だとの印象です。
特段の破綻もないですし、カットもぐりんぐりん回りますし、雑さや手抜き感も感じませんでした。


声優さんも、いつもの私の評価ですw。
特に問題があるとは感じませんでしたし、視聴の障害になるような部分は見受けられませんでした。


音楽も力が入っていたとの印象です。
OPはそれ単体で聞いたら、どうかなぁ、どこにマッチするのかなぁって感じですが、作品のOPとしてはマッチしていると思います。
いい雰囲気作り出していたのではないかな、との所感です。
EDも同様です。
OPよりも個人としては、こちらの方が好きだったかもしれません。


さてと、だいぶ褒めてきたとは思いますが、今のところ、ここが弱点かも・・・、と思ったのがキャラでした。
念のため、最初に言っておきますと、これが問題や障害となって視聴感が悪くなったという事はありません。
充分、物語を堪能した上で、あえて言うとココかなぁと思ったと言うところです。

非常に多くのキャラが登場してくるのですが、ガッツリ立ったキャラがあまりいない・・・という感想です。
もちろん、学校生活が主という事で、登場人物はたくさんいますし、個性も描かれてはいるのですが、これがかなり抑制的で、昨今流行りのケモ耳入れとくかとか、ロリキャラ入れとくかとか、露出の多いキャラ入れとくか的なノリではない感じなのです。
私は、これが逆にこの作品の良い所と思って入るのですが、それでも、華が無いと言えばそうかもなぁとの思いがよぎりました。

まぁ、前述した箇条書き部分にある「サムライ」さんはキャラが立つっていうよりも、悪めだちに映って苦手な方もいるかもしれないなぁ、との印象を持っています。
という事で、まずは「キャラが少し弱い」。

そして、これらから引き続いて「登場キャラが多い」。
ストーリーを追ってみているうちは大丈夫だけれども、ちょっと間があくと混乱しますw(オジサン特有の脳みそ由来の可能性もあります)



実際、一番印象に残ったのは悪役と言うか、
ヤな奴で登場してきたのに、いい先輩やってんじゃんと思った「ヴェラ=ミリガン」でした。
ただ、この作品の持つ空気から考えると、この後どうなるかわかりませんけどね。



ま、ここら辺も、今後観ていけばどんどん変わるかもしれませんし、キャラが立ってくるかもしれません。
また、新しいキャラが登場してくることもあるでしょう。



それより、何よりも、この物語を最後まで見せてくれるスタミナがあるのかどうかが心配です。
このクオリティで今後がも作り続けるメドが立っているのでしょうか。
「私、気になります!!」

というか、見たいのでよろしくお願いをいたします!!。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

66.5 6 リーダーで戦いなアニメランキング6位
銀牙 -流れ星 銀-(TVアニメ動画)

1986年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (57)
270人が棚に入れました
1986年にテレビ朝日系で放映されたTVアニメシリーズで、幼くして巨大な熊と戦う運命を背負った熊犬・銀の冒険を描く熱血ドラマ。原作は『週刊少年ジャンプ』に連載された高橋よしひろの同名漫画で、1999年からは『漫画ゴラク』にて続編作品『銀牙伝説WEED』が連載され、こちらもTVアニメ化された。熊犬としての勇敢な血を父親から受け継いだ銀は、人間ですら倒すことができない凶暴な巨大人食い熊・赤カブトに敗れた祖父と父親の仇を討つため、仲間になってくれる犬を探す旅に出る。

声優・キャラクター
山田栄子、田中秀幸、藤田淑子、堀秀行、頓宮恭子、銀河万丈、渡部猛、坂本千夏、野田圭一

Enchante さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作を超えた80年代の最強作品!

おそらくここまで評価する人はほとんどいないかも知れません。原作の再現に忠実で、アニメならではの格別の演出があるわけでもありませんから。しかし、私は自信をもって原作超えの傑作と断言します。

第一に原作よりアニメで何がぶっちぎりで凄いのかというと、敵であるヒグマたちから一切の言語を奪ったこと。大ボス・赤カブトをはじめとして、ただ獰猛に野太く叫ぶ様は激しい迫真的恐怖心を植えつけます。原作では犬と熊の言語コミュニケーションが取れてしまって、このような恐ろしい凄味まで出せていません。

第二に「打倒・赤カブト編」でキレイに終わらせたことで、完成度が遥かに高いこと。週間少年ジャンプの悪癖として、人気作品の連載を打ち止めさせることがないため、原作は「八犬士編」という竜頭蛇尾にしかならなかったものが続いてしまいました。
(最終回の「絶・天狼抜刀牙」という必殺技の名称は、このいわくつき「八犬士編」の導入部でもあるため、本来なら不要だったように思います。)

第三にBGMがとんでもなく優れていること。終盤は毎回、悲哀の結末ばかりになって、哀切この上ないBGMが虚しい雄叫びのように響きわたります。また人間の悲鳴ではなく、あくまで動物の犬に擬した悲鳴のため、喉を振り絞った犬の重低音とも調和しています。

原作と共通して良いのは各キャラクターが実に魅力的。これは人間以上に外見の多様性を持つ犬の世界ならではでしょう。個人的には土佐の老闘犬「紅桜」が飛び抜けて好き。彼のような壮絶な生き様に愛惜の念を感じぬ者はいないはず。仲間に入るまでの過程と赤カブト軍団との対決まで、全て珠玉のハイライトです。

本作にリアリティなどケチくさいことを求めてはダメ。そもそも犬が言語を使うことなどありえないし、打倒・赤カブト軍団との対決のために日本中から戦士を募ることなどは、ご都合主義と言われようが、ひたすら「情熱」「崇高な使命」「友情」の3つで、軽々とクリアしてくれます。

人間も当然登場しますが、それはあくまで添え物程度だといういい加減な認識で構いません。序盤は人間が出てきて面白くありませんし、犬が話はじめてからが本作の醍醐味です。唯一の例外はマタギの竹田の爺様で、彼だけは闘犬たちと直接対話ができるわけではないが一番の良き理解者でもあります。

OPとEDは比較的当時の水準程度だという評価をしていますが、作風を損なわないマッチング。90年代に乱発された作風と合わないミュージシャンとのタイアップ曲なんかよりずっと良く感じます。

最後に大切なことを言い忘れていました。ナレーション(ベンの声=田中秀幸)が非常に良いです。その真骨頂は次回予告で存分に発揮されています。
「今、耳を澄ますと、男たちのドラマが聞こえてくる」。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

男達のドラマが聞こえてくる

原作未読?(2021.8)
犬を扱った漫画と言えばスヌーピー・・・じゃない、やはり高橋よしひろ先生の作品だろう。
銀牙は1980年代のジャン〇全盛期時代に連載されていた。当時アニメを毎週楽しみに視聴してた覚えがある。
で今回、懐かしいので見直してみた。6話位までは一切犬は人語をしゃべらないがそれ以降は人語でコミュニケーションを取っている。
見直して驚いたが今だと動物虐待で訴えられそうな場面もある。まぁ、巨人の星とか昔のアニメはもっと酷い場面があるわけだが・・・何て言うか当時は当たり前位にしか思ってないんだよね。個人的にはそこに拳と同時に涙があったからじゃないかな。殴る方も痛いんだ、愛があるかないか。最近の体罰はそういうものが見えてこない。おっと、また脱線だ。

さて、このアニメは「赤カブト編」のみだが自分も原作漫画はこの「赤カブト編」しかほぼ記憶がない。人食いクマを主人公達が倒すんだがそこまでは犬と人間の絆みたいな部分もあるんだけどその後は犬同士の戦いに変わり、ジャンプお得意の必殺技バトルモノになって行った気がする。
その後もこの作品の後継作品は何作か描かれており高橋先生の代表作といえるだろう。
因みに北欧では大人気だったらしい。規制が厳しくアニメといってもほんとに子供向けしかない西洋において東北地方が舞台で北欧の景色を連想させるこの作品の影響は絶大だったらしい。この内容でも規制が入ってるらしいが自分の子供と見るのが夢という人もいるようだ。流石日本クオリティ。

私のツボ:当時はかなり使いまわし画多いよね

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

ぺるくま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

北欧の国民的人気作品

はじめは敵対していた犬たちが一致団結して、赤カブトという人食い熊を倒す話。
擬人化した犬を主人公にしているのがよいです。ハチ公が最たる例ですが、まさしく忠義の象徴。漢の美学を追求したシリアスな作風に、格調を感じさせる写実的なデザインがうまく調和していますね。
視聴当時、OPに惚れ込んで(特にサビのフレーズがカッコイイ!)原作も読みましたが、独特の世界観と緊迫感を損なうことのない忠実なアニメ化であり、バトルアクションもイメージ通りに再現されている印象で、時代性を考慮すれば間違いなく傑出した完成度を誇る作品です。
八犬士編は入れなくて正解!(笑
リキや赤目みたいなイケメン犬が好きでしたね〜。(本当にイケメンに見えてくるから困る。)

難点を挙げるとすれば、敵としての赤カブトの描写が一面的なところでしょうか?絶対悪が存在しなければ団結など不可能だ、という皮肉を物語っているようにも思えます。
日本でももっと人気が出ても良かったと思うんですけどね。なにやらフィンランドでは、ムーミンに並ぶ人気作品とか。凄いですね。
続編のウィードも面白いアニメだと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
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