哀しいおすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの哀しい成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2022年01月20日の時点で一番の哀しいおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.1 1 哀しいアニメランキング1位
少女終末旅行(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (898)
3541人が棚に入れました
繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が終わりを迎えてから長い年月が過ぎた。人間たちのほとんどが死に絶え、生き物さえもいなくなった終わりを迎えた世界。複雑に建造された都市はまるで迷路のような廃墟となり、整備するものがいなくなった機械たちは徐々にその動きを止めていく。いつ終わってしまったのか、いつから終わっているのか、そんなことを考えることさえなくなった終末の世界であてのない旅を続ける二人の少女。チトとユーリは今日も愛車ケッテンクラートに乗って廃墟の中を彷徨っていた。

終末の世界をほのぼのと生き抜くディストピアファンタジーが今、幕を開ける。

声優・キャラクター
水瀬いのり、久保ユリカ
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

その先にあるのは希望か、絶望か?

原作未読。最終話まで視聴。

【物語】
終末を思わせる風景の中を、二人の少女が旅をする物語。

何故、世界は終末を迎えてしまったのか?
何故、チトとユーリは二人きりで旅を続けているのか?
何故、何故、何故・・・?

物語が進むにつれて増えていく疑問点。

そして、それらが一気に解き明かされる{netabare}最終話{/netabare}。

素晴らしい物語・演出だったと思います。

【作画】
ほのぼのしたキャラデザと、すっかり荒廃した近未来の風景のミスマッチが良かった。

私もチトちゃんと同様に高所恐怖症なもので・・・。
第8話のらせん階段の迂回路のくだりは、見ているだけなのに心臓がバクバクしちゃいました(笑)
見ているだけなのに・・・。
本当に見事だったと思います!

【声優・キャラ】
水瀬いのりさんと久保ユリカさんの好演が光ります。
時折、暴走しすぎるユーリが評価の分かれ目か?

【音楽】
物語には合っていたと思います。
私の好みではありませんでしたけど・・・(笑)

投稿 : 2022/01/15
♥ : 89

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

終末旅してますか? 燃料ありますか? ごはんもらっていいですか?(3の倍数になると「短編映画」になっちゃう!)

同タイトルのマンガ原作は未読です。

第1話を観た限りでは、なんで世界が「滅んで」いるかは視聴者には良くわからないまま、少女ふたりが世界をさまよう「日常」を追いかけるお話のようです。

背景とか物とか人物の動きとか、作画はけっこう良いですね。

なんで乗り物がケッテンクラートとか、ふたりの服は軍服っぽく見えるし銃器もあるけど元軍人というわけでもなさそうだしとかツッコミどころはありますが、ツッコんだら負けな感じですね。

基本的に「生産」というものが行われていない世界のようで、食料も燃料も基本的には遺物に頼るしかなさそうな世界観。

一応、世界が滅ぶ原因は戦争だったようなことは風景やふたりの会話の内容でわかりますが、どんな戦争だったのかは謎でした。

頭脳担当のチトと体技担当のユーリ、非日常的世界のなかでの「日常」を描く物語のようで、この先も楽しみです。

2017.10.14追記:
「エンディングアニメーション: つくみず」- 原作者本人、マジか(笑)!

2017.10.16追記:
原作マンガを読み始めたら止まらなくて一気読みしてしまいました。ちなみに未完です。どこまでアニメ化されるんでしょうね。あと、原作のこの先も楽しみ。

2017.11.4追記:
第5話、音響最高! 演出最高!! 特殊ED最高!!!

2017.12.23追記:
最終話まで視聴完了。うーん、「アート」だなあ…。

シリーズ構成でわざとそうしたのかたまたまなのか知らないんですけど、3の倍数回はわりとその1話でも観れてしまうような「短編アニメ映画」的になっています。

アバンタイトルからのタイトルの出し方や、EDでのクレジットの出し方、脚本(本編中でのイベントの配置)…。

これはやっぱり、狙ってやっていると考えた方がしっくりきますね。

やー、こいつはスゲーや…。

2018.7.18追記:
情報更新。原作は全6巻で完結しています。それと、公式アンソロジー・コミックが1巻出ていて、つくみず先生本人の8ページ作品も収録されています。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 84

のび太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

終末を旅行しようw

原作は、つくみずによる漫画作品。

全てが廃墟になって何十年もたったような地球で、チトとユーリという二人の少女が、食料や燃料を求めてあてのない旅を続けるという物語です。

少し変わっているのが、彼女たちの乗る乗り物ケッテンクラート。
文明としてはかなり未来の世界みたいなのに、第二次世界大戦で使われていた車両が妙にマッチしていましたw
こういう雰囲気が好きな人は、結構はまるかも。

ごく稀に、他の生存者にも出会いますが、基本は二人旅の日常を描いた作品です。
チトの考察とユーの迷言wで、廃墟の世界でゆっくりとした時間をのんびりと楽しめます。

けど、一気見すると少し退屈かもしれませんw

本当にいい終末でした。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 32

83.0 2 哀しいアニメランキング2位
劇場版 メイドインアビス -深き魂の黎明-(アニメ映画)

2020年1月17日
★★★★★ 4.2 (355)
1593人が棚に入れました
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。ある日、母・ライザの白笛が発見されたことをきっかけに、アビスの奥深くへ潜ることを決意するリコ。リコに拾われた記憶喪失のロボット・レグも自分の記憶を探しに一緒に行くことを決意する。深界四層でタマウガチの毒に苦しむリコ。リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。そこで、プルシュカと名乗る女の子に出会い…

声優・キャラクター
富田美憂、伊瀬茉莉也、井澤詩織、森川智之、水瀬いのり

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「喜びしか知らぬ者に真の祈りは産まれません」。夢と祈り、その果てにあるものは。

幕張でほぼ満員の中で鑑賞。流石は劇場版!なスーパークオリティーのかなり原作に忠実な映像化。故に原作の良いところも悪いとこも出てる。


原作の時点で思ったが、一番美味しいトロなエピソードになりそうだったのに、この幕切れは少々勿体無い。プルシュカの件もだが、単行本ならもう一冊、映画ならもう30分くらい尺が必要だったかな。


しかし、全体的にはやはり最高にサイコー!。特に戦闘シーンは、ちゃんと燃えるセットアップが出来てるからこそ超絶作画で上がる。


特典でミニカレンダーがもらえるとは豪華やし、EDはなんと表現していいか水墨画がヌルヌル動いてるような凄まじい出来映えで、これどうやって作ったのか撮影したかもよくわからぬ逸品だ。


原作ファンなら当然見に行くとして、アニメのみの人はまぁ言わなくてもわかってるだろうが覚悟して見るべし。


ボンドルドは、あたしの好きな「ガンソード」の鉤爪の男くらい好きな悪役なので、イッちゃってる悪役好きには見逃せない。


それにしても、結局ボンドルドの真意は明らかにならずで、その辺が後々きいてきそう。


次の2000年、祈手、お祈り骸骨、「喜びしか知らぬ者に真の祈りはうまれません」、祈る手の形な白笛、たぶんこれらはみんな繋がってるだろう。


さらに、ボンドルドのオブセッションが祈りなのは明らかだ。これらのことから彼は単なるマッドサイエンティストなんじゃなくて、大きな目的があってやってるうちにあんなことになっちゃったんじゃないかな?。大いなる絶望の果に、あんな存在になっちゃった…だったらより好きになっちゃう。


原作でたぶんその辺も今後明らかになって、ボンドルド倒しちゃったことに後悔、あるいは彼に対する気持ちがより複雑になりそう。


オススメ動画「カートリッジの作り方」、ワクワクさんとゴロリの有名動画のパロディー。ナナチ「こんなの作りたくないよ!だ」。


「メタルインアビス」、クソ映画界の雄メタルマンの博士とボンドルドの夢のマッドサイエンティストコラボ。「本当に申し訳ない」。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 47
ネタバレ

休止中の足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

冒険と探求を続けるための凄惨な儀式

【物語 4.0点】
R-15。地獄でなぜ悪い。“宿敵”ボンドルドとの対話と対立を軸に、
アビスの深層のヤバさと、冒険に深入りし過ぎた人間のヤバさが、さらに深化。
常識を越えた“探窟家”の価値観から受ける負荷に
精神が押し潰されそうになる試練の100分間。


【作画 4.5点】
R-15。グロくてなぜ悪い。出血、部位欠損だけじゃない。
排泄や、生物の体内組織漏出など、
見たくない物を見せ付けてくる作画は健在。

怖じ気づいた鑑賞者を引き止めるように披露される圧巻の自然背景描写。
だから冒険はやめられない。ズルいよ。


【声優 4.5点】
本作のキーとなるボンドルド役・森川 智之さんが
沈着冷静に優しい声色から滲む狂気を好演。

もう一人のキー、プルシュカ役は水瀬いのりさん。
主人公リコ役の富田 未優さんが原作読んでいる際、
いのりんボイスでプルシュカのシーンを
脳内再生していたという“意中”のキャストで相性良好。


【音楽 4.5点】
劇伴は引き続きケビン・ペンキン氏が
フィルムスコアリング(映像合わせて作曲する)による新規書き下ろしにより、
人知を越えた体験と価値観に直面した登場人物の割り切れない感情に、
弦楽や高音ボイスを駆使した繊細で複雑な旋律で肉薄。BGMもいよいよ深層突入。

ED主題歌のMYTH&ROID起用も本作やペンキン氏による劇伴の作風にマッチした適材適所。


【キャラ 4.5点】
ついにメインストーリーのド真ん中に躍り出た黎明卿ことボンドルド。
某“白笛”による“筋金入りのろくでなし”
との評判に違わぬキチガイぶりでスクリーンを制圧。{netabare}「愛です、愛ですよ」{/netabare}

彼に挑むリコ陣営。脚本のシリアス化を中和するように、
ナナチのモフモフに宿る和みパワーにすがるパターンが定着。


【感想】
引き続き原作未読のまま挑みましたが、私にとっては予想通り、
本作は正義の主人公が悪のボンドルド卿をやっつける話ではなく、
リコの冒険心とボンドルドの探究心、
どちらがより強いのか、見方によっては、どちらがよりイカれているか、
さらなる深淵に挑む権利をかけた、ある種の儀式にも見えました。

泣ける展開もありましたが、私はTVアニメ最終話ほどは泣けませんでした。
TVアニメの時は探窟家に人生を無茶苦茶にされた人間の哀しみが伝わって来ましたが、
本劇場版に至っては、どーせ探窟家ってそうなんでしょ?
って感じで諦観。涙も涸れ果ててしまった感じでした。

決して主人公リコに全面的に共感して感情移入する物語じゃない。
作品傾向もさらに鮮明になって来たので、
私は一番人間らしさを残していると目している
ナナチのモフモフにしがみ付いて惨劇を眺めていました。

ただそのナナチですら確執や罪を越えて、冒険熱が再燃しつつある……。


そして発表されたシリーズ続編制作決定の報せ。

ええぃ、ここまで奥深くまで付いてきてしまったなら、もうヤケクソじゃ。
者共、地獄の底まで参りましょうぞ。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 35
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

この恐ろしくも残酷な真実

 2020年最初に見た劇場アニメは、『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』だぁ‼です。
 TVシリーズの続き、細かく言えば、最後に出てきたボンボルドの娘、新キャラ、プルシュカ登場この前年公開された「劇場版 総集編メイドインアビス 【後編】放浪する黄昏」の続きとなるのです。

{netabare}  前座アニメ、『マルルクちゃんの日常1』もなんだか和んだです。{/netabare}

 ナナチを加えて、次の旅へのリコとレグ、この先に待ち受けるのは、深界第五層、ナナチ、ミーティの宿敵となるボンボルドの本拠地なのです。
 第六層に進むには、そこにしかない侵入口、避けられないボンボルドの遭遇はいかにです。

 その前に出てくる美しい花畑にも、残酷?!な場面もあるので、キャラが可愛いのとは対象的な正にメイドインアビスだったです。これだけでは驚けないのが、この先なのです。

 意外な展開からのプルシュカとの出会い、ボンボルドとの遭遇、何かありそうだったです。
 思ったとおりになるです。ボンボルドの狙い、レグどうなっちゃうの?危ない!でしたです。
 プルシュカは純真な子供で、リコたちと仲良くなれるけど、この先の展開に私の頭の中は、超サイヤ人化したです。

 ボンボルドの非人道的な、善悪のかけらのない狂人性、「今日を生きる資格がない!」という憤りを感じたです。
 レグとボンボルドのバトルシーンは、正に大迫力必死だったです。

 明かされる白笛の謎、第六層に行くということ、ボンボルドという存在、プルシュカの運命、あまりにも残酷な真実を突きつけられ、この光景は目を背きたくなるほど、子供に見せられない内容だったです。
 白笛は、{netabare}ハガレンに例えると「賢者の石」に近いかもしれないです。終盤、新しい白笛ができたシーンあったですが、{/netabare}衝撃だった印象です。{netabare}(これは無残で、酷いと思えたです。){/netabare}(

 それらを乗り越えたとき、深海第六層の道が開けるのだろうか?要注目です。

 リコ、レグ、ナナチ、ボンボルド、プルシュカ各々、キャラとしての個性が強く出ていたお話だったと思うです。{netabare} 「to be continued」{/netabare}最後に出てきたこの文字、「私、気になります!」だったです。 

投稿 : 2022/01/15
♥ : 11

63.1 3 哀しいアニメランキング3位
エガオノダイカ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (194)
661人が棚に入れました
地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国。王女のユウキは十二歳、そろそろ多感なお年頃。毎日泣き、笑い、時にはときめいたり…?しながら、王宮で楽しく暮らしている。日々を彩るのは、忠実な家臣たち。教育役のレイラ、政治を補佐するイザナ、騎士団長ハロルド、そして……幼馴染の側近、ヨシュア。「ユウキ!気合と根性さえあれば、何だってできる!」「……もうっ。またそれ~!?ヨシュア、もっと貴族らしくしてっ!」ステラは十七歳、有能かつクールな軍人。けれど微笑みはいつも絶やさない……笑顔は生きるためには、欠かせないから。これは、遠い星に生まれた、二人の少女の物語。

声優・キャラクター
花守ゆみり、早見沙織、松岡禎丞、佐藤利奈、神奈延年、置鮎龍太郎、小市眞琴、榎木淳弥、松山鷹志、長久友紀、増田俊樹、石谷春貴、白石稔
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

笑った私は素敵でしょう・・・ね?どう?どや!素敵でしょ?

タツノコプロ創立55周年企画オリジナルアニメーション、とのこと。


そのまんま『笑顔の代価』となるのでしょう。好物である不穏な展開が待ち受けてそうなタイトルが視聴の決めてでした。鬱展開カモン(^^)

王国と帝国。二つの勢力に別れての戦争もので主力兵器はロボットという世界が舞台です。キービジュアルからは想像つかないですけどね。王国側の王女ユウキ(CV花守ゆみり)と帝国側の一兵卒ステラ(CV早見沙織)のWヒロインになります。
戦争の原因は資源エネルギーに絡んでと妥当な理由でした。
タイトルから“笑顔は何と引き換えなのか?”
OP映像から“ユウキとステラはどう絡むのかなぁ?”
そんなところが気になる序盤です。


観終わって、、、そこそこ期待した通りの“不穏さ”ではありました。
エガオにまつわるオチのつけ方やたぶん監督が描きたいであろうテーマも伝わってきます。ただわかりづらい。

戦争もののくくりで本作を捉えるとして、陣営の違う二人を主人公に据える場合、まずはお互いの関係を決めてくれると楽だったのです。
 ・一番手っ取り早いのは二人をライバルにしちゃうことでしょう。
 ・次に考えられるのは敵味方を超えた友情物語にしちゃうことでしょう。
これがどちらでもなく関係性は不明のまま。
ただそれ自体は悪くないことです。後半に結びついてこればいいだけの話。

次に早い段階で二人が会うなり相手を認識すること。接点を作ってあげないと一つの作品のなかで別個の物語を追うハメになるからです。これもないため、視聴者は二つを追いながらの集約待ち状態が続きました。これもそれほど悪くないことです。
代わりかどうかは知りませんが、同じ事柄を王国視点で次は帝国視点でと交互に見せる演出が何回かあって理解を促してました。
おもしろい演出でしたが、《話の進行速度》を代価として払った感じですね。終盤近づいてももやもやが依然として残ります。
{netabare}9話以降、クラルスとは何ぞや?が解明されたあたりから物語は加速していきますが、{/netabare}どうしても終盤慌てて畳んだような印象です。

 尺不足ではなくこれは脚本が悪いです。

並行で物語を進行させる場合、興味を引き付ける要素を要所で挿れないと置いてけぼりになります。その悪い見本。
最終盤はいろいろ繋がって作品のメッセージも受け取りましたが、それまでの組み立てのしょっぱさから{netabare}ラストカットのユウキとステラの二人に{/netabare}感情移入できた方がどれほどいたでしょうか?私は2週めでやっとおぼろげながら見えてきた感じでした。

 『その笑顔のためにどんな代償を二人は払ったのだろうか?』

ここに注視する必要がありそうです。鬱展開は好物です。ただしそれは人間の根っこ部分を摑まえてこそ。メッセージ性があるものの根っこが弱い、もったいない作品でした。
テロップ挿入ありのOP。「笑った私は素敵でしょう」とストレートなED。OPはムービーがネタバレやんと思いつつ、両曲とも作品世界に合っており肝いりだったことがわかります。


※以下ネタバレ所感
■笑顔の意味
ヒロイン二人の笑顔には別々の意味がありました。
{netabare}ユウキ:幼くして両親を失う不幸に見舞われながら周りの助けもあり、愛情を注がれて育った娘の笑顔。
王女らしく笑顔の対象は自国民だったり『公』に向いている。しかし次々と愛する人(家臣含む)を失っていき、笑顔は消えていく。愛する人を失わずに済む日が訪れた時に笑顔は取り戻せるのだろう。{/netabare}

{netabare}ステラ:幼くして両親を失う不幸に見舞われ里子に出されても厄介者扱いで、愛情を注がれずに育った娘の笑顔。
自己防衛ありきで笑顔の対象は自分『私』に向いている。仮の居場所(軍)を見つけ必要がなくなり、笑顔は消えていく。在りし日のかすかに残る記憶。人と人との繋がりを取り戻せた時に心から笑える日が訪れるのだろう。{/netabare}

{netabare}ユウキは民を統べる者としての自覚が芽生え、その責任を全うしようとすることで。
ステラは戦災孤児や隊の仲間の温もりに触れ、居場所を見つけようともがくことで。
クライマックスに向けて両者の心の変化みたいなものが集積していき、ラストピースをレイラさんが埋める。そして繋ぐ。ここはちゃんと筋が通っているんですよね。{/netabare}


■メッセージ
非戦反戦であることは明確です。王国にも帝国にもそれぞれ兵士たちには愛する者がいて、と。両陣営の視点で描かれているので狙いはある意味分かり易い。戦争なんてろくなもんじゃない。その通り!
なんだけど、物語の収束のさせ方が自分には刺さらない刺さらない。受け取ったメッセージに共感するまでには至りませんでした。

{netabare}作中でも再三指摘されてましたが、動力源(クラルス)を失えば、新たな争い生まれないわけないでしょうに。自覚あるだけマシと言えなくもないが、クラルス停止の正当性の根拠に持ってきたのが住環境の維持、すなわち環境破壊の阻止です。しかも1000年後。
これは問答無用でグレートリセットすればなんとかなる、のテロリストの発想ですよ。クラルス停止してもいいようにエコ手法を周知徹底するロードマップを敷くとか代替エネルギー研究するとかまじめな議論すっ飛ばすやり方はどうも性に合いません。そんな真っ当なツッコミに対しての反論が{/netabare}

{netabare}『気合と根性さえあれば、なんだって出来る…』
ヨシュアの伏線回収です。 ダメだこりゃ (*´▽`*){/netabare}

賢明な皆さんならもうお気づきでしょう。既視感のあるプロパガンダ臭がプンプンで胡散臭いったらありゃしないのです。
エンタメはエンタメで楽しみたいのでこういうのいらんかなぁ。リアリティの欠如した作品は今の時代ウケませんよ、タツノコプロさん。
GO!GO!がコンセプトの55周年企画なそうですが、これが非難轟々にならないことを切に願います。


■オマケ
1.CV花守ゆみり
ユウキが野営のキャンプで食事にありついてるシーン。もうすぐ冬ですね。
※出典:寒い季節にキャンプを楽しむアニメ
2.役名リリィ
仲間が戦死する度にこのフレーズが耳から離れない
「さよならはやってくるけれど ずっと先だって思ってた」
※出典:ゾンビがアイドルするアニメ

お粗末さまでした。



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2019.08.25追記

視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴

ED『この世界に花束を』のフレーズ。「笑った私は素敵でしょう」
これ放送中は気にならなかったのですが、最終話を観終わって、

 「素敵って言えや、ゴルァ!」

と迫られてるかのように感じました。作中のメッセージが押しつけがましかったのが理由です。お姫様は自分は良いことしてる!って信じて疑ってないですよね。だいたいこの手の方って人の話聞かないんですよ。



2019.03.29 初稿

投稿 : 2022/01/15
♥ : 46

pikotan さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

残念

ネットの評価が散々なので、逆に気になりdアニメで視聴。
なるほど叩かれるだけのことはある作品だなと納得。
たぶんクラルスは原発をイメージしていますよね。
これに戦争も絡めて現実世界へ問題提起しているのだとは思いますが、ストーリー展開が悪過ぎます。
10話目まで観たときは「これ2クールだったかな?」と思ってしまうほど遅々とした展開の後、11~12話で一気にまとめましたね。よくあるけど。
ラストでは敵だった人間同士が何事も無かったかのように仲良くなってるし…。
そんなに簡単に気持ちを切り替えられますか?
観ているこちらの気持ちが追いつきませんでした。

キャラクターで何よりイライラさせられたのは、王女であるユウキです。
子供だからと言えばそれまでかも知れないけれど、腐っても王女ですよ。
普通は王女就任の前に、内政や外交の状況についてレクチャーを受けるのでは?
国の状況を隠していた周りの大人に問題ありです。
状況を知ってからも変わらない言動が、更にストレス溜まりましたけど。

意外だったのはヨシュアの早期退場です。
てっきりヨシュアは近衛兵的役回りで、最後までユウキのそばにいると思っていたので、まさか第2話であんなことになるとは、ここだけ展開早かったですね。

これがタツノコさんの55周年記念作品とは、何とも残念です。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 7
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

驚きの雑さ

【良い点】
・ロボのバトルシーンが綺麗
・OPが良い
・一応物語が終わる。

【悪い点】
・稀に見る雑さ
・キャラがうざい
・不明部分多すぎ

主人公はwikiによると、王国の王女、帝国のステラ、この2名らしい。
王国vs帝国の戦争もの。ロボを使ってのバトルアニメ。
OPの曲と歌はいいですし、最終話にはちゃんと物語としてきちんと終わります。
そんな良い部分をあっさり潰してしまう程の雑さ、そしてコロコロ手の平返しをするような主張や言動と感情面。後々浮彫になってくる設定内容の為、アニメ全体の半分まで見ないとほとんどが分からない内容。

具体的にどういう事かというと、以下の内容です。
{netabare}
【雑なところ】
・人間が移動する際、移動の仕方がスケートのようにスィ~。
・ロボに乗ると周りの大きさが人間サイズ基準のものに変化。
・死なせ方が雑で、フラグ立てて「取り合えず死んで感動して貰おう」という感じ。
・重要施設、一般人でも簡単に入れる程の何もない。捕虜部屋は見張り1名で鍵も無く外にあっさり出れる。
・王女がロボ内のモニターに顔出し命令。戦争中、前が見えないっ!!邪魔っ!!ありえんっ!!
・「300m先で我が軍の部隊が敵に囲まれてる」ロボ目線で300m!?目と鼻の先じゃないかよ!!

【キャラがうざい】
・王女の主張が『味方だけでなく敵にも犠牲を出したくない』。結果、味方だけ犠牲が増え続ける。それを見かねた偉い人が、反論するも「私はこういうやり方しかできないのぉー!」無能!!
・側近眼鏡女「争いを止めたいとおっしゃられましたね。ならば懸命にお考え、それが出来ないのであればあなたは無力のままです」王女に戦争中である事を隠してたお前が言うのかよ!!


【不明部分】
・戦争している理由が分からない。
・ロボの性能、強さ、武器等が全く分からない為、王国と帝国の戦力差等が不明。
・新型が出ても、どれが新型か分からない上、性能差も全く分からない。
・新兵器の威力を見せるが、比較対象が無い為、凄さが分からない。
・主人公が誰か分からない。
・地図が何度か出て来るけど、それがどこなのかが全く分からない。
{/netabare}

このアニメは、ロボでの戦闘シーンが見どころだと思います。
ストーリーは一応ありますが、どうでもいい死亡フラグの会話と、女王の心情を表す会話が多々あり、ストーリーが全く頭に入って来ません。
しかも、6話の終盤までは不明部分が多すぎて「彼ら彼女らは一体何を言ってるんだ?」という状態に陥ります。
これを楽しむ為には、この作品の基礎知識が必要みたいな気がしまくります。
かといって、2周目を見る気にはなれませんでした。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 28

84.7 4 哀しいアニメランキング4位
Kanon カノン[京都アニメーション版](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1799)
9741人が棚に入れました
静かに雪の降り積もる北の街。高校2年生の相沢祐一は、両親の都合で、7年前によく訪れていた北の街に住む叔母の家に居候する事になった。従姉妹の名雪とも7年ぶりの再会になる。名雪に街の案内をしてもらっていた祐一は、月宮あゆという少女と出会う。そして偶然知り合ったにも関わらず、追われているという彼女と一緒に逃げる羽目になってしまい…。

声優・キャラクター
杉田智和、堀江由衣、國府田マリ子、田村ゆかり、佐藤朱、飯塚雅弓
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「麻枝+いたる絵」三作品連続で観てみた

それは君のせいではなく自分のせいです。

一通りKeyの泣きゲー系列は踏破した感じ?
『CLANNAD』『AIR』ときて、締めはこちら『KANON』となります。

今回はあまり内容に触れません。


で、似てるんですよね。キャラデザ/音楽/シナリオ作る人一緒だし、こうして一通り観た後だと比較しながら総括したくなるところです。

一連の作品群は、

1.キャラデザインを不問にする
 ⇒俗称“いたる絵”。頭身低くして野球帽被せたらパワプロで使えそうな勢いです。
2.電波な女子を不問にする
 ⇒メインもサブもだいたいキツイです(当社比)。
3.リアリティには目を瞑る
 ⇒奇跡という名のご都合主義

こちらは少なくとも私の場合は、視聴する上で最低限のお作法でした。
そこまでして観る必要がないと判断すれば放置するか、どれか一つを手に取ってみて相性をはかってみる、が吉でしょう。
私はこれで3本目になりますので、そもそものところでは気に入ってはいるのです。


それで本作『KANON』です。
女の子につける名前ランキング2018年/30位。放送当時2006年/26位。となかなかの人気です。東映アニメーション版の2002年はデータがありません(明治安田生命版)。音の響きが素敵でリアル周囲での“かのん”ちゃん率けっこう高めです。え!?違う?
アニメの『KANON』は元ネタが“パッヘルベルのカノン”がモチーフということらしく、こちらは誰もが聴いたことある音の響きが素敵な楽曲だったり。
正式名称は「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジークニ長調」の第1曲。カノン自体は、輪唱のように複数の同じメロディーをずらして演奏する技法、またはその様式の曲のことです。身近なところでいえば“カエルの歌”。

{netabare}作中では佐祐理曰く
「同じ旋律を何度も繰り返しながら少しずつ豊かに美しく和音が響きあうようになっていくんです。」
「そんな風に、一見違いのない毎日を送りながら、でも少しずつ変わっていけたらいいですよね。」
だそうです。(第14話){/netabare}

複数のメロディーを構成する人達は以下の通り。けっこう多いんですよね。

相沢祐一(CV杉田智和) 主役
月宮あゆ(CV堀江由衣) うぐぅ たいやき 
水瀬名雪(CV国府田マリ子) 祐一のいとこ 
川澄舞(CV田村ゆかり) 魔物討伐
美坂栞(CV小西寛子) 病弱
沢渡真琴(CV飯塚雅弓) あうーっ 肉まん 
倉田佐祐理(CV川上とも子) 舞の親友。料理上手
水瀬秋子(CV皆口裕子) 名雪母
美坂香里(CV川澄綾子) 名雪親友
北川潤(CV関智一) ムードメイカー
天野美汐(CV坂本真綾) 不愛想

ギャルゲの宿命のようなもので、主人公祐一が女の子たちを単体撃破していくような体裁をとってます。標的はあゆ、舞、栞、真琴がコア。すでに3つのヴァイオリンの数を超えております。コアに準ずるサブとしては名雪が頭一つ出てますが、残りの女の子たちにも相応のエピソードを用意し全方向です。

欲張り過ぎちゃった気がしております。

尺は充分なので掘り下げが足りないことはなく、それこそ繰り返すメロディーが次第に美しい和音となって響いたかを注視してた私にとっては微妙でした。“名実ともにタイトル回収できたん?”についてイマイチだったということです。{netabare}例えば美汐は、真琴のエピソードが終ればお役御免でその後出てきません。{/netabare}
戦線拡げ過ぎちゃってにっちもさっちもいかなくなった大日本帝国のような印象を受けました。例えがアレですがね。


とはいえ泣きゲーの元祖とも言われた名作ゲームが元ネタです。やはり面白い部分は面白いのです。
季節は冬で舞台は北海道。『CLANNAD』が春、『AIR』が夏、と季節感を上手く取り入れたシナリオとそれを視覚に訴える作画で応えてくれた京アニの作画班。『KANON』においても同様です。
繰り返しですが、レビュー冒頭でのお作法をクリアすればヒット率は上がるでしょう。複数あるサブストーリー(個別エピソード)は良いお話がほとんどです。
ラストもハッピーエンドと言えるオチのつけ方をしてきましたし、サブストーリーのネタを集約しようと試みている節も確かにありました。このへんスタッフサイドの纏める苦労がしのばれるところです。


そうです。努力が垣間見えるのでした。
ゲームまで遡ればおよそ20年前の作品です。アニメとしては2002年の東映アニメーション版と先例のある歴史の古い作品です。
エヴァンゲリオンやハルヒなどその後の流れを作った名作同様、泣きゲーアニメ展開の始祖とされたのが本作。0から1を産み出そうとしたものです。その後、1から100を目指す作品が産まれその多くを目にしてきたな、というのが今なのです。
となると、それはクラシックカーを愛でる感覚に近い。スペックやユーザビリティは劣っていても当時の技術の粋を集めたものに憧憬を覚えるような感覚をこの作品からは受けました。後続の手垢のついた手法を考えなしになぞったようなものとは違うなにか。
よって自分はこの独自性を買い、評点に下駄を履かせときます。
戦線拡げたと文句を言うのは簡単ですが、同時にアメリカ、イギリス、ソ連、そして中華王朝に喧嘩を売るなんて芸当は到底できないことです(結局それかっ!?)。

個別展開が集約されてくるであろうリアル“カノン”な物語は他の作品で触れることにいたします。


■ちょい反省
“マンガ日本昔ばなし”のように捉えとけば良かったかも。
ガッツリファンタジーだけども示唆や教訓に富む各ルートの集合体。各々ばらけてても気にならなかったことでしょう。

■オマケ
パーティでの楽曲“ワルツ”はいい感じ。
別の作品で登場した{netabare}(『四月は君の嘘』で公生と凪が連弾した){/netabare}曲。聞き惚れてしまいました。



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視聴時期:2019年5月 



2019.05.26 初稿
2019.11.27 追記

投稿 : 2022/01/15
♥ : 55

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

私は「奇跡」を信じたいです!!

■Kanonの魅力って
ご存知の方も多いのですが、Kanon・AIR・CLANNADは同じkey作品としてよく比較されますよね♪
「key作品らしさ」とよく耳にしますが、「らしさ」ってどんな所だろう・・・(*'ω'*)うぐぅ~?
作画!? キャラクター!? 演出!? そうですね!!
視覚・聴覚で「似ている」って感じる部分は少なからずともあると思います!!
では、観ている人に伝わるメッセージ的な点で考えた場合はどうでしょう・・・(^・ω・^)あぅ~?
友情や家族愛といった人と人との繋がり「絆」だと思うのです♪
そういう、「らしさ」にもうひとつのメッセージを練りこむことによって別々の「らしさ」が現れて
三者三様に魅力的な作品となっているのだと思います。たとえば・・・
AIR →「運命」、CLANNAD →「人生」
では、Kanonはといいますと、ずばり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「奇跡」・・・・・っだよ!!
奇跡って想いがあれば誰もが起こせる可能性はあるのですよ♪
信じる気持ちがなければ、それは奇跡ではなくただの偶然なのですね♪
まだ、観ていない人は是非「Kanon」の感動のストーリーを体験していただきたいです。
 
■物語のポイント
物語の前半は、(〟-_・)ン?って思うシーンが沢山でて来るのです♪
最初のうちはちょっと不完全燃焼って感じなのですが、これが後々なるほど!!となるので
記憶力の良い方は沢山覚えておいてください。
特に主人公の祐一を筆頭に7年前から失くしてしまっている、記憶とはどんな記憶なのか注目です♪
 
物語の中盤以降からは、ちょっと悲しいストーリーが多いかもしれません。
そして、主人公の祐一と真琴・舞・栞の3人の女の子とのストーリーが動きだしていきます。
思い出す記憶の欠片と共に涙を流さずにはいられないシーンが出てきまよq(T▽Tq)
しかし、まだ完全にすべての謎が解けぬまま、物語の後半へ・・・
 
いよいよ物語は盛り上がって行きます。
祐一・あゆ・名雪・秋子 それぞれの記憶欠片がすべて揃う時・・・・・・・・・
ぜひ感動して涙してください♪
最終話はちょっと急ぎ足になってしまいましたねw
終わり方はとっても好きな終わり方ですが、もうちょっと余韻を楽しめるように構成して
欲しかったかなってちょっとだけ思っちゃいました♪
 
●総評
「Kanon」に出てくるキャラクターって誰ですか?というよりも、どのストーリーが良かったですか?
と聞いたほうが良いかもしれませんね♪
大きな物語の流れの中に、うまくショートストーリーを組み込んだような感じがしたのです!!w(゚o゚*)w
しかも、真琴中心のストーリーのイメージを次のストーリーにどうしても引きずってしまって、ひょ
っとしたらこの子も・・・って思っちゃうと先のストーリー展開が読みにくくて逆にそれが良かった様な
気もしましたよ♪
Kanonでも案の定たくさん涙を流しちゃいましたwやっぱり名作ですね♪
 
▽お・ま・け
1話でメインキャラクターがすべて登場していたのですが、皆さんは気付きましたでしょうか(゚ロ゚;)エェッ!?
真琴に関してはキ○○ですがw2回目観てみようと思われた方はちょっと注目してみてくださいね♪
 
 

投稿 : 2022/01/15
♥ : 56

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

負けたよ、俺では使いこなせなかった。「うぐぅ」はお前だけの物だ。

作品の性質上、CLANNAD等のほかのKEY作品と比較してしまうところが多々ありますが、大目にみてくださいね^^


作品のボリュームはCLANNADのほうが上だし、AIRほどの内容の複雑さは感じない。この程良さがこの作品のいいところなのではないかなと感じました。
浅すぎず、深すぎずなので、見ていて不快感を感じたり退屈に感じたりすることがあまりありませんでした。


CLANNADと同様に....いやそれ以上に絵に"京アニらしさ"が出ているので、そこでの脱落者が結構出てしまうかもしれませんね^^;
私はCLANNADでこの絵に慣れたのでいけましたが、kanonから入ろうとしてダメだった方は、一度CASを見てから見ると多少緩和されているかもしれません^^


原作未プレイです。
京アニのKEY作品に共通して言えることですが、やはり原作への愛情、リスペクトは未プレイでもわかりました。さすが京アニといったところです^^
涙腺崩壊とまではいきませんでしたが、泣き所がしっかりしていて、最後の落ち着いた感じは非常に好印象でした。


総合力では当然にCASのほうが上だったのですが、余韻という部分と、サブヒロインの話の構成力という部分ではkanonのほうが勝っていたかなと思います。
メインの話がもっと強ければ、CLANNADくらいの評価を受けていてもおかしくなかったかも....
まあただ、サブヒロインが全員平等に扱われていたことで、後々の選択に自分は違和感というか、腑に落ちない部分を多少感じはしました。ほんとに多少ですが^^;


雪と奇跡がこの作品のテーマですね。この2つの絡め方は抜群に良かったと思います。冬の温かく切ない奇跡の物語とまとめておきましょう^^


自分的に、杉田さんは大好きな声優なのですが、祐一は少し合わなかったかな--と思ってしまいました。イメージどおりでは無かったです。


全体を通してみると、良作の部類ですね。ただやはり万人受けの作品とは言えないと思うので、ここの評価、点数にはある程度、納得している作品でもあります。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 39

76.9 5 哀しいアニメランキング5位
屍鬼[シキ](TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1429)
7682人が棚に入れました
人口1300人の小さな集落、外場村。外部とは国道1本でしかつながっていない隔絶された地ゆえ、いまだに土葬の習慣が残されていた。

ある日、村の山入地区で3人の死体が発見された。村で唯一の医者である尾崎敏夫はこの死を不審に思っていたが、事件性はないとされ、通常通りに取り扱われた。しかし、これ以降、村人が一人、また一人と死んでいくことに…。

声優・キャラクター
内山昂輝、大川透、興津和幸、戸松遥、悠木碧、高木渉、GACKT

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

死に善も悪もない。

数年ぶりに再視聴、2週目です。
いやー名作でした!そして凄くメッセージ性が強い。
2週目なのに終始集中して楽しんで観れました。
ジャンルはゾンビホラーと思われがちですが、サイコホラー(人の狂気を描いているので)です。

ホラーアニメ大好きな私は、名があるホラーアニメは全制覇しています。
(といってもここ10年で、ホラーアニメ10作品くらいしかないですけどね。笑)
需要あまり無いのかもだけど、もっとやって欲しい。

近い内にホラーアニメベスト10作る予定なのですが
屍鬼は自称ホラーアニメ専門官である、私のベスト10、上位に入れますね。


【あらすじ】
舞台は外場村という小さい村落。
村の周囲はモミの木(卒塔婆に使う木)に囲まれ、外界との交流も少なく
正に田舎の中の田舎って所。
そんな村には起き上がり(死人が蘇る)という古くからの言い伝えがあった。
物語は、こんな死に囲まれた場所で始まります。


【感想】
貴方は人殺しを悪いと思いますか?殺してはいけないと思いますか?
大半の人は悪いこと、いけないことだと言うでしょう。
何故ですか?誰が決めたのですか?
それは昔からの暗黙のルール、人が定めた罪の意識、法律があるからです。
ですが屍鬼では、そんなモノ(ルール、罪、法律)を改めて再認識させてくれる作品でした。


屍鬼(起き上がり)達は皆に自我があり、生きています。(肉体は死んでいるが)
彼等は生きる為に人を襲います。血を吸わないと死んでしまうから。
忘れがちだとは思いますが、私達ヒト(人間)も何かの命を奪って生きています。
普段は調理され、お店に並んでいる商品として接しているから気づかない。
けれど確実に命を糧として、奪い、殺し、生きています。
そう、屍鬼達も生きる為に襲っているだけなのです。
私達と何が違うのでしょうか?いいえ同じです。
寧ろ、ヒト(人間)の方が、動物、野菜、果物など、ありとあらゆる命を奪っています。
時には、理由もなく殺すこともする。
彼等(屍鬼)を悪と定めるなら、私達ヒト(人間)はそれ以上の悪であるということです。


それに何かしらの理由や、屁理屈をこねているのはヒト(人間)だけです。
ニュースとかで絶滅危惧種が、というニュースが流れれば
やれ可哀想、酷いだの何だのと騒ぎます。
じゃそれがヒト(人間)に危害を加える存在だったら?
やれ殺せ、居なくなれ何だのと騒ぎます。
実に見ていて愚かだと感じます。


【結論】
生きること、生命を全うすることにおいて、善も悪もない。
あるのは弱肉強食、食物連鎖だけです。
立場が変われば、見方が変わる。
そんなことを屍鬼は伝えたかった。
屍鬼からのメッセージだと感じました。



【豆知識・余談】
ヴァンパイア(吸血鬼)のモデルとなったのは、ワラキア公ヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ)という
1431年頃に実在した人物です。
敵国、自国の民共に串刺しにしたことから、串刺し公という異名を持っています。

この方もそうですが、ヴァンパイアの設定によく使われる
日の光に弱いなどの設定は、先天性白皮症(アルビノ)という方達から取ったんだと思います。
髪の毛、皮膚、ありとあらゆる部分の色素がなく、真っ白です。
また紫外線を浴びると、焼け爛れてしまい。目もヴァンパイアみたく赤くなってしまう。
本当に珍しい奇病で希有です。


【PS:追記】
BGMのズンチャ!ズンチャ!ズンチャズンチャッチャッ!が凄く印象に残る(*´艸`*)

投稿 : 2022/01/15
♥ : 36

たま。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ネタばれ禁止

サイコサスペンステイストで面白いです。
(アニメであまりこのジャンルものはありません。ひぐらしとか?)

だたサイコサスペンスのジャンルでは必須条件ですが、この作品を見る前は絶対ネタばれ等をネット等で見ないで下さい。
面白さがほぼなくなります。

藤崎竜の絵が受け付けられるなら、ラストがどうなるかにもよりますが、一見の価値はあるかと思います。

どこまで本当かわかりませんが、ひぐらしもこの作品に影響を受けて書いたとか・・・。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 7
ネタバレ

……keniee…… さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最後までみてほしい

予備知識をいれずに視聴しました


ホラー系・・・
オドロオドロしいタイプのストーリーかな
と観始め…

少しすすめたときに

日本で幽霊ではなく{netabare}(吸血鬼){/netabare}そっち系なの?
と 展開に少しひいてしまいました


ところが 
もう少しストーリーをおってみたところ
思った以上に惹きこまれ

後半には すっかりハマってしまい
一気に観てしまいました

ネタバレになってしまいますので
なにも記載いたしませんが


あぁ
日本なのに そっち{netabare}(吸血鬼){/netabare}系?
そちら方面の内容なのね・・・
と終わりにせずに


もう少し
ご覧になってみてください
きっと

どっぷりハマってしまうでしょう


ただ…
記憶が薄れてしまってるのですが
グロい作品が苦手な方には
注意が必要です

投稿 : 2022/01/15
♥ : 27

80.0 6 哀しいアニメランキング6位
るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 追憶編(OVA)

1999年2月20日
★★★★★ 4.1 (486)
2858人が棚に入れました
主人公剣心が、“人斬り抜刀斎”になるまでの経緯、雪代巴との出会いから別れ、そして不殺を誓うまでのエピソードが描かれているOVA作品。主人公が技名を叫ぶ等の漫画的な演出は排除され、徹底した脱少年漫画演出が施されている。また、テレビアニメや少年漫画誌では表現が困難と思われる、人が刀で串刺しにされたり、大量の血が飛び散るといった凄惨なシーンも目立つ(DVDでは、最初に「過激なシーンが含まれる」と出てくる)。第1幕 - 第4幕と、追加カットを収録した特別版は、アメリカの年間DVD売上チャートで7位を獲得するという快挙を成し遂げた。

ジョニー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

海外でも評価が高い作品

自分はTVアニメ版は子供頃に見て、それ以来OVAの存在を知らずにいましたが、キャラクターデザインの細かさから伝わるスタッフの意気込みが伝わってきたので見てみました。

結果、今まで見てきた作品において唯一クラナドAFとガチでタメはれる歴代最高のアニメだと思っています。
とてもセルアニメ時代の良さがでていて背景からキャラクターとその動きに至るまでかなり作り込んであり、それに見合うだけのストーリーと演出がマッチしていて、見ている側を引き込みます。
ブルーレイが出たら即買いします。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 7
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

原作を知らなくても単品で楽しめる!感動の時代劇

るろうに剣心のOVA作品。
海外では、アニメ以外のDVD作品を含めて、7位を取ったこともあるほど人気作だそうです。


もともと熱い少年漫画のるろうに剣心。
そこから「熱さ」を取って、スパイスを加えたら「切なさ」が残りました。

必殺技名を叫ぶような少年漫画チックな部分がなくなり、時代劇を見ているかのような、シリアスな展開が繰り広げられます。

時代は幕末。
長州藩維新志士の裏で暗躍した人斬り抜刀齋の人生を描いています。
歴史上の人物として実在してもおかしくない、そんな「人斬り抜刀齋」の物語。

アクションアニメとしては、一瞬の判断力、体格差をカバーする身のこなしなど、見事な殺陣が見所。
例えば、
{netabare}
・刀を抜かず、鍔で剣を受け、反動を利用して目つぶし、バランスを崩した相手を抜刀で斬り込み、両手を添えて押し斬る
・2人を強襲し、先に剣を抜いた方に斬り込むと見せかけて、横にジャンプ、剣を抜くのが遅れたもう片方を先に斬り倒し、最初に空を斬ったもう1人を後から倒す
・階段を利用し、高所からのジャンプによって、刀ごと相手を斬る
{/netabare}
職業として人を殺す、人斬り抜刀齋の才能と冷徹さが、ひしひしと伝わってきました。

そして、中盤、愛情と憎悪の中で揺れ動く人間ドラマ。
{netabare}
自らの仇に愛情を抱いてしまった巴と、そうとは知らずに巴と夫婦生活を続ける剣心。
{/netabare}
全てを知った人斬り抜刀齋は、何を選ぶのか。
そして、頬に付けられた傷の謎とは?
{netabare}
最後の十字傷を巴が付ける、この改変はお見事。
「生きたい」という執念によって付けられた傷を断ち切るように付けられた2本目の傷。
これは巴の復讐でもあり、許しの証でもあった。
すばらしい解釈の仕方だと思います。
{/netabare}

原作でも出てくるエピソードをうまく調理し、上質なアクション・人間ドラマとして完成された作品です。

もちろん原作に沿ったエピソードのため、一部ネタバレになっているのですが、見たからといって原作の魅力が損なわれるわけではありません。
面白さの方向性が違うので、原作は原作、OVAはOVAとして楽しめます。

原作を全く知らなくても、十分に見応えのある作品です。
おすすめですよ!

投稿 : 2022/01/15
♥ : 40

Nakei さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

原作と雰囲気は違うが、とても良い作品

OVAとして完成度の高い作品です。

ストーリー的に大筋は原作と同じですが、原作の遊びの面は一切なくなっているので、内容はとてもシリアスです。音楽・作画など全体的に暗いものになっていますが、雰囲気作りが徹底しており、とても見応えのある作品となっています。雪代巴役の岩男潤子さんの演技も良いです。そして何よりも、十字傷に関しての演出が素晴らしい!原作とは違った演出になっていますが、個人的にはこちらの方が好きです。

全4話で起承転結がしっかりとしているので、原作ファンはもちろん、原作を全く知らない人でも楽しめると思います。OVA4話をまとめた特別編がありますが、1話1話区切られている方がより演出を楽しめるのでオススメです。

多くの人に見てもらいたい傑作の一つです。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 5

65.0 7 哀しいアニメランキング7位
かぐや姫の物語(アニメ映画)

2013年10月1日
★★★★☆ 3.8 (274)
1151人が棚に入れました
原作:「竹取物語」、原案:高畑勲 監督:高畑勲 製作:氏家齊一郎、脚本:高畑勲/坂口理子、音楽:池辺晋一郎

声優・キャラクター
朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子、高畑淳子、田畑智子、立川志の輔、上川隆也、伊集院光、宇崎竜童、中村七之助、橋爪功、朝丘雪路、仲代達矢、三宅裕司

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「みんな不幸になった、私の所為で。偽者の私の所為で」

製作費がいくらだとか
古典の中に現代の女性像を見るだとか
そんな安いキャッチコピーに騙されてはいけません


かつて東映動画が『白蛇伝』を映画化した様に、高畑監督自信がこの作品で目指してるのは恐らく“原点回帰”
どうも55年ほど前に、東映でもいわゆる「漫画映画」として竹取物語の映画化が企画されていたらしいです
当時の高畑のボツ案を復活、引き継いだのが今作
だから鈴木さんにとっては構想8年だけど、高畑にとっては構想55年
そこから田辺修の参加と第7スタジオ設立
久石譲との初タッグ
78歳にして挑戦的過ぎるこの姿勢
宮さんも引退だとか言ってるけど、高畑に至ってはむしろ本当にこれが『退職金代わり』になったはず
この瞬間に立ち会えた奇蹟(今生きてこの映画を生で観れること)にただ感謝m(__)m


プレスコによる伸び伸びとした演技
朝倉あきの芯のある強い声
声優初挑戦にして遺作となったちいさんの熱演
強烈過ぎる田畑智子の女童、中村七之助の御門のキャラクター


背景と融合を果たす為に用いられたラフなアウトライン
言うまでも無く丁寧な芝居作画
画面の中に見る、忘れられてた日本の自然と原風景


高畑演出といえば静かな会話の中にさっと入ってくる音楽
今作でも特にキーポイントとなる『わらべ唄』と“琴の音色”が印象的です
日テレとかではやたら主題歌を推しているようですが、ちゃんと劇中歌にも注目してほしいものです


竹から生まれて、竹の子のように急成長し、その美しさから何人もの男を狂わせ、次々と振ったあげく、時の帝までも手玉に取ったかと思いきや、誰のものにもならぬまま「月へと帰る」と言い出すわがまま姫のお話


日本最古の、そして日本人なら誰もが知るこのお話の、唯一にして最大の謎である「私は罪を犯してこの地へ下ろされたのです」
この一言に隠された真実を突き詰めていくのが今作です


結局のところ、誰でも知ってるお話なので【特にサプライズとかスペクタクルとかありません】
そういった意味で“老若男女誰でも観れる”はずの映画なのに、姫の犯した罪なるものの秘密だけで137分も時間を引っ張ったのはちょっと長過ぎ
プロットは最高、だけどこれだけ長いと小さい子には見せられないです
そこだけが唯一残念ですかね;


皆が姫の幸せを願うばかり、どんどん不幸になっていく姫、そして狂いだす人々
【こんなに悲しいプリンセスストーリーが、日本には昔からあったんですね】

投稿 : 2022/01/15
♥ : 32

くし さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

哀愁のあるロマンス

素晴しいですねー、この作品。物語は言わずと知れた竹取物語、そう「かぐや姫」です。

まず驚くのは描写方法だ。タッチは水彩画そのもので、背景は勿論、キャラクターも線はまるで絵コンテそのままを思わせるような筆や鉛筆で描いたように再現されてあり、これが軽快に動くのだ。柔らかいタッチに日本画的でありながら、話の山場やスピード溢れる場面では力強いダイナミックであり過激な筆使いで表現され、これは・・・す、すごいね、と思わず感激してしまう事もしばしば。
どの場面でもそれは一枚一枚が芸術的絵画の様であり、この作品がただのアニメの領域を遥かに凌駕する描写に感動を通り越して日本の誇りでもあり喜びを感じた。作品への執念が芸術に昇華され本当に素晴しいの一言だ。

物語も元のストーリーは知っていても、かぐや姫の見え隠れする思いに私の心の深層を掻き立てられ話を忘れて見入ってしまう。
子どもの頃に聞いた話なのに、
「何、この哀愁が漂う切ない物語は…、決して子どもを癒す話だけではないでしょ」
かぐや姫のピュアな人間性に似合わない都の生活。表面では幸福に見える生活の裏にある不幸。
宝物のようにあがめられるのでなく、普通の一人の女としての欲求と夢、かぐや姫の悲痛な叫びが、私の心を振るわせ胸が熱い。
短い人生に儚くも愛に拘りを見せるかぐや姫の心情、そして否応無しに突きつけられる別れ。
千年以上も前の物語なのに、人としての生き方を告げている様な奥深さ、そして封建的背景にある一人の女としての哀愁が現代まで物語として伝承したきた由縁だと深く感じた。
この作品は子どもでなく大人に観て欲しい感情を揺さぶる真に深い作品でした。

最後にこの作品には「姫の犯した罪と罰」というキャッチフレーズがあったが、私はそう思わない。この一文はこの作品には似合わないと思うのだが、私にとってこの作品の持ち味は「哀愁のあるロマンス」で、余韻の残る素晴しい作品でした。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 46
ネタバレ

syouwanoko さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

酷評しかも長文につき、閲覧注意

わたくし、ホルス以来の高畑ファンでした。しかしこれを見たら、ファンが過去形になっちゃった。
超辛口レビュー、行くよッ!

★物語★ 宣伝文句は「姫の犯した罪と罰」

なのに姫の犯した罪ってたいしたコトないじゃん。どっかの知らない {netabare}天界のオバサンが地球を恋しがって歌ってたの{/netabare}を見たっつ~~。しかもそのショットが映るの、一秒以下だよ? しかもその{netabare} オバサン、仏像 {/netabare}に似てるんだよ? 

せめて {netabare} 姫の母親が地球好きで処刑された{/netabare}とかさあ、もうちょっと説得力のある犯罪にしてよ。たかがこれっぽちの軽犯罪で137分も引っ張んないでよ。延々突き合わせといて、オチがこれですか、はぁあ~~さいでっか。あきれた。脚本の練りがぜんぜん足りない。思いつきをそのまま映画にしてはいけません。

★夢オチ連発★
ストーリーの大きな展開部分で、まさかの夢オチ。一度だけでも許しがたいのに、二回も夢オチ。しかも一回めはトレイラーにも使われた印象的なカット。それが夢オチ。っざけんなッ! 「じつは夢でした」で済むんなら、どんなに派手でどんなに興味をひくどんなに荒唐無稽なトレイラーでもオールおkだッ!っつ~~のッ! 

★作画★ アニメーター総員で必死に守った(と思われる統一品質の)キャラデザ。目や口のパーツ、しわの芝居がとてもリアル。なのに五頭身。すっごくチグハグで奇妙な印象。とって付けたような顔で違和感いっぱい。泣いた赤ん坊の顔なんか、タマミちゃんより怖かった。

★作画★ そして奔放すぎる髪の毛。リアル目指すならさあ、日本人の髪って、黒くておとなしいでしょう?なのに全員が中間色の髪色で、天然パーマみたいにもっさりしてる。それが24時間帯電してるかのように、常にバリバリとうごめいている。髪の端が墨絵のような処理をしているので、薄毛に見える。掛け軸のお岩幽霊が振り乱すハゲ髪みたい。この処理に何億円もかけちゃったの? とんでもない手間暇かけてお岩さん。トホホ……

★声優★ 全員上手い。文句なし。地井武男さんに合掌。

★音楽★ 可もなく不可もなく。ただ、歌手がなあ。日本音階で作られた民謡チックな曲を西洋音階で正確に歌われたもんで、びみょ~~にピッチが気持ち悪い。劇中、いきなり歌いだすのも不自然。ミュージカルだったのか、これは?

★キャラ★ オリキャラの男、まったくイミフ。なにしに出てきた? で、なにしに再登場? で、で、ラストの言動はいったいなに?  {netabare} 妻子 {/netabare}が居るのにフライミー・ツー・ザ・ムーン。あほか。ここだけ昭和の昼メロ。ひょっとしてお涙ちょうだいシーンだったのかな? ジブリ名物の飛翔シーンをやってくれるけど、これまたとって付けたような大飛翔。名物だからとりあえずやっとけ!みたいな。わさびが名物だからアイスクリームにも入れてみました!みたいな。しかも夢オチだし。

★キャラ★ 肝心の姫、なに考えてんだかサッパリ判んねえ。「都はイヤ! 山に帰ろう! ……やっぱ都に戻ろう」これをご丁寧に三回も繰り返す。三度もだよッ? 進歩も反省も無い女。アルプスの幼女はいっぺんで悟ったのに、この姫、あたま悪すぎ。しかも他人の生き死にまで振り回しておいて、三回も。

★ラストシーン★ なんで月からの使者が {netabare} ブッダ {/netabare}なの? あ、ここは爆笑ちょうだいシーンだったのかな? そうか~~確かに乾いた笑いが出ちゃった(๑≧౪≦)てへぺろ 月面はすでに {netabare} ブッダ {/netabare}の支配下にあったのか!

★総括★
すっごくヒマでかぐや姫のストーリーを知らなくて知りたくて、しかも無料なら、見ても良いんじゃない?
たしかに手間暇はすっごく掛かってる、それは認める。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 11

61.8 8 哀しいアニメランキング8位
劇場版AIR(アニメ映画)

2005年2月5日
★★★★☆ 3.5 (161)
921人が棚に入れました
 2000年に発売され大ヒットしたPCゲームソフト『AIR』を、「エースをねらえ!」「あしたのジョー」など多くの名作を手掛けてきたアニメ界の重鎮・出崎統監督が映画化したファンタジー・アニメーション。少女と青年が織りなす時空を超えた恋愛物語が、色彩豊かな映像で綴られてゆく。 その海辺の小さな町には、背に白い翼を持った姫君と、彼女を護衛した青年の悲恋の物語が言い伝えられている。姫君は、その異様な姿のため屋敷に閉じ込められていた。ある時、姫君の前に一人の青年が現われ、外の世界のことを話して聞かせ、喜ばせる。しかし、そんな2人には悲しい運命が待っていた…。この町に住む少女、神尾観鈴は、病気がちで学校にも行かず、友だちもいない寂しい日々を送っていた。翼の姫君に自分を重ね合わせる観鈴。そんなある日、人形劇をしながら旅をしている青年、国崎往人が観鈴の前に現われる…。

声優・キャラクター
川上とも子、久川綾、緑川光、西村ちなみ、井上喜久子、神奈延年、三木眞一郎、冬馬由美、今野宏美、永島由子、潘恵子

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

眩しく輝く白い夏の物語

TVアニメ版のほうから観るか、こちらの劇場版を先に観るか
迷ったのだが、とりあえず原作のゲームも未プレイなので
物語の大筋をつかんでおこうと、こちらから視聴。

あらすじは、ここのTOPページに詳しく書いてあるとおり
ある持病を持っている孤独な少女・観鈴と
彼女が住む街に偶然やってきた人形遣いの青年・国崎が出会い
地元に伝わる古い伝説と自分達とを重ね合わせながら
展開していくひと夏の物語。

観鈴の無邪気な愛らしさが、せつなく、哀しい。
話としては複雑なことは何もなく、わかりやすいので
見えている結末へ向かって、どう展開していくのか興味があった。
まず、OP,EDだけでなく全体通して音楽が素晴らしい。

それから、時間によって刻々と変化する海の色や空の色。
すべてが想い出の中の幻に思えてしまいそうな眩しい風景。
夜の闇にほつほつと浮かぶ蛍の小さな光が儚くて印象的だった。

TV版のほうを観ていないため、比較するものがまだないけれど
劇場版だから、だいぶ端折っているのだろうし、
ファンの方から観たら、いろいろ不満もあるかもしれない。
でも、きれいな終わり方だと感じたし、
映画としては、うまくまとめてあったんじゃないかと思う。
ただ確かに、悲しい話のはずなのに感動はものすごく少なかった。

両方ご覧になった方の両方のレビューを拝見させていただくと
やはりTV版とは別物として観た方が良いらしいので
これから引き続き、TVアニメ版のほうを視聴してみるつもり。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 26

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

にゃはは~

TV版AIR視聴済みです。

とにかくまぶしいー!
夏のイメージを出すように作られたようですが、光のあたり方が凄くて全体に白いイメージがありました。

区切りごとにイラスト画に変わるのが、正直しつこい感じがしました。
思い出したのが「あしたのジョー2」の各話の終わりを何度も観ているようで(やっぱり監督同じなので)過剰演出といわれても仕方がないと思いましたね。

内容はTV版より分かりやすくまとめてありました。90分じゃ限界でしょうね。

キャラはTVを先に観たせいで、凄く違和感がありました。

これから視聴される方は、AIRですがTVとは別作品と観た方が違和感ないかと思います。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 22

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゲームプレイヤー以外なら楽しめる作品かもと思います。

TV版を2度ほど1話で断念、もう総集編だけでいいやと総集編だと思った「劇場版」を視聴。

出出崎に驚嘆w

そのまま引き込まれ視聴終えました。

2005年2月封切りの「劇場版AIR」は東映アニメーション制作。
2005年1月からTV放映された「AIR エアー」は京都アニメーション制作。
TV版の方が公開は先となりましたが、制作自体は劇場版の方が早く、2004年秋公開予定だったのが延期され2005年2月封切りとなった模様。

この「劇場版AIR」は制作が東映アニメーション、監督:出﨑統氏、脚本:中村誠氏と重量級w、物語、場面構成は「ガンバの冒険」や「宝島」ファンには堪りませんw

劇場版を見終わった後にTV版とOVAを見ましたが、京都アニメーション制作のTV版はまた趣が違いますね。

劇場版はゲームをやってない私でも映像、ストーリー共々十分楽しめました^^

投稿 : 2022/01/15
♥ : 5

62.5 9 哀しいアニメランキング9位
獣神ライガー(TVアニメ動画)

1989年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (13)
74人が棚に入れました
遥か神話の時代より繰り広げられた、善と悪の戦い…。「善神アーガマ」の血を受け継ぐ「大牙剣」は、現代に復活した「邪神ドラゴ」の末裔「女帝ザーラ」率いる「ドラゴ帝国」から人々を、世界を救う為、「バイオアーマー」「獣神ライガー」と一体化して戦う…。

声優・キャラクター
田中真弓、沢りつお、松井菜桜子、伊藤美紀、塩屋浩三、藤井佳代子、神代知衣、有馬端香、梁田清之、勝生真沙子、島田敏、戸谷公次、中村秀利、速水奨、堀内賢雄、こおろぎさとみ、池田勝

HeX さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

プロレスラーではない

もはや同名のプロレスラーのほうが有名。

本作のライガーは、いわゆる生体ロボ。操縦者の動きをトレースして動くという、Gガンダムのような操縦方式だった。

話は永井らしく、邪神の血を引く悪の軍団に、善神の血を引く主人公&ライガーが立ち向かうというもの。王道といえばそうだが、マンネリ感でもある。

よく人が死んだ覚えがある。永井らしいといえば永井らしい、グロ寄りのエログロ感は子供心になんとなくいやーな感触でもあった。

のちにサンダーライガーにパワーアップする。
同じ時期にたしかプロレスラーのほうもサンダーライガーになったような。

そういえば、プロレスとアニメのタイアップというのも珍しいね。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 2
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

レトロでハードな王道熱血系

1989年放送のテレビアニメ。全43話。
原作は永井豪先生。当時でも作風としてはちょっと古めだったかも?

全体としては王道の熱血ヒーローものですが、永井豪の作風のため、子ども向けとしてはエログロやハードな展開・描写が目立ちます(まあ大分ソフトにはなっていますが)。ハッピーエンドではあるものの、失ったものが多くて悲壮感も。
子どもたちが元気で常に前向きで、ストーリーラインが良く出来ているのが良いですね。

【ストーリー】
小学6年生の大牙剣(たいが けん)は、古代の善神アーガマの血を引く少年。
あるとき、剣の通う小学校が現代に復活したドラゴ帝国の尖兵ドラゴナイトに襲われてしまいます。
剣はバイオアーマー・獣神ライガーと一体化して、同じく善神の血を引く神代ゆい、まい姉妹やクラスメートである団五郎(だん ごろう)と共に、邪神ドラゴを復活させようと目論むドラゴ帝国と戦います。

ストーリー展開が丁寧で堅実なのがとても良かったです。
シリーズ構成はクレジットされていませんが、重要回を担当する事が多かった高橋義昌さんかな。高橋さんと川崎裕之(ヒロユキ)さんの回は特に素晴らしいと思うことが多かったです。
最序盤は地味な回が多いですが、ほとんどの話数が本筋に関わるので視聴意欲が続きましたし、終盤は熱い展開が多くて飽きなかったです。
ただ、夏休み期間中の単発回はあまり面白くなかった印象。

味方キャラは皆で助け合いながら困難な状況を乗り切っていくので印象が良く、心が洗われます。フォローする大人達も人格者なので人間関係のストレスは無いですが、一般市民の行動で人間の業や醜さを描くので、時には嫌な描写も。
敵キャラクターの非道ぶり、まとまりの無さも印象的でした。

作画は良い回とそうでない回でかなり差がありますが、作画監督の個性も顕著で個人的には楽しいですね。
マッシブで格闘メインなロボットバトルも魅力で、重量感のある作画がかなり好きなタイプ。
OP、EDはとても良かったです。BGMは違和感なくて好きです、使い方は割と普通ですかね。

エログロ多めなので、嫌いな人は気をつけてくださいね。
パンチラ・ヌードシーンが多い点は、まあ時代的にギリここまではできるか~ってくらいなんですが、{netabare}ドル・サタンに捕まったまいの尋問シーンでポカーンって感じでしたw{/netabare}
普段のゆいまいへのスカートめくりとかは、ゆいまいが強い女の子達できっちりやり返すというよくあるパターンで、基本的に皆仲が良いのもあってそれほど嫌な気持ちにはならずに見られました。

グロに関しては8話、11話の描写が丁寧で、感心すると同時に若干へこみました…最終決戦も含め(ザーラ様とか、一般市民の行いとか)、永井豪テイストきちんと入れてくれて嬉しいです(泣)

【男性キャラ】
{netabare}
剣は真っ直ぐで子どもらしく、悩むこともありますが、心の強さを持つ王道主人公。やんちゃですがお祖父ちゃんにしっかり躾けられてる印象。
…お祖父ちゃんを必死で探す剣の姿には、さすがに心が痛みました。たった一人の家族だったんですよね…

五郎(通称ダンゴ)は影に日向に頑張ったなあと思います。特殊能力の無いことにジレンマを抱えながら頑張る姿は応援したくなります。
物語的にも、一般人であることを最大限に生かした役回りは見事。

リュウ・ドルクもまた王道のライバルキャラで、後にドラゴ帝国を離反。
最終回で邪神ドラゴを封印したのはきっとドラゴ帝国の一人として人々を傷付けたことへの責任だったのだろうと思います。無事戻ってゆいまいと幸せに暮らしても良かったのでしょうが、それが本人の意地だったんだろうなあ。犯した罪の責任をきっちり取るあたり永井作品らしくて好きですね。
{/netabare}

【女性キャラと恋愛模様】
{netabare}
本作のターゲットである子どもが本当についていけないのは、意外と複雑な恋愛要素なんじゃないかなw

子どもからすると、剣がまいと良い雰囲気になるのはピンと来ないかもしれないなあとか思いました。
あ、私としてはイイ感じになるのならまいが良いな~とか思っていたのですごく嬉しいですw

個人的にはゆいが思った以上に芯が強い女の子で良いですね。
紳士的な大人の男性である神埼にアプローチしようとしたり、その神崎が女性のグラビア雑誌を持っていることに過剰に反応したりする潔癖さは女の子としては結構リアルだと思いますし、可愛いだけのキャラじゃないのが好きです。

でもまいがそれ以上に好き過ぎて困るw
気が強く芯も強く、でも女の子らしくないことにコンプレックスを抱いていて、皆に好かれるゆいや大人の女性である冴子が少し妬ましいとかなかなかリアル。剣達のスケベにしっかりやり返して、でもお姉さん属性で男の子達を叱咤激励し続けてるところとか。中身が可愛いですね。
ドル・サタンにあれほど怖い思いをさせられて、それでもゆいの身代わりに敵要塞に乗り込めるその勇気と剣に対する信頼たるや、これで好きにならないのは無理ってもんですw
最終話は剣とまいが手を繋いで走り出してFin。爽やかで可愛らしいラストシーンで和みました。

それで、問題があるなと思ったのは単発回。
単発ヒロインとフラグ立てて死に別れるエピソードは二つもいらないです…女の子が舞台装置になっちゃうのは好きじゃない…
しかもリュウ・ドルクは本筋でドル・サタンとの関係もあるので、そちらが印象薄くなってしまって頂けない…

ドル・サタンについては行動・心理共に描写がしっかりしていてとても良かったです。ドルガとは戦士として肩を並べたいのか、女性として愛されたいのか、最初は自分の気持ちを見極めていなかった気がする。そのことがガイストの台頭を許したのかな、と思います。
そういうのがちゃんとストーリーラインに絡んでいるのが上手い。
視聴者感覚としては、真一の一件とまいへの仕打ちがあるので彼女を許すことはできないですし、ドラゴ帝国で情を解する者には居場所がない以上、ああなるのは哀しいけれども仕方ないという印象。

冴子さんと神崎さんは一番安定したカップルでした。殺伐とした展開が続く中では一服の清涼剤だったと思います。

ザーラ様は…許すことは出来ないけれど、ちょっとかわいそうでした…
{/netabare}

極限状態で人間性が問われる展開が好きなので、私は本作はとても楽しかったです。
永井豪先生リスペクトな作風でしたが、暗いラストでもないので、永井作品の入り口としてもいいかもしれないですね。{netabare}東京の復興とか言ってるのが地味に胸を抉りますが;{/netabare}
レトロな王道熱血系が好きな人にはオススメします。……大人ならですがw(2016.9.8)

投稿 : 2022/01/15
♥ : 6
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