契約で学園なおすすめアニメランキング 11

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの契約で学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月12日の時点で一番の契約で学園なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.8 1 契約で学園なアニメランキング1位
神様はじめました(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1406)
6997人が棚に入れました
父親が家出して、若い身空でホームレスとなってしまった女子高生・桃園奈々生。
困っている奈々生の前に「私の家を譲りましょう」という怪しい男が現れる。男の正体は、土地神ミカゲ。
奈々生は家(=廃神社)と引き換えに神様の仕事を任されてしまい・・・!?
しかも社には、性格最悪で凶暴な妖狐・巴衛が神使として居座っていた。
社の精である鬼切と虎徹に励まされながら社の仕事をこなす奈々生に、巴衛はいつも悪口ばかり。
ある日奈々生は鬼切から「神使の契約を結べば、巴衛が絶対服従する」という話を聞く。
喜びいさんで契約方法をきくと「口づけ」だって・・・?
「冗談じゃない! 巴衛とキスするぐらいなら出て行ってやる!!」
奈々生の明日は果たして!?

声優・キャラクター
三森すずこ、立花慎之介、岸尾だいすけ、岡本信彦、石田彰、佐藤聡美、浪川大輔、堀江由衣、高橋広樹、大久保ちか、新子夏代、森嶋秀太、山﨑バニラ
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

<最終回まで視聴完了> バランスのとれた作品だった

いろいろと個人的ツボの多い作品だったので、毎週とても楽しみだった。
監督は『フルーツバスケット』『おじゃる丸』などで知られる大地丙太郎氏。
このタイプの作品はお手のものかも。

くどくないギャグに、テンポのよいストーリー運び。
艶かしく妖しいムードを漂わせつつ、ギャップのある性格を持つキャラが
続々登場し、笑ったり感動したり、見せ場もしっかりあってキュンキュンきた。

ちなみに、奈々生の神使となってしまう巴衛みたいな人って
現実的には付き合いづらくて苦手だけれど、アニメの中でのキャラとしては
ものすごく好みだったり(笑)
彼の過去含めて、どこか決意のような諦め半分、根の優しさ半分が
とても魅力だったし、奈々生のへこたれない負けん気の強さと明るさに、
観ているこちらも勇気をもらえた。

なぜだか今期は少女マンガ原作が目立っていて、どの物語も良かったと思う中、
1つの作品として本作はバランスよくできていたなと感じる。
最終回も最終回らしく終わったし、ここにきての新キャラ登場は
どうしても2期を期待してしまう。
{netabare} しかしミカゲがなぜあの社を出て行ったのか、そして奈々生を選んだのか
彼の口からハッキリ語られることはなかった。{/netabare}
それだけは最後まで謎だったなぁ・・

あとED、どこかで聴き覚えがあると思ったら、昔のGSのカヴァーだった。
こうして古い歌を女の子のゆるめな可愛い声で歌うというのも
なかなか新鮮で良いものだね。
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<9話の感想>

いつか名前が出てきた「ゆきじ」さん。
なるほど、やっぱりそうなんだね。
しかし、平和だ~
安心して観て笑っていられて、時々キュンっとなるのが楽しい。
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<8話の感想>

今回でメインキャストは出揃ったようだよね。
巴衛が仕えていた神様であるミカゲの狙いが少しだけ
わかってきたような気がする。
ミカゲの友人だというもう1人の派手な神様、以前は顔半分だけの登場
だったけれど、今回は何をしようとしているのやら。
ミカゲの友人なのだから悪人ではなさそうだし、何か深い理由がありそう。
これは次回も見逃せない。
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<7話の感想>

奈々生だけでなく、彼女の学校の女の子たちも恋心は等身大で存在する。
自分の気持ちに気づいてときめくのは当然のことだし、
{netabare}「お前を守ること以外優先するものなどない!」{/netabare}
なんて言い切られたら
主従関係と恋愛をすり替えてしまいそうになっても仕方ないよなぁ。
すり替えなくても、主従関係で恋愛するカタチだって存在するのだしね。
そこにブレーキをかけることで切なさが生まれ
切ないからなおさら意地張ってみたり脆くなったり・・
いやはや恋心って複雑だよね。
神使である巴衛との距離をとるのはなおさら難しい。
だけどこの物語は恋愛じゃなく、もっと違うところに着地点があるはず。
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<6話の感想>

1クールだとしたらもう半分来てしまったということか。
巴衛がつぶやいていたあの名前の女性が今回もちらり。
やはり何かの因果関係がありそう。
もしや奈々生のご先祖さまだったりするのかな。
とにかく何らかの関わりがあるからこそ、なのだろう。
今回は奈々生に化けた巴衛がきれいで良かったw
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<5話の感想>
{netabare}
アカン・・・ちっこくされてしまった巴衛が可愛すぎた。
あの性格のままだからなおさらでw
しかも再契約のキスが不意打ちすぎてドキンっとしてしまったではないか。
しかし、アニメに出てくる妖怪ってみんなどこか憎めなくて。
とことん悪者っていうのがいないから好きなのかも。
それにしても、巴衛がつぶやいていた名前の主は誰なんだろう?笹餅が伏線?
だとしたらそれは・・・奈々生の・・・{/netabare}
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<4話の感想>

いつもどおり笑いながら観てたけれど、今回はキュン度が上昇したw
で、どうやら自分は大切な人を命がけで守る話が好きなんだと気づいた。
今まで心に強く残っている大好きな作品を思い返すと、ほとんどがそう。
そして守り守られていく過程での、両者の心の変化にキュンとなるんだ。
まだ登場していないキャラクターもいるので、ますます見逃せない。
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<3話まで視聴中>

2話、3話と登場人物が増え、奈々生も神様生活に少し慣れた模様。
観ているこちらとしては奈々生と巴衛がいいコンビになりつつあるのが
すごくわかって、思わずニヤニヤしてしまう。
今後はさまざまな出会いをしながら神通力を身につけていくのかな?
奈々生の放つ明るさが逆にじーんっときたりもして。
それはたぶん・・
{netabare}
やがて訪れるであろうせつない部分を早くも匂わせているからかもしれない。
果たして、元々の土地神であるミカゲは彼女達を見守りながら
いったい何を目論んでいるのか。
{/netabare}
そのあたりも気になり始めている。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 78

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私はどうやら狐の妖怪に惹かれやすいタイプヽ(*´∪`*)ノ"

原作ファンです♪
私は狐の妖怪で白髪のキャラにはまる習性があるようで
個人的にこの作品はとてもおもしろかったですd(>ω<*)☆

ストーリーはありがちかもしれないけど
充分楽しめて、巴衛と奈々生の接近になんだか嬉しくて
にやけちゃうような場面とかありましたw
きゅんきゅんしますね(o゚∀゚)

キャラもおもしろいキャラたくさんです。
お気に入りの妖怪が見つかるんじゃないかと思います*^^*

少女漫画でアニメになった作品の中で
神様はじめましたは個人的に上位です。

恋愛ものがお好きな方やかっこいい妖怪達に興味ある方にはぜひオススメです♡

2期はじまりました♪ドキドキさせていただきたい・・っw
なんて思いながら観てますっw

読んでくださりありがとうございましたヽ(´∀`*)ノ

投稿 : 2024/06/08
♥ : 61

Smog さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

和テイストの演出が特徴。妖怪と人間の恋を描く作品。

コミックが原作。
全13話。
原作未読です。

家をなくした女子高生が途方にくれ、行き着いた先の神社で神様になってドタバタするラブコメ。
コメディタッチで妖怪と人間の恋模様を描く作品です。

一番の見所は、作画と音楽でしょうか。
特にOP/EDの演出が秀逸でした。
OPは、音楽と作画による演出がとてもすばらしく、中毒性が高かったです。
作画と音楽を一緒に楽しみたくなる仕上がりで、毎話欠かさず見ていました。
EDは、冒頭の「あんあん」言ってる部分はインパクト大でした。
(個人的にはドラえもんの「アンアンアン」を超えたと思いますw)
EDを使った演出も凝っていますので、ぜひ1話ももらさずEDまで楽しんで欲しいと思います。

この作品には、神社という舞台、妖怪、神様などの要素が盛り込まれています。
そのため、ナレーションやアイキャッチも含め、作画と音楽で和をイメージさせる演出が印象的でした。
ときに優雅に、ときにやさしく、コミカルな部分までも、和という言葉から連想する雰囲気が良く表されていました。

ストーリーについて、基本は妖怪と人間のラブコメです。
前半は「神様としてがんばる話」、後半は「妖怪と人間のラブストーリー」という構成でした。
コミカルな部分もありますが、どちらかというと恋愛寄りな印象でした。
自分は恋愛系が苦手ですので、後半はモジモジしながら見ていましたw

声優さんについて、特に主演の三森すずこさんが印象的でした。
主人公の前向きで明るく一途なキャラクターの表現が秀逸で、とてもかわいらしかったです。
最近活躍されている声優さんですので、今後に注目したいと思います。

コミカル要素と恋愛要素のバランスが良く、演出も凝っていてよくできた作品だと思います。
しかし、やっぱり恋愛寄りな作品は気恥ずかしさが勝ってしまいましたw
自分は恋愛系は苦手なんだなぁと再確認させてもらいました。

恋愛系が好きな方にオススメできる作品です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 51

67.2 2 契約で学園なアニメランキング2位
星刻の竜騎士(ドラグナー)(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (785)
5808人が棚に入れました
竜と契約を交わした者が通うアンサリヴァン騎竜学院の生徒アッシュは、契約の証「星刻」を持ちつつもパートナーの竜がいまだ誕生していないために肩身の狭い思いをしていた。
彼の身に宿っていた竜は、ある事件をきっかけに覚醒の時を迎えたが、現れたパートナーはほかの竜とは違って少女の姿をしていた。

声優・キャラクター
髙橋孝治、伊瀬茉莉也、佐倉綾音、井上麻里奈、下田麻美、榊原ゆい、前野智昭、室元気、生田善子、七緒はるひ、子安武人、大亀あすか、花澤香菜

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

クギュウ この先キャラ(仕事)奪われるかも!? (〃゜д゜;A アセアセ・・・

原作:ラノベ 未読

全12話

ジャンル:学園恋愛ハーレムバトルファンタジー


感想 (酷評につき、好きな方はスルー推奨)

1話観て、これ『ドラゴンクライシス!』と『ゼロの使い魔』に似てるなー でした。

何ともラノベらしいと言うか、2、3番煎じと言うか・・・

ちょっと設定が違うくらいで、似たようなお話に何だか新鮮味がなく感じます。

ヒロイン達は可愛いけど、何気にハーレムで微エロ。

2~3話観て、う~ん これはストーリーには期待しないで、キャラ目当てに見なきゃ駄目だな~と判断。

結果
12話最後まで観たけど、ストーリーは原作途中までだったが、やっぱり惹かれる物がなく、なんのパクリ?って感じるくらい面白味がなかった。

良い所と言えば
キャラが可愛い
キャラデザが奇麗
声優さんが良い
(特に、メインヒロインのエーコ CV- 伊瀬茉莉也さんが、クギュウに似た感じの声質と、ツンデレ演技はGOODでした。
でも、このエーコ役って、完全にクギュウにピッタリなキャラだっただけに、伊瀬さんの演技でクギュウに合ったキャラの仕事が減るんじゃないかと懸念してしまいます^^;)
これくらいかな?

ので、自分的にこの作品は
キャラ目当て、声優さん目当てに観るものだと思いました。

でも
2期があれば観るけど、希望はしないかな・・・



OP「聖剣なんていらない」 歌 - 榊原ゆい
この曲結構好きですね
最近よく聴いてて唄いますよw ♪


最後に
今やハーレム作品にツンデレキャラは必須なのね・・・ε- (´ー`*) フッ

投稿 : 2024/06/08
♥ : 51

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

『並』一丁(*ゝω・*)ノ

魔法やドラゴン、貴族や騎士などが存在する
異世界を舞台にしたファンタジー+ラブコメ作品。

ざっくり表情すると『並』の作品です。

主人公の成長、ラブコメ、ハーレム展開など
ストーリーや設定にこれといった新しい要素は見られず
在り来たりな展開が続く作品でした。
作画やキャラデザも使い古された一昔前の物と
思える出来で、どこかで見たよーなキャラばかり。
決して悪くはないけど『並』なんですよ(´ー`;)

理解しづらい世界観を上手く描く事。
ストーリーや作画、どこかにもう一手工夫やアイデアを入れる。
この2点あれば『並』から脱却ができた作品だと思います。
う~ん、残念です。

個人的に良い点を挙げると
伊瀬茉莉也のツンデレ役!
「ああ、こんな役も出来るんだ」と、感心しましたw
この作品で唯一、印象に残る声優さんでした。

ラブコメやハーレムもの、ツンデレが好きな方にのみ
視聴をオススメできる作品だと思います。
が、保証は出来ませんので悪しからず(*ゝω・*)ノ


《キャスト》
アッシュ・ブレイク(CV.高橋 孝治)
エーコ(CV.伊瀬 茉莉也)
シルヴィア・ロートレアモン(CV.佐倉 綾音)
レベッカ・ランドール(CV.井上 麻里奈)
ルッカ・サーリネン(CV.大亀 あすか)
ジェシカ・ヴァレンタイン(CV.花澤 香菜)
アーニャ(CV.下田 麻美)
ヴェロニカ・ロートレアモン(CV.遠藤 綾)
ジュリアス・ロートレアモン(CV.子安 武人)


《主題歌》
OP:『聖剣なんていらない』/榊原 ゆい
ED:『MOST以上の"MOSTEST"』
  ver.1/エーコ(伊瀬 茉莉也) シルヴィア(佐倉 綾音) レベッカ(井上 麻里奈)
  ver.2/アーニャ(下田 麻美) ジェシカ(花澤 香菜) ルッカ(大亀 あすか)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 36

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ツンデレ&スッポンポン(酷評注意)

原作未読 全12話

竜が多く生息する小国で、竜飼い人の育成学院に通う主人公 アッシュ・ブレイクの竜は、何故か人間の少女の形で出てきて(普通はもちろん竜)名前をエーコ名付けました。学院や周囲でおこる様々な問題を解決していくお話です。

女の子のキャラはみんなやたらと胸が大きく服装も強調していて「はいはい、分かりました。分かりました。」と何回も突っ込んでしまいましたw

とにかくシャワーシーンやお風呂のシーンが多く、それ以外でも裸になるシーンが多くて、観ていてちょっと辟易してしまいました。

作画は綺麗です。キャラも可愛いですね。

お話は1話完結で見やすいですが、全体的にあっさりしてますね。

なんだか分からないうちに終わりました。何か色々と詰め込みすぎて焦点が定まらない作品ですね〜

内容を重視されている方にはオススメしません。気に入ったキャラがいたら観てもいいかもしれませんね。

ED ワイワイしてます^^明るくて楽しい曲ですね〜

最後に、ゼロの使い魔に似ているとのことですが未視聴なので分かりませんw

投稿 : 2024/06/08
♥ : 35

62.9 3 契約で学園なアニメランキング3位
魔法先生ネギま!(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (315)
2183人が棚に入れました
10歳でイギリス・ウェールズのメルディアナ魔法学校を首席で卒業したネギ・スプリングフィールドが、「立派な魔法使い(マギステル・マギ)」になるための修行として与えられた課題は、日本の学校で先生をすることだった。麻帆良学園本校女子中等部にやってきたネギは教育実習生ながらいきなり2-Aの担任を任されることとなる。
生徒たちの中にも魔法の存在を知ることになる者や、実は前から知っていたという者が現われ、ネギは彼女たちに支えられながら、英雄的な魔法使いだった父の足跡を追って成長していく。

声優・キャラクター
佐藤利奈、白鳥由里、木村まどか、笹川亜矢奈、桑谷夏子、山川琴美、浅倉杏美、伊藤静、神田朱未、板東愛、渡辺明乃、出口茉美、Hazuki、野中藍、石毛佐和、小林ゆう、堀江由衣、大前茜、佐久間未帆、大沢千秋、白石涼子、小林美佐、こやまきみこ、狩野茉莉、門脇舞以、志村由美、松岡由貴、能登麻美子、相沢舞、皆川純子、井上直美、いのくちゆか

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

悪評高いアニメ化作品ではあるが…

イギリスの魔法学校を10歳で卒業したネギが
修業のために日本の女子中等部2-Aの担任をすることを課され、
魔法を使えることを隠しながら、
彼女たち/ネギとの付き合いを通して一人一人が日々成長していくもの。
31人の個性豊かな女の子たちと1人のちびっこ先生が紡ぐ物語です。



『ネギま』の3文字は以前から知っていたのですが、
シリーズが多いために何となく敬遠していた作品です。
気が向いたので全シリーズまとめて視聴してみました。
そして本作はその中での一期に当たるものです。

ネット上では『黒歴史』の3文字が目につきます。
そう、評判はあまりよろしくないようです。
その原因はやはり後半のオリジナル展開にあるでしょう。
私は原作は未読です。
なので、原作と比べたりは出来ないのですが、
あのラスト数話の展開はうーん(´-ω-`)でしたね。
無理矢理まとめた感アリアリで、展開に付いていけなかった方も多いのでは?
無論、私もその一人です。
ヒロインの○○は衝撃的でしたし。

作画の不安定さも要因の1つに挙がるかな?
キャラテザは2期よりもこっちの方が好きなんですけどね。


ここまでネガティブ面を挙げてきました。
が、私はこの作品が好きです。
2-Aに流れる雰囲気がとても好きでした。
流石に31+1のキャラ一人一人に焦点を当てるのは厳しいものがありますが、
この作品はそれでもそれぞれの魅力を十分に引き出していたと思います。
キャラ同士の繋がりも密接で仲の良さが伝わってきました。
それによって、クラスの団結感を感じ取ることができました。

単体では、
木乃香、のどか、夕映、エヴァンジェリン、まき絵
あたりがお気に入りです。
まき絵の扱いが素晴らしかった。笑
声優が適役だったことも大きいですね。


本作の魅力として個人的に挙げたいのは、笑いに関する点。
テンポの良いギャグが小刻みに挟まれるので、観てて飽きませんでした。

物語も中盤にかけてまではそれなりに楽しめましたし、
私のなかでは、比較的満足度の高い作品となりました。



OP「ハッピー☆マテリアル」
歌ー麻帆良学園中等部2-A
ED1「輝く君へ」
歌ー麻帆良学園中等部2-A かなかな組
ED2「おしえてほしいぞぉ、師匠」
歌ー麻帆良学園中等部2-A 師匠となやめるオトメ組

OP、素敵。
とても盛り上がります。
今度、カラオケで歌ってみたいなぁ。
EDも好みですし、2期やOVA含め、ネギまは良曲揃いですね。



評判は悪いです。
原作を知らぬが勝ちとでも言いましょうか、
原作ファンの多くの方々にはアウトだったようです。
(まぁ、未読の方にも不評ですが…)

しかし、私は十分に楽しめました。
友情に恋愛、戦闘…など、見所は少なくないはず。
特に友情に関しては、感じる所も多かったように思えます。
満足です。


最近ので例えれば、暗殺教室から暗殺を抜き取ったような感じです。
例えが下っ手くそですけれど。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 31
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

今では考えられない豪華声優のオンパレード

この作品ももう8年前になりますか。とにかく今考えると豪華な声優さんが勢ぞろいしていたなという印象が強いです。ネギ役でアニメ初主演を果たした佐藤利奈を筆頭に神田朱未、小林ゆう、白石涼子、堀江由衣、野中藍、能登麻美子、桑谷夏子、浅倉杏美(これがデビュー作です)、渡辺明乃、伊藤静、こやまきみこ、松岡由貴等等、今のアニメを支えている声優さんが多く登場しております。31人の女性キャラを登場させるのも衝撃的ではありました。ですが、今では当時配役された声優さんのほとんどが現役で人気を博している人が多いのが衝撃的ですね。衝撃といえば、このアニメの主題歌『ハッピーマテリアル』が複数バージョンで発売されていて、これをオリコン上位に食い込ませようとする某掲示板の変な後押しもあって、アニオタの間では当時話題になっていたりもしましたw 実は私全バージョン持ってるんです。若気の至りという事で笑ってやってください。

読んだ事ある人は分かると思うんですけど、赤松健の漫画って絵が凄く綺麗なんですよ。だからアニメの作画崩壊とも言われるクオリティの低さはそのせいで余計目立っていましたね。元々予算が潤沢でないアニメなのは、宮崎なぎささんを監督起用した時点でお察しというか。前述したハッピーマテリアル騒動と作画崩壊で監督途中降板の印象でどうにもネタアニメとしてのイメージを脱し切れていないのが、本作にとっては不幸だったなあと私は思っています。{netabare}原作が完結していないので、途中からアニメオリジナルエピソードになりますが、明日菜が皆の前からいなくなってしまうというのは、原作版でもその要素は受け継がれてはいましたので、元々アニメスタッフが赤松さんから設定を聞いていて、オリジナルで明日菜をそのようにしたのではないかなと思います。そう考えると、オリジナル展開もあれはあれでそこそこ見れたものだとは思います。ただ前半と空気がガラッと変わったので、バランスが極端だなと感じたのもまた事実です。{/netabare}

その後、ネギま!はメディアミックス展開を順調に展開してはいましたが、いまいち話題性には欠け(実写ドラマはある意味話題になりましたがw)OVAだったり、映画だったり、テレビシリーズもシャフトの自己満足で終わったりと、原作を丁寧になぞったアニメはついぞ作られなかった印象があります。私は原作全巻持っていますが、中だるみする箇所も多いものの、結構面白いんですよ。個人的には麻帆良祭編がイチオシなんで、そこをちゃんと映像化してくれなかったのがかなり不満ですw ネギま!ワールドもまだまだ展開する予定があるらしいので、どうせなら1からアニメ化してくれないかなとファンとしてはそう願わずにはいられません。

ラブコメとしては基本良く出来ていますので、作画をどこまで許せるか、煩いと言われる明日菜の性格をどこまで許容できるか、で大分評価が違う作品です。これらを気にしなければ、中々楽しめるかと思います。ただ、アニメよりかは原作漫画の方が遙かにオススメは出来ますねー。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 24

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

私も超勉強して10歳で女子中学校の教師になったら、あんなにもてるのかな・・ まあ、今じゃあ、不可能な話だけど・・・

この作品の世界観。

私たちが暮らす世界とほとんど同じ世界。けれど、この作品の世界には迷信と信じられていた魔法が密かに存在していた。

ストーリー

ヒロインたちが通う巨大な学園都市「麻帆良学園」の麻帆良学園本校女子中等学校2年A組に教育実習生として新しい代理教師が着ました。その代理教師はイギリスのウェールズのメルディアナ魔法学校を首席で卒業した10歳の天才少年、ネギ・スプリングフィールドでした。

この作品はそんな10歳の先生と2年A組の31人の女子中学生の学園生活を描いた物語です。

私の感想。

ヒロインがとても多くてとても楽しめました。これほどヒロインが多いですと、色々大変な事が起こると思いましたら、案外きちんとまとまっていて、最高に楽しめました。ヒロインそれぞれキャラクターの個性が違い、それがとても楽しめました。

私はこの作品の原作を知っていますので、アニメを見た時は少々がっかりしました。画質が少々ひどいのです。原作はキャラクターたちがもっと生き生きしていたのですが、この作品の中ですと、かなり違和感のあるキャラクターデザインと違和感のある動きばかりでした私的にはもっとスムーズに動かして、もっと可愛くデザインしてほしかったです。

この作品の一番のおもしろい所は主人公がモテモテな所です。本当にうらやましいほどモテモテです。私もいつかあれほどの美少女に囲まれてみたいです。
私が一番好きなキャラクターは宮崎のどかです。はじめは前髪がウザイと思いましたが、途中から素顔が見えるようになり、その素顔に心を奪われてしまいました。最高に可愛かったです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品は少々画質が悪いですが、ストーリーがかなりおもしろいです。ですので、見る事をお勧めします。

オープニング

「ハッピー☆マテリアル」
少々強引的にキャラクター説明をした所がありますが、30人以上のキャラクターの説明でしたら、このオープニングはすごいと思います。キャラクターの個性が少しですが、出ていますし、ネギ先生との関係もかなり分かります。
そして、この作品の曲も最高に楽しめます。可愛いです。

エンディング

「輝く君へ」
ヒロインたちの寝顔が可愛いです。
曲も可愛いです。
色々可愛い所がありすぎて困ります。
キャラクター説明がもっとされていて、最高です。

「おしえてほしいぞぉ、師匠(マスター)」

投稿 : 2024/06/08
♥ : 20

64.9 4 契約で学園なアニメランキング4位
惡の華(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (1144)
4503人が棚に入れました
中学編 クラスの美少女・佐伯奈々子に密かに想いを寄せる春日高男。ある日の放課後、出来心により彼女の体操着を盗んでしまうが、その様子は嫌われ者の女子・仲村佐和に目撃されていた。窮地に陥り、仲村からの無茶な要求に翻弄される中、意外なきっかけから佐伯とつきあうことになり、春日は恋心と背徳の自己矛盾に苛まれる。そんな彼に呼応するかの如く、佐伯も内に秘めた意思を徐々に示すようになるが・・・。
現実社会の閉塞感に自己認識を見出せず、遣る瀬無い自我を抱える3人の中学生のアイデンティティは互いに交錯し、儚い逸脱へと向かっていく。
高校編 中学校編から3年後、春日高男は中学時代を過ごした群馬県から引っ越し、埼玉県で高校生活を送っていた。ある騒動以降仲村と離れ離れになりながらも春日は仲村への思いを捨て切れず、そして抜け殻のように毎日を過ごしていた。そんな春日はあるきっかけから男子の憧れの的である常磐と交流を深め、常磐の中に仲村の影を感じていく。

声優・キャラクター
植田慎一郎、伊瀬茉莉也、日笠陽子、松崎克俊、浜添伸也、上村彩子、原紗友里
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

切欠づくり。

今季ボロ糞に叩かれている作品。
ある意味、花が咲きましたw

それだけ良し悪しに関わらず注目度はあったことは確かです。
ロトスコープによる実写トレースで描かれるキャラが気持ち悪い。 リアリティありすぎてお世辞にも可愛いとは言えないが手間暇かかる製作らしい。また、観る者に「傷跡を残す」コンセプトとのこと。

最初から狙ってやっていることで原作ファン・アニメのみの視聴者を振るいにかけ監督や原作者のニヤ顔が思い浮かんだりしましたがw それもボードレールの悪の華や自身の原作コミックとのギャップを狙った切欠が目的になればとコミックナタリーのインタビュー記事でも言及されていました。

確かに観終わった感想として、キャラデザの気持ち悪さ・ストーリー上における行動原理による気持ち悪さ・不協和音なBGMと拘った創りで徹底ぶりは一貫していた。

スローテンポなストーリー展開と演出によって作品の異質は増してゆく。序盤3話辺りから慣れが生まれてくると同時に物語も加速しどう転び落ちるのか先が気になって仕方なかった。

内容に至っては、ボードレルに心酔する中学2年生の主人公の成長譚を描いている。思春期特有の苦悩・葛藤といった周りとは違う何か特別な存在・自己の確立を内包し言葉にできない閉塞的な世界観から見せている。

変態と呼ばれる切欠も好きな人を知りたいという誰もが抱く気持ちが誇張されただけで、根は普通だけど誰が観ても変態になるんだよね。弁護するとタイミングが悪かったw
その行為もあって春日の悲壮感と思春期特有の持ち合わせる考え方が混在するところが見所であると想う。

変態行為により仲村に翻弄され、佐伯さんと関わり複雑な心境に陥ってゆく。7話まで佐伯さんと仲村の心情描写の意図がわからず困惑し春日の痛々しい姿で笑っていたが、2人の思春期特有の考え方に疑問に感じる部分も中学生頃を振り返ると色々と思い当たる節もあって感慨深い作品だった。

部分的なシーンで説明すると、{netabare}佐伯さんが変態と分かっても春日を受け入れ付き合う理由。中学生ぐらいだと無条件で好きと言われると自分を受け入れてくれる人を安易に許してしまう心境の表れで確かに当時なら私もそうだったと、つい納得してしまった。 
仲村は、不気味だけど本質的に春日と同じで仲間を見つけた喜び、コイツと一緒なら変われるかもと一目惚れとも解釈できる。春日が変態でもないと自覚し本当の天使は仲村だったと気づく展開も見応えあった。{/netabare}

3人の考え方それこそ不安定な気持ちの揺れ幅とアンリアルさが物語の深みになっていた。

結構楽しんで観ていましたが、最終話の構成の解釈が難しいですね。手抜きとも言えるし2期への期待をほのめかす結末だが、手間暇かかる演出している製作サイドがあえて狙った締めではないかと想う。
その方が何かしっくり来る。他の人のレビューでストーリー展開として中学生編の途中らしいと書いていたことを考慮すると詰め込んで駆け足な展開では凡作になるだけで、あのシーンが節目として最適だったように感じる。

お勧めする気はないけど、観る者に演出・原作へ促す目的には賛否両論あるが成功している。



以下 視聴時レビュー 

1話{netabare}
視聴した方ならわかると思いますが外、街中に居る時は
聴覚を促すような耳鳴りのような、ざわつき不安を掻き立てる音
ゆっくり流れピアノの音が不思議なリアリティが心地良いですね。
何かの前触れなのか、と観ている側をゆさぶる雰囲気が好印象。
あらすじを読むと1話では大した進展ありませんが、日常の中の非日常的な作品になるのかな 
と主人公・春日高男の心の表れが悪の花なのかな と想像したり、ストーリーが気になります!
どこにでも居る男子高校生で読書が好きな春日高男が
佐伯 奈々子に1年前から片思いをしていた。
仲村という女子の暗い雰囲気と凄みあるキャラが、どう動いてゆくのかわからない流れですね。

ただ、この作品は背景がとても現実的な絵が素敵ですね。
同時にキャラも現実的な為、可愛げはないですw
そこでまず一線ひかれるかな と制作側ZEXCSは、視聴者に振るいをかけられることを承知で作った意気込みは良いですね。

またOPが斬新なことに登場キャラ一人もでてこない、強いて言うなら花の芽のイラストだけである、主題歌が少しPOPが強いサウンドで作風とミスマッチかな と想ったが、これがいづれ良かったと思えるのかな と考えたりしますね。

EDはインパクトありますね、あの声が毎週流れるのかと考えるとHappy EDなど始めるからなく、救われない気持ちになる;
来週も楽しみな1本です。{/netabare}

2話{netabare}
随所で観られる、春日の葛藤において揺れる心がリアリティあって、不協和音とゆっくり見せる絵がマッチしていますね。
もう後戻り出来なくなる日がこれから始まり、仲村との契約。
キューベイかよ と言いたくなりましたw
後は、山田、彼の台詞の言い回しはグサッときますね。
何より春日の動揺・挙動の動きは細かく描かれていて申し分なしです。
この平坦なキャラデザインが無常に観えるから仲村の顔が、また憎らしくて本当に素敵だね。
陰鬱な展開がおもしろ過ぎる・・・どうやって堕ちてゆくのか見物ですね・・・クソムシがw{/netabare}

3話{netabare}
罪の意識から逃げたい行動から体操着を捨てる描写は、人の視線、日常の些細なことが彼を疑心暗鬼へ陥れる心情と悲壮感。1・2話と観てゆくと確実にテンポが早くやや余韻に欠ける気持ちになる、演出は良いが観る側の耐性がついてきたのだろう。
仲村の行動がまた狂う波乱の展開が見物。「この世界全部、私のモヤモヤの中でクソムシになればいいと想う。」、春日の理性に抑制が効かなくなると仲村と同類を漂わせる雰囲気。
そして仲村の給食費容疑を否定する春日の内心は保身からの行動が仇となる。同時に華が咲いたよBGMが流れ相乗効果となる自らドツボにはまる春日から目が離せない。{/netabare}

4話{netabare}
佐伯さんの優しい一言に有頂天な彼の罪悪感も薄れたのもつかの間、仲村のクズ罵声連呼の変態思想に染まられる。 救いがない春日は真性の変態になるだろうが、今後どういう要素を彼に課すのかわからない。 一方的に仲村の言いなりとなり染められるだけでは大きな波がないですね。来週は、恥辱の体操服デートから佐伯に軽蔑されるのか、もしくは仲村に抗う展開が少しはあるのか楽しみです。 {/netabare}

5話{netabare}
まさかのデートから告白して成功! 春日の前にまさに天使が舞い降りた~と浮かれたのも一瞬、奈落へ落とす仲村が頭に水をかけるw もう、ドッキリのオチですねw
このシリアス一色アニメで笑えるとは想わなかったですね。そしてこの水をかけるシーンはスロモも使われカメラアングルも細かく見せ描写に力が入ったが、もう仲村の行動はネタにしか思えないから残念w
春日のアタフタする行動・言動は仲村を逆撫でするだけとそろそろ察しないと、佐伯さんとの関係も仲村に遊び道具とされるだけだね。仲村によって真性の変態に侵されてゆく光明ない日々との葛藤が悪の華の持ち味なのか疑問に感じる。原作のボードレール悪の華を読まないと作品の本質が楽しめないのかもしれない。{/netabare}

6話{netabare}
佐伯さんは、お嬢様育ちにしては積極的な性格もあるがクラスに交際をばらし仲村と友達になり、全て仲村の思惑通りに事が運ぶ。友達として最後まで応援(邪魔)するよ と言葉の裏しかないねw 春日は、仲村と佐伯さんの接触を警戒し神経が磨り減ってゆく日々に耐えれるのかと想った矢先に、仲村と春日が二人で居合わす場面を観た彼女は木下に泣き事を伝え翌日休む。彼女の心情として嫉妬を含んだ騙された想いを持つのだろう。次回、展開に大きな動きがありそうで楽しみ。{/netabare}

7話{netabare}
人が内包的にある感情に揺さぶりをかける鬱屈に抗い弾ける衝動として非日常への展開はやりすぎているように感じるが・・・気持ち悪さより翻弄させられているバカな姿が笑える。 自己の確立といった大衆とは違う何か特別な存在意義などを求める思春期特有の気持ちが一線の引け目となる部分を押し出したものとなっている。結局、仲村も春日と本質的には一緒とわかるが、仲村は春日を利用しているだけで不気味な生徒ぐらいにしか感じられないな。{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 57
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

琴線に触れてくる<追記>

大きく分けると

{netabare} ~
・中二病的
主人公:春日君は皆が知らないような小説に夢中で俺は平凡じゃないんだ、とATフィールド80%位に人との距離をとっている少年。彼が好きな佐伯さんは容姿端麗成績優秀。仲村さんはATフィールド全開で非社会的人間。

流れとしては春日君が、クラスで一番可愛い佐伯さんの体操着を盗み→そこを仲村さんに見つかってしまい→春日君が仲村さんに変態契約を交わしてしまい→、仲村さんに命令されて春日君が変態行為を行ってゆくと言うもの。

盗んだバイクで走り出す~♪みたいなノリを鬱屈的に描写する中二病感。学校に夜中忍び込み教室を滅茶苦茶にしたり、佐伯さんと付き合う事になった春日君は、盗んだ体操着を下に着てデートを一緒にしたりと派手さがある一方で、憂鬱さも顕著で惡の華の小説の内容、第1篇「憂鬱と理想」の葛藤を描いているとも思える(よんでないけど)

また、それをある種官能的に描いているのも深みを増す材料になっていたとも感じるし、ともあれ思春期の衝動作品は多くあるが、結構リアルで憂鬱さを溜めに溜めて、爆発させるようなシナリオは、※琴線に触れる部分があった。

・ラブコメ的
春日君、佐伯さん、仲村さん全員に当てはまる所が、自分を理解してほしいという部分。三人の癖は三者三様であるものの自分を分かってくれる春日君だから好きで偏った自我の空っぽさを肯定してもらいたいと言う、ひどく思春期的な恋だった。

最終的に春日は仲村さんを選ぶが、あの人は非社会的な人間、仲村さんを分かってあげられるのは自分しかいないと言う、これまた自分目線、自分神格化であるように思える。ただ本作は惡の華と言う元ネタがありそこになぞって文学的?にしたようにも見えるのは、古臭くも訴えてくるものがあったし、作画ホロスコープ手法によって心理描写が心象風景のようにセリフで話さづとも分かる作りになっていたのは良かったと感じる。

・青春的
色々と変態やら、文学的やらと散りばめているが、これは思いっきり青春作だと思う。中学生特有の閉塞感を色恋沙汰や、変態行為で理解して欲しい。繊細さ未熟さを大袈裟に掘り下げた作品。特に大袈裟に感じたのは大きな間。この演出で脳内補完出来るよう視聴者側に魅せている点は多きかった
_
※琴線
思い返してみて、仲村さんのキャラデザがどうのとか思いしまいましたが、本作の熱量と生々しさを観る側がどうとるか分からなくても「こうなんだ!」位の伝えようとする姿勢自体に感服って言うか、そんな気分にさせられる。ボードレールに傾倒してる様子にしても、自分もその位の年代の頃、同じような事やっていたし、その反面凄い不安に苛まれていたりもしていて、それを押しつぶす位に傾倒して安心させていた。それで、同じような感覚の仲間見つけたりしてまして。ここまで突っ切って伝えたい事を伝えようとする姿勢が大切だと改めた感じた作品に出会えた気がします。


{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 49
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

僕は・・・空っぽだ

今期、いや、ここ数年の中で最も賛否両論を巻き起こした作品・・・
になるかと思ったんですが、話題性という意味では第1話放映後をピークに急降下。
まあこれ程分かりやすい視聴者の選別はないわけで、相当数がふるい落とされた結果でしょう。
放映前は絵のことが伏せられてましたからね。正直、炎上商法に近いものはあったと思います。


思春期特有の、鬱屈した行き場のない思い。
なんてものを殊更に肥大化させ、見る者の胸を抉るような生々しさをもって描いた青春劇。
その為のあのキャラデザ、ロトスコープ技法といったところでしょうか。
ただ、やはり、ここまでリアルに徹するなら実写でいいじゃん、と言いたくもなりますね。
実写ではできない表現もあるのかもしれませんが。
アニメばっかで実写ドラマなんて完全スルーな層をターゲットに
視聴の取っ掛かりを作るため、アニメという枠内で実写ドラマを見せたかった。
ひょっとしたら制作側にはそんな思惑もあったのかなーと邪推してみたり。

全話見た印象として、話の進展があまりなく、冗長さを感じることが多々ありました。
これはもう、尺の調整としか思えませんでしたね。
演出的な意図があるのは分かります。ただ長時間の映画とかならまだしも
週1の、それも1クールのTVアニメで毎度やられると正直かったるくてしょうがない。

手放しで称賛できるのは何と言っても声優陣の演技。
伊瀬茉莉也の素晴らしさは今更言うまでもないでしょうが
個人的には春日役の植田慎一郎(新人)を評価したい。
伊瀬さんがこれぞプロという演技なら、植田さんは良い意味でのこれぞ新人という演技。
緊張して声が上擦る感じとか、本職声優には出せない自然体の演技で
春日のキャラとも合致しているし、リアル過ぎて思わず笑ってしまう程でした。

部分部分で見れば、印象に残るカットやシーンも結構あったし
何だかんだで最後まで見て良かったな、と思います。
2期を期待させるラストでしたが、残念ながら望み薄ですかね、売上的に。


{netabare}ネット全体の感想を見回してみると
「このアニメの良さを理解できる自分」に酔ってる人が結構目につきますね。
もちろん、アニメの楽しみ方なんて人それぞれで、それを否定する気はないんだけれど
そういう人に限って、肝心の内容には触れずに
本作を、萌えアニメ及びそれを享受する萌え豚を叩くためのツールとして使ってるんですよね。

で、これは考察というより妄想ですが
萌えを完全排除したキャラデザも、ロトスコープも、奇抜なEDも、
更に言えば原作者の萌えアンチ的な発言ですらも
他作品にはない、どことなく高尚な雰囲気を作り上げる為のただの装置であり
高尚さに酔った視聴者を釣り上げるための餌だったのではないかと。

そして雨中の山道での春日の激白シーン。
ボードレールの詩集を愛読するも、それは他人とは違う自分を演出したかっただけで
本の内容自体は全く理解できていなかった春日。
そう、全てはこのシーンのための壮大な伏線。
春日とシンクロしきった視聴者を絶望に突き落とす、本作屈指の名シーンとなった。


まあ、正直言うと春日の台詞、自分もちょっぴり刺さりました。{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 45

68.5 5 契約で学園なアニメランキング5位
精霊使いの剣舞(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (826)
5710人が棚に入れました
清らかな乙女にのみ許された特権――精霊契約。ここアレイシア精霊学院では、精霊使いとして訓練を積んできた貴族の令嬢たちが集められ、エリート教育を受けていた。少年カミトは、ふとした事故から学院生の少女・クレアの水浴びを覗き、さらに彼女が求めていた精霊と代わりに契約してしまう。そう、カミトはこの世界ではありえない、男の精霊使いだったのだ!「あ、あんた……あたしの精霊、奪った責任とりなさいよね!」「は?」「あんたがあたしの契約精霊になりなさいっ!」箱入りお嬢様たちの学園に放り込まれたカミトの運命は!? 刻印輝くエレメンタル・ファンタジー!

声優・キャラクター
古川慎、木戸衣吹、優木かな、石上静香、大西沙織、加隈亜衣、田中真奈美、中原麻衣、松岡禎丞、日笠陽子
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

仲間が共鳴する剣舞(ブレードダンス)

主人公が男の子でそれ以外が女子だったので、一話見たときはあまり期待していませんでした。主人公が1人だけ女子高に入るというのもどうなのかなあ、と違和感もありました。

でも、見ていくうちに主人公だけでなく、ヒロインみんながカミト君を中心に共鳴しながら成長していく物語に思えてきて、3話から最終回にかけて楽しく視聴しました。
{netabare}
カミト君は明るいけど過去に何かあったのか、昔よりは剣術が弱くなっているという設定も悪くないです。普通のドラマは時間がたつにつれて強くなっていくんですよね。この物語では昔の強さを取り戻していく様子が描かれます。

ヒロインのみんなも個性的でいいなあ。でも、必ずこういうハーレムもののアニメにはクレアみたいな意地っ張りな子って存在しているのは定番だから?

カミト君にお似合いな剣はエストちゃんですよね。昔はレスティアちゃんがカミト君といっしょだったけど、今は怖い女の子。
{/netabare}

OPでカミト君が片手でエストちゃんを持ち上げ、エストちゃんが剣となるシーン、とってもきれいで素敵。エストちゃん、かわいい(*'▽^)

音楽ですが、OPの原田ひとみさんが歌う「共鳴のTrue Force」はお気に入りになりました。それに音楽の鈴木ヤスヨシさんの曲もとっても素敵で、今後サントラがブルーレイに同梱されるみたいですので、チェックしておこうと思います。

アニメでは校内の代表選に勝って精霊剣舞祭に向かうところで終わりますが、続きをみたいです。
2期希望です♪

投稿 : 2024/06/08
♥ : 56

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ちっぱい祭りじゃァァァッヾ(o´∀`o)ノ

清らかな乙女だけがなれる精霊使いの世界に
唯一の男子が現れる。
異世界ファンタジー×ラブコメ作品。
原作はラノベ。 全12話。


THEラノベ作品、テンプレ作品と言ったところですw
舞台となるアレイシア精霊学院は女子のみの学院。
そこに男の子が1人入って来たら………。
そりゃまあ、ハーレムものになりますよね( ´艸`)
ストーリーの展開が分かり易い、予測可能な作品ですw

女の子たちはもうお約束の設定w
髪の色から性格、喋り方までどこかで…って娘ばかり。
それでも、ハーレムものと割り切ってしまえば
意外と楽しめる作品だと思いますよ♪
ツンデレからニーハイまで抑える所は抑えてありますしw

作画はさすがこの手のジャンル、綺麗でしたね。
キャラデザも丁寧且つ可愛らしかったです。
メインヒロイン・クレアは小さい胸に悩んでいましたが
全然問題ないと思います!
ちっぱい祭りですよ、そんなものヾ(o´∀`o)ノ

声優陣は若手の声優さんが多いようですが
それぞれキャラのイメージに合った演技だったと思います。
松岡禎丞のヒール役も良かったと思います。
個人的には2作続けて木戸衣吹主演作品の視聴になりましたが
まだまだ若い声優さんなので頑張って貰いたいです。


一応、区切りの良い所で終わりましたが先が気になりますね。
ストーリー、世界観や設定など予想以上に楽しめたので
続編があるようなら視聴したいと思います。

やはり男の子向けの作品。
ハーレムものが好きな方にオススメの1本です。




《キャスト》
カミカゼ・ハヤト(CV.古川慎)
クレア・ルージュ(CV.木戸衣吹)
フィアナ・レイ・オルデシア(CV.大西沙織)
エリス・ファーレンガルト(CV.石上静香)
リンスレット・ローレンフロスト(CV.優木かな)
テルミヌス・エスト(CV.加隈亜衣)
ヴェルサリア・イーヴァ・ファーレンガルト(CV.佐倉綾音)
ジオ・インザーギ(CV.松岡禎丞)
レスティア・アッシュドール(CV.日笠陽子)
グレイワース・シェルマイス(CV.中原麻衣)



《主題歌》
OP:『共鳴のTrue Force』/原田ひとみ
ED:『精霊剣舞祭』/にーそっくすす

投稿 : 2024/06/08
♥ : 38

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

型通り【酷評注意】

女性だけが精霊と契約し使役できる世界。
しかし、カゼハヤ・カミトは男でありながら精霊と契約してしまう。
精霊を利用したバトルファンタジー作品。

女性しか入学できなくて男1人だけがいるストーリーとしては「IS」と同じ設定です。
「IS」がロボ系に対して、こちらはファンタジー系。
少し系統が違いますが、似たような設定という事は間違いないです。

ツンデレにメイドやお嬢様キャラなど、色々な女性キャラが登場します。
同じような設定であればキャラに魅力がなければ作品を楽しむ事ができませんが、キャラもどこかで見たようなキャラが多く魅力的なキャラはいませんでした。
何だか本作品と同じような作品が多く自分としては飽きてきました。

その上、奴隷精霊という表現は嫌な感じがします。
語彙に乏しいのでしょうか。
差別用語とまではいかないまでも、もう少し表現方法を改めたほうがいいと思います。

類似した作品になるのはラノベ原作の限界なのでしょうか。
似たような作品ばかりだと早い者勝ち。
どうしても後から視聴した作品に対する評価は低くなってしまいます。

ラノベ原作が好きな人には良い評判なのでしょうが、個人的には退屈な作品でした。
これからはラノベ原作の中でも差異があるようにして、もっと多様な作品でなければ一部のマニアにしか受け入れられないジャンルとなってしまうでしょう。
ラノベの将来を悲観して、筆を置かせていただきます。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 36

79.4 6 契約で学園なアニメランキング6位
映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-(アニメ映画)

2018年1月6日
★★★★☆ 4.0 (364)
2247人が棚に入れました
高校3年生への進学を間近にした春休みを舞台として、勇太たちの新たな物語が描かれる。ある日、立花の姉・十花は、成績のかんばしくない立花を連れてイタリアに移住することを宣言。これを知った丹生谷森夏(にぶたにしんか)から、立花との駆け落ちを提案された勇太は、立花とともに日本全国を駆け巡る逃走劇を繰り広げる。

声優・キャラクター
福山潤、内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、長妻樹里、保志総一朗、仙台エリ、福原香織、井上喜久子、岩男潤子
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

虹をみたかい

石原立也監督作品、脚本花田十輝。

18歳になり、高校3年の春、
相変わらず共同生活を続けている勇太と六花。
大学受験、くみん先輩の卒業と、
少しづつリアルが変化していく中で、
六花の成績は悲惨な状況であった。
将来を心配してイタリアへの居住を薦める十花。
{netabare}変わるのか変わらないのか!?
恋心を知り葛藤する2人の逃避行が始まる。{/netabare}

全国を巡り、自分を見つめ直す旅。
京アニファンには楽しい演出の数々があります。
{netabare}ユーフォの宇治橋、たまこの商店街、
ハルヒの消失のファミレスでは、
ここでも重要な言葉で溢れていました。{/netabare}
凸守とモリサマーの旅路も楽しませてくれます。

私の価値観を変えたラブコメの傑作ですが、
正直に言えば1期で完結していると思います。
先入観を持たず1期に触れてくれれば幸いです。

好きになればなるほど私ではなくなる。
ありのままの自分を受け入れてくれるのか!?
大人が見れば小さな葛藤も、
思春期の繊細な心では感じ方も大きく違う。

自分の在り方を問う、
それは祝福すべきことだと思うのです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 51
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

 邪王真眼(六花)とダークフレイムマスター(勇太)の恋の逃避行…至高のラブコメ作品

結論から述べると「面白い、大満足の出来」です。しかし、落ち着いて考えると…

「中二病でも恋がしたい」この作品が好きだからこその満足感なのではないかと思います。

TVシリーズを知らないで見に行っても面白さは半減でしょうね。六花と勇太の関係とそれぞれの過去、六花の家族、森夏と凸守、キャラの思考と性格、TVシリーズのけっこう細かい要素を差し込んでいるので、見ていないと何がなんだかという場面も多かったと思います。逆に知っていると終始クスクスしっぱなしです。

物語はラブコメの王道と言っても過言ではないほどストレートなものでした。
{netabare}高校2年の春休み、六花は高校3年になるというのに相変わらず中二病。六花の姉の十花から六花をイタリアに連れていくことを告げられ、六花と勇太はモリサマー、くみん、七宮たちから駆け落ちを勧められて逃避行。
十花の策略でモリサマーと凸守は二人を追うことに…。
京都、兵庫、和歌山、東京、途中のドタバタ、すれ違いはまさしくコメディ。特にお城のホテルの話、モリサマーと凸守の掛け合いは笑えます。
六花と勇太は六花の母親に会うために札幌、そして青森へ。勇太は迷いを捨てて六花への思いを母親に伝えようとしていた。一方で六花は勇太を思うあまりにどうすれば良いのか悩んでいた(六花なりの)。そして二人は答えを出す。それは…
ぜひ見てね。オチもちゃんとあります。おいおい!と突っ込みたくなります。
{/netabare}映画の始まりにはショートムービーがあり、写真撮ってもいいというもの。さすがに控えましたが…

勇太、六花ともに今後のことを考えるようになるのがこの物語の大前提。特に六花は六花なりにどうしたら良いのかを悩むところは一期の大詰め以上の見せ場です。あと、勇太が普通に男の子という場面が多く、逆にこれは今まで描かれてこなかったなという新鮮な感じでした。{netabare}特に神様からの啓示、大塚さん使うのはある意味卑怯、笑わずにはいられません。{/netabare}細かいけど、六花の(そこに嫉妬?)という場面がとてもかわいいです。

内容的には「やっぱり中二病でもは面白い」と思わせてくれるものでした。たぶん、何回見ても飽きることはないでしょう。それは自分がこの物語のすべてが好きだからこそなのかもしれませんが。

作画は京アニですので安心できます。特に風景の描写は安定の京アニでとてもきれいです。新海監督作品と京アニは別格だと思います。
それから中二病バトルと妄想は少な目です。物語にそっと添えている程度で、ストーリーに重点を置いているのが印象的。歌はすべてZAQなのも「中二病でも」だと思わせてくれます。特にラストの方で流れる一期のOPのあれは最高です。


ただ残念ながら、客入りは芳しくない。始まったばかりなのにこの空き具合はヤバくない?というもの。やっぱりこのタイトルでは好きな人でないと難しいかもしれませんね。

中二病でも恋がしたいが大好きだという人は絶対に見てほしい出来に仕上がっています。劇場に行ってほしいです。興味が出たという人はTVシリーズを見てから行くとより楽しめます。ラブコメとして本当に面白い作品です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 35

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アニメを見た人にはぜひ見てほしい。

INSIDE IDENTITY、Vanishment This World、voice、キャラソンなど予習バッチシで挑んだ本劇場版…

アニメの伏線もしっかり回収されていたり
たまこまーけっとやFreeなどの他の京アニ作品の登場(一瞬)もあったりして
京アニファン、中二病でも恋がしたい!ファンには堪らない内容でした。
京アニから中二病ファンへの最幸の素敵な贈り物です。

映画のストーリーは勇太と六花の恋の逃走劇を基本軸としながら
それを追いかけるモリサマーと凸守の百合百合可愛いシーン多めの
内容になっていて、今回は六花の姉である十花さんのキャラが効いていました。
笑えるシーンが多くて良かったですね。終始にやにや…w

でもやっぱり所々でアニメのワンシーンやネタが出てくるので
アニメを視聴していることが楽しむための条件の一つでもあるかなと
感じました。

六花が、勇太が考えた二人の将来
それを見つめる周りの友達、そして試す姉
中二病と現実について真剣に向き合い、だからこそ出せた二人の答え

ぜひ劇場で見てほしいと思います。

これで中二病でも恋がしたい!については一区切りした感があるので
この結末を見れて嬉しい半面寂しさも感じます。
劇場主題歌のZAQバラードがまた泣ける歌詞で…。
レンタルされたらまた何度でも見返したいです。


モリサマ推しの自分には最高の映画でした!!

投稿 : 2024/06/08
♥ : 33

59.8 7 契約で学園なアニメランキング7位
ネギま!?(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (187)
1298人が棚に入れました
「サウザンド・マスター(千の呪文を操る魔法使い)」の異名を持つ英雄だった父親を持つ10歳の少年、ネギ・スプリングフィールド。
英ウェールズの魔法学校を卒業した彼が、「マギステル・マギ(立派な魔法使い)」になるための修行として与えられた課題は、「日本の学校で先生をすること」であった。
ひとり異国に渡り麻帆良学園都市にやって来たネギは、いきなり女子中等部2-A(後に進級して3-A)の担任を任されることとなる。31人の年上の女生徒相手に最初は戸惑いながらも、着任初日に魔法のバレた神楽坂明日菜をはじめ、様々なイベントや事件を通して女生徒達と強い信頼で結ばれていく。
ネギは彼女たちに支えられながら、父・ナギの足跡を追って成長していく。

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これはもう完全に別物w

原作が好きなので見たところ、面影が殆どない。
キャラの設定の違いなんてザラで
世界観やストーリー等ほぼ別物の仕上がり。
作品の大半がギャグで占められており
原作とのキャラの違いなどの楽しみ方もある。
それでも、オリジナルならではの悪くないストーリーと
なかなかの作画によってある程度の質にはなっている。

しかしこれは原作ファンは納得しないだろうw
前作とも繋がってないし
これは別物として見るのが正解だと思う
むしろファンじゃない人が
いきなりこれを見た方が楽しめると思う

<新房×シャフト>らしく
原作無視のやりたい放題(良い意味で)
前作より数段良くなってます

面白いといえば面白いけど
パクティオーシステムが
かなり変わってたが
あれはあれで好きだった

色々書いたが原作や前作を知らない人は
充分楽しめる作品だと思う
これはこれで別物として観れば面白かった

投稿 : 2024/06/08
♥ : 20
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

シャフトの、ネギま用いたオリジナルアニメ。原作の先入観抜きにしても微妙。

週刊少年マガジンの人気漫画「魔法先生ネギま!」…を元にした、シャフト・新房監督による全26話。2期に当たります。
同じシャフト・新房作品の「ぱにぽに」に近い作風、深夜ではなく夕方アニメ。
終盤や一部以外は原作に忠実な1期に対し、2期はほぼ別物です。
(アイドルマスターとゼノグラシア…よりはまだ原作寄り)

…私は原作ファンの拘りはないので、完全オリジナルは良くも悪くも思わんのですが、どちらにせよ微妙でした。

{netabare}『物語』
女の子だけの中学生31人のクラスに、イギリスからやってきた10歳の子供先生ネギ・スプリングフィールドが担任に!実はネギ先生は魔法使いで魔法の修行の為云々…
は1期同様。
麦人さんのナレーション解説多用でコミカルに設定説明しつつ、魔法絡みのドタバタコメディーが主流でした。

コメディーの雰囲気は「ぱにぽに」っぽいのですが、全員満遍なく出番作る構成が、コメディーの面白味よりもキャラ紹介に注力。
キャラの可愛さや魅力に依存する作風で、各キャラの印象が広く薄い。
定番ネタの、いいんちょがまき絵に「あなたは佐々木まき絵失格です!」連呼はゆるふわ的に面白くない。
明日菜のチュパカブラへの執念はまぁまぁ面白いような。

中途半端にシリアスバトル多いのも難。
本作独自の「ネオ・パクティオーカード」(生徒それぞれがネギ先生と契約、3種類の変身できる)はバトル的にもコメディー的にも悪くはないギミックでした。
ランダムでスカを引くと戦力外、これにより、その回でスポット当たる子以外を戦力外にするご都合主義と、シリアス緩和するコメディーを両立。
コメディー寄りな作風ならば上手いです。ただ、シリアス路線だと、中途半端。
…大勢と落下中に契約キスするシーンは名場面ではありました。

中盤以降、クラス全員が異世界に閉じ込められる展開に。
それでも呑気に日常系コメディーな雰囲気は悪くは無いです。
ネタも、まき絵失格以外はまぁまぁ。タカミチとエヴァ主従のラーメン茶道とかは好きでした。
…終盤シリアスに、なんとなく解決して終わり。

総じて、コメディーの雰囲気はまぁまぁ良かったものの、まぁまぁ止まりでした。
シリアスは原作設定知っている人向け、予備知識が無い人には入り辛いのでは。
さりとて原作ファンだとキャラ設定の食い違いが目に付くと、どちらにせよ苦しい。
この路線ならいっそ、完全お気楽な魔法日常系でワイワイ楽しくやってくれていい。
あるいは、バトルを真面目にやるか。
…2クールという尺もマイナス。
異世界編が冗長過ぎる。ギャグにキレのあるタイプではない(それ自体は作風の持ち味なので悪い面ばかりではない)ので、2クールは飽きます。
本作のOVA短編は結構面白いのを見るに、続き物ではない短編連続の方が合っていた気がします。


『作画』
シャフト特有の演出多用でそこそこの面白味はありました。
作画は1期後半>2期>>>1期前半
ゆるいコメディーとしては十分ありなんですが、萌えは乏しい。
事あるごとにキャラ名表示するのは分かり易くてグッド。

『声優』
1期同様で豪華。麦人さんの解説が光った。
満遍なく出番ある構成上、好演された方も多いです。
ネギ父は子安さんの方が良かったなぁ。

『音楽』
良曲っぽいけれど作風に合っていないのは「みなみけ2期」と似ている。
特にマイナスは無し。


『キャラ』
…原作の先入観をなるべく抜いての所感。キャラ崩壊は別に良くも悪くも思わんです。
ネギ先生は魔法使いだけど、子供相応に頼りなかった印象。
コメディー面では可もなく不可もなく、シリアス面では微妙。

少女たちは満遍なく描かれる為、近年よくある「美少女たくさんで時々異能バトル」する系統(バトルガールハイスクール、ひなろじ等)…と思いきや「ハイスクール・フリート」の方に近い感じ、ただし個性的で尖ったキャラ多い反面、萌え的には微妙。
ぽっちゃり系の料理少女・四葉五月が地味に印象的でした。
吸血鬼主従、おっとりお嬢様と百合剣士、ネットアイドル辺りも。
この他満遍なく見せ場と個性はあるも、よく覚えてないです。
…いや、原作知っているので、主力キャラ全員かわいいのですけど。
1期で強い魅力を感じた宮崎のどか辺りは、2期では多少可愛い少女Aな感じ。{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

オープニングの「1000%SPARKING!」が最高過ぎるんですけど…

この作品は、「魔法先生ネギま!」の続編に位置する作品です。
続編に位置する作品ではあるのですが、物語は1期と同じネギが麻帆良学園の先生に就任するところから始まります。
あれ、時間軸が1期と一緒…と思ったら、この作品は完全オリジナルストーリーなのだそうです。
そのため、この作品から視聴しても内容は通ると思いますが、より深くこの作品を堪能した方は前期からの視聴をお勧めします。

でも1期とは正直「似て非なるもの」という表現が一番しっくりくるような気がします。
登場人物は一緒なのですが、作風が完全に別物なんです。
1期のアニメーション制作会社はXEBECさんですが、今期はシャフトさんなんです。
なので、序盤からシャフトさんらしさで溢れています。

まずキャラ設定が1期とはだいぶ違っていました。
1期では、生徒たちが辛く苦しい十字架を背負っていましたが、今期ではその設定は殆どなかったと思います。

もちろん痛みや苦しみが伴わない訳ではありません。
ですが、内部から…というよりむしろ外部からの痛みの方が強かった気がします。

そして、今期の設定で面白かったのが敵と遭遇して仮契約者の能力をネギが開放する際、能力を決定付ける3枚のカードがランダムに引かれるのですが、そのカードの内容が特徴的…
選ばれるのは「アーマーカード」「コスプレカード」「スカカード」のうちどれか1枚です。

アーマーカードはレアカードとも呼ばれる最強のカードで、このカードを引くと仮契約者の能力が最大限発揮されるのです。
このアーマーカードの効力があまりに凄いので、戦闘時に能力を開放する時は当然このカードの出現を期待してしまいます。

それがコスプレカードなら…まだましかも。
キャラが変身しただけで仮契約者の能力がそのまま発揮されるから…

でもスカカードは面白いのですが戦闘には全くいただけません…
このカードを引くとカードに描かれたきぐるみの姿に変身するだけでなく、2頭身・能力の大幅ダウンに精神まで幼児退行してしまうのですから…

ピンチに陥った時、
「先生…私を使って…!」
「分かりました…我に示せ、秘められた力を…契約発動っ」
球体の魔法陣の様なモノが仮契約者の胸の前で回りだしたその中から1枚のカードを引き出します。
関係者の期待の表情も相まって相当格好良いシーンに仕上がっています。

場面は最高潮に…というところでいきなり2頭身が出てきたら誰だってガックリくると思います。
仮契約者とはいえまだ中学生…怖いという気持ちも多分にあると思います。

それでも先生のために…とありったけの勇気を振り絞った結果がスカだったら生徒の気持ちに対しても失礼だと思います。
実はこれが相当面白いのですけどね。

今度もネギはたくさんのピンチに晒されます。
ネギにとって精神的にはきっと今期の方が辛かったと思いますが、幾度となく訪れるピンチを乗り越えられたのはクラス全員のおかげ…
今期彼の前に立ち塞がった困難とは…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングはクラスメイトが歌う「1000%SPARKING!」
シャフトさんならではの遊び心と、物語シリーズなどに続いている源泉が感じられます。
そしてこのオープニングアニメの格好良さが半端ありませんでした。
こんな言葉では表現し尽くせないほどの良さがありました。

1クールが終わって第13話からオープニング曲が新しくなったのですが、放送されたのはたった2話だけ…第15話からはまた「1000%SPARKING!」に戻っていました。
どういう大人の事情があったかは分かりませんが、それだけ人気が高かったのだと思います。

2クール全26話の物語でした。
他にもOVAなどが制作されたようですが、ソースを持っていないのでようやく「UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~」のお視聴に漕ぎ着ける事できました。
公式HPをチラ見したところ、これまでの登場人物も出てくるみたいなので視聴が楽しみです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 10

71.2 8 契約で学園なアニメランキング8位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (988)
5221人が棚に入れました
イリヤは穂群原学園に通うごく普通の女の子。ある日、飛来してきたカレイドステッキの人工天然精霊マジカルルビーによって、強制的に契約を結ばれ、魔法少女プリズマイリヤになる。本来のカレイドステッキの持ち主の魔術師・遠坂凛に命令され、冬木市に眠るというある危険なカードの回収の手伝いをすることになる。

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、植田佳奈、伊藤静、高野直子、松来未祐、杉山紀彰、七緒はるひ、宮川美保、伊藤美紀、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

初『Fate』( ^ ー ^ )♪

強力な力を持つ“クラスカード”の回収に奮闘する
魔法少女の姿を描いた作品。 全10話。


一般的にも、あにこれでも評価の高い『Fate/stay night』。
そんな人気シリーズのスピンアウトにあたる作品です。
個人的に、これまで『Fate』シリーズには縁がなく
この作品が初めての視聴になりました。

ストーリーは至ってシンプルな王道に近い作品。
難しい専門用語等も少なく解りやすい展開でした。
魔法少女となった主人公の成長や苦悩、友情が
上手く描かれていたと思います。

登場人物も少なくキャラを愛でるにはちょうど良しw
小学生チームがとても可愛らしかったです( ´艸`)
声優陣もイメージにぴったり合った配役でしたね。

「小学生は最高だぜェェェ」って言った人…天才w

コメディとシリアスのバランスがとれていて
全10話の中で上手にまとめられている印象です。
魔法少女もの好きな方、『Fate』シリーズファンには
オススメできる作品だと思います。


『Fate』シリーズを視聴していなくても楽しめますが
登場人物の関係性・今作の世界観などを堪能するには
やはりシリーズを視聴していた方が良いと思います( ^^ )




《キャスト》

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(CV.門脇舞衣)
美遊・エーデルフェルト(CV.名塚佳織)
マジカルルビー(CV.高野直子)
マジカルサファイア(CV.松来未祐)
遠坂 凛(CV.植田佳奈)
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト(CV.伊藤静)
衛宮 士郎(CV.杉山紀彰)
アイリスフィール・フォン・アインツベルン(CV.大原さやか)
桂 美々(CV.佐藤聡美)
嶽間沢 龍子(CV.加藤英美里)
栗原 雀花(CV.伊藤かな恵)
森山 那奈亀(CV.伊瀬茉莉也)



《主題歌》

OP
『starlog』/ChouCho
ED
『Prism Sympathy』/Stylips


【2017 3/22 レビュー投稿】
【2017 8/10 レビュー加筆】

投稿 : 2024/06/08
♥ : 61

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『Fate/stay night』を先に見た方が、より楽しめますよ~(*´∀`)

原作 漫画 未読

全10話

魔法少女ものです。

『Fate/stay night』&『Fate/zero』は、視聴済み

『Fate/stay night』のスピンオフ的作品なので、別の世界のお話です。

物語は、主人公のイリヤが、魔法少女になる苦悩と、同じ魔法少女の友達 美遊との友情?を描いてます。


感想
自分はシリーズを観てたので、士郎や、凛、セイバーが出てきたのは嬉しかったです。

それに、クラスカードの英霊達も、キャラを知っているから興味深く観れました。

シリアスが多い展開ですが、たまに笑わせてくれる所もあって、飽きなかったです。

特に、イリヤが可愛いので、楽しさ倍増でした。(●´ω`●)ゞ

イリヤと美遊の声も、可愛くて好きでしたね~。

(最近、小学生のキャラが可愛く感じるようになってきてるw うーん・・(〃 ̄ω ̄〃 いかんな!)

今期の作品、小学生の娘キャラ多いよね~ (*´∇`)

2期が製作決定してるみたいなので、楽しみです。


stay nightを観てなくても、別世界の話なので別段問題ないですが・・・
やっぱり見ていた方が、倍 楽しめると思います。

魔法少女もの、Fateシリーズを見て好きな方ならオススメです。(@´▽`@)ノ


OP:「starlog」 歌 - ChouCho

ED:「Prism Sympathy」(第1話 - 第8話、第10話) 歌 - StylipS
ED:「ツナグキズナ・ツツムコドク」(第9話) 歌 - StylipS

「starlog」は、さすがChouChoさんですね!
良い曲です CD購入。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 50
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魔法少女はロリっ子に限る!

制作はSILVER LINK.で原作は漫画です。
ジャンルは魔法少女ファンタジー・萌え燃え系です。


Fateに登場するイリヤスフィールを主人公にしたスピンオフ作品。
ごく普通の小学生だったイリヤがカレイドステッキ・マジカルルビーにのせられて魔法少女の契約をする。
彼女は本来のステッキの持ち主である遠坂凛のもと、クラスカードを回収していく。


Fateシリーズは見たことないので初視聴ですね。
初めてがこれって明らかにおかしいような気がしますが、気にしたら負けです。

前半は退屈と言えばまあ退屈な展開ですね。
イリヤがなんだかんだで魔法少女になって、なんだかんだで戦う。
途中でヒロイン?の美遊が加わってうんぬんかんぬん。
バトルもあんまり見ごたえがないし切っても良かったのですがだらだら見ていました。

キャスターとのバトルあたりから派手になってきて面白くなってきました。
6話なんて戦闘シーンが格好良すぎて呆然としましたw
ここら辺はさすがFateって感じがします。


終盤は若干シリアス展開に。
{netabare}戦う意味、命の危険{/netabare}といった内容です。
お決まりなやり方ですが結構盛り上がったので悪くはなかったかなと。
最終回で美遊が{netabare}イリヤに対してベタベタのヤンデレになっていたのが吹きましたw{/netabare}

いろいろと萌え要素は備えていますが小学生なので紳士向けw
イリヤも美遊もなかなかな萌えキャラで見ている分には楽しかったです。
気になる点は、その他の小学生は必要なのかということでしょうか。


総括して、そこそこ面白かったのですが物凄く空気な作品になっていますw
Fateとは全く違うような気がしますが、正統派な魔法少女ものだと思うのでそれが好きならばどうぞ。
二期も決定していますので、放送したら多分見るでしょう。
美遊が{netabare}どこまでイリヤにデレまくるのか{/netabare}期待ですw

投稿 : 2024/06/08
♥ : 45

61.8 9 契約で学園なアニメランキング9位
戦×恋(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (181)
715人が棚に入れました
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲から怯えられ、上手く他人と関わることが出来ない孤独な高校生・亜久津拓真は、ある時、一人の少女を助けたことがきっかけで、悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)たちと、一つ屋根の下で暮らすことに――。恋をするほど強くなるという戦乙女たちの恋人となり、彼女たちと恋の特訓を乗り越え世界を救うことが出来るのか!?

声優・キャラクター
広瀬裕也、本渡楓、加隈亜衣、日高里菜、内山夕実、原由実、清水彩香、逢田梨香子、河瀬茉希、小岩井ことり、新田ひより、平川大輔、種﨑敦美、M・A・O、福圓美里

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

恋人以上?

大きな体と怖い顔つきの為、周囲の人間と上手に関われなくなった亜久津拓真。
能力を持っている9人姉妹の恋人となり、悪魔と戦うのであった。

恋をすると強くなる。
この設定には理解できます。
ただ、9人の姉妹となると、聊か過剰な気がします。
ハーレム展開が好きなのでしょう。
人間恐怖症のため挙動不審な言動・行動をする拓真。
おとなしい主人公が積極的に迫られる事に人気があるのでしょうか?
消極的な草食男子。
現実の世界では多いのかもしれません。

恋人のような行為をすると能力がレベルアップ。
手を繋いだりデートをしたりするとレベルが上がります。
主人公に感情移入できるかがポイント。
女性から迫られる受けの姿勢。
人間恐怖症という設定。
ダメダメな拓真には成長してもらうしかないですね。

派手なアクションシーンよりも拓真と9人姉妹の絆が深まるところが見せ場。
心の通わない恋愛では、ただの煩悩の塊。
相手を思い遣る心配りがないと本物の恋愛とはいえないでしょう。
それでもエッチなサービスシーンが多いですが^^;

本当に好きな相手だったら色々な交際を許容できます。
しかし、9人が相手だと……
能力を上げるためとはいえ、酷な状況です。
エロ目的でもOK。
ハーレム好きでもOK。
消極的な草食男子に感情移入できるかどうか。
そこが問題ですね。

アクション+エロ。
本作品の内容です。
女性が視聴したら拓真の行動はキビシイ。
拓真と9姉妹の成長。
途中断念する事も納得な出来。
展開がハーレム物のワンパターン。
卑屈な人間は見ていて気分が悪い。
無理をして頑張る必要は無し。
寛容な心で視聴すると完走できますよ。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 18

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

きっも

視聴理由 特になし

序盤 あぁ

中盤 え?もしかして

終盤 きっも

この話は自称人間恐怖症(嘘)の男子高校生が急にハーレム状態になる話
ジャンルはラブコメ・ハーレム・主人公強い
とりあえず「キモイ」の一言に尽きます。女も男も。
「登場人物一人くらい共感できたり、好感が持てるかな」という序盤の淡い期待もむなしく、登場人物が本当に嫌いです。主人公もそうですが、ヒロインもかなり嫌いです。あのクソ女に囲まれる男の身になってみてくださいよ...あ、男のほうもクソだから良いのか。
こんなんでは結局何を言いたいのか分からなくなりそうなので具体的な名前を上げていきたいと思います。
まず主人公。人間恐怖症といいながらもヒロインと会話している、それは男に興味がないただのクソですよね。さらには好きでもないやつ急に迫られて「世界を救うためにキスをしろ」と9人から言われ、それに「仕方ない」と言ってキスをするのは人間の最低辺でしょ。きっも。
ヒロインたちもヒロインたちで、「私コイツの箏全然好きじゃないのに!」とか「私が守らなきゃ!」とか何かとマウントを取りたがるめんどくさい女です。改心したと思ったら「実は惚れてる」って何をほざいてるんでしょうか?

ま、とりあえず全員嫌いです。展開も単調極まりない。アンパンマンとか戦隊モノを見てるような気分ですよ。「どうせ負けそうになって、どうせ主人公が頑張って女の子たちが惚れて勝つ」みたいな感じ。敵が急に弱くなったり、愛の力(物理)で勝ったり。
さらには男性視聴者に媚びたようなシーンが続出します。服が破けたり、それっぽく聞こえるようなことをいったり風呂入ったり。本当にこういうウケ狙いみたいなの嫌いなんですよ

監督は直谷たかしさん。3D彼女リアルガールなどの監督をされた方です
シリーズ構成は髙橋龍也さん。刀使の巫女のシリーズ構成を担当した方ですね
キャラクターデザインは立石聖さん。初のキャラデザだそうです
劇伴はTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDさん。トリニティセブンの劇判を担当した方ですね
アニメーション制作はフッズエンタテインメントさん。3D彼女リアルガールなどを制作したところですね

作画は普通でした
opは名曲雪の華を作詞したSatomiさん作詞、夢をかなえてドラえもんを作曲した黒須克彦さん作曲、田中隼人さん編曲、川柳少女edを歌った逢田梨香子さん歌唱の「for...」
edは今作の劇判を担当してるTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDさん作詞曲・編曲、9姉妹のうち3姉妹歌唱の「UP-DATE × PLEASE!!!」
声優は微妙です。あのクソ悪魔がちょっとイメージが一致しませんでした


総合評価 なんだこれマジで

投稿 : 2024/06/08
♥ : 16

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

主人公への期待値ゼロというのが、もはやテーマ。

【ストーリー・キャラ】

対人恐怖症の主人公に9股させることで、戦乙女を育てて世界を守ろうというストーリー。
戦乙女(ヴァルキリー)たちは悪魔と戦います。人間界に悪魔がやってくる系アニメです。

ところどころなんで?って演出もあったりもしましたが、その他はラッキースケベ、初々しさなど諸々
テンプレ的要素も多く盛り込まれていたので、単調で非常に展開も読みやすくなってました。
まあそうなるよね~って安心して見れたっちゃ見れたかもしれません。
セリフとかキャラの感情も結構なテンプレ続きでしたね、少し捻りは欲しかったかも。

ちょっとエッチな絵を楽しみながら、半分くらいは声優さんの副音声で楽しんでおりました。
決して飽きていたわけではない。


主人公にはなにも期待しない方が良いです。たまにはやる?とかじゃなく、最初から最後まで
なんにも出来ない奴なんだろうな、くらいで視聴を進めるのが良いと思います。

そういった、やりすぎくらいに使えない主人公として設定したのだと思いますが、
姉妹との相性も相まってか、無能にもほどがあるぜって思えてしまうほどでした。

9人の姉妹と一緒に暮らして、イチャイチャしてレベル上げしようってのがテーマですが、
いやー、9人はちょっと多いかな~って感想。ちょっと印象に残らない娘も多かったので。

個人的にはキャラ少なめで深くキャラ堀りして欲しかったし、濃密なイチャイチャを見たい。
多すぎるから、何しても何言っても軽いなあって印象を受けました。


【作画・声優】

汚くないけど綺麗では無いって感想。エ口に寄せてるが、動きの滑らかさはイマイチ。
エ口を魅せたいアニメだと思うし、結構グイグイ来てましたね。


声優さん、9人違ったキャラたちで特徴も出ててすごく良かったと思います。
まあ、副音声が結構面白かったんですけどね。


【他】

やっぱストーリーかなあ。エ口ごり押しだけに中身が薄っぺらくなってた感は否めない。
まあみんな頑張ってたキャピキャピ感は嫌いじゃないです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 15

60.7 10 契約で学園なアニメランキング10位
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (122)
918人が棚に入れました
月の輝く夜、孤児院の屋根で二人は出会った。比類なき強き精霊--コーティカルテ・アパ・ラグランジェスと孤独な少年--フォロン。
「お前を私だけのものにしたい。お前の描き出す魂の形を私だけのものに。--ダメか?」
精霊が口にしたのは契約の言葉。絆を結ぶための神聖な儀式。だが、それは少年にとって一夜の夢のようなできごとだった。
そして、時は流れ、あるできごとをきっかけに絆が再び動き出す。

声優・キャラクター
神谷浩史、戸松遥、水樹奈々、佐藤利奈、川澄綾子、小西克幸、速水奨、野中藍、生天目仁美、浅沼晋太郎

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

出会えて良かった・・・そう思えた作品でした^^;

物語の舞台は、人間と精霊が共存する世界・・・
人は神曲と呼ばれる音楽を奏で、精霊はその神曲を糧として奇跡を起こすことができる・・・

この作品は、神曲楽士である主人公・・・タタラ・フォロンと彼と契約した精霊であるヒロイン・・・コーティカルテ・アパ・ラグランジェスが出会い、音楽を通して成長していく様が描かれています。

前作は神曲奏界ポリフォニカですが、このクリムゾンSは前作より少し時間が遡って・・・フォロンの学生時代のお話になっています。


前作同様、とても素直な作品という印象を受けました。

人と精霊は「神曲」で繋がっていて・・・そして「神曲」は神曲楽士の描いた魂の形・・・お互いを思い合えば思い合うほどお互いを結ぶ絆となり、より深くなっていく・・・
大切な人との繋がりは、こうありたいものです・・・^^;

「大切な人の事をもっとよく知りたい」・・・ごく普通の欲求だと思います。でもその欲求は現在のみならず、過去にまで発展していくこともあると思います。でも、中には知って欲しくない・・・知られたくない過去もあると思います。なぜそう思うのか・・・そして、過去を知られるよりもっと怖いものがある・・・ということをこの作品は教えてくれます。

1クールの作品なので、あっという間にエンディングを迎えてしまいましたが、設定がしっかりしているのでとても見応えのある作品だと思います。

あまり認知度の高い作品ではないようですが、私はしっかり堪能させて貰いました。そして、出会えて良かった・・・そう思えた作品でした^^;

投稿 : 2024/06/08
♥ : 22

Baal さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

一期とは少しずつ変わっています。

キネティックノベルを中心とするのを

原作とする神曲奏界ポリフォニカシリーズの

第二期である。

一期より以前の話、学生時代の話を持ってきた

作品です。キャラの設定等が一期と若干変更されて

いるため、微妙に異なった結末を迎えている。

一期は一話もしくは二話で完結する構成だったが

二期は伏線を張りながら、ひとつの大きな

話として描かれていました。

私は一期よりは二期の方がいいと思いました。

一期は少々ワンパターンに近いところがあったが

二期は一つの話の上に、盛り上がりを複数そして

後半に大きくなるように持ってきていたので

途中で見るのを止めることができないくらい

だったからです。(実際に全話ぶっ通しで

見てしまいました。)

話に引き込まれるいいものだと思います。

それにOPもわりといい曲で良かったと思います。

あとは、精霊に力の強いのが増えて、

バトルに迫力があって、そのバトルも

主人公だけでなく、周りの学友や教師も

しっかり描かれていて良かったと思います。

それでいて、心のつながりも大事にする

ところも良かったように思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 17

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

バトルアニメです。キーワードは「精霊」と「音楽」

「ぬあぁにぃーーー!」(関係ないです。書いて
みたかっただけ、スルーしてください。)


自分の奏でる音楽(ピアノ、バイオリン、ギター等)
によって精霊を呼び出せるという異能者と
それによって現れる精霊たちを中心にストーリー
が展開されます。

シリアス要素が強いですが、ちょっと笑いもあります。

物語の核はその異能者の一部がテロ集団となり、世界
をリセットしようとするのに対して、主人公とその
契約精霊(とその仲間)と戦うことになります。

主人公、全く毒がないですがそれなりに生い立ちが
わかります。
対してその契約精霊もしかり。1クールなのにその辺は
よく説明が行き届いていたと思います。

感想
ストーリー展開も良かったし、音楽も良かったし、
最後の締めは、、、満点です。

レビュー少ないし評価も分かれてるようですが、
私はこのような作品、大好きです!

投稿 : 2024/06/08
♥ : 9

61.0 11 契約で学園なアニメランキング11位
ファンタジスタドール(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (416)
1934人が棚に入れました
鵜野うずめは勉強も運動もそこそこのごく平凡な中学2年生。だがある日、彼女の運命は大きく変わってしまう。特殊な能力を持つ女の子・ファンタジスタドールを実体化できる不思議なカードを手に入れてしまったのだ。

うずめはカードマスターとなり、5人の個性的なドールたちと契約。街を、いや世界を救うための戦いを始める……“どうしよう、私には無理”とあわてるけれども、うずめはもはや逃れられない。

さまざまな武器やコスチューム、特殊イベントのカードを組み合わせて戦っていかねばならない。しかもドールたちは、次々と、可愛い要求をつきつけてくる。うずめは世界を守れるのか!? いや自分自身を守れるのか!?

声優・キャラクター
大橋彩香、津田美波、徳井青空、赤﨑千夏、長谷川明子、大原さやか、三澤紗千香、上坂すみれ、名塚佳織、保志総一朗、津久井教生、倉田雅世、山岡ゆり

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

子供向けの印象

全12話

ジャンル:ファンタジーカードバトル

主人公が女の子で、カードからドール(女の子)を召喚し、バトルする内容。


正直、日曜の朝 又は平日の夕方枠で放送されるような内容に感じました。
視聴対象者が、小中学生の女の子 
あと楽しめるのが、萌えキャラ目当ての人くらいかな?

みどころは・・・
マスターとの絆
師従関係を超え、友達としての友情
仲間を想う気持ち大切さ
って感じでしょうか?

ストーリーや展開は、ありきたりなので普通に感じました。
正直に言うと しょっぱい (-ω-)

キャラは、みんな可愛いので、それ目当てに観るのもありかな?

自分は、ただ なんとなく観てました。
(よく断念せずに完走できたな~と^^; )
残念ですが、魅力は感じられなかったです。

小中学生の女の子や、キャラ目当てに観れる人にはオススメかな~? ^^;


OP:「今よ!ファンタジスタドール」 歌 - 鵜野うずめ(大橋彩香)、ささら(津田美波)、カティア(徳井青空)、しめじ(赤崎千夏)、マドレーヌ(大原さやか)、小明(長谷川明子)

ED:「DAY by DAY」歌 - 鵜野うずめ(大橋彩香)、ささら(津田美波)、カティア(徳井青空)、しめじ(赤崎千夏)、マドレーヌ(大原さやか)、小明(長谷川明子)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 34

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

放送時間、まちがってますよ~

アニメオリジナル作品。
カードゲームをベースにした、女の子向けっぽいお話です。有り体にいってしまえば、お子様アニメのような雰囲気。
主人公とカードから出てくるドールと呼ばれるキャラクター達との信頼関係と友情の構築。
ドール達のマスターとしての成長を描いた内容になっています。
アニメとともにメディアミックスとしてソーシャルゲームもサービスされていますので、販促的な意図も見え隠れします^^;

色々とアレだという前評判は聞いたうえでの視聴でしたので、それほど失望感はなかったんですが、問題有りと評される要素はたしかに確認できました。
なんていうかコレ、色々とチグハグな仕上がりなんですよね。
完全な低品質アニメというより、何かをちょっとヘンな方向に間違えているク○アニメ・・・とでも言えばいいでしょうか。
嫌悪感はないんですが、残念さは充分味わうことができましたw


まずは良いところ。
ちょっとありがちすぎるとは思いますが、全体のプロットは悪くないと思います。
ドール達に出会って、一人一人と絡んだうえで親好を深めて、彼女達との絆を強くしていく。まさに友情と努力。
終盤でドール達の過去と敵対勢力の事が明かされ、最後に決戦を・・・・といったいかにもな安定感。
いがみ合っていたライバル達との関係も徐々に変化していくのもお約束。
定番的な爽やかさに溢れた構成になっています。

キャラの造形も可愛い。
ドール達の装備や技も、それぞれで個性が違っていて、ファッショナブルです。
カードを保存するアイテムや、ドール達が普段待機している空間などはファンタジックで、まさに女の子にウケそうな要素が盛り沢山。
もともと、ソーシャルゲームにする目的に企画されたものらしいので、アイテムやキャラクターが豊富なのは当然といえば当然なのですが。
朝アニメのシリーズにして、おもちゃとか作れば、そこそこ売れるんじゃないかと思える基礎はしっかり作り込まれている企画です。


ただ、これは1クールの深夜アニメ。
構想段階では女児向けのテイストでよかったのかもしれませんが、それをちゃんと練り直さないで世に送り出してしまった・・・そんな感じでした。
これじゃ、大きなお友達は納得しません^^;

以下、残念だった部分です。

まず何といってもバトルがダメダメ。
せっかくのカードゲームなのに、キャラの装備強化や連携技、トラップや駆け引きの要素がお粗末すぎます。
緊張感がないのは作風だとしても、ドール達の能力や特性もはっきりしないまま、ゴチャゴチャ&バタバタと小突きあいをするだけの戦闘。
結構戦う機会は多いんですが、1話から最終話までバトルの見所が膨らむことは決してありませんでした。
(ただ、みなさんの批判に対象になっている、技やアイテムが超バカバカしいのは私としてはアリでしたw)

また設定が全然活かせていない。
変身のバンク映像などを見る限り、ドールの装備や装束はチェンジできて、いろんなバリエーションになるんだろうな~と誰もが想像するのですが、その想像は空虚なものに終わります。
ドレッサーにズラッと並んだ多彩な衣装の数々は披露されることはなく、少なくともこのアニメではただのコケ脅しな演出にすぎません。
ソーシャルゲームには着替えをさせる機能があるそうですから、それに基づいた映像化なだけなのかもしれません。
作中に着替えさせてあげる機会なんかいくらでもあったのに、これは勿体無い。

あと、致命的なのがキャラがうすい。
一人一人のエピソードが用意してあるのに、結局そのエピソードを経ても、ドールがどんな性格でどんな戦いをするのか、イマイチ伝わらない。
どこかで見たようなお決まりのエピソードがキャラにくっ付いてるんだけど、義務的にそれを消化していて、キャラに愛着が全然わいてこないんです、何故か。
すったもんだするけど見た目ほど個性が立っていないと思えます。
5人もいるのに主役回以外は言動の足並みが揃いすぎていて印象がものすごく薄いドール達。
アホな特徴をもった敵のドールの方がむしろインパクトあって良かった気が・・・(^-^;)


とまぁ、いろいろダメ出ししましたが・・
一番ダメなのは、何をやるにしても突飛すぎな所が極めつけだと思います。
キャラが突然怒り出したり、コロっとデレたり、特に悩みもキッカケもなく行動原理や考え方を変えたり、ユルユルでグダグダなブレ方をします。
コイツラ、分裂症じゃなかろうか?と思えるほど説得力に欠けています。
王道のストーリーラインのくせに、動機付けを見せるための定番演出がまったくヘタクソ。
普通にやってれば大きくコケはしないと思うのに、妙な部分で大きな欠落があるシナリオがなんとも不思議でした。
明るくおバカな雰囲気にしようとして、失敗した?


なんというか、謎な作品。
ゲーム販促用のアニメが残念な結果になるのは珍しい事ではありませんが、本作は何かが違う。
ゲームで売りにしたい筈であろう部分、カードバトル用のアイテム類や特殊能力の事を殆ど扱っていないので宣伝にもなりゃしません。

さりとて、キャラを売りにするわけでもなし、
おバカ路線で笑いをとりたいわけでもなし、
萌えや美麗なバトル作画を見せつけてオタを引き込みたいわけでもなし。はてさて・・・・


深夜に迷い込んだ、女子児童向けアニメ。

やっぱり、こう評するのが一番しっくり来る気がします^^;

投稿 : 2024/06/08
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「天翔る星の輝きよ。時を越える水晶の煌めきよ。今こそ無限星霜の摂理にもとづいて、その正しき姿をここに表せ!・・・アウェイキング」

この物語の主人公は、中学2年生の鵜野 うずめちゃん。少し引っ込み思案なところはあるけれど、いわゆる普通の女子中学生です。でも、彼女はある日ひょんな事からファンタジスタドールのデバイスを手に入れるのです。ところが、手に入れた途端、デバイスに入っているカードを狙って襲われるようになってしまいました^^;
そこで、デバイスのカード・・・ファンタジスタドールと契約し、カードマスターとなるのですが、襲われるという状況は一向に改善が進みません。
この作品は、ドールを通して自らの至らない点を知り、ドールとの絆を深めながら、自分の弱点を克服すべく前に進みだそうとする主人公の少女を描いた作品です。

この作品は、視聴の対象を深夜アニメを見る層ではなく、もう少しライトな層を対象にしていたのだそうです(wikiより)。どうりで、ストーリーも作画も子供が見ても問題無い作りになっていたと思います。

だからといって内容までライトになっている訳では決して無かったと思います。

カードマスターはドールの「ご主人様」に相当するので、そこには主従関係の間柄が成立する事になります。
なので、従の立場であるドールは自分の事よりご主人様の事をいつも最優先に考えて行動します。
そこで、主の立場であるには、従来の主従関係に対する固定観念に囚われる事なく、従の立場を抑圧ではなく、どうせ動くなら気持ちよく動いて貰いたい・・・同じ目線で楽しみたい・・・という考えで自分のドールと接するうずめちゃんは、良かったと思います^^
現実世界でも社会の中でコミュニケーションをとっていく上で、大切な事だと思います。

次にうずめちゃんの友達との接し方も良かったと思います^^
土壇場に追い込まれ、もう後がない・・・
これを逃したら、大切な探し物が二度と探せなくなっちゃう・・・
こういう時って気持ちも焦りますし、ややもすると人の道を外しかねません・・・
そんな時、上手い台詞が頭に浮かばず説得する方も気が気じゃありません^^;
そういう時に出来る事って・・・包み込んで、解決に向けて一緒に頑張る事なんですよね^^
こういう人との繋がりの中で大切な事が、しっかり盛り込まれていた作品だと思いました。

そして、尊敬する先輩と向き合い・・・自分の考えをしっかり主張する・・・
普段引っ込み思案で人に合わせようとするうずめちゃんには難しい事ですが、しっかり出来ていたと思います^^

でも・・・この作品はこれだけじゃありません^^
私が一番感動したところでもあるのですが、主が身を挺して従を守ろうとします。
これは、実践しようとして中々できるものではありません。
そして・・・そういう主だから従も付いていこうと思うんですよね♪
うずめちゃんは、ドールを友人と言っていましたが・・・それも納得です^^

この作品は1期12話で終幕しましたが、適度な尺の長さにしっかりとメッセージが込められていたこと・・・うずめちゃんが織り成すマスターとドールの絆を感じる事が出来て良かったと思いました^^

投稿 : 2024/06/08
♥ : 27
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