海軍で仲間なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの海軍で仲間な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月06日の時点で一番の海軍で仲間なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.5 1 海軍で仲間なアニメランキング1位
ハイスクール・フリート (はいふり)(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (945)
4055人が棚に入れました
「海に生き、 海を守りて、 海を往く--- それがブルーマーメイド!」今からおよそ100年前、 プレートのずれにより、 多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため、 次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、 海の安全を守る多くの人員が必要となっていった。それに伴い、 働く女性の海上進出も進み、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていった。そんな時代、 幼馴染の岬明乃(みさきあけの)と知名もえか(ちなもえか)は、「ブルーマーメイドになる」という同じ目標を持つ仲間たちとともに、 横須賀の海洋高校に入学する。

声優・キャラクター
夏川椎菜、Lynn、雨宮天、古木のぞみ、種﨑敦美、澤田美晴、田中美海、丸山有香、田辺留依、中村桜、久保ユリカ、五月ちさと、大地葉、宮島えみ、山下七海、藤田茜、小林ゆう、黒瀬ゆうこ、大津愛理、麻倉もも、伊藤かな恵、阿澄佳奈、高森奈津美、相川奈都姫、小澤亜李、金子彩花、新田ひより、大橋歩夕
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

程々のシリアスと萌えを搭載した美少女+軍艦アニメ。初見戸惑うのが難、案外「繰り返しの視聴」で真価発揮しそう?

全12話。可愛い女の子たちが軍艦で航海しながら軍艦バトルしたり、ほのぼの日常系やったり。
ガルパンことガールズパンツァーの軍艦版…とは微妙に異なる作風です。
…意地悪く見るとシリアスと萌えが中途半端、好意的に見ると双方が程良い塩梅。
「過度な期待をしないならば」という条件付きですが、萌えも軍艦バトルも十分に楽しめる佳作でした。
ガルパンが神過ぎるんですよ。はいふりも結構面白かったですよ。

{netabare}『物語』
我々の世界とは異なる歴史辿ったパラレルワールド、海面上昇で陸地水没して、海上文化発達している世界観。
戦争は無くて、平和目的の女性による海軍?「ブルーマーメイド(通称ブルマー)」がいて、主人公・岬明乃はブルマーに憧れ、ブルマー候補生の実習航海で駆逐艦「晴風(はれかぜ)」に搭乗、乗組員(当然全員美少女)と共に海を往く…
しかし!その航海は波乱に満ちたものであった…!
予想外の異常事態。
謎の脅威に懸命に立ち向かう少女たち。艦隊戦。
その合間に日常系萌えやコメディーもやりつつ、晴風の航海が続く…
状況不透明な中で、次々と襲い来る脅威。
ドイツ艦の美少女ミーちゃん加入したり、各員のやりとりが適度に和みつつ、飽きさせない展開は良かった。

設定面では。
世界観が面白いです。海洋SFとして通用しそうな舞台背景(2014年度の翠星のガルガンティアとか)。
「航空機が発達してない」とか「ブルーマーメイドの存在」等々は要は
「女の子たちが軍艦に乗って艦隊戦やらせる」為の舞台装置ですな。
航空機あったら艦隊戦台無しですし…
※「白銀の意思アルジェボルン」というロボットアニメでは、地磁気の影響で航空機使えない設定でした。はいふりの場合「技術史の上で航空機の発想が無い」設定。
…ちょっとムリがある気が。航空機無いのに対空兵器や飛行甲板ある軍艦あったり。
それよりアルジェボルンのように航空機あるけど使えない設定で良かったような。

…まあこの辺は些末な点。一番大事なのは「艦隊戦やっても女の子たちが安全」かどうか。
ガルパンなら「特殊カーボン」という謎技術で強引に解決してましたが、はいふりは?
ここはガルパンとはいふりが決定的に違う点で、ガルパンが試合なのに対し、はいふりは実戦です。
下手をすると怪我したり、最悪戦死する可能性もゼロではない…?
この点は、実戦の緊張感という点ではプラスなんですが、本作は終始ユルい雰囲気なのが気になりました。
「女の子に、熱いバトルを、でも安全に」やらせるには、ガルパンと比してツメが甘かった。


序盤~前半、晴風は周囲から孤立して攻撃を受ける異常事態に。
外部の状況が分からない軍艦ならではのシチュエーション、色々と憶測出来て続きが気になる展開。
※学生たちが軍艦運用、実習中、謎の敵に攻撃され、外部の状況不明で、反乱扱い…
「無限のリヴァイアス」を彷彿としました。
リヴァイアスは閉鎖空間と閉じたコミュニティーにより、精神的に追い詰められるシリアスドラマ…
はいふりは良くも悪くも呑気な美少女萌えで中和していましたが、艦長(ミケちゃん)と副長の宗谷ましろ(シロちゃん)の路線対立で若干のギスギス感、でもここも含めて、程良い緊張感があったです。
艦長の独断行動は賛否あるかもですが、まあ未熟な女の子だし、主人公としてはアリと見ました。
…本作の良い点は、作中通してのミケちゃんとシロちゃんの対立と成長そして和解を(さほど丁寧とはいえないが)ちゃんと描いている事。
残念な点は…もう少し交流して双方会話するシーン多ければ。
これは2人だけではなく、他の乗員も同じく。
晴風の方針を艦長1人の独断ではなく、幹部全員で話し合ったりするシーンあれば、全体の緊張感と、ついでに各キャラの印象も違ったのでは。
…冨野作品みたいに、とは言わないけれど。Gレコとか、あんなイメージ。


中盤、本作のトラブルの意外な要因が判明。
{netabare}生物兵器の謎のネズミが乗員洗脳してただとぉ!?{/netabare}
………!?
ここは…別に致命的ではないです。
ガルパンと違いちゃんと実戦させつつ、でも戦争はやらせたくない。
そこで対戦相手を一時的に…されちゃった事にするのは…まぁアリなんじゃないかな。
タネが分かってしまうと序盤の緊迫感が興醒めになる点は残念ですが、萌えとバトルのバランスという面では案外悪くないギミックです。
…いえ、もっと他にやりようがあった気はしますけど。
タネが割れて以降も、戦況が厳しくなることで、その場での盛り上がりは維持できていた点は良かった。

個別の回では。
3話の水上艦VS潜水艦は中々でした。弾薬不足の中でミケちゃん艦長の奇策お見事。
最終話の砲撃戦より地味ですが、対潜戦の緊迫感も捨て難い。
※「ジパング」4話を彷彿。ジパングも4話で水上艦VS潜水艦でした(はいふりは3話だった…)
米倉「どうせボク達は帰れないんだ…やってやる…やられる前に…攻撃してきた…お前たちが悪いんだぞ…」ポチッ(アスロック発射)
菊池砲雷長「米倉ァ!貴様は一人で戦争おっぱじめるつもりかッ!?」
……アスロック米倉ェ…。晴風乗員は呑気に見えて、各員冷静に指示に従っていて結構優秀ですねぇ。

私的に好きな回、6話です。
砲撃戦に比べ地味ですが、機雷掃海をしっかり描いていたのは興味深い。

7話の海難救助も良かった。艦隊戦よりも緊張感あり、またシロちゃんの活躍と、艦長との和解の伏線でもあり。
6話7話に限らず、戦闘や攻撃以外の軍艦の見せ場(ダメージコントロールや修理など)も手を抜かず描いていたのは高評価。

終盤に差し掛かる前の10話で一休み、赤道祭で芸を披露し合ったりと楽しそう。
※機動戦艦ナデシコのオーディション回思い出しました。戦艦(広義戦う艦)、女性艦長、戦時中に、宴会…

終盤の武蔵との艦隊戦は大いに盛り上がり文句なし。
主役艦に弾当たらない、他がカマセ等のご都合はアニメのご愛敬、主題歌の演出もベタながら燃え。
ミーちゃん他味方集結したり、ミケちゃんとシロちゃんの絆完成する王道も良い。
モカちゃん組と晴風艦橋の百合萌えも良いですな♪


総じて美少女たちの萌えと艦隊戦の燃え双方を適度に混ぜつつ、終始飽きさせない作品でした。
バトルは本格派の海軍物(ジハング等)には見劣りする、萌えは後述のキャラ覚え辛いのがやや難あり。
設定面でツメの甘さあるも、好意的に見れば致命的ではない。
…案外「繰り返しの視聴」に向いていそうなアニメです。
初見だと序盤シリアスか萌えか困惑して楽しめない面も、ネタが分かれば気楽に観れる、キャラは駒は揃っているので、気に入ったキャラ増える度に評価は上がるのでは。
シリアスと萌えが混ざりにくい点は、もう一度観直すと混ざるかも?
…もし続編があるならば、展開次第ですが評価上がる可能性高いと見ました。
もう作風や楽しみ方理解出来ましたし、今度はキャラに愛着も持てそうなので。


『作画』
キャラデザがかなり可愛いのは本作のセールスポイントでしょう。
軍艦の外部も内部の描写も丁寧。修理で溶接するシーンが危険とかの細かい指摘はありますが…まあ謎技術で安全な火花なんだよ!(適当)
艦隊戦も迫力十分。見所はタマちゃんによる砲撃で砲撃撃墜シーン。ゴウランガ!
アニメとして大事な、絵的に楽しめる要素はしっかりありました。

『声優』
ミケちゃんの夏川椎菜さんはアルドノア・ゼロのレムリナ姫、天体(そら)のメソッドのノノカの人。
シロちゃんのLynnさんは最弱無敗の神装機竜(バハムート)のリーシャ様。
芽依ちゃんの種崎敦美さんはとなりの怪物くんのゴルベーザあさ子。
この他全般的に、脇役も多数演じておられる実力派若手声優を適材適所で起用していた感。
鈴ちゃんの久保ユリカさんの涙声萌え。
教官など上層部は豊口めぐみさん、甲斐田裕子さん、中原麻衣さんらベテラン配してます。

『音楽』
OP「High Free Spirits」がかなり良曲。最終話の武蔵戦では王道な熱さ素晴らしい。
…ただ、全編通すと、本編の内容が主題歌に伴っていない感も。
また、戦闘シーンのBGМが悪くはないものの、あと一歩緊迫感欲しかった。
※他作との比較はアレですが、ジパングと比較するとBGМの熱さが歴然なので…。
丁度GYAO!でジパングも並行視聴していて、BGMの大切さを痛感。
…とはいえ、楽曲面は水準以上はありました。


『キャラ』
可愛いキャラが豊富、各部署ごとに個性も十分…
なんですが、どうにもキャラが覚え辛かったです。
なぜか…?
まず「各キャラ間での互いの呼び名が一定しない」または「名前自体が呼ばれない」
主人公の岬明乃は「艦長」「ミケちゃん」はまだ良いとして。
宗谷ましろは明乃からは「シロちゃん」他船員からは「副長」クロちゃんからは「宗谷さん」
主要幹部は良いとして、他キャラは役職名で呼ばれたり、そもそも名前知る機会自体が乏しい。
名前にインパクトあるせいか「万里小路さん」(ニコ動では「マリコおじさん」と空耳が)が妙に印象に残るくらい。
比較的出番の多い砲術長の立石志摩はタマちゃんなんですが、寡黙だし名前呼ばれる回数が少ない。
リンちゃんが比較的覚えやすかったです。
この為、ビジュアルと個性はあっても、その割に顔と名前が一致しないです。
ここら辺は、軍艦物が少女萌えと食い合わせ悪かったのかな。
軍艦は、部署ごとに活動範囲限定されてて、交流が乏しくなりがちなので。
(名前知らんけどこの部署の子かわいいな~)なキャラばかりでした。

いや、もう少し工夫すれば解消できた気がする。
単純に、各キャラを名前(あだ名)呼びする機会を増やすべき。
同時期の「迷家」ははいふり以上にキャラ多かったですが、頻繁に名前呼び合っていて(全員ではないが)かなりの人数覚えられましたし。
ここら辺は、水島監督や冨野監督の手法が参考になったかも。(喧しい位に喋らせる)

もう一つの参考例はガルパンことガールズパンツァー。
キャラ固有名の覚え難さははいふり以上にもかかわらず、きちんと各キャラ立っている。
なぜか?
「○○さんチーム」毎にチーム分けでキャラ付けしていて、覚えなくても違和感なかった。
ライバル高校のリーダー毎に個性付けも上手かった。

……キャラの駒は優秀です。
ミケちゃん艦長は未熟で独断専行しちゃう点、シロちゃんの諫言に耳を貸さぬ点がマズかったものの、指揮官としては名将だったり(8話や12話の奇策見事)、晴風の乗員を家族と言い切る優しさと信念良かった。
いや、艦長は多少我儘でもいいんです。優柔不断よりも、我を通せ!
※なんとな~く、ワンピースのルフィと似たタイプ。
シロちゃんはウソップポジですかね…。
ミケちゃん、実は孤独なリーダーでしたねぇ。もっと皆と相談していれば、一段評価上がったかも。

シロちゃんの方がもう一人の主人公。有能で常識派の苦労人。
常識的に見てシロちゃんの意見の方が妥当、でも主人公補正と物語の都合にゴリ押しされる…
人によってはスネてしまってもおかしくない不遇、でも7話をきっかけに一回り成長しました。

泣き虫航海長・ 鈴ちゃんが一番かわいかったです。艦隊戦の恐怖で涙目になりながらも健気に操船する、かわいい。
…いや、鈴ちゃんが一番普通ですよ。他のキャラが呑気過ぎる気が。
訓練航海なのに反逆者扱いで補給もままならぬまま戦闘、私ならパニクります…。
なので、鈴ちゃんに一番共感出来ました。

ドイツ娘ミーちゃんが金髪巨乳と有能な指揮ぶりで、本作キャラで一番華がありました。
本来シロちゃんが担うべき役割を食っている…外部の人間の方がズケズケ意見通せる…。
ドイツとの文化交流要素など、キャラ的に印象に残ります。
シュペーのチビッ子艦長テアちゃん萌え、もっと出番ほしかった。

万里小路さんは名前のインパクト故か妙に覚え易い。キャラ的にもお嬢様、下手なラッパ、無敵の薙刀術と印象的。強すぎる!

ミケちゃんの親友にして囚われのメインヒロインなモカちゃんも、可愛さスタイル性格三拍子揃ってて、百合萌え面でもオイシイのですが、出番少ない…。

この他も可愛さ個性共にヒケは取らず。
好戦的な水雷長・芽依ちゃんはイケイケなリアクションかわいい。
寡黙な砲術長のタマちゃんはここ一番でトンデモ技量スゴイ。タツジン!
機関長のまろんちゃんは晴風縁の下の力持ち、精神的にも支柱でした。
のですが…このほか可愛い子ばかりですが名前覚えきれなかった。
こうして見ると、かなりキャラ層は厚いです。
4点以上でも遜色ないのですが。若干惜しさを感じるので厳し目に。
…また観る(あるいは続編あれば)評価上がる可能性高し。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 46
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

船の皆は家族だもんね!

視聴終了。

あらすじはどこかを参考に・・・
5話まで
{netabare}
海軍学校に入り、初めての航海訓練で色々なんやかんやあって日本から反乱扱い。でもその誤解は解けて、今度は友達の乗ってる武蔵が反乱をしてしまう!?
みたいな所が5話までのおおよその流れだと思います。

メタンハイドレートが主要燃料となった世界で日本沈没って設定はいるのでしょうか?これについては考察してたら気付きましたが一応理由があるようです。
太陽の黙示録でも南日本がM資源「メタンハイドレート」を実用化しようとしていましたね。

私が好きなのは岬艦長と、でこが可愛い西崎ちゃん、そして双子の杵崎姉妹、最後にちょいちょい副艦長を応援する黒木さん。

5話で艦長がはれかぜを置いて、親友が心配でボートで飛び出してしまうのですが、その時副艦長宗谷ちゃんが「お前にとってはれかぜのクルーは家族ではなかったのか!?」と引きとめようとします。いつも艦長岬が「船の皆は家族だから」と言って船の皆を気遣っているのに、このときだけは、親友を優先してしまう。

この時の宗谷ちゃんは、はれかぜの皆を家族だという岬に艦長としての魅力を感じて、最初はド底辺の艦だと思っていたはれかぜの事を好きになっていたからこそ、艦長が船を放って出て行くのが許せなかったんだろうなと思います。だけど、岬がいってしまった後、次の行動では岬が帰ってこれるように艦を動かしたのは、岬を家族と思い、自分がはれかぜの一員であり家族なんだと思えているからだろうなあ。

「私にとってたった一人の親友なの」
これ結構他の皆にはつきささる言葉ですよね。はれかぜの皆は親友じゃないんだ・・・みたいなネガティブな考えが出来てしまう。
でもどうでしょう、一人の少女が親友達を、あるいは親友と家族を天秤にかけるなんて酷な選択に、正しい解答があるのでしょうか。ここから読み取れるのは、岬が家族(クルー)を頼ることが出来なかったことと、家族(クルー)が岬に守られてるばかりだったんじゃないか?という問題提起も薄く灰ってそうです。

岬艦長が私情を優先してしまった今回の描写、今まで艦長として、十分な判断が出来ていただけに、岬の未熟さが強く現れましたね。4話で武蔵の事を考えてぽけ~としてることもあったので兆候はありましたが・・・

でも岬は艦長として、クルーの皆に色々なものを与えて、慕われているから、艦の皆が支えてくれる、家族の長として岬が全員を支えるのではなく、全員が家族を支えるのだろうなと思います。

さてここからは先の予想を考えた野暮な考察。見たい方はどうぞ。(追記:攻略の方法は全部外れたなあ。展開的にはあっていました。)
{netabare}
武蔵の暴走も機器の故障もねずみが原因であることが示されましたね。
はれかぜがねずみと接触した際にゴミ漁りの際、機械と一緒に箱のようなものに入っていました。
ねずみ箱を誰かが流しているなら、これは、テロ行為か、他国の工作も考えられます。この世界の日本はほぼ沈没していて、海運国家です。船がまともに動けなくなれば、国としてのインフラ・国防機能が麻痺することになります。ねずみは海に無差別に流されているので、無差別に艦が狙われることになります。日本近海だけですむ問題だけではないので、かなり酷い事をしていますね。武蔵が艦砲射撃で町を焼き払ったら一大事です。一刻も早く武蔵を止めないといけません。

そして、ねずみが原因であるという事にいち早く気付くのははるかぜでしょう。

では、はれかぜは今後どうやって、武蔵を救うのでしょうか?圧倒的な戦力差を覆すには、ねずみを排除して、クルーを正気に戻すしかありません。しかも遅れてしまえば、日本本国から、武蔵撃沈が下ってしまうかもしれません。

{/netabare}
{/netabare}

6話
{netabare}
制作陣はどれだけ岬に恐ろしい仕打ちをする気なんだろう・・・
今週で岬の暴走癖を直すかと思ったら、さらに暴走させました。今回は二人が助かって良かった!で笑顔で片付けてしまった岬。要は何も成長していない。
あの笑顔は大事な事を棚上げしてしまう岬、という表現だと思います。
今回は犠牲が出なくて、それで良しにしてしまった。ということは、岬は犠牲が出なければわからないタイプに設定されていそうです。次は岬の暴走のせいで、犠牲が出てしまい、その時岬は変わるのかが描かれそうです。

副艦長にたまっていく岬への不信感は、岬がいなくなった管制室での叫びに良く現れています。このまま岬の暴走が続いて、艦の皆がバラバラになってしまうかもしれません。

そして、今回一緒に仲間を助けに言った時、知床ちゃんが岬への信頼を打ち明けます。だとすると、岬の暴走により犠牲になるのは…

そして黒木さん(クロちゃん)が(副艦長)シロちゃんの肩を持つようなことを言っていました。
前回レビューを書いたときに黒木さんが好きだと思ったのは、副艦長さんの肩を持っていたけど、副艦長が岬を信頼しきったら、黒木さん一人ぼっちじゃん…と思ったためです。彼女が副艦長に憧れているだけだったら弱い子かもしれない。彼女もまた、まだ成長途中だなあと思って見てます。

{/netabare}
7話
{netabare}
予想が外れました。
犠牲が出るようなお話でもないですしね。
こんなに簡単に悪い所が治るもんなのですね。登場人物が多感な時期だと思えば、納得できるような…。二回暴走させた意味がわからなくなりましたが、まあ岬の暴走癖は直りましたね。
帰りを待つことの辛さを分かる事で、自分の暴走時にいかに人に心配かけているかがわかった岬はもう人を余計に心配させることはしないのでしょう。
でも何かが引っ掛かる…結局シロちゃんに「艦長は艦にいてください」と指示を出されてその通りしたら岬は気付く、という他人任せな感じがいけないのかな。岬自身が葛藤したりエネルギーを使ってないところが多分その釈然としない理由だと思います。

今回のクロちゃんは岬とシロちゃんの仲直りシーンを見てムッとしてい増したね。そりゃクロちゃんにとってはシロちゃんが仲間で岬が敵みたいに見えているから、仲良くされたらクロちゃんの立場が無いよなあ…と思いやはり独りぼっちになってしまったクロちゃんがかわいそうに見えて仕方ない。
{/netabare}

8話から~12話まで
{netabare}
【極道物好きな幸子とヴィルヘルミーナの別れ】
離れ離れになってしまうことを気付いてしまう幸子の顔がいいですね。ハッと気付いて涙が抑えられなくて人知れず逃げてしまうのが良い。普段はおちゃらけている分暗い話が似合わないし、日常を共にすごした友人の別れが、とても寂しいと共感できる良い話でした。

【赤道祭~クロちゃん救済回】
機関長とクロちゃんは幼馴染だったんですね。ちょっとわかりやすく人物の相関を述べてみます。
クロちゃんはシロちゃんを擁護してシロちゃんと仲良くなりたいので、岬にきつく当たる。
シロちゃんは岬の事を最初はあきれていたが、次第に信頼するようになった。
それを見てクロちゃんは岬にきつく当たっていた分、ちょっと疎外感を感じ始める。
幼馴染の機関長はいつも一緒だったクロちゃんがシロちゃんになびいていて、寂しさを感じていた。なので、ちょっと行き場のないクロちゃんの「気持ちがわかる」という。
機関長の相撲での粋な計らいで、クロちゃんは機関長という大切な友人が近くにいる事に気付く。
岬とクロちゃんもなんとなくギクシャクしていた関係を修復する。

とまあ、こんなとこでしょうか。クロちゃんが救われてよかった。後半ではかなり好きな回でした。

【比叡戦~大切な家族だから、失いたくない】
岬の思考がネガティブに向かいましたね。結構唐突・・・なのかな?岬は家族を事故で失っていますから、大切な家族を失う恐怖があっての事だと思います。説明不足感がありますが。
でも、大切な家族だからこそ頼ってほしい。失う恐怖に負けず、信頼してほしい。そんな思いがあるから、クロちゃん含めクルーの皆は艦長をもう一度奮い立たせたのだと思います。これも良い回でした。

【武蔵戦~一緒に戦ってきた家族に敬礼】
船ってなんでしょうね。彼女達にとって、晴風は友人であり家族だったんじゃないかな。
晴風が沈み行く中、クルー達は「沈むなー!」と悲痛な叫びが上がります。愛着といった言葉では語れない別れです。常に船の中にいて、船と共にすごした。それは、物として使うとかそういう関係ではなく、もっと濃い関係だと思います。
使命を全うし、自分の命を犠牲にクルー全ての命を守り、丘まで送り届けた偉大な戦友の最後に、敬礼。岬は最後に涙ぐみながら少し微笑みます。晴風に別れが悲しいものではないよと、友人であり家族を送り出したかった。そう思います。
{/netabare}

【総評】
作画はとても安定していました。
声優さんは声に違和感のある人がいなかったので見やすかったです。
音楽はトライセイルの名前を覚えました。とても良い。
ストーリーは、人物の内面や関係性もとてもわかりやすい。ですが多少唐突感や構成の甘さが否めません。失敗を繰り返すなら、それにみあった展開があったかなと思います。
キャラは皆可愛かった。クロちゃんに1話使ったのは素晴らしい。

最後に
今期の中では登場人物を考察しがいのあるアニメだったと思います。ジャンルとしては、青春、成長、友情、等々でしょうか。
今後記憶に残るほどかというと、多分残ります。。意表をついた展開はありましたが、筋が通ってないなあとガッカリする方でしたのでもったいない作品でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 53
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ガルパン好きにはたまらないんじゃないですかね。自分は・・・ですがw

海上自衛隊付属の女子高みたいな設定なんですかね?

一話みただけだと全然骨子というか背景がわからんのですが
(調べろよと言われるかもですが、そうするとネタバレも読んでしまうので)
なんだか物語の途中から急に雲行きが怪しくなってきて、仰天ぽい終わり方をしてます。

防衛大学付属の海上自衛隊の女子高版みたいな学校に進学した女子高生が主人公で、
見事に駆逐艦か軽巡洋艦とかなのかな?の艦長に就任して、教習をうけることになります。

世間では企画メンバーの面子からしてガルパン+艦これを想定している人が多いようです。
実弾撃ちあって船体は損傷しても人体は怪我しない(死なない)ストーリーになるのか? 
意地悪だけど、そこがオリジナルぽさの演出の分岐点になりそうな気が。。。

基本、集まったメンバーはどこかヌケたダメな子ばかりで、これが日常系アニメです
といっても通じそうなくらいに人材豊富。
まぁ、3人とか4人で艦船は動かせまでんからね。。。

以下、ネタバレで

1話~ ガルパンとは違うんだよガルパンとは!(ランバラル風に)
{netabare}
のほほんしながら2週間の航海練習にでた主人公一行ですが、トラブルもあって、
集合予定の時刻に間に合わず遅刻をしてしまいます。
それでもどこふく風で呑気なのは女子高生らしい設定の演出か。
このまま日常系アニメで話しは進展するのかと思いきや、いきなり艦砲射撃を撃ちこまれて仰天します。

遅刻の罰なのかと戸惑う反面、厳しすぎるリアクションに面食らって思考停止のメンバー。
執拗な砲撃に反撃するしかないと判断するのですが、気がつけば主人公たちが反乱軍扱いに!? どーしてこーなった?!

はじめはガルパンの艦船版かと思ったのですが、どうも違うようです。
学校の校長の娘が副長として乗艦してるんで、このノリのままではいかないと思うんですが、
うーーん、わからないw

まさかこのまま沈黙の艦隊みたいな流れになるんだろうか。
いやいや~。
次週が楽しみであります。
{/netabare}

2話~ あ、これやっぱガルパンだわ
{netabare}
自分たちが反乱軍扱い、国賊になったニュースを聞いて戸惑う一行。
置かれた立場の謎さに考えもまとまらないまま、近くを航行していたドイツからの
留学生船籍の戦艦からも砲撃をうけることに。

回避行動にも限界があり、適宜砲撃を行いながら、ここ一発でのひらめきアイデアで
逃れることに成功するも、いまだ誤解は解けぬまま。

その頃、猿島の学校では、副長の母親でもある校長は信じられないといった素振りを見せているが、
これからどんな行動をとるのか?

感想ですが・・・
これはガルパンですね!
相手の砲弾は9割当たらない、当たっても損害は軽微。
船員も擦り傷負う程度で大怪我はしない。
戦艦相手に駆逐艦が手傷負わせて逃げ切るとか。。。

基本、相手は無為無策の無能将官キャラ。
性能差や物量のハンデを機転をきかしたアイデアで逆転するけど、相手はそれ以上の手をうてずに負ける。
何手もの妙手を打ち合うような手に汗にぎる展開にならず、打ち上げ花火と同じ。

これ、正直言うと自分は苦手です。
つまらないんですもん。

でも見るのは苦手でもみなさんの楽しんでる様子のレビュー読むのは好きで、
まとめ記事だったり雰囲気だけ味わうタイプです。
静かに様子みるだけで終わるかもしれない。

でも、あの局面からなんであんなに南下したんですかね。
離れすぎじゃなかろうか。
もともと2週間の航海演習の予定で物資も積んでないだろうし
食料や水の備蓄もたいしてなさそうだしで、冒頭でも語っていたけど、
普通は早々にでも近くの港に入港すると思うのだけど。。。
{/netabare}

3話~ 今度の相手は潜水艦だはぁ!
{netabare}
無線を漏れ聞いてるのか、軍上層部からの反抗するなら沈没してよろしいてなメッセージを
受信して緊張が走るクルーの面々。
受信できるなら、そんな意図はないと送信しまくればいいのにと思う自分は素人ですかね?
無線機壊れてる設定でしたか? いやぁー、うーん、なんでだろうか。

さらに冒頭、前話でSOS出してきた武蔵の扱いもLOSTになっていたんで、
もしかすると晴風だけの問題ではないのかもしれないという推測。

そこへ今度は潜水艦が近づいてきての即バトル開始!
いやいや、さっき無線でも反抗抵抗したらって攻撃と言ってたのに、どーしてこうも
みんな命令無視なんですか?と。

さらにドイツ船籍の戦艦から逃げ出してきた女の子が副長だったことが判明して事情を聞けば、
実はドイツ艦でも艦長の命令を無視する一斉の反乱みたいなことが起きていて、
この事態を報告するために逃れてきたのだという。。。
これもあれもすべてが事実なら、日本の軍部がクーデター起こしたっていうところに落ち着きますよね。

それでも懸命に生徒を救おうと帰港命令を出す学園長。
副長のお母さんだし悪い人ではないと思うのだけど~。
これも帰ってきたところで拘束されちゃったりするんでしょうか?!
謎だらけだわ~
{/netabare}

4話~ まさかの海上ショッピングモールに失笑w
{netabare}
さーせん。もう見るのやめるとかいいながら、また見ちゃいました。
今週でやめますw ←本当かよ

さて、いきなりOPで笑わせてもらいました。
ついにきたな備品の在庫切れ報告。それもトイレットペーパーてのがリアルでいいですね。
水や食べ物より清潔感重視な女子らしい発想。

一度に30cm以上使うと怒られるってフレーズ聞いたことあるけど、あれはドラえもんだっか。
キャラメルの包み紙が一片だけ、一枚でもあれば危機を乗り越えられる! ていうネタの原点はなんでしたかねw

まぁ、そんなのはどうでもいい。

一番笑ったのは、それですんなり買い物いけちゃうってところです。
猿島まで26時間かかるってことでしたしね。
海上のどのあたりにいるのかさっぱりわからなかったんですが、そーですか四国ですか。

てか、その四国沖の海上にショッピングモールがあるって都合よすぎだろうw
いくら海洋国でも、それは無茶だわ。
沿岸にあるならわかるけど、かなり離れた沖合いにあって採算とれると思わないんだけどw

まぁ、そんなこともどうでもいい。

それより、いよいよ事態の謎に一歩前進してきましたね。
猿島の報告を鵜呑みにした管轄部署があって、そこが現在のところは発令なり出して中心を担っている。
要はそこのTOPが悪なんですね。

てか、反乱てよほどの事態だと思うんですよね。
あれだけの艦が離脱した事実だけで大問題で、即座に内閣に伝達されて調査部が動くだろうし、
よほどの大物が裏にいないと整合性が…。

僕街でも定番だった、赤い目=悪い人システムが今回も有効ぽいみたいで、
たまちゃんが豹変したときも赤い目になってましたね。
あのモルモットみたいなのが原因なのか? そして武蔵の乗員は全員赤い目になってる?!

もう見るのやめようと思いながら、たぶんまたレビュー書いてるんだろうと思いますw
{/netabare}

6話~ 艦長どこ?無責任艦長タイラーか無責任都知事マスゾエを思い出す
{netabare}
武蔵の艦長の幼馴染が気になり、制止も聞かずに飛び出した艦長。
結局、岩礁にぶつかってボートは転覆してしまい、舞い戻ることに~。

そして今回も機雷の回収をしていたボートが事故にあって転覆。
部下の心配をしてまた飛び出してしまった艦長。

ショッピングモールのときもそうだけど、なんかこの艦長は艦長としての責務を放棄しすぎじゃないか?

後は任せます!て、それでええんか?
無責任じゃないかな~

友達思いといえば聞こえはいいけど、それで晴風が沈没でもして全員死んだらメンタル大丈夫なの?

なんでも自分がしゃしゃり出る=任せる部下がいない=部下を信用してない
てことになると思うんですが…。
{/netabare}

ちなみに学校の舞台になっている猿島ですが、横須賀の港からフェリーでほんとすぐに着きます。
小さい島で、アニメとは違うかな~。
江戸時代の砲台跡があって、船着場から歩くと途中に神秘的なトンネルなぞあります。
小さな浜辺は海水浴客でにぎわう…といいたいけど、ほとんど若い学生中心ですね。
フェリーでこなくちゃならないから帰りも早いし、人気スポットてわけでもありません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

59.2 2 海軍で仲間なアニメランキング2位
「艦これ」いつかあの海で(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★☆☆ 2.8 (102)
243人が棚に入れました
藤田咲
タニベユミ
洲崎綾
堀江由衣
野水伊織
小倉唯
種田梨沙
早坂梢
宮川若菜
小松真奈
竹達彩奈
山田悠希
東山奈央
ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

シグレ、カク、タタカエリ、キケ、ワダツミノコエ。

全話の放送が終わってからの視聴。
視聴する前に、放送の延期があった事や暗く重い雰囲気の作品になっている事、なんなら終わり方に大変な非難や失望があったという「噂」程度は耳に入れての視聴となりました。

ちなみに、私自身も数多いる提督の一人である。
なので1期の時も楽しみにしていた方の人間だし、多くのツッコミを受けた海上スケートや艤装、出撃や戦闘のフローを見ても「演出面、苦労したんだろうなぁ、苦労してんなぁ・・・」と思ったくらいで、悪い印象は持たなかった。
同じような艦船ものの別アニメでのリアル艦艇になる様な「謎変身」よりはよっぽどキャラクタが立っていていいと思っていたぐらいだし、艦娘の活躍や日常をを普通に楽しんでみていた。
物語として、1期とつながっていた映画版も見たしね。

んで、今作・・・。

第1話目:重めぇ・・・、そして暗い・・・。
何か悲壮感緊張感が半端ない、大丈夫なのか、これは。

第2話目:ふーむ。戦闘シーンが多く描かれる。
ゲームの艦これを体験していない方が見ると「なんやコレ!?」となるのは想像に難くない。もっとも艦これに興味が無い方は今作を見ないとは思うけど。
提督業を嗜んでいるものからすれば「はーん、あのゲーム画面はこんなイメージなんかー」である。
受け入れられるかどうかは知らんけどw。
絵はキレイだったなー。
相変わらず、雰囲気は重いまま。

第3話目:う〜ん。引き続き戦闘シーンが続く。
もうダメだっってタイミングで続々と友軍が到着、しかしながら、目に見えて事態が好転される訳ではなくカタルシスがあるわけでもなく・・・。
意味深な演出や語り口調はあるものの、正直、効果的でもないし、後から効いてきそうなイメージも湧いてこない。
いくら絵が綺麗でも、こちらのハートに刺さるフックが異常に少ないと感じた。

第4話目:まず・・・提督は出してはダメなのでは?
今までの作品でもハッキリとわかる形で姿形は出してはこなかった。これは、艦これの暗黙の了解と言うべきか、ポリシーとして偶像化させるべきではないと直感的に思っていたのだが・・・。

数多いるリアル提督の姿を映す容姿、納得するデザインをそう簡単に創り出せる訳もなく、安易にイケメンにしたり、老齢な姿にすることもできず、女性ということも難しかろう(あくまでも世界観の上では)。
私は、だからこそ、姿形は見せず、提督は「アナタです」的なありがちな大人の工夫に頼らざるを得ないと思っていたのだけれども。

案の定、
出てきた提督の姿は凡百。
あまり強い個性を持たせると反感も大きくなるので、このようなモノにならざるを得なかったのだろうが、あまりにも普通。
熱も感じなければ、悲壮感、緊張感、使命感などひかれる魅力を全く感じない・・・。

この一点を持ってしても、この作品はユーザーを軽視している可能性があるのではないか?との疑念が沸き上がってきた。

もともと、艦これの運営はその傾向がある・・・、おっと、誰かきたようだな。
この話はまたの機会に。


第5話目:やっぱ提督はノイズにしか感じない。
ただ、この5話目は重苦しい雰囲気から少し解放され、鎮守府での日常的な部分と演習風景が描かれた。
明るいシーンがが多く、このキャラの作画でこの雰囲気は一服の清涼剤の様だった。演習シーンも割と好きだった。

第6話目:・・・なんだか中途半端なエピソード回。
相変わらず艦娘の絵はキレイなんだけど内容が・・・。
戦闘シーンも・・・。
友軍登場でびっくりした顔のままって・・・、うれしいとか、やったーとか、ほっとしたとかなんかあるんじゃないかなー。
あと、ちょいちょいある「変な間」ってなんなんだろう。
含みを持たせようとしているのかもしれないけど、いまいち効果的ではないような気がします。

どうにも、「楽しめる」要素が少ない作品だなぁ、との感覚が消えません。

第7話目、8話目は・・・、
ちょっと各回書くほどの思いが湧いてこない・・・。

個人的には、酷評をしたくはないタイトルなのだけれども、これは、いろいろと厳しいんじゃないですかね。

あにこれのテンプレ的に所感を書き記すとすると・・・。

物語:うーん。なぜこのタイミングの物語なのか、よくわからなかった。エンタメとして選択するのならば、もっと派手なエピソードが残っていただろうし、わちゃわちゃ系なら多少ヒンシュクは買うと思うけれども、キャラの人気、容姿を最大限に利用して楽しくもできたはず。
どうにも、中途半端な印象がぬぐえない。

時雨をピックアップしたかった?
なんか理由があるのかな。
リアルゲーで初めての改三が噂されているから?
ピンとこないな。

率直に言って、いい年齢なので史実の戦争、出来事の事は知っている。
そこをフィーチャーしたくてこのエピソードを作ったとしても暗すぎ、重すぎじゃあないですかね。
(そりゃあ、実際は比べ物にならないぐらい悲惨な状態だったんだろうけども)

作画:作画は個人的には好感触でした。きれいに描かれていたし、それほど破綻もしていなかったように思いました。放送延期が何か影響したのか、しなかったのかは知らないのですが、評価できる点だと思います。

声優:このポイントは・・・、いくつか気になった点がありました。とある艦娘たちの独特の口調、間延びというか。
これは、演出としてそのように狙われたものだとは思いますが、あまりいい印象は持ちませんでした。あまり、意味を成す演出だとは思わなかったのですが、どんな理由があったのでしょうねぇ。
あとゲーム内で親しんだ口調、セリフが登場したときは「おっ!?」と思いましたね。


音楽:これは・・・OPがねぇ。
ある意味でビッグネームが歌っておられることはわかるのです。
歌はうまいと思いますし、単体で聞けば素晴らしいと思ったかもしれません。
ただ、この作品のOPとしては、どうなのかなぁ。
まったく、ズレているとは思わないのですが、違ったタイプのOPが良かった気がしています、個人的に。
上手い下手、好き嫌いではないのです。
「重すぎる」のですw。
これが「男たちの大和」なんかみたいな実写だったらしみじみとしたかもしれませんねぇ。
何なら、OPとED入れ替えて、もう少し作品を明るくしてほしかったかなぁ。
(・・・個人の感想ですw)

キャラ:キャラはねぇ、慣れ親しんだキャラクタ達ばかりですからねぇ。そのキャラクタ達がきれいに描かれて、活躍しているのはやっぱりいいな、と思いました。また、割と多彩なキャラが登場しましたしね。
ただ・・・末期設定なので、登場人物としては限度がありましたね、そこはね。




さてと、総括なのですが。
正直、厳しかったですねぇ。
惜しかったと言うか、もう少しなんかできたんじゃないかなぁと。
話数も短かったですし。

{netabare}
「艦これ」の特徴として、何度も同じ艦娘がドロップしますので、
今作に年号が入っていたという事は、1944年は「ああいう結果」になったけれども、ループして未来のどこかでは、別の結果になっているかも的な、あるいは別の過去には1944年の「ああいう結果」になっていない世界線もあった的なアプローチなんですかね?
序盤に過去と未来という表現もありましたしね。


あるいは、もっとシンプルに1944年に「ああいう結果」になった艦娘たちが、2013年「ブラウザゲーム艦これ」として現代に蘇ったっていう事を象徴的に描いた物語なのでしょうか。 {/netabare}

それと、キャラ同士の会話に挟まれる思わせぶりな間、へんてこな空気感、多用されるミカン。
ちょっと、何言おうとしているか解らなかったです。


何とか良かった点を探してみると・・・
作画は頑張っていましたかねぇ。
妖精さんのまめな活動、活躍がみれてよかったかなぁ・・・。


本当に期待をしていたし、楽しみにしていたし、こんな酷評はしたくはないのですが、いまいちピンとこない、しっくりとこない作品でした・・・残念。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

何がしたかったんだろうw

{netabare}
1期で叩かれてた部分が、2期は良くなるのかと思ったら...。
自分は1期は言われているほど悪くないと思ってる派だけど、これはさすがに擁護不可能。
一応自分艦これの元ゲーム勢なのでその補正もあるはずなんだけど...w

本題
吹雪主人公の1期とは違って、2期は時雨が主人公。
レイテ沖の時にはもう沈んでるからだろうね。

「いつかあの海で」のタイトルや追悼用みたいなOPからシリアスな作品になるんだろうなぁと思ったけど、微妙にシリアスにふり切れてない部分もあって中途半端で残念。
生きるか死ぬかの戦い(レイテ沖海戦)を終えたかと思えば、急に演習とか言って萌えアニメみたいなノリが挟まれるのはいかがなものか。
そもそも演習を何故レイテ沖海戦と言う転換点となる戦いの後に持ってくる構成にしたのか。
シリアスなのか萌えなのか中途半端なのは1期から散々指摘されてた事項なのに。1期好きな自分も、これに関しては1期でも思った。

史実要素も中途半端。
てっきりレイテ沖海戦でほぼ全滅するのかと...。
レイテもヒ船団も史実回避でなぜか生還。
そして呉空襲の後、坊ノ岬沖海戦で沈む。
どうせ全滅エンドにするならなんで微妙に史実から逸らしたのか理解に苦しむ。
本来撃沈している艦が退役扱いになっていたり、なんでやるならやるで徹底しないのか。
普通に演習→レイテで史実エンドで良かっただろうに。
ヒ船団は、蜜柑の食いすぎで史実要素を仄めかすのはどうなの...。

最終回は史実要素も酷いし、史実抜きにしても酷い。
海外艦しかも、英米艦と共闘はどうなの...。
いや、艦これの場合は敵が深海棲艦だとしても、海外艦が出てくるとなると史実がもはや体を成してない。
最後は全滅でいいのかな。
直前の回で時雨が何かを決心した描写があったけど、それも一切活かされないまま...。

そして、まさかの転生エンド。
相手が米英なら戦争負けた後は史実通りになるけど、艦これの場合は相手は米英ではなく深海棲艦。
負けたのにどういう経緯で今と同じような現代を迎えたんだろう...。
もう末期となると戦力はほぼ残ってないだろうに。
好意的にとらえるなら
1.海外艦が頑張った
2.深海棲艦の存在しない別世界線に転生した
とかだろうか...。いやいや・・・。

で、安定のみかんも、最後の遺影流す演出も全部がギャグにしか見えない。

話が酷いのもあるけど、もう何もかも酷い。
まず、会話のテンポ。
しょうもない食堂の話を長引かせて前半丸々使ったり、構成どうなってるんだろうw
会話のテンポが悪いというより、話す速度が異様に遅いと感じるという、数年アニメを見てきて初めての経験。
会話のテンポもあるのか、声優も新人ではないはずなのに、棒読みに聞こえたり、ハリがなかったり下手に感じるキャラが多い。

構成も最悪。戦闘シーンでいいところに入ったと思えば急に過去回想。
最終回は3分前というテロップと共にほんの数分前の過去回想が2回ぐらいあって、さすがに笑った。
素人でももっとマシな構成にできそう。

戦闘シーンは面白くない。誰かにスポットが当たるわけでもなく、かっこいい演出があるわけでもないので、常に淡々とした感じ。

作画もあまり良くない。
クオリティアップのために8話にしました→延期しますって時点であり得ない。
まあ、ENGIに期待してはいけない。

個人的冬アニメぶっちぎりのワーストです。
↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
ちゃんとやってくれ。シリアス路線なのは嬉しい。曲草
アニソンっぽくない曲だな。ワロタ。Xjapanww
みかんに作画使って大丈夫かENGI 浜風 一般通過島風
翔鶴好き。西村艦隊だし鬱アニメコース行ってくれてもいいんだけどね個人的には。山城扶桑
てか、分かるからいいけど世界観説明とかはぶっ飛ばしね。
演出とか良かったし期待は出来そう? 鬱路線確定っぽいな。

2話 ☆3
OPマジで草。
シリアスな割に艦載機のシーンがちょっとシュールすぎるんだよな。
深海棲艦なんだった、敵。なんで藤田咲なのにこんなに棒読みなん。
やっぱ艦これはシステム的にアニメ向きじゃないのかなって思ってしまうな…。色々シュールなんが。演出があかんわ。戦闘が全く面白くない。
史実だと次で沈むか。

3話 ☆6
これワンパにならん? 深海棲艦さん
史実に忠実な点で評価はしたいけどあまりにエンタメ性がない。
画面が暗い。史実無視。これならこんなにシリアスにする意味あったん…?
なんか草。EDいいじゃん。

4話 ☆2
久々。彼岸花のシーンネタだろ。笑かしに来るな。男だああああ
提督なんか草。こんな中途半端なら正直ストパンのノリで良かったわ。
始まる前はアークナイツより期待してたんだがなぁ。
全体的に婉曲的な演出がネタにしかなってない。
生きてるのが中途半端すぎるんだよ。
シリアス感出すならちゃんと殺しとけよ。雪風だ。響ちゃん可愛い以上。

5話 ☆2
会話のテンポ遅すぎて草。この重苦しい食事パートはよ終われ。
会話の途中の謎の間やめろ。
こういう話するなら山城は殺して退場させとけよって思う。
中途半端。響可愛いよ響。飯食うだけで終わるAパート。唐突な百合。
この明るい演習ここまでの空気ぶち壊しだわ。
てか演習やるなら1話でやっとけよ。急にギャグアニメになって草。
マジでなんだよこれ。終わったwww

6話 ☆4
シンガポールや湘南は攻め落としたの? は? ただの腹痛かよw
これギャグアニメ? 1話1話の内容が薄い。龍玄とし草。雨止んでないがw
あっさりすぎて草。腹痛なんだったの。

7話 ☆2
てか、このアニメ1つの作戦を描けよって思う。
なんで今更こんなに大したことなさそうな作戦。
一番最初にやってた奴の方が余程最終回に相応しそう。
卵とか生魚そのまま渡すなww
会話の間とこのおっそい喋り方どうにかしろ。深海棲艦だせよ。
時雨裸で何やってんのw 時間稼ぎ多すぎるw 回想で尺稼ぎするな。
やられるシーンを描けよ。帰ってくるとこだけ描くなw
戦闘シーン書けないからか? 何と戦ってんだ。
会話のテンポマジで笑えるからやめろ。特殊EDw

8話 ☆1
なんで呉大空襲。時雨イキってた割に影が薄い。声で草。急に援軍来るなww
しかも欧米艦 時雨どこ行った。
何分前って途中で入れるの死ぬほどテンポ悪く感じるからやめろ。草。
みかん消えたw ギャグアニメか? ?????? あの米英なんだった?
てか深海棲艦に負けたんなら平和な世は来ないと思うが。
謎みかんで笑わせるのやめろw 遺影もギャグにしかなってないw

曲評価(好み)
OP「時雨」☆4.5
ED「未来」☆7.5
7話ED「佐世保の時雨」☆7.5
6話IN「DIVA DIVA」☆6.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

まあ話題性を考えて見ただけなので… つまらなかったですが。

1話感想 3.1 艦これのアニメ化は二度目ですが今度は果たして
いや劇場版もあったんですかね。
劇場は知らないのでノーコメントで。

さて、一本目の艦これアニメは、まだまだ艦これ人気が絶頂期だったころで、これでさらに飛躍が…と期待できるところに、微妙なアニメ化でいまいち跳ねなかった印象です。
シリアスだかコミカルだかどっちつかずで、どう見て良いかわからないアニメ化でした。前作は。

本作はまだよくわかりませんが、どうやらシリアス一辺倒という感じでしょうかね。
戦況的には劣勢で、次々艦娘達が撃沈されていく重苦しい内容になっていくのでしょうか。
そういう方向ならそれもアリだと私は思います。

作画はまあ悪くないのでは。超絶作画というわけでもないですが普通に綺麗です。

しかし… 何か声が変じゃないですか? 全体的に微妙ですが特に山城。
藤田咲ですか… 初音ミクの人ですね。
私は初音ミクは大好きなんですが、藤田咲は別にという感じです。
初音ミクがあれほど大ブレークしたのにその声優がいまいち振るわないのは、やっぱり実力不足だからなんでしょうかね。
いや演技指導とかが変なのかもしれませんし、声優のせいにばかりするの違うのかもしれませんが。
なんか声、演技が変で、内容に集中できません。
時代がかった話し方を、とか変な指導を受けてるんでしょうかね?
よくわかりませんが。

内容の方も、重苦しい雰囲気は悪くないですがテンポは悪いですね。
1話でもうちょと進んでも良いのでは…。
いや、一応アバンで戦闘もあったし、あんなもんで良いのかな。

しかし艦これは本当に長いですね。ぼちぼち10周年なんで盛り上げようとしているのでしょうか。
果たして盛り上がるのかは… うーん、どうなんでしょうね。

興味はあるので見たい気持ちはあります。

全話感想 
色々残念な出来でしたね。まあ話題性を考えて見ただけなので、特に後悔はありません。

何が悪いのか… まあ悪いところだらけなのですが、まず見せ方とか演出とか作画の崩れも多かったりという質的な面で悪いのは確かですね。

後はストーリー。何がどうなっているのか、曖昧なんですよね。
いや個々の戦場で、夢中で戦っている兵士達には全体の戦況がわからないのは当然なんですけれど、だから普通の戦争ものでは全体を把握している司令部の状況を出したりして把握できるようにするんですけれどね。
わかりやすさを何も考えていないと、こういう作りにはならないですね。

あと… ピンチになった→友軍が助けにきた の展開やり過ぎ!

いやおかしいだろ。不良の喧嘩みたいに、行き当たりばったりで戦っているのか。
戦争でこれはない。特に艦隊なんて、どの艦をどこに動かすか綿密に考えるもんでしょ? 何かアクシデントがあって到着しない、なら有り得ますが逆に到着するってなんですか。
正直一回でも許せませんが、多少なら目をつぶっても良かったですが…、ピンチの度に、毎回同じ展開ですからね。
ワンパターン過ぎて飽きるし、論外でしょう。ギャグとしても笑えません。

これをやりたくて全体の把握をさせないのかもしれませんが…。
やりたいですかね? クソ展開じゃないですか? 自力で打開しろよ。

後はいちいちテンポ悪いんですよね。
戦争っぽい雰囲気を出すためだか、事前のブリーフィングっぽいことをやってるんですが、中身がうっすい! いや何を話してんの? それこそ、ここで、作戦目的とか話すべきでしょう。殲滅なのか、死守なのか。何時間後に友軍が駆けつけてくれると、ちゃんと事前に説明していればクソ展開だとは思わないんですよ。

まあアニメなんで、逆に情実に訴える手もありますよ。
ここで勝たないと国が滅ぶ、誰が死ぬ、死んだ誰それのために頑張ろうとか、泣かせる展開の一つでもあればまだいいのですが。

とにかく、わからせよう、盛り上げようって気がなくて… 唯一あるのは戦争っぽい雰囲気を演出したいって意図? それも失敗していますけれどね。
本当に何だったんでしょうねこれは。

艦これファン、アニメファン、戦争ファン… このアニメで誰か喜んだ人は居るのでしょうか。
せめて作り手くらいは喜んでいて欲しいですね。


…まあ、さらにしつこく語っちゃいますが、戦争で援軍が駆けつける展開って、普通はあり得ない無いと思います。
特に艦隊戦となると… いやランチェスターの法則ってのがあるじゃないですか。飛び道具のある戦いは二次式になるから兵を分けるのは愚策で、各個撃破されやすくなるだけなんですよ。
いやこんな当たり前のことを軍オタでもない私がなんで語らなきゃいけないんですか。ランチェスターの法則を知らないですか。一般教養でしょこんなの。

もちろん全軍が一箇所にいるわけじゃないから、兵を集める時にアクシデントがあって揃わなかった、それが駆けつけてくれた、なら仕方ない。
いやそれだって無能も良いところですけれどね。
そういうアクシデントが無いように用意するのを兵站と言うんでしょう?

要するに、主役の無能っぷりを何度も見せつけられ、ストレスを大いに感じたということです。
こういうのは本当に駄目です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

72.3 3 海軍で仲間なアニメランキング3位
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』(アニメ映画)

2019年8月9日
★★★★☆ 3.9 (67)
385人が棚に入れました
海賊の、海賊による、海賊のための、世界一の祭典 海賊万博。「祭り屋」と呼ばれる万博の主催者ブエナ・フェスタからの招待状を手にしたルフィたち麦わらの一味。導かれるまま会場に着くと、華やかなパビリオンが所狭しと並び、最悪の世代をはじめとする多くの海賊たちも群がり、大きな盛り上がりをみせていた。万博の目玉は「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」。宝を手に入れ名を上げたい海賊たちによるお宝争奪戦の火蓋が切られた!しかし、海賊たちが熱狂する万博の裏では、別名「最悪の戦争仕掛け人」フェスタの凶行が張り巡らされ、海賊たちを一網打尽にしようと海軍までもが動き始めていた―――。時代の覇権を左右するお宝争奪戦が熱を帯びる中、突如、元ロジャー海賊団「“鬼"の跡目」と呼ばれた男ダグラス・バレットが乱入。ルフィたちの前に恐るべき脅威となって立ちはだかる!狂乱する海賊と、事態の収束を諮る海軍、さらには王下七武海、革命軍までもが参戦。敵味方入り乱れ類を見ない大乱戦が巻き起こる。お宝争奪戦と海賊万博は予測不能の大混乱へと陥って行く!!

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、磯部勉、伊倉一恵、石田彰、大川透、太田真一郎、大塚明夫、大友龍三郎、大場真人、置鮎龍太郎、加瀬康之、神谷浩史、掛川裕彦、楠大典、小山剛志、島田敏、関智一、沢木郁也、宗矢樹頼、園部啓一、高木礼子、竹本英史、立木文彦、龍田直樹、千葉繁、津嘉山正種、土井美加、中友子、中博史、永野広一、浪川大輔、西原久美子、野田順子、花田光、浜田賢二、檜山修之、服巻浩司、蒼月昇、松岡洋子、真殿光昭、三石琴乃、森久保祥太郎、山田真一、ユースケ・サンタマリア、指原莉乃、山里亮太、竹中直人、フィッシャーズ、ロン・モンロウ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

海賊万博!目指せ、海賊王の宝!

2019年公開の「ONE PIECE」劇場版第14作。
テレビアニメ20周年記念作品でもあります。

ONE PIECEは昔はアニメも観てたけど、
今は原作だけ読んでいます。

なのでキャラや設定はすべて把握できた状態での視聴です。

アニメではワノ国編の途中で前日譚が差し込まれています。

そのあたりまでの内容が把握できていれば、
本作品も問題なく視聴できると思います。

ルフィの能力とか、どんどん進化していて私もちゃんと把握できていないんだけども。笑

100分ほどの作品です。


● ストーリー
フェスティバル海賊団の船長で「祭り屋」と称される海賊ブエナ・フェスタ。

彼が主催する海賊万博に招待されたルフィ達麦わらの一味。

海賊王ロジャーの宝に関する宝探しも行われるということで、
島には大勢の海賊が集まり、お祭り騒ぎにウキウキ♪

いよいよ始まった宝探し。
他の大物海賊たちと奪い合い。

しかし、そんなお祭り騒ぎの中、
ダグラス・バレットというロジャー海賊団の元船員が現れる。

ルフィを含む“最悪の世代”が立ち向かうも、
たった一人で全員を圧倒してしまう。


海賊たちのお祭り騒ぎ、
“最悪の世代”が全員集合して殴り合い奪い合い、

そんな序盤のにぎやかさ、好きでした^^

だけどそんな楽しくにぎやかな時間はあっという間に終わってしまい、
バレットが登場してからは雲行きも怪しく。

とてつもない強さを持っているキャラだというのはよくわかるのですが、今、海で名を挙げている海賊たちが束になってかかったところで手も足も出ないというのは強すぎる。

せっかくキャラがたくさん集まっているのに、
大した活躍のないままやられてしまう。
なんだかもったいないな。

中盤以降は敵の無双ショーでしかなく、
正直面白くありませんでした^^;

こんな強すぎるキャラ、誰が勝てるのかという絶望しかない。
大きさも頑丈さも次元おかしい。笑

そんな戦いっぱなしなストーリーに変化を与えてくれるのが、次から次へと登場するキャラクター達。

人気キャラオールスターかと思うほど、
とにかく登場するキャラクターは豪華でした。

決着はあっさり。

どこを山場と思えばいいのかよくわからない作品でした^^;
いろいろなキャラが集まって力を合わせたところか?

個人的に一番好きだったのは、
ウソップの活躍でしたけど。笑

ウソップのセリフが最初と最後でかっこよさが全然違うのは、
うまい演出だなと思いました。

まだまだ冒険は続く!的なラスト。

麦わらの一味らしくて、
後味のよい終わり方で好きでした♪


● キャラクター
ワンピースのキャラが出せるだけ出されていて、
劇場版らしい豪華さでした。

人気キャラ勢ぞろいなので、
キャラの魅力はたっぷり。

問題なのは、
映画オリジナルキャラです。

フェスタもバレットも、ぱっとしないキャラで、
たぶん私は三日後には顔も名前も忘れていると思います。笑

海賊万博のゲストとして登場した歌姫・アンを演じる指原莉乃さんの演技、私は上手だなーと思い、好きでした^^


● 音楽
【 主題歌「GONG」/ WANIMA 】

この作品のために書き下ろした楽曲。

ラストシーンから爽やかにつながる主題歌、
いいと思います^^

この作品のオチとつながる歌詞もいい感じです♪


● まとめ
ストーリー展開は、
バトル続きで私の好みではありませんでした。

キャラクターは人気キャラが多数登場するので、
それだけで満足感があります。

作画はとても力が入っていて、
見ごたえありました。

最近のワンピースはテレビアニメさえ作画に気合が入りすぎていて、
上から怒られているのだとか、そんな話をTVで見ました。笑

本筋のエピソードには関係しない話なので、
寄り道するという気持ちで観るならちょうどいいかもしれません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

砂粒と嵐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ONE PIECEの縮図のようなお祭り映画

ワンピースの縮図みたいな感じの映画。
ワンピースを目指して、相反する思想を象徴する強大な相手と戦って、同じところを目指す「最悪の世代」の仲間たちと共闘したりもして、スモやんなんかも海軍ながらも共闘したりするし、同盟相手のローが流れを作りつつ、一味の仲間は船長を信じて待ち、そんで最後には「麦わらに繋げ!」なので、まさにこれがONE PIECEだなという感じ。エターナルポースも、そりゃそうなるだろうなぁというオチだったけどそれが良かった。

今までのキャラが大集合して大騒ぎできるシチュエーション(ドフラミンゴだけは服役中なので出てこない)、20周年のアニバーサリー感、あくまでも原作の物語進行には干渉しないストーリー、コアなファンはもちろん、どこか一部しか見てないライト層のファンも楽しめるような内容、映画ならではのド派手な戦闘シーンのエフェクトと音響、素晴らしい作画、など、映画というメディア展開への大正解を叩き出してた。
島が空中にブチ上がるとことか、そのシーンひとつでグランドライン突入や空島のようなワクワク感を感じたし、ボス戦でルフィの赤とバレットさんの青がぶつかり合うところにパンクハザードを重ねて見てしまったりした。

ウソップ推しの界隈の中ではおそらく、ウソップがかなりかっこいい映画、ということになってるんじゃないのか。わからないけど、とてもいい役もらってた。
エースもめちゃくちゃ泣ける綺麗な演出の中で登場するのでファンは喜ぶよなぁ。

ロー推しの私にとっても、当たり前のようにサニー号から出てきて一味の半分を託される展開や、貴重なロビンちゃんやスモーカーやクロコダイルとの絡み、エンドロールでクルーにわっしょいムードで迎えられる姿など見所が多く大満足でした。
「細かいところはトラ男に任せる、俺はとにかくあいつに勝ちてえ!」というルフィのセリフが一番よかった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

モンテネグロ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファンサービスアクションムービー

映画のポスターで、なんの共通点もないキャラが集まってたから気になった。

作画は文句なし。
流石劇場版。

ストーリー。
特にない。感想が特にないのではなく。ストーリー展開は特にない。すげー強いキャラが一人でて、意地悪してくるからみんなで倒すだけ。

キャラ。
この映画の醍醐味。
いっぱい出てくる。20周年記念作品だから、記念にみんなも映画出してあげましょかって感じ。丁寧に扱われていて原作のイメージはほとんど崩れないけど、人気が高いが故に最前線に駆り出されたハンコックなんかはどう考えても出しゃばってる。まぁ売り上げに関わるから無理にでも出すのが大人の事情だよね。ハンコックファン多いから喜ぶ人も多いしいいんだけど。

スペシャルなゲスト出るっていうから誰かと思ったら、映画のラストに幻影で登場させられるだけで、あれは映画に出た言っていいのかちょっと微妙だわ。
ファンサとしては悪くないけど。

投稿 : 2024/05/04
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