絆で組織なTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の絆で組織な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番の絆で組織なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.1 1 絆で組織なアニメランキング1位
NARUTO ナルト 疾風伝(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (773)
4116人が棚に入れました
少し大人になったナルトや木ノ葉の仲間たちと、S級犯罪者たちによる謎の組織「暁」の激闘を描く。

声優・キャラクター
竹内順子、中村千絵、井上和彦、落合るみ、鳥海浩輔、川田紳司、水樹奈々、小杉十郎太、森久保祥太郎、柚木涼香、伊藤健太郎、江原正士、増川洋一、遠近孝一、勝生真沙子、根本圭子、飛田展男、本田貴子、佐々木望、関俊彦、大谷育江、下屋則子、重松朋、大塚芳忠、石田彰、朴璐美、加瀬康之、中田譲治、渡辺英雄、川本克彦、青山穣、くじら、神奈延年、杉山紀彰、石川英郎、内田直哉

にゃんころくぽ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

全力で

アニオリと過去回想(時々本編に混じってくる、まるで再放送?って思える)を
すっとばしての評価です d(・ω・´。)

アニメは、作画+和を感じさせる疾走感ある音楽で迫力満点。

私は【NARUTO数巻分しか見て無くて】全く続きを見る気がしてませんでした。

しかしBORUTOという映画を観て、あまりのNARUTO達の成長っぷりに
驚きここいらで疾風伝からアニオリ(回数確認はwiki参照)とばして
観てやろうと・・・・。

まさか、「こんなにすごい深い話だったとはΣ(-`Д´-ノ)ノ」と思わされた。

途中何度も何度も号泣させられたし、それがあったからこそ・・・・
後半がめっちゃ盛り上がる夢のような(FAN大喜び)シーンがたくさん!

疾風伝431話まで観たけどアニオリとばしてきたのであっという間でした。
続きが気になりすぎたので続きにあたる原作コミックと外伝を購入・・・。
小説の秘伝も買っちゃった。

最終巻泣いた・・・。すんごい感動して泣いた・・・・。

ナルトの言葉に泣かされまくった・・・。
アニメでもこのあたりどう声優さんが演じてくれるか楽しみ。

こんなに敵も味方も大勢でてくるのにそれぞれのキャラが魅力的って
NARUTOって本当に偉大な作品なんだなって思った。

私の好きなキャラTOP10 
1、イタチ(サスケ兄)
2、トビ(仮面の男)
3、ミナト(4代目火影)
4、ナルト
5、サクラ
6、柱間(初代火影)
7、扉間(2代目火影)
8、我愛羅
9、香燐(メガネの女)
10、サイ(疾風伝からの登場キャラ)
11以下、他のキャラは同じくらいみんな好き 

最近はアニメが延命しようとしてるのか、なかなか
話がすすまない・・・。
原作の面白い話に早く、音をつけて盛り上げてほしい!

原作は続きがでないかな~。というか外伝と本編最終話の間の話が
みたいね、どうやってみんなあのカップルになったんだか。。。
ナルトしか映画では分からなかったからな・・・。

とにかくダラダラ書いたけど、
【ナルト読むのを観るのをやめちゃった人】へ

最後までぜひ観てほしい!
あの迫力ある後半はみないと損だヾ(´▽`*;)ゝ"

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ジャンプを代表する少年漫画の王道長編作のひとつ

「疾風伝」だけでも放送開始から丸5年間が経っていて現在も続いているし
原作もずっと連載中という長編で、しかも王道な少年漫画&アニメ作品。

友情、仲間、希望、そして打ち勝つ。
『ワンピース』と並ぶほど、内容は言わずもがなな有名作。

舞台となるのは日本をベースにした架空世界。
忍者の世界ではあるが、時代考証とか史実とかは関係なく、
科学技術は発達してる一方で文明的には昔風な不思議で独特な世界観。
子どもの頃から忍者モノが好きだった自分には入りやすいはずだったが
中途半端に大人になってから観てしまうと、素直に夢中になれない部分があって
数ヶ月前までは、まったく観ていなかった。
今も毎回欠かさず観るという感じではないのが、正直なところではある。

でも、笑いあり涙あり、熱いものがこみ上げる回の時もあって
そんな時は観て良かったと思えるし、個人的には音楽の使い方に注目していたり。
毎回のOP、EDに起用される曲は昔のアニソンとは違った趣向のようで、
まだメジャーになっていないようなロックバンドを起用したりもする。
そのあたりは好き嫌いが分かれるかもしれないけれど
実際ここからヒットした曲も多いし、スタッフの力もかなり入ってるなと思う。

途中から観ると、登場人物やその関係、世界観を
すぐには理解しづらいかもしれないけれど、
何歩か足を踏み入れてしまえればけっこう楽しく、
小難しいことを考えたあとに観るとホッとさせられたりするので
僕の場合は録りためておいて数話ずつ時々観るようにしている。

最終回がいつになるかはわからないけれど、もしもその日がやってきて
まだ僕がこの場所にいたら、ちゃんと感想書き直します。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

早く最終回をアニメで見て、NARUTOとお別れしたいのに、
いらん安っぽいオリジナルアニメはさみまくりやがって。。。。。
原作のナルトから生まれた名言も安っぽく使いまくりで一周回って笑えてきた。
なんでそこまでして引っ張りたいのか・・・・・・・・・・・・
視聴者馬鹿にしてますね・・・・・・・・・・・・・・・・
反感買ってるのわからないのか・・・・・・・・・・・・・


オリジナルアニメさえ無ければ評価は4.5~5でした。
特に
シカマルたちの復讐
自来也雨隠れ潜入
ペイン木の葉襲撃
サスケVSイタチ
五影集結の章
が面白い

2017年2月----------------------------------------------------
まだ終わらず・・・
原作どうりスパッと終わっていたらどんなに良かったことか・・・
原作レイプとはまさにこのことか・・・?

2017年3月23日-------------------------------------------------
めでたく?終了
ここまで批判しておいてアレですが約15年間「お疲れ様」と言いたい。
ボルトは観ない・・・

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

66.4 2 絆で組織なアニメランキング2位
PERSONA trinity soul -ペルソナ・トリニティソウル(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (473)
3018人が棚に入れました
本作は2006年に発売されたPS2用の人気ゲームソフト『ペルソナ3』の10年後を描いたテレビアニメ。
ただし、ペルソナ3をそのままアニメ化したものではない。世界設定をペルソナ3と共有するものの、登場キャラクターや物語はまったく新しいものになっており、タイトルも「トリニティ・ソウル」(三位一体の魂)とされている。キャラクター原案は原作同様に副島成記が担当。
日本海に面した"綾凪市"に住む3人の兄弟が主人公で、謎の猟奇事件に巻き込まれたことで「ペルソナ能力」に覚醒していく。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

人間ドラマとしては一級品

ゲームは女神転生とかデビルサマナーとかならちょっとやったことありますが、多分ペルソナシリーズは一つもやったことない。いくつもの伏線が張り巡らされたストーリー、キャラの心情描写、あらゆる面で高品質。ただ痛快アクションものとは決して言えずスローテンポで重い内容、人間ドラマを見たい人に向いてるかも。

・セカイ系?
このアニメは厳密に言えば違うんでしょうが、所謂セカイ系と呼ばれるアニメに限りなく近いんじゃないかと思います。「くじら」「ペルソナ」といった謎多き設定は終盤にてセカイ系のような展開へと収束されていきます。伏線は見事でしたがそこにはオリジナリティは感じられず、個人的にはあまり惹かれるものはありませんでした。難解な部分もあるにはあるんですがあまり考察の余地はありません。ただ色々な捉え方も可能ではあるとは思います。

・バトルは・・・
この作品が評価されにくい最大の要因としては、ペルソナを駆使したバトルがあまり面白くないというところでしょうか。決してクオリティが低いというわけじゃないんですが、なんか透明の変なもん出してごちゃごちゃしてる、ぐらい印象が薄いです。そのバトルもあまりしないまま敵が自滅していくので、ほとんど燃える展開はない。雰囲気はダーカーザンブラックに似ているが、バトルが面白くなければ似ているとも言い難い。作品の目指しているものは異能者バトル物ではないので、それを期待すると肩すかしを食らうのではないかと思う。

・最大の魅力は人間ドラマ
登場人物それぞれを見ていくと一人一人にドラマがあり、そこだけを見れば一級品と言っても差し支えないかもしれない。主人公の他にも使命感を持って戦う兄、どこか中性的で謎を秘めた弟、影抜きという危険な遊びに嵌る少女、等々登場人物には多くの謎を含みながら物語が進行していき後半になるとその素顔が明らかにされていく・・・どれも切なくグッと来る素晴らしいものがあった。友情・家族愛・兄弟愛といった人間ドラマとして見れば本当に良い作品です。声優陣も結構豪華で演技もこれまたいい・・・とにかく沢城さんの演技は筆舌しがたいほどお見事です。敵となるマレビト側の人間ドラマをもう少し扱って欲しかったかも。

・総評
以前視聴してぼんやりと好印象だったのですが、再視聴してみて、やはり心に残る良い作品ではあった。複数回見直したい作品ではあるが、分かりやすいエンタメではないのであまり人にオススメとはいいづらいか。物語の本筋の印象はあまりパッとしないが人間ドラマとしてなら十分見応えあり、というのは上記の通りです。登場人物を心情じっくり味わいながら見れる人なら、名作候補にもなりうる作品かも知れません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

バトルよりも人間ドラマに力を入れた、深みのある作品

舞台は富山県。

東京の親類の家に預けられていた主人公・神郷 慎(かんざと しん)と
弟の神郷 洵(かんざと じゅん)が
10年ぶりに富山の実家に帰ってくるところからスタート。
ちょうどその頃、怪事件があちこちで発生しており
警察署長である兄の神郷 諒(かんざと りょう)は秘密裏に事件を追っていた。
慎の学校でも被害者が出て、慎も洵も友人らと共に事件に巻き込まれていく中
さまざまな事実が明らかになっていく・・というお話。

今まで『ペルソナ4』のアニメ版は観たことがあったものの、
原作のゲームは未プレイなので、予備知識もほとんどなく視聴。

まず、OPやEDだけでなく、OST全体通して音楽がとても良かった。
全26話のうち、13話までの前半では「くじらのはね」という絵本や、
「影抜き」という危険な遊びにはまっていく学生達など
随所に伏線らしきものが張られていく。
しかしそのわりに、どこかで事件が起きても、ハッキリしたことがわからないまま
物語が進み、やや間延びして感じてしまったのは否めない。

それが14話からは一転、シリアスな人間ドラマの展開で
どんどん引き込まれていった。

登場人物それぞれの家庭事情など、子どもの頃の回想を交えながら、
親子、夫婦、兄弟の絆や愛情、強い想いと事実が描かれ
それらにはけっこう泣けてしまった。
また、心情描写も細かく、とある人物達には
さらなる悲しい事実が隠されていたりしてつらかったし、
研究という名のもとに失われるたくさんの大切なものに、ものすごく胸が痛んだが
単純なバトルものではない深みがあったのには好感持てた。

しかし、ペルソナ同士が戦闘するシーンが度々ある以上、
半透明に見えるそのデザインを、もう少しハッキリ見せるとか、
バトルシーンの立ち回り方にも、力を入れて欲しかったし、
各人のペルソナがどんな特徴を持って、強さはどれほどか、など
原作を知らない視聴者への説明が足りなかった気がする。
無気力症についても同じく・・・
あと、鳥のくちばしのような鼻を持つイゴールが
チラッとしか登場しなかったのは、ちょっと残念。

けど、背景の景色はとてもリアルで美しかったし、
特に雪の情景は印象深く、余韻の残る作品だった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 39
ネタバレ

真祖 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

トリニティソウル(三位一体の魂)

本作は2006年に発売されたPS2用ゲームソフト『ペルソナ3』の世界から10年後にあたるパラレルワールドを描いたテレビアニメである。

【ペルソナ】
心の奥に潜むもうひとりの自分の姿。適性ある者のみが神や魔物の如き姿をもってそれを具現化させ、自らの存在を脅かすもの、相容れぬものと戦うことができる。
ペルソナは心の一部であり、保有者と切り離すことは不可能なものとされている。
保有者の強い精神によって御され、基本的には保有者を守護しているが、保有者が御するに足りる状態にないと、暴走したり、自らの意思を持つように行動することもある
━─━─━─以上wikipediaより━─━─━─━─━─━

この作品、展開が遅いというより1話でも飛ばしたら違和感
があるのではと思えるくらい丁寧に描かれてた
自分が好きなアニメのほとんどに共通する『絆』が
このストーリーの根底にもあると思う
アトラスのゲームは真・女神転生シリーズ(神ゲー)しか
やったことないがこのペルソナ3にもあのダークな雰囲気と死生観?みたいなのがあった
BGMもゲームっぽくてgood! 
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
バトルシーンはペルソナが本人の精神に関わるものなら
もっと形状とか属性とか個性を出して欲しかったとは思う
が元々能力バトル系ものじゃないし、このストーリー
でそれをやるとごちゃごちゃしすぎるのかな・・・
でも一つ弱点くらいは設定して欲しかったな~
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
23で涙腺が崩壊した;;
{netabare}かなるぅううう~~・゚・(ノ∀`)・゚ {/netabare}
どーやら自分は素子(甲殻)長門(SOS)綾波(零号機)など
無機質なのを好む傾向にあるみだいだ(中二乙w)
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
22話くらいで(早すぎるとバレになる)wikiのキャラ紹介
を見直したほうがいいかもしれない
ただ単に自分の理解力が乏しいだけかもしれんが(ーー;)
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
見終わった感想↓
「もーちっとリアル妹共とも世間話でもしてやっか~
しゃーなしで」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

80.2 3 絆で組織なアニメランキング3位
BANANA FISH(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (540)
2445人が棚に入れました
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。


声優・キャラクター
内田雄馬、野島健児、平田広明、石塚運昇、古川慎、細谷佳正、川田紳司、福山潤、森川智之、千葉翔也、斉藤壮馬、上田燿司、小形満、村瀬歩
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

どうせみんなホモになる

自分には珍しい原作既読。{netabare}
とはいえ記憶は殆どなく、印象としては「どうせみんなホモになる」。
アッシュ捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げてーの繰り返しで、そうしてる間に「なんでそんなにアッシュ狙われるん?」って思ってたエイジが、狙ってるヤツらはみんなアッシュのケツ目当てで「ああ、そんなに良いものなのか!」と目覚めてエンドだった記憶。
出てくるキャラがみんなホモで原作読んでる最中結構笑った記憶がある。
自分は隠れホモが嫌いなだけで、最初から「ボクホモです」って言ってる分には気にしないので問題無く見れると予想。

って、アニメ見て「あーそうそう、こういう内容だったわ」と思い出せることを期待したけど全然思出せないw
どうせ捕まって逃げるだけだしw
まぁ出てくるヤツはみんなホモ(この世界はホモしか居ない)って思っとけば間違いないので気は楽なんだけど、ちょっと悔しい。

あ、それと原作の段階から大友克洋っぽい部分がちょくちょくあって、これってライブラリあったりするのん?とかちょっと思ったり。
もしあるならアニメ化は結構効率化できるような?{/netabare}

15話までの感想{netabare}
なんでも作中の銃がまるっきりモデルガンなんだそうな。
実銃には無くてモデルガンに施されてるディテールまで絵で再現しちゃってるらしい。
手元にある資料(モデルガン)をこれでもかと精巧に再現しちゃったんだろうね、当然ながら自分は全然気付かなかったけど。
で、一部では笑い者になってるらしいが…個人的には好感度アップ、実直でいいんじゃなーい?
銃がメインの話でもないしなぁ、これがガンスミスキャッツやガンスリンガーガールだったら「おいおい」ってなるけどさ。
そんなん気にしだしたら植物なんて結構アレだし、オタ友の電気屋は背景の建物の配線に「それはない」と突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めると言ってたし…バナナフィッシュに限ったことじゃなくてアニメ全般ね。

と、好意的ではあるとはいえ飛び抜けて面白いってこともなく、ダメってこともなく、だら~んと見続けてるのだけど…15話にしてツッコミどころキター。
色仕掛けで看守の隙を突いて脱獄って、おま…永井豪やすがやみつるの漫画で見た記憶があるが、今の時代にこれって…あるのか?
現代風にリファインした結果がこれ?まぁいいけど。
いや最近もあった気がするが…LOSTSONG…じゃないなぁ、何だっけ?
それよりも色気振りまくのがアッシュで全然嬉しくないw
これ、女性視聴者はキャーと喜ぶところ?それともギャグシーン?
ってか看守はホモだったのか、やっぱりこの世界にはホモしか居ないのか。
もういっそのことポリスアカデミーのブルーオイスターみたいなん出せばいいのに、あそこまでやれば自分もギャグとして楽しめるんだけどなぁ。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
原作読んだハズだけど殆ど記憶が無く、辛うじて残ってる印象は↑で書いた通り「捕まっては逃げ捕まっては逃げ~」。
んでアニメ見てみたら、うっひゃあ、自分の記憶以上に捕まっては逃げ~でした。
病院や刑務所も「捕まって」にカウントすると何回捕まった?数えとけば良かったなぁ。
いっつもアッシュを逃がすためーアッシュを逃がすためー(たまにエイジを逃がすためー)で周囲が右往左往する、いっつもコレで正直飽きる。
フォックスと初顔合わせの時ゲイバーだったけど、やっぱりブルーオイスターほどパンチはなくてう~ん。
またフォックスとの最終対決でお互い鉄パイプ持った時「お、ここでアッシュは棒高飛びのワザ使うか?」と思ったが無かった、まぁいいけど。
そしてラストは…あれ、こんなんだったっけ?全然覚えてないや、ジェットマンオチでした。
ジェットマンオチにしても元ネタあるのでべつにパクりがどうこう言うつもりは無いがなんかやっぱりどこか懐かしい。
あーそれとこれは…何の感想で書いたんだったかな?
その昔“風と木の歌”っていうBLモノの元祖になるのか?っていう少女マンガを読んだことがあって(アニメ化もされてるみたいだがそっちは見てない)、登場キャラが男の筈なんだけど中身がまるっきし女で「こんな男いねーよw」と思った事がありまして。
こっちでもユエルンがソレで、男として見るよりただのヒス女として見た方が理解しやすいと思う。
むしろ「ヒス女」としてはよく描けてて、普通に女性キャラで書けばいいのに…と思わなくもない。

大して面白くもなかったけどこういう系はこういう系で残って欲しいので(ホモは抜きで)、まぁ並ってことで。
とりあえずあれだ、ハードボイルドを謳うのであれば横一列になって滑走路を歩いてくれないとピンと来ないんだ、うん(スゲー偏ってるって自覚はある、あああ~ああああ~んんん~んんんん~※)。

面白くなかったといいつつ評価する点。
例えIQ高かろうが町のチンピラ上がりのアッシュとしては、本場モンのホンモノのフォックスや師匠には手を焼きました。
パワーバランスとしてはこれが正解だよなぁ。
殺し屋養成所出にも関わらず安く買い叩かれ、また実際大して強くなく昨日今日殺し屋になりましたって素人に苦戦する“豚骨ラーメンズ”のアホアホさが際立つ。
それとオチに繋がることだけど、やむを得なかったとはいえショータを殺したことで恨まれ続ける(事情を話そうにもヤバいネタで話せない)ってのは久々に見た気がする。
アンゴルモア?知らんなぁ。
最近は主人公格(作者が投影するキャラ)が悪し様(あしざま:相手を実際よりも悪く、また、いかにも悪いものとして扱うさま)に扱われるのって避けられてる気がするので。
そこら辺も「古い」に組み込まれてしまうのはちょっとイヤかも。

※参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=GfJSNWHuFhY


余談、園芸ネタ
バナナフィッシュの原料としてブルグマンシアが出たけど、原作でもそうだったっけ…覚えてないや。
元はダチュラの一種扱いだったけど近年ブルグマンシアは分けようって扱いを受けてる植物で、そこらで観賞用として園芸植物として普通に出回っている、流通名はエンゼルトランペット。
たまに蕾をオクラと誤食して死亡事故が発生する(ボケ老人がやらかす)けど、それは恐らくダチュラのほう…とはいえブルグマンシアも同等の毒性アリ(と言われてる)。
ブルグマンシアでフリー素材検索するとアニメそっくりな画像が出るのはナイショだ。
またアッシュがアタリをつけてニアピンだったペヨーテはサボテンの一種(ロフォフォラ)、メスカリンを含有してるとされてるけどとても幻覚作用を引き起こせるほど抽出できないので“日本では”栽培を規制されてない。
ってかオレ育ててるし…邪な目的は無いヨ。
草餅みたいなカワイイ植物です。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キース・へリングやバスキアが生きた時代

2019.01.03記


原作未読


書店で平積みされてたり、学校で女子が話題に挙げてたような挙げてないような。20年以上前の記憶です。
タイトルだけは知っていて中身がどんなか知らないものの、吉田秋生先生でノイタミナでという話題性に食いついてみました。

全24話2クール作品です。
舞台はアメリカN.Y。若くしてストリートギャングのボスであるアッシュ・リンクス(♂)は容姿端麗・頭脳明晰・殺人スキルも無問題の完璧超人。イラクで消息を絶った兄が残した「BANANA FISH」という単語を追って動き始める。
同じ頃、カメラマン助手として日本からやって来た青年奥村英二がひょんなことからアッシュと出会い、BANANA FISHを巡るいざこざに巻き込まれながら友情を育んでいく物語です。
けっこうハードなクライム・サスペンスで、コルシカマフィア、華僑の闇勢力、ストリートギャング、はたまた国家機関も出張ってきての組んずほぐれつ。諸悪の根源はBANANA FISHということになるんでしょう。

設定が設定だけに人が死ぬのはしょうがないとして、これでもかこれでもかと不運がアッシュに降りかかるのが本作の特色でしょうか。
30年前なら『おしん』、20年前なら『家なき子』、最近だと『東京喰種』の金木研ばりに過酷な試練の連続です。どうしようもない沼に嵌りこんでいるアッシュをもうこれ以上いじめないでください、となります。
このアッシュに共感できるなら作品にすっと入れると思います。
対する英二は平和ボケの権化みたいな向こうの人から見た“Tipical Japanese”を地でいく青年です。私は苦手なタイプですが、なぜか完璧超人アッシュにとっては安らぎを得られる存在。
生い立ちから歩んできた人生からまるで違う二人がなぜ共鳴し合えるか?
この友情物語を紐解くカギとなります。


私はけっこうながら見でした。
英二がまぬけというか、いや普通そんなんやったら死ぬで!の局面でけっこう素っ頓狂な行動を取ったりでイライラが募り、ストーリーに没入するのを邪魔します。
アウトローが自分に無いものを求めて無垢な存在に惹かれるというモチーフはよくあるため、逆側の無垢な存在がどうアウトローにシンパシーを感じるかの部分で弱い気がしました。

『だから二人は惹かれ合うのね』

ここがもっと欲しかったかな。男同士、女同士、男女でもそれは変わらないと思います。
クライム・サスペンスと友情物語がリンクする作風の中で、前者がなかなか面白いのは事実なものの、後者がしっくりこないと早々に“腐”認定してとりわけ男性視聴者が離脱してもおかしくないでしょう。
逆に両者がかちっとはまるとめちゃくちゃ面白く感じそうです。私はその一歩手前でした。

とはいえ完走はできました。佳作の域にはあると思います。

※メモ//石塚運昇氏遺作



■余談 
地味に良かったのがN.Yの雰囲気。
1985~1994年連載の原作でベトナム戦争帰りの設定だったのがアニメではイラクだったり、スマホがあったりと現代に合わせた調整はしょうがないとしても、ベースとなったであろう1980年代前半の超凶悪な街N.Yの雰囲気がよく出てたのは良かったです。
今と違って観光客が地下鉄に乗るなんてご法度もいいところで、昼間でもサウスブロンクスを歩けるわけがなく、例えばタイムズスクエア近辺のホテルから地下鉄でヤンキースの試合を観戦しに行くことは「死にたいの?」という世界。・・・だったらしい。なにぶんこの時期ガキンチョだったので見聞きした話です。
一方でアートやファッションはとても魅力的だったり。キース・へリングやバスキア。元は落書きの“グラフィティ”は画集を買ったこともあるし、ヒップホップも発祥はこの頃のN.Y。自分がはまったのはちょっと後の東と西でドンパチしてた頃ですが、私には興味惹かれる場所なり時代だったりします。

作中でも地下鉄でドンパチ普通にやるし、建設中ビルや廃墟などいたるところで銃声が響きます。このやさぐれ感はたまんなかったです。

リアルのN.Yで初の黒人市長が出て警官増員したのが1989年。ジュリアーニの登場が1994年。治安は急速に改善してきました。
私の初N.Yが2001年だったのでその頃はもう快適に過ごせましたね。

{netabare}超高層にもかかわらずガラス張りではなく屋外に出られるスポットがあるぜ、とN.Y出身知人のススメで訪れたのがワールドトレードセンター。訪問日は2001年8月11日午前。なんというかね。。。{/netabare}


やっぱり、あんな危ないエリアだったりストリートの悪がきがたむろするところを無警戒でほっつき回る英二って“なんだかなぁ”と思う私でした。


■余談2 ※最終回ネタバレ有
国民的愛唱歌『とんぼ』言わずと知れた長渕剛の名曲ですが、元は本人出演ドラマ「とんぼ」の主題歌です。
{netabare}最終回はヤクザ役の剛が腹を刺されて、倒れた剛をカメラが引きのカットでおさめて終了。図書館ではなくこちらは路上でしたが似たようなカット割りです。{/netabare}

{netabare}ヤクザ剛の役名は “英二” 

すまぬ。これ言いたかっただけです。{/netabare}


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2019.06.02追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/05/04
♥ : 52

Jacks さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

二人が紡ぐ絆

街の中に紛れ込んだ男。その男の名は誰も知らない。彼は殺しと仲間の為に生き、そして自分の為に戦う。だが、それだけではない。
復讐、償い、親友。これらは彼にとって大きな鍵となっている。特に親友...もう一人の少年は彼を慕っている。二人は互いに強い絆で結ばれた間柄なのだ。
もしその少年と別れてしまったら、彼はどうなると思う?怒りと悲しみ。あらゆる感情に左右され、成すべき事を見失ってしまう。その可能性がある。
出逢いは難しそうで簡単にできるが、別れはすぐにやってくる。死が二人を分かつまで、彼は足掻く。たとえどのような目に遭っても。
彼がその親友と仲間達を大事にする引き金となったのは、彼自身のモットーだ。同時に彼を取り巻く多くの陰謀と黒幕が関与している。
果たして彼は突き付けられた現実を輝かしい未来へと変えることができるのか?それとも、このまま堕ちていくのか...

舞台はアメリカ。本作の主人公であるアッシュ・リンクスはギャングのボス。彼は自らの手を汚してまで今の地位にのし上がってきました。
裏社会という名の犯罪行為は頻繁に起こり、その中でアッシュは生きています。頼れるのは自分の力と仲間達との協同です。特にショーターはアッシュにとってかけがえのない存在。
そして訳あって日本から来た奥村英二(おくむらえいじ)もアッシュの仲間の一人。彼らは次第にお互いを大切に思いやるようになります。
アッシュの本心はこの闘争を一刻も早く終結させ、英二達と一緒に平和で幸せな日々を過ごす事でしょう。それがアッシュにとって非常に望ましいと僕は思っています。
しかし、それを邪魔するのはゴルティネを始めとした極悪非道な連中。アッシュは何度も苦渋を味わい、拷問に近い罰を受け、そして時には利用されることになります。
それでもアッシュは諦めません。何故なら、彼には確固とした信念があります。目の前の敵を躊躇なく殺す。それが強き者の使命であり、宿命です。

本作の魅力は何と言っても非常に作り込まれた登場人物と世界観。MAPPAの美麗で安定的な作画も相まって、鮮明に描かれています。
アッシュは基本的にクールで頭脳明晰。自分が認めた人間を受け入れる寛容さも兼ね備えています。とにかく渋いですね。
英二は世話焼きで心優しい少年。アッシュを友人としても仲間としても意識していて、そこに好感が持てます。
他にも李月龍(リー・ユエルン)という後々のエピソードに登場するキャラもいますが、彼もまた魅力的です。
個人的にシン・スウ・リンも好きですね。声と容姿が僕のタイプだからでしょうか。良い意味で威勢のある好青年です。

僕は原作を読んでいませんが、吉田秋生(よしだあきみ)さんの類まれなエッセンスとストーリーテリングが本作を絶妙に味付けしています。
利口で筋の通った会話の数々、予想の斜め上を行く流れ、スリル満載の怒涛の展開。これでもかというぐらいバラエティに富んでいて、視聴者を飽きさせません。
少女漫画らしからぬハードボイルドな作風が本作の特徴ですが、随所に挟まれる意味深なシーンや柔らかな絵柄が実に優秀です。そこに少女漫画らしさを感じます。
台詞回しも海外ドラマのようなカッコよさですね。現代版ゴッドファーザーと言うべきでしょうか。マフィアものが好きな方はハマること間違いなしです。
比率としては男性キャラが圧倒的に多く、女性キャラは申し訳程度でしか出演しません。そこに好みは分かれるでしょうが、僕は気に入っています。

OPとEDは素晴らしいの一言です。1クール目のOPはこれから壮大な物語が始まる予感を匂わせ、EDはアッシュの葛藤が精巧に描かれています。2クール目も同様です。
Survive Said The Prophetの記念すべき初テレビアニメのタイアップでもあります。歌詞とメロディが本作に合いすぎです。そしてカッコよすぎる。
僕は本作がきっかけで、このバンドのファンになりました。僕の好きな音楽はロックとメタルなので、相性はバッチリですね。
King Gnuも本作のおかげで僕は彼らのファンになりました。ミクスチャーとは思えないほど本作に合った曲調に天晴れです。
声優陣の演技も完璧で、キャラにピッタリです。特にアッシュ!彼の魅力が更に増したのは言うまでもないでしょう。

生々しくて胸が痛くなるようなシーンが多い。これは話の展開上仕方がないかもしれませんが、確実に人を選びます。

人間は窮地に陥っても必ず救いはあります。それを改めて実感させられたアニメがBANANA FISHです。
本作は決して万人向けではありません。遥か彼方の程遠い位置です。それぐらいリアリティがあります。
ですが、僕はこの作品を多くの人々に推したい。理由は単に面白いだけでなく、身近にいる大切な人達のありがたみを再び知ってほしいからです。
僕はアッシュと英二が羨ましいです。二人の関係性は僕と実兄に似ています。それだけ本作に感情移入しています。
原作と同様に後世に語り継がれてほしい名作です。僕は明らかに過小評価だと思っています。もっと観られてもらいたいです。

投稿 : 2024/05/04
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