教育で成長なおすすめアニメランキング 11

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの教育で成長な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月11日の時点で一番の教育で成長なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.6 1 教育で成長なアニメランキング1位
3月のライオン 第2期(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★★ 4.8 (1579)
2945人が棚に入れました
これは、様々な人間が
何かを取り戻していく、優しい物語。
そして、戦いの物語。

主人公・桐山零は、幼い頃に事故で家族を失い、
心に深い孤独を負う17歳のプロの将棋棋士。
東京の下町に一人で暮らす零は、あかり・ひなた・モモという3姉妹と出会い、
少しずつ変わり始めていくー。
ネタバレ

▒▒▒ ⇒ムフ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

イジメっ子がイジメをしていた自覚がない理由とはd(ゝω・´○)

原作が好きだし、アニメもキレイに作ってくれるてるので大好きです♪

何もかも好きなんですが、特に…

あかりお姉ちゃんがたまりません(*´Д`*)
理想なんです♪

現実には、こんな人いないだろうなぁorz

芸能人で考えてみると…

映画で役をやってた倉科カナ…
(;-ω-)ウーン胸大きいけどフワフワ感がなぁ…

外見が似てそうな筧美和子かな…
(;-ω-)ウーン性格が違いそう。

声優で外見が1番好きな茅野愛衣…

これだ!(゚∀゚)
あかりさんの中の人だし、言うことなし♪
結婚して体つきがもっとフワフワになれば、あかりさんに近づいていきそう♪ԅ(¯﹃¯ԅ)グヘヘ


それはさておき…

特にこの2期は「イジメ」が取り上げられてて、色々考えさせられます。

今から、「イジメっ子がイジメをしていた事を自覚できない理由」を述べていきますが、壮絶なイジメを体験をされた方は見ないで下さい。気分を害するだけの内容なので(〃・д・) -д-))ペコリン


{netabare}
【イジメっ子がイジメをしていた自覚がない理由は…】
{netabare}
「ただのコミュニケーションとしか思ってない」
からです。

えっ?と思われるかもしれませんが、イジメっ子にとってはそんなもんです。

さらに…

「かまってやってる」「してやってる」という思いがあると、もっとイジメていた事を自覚できません。

イジメ以外にも…

パワハラ、セクハラ、モラハラ、等の〇〇ハラスメント。
DVやストーカーをやってる奴らも、ネットで影で誹謗中傷してる奴らも…


ただのコミュニケーションとしか思ってません。

※ここでは上の行為を行ってるものを「加害者」
被害にあってる方を「被害者」とします。
{/netabare}

【何故コミュニケーションとしか思えないのか】
{netabare}
いろいろ理由がありますが…
・自己肯定感のため
・相手とそういう事でしか関わりが持てないから
等があります。

だから、ただのコミュニケーションなんです。


「自己肯定感のため」だけなら、少しは罪の意識があるかもしれません。

怖いのが、「相手とそういう事でしか関わりを持てない」というのは罪悪感が持てないのです。

もしかすると高揚感を持ってしまう場合もあり、「加害者」はエスカレートしていきます。

これが多数からのイジメやネット炎上などになると、拍車がかかってエスカレートしていきます。

「加害者」が「ただのコミュニケーション」としか思っていないような「悪意のない悪」ほど、タチの悪いものはないと思ってます。
{/netabare}

【相手とそういう事でしか関わりを持てないのは…】
{netabare}
これはイジメっ子にもイジメられっ子にもあてはまります。
悲しいかな、それ以外の関係性が持てないのです。

もし、趣味や盛り上がる事で関係が持てたのなら「イジメ」は発生しません。

イジメもそうですが、ネットで「荒らし行為」をしてる輩もそういう事でしか、誰かとからめないんだと思います。

「加害者」全般にもいえる事ですね。


「コミュニケーション」はお互いが楽しかったり気持ちよかったりすれば、「いい関係」になりますが…

イジメやネットの荒らしや〇〇ハラスメント、特にストーカーが一方的な快楽のためだけに行ってる行為は「加害者、被害者」という関係になってしまいます。

加害者側は「ただのコミュニケーション」被害者側は「イジメ等」と相反した思いなので、泥沼化していくんだと思います。
{/netabare}

【日常の一部である無視】
{netabare}
人との関係性で相手に興味がなかったり、イジメとかタチの悪い相手などに関わりたくない「無視」というのがあります。

「イジメ」より多いであろう「無視」も人との関わり方(コミュニケーション)だと思ってます。

イジメやパワハラなどを、わかってて無視をする「自覚のある無視」は罪悪感を感じるかもしれません。

でも…

ネットでよくみる「こいつとは関わりたくないなぁ」というような「自覚のない無視」はいつも発生してるので罪悪感もなにも感じません。

これは一つの「防御反応」だと思いますが、「無視」という行為は誰もがやっている行為であるといえます。


ネットで日常的に行われてる「自覚のない無視」によってコミュ等をやめていく人も多いと思います。
これはコミュ力がない「無視されてる人」に原因があるので致し方がないと思いますが…

イジメやパワハラと共に行われている周りからの「自覚のある無視」は、被害者の方にとっては、たまったものではあまりません。

「イジメ」からの辛さに「無視」が加わることによって辛さが何倍も何倍もふくれ上がってしまうからです。


「無視」してる人の中には「イジメられっ子」が可哀想だと思って声をかける人もいますが、本作品のように「イジメられっ子」が受け入れられる事はなかなかありません。

受け入れられる可能性が高いのは、その「イジメられっ子」に興味がある人だけだと思います。

ひなたのようにね♪
{/netabare}

【イジメはこの世から消えないと思う…】
{netabare}
私は…

イジメ=コミュニケーションだと思ってるので、世の中から消えないと思う。

悲しいけど…


あえてイジメにあわない方法としてあげるとしたら、


「コミュニケーション能力を高める」

ことぐらいしか思いつかないorz

でもコミュ力を高めるのが、とてつもなく難しいのですorz


では、コミュ力を高めれない人はどうすればいいか…


「魅力を高める」

でしょうか。

「魅力を高める」のに効率的なのが、「何かに特化して夢中になる事」をあげたいです。


アニコレならアニメの知識を、豊富に持ってるユーザーは「尊敬」や「憧れ」の対象になって、他のユーザーから近寄ってくれる可能性が高いです。

一つの作品に特化するのもいいでしょう。

趣味でもスポーツでもなんでもいい!
興味持った事を長年突きつめると、そのことだけには自信を持つ事ができ、相手を蔑む行為さえしなければ「魅力のある人」になれます♪
{/netabare}

【芸能人や著名人の中にはイジメにあった人が多くいます…】
{netabare}
特に「指原莉乃」と「さかなクン」を尊敬しちゃいます♪

指原は中学時代に「イジメ」「引きこもり」の経験があるそうですが、極度のアイドルオタクだったおかげで辛いのを乗り越えれたみたいです。

モー娘か他のアイドルか忘れましたが、ネットで好きなアイドルを叩く荒らしと戦いまくってたそうですww

指原に魅了されてしまうのが、年々とキレイになってるなぁと思うからです。

バラエティでも過去のことをよく話しますが、暗さもイヤミぽさも感じません。
凄いスキルだと思います♪

時々みせる闇の部分が、私はとっても好きですけどねww


「さかなクン」もイジメにあっていたそうです。

さかなクンはイジメにあってた時に「魚の世界と似てるな」と思ったらしいです。
以外全文↓
{netabare}
広い海へ出てみよう

東京海洋大客員助教授・さかなクン


 中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然のことで、わけはわかりませんでした。

 でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。

 広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。

 中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。

 ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。
{/netabare}

さかなクンを最初みた時は「ウザイキャラ」だなぁと思ってましたww

私は魚類というか水生生物全般が好きなので、さかなクンの豊富な知識に魅了されちゃいました♪

他に沢山の方がイジメや辛いことを経験されてます。

イジメで辛い思いをされてる方も一度は、好きな芸能人著名人+「イジメ」とググってみてはいかがでしょうかd(ゝω・´○)
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

将棋の世界に生きる者たちと下町の家族の物語…青春&人間ドラマの傑作

【開始前】
なんというタイミングでしょうか、今年、中学生プロ棋士が話題をかっさらいました。藤井君には零のような重さは感じませんが(あってほしくない…)、将棋に注目が集まったのは間違いないです。このタイミングで放映されますから、一期以上に注目が集まりそうです。

原作既読。一期の面白さに一期の途中で原作をむさぼり読んでしまうという始末…ドラマ系の作品が好きな人には満足いく作品だと思います。さらに、原作を活かしきって、上乗せするシャフトの演出も見事としか言いようがありません。それとNHKだからこそ、この作品が映像化されたと確信してます。

さて、二期。ほのぼのとしたスタートしました。{netabare}これはこれで良いのです。ここから二期は重くなりますから。重すぎてついていけなく人もいるかもしれませんし。それからかの名人の話も。{/netabare}この作品のテーマは桐山零が人間らしく生きることと、棋士として成長することです。そして、零の周りの人々が零にどう関わって、彼にどんな影響を与えていくのか、ここがとても面白いのです。時おり見せるクスッとする演出は重くなりすぎないためには必要なものだと思います。
二期も一期以上に期待しています。絶対に面白いです。

【後半スタート】
前半は{netabare}ひなたのいじめ問題が軸になる重い展開でした。ひなたの苦しみ、負けないと立ち向かう姿は涙なしには見ることができません。一方で、零は人との繋がりを覚え、棋士として成長していく様子が描かれました。なにかのために戦う、これまで零には無かった感情です。
いじめ問題のクライマックスが後半の1話で描かれました。いよいよ解決に向かっていきます。そして、桐山は棋士としてもうひとつ階段を上っていきます。そして、島田の話も来ることでしょう。これも熱くなります。{/netabare}
この作品の良いところは、対戦する騎士も魅力的に描かれている点。後藤もそうだけど、山崎の話をきちんと入れてくれたはさすがとしか言いようがないです。あの話も最後泣けてくるんですよね。本当に原作を大切にしてくれる良いアニメです。最後まで楽しみたいと思います。

【最終回を終えて】
原作自体、完成された作品です。その原作以上にすることなく、原作を潰すことがない、つまり、原作とアニメがイコールの関係性を保ち続けた素晴らしい作りでした。各エピソードがとにかく面白いのが「三月のライオン」という作品です。アニメにしても大丈夫か?というところ、例えば棋匠戦とか、本当に期待以上に描いてくれました。

二期はひなたのいじめ問題、名人との対局、棋匠戦、ひなたの受験と、怒濤の重い話が連続しました。ときおり、ギャグも入れて重すぎないようにしていますが、そうしてもズッシリくるエピソードです。

(ひなたのいじめ)
{netabare}二期の中心となったのがこのエピソードです。原作読んでいても本当に胸くそ悪くなる展開です。その中心人物である高城とその親、投げ捨ててしまった担任、見知らぬふりのクラスメイトに腹が立った人も多かったことでしょう。
いじめついては零が林田先生に相談した時の先生の言葉が大きな前ふりになります。「いじめで検索すると(中略)どこにも100%の解決方法は載ってないんだ」これです。そう、漫画といえど、いじめを取り扱ったときにはその答えをどう導きだすのかが大事。羽海野チカはこの問題をどう解決しようとしたのか。

ひなたの性格、ひなたを大事に思ってくれる周りの人々、置かれた状況。そして最後の切り札が国分先生と本気になった学校。これらから導いたのが三月のライオンにおけるいじめ問題の解消だったと思います。そして、三月のライオンが優しいのは高城を絶対的な悪にはしないところ。この子の心の底を見せ、その子の行く先を国分先生がとことんまで付き合うところを描いているのが本当に良いです。また、学校を出ていってしまったちほの行く末、いじめが起こす問題の大きさを実感させてくれました。{/netabare}

(名人との記念対局)
{netabare}見た雰囲気だけでただ者ではない感、まさにカヲル君のような不思議な存在感を醸し出していた三月のライオンの最強棋士である宗谷。中学生プロデビュー棋士としても零と比較されますが、人の形をした何か的な存在だった彼がなぜその雰囲気を作っていたのかが分かるストーリーでした。やっぱり宗谷も一人の人間だったことがわかり、零の棋士としての成長も垣間見えた良いエピソードでした。

舞台のひとつとなったのが仙台。駅からどこに向かっているのかがよく分かり、本当にきちんとロケーションしているんだなと実感。{/netabare}

(焼け野原)
実に三月のライオンらしい、見ごたえ抜群なエピソードです。この作品の良いところの一つが、キャラの誰もが主人公になってしまうくらい濃いキャラ設定。
{netabare}このエピソードの中心は柳原棋匠66歳。このエピソードまでは会長とおちゃらけしている場面が印象に残る程度の脇役。が、この話では一転、最年長A級棋士の化物として存在感を発揮します。悲願のタイトルを狙う島田8段との対局は地味で、タイトル戦として盛り上がらないと言われていたのが、二人の命を削るような一手一手に引き込まれていきます。柳原棋匠の心の声がどんどん重くなり、また、熱くしていきます。
その背負っているものの重さ、場面描写は作品中、ナンバーワンの名場面。島田8段の過去も1期で描写しているだけに、どちらにも肩入れしてしまうほど熱い話でした。なんでも、本当は島田8段がタイトルを獲る話を作る予定だったのが、書いているうちにこの流れにしたのだとか。この機転が利いてすごいエピソードになったということみたいです。正直、主役になりそうにないような人まで熱くしてしまうのがこの作品の良いところで、男の中男の漫画と言われるゆえんです。{/netabare}

(零とひなた)
二期の主軸の一つが零とひなたの関係性。二人とも大切な人して繋がっていきますが、それは恋ではありません。見ていると、いったいいつ意識するんだよというくらいもどかしいのですが、羽海野チカは単純に恋人として繋がることはさせませんでした。ここがポイント。
{netabare}零はひなたに心が救われました。そこで零はひなたを守ると心に誓います。勝ち進んで対局料で解決しようとしたり、普通とはズレた考えでも零がこれまで持てなかった感情です。ひなたもまた、零の思わぬ行動に傷ついていた心が癒され、彼を信じます。どこからどう見ても良い関係なんですが、あかりやじいちゃんからは零が男としてひなたと関係を作ろうと見られていません。「だって、零ちゃんですもの」「だって、ぼうずだぜ」がより、この二人の関係を表しています。
原作ではこのあと、また一つ大きく動くのですけどね。{/netabare}

作画と演出はシャフト丸出しの良いものでした。というか、原作そのものがシャフトの演出にピタリと合うものですけど。中の人は全員、キャラを演じきった素晴らしいものでした。というか、この人以外にはあり得んという当てはまりすぎな配役です。特に花澤さんは泣く場面が多く、難しかったと思いますが、ひなたが彼女で本当によかった。そう思います。

原作、アニメとも名作と感じる素晴らしい作品です。人間ドラマ、青春ドラマとして見ごたえも抜群です。この系統が好きな人は1、2期ともに見てほしい作品です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 41

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「嵐の向こうにあるもの」

この作品は言わずもがなですが「3月のライオン」の続編となります。
物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

物語の内容は1期から続いていますが、主人公である桐山零と周りの状況は大きく変化しています。
そしてこの変化は、桐山零の成長を描く上で必要不可欠だったんだろうと思います。

完走して振り返ってみると、1期は「導入部」という表現が一番相応しいと思いました。
桐山はプロ棋士として将棋に向き合っていますが、何故桐山は将棋を生業とするようになったのか…
そして桐山の構成要素の一つとして欠かせない過去の確執…

きっと誰も悪くないんだと思います。
もし…唯一悪人がいるとすれば、幼い頃両親を交通事故で亡くした桐山を引き取った幸田家での出来事を籠の外から眺めていて…
時期を見計らい案の定、籠の中から助けを求める雛鳥に対して諭す事を怠った大人なんじゃないかと私は思っています。

桐山の周りには将棋と同じくらい苦しいモノがたくさんあって…
それらから目を逸らせない生活を強いられて…
やっと掴んだチャンスは桐山の住む空っぽの部屋に繋がっていましたね。
そしてやっぱり将棋にはしがみ付くことしかできなくて…
でもそれは自分だけじゃなく、周りのプロ棋士の誰もが一緒であること…
だから、これは「今とこれまで」を知る物語だったんだと思います。

そして待望の2期…
物語の序盤では気付きませんでしたが、完走して振り返ってみると、この作品は「今とこれから」を知る物語だと思いました。
同一作品なので登場人物がガラッと変わる事はありませんが、特定の人物は登場する頻度が大きく変わっています。
頻度の増えた人と頻度の減った人…
そして桐山と「今とこれから」の物語を紡いでいくのは頻度の増えた人たち…
それを痛感する物語の構成だったと思います。

そして1期、2期とも将棋以外に人間関係で大きな問題を抱えている作品でもありました。
1期は桐山自身…
そして2期は桐山に優しさを教えてくれた人たちに起こる問題…
どちらもとても重く、一筋縄で解決できる問題ではありません。

でも1期と2期とで明らかに違うのは、2期は1期より人間関係が主体的に描かれている事です。
まぁ、それも仕方ないのかもしれませんけれど…
何故なら、今回の「当たり」は、桐山に家庭の温もりと優しさを教えてくれた川本家だったのですから…

川本家は3姉妹とおじいちゃんと…数匹の猫で暮らしています。
かやのん演じる長女あかり…今は亡き母親代わりを一身に背負った彼女は、妹たちの面倒を見ながらおじいちゃんの経営する和菓子屋や親戚のスナックを手伝う生粋の頑張り屋さんです。
決して裕福とはいえない川本家ですが、彼女の存在が川本家全体を温かさで包み込んでくれているみたい…
でもどんなに頑張ってもまだ20代前半…
母親の様に全てを背負うことなんて出来ないことくらい誰だって分かっています。
だから彼女には落ち度も無いし、ましてや不出来なんかじゃない…
でも、彼女はそんな自分が不甲斐無いと涙を流すんです。
全然そんな事ないのに…
かやのんの声質とキャラの相性も抜群でした。

次に花澤さん演じる次女ひなた…
今回一番感情を揺さぶられたのは間違いなく彼女でしょう…
そして今ハッキリと思うのは、このひなた役が花澤さんだったから、彼女の言動が見る側の感情をも激しく揺さぶったのだと思います。

ひなたが喉元に突きつけられたのは尖った刃の切っ先…
その切っ先は決して鋭くはありませんが、肉体ではなく心を抉る刃…
例えなまくらだとしても何度も何度も…何度も何度も切り付けられたらどんなに気丈に振る舞っていても、傷口は広がるばかりです。
彼女の選択肢の先には苦痛しかないのかもしれない…
自分がどこまで耐えられるか分からない…
それでも友達との絆を何よりも優先し…友達のピンチに手を差し延べ続けた彼女…
彼女を待ち受ける顛末は言うに及ばず…

でも彼女は大粒の涙をボロボロ流しながらこう言うんです…
「独りぼっちになるの、怖いよ…」
「ホントはずっと怖かった…」
「でも…でも、後悔なんてしないっ。しちゃ駄目だっ…」
「だって、私のした事は、絶対…間違ってなんか…ないっっ!」

そういえばとある川岸でもそうでした。
「は…ぁ…、零ちゃん…?」
全く飲み込めなかったその状況を少しずつ理解するなり目に生気が戻っていく彼女…
「ふぇっ…えええぇっっ…‼」
「どうして? えっ? え、なんで? なんでここにいるの? どうして?」
「う…うぅぅっ…」
頬を伝う涙は止まる事を知らなくて、嗚咽と共にただただ溢れ続けて…

これらの鬼懸かった花澤さんの演技に、私の涙腺は全く抵抗できませんでした。
花澤さんが演じるからより感情移入できた作品はたくさんありますが、この作品はその中でも上位に食い込む作品だと確信しています。

3女は久野美咲さん演じる幼稚園児のモモちゃん…
「久野さん×幼い子=鉄板」という図式はこの作品でも健在です。

この川本家との関わりが桐山をどう影響を与えるのか…
彼女たちの本気の全力に桐山は何を感じ、どの様に振る舞うのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、YUKIさんの「フラッグを立てろ」とUNISON SQUARE GARDENさんの「春が来てぼくら」
エンディングテーマは、Brian the Sunさんの「カフネ」とRUANNさんの「I AM STANDING」
オープニングは2曲ともお気に入り…
エンディングはRUANNさんの歌が印象に強く残りました。

2クール計22話の物語でした。
今はこの作品がNHKで放送された事に感謝しています。
これまでの傾向を見ると、難しい事態が起こらない限り最後まで描き切った作品が多いです。
そしてこの作品も続編のストックはそれなりにあるみたいです。
この両者を勘案すると、3期の放送があってもおかしくありません。
思えば家族の一大事をみんなで乗り越えたから…しっかり節目を迎えられたのだと思います。
今は続編の放送を楽しみに待っていたいと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 24

72.0 2 教育で成長なアニメランキング2位
ぼくたちは勉強ができない(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (327)
1271人が棚に入れました
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった学園きっての天才美少女たち! 完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!? 個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走! 勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓、Lynn、朝日奈丸佳
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女子と勉強とは羨ましいものだな

理系の天才で文系は全然できないのに文系を目指す緒方理珠と文系の天才で理系は全然できないのに理系を目指す古橋文乃、スポーツ得意だが勉強はからきしの武元うるか、さらに真冬先生は医学部目指して浪人中だが、理科が苦手な小美浪あすみとかと主人公唯我成幸がお勉強。

正直言ってこんな状況羨ましすぎる。ということで見始めはかなりイライラしつつも段々このハーレムに慣れてきて完走に至った。やっぱり面白かった。あすみが今のところ推し。やっぱりうるかも捨てがたい。

最初は緒方理珠にイラついてしまったのだが。単純に文系科目苦手なだけなら分からんでもないけど{netabare}人間の感情興味なさそうなのに、心理学を専行したいとはこれ如何に。{/netabare}
その他だと運動出来れば勉強できなくてもいいとかいう風潮は僕嫌いです。両方しっかりできてこそ。というか日本は運動部が無駄に練習しすぎなのが問題だろうけど。
あと苦手な科目があるほうの進路を選びたい気持ちは分からんでもないけど、苦手科目の負担が軽いところ選ぶとかもう少し工夫あるのでは?高校3年生で数学Ⅰ・Aできないのは致命的。理系全振りは文系全振りより人間的に大丈夫か心配になる(偏見)

2期あるらしいので、見るつもり。やっぱりどうなるのか気になる。


OP
セイシュンゼミナール 歌 Study[古橋文乃(白石晴香)、緒方理珠(富田美憂)、武元うるか(鈴代紗弓)]
ED
Never Give It Up!! 歌 Study[古橋文乃(白石晴香)、緒方理珠(富田美憂)、武元うるか(鈴代紗弓)
OPはこだまさおり作詞で安定してる。主題歌は聞けば聞くほど心地よい。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった 学園きっての天才美少女たち!完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!?個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走!勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

1. 天才と[X]は表裏一体である
一ノ瀬学園には文系の古橋文乃、理系の緒方理珠という2人の天才が存在する。そんな彼女らを後目に「特別VIP推薦」を目指す秀才・唯我成幸。彼は推薦の条件として、文乃と理珠が志望校に合格するための「教育係」を命じられる。教育係となった成幸だが、文乃は理系、理珠は文系という才能と正反対の志望に困惑! さらに彼女らの苦手科目の実力たるや、点数が一桁という散々な状態!! 成幸は進路変更を助言するが…!?

2. 魚心あれば、天才に[X]心あり
成幸の中学の頃からの友人で、将来を期待される水泳の天才・武元うるか。スポーツ推薦を志望する彼女だが、学業がまったく手についておらず推薦自体が危ぶまれる状態! 成幸は学園長に命じられ、うるかの勉強も見ることに。 勉強を嫌がるうるかだが、成幸が教育係と聞いて急に張り切り出す! 実はうるかは中学時代から、自分を認めて助けてくれる成幸に恋していたのだ。文乃たちを意識して、うるかは密かに闘志を燃やす!!

3. 天才は[X]にも心通ずるものと知る
中間テストを前に、成幸の教育係としての成果が試されようとしていた。自分たちの成績が上がらないと教育係が変わってしまう…成幸に続けて欲しい文乃たちは、テスト勉強にさらに意欲を高める!後日、成幸は理珠に頼まれて彼女の家が経営する「緒方うどん」を訪れる。店を離れることができない理珠の勉強を見るためだ。不安な自分を優しく励ましてくれる成幸に、頬が赤らむのを感じる理珠。そして試験当日、予期せぬ問題が理珠を襲う…!?

4. 彼女が天才に望むもの即ち[X]である
ここ最近、急に体重が増えてしまった文乃はダイエットを決意! しかしお菓子を勧めるうるか、うどんを差し入れる理珠など、学校には太る要因がいっぱい。空腹をこらえる姿を心配する成幸に、文乃は「触って確かめて」とお腹を差し出して…!? そんな中、自習中の理珠の前に現れた白衣の女生徒。自称・理珠のライバルの関城紗和子だ。彼女は理珠が文系を志す理由を成幸が好きだからと誤解し、理珠の恋心を試そうとするが…。

5. 林間の天才は[X]に迷走する
一ノ瀬学園名物・2泊3日の学習強化合宿が始まった。山の合宿所で勉強にはげむ成幸たち。そんな中、理珠は成幸が気になって仕方がない。成幸と文乃たちの楽しそうな様子を見て不機嫌になり、ついには一方的にキレて合宿所を飛び出してしまった!夕方、理珠がいないことを紗和子から聞いた成幸は、理珠を探しに外へ。土砂降りの山中を駆け回り、崖の上に理珠を発見!助けよう手を伸ばす成幸だが、理珠は足を滑らせて…。

6. 天才[X]たちは、かくして勉強ができない
元・教育係の桐須真冬先生に呼び出された成幸は、合宿の山中で理珠とキスしていたことを問い詰められる。生徒指導室のドアの前では、心配した文乃が聞き耳を立てていた。聞こえてきた「不純異性交遊」という言葉を頼りに、文乃たちは入れ替わり立ち替わり成幸の弁護をするが…。真冬との面談から数日後。うるかは成幸が誰かとキスをしたことを知る。落ち込んだうるかは「友達の話」として文乃に悩みを打ち明ける。

7. 前任者の秘匿領域は[X]な有様である
校舎裏で成幸と話す中、文乃はバランスを崩して成幸に抱きついてしまった。その背後には険悪な目つきの理珠が!成幸が好きな理珠を怒らせてしまったと慌てる文乃。文乃はさっきのハグをチャラにしようと…?放課後、猫を助けてケガをした真冬を送るため、成幸は彼女の部屋を訪れることに。成幸はそこで真冬の面倒見の良さや、散らかし放題でだらしない私生活など、怖い先生の意外な一面を知ることに。

8. 天才の一挙手一投足は時に[X]を翻弄する
福引でスマホを手に入れた成幸は、辞書やスケジュール管理アプリで勉強に活用しようと大張り切り。さらにお風呂での勉強が効果的であることを知り、さっそく実践することに。邪魔が入らず防水スマホで調べものも楽!お風呂での勉強がすっかり気に入った成幸。しかし操作を間違えて文乃にメッセージを送ったり、理珠に電話をかけたりと大騒ぎ。入浴中のうるかにつながった際は、うるかが間違ってビデオ通話設定にしてしまい…!?

9. 禁断の地にて彼は、[X]が為奮闘する
真冬のマンションの前を通りかかった成幸は、彼女に呼び止められて部屋に招かれる。部屋にゴキブリが出たとのことだ。入ってみると、以前と同様に散らかりまくった酷い惨状…。ゴキブリを駆除するまでと引き留められる成幸だが、そこに出前で理珠が訪れた!成幸と真冬の関係を誤解してか、理珠はふくれっ面で部屋に居座ってしまう。理珠と真冬を仲直りさせようと、成幸は理珠の好きなカードゲームで遊ぼうと提案する。

10. かの新天地にて迷える子羊は[X]と邂逅する
教育係のご褒美として、予備校の夏期講習を受けることになった成幸。自分の成績のために意気込む成幸は、そこで学園OGの浪人生・小美浪あすみと出会う。そして予備校の帰り、道に迷った成幸は店の呼び込みに引っ張られてメイド喫茶に入ってしまう。慌てて出ようとする成幸の前に、人気No.1の「ピクシーメイド・あしゅみぃ」が登場。可愛くポーズを取る小柄なそのメイドは、予備校で出会ったあすみ先輩だった…!?

11. 威厳ある先任者は時に[X]にかしづく
夜の繁華街。真冬はいかがわしい店に入ろうとする成幸を見つけて呼び止める。そこは真冬の元・教え子のあすみがバイトするメイド喫茶だった。店内で成幸を注意する真冬だが、事故で店員にケガをさせてしまった!彼女は代わり働くことを申し出るが…!?。成幸の心配通り、ドジっ娘メイド・真冬は失敗の連続。そんな自分を前向きにフォローする成幸に、真冬は優しさを感じる。そして真冬が彼に告げた言葉とは-。

12. 天才は時に[X]をともに分かち追懐する
うるかと気まずくなった成幸から、「友達の話」として相談を受ける文乃。直後、今度はうるかからも同じ悩みを打ち明けられる。文乃は彼らに、思い切って2人で話し合うよう助言する。後日、湖畔のベンチに並ぶ成幸とうるか。しかし緊張のあまり、会話は早々に途切れてしまう。変装して見守っていた文乃は、2人それぞれにスマホから助言を送る。しかし文乃が提案する話題は、ことごとく場の空気を重くしていき…!?

13. 天才の目に天の光はすべて[X]である
お祭りを訪れた成幸は、会場で出会ったうるかと屋台を回ったり、理珠の出前を手伝ったり、ケガをした真冬をあすみの父の救護テントに連れて行ったりと、相も変わらず世話焼きで大忙し。さらには迷子の子供のために駆けずり回ることに…。結局、人の世話で帰りの終電を逃してしまった成幸。そこに星空を眺めて時間を忘れてしまった文乃が現れた。帰りの手段がなく途方に暮れる2人は、旅館の明かりを前に--。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12

TAMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

天才 VS 勉強方法! さて、『X(エックス)』の『解』は如何に!?

他社ですが『五等分○花嫁』と設定が似てる部分がありますね。どっちもヒロイン5人…
ま、作者同士が交流あるくらいだし同じジャンルで大体同じくらいの時期に連載になったから『パクリ疑惑』も仕方なかったのかな。

(※2019:7/23追記・ジャンプ本誌で人気投票の間違いを確認。編集部の人に確認。記事は人気投票の結果のとこに記載。)

原作・ジャンプ掲載分全て。
アニメ・全話視聴。(全13話・30分アニメ)


ちょっと物足りなく感じてしまいました。原作の絵の方が好きだったのでアニメの作画は少し合わなかったです。
同社の作品、『ゆらぎ荘の幽奈さん』と比べるとラッキースケベはソフトな作品なので私はこっちの方が合ってました。ラッキースケベが過度だと少々キツいので(汗)


この作品のテーマは『受験』。なので高校3年生から物語が始まる。
主人公『唯我 成幸(ゆいが なりゆき)』が貧しい家族を楽させたいけど大学には行きたい。しかし『成幸』が通う【一ノ瀬学園】には大学進学に掛かる全ての費用を学校側が負担する【特別VIP推薦】の制度がある。その推薦枠を獲得しようと日夜勉学に励んでいたがある天才達に遅れをとっていた。

ある日推薦審査面談の時に条件付きで推薦を許可される。その条件とは『緒方 理珠(おがた りず)』と『古橋 文乃(ふるはし ふみの)』の2名の教育係になり、2人の志望する大学に合格させること。
理系の天才『緒方』、文系の天才『古橋』、何故この2人の教育係に?と思ったら『緒方』は文系の大学へ、『古橋』は理系の大学への進学を希望。
天才達だから少し教えれば…と思った『成幸』だがそうは問屋が卸さない。
両者の天才は進学したい分野は壊滅的な内容。しかも高校3年生で。『緒方』と『古橋』で教え合えば…と助言したがどちらも天性の感覚でやってるので教えれない、何が分からないのかが分からない。

前途多難ではあるが彼女たちの本気でやりたいことを聞いた『成幸』は彼女たちの希望する進路を尊重しようと奮闘する。
ただそこにスポーツ特待生『武元 うるか(たけもと うるか)(勉強全般苦手)』の面倒をみることになったりや、才女2人の無謀な選択を拒否する『桐須 真冬(きりす まふゆ)※酒に弱い』をどう説得するか、予備校で出会った一ノ瀬学園OGの『小美浪 あすみ(こみなみ あすみ)』と出会い何故か彼氏役になったりなど『成幸』はこれからどうなる!?
…と、簡単ですが。


『成幸』は大変ですね。努力型の秀才タイプだけど天才達に勉強を教える事になろうとは。プレッシャーがパない。が、培ってきた勉強法などが教育方法に生き、教える事に関しては天才肌。
『緒方』と『古橋』は天才タイプなので表現も良かったと思います。天才タイプの方って呼吸する様にその科目や競技などが出来るので教えるのは不向き。しかも割り振りがそこに全振りしてるのか!?ってくらいに他が穴!(例・勉強は出来るが運痴など)

『緒方』は天才タイプ+年相応か少し幼いくらいの子供っぽさがよく表現出来てたと思います。変にムキになったり嫉妬したり、てね。面倒くさいとこが合う合わないがあるのでこのキャラの好き嫌いは別れるでしょうね。

『古橋』は天才タイプ+毒が凄い(笑)
流石は文系の天才、人の心の機微を読むことに長けてるからか悪意のない辛辣な物言いが結構笑えました。口に出す毒も笑えるけど心の声の時の毒も結構楽しめました。…ププ、浴衣。

『武本』はスポーツ万能+勉強苦手。
快活でマイペースで憎めないキャラ。料理や歌が得意で『成幸』と居るとたまに乙女になるとことか結構このキャラを好きになる人は多い様に思います。
ま、『武本』って別に勉強が出来ないって訳じゃなく「苦手意識」が強いイメージがありますね。
プールを使った勉強法では覚えも早かったし本当はかなりの天才かも!?


とまぁ、1期は殆どこの3人が主だったのでこんなもんかな。個人的には『桐須』や『小美浪』のエピソードが好きなので2期に期待。
私個人はこの2人のエピソードが綺麗だったのでこの2人推しです。ここは原作をしっかり表現してほしいなぁ。


因みに↓
第1回人気投票

1位・桐須真冬(5233票)

2位・古橋文乃(4194票)

3位・武本うるか(3552票)

4位・緒方理珠(2421票)

5位・小美浪あすみ(2323票)


第2回人気投票(2019:7/13発売号より)

1位・桐須真冬(14598票)

2位・古橋文乃(3259票)

3位・武本うるか(2980票)

4位・緒方理珠(1803票)

5位・小美浪あすみ(1488票)

です。(残念な事に人気投票欄のとこの『小美浪あすみ』の文字が『小美「波」』と間違っているのはマイナスです!最新号(2019:7/22)でこの事を編集部が何も書いてなかったので2019:7/23にジャンプ編集部に確認したところ間違いであった事を確認。コミックスでは直ると回答を頂きました。)

桐須先生のエピソードやギャップ、文化祭やなぜあの様な教師になったのか、などがこの結果に結びついたのかな?と思います。魅力的な表現もあったし。
しかし第2回は2位と4倍近くの差ってのは凄いな。ちょっとビックリです。


ラブコメ物+ラッキースケベ物としてはソフトタイプなので初心者向けの作品かな?と思います。ラブコメを結構観てる方には物足りなく感じるかなと思います。
あ、CM入る前のアイキャッチは少し笑えます♪

後気になったのは最近では都内や府内の学校等は板書は電子黒板だし検索も出来る。しかも生徒もノートを書かなくなったりデータや黒板を写メするとこが増えてきてます。作品も観た感じ都内の高校ぽかったのでどうかな?って思ったりと。
なのでそこら辺も表現の古さを感じました。


さてさて第2期は10月から。
1期ラストは少々『古橋』がリード?かな。
2期ではサブキャラにも動きがあるので楽しみです!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あ、そう言えば作中にあった『古橋』のセリフから少し論文の一つを。…これより書くのは無駄話です。暇な方はどうぞ。

甘い物を食べると集中力アップ!とかストレス減少!とかを『シュガー・ラッシュ』って言うんですがこれをイングランドのワーウィック大学が分析・検証したようです。論文が確か31本だったかな?
で、結論から言うと「効果はほぼ無し!」だったそうです。逆に砂糖を摂ると逆効果の結果が出て砂糖を摂った30分後には疲労感増加、眠気、1時間後には集中力低下を確認。(1,300人検証)
糖尿病やメンタル部分は落ち込ませる原因になる可能性も?ともあります。
ま、セロトニン(幸せホルモン)は感じれるでしょうけどね。

意外と昔から言われてた事が全く根拠が無かったと出てくる論文は面白いなと思いました。(作中のキャラ、科学部部長の関城は知っててほしいな。変な発明はよくしてるし(笑))

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6

える908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ユイガ君がマッチョじゃないから、ハーレムっぽくても楽しめました(^^)

ユイガ君、天才でもないし、ルックスも平凡だけど、凄くステキだと、思います!

私、マッチョっぽい感じのハーレム系アニメって、わりと苦手なんですけど、こういうのなら大丈夫です。

ギャグアニメのジャンルとして、
ラブコメがあって、
そのバリエーションにハーレム系があるんだと思いますけど、
ハーレムの頂点に立つ主人公男子が、なんでそんなので女子からモテまくるのか、私には理解出来ない感じの「女の子の気持ち解ってないキャラ」なこと、多いと思うんです。
なんか喧嘩が強くてとか、女の子に対する態度が無遠慮とか、発言が思いやり足りなくてとかで、イラッとさせられちゃう、そんな主人公男子が、ちょっとした一言や何気ない仕草ひとつで、それまで嫌ってた女の子にいきなり恋をされちゃう、みたいな展開。
そういうのって、女の子を根本的にはモノとしてしか見てないし、女の子の気持ちの繊細な部分を無視しちゃってると、思うんです。

前置きが長くなっちゃいましたけど、
ぼく勉のユイガ君って、そういう、ありがちなハーレムの頂点に君臨するキャラとは全然違うと思うんです。
女の子・・・っていうより、人と接する時の、
基本的な姿勢がしっかりしてる。
ちゃんと相手がどう考えて行動してるのか、よく考えて相手の気持ちを尊重しながら対応してくれる。
それに、もともと天才でなんか全然なくて、努力で勉強を出来るようになった、言うなれば普通の才能しか持たない人で、
しかも家は母子家庭で貧乏で、幼い兄弟の面倒も見なくちゃいけなくて、ヒロイン女子たちの教育係を引き受けたのも、家計のために特別VIP推薦での大学進学を考えてのことって、格差社会のせいだとはいえ、健気すぎです。ついでに言っちゃうと、キャラ造形も、とてもモテそうにはない、垢抜けないというか平凡な感じで、ああ、この男の子は、真面目に頑張って生きて行くしか人生を成功する方法は無いよねって感じです。
でも、だからこそ、人に勉強を教えることに、真面目に取り組めるし、工夫も出来るし、一生懸命になれる。
自分が、勉強を頑張って、努力して成績を上げてきたから、他人の苦手科目克服を手助けするのにも長けている。
なんかすごく、教育係に適役な、素敵な人ですよね!!

そんなユイガ君だから、
学校内でも有名な、
特定の科目に特化してる天才タイプの女子3人が信頼を寄せてくれるの、とてもよく解ります。
それぞれ、得意科目はズバ抜けてるのに、苦手な科目ではとことんポンコツな訳だけど、
それでも苦手を克服して、自分の希望する学部に進みたいという意志と理由を持ってるから、
ユイガ君と出会ったおかげで、少しずつ苦手科目の成績を上げられるようになるのが、いいお話だって思います。


ただもちろん、これはハーレム系ラブコメなんで、
信頼や感謝の気持ちが、徐々に恋心に昇華してっちゃう訳で。
もともとユイガ君を好きだったうるかちゃんは、英語とスポーツを頑張りながら、うまくユイガ君に気持ち伝えられるといいなって思うし、
まだ自分のユイガ君への恋心を自分でもよく解ってない緒方さんには自分の気持ちを理解出来るようになって欲しいし、
ユイガ君の相談相手みたいなポジションになっちゃってる文乃ちゃんは、どういう風にユイガ君を意識するようになってしまうのか興味津々です。

そしてもう一人、桐須先生!
ユイガ君の前任の、天才ポンコツ女子教育係にして、才能優先主義のこの人が、苦手科目を習得させるのが上手なユイガ君とこれからどういう風に絡むのか、凄く、気になります!!
桐須先生って冷徹クールな教師を装ってるけど、実は生徒思いの優しい性格なのをユイガ君には見破られてるし、
掃除や片付けが極端に苦手な汚ギャル系なんだけど、掃除とか片付けとかいった生活能力って、
そうなんです!ユイガ君の最も得意な領域なんですね!
これはこの二人の関係が、今後どういう風に展開していくのか、桐須先生までもがユイガ君にデレるときが来るのか、大注目です(≧▽≦)



・・・・・・・・・・^○^・・・・・・・・・

観終わりました(^^)

うるかちゃんスゴイ可愛い!
でも気持ちをちゃんと伝えられないまま・・・(><)
ちょっと可哀想、かなー。
りずちゃんは、自分の気持ちをわかったのはいいんだけど、
まだまだ幼いなー。
これで心理学を専攻したいって、ちょっと無理あるなー。
もっと小説とか読んでがんばって。

で、文乃ちゃん!
女子ふたりの恋の相談役 兼、ユイガ君の女心のお勉強の師匠だったのが、
最終回で、ようやく大事件!
これから三つどもえのハーレム展開?
桐須先生やあすみ先輩とはどうなるの?

いいところで終わっちゃったよー(≧△≦)

つづき、待ってます~(*^,^*)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 34

70.9 3 教育で成長なアニメランキング3位
家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ(TVアニメ動画)

1981年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (37)
222人が棚に入れました
世界名作劇場第七作。厳しい無人島のサバイバル生活を、家族揃って楽しげに切り抜けていく物語が人気を呼ぶ。スイスに住むエルンスト医師とその家族は、医者が不足しているという未開の地オーストラリアに出向くことに。しかし旅の途中乗っていた船が沈没。命からがら近くの孤島へ逃げのびた一家はそこで自給自足の暮らしを始める。長女フローネはそんな境遇にもめげず、元気に美しい自然と戯れるが…。

声優・キャラクター
松尾佳子、古谷徹、高坂真琴、平井道子、小林勝彦、小林修

luna さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

50話だから一緒に漂流体験

50話もあります!

こんなに長い作品観るのはじめてだけど
50話必要なお話でした

タイトルにあるように、
家族が漂流生活するお話ですが、
何が起こるかわからない
無人島での長い生活を
一緒に体験できるんです

特に
個性が強いフローネと
ものすごいポジティブなお父さんが
印象的でした

サバイバル色を薄める設定がうまく
家族と動物、そして他人を信じることなどが
テーマになっていて、
一番最初の方にペテン師が出てくるのですが、
このエピソードが終盤に上手くつながってて
少しびっくりです

絵が流石に古く感じたのと
フローネとジャックが安易に銃に触れても
何も言われないシーンに違和感をおばえたけれど

このゆったりとした時間の流れは
いまの12〜24話の作品では味わえない
貴重なものでした

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

大人になって見てもおもしろかった

子供の頃見たけど、ほとんど覚えておらず大人になってまた見ました。

漂流前の一家は長男の進路についてなどガヤガヤしており、こんなヤワそうな一家が漂流して大丈夫なのかと心配に。

ややあって島についてしまうわけですが、このややある部分もとても丁寧です。船が完全に沈むまで段階が踏まれており、まず何を持って行くべきかを一家は選択する。この提案と話し合い、折り合いをつける作業がいい。自ら考えて感じて選び、決めることをここから徹底して体験して行きます。

野犬との攻防、ヤシの実とり、森林探索と家作り、植物からロウソクを作る、こんなとこでも兄妹喧嘩、小さな友達との出会い、田畑作りの苦戦、やはり苦戦の船作り、自分の手に出来る美しいものでプレゼントを作る兄妹、植物で編みもの、生存者との遭遇…無人島での日常が創意工夫を凝らして描かれます。

心理的葛藤を受け持つ兄さんの成長や、それを受け止め希望を失わない父さん、基本インドア派なのに危機の際には勇気と知恵を振り絞った母さん。そして楽観担当フローネ。

{netabare}
この子はソコソコかわいいんだけど凡庸で、うつくしかったり萌えキャラだったりでなくてよかった。(戦時ドラマなのに色艶のいい身綺麗な俳優とか…)

島を去る際の日常感がまたよかった。
もう来ることもない畑の草むしりを、ついしてしまう母さん。
つい、家の補修をしてしまう父さん。
非日常が日常に馴染んでしまった姿が微笑ましかった。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

人間として、家族として理想的な在り方。

世界名作劇場シリーズは登場人物が苦境に立たされるものが多いと思いますが、フローネの境遇も中々のものです。


あらすじ
{netabare}
ロビンソン一家は、居住地であったスイスから転勤のため家族総出でオーストラリアに移住することになる。
移住を決める際一悶着あったが、なんとか全員でオーストラリア行の船に乗り込んだ。

しかし一家はその航海の途中で大嵐に巻き込まれ船は座礁してしまう。父エルンストの機転で急ごしらえのイカダを作り一家は船からなんとか脱出。

イカダが偶然たどり着いた陸地はなんと無人島。その日から一家の無人島生活が始まる・・・・・・。
{/netabare}


それまで裕福な暮らしをしていた医者の家族が、一転して無人島でのサバイバルを強いられることになる。過酷な物語です。

今思うと、当時イギリスの植民地であったオーストラリア自体あまり治安の良い場所でなかったと聞いたので、どちらにしろサバイバルなのでは・・・とも思いました(笑)


いきなり無人島に放り出されたことによる絶望や、島で待ち受ける様々な苦難の連続に、一家は打ちのめされます。

しかし、フローネはじめロビンソン一家の人々はお互いに助け合い励まし合い、この苦難に逞しく立ち向かっていくのです。


では、そのロビンソン一家の紹介です。
{netabare}
まず一家の大黒柱であり父親のエルンスト。

彼は世界中どこを探し回っても見つからない位に頼もしい父親です。

医者として彼より腕の立つ人間はいても、彼より精神力が強くこのような過酷な場所で生き抜いていける人間は存在しないでしょう。

彼の判断力と行動力、そして家族を支えぬく家主としての責任感の強さは驚嘆に値します。


次は子供達の支えである母親のアンナ。

最初こそ現実を悲観して頼りないものでしたが、次第に元来持つ芯の強さが表れはじめ肝っ玉母さんとして活躍していきます。

子供達のため・家族のためを思うと無類の強さを発揮する、頼もしい女性だと思います。

気品に満ちた人柄で、どんな環境でも身辺の整理や子供達の教育そして自尊心道徳心を忘れない、大人の鏡です。


そしてしっかり者で一家を助ける長男のフランツ。

母のアンナと同じく最初は挫けそうなほど気弱だった彼は、何度も挫折を繰り返すことで頼もしく成長していきます。

島での生活の中で長男として、また男手としての自覚を持ち一家を支えていきました。

下の姉弟の面倒見もよく、両親に強く信頼されていたことと思います。


主人公であり元気いっぱいに笑顔を振りまく次女のフローネ。

彼女はタイトルでも主題歌でも強調され、あたかも彼女を中心に物語が進むのかと思えば意外とそうでもありません。

彼女の天真爛漫さが一家を絶望の淵から救った、そういう意味での主人公であると言えます。

なんだか美少女じゃないとやたら喧伝されていますが、彼女が常に頭に挿している赤いハイビスカスの花言葉は「繊細な美」。そういった奥ゆかしい美しさを彼女は持っていると思います。


最後に純真無垢な三男のジャック。

彼はまだ幼く他の家族に比べ現実を直視できていない面もあると思いますが、それ故に彼の無邪気な行動は癒しを与えてくれます。

幼いため島での生活への順応も早く、愚図ったりして家族を困らせるようなことも少なかったと思います。

マイペースで時々家族をハッとさせるような行動を見せる彼のこれからの成長が楽しみです。
{/netabare}



こんな一家の生活は、残酷な現実に反して非常に生き生きしています。
ただ毎日を生き抜いていくばかりか、チェスや音楽を楽しみ、島中を探検し、まるで自然と戯れているようです。

だから見ていてとても胸が温かくなります。サバイバルだからといって殺伐とした雰囲気ではなく、常に人情味あふれる優しさに包まれているよう。ある種非日常的な空間での日常を描いた作品といってもいいでしょう。

長男のフランツと長女のフローネの年齢設定が絶妙です。(フランツ:15歳 フローネ:10歳) これフランツとフローネの年齢が逆だともっと複雑になってしまいますね。お年頃の女の子が主人公だと色々大変ですし・・・これで良かったのだと思います。

フローネが些細なことで傷ついてしまったときはフランツが兄らしく落ち着いたフォローを、逆にフランツが繊細さゆえに塞ぎこんでしまったときはフローネが元気一杯励まします。

この二人がとても兄妹らしい関係で微笑ましく、たとえ非情な出来事が起こっても、一家で力を合わせて乗り越えていく強い絆がそこにはあります。


そういった過酷な環境を生きる人間達の強い姿や、今や失われた家族の共同体としての形がこのアニメには息づいていると感じました。



作画、特に人物や小物の作画に関しては今見るには厳しいかもしれません。

対して背景・風景の作画は淡い水彩画のようなタッチで、美しい出来栄えです。
だから人・物における作画の粗を考慮してもこれ以上の低評価は付けられません。


また作中の音楽は主題歌をはじめとして、今なおクオリティの高さを感じられるほど完成されています。
南国系とでも言えばいいのか・・・明るさと静けさが同居した不思議な感じです。アニメのサントラの域を超えた普遍的な音楽だと思えます。

総じて風景画および楽曲の美しさは芸術的とさえ思えるものでした。


そして感じたのは、1話1話の起承転結の展開の巧みさと、登場人物の交わす台詞一つ一つの人情深さ。
特に後者は、制作者が相当に気を使って言葉を選んでいたんだろうと想像できます。世界名作劇場の名に恥じない丁寧さ。
台詞から温かみを感じたことで、聞き入るだけでなんだか心が満たされます。


全50話という尺の長さ、人物作画の粗さ等を許容できる人には是非オススメしたい名作アニメです。




あとは個人的名エピソードのメモです。
{netabare}
まず第12話「おかあさんの活躍」。
ロビンソン一家が住んでいた住処が野犬に襲われ、母のアンナが一晩の間死力を尽くして守り抜くという壮絶な回。

この回は今までの回とは毛色が異なり、本気の恐怖を突き付けてきました。アンナの強さに感服です。


次に第13話「フランツの目」。
フランツが虫が放った毒を目に浴び、危うく失明しかける話。

二週連続で息がつまるような回が続き、こっちまで参ってしまいそうでした。


あと第21話「亀の赤ちゃん」。
ある日浜辺で海亀を見かけたロビンソン一家。その海亀が産卵期であることを知り、産卵の様子を見届ける回。

親子揃って生命が誕生する瞬間を見ることは現実滅多に叶わないと思います。そうした貴重な体験を通じて、親子の絆が深まる感動的なエピソードです。


最も好きな回が第27話「無人島の音楽会」。
父エルンストと母アンナの結婚20周年を子供達が祝福する回。

別荘を作って夫婦を二人きりにしてあげたり、そこでささやかな音楽会を開いてお祝いする子供達の愛は素晴らしいものでした。

そうした子供の成長を喜んで涙する母の姿も感動的でした。


続いて第28話「ジャックの病気」。
ジャックがマラリアのような病気に罹り高熱を出して寝込んでしまう回。

生死をさまようジャックを救うために、家族で必死に助け合う姿に心打たれます。


そして第31話「わたしはのけもの?」。
フローネの11歳の誕生日を祝うために、フローネに内緒でプレゼントを用意するべく奮闘する回。

ちょっとフローネちゃんが可哀想ですが、それだけに最後の真心の籠ったパーティーとプレゼントの感動はひとしお。


ラストにかけた第45話「死なないでロバさん」第46話「ヤギをすてないで」第47話「続ヤギをすてないで」第48話「さようなら無人島」。
島自身と、今まで関わってきた生物への別れを体験する回。

長い生活の中で愛着が湧いてきたものたちへの別れの感情を強く体現した名エピソードの数々。

ここまで見てきた感慨深さもありますが、親しい者との別れの辛さがフローネを通して感じられる、名作と呼ぶにふさわしい幕引きです。(まだちょっと続きますが)
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12

61.2 4 教育で成長なアニメランキング4位
アパッチ野球軍(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (15)
59人が棚に入れました
商魂もので有名な花登筺が原作(文芸)の野球漫画。原作は姉妹編の漫画『エースの条件』に続いて登場した。甲子園で投手として活躍した青年・堂島剛。彼は、地方・猪猿村の高校の野球コーチとして第二の人生に臨む。だがそこは、わずかな生徒が意志の統率もないまま日々を送る私塾のような学校だった。堂島はかつて自分が青春を燃やした野球を通じて生徒たちに努力と団結の素晴らしさを伝えようとするが、多くの難関が待っていた。

声優・キャラクター
野田圭一、坪井章子、富田耕生、永井一郎、柴田秀勝、北川国彦、大竹宏、キートン山田、田中亮一、山本相時、野島昭生、はせさん治、森功至、山本圭子、山口奈々、緑川稔、朝倉理恵

入入 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

未視聴

1971年の作品。とある教師でもなんでも無い男が不良どもに野球を教え、更生がてら甲子園出場を目指すとかいった内容。ホントかどうか知らんが、友人曰く「多少強引だが『ROOKIES』の先取り」とのこと。色々と面白そうだし、作画の質感が気に入ったんで是非とも観てみたい。が、今のところ視聴できていない。視聴手段とか検討すんのが面倒くさかったんで製品買っちまおうと思ったんだが、本作DVDboxの値段が高額セレブ価格にまで高騰していて、全く買う気が起きん。東映さん(でいいのか?)、もうこの際、赤字覚悟で再販して下さいよ。お値段の方は某N○Kの宇宙アニメDVDboxが¥15,000程度だったんで、とりあえず一万五千円以下でお願いしますわ。そうなりゃ即買いですよ即買い。そーいうことなんで「よろしくお願い致します!!」って感じですかね。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

花登筺氏原作アニメ

リアルタイム視聴組ナケナシ記憶頼りな部分陳謝、

原作者は花登筺氏、画梅本さちお氏
氏は[細うで繁盛期][どてらい男][あかんたれ]等、、
本来浪花商人(あきんど)物語脚本の第一人者、
この人の劇画原作というのが先ず珍しいが、
花登筺氏の原作漫画としては本作以前に発表された、
[エースの条件]画水島新司氏がある、
主人公堂島剛が高校野球チームのエースになる為の、
棘道(母の死や父の刑務所入り、貧乏、虐め等)、
あまり野球とは関係ない人生劇場的物語とも言える作品で、
本作は作画は違えど[エースの条件]の実質的続編にあたる、

題名からして野球団でもチームでもない野球軍、
巨人軍って呼称あるけど戦時中引きずるような題名、

アニメ初出1971年だけど放送終了後も数年間度々再放送があった、
本作含め一部アニメについて再放送急に無くなった時期がある、
放送倫理等TV局側が気にしだした時期があった様に想う、

主人公は[エースの条件]の堂島剛、
元甲子園のエースでとある理由で野球人生見切りつけ、
ある地方の田舎の分校に野球コーチとして赴任してきた、
とある理由というのがとんでもない、、
{netabare}
プロ入り前契約金勘定に汚い親父への反感から、
自身の利き手割れたビール瓶突き刺し再起不能、、お~ぃっ、
{/netabare}
因みある地方とは愛媛県松山市郊外山奥の過疎村という設定、
過疎も過疎、アパッチ村と揶揄され、
ナイフや斧もった少年や荒くれ者の飯場があったり、
(少年ってよりオッサンみたいな少年も居た)
とにかく荒地的って、いくら昭和でもそんな処はない、
松山住んでた事もあるけどいい処だよ、

ヤンキーってよりグレるみたいな不良指す呼称もない時代、
ゴロツキって感じかな、或いはヒネたのやマセたのや、
まあそんなお子様方を野球通してマトモにしようと、
そんな意図もあったのかただ野球軍作りたかったのか、
主人公の堂島先生、生徒父兄説得けっこう頑張るんだけど、
野球とは直接関係ないグダグダ村長選挙とか、
大人の事情みたいな、野球以外での苦労も多かった印象、
直接野球と関係ない苦労この辺り「エースの条件」とも重なる、
原作者様の専売特許的得意分野って事もあるしね、

生徒の名前からして殆どあだ名みたいなのしかなくて、

網走
特技ナイフ投げって事でピッチャーにさせようとするが、
とにかく此奴がなつかない最後まで色々ゴネてた印象、

モンキ
外野手候補、幼少時猿に育てられた俊足軽業一種超人、
最終回は語りぐさ、
 
材木
怪力斧男、キャッチャー四番候補、
 
ハッパ
葉っぱの事ではなくダイナマイトの事、
ダイナマイト爆破させ堂島も怪我したり、、

他にもダイガク、オケラ、モグラ、ダニ、コウモリ、、、

通常アダナとかだと、氏名なにがし事○○、
みたいな感じだけど、そもそも氏名が無い(汗)、
チームには女の子も居た、ハナコ、ダイコン、
ダイコン、、ってww今じゃ絶対使えないよね、

物語印象、とにかくなかなか野球してくれない、
野球漫画なんだけどチームで野球する場面等殆ど無い、
アニメ最終回近くやっと体裁整ってきたかなみたいな、

ただあくまで想像なんだけど、
こうした破天荒な才能ばかり集めて、
トンデモナイ野球チーム作って甲子園目指すみたいな、
現代風にリメークも面白いかな~と、、
やっぱ無いか、
裸がユニフォーム裸足がスパイク文句あるか?
そんな主題歌からして甲子園は不可能だし、
本作でも甲子園には登録できない、
裸足だ愚連隊だ女の子居るしってのが理由じゃなく、
そもそも私塾分校だから高校ではない、、って(_ _)/
{netabare}
最終回はけっこう知られてて、
DMで最終回映像一部あり最近確認、
相手はQL学園w桑田清原時代より遥か以前から有名某高がモデル?
練習試合みたいな感じかな、
最終回アパッチ野球軍投手の網走利き手負傷渾身の血染めの一球も、
ジャストミートされ打球はバックスクリーン?超え場外級、
これをフェンスおろかスコアボードよじ登り打球追うモンキー、
スコアボード上にてキャッチ、、、、、判定アウトっ(汗)
まあいいか、、
試合終わり堂島剛は新たな地へ旅立つ、
アパッチ共を人間にする事ができた、、
って人間扱いしてなかったとか(汗)←汗ばっかだね(^_^;
私塾校長「こいつを持って行きなさい、」
投げつけられる孫の女教師(美人で堂島の理解者だった)、
{/netabare}
色々破天荒だけど観方によっては面白いかも、、な、
昭和の遺産って事で、

駄文観て戴いた皆様には感謝<(_ _)>



アパッチ野球軍 1971年10月より2クール
原作 花登筺氏、梅本さちお氏 音楽 服部公一氏
制作 東映 NET(現テレビ朝日系)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 18

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「高度成長期」的シチュエーション(ある意味、『のんのんびより』超ハードバージョン(笑)。)

マンガ原作(今は亡き「少年キング」連載)があったはずなのですが、読んだことはありません。アニメはたぶん原作の途中で終わったはず。

舞台は有力者による票の取りまとめでなあなあで村長が決まってしまうような過疎村と、そこにある学年関係なくひとまとめに教えてしまう学校(『のんのんびより』の旭丘分校みたいな奴)です。

そんな村にダム開発の計画が持ち上がり、昔ながらの村の生活を守ろうとする「村派」とダム建設に積極的な「ダム派」の二種類の住民がいます(最近でいうと八ッ場ダムみたいな状況)。

タイトルの「アパッチ」は、村落の状況がほぼ無法状態ということで「アパッチ村」と呼ばれて、そこの野球部ということでチームが「アパッチ野球軍」と呼ばれたことから。

学校は村にひとつあるだけなので、両者の子供たちは学年またがって同じ教室にいるわけですが、「村派」と「ダム派」は当初は相容れず激しく対立しています。

村で買い物ができるのは万事(よろず)屋一軒だけなので、両派とも万事屋に依存して生活しており、万事屋の店主は両者のバランスを取りながら上手く儲けています(笑)。

岩城(がんじょう)校長は学校の生徒を真人間に教育するために、元高校球児だった主人公の堂島を招聘し、野球部のコーチとして赴任します。

放っておくと生徒は喧嘩にナイフや建設現場のダイナマイトなどろくでもないものを持ち出すので、決着は野球でつけましょうというのが本作の流れです。

なので、試合も殺伐としていて「殺人野球」っぽかったですね。流血もありましたし。

どちらかというと野球は本筋ではなくて、村民の対立や生徒の成長などの人間模様を描く作品かと思われます。最終的には対外試合ができるところまでたどり着きましたしね。

野球に関してチームで一番目立っていたのは、その抜群の走力で外野守備と攻撃時の走塁・盗塁で活躍した「モンキー」ではないでしょうか。ホームラン級の打球を、旗を掲揚するためのポールをよじ登って飛びついて捕球していたりもした気がしますが…。(走ってポール登って打球に追いつくって、どんだけ脚速いねん…。)

後は、選手でありながらコーチ役としても活躍した「大学」ですかね。チーム唯一の結成前からの野球経験者でもあります。

「モンキー」も「大学」も、あだ名です。本名は何ていうんだろう…?

投稿 : 2019/12/07
♥ : 25

64.5 5 教育で成長なアニメランキング5位
若草物語ナンとジョー先生(TVアニメ動画)

1993年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (25)
120人が棚に入れました
「愛の若草物語」から十数年後のお話しです。マーチ家の次女ジョーはベアとの結婚後、マーサおばさんからプラムフィールドの屋敷を受け継ぎ、"勉強と保護と愛情を必要とする少年たちの楽しく家庭的な学校"にしました。そこへ"おてんばナン"と呼ばれる活発な少女が訪れます。ナンはやって来るなり学校の少年たちとにぎやかな騒動を起こします。どうやらここは普通の学校とは違うようです...。
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

観ていて落ち着くアニメ。

自分の生まれた年の1993年に放送された世界名作劇場ということで
興味があり観てみました。

原作は「第三の若草物語」。
1987年に放送された「愛の若草物語」の続編に当たりますが、
変更点はいくつかあります。
「愛の若草物語」よりも原作に忠実です。

物語は{netabare}
お話の舞台はアメリカのマサチューセッツ州。
ナン(アニー・ハーディング)というおてんばで勝ち気な女の子が
ジョー先生(ジョセフィン・ベア)とフリッツ・ベアによって設立された
プラムフィールドという学校に転校してきます。
プラムフィールドは普通の学校とは違い
情操教育に力を入れている学校でした。
情操教育とはたくさんのものに触れ合い心を豊かにする教育のことです。
生き物を育てることは国語や算数を学ぶのと同じくらい重要!
その教育通り、そこの生徒たちは自分の動物を飼い一生懸命育てています。
そんな普通でない学校でナンは生活していき、
ジョー先生をはじめ、そこで出会った友達と過ごし
心を豊かにし、ナンは少しずつ成長します。
ナンはプラムフィールドを卒業し大学を卒業して
ロンドンで医者になります。
この物語は大人になったナンがプラムフィールドを卒業してから
10年ぶりにまたこの学校を訪れて
昔を思い出すところからお話はスタートします。{/netabare}


このアニメの特徴として終始穏やかだということです。
観ていて心臓がドキドキするようなシーンはなく、
穏やかな心でずっと観ていられるアニメです。

このお話は大人になってから観たほうが面白いと思うのではないでしょうか。
自分が昔どんな子供でどうやって育ってきたかとか、
思わず昔を思い出してしまいます。
また子供にこう育ってほしいとか考えてしまいます。

現代社会はやはり学力が高い人が偉いという風潮が
未だにあるように感じます。
偏差値の高い学校を出てる人が偉いなど。
もちろん学力はないよりはある方が良いです。
でも本当に大事なのは人間性が高いかどうかです。
人間性こそが世の中を渡っていくために重要だと思います。
そんな人間性を重んじるプラムフィールドは理想的だと思います。


キャラクターデザインはジブリ作品にも多く携わってらっしゃる
佐藤好春さんが担当しているため
ジブリ作品と画がよく似ています。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

R子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

こんな先生と出会いたい

物語は『若草物語』の次女ジョーが夫と経営するプラムフィールドの学校での出来事を描いたものである。

大人を信じることができずに、どこにいても自分の居場所を見出すことができなかったナンが学校に来たところからアニメが始まる。

『若草物語」のその後が気になり見始めた作品だったが、正直拍子抜けしてしまった。四姉妹の少し先の未来がどうなったか・・・が気になっていたので、色々すっ飛ばしてそのずっと先を描いていたからである。

それでも見続けようと思ったのは、ジョーの息子である、ロブとテディのかわいらしさだ。まるっと小さい二人の姿と声だけで構成されていてもいいくらいのかわいさである。なお、見続けていれば、『若草物語』の四姉妹がその後どうなったかについても知ることができる。

物語は、ナットとダンの登場により、日常に様々な事件が起こる。その度にジョー先生とその夫・フリッツ先生は決して子どもたちを見捨てることなく子どもたちを優しく、時には厳しく諭し、真摯に接するのだ。しかも、必ずしも先生が解決するのではない。時には子どもたちがどのように振舞うのかを見守ることもある。子どもが悪いことをしたら叱る、というのではなく、独自の教育方針で子どもたちをのびのびと育てるフリッツ先生とジョー先生の教育方法は現代の教育にも活かすことのできる、大切な考え方なのではないだろうか。

心に残るエピソードはいくつかあるが、どのエピソードを取っても先生たちの愛情と子どもたちの素直さが思い浮かぶ。
自分たちの過ちに気づき、成長していく子供たちの姿は涙なしに観ることができない。素晴らしいアニメだった。

余談であるが、このアニメのオープニングとエンディングの曲を聴いた時にハッとした。なぜか口ずさむことができたからだ(歳がばれる)。そして懐かしさで胸がいっぱいになった。多分、幼いころにテレビで観ていたのだろうと思うが、そんなことはすっかり忘れていた。タイトルも内容も覚えていなかったが、今、このアニメを観てみてみようと思って本当によかった。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

こうもり さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

ダンとジョー

ダンの話だけやや面白いです。
金八先生見てるみたいで。
名劇は8割方見ましたが、これはかなり下の作品です。
若草の続編と考えないほうが良いですね。(若草が面白いって意味でもない)
エイミー出てきた!って思ったら、声ないのかよ!ってまぁこれはどーでもいいのですが・・・。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

80.8 6 教育で成長なアニメランキング6位
銀の匙 Silver Spoon(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1599)
8487人が棚に入れました
「寮があるから。」という志望動機で大蝦夷農業高等学校(エゾノー)に入学した八軒勇吾。札幌の進学校での厳しい学力競争に敗れ、ある意味、逃げるようにエゾノーに入学した彼は、広大な自然と動物に囲まれたここで、全く別の厳しさに直面することに。一般家庭で育った八軒にとって、エゾノーで行われる実習や部活は、初めて経験することばかりで、悪戦苦闘の毎日。また、自分とは違い、将来の夢や目的を明確に持つ他の同級生たちは、彼に、進学校にいた頃とは違った焦りを感じさせる。それでも、課題を一つ一つこなし、同級生たちとの絆を深め、少しずつ、精神的にも肉体的にも成長していく八軒。汗と涙と土にまみれた青春が、今日も続いていく。

声優・キャラクター
木村良平、三宅麻理恵、櫻井トオル、高垣彩陽、島﨑信長、庄司将之、高梨謙吾、こぶしのぶゆき、井澤詩織、小西克幸、増谷康紀、三ツ矢雄二、小野友樹、水島大宙、田野アサミ、川原慶久、西村朋紘、内海賢二
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

田舎に住みたい…(7話まで

「銀の匙」実写映画化決定!Sexy Zone中島主演で来春公開
http://natalie.mu/comic/news/96645
何話だか見た後に映画だかの製作途中の過程を特集していたのを見たがまぁこういうアニメなら実写化ありなんじゃないかと思います。


●関連URL
総合公式サイト:http://www.shogakukan.co.jp/pr/ginsaji/
番組公式サイト:http://www.ginsaji-anime.com/
番組公式Twitter:http://www.facebook.com/ginsaji.jp
原作漫画公式サイト:http://www.websunday.net/ginsaji/


ストーリー

北海道に所在する大蝦夷農業高等学校(おおえぞのうぎょうこうとうがっこう、通称:エゾノー)は、農業に従事することを目指す農家の子供が多く通う学校であった。

進学校として名高い中学出身でありながら、低偏差値校であるエゾノーに寮があるからという理由で入学した八軒勇吾は、他のエゾノー生徒たちの多くが明確に将来の夢を持つ中、1人だけ何も夢を持っていないことに焦燥を感じ始める。

高校としては日本一の広大な敷地面積を持ち、動物と自然に囲まれ、1年生の間は全寮制という慣習を持つエゾノーで、八軒の青春の日々が始まる。


各話感想
{netabare}1話
事前情報無し。農業科の話かな?
なんかアームストロングがいたんだけど気のせいか。
ってちんこ噛むなし。
あれ?馬でかすぎね?2倍位?
ミサワwww 女少ないのね。モザイクいらないじゃん。
肛門ってマジなのか!知らなかった。タマ子が卵ってか!w
TPPには反対だなぁ。アームストロングまた出たw
ミサワが飛んだーww
TKG!風呂15分ありゃ十分だろw


2話
夢のなかの友人ラリルレロが苦手なのか。
家畜の奴隷ww10点とかどうなってんだw
スモークチキンうまそうw 深夜に見れないなこのアニメ。
ミサワww美人じゃねぇだろw
動けるデブだったか。
牛の図鑑かよwwだろうとは思ったがwなんでコソコソ見てるんだw
馬術部顧問福耳すぎる。
馬こえええって想像だったか。馬術部入るのか。
4時起きwはやくなっとるw
朝飯うまそう。
やっぱり校長先生かw
馬ちいさい頃乗った事あるけど乗り心地悪かった気がする。
うーんこのアニメいいなぁ。雰囲気が好きだ。


3話
豚の乳首にそんな秘密があったのか。
家畜の世界では努力は意味が無いか。なかなか深い。
決められたレールがあるのは確かに良くもあるけどその分自由がないな。
どちらが良いかはその人次第。
獣医は殺せるかどうか。まぁ医者もそうなんじゃね?
一々動物に感情移入してたら身がもたないわな。


4話
皆点数良すぎだろw
乗馬すると下半身筋肉痛になるのか…
呪文かよwwすげーなw最高速度33kmww
蝦夷の尾?何処よ。
トラクターメーカーが戦車作ってたのかすげぇな。
1人当たり1ヘクタールw
藁人形誰が使ったんだよ!カーネルサンダースww
デリバリー格差だと!?そんなのあんのか。田舎だと厳しいか…
自前で作るとか一体いくらかかんだよ…もうパンに具材とチーズ載っけとけよw
おぉそうか野菜はいっぱいありそうだな。
さすが農業学校なんでも揃ってるな。なんで先生チーズ隠してんだよw
大仏みたいな顔して欲にまみれた人間なんですって言うなw
皆どんだけピザ食いたいんだよw
エビマヨとかぽてまよとかハーフとかクワトロとか好きなんだぜ!
って種類から形の話になってしまった。別にマヨが好きなわけじゃないけど…
トマトが基本好きだなぁ。ソースも具も。
食えるかって余裕で食えるなぁ俺。こういうのって日本特有な気がする。
馬鹿馬鹿しいとも思えるが、まぁ八百万の神的な話でなんにでも感謝しなさい的な話なんだろうけどアホくさい。
食物連鎖習っただろっていう。ディスカバリーチャンネルでも見て耐性付けさせる授業が必要だな。
ある意味異常だよ。
うおおおお夜中に見るもんじゃぁねぇな…
うまそうだ。トマトとアスパラ載せたいぃぃい!タバスコかけたいいいい!
ギクッ!釜作ったの校長かよw
日本酒を作ってる高校だと!?法律違反じゃねぇの?酒造免許無いと駄目なんじゃないのか?


5話
ミステリーサークル!?
赤紙?ラブレター?おかしの違反キップ?
「余計な仕事増やすし」まぁそうだよなw
エリア51だと!?モルダーあなた疲れているのよ!
それとも未知との遭遇か!?
男は線を超えてはいけなくて女は線を超えていいだと?
完全に女尊男卑。割りと本気でこういうのうざい。
男は野獣というマスコミのデマに騙されてるだけだ。
女のほうが変態なのを知らない男が多すぎるのが原因だな。いや女の本性を知らなすぎるのが原因だろう。
少女漫画とか見りゃすぐわかるのにな。
それと男が自虐的すぎる。
女がこれを利用してハメてきたら男の人生終わりだろ。
なんかミッション・インポッシブル的な感じになってきたな。
ベップ!ナポリピッツァの必殺技でカメラ隠したなら皆でいけよw
たまこかっけぇな。
「1ハロン11秒台だ。俺走るの苦手なんスよ。」
おい馬鹿野郎wwお前が捕まったら意味ないだろw
まさかのいちご泥棒!皆つええw
しかしこれしょっちゅうニュースで見るよなぁ…
一体誰がなんでどうして盗むんだ。
毎季位のペースであるんじゃないかって位良く見る気がする。
完全にXファイルwwかと思いきや警備のおっさん?
かと思ったら夜中に刈り取りかーい!!
51番目の農地。イタズラでミステリーサークル作るのか。
まっこういう落ちだよね。皆無事だったのか。
あれがデネブアルタイルベーガ♪
なんだ全員トイレ掃除罰かよw一日だけとか軽かったな。
携帯…あっ…。
6000万だと!?たっけぇ。


6話
豚丼いつ頃豚丼になるんだろうか。
閉僚?うちこないだと!?なんとも気軽にぬかしやがったぞ。
労働力扱いかよww
ヘルニアは辛いよなぁ…俺もいつの間にかなってたし…
産地直送の米!ウマそう(´Д`)
圏外ってどんな田舎だよ…
安心して牧場まかせられる…何かあるのか。
おい時間過ぎてんじゃねぇかwってか迷ってんじゃw
身長差で電波届くってどういう事w
家電は通じるんだな。妹双子なのかw双子に何吹き込んでるんだよw
365日忙しそうだな。
なんというミニバッティングセンターw
シカwwハネちまったシカっておいおいw
「人生全部学校で習うんかい?」名言だな。
シカの解体か。鶏の解体とかやってみたいなぁ。
ミカゲもすんなり解体出来るのかな?
シカってうまいのかな?どんな味がするんだろうか。
って荷台に乗せて運転は道路交通法違反だろw
私道ならいいんだっけか?
なんだラブラブになるのか?と見せかけてのクマの死体wwなんだよ今度はクマ轢いたのかよww


7話
近場のイトーヨーカドーまで100kmってどういう事w
たまこ牧場でかっ。
20kgのダンボール投げつけたw
鳥インフルエンザとかなったら大変だもんなぁ。
こんな搾乳器あるのか…
たまこ色々頼もしすぎるwお母さんどうなってんだw
親父に体型が似ちゃっただけなのか?w
跡継ぎじゃなく乗っ取りww
馬みたいだよねって種馬?w馬面?w
牛のお産なんてみても感動しないだろ。グロイだけだろ。
まぁやっぱり普通こうなるよねw
動物界も希薄だったww
オスは1週間で肉牛業者いきなのか。
まぁ美味しく育てる愛情とペットとして家族として育てる愛情じゃまったく違うわな。
ミカゲは馬関係の仕事がしたかったのか。
ビクビクしながらもツッコんでくる所が馬みたいとな。そういう事だったのか。


8話
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 38
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

このアニメ(漫画)により、日本中で農業高校の倍率が上がったらしいです。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
実写映画の評価を追記。

老若男女、誰でも安心して楽しめるアニメ。農業・畜産に詳しい方はアルアルだろうし、疎い方には、へ~と思わせてくれます。あと、EDは特に良い曲です。

「鉄腕DASH」「青空満天レストラン」などが好きな方は合うかもしれません(って、アニメじゃないんか~い! カン♪)by髭男爵w

原作は全部読んでます。かなり好きな漫画です♪

やはり、一次産業は素敵ですね。なんなら、「漁業高校アニメ」とか、「林業アニメ」なんかも観たくなってきましたw

《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
原作者の荒川さん、凄いな~と思います。「鋼の錬金術師」の大ヒットの後、いくつかバトル漫画を描き、いずれもそこそこ面白かったけど、やはりハガレンと比べられてしまい、イマイチ評価されず。そこで、ガラっと作風を変えての本作。んで、大ヒット。力がある漫画家さんだな~と。

話のスジとしては、勉強だけが取り柄だった主人公が、それでも劣等感を感じ、「寮がある」という理由だけで農業高校に入学。そこで、仲間達とともに、農業や畜産のイロハを学んでいくというもの。

農業や畜産のリアルを伝えてる、と言われますが、本当はこんなに良いもんじゃないと農家の友達が言ってました。でもまあ、ある程度は踏み込んだ内容だと思うし、こういう(ライトな)作風だからこそ、レビュータイトルのように子供達も憧れるのだと思います。

うんうん、こういう過疎化していく産業で間口が広がるのは素晴らしいことですね。

このアニメの中で、主人公の八軒は、色々なものから逃げて、その中で自分なりの夢や生きがいを見つけていきます。そんな八軒にピッタリな言葉を、「魔法先生ネギま!」の「四葉五月」の名セリフから。

「誰かを恨んだり、何かから逃げたりして手に入れた力でも、それは立派な貴方の力です。」

人間、逃げることがイコール悪ではない、と思わせてくれます。

あと、原作も全部読んで展開も分かっているんだけど、豚丼のクダリは、漫画よりも泣けました。アニメの力を感じました♪(中身やテーマ性についての考察は、2期に書いてます!)
{/netabare}

【余談~ 実写(劇場)版評価 ~】
{netabare}
実写映画(2014公開)、観てみました、今さら(笑)

まずは、配役の評価です。
{netabare}
八軒勇吾役→中島健人
御影アキ役→広瀬アリス
駒場一郎役→市川知宏
南九条あやめ役→黒木華
校長先生役→上島竜兵
富士先生役→吹石一恵
アキの叔父→役哀川翔
アキの父役→竹内力

実写で一番のポイントとなるのが、いかに「原作のイメージを崩さないキャスティングがてきたか」だと思います。

その観点で観たとき、「評価☆3」ですかね。

まず、八軒のケンティー。ちょいイケメン過ぎますが、メガネや髪型で、イケメンになりすぎないように工夫していたと思います。演技的には、(脚本の問題もあるけど)もっとテンション高く演技してほしかったかな。

次に、アキ役のアリスさん。見た目としてはイメージに合っていたかと。演技に関しては、(脚本の問題もあるけど)アキのアホ(天然)さや明るさが出ておらず、終始シリアスだったのがやや残念(ちなみに私は、結構、広瀬アリスさんが好きだったりしますw)。

富士先生役の吹石一恵さんは、抜群に良かったです。見た目も演技もまんまでした。アキの父役の竹内力さんも、予想外だしやり過ぎだけど、良かったっす。あのくらいのコメディで良かったのになと。

校長先生役の上島竜兵さんが、一番ダメでした。これは完全にキャスティングミス。もっと好々爺じゃないと。笹野高史さんとかだと良かったな~。上島さんだと、どうにも「悪さ」「ポンコツさ」が出てしまい、校長先生の良さを消していました(お笑いにおいては、上島さんの武器になっている部分ですが)。
{/netabare}

次にシナリオの評価です。
{netabare}
この映画では、原作の1巻から7巻くらいまでを実写化しています。実写映画の流れとしては、

①八軒の入学。カルチャーショック。
②豚丼のエピソード。
③アキの家でのバイト。
④駒場家の離農。
⑤文化祭でのばんえい競走。

という流れです。基本的には、「つまみ食いでツマンナイ」ストーリー。私は原作ファンなので理解できましたが、映画から入った人は、よく分からなかったんじゃないかな? ただ、これに関しては、「しょうがない」と思っています。

上手いなと思ったのは、④の離農=御影家の馬処分を⑤文化祭前に持ってきて、(処分される)馬を文化祭でばんえいデビューさせるという展開。これは映画オリジナルで、良いストーリーでした。

一方で、駒場の野球系のエピソードがオールカットなのは驚きました。潔いと言えば潔いけど、駒場の離農が(映画の場合)物語の大きな山場だったので、野球の部分がないと、厚みがなくなるなと思いました。

この映画のストーリーを観て思ったのは、原作者の荒川さんの凄さ。この映画がなぜつまみ食いストーリーになったかというと、「伏線が丁寧に張られ、無駄なエピソードをほとんど作らないから、原作のカットが容易ではない」からだと思います。

例えば、④の駒場家の離農を魅せるためには、③のアキの家でのバイトが必須になるし、アキの家でのバイトで得た給料をどう使うか(豚丼をベーコンにする)を結論付けるためには、②の豚丼のエピソードは外せません。このように、様々なエピソードが複雑に絡み合いながら、八軒の成長を描いているだけに、全てのエピソードに少しずつは触れていかないと、辻褄が合わなくなります。

この映画のストーリーは、ハッキリ言ってクソツマンナイです。原作の深みを見事に打ち消す安っぽい流れ。取って付けた感。不満タラタラです。

でも、「じゃあ、映画の尺に合わせて、ある程度の結論まで出さなければいけない制約の中で、お前ならどうする?」と言われると、これ以上は思い付かず。そういった意味で、「しょうがない」。☆3かなと。
{/netabare}

最後に、演出面の評価です。
{netabare}
これが完全にダメで、☆1です。

映画で扱うテーマは、「八軒の成長」「アキの夢」に絞っており、それは悪くないんですが、だからなのか、

「終始、シリアス」

これが一番ダメ。光や音の使い方、カット割りなどもシリアスに寄っていて、役者の抑えた演技も、多分、監督の指示だと思います。原作は、かなりコメディの要素が強く、明るくユルく、その中で、深い学びがあります。アニメでは、その原作の良さをほぼ完璧に出していました。

原作やアニメでは、「学んでいる」という感じでしたが、映画では、「学ばされている」という感じ。「娯楽」ではく「授業」になってしまっていました。

何より、「畜農が全然楽しそうじゃない」。

本作は、八軒の人間的な成長を描くものではありますが、同時に、畜農の素晴らしさや、魅力を描くものでもあると思います。

畜農は、基本的にキツいものだと思います。いわゆる、3K(キツい・汚い・危険)の代表格。少なくとも、そういったイメージは持たれているはず。

ただでさえ、シリアスな業界を描いているのに、演出までシリアスにしてどうするんでしょう? 原作やアニメを観て、畜農に興味をもつ若者はいても、この映画を観て、興味をもつ若者はいないんじゃないかな?

つか、若者の畜農離れを助長しかねない演出。

これは大×です。

この映画はテーマ性を強く押し出したが故に、各キャラクターの掘り下げや、作品の世界観を充分には表現できていなかったように思います。

常磐や相川、西川に吉野。タマコに別府と、本作には魅力的な脇役がたくさんいますが、映画ではほぼモブキャラ。

個人的には、コメディ要素を強くし、(映画でまるっとカットした)1巻や2巻の学園ドラマをしっかりやり、豚丼のエピソードを縦軸にして、ピザ作りをクライマックスにして欲しかったです。「ブタのいた教室」とやや被るところもあるものの、本原作の深みからして、充分に面白い映画になったのではないかなと思います。

あぁ、唯一、演出として凄いなと思ったのは、豚の屠畜をかなりリアルに描いていたことです。かなりグロいレベルで。あれを観たとき、(良くも悪くも)この映画でやりたいことが分かった気がしました。
{/netabare}

総括として、原作は☆5。アニメは☆4。実写は☆2というところでしょうか。色々としょうがないことはわかりますが、まあ、「映画観るならアニメ観て! アニメ観たなら映画は観なくて良いのでは?」ということですな、あにこれの感想としては。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 35
ネタバレ

ホル部 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

グルメアニメじゃないんです

うんめ~!ってとこから始まるので、食アニと間違える方も多いようですが個人的にテーマは青春!と思ってます。
進学校から逃げ出してきた主人公が、全く価値観の違う世界で友情・恋愛・仕事・家族、青春の醍醐味を知り成長する姿をコメディタッチに描いた作品。

徹底的な取材による素材の吟味、その本質を語るお話と演出がスゴイ。
ファンタジー・お笑い、哲学や宗教なんかで代用することなく、原作者自らの感性で作り上げた世界観を見事にアニメ化(原作既読)した作品だと思います。

特に、自然を一方的な感性で美化し傲慢に語ることなく、科学・経済的な人間の係りもしっかり描く、自然・動物に対する畏怖を感じる世界観(いなかもんも唸るファンタジーワールド!特殊な世界です)。
この作品はその世界観を、自然主義VS経済主義の両面の人の営みを描いてあり、その中心に主人公を置くことで視聴者に問いかけるスタイル。

主観では、狭い価値観で人にランクつけたり自分でイジケたりして、貴重な青春で外界との壁作り閉じこもることはアホらしい、違いを真摯に受け止め、個性を尊重し真剣な衝突の中で学ぶってことが大切だって言ってる気する。組織を変えるのは「若者、よそ者、バカ者」(どっかで聞いた言葉)。価値観の違いを認め合った上で、自らの意思を強く持つってことが大切だと思いました。

以下、気合入れたネタバレ感想

{netabare}第1話「エゾノ―にようこそ」
○進学中学校でドロップアウトしエゾノ―に逃げ込んだ主人公「八軒」。アバンで学校の大自然のなか迷子になる。
(いきなりテーマぶち込んで来た!人生の目標失った人ってこと?簡単に言うとヘタレ。)

○エゾノ―の大自然で迷子の恐怖味わう八軒、ヒロイン「御影」に見つけられ助かる。ラブコメのいいシーンでなく、農耕馬にまたがる姿はまるで「北斗の拳ラオウ」。
(このセンス好きだわ~。これで「ニヤリ」と出来ない人はシリアス多めで辛いかもしんない?)

○校訓「勤労、協同、理不尽」を身をもって味わう八軒のカルチャーショック!校訓のお隣に「銀の匙」。
(演出が解りやすすぎて捻くれる人いるかもしんないけど、実業高校ってこんな感じだと納得できました、素直に視聴頂きたいとこです。)

○肛門(総排泄孔)から卵にショック!生卵食べれなくなる八軒(現実はウ○コ付きもあり)。実習その他で疲れ空腹がピーク生卵ごはん以外無い。目つぶって食べると「うんめ~!」小さなハードル越えた。
(新鮮な卵は美味しいってことだけじゃなく、腹が空いてりゃなんでも美味い。飽食は戒めるべき残さずいただきたい。)

第2話「八軒、馬に乗る」
○異世界観に戸惑いながらも前向きに馴染もうとする八軒。勤労の校訓ヨロシク義務の部活選び、ヒロインの騎乗姿に憧れ馬術部へ。
(学生寮ってヒマ!馬術なんて高貴なたしなみ社会人ではほぼ不可能、良い選択です。)

○ホル部の友人と進路について語る「夢持ってて、叶える方法知ってても、成れるとは限らない」。
(小テーマの金言を個性豊かなキャラがズドンと発言。普遍的な言葉なので嫌味は感じない、この作品の味だと思う。馬術部顧問の中島先生はまんまお釈迦様、真理に導いてくれます。)
(ホル部三年生に共感、どこの世界にもオレみたいな残念なのがいる。)

○八軒、馬房掃除を手抜き(あるある、慣れてくるとズルしたくなりますよねー)校長登場。
(2話を締めくくる金言、シリアス描くのに尺足んないので(校長が)解説、ギャグでオチ付ける恥じらいが好き。)

<閑話>退屈な場面だが、ヘタレ代表シンジ君が成り行きまかせでエヴァに乗った感じ、しかしチート無く普通に馬に乗る姿・感想がリアル「・・・大地に繋がってる気がする」眼前には障害物無い北海道の大自然が拡がる(共感した)。

第3話「八軒、豚丼と出会う」
○飼育実習で子豚に名前を付けてしまう八軒。
(命の授業始まる、ここから深くてとっても重~いテーマに入っていく。八軒のリアクションと子豚のカワユサが救い。)

○休みにヒロインとテーマパークでデート?なぜか恋のライバル駒場とガチンコバトル。
(御影の馬が出走する競馬場でしたってオチ。ヒロインの前で逃げて来たことを詰られたら無謀な争いでも買う、男ってバカ。駒場の身のうえ話、生き物を育てる人々の話を聞き、価値観の違いを理解して親交を深める・・美しい!)

<閑話>3話の構成・脚本絶妙だと思う。私ここでハマりました。

第4話「八軒、ピザを焼く」
○ゴミ山の中から石窯発見をきっかけに、ピザ宅配圏外に住むクラスメイトからの熱い願いを渋々引き受け、週末ピザパーティ主催者に。豚・馬・ピザ作りに振り回されながらも見事やり遂げる、そこには皆の感謝の笑顔が。
(このあたりから八軒への正当な評価が描かれていく、お人好しで何事にも真直ぐ取り組むバカってなかなかいない。)

第5話「八軒、脱走する」
○「あいつが今夜くる…」というウワサを聞いた寮生たち。そいつは夜9時にとある場所に現れるという。しかし、無断外出がバレると便所掃除の罰が待っている。しかしそんなことは関係ない、すでに覚悟は決っている!ただ誇りのために戦うのみ!そしてついに男たちの脱出計画実行のときが来た!(休題のおバカ回、どっぷりエゾノーにハマった八軒)

<閑話>A.T.フィールド全開!って感じ?
(A.T.フィールド解説)人と人との間の見えない壁。
それを全開(心の壁を取り外す)にすれば中和出来るので相手に触れる事が出来るようになる・・・と書いてありました。

第6話「八軒、御影家に行く」
○ヒロインに「夏休み中,行くとこ無いならうちに来ない?」と誘われ、彼女の家でアルバイトをすることに
(男なら妄想が暴走する展開)

○彼女の家は開拓時代の生き証人、ひい婆チャンを筆頭に3世代の酪農家、ノーテンキな八軒は、一人娘の婿候補として鋭い品定めに晒される。
(男なら身震いする展開)

○バイトの休憩中、迷子になりヤラかす(ヘタレだ!)友人駒場に助けられ、駒場牧場の現状を知り自己嫌悪。
(いきなり「(漢の価値)ゼロから始まる異世界生活」スタートした八軒・・死に戻りありまぜん)

○ヒロインと祖父の出迎え。途中で捕って来た鹿の解体命ぜられる。
(命の授業第二章始まる、死んだ動物を美味しく頂けるか?ってだけじゃなく、解体作業で命を奪う仮想体験、漢を試される。)

○鹿の解体を無事終え、帰りの軽トラ荷台でヒロインと夜空を見上げる。満天の星空・・・とクマ?
(漢の試練乗り越え、ギリギリ面目保った八軒、ヒロインとイイ雰囲気、このあたり「化物語」のパロ?クマの死体ってのがワイルド)

<閑話>鹿肉って美味しいけど血抜き悪いと臭い強烈!手を洗っても臭うってのがリアル、生きていく、命を育てる・奪う仕事の厳しさを強烈に感じた。自分だったら血ドバってだけで意識なくす。

第7話「八軒、ギガファームへ」
○アルバイトの息抜きに、同級生多摩子の父が経営する巨大酪農場に行くことになった八軒と御影。
(惜しい!巨大さは実物見ないとワカンナイ。多摩子の経営感覚の鋭さ、お婿に貰ってほしい。御影、駒場牧場との対比、リアル素材の吟味、調理法サスガです。どっかのシリアス装った農業アニメとの格差感じる。)

○ギガファームで牛の出産に立ち会う。
(命の授業、第二章半ってとこですかね?「・・・グロイ」凄く共感!閑話休題、命に立ち向かう真摯さは一緒ってことだと思う。)

○「八軒君って、馬みたいだね」
(漢の本能が滾るwwwお言葉。しかし、ブサイクにオチるとは・・・)

○ヒロインの悩みにクビ突っ込み語る八軒
(「・・そのめんどくささがまたイイっしょ」八軒救われましたwwwヒロインCV三宅麻理恵イイですワwww個人的に初恋の娘思い出した・・エッちゃん)

<閑話>効率優先経営を見下すのは部外者の傲慢。実際、機械化やロボ導入で牛のストレス低減出来て良いお乳出ると聞いた、盲目的に科学を否定するのは愚かだ。反対に、効率ばっかし追求し"本質"や"ゆたかさ"見失うのも愚か・・・と思う。

第8話「八軒、大失態を演じる」←お薦めのイイ話
○おのれバイトwww御影の父が嫉妬するくらいにバイトに慣れ、手際も良くなっていた八軒。しかしまだ自己嫌悪に悩んでいた。そこに突然事件、牛が湧く!ハイスペック残念兄貴が湧いて出た!
(八軒の自己嫌悪要因の兄が登場、親との確執までキッチリ描いて、伏線作るとこなんか、ウマいとしか言いようが無い)

○バイト終了直前、搾りたての牛乳をドブに捨てる失態。何も叱責せず淡々と仕事を急ぐ御影家の人々。
(バイトで同様の経験あるから涙シーン!御影パパの「漢の器」感じました。その前に、祖父の金言「・・・ちゃんとしたもん、食べさせてもらったからだべ」)

○駒場の双子妹が八軒に手伝って貰ったお礼のトウキビ持って訪問、バーベキュー始まる。
(手伝ってくれたことに対する心からの謝礼。双子抱きしめたくなった。このへんから"労働の価値"のお話しが語られる。)

○失敗続きのバイト終わる。御影家全員が見守る中バイト代が手渡される。
(全員が見守るってのがgoodシチュエーション、単に"労働の対価"払うってことじゃない"評価・感謝の対価"ってことだと思う。銀行振込ではこの感動味わえない、雇用する・される本来の姿だと思う。)

○ヒロインとひい婆チャンの会話end
(金言「・・・男の価値は、何に金を使うかで決まる」。妖怪婆ちゃん、私の机に常駐してほしい。)

<閑話>素材の吟味ってことで、鮮度がモノ言うアスパラ(4話)、トウキビ(8話)を選択するあたり素晴らしい。取れたての素晴らしさがバカ舌でも解る食品です。
ヒロインが軽トラ運転して事件知らせに来た。確か高1設定?年齢詐称?私有地では道交法の年齢制限無いってことでOK?

第9話「八軒、豚丼に迷う」
○寮に戻った八軒。久々に豚丼に会いに行ってみると、でぶ~んと肥え太った豚丼が・・・
(命の授業第三章、〆のお話が始まった)
○久しぶりの寮友たちの変貌に驚く・・・解り易い事例2名。
(高Ⅰの夏って人生の価値観が大きく変わる時期ですよね~、常盤の残念な夏休みデビューは、対比として八軒の成長を暗に語ったところ?)

○豚丼の成長が遅いことに悩み、身を削って奮闘する八軒、周りの友人を巻き込み"真理"を追及?
(このあたりは個人的に解りくかった。仕事としての命を描いた部分?青春部分は解り易い。)

○疲れた八軒を心配したヒロインからお祭りに誘われる。富士先生の金言「・・・価値観が違うもの混ざれば群れは進化する」。
(残念な男っぷりを発揮する常盤。悩みにもがき苦しむ八軒。しかし周りの友人とともに同様に青春してる。ここも尺足んないので解説入った。)

<閑話>リア充な青春って、迷いなくおバカな青春してる常盤だと思う、調子こいてその時しか出来ない経験イイですわ。
反対に、八軒みたいにドツボにハマって悩みまくるのも正解って気する、

第10話「八軒、豚丼と別れる」
○吉野と八軒"ひと夏の経験"?「できちゃった・・責任とってよね」デマを拡げる常盤、固まるヒロイン。
(学園・青春あるある、正統派ラブコメです。)

○豚丼の出荷日決まる。豚丼(肉)の買取を申し出る八軒。豚丼との別れに真摯に向き合う八軒、その姿にクラスメート、先生まで感化され"真理"追及?が拡まる。
(リアルの解体処理映像見てメシ食う自信ありません。クラスメートが真剣に話聞いてくれるのも八軒の人徳?時間外授業に熱入る先生達もイイ。)

○豚丼の肉を先輩の助力でくん製(ベーコン)にする八軒。アバンの煙突の煙を友人達と見上げる。
(リアルに大変そうだ、どんな気持ちなのか想像すら出来ない。要所に出てくるイケメン先輩(多摩子兄)惚れちゃいそうなイケメンっぷり。)

○友人とともに豚丼で最後の晩餐「ウォwww甘じょっぺい」end
(命の授業終り)

第一期終話「走りだせ、八軒」
○無事豚丼のベーコン完成しみんなで試食会、まだモヤモヤしてる八軒。友人や先輩の夢聞きながら更に悩む、そこに校長登場で訓示。
(まとめと2期への前フリ)
○甲子園地区予選?試合にピッチャーとして先発出場した駒場、八軒たちエゾノー生も応援に駆け付ける中、白熱した試合を見せる。その光景を目の当たりにした八軒たちは、自分たちの中から何かがたぎってくるのを感じ、バスを待つ女子たちを尻目に寮に向かって走りだす!
(俺たちの戦いはこれからだ!endですが、野球の試合も熱かった。2期の内容知ってると余計滾る(タギル)とこです。)
{/netabare}

<総括>
"君は悪く無いんだよ"系青春ものとして、「エヴァ」と比較しながら視聴すると、
ものすごーく解り易く作られたお話し、単細胞の私はこちらが好み。
二期はより踏み込んだ青春物語になってますんで、是非ご視聴を。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

75.9 7 教育で成長なアニメランキング7位
銀の匙 Silver Spoon(第2期)(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1049)
6063人が棚に入れました
大蝦夷農業高校での生活は、時間との戦いだ。
実習、部活、寮の仕事、そしてエゾノー祭の準備…
日はどんどん短くなる。断らない男・八軒は、断れない男でもある。
誰よりも忙しい八軒の秋は、めまぐるしく過ぎていく…

声優・キャラクター
木村良平、三宅麻理恵、櫻井トオル、高垣彩陽、島﨑信長、庄司将之、高梨謙吾、こぶしのぶゆき、井澤詩織、小西克幸、増谷康紀、三ツ矢雄二、小野友樹、水島大宙、田野アサミ、川原慶久、西村朋紘、内海賢二、矢作紗友里
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

やっぱいい作品だなぁ

【短い感想】
良かった。
感想に関しては1期の時とそんなに大きな差はなく、1期が期待に応えてくれるような出来栄えだっただけに、2期も安心して視聴しました。
良い作品だったことに変わりはないのですが、ただ欲が出てしまったというか、やっぱり少しもったいないかなという気はします。
まぁそのへんの愚痴は後の方に書きます。

相変わらずBGMや“間”を効果的に使いますねー。
原作を読んでいた時はあっさり読み飛ばした所が、アニメで時間をかけて描写されることによって、より感動したり、改めて色んなことを考えたりしました。
特に感動したシーンは…{netabare}文化祭終了後の感想ノート
死に物狂いで準備を進めたのに、本番当日に倒れ、何も出来ずに病院で過ごし、帰ってきたところに感想ノート、そこに書いてる「ありがとう」
もうね…ズルい。
ただでもこのシーンのBGM、感動シーンによく流れるジーンとくるやつだし、「ありがとう」という言葉を八軒が見た時にBGM止まるとか…
BGMが止まることによって、その言葉が八軒の心に響いた様子がめっちゃ伝わって来るんですよ。
おかげで感情移入しちゃうわけだから、八軒泣いちゃったら見ている私も泣いちゃうよ…{/netabare}

本当にこの作品は心の真ん中にくるんですよ。
嬉しさも楽しさも悲しさも悔しさも、色んな感情を心の真ん中にぶつけてきます。
2期も素晴らしいアニメだったと思います。


【長い感想】
〇銀の匙アニメ化に対する愚痴
{netabare}深夜アニメの展開に留まってしまうのはやっぱりもったいないかなと。
1期の製作が決まった時、「まだ早くね?原作もっとたまってからでよくね?」とか思いましたが、マーケティング的にはその後も実写化が進んだりと、今が旬ということでの展開なんでしょうね。
ですが、1クールという短い期間、深夜帯という視聴者が少ない時間帯にこのアニメをやるのは非常にもったいない。
もう少し待って、2014年春から1年かけて夕方に放送とかの方がもっとベストな仕上がりになったんじゃないかなーと思います。

私が一番残念に思ったのは、視聴者が減ることよりも、短い尺に合わせて結構カットしてしまったことです。
銀の匙は細部まで作りこまれた魅力にあふれる作品で、小さいコマやセリフにも良い事がたくさん書かれてるんですよ。
この作品でカットしていいシーンなんて一個もない!
銀の匙ってそれくらい言いたくなるような作品です。
だからこそ、尺を十分にとって細かいところまで描写する、丁寧でゆったりとしたアニメにして欲しかったなぁと思いました。
特に2期の最後2話はかなり削ってるし、改変も結構入ってます。
あれは1話、2話で展開していいものではないはずです。
今回のアニメが決して悪かったとは言えませんが、100%、120%のものであったとも言えないかなと。{/netabare}

〇2期お気に入りの話ベスト3
第3位:{netabare}駒場牧場倒産
1期のレビューにも書いたんですが、銀の匙って1話1話が非常に濃くて、思わず笑ってしまうこともあれば、放心状態みたいになることもあるんですよ。
そして原作読んで一番放心状態になったのがこの話。
重いテーマとしては農業、農家の大変さ、失敗、挫折などに留めてきた銀の匙にとって今までに比べればかなり踏み込んだ話。
現実的すぎる、あまりにもキツすぎる話。
かなり思うところがあった話ですが、それで自分に何ができるんだろうと無力な自分を感じてしまいます。
それは八軒にとっても同じこと。
周りの自分よりも農家のことを分かってる仲間でさえ「どうしようもない」と何も出来ないでいる状態で八軒に何ができるという話です。
それでも必死に何とかできないか考える八軒。
一人こっそり抜けて寮を出る駒場を見送りに来たり、駒場牧場の牛が売られていく所を見に行く八軒。
そしてあのセリフ。私が銀の匙で一番好きなセリフ。
「分かろうとする努力はやめたくない」
今までも八軒は分かろうとする努力を誰よりもしてきました。
しかし、本当の現実的な問題、自分には何も出来ないかもしれない問題にぶち当たり、一度は御影の手を引くことが出来なかった八軒。
ここで諦めてしまったり、自分には無理だ、このままでいい、仕方ないと思ってしまう人もいるかも知れない。
「ここでいいと決めてしまう。お前たちはこうなるなよ。」
1期で豚丼を見て言った富士先生のセリフ。
「巻き添え上等!」
覚悟を決めて御影の手を引いた八軒は本当にかっこよかったです!
凄くショッキングな出来事を扱った話ですが、物の見事に捌ききり、八軒や御影が一歩前に進むことができた話となりました。
もちろん駒場にとっても。
自分にとって望んだ形とは真逆のことになったかもしれません。
それでも、何もかも失っても最後の牛乳を振舞った駒場の笑顔は確かに前を見据えてました。
そして、駒場の今後についてはぜひ原作を見てください。
とくに最近サンデーに載ってた話。
あれをアニメでやったら泣く自信あります。{/netabare}

第2位:{netabare}文化祭終了後の二人のやり取り
前述したとおりです。
八軒の気持ちは凄く分かります。
誰も見舞いに来てくれない。
そりゃ文化祭の忙しい時間に見舞いに行くなんて無理です。
でも、冷静じゃないとき、自分の思うように行動ができない時って、人は思ってもないことを言ったり、普段では取りえないような行動、言動をすることがあります。
とくに今回はずっと頑張って準備してきた中で本番何も出来ないという状態。
そしてこういう時って、何気ない一言が心に響きやすいんですよ。良い意味でも悪い意味でも。
だから八軒がノートのありがとうを見て泣き出した気持ちも凄く分かります。
実際こういう現場に出会ったことありますからね。
推薦受験を目前にして、明らかに強がってみせている友達。その友達に大丈夫だよ、不安かもしれないけど自分を信じてって声かけたら泣き出してしまいました。
その子女子だったので、クラスで何言ったの?なんで泣かせたの?って問い詰められたりしたのはいい思い出です。{/netabare}

第1位:{netabare}御影家進路会議
今までずっと言えなかった自分の気持ちをぶつける。
これがどれだけ大変なことか。
この一歩を踏み出す勇気をくれた八軒ってやっぱ凄いと思いますよ。
八軒ってよくよく考えたら、今までの作品の主人公中でもトップクラスの魅力じゃね?と思いますけどね。
さすがに比企谷には及びませんが(笑)
ここで凄いのは、勇気を出した御影、勇気を出させた上に御影家に意見を言った八軒、大好きな馬を全部売ると言ったじいちゃん、そして御影父。
この話は御影父無双と言ってもいいんじゃないかなと。
御影父も娘には農家を継いで欲しいと思っていたはずです。
それでも川原で娘の本来の気持ちを聞いてしまい、無理させていた、自分の気持ちを押さえ込ませてしまったと思ったのではないでしょうか。
そんな気持ちのまま農家を継がせたくないと思ったのではないでしょうか。
だからこそ自分の気持ちを話して欲しいと思ったのかもしれない。
自分の口で言わずに友達に言ってもらうのはズルイんでねぇか?と言ったのも、そのままの意味がありながらも、本人の言葉を聞きたかったからではないでしょうか。
「お前の本気を支えてくれる友達を裏切るような真似だけはするな」
ここで思うことはたくさんあります。
しっかり娘のことを見て言ってくれていること、夢を応援してくれていること、よく拒絶していた八軒に娘を任せたこと、本気に対して本気で返したこと。
最後のはある作品のセリフの受け売りなんですが(笑)
私も御影の夢、八軒の将来、二人の関係をこれからも応援したいです!
御影頑張った!八軒頑張った!お父さんカッコイイ!というこの回が一番好きでした。{/netabare}


【最後に】
アニメで既に原作を読んだ作品を見るということはほとんどありません。
そんな中、めっちゃ熟読している銀の匙、そして咲が今回アニメとして放映されました。
おそらく、原作を読んでいなければもっと楽しめた。
2作品ともこういう感想を強く抱きました。
原作を読んでいれば、どうしても求めてしまいます。
ここはこうして欲しい、ここはカットしないで欲しい、原作はもっと心に響いたみたいな感想をどうしても抱いてしまいます。
批判や批評ってこうやって生まれるんだなぁと感じてしまいました。
まぁ全ての作品が自分好みになるなんていうのは無理な話。
銀の匙2期だって確かに面白かったし、原作以上に感動したシーンもありました。
色々思うところはありましたが、素晴らしい作品だったことに変わりはありません。
これからも原作、そしてアニメにもやっぱり期待したいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

楽しく美味しく辛い、酪農家のリアルを描いた作品

2014年1月、ノイタミナにて放送。(分割2クール)
第1期は11話、本作第2期も11話です。


【前置き】

1期では前半に説明的な部分が多く、キャラも掴めないことから個人的には退屈に思える部分が少なからずありました。
しかし、本作ではもうその心配もナシ、退屈に感じた回なぞ一度もありません。

最初から最後まで非常に興味深く、そして心に響くシーンの目白押でした。
実際、何回か涙腺も崩壊しましたし……。。。。
加えて、本作から登場した、子犬の「副ぶちょー」が可愛すぎました、ワンコ万歳。



【あらすじ】

ただ寮があるという理由で北海道「大蝦夷農業高等学校(通称エゾノー)」に入学した、『八軒 勇吾(はちけん ゆうご)』。
当初は何の夢も持たず漠然としていた彼でしたが、授業や夢を持つ周囲の話に耳を傾けることで、これまでと違う見識が広がり成長を見せておりました。

さて、二学期が始まり季節は秋へ。
八軒が所属する馬術部では先輩達が引退し、なんと後任の副部長に八軒が任命されるのでした。

思わぬ抜擢に心躍る八軒でしたが、そんなある日…。
片思い中の同級生『御影(みかげ)アキ』が、幼馴染の『駒場 一郎(こまば いちろう)』の前で、涙を流しているところを目撃するのです……。



【語ってみる】
{netabare}
まずキャラクターに関してでですが、第1期での丁寧な下準備が整った後なので、それぞれの魅力がドンドンと増して見えてきて、非常に好感が湧くキャラクターが多かったです。
男キャラは勿論、女の子キャラも「この子、こんなに可愛かったっけ?」って思う場面がしばしば。
個人的に荒川弘さんが描くキャラデザインにはあまり好みではないのですが…、見た目というより中身に惚れてしまう部分が大きかったですね。

ヒロインの御影も「時折訛り可愛い!」ですが、個人的にはチーズにあくなき熱意を見せる『吉野 まゆみ』が「常時そばかす可愛い!」でしたね。
ナチュラルに2人でいる、お馬鹿キャラの常磐には常々嫉妬してました。
(ただの好み(性癖)の話になっちゃいますが、私は口がVの字になるドヤ顔が好きなんですよ。)

主題歌は、「フジファブリック」と「Goose house」が担当。
1期の「miwa」「スキマスイッチ」よりアーティストの知名度は双方劣りますが、私的には曲はこちらの方が断然に好みで、非常に作品にも合っていた気がします。
どちらも聴いていて気持ちが良く、作品を見る上での楽しみの一つでしたね。



さて、肝心のシナリオですが…。
1期での話のテーマは、最終的に育てた家畜(豚丼)を食すことだったと思います。
そして本作2期では、クラスメイトの駒場を通して酪農家のリアルを描くというテーマの元、そこから現実的な目線で将来に向かって歩み始めていくという内容でした。
前半で丁寧に人間を描いていたからこそ、しっかり深みが出るシナリオ構成でしたね。


八軒は当初、その駒場の話に触れさせてもらえず、その気遣いも事情を知る御影から

「八軒君には関係無いこと」(キッパリ)

と言われ、全く関わらせてもらえませんでした。
(精神的に)身体が真っ二つに割れた八軒を見ても分かる通り、ずっと冷たいあしらわれ方をされていたワケですね…。
ただ、今回ばかりはそうせざるを得ない事情の元だと後に分かります。

駒場は実家の牧場が倒産し、離農(牧場の倒産)を余儀なくされていました。
良い意味でも悪い意味でもお節介で面倒臭い八軒がそれを知ればどうなってしまうのか…、御影も駒場も分かっていたんですね。

実際に、エゾノーを辞め仕事を始めた駒場の現状を聞かされた八軒は、いてもたってもいられなくなります。
でも、保証人として一緒に借金を背負うことになってしまった御影の家族とは違い、全くの無関係な立場の八軒。
周囲の反応も当然、「こればかりは仕方ない。」というものでした。

ただ、そこはやっぱり八軒でしたね。
乗馬の話を引用して、引き摺られる前に手綱を離すよう諭す御影に対し、その手を強く握り


『放り出せるか馬鹿野郎!!

 巻き添え上等だ!

 頭だろうが腹だろうが、踏まれてやるよ!!』


と言い放つシーンは痺れましたね。
八軒が、こんなに格好良かったとは…。。
当初は、特徴がない、個性が薄い、キモイ(吉野談)とか思ってた自分を、ワリと優しめに殴り……いや、軽くデコピンして懲らしめてやりたいです。


実際の話、出来る事なんて何一つ無いでしょう。
ただの自己満足で、野次馬根性のようにしゃしゃり出て周囲に迷惑をかけるだけかもしれない。
現実的に考えて、そう思って身を引くのが当然です。
それでも…少なくともこの2人は、こんな野次馬な八軒に救われたのだと私は思います。
勿論、ケースバイケースではあると思いますが。

借金の事情から御影が、馬の仕事に就きたいという夢を諦めようとした際も、八軒は共に御影の家族と対峙します。
この家族との一幕はハラハラしましたが(お父さんが恐過ぎる故)、見応えがありましたね。
ただこのシーン以上に、その後にお母さんがポツリと

「アキはエゾノーで、本音言える友達を見つけたんだね。」

とお父さんと話すシーンが印象的でした。
親からしたら、まずこういう視点で嬉しくなっちゃうもんなんですね。
しっかり人間を描いている作品だなぁって感じちゃいました。
{/netabare}



【最後の牛乳】
{netabare}
第20話にある、駒場牧場の離農を八軒が御影と一緒に目の当たりにするシーンは、作中を通して一番印象の残る一幕でしたね。
フィクションとして画面越しに見ていても、なんだか胸がエグられるようで…。
ただ、駒場の幼い双子の妹だけが泣いていて…、他の皆は誰一人涙を見せませんでしたね。
えぇ…、その分私が思いきり泣いてやりましたよ、へっへっ。


離農にあたってこの日は、すぐに出荷し競売にかける為、早朝から大切に育てた牛が全て連れて行かれてしまいます。
ここで、その牛を見る八軒と御影の台詞が印象的でしたね。

八軒「肉になるかもしれないのに…、みんな素直に乗ってくんだな…。」

御影「駒場さんとこは、子牛の頃から一頭一頭丁寧に面倒見てるから…人間を信用してるんだよ。」

それでも、番犬はしっかり吠えて連れて行く業者に抵抗を見せていました。
この駒場牧場は、人間だけでなく…家畜を含めた動物全員で成り立っていた牧場であることが窺えるようでしたね。


牛のいなくなった牛舎は、とても静かなものでした…。

「動物いなくなるとスゲェ寒くなるんだな…、畜舎って。」

悲壮感を漂わせた言い方ではありませんでしたが、作者の知識と念密な取材がなせる技なのでしょうか…。
こういうポツリとした台詞を含め、離農の現場の妙な生々しさが随所に描かれているように感じました。
実際に経験のある酪農家さんなら、私以上にドキンときたのかもしれませんね。


ただ、こんな一幕でも最後は良い後味で締めてくる演出は見事でしたね。
それがこの、駒場が持ってきた牧場最後の牛乳を飲んだ八軒と駒場のやりとりでした。

八軒「うんめぇなぁ…。」

駒場「当たり前だ馬鹿野郎!

   当たり前だけど…最高の褒め言葉だ。

   ありがとな。」

ここで、最後に歯を見せてニカッと笑う駒場の顔が忘れられません。
内心は色んな葛藤があるでしょうに…。
ただこの笑顔を見たら、今まで可哀想だとか不幸だとか…そんな軽はずみな同情心で泣いてしまっていた自分が、なんだか非常に浅はかに感じました。
八軒とはまた違った、正統派の良い男だなぁ…って思わせてくれるキャラクターでしたね。


この駒場牧場の経営方針は、利益や労力を考えた時…必ずしも良いとはいえないのかもしれません。
それでも…これは消費者としての完全な綺麗事ですが、私はこういう牧場の牛乳が飲みたいです。

ちなみに、現在市販されている私達が普段飲んでいる牛乳は、牧場で採れた牛乳を安全面を考慮して更に加工して作られております。
ただ、作者の酪農エッセイ『百姓貴族』曰く、加工されていない牧場での直飲みの方が更に更に美味しいのだそうで…。
ホント飲んでみたいですねぇ…、この駒場牧場の牛乳っ!!
{/netabare}



【総評】

全体の総評としては、1期と同じですね。
2期でも、動物への誠意と敬意がしっかり描かれており、教養性の高い作品に仕上がっておりました。
更に、前作以上に酪農家と経済動物のリアル描かれた内容なので、非常に見応えもありました。

偉そうな言い回しになりますが、本作を見ることは人生での糧となるようにすら感じましたね。
ただ、決して説教臭かったり高尚ぶった作風になっていないのが、やっぱり良いですね。

ただ勿論、そういう深みのある真面目な内容だけでなく、楽しいシーンも沢山あります。
今作2期では、学校行事一番の祭典であるエゾノー祭(文化祭)のワクワク感も十分描かれており、見ていて一緒に楽しい気持ちにさせてくれますよ。


個人的に、本作は「名作」という位置付けとして、1期も含めて大っ好きな作品となりました。
本作に出会えた全ての事象に感謝したいです。


本作視聴後に、原作も一気見しました。
30分のアニメとして描く上での、話の前後の違いや少々切り抜いている場面はありますが、基本的に原作に忠実で作品の良さが十二分に描かれているように思いました。
やっぱりマンガのメディミックスはアニメに限りますね。
ただどーでもいい内容ではあるのですが、「名馬マロン号」がエゾノーに来た経緯のシーンには笑ったので、アニメでも見たかったですね。
意外にサービス精神旺盛なマロン号が見たい方は、是非原作もどうぞ。

原作は続きの冬編を経て、2年生の八軒を季節毎ではなく丸々1年をサクッと描いている途中です。
作者の人体錬成(出産)や御家族の体調不良により現在は不定期連載となっておりますが、終わりが近いとの話なので、いつか3期が発表されて綺麗なカタチでアニメでも完結まで描いてくれると嬉しいですね。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『八軒 勇吾』声 - 木村良平さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『吉野 まゆみ』声 - 井澤詩織さん



以下、一番可愛いキャラクター(本音)
(※理解に苦しむ方がいるかもしれませんので〆ます。)
{netabare}

◇一番可愛いキャラクター(本音)◇

『副ぶちょー』声 - 子犬


ただなにぶん、副ぶちょーはまだ子供です。

私は決して、ロリコンでもショタコンでもありません。

なので、後1~2年ほど…副ぶちょーが大人の犬に成長するのを、ヨダレを垂らして待とうと思います。

キャインキャイン!! グヘヘ!!
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 37
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

全てが僕の力になる

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
荒川さん、本当に凄い。農業(学び)と、友情とラブコメと、人生訓。全てを高いレベルで成立させている作品。

私は原作の大ファンなんで、ストーリーは全部知っている状況での視聴でした。じゃなければ、もしかしたら☆5を付けたかもしれません。

原作はここから、いよいよ色んな伏線を回収してまとめに入っていきます。3期、絶対に作って下さい!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(大盛りレビュー)】
{netabare}
本作の主題は、凄く分かりやすい。

「リトライ(再挑戦)」「個性の尊重」

主人公の八軒は、受験に失敗し、農業高校に「逃げて」きた。しかし、そこで農業や畜産、馬術などを通し、これまでの(勉強一色だった)自分になかったものを吸収していく。そして、自分の人生に「リトライ(再挑戦)」する。そんな様子を、「馬術競技では、失格になった後でも時間に余裕があれば、馬に自信を持たせるために、失敗した障害をもう1度跳ばせる(再挑戦させる)」などという、「多くの視聴者が知らない事実」を通して優しく伝えている。教訓なのに説教臭くならない、実に絶妙なラインである。

と同時に、「1度の怪我や少しの病気で、食用にされたり殺処分されたりする経済動物の現状」や「借金により離農せねばならず、様々な夢を追いかけることの出来なくなった友人」などを通して、「リトライ(再挑戦)」出来ないこともあるのだと、シビアな現実を教える。このへん、単に綺麗事にしない、実に絶妙なラインである。

また、「リトライ(再挑戦)」が、「過去の否定」ではないことも、非常に印象が良い。八軒は、確かに勉強に挫折し、勉強とは違う世界での「リトライ(再挑戦)」を決めた。しかし、そんな彼の高校生活を支えたのは、やはり勉強だった。八軒が友人に頼られるのは、勉強絡みが多いし(御影に教えたりとか)、中学時代に勉強を通して身につけた(知識や理論を学ぶ姿勢や、論理的に物事を捉える)姿勢やスキル、根性が彼の根底にある。勉強が好きなことにも気づけた。人は、良くも悪くも過去は変えられないし、無かったことにも出来ない。辛い、失敗した過去かもしれないが、それでも自分にとってはかけがえのない過去であり、その経験は必ず自分の中に蓄積されている。「あの時の失敗も無駄ではなかった」と、そんなことを温かく教えてくれる。

また、「個性の尊重」も非常に丁寧に、安っぽくならないように伝えてくれている。

例えば、文化祭の後、「クズイモ(規格外)」のジャガイモを使ってフライドポテトを作るシーンがある。「多少色や形が悪くても、そのクズイモだからこそ出せる味や価値がある」という捉え方は、そのまま私達(人間)にも当てはめられるのだろう。

私は、その考え方が好きだ。(余談ですが)例えば剣道には、{netabare}柔道やボクシングのように階級がない。それは、「デカくてもチビでも、デブでもガリでも、自分を生かしきれれば対等に戦える」からだ(勿論、階級があるからこそ、対等な条件の中で、純粋に努力や技術を比べられるという考えも一方にあり、それはそれで素敵な考え方だと思う)。剣道だって、基本的にはデカい奴が有利だ。でも、皆が皆、身体能力や体格に恵まれるわけではない。それでも、やりようによっては戦える。そして、「クズイモだからこその技術や戦術」で勝っていく選手もいて、私はそういう選手がたまらなく好きだ。{/netabare}

閑話休題。

それは例えば、蝦夷農の生徒にも言えるかもしれない。蝦夷農の生徒は、色々と「規格外」だ。勉強は壊滅的だが、畜産の知識や金儲けのアイディアは天才的な、常磐。血をみただけで倒れてしまうが、獣医になるという熱い気持ちをもつ、相川。デブで大飯食らいだが、さりげない気遣いのできる、別府。超オタクだが、PCやサブカルの知識で助けてくれる、西川。(他にも、タマコや大川先輩、雨竜先輩や池田、稲田先輩など、サブキャラ達はみんな個性的であり、1度登場させたキャラをほとんど使い捨てにしないところに、荒川さんの愛を感じる)。

彼らは、もしかしたら一般社会では「学力」「一般常識」などで、はじかれてしまう人物かもしれない。でも、彼らは実に魅力的で、本当に良い奴らだ。ある分野では抜けた力もある。そんな彼らと出会い、「勉強だけが人を測る尺度ではない」と学ぶ八軒。そういう「出会い」を、「人」を大切にしていくために、新たな決断をしていく八軒。

と、このように、「個性の尊重」なんて安っぽくなりがちな、使い古されたテーマを、説教臭くならないように、素敵に温かく丁寧に表現していく。この辺は、原作者の荒川さん温かな人柄が伝わってくるようだ。めっちゃ素敵である。皆に弱点や良さやクセを持たせてリアルなキャラにしつつも、ちゃんと魅力的なキャラをたくさん生み出せる荒川さん。ホント、どこかの「異世界で片手間にちょちょいと完璧超人やっている」血の通わないチートキャラと、そんな彼に無条件にデレていくテンプレちょろインを量産している作家に、御手本にしてほしいと思った(つい嫌味を言う剣道部は、素敵でも温かくもない人柄です)w

この後八軒は、(原作ネタバレ){netabare}大川先輩と一緒に会社を起業する。その理念は、「誰もが自分らしさを失わず、努力が正当に報われ、対等の立場で並び立てる会社」であり、八軒が蝦夷農で学んだことの集大成となっていく。御影との恋愛も深まり、ニヤニヤMAX{/netabare}となっていく。

他にも「家族」「進路」など、「めちゃくちゃ真面目なテーマ」なのに、作風はライトでサクサク読める。やはり、途中途中に挟まれるギャグが秀逸だったり、御影とのラブコメが最高だったり(本作から、御影のバカさが良い感じの萌えを醸し出し、めっちゃ良いヒロインになっている)、線が少ない画風が見やすかったり、ヒトコマの中に遊び心があったりで、この辺のバランス感覚の良さは、マジで荒川さんは天才的だ。

ほんとに、3期、絶対に作ってくださいね!

ちなみに、レビュータイトルは、お笑い芸人の宮迫博之さんと山口智充さんがバラエティ番組の中で結成した、「くず」の代表曲。その曲の最後はこんな歌詞。

「立ち上がれないほどのダメージを受けても 自由な羽を誰かに押さえつけられても 何をやってもダメな今日があっても 全部ひっくるめて力にすれば良い そして 見たこともないような力になれば良い」

う~ん、銀の匙、だな~と(笑)

〔まとめ〕
○分かりやすく普遍的なテーマ性
◎深いのに説教臭くならないバランス感覚
◎良い話なのに綺麗事になり過ぎないバランス感覚
○ラブコメとしても優秀
◎荒川さんの、キャラへの愛情深さ
△原作好きなせいで、ストーリー知っちゃってた(個人的な事情)
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
「リトライ(再挑戦)」や「個性の尊重」といった堅苦しいテーマを、農業や馬術といった牧歌的な雰囲気の中、ラブコメや魅力的なサブキャラクターらを通して、ディープかつライトに描いていく原作者(荒川さん)の力量とバランス感覚の良さ、温かな人柄が光る作品。

(良くも悪くも)過去の延長線上の現在であり、誰もがまだ知らぬ可能性を秘めた未来をもっている。

作品を観ながら、そんな勇気をもらえる名作だ。

レビュタイは、「くず」の「すべてが僕の力になる」の歌詞の一部から。この歌、本当に「銀の匙」のEDにしてもらいたいくらい、歌詞がぴったり♪

本来は☆5で良いのだが、原作を何回も読み返しているため、ほぼ全ての展開、会話が頭に入っていて、(知っているだけに)ストーリーにのめり込めなかったという個人的な事情により(汗) とにかく、傑作!
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
断らない男、断れない男w

2話目
副部長、可愛いw 八軒、不憫が似合う男w

3話目
武豊さんも確か、「基本的には騎手は重り(邪魔)」という主旨の発言をしていた気がします。御影、照れてる萌えw

4話目
南九条も良いキャラだよね。八軒の出走順が原作と逆? 説明を省いたからだね。徐々に落ちていくクダリもないし。

5話目
大人も楽しいこと大好き、その通りですね♪

6話目
失敗してもまた跳べるという、馬術の考え方、素敵です。クズイモのクダリと合わせて、主題に繋がるエピソードですね。

7話目
実はラブコメが面白いのも魅力な、銀の匙。雨竜さんが逆転タイムリー打つシーンをカットしちゃうと、最後のエラー、次の大会前のシーンが目立たないんだよな。雨竜さん、好きなのに。

8話目
駒場の悲壮な覚悟。御影家に迷惑かけたくないから夢を諦めるってのが、1段階深い。

9話目
人間を信用か、泣ける。兵どもが夢の跡。夢を大切に、とかそんな安っぽいことじゃないんだよね。

10話目


11話目
つらい過去が過去になったからこそ、中学の友達と話せる。一応、ただいまと言って入る八軒が好き。夢は車の片輪。1度失敗した人間は再チャレンジできないわけじゃない。障害馬術の2度ジャンプ。主題だね。たま子のパンチ(笑) 温かい友情。いや、完璧だろ、これ。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 25

79.7 8 教育で成長なアニメランキング8位
はたらく細胞(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (719)
3156人が棚に入れました
これはあなたの物語。あなたの体内(からだ)の物語──。
人の細胞の数は、およそ37兆2千億個。細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。体に襲いかかるウイルスや細菌には徹底抗戦!そこには知られざる細胞たちのドラマがあった。擬人化モノの新定番、大人気コミック「はたらく細胞」が待望のTVアニメ化!誰もが共感できる、細胞擬人化ストーリー!

声優・キャラクター
花澤香菜、前野智昭、小野大輔、井上喜久子、長縄まりあ、櫻井孝宏、早見沙織、岡本信彦、M・A・O、千葉翔也、能登麻美子
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【真偽不明】はたらく細胞を訂正・解説してみた!【修正中】

 1巻の最初の方だけ漫画を読んだことがあった気がします。

 これいいですよね!
 ひとの体の細胞、主に血球や免疫細胞の役割を漫画で分かりやすく教えてくれます。登場人物の役職名と働きを見ていれば、自然と免疫や血液についてのイメージがザックリと身につくアニメ。私も大学で免疫学をかじってますが、高校生の時にこの漫画あったらもっと免疫学に入りやすかっただろうなあ。
 ということで中高大学生におすすめです!

 ただ、おそらく作者は免疫学に精通した人ではないです。

 多分免疫学をちょっとかじったことがあるくらいのふつうの漫画家さんで、テーマとして細胞を取り上げた漫画を描きながら勉強中、という感じだと思います。
 正直、専門家目線でいくと根本的で修正不能な間違いが散見されます。

 でも、大きく間違えている部分は非常に理解が難しい「リンパ球の多様性」や「凝固カスケード」などの分野。独学で勉強した場合、この辺りを正確に理解して読者に分かりやすくアウトプットするのは不可能に近いので、原作者はよく頑張っている方だと思います。

 例えるなら、サッカーを説明するのに「ボールを蹴ってゴールにたくさん入れたら勝ち。手を使ったらイエローカードが出て退場。オフサイドっていうルールがあるからゴール近くにパス出しちゃダメ」って言ってるのと同じくらいの間違い具合。
 分かっている人は「あー、うんうん。大体そんな感じ(笑)」っていう反応ですよね。「色々間違ってるけど、雰囲気は合ってる(笑)」みたいな。「オフサイドの存在を知ってるとは、頑張って勉強したね」っていう感じ(笑)
 でもサッカー知識をゼロから説明されるよりも、この説明を挟んでから正式なルールを教えてもらった方が分かりやすいですよね。そして一生サッカーと関係しない人にとってはこのくらいの知識でも、無いよりは断然有意義だと思います。

 私は高校では物理・化学だったので、高校生物でどのくらい免疫について習うのか分かりませんが、まあこのくらいじゃないんですかね?高校生物に論破されるようだとまずいですが、そのレベルくらいはクリアしてると思います。多分。

 そんな感じで、おすすめです。



『細かすぎてどうでもいいツッコミコーナー』
 ↓語れる分野なので張り切りすぎて文章が割とウザいです。興味なければ開けないほうがいいです(笑)
 ※あと超テキトーに書いてます。個人個人の理解の一助となればいいなあと思いながら書いていますが、この文章をソースとして利用すると恥をかく可能性が高いので注意してください。●の項目は過去に間違いを書いていて修正した項目。他にも未発見の間違いがあると思います(笑)
 ※文字数制限に引っかかったため掲載を取りやめた回があります。もしリクエストあったら再掲できます。


1話
{netabare}
・OP曲「細菌・ウイルス出てこいや~♪」。これを白血球(好中球)が歌ってるんだとしたらウイルスは白血球(好中球)と関係ない。キラーT細胞も一緒に歌ってるんならOK。細菌とウイルスのちがいには注意したい。

・「血管内皮細胞がー!」。床にされました内皮細胞。まあでも床が全部人型だったらキモいのでしゃーない。

・白血球(好中球)の紹介「細菌やウイルスを」。やはり細菌とウイルスをひとまとめにしてしまっている傾向がある。ネット上を調べてみると同様の間違いが散見された。正しいイメージで言うと、細菌はこのアニメの描かれ方でOKだが、ウイルスの場合は細胞さんの中にエイリアンが巣くっているような感じ。ウイルスのほうが小さく、細胞の中に隠れて増殖する。細菌は血球と同じかちょい小さいくらいのサイズ感で、ふつうに戦う感じ。

・白血球(好中球)が感染防御の最前線なのは◎。突破されたらもっと強い人がくる。

・静脈弁通行止め。リンパ管通れません。面白い◎。

・脾臓。なんか穏やかな雰囲気だったけど、赤血球は行くと分解されるかもしれません。実は怖い場所。

・莢膜ネットで捕縛! ×飛びません。ねばねばした鎧みたいな感じです。

・肺炎球菌の説明まあまあ。肺炎と菌血症を全く別のタイプのように言ったり、菌血症の末に髄膜炎になるような言い回しは微妙に間違っているが、そこまでいくと細かいのでどうでもいい。とりあえず肺炎や菌血症や髄膜炎の原因になるのは間違いない。体の主は乳幼児? ただ、菌血症の定義で言うと、アニメ内で肺炎球菌が床を突き破って出てきた場面からずっと菌血症ではある。これも細かい話。

・「レセプターが反応している!」。間違ってるけどアニメの演出としてみれば許せる範囲。もっと現実に即した演出をすると、レセプターは「握手をした相手が味方か敵かわかる能力」みたいな感じ。触らないと無理。

・血小板。かわいい。でも彼らはビッグマム的なお母さんの体の一部がちぎれることで生まれます(多分)

・「キラーT細胞の名に懸けて!」これが一番大きい間違い。肺炎球菌を捕まえるのにキラーT細胞は基本関係ない。キラーT細胞は基本、ウイルスに感染していたり、ガンだったり、生きてるとヤバい味方を殺すという悲しい仕事。

・肺炎球菌登場「自分が何を運んでるか気づかないなんてなあ!」。いやそれ酸素運ぶ箱でしょ。ヘモグロビンでしょ。肺炎球菌がヘモグロビンと結合して赤血球に運ばれてたの?ありえねーぜ。という意見は細かすぎて、もはやいちゃもんなので心の中にしまっておく。

・赤血球は肺胞の中(空気部分)には入れない。肺炎球菌と白血球(好中球)が肺胞の中で戦うのはアリ。

・「より強力な膜だ」。こっちの莢膜が正解。ちなみに白血球(好中球)はナイフとか使いません。食べます。

・「内側からは絶対壊せない」。これはよくわからない。絶対なのか。

・「くしゃみ一号」。くしゃみは鼻、気管支はせき。

・全体的に血の描写に笑っちゃう。お前らの中にお前らが……(笑)

・ED曲好き(ただの感想)

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{/netabare}



2話
{netabare}
・1話でもすこし描写があったが、赤血球が栄養を運んでいる描写は少し違和感がある。赤血球の働きとして「栄養分となる糖質や脂質を保持して運搬する能力」は多分ない。ただ、赤血球の中にあるヘモグロビンに偶然糖質がくっついちゃったり(HbA1c=糖尿病の指標)ってことはある。基本的に栄養は血流に乗って、血球とは関係なく運搬される。脂質は水に溶けないので、脂質同士でかたまって移動する。まあ「血が栄養を運んでいる。血は赤い。赤いは赤血球」みたいに超ザックリ考えればOK。

・血小板かわゆす。何を運んでいるんだろう。血小板が何かを血管内で運搬したりはしない。

・「道に迷う」系の描写は完全にアニメ内の設定なのでしばらくツッコミなし。

・擦り傷で血管に穴が開いて血球たちが吸い込まれる。面白い◎。まあ傷なら裂傷でも何でもいいけど、「血が出る」って血球サイドから見るとこういうことなんだ(笑)

・落ちそうな赤血球を白血球がキャッチしてくれる「また会ったな」。これはアニメ演出。白血球の働きとは関係ない。

・「この傷はいずれ対処される。だが厄介な…」細菌たち登場。この辺は非常に面白い◎。まさにこんなことが起こっているはず。

・黄色ブドウ球菌。キャラデザ上手いな◎! でも食中毒は表皮からじゃなく消化管からの侵入。気づいちゃったら重箱の隅でもつつくスタイルでお送りします。

・血管収縮。説明文は◎。地図は間違いなくテキトー。アニメ内のキャラたちの行動(逃げてきた赤血球が後ろから現れたり、そもそもこの場面はどこの血管なのか、とか)はアニメ演出。血管収縮という用語だけ聞いて「ほー」と思っておけばOK。

・化膿レンサ球菌。一瞬「誰だっけこいつ……?」って思ったけどA群β溶レン菌(よーれんきん)と言われたほうがピンとくる人もいるかもしれない。赤血球を溶かす能力に関しては1話の肺炎球菌より強い。攻撃力高め。

・緑膿菌。自然界の勝ち組。いっぱいいる。防御力が超高い。

・「刃物のようなとげに囲まれて動けまい!」からの白血球逆転。白血球(好中球)が強すぎ(笑)本当は一人一殺くらいの感じで好中球はバッタバッタ死ぬ。故に寿命も短く、生まれてから数日以内に確実に死ぬ。ちなみに赤血球は120日生きるので、赤血球ちゃんが死ぬまでに白血球くんは100回くらい転生する。 君の前々前世から僕は♪

・L-セレクチン。これ完全に存在を忘れてました!紹介ありがとう! 改めて調べてみるとLセレクチンは「配管工事の人が持ってる脚立」みたいなイメージで、血管内皮細胞に立てかけて、血管の外(炎症が起きている組織)に出る用具っぽい。命綱的な扱いは微妙に間違っているかもしれないが、そもそも紹介されていなかったら私は忘れたままだったので謝謝。

・「ほう、俺たちのことを白血球ではなく好中球と呼ぶか」。◎。これを機に好中球で統一してくれ……。アニメ内で白血球さんって呼ばれると呼び方に困る(笑) 白血球って言ったらキラーT細胞さんとかも白血球だからね。

・「マクロファージや単球なんかの強力な奴は来るのが遅れる」。へー!へー!へー!(へーボタン連打)。個人的には好中球・単球・マクロファージ・樹状細胞は一緒くたに「最前線でめっちゃ食って何食べたか周りに教えるやつ」くらいでまとめていたし、なんなら単球(マクロファージ、樹状細胞)みたいに単球を大きなくくりとして考えていたが、間違いだったらしい。
 調べてみるとアニメが正解◎。単球の進化系がマクロファージと樹状細胞の2種類ある。つまり単球とマクロファージは別の存在。骨髄で生まれたときは単球。それが血管内をうろうろしている間も単球。そのうち自分の勤務地を見つけて定住すると、マクロファージか樹状細胞にランクアップする。どれもザックリ言うと「何食べたか周りに教えるやつ」だが、マクロファージはお掃除特化、樹状細胞は伝令特化な感じ。ちなみに好中球は敵を見つけると「おりゃー!」って集団で寄ってきて「細菌ぶっ殺す!」って感じだが、マクロファージや樹状細胞は「いたら食べる」的なおっとりしたスタンス。勉強になります。

・「リンパ球と呼ばれる軍隊はさらに到着が遅れる」◎。たしかに遅い。たしかに軍隊。でも人間サイドからすると、この軍隊が動き始めたらほぼ勝ち。リンパ球軍は「シンゴジラ」の軍隊をイメージしてもらうと分かりやすい。「いつまで会議してんだ!はよ軍隊出動させろよ!」「いやいや、不用意に出動させると民間人への被害が……」「こういう場合のマニュアルはまだ作成されておりません」「情報部隊の報告を待ちましょう」「前回の交戦で敵を把握しておりますので、今回は迅速に対応できます」みたいな感じ。同じ敵の2回目の侵攻には対処がはやい。

・血小板登場。血栓の平地が完成、という場面。たぶん色々間違っているが、凝固は個人的にも全然整理できていない分野。アニメ的なデフォルメも難しかったことだろう。1次止血をすっとばして2次止血を行ったと考えれば、全体的には問題ない流れ。本来はまずあのガキどもの塊が穴をふさいだりする一次止血という前段階が存在する。フォン・なんちゃら因子は知ってたけど、結合する相方の名前はGP1bというのか。知らなかった。
 ちなみに、血小板がフィブリンを持ち運んだりということはない。凝固因子もフィブリンも血中を流れている。フィブリンは『秘術・千殺水翔!!』みたいな感じで血小板の周りに現れる(目に見えないフィブリノーゲンが集まって現れる感じ)。

・血栓完成して白血球パワーアップとかは起きない、と思う。ただ、細菌側の援軍が来ないというのは大きい◎。

・赤血球たちが塊にされて2次血栓に、という場面。あら?ここでさっき言ってた2次止血が出てきてしまったか。まあ赤血球とかもからめとられるだろうから間違ってはいないんだろうけど、主に塊にされるのは血小板のほうで、しかもそれは1次止血なのだが……。上手く訂正できませんがこのアニメの『血栓のできる流れ』はあまり鵜呑みにしないほうがいいかもしれません。「主に血小板とフィブリンが主役」で「2段階ある」っていうのは正しいです。まあ漫画的には「助けに来たらひっついちゃった、トホホ」というオチが綺麗なので、まあいいか。

・「完成するとかさぶたになるのです」。えーっと、そうなのか?まあそうなのか。厳密には血管の外、皮膚と外界の間にできた血栓がかさぶた。アニメのこの場面では血管内に見えるが。こういう内側のやつは「べりっ」と剥がれるのではなく「線溶系」というシステムが溶かして終わる。まあいいや。細かいし。

・ちなみに細菌と白血球の戦争の残骸とか死体が「うみ」。白いよね。

・ED曲好き(ただの感想)

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{/netabare}



3話
{netabare}
・相変わらず好中球がウイルス(に感染した細胞)をぶっ殺しているけど、これは多分ちがう。「好中球は味方には優しいから、味方は殺せません」みたいな設定があるとよかったかもしれない。ウイルスに感染した味方を容赦なくぶっ殺すのはキラーT細胞。空中に浮いてる赤いボールみたいなの(細胞外に出たウイルス)を食べるのはマクロファージや樹状細胞。ちなみにおそらく、抗体によってオプソニン化されると好中球でもウイルス駆除に参加できる。が、まだオプソニン化の話が出てこないのでそういう例外にはいちいち言及しない。

・インフルエンザウイルスにちゃんとHA抗原(真っ直ぐな突起)とNA抗原(二股の突起)が分けて書いてある(笑)すげー◎。

・マクロファージさん登場。あ、この人って脾臓にいた人じゃん。脾臓はマクロファージさんの巣窟なので◎。

・マクロファージ説明「殺傷能力はかなり高い」。これは微妙に間違っているかも。まず生きてる味方の細胞を殺すのか不明。死んだ細胞は食べる。「強い」というよりは「なんでも残さず食べる」という意味で掃除屋。まあでも単体の兵力としては、あらゆる面で好中球より強い。というかまあ、好中球は我ら四天王の中で最弱。

・樹状細胞さん登場。木の家全体を樹状細胞と呼んでいるのかと思ったが、受付のお兄さんが樹状細胞さんだったか。そのほうがいい◎。

・マクロファージ → 樹状細胞 → ヘルパーT指令 という情報伝達は微妙に間違っているかも。基本的に自分で捕まえた情報は直接T指令に知らせに来る。でも「現場のお掃除としての機能が強いのがマクロファージ」「伝令役としての機能が強いのが樹状細胞」、というのを分かりやすくする演出としては◎。本当はこの二人は似ていて、得意分野が違うだけ。どっちかというと樹状細胞のほうがすごい。マクロファージのほうが多い。っていう私の中のイメージ。

・ヘタレ君がナイーブT細胞であることが判明。よく見ると頭にナイーブって書いてあった。「ナイーブ君は胸腺学校(仮)に通っててまだ社会に出てきてないんじゃなかったっけ?」と思ったが、これは私の思い違いで、アニメのほうが正しい。「胸腺学校を卒業して社会に出てきたけど、まだ敵に出会ったことがないので自分の才能を知らない」っていうのがナイーブT細胞。つまりナイーブ君は胸腺学校を卒業している。ちなみに胸腺学校というのは私がさっき適当に名付けた胸腺のことなのでアニメ内の用語ではない。今後出てくるかも(笑)
 ちなみにこの胸腺学校はめちゃくちゃ厳しい。まず「先生と握手する」という試験があり、なにか粗相をすると殺される。次に「これからいろいろな試験官が来ますが、敵だと思ったら捕獲しなさい。敵じゃないと思ったら何もしてはいけない」という試験があるが、実はこの試験で出題されるのは全員味方なので、捕獲した瞬間、その試験官に逆に食べられて死ぬ。この二つの試験に合格すると卒業してナイーブT細胞になれる。というわけで実は、ヘタレ君はものすごい学生時代を切り抜けてきた人なのです。

・壁から好中球が「応援に来たぞー」。これ!ここで壁から出るために(壁の隙間に向かうために)使うのが2話の『L-セレクチン』。というか、えーっと、いまこの場面は血管内なのか、組織内なのか?組織なのか。

・「俺が奴らに遭遇したときのメモリーによると」メモリーT細胞登場。うわあ、難しいところ行ったなあ。これとナイーブT細胞の登場によってT細胞関連の人たちの設定が根本から破綻してしまった。そもそもT細胞たちを擬人化するのが難しいからしょうがないけど、説明も難しい。
 下で特設して説明するが、下で述べるツッコミを回避しようとするとものすごいカオスなストーリーになるので、原作者は悪くない。それぞれのT細胞の基本的な立ち位置は間違っていないので(メモリーT細胞の立ち位置は微妙だが)、ざっくりと各細胞の雰囲気を掴むにはこのストーリーでOK。



【特設 T細胞たちについて】
 まず、「将来ヘルパーT細胞になるナイーブT細胞」と「将来キラーT細胞になるナイーブT細胞」という2人のヘタレがいる。樹状細胞とかに「秘められた才能」を教えてもらうと、それぞれ「ヘルパーT細胞」と「キラーT細胞」に進化しさらに増殖することで軍隊を作る。ちなみにB細胞も増えてこの軍隊の一員になる。その中に2人だけ、戦わずに温存される「ヘルパーT細胞のメモリーT細胞」と「キラーT細胞のメモリーT細胞」がいる。2度目の侵攻ではこの「ヘルパーT細胞のメモリーT細胞」と「キラーT細胞のメモリーT細胞」がそれぞれ「ヘルパーT細胞」と「キラーT細胞」になって、また増殖する。つまり、戦わない時は軍隊を縮小して存続させている。
 ちなみに大戦中の軍隊の構成員は全員エフェクターT細胞というくくりになる。
 つまり下のように名前が変わる。

 少数の「ナイーブ」 → 戦争勃発 → 大量の「エフェクター(ヘルパーとキラー)」 → 終戦 → 少数の「メモリー」

 これがT細胞軍隊の仕組みです。
 ここまでいいですよね?(よくねーよ)

 で、上で紹介した軍隊と同じ規模のものが、1人の人間の体の中に大量に存在します。
 なぜなら、1つの軍隊は1つの敵にしか対応できないからです。

 肺炎球菌が来たらそれを倒せる軍隊が出動、緑膿菌が来たらそれを倒せる軍隊が出動、という感じで別の軍隊が無数に存在し、それぞれの軍隊に別のヘルパーT指令やキラーT細胞さんがいます。で、ナイーブやメモリーが一緒に戦う様子は間違っています。ヘタレナイーブだった細胞がヘルパーさんやキラーさんになるのです。そして戦争が終わるとメモリーさんだけ残るのです。
 で、無数のメモリーさんやナイーブ君が「俺の敵まだ来ないかなあ」と待っているのです。
 「え?」と思いましたか?「人数多すぎねえ?」と。そう思えたらついてこられてます。

 でもこのシステムなら、平和な時、1つ1つの軍隊は大人数である必要はありません。まだ1度も侵略してきてない敵に対しては最低限2つのナイーブT細胞(と1つのB細胞)がいれば軍隊は存続します。同様に、1度侵略してきた敵に対しては最低限2つのメモリーT細胞(と1つのB細胞)が残っていれば軍隊は存続します。
 で、侵略してきた敵の情報を樹状細胞などから教えてもらうと、1つの軍隊だけが増殖して大隊になり、体の防衛を行うわけです。そして戦争が終わると、また最低限2つのメモリー細胞だけを残して軍隊は解散(死滅)します。その間もほかの無数の「同規模の軍隊(でも今は2人)」が、再編成の時を待っている、と。

 これでT細胞たちの本当の関係性がわかりましたね?
 ……わかりましたね?(2回聞くなw)
 ※ちなみにB細胞もこの軍隊と同じシステムで動いてます。

 (分かっている人へ:Th1細胞、Th2細胞、Treg細胞などについては今回は省略します。また出てきたら、ってことで。)

 で、これを踏まえてアニメを観てみると、ヘルパーT細胞とかキラーT細胞とかナイーブT細胞とかメモリーT細胞とかがごちゃごちゃで、一つの軍隊なのに万能すぎるということが分かると思います。でも訂正するのも難しいという(笑)
 もし3話でナイーブ君が覚醒して戦うなら、肺炎球菌に対応していたヘルパーT指令やキラーT細胞さんは、3話では役に立たないはずなんです。ナイーブ君はキラーT細胞に覚醒したんですから、別のもう一人のナイーブ君がヘルパーT指令に覚醒するはずなんです。逆にここにメモリーT細胞さんがいるなら、一度かかったインフルエンザなわけですから、メモリーT細胞さん変身、分裂してキラーT細胞軍団にならないとおかしい。
【特設 おわり】



・好中球、マクロファージ、キラーT細胞でインフルエンザを倒すシーン。何度も言うように好中球は×。

・久しぶりに赤血球登場。二酸化炭素を運んでいるので仕事帰りか。

・樹状細胞。説明◎。実はマクロファージさんの親戚(勘)。

・「先輩たちの昔の写真……?」。アニメ演出。ナイーブからエフェクターになるまでに訓練とかはない。樹状細胞に敵を教えてもらうと一気に秘められた才能が開花する、という天才タイプ。

・「だから、君がすべきことは分かるよね?」までの各血球の説明。これが間違っているかと言われるとそんなことないんだけど、上記のようにT細胞関連は1種類の敵に対して1種類の軍隊が動く。でも説明が難しいのでこれでいい。

・CM明け。インフルエンザが細胞から細胞へ感染していく様子◎。全体的に原作者は血球より病原体のキャラデザや設定のほうが上手い(笑)

・あと、ずっと思ってたけどこのアニメ「血の描写」多すぎないかな?いや、全部血だけどそういう意味でなく(笑)

・「元・ナイーブT細胞です!」エフェクターT細胞登場。特設で説明した通り、「エフェクターT細胞」はざっくりしたくくり。この子の場合は間違いなく「キラーT細胞」として覚醒した。そして、キラーT細胞もヘルパーT指令もエフェクターT細胞である。現役で働いてるT細胞は全員エフェクターT細胞。

・「分裂増殖もしてきましたぁ!」。あ、これ◎。

・「お待たせしました!B細胞です!」。きたあああ!アクションゲームで言うと最強候補のキャラ。抗体という遠距離攻撃が味方への補助魔法も兼ねていてめちゃ強い、みたいな感じ。T細胞と同じで、1種類の敵に1種類のB細胞。実際には抗体を作るのはB細胞が進化した形質細胞だったりするが、形質細胞については省略されたっぽい。まあそれでいいんじゃないかな。ややこしいし。

・あれ、B細胞の扱い雑いな(笑)

・発熱、悪寒、くしゃみ25号。◎。「くしゃみ、咳」と咳が追加されている◎(笑)インフルエンザなら急性上気道炎なのでどっちもあり得る。1話のツッコミにあったが、気管支からたんを出す場合はくしゃみではなく咳。

・食欲低下。おー、なるほど。深く考えたことなかったけどそういうことか。

・「ちぇ。後半はほとんど俺のおかげじゃないっすか」B細胞。だよねー◎。

・「まさか……A型のインフルエンザでは」新たな敵登場。うん。T細胞やB細胞は違う敵と出会うとこうなります。別の軍隊じゃないと対応できません◎。ちなみに前のがB型だったからA型に対応できない、というのもあるが、A型に関しては同じA型でも毎年微妙に違うので、T細胞やB細胞は毎年困ってます。毎年別の軍隊が出てます。

・ナイーブ君ヘタレに戻る。×細胞の気持ち的にはこういうことだが、細胞学的にはエフェクターになったT細胞がナイーブに戻ることはない。

・「抗体作り直してくるんで」。×正確には別のB細胞に来てもらうしかない。でも、あのバズーカみたいなのを取り換えると別の抗体を作れる、というのがアニメの設定としては分かりやすくてよい。

・ちなみにあの戦場の残骸は、あとでマクロファージさんが全て美味しく頂きました。

・ED曲好き(ただの感想)

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{/netabare}



 正確な情報かはさておいても、このアニメとウィキペディアを組み合わせるとめっちゃ勉強になりますよ!私もめっちゃ復習になりました!
 原作者グッジョブ!
 あ、本当の専門家はウィキペディア「間違ってる」って言って嫌うんですが、まあ9割以上は正しいし、いっぱい情報載ってて、すぐ検索できるので便利だと思いますよ。私は。まあでも専門家とウィキペディアが一緒に人狼ゲームしてたら、専門家の方を信用してあげてください。でも「遠くの専門家より近くのウィキペディア」です(笑)



5話
{netabare}
・うわあ、今回、細かく訂正してたらキリがないなぁ……

・防毒マスクは誰だ?多分単球だよな。マクロファージと一緒にいる描写っていいのか?仕事場違くないか?……まあ細かい話だからいいや。

・ヘルパーT指令。あれ、まだ説明されてなかったっけ。説明だいたいOK。3話のツッコミで書いたように、本当はこの指令は「花粉専門の指令」ってことになる。

・花粉隕石襲来。眼球表面に着水した模様。

・スギ花粉のアレルゲン。「卵から生まれた」みたいな描写だけど、花粉の破片はすべて花粉のアレルゲン。普通に花粉をそのままキャラ化すれば良かったんじゃないかな。

・マクロファージさんが連絡してきた。これは正解。スギ花粉は細菌でもなければウイルスのように細胞の中に入って増殖するわけでもないので、好中球もキラーT細胞(ほんとはここで引き合いに出すべきはNK細胞だが、まだ登場しないので言及無し)も関係なし。連絡してくるとしたらマクロファージか樹状細胞。でも本当は食べないと連絡できない。

・赤血球と白血球(好中球)またも再会。相変わらず好中球が何でも殺すがこれは×。いつか好中球とB細胞が共闘する時が来たら、その時は好中球が無双してよい(オプソニン化)。男主人公にこういう万能な役をやらせたいなら、マクロファージにした方が良かった。

・今更「食作用」を出してきた(笑)まあでも勉強しながら設定を修正してるんだね。頑張れ原作者。ちなみに「食べたら相手の正体が分かって、もう食べなくなる」ということはない。食べるもんは食べる。食べないもんは食べない。食べるかどうかは先にレセプターで判定する。で、好中球は花粉アレルゲンはたぶん食べない(笑)

・「あー!そいつはー!」記憶細胞、登場。うわーまた出たよ。メモリーT細胞の登場によってT細胞関連の設定が崩壊したのと同じく、記憶細胞の登場によってB細胞の設定が崩壊した。
 「記憶系」のキャラわざわざ2種類いる?っと思った視聴者もいるだろうが、「B細胞にとっての記憶細胞」が「T細胞にとってのメモリーT細胞」と同じ役割。つまり記憶細胞はB細胞の仲間。
 3話のT細胞たちについての説明を持ち出すと、
 少数の「ナイーブ」 → 戦争勃発 → 大量の「エフェクター(ヘルパーとキラー)」 → 終戦 → 少数の「メモリー」
 これと同様に
 少数の「B細胞」 → 戦争勃発 → 大量の「形質細胞」 → 終戦 → 少数の「記憶細胞」
 (ただし、このアニメでは形質細胞はB細胞と合体させて、省略されているっぽい)
 という感じで、記憶細胞というのは、大戦を経験して今は休憩しているB細胞のこと。
 で、こいつが花粉の情報を持っているのであれば、今回はこいつがB細胞(正確には形質細胞)になって戦わないとおかしい。

・「なんだこの大量のスギアレルゲンは!」。今回の敵は少し大きく描かれているが、「アレルゲン」を描きたいならそれはウイルスより小さいくらいの破片のこと。この細胞より少し大きいサイズ感は「スギ花粉」そのものを意識していることが窺える。作者は「アレルゲン」をどういうものだと思ったんだろうか。

・「秘密兵器というと、B細胞のことですね」。本当は「今回も記憶細胞さんに現役に戻ってもらおう」という感じになる。で、この補佐官みたいな女の人誰だろう(笑)……Treg?

・ここからざっくり行きます(笑) IgEじゃなくIgGだと云々……とかいう脇道の話は省略。

・マスト細胞が「過剰な」IgEの濃度によってヒスタミンを出す、みたいな感じになってますが、多かろうが少なかろうが出します。そして濃度を測定するのではなく、IgE抗体の抗原にくっつく方と逆の側が直接マスト細胞にくっついて、その刺激でマスト細胞の体の中からヒスタミンが出ます。

・「ヒスタミン、ドバーッ!!」らへん。ヒスタミンの説明はOK。あとはもう全部アニメ演出。まずここは血管、組織、鼻腔のどこなのか。ヒスタミン中枢が爆発?たぶんそんなの存在しない。ヒスタミンの分泌腺とかはなくて、マスト細胞の中から出てくる。ヒスタミンそのものに押し流されているが、実際にはヒスタミンによって血管の壁が緩んで、血管内の水が組織に流入して浮腫が起こる。

・緊急用免疫システム。……なにそれ。誰が名前つけたん。というか作者は何の本を読んだんだ!まじでこの辺めちゃくちゃだぞ!

・その後のいろいろ。まあなんか……あれだ、パニック感は出てるよね。そこは良い。そこだけは良い。

・「IgEが悪い!ヒスタミンが悪い!」「どちらもお互いの仕事をしただけなのにな」。この辺は◎。でも正直言ってアレルギー持ちの人間からすると、「まじ私の中のヒスタミン全部消滅しねーかなー」と思っている。まあでも多分ないとなんか困るんだろうね。好酸球と好塩基球も、たぶん無いなら無いで困るんだろうね。知らんけど。

・そういえば今回アレルギーの話なのに好酸球や好塩基球は登場させないんだ。じゃあもうあの二人登場しないんじゃね?(笑)

・赤血球が鉄球を運んでくる。……何それ。

・ロボ登場、街を破壊、細胞を排除。……誰これ。

・「あいつの名は……ステロイドだ!」。おー、じーざすくらいすと。最後にぶっこんで来たな。あとで詳しく書きます。とりあえずオチとしては「花粉症になったので体の主がステロイド薬を体の中に送り込んで、解決しました」っていうことらしい。つまり体の主は病院に行って薬をもらった、というオチ。

・「なんだかんだでアレルゲンも自然消滅……」。いやいや。ほんと今回酷いぞ(笑)視聴打ち切るぞこのやろー(笑)消滅ってなんだ。ステロイドの効果か。そんなもんないわ。ステロイドが免疫を鎮めたから、アレルゲンがあっても誰も攻撃しなくなったんだよ。つまりアレルゲンは花粉の季節が終わるまでずっと来るよ。そして鼻水で洗い流されるよ。そしてステロイドは細胞を攻撃したりしない。免疫細胞を寝かしつけるだけ。



【特設 ステロイド】
 「あいつに比べりゃすげー紳士的に仕事してたよ!」×。
 このアニメでのステロイドの扱いはかなり負のバイアスがかかっているので訂正します。

 まずロボットのような見た目ですが、ステロイドは副腎皮質ホルモンと呼ばれると書いてあったように、人体に最初から存在する物質です。副腎の皮質から出るホルモンです。「すてろいど」って響きが人工物っぽいですが、天然由来の優しい成分です(個人の感想です)。
 そして「炎症を鎮める」「免疫を抑制する」という説明は正しいですが、アニメのように細胞や組織をガンガン殺すわけではありません。免疫細胞だけに対する強力な『涅槃精舎の術』です(ナルト好きだな)。免疫細胞たちが眠ります。「眠る」ということは「戦わない」ということであり、ステロイドを使用するとむしろ白血球たちは死ににくくなるので増えます。

 まあ増えても寝てるので、細菌とかは素通りしてきて危険です。
 そしてホルモンの一種なわけですから当然「ホルモン異常」状態になって、体にはいろいろと影響がでます。
 いろいろある副作用はそれぞれ結構怖いので、用法用量には注意が必要です。これはアニメ◎。

 が、ここでもう一つ。
 ステロイドは「どうやって体に投与するか」で、威力と怖さが全然違います。
 一番強いけど一番ヤバいのが、点滴で直接血管に入れるという方法。次に錠剤で飲むという方法。
 これらに比べると皮膚に塗ったり、吸入したり、鼻噴射したり、点眼したり、というのは、効果も副作用も基本「使用した部分」に出るのでヤバさは大きく下がります。

 で、ここからツッコミですが、花粉症の場合おそらく鼻噴射っぽいやつでステロイドを送り込んだと思いますので、まず赤血球がステロイドを運んできたのはおかしいです。あの場面が鼻腔内なら、「天から眠り薬が降ってきて全員眠っちゃいました」「こ、これは、ステロイ…ド……Zzzz」みたいな描写が正しい。
 まあでも相当ひどい花粉症じゃないとステロイドまで使わないんじゃないかなぁ。「花粉症なんでステロイドください」って言ってもらえるんなら私も欲しいわ(笑)
【特設 おわり】



・この5話はこれまでと隔絶して間違いがひどかった気がする。素人である作者にも馴染みのある分野だったせいで、むしろ偏見や浅い知識が助長され、下調べが足りなかったのかもしれない。

・あ、ED曲は好き(ただの感想)

・次回は過去編らしい。あの辺は用語が多いだけで理解が難しいわけじゃないから大丈夫そうかな。次はまったり見たい。

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{/netabare}



6話
{netabare}
・赤色骨髄◎。じゃあ赤くない骨髄は何かというと黄色骨髄。血球成分で満たされた骨髄は赤いが、脂肪で満たされると黄色くなる。赤いほうがいい。黄色いとこは廃墟みたいな感じ。

・脱核◎。本当にこの原作者はよく調べてますよね!まあ赤血球の成長過程を真面目に描くなら外せない項目ですが、作品テーマに対する誠実さが伝わってきます。でもマクロファージさんが引っこ抜いてくれるのはアニメ演出。勝手に取れます。たぶん。

・あ、造血幹細胞は看護師さんにしたのか。この人自体が分裂した結果血球が生まれるから、どっちかというとお母さんって感じだけど。まあ絵面がイイ感じだからいいか。

・マクロファージ先生のもとで赤芽球が成長◎。うわ、知らんかったわこれ。記憶の片隅で「貪食する感じの細胞が造血現場でなんか働いてる」みたいなことを聞いた気がしてたのはこれか。このクラスを「赤芽球島」というらしい。マクロファージが鉄を出して育てる……(wikioediaより)?ほんまかいな。まあこれより先は各自調べてください(笑)たぶん「じょーほーでんたつぶっしつ」的な何かを出してるんだと思います。知らんけど(笑)



 ここからしばらくアニメ演出(現実に即しているわけではないが話の流れを整えるためのストーリー)が続くので、箇条書きで。視聴者としては以下に挙げたものは「ふつうのアニメとして」見て楽しめばOK。
・地図を覚えましょう×
・酸素を運ぶ訓練×
・大きくなったら迷わなくなる×
・好中球がやってきて細菌の避難訓練×



・避難訓練中に本物の緑膿菌登場!……大胆不敵かお前は(笑)警察署に併設された警察学校にヤンキーが殴り込みに行くくらいの暴挙。体の主はよっぽど免疫力弱いんだな……。まあこのあと割と瞬殺されるので許す。

・「骨髄の外に出ることはできません」。う~ん?とりあえず「脱核前は出ない」ってのは◎。「出ない」のか「出られない」のかは知らないけど。

・緑膿菌「栄養・酸素いらない」「いじめるのが好き」から、緑膿菌のさらに詳しい説明まで。う~ん?緑膿菌マニアじゃないから詳しくは知らないけど(そんな奴いねーよ)、とりあえず好気性菌だから酸素は要るんじゃないかなー。栄養なしで増殖ってそれ生物学以前に物理学の質量保存を無視してるんだが。あ、でも一応他の細菌と比べて低栄養環境でも増殖するっていうのは特徴なのか。ってか緑膿菌は細胞毒性が強いのか……?日和見感染症だからある意味「弱い者いじめ」は好きかもしれないが……。
 というわけでこの辺の緑膿菌説明は、真偽は不明ですが、個人的にはあんまり信用なりません。

・その後のなんやかんや → Aパート終了。いいお話ですね!ハイ次っ!

・「変な細胞が襲い掛かってくるぞー!」ん?ウイルス第二弾か?

・「好中球が細胞の駆除してるとこ見るのは久しぶりだぜ」「お前らは細菌殺すのがメイン」「俺たちだって細胞のトラブル処理をしないわけじゃないぞ」言い訳挿入。
 間違いなく「有識者」か「外部の指摘」に対する予防線。つまり私がいままで言ってきた「好中球は対細菌のキャラとして描かないとおかしい!ウイルスや細胞自体を攻撃するな!」という指摘をシャットアウトするための台詞。要約すると「知らなかったのかい?そういうこともあるんだよ。ふっ」っと反論してきている。ムキーッ!ソース出せコンニャロ!

 私が持っている知識から推測すると「マクロファージの食作用と好中球の食作用が完全に同じメカニズムでなされている」という考えの元の発言か……?
 もしくは本当になにかソースがあるのか。ウイルスはさておき、細胞を攻撃するなんていう記述を読んだことがないが。こんな「陰湿な教授が作ったその教授の専門分野の試験問題」みたいな後にも先にもためにならない論文1個で覆るような不確かで個人的な情報をわざわざ一般向け漫画に取り入れるかなあ。

 しかし「好中球はウイルス感染細胞、がん細胞を攻撃することがある」という作者(と監修)の主張が学術的に正しいかどうかよりも「アニメ・漫画を通して一般に免疫の知識を紹介する」というテーマにとって、この好中球の描き方は完全に悪手。間違いなく「最初から想定していた流れの中の台詞」ではなく、「連載序盤で犯したミスに対して修正ができないために、反論を抑え込もうとして挿入した台詞」である。

 よってアニメ内の設定よりもこっちの方がいいんじゃないかな。たぶん。
『好中球』 → 細菌を食べる。大勢いて素早いので序盤で活躍する歩兵。
『マクロファージ』 → だいたい何でも食べる。何を食べたか教える。好中球の強化版だが少数でノロマ。
 で、ウイルスや、がんに対しては別の『細胞を攻撃できるやつ』が活躍する。NKとかキラーTとか。

※で、これ以降「好中球が戦っている相手が間違っている」というたぐいのツッコみを自重します。とりあえずこのアニメ内の台詞を言ったということは「ソースあるぞ宣言」なので、それを信じます。……ブラフじゃないよな?(圧力)


・NK細胞登場。おーやっぱ出たか。説明文は正しいが「見つけ次第」って。見つけてからちょっと様子を見る細胞なんていない(笑)なんか特徴出そうとした結果の文章かな?さあ、ここから好中球、NK細胞、キラーT細胞、とあとマクロファージのお仕事をどのように描き分けてくれるのか。

・ウイルス感染細胞と描き方が違って、「こいつだけじゃないんでしょ」「僕の家の周りにまだいっぱい」つまり局所的に増殖しているとなると、「なるほど、今回は腫瘍細胞(がん)のお話か」となる。

・近所の細胞に案内させる。あれ、これは意外と面白い(笑)周辺細胞から遊走因子が出たりとかするんじゃなかったっけか。もうなんか(自分の中で再確認するために)ソース調べるのが面倒になったので、まあいいや。気のせいだったかも(おいこら)。

・NK細胞がなんか上から目線なのはアニメ演出。イメージとしてはこんな感じでいいと思う。別にほかの細胞と比べてめっちゃ強いとかではない。慣れあわない感じがイイネっていう程度。

・NK細胞とキラーT細胞が喧嘩。これも面白い◎。もちろん実際には喧嘩たり殺しあったりはしないが、攻撃対象がかぶっているので擬人化したら仲悪い気がする。例えるならアメリカの事件モノの映画における「州警察(NK細胞)」と「FBI(キラーT細胞)」みたいな仲の悪さ。

州警察「ふん。FBIのお出ましかい。デカいヤマにばかり首を突っ込みやがって。私らが日ごろ小さな事件を処理してあげてるおかげでここは平和だったんだ。今頃来て手柄を横取りか?」
FBI「われわれFBIは巨大な組織だが、すべてに即座に対応できるわけではない。君たちには感謝しているよ。しかし今回の事件は君たちでは対応できないのではないかな?」

 みたいな感じ。


・さーて、そろそろこれまでのツッコみ分が蓄積されすぎて、どこまでツッコむか難しくなってきた。もうT細胞と好中球出てこないでくれ(無理だよw)

・最後。NK細胞だけは「そのへんの細胞くん」の正体を見破っていた。たしかに「味方じゃない細胞」を見つける速度はNK細胞がダントツ早い。「味方じゃない細胞を見つけて殺す」のが彼女の本職。まあキラーT細胞も対応できる抗原なら同じくらい速いんだろうけど、そもそもあそこにいたのが「がん細胞に対するキラーT細胞」なのかどうかもわからないし……てかとりあえず、活性化したキラーT細胞が真っ先に登場するのをやめてくれ(笑)マクロ姉さんでええやないの。「リンパ球と呼ばれる軍隊は来るのが遅い」ってちゃんと言ってたくせに、この金髪筋肉が毎回真っ先にくるやないの。来るなよ(笑)せめてナイーブさんが来いよ(笑)
 本来、好中球が対「細菌」戦の最前線であるのに対して、NK細胞は対「細胞」戦の最前線。で、キラーT細胞はNK細胞が対応できていないからこそ登場する。

・まあでもがん細胞とNK細胞を同時に出したのは◎。そしてがん細胞が普通の細胞になりすましていたのも、まあ◎。がん細胞は免疫細胞から攻撃されないシステムを持つことで異常増殖できる。今回はNK細胞ちゃんにバレちゃったので、このあと殲滅されると思うけど、本当にがんを発症するがん細胞は最後まで免疫細胞にバレない。逆に言うと今回のような「免疫細胞に見つかっちゃうがん細胞」は今も私たちの体の中に無数に発生しては、NK細胞にやられたりキラーT細胞にやられたりして消えていく。

・あとこれだけは言わせてもらうけどね!ED曲好き!

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{/netabare}



9話
{netabare}
・まず、(待っていた人がいるかどうかはさておき)更新遅れてすみません。ちょっとめんd…忙しくて。

・お。OP曲が2番になった。今回からだっけ?

・キラー兄さんがナイーブたちを教育的指導。「T細胞は軍隊なんだぜ」というアニメ演出なのでそこだけ頭に入れて普通に楽しめばOK。訓練とかはない。

・ヘルパーT細胞の紹介。「キラーT細胞に出動命令を出す」とあるが、キラーT以外にも出す。「ヘルパーT細胞が司令官」という認識は正しいが、彼は免疫全体の司令官なので、「ヘルパーTが指令で、キラーTが実働部隊」という認識は狭すぎて間違っている。あと、この紹介文って同じキャラに対して何回も出るんだね(笑)ちなみにヘルパーT細胞にもいろいろ種類があるが、省略されているので別に覚えなくていいと思うよ。

・秘書のお姉さんは制御性T細胞。あ、やっぱそうなんだ。過去に何回か「この人はTregかな?」と書いたけど、Tregは制御性T細胞のこと。他と比べると発見されてから日の浅い細胞なのにちゃんと取り入れられてる。高校の教科書に出てくるのかな?

 ここまでの彼女の描かれ方はまあまあ。
 制御性T細胞さんはヘルパーT細胞と対を成すようなイメージ。ヘルパーTが「敵が来た!戦争するぞ!」と言い続けるのに対して、制御性Tは「免疫戦争を終結させよう」と言い続ける人。彼女がいないと敵を全滅させた後も戦争が終わらない。
 私の中ではこの二つは衆議院と参議院のようなイメージ。個人的には制御性T細胞とヘルパーT細胞は仲悪い感じにした方が良かった。でも、2人ともちがうやり方で平和を守っている的な。

・樹状細胞が昔の先生◎。たぶんマクロファージ姉さんもいたはず。

・「泣いてる。僕らと同じだ!」おいおい(笑) 胸腺学校時代とナイーブ時代は違う。胸腺が高校でナイーブが新入社員くらい違う。同じだとダメだろナイーブたちよ(笑)

・過去編(胸腺学校)突入。(ここを卒業した後が、ナイーブ時代)

・軍隊の訓練ってやっぱ歌いながらやるん?(笑)原作者の中のイメージ?わたしも知らんけどさ。

・「全体のわずか2,3%だ!」。へー。パーセンテージまで覚えてないけど、確かにほとんど脱落する。2,3%だと私が思ってたよりは多いな。軽く調べたけど出てこなかったので真偽不明。

・胸腺上皮細胞。へー。あんまり詳しいことは知らないので各自調べてください。……もしかしてこの原作者が使ってる主なソースってネット?

・パネル攻撃、キラTとヘルTの出会いの場面。マクロ姐さんがちゃんと描かれているのはいい◎。でも胸腺で「敵と戦う」「敵を見つける」訓練は存在しない。ここで選別されるのは「味方とコミュニケーションできるか」「味方を殺さずにいられるか」の2点。
 逆に言うと、ナイーブがヘタレっぽく描写されている様子は、個人的には結構好き。胸腺を卒業しても敵と出会うまでは戦闘経験がない。だからこそ名前がナイーブ。

・ここからしばらくアニメ演出。

・夜の訓練も飛ばして。正の選択、負の選択。たぶん原作者も分かっていないので、これを知りたければ各自勉強して理解してください(笑)ざっくり言うと胸腺では「ランダムに大量の兵士を作成し、使えない奴と危険分子のみを排除して残りを外に出す。外に出た兵士が役に立つかどうかはランダムだが、母数が膨大なので理論上ほぼすべての敵に対応できるはず」って感じ。

 私なりに説明すると以下のような感じです。
 正の選択=MHC分子と結合する可能性があるか=「味方とコミュニケーションできるか」=使えない奴ではないという証明
 負の選択=自己抗原に反応しないか=「味方を殺さずにいられるか」=危険分子ではない証明

・訓練の内容は負の選択を分かりやすく紹介している。が、最後に敵を倒す必要はない。

・制御性T細胞の立ち位置が思ったより良かった。結構冷ややかなタイプなんですね。まあ休戦派なので根はやさしいはず。

・ED曲イイネ!ClariSの曲はスッと耳に入ってきてすぐ好きになるんですが、飽きるのも早いんですよねー。大切に聞きます(笑)

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{/netabare}



10話
{netabare}
・なんか総集編っぽい感じ。ツッコミ少なくて済むかも(←毎回言っている)

・白黒の細菌に追いかけられる。誰だろう、わからん(笑) 流石にキャラデザのイメージだけで細菌の種類を当てられるようなやつがいたら相当熱心な細菌学者か、もしくは細菌そのものである。あ、でも黄ブ菌とインフルエンザウイルスは当てられそう。

・黄色い防毒マスク、単球登場。マクロファージ姐さんが就職先を見つけていない状態がこの人。シャワーは何だろう?こいつも敵を丸呑みにするタイプだが、好中球もナイフ使ったりする演出なので、シャワーで攻撃するという演出で、意味はない。……たぶん。

・「グルコースたっぷりですよ」前もこの話出たな。「赤血球がブドウ糖のみを栄養とする」ということを強調したいらしい。それより酸素食べないことが大事だとおもうけどね。そもそも体内には『糖新生』という経路があってだね……とか言ってみたり。脇道にそれそうなので話題を変えます(笑)

・地面(血管内皮細胞)が割れて、黄色ブドウ球菌軍登場。健常な人でも食中毒とか起こすので確かに毒性は強いかもしれない。

・合体して巨大化。アニメ演出なので普通に楽しむ。「ブドウの房状に見えるからブドウ球菌」というのは正しい。ちなみにブドウ糖のブドウとは関係ない。

・コアグラーゼ◎。相変わらずマイナーな用語を調べて臆さず取り入れるという、原作者の頑張りが窺える。もっと現実に即した演出をすると、あのネットで赤血球とか血小板を絡めとって肉壁にして籠城する感じだと思う。もしくは「秘術・魔鏡氷晶!」的なビジュアルのガード技。
 毒素とかの話をするのかと思ったら、酵素活性の話を持ち出すとは(笑)

・「義理の妹の分もね」家系図。あ、これ×。家系図で結婚前から繋がっているなら義理の妹ではなく親戚の娘さん(より正確には三従姪(曾祖父の兄弟の曾孫の子供))。というか細菌に結婚はないので「義理の」家系は存在しない。
 まあ、これは細胞・細菌の話じゃないけど(笑)

 あ、というかこの感じ↑です!!私がいままでしてきた医学的なツッコミは、普通の人が分かる分野に置き換えると丁度このレベルのツッコミ。なので細かいっちゃぁ細かいし、間違ってるっちゃぁ間違ってるような感じです(笑)

 でも多分みんなこのシーンみて「ん?義理……?」ってなりましたよね(笑)そんな感じ。なんかちょっと見過ごせない感じ。
 ……なりましたよね?

・単球さん登場、正体はマクロファージでした、というシーン。説明文その他は正しいが「フィブリンが登場し赤血球と血小板が見物している」というこのシーンは血管内じゃないのか…?(笑)

・マクロ姐さん強し、という回だったらしい。確かに好中球とマクロファージは、三國無双で例えると敵の雑魚兵と虎戦車みたいな感じ。好中球は弱いが多い。虎戦車だけより敵兵と一緒に来た方が強いよね。……いま三國無双って伝わるのかな…?(笑)

・ED曲以下略

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{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 42
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

血液と免疫が中心

循環とか免疫細胞は結構ダイナミックだし、色々面白い。健康に問題を抱えることなく生活しているようでも、たくさんの細胞が大活躍。彼らが毎日休まず働くおかげだと改めて実感できる。
擬人化するおかげで人体について初めて学ぶ人にも分かりやすい。
声優のチョイスもいいですね。心地よい。

ステロイドの表現が中々面白いと感じた。{netabare}あんなに破壊してまわる感じ?確かに免疫抑制に使うし、副作用もあるけれども。あと花粉症には抗ヒスタミン剤のほうがよさそうではある。{/netabare}

7話のがん細胞の話は向こうの立場になると非常に切ない。だって誰にも必要とされていないもの。


OP
ミッション! 健・康・第・イチ 歌 赤血球(花澤香菜)、白血球(前野智昭)、キラーT細胞(小野大輔)、マクロファージ(井上喜久子)
ED
CheerS 歌 ClariS
OPの歌詞で分かりやすく細胞の働きを示してくれるし、永遠の17歳井上喜久子さんの声大好物。そして、EDは僕の大好きなClarisで嬉しい。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
人の細胞の数、およそ37兆個(新説)。細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球……そこには、知られざる細胞たちのドラマがあった。擬人化モノの新定番、大人気コミック「はたらく細胞」が待望のテレビアニメ化!誰もが共感できる、体内細胞擬人化ストーリー!

1. 肺炎球菌
ここは人間の身体の中。酸素や二酸化炭素を運搬していた赤血球は、ある日、体外から侵入した肺炎球菌に襲われ、白血球(好中球)に助けられる。体という世界を守るため、逃げた肺炎球菌を追う白血球(好中球)。だが敵は意外な場所に隠れていて──。

2. すり傷
穏やかな日常を過ごしていた赤血球の目の前で、突如として「すり傷」が発生した。傷口から侵入する細菌やウイルスと戦うため、白血球(好中球)は現場に駆けつけるが、黄色ブドウ球菌をはじめとした敵に苦戦する。果たして白血球(好中球)たちは、体内を守ることが出来るのか。

3. インフルエンザ
体内で増殖したインフルエンザウイルスの偵察に向かったナイーブT細胞。だが一度も敵と戦ったことがないナイーブT細胞は敵に怯えるばかりで、まったく役に立たない。そしてついには白血球(好中球)や先輩であるキラーT細胞が戦う中、戦場から逃げ出してしまう。自分を責めるナイーブT細胞。そんな彼を見かけた樹状細胞が優しく声をかけて……。

4. 食中毒
胃の付近に細菌出現。さっそく現場に駆けつける白血球(好中球)。現場ではすでに白血球の一種である好酸球が応戦していたものの、苦戦を強いられていた。非力な好酸球の姿を見た周囲の細胞たちはあまりの頼りなさに陰口をたたく。白血球(好中球)は「好酸球にしかできない仕事がある」と言うが……。

5. スギ花粉アレルギー
大量のスギ花粉が体内に侵入!スギ花粉を排除をするため、現場へと急行した白血球(好中球)は、そこで“記憶細胞”と居合わせる。記憶細胞は免疫記憶を保持しているリンパ球である。現場の光景を目の当たりにし、なぜかあたふたしている記憶細胞。「なんてこった! これじゃまるで、言い伝えと――」記憶細胞が言う“言い伝え”とは……?

6. 赤芽球と骨髄球
いつか立派な赤血球になれるように──。それはまだ、赤血球が赤血球になる前、幼い赤芽球だったころの話。赤芽球はマクロファージ先生のもとで、一人前の赤血球になるため、一生懸命訓練中。だけど方向音痴の赤芽球は、訓練の途中で迷子になることもしばしば。ある日、細菌から逃げる避難訓練をしていた赤芽球は、そこでも迷子になってしまい……。

7. がん細胞
一般細胞に化けていた敵が、ついにその正体を現した。敵の名はがん細胞。白血球(好中球)とキラーT細胞、そしてNK細胞は、この世界(体)を守るため、迫りくるがん細胞と対峙する。

8. 血液循環
二酸化炭素を肺に届け、酸素を体中の細胞たちに届ける、それが赤血球の大切な仕事。相変わらず方向音痴で道に迷ってばかりの赤血球だけど、いつまでも半人前ではいられない。今日こそは先輩たちの力を借りず、一人で循環器を一周しようと意気込むが、その傍らには心配そうに見守る白血球(好中球)の姿があった……

9. 胸腺細胞
訓練の最中、部下をヘルパーT細胞の部屋に投げ込んでしまったキラーT細胞。正反対なタイプの2人は言い争いを始める。今では立場が違う2人だが、樹状細胞によると、実は「胸腺学校」の同期だという。しかも昔の彼らは今とは全く違うキャラだった!わずか2~3%しか生き残れないという胸腺学校での地獄の特訓を耐え抜く中で、二人の間に芽生えたものとは……!?

10. 黄色ブドウ球菌
細菌に襲われる赤血球!そんな赤血球のピンチを救ったのは、ガスマスクに防護服をまとったような見た目をした「単球」だった。この単球もまた白血球の一種の免疫細胞だという。気を取り直して鼻腔へと酸素を届けに向かった赤血球だったが、またしても細菌に遭遇してしまう。細菌の名は「黄色ブドウ球菌」。この黄色ブドウ球菌は皮膚や毛穴などにいる常在菌だが、今回は何やら免疫細胞に敗けない秘策があるというが……!?

11. 熱中症
うだるような暑さに包まれた体内世界。発汗してもうまく体温冷却できない。異常な血流増加、上がり続ける体温……そう、体内世界は「熱中症」になっていた!この隙につけこんで好き勝手暴れ回るセレウス菌。頼みの白血球(好中球)も暑さのためヘロヘロになって本来の力が出せない……!この温暖化し続ける世界に、何か打つ手はないのか!?

12. 出血性ショック(前編)
なんと新人赤血球の教育係をすることになった赤血球!先輩らしいトコを見せなきゃ!と気を引き締める彼女だが、道を間違えてしまったり、他の細胞に怒られたり、なかなか上手く行かず……。そんな中、体内世界を揺るがす大きな事件が発生する。

13. 出血性ショック(後編)
「生命に関わるレベルのダメージを確認!」この緊急事態を受け、現場付近に急行した白血球(好中球)。だが、そこには守るべき血球たちの姿はなかった……!大量出血により、すでにおびただしい数の血球たちが、傷口の外へと飛ばされてしまっていたのだ。今もなお続く出血――過酷さが増す状況下だが、この世界を守るため、仲間たちを救うため、赤血球は後輩赤血球とともに酸素を運び続ける。終わりゆく世界、細胞たちを待ち受ける運命は――!?

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8
ネタバレ

01oinaris さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

(祝)本庶佑先生ノーベル賞受賞!免疫学とアニメと漫画はやっぱり日本の誇り!!

日本が世界に誇れる文化である、漫画・アニメ。
同じく世界に誇れる、日本の免疫学。(本庶佑先生ノーベル医学生理学賞受賞おめでとうございます!)
奇跡のコラボ、ここにあり。

こんな漫画やアニメが作れるのは、絶対日本だけです。

子どもたちや、免疫学を勉強したい人にぴったりの作品。
うちの子(小2)はかぶりつくようにして全話制覇。
それだけでは飽き足らず、コミックスも全巻揃えて貪り読んでいます。
子どもが「制御性T細胞が…」「サイトカインが…」なんて喋っているのを聞くと、
漫画・アニメの力に感心させられます。

そしてこれを描いている原作者・清水茜さんが、実は医学に関しては素人さんってところがすごい。
毎回勉強して描いているそうだが、日本の教育水準と漫画・アニメのレベルの高さは世界一ですね。

こういった専門性の高い漫画が日本で好まれるのは、
やはり日本漫画界の神様・手塚治虫から受け継がれた系譜だろう。
(有名だが、手塚治虫は大阪帝大医学専門部(現・阪大医学部)卒の医師)

ストーリーとしては単純明解。
病気や怪我のとき、どんな細胞がどう働いているかを、擬人化した細胞たちによる活劇にしたもの。
体内に存在する37兆個の細胞、その1つ1つに大切な役割があり、
あなたの生命を守るために必死に働いている。
文字通り命懸けで。
世界(身体)が生きている限り、細胞は職場放棄しない。
細胞の命が尽きるまで、あなたの身体を守っている。
あなたの生命を守るために、細胞は全力。

…てなことを考えると、今ここに自分が存在する奇跡に涙が出そうになった。

ただし、原作者さんはよく勉強されているとはいえ、そこは素人。
学術的に不正確な描写が散見される。
(末筆に私が気づいた不正確描写を少し記載。赤血球が栄養を運ぶ…なんてのは不正確を通り越してただのデフォルメとして無視)
ここがEテレで放送できない一番の要因かな。
Eテレで放送するためには、医学監修を原作に付ける必要がある。

とはいえ、一般の人たちが理解しにくい免疫学分野を、
ほぼ独学で子どもたちにもわかりやすい内容にした、という点で功績は極めて高い。
きっと10年後、「はたらく細胞」で興味を持った子どもたちが医学部に入ったり、
生物学・免疫学の最先端の研究に従事したりするのでしょう。

日本の医学・科学界の裾野を拡げたという功績も含めて、私は今期夏アニメで1番の高評価をした。
第2期、第3期…と本作が末長く続き、若い人たちの医学的・生物学的な知識の幅を大きく広げること、
そしてこれを機に生物学・免疫学を勉強した子どもたちが、日本の新たな科学の礎を築くことを切に願っております。

第2期はもっと子どもたちがリアルタイムで鑑賞できる時間帯で。
こんな素晴らしい作品を深夜アニメにするのは勿体無いです。


以下、私が気になった学術的に異なる描写の補足説明。
たたんでおくので興味のある人はどうぞ。
{netabare}
第3話追記
うーん…こんなこと言うと楽しめないからダメなんやけど、細かい所が気になる。
(ちゃんと「本作は学術的な事実と異なる描写がある」と冒頭で書いてるんですが…)

好中球がウイルスや感染細胞と戦っている描写に違和感。
好中球はウイルス感染細胞の排除はできない。(細菌の貪食・排除が主な仕事)
(ウイルス感染細胞から炎症性サイトカイン分泌→ナチュラルキラー(NK)細胞、キラーT(NKT)細胞やマクロファージ(MΦ)が感染細胞を除去。)
しかもウイルスに対しても好中球は基本的に無力。
ウイルスに対してはB細胞の産生する抗体が最も有効。抗体によるウイルスの無力化が鍵。
しかも、抗体が放水銃ってダメでしょ…せめてY字型のミサイルにしてくれよ…
ナイーブ→エフェクターT細胞のお話だから仕方ないとはいえ、
インフルエンザ回でB細胞が全く活躍していないのが…すごく残念。

以下は個人的備忘録と復習がてら記載。
興味のある人は覗いてみてね。もし間違ってる記載あれば御指摘プリーズ。
(先日誤記述を指摘されたので修正。サンクスです!)
{netabare}
ウィルス感染〜回復の順序としては、
1.ウイルス感染細胞(インフルエンザの場合は主に気道上皮細胞)からのサイトカイン放出
2.NK、NKT、MΦがサイトカインに呼応して感染細胞を抹殺
3.MΦ・樹状細胞(DC)がウイルス抗原を認識し、抗原提示のためリンパ節に移動
4-1.DCがナイーブT細胞を活性化(エフェクターT)→ウイルス感染細胞の積極的除去
4-2.MΦやDCがヘルパーT(Th)に抗原提示し、Thを活性化。
5-1.活性化ThはB細胞を活性化→B細胞による抗体産生開始。
5-2. 活性化Thからのサイトカイン放出により、NKT、MΦが活性化
(上記2〜5がポジティブフィードバックループになっており、ウイルス感染が持続する限り相乗的に免疫系の活性化が生じる。炎症性サイトカインの分泌亢進により発熱・悪寒・倦怠感・頭痛など一連の風邪症状が生じる。)
6.抗体によるウイルスの無力化(=抗体によるウィルス粒子の凝集、並びに阻害抗体などの存在によりウィルスが細胞に感染できなくなる)→ウイルスの爆発的増加がここで食い止められる
7.ウイルス感染細胞の根絶(上記2〜5の継続)→上記のポジティブフィードバックループが終結する
8.炎症反応の終結=回復

抗体の付着したウイルスなら、たぶん好中球も貪食できる…かな?
(好中球はCD16/32という抗体受容体を持っているので、抗体の結合したウイルス粒子なら捕獲&貪食可能だと思うんだけど…)
というわけで、B細胞が抗体を放出する前に、好中球がウイルスや感染細胞と戦っているのはおかしいのです。
{/netabare}

第12話追記
出血性ショックで末梢の細胞から死んでいく…というのは違和感あり。
最初にやられるのは低酸素・低グルコース状態に極めて弱い脳神経細胞だと思うんだけどな…。
末梢の細胞は結構低酸素状態に強いはず。
最近の知見では組織幹細胞(造血幹細胞など)は生体内で常に低酸素状態…て話もあるし。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 21

73.8 9 教育で成長なアニメランキング9位
アルプスの少女ハイジ(TVアニメ動画)

1974年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (173)
973人が棚に入れました
幼い頃に両親を亡くし、5歳になるまで母方の叔母のデーテに育てられたハイジは、デーテの仕事の都合で、アルムの山小屋にひとりで住んでいる、父方の実の祖父であるおじいさん(アルムおんじ)に預けられることになる。ヤギ飼いの少年ペーター、ペーターのおばあさん等の人々。子ヤギのユキちゃん、おじいさんが飼っている犬のヨーゼフやヤギのシロ・クマ、樅の木を初めとした、大自然に生きる動植物達。厳しくも優しく、懐の深さを感じさせるアルプスの大自然。何より、共に暮らすおじいさんを通じ、ハイジは様々な事を知り、学び、健やかに育っていく。

声優・キャラクター
杉山佳寿子、中西妙子、宮内幸平、小原乃梨子、吉田理保子

保見川 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

【お気に入り】 心のデトックス

~
 アルプスの自然豊かな山々を駆け巡るハイジの物語。全52話。基本的にハイジが見たいこと、聴きたいこと、行きたいことを優先に物語は自由に繰り広げられる。それは、規則に縛られたフランクフルトの街でも変わることはなく、ときには人に迷惑をかけてしまう場面もあるがハイジの純粋な心はそんなことで折れ曲がることはない。それを、聞き分けのない子供と捉えるか、それとも徹底した子供の描写と捉えるかで評価が分かれるところだと思う。とくにフランクフルト編でのハイジは気が狂ったとも言える行動を起こすのでロッテンマイヤーさんと同じように嫌気がさした人もいただろう。しかし、そこだけを切り取って評価するには大変惜しい作品だと思う。気難しいけど慈愛の心を持つアルムおんじ、優しくて利口なセントバーナードのヨーゼフ、そしてアルムの雄大な山々に温かく見守れながらハイジは育まれ、その優しい心は、夕陽に照らされて金色に燃えている山のように、明るく輝いている。そんなハイジの行動は、アルムおんじの心を動かし、ペーターの心を動かし、クララの心を動かした。クララといえば、テレビで何度も取り上げられた有名なシーンがあるが、それ以外にも素晴らしいエピソードは沢山あってとても数えきれない。ペーターのおばあちゃんを通して映るハイジの優しさも、ロッテンマイヤーさんのクララに対する不器用な愛情も、ハイジとクララとペーターの深い友情も、どれもが胸を打つ素敵なエピソードの連続である。太陽の陽を浴びて健やかに成長する彼女たちを観ているだけで自然と笑顔になれる微笑ましい作品。最終回を観終えて胸がいっぱいになったとき、私の母が何度もハイジを観返していた理由が分かった気がした。子どもにも大人にも胸を張ってオススメできる不朽の名作である。

個人的評価:★★★★★(5.0点)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

高畑監督と宮崎監督の共同作!

1974年にカルピスまんが劇場、後の世界名作劇場として放送されたアニメーションです。
演出(監督)は高畑勲さん、場面設定と画面構成を宮崎駿さんが担当した名作です。

母親が大好きで、家にビデオがあったので
自分も小さいときかは観ていました。

物語は{netabare}
デーテ叔母さんに連れられ
アルムの山に住むハイジのお祖父さんと住むことになったハイジ。
山の牧場やチーズ作りなどハイジは毎日学ぶことがいっぱいありました。
共に山の牧場に行くヤギ飼いのペーターともすっかり仲良くなりました。
しかしまたデーテ叔母さんによってフランクフルトのお屋敷に連れていかれます。
そのお屋敷で体が弱く、足の悪く、でも優しい性格なクララと出会います。
しかしそのお屋敷の執事ロッテンマイヤーと合わず
都会の生活が辛くなり、夢遊病になってしまいます。
それがきっかけでようやくアルムの山に帰れたのです。
しかしアルムに帰ったハイジはフランクフルトでの辛い生活を乗り越え
一段と成長しました。
そんな幼い少女の成長を描いた物語です。{/netabare}

またこの話ではハイジの成長も描いていますが
同時にハイジに関わる全ての人達も
少しずつ成長していきます。
クララ、お祖父さん、ペーターなどなど
悪い人はほぼ出てきません。
ロッテンマイヤーは厳しい人ですがクララの体を誰よりも心配する
ホントは心優しい人だと大人になるとよくわかります。
母方の曾祖母がロッテンマイヤーにそっくりだったので親近感のあるキャラクターでした。

現地取材をしっかりと行っている作品で
生活などもリアルに描いています。
宮崎駿監督がハイジについてのインタビューで
「気づいたことがスイスの牛の歩く速度が、日本の牛よりも遅いということだ。」
と言ったそうです。
ホントに細かい所まで観察されてるんだということがよくわかります。
このアニメを観るとスイスに行きたくなります。

楽しい、感動のすべてを味わえる
全ての年代が楽しめる作品です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ハイジという少女が見たアルプス

私の母親がこのアニメが大好きだった事もあり、小さな頃から影響を受けてビデオだったり再放送なりで、このアニメを楽しんで見ていました。2年前くらいに東京MXで再放送してくれていたので、まさか大人になってしっかり全話観る事になるとは思いませんでしたが。当初は、子供の頃の記憶が相当美化されているかなと思い、変に構えた視点で鑑賞していたもんですけれど、それでも流石は日本を代表するアニメ作品。大人が見ても、全然通用するクオリティでした。まーったくDVD買っちゃいましたよー。

子供の時は {netabare} 悪の権化とさえ思っていたロッテンマイヤーさんがただ接し方が下手なだけで、別に悪い人ではないじゃん!という嬉しい発見も出来ました。まあ、その分ハイジの我侭さが逆に目につくようになりましたけども。それに関連して、子供の頃は左程感じなかったのですけれども、アルプスとフランクフルトの表現の差にちょっと意図的なものを感じましたね。アルプス大好きだったハイジは途中で都会のフランクフルトに行くんですけど、そこでは悲しい出来事ばっかりで、段々ホームシックになっちゃうんですよ。そしてハイジの頭の中は幻想のアルプスで一杯になっていくんです。自然豊かな場所はそれはそれは素晴らしいのは知っていますが、かといって都会が悪いかというと、必ずしもそういうわけではない。作品のテーマに純粋にそぐわないから、そのような描写にしたという側面もあるとは思いますが、もっとシンプルに考えてみると、あくまでこれはハイジという少女の視点で語られる物語、それこそが『アルプスの少女ハイジ』じゃないかとすると、割合しっくりきます。そうするとロッテンマイヤーさんが嫌な人に見えるのも納得が行くなあとか思ったりw {/netabare}その部分をアニメだからと妥協して鑑賞するか、妥協しないで鑑賞するか。そこが評価の分かれ目のような気がします。

この作品、スタジオジブリの宮崎駿や高畑勲が名を連ねている事でも有名ですが、意外に知られていないのが、機動戦士ガンダムを手掛けた富野氏の参加。事実このハイジの絵コンテは半分以上富野さんの仕事なのです。富野さんは絵がそこまで上手くなかったけど、とにかくコンテを仕上げるのが速かったので、当時の長丁場の枠でアニメを仕上げなければならない環境で、富野さんのような存在は貴重であったようですね。

しかしこれを見る度に思うのが、デカいチーズ!それがまた美味しそうなんですよ。日本じゃ中々お目にかかれるもんではないですしね。一回でいいから、あんなチーズ食べてみたいなあというのが、いつの間にか、私の密かな目標になっていたり。いつか達成できればいいなと思いつつ、筆を置く事にします。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 21

68.6 10 教育で成長なアニメランキング10位
赤ちゃんと僕(TVアニメ動画)

1996年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (149)
823人が棚に入れました
交通事故でママを亡くした拓也は、忙しいパパの代わりに幼い弟・実の面倒を見る毎日。おかげで友達と遊ぶ事さえ出来ない。次第に戸惑いとイラだちを募らせていく拓也。そんなある日、パパを駅まで迎えにいく道々、「このまま実がいなくなったら・・・」などと考え事をしていた拓也は、本当に実を何処かに置き去りにしてしまったことに気づく。

声優・キャラクター
山口勝平、坂本千夏、宮本充、渡辺美佐、優希比呂、亀井芳子

R子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

このアニメの価値はストーリー。

少し前のアニメで、古臭さがあるものの、ストーリーは秀逸。

主人公である拓也と弟の実は母親を亡くし、父親との3人暮らし。
まだ小学生で遊び盛りの拓也は、一人で家事や弟の面倒を見なければならないことに不満をつのらせることもある。

ところで、同じく男兄弟で小さい弟の面倒を見るというアニメに「学園ベビーシッターズ」がある。私は「学園~」の方を先に視聴し、「赤ちゃん~」を見た。
「赤ちゃん~」の方が主人公(兄)が幼いということもあり、弟を時に疎ましく感じ冷たく突き放してしまうことがある。そんな場面は見ていて心が痛いが、現実的に考えれば当然のように思える。
すべてを受け入れスムーズに日々が過ぎていく、というアニメも安心感があるが、「赤ちゃん~」はかわいいだけではなく考えさせられるストーリーが散りばめられている。

とにかく、作画の古臭さで見ないというのはもったいない。
長編アニメではあるが、ダラダラせずに見られる。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

みのるっ!めっ!

原作も見てます。今頃ながらコメします。

母親が幼い弟と自分を残して先立ってしまう。
父と主人公が幼い弟と共に生きていく。そんな話です。

重すぎる話ではありません。
途中途中、実が笑わしてくれます。
兄弟ってこんな感じだよな~って感じます。

主人公の拓也の母親を亡くした気持ちが伝わってきます。
悲しくて寂しくて、でも、弟がいるから。
僕はお兄ちゃんだから・・・

アニメではあんまり泣きませんでしたが、
兎お兄ちゃんは別です・・・アニメでも泣いた。
兎お兄ちゃんは原作の方が号泣モノ。

原作は号泣してしまい、目の前が涙で溢れ見えなくなり、
全部見るころには涙と嗚咽と鼻ミズと共に
ティッシュがひと箱くらいなくなりますから。

アニメで興味を持った方は、是非とも原作をみてください。
YOUは、もぅ神曲ですね。聞いてるだけで涙が止まりません。
条件反射で涙が出るようになりますから・・・

アニメで原作の最終回をやってほしかったですねぇ。
子供が兄弟で絶対必ずやってしまう事・・・それが・・・

知りたかったら原作も併せて読んでください。
読んで良かったと。永久保存版漫画に必ずなります。

アニメは、結構ほんわか話をメインに持ってきてるような?
そんな感じがしましたが、良い作品です。

素晴らしい作品をありがとう

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

忘れてほしくない物語

CLANNAD AFTER STORYのレビューする前に書きたい作品。

2018年現在で視聴するならばDVD-BOXを購入するのが手っ取り早い。
しかし私はVHSからパソコンへ動画変換して保管するくらい
この作品が大切な存在になってます。
ノイズが混じっていようが構わない。

物語はショートストーリーの日常ですが、綺麗に話は収まっています。

最初に作品を視聴した時に感じたのは
「家族に関心がなかったり、両親が健在な人には無縁かな?」と。

しかしその頃の私も若かったので、歳を重ねて視聴するたびに
手放せない作品であることに気づきました。

作品で色々なキャラクターが言う台詞が、非常に重みがあるのです。
それも視聴する人の生き方次第で受け止め方が毎回変わってきます。
現実生活を振り返って反省させられたり、想い方が変わってくる台詞です。

もともと私は涙腺が緩みやすいのですが、今回視聴した時は
最初から最期までタオルがないとダメでした。
(泣かずに済む話もあるのですが、ほとんど無理です)

私の勝手な気持ちですが、子供が嫌いな人や相手の痛みが理解
できない人には見て欲しくないです。

正直なところ、この方々の気持ちに響くものがなければ
得られるものがない物語だと感じています。

それでも私は多くの人に何度も視聴してほしい作品の1つです。

(余談)

人が相手を叱る気持ちと相手を大事に想う気持ちは一緒だと感じています。
この感情がお互いに伝わりづらいので、ぶつかり合いながらも
お互いの気持ちをもっと確かめ合うコミュニケーションがたくさん
必要ではないかと思っています。

ニュース報道される残酷なDVなどを耳にすると、いつもこの作品の
台詞が頭をよぎります。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

67.5 11 教育で成長なアニメランキング11位
新世紀GPXサイバーフォーミュラ11[ダブルワン](OVA)

1992年11月1日
★★★★☆ 3.7 (41)
196人が棚に入れました
 2016年、第11回サイバーフォーミュラGPSが開催された。前年度チャンピオンのハヤトは、続々と投入されるライバルのニューマシンやチャンピオンであることのプレッシャーでなかなか調子が出せず荒れていたが、周囲の支えや持ち前の闘志で這い上がり、どうにか調子を取り戻す。 しかし菅生修ことシューマッハが突然アオイZIPから復帰し、サイバーフォーミュラで走るすべてのドライバーに挑戦状を叩きつけたことから事態は一変。明らかに敵としてシューマッハがハヤトの前に立ちはだかる。しかもかつて父と共にアスラーダを開発したマシンデザイナー、クレア・フォートランが心強い仲間として登場する一方で、存在意義を見失ったみきはチームから離脱。 不協和音がスゴウを覆うなか、ハヤトは二年連続の世界チャンピオン、ダブルワンの栄光を手にすることができるのだろうか。

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ん??ひよった?王道過ぎじゃない?

オリジナルアニメ(OVAです)
全6話

あらすじ・・・
新世紀GPXサイバーフォーミュラのあらすじを見てくださいな。一緒です^^

さて感想を
どうでもいいけど、新世紀GPXサイバーフォーミュラって
(フューチャーグランプリ サイバーフォーミュラ)って読むんですね・・・
読めるか~~~~www

しかも今回のサイバーフォーミュラ11って表示して(サイバーフォーミュラ ダブルワン)ってwww

さて本当に感想を
TVシリーズの続編です。舞台がグランプリの次のシーズンになっていました。

OVAで全6話の為、テンポが早い早い^^;
グランプリは全10戦あるんですが、6話にまとめられているためにレース展開が早過ぎwww

本当に重要なシーン以外は省くってぐらい荒業でご都合主義って感じでした。
が、逆にそれが面白い!!
無駄な遊びがないために一気に見れちゃいます~^^

TVシリーズに比べ、レースに比重が増した感じですね。
恋愛要素はちょっとだけ。
気になるカップリングが3組ありますが、この(ダブルワン)では進展せず^^;
次のシリーズに期待ですo(*^▽^*)oあはっ♪

完全に成長物語になっちゃってました。

キャラは相変わらず主人公のハヤト君にイラッとします(個人的感想)
新キャラも1人だけだし、ハヤト君の味方なので特にこれといった物はなし

音楽はTVシリーズが凄すぎて今回はかなり見劣りします^^;

そして作画・・・
さすがにOVAだけありますねwww
崩壊はちょっとだけ^^;
TVシリーズのように完全に壊れてるって事はなかったですよ

完全TVシリーズの続編なので必ず
TVシリーズ→ダブルワンと見てくださいね。

内容自体は現在やっているアニメに負けていません!
ありきたりアニメより絶対に面白いです。

気になる方は視聴しちゃってくださいねwww

では最後に一言
絶望した~!あまり成長していない主人公に絶望した~!!
次のシリーズではもう少し大人になってください~~~
イラッと感があんまり続くと見る気が無くなります~~~!!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

優麒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ここからブーストオン!!

サイバーフォーミュラシリーズのOVA1弾です。
現在だと少し絵的につらいとこもありますが、このシリーズを観るならこの作品からが入りやすいかと思われます。

コンピュータ制御(あくまで補助)でマシンを走らせてレースをするという設定です。
それらAIの補助などをまとめてサイバーシステムと理解して頂けるとわかりやすいかと思います。

主人公のマシンは独特でサイバーシステムが教育型になっており、ドライバーとともに進化していきます。さらに会話もできちゃいます。それが「アスラーダ」。マシン名にもなっています。

若い主人公がアスラーダとともにレースの中で成長していくお話になります。

基本の流れは、主人公は負けたり不調になるとアスラーダのせいにしてアスラーダと喧嘩をし、ライバルたちの助言で立ち直り、アスラーダと仲直りしてレースに勝つ。ってパターンです。

またかと言うほど主人公は成長せず、何度も同じ事を繰り返すのが癖になります。

レースもさることながら、ライバルたちも魅力的です。

このシリーズは新しいものほど、
 レース<人間関係
という感じにシフトしていくのも面白いです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2
ネタバレ

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

サイバーフォーミュラ最初のOVAシリーズ。
TV版の次の年が舞台の話{netabare}でナイト・シューマッハが
ドライバーとして復帰したと思いきや、
ハヤトたちと対立!?
ハヤト×アスカ 新条×みき の恋愛色も更に強まり、
レースのほうも熱い試合をくりひろげます。{/netabare}

全6話ですがそれなりにみんな出番とかはあったかな。
{netabare}成長するハヤト、正面から戦って勝ちたい新条くん
自分の走りを見つけるランドル、
シューマッハとの最後の対決として挑むブーツホルツ
コンビになりクーデリアンに最後のレースを託されたハイネル
それぞれ最後のレースにかける想いとかが前より描かれてたし
レース自体も普通だったらありえないことだけど{/netabare}
熱かったし、葵さんもちょっといい人になったしよかったと思います。

あと英語verの「Winners」も味があってこれはこれでいいですねー。

・・・でもひとつだけ不満な点があります。
OP映像にもちゃんとドライバーのひとりとして映っているのに
日吉さんが全然出てこないんだけど・・・

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0
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