大学生で友達なTVアニメ動画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の大学生で友達な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月16日の時点で一番の大学生で友達なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.3 1 大学生で友達なアニメランキング1位
ぐらんぶる(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (584)
2825人が棚に入れました
北原伊織は大学進学を機に、伊豆にある叔父のダイビングショップ「グランブルー」へ居候することになった。
聞こえてくる潮騒、照り付ける太陽、一緒に暮らすことになるかわいい従姉妹…
青春のキャンパスライフ!
そんな伊織を待ち受けていたのは――野球拳以外のジャンケンを知らない屈強な男どもだった!!

入学早々大学のダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」に目をつけられてしまった伊織は、会長の時田信治と、三年生の寿竜次郎に唆され、いつの間にかサークルの一員としてバカ騒ぎに加わることとなる。

大学で知り合った、イケメンだが残念なオタク・今村耕平も加わり、彼らの青春はどんどんおかしな方向へと転がっていく。

居候先にはかわいい従姉妹である古手川姉妹がいるのに、
妹の千紗には汚物扱いされるし、姉の奈々華は重度のシスコンで相手にされず。

愛すべき全裸野郎どもに囲まれた伊織の大学生活、一体どうなってしまうのか……。

声優・キャラクター
内田雄馬、木村良平、安元洋貴、小西克幸、安済知佳、内田真礼、行成とあ、阿澄佳奈
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

全力でトッキー先輩とブッキー先輩を擁護するスレ

2018.08.12記

原作はちょっと既読。

まずは番組冒頭に必ず流れる注意書き ↓

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この番組はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴席での破廉恥な行為等についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグアニメとしてご覧ください。
なお本作の登場人物は全て20歳以上の成人です。
======================

推して知るべし、です。
そして、そういうものとして受け入れましょう。


東京から伊豆大学入学を機に叔父のもとに越してきた新入生北原伊織(20)が主人公。叔父はダイビングショップ『Grand Blue』を経営。そこを根城にしてる大学サークル『Peek a Boo(PaB)』の面々に巻き込まれ気味に新生活スタート。同居する従妹に美人姉妹を据えてむさ苦しさに一石投じてます。

大学デビューを狙って空回るアホな面々をアホだなーって堪能するアニメです。酒と裸を主成分にした「稲中」「アフロ田中」と思えばわかりやすいかも。

作中では大学ということもあって、サークル活動、講義(ガイダンス)、女子大との交流(インカレ)、学園祭、合コン、バイトといった要素が万遍なくちりばめられてます。普通の大学生なら必ず通る道ばかり。
現役世代はもちろん、その時代を通り抜けた社会人にこそ観てほしい作品です。


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2018.10.06完走後追記


↓視聴後

毎週楽しく、次の回が待ち遠しい、そんな秀作ギャグアニメでした。
間違いなく今年の10本には入ってきそうです。

酒と裸(×繰り返し)→学内イベント→酒と裸(×繰り返し)→無駄に豪華なMIXVOICE→酒と(・・・しつこい)→やっとダイビング

だいたいこんな感じです。
繰り返し褒めますが、堪能しました。笑いました。そして涙が出ました(?)。

概要は前述の通り。
乱痴気騒ぎに目がいきがちなものの、けっこうギャグの鉄板どころをおさえています。

・美女を複数配置
 ⇒やらかす男をゴミを見る目で蔑むキャラは必須。他、天然、素直な子、奔放、と役被りががない。
 ⇒なお、ぶちゃ子を入れるとピントがぼけそうなので入れないで正解。
・メインに二人を据え掛け合いを見せている
 ⇒ぶつかり合う。墓穴の掘り合い。共闘して失敗する。そしてたまに友情、というギャップ。勢い重視の作品においての掛け合い漫才は必要。
・緊張と弛緩の連続
 ⇒まじめパートから落とす。恋愛モードから落とす。一話の中で複数回訪れるため、テンポが良く中弛みしにくい。

お笑いほどツボに個人差があるので、「ひとまず観てみよう」以外の言葉が見つからないところですが、わりと正統な作りをしてますので見た目ほど受けつけ難いということはないと思います。

それでも、お酒が絡んで脱いでのバカ騒ぎという題材からして入口で拒否感を持たれてしまうことはしょうがなく作品の宿命だとは思います。
さらに、大学生活でのイベントをわりと忠実に描いてる分、自身の大学生活を思い出し場合によっては悪感情が生じて途中断念もあり得るでしょう。

なので、そういう場合は早々に撤退して他の作品鑑賞に時間を費やしましょうね。

 誰一人嫌悪感を抱かないお笑いは毒にも薬にもならない!

のです。



それでは本題。

大学時代、PaB気質のサークルに身を置いていた経験のある知人の言を借りまして、作中では悪魔の如き、時田信治&寿竜次郎の両先輩の魅力について語ってまいります。彼に言わせるとPabは「全くもってヤリサーとは根本的に違う」とのことです。 


まず飲み会には暗黙のルールがあるようです。※以下、文調が変わります。


その1 「当たり前!」
男には弁解の余地なし。命令は絶対。それで結束を強めていくんだよ。場合によっちゃ命の危険があるスキューバだからこそ、バディとの絆は絶対だろ。そりゃ無茶してさらけ出してーの飲みニケーションが手っ取り早いわ。
灯油ポンプ持ってこないだけでもマシってもんだろう、このサークル。

その2「女には酒を無理強いしない」
男がバカやってるのを遠巻きに見れる位置、というのを男は死んでも守れ。決して無理に酒を勧めてはいけない。宴席の場で手を出してもいけない。そうしないと女は離れてく。たまに新入生あたりがオイタしにくるからその時はヤキを入れろ(=呑ませ潰す)。ただ女を過剰に守ってはダメ。必ず1~2杯ぐらいは振って「あたしさっき飲んだわ」と言い訳できるようにさせとけ。疎外感を感じさせちゃいけない。
梓はともかく古手川姉妹、ケバ子らがなんだかんだサークルを辞めないのは、ここらへんトッキーやブッキー先輩あたりがにらみを効かしているからだろう。テニサー「ティンベル」のギスギスぶりとの違いはここにある。

その3「地味男、地味女を舞台に上げろ」
ノリのいい奴だけで固まるな。無口な奴、ブサ男、童○、その他実生活で日の当たってなさそうなのにスポットライトを浴びせ、そいつのキャラを引き出すんだ。そこが彼らの居場所になる。
そうやって鍛えられたのが、最終話でいきなり出てきたように見えるこれまでモブだった横手先輩と東先輩だ。根拠はないが、風貌から大学デビューに間違いない!3年になった彼らを見てみろ、頼もしいじゃないか。

その4「そもそもヤリサーって」
外部(他大学)調達しないとまわらん。近場で手を出せば女は去るからな。そんな集団で女を酔い潰すマネするくらいなら、ストリートに出て自分磨くわ。
あーただ「王様ゲーム」やっちまってたな。アニメ仕様でソフトにしてたがリアルじゃしゃれならんことになるで。


以上



先輩たちは酒の席とスキューバの時とでガラッと変わったように見えますが、違います。大なり小なり危険なスポーツに取り組むとか団体スポーツをやってるという場合は激しい飲み会を経て結束を深める、という手法は合理的であるように思えます。
時田&寿先輩はサークルメンバーは仲間だと思ってるからこその愛に満ちた行動(スピリタス)なんでしょう。{netabare}事実、バイト先のBarでの寿先輩は紳士的ですし、引っ越しバイト中の時田先輩はとても謙虚です。{/netabare}

メリハリが効いてその振れ幅が広いというギャップ。ガタイの良さ。そこそこ見れる顔。まあ普通にモテるでしょう。
{netabare}その点、宮古島の空港に着いていきなりOrion空けようとする伊織と耕平はまだまだ1年生って感じですね。{/netabare}
まだまだこれからの1年生コンビですが、シラフの時はそこそこ気が回りますし、これから年次を経て成長していってほしいと思います。それでギャグとして面白いかどうかまでは責任取りません。


OPEDは作品に合ってるというか、飲んだ後のカラオケで盛り上がれる仕様になってます。こだわりなのかどうかはわかりませんが細部まで飲み会重視と徹底しているのも好感です。


ということでみなさま、お酒は飲んでも飲まれるな。自分の限界を知って楽しくお酒を飲みましょう。
そして、お酒の限界値をなるべく若いうちに伸ばしときましょう。
大人になって無茶すると、しばらく前にあった「草○クン、六本木の公園で全裸で逮捕」みたいなニュースの発信源となりかねませんから。



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2019.03.16追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/05/11
♥ : 53
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

スキューバって基本エロいと思う

<2018/10/2追記>
思ったんですけどね。
湘南乃風も良いんですがこのアニメにはこんな曲も合うんじゃないかと。
「サマーヌード」真心ブラザーズ

「ぼくーらーいーまーっ♪
はーしゃぎ過ぎってーるー♪
なーつの子供さー♪
胸と胸 からまるー指♪
ウソだろ 誰かおーもーいだーすなーんてさー♪」
チェキラッチョ♪♪♪」

ある意味ぴったり
男ども4人でPV作ったら大爆笑できそう

<2018/9/18初投稿>
原作未読。
以前より面白いと評判だったので期待してました。

主人公伊織は伊豆にある大学の新入生。
親戚が営む下宿先のダイビングショップ「グランブルー」には従姉妹の奈々華・千紗の姉妹も住んでいて一見羨ましい環境のはずが・・・。

「グランブルー」に毎日やってくるムキムキな先輩達に強制的に大学のダイビングサークルに入会させられ、それからは真っ裸(まっぱ)がデフォルトの大宴会の毎日。

というお話。

迷惑な先輩達という定番なサイドキャラクターをかなり中心に寄せた懐かしい感じのコメディです。

脱いで笑いを取るタイプのアニメ、と考えると新しいのかも。
こういう笑いはすぐ陳腐化してしまうものですが、あの手この手で笑いを取りに来て飽きさせません。

恋愛模様もなくはないですが、忘れた頃にちょっとだけ出す感じ。

スキューバのシーンは多くはないですが、ちゃんと描かれてるようです。
私は一度体験でやっただけなのであんま言えないんですが、少なくともその時の印象とほぼ同じ。

そして
「ウェットスーツを半脱ぎした女の子はエロい」
ウェットスーツの下はみんな薄いです。

ただ一つ嫌な感じがしたのは{netabare} 梓(♀){/netabare} の初登場のとこ。
男どもが真っ裸で酒盛りをしている時に野球拳で乱入して一蹴するところ。
その絵面がね。
なんかね。
ヤリサーっぽいんですよね。

もっとファンタジーな設定や絵柄だったら気にならなかったのかもしれませんが、大学生活をそこそこちゃんと書いてる分、そういうイメージと重なってしまいます。

私自身はヤリサーの宴会の経験ないですが、知人から聞いた「実際にあったシャレにならないやつ」の話とそんな変わんない。

でもそっか。
スキューバは元からいろんな意味で開放的。
すぐそばに海のある大学生が集まってこんなんだったらヤらんわけないよな。
そんな環境なのにヤリサーになりきれなかったアホなサークルのお話として楽しめばいい。

という考え方もあるか。

笑いとしては古風な分、スタンダードに面白いとも言えます。

追伸:伊豆あたりで5年ほど仕事したことありますが。伊豆には大学はできないだろーなー。あんなとこに住んだら誰も勉強しなくなるよ。それぐらいのんびりしてます。

<2018/9/29追記>
最終話見終えました。
やはり印象としては古風な笑い。
その分安心して見てられます。
そして、ヤリサーになりきれなかったサークルという印象もやはり 笑。
昔、趣味を選ぶ際にスキューバかテニスか迷い、それぞれ試してみて結局テニスを選んだのですが、またスキューバもやってみたいですね。
海は楽しいし、水着女子いるし 笑

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

まぶしいバカ達♪

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
大学のダイビングを舞台にしたギャグアニメ。下ネタ大丈夫なら、間違いなく好きになれますよ♪

最初にタイトルだけ観たときは、ディフォルメされた「グランブルーファンタジー」のキャラが活躍する日常系アニメかと思いましたが、全く違いましたね(笑)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
大学生が、みんなこんなにバカばかりだと思わないで下さいね(怒)

これは、一部の体育会に見られる特殊な状況です。そう、私達のような(笑)

体育会系のバカなノリをこれ以上ないくらい誇張したギャグアニメ。

い、いや、私はこんなにバカなことはしてないですよ? 河川敷で花見してて川を泳いだら翌年から立て看板立てられたり、最寄り駅のエスカレーターの間を滑り台にして遊んでいたら障害物作られたり、酔っぱらって潰れたら、同じく酔った同期に足もって引きずられ、背中全面に裂傷を負ったりはしてませんよ? もちろん、酒の飲み方も常識的だから、鏡月の瓶で乾杯してイッキしたり、先輩から焼酎の醤油割りを飲まされたりもしてませんよ? 一発芸にしたって、チ○毛をライターで燃やして、線香花火~♪とかやってませんからね。い、いや、してませんったら(汗)

まあ、大学生ってのは基本的に、自分を無敵だと勘違いしてるんですよね。何者でもない強みというか。四年間続く、人生の春休みというか。

親元を離れ、都会(遠方)に行き、誰も自分を知らない中で始まる新生活。食うだけなら仕送りでなんとかなって、遊ぶ金欲しければ軽くバイトをすれば良い。飲み慣れていないくせに、強いふりして呑むお酒。高校までの授業とは、比べ物にならないほどユルい講義のシステム。

そういう様々な要素で勘違いするのが、大学生という時期かなと思っています(勿論、しっかり勉強したり、苦学生でバイトをいくつも掛け持つ、なんて過ごし方をしている人もいっぱいいますが)。

大人になってしまった元学生からすると、こういう、「戻りたくても戻れない、戻ってはいけない、まぶしいバカ達」を観ているのは、たまらなく楽しかった。

また、ただのバカなギャグアニメで終始することなく、「やりたいかやりたくないかに、できるかできないかで答えるなんて、国語苦手だな」とか、何気に名言ぶちこんできたり、女性キャラをちゃんと可愛く描けている点も、本作の評価を上げていると思う。

本当に、今期(2018夏)はギャグアニメのクオリティが高かったと思う。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
全裸祭りw 顔(笑) 「やりたいかやりたくないかに、できるかできないかで答えるなんて、国語苦手だな」って、良いこと言うなや(笑) どっちの格好が恥ずかしいか、微妙だな(笑) 大学に女子高生がいるか(笑) 懐かしいな~、新歓。ビール瓶1ダースから始まって、日本酒四合瓶イッキ。後は、記憶がないまま呑み続け、オシャレかバーで滝ゲロw 三日酔いしたな~。よく、死ななかった(笑)

2話目
そんなものに入った覚えはありません(笑) 恥ずかしながら性欲です(笑) お前も一緒に観るか(笑)

3話目
お前はネタ枠だw ヘアピン(笑)

4話目
キサマ、俺を何に巻き込みやがった(笑) スパーボールのクダリ、笑ったわw やべぇ、ケバ子、予想より可愛いしw さぞかし名のある将(笑) ラブコメも悪くないな♪

5話目
語学落とすときついよな(笑) 私はキノコ派です♪ 所々アニメネタぶちこんでくるね。

6話目
羨ましすぎて、頭が(笑) 一応、謝るんだw クズ発言でハモるなやw お前もな(笑)

7話目
一瞬で気化するって、エタノールか(笑) 沖縄の理由がw

8話目
分かるわ~。日雇いバイトの後に、焼き肉で全額受かったことあるな(笑) 速水さん、相変わらずイケボだな~。

9話目
お姉ちゃん大好きは、叫ぶより囁く方が面白かったよね。15分だけ人間扱いw ダイビングに関しては真面目なんだよな(笑) 綾波、アスカモデルw 本当にあるんかな?

10話目
沖縄、行きたいな~。死ぬぞ(笑) 名前にw 真面目なダイビングに違和感(笑) 聞いてたのは種族か(笑)

11話目
私有地じゃないと法律違反だもんねw 農家の子は軽トラを運転できることはあるw 様子が変だと思ったら、行動まで変だとはm 試されてるw

12話目
なんかちょっと良い話に(笑) 60度12杯なら、いけるかな? まあ、スビリタスはきついけど(笑) オトーリw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 40

73.0 2 大学生で友達なアニメランキング2位
山田くんとLv999の恋をする(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (270)
930人が棚に入れました
彼氏がネトゲで知り合った女性と浮気し、そのまま別れを告げられてしまうというサイアクな出来事に直面した女子大生の木之下茜。話を合わせるためにネトゲをはじめていた茜の元に残ったのは、彼氏との愛と共に育んでいたはずのキャラだけだった……。
ストレス発散のため、ネトゲの狩り場で暴れていた茜は、たまたま遭遇した同じギルドの「山田」に失恋の愚痴をこぼすものの、「興味はないすね」と、そっけなく返されてしまう。だが、キレイになって元彼を見返そうと参加したオフラインイベントで、再びその言葉を耳にする。
それが“山田”との、運命的な出会いだった――!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

楽しめるのかは「あかねっちみたいなキャラを気に入るか」次第かな?

……個人的には茜みたいなキャラはわりと好きです。

ストーリーとしては普通に「ラブコメ」ということで良いと思います。

タイトルに「山田くんと~」とある通り、主体はあかねっち(木之下茜: きのした あかね)側にあるストーリーで、山田くんは主人公ではありません。

ただラブコメで茜の年代が大学生というのは、漫画やアニメでは意外と少ないかもしれないですね。

アニメがストーリー初見でしたが、ピッコマでアニメ化部分のちょっと後くらいまでは後追いで原作は読みました。

作中で登場人物が知り合うきっかけや交流の場としてFOS(Forest Of Savior: フォレストオブセイバー)というPCでプレイするオンラインゲームが出てきますが、ストーリーの中でゲームプレイが占める比重はそんなに大きくはなくて、現実世界での会話シーンの方が目立ちます。

茜は見かけこそ「現代の普通の女子大生(美人寄り)」という感じですが、家庭的なスキルをそこそこ持ち、根の部分でけっこう世話焼きな感じでおそらく現実で茜を捕まえたらわりと「当たり」じゃないかと個人的には思うわけですが、わりと自由気ままに生きているタイプだとも思うわけで、付き合っていくのにはエネルギーを要する気はします。

一方の山田くんはといえば、外見的にも恵まれているし高校生としての成績も優秀。プロゲーマーらしいのでなにがしかの収入もあるのでしょうが、過去のトラウマもあり対人関係には自身でも難は感じてはいるようです。

個人的には二人とも報われて欲しいタイプのキャラクターなので、本作は楽しく観ることができました。

どうも私の場合、「誰が主人公と結ばれるのか」みたいな話じゃなくて基本カップル固定で関係を深めていくタイプのラブコメ作品の方が好みみたいなので、そういう意味では本作は面白かったのですが世の中は必ずしもそういう需要のみで成り立っているわけではないこともわかるので、本作にはさほど惹かれないという人も多々いらっしゃるんじゃないかなとは思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゲーマー高校生と普通女子大生

やまだそんなに好きじゃなかったけど、最後に不意打ちで持っていかれました
やまだーーー!!!!

少女漫画で女性作者なので女性向けの話になっていますが、ほとんどアカネ目線でわかることしか視聴者にもわからないみたい
私は茜目線で山田はどう思ってるの?って想像しながら見るのが楽しかったけど、みなさんはどうですか?

オフ会ってほとんどはいい人だと思うけど、男から女子へのしつこいメッセとか変な勧誘とか精神が不安定な人とか、そういう変な人も多いので気を付けたほうがいいですよ

5話は怖かったですね
{netabare}
茜が「ここ女子トイレなんですけどー!?」って返事して瑠璃姫って認めちゃったのは見ていて怖かった
女子トイレに侵入するような男にそんな常識は通じないような
襲われるって思わなかったのかな?

茜はルナちゃんを笑って許してたし、メガネの人にも大人な対応してたけど
かなり危険な目にあってるのにこの神対応はちょっとモヤっとした
女子トイレに侵入する男と何を話すの?
問答無用で通報する子のほうが多そう

今回みたいに人があまり来ない公衆トイレってすごく危険だと思う
そういうトイレは個室に卑猥な落書きがされてること多いし
入る前は個室に誰か隠れていてもわからないのが怖いし、個室入って後から人が来ると、だんだん近づいてくる足音が怖い

でも茜はあんまり怖がってなさそうだったので、作者はシリアスにしたくなかったんでしょうね

{/netabare}

ルナちゃんは{netabare} これだけ条件そろっていて山田に恋してるわけじゃないってのはちょっと不思議だった {/netabare}

最終話で {netabare} 桃子が、アカネじゃなくて山田がアカネを狙ってるのがバレバレだったけどねーってコメントしてますが、私は「え?好感は持っていそうだけどどれくらい好きかはわからなくない?」って思った
でもそれは、視聴者はアカネ目線だからわかりづらいだけだったみたいで、なるほどーって思った
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最後がヤマダ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
イケメン高校生と、彼氏にフラれたばかりの女子大生が、ネットゲームを通じて、関係性を深めていくラブコメ作品。

目立った要素はあまりないけれど、主要キャラ、サブキャラ共に良く、気軽に楽しく観られる作品でした。

1クールで綺麗にまとまっているので、シリーズ構成も素晴らしい仕事をしているなと思いました。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、ネトゲにこんな夢みたいな世界はそんなにないでしょうが、アニメだし、途中、「ネトゲの人とリアルで会う怖さ」もちゃんと描写していたので、OKでしょう。

他は、色々とバランスは良いのだけれど、飛び抜けた魅力はなく、ずっと☆3にしようと思って観ていたのですが、最終話、

山田の「バレたか」にときめいた(笑)ので、☆4にしました。

本作では、山田の超絶モテっぷりがフォーカスされ、恋愛体質の茜が追っかけるという展開が続きました。これで、大切な告白まで、茜からやってしまったら、つまらないアニメになっていたと思いますが、山田から行った部分に、拍手です。

そこには、椿の存在が大きくて。山田にとって、茜の次に仲が良い、年頃の女子であろう、椿の告白を断り、茜が好きだと認めた段階で、この「バレたか」の流れは出来ていましたね(ちなみに、「椿」という、名前っぽい名字にすることで、名前呼びする茜との差を微妙につけていたのは、素晴らしいですね。あれが、佐藤さんとかだったら、よそよそし過ぎて、茜のライバルにならなかったと思うし。椿がちゃんと、山田とお似合いなのが良かったです)。

山田くんの良さは、ずっと「ウソをつかない」ことですよね。自分から何かを発信することは少ないけれど、投げ掛けられた言葉には真摯に答える。

「イケメンで優しい、影のない(裏表のない)陰キャ」の山田は、ある意味で、同期の「スキップとローファー」の「イケメンで優しい、影のある(裏表がある)陽キャ」の志摩くんと、好対象なキャラクターでした(私は、志摩くんも大好きなので、2人とも魅力的な男性キャラでした)。

本作は、山田くんと茜の恋愛をメインに進みますが、サブキャラクターも素敵です。

「不憫萌え」「負けヒロイン萌え」の私としては、椿は(むしろ茜より)好きなヒロインです。告白の時、山田くの好きなところをめっちゃ羅列するのが可愛かった(笑) いつか、山田より素敵な男を捕まえてほしいですね。

前田桃子は、理想的な友達キャラ。愛ある毒舌や、絶妙な残念感、でも、頼りになって。早く瑛太とくっついて、いつまでも進展しないだろう山田&茜カップルを突っついてほしい(笑)

そして、No.1お気に入りキャラは、鴨田さん。誰よりも可愛かったです(笑) 優しくて仕事できて、若い感覚をもっていて。将来、ああいうお爺ちゃんになりたいですね~。

2期は多分、意外と山田がSっぽくて、茜がアワアワしたりするんでしょう。あとは、桃子の恋愛や、瑠奈の友達づくりとか、サブキャラを深めていくのかな。楽しみですね!
{/netabare}

【余談~なぜ、山田はヤマダと呼ばれやすいか~】
{netabare}
皆さんの知り合いの「山田」さんは、下の名前で呼ばれず、名字で「ヤマダ」と呼ばれていませんか?

私の知り合いの「山田」は、(仲が良い人からも)「ヤマダ」と呼ばれることが多く、疑問に思ったので、「思わず人に話したくなる日本の名字」という本だったと思うのですが、調べてみたことがあります。

すると、実際に「山田」は名字で呼ばれやすいらしいです。理由は大きく3つあって、

①全ての母音が「ア」であり、発音しやすい。
②真ん中の「マ」で唇を一度つけるため、同一母音の連続であってもメリハリがついて聞きやすい。
②最後が「ダ」という破裂音で終わるため、語尾に切れがあって、語感がよい。

だそうです。そういわれてみれば、「ヤマダ」って、発音しやすい言葉ですよね。だから何だというわけじゃないんですけど(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

78.4 3 大学生で友達なアニメランキング3位
お兄ちゃんはおしまい!(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (611)
2080人が棚に入れました
引きこもりのダメニートな緒山まひろは、ある日目覚めると“女の子”になっていた!? 鏡に映る美少女が自分だと分からず混乱するまひろのもとに、飛び級で大学に入学した天才科学者である妹・緒山みはりが現れ、飲み物に怪しげな薬を盛られていたことが判明する…! もう2年も外に出ないで いかがわしいゲーム三昧… たまには働いてもらわなきゃ! みはりによる“女の子になる薬”の経過観察として、突如女の子として暮らすことになったまひろにとって、トイレやお風呂、スカートやブラジャーなど“女の子の生活”は知らないことばかり…。 さらに、みはりの中学時代の同級生である穂月かえでやその妹・もみじ達とも知り合い、 まひろの日常はどんどん賑やかさを増していく。苦難の連続に、果たして“元”お兄ちゃんの運命やいかに…!?
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

灰色の青春もおしまい!

私はあまり好みじゃないけど、とても素晴らしい作品でした

美少女になってかわいい女子達と仲良く女子中学生生活を過ごしたいっていう夢を形にした癒し系ゆる百合コメディアニメ
ゆるふわ癒し系百合アニメで、引きこもりの成長物語なところもあっていろいろ楽しめます
可愛らしいふわっとしたキャラデザと温かみのある色使いとぬるぬる動く作画がとても良い
女の子達の日常を見るアニメだから話の面白さはないけど、最終回はとても良かったです!

ダメなところなんてないけど、女子同士の会話のやりとりとか私生活があまり女子っぽくないかな? 
みはりが女子女子したものにあまり興味ない設定にしたことで話は作りやすくなったかもだけど、性転換のテーマ性は薄くなったように思います
そこがちょっと残念で、せっかく性転換させるならもっと深く女子コミュや女の子の生活とのギャップに切り込んで欲しい

あと男が美少女になって生活する作品はいっぱいありそうだけど、女が美少年になる作品ってあまりなさそうだからそっちも見てみたいです
中身が女の美少年とか、女子にモテすぎてやばそう

【最終回】{netabare}
まひろがせっかく男に戻れそうなのに、もみじ達との絆を選んで女の子になる薬を飲む展開が良かったですよねー!

もみじ達は「まひろちゃん」の友達であって「まひろくん」の友達ではない、ウソからできた友達
薬を飲めば友達でいられる時間がのびる、でもいつかはどちらか選ばないといけない時がくる
男に戻っても引きこもってゲームするだけなら、女の子のまま友達と楽しく過ごしたほうが幸せなんじゃないの?って部外者だから思っちゃうけど、
ずっと男として生きてきたから、なかなか割り切れるものじゃないですよね

でも、まひろはもみじ達と一緒にいることを選びました
まひろはこのまま続けたら本当に心まで女の子になって戻れなくなっちゃうかもっていう恐怖はあったでしょう
でも薬を飲んだってことは、それだけみんなとの楽しい日々を失いたくないって気持ちが強かったんだと思う
魔法がとけたら終わりになる「嘘の関係」だとしても・・・

みはりはお兄ちゃんを女の子にしたいわけじゃないと思うので
2期があるなら男を捨てて女の子になる決断をするまひろちゃんと、男に戻って欲しいみはり・・・とかもあるかも?
{/netabare}

【体が女の子だからセーフ?そんなわけない】{netabare}
まひろは身体が女の子で、心もちょっとずつ女子っぽくなっていてもベースがエッチな本やゲームが好きな男性って思うと受け入れづらい
たぶん、身体が女子になったけど心は男のままな人と一緒にお風呂入れる女子はそんなにいないし、女子トイレで隣の個室に入るとかもっと無理でしょ
だってそれ、女の子の身体に男が憑依してるのと一緒ですよね?

完全に心も女の子になってしまったなら元男性でもいいと思うんだけど、男の気持ちが残ってるならお風呂も更衣室もお手洗いも別にしないと
生まれつき女の子の身体だけど、心は男性っていうなら気にする子あまりいないと思うけどね、似てるようで全然違うと思う
{/netabare}

【細かいこととかどうでもいいこと】{netabare}
にゃんさんが感想で書いていたけど、私も同じところが気になりました
3話でまひろがおかゆ作っているシーンではケガなんてしてないのに、直後の看病して疲れて寝てるシーンでは右手の指にたくさん絆創膏が・・・
いつの間にケガしたの?
後から人参かタマネギでも切って投入したんでしょうか?
右利きっぽいのに右手ケガするのも不思議 {/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

・・・おもしろいというのも、かわいいというのもはばかられる・・・。

まいったな・・・いい歳したおっさんがこの作品を面白いと言ったり、かわいいと言ったりするのはとってもはばかられます・・・。


が、とてもおもしろかわいかったです。


全体的に、「幼い」に振り気味だったり、セクシャルなというか「女子の世界」的なものに踏み込んだ作品なのでこの点も・・・、



とっても、興味深かったのですが、やはり大手を振っては言いづらいw。


物語は荒唐無稽系ではありますが、シチュエーションをつくるための強いワンポイントとしては成立していたと思います。
曰く「引きこもりアニキを女子化」の一点突破。
これ以外に、グダグダ後付けすることなく、この一点のみの設定を基に1クールワチャワチャ系で突っ走った印象でした。


作画の評価は、先に述べたようにふわっとした感じの、少し「幼い」に振った感じでしたが、独特の色使いで効果的に雰囲気が醸し出されていました。


声優さんは、勢いがあって、個性的で可愛らしくなかなかによかったです。
どの登場キャラも特に違和感はありませんでした。
ワチャワチャ感も含めて、女子女子感満載でした。


音楽はOP/EDとも、作品コンセプトをガッツリ引き受けとても楽しく観ていました。
ちょっと、頭に残りそうなフレーズも楽しかったです。


キャラは元気でよかったです。
繰り返しになりますが、元気、勢い、かわいい、って感じでした。


ただ、おじさんとして気になったのは最終盤ですね。
{netabare} 薬が切れそうになり、男に戻るタイミングがあった時に・・・。
確かに、観ている分にはかわいく、楽しかったのは間違いないので名残惜しくはありました、また、女子化したことから始まった楽しい体験や楽しい人間関係を続けたいのは理解できたのですが・・・。
そこで、女子化の継続を選択してしまう兄とそれを許容してしまう妹に、ほんの少しだけもやもやしてしまいました。

本当に、それでいいのだろうか、と。
その仲良くなった女子友たちを裏切るというようにも取れるのではないか、と。
{/netabare}

まぁ、アニメにそこまで・・・と思いますし、フィクションはフィクション、ファンタジーはファンタジーな事は理解ているのですが、私も年を食っちゃいましたかね。


と、余計な事をいいつつも、本当に楽しく拝見したアニメでした。


「あのアニメ面白かったよねぇ」
「あれ、面白いよ」

とおススメすることは、オジサンにははばかられます><;。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

重層的で面白い優れた物語。それを支える隙の無い高度な技術。

 あまりの高水準過ぎる作画・美術でかえってストーリーの印象が記憶に残っていないので、初回から半年ほど経過した23年9月、再視聴しました。

 今回も作画に心を持っていかれそうになりましたが、なんとか頑張って内容を理解しました。

 男であること、優秀な妹に対する劣等感に潰されそうになっていた「兄」が「妹」になることで「がんばらなくていい」立場を手に入れたことで、心を取り戻して行く話です。こう書くと重く感じるし、そういう描写もところどころありますが、しかし、全体的にはライトで緩い感じで、面白かったです。
 逆に言えば、面白いTS日常系としての作りになっていますが、その根底から読み取れるものがある、浅いようで結構奥行がある話だったとも言えます。

 そして「女子になること」よりも「女子であること」を丁寧に描写していました。下着・ファッション・洗髪・洗顔・トイレ・生理・化粧・振舞などの生活習慣から始まり、友達との付き合い方・中学生男子を女子の立場から見る・バレンタイン・学校のルールと化粧など様々な視点を描いていました。
 その生々しいペルソナ作り・排泄としての女性のするべき事が、コミカルな描写であまり嫌悪感やエロを感じさせず、軽妙にエピソードに落とし込めていました。

 男性の目からは、しかしそれがリアルなのかどうかは分かりません。ただ、リアリティはあります。女性と同居していても男性であれば気が付かない、むしろ積極的に男性からは隠しているような部分が丁寧に拾えていた…のではないでしょうか。それすら想像するしかないのが男から見た女だと思います。

 原作者は男性だそうですが、脚本・シリーズ構成に女性を置いているので、エピソードは、多分男が女を知ると言う点で、ある程度信頼してもいいのではないかと思っています。
 また、EDのクレジットで、プロップデザインというのは多分小道具のデザインだと思いますが、これが8名ですか。つまり、女子のアイテムは相当作り込んだのではないかと思います。
 化粧品やアクセサリー、下着にはホックやタグまで丁寧に作画されていました。つまり、女性がこの辺はちゃんと入り込んでいる証拠だと思いますので。

 そして、この作品を支えていたのが作画技術です。ヌルヌルというのもありますが、立体感です。3DCGに手書き修正をしたんだと思いますが、止め絵の横移動だけでなく回転させる手間を惜しんでいません。また、回転にも耐えられる優れた技術・デザインでした。
 髪の毛を立体としてモデリングしているのを逆手にとって、表と裏の色合いを大胆に変える手法。
 構図が凝っていて、俯瞰・あおりを含めて難しい視点で人物を描いています。
 背景美術に常にフィルターというかエフェクト(ひし形、丸、4角・5角の星型等)をいれることで背景と人物をなじませる一方、人物が見やすく浮き上がって見えます。

 その技術の頂点がEDだと思います。目がクラクラするようなヌルヌル感と立体感はすごかったです。OPEDの歌詞はちゃんと作品の意味になっていましたし、隅々まで手を抜いてません。

 これらの結果、ヒロイン?にちゃんと感情移入ができるというか没入感がすごい作品だったと思います。2回目なのに12話、OPED含め隅々まで堪能できました。というか、1話見るのに行きつ戻りつして、40分くらいかけてしまいました。

 ということで、2回目視聴して作品の内容まで入り込むと、単純な日常系の面白さと、男子が見る女子の世界というドキドキ感あるいは未知の世界を覗き見た感動、そして、兄妹感のコンプレックスや男として生きる意味という重い部分がほんのりと含まれている重層性がある優れた作品だったと思います。

 男子を選択する未来がくるのだろうか?という部分が特に考えさせる部分です。

 それが普通に面白いのですから大したものです。評価は…オール5でいいかなあ。名作かと言われると、テーマ性の薄さがいいところではありますので秀作という感じです。ですが、隙が無い優れた作品だったと思います。

  


以下 23年3月に書いた1回目のレビューです。


{netabare}1話 異次元のハイスペックTS。京アニの後継者はここかな?

{netabare} 開始数分であまりの画面のハイスペックに引き込まれます。すごすぎるだろう、と思って会社確認したら「無職転生」のところです。2期つくらないで何やってんの?と思いましたが、ひょっとしたらCG技術の蓄積のための習作でしょうか?

 カメラ(視点)の移動(パン、クローズアップ)は最小限で、構図も単純、人物の動きも少ないなので、そう予算をかけているようには見えません。
 が、とにかく人物の作画と動きが綺麗です。人物の動きというか輪郭線の感じがMMD(ミクミクダンス)の高級版という感じなので、3DCGモデリングだと思うのですが、2Dアニメエフェクトのせいか非常にナチュラルなアニメ絵になっています。
 ぼっちざろっくのライブシーンがずっと続いているような感じといえばいいのでしょうか。

 EDの動きを見ればわかると思いますが、これは人間の原画マンだと無理…というか不自然です。一方でその不思議な動きがコミカルな演出になっているので、独特の効果を生み出しています。

 あと着替えの頻度が尋常じゃないです。何回着替えてるの?これどうやってるの?キャラデザすごすぎでしょう?

 それともう1点。失礼ながらあまり話題になっているとも言えない本作の原作を拾ってきて、アニメ作品に仕上げるのは京アニっぽいですね。このままいけば京アニの後継者はここかな?

 内容はTSもの微エロ日常系という感じです。話に展開があるかどうかは不明です。劣等感についての深掘りとか、男と女の間の葛藤とか気付きがあれば面白いですけど、あまり期待しないでおきます。
 1話目はちょっと画面がすごいというか面白過ぎて話に集中できてませんけど。 {/netabare}


11話と現状までの総評 特に前半の女子体験と覗き見感覚がいいです。

{netabare} 作画というより画面全体のアニメ表現としてのシンプルで伝統的な感じがするけど新しい感じが本当にすばらしい。技術に詳しくないですが、本作のアニメ表現の技術は各社マネをして今後の日常系にもっと取り入れて欲しいです。

 初め構図が単純だと思いましたが、じっくり見ると特に2話ですが、魚眼レンズ的歪みや人間が入り込めない視点から映すことで覗き見的メタ視点などを上手く使っていました。人体のパースのデフォルメも含めて非常に視点を意識しているのが印象的です。

 この作品、主人公がJCの世界を覗き見るような感じです。それを我々は覗き見る。この2重のピーピング感を作画で表現したのは素晴らしかったと思います。
 すずめを多用することで間というか雰囲気を感じさせる演出も面白かったです。パステル調の色彩感覚もいいですね。

 下着のタグとか小物とか非常に細かく作画されていましたが、このこだわりが将に「魂は細部に宿る」ですね。
 また、制服のデザインがスカート長めのちょっとダサイ感じなのもいいですね。リアリティがあります。

 前半は女子というものを体験するようなストーリー展開でした。下着、洗髪や髪の手入れ、生理、化粧に買い物などによって、男性からみた「女子の秘密」を疑似体験できました。この部分がTS設定と覗き見視点と合わさって、興味深く見ることができた要因だと思います。

 後半は友情・日常系で男子が女子の視点になった話になり、男子中学生の行動にも切り込んできました。前半ほどのインパクトはないですが、ちょっとコミカルな日常系という感じでそれなりに楽しめています。

 何度見てもOPEDは素晴らしい作画で特にEDの動きは本当に面白いです。 {/netabare}


 最終話まで。日本のアニメの方向性はこの作品のコンセプトでお願いします。

 作画が異次元なのはもちろんですが、キャラデザが本当に素晴らしかった。2次元と3次元モデルの間にある「不気味の谷」というか「可愛さの谷」を解消する一つの方向性が提示された気がします。

 アニメ・マンガがなぜ優れているのか。それは「可愛いさ」の「記号化」が非常に高度だったからです。美少女キャラと言いますがああいう人間が現実にいたところで不気味なだけです。
 手塚治虫的マンガ記号からあずまひでお的ロリキャラやあだち充的美少女表現を経て、アニメ絵としての完成度を高めついにCGアニメキャラの完成系の一つとしてここに到達したか…という感じです。

 最終話12分くらいのところの超作画もアニメ的可愛さを「磨き上げた」感じで技術の進化に感動すら覚えました。そう…最終は思いっきり技術で悪ふざけをした感じです。料理や背景も謎の湯気もすごかった。奥行きや構図も旧来の日常系では考えられない出来でした。

 そしてジェンダー論やフェミニズムを論じるよりも「女性であるとはどういうことか」を考える一つのきっかけになるテーマ性が内包されていることも良かったです。それが非常に薄ーく入っているので初めは面白くて、少したつと何かを考えさせる一粒で2度おいしい感じです。
 その薄さがエンタメにおいては大事で、視点やエピソードの面白さと深掘りできる奥行きが両立していました。

 欠点があるとすると、2つです。1つはもうちょっと女子の世界しかわからない生々しいエピソードがあるといいかなあと思いますが、ストレスレスを目指しているのでしょうか。そこはチューニングなのでやむを得ない気もします。
 それともう1つ。画面が凄すぎて話に集中できませんでした。おかげでなんど戻ったことか。

 ということで、正直「無職転生」よりも作画という点では驚きは大きかったです。そして話も面白いし、キャラはデザインはもちろんキララ的キャラ造形のチューニングも良かったと思います。

 名作ではありませんが、何かの転換点を感じる作品でした。

 なお音楽の評価はEDのアニメも含めてです。本当は作画に10点くらい入れたいです。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20

70.1 4 大学生で友達なアニメランキング4位
彼女、お借りします(第2期)(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (203)
748人が棚に入れました
「週刊少年マガジン」で好評連載中、宮島礼吏による世界累計1,000万部突破の大人気ラブコメの、TVアニメ第2期! ダメダメ大学生・木ノ下和也は清楚可憐な“レンタル彼女(レンカノ)”・水原千鶴と出会い、家族にも友人にも、千鶴が “彼女”だと嘘をついてしまう。 本当のことが言い出せないまま日々をすごす和也の周囲には、謎アタックを仕掛けてくる、小悪魔的な元カノ・七海麻美、やや強引なところがある、超積極的な彼女(仮)・更科瑠夏、極度の人見知りだが、健気で頑張り屋の後輩レンカノ・桜沢 墨と、超絶美少女な“彼女”がいっぱい!! 飲み会や海水浴、温泉旅行にクリスマス、お正月。 様々なイベントを乗り越え、千鶴への想いが募っていく和也。 そんな中、千鶴から”2人の関係”を揺るがす告白が……! 「私、レンカノ辞めようと思うの」 2期もラブ×ドキMAX限界突破! “彼女”たちとの“リアル”輝く“レンタル”ラブライフが、ふたたび幕を開ける!!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

元カノ、お返しします

【感想】
普段はうざいだけなのに、ここぞという時に一生懸命になって決める時に決めるという一点だけが魅力の和也

あーうざいうざいうざい、今まで何回うざって思ったことでしょうか?

でも
ヒロイン達の圧倒的な可愛さと、決める時にちゃんと決める主人公
これだけでなんか全部許せた

相変わらず和也に都合良すぎなことばかりなのはモヤる

わたしは一期からずっと瑠夏ちゃん推し!
たしかに暴走しすぎでイタイ子になってるけど、ぜんぶ和也が悪い
本命が水原なのはいいけど、瑠夏ちゃんへの態度はほんと許せない
{netabare}
付き合うなら彼女のことをちゃんと見て、愛せないならさっさと別れてください

和也「すまん、水原とデートさせてくれ!!!!!」
瑠夏「はあ?ご自分が何言ってるかわかってますか?」

このやりとりで別れないルカちゃんも残念だけどね・・・

{/netabare}

ラブコメというより大学生の自由気ままな恋愛がもたらす修羅場を楽しむアニメだと思っています

【欠点】{netabare}
・メインになる女の子4人もいるけど、主人公が水原のことだけ一生懸命で他はオマケなのは明らかなので、他のヒロインはせっかく可愛いのに二人の恋愛の賑やかしにしかなってなくて、ハプニングを起こすために便利に使われて不自然な行動をとり続ける瑠夏や麻美は特に残念に思います

{/netabare}
【シナリオ】{netabare}
女の子はとても可愛いけど、偶然会った、偶然うまくいった、偶然スケベな展開になった
和也に都合のいいことばかり起きるシナリオがとても不自然で、ヒロイン4人全員が和也に都合のいい展開にするためにシナリオに動かされて変な女にされているのが残念

でも水原とのシナリオはちゃんと主人公していていい感じです!
水原のために動こうとする最終話は特に良かった

{/netabare}
【キャラクター】{netabare}
1期から変わらず優柔不断で変な妄想ばかりでラッキースケベで無神経なチャラい主人公にイラつくアニメだけど
わたしは和也よりも元カノの麻美が嫌い、実は未練あって自分に振り向かせたいならいいんだけど、気まぐれや道楽で思わせぶりな態度とって引っ掻き回してるのなら不自然だし、別れた男の素性探ってプチストーカー化、かなりヤバイ女、友達いないの?ヒマなの??

水原も和也に気があるのか気がないのかはっきりして
彼女いるの知ってたら女なら遠慮するか、泥棒猫になるかどっちかだと思うんだけど態度はっきりさせないとこが酷いですね
瑠夏ちゃんと仲良くしているの見て不機嫌になるのなら気持ちもはっきりしてますよね
和也に負けず劣らず優柔不断でお似合いかもしれません

こんな優柔不断の偽カップルにもてあそばれてかわいそうな瑠夏ちゃん、正気に戻って・・・
彼女は被害者だけど、和也の態度が酷いから仕方ないとはいえこっちもストーカー気味でちょっと迷惑彼女になりかけてるけど、でも彼女放置して遊び歩く和也が悪い!

本命のカノジョいるのに仲良くなった美少女にデレデレするのは男なら仕方ないのでいいんですよ
でも和也は本命は水原だけど流されるような形で瑠夏と付き合って、付き合った彼女のことは眼中になくてずっと水原水原水原・・・
瑠夏ちゃんからのデートお誘いや訪問やラブコールには「困った」「どうやって回避しよう」と迷惑そうな反応
なのに「迷惑なわけないよ」と言っちゃうクズ・・・
「迷惑じゃないけど、今の都合のいい距離を保って」が本音だけどそれを伝えず曖昧にしてるのを、瑠夏ちゃんは都合よく解釈
好意には迷惑そうな反応するけど、無防備な姿や密着にいちいちドキドキして身体には興味津々・・・

すっごく失礼

はぐらかしながらも水原には積極的にアプローチをかけ、着々と思い出を重ねていくのが彼女を都合よくキープしているようにしか見えなくて

水原と瑠夏以外の女の子と接近すればデレデレする
彼女キープして本命の女の子にアプローチかけているだけで十分最低なのに、そんなに昼ドラの主人公になりたいの?
レンタル彼女とは言え、他の女の子とのデート中に別の女へのプレゼントについて相談する無神経さ・・・

どこまで最低なの・・・

和也がモテモテになるほどの魅力があればまだいいけど、彼のいいところって「水原のためならどんなことでもやる」ってことくらい

そこが和也のいいところなので、そこだけぶれなかったのはいいところかも
チャラくても優柔不断でもクズでも浮気性でも、自分のことだけを一生懸命想ってくれる男に何も思わないわけないよね

水原ルート以外ありえなさそうだけど3期が楽しみです
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

評価点数と視聴感のギャップが大きい・・・(個人感)。

いや~、やっぱダメかもしれないなー(棒)。


前にも書いたけど、原作も読んでいた作品でアニメ化に際しても期待をしていたんだけど・・・的なことは1期の時と同様で。

この2期に相当するストーリーについては、まだちゃんと原作を読んでいた時期だったので、まぁまぁ頭に入っていろいう感じ。
今は、原作も流し見程度まで関心が薄れている感がある。


このレビューの★評価については、作品自体のクオリティが低いわけではないので、らしい評価になっているけれども、実視聴感となると・・・。



個人的には、やっとのことで、観ている感じ。
観ていてもイライラすることが多く、不快指数も高い。
じゃあ、観なければいいのだと我ながら思うが・・・。
変な義務感とほんの微かに残る期待感で観ている感じかなぁ。

この「嫌な感じ」の根源については言うまでもないのだが、
見ているうちに、この「根源」に好意を寄せ続けるキャラ達までキライになっていきそうなのが、人間の面白いところと言うか怖いところと言うか、自嘲してしまいます。



実際、サブ女性キャラ達の方が魅力的で可愛らしく思って、楽しんで観ていた節もあるのですが、そこも疑わしくなってきてしまいましたw。




まぁ、あえて客観的に見つめなおしてみれば、
自分自身が年齢を重ね、人を傷つけたり、人に不快な思いをさせたり、自分自身を傷つけながらでも「理想の人」を見つけたり、獲得したりする時期から遠く離れてしまった、そういうエネルギーに耐えられる力が無くなってきていることの証左かもしれないと寂しく思ったりするのです。
それを体感させられてしまう作品だから、イライラするのかもと・・・。

いささか、自虐的かもしれませんが、そういうリアルな感情を揺さぶる作品なのであれば、とある層には「刺さる名作」なのかもしれません。





さて、私は・・・。
何とか「2期」までは視聴しましたが、次はどうしようかな・・・。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

レンタルラブライフ第2章

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。

主人公である木ノ下和也が、彼女にフラれた寂しさからレンタル彼女を申し込むところから物語は始まったのですが、実際に職業としての「レンタル彼女」が存在することに第1期の時に衝撃を受けたのを覚えています。

このサービスって定着するのかな?
と思っていましたが、例えば実家に帰省する度に両親から結婚を迫られるのにストレスを感じている方だったり、可愛い、或いは格好良い人とデートを楽しみたいなどの需要が少なからずあるみたいです。


ダメダメ大学生・木ノ下和也は清楚可憐な“レンタル彼女(レンカノ)”・水原千鶴と出会い、
家族にも友人にも、千鶴が “彼女”だと嘘をついてしまう。

本当のことが言い出せないまま日々をすごす和也の周囲には、
謎アタックを仕掛けてくる、小悪魔的な元カノ・七海麻美、
やや強引なところがある、超積極的な彼女(仮)・更科瑠夏、
極度の人見知りだが、健気で頑張り屋の後輩レンカノ・桜沢 墨と、
超絶美少女な“彼女”がいっぱい!!

飲み会や海水浴、温泉旅行にクリスマス、お正月。
様々なイベントを乗り越え、千鶴への想いが募っていく和也。
そんな中、千鶴から‟2人の関係”を揺るがす告白が……!

「私、レンカノ辞めようと思うの」

2期もラブ×ドキMAX限界突破!
“彼女”たちとの“リアル”輝く“レンタル”ラブライフが、
ふたたび幕を開ける!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

wikiをチラ見して気付いたこと…
この作品と同じタイミングで、テレビドラマも全10話で放送されていたようです。
恥ずかしながら全く知りませんでした(*ノωノ)

さて…第2期になって色々な動きがありましたね。
そう思って振り返ってみると、和也の周りにいる女の子たちが変わったんですね。
和也は前から案外と一途なので、やることのスケールは大きくなりましたが基本路線は変わらずといった感じ…

一方天ちゃん演じる水原千鶴は、どうしてレンカノを辞めようと思ったのでしょう。
お金も稼げるし、演技の勉強にもなるからと、レンカノと上手に付き合っていた筈なのに…
確かに、周囲に翻弄されることが多かったですからね。
しかも、一番重たい展開担当みたいになっていた様な…

奈央ぼう演じる更科るかは、随分と大胆になったように思います。
根底に自分の気持ちがあるのは分かっているのですが、彼女がそうせざるを得ない状況に自分が追い込まれていることに気付いたからにほかならないと思います。
周囲の空気が読めない女の子じゃ決してありません。
ただ必死だったから…

必死と言えば、りえりー演じる桜沢墨だって決して負けていないと思います。
人とのコミュニケーションが苦手で極度の人見知り…
それでも、今期は彼女の目一杯頑張る姿を見ることができます。
彼女も類稀なる良い女の子だと思います。

こうしてみると、碧ちゃん演じる七海麻美は変化という切り口で見ると一番大人しかったかな。
まぁ、「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ」と言いますからね。
静かに見守っていて欲しいところですが、万が一、ここで気持ちに変化が生まれると更にややこしいことになりそうなんですが、まぁそれは無いかな^^;

この作品も天ちゃん、碧ちゃん、奈央ぼう、りえりーボイスを心行くまで堪能できる構成となっております。
ホント、声優さんって凄いと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、CHiCO with HoneyWorksさんによる「ヒミツ恋ゴコロ」
エンディングテーマは、MIMiNARIさんによる「言えない feat.asmi」

1クール全12話の物語でした。
物語が超展開の場面で終幕してしまいましたが、第3期の制作が発表になりました。
そりゃそうですよね…
これじゃ、このまま終われませんよね^^

唯一気になるとすると、原作のストックでしょうか。
wikiはチラ見しかしていないので間違っているかもですが、あらすじの内容とアニメの終幕ポイントが一緒でした。
これって、原作のストックが無いのか、或いはアニメに配慮したからかは分かりません。
ストックが無かったら、次の放送まで少し期間は空いちゃうかもですね。
でも、第3期を放送してくれるなら全然待てますので…
作り手の皆さま、宜しくお願いしますね!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

68.5 5 大学生で友達なアニメランキング5位
彼女、お借りします 第3期(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (114)
433人が棚に入れました
「週刊少年マガジン」で好評連載中、宮島礼吏による世界累計1,000万部突破の大人気ラブコメの、TVアニメ第3期! ダメダメ大学生・木ノ下和也は清楚可憐な“レンタル彼女(レンカノ)”・水原千鶴と出会い、家族にも友人にも、千鶴が“彼女”だと嘘をついてしまう。 本当のことが言い出せないまま日々をすごす和也の周囲には、謎アタックを仕掛けてくる、小悪魔的な元カノ・七海麻美、やや強引なところがある、超積極的な彼女(仮)・更科瑠夏、極度の人見知りだが、健気で頑張り屋の後輩レンカノ・桜沢 墨と、超絶美少女な“彼女”がいっぱい!! たくさんの季節を一緒にすごし、様々なイベントを乗り越えるなかで、千鶴への想いを募らせていく和也は、女優として活躍したいという千鶴を応援し続けることを誓う。 しかし、そんな折に千鶴の祖母・小百合の体調が悪化。 出演映画を小百合に見せるという千鶴の夢が危ぶまれる事態に。 「一緒に映画、作るんだよ!!」 和也はクラウドファンディングで千鶴主演の映画を作ることを決意して……。 動き始めた、映画制作。 隣に引っ越してきた八重森みにを新たに巻き込み、たった一度の“レンタル”から動き出した和也の“リアル”が、より輝きを増していく! 和也と千鶴の映画作りは、はたしてどんな結末を迎えるのか──!?
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

水原千鶴・人間ドラマルート

【物語 4.0点】
1期のラブコメ路線から2期を経てより人間ドラマ色の強い内容に。
構成も祖母との死別が迫るメインヒロイン・水原千鶴のために、
主人公大学生・和也がクラウドファンディングにより制作した千鶴の主演映画を祖母に見せるため奮闘するメインシナリオに大部分が費やされる。

作品タイトルの由来“レンカノ”サービスなんて
忘れ去られたかのような真面目な内容が続く。
終盤、一応レンカノも絡んでは来ますが、そこも
(※核心的ネタバレ){netabare} 祖母を亡くした千鶴を励まそうとする{/netabare} 人間ドラマのクライマックスとして組み込まれる。


リアリティの面では、クラファンサイトのCAMPFIREを実名で登場させ、
担当者に「クラウドファンディング舐めてんの?」と和也にダメ出しする部分が、
ちょっと作風から浮いちゃうくらい迫真を感じて私もメンタル削られましたw

正直、私もこの場面見るまで、クラファンなんて金融機関融資を得られないような企画の敗者復活戦でしょ?
と低く見ていましたが、序盤からクラファンは生半可な気持ちでは成功しない厳しい世界であることを思い知らされて、物語を引き締められつつ、
和也も私も背筋を伸ばされました。


シナリオとしては視聴者よりダメな男が一念発起して頑張る姿で加熱して、
水原家の家族愛で沸騰させる典型的な感動パターン。
終盤は分かっていても、胸に迫る物がありました。

和也もダメダメ学生設定にも関わらず、
美女ハーレム状態になり、多くの嫉妬とヘイトを集めて来たキャラかと思いますが(苦笑)

力になりたいと思った誰かのために身を挺したり、土下座したり、
出来ない自分を曝け出して怖いクラファン担当者に蜂の巣にされながらも、
経験のない映画制作プロジェクトを進行したり。
私のような行動できない中途半端なお利口さんには中々できない利他精神。
(水原みたいな超絶美女に出会ったら私もまた突き動かされるのでしょうか)
これもまたテンプレですが、行動できるダメ男が周囲を巻き込む様には、やはり感動させられます。


【作画 3.5点】
アニメーション制作は1期以来のトムス・エンタテインメント

作画カロリー総量はシリーズ通じて標準的な水準を保っているのでしょうが、
3期ではキャラ萌えには注力せず、より心情を掘り下げる場面へのソースの集中配分が目立ち、
ドラマ演出を盛り上げる作品志向の変化を作画でも実感できます。

反動で日常シーンでの作画カロリーは電池が切れたように激減。
一瞬このキャラあの人で良いんだよな?となるシーンもチラホラw

主題歌アニメーションもこれまでのヒロインズ総出演から一途な水原一択にシフト。
1期のたわけた妄想ハーレムEDアニメと見比べたら、とても同じシリーズとは思えませんw


【キャラ 3.5点】
メインヒロイン水原千鶴を本命に据えるキャラ設定はシリーズ通じて一貫。
ただ和也と千鶴の関係を進展させるにも、
2期までに他のレンカノ&元カノのヒロインズをハーレム気味にラブコメ展開し過ぎて手詰まり感あり。

そこで新キャラとして投入されたのが、和也のもうひとりのお隣さん・八重森 みに。
和也&千鶴の恋愛に発破をかけるくせに、自身は動画配信などオタ方面に没入しているため、
新たなラブコメヒロイン候補にはなり得ず、これ以上事態がこじれることはない。
という誠に使い勝手の良い起爆剤キャラ。

千鶴周りでは、俳優仲間の中野海に千鶴攻略を仕掛けさせ、千鶴の乙女心の現状を確認させる。
{netabare} エスコート企画といい、俳優としての前途に貢献できるとのプレゼンといい、
彼の告白プランはほぼ完璧でしたが、千鶴にお世話になった人を裏切らせる一点だけが致命的。
和也はグダグダだけど、仁義に関する部分だけは熱い物を持っている。{/netabare}
和也と千鶴を繋ぐ糸の強さを逆説的に浮き彫りにしたナイスアタックでした。


話が進まなくなるよりは、新キャラ、サブキャラで発破をかけた方が全然良いのですが、
私にはこの役回りを既存のレンカノ&元カノが担えたら、傑作に突き抜けたのではとの悔恨もあります。

とは言え、彼女(仮)の更科瑠夏にしても波乱演出にキャラ消費し過ぎて、今更、和也と千鶴の関係を後押しするのには使い辛いですし。
元カノ・七海麻美に至っては憎まれ役ポジションでの修羅場演出でヘイト集め過ぎて、3期ではまともに出番すら作れず。
唯一、人見知りの桜沢墨だけは終盤、和也の背中を押すのに重宝しましたが、
これは2期までそんなに出番がなくキャラがすり減っておらず人畜無害だった故の消去法だった感も。

和也と千鶴だけで評価したらキャラ4.0点ですが、
私はその他のキャラの使い方にモヤモヤ感があったので3.5点とします。


【声優 4.0点】
新キャラ・八重森みに役の芹澤 優さん。
絡まり合った糸を引きちぎる勢いで、和也の尻を叩く。
アゲアゲなテンションが3期の原動力でした。


ヒロイン水原千鶴役の雨宮 天さん。
1期の頃は、私も失礼ながらヒロインズに豪華声優の名前を揃えてファンを釣りたいだけだろう?
と訝しみつつ見事に天ちゃんの名に釣り上げられていましたがw

3期の雨宮さんの鉄の仮面に本心を隠したり、その裏の弱さを曝したりする心情表現には心を揺さぶられる物がありました。
特に最終回の{netabare} 号泣シーン{/netabare} を見て、千鶴役が天ちゃんで本当に良かったと思いました。


3期では、ほとんど最初と最後だけ暗躍の予感を醸すのみだった麻美さん。
麻美さん演じているのが悠木 碧さんで良かったと思いたいので、
続編では見せ場を作ってあげて欲しいです。


【音楽 4.0点】
劇伴はヒャダイン氏らの共同制作が継続。
従来は電子音がテンポアップしていく良い意味で頭が悪い修羅場曲がラブコメ展開を牽引していましたが、
3期ではピアノとオーケストラ要素のアレンジに強みがある宇根 信也氏を補強し、
心情曲を強化してドラマ展開を下支え。


主題歌もまた3期が千鶴の話であることを強調する構成。
より本編と地続きでキャラ萌えよりシナリオに集中させるテーマ曲。

OP主題歌はhalca「恋愛ミリフィルム」
冒頭から“君がいい もう君じゃなきゃ”と水原ルートを印象付けつつ、
曲タイトルで映画制作に焦点を当てる。

ED主題歌・Amber`s「エンドロール」
こちらも“毎晩君の事を考えてしまう癖がついたよ”
と視聴者も千鶴のこと以外思考できないようにした上で、
“そうSpecial Thanksを君に”と映画制作も絡めて締めくくる。

EDの方は展開に応じて元気なアップテンポVerと、
しっとりしたスローバラードVerのアレンジを使い分け、
本編との連続性を確保。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

一番の贈り物

良いところも悪いところも1期からずっと一緒なのでここまで楽しめてる人ならオススメ
ちゃんと力を入れて作られてる感じのするアニメ化に恵まれた作品

1期から水原メインのシナリオは和也が一生懸命動けていてとてもいいけど、今回は特に良かった
お祖母ちゃんに映画に出ているところを見せたいという水原の気持ちとそれを支えたいという気持ちには共感できました
{netabare}
一流女優になったところじゃなくても、自主制作映画でも全然いいと思います
たぶんおじいちゃんお祖母ちゃんにとって、女優として成功しているところよりも、好きなことに夢中になる孫娘の姿が一番見たかったものじゃないのかな?
{/netabare}
サブヒロインみんな可愛くていいんだけど、和也が水原しか見てないからサブヒロインたちは脈なんてないのに未練がましく引っ掻き回してる残念な女になってるし
和也は心が決まってるのに寄ってくる美少女達を断り切れない優柔不断な対応が浮ついているようにも見えてイラっとするんです

特にルカちゃんの扱いが酷い
こんな都合がいい女いないですし、せっかく和也と水原のシナリオは良いのに彼女への態度の酷さで素直に二人を応援できないでいます

魅力的なサブヒロインがシナリオを微妙にしている珍しい作品ですね

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

引き続き水原だけ見ればいい。青年誌ならなあ…とため息が出ます。

 水原というキャラがなかなか素晴らしくて、それだけを確認するために2期、3期と見ています。

 もともと今期の結末は一つの山として想定していたんだとは思います。それだけに盛り上がったシーズンでした。ただ、ストーリーとして1期の状況と祖母が入れ替わっていることが初めから想定されていたのかは不明です。

 それにしても…相変わらず主人公の出来が…うーん…病室の前の選択など1つしかありません。そこで唱えた異論はガキでしかないんですよねえ…やっぱり。

 ストーリーとして、水原がレンタル彼女であることが、意味として希薄になっていってます。嘘というキーワードで補強はされていますが、2人の関係性から言って、もはやお金のやり取りがあること自体不自然です。そう…ここまで濃密な人間関係が出来た上で、まだ客として主人公から金をとっている水原のその一点だけがノイズになっています。

 結果としてこのバランスでヒットしたのだから、これが正解なのかもしれませんが、もし、青年誌ならなあ…とため息が出ます。

 主人公とルカが本当に邪魔というかなんというか…主人公が騙す感じで2人に肉体関係だけがあって、水原も関係ありのパパ活女子なら、実は構造として自然な形で成立する気もします。今の話だとルカが近くにいる理由が非常に希薄ですが、そうすることで主人公のハーレムやクズっぷりも納得感があります。

 一方でクラファンには感謝しつつも、それはそれとして恋愛としては心を開かない水原の内面も理屈が通る気がします。
 水原の我儘、他人依存、実は子供っぽいところを対比するのに、主人公も子どもだから、レンタル彼女とか女優とか大人の精神が必要となる立場に首を突っ込んでいる水原が活きてきません。
 主人公が若干悪賢くて手玉にとるような雰囲気もありつつも、おばあちゃんの行く末とか水原の一生懸命にほだされるとかある方が自然な感じです。
 
 少年誌設定で始まったことが本当に惜しい。結論としては相変わらず、水原だけ見ればいいかな、と。

 キャラ設定に最大の不満があるのは事実ですが、水原加点でキャラは4.5にします。アニメの出来は相変わらず女子だけはいい、という感じです。


 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

66.0 6 大学生で友達なアニメランキング6位
クールドジ男子(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (44)
155人が棚に入れました
一際目を引くクールでかっこいい男子たち。 どこか近寄りがたいけど…彼らは“全員ドジ”だった! 財布を忘れたり、電車でイヤホンを付けず音楽を流したり、コンタクトなのにメガネを上げる仕草をしたり、曲がるストローだと気付かず逆に刺して使ったり、傘と間違えて靴べらを持ち歩いたり―― そんなドジさえもクールにキメてしまう、それが「クールドジ男子」。 ドジもするけど等身大で頑張る彼らの日常譚を15分に集めて、2クールでお届けします! 見ればきっと、あなたも好きになる。笑って癒されるドジコメディ。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

クールな彼の可愛い一面にキュンとなる癒しアニメ

【紹介】
クールに振舞ってるけど実はドジなクールドジ男子達が集まって仲良くなっていくのをみて和む萌えアニメ
クールっていうか、草食系男子かな?

【感想】
最後までまったり和やかな雰囲気の癒しアニメでとても良かったです!
とてもふわっとした絵でエフェクトも可愛くていい感じに癒してくれます
15分アニメなのであっという間に終わるので、気になる人はお試しにちょっと見てみてください
だいぶ人を選ぶけどわたしは結構好きで、オススメです

イケメンばっかりで女子ほとんど出てこないけど、BLアニメではないです
いろんなクールイケメンのドジな一面を見てかわいい、萌える、癒されるーってなるアニメです

【このアニメの魅力!】
クールなイケメン男子って近寄りがたいオーラありますよね、威圧感あってとげとげしくて怖い感じ
でもそんなクールなイケメン男子に実は可愛い一面があったら、急に親近感がわいて、なんかきゅんとしませんか?

そんなクールイケメンのギャップが好きな女子にオススメしたい癒しアニメです!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

内山昂輝ファンにオススメ。BL要素の無い平和なドジ男子たちの日常作品

原作漫画未読。ショートアニメ1話約10分。全24話
pixivにてイラスト見た事あり。

クールでイケメンだけど、ちょっぴりドジな男子たちの日常を描いた物語。

日常系なのでひたすらゆるく、タイトル通りクールでイケメンな男子たちのドジな姿を見届けました。高校生、大学生、専門学生、会社員、小説家という肩書きのドジ男子達が、仲良く過ごす姿をゆるく見てました。

この作品のアニメ化が決定した時キャスティングを見て、クールドジ男子cv内山昂輝という1点で視聴決定しましたが、その判断は間違いなかったです。イケメンでドジな男の子役内山昂輝、とても良かったです。とっても自然体なおバカドジ役がよくあってた。ぼーっとしてるドジ役の内山昂輝も見たかったし、他のタイプのドジ役演じるのも見てみたかった。うっちーファンからしたら需要しかない作品でした。


10分アニメなのが非常に丁度良くて、これが25分アニメだったら飽きてたと思う。
声優ファンでも原作ファンでもなければ普通のゆるい日常系作品だし、イケメンな男同士が仲良くしてる姿がメインなので、ターゲット層は女性と思います。BL要素もなく、平和なので安心して見れます。
2クールもやらなくても良かったかなとも思うけど、暇な時間にゆるっと楽しむにはアリな作品でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

おっさんも意外と癒される →あなたの心の疲れ具合が計れるリトマス紙的なアニメ?!

【レビューNo.49】(初回登録:2023/4/12)
コミック原作で2022年作品。15分枠で全24話。
娘がハマってるらしいので、試しに視聴してみたら意外とおっさんでも楽しめたw
他のレビュアーさんに刺激を受けたこともあり、折角なのでレビューを書いてみようかと。

(ストーリー)
下は高校生から上は社会人まで、4人(後半1人増えるが)のクールでイケメンなドジ男子の
日常を描いたコメディ。

(評 価)
・かなり秀逸なタイトル
 最初は正直「センスねーな」と思ったのですが、よく考えるとかなり秀逸なタイトルですね。
 「名は体を表す」→タイトルだけで、どんな内容のアニメでどの層をターゲットにしてるか
 等これ以上ない位一目瞭然という・・・
 だからおっさんとしては躊躇なくタイトル切りできたし、娘には期待通りの内容で満足だっ
 たようです。
 でもそれじゃ私のような「観たら意外とよかった」層を取り逃すのでは?という話になりま
 すが、それは逆だと思います。ある程度タイトルで予防線を張った上で視聴したら「予想以
 上だった」というところがミソで、別タイトルで予備知識もない状態で視聴してたら、多分
 「何や、このよく分からんアニメは?!」で即切りしてたと思いますw

・おっさんも意外と癒される
 まあメイン層は女性でかわいいイケメンのドジぶりを愛でながら癒されるって感じなんです
 が、おっさんも意外に癒されるなあっと。ざっくりいうと
 ・誰も傷つかない優しい世界
 ・「そのままの自分でいい」みたいな許容と慈愛に満ちた世界
 って感じが心地いいみたいな?!多分その時の精神状態なんかもあって、意外と私も心が疲
 れていたのかも(笑)
 また15分という時間枠もちょうどいいって感じですね。

・まさかの2クールも終わってみれば正解だった
 正直1クールで十分だろって思っていたので、2クールと知ったときは驚きだったのですが、
 終わってみれば2クール十分楽しめたなっと。作品としていろいろと積み上げていく程、味
 が出てきて面白くなっていく感じですね。
 ・最初は無理にドジをねじ込んで肩に力が入った感があったが、だんだんこなれてくると
  いうか、ドジネタだけでなく間や空気等雰囲気で自然にクスっとしてしまうみたいな。
 ・一人一人のキャラが形作られていき、そのキャラらしいドジっぷりが上手くハマっていく
  感じ。
 ・最初は4人が個々にドジってる感じだが、喫茶店を舞台に顔見知りになっていく。
  (店主の弟、バイト、常連客など)
  そこで関係性が深まっていく面白さや、ドジをドジで返すシナジー効果など笑いのバリエ
  ーションに幅が出てくる。
 ・後半に一人キャラが増えるが、こいつが少し俗世離れした感があり、個人的には一番の
  強キャラでツボッたw(最後はこいつに全部持っていかれたwww)

一般のコメディのようにギャグの切れ味が鋭い等ではなく、本当にショボいドジを愛でるよう
に楽しむという感じなのですが、これでちゃんと作品として成立してるというのが素直に凄い
なと。それにコミックもそこそこ売れているみたいで、またこの秋冬アニメに続き、春からは
実写ドラマも始まっているという、ある意味ノリにノッてる作品のようです。
心の疲れを感じているおっさんがいれば、一度試してみてはいかがでしょうか。

OPの「まふまふ/青春切符」を聴くためにアニメを観てたところはありますね。このまふまふ
って絶対に「神僕」のボーカルやろw(公式発表されていないが、ネット上ではほぼ確定判定)
後半「syudou/笑うな!」に変わりますが、最初は「syudouは違うだろー」って違和感があった
のですが、これも結構馴染んだなw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6
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