2020年度の姉妹おすすめアニメランキング 13

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度の姉妹成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番の2020年度の姉妹おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.8 1 2020年度の姉妹アニメランキング1位
魔王学院の不適合者(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (647)
2556人が棚に入れました
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。魔王の生まれ変わりと目される者を集め教育する“魔王学院"に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。さらには、伝説の魔王は自分とはまったくの別人という事になっていた。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が、魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!「摂理だろうと運命だろうと、奇跡だろうと、俺の眼前ではただひれ伏し消えるのみだ。」

声優・キャラクター
鈴木達央、楠木ともり、夏吉ゆうこ、松本忍、豊崎愛生、小清水亜美
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

馬鹿なッ!?暴虐のなろうが覇権を取るなど聞いたことがないぞッ!!

この夏期に私が最も生きがいとしてきたアニメ。

『魔法科高校の劣等生』のパクリみたいなタイトルと、それを誤魔化すかのように取り付けられた無粋すぎる副題。
最早ksアニメ臭しかしなかったのだが、蓋を開けてみれば、なかなかどうして、良作ではないか。
清々しいほどに万能なアノスを〈視〉ていると、30分など瞬く間に終わってしまった。

{netabare}そして、この作品の特徴として印象的なのが〈根源〉の概念だ。
“生命”とは異なる、その生物が持つ“魂”みたいなもので、これが滅ぼされない限りは、“命”を落としたとしても〈蘇生〉や〈転生〉をすることができる。

強すぎる治癒・回復能力は、作品の様々なバランスを壊しかねないため、本来は適度に自粛していくべきものである。
しかしこの作品、めっちゃ回復する。切り離された腕が瞬時に再生する。ドラ○ンボールすら集めずにヒトが生き返る。

アノスが敵を容易く葬り、流れるように〈蘇生(インガル)〉の魔法で蘇らせ、「さて」と会話を始める。お馴染みのシーンのファンは、私やファンユニオン以外にも大勢いたことだろう。

こんなにも好き放題やっておいて、なおも楽しいバトルものの作品を成立させている、高い技量を持った作者、そして、今回のアニメ化に関わった全ての人間に告ごう。

{netabare}「大義であった。」

{netabare}【余談】
{netabare}1話終了段階で続きが気になりすぎて、遂に「小説家になろう」に登録してしまった。
誤解がないように言っておくと、私個人としては、「なろう」というサイトにも、「なろう」原作のアニメにも、殆ど偏見は持っていない。

{netabare}結果論だが、アニメの内容を原作小説で先取りして読み進めることは、アニメをより楽しむための手段として意外にも有力な方法らしい。
原作者の文章は、動画や音声のみでは読解しきれない行間を、物理的に埋めてくれた。あとネタバレの対策にもなる。

それと、これ読んでて気づいたこと。
{netabare}『とある』とか、この手の作品に出てくる「変な語尾のキャラ」いるじゃろ?
これまで、この方法で簡易に行われている“キャラ付け”を見ても、「スベっていますことよ」「声優さん役作り大変そうだじぇ」としか思わなかったんだゾ。
いえ、その認識自体は今でも変わっていないのだけれど。
これ、根本的には「文章(小説)で誰が喋ってるか分かりやすくするための“キャラ付け”」だったアルね。活字とか全然読まないから今さら気づいたんだにゅ。

{netabare}ちなみにアニメの範囲は原作の3章まで。私は5章まで読み終えたところだが、面白さはさすがに3章がピークか。
正直なところ、2期はやらない方がよさそう……笑{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22
ネタバレ

sukasuka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最強魔王の名言集

最後まで見てから感想書こうと思っていたが、11話目があまりにアレだったので
我慢できなくなったわ(笑)
{netabare}「負けられません・・・・・こんな馬鹿げた歌になど!!!」 「うっうー♪」
久しぶりに画面の前で笑いが堪えきれなくなったwww
今期はデカダンスのBDを買うつもりだったが、何だか雲行きが怪しくなってきたので、
とりあえずこっちを買い揃える予定。
要所の台詞がいちいち名言になる主人公というのも格好いい。
声優さん(鈴木達央)の声もハマり過ぎ。
作画も平均以上は楽々クリア、というかよく動いてる。
ただ、OPとEDの曲に全く魅力がないというのは実に残念なわけで・・・。
どうせなら電波ソングにすればよかったのに。{/netabare}

■最終回まで観て
タイトルに「魔王」がつくアニメにハズレは少ない・・・なんてのをどこかで見たが、
俺の中ではまさに好感度の高い作品だった。
{netabare}繰り返すがOP曲とED曲以外はね。
さて、2期はありそうなのかなとネットで検索してみると、某アフィサイトに行き着く。
そこの元業界人(笑)によればほぼ無理なんだそうな。
制作のSILVER LINKは今年大当たり連発で続編予定が並び、とてもじゃないが
中途半端な作品に割くリソースはない。
円盤や配信など商業的な売り上げも、俺の予想だと負け組確定かな。
まぁ俺はBD買うけどねwww
唯一の望みは、KADOKAWA(電撃文庫)がなぜかこれをプッシュしているらしい。
書籍の販促と割り切って2期となれば御の字だが、その場合は制作スタジオが
変更になる可能性も大。
つーことで、俺の脳内では2期は無いorやらない方が無難という結論に至ったわ(笑){/netabare}

■続報
俺様予想を大きく裏切りまさかの2期決定、しかも分割2クール!
やっぱり電撃文庫のプッシュが効いてるのか?
それとも俺のような中年ファンユニオンが円盤を買い支えたからか?
まぁ何にしろ楽しみが増えて喜ばしいわ(笑)
アニプレックスYouTubeチャンネルにPVが出ているので観てみよう。
https://youtu.be/UeiFLMdQOWc

■更に続報
2023年1月放映開始だそうだ。
https://youtu.be/3SF4ZEWYXtw
なんでゴブリン倒しそうな声になっちゃったのwwwwwwwwww

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

魔王の役割

最初は中二病っぽさが引っかかったけど、気づけばカッコいいって思っていて、とても面白かったです!

主人公は桁違いの力を見せつける場面と、力ではなく絡め手で倒そうと迫る敵に苦戦する場面とのバランスが良く、適度な緊張感があって面白い
キャラクターも魅力的でクオリティも高く、いいアニメでした

主人公は自信過剰、自意識過剰でちょっとイタイ発言や行動が魔王学院にいる時には多かったけど、その自信は決して過剰じゃなくてむしろ謙虚すぎるのではないかってだんだん思うようになりました
主人公は罵倒されても、差別されても怒ることはないし、動揺することもない
でも、自分の大事なものを傷つけられることは絶対に許さない
傷つける者には死ぬよりも恐ろしい絶望を与える
この作品は可愛いヒロインよりも、主人公の圧倒的なカリスマ性によって支えられているとおもいました

魔王様は世界を滅ぼす?世界を救う?
小さい小さい。そんな些細なことにこだわる小さな器じゃないのです!!
魔王はただ、己の野望のために進むだけ
誰も及びもしない崇高にして唯一無二の野望のために!

始祖の魔王様は偉大でした

投稿 : 2024/04/27
♥ : 44

76.5 2 2020年度の姉妹アニメランキング2位
プリンセスコネクト!Re:Dive(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (399)
1341人が棚に入れました
穏やかな風が吹き抜ける美しき大地・アストライア大陸。その一角で記憶を失った少年・ユウキは目を覚ます。彼を世話する小さなガイド役・コッコロ。いつも腹ペコな美少女剣士・ペコリーヌ。ちょっとクールなネコ耳魔法少女のキャル。運命に導かれるまま、彼らが立ち上げたギルドの名は「美食殿」。今、ユウキと彼女たちの冒険の幕が開けるーー

声優・キャラクター
M・A・O、伊藤美来、立花理香、阿部敦、高橋李依、沢城みゆき、洲崎綾、日高里菜、諸星すみれ、小倉唯

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ソシャゲアニメを成功させる奇跡

原作のソシャゲの方は全く存じません。何度もCMがやってたので名前と歌は聞いたことある程度。
近年のソシャゲアニメと言えば目に余るほどの打率の低さで、Fateやまどマギの人気コンテンツすらソシャゲデバフの前にクソアニメと化しました。
本作も視聴前は一応見てみるか程度の期待値でしたが、いやいやさすがはCygamesさんというところでしょうか。
どうやったらソシャゲアニメが面白くなるか創意工夫が非常に感じられる良アニメでした。

第一にゲーム未プレイ組の新規にもやさしかったことが最大の工夫でしょう。
既存のソシャゲアニメと言えば、次から次へとワラワラ新しいキャラクターが出てきてとっ散らかるのが最大のネックですが、本作は主要ヒロインを3名に絞るという難しい決断を下しておりました。
結果、我々のようなゲーム未プレイ組も序盤から作品にのめり込むことができ非常に見易いアニメに仕上がったと思います。

第二にその3人のヒロイン(と主人公)が満点評価を付けられるくらい魅力的に描かれていたことです。
子供なのに聖母のような優しさと温かみがあるコッコロたん大好きだったし、ぺコリーヌとキャルの絆は百合好きでなくても最高に尊くてほっこりしました。
キャラの評価を五ツ星にしましたが、これは美食殿のメンバーに限った評価に限定しておりますのでやや甘めかもです。
なんだかんだ途中からソシャゲらしく沢山のヒロインが登場しますが有象無象という感じのサブキャラ程度に留められており、アニメ内で魅力を引き出せてたのはメイン3人のみでした。
あと、何気に主人公が記憶を失ってる設定を取り入れることで、ガイジ化もとい幼児退行化させてたのも良かったです。
そのおかげでハーレムアニメの主人公のような嫌味がなかったし、コッコロママの献身的介護の様子が俺に「バブみ」という新たな境地を見せてくれたし…w

ストーリーは美食殿の日常を描いたり、サブキャラ回をやったりしつつ、ラスト2話でメインストーリーの中ボスみたいなのを倒して終了となりました。
無論、物語が完結することはなく「俺たちの戦いはこれからだ」エンドですが、これはこれでいいんです。
4人の絆が最大限に深まったところで、続きを知りたければゲームでやるも良し、アニメで2期をやってくれるならなお良し。
販促アニメ特有の切りが悪いだけの投げっぱなしエンドとは全く訳が違います。

というわけで全体的に素晴らしいアニメでサイゲアニメにハズレ無しの定説がまたも継続した形です。
確かにソシャゲ特有のワラワラ感がゼロだったわけではありませんし、本格的なストーリー物と比べればシナリオ面も未熟かもしれませんが、ソシャゲ原作のアニメを面白くさせる工夫は全部やった作品だと思います。
アニメでは有象無象だった美食殿以外のヒロインたちもきっとゲームでは魅力的なキャラに掘り下げされてると思いますし、ソシャゲもプレイすれば多分面白いという興味も十分に沸きました。(時間の都合で出来るかは分からないが)
最後に制作スタッフへの感謝の意とアニメ2期への期待を込めたところでレビューを締め括ります。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

麦わらにゃんこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神アニメ!!今季の癒し!

このすばの監督なだけあってこのすばが好きだった私からしたら好き以外ない!プリコネ好きのゲームをしてる人にはとにかく満足しかない!美食殿最高すぎる可愛いと癒ししか詰まってない。騎手君、「プリコネ、最高!」
このアニメをつまらないと言う人の大半はプリコネの性能注もしくは全く知らない人のみ!プリコネを好きな人がつまらないがまずない!ただ愛がない!
それくらい素晴らしい作品!!とにかく可愛いと癒し!
反面、初見さん、プリコネを知らない人からしたら、壮大なストーリーをお求めなら10話以降じゃないとおそらく可愛いキャラがキャピキャピしてるだけのゆるっゆる作品になるから全くつまらない意見も納得!
それでも同会社のグランブルーファンタジーに比べて作品に登場するキャラクターに毎話に登場してる魅力キャラ達が登場するたびに、ゲームファンは発狂歓喜してキャラ数が少ないこのゲームの良さを生かしてくれてる本当に良い作品!プリコネはストーリーのアニメーションさながらキャラに魅力が詰まってる作品!男の子がでない作品だから男キャラが好きな人にはオススメ全くしません!
あとこのすば監督さん特有というか…虫ネタが多すぎるのは個人的に好きなれません←
そのかわり可愛い女の子に癒しと可愛さを求めてこのすばのノリテンポが好きな方には俄然オススメします!
プリコネ最高!ヤバイですねっ☆
最新話まで欠かさず見ていますが全く評価は変わりません!
プリコネ好きの為のアニメは凄い分かりやすすぎるくらい満足度120%です!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

あや さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

原作ソシャゲでは成功したほうかも

ソシャゲからアニメになるものが多い中、原作ゲーム世界観が伝わらない、原作からのあまりの乖離など、こけるモノも多い中、成功したほうではないでしょうか。
このすばの監督を起用したとの発表の時点で面白くなると思いました。
BD特典でグラブルアイテム含む、展開・ネタがこのすば、など批判的な意見もありますがゲームストーリーとは微妙に外すことで逆に新鮮に見られました。
原作を知らない側からの初見の印象が気になります。
ユーザー数拡大の販促の意味も持っているはずなので作中数回しか登場しないキャラが浮いていないかなど、1ユーザーとして逆に心配になりますね。
1話切りも多く、売り込み方にアンチも多いのではないかと邪推します。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

82.7 3 2020年度の姉妹アニメランキング3位
劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring song(アニメ映画)

2020年8月15日
★★★★★ 4.3 (246)
1290人が棚に入れました
「俺は、桜にとっての正義の味方になるって決めたから」少年は、真実からもう目を逸らさない。少女を救うために。自分の選んだ正義を貫くために。魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が万能の願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」。その戦いは歪んでいた。ひとりの少女――間桐 桜は犯した罪と共に、昏い闇に溺れてしまった。桜を守ると誓った少年・衛宮士郎は遠坂 凛と共闘し、「聖杯戦争」を終わらせるため、過酷な戦いに身を投じる。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは闘争の真実を知る者として、その運命と向き合い、間桐臓硯は桜を利用して己が悲願を叶えようとする。「だから──歯をくいしばれ、桜」激しい風に抗い、運命に挑む少年の願いは、少女に届くのか。終局を迎える「聖杯戦争」──。最後の戦いが、遂に幕を上げる。

声優・キャラクター
杉山紀彰、下屋則子、川澄綾子、植田佳奈、門脇舞以、伊藤美紀、中田譲治、津嘉山正種、浅川悠、稲田徹
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

聖杯なんかより衛宮家のご飯一杯の方が価値がある

原作ゲームは未プレイ。アニメは『~S/N』『~UBW』に『~Zero』などを視聴。
本三部作は第二章までは配信、録画視聴で追い掛け、この第三章のみ劇場鑑賞。

【物語 4.0点】
“最終ルート”のクライマックスとあって、ファン向けの集大成。
聖杯の成り立ちなど、コンテンツの根幹が掘り下げられ、
“トゥルーエンド”に向け、各々、宿命を背負った者同士の
高密度な戦いが繰り広げられる。

私もセイバー、凛ルートはアニメでおさえたから……
位では、分らない部分も出て来たので(苦笑)
例えば{netabare}士郎の肉体と魂の状況{/netabare}などは、鑑賞後ググりましたw

本三部作だけでも概況は分るが、他ルートや外伝も押さえておけばおくほど、
回収される伏線にも反応でき、感動ポイントも多くなる。

何より、納得度が段違いだと思います。
要するに……(※割と核心的なネタバレ)
{netabare}一人を悪者にして世界を救うという聖杯の大義に対して、
罪を背負った、たった一人を救うために聖杯を破壊するというシナリオ。

セイバー&凛ルートにて、正義にしろ、悪にしろ、
人間が掲げる論理に完璧なものなどなく、皆、欠陥や矛盾を抱えつつ、
己が信念に基づいて戦っているという描写で散々思い知らされた後だと、
ならば、好いた女がどんなに罪で穢れていようとも、世界を敵に回して救済しよう
という選択に対して、より許容できる確率が上がると思います。

因みに本ルートも最後は……{netabare} 全員生き残ることはできません。
“トゥルーエンド”にしては苦いラストですが、
私はこれも選択の重みが感じられる幕引きとして好感できました。{/netabare}{/netabare}


【作画 5.0点】
戦闘シーンでは最高峰のアクション作画が連発。
これだけでも劇場に足を運ぶ価値がある。

エフェクトは黒を強調したダークな風味。
その描写にグロだけじゃない、登場人物の業を感じるのは、
三部作を通じて、ふとした日常で垣間見せる、
例えば、桜の言葉にできない、不幸感や劣等感、姉に対する嫉妬などを
繊細に描いた表情描写があったからこそ。

『Fate』と言えば、聖杯周辺で掲げられる大義と、
衛宮家の平凡だが、かけがえのない日常との対比が
テーマの深化に寄与しているが、
この『~[Heaven's Feel]』は衛宮家の生活感を出すカットが特に素晴らしい。

作画の力で、世界の救済より「おかえりなさい」が一層、光り輝く。


【キャラ 4.5点】
士郎&桜以外では、言峰綺礼の深掘りも目立った本作。

近頃は人様の不幸という蜜の味と、あとは激辛料理に溺れるw
アブナイ神父様との風評に流されがちな私でしたが、
彼もまた士郎の酔狂な正義に対峙し得る悪の権化として信念を見せ、
選択する人間の力強さを士郎との{netabare}拳VS拳の肉弾戦{/netabare}で体現してくれます。

聖杯戦争を通じて人の業を一番俯瞰して来たのは綺礼であることを、
思い出させてくれる活躍&解説ぶりでした♪

正義と悪の類型について、ここまで見事に比較論評されたら、
また『~Zero』の切嗣との争点辺りから、復習したくなってしまいますw


あとは、このルートのライダーはどうしちゃたんだ?って位カッコいいです♪


【声優 4.0点】
衛宮士郎役の杉山 紀彰さん、間桐桜役の下屋 則子さんが感情を振り切って、青春を熱演する傍ら。

“攻略ルート”から外れたセイバー役の川澄 綾子さんと遠坂凛役の植田 佳奈さんは、
抑え気味なボイスで冷静な演技。

これがまた渋くて良いです。
セイバーや凛ってこんなにクールビューティーだったんだなと。
他ルートにて、彼女たちをデレさせた士郎は大したモンですw


【音楽 4.5点】
音楽担当の梶浦 由記氏が“梶浦語”も駆使して戦いをアシスト。
本章でも要所で過去の主題歌がBGM化され作品を盛り上げる。
劇場で体感するシリーズ伝統の処刑用BGM“エミヤ”。シビれました。

梶浦氏の作詞・作曲により桜の心情を代弁して来た
Aimerの三部作・主題歌も、本作の「春はゆく」でファイナル。

振り返れば、当初3月公開予定だった本作が、コロナ禍で延期になる中、
主題歌だけは予定通りリリース……。

しんしんと降り積もる時の中、
この春、屈指のスプリングソングとして街中で歌だけが聞こえて来るという、
お預け状態が続いて来ましたが、夏になって、ようやく春が来ました。


【感想】
『Fate~』はアニメだけという私にとっては、
“黒桜の部屋”などネタでしか知らなかった黒桜が堪能できて感無量でしたw

集大成作でありながら、観たら関連作に改めて触れたくなる、
コンテンツ拡大力もヒシヒシと感じた本作。

私は帰宅後、『衛宮さんちの今日のごはん』に手を付けましたw
だって、本作を観たら……{netabare} 皆で「いただきます」する夢……見たくなるじゃん……。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 28

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

その日々は夢のように

まずは鑑賞している私の条件から。

・Fate/stay night アニメ作品鑑賞済み。(deen版・UBW・HF)
・Fate/stay night原作ゲーム全ENDプレイ済。
・Fate/stay night hollow ataraxia全ENDプレイ済。
・Fate/Zero全鑑賞済み。
・空の境界全章鑑賞済み。
・月姫プレイ済。
・魔法使いの夜プレイ済。
・FGOはほぼ未プレイ。
・アニメーション製作会社ufotableは「空の境界」からのファン


本作品はどんな人向けか。
いきなりFateも知らない人が観て分かるような作品では無いでしょう。
Fateの原作ゲームをプレイもしくは今までに出て来たFate/stay nightのアニメ作品を一通り観ないと分からないでしょう。
FGOは知らなくて良いでしょうが、Fate/stay nightについての知識がかなり必要です。
Fateへの愛が試される作品かもしれません。


2020/3/28公開予定だった本作品が、新型コロナウイルスによる延期やufotableの某事件により公開がどうなるか分からぬ状態でしたが、2020/08/15に公開されました。
ufotableについては空の境界の頃から応援しているアニメーション製作会社ですが、ここ最近は良くない事も耳に入り、今後について心配なところもありました。しかし、Fate/stay night Heaven's Feel 3部作の最終章である本作が無事に公開されて非常にうれしいです。しかも、2章同等にレベルの高いアニメーションは待っているかいがありました。
期待に胸を膨らませながら仕事は休みを取り、気合を入れて公開初日の舞台挨拶ライブビューイング回を観に行きました。

細かな内容はネタバレになるので省いた少し違う形でレビューします。


◎感想
まずは感無量。ほぼ非の打ち所がない。言い過ぎでしょうかね?
バトルは2章と同じくらいに激しく、内容は2章を超える密度の濃さです。出来ればもう1時間伸ばしても良いくらい。
観終えて、満足なのと同時にFate作品は終わったのかという喪失感が沸々と増していきます。
というのも、私にとってのFateはFate/stay nightが殆どを占めており、本作でアニメーションとしての映像化も一端終わりを迎え喪失感が半端ない。嗚呼、これで終わってしまったのかと寂しさがありますね。
その日々は夢のように……。
あと、Fateというのか、聖杯戦争とは何ぞや?というのも答えも本作のテーマであり、須藤監督の解釈だと思われますが、ゲームでここまで表現されていたかなと思えるくらいに分かりやすく味付けされていました。魅せたいシーンを逆算するような部分もあったので、見返すとまた新しく気がつく事も多いかも知れません。
何度か見返したくなる要素が結構あります。
セイバーもですが、ライダーも同じくらい好きなキャラクターなので、やっとカッコイイ所を見せてくれて痺れました。知っていても激アツですね。
作中では、空の境界や月姫からのゲストもいて、TYPE-MOONの原点的な作品もまたプレイしたくなりました。


◎三章を通して
須藤監督の桜に対する愛からの解釈、ufotableスタッフによる高いアニメーション技術と密度の濃い映像、梶浦由記さんの音楽にAimerさんの桜の各章の心境がそのまま反映されたかのような唄。
特に音楽関係では3部作通して梶浦由記さんとAimerさんの起用は実に良い方向に働いているように感じます。
不幸で日陰者な桜の雰囲気が音楽や唄により何倍にも表現されていて、3部作全体を通して暗めの雰囲気作りに大いに影響していましたのでは無いでしょうか。

◎舞台挨拶(ライブビューイング)より
舞台挨拶(ライブビューイング)では桜役の下屋さんが何度か泣いていました。
桜が今まで押さえていた気持ちを凛にぶつけるシーンはかなり辛かったそうです。あと15年ですかね。なかなか光の当たらなかった桜がやっと光が当たって感極まったのでしょうね。
セイバー役の川澄さんも泣いていました。セイバーオルタという今までとはある意味逆の立場で敵となり四郎達と戦うのが辛かったそうです。
ジョージさんは言峰綺礼のコスプレをしながら黒鍵を構えていて、声を出して笑えなかったので映画館で観ている皆さん辛そうでしたよ。

Aimerさんのライブは、とても気持ちがこもっていて価値がありました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ファン待望のサクラ編完結。映画館にサクラサク

※よく読み返してみたらちょっとしたネタバレが含まれていたため編集しなおしました。
もしもネタバレになってしまったかたいらっしゃいましたら深く謝罪致します。

フェイトのサクラ編を元にした劇場版3部作の最終章。
この劇場版は完全に話が連続しているので必ず前2編を見てからご覧ください。

サクラ編を劇場版でここまで力を入れて制作されたことに感謝したいですね。

なんていうんですかね、自分のボキャブラリーではこの感動を十分に表現することができません。

とにかくすべてにおいて完璧でしたよ。文句のつけようもないです。
バトルシーンも相変わらず見ごたえがありました。

前2編も一緒ですが、劇場がほぼ満員なのに、静寂に包まれていました。
それだけ皆さん集中して見ていたのでしょうね。年齢層も割と幅広く、家族連れ、高校生、大人、年配のかたとかなり幅広い支持を受けていることが良くわかりました。

{netabare}
サクラ編なので仕方ないですが、とにかく全編通して暗くてドロドロしていますね。
それだけ壮絶な人生を歩んでいるので仕方ないんですが。

サクラを守るために一生懸命な士郎がいいですね。
欲を言えば、もう少し幸せな日常シーンを入れて欲しかったとは思いますが
いい映画でした。

{/netabare}

フェイトが好きな方は是非3作ともご覧になってください。
フェイトが知らない方は是非、staynight、zero見てみてください。
この興奮と感動を多くの人に味わってほしい。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 33

70.3 4 2020年度の姉妹アニメランキング4位
くまクマ熊ベアー(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (361)
1245人が棚に入れました
悠々自適な引きこもりライフを満喫する美少女ユナは、
VRMMORPG『ワールド・ファンタジー・オンライン』の廃ゲーマー。
ある日いつものようにログインしてみると、なにか普段と様子が違う。
もしかして……ここってゲームの中? それとも異世界?
そして、その地に降り立ったユナの装備は
『クマの服』『クマの手袋』『クマの靴』で固められていて――んん?
くま……? クマ……? 熊……? ベアー……?

「なんじゃこれはーーーーーーっ!?」

クマっ子、爆誕!
しかもこのクマ、ただのクマじゃない。
世界最強クラスの魔法とスキルを秘めた、
とんでもなくスーパーなクマだったのだ!
そんな、世界征服だってできちゃいそうな
強大な力を手にしたユナの目的――それは!?
この世界でも、ひたすら楽しく自由気ままに生きること!

最強無敵なクマっ子による、クマな冒険とクマな日常の物語、始まります♪

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「私TUEEEE」なのは、平穏な生活のために。

これは、
よくある感じの、
異世界転生/召喚系、日常アニメなんですけど、
ほかの同じ系列のアニメと違うのは、
主人公が異世界で、
達成する目標(魔王討伐とか異世界制覇とか)がいっさい無いんですね。

そして、
ここがキーポイントだと思うんですけど、
普通は
ほかの同種作品って、
現世で死亡して、とか、異世界の神に召喚されて、
物語が始まるんですけど、
ここがポッカリと抜け落ちているんです。

つまりは主人公ユナちゃんは、
ひきこもりの凄腕デイトレーダーで、
VRMMORPGに入り浸ってる子なんですけど、
ある日VRゲームにログインしてみたら、
突然、運営側の勝手なプレゼントで
クマのチート装備を強制的に持たされて、知らない冒険マップに飛ばされて・・・

ってこれ、召喚でも転生でもなくて、
異世界スリップ、ですよね?

で。
ここから始まる物語が、すごくノドカで、
穏やかなんです。
圧倒的に強くて無敵なユナちゃんは、どこかに旅立つのではなくて、
最初に来た街に、居ついてしまいます。
そこで、友達をつくったり、
友達の母親の病気を治したり、
貧困にあえぐ孤児院を救済したり、
商売を始めたりしながら、
仲間を増やし、理解者や支援者も増やしていきます。

クマの着ぐるみを着ていないと無力になってしまうという縛りはあるけど、
これはコスチューム姿が恥ずかしいってだけで、
何かクマの着ぐるみを巡る騒動とかも起こらないし、
ユナちゃんの希望通り、平和な日々が続きます。

日常系の究極進化版(笑)

私が、この作品で気に入っているのが、
ユナちゃんが現実世界では、ひきこもりの成功者=デイトレーダーとして大儲けしてる→だから、学校に行く必要もないし、そのつもりもない。ちゃんと生活しろ、と説教してくれるのは離れて暮らすおじいちゃんだけで、
ユナちゃんの両親は、ユナちゃんの経済的成功に便乗して、
おそらく仕事もやめてしまって、
ユナちゃんからたんまりと小遣いを貰って、遊んで暮らしてる、
いわば不健全な家族の典型として描かれているところ。

そんなユナちゃんを心配して、
神様が、運営側のフリして、
ユナちゃんを別の世界に行かせたのだと思います。

で、神様の目論見どおり、
ユナちゃんは異世界の街で、友達を作り、仕事に励み、仲間を増やし、社会貢献までしていくことになります。

お話はこのまま終わってしまうんですけど、
お話が終わったあと、現実世界に帰って来たユナちゃんは、
社会とか、世界とかについて、ちゃんと理解できるように、
成長できていると、いいなって思ってしまいましたねー。

楽しくにぎやかに、平和に暮らせるパワーがあるっていいなあって、
ニマニマしながら、毎週楽しい30分を過ごさせてもらいましたww


※あにこれ内に2つサイトがあります。共通の感想をアップしておきます。
https://www.anikore.jp/review/2107213/

投稿 : 2024/04/27
♥ : 32

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

のどかな異世界召喚モノ

原作未読。最終話まで視聴。
もう一つ同タイトルのページがあるみたいなので、どちらにも同じ内容でUPしときます。

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鬱陶しいほどにクマ推し・・・。
・・・・・・・・・。可愛いじゃねぇか。

いわゆる異世界召喚&主人公最強系に属する作品だけど、とにかく物語が『のどか』なのが特筆すべき点。
物凄~く気楽に視聴できる。

主人公が女性なので、ハーレム感ゼロなのも良い。
ハーレムと主人公最強は食べ合わせが悪いですからねぇ。

ただ残念に感じた点のは2点。

【主人公のわがままで転居・就職を余儀なくされる面々】
王都のパン屋の母娘とか、漁村にいたアンズとか、いちいちクリモニアに連れて帰っちゃう。
フィナの母親にいろいろ押し付けちゃうのもどうなんだろう。
まあ、本人たちが納得しているみたいだから問題ないけど・・・。

いずれもユナが良いことをしているように描かれているけど、私にはそう思えないエピソード。
逆にユナの傲慢な感じしか伝わってこない。

【メインヒロイン・フィナのやきもち】
わざわざ最終回に描く必要があったのかな?
せっかく女性を主人公にしてハーレム臭を消していたのに、最終話にメインヒロインを誕生させてハーレム臭を発生させてからエンディングって、訳が分からない。
こんなことをして、何の得が?
最終話の着地は、もう少し心地良くして欲しかった。


同時期に『神達に拾われた男』が放送されていたのも災難でしたね。
系統が似ているのでどうしても比較されてしまう。
時期がずれていたら、もう少し評価が変わった気もする。
これはこの作品のせいではないけど(笑)。


第2期決定とのこと。
楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 29

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

第1話での挑戦的なシリーズ構成・演出で自ら視聴者を振り落としたかも…。と思ってたけど原作は1巻しか読んでない妻が楽しめてるので、これはこれで良いのかも?

第2期制作決定おめでとうございます。第1話だけは未だになんであんなことしたのかなと思いますけど、全体的に見れば原作既読の私でもまあまあ楽しめました。

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
「小説家になろう」発ファンタジーのアニメ化作品です。商業出版は主婦の友社「PASH!BOOKS」から。

同出版社からコミカライズ版も刊行されています。

デイトレでお金持ち、両親は遊び歩いていてほぼ独り暮らし同然の少女ユナがVRMMORPG「ワールド・ファンタジー・オンライン」にログインする様と、村人の少年からの依頼でチートなクマ装備を身に着けて強大なモンスターであるブラックバイパーと戦う様子が描かれた第1話でした。

原作既読か、もしくはアニメ公式サイトの「ストーリー」をチェックしてから第1話を視聴していると「???」という感じになるかと思われます。それもそのはずで、本来のストーリーでは6とユナの先頭はもっと後のエピソードだからです。

ただ、作中でのギルドでの会話から察するにストーリー的な時系列改変がされたわけではなく、後のエピソードを第1話で見せておいて第2話以降で見せていくつもりのようです。

何の事前チェックもなくアニメのみを視聴している人へのミスリードを狙ったシリーズ構成や演出だったように見えますので、わりと思い切った賭けをしてきているとは思いました。メインキャラクターもユナしか見せていないというのは、一般的に見れば悪手であるような気もしますし。

ということで「何じゃこりゃ?」と思った人でも一応視聴継続の判断は2話目以降でしていただけると良いんじゃないかと原作読者としては思うわけですが、そんなことは視聴者の勝手だと言われればそれまでですね。

なお、私個人としてはユナの声のキャスティングや演技についてはわりと気に入っています。ただ、これも「変だ」とか「気に入らない」という意見は散見されるようです。

とりあえず第2話以降に期待しています。
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2020.10.15追記:
原作本来の冒頭エピソードに相当する第2話でした。メインキャラクターではフィナ、解体を生業とするゲンツさん、その他は第1話にも出てきた冒険者ギルドのギルドマスター、受付嬢のヘレンさんといった辺りのキャラクターたちが登場しましたね。

とりあえずユナとフィナの食事シーンですが、あそこまで豪華なフルコース的な物は食べていないはず。その他にも原作と比較するとチラチラと違和感のある描写がありましたが、これはちょっとどうかなあ。

う~ん、微妙…?

2020.12.6追記:
第9話まで視聴終了。原作からはけっこう改変されているんですけど「どんな話?」っていう部分で考えてみると大まかには合っているような気がするので、これはこれで良いような気もしてきました。

とりあえずED主題歌の歌詞の通りユナの回りには大切に思える人が増えていってる様子は描かれているので、こういうもんかなと思えるようになりました。

2020.12.24追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。

食べ物や部屋の内装など、原作の設定を危うくするような描写がちょくちょく見られはしましたが、アニメをぼんやりと楽しく観ている人にはあまり関係のないことだったかもしれません。

ただ、ミリーラの街でユナが「困っている人がいたら放っておけない」的なことを口にしていましたが、そこは原作通り無自覚なまま「自分のためにやっている」という建前を貫いて欲しかったとは思います。

最終話でのユナの言動に曇っていくフィナの表情などは特にそうでしたが、キャラクターの心情が正しく伝わるという意味では作画のレベルは総じて高かったと思います。

結果として戦闘などのシーンに割けるリソースは少なくなったのかもしれませんが、ストーリー的にもそこをウリにしている作品でもないだろうと思うので、リソース配分としては適切だったんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 27

76.0 5 2020年度の姉妹アニメランキング5位
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (278)
691人が棚に入れました
東京・お台場にある、自由な校風と専攻の多様さで人気の高校「虹ヶ咲学園」。スクールアイドルの魅力にときめいた普通科2年の高咲侑は、幼馴染の上原歩夢とともに「スクールアイドル同好会」の門を叩く。時にライバルとして、時に仲間として、それぞれの想いを胸に日々活動するメンバーたち。「夢を追いかけている人を応援できたら……。」9人と1人の少女たちが紡ぐ、初めての「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」。届け!ときめき――。いままた夢を、追いかけていこう!

声優・キャラクター
矢野妃菜喜、大西亜玖璃、相良茉優、前田佳織里、久保田未夢、村上奈津実、鬼頭明里、楠木ともり、指出毬亜、田中ちえ美、小泉萌香
ネタバレ

くらま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アイドルキャラよりかわいいキャラが反則

ラブライブは少し前の再放送サンシャインから見始めました。

>はじめにまとめ
{netabare}アニメ版しか知らずに観てます。
キャラデザインは虹ヶ咲の方が好みかも。
というかラブライブはキャラデザインがあまり好みではなくて対象外とした記憶。
ただ虹ヶ咲もゲームやら雑誌やらは従来通りのキャラデザインが採用されている模様。
このデザインの虹ヶ咲キャラは誰が誰だか前キャラと区別が付きません。

人間恐ろしいもので、再放送2クール視聴で慣らした前キャラデザでしたが、すんなりと受け入れた虹ヶ咲キャラに基準が戻ってしまい、やはり前デザインには違和感が…

作品ですがアイドルグループではなくアイドル毎のソロ活動、ということで珍しいタイプなのではないでしょうか。

一般的作品の対抗グループに相当するのがチームメイト。
キャラ毎の曲調、テーマでお気に入りを選択出来るのは視聴者参加型のある意味で新しいカタチかも知れませんね。

ソロ活動とは言えあくまで同好会。
意見の違いによる解散騒動こそあれ、それぞれが敵対する話しではではないので気軽に見れます。{/netabare}

アイドル9人と一人の物語だそうで、一人はアイドルではなく、ゲームプレイヤーに相当するキャラによるプロデューサー的な立ち位置とのこと。
この高咲侑ちゃん、かわいいです。
個人的には一番お気に入りです。

>虹ヶ咲(終わりに)まとめ(21/1/13追記)
{netabare}一言で云うと良作。
アイドルモノとして敬遠されている方は学園モノ、若しくは部活動モノとしても面白い作品なので是非観て頂きたい作品です。
基本的に一話完結型でテンポ良いです。
嫌味なキャラも居ないですし。

{netabare}EDOP(OPは二話から)も出だしで心奪われました。
まあ好みではありますが。
それぞれの詩も観る前と観終わった後ではまた違った印象、というか、あ〜あのシーンかな、あの時の心情かな、と感慨深くなったりとか。

本作、主役のアイドル達がとにかくかわいいに尽きます。
各パート回が一話完結ながら丁寧に、しかしテンポ良く描かれており、その以前以後における担当回以外での掛け合いなどを通じて回を追う毎に魅力的なキャラクターになっていきます。
また、特に後半ですがいわゆるモブキャラ(というには勿体無いファンモブ)の影響も大きく、このアイドル達の魅力を描くのに一役も二役も買っています。

そんな中、アイドルアニメにおいて非アイドル主人公として生まれた異質な存在、高咲侑ちゃん。

アニメ化によるオリキャラ主人公作品は他にもみられますが、本作においては原作キャラを喰わない、そして喰われないバランスの良さがあります。
コンテンツとしてはやはり9人のアイドルが主役であるべき作品。
そもそも本作はアニメ化の企画が無かったとの事。
アニメ以前のコンテンツで作り上げられたキャラ像に対して、非アイドル型オリキャラがガンガン引っ張って行くと原作アイドルの(設定はよく知りませんが)世界観を壊しかねません。

侑ちゃんのコンセプトは『あなた』として生まれたのだそう。
ゲームでいうとプレイヤーキャラ、いちファンのアバター的存在なのだとか。

彼女をロールプレイキャラとするか俯瞰キャラとして見るかで違うかもですが、アイドルとの掛け合いもあくまで提案するまでに留めたキャラ。
もちろんフェス開催という大きな提案はありますが、いわゆるアニメ主人公として目立った活躍では決してありません。
だが、それが良い。

悩み葛藤し、ライバルであり仲間達と小さくて大きな一歩を踏み出すアイドル達。
そこに存在する侑ちゃんの距離感(左手は添えるだけ)。

恐らくですが侑ちゃんがいなければ他の誰かがその役割りを担うのでしょう。
2話、3話や9話の果林さん、愛さんちゃん回のエマちゃん、しずくちゃん回のかすみん…etc

この様にパターン化せず、主人公に無理矢理役割を持たせず、かつ原作のアイドル像を尊重し魅力を引き出す演出。

劇中でもありましたがファンの想いや願いも全て叶えたい。
侑ちゃんはその概念を視覚化した存在なのではないかと。
その存在が本作が良作と思えるポイントの一つだと思っています。{/netabare}

惜しむらくはアニメ虹ヶ咲以外で、侑ちゃんが存在しない事でしょうかね、、、。{/netabare}

◆13話(最終話)
{netabare}最終話、結論からしますと当方お気に入りのシリーズ最きゃわアイドルの藤黄赤髪娘さんはセリフ無し静止画(ちょい動きあり)5カットのみでしたね。
ただ、ここで残念がるのは素人。
当方ほどの玄人になりますとこう考えます。
静止画はアニメーターに優しいですし、声が無いと言うことは自身お気に入りの中の人で妄想出来るのでむしろ誉れ。
未練など微塵もございません。
さすがです当方。
以上

って訳にもいかないので視聴感想おば。
ストーリー的には愛さんちゃん回で各位が発言した『やりたいライブ』が回収され、仲良しペアで絡んだりと演出も◎。
東雲、藤黄はワンカットのみ。
良いんです、主役は虹ヶ咲ですので。
・・・一言だけ。
しかし藤黄に至っては貴重なワンカットの中、何故か赤髪娘を除いて描くという暴挙に、そんな人数居ないし遠目なので入れてくれてもいいじゃん(いいじゃん)。
おぉっと、興奮してしまいました、未練がましいですね、深呼吸して落ち着きましょう。
省エネ、働改、虹ヶ咲。

ふぅ、ポジション的に映らない箇所だったのでしょう。
今後のために矛盾の無い細かい演出、さすがです。

先週が実質的最終回で今回がエピローグ的、、、にもいかずにちょっとしたアクシデントも。
普段強く明るく前向きな侑ちゃんですが、自身の境遇とフェス成功を験担ぎとした背景も相まって、意外にも少し弱気になってしまいます。

しばらくして雨が上がり、最後の催しが。
同好会メンバーから落ち込む侑ちゃんに対してエールが送られます。

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個別パートにおける練習時の盛り立てや、フェス開催といった目標の明示化などアイドルメンバーを鼓舞する役割の侑ちゃん。

原作はアイドルが主役。
アニメ化で『あなた』として、主人公役としての立ち位置ですが、単に物語を中心になって回すのではなく、あくまで主役はアイドル。
侑ちゃんは決断を与える切っ掛けまでで、決定自体はメンバーなんですよね。
全話通してこういった距離感、いわゆる狂言回し的立ち位置で脚本が描かれているので煩くないんですよね。
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合宿時や今回冒頭でも伺えましたが、個性あふれる同好会メンバーからしても特別な存在であったのだな、と改めて。

マネージャーとしてではなく、客席で見て欲しい、と歩夢。
アイドルはファンに見て貰ってナンボの世界です。
ライブは客席で見てこそ。
これまで応援してくれた侑ちゃんに対して最高の感謝でしょうね。

感謝といえば侑ちゃんのヘソだしカット。
ク●ダ●い水着含め水着という約束された見えるヘソではなく、丁シャツから覗くヘソは別モノですからね、ありがとうございます。

こほん・・・これだけだと変態の言い分でしか無いので、真面目な話しをしますと、こう、ライブの、そう、ライブの高揚感がですね、描かれてますよね。
ライブが盛り上がった描写をシャツがめくれた一枚絵で表現するとか天才の所業。

そういえば最後の演目前の全員集合。
藤黄はメンバーが増えてた?感じでしたね。確かに見た事ない子達のワンカットがちょいちょい。
今までそんなに居たかしら?
まあ4人って少ないな〜とは思ってたのですが(聖雪の二倍ですが)。
果林さん回の時は選抜メンバーだったのかな?
(※9話ではなく10話を見返したらぷりずん内での動画検索時に人数映ってましたので省エネでした)

あとよ〜く見たら、元々の4人のウチ、一人だけ絵が小さいのはなんでだぜ?こんなの作監のさじ加減じゃないですか、どうなってるんですかね。
・・・oh...sorry、未練がましいですね、coolにいきましょう。

東雲は黒短髪娘と特に桃色長髪娘は一人だけタイツ?がかわいい。
ちなみに黒短髪娘はライブ時に何故か白衣でマジ天使。

侑ちゃん。
音楽科への転科試験、がんばってね。

ところでノート?あれは回収ありましたかね?見逃したかな?
二期への伏線ですかね、楽しみですね。

エンドカードは女子無駄でした。
侑ちゃんも仲間に入れてくださりありがとうございます。{/netabare}

◆12話
{netabare}一話からの続き、これまでの伏線回収とでも言いましょうか、歩夢ちゃんと侑ちゃん達、二人の物語の完結篇でしたね。

ここ最近は歩夢の言動がホラーでしたが、自身の侑ちゃんに対する想いが変わってしまう事への恐れでした。
侑ちゃんはせつ菜をはじめ、メンバーを見る様になってしまったのではないか?
自身は侑ちゃんの事が一番じゃなきゃダメなんだ、なのにアイドル活躍が楽しくてファンの子達も気になっていて、と。

侑ちゃんってドルオタ、せつ菜推しではありますが、歩夢ちゃんの事はアイドル以前に幼なじみ・親友としてかわいいかわいいって常に言ってましたからね。
そもそも歩夢に対する扱いは別格だったものと伺えます。
侑ちゃんからしたら歩夢の不安が青天の霹靂だったでしょうね。
音楽の事を歩夢に伝えられなかった理由も、アイドルを真剣に始めた歩夢に対して、自身のまだ拙い音楽技術で会話するのははばかられるのもわかります。

歩夢ちゃんもファンの子達の想いも受け、侑ちゃんのためにアイドルをやるのではなく、侑ちゃんも含めたファンのため、自分のためのアイドルを決意する事が出来ましたね。
これにてようやく
『アイドル同好会メンバー』
が揃った、というところでしょう。
めでたしめでたし。

今回、各メンバーとファン校生達の交流が垣間見え微笑ましい光景でしたね。
前回頃からワンショット、ワンカット程度でしたが作中に描かれていない時間で交流とかしてたのでしょうね。
ああいった他愛のない描写は結構好きです。
脇役を大事に使う演出はメインを引き立てますし、何よりこの後出るであろう背景に(物理的な意味も含め)活きますからね。

しかし、やはりかすみんはポジション優遇されてますね。
ファンからの声掛け、メンバー抜ける、、、出ました黄金パターン。
あー、これかすみんだけ残るコースだな、、、
むしろ最後まで残れ(笑)、
残ったwww
とか様式美、もはや名人芸の領域。
かすみん以外でコレやられると少しの間でも不安になり笑えないですからね。
歩夢が残った時は不安がヤバくてヤバかった。語彙力の低下。
さすかす。

みんなどの様な演出になるのかな。
高校生なのに大道具さん、プロの美術スタッフさんバリの会場になるんだろうな〜、凄くて凄いんだろうな〜。語彙力の低以下略。

個人的には中川氏が炎の演出とか爆発的な演出とかで国家権力の御用にならないか心配ですね。
あのポンコツ(褒め言葉)『言うだけはタダ』とか思って好き勝手に提案しかねないですから。
言うのも紫色の謎の何かを料理として人様に提供するのも法律の範囲で許される前提なのでね。
氏には気を付けて欲しいものです。

侑ちゃん、フェスティバル開催に向けてがんばってましたね。
音楽関係の活躍も気になるところですが、次回最終回。。。

当方としては恐らくシリーズ最きゃわキャラであろう、藤黄赤髪娘(色が多くて何色かわからんな)の出番は如何に?!
がもっぱら気になるところです{/netabare}

◆11話
{netabare}冒頭、早速かわいい侑ちゃんの出番。
生徒会役員共に向けたアイドルフェス開催の申請。
がんばって考えたんだろうな、かわい過ぎる。
上座に鎮座してますポンコツ(褒め言葉)が申請記アバンゲリオンしてますが全くの役立たず(褒め言葉)で切ない。せつ菜だけに。
副生徒会長は有能そうな雰囲気。

フェス開催に向けて学園も賑やかに動き出します。
一年生組もちょこちょこ登場、ホントいい子達。
愛さんちゃんオタも居ますね、わかってらっしゃる。
ところでクッキー(物販)のクオリティがヤバイですね☆

彼方ちゃんオタと思われるバスケ部の女子部員がかわいい。
女子って書いたけど野郎がいない終末世界なので部員でいいのかな?

遥ちゃんや果林さんオタも登場し、フェスに向けて他校の好敵手(ライバル)も動き出しました。
果林さんがsexy過ぎて女子高生をイチコロに。
女子高生って書いたけど男が居ないポストアポカリプスなので高校生で以下略

いやー、いい話だった。
はやくフェスみたいなー。
これから少しずつ開催に向けた壁とか出てくるんだろうなー。
でもアイドルや街やファン達とで一丸となって開催に漕ぎ着けるんだろうなー。
この地域フェスが全国的な話題となってラブライブ!
的な感じかなー。
楽ーしーみー。
















触れぬなら、触れねばならぬホトトギス。

先週、推しのポンコツからラッキーすけべ(られじゃない方)を受けた古達との情事。
悪夢ちゃんに見られた件、覚えているだろうか。
先週の事が無かったかの様に進むストーリー。
んな訳にはいかず、、、
目を背けてはならない悪夢ちゃん案件。

推しのポンコツと悪夢ちゃんのツーショット。
もう怖い。
仇(ライバル)より聞かされる知らない情報。。。
下手なホラーより怖い。
ポンコツ逃げれwヤバいw

正にラブライブ(愛に生きてます)!だね!
ってそういう事?
重いな。。。想いだけに?

侑ちゃんに呼ばれてお家に。
隣に住んでるのに久しぶりの訪問なんですと。(危険が危ないのを察知してた説)
話すやいなや憎き仇から聞かされた音楽関係の証拠品の発見で[SAN値1]に。
侑ちゃんに這い寄る混沌。
続く。{/netabare}

◆10話目
{netabare}合宿!
ただし学園で!
同好会とはいえ、顧問の先生とか居なくて良いのだろうか、、、?
それとも生徒会長のポンコツっぷりがバレて無いから?

かすみんさぁ、、、。
ガチ過ぎて、もうポンコツ(褒め言葉)って言えないじゃん?

中川さん宅は普段から何を召し上がってらっしゃるのだろうか。。。
こちらもガチ過ぎて、もうポンコツ(褒め言葉)って言えないじゃん?

観てる側としては気にしない様にしていた闇【歩夢(ナイトメア)】
伏線回収の始まり始まり、、、怖い。

水着!
愛さんちゃんのかわいくて、見過ぎちゃいました、水着だけに?

本作、世界の秘密が判明?!と、
侑ちゃんの物語開始!と思って良いよね?

ところで今話を語るに避けて通れないアレ、、、。
侑ちゃんの水着がダ、もとい独特の意匠でダ、個性的ですね。
アイドル水着として唯一の無二。

酒で例えると『獺祭』的な。
この銘柄は一つしかないのでは?的な。

そんなダザイン水着を着る侑ちゃんもかわいい。{/netabare}

◆九話目
{netabare}待ってました朝香果林さんの物語。

果林さんとかすみんとの絡みは相変わらず面白いですね。
エマちゃん回でもありましたが、果林さんは自分の弱さを知っています。
クールを装った強がりからの弱さに気付く、などというありがちストーリーではなく、弱さを理解してそれでも同好会の今後を導かせる強さがあります。

方向音痴というまさかのポンコツ感があざと過ぎます。ところで迷子になった時、海外留学生のエマちゃんに頼るのはかわいそうなのでやめてあげて?
生徒会長のオタクっぷりにドン引き、、、しない広い心の持ち主。
さすがです果林さん。

モデルという仕事を鼻にかけることもなく、ソロアイドルとしては先輩であり、かつ自身を自覚しつつのある他の部員を尊敬してのライバル視。
プロとして活躍し、かつ三年生として同好会の精神的支柱と言っても過言ではない存在。
こんな先輩いたら後輩ちゃんなんてTOKIMEKI走るしかない。
正直、ここまで好感の持てるキャラになるとは思いませんでした。
何を隠そう放送前のMy人気投票で一位になったお気に入りキャラでしたがこれは応援せざるを得ません。
さすがです果林さん。

侑ちゃん、、、控えめな出番でしたが『ヘイヘイヘイ果林さんビビってる』のパート、同好会メンバーとの掛け合いについて同じソロアイドルとしていずれステージに立つキャラ達(声掛け)と、あくまでも応援する立場(客席からの応援)として差別化を計った脚本は細かいな、と思いました。
しかし、ここでも相変わらずかすみんの凄さを見せつけられました。

それはそうと綾小路女史、果林さんの敵かと思ったら、単なる果林オタでしたね。
ちなみに藤黄学園の赤髪の子が今作、いやラブライブのアイドルとして一番かわいいです。

さて、果林さん歌パート。
間のCMで流れた曲(Fire Bird)がカッコ良かったのですがこれではなかったです。
新曲なのかと調べたところ収録アルバムは発売済っぽいので即ポチッとな。
まんまと運営の思う壺に。

同好会の仲間(ライバル)、東雲学園、藤黄学園、非アイドルファン、とライバル達の明確化。

朝香果林さんの物語。
と、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の始まり物語でもありました。

次回は夏、合宿!
いうまでも無く、夏、合宿といえば宿題をみんなでやる回ですかね楽しみですね。{/netabare}

■八話目
{netabare}今回は演劇部兼任のさ、桜坂しずくちゃんの物語。
そういえば昔、お、桜坂消防隊というゲームがありましてね、関係無いですが。
少し影が薄いな、感じていたキャラですが演劇部でも役割を演じ、アイドル活動もアイドル役を演じるロールプレイヤーの面がそうさせていたのかもしれません。
一年生達の物語でもあり、同好会におけるかすみん偉大さを改めて感じざるを得ない回ではないでしょうか。
(普段のポンコツ(褒め言葉)っぷりも今回の話しを回すのに自然に活かされます。脚本凄くない?)

演劇部部長さんがセクシーでしたが名前がありませんでした、残念。
部長さんも有能キャラと思われ、恐らくアイドル活動におけるロールプレイはマイナスになるのを危惧して、、、え?この演目の脚本ってもしかしてしずくちゃん専用に書き上げた??
しずくちゃんの曲、衣装は白黒ツートンで役者とアイドル(本音)をイメージしたのでしょうか、いわゆるイメージカラーとして意外に思えました。
役者イメージのワンカットが一瞬流れるのですが各衣装がかわいかったです。

藤黄学園の制服に既視感が、、、エヴァですかね、コップのフチ子かな。
藤黄学園の二人組はネームドキャラでしたのでライバルアイドルでしょうか、活動規模が気になりますね。(スポーツ漫画でよくある全国レベルの学校からの偵察でしょうか?)
最後のクローズアップは果林さんを知ってる風?それとも単なる次回予告?

侑ちゃん、、、出番が、、、少ないのに冒頭の写真撮影で楽しそうに単なるドルオタしてるのかわいい。
{/netabare}

■7話目
{netabare}近江彼方ちゃんと妹のはるかちゃんの物語。
アルバイトや家事、アイドル活動、、、と普段からのノンレム睡眠レム睡眠描写の謎が解明ししました。
妹さんも別の学校でアイドルをしてましたが、不快で不要な敵対的(かすみんを除く)要素や大きな事件もなく解決。

…訂正
事件ではないが高校生の生き様として中々と厳しい生活の彼方ちゃん。
いろいろありましたがしかし想いはリスク無しの賢者の贈り物よろしく見事、安眠を勝ち取れた事でしょう。

妹ちゃん達のアイドルの娘達も良い子でした。
歌のシーン無かったのでライバルチーム展開は今回無しかな?
そもそも9人対抗ですしね。

今回は外部との調整毎がありマネージャー活動を要すためでしょう、高咲侑ちゃんの出番が多くアタクシご満悦。
書き忘れてましたが2話目くらいでアイドル目指して無い宣言してますし、OP、ED共に不参加なんですよね。
が、マネージャー活動メイン、という事は各回メンバーとのやり取りや、ラブライブの大会?とか調整毎とかでの出番が多くなるのでは?と、今後の活躍を期待する話でもありました。
妹ちゃんのアイドルグループの話しでやたら饒舌になり歩夢ちゃんにアイドルオタクっぷりを突っ込まれる侑ちゃんかわいい。{/netabare}

■六話目
{netabare}ぼっ、もとい、ロンリーウルフの天王寺璃奈ちゃんの物語。
愛さんちゃんの存在が眩し過ぎて眩しい。
友達も増えて良かったね。
MC練習パートで歩夢ちゃんの応援している高咲侑ちゃんがとてつもなくかわいい。{/netabare}

■五話目
{netabare}生卵ご飯のスイスガール、エマちゃんと仲良し熟女先輩との物語。
朝香果林さんの物語を動かすためのエマちゃんのキャラ設定はやり易い。
早くも果林さん加入し、これにて全員集結のテンポの良さよ。(え?まだ入ってなかったの?)
高咲侑ちゃんの出番増やして欲しいけどこのくらいの関わりだから嫌みなく邪魔しない侑ちゃんホントかわいい。{/netabare}

■四話目
{netabare}スーパー生徒の宮下愛ちゃんの物語。
自分の事を『愛さん』って呼ぶのかわいい。
呼び捨てより『さん』が付くだけでここまで印象が変わるとは。
愛さんちゃんが同じクラスに居たら話しかけでくれて勘違いしそう、って何言ってんだろキモいな。
キャラソン◎、むっちゃ元気。
あんまり出番無かったけど高咲侑ちゃんがかわいいのが止まらない。
笑いのレベルが赤ちゃんな侑ちゃんかわいい。{/netabare}

■三話目
{netabare}優木せつ菜ちゃんの物語。
学園モノといえばあの役職ですね。
面倒な事なくテンポ良く進みますね。
アイドル好きなグイグイ高咲侑ちゃんがかわいい。{/netabare}

■二話目
{netabare}アイドルに真剣な中須かすみちゃんの物語。
見た目と言動とは裏腹に先輩も立てる、言葉使いも丁寧で好感持てるキャラ。
人妻感が半端無い熟女先輩の熟女感がヤバい。{/netabare}

■一話目
{netabare}ピンクな感じのセンターっぽい女の子、上原歩夢ちゃんと幼なじみの高咲侑ちゃんとの物語。
優木せつ菜ちゃんがエース的な存在?
全員顔見せしたのかな?
各話個別掘り下げからの曲紹介の王道パターンですかな。
今回は何気に歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんの二曲聞けるのでお得。
エンディングの絵がかわいいですね。

寝起きでツインテを解いたレア髪型な高咲侑ちゃん。
部室棟のアイドル同好会に行きたくてモジモジしてる高咲侑ちゃんがかわいい。
一緒にアイドル目指すのかな、高咲侑ちゃんがかわいい。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

いこ〜る さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

虹の先へ

1話
何処へ行こうか、何をしようか、と、侑と歩夢の二人が放課後を無為に過ごすシーンから始まり、自分らしく夢を追いかけるその入り口に立つまでが描かれ、なんだか胸が熱くなる。この感じは間違いなくラブライブだ。

さて今作品のシリーズ構成・1話脚本は田中仁。『ゆるキャン△』『あんハピ』『ハチナイ』などでもシリーズ構成・脚本を担当していて、私的には外さない人。期待しかない。

2話
今まではみんなで一つの夢を追いかけていたとすれば、今回の話は一人ひとりが違った夢を追いかけていてもやっていける、その方が楽しいんだ!と言う新しいメッセージ。

これだけ明確に個性・個人に焦点を当てたアイドルグループものは無かったのでは?
それは今のところ毎回ある挿入歌の歌唱シーンにも現れていて、2回ともソロなのだ。

素晴らしい!これぞ田中仁脚本の真骨頂!
多様性を語り出したラブライブの進化に期待しよう!

3話
やはり今までとは切り口が違う、かなり異質なシリーズ。誰かが幸せでないなら、そんな夢は叶えないでいい!と言い切った。

明快な全国大会至上主義批判。
ラブライブに出なくていい!と言ったのは流石に今作が初めてだろう。

その代わり、スクールアイドルがいてファンがいる。それでいいのだというメッセージが告げられ、全国を目指す呪縛から解き放たれる構成が素晴らしい。

4話
ソロアイドル!
グループ名がどこにも出てこないと思っていたら、ソロなのか!ラブライブはグループもの、と思い込んでいたからこれはヤラレた。この構想だったから、シリーズ構成に田中仁を起用したのか。

今までのラブライブがチームスポーツだったとすれば、今回は個人種目。駅伝ではなくマラソンだ。
個人の力が通用するのか?と言う恐れや怯みも描かれて、その凹みをポジティブ思考で埋めていくキャラのソロ歌唱で終わらせるのもとてもいい。

5話
自分らしさ、に自分を押し込めてしまった故に、やりたい事に踏み出せなくなる。そんな思春期の心の葛藤と克服をサラリと描いて秀逸。

この内容をピュア&ナチュラルキャラのエマと、シリーズ最強の強キャラ感を纏う果林で語ったのもよく考えられていると思う。

6話
璃奈回。
自分だって出来るんだ、変われるんだと語る辺りでもう泣けてくる。
その上で「やっぱり出来ない」と立ちすくんでしまう心に共感できるなら、この回は最高だ!と同意して貰えるだろう。

そして、その立ちすくみ怯む璃奈に、愛が柔らかな声で語りかけるシーンでもう一度泣ける。

出来ないならそれでもいい、出来ることを考えよう!
即ち自己肯定!泣ける。

7話
お互いに相手を思う故に自分を蔑ろにしてしまう。助けるとはそうでは無く支え合う事、そう言う話だった。
これを彼方と遙の姉妹愛を強調するような安易な事はせず、辞めると言い出した遥を説得するような事も無く、それでも解決してしまうのは見事だ。
その分どうしてもドラマパートが長くなってしまったが、歌唱パートを短くする柔軟な構成が光った。

そう言えば、鬼頭明里(彼方)、本渡楓(遙)、楠木ともり(せつ菜)の若手人気声優が揃った豪華回でもあった。

8話
わたし的に一番印象が薄かったしずくのメイン回。
その印象の薄さはきっと計算づくで、ここまでテコ入れしたりせずに引っ張ったのは意味がある。まったくシリーズ構成の巧みな事よ!

ただ、サブライターの脚本だったせいか『自分をさらけ出す(出せない)』というテーマに、それほど迫れていなかったのは残念だった。

9話
個人回の大ラスはシリーズ最強の強キャラ果林回。
ソロアイドルとして同好会の中で一番に独り立ちする役どころとして最もふさわしいと思う。

で、その強さだけではなく、方向音痴だったり、面倒見の良さだったりのエピソードをさりげなく配して、愛されるキャラクターとしても描いているのがいい。
ライブ前、圧倒的アウェー感に怯む彼女をみんなが大丈夫だと励ますシーンが泣ける。

さあ9人の個性は揃った!
ここからどうなる?グループとしての歌唱シーンはあるのか?
いよいよ注目の終盤へ!

10話
物語の大きな流れとしては、侑と歩夢がスクールアイドルに出会う『起』、メンバー9人の個人回の『承』が終わり、同好会の方向性、目指すところが定まり、侑と歩夢の物語に再びふれる『転』であった。
メンバーと侑との関わりが深くなればなるほど、疎外感を感じてしまう歩夢の心情が見える巧みな脚本だったと思う。

さて、気になるワードが出てきた、その名も「スクールアイドル・フェスティバル」。
これはどう収めるのか?あと3話!

11話
ついに歩夢が・・・

この心情を嫉妬とか独占欲などと解釈してはいけない。
これは不安なのだ。

その心の動きを眉をひそめ、顔を伏せ、立ち止まり、部屋の明かりを消したままにして、作画が、音響が、演出が、これでもかと写し出していく。
しかもフェスの準備のドタバタコメディを挟みつつなので、余計に明暗のコントラストが際立っていた。

虹学は脚本を褒めることが多いが、今回はコンテ・演出も素晴らしかったし、作画も最高だった。侑と歩夢が並んで歩くシーンをロングで押さえたカットなどとても良かった。

さて、もう一回見よっと!

12話
今までありがとう、そして
これからもよろしく。

多分来週はフェス回だから、今回がドラマ的には最終回だと思われる。

前回、侑が離れてしまうのを恐れての行動と思わせて、実は歩夢自身も変わっていく途上にあったとは、なんと秀逸な作劇だろう。
それにしても…
1話、10話、11話、12話と、計4話、全体の1/3弱をこの二人の物語に割くとは思い切ったなと思う。
そして、二人の物語にこれほどの比重がかけられる事こそ、ニジガクのニジガクたる所以だろう。

無印、サンシャインと続いたラブライブシリーズ、3作目でマンネリを危惧したが全くの杞憂だった。むしろアイドルものの新境地を切り拓いた、新たなマイルストーンとなったのではないだろうか?

さて次回、単に全ステージを見せただけで終わりはしないだろう。
期待が高まる。

13話
フェス回。
一人一人、それぞれのステージに立つ(一部横になる人もいたがw)ニジガクならではの胸熱展開。しかしシナリオの主題はそこには無くて、幕間のメンバー間の、メンバーとファンの、互いに支え、支えられる姿を丁寧に拾っていく。

そう!
この支え合う姿こそ、虹ヶ咲の大きなテーマを表していたのではないだろうか?
その姿勢は、メンバー間に留まらず、他作ではモブであろうコッペパン同好会!に至るまできちんと出番を用意して、あまつさえ最終話で活躍させたりする程だ。

途中、雨でステージを中断せざるを得ない状況に陥ったりするが、生徒会副会長が助けてくれる。これは、支え、支えられて夢へと進んでいくんだというメッセージだったと思う。

ラスト、今まで皆を支えていた侑が音楽科転科試験を受けるシーンで終わる…
願わくば新しい夢(2期)を。

=============

総評

面白かった!
2020秋クールにおいて、私的には”アサルトリリィ”とこれが盤石のツートップだった。(甲乙付け難い)

シリーズ内での位置づけは『外伝』的な作品らしいが、例えば”とある”は”超電磁砲”の方が評価が高いように、こちらも本家を凌駕するクオリティで、しかも全く新しい価値観を提示してきたことが良かった。

1話の感想でも期待している旨を書いたが、シリーズ構成・脚本が特に良かった。
9人いるメンバーの各個人回が9話必要という中弛みしそうな制約を、当番キャラだけでなく、別キャラも絡めたり、全体の話やテーマを少しずつ開示していったりと、工夫を凝らして全く飽きさせなかった。
さらにその各話に、少しずつ変容していく自分に戸惑う(事実上のメインヒロイン扱いの)歩夢の姿を上手く散らして、終盤のヤマにつなげる伏線の張り方は見事だった。

また、この歩夢をステレオタイプな『ヤンデレ百合幼なじみ』に貶めなかったのは本当に素晴らしかった!

これで終わりにしてしまうにはあまりに惜しい!
ぜひ2期を希望する!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 13
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

こ、これは!。。MVのようなライブシーンがイイ

 
ふむ、人気シリーズの第3期ですね。。
シリーズの中でも、1期のμ's、2期のAqours、その両方、はたまたそれ以外のアイドルグループなど、それぞれを推すファン入り乱れてネットを騒がせてもいたシリーズ作品。

さて3期はどんなアイドルを見せてくれるのでしょう。
どんなグループにしても、また比較され、あっちがいいだのこっちがいいだの騒がれる事になるんでしょうか。。

だとしても自分は2期で終わっていいとは思わないですね。
ベタでもなんでも、夢を追う物語は胸を熱くさせてくれますし。

とはいえ好みの度合いに応じて作品への満足度も違ってくるのは仕方がないワケですが・・
自分はJKはキライじゃないしアイドル系もいけます。
(あ、アニメの話ですw)
ってか、ラブライブ新作・・待ってました!!w
(ちなみに自分はなんでもアリ、つまりμ'sもAqoursも好きですw)


 原作:漫画や小説やゲームを含めた
    オールメディアPJによるオリジナル作品
 制作:サンライズ
 キャラデザ:横田拓己
 放送:2020年秋(全13話)
 視聴:2020年冬(dアニメ)

■キャラ/キャスト
キャラはアイドルものの生命線ですが、さすが悪くない・・・
定番感、既視感はもう仕方ないw
困り顔、驚き顔、そして笑顔、いろいろな表情・・
活き活きしていてわざとらしくもなく、感情も伝わってきていいんじゃないかな。安定感というか安心感あり。

でも髪型と服装を同じにしたら区別つかないような・・
あ、そこは触れたらダメかw

ゲームで主観となるプレイヤーを、アニメの登場人物に設定していて、これは新しい試みじゃないかな・・

cv陣を見て愕然・・(大げさ
ねずこ、レンちゃんが歌うw
そしてメイプルは・・

キャスト(自分用メモ)
~{netabare}
<あなた>
高咲侑(たかさき ゆう)/矢妃野菜喜
 上原歩夢の幼馴染であり主人公。
 気のせいか男性っぽいかも。

<メンバー>(ICはイメージカラー)
★★☆上原歩夢/大西亜玖璃
IC :ライトピンク
挿入歌:「Dream with You」(第1話)♪
挿入歌:「Awakening Promise」(第12話)♪♪
 「あなた」の幼馴染である2年生。
 赤髪ダンゴヘアー。
 ヒロインらしいルックスがいい。

★★☆中須かすみ/相良茉優
IC :パステルイエロー
挿入歌:「Poppin' Up!」(第2話)♪♪♪
 歌シーンかわゆすw曲もイイ。
 いたずら好きで可愛いものが好きな1年生。
 パステルイエローのボブ。
 妹属性っぽくて元気があるのがいい。

★★★優木せつ菜/楠木ともり
IC :スカーレット
挿入歌:「CHASE!」(第1話)♪
挿入歌:「DIVE!」(第3話)♪♪♪
 歌シーンかっけーw
 冒頭、謎のスクールアイドルとして登場。
 黒髪ロングヘアー。
 実は生徒会長。
 いわゆるエース?花があっていい。
 cv楠木さんは・・
 第13回声優アワードで新人女優賞を受賞。
 ガンゲイルのレンちゃんは好演でした。
 他にもデカダンス(ナツメ)、魔女の旅々(セレナ)
 なんかも好印象。

★★☆宮下愛/村上奈津実
IC :超オレンジ
挿入歌:「サイコーハート」(第4話)♪
 誰とでも友達になれる陽気な2年生。
 金髪セミロング。。
 ナイスなノリとボディでギャル系もいい。
 (アニメの話w)

★☆☆エマ・ヴェルデ:指出毬亜
IC :ライトグリーン
挿入歌:「La Bella Patria」(第5話)♪
 スイスからやってきた3年生。
 ブラウンの三つ編みヘアー。
 出ましたガイジン系。
 サクラ大戦の織姫系かと持ったら
 カタコトな日本語じゃないw
 てことは李紅蘭枠かなw
 キャラ薄かったけどハイジ系なのがいい。
 cvのまりあさんは・・
 恋する小惑星などにも出演(未視聴)

★☆☆天王寺璃奈/田中ちえ美
IC :ペーパーホワイト
挿入歌:「ツナガルコネクト」(第6話)♪
 幼女タイプの1年生。
 ピンク色のボブ。
 娘属性に近いのがいい。
 けどちょっとエピソードが弱かったかな。
 CV田中さんは・・
 サクラクエスト (織部凛々子)でしたか。
 たしか声が気になったような(ホントか)
 え、ハイスコアガールII(使用人A)?気になる・・

★☆☆近江彼方/鬼頭明里
IC :すみれ色
挿入歌:「Butterfly」(第7話)♪
 いつでもどこでも眠れてしまう3年生。
 ライトブラウンのロングヘアー。
 可憐系おっとりスレンダーなのがいい。
 鬼滅の刃(竈門禰豆子)のように
 今回もよく寝るキャラでしたw
 でも声も歌も十分に聞けて嬉しい。

★★★桜坂しずく/前田佳織里
IC :ライトブルー
挿入歌:「Solitude Rain」(第8話)♪♪
 歌シーン惚れそうw
 演劇が好きで女優を目指している1年生。
 ダークブラウンのロングヘア。
 やさしげで正統派ヒロインぽいのがいい。
 個人的には今作1番の推し。
 中の人、球詠ではヒロイン武田詠深。

★☆☆朝香果林/久保田未夢
IC :ロイヤルブルー
挿入歌:「VIVID WORLD」(第9話)♪♪♪
 歌シーンかっけーし上手すぎw
 読者モデルもしているセクシーな3年生。
 すみれ色のボブ。
 クールで大人っぽいのがいい。
 cv久保田さんは元々アイドル活動をしていて
 μ'sと同じステージに立つことが夢だったとか。
 リアルに夢がかなう話はキライじゃない。

9人による挿入歌:「夢がここからはじまるよ」(第13話)

<関係者>
近江遥:本渡楓
 第七話で登場。カナタ(cv鬼頭さん)の妹。
 この姉妹とは・・いいですねw
 東雲学院スクールアイドル部の1年生。
 あまあま姉妹のエピソードはちょっと、こそばゆいw
 本渡さんの歌声も聴きたかったな・・
{/netabare}~

みなさん当たり前ですが・・歌がうまい。
今後の活躍が楽しみです。

■エピソード/演出
う~ん・・そりゃまあ、ツッコミたいところはありますよ・・
~{netabare}
いきなり歌い出したかと思ったら、演奏が入って衣装が変わったり、背景が変わったりw
でもそれは脳内のイメージだったり、あくまで演出だったり・・
中二病アニメでもさんざん観てるワケなんでスルーしましょうw
いいんですよ、ベタでw
いやむしろ、ベタがいい・・ベタでなくちゃw

第四話、どんなライブがやりたいか談義・・
バンドに憧れる身としては羨望のシーン・・

今回のアイドル活動は、PVとかライブとか、基本ソロみたいですね。
考えてみれば、アイドルがグループというのは固定的な思い込みでした。
昔のリアルはグループの方が少なかったし。
同好会なんだからソロでやろうが数人でやろうが、縛りはないはずだし。
グループアイドルがユニット化するのも面白いけど、ソロアイドルがたまにグループ化するのもテンション上がる気がしますw

今後リアルなアイドルでもこの形態を取り入れてもいいんじゃないかなw

第11~12話
 あゆむ「私だけのユウちゃんでいて」
 これは・・
 ゲームプレイヤーは男性が多いだろうし、
 特別な感情を設定するのはわかるとして、
 アニメで女性主人公にしたからといって、
 百合的演出でヤミ展開を見せるのは・・
 ドロっとモヤっと感じてしまってマイナスでは・・
 かわいいヤキモチ程度で良かったんじゃないかなw
{/netabare}~

一部、個人的な嗜好とは合わない部分も、あるっちゃありましたが・・
進化、変化するためにはチャレンジブルな事は仕方ないと思うし歓迎したいです。

もちろん定番、鉄板な部分も欲しいところで、それもちゃんとありました。

オープニングやエンディングも文句なし。
毎回、観て聴きました。
特にEDのあの絵があったかくてイイ。

■楽曲/ダンス
楽曲そのものも、なかなかいいですねー。
ノリが良くて、元気をもらえる。
ベタでいいんですw
伴奏も、出演者が演奏しなくていいから重低音エフェクトなエレキとかハイテンポなドラムとか盛り上げに遠慮がないw
(てか、作中での作曲者は誰w)

そして、それがダンスと組み合わさると、いっそうテンションが上がるw
歌のシーンがとにかく良かった。

作中ではポッと出てきて苦も無くパフォーマンスしているようなカンジですが、制作の裏側を想像するに・・
曲、伴奏、歌詞、振り付け、衣装、演出、アングル、表情・・
さぞかし練りに練って作られたことでしょう。
この動きはモーションキャプチャかな。ちゃんと重力も感じたし、衣装がフワッとするシーンなんかも一定の速度ではなくしなやかで印象的でした。
そして歌い手であったりその声であったり・・
さぞかし厳選を重ねた事でしょう。

ストーリーだけではそんなに刺さらなかったキャラ(例えばカリンとか)も歌のシーンがカッコよかったりセクシーだったり可愛かったりで、画面にかぶりついてしまいましたw

目をそらさず、できればスロー再生で観て欲しいですw

全キャラ惚れそうになってしまいました・・
ちょろくてスイマセン・・w


■総評
歌のシーンの楽曲と映像がかなりのクォリティ。
物語は努力シーンがなく安直かも知れないけど・・
青春、部活、可愛さ、友情、熱情、愛情、挫折、苦しみ、楽しさ、爽快感・・
部活系としては個人的に胸アツなものがあります。

3期いらない・・
ファンによる、そんなネットの書き込みも目にします。
それだけ1期や2期を愛しているという事は想像に固くないし、そういう愛し方もあっていいと思います。
その気持ちも実はちょっとわかったりもしています。

でもやはり自分としては、多くのスクールアイドルが目標とする全国大会ラブライブがあってこその、μ'sでありAqoursであって、その世界感が拡がったし、そこへ踏み出そうとする新キャラ達を応援したいと思う気持ちの方が強く持てた3期だったと思います。

是非、μ'sやAqoursとの共演(競演?)も観てみたい・・
あ、ようつべで公式動画があった・・
歌シーンの動画もある・・
期間限定みたいです。お早めに。
(ヤバ・・円盤買うかもw)
 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

67.8 6 2020年度の姉妹アニメランキング6位
球詠(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (250)
668人が棚に入れました
埼玉県、新越谷高校。この春入学した武田詠深(たけだ・よみ)は、そこで幼なじみの山崎珠姫(やまざき・たまき)に再会する。中学時代、受け止められるキャッチャーがいないために鋭く変化する「魔球」を投げられず、野球への気持ちをあきらめかけていた詠深。だが、強豪チームで実力を磨いていた珠姫は、詠深の変化球を受け止めることができた。幼い頃の約束を果たし、再びめぐり逢った二人は、クラスメイトの川口姉妹や仲間たちと共に停部中の野球部を復活させる。目指すは全国!新生・新越谷高校野球部の挑戦がここから始まる――。

声優・キャラクター
前田佳織里、天野聡美、野口瑠璃子、橋本鞠衣、永野愛理、北川里奈、富田美憂、宮本侑芽、本泉莉奈、佳村はるか、白城なお

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

どうした!4話!改め全話目をつむろう!無限ループなう!

2021年1月27日

原作も含め、めっちゃ面白いです。
好敵手もカッコ良くて、是非2期3期希望です。

2020年11月8日

もう3週目突入。

待田堂子さん脚本とは相性が合うのか?

「THE IDOLM@STER」
「Wake Up, Girls!」

観る度にハマってしまいます。

安直じゃない?

いやいや、かなり安直でした!

でも、こんなアニメは大好物です!

シーズン化希望です!



以下は初観時の感想です。
お粗末です。

こんな作画崩壊は初めて。

でも、内容は面白かったです。

画で言えば大腿がしっかり描かれて
話も安直にしないのが良かったです。

スポーツものって

「ハイキュー」も「あひるの空」も
もっと言えば「スラムダンク」も
1試合で12話使うし
モブに光当てすぎるしで
なかなか話が進まないのですが

その点、球詠はテンポ良かったです。

シーズン化して欲しいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8
ネタバレ

7でもない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

予想外のホームラン

満足度4.1

*ただしきららアニメとしての評価でシリアスアニメより点数の付け方が甘いかも

物語★★★★
キャラ★★★☆

キャラデザ★★☆
作画★
背景★★★

声優★★★☆
OPED★★★☆
劇伴★★★

作画悪いし、いつもみたいにスポーツ・野球アニメ漫画は途中で切ればいいやって気持ちで期待せず見ていたけど、これ思ったより面白くない?逆境ナイン以来かもしれない

{netabare}
他校と試合してるより練習してる方が好きって野球部設定、生まれて初めて聞いて度肝を抜かれた
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

It’s a wonderful baseball!

ありがとう 平和な時
ありがとう 素晴らしき仲間たち
ありがとう It’s a wonderful baseball !
ありがとう 素晴らしき野球!

女子硬式野球応援ソング より。

恥かしながら、女子の硬式野球が、これほど盛んであるとは思ってもいなかった。
男子が硬式野球で女子はソフトボール、といった認識しかなかったのである。

さて“球詠”である。

不祥事で休部中の野球部を再建する、それも“すねに傷持つ”面々たち。
中々本格的な設定だ。
キャラデザがまた個性的。
中々ゴッツイのである。
しかしお顔が“きらら”である。
正直なところ、カートゥーン張りに、グニャっと変形する作画と併せて違和感を持ったことは確かだ。
ただ、話が進むにつれて、それが彼女たちの一挙手一投足への説得力となってゆくから不思議だ。
ラスト4話、地区予選に入る頃には作画も安定(慣れただけ?)、試合に集中することが出来るはずであり、何より良い脚本であった。

OP、EDも良曲だ。
だーまえサウンド全開である。
特に、“プラスマイナスゼロの法則”、気持ちの良いギターリフが印象的!
あと、肩の力が抜けた合いの手、いいね!

Go! Go!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

71.4 7 2020年度の姉妹アニメランキング7位
アサルトリリィ Bouquet(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (285)
1003人が棚に入れました
近未来の地球――人類は「ヒュージ」と呼ばれる謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕していた。全世界が対ヒュージのために団結して作り上げた決戦兵器「CHARM」を用いて、「リリィ」と呼ばれる少女たちは世界の為に戦い続けている。世界各地にはリリィ養成機関である「ガーデン」が設立され、ヒュージに抗い、人々を守る拠点となっていた。 そして、数あるガーデンの中でも、名門と謳われる百合ヶ丘女学院に入学した一柳梨璃は、出会った仲間たちと一柳隊を結成、任務の為に東京へと赴く。これを機に、ルドビコ女学院、エレンスゲ女学園、神庭女子藝術高校、御台場女学校、相模女子高等学館、そして百合ヶ丘女学院の運命が交錯し始める……

声優・キャラクター
赤尾ひかる、夏吉ゆうこ、井澤美香子、西本りみ、紡木吏佐、岩田陽葵、星守紗凪、遠野ひかる、高橋花林、水瀬いのり、高橋李依、洲崎綾、関根明良、七瀬彩夏

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

掲げた看板に寄ってきた人が観たいものを魅せたという意味で、ほぼ満点な秀作!

[総評]
キービジュアルで匂わせた百合成分や中二病バトル、期待する人は間違いなく期待する入浴シーンなど、この作品に目をつけたであろう人々が「これが観たかった!」という要望にキッチリと応えた秀作です。

内容的に最初から視聴者は選んでしまったかもしれませんが、第1話から最終話までその選ばれた視聴者たちを決して裏切ることはなかったと言えましょう。

テレビアニメとして充分な合格点を付けられる作画や演出、3話毎にきちんとまとまりを見せ最終回でもストーリーにきちんと区切りを付けたシリーズ構成、メディアミックスでの特にゲームとのストーリー連携など2020年通年で見てもかなりレベルの高かった作品と言えるでしょう。

シュッツエンゲルのりり(一柳梨璃)とゆゆ様(白井夢結)、ここぞというところでの必殺の百合ケーキ入刀お疲れさまでした。

出てくるだけで面白い楓さん(楓・J(ジョアン)・ヌーベル)とぐろっぴ(ミリアム・ヒルデガルド・V(フォン)・グロピウス)はズルい(笑)!

ふみちゃん(二川二水)、もゆ様(真島百由)も要所での説明やボケとツッコミをありがとう…。

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
テレビ視聴してるとCMもやっていますが、元々は武器を持った女の子のアクションドールからプロジェクトがスタートしているらしくて、そういう意味では『フレームアームズ・ガール』とかと成り立ちは似ているかもしれませんね。

また、「武器を持った女の子を戦わせたい」って辺りにフォーカスすると『RWBY』とかもコンセプト的に近いかもしれません。

ストーリー自体は、未知の敵「ヒュージ」と戦うための専用武器「CHARM(チャーム)」を使用することができる「リリィ」を養成するための機関「ガーデン」の一つである百合ヶ丘女学院があって、そこに通うことになった主人公、一柳梨璃(いちやなぎ りり)をはじめとする生徒たちがメインキャラクターとして活躍するという、ある意味では安定・安心のテンプレ感が漂うものですね。

テンプレ作品である以上は登場キャラクター自体の魅力、アクションシーンの出来栄え、ストーリーに華を添えるちょっとした設定の面白さといったところで他作品との差別化を図って戦うしかない作品ではあると思います。

第1話を観る限り、アクションシーンはわりとイケてたと思いますし梨璃や先輩の白井夢結(しらい ゆゆ)とかも良い感じです。

名前を並べると:
ゆゆ
りり
とかなるのは、何の言葉遊びだ…。

あと、義姉妹的な関係をシュッツエンゲルと呼ぶらしいんだけど、なんで「Schutzengel(守護天使)」なのかも良くわからん(笑)。

でも、私は案外この作品が気に入っています。
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2020.10.16追記:
まずは第2話を視聴前に、『アサルトリリィ~一柳隊、出撃します!~』(GCノベルズ刊)を読んでみました。これで用語や設定とかはだいたいわかりましたが、小説版は「アニメの原作」扱いではないようでメインキャラクターは共通ですが、アニメとはストーリーも若干異なるようです。

第2話では戦闘はなくて「CHARM」や「ガーデン」、あるいは「シュッツエンゲル」などアニメ視聴者向けの用語説明がされる準備回といった感じでしたね。

ということで、第3話まで視聴終了。原作があるわけじゃないですが1~3話で一区切りといった趣き。小説版よりもアニメの方が展開が早い気がしますが、これはこれで良いような気がします。

「シュッツエンゲル誓約書」が結婚誓約書の書式だったりとか、そのくせ署名だけでなくてハンコも押されていたりとか、そのハンコの文字がルーンだったりとか、印章とCHARMに浮かぶサインが同じっぽいとか小説版にはなかった描写が面白かったです。

ここまで視聴者が知りたい作中用語などはだいたい楓と二水が説明してくれて、他のキャラにツッコみたいところは楓が代弁してくれるといった役回りになっています。

今後、普通に3話でひとまとまりみたいな感じで「起承転結」みたいなシリーズ構成になるのかしらん…?

2020.12.25追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。1話の尺によくこれだけ詰め込んだという感じの最終回でしたが、スッキリと終わりましたし余韻もあってなかなか素晴らしい出来でした。シャフト、まだちゃんとしたアニメ作れるんじゃん…。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31
ネタバレ

とろとろとろろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ブヒッ♡

視聴者ターゲット(おそらく一番金を落とす層)がはっきりしてるので、
正座してブヒブヒ言いながら見るだけ。
ソシャゲ展開も決まっているらしく、力の入れようも尋常じゃない。
ゲーム販促も兼ねて2期3期と続く可能性も大きいだろう。
やたら下半身描写を強調してくるのも視聴者層を考えれば問題なし。
ブヒッ♡

・第3話
{netabare}初号機暴走からのケーキ入刀にはなかなか笑わせてもらった(笑
ありきたりな展開とはいえさすがシャフト、見せ方が上手い。
劇伴も上々で盛り上げに大いに貢献してる。
人死でストーリーやキャラに影を落とすのは最初から誰もが想定内だろう。
個人的にその辺がこのアニメの評価を上げることはないかな。
ブヒ枠、ギャグ枠、百合枠として突き抜けて欲しいわ。{/netabare}

・第5話まで
ここまでブヒ♡アニメとしてはほぼ完璧。
序盤から登場人物詰め込み過ぎで面食らったが、だんだん慣れてきた。
時たま見せる作画のこだわりがシャフトの本気を感じさせる。
{netabare}ただひとつ、キャラの魅力としてはゆゆ様に全振りというのが現状。
りりに関してはまだ輪郭がボケボケ。
カリスマというレアスキルが今後どう影響を及ぼすのか、それ次第かな。
他のキャラを掘り下げるのは尺的に無理かも?
公式サイトの円盤情報等を見ても、全何話なのかは分からなかった。{/netabare}

・第7話
{netabare}新キャラ登場でここまでで一番おもしろかったブヒッ♡
やっぱり貧乏ゆすりは基本だな。
小室ツクールで作曲したようなOP曲もだんだん好きになってきたわ(笑{/netabare}

・第8話
学園モノ王道展開でここまでで一番おもしろかったブヒッ♡(再)
今んとこ俺的今期トップスリーの一角だ!
ただいまだに登場キャラの一部が理解できてないけどなwww

・最終回まで
第12話の前半を見て思ったこと。
{netabare}ソシャゲ展開とは別に、パチスロとのタイアップも予定してるのか? 
.....と思わせるようなボーナス確定演出で草。{/netabare}
第12話の後半を見て思ったとこ。
{netabare}まんまトップをねらえ!だなwww
続編を考えればさすがに56億7千万年後は無理だったか。
2期で結梨ちゃんや美鈴さまが復活するのを待ってるぜ!(笑{/netabare}
それにしても、やたらとケーキ入刀が多いアニメだった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

いこ〜る さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

小鳥の巣

1話
特別な力を持った少女が異形の敵と戦う話。そこに学園ものと濃い目の百合要素を加え、主役のCVに赤尾ひかる“かおす先生”を配して全体トーンに長閑さを感じさせつつ、EDで不穏感を匂わせ…と結講盛ってきた。
初回の情報量の多さを主人公のモノローグで捌くと言う、一周回ってアリな演出で乗り越えて、さあ次回からどう話を回していくのか?
今のところ『刀使ノ巫女』と『マギアレコード*』(←*まどマギじゃなくてマギアレコードの方)を足して2で割った感じ。絵はキレイでアクションもいい。太ももムチムチのキャラデザは好みでないが…。

2話
説明回。バトル要素はほぼ無く、視聴者が知らないとこれから困りそうな事柄を説明しつつ、人間関係も染み込ませてきた…ので、少し退屈になるところをお嬢様とちびっこを使ってうまく回していたと思う。
学園パートは日常コメディでありつつ心理劇要素もあって、意外と面白い様な。

3話
めっちゃ百合。なのはひとまずおいといて、梨璃のCV赤尾ひかるの好演に瞠目しよう。

”こみっくがーるず”かおす先生のイメージが強かったせいで、ちょっと色物っぽい印象があったが見事に脱却!コミカルな面は残しつつ正統派主人公を張れるだけの演者に成長していた。

対して夢結のCV夏吉ゆうこは、三森すずこ的な演技に押し込められている様でなんか気の毒だ。物語的には過去から解放されたようだから、もしかしたらこれからなのかも知れない。

4〜5話
レギオンメンバー集め回
今までメインで出ていた4人とサブで顔出ししていた5人を一気に揃えてきた。馴染みの薄いサブメンバーはキャラの掘り下げもしつつ進めたり、なかなか脚本が巧みだ…と思って調べたら脚本は“放課後のプレアデス”の監督していた人だった。

なるほど、これは趣味が合うわけだ。

そういえば、5話などは何気に構成が良くて、ラムネをキーに二転三転させて、最後にレアスキル『カリスマ』を納得させてしまうのが上手いと思う。

10話
なんかめっちゃ良いんですけど。
大勢いることを活かした温かく素晴らしい脚本!悲劇の後にコメディベースの話をつなげる、よく考えられたシリーズ構成。赤尾ひかる一世一代の泣き演技。
ここでシーズン1を終わらせても良いくらいの出来だのに、さらに不穏な引き!

ラスト
大団円!とてもうまくまとめたと思う。

視聴当初はシャフトってだけが注目要素のどちらかといえばイロモノ作品と思っていたが、始まってみれば今期トップクラスのクオリティ!
佐伯監督万歳!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

66.3 8 2020年度の姉妹アニメランキング8位
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (282)
1000人が棚に入れました
科学技術が高度に発達した機械仕掛けの理想郷「帝国」。超常の力を駆使し、“魔女の国"と恐れられる「ネビュリス皇庁」。百年にわたる戦争を続けてきた両国には、二人の英雄がいた。最年少にして帝国の最高戦力となったイスカ。ネビュリス皇庁の王女にして“氷禍の魔女"の異名を持つアリスリーゼ。戦場でめぐり逢った二人は、命を賭して戦う宿敵となった。国を、家族を、仲間を守るため、決して譲れない矜持と矜持をぶつけ合う。しかし、激闘の中で互いの素顔に触れた二人は、その生き方に、その理想に惹かれてしまう。ともに歩むことはできず、残酷な運命に翻弄されるとわかっていても。……そんな二人を嘲笑うかのように、世界の緊張はなおも高まり、大国の謀略が交錯しようとしていた。分断された世界、それでも少年と少女は想いを募らせていく―― 。

声優・キャラクター
小林裕介、雨宮天、石原夏織、白城なお、土岐隼一、花守ゆみり、和氣あず未、久川綾、笠間淳

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

許されない恋と知りながら・・・。

あにこれでは「可もなく不可もなく」の評価が多いですが、私は結構好きです。100年をも超える争いを未だに続ける2つの国。それぞれの国の若きエースである男女が、出会いそして惹かれ合ってしまう。ここから物語は始まります。戦争している割にはラブコメ要素があって、あまり緊張感のない世界観ですが、映像はまぁまぁ綺麗だし声優さんも推しの多い作品でした。OPもEDも結構いい曲でした。女の子キャラの個性は強いけど、男の子の個性はちょっと弱いのかな・・・。「中途半端なところで終わりやがって!」という意見もありますが、2期の制作が決定しているようで楽しみです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最強の剣士と最強の魔女。宿敵である二人は、戦場で惹かれ合う。

この作品の原作は未読ですが、天ちゃん、ゆみりん、ゆみりん、石原夏織さんに和氣あずみさんが出演されると知り、視聴を決めた作品です。


科学技術が高度に発達した機械仕掛けの理想郷「帝国」。
超常の力を駆使し、“魔女の国”と恐れられる「ネビュリス皇庁」。
百年にわたる戦争を続けてきた両国には、二人の英雄がいた。

最年少にして帝国の最高戦力となったイスカ。
ネビュリス皇庁の王女にして“氷禍の魔女”の異名を持つアリスリーゼ。

戦場でめぐり逢った二人は、命を賭して戦う宿敵となった。
国を、家族を、仲間を守るため、決して譲れない矜持と矜持をぶつけ合う。

しかし、激闘の中で互いの素顔に触れた二人は、
その生き方に、その理想に惹かれてしまう。
ともに歩むことはできず、残酷な運命に翻弄されるとわかっていても。

……そんな二人を嘲笑うかのように、世界の緊張はなおも高まり、
大国の謀略が交錯しようとしていた。

分断された世界、それでも少年と少女は想いを募らせていく――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

史上最年少で帝国軍の最高戦力「使徒聖」に上り詰めたイスカと、強力な氷の星霊を宿す星霊使いで、帝国からは「氷禍の魔女」と呼ばれ恐れられている皇庁の第2王女アリスは、お互いを宿敵と認め合っているものの、敵対する国に所属する二人が共に歩むことは許されていません。
お互いを打倒する先にしかそれぞれの目指す世界平和が無いという設定は、ラノベの中では比較的ありきたりの部類かと思います。

そういえば、主人公のイスカという名前も、以前聞いたことのある名前ですし、ヒロインのアリスという名前も一般的かと…
設定そのものがありきたりだと、勝負するのは物語の内容ということになります。

帝国と皇庁の深部では何らかの企みが蠢いているようでしたが、それが何かが分かる前にアニメとしては終幕してしまいました。

続き、面白そうなんですよね。
主人公は帝国の上層部にはお邪魔みたいですし、皇庁で繰り広げられている王位継承争いも、波乱含みでどうなるか興味ありますしね。

それにこんなことくらいで折れるイスカとアリスではないでしょうし…
そしてアリスの妹であるシスベルとイスカの関係も気になるところです。

終幕のタイミングは物語としてのキリが良かったからかもしれませんが、これで第2期が無かったら、完全に販促目的の作品ということになります。
この作品はどうなるんでしょう?

アニメーション制作はSILVER LINKさんなので安心して視聴することができますし…
続編の有無は円盤の売れ行き次第、ということになるのでしょうか?

オープニグテーマは、石原夏織さんの「Against.」
エンディングテーマは、アリスリーゼ・ルゥ・ネビュリス9世(天ちゃん)による「氷の鳥籠」
どちらも通勤中に聞いている楽曲です。

1クール全12話の物語でした。
ありきたりな面もありましたが、総じて楽しんで視聴できたと思います。
これは声優さんの力も多分に関係しているんでしょうね。
販促作品にならないよう、続編の情報を待っています。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

マージマジマジーロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

次第に惹かれ合う戦場のライバル

【物語】
話のテンポが良かった。
序盤説明不足感もあったけど、回を重ねる毎に大方掴めるので文句ない。
ただ最終話で伏線詰め込んでいたので、不完全燃焼だった。2期でどう回収していくか楽しみ。
あと各話のタイトルが格好いいのもポイント高い。
やっぱりファンタジー×ラブコメはハズレない(主観)

【作画】
かなり綺麗。
アリスのデレの描き方や背景・風景が良い。
特にアクションシーンはSILVER LINK.の本気を見れた気がする。

【声優】
声優陣は豪華。
個人的に花守さんは彼女史上ベストアクトだと思ってる。
クールな雰囲気からツンデレまで声の使い分けが素晴らしい👏
何よりアクションシーンの鬼気迫る演技。
燐というキャラを魅力的にしたのは間違いなく花守さんの功績。

【音楽】
OP(Against./石原夏織)が格好いい。
きゃりさんの声質は特徴あって印象に残る。
ED(氷の鳥籠/アリスリーゼ・ルゥ・ネビュリス9世(CV:雨宮天))はキャラソンで毎話癒された。

【キャラ】
際立って魅力あるキャラは少ない。
キャラ名も中々覚えられない。
ミスミス隊長は何故隊長になれたのか分からないほどのポンコツぶり。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

64.2 9 2020年度の姉妹アニメランキング9位
ピーター・グリルと賢者の時間(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (155)
638人が棚に入れました
ここは、剣と魔法の世界――ヤケッパチ戦士ギルド所属のピーター・グリルは、見事に武闘祭を勝ち抜き、地上最強の男の称号を手に入れた!これで、恋人ルヴェリアとの結婚も認めてもらえるだろう。しかし、大いなる力には大いなる代償がともなう…。オーガ。エルフ。オーク。地上最強の遺伝子を狙う様々な異種族の女たちが、ピーターの子種を狙い、今まさに蠢きだそうとしていた。なぜ人は、事が終わってからこんなにも冷静になるのだろうか。かつて誰も見た事がない、地上最強の賢者タイムがやってくる!

声優・キャラクター
下野紘、浅水健太朗、二ノ宮ゆい、竹達彩奈、山村響、上原あかり、千本木彩花

69.9 10 2020年度の姉妹アニメランキング10位
グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION スターゲイザー(アニメ映画)

2020年11月27日
★★★★☆ 3.7 (44)
262人が棚に入れました
トーカ(獅子ヶ谷桐花)は、SORDメンバーたちと共に海外合同合宿に参加するも、その予定は変更され、脱走者・グミ(九真城恵)を追う作戦に参加することとなる。
任務に際しトーカは、両親との記憶や、昔の友人・シホとの果たされることのなかった約束と邂逅し、グミの境遇に想いを馳せる。それぞれが交差する中、トーカの導き出した答えとは――?

声優・キャラクター
佐倉綾音、三森すずこ、内田真礼、南條愛乃、名塚佳織、種﨑敦美、井澤美香子、代永翼、長妻樹里、小見川千明、依田菜津、友永朱音

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

『ビルマの竪琴』の美少女アニメ版が完成したと聞いて!!!「みもり~ん、一緒に日本に帰ろう~」途中から『コマンドー』か『エクスペンタブルズ』になってるとか言いっこなしよ?

エロゲでお馴染みの『グリザイア』シリーズの全年齢版、かつ現在進行形で展開中の『グリザイア:ファントムトリガー』のvol.3をアニメ化した61分の映画です
↓ちなみに2019年にvol.1とvol.2をアニメ化したのが前作になります↓
https://www.anikore.jp/review/1907909/
過去のシリーズとの接点は希薄で、さらには前作のダイジェストも劇場では流れますのでイキナリ今作から観始めても良いと思います


美浜学園に通う生徒達は皆ワケあり
国家諜報機関の汚れ仕事を担うSORD(ソード)と呼ばれる殺し屋として育成されている
前回の事件を機に新たにSORDとなったマキを加えた美浜学園は修学旅行…という体裁でフィリピンのジャングルで山岳訓練を控えていた
しかし合同で訓練を行うはずだった聖エール外国人学校から脱柵兵の捜索依頼をされる事に
脱柵兵の名は九真城 恵(クマシロメグミ)通称グミ
実は以前の作戦中、現地で捨て兵にされてしまい、復讐心を燃やして敵を1人で壊滅し、ゆくゆくは自分を捨てた上司を殺害するのでは?と恐れられているスナイパーだった
グミと一緒に捨て兵にされ戦死したのが、かつての自分のパートナーだと知った美浜のスナイパー、トーカ
トーカは同じスナイパーであるグミの暴走を止めるべく作戦に参加するが、その内心では複雑な想いをめぐらせるのだった…


前作に引き続き、ハイクオリティな美少女ガンアクションが炸裂するGun&Girlsアニメです
単純に女の子が銃をぶっ放すアニメが好きな人は観て損は無いでしょう


前作の助監督であった村山公輔が新たに監督デビュー
脚本はあおしまたかし
もちろんキャラデ総作監は渡辺明夫、ですが前作と違いパート作監は複数に分担でされてます
それでも相変わらず作画クオリティは超高水準で安心しました
作画が良い、という言葉は今作の為にあるとすら感じます


物語はグミの姿に自分の過去を重ねていくトーカ、
孤独な戦いを続けようとする古風な軍人気質のグミ、
そしてSORD達のあまりの非日常的日常風景に翻弄される有坂先生ェ…
という3つが並行して進む群像劇になっています
さらにグミと同じ聖エールの生徒達も作戦に加わり、登場人物は一気に増えていくのが群像劇スキーには堪りません
特に新キャラの1人、ベルベットちゃんに小見川千明というキャスティングが憎いですねw
彼女達のシュワルツェネッガーかスタローンかって活躍にも注目です


グミに帰投を願う仲間達からグミの無線へ「一緒に日本へ帰ろう」という言葉が掛られるのは『ビルマの竪琴』を彷彿とさせます
グミがハルトと逢って初めて発した台詞も横井庄一さんから発せられられた流行語が元ネタでしょう
これを小見川千明や三森すずこに言わせたのが面白過ぎますw
次の『ガルパン最終章第3話』でも同じことをやるんじゃないか?とけみかけは踏んでますがさてどうでしょう?


そして『グリザイアPT』において最も重要視されてるテーマである生きる事、即ち食べる事、が今作でも健在です
61分の中でこんだけ飯テロを仕掛けてくる映画はグルメモノでもそうそう無いでしょう
下手にお腹が空いてる時に観ると辛いかもしれませんw


今作ではトーカが掘り下げられたので、このままクリスやムラサキのエピソードも是非このクオリティでアニメ化をして欲しいものです!
それでは、バイポッドになりたいっ!けみかけなのでした~

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

カエル、二羽鶏、牛丼

 前作「グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION」から一年以上たった今回、新しい仲間ができた続きとなるです。初めて見る人にも、何となくわかるような簡単な解説があるです。

 今回は、美浜学園の生徒トーカを中心に過去に振り返えつつ、グミという少女の過去と現在と対峙決着という展開、何やら濃い内容のようなお話だったです。前回出でてきた生徒は、脇役みたいなかんじになったです。

 トーカ自信と家族を物語る過去と、復讐を背負ったグミとの対比が描かれているです。
 トーカと出会ったグミが、最後どういう反応をするのか?このお話の結末を左右するです。この上ない宿命のようなこの二人の過去は、一人の人物を知る共通点と、運命においてやや深いものがあったです。互いを知った時どうなるのか?、「過去を打ち抜く!」とは何なのか?お話として、前作より面白みがあったと思ったです。

{netabare} 別に印象に残ったのは、任務において出てきた修道服の女の子たちが、言葉遣い、行動、性格においてのギャップも見所だったです。
 でてきた太ったおっさん?が、どこか存在感を示していたのも・・・です。{/netabare}

 戦闘においてやや順調で、少し思わぬことが起こりながらも、淡々と遂行されてしまうトーカが、デューク東郷とも一味違う狙撃で、一度狙われたら相手もおしまいというのを現したある意味での凄まじさを感じたです。

 結局、スターゲイザーというのが、良くわからなかったです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

67.6 11 2020年度の姉妹アニメランキング11位
四月一日さん家と(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (12)
67人が棚に入れました
東京江東区・門前仲町。長女・一花(ときのそら)、次女・二葉(猿楽町双葉)、三女・三樹(響木アオ)の四月一日三姉妹は、母親が幼少期に他界し、父親も一昨年亡くなっている。ある日、二葉が結婚し家を出て一花・三樹の二人暮らしになった四月一日家に、とある理由で謎の女子高生・生子(物述有栖)が訪ねてくる。一方、住まいを移した二葉はカラオケバー「まさこ」でアルバイトを始める。カラオケバーでは、まさこママの娘・大森かなこ(天神子兎音)や、酒屋の看板娘・若木春(夏色まつり)、バイト仲間の演劇少女・山村しのぶ(大空スバル)、三姉妹のいとこ・雨夜瑠美(朝ノ瑠璃)の個性的な面々が四月一日家のドタバタに巻き込まれていく…。新生四月一日ファミリーがお贈りする、笑いあり涙ありのほのぼの日常系シチュエーションコメディ。

声優・キャラクター
ときのそら、猿楽町双葉、響木アオ、物述有栖、天神子兎音、夏色まつり、大空スバル、朝ノ瑠璃

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『四月一日さん家の』の続編 VTuber ドラマ

作品ジャンルは相変わらず「ホームコメディー」なんですかね。

作りとしては「キャストにVTuberを起用したドラマ」ということで、背景もキャラクターも3DCGが使用されています。

あにこれユーザーのマジョリティにはあまりウケない作品のような気がしますが、個人的には大いに気に入っています。ということで「物語の評価: 4.5」はあまり真に受けないでいただけるとありがたいです。

テレビ東京での放送枠は「ドラマ25」から日曜日の深夜移りました。前作の『四月一日さん家の』にはあったと思うのですが、本作には『奥さまは魔女』(アメリカのドラマ)にあったような観客のガヤっぽいSEはありません。

#以下の記述では(役名: VTuber名)とします。

前作は登場キャラクターは四月一日家の三姉妹(一花: ときのそら/二葉: 猿楽町双葉/三月: 響木アオ)だけ、舞台は四月一日家の自宅(それもほぼリビングだけ)でストーリーが進んでいました。そして話題も亡くなったお父さんにまつわる話や、二葉の結婚がハッキリと中心に据えられていました。

しかし本作では次女の二葉が結婚してカラオケバーで働いているという設定になっており、登場キャラクターとしてもカラオケバーの関係者が増えたり、四月一日家以外の場所が出てきたりするようになりました。これ、制作予算もだいぶん増えているんじゃないでしょうか…?

さらに今回は二葉が出て行った後の居候的存在(白鳥生子: 物述有栖)がレギュラーとして加わり、作中での会話の話題に多様性が増えたと感じます。

私は本作がとても好きですが、その大きな理由はたぶん作中の三月(四月一日家の三女)が漫才などの「お笑い」について語る内容が、自分の普段の考えととても馴染むからだと思います。

「お笑い」回のようなものは前作にも2回ほどあったのですが、本作で「脚本に困ったら漫才をやる」と言い切れるくらいの回帰すべき原点に据えられたのではないでしょうか。

普段の会話の中で、無制限に天然ボケしていく一花や生子、それに普段はきちんとツッコむくせに何かのきっかけでたがが外れて暴走してしまう三月、基本冷静で常識人なのに、怪しいイントネーションでツッコまれる二葉など、キャストの役割が定まって安定感があり、毎回とても面白かったです。

毎回夫婦で楽しませてもらいました。ありがとう四月一日シスターズ+生子ちゃん!

おまけ: ゲストで樽美酒研二(ゴールデンボンバー)が、本作出演のためにわざわざアバターを作成してもらって本人役で出演していました。(第3話)

基本的に演技はできないと自認しているのでドラマ出演はしないらしいのですが、本作では「本人役での出演」ということでオファーを承諾したとのことです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

62.3 12 2020年度の姉妹アニメランキング12位
魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸(Webアニメ)

2020年4月1日
★★★★☆ 3.2 (12)
45人が棚に入れました
いくどとなく救世主としての役目を果たし、創界山の危機を救ってきた戦部ワタル。しかし、そのワタルに、最大のピンチが訪れる! 異変が訪れたという創界山へやってきたワタルだったが、そこで見たものは、蜃気楼のように揺らめく逆さまの創界山。色濃く立ち込める邪悪な気配に、ついには龍神丸の力も封じられ、バラバラにされてしまった。龍神丸を失ったワタルに与えられた試練。シバラク、ヒミコ、そして虎王――かつての仲間たちと共に、救世主ワタルの旅がいま再び幕を開ける!

声優・キャラクター
田中真弓、伊倉一恵、林原めぐみ、西村知道、玄田哲章

58.9 13 2020年度の姉妹アニメランキング13位
はてな ☆イリュージョン(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (90)
315人が棚に入れました
中学一年生になったばかりの不知火真は、両親の知り合いの、世界的に有名な奇術師・星里衛に弟子入りするため上京する。子供の時に、星里衛・メイヴ夫妻のショーを見てから、真はずっと奇術師に憧れてきた。夫妻の娘・果菜(あだ名:はてな)とは幼なじみ。東京では、美貌の女怪盗が起こす事件が世間を騒がせていたが、はてなもいるし、不安はなかった。幽霊屋敷と呼ばれる星里家で、執事のジーヴスとメイドのエマに迎えられ、はてなとの再会を果たした真。はてなも大歓迎だったが、真と話がかみ合わず、ついには――!?アニメ界最大のイリュージョン、開幕!!

声優・キャラクター
松岡禎丞、鈴木愛奈、富田美憂、M・A・O、松山鷹志、細谷佳正
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