2013年度の悪魔おすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2013年度の悪魔成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の2013年度の悪魔おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

61.6 1 2013年度の悪魔アニメランキング1位
魔界王子 devils and realist(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (355)
2164人が棚に入れました
名門貴族のウイリアムは、類いまれなる頭脳の持ち主。パブリックスクールでも、家柄のこともあり、話題の中心でもあった。しかしそんなある日、叔父が事業に失敗したことで財産を失ってしまう。名門の名に傷がつくことを恐れたウイリアムは自宅に戻り、家令と共にお金になりそうな物を探す。屋敷で見つけたのは、先代が出入りしていた地下の部屋。そこには魔法陣があり、意図せずウイリアムは悪魔を呼びだしてしまう。呼びだされた悪魔、ダンタリオンはウイリアムに告げる。「ウイリアムは魔界の代理の王を選ぶことのできる選定公である」と。それゆえに、自らを王に選べと迫ってくるのだが…。果たして魔界の代理王は誰になるのか!?

声優・キャラクター
江口拓也、寺島拓篤、松岡禎丞、柿原徹也、福山潤、高城元気、鳥海浩輔、斎賀みつき、小野友樹、安元洋貴、山本和臣、鈴木裕斗

ARENO さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作絵柄好み・キャラ良し・声優良し・・・あーでもストーリー惜しい

・☆・英国×悪魔×天使×学園×ファンタジー×バトル×女子向け

・☆・「きゃらびぃtv」で発見し、あっ面白そう♪と友人と騒いで放送を楽しみにしていたこの作品。一言でいえば、ちょっと残念・・・
※以下批評含みます


・★・概要・★・
魔界王子は、『コミックZERO-SUM』にて連載された漫画原作、2012年12月にテレビアニメ化が発表され、2013年夏季まで放送された。舞台は19世紀イギリス。ひょんなことより悪魔を召還してしまったウイリアムと、彼を魔界の代理王にしたい悪魔たちとの波乱に満ちた日々が始まる!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うーん・・・
どうも惜しいんですよね。キャラ的には女子受けしそうですし
雰囲気や魔界的要素を取り入れてくるところなど、
いい要素は沢山揃っているのに、扱いきれていない。
・・・みたいな。


個人的にはとても期待していたので、これから
面白くなるだろうと楽しみにみてたのですが、
結局ストーリーも大きな盛り上がりには
欠けたままゴールイン←これも結構強引に。



なにが足りないんだろうと疑問を持ちながら、
この前録画整理ついでに見て思ったことが。



→描写不足
英国学校に笑い要素、バトルに選帝侯決定戦、魔界
など様々な要素を描き切れていないのが1つ。
殊に魔界においては最後まで中途半端だったように
思われます。少しコメディ方向に傾きすぎたかな。

→ストーリーの盛り上りが欠ける
ウィリアムが超現実主義というあの性格が災いしたか、物語が
新キャラ→魔界関連→バトル→しかし意思は曲げないウィリアム
といったようにパターン化してしまってるんですよね。
つまり、だいたい先が読める!
とあと、最終回まで大きな進展が特にあるわけでもない
ので、これはその時その時でのコメディ部や
キャラを観て楽しむのがいいと言えますかね。



まあ、お話としては私にとっては少し残念であり、
最終回も不完全燃焼な感じがしてならなかったのですが
(↑もしかして、二期への…だったりして)
そこを求めなければ、登場人物やOP、舞台・作画など
楽しめる要素もあったのかな~と♪

英国/学校の組み合わせはツボでしたw
ハリポタの影響ですかね~(笑)でも、イギリスの
雰囲気とか良かったな。思えば、イギリスと言えば
ホラーやオカルトティックなものがポピュラー
なので、そういうところも意識されたんでしょうか。


あとはキャラ。個人的にはシトリーがお気に入り♡
可愛いですw ダンタリオンも嫌いじゃないし、切り離せば
ウィリアムも堅物悪くないです(切り離せばというのは
BLあまり好きではないので汗汗)
ただ、ウィリアムに最後の方でもう少し心境の変化が
あったりという場面が見れればよかったのにな~と。
始終「現実しか信じん!」なキャラで終わって
しまいましたね。そこを面白さととるかも
人によって分かれるところだと思います。


それにしても、こういう女性向けアニメは
やはり豪華男性声優を採用されてますよね!
➡ 主人公は江口くん、ダンタリオンは寺島さん、
  シトリーは松岡くん(ああ、キリコw) カミオ役
  柿原さん(かっきーって呼びたい笑)ケヴィン福潤
です。一部省略すみません汗
そして彼らがOPEDまでも歌ってしまうとは!
ファンには嬉しい(*´▽`*)
どちらもお気に入りです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とまあ、このように突っ込みどころも多いアニメですが
聞くところによると原作の方がお薦めという声も。

いづれにせよ、ストーリーは流れをつかむくらいで
キャラやバトル、コメディを目的とすれば
それなりには楽しめる作品だと思います(^^)/

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

腐女子ホモ向けアニメ(2話まで見たけど中断

■関連URL
・番組公式サイト:http://makai-ouji.com/ http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/makai-ouji/
・番組公式Twitter:http://twitter.com/anime_makaiouji
・原作漫画特設サイト:http://www.ichijinsha.co.jp/special/zerosum/makaiouji/


ストーリー

時は19世紀末のイギリス。貴族の子息・ウイリアムは後見人である叔父が事業に失敗したことから、財産を失ってしまう。「学費未納で退学」という最悪の事態を防ぐため、金目の物を探しに屋敷の地下室に入るとそこには魔法陣があり、彼は意図しないうちに悪魔・ダンタリオンを召還してしまう。ダンタリオンはウイリアムに言う。「あなたはソロモン王の血を引く選定公であり、魔界の代理王を選ぶ権利がある」と。ウイリアムと、彼に気に入られたい代理王候補の悪魔達の騒がしい日常がこうして始まった。

思った程露骨なキスとかは無いから普通に見れそうだ。
設定が結構面白いのとバトルが面白そう。



1話
{netabare}特に事前情報なし。まずは見てみよう。
え?まさかガチホモアニメ!?
ガチホモアニメは見た事無いな。
ニコニコだしちょっと見てみるかな。
ホモじゃない臭いを漂わせて最後ホモでしたアニメには頭に来た事あるけど冒頭でBL仕様ってわかるのは親切だな。
隠し地下扉本当にあるんかーい!
お?血の契約か!?ソロモンの魂…ダンタリオン!
中二病アニメなのかな?これ結構面白そうだ。
魔界の大公爵弱すぎww
なぞの闇に吸い込まれた… ヤギw
ダンタリオン完全にギャグ要員じゃないかww
うおっ家が吹っ飛んだ!?FF6のケフカみたいなの出てきた。
魔法使えるのか。死んで400年しかってスケールでかいな。
「こいつは俺のものだ」ってwwどういう事なのww
魔法便利すぎw
オカマなかなか良いキャラしてる。
政治上のライバルってw大胆だなw
なんだオカマはシールド貼れないのか。
ヤギ使えねーなw バトルが熱い!
おいバトルキャンセルすんな。
お約束の転入生。ですよねぇーww

学園バトルコメディーって感じかなぁ。ややホモっぽいが。
シャナみたいな感じかな。結構面白いからしばらく見よう。


2話
まさかの魔法少女…(だが、男だ。)ワロエナイ。
ってより飽きたよ。


うーん大して面白くなさそうなんでやっぱもういいや。
そもそもホモアニメは無理だなやっぱ。
リアルで昔ショーパブで働いてたからガチホモとかニューハーフとか未だにたまに飲みに行く仲の人いるけどアニメで見ても面白く無いや。
ちなみにリアルのオカマからするとオカマの安売りのせいでショーパブ儲からないと怒ってた。

評判良かったらまた見るかも知れない。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

選定公設定等活かされていないです…。

リアリストで頭脳明晰、名門貴族のウイリアムが魔界の代理王を選ぶ選定公に!
そして王になりたいダンタリオンが現れ果たしてどうなる?ってストーリー。

最近の魔王ものアニメってなかなか面白いです。
気にしてなかったけど、ひょっとして魔王が好きなのかもな。

※1話感想 {netabare}
今回の成分 選定公2:破産2:バトル2:魔界2:貴族1:現実主義1

普通あれだけの事を目の当たりにしたらリアリストと言えども
魔界の事を信じてしまいそうだけどきっとそうは行かないのでしょうね。
ウィリアムとダンタリオンのやり取りが楽しくなってきそうです。

学費はダンタリオンが払ったのかな? だとしたらもう既に賄賂の様だけど…魔界だしアリか。
期待できそうな感じで次回も楽しみです。
ただ女性キャラが全く出て来ないのは少々気になりますが。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 堕天使4:奨学金2:現実主義2:召還1:指輪1

女性キャラ登場!っと思ったらあれで男なのか…。
なんだか宝塚っぽさもUPしました。
演技が誇張され舞台向けな感じに聞こえてくる。
個人的にはこれはこれで面白味は感じますが好き嫌いは出てきそうです。

今のところコメディとシリアスを混ぜていて無難な感じですが
この作風だとコメディはあまり向いてないですし
このまま進んでも器用貧乏な感じで終わってしまうと思いますので
もう少しシリアス路線を強めて欲しい気はしています。
{/netabare}

【総評】
出だしは面白くなりそうな要素を感じたりもしていたのですが…。
ストーリーに厚みがなく今までの伏線や設定関係なしに魔界無双で締める内容。
1クールで締めたいのでしょうけどコレは無いです。
キャラクター付けも薄く皆似たり寄ったりの色男で個性が出ていないです。
また掘り下げも浅く感情移入のしようがないので、
最終的に美男子の魔法レーザー撃ち合うバトルをただ眺めていただけでした。
単調だし使い回しの絵は多いし迫力無くワクワクもしませんでした。

主人公のリアリストという設定は悪くはないですし悪魔も性格や使える魔法に
もっと個性が出ていれば特徴ある作品になれたかもしれませんが
全て控えめになっていて面白味も魅力もない作品となってしまっています。
ストーリー物にもコメディ物にも成りそびれた印象です。
一部でも突き抜けるキャラが居れば違ったと思いますが…。

個人的には全く楽しめず無為な時間となってしまいました。
登場キャラクターの中に見た目ストライクだと思える者がいる人は
もしかして楽しめるのかも知れませんけど、お勧めは出来ません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

67.6 2 2013年度の悪魔アニメランキング2位
DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (947)
5370人が棚に入れました
何が正義で、何が悪なのだろうか…?
突然訪れた極限状態の日本。
その背景には日本全土を絶望の淵に叩き落して行く"謎の侵略者"セプテントリオンの存在が!
これは人間への試練なのだろうか!? 残酷で壮絶な現実に翻弄される人々と
悪魔と契約し"謎の侵略者"と戦う力を得た個性豊かな"13人の悪魔使い"たち。
これはそんな極限状態に置かれた人々の"葛藤と選択"の物語。
世界の終末まで、あと7日。
その選択が未来を創る…。
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

LIVE OR DIE?

視聴前→{netabare}デビルサバイバーは1も2もプレイ済みです。
ゲームとしては面白かったんですが、アニメとなるとどうでしょうか。
気になるところは以下の点です。{netabare}
①プレイヤーの扱い
  ドラクエ型の主人公なので、キャラを定着できるか?
  ここが薄味になってしまうと厳しいでしょうね。

  また、戦闘に参加するか否か?
  ゲームでは参加しますが、アニメでも参加すると浮きそう。
  不参加に(ポケモンっぽく)した方が見栄えは良さそう。
②分岐
  ゲームでは分岐(全部で5つかな?)があり、それによって色々と変わります。
  3つは癖があるので、無難に2択になりそう。
  この2つは大して変りないんですけどね。
③悪魔
  ペルソナ4と違ってメインの仲魔がいないので、何になるのか。
  皆好みは異なると思うので、一番難しいところかも。
  自分の好きな悪魔が出てくることを祈るのみ。
④再現度
  ペルソナ4のようにゲームに忠実に作るのか?
  ①でも述べているように、そのまま表現してしまうと違和感が出てしまう部分もありそうなので、
  変に拘らずに自然な作りにして欲しいです。
⑤なぜ2?
  シナリオは1の方が扱いやすい気がします。
  2はキャラが多い上に、思想がそれぞれ異なるので、相当上手くやらないと……。
  逆にここを上手く描ければ、結構濃い作品になりそう。
  自信の表れだと信じたいところです。
{/netabare}
最近、期待し過ぎて落胆することが多いので、”もしかしたら面白いかも?” ぐらいの心積もりでいようかな。( ̄◇ ̄)
{/netabare}
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視聴中→{netabare}
【第一話 感想】
  イメージのズレに若干戸惑っているところ。
  後2、3話見れば慣れるとは思うのですが、全体的に軽めの印象。
  まずOPが爽やか。今はまだマシですけど、今後内容との落差が目立ちそう。
  キャラの性格も明るめ。ゲームでは、維緒はもう少し消極的で、主人公は淡白な印象でした。
  多分、物語の重さを緩和するための措置なのでしょうね。
  他にもプレイヤーの扱いを変更したりなど製作者さんの工夫が見られるので今後に期待持てそうです。

  ただ、白虎だけはどうしても気になる。
  主人公は強い悪魔扱えるけど同時に一体しか召喚できない。
  維緒は弱い悪魔しか使えないけど、同時に多くを召喚できる。
  とかなら良い感じに個性が出そうだけど、う~ん、わからん。
  あと、技名叫んだほうが意外と様になるのかもしれない。とか思ったり。
(2013.4.5 追記)
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『第三話 感想』
  いやぁ、驚きました。まさかこうくるとは……。
  {netabare}亜衣梨や維緒、純吾あたりは死なないで欲しいなぁ{/netabare}
  {netabare}もしかしたらループ構造にしてるのかもしれませんね。
  1周目は主人公以外全滅、2周目で全員生還とか。
  主人公が白虎扱えるのも周回してる故なのかも。{/netabare}
(2013.4.19 追記)
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『第四話 感想』
  これは、気合入ってますね。演出面が素晴らしかったです。
  ストーリーの方は、安心半分疑惑半分。
  {netabare}流れ的に、維緒は死亡か覚醒かハッキリした方が自然だったかも。
  緋那子も助かったみたいだし、啓太復帰の可能性が……。{/netabare}
  来週は純吾と亜衣梨が出るらしいので楽しみ♪
(2013.4.26 追記)
{/netabare}
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『視聴後』
  これは酷い。下げたハードルの更に下を潜り抜けて行きましたね。
  個人的に感じたポイントを羅列してみます。{netabare}
  ①主人公
    ここがもう最悪でした。
    嫌いな主人公ベスト10に入ってもおかしくないレベルです。
    容姿と強さ、性格と声優、といった様子で二人の異なるの人物を合体させたようなちぐはぐさ。
    前者はゲーム仕様、後者はアニメ後付け。
    変に前衛的なキャラにしてしまったため、他のキャラとの掛け合いが上手くいかず、好き勝手に暴走。
    この作品の最大の失敗と言っても良いかもしれません。
  ②台詞
    こちらも酷い。
    自然体じゃないため、聞いてて違和感あります。
    とりあえず叫んどけ、というスタイルが見事に陳腐さを演出していましたね。
  ③構成
    何がしたかったのか解らない。
    まず、原作の一つの売りである思想の衝突。
    本来なら、ヤマト、ロナウド、ダイチ、アルコル、それぞれが思想に向かって歩み、
    主人公がどれかに同調し加担する。といった図式です。
    扱いが難しいので放棄したのは頷けますが、その結果主人公が暴走せざる負えなかった。
    せめてロナウドを生かしていればもっと話が躍動したはずなのに……。
    群像的側面が欠けたことは大きな損失でした。もう少し頑張って欲しかったですね。

    次に捻りのなさ。
    あんな中途半端なENDにするくらいなら、
    『仲間全滅→大和と決戦→敗北→アルコルによってループ暴露、やり直し→仲間生存→略→ポラリス消滅→人間の世界へ』
    くらいはやって欲しかった。
    今となってはn番煎じの展開ですが、あれよりはマシかと。
    前述の群像劇と組み合わせてれば結構良い作品になったように思うんだけどな。
    もともと尺が足りなかったと思って諦めます。
  ④説得力のなさ
    主にキャラの生死に関して。
    あの状況下で新田さんの生存は明らかに不自然。
    一番死んでも納得できるキャラが生存で、他は大した理由もなく次々と……。
    殺すにしてももう少し重み出さないと、生き残った側の存在感も出ませんよね。
  ⑤統一感のなさ
    主人公筆頭に、OPとストーリーなど。
    特に龍脈の件は唖然としました。
    態々、人間非参加の戦闘スタイルにしてたのに、なぜ?
    一時的に強力な悪魔を使役できるようになる、とかじゃ駄目だったのだろうか。
  ⑥悪魔関連
    言うまでもなく主人公補正強過ぎ。
    ループ構造なら納得でしたが、記憶継続仕様などから考えてそういう訳でもなさそう。
    オークションや合体も説明不十分でご都合設定と化してます。
    悪魔の使役に何らかの制限を設けておけば、もっと安定したかも。
    それぞれの特徴設定や『危機→新しい力→危機脱却』なんていう演出もし易くなりますし。
    持論では、能力ものに制限は必須です。

  良くないところ連ねてきましたが、ここからは良いところを。
  ①ED
    次々と消えていき、最後に復活。という演出。
    本編がもっとしっかりしていれば、かなりの効果が期待できたと思います。
    どうせならOPにも仕掛けが欲しかった。
  ②ラストの合体
    演出としては良かったと思います。ただ、あまりにも唐突過ぎましたね。
    過程がしっかり描けれていれば感動的なシーンになったはず。
  ③4話の羽
    ラストに余計な事をしなければ……。
    4話の時点では、やられた悪魔たちの無残に散る羽という認識で通っていたのに、ラスト意味もなく同じ演出。
    4話もたまたま同調効果が発生しただけで、本来意味がなかったのかも。
{/netabare}

  長々と申し訳ない。少し期待してただけにその反動が出たんです。はい。
  原作未プレイの方にも既プレイの方にもオススメできない何とも残念な作品です。
  未プレイの方には原作をオススメします。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

使い古された内容で『無難』と言えなくも無いが微妙な点は多々ある。個人的には映像面、音楽面の後押しが大きかった。【総合評価:62点】

2013年春に全13話で放送された作品。
ゲームが原作となっているこの作品。因みに2と言うのはゲーム的にはと言うだけで、アニメとして第二期であると言うわけではありません。
嫌に順序だてた進行など、ゲームが原作と言うのはひしひしと伝わってくる内容でした。

大まかなあらすじは……

高校3年生で主人公の久世響希(クゼ ヒビキ)は、友達の志島大地(シジマ ダイチ)、同じ学校に通う新田維緒(ニッタ イオ)と共に地下鉄の事故に巻き込まれ、ニカイア、通称『死に顔動画』と呼ばれる携帯アプリで悪魔を召還する力を手に入れる。
そして、自分達の意思とは無関係に『セプテントリオン』と呼ばれる謎の侵略者と人類の存亡をかけた7日間の戦いに巻き込まれていきます。
日本全土が極限状態に置かれた中、何が正義で何が悪なのか?
主人公を始めとする登場人物達の"葛藤と選択"、そして選択の先に起こる対立などをテーマとして描いていました。

と、こんな感じになります。


主人公は自身の意志とは関係無く争いに巻き込まれ、共に戦う仲間達との触れ合い、そして戦いの中で散っていく命前に自らの力を自覚していき、決断をするために悩みながら成長していく。
まぁ、主人公としては王道を歩むキャラクターです。
ですが、葛藤と選択、こう言う価値観を戦わせるような作風の主人公は総じてキャラクターが濃く、信念が強い、言い換えれば思想に偏りがあったりしますが、このキャラは正直薄味ですね。
キャラクターとしての主張が弱め、物語の中でなんだか違和感が拭えない存在でした。

キャラクターの死に重みを感じられなかったと言う点が大きく、視聴者に訴える様なものも無くただ死んでしまうキャラクター。
勿論、ただ曖昧な死を迎えたキャラクターも勿論ですが、これでは生き残ったキャラクターへの印象も曖昧なものになりますね。
主人公と共に戦うそれぞれに個性がある仲間を安っぽい扱いで食い潰した結果、単に数が多いだけの脇役達にしてしまっていると感じました。


謎の侵略者との人類存亡を賭けた戦い 。
その中で、迫られる選択に葛藤し、正義と悪の曖昧な境目を巡り対立を描く。
まぁ、かなり使い古されたような物語、設定、テーマですね。
正直、この作品には『目新しさ』と言う物は皆無といっても良いかも知れません。
尻上がりに盛り上がっていきますが、徹頭徹尾、良い意味での意外性も無く、予定調和の元に話は進んでいきます。
悪い意味での意外性として、ご都合主義だったり、突飛な展開も目立ちましたが、これは原作ファンへの仕様が強すぎたためなのか?
まぁ、原作をプレーした事のない身としてはちょっと置いてけぼりを喰らう展開があった。

まぁこれだけだと酷評もいい所ですが、逆を言えば使い古されているからこその安定感と言うか『無難』さは感じられなくもない。
使い古されているだけで、物語、設定、テーマ、どれも『面白くなる』、『面白く出来る』要素は多分に含まれているので……
この作品はそれらをどう捌いたのかと問われれば、残念な点はありますが13話の尺を考慮すれば取りあえず作品として観れないレベルとまでは思いません。

正直、そこまでの魅力を持っているとは言えない作品ですが、作画の面に関しては中々の仕上がりでした。
ちょっとキャラクターのデザインに対しては、個人的には好き嫌いのムラがありましたが概ね良好。
戦闘シーンの演出も激しく、見ごたえはあると思います。
そして、OP『Take Your Way』とED『Be』共に良曲でオシャレ感強め、映像、音楽の面の後押しが非常に大きかったです。

酷評気味な感じになってしまいましたが、ありきたり故の安定感と言うか『無難』さはある作品だと思いますので、一度視聴してみるのも悪くないかと思います。
好きな方には楽しめるような作品だとは思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 44

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

One word to describe this Anime is「Let’s Survive.」 生きよう。

あらすじ

学生の間に密かに死に顔サイトの「ニカイア」っと言う携帯アプリが流行っていました。そのアプリに登録しますと、友達が死ぬ時の光景が見れるというアプリでした。

主人公の久世響希は友達の志島大地に「ニカイア」を登録する事をお勧めされ、登録しました。登録した瞬間にある事件が起きました。それはなんと・・・

私の感想。

前半少々微妙な感じでしたが、後半からおもしろさが ぐぐ~ん↑↑ っと上がり最終回は超展開でかなり楽しめました。本当に面白かったです。どういう風におもしろいかといいますと、今まで鬼ごっこを一人でやった事が無い人が始めて数十人と鬼ごっこをするくらい面白いです。

この作品のおもしろさは実に一つ! 時間をかけて我々視聴者を楽しませようとする所です。私が思うにこの作品は11話かけて最終回のおもしろさを100パーセントまで引き立てていると思います。そして、私はこの作品を生で見たのも最終回をもっとおもしろくした理由の一つです。それは何故かって? それは、 一話見た後一週間も来週の次の話までの一週間じっくり今後どうなるかを自分で考えたりする事が一番のおもしろさの調味料だと思います。最高です。

キャラクターデザインも最高でした。少々なれるのに時間がかかると思いますが、一度自分のイメージに当てはまると、最高で最高でしょうがないと思います。男性キャラクターは非常にかっこいいですし、女性キャラクターは魅力的でした。それは萌えだけでなく、美しい、可愛い、もあります。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品は少々過激の表現やグロが目立つ所があります。ですので、グロが苦手な人はあまりお勧めできません。けれど、おもしろいので是非見て下さい。

オープニング

「Take Your Way」
かっこいいです。非常にかっこいいです。特に、はじめ方が超かっこいいです。

このオープニングの本当にすごい所はネタバレなんて完全に無視して、キャラクター説明と世界観の説明に専念している所です。
本当にネタバレだらけですが、完全にそんな事を無視して、キャラクター説明に専念しています。

そして、このオープニングがキャラクター説明が終わった瞬間に今までのあらすじをほぼ完璧に教えてくれます。これで、前の話を見忘れた人も話の内容が分かりますね!!

エンディング

「Be」
非常にかっこいい曲です。なんと言うか、他の作品のキャラクターでしたら、非常に地味なエンディングになるかとおもうのですが、この作品のキャラクターでしたら、非常にかっこいいのです。そして、はじめは幸せな一面をあらわして、そして、地獄のような破壊された世界を現すのはなんと言うか、天才の仕業ですか?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

85.7 3 2013年度の悪魔アニメランキング3位
神のみぞ知るセカイ 女神篇(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (1734)
10430人が棚に入れました
“落とし神”再び──。過去攻略した少女たちの中から天界の女神─“ユピテルの姉妹”を探し出せ! 桂木桂馬とエルシィが過去攻略した14人の少女たち。その中から、幼なじみの少女・天理に宿る女神“ディアナ“の姉妹、残る5人の女神を探し出すため、今度はハクアをバディーに再び少女たちを攻略する。その期限は一週間……。ある少女を、そして人間界を救うため、再び桂馬が立ち上がる!

声優・キャラクター
下野紘、伊藤かな恵、早見沙織、名塚佳織、東山奈央、竹達彩奈、阿澄佳奈、花澤香菜、井口裕香、高垣彩陽、戸松遥
ネタバレ

Weldar さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

原作ファン様 向け?

一部の予想通り、通常の駆け魂狩りの攻略は見事に、ほんとに見事に、すっ飛ばされました…w
(ダイジェスト的に)
月夜や結のCV.公開されていたので、しっかり攻略するのかと思ったら、流石 女神篇。 再攻略での出演が主っぽいです…
良くも悪くも 神のみ らしい3期 女神篇のスタートを切りました!
ほんと待ち望みまくってたうちの原作ファンの一人ですから。

OPはよかった、今まで通り
ちょっと新鮮味がありました
EDは1話では流れませんでしたが、それも今まで通り ヒロイン声優でしょう

ほんと 話の流れが早く、こんな感じじゃ1クールであの長い 女神篇を終わらせてしまいそうな感じです…
前みたいに 分割にして 4期、やってください!

【第1話】
{netabare}まぁまず、1,2期を知らない人のために神のみの大まかな解説と進行具合を桂馬が語りながらっ…!水泳少女・幽霊少女・ラーメン少女・将棋少女・楠姉(順不同)他諸々、攻略されていたって感じで流されて…
月を眺めて 月夜攻略回想、ゲーム内 男の娘で 結攻略回想… ほんとこれは原作ファンしか詳しくわからないっ!
灯もさりげなく過ごされました…w
あ、でも灯と先生とかの地獄関連の内容 原作でまだやってないですよね?! その分 原作続きそうでよかったぁw
それと天理、OVA見てください。感があふれでてる~w

アニメだけだと、いきなりヴァイスつってもわからないかと…w

それと、かのんが出ると 楽曲満載ですねっ!w
そして 第1話で かのん 刺されましたねっ!
あれ、刺したのリューネだったんでしたっけ
髪がちらり見えて そんな感じしました

次回予告やEDでも 本編系が流れてるんで
やっぱ 急いでるんでしょうか
(1,2期みたいに (何て言うんでしたっけ)EDで絵師さんが描いたのが毎度出てくる感じでなく、普通のアニメみたいに次回の内容ちらりムービー? になってます){/netabare}

… ま、まぁ 神のみ自体が大好きなんで
動いてくれればそれでいいです♪


【第2話】
{netabare}今回も?桂馬は真剣な面持ち。さてはてどうなるやら…と思っていたら、今回はコメディ要素強い回でしたw そこも神のみの大きな見所ですよねっ♪
なんかOP よくきくと3期も普通に良い曲だと思いました。

あらすじで言うと、かのんの状態がもって1週間、その間に残りの女神をさがし出す。の1,2日目。
女神候補を絞って、再攻略ということです。
自然ながら違和感まるだしの告白めぐり、いちいち面白かったですw
ちひろとの布石電話も、電話の切り方が…w

そしてそしてっ…!
栞ちゃんキタァーーー!ついついテレビvol.あげちゃいました(*^^*)
栞、神のみヒロインのなかで一番好きですっ!
栞(図書委員)に対して平然と「このギャルゲーがすごい」を借りにいく桂馬、素晴らしい…w
けれどまぁ、なにより “図書館では静にしろい”の相変わらずの栞節がきけたので満足です♪

2話からはED流れました。
こちらもOPと同じように1,2期の流れをまもれてるみたいなので、嬉しいです。
「キズナノユクエ」かのんver.でしたが、はやく女神全員のをききたいです!
このED観ていると なんか3年前が凄く懐かしく思えて本当に何度も言っちゃいますが 神のみ3期やってくれて、良かったぁ~{/netabare}

【第3話】
{netabare}今回は、5人一斉下校イベントでした。結構桂馬の強引さと必死さが出てました。

ちひろのギターの試し弾きのときの“初めて恋をした記憶”は舞高際(やるのかな…)の最後を知っていると感慨深いものがあります。
栞ちゃんの小説?の書き合いは本当羨ましい…
リアルじゃあんなことないね。

ノーラさんがいきなり?登場しました。OVA時から白髪?には違和感を感じていたものです。(原作では当たり前ですが、カラー絵でしかみれなかったので)

天理(CV.名塚佳織)のキズナノユクエは可愛らしかったです。
{/netabare}

【第4話】
{netabare}
女神捜索、もとい再攻略4日目。
内容としては、栞再攻略中→月夜(ウルカヌス)再攻略完了→かのんに刺さった剣がディアナ・ウルカヌスにより抜かれる→アポロ(かのん)の水化術をとくためにメルクリウスを探さねば→メルクリウスは誰に宿っているのか?
という具合になります。
相変わらずのまぁ良さげなテンポの女神篇ですが、(フィオーレの件を除いた)原作14~15巻のまる1巻分くらいを1話でやりました。単純に2倍ちょいのスピードです。
けれども1,2期よりも原作に結構忠実?にアニメで再現されてます。セリフはそうですが、とくにアングルがそのままだったりします。

女神捜索の方は、栞{netabare}(ミネルヴァ){/netabare}ばかり取り上げられてますが(栞好きの私からしたら ずっとやっててもらいたい…w)、次回予告にある通り 先に結{netabare}(マルス){/netabare}が女神として力を取り戻します。

キズナノユクエは月夜(CV.井口裕香)。
はじめは違和感ありましたが、サビからは良く聞こえましたw
3期のEDはコイノヨカンくらい大好きです♪

EDをみていると、毎回あの2期の最終回の時に感じた悲哀と期待感を 3期最終回でも感じなければならないのか、と考えるとかなしくなります…
{/netabare}

箇条書きみたいで 文構成あれ に加えて長文
読んで下さりありがとです^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

楽しみにしていた女神編→楽しめた女神編

レビュータイトル通り楽しみにしてはいましたが1クールで尺は足りるのか? 1期、2期で登場していないキャラの説明はどうするの?など不安が多かった女神編。
実際1期、2期やOVAを見ていても原作既読していないと難しいところもありますが上手くまとめてくれたという印象の方が個人的には強いです。


今回の女神編で1期、2期と大きく違うところは攻略+ギャグ+キャラ萌えにストーリー性が追加されていることです。
何のために攻略をするのか、目的意識がしっかりしているので展開を追いかけながら視聴出来るところが面白いと思います。
攻略に重みが出ています。
1期、2期では攻略して次のキャラって感じで、キャラごとに区切られている感がありましたが、女神編は一つの物語として繋がっていて終わりがあります。
終わりがあるから面白いのだと思います。

視聴前は2クールのほうが良いだろうと思っていましたがこれで良かったと思います。
ダラダラと長くしても全体的に薄くなっていたかと。
駆け魂や地獄の設定については、やや説明不足だったと思いますがこの辺を2クールにして説明してもあまり嬉しくは無いかと。
説明ほど退屈なものはありませんし女神編でもメインはやはり攻略なので。
新キャラの月夜と結のエピソードはやって欲しかったけど仕方ないですねw


1期&2期に出てきたキャラの魅力も上がっていると思います。
自分はハクアが好きなので映像化されて嬉しかったですw
ハクア好きですけど見所としてはやはりあのキャラかと。
記憶が消えてない一部キャラの再攻略という形なので誰が出てくるのかはお楽しみに。

残念なのはカットされたキャラと新キャラの結、月夜の扱い。
結と月夜のエピソードはダイジェストという形だったので原作を読んでいても他のキャラに比べてキャラの印象が薄くなってしまった。
原作でも人気のある女神編をアニメ化するとなると本来は5期くらいになってしまうので仕方がない気もしますが。原作では出ていたキャラの物語はカットとなっていますが所々で映像には写っています。 読んでいる人は探してあげてください。

声優陣は相変わらず豪華です。新キャラ役では井口裕香さん、高垣彩陽さん、戸松遥さんと出ています。
安定感のある演技ありがとうございました。


【アニメ見た人向けネタバレ】
{netabare}女神編の見せ場はやっぱりちひろ回ですよね。
原作では泣きましたけどアニメでもウルっと来てしまいました。
初めて恋をした記憶は、やはり最終回で使われましたね。
ちひろの中には女神はいなかったけどライブでは一番輝いていたと思う。
ちひろは多分桂馬にとっては一番印象に残ったヒロインじゃないかと思います。
12話のちひろと桂馬の会話は切なかった。時間がゆっくりと経過する演出、良かったです。
ばいばい・・・切ない。。こういう演出に弱いですw
桂馬の涙とライブシーンのちひろの周りのキャラが翼を出すところが印象に残りました。
1人だけ落とされたとかじゃ無くて本気で恋をしていたんですよね。確かに桂馬が振ったところは何とも言えない気持ちになりましたが、女神編で桂馬が機械のような人間じゃ無いという事、相変わらずギャルゲー脳で攻略をしますけどヒロインとして攻略したキャラの事はやっぱり気にかけているということが伝わってきました。(あくまで個人的な解釈ですが
最終回についてはアニメならではの良さが詰まっていたと思う。
ここだけ見ることが出来ただけでも自分は満足でした。
「コイノシルシ」も良い曲ですね~ {/netabare}



【曲の紹介】
・「God only knows -Secrets of the Goddess- 」歌 - Oratorio The World God Only Knows
この作品のopです。早見沙織さんが歌っています。この曲のfullはアニメの約Aパート分(12分48秒)の長さがあります。長いですが是非聞いて欲しいですね~聞き入ります。はやみんの凄さを感じる曲ですね。自分たち素人はこの曲は事故るのでとても歌えませんw 収録は2回に分けてやったそうです。お疲れ様でした。

・「キズナノユクエ」
第2~6話、9話、11話で使われたed。それぞれ各キャラが歌っています。歌っている声優さんによって少し違った曲にも聞こえます。自分はfeat. 五位堂結が好きかな。


・「瞳からスノー」歌 - 中川かのん starring 東山奈央 (第8話ed)
・「With…you…」歌 - ハクア starring 早見沙織 (第10話ed)
・「初めて恋をした記憶」歌 - 2B PENCILS & 中川かのん (第12話ed)
どれもキャラソンというレベルでは無いくらい良い曲。
「初めて恋をした記憶」はアニメを見たあとだと歌詞が非常によく分かるので切なくなります。
「With…you…」は寝る前とかに聞いていますw 癒されるバラード曲です。


【最後に】
神のみシリーズの中で3期が一番好きです。楽しみにしていた女神編がそのまま楽しめたのは大きかったですね~思わずお気に入りの棚に入れてしまいましたw
女神編はアニメ化して良かったと思いました。
1期、2期、OVAを見た人は是非見て欲しいです。
興味がわいた人は原作も読んでみると分かりやすいと思います。
久々のレビュー読んでくれてどうもでした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 48
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個人的には1,2期はよかったが、3期で失速感を覚えた(話をすっ飛ばした?!)

【レビューNo.112】(初回登録:2024/3/17)
コミック原作で
・神のみぞ知るセカイ(第1期)2010年作品。全12話。
・神のみぞ知るセカイII(第2期)2011年作品。全12話。
・神のみぞ知るセカイ 女神篇(第3期)2013年作品。全12話。
この辺りはアニメにハマりだして、「学園ラブコメモノ」を漁っていた時期が
あり、その時に視聴してましたね。
ABEMAで一気見配信があったので、3期分まとめてレビューでもしてみようかと。

(ストーリー)
主人公・桂木桂馬は「ギャルゲー」が好きな高校生。その腕前から「落とし神」
と呼ばれる彼は、ギャルゲーの登場人物である2D女子をこよなく愛し、「現実
はクソゲー」と言い放ち、3D女子には全く興味を示さない重度なオタク。
そんな彼の元に「攻略してほしい女がいる」というメールが届く。
メールの送り主はエルシィで、「駆け魂」の捕獲を目的として地獄からやって
きた悪魔の少女だった。
(「駆け魂」とは地獄から抜け出した古悪魔の魂とのことらしい)
「駆け魂」は取り憑かれた人間を恋に落とし、心のスキマを埋めることで回収
できるので、エルシィは「落とし神」の異名を持つ桂馬を頼り、3D女子を恋に
落とすよう依頼してきたのだった。
3D女子に興味のない桂馬は当然断るのだが、誤って悪魔と契約してしまったの
で、渋々エルシィに協力することに・・・
こうしてギャルゲー界の「落とし神」桂木桂馬の3D女子攻略が始まった!!

(評 価)
・ギャルゲー原作ではなく、プレイヤー側に焦点を当てたアイデアが面白い
 ・本作は「落とし神」と呼ばれる「ギャルゲーを極めし者」桂木桂馬がこれ
  まで培ってきたノウハウを武器に、いろいろなタイプの3D女子を、あの手
  この手で攻略していく過程をテンポよくみせる「学園ラブコメモノ」にな
  ります。
 ・「たかがギャルゲー、されどギャルゲー」って感じで
  ・フラグ立てやイベントの仕掛けなど、「ギャルゲーってこんなに奥が深
   いのか!!」と感心するほどにアイデアが豊富。
  ・また「極めし者」の桂馬のキャラ造形もよく、彼なりのこだわり等もし
   っかり描写されている。
   (彼の決めゼリフは{netabare}「エンディングが見えた!」{/netabare})
  その辺りが面白いです。
 ・また攻略対象となるヒロインも多種多様に用意されていて、彼女たちのキ
  ャラデザ・キャラ造形もよく、桂馬との「タイプ別:恋の駆け引き」が魅
  力的に描かれています。
 ・そして単に「3D女子攻略」だけでは行動原理が弱くなるところを「駆け魂」
  で悪魔要素を足すことで補っている点も、上手い仕掛けだと思います。
  悪魔のエルシィやハクアも可愛く、キャラ立ちもしっかりしてますし。

・個人的には1,2期はよかったが、3期で失速感を覚えた
 そんな感じで
 ・1期では同級生
 ・2期では同級生だけでなく先輩や先生までと幅広く
 桂馬が手練手管の限り尽くし攻略していく様が描かれていき、安定した面白
 さがあります。
 {netabare}特に2期では、1期でモブキャラだった「小阪ちひろ」が攻略対象となったの
 で、急に美少女化して「詐欺呼ばわり」されるというwww{/netabare}
 ただ3期は「女神篇」ということで少し毛色が違ってきます。
 ここのレビューを拝読すると「3期が一番面白い」という意見が結構多いの
 ですが、個人的にはむしろ失速したように感じました。
 ・今まで攻略してきたキャラの中に「女神がいる」ということで、
  ・キャラの再攻略になる。(それ自体はそんなに悪くないのだが・・・)
  ・「女神要素」に魅力を感じなかった。
 ・1-2期は原作準拠らしいのですが、2-3期の間はかなり話をすっ飛ばし強引
  に「女神篇」に繋げたようで、いろいろと唐突感があった。
  (一部はOVA化された模様)
 ・後半に桂馬の人間的成長が描かれる部分があるのですが、それが弱く中途
  半端に感じた。原作のネタバレを書くと
  {netabare}・最後に桂馬が初めて3D女子に恋して「告白」するも玉砕
  (まあ実はその後・・・って展開にはなるらしいのですが)
  ってことで、今までは3D女子なんてゲームの延長線でしか見ていなかった
  桂馬が変わっていくきっかけとなったのが、この辺りなのかなあって感じ
  がするのですが、そういう意味ではここの描写だけがアニメだとちょっと
  浮いて見えるんですよね。{/netabare}
  逆にこの辺りの描写が3期のテーマになっていれば、神作になってたのか
  もという感じですね。

3期については原作既読の知識があるか否かで評価が分かれるっぽいですが、
「落とし神」というアイデアからここまで展開を広げている本作は、独自の
面白さをもつテンポのいいラブコメだと思います。
2期までは割とサクサク視聴できるんじゃないですかね。

ただ「バンド要素」はもうひとつ好きになれなかったなあ。
「Angel Beats!」や「涼宮ハルヒ」の大ブレイクに便乗したみたいで。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

78.7 4 2013年度の悪魔アニメランキング4位
ハイスクールDxD NEW(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1115)
7834人が棚に入れました
憧れのリアスとひとつ屋根の下で暮らすことになった一誠は、桃色ハッピーライフを満喫していた。そんなある日、オカルト研究部のメンバーが集まる中、一誠のアルバムに綴られた一枚の写真を目にして、表情を変える木場。写真の背景には一振りの剣が飾られていた。それから何をしていても上の空の木場に対し、悩みがあるなら話して欲しいと話す一誠だったが、木場は「生きる意味を思い出しただけ」と告げる。それは「聖剣エクスカリバーを破壊すること」だと。一誠と別れ、ひとり雨の中を歩く木場の前に、はぐれ神父フリード・セルゼンが姿を現し……。

声優・キャラクター
梶裕貴、日笠陽子、浅倉杏美、伊藤静、竹達彩奈、野島健児、種田梨沙、内田真礼、山崎はるか、内匠靖明、中國卓郎
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

あの燃える学園エロコメディバトルに乳(New)シリーズ登場!! 今回もがんばって「いくぜ おっぱい!!」だ!!

この作品の世界観

欲望にかなり正直な主人公の兵藤一誠は彼女はもちろん女性の方とあまり交流があまりなく毎日男友達と毎日変体行為がある日、天野夕麻と言う謎の美少女からいきなり告白され、二人は付き合う事になりました。しかし、初デートが終了後一誠は彼の中にある神器(セイクリッド・ギア)が強すぎるため一度は堕天使の天野夕麻(本名、レイナーレ)に殺されてしまいましたが、上級悪魔のリアス・グレモリーの悪魔の駒(イーヴィル・ピース)の力によって兵士の転生悪魔になりました。

ストーリー

アーシア・アルジェントを堕天使レイナーレから救い、そして主のリアス・グレモリーをライザー・フェニックスの手から救いだした兵藤 一誠とグレモリー眷属は新たな問題を発見した。それは・・・

私の感想。

感動しました。ここまでおっぱいおっぱい連呼する主人公の話がここまで私の心を熱くし、そして私を感動させるだなんて・・・ 今まで変体と呼ばれる主人公の作品はたくさん見てきたつもりでしたが、ここまでエロに素直に、そしてどこまでも変態的行動を取る主人公は初めてでしたよ。まあ、前作で変態的行動ばかりする事は分かっていましたが、今作はもっときてました。男として尊敬するほど。

しかし、今作もエロいシーンは結構たくさんありました。全裸は当たり前といってもいいですが、エロは脱げばいいって物ではありません。全裸になればある程度までエロくなるとは思いますが、本当のエロはポーズや服の着方(脱ぎ具合)本当のエロが決まるのです。この作品は真のエロが分かっている主人公なのでそこの所のエロは本当によくできていると思います。そして、面白い事にこの作品のCMになる前と後に女性キャラクターたちが非常にエロいポーズで現れます。その姿は一瞬ですが、花血が出るくらいです。

こんなにエロい作品ですが、この作品に登場する男性キャラクターは逆にかっこいいです。敵のキャラクターも見方もすごくかっこよく、すべてがハイスペックすぎる作品だと思います。もしエロが我慢できる腐女子がみましたらすごいカップリングができるでしょうww

こんなにたくさんキャラクターが出る作品の中で私が一番気に入ったキャラクターはゼノヴィアです。体系は他のお姉様のように超ボンキュボンではありませんが、セクシーな体つきをしていて魅力的ですが、私が気に入った理由はその前向きでどこまでも突っ走る性格です。なんだかほってはいけないような性格で面倒を見てあげたいような性格に私はほれました。

{netabare} もう一人の僧侶のギャスパー・ヴラディが男の娘だった時は非常に面白かったですが、それと同じタイミングでかなりがっかりしました。つい、
「こんなに可愛い娘(こ)が男の子なわけがない!!」
って河川敷で叫びたかったですよ。
(まあ、叫べる河川敷が私の家の近くに無いのでできませんでしたがww){/netabare}

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品の主人公はいつもいつもおっぱいおっぱい言っていますが、この作品は見た事がない人が想像するほどエロい作品ではありません。むしろストーリーや展開などに注目してほしいです。多少ほかの作品よりも露出度が高いですが、本当に楽しめる作品でした。
ですので是非エロだけを求めてこの作品を見ないでください。

オープニング

「Sympathy」(月光校庭のエクスカリバー編)
前作のオープニングが結構エロ要素が多かったのでこのオープニングにもエロ要素があるのかと思いましたが、この作品はかなりシリアスなシーンが多いので本気で我々視聴者を燃えるように作られています。特に今作はキャラクターも増え、そして世界観もかなり大きくなっているのでその進化した世界観を説明するのはとても難しいかと思いましたが、見てみたらびっくり。世界観もキャラクター紹介も程よいネタバレで説明されています。
{netabare}このオープニングで一番すごいと感じた所はネタバレかと思わせて本編ではまったく違う結末にさせる法則です。オープニングではゼノヴィアと紫藤 イリナが洋服崩壊(ドレス・ブレイク)を受けるシーンが見られましたが、実際はゼノヴィアにやられてしまうと言う逆の発想に感動しました。{/netabare}

「激情論」(停止教室のヴァンパイア編)
聞いていると体中の血液がピリピリ言う最高なオープニングでした。
多少ネタバレ要素が多かったですが、全体的にはかなり高く評価しても良いオープニングだと思います。視聴者にこの作品の一番の見所を紹介しているような完璧な演出、そして特にすごいと思ったのは感情の表現のしかたです。色々な感情が一気に溢れてくるような曲と動画。

エンディング

「方程式は答えない」(月光校庭のエクスカリバー編)
はい。今回もかなり強烈なエンディングがきましたよ。前作のエンディングは結構露出度が低かったですが、ある意味かなりエロかったです。あれです。動きがかなり効果音で言うと
「ヌルっと」した感じなエンディングでしたが、今作ははじめからなんだか キター って感じでした。
まあ、このエンディングの始まりはきちんと制服を着た女性のをバックに意外にかっこいいイッセーが現れますが、問題はここからです。

そのあと何故だかこの作品に登場するモブキャラと思われるキャラクターたちが何故だか生まれたままの姿で色々なポーズととっていて(一様隠すべき所は隠れていますが)すごくシュールな絵図らですが、それがなんと26秒ほど続くのです。何故にそこまで長くなければいけないのかは分かりませんが、異常に長いです。
その後、オカルト研究部ガールズが次々と登場し、謎の感動を感じます。私的にはかなり高く評価させてもらったエンディングです。

(残念ながら、イケメンの木場 祐斗は登場しません。)

「らぶりぃ♥でびる」(停止教室のヴァンパイア編)
かなり大胆なエンディングだと思います。エンディングでこれほど大胆にキャラクターのエロさを最大に出していると思います。このエンディングは前エンディングほど露出度ない所か、裸になりません。けれどすごくエロいです。服を着ているからエロいエロもあるのです。
それはキャラクターの一番のよさを引き出すような動きです。それぞれキャラクターには一番合ったアングルと動きがあるのです。たとえばナイスボディなキャラクターはその魅力的な体を使い、己を見せ付けるように動くのが一番ベストなのです。逆に小柄なキャラクターは己の体の一番の魅力を引き出すように踊るのが一番です。このようにこのエンディングはそれぞれのよさを出していました。

{netabare}でもおかしいな・・・  オカルト研究部ガールズがこの曲を歌っているはずなのに一人(悪魔)だけ男の娘が・・・ 男だろww{/netabare}

(このエンディングもイケメンの木場 祐斗も主人公のイッセーも出てきません。)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

貫け、男の正義!咲かせて魅せてよ…男道!

その熱心さと清々しい程のえっちさに…
ただただ私は…感服しました♬

なんか…ね。もう拍手喝采です!

「ハーレム王様」になるという。どこまでも高い理想に燃える熱血戦士、兵藤一誠の稀有な生きざまに触れることが出来る作品です。

ビックドリームをその手に掴むことができるのか?
そんな珍奇な人生を覗いてみたいという方は、まず1期から…
是非一度ご覧下さい。

{netabare}
1期では倒れても倒れても立ち上がり敵に向かって行く姿に思わず胸が熱くなりました。

ヒロインたちもハート直撃で…デレ目前♡

一誠をとりまく麗しの悪魔も回を追うごとに一人二人と増加中
恋に一喜一憂する乙女の様子
キワドサも全開になってきました。
一誠の目に映る景色は まさに壮観…じゃないのかな?

強さのエネルギーの源と言って良いでしょう。
魅力的な女の子を紹介します。

・リアス グレモリー
vsライザーフェニックス戦でハートを撃ち抜かれてから、「あなた(一誠)と寝ないと死んじゃう病」にかかります♪一誠の前では乙女全開のお姉さまに変身。

・姫島 朱乃(ひめじま あけの)
独特の色気が漂い溢れでるようなフェロモンをまとっています。最初はそのセクシーな身体を密着させてドキドキさせていたのですが…最近ではどうも逆みたいなんです…

・アーシア アルジェント
サラサラな金髪。フワフワとした癒し系の清純乙女。一見おとなしそうなのに、一誠争奪戦に臆することなく立ち向かいます…先日 胸が「成長中」なんて言われちゃいましたぁ

・小猫
銀髪ミニマム系のロリッ子で、マスコット的存在。グレモリー家では愛情の深さと胸の大きさが比例しているような…?クールな表情の奥に、照れ顔みつけました!

・ゼノヴィア
スラリと伸びた美脚、服の上からでも分かる豊かな胸。青髪が印象的なクールキャラ。全くオブラートに包まない発言に私も一誠も固まりました。

2期では心を開いたヒロインが見せる新たな一面に注目です。
恋する乙女の熱っぽく色っぽい眼差しはパワーアップして目がキラキラしています。それは 言葉以上の気持ちを表現しています。

夢に挑戦している一誠の目も輝いています。
全力でくだらない一撃必殺で、女性の服が一瞬にして破け飛ぶ「ドレスブレイク」!
この技の精進に 死力を注ぎ更なる高みを目指す姿…
・・・
ここまで堂々と女の子の裸が見たいだなんて清々しいというか…
爽快に突き抜けています!
何かを手に入れたければ このくらい大胆に突き抜けろ!ということでしょうか…

そのサイテーな技ぶりを前に、どこか許せてしまうのは、大切な人を守る為に、自己犠牲を惜しまない姿を見ているから…なんでしょうね。

後半には話が動き出します。
遂に白い龍との因縁の戦いにまで駒を進めます。
厳しい戦いのなか…
アザゼルが囁きます…
「リアスのバストが半分になってしまうぞ!!」
一誠の強さは気迫が溢れ出すほどに跳ね上がります…

やっぱりエロは強さのバロメーター
「そ、それがチカラの源?」

一誠の単純で子どものような純粋さに思わず「クスクス」可愛く思えてしまいました♪

注目は巧みな駆け引きの策士アザゼルとの連携プレー。
これには最強タッグを予感してしまいました。

最後には悪魔、堕天使、天使。長らく確執状態にあった3種族の和解が成立して落ち着きを取り戻します。

一誠 頑張ったね! リアスの心情にシンクロしている私がいました。
私も段々 一誠に甘々になっているようです。

一誠の真っ直ぐな瞳を見ていると、叶えてくれそうな気持ちになってしまうのかもしれません…
自分をヒロインとした甘いロマンティックストーリーを…
無限の可能性を感じずにはいられないのでしょう♡


物珍しさも含めてでしょうか…2期より1期の方が私好みでした。少し物足りなかった部分を次回に期待することにしましょう…♪

【3期に期待すること】
・一誠を巡るヒロインのやり取り
・一誠とアザゼルのタッグ(予想)
・アザゼル先生の教え
・(おまけ)朱乃さんの私服
{/netabare}
では3期をこれからレンタルしようと思います。


大切なモノはどこにある


明日を信じるなら忘れないで


今こそさあ 命をかけて進みだす時


思いが強いほど強くなる:*゚♬

投稿 : 2024/06/01
♥ : 52

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

清々しいエロ。いくぜ、おっぱい!

さすがとしか言い様がありません。
第2期にあたりますが、評判の良かった前作同様のクオリティを維持したままキャラを拡充、ストーリーも動かしてきます。
熱血バカの主人公。
遠慮のないエロ表現への探求(特におっぱい)
妖艶でありながら明るい作風。
愛に溢れたハーレムキャラ達。

「エロくて面白い作品ない?」
と聞かれたら、近年の作品では迷わず本作を推します。
それぐらい個人的には良作と評してます^^;


言ってしまえば、中二くさい設定のバトルアニメである本作。
主人公の成長物語やハーレムを拡充していく過程などはオーソドックスな路線から外れてはいません。
悪く言えば、ありがちで意外性や面白味が不足、
良く言えば、定番で安心して見ていられる安定感。
ストーリーそのものに大きな特色はないのですが、キャラクターとコメディとエロの組み合わせが抜群に良くて、普通のハーレムバトルものの内容でありながら、非常に魅力的な作品になっています。


まずはキャラ。
バカでスケベで単純でアツい男の主人公。
行動原理は基本的にエロいことに軸足を置きながら、それでも色々と一生懸命でお人好し。相手が女だろうが男だろうが、素直にアツい想いを語れる気持ちのいいヤツ。女子達が惚れるのにも納得のいく理由がちゃんと伝わってきます。
ただ、エロいという基本路線は決してブレない、ブらさない。これがイイ。
「しょうがないなぁ、イッセーは・・・」
これで大概の事が許容されます。
本作のエロについての半分は、この女子達の半ば諦めにも似た納得のもとに行われるので、不自然なこじつけの必要がない。
エロコメ特有のしょーもなさがキャラの行動の一環に組み込まれているので、くだらないエロ展開にもっていくのがとてもスムーズです。

ハーレムについても良くできています。
多人数の女子達が主人公に好意を抱きながら駆け引きするのがハーレムですが、本作の女子達はみんな仲が良く、みんなでイッセー君が好きという状況を甘受しているので微笑ましい。
それでいて、ちゃんとヤキモチを焼く描写にも抜かりがありません。これが実にかわいい。
主人公が鈍感という設定を使わず、バカなりに立場を考えて動けなくなっているという縛りの掛け方も上手い。
女子から愛されながら、据え膳に劣情し悶絶しながらも肝心なときに手をだせない状況は、主人公のバカ正直なキャラがあってこそです。
3竦み、4竦みで焦らしたまま、関係の維持と充実が図られます。
ド助平な主人公が相手のハーレムですから、当然、気を引くためにに行われるイベントもエロさ満載。エロとのいい相乗効果が産まれています。

なんと言っても、エロ系のくせに人物好感度が高いのが魅力。
女の子達が健気で可愛く、男どもは義に厚くて真っ直ぐ。
キャラクター同士の関係も良好でオカルト研究部の「ファミリー」が素敵です。
メインヒロインは皆の主であり高貴なお姉さんキャラですが、下僕に素直に愛情を注ぐ優しい御主人様。
事情を抱えて集まったクセ者達ですが、配下の眷属の絆が明確なので感情移入もしやすいです。
義理と忠義と愛情と信頼。
色々とベタなんだけど、それが気持ちよくハマるんです、この作品には。


明るく、おバカで、爽やかで、温かくて、エロい。
そんな楽しさが詰まったバトル系アニメです。

大きな伏線をいっぱい残してあるんだから、
当然、3期があることを大いに期待してますぜ。 やるぜ、おっぱい!


【エロ成分】
パンツ  :☆☆☆
おっぱい :☆☆☆☆☆
裸    :☆☆☆☆
性行為  :☆☆☆
マニアック:☆
エロス総評:☆☆☆☆

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32

69.2 5 2013年度の悪魔アニメランキング5位
よんでますよ、アザゼルさん。Z(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (693)
3879人が棚に入れました
芥辺探偵事務所で働く女子大生・佐隈りん子。彼女は雇い主である芥辺に素質を見出され、助手として依頼をこなしていくうちに、「悪魔探偵」という芥辺の裏の顔を知ることになる。
ある日、芥辺がグリモアという魔導書を使い魔界から召喚したのは、とんでもなく下品な悪魔・アザゼル。イケニエと引き換えに、依頼に向かったアザゼルだったが、事態は思わぬ 方向に…!?
役に立ちそうで立たない個性豊かな悪魔たちと佐隈の騒がしい日々は今日も続いて行く…。

声優・キャラクター
小野坂昌也、佐藤利奈、浪川大輔、神谷浩史、中井和哉、小林ゆう、白石涼子、玄田哲章
ネタバレ

タナボソ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

じーごーくーじーごーくーたーのしい痔ごーくー

先日CDショップに立ち寄りましたところミュージックビデオを流しておりまして、
目に飛び込んできたのが何とアーティスト名『AZAZEL ATSUSHI』!
アザゼルさんまさかのアーティストデビュー!?
目を疑い再度画面に目をやるとそこにはEXILE ATSUSHIとあったのでした…。
紛らわしいんじゃボケが! 改名待ったなし!

と言う訳で、悪魔やドS探偵、ぐうかわ眼鏡女子大生さくちゃん、神様らしき者らが繰り広げる
ひたすらくだらなくて、お下劣お下品極まりないエログロギャグアニメとなっております。
放送枠は15分、本作Zは無印に次ぐ2期。つかOVAもあるんすね。知らなんだ。

一番笑ったのが3、4話。↓※ほぼ出オチにつき未見の方はあんまり見ない方がいいかと
{netabare}痔のおっさんが大塚明夫www
ケツから血を噴射させながら雄叫びを上げる様は、明夫さん仕事選んでー
なんて思う前にこちらの余力は0、腹捩れてました。
さらには、あのマルコメの恋人看護婦役は元妻の沢海陽子さん。とニコ生のコメで知りました。
酷いよ…こんなの…あんまりだよ…。{/netabare}

さすが水島努監督作品。
サルガタナス役の金田朋子さんはキャラに合わせボールギャグを咥えて演じたそうで、
水島監督マジ有能すぎー。

※↓ガチのグロいやつにつき耐性ない方はクリックご遠慮くださいm(_ _)m
{netabare}当時、私は地主でした。

用を足す際出血を伴う程度で痛みもなく、放置していたのですが、
4話を観た辺りで脱肛を発症。用を足した後も何か居座り続けているのです。肛門の辺りに。ヤツが。
あまりにも気持ちが悪いため、ネットで探しうる限りの情報をかき集め、
ありったけの悠木をふり絞って、近所の消化器肛門外科の門を叩いたのでした。

診断は案の定いぼ痔。複数あるのとことでした。
繁忙期前にケリをつけたいと考え手術を即断。数日後施術いたしました。
手術は幹部を切除する比較的大がかりなものではなく、薬物を患部に注射し、
肥大した箇所の縮小と固化を意図したものであるとのこと。
麻酔の注射がかなり痛かったものの、手術は無事成功しました。
以後現在に至るまで用を為す際の出血もない経過を辿っております。

ただ、ネットで得た情報によればその手術に使用した薬剤はアルミニウム系の物質で、
アルツハイマー発症の要因になり得るんじゃ?とか不安要素もあるわけですがw
あと出費が痛かったですね。保険適用外のプロセスがあってけっこう高かった。
入院とかも全くない日帰りで3~4万だったっけ?
借家の更新とか住民税とも重なってほんとキツかった(´=ω=`)回顧ー

痔って誤解を受けやすそうな印象があるので一応書き添えておきます。
痔は別に不潔な病気でも不潔さが要因で疾患する病気でもないのです。
いぼ痔で言うと、いわば血管の病気。
用便や出産の際のいきみなどが重なることにより、
血管の薄い箇所が膨らみ、こぶ状になるのがいぼ痔。
出血は飛び出たこぶが便に触れたりする際に起こると言う訳です。

出産、の例で挙げた通り、女性もかかるリスクがそれなりにある病気です。
もし疾患した際は早めに病院へ行くことをオススメします。
つか出血て消化器のヤバい病気もあるしね。
同じ痔でも痔瘻はすげえキツいって元患者の同僚が言ってた。何日入院したっつってたっけな。
なお、20代ですよ。今もその人。疾患は大学時代とか。

病院へ赴くの特に女性はより恥ずかしく思う方も多いと推察しますが、
ネットで女性の担当医さんがいる病院を予め探して、とかね。
ちなみに私が通院した病院は主治医男性でしたが女性の患者さんもけっこういました。

ってなんだコレw
{/netabare}


そう、で、改名の候補考えたんですよ。
Xが紛らわしくて実にけしからん!とかN入れてみたらどうよ?
と私のゴーストが囁くので。アザゼルさん制作は攻殻と同じProduction I.Gだけにね!
NEGUSOILL ATSUSHI なんてどうですか?

EXILEファンの方ホントすいませんm(_ _)m

(2014/03/26初UP)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヤング版スピードラーニング

ここでは、第1期と第2期のレビューをまとめて書きたいと思う。

事は、本作品の原作コミックが某電子書籍サイトで「1巻立ち読み無料」だったので、何となく冒頭話を読んでみたことから、端を発する。
あまりの衝撃の内容に、「え、これアニメになってなかったっけ…?」と思い出し、視聴を開始。
TVという媒体において、一体どこまで再現可能なのか…これが私がアニメ版を見ようと思った唯一最大のきっかけであった。

-結構、そのままだった。漫画版にかなり忠実に作られている。(少なくとも冒頭数話に関しては)

アニメに限らず、実写のドラマや映画でも言えることだが、「食事時には見ない方がいいジャンル」というのがあると思う。
例えば、暴力的だったり、露骨な性的表現があったり、凄惨なシーンがあったり、下品だったり、汚かったり…と。

はっきり言おう。「よんでますよ、アザゼルさん」は、見事に上記全ての飲食時視聴NG要素を含んでいる。
下衆さにおいて、ここまで突き抜けている作品はそうあるまい。

故にこういったジャンル…まぁ上記の通り色々てんこ盛りだが…が苦手な方、特に女性の視聴は正直言ってお勧めしない。
花も恥じらう年頃は過ぎたとはいえ、そんな私でも耳を疑う言葉(特に女性蔑視的な台詞)や目を覆いたくなるシーンが結構ある。
特に2期の9、10話はさすがにドン引きした。よく放送できたものだ。

キャラデザも酷い(しかし、こちらは褒め言葉として)。
ブサイクな人間を描かせたら、右に出るものの無い程のキモさ。ゲストキャラやモブキャラは9割方見た目のエグみが強烈で、もう悪魔たちが可愛く見えてきてしまう程である。
ただこの作品はストーリーそのものを楽しむというよりは、ブッ飛んだキャラ達が織りなすドタバタかつシュールな世界観を楽しむ類のものだと思うので、そういう意味ではこのキャラの造形は非常に効果的に働いていると思う。

OP曲は1期・2期ともに素晴らしい。歌い手さんの、おどろおどろしたパートとポップなパートの歌い分けが絶妙に上手いので、必聴。

しかし何と言っても、この作品のアニメ化において最も成功しているのは、声優だと思う。
アザゼル役の小野坂さんは、関西弁をしゃべるという設定を抜きにして考えても、他に適任が考えられない程しっくりきている。限りなく素で演じているように感じられて、役作りなど不要だったのではないかと思えるくらいに。

ただ惜しむらくは作品の性質上、早口・ハイテンションでまくしたてる台詞が多く、何を言っているのか聞き取れないことがままあることだ。巻き戻して聞き直したこと何回か。
しかし、小野坂さん神谷さんをもってしてもこの状況に陥るのだから、他のどの役者さんが演じようが同じ結果になっていたであろう。
そんなこんなで何度も繰り返し聞くうちに、2期中盤辺りからは普通に聞き取れるようになっていたのは不思議だ。

とはいえ、正直一発で聞き取れたからとて、全く収穫のある内容ではないのだけれど。
いやむしろ、聞こえなくて正解なくらいに……色々ヒドかった…(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

過激すぎるグロ描写も寒すぎる下ネタギャグもここまで来るとむしろ清々しい

放送の限界に挑戦したいのかと思うくらいに
悪趣味な流血というか噴血シーンや
お下劣、卑猥なシーンも1期同様てんこ盛り
近年まれにみる悪趣味なアニメが帰ってきました

登場人物(?)は人間や悪魔はおろか天使や神様まで
どうしようもないクズぞろいなのも相変わらず
それどころか1期では作品内唯一の良心であったヒロイン佐隈さんも
いつのまにかだいぶ周りのクズっぷりが伝染しており
より収拾がつかなくなっています

1期は30分を変ゼミと分割する形でしたが
今回は波打ち際のむろみさんと折半
しかし一話10分程度でやっていくのなら
前後編2話ずつの構成で一つの話で週をまたいでしまうよりも
隔週でむろみさんと交互に30分使ったほうが良かったんじゃないのかな?
1週にまとめて放送すれば前半は導入で後半で一気に面白くなる展開になるはずが
前半の話が盛り上がる前の導入部分だけを一週分として放送するおかげで
ちっとも面白くない回ができちゃったりしているように思います

また、こういう刺激的な作品は
2期ともなるとどうしても視聴者が刺激に慣れてきてしまいます
同じレベルの刺激を与え続けていると
だんだんとその刺激に対する感覚が麻痺して鈍ってくるんですね
だから過激な描写だけで視聴者のこころを掴み続けるには
刺激をどんどんエスカレートさせていく必要があります
しかし、もともと放送コードのギリギリでチキンレースしてるような作品なので
公共放送というプラットフォームで戦い続けるためには現状維持が精々です
そうすると1期と同程度のものを出しただけでは1期よりも見劣りしてしまいます
そのため冷静に分析してみると1期と変わらないクオリティは維持しているのに
どこか物足りなさを感じてしまうのが2期全体としての感想です

ただし9、10話だけは別格
{netabare}局部を隠すための規制として貼り付けられた
「よんでますよ、アザゼルさん。Z」の題字が
妙に生き生き動くおかげで
表現規制としての意味を全く為していなかったり
変態世界の背景が便所の落書きレベルまで崩してあるものの
明らかにお茶の間に流せるような代物ではなかったり {/netabare}
先ほどのチキンレースに例えるなら
崖っぷちでブレーキをかけずにアクセルを思いっ切り踏み込むような
そんな狂気すら感じるレベルのぶっ飛んだ回でした
1期のレビューでも書きましたが
この完全にやりすぎちゃってる部分こそが
良くも悪くも水島努らしさだと思います
下ネタが苦手な人は全く楽しむ余地がない回ではありますが
個人的には2期のベストだったかと

評価できる部分はあったものの
課題が浮き彫りになった2期でした
もし仮に3期をやるとしたら
ハードルはさらに上がっていると思うので
そろそろ厳しい気もするのですが
水島監督ならさらに無茶をやって
こちらの想像の斜め上を行ってくれるんじゃないか
という期待もちょっぴり持てました

1期レビュー
http://www.anikore.jp/review/568532/

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

83.6 6 2013年度の悪魔アニメランキング6位
まおゆう魔王勇者(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2538)
14770人が棚に入れました
人間と魔族の戦争が始まって15年。
人間側は魔族の重要拠点を一つ占領したが、その隙に領土の一部を奪われており、魔物による被害と混乱が人々を苦しめていた。
そんな中で、勇者が三人の仲間とともに魔族討伐に立ち上がった。 快進撃とともに人々の希望となった勇者一行だが、魔界進攻は思ったように進まず、勇者は仲間と離れ、たった一人で魔王の城に乗り込む。

声優・キャラクター
小清水亜美、福山潤、斎藤千和、戸松遥、東山奈央、沢城みゆき、神谷浩史、福圓美里、平川大輔、銀河万丈、鈴木達央、寺島拓篤、伊藤静、藤井麻理子、松井恵理子、三宅健太、立花慎之介、梶裕貴、チョー、町田政則、東地宏樹、森川智之、大塚芳忠
ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

勇者魔王もの大好き男に「どの作品が好き?」と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの?

(インスパイア元:http://matome.naver.jp/odai/2136863010862162801)
(更新日:2014年2月15日)

あ、まず前提として、
貴女が勇者魔王もの大好き男を夢中にさせることが、
はたして貴女を幸福にするかどうか、それはまた別問題だけれど。
とはいえ、勇者魔王もの大好き男たちは玉石混交ながら、
IT系の超かしこい男なども多く、
したがって、釣り師たる女たちにとっては、
なかなかあなどれない釣り場です。


では、勇者魔王もの大好き男に「どの作品が好き?」と訊ねられたとき、
貴女は、どう答えれば理想的でしょう?
まず最初に、その男がドラクエのようなタイプのオーソドックスな勇者魔王ものと
あとはテレビドラマ、そして(自分でものを書くほどではないけれど)ちょっと考えることも好きな、
そんなタイプの場合は、
貴女はかれの目を見て、微笑みとともに質問など無視して、こう言いましょう、
「わたしと、一緒に『伝説の勇者の伝説』観よう♪」
これこそまさに必殺の答えです。
そこで勇者魔王もの大好き男が、えへへ、とやにさがったならば、
貴女は、ひそかに、「DQ3」「DQ4」「FF6」あたりを
ひそかに遊んでおき、雑談に答えられるようにしておきましょう。
これで成功まちがいなしです。


しかし、ここでは、もう少しハイブロウな(?)いわゆる勇者魔王もの好きの男の
落とし方をお伝えしましょう。
この場合、貴女は、こう答えましょう、
「わたしは、『まおゆう』が好き。
一気に全部読んじゃった。アニメも見たし、
あの経済ネタも、ぜんぶ大好き♪」
もしも貴女がそう答えたならば、
その瞬間、勇者魔王もの大好き男の目はきらりと輝き、
かれの貴女への恋心は、
20%増量になるでしょう。


なぜって、『まおゆう』は、
濃厚な味わいのある経済知識が散りばめられていて、
その中にも軍事/政治ネタがスパイスとして効いている、
思想ネタは素朴な啓蒙思想ながらも、そこがまた
オーソドックスな教育を受けた人の実直な筆致という雰囲気をかもしだしていて。
しかも『まおゆう』が書いている経済ネタは、
日本の経済学をやっている人のスタンダードを、
質高くふるまっていて、なおかつ、
経済政治ネタをファンタジーに混ぜるというジャンルをメジャーにした功績もあって。
したがって『まおゆう』こそは、
本来なんの接点もないまったく縁もゆかりもない別々の世界に生きている、
キャリア・ウーマンと、玉もあれば石も混じっている、そんな勇者魔王もの大好き男たちが、
この世界で唯一(いいえ、『竜の学校は山の上』、『狼と香辛料』と並んで唯三)遭遇しうる場所です。





では、参考までに、危険な回答を挙げておきましょう。
勇者魔王もの大好き男に「どの作品が好き?」と訊ねられたとき、
貴女がこう答えたとしましょう、
「『ソードアート・オンライン』のが好き♪ 原作もぜんぶ読んじゃった。」
その瞬間、勇者魔王もの大好き男の貴女への恋心は消えます、
なるほどSAOは、人気のファンタジーもの。勇者設定と、現代が混じっているという点で広義の勇者魔王ものには入るでしょう
勇者の設定は平凡ながら、ま、無難にまとめてあるものの、
しかし、現実と勇者の折り合いを書くというよりも、勇者の俺Tueeeee感だけが醸成される展開に加えて、
驚異的なハーレム展開。も少し、社会的な想像力にあふれた味わいが好きな勇者魔王もの大好き男にとっては天敵なんです。
また、もしも貴女が「勇者ヨシヒコが大好き♪ あたし勇者ヨシヒコ全部観たんだ♪」
と答えたとしても、ちょっと危険球となるでしょう、
なぜって、『勇者ヨシヒコ』は、深夜テレビとはいえテレビで放映され、
キャスティングなどからもテレビドラマファン層の女性を掴み、好意的に見れば批評精神も感じられます
ですが、『まおゆう』などと比べると、露骨なインテリ臭が少ないことに単なるB級娯楽と捉える向きも少なくありません
(ただ、勇者ヨシヒコは人によってやや反応は分かれるかもしれません)


またもしもたとえあなたが勇者魔王ものが大好きで、
「わたし、『魔王倒したし帰るか』が好き、SF的想像力もシビアでいいけれど、
最高に好きなのは人間描写♪ あの陰鬱とした描写がすっごくシビれるの。」
と、答えたとしたらどうでしょう?
なるほど、貴女の趣味は高く、
たしかに『魔王倒したし帰るか』は、SF的想像力にあふれているのみならず、
人間描写も最高にすばらしいんですけれど、
しかし、貴女の答えを聞いて、勇者魔王もの大好き男はきっとおもうでしょう、
(なんだよ、お高くとまった女だな、厭世的なメンヘラ女だったりしたらめんどくさそう)って。


貴女が、勇者魔王ものが大好きで、名作の名を挙げるにしても、
たとえば、九井諒子の『竜の学校は山の上』ならば安心でしょう、
なぜならば、九井諒子は、ふつうのOLにもマニアにもともに愛されるめずらしい作品で、
貴女がその名前を挙げても必ずしも、あなたが勇者魔王ものおた宣言をしているとは受け取られないでしょう。

しかし、たとえば、星新一的なセンスの光る『王「本気で魔王倒す」勇者「えっ?」』にせよ、
生態系のメタファーと既存のファンタジーへのアイロニーが融合した『勇者のくせになまいきだ』にせよ、
それまでにないテンポと批評性を魅せる『30秒勇者』にせよ、
テンポの良いRTSの楽しさとドット絵のかわいさで魅せる『100人勇者』にせよ、
ファーストフード店のバイト店長の日常を伺わせるな『はたらく魔王さま!』にせよ、
ソーシャル・ゲームの感覚をうまくズラした、『いけ!勇者』にせよ、
2chSS発の『勇者「冒険の書が完結しない」』、はたまた『母「でかけるの?」勇者「あぁ、ちょっと世界を救いに」』にせよ、
そういう作品の名前をいきなり挙げるのは、ちょっぴり微妙。
ましてや貴女が、「2ch系SSの勇者魔王ものが大好き♪ わたし、もうほとんどのSS、読んじゃった♪」
と答えたならば、どうでしょう?。
これはかなり博打な答え方で、
なるほど、2ch系SSは、『まおゆう』も『魔王倒したし帰るか』も産んだ多数の傑作勇者魔王ものSSを抱えた場所ゆえ、
あなたがそう答えた瞬間、勇者魔王もの大好き男がいきなり超笑顔になって、
鼻の下がだら~んと伸びちゃう可能性もあるにはありますが、
しかし、逆に、(なんだよ、この女、勇者魔王ものおたくかよ)とおもわれて、どん引きされる可能性もまた大です、
なぜって、必ずしも勇者魔王もの大好き男が勇者魔王もの大好き女を好きになるとは、限らないですから。
しかも、この答えには、もうひとつ問題があって、
男たちは、女を導き高みへ引き上げてあげることが大好きゆえ、
もしも貴女が、「2ch系SSの勇者魔王ものが大好き♪」なんて言ってしまうと、
そこにはもはや、男が貴女を勇者魔王ものを教育する余地がまったく残されていません、
したがって貴女のその答えは、
勇者魔王もの大好き男の貴女への夢を潰してしまうことに他なりません。


ま、ざっとそんな感じです、貴女の目には男たちはバカでスケベで鈍感に見えるでしょうが、
しかし、ああ見せて、男は男で繊細で、傷つきやすく、女に夢を持っています、
貴女の答え方ひとつで、男の貴女への夢は大きくふくらみもすれば、
一瞬で、しぼんでしまいもするでしょう。





では、スキットを繰り返しましょう。


「わたしは、『まおゆう』が好き♪
原作も読んだし、アニメも見ちゃった。昔はDQとかFFとか遊んでたし、
経済政治ネタも、大好き♪」
そして、その瞬間、勇者魔王もの大好き男の目がらんらんと輝いたなら、
貴女はこう重ねましょう、
「それからね、いま、わたしが読んでみたいと思っているのは、
九井諒子さんの作品、素敵な作品をたくさん書いているって噂を聞いたから。
あなたがもし持ってたら、わたしに九井諒子さんの作品貸してよ♪」
これでもう完璧です。


そうなったらこっちのもの、
デートの日には、アイメイクをばっちり決めて、かわいい下着をつけて、
アプワイザー・リッシェか、ジルスチュアートの可愛いワンピを着てゆきましょう。
その日から、勇者魔王もの大好き男は貴女の虜になるでしょう。
では、釣り師としての貴女の、愛の幸運と幸福をお祈りします!

{netabare}

上記は、「なんなんだ」と思われたかもしれませんが、ネット上で有名なテンプレートの改変ネタになります。男が落ちるかどうかは全く保証いたしかねますので自己責任でよろしくお願いします。
さて、
もともと書いていた感想は下記になります。

タイトル:
わたしを原作厨だと嫌ってもらってもかまいません……でも…わたしのことは嫌いでも、まおゆうのことは嫌いにならないでください…!

本文:

 一話視聴しての感想は、たいへんあざやかなものでした。

 …
 ………
 …………
 …原作を読むべし。以上…!

 えー、さて。
 
 何度でも申し上げますが、原作は稀有な傑作です。「ひぐらし」以来のインパクトを受けた作品だと言ってよいです。
 みなさん、原作を読みましょう。原作しかありません。もちろん、原作はメジャー向けコンテンツとしては洗練されていないので、合わないという人もいるのはわかっていますが、それでも、わたしは100%原作推しです。

 原作はこちらで、合法に、タダで読めます!
 ttp://maouyusya2828.web.fc2.com/menu.html

■アニメと原作の違い

 アニメと原作は何が違うか。
 まず、当たり前ですがテキストの分量が違います。アニメでは大量にテキストが端折られている上、話がスローリーな印象になります。原作のよいところは、大量の情報量が、ドバーっと、流れてくる感じなのですが、アニメ版は、視聴者層に配慮したのだろうとは思いますが、たいへん、はなしの密度が薄い感じに仕上がっております。とりわけ、一話でカットされている部分としては、魔族側にはどういった限界があるのか。魔王がどれだけ不完全か、といった点がきちんと言及されておるわけです。制作陣はテキストの中身をきちんと理解できる程度の尺の長さで展開したかったのでしょう……。

 第二に、アニメ版は、おっぱいがやたらと揺れますが、原作は、おっぱいが揺れません。わたしは微エロおっぱいアニメなどという、中途半端なものにあまり良い印象はありません。どストレートエロアニメなら、むしろOKですが、おっぱい関係ねーだろって話で、おっぱいをいっぱい強調されるのはむしろ、たいへん悪い印象を残すのであります。なんでおっぱい揺らす必要があったのかと小一時間……いや、まあだって、この話でおっぱいが揺れる必要ビタいち無いっつーか、そういうところで勝負かけてないだろ。これは。メインヒロインがお色気要員モノ、というのは、まぁ、伝統的にあるんだけど、私は、これは悪しき伝統だとしか思ってないので、ガチでやめてほしいのです。
 
 第三に、まおゆうは、ギャグとかそっち系のノリは正直ちょっと寒いんだ…!知ってたよ…っ!わたしだって知ってたよ…っ!だから、お願いだから、ギャグ系の部分とかをクローズアップしないでほしいな、と思ってたら、余裕バリバリで、コメディ内輪ノリ部分を前に出してアニメつくってきたよ、こいつら…っていうね。
 まあ、なんつーか、ある種のオタクの同人ノリそのものなんだよね、まおゆうのギャグセンスって…。だから、ちょっと、文化の外側にいる人間からすると、けっこう厳しいんだわ、コレ。

 ざっくりまとめると、

 「経済うんちく:いちゃいちゃ:ギャグ」の比率が違うわけです。2話現在までの感じだと、

【原作】 20:4:1
【アニメ】 10:8:3

 ぐらいの違いがあるわけで、なんつーか、なんで、わたしはこんな二流のラブコメを延々と見なければならないのか…ごごごごごごごごっごっゴッッゴッゴッゴッゴッッッ…!!!!!
 という原作厨としての静かな怒りが沸いてくるわけであります。

 …
 ……

 いやー、もう、そういうわけで、1話にして早くも、わたしが原作厨となる展開で確定いたしました。その点、わかりやすくてよかったです!
 まあ、予想された展開ではあったわけですが、いやぁ、完全にこれは原作厨になるしかありませんねぇ…。

■じゃあ、どうすれば納得したのか。

 いや、まあ、元も子もないことを言えば、アニメ化していいものになるわけがないだろうな、とははじめっから予想していたので、しょうがないことだとは思ってるんです。だからね、制作陣をdisるつもりは、実はこれっぽちもないんです。しょうがないっちゃぁ、しょうがないよね。
 アニメ化自体をしなかったほうが良かったかどうか、という点でいえば、原作ファンからすれば、この作品が少しでも世の中に広まること自体は大歓迎なので、いかに納得出来ないクオリティであるとは言っても、アニメ化されること自体は悪くないとも思ってるんです。
 1クールでやるにせよ、2クールでやるにせよ、原作のテキスト量からすると、どう考えても20分前後で一話構成で、ある程度メジャー向けのコンテンツとして再構成するのは、かなり骨が折れるでしょうし、まあ、もちろん、制作陣は、いろいろと難しい限界のなか頑張ってるとは思うので、その点をdisろうとは思いません。おっぱいアニメにしたこと意外は。

 ただ、個人的に、わがままだけを言わせてもらえれば、
 やはり情報量は変えないでほしかった。
 一つの方法としては、たとえば、魔王は、ゆっくりとしゃべるんじゃなくって、早口でどばーっとしゃべるタイプのキャラにしてほしかったなぁ。まぁ、もっとも、早口系の講義とかって、ごく一部の人にしかウケないので、コンテンツ事業者としては、筋のわるい選択だろうから、それは駄目だとは思うけどね。だから、その手法をとらなかったのは仕方がない。
 もう一つの、製作コスト&リスクがあがってしまうやり方としては、語り口の構成そのものを大きく変化して、別物スレスレというところまで再構成するというやり方だと思う。

 現代日本において、比較的大量の情報をパッケージングしつつ、ある程度メジャーに受けている手法っていくつかしかないわけですよ。
 1.サンデルの白熱教室スタイル
 2.NHKスペシャルスタイル(及び、その簡易版としてのクローズアップ現代)
 3.discovery Channel スタイル(及び、その派生系)
 …とか、パッと思いつくのがこのぐらい。民放のクイズ番組とかは、すごく情報量を少なくしてるし、「ためしてガッテン」とか「ホンマでっかTV」とかは、ネタそのものが、視聴者層にウケそうなものをピックアップしているので、ちょっと経済ネタをのっけるには不適切。旧「週間子どもニュース」も時事ネタという強みがあるので、ちょっと違う。
 で、とりわけ、「中心となる物語」をきっちりと構成しつつ、情報を伝えていくという編集方式だと、NHKスペシャルのやり方が一番近いと思うわけです。
 なので、もし、わたしが番組内容の再構成を大胆に許されるのならば、魔王と勇者の会話を、NHKスペシャルっぽい番組構成で、再構築しちゃいたい。まあ、作りこむの大変そうだけれども、情報量を少なくして、劣化版つくるよりは、そういう冒険をしてほしかった次第です。
 まー、予算も人材も、たっぷりと必要になっちゃうから大変なんだけどね。

 予算、人材、納期。そして、何よりもスタッフの情熱の総量が、プロジェクトのなかで充分そだっていなければ、そういう贅沢な再構成はできないでしょう。
 メディアミックス展開というのは垂直立ち上げをうまくやらなければいけないだろうから、時期的な問題も、もちろんあるでしょう。
 非常にハンドリングの難しいプロジェクトだったとは思います……が、こういう形のアニメに仕上がってしまったのは、やはり残念な気分です。 


■なお、そもそも、まおゆうの何がいいのか:最後に。

 ちなみに、原作のこの作品がすばらしいと思っているか、というと、短く言うと、
<経済学の考える、幸福のあり方>
を、おそらく、日本のコンテンツにおいてはじめて真正面から、充分な分量で書いた作品だと思うからです。

 もっとも、石ノ森章太郎の『マンガ日本経済入門』とか、経済ネタのマンガがいままでなかったわけではないけれども、はっきりと言って、まおゆうの作者のママレさんは、石ノ森章太郎とは明らかに見ている世界が違う。経済の話をする、というのは、頭をしかめて、むずかしく天下国家のことを論ずるという以上に、「わたしたちの世界はどのようにして成立しているのか」という世界観を与えてくれるものです。



 いまだに、不勉強な人だと、「新自由主義批判」とかをして何かを批判したような議論をしている人が日本には耐えないけど、あの手の議論は何度きいても寒々しい。新自由主義批判とかをしてしたり顔をしてる連中の経済談義なんかより、まおゆう原作のほうがよっぽどまともであり、啓蒙的意義が深いです。

*

 なお、ネットでまおゆうを批判している人の大半が、日本の七〇年代~九〇年代的な左翼系知識人の影響下にある人が多くてげんなりー。そういう人のしている批判は、「新自由主義的な世界観そのものがダメ」っていうだけの話なので、わたしのなかでは、「ああ、残念だな」と思っておわるだけなのですよ。
 まおゆうの議論の中身についての、ごくまっとうな批判は、開発経済学、数量経済史的な観点からなされるべきだと思っているわけで。開発経済学や、数量経済史的に込み入った話をすれば、まおゆうは、かなり沢山ウソをついているし「しょせんはファンタジー」であるのは、事実ではある。まぁ、あと政治思想史的なところもちょいと触れてるけど、そこはすごいちょっぴりすぐるので、まぁーそこはご愛嬌。
 だけれども、こういうコンテンツでこれだけ頑張ってみせてるのは、偉いよ。ほんと。

■狼と香辛料と何が違うかって?いや、ぜんぜん違うでしょ。

 なんか「狼と香辛料が~」って人多いけど、
 スタッフ同じなのこれ?そこらへんは、よーしらんけど、
 狼と香辛料とは、ぜんぜん違うはなしでしょう。

 あっちは、小売の行商人の話。こっちは、経済の計画をやる話。
 学部で言えば、商学部と経済学部。
 業種で言えば、商社と、(財務)官僚の違い。

 確かに、同じ「お金」の話だけど。狼と香辛料はゲームのプレイヤーの話だとすれば、まおゆうはお金をめぐるゲームの設計者の話です。


■追記:昔の原作初見時の感想など

PCのアーカイブあさってたら、昔の原作初見時の感想出てきたからせっかくだから、はっとこうか。

・おもしろいのだけれども、途中からちょい微妙
・やはりフェミニズム系の文脈の抑えのあまさがけっこう気にかかる。あと物語のご都合上あるていど仕方ないのはわかるけれども、「教育/啓蒙」がちょっと簡単に成功しすぎている。まあ、いいんだけどね。個人的には、もうすこし登場人物をすくなくして、じっくりと何度も失敗するような話ができるとベター。ひぐらしはそこらへんもよくできている。まあ、ひぐらしは、小さなとこで公務員やってた人のリアリティがやっぱよく出てるんだよね。
・モデルはほんとうに中世のヨーロッパそのものだよな、と。あと、わたしのような読者にとって、やはりおもしろみに欠けるのは、近代人が、前近代のことを書いているだけという部分。「近代」に至る過程であらわれた革命的な発明の<コタエ>を全て知っている。本当にまだ見ぬものを発明するための努力自体が書かれていないのが残念。まあ、そういう話の急速さを楽しむことこそが、この作品の魅力でもあるので、無いものねだりもいいとこっつーか、作者と前提を共有していないコメントなのは承知ですが。ここらへんは知性が超越しすぎている……というか、フォン=ノイマンですらもうちょっと悩みが多かったはずで、天才発明家というのは、こういうものではない。もちろん。。これは「魔王」だからいいんです、と言ってしまえばそれまでなんだけれども、解へ至る道程を模索するエネルギーが、足りない。やたらとあっさりとしすぎている。迷いが少なすぎる。人間は何かにつけ、もっと、もっと悩んできたと思うのだけれども…というのが主たる不満。コタエがコタエである、ということを半ば自明のようにざくざくと書いていけるのは、後世の人間が啓蒙として書いているから、ということに他ならない状況がある。それは、どうよ、と。
・啓蒙小説なのだと割り切って読めばいいのだろうし、啓蒙小説としては極めてすぐれているのは間違いない。というか、こういうものが出てきていること自体はガチで歓迎したい。
・いろいろと表現にきにかかる部分は多いというか、ライトノベル的な文脈にのりすぎというか、中二的妄想もうすこしどうにかならんか、と思うが、まあこういう世界感が好きな人なんだろうし、ある種の読者はこういうものこそ好きなのだろうし。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 56
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

まおゆうコンビはこれからも

{netabare}魔王の所に乗り込んだ勇者だったが魔王の正体は女性。
しかも魔王&魔族が必ずしも悪では無いことを知り、
手を組み互いに共存、平和への道を模索して行きそうなストーリー。 {/netabare}
↑※1話目のみのあらすじ

全く予備知識無く期待せずに観たんですがコレは面白いかも知れません。

※1話目のみの小感想{netabare}
勇者様がわりと呆気なく懐柔されちゃった事に多少疑問は残りますが、
お人好しみたいなんでそこは余りつつかない事にします。
魔王がオッサンだったら問答無用で終わってたかも知れませんけどね。
(早速つついてるけどねw)
{/netabare}
いろんな人物がちらほら出てなにやら伏線や広がりの香りがするのは良い傾向です。
何が正しく何が悪なのか深いテーマが隠れていそうです。
適度にコミカルなのも抑揚を付けてくれていて良いと思います。

声優陣も凄く豪華で「狼と香辛料」コンビの復活がうれしい!

期待度急上昇で楽しもうと思います。

※2話感想{netabare}
またえらく地味な正攻法で来ましたねー。 食の安定は平和への第一歩。
当然なんですが魔王と勇者で直接やっても埒が開かない気もします。
教育に目を付けたのは良いけど生徒の人数が少ないですね。時間がかかりそう。
人型の魔族を使うとか人形に魔術を施して宣教師として潜り込ませられないんですかね。
んーなんというか、
ファンタジーも取り混ぜて魔王と勇者ならではの切り口を見せて欲しかったかな。
正しいけど物足りない感じがします。折角の世界観なのですから。
まぁ「秘密兵器」がある様なので次回に期待します。

今回は魔王を上げと勇者を下げて対比させて武力だけでは平和は訪れない事や
地道な取り組みが平和を維持するのに必要なことを印象付けたかったのでしょう。
勇者が魔王を倒す=平和が訪れる ではないとね。

イチャイチャモードに入るのは少し早いかな、もう少しお互いの事や過去を知ったり、
心が近付くひとエピソードがあったら良かったと思います。
鼻の下伸ばしていてイザというとき魔王に乳首4つとかあっても知りませんからね!

後はメイド長は良いキャラですね結構気に入りました。
新米メイドも貧しい者の目線から作品を盛り立ててくれそうです。

まだ始まったばかりですしね。引き続き次週に期待します。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
「秘密兵器」=ジャガイモでしたね
テレレレン♪ じ ゃ が い も ~♪
四次元ポケットからこんなの出てきた様で、ある意味驚きました。
人間界でジャガイモ普及してなかったんでしょうか。

どうやら平和への道に関しては時間をかけリアル志向で行くんですね。
(テレポート程度はあるみたいですが)
ファンタジー織り込むと思っていたので見方を切り替えないといけないです。
暫くは「まおゆう」というか「がくゆう」(学者と勇者)ですね。

イチャイチャは相変わらずか…と思ったんですが、
いつの間にか大分時間も経過している様子(結構端折ってるのかな?)ですし、
キスぐらいしてあげても良いんじゃないのかな。
魔王が寂しい顔をするのずっと気に掛けてたんでしょ?
また駄肉度が増えちゃうね。メイド長の言うことも一理あるのかも。

いろいろとエピソード不足は否めないですけど、
「本来敵同士の存在が仲良くする」事には意義は感じますし、
今後少し悲しい含みもありそうな気がしてデレデレは許そうと思います。
声優も同じで「狼と香辛料」を匂わせて、実は「ギアス」のオチだったら…
頭脳派の魔王、魔王と勇者の宿命とかも重なり変な想像がよぎってしまいました。
流石にそこまではないと思いますが、この魔王の態度が何かの伏線にはなっていそう。

伏線と言えば同盟からの紅の学士暗殺フラグも気になります。
修道院と違い守銭奴の商人には丘の向こうが見られると言っても無駄そうです。
老弓兵(変態爺さん)が南部諜報部に所属しているらしいので刺客もありえますね。
EDの五枚目の挿し絵が捕まる魔王っぼいのでそれと絡んで来そう。
まずは次回の女魔法使い救出ですがやっと色々と勇者活躍の場がありそうで楽しみです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
魔王の美貌と商人の特性を巧く突いた一言で交渉成功。
嘘は混ぜず交渉したのも良かったのかも。
でも、クリティカルヒットしすぎで求婚される始末。
ややこしい問題にならなきゃいいんですが、なりそうな予感。

老弓兵の変態爺さんは一話で出たあの小国に居る様で今後どう絡むのか楽しみです。
南部って暖かいイメージだったんですが、この小国は寒そう。
トウモロコシの話といい南半球的な世界のイメージとした方がいいのかな。

今回は勇者の不器用な愛情エピソードがあったのでなかなか良かったです。
今後のイチャイチャがまた少し許せる方向へ傾きました。
「愛情は一番の絆」魔王が最初からイチャイチャモードだったのは、
この絆が何よりも重要だと考えての事もあったのかも。
平和を実現するには勇者との絆は必要不可欠ですしね。

それにしても勇者くん、寄り道ばかりしてないで早く女魔法使い助けて戻って来なよ。
長期間、魔界で単身元気な女魔法使いなら助け不要な気もしますが無事は伝えましょう。
{/netabare}

※5話感想(愛のムチの酷評あり){netabare}
このアニメ、描写と演出が足りてないです。
冬寂王の最期は愚かな上流階級の指揮官を庇うという、
この世界を踏襲し皮肉もある名シーンになっても良いはずなんですが、
王子との絆や国民や兵士との信頼関係の描写が無いので心が動きません。
海戦も迫力が無く台詞での補完により旗艦を護った事が判りましたがチープでした。
もう少しエンタメ性を重視して欲しいです。人を引きつけるには重要です。

ストーリーとしては大航海時代後の物流や植民地制度なんかを
学んでいて下地があるのでイメージは掴みやすいんですけど、
裏方作業にばかり焦点を当てていて絵になるシーンをみすみす逃してもったいないです。
歴史や社会の授業の紙芝居じゃないんだから。

ここに来て世界観や設定にも疑問が出てきました。
あの海戦、例え準備万全で指揮官が優秀でも見るからに勝ち目がありません。
魔物との戦い、ボウガンや剣だけで今まで対等に戦ってきたんでしょうか?
人間側にも魔法使いが居るんじゃないの? 強烈な剣技もないの?
戦闘にまでファンタジーは盛り込まないの?
海中や空中の魔物や霊体にどう抗って来たのでしょうか?
ファンタジーな相手にリアル路線で対抗するなら、
せめて人間側に火薬くらいは無いと戦力に差があり過ぎます。
ここまで観て来て食物、文化や知識、戦力の全てにおいて
魔界が上回っている印象がありバランスがおかしいです。
この状況で15年も戦争してたら差は出てきそうなんですが…。
ファンタジーを盛り込まないのならこの世界観すら無駄、不要に思えてしまいます。

先週までは目を瞑りましたが勇者についてもいくら何でも寄り道が過ぎます。
女魔法使いが心配ではないのでしょうか?
いつまでも無事だという確証があるの?
第一目標を忘れていて苛立ちを覚えます。 

いろいろと不満と不安が出てきた今回でした。
今まで溜まっていた不満も含め一度吐き出した形のレビューになっていますが、
期待はしている作品です。
次回からの盛り返しを期待します。好感レビューを書きたいな。

反対意見の多いイチャイチャや魔王と勇者である必要性についてはもう寛容です。
敵同士が手を組み仲良くなり愛するという事にメッセージを感じますので。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
「戦争ってなんなのでしょう」っとこの作品のテーマを呼び起こすスタートでした。
本当に誰も戦争を望んではいないんですけどね。
この作品なりの答えが楽しみです。

前回書いた通り設定について納得しきれない部分もありますが、
引っかかってばかりいては楽しめないので、
<戦力>陸戦は人間が有利
<文化>知識は魔王と一部の魔族のみ
<食料>人より魔族の方が食べる
と解釈して均衡を保っていると思うことにします。

海戦はどうやって勝つのかなっと思っていましたが氷で道を作る作戦でした。
冬設定を生かしましたね。
海流もあるし流氷集めるのすごく大変だよ?
作業中は襲われないの?
浮いた氷であれだけ頑丈に作れるものなの?
っと軽くツッコミ入れましたが流すことに。
塩でくっつける豆知識も披露してくれました。

南氷将軍との一騎打ちこの作品の作風にしては演出がありまずまずでしたが、
もう一押し欲しいと思うのは贅沢でしょうか?
「派手にしろ」と言っている訳ではなく台詞や表情や間、心理描写、音楽などで
印象深い物にして欲しいのです。
今回であれば南氷将軍の背負うものや誇り、将として部下を生かす描写や演出が
もう少しあれば良かったなと思います。
魔族=敵・やられ役に見えてしまったので作品主旨と少々ズレている様に感じました。

人間側のファンタジー要素、勇者一行はアリなんですね。
女騎士強いわ。
折角ファンタジーの世界観なんだしストーリーがブレない程度になら、
こういうシーンが増えても良いと思います。

変態爺さんは笑えるキャラですね。
でも鋭い曲者っぼさも感じるので今後の絡みが楽しみです。

リアル志向な作風の割に都合良く行き過ぎな感じもありましたが、
結局領土は都市と島の交換で落ち着きました。
都市では交流や外交的な事が行われるのかな?
魔族とは言葉が通じる様なので色々できそうです。
火矢も登場するようで争いも今後どうなっていくのか気になります。

女魔法使いも忘れずにね!
{/netabare}

※7話感想{netabare}
イチャイチャは許すとは言ったもののハーレムになるとは。
ハーレムにすると視聴者や読者が食いつくんだろうけど、
ストーリーものでしつこくやると媚びてる感じがして好きじゃないです。
今回は別れ直前と言うことでまぁ良しとしますけど、
ストーリーとして意義ある範囲に適度にお願いします。

月日も大分経ち、メイド姉妹や弟子たちも立派になりつつあります。
束の間の平和にはなっているようで都市では交流も計っているようです。
今回は基本的に上手く行っている平和を見せてくれましたが、色々くすぶっている様です。

「また会おう、すぐにでも。」は、いかにもなフラグです。
また失脚した白夜王と指令官は手を組んで悪そうな企みをしています。
なんだか分かりやすい単調な展開になりつつあって
深みのあるストーリーになるのか心配な面もあります。
少しだけでも「まさか」を入れ込んでくれると楽しめるのですが。

1話目を観た後に期待が大きくなりハードル上げ過ぎたのかも知れません。
悪い作品ではないんですけど、物足りなさを感じてしまいます。
もうちょっと頑張って欲しいなー。

まぁ次回を楽しみに待つとします。
そして、お ん な ま ほ う つ か い は ?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ちょっとした「まさか」を入れ込んではくれました。
メイド姉が魔王の身代わりに捕まることに。
たかがじゃがいも、されどじゃがいも。
勇者は冬の国の領地外に出たところで助けるつもりの様ですが、
冬寂王に遺恨のある白夜王が手引きしていたら冬の国領で一波乱ありそうで心配です。

魔王の正体は主要な人に明かす段階の様ですが、
やっぱり描写不足な気がして置いて行かれている感じはします。
優秀な商人だからと押しつけられても飲み込み難いです。
知力で劣っていた勇者の個人的な判断にも見えますので不安も感じます。
信頼に至るもうひとエピソード欲しかったです。

ラブコメ的には本妻が決まってしまった感じです。
個人的には引っかかってはいないですけど、
女騎士ファンにはどう映るのかな?

魔王は歴代の魔王を封印する儀式の様なものをするようです。
あの魔王のまま帰って来れず、
一部意識を飲み込まれて戻る雰囲気は感じるのでハラハラしだしています。

女魔法使いは何なんでしょうか?
外の図書館で寝ているから勇者が助けに行かなくても
平気って事にされているのでしょうか?
腑に落ちません。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
罪人って指輪外されないの?
あれっ?もう断罪式やるの?
演説させる機会あげちゃってるし!
同じ壇上にいたまま石投げさせるの!?
っと、色々思いましたが、
メイド姉のすばらしい演説でした。
「自身で考え動いてこそ人間」って事を説いていて言葉自体には感銘できました。
ただ出来れば学士の『偽物』としてではなくメイド姉『本物』としての口から聞きたかった。
役立たずの使者やおかしなシチュエーションも手伝い、
違和感があって素直に心で聞けなかった…ストーリー上仕方ないとも思うけど。

新キャラみたいなのや女魔法使いも残っていますが後残り三話で収集つくのでしょうか?
ただでさえ絵が足りず、はしょり感が強い作品なので心配ではあります。
{/netabare}

※総集編がありました

※10話感想{netabare}
権力もお金も分散させようとしてそれぞれ動きましたが意外と難しい話になってますね。
新しい人物も出てきてますし、(あのデブ貴族?誰?)
魔族と人間だった対立関係が人間界の中央と地方の対立にすり替わっちゃってるので、
複雑になっちゃってます。
考えながら観てこれた人はついていけるだろうけど、
気軽に見ていた人は大変というか置いて行かれるかも。

主食で先物やっちゃうのもどうかと思うけど、
青年商人は貴族にお金を吐き出させたい様子。
インフレで戦争まで起こっちゃっても止めないのはやりすぎな気もするけど。
犠牲が出てでも人間界の構造を変えたいのか、
勇者や冬寂王側なら何とかしてくれる計算があっての上なのか、他に何か考えがあるのか、
先を見ないと何とも分からないけど今までの流れに比べると現状強引な感じはします。

そして女魔法使いはネタだったようです。
火竜公女に魔法かけてあげたって事はもう勇者と出会って事情が分かっている
という事でしょうかね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
中央征伐軍は何故もたもたして開戦に踏み切らないんだろう?
大軍を見せつつ降伏勧告を行っているのでしょうか?
食糧不足で戦いに来ているのに大軍で長期戦にするのは考え難いのですが…。
わざわざ隙を作るから付け入られてますし。
戦争して欲しい訳ではないけれど、
相手が無能すぎるから上手く行くってのも楽しみが削がれます。
この後は多分傭兵集団なので金の切れ目が縁の切れ目となる展開になるのでしょう。

鉄国への奇襲も奇襲になってないです。逆に待ち伏せされています。
片目指令官が無能なのは描かれていたので、こちらは納得できますが、
ただあまり人間側を無能に描くと、今まで魔族と互角だったの?
という疑問が(魔王の教育が成果を見せているだけに尚のこと)再浮上してしまいます。
また、この戦闘で「火矢」が登場するのかと思っていたのですが、出ませんね。
このまま出ないのかな?

青年商人の策は上手く行きそうです。
二大通貨制や魔族との通商(とりあえず塩中心かな)も視野に入れ競争原理導入と格差是正を
行う体制を整えつつあります。
これで中央は独占出来なくなるでしょう。

ただ戦争になってしまう事など都合の悪い部分には触れませんでした。
勇者や冬寂王側と協議していたのなら理解できそうなのですがそうでも無さそうです。
また、現在お金を持っている人や貴族がみんな中央でせしめている悪いイメージ
になっているのも気になります。
全うに貯蓄していたり立派な領主さんも居るのではないでしょうか。
序盤に腰を据えて平和への道を探っていた割にここに来てメリットばかり押しつけて
強引で一方的に都合の良い話になっているのが気に掛かってしまいます。

女魔法使いはいつの間にか魔王の方と繋がりがあったみたいです。
先週火竜公女に魔法を掛けていた謎が解けましたが、
本当にいつの間にそんな関係だったんでしょうか?

そして魔王と勇者はやはり戦う宿命であった様です。
案の定、魔の王に乗っ取られて出てきました。
物理攻撃そんなに出来ないですから、愛の力になるんでしょうか?
もったい付けていたキスが炸裂するなら魔王と勇者というより姫と王子っぽいですけどね。

もう次がラスト。
描写不足が解消される事はないと思いますが、
それ故に想像しながら楽しむ事は出来ている不思議な感覚でもあります。
(アニメーションとしてはどうなんでしょうかw)
ともあれ最終回を楽しみにしています。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
魔王を抱きしめる展開ならキス位しても良かったんじゃないかな?

最終回でどう纏めるのか、纏まるのかな?っと思っていたら、
纏まり切らなかったですね。

戦争に関しては相手が無能な上に内輪で揉めてくれたため小競り合いで回避できました。
しかし中央と南部三国の対立構造は潜在的に残っていますし
中央教会と一部魔族の癒着やの問題も残っています。
鉄砲まで用意しているようです。

女魔法使いも謎が多いままでした。
魔王とのつながりも不明、洞窟で術式を見つけ何をしていたかも不明です。

魔族の方もまだまだ人間を敵視していてやっと開門都市を足ががりに
通商や交流が始まろうとする段階で平和へと向かうにはまだ色々大変そうです。

丘の向こうが見られるにはまだまだ先が長そうです。
これは2期がありそうですがこの時点では不完全燃焼という感じです。
{/netabare}

結局終始描写不足に悩まされましたが、想像もしながら楽しみました。
これだけ端折った感じだとアニメとして高い評価は出来ませんけどね。
不満がありながらも魅力はあるので2期が来るのは待ち遠しいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 56
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

イチャラブしながら歴史発展を顧みる対話モノ

このアニメを観るときの注意
・この作品は冒険ファンタジーではない。魔王と勇者のバトル等を期待して観ると残念な気持ちに。
・2ちゃん即興小説が原作で、ショートショート(以下SS)独自なノリの会話が主体になっている。
・原作は13スレにわたる大作で、このアニメでは5スレちょっとのところまでしか描かれていない。

◇2ちゃんSSには独自の作品形態がある(2ちゃんSSの特徴について雑文まとめ)
{netabare} 2ちゃんSSの文章形式は、大部分を「」付きのセリフで表現して、地の文がないというもの。

男「今日はいい天気だね」
女「雨降ってるけど」
男「雨が好きなんだわー」

こんな感じのやりとりをひたすら積み重ね、話を展開するのが特徴となっている。
まおゆう原作もこの形式を取っているゆえ、ほぼ全ての場面で誰かと誰かの対話が主に描かれている。

何故こんな形式になったのか?これは新ジャンル「○○」といったものが流行ったことから察するに、
"会話・掛け合い"に焦点を当てて、簡潔にキャラクター性を引き出すことが目的だと思う。
まおゆうのイチャラブ要素も、その流れからきているいわばお約束のようなものなのかもしれない。

それに加えて「作品発表の場が掲示板であること」が大きな違いであると思う。
リアルタイムで第三者の感想を交えながらネタを投稿できること、
また、文字数制限等のため一度の書き込みで書ける量はさらっと読める程度に留めないとならない。
そこで一度の書き込みで、いかに"反応を得られるように表現するか"も考え所である。

まおゆうのような長編であっても、個々の投稿にそういった区切りの息遣いが存在する。
周りの反応も含めて、作品が執筆されていくのを追っかけるのも醍醐味だと思うので、
この辺りの2ちゃんSS独自の特色をバッサリ失ったアニメ化は、純粋に物語と映像化が核になるが..
基本的に即興で書かれたものだし、さてどうなるのか?
{/netabare}

▼視聴時感想
{netabare} 今期アニメの中では王道っぽいオーラで、けっこう期待度が高そうだが、
2ch発祥ノベルで冒険やアクションより対話が主軸だろうから、あまりアニメでやる意味が無さ気でもある。
だいぶ前に流行ってた気がするし、もしかしたら原作読んだことあるかもしれないが..覚えてない。
まぁ絵が綺麗だし観ていこうか。

2話
ああー話の流れはいいなぁ、1話では勇者に魔王と手を組まないか?な、一見危険な誘いだが
その真意は真の平和を得るため、という衝撃の開幕で
⇒では平和のためにまず何をすればよいか? 食糧を得るために農業を変えよう
⇒話が通じないので教育が先だ こんな感じが今回か。
ただこの内容に対して、特殊なセリフが多いことや、イチャイチャパートによって、
シンプルに重要な点が述べられてないから起伏がないな。もっと見せ場がハッキリしてたら良さそう。
真の意味での平和のために手を組んだっていうの1話でちょっと曖昧だったように思うんだよなぁ。

特にイチャイチャパート最初から飛ばし過ぎだが、まぁそれもまおゆうの見所の一つだろうし、
後半なってから唐突にやられてもあれなので、最初から作品の方向性を示すためにもこうする他ないか。

農業や経済の知識は中学校の社会科レベルから噛み砕いて説明していく感じで、勉強になって良さそう。


..6話近況、知識部分はそこそこ面白いが、唐突に場面転換・視点移動することが多く、
なんだか適当に観ていたせいなのか全然ついていけなくなってしまった。
それで、原作補完しようと読み進めているけどそれほど違いもなく..一層わからない。

▽疑問点あれこれ
{netabare} かげきよさんがお答えくださったので、ちょっと補完。ありがとう!
・魔法使い探しに行ったのはなかったことにされたのか
 ⇒探してるっぽい?
 その辺りからの勇者の行動が謎 魔王の騎士といっていたが魔王のために何をしていたのか?
 ⇒反魔王勢力の粛正してるっぽい
・極光島奪還のために魔王が出張っていった意図は?  貿易ルートを開くため?
 ⇒戦争の火種にもなってたしとりあえず奪還するため
・極光島奪還の時、聖鍵遠征軍が援軍にでたのは魔王と勇者の作戦だったの?
 わざわざ疲弊させた聖鍵遠征軍と魔族で戦わせるために勇者を働かせたのは何故?
 ⇒両軍の被害を最小限に抑えるためらしい
・そもそも戦争させたのは何故?勇者パワーで制圧してはいけなかったのか?
 ⇒魔王と勇者で敵を殲滅する!というのはこの作品のコンセプトに反するっぽい

極光島あたりはやっぱりわかりにくい感じがする。 {/netabare}

..9話 メイド姉、人間宣言!
今回の演説は良かったなー。なによりわかりやすい展開。
それにしてもメイド長の虫発言からよくここまで汲み取ったな・・。
人は自分の思考で行動すること を放棄したら虫になってしまうのやなぁ。

身近な問題として、現代でいうとネトゲとか携帯ゲーム依存になってるのは虫状態といえるかもしれない。
何かに甘んじて変化を閉ざしてしまうのは楽だけど、メイド姉はそれに一言申したいわけだな・・。
人間"変わること"がとても難しい事だけど、それに向かう事には輝きがあると、そんな風に受け取った。

..9.5 総集編だった
場面ごとにちょっと踏み込んでくれる解説編かも、と期待して観たもののただのおさらいでした。
極光島らへんはまおゆう世界でこんなことがあったよ!みたいに紹介される程度。

まおゆうはアニメでつまらなくなったという意見をよく聞くけど、原作と然程変わらなくないか?
そもそもこの作品の面白さってどこにあるんだろう。どうして支持されているのかわからなくなってきた。
{/netabare}

▼最終話視聴終了感想 & まおゆうをつまらなく感じるかどうかの相違とは何か?
{netabare} 終盤10~12話は案外楽しめたような気がする。
もっと簡潔に何が起きているのかが解れば、面白く観れるんじゃないかな、これ。

物語端折りすぎてて、もっとじっくりやれば良かったという意見をいくつか見かけるけど、
1スレ見た限り原作にかなり準拠しているように感じた。
原作の意図をあますところなく伝えたいという気持ちも もっともだが、
対話が長いので削られるのは致し方ないと思う。(ずっと喋ってるの聞いてたら疲れてしまう)

むしろこのアニメがつまらなく感じるのは、動きのない説明・講義パートの長さではないだろうか。
自分としては序盤中盤などは必要な情報だけにして、1シーンとして確立してないような場面は
もっと端折っても良かったんじゃないかと思う。

それぞれの場面を原作文章ほど語りつくせず、かといって外せない描写を抜き出して、
どれもがメインストーリーという風で描かれるので、もともと視点変化が多様な原作も相まって
観てる側としては話の不連続性、要点の不明さでどこを注視すればいいのか掴みにくかったと思う。

サブの展開は目立たない程度に小出しして、盛り上がり所に注目を向かせるようにしたら良かったのかも。
毎話ごとの話のテーマがハッキリしてれば、観る方としても見所が分かって楽しめたと思う。
(ここで原作との作品形態の差、息継ぎ・テンポの違いがでてしまっているのでは)
だからこそ、9話人間宣言や10話~聖教会と南部の対立・商人や軍人の立ち回り、
魔王の暴走でもいい、そういった話の見所が分かる回は楽しめたように思う。

どうしても原作をそのまま消化してるって感じで、アニメとして物語の流れができてない気がする。
唐突に話が始まり、唐突に場面が変わり・・っていうのが説明不足に感じる要因ではないだろうか。
視点移動の構成を少しずらす・・とか難しいか。省きすぎれば原作と別物になっちゃうし。

もうこの作品、性質上こうなってしまうのは仕方ない気がする。
原作既読派→もっと原作の会話や描写再現してくれ! アニメから派→もっと動きあるシーンやってくれ!
みたいな感覚のズレがあるんじゃないだろうか?
うまいこと要点抜き出してアニメ化したら、それは両視点において中途半端でしかなかった、みたいな。

さらに様子見のごとくまだまだ先の長い物語なのに1クール12話でやってるところからしても半端で、
話に何の進展や区切りもつかず伏線だらけで終わってて、1作品として評価するには不足が多すぎる。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

61.4 7 2013年度の悪魔アニメランキング7位
幻影ヲ駆ケル太陽(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (479)
2505人が棚に入れました
占い師だった亡き母に憧れ
タロットカードに夢中な日々をおくる太陽あかり、12歳

伯父夫婦と従姉妹の4人で暮らす平穏な日常に、それはゆっくりと忍び寄る

ある夜、就寝中のあかりを魔物が襲う
苦しみもがく中、タロットカードが宙に舞い、あかりは異空間に入り込む

手に握られた剣
煌煌と輝く太陽のタロットカード
その瞬間、世界が真っ白になり……

……覚醒したあかりが連れて来られたのは、
セフィロ・フィオーレというタロット使いたちの育成機関だった

隊長のエティアと副長のアリエル率いる部隊で特訓を受けることになったあかりは、
新人部隊の仲間たち、せいら、ぎんか、るなの4人のチームで活動を開始することに

激しい闘いの日々の中で、
少女たちは戸惑いながらも、自分の運命と向き合っていくが……

声優・キャラクター
門脇舞以、喜多村英梨、徳井青空、巽悠衣子、遠藤綾、井上喜久子、青木瑠璃子、東山奈央、種﨑敦美、堀井茶渡、井澤詩織、佐倉綾音、久川綾、内野真生、高橋未奈美、近藤浩徳
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

はい丸投げEND(最終話まで

手に握られた剣、煌煌と輝く太陽のタロットカード、その瞬間、世界が真っ白になり……

●関連サイト
・番組公式サイト:http://www.geneitaiyo.com/
・番組公式Twitter:http://twitter.com/geneitaiyo


あらすじ(公式引用)

占い師だった亡き母に憧れ
タロットカードに夢中な日々をおくる太陽あかり、12歳
伯父夫婦と従姉妹の4人で暮らす平穏な日常に、それはゆっくりと忍び寄る
ある夜、就寝中のあかりを魔物が襲う
苦しみもがく中、タロットカードが宙に舞い、あかりは異空間に入り込む
手に握られた剣
煌煌と輝く太陽のタロットカード
その瞬間、世界が真っ白になり……
……覚醒したあかりが連れて来られたのは、
セフィロ・フィオーレというタロット使いたちの育成機関だった
隊長のエティアと副長のアリエル率いる部隊で特訓を受けることになったあかりは、
新人部隊の仲間たち、せいら、ぎんか、るなの4人のチームで活動を開始することに
激しい闘いの日々の中で、
少女たちは戸惑いながらも、自分の運命と向き合っていくが……


どうやらオリジナルアニメーションのようで先がどうなるか見ものですね。
シリアス路線なのが結構好印象。


幻影ヲ駆ケルRadio
パーソナリティは徳井青空と巽悠衣子が務める。
http://www.geneitaiyo.com/radio/


○総評
セーラームーンの焼き直しにもならないしプリキュアの二番煎じにもならないしまどマギの足元にも及ばない。
フラグは9割型ぶん投げENDなので2期がもし出たならばそれが出てから見る事をお勧めしたい。
ただ見所としては触手プレイ・幼女の全裸・乳首解禁があるのでその辺見たい人には後半6話以降あたりからお勧めかな?前半はその辺の魔法少女ものと何らかわりなし。
まぁそもそもサムゲタンの人が関わっちゃったアニメなんでお察し…何故これで二期を狙った作りにしたのか…
何はともあれOPEDだけはムチャクチャ良かった。本当にこれだけは素晴らしかった。


各話感想
{netabare}1話
事前情報まったくなし。取り敢えず見てみる。
ん?日常学園物かな?
OP見ると魔法少女系っぽいな。
なんか今季同じようなのばっかだな。
魔法少女的なのだけで3つも。
イリアとカードのやつとこれと。
どれも日曜朝でいいじゃんっていうのばっかだな。

ってこれもカードかよwタロットカードだけどw
オカマの顔ww やたらリアルww
水色仲間になりそう… やはり何か探りを入れてたか。
占い師のバイトだったのかってお金もらってないなら無料奉仕じゃねぇかw
このアニメはシリアス路線なのかな?
眼鏡なんか裏がありそうだ。単なる嫉妬かな?
ハサミが見えた!今季のクライムエッジ枠参入か!?
えっ何そのアナザー的展開!アナザーなら逝ってたな。
やはり眼鏡の仕業なのかな?髪の長い中年こええ。
おっ?今のノイズはなんだ!?世界線超えたのか?
眼鏡がダークサイドにいきそうだなこれ。
触手プレイww え? カードが勝手に戦ってたのか?
自分で戦ってたのか? 血!?
ぎゃああああああああああ逝ったあああああああああああ
え?ループ?
眼鏡がいなかった事になったのか。
出たな中年w 火事になんで飛び込んだ?
お?ワープした?本体が姿を見せただけか。
変身したのか。いきなり仲間登場w
なんか色々カオス。なんで半透明なんだ…
ほほう覚醒したのかなるほど。そして地球を救う感じかな。
結構面白かったなぁ…
3つの魔法少女の中では一番面白そう。
取り敢えず眼鏡の事が気になるから次も見たい。
期待値5/10。


2話
ダエモニアが敵なのか。
味方21人もいるのか…
主人公は太陽のカード。なんか強そうだ。
カラスがちらっと映ったがビビットカラスみたいにならなきゃいいが…
太陽アカリってまんまで名前覚えやすい。
カラスも猫もしゃべるのかよ。やっぱりカラス何かありそうだ。
このアニメ体が細い割にやたら頭でかくないか?
緑が月読ルナ。1話の眼鏡なんだったんだろうか。
黄色が白金ギンカ?キンカ?青いのがセイラ。
やっぱり頭でっかいなぁ。
ワープ装置かな?
なんでちっちゃいの全部顔一緒なんだよw手抜きだろw
ワープ装置かと思ったら変身装置か。
と思ったらワープも同時にしてたのか。
アカリは変身すると別人になるんだなぁ。
眼鏡がよぎったけど変身解けたのか?記憶を改竄っておいおい。
シリアスだなぁ。
シャワーシーン濡れない?なれない?どっちだ?
うーんまぁしばらく見てみよう。


3話
ダエモニアは人間なのか?まさかの寝返りか。
拘束までされちゃった。
誰かを殺すくらいなら殺されたいとか何処の九条信者だよ。
主人公頭悪かったんだな。
黄色はたこ焼き主食なのかw
なんだ緑も牢屋に入ってたのか。
ダエモニアの声が聞こえるのが今後重要になりそうだ。
蛸壺電話wなんかシュールだなw
ダエモニアは人では無いか。
アカリの能力は敵の声が聞こえるのか。
しかし聞こえる事に何の意味があるというのか…
いい実験体?謎は深まるばかり。


4話
一体誰なんだこの子達は…主人公交代でもしたのか?
魔女化しそうだな。
謎のタロット占い師。
おい健康診断とかエロいな。お医者さんごっことかやった事ねぇ…
まぁ間違いなく悪魔の声が聞こえるのは無駄だよなぁ。
おいHしてる所覗くなw魔女化したっぽいな。
ダエモニアはタロットカードなのか。運命を変えてしまう悪魔。
エレメンタルタロット。なんかカタカナオオイナ。オジサンヨクワカラナイヨ。
アカリはいつまでも平和ボケ脳だな。
赤いペンキではぁはぁしちゃうとか上級者だな。
しかしOPなかなかいいなぁ。
なんか悪魔っぽい絵だな。眼鏡の気は引けたようだな。
うわっ悪魔に飲まれた…こうしてダエモニアが生まれていくのか。
なかなかエグいしグロイ。ダークファンタジーらしくなってきた。
5万ユーロってどんな攻撃だよw
メッチャまどかっぽい魔女出てきたな。ルナも声が聞こえるのか。
カウンセラー気取りwまさにそれだなw
男が欲しかった欲望。絵を評価されたい欲望。
まぁ間違いなく偽善者だな。なんか悪魔を応援したくなってきた。
青髪サバサバしてんな。
報酬=人の魂?
ルナが聞こえたのはアカリに触ったからなのか。
いやいや聞かなくても何も始まるだろ。むしろ始まってるじゃないか戦いは。
まぁ青髪正論だな。黄色…主張何も無いのかよ。
なんか気づいたらやたら引きこまれてた。
次もその次も早く見たい。


5話
なんだいきなり借金の取り立て?ギンカの話だったのか。
なんとも怪しいおっさんかと思いきや、ギンカの親父か。
しかし良いOPだなぁほんと。
なっがいタイトルだな。止めないと全部読めないぞ。
episodioⅤ ああ、金、金!この金のためにどれほど多くの悲しいことが
この世に起こることであろうか!
売り場がごちゃごちゃってこれ完全にドンキーだろw
なんのパーティーだよ。
本田さんが今度は魔女化しちゃうのか。
あら?エレベーター降りた奴同じ奴なのか?変身してたのか?
また一人魔女化してしまったようだ。
この蛸壺電話シュールだなぁwリアルであってもよさそうだw
金融会社の社員全員が行方不明。全部くっちゃったのか。
人より感度の高いパルス?なんかいやらしそうだなw
と思ったけどこれは前回のアカリを通して声が聞こえた件なのかな?
本田と会食は後回しか。
あらら一気に魔女が3人になっちゃうのか。ってか男だから魔男なのか?w
いやダエモニアかwうおっギンカ親父そんな技が使えたのか。
あら?ギンカの頭に輪っかがある?天使かなんかだったのか?
やはりアカリを通して声が聞こえるんだな。
本田のおっちゃんなんかFFで見たようなキャラデザだったな。
結構あっさりだったなぁ。
親父は記憶が無くなってしまったのか。
声を聞けて結果良かったのかどうかは難しいな。
EDもなかなかいいなぁ。OPED覚えやすい。


6話
冒頭いきなり戦闘始まってて一回話見逃したかと思った。
今週はみのりちゃんが闇堕ちするのかな?
そして青髪セイラと対峙する構図になりそうな予感。
みのり何がおきたんだ。何の病気だよ…
まなみ…まみった。これがトラウマだったか。
うわっみのりの方じゃなかったか。なる程。
チーム戦で戦ってたのか。
はいはいダエもニアになっちゃいましたね。
うむ概ね予想通り。分かりやすいアニメだな。
やっぱりアカリを通して声を聞いたか。
一応ちゃんと願いはかなられてんだなぁ。
はなえの記憶は無くなってるのかやっぱ。
ダエモニアを増やしてる連中倒さないと根本的に解決出来ないじゃないか。
ってかそろそろそいつらでないと話が終わっちゃう。
尺足りるのかな?
最後にその連中をぶっ倒して終わりな予感。
なんか予想通りすぎて微妙になってきた…
まぁ最後はうるっときたんだけどね。


7話
アカリなんで鍛えるキャラになってんだw
モスクワにも支部があったのか…
緑は青が気になってるようだな。ルナに何か起きるかな?
角煮マンうまいのかなぁ食ったこと無いな。
わかりやすくルナ視点が多くなってるな。
ダエモニアに意思覚醒か。
ルナに双子のおねぇちゃん。
皆金無いのにどうやって買ってきたんだよw
ギンカマネーで遊びに行くって事か。
はかまだいちろう。博愛新党。
ながたきのおばさんなんで怪しい格好してんだ。またオカマw
タロットカード占いわかんねぇwなんで説明省いたw
ここから先崩れていくのみ…だと!?あぁしている時間は短い…次回からシリアスなのかな。
いつもなんかしら食ってるアニメだなぁ。
人魂4つで398ww
アカロリ写真頭でかい…
なんか最後の幸せって感じだな。伏線からして…
さて来週から何が起こるのか…
ってかここまで単なる普通の少女向けアニメだな。
超展開に期待したいなぁ。


8話
対消滅現象について。
恋人のカードの使い手が消滅…
ダエモニアのカードと対になっているカードが消滅すると消えるって事か。
つまり全滅ENDかよ…
しかしダエモニアと話すことが出来る能力で解決する感じかな?
ダエモニアの対カードを倒さないと解決しない。
消えちゃうから逃げるとな。
どうやって収集付けるんだこれ…
ルナにフラグが立ってる。
アカリが対峙した時にルナが消えるパターンの奴か。
ダエモニアはバンバン人殺しするんだな。
変身能力も備えてるんだなぁ。
太陽の申し子が欲しい?どういうこっちゃ。
声が聞こえないだと?何がどうなってんだ。
何かのカードがやぶれた…
ギンカの対カードきたか。これはエグイ。
闇ギンカ登場。どうすんだよこれ。
ギンカが無駄に明るいけど死亡フラグなんじゃ…
ギンカの親父良い事言うなぁ。
えっ一人で戦いに出たのかギンカ…
死ぬ覚悟が出来たって事だったのかやっぱ。
融合?あれ?融合出来るの?殺さなくていいじゃない。
うわー刺しちゃった。死んじまったのか…
唯一一番明るいキャラだったのにまさか最初に逝くとは…
はぁ…ショックでかいなぁ。
ギンカちゃんムードメーカーだったのに…
まぁ最終的には融合が鍵になるんだろうなぁきっと。
実に解りやすいアニメだ。
裏を書いて全滅ENDもあり得そうだから怖いな。
むしろ実は融合してて生きてましたーって場合もありそうだけどこれは陳腐になっちゃうからやってほしくないな。

ディアボロスタロット本体
1.自我あり
2.姿はエレメンタルタロット保持者と同じ
3.ケルブレムが異空間の扉の奥で管理
4.攻撃するとエレメンタルタロット保持者は同じ部位に攻撃を受ける(同じ場所にいる場合のみなのかは不明)
5.同属性のエレメンタルタロット保持者の攻撃でのみダメージを与えられる
6.エレメンタルタロット保持者と融合すると永遠の命を得る(とケルブレムに嘘を吹き込まれているだけの可能性もあり)
7.人間の心に感染することでダエモニアを増やす
8.対消滅を起こすと感染させた同じ種類のダエモニアも全て消滅


9話
ギンカ親父記憶が残ってるのか…辛いな…
OPまだギンカ出るんだな。実は夢オチだったりして…
ギンカおねぇたんが何処へ消えたのかわからないけどってこれまさか生きてるフラグなんじゃ…
ルナもうだめそうだな。別荘に帰るのか。まさに戦闘所じゃないなこれ。
ルナ姉に何があったんだろうか。
覚醒するとダエモニアが見えるようになるのか。
うわっ嫌なフラグたったぞこれ…セレナおねぇちゃんがアカリにそっくりとかこれはまさかの太陽カードの闇がセレナなんじゃ…
アマリリス。花言葉はおしゃべり。なんか雰囲気的に死亡フラグすぎてやばい。
学園に戻るのか。
ダミーカードだと?逃げるためのものなのか。大して使えなさそうだな。
え?ルナちゃんよりセイラちゃんの方が好きだからだと?
あれ?アカリじゃないなこれ…誰だこいつ…
アマリリスのもう一つの言葉。強い虚栄心。
うわうわ何者なんだこいつ。太陽カードの対カードか?
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
ルナが壊れたああああ。随分エグイ展開だなこれはやばい。
やっぱり闇堕ちしちゃったよ…今期一番鬱ってんなぁ…
もうダエモニア潰す所じゃないじゃんこれどうすんだよ。
最終回どうやって終わらせるのか想像つかなくなってきた。


10話
ルナ意識あんのか?いきなりバトル開始か。
ん?誰だ?別のチームかな?対カード…
ルナ意識なさそうだなやっぱ。
ええええヴァンパイア?蝶のマークは操りフラグか?ルナ消えた…
怪しいダミーカード出たか。アッサリ使っちまったな。
めまぐるしいな今回。アカリナイス救済。
セイラのカードがなんかヤバイな。
カラスと猫怪しい。レグザリオの使者?ダエモニア側?やっぱラスボスか?
タロットの能力が消えただと?ソロプレイヤーになっちゃった。
アカリが鬱っぽくなってる…ずっと一人で戦い続けてるのか…
4日連続。
ルナ意識あるのか。おっぱいでっかい。エロ要因だったのか。
下半身丸見えすぎるw
噂ってなんだろう。
謎の泣いてるロリが怪しい。
セイラ何処へ向かってるんだろう。皆で遊んだ場所めぐりかな?あっ狼ってこれ噂か。
お母さんいなくなっちゃったってどういうこっちゃ。怪しい…
あれ?やっぱこいつ…あぶねぇ。契約しちゃいそうだったな。
魔女狩りかよ。うわうわうわ。暴動って中国かよ。
占い学校焼失。
なんじゃこりゃ超展開でもしないと話が終わる気がしない。
まるで二期あるアニメの中盤みたいな流れだなぁ…
予告の二人出番少なすぎて名前覚えられねぇ。


11話
セイラが人質に取られそうだな…
いたたまれず去ったのだ。カラスが勝手に決め付けんな。
ケルブレム。ルナ完全に飼い犬だな。
ルナがセイラに嫉妬して能力を奪ったのか。
ルナが死ねば力が元に戻るのか。オオカミ少女だったんかい。
チャンスは数時間。薬で眠らせてたのか。
出生に関わる事?重大機密事項?なんで?
因果律に支配されていて運命は全て決まっているだと?
シュレディンガーだけに箱のなかは開けてみなけりゃわからないってかw
ギンカの影が…
お母さんも戦ってたのか。ダエもニアを研究していた男性と恋に落ちたのか。感染?ダエモニアに?
ダエモニアとエレメンタルタロットのハーフなのか。
今更すぎるなw ケルブレムをやっつけて終わる感じか?
大事なものを盗まれたってなんぞ。出たな偽幼女w
フユナのトラウマ懐かしいな。
一緒に何処へ連れて行こうとしてるんだケルブレムは。
セイラやる気か。うーん終わる気がしない。
なんかペースおっそくないか?本当に来週終わるのか?
13話かな?もしかしてもっとあったりするのかな?


12話
えーっと交配したいってつまり交尾ですかね?
ダエモニア側の血が濃くなっちゃうよ。
謎の力でセフィロトの木の元へ。
本当の自分と向き合う。つまり対カードかな?
クレシドラじゃないと交配出来ないのか。
お?ルナちゃん元通りになってる。
ゆめ?日向の三回忌。フユナがまた…
何故シュレディンガーが知ってるんだ。高次元階層なのか。
何度も時間が繰り返されるのか。まるで拷問部屋だな。
まさか今度はアカリが闇堕ちするんじゃ…
なっルナ一回ダエモニア化したから変身能力備わったのか?
アカリの中のダエモニアの血がって事かな。
セイラちゃん全体魔法使えたのか。あっさり捕まっちゃった…
ギンカ生きてたああああああああああああああああ!
いやいや死人が帰ってきたんじゃないかw
向こうの世界ってどこの世界なんですかーやだー!
じわじわ苦しめるんだな。さっぱり話が完結する気がしないw


13話
恐らく子宮に模した謎の殻の中でアカリがイクラに埋もれてるけどいつ裸になったんだよw
ギンカ…勝てたからって対消滅の設定何処行った?ダエもニアが見せてた幻影だったのか?脳内補完もちょっと厳しい設定無視展開じゃないか?
フユナちゃんループ展開変わりそうだな。
ケルブレムの発言も明らかにフラグすぎるw
まぁ予想通りの展開ですよね。ってか展開遅すぎやしないか?
触手好きだなぁこのアニメ…エレメンタルタロットが永久に22枚揃わなくなるとどうなるんだ?
ピンクと水色なんでスタンド使いになったの?合体したのか?融合技か?ご都合技だな。
ってアカリすっぽんぽんwなんで後半になればなる程エロ特化していくんだこのアニメ…
ケルブレムは精神攻撃か。対カードは破壊のカードじゃなく融合カードだと?対消滅とはなんだったのか?どっかにワープしただけなのか?
この演出の気持ち悪い感じのは精子の暗喩?それともウィルス?
巨大化したデザインがデスピサロっぽいwプリシラさんメルティナさん弱っw
そういえばなんかスレイヤーズ思い出したなぁ最後の最後で出てくるでかいラスボスがそれっぽいw
そしてOPがかかるタイミング抜群に良いね!盛り上がるけどちょっと遅すぎないか?
おかあさん…まるでセルを倒した時の悟飯みたいだ。
意志のあるダエモニアっておいおいルナちゃんもそうだったじゃないか。何を今更…ってまぁちょっと違うか。
あれ?まさかこれで終わりなの?
ケルブレムの太陽カードの話はなんだったの?意味がわからん。
ラスボスの目的はなんだったんだ?世界中回る気かよww
シュレディンガーとかラプラスとかなんだったの?
うわーぶん投げまくったくそだった…{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34
ネタバレ

かしろん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

折り返しの失敗

【10話まで見て修正】
勘違いしてたよ・・・

あらすじ{netabare}
タロット占いが好きな太陽あかり。占いの修行中だ。占いの館ではその的中率は高いと評判で、沢山のお客さんがやってくる。
母を失って以降、永瀧の親戚の家に身を寄せるあかりは、同居する従姉妹、仲の良かった心崎冬菜の態度が徐々に冷たくなっていくのを感じ、戸惑いを感じるのだった。
そんなある日、坂道で話をしていると、上から無人の車が走ってきて轢かれそうになるという事件が発生する。
それが全ての始まりだった。{/netabare}

なのは続編、DOG DAYSやロウきゅーぶ!の草川啓造監督がおくるオリジナル魔法少女アニメ。
長崎県をベースとした永瀧が舞台。

7話まで感想{netabare}
折り返しとなる7話まで見た。ここまでのストーリーベースは、必殺仕事人だ。
ダエモニアという悪代官がいて、善良な市民に悪さをするからそれを始末しに行く。
ところが、新入りが
「悪代官の言い分も聞いてみませんか?なんか事情があるかもしれませんし」
とか言い出しちゃったわけだ。
そりゃ元々いるメンバーからすれば
「いやいや、悪代官は悪代官だから。そんな話を聞いたところで殺すことに変わらないから意味ないっしょ。変な同情湧くだけだから殺せなくなっちゃうよ?」
ってそりゃなるわね。
と、分かりやすいストーリーな訳だが、制作側の覚悟が足りてない印象。
何がか、というと、この話を恐ろしく単純に言うと「相手は悪人だからぶっ殺しちゃえ。証拠も残らないし殺人しちゃえ」ってことだ。
このエグさを出し切れてない、エグさを出す覚悟が足りてないように感じる。
このキャラデザで主役を門脇舞以の幼く可愛い系な声でやるならもっと画面や演出をエグくすべきだ。
そうではなくこのエグさでやるなら、キャラデザや声をもうちょい萌から外してやらないと。
やろうとしているエグさがどっちにも振れてないから、作品の面白さが伝わりづらい。
なんか、非常に残念。
折り返しの後半に期待したい。{/netabare}

8話感想{netabare}
あー、ダメだわ。悲惨な展開にしようとして無茶苦茶な設定をつけてしまった。
対消滅。あかり達エレメンタルタロットと対になるディアボロスタロットを本体としたダエモニアを退治すると双方とも消滅してしまう現象。しかも、その親となる対カードを倒さない限りそのカード属性の子ダエモニアは消えない。
こんな重大情報をなんの対策もなく全員に周知させる無能さ。対カードに会ったら逃げろって。
つまり、
「これからはお前らが戦っていいのは末端の雑魚のみな。倒したところで何の根本的解決にもならないけど」
って宣言したわけだ。
アホだろ。こんな情報、周知する意味がない。ただただ全員を困惑させただけ。
しかも、欠片もフォローも無し。
こんな状況じゃ
「ソウルジェムが魔女を生むなら、みんな死ぬしか無いじゃない!」
ってマミさん状態になるやつが出ないとも限らないだろうに。エレメンタルタロットの使い手が全員自決すれば対消滅でディアボロスタロットも消えるんだし。
ここでやらなきゃいかんのは、徹底的に上層部のみで情報を管理して、出現するダエモニアの属性とそれが親カードなのかどうなのかを判別する手立てを見つけて、出撃メンバーのコントロールをすることだ。

ぎんかの戦闘を、ほーら悲愴だろ、みたいな見せ方にしてたけど、なんかもう空々しいだけ。
折り返しで「やっちゃったなぁ・・・」としか思えない。
{/netabare}

8話感想追記 勘違いと気付いて{netabare}
対消滅の設定が納得いかず「もしかして俺の勘違いか?同属性じゃないとダメージ与えれないとか?」とか思って8話を見直して見た。
勘違いかっ!
別属性のエレメンタルタロットがダエモニア親カードに攻撃しても、ダエモニアはノーダメージで同属性のエレメンタルタロットの使い手にダメージが転嫁されるシステムなのか。
それで、ここは理解出来てたが、同属性からの攻撃のみダメージが通るけど、与えたダメージと同じ場所にダメージを受ける悲惨なシステムであると。

ん・・・?ダメージ転嫁?
逆もまた然り、にならんの、これ。なんで別属性ダエモニアはエレメンタルタロットの使い手にダメージを与えることが出来るんだ?ダエモニアの親カードにダメージ転嫁にならんとおかしくないか?
子ダエモニアは倒せるということは、子だとその属性が弱くなって、ダメージが通る代わりにダメージ転嫁もしないって設定なのか?

エレメンタルタロット同士ではダメージ通るのか?
ダメージ通るなら、ダエモニア親には同ダメージがいくのか?
エレメンタルタロットとディアボロスタロットは表裏一体って言ってたし、エレメンタル側が全員自決消滅したらディアボロス側も消滅するのか?

色々疑問が尽きない設定だなぁ、対消滅。{/netabare}

9~10話感想{netabare}
対消滅の設定が気になって仕方がない。そんななかでるなが闇に堕ちた。
はてさて、月のエレメンタルタロットを持つるなに皇帝のダエモニアを埋め込んだようだが、ダエモニアの月のカードの親ってどうなってんだろうか。
また、せいらもタロットの力を消された。ダエモニア側のカードにはどんな影響が出てるんだろうか。
親和性の高さが消滅現象を生むなら、こういうことをすればディアボロス側にも勿論影響があるんだろう。どう調理してくれるんだか楽しみだ。
10話ラストは、もう、一言のみ。
デビルマンかっ!
首は掲げられなかったけどね。{/netabare}


感想{netabare}
物語:ややこしくなりそうなストーリーを分かりやすく構成させている。多少、設定が都合良すぎな気もするが、1クールで纏めるにはしょうがないか。
折り返しの重大設定を処理しきれてないのは最悪。
今後の期待は緑の嫉妬くらいか。

作画:特徴的なキャラデザで、崩れをあまり感じさせない。
ストーリーの持つエグさを画面に出し切れてないのはいただけない。

声優:作画と同様、主役の門脇舞以の起用はエグさをスポイルしてしまっていると思う。この声でやりたいのなら、もっとエグくしていかないと。

音楽:OPはLiSA。相変わらず疾走感溢れる良い曲をもらっている。
EDはアニソングランプリで物議をかもした岡本菜摘。アニソングランプリのときよりマシになったが、サビに入った時のガックリ感は健在。声量も足りてない印象。デビューは速すぎる。

キャラ:今のところ、思い入れなど湧かず。{/netabare}

うーむ・・・

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
ネタバレ

かばたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

残酷な運命に抗って

放送を開始したときには「劣化版まどマギ」などと酷評されてましたが、やはりまどマギとは内容が大きく異なります。「可愛い絵柄だけどシリアスな魔法少女もの」として分類されるという点でまどマギと同じなだけ。作品として重ねて考える必要はないでしょう。

奇をてらうことなく王道を行くストーリー。先の展開はある程度読める。でも、華奢な女の子たちの、苦悩の末に出てくるセリフが、行動が、一つ一つ重く、共感もできる。だから見応えがある。
人々を襲おうとする人を、人々を守るために殺さなければならない。正義のために自らの手を汚す。殺すべき人間が同情の余地のない人非人である場合であっても、実際に「この手で」殺すとなると抵抗感を覚えるのが普通なのに、このアニメでは、殺すべき相手はそのような人非人とは限らない。様々な事情で、ダエモニアに乗っ取られ、人々を襲うようになってしまったわけで。理由が、原因がある。だから主人公である太陽あかりは、その人の声を聴く。どうしてこんなことになってしまったのか。今どうしたいのか。どうしてほしいのか。

犯罪者に対して我々はどのように向き合うべきなのか。このアニメは最終的にはこの問題にまで行き着く。特に裁判員制度が導入された現在の私たちにとっては、十分に価値のある作品なのではないでしょうか。修復的司法といった考え方に通じるものもあるような気が。かなりシリアスなお話なので、気軽に楽しく見れるようなものじゃないけど、しっかりとした内容をもった良作だと思います。

以上は前半戦の感想。後半からは、少女たちが過酷な運命と向き合って、黒幕と対峙していく。ありきたりの展開にならないよう、見守っていきたいところ。

{netabare}
1話~3話 あかりの覚醒と決意

{netabare}1話は王道展開のわりに色々と分かりにくい部分があり、見る気がうせてしまった人がいるかもしれません。ただ、2話を見れば8割ぐらいは理解できると思います。公式HPのWorld&Wordも参考になります(こういうところで、スタッフの本気度が分かる)。
見所は、冬菜を殺したという記憶を改ざんされていたことを知らされたあかりのリアクションでしょうか。「これじゃあ私は冬菜を二度殺したのと同じじゃないですか!」と涙を流しながら訴える姿にはなぜか僕が画面から目をそらしてしまった。返せる言葉がなくて。エティア隊長もあかりと納得させることはできなかった。隊長もそれは分かってる。隊長が少女たちのことでどれほど苦悩しているかがも見て取れる。
3話ではあかりが覚悟を決めるプロセスが描かれますが、覚悟を決めると言っても、絶対的な答えを出せたというわけではなさそう。これから闘いながら悩み続けるという答えなのかもしれない。{/netabare}


4話~6話 向き合うそれぞれの少女

{netabare}ダエモニアにとりつかれた人と向き合う。4話ではダエモニアに乗っ取られる人の様子が初めてしっかりと描かれていました。この人と今回向き合うのはあかりとるなちゃん。ただ、残念ながら理解し合うことはできなかった。あのまま話を続けていれば理解し合えたのかどうなのか。せいらがとどめをさしてしまったので、答えは分かりませんが、とにかくあかりは現実の難しさを思い知ったことでしょう。でも、るなちゃんが言ってたとおり、話を聞かなければ何も始まらない。覚悟は揺らがない。
5話では、ぎんか(とあかり)が向き合う。6話では、せいら(とあかり)が向き合う。それぞれ、ダエモニアに取りつかれた人は顔見知りで。だから葛藤も大きい。背景がしっかり描かれていたから、展開は見え見えなのに、苦悩しながら相手を討つ二人に感情移入できて、こっちも泣きそうになってしまった。
特に6話のせいら回はよかった。かつてダエモニアに友人を殺された。だからダエモニアは友達の敵(かたき)。そんなダエモニアの声を聴いて理解しようと努めることは、せいらにとっては、友達に対する裏切りを意味するわけで。だから今まで非情に徹して闘ってきた。あかりの考え方も否定してきた。でも2話でせいらは血で汚れた自分の体を過剰に洗っていました。せいらにとっても、敵討ちといっても、人を殺すことは嫌なこと。今回はそれが顔見知り。つらいにきまってる。だから躊躇してしまった。でもあかりに檄を飛ばされて、一歩を踏み出す。最後のキタエリの演技はすごかったほんと。{/netabare}

7話 日常回だけど・・・

{netabare}日常回。4人の可愛らしい言動が満載でちょー癒されるわー。このアニメは萌えもけっこういける。木をあかりと間違えちゃうおっちょこちょいなるなちゃん。どんなところでもささみサラダをおねだりしちゃったり、みんなでお泊りするために率先して電話かけたりするせいらちゃんprpr。なんだかんだで、あかりよりもムードメーカーで、現金な子であるぎんかちゃん。そして水着写真をみんなに見られて茹で上がっちゃうあかり。みんな可愛い。
でも。いたるところに不吉なフラグが・・・。5話と6話でぎんかとせいらはあかりとある程度理解しあえたわけですが、るなちゃんはまだあかりとそんなに理解しあえていない。4話でるなちゃんとあかりが分かり合えているようにも見えるけど、るなちゃんが言ってた「聞かなければ何も始まらない」というのは単なる一般論ですからね。やっぱり深く理解し合っているわけじゃない。るなちゃんはあかりが大好きだからこそ、変な距離感ができてしまってる。そしてあかりも相変わらずそれに気づかない。冬菜のときもそうだったわけだけど、あかりはなかなか人の気持ちに気づけない子なんですかね。太陽は周囲を照らすことができるけど、そうやって照らされているだけで、自分自身は周囲を照らすことができない人の気持ちは分からない。まさに「月」のカードのるなちゃんが、何かハプニングを起こすのかもしれない。対消滅というこわ~い用語もでてきてしまったorz
でも最終的には、友情が勝つと信じて、視聴します・・・{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

57.6 8 2013年度の悪魔アニメランキング8位
BAYONETTA Bloody Fate(アニメ映画)

2013年11月23日
★★★★☆ 3.4 (62)
308人が棚に入れました
自分が魔女であること以外、記憶を持たない女がいた。彼女の名はベヨネッタ。襲い来る天使を狩る日々を送っていたが、突如舞い込んだ情報により、失われた記憶を求めて、宗教都市ヴィグリッドへと旅立つこととなる。過去の記憶を呼びさます数奇なる出会い。ベヨネッタの過去を仄めかす妖しい女、父の仇と追ってくるジャーナリストの男。そして彼女をマミーと呼び、慕う幼い少女。ベヨネッタの失われた記憶には、一体なにが隠されているのか。その先に待ち受けている、彼女の運命とは・・・?

声優・キャラクター
田中敦子、園崎未恵、浪川大輔、沢城みゆき、玄田哲章、高木渉、若本規夫
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

(ゲーム) - (物語+アクション+ Hype +迫力+爽快感+α) = 本作

つまりは、絞り滓でしょうか。

[概要]
{netabare}
2013年11月公開の劇場アニメ映画作品。PG-12指定。
原作は2009年発売のゲーム(プラチナゲームズ+SEGA)。CERO-D指定。
ゲーム・ベヨネッタはシリーズ化していて「2」まで発売済み、「3」も(頓挫していなければ)開発中とのことですが、本作の下地になっているのは「1」の世界です。僕は「1」のみプレイ済み。{/netabare}

[ゲームについて]
{netabare}
(以下、Xbox360版ベヨネッタ「1」についてのみ。他プラットフォーム版は存じません)
「プレイ済み」なんておとなしく書きましたが、実態はクソハマリ状態でした。最高難易度での全ステージPure Platinum(最高評価)を達成目前(。。嘘だな。先は長い)状態まではプレイしました。

Devil May Cryシリーズで知られる神谷英樹のディレクションによる、"Climax Action Game"。記憶が正しければ、国内ゲームメーカとしては珍しくXbox360ネイティブのゲーム開発作品だった。当時熱心な箱○信徒だった僕は予約までして購入した一作。個人的には今でも楽しめる作品と思う。ゲーム好きが作ったゲーム好きのためのゲームという側面も持っている感じがした。SEGA作品に限定されるが、ゲーム中各所に往年の名作パロディがちりばめられており、それでいてゲーム性を損なわない作りは見事だったと思う。

ゲーム内の登場人物は、すべて海外の声優・俳優が声を当てていて、基本は英語で語る。敵役である「天使」たちの語る言葉はよくわからないけどラテン語っぽい?さしあたり、古代アンブラ語としておきますか(Wii移植版以降、日本語化された模様)。

ゲームの特徴は"Climax Action"の名に恥じぬアクションの爽快感と迫力、(少なくとも当時としては)一段飛び抜けた画面の美麗さ、主人公のぶっ飛んだエロかっこよさ、「天使」を敵役に据え記憶を失った「魔女」を主人公とする世界観、最初は少しわかりにくいものの最終的に見事に収斂していく物語などがあげられる。

アクションとしてはGun-Fuアクションを主軸に、様々な武器に対応したコンボアクションものとなります。加えて、「魔女」ならではの格闘アクションとしてコンボ条件を満たした場合に召喚した魔物の手足も攻撃に加わったり(ウィケッドウィーブと呼ばれる)、少しのあいだ時間を止めてみたりといったものがあります。言語では表現しきれないところもありますね。興味がある方は、ゲームプレイ動画などで是非(結構あります)。「1」の画面でも十分に上に書いたものを感じられると思います。その際、是非とも英語音声版をご覧ください(言語については後述)。{/netabare}


[さて、本作]
{netabare}
ゲーム未プレイ勢が見たら「わけわからん」、ゲームプレイ済勢が見たら「ものたらん」、な作品かと思います。ゲームプレイ済みの一意見としては、ゲーム画面を切り貼りした方が本作よりも上等なものができあがったのではないかとさえ思う。

― 物語
{netabare}ゲームを知っているならぎりぎりついて行ける。が、ゲーム未プレイの方がこれを見たら最初の15分で置いてけぼりを喰らい、そのまま(映画館なら)1800円の仮眠椅子状態なのではないだろうか。

ゲーム内の物語を全体としては踏襲しつつ、構成をかなり変更している。プレイ済勢としては違和感の塊。
90分尺の物語として構成するためにはゲーム内物語の再構成が必要だったという判断なのだろうか。だが、果たしてそうだったか?ゲーム内の物語は、ゲーム内のムービー部分で形作られるのだが、合計すれば丁度映画一本分位なのではないだろうか?つまり、構成をいじることなく物語を作り上げることもできたのではないだろうか。
無論、「アニメ映画」として独立した作品としなければならないというのもわかる。が、そうだとしたらもっとわかりやすい物語構成にしなければならなかったと思う。{/netabare}

― アクション(作画)
{netabare}静止画としての作画は、原作ゲームに負けず劣らず美麗。だが、アニメーションとしての作画は、一言で言って、手抜きのオンパレード。映画作品として、これでは厳しい。また、映像と音楽のはまりも今ひとつと感じます。

元々映画用なのでテレビ(PC)鑑賞用ではないのかもしれないが、それにしてもコマ数削減が目立つ。ゲームは一部処理負荷が高いところを除いて、基本的にフルレートでフレーム更新をしていた(要するに60fps。箱○実測値では低いところで40fps、基本は60fpsとのこと。アクションゲームにおいてフレームレートの確保と維持は必須事項。)が、映画用24fpsからさらに削減となっては、「動き」の面でどうしても見劣りしてしまう。

特に敵役たる「天使」たちの描写で顕著だったのが、静止画拡大縮小+Shakeカメラによる誤魔化しが多すぎる点。せめて羽くらい羽ばたかせようか。完全にゲームに負けてる。

ベヨネッタのアップ顔に顕著だったのが、「口だけで笑う・口だけで話す」表情、顔の描き方。顔の上半分と下半分が別レイヤのように動くのだが。。。3DCG以上に不気味(っていうか、ゲーム内ムービーはちゃんとしてたと思う)。{/netabare}

― Hype + 迫力+爽快感
{netabare}上述の作画面とも関係しますし、これらを要素区分するのは少し難しいのでまとめてしまいますが、僕の中ではこれらの要素は「声優さんと演技」「ゲームシステムの一部削除」「ゲームと映像作品」に集約されるのかなと考えています。

・「声優さんと演技」
{netabare}本作のCV陣ですが、驚くほど豪華です。また、ゲーム・ベヨネッタのWii移植版以降の日本語キャスト陣でもあります。その意味でゲーム準拠ではあるのですが(ちなみに、同じ神谷英樹ゲームのアニメ化:Devil May Cryとも一部かぶる)・・・箱○版から入った僕には主役・ベヨネッタ(田中敦子)と敵役の首魁・バルドル(若本規夫)の二名がどうにも、です。加えて、敵の天使たちも違和感の塊でした。

敵の首魁バルドルは、箱○版では理知・冷静・飄々という感じで最後まで通していて、最後になって狂気が漏れ出てきた感じでした。若本さんは、、、その、いきなり若本さんなんです。この人物がどんな感じの人なのか、初手で決まっちゃう。演出としても、初登場時から若本節丸見え。制御できなかったのだろうか。

ベヨネッタの田中さんは、全体としてはすごく合っていると思います。特に、非戦闘時の会話シーンはゲーム版よりも田中ベヨネッタの方がよかったと思う。ただ、田中ベヨネッタは成熟しきった大人の女性に感じられやすく、英語版における「成熟してはいるが内に熱量を持つ女性」の感じとはかなり違う。田中ベヨネッタ最大の難点は、戦闘の見せ場において感じられます。ベヨネッタは戦いの最高潮=クライマックスにおいて古代アンブラ語で呪文を叫んで魔物を召喚するのですが、この叫びのぶっ飛び感、はっちゃけ感がゲーム内英語版と比べると明らかに見劣りしてしまうのです。

箱○版での天使たちは古代アンブラ語でのみ喋り、不気味な感じを出していました。が、本作での天使たちは日本語で(つまり普通の言葉で)しゃべります。しかも、微妙に棒。ずっこけます。この「微妙に棒」っていうのが難点で、人ならざるものとしての不気味さを狙ったものなのかどうかわからないのですが、微妙に感情が乗ってる感じがしました。単に棒なんです。もっと無機質な完棒だったら、あるいは違った印象になった気がします。{/netabare}

・「ゲームシステムの一部削除」
{netabare}端的には、ウィケッドウィーブのDropです。ゲーム・ベヨネッタのHype要素(かっこよさ要素)の中で、かなりのウェイトを占めているのが上で説明したウィケッドウィーブでした。アクション要素としても、視覚要素としてもかなり上質です。しかし、アニメ・ベヨネッタでは作品中ただの一度もウィケッドウィーブは登場しません。アニメ制作工程上、コスト要因であることは容易に想像がつきますが、それにしてもこれをDropしたうえでアニメ化するという判断に対して、なぜゲーム制作陣がOKを出したのか、疑問です。いずれにせよ、ゲームを知る立場からするとウィケッドウィーブなしのベヨネッタはただのGun-Fuアクションになってしまうわけで、しかもそのアクションがアニメーションとして今ひとつとなれば、いよいよ物足りなくなってしまいます。あ、ウィッチタイム(時間停止)もないか。説明回避のしわ寄せ喰ったかな・・・{/netabare}

・「ゲームと映像作品」:能動と受動
{netabare}そもそも、アクションゲームの映像作品化で成功を収めたものってあるのでしょうか。
本作に限らず、特に近年の3Dアクションゲームの映像化って、出だしから困難だと思っています。

ゲームって、自分がやるものです。すべてにおいて能動的です。ベヨネッタの攻撃も回避もコントローラを握った自分がなすもので、画面内のアクションはすべて自分の行為の帰結です。その結果として画面に示されるHypeも爽快感も、自らの行為の結果として表れるものです。

その一方、映像作品となればそこに能動はなく、提示されるものを一方的に受け取る、つまり受動です。いってみれば、その作品世界に対するのめり込み度が前提から大きく違ってきます。与えられるだけのHypeや爽快感が、能動的な行為の結果もたらされるそれらに打ち勝つか、あるいは同等なものになるためには、相当な力量×熱量でもって映像化にあたる必要があるのではないでしょうか。{/netabare}
{/netabare}

― α:映像制作陣のゲームに対するリスペクトのなさ
{netabare}こう書いてから、プラチナゲームズもSEGAも本当によくこの状態の作品にOKだしたもんだと思います。

映像制作の人は、ゲームを見下しがちという話はちらほら目にしますが、その現れなのでしょうか。少なくとも、主要な映像化スタッフはゲーム・ベヨネッタをちゃんと遊んでないのではないかと思います。また、ゲーム・ベヨネッタの中で見られる「ゲームの歴史・流れ」に対するリスペクトが、アニメ・ベヨネッタからは感じられません。

気がつけた範囲での話ですが、ゲーム・スペースハリアーのBGMの登場がゲームとアニメとで共通しています。が、その使われ方に雲泥の差があります。スペースハリアーを知っている人間なら、かつ、それをリスペクトした使い方をしたベヨネッタの映像化なら、絶対にやっちゃいけない使い方がアニメ内ではなされています。少なくとも「あ、わかってねーなコイツラ」です。{/netabare}

{/netabare}

[総評]
ゲームとしてのベヨネッタを知る方なら、今一度ゲームをプレイしましょう。
ゲーム未プレイの方ならば、ゲーム「ベヨネッタ」(「1」)をご購入ください。今ならSteamで3000円くらいです(PC。ただしグラフィック性能にはご注意ください。)。
PS・箱用ソフトならば、それなりに昔の作品ですのでお安く手に入ると思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

アイコン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメでもかーまぼーこー!!は健在。

ベヨネッタ。デビルメイクライと同じ製作で
作ったスタイリッシュアクションゲーム。
原作をプレイして、
そのアクションの爽快さと設定とは裏腹な
ギャグチックな展開で、
デビルメイクライよりも
大好きになった作品でした。

まぁ、それがアニメになるということで
正直そんなに期待していませんでした(笑)
明らかにあの映像美よりは劣るだろうと
思っていたし、尺が映画枠な分もあり、
急ピッチで話が進んでいくんだろうな、
と思っていましたが、やはりそうでした(笑)

原作とは違う展開で進んでいく感じは
とても良いと思います。
ファンも飽きずに見れるし、
何より映像も思ったより綺麗で、
アクションシーンも迫力は欠けるものの
よく動いてくれてました。
まぁCGに頼っているところもありましたけど(笑)

ただ、脚本に問題あり。
まず矛盾していたのが、
最初のルカの反応が完全に天使が見えていた
反応だったこと。これは完全にミスってますね。
本当はとある力がないと見えません。

ギャグが完全に抜けきっています。
お前らなんでそんなシリアスなの?(笑)って感じで、
作品の良さでもあったノリの軽さがない。

それと、キャラが微妙に違います。
ベヨネッタはあんなに男を誘いません。
ロダンはあんなに喋りません。
セレッサは原作よりあざとい。
ルカはあんなにかっこよくありません(笑)

でもエンツォとジャンヌはそのままでした。

あと、ジャンヌの声はもっと低くても良かったような。
これは私的なものなので気にせず(笑)

良かったのがダディが原作よりラスボスぽかったところ、
ゲームだと小物臭をぷんぷんさせているので、
まさかあの方が声をやると思ってませんでした(笑)
あの方のおかげもあるかも。

展開も悪くはありません、アクションも多いし。
でもやはりギャグがない。

それでもラストの終わらせ方は原作より好きです。
まさかあの技が最後に来るとは(笑)
{netabare}ジャンヌと協力して戦っていられるのが見られるし、
何よりダディが報われる終わりかた。
小物臭が消えているし何よりママの設定が活かされています。{/netabare}

あと原作の曲が使われているのがなによりいいです!
EDは私的にあまり合ってなかったような感じでしたが(笑)
エノク語も若干のイントネーションの違いがあったものの
ベヨネッタ役の田中敦子さんはよくやってくれてました。
敦子さんのエノク語も好きです。

かーまぼーこー!!(笑)

原作を知っても知らなくても
見られる出来だとは思います。
ひどい出来ではありません。

でもストーリーは単純なものなので、
アクションで見せるのは良かったですが
やはりギャグでも見せてほしかったところ。

でも映画枠の中でよくここまで魅せてくれたなと
思っています。映像はほんとにそれぐらい綺麗です。
娯楽作品として見ればきっとその映像美に絶句します(^^)

なので、何も考えずベヨ姉のアクションを
黙ってみてやってください。
もし興味も出たなら原作をやるというのも。
かなり初見殺しな作品ですがね(笑)

あと最後に個人的に「Let's dance, boys?」は
英語のままでも良かったような気がします。
あとベヨネッタが天使を狩る理由が
その顔がムカつくからよ!!の方が聞きたかった。

それでは、
かーまぼーこー!!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

つまりどゆこと?

視聴理由 特になし

視聴前 どういう系?

視聴後 どゆこと?

この話は自分が魔女だとしか覚えてない人の話
ジャンルは魔女・天使・バトル
まぁ端的にいってよく分からない内容です
ゲーム原作なのでオープニングムービーみたいなの(物語背景説明)から始まり、バトルとかバトルとかバトルとかがあり、最後「これが絆の力だー!」といって終わります
なんか書いてて思ったのですが内容うすいですねw個人的にはもっと踏み込んだ要素が欲しいです。魔女と賢者(悪魔と天使)の対比というかなりいい感じの要素にも関わらず「なんかよくわかんない」という状況になってしまったのはおそらくラストの持っていき方なんでしょうね。肝心なとこで「絆パワー」で解決してしまい、168m(仮)の巨人が出てきてしまった時点でもう...

序盤にシリアスムードを出しつつ中盤で見ごたえのある戦闘。そして終盤には序盤の伏線回収をするかと思いきや、いきなりぶっ飛んだ要素の介入。そしてすべて曖昧なまま「今日もどこかで彼女は..」
つまり...どゆこと?という現象が起こってしまいます。作品の全体としては謎は解決したかもしれませんが、あまりにもケロっと解決されてしまい、逆にわかりにくくなっています。まぁゲーム原作なので実際はもっと重みがある内容だったかもしれません。映画なので急ピッチで展開した結果がコレかもしれませんね
ともかく、あまりおススメはしません。なんども言いますが終盤が全く持って意味が分かりません。しかも映画なので一回視聴を始めてしまえば終わりまで見ないといけません。これがテレビアニメならもうちょい内容を重くして終盤も断念するか、見続けるか判断できるかもしれませんが...

監督・絵コンテ・演出は木崎文智さん。「アフロサムライ:レザレクション」の監督をし、今作で5回目(アニメ映画は2回目)の監督です
脚本は広田光毅さん。「おとぎ銃士赤ずきん」などのシリーズ構成をした方です
キャラクターデザインは横山愛さん。「XーMEN」のキャラデザを担当した方です
音楽 - 和音正人、安部潤
アニメーション制作はGONZOさん。ぼくらのを制作したところですね

作画は良く、戦闘シーンなどは丁寧に描かれてありました。
主題歌は麻衣さんの「Night, I stand」
声優さんは良く、あの呪文(?)も雰囲気があってよかったです

総合評価 おススメはしない

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
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