おすすめ死後の世界人気アニメランキング 13

あにこれの全ユーザーが人気アニメの死後の世界成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年09月19日の時点で一番の死後の世界アニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.2 1 Angel Beats!-エンジェルビーツ!(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★★ 4.2 (14008)
45097人が棚に入れました
森に囲まれた丘陵地にある、生徒総数2000名を越える全寮制のとある学園。一見するとごく普通の生徒らが生活を送っている学園だが、そこは死後の世界だった。現世で理不尽な人生を体験し、青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラの生徒達と共に学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、消滅(成仏)し、転生する。しかし、転生することを拒む人々がいた。少女・ゆりをリーダーとする「死んだ世界戦線(以降、戦線)」は、理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、死ぬことのないこの世界で、学校の秩序を守る「天使」と日夜戦いを繰り広げていた。生前の記憶を失った少年・音無は、戦線のメンバーと行動を共にするが、次第にこの世界の真実を知ることとなる。

声優・キャラクター
神谷浩史、櫻井浩美、花澤香菜、喜多村英梨、木村良平、水島大宙、高木俊、斎藤楓子、牧野由依、増田裕生、Michael Rivas、徳本英一郎、小林由美子、東地宏樹、沢城みゆき、松浦チエ、阿澄佳奈、加藤英美里

アシュコロン

★★★★★ 4.3

死後の世界がこういう感じだったらいいのに…

まずこの物語の舞台が「死後の世界」で
そこに人生に悔いを残し若くして死んだ
少年少女たちがこの世界にある学園で青春を謳歌し、
幸福感や達成感に満たされることで成仏し、転生する。
という幻想的で、でもどこか身近に感じるような
物語に心引かれました。

今までに誰もが多かれ少なかれ一度は思ったことのある
「死んだ後ってどうなるんだろう?」という
不確かで絶対に知ることのできない疑問を
そういう先入観に囚われず
このエンジェルビーツ!という形で
死後の世界が具現化されて
例えその世界が嘘偽りだとわかっていても
もし自分が死んだ後こんな世界に行けたら
どれだけ楽しいだろうか…と切実に
思わされてしまいました。

内容としては
シリアスなとこはじっくりと深く
コメディなとこはたっぷりと笑い
感動的なとこはがっつり泣かせられる
とてもメリハリがあり、さまざまな感情が
このアニメの中で一度に味わえる作品です。

ただ個人的にはもっとサブキャラクターである
椎名やTKや大山など一人一人のエピソードを
細かく盛り込んで欲しかったのが正直な感想です。

「死」についてあまり深く考えたことも
ありませんでしたが実はとても身近にあることなので
「死」についてこのアニメを通して
楽観的に触れてみるのもいい機会だと思いました。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 139
ネタバレ

てけ

★★★★☆ 4.0

感動アニメなのに泣けなかった理由

オリジナルアニメーション。

気がつくとそこは夜の学校だった。
目の前には銃を構えた少女。

「あなた、死んだのよ」

記憶のない主人公にとって、それはあまりに唐突だった。

笑いあり、戦いあり、日常あり、感動あり。
そして、とても見やすいアニメです。


舞台は死後の世界という特殊な環境。

それを利用した伏線の張り方とミスリードはお見事の一言です。
{netabare}
タイトルからして伏線でありミスリード。
ガルデモを1話目から出すことで、Beats!を音楽と錯覚させて、本当は「鼓動」の意味。
ロゴやOPテーマにある波型の模様は心電図の形。
これだけでも十分考え抜かれているなと思います。
{/netabare}


……で、みなさんのレビューを拝見。
すると泣ける作品の代表選手のようです。
しかし、私の目頭は熱くなりませんでした。
涙もろいほうなのに。

その理由がずっと前から気になっていて、3周目の視聴に踏みきりました。
視聴後、ひたすら考えた結果、泣けない理由が分かりました。


『キャラクターに感情移入をする暇がない』


前半はついていけないむちゃくちゃっぷりです。
やっていることが、スイカとてんぷら。
食い合わせが悪い料理のようです。
{netabare}
銃撃戦の裏で食券集め。
ギャグのノリで人が(仮に)死んでいるのに、回想では死を重いものととらえている。
{/netabare}
まじめな場面と、他の場面との落差が極端なんですよね。
ゆるやかな流れがその間にありません。
シーンがでこぼこしています。

このギャップが、人間味をキャラクターから奪います。
どんな状況にもすぐに適応してしまうからです。
そんなロボットのようなキャラに共感するのは難しいです。
ただでさえ登場人物が多いのに……。


それでも主要人物には感情移入をしたいところなのですが、展開が速すぎて無理です。
キャラの優先順位もよく分かりません。
{netabare}
日向が言った「じゃあな! 親友!」という言葉を聞いて、「いつ親友になった?」という疑問がわいたのは私だけ?
途中参加の直井が、いつのまにか主要人物になっていて違和感を覚えたのは私だけ?
ゆりっぺが大活躍しているのに、最後に残ったのは天使ちゃんのほうというのも納得がいきません。
{/netabare}

私なら、まず登場人物を減らします。
そして、シリアスな回は徹底的にシリアスに。
また、ギャグ回はギャグ一本で絞ります。
そうでなければ13話という短さで、あれだけの人数をさばくのは無理です。

・尺が足りない
・構成が悪かった
・登場人物が多すぎる

この辺が気になって泣けなかったのだと思います。
なんとももったいないです。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 105
ネタバレ

Key’s

★★★★★ 4.7

感動したが2クールならもっと良くなったと思う!

あらすじ

森に囲まれた丘陵地にある天上学園は
生徒総数2000名を越える全寮制の学校。
一見するとごく普通の生徒らが生活を送っている学園だが、
そこは死後の世界だった。

現世で理不尽な人生を体験し、
青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラ(NPC)の生徒達と共に
学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、
「消滅」(成仏)し、転生する。

しかし、転生することを拒む人々がいた。
少女・ゆりをリーダーとする
「死んだ世界戦線(以降、戦線)」は、
理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、
元々が死後の世界であり「死ぬ」ことのないこの世界で、
学校の秩序を守る「天使」と日夜戦いを繰り広げていた。

生前の記憶を失った少年・音無は、
戦線のメンバーと行動を共にするが、
次第にこの世界の真実を知ることとなる。



感想


10話が一番おすすめです!泣けました
音楽もとても良かったですよ!
特に「1番の宝物」がとても良かったです

相変わらず麻枝さんの脚本は泣かされていまいますね
でもやっぱり1クールという間じゃ
麻枝さんの良さが出し切れてはいないと思う

キャラも個性的なキャラが多く出てきて
魅力的なのだとは思うが
やっぱり1クールでは尺が足りず
キャラ一人一人の掘り下げが足りないと思った

掘り下げとかできていないので
基本中心となる最後に残った5人以外は
過去のトラウマというかなんでこの世界が来たのかの
理由が明かされてないので感情移入がしにくいです

2クール以上でそこらへんも描くことが
出来ていればもっと面白く
感動できる作品になったと思う

ストーリーも急な展開もあり
少し分かりずらいかもしれません

前半はほとんどギャグでしたね
ギャグも面白くて好きでした
特にテストの時のやつとかがw

オーディオコメンタリーも面白かったので
DVD借りて見てみて欲しいですね


でも最後の方の展開はやっぱり
早すぎたかな?(^-^;
1クールだけだから仕方ないと思うが
やっぱり最後別れる時に一人一人
しっかりとしたストーリーがあって(ゆいのように)
その後で別れた方がもっと良かったとは思う

あと一人一人がどういう気持ちで
消えることを選び消えたのかの
心理描写が少ないのでやっぱり
少し残念な感じだな~

2クールでゆっくり作って欲しかったな~!
そうしたらさらに感動することができたと思う
好きな作品だからこそ、本当に残念でした

後ゲーム化が決定したそうなので
そっちで話しが掘り下げられるのを期待しておきます♪
楽しみです♪




ここからは解説というか
謎な部分を考察をして
書いておこうとおきます

{netabare} ~


最終回も終わったにも関わらず、依然として残された謎の多いAB!ですが、
その中でも最も大きそうな謎である
「AngelPlayer(AP)の制作者は誰?」ということについて
書いていきたいと思います。

大きな鍵となるのは、もちろん12話で出てきた
NPCの第二コンピュータ室にいた彼の証言なんですが、
彼の証言そのままでは誰も当てはまらないような気がするんですよね。

「AngelPlayer制作者はかなで説」を提唱してみます。
結構シンプルに考えられるんじゃないかと思ってます。

 つまりは、待った時間があまりに長すぎたために
プログラムを適用した、という部分が、
実はかなで自身にAPを適用したってことを
示唆しているんじゃないかと思うわけです。

「My Soul,Your Beats!」の歌詞を見てみましょう。
この歌詞はかなで自身のことを歌っているものだという
前提があるからではありますが。

個人的には「あたしの中の時は止まってるのに」と
「あなたに手を引かれてた」の部分が気になりました。
時が止まっていたり日常を繰り返しているのは、
つまりはNPCとして日常を繰り返しているだけで
進んでいかないことを示唆していますし、
手を引かれてたってところは、
音無に手を引かれた釣り回を思い起こさせます。

つまりは音無に呼ばれたことで、失われた記憶が呼び覚まされた、
あるいはNPCだったのに時が流れ始めた、
ということを言っているようにも思います。
「幾千の朝を越え」という部分は、
この世界にかなでが長く居ることを示していますよね。

かなでがこの世界に長くいたり、
NPCだったことを示す証拠はいくつもあるんですよね。
例えば、麻婆豆腐が好物だということを忘れていたというあたりとか、
マーボー豆腐に夢中で校則違反を忘れていたところとかは、
まさにNPCだったことで記憶が止まっていたのか、
あるいは長い時の中で本当に忘れてしまっていたのかどちらかでしょう。

ついでに言えば、その前にテスト回で
いじめられていたところの最後の場面で、
生徒会長を解かれたかなでが一人で食堂に行き
マーボー豆腐の食券を買ってましたが、
あれもNPCとして、夜はマーボー豆腐を食べるという
プログラミングが為されていてたからこそ行った不自然な動き、
とすれば説明がつきます。
それ以前は「生徒会長」という属性があったために
ガルデモライブを止めようとした、とも考えられますし、
会長という属性が無くなったためにガルデモライブを止める、
というルーチンが働かなかったんじゃないか……と考えています。

かなでの部屋にあったAngelPlayerのマニュアルも、
NPCは記憶を蓄積できないのだとしたら、
毎回思い出すことは不可能という感じになると思います。
そうした場合、何か残るものとして残しておけば……となると、
NPCになる前にマニュアルを残しておいて、
NPCになった後でもプログラムを触れるようにしたのでは……? 
と考えられるわけです。

音無を一突きにしたのも、
APに入れられたプログラムという見方はできるんじゃないかと思ってます。
殺しても死なない世界ということで、
心音を直接聞くのよりもああいう形のほうがこの世界では
自然に心臓を調べられるからなんじゃないかとか考えていたりもします。
そういえば、ハーモニクスの赤い目の天使だって、
戦線メンバーに対しては心臓を一突きでしたよね。
PCに対してはそう攻撃する、というプログラミングされていると
見て間違いないようです。
ゆりっぺだけは違うんですが……。

そして、もしAP制作者がかなでだとしたら、
音無は一度死んでこの世界でかなでに愛され、
かなでとは別に成仏して、また死んで戻ってきた、
ということになります。
最大限に都合よく解釈すれば、
かなでは音無を一旦見つけて感謝の気持ちを伝えようとしたものの、
音無が勝手にかなでのことを好きになって成仏してしまい、
そしてまた、かなでは長い時間この世界で待つ間にAPを制作して
自身に適用してNPC化した、ということにもなります。

この説も穴は大きいです
。MSYB!の「待ってる気がした 呼んでる気がしたんだ」というのは、
かなでが音無に呼ばれていることを示しているものと思います。
でももしそうだとしたら、かなでがAP制作者っていう前提は
NPCの彼の発言からは崩れることにもなるんですよね

でも、NPCの彼の証言がどこまで信用できるかってことでもあります。
何せ、どちらにしても片方の一方的な考えや
記憶しか引き継いでいないと思われますので。

もちろん音無がAngelPlayer制作者説も
あるんですがこっちはどうも
矛盾が多い気がするし
個人的にかなで説の方が
好きなんで、かなでかな?とw

どうも卒業していくべき場所だから、
愛が芽生えたら影を創りだしてNPC化していく、というのが、
音無の行動と相反するような気がするんですよね

はっきりしたことはわからないし、
もしかしたらその辺を曖昧にしているだけなのかもしれません
どの考察も結局は推察の域をでませんね

原作もないのでこれ以上考えることも
今の所不可能でしょう
ゲームが発売されるとのことなんで
そのあたりのことも
細かく描写してくれて
わかるようになってくれると嬉しいんですが
発売が待ちどうしいですね!

{/netabare}

投稿 : 2019/09/14
♥ : 289

79.2 2 昭和元禄落語心中 助六再び篇(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (410)
1749人が棚に入れました
八代目八雲に弟子入りして早十年、ひよっこだった与太郎もいよいよ真打に昇進。襲名するのは、八雲の兄弟子であり小夏の父親でもある「助六」の名だった。順風満帆のようにも見えるが、そうもいっていられない。落語はいまや時代に取り残されつつある。父親がいないまま母親となった小夏のことも心配だ。三代目助六となった与太郎は自らがたぐり寄せた縁をしょって立つことができるのか……?

声優・キャラクター
関智一、石田彰、小林ゆう、小松未可子、牛山茂、関俊彦、土師孝也、加瀬康之、須藤翔、遊佐浩二、山寺宏一、林原めぐみ

〇ojima

★★★★★ 4.3

昭和元禄落語心中「壱期+弐期」

やはりⅠ期を是非見てください。
Ⅱ期観ても話が判らないですよね。


前期からの流れで与太郎の身の上話が主題ですが
まずは与太郎と小夏の物語。
3話の与太郎の啖呵はカッコ良かったです。良いですね。
4話は小夏に充てた回。これまた充実回。
そしてそれぞれの登場人物が絡み合ってきて物語的に非常に良い方向です。

最後まで観ました。

わたし的「昭和元禄落語心中」とは
落語は古い文化と言われますが受け継いでゆくのは今日の名人。常に新しい名人が伝えることで新たに伝わって行く。落語は時代に沿って新しい形で受入れ、受け継がれてゆくもの。ということだったかな。

落語を聞いて好きになった人は沢山いるけど、嫌いになった人って聞きませんよね。
洗練された伝統芸能なんですよ。落語はね。 2017.04.10

投稿 : 2019/09/14
♥ : 38

えたんだーる

★★★★★ 4.4

三代目助六(与太郎)はどうなる…?

[2017年冬作品1クール視聴終了時ランキング] コメントより
==
2016年冬アニメからの2期目。声優陣の熱演は見どころのひとつ。
==

原作マンガ『昭和元禄落語心中』は未読です。

1期目は戦前、戦中の話もあって世相的によくわからないところもありましたが、2期目の昭和の空気感はなんとなく馴染み深いものとして実感できます。

落語の演技は大変だと思いますが、キャストのみなさん熱演されていますね。たぶん最終話まで観るはずです。さあ、どうなるだろう…。

2017.3.26追記:
ということで、無事に最終話まで完走しました。「助六再び編」と銘打ってはいますが、1期目・2期目通しての主役という感じで八代目 八雲の存在感がかなり目立ちました。

とはいえ1期目と比べると三代目助六(与太郎)はずいぶん成長しましたし、小夏姐さんとも良い関係が築けたのではないかと思います。「助六再び編」のタイトルに恥じない活躍ぶりでした。

作中の落語の演目は「寿限無」、「居残り佐平次」、「初天神」、「死神」などなどわりと知名度の高いものだったので、多少落語に馴染みがあれば知っている感じだったんじゃないでしょうか。

あ、「寿限無」は "死なない(コブが引っ込む)バージョン" でしたね。私がこのバージョンを知ったのは割と最近で、子供は溺れ死ぬものだとしか思っていませんでした…。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 41
ネタバレ

明日は明日の風

★★★★★ 4.5

とある落語家の一生と繋いでいく先の物語…人間ドラマのアニメとして傑作

待っていました落語心中。2期は八雲と与太郎改め3代目助六の物語ですね。また、助六と小夏の関係や小夏の子供のこと、昭和元禄の意味など明らかになっていくのでしょうか。本当に楽しみです。

1話…真打昇進でも与太郎は与太郎
{netabare}八雲師匠と先代助六の壮絶な昔話から一転、修行積んできた与太郎がとうとう真打に昇進です。しかも、助六を名乗ることになった。しかし、時はバブルの絶頂期、落語は古いものとして敬遠され客も少なくなり、寄席は1箇所だけになっていた。1期で助六が言っていたことが頭をよぎります。
そんな状況でも与太郎改め助六は相変わらず。人たらしで周りからも好かれ、客席と仲良くなるような感じ。でも落語はちゃんと学んでいて、師匠にきちんとした対応で先代とは大違い。しっかり筋も通す。
小夏にできた子供を引き取り、小夏との生活を決めた助六。いったん決めたら動かない性格も変わりません。
助六の前に現れた人気作家の樋口。助六は樋口と飲み、樋口が先代助六を見ていたこと、落語に対する造詣の深さに興味を引かれ、意気投合する。樋口はかつて、菊比古時代に弟子入り志願して断られた彼だった。樋口が落語の生き残る道として新作を助六に提案し、助六も興味を持つ。
八雲に助六がまた一緒に住むことを宣言し、八雲は諦めにも似た感じで了承するが、新作落語は否定した。八雲は「落語心中する」といい、自分の代で落語は終わらせることを思っていた。

最初の話とはいえ、いきなり深い感じで入るところがいかにも大人のアニメを感じさせます。これをアニメには興味のない親友と見たのですが、すぐに1期を見ると宣言してしまいました。アニメというよりドラマです。人の心情の移り変わりとかどんどん展開されるのでしょうね。毎週楽しみです。{/netabare}

2話…助六のもがき
{netabare}助六の入れ墨写真が週刊誌に載る。過去がばらされTVでも批判される。気にしない助六だったが、レギュラー番組を降板させられたりして仕事が減っていく。助六はもうひとつ悩んでいた。自分の落語が確立できていないこと。先代助六のマネも見破られてうけない、八雲のような色気も出せるわけではない。寄席も盛り上がらない。
樋口に励まされる飲みの席に八雲が。そこで助六は師匠から励まされ、前を向き始める。助六が帰ったあと、樋口と八雲が会話する。八雲は樋口を覚えていた。樋口は驚くが、八雲に言う。八雲の落語を伝えていくこと、新作を作ること、八雲と先代助六の話を伝えることを。

常に前向きにしか生きていない助六も悩むんだな…当たり前か、ひとつの道を極めるのは簡単なことではないし。
八雲も少し変わってきているのかも。小夏の子供がキーになりそうです。そして樋口の言葉の重さ。まだ過去の話に続きがありそうな…{/netabare}

3話…はたして誰の子なのか?
{netabare}助六は稽古と子育てを繰り返す毎日。樋口に誘われ花火見物に来たら、料亭でに親分が来ることを知り、小夏を追いかけ料亭に。
親分に挨拶するも、小夏の子供のことで問いかけ親分にぶん投げられる。殺されるかもしれないと抑えられるも、小夏の子は俺の子だと啖呵きって出ていく助六。小夏の悩みを全部受け止める助六。
八雲と親子会を願う助六に、八雲は居残りを覚えろという条件を出す。そして助六の前で披露するが、それは八雲ではなく、先代助六の話そのものだった。

助六の男気、親分と女将の大人の会話、八雲の落語、濃くて面白く感動もあるというしびれる回でした。助六が少しずつ自分の落語を見つけて感じです。
一期が濃すぎたので、二期の助六はどうかなとも思ったのですが、なんのなんの、とてつもなく魅力的でひかれます。{/netabare}

4話…寿限無教団現れる
{netabare}5年後、子どもは幼稚園に通うようになっていた。助六は人気者になり、寄席も常に満席に。小夏は下座で働いていた。
ある寄せの帰り、八雲の車に樋口が乗り込んだ。新作を見てもらおうとしたが、原稿は八雲に破られた。しかし、樋口も引く気がない。
幼稚園で落語をすることになった助六。子供番組で人気になっていたのは助六が演じていた寿限無。子供たちはすらすらと言え、ノリが良い。そこで助六は小夏を舞台に上げる。戸惑いながらも寿限無を始める小夏。そして客が一緒にノリ、小夏は話しきった。

今回は不思議な感動を覚える回でした。助六が男前なのと、八雲の影の部分が対照的で、一体八雲に何があるのかを知りたくなります。もうひとつ、八雲が子供にメロメロなことにビックリ。そう来たかという感じです。
小夏は落語家になりたいと言っていたことを思い出しました。この流れはそうなるのか?{/netabare}

5話…そこに見えたのはあっちの世界なのか?
{netabare}八雲と助六の親子会が開かれることになった。やりたいといっていた助六だったが、さすがに戸惑いを隠せない。
親子会までの間、助六は居残りについて考える。樋口から居残りだけを集めたテープを借りて勉強する。全員が全員、違うことに気づき、自分の場合を考える。
親子会当日、八雲から近頃の行動について問われる。助六は半端だった背中の刺青に色を入れて完成させたのだ。これが自分の決意だと。そして、居残りも我を出すのではなく、空っぽにして楽しむのだと。
親子会、先に上がった助六は客席を爆笑させる。続いて八雲が「反魂香」を語り始める。八雲の名人芸とも言うべき語りで客席は引き込まれていく。香が焚かれ怪しい雰囲気が包み込む。幕引き直前に異変が起こる。八雲の前に現れたのはみよ吉、それでも最後まで演じ幕が降りる。その瞬間、倒れる八雲。八雲の前に現れたのは先代の助六、助六は八雲の首を絞めるのだった。

八雲師匠の語りが怪しく、枯れ具合も相まって、本当に引き込まれました。石田さん、すごいです。
助六は先代と同じで人を引き付けますが、根本的に違うことがはっきりしました。先代は「客を楽しませる」を第一にしてました。これに対して三代目は自分が楽しまなきゃという心境に至りました。面白い対比です。後半にかけて、この当たりをクローズアップしてくれると面白いなと思います。{/netabare}

6話…そして助六は助六の落語を見つける
{netabare}舞台上で倒れた八雲はそのまま病院へ運ばれた。慌てる助六と小夏。客はこの事を知らず、助六は残って落語を続けることにした。
助六は「居残り」を語りはじめた。枕なし、気も焦るなか、助六は演じ続けた。この話に客はどんどん引き込まれ、笑いが包み込んだ。助六の居残りは最高の出来だった。移動の車中、最高の出来だったのに八雲に聞かせることができず、助六は松田とともに泣いた。
病院へ着くと小夏と萬月が待っていた。八雲は心筋梗塞で、医学部出身の萬月の初期処置が良かったために一命をとり止めたが、意識は戻らなかった。
八雲の意識が戻らないまま一週間が過ぎた。助六は八雲の分まで働いていた。高座上がりの時、席亭から寄席の建て替えを話を聞いた。そこには歴史を積んできた建物への愛情が溢れていた。電車で移動する助六のもとに樋口がやって来た。樋口は助六の演じた居残りを褒め、八雲とも先代とも違う、新たな助六の落語を見たと話した。別れ際、先代のフィルムが残っている可能性があるとと伝えた。
その頃、病院では八雲が意識を取り戻していた。

あという間の30分でした。居残りは圧巻です。聞きやすいし、何よりアニメの良いところを活かした演出がニクいです。
先代のフィルムが残っているということは、真実に迫るということなんでしょうか。ひとつのクライマックスになるのかな?
関西で大きな地震…阪神淡路大震災のことでしょうね。ということは、平成7年か。あれから22年。八雲が生きていたら90越えていたことになるのかな? あの建物が残っていたら、確実に文化財だったはず。{/netabare}

7話…真実を墓場まで持っていくとはこの事を言う(神回)
{netabare}八雲が意識を回復したものの、引退を口にしていた。勝手に病室を抜けてベンチに座っている八雲のもとに小夏が訪れる。八雲は窶れていた。引退する大きな理由は口が回らないということだった。
助六は松田とともに樋口の誘いで先代のフィルムが残る四国へ向かった。あの場所、亀屋旅館だ。亀屋の従業員が迎えにきていて、樋口を「坊っちゃん」と呼び親しげにしたのを見て、助六と松田が驚く。樋口は幼い頃に父親に連れてこられ、以来、ちょくちょく訪れていた場所だったのだ。しかも、ゆりえ(みよ吉)のことも知っていたのだ。みよ吉は亀屋旅館の女中していて、そこから満州に渡り、先代八雲の妾となって菊比古といい感じになっていたと言うのだ。そして、樋口はみよ吉が入れ込んだ菊比古の落語を見て、落語家になろうとして挫折し、現在に至ったのだ。
フィルムが上映される。そこには若き日の八雲が楽しそうに落語を演じていた。そして先代助六のフィルム。助六は観客の一人になっていた。助六の芝浜を見て、助六は泣いた。先代助六は小夏とみよ吉と一緒にいた時間が幸せだったのだろうと。
上映後、みよ吉の墓に向かう助六たち。そこで松田から驚きの話を聞く。助六の本当の最後の話だった。真実は残酷で、みよ吉に刺された助六を菊比古が介抱しているところに松田と小夏が出くわし、小夏は菊比古が指したと勘違いしてしまったところにみよ吉が小夏に謝り、小夏はみよ吉を押し込んでしまい、転落して助六が飛び込み、ともに落ちていったということだったのだ。つまり、二人を落としたのは小夏だったと言うのだ。小夏は気を失い記憶の断片が残り、八雲を親の敵として育ち、八雲は真実を隠したまま小夏を育てたのだ。松田は助六と樋口にこの事を口止めするとともに、八雲の心を救ってほしいと願う。
助六が家に帰ると小夏が待っていた。助六は泣きながら小夏を抱き締めた。

本当に濃い回でした。過去のフィルムで久しぶりに先代助六の落語を見ましたし、若い頃の菊比古の話もたっぷり聞けました。そのフィルムの質感、見事な再現。それと、銀杏並木の落葉風景も見事な色彩でした。
先代助六とみよ吉の最後があまりにも残酷すぎて…。松田さんが小夏に誰の子供か分からない子を宿した時に見たこともないほど怒ったというのも、この事があったからなんでしょうね。なにも言わず小夏に敵と思われても大事に育ててもらった訳ですし。ただ、もうひとつ疑問が。松田さんが話したのは刺された後のこと。刺した瞬間は見てないんですよね。途中まで真実なら、みよ吉に心中迫られた菊比古を庇って助六が刺されたということになりますが、果たして?
それにしても八雲の枯れっぷり、見事です。この八雲見ていると、なぜか歌丸師匠思い出すのですが、歌丸師匠はアクティブなので全然タイプ違いますね…。萬月さんは鶴瓶師匠がモデル?
ともかく、この回はこの作品の神回です。本当にすばらしいアニメです。{/netabare}

8話…この師匠にこの弟子あり
{netabare}萬月師匠と小さな会場で落語会を行う助六。片付けを行う若者は助六の一番弟子だという。いつの間にか弟子を持つようになっていたのだ。
体調の優れない八雲、そんなときに樋口が訪ねてきた。樋口は過去の資料を八雲に見せ、八雲に自分の芸を残すべきと訴え、八雲が残したくないのであれば消去するという。
忙しく働く助六と小夏、河原で佇んでいたときに助六が八雲が歩いているのに気づく。駆け寄る二人に弱気な発言をする八雲だった。
八雲は親分と会っていた。お互いに年老いて、気弱な二人だが、親分は八雲の落語を見たいという。兄貴もまた同じだったが、松田さんが機転を利かす。
八雲と松田が芝居を見物したあと、松田は車を料亭の方へ向けた。そこには助六が待っていて、そこで一席を興じてほしいほしいというものだった。襖を開けると、そこには八雲と親しい面々が揃っていた。まずは助六が話を始める。それは「芝浜」だった。そう、先代のフィルムを見た助六が自分の話として興じたのだ。芝浜を演じられた八雲は心が疼いた、逃げられないと悟り、話を始める決心をした。そして話始めた瞬間、警察が現れそこにいた親分を逮捕した。容疑は銃刀法違反だった…

今週もずっしりと重くなる話でした。枯れ行く八雲に、どんどん前に向かっていく助六の対比がなんとも言えない雰囲気を醸し出しています。
助六が話すのは居残りかと思ったら芝浜、これはさすがにやられました。しかも、上手いもの。あの事を思い出しながら話す助六が涙流すシーンはグッと来ました。そして、ラストの逮捕のシーン…思わず金八二期の加藤が逮捕されるシーンを思い出したのは…俺だけでしょうね…。{/netabare}

9話…そこに現れたのは…死神だった
{netabare}親分は懲役6年だった。八雲、信坊と助六が揃って銭湯に行き、そこで助六が慰問の落語に行こうと八雲を誘う。八雲は刑務所の慰問落語を行う、話は「たちきり」だった。その話は受刑者たちの涙を誘った。話しのなかでみよ吉を見る八雲、それに気づく小夏、さらに小夏が気になる助六だった。
助六の落語会に顔を出す八雲。その途中で抜け出す八雲に樋口が問いかけるが、八雲の助六の評は散々だった。そして樋口に助六へ扇子を渡して欲しいと願う。その扇子は二代目が使っていたあの扇子だ。
ある日、寄席に八雲がやって来た。そこにいた萬月と小太郎を追い出し、一人で舞台に向かった。誰もいない場内、舞台の蝋燭に灯をともし、話を始める。「死神」だった。その語りはその後の流れを案じるかのような枯れはて、怪しいものだった。話が終わろうとするとき、その人が客席に現れた、二代目助六。二人は話し始める。その話の終わりに助六が八雲を捕まえ、甘いと言って蝋燭を客席に投げる。助六は死神に変わっていた。客席が火の海になり、死神に押さえつけられる八雲に、三代目が助けにやってくる。八雲は「死にたくない」と本音を言い、助六に救われる。

枯れていく八雲師匠に追い討ちをかけるみよ吉と先代の助六。覚悟を決めていたのに、最後の最後に死にたくないといった八雲師匠の本当の気持ちが見れて泣けました。ようやく八雲師匠が救われたのではないかと思いたいです。
ここのところずっと重たいのだけど、引き込まれっぱなしで、本当に1話が早いです。石田さんの枯れっぷりの見事さ、やっぱり中の人は大事だと改めて思います。{/netabare}

10話…邂逅…その後に待っているもの
{netabare}寄席は燃え落ちた。間一髪で救われた八雲は病院へ、助六は寄席の後片付けに。席亭から「元気でいりゃ落語なんざどこでもできる」「お前がいてくれて本当によかった」と声をかけられる。
桜の咲く時期、小夏と話す助六。いつものとおりの会話の中で、小夏のお腹には助六の子供が宿ったことを知り喜ぶ二人。
樋口と助六が落語について話す。新作は師匠の目の黒いうちはやらないという。そして、師匠と自分の関係について語る。
病院から戻った八雲。小夏と話す。小夏がこれまで見せたこともない、八雲への思いと感謝を語る。八雲の表情もこれまでに見たこともないくらい柔らかいものだった。助六の落語がラジオから流れ、笑う二人。そこへ信之助が元気に帰ってくる。静かで暖かい時が流れる。
そして、場面は突然変わる。廊下と思しき場所に倒れた八雲に、再び先代助六が近寄ってきた…。

この回は30分、涙溜めっぱなしでした。席亭の言葉、小夏と助六の子供が宿ったこと、小夏と八雲の会話と、八雲の表情。ようやく小夏と八雲が邂逅した感じです。枯れ果てた八雲が、なにかツキが取れたようなやさしい表情をしたのがすごく印象的で、なんだかんだ言いながらも先代とみよ吉の子供を育ててきて、ぶっきらぼうでも、ちゃんと分かってくれたことが嬉しかったのか、本当に泣けました。
それにしても、またもや先代助六が現れたけど、今度ばかりは嫌な感じです。だって、次回予告に人物登場してないし…せっかく生き延びて、ようやく穏やかになれたというのに…。{/netabare}

11話…別れは悲しまないように
{netabare}倒れた八雲に寄ってきた先代助六は言う「おめぇさん、死んじまったんだよ」と。そう、ここは死後の世界への入り口だった。助六から死んでしまった理由が聞かされる。穏やかだった午後のひとときのあと、様態が急変し、逝ってしまったのだという。
助六から三途の川の渡船場を案内される。そこは賑やかな街場だった。人生全うした人は懐が多目に渡されすぐに渡れるのだが、助六は少ない上にあの性格である。懐が貯まるわけがなかった。
ここは死後の世界。容姿も変えられるということで助六は信さん、八雲は坊となって昔の二人の会話を始める。風呂場では助六と菊比古になり、会話のなかで助六が刺された本当の理由がさらりと明かされる。助六は小夏を残したことを悔いていたが、菊比古が育て上げたことに感謝した。
風呂上がり、みよ吉が助六のもとに来て文句をいう。そこに菊比古が居たもので助六を差し置いて二人っきりになり会話する。みよ吉は明るかった。そして、助六を大事に思っていた。菊比古の後悔はすうっと消えた。
助六が菊比古とみよ吉を連れて寄席に向かった。なんでも燃え落ちた寄席がここにやって来たのだという。そこには鬼籍の名人たちの名前がずらりと並び、連日演じられているのだという。早速「八代目八雲」の名前があり、八雲はやれやれと思う。
助六が舞台に上がり、話を始める。みよ吉と菊比古の間に子供の頃の小夏が座る。なんでも、最も話を聞かせたい人が一人座れるのだという。場を盛り上げる助六の落語。小夏もみよ吉の膝に座りニコニコ笑っている。
助六のあとを菊比古が話すことになる。助六のあとは嫌だという菊比古に、助六は背中を押す。菊比古は意を決し、八雲の姿となって話を始める。八雲が話を聞かせたかったのは信之助だった。
いよいよ八雲が三途の川を渡るときがきた。助六と八雲、永遠の別れである。二人はまたいつか会おうと約束し、船出する。船頭は松田さんだった。驚く八雲だったが、松田は八雲を見送るのが仕事だと言ってにっこり笑った。

悲しいはずの別れをこのような表現にするとは…かえって泣けました。助六と菊比古の話が全て繋がって、これで二人の物語が終わるんだなと実感しました。
二人のやり取りとみよ吉の話し。全てがきれいにまとまって、本当にいい話です。
最後の最後に松田さん、まさか連れていっていなよね?
もう一話、かなり現代っぽいけど、何年先のことなんだろう。どんな終わりかたにするのか、楽しみでもあり、寂しくもあります…{/netabare}

12話…大団円!この先も繋いでいく物語
{netabare}話は現代に進む。成長した信之助と八雲が亡くなったときには小夏のお腹にいた小雪は高校生になっていた。信之助は落語家になっていたが、どうやら天才と騒がれ、10人抜きで二つ目に昇進していた。
レコード会社との打ち合わせをすっ飛ばし、小夏からこっぴどく叱られる信之助、そこには樋口も同席していた。新之助と小雪が帰った後、樋口から八雲全集が完成しそうだと聞かされ、それに伴う評伝の内容で、どうしても小夏に確認しておきたいことがあったらしい。それは「信之助はひょっとして八雲の子供なのでは?」ということだった。小夏は八雲のことを語り「本当のことは墓場まで持っていく」と言って真実は話さなかった。
新しい寄席が完成し、また、助六は「九代目八雲」として大名跡を継ぐことになった。お練は神輿担いで賑やかに、いかにも与太らしいお練であった。寄席のこけら落とし。口上も軽やかに、これからの落語会のことを明るく話す、本当に明るい未来を描いている感じが伝わる。
先を務めたのは「五代目菊比古」こと信之助だった。そしてトリは「九代目八雲」である。死神を話す。そのクライマックス、八雲が見たものは先代だった。「お前にも見えるようになったかい、哀れだねぇ」と話しかける先代。ハッとなり締める八雲だった。
興行も終わり、桜を眺める八雲と樋口、それに松田さん。松田さんは95歳になっていた。これまでの思い出を話し、良かったと語る松田さん。
樋口と八雲、樋口は先代のことを、そして、与太のことを云々語るが八雲は流す。たった一言「こんなおもしれぇものが無くなるわけねぇべ」と言って。

終わった…。墓場まで持っていくと言った小夏。信之助の本当の父親のこと、先代助六の本当の最後、小夏も与太も互いに墓場まで持っていく話はあれど、たぶん、二人とも知りたくないだろうし、最後まで知らないままでいいのだろうと思います。この話には面倒なことは抜きにして進んでいく展開が似合います。にしても、信之助の姿が若いころの菊比古に似せたのがなんともね…
「助六が八雲になる」これは大きなテーマのひとつだったと思うのです。初代も二代もできなかったことを三代目で成し遂げた、与太郎という人物だからこそ成しえたのだろうと解釈します。
樋口が言っていた「一人で潰すこともできれば、一人で復活させることもできる」これは重い言葉だったなと思います。本当にそうですね、どこの世界にでもある話ではないかと思います。
これで千秋楽。すばらしい物語でした。{/netabare}

まずはこれをアニメにした製作陣に大拍手を贈ります。また、命を吹き込んだ声優陣にも大拍手です。中の人たちが一人でも違っていたら、まったく別の作品になったことでしょう。パーフェクトな陣容でした。

ちょっと感動しすぎて、何を書いたらいいのか戸惑っています。内容について書こうとしても、登場人物に書こうとしても、何を書いても陳腐な感じがして、少し間をとって、もう一度1期から見直して、加えようかと思います。

とある落語家の一生と出来事。昭和から平成をまたいだ時代の移り変わりも加わる人間ドラマです。ドラマ好きの人が見て損は感じない作品に仕上がっていますので、多くの人にお勧めしたいアニメです。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 40

73.5 3 鬼灯の冷徹(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1151)
6114人が棚に入れました
これは地獄のお話。戦後の人口爆発、悪霊の凶暴化、地獄に亡者があふれかえった今日、人手不足に喘ぐ地獄は前代未聞の混乱を極めていた。そんな中、あたふたする閻魔大王に代わって、さまざまな問題の後始末をする陰の傑物が。彼の名は閻魔大王の第一補佐官・鬼灯。亡者から仕事をサボる閻魔大王まで容赦なく呵責する鬼灯の、忙しくも案外楽しげな地獄の毎日が今ここに登場!

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、平川大輔、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、柿原徹也、青山桐子、種﨑敦美、喜多村英梨、上坂すみれ、遊佐浩二

にゃっき♪

★★★★☆ 4.0

many a true word is spoken in jest

日本の地獄を舞台に、風刺をまじえた日常系コメディです。
怪談の語り手、稲川淳二がナレーションをつとめ、進撃の巨人の制作チームによる作品ですが、あまり大き過ぎる期待は持たないで視聴された方が良いかもしれません。
毎回が2話構成で、1話15分足らずですが、どこか白けて冷めているような空気が漂うなか、シニカルでちょっと毒のある会話が中心で、体感時間が長く感じられる回も少なくなかったように思います。

日本の地獄は閻魔大王を頂点にしたお役所のように描かれていて、有能且つ冷酷な主人公の鬼灯(ほおずき)は閻魔大王の補佐官なのですが、閻魔大王は威厳もない呑気な人物で、どちらが偉いのかわからないような状況です。
新人獄卒の唐瓜(からうり)と茄子(なすび)のコンビ、桃太郎のお供だった犬のシロなど、地獄にやってきて日の浅いキャラに鬼灯が地獄案内や説明をする構成で、もともと日本の地獄にいるとされる鬼や魔物だけではなく、鬼灯とは犬猿の仲の桃源郷の白澤(はくたく)、EU地獄からゲスト出演のサタンやベルゼブブなども登場します。実際と違った風説に悩みを抱えていたりする神話やお伽噺の人物なども山盛りで、出典元を知っていれば従来のイメージとのギャップだけでも楽しめると思います。

ただコメディ作品にしてはスローテンポで、ドタバタ系のギャグのような派手なアクションはなく、主人公の突っ込みは冷静で淡々としていますので、波長があえば楽しめると思いますが、あわないようなら退屈で笑えない作品なのは間違いないでしょう。地獄アイドルのピーチ・マキ、週刊三途之川のゴシップ記者の小判(こばん)を絡めた時事ネタなど、個人的にはもっと猛毒で突き抜けて欲しい作品のように思えました。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 38
ネタバレ

ninin

★★★★☆ 3.9

この世の行い気をつけて♪

原作既読 全13話

地獄の閻魔大王の補佐官である鬼の鬼灯を通じて、あの世の世界をシュールに描いているコメディ作品です。

原作を読んでいて、アニメ化するような予感のする作品でした。
楽しみにしていた作品の一つです。

夏の風物詩の一つである稲川淳二さんのナレーションから物語は始まります。
もうそれだけで、十分この作品のコンセプトが分かりましたw

最初、鬼灯の声の低さに違和感がありましたが、慣れてくると全然気になりませんでしたね。

もうひとつ声というとシロさん(犬)の声ですが、これはいい意味で予想とかけ離れていて良かったですw

地獄ですが、グロい表現はほとんどなくクスっと笑える作品です。鬼灯のドSぶりを観てくださいねw

OP 地獄の名所を楽しそうにみんな歌ってますが、鬼灯だけ表情が変わりませんね~さすがですw {netabare}(272も名所があるんですね) {/netabare}
ED 1話のみ曲が変わっていましたが爆笑でしたw 2話からは上坂すみれさんが歌ってます。どちらも金魚草が関わってますね~

最後に、この作品を観ると、今まで抱いていた閻魔大王のイメージが崩壊するかもしれませんw

投稿 : 2019/09/14
♥ : 46

ストライク

★★★★☆ 4.0

青鬼院蜻蛉 「この作品が好きなお前は・・・Mだ!」 

原作:マンガ 未読

全13話

ジャンル:地獄の日常シュールギャグ


このお話は閻魔大王第一補佐官・鬼灯のドSっぷりを中心に
地獄の沙汰とあれやこれを描くものである。


感想

シュールギャグですね~
時々パロディーも入っていて笑えます。
それに、鬼灯さんの閻魔さまの扱いが酷すぎてw(笑)
あれじゃあ、鬼灯さんが地獄を回してるって感じです^^

好きなキャラは、やっぱ鬼灯さん
能面のような顔だけどイケメン
博学で礼儀正しいのも好感持てます
でもドSって所が魅力的w
CV安元洋貴さんの低い声も渋くて素敵ww ^^

結構女性ファンが多そうな気がします^^

1話完結型なので、見落としても問題ないし
毎週、頭空っぽにして、気楽に笑って見れたので好きな作品でした。


シュールギャグが好きな人や、Mの人にはオススメです ^^


追記:最近 途中からですが、原作が掲載されてる「週間モーニング」を
   喫茶店でモーニング注文して読むようになりました。 ^^


PS:タイトルの青鬼院蜻蛉(しょうきいん かげろう)とは「狐×僕SS」に出てくるキャラです^^
  この作品が好きな自分は、やっぱMなのかな・・・?^^;

投稿 : 2019/09/14
♥ : 56

71.6 4 デス・パレード(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (936)
4770人が棚に入れました
「いらっしゃいませ クイーンデキムへようこそ」
何も知らない二人の客を迎えたのは、不思議なBAR『クイーンデキム』と白髪のバーテンダー『デキム』。「お二人にはこれより、命を懸けてゲームをしていただきます」彼の口から語られるデスゲームへの誘い。やがて剥き出しになる客達の本性。
ゲームの果てに自らを『裁定者』と明かすデキム。
裁定者デキムが二人の客へ下す裁定とは…。


声優・キャラクター
前野智昭、瀬戸麻沙美、大久保瑠美、細谷佳正、内山昂輝、白石涼子、柚木涼香、玄田哲章
ネタバレ

田中タイキック

★★★★★ 4.5

感情の果てには『愛』があったというお話

2015年1月~ 日本テレビ系列にて放送
全12話

突然、何も知らない二人の人物がたどり着いた不思議なBAR『クイーンデキム』
出迎えたのは白髪のバーテンダー『デキム』

「お二人にはこれより、命を懸けてゲームをしていただきます」

半ば強制的にデスゲームに参加させられ、二人はやがて人間の本性がむき出しになっていく
ゲームの果てに自らを『裁定者』と明かすデキム
人間の本性を暴いた先に下す『裁定』とはいったい…


まず物語の構成
2話完結のお話から始まり、1話完結の話もあれば
終盤に向けて含みを持たす繋ぎの回もあったり
展開の仕方が様々な作品です

また、あえて物語の結末や登場人物の行動原理
世界観の説明をぼやかすことで
物語の空白を作っているところが特徴です

一応、結論というのは導き出されますが
明確な答えを提示してくれることは無く
果たしてそれが正解なのか?
そんなことを考えてしまうような
文学的な趣きの強い作品でもあります


キャラクターデザインは決して流行りの絵柄では無いものの
洗練されていてカッコイイ絵柄
また全体的に作画がとても良く動きの激しいシーンや
細かい日常の仕草など細部にわたって作画レベルの高さが印象的
特に表情豊かな゛作画の芝居゛が声優さんの凄みのある演技と相まって
思わずおぉっ!唸ってしまう場面が多々ありました
特に9話のゲスト声優 藤原啓治さんの演技と11話のスケートシーンは
このアニメのベストシーンだと思います


そしてこのアニメには実に様々なテーマが内包された作品であると思っています

『既存の自動化された体制への反抗』であるとか
『見ている人の死生観に問いかける』ものであるとか
『正しい人生、より良き人生とは』みたいなものとか

しかしそのどれもがキャラクターや世界観と同じく
明確な回答を提示してくれる作品ではありません
視聴者がどれに重きを置いて見るのか
取捨選択が必要な作品だと感じました

それでも最終回の予告映像を見るとこの作品の主題が何となく感じとれると思います
最終回だけ2分程度のロングバージョンの予告が公開されていて
内容は劇場版の予告みたいな作りになっていて核心的なネタバレは無いので
この予告を見てから視聴すると印象が変わってくるかもしれません
もちろんフラットな状態で見たいという人は閲覧注意です


デス・パレードLast episode予告動画[Long ver.]

https://www.youtube.com/watch?v=40_pSjR_1OM


【総評】
一貫してダークな雰囲気で人間の黒い部分を暴いていく物語かと思いきや
ギャグに徹した回があったり素直に感動できる回があったり
作画・声優・演出が高いレベルで融合した物語の幅広さが印象的でした
それゆえにどっちつかずな展開が気になる人は多いかも
見終わった後、後味の悪いような感覚はありませんが
心によく分からない引っかかりが出来てそれが何なのか考えてしまうような
良くも悪くも簡単には消化できずに様々な感情を呼び起こす作品でした

あとOPがすごくファンクでキャッチーなノリの良い曲でお気に入りです
OPバンド BRADIOは他の曲もどれも素晴らしいです

多くの謎を残し、キャラクターがその後の展開を予感させる態度だったので
2期というものをどうしても考えてしまいますが
個人的には今回、原作・監督・脚本を務めた立川譲さんには
「俺の描きたい物はまだまだあるんだ」
という野心的な心意気を感じたので全く別の新しい作品を期待してます



以下、最終回を中心にネタバレ感想


感情の果てには『愛』があったというお話

{netabare}ずっと疑問だった『裁定者は感情を持たない』という設定
いや、あるじゃんっていう
怒ったり酒飲んで喜んでるのも感情ってやつじゃん
そんな疑問に自分なりの仮説を立てました

まず感情の分類をします
感情の分類は実に様々な人が行っておりいくつもの推論があります
この作品においては六情

喜 怒 哀 楽 愛(いとしみ) 悪(にくしみ)

の六つの感情で分類されると思っています
理由としてはまぁ一番メジャーじゃん?っていうのと
六情は六根とも呼ばれ仏教に由来した言葉であるということ
デス・パレードの劇中には仏教をモチーフにした描写が随所に見られました

喜怒哀楽は自分の内に秘める感情、愛と悪は自分の外 つまり他者に向ける感情であります
裁定者達には潜在的に喜怒哀楽と悪(悪意)の感情はあるけれど
愛、すなわち慈しむ心だけが無くそれを指して
『裁定者は感情を持たない』と定義しているんではないか?というものです

ノーナ以外の多くの裁定者は他者(人間)に対して無関心か悪意という感情しか向けてこなかった
ノーナ自身だって80数年の歳月を経てようやく裁定のシステムに疑問を持ち
裁定の在り方を変えるには人間の心に寄り添うべきではないか?と思うようになります

それだけにデキムの存在は非常にイレギュラーでした

「私は生を全うした人間を尊敬しています」

7話のクイーンとの裁定者の業務引き継ぎの場面で言ったデキムの発言はノーナにとって衝撃だったのです
尊敬という他者に向けた言葉、しかしデキムはその本質(感情)までは理解していませんでしたが
ノーナはそんなデキムに大きな可能性を感じ
『デキムを利用した裁定システム変革計画』が始まったのです

その変革計画を達成するためにはデキムに『愛』の感情を持たせる必要があった
そのためにわざと死の記憶を持たせた女(知幸)を送ったり人殺しの人間を送ったりと
裏で色々やってたわけです


結果、デキムは感情(愛)を手に入れることが出来ました

10話でノーナが「裁定者の記憶容量は気にしなくていい」と言って用意させた
普段の裁定ではありえないほどの膨大な知幸の記憶を元に
仮想空間を作ってまで極限状態を作りだそうとします
今までひたすら無感情に”ただ必要だから”という理由で極限状態を作りだしていたデキムが
初めて『悪意』をもって極限状態を作りだそうとしたのです
デキムはそんな知幸の感情の爆発を受けて心が痛みます
他の裁定者は標準で持ち合わせていた喜怒哀楽すら持っていなかったデキムにとって
知幸の膨大な記憶と感情が流れ込んだことにより『後悔』と『哀しみ』を覚え
慈しみを持って許されたことにより『愛』を覚えました

この一連の流れが演出と相まって素晴らしい最終回でした
特にデキムが笑顔で知幸を見送るシーン
知幸の笑った顔、泣いた顔、様々な表情をフラッシュバックさせた先に彼女に対する『愛』
それがデキムにあんなに良い笑顔をさせたのかと思うと涙が止まりませんでした

そして最後のOP

これから少なくともデキムの裁定は確実に変わっていきます
まだまだ不完全なシステム、不完全な裁定者ではあるけど
このFlyersの曲のように楽しい職場になっていくだろうと

「きっとなれるさ なりたい自分に」

これからのデキムを後押しするようなメッセージを残して
非常に前向きな気持ちいい余韻を残しながら終わったのも最高でした
詐欺OPではなく予知OPだったんですよ!!


ちなみにギンティも『愛』を少しだけ知ったのだろうと思いました
マユのコケシを残していたのもそうですが
黒猫のミーマインが消えていたこと

ミーマインが単純にアイマイミーマインのme,mineだとしたら
有田マユ=Mayu→My
I,my,me,mineのうちmy(マユ)とme mine(ミーマイン)が消えて

残ったのは I = 愛

ギンティにも『愛』の感情は芽生えていたんだよ!!

以上、言葉遊びにもならないこじつけでした


おわり
{/netabare}


11話までの各話感想
{netabare}
【1話までの感想】最後までリドル・ストーリーで行くのか!?
{netabare}リドル・ストーリー (riddle story) とは、物語の形式の1つ。物語中に示された謎に明確な答えを与えないまま終了することを主題としたストーリーである。 ※Wikiより

元々は「アニメミライ2013」の作品内の1つ「デス・ビリヤード」をもとにしたオリジナルアニメ。
原作・構成・監督を務める立川譲さんはTVアニメ初監督らしいですね。
このリドル・ストーリー、最後は視聴者のご想像にお任せしますよ方式は賛否両論ありそうですけど私は好きです。短いストーリー限定ですけど。引っ張りに引っ張って最後は視聴者の~ってやられた作品もありましたし…
この作品に関してはまだどっちに転ぶかわかりません。2話目で1話の答え合わせ的な話をするのかもしれませんし、まだ様子見といったところでしょう。

OPはノリノリな曲でしたね!クイーンデキムの従業員(レギュラーキャラ?)も沢山いるみたいだし日常回というか明るい話もあるんでしょうか。気になるところです(`‘ω‘´){/netabare}

【4話感想】中々見えない本筋に辟易しながらも、この世界観から抜け出せない
{netabare}3話ですっきりいい話で終わってたのに4話でまたモヤモヤが残る展開に。
黒髪の女に何度も突っ込まれる行動に『裁定に必要ですから』とデキムは返してましたが黒髪の女にも視聴者にも納得させるだけの描写が足りなかったので「このゲーム本当に必要なの?」という疑問が残りました。
最後のデキムの謎の包容力にちょっと笑いましたが死を受け止められない人にすべて吐き出させて死というものを改めて受け入れさせるのも裁定者の仕事なのかな。
どんな人生であったとしても最後に「お疲れ様でした」と言われるのはなんだか救われますね。{/netabare}

【6話感想】いったい何なんだこのアニメはぁ!?
{netabare}今回はデキムではなくギンティの所に死者が来るお話。
ゲームの内容はツイスターゲーム。アニメでツイスターゲームをするとエロ回かギャグ回にしかならないけど今作でも立派なギャグ回になってしまいました。
しかも裁定はせず終了!いったい何がしたかったんだ・・・
今回登場したギャル 有田マユは公式サイトのキャラ紹介にちゃっかりいたんですね。ということはレギュラーキャラってことでいいんでしょうか?

死んで悲しむのは残された人達で死んだ当人は案外楽しくやってるもんだよ!むしろ死後のほうが楽しいよ!!な回でした。
{/netabare}

【8話感想】本格サスペンスはじまた この引きは卑怯・・・
{netabare}久しぶりの前後編
人を殺めた人物が送られてくると聞いて自分には経験がないと心配するデキム
そういう人はやはり裁定の基準も変わってくるのだろうか
Cパートで二人とも殺人を犯していたと判明
黒髪の女にも二人の記憶が流れこんでいきそこで島田の妹が襲われている映像や犯人らしき金髪男の顔
辰巳のデスクには島田らしき人物の写真
二人の事件は明らかに繋がっています。では誰が誰を殺したのか…それは来週のお楽しみ
前提条件として裁定者のもとに来るのは「同時刻帯に亡くなった二人」
これを考えるとこのシリーズ史上最も胸くそ悪い展開もありえるかも
次回をドキドキしながら待ちたいと思います。{/netabare}

【9話感想】Q.面白かった?つまんなかった? A.すごかった
{netabare}凄まじい回だった
あれこれ考える間もなくこのドラマに胸ぐらつかまれて引きずられる感覚
声優さんの演技が鬼気迫る名演だったのも印象的でした。
今回でデキム自身にも大きな変化がおきそうです。
今一度裁定者とは何なのか見つめ直すきっかけの回でもあるかな
正直、故意に人の心の闇を暴くってのも相当むちゃくちゃだし辰巳にさらなる苦しみを与える場面は明らかに裁定者の領分を逸脱してる・・・
と思うんですけどねぇ
デキムにとって何が最適な裁定なのか見つけ出す物語なのかな
黒髪の女の件もあるし最後はどうなるんだぁあああぁ{/netabare}

【11話感想】最終話のサブタイは「自殺旅行」
{netabare}前回で名前が明らかになった黒髪の女「知幸」
今回でついに亡くなった原因が判明しました。
自殺…自分の全てを捧げ取り組んでいたスケートが奪われてしまって残ったものは何も無いと思ってしまって…
理解はできるけど心の中ではどこか納得できない部分があるのは私が命をかけて何かを成したことが無いからなのかもしれない
中盤4分くらいのスケートシーンは作画の凄さと相まってすごく綺麗で儚い
アニメでここまでのスケートシーンを見たのは初めてでした。
デキムは自分のすべきことが固まった様子
しかし爺さんが何やらきな臭い
マユが原田くんと共に虚無に落とされるシーンも切ない
しかし最後は原田くんと共にいられて良かったのかな
これがギンティによるせめてもの温情なのか
やはり人間とは理解できないものとしての行動なのかはわからなかったです。
最終話のサブタイトルはスーサイド・ツアー
穏やかじゃないタイトルだけどその真意は如何に!?
覚悟をもって見届けたいと思います{/netabare}

自分用に世界観と用語を整理

【トーテム】
大地から奈落の底へと伸びる巨大なタワー
タワーは無数の階層に分かれていて、それぞれに裁定者が存在する。
他にも裁定者に死者を振り分ける整理係、
死者たちの記憶を編集する情報部など様々な部署が存在する。

【クイーンデキム】
本作の主人公、デキムが管理しているBAR

【裁定者】
人間の魂を裁定し、「転生か虚無」に送り出す者
BARに訪れた客に死んでいることを気づかれないよう、ダーツやビリヤードなどの命をかけたゲームを強制し、その様子から裁定を下す。
{netabare}裁定の基準にゲームの勝敗は関係なく、ゲームの過程から人間の本心や心の闇を見て裁定を決める。そのため意図的にゲームを妨害するなどして「極限状態」を作り出すようにしている。 {/netabare}

【転生と虚無】
裁定を受けた者の魂が向かう場所。
死者の体は魂が送られた後、ただの人形と化す。
転生とは、 {netabare} その名の通りまた別の命となって現世に戻る。{/netabare}
虚無とは、{netabare}あらゆる負の感情と意識を抱いたまま何もない空間に永遠に落とされる。
※公式サイトでは転生と虚無の捉え方がこのようになっています。これを見るにデキムの言う「天国と地獄」は転生=天国、虚無=地獄ということになるでしょう。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2019/09/14
♥ : 52

とってなむ

★★★★☆ 3.9

ダレカタスケテー

死んだ二人が連れてこられる「クイーン・デキム」という謎のBAR
ここで行われる命を懸けたデスゲーム
死んだ者が命を懸けるとはどういうことなのか?

人間の本性を生々しく描いた作品です
面白かったのでデス・ビリヤードはそのうち観てみたいですね


基本は1話完結型で、テンポが良かったと思います
エピソード一つ一つにインパクトがあり、全く飽きない展開でした
登場人物の言葉が胸に突き刺さることも多々ありました
このように常に驚かされる作品で、個人的満足度は高いです

物語のほかに見所を挙げるとすれば、それはデキムの脱皮です
デキムとは、「クイーン・デキム」のバーテンダー(裁定者)。
人間の感情を知ろうとする異色の裁定者、デキム。
彼が黒髪の女を通して、辿り着いた答えを是非見届けてもらいたいです


OP「Flyers」 歌ーBRADIO
ED「Last Theater」 歌ーNoisyCell

これはOP詐欺と言われても仕方ない…w
まぁこのノリでの話もありましたし、一概には言えませんが。
曲も決めポーズも私は好きですね



先程も述べましたが、話に起伏があったので退屈せずに観ることができました
独特の世界観も魅力的で、雰囲気だけでも十分楽しめるアニメなのかなと思ってます
もちろん(否定の意味での)雰囲気アニメとか言ってるわけではありません

生と死は常に隣り合わせ
この作品の登場人物たちを見ていると、
生きている今を大事にしたい
悔いの残らない人生にしたい
なんて柄にもないことを考えたりしました

はい元気です




~どうでもいい話~
『はい元気です』って一部の地域圏でしか使わないって聞きましたが本当ですか?
これはローカルネタなのでしょうか?
ダレカタスケテー

投稿 : 2019/09/14
♥ : 55
ネタバレ

Appleモンキー

★★★★★ 4.2

タイトルなし

訳ありな死人が連れて行かれるBAR「クイーンデキム」
クイーンデキムでは死人同士でデスゲームをさせる。
デスゲームの中で、死人たちの本性があらわになる。

1話完結型のようです。
地獄少女的な?感じですね^^
こきみよく、テンポよくストーリーが展開していきます。

■第1話~第12話
{netabare}
予定調和な最終回でしたが、とてもよかったです^^
デキムは今後、どんな裁定するんでしょうか?

第1話:デス・セブンダーツ
第3話:ローリング・バラード
・・・あたりが面白かったと思います。
デス・パレードならではの展開でしたね^^
{/netabare}

投稿 : 2019/09/14
♥ : 61

69.8 5 地獄少女(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (736)
4672人が棚に入れました
最近、巷に或る都市伝説めいた噂が流れていた…。
深夜0時にだけアクセスできる「地獄通信」に怨みを書き込めば、どこからともなく「地獄少女」が現れて、憎い相手を地獄に堕としてくれる。晴らせぬ怨みや世に不条理はつきもの。納得できない理由や状況に抗えぬままに悲惨な運命を辿る者は多い。
地獄少女=「閻魔あい」は彼らの悲痛な叫びを聞きとげ、依頼主に契約の証である藁人形を渡し、「地獄流し」へ至る方法を語る。ただし、「その代償として自分自身も死後は地獄で永遠に苦しむことになる」とも言う。
地獄少女は全てを見通すかの様な涼やかな瞳を相手に向け、ただ一言告げる。「あとは、あなたが決める事よ」と…。

声優・キャラクター
能登麻美子、松風雅也、本田貴子、菅生隆之

.

★★★★★ 4.8

いつの世も人の恨みの連鎖は消えません。だから私は流します。貴方の恨み、地獄へと

とても暗くて重いお話。基本鬱アニメです。苦手な方は視聴を避ける事を強くお勧めします。


そんな作品ですが、私はこの作品がとても好き・・・。そして閻魔あいさんがとても好き・・・。何故って? それは人の心を写す鏡の様なお話だから。人の心を覗いて、人の怖さを思い知る。そうして自分の気持ちを考える。あんまり見ていてスカッとする様なお話では無いけれど、こういう作品もあって良いと思うのです・・・。


(はじめに)
2005年に最初に放送されたTVアニメです。少し古いですね。
主人公の閻魔あいさんの声を担当されるのは能登麻美子さん。彼女の代表的な作品と言っても過言ではありませんね。儚く悲しげな雰囲気をもつ閻魔あいさん。能登さんはその声を、”か細く”、そして”囁く様”に話す事で表現しました。とても雰囲気にあった素晴らしい演技だと思います。私はこの作品から能登麻美子さんのファンになりました^^


(ストーリーについて)
基本コンセプトは必殺仕事人の世界の表現です。
とっても憎くて悔しくて、そして自分ではどうにもならない恨みやつらみ・・・。そういったものを地獄少女である閻魔あいさんが代わりに晴らしてくれると言う物語。
恨みやつらみを持つ依頼人は、地獄通信と呼ばれるインターネット上のwebサイトに、地獄送りにしたい相手の名前を書き込みます。だけど地獄通信は興味本位でアクセスしても開きません。本当に強い恨みを持つ人だけがアクセス出来るのです。そして無事に地獄通信に相手の名前を書き込む事が出来た依頼人は、地獄少女である閻魔あいさんから”藁人形”を渡されます。藁人形の首に巻かれた真っ赤な糸。この糸を引けば相手を地獄に流すことが出来るのです。但し古の昔より言われる通り、”人を呪わば穴二つ・・・”。相手を地獄に送った依頼人には大きな代償を求められます。その代償とは、自分も死んだら同じ様に地獄に流されると言うこと。生前は地獄行きを約束する刻印を胸に押され、常に死の恐怖を感じながら生きる事になります。そうして死んだら、今度は自分が閻魔あいによって地獄へと流されるのです・・・。


自分の地獄行きと引き替えにしてでも晴らしたい恨み・・・。本当に相手と差し違える覚悟が必要ですね。地獄行きへの恐怖を感じながら、依頼人が赤い糸を引くまでの心の揺れ動きの描写が素晴らしいです。
お話は26話構成。それぞれの回では”恨みの内容”こそは異なりますが、基本は依頼人の恨みを閻魔あいさんが地獄に流して解決するという構成になります。なので連続して見ると途中で中弛みを感じてしまうかも知れません。但し、物語は中盤から少しづつ違った展開を見せてきます。
地獄送りを繰り返す閻魔あい。その行動をある少女が垣間見る事が出来る様になるのです。そしてその少女と父親は閻魔あいの謎を追い始めます。閻魔あいは誰なのか?どうしてこんな事を繰り返すのか?そして何が彼女の目的なのか・・・。少女と父親はいつしか閻魔あいに翻弄され、そして閻魔あいの悲しい過去と正体を知ります。とても悲しく衝撃的なラスト。必見だと思います。


(私なりに考えてみたよ)
閻魔あいさんはとても美人。真っ白な透き通る様な肌に、真っ黒でサラサラの長い髪。日本人形の様に美しい彼女。だけどその目はとても悲しげ。そして見開いた瞳は人の心を見透かすかの様です。
地獄送りにする相手は基本的には恨みを買うような悪い人。だけど人の恨みって言うのは、いつ、何処で誰から買うのかは解りません。例えば良い行いをする為に悪人を懲らしめる。そうしたらその悪人の子供は親を懲らしめた相手を恨みますよね?コレが人の恨みの連鎖・・・。いつまでも消える事の無い悲しい恨みの鎖。だから閻魔あいは時には良い人さえも地獄へ流します。悪人も、良い人さえも、依頼があれば地獄へと流してしまうのです。閻魔あいは決して正義の味方では無い・・・。何が悪で、何が正義かなんて、当人同士にしか解らない事だから・・・。
だからかな。彼女の目はいつも悲しげ・・・。自分の感情を押し殺し、心の扉を閉ざして地獄送りを行います。そこに正義や悪を考える余地はありません。ただ黙々と地獄送りをこなすのです。彼女は悲しみを知っています。人の業を知っています。それ故に彼女は全てを背負う事が出来るのかも知れません。


そんな彼女がたった1度だけ、物語の最後で自分の感情を爆発させます。私はこの時の閻魔あいさんがとても好き。普段は人形の様な彼女だけど、彼女が見せる初めての感情。変な表現ですけど、彼女にとても親しみを感じ、そして包み込んであげたい愛おしさを感じました。

彼女が見せる涙・・・。どうして泣いたのかは作品は語りません。だから私は作品を観終わった後でも時々思い出すのです。彼女の悲しげな顔と涙を・・・。そして、人間らしい閻魔あいさんをとても愛おしいと思うのです。


今宵も閻魔あいさんは誰かを地獄に流しているのかも知れません。誰かの恨みを小舟に乗せて・・・。


さぁ・・・「あなたの恨み、地獄へと流します・・・。」


投稿 : 2019/09/14
♥ : 43

takumi@

★★★★☆ 3.6

その場限りの救い

「いっぺん死んでみる?」
閻魔あいのこの台詞は、案外奥深いものがある、とは思う。

人の恨み、憎しみはどうやったら消えるのだろう?
憎しみや哀しみなどの負の感情が芽生えるとき、
その人間にとって実際に報われる時というのは、
相手が消えてなくなる時なんだろうか?

誰かから、これでもかというほどの酷いいやがらせを受ける。
当然、哀しみに打ちひしがれ、相手を恨んでみたりするものの、
自分さえいなければ・・とまで思い詰める。

そんなギリギリの感情がMAXに達したとき、閻魔あいたちが登場。
「あなたの恨み 晴らします」

そう、かつてのTVドラマだった『必殺仕事人』そのものの台詞。
仕事の請け負い方と、それぞれの顔ぶれもそっくり。
だけど、ただひとつ違うのは、そのシステム。

お代の変わりとなるのは、「人を呪わば 穴二つ」

つまりは、自分の恨みを晴らして相手を地獄送りにしたら、
自分も同じ地獄送りになるよ、ということ。
それを納得させた上で、仕事は実行されるというわけだ。

結局、嫌がらせを受けたりする発端も、
憎しみや嫉妬からきているわけで、もちろんそれは正しいこととは
言えないまでも、嫌がらせをしてくる相手を恨んでしまったら
同じ立ち位置になってしまう、ということなのだ。

だから自分も地獄送りになる? 恨みを恨みで返す?
そのループがどうにも哀しすぎて、1話完結型であるがゆえになおさら
毎回救いようのない虚しさを覚えてしまい、観ているのがつらかった。

そしてさらに、あい達、仕事人達によって成敗してもらうという
他力本願なところも、あぁそうか・・人を使ってやらせるから
罪が重くなるんだよね、なんて思ったりもした。

憎んだり恨んだり、己のことを呪ったりした時、
心の底から報われるには、やはり他力本願でもいけないし、
人のせいにしていないで、自分の力で這い上がらないと
どうしようもないのじゃないかなと。
また、嫌がらせしてきていた相手と直接、自らが渡り合って
想いをぶちまけ合うことは必要だと思えてならない。
そうした上で、自分を自力で変えることができたり、
何かに気づき報われた時、人間は成長するのだと僕は思う。

というわけで、どうしても共感できない想いを抱えたまま、
次は何か進展するだろうと信じて観続けてしまった。

この物語は2期、3期と続くので、もしかしたら今後
閻魔あい自身の地獄少女となった所以とか、違った解決法とか出てくるのかもしれない。
なので近々続きを観てみようかと思う。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 82

てけ

★★★★☆ 3.9

いっぺん、死んでみる?

漫画版未読。
原作漫画ではなくコミカライズだったんですね。
ご指摘ありがとうございます。


午前0時、地獄通信というサイトに相手の名前を書き込めば、
地獄少女「閻魔(えんま)あい」がその相手を地獄に流す。


毎回のように誰かがひどい目に遭います。
そして地獄少女御一行様のお仕置きタイム。

こう書くと勧善懲悪のカタルシスアニメに聞こえるかもしれません。
でも蓋を開けてみると、非常にもやもやしたものが残るストーリーです。


ポイントは以下の2点。

* 地獄通信を利用して相手を地獄に流した人間は、死後自分も地獄行きが確定する
* 相手を地獄に送ったからといって、現状が良くなるとは限らない


これを踏まえた基本的な話の流れは以下の通り。

1. その回の主役が胸糞悪くなるような不幸な目に遭う
2. 地獄少女に復讐を頼む
3. 元凶を殺して地獄へ送る
4. 自分も地獄行き決定

……虚しいですね。

もちろん、誰もが一度は思いとどまります。
しかし、追い打ちをかけるように不幸な目に。
そして、結局地獄少女と契約を結んでしまいます。


「朝三暮四」という言葉があります。
目先の違いにとらわれ、結果が同じになることに気が付かないことを表します。

生き地獄から逃れるために死後地獄に落ちることを選ぶ。
これも朝三暮四と言えるかもしれません。

でもそこまで追いつめられることがほとんどであり、登場人物を責めることはできません。


この虚しいサイクルに異論を唱えるのが、柴田一(しばたはじめ)。
とある事情から、地獄少女の現れる場所を事前に察知し、常に話に絡んできます。

そして復讐の虚しさを被害者に説き、やめさせようとする。
それでも淡々と依頼を受けていく閻魔あいと、復讐を遂行する被害者たち。

虚しさと同時に、恨みの強さも感じさせてくれるいいポジションの人物です。
パターン化しがちな物語に欠かすことのできない存在だと思います。


こんな感じで「復讐」の是非を問う物語。
かなりシリアスであり、笑いやすっきりしたストーリーを求める人には向きません。

じっくりと、「この行動は正しかったのだろうか」と問いながら見るアニメだと思います。


なお作画は微妙。
人の見分けが付きません。
「あれ、この人さっきも出なかったっけ?」なんてことがしょっちゅうあります。

でも、閻魔あいだけはお人形のような見た目で、特徴があり分かりやすい。

そんな閻魔あいに声を当てているのは能登麻美子。
彼女の「いっぺん、死んでみる?」は一聴の価値あり。

ちょっと死んできます。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 50

82.0 6 終物語(「まよいヘル」「ひたぎランデブー」「おうぎダーク」)(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (509)
3100人が棚に入れました
3月13日、大学受験の日の朝。臥煙伊豆湖の振るう怪異殺しに切り刻まれ、阿良々木暦は死んだ――
だが死んだはずの暦は、とある場所で目を覚ます。
そこにいたのは、成仏したはずの八九寺真宵だった。
不思議がる暦に、彼女はこう告げた。
「ここはですね――阿良々木さん。地獄です」
そして暦は自分が死んだ意味を知る。

阿良々木暦が「何」でできているかを知る物語にして、すべての「始まり」を知る物語は、ここに締めくくられる――

◇fumi◆

★★★★★ 4.5

一生絶対服従って言ったわね・・・私もそんな感じできつく命令された経験があります。

2017年放送のテレビアニメ  終物語上中下の下巻

原作 西尾維新 総監督 新房昭之 監督 板村智幸 制作 シャフト

上巻 「おうぎフォーミュラ」「そだちリドル」「そだちロスト」
中巻 「しのぶメイル」
下巻 「まよいヘル」「ひたぎランデブー」「おうぎダーク」

終物語は化物語のアフターシーズン3部作のラストを飾る傑作である。
しかし、それぞれの物語がばらばらにつながっていて理解するのが大変。
でも、別にいいのである。
それぞれの物語が観ているその時点で楽しいのだから、
「そういえばそうだっけ」と思っているうちにつながってくるし、
見返した時の発見も楽しみだろう。
考えすぎずにまずは全部観てみようというのが、個人的お勧め。

「まよいヘル」45分
タイトル通り八九寺真宵との物語。
総集編っぽい流れで、物語の整理が行われるが、この地獄、恐ろしくモダンだ。

「ひたぎランデブー」45分
タイトル通り戦場ヶ原ひたぎとの濃厚(笑)なデートが描かれる。
幸せ過ぎるので戦場ヶ原さんは登場機会が減ったのだろうか?

「おうぎダーク」 66分
傷物語から続いた「良心を探す物語」ここに卒業。めでたしめでたし。
阿良々木暦「続きが気になる物語だった」 とか言ってますが・・・


阿良々木くんの決めセリフ「幼女が好きなだけさ」

投稿 : 2019/09/14
♥ : 30
ネタバレ

shino73

★★★★☆ 3.8

その男 吸血鬼につき

阿良々木暦の春休みから続く、
地獄のような怪異の物語がついに終幕。
キスショットとの出逢いから忍野扇まで。
彼の高校生活も卒業を迎える。

「まよいヘル」
公式アプリで無料配信された、
暦物語「こよみデッド」からの続編です。
予習があればすぐに世界に入っていけますよ。

「ひたぎランデブー」
待ちに待ったメインヒロインの登場。
本人もキャラを忘れていましたね(笑)
髪型を羽川に似せて来るのが彼女らしい。
天然さゼロの本気ですから。
{netabare}残念なのはひたぎは自分の子供に「翼」と、
名付けようとしてる会話が全カットでしたね(^^;{/netabare}
重い!重いって!彼女には蟹が憑いている。

「おうぎダーク」
この主題歌はいいですね。
忍野扇、謎多き少女。
僕は彼女を応援してやりたいのです。
物語上、損な役割を引き受けたと思います。
最後は見てのお楽しみだ。

あにこれ参加後、
初のリアルタイム「物語シリーズ」堪能しました。
キスショットの作画が不安定でしたが、
主力は「打ち上げ花火」か!?
まあいいや、ファンは楽しむだけですよね。

めでたし、めでたし…である。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 44
ネタバレ

明日は明日の風

★★★★★ 4.4

物語シリーズの終わりの物語(阿良々木暦の高校生物語編)…物語シリーズは面白い

原作既読

待ちに待った物語シリーズの新作。上中巻から二年近く、間に傷を入れたのでようやくといった感じがします。今回放映された作品は円盤が6巻からになるので「終物語」の続きということです。いつか30分サイズで全話放映してほしいものです。

【まよいヘル、ひたぎランデブー】
前段として八九寺の話(化のまよいマイマイ、囮物語)、正弦の話(憑物語)、暦物語のダイジェストを差し込みました。これが本編で活きた感じがします。
暦物語で衝撃的だった{netabare}暦の切り刻みから地獄落ち、八九寺との再開、そして復活{/netabare}と流れる展開。アラギ…失礼、噛みまみ…暦と八九寺の絡みは本当に安定してます。言葉のやり取りはもちろんのこと、映像の作り方、これが見たかった感が満載でした。{netabare}まよいが甦ったことで繋ぐことはおうぎダークで{/netabare}
子安さんが正弦に、憑ではもったいないと感じますが、終物語のことを念頭に入れていれば大正解です。あの声があるからこそ、この回が重厚な感じを受けます。それとOP、まさか八九寺の新曲をもってくるとは思わなかったので嬉しいやらなんやらで。

ガハラさんこと戦場ヶ原ひたぎ…最強で最恐で最高のヒドイン…ではなくヒロイン。ツンドラにしてツンデレでヤンデレで何でも暦のことを読んでいて好きでいる、情が深くて美人でスタイル抜群。個人的にアニメ史上最も好きなヒロインです。なにが良いって、何でも良いのです。それは戦場ヶ原ひたぎだから。「デートしろ」そう言われたら従うしかないだろう、それが戦場ヶ原ひたぎだから。
それはさておき、ひたぎの話がメインなんて、化と恋くらい、だから終のこの話を待っていたわけです。とはいえ、かなりの部分で扇が出張ってくるんですけどね…。カラオケシーンで遊んでくるかな(二言目かよ、そこはステープルでしょうと思ってはいけないのだろうか、いや、歌ってよ)と思ったのですが残念。でも暦の「チョコレートインソムニア」は聞きたかった。
下の名前で…二人の関係は最高です。呼びあった瞬間、なぜか目頭が熱くなったのはナイショの話です。

【おうぎダーク】
ラスボスである忍野扇との決着編。これまでの伏線を一発で回収する何でも知っているお姉さんこと臥煙伊豆湖と暦の会話がメインです。これは文字で追うと楽しいのですが、映像だと正直、地味になるのではと思っていたのですが、さすがはシャフト。いろんな遊び(特に八九寺と余接)を入れてきて楽しめました。
そしてクライマックスの扇と暦の決着、見事な映像化だったと思います。{netabare}自ら消えようとする扇を救ってしまう暦、そこに表れる忍野メメと羽川翼。{/netabare}この場面は文字だけではなかなか伝わりにくい場面だったので、ゾクゾクしたのと、なぜか目頭に熱いものがこみ上げてきました。
最終回らしく(一応ね)、物語シリーズの主要人物大勢登場(貝木はこの時点で生死不明なので出ませんけど)。大団円感がたまりません。

【終わりに寄せて】
映像が本当にきれいでした。手抜き一切なしというのが伝わりましたし、やっぱりシャフトの作り方には中毒性があります。ひたぎのシャフ度もたっぷり見ることができましたし。やっぱりこの作品は言葉の使い方が絶妙。二回、三回見ても楽しめる会話のシーンはさすがは物語シリーズです。
それからこのシリーズの良いところはキャラと声が見事なほどマッチしている点。最後の最後まで引き付けてくれた大きな要因だったと思います。

これで物語シリーズのアニメは終わっても良いように思います。きれいな終わりでしたし、さすがにこれ以上は余談の余談にすぎません。好きな作品だからこそ、この形で絞締めるのが良いように思うのです。でも…続くんだろうな…。特に続終物語は。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 43

66.6 7 ロミオ×ジュリエット(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (299)
1744人が棚に入れました
舞台は空中浮遊大陸ネオ・ヴェローナ。14年前のモンタギューの反乱によってキャピュレット一族は虐殺された。唯一の生き残りジュリエットはキャピュレット家の親衛隊隊長のコンラッドの手によって助けられ、ウィリアムの劇場で男として育てられる。それから14年後。ジュリエットは「赤い旋風(かぜ)」と呼ばれる剣士の姿でモンタギューの圧制に立ち向かうが、憲兵隊に追われている所を親の仇である太閤モンタギューの息子である、ロミオに助けられる。その後2人は、偶然にもネオヴェローナで開かれた舞踏会で再会し、恋に落ちる……。

声優・キャラクター
水島大宙、水沢史絵、鳥海浩輔、野島裕史、松来未祐、広橋涼、大原さやか、石井康嗣、置鮎龍太郎、川澄綾子、立花慎之介、柿原徹也、久川綾、藤原啓治、井上和彦

めじな

★★★★★ 4.3

感想(希望・祈りは時を超える)

全24話。恋愛・ファンタジー・アクション・感動もの。

原作は名シーンのセリフ以外知りません。

まず、この作品はOP曲が最高に良いです!
世界的な名曲「You Raise Me Up」のカバー曲。
この作品にメッチャ合ってて、聴いているだけで涙が出そうになります。
映像もこの作品の雰囲気が良く出てると思います。
BGMもかなり良かった。

次に世界観も良い。
中世ヨーロッパのような世界にファンタジー要素をうまく取り入れています。

作画もなかなか良かったと思います。

あらすじ
14年前のモンタギューの反乱により、キャピュレット王家は失墜した。唯一生き延びたジュリエットはモンタギューと戦うことを決意する。

ストーリーは前半はハラハラ・ドキドキの展開でかなり良く、観ていて引き込まれました。
演劇を観てるようなカンジの演出でホントに素晴らしかった。
それにジュリエットがカッコいい。

次に、ロミオとジュリエットの二人の出会いは胸がキュンキュンしますw
これを観ると恋愛ものを観てるんだな~という気持ちにさせてくれます。
二人の出会いから始まる純愛良いですよ~。
7話は特に良いですね。最高でした。

中盤は前半とは異なりテンポもゆっくり。
この展開はSAOのキリトとアスナそっくりだな~と思うエピソードもありました。
ここは個人的にこの作品にはいらないと思います。
このあとは、恋愛と呼ぶにはあまりに過酷で切ない展開が待ち受けています。
また、前半から途中に色々なところに名セリフがあります。
このセリフ知ってる、ここでそれか~とよく独り言いってましたw
次に、途中色々なキャラが出てくるのですが、情のあるキャラが多くて心にジワリときます。

後半はラストに向けてストーリーにファンタジー要素が強くなり、話が急展開します。
このあたりはギャップがありました。
それに、泣ける名シーンがあります。ラストも切ないです。。
でも、良いカンジに締めくくられていると思います。
心が温かくなりました。

こういう純粋な恋愛もの結構好きです。
原作を知ってたらまた違った見方になると思うのですが、
私はこの作品の二人の禁断の切ない純愛ストーリー良かったです。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 19

ato00

★★★★☆ 3.5

You Raise Me Up

シェイクスピアの戯曲、悲劇のラブストーリーが原作。
現代風ファンタジック演出により、悲壮感はさほどありません。
でも、つっこむ所が多岐にわたり、ストーリーが破綻気味です。

冒頭直後からジュリエットがメロメロフワフワ。
見ててちょっと恥ずかしいです。

そんなことよりも、このアニメはOP曲でしょう。
OP曲はすばらしいの一言で、芸術性がにじみ出ています。
それもそのはず、この曲は世界的な名曲の日本語版。
アニメのオープニングとしては高レベルにあると思います。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 15

ソーカー

★★★★☆ 3.1

もっと深く愛を語るべし

GONZOの原作ぶっ壊しシリーズ。
ロミオが体制側、ジュリエットが反体制側という許されぬ恋愛を描いたファンタジーになっております。
ジュリエットが赤い風を名乗り義賊のような事するあたり、なんか違うもんが色々混じってるんじゃないだろうか?怪傑ゾロ?みたいな。なんとなく粗筋だけは知ってるロミジュリですが、後半から失速した感は否めず・・・序盤はそこそこ面白いんですけどね。

仇討ち、革命、世界の危機と話が進むごとに方向が変わっていくのですが、目まぐるしくというより中だるみもあって何だか迷走してる印象が強い。とくに終盤のファンタジー展開は良くない。ロミオとジュリエットの悲恋を軸にしたストーリーには違いないのだけど、無駄な要素が多すぎるので感情移入はしづらいのではないか。もっと丁寧に馴れ初めやらすれ違いやらを描いていれば違ったかも知れないが・・・。もうちょっと優男ロミオに男臭さがあった方が良かったかも(笑)

まぁあまりお涙頂戴的な恋愛ものは好きではないのですけれど、この作品に限って言えばもっともっとオーバーに情熱的に愛を語っても良かったのではないかと思いましたね。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 14

63.4 8 シゴフミ ~Stories of Last Letter~(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (306)
1731人が棚に入れました
『シゴフミ』は、電撃文庫から刊行されている雨宮諒作のライトノベル。
東京のとある街・かもめ市の一角にある廃ビルの屋上で、町谷翔太はロケットを作っている。
それを見守りながらおしゃべりをしている少女、綾瀬明日奈の元に父親が遺体で見つかった知らせが入る。一緒に警察署に行き、翌日いつものように廃ビルの屋上に来た翔太は、ロケット小屋が白い煙で覆われているのを見つける。急いで小屋の中に入った翔太は、シゴフミ配達人・フミカと言葉を喋る杖・カナカに出会う。そしてフミカは語る。
明日奈の死んだ父親から明日奈の恋人への「シゴフミ」を届けようとしていること。そしてそれを届けるのがボクの仕事だと…。

とってなむ

★★★★☆ 4.0

死者と生者を繋ぐ手紙

シゴフミとは『死後文』。手紙です
死んでしまった者が大切な人へ想いを伝えられる唯一にして最後の手段
感謝、後悔、怨念…
伝えたい感情は人それぞれ

この作品は、それを受け取った人間がどうするのかを描いたヒューマンドラマです
殺人やいじめなど、リアリティー満載で実に興味深い内容でした
題材が題材なだけに少し暗めの雰囲気となっています


本作は主人公の物語も並行しているので、
一概には言えませんが、基本的にはオムニバス形式です
特に最初2つのエピソードは最高でしたね
序盤で一気に引き込まれました
1つ目のエピソードなんて映画化しても面白そうです

先程、主人公の物語と言いましたが、
この作品の主人公はフミカという謎の少女
死後文を配達する仕事を行っています
なので、それぞれのエピソードに干渉することも?

カナカのお供には杖のカナカ
職務のサポート役
杖は喋ります
感情をあまり表に出さないフミカとは対照的に、明るすぎる性格
武器にもなります(カナカは嫌がってますが)

フミカの同僚であるチアキ&マトマ(杖)もいい味出してます
カナカとマトマ、杖同士の喧嘩は笑えます

作品の雰囲気は全体的に暗いですが、
杖たちがそれを少し緩和してくれてるのかもです


OP「コトダマ」 歌ーALI PROJECT
ED「Chain」 歌ーSnow*

ED好きです
Snow*さんの優しい歌声が作品を温かく包み込むようでした


作品自体はなかなかダークな内容ですが、
希望もちらほらと見えるので鬱作品ではないと思います

それぞれのエピソードは短いですが、
中身が濃いので堪能することが出来ました
フミカの物語も驚愕の連続でとても楽しめました


一話一話が面白い
全体を通したフミカのストーリーも同時に楽しめる
これはお得。おすすめの品です

投稿 : 2019/09/14
♥ : 34

minisaku

★★★★☆ 3.6

一話目からやってくれますねw

ストーリーとしては、死んだ人が最後に残すことのできる一通の手紙。
その死者からの手紙を届ける配達人のお話。全13話です。

この作品は、全体を通しての雰囲気は暗くて欝な感じですが、
内容はしっかりしてるし見応えあって良かったです。

ただ、暗い話と良い話の落差がありすぎでしたねw
イジメの話... あれは暗いし重過ぎる...

でもまぁ ストーリーとしては面白かったと思います。

良い手紙と悪い手紙、平等に描かれてるのも良いですしね。
良い話ばかりじゃ都合良過ぎだしw

それに、内容もだけどやっぱり設定が面白いです。

死んだ後に想いを手紙に乗せて相手に伝える。
喜びや感謝、憎しみや恨みであろうと関係無しに。

もし、自分が死んだ後に手紙を出せるなら、誰にどんな内容の
手紙を送るのかなって少し考えてしまいましたww

個人的には楽しめた作品なのですが、暗いのとか苦手な人には
オススメできませんねw
ですが、大丈夫な人には一度は見てほしい作品です!!

投稿 : 2019/09/14
♥ : 32
ネタバレ

ninin

★★★★☆ 4.0

ダークなプリズマフミカ

原作未読 全12話

色々な事情や出来事で死んだ人が、死後、心残りがある人が手紙を生きている人に送るシゴフミ(死後の手紙)を配達するお話で、配達人で主人公のフミカを中心に配達した先の色々な人生模様を描いた作品です。

基本1~2話につき1エピソードです。
亡くなった人の思いと生きている人の思いが丁寧に描かれていました。

特に序盤から中盤にかけては結構心に突き刺さるお話が多いので観る方は気をつけてくださいね。{netabare}(いじめ、自殺、殺人、不治の病など){/netabare}

勿論そんなお話ばかりではなく、心温まるエピソードや切なくなるエピソードもありました。

後半は、フミカ自身のお話になります。こちらも酷くて切ないお話でした。{netabare}(フミカが感情を出しているシーンは良かったですね){/netabare}

硬軟上手く織り交ぜていますので、観やすかったです。興味がある方は是非観てくださいね。オススメです。

OPはAllProjectが歌ってます。相変わらず独特な感じですねw EDはちょっとほのぼのとした曲ですね。

最後に、この物語のシゴフミ(死後文)の配達人で主人公フミカは変身はしませんが、杖(イリヤだとステッキ)が自我をもっていて話すので(話し方もルビーに似ているような感じもしますw)、1話観た印象でタイトルにしましたw ちなみに、主人公フミカのCVがfateシリーズの遠坂凛役の植田佳奈さんという共通点もあります。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 29

63.5 9 デスビリヤード(アニメ映画)

2013年3月2日
★★★★☆ 3.7 (214)
1011人が棚に入れました
「ここがどこなのか、という問いにはお答えできません」
「これよりお二人にはゲームをして頂きます」
「ゲームは命をかけて行なって頂きます」
「そして、ゲームが終わるまで当店から出ることはできません」
強制的にルールを課せられた男二人。
やがて剥き出しになっていく人間の本性。
デスゲームの果てに待ち受けるものは?

声優・キャラクター
前野智昭、中村悠一、筈見純、瀬戸麻沙美

maruo

★★★★★ 4.1

この世で一番怖いものを描いた A+

経験済みのことや、想像できることから沸き起こる恐怖心をはるかに越えたものがあるとすれば、それは「未知への恐怖心」ではないでしょうか。

このビリヤードで勝敗が決した後に何が起こるのかは、主人公達には全く明らかにされていません。そのような状況下では、否が応でも緊迫感を高めることになります。

そして、我々視聴者にとっては、その緊迫感は楽むべきものに、未知への恐怖心は好奇心へと転化されます。主人公達があがけばあがく程、我々の期待は高まるという、少し悪趣味な楽しみ方をする作品ですね。

また、この作品では、未知への恐怖に対峙した人間の姿が対極的に描かれています。同じような状況になったら、自分はどちらになるのだろうかという視点で見ても良いでしょうし、1度目と2度目で視点を変えて見るのも良いかも知れません。

25分という短い時間に綺麗に纏め上げられた作品です。見ていて納得できないところも出て来ると思いますが、それは、このような境遇に陥った主人公達の心情そのものなのではないでしょうか。


追記:
この作品はネタバレのラインが非常に難しいです。核心には触れていないつもりですが、「ネタバレじゃない?」と思ったら気軽にメッセに書き込んで下さい。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 34

けみかけ

★★★★★ 4.6

チクショウw何を言ってもネタバレじゃねぇかw

ハッキリと今年のアニメミライは失敗だったんじゃないかと思います
大手制作会社や著名なスタッフが実制作に介入し過ぎたと各所で騒がれたのは言うまでも無く、オイラ個人としてはヲタ向けに振り切った作品ばかりで子供と一緒に観れるようなファミリー向けな作品が皆無だったのが残念でなりませんでした
多くの人へアニメミライというプロジェクトへの理解を深めてもらうために、ヲタ向けの作品ばかりに偏るのはちょっと違うじゃないかと思うからです


そんな中でも今作、『デスビリヤード』はシリアスな内容ながらも普段アニメに親しみの無い方でも楽しめるような受け口の広い「大人向け短編映画」と呼べる作品に仕上がっております
今年度のアニメミライ最高傑作に相応しいでしょう


エレベーターを降りると知らない間に見覚えのないバー『クインデキム』へ来てしまっていた腰の曲がったヨボヨボの老人
カウンターには一人の若い優男
バーテンダーは二人に“命をかけて”ゲームをしてもらうと告げる
ゲームが終わるまで店からは出られない
ゲームの内容がビリヤードに決まる、命をかけた勝負の行方は如何に・・・?


往年の名画『ハスラー』に福本伸行『カイジ』をプラスしたような作品です
正直、何を言ってもネタバレになるため内容を深くお伝えできないのが残念ですw


丁寧な作画
中村悠一の熱演
前野智昭の怪演
しっとりと、しかしジワジワ来る音楽
時折入るギャグ?w
全てが緊迫した空気感を生み出す要素へと繋がっている短いながらにも丁寧に作り込まれた作品です
最後までドキドキしながら楽しめること間違いないでしょう^^b


“命をかけて”の言葉に炙り出される人間の本性
短編アニメがお好きな方はこの作品を観ない手は無い
濃厚な25分間、是非ご堪能あれ!

投稿 : 2019/09/14
♥ : 31
ネタバレ

ninin

★★★★★ 4.1

アニメミライ2013の作品 その3

約25分。全1話

エレベーターで上がると大きな社交場wような不思議な閉鎖した空間で、おじいさんとサラリーマン風の若い男が命をかけた、まさしくビリヤードおこなうお話です。

どちらかというと会話劇ですね。必死さがよく表れていました。

ある{netabare}入れ歯が飛び出す{/netabare}シーンが、妙にリアルすぎましたねw

落ちも良かったです^^

最後に、{netabare}おじいさん{/netabare}色々な意味で凄すぎですねw

投稿 : 2019/09/14
♥ : 23

59.3 10 009 RE:CYBORG(アニメ映画)

2012年10月27日
★★★★☆ 3.5 (141)
616人が棚に入れました
西暦2012年秋劇場公開される、神山健治監督最新作の製作が発表されました。タイトルは『009 RE:CYBORG(ゼロゼロナイン リ・サイボーグ)』です。日本SFマンガの金字塔であり、全てのサイボーグマンガ・アニメーションの原点である、石ノ森章太郎原作の『サイボーグ009』。『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズ、『精霊の守り人』、『東のエデン』の神山健治監督が自ら脚本・監督をてがけ、2013年という、リアルタイムな現代を舞台に、全く新しい物語を生み出します。

声優・キャラクター
宮野真守、杉山紀彰、吉野裕行、増岡太郎、丹沢晃之、大川透、斎藤千和、小野大輔、玉川砂記子

ソーカー

★★★★☆ 3.8

押井守、化石となる

原作は見た事ある程度で知識は皆無に等しい私ですが、結構に楽しめました。
押井的なものの詰め合わせですから、押井ファンならニヤリと出来ます(笑)
ビューティフルドリーマー、人狼、天使のたまご、攻殻、パトレイバー等々

おそらく、3.11以降の殺伐とした世相を鑑みた上で、少し違う角度からスタンドアロンコンプレックスのようなものを描いてみせた作品だと思います。
なので、メッセージ性が強すぎます。それも問いかけじゃなくて、己を持てという呼びかけに近い。

しかし、そういうのは皮肉を込めてオブラートに包みながら語るもんでしょ。
文脈無視してあまりにストレートすぎると逆に伝わらないんだな、と思った。

押井守は神、じゃなくて、化石の方でしたかね(笑)
まぁ、なんかこう面白いは面白いが、メンドクサイ映画でした。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 13

けみかけ

★★★★☆ 3.5

ロールプレイングな問題提起に映画としては微妙な気がすんだけど、んなことよりゼロゼロナンバー達にまた遭えたことへの感動がオイラには無かった;

ソラピーのレビュが物語の本質を、素振りさんのレビュが技術的側面や原作との関連性を、それぞれ適切に書かれているのでオイラとしては特に書くことが無いですよwww










主人公達ゼロゼロナンバーの出生の秘密や能力の詳細といった導入的部分は本編では特に語られない
原作を全く知らない人は基本的に無視する方向に感じます
また、原作の「天使編」や「神々との闘い編」といった神話や宗教をモチーフとしたお話ののほどが中途半端に終わってしまっていることからなのか、これら『巨大過ぎた大作』達をかき集めて最終的に「地下帝国ヨミ編」に落とし込むってのはなかなか面白い試みだったと思います
(別にブラックゴーストとか出てきませんけど)


ってかw
キャッチコピーでも「石ノ森章太郎の未完の傑作」とかゆーてるけど、009って先生にとってのライフワークだったわけでしょ?
先生が亡くなられて、「未完」であることに違い無いのかもしんないけど、そう易々と未完、未完と言うもんじゃないよwww










まず例のオーバークロックのテストみたいな動きカクカクなしょっぺぇCG
日本のアニメの得意とするリミテッドアニメーションっぽさを3DCGに転用するために秒間フレーム数をあえて落したというのですけど、アレに関してはまだまだ違和感タップリで課題が残ったと思います
てかリミテッドアニメーションってもともとある程度の「手抜き」から生まれた技ですし、なによりリミテッドアニメって結局行き着く先は「溜め」と「貼り」な訳じゃないっすか?
それがなんで秒間フレーム落すって考え方にしたのか?
安直過ぎですよ、どうかしてるw


ただナンモカンモが失敗してるって訳ではなかったです
例えば【加速装置】の描写には素直に拍手ですよ
最近の映画だと、人が認知出来ないスピードで動く物体ってのは例えば「マトリックス」とか「リターナー」みたいに『ハイスピード撮影&スーパースローモーション』がベターなところですよね
それ以外ってなると「仮面ライダーカブト」辺りがやってた、あえての『早回し』で荒々しくてデタラメなスピード感の演出があります
後述は安っぽいけども迫力ある画作りには十分な技法やったんです
で!今のはどれも実写の話でしたけど、今作は後述の方の技術を用いて『リミテッドアニメーションっぽさ』を作ってましてコイツがなかなかカッコイイ
世界的主流のフルアニメーションCGに対する純国産っぽさ、ってのはまあまあ出せているのではないかと思います










で、お話の方なんですけど、オイラ個人としてはあまり心に響くモノは無かったです;
実際の史実で起きた戦争や事件との関連付けしたんですし、これって争いを繰り返す人類の醜さ、愚かさを素直に描けばよかったのではないでしょうか?
“主犯が超常現象”“目に見えない神が黒幕”ってのは納得がいく、いかないの問題ってよりちょっと遠回りし過ぎ
いたずらに争いの種を振りまく神、それに打ち勝つことこそが主人公達の目的地だ!って答えまで最後には提示しきっちゃてますけど?
じゃあサイボーグの彼等には出来て、人類には出来んのはなんでや?
サイボーグと人類の違いって何?
脳波通信?
そーじゃないでしょw
結局「RE:CYBORG」ってタイトルに込めたかったものってなんなの!
こーゆー複雑な問題はいくつかの正解を同時にチラつかせて、観た人自身に答えを決めてもらうような作りにした方が映画としてはgoodなんじゃないでしょうかね?;










まあ本音を言うとその辺が例え微妙でも、石ノ森キャラクター達への愛さえ感じれればそれでお腹イッパイになったのかもしれないんですけどw
その辺がなってないのよ、この映画はw
そりゃ、ジョーの詰襟萌えとかイワンを抱っこするジェロニモがお父さんしててニヤニヤとかあったよ!w
でもそーじゃないでしょ!w
それじゃネタでしょ!w
だってグレート・ブリテンとピュンマの雑魚っぷりなんすかあれ!?
キャスティングにも納得いかん!
なのに「赤い眼鏡」か「人狼」みたいなコンバットスーツの兵隊が出てくる原作無視っぷりはどーゆーことなの?w


あ~、正直ツマンナイってほどではないのです、エエところもまあ・・・
でも今作のキャッチコピー「終わらせなければ始まらない」って同日公開の「映画スマイルプリキュア」でもちゃんとした答え出して話の中に盛り込めてるしw
それと例のリミテッドアニメーションっぽさの追求って課題もどうもティム・バートンが「フランケンウィニー」で解決したっぽい?
(厳密にはストップモーションっぽさですが)
なにより、現時点での日本のアニメっぽいCGの最先端ってやっぱりプリキュアの東映CG班、あのレベルが今の水準でしょーよw
オイラの目には相対的にヨロシクナイ映画になっちまったと思いますた┐(´д`)┌


超余談ですがなかなかどうして秀逸な川井憲次による今作の劇伴
素振りさんは「イノセンス」っぽいと書き、ソラピーは「劇パト」っぽいって書いてましたけど、オイラにはタイトルバックのコーラス曲がドコとなく「アヴァロン」っぽいと直感的に感じました
三者三様に褒めてるのがウケますw
まあとにかく川井サントラの集大成的完成度だったということっすよ^q^

投稿 : 2019/09/14
♥ : 17

素振り素振り(咎人)

★★★★★ 4.6

新時代への挑戦的な作品 喰い込み万歳

攻殻機動隊SACや東のエデンで有名な神山健治が未完の傑作と謳われるサイボーグ009をCGアニメとして製作したのが本作『009 RE:CYBORG』

オールCGでCGには「セルルックCG」を起用
昨今のアニメ映画では上位はCGアニメが独占しているためにCGを起用、CGを使いつつも日本独特の雰囲気を出すためにセルルックCGを起用
作画は多少のカクつきはありますが、それはセル画の雰囲気を出すためにわざとしたものなので突っ込むのは野暮と言うものです(うろ覚え)
個人的にはフランソワーズたんの索敵ワールドが超美麗で(セルルック関係ありませんがww)もう虜です(笑)、他にも細かい動きが凝っていて観ていて何だか楽しくなりました
終盤のテレポーテーションのシーンでのフランソワーズが他のシーンの彼女に比べて異様に可愛かったです
新時代を築くには十分な作画の良さでした、劇場で観る場合は是非3D視聴をオススメします(3D作品の恒例行事ですが眼鏡の人は眼鏡on眼鏡に成るのでご注意を笑)

音楽はいつも通りの川井憲次でした、要するに最高だったって事です^^
OPから、かの名作イノセンスを彷彿させる感じでかな~り気持ちが高ぶります
本編でのBGMのデキも良く、音楽のテンションは全体的に高め
多少BGMが台詞を邪魔していましたが許容範囲だったのでさほど気に成りませんでした

とまあ、作画と音楽は星評価で5をつけてしまうほど素晴らしかったです

肝心の内容ですが・・・個人的にはかな~り面白かったんですが一般受けはほぼ確実にしないでしょうね・・・
いつも通りの神山節でめっさ説教臭い(笑)←一応褒め言葉ですw
原作未読でも楽しめたという意見が結構見受けられるのですがそんなことは無いです(笑)
少なくとも『誕生編』と『地下帝国ヨミ編』は読んでおいた方が良いかも知れません(各00ナンバーの能力把握、00ナンバーから名前を引き出すのは基礎知識とします、本編内では名前も能力も説明が無いので・・・)
あとは神山健治や押井守等々の説教臭い作品に慣れておくのも出来ればやっておきたい事です、本作もそれなりに説教臭いので(笑)
では、本編について
まず始めに00ナンバーサイボーグ招集から始まるのですが・・・というかこの招集からラストまではすんなり進んでいって何だか物足りない感じでした
過去の神山健治作品では東のエデンに近い作品でした(消化不良感や物語の起伏の無さ等々)
原作では明確な敵が居ましたが本作は明確な敵は居るのですが明確とも敵とも言い難いもので何とも形容しがたいです(笑)
クレジット前のラストは後編が存在するかのようなオチでしたがあれはあれで一応完結しているのですが、まあ不満の人の方がが多くなるようなオチでしたね(私的には良かったと思うのですが)
とまあ、物語に起伏が無くとんとん拍子だったのに関しては不満が募りますが概ね満足出来る内容でした(ただ、確実にファミリー向けの作品では無いので要注意笑)
(地下帝国ヨミ編のラストを知っている人には思わぬサプライズがありますよ)
どうでも良いけどジェットとハインリヒの会話が無いのだけは俺は許さんぞ
あと、PVにあった全員集合のシーンが自分が見逃したのかもしれませんが無かったような・・・まず本編で全員集合シーンがほぼ無いに等しいと言う・・・残念

声優とキャラについては良し悪しの両方がわんさかありました(笑)
声優に関しては概ね良しで、悪い点というか微妙な点が一点のみ
その微妙な点ってのは皆さんご存知ピュンマさん、ピュンマのCVの杉山さんは十分頑張りましたよ、ただ新キャラデザと杉山さんの声が全く合って無いんですよwww顎鬚生やしたおっさんであの声はさすがにねwwwあれに関しては声優のチョイスミス若しくはキャラデザミスですww
とまあ声優に関しては以上、次はキャラについてです
原作通り各々のキャラに出番の差はありますね
ジョーとジェットが核と成るので必然的に出番は多かったです、んで全然出番が無かったのはこれまたピュンマさんwww神山監督はピュンマが嫌いなのかと思うくらい全てが悲惨です(笑)
他にはグレートが少し少なめなくらいで後は大体同じくらいでした
キャラデザが原作と比べかなりの改変が行われましたがどのキャラも格好良く成っていて満足でした(これまたピュンマさん除く)
例の彼以外はどいつも見せ場があって格好良さ満点
寡黙なジェロニモと哀愁漂うグレートはものすっごい格好良かったです、ジェロニモさんマジ無双www
フランソワーズは原作なんて比にならないほど可愛かったです、やたらに服が尻に喰い込んでるし、ご馳走様ですた(笑)
全体的に良かったです

と、以上の通り個人的には絶賛ものでした
是非シリーズ映画化してもらいたいものですが・・・難しいでしょうね・・・して欲しいですが
『過去の作品を用いて未来を築いた作品』
本作を簡潔に表現するとこのような感じですかね
尿意と戦いながら観ていたのでつたない文章でこの程度しかレビュを書けませんが素晴らしい作品であったことは確かです
本作は誰がための作品なのかそれは己の眼で確かめろ!!

投稿 : 2019/09/14
♥ : 14

66.4 11 マインドゲーム(アニメ映画)

2004年8月7日
★★★★☆ 3.8 (132)
535人が棚に入れました
ある日、西は電車内に飛び込んできた初恋の相手・みょんと再会を果たす。彼女の案内で姉・ヤンの経営する焼き鳥屋に案内されたが、そこで彼女がりょうと婚約している事を知り、落ち込む。その時、突如借金取りのヤクザが押しかけ、それに巻き込まれた西は、お尻の穴から銃弾を撃たれて脳天破裂という、何とも無様な形で死んでしまった。しかし、現世に未練残りの西は、神様の意志に逆らい、自らの意思で生還したのであった。

声優・キャラクター
今田耕司、前田沙耶香、藤井隆、たくませいこ、山口智充、坂田利夫、島木譲二、中條健一、西凜太朗
ネタバレ

takumi@

★★★★★ 4.1

生きることを諦めない強靭なエネルギー

文化庁メディア芸術祭アニメーション部門をはじめ
数々の賞に輝いた湯浅政明の初監督作品。

まずはじめに、正直言ってかなり観る人を選ぶ作品だとは思う。
決して美しいとは言えない作画。
決してかわいいとかカッコいい、とは言えないキャラデザ。
でも、全編通して表現されるアーティスティックな雰囲気と
観る人によって感じ方が大きく分かれそうな内容、脚本。
湯浅監督の作品は大体がいつもそんな感じだけれど
僕はとても気に入ってしまったし、すごく楽しめた。

昭和から平成の今までの、様々な場所とシーンが映し出されていく冒頭。
それが何を意味するのかは後半でわかるのだが、
とにかく多くを語らないので、考えながら観ることは必至。
でも、ゆっくり考えてられないほどのスピード感で物語は展開していく。

幼馴染の女の子と偶然再会した主人公が、彼女と彼女の姉とともに
ある事件に巻き込まれ、自体はとんでもないことに・・・
だが、彼はもう一度やり直したかった。そこから始まる物語。
予想を裏切る展開はほんとうに面白い。
そして心にしみるセリフが深くてとても良い。
{netabare}
恐怖は自分の中にある、自分のマインド次第なんや。
せやから楽しいと思ってみようよ。
信じたまま行動することが、すべての壁をぶち破る鍵や!
何もしないで寝てるのと、何かを感じて動いてるのとどっちが楽しいか。
生きている、感じている、目が見える、音が聴こえる、動ける。
ここは臭い、でもそれが嬉しい。なぜなら生きているから!
{/netabare}

そんな言葉の数々が、ある目的を果たそうとする強靭なエネルギーとなり
またある時は、古典的な性描写を背景にしながら
この作品が一番のテーマとしていることに繋がっていく。

つらいとき、哀しいときこそ、笑え、そして楽しんでしまえ。
才能もコネもなくても、何もしないで死んでいくより
自分の力で何かしたい。壁を越えたい。生きて生き抜こうじゃないか。
愚かながらも愛すべき人間、たくましく生きてこそ人間。
生きるって素晴らしい!生きたもん勝ちや!楽しめたもん勝ちなんや!
僕にはそう感じ取れたし、元気をもらった。

思えばすごく大阪人的思考の物語だった。
そしてラストに表示される英文を見てハッとさせられ
Fayreyの唄うED「最初で最後の恋」を聴きながら、
なぜだか無性に泣けて仕方なかった。

ほとんどのキャストが吉本興業からで、ほぼオール大阪弁であり、
それゆえになおさら大阪人気質が伝わってきたのかもしれない。
なのでもしかしたら、大阪人嫌いな人が観たら嫌気がさすかも(笑)

そしてふと今、これを書きながら・・
主人公が出会ったあの老人はもしかしたら、神様だったのかもしれないと
そんなことを思ってみたりしている。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 17
ネタバレ

ぺし

★★★★★ 4.3

考える暇があったら、まず一歩踏み出せ!! 死んだように生きてんじゃねえよ!!

いきなり変なタイトルですいませんm(__)m 見終わってそう言われている気がしたもので(笑)

サブタイトル
「その男気合いだけで生還。愛しい過去×はじける未来∞ハイパーテンションムーヴィー!」

こっちレビューのタイトルにすれば良かったな(笑)


「四畳半神話大系」「ケモノヅメ」で知られる湯浅政明監督の初監督作品。
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門をはじめ数々の賞を受賞。
声優のほとんどを吉本芸人が担当している。

小学校の頃にTVでやってるのを見て、正直その時は良く分かんなかった。けど、それ以降何かの度にこのアニメのシーンをふと思い出し、また忘れるという事を繰り返した。そして今日また思い出した。名前も忘れていたので、なかなか見つけるのに時間がかかった。やっと見つけた……そうだよこれこれ(*_*)

[あらすじ]
ある日、西は電車内に飛び込んできた初恋の相手・みょんと再会を果たす。彼女の案内で姉・ヤンの経営する焼き鳥屋に案内されたが、そこで彼女がりょうと婚約している事を知り、落ち込む。その時、突如借金取りのヤクザがおしかけ、それに巻き込まれた西は……

あにこれのをちょっと短くしました。ネタバレして欲しくない所を削りました。

圧倒的な色彩感覚。怖いぐらいの疾走感。も~ぐちゃぐちゃ。意味不明。

生きるって何だ、死ぬって何だ、好きって何だ、嫌いって何だ。

どれだけ、惨めでも、無様でも、生きてみろよ…

{netabare}
俺の頭にずっと残ってたシーン。クジラの体の中で生活するシーンだった。
やっぱここのシーンは映像も臨場感があって一番好きだなぁ。じーさんが木の柱にひたすら懺悔の言葉を掘ってたのは見てて苦しかった。

途中で中の人の顔が実写で挿入されることが何度かあるけど、一気に現実に引き戻される感じで、良い演出だったと思う。

クジラから脱出するシーンには圧倒された。波の流れを、クジラに飲み込まれる、戦車や飛行機が効果的に表していたと思う。4人が何としても、脱出して生き抜いてやるって気持ちが痛いほど伝わってきた。足が折れそうになって元に戻るシーンは短いけどちょっと笑った♪
{/netabare}

最後のメッセージ。「THE STORY HAS NEVER ENDED」
物語はまだ終わっていない。様々な選択によって未来は変わるということだろうか。自分の人生は自分で決めるしかない。この話もたくさんある可能性の一つだうか。ん~分からない、全然分からない。けど確実に心に来るものがあった。

103分の長編アニメ映画です。ストーリーに沿って見るというよりは、感覚的に楽しむ作品かと思います。見る人によって好き嫌い別れると思うけど、もっと知られて欲しい作品です。正直、言いたい事の半分も書けなかったのでぜひ実際に見て判断して下さい(^_^ゞ

あと、どっかに細かく解説しているサイトがあったので、見た後に気になった人は調べてみて下さい。たぶんすぐ見つかります。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 21
ネタバレ

ねこmm。

★★★★★ 4.1

素晴らしき哉、人生!  【ねこ's満足度:80pts】

ある日突然命を落とした青年が、”もう一度”に賭けて奔走するハイテンション・ムービー。
2004年公開で、当時の各アニメ賞を総なめにした湯浅政明氏による監督デビュー作品です。

主人公の西くんは漠然と今を生きるフリーター。
そんな彼はひょんなことから初恋の相手・みょんちゃんと再会します。
最初こそ下心丸出しで喜んでいたものの、突きつけられた現実に徐々に落ち込みだす西くん。
さらに追い打ちを掛けるがごとく、とんでもないことに巻き込まれてしまうのですが……。

アーティスティックな映像に、独創的すぎるアイデアと奇抜な演出。
一時たりとも目を離せない、まさに”湯浅ワールド”全開といった感じのアニメです。

作品のテーマ&メッセージはごくごくシンプルなもので、
『{netabare}人生なんてちょっとしたコトでいくらでも変わっていくんやで~{/netabare}』ということ。
それがこの監督の手に掛かるだけで、ここまで奇想天外なお話になってしまうのだから驚きです。
若干冗長に感じる部分もありましたが、全体的には抜群のスピード感で100分があっという間。
特にクライマックスシーンでの疾走感は、一緒に駆けてる錯覚に陥るほど迫力がありました。

主人公のみならず、他の登場人物の背景まで垣間見えてしまうのもすごいと思わせる点。
ひとつひとつ描かれてるわけでもないのに、なぜかその人の”人生”が見えてきてしまう。
冒頭3分間の意味不明な映像が、ラスト10分間で明らかになっていく展開は鳥肌モノでした。
同じようで違うふたつのとある物語。その違いを楽しむのが、実は一番の醍醐味だったりもします。

主人公を演じるのはお笑い芸人の今田耕司。その他にも吉本芸人が多く登場しています。
そのせいかどこか『吉本新喜劇』的な人情味も感じられたのは、わたしだけでしょうか?(笑)。

間違いなく万人受けはしないけど、ハマる人はガッツリハマる。そんな作品だと思います♪

投稿 : 2019/09/14
♥ : 22

66.0 12 ドラえもん のび太の海底鬼岩城(アニメ映画)

1983年3月12日
★★★★☆ 3.5 (86)
491人が棚に入れました
春休み。ドラえもんやのび太、スネ夫、ジャイアン、しずかたちは太平洋海底でキャンプをすることにした。一行は楽しい第一日目を過ごすが、翌日から五人は謎の世界に引き込まれていく。

ちあき

★★★★☆ 3.5

怖かった(思い出補正)

子供の頃何度も観ていたドラえもんの長編アニメ映画。
その中でも本作の印象は「怖い」でした。
恐らく、「戦争」「冷戦」といったテーマが奥底にはあるのだと思います。
武器って人の恐怖心の表れなのかもしれませんね。

大人になって観るとやはり思い出補正されているのは否めません。が、子供と一緒に楽しめる作品です。

またドラえもんのアニメ映画では、武田鉄矢氏が手掛ける歌がとても印象的で、作品の良さを更に引き立ててくれます。本作は「海はぼくらと」

投稿 : 2019/09/14
♥ : 2

りんご

★★★★☆ 3.4

まつたけ

鬼岩城は誰がなんといおうと「バギーちゃん」だよね。
いいキャラしてる。
「泣いてるの?しずかさん…」
あぁぁぁぁ…

バーベキューもおいしそう。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 1

offingbook

★★★★★ 4.2

アニメを観るってことは、つまりなんでもできるってこと

1983年に公開された大長編ドラえもん映画シリーズの第4作目に当たるアニメ映画。約1時間半。

夏休み、秘密道具を使っての海底キャンプに向かったドラえもんたちだったが、
しかし思わぬ冒険をすることになってしまい…。
バミューダトライアングル、ムー大陸、アトランティス大陸などなどを物語に織り込んだ、
ドラえもん×海底世界の冒険アニメ。

アニメって、何でもできちゃうんですよね。

ただ画面を観るだけで誰もが、どんな遠くへでも壮大な冒険に出ることもできるし、
逆にささやかな幸せを守るような身近な日常を過ごすことだってできる。

過去の世界が描かれれば何万年、何億年前だって行くことができる。
歴史上の人物にだって会えちゃう。

未来の世界が描かれれば今とは全く違う、誰もが知らない未来の世界にだって行くことができる。
宇宙にだって行ける。

子供の頃にも戻れるし、ずっとずっと大人にだってなれる。
もっといえば、死後の世界だって見れる。(笑)

フィクションの物語すべてに通じることだけど、アニメの場合は、
観た人全員を全く同じ世界に引き込むことができる。

アニメの世界で描かれれば、それが現実になる。

それって実はすごいことなんだなぁと、ふと思ったり。

僕にとってのドラえもんの魅力って、観れば何でもできてしまう、という、それなのかもしれません。

そして今作『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』は、現実の世界では不可能な
未知と神秘の海底世界の冒険に、何度でも僕を連れ出してくれました。

深い深い海底から高い高い海溝を見上げることだってできる。
今何かと話題のダイオウイカだって見れちゃうぜ!(笑)

ドラえもん映画はお話も面白いけど、すごい夢にあふれていて、やっぱいいなぁ~。

そんな冒険の果てのラストはもう……オイル漏レ、デス(´;ω;`)

最近はアニメを観ても、面白いところ、面白くないところを足し算引き算してばかりの
観方ばかりしてましたが、久々にドラえもんを観返して、何も考えずただ夢中になって
アニメを観てた子供の頃の気持ちを、少し思い起こさせてくれました。

…しまった…アニメの内容のレビューを書いていない…。(笑)

投稿 : 2019/09/14
♥ : 29

67.6 13 綿の国星(アニメ映画)

1984年2月11日
★★★★☆ 3.7 (21)
83人が棚に入れました
擬人化した猫の生活や心情を綴る、少女漫画家・大島弓子の同名コミックを劇場アニメ化。幻想的な色合いや色トレスの多用で、原作の持つ淡い絵柄の表現に挑戦した。大島弓子自身もシナリオに参加している。予備校生・須和野時夫が拾った幼いメスの“チビ猫”。人間の生活を自分なりの視点で追いかけながら、チビ猫はいつか自分も人間になれると信じ始めた。だがチビ猫の前に現われた銀色の美しいオス猫ラフィエルは、猫が人間になれないと語る。
ネタバレ

とまときんぎょ

★★★★☆ 3.9

仔猫のふわふわ冒険譚

イリスさんのレビューで読んで、この作品がアニメ化されていたことを知りました。原作大好きだったのでそれは観たいなぁと思っていたところ、今月中は放映するらしく日本映画専門チャンネルで遭遇。嬉しい。

とても良かったです。観て欲しい。1月15日(水)朝7時にも再放送あるのでどうぞ。

仔猫(といっても人間として描かれている)から見た人間の暮らしの不思議。

男性キャラのまつ毛が、アニメ絵でも描かれてしまっているのがどうなんだろう…と思いましたが、だんだん慣れました。チビねこは本当にかわいいですね。ころんころん。
ねこ好きな方にもオススメ。

長いこと猫と暮らしながら猫漫画も多く描かれている巨匠・大島弓子原作。
{netabare} 乙女だった頃古めの少女漫画が好きで。
吉祥寺の井の頭公園を歩くと(作品内によく出てくる)ひょっとしてお会いできるのではないかとドキドキしていた思い出…。 {/netabare}

投稿 : 2019/09/14
♥ : 16

ねここ時計

★★★★☆ 4.0

いつの日かひとつになれるまで

ねこを通して人の物語を語るのではなく
チビねこ目線で物語がすすんでいきます。

幼い頃母の本棚にあった古い漫画。
その中でも、「綿の国星」はとりわけ情緒的で少女的で私は夢中になりました。

表現が素敵です。
小さなチビねこがみた、人、人、ねこ、空、道路、野原、世界。

チビねこの心に響いたものたちが、変換され表現する様は本当に少女そのもの。
涙がでるほどきれいな
夜の帳 闇 鮮やかな朝 夢 ぴかぴかの星 心。
私の胸に、深く届いてやまないのです。


沢山の、私の周りにある愛しいものたち。輝いては散って、繰り返して。
時々眩しすぎて目を閉じたり、そっと開いてみたり。

チビねこは目を閉じることなどせずに、世界のこと自分のこと、
色々なこと沢山のありのままを見て感じて、そのまんま受けとめます。


アニメでは挿入歌がよかったです。

いつの日かみんなひとつになれるまで
鳥は鳥に 人は人に それぞれの時

投稿 : 2019/09/14
♥ : 10

セメント

★★★★☆ 3.4

猫耳

猫耳の元祖とする説もあるみたいですね


原作はLaLaの少女マンガです。
猫が猫耳の人間として描かれています、ということで屋外の段ボールの上で"人にしか見えない猫"が寝ていたり、ゴミ袋の中身を"人にしか見えない猫"が漁っていたり、極めてシュールなシーンが多いです。
まぁでもアイデアは面白いですね、主人公は浪人で、そんな"人にしか見えない猫"を拾うところから物語は始まります。
少女マンガだけあって猫版の逆ハーレム状態で、美男ならぬ美猫がよく登場します。

相当昔のアニメで、手塚治虫の虫プロが制作してます。
「サザエさん」脚本で知られる辻真先さんが手掛けてて、なんとも癒し系な作風になってます。

チビ猫役には富永みーなさん、その他島田敏さん、塩沢兼人さん、野沢那智さん、永井一郎さんなど声優はレジェンド級です。
野沢那智さんは気高い雄猫のラフィエルの役を演じられてますけど、最っ高に合ってますね。

挿入歌は流石に少し古臭いかもです、結構種類はあるのですが。

キャラに関して一つだけ、ラフィエル一体どうなったんですか!?


私もこんな猫なら拾いたいですよー、可愛いー。

投稿 : 2019/09/14
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