双子でオリジナルアニメーションなTVアニメ動画ランキング 7

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の双子でオリジナルアニメーションな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月07日の時点で一番の双子でオリジナルアニメーションなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.3 1 双子でオリジナルアニメーションなアニメランキング1位
BLOOD-C(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (894)
4418人が棚に入れました
古くから湖への信仰が残る風光明美な町にある浮島神社。そんな浮島神社の巫女 更衣小夜(きさらぎ さや)は、神主である父親 更衣唯芳(きさらぎ ただよし)と二人暮らしをしている。小夜は 私立・三荊(さんばら)学園に通う高校2年生で普段はクラスメイト達との学園生活をめいいっぱい楽しんでいるのだが、一方で、父の命を受け ある「務め」を果たしていた。それは、『古きもの』と呼ばれる、人を遥かに凌ぐ力を持ち、人を喰らうモノを狩ること--。『古きもの』を唯一倒すことができる小夜は、人を『古きもの』から守るため、大好きな父親のため、浮島神社に伝わるという御神刀を手に独り、戦う。果たして小夜に待ち受ける運命とは!?

声優・キャラクター
水樹奈々、藤原啓治、野島健児、浅野真澄、福圓美里、阿部敦、鈴木達央、宮川美保
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

例えるなら、私の作ったスィーツがマズいかマズくないかではなく、食べられるか否か、ぐらいの評価レベル

(補足説明にカッコ書きを多用していることをご容赦ください)

グロいです^^

とても見ていられませんでした
(でもしっかり見たんですが^^)

主人公の「きさらぎさや」ちゃんが
なんか
理由がよく分からないのですが
襲ってくる
化け物を
刀で切っていくお話
(とても説明を簡潔にしています)

血しぶきがぱないです^^

グロいシーンは
かなり効果的に"ぼかし"みたいな映像効果が入っていましたが
それでも
直視するのは
結構キツいです
(でもかなり凝視したのですが)

ストーリーがものすごいですね

さやちゃんが
自分の住む町を守るため{netabare}(と勝手に思い込んでいる){/netabare}
学校を守るため{netabare}(と刷り込まれている){/netabare}
友達を守るため{netabare}(と騙されている){/netabare}

「古きもの」とよばれる怪物たちと
夜な夜な死闘を繰り広げます

その理由が最後まで
全くわからない
(最後まで観たけどやっぱりわからない)

しかし
そのうちに
「古きもの」はお昼にも現れるようになり
町の人たちが襲われ
学校のお友達も襲われてしまいます

そして
最後は

あっ!!
というか

えぇ~!?
というか

ガシャン!!いてて!
って椅子から転げ落ちるくらい
(実際椅子に座ってお菓子を食べながらまったり観てました)

驚いてしまう終わり方なのですが
ネタバレの危険があるため
それは観ていただくとして
(どこがどうネタバレするかよくわらないんです)

それよりも
驚愕したのが
さやちゃんのキャラです

古きものと戦うときの
鋭い目つき

躊躇なく
古きのもを
切って
切って
切りまくって

返り血を浴びながら
たまに"ドヤ顔"になりながら
平然と
仕事(古きものの退治)をこなしているのに

普段はおかしいくらいの天然でドジっ娘

ブリっ子するのもたいがいにしてぇ!
何人ものイケメンを誘惑すんじゃねぇ!
(男の子はなにげにイケメン揃い)

って
思わす怒ってしまいました
(普通に年増女のひがみです)


真相の分からない
ストーリーと
さやちゃんの似非天然キャラに
毎回
呆然とするばかりでした

最終回は
{netabare}えっ
さやちゃんってマジ天然だったの?
そこまで種明かしされてるのにまだボケるかい!
って疑いたくなるシーンもありました{/netabare}
(もうどっちでもいいや)


まあ
最後まで
よく分からない内容で
違う意味で
目が離せませんでした^^

これ
劇場版も観ようっと^^


余談で

(長いです。作品の内容とあまり関係ないのでスルーしてもらっても問題ありません)

{netabare}最近
アニメ作品の中で興味が沸くテーマやアイテムなどがあると
すぐ実行に移してしまう私

この作品でも気になるアイテムがあり
実際に"手に入れたり""作ったり"してみました^^


ひとつめは
作中に出てくる
カフェ「ギモーブ」店長の
「ふみと」くんの謎のお部屋にあった
「ガリレオ温度計」

最初
これがなんなのか全く分からず
興味本位だけが
むくむくと膨らんでいたのですが
ある日偶然
とある理由でいただいた
某シャ○ィのカタログギフトでそれを見つけてしまい
迷いなく
注文してしまいました

ブツは
ガラスで出来た円筒の中に液体が入っていて
その中に浮いている"球"が温度によって
浮いたり沈んだりすることで温度が分かるというものです

最初見たときは

おっしゃれ~^^

って喜んでいたのですが
ガラス製なので
置く場所が限られるわ
温度が18度~26度の間でないと意味ないわで
結局
キッチンの隅っこに放置されっぱに・・・

真冬の間はほとんど"球"が上がったまま
逆に
真夏は下がったままであまり使い物になりませんでした


もうひとつは
「ギモーブ」というお菓子
なんだか
マシュマロのような
ゼリーのような
不思議な食感のお菓子だそうで

作中で
ふみとくんがさやちゃんに度々ふるまっていたお菓子で
(まあ結構問題ありのレシピだったのですが^^!)
前述のカフェ「ギモーブ」の名前もそのお菓子の名前から
付けたということです

というわけで

実際に
「ギモーブ」を作ってみました~^^

題して
シ○コの3分・・・へたすりゃ3秒ハッキング~^^
(よく考えたらかなり問題ありそうなタイトル)

♪タラランタ・・・・・・・・♪(^^!
(3分クッキングのテーマ曲は表記が難しいので省略)

材料:(2人分)
牛乳・・・・・・1/2カップ(少なめのほうが弾力が強くなります)
マンゴー・・・・40グラム(今回はバナナで代用)
卵白・・・・・・1個分 (※1)
砂糖・・・・・・小さじ2
粉ゼラチン・・・5グラム
水・・・・・・・大さじ1.5
フレッシュミント(適当に)
愛情・・・・・・必要以上に(これ重要)
(レシピは"ミルクギモーブ"のものです)
(※他サイトより引用しました)

これらの材料を適当に混ぜ合わせて・・・
以下省略!(詳しくはネットで検索してね)

3センチ角程度の大きさに切り分けて

いきなり完成~!

早速
実食っ!!

まいう~!

我ながら会心の出来です
(っていいながら1回失敗しました~)

まったりとして
口に入れた途端じゅわ~って溶けて
舌に絡みつくような食感(適当に言ってますよ)

なんか"おとうふ"っぽいかな (※2)

そうか
これが
ふみとくんが言ってた
"人間の内臓"の感触なのか・・・?

うえぇぇぇ!・・・ゲホッゲホッ・・・

いらんこと思い出した~


上手に作るコツは(私が言うのもなんですが)

卵白(メレンゲ)はしっかり泡立てる

材料は人肌くらいに暖めて混ぜる
(冷めているとゼラチンがダマになりやすい)

そしてなにより
"愛情"です^^

自分で食べるモノでも
自分自身に愛情を込めて作ると
きっとおいしくできますよ(ちょ~悲し~T_T)

「ギモーブ」
みなさんもお試しあれ^^

※1あまった卵黄はあとで納豆に混ぜておいしくいただきました^^
※2実際思ってたよりちょっと柔らかめになってしまいました^^{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

やっちまった(50点)

全12話。
CLAMPが手掛けるアニメオリジナル作品。

個人的満足点:50点
アニメ系統:異能バトル(グロ注意)

主人公小夜が「古きもの」という化け物と戦う話。
序盤は妙に日常パートが多く、この日常にも違和感があり
少々退屈で意味が分からないのだが、
後半に入ればぐっとシリアス調になってきて
序盤の日常パートにも意味が出てくる。

後半の展開はなかなか良かった。
バトルにも力が入っていたし、スピード感もあった。
ただ、グロがかなり目立ってくるので
グロ耐性が無い方は気をつけたほうがいいであろう。

そして、クライマックスでやっちまった。
続きは映画かよ。
何も解決しないまま、映画にもちこしやがった。
こういうやり方は好きじゃない。
話的にはかなり面白くなっていただけに残念で仕方ない。

曲はED曲がいい。
安心の水樹奈々さんが歌う「純潔パラドックス」。

作画はバトルシーンがよく動いていてよかった。
キャラデザは個人的にはあまり好きではないので評価は低め。

点数を50点とさせていただいたが、
ポテンシャルは75点ぐらいあるんじゃないかと思っている。
ただ、結末がまったく見えていないので点数のつけようがないのが本音。
あえてアニメだけで評価するとやはり映画にもちこした分をマイナスして50点としておく。


と、まあ色々書いてきたが
つなり、何が言いたいかというと

映画来年6月・・・・・・・だ・・・と・・・・。
待てるか!
それまでに忘れちまうわ。

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以下、毎話後の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
正直まだよく分からない。
主人公小夜が「古きもの」という化け物?と戦う話か?
学園生活と戦いの時の小夜のギャップがなかなかいい。
そして戦闘も結構動いていたように思う。

EDが安心の水樹奈々さんだった。
小夜の声も担当している。
この辺りは安定しているかと思う。

しかし、いかんせんストーリーがよく分からない。
シリアス系のようには思うが、どんな展開になるのだろう。
まだまだ様子見といったところ。

ただ面白くなりそうな雰囲気だけはある。


2話視聴。
なんだか、よく分からない。
バトルと日常のギャップがどうにもなぞ。
小夜のギャップもすごいがw
あまりにもかけ離れているように感じる。
これがどうからんでくるのか。
来週には少し見えてくるのだろうか。


3話視聴。
相変わらず、話が見えない。
日常パートの後に、化け物「古きもの」と戦う。
今のところ面白みがほとんどない感じ。
一応継続はする。


4話視聴。
今日もいい天気毎回歌ってるなw
それは置いておいて、未だによくわからない。
「古きもの」が一般的にいう化け物ではなさそうだが。
約定とはなんだろう?
どんな話になっていくのだろうか?
一応継続。


5話視聴。
少し物語りが動き出した感じ。
意味不明の日常パートも減ってきて
ここから少しずつ面白くなってくるのかな。
来週からは少し期待できそうなか。
小夜の体の変化は?
約定とは?
色々興味がでてきた。

6話視聴。
何か盛り上がってきたんだが。
どんどんシリアス鬱展開が強くなってきた。
まだほとんど伏線回収されてないが
ここから回収が徐々にはじまるのか。
これは続きが気になってきた。

7話視聴。
6話から徐々に盛り上がってきた。
シリアス展開に伏線がより明確になってきた。
今後の展開がかなり楽しみになってきた。
父親は何かを隠しているようだが
それが真相につながるのだろうか?
あのイヌは何者なのか?
今後に期待。

8話視聴。
かなり面白くなってきた。
しかし、グロシーンも増えてきた。
ほとんど、真っ白でよく分からないがw
グロ苦手の人は一応注意。
サヤの過去も何かありそう。
来週も楽しみ。

9話視聴。
結構面白くなってきたよ。
やべえ。
グロ多発。
グロ苦手な人にはこれはきついなあ。
そして、大量死。
ここまで爽快に人が死んでいくのは
「ふはははは、見ろ、人がゴミのようだ」って感じw
まだまだ謎だらけなんだが、少しずつ真相に近づいてきた。
残り3話どんな展開を見せるのか。

10話11話視聴。
ちょちょちょ。
なんだなんだ。
超展開。
物語の世界を完全にぶっ壊した。
なんというシナリオ。
来週最終回。
どんな閉めになるのか楽しみ。

12話視聴。
あちゃあ、やっちまった。
尺が足りない気はしてたんだよね。
続きは映画でパターン。
正直この時点でこのアニメ評価するのは厳しい。
結局のところ何も解決してない。
これから核心にせまるところで終わりとか
映画まで待たないといけないのかよ。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

期待値は高かったが、ハリウッドの「C」級スプラッター映画を観ている気分⬇

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
グロ注意です。

良いか悪いかと問われれば、「分からない」。得意か不得意かと問われれば、「不得意」。好きか嫌いかと問われれば「嫌い」。そんな作品でした。

多分、評価が割れる作品だと思います。好きな方は好きなんでしょう。むしろ、たまらない作品かもしれません。それだけ突き抜けた作品ではあります。

ただ、「BLOOD+」をイメージすると、大分イメージが違う作品だとは思います。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、良かった点としては、小夜の調子っぱずれの歌が可愛らしかったこと。BDやDVDの宣伝ソングは、妙に心に残ります。あと、序盤の平和な日常回は悪くなかったかな。悲劇の前の平和な風景は基本だしね。

正直、そこぐらいしか(汗)

まず、「BLOOD+」を念頭に置くから批判されるという意見もあるけど、別に比べなくったって、批判はされると思います。

感じたことのひとつは、CLAMPさんの絵と虐殺劇の噛み合わせの悪さ。ギャップを狙ったのかもしれませんが、ギャップが強すぎて、ついていけない(汗)。普通に「こばと。」や「ちょびっツ」のような、平和な、あるいは不思議な作品が似合うと思います。

次に思うのは、とにかく、「無意味な死」が多すぎること。しかも、死に方も悪趣味。

私はいくつかのレビューで書いていますが、とにかく「無意味な死」を嫌います。アニメという作り物の世界においても、人の命は尊いと思うからです。別に、登場人物を絶対に殺すなとは言いません。その作品内において、その死がストーリー上、不可欠であったり、大切に扱われる、「価値ある死」なら許容できます。しかし、単に悲劇やグロさを演出したいがために、人をバッタバタ殺していくのは、不快でしかありません。

最後に、とにかく脚本が悪いです。登場人物の心理描写がほとんどないままに人が殺されていくので、後味の悪さしか残りません。冒頭のムダなナレーション(声)のお陰で、黒幕もバレバレ。ミステリー要素もなくなりました。11話の「種明かし」も、二重の意味で、茶番劇(作中の茶番劇を明かした結果、作品自体が茶番劇になるという皮肉なオチ)でした。

そこは一応、制作陣的には狙いがあるようで、Wiki情報ですが(長いからたたみます){netabare}「作劇的には、主人公の周囲にアニメの約束事に沿った人物を配置しつつも、敢えて序盤から登場人物同士の人間味や感情の交流を描かないようにすることで視聴者の感情移入を妨げ、物語全体に「薄っぺらくて気持ち悪い」印象を漂わせる手法で描かれている。また、終盤において役割を捨てて本性を現す際には多くの人物が憎まれ役として描写され、視聴者に「殺されて当然」という感情を抱かせることが意図された。脚本を担当した大川によれば、こうした作劇によって「皆を守る」ために戦う主人公の動機に説得力を持たせないようにし、主人公の空虚さや孤独を描くと共に、視聴者に対して退屈でテンプレート化した日常が事件によって破壊される高揚感を抱かせたり、物語のラストシーンでようやく戦う動機を得て不愉快な舞台を後にする主人公に対して共感を持ってもらったりすることが意図されていたとされる。」{/netabare}とあり、要は「主人公は薄っぺらい存在であり」「その日常も偽物で空虚」「主人公以外もみんなクズだから、虐殺されてもOK」ということらしいです。

まあ、そういう意図(Wiki前半)ならば、一応の成功はしているかもしれません。でも(Wiki後半にある)、「そんな空虚な日常の破壊に高陽感を覚えてほしい」「主人公に対して共感を抱いてほしい」って、マジですか? サイコパスですか? 私は、それが無関係な人間であれクズであれ、人がバタバタ虐殺される様子に高揚感を感じることはありませんし、共感もできません。イスラ○国かって話です。むしろ、虚無感と嫌悪感しかありませんでした。

自分的に、様々なアニメの中でも、かなり嫌いで苦手なアニメです。最後まで観るのは本当に苦行でした。でも、☆1をつけて強く批判する時は、それなりの根拠と覚悟と責任感をもってするべきだと思っているので、最後まで頑張って観ました(作ってくれた人、好きな人もいるわけだから)。まあ、あまり良いアニメの見方ではありませんね。

総括で述べたように、好みが分かれる作品です。「アニメは所詮、嗜好品」。良し悪しではなく、好き嫌いで語るべきだと思います。ですから、この作品が好きな方がいても、全然OKだと思いますよ。


〔まとめ〕
○小夜の調子っぱずれの歌
×絵柄と作風のミスマッチ
×登場人物の、無意味で悪趣味な死
×狙いからして狂ってるダメ脚本
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

59.7 2 双子でオリジナルアニメーションなアニメランキング2位
ブブキ・ブランキ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (347)
1562人が棚に入れました
3DCGを中心とした制作を手がけるアニメスタジオのサンジゲン設立10周年を記念したオリジナルTVアニメ。

また、小松田大全さんによる初監督作品となる。

声優・キャラクター
小林裕介、小澤亜李、斉藤壮馬、石上静香、小松未可子、潘めぐみ、津田健次郎、日笠陽子、木村昴、興津和幸
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

こらもう、わかんねえなぁ。わざと話しをややこしくする制作陣に渇!

七話まで視聴して~

????????

理解しようにもどんどん設定&世界観が変更されていって、
ついていけないっす。

あれれ、レオ子たちは敵じゃなかったの? とか、
ブブキ戦終えて一時的にも使えないはずなのに
「倉庫からイキのいいブブキみつけてきました!」→「おっしゃー! ピストル変身~ 万年筆変身~」
で元通りとか(コアの目玉があればなんとかなる?)、

レオ子ひとりで巨大ロボ始動できちゃうとか
(5人そろう意味あるの?)とか、そう考えると
“そもそも無人で動くブランキは設定上ありなの?”とか~、

うーーーん
これはもうあえて脱落者を誘うための脚本にしか思えない。
最終話までみるとものすごく豪華な視聴者プレゼントが用意されてるとか!?
ないかw

盛大にバケツひっくり返してから謎を収拾していくタイプの
アニメになるんですが、それにしてもやり方がまずい。
たぶん放送が終わる度に視聴者に謎解きならぬ議論をさせて
盛り上げたいんだろう意図はわかるけど、放り投げたままなんで、
よほど魅力的にみえてないとキツイかもしれません。

例えば、ブランキというスーパーロボの存在について、
第一話ではナウシカの巨神兵をイメージした人も多いと思います。
いわば無人で動くロボ。

なのに次からはブブキというパーツが登場し、右手だとか左足だとか
心臓だとかで5人集まって一体のブランキを操縦します。
え? 無人じゃないの??と。

しかし、今度は無人でも動くブランキが登場するし、
半身とはいえひとりで操縦するブランキも登場する。。。
なんなのかさっぱりですw

これをイチイチ詮索したり考えたりするのも無意味なので、
そーいう意味では放送終えてから一気に見た方が
スッキリするかもしれませんね♪

お願い
主題歌の歌詞にもあるように、きちんと丁寧に
エピソードを紡いでください。お願いします

ブレずに生きてくんだ~w

<4話まで見て>
{netabare}
バトルがおもしろくて、4話から力こぶ入る展開に!
俄然おもしろくなってきた気がします。
ここまで評判よくなかったけど、覆せるか?

アルペジオの儲けを全部ぶちこんだなんて言われる
サンジゲンのアニオリ意欲作のはずが、
蓋をあけてみれば“等身が変”とか“CGがキモイ”とか
“ブブキとかオーブとか説明不足”とか、
ダメ出しばかりでいいところなし…。

確かに3話までは世界観も謎のままだしテンポ悪いし、
正直つまらないし、ふふーーーんくらいで見ていたんですが、
4話のバトルシーンは迫力があって、サンジゲンの本気を感じましたね。

“説明もなんも意味なんて関係ねぇ~”
とばかりに作品の魅力にぐいぐい引き込まれてきました。

そうそう、このテンポが欲しかった!

勢いがあるストーリーなら途中で説明に時間割かれても
苦にならないというか箸休めで自然と聞けるというか~。

4話にしてはじめてまともに悪役四天王の登場シーンもあって、
これがみんなおかしいというか濃いキャラそろいで、
子供軍団以上に興味が持てたし続きが気になりはじめました。
このパターンで続きもぜひ!です。
{/netabare}

5話まで視聴して ※ネタバレ含みます
{netabare}
あああ、いかん・・・一話ずつ使っての四天王戦がはじまる模様。

1話で1組ごとのバトルして話数消化していくパターンか。
これ嫌いなんですよね。予定調和しかないから。
せっかく盛り上がってきたのにと思うとすごく残念です。

原作のないアニオリなら自由にやりたい放題やらかせばいいのに~。
シナリオがあるようでないのかな。
中途半端で終わるとサンジゲンのCG紹介作品で終わってしまいそう。

てか、見ていてすごく不自然に思えるところがいくつか~。

たとえば四天王戦(ブブキ戦)は1対1で乱入禁止というルール
だからなのか、仲間が戦っているのに別室へ引き上げちゃったり、
本当に仲間なの???て感じ。

かと思えばルール無視で、今回は堂々と邪魔しに入ったり…
もう設定がばがばじゃないですかw

思うんですが、これシナリオが弱すぎますね。
脚本読んでみんなワクワクしたのだろうか? 
どうしてアルペジオがあんなに人気になったのか、
その魅力とか作り方とか、ここで生かさないでどーするんだぁ~。

あとやっぱCGきもいっす
{/netabare}

<最終回を見終えて一言>
{netabare}
アメリカのブブキチームにロシアも参戦、最後は中国もか。
おいおい、ずいぶんキャラ増えたなぁ~。

もうメインキャラが30人はいるんじゃないか?
記憶力ないんだから、やめてくれ、いじめないでくれ。

ワールドワイドな世界を見せてはくれたけど、逆にシナリオは
つまらない方面へ加速した模様。

これは混乱するだけかな。
それぞれのキャラやエピソードが中途半端でおろそかになって、
どれも薄い印象しか残らないし、すごいことになってる感はでても
視聴者はおいてけぼりパターンだわ。サンジゲンが無次元へ~。

ただ、レオコとアズマのお母さんが同級生だったという
衝撃のエピソード発覚→過去回想
ピストル万とか生臭坊主、荒木師匠、小説家が同じ学校とか)

そこでようやく、この物語の底にあるテーマが見えてきましたね。
ずばり、 レオコを救う! これだったんかぁ。
ずいぶん遠回りさせられた印象。。。

であれば、アメリカもロシアも中国もダメダメ、出しちゃダメですよ。
キャラはもっと減らす! 

個人戦のバトル禁止! くらいの勢いでレオコチームとアズマチームの
関係が対立しながらも徐々に深まっていくエピソードを用意しないと~。
4話目からの天下一武道会は失敗でしたね。
まだ迷走続けてたけど、全体行動してた方がましだった。

ともあれサンジゲンにお金はあるようで、二期もやるそうなんで、
大事故にならないことを願ってます。

ブブキもオーブも、もう捨てましょう。
宝島も堕ちたし、二期からは裸対決で十分。
もっと話しをシンプルにしましょう。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

サンジゲンさんの10周年記念作品なのだそうです。

この作品はオリジナルアニメ作品だったみたいですね。タイトルにも記載しましたが、サンジゲンさんの10周年記念作品なのだそうです(wikiより)。
その記念として完全新作のフルCGオリジナルアニメーションで制作されたそうです。
その拘り・・・作り手の気合を感じずにはいられません。

作品に対して何の知識も無い私が視聴作品を選ぶ基準・・・これは出演される声優さんに尽きます。
この作品も小澤さん、石上さん、小松さん、潘さんらが出演されると知って視聴を決めました。

この作品のレビューを書くのにwikiをチラ見して知ったのが、ブブキ・ブランキは「舞武器舞乱伎」と書くんだそうです。
この作品の設定によると、超巨大生命体は「ブランキ」で、ブランキの身体のパーツを扱う人が「ブブキ使い」となっています。
「ブブキ使い」という言葉の使い方は納得です。各人が装備しているのが「舞武器」そのものなので。
でも、あの超巨大生命体が何故「ブランキ」よ呼ばれるかは正直謎だと思いました。
だって、「舞乱伎」って言葉通りの意味で解釈すると「技」であり形あるものでは無いと思うんです。
なぜあの超巨大生命体の固有名詞が「技」なのか・・・
もしかしたら私が見逃しているだけかもしれませんが、その理由が明らかになるのを楽しみにしています。

物語は天空に浮遊する「宝島」という自然豊かな島から始まります。
そこには一希家の父と母・・・そして双子の兄妹の一家4人が仲睦まじく暮らしていました。
この宝島での母の汀(みぎわ)の任務は眠り続けているブランキ達を監視する事・・・
でもブランキを鎮めるための能力をこれまで酷使してきたため、身体も衰弱していました。
「このまま能力を使い続けていたらママは死んじゃう・・・だからあたしが代わりにやるんだ・・・」
母思いの子供としては実に普通の発想・・・他意は無く母親を救いたい一心・・・
でも、その思いが呼び寄せた現実は・・・地上に厄災をもたらすという厳しいモノになってしまいました。
一希家は母を一人しまに残して地上に降り・・・物語が動いていきます。

この作品・・・誰の目線で物語を見るかで評価が分かれると思います。
かつて同じ時を過ごし・・・それは今も同じですが、ここまでの過程が皆んなバラバラ・・・
王舞の心臓を持つ一希 東・・・宝島に一人残った一希 汀・・・そして、炎帝の心臓を持つ万流 礼央子・・・
最初から色んな切り口でこの作品が見れるとは思いませんでした。
でも、物語の進展に伴い色々見えてくると、様々な視点が持てる事に気付く事ができます。
それぞれの物語が今後どの様に絡んでいくのかが楽しみです。

物語の鍵となる王舞のブブキ使いは以下の通りです。
一希 東(CV:小林裕介さん):王舞の心臓
朝吹 黄金(CV:小澤亜李さん):王舞の右手。手の形をしたライジョウドウ(通称右手ちゃん)
野々 柊(CV:斉藤壮馬さん):王舞の左足。槍型のイワトオシ
扇 木乃亜(CV:石上静香さん):王舞の左手。二振りの剣であるヒメキリ、ホエマル
種臣 静流(CV:小松未可子さん):王舞の右足。狙撃銃型のツラライ

そして東と汀に真っ向から対峙するのが万流 礼央子ら5人組です。
万流 礼央子(CV:潘めぐみさん):炎帝の心臓。
的場井 周作(CV:津田健次郎さん):炎帝の右手。銃をブブキに変化
新走 宗也(CV:木村昴さん):炎帝の左手。指輪をブブキに変化
間 絶美(CV:日笠陽子さん):炎帝の左足。懐中時計をブブキに変化
石蕗 秋人(CV:興津和幸さん):炎帝の右足。静万年筆をブブキに変化

物語の終盤・・・私の中で一気に株が上昇したのが万流 礼央子でした。
極悪非道な物言いや態度に最初はイラッとしたのが本音です。
でも昔の彼女は・・・全然違っていました。
ですが炎帝との出会いが彼女の運命を大きく変えてしまったのです・・・
でもそこには色んな思いが交錯しているので、事は単純ではないんですけどね^^;

奥歯にモノが詰まった様な言い方しか出来ないのが歯痒いですが、この作品は既に続編の制作が決まっていて物語的にも全然途中なんです。
そのため、これから転がる方向によってはこで書いた感想が全然別のモノになってしまう・・・
そんな危うさが感じられる作品なので、随分と浅いレビューになってしまいましたがご了承願います。

オープニングテーマは、鈴木このみさんの「Beat your Heart」
エンディングテーマは、MYTH & ROIDさんの「ANGER/ANGER」
この2曲はどちらも痺れるほど格好良い曲です。巷でも人気がある様ですが激しく納得です。
この曲もアニソンBEST10の上位入賞間違いなしの曲だと思っています。

1クール12話の作品でした。喜怒哀楽にはちゃんと理由があり、人はその理由に基いて行動しています・・・
そしてこの作品はこれからどんな方向に進んでいくのか・・・オリジナル作品なので、続編の放送が始まるまでおあずけですね^^;
現在鋭意企画〜制作中だと思います。
願わくば悲しいキャラが出てこないことを祈っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

オリジナルアニメ制作の難しさ

CG屋、として数多くのアニメ制作に携わってきた、

サンジゲンの設立10周年を記念して制作された、オリジナルアニメ。

視聴前はかなり期待していた作品だったのだが、

蓋を開けてみると、他の制作会社が同様に直面しがちな問題、

「オリジナルアニメの難しさ」、を改めて感じるものだったように思う。


☆物語☆

ロボット、バトル、SFファンタジー要素で構成されたもので、

ブブキとブランキ、ブランキ使い、という設定や世界観は個人的に斬新で面白いと思うのだが、

肝心の脚本が非常に勿体無いように思う。

とにかく、ロボット&バトルものなのに、物語の方向性や本筋が解りづらい。

視聴者としては、この手のジャンルのものには、単純明快さや痛快さを求めているように思うのだが、

そもそも最初の段階で、多くの視聴者の心を掴むことに失敗しているのではないかと思える。

善と悪、A VS B という対立軸さえあれば良いのに(少々単純化して言ってるけど)、曖昧さを含んだまま、

C や D といった勢力が出てきて、これでは視聴者が混乱するのも無理は無い。


また、その主人公と敵、という対立軸に関しても、非常に違和感を覚える描かれ方をしている。

これは去年観た「ガンダム Gのレコンキスタ」と同様の現象が起こっているように思えてならない。

これらの解りづらさと違和感は、大人の自分でも感じることなので、

子供が観て面白いアニメ、には到底思えない。
(こういうロボットやらバトルアニメって本来子供が好きなアニメだよね?)

どうやら2期があるようだが、巻き返しは果たせるのだろうか。。


☆声優☆

人気と実力を兼ね備えた豪華なキャスティングは非常に好印象で、個々の演技も良い。

個人的な注目としては、レオコ様演じる潘めぐみさん。

「俺物語!!」の凛子役とは全く違った声で、正直同じ人物だとは思えないが、

これからが注目される声優さん、として抜擢されたんでしょうね。


☆キャラ☆

この手のジャンルのものでは主人公、東の魅力が薄いというのは致命的で、

むしろ敵であるはずのレオ子様の方が魅力があるように思える。
(まぁある意味レオ子様も主人公なのだろうが)

主人公グループのメンバーには背後にドラマはあるものの、イマイチその部分で引き込むには弱さを感じる。

アメリカやロシアのキャラは、急にギャグアニメを思わせるような描かれ方をしていたり、

シリアスなんだかギャグなんだか。。やはり物語同様解りづらさがある。

ブブキの右手ちゃんが可愛い、というのはどういうことなんだ。。。


☆作画☆

この作品の一番の見どころは、ハッキリ言って、やっぱり作画(CG)に尽きると思う。

従来のアニメは原画メインでCGを部分部分で効果的に使う、というものが殆どだが、

この作品は殆どがCGで作られている。

しかしながら、ポリゴン・ピクチュアズがやっている、フルCGの作品とは違い、
(この作品も一応フルCGにはなるのかもしれないが)

これまでのアニメのように、違和感を感じることはさほど多くなくなったと感じる。
(もちろん個人差はあるだろうが)

これはキャラの表情など、手描きの紙原画でないにしろ、ちゃんと作画部分があるからで、
(HPには出てないが、エンド・クレジットにはデジタル作画部 原画担当4名が出ている)

従来のアニメとはバランスが全く逆のものになっている。


また、テレコム制作の「ルパン三世新シリーズ」でも見られたような、輪郭線の描き方が非常に特徴的で、

敢えてセル画を意識して仕上げてあるのは、かなり労力を要するものだと思う。

肝心な動きに関しては、お手のもの、と言わんばかりの迫力あるバトルシーンが描かれている。

正直作画の点数評価は他の制作会社のものと比べて、殆ど類を見ないものなので(CGと作画のバランス)、

評価自体が難しい。

今後の期待を込めて敢えて4.5点を付けさせて頂いた。


☆音楽☆

OPは主人公たちを表現したものとしては、アニソンとしてよく出来ていると思うし、

EDは単純に格好良い曲、EDアニメーションと歌詞に注目すると、レオ子様を表現している曲、

と解釈出来るようにも思う。

また、作中のBGMはバトルシーンでは非常に迫力のあるものが使われているのが印象的で、

こちらも作画同様に抜かりなく作っている、と感じた。


まとめ

とにかく設定や世界観は面白いが、解りづらい。
(決してあれこれ直接的な説明が足りない、と言ってるわけじゃない)

声優、作画、音楽に関しては、さすがに力を入れているというのが判る。

1期で感じた違和感や解りづらさも、2期でひっくり返すような展開が待っているなら我慢できる、

と言った感じで、なんだかんだ2期には期待したいと思っている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

62.6 3 双子でオリジナルアニメーションなアニメランキング3位
ハンドシェイカー(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (266)
1227人が棚に入れました
ハンドシェイカー――
手を繋ぎ、深層心理から生まれた武器”ニムロデ”をもって互いに戦う者達。
己が「願い」を叶えるため、”神”にまみえ、
”神”を打ち破らんと数多のハンドシェイカー達がその頂点を目指し、競い争う。
その果てにあるものとは――。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、諸星すみれ、茅野愛衣、村瀬歩、上坂すみれ、石川界人、小松未可子、杉田智和、福山潤、日笠陽子、森久保祥太郎、雨宮天、浅沼晋太郎、佐藤聡美、小林裕介、浪川大輔、加隈亜衣、津田健次郎、早見沙織
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リリとコダマのダブルヒロインを主役にすれば、もう少し面白くなった

ゲームや映画にもなっていない完全なオリジナル作品だろう。オリジナルアニメは昨年も不作だったが、今年も期待できそうもない。テレビのオリジナルアニメは冬の時代がきているのかもしれない。

=キャスト=
コヨリ(cv:諸星すみれ)
リリ(cv:茅野愛衣)
チヅル(cv:上坂すみれ)
コダマ(cv:小松未可子)
バインド(cv:日笠陽子)
ムスブ(cv:雨宮 天)
マユミ(cv:加隈亜衣)
シグレ(cv:早見沙織)


第1話 アニメイト30周年記念作品にしないほうがいいかも
{netabare}
手をつなぐという設定を知った時点で、トイレと風呂シーンがあると思った。じっさい、次回は風呂シーンがあるようだ。
ずっと手をつないでいるのは軽く引くし、いくらなんでも無理がある。道具を使ったほうがよかったんじゃないか。手錠で男女がつながるのはよくあるけどさ。

股間を踏まれて悶えている巨乳キャラの声優さんは誰だろうって、ストーリーそっちのけで気になった。調べたら日笠陽子さんだったので、なるほどって納得した。「い、いきます」はさすがにまずいだろって思ったけど、個人的にはOK。

だけど、アニメイト30周年記念作品が放送中止になったらシャレにならんぞ。

作画はCGだからきれいに見えるがそれほどいいとは思わない。アングルがよくないのか、ゲームの3D酔いしそうになる。キャラのデザイン、というか巨乳の形がイマイチだった。

色々愚痴ったけど、キャストはけっこういいし、書きたいことも色々出てきそうなので最後まで見ると思う。
{/netabare}

このアニメがどうやったら面白くなるか考えてみた
{netabare}
序盤で断念する人が続出しそうなアニメになってきた。
ネットの感想を読むと酔うという人がけっこういた。商品としては欠陥があるので改善すべきだろう。

このアニメの視聴者が断念しないためには、序盤のクライマックスまでに以下の三つのことが必要だと思う。

1.謎は序盤で明らかにすべき
昨年のオリジナルは、やたらと謎を出してきて、解明なしで終わらせるのが目立った。解明の部分は作品の評価に大きく関係するので、ヒット作が生まれなかった原因の一つと言える。
謎(序盤)→伏線(序・中盤)→解明(終盤)が理想的なのだが、アニメの場合、謎(序盤)→解明(終盤)が多い。視聴者を驚かせる効果はあるが、深みがなくて感動させるのは難しい。
このアニメもすでにいくつか謎があるが、伏線がないなら早めに明らかにしたほうがいい。
先延ばしにすると視聴者が期待してしまう→期待に見合うだけの答えを出せない→作品の低評価につながる、といったいつものパターンになってしまうからだ。

2.目標をはっきりさせる
主人公の目標やラスボスをはっきりさせること。じつはあの人がラスボスだった、みたいなのはめったにうまくいかないからだ。

3.重要なのは主人公ではなく、サブキャラ
主人公に力を入れて描くのは当然だが、それと同じくらいサブキャラにも力を注いでほしい。サブキャラを主人公にしても面白い話ができるくらいにキャラを作るべきだろう。
{/netabare}

第2話 風呂シーンあるよ
{netabare}
予想通り、トイレと風呂があった。女の子の大事な日はどうするんだろ。しかし、こういうシーンさえあれば喜ぶと思われていると視聴者も自覚したほうがいいな。

少しなら手を離しても大丈夫とか、すげーうさんくさい。平行世界とか准教授が説明したけど、平行世界の存在をなぜ知っているのかという矛盾がすでに発生している。電子ロックのドアがひらいた時点であやしいと思っているけど。
舞台はリアルなので科学的にとまでは言わないまでも、平行世界についてそれなりに説得力のある説明がなければいけない。ヴァーチャル空間だったから戦った相手もケガ程度で済んだ、リアルならこのほうが説得力がある。

主人公も疑わしい。機械いじりが好きなら現実的なキャラといえる。鵜呑みにしてしまうのは、キャラの作りが甘いか、本人も知らない特別な理由があるか(主人公の周辺も疑っている)。機械いじりと平行世界なら量子コンピュータを出すべきだろう。アニメではほとんど見ないので調べてみたら「ゼーガペイン」しか引っかからなかった。難しいのもあるがチャレンジしてほしいものだ。

謎はあまり多くしないほうがいい。それだけリスクを負うことになるから。手をつなぐ理由くらいは序盤までにはっきりさせておくべきだろう。

日笠さん、もう出てこないのか。いい声優さん揃えたのに扱いが雑だなあ。妹役の雨宮さんもあれだけで終わりとは思えないんだけど。コヨリは主人公の妹となにか関係があり、妹もまたハンドシェイカーで、戦う相手のなかに妹を倒したやつがいる、といった設定くらいはあってほしい。
{/netabare}

第3話 予告以上の内容はなかった
{netabare}
前回の予告でチヅルと戦うのはわかっているのでチヅルたちがハンドシェイカーでも驚きはない。Aパートにあんなに尺をとる必要があったのだろうか。おかげでバトルも途中までになってしまっている。

今回気づいたことを書いておく。
まず、握る手は右でも左でもいいようだ。それから、視聴者のだれもが気になる点、15分くらいなら手を離せるとか、どうやって着替えているとか、の説明があった。

主人公はいいとしても、社会人が願い事が叶うと言われて信じているのはどうかと思う。まず、疑うだろう。それか、願い事を叶えた人を見るなりしていないとおかしい。

社会人のチヅルたちが出てきたことで、コヨリが平行世界に連れて行っている可能性が低くなった。コヨリが特殊というのはまだあるが、平行世界に移動するのはハンドシェイカーとは関係ないところで行われている可能性が高い。
{/netabare}

ヒロインたちはケガや病気を抱えているのか?
{netabare}
チヅルのロリ体形を社員たちが馬鹿にするシーンがある。アニメにおいてロリの大人は珍しくないのだからとても不自然。馬鹿にするのが自然な行動なら、リアル感を出していることになる。つまり、チヅルはなんらかしらの病気で成長が止まったキャラでなければ整合性がとれない。
コヨリの体にも傷跡があるし、バインドの身悶えも病気なら納得…しないか。
{/netabare}

第4話 音楽と大阪城はよかった
{netabare}
ぬるいバトルに何か意味があるのだろうか。決着のつけかたもわからないし、勝ち続けるのが目的なのか、ハンドシェイカーを全員倒すのが目的なのか、よくわからない。願い事はブラフとしか思えない。キャラクターたちが願い事を信じている設定自体、かなり無理があると思う。

バトル中に流れる音楽はよかった。切ない感じを受けるんだけど、命がけのバトルではないので合っていない。大阪城もよかった。バトルなしで背景として見せてくれるだけでよかった。

ハンドシェイカーが出会うと平行世界に行くような説明があったけど、行ける根拠は”ハンドシェイカー”だけ。これで納得できるのか。設定としてひどすぎるだろ。だから、ハンドシェイカーとは関係ないと考えている。

ここまで説明ばかり。巨大コンピューターとか平行世界の入り口が出てきたわけではない。ハンドシェイカーが平行世界のような場所に移動して、武器のような物が出て、ぬるいバトルをしているだけ。裏がなければさらに評価は下がるだろう。

第9話がいいらしいけど、昨年のワーストアニメでまったく同じことを言っていたことを思い出す。第8話までは自信がないとしか思えない。
{/netabare}

第5話 某カードバトルのアニメと設定がよく似ている
{netabare}
茅野さんの演技が楽しめた以外はとくに感想がない。アニメイトの宣伝回って感じだった。
准教授が元ハンドシェイカーだったとか、リリが弟大好きなところとか、某カードバトルのアニメとよく似ている。あっちは双子だったかな。バトルに勝ったら願い事が叶うとか、パクッているのか思考が同じなのか、こういう路線の話はあきてきている。

あと、どう見てもパフェが出てくる高さでないことや、どこにもなかったスプーンが突然現れてコヨリが握っているところが不思議だった。プロのアニメーターが作っているんだから作画ミスとは思えないので、きっと伏線なんだろう。
{/netabare}

第6話 半分まできたのかな
{netabare}
全12話なら半分になる。ここまで見てきたので褒めてほしい。
今回も茅野さんの演技だけが楽しめた。どうせならリリを主役にしてほしかった。
バトルシーンで魅せるアニメなんだろうけど、気分が昂らないバトルシーンって、珍しいなって思う。駆け引きがほとんどないのが原因なのか。むかしのアニメでも見ているような気分になる。
{/netabare}

第7話 予告見て、こんな感じかなと思ったら、そんな感じだった
{netabare}
茅野さんの声と演技は面白かったなあ。見る理由はこれだけかも。無駄にデカいあの胸はなんとかならないのか。しかも揺らす以外未使用状態じゃないか。

冒頭部分が録画できていなかった。コヨリの事情とか話していたみたいだけど。このアニメの設定はほとんど覚えていないから、あまり気にしていない。そもそも、准教授の説明だけでまったく説得力がないので、ほとんど聞き流している。

次回は面白そうな気がした。回し蹴りしている女の子のパンチラも拝めるかもしれないし。
いい場面でコヨリがしゃべるんだろうな、という気はする。だけど、謎を終盤で明かす典型的なアニメになってきた。その解明部分でこのアニメの評価が決まる。もう決まってる気もするけど……。
{/netabare}

第8話 期待したほどではなかった
{netabare}
速くてパンチラ見えなかった。期待したのはそこだけなのに……。
あとは、今回も茅野さんの演技が面白かった。いっそのこと主役にしてほしい。

キャラとバトルシーンは許容範囲だとしても、ベースになっているストーリーが稚拙すぎる。謎を明らかにするのを終盤まで先延ばしにするのも面白さを半減させている。

謎はあってもいいが、視聴者には明かして、キャラにはわからないようにしておくほうが面白くなると思う。
{/netabare}

第9話 コダマのオチのほうが面白かった
{netabare}
第9話がいいなんて言わなければ、そこそこの評価はもらえただろうに。ハードル上げてしまったので、期待したほどの反響はなかったんじゃないか。制作スタッフは傑作と思ったんだろうな。ちょっとかわいそうに思えてくる。”第〇話がいい”は当てにならないという功績は残しただろう。

ここまでコヨリがしゃべらなかったので、この展開は予想つく。裸になって変身するとは思わなかったけど。今回のイチオシは、変身シーンなんだろう。だけど、第1話のバインドのほうがインパクトあった。

しゃべらない理由や能力を使わなった理由がまったく説明されないのはどうかと思う。
コダマのルックスと歌唱力でほとんどファンがいないのも不自然。何かの妨害があるとしたほうが自然だろう。小松未可子さんにも失礼だろ。
{/netabare}

第10話 着物は描くのが難しそう
{netabare}
今回の感想は、着物がよかった、描くの難しそう……これくらいかな。コヨリはしゃべらないほうがキャラとしては面白かった。

次回、謎が明らかにされるので、た・ぶ・ん、面白くなるだろう。この作品の評価を決める回にもなる。ミステリーで探偵が犯人を当ててトリックを明らかにする場面と考えればいい。伏線の回収や筋の通ったストーリーが展開され、いかにして驚かせるかが鍵になる。さいきんのオリジナルアニメはこれができていない。
{/netabare}

第11話 中二病というより、中学生レベル
{netabare}
あっと言わせるような展開を期待したけど、無理だったかあ。過去に見たアニメの設定やセリフを寄せ集めたようなレベルの低いものだった。
伏線の回収は、コヨリとムスブのところくらいか(まだわからないけど)。妹は主人公とコヨリを結んだというオチかな。あとは、中学生が考えた設定を見せられている気分だった。
一番驚いたのは、早見さんがちょい役で出てきたとこ。もったいない使い方してる。
{/netabare}

最終話 終わりなのか? いや、終わりにしてくれ
{netabare}
今期唯一の完全オリジナル(映画化やゲームになっていない)だったので、がんばって最後まで見た。バトルが終わったあと、やたら尺が長いので、もしかしたら2クールなのかと心配した。どちらともとれる終わり方だった。
コヨリと大阪城のつながりとか伏線の回収がほとんどなかったので、十年後に続編がありそう。

総評はあとで書くとして、最終話の感想としては、う~ん、とくにないなあ。コヨリたちが勝つのは目に見えてたし。マユミを救ったのは、元パートナーのコヨリだったのは、よかったかな。どうせなら、みんなで手を繋いで輪になればいいなって思ったけど。
{/netabare}

総評 リリとコダマのダブルヒロインを主役にすれば、もう少し面白くなった
{netabare}
このアニメは第1話で視聴者が見放したと言っていい。原因は三つある。

・エロいシーンさえ出せばつかみはOKという浅はかな考え
確かにエッチなシーンに視聴者は喜ぶし、"このすば"で同じことをやればウケる。シリアスなアニメでやってはいけないとは言わない。バインドがああなった理由を、視聴者は無意識のうちに求めるのだと思う。だから、バックグラウンドを見せておけばよかったと思う。

・3D酔いや目がチカチカする作画に考慮しない手抜き
けっこうな視聴者がこの症状を訴えていたのだから、制作段階でわかっていたはず。気づかなかったならそれは怠慢と言いたくなる。そのあと改善されたのは評価している。

・幼稚園児のような手をつなぐ設定
最初見たとき軽く引いた。このアニメの根本なのだが、最後までなじめなかった。しかも、しばらくなら離してもいいというアンバランスな設定。徹底して離さないかブラフかどちらかにすべきだった。


第1話のレビューでサブキャラを主人公並みに描くべきだと指摘した。これは合格点をあげたい。声優さんの演技もよかった。サブキャラはインパクトあったが、主人公とコヨリの印象が薄く、サブキャラにキャラ負けしていた。主人公の機械いじりの性格は能力以外ではほとんど生かされていない。コヨリはしゃべらないのが特徴だったが、先延ばししたわりには理由がしょぼい。

最後に、このアニメの設定を生かしたまま、面白くなるストーリーを考えてみた。
まず、リリとコダマのダブルヒロインを主役にする。願い事はどちらを選ぶか、二人が葛藤しながらバトルする。バトル中に手汗をかかないのはリアリティがなかったので、リリを手汗キャラにする。胸の谷間にもよくかく。「ちょっとあんた手汗かきすぎなのよッ」とコダマが突っ込んで、リリがシュンとなる。だけど、ラストバトルでは手をしっかり握って勝利する、そんなアニメが見たかった。

あと、アニメイトの店員を主人公にして、三十年間を1クールで見せるようなアニメでもよかったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

観終わった

なんか評判悪いみたいなのでちょっと擁護。
それぞれのオブジェクトに張り付いてる“柄”は、テクスチャじゃなくて地紋と思えば疲れが軽減されると思う。
ルパン三世のオープニング(80年版?)の五右ェ門が能やってる時の着物の演出と同じようなモンかと。


1~3話までの感想
{netabare}これよりちょっと前に放送されてたヴァルキリードライブマーメイドを「設定(女の子が武器になる)がエレメンタルジェレイドみたい」と思ったものだけど、こっちはそれ以上にエレメンタルジェレイドっぽいような?
設定じゃなくてキャラが…コヨリがレンと被るんかな?
するってーと千鶴がシスカ役にでもなるのだろうか。
いやね、現状世界観を説明するのが教授の言葉だけで、実感がないというか信憑性が薄いというか。
敗退者の元ハンドシェイカーでもいいからちゃんとした説明役が居ないとこれキツくないか?と思いまして。
因みに「どういう印象を抱いたか」の経緯をそんな感じで辿ってしまったため、1・2話のチェーン組のお色気演出は「あ、それヴァルキリードライブで見た」って程度にしか思えず、別段何も感じませんでした。
これは相手が悪いとしか言いようがないけど。

それと気になったのは、折角エモノが歯車なのにそのギミックを全然を活かしてないのはどういうことなんだろうか。
対チェーン戦とか、歯車に鎖噛ませてどうこうとかやると思ったんだがのう。
あれー?と思ってたら3話でもフツーにガキンガキンぶつけ合わせるだけだし、そのデザイン故の駆け引きは全く無さそう。
てっきり絵描き側優先の制作態勢だと思ったけど違うのだろうか。{/netabare}

4~8話までの感想
{netabare}4話でチヅルが仲間としてシスカポジションとなり、よしこれで胡散臭い教授の言葉ががどこまで真実か、また他に何か隠してるんじゃないかと追及が始まるんだろうな~と思ったらそれはナシ。
あっれー?
教授と会談したのに全く疑わず、(もし負かしてたらコヨリが死ぬってのを全面的に信じて)「人殺ししなくて良かった」とまで言い出す始末。
シングルギアって名前がどうとか負けて悔しいとか(勝ったところで願いが叶うかどうかは懐疑的なんだし)、そんなことよりもっと重要なことがあるんじゃ…?
願いのためなら人殺しも厭わないって程に覚悟キメてる奴ばかりでもなさそうってのは大きな収穫だと思うんだがのう。
と不思議がってたら次の回で中の人がツダケンなキャラが出て、そっちが「教授の言ってること信じていいのかな~?」と迫ることに。
あ、そっちが胡散臭さに突っ込む配役なのね、けどそうするとチヅル=見た目はどうあれ事情を知ってるマトモな大人キャラがようやく登場した意味が薄れちゃわない?と思ってたら、ツダケンキャラは口下手設定で、言いたいことが上手く言えないという有り様。
…。
あそこまで教授を胡散臭いキャラとして描いておいて、そこに疑問を抱くキャラが不在で、やっと出たと思ったらやっぱり疑問を抱かず、次に今度こそ出たかと思えば要領を得ない喋りしかできない。
なんじゃこりゃあ?

そして5・6話、委員長との対決では「戦う意思はない」の一点張り。
いやそうじゃなくて…チヅルの素振りを振り返れば「人を殺してでも願いを叶えたいと思ってる人ばかりでもなさそう」ってのは分かってるハズじゃん?
もし委員長が勝ったらコヨリが死んで、願いどころか後悔に苛まれることになりそうってのは分かってることじゃん?
まずは「オレ達が負けたらコヨリが死ぬんだ」くらい言わんのかと(この場合教授の言うことを信じてることになるけど)、ってか言わないのはむしろシツレイじゃね?
もっとズルいやり方なら「殺してでも叶えたい願いなのか?本当に叶うかどうかも疑わしいのに?」と揺さぶりもかけられただろうに。
そこら辺のズルい手口を大人なチヅルがレクチャーするもんかと思ったんだけどねぇ、なんのためのキャラだか。
バックアップは私に任せてみたいなこと言ってたから、てっきり後方支援するのかと思ったら完全に蚊帳の外だし。
つか後日、委員長と戦った報告もチヅルにはしてなさそうな予感。
なんじゃこりゃあ?

7話は箸休め回。
あえて言えばタヅナとコヨリの親睦を深める回。
もうずっとこの路線でいいんじゃないだろうか。

そして8話はこれまた…。
これを言うこと自体が自身に当てはまりそうであんまり使いたくないのだけど、口耳四寸(意味はググってちょ)キャラの登場。
マキハラだよ~だったりこども店長だったりッスッス連呼だったりコミュ障だったりましゃる~だったり、キャラ付けは極端なほど頑張ってるけど、これまで書いてきた通りキャラに思考能力がない・意思がない。
そこにもって薄っぺらさの象徴ともいえる口耳四寸キャラって…スタッフの自虐かな?
ってかさぁ、「負けたらコヨリが死ぬ」って言えって、それを相手が信じる信じないはともかく。
委員長が「コヨリの体質知ってたら戦えたかしら?」と、まーたチヅルの時と似たようなこと吐かせてるのだから、そこまで視聴者に見せつけといて戦闘を回避する・優位に運ぶ手段として考えが及ばないってのは脚本家の都合が過ぎる。
どうせ敵はスポーツ感覚でやってるだけなんでしょ?
負けた時のペナルティがお前らとは違うんだ、とタヅナはよく怒らないもんだ。
そしてこの局面でマキハラから新たな情報(勝ち続けると強くなる)とか、最初から言えよと。
というか、よく逃げ延びたとタヅナを褒める前にコヨリが死なずに済んでよかったと安堵するシーンでも入れればいいのに…まぁこれは裏があるのかも知れないけど。



とりあえずここまでの感想としては、キャラクターがひたすらシナリオ通りに動かされてるだけで空虚・生きていない。
そういった作品は見慣れたものだけど、ハンドシェイカーがひときわ目立つのは…特徴付けが極端なせいかな?
スタッフお勧めは9話らしいのでその前に一旦感想を書いておいたけど、この印象を覆す、または納得のいくような展開が起きてくれることに一応期待(ほぼゼロっぽいけど)。
できればコヨリが喋ったと思ったらバリバリの関西弁だったり、「噛み合う噛み合わないってウゼー」と突っ込んでくれたら大爆笑なんだけどなー。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
今更ながら最後まで観ての感想。
ってかニコ動で全話一挙放送やってて見ちゃったよ、これで通算3周は見たかな?好きなのかオレ!?

やっぱり途中イライラするのは、他のペアは負けても願いが叶わないだけ。
しかもそれはあくまでハンドシェイカーの力では叶わないってだけで、改めて本人の努力でなんとかなる…かも知れない程度、“ウィクロス”みたいに願いが逆方向に働くってことは無い。
なのにタヅナペアは負けたらコヨリが死ぬ設定で、代償が全然対等でない。
戦う意思が無いだのなんだの抜かすなら最初に事情を話せと、「ボクたちが負けたらコヨリが死ぬんだ」と言えよと。
それ言わずにズルズルと戦闘始まるのがほんとイラつく。
更に戦闘終わると仲良しこよしで、そんな程度だったら最初から戦闘すんなよと、言葉で分かり合えない・譲れないものがあるから戦うんちゃうのかいと(※)。

でもって最後はツダケン&マユミペアと戦ってーの、引き分けで終わって、結局神ってなに?願いってなに?コヨリの両親どこ?その他諸々の謎を残してエンド、投げっ放し。
そもそも勝ち続ければ神とまみえるってだけで、別に「最後の1ペアになるまで勝ち残らなければならない」ではない。
実際コヨリの両親は神の御許へ旅立ったとされるが、その時点ではマキハラ&ツダケンペアやコヨリマユリは健在だった(=他のハンドシェイカーが残ってた)ワケで、「何回勝てば良い」は明かされてない。
ぶっちゃけ作り手の事情に合わせて追加投入し放題で緊張感なんてありゃしない。
なによりそれまで負かしてきた相手が最終対決で助っ人に来ない。
せめて最後に助っ人に来る展開が待ってるのなら※部分も我慢できようなものを、それすら無い。
キャラに興味が無いなら1話のあとは11・12話を見るだけでストーリー理解する分には問題ない。
見たところで投げっ放しなんだけどね。

兎に角この終わり方が個人的には不満爆発で、放送終了直後に「観終わった」にするなら低評価付けるところだったのだけど…なんと2019年1月からまさかの続編(W'z)が始まりました。
えっ、続きあるのか!?
…。
だったらオチに対しての不満は持ち越し…になるのか?
これ単体での評価にすべきか、続編ありなのを踏まえた上での評価にすべきか、どうしたもんかスゲー困惑。
ど、どうしよう…。

と、まずは辛口なことを言って次に評価する点。
なんといっても作画が頭おかしい(誉め言葉)。
写真齧ってる方なら分かると思うけどアングルによってはカッコ悪く見える角度ってのがあって(足が短く見えるとか)、決めポーズなどはそういうのは普通避けるものなんだけど、これは容赦ナシにそれをやる。
コダマ(アイドル)のステージシーンとか。
また最後のツダケンペア、柄アリの着物でアクションって…正気かよと(誉め言葉)。
敢えて手間のかかる面倒臭い処理を進んでやってて「これはどういうこと?」とオタ友も困惑してました(主に金の出所)。
アニメイト30周年記念ってことでご祝儀が出たのかなぁと思うのだけど、じゃあ続編のW'zはどこから?と謎は尽きない。

総評としては、これ単体・これで完結ってことなら絵が良いだけの糞…とまでは言わないけど毒にも薬にもならない虚無アニメ。
続きがあるって前提なら…評価はそっちに持ち越しかな。
他にも続きモノの作品はいくらでもあるけど、もうちょい「ひとまずの区切り」は設けてあるっしょ、これにはそれが無いのが辛い。

追記
あれ、他の方の感想見てみたら触れてないので自分が書いてみる。
タヅナが最初コヨリと手を繋いだのはコヨリにかつて死んだ妹の面影を見たから。
実際、コヨリは両親が行方不明(世間的には死亡、マキハラ的には神の元へ行ったと解釈)になってから1月後、マユリと共に感情と臓器の一部を「持っていかれた」。
その時の臓器提供者がタヅナの妹…明言はされてなかったかなぁ、まぁそんなことを匂わしている。
1話でマキハラがタヅナを呼んだのもコヨリのドナーの兄だと知ってのことだろう、なにか「つながり」のある人間でないとハンドシェイカーにはなれないんだし。
で、しばらくの間はツダケンから「それはお前の妹ではない」とコヨリのために戦うタヅナは精神的揺さぶりを受ける。
タヅナの「妹の面影があるから大切に思ってるんじゃない、ボクはコヨリのことが──」と感情が変化してくのが“一応は”見所になってるので、そこをスルーしてしまうのは勿体無いかと。
ってかこれは自分が年をとったせいか、タヅナがコヨリを家に連れてきたとき、タヅナの両親はどんな気持ちだったのかの方が気になったり…娘が戻ってきたみたいって、半分正解だし。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

噛み合ってない

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
現在(2019冬)放送中の「W'z《ウィズ》」の1期、というより、10年前の世界のお話。登場人物や設定など、重なる部分は多い。

CG作画は悪くはなかったけど、好みは分かれると思います。CGか手描きかという好みではなく、「CG好きの中でも」好みが分かれるという意味です。まあ、「K」が楽しめた視聴者なら大丈夫でしょう。

ただ、作画云々を別にしても、あんまり面白くなかったです。ギャグは滑ってるし、キャラは変だし、突っ込み処多すぎるし、バトルは微妙だし、設定生かせてないし、ストーリーつまんないし、伏線未回収だし。

全部、噛み合っていません(苦笑) あまりオススメできませんね。

個人的には、まさか続編が作られるとは思わなかった。そのくらい、面白くないアニメだと思ってましたが、やっぱり(続編が作られるということは)人気があったということなんでしょうか。まあ、好みは人それぞれということですね(汗)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
独特の映像美、を目指しているのでしょうが、「この男子~」や「K」のような感じに見えた。

やっぱり、個人的にCGは苦手。

単純に、女性キャラが可愛く見えなかったな~。

本作をバトルものと見ると、ホントに残念な出来。バトルに面白さがない。雰囲気と勢いだけで戦っている。ハンドシェイカーならではの良さが生かされてないし、各キャラのニムロデの特殊能力がわかりにくい。

例えば、「ハンドシェイカー」という設定を生かすのなら、フィギアスケートのアイスダンスのような、男女が手を繋いで滑るように、踊るように戦うバトルが観たかった(せっかく作画を張り切ってるんだし)。

もしくは、ニムロデを生かすなら、各キャラの設定を生かした特殊能力が見たかった。例えば、タズナの「メカ好き」「歯車」という要素を生かすなら、剣とか盾だけでなく、「どんな機械も再現できる」というのでとか良かったと思う(歯車の剣と、普通の剣との違いは?)。

能力系バトルもののポイントは、「どんな能力で戦うか」ではなく、「その能力をどう駆使して戦うか」だと思う。そういう意味では、「ONE PIECE」の「ルフィ(ゴム技)」、「NARUTO」の「ナルト(多重影分身)」などは、あれ一本を様々に使い分け、あれだけ長く戦わせているんだから、大したもの(まあ、ONE PIECEは力業だけど)。そういう工夫が、「ハンドシェイカー」には見られなかった。

また、学園ラブコメとして観ても微妙は出来。中盤以降、タズナとコヨリが手を離す場面が多くなったが、なぜ?(研究が進んだというアニメ世界内での理屈付けは分かるが)。「ハンドシェイク」こそがこの作品のオリジナリティであり、アイデンティティだったのでは? なぜそれを自ら放棄する? (まあ、ずっと手を繋いでいるだけで面白くなったかは別として)「反重力」というワンアイディアをしっかり追求し、表現しきった「サカサマのパテマ(アニメ映画)」を見習った方が良かったと思う。

後半はもう、分かりやすく迷走。色々ぶちこんだ結果、まとめきれなくなったという、アニオリ作品にありそうな話だった(序盤にあれだけ推してたタヅナのメカフェチ設定も、後半は全く生かされてないとか、謎の551推しとか、設定をばらまいただけ)。

ラストですが、やっぱりよく分からなかった。色々とムリヤリ美談にしてる感じがした。ナガオカは、なんだかんだ理由つけているけど、マユミを薬漬けにして無理矢理バトルさせてただけだし。それでマユミが「ナガオカ先生を愛している」ってなっても、素直に応援できない。薬の影響じゃないって、なんで言えるの? また、リリ会長はガチショタで近親相姦の恐れがあるので、怖い。鎖の人と日笠さんの娘、なんか普通にラブラブしててタズナを応援してたけど、どこにそう変わる描写ががあった? あれはただのプレイだったの?

敵も味方も、誰でもとりあえず良い人にすれば良いってもんじゃないと思う。

そんな中、純粋に応援できるのは、「チヅル×ハヤテ」と「コダマ×ヒビキ」かな。どちらも女性上位で男がヘコヘコしてるけど、まあ、平和だし、うまくいきそうなカップルだと思う。

最後、コヨリとマユミが手を繋ぎ和解した部分や、コヨリの「たくさんの人と戦うことで繋がってきた」あたりから、(敵味方を越えた)絆を表現するあたりが主題なんだろうけど、それも微妙。まず、鎖の人とは戦ったのに何も繋がってないし、リリ会長やチヅル達なら、戦わなくてもちゃんと繋がれたと思う。なんか、後付けの理由付けに感じた。

そして、結局、「ハンドシェイカーって何?」「バトルに勝ち続けるとどうなるの?」「つか、ナガオカの病気も、コヨリの体質も、何も解決してないじゃん」とか。強いて言えば、タズナが(彼女ができて)妹の死を払拭できたことと、コヨリが感情豊かになったことくらいが、作中での成長(解決)かな。

このへん(伏線未回収)は、ラストに神様?っぽい浪川さんを出し、2期に伏線を残してましたが、このクオリティで2期やるつもりですか? 正直、あまり期待してません。

出来ないなら、ムリに伏線はったりシリアスにストーリー追っかけたりしないで、それこそバトルはオマケにして、2話(お風呂回)みたいにハンドシェイクを生かした、エロいラブコメに持っていけば良かった気もします。正直、2話が一番面白かったです。

最後に、主人公「タズナ」の決め台詞「噛み合った」は、作品自体の低クオリティと唐突感を合わせ、某ネタアニメの、「思い、、、出した!」を、思い出させた(笑) 良いネタになるのでは?
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
手を離せば死ぬって……一生拘束か……かなりハイリスクだな。なんかこう、手術で縫い付けるとか、グローブ的なもので結びつけとくとかしないと、うっかり離してしまいそうだな。日笠さん、大変っすね(苦笑)

2話目
なんだ、少しなら離しても大丈夫なんだね。サービス回。風呂は手を繋いだままの方が(男性視聴者的には)良かったのでは?

3話目
食事は、手を繋いだままでいけたんじゃ? バトルは、ホントに雰囲気だけだな。

4話目
説明回ですな。

5話目
いやだから、iPad?の操作くらい握手しながらやろうよ(汗) 寿命縮むんでしょ? たんだん、「極力、手を繋ぎっぱなし」の設定、緩んできてない? 自分達で作った設定(オリジナリティ)を、なぜ自分達で殺しにいくのか。キャラ、たまに4頭身くらいになりません(頭がでかすぎて)? おっさんと立ち話してる余裕あるの? お~、びっっくりするくらいつまらないし、頼りの作画も変じゃない?

6話目
バトル回。アニメイトに気を使いすぎw なにがどうして強いのか弱いのか。

7話目
だんだん、手を離す時間が増えてきたね。研究が進んできたということなんだろうけど、「ハンドシェイク」こそ、この作品のオリジナリティであり、アイデンティティでは?

8話目
分かりやすく迷走。

9話目
歌って踊ってバトルって。そして、魔法少女モノになったw

10話目
以下、書く気を無くすw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

63.4 4 双子でオリジナルアニメーションなアニメランキング4位
フタコイ オルタナティブ(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (151)
1033人が棚に入れました
都心から電車で15分の小都市=二子魂川市。そこで小さな探偵事務所を営む『双葉恋太郎』と、その押しかけ助手である『白鐘姉妹』。とある秋の季節、彼らが送った平凡で、そして平凡だからこそほんのりとしあわせだった毎日。
双葉恋太郎は桜月組に拉致されていた。組長の大切なインコをあずかっていた恋太郎はインコをネコに食べられてしまうという失態を犯してしまったからだ。その頃、双樹は夕飯の買出しをし、沙羅は助けを求めて事務所にやって来た金を連れてマフィアから逃げ回っていた。責任を取るべく賭けボクシングの試合に無理やり出場させられてしまう恋太郎だが、予想を裏切り相手をノックアウトしてしまう。怒った桜月親分は、恋太郎拳銃で撃とうとするが・・・

声優・キャラクター
水橋かおり、門脇舞以、関智一、堀江由衣、小清水亜美、伊月ゆい、綱掛裕美、長谷川静香、長谷優里奈、吉住梢、桑谷夏子、たかはし智秋、三五美奈子
ネタバレ

lEFUg59761 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『読書家』にお勧めしたい、愛のある哲学作品

原作は双子のヒロインばかりがでてくるギャルゲー「双恋」。
主人公が学校生活を送る中、双子のヒロイン達と出会い愛を深めると言う、いかにもな作品です。
そんな単なるギャルゲーが何を思ったのか、ヒロインの「容姿と声」だけをそのままに設定を一新したのが、この「フタコイ オルタナティブ」です。
主人公はオリジナル、ヒロイン達の性格は崩壊、というか設定そのものが別物、
物語の舞台も、ただの駄洒落で決めたであろう「二子玉川("ふたこ"たまがわ)」。
発表された当時はバッシングの嵐だったのを良く覚えています。
放送終了後もぶっとんだ脚本に批判が集中し、あまり良作扱いをされておりません。
ですが、個人的には名だたる作品にも引けを取らない、不朽の名作であると思います。
以下、その理由を項目ごとに解説していきます。

■物語……5.0
この作品が「駄作」と言われている最大の理由、それが物語の脚本がぶっとんでいる、という点です。
ネタバレをしないよう何かに例えるならば、
「ドラえもんの世界に突然プレデターが出現し、それを静香ちゃんの応援によって超常的な力に覚醒したのび太が、ワンパンマンのごとく一撃で打ち倒す」
というストーリーです。意味が分からないですね。
ですが、実はこの荒唐無稽なストーリーからは深いテーマが読みとれ、それに気付けるかどうかが肝になってきます。
先ほどの例えで言うならば、プレデターは「のび太のコンプレックス」を、静香ちゃんの応援は「価値観を共にしてくれる存在」を、超常的な力は「社会からの解放」を意味しています。
{netabare}
見終わった方向けに説明すると、こんな感じです。
突然現れたイカ=一般社会の常識や価値観の象徴
2人を選んだ結末=エロス(性愛)を超える真の愛
巨大なイカ=社会から外れる者を修正する最後の砦である世間の目
アクロバット=世間から解放された身軽さ
探偵キック=自己の価値観を肯定する強い力
{/netabare}
つまりは、「自己を開放して価値観を共有することの大切さ」を描いたストーリーと言えるのです。
大事なのは、それを制作側が意図しているかどうかではありません。
その思考に至れるだけの素材であるということが、大切なのです。
深読みであることは百も承知ですが、哲学するに値する脚本であることは確かであり、それは間違いなく名作の物であると言えるでしょう。

■作画……4.0
作画を担当しているのは、今やFateシリーズでお馴染みのufotable。
当時はまだテイルズ作品等でしか見かけない名前で、無名のスタジオでした。
しかし、この時からその美麗さはすでに存在しており、止め絵も崩し絵も視聴意欲をグングン煽ってくれます。
ufotableとしては初めてシナリオから携わった半オリジナル作品とも言え、当時のスタッフがかける情熱が直接伝わってくる作画です。

■声優……4.5
コミカルなシーンが多い本作ですが実力派の声優さんが揃っており、テンポ感を一切損ねない演技は素晴らしいです。
特に、主演の関智一さんの演技は、それはもう尋常ではありません。
陽気でお調子者でコンプレックス持ちの面倒くさい青年を、見事に快演しています。
特に、主人公が困難の末に出した結論をモノクロで独白するシーンは、スッと心の中に入ってくるかのようなネイティブさがあります。
私は、この作品の『双葉恋太郎』というキャラクターは、数多くのキャラを演じている関智一さんの中でも、最高峰の演技が見られるキャラクターだと思います。

■音楽……4.5
テーマ音楽が本当に秀逸です。
暖かく、幸せで、どこか切ないメロディー。
それはこの作品全体の雰囲気を大きく作り出す重要な要素で、様々な場面でいい仕事をしてくれます。
他にも、音楽の演出がテレビ的というよりは映画的な使われ方をしているのも珍しい部分でしょう。
演出家や作曲者のこだわりが見られる、いいサウンドトラックだと思います。

■キャラ……3.5
元々がギャルゲーなので、味付けは濃い部類です。つまりは萌え萌えしてます。
そこが受け入れられるかどうかで、評価も変わってくるでしょう。
キャラクター像自体はありふれたものですが、分かりやすいのはいい事です。
ただし、主役級である3人だけが、難解で奥深いキャラ設定をなされており、その温度差が理解しにくい一面を作ってしまっているのは否めません。
バランスの難しい作品であることが、キャラクターからも伺えます。

台詞回しや動作の間、音響効果の使い方や明暗の切り替わりまで、至る所に細工が施されている本作。
基本はノスタルジックに、時にコミカル、時にシリアス、色々な一面を見せてくれるこの作品は、見ていて飽きを感じさせません。
個人的には、様々な作品の価値観やテーマを知っている『読書家』タイプの人なら、凝り固まらずに受け止められるのではと思います。
表面だけを見るのではなく、そこをかき分けて中身をじっくりと観察する。
その大切さを教えてくれるアニメです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

三人でいたいーー。

双恋の第二作目にあたる作品。
キャラは前作を引き継ぐ形となっていますが、
その立ち位置やその他の大部分の設定が一新されており、全くの別物とみて間違いないでしょう。
制作会社もテレコム・アニメーションフィルムからFateシリーズでおなじみのufotableに変わり、
なぜユーフォなのか納得できる内容になっていたと思います。


さて、ではその内容についてです。
この作品を観る前の前提条件として、
私は前作をあまり楽しめなかったことがあります。
すなわち期待値はかなり下降してました。
しかし、いざ蓋を開けてみればあらびっくり。

面白ェェェ!うっうっ。。

ブッ飛んだ世界観が心を踊らせる・・
脈絡のなさそうな展開や荒唐無稽で意味不明にみえる敵など、
普通ではゲンナリしそうな内容ですが、
この作品はそれを勢いと熱さと可愛さとそれだけでは語れない何かで、魅力的に仕上がっていました。
笑いあり涙ありの心に響く作品です。
(※評価点よりお気に入り。)



物語はとある経緯から探偵事務所の2代目となった主人公と一組の双子をメインに進みます。

その双子とは、前作においてサブ的な立ち位置だった白鐘姉妹(双樹&沙羅)。
この双子を主役に据えたこと。
その他の双子の出演が抑えられたこと。
これが個人的には評価したいポイントです。
白鐘姉妹にスポットが集中してるおかげでより魅力的な個性を覗くことが出来ました。
これですよこれ!私の求めていたものは。
双子の良さを上手く引き出してくれてます。
二人ともかぁいいよぉ~お持ち帰りィ~!


それと、前作より表情が豊かになりました。
顔も体もよく動く。
ここはユーフォの力ですかね?
ピョコピョコ動く双樹ちゃんたちを輝かせるロングスカートな制服も可愛らしい。

双樹ちゃんも沙羅ちゃんも主人公くんも面白可愛かった。
三人の日常会話が笑える萌えるで最高。
一見の価値アリです。
そうそう、主人公くんはけっこういいキャラしてて好きですね。


他の双子ちゃんもちょいキャラとしておまけ程度の登場でしたが、
彼女らも双樹ちゃんたちと比べて短い出演のなか、
存在感を示ししっかりと爪痕を残してくれました。
面白かったです。



OP「New World」 歌-ベ・ユミ
ED「ぼくらの時間」 歌-eufonius

OPの疾走感の凄さよ。
映像もよく動くしブッ飛んでるしw
これで心を掴まれたといっても過言ではない出来映え。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――



白鐘姉妹の声優強くね?
双樹ちゃん役を務めるのはイリヤなどで知られる門脇さん、そして沙羅ちゃん役がマミさんで有名な水橋さん。
元々、門脇さんは大好きなのですが水橋さんの演技が沙羅ちゃんにハマりすぎててヤバいです。
ほんと二人とも可愛い。


それと、舞台となる二子魂川は二子玉川がモデルのようですが、
二子玉川にはたまに行くのでここも何となく嬉しいポイントです。


物語の中身についてはほとんど触れずにごめんなさい。
でもこれは知らずに観たほうが良いのでは?と思ったためであり、
怠惰が招いた結果ではないことをご理解くださいましヽ(´ー` )ノ(ドキドキ・・)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

奈悠 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

設定演出がむちゃくちゃだよ?!だがそれがいい!!

全13話。最初からなんだこれは!?ってのが最初の印象。

しかし、しっかりとしたストーリーがその過剰な設定などでも十分生きてます。
何も考えずに本編楽しめばいいよ。いや本気で。

中盤あたりでどうしてこんな生活を送っているか回想シーン含め見応えあります。
沙羅&双樹との出会いのきっかけ。「私達を探してください」

終盤も本気だったのかこの設定って・・・。
だがそれがいい!!って本気で言えるような内容でした。

演出は細かな心理描写も含めかなり見応えがあります。
男らしく成長していく恋太郎もいいですね。

ドタバタラブコメっぽい始まりだったけど、ちょっと変わった3人のお話。
愛の物語を感じてください。

私的に“もっと評価されるべき”と思える作品です。


こんなお話
“――3人でいたい――”

原作はメディアワークス電撃G's magazineにて連載中の双恋。
双恋のプロジェクトとして同じ原作を2つの制作会社が全く違ったアプローチで作るとどうなるか?
という「双恋」ならではの企画で進んでいた作品です。2004年10月よりテレビ東京系にてO.Aしていた老舗の制作会社テレコム・アニメーションフィルムの「双恋」に対し、「フタコイ オルタナティブ」は新進気鋭の制作会社ユーフォーテーブル(ufotable)が担当!
「主人公と双子の3人が一緒にいることが、主人公視点による“嬉しい”じゃなく、視聴者視点で、それが彼等3人にとっていちばんの幸せであるように観てもらうためにはどうすればいいのか?と、ひたすら考え抜いて作っています。」
銭湯へ行ったとか、帰り道に肩を並べて歩いたとか。本当に日常の些細な幸せ・・・
フタコイが描くのはそんな幸せです。
(公式より引用)


OP「New World」 ベ・ユミ(1st Single)
ED「ぼくらの時間」 eufonius(上記Singleのc/w)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

66.3 5 双子でオリジナルアニメーションなアニメランキング5位
歌舞伎町シャーロック(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (213)
752人が棚に入れました
新宿區イーストサイド・・・・・・混沌を極めたその街の中心には、ネオン瞬く歌舞伎町が広がっていた。光が強けりゃ影も濃い。悪人どもの潜む暗がりの、そのまた奥に探偵長屋の明かりが灯る。ハドソン夫人の営むその長屋は、なくて七癖、曲者ぞろい。野心満々のケッペキ探偵に、男を化かす姉妹探偵。はたまた刑事くずれのオッサン探偵がいるかと思えば、ヤクザを破門されたアンチャン探偵・・・・・・そして真打は、落語をこよなく愛する天才探偵シャーロック・ホームズ。切り裂きジャックによる猟奇殺人が起きたその夜、舞台の幕は上がった。探偵どもの化かし合いを横糸に、シャーロック、ワトソン、モリアーティ、三つどもえの友情を縦糸に・・・・・・ミステリー? いやさコメディ?なんともはや、判別不能ドラマのはじまりはじまり~。

声優・キャラクター
小西克幸、中村悠一、山下誠一郎、斉藤壮馬、東山奈央、東内マリ子、青山穣、橘龍丸、諏訪部順一

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

探偵どもの謎解き合戦、開幕! 変人づくしのコメディミステリー

この作品はオリジナルだったみたいですね。
アニメーション制作はProduction I.Gさんなのでクオリティも抜群…
しかも奈央ぼう、坂本真綾さんが出演されるとなると視聴しない訳にはいきません。


新宿區イーストサイド…混沌を極めたその街の中心には、
ネオンが瞬く歌舞伎町が広がっていた。

光が強けりゃ影も濃い。
悪人どもの潜む暗がりのそのまた奥に探偵長屋の明かりが灯る。

ハドソン夫人の営むその長屋は、なくて七癖、曲者ぞろい。
野心満々のケッペキ探偵に、男を化かす姉妹探偵。
はたまた刑事くずれのオッサン探偵がいるかと思えば、
ヤクザを破門されたアンチャン探偵…
そして真打は、落語をこよなく愛する天才探偵シャーロック・ホームズ。

切り裂きジャックによる猟奇殺人が起きたその夜、舞台の幕は上がった。
探偵どもの化かし合いを横糸に、シャーロック、ワトソン、モリアーティ、
三つどもえの友情を縦糸に…
ミステリー? いやさコメディ?
なんともはや、判別不能ドラマのはじまりはじまり~。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品…諏訪部順一さん演じるハドソン夫人を好きになれるか否かで視聴の良し悪しが決まるのでは(笑)?
何故夫人なんだろ…見た目はとても夫人には見えませんけどね^^;

物語の流れとしては、だいたい以下のような感じです。
・「BARパイプキャット」に探偵の依頼が転がり込んでくる
・事件の難易度に応じて「S級特盛」や「A級」などの賞金ランクが設定される
・事件への参加は自由で、一番最初に依頼を達成した人が報酬を貰える

物語は、ウエストサイドにある大学病院の法医解剖医であるワトソンが、近頃周囲で不穏な出来事が起きるようになり、その捜査を依頼すべくイーストサイドに渡ってきたところから始まります。
正直言ってこの設定はすっかり忘れていました^^;
そう、ワトソンはシャーロックに捜査を依頼しにきたんです。
それがいつの間にかすっかりうやむやになって、気が付いたらシャーロックのサポート役の座に居座って…物語が動いていきます。

細かい事件はちょいちょい入りますが、物語の大きな幹は2つ…
INTRODUCTIONに記載してあった「切り裂きジャック」事件と、その事件に纏わるその後の顛末を描いた物語です。

切り裂きジャックの事件は相当悪質で、決して許されない行為を犯していました。
そう、ジャッキはただ人を殺すだけじゃな飽き足りず、殺した人間の尊厳までをも平気で奪い続けてきたんです。
どうしてそこまで人間は歪むことができるんだろう…
そう思える事件だったのですが、個人的にはその後の顛末の方が辛かったかな。

全く想像しない方向に物語が流れていくんです。
そして一度走り出した暴走列車を再び止める術は、もう列車を壊す以外の選択肢はありませんでした。
きっと、ここに辿り着く前に立ち止まれるタイミングはあったんだと思います。
もしかすると、サインだって出ていたのかもしれません。
でも、それらに気付くことができなかった…

本当は同じ…
同じであることが嬉しかった…
それなのに少しずつ変わってしまったら、違和感だけじゃなく、孤独、焦燥、といった感情が渦巻いてもおかしくありません。
そうして気付いたら二度と戻れないなれの果て…
そう思うとこの顛末はあまりにも寂し過ぎます…
せめて香菜ちゃん演じるアレクサンドラが居てくれさえしたら、本当に世界が変わっていたんじゃないかと思うと悔しくて堪りません。
自分の存在理由を知らないのは自分だけ…
自分は自分の知ってることしか知らない…
本当はもっと違う自分だってちゃんとあるのに…
こんなことを如実に感じさせる物語だったと思います。

オープニングテーマは、EGO-WRAPPIN'さんの「CAPTURE」
エンディングテーマは、ロザリーナさんの「百億光年」と、石﨑ひゅーいさんの「パレード」
相変わらずロザリーナさんの楽曲が格好良い…
この楽曲も発売後に即ゲットしちゃいましたよ^^

2クール全24話の物語でした。
事件と落語の組み合わせ…
一見すると違和感しか感じませんが、中々良い味が出ていたのではないでしょうか。
特にラストの落語は、人を思う気持ちが言葉一つ一つに込められていて胸が熱くなりました。
2クールで見応えもありましたし、私はしっかり堪能させて貰いました^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

オチと推理とエクスカリバー

シャーロック・ホームズは、最もパロディ化、パスティーシュ化された探偵かもしれない。

本作の放送と同期に、同じく『シャーロック』を冠する実写ドラマが放送されているが、競作関係などはないものの、どちらの「シャーロック」も奇人変人である設定は共通しているようだ。
ドイルのホームズ連作の、本格探偵小説が「本格」としてジャンル的に確立する前のプロトタイプ的な性格が、ホームズがキャラクター的な強烈な特徴を持つところに現れているのだろう。

あまたのパスティーシュも、若いころのホームズ、異世界に紛れ込んだホームズはもとより、ホームズの姪っ子や、精神を病んだ夏目漱石が自分をホームズと妄想している、などなど、キャラクター性を強調したものが多い。

その中にあって、本作の歌舞伎町に住む落語家もどきの「シャーロック」も、奇抜さで負けてはいない。
いや、あの髭面の「ハドソン夫人」には勝てないかもしれないが。


シャーロック・ホームズが強力で特異な性格設定を持つのは、一種の文化英雄という性質が要請するからだろう。

「勇者」が聖剣で竜を倒して「世界」を恢復させるように、垂れ込める「謎」を吹き払い「世界」に秩序を回復する「英雄」としての探偵。

歴戦の武勇伝を持つ勇者が特権的な武器として「聖剣」を手にするように、「謎」を切り払う探偵の特権的な武器として与えられるのが、頭脳=論理=「推理」だ。
特異な頭脳=発想の象徴として、特異な性格が要請される。


ところで、別作品の感想で、探偵小説の探偵の推理は論理的な唯一の真理とは限らない、といった意味のことを書きこんだことがある。

エクスカリバーが竜を斃せるのは、数々の「伝説」によって「聖剣」である特権性を保証されるからだ。
探偵の推理=「論理」もまた、「伝説」に類比的な特権性の「保証」が付与される。

オーギュスト・デュパンであれば「アナリシス」、ファイロ・ヴァンスなら心理学的必然、エラリィ・クイーンなら因数分解的数学性、などなど。
ホームズならば、実験科学的な自然科学の論理性、という事になる。

これら「論理」の特権性の「保証」要素は、しかし推理が導く「真相」の論理的正しさを保証するものではない。

「聖剣」にまつわる「伝説」が、その物語内で聖剣の威力を保証するための装置であって、物語外では意味がないのと同様に、実験科学の論理性も、物語内で「論理」の特権性を保証するだけの装置に過ぎない。
デュパンのアナリシスもヴァンスの心理学もエラリィの「数学的」論理も、物語外では何の論理性も保証しはしない。

物語内での探偵の推理が「真相」となるためには、「物語世界内で」の論理性=説得力だけが問題なのだ。
物語内の作中人物全員が「唯一の真相」を導いた「論理的」な推理だと納得しさえすればいい。
そう、これが物語内で最後にたどり着いた「真実」であると、最後に締めくくる「オチ」だと納得しさえすれば。



落語で「真相」の「推理」を語る本作の設定は、「探偵小説的」論理性を巧妙に反映している。

一見は荒唐無稽な「推理落語」だが、語られた物語を象徴し、まとめ上げ、引き受けて、幕を閉じるものとしての落語の「オチ」の一言は、探偵小説の「論理的」推理と全く同型的な役割を果たすものだ。

しかし、それは、どんなデタラメでもおどけて語れば良いという事にはならない。
論理=筋が通っているでも、地口のように連想的な関係性でも、なんでもよい。それまで語られた物語をまとめ上げて「オチ」が付いたと観客に直観させなければ、オチとして機能しない。

落語の『あたま山』のオチは、論理的にはおかしい、不条理でシュールなものだが、練達の噺家が語ることによって、観客に「オチ」を直観させて笑いに巻き込む。

不出来な噺であれば、観客は白けてブーイングが起きるだろう。
不出来な探偵小説が、作者と作中人物だけが納得する「推理」で、読者を説得できずに怒らせるように。

はたして本作の「落語推理」は切れ味良い「聖剣」のような「オチ」をつけられただろうか。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

1クールでCOOLにまとめる方が良かった気がする。

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
アニオリの推理モノ。しかも、連続2クールという力の入れ具合。

映像など、クオリティはしっかりしていたと思う。

でも、肝心の推理(トリック)がな~。面白くない。

本作はかなりライトな作風だが、トリックまでライトにして、どうする? 91DAYSの脚本を務めた岸本さんがシリーズ構成だから期待はしてたんすけどね。

あと、本作には、ホモホモしい要素もあるので、そこが苦手なら、しんどいかもしれません。


《以下ネタバレ》

【視聴断念(4話まで)】
{netabare}
総括にも書いたけど、とにかく推理が面白くない。

まず、1話目でビックリしたのが、推理のキモに「におい」を使ったこと。

いやいや、視聴者に考えさせる気がないやん。まあ、「世界初、においがするアニメ」を開発したなら別として(苦笑)

他の事件もそうだけど、多くの情報が後出しで、「実はこうでした」だから、興が削がれる。本来、推理モノって、視聴者にもキチンとヒントを出し、推理をさせた上で、その上をいく謎解きをやられちまう、快感。1本取られた感。

それが推理アニメでないの?

まあ、エンタメ的には悪くないので、1クールだったら付き合っても良かったけど、2クール付き合う気にはなれないな~。落語の演出も、わりとどうでも良かった。
{/netabare}


【1話ごとの感想】
1話目「はじめまして探偵諸君」☆3
{netabare}
アニオリらしいメチャクチャさというのは、好印象。ミステリーの深さとしては、まだ感じない。爪とか身長とか、証拠をもっとちゃんと見せてくれないと、追い付けなくて当然。臭いとか、アニメだと反則。本格推理ではなく、エンタメ推理だな、こりゃ。

おそらく、かなりの量の「推理モノパロディ」が混ざっているのだろうが、推理小説はほぼ読まないので、全くワカラン。

《今後の展望》
歌舞伎町の裏のボスとか出てきそうだな。
{/netabare}

2話目「泣きぼくろ見つめ隊はいかが」☆3
{netabare}
歌舞伎町、こえぇな(笑) 花に興味ないバイトだっていてもおかしくないし、コブラとキタがライバルで、質屋をマネーロンダリングに使っていることは、後だしだよな。どっかで伏線として出しとかないとね。

《今後の展望》
てか、この作風(1話完結)で2クール? ダレそうだけど。1クールでCOOLに終わってた方が、良かった、ということにならなけりゃ良いけど。2クールで面白味が増すとしたら、縦軸となるストーリーがちゃんとしてるか、序盤に出てきたサブキャラ(例えば今回の花屋の人)達が、後半の事件にもからんでくるかだな。
{/netabare}

3話目「エース・京極冬人の夢は」☆2
{netabare}
完全に永ちゃんだな。ナイフだと警察は言ってない。いやいや、なんの推理にもなってないな。いくら黒焦げでも、歯形とかDNAとか、いくらでも特定出来るんじゃかいか? 大したことないミステリーに、すでに飽きてきた。

《今後の展望》
制作会社が、永ちゃんに怒られる(笑)
{/netabare}

4話目「お湯は基本熱め」☆2
{netabare}
この銭湯に、桃太郎は来ていない、、、だと!? そんなん、バカでも分かる推理(苦笑) この、落語風の謎解きもつまんないし。面白かったの、金隠しだけじゃ?

《今後の展望》
1クールならまだしも、2クールも付き合える自信がないので、自分はここで途中断念します。けどまあ、映像等のクオリティは低くないので、楽しみにしている視聴者のためにも、維持してほしいっすね。
{/netabare}

監督 吉村愛(やはり俺の青春ラブコメはまちっている・アオハライド・チア男子)

シリーズ構成 岸本卓(うさぎドロップ・銀の匙・ハイキュー!!・僕だけがいない街・ジョーカーゲーム・91DAYS・フルーツバスケット)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

63.2 6 双子でオリジナルアニメーションなアニメランキング6位
エガオノダイカ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (202)
701人が棚に入れました
地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国。王女のユウキは十二歳、そろそろ多感なお年頃。毎日泣き、笑い、時にはときめいたり…?しながら、王宮で楽しく暮らしている。日々を彩るのは、忠実な家臣たち。教育役のレイラ、政治を補佐するイザナ、騎士団長ハロルド、そして……幼馴染の側近、ヨシュア。「ユウキ!気合と根性さえあれば、何だってできる!」「……もうっ。またそれ~!?ヨシュア、もっと貴族らしくしてっ!」ステラは十七歳、有能かつクールな軍人。けれど微笑みはいつも絶やさない……笑顔は生きるためには、欠かせないから。これは、遠い星に生まれた、二人の少女の物語。

声優・キャラクター
花守ゆみり、早見沙織、松岡禎丞、佐藤利奈、神奈延年、置鮎龍太郎、小市眞琴、榎木淳弥、松山鷹志、長久友紀、増田俊樹、石谷春貴、白石稔
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

エガオニナルカ?

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
アニオリのロボアニメのダメなパターンの方、って感じですかね。

雰囲気や出だしの感じはかなり良かったんですが、肝心のストーリーでおおこけしました。ロボットアニメ自体は大好物なので、期待はしてたんですけどね。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず一番の問題は、「クラルスの停止=文明の崩壊」みたいな論調で物語を進めてきたのに、最終話Cパートでいきなり、「え? 結構、普通に文明を維持できるんじゃん」となったところ。あれはズルいと思う。話が違う。

という事で、あくまで、「クラルスの停止=文明の崩壊」と考えてレビューを進めていきたいと思う。そうじゃないと、ユウキの行動に是も非も言えないから(兵器だけが停止し、文明が維持できるならば、そりゃ理想的だから)。

ユウキのとった行動は控えめにいっても最悪で、まさかただの箱入りワガママ王女様のままで最終話までいくとは思わなかった。じゃあ、縄文時代や弥生時代は争いが無かったのか? 充分な食料や医療がない中で、幸せに長生きできたのか? など、たくさん疑問が浮かぶ。

もしこういう「ハッピーエンド」を目指すなら、「クラルスの軍事転用だけを止めるウィルスを流す(ナノマシンの改造)」とかにすりゃ良い(勿論葛藤は生まれないが)。

構成的にも、とてもとても疑問が残る。

本作はダブル主人公の形式をとり、相互にそれぞれの陣営を見せていた。その中で、敵味方に分かれた二人の主人公が出会い、どう平和に導くかが見処になる作品だったはずだ。

そんな二人の大切な「邂逅」を、まさか最終話の終盤にもってきて、しかも、一方(ユウキ)の考えに全のっかりとか、マジか?と思った。もう一人の主人公であったステラのとった行動は、「止めない」という消極的なものだけで、だったらなぜ、主人公を二人にしたのか分からない。

ダブル主人公のメリットは、立場や境遇などの違いから、見える風景が変わり、異なる主張をもった者同士がぶつかり合い、それでも互いを認め、異なる二人だからこそ辿り着けるゴールを見つけるところにあると、私は考えている。

例えば、ダブル主人公×戦争 モノの金字塔、「銀河英雄伝説」は、ラインハルトとヤンという二人の天才が、直接顔は見合わせずとも、常に相手を意識し、敵の味方以上に相手のことを深い部分で理解していからこそ、感動が生まれた。

けれど本作は、二人が直接顔を合わすまでは、互いから何かを受けとるのではなく(というかユウキに関しては、ステラを個人として認識すらしてないと思うし)、むしろ、自分の味方から多くを学び、たくさんのものを受けとってきた。だから、最後に敵側についたステラには、裏切り者のような印象をもってしまった。会って数十秒の敵国の姫のありきたりな台詞に感動し、祖国をあっさり裏切った、そんな風に捉えられてしまわないだろうか?

ダブル主人公のデメリットは、片方を深める時間が半分になることだ(だから銀英伝は長大だった)。これだけ、ユウキのやりたいことを100%叶えるなら、普通に王国サイドのエピソードだけで充分だった。また、ダブル主人公の良さを生かすなら、7話くらいで二人を出会わせ、二人がそれぞれに1つのゴール地点に向かっていくような構成の方が良かったと思う。

さらに、普通に考えて「クラルスの全停止」というのは、愚作としか思えない。ナノマシンを使いきり、人が住めない環境になるのが、明日明後日の危機でないのなら、まずはこの情報を全世界に公表し、王国は帝国に即事降伏(敵対勢力がなくなることで、兵器によるナノマシンの浪費は防げる)。日常生活におけるクラルスの使用も最低限に抑えつつ、代替のエネルギー開発か、ナノマシンの発明・生産に全力を尽くす。その上で、全て上手くいかなかった場合は、一次産業の推進(人力での農業指導や農具の生産、家畜を充分に増やすなど)や治安機関などをしっかり整備した上で、今回のユウキのように、クラルスの全停止を行う。そのぐらいのことをやった上で行わないと、限られた食料や文明の遺産を巡り、間違いなく略奪が横行し、戦争以上の被害を生んでしまう可能性もある。マジで、雑だと思う。

これだけの悪さがある作品なので、視聴後の感覚的には☆1でも良いのだが、1~4話くらいまではしっかり楽しめるなど、良さもあったので、まあ、☆2かな。

あと、ネタバレに繋がるようなOPをつくるのは、特にアニオリならやめてほしいと思った。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
クラルスの全停止=文明の崩壊みたいな論調で物語を進めてきたのに、最終回Cパートで、わりと普通に生活出来ているようなので、話が違うと思った。

ダブル主人公の良さを全く生かさず、最終回になってようやく邂逅し、すぐに意気投合する二人がよくわからん。

てか、クラルス全停止、兵器が止まって世界が平和になりましためでたしめでたしとか、頭お花畑かよ(向日葵だけに)w

☆1でも良いが、序盤はまあ楽しめたので、☆2で。
{/netabare}


【1話ごとの感想(視聴時毎回更新)】
{netabare}
1話目「ソレイユの少女」☆3
{netabare}
器の大きさをみせる、主人公。なんか、好きな世界観っぽい。

《今後の展望》
王女が有能且つ良い人なので、彼女の成長を描くというより、理想と現実のギャップに悩みつつも、それを乗り越える様子を描くんだろうな。笑顔の代価、というタイトルが気になるな。ヨシュアかユウキのどちらかが死んだりする?
{/netabare}

2話目「戦乱の真実」☆4
{netabare}
なんか、OPが盛大なネタバレになっているような、、、。ヨシュアの死亡、思ったより早かった。

《今後の展望》
こうなると、王女の闇堕ち、本領発揮で帝国を蹂躙することもありそうだけど、多分、爽やか路線だな。OP観る限り(苦笑)
{/netabare}

3話目「微笑みの戦士」☆4
{netabare}
戦場で親を殺した(かもしれない)兵士が、その子供に桃缶を配る。そして、家を爆破に巻き込み、助け、罵倒される。しっかり「人間」を描いているな。

《今後の展望》
1話ごとに主人公サイドを変えていく、ダブル主人公構成でいくのかな。銀英伝もそないな感じだし、好きな構成ではあるかな。
{/netabare}

4話目「希望の選択」☆4
{netabare}
王女の素人判断で最悪の結果を招く。なかなかちゃんとドラマを作る気があるな。

《今後の展望》
科学力と経済力、地の理は王国にあるが、戦力(物量)と勢いは完全に帝国にある中、やはり逆転の一手は、ユウキの覚醒しかないでしょうね。ただ、最終的には和解、和平だろうから、互角まで戻せば良いわけだけど。帝国に物資は無さそうだし。
{/netabare}

5話目「分隊の一夜」☆3
{netabare}
昔世話になった先輩軍人、、、わっかりやすい、死亡フラグ(笑)

《今後の展望》
リリィもいつか死にそうですね。ユウキにとってのヨシュアの死に釣り合う存在が、ステラにとってのリリィっぽいし。
{/netabare}

6話目「運命の岐路」☆3
{netabare}
総数五万!? かなり大規模なロボット軍団がいるんだな。いくら士気を上げるためとはいえ、戦術を考える人が前線に出るの? ユウキが指揮をとる(覚醒する)きっかけ作りか。

《今後の展望》
やはり、ユウキ無双の展開かな。今回追い討ちをしなかったことが、後々、ステラとの和解、共感の種になるのかな?
{/netabare}

7話目「王宮のひまわり」☆2
{netabare}
退役、メデタイ、メデタクナイは、微妙なところだな。こっちのチームも、かなりキャラは深まったな。ピアーズを殺したか、これはちと残念。なんか、体よく悲劇を背負わせて、ちょいキャラを殺していく。こうなると、ピアーズを殺すために、今回、彼をとってつけたように引き立てたことになる。こういう、キャラの生かし方、殺し方は嫌いです。キャラクターは、ちゃんと生きて、どうしようもなく、死なないと。

《今後の展望》
帝国側、ステラサイドにも死の悲しみは必要で、だとしたら、ヨシュアに釣り合うのは、リリィか隊長かと思っていたら、ピアーズというちょいキャラに悲劇を背負わせて退場させる手段に出たか。今後を、想像したいと思えなくなったな。とりあえず、ユウキ無双ですね。
{/netabare}

8話目「最後の伝言」☆3
{netabare}
イザナ、死亡。最後に一花咲かしたら死んでいく流れを続けるのか?

《今後の展望》
新型クラルスのリスク。世界が滅ぶとか、そんなんでしょ、多分。
{/netabare}

9話目「暁の挽歌」☆3
{netabare}
王国編が続いたね。笑顔の代価とは、人々がクラルスによって笑顔になった代価として、環境が犯されることもあるんだね。う~ん、パタパタ人が死んでいくな~。ハロルドも死に、いよいよ王国は人材不足だな。

《今後の展望》
次は帝国編を2話続けるのかな? 最終的には、世界の全てのクラルスを活動停止にするの? てか、これ、ストーリーまとまるか?
{/netabare}

10話目「魂の発火」☆3
{netabare}
戦争被害者との触れ合い。素直に笑う、ステラ。悲劇の予感しかしない。ここで、隊長の死か。ここで両陣営の物語がひとつにまとまるのね。

《今後の展望》
ステラ、最後は隊長の孤児院を引き継ぐのかな。次はステラとユウキの邂逅だろうね。二人はどんな決意をするのか。やっぱり、新型クラルスを使って、全クラルスの停止かな。でも、それで争いがなくなるほど、世界はシンプルなのかな?
{/netabare}

11話目「二人の決意」☆2
{netabare}
隊長への熱い思いに、なんかこっちがついていけないな。ダブル主人公ものだけに、片側の掘り下げは不十分になるわけだし。ユウキが、父の死というツラい事実を、母親に言わせず、自ら言ったのは、偉いと思った。

《今後の展望》
まさかこれ、クラルス全停止でハッピーエンド、にはしないよね? クラルスを全停止するならするで、現実的な代替案がないと。
{/netabare}

12話目「笑顔の代価」☆1
{netabare}
よく娘だと分かったな。母親の超能力か? なぞの挿入歌(笑) 野菜は元気になるって、ナノマシンは自己増殖するの? じゃないなら、「減らなくなった」だけ(現状維持)で、回復はしないでしょ。

いや、確実に間違いなく、ユウキもステラも刺されると思うんだけど。

ここまでダメな最終回も珍しい。総合評価まで1にしようか悩むレベルです(汗)

《今後の展望》
2期や劇場版はないな。100%。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

ダイカ君の笑顔がステキでした

3話までの感想{netabare}
大地が作物育ちにくくなって食料を巡って戦争ってのは非常にシンプルで分かりやすい。
主人公、お姫様には辛いニュースは聞かせたくないって、お人形扱いかよー。
「お前は何も知らずに神輿に担がれてりゃそれでいいんだ」と言ってるみたいで、ああこれがのちに代価に繋がるのかなぁと思ってたら2話で主人公死んじゃった!?
それ以前に「篭城だー」と言ってた次のシーンではもう撤退してて、2話は展開がぶっ飛んでるっていうか…何かトリックでも仕掛けてるのか?
ってことで気になる3話を待ってみたら…ヨシュアどころかソレイユ王国側全然出ないw
くっそww引っ張りおるwww
内容も、命令果たすためなら恨まれても構わんっていうもので、個人的には大好きな部類。
(ここぞとばかりに叩きのネタに使うのもどうかと思うが、“ゴブスレ”がそういう作品だと思ったら全然違ってヌルくてビビった)
もしこれで最終回、「世界が平和になったーやったー」ってところでステラが子供に撃ち殺されたら大絶賛します(嫌味ではない)。

それにしても…これ言ったら世界観台無しだし無視すべきことなんだけど、肥料って鉱物由来だぞ、水耕は特に。
なので作中のプラントはどっちかっつーとグランディーガ側の方が得意ってのが自然で…いやいいんですけどね。
大地で作物が育たないのはマグマエネルギーが枯渇したせい(ダリフラネタ)みたいな、クラルスラピス掘りすぎたって展開にはならんだろうなぁ?{/netabare}

4話感想{netabare}
戦争の用語?はよく知らんけど、いわゆる二次遭難みたいな展開。
退去命令出されたけど従わずに留まって抗戦しようとする民衆が居て、そいつら助けに行ったら全滅。
ん?全滅か?途中からロボだけ映してトレーラーがどうなったか映ってないのでちと不明。
どちらにしろ…う~ん、タマランw
ってか退去命令なんて住民全員が大人しく従うワケないじゃーん。
姫様はカリスマあるんだっけか?じゃあ姫様直々に発令すれば叶ったかも知れんけど、そうできない事情──新型クラレス絡みで報告を伏せた──を生み出したヤツは切腹モンだろう。
あとかつての和平式典で乱入してきたの、あれは帝国の手によるものなのかテロリスト(第三勢力)によるものなのか、どっちなんだろ?
ソレイユ側は帝国のしたこととしてるみたいだけど、そうであるなら式典の場に帝国の要人が来ていない(町ごと爆発させる計画に要人送るかね?)と、もっと早い段階で気付けそうなもんだが…。
第三勢力によるものならグランディーガ側もお偉い人がテロに巻き込まれてると思うので、両者痛み分けとしてまだ歩み寄る余地があるような?
“反新型クラレス”の勢力が居るような気がするんだが、どうだろうか…。

それにしてもヨシュアは死にっ放しなんかね?
1話のシミュレーション装置に個人データが残っててそこから…みたいな展開だったらヤダなぁと思ってるのだけど、どういう扱いしてくつもりなんだろう。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
なるほどねー、2話でヨシュアを殺したことで「この作品はメインキャラでも容赦なく退場させる」って印象を植え付けられたみたい。
5話ではリリィが死ぬんじゃないかとヒヤヒヤしながら見ることが出来ました、というか死亡フラグ立てまくりで思い返してみると結構笑える。
でもって9話までの感想としては…実はユウキの側近連中に裏切り者でも居るんじゃね?と思ってたけどそうじゃないっぽい。
「担ぐ神輿は軽い方が良い」と側近が意図的に姫をお馬鹿に仕立て上げてたってことにすりゃこれまでのアレコレも納得のいく方向で収められたと思うのだけど、そうじゃないのかー。
更に言うと“LOSUTSONG”のように、王国視点と帝国視点で実は時代が違ってたりして、なーんてこともうっすらと考えていたけどそれも違うっぽい。
う~ん予想外れてばかりだなぁと思ってたら、↑で書いてた第三勢力キター!
やっぱ昔テロ起こしたのはグランディーガ帝国ではなくてベルデ皇国?公国?ってところだったらしい。
とはいえ今はもう滅んでるみたいだけど…とりあえず現在戦争をしてる二国はどっちも被害者みたいなものなので、そっち方向で和平エンドって可能性は…あるんかなぁ?

また、どうしてベルデ皇国は新型クラスル開発を阻止しようとしたかって形で「この世界の仕組み」が9話でやっと明かされる。
…。
ソレイユ王国はトップに報告しないのが慣わしなのか?
ナ、ナノマシーンかぁ。
作物が育たなくなり出してる原因にも繋がるワケだけど、これは航空兵器が存在してない理由にも繋がってる?
上空はナノマシーンの濃度が薄いとかで。
でもこれだとナノマシーンには「ムラ」があるってことで、今までそれを匂わす描写(風向きによってエンジンの調子が変わるとか)は無かったので違うんかな。
と、いうよりも、だ。
ナノマシーンは自己増殖して~とか言ってたけど、じゃあどうやったら増殖できるのか・促進可能なのかの解明はしないのかいな?
人間側からの干渉ではどうにもできないとか明かしてないので、最後ナノマシーン増殖方法が見付かってめでたしめでたしエンドの可能性が…あ、あるかな?
もしくは高濃度の・パンパンにナノマシーンの詰まったコンテナでも見付かったりして。
なんか物語最後のカット、立派に咲いたヒマワリのアップで終わりそうな気がして、それに向けてどう展開するかで考えてしまいまして…。

もう一個気になるのは3話で接収したプラント、あれはクラルス使っての栽培だったよね?
ナノマシ-ン周りの設定と矛盾してない?
また、接収しといてそれ以降帝国側がどんな分析したのか全然触れないんだよなぁ、それ真似て食料確保できるようになれば当面の戦争は回避できそうな気がががが。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
10話…え、待って、9話でやっとクラルスの謎明かしたと思ったらまたこんな話?
3話の焼き直しじゃん。
いやだからさ、戦争の悲惨さ見せたいんだったら孤児に「母さんの仇!」と撃ち殺させようよ。
孤児から花束渡されて受け取ろうとしたらその下から銃口が…とかやろうよ。
もし衝撃的な死を描きたいんだったら、作戦で手柄上げて、隊員から誉められて「よせやい照れるぜ」と照れ隠しでサイドカー乗り回してたら補助席に放り込まれてた手榴弾のピンが外れてドカーンくらいやろうよ。
ダグラム見よう(ダイマ)、うん。

けどそんな10話はまだマシだった、11話は…えええ、今の時代にコレ?
原始共産主義というか“地球へ”のナスカ編というか。
そういう発想も分かるんだけど…科学の発展に対し「果たして本当に大丈夫なのだろうか?」と不安がる気持ちというか。
そういうのってひと昔前のやれ公害だ自然破壊だのと騒がれた頃に散々見た気がしてのう。
それ以降もちょくちょくあるにはあるし、最近では“ダーリンインザフランキス”も挑戦はしたけど結局有耶無耶にするのが精一杯で、そうそう書けるものじゃない気がする。
…原発事故を受けて今後そういう系がまた流行りだすのかね?
最終回ではもういきなり千年後になって「あの頃は大変だったらしい」としてユウキは伝説の悪魔か魔女のように語り継がれ、それでいてその時代の住民はクラルスとは別の動力で文明を建て直し背景にはヒマワリが咲いててエンドでいいんじゃね?と思ってしまったり。

ってなことを11話観終わった後に下書きしてました。
ゴチャゴチャ言わずに最後まで見よう、と思って投稿しなかったのだけど…。
ってことで最終回の12話…スコーっ、思いっきりズッコケちゃった。
「えっ、なんで?」というのが第一印象。
人類には厳しい冬の時代が到来するんじゃないの?ポルポト政権下よりも酷い時代に…ならんの?
武器を奪ったところで石や棒で戦争続けるだけだと思うのだが…「そもそもなんで戦争始めたの?」をお忘れか?
3話でクラルス使ってのプラントもあったし、それもシャットダウンしたんだぞ?
???
クラルス停止装置を起動した時感動を誘うような挿入歌が流れたが、思い切り空回りしてて虚しかった。
ダブルヒロインとか視点切り替えによる云々とか誰が誰の娘とかどうでも良くなった。{/netabare}

総評{netabare}
悪い方向で騙された。
「きっと○○なんだろう」という好意的展望は総て打ち砕かれました。
姫様が頭お花畑なのはきっと側近(教育係)に裏切り者が居るからだろう、クラルスを使っても作物がちゃんと育つ技術がきっと開発されるんだろう、クラルスの真の動力たるナノマシンを増殖する技術がきっと見付かるんだろう、クラルス停止して姫様は処刑されるんだろう、クラルス停止で人類は10分の1とかに減ったりするんだろう…。
全部「そんなことはありませんでした」。
最後のオチも、自分は一体12話も何を見させられてたんだと考えてしまう肩透かしなものです。
いっそのこと最後にダイカって名のキャラが笑顔で登場してくれたほうがまだマシだったんじゃないかと思うくらい虚無。
もしこれから見ようという方は、何も期待しない方が良いと思います。
というより、これ見てアニメを嫌いにならないで。{/netabare}

余談{netabare}
11話で本軍が対面してた平原が赤く描かれてて「お?アッケシソウかシチメンソウかな?」と思ったら(他のアニメだと“宝石の国”の何話かのエンドカードでアッケシソウ(多分)があったので記憶にある人も居る…のか?)12話でアップが出て、赤かった正体がヒガンバナで平凡すぎてガックシ。
多分そこまで考えてないと思うけど、ヒガンバナならヒガンバナで「今後大規模な飢饉に見舞われる暗示かも?」(ヒント:救荒植物)ってネタにもなりえたけどそんな展開にはなりませんでした。
というか、言わないようにしてたんだけど、ひょっとしてユウキの名前って有機農法から来てる?
…。
有機農法自体はJASで厳格に規格されてるけど、ちょっと外れるとエセ科学や宗教臭い魔境が広がってまして…。
最後のオチを見るにスタッフはそんな魔境出身なのかな?と思わなくもない。
監督“ヒロイックエイジ”の人なのにねぇ…いやあれも宗教臭いっちゃあ臭いか。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

笑った私は素敵でしょう・・・ね?どう?どや!素敵でしょ?

タツノコプロ創立55周年企画オリジナルアニメーション、とのこと。


そのまんま『笑顔の代価』となるのでしょう。好物である不穏な展開が待ち受けてそうなタイトルが視聴の決めてでした。鬱展開カモン(^^)

王国と帝国。二つの勢力に別れての戦争もので主力兵器はロボットという世界が舞台です。キービジュアルからは想像つかないですけどね。王国側の王女ユウキ(CV花守ゆみり)と帝国側の一兵卒ステラ(CV早見沙織)のWヒロインになります。
戦争の原因は資源エネルギーに絡んでと妥当な理由でした。
タイトルから“笑顔は何と引き換えなのか?”
OP映像から“ユウキとステラはどう絡むのかなぁ?”
そんなところが気になる序盤です。


観終わって、、、そこそこ期待した通りの“不穏さ”ではありました。
エガオにまつわるオチのつけ方やたぶん監督が描きたいであろうテーマも伝わってきます。ただわかりづらい。

戦争もののくくりで本作を捉えるとして、陣営の違う二人を主人公に据える場合、まずはお互いの関係を決めてくれると楽だったのです。
 ・一番手っ取り早いのは二人をライバルにしちゃうことでしょう。
 ・次に考えられるのは敵味方を超えた友情物語にしちゃうことでしょう。
これがどちらでもなく関係性は不明のまま。
ただそれ自体は悪くないことです。後半に結びついてこればいいだけの話。

次に早い段階で二人が会うなり相手を認識すること。接点を作ってあげないと一つの作品のなかで別個の物語を追うハメになるからです。これもないため、視聴者は二つを追いながらの集約待ち状態が続きました。これもそれほど悪くないことです。
代わりかどうかは知りませんが、同じ事柄を王国視点で次は帝国視点でと交互に見せる演出が何回かあって理解を促してました。
おもしろい演出でしたが、《話の進行速度》を代価として払った感じですね。終盤近づいてももやもやが依然として残ります。
{netabare}9話以降、クラルスとは何ぞや?が解明されたあたりから物語は加速していきますが、{/netabare}どうしても終盤慌てて畳んだような印象です。

 尺不足ではなくこれは脚本が悪いです。

並行で物語を進行させる場合、興味を引き付ける要素を要所で挿れないと置いてけぼりになります。その悪い見本。
最終盤はいろいろ繋がって作品のメッセージも受け取りましたが、それまでの組み立てのしょっぱさから{netabare}ラストカットのユウキとステラの二人に{/netabare}感情移入できた方がどれほどいたでしょうか?私は2週めでやっとおぼろげながら見えてきた感じでした。

 『その笑顔のためにどんな代償を二人は払ったのだろうか?』

ここに注視する必要がありそうです。鬱展開は好物です。ただしそれは人間の根っこ部分を摑まえてこそ。メッセージ性があるものの根っこが弱い、もったいない作品でした。
テロップ挿入ありのOP。「笑った私は素敵でしょう」とストレートなED。OPはムービーがネタバレやんと思いつつ、両曲とも作品世界に合っており肝いりだったことがわかります。


※以下ネタバレ所感
■笑顔の意味
ヒロイン二人の笑顔には別々の意味がありました。
{netabare}ユウキ:幼くして両親を失う不幸に見舞われながら周りの助けもあり、愛情を注がれて育った娘の笑顔。
王女らしく笑顔の対象は自国民だったり『公』に向いている。しかし次々と愛する人(家臣含む)を失っていき、笑顔は消えていく。愛する人を失わずに済む日が訪れた時に笑顔は取り戻せるのだろう。{/netabare}

{netabare}ステラ:幼くして両親を失う不幸に見舞われ里子に出されても厄介者扱いで、愛情を注がれずに育った娘の笑顔。
自己防衛ありきで笑顔の対象は自分『私』に向いている。仮の居場所(軍)を見つけ必要がなくなり、笑顔は消えていく。在りし日のかすかに残る記憶。人と人との繋がりを取り戻せた時に心から笑える日が訪れるのだろう。{/netabare}

{netabare}ユウキは民を統べる者としての自覚が芽生え、その責任を全うしようとすることで。
ステラは戦災孤児や隊の仲間の温もりに触れ、居場所を見つけようともがくことで。
クライマックスに向けて両者の心の変化みたいなものが集積していき、ラストピースをレイラさんが埋める。そして繋ぐ。ここはちゃんと筋が通っているんですよね。{/netabare}


■メッセージ
非戦反戦であることは明確です。王国にも帝国にもそれぞれ兵士たちには愛する者がいて、と。両陣営の視点で描かれているので狙いはある意味分かり易い。戦争なんてろくなもんじゃない。その通り!
なんだけど、物語の収束のさせ方が自分には刺さらない刺さらない。受け取ったメッセージに共感するまでには至りませんでした。

{netabare}作中でも再三指摘されてましたが、動力源(クラルス)を失えば、新たな争い生まれないわけないでしょうに。自覚あるだけマシと言えなくもないが、クラルス停止の正当性の根拠に持ってきたのが住環境の維持、すなわち環境破壊の阻止です。しかも1000年後。
これは問答無用でグレートリセットすればなんとかなる、のテロリストの発想ですよ。クラルス停止してもいいようにエコ手法を周知徹底するロードマップを敷くとか代替エネルギー研究するとかまじめな議論すっ飛ばすやり方はどうも性に合いません。そんな真っ当なツッコミに対しての反論が{/netabare}

{netabare}『気合と根性さえあれば、なんだって出来る…』
ヨシュアの伏線回収です。 ダメだこりゃ (*´▽`*){/netabare}

賢明な皆さんならもうお気づきでしょう。既視感のあるプロパガンダ臭がプンプンで胡散臭いったらありゃしないのです。
エンタメはエンタメで楽しみたいのでこういうのいらんかなぁ。リアリティの欠如した作品は今の時代ウケませんよ、タツノコプロさん。
GO!GO!がコンセプトの55周年企画なそうですが、これが非難轟々にならないことを切に願います。


■オマケ
1.CV花守ゆみり
ユウキが野営のキャンプで食事にありついてるシーン。もうすぐ冬ですね。
※出典:寒い季節にキャンプを楽しむアニメ
2.役名リリィ
仲間が戦死する度にこのフレーズが耳から離れない
「さよならはやってくるけれど ずっと先だって思ってた」
※出典:ゾンビがアイドルするアニメ

お粗末さまでした。



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2019.08.25追記

視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴

ED『この世界に花束を』のフレーズ。「笑った私は素敵でしょう」
これ放送中は気にならなかったのですが、最終話を観終わって、

 「素敵って言えや、ゴルァ!」

と迫られてるかのように感じました。作中のメッセージが押しつけがましかったのが理由です。お姫様は自分は良いことしてる!って信じて疑ってないですよね。だいたいこの手の方って人の話聞かないんですよ。



2019.03.29 初稿

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46

60.7 7 双子でオリジナルアニメーションなアニメランキング7位
ブブキ・ブランキ 星の巨人(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (117)
585人が棚に入れました
兄は 妹は 戦う、星を守る――。宝島でのブブキ使いたちとの戦いを潜り抜け、島の落下による未曽有の大被害をブランキ”王舞”で防いだ東たち。戦いを繰り広げながらも共に島の落下を防いだ万流礼央子、そして四天王の生死は?海外ブブキ使いたちと、裏で暗躍する東の双子の妹・薫子の目的は?そして汀の行方は…?

声優・キャラクター
小林裕介、小澤亜李、斉藤壮馬、石上静香、小松未可子、潘めぐみ、津田健次郎、日笠陽子、木村昴、興津和幸、柚木涼香、小山力也、金元寿子、山路和弘、細谷佳正、木島隆一、葉山いくみ、山下大輝、和氣あず未、河西健吾、浅倉杏美、小林ゆう、古川慎、山下誠一郎、本渡楓、三宅健太、浅沼晋太郎

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

サンジゲンさんの10周年記念であるこの作品は、繋がりと旅立ちの物語…

この作品は、ブブキ・ブランキの2期に相当する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

1期では、万流礼央子の一希東の母親である汀への憎しみを原動力に東vs万流礼央子の壮絶な戦いが繰り広げられました…
ブランキの心臓使いである東と礼央子と歩みを共にするのがブブキの使い手であり、またブランキの手足である4人の仲間たち…
でも彼らを手足という言葉では括れません…それぞれ一人ひとりが意志を持ち、これまでに受けた痛みと傷…そして流した涙の上に今の彼らがあるのですから…
そしてその戦いの先で明らかになる礼央子の真意…優しく微笑んでいる彼女の笑顔が印象的でした。

でも1期を見た時には、正直評価の難しい作品だと思いました。
サンジゲンさんの10周年記念作品となる本作は、完全新作のフルCGオリジナルアニメーション…
キャラもブランキもヌルヌル動いていますし、声優さんも豪華で作り手の気合が感じられる作品だとは思いましたが、物語が途中でどう転がっていくかが見当もつかなかったからです。
でも、その分2期でしっかり纏めて貰えると期待していたので、満を持しての視聴となりました。

物語が始まり、早速私の中のモヤモヤの一つが無くなりました。
1期冒頭で登場したまま、中々出番の無かった一希薫子…東の双子の妹が颯爽と登場してくれたからです。
想像していた言動とは違いましたけれど…
でも薫子とCVの金元さんの組み合わせ…これは最強だったと思います。

2期では意外な状況から物語の幕が上がる事になります。
そう…あまりに唐突な物言いに面食らった…といったところでしょうか…
それに対して黄金ちゃんがあそこまで激怒するなんて…

でも少し考えれば分かる事でした…
相手は黄金ちゃんの心に一生消えない傷を付けた張本人…
誰が何て言っても顔も見たくないのが本音…

そして唐突な物言いをした人物も…黄金ちゃんが自分を殺したいほど憎んでいるのは百も承知…
もし、自分たちで何とかできるなら誰の力も借りたくないのが本望…
それはこれまで積み上げてきた…一緒にいた日々が証明しています…
だけど、自分たちでどうにもならない時…他に頼れる人を知らない時…
それでも諦めちゃいけない時…どうするしなければいけないかを知っている人でしたね。
誠心誠意…言葉にすると薄っぺらい響きしか残りませんが、自分にはこれしか無い…そんな時もありますから…

そして物語は真の悪玉の登場により加速していくのですが、その過程は十分過ぎるくらい人に痛みを刻み付ける展開だったと思います。

ブランキは時に人に夢を見せる力を持った存在です。
そしてそれが不死の力を持つ炎帝となればなおの事です…

レティシアは生まれつき身体の弱い上、徐々に身体が衰弱していく病気に侵されていました。
彼女のたった一つの願いは普通の人と同じように健康で車椅子無しで生活すること…
病気と終わりの見えない戦いを続けてきた彼女…
そんな健気な彼女が抱いた夢…絶対に傷付けてはいけないものだと思います。
そしてそんな彼女だからこそ応援したくなる…夢を叶えてあげたいと思う協力者が現れる…
ごく自然の展開だと思います。
だから取りこぼしたくない…全部受け止めたい…
そんな懇願も叫びを嘲笑いでかき消してしまう…そんな悪玉が絶対に許せませんでした。

薫子が本音を吐露する場面も抜群でした。
彼女はずっと独りぼっちだったんですよね…
それが優しさ故の事だと知っていても…

たくさん傷付いたからこそ繋がる事が出来た…
全ての思いを託した最終決戦…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、万流礼央子の「玲瓏たる純潔は『紅炎』の傀儡を疾らせ、暁天に燦めく証を刻む。」
エンディングテーマは、種臣静流の「so beautiful; - )」
1期に引き続き2期の曲も恰好良いです。
個人的に好きなのはオープニング…曲の出だしで青い空に飛び出していくシーンも大好きです。

分割2クール作品で後期12話、全24話の作品でした。
ブランキでの戦闘を知ってしまった…身体があの興奮を忘れてくれない…
それは理解できます。でも…彼らは何処に向かったんでしょうね…?
今度は薫子ちゃんを独りぼっちにしちゃ駄目だからね…
そんな事を感じたラストでした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

やまだ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

例のヤツ第2期

オープニング曲は疾走感は無くなったけど今回の曲はボーカル礼央子様なので文句の付けようがない。映像に他のチームが加わった事でワクワク感もマシマシ。無駄に大作感が出てきた。もしこの作品が人気があればスピンオフ作品作れるくらいのいいキャラ達です。昔の作品のように長い期間でやるのなら彼らに焦点を当てたエピソードなどできたでしょうけど。主人公のアズマの妹、薫子が登場してのドタバタ劇にはアレルギー示す方もいらっしゃるでしょうが東との対比が物語上必要なので薫子はああいうキャラでなければいけなかったんです。ですがそれに気づくまでは苛つくだけですがね。1期の初期はアズマとヒイラギにイライラしましたがここまで付き合うともう好きになって応援してる自分がいます。

ラストバトルはラスボスと礼央子様の名言大会がたまりません。大団円のあと丸々1話使って一年後の日常風景が最終話という構成も原作ものだとカットされて出来なかったでしょう。普通の日常に戻った他の4人に対して特殊な生い立ちゆえ戻るべき日常を持たなかったアズマ。1人孤独なまま空虚に過ごすしかないアズマに対して、一緒に戦ってきたコガネ、ヒイラギ、キノア、シズルの4人は…。やっぱりこのみんなが好きだなあと思える素晴らしいラストでした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

4話まで視聴 あれ・・・?なんか普通に面白い。

今年の冬に放送されていたブブキ・ブランキの続編。
正直1期が期待はずれだったので視聴はするものの今作も期待はしていません...。

CG作画は相変わらず良さそうです。

1話目感想
{netabare}
1期が今一つだったので正直期待値は低かったけどノリと勢いが良く思いの外楽しめました。

妹は結構なうざキャラ。このキャラがハマるがどうかでこの作品自体の評価が変わっていきそうです。

あまり期待しすぎると1期みたいにガッカリしてしまう可能性もありますが、1話の掴みとしては悪くなかった印象でした。

とりあえず最後まで視聴継続予定。
{/netabare}


4話までの感想
{netabare}
的場井さんがすっかり良い人キャラに。一方でロシアチームが全滅...?

的場井さんだって1期で退場したように見せかけて再登場しましたしロシアチームもなんだかんだで再登場する可能性も...。

そして完全に利用されている薫子の運命は・・・?

なんか2期になってから普通に面白いアニメになりました。

正直1期の満足度がかなり低かったので期待していなかったのですがギャグ多めでテンポが良く見やすいです。

割と続きが気になりますし1期からの評価回復中。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3
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