奴隷で騎士なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの奴隷で騎士な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月18日の時点で一番の奴隷で騎士なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.1 1 奴隷で騎士なアニメランキング1位
盾の勇者の成り上がり(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1169)
5466人が棚に入れました
図書館で出会った一冊の本。そこから勇者として異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文。盾を使う能力を持った彼は、陰謀と裏切りに会い、異世界ですべてを失ってしまう。どん底からの成り上がりを描いたヒロイック・ファンタジー!

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、日高里菜、松岡禎丞、高橋信、山谷祥生
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

タイトルに偽りなし!

原作未読。最終話まで視聴。

主人公がハメられ、酷い目に逢わされる第1話から始まる、他の異世界転生モノとは一線を画す作品。
主人公の尚文たち同様、視聴者も、何度もどん底に突き落とされる。
こういう所が、好き嫌いの分かれ目かも知れない作品。

私も何度も、どん底に突き落とされ、不快な思いをしました。
尚文たちが少しでも上向くと、必ず、突き落とされる。

{netabare}終盤に、女王の帰還をもって初めて、正当な評価を得られる。

しかし、『クズ』と『ビッチ』は逆恨みを増長させるばかり・・・。
剣、槍、弓の勇者もどきは、尚文たちに謝罪の一言もなく、相変わらず、一人前に勇者気取り・・・。
むしろ、ここまでくると笑えてくる。{/netabare}

人間たちの内側に秘めた汚さ・愚かさの表現が秀逸。
逆に、尚文とラフタリア、フィーロ、メルティの絆の美しさが光る作品。

ラフタリアとフィーロの感情表現の豊かな表情が、とても好印象の作品です。

続編を期待して待ちたいと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 63

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

再視聴で最後まで

私が感じた限りの駄目な部分を箇条書きで挙げさせて頂きます。


Ⅰ.異世界に転移した経緯の部分が雑過ぎること
世界を救う為に転移させられた → わかります○
転移させられたのが日本人だけ → わかりません×
特別な能力(特殊能力や身体能力)がない一般人 → わかりません×

普通に考えて世界の危機を救う為に転移させるなら、身体能力や特殊な技能を持っている方を呼び出しますよね?
呼び出しできる相手を選べないだけだろうと皆さんは思うかも知れませんが
その場合だと仮定した場合でも何故、日本人だけ?
しかも若い日本人男性だけ??となる訳です。
完全にランダムで不確定な召喚魔法だとしたなら、日本人で男性で年齢が若い者だけというのは些かご都合主義が過ぎるのでは?
と凄く感じました。

Ⅱ.登場人物が転移後の世界に慣れるまで秒なのが、ご都合主義過ぎて違和感
現実で自分自身が異世界に転移させられた時のことを想像してみて下さい。
まず夢と考えますよね?
そして現実だと理解するまでにある程度の時間を要すると思います。
更に異世界でモンスターがいる世界だと認識した際、物事を進める上で警戒をし
慎重に物事を進める筈です。
それこそ我らが偉大なる御方アインズ様のように。

それが転移しました。
あー異世界なのかぁ~ → 勇者なのね! → 世界救ったら報奨金くれよな
となるのは異世界転移の経験者か余程の愚者かの二択ですねぇ~

Ⅲ.マインに盾の勇者(岩谷尚文)が騙され身包みを剥がされる件の場面で
全員一致で盾の勇者を犯人だと決め付けるのはどうなのでしょうか?
マインの装備が豪華な物に変わっていたり、盾の勇者の所持金や所持品が無くなっていることなど
少し考えればマインを疑う者が出てもおかしくないのではないでしょうか?
それが全員揃って疑うことをしない愚者だけとは……このデミウルゴス頭が痛くなりますねぇ~


と駄目な部分を箇条書きで3項目挙げさせて頂きましたが
他にも個人的趣向の部分で申し上げるなら
盾の勇者の仲間になるであろう面子に男がいないことなどが頂けません。
理由があればいいのですが、理由のないハーレムは私個人として毛嫌いする要素ですので……

リゼロ、オーバーロード、幼女戦記、転スラ etc...
など数多くのなろう系作品を観て来ましたが
転移の理由付けなど、各所に渡り設定の甘さやご都合主義が目立ち
とてもではありませんが、今後観る価値がないと言わざるを得ません。
私自身、アインズ様に仕える身ですので
多忙であり、時間がないので視聴する作品は厳選したい。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17
ネタバレ

フィーロたんlove さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

大人向け名作童話 人間臭い主人公の魅力が光る

総評

バトルシーンを除けば大人向けの童話です。
本編「盾の勇者の成り上がり」、外伝「槍の勇者のやり直し」
を通して読むと、「モモ」、「星の王子様」、「百万回生きた猫」
などに通ずるものがあると感じました。

ただ、大人向けです
この作品は忍耐強さ、誠実さ、気高さ、美しさ、愚かさ、醜さなど
人間の有する善悪両面を真っ向から描いています。

ですのでストレス耐性が少なく、理解力が浅く物事を表層的にしか
捉えられない中学生以下(あくまで一般的基準です)の方にはお勧
めしません。

22話感想
{netabare}
ウェポンコピー、転移スキル、武器の強化方法
あと信じてみる事の必要性
ここに来て重要な情報がようやく一部開示されました
ラルク(でしたっけ?)登場でしたね
たぶん小説版から登場したのでよく知らないキャラです
人気が高いキャラのようなので期待しておきます
{/netabare}

21話感想

綺麗に収まったと思います 
これぞアニメ版というとこでしょうか
特に言うべきことはありません

あと先週の声優さんの特番見ました
ねんどろいど可愛いです
フィーロの出来が良ければ買おうかな

番組を見ていて声優さん、スタッフの方、監督さん、
スポンサーさんなど、この作品がたくさんの大人の
心を動かし、このアニメが出来たことが感じられ
ました




20話感想
雑魚ボス戦での無理やりな盛り上げ方が気になりますね
{netabare}
今回のバトルはアニメ版の最大の盛り上げ場所のつもりだった
のでしょう。

これでもかと味方の攻撃が繰り広げられてましたが
なろう版でもコミック版でもなかっただろう攻撃
アクションが多かったように思います

無理やり全員参加型のバトルにして盛り上げようとしたのも
まるでプリキュアをみているような恥ずかしさが感じられて
ちよっとなーという思いでした

一応最後は原作通りナオフミの捨て身のスキルで締めたので
何とかまとまった感はありました
意図はわかるのでまあやむなしというところでしょうか


主人公の魅力について

①精神的なタフさ

 アニメを見てると3バカ勇者のマヌケぶりが目立ちますが
実際自分に置き換えた時どうでしょうか?果たして彼らより
うまく立ちまわれるでしょうか?ネットでググることもでき
ず、知り合いもいない、誰が嘘をついてるかわからない中で
正しい判断ができるでしょうか?

 ナオフミと自分を置き換えた場合も同じです。状況を判断
する情報が不足する中で、不条理に迫害されても下向かず
頑張れますか?自分の決めた方針を貫けますか?

 彼は周囲の冷たい視線の中、いろいろ思うことはあるにせよ
愚直にやるべきことをやり続けて周囲の評価を覆していきます。
近年稀に見るなんとも男臭い、人間臭いヒーローだと思います。

②懐の深さ

アニメ版では見れないでしょうけど、なろう原作ではだいぶ先に
精神的にポンコツな他の3バカ勇者を見事にまっとうな勇者とし
て再生していきます。

この作品が真っ向から描こうとしているテーマの一つは人間の
愚かさ、醜さでしょう。愚かさも醜さも人間臭さの一つです。

そして愚かで醜い人間も努力や他者の助けで立ち直れることも
この作品は示唆しています。

{/netabare}

 

*********
19話感想
尺を合わせるためか残念な展開に
{netabare}
たぶん2クールでカルミラ島までやって終わるつもりなのでしょうか
尺合わせのため後半が間延びしてる感じが否めませんね
マンガでもなろう版でもこんなに長くなかったと思います
どうせなら亀までやって2クール終了にすればいいと思うんですけど。
三勇教との戦いで3回使うとは思いもよらなかったです。
他の勇者とのぐだぐたも相まってちよっと残念な展開になっています。
教皇なんて雑魚ボスなのに3回もつかうとは。
脚本も割と裁量あるみたいなので、すっとばせるところはすっとばして
もいいと思うんですが。
いままでが良かったので、最近の制作サイドの不作為には少し失望し
評価は下げます(とは言ってもすでに最終話まで作っているでしょうが)。

アニメ版の現在の残念な展開はともかく原作は素晴らしいと思っています
原作の素晴らしさの一つに伏線の巻き方と回収の仕方が秀逸ということが
あります。

たいていの小説には読んでいくと穴ぼこというか伏線があります
情報が欠けている、訳がわからない、意味があるとは思えない情報
などの違和感です。違和感が読者の想像力を刺激するわけです。

本作品で言えば、

「情報が欠けている」は例えば波とはそもそも何か?結論を言えば最後
の最後で明らかにされます。読者は違和感を持ちながら展開される物語
から想像を重ねますが、別の「訳が分からない」ことが出てきたりして
簡単に先読みできません。

「訳が分からないこと」は例えば、マイン(第1王女)は何故そこまで盾の
勇者を貶めようとするのか?他の四聖勇者が仲良くなることを邪魔する
のか?これも結論から言えば最後の方まで明らかにされません。

「意味があるとは思えない情報」は例えば3話でナオフミがラフタリアを
始めて食堂に連れて行った時のお子様ランチの旗です。これは度々ラフタ
リアの初心忘れるべからずの決意表明で引用されるアイテムになります。
旗についてはなろう版では記述が無かったのですが、アニメ版15話ではエクレアの父が自分の領地で亜人が自由に暮らすことを保証する象徴で、白骨化したリファナちゃんが最後まで握っていたという設定になっています。恐らくこれは作者か編集者が後で思いついた伏線の回収でしょう。お話の膨らまし方として上手いと思います。

 作者は穴ぼこ(違和感)はできるだけ大き目に空けて後から埋める、伏線
は多めにばらまいて自由に回収するスタイルをとっていると感じます。なので本編でも回収が進んだとは言えず、外伝の「槍の槍なおし」で回収しまくっています。

 先読みが出来て読む気が無くなるようなことはなく、読み続けるほどに、あーなるほどそういうことかと腑に落ちていきます。厳密に言えば論理破綻しているところもありますが、別に法律文書でもなく娯楽小説なのでおもしろければ問題ありません。なお「槍のやりなおし」ではリファナちゃんが活躍するリープ周もあります。

{/netabare}

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18話感想
{netabare}
ようやく黒幕登場。高等集団儀式「裁き」すごすぎるだろう
クレーターできちまったじゃないか。
今回はモトヤスの勇者としての一途さ熱さが垣間見れた回じゃ
ないでしょうか。今は騙されておまぬけお馬鹿キャラですが
実は勇者としての資質をちゃんと持ち合わせているんですね。
{/netabare}
かなりWEB(なろう)版と異なるので、コミックス13巻まで
読んでしまいました。読んでわかりましたが、アニメ版は
コミックス版とも若干異なるのですね。脚本演出の方がセリフ
や話をうまくまとめていることがわかりました。
本作品においてバトルはストーリーをうまく転がしていくため
の手段というかつなぎなので、今のようなあっさり目で丁度
よいと思います。あくまで本作品の魅力はストーリーと登場
人物なので。


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17話感想
{netabare}
展開的には停滞・一時停止です
いろいろ伏線を撒く回になりましたね 
この先の難敵には勇者が一人でも欠けてはならないこと
何回目かの波の後多くの命が奪われること
人間を救うことと世界を救うことが違うこと
過去の勇者が人間を救おうとしたこと、それが茨の道であること

物語の展開上核心的な部分なのですが
いまいち理解できてなかった部分です アニメ版だとどういう
説明になるんでしょうか まあ今クールではそこまでいかないと
思うので制作サイドもノーアイデアかもしれませんが

「やるだけやってみるさ 期待はしないでくれ」と言って、
ちゃんとやってしまうのが主人公です。期待しています。

予告で太い熱線みたいな魔術攻撃がレンとイツキ一行に降り
注いでました。例の団体の例の術だと思われますが、たぶん
イツキとレンは死なないと思います。これで決定的に理解し
たのだと思うので説得できるでしょう。それともフィトリア
から聖域から出すときに他の勇者のところに下すって言って
いたけど、まさかナオフミ一行が降ってきたのか?かなり
過激な下し方です。違うと思うけどね。問題は現段階では
一番お馬鹿なモトヤスですが、なんとか2クール内に説得できる
ことを祈ります。

フィトリアは昔のご主人様の事を思い出して幸せそうでした。
人間と寿命が違うので仕方がない事ですが 残されたフィトリア
は不憫ですね でもフィーロがいるから 茶飲み友達にはなれ
そうです
たぶん出てこないと思いますけどフィトリアのご主人様の時の
四聖勇者の外伝も見てみたい気はしています
{/netabare}
いろいろ重要な情報が開示された回でした

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16話感想
{netabare}
WEB版とだいぶ内容が変更されているんですね
フィトリアが想像より遥かに大きかったです
可愛いけどでかすぎる そして強すぎる

流れからすると勇者同士の協力が2クール内で
実現しちゃうのかな だいぶ早い気がするんですが
フィトリアは争うのはダメだけじゃなくて理由とか
どうしたら強くなれるのか教えてあげればいいんだけど
何せ鳥頭だから記憶力悪いのはしょうがないか

ナオフミも1国につき勇者一人で波に対抗できるという
ところから、本来この時点で勇者はもっと強くなっている
はず、何かが足りないんだと気づけば....
そういう展開になるんでしょうか?
勇者が目指すべき最終的強さがフィトリアレベルという
のは理解できたとは思うけどどうなんだろう

もうあれだねフィトリア先輩にレベリングしてもらって
後々出てくる〇〇や△△に負けないぐらいの最強になったら
各国に一人ずつ配置すればいいじゃん それで全部解決
フィトリア先輩「今日から私がお前ら四聖を鍛える」
イツキ(弓)「鳥なんかに教わることはありませんよ」
モトヤス(槍)「フィトリアちゃんがデートしてくれるなら」
レン(剣)「群れるのは嫌いだ」
ナオフミ「お前ら」
全員フィトリア先輩にボコられる
四聖「わかりました先輩」
こんな感じかな

{/netabare}
だいぶロリ色が強くなってきて、胃もたれ気味になってきましたが
最後まで視聴します
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15話感想
{netabare}
今回は神回でした。
リファナちゃんが不憫でなりません。
もしかしたらヒロイン候補だったリファナちゃんの
白骨まで見せられるとは思いませんでしたが
まあ流れからOKです
旗にはそういう過去があったのですね
「違う」「そうじゃない」「お前は間違ってない」
ナオフミは3回言い換えました 誠実さを感じます
やっぱりいい奴だわ 友達になりたい
他の方のコメントにもありましたが音楽がとてもあっていました
{/netabare}

改めて感じた本作品の美点は
①キャラが立ってる 
②伏線の撒き方と回収の仕方が天才的
③亜人、魔物が可愛い 動物好きには高評価
④OP(新しい方)が素晴らしい
  雨の中の物憂げな表情の登場人物達
  この時期のストーリー展開にぴったりです
  特にモトヤスの悲しげな表情にぐっときます
  ところで鎌をもってた人は誰だろう
  楽しみにしておきます
⑤挿入曲がすごくあっている
⑥作画が丁寧で素晴らしい
⑦ストーリー展開演出に手抜きがなくて嬉しい

全体的にスピーディーな展開や爽快感は少ないですが、じわじわ来る
叙述的展開がたまりません。違うと思うんですけど、作者は女性なの
かな。

まあ中二病主人公、お手軽俺最強主人公、暑苦しいまでの絆押し付け主人公の作品や、ハーレム作品、主人公はまあいいけど展開が単調な作品などゴミ作品が多い昨今では、希少な本格的なアニメだと思います。


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物語設定、テーマ設定、キャラ設定だけで言えば最高傑作
進撃の巨人などのTOP作品よりも群を抜いていると思います

WEB版を通読した限りでは「モモ」とか「星の王子様」とか
「百万回生きた猫」とか童話、寓話に通じるものがあり一貫性を
感じますアニメ版を見ていまいちと感じる方は是非WEB版を通読し
てみることをお薦めします

主人公が逆境を乗り越えて成長していくというスタイルは程度の
差こそあれそこそこあります。しかしこの作品は迫害という程度の
強いものなのでストレス耐性があまり備わっていない若年層には
物語前半は苦痛になるかもしれませんね。そういう意味では大人
向けアニメかもしれません

アニメでもすでに憤怒の盾が出た時点で勇者の中では一番強くなって
しまったのでこれからは比較的楽に視聴できると思います。

ラフタリアとの関係は、「ゼロから始める異世界生活」のレムを
彷彿とさせますね リゼロも秀作だったと思います

槍のやりなおしを読んで、私もフィーロたんloveになってしまい
ましたですぞ

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

67.2 2 奴隷で騎士なアニメランキング2位
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (372)
1441人が棚に入れました
飛行機事故に巻き込まれた七人の高校生。彼らが目を覚ますとそこは魔法や獣人の存在する異世界だった。突然の事態に彼らは混乱― ― することもなく( ! ? )電気もない世界で発電所を作ったり、ちょっと出稼ぎに出ただけで大都市の経済を牛耳ったり、あげく悪政に苦しむ恩人たちのために悪徳貴族と戦争したり、やりたい放題! ?そう。彼らは誰一人普通の高校生ではなく、それぞれが政治や経済、科学や医療の頂点に立つ超人高校生だったのだ!これは地球最高の叡智と技術を持つドリームチームによる、オーバーテクノロジーを自重しない異世界革命物語である!

声優・キャラクター
小林裕介、桑原由気、日高里菜、日岡なつみ、金元寿子、金子彩花、石上静香、間島淳司
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

なぜ設定で『高校生』にした!?

設定がボロボロで書きたい事が山ほどあるけど、長文になってしまうので頑張って短めに書きます。

まず、日本人の高校生7人が飛行機に乗ってる最中、突如異世界にワープしたのか何なのか分かりませんが、異世界に不時着。
全員軽い怪我で異世界人に助けられます。

Q「なんで、高校生7人が飛行機に乗ってたんですか?」
A「分かりません」

次に、各キャラの紹介。
御子神 司:総理大臣(高校生)♂
真田 勝人:実業家(高校生)♂
プリンス暁:マジシャン(高校生)♂
一条 葵:剣豪(高校生)♀
大星 林檎:発明家(高校生)♀
神崎 桂音:医者(高校生)♀
猿飛 忍:ジャーナリスト(高校生)♀

Q「高校生でも医者や総理大臣になれるんですか?」
A「なれません」

で、助けた人がリルルというヒロインの村娘。
一応異世界だからか、魔法というのがあって、彼女も魔法が使えます。
そしてその世界で暮らして行こうという流れになります。

Q「元の世界に戻ろうとはしなかったんですか?」
A「そういった感じは全くないです」

以下、ネタバレ含むツッコミ
{netabare}
そもそも、各キャラ職業があるのに、なぜ高校生なのだろうか?
一番ヤバイキャラは、あの医者!!『神崎 桂音』
アニメ開始5分ぐらいで各キャラの説明があるけど、手術室で手袋とマスクを外し、汗をばら撒いたり、異世界でも環境の悪いところでいきなり手術をしたり、確実にこの人『闇医者』だ!!
というか、無資格でしょ?
それに、サルファ剤だって敵に煽られてから作ってたよね?
煽られる前に自分から患者を診て、作ろうとしなかったのかい?
取り合えず日本に戻ったら、医師法違反の容疑で逮捕。

ちなみに国会議員になるには25歳以上じゃないとダメなんで、『御子神 司』という人も、経歴詐称とかやってる可能性が高いですね。
今頃家宅捜査とかやられてると思うよ。

で、『一条 葵』という人は、戦地でどのぐらいの人を殺めているのか。
しかもこの女性、ただの剣豪ではなく、ミサイルを抱きかかえ、移動先を変えたりする剛腕、謎の脚力、ミサイル両手で抱きかかえて熱くないの?
君も、殺人容疑で逮捕。

発明家の『大星 林檎』は、異世界で原子力発電所を作っているが、それ安全なの?そんなに電力いるの?
その異世界の文明レベルから考えて、そんな膨大な電力いらないよね?
しかも戦地になるところでしょ?危ないよ?
逮捕。

金稼ぎをドヤ顔でやっている『真田 勝人』、この人はちゃんと税金を払っているかどうか。
後、労働基準法に引っかかってないかどうか。
取り合えず、学校の出席日数は圧倒的に足りて無さそうだから、退学処分で。

ジャーナリストの『猿飛 忍』も同様の理由で退学処分。
むしろ全員退学処分。

マジシャンの『プリンス暁』。
手品の種類が何か少なくない?
手品先輩に教えてもらいなよ。

11話で神崎がサルファ剤を作るんだけど(Dr.stoneとかぶったと思ってる人は多いはず!!)、原材料となる硫酸やらアンモニアやら、どこから手に入れたのか不明。
更に、ヒロインの『リルル』が、神崎の指示に従い、魔法で特定の物質だけ取り出すんだけど、良く言葉だけでそれがどんな物質か分かって取り出せるねっ!!

12話(最終話)で、司が人々の前で演説するんだけど、マイクぐらい使ったらどうなの?
あと、共和国を立国とか言ってるけど、もう元の世界に戻る気ないよね?
{/netabare}

ただ、こんな穴だらけの設定でもアニメ化されるぐらいだから、きっとこういう話をとても好む人もいると思う。
とっても好き嫌いが分かれそうな感じがしそう。
1話、最初の5分で「寒っ!!」と思った人は、そのまま切っていいと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 29

scandalsho さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

あぁ、今期の酷評枠かぁ(笑)

原作未読。最終話まで視聴。

世界最高の政治家の御子神司
世界最高の実業家の真田勝人
世界最高のマジシャンのプリンス暁
世界最高の剣豪の一条葵
世界最高の発明家の大星林檎
世界最高の医者の神崎桂音
世界最高のジャーナリストの猿飛忍

彼たちが異世界において、産業革命を起こし、民主主義革命を起こし、建国していく物語。
マジシャン?ジャーナリスト?
少々微妙な人選ではあるが、面白そうな初期設定だと思う。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この作品最大の問題は、彼らが『全員日本の高校生』だという点。
なぜ、彼らが『日本人』である必要があるのか?
なぜ、彼らが『高校生』である必要があるのか?

司は総理大臣なんだそうだ。総理大臣=衆議院議員=被選挙権は25歳以上
『日本人』で『高校生』だと、さすがに無理がある。

これ以外の面々に関しても、『世界最高の』の冠がつくと高校生では無理が生じてしまう。

少なくとも、この点に関しては(強引なこじつけでも)説明が必要だと思う。
この部分の説明を避けたいのであれば、『日本人の高校生』という現実離れした設定は諦めるべきだ。
初期設定の段階で破綻していて、視聴者の理解が得られないからだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この作品の最大の不幸は、同期に『Dr.STONE』と『本好きの下剋上~』があった点。

その作品が『何に重きを置くのか?』という根本的な問題はさておき、『発明』という点においては、上記2作品に軍配が上がるだろう。
それも圧倒的に・・・。

原材料の入手から製造過程まで、丁寧に描いた2作品に対して、落差が半端ない。

色々なモノをすっ飛ばして、『世界最高の』をアピールしたいのか?とも思ったけど、恐らく、原作者の知識の問題なんだと思う。
知識がないから過程が描けない。
もっと言えば、調べてもよく分からないとか・・・。
そういう作者の浅はかさだけが浮き彫りになってしまう悲しさ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

いかなる理由があっても、相手国に武力攻撃を行う政治家、核攻撃を決断し、実行した政治家を『世界最高の』と謳ってしまう原作者の思想は、断じて許してはならない。

少なくとも、この点だけはもっと厳しく断罪されるべきだ。
こんな作品をアニメ化した制作陣の人格も疑わしい。

世界で唯一の被爆国である日本人の発想だとは思えない。
この主人公たちが『日本人の高校生』であるという設定は、日本人に対する最大の侮辱だ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 31
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

天才児たちが異世界へ行くそうですよ?

1話感想{netabare}
タイトルから“問題児シリーズ”のスピンオフかと思ったら…えっ、全然違うの!?
そして1話を見てみたところ…おや?これはひょっとして…。
真面目に作ってる気がしない、いや真面目ではあるんだろうけど、真っ当ではないって言い方が良いのかな。
ひょっとして…あくまでひょっとしてだけど、これ、昨今のなろう作品に対する皮肉として作ったってことは…ない?無いかなぁ?
捨て鉢というか、「ホラお前らこういうのが好きなんだろ?喜べよ」と、ヤケクソ感すら感じる。
作画が妙に頑張ってるのも「絵さえ良けりゃ良いんだろ?ブヒブヒ喜べよ」みたいな。
考えすぎかなぁ?

いつかはカウンター狙った作品が登場する予感はしてたけど、どうなんかな。
というか、そういう系(皮肉った作品)は“ポプテピピック”みたいに明らかにそうだと分かるものだったり、レツ&ゴーやベイブレード等のホビーアニメに対する“カブトボーグ”みたいになんだかんだいいつつリスペクト感は残す、みたいなものだと思ってたのだけど…。
なんかこれ、過度になろう異世界系をおちょくった作りに見えてしまうのは…私が歪んでるだけかのう。
この直感が正解か不正解かはこの先見続ければ明らかになる…と良いな。

いやぁそうはいうけどさぁ、斜に構えずに真っ向から見て面白いと思うのは厳しいでしょー。
なにかウラがありそうと疑りながら見る分には面白いって話で。
「なにも考えずに見れば面白い」みたいな話はよく聞くけど、さすがにこれはケーキが三等分できないレベルで“考えない”をしないと無理かと。
なんで世界の3割牛耳ってる富豪が100億融資「されて」喜ぶんだ?、世界トップレベルの医者が居るのに1ヶ月寝たきりだったの(その間情報収集しなかったの?)?、その場合リハビリもなしに大立ち回りしたの?等々、ツッコミ出したらキリが無い。
キスはキモいし小型原子炉なんて設定作りを放棄したとしか思えない、が、「なろうってこういうモンでしょ?(鼻ホジオナラプー」とおちょくってるのかも知れないと思うと妙に納得できちゃったり。
もしそうであるなら「ボクまたなんかしちゃいました?」ネタが欲しいところだけど、主人公は聡明みたいなので難しいかな?{/netabare}

2話感想{netabare}
専売してちゃアカンのか?
それよりなにより品質管理がスゲー気になるうううう!!!
マヨに限らず工芸品にしたって「なんだこれで売れるんだ」と思うと途端に手抜きを始めるのが○○の低い(なんて言えば良いんだ?)連中の特徴で…っていうか、そういう連中だから搾取されてるって話ちゃうん?
良い意味でも悪い意味でも原住民バカにすんなよと。
それでいて作画は頑張ってるもんだから余計に笑えない、アニメだってレベルの低い海外丸投げで誉められるなら頑張らないでしょ?と。
次回に続くみたいなので、マヨに異物混入でもする話になるのなら良いのだが…。{/netabare}

3話感想{netabare}
えっ、委託販売って買い取り方式だったの?
在庫管理ががが…てっきり2話では売れ残った分は輸送費相手持ちで持って帰ってもらってたんだと思った。
仕入れと小売りがごっちゃになってない?
仕入れたら仕入れた分だけ即日完売とは夢のようだぁ。
ってか巨大な倉庫を必要としない程度の売買(流通)量であるなら、1週間でどうこうなるほどの影響力は無さそうな気がするが…。
それこそ仕入れを当て込んでた商人がモンスターに襲われて納期にやって来ない、がザラな世界じゃないの?
前も書いたけど品質管理が一番アレなんだって、○○が低い連中と商売する時って…段ボール肉マンとか緑肉とか知らん?
一括で販売して客から仕入先がどこか分からなくなったら更に悪化しそう。
豊凶の差が現代よりも激しいと思われるあの世界で先物買いかぁ…。
ってか農地改良で今後収量が上がるのが確実なのにそこはスルー?

これがキッズアニメだったら最後客から「これ不良品だぞ」「聞いてたのと違う」とクレーム殺到して「トホホ、もうこりごりでゴザルよニンニン」で終わるネタ。
タイムボカンの三悪やドラえもんで調子に乗ったのび太がよくやる…最近でも“ピカちんキット”で見た。
最近深夜アニメがキッズアニメより対象年齢低く感じることが増えてきてる気がする。
キッズ向けって細かいところはカットして(このカット具合がいかにも低年齢向け臭くて見れない人は見れないんだろうけど)話を押し通すんだけど、中途半端な知識をひけらかす方のがタチ悪いと思うんだがなぁ。
詳しい人が「それに触れたら長くなるんで敢えて触れない」を、ニワカが知った口利いて大火傷ってのはよくある話で…。
そうねぇ…“ドクタースト-ン”が、厳密な計量が必要なものやコンタミが入ったら上手く行かないものは意図的に避けてる気がするのだが、分かってない人は平気でそれをやってしまう。
子供騙しはもっと子供騙しに徹する、とでも言えばいいかな。

奴隷描写もなかなかにファンタジー。
作中の描写だけでは奴隷はいい値段で売れるぞとアピールしただけのような…。
これを期に奴隷狩りがより活発になり、「ヘヘヘ、また奴隷入荷したんで買ってくださいよー」と付きまとわれると思うのだが。
「はした金で大金を手放した大馬鹿野郎」とは言うが、窮すれば更に悪どい手口に走るのが世の常だろうに。
次いで宗教ネタ。
弾圧が厳しいのであればマヨネーズなんていう見慣れぬ食べ物が出たら一般市民はまず「教義に背くかも知れない(異教の食べ物かも知れない)」で手を出さないと思う。
当初ジャガイモが普及しなかったって話有名じゃん。
医療シーン。
それこそマヨネーズかけたら治ったでいいじゃん、モンスターがよく分からない病気持ってたりしないのか。
火刑マジック…意味が分からない。
ってか獣人に金貨渡した人も罰せられるよね?

結構頑張って書いてみたけど後半で失速wツッコミが追いつかない。
次回以降もツッコミ入れるかどうかは不明、疲れるわこれw{/netabare}

5話までの感想{netabare}
おぞましい。
お上の一存でマヨに関税かけられたら終わり。
で、そうならないようにお上と対等に交渉できる発言力を得るために同業者組合=ギルドってのがあって──みたいなことが某所で語られてて。
そこで飛び出した言葉、「ギルドって現実にもあるんだ」。
…。
冗談だよね?
アニコレ外の話をここでするのも卑怯かも知れんけど、「アーサー王って男なんだ」って言葉を聞いた時に並ぶくらいショック。
小学生なら分かるが、いい歳をした大人が、だ。
↑で書いた「ケーキを三等分できない」も、本を売るためのフカシじゃね?と半信半疑だったんだけど、なんか真実味を帯びてきて…コワイ。
ってかそれじゃあ“サクラクエスト”で商店街組合がなんであんなに態度デカかったのか理解できないじゃないか。
それってもうアニメすら楽しめないと思うのだけど…なんかカワイイ娘が動いて声出してエロけりゃそれで満足って感じなの?
そりゃね、異世界系のコミカライズをちょっと見てみたら小学校低学年でも読める漢字にまでいちいち振り仮名振ってある作品が多くて「へー」って思ったモンだけど、やっぱそういう人向けってことなん?
境界知能を割っちゃってる人向けってことなん?

そしてやっぱり気になるのは、それは意図的なのか天然なのか測りかねてること。
先に書いたコミカライズの振り仮名、単に編集ごとに決めてあるだけで深い意味は無いと思うのだけど(少年誌は仕方ないし)、この作品は簡単な漢字には振り仮名ナシ。
なんかそれだけで上等に思えてしまう自分も毒されてるなぁと思うけど。
まさかの万が一ではあるけど「なろうがクソだって?ハハハ甘いな、俺が本当のクソを見せてやる」って意図で作ったとか…無いかな?
えーっと、話ちょっと逸れるけど“ロクでなし魔術講師と禁忌教典”のアニメ、放送当時こういう系は濫発されててラノベテンプレだのテンプレだのとよく揶揄されてたのだけど、「本気のテンプレを見せてやる」とばかりにテンプレ益し益しで作ったかのような内容になってまして。
異能者学校だのクラス対抗戦だの女王と謁見だの強化人間だの映画卒業だの空中遺跡だの…これはある意味実験だったんじゃないかなぁと思ってます。
ってことで、こっちも実験してるんじゃないかなー、と…どれだけバカ向けにして大丈夫か、みたいな。
境界知能割ってる人にどれだけ購買力があるか、みたいな。
ひょっとしたら将来資料的価値が生まれる、かも?

でもって一応内容に突っ込んでみる。
資本主義と民主主義に夢見すぎ。
あと宗教ナメすぎ。
そこまでの能力があるならそもそも最初の飛行機事故が疑わしい、回避できそうじゃない?
最後のオチで、実は凡人以下の無能が死の間際に見た夢でしたでいいんじゃね?{/netabare}

6話感想{netabare}
ツッコミも疲れた(※)のでもうスルーしようかなと思ったのだけど、今までのツッコミとは別方向のツッコミが現れたのでそれについて。
幼女が鞭で打たれるシーン。
直接鞭が肉体に当たってるところを画面に映さない…まではまだいい、規制派がうるさいからね。
けど、画面の外での「当たる音」までカットって…なんじゃそれ?
ヒュンと振るう音はするけどバシーンと当たる音が無いの。
多分これも規制派に対しての配慮だとは思うのだけど…そこまで必要?
だったらもう幼女じゃなく少年にでも置き換えればいいじゃん、と思ってしまうけど、アニメ作業工程のどの段階でストップがかかったか分からないので、う~ん…。


そうはいっても、SFの定番、「一度高度に文明が進んだけど滅亡して、石器時代からやり直した現行の人類のうち一部が前文明のテクノロジーを独占している」ってことなら世界観についての違和感はかなり緩和されちゃう…かな?
この作品がそこまで考えてるとは思えんのだけどねぇ、どうなんだろうねぇ。
というか、なんで自分が「こういう設定だったら納得できる」とフォローめいたことをしてるんだろう?
それこそ主人公達が関与してない場所・来る前から存在してたものとしてレーザー兵器とかあれば良いのだが…。
ほらあれだ、“オーバーロード”は一応そういうところ匂わせてたじゃん?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
某アニメーターは作画の仕事をしてる最中「あー今クソアニメの絵を描いてるんだよな…」と思うとモチベがダダ下がりすることがあるんだそうな。
それを考えるとこの作品のスタッフは鋼の精神なのか、むしろ完全に割り切って好き勝手やることでモチベを保ってたのか…。
つまりは話は酷くて作画は良い。
参ったね、これ総合評価どうしよう?

序盤各話感想でゴチャゴチャ書いてたけど、話が進むにつれ話の酷さは加速する一方。
サムライキャラがミサイルと一緒に走り出した時は「えっ、超人ってそういう!?」と思ったり。
これがアズールレーンやモンストのキャラだったら何も驚かないのだけど…それでいて作画スタッフ的には魂斗羅ごっこが描けて楽しかったのか妙にノリノリ。
でもこれだと異世界転移のキッカケとなった冒頭の飛行機事故が起こりそうも無い気が…。
10話で発明家が修理頼まれたのは体よくタダ働きさせるため(修理費は総理が全貰い)にしか見えないし…ここ最近アニメ業界で不払いがどうのって話を耳にするせいか、どうにも釈然としない。
やりがい搾取肯定かぁ、こんな内容を平気で描いちゃって良いのか?
11話はロボトミー肯定…民主主義とは…ってか阿片絡みだったらそれこそ商人の出番じゃないのか。

で、最終回まで見て一番モヤモヤしてるのは、司法府設けろ司法。
自ら作った制度(法律)に自ら縛られろよと、独立しても野党はロボトミーか粛清で事実上不在の一党独裁だし人治国家だし。
「君の意見に賛成できないが君が意見を述べる権利は死んでも守る」みたいなことなんかありゃしない。
皇帝と対峙する立場って話のハズなのに、やってることはその皇帝と同じにしか見えなかった、むしろ侵略者。
錦の御旗こそ民主主義と美しいけど実際見てみると看板に偽りアリ…前も何かの作品で書いた気がするけど「金正日の輝かしき軌跡」の物語を見てる気分。
汚職で死刑とか皇帝(≒米帝)に対抗するために核が必要だってのは正にそのまんまかと。
俺TUEEE系ってそういうのになりがちなんですかね?

そしてその一方で、まさかマジでそこら辺狙って作ったんじゃないか?と思わなくもないのだけど深読みし過ぎかなぁ?
まぁだったら転移者同士での粛清パーティー開いて欲しかったけど…本当は総理の失態なんだけど罪被らされて始末される、とかね。
そういう意味では原作に興味が……ないない、アハハww

絵だけはマトモなので音を消して観るのがお勧めかも、声優目当ての方は…が、頑張って。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18

71.4 3 奴隷で騎士なアニメランキング3位
神撃のバハムート VIRGIN SOUL(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (260)
1147人が棚に入れました
ここは、《人》《神》《魔》あらゆる種族が入り混じる神秘の世界ミスタルシア バハムート復活による世界崩壊を免れてから10年─── 新たな《人》の王は《神》の神殿を襲い《魔》の国を攻め落とした 壊滅寸前だった状況からの復興と更なる発展 王都は《人》に富をもたらす 王都復興の糧として奴隷となる《魔》 消えゆく信仰心により力を失った《神》 均衡を失っていく世界で《人》《神》《魔》それぞれの正義が交錯する―――

声優・キャラクター
諸星すみれ、梅原裕一郎、吉野裕行、井上剛、森田成一、沢城みゆき、岩崎ひろし、森久保祥太郎、潘めぐみ、坂本真綾、間宮康弘、小野賢章

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「脚本: 大石静」だと…?→ 1クール目はまずまず順調

「神撃のバハムート」はとても有名なスマホゲームのタイトルです。タイトルからしてそれが原作のアニメなんだと思うんですが、『神撃のバハムート GENESIS』(前シリーズ…?)は観てませんしゲームもやったことありません、すみません。

「脚本: 大石静」という、もうこれだけで観てみようかなと思ってしまいました。ちなみにドラマ脚本ではとても有名な人です。私がちゃんと観た脚本作品はNHKドラマが多いですが、『ふたりっ子』、『オードリー』、『功名が辻』あたり。

あんまりちゃんと観ていなかったけどタイトルは知っているという感じなのは『おとなの選択』、『長男の嫁』、『ガラスの家』、『セカンド・ラブ』、『コントレール〜罪と恋〜』など。

家族ドラマ、恋愛ドラマの脚本に強いというイメージ。アニメの脚本は初じゃないすかね…?

脚本といい、作画といい、なんかお金かかってそうだなあ…。とりあえずGENESISを観ていなくてもついていけそうなので、視聴継続。

2017.7.4追記:
キャラクターデザインやストーリーはシリアス寄りなのに、殴り合いの描写やトロッコアクションなど随所にマンガ的な演出が光る意外と侮れない作品です。

1クール目でキャラクターはほぼ出そろったと思うので、2クール目以降の展開(人間 vs 神々 vs 悪魔 & 主にニーナ周辺の恋愛ドラマ)に期待します。

2017.10.5追記:
観終わっていたのですが、更新を忘れていました(笑)。

「大石静(おおいし しずか)力いかばかりか」という点で注目だった本作でしたが、『神撃のバハムート』のファンタジー的な世界観・設定にうまくなじめなかった印象です。

重要人物を殺すことに意外と躊躇がないのは、さすがにドラマ畑出身の脚本家という感じでした。展開的にアニメ視聴者層には違和感があったかもしれないです。

元々ニーナの恋愛脳はかなり前に出てきていたと思いますが、これをもっと前面に押し出した感じなら、そもそも2クール必要はなかった気もしますね。

つまらなかったわけではないですが、やや凡作感はありました。が、シリーズのファンなら観ておいて良いのではないでしょうか。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 37
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー

ゲームはしてない


1期に続いて2期を観たという流れです。1期が面白かったので特に抵抗なく。。。

1期全13話(総集編的なの1話込み) 2014年10月~
2期全24話(こっちは総集編無し)  2017年4月~

掘り出し物です。

Cygamesさんの数少ない一社提供のうち一つ。肝いりの2クールの割には話題にならなかったのかな? その頃アニメ観てないのでよう知りません。
レビュー・感想数207件(2019.02.06時点)は同期の作品の中でもTOP20にも入り込まないながらも、得点では地味に8番手くらいにつけてるというあにこれの評価です。同期に『月がきれい』『エロマンガ先生』『進撃の巨人2期』とあるなかで健闘してるように見えます。
観た人はそこそこ満足したと思われる客観評価。私も同様でした。
さて、、、、

・ゲーム原作かよ?
・〈神〉?〈悪魔〉? ファンタジー系はちょっと・・・
・1期逃してるのでスンマセン

安心してください。

“ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー”

でした。・・・いや・・・まあファンタジーなんだけどさ。ラブストーリーであり冒険活劇であり成長物語であったりと毎話Bパートの引きの良さもあって、2クール分一気に観せる力のある作品でした。
ソシャゲ原作特有のグダグダなところもなく、主人公が1期と変わるので、2期から参入しても問題は無さそうです。

1期でのファバロ、カイザル、アーミラ、リタを中心とした物語から10年後。ダークな世界観はそのままに2期の主人公をニーナ(CV諸星すみれ)にバトンタッチして、話は進んでいきます。
このニーナ、これあくまで私の思い込みですが、ヲタ受けしないヒロインさんです。少々イケメンならすぐ赤くなる恋愛体質に見えてしまう彼女は早々にビッチ認定されてしまいそうww
それも数話経てば霧散することでしょう。どんな娘かというとあれです。寝ちゃいけないって思うと眠くなっちゃう的なアレ。こちらは本編でお確かめください。彼女については表情が多彩というか喜怒哀楽で何パターンあるんだというくらい作画班が良い仕事してます。

繊細な“心情”を描写してのラブストーリーとは毛色が違う、“感情”を全面に出したり押し殺したりの全力投球ヒロインはとても好印象でした。
ちょっと脱線すると、全力投球ヒロイン設定は意外とリスクって高いです。さじ加減を間違えると

1.躁鬱の“躁”状態に見えてしまう
2.一歩間違えればコミュニケーション障害
3.ドジっ子空回りキャラみたいな型にはめたくなる誘惑に勝てずブヒる層以外が離れてく

この手の女の子でおバカっぽく見えないようにキャラ設定を組んだ製作陣の勝利だと思います。


そんな彼女のラブストーリーの行方と、“成長”物語が、けっして能天気じゃない世界で繰り広げられることになります。

能天気に見える女の子が能天気じゃない世界で能天気のままいられるのか?
能天気でいられないならどんな覚悟を決めたのか?

前半のほっこり回が進んでいる中でも忍び寄る不穏な影が徐々に濃くなっていく中盤あたりからはニーナの笑顔も違った意味をもってきます。このへんは親目線ですが、彼女の成長が頼もしくそして周りの救いとなってくるのです。
そして最終話を観終わると、序盤うっとうしく思った(かもしれない)彼女の能天気さを思いだし、

能天気が能天気でいられる世界がいいよなぁ・・・平和が一番!

ひと回りして“アリ”な娘さんと思える満足の全24話でした。くどい。。。


肯定的に捉えた本作の世界観については1期レビューで触れてますのでよろしければそちらを。


2期からOK!とのたまいつつ、物語を深掘りするならやはり1期からの視聴をお薦めします。1期は1クールと手に取りやすいしこちらも単体で楽しめる仕上がりですよ。
とりわけ重要局面で取った選択。旧主役ファバロと2期主役ニーナとの対比は“なにが正解か誰にも分からない”この世の真理を露わにしてました。やはり主役は主役でした。
ここでは触れてない脇役たちにも主役を食う魅力的なキャラに事欠きませんのでお気に入りをぜひ見つけてみてください。


物語は1期より複雑です。〈神〉〈悪魔〉の二項対立の末、「そうきましたか・・・」の1期だとすると、
2期は〈神〉〈悪魔〉の上に人間が立っちゃったかも、という斬新な種族相関からスタートします。
現実世界でもパワーバランスが崩れた時に戦争は起こるもので、まさに2期の舞台がそれ。極限の状態で人(※本作の場合神も悪魔も)は試されそして輝きを放つのです。


OPは1期から続くラウド系ロック。EDは米津玄師とのコラボで名の売れたDAOKOを配置。前半ED「拝啓グッバイさようなら」は地味ながらクセになる良曲です。

 
ソシャゲ原作の中では群を抜いて完成度の高い本作。言われなければゲームが母体とは気づかないでしょう。あらためて思います。

逆宣伝になるような粗悪品を濫造するくらいなら、しっかりアニメアニメしたものを作ってほしいな。よっぽど宣伝になるはずです。



※オマケ

■ジャンヌダルクは蜘蛛が苦手
ちやほやされた後は落とされる。本邦マスコミの得意技ですが、これをどさらにどでかいスケールでやられちゃったのが歴史上のジャンヌダルクであります。
{netabare}10話の母息子回の余韻が冷めない11話で、{/netabare}蜘蛛が苦手というエピソードを挟んできました。史実ではジャンヌを登用したシャルル7世の跡継ぎルイ11世のあだ名が“蜘蛛”だったとかなんとか。
王室に対しては恨み骨髄でしょうねww


■ジ○リっぽいと言えなくもない
表情筋がよく仕事をする巨匠の作品と似てるな~と思っていたら、{netabare}12話トロッコの脱走劇。{/netabare}どこぞの有名冒険活劇で見たことあるアクションシーンを堪能できます。


■声優“野沢雅子”のお仕事
2クールめ初っ端の14話に登場しました。人間国宝にしてよいと思う。


■サブタイトル“Virgin souls”
本作タイトルを冠した{netabare}第17話の{/netabare}サブタイトルです。
「次会えたら私のなすべきことを伝えよう」この回からクライマックスに向けてエンジンが吹かされる重要回です。
なんですが、ニーナが洞窟池の中に入ってって身を隠してから竜に変身してましたね。みだりに変身すると着ていた物を破壊しちゃうから、律儀に彼女は見えないところで衣服を脱いで変身したんだろうと妄想。
こういった恥じらいは大事です。気にも留めない振りをする男側の度量も試されます。


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2019.08.20追記
《配点を修正》 +0.2


視聴時期:2019年2月頭

続編で面白さが継続しているのはたいしたもんだ。それも主人公を変えてたりするのに。
ダンスシーンはこれまで観たものの中でもトップクラスでしたね。



2019.02.07 初稿
2019.08.20 修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 39
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

10年に1度、「???」が大暴れする街?住みたくねぇ~

最終話まで視聴。前シリーズも視聴済。

【物語】
大石静が脚本ということで、かなり期待していたけど、終盤がちょっと・・・。
{netabare}終わってみたら、何か普通っていうか、期待外れっていうか・・・。

{netabare}王の目的が「バハムートの復活ではなく、バハムートの討伐だった」ってところが見せ場だったんだろうけど・・・。{/netabare}

バハムートのパワーが前作より落ちてる?
アーミラの登場が唐突過ぎて、驚いた。{/netabare}

【作画】
見事としか言いようがない。
非の打ち所がない。

【最後に】
前シリーズからリタ推しだった私には大満足の作品でした。
最初から最後まで出っぱなしだったし、終始、大活躍だったし・・・。
何だかんだ言って、『亀の甲より年の功』って事でしょうか?
{netabare}カイザルの死は可哀想だったけど、ラストでゾンビ化したカイザルを見てホッとした。
これからはカイザルとずっと一緒にいられるね!{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 31
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