総集編おすすめアニメランキング 42

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの総集編成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月09日の時点で一番の総集編おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.0 1 総集編アニメランキング1位
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語 [後編]永遠の物語(アニメ映画)

2012年10月6日
★★★★★ 4.1 (1071)
6261人が棚に入れました
アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の劇場版第1弾が12年秋に公開されることが1日、アニメイベント「アニメ コンテンツ エキスポ 2012」で発表された。全3作のうち、テレビアニメを再編集する2作のタイトルも決定。1作目は「劇場版魔法少女まどか☆マギカ(前編)-始まりの物語-」で2作目は「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ(後編)-永遠の物語-」となることが明らかになった。
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

僕と契約して魔法症状にな・・・、かみまみたっ!/゚(>ω<)゚\

TV版は3話目から一気に見てしまいました。
やはり序盤でマミさんが {netabare}マミる{/netabare}シーンは衝撃でしたね。

それ以降、毎話毎話、続きが気になって
仕方ありませんでした^^

映画版はTV版と比べて{netabare}内容はほとんど同じですが、演出面がパワーアップしていたような気がします。{/netabare}


TV版で謎だったラストシーンですが、
映画版でも健在でした。

謎のラストシーンは、「叛逆の物語」で語られるのでしょうか??^^

楽しみです。

■Blue-ray生産限定版
{netabare}
「叛逆」の余韻にひたりつつ、Blue-rayの生産限定版を購入しました~♪
描き下ろしジャケットがとてもお気に入りです^^
見た瞬間、「これすごい!」ってなりました。

特製ブックレットには、新しく追加された
OPやほむほむの魔女の墓場シーンについてインタビューが掲載されてました。
絵コンテも観ていて面白いですね^^

オーディオコメンタリーとして、声優さんたちのコメントも
入っているので、本編を何度も楽しめそうです^^
{/netabare}

■化物語
年末の化物語シリーズ一挙放送を観ました~
いまさらながら、声優さんが結構かぶってたんですね。
{netabare}
「八九寺にQBを混ぜる勇気」で爆笑してました^^
ただのMADなのに、最後に「勇気」を付けることによって
あえてタブーを犯したみたいな、かっこいいニュアンスになってる・・・!!(笑)
{/netabare}

■杏子お祈りシーン
{netabare}
杏子が魔女さやかと戦った後の、お祈りシーンは
何度見ても泣けますね(ノ△・。)

このお祈りシーン・自爆シーン前後はTV版と比べて
大幅に加筆・修正されてます。

「ただ1つだけ、守りたいものを守ればいい」という
杏子のセリフシーンからのほむほむの表情や目線の動き

お祈りシーンの顔アップや背中からのアングルの追加

「独りぼっちはさびしいもんな」のシーンの魔女さやかの
剣の動き

自爆シーンでの魔女さやかのアップと菊田幸一さんの
筆ペン作画シーン

「【BD/DVD】魔法少女まどか☆マギカ 比較動画 Part15【劇場版比較】」で丁寧に比較されてます。。。

and I'm homeの杏さや一枚絵が自爆シーンに
挿入されてたなんて知らなかったです・・・。



話変わって・・・
杏子の中の人って、クラナドの風子と同じ人だったんですね。
涙の自爆シーンも風子の声に変えると・・・(笑)
「【まどか☆マギカ】杏子の声変えてみました(風子など)【杏まど】」のおまけのとこ。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 100
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

私たちは、なぜ「まどマギ」にこうも感動してしまうのか(short version)

この大ヒットアニメには5人の魔法少女が登場するのですが、そのうち、魔法少女"契約"を受け容れる動機や願いと、その結末が、本人の感情推移と共に詳しく描き出されているのは、{netabare}美樹さやか、暁美ほむら、鹿目まどか{/netabare}、の3人でしょう。
ここでは、この3人について個別にそれぞれの役回りと見どころを検討していきます。

※なお、{netabare}序盤の華々しい活躍のあと突然退場してしまう先輩少女(巴マミ)と、少し遅れて登場し終盤手前で退場してしまう少女(佐倉杏子)の二人の先輩格の魔法少女の感情推移{/netabare}については、外伝マンガ『魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~』に詳しく描かれています。
→これも、結末部分が若干ブレてしまっていますが作画・ストーリーとも傑作だと個人的には思っており、まどマギが気に入った人には特にお勧めです。

★美樹さやかへの《同情》 - 片想い少女の絶望の物語
{netabare}
美樹さやかは、主人公鹿目まどかの親友なのですが、映画前編(TV版第8話まで)では、本来の主人公である鹿目まどかではなく、この美樹さやかの方がいち早く魔法少女になる決断をし、魔法少女の実際の姿を知って苦悶し、そしてやがて絶望してしまう物語、と受け取る方が適切なほどの活躍ぶりを見せます。
美樹さやかは、この年代の少女に相応しく、身近な恋をしており、その片想いの少年のために自分のたった一回の奇跡のチャンスを捧げてしまうのですが、少年は彼女の献身に全く気付きもせず、残酷にも彼女の親友の告白を受け容れてしまいます。
もし『魔法少女まどか☆マギカ』が、この前編(TV版第8話まで)に描かれた美樹さやかの絶望の物語として完結してしまったとしても、私はそれだけで、総合評価4.0(=80点相当)以上を付けたことでしょう。
私たちが美樹さやかに抱く感情は、きっと、《同情》、すなわち、悲しい境遇にある他者に対する憐憫の感情(~は可哀想だ、という想い)でしょう。
良くも悪くも、美樹さやかは、その感情や行動の推移が、魔法少女というよりは等身大の中学生少女であり、その点で彼女は私達が自分と同じ目線で物語を追える存在でしょうし、男であれ女であれ、さやかと似たような片想い経験のある方は、彼女の物語にとりわけ深く共感することでしょう。
{/netabare}

★暁美ほむらへの《共鳴》 - 病弱少女の誠実の物語
{netabare}
前編が美樹さやかの失恋から絶望に至る感情推移を描いた物語だったのに対して、後編は、前編では殆ど謎だった暁美ほむらの行動動機と感情推移を描いた物語と見ることが出来るでしょう。
しかし、美樹さやかの物語が、おおよそ私達の想定範囲内(私たちの日常生活でも起こりそうな感情推移の範囲内)のものだったのに対して、暁美ほむらの物語は、私達の想定を超える大きな振幅で彼女の変貌を描いています。
美樹さやかは、鹿目まどかや志筑仁美という親友や上条恭介という身近な想い人のいる、普通に元気で快活な女子中学生として描かれているのですが、暁美ほむらの場合は、もともとは、心も体もか弱い、自分に自信が持てない臆病な少女、まどかの中学校に転校する直前まで心臓の病気で病院で寝たっきりの、これまで友達の一人も持った経験のない、まどかがいなければおそらく転校先のクラスでも浮いてしまう苛められっ子タイプの少女だったことが後編(TV版第10話)で明かされていきます。
しかし、その病弱で臆病な少女が、自分のたった一人の「友達」のために、あらん限りの気力を振り絞って何度も何度も奮闘する姿が、いつの間にか私たちの心を激しく揺さぶるに至ります。

もし『魔法少女まどか☆マギカ』が、この後編(TV版第10話まで)に描かれた暁美ほむらの過酷な運命への抵抗の物語として完結したとしても、私はその時点で、総合評価4.5(=90点相当)以上を付けたことでしょう。
そして、その場合、私たちが、暁美ほむらに抱く感情は、きっと、《共鳴》、すなわち、悲しい運命に懸命に立ち向かう他者に対して、心から応援する感情(~よ頑張れ、という想い)でしょう。
正直な話、私たちの多くは、『魔法少女まどか☆マギカ』を初めて鑑賞して、この暁美ほむらの誠実さに心を射抜かれて、この作品が大好きになってしまうのだと思います。
{/netabare}

★鹿目まどかへの《憧憬》 - 真打ちヒロインの降臨
{netabare}
しかし、この作品の本当の奥深さは、ここを更に超えた地点にあります。
私は、この作品を初見して、暁美ほむらの誠実さに感激して、TV版を5回以上おそらく10回近く通しで視聴し、それから劇場版が公開されると早速、前編・後編を毎週のように鑑賞しに出掛けたのですが、そうやって劇場通いをしているうちに、ふと、それまで余り深く読み取れてなかった鹿目まどかの決断に至る心情の描かれ方とその結末の見事さに魅了され始めて、改めてこの作品に感嘆の気持ちを強く持ちました。
それはきっと、ラスボス魔女(ワルプルギスの夜)を前にして、魔法少女となったまどかが、「もう良いんだよ。そんな姿になる前に、貴方の想いは全部わたしが受けとめてあげるから」と呼びかけて、劇場スクリーンいっぱいにズームアップされていく、あの神々しいシーンを目の前にした時のことだと思います。
私は別にキリスト教とか、その他何か特別な信仰をもっている、とかそういうことは別段ない人間ですが、もし神が降臨するとしたら、きっとこういう感じになるのかも知れない、と思わず《錯覚》してしまう、そんな不思議な魅力をこの作品から感じ取りました。
上に述べたように、『劇場版魔法少女まどか☆マギカ』の前編は、「美樹さやかの失恋と絶望の物語」、後編は、「暁美ほむらの誠実と奮闘の物語」、と受け取ることは勿論可能だと思うのですが、それでも、この映画を前・後編通しでじっくりと鑑賞すると、やはり、これは、「鹿目まどかによる魔法少女達の救済の物語」と受け取るのが一番しっくりくると思います。
(※因みにファンの間では、魔法少女に変身したまどかは「まど神様」と呼ばれています)

一見どこにでもいる平凡で普通の女子中学生と受け取られがちな鹿目まどかですが、注意して観察していくと、母親や父親、あるいは他の魔法少女たちとの関わり方のうちに、その非凡さの片鱗が確りと描き出されていることを見ることは可能です。
例えば、劇場版では残念ながら省かれていますが、TV版での父親の言葉によれば、まどかの母親は「何かを達成することが夢なのではなくて、何かを頑張っている、そうした生き方そのものが夢である」人であり、まどかもまた母親のそうした生き方の影響を知らず知らずのうちに強く受けていて、序盤で、特別な願い事もなく、あっさりと魔法少女になることを決めた理由を、「マミさんみたいな魔法少女になれたら、それで困っている人達を助けられたら、それだけで私の夢は叶ってしまうんです」と、述べてマミさんを感激させています。
そして、その母親によれば、まどかは「悪いことはしない、いつも正しくあろうと頑張っている、もう子供としては合格だ」と褒められる自慢の存在なのですが、そうした、まどかの「正しくあろうとする」姿勢は決して独り善がりのものではなくて、ちゃんと周りの人達全員の言い分や願いや想いを推し量って、「それが必要であるとしたら、躊躇わずに行動できてしまう」(続編映画『叛逆の物語』での暁美ほむらの言葉)強さと優しさを備えた特別のものなのです。

そういう意味では、美樹さやかが、心の強さ、という意味で一番平均的で等身大の存在、そして暁美ほむらは、平均よりもずっと脆弱な心を隠し持ちつつ無理に無理を重ねて奮闘している健気な存在であって、それぞれ私たちの琴線に直接に響く、分かりやすいキャラクターであるのに対して、鹿目まどかの場合は、平均よりもずっと心が強くて寛大な、特別な存在として、実は描かれていると思いますし、その特別さが、私たち視聴者に、なかなか鹿目まどかの魅力が理解されない原因となっている、と思います。

以上、先に述べたように、私たちが、美樹さやかに抱く感情が《同情》であり、暁美ほむらに抱く感情が《共鳴》という、それぞれ身近な感情であるのに対して、私たちが、鹿目まどかに抱く感情があるとしたら、それは、《憧憬》、すなわち「自分もこのように、強く優しい存在でありたい」という感情なのだろうと私は推測します。
{/netabare}

そして -これが肝要なのですが- この《憧憬》は、きっとこの作品の制作者が抱いた感情だったと思うのです。
結局のところ、制作者側(脚本家?)の想い描いた鹿目まどかのイメージがどこから来たのか、を考えると、やはり{netabare}《聖書》に描かれたメシア(救済者)のイメージ{/netabare}・・としか答えようがないように思います。
その辺の考察は、色々難しいのですが、「まどマギ」TV版レビューの後半にひと通りまとめました。
http://www.anikore.jp/review/734886/

★作品評価《まとめ》

暁美ほむらの誠実を描いた時点(TV版の第10話まで)で、私は、既にこの作品はアニメとしては出色の「名作」と呼ばれるに相応しいものとなっていたと思うのですが、その先にさらに、鹿目まどかの決断を描き出したことによって、私は、この作品が、アニメに限らず、文芸ジャンル全体の中でも、特別に高くまた深い「傑作」となった、と個人的には評価しています。

勿論、作品の評価は人それぞれのものであり、また、この作品の大ヒットには、製作者(制作者ではなく)側のマーケティングの巧みさも当然あったのでしょうけど、それでも、これ程までに私たちを魅了してくれる作品を、放送しばらく後、および上映当時に鑑賞できたことを私は素直に喜びたいと思いますし、この作品の成功をベンチマークとして、今後さらなる高みを目指した作品が制作されていくことを期待したいと思います。


★《未鑑賞者にはTV版と劇場版のどちらを薦めるべきか》

TV版には、劇場版(前編)では尺の関係で残念ながら省略されてしまったエピソードが幾つかあるため、本来ならばこれから「まどマギ」を鑑賞する方にもTV版の視聴を薦めたいところです。
しかし、色々な方々のレビューを読んでいると、せっかく「まどマギ」を鑑賞し始めたのに、このTV版では
①絵柄がどうしても苦手でついていけない
②ストーリーがなかなか面白くならない
・・・という理由で、途中で断念してしまう方が発生しているようです(多くは第1話か第2話で断念)。

その点、劇場版の方は、
①作画・音響・演出etc.がパワーアップしており、キャラデザが苦手な人でもTV版よりは作品に惹きこまれ易い、
②前編の視聴を始めれば、途中でスイッチを切らない限り自動的に魔法少女の裏設定が明かされるTV版第8話分までを鑑賞することになり、そのまま後編へと進み易い、
という利点があるので、これから初めて「まどマギ」を鑑賞する方、そしてTV版を断念してしまった方にも、この劇場版の方を薦めてみる価値は十分あると思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 70
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

緊縮版に功罪はあると思う

2018.05.03記


総集編です。

まどマギって気になるけど、TV放映分長げーよという方向けです。
時間があって可能であるならTV版の視聴をお勧めします。

総集編なのでカットされてたり修正を加えてたりで見やすくなってます。TV版をおすすめしといてなんですが、満を持してTV版を見ようと引っ張ってるくらいならそれよりも手軽にこちらをみていただいたらよろしいかと思います。



視聴時期:2018年1月

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2019.09.28追記
《配点を修正》 -0.1

作画に磨きをかけている、音撮りもリテイクありとこの総集編ならではの楽しみもあるようです。
主題歌は、前編をClariSによる「ルミナス」が、後編をKalafinaによる「ひかりふる」が劇場用に書き下ろされているのと、「ひかりふる」なんかもそうですが、TV版のBGMとして使われていた曲、いわゆるマミさんのテーマに歌詞がついてKalafinaが歌ってたりします。
つくづくClariSとKalafinaの組み合わせがいかに偉大だったか噛み締める結果になることでしょう。

ひとつどうしようもないことですが、劇場版オンリー視聴だと味わうことのできない歓びというものがひとつだけあります。

{netabare}それは、挿入歌としての『コネクト』の持つ意味あいについて。
劇場版でも例のシーンで挿入歌として登場してきます。このシーンにこの曲を挟んできた製作陣に敬意を表したいのはあるものの。。。
TV視聴組の場合、毎話「あーいい曲だなー」と感じながら、10話EDでコネクトが流れ、そこでぱーっと視界が開ける感動体験をすることができるのですが、こちらのみだとどこまで感じ取れるか微妙な演出になっております。
初見でも歌詞の意味を感じ取れれば、というところですがTV版のOPムービーがほぼそのまんま流れるため、シリアス展開している中で唐突現れたふわふわ映像に注意がいって歌詞の意味を汲み取りづらいのではないか?と危惧してます。{/netabare}

この一点が劇場版オンリー視聴者唯一のハンデかと。

{netabare}あ、それとTV版第一話のアバンも削らなくて良かったのに、というのもありますが、それ言いだすとキリがありませんからね。{/netabare}

まどかマギカを全国民に布教すべき(嘘)と信じる者としては、TVのダイジェスト版とはいえ前後編に分けて圧縮度合いを少なめにとった本作でTV版のおもしろさが著しく損なわれているようには感じません。

事実、DAIGOと北川景子夫妻がこれ見て感涙にむせんだとのエピソードがあるように、布教ツールとして有効であることは確認されてます。

ことここに至っては、いかに一般人をこちらの暗黒面に引きずり込むか?
ソウルジェムが濁りきった人の発想みたいでごめんなさいm(__)m


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2018.05.03 初稿
2019.09.28 追記/配点修正
2020.10.02 タイトル修正

投稿 : 2024/06/08
♥ : 60

72.2 2 総集編アニメランキング2位
劇場版 響け!ユーフォニアム ~ 北宇治高校吹奏楽部へようこそ ~(アニメ映画)

2016年4月23日
★★★★★ 4.1 (309)
1703人が棚に入れました
高校1年生の春。中学時代に吹奏楽部だった黄前久美子(おうまえくみこ)は、クラスメイトの加藤葉月(かとうはづき)、川島緑輝(かわしまさふぁいあ)とともに吹奏楽部の見学に行く。そこで久美子は、かつての同級生・高坂麗奈(こうさかれいな)の姿を見かける。葉月と緑輝は吹奏楽部への入部を決めたようだったが、まだ踏み切れない久美子。思い出すのは、中学の吹奏楽コンクールでの麗奈との出来事だった。吹奏楽部での活動を通して見つけていく、かけがえのないものたち。これは、本気でぶつかる少女たちの、青春の物語。

声優・キャラクター
黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、寿美菜子、早見沙織、茅原実里、石谷春貴、櫻井孝宏
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

劇場で感じる高揚感〜Sound! Euphonium♪ 〜

・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:

原作 - 武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム
北宇治高校吹奏楽部へようこそ』)
監督 - 石原立也
脚本 - 花田十輝
キャラクターデザイン - 池田晶子
シリーズ演出 - 山田尚子
美術監督 - 篠原睦雄
色彩設計 - 竹田明代
楽器設定 - 髙橋博行
撮影監督 - 髙尾一也
音響監督 - 鶴岡陽太
音楽 - 松田彬人
音楽制作 - ランティス
音楽制作協力 - 洗足学園音楽大学
演奏協力 - フレッシュマン・ウィンド・アンサンブル
音楽監修 - 大和田雅洋
アニメーション制作 - 京都アニメーション
製作 -『響け!』製作委員会
配給 - 松竹
公開日 - 2016年4月23日
上映時間 - 103分

(以上公式HPより引用)

・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:


私にとっても恐らく一生忘れる事の出来ない作品。
「響け!ユーフォ二アム」

その劇場版。
見事に削ぎ落としてます。
大胆すぎるくらい…上映時間、約1時間43分。

あのTVアニメ本編を見た後だと、
「どのシーンを外すの?
無駄なシーンって無いじゃない!」
って思える位の出来なので、正直、少しばかりの不安も
ありました。
限定された時間の中でTVシリーズを振り返る総集編という
点では…。

それだけTVアニメ本編が凄すぎたとも言えるのかな?

吹奏楽部の「鬱」な部分や主役級以外の魅力的なキャラの
エピソードがかなり削られていますので話の厚みという点
では本編には到底及ばないものの、逆に見やすくなって
いる部分もあるかもしれません。

そして作品の中でも伝えたかった要素の中でも
「特別になりたい。」「上手くなりたい。」
この2つに焦点を当てて見事に再編集されていると私は思い
ます。

そして削ぎ落とすだけでは無く新しいカットや演奏シーン
も肉付けされていますのでファンにとっては嬉しい発見
が随所に見られると思います。
そこを探すのも1つの楽しみかも。

特に演奏シーンでは本編よりも厚みが増している部分も
ありますので、これだけでも大音響と大スクリーンの
劇場で見る価値があると思います。
再オーディションやコンクールのシーンとか本当に彼女達
が目の前のステージで演奏している様な感じなんです。

緊張感や高揚感が凄いです!リアルです!
音質に関しましてはやはりホールで聴く生の吹奏楽には
及びませんけれども、是非ホールで吹奏楽を体感したい!
そんな気持ちにさせてくれると思います。

主題歌は「DREAM SOLISTER」(Movie Ver.)
簡単に言うならばTVアニメの通常OPと最終話のSpecial
EDが融合した感じ。
最後までユーフォの世界観を感じさせてくれます。
そして曲に合わせて流れるコンクールの終了後のみんなの
新規カットが最後までスクリーンに目を惹きつけてくれま
す。

エンドロール全てが終了した後、スクリーンに映し出され
た文字。

「Then, next music starts. Autumn, 2016」

何も知らなかった私には思わす声が出ちゃうくらいの
嬉しいお知らせでした。
もうHP上でも発表されていますが2期の告知です。

2016年10月、次の曲が始まるのです♪



【mio's café】

ここからはネタバレですので
視聴済みの方だけ見て下さいね♪

{netabare}
4月24日公開2日目行って来ました。
再び彼女達に逢いに。
そして北宇治吹部の演奏を体感する為に。

一緒に行った吹部に所属している姪っ子3人に前売りで
ゲットした「ぷにぷにチューバ君」をサプライズで渡すと
小5のホルンを担当している男の子が
「キモっ!」
「じゃぁ、いらないの?」
「いる〜!」
可愛い♡
意外にも好評。良かった♪
ごめんなさい、余談でした。


お客さんの入りはほぼ満席。
男性7割位でしょうか。
やっぱりガルパン劇場版の時も思いましたけれど、自分の
好きな作品をこれだけ多くの方々が見に来てくれると
なんだか自分の事の様に嬉しいですね。

大吉山北中の「地獄のオルフェ」でのスタート。
劇場での迫力にちょっとビックリしました。
そう言えば滝先生がミュージックプレイヤーで聴いてた
よねとか思い出しながら。

お話は結構テンポよく進んで特に前半は久美子と姉のやり
取り、明日香先輩、夏紀先輩、葉月、緑輝のくだり、
吹部内でのギクシャクした関係、その他諸々がかなり大胆
にバッサリカット。
吹部が1つに纏まって行くまでをギュっと凝縮した感じ。
そんな前半でもやっぱり印象的なのはサンフェスと大吉山
でのシーン。
サンフェスはやっぱり「ライディーン」をフルで聴けると
思ってなかったので嬉しいサプライズでした。
新しいシーンのカットも凄く良かった。

そして大吉山。
やっぱりこのシーンは大好き。
葉月と秀一のシーンと久美子と麗奈のシーンの対比。
皆が楽しむお祭りの灯りを見下ろす場所で久美子と麗奈の
2人だけの特別な世界。
2人の奏でる2重奏。
「愛が生まれた場所」

やっぱりこのシーン「青春期」特有の尊さや危うさを絶妙
に表現した、本当にアニメ史に残る美しさがあると思いま
す。

性的な描写以上にドキドキしてしまい、心を犯される様な
背徳感と恍惚感。
やっぱりこのあたりの繊細さは演出・山田尚子さんの女性
としての感性が素晴らしいと私は思います。

コンクールに向けての猛練習。
1人練習に励む夏紀先輩。
それを見かけた久美子。
「みんなコンクールに出たいんだ。」
誰もが特別になりたい。上手くなりたい。
それに気づく久美子。
やっぱり外せないシーンですね。

この様に改めて色々気になるシーンも多かったけど、
その中でも私が気になったのが、優子が再オーディション
の前に誰もいない教室で麗奈に頭を下げるシーン。
優子が早朝学校に行くと1人教室で練習している女の子。
「鎧塚みぞれ」
オーボエ担当で青みがかった前髪パッツンが可愛い無口な
女の子。
私、原作を3巻まで読んでるんですけれど、彼女おそらく
2期で重要な役割を持つキャラなんです。
TVアニメではちょこっと何カットか出た位でセリフも殆ど
無かったと思う。
そんな彼女がセリフ付きで登場。
いい伏線ですね。

再オーディション、コンクールのシーンは是非劇場で見て
頂きたい!
そんな気持ちでした。
あーだこーだ言葉で説明出来ないくらいの全てが大切な
シーンばかり。
そんな感じでした。

敢えて言うなら、コンクールのトランペットソロパートの
時の滝先生と麗奈のアイコンタクト。
本当にゾクゾクしました。
そしてシンバル等を含め新たなカットも盛り沢山。
色んな楽器に焦点を当ててくれたのが本当に嬉しかった。
ただ1つ気になったのが演奏中の久美子のモノローグの声が
妙にクセがあり過ぎたかなって思っちゃった。
改めてアフレコし直してるんでしょうけれどここだけは
TVアニメ本編の方が良かったかなって。

最後エンドロールの新しいカットも凄く良かったですね。
みんなの楽しい、嬉しい表情満載!
そして「可愛すぎる交通誘導員?のお姉さん」が気に
なって仕方ありませんでした。
京アニさん!なんでもかんでも可愛い過ぎます!

2期始まる前に本当に素敵な総集編でした。
実は私、(ぷにぷにチューバ君欲しさに…)大人の前売り3枚
買っていたのであと2回見に行きます。
ここだけの話ですよー^ ^


〈余談〉
1週目特典の池田晶子さんの描き下ろしミニ色紙ゲット!
これは私的に凄く嬉しい。
久美子、麗奈、葉月、緑輝の可愛らしさが池田晶子さんの
優しいタッチで描かれています。
ついでにオリジナルポップコーンセット(数量限定)も購
入。
ポップコーンは北宇治にちなんで抹茶ミルク味。
うん、美味しい!
オリジナルポップコーン袋にオリジナル紙トレイ。
こんな袋と容器じゃ捨てられないよぉ〜って思いながら
付属のA5クリアファイルだけは持って帰りました。

リアルの世界でもコンクールに向けて小学生、中学生も
猛練習中です。
ゴールデンウィークも無いくらい。

視聴後中1の長女(トランペット担当)がハニカミながら、
「私、特別になる!」
小3の妹(クラリネット担当)
「私、普通でいい。」
小5長男(ホルン担当)
「遊☆戯☆王」観に行きたい!」
思わず笑っちゃいました…。

これから夏に向けてコンクールシーズン到来です。
機会のある方は是非お近くの会場に足を運んで見て下さい。
心に響くこと、間違いなしです。
{/netabare}




【主題歌】

DREAM SOLISTER(Movie Ver.)
歌/TRUE


【主要登場人物・出演者】

黄前久美子 - (CV:黒沢ともよ)
加藤葉月 - (CV:朝井彩加)
川島緑輝 - (CV:豊田萌絵)
高坂麗奈 - (CV:安済知佳)
田中あすか - (CV:寿 美菜子)
小笠原晴香 - (CV:早見沙織)
中世古香織 - (CV:茅原実里)
塚本秀一 - (CV:石谷春貴)
滝 昇 - (CV:櫻井孝宏)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 66
ネタバレ

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

至高のポニテ先輩大好き!の俺が、総集編を観に行くと、爆死したことは黙っといてくれ

自分は、
「高坂麗奈が好きです。
でも、ポニテ先輩の方がもぉ~っと好きです。」
キリンさんでもゾウさんでもない、このアツいポニテへの思い。

劇場で、京アニの神作画が拝めるなら、たとえ総集編だろうが
黙って行っちゃろうやないの( 一一)


さっそく福岡県内で公開されている劇場を検索
....って一つしかないやんかコラ(。-∀-)
なんたる惨状! ぐぬぬ...予算のバカヤロー!
福岡のみなさん。悲報です。
今現在、中洲大洋*1 でのみ!北宇治高校のみなさんに会える模様。
ロングラン公開は期待薄です...
中二病の総集編で大炎上した京アニの闇歴史が、
今になって悪影響を及ぼしとる...かも??
(あくまで個人的見解)

*1 大型映画館が主流の福岡の中でも、少数派の地域密着型の老舗映画館(駐車場なし)


本編が始まり、圧倒的な大画面にすぐ引き込まれました。
1期の約24分×13話を103分に閉じ込めるということで、
どんな編集がされるのか、ワクワクしてました。
目当てのポニテ先輩の存在感はいかほどか!?
きっと大画面に何度も出てきてくれるんやろうなー( *´艸`)と、
くぅぅ~楽しみすぎる~~......

(以下、脳内台詞)
......おや?......おやや?

......久美子と麗奈ばっかやん。つかポニテ先輩、おる?

.......サファイアも葉月も切られまくっとる。てかサブキャラほぼやん。

........ポニテぱいせ~~ん!!!!( ̄д ̄)泣



そうなんです。開始20分で気づいたんです。これは俺にとって負け戦だと。
{netabare}
>ストーリーのフォーカスは北宇治高校のサクセスストーリーに集中。
>久美子と麗奈のかけあいにスポットライト
>楽器の説明、マーチングの歩幅ネタなど、あるあるネタは一切カット。
>サブキャラの切られ方がえげつないw 切り捨て御免!
>チューバくんの存在感が皆無...
>キャラ別に発生する愛でるシーンもほぼカット。(のちに説明します)
>部内の疑心暗鬼で滝先生が怒声をあげるシーンカット(滝先生美化疑惑浮上)
>まさかのデカリボン先輩。尺多め。なんでー?
>ポニテ先輩がただの超絶カワイイモブへとJOBチェンジ。
{/netabare}



ポニテ先輩始めサファイアや葉月や副部長らという
まわりの部員の存在感がなさすぎでした。
久美子と麗奈ばっかりです。おなかいっぱい出てきます。
2人が好きな方にはたまらん神編集なハズです( *´艸`)
夜景のシーンに磨きが掛かっているので、絶対持っていかれますw


1期の時は、大人数いる吹奏楽部でも、一人一人の性格や弱いトコが
丁寧に描かれていて、多くのキャラに目がいく作品だったですが、
吹奏楽部のサクセスストーリーに重点を置くために、上記の部分が
綺麗さっぱり削ぎ落とされてます。
それにもかかわらず、葉月はしっかり振られる。

ぐぬぬ...これが劇場版というやつか...


でもご安心を。

サンフェスのライディーンや京都府大会での三日月の舞など

{netabare}
演奏シーンがフルパートへと、大ボリューム化されてます!バリ綺麗!
音響も劇場ということあって、腹に響くほどの低音パート。
耳をつんざく高音パート。どれも規格外の迫力。
音響チームの本気が伝わってきます。
尺自体が伸びてるので、1期で描かれなかったまわりの部員たちも
ここぞと余すことなく出てきます(^^)/
こんなかわいい子おったっけー?ってなりましたね。うん。
この演奏パートだけでも、十分劇場で観る価値ありです。
是非、足を運んでみて下さい!圧倒されます!{/netabare}

.....家に映画館があるやつは知らん


「切られてて、悲しかったシーン」

{netabare}
>川辺で久美子と秀一に怒鳴ってしまった麗奈が反省し、裏庭(?)で久美子に麗奈が謝るシーン 
綺麗にさっぱりカッティングランデブーでした...

>久美子がオーディションに受かり、ポニテ先輩にファストフード店で会合するシーン。ポニテ先輩の魅力が爆発するとこね。
これ切っちゃったかー。久美子の過去の先輩とのトラウマが払拭されて、ポニテ先輩の優しさに触れる名シーンなんやけどな...残念{/netabare}



ちくしょーー
まだまだありますが、書き始めたらキリがないのでここらでお愛想お願いします。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 62

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

惜しい・・・TV版13話を4話半の分量に圧縮して魅力も半減してしまった印象

事前情報からある程度予想はついていたとはいえ、あれだけ緊密な内容の作品を半分以下に圧縮してしまっては、鑑賞時に受ける感動もその分半減してしまうのは仕方がないことなのか・・・(溜息)

TV版にかなり惚れ込んで3~4周はした自分の率直な感想をいうと、どうしても劇場版はTV版の重要シーンばかりを性急に繋ぎ合わせた感じで、そこに至るまでの細かいエピソードが抜け落ちているために、ここぞというときにグッと来るものが希釈されてしまった印象が強く残ってしまいました。

劇場版を観終えて、改めてTV版の凄さを思い知った・・・ということでしょうか。

といっても、『響け!ユーフォニアム』という作品を、この劇場版で初めて観る方もきっと沢山おられると思うし、そういう方々は私とはまた違った感想をもたれると思いますが。

いずれにせよ、劇場版には劇場版の良さ(TV版よりは視聴を開始する敷居が低く、一度見始めると最後まで確り観るのが普通etc.)もあると思うので、これをきっかけに本作に多少でも心を動かされた方は、何も考えずTV版の方に直行していただきたいと思います(内容倍増し以上、感動も倍増し以上となるはずです)


※その他、ちょっと気になった点

(1) TV版の時はとくに気にならなかったのですが、劇場で見ると顔面アップとなるシーンが多過ぎる感じがしました。
(2) 同様に、TV版のときは気にならなかったのに、劇場の大画面で見ると人物の等身や顔の輪郭・左右の目の釣り合いなどが、若干ブレているように感じてしまうシーンがありました。

・・・この点は、もともとTV版として制作された画像を劇場版でそのまま使ってしまうことの限界なのでしょう。

その点、私が本作と同じくらい高評価している『魔法少女まどか☆マギカ』は、劇場版を制作するに当たって、
<1> 前編・後編合わせて4時間以上と、TV版全12話と遜色ない尺を確保し、
<2> かつ、画像も8割方、劇場サイズにリメイクした上で、音響・声援も再録する(新主題歌「ルミナス」も追加)
という徹底振りで、劇場版の方がTV版よりもさらにハイ・クオリティとなったこととは対照的になってしまいました。

ともかくも、劇場版の公開によって、『響け!ユーフォニアム』の魅力を知る方がさらに増えたと思うので、本番である今秋からの第2期に大いに期待したいです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 59

65.3 3 総集編アニメランキング3位
劇場版「境界の彼方 I'LL BE HERE 」 過去篇(アニメ映画)

2015年3月14日
★★★★☆ 3.7 (353)
2627人が棚に入れました
人間に害をなす異形の存在“妖夢”。高校生の少女、栗山未来はそんな妖夢と戦う“異界士”だった。だが彼女の一族は、代々自らの血を武器とする特異な能力により、“呪われた血”と忌み嫌われていた。ある時、彼女は妖夢と人間のハーフである“半妖”の少年、神原秋人を討伐するため彼の通う高校に転校する。彼は自らの内に最凶の妖夢“境界の彼方”を宿していたのだ。だが、未来は日々の生活の中でいつしか秋人に惹かれていく。

声優・キャラクター
種田梨沙、KENN、茅原実里、鈴木達央、川澄綾子、松風雅也、渡辺明乃、進藤尚美、山岡ゆり、豊田萌絵

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【出会えて】彼と彼女の『未来』へ繋がる物語のために回帰する『過去』【よかったね】

「出会えてよかったね」ってのは伊波ちゃんが言う個人的に今作で一番好きな台詞ですb


近年稀に見る厨二by・・・いえいえwセカイ系大作の『境界の彼方』の劇場版2部作の前編です


人に害成す妖夢を討伐する異界士の力の中でも最も忌み嫌われる呪われた血を持つ少女
そして彼女が討伐の標的とする不死身の半妖として生まれた少年が世界の命運を握っちゃう系
実にセカイ系
韓国ではR15指定


この過去篇は2013年秋期に放送されたテレビシリーズを時系列順にまとめた総集編です
約120分
冒頭に“アレもん”を挟むのはもう京アニの映画ではお約束になってきた構成ですね(笑)


基本的に『未来篇』という新作に繋げる為に【未来と秋人の物語】に回帰させてます
まずエピソード0となる『東雲』から始まり、未来と秋人のショッキングな出会いの第1話へと導入
そんでもって虚ろな影以外の【ザコ妖夢との戦闘は全部カット】してます
大事なのは境界の彼方とは何か?ですからね
だからアニメオリジナルエピソードとなった伊波ちゃんと未来ちゃんの因縁とかも潔く【無かった事にしてます】


アレが無い、コレが無い、と嘆く方もいらっしゃるでしょうが【未来と秋人の物語】なのです、察してください
オイラとしては「お兄ちゃん!」がちゃんと聴けた事と秋人が『シゴフミ』を読むくだりがあればお腹一杯なので及第点です
最終決戦直前の挿入歌としてOP曲が流れてくる『TSR』の最終回みたいな演出も良いですよねb


さて、いい総集編だなぁ(´д`)とか思ってたけどエンドロール後にあった『未来篇』への伏線が・・・
まさかの超展開でいくらなんでも無理やり過ぎでしょwってことでせっかくの感動が半減ですよ
ガッカリでしたわw

投稿 : 2024/06/08
♥ : 26

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

忘却の彼方

こんな内容でしたっけ?
TV版が忘却の彼方です。
記憶の断片をかき集めても思い出せません。
何故かな?
そうか、コメディーパートがないからだ。
コメディーの強い印象がこの原因です。

TV版の圧縮のため場面転換が唐突。
話の流れがぶちぶち切れて不愉快です。
原作かTV版を観てないと置いてきぼりですね。
てか、TV版を観てても置いてきぼりでした。
なにせ記憶が・・・

未来編で果たして納得の結末は用意されているのか?
ヒロインが栗山未来だから期待していいですか、京アニさん。
京アニの魅力が半減した過去編でした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 21

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

境界の彼方の総集編

原作未読。

ほぼ、「境界の彼方」本編の総集編。
最初とエンドロールの後だけ見ればOKかも。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 16

77.2 4 総集編アニメランキング4位
ソードアート・オンライン Extra Edition(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1729)
11789人が棚に入れました
クジラが見たいというユイのために《ALO》での水中クエストに挑むことになったキリトたち。しかしここで驚愕の事実が。意外にもリーファ……直葉は水が苦手だった。アスナたち女性陣は、現実世界のプールで直葉の水泳特訓をすることに。一方同じころ、キリトはある人物と対面していた――。
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょwwwSAO一挙放送をタイムシフト予約したんだがwww

ほとんどが{netabare}総集編{/netabare}でしたけど、
懐かしいカンジです。
やっぱり、アインクラッド編が一番アツイですね~^^


最後の告知は、{netabare}2期{/netabare}ってことですかね??
{netabare} 沢城さんがでてくる{/netabare}みたいなので期待!です^^

投稿 : 2024/06/08
♥ : 77

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こっちよりAWの2期やらないかなぁ

本編の後日談。
約100分。

シーン構成は単純です。
水着シーンとキリトの会話シーン、それに追加エピソードが若干入ります。

ほとんどは回想なので、本編の復習がメインです。
ターゲットは、本編をリアルタイムで見て、半分くらい頭から抜けている人。
ただし、ところどころに次回作への伏線が見られます。

20分ほどの追加エピソードは可もなく不可もなく。
バトルあり、サービスシーンありです。
本編を楽しめた人なら問題なく見られると思います。
ちょっと短いので見ごたえがあまりないのが欠点かな。
ファン向けOVAのイメージですね。

正直なところ、100分もかける必要があったのかは謎。
ですが、簡単に内容のおさらいができます。
次回作へ向けて本編を見るのが面倒な方はどうぞ。


ちなみに、同作者のアクセルワールドと比較。

AW1巻:初動 7,300枚
SAO1巻:初動 27,300枚

こりゃSAOの続編を先に作りますわな。。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 72

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

総集編+OVA

本編:102分

原作は、TV放送見てから13巻まで既読

2/3が、それぞれの視点で回想する総集編
1/3が、アルヴヘイム・オンラインでの新作

OPで「crossing field」を聞いた時、なんかウルウル
胸にグッと来ました
良い曲ですよね~

終盤前までは、回想シーン入れながらの水着回
ファンサービスみたいな感じでしたねw ^^

回想シーンは、キリトのハーレム祭り^^;

でも、本編もう一度観たくなりました!

終盤の新作は、OVAみたいな感じで、アルヴヘイムでのクエスト攻略
ちょっと物足りなかったかな?

クラインは、原作通り ねーちゃん好きキャラで和みましたw ^^


ラストに2期の告知かな?
原作の第5・6巻に登場するヒロインが出てましたね!
凄く楽しみです!!



ED:「虹の音」 歌 - 藍井エイル

投稿 : 2024/06/08
♥ : 71

66.7 5 総集編アニメランキング5位
小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!~(アニメ映画)

2013年9月14日
★★★★☆ 3.7 (646)
4029人が棚に入れました
結社でしばしの休息を取っていた「私」は「凸守」と「くみん」に促され、邪王真眼とダークフレイムマスターの邂逅の歴史を語る事になった。いいだろう--。私の代わりに最終決戦の地へと赴いているダークフレイムマスターが帰ってくるまでの間、絆の物語を語るのも悪くない…。だが、これは新たな戦いのプロローグでもあった…。

声優・キャラクター
内田真礼、福山潤、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、保志総一朗、仙台エリ、井上喜久子、天野由梨、福原香織、設楽麻美

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

観る価値のない劇場版

劇場版なのにほとんど総集編。
それもひねりのない総集編。
劇場版としては失格です。

新画像は、導入部とラスト少々。
TV版を観ていれば、少々寝てても問題なしです。
また、倍速でもいいかも。
というか、観る必要もないかな。
ラストは2期への繋ぎですが、これも特に・・・。

1期と2期の視聴期間が離れた人。
物忘れの激しい人。
私のように、このアニメが好きな人。
等が、1期の復習のために観る作品です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 48

ぴの@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

\(゜ロ\)(/ロ゜)/ まじか…

初週興収ランキング 9位
初週末動員数[3日間] 4万5873人
初週末興収[3日間] 6659万1700円
初週末1スクリーンあたりの興収 約208万円

2週目興収ランキング 11位 
9月25日現在 興収1億2777万700円

参考URL http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-18732.html


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
正直な気持ち、とても残念です。
京アニ作品だったので、期待していたのですが…

上映時間97分のうち、8割以上が総集編です。
しかも、総集編のまとめ方がひどすぎます。
話はつながってないですし、何より手抜き感が出てしまっている作品になっているように感じました。

歌は、よかったですが、アニメ版のほうが自分は好きでした。

アニメ版はとても好きだったので、残念です(-_-;)
2期に期待しましょう\(^o^)/

投稿 : 2024/06/08
♥ : 46

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これは映画ではなくPVです

本作の大まかな構成は
①勇太中二病全盛期の話
②夢オチ中二病バトル
③1期のダイジェスト
④2期の0話的な話

①は2期のLiteでもお馴染みの話ですね。
「Liteの方が本編」なんてよく揶揄されますが、
本作でもこの話が一番おもしろいという・・・

②は相変わらず戦闘シーンのクオリティは高いですけど、
ただそれだけの話なので正直なところ飛ばしても問題ない話でした。

③が問題です。この1期のダイジェスト以外は比較的短い話で、
本作はこのダイジェストがメインなのですが、これが最低の出来です。
「劇場版 魔法少女まどか★マギカ [前編]始まりの物語 [後編]永遠の物語」が
良いダイジェストだとすると、本作のは悪いダイジェストです。

六花の視点だかなんだか知りませんが、
評判が悪かったところだけ意図的にカットしたようなダイジェストで、
正直「あれ?こんな話だったっけ?」と思いました。
はっきり言って観るだけ時間の無駄でした。

④は2期が突拍子もない設定からのスタートだったので、
その経緯が分かるってだけの話です。

結論から言えば、別に観なくてもいいってことです。
「中二病でも恋がしたい!」の大ファンで
どうしても気になる方だけ観ればいいと思います。

本作を観てまっさきに思い浮かんだのは
2013年の大晦日に放送された「ソードアート・オンライン Extra Edition」です。
2時間のうちおまけ程度の新作エピソードが30分、そのほとんどがダイジェストという構成で
期待はずれだったという声をよく聞きますが、
TOKYO MXだけでなくBSやニコニコ動画でも放送したのですから
今思えば全然良心的だったと思います。

それに比べて・・・
これは京アニさんの資金調達の為に作られたんですか?と下衆の勘ぐりの一つもしたくなります。

これは映画ではなくPVです。
そう思えば納得の出来です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 39

75.7 6 総集編アニメランキング6位
機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編(アニメ映画)

1982年3月13日
★★★★☆ 4.0 (264)
1766人が棚に入れました
 劇場用作品三部作の完結編。ストーリーの本筋は戦争が終結に至るまでの過程だが、それよりも新人類“ニュータイプ”の誕生に焦点が当てられている。キャラクターデザイン及びアニメーション監督=安彦良和、監督=富野喜幸(現:富野由悠季)。主題歌の「めぐりあい」を井上大輔が歌った。ホワイトベースはジャブローを発ち、宇宙へと向かった。地球連邦の大がかりな作戦から、ジオン軍の目をそらす囮任務だった。途中、敵軍のキャメル艦隊との戦闘で機体を損傷したホワイトベースは、修理のためにサイド6に入港。そこで、アムロはサイド7で別れて以来会っていなかった父と再会する。だが、父は酸素欠乏症によって脳に障害を負い、まるで別人になってしまっていた。

声優・キャラクター
古谷徹、池田秀一、鈴置洋孝、鵜飼るみ子、白石冬美、井上瑤、古川登志夫、鈴木清信、戸田恵子、潘恵子、永井一郎

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

映画史に輝くロボットアニメの金字塔 俺がガンダムだ!

ならぬこれがガンダムなんだってw

TVの総集編、Ⅰ、Ⅱとはうってかわってほぼ新作の本作品。
なぜかって、これが作りたいから予算を浮かせてⅠ、Ⅱを作ったそうです。TV後半に安彦さんが抜けたせいもあります。やはり安彦作画じゃないとってね。なんせ富野監督がTVのときに意地でスケジュールとった方だそうですから・・・。
あとブームが最高潮のうちに一気にケリをつけたかったそうな。1年でたしか作ったんですよね。

前述のようにTVでは過労で病欠してしまった安彦氏が復帰、TV後半から参戦し始めた若き板野一郎氏もアムロの如く覚醒をはじめます。そのカットはいまでも伝説。
最近のガンダムは動きが軽いとかいうオッサンがいっぱいいます。
みれば分かりますが本来のガンダムは絶妙にトロい動きで重量感と迫力をあらわします。通称ガンダムⅢの速度。
それを意識しているのがUCの一話。
でもお金がかかるんそうですよ・・あれあのシーンだけで予算なくなったとか・・・と風の噂。まぁわかっててもやれないのが現実なんでしょうか。

TV劇中ではあまりはっきりしなかったNTに関しても深く追求、
ララァとの邂逅もなかば宗教的な美しさと共に描かれます。
TVはTVでいいんですが、やはりガンダムはこれ。ガンタンクも宇宙に出てMAもどきなんていわれないし。。マクベがダメ人間でもない。Gメカと合体もしない。玩具的な描写は徹底的にオミット。極上のSF(スペースファンタジー)映画に昇華されます。
逆にコアブロックシステムは・・・・そういえばそうだったというwあの使い方は天才。


初代ガンダムにおいてはアムロたちWBクルーの主人公が非常にニュートラルな立場です。
ストーリー上ザビ家の独裁が悪とは表現されてはいますが・・
大きな動機はみんなないんです。レビルにそそのかされあれよあれよ・・・。生きるために戦ってるそれだけ。抜けようとしても行きがかり上みんなを見捨てることもできない。
母の話やミハルの話なんか完全にそうですね。
だからカイの最終決戦前の冗談も、冗談に聞こえない。
どんなすごい新兵器もってても、彼らはあくまで巻き込まれただけの傍観者なんです。
そこが古今のロボット、戦闘ア二メにおいて革命的な描写だったと思います。

オープニングからエンディングまですばらしい演出、作画で目が離せません。

追記
観るなら劇場公開時のオリジナル版を絶対推奨ですwレンタルとか特別版置いてあったりするよね・・なにからなにまで改悪もいいとこ。あれマジでヤメテ・・。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 19

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

偉い人にはそれが分からんのです

ついに機動戦士ガンダム三部作の最終作です。
この三作目でガンダムのテーマの一つである「ニュータイプ」の描写がぐっと増えました。
いままでの作品との違いを冒頭の戦闘で表現していて、宇宙に帰ってきたアムロの圧倒的な進化っぷりを見せ付けることにより、「今回はニュータイプのお話だよ」とイメージさせた感じです。

さてその「ニュータイプ」超人的な戦闘能力よりも重要なのが、一足飛びの回答へを導き出す直感力と理解力、そこから生じる精神調和でして。
その特殊な精神世界の表現方法が特に顕著なのがアムロVSララァの戦闘シーンです。
TV版の流用もありますが戦闘シーンの多くが描き直されていて、特に二人が精神内で探り合うシーン等は「2001年 宇宙の旅」を彷彿とさせてくれます。
宇宙の旅という映画はその難解さや優れた特撮技術を使った無重力描写等で、当時のクリエイターに多大な影響を与えた映画です。
ガンダムⅢで最も異彩を放つデザインをしている「ボール」(あくまで個人的な感想ですが)は明らかに宇宙の旅出てきた作業ポッドと酷似してるし、ガンダムのスタッフも影響をかなり受けていたみたいですね。

当時の日本映画界では映画に制作費を掛ける事が出来ず、お金の掛かる本格的なSF作品は作りたくても作れないのが現状でしたから、絵で表現出来るアニメーションという手法で実現しようとした方々も多かったと思います。
今でも湯水のように資金を使える訳ではないですが、昨今のシン・ゴジラの成功にも見える通り、特撮やSFやアニメに対しての認知度も上がっていますので今後の発展が楽しみですね。

さて、この作品の話に戻ります。
前の二作品と比べ格段に完成度が上がっていて、多くのシーンが描き直されました。
キャラクターもより安彦良和氏のデザインを忠実に再現し、表情豊かに描き直され感情の起伏を感じられます。
モビルスーツを始めとするメカ描写もリアルに描き直されましたし、音楽もTV版より格段に質が上がって臨場感がアップしています。
更にTV版では描かれなかった部分をプラスして補完。既存のシーンも上手に再構成されましたし、細かく新たなカットも多く描かれました。
そしてこの作品で描かれたラストシーンが、以後のガンダムシリーズへの布石となったのは間違いありません。

このめぐりあい宇宙編を含めた三部作は単なるTVアニメの映画化ではなく、大人の鑑賞にも耐えうるエンターテイメント作品に生まれ変わらせる事に成功したモデルケースとして、大変意義のある作品だと考えています。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 12

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

お試しガンダムその3

機動戦士ガンダム劇場版第3作。
TV版終盤の総集編です。

劇場版はどうもTV版のエピソードを詰め込み過ぎているようで、重要と思われる場面が妙にあっさりしていると思われます。
それに多くの人物が細切れででてくるので全容が把握できません。

私にとって、劇場版ガンダムは、アニメ教養としてガンダム世界を覗く程度の内容だったと思われます。
TV版を見たら評価が変わるかもしれませんが、今のところ、見る予定はありません。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 11

73.3 7 総集編アニメランキング7位
機動戦士ガンダムII 哀・戦士編(アニメ映画)

1981年7月11日
★★★★☆ 3.8 (230)
1477人が棚に入れました
宇宙世紀0079年。地球総人口の半数が宇宙を故郷にして五十年。サイド3というスペースコロニーがジオン公国を名乗って地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。建設途上にあったスペースコロニー・サイド7に住むアムロを初めとする少年少女たちは、ジオン軍の攻撃の中、連邦軍の新型強襲揚陸艦ホワイトベースを駆ってサイド7を離れ、地球にある連邦軍本部シャブローへ向った。彼らの背後を、ジオン軍の“青い巨星"ランパ・ラル率いる独立部隊が追う。少年たちは疲労し、アムロは指揮官ブライトと対立、ガンダムと共に艦を降りた。しかし、ラルの攻撃に再び船に戻るアムロ。凄絶な戦いでラルは自爆した。ジオン軍の攻撃は続き、リュウ、マチルダが戦死、少年たちは悲しみに沈む。戦いは連邦軍の優勢で進み、ホワイトベースはヨーロッパ基地へ辿り着き、そこで修理することになった。少年たちの一人カイは街でジオンの女スパイ、ミハルと恋に陥た。修復なったホワイトベースは、シャブローへ向けて飛び立ったが、艦内にはミハルが潜入していた。しかし、ミハルは自分の妹弟と同年齢の少年たちの姿に非を悟り、ジオンの攻撃に立ち向かうが、不幸にもその身を大西洋に沈めた。なんとかシャブローにホワイトベースは到着した。その頃、地球連邦軍本部は宇宙戦略を急ぐことを決定、囮としてホワイトベースが地球を飛び立った。それを追う、シャア。少年たちは、本部の決定にもはや逆らうことも許されず、激化の一途をたどる戦争に以前にも増して深くかかわっていく。

声優・キャラクター
古谷徹、池田秀一、鈴置洋孝、鵜飼るみ子、白石冬美、井上瑤、古川登志夫、鈴木清信、戸田恵子、潘恵子、永井一郎

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

お試しガンダムその2

機動戦士ガンダム劇場版第2作。
TV版中盤の総集編です。

ストーリーが上滑りしていて、話に入り込めない。
退屈で、ついて行くのが厳しい状況です。

主人公アムロのヘタレにはイライラです。
少なくとも、私の好きな性格ではありませんね。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 11
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

愛が描けているから哀を感じる。単なる総集編ではありません。

 機動戦士ガンダムはTVシリーズが至高という考えもありますが、私はこの哀戦士が好きです。3作の総集編…3作目はオリジナルカットもありますけど、この作品が「ガンダム」のテーマが一番濃縮されていたと思います。

{netabare} 敵であるランバラル、ハモン…アムロとのからみで見事に戦士を描きました。肉弾戦をしかけたところに気高い誇りを感じますが、どんなに優れた戦士、人格者ではあっても戦争においてはただのコマでした。
 ガンダムというマシンのスペックに負け、セイラという以前仕えた姫に気を取られ傷を負う。非常に人間らしいですが、人間の戦士の限界を見せてくれました。もちろんハモンという存在も人間ランバラルを際立たせていました。

 ミハルは誰からも顧みられない存在だったのに、心を許したカイに協力したが故に、誰にも知られずに死んでゆく。もうスパイは止めようと決心したのに…残された幼い兄弟が描かれないのも救いがありません。ウッディ大尉も死んだ婚約者の想いに殉じて散ってゆきました。 {/netabare}

 そう…どれも「愛」を描けているからこそ、単純な敵味方でなくそれぞれに人間を見ました。戦争の中で塵芥のごとく散って命はまさに「哀」戦士でした。この2時間に濃縮された戦争のなかの人間ドラマが非常に胸にささります。

 最後のジャブローの降下からのシャアの復活は良かったですが、なんといっても最後の方に流れる「哀・戦士」ですね。このタイミングと映像が最高です。

 そして、普通ならヒーローになるべき主役たちが囮になる使命を帯びて旅立ってゆく。美しいフラミンゴの群れすら何か物悲しい感じです。そして、シャアがザンジバルで旅たちセイラが「兄さん」と呟き幕を閉じる…
 セイラ編と言い換えてもいいストーリー構成…ランバラルとも絡んでたんなるお飾りの女性キャラではない人間を感じさせる内容でした。

 この映画はTVの総集編ではありますが、内容が濃縮しただけでなく、戦争と命というテーマが更に深く感じさせる話となっていました。

 沢山のガンダムシリーズの中でも一番と言っていい内容だと思います。素晴らしい作品でした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 9

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ルパンと次元はネタバレじゃないよね

機動戦士ガンダム三部作の二作目です。
前作からの続きですが、時間的に多少出来た余裕からか前作よりも多くのシーンが描き直されていますね。
そして新たに魅力的な好敵手が登場したり新型のモビルスーツが多数登場しますし、戦闘状況もホワイトベースを主に描く小規模な局地戦から大隊クラスの部隊と共に行われる大規模戦闘へとシフトして行きます。

Ⅰが巻き込まれていくという不条理な状況に置かれた一般人たちの心境を中心に描いていたのに対して、Ⅱは各々に芽生え始めた兵士としての自覚や葛藤等が描かれていきます。
中でもカイ・シデンの描かれ方が僕には非常に魅力的に映りました。
彼は登場人物の中でも非常にまともな神経を持っている人間で、当たり前に嫌がり、疑い、恐れ、思考し、そして不条理に対して怒ります。
特に軍隊という存在に対して人一倍疑念と嫌悪感を持っている様に描かれています。

カイはなし崩しの状況ながら自分と居場所を守る為に戦い続け、大事な人を失って傷つき、そして自分なりに戦う理由を見つけます。
自らは決して望まない「戦場」という不条理な状況において、常に当たり前の思考をした彼こそが哀・戦士であり、この機動戦士ガンダムⅡの主人公だと感じました。
ちなみにカイの想い人ミハル・ラトキエの弟と妹の未来が本当に哀しいのですが、それはまた別の話…

最後に有名な事なのでご存じの方も多いと思いますが、この頃のアニメにありがちな隠れキャラが哀・戦士にも存在しています。
最後の方にルパンと次元が居ますので、未見の方は探してみるのも一興ですよ。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 9

76.2 8 総集編アニメランキング8位
コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道(アニメ映画)

2018年5月26日
★★★★☆ 4.0 (137)
1097人が棚に入れました
ついに世界最大の国家・神聖ブリタニア帝国と黒の騎士団が激突する。それはルルーシュ=仮面の男ゼロの計略通りであった。だが唯一の計算外がルルーシュを惑わせる。それは妹のナナリー。一方、第2皇子シュナイゼルは、黒の騎士団に接触。彼らの統制を揺るがすゼロの秘密を扇や藤堂たちに明かす。戦乱は一層激しくなり、あらゆる人々の怒りや悲しみ、執着や願いを飲み込んでいく。未来のために今、なすべきことは何か。それはゼロ・レクイエム。憎しみで塗り込められた旧時代を葬り去り、新たな時代を拓くための祈り。ルルーシュとスザクの物語は衝撃の明日を迎える。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、千葉紗子、若本規夫、井上倫宏、白鳥哲、井上喜久子、皆川純子、南央美、梁田清之、幸野善之、成田剣、渡辺明乃、中田譲治、真殿光昭、檜山修之
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

祈り

TV版コードギアスを観てからもう8年。
当時、レンタル店でなかなか借りられなかった記憶が。
観てびっくり、これだけ巧みなストーリーは初めてでした。
とにかく、次が気になります。

けど、それだけじゃない。
様々な示唆に富んだ作品です。
それは、アニメを観て各人で深く考えて欲しい。
なお、観終わったあと不眠症になるかもしれません。

劇場版はTV版を濃縮しているせいなのか。
一瞬たりとも目が離せない。
それに濃厚。
まるで、ジェットコースターに繰り返し乗ってる感じです。

劇場版でもっとも気になったのが、{netabare}シャーリー{/netabare}の扱い。
{netabare}TV版の運命とは異なります。
これではルルーシュを想い続ける健気なただの少女です。{/netabare}
まあ、尺の関係で仕方ないのか。

ギアスは祈り。
今回、劇場版を改めて観た結論です。
それはある意味、宗教に似ているのかなあ。
たぶん、人の根幹にかかわることなんでしょう。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 15
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年の揺るがぬ決意は、世界の憎しみと溶け合って沈みゆく

劇場版「コードギアス 反逆のルルーシュ」三部作の第三部。

この劇場版は、アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の
1期・2期を再構成して作られています。

すっかり内容を忘れていて、「あれ?劇場版オリジナルストーリー?」とかとぼけたことを考えながら見ていましたが、

内容に一部変更があるだけで、
展開はTVシリーズと同じです。

最終回はやはり衝撃的でした…。
結末を知っているのに、涙が止まりませんでした(´;ω;`)

第三部は140分ほどです。


● ストーリー
世界の三分の一を支配する大帝国・ブリタニア。
日本はブリタニアの植民地となっていた。

ブリタニアの皇太子だったルルーシュは、妹のナナリーと共にエリア11(かつての日本)で暮らしていた。

ある日、ルルーシュは謎の少女・C.C.(シーツ―)と出会い、
特別な力“ギアス”を手に入れる。

ギアスを使うと、
他人に絶対服従の命令をすることができる。

ルルーシュは仮面をかぶって“ゼロ”と名乗り、
ブリタニアに抵抗する人間を集めて“黒の騎士団”を作った。

いよいよ黒の騎士団とブリタニアの全面戦争が始まる。


戦いはどんどん複雑になっていき、
ルルーシュが共に戦う相手も変わっていき、

何のためにルルーシュが戦っているのか、
わからなくなっていました。

大切な人が平和に暮らせる世界を目指すのなら、
みんなと手を取り合うのが早いのではないか?

そう思って、ルルーシュの戦う理由や目的や、
誰のためなのかがわからなくて、

ただスザクと共に死に場所を求めているようにしか感じられなくて。

しかしそんなもやもやも、
設定に矛盾が生じてないか?という疑念も、

ラストの展開で納得。

すべてはルルーシュの計画通りでした。
衝撃的…。

途中、だらけてしまったようにも感じましたが、
この作品は結末を見てこそです。

やっぱりすごい作品だよ…。


≪ 優しい世界 ≫

誰もが、安心して暮らせる、平和な世界を願っている。

それなのに、世界には戦争が溢れていて。

ルルーシュもスザクも、
大切な人が願う世界のために戦い続ける。

守るために。答えを得るために。

その結果、すれ違いも生まれてしまって…。

それでも自分の大切なものたちのために、立ち止まれない。


ルルーシュという少年が、
私にはいまひとつつかめていなくて。

自分の目的と大切な人のためなら、
他の何かや誰かを犠牲にすることはやむを得ないと考える。

仲間を駒と呼び、
頭脳を活かして目的を達成していく。

そんな冷酷なはずの少年が、優しい人であるなんて、矛盾しているはずなのに、ルルーシュはそういう少年なのです。

誰も信じず、裏切ったり裏切られたりしながら目的を達する。

みんなルルーシュの目的に賛同しているのに、
なんで最後には敵になっちゃうんだ。

自分のため、と言いながら、一番犠牲にしているのは彼自身の心。
一人で抱えて、孤独に戦う。その先に優しい未来があると信じて。

自分の目的のために、誰かが傷つく嘘も平気でつく。
でもそれは、相手以上に自分を傷つけている。

でもね、それに気づいてくれる人がいること、
ルルーシュはちゃんとわかっていたかな。

{netabare}
ラストは、ルルーシュの意図にナナリーがちゃんと気づいてくれたことが、
せめてもの救いでした(´;ω;`)
{/netabare}


● 音楽
【 OP「WORLD END」/ FLOW 】

TVシリーズと同じOP。

やっぱりかっこいいね♪

ギアスシリーズ、名曲多い^^


【 主題歌「NE:ONE」/ Survive Said The Prophet 】

作中では、
いまひとつ印象に残りませんでした。

かっこいい曲ではあるのですが。


● まとめ
これにてTVシリーズ50話をまとめた三部作は、
結末を迎えました。

やっぱりすごい作品だったな…。

TVシリーズは視聴済みですが、
改めてこの作品を見てよかったと思いました。

140分は長いから、とりあえず途中まで見ようと思って見始めたのに、
面白くて一気に見てしまいました。笑

ちなみに、劇場版には続編「復活のルルーシュ」があります。

三部作に満足できたので、
そちらも見てみたいと思いました^^

投稿 : 2024/06/08
♥ : 10

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

このケレン味についてこれるか

新作の劇場版が来週公開になり、先に谷口監督によるコメンタリーを聞いてみると、やはり海外興行を視野に入れてサンライズは今後制作体制に移行するようだ。よりグローバルな展開を目指すとのことでその視野は広い。

コードギアスという作品を改めて観ると、この作品の根幹にあるのはお約束演技による「歌舞伎」であることがよく解る。

実はダークヒーローものでありシニカルなピカレスクロマンではあるものの、世の中の空虚さや危うさを提示するような「脱構築」ではなく、非常に万人が理解できるようなストーリー展開であり、かぶいているのだ。

いわば、リアルロボットアニメというよりはシェイクスピアの演劇を観ているような気分と言ったらわかりやすいかも知れない。声優の演技しかり、舞台装置しかり、キャラクターの演出しかり。。全てが大仰で、それが本当のリアルロボットアニメを観てきた世代には異様に映るに違いない。

そう。これは劇場で公演される演劇なのだと確信した。

個人的にそこがイマイチこの作品に気分が乗れない理由でもある。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 7

70.0 9 総集編アニメランキング9位
機動戦士ガンダムⅠ(アニメ映画)

1981年3月14日
★★★★☆ 3.8 (238)
1538人が棚に入れました
地球連邦とジオン公国との1年戦争を縦軸に、自らの意志に反して過酷な戦争に巻き込まれていく少年・少女たちの人間ドラマを横軸に描いた、初代「機動戦士ガンダム」三部作の第1弾。再放送で高視聴率をマークしたTVシリーズを再編集した。キャラクターデザイン及びアニメーション監督=安彦良和、監督=富野喜幸(現:富野由悠季)。主題歌「砂の十字架」をやしきたかじんが歌った。宇宙世紀0079。スペースコロニー・サイド3は“ジオン公国”を名乗り、地球連邦政府に対して独立戦争を起こす。彼らの攻撃の要は、“ザク”と呼ばれるモビルスーツ。それに対抗するため、地球連邦側も極秘にモビルスーツを開発し、サイド7で性能テストを行っていた。だが、情報を察知したジオン公国は、サイド7に“赤い彗星”と呼ばれるシャア・アズナブル少佐率いるスパイを送り込む。突然のザクの襲撃を受け、サイド7は瞬く間に戦場へと変わってしまう。サイド7に住むコンピュータ・マニアの内気な少年、アムロ・レイは、避難中に偶然、モビルスーツ“ガンダム”の機体と説明書を見つけてしまう。混乱の中、ガンダムを起動させるアムロ。彼は苦戦しながらもなんとかガンダムを操縦し、敵を退ける。兵士たちが戦死したため、アムロはその後もガンダムのパイロットを続けることになるが…。

声優・キャラクター
古谷徹、池田秀一、鈴置洋孝、鵜飼るみ子、白石冬美、井上瑤、古川登志夫、鈴木清信、戸田恵子、潘恵子、永井一郎

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ガンダム入門。

機動戦士ガンダムの記念すべき劇場版第1作目でありますが、
何の事はない、TV版1~14話を再編集して微妙にシナリオを調整した。
ただ、それだけのものです。
当然のことながら作画はTV版のままですし、映画館で観るレベルには達していません。
TV版そのままといってもガンダムの3年後に放映されたマクロスが、
良作画(海外丸投げ回は最悪でしたが)だっただけに、
やっぱりガンダムの作画に、やや寂しい物を感じます。

とりあえず。本当にTV版そのままで目新しい物はありませんので、

A.TV版は観たこと無いけどファーストガンダムの世界を知りたい。
B.ガンダムは何回見ても面白いという生粋のガノタ。

この2種類の人以外にはあまりオススメできないかな?と思いました。

平成ガンダムと違って、美少年・美少女は出てきませんので、
そういうの好きな人には、ますますオススメできませんね!

私はTV版を2周してますので、新鮮さもなく楽しめませんでした。
アムロとブライト艦長のギスギスした関係とか、子が親を見捨てる話とか、
富野節が今の私の欲するものでは無いということもあります。

でも、富野監督の作品ならなんでも好き!という人には、
最高のごちそうなのかもしれませんね!

これにて感想を終わります。読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 45

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ガンダムって何なのだろうか…

 ガンダムシリーズは今ひとつノレないのだけれども、1stガンダムをこの総集編で見てしまったのが問題なんだろうか…自分。
 やっぱり、本編を見るべきでしょうか?…2012年現在でも…。

■下記、ガンダムの感想関係ない感想

 ちなみに、ガンダムというと、むかし某女子から恋愛相談をうけたときのことを思い出します。

 某女子「職場の年下くんから、告白されたんだよねー。いやー、どうしようかと思って。その子、噂によると恋愛経験がないらしくってさー。目を見て話せない以外は、まあ普通っぽい。」

わたし「ほうほう」

某女子「でね」

ときて、だいぶためて

某女子「ガンダムとかのオタクなんだって、人から聞いたハナシw」

わたし(「ああー、それは別に濃くもなんともなくどこにでもいる標準的なオタクだよ…」と…思ったけれど、オタであることを公表していないので、思っただけ)

わたし 「ガンダムかーw」(オタ友どもよ、すまん。ここはノリを合わせたオレがいます)

で、そこまできて、「オタクきもい」的な感じになるのかな、と思ったら、

某女子 「んで純粋な感じがして、傷つけるのが怖い」

…と、言われ、わたしはなんとも言えない気分になりました。ガンダムオタは、別にそんなに純粋じゃないとは思うが、世間の視線って何なんだろう…みたいな気分になりました。
 このエピソードがなんなのか、と言われたら、自分にも今ひとつ何ともいいかねるところがあるのですが、何か、心に残っているなんとも言えなさが未だに残るエピソードになっております。
 ちなみに、某女子はなかなか、頭の良くて胆力もある御仁で、ネット上で「スイーツ(笑)」と笑われるようなタイプの典型とは程遠い人でした。映画の話では気のあう人でした。
 いい方だとおもうのですが、なんとも言えぬ文化の乖離を感じた一幕でありました…。この2年後に、わたしのクライアントだった某大企業にお勤めの女子が、
「うちの課長の○○さん、アニメ好きらしいよ…w!」とか言うとるのを聞いて、何かと思って、聞いてみたら課長の○○さんが好きなアニメは結局『攻殻機動隊』だというのを聞き、椅子オチ。
 うーん…、まあ、外から見るとぜんぶ一緒なんですね。わかります…。
(ちなみに、○○課長とその後はなしをしたら、ごくベタに神山健治ファンであることがわかり、友達になりました。)



 なんか、こう、高学歴女子からの視線は、コテコテの「きもい」的な差別意識とは違うのだけれども、ちょっとよくわからないものになっているのだな、という気がするここ数年です。
 わたしがオタクであることを知られていない状況下で、そういう女子と話す機会はそれほどないのですが、まあ、なんなんでしょうね…。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 13

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

お試しガンダムその1

機動戦士ガンダムの劇場版第1作。
TV版序盤の総集編です。

このシリーズは多くの説明を必要としません。
ガンダムは世間的に認知されたアニメ界の金字塔。
TV版が43話と長いので、ガンダムの世界観を把握するために劇場版をとりあえず視聴しました。

戦争の悲惨さを前面に押し出していますが、内容が浅いと感じました。
正直、ロボットものが苦手な、いいおっさんが見るアニメではありませんね。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 13

64.6 10 総集編アニメランキング10位
劇場版 蒼き鋼のアルペジオ –アルス・ノヴァ- DC(アニメ映画)

2015年1月31日
★★★★☆ 3.8 (244)
1243人が棚に入れました
21世紀中盤、温暖化に伴う海面上昇により、人類は地上での版図を大きく失った。その混乱に呼応するかのように世界各地に現れた【霧の艦隊】にすべての海域を封鎖され、人類は疲弊の一途を辿っていた 。横須賀・海洋総合学院の士官候補生・千早群像の前に現れた霧の艦隊の潜水艦【イ401】。敵であるはずのイ401、そのメンタルモデル・イオナは群像に囁く。「千早群像、私に、乗って。」閉塞した現状を打破するため、学院の同級生らと共にイ401に乗り込み、艦長として指揮を執る群像のもとに、日本政府高官である上陰龍二郎から極秘の依頼が届く。「人類の切り札を、アメリカに届けて欲しい」。日本が開発した対「霧」最終兵器・【振動弾頭】のサンプルを、量産のために米軍に届けるのだ。上陰の依頼を受け、アメリカを目指すイ401の前に立ちはだかるのは、大戦艦コンゴウを旗艦とする霧の東洋方面第一巡航艦隊。重巡洋艦タカオ、マヤ、大戦艦ハルナ、キリシマ――次々に襲いかかる霧の艦船との戦いの中、イオナは成長していく。人類と霧のメンタルモデル、それを隔てるものは何か。コンゴウとの壮絶な決戦を経て、サンディエゴに「人類の切り札」を届けた群像たちの次なる目的は?そして新たに立ちはだかる影は――――

声優・キャラクター
興津和幸、渕上舞、沼倉愛美、山村響、ゆかな、MAKO、藤田咲、内山夕実、日高里菜、山本希望、松本忍、宮下栄治、津田美波、東山奈央、M・A・O、福原綾香、三森すずこ、佐藤聡美、五十嵐裕美
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

アルペジオDC、見てきました

見てきました。アルペジオDC。

やっぱり劇場は男性が多かったです。ちょっと場違いなところに来てしまった感じ(^^;)

色紙はコンゴウ様を頂きました。タカオが欲しかったけど、コンゴウ様も嬉しい。

内容についてはほかの方がとても詳しくレビューされていらっしゃるので、私は感想だけにしますね。

{netabare}
OPで401が横須賀に静かに入港するシーンでのTridentの曲Blue Snow、とっても素敵。OPが全体の流れを引き締めていたと思います。
音も臨場感がありました。

時間の制約で仕方ないんですけど、ハルナと蒔絵のシーン、もう少し丁寧に作ってほしいと思いました。あのシーンって、とても大事だと思ってたので。
でも、それ以外はとても良かったと思います。それと、nanoのSilver Skyが奏でるタカオのシーン、ほぼTV版通りでとっても嬉しい! それに最終回のコンゴウ様の物語も丁寧に編集されていたと思います。驚きだったのは400と402のシーン。TV版よりも感動!音楽が変わるだけでTV版と全然違うものになるんですね。

新作パートでは、ハルナ、蒔絵、キリシマは余裕で逃亡!蒔絵はいろんな世界を渡り歩いて自由を満喫していると思います。刑部博士、きっと喜んでいるかもしれないですね。

それと、タカオは新作パートは水着だけ!新作パートでTV版と違うファッションを見られると思ったのに~~~

ヒュウガはさすがですね。あれ? 卵が2つあったけど、あそこからメンタルモデルが出て来るのかな? 次回の映画の布石?

イオナ、とっても成長していて、ヒエイを説得する姿はとっても今までのイオナとは雰囲気が違っていました。もうすっかり人間です。

新作パートでのヒエイが、凜!としている感じがすてきでした! 好きになりそう。ヒエイについてきょうへい君がコンゴウよりもやっかいだと言っていたけど、私はコンゴウ様よりも柔軟なような気がしました。気のせい?


それと群像さまのお父さん、ちょっと怖そう。あと、女の子が、お父様って言ってたけどあの子は娘? 群像さまの妹なの??
~ {/netabare}

EDのnanoのRock On、とってもかっこいい曲でした。帰りはこの曲を聴きながら家に帰還。この曲はEDですけど、本当は10月の新作の”のろし”なのかもしれませんね。

10月の映画、今からとても楽しみです。



前回のレビューです。

{netabare}
2015.01.27 19:40
蒼き鋼のアルペジオDC、とっても楽しみ♪ ・・だったのに (>_<。。)

上映までもう1週間を切りました。私も準備ok! 初日に行こう!と思ってたんですけど・・・会社から、当日と日曜日のお仕事の指示が:・(≧∇≦)・:

・・・んもう、急なんだから!

残念ながら週末、行けなくなりました。

初日に行かれる方、楽しんできてくださいね。
(なんか、音響がすごいという評判を聞きました。)
~ {/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 47

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

【世界など】3DCGの中に確かに感じる『命』の息吹【認識したくはなかった!】

2013年秋に日本のアニメ界を震撼させた3DCGテレビシリーズ『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』の劇場版2部作の前編


実はオイラ、このシリーズ大好きなんです
“「俺たちの戦いはこれからだ」的END”が氾濫する昨今の日本のアニメ
それを怒涛のオリジナル展開で打破し、尚且つほぼ全編3DCGという挑戦的姿勢
とても素晴らしい作品だと思っています


前半約60分がテレビシリーズの総集編パート
後半約40分がテレビシリーズのその後が描かれる新作パート
この体裁は『Persona4 the ANIMATION-The Factor of Hope-』とほぼ同じですね
音響関連は全て5.1chに再編集


総集編パートは群像とイオナが横須賀の慰霊碑を訪れるシークエンスが少し大きめにフューチャーされた点以外はほぼ戦闘記録のダイジェストって感じですね
世界観、人物像、コメディ要素、さらには細かな戦術描写などもガンガン削っており、細かい部分はナレーションで補完というかなりお粗末な作り
『エヴァ』で例えるなら『DEATH (TRUE)2』、いやそれ以下か;
この映画だけで『アルペジオ』の魅力を伝えるのはいくらなんでも無理です!ってことで初見さんはお断り


ちなみにオイラは先にも言ったとおりこの作品にイカれちゃってるのでwこの雑な総集編でもマジ泣きしてシマウマ
メインテーマをバックに群像とイオナの前に浮上するイ-401で鳥肌
「壊れちゃう・・・よ・・・わたしたち」「ハルナ、私はまだ・・・死にたくない!」で一泣き
マヤがbot(笑)だと判明し友達を無くして落胆するコンゴウさんで二泣き
「群像、嫌、群像、一人は嫌、私を一人にしないで!」→「私が入り込む隙間なんて、どこにも無いじゃない・・・」→アルス・ノヴァモード発動で三泣き
「おまえに・・・生き延びて欲しかった・・・」「なぜ・・・謝るのです」で四泣き
そして「変化など、必要無い!理解など、して欲しくない!私は一人でいたかった!世界など!認識したくは無かったっ!!!」であぁ~ゆかなさんマジネ申っす、と震え泣き
もう駄目wオイラ目が赤いよw
この作品、主要人物はほとんど死んでないのに凄く命のやり取りに重みを感じるんですよね、キャラがよく出来ているからだと思います


そしていよいよ新作パート
テレビシリーズの最終回のその後・・・振動弾頭を手にしたことで霧の艦隊に対して優位に立った人類
しかしコンゴウに変わって蒼き鋼を追撃する新たな霧の戦艦、金剛型戦艦2番艦の「大戦艦ヒエイ」が群像たちの前に立ちはだかります
このヒエイとの戦闘がシリーズ屈指の名勝負
いままでのようなバカスカした撃ち合いではなくちゃんと艦隊戦っぽいというか、ちゃんとしたドッグファイトが描かれたのがgoodですよ


そして物語は後編である完全新作映画『Cadenza』へと続くわけなんですが、これがまたよく考えましたよ
原作との折り合いでオリジナル展開にした結果として、「大和」を出すことは無理ぽなことはもはや察しがついていたところ
おぉ、まさかそう来たか!と感服ですb


映画を〆るナノの「Rock On」もエンドロールの心地よい余韻に浸らせてくれ満足
次回新作への期待が膨らみますb

投稿 : 2024/06/08
♥ : 28

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大戦艦ヒエイ、ムサシ、重巡洋艦ミョウコウ4姉妹、群像パパの顔見世回

上映が終了するので2回目鑑賞に行ってきました。

全体の2/3はTV本編をぶった切った総集編で、新規のストーリーは終盤の1/3だけ(正味30分程度)。
TV本編の1話分よりちょっとだけ長い新規話を見せられて、千数百円も取られるのは割高だろう・・・とは正直思った。
でもまあ、アルペジオは割と好きな作品だし、10月公開予定の完全新作映画へのつなぎ(+お布施?)として見ておくべき話だから仕方ないかな。

とにかく10月の新作映画では私たちをちゃんと唸らせてほしいと思いました。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 27

63.9 11 総集編アニメランキング11位
劇場版総集編 後編 ハイキュー!! 勝者と敗者(アニメ映画)

2015年9月18日
★★★★☆ 3.8 (38)
237人が棚に入れました
TVアニメ1期総集編となる劇場版の後編



声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、神谷浩史、田中一成、浪川大輔、吉野裕行、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ちょっとシンジラレナイくらいカットしてるんですけど不思議とマトまった内容でまあきっと賛否真っ二つ;

『ハイキュー!!』ファーストシーズンの総集編でインターハイの模様を中心にした後半戦
具体的には17~25話の内容
ええつまり、【常波戦と女子バレー部の奮闘は全カット】です
触れてすらくれませんw


最初に待ち構えるのは鉄壁の防御こと“伊達工戦”
変人速攻VS鉄壁、そしてエース旭さんへのパイプ
これは凄く名勝負でしたよね


テレビ本編には無かった新規シークエンスとして、試合終了後の伊達工も描かれてます
『勝者と敗者』のサブタイ通り、バレーボールに青春を捧げた少年達を両面から描いているのはとてもgoodです


そして及川さん率いる“青葉城西戦”へと舞台は進んでいく・・・
前編の方で青城や及川さんは全く描かれてませんでしたが、試合前に中学時代の及川さんと影山くんの因縁が新規カットで少しだけ描かれ、この試合のバックストーリーを語ります
ただ及川さんの武器がジャンプサーブであることにはなぜか触れずに試合が始まる;
まあそれはいい、あくまで天才及川と王様影山のセッター対決に焦点を当てるというわけです


影山の成長と日向の変人速攻コンビによる猛襲で序盤を制す烏野、しかし切り替えの早い及川はジワジワと烏野と影山の精神を追い詰めていく
って、ここで影山をフォローするムードメーカー田中さんの一番の魅せ所がなぜかカット!
つまり旭さんと田中さんへの集中攻撃は無し
全国の田中さんファンに申し訳が立たないなこりゃ;


2セット目後半、スガさんとのセッター交代
3セット目、山口のジャンプフローターサーブ(笑)
変わる空気、そして王様の復活
で、でも、でもwなんとあの【壮絶なデュース戦をBGMに乗っけて流しやがりましたwww】


これには一番驚きましたね!w
まさに試合のダイジェストだったわけだ、この映画


うーん、、、画面映えする綺麗なカットを選んでるのもわかりますし、試合中の主要な掛け合いはちゃんと入ってるし、所々で笑わさせてくれるし、テンポ感はテレビシリーズより遥かに良いんですけども心理描写面は薄っぺらくなってるんですよねー、難しい
まあ元々モノローグに頼りすぎてる原作をシェイプアップさせたらこうなったわけですが


映画としてはまずまず、いや前編よりかは遥かにマトモです
何より動きで魅せることをサボった作品の、動きが良かったカットを特に選んでいるのでオイラとしては『ハイキュー!!』という作品を再評価するキッカケとなりました
ただこれは一部のファンの怒りを買いかねない構成ですね、セカンドシーズンへのおさらい程度にチェックされることをオススメしますよ


ああそれと、【ロビーが狭い映画館で缶バッジ交換の為に居座るのはご遠慮下さい】

投稿 : 2024/06/08
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

烏野高校 vs 青葉城西高校の試合、始まります。

この作品は、TVアニメ版第1期の後半1クール分の総集編になっています。
劇場版はTVアニメ版第1期のみ前半と後半に分かれており、TVアニメ版第2期、第3期の劇場版は、それぞれ1本ずつになっています。

劇場版の前半と後半の上映時間はそれぞれ1時間30分程度なので、1話23分とするとそれぞれ約4話分に纏められていることになります。
TVアニメ版第1期は全25話なので、約1/3に削ぎ落している計算になりますが、それでもこの作品の面白さや魅力は十分伝わる内容だったと思っています。

物語は、インターハイ予算が始まり、常波戦、伊達工戦、そして青葉城西戦と続いていくのですが、尺の関係上、いきなり伊達工戦からスタートします。ですが、最初にTVアニメ版第1期の中で私のお気に入りのシーンが出てきたのは個人的に嬉しかったり…
清水先輩のサプライズ…と言えば、ピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか^^

烏野は少し前の試合で伊達工に敗れています。
しかも烏野の絶対的エースである東峰のスパイクを完全に封じられての敗北…
伊達工が「鉄壁」と呼ばれる所以でもあるんですけどね。

ですが、この数ヶ月の間で烏野は変わりました。
翔陽、影山、月島、そして山口が入部して攻撃の幅が広がりました。
もう以前の烏野ではありません。

そして、その違いは試合の中で如実に現れてきます。
中でも県内屈指のミドルブロッカーで、身長が190㎝オーバーの青根が徹底的にマークするのは身長が165㎝くらいしかない翔陽なんですが、その翔陽が一歩も引かないのには痺れました。
それに試合中でも烏野のみんなは進化し続けているんです。

その中でも翔陽、影山が繰り出す「変人速攻」がビシッと決まったとき…
翔陽の動きについていけず、呆気に取られた敵チームがボールを見送ることしかできない瞬間…
もうこちらのテンションも上がりまくりです。

でも、「変人速攻」は無敵の攻撃技ではありません。
各校の持ち味を活かして直ぐ対策を講じてくるのだから驚きです。
翔陽の動きについていくだけでも大変なのに、そこからボールをブロックするんですから…

ここまで視聴を続けると、TVアニメ版第1期の総集編が前後編になったのも頷けます。
前期で烏野新生バレー部が誕生し、音駒との試合で己を知る。
そして後期でインターハイ予選に臨み駒を進める。
ざっくり書くとたったこれだけなんですけど、必要な情報量が多く、1時間30分~2時間の枠に物語が収まらないんですよね。

そして青葉城西高校の試合…
烏野は「出し切った」と思います。
そして物語はそのままエンディングテロップへ…

印象的だったのはエンディングと一緒に流れていたシーンの数々…
台詞は一切ありませんが、みんなの心情が痛いほど伝わってくるんです。
全力全開の本気で戦った者だけに与えられる特権…
もうみんな眩しすぎて、こっちまで貰い泣きです^^;

そしてシーンが変わり3年生の4人が集められ、何やら相談しています。
ここも台詞は一切ありませんでしたが、後から話を聞いた翔陽たちの喜びっぷりを見ていると、きっと「春高バレー」まで3年生が残ると決意してくれたんでしょう。
伊達工の3年生はインターハイまでしか残らないと言っていたので…

でも、このままじゃ終われませんよね。
引き続き第2期をベースにした「ハイキュー!! 才能とセンス」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 6

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

後編に+@すれば2期は大丈夫だと思います

原作未読、アニメ1期未視聴、劇場版前半視聴済みです。

前半を見たとき、展開が高速過ぎて未読者にとっては辛い内容だったので、今回もおなじような感じなら見なくても良いかなと思って公開日ぎりぎりまで視聴を迷っていたのですが、結果的に観れて良かったと思いました。

確かに省かれた箇所が多いのは観ていて感じましたが、カットされた部分が全て余談と思えるほど一つの物語として纏まっていてギャグあり感動ありの一つの映画として仕上がっていました。

私と同じ状況の人がどれ位いるか分かりませんが、ちょっとだけハイキューを、かじっていて実際には見た事がない人がいたら、前半飛ばして後編だけ観て、足りない部分はwikipediaで補完すれば2期に問題なくついていけるんじゃ無いかなと思います。

総集編の中でも、良い方に入る総集編でした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 4

73.9 12 総集編アニメランキング12位
劇場版総集編 メイドインアビス【前編】旅立ちの夜明 (アニメ映画)

2019年1月4日
★★★★☆ 4.0 (77)
525人が棚に入れました
 隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。
「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』呼ばれるようになっていった。
 アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い、こっそり連れ帰るが…

声優・キャラクター
富田美憂、伊瀬茉莉也、井澤詩織、大原さやか、豊崎愛生、田村睦心、沼倉愛美、塙愛美、村田太志、坂本真綾
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

舞台挨拶に行ってきました

劇場版総集編2作のうち前編です

最近は総集編と言いつつ
新作カットがたっぷり入ってたり
今までの映像の使いまわしでありながら
ストーリー的にはほとんど新作
みたいな劇場版も多いのですが
これに関してはリコの両親がらみが
ちょっと追加されてる程度で
ほとんどTVアニメからそのままです

真新しいものがないなら
別に観なくてもいいかな!
なんて思った方には少し待ってほしい
確かにTVアニメからの追加分はほとんどありません
だからメイドインアビスにどっぷりハマってる方もしくは
TV版は観てないけどメイドインアビスが気になる方
以外にはあまり得るものが多くない作品のように見えます

しかしそれはこの作品を後々家庭で鑑賞する場合の話
メイドインアビスはTV版の時点で既に
劇場版かと見紛うようなクオリティの作品でした
それを映画館の大スクリーンと音響設備で観れる
というのはもうそれだけでお金を払う価値があると思います

私はTV版1話も先行上映会に観に行っていたのですが
1話ラストのアビス全景が映るシーンは
幻想的な音楽と圧倒的スペクタクルに鳥肌が立ちっぱなしでした
もちろん居間でのんびり寛ぎながら見るのも
それはそれで悪くない視聴環境ではあるのですが
メイドインアビスの世界をよりはっきりと肌で感じたいなら
やはり劇場まで足を運ぶしかないと感じました

今回の前編映画はTVアニメで言うと8話まででしたが
その中でもアビスの絶景に始まり
劇場を震わせる大音量の火葬砲
不気味な笑みを張り付かせたドアップの不動卿など
これは劇場に足を運ぶ価値があるなぁ
と思わせるだけの仕上がりになっていました

TVアニメを見て気に入った方ならば
劇場で振り返ってみるだけの価値はあるのではないでしょうか?
もちろんまったく作品に触れたことがない人でも
問題なく楽しめるつくりになっていますので
レビューを読んでみてちょっと興味がわいたよ
なんて方も是非どうぞ

~・~・~・~・~・~・~・~舞台挨拶レポート~・~・~・~・~・~・~・~

舞台挨拶の様子をざっくりと
{netabare}
富田美憂

TV版1話先行の時はまだ高校生でしたが
1年半ですっかり大人になった印象です
あの時は外見も中身もザ・クソガキってかんじで
まぁでもそのざっくばらんな感じが
リコ役にはうってつけなのかなぁ?
なんて思ったものですが
今回は容姿もトークも別人のように落ち着いてました
声優としてはどうかわからないですが
人間としてすごく成長した感じがしました
若いながらも社会人として立派に仕事をしているわけですから
自然と身についてきたものなのかもしれませんね

伊瀬茉莉也

今回の総集編では
新規に録ったボイスはそこまで多くなかったそうです
そんな中で自発的に録りなおしたセリフがあったそうな
ナットたちとの別れのシーンで
絵だけの状態で録ったため
後からついた強風のSEが
自分が思っていたよりも強く
この強風の中で出す声なら
もっと張り上げないと届かない!
ってオンエアを見て思ったそうです
周りの声優陣からも
OK出てるセリフに自分からリテイク要求する人初めて見た
と驚かれており
そのプロ意識の高さに感心させられました

井澤詩織

今回の劇場版前編はTV版8話まで
ラストにワンカットだけナナチが映りましたが
今回ナナチにセリフはありません!
つまりはしーたむ出てませんw
TV版1話先行の時同様
出てない作品の舞台挨拶に駆り出されるという
なんとも度し難い状態でしたw
当然アフレコにも参加してないわけですが
アフレコ現場に差し入れを持って行ったそうで
その話でキャスト勢と盛り上がってました
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あこがれは止められない

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版は視聴済です。
第1話から第7話Aパートまでを再編集し、新規カットが追加された構成になっています。
1話23分と仮定すると、TVアニメ版の放送時間の合計は約150分です。この前編の上映時間は約120分であることを踏まえると、カットされているのは30分程度なので、ほぼ本編と同様と捉えても問題は無いかと思います。
ですが、もし最初に視聴するなら、やはりカットされていないTVアニメ版をお勧めします。

劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」の視聴にあたり、TVアニメ本編を再マラソンしようと思いましたが、どうせ視聴するなら新規カットを加えた劇場版の方が良いと思い視聴に至っています。

TVアニメ版を視聴した際、第一印象はキャラデザは普通だと思いましたが、圧倒的に緻密で繊細な背景の作画と、独創的な音楽が強く印象に残っています。

TVアニメ版を視聴しているので、内容はほぼ覚えているつもりでしたが、それでも涙腺は緩んでしまいました^^;
この作品の特徴の一つとして、「人との出会いをとても大切にしている」ことが窺えると思います。
良い出会いだからこそ、別れが辛くなる…
しかも、リコとレグの旅は片道切符であることが余計に拍車をかけるんです。

序盤の孤児院のみんなとの別れのシーンもでしたが、あきちゃん演じるマルルクとの別れのシーンは何度見ても心にグッときます。

あと外せないのは、とみたんの演技だと思います。
私がとみたんを知ったのは2016年に放送された「アイカツスターズ!」の虹野ゆめを演じたときですが、本格的に推し始めたのは2017年から…
「ガヴリールドロップアウト」のガウちゃん、「ひなこのーと」の夏川くいな役を経て、この「メイドインアビス」のリコ役を演じたのですから、気になるのも仕方ないかと思います。

その他の感想は基本的にTVアニメ版と一緒なので、TVアニメ版のURLを貼り付けておきます。
https://www.anikore.jp/review/1726205/

物語のラストにチラッとナナチが映っていました。
これからリコとレグの旅は一層過酷さを増していきます。
そこにナナチの物語が絡んでくるのですから…
TVアニメ版ではナナチにたっぷり泣かされたのを覚えています。
今回はどうなるか…自分でも楽しみです。
引き続き後編を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 16
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アビスの世界、リコとレグ、大画面でリピート

 総集編だけにTV放送の場面そのままが結構目立ったけど、劇場スクリーンならではの迫力、うまく話が初めて見る人にもわかるようにまとめられていたです。

 一番最初は、新作カットかなぁだったです。{netabare}ナレーションによるアビスの説明の見覚えがない場面、リコが生まれる前におけるリコを宿した母親ライザの登場がTV放送で、確か見覚えがなかったと思うです。夫のトーカも初めて見た気がするです。{/netabare}

 その後、TV放送でも見たことのある進行になったです。うまくまとめられているため話は分かるようになっているけど、細かいいきさつは、TV放送の方が良いと思うです。

{netabare} やはり、火葬砲の凄さの披露、シーカーキャンプでの出来事がメインになっていたです。マルルク何か、可愛いです。{/netabare}見たことのある場面とはいえ、マルルクの見送りのシーンが印象深いです。

 OP、EDは劇場使用のようで、リコとレグの歌とは違った良い感じです。次回、再び見る知られているあのキャラの登場、ワクワクするです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 14

69.7 13 総集編アニメランキング13位
劇場版総集編 オーバーロード 不死者の王(アニメ映画)

2017年2月25日
★★★★☆ 3.7 (78)
496人が棚に入れました
テレビシリーズの劇場版総集編として上映される。
前編後編の二部構成になっており、「不死者の王」は前編である。

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、沼倉愛美、五十嵐裕美、白熊寛嗣、子安武人、M・A・O、渡辺明乃、村瀬歩、谷育子、ゆきのさつき、悠木碧、稲葉実、興津和幸、花江夏樹、田村睦心、竹内良太
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

まあ、総集編なんだけど、やっぱり面白いな♪

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
遅ればせながら、オバロ2期を観るため、復習と予習をかねて。

1期の記憶は大分薄れ、大まかなストーリーやキャラは頭に入っているものの、こまかいやり取りやカット割りなんかは忘れてるんで、普通に新鮮な気持ちで楽しめました。かなり長い劇場版だけに、ほとんど破綻なくストーリーが流れていました。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
シャルティアの精神支配から、ワールドアイテムのクダリだけ分かりにくかったけど、あとは、スムーズにストーリーが流れていた印象。

詳しくは、「オーバーロード」や「ネト充」のレビューに書いたけど、ギルドマスター=ギルド最強 とは限らないから、対シャルティア戦で男の矜持を感じて浮かれるアインズに、感情移入。

ここまで気持ちが良い主人公最強系は、なかなかない。多分、アインズが悲しみや寂しさを背負っているからかな。

さあ、2期、GW中に楽しもう♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 25
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

第2期が待ち遠しい!

原作未読。TVアニメ第1期は全話視聴済み。

劇場版第1弾の本作『不死者の王』は、TV版の総集編の前編。
{netabare}ハムスケを支配下に置いたモモンが、エ・ランテルに帰還するまでが描かれている。{/netabare}
TV版の総集編である以上、物語は少々割愛されている。
しかし、逆に不足部分を補完する追加シーンが加えられ、『これはこれで分かり易い」ストーリーになっている。

劇場版第2弾の『漆黒の英雄』は、TV版の総集編の後編。
 《こちらの作品は、作品の登録がまだみたいなので、こちらでレビューしますね》
{netabare}ナーベVSカジット、モモンVSクレマンティーヌ戦から、シャルティア戦までが描かれる。{/netabare}
前編同様、TV版より割愛&追加はあるが、これはこれで分かり易くまとめられている。

TV版では2話にまたがっていたシャルティア戦が、繋がっていて一気に見れたのは、とても良かった。

第2期が待ち遠しい!

投稿 : 2024/06/08
♥ : 20

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

魔王さま、映画になる!の巻(丶´iii`)

TV放映を再編集した『オーバーロード 不死者の王』
前編“不死者の王”後編“漆黒の英雄”と分かれてます。
本編が面白かった!というナザリックの一員には
オススメです。総集編だから敬遠してる方は勿体無いかな?
と思ったので良さをネタバレ無いように少々↓

劇場が前編117分+後編108分=225分
本編がOPEDカットで、21分×13話=273分

実は48分しか違いません(ズレはあるでしょうけど

本編で印象的なシーンはほとんどやります。
新規カットや新録、SEやBGMのタイミングも変わってるので
意外と新鮮な気持ちで見られるかもしれません。

マイナス面はいくつかエピソードの大幅カットが
あるので、1本の映画として観ても違和感はないですが
本編を見てからのほうがより楽しめます(╹◡╹)ショウガナイネ

オマケや2期に向けての伏線も見どころです。

2期楽しみですね!早くみたいです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 12

68.5 14 総集編アニメランキング14位
機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光(アニメ映画)

1992年8月29日
★★★★☆ 3.7 (163)
1175人が棚に入れました
ロボットアニメの一大ブームを巻きおこした「機動戦士ガンダム」のアナザーストーリー。OVAシリーズ「機動戦士ガンダム スターダストメモリー」を再構成し、新作映像も追加している。ジオンと地球連邦の1年戦争が終結して3年。突如としてデラーズ・フリートと名乗る組織が地球連邦に宣戦布告してきた。目的はジオンの復興、そして連邦の滅亡だ。彼らは星の屑作戦を敢行するため、モビルスーツのテストパイロット、コウ・ウラキの目の前で、ガンダムの試作機を奪取する。

声優・キャラクター
堀川りょう、佐久間レイ、大塚明夫、山田義晴、伊倉一恵、真柴摩利、大塚周夫、小林清志

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最終戦だけ観るならOVAより劇場版かと。

物語の解説は『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のレビューを参照してください。
ちなみに私の書いたものは偏りすぎで参考にならないので、他のレビュアーさんのを読むのが吉。


全13話の本編OVAを120分に纏めた、92年公開の劇場作品。
本編前半のエピソードが容赦なくカットされて、終盤の宇宙戦に特化した構成になっています。

特に最終戦には尺の4割以上を割いているので、本編に遜色ないレベルで描かれていますし、
BGMの使い方がより効果的で、引き締まった緊迫感のある戦闘シーンが楽しめました。

キャラの台詞回しは全般的に劇場版のほうが力が入っていて、
例のガトーの名言はOVAより遥かに魂こもってます。微妙な違いですがそう感じます。
ガノタ以外にとってはどうでもいいこの一言が聴けるだけでも、劇場版に価値ありだと
勝手に思っています。 ガトーCVの大塚明夫さん、本当にありがとうございました。

身震いする程嫌いだった本編のラストシーンがカットされているのも良かった。
この結末の方がガンダムらしくていいと思いますが、
あまりにも救いのない終幕となったので、この辺は評価のわかれるところでしょうか。


劇中で適時ナレーション入れてくれるので、本編を観ていなくても置いてきぼりにはならないですが、
総集編と呼ぶには編集のバランスが悪いと思いますので、やはり本編OVAを観た方が無難。

中途半端に終わらせてしまうエピソードや、いつの間にか消えてるキャラもいたりして、
バランスが悪いだけでなく、編集そのものも上手とは言えません。
「最終戦だけ観るなら」という条件付きでしかお薦めできないのが残念。

個人的には幾つかOVAより良い点を見い出せたので、これはこれで手放せない作品ではあります。


以下余談

VHS版での感想なので、台詞やBGMに関してDVD・BD版はどうなっているかはわかりません。
主観ですが、宇宙世紀シリーズをDVD・BD化する際の音源リテイクは、
BGMもSEも台詞回しもとかく悪い方向へ行く事が多いようなので、本作もかなり心配です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 7

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

0083と言えばこれです

実はOVAの方はいまだに全話見ていず、この劇場版の再編集のものばかり何度も繰り返し視聴しています。最近コミックでもメディア展開していますが、それも正直私には失望を禁じ得ないです。やはりこの再編集ではありますが、「ジオンの残光」よりいいものはないと思います。というか、ガンダムは私にとってはこの一作が一番頂点で、他の作品はあまりいいと思えません。それぐらいこの再編集版にはほれ込んでいます。歳月がたち、古くなってもおそらくこれは不動だと思います。

再編集だからあらすじがはしょられていたり、雰囲気で流されているエピソードもあります。しかしラスト10分間で、それらの雑事はどうでもよくなります。それぐらい演出もいいし声優さんたちの演技もいいのです。ニナがひどい女性だと思う人もいるでしょうが、私は彼女に同情します。ラストでニナとコウの再会が描かれていず、別れたままなのも大人向け映画という感じです。このビターな感じが私には最愛なのです。この先この「ジオンの残光」よりもいい作品がもしガンダムで出て来たら、その時は本当に残念に思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 4

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

観る価値はある

テレビ版でも同じであるが男の信念を感じる作品。
ガンダムシリーズが好きな方は、観る価値はある。
既に観ているとは思うが・・・。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 3

66.0 15 総集編アニメランキング15位
劇場版シドニアの騎士 KNIGHTS OF SIDONIA(アニメ映画)

2015年3月6日
★★★★☆ 3.9 (104)
778人が棚に入れました
対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)に太陽系を破壊されて千年。脱出した人類の一部は、巨大な宇宙船シドニアで、繁殖しながら宇宙を旅していた。生まれてから地下でひっそりと暮らしていた少年・谷風長道は、衛人(モリト)と呼ばれる大型兵器の訓練生となり、歴史的名機・継衛(ツグモリ)の操縦士となる。長道が初めて異性を意識した少女、星白閑。初めて友達となった男でも女でもない人間、科戸瀬イザナ。長道の能力に嫉妬を覚える岐神海苔夫。寮を取り仕切るクマ型の寮母、ヒ山ララァ。宇宙船シドニア における"日常"の生活―恋、喧嘩、仲間との会話は明日も続くはずだった。再び奇居子(ガウナ)が現れるまでは…。百年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は、何を選択するのか?人類の存亡をかけた戦いが今、始まる―。

声優・キャラクター
逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、森なな子、本田貴子、鳥海浩輔、佐倉綾音、阪脩、小山力也

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

【世界は"コレ”を待っていたという感すらある近年最大のビッグバジェット】これが限定上映とはモッタイナイ(>_<)

ハリウッドからも注目を浴びる漫画を原作に、インターナショナルな活躍を続ける日本のスタジオが3DCGで制作した2014年春期に放映されたTVシリーズ第1期『シドニアの騎士』
そしてこのオンエア版に新規カットの追加やカメラアングルのリテイクをしたセルディスク用のディレクターズカット版
さらにこれを再編集して約130分に押し込めた総集編映画が今作です
鑑賞料金が一律2000円という聞いたことのない数字でした(爆)


総集編ということでストーリーは主に主人公タニカゼ・ナガテと、彼と儚いラブストーリーを描くホシジロ・シズカに焦点が当てられております
ですから映画としての完成度がとにかくハンパない
普通に「SF映画を1本観た」という満足感があります
よく「TVシリーズや原作を知らんとツライ」とか言いますが今作に関しては【1㍉たりともそんなことはありません】
シドニア好きも初見さんもオールウェルカムです


アニメ版のキャラデザは“原作に準拠して作ったモノ”と“露骨にあざとく作った萌え絵”をハイブリットして完成させたことは有名ですが、これをやる必要性ってのがこの作品結構“青春ラブコメ”の要素があるんですよね
ホシジロが可愛く、いや“くぁわいく”見えるように作ったというのですからスタッフ実にGJです
あなた方の判断は素晴らしかったbと、そう褒め称えたい


ほぼプレスコ、というキャストの熱演も素晴らしいじゃないですか
謎の宇宙生物との血で血を洗う死闘というシリアスなストーリーを引き立てる声を枯らした熱演
さらに日常パートでの落ち着いた声とのギャップが物語のコントラストを一層強くする
奇しくも主演の逢坂良太、洲崎綾は声優アワード2014新人賞の受賞者です
裏を返せば今作が受賞のキッカケともいえますね


劇場版ということで、そもそもスクリーンサイズのクオリティで作られている戦闘シーンなど画面の魅力もさることながら、一番注目したいのがやはり音です
スーパーウーファーがぶち破れんばかりの低音域音圧がめちゃくちゃデカイ今作の効果音
ロケットの噴射とか射撃の発射とか、そういった音のズン!とした迫力が凄まじいです
そして物語の後半を盛り上げる重厚感と高揚感に満ちたダイナミックな劇伴もまた然り
いや~、まさに劇場でこそ味わえるというか【これこそが本当の『シドニア』】なんじゃないでしょうか


ラストを〆るのはangelaによって今作用に書き下ろされた主題歌で、これがTV版主題歌とは真逆のピュアなラブソング
ナガテとホシジロの物語に一区切りが付いたことを感じさせます


半ば第2期への宣伝がてらに作ったとはとても思えません
こんなに素晴らしい1本を一部劇場で2週間限定上映とは実にモッタイナイ;
もしお近くの劇場で公開されている方がいらしたら是非に観ていただきたいです!


最後になりましたがオイラ、今作のキャラは全員大好きなんですが、、、
【イザナ君ほんとに大っ好きなんすよ!(´д`)ハァハァ】

投稿 : 2024/06/08
♥ : 26
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

物語を改めて振り返り、深まる謎を整理する…。

近所に上映館がなく、やむを得ずレンタル鑑賞した本作。
改めて上映スルーした映画館に対する恨み節が沸いてくる結果に(苦笑)
内容は130分余りの尺に、1クールアニメを収めた総集編ですし、
大画面についても、最悪、画面に近づいて見ればどうとでもなります(←負け惜しみw)

けれど本劇場版は追加カット、別アングル等も交えて強化された映像と
より洗練されたサウンドとの融合が大変素晴らしい。
こればかりはステレオが上限の我が家ではどうしようもない(苦笑)
映画館の立体大音響で体感したかったなぁ…と見ながら後悔しまくりました(泣)

『シドニア~』は各話の切り方、次話へのつなぎも上手かった作品。
それだけに、それを一本の映画に収めると、どうしても切れ目も感じられます。
(例えば{netabare}TVで戦闘結果を知って愕然として、次回へ続く引きの演出とか。{/netabare})

それらを差し引いても、本作で物語を俯瞰することには意義があると思いました。
特に主人公。{netabare}地下の米泥棒からシドニアの騎士へと覚醒していく、{/netabare}
その軌跡を一気に振り返ると、彼自身が物語の鍵であることを再確認できます。

各シーンを短時間で見ると、何気ないSF設定説明が、
効果的な伏線になっていたことに気が付いたりと、
脚本の完成度の高さを実感しました。
遠目に整然としたプロット構造を眺めるとうっとりしちゃいます(笑)
TVアニメ二期への期待も高まる有意義な体験となりました♪

その上で、物語の綺麗な本筋から浮きまくり、
脈絡もないくせに、絶妙なタイミングで放たれる、
弦打(つるうち)の光合成級のボケを喰らうと、
TVアニメ版以上にツボにはまります(笑)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 19

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

映画 シドニアの騎士

2021.1.31 視聴完了。

本編を見たのが、随分前のことで
忘れている部分を確認できて良かった。

この映画はTVアニメの総集編とのことだけど
内容は濃くて面白いので見る価値はあると思います。

口説き文句の「一緒に光合成しよう!」を聞いて
両方いっぺんに済ませて効率いいなと思った私は
ちょっとまずいかも(*´罒`*)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 8

75.9 16 総集編アニメランキング16位
劇場版総集編 メイドインアビス【後編】放浪する黄昏(アニメ映画)

2019年1月18日
★★★★☆ 4.0 (79)
579人が棚に入れました
 隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴「アビス」。深く巨大なその縦穴には奇怪な生物たちが無数に生息し、現在の人類には作ることのできない貴重な遺物が眠っている。
 偉大な探窟家だった母の後を追いアビスの奥へ旅立った少女リコとロボットの少年レグは、互いに支え合いながら様々な困難を乗り越え、深層へと進んでいく。
 やがて絶体絶命の危機に陥った2人の前に、長い耳を持つぬいぐるみのような不思議な生き物ナナチが現れ…

声優・キャラクター
富田美憂、伊瀬茉莉也、井澤詩織、大原さやか、豊崎愛生、田村睦心、沼倉愛美、塙愛美、村田太志、坂本真綾

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

放浪する黄昏

総集編の前編から引き続きの視聴になります。

本作品を完走して改めて思ったこと…
深界四層に到達し、タマウガチの衝撃を受けるまでのリコとレグの旅は強靭な幸運に守られていた、ということです。

序盤こそベニクチナワに襲われましたが、そこら彼らの旅は順風満帆そのもの…
殆ど敵らしい敵に遭遇することなく、深度7000mから12000mの深界四層までやってきたのですから…
二人の選択したルートがたまたま良かったのかもしれませんが、これまで数多くの探窟家が命を落としてきた中、赤笛の二人がやってのけるなんて、まるで奇跡みたいです。

ですがタマウガチの襲撃は二人にとって災難な出来事になりましたが、結果的にこの襲撃が無かったら…リコがタマウガチの毒に侵されなかったら、きっとナナチとの出会いは無かったと考えると、結果オーライだったのだと思いました。

リコとレグにとってのナナチは、奈落の中で見つけた天使の様な存在だったのではないでしょうか。
絶対絶命のピンチのところ、身体面に加え精神面も救ってくれたのですから…

ナナチとミーティーの足跡は何度見ても涙腺が緩みます。
ボンドルドの研究って、本当に探窟家の役にたっているのでしょうか?
それにナナチとミーティーが受けた実験…あの結果がどの様に役立っているか、皆目見当がつかないのがモヤっとする気持ちを助長させます。
そんなナナチとレグがWin-Winの関係にあったなんて、なんという巡り合わせなのでしょう。

私がナナチの立場でも、きっとレグの能力を知ったら同じことを依頼すると思います。
そのままミーティーを置き去りにしてしまったら、魂を永遠に縛り付けてしまうことになると思うと、居ても立っても居られなくなると思います。
やっぱり本来魂の帰る場所があるなら返してあげたいと思いますよね。

その他の感想は基本的にTVアニメ版と一緒なので、TVアニメ版のURLを貼り付けておきます。
https://www.anikore.jp/review/1726205/

物語のラストにボンドルドとその娘の姿がチラッと映っていました。
劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」の公式HPのトップページにも
二人の姿が映っていることからも、今度の物語のキーパーソンになるのでしょう。
サブタイトルの「黎明」は、ボンドルドの「黎明卿」から取っているのでしょうから…

本作品はPG12指定でしたが、完全新作劇場版はR15+に引き上げられましたよね。
今回も見ていて痛みを感じるシーンが結構ありましたが、きっと今度の劇場版はこれまでより痛みのレベルが高いんでしょうね…

これで完全新作劇場版を視聴する準備が整いました。
引き続き視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 16
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

こちらも舞台挨拶へ・・・

劇場版総集編2作のうち後編です

基本的にTV版の終盤をほぼそのまま使っている感じです
私はイベ被りで観に行けてないですが
最終話1時間SPは劇場で最速上映会があったので
そこでの映像にその前の部分をダイジェスト化して繋げた感じのようです

TV版を見ている
前編を見ている
原作漫画を読んだ

のどれかに当てはまらない人は
基本的にお勧めできません

前編は少年少女の冒険譚として
TV版から名シーンを切り取って
TV版の3倍ワクワクドキドキする作品でした

それに対して後編はTV版の3倍

痛い・・・
苦しい・・・
辛い・・・
哀しい・・・

前編の時は楽しく舞台挨拶まで見終えて
かぐや様の先行上映に向かったわけですが
日程がずれていて後編の後にかぐや様だったら
とてもギャグ作品を楽しめるような状態じゃなかったです・・・
もうその日一日上昇負荷で廃人になったような状態で
まさにハートフルぼっこファンタジー(伊瀬茉莉也命名)でした

娯楽作品としてはあまりにも上昇負荷がきつすぎるので
むしろそれこそこの作品の醍醐味なのは理解しつつも
物語の評価を4.5とすることにしました
観に行く際はその日一日何も手につかないのを覚悟のうえでどうぞ

さて、TV版になかった追加シーンとして
最後にボ卿が出てくるシーンで
プルシュカとの絡みが追加されています

こ・・・この声は!?
水瀬いのり!

この先彼女に待ち受ける過酷な運命を知らなければ
ただの仲睦まじい親子の姿にしか見えないシーンですが
なまじ先を知っているだけに
プルシュカの愛らしい姿と声に戦慄しました・・・

TV版は前半と後半で雰囲気に激しい落差があり
OP・EDは中盤以降の展開には
はっきり言って合ってない状態でしたが
今回のEDは当然ながら終盤の展開に合わせて作られており
作品の閉めに相応しい1曲でした

~・~・~・~・~・~・~・~舞台挨拶レポート~・~・~・~・~・~・~・~

上映後舞台挨拶にて・・・
{netabare}司会のおねーさん(カドカワのP)

司「皆さんおはようございまーす」
客「ぉ…はょぅ…ざ…」
司「あ、思ったより元気ですね♪」
お前は鬼か!

富田美憂

今回のアフレコでは
一か所だけセリフの録り直しがあったそうです
それはベニクチナワとの再戦シーン

あの辺は今回の総集編で
極限まで尺を削られてるので
削った絵に合わせて録り直す必要が出たんでしょうね

伊瀬茉莉也

本編の放送の時と総集編を見た時で
泣けるポイントが変化したと言って
劇場版で泣けるポイントとして挙げたのが
リコが目を覚ます直前のミーティとのシーンだそうです

後編は泣けるシーン目白押しですからねぇ

他に面白かったのは
試写会で監督と会話した時の話

EDまで観終わった監督が一言
「この音楽はずるいなぁ
いろいろ頑張って作ったのに
ED曲が全部持ってっちゃった」
確かにあのEDはきれいにハマってましたねぇ

なお、今回録り直しは
息遣いなど言葉以外の部分だけだったそうです

井澤詩織

登場しての挨拶

「んなぁ・・・
お前ら泣いてんのかよ
しょうがねぇなぁ
おいらがモフモフさせてやるよ」

あ・・・ありがとうございます(-人-

ラストシーンのプルシュカの話になって

井澤「すごいだろ!水瀬いのりだぞ!人気声優だぞ!」
伊瀬「あんたもだよ」
井澤「あ・・・ありがとう(///ω///)」

不意打ちに弱いしーたむw

今回録り直しは一切なかったそうです
つまり前後編あわせても取り直しなし
アフレコはシュークリーム差し入れただけだったそうです

なんてこったw
ギャラ発生する仕事舞台挨拶だけかよ!{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 15
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ナナチ加えて次の旅へ、大画面でリピート、リピート +

 マルルクの見送りから、さらに先へと始まる後編だったです。

 知られている展開ではあるけど、リコのピンチ到来、ナナチ登場は、見始めて意外と早かった印象です。

 TV放送も含めて何度見ても、ナナチとレグのやり取り、ナナチとミーティの衝撃の過去には、感慨深いものがあったです。

 キャラデザと世界観とギャップのありすぎるR12指定されたと思われるあのシーンは、仕方ないと言われればそうかもなのです。{netabare}上昇負荷や毒によるリコの損傷、腕の骨を折る場面その後、特にはミーティが慣れ果てに変わる場面、実験された無残なミーティの姿だったと思うです。{/netabare}TV放送で見たときも、深夜放送でなかったらと思ったです。

 にしてもナナチとの出会いが、これから先の冒険を大きく変えるだろうと思わせる、大きな起点になる必然だったと今でも思うです。

{netabare} 印象に残ったのは、TV放送でもお馴染み、永遠に生き続けなければならない呪いを受けたミーティとの別れだったのでは!です。
 ナナチがいなくなったとしても、生き続けなくてはならないミーティ。ミーティを苦しまず殺す方法を探していたナナチ。ではあったはずだけど、いざその時が訪れたときのナナチのためらいは、何か以上にやるせない悲しみがあったです。泣き崩れるナナチとレグの姿は、いたたまれなかったです。

 回復したリコに一緒に来てほしいと頼まれたナナチ、決断し今まで暮らしていた住み家を眺めた姿は、何を思うのか?だったです。{/netabare}

 リコ達の冒険支度場面は、私の記憶が確かならばTV放送となんか違う?気がしたです。音楽は違っていたと思うです。EDの音楽もどこか神秘的で序盤の方で「あああああ~」と女性が歌っているのか?うなっているのか?わからないけど良かったです。

{netabare} にしてもナナチとミーティを慣れ果てにした張本人ボンボルド、偽善をおよそい子供を実験台にしか考えない、正当化するどこか不気味な姿には、憤りがありすぎるです。最後の最後にでてきた、TV放送に登場しなかったボンボルドをパパと呼ぶ謎の少女プルシュカは、{/netabare}これからあろうメイドインアビスの続きにどうかかわるかみたいで、とにかく「私、気になります」です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 9

65.7 17 総集編アニメランキング17位
DEATH NOTE-デスノート リライト2 Lを継ぐ者(アニメ映画)

2008年8月22日
★★★★☆ 3.8 (156)
1153人が棚に入れました
「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という力を持つ、死神が落とした恐るべきノート・デスノート。
天才的な頭脳を持ち、退屈を持て余していた高校生・夜神月(ヤガミ・ライト)がそれを拾った時から、すべては始まった。デスノートを使って、世の中に溢れる犯罪者たちに次々と死の制裁を下していく月(ライト)は、いつしか「キラ」と呼ばれるようになる。
果たして月=キラは、世界を救う救世主なのか。それとも独裁的な殺人者なのか。
キラを崇拝する者、その行為を否定する者。世界は大きく揺れ動いていく…。
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ゲームを始めようか。

【一言紹介】
ノートを使いこなす頭脳がないと
話にならない。

【評価的なもの】

面白いとも思うけど、
好きとは違うから評価しずらいので
こんな感じ。

【ゅずわーるど特別編】
【頭を使うゲームの紹介】
{netabare}
【あらすじ】
ある家族が国境を超えるために
ボートを使って
川を渡らなければいけません。
家族みんなで
国境を超えてください。

【ルール】
・ボートは父、母、執事しか動かすことができません。
・ボートは操縦者いれて2人しか乗れません。犬も一人として数えます。
・ボートは操縦者が乗って行ったり来たりしないといけません。
・誰一人として死なせてはいけません。

【家族構成】
父→ボート運転できる。母がいないと娘2人を殺害します。
母→ボート運転できる。父がいないと息子2人を殺害します。

息子2人
娘2人

犬→執事がいないと家族に噛みつき、家族を殺害します。
執事→ボート運転できる。

【やり方】
紙を○に切って家族の名前を書いて
動くように。
鉛筆を横向きにおき、境界線を作る
って実際にやると
わかりやすいです。


○◻︎

========
☆ ▲ oo 00

って感じで



【答え合わせ】
{netabare}
①執事と犬で渡る→犬を置いて執事戻る
②執事と息子または娘一人で渡る→犬と執事が戻る

③②で息子を連れていった場合は父が息子2人目、娘の場合は母が娘2人目で渡る→渡った父または母が戻る

④母と父で渡る→向こう岸に息子2人なら父を置いて母戻る、娘2人なら母を置いて父戻る

⑤執事と犬で渡る→④で向こう岸にいる母または父戻る

⑥⑤で父なら息子、母なら娘と渡る→執事と犬戻る

⑦執事と息子、娘の2人目が渡る→執事戻る

⑧執事と犬が渡る

でハッピーエンド☆
こんな家族は嫌だけどね。
昔、教えてもらった頭を使うゲームでした

{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 18
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

※)注意 あくまで総集編です。

前編後編2部構成。
後編にまとめて感想を書きます。

TV版37話の総集編です。
決してリライト(書き換え)ではありません。
再編集です。
その辺、お間違えなく。

新作カットもわずかに存在します。
特に冒頭とラスト。
後編冒頭の前回のあらすじはなかなか楽しいものがありました。
エルがかわいいのでこれは必見です。

さて、本編レビューは変則だったのでここで正当レビューを。

名前を書くと死んじゃうノート。
つまりはデスノート。
死神の持つこのノートを人間が利用すると・・・
普通は私利私欲で使うのに、主人公ライトは理想に燃えて使用します。

「新世界の神になる。」
{netabare}その思いあがった考えがどのような結末を招くか容易に想像がつきますね。{/netabare}
とてつもなくシリアスな完全懲悪頭脳合戦エル対ライト。
それがこのアニメの本質でしょう。

だから、次々に起こる事象にハラハラドキドキ。
BGMのおどろおどろしさと相まって、緊迫のストーリーです。
ちょいと勝手な展開もあるにしろ、するすると観ることができます。
ただし、私的には殺伐としたアニメは好みじゃないので、このあたりの評価です。

この後にはきっとコメディーアニメが見たくなる。
そんな毒をもった作品です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 14

74.2 18 総集編アニメランキング18位
コードギアス 反逆のルルーシュⅡ 叛道(アニメ映画)

2018年2月10日
★★★★☆ 4.0 (121)
935人が棚に入れました
仮面の反逆者ゼロとして、反ブリタニア勢力・黒の騎士団を増強していくルルーシュと、第2皇女ユーフェミアの騎士に任じられるスザク。それぞれに力をつけていく二人に運命の転機が訪れる。エリア11副総督としてユーフェミアが行政特区「日本」の発足を発表したのだ。行政特区日本の実現は、黒の騎士団の存在意義の消失を意味する。状況を打開するため、ユーフェミアとの面会を試みるルルーシュ。しかし、これが新たな悲劇の幕開けとなった。結果的に、黒の騎士団を中心とした反乱ブラックリベリオンは失敗に終わり、囚われたルルーシュは仮面と記憶を奪われた。「ニセの記憶」という檻に閉じ込められたルルーシュ。守るべきユーフェミアを失い、神聖ブリタニア皇帝直属の騎士ナイトオブラウンズの一員となったスザク。二人を中心に世界は再び動き始める。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、千葉紗子、成田剣、水島大宙、若本規夫、井上倫宏、白鳥哲、井上喜久子、皆川純子、南央美、梁田清之、幸野善之、渡辺明乃、中田譲治、真殿光昭、檜山修之、三戸耕三、保志総一朗、後藤邑子、山野井仁、宝亀克寿、私市淳、二又一成、島香裕、かないみか、須藤沙織、緑川光、河城英之介、内田聡明

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年の純粋な思いが、世界を揺るがす悲劇を生む

劇場版「コードギアス 反逆のルルーシュ」三部作の第二部。

この劇場版は、アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の
1期・2期を再構成して作られています。

カットされたシーンや、
それに伴って設定が変更されているシーンも多くあります。

怒涛の第二部…。
ものすごい展開と情報量に圧倒されました。笑

130分ほどの作品です。


● ストーリー
世界の三分の一を支配する大帝国・ブリタニア。
日本はブリタニアの植民地となっていた。

ブリタニアの皇太子だったルルーシュは、
エリア11(かつての日本)で暮らしていた。

ある日、ルルーシュは謎の少女・C.C.(シーツ―)と出会い、
特別な力“ギアス”を手に入れる。

ギアスを使うと、
他人に絶対服従の命令をすることができる。

ルルーシュは仮面をかぶって“ゼロ”と名乗り、
ブリタニアに抵抗する人間を集めて“黒の騎士団”を作った。

ルルーシュは母の復讐と妹の未来のため、
ブリタニアへの反逆を誓う。


一部もおもしろかったですが、
二部はそれを上回る怒涛の展開ばかり。

面白すぎて、
あっという間に時間が経ちます。

日本人もブリタニア人も、
みんなが幸せになる未来が一番のハッピーエンドなはず…。

そこへ届きそうな希望と、
一気に底へ叩きつけられる絶望と。

この落差によってやるせない気持ちになり、
目をそむけたくなることもあります。

しかし不思議なことに、
それが目が離せない面白さでもあって。

TVシリーズだと怒涛の展開を細切れに見ていましたが、
劇場版だと一気に見れるのが嬉しいところ♪

その分怒涛の展開過ぎて、興奮が止まりませんw
収まらない山場に、むしろ戸惑いさえ感じましたww

短い時間で見るには中身が濃すぎるから、
後半は情報量の多さにしんどさを感じたほどでしたww


やはり限られた時間でまとめなければならないため、
大幅に経緯がカットされているところもありました。

まあ、総集編のようなものだし、
詳しい説明は贅沢というものか。

見どころを逃さないように見せてくれているだけでも
十分ありがたいです。


戦争×ギアス。

戦争=やるせないストーリー。
ギアス=“不思議な能力に隠された秘密”というオリジナルスパイス。

この2つが交わることで生み出される興奮は、
この作品ならではの面白さだと、改めて感じました。


● キャラクター
ブリタニアとイレブンによる戦争。

たくさんの人が死にます。殺されます。

彼らには大きな信念と目標がありますが、
ためらいなく人を殺していく姿を見ていると、
全然応援したい気持ちになりません。

誰もが守りたい人を守るために戦い、
守る人を失った怒りや行き場のない想いが
戦うしかないという気持ちを生み出し…。

人は、何かを守るためには、
戦うことしか選べる道はないのでしょうか…。

でもそれが真理なのだろうと、
この作品を見ていて思ったり。

誰かを愛し、守りたいものを持てば持つほど
戦う運命に絡めとられていくのだと…。


声優さんはほぼTVシリーズと同じですが、
劇場版になって変わったキャラもあります。

V.V.の声優は子役のようでしたが、
棒読みがひどい…。

初挑戦だったのか?
周りのベテランの方に比べて、浮きすぎでした。

V.V.は大事なキャラなのになあ。


●音楽
【 OP「勇侠青春謳」/ ALI PROJECT 】

TVシリーズと同じOPですね。

個人的にALI PROJECTの曲は苦手なのですが、
この曲は嫌いではありません。


【 主題歌「The Moon」/ 藤原さくら 】

これまでのOPやEDに比べるとインパクトには欠けますが、
いい曲だと思います。

これから待ち受けているルルーシュやスザクの避けられない運命を
静かに予感させる一曲。

ルルーシュが奥底に一人抱えている
孤独な心を思い浮かべながら聞くと、響きます…。


● まとめ
初見の人にとっては説明が十分とは言えませんが、
かなりわかりやすくまとめられた良作です。

一度見たことがある人ももちろん楽しめると思います。

いよいよ次が最終章。

それぞれの運命が導き出す未来を見届けるのが、
怖いような、楽しみなような。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 17
ネタバレ

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

コードギアス 復活のシャーリー

注意! 完全にネタバレなのでテレビ版~復活のルルーシュまで見た方のみご覧ください。

{netabare}
総集編3部作の中でも、本作は最も大胆に端折っていて、R2の前半がほぼ無かったことに…。さすがにこれで新規のファン獲得は無理でしょう。

しかしそんなのは些末なことです。
本編では会長にセクハラされまくるわ、ルルが好きだけどイマイチ相手にされないわ、父親はルルに殺されるわ、ギアスで記憶がなくなるわ、あげくにロロカスに殺されるわ、とユフィどころではない薄幸の少女シャーリーですが、そのシャーリーが死ななかっただけで本作は許せました。
ユフィは話の進行上死ぬしかなかったけど、シャーリーは死ななくても本筋には全然関係ないことがこの映画で露呈しましたね。それもまた不幸・・・ そういう意味でも、「復活のルルーシュ」エンディングでのシャーリーの笑顔は感慨深く、映画で一番泣けました。

しかし反面、ロロはシャーリーを殺さないのでムカつくところがかなり減って、ルルが殺したいほど嫌っている理由が無く、ルルが一方的に性格悪いだけのように見えました。
そしてジェレミアは、ルルに忠誠を誓うシーンがなくなったので影が薄くなったような…
テレビ版ではジェレミア大好き、ロロ嫌い(だけどロロの最期は泣けた)でしたが、ジェレミア普通、ロロもまあ普通、という評価に変わってしまいました。

…しかし扇だけは不動の最低評価。死ね。{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 8
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ルルーシュとスザクの対峙が主なテーマかなぁ

 一作目の後半と二作目のR2の半分以上?までの内容だったです。これもほとんど、TV放送を再編集して、まとめたような印象だったです。

{netabare} 一作目の山場になるゼロ(ルルーシュ)とユフィの面会の中で、思いもよらないことが起こり、事態は最悪の展開になる所を、再び見れたことは、良かったです。
 それを巧みに利用する、ルルーシュの硬骨さも見ものです。
 VVの登場、スザクによって、ゼロの正体を暴くシーンも懐かしかったです。

 R2の内容に進むとき、ロロが出てくるわけだけども、この劇場版では、ルルーシュの記憶がいつ戻ったのか?TV放送と違って、良く分からなかったです。ロロがどういう役割で、ルルーシュに付き添っていたかはわかるけど・・・・。
 ジェレミアもいつの間にか仲間になっていたように見えたです。ここら辺に{/netabare}詳しく興味ある人は、R2を良く見るようにとのことなのかなぁ?と思ったです。
 ルルーシュ、特にスザクが目立つ感じでそれ以外が、省かれている気がしたです。初めてみた人にとっては、上手い展開だったと思うです。

 新作カットがあったのか?良く分からなかったです。
{netabare} 今後、ナナリーが絡んで、ルルーシュ、スザクがどうするのかは、再び楽しみにしているです。{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 6

61.5 19 総集編アニメランキング19位
弱虫ペダル Re:RIDE(アニメ映画)

2014年9月19日
★★★★☆ 3.6 (46)
291人が棚に入れました
第1期のインターハイでの激闘が新たなかたちで劇場サイズとなる。新編集版となり、新規カットも盛り込まれる予定だ。波乱の開会式、大会の最初の見所の三つ巴スプリント勝負、巻島VS東堂の名勝負など見どころ満載だ。作品を振り返りつつ、新しさも感じさせるものになる。

声優・キャラクター
山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎、前野智昭、代永翼、柿原徹也、日野聡、吉野裕行、阿部敦、遊佐浩二、野島裕史

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「た_と_え_この_か_ら_だ_引_き_ちぎ_れ_て_も」

2013年秋季~2014年春季までの3クールに渡る『弱虫ペダル』第1期の劇場用総集編です


2014年10月からは既に第2期『GRANDE ROAD』の放送も決定しており、改めて第1期を振り返るというものです


箱根学園の眠れる森の美形こと東堂尽八が最大のライバルにして最大の理解者である同じクライマーの巻島裕介(マキちゃん)と小野田坂道(メガネくん)を実家の温泉旅館に招待し、三人がインターハイを回想するという後日談的な新規シークエンスを交えての内容となります
つまり東堂と巻島の掛け合いがメインになっているので二人が大好きな(オイラみたいな)人にとってはそれだけでも十分に面白いわけですw


劇中の語り部3人の中では既にインターハイは過去の事になっていますが、実際は第1期最終回部分までしか描かれておりません
インターハイの勝敗の行方は、素直に2期待て
ってことですね;
(エンドロールバックではチラっと2期の映像が・・・)


さらに坂道が自転車競技部に入るキッカケ、新入生歓迎レース、インターハイ出場選抜合宿などはほぼ丸々カット
各々の選手の経歴、つまり荒北や新開の過去
今泉と御堂筋の因縁にまつわるエピソード等もほとんど語られていません
真波山岳に至っては出番そのものが少ないのでセリフすら僅かしか無い
弱ペダ初心者にはあまりオススメ出来る内容ではありませんね


もちろんインターハイに焦点を当てているだけあって、スプリンター対決やクライマー対決、ゴール争い
そして坂道の猛烈な追い上げ、と抑えるところは抑える
気迫溢れるキャストの熱演と共に存分に味わっていただきたいですね
所々に流れる歴代主題歌もアツい演出です
二期への期待に助走が付く一作に仕上がっておりました

投稿 : 2024/06/08
♥ : 14

すばる☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

RE:

インターハイ1日目~2日目をおさらいする目的の作品でした。

ある日、ある場所で坂道がその事を回想していく形で語られるため、かなり名シーンを端折り、端折り紹介しています。

且つ、歴代の主題歌が所々で使われています。(やっぱり歌いいわ。)

個人的には1話1話、毎回観ていく事で面白さと自転車の魅力が分かると思うので、これは「あの時どうしたっけ?」っていうのを思い出すのにはいいかもしれないと感じました。

あと、Cパートと提供遊びありきで弱虫ペダルだと感じちゃってるので。

というわけで、全くの初見の方、インターハイ編に入る手前までは本編観てからこの作品観てくださいね♪

投稿 : 2024/06/08
♥ : 6

敦賀迷彩 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

期待度高めだったんだけど、、、

総集編だったんだ、、残念でした、、Orz

総集編だったんで、感想ありません(>_<)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 5

61.4 20 総集編アニメランキング20位
劇場版総集編 前編 ハイキュー!! 終わりと始まり(アニメ映画)

2015年7月3日
★★★★☆ 3.7 (41)
258人が棚に入れました
2014年4月から9月にかけて放送されたTVアニメ第1期を総集編前編

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、神谷浩史、田中一成、浪川大輔、吉野裕行、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「揺れる陽炎_すべり出す汗_響きあう声_叩き合う肩」

2014年春~夏にかけてオンエアされたバレーボールに青春を懸ける男子高校生達を描いた『ハイキュー!!』の1~13話を再編集した総集編です
ファンの方には申し訳ないんですがテレビシリーズのオンエア時からあまりオイラの評価は高くありません


『黒バス』もそうなんですが、昨今のジャンプのスポーツ漫画は説明口調が多過ぎて特にアニメ化に不向きだと思います
ソレがイイ、っていう人もいるんでしょうけど;
超主観的ですがやっぱりスポーツ漫画はマガジンですね
この作品もシリーズ中盤から試合が始まるとモノローグがめちゃくちゃ増えて動きや絵で魅せるということをサボり始めます


そんな中でも既に『黒バス』のアニメ化で定評を得ているProductionI.Gが制作を担当
とにかくスタッフが注力しているポイントは二つ
“バレーボールの動きを正確に作画すること”と“試合中のポジションを正確に把握すること”


バレーボールなんてそうそうアニメ化することないですし、バレー経験者のアニメスタッフもいなかったそうなのでかなり苦労されたようですが、序盤はそれこそ躍動感に溢れるカットの連続で褒め称えたい完成度です


具体的に描かれるのは烏野高校に入学してからなので1話の中学生編は触り程度、つまりちゃんと“終わり”から始まってない
それと5~7話の青葉城西高校との練習試合は完全にカットして無かったことに


うーん、個人的にクライマックスは旭が復帰してノヤっさんと仲直りするエピソード・・・新規描き起こしで追加されたシークエンスもありましたし
でもこの映画ではどうしても音駒戦をクライマックスに持っていきたかっため比重が音駒戦に寄りがち
音駒スキーにはこれでいいんでしょうが・・・いやオイラも音駒のキャラは好きですが;
エンドロール後のエピローグはなぜか烏野ではなく音駒・・・コレ誰が主役なんだよオイ


9月には総集編後編が公開され、10月にはセカンドシーズンも始まります
結論から言ってほんのおさらい程度の内容ですが『ハイキュー!!』初心者の方で今更13話全部追いかけられないって方はどうぞ
劇場ってことでシューズがフローリングを蹴る足音や臨場感溢れる劇伴の迫力は素晴らしかったですよ

投稿 : 2024/06/08
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日向 翔陽と影山 飛雄…烏野高校バレー部にて始動!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版は視聴済です。
OVAが配信されていることを知り視聴を始めましたが、やっぱりこのシリーズは熱いですね。

この作品はTVアニメ版第1期前編の総集編になっていますが、秋から第4期の第2クールが始まる前に視聴できて良かったと思っています。
何故ならTVアニメ版第1期はオンタイムで視聴していたので、見たのはもう6年も前のこと…
内容がスッポリ頭から抜け落ちちゃっていましたので…
日向と影山のやり取りは覚えていましたが、正直音駒と練習試合をしていたことは完全に忘れていましたよ^^;

この劇場版は、翔陽と影山がバレー部に入部してから音駒との練習試合までの物語が描かれています。
色々忘れてしまっていたので逆に新鮮に感じたのは、月島くん…あんなに性格と口、悪かったでしたっけ!?
時折ボソッと悪態をつくことはありますが、単純に相手を挑発する人じゃないと思っていたのに…
それと3か月前の試合が起因となった東峰 旭と西谷 夕との確執も忘却の彼方…

でも、この作品一番の魅力は決して忘れていませんでした。
翔陽と影山の凸凹コンビは、今は未だちぐはぐでちっとも噛み合っていませんが、お互いを信頼し合い、いつも全力でプレイする…
そして例え失敗したとしても、絶対折れない心を持ち続け、目はいつだって高みを目指している…
だってもっと上手くなりたい…もっと強くなりたい…
そんな自分の欲求といつだってまっすぐ向き合っている…
そしてこの思いは伝染するだけじゃなく、高みを目指している人みんなが心に抱いています。
だから、たくさんの思いが交錯するんです。

そして清水先輩(マネージャー)は、やっぱりこの頃から可愛かったのを再認識しました。
特にゴールデンウィークの合宿の時に披露したエプロン姿…
めっちゃポイント高いんですけど…

次は、いよいよインターハイの予選ですね。
果たしてどこまで覚えているのやら…
自分の記憶にすっかり自信が無くなってしまいました^^;
まぁ、元からそれほど自信は無いんですけどね^^;
引き続き、劇場版「ハイキュー!! 勝者と敗者」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 6

老倉育 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

1期総集編

入部から音駒戦がメインの1期総集編。結構ざっくりサクサクと進んでいく感じだからハイキュー初見の人はテレビ版から入った方がいい。新シーズン始まるけど数年観てなくて内容忘れちゃった!!という人が観るのはちょうどいい

投稿 : 2024/06/08
♥ : 4

73.1 21 総集編アニメランキング21位
ハイキュー!! コンセプトの戦い(アニメ映画)

2017年9月29日
★★★★☆ 4.0 (32)
228人が棚に入れました
高校バレーを題材にした古舘春一の人気コミック原作による大ヒットアニメ「ハイキュー!!」の総集編劇場版。2016年10月から12月にかけて放送されたテレビシリーズ第3期「ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校」を再編集して新カットを追加。テレビアニメでは描かれなかった決勝戦後の白鳥沢学園高校メンバーの様子などが新規パートとして描かれる。春高予選の準決勝で青葉城西高校に勝利し、決勝進出を果たした烏野高校。対戦相手は、超高校級エース・牛島若利を擁する絶対王者・白鳥沢学園高校だった。牛島の強烈なスパイクや天童の鋭いブロックに序盤から苦戦を強いられることとなった烏野は、ブロックの要である月島の冷静かつ執拗なディフェンスで形勢逆転を狙うが……。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

絶対に…ただでは通さない。

この作品はハイキュー第3期の総集編をベースに新カットが追加された構成となっています。
第2期の総集編をベースとした「ハイキュー!! 才能とセンス」と同じく2週間の限定上映だったようです。


春の高校バレー宮城県予選、決勝戦 。
準決勝で青葉城西を下した烏野が、春高出場を懸けた一戦に挑む。
対するは超高校級エース・牛島若利を擁する絶対王者、白鳥沢。

烏野は試合序盤から牛島の強烈なスパイクに翻弄され、
攻勢に転じようにも天童の鋭いブロックに阻まれてしまう。
これは超えられない壁なのか? 

反撃のカギを握るのは、ブロックの要・月島。
その冷静かつ執拗なディフェンスで、日向、影山も勢いを増していくが……。

両チーム、コンセプトは違えども激しく打ち合う姿勢は一緒。死闘の果て、
最後に笑うのはどっちだ!?


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

この作品は、このシリーズのこれまでの劇場版と同様に約90分の上映時間の作品でしたが、TVアニメ版第3期が1クールで全10話しかなかったので、第2期の劇場版より切り詰めた感覚は少なかったです。

物語は、翔陽、影山と白鳥沢学園の絶対的不動のエースである牛島との出会いから、烏野 vs 白鳥沢の決勝戦の模様…そして新規カットとして、試合後の白鳥沢メンバーの一幕が描かれている構成になっています。

視聴して改めて感じるのは、牛島の圧倒的な強さです。
エーススパイカーとしての技術、パワー、メンタル、体格とどれをとっても一流の部類…
個人競技なら付け入るスキのないタイプです。

でもバレーボールは6人ずつのチームで競い合う団体戦…
王者の存在は絶対的かもしれませんが、それだけで勝てるほど甘い競技ではありませんし、そこに勝利の可能性が潜んでいると言えると思います。

きっと個々人のスキルや能力という物差しで測ると、白鳥沢が烏野を圧倒しているのでしょう…
でも、烏野も離されまいと必死に食らいつくので、思った以上に点差が広がらないばかりか、時には烏野が白鳥沢をリードする場面すら出てくるんです。

ホント、サブタイトル通りこの試合は「コンセプトの戦い」でした。
個々の能力の高い人材を揃え、エースを中心としたチーム構成の白鳥沢と、凸凹でも個性を最大限発揮する総合力で勝負する烏野…
真逆なコンセプト同士がバチバチの試合を繰り広げるんです。
これが盛り上がらない訳…ありませんよね。

ですが、今回の激アツMVPは月島君で決まりです。
淡々、飄々とした性格通りのプレイスタイルで、バレーボールの面白さも良く分からない、頑張るのは疲れるからと敬遠していた彼が激変しましたから…
見た目の違いはそうありません。

ですが、内面は大激変しています。
本レビューのタイトルに起用させて貰った「絶対に…ただでは通さない。」は、試合中の彼の台詞です。
元々こんな台詞を言うプレイヤーではありませんでしたのに…

でも、彼が熱いのは台詞だけではありません。
俯いてコートから走り去る背中を見て、彼の思いが感じ取れないほどの薄情なヤツは一人もいません。
それに常に自分のやるべきことを追いかけている…
彼の変貌っぷりは是非本編でご覧頂きたいと思います。
見ているこっちも血が滾りますから…

引き続き、OVAである「ハイキュー!! 陸VS空」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 9

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

白鳥沢戦 総集編

2020.4.15 視聴完了。

記憶が新しいうちにと思い総集編を見ました。

上手に削ってまとめられていました。
個々の心情等がかなり落ちているので
詳しくは本編を見た方がいいですが
ハイキューを知らない人に勧めるのに
いい内容かと思います。

あと及川の発言に対して「うんこ野郎だな」の返しに笑いました。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 6

73.7 22 総集編アニメランキング22位
コードギアス 反逆のルルーシュ 【Ⅰ興道】(アニメ映画)

2017年10月21日
★★★★☆ 4.0 (133)
957人が棚に入れました
皇暦2017年。神聖ブリタニア帝国の元皇子ルルーシュは、目と脚の不自由な妹とともにブリタニアの占領下であるかつての日本、エリア11で隠れるようにして日々を過ごしていた。しかし、ある事件をきっかけに謎の少女C.C.と出会い、いかなる相手にでも命令を下せる絶対遵守の力“ギアス"を手に入れたルルーシュは、最愛の妹が安心して暮らせる世界を作るために、世界への反逆を開始する。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、千葉紗子、若本規夫、井上倫宏、白鳥哲、井上喜久子、皆川純子、南央美、梁田清之、幸野善之、成田剣、渡辺明乃、中田譲治、真殿光昭、檜山修之

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大事なものは決まっている。だから退くわけにはいかない。

劇場版「コードギアス 反逆のルルーシュ」三部作の第一部。

この劇場版はアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の
1期・2期を再構成し、
さらにその後の物語が描かれる予定になっています。

アニメは1期・2期ともに視聴済みです。

ストーリーはおもしろいから好きなんだけど、
戦争が進むにつれて辛い気持ちになるから、
繰り返し見たくはない作品(´;ω;`)

久しぶりに見ましたが、
やっぱりおもしろいなーと思いました。

相変わらず
やるせない気持ちにもなりましたが(´;ω;`)

130分ほどの作品です。


● ストーリー
世界の三分の一を支配する大帝国・ブリタニア。
日本はブリタニアの植民地となった。

日本は“エリア11”と呼ばれ、
日本人は“イレブン”と呼ばれていた。

ブリタニアの皇太子だったルルーシュは、
エリア11で暮らしていた。

ある日、ルルーシュは謎の少女・C.C.(シーツ―)と出会い、
特別な力“ギアス”を手に入れる。

ルルーシュは母の復讐と妹の未来のため、
ギアスの力を使って、ブリタニアへの反逆を誓う。


ストーリーは相変わらず面白い。

一度見たから展開は知っているけれど、
それでもわくわくしちゃう。

表向きはロボット戦ですが、
内容はルルーシュの頭脳による、清々しいほどの頭脳戦です。

本当は二周目を見るつもりはなかった作品ですが、
劇場版なら手軽に観れるからちょうどいい^^

新規の方にも問題なく楽しめる構成です。
(設定や流れはTVシリーズと異なる部分もあります。)


ルルーシュ&イレブン vs ブリタニアという、
とてもわかりやすい構図。

ルルーシュはイレブンにとって、
正義のヒーロー。

しかし、ブリタニアにとっては、
目的の邪魔をし、
味方をたくさん死に追いやる厄介な敵。

正義や悪は、
どの立場から見るかによって簡単に変わるもの。

戦争なんて場合は特に…。


ルルーシュには、
ナナリー(妹)と一緒に幸せになってほしいなと思う。

だけど、
私にはルルーシュのことを心から応援することはできません。

人が殺し合うことなく、
みんなが幸せになる方法はないのか、と思うから…。

そんな私の思いを作中で実行してくれるのが、
ルルーシュの大事な友人・スザク(♂)。

彼は日本人ですが、力による制圧や抵抗ではなく、
正当な方法で声を上げようと、ブリタニア軍に入ります。

だけど争いを止めるためには、
どうしても戦いが必要。

だからスザクも戦うことを決意する。
自分の正義を貫くために。いつか訪れる平和を信じて。

イレブンと共にブリタニアに抗うルルーシュと、
ブリタニアと共にイレブンの反逆を止めようとするスザク。

そして二人の道はすれ違う…。

そんな切なさがあるから、
私はこの作品を見るとモヤモヤした気持ちになるんだろうな…。


● キャラクター&声優
声優さんは、基本TVシリーズと同じ。
それに加え、新規アフレコという豪華さ。

安定のキャストさんで、
音声だけでも十分楽しめます♪


私のお気に入りは、
スザク(cv.櫻井孝宏)です。

ルルーシュを応援したい気持ちもあるので、
スザクの活躍は複雑に思うところもあるのですが…。

だけどスザク個人は、
自分の信念を貫くかっこよくていい人。

反則だわー(*´Д`)


● 音楽
【 OP「COLORS」/ FLOW 】

1期と同じOP。
流れた瞬間すごくテンション上がりました!

私の中では、
コードギアスと言えばこの曲なのですよね♪


【 主題歌「赤だけが足りない」/ Iris 】

この曲もよかった♪
胸がぎゅっとして、切ない気持ちになりますねー。

インパクトとしては弱かったけれど。

まあ、「COLORS」という名曲を越えるインパクトなんて
難しいでしょうし…。笑


● まとめ
総集編としては、
かなりわかりやすくまとめられた良作です。

もちろん、
展開のテンポはかなり速いですけれど。

絵もTVシリーズの時と比べると
きれいになっています♪

一度見たことがある人も、
初めて見る人も、
どちらも楽しめると思います^^

第二部も楽しみです♪

投稿 : 2024/06/08
♥ : 21
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

表裏一体

総集編的劇場版3部作第一弾。
でいいのかな?
だとすると、TV版の5分の3はカットされていることに。
だから、歯抜けの駆け足?
でも、せっかち派には適しているかもしれません。

月並みな言葉だけど、やっぱり面白い。
2時間ちょっとがあっという間。
スピーディーなストーリーは魅力的です。

{netabare}ルルーシュがダークヒーローだから、まっとうなスザクが悪に見えます。
ホントはスザクの方がまっとうなんだけど・・・
つまりは、正義と悪は表裏一体。
みる角度でどうにでも見える。
そんなことを言わんとしている作品なのかもしれません。{/netabare}

私の好きなキャラは圧倒的にC.C.
大胆不敵な美人で、常に謎の存在です。
そのくせ、ピザが大好きで声が甘ったるい。
そのギャップにやられます。

名言「撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ」
かっこよく聞こえますが、いくら考えても意味がわかりません。
中二病を患ってるやつのセリフってことでいいのかな。
たぶん非難轟々だと思いますが。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 13

リーク さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

テレビ版はものすごく面白かったけど総集編は...

大分前に観に行って、個人的な感想を言うと正直言ってテレビ版と比べると微妙でした。
その理由はカットが多かったからです。総集編だから当然かもしれませんがマオのシーンが全部カットされてたのは残念でした。
テレビ版は毎回次が気になる終わり方をしててバトルシーンも総集編よりヒヤヒヤするので今からコードギアスを見たいという人は総集編ではなくテレビ版を強くお勧めします。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 13

63.8 23 総集編アニメランキング23位
機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズリポート(アニメ映画)

1998年8月1日
★★★★☆ 3.4 (115)
855人が棚に入れました
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート』は、1998年に公開されたアニメーション映画。『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別編』との同時上映作品。
宇宙世紀0079―。ジオン群の秘密兵器アプサラスと接触した8小隊は善戦するも捕獲に失敗。シローは飛び去るアプサラスと応戦中、消息を絶つ…。無事帰還したシローだったが、その間の行動を不信に思った軍は、情報部の女性士官アリス・ミラーに調査を指示。ミラーの巧妙な質問に敵であるアイナへの想いをシローは語り始め、遂には審問会にかけられる。上層部に対し「敵でも分かり合える人間はいる」と主張するが、「君は敵を撃つことができるか?」との高官の問いには答えることができなかった。その答えを見出すべくシローは、仲間であるゲリラの村に潜入した敵との戦いに出撃する…。


声優・キャラクター
檜山修之、井上喜久子、優希比呂、小山茉美、玄田哲章、藤原啓治、藤本譲、高島雅羅

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ストーリーの振り返り

本編第7話後に主人公が女性士官にこれまでの経緯を質問される話。
第1話と6話終盤~7話を振り返りそれに8話を足した作品です。
女性士官に質問される以外に追加要素はないです。
長編アニメによくありがちな中盤にストーリーを振りかえる内容ですね。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 2

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

面白かった

戦闘シーンの描写が好かったです!シローの性格は軍人としては半人前でも人としては立派なので観ていて清々しい印象を与えます。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 2

atsushi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

時系列で言うと8.5話

全部見終わった後に見たけど、8話と9話の間に見るべきだった。
9話の始まりが唐突すぎたので、コレを見たら作戦の意味がわかってスッキリ。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 1

60.6 24 総集編アニメランキング24位
機動戦士Zガンダム 星の鼓動は愛(アニメ映画)

2006年3月4日
★★★★☆ 3.5 (117)
759人が棚に入れました
エウーゴとティターンズの地球をめぐる内戦に旧ジオン軍アクシズが新たに加わり、三つ巴の戦いが繰り広げられていく中、主人公の少年カミーユは過酷な戦闘で心傷つきながらも確実に成長していく。
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

大人になって分かったこと(笑)

Zガンダム,昔見て,正直あまり面白いとは思えませんでした。

とりあえず,当時見ての印象は
カミーユ,アホ?
メカが凝ってるけどイマイチかっこわるい,でもガンダム出てくるしザクもどきも出るからまあいいかw
話が暗いしよく分からない
エウーゴって名前かっこ悪い(ウゴウゴルーガ?)
あとは,ファーストのキャラが出てくると嬉しい!

と,まあ正直あんまり面白いとは思わなかったのです。



で改めて,大人になって分かることもあるだろう的な感じでZを見てみてどうだったか・・・

大人になって分かったことがありました!!

エマさんのヘンケン艦長への接し方!露骨すぎるヤッテル感^^;

主義や思想,仲間を捨てて男に走るレコアさん!

{netabare}終盤,カミーユに下半身絡みつけるように抱きつくファ!!{/netabare}

などなど・・・

いやー,こんなの全く意識していませんでしたわ・・・「Z」ってこんなんだったんだf^^;

女性の描き方が2020年の今ではむしろ,アウトの可能性すらあるのでは・・・

でも,よく考えてみると軍隊にとって性欲のコントロールは重要な問題なわけで・・・

ましてやガンダムの世界は,少数の女性が宇宙戦艦という閉鎖された空間に男と一緒に居るわけで・・・

しかも,宇宙空間ともなれば種族保存の本能も強く働く可能性があるわけで・・・

性欲のコントロールはかなり難しいというか・・・

もしかしたら,「Z」とはその辺を描きたかったのかな?

サブタイトルを並べてみると「恋人たち」「星を継ぐ者」「星の鼓動は愛」です。どうやら「Z」とは宇宙世紀における人類という種の存続がテーマだったと言えるのでは無いかと思います。

で,結論は「Z」はやっぱりあんまり面白くなかった^^;

投稿 : 2024/06/08
♥ : 8

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

新訳Z第三章「異端ゼータ」

複雑なストーリー展開はその極みに達し、組織間の離合集散に内部分裂も加わり大混乱。
政治劇が意外とコンパクトに纏まっているので、寧ろTV版よりわかり易くなっていると思いましたが、
これも刻々と変わってゆく組織間の相関関係を事前に把握できていればのこと。
脳内補完できない初見さんには最早何をやっているのかすら分からない有り様かも><


第三部を観終えて思うに、登場人物たちの死に際の「負」の感情の発露が微妙に緩いと感じました。
尺が短くなっている分掘り下げが不足気味だったのは当然ですが、第二部で灰汁抜き作業を延々と
観させられた事と、セリフ改変の影響が作用したかと思います。みなTV版よりサラリと死ぬ印象。

多くの人物が死ぬことに変わりはありませんが、健康優良児化して危うすぎる鋭敏さの減った
劇場版カミーユには、人の死によって背負い込む哀しみがこれにより幾分軽減されたのか、
あまりにも衝撃的だったTV版とは異なる結末となりました。 

この結末に至る要因に関してもう一つ補足。
TV版では「もうあの頃には戻れない」と最終戦前に拒絶したファ(ヒロイン)との関係。
劇場版カミーユは現実的な性愛の対象としてファを受け入れるだけの度量があったことも大きい。
これはラストシーンの台詞を聞けば誰もが思うことで、わざわざ書く事ないおせっかいですけどね('∀`)

とびきりの悲劇だったフォウやロザミアのエピソードが大胆にカットされてたのも今思えば納得。
強化人間(人為的にニュータイプ化された不幸な人達)の悲劇に深く関わりすぎて背負い込むもの
や精神的ダメージが増えると、TV版ENDが回避不能になりますから。

つまりは重要なエピソードを削ったのも、登場人物の性格を矯正したのも、改悪と思われたセリフ
の改変も、カミーユにこの結末を迎えさせる為の自然な流れを作るためだったと解釈してます。


で、纏めるとですね・・・

初見さんにはいままで書いてきた理由で敷居高すぎ。それにTV版の衝撃の結末を知った上でないと、
劇場版のラストシーンには感動できないと思います。客観的に見ればとても平凡な結末ですから。

TV版を観ている人にも、重要部分がほぼコンプリートされてる『劇場版ガンダム三部作』のように
TV版の総集編+αとして観ることはお薦めできません。旧カット使い廻してるのにコレは別物。
クワトロのダカール演説、フォウとの再会、ロザミアとの出逢いなど、重要部分が削られてるし、
キャラから灰汁が抜けてセリフもかなり改変、何より結末が全然違う。「新訳Z」というよりは「異端Z」。


結局この劇場版Z、ラストシーンを描くための雰囲気作りと伏線張りに主軸が置かれていて、
ストーリーの完成度や視聴者の内容理解といったところにはあまり配慮されていないと思います。
Zに想い入れのある人が、ストーリーの脳内補完とTV版との比較作業を進めつつ、ラストシーンを
観てあーだこーだ言う為の作品かな。 コアなファン向け賛否両論付き。
Zを知らない人達に、新生Zを広く観せる作品とはなりえなかったのではないかと思っています。


私的には、ガワだけZの平凡な富野ガンダムを観させられた感はありますが、TV版では最後まで
訪れることのなかったカタルシスを、ラストシーンで得ることができたので一応満足してます。
散々文句書いてきましたけど、そこは「終わりよければ全て良し!」ってことで・・・ダメ?


以下余談

多くのキャラから灰汁が抜けていく中、1人奮闘していたのが「女であることに正直であり過ぎた女」
ことレコアさん。劇場版でも独自の男性観と自己完結っぷりは健在、とっても素敵(笑)でした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 7
ネタバレ

オパマ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

全体的に見苦しい。良かった点は一つだけ。

●不満点
物語も作画もツギハギ。
新規に描き起こされた作画と旧作の作画の混在にひたすら違和感。
見苦しく見辛い。

内容も、元々予備知識を備えているガンオタなら展開についていけるが、この映画がゼータの初見だった人は完璧に置いてけぼり。

話の本筋が全く掴み辛い。
ツギハギ効果で小学校低学年がテキトーに書いた作文のように意味不明。

複雑なゼータの話をこんな尺で説明しようだなんて最初から無理がある。

非常に不親切なチグハグ総集編。

●良い点{netabare}
唯一、終わり方だけは過去作より良かった。
あれは散々殺し合いをした直後のセックス描写。
反則だよトミノシン。{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 5

71.6 25 総集編アニメランキング25位
ハイキュー!! 才能とセンス(アニメ映画)

2017年9月15日
★★★★☆ 3.9 (25)
212人が棚に入れました
高校バレーを題材にした古舘春一の人気コミック原作による大ヒットアニメ「ハイキュー!!」の総集編劇場版。2015年10月から16年3月にかけてテレビ放送された「ハイキュー!! セカンドシーズン」より、春高予選準決勝の青葉城西高校戦を再編集して新カットを追加。テレビアニメでは描かれなかった準決勝後の青葉城西高校メンバーの様子が描かれる。烏野高校排球部は春高予選に向け、関東強豪チームとの合同合宿に参加する。変化を求めて進化した烏野は、春高予選で準決勝へ進出。対戦相手は、インターハイ予選で敗北した青葉城西高校だった。烏野は序盤から猛攻を仕かけるが、及川のサーブや秘密兵器・京谷のスパイクに押され、流れは徐々に青葉城西に傾いていく。烏野はどうにかリズムを取り戻すべく、日向と影山の進化した変人速攻やピンチサーバー・山口のサービスエースで食らいつくが……。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

才能は開花させるモノ…センスは磨くモノ…

この作品は、ハイキュー第2期の総集編をベースに新カットが追加された構成となっています。
少しビックリしたのが、この作品は2週間限定公開だったこと…
総集編とはいえ、作り上げるのに相応の労力だって必要とした筈です。
上映期間だって長い方がそれだけ興行収入が上がると思うんですけど…
私には詳しいことは分かりませんが、少し勿体無いかと思いました。


春高予選に向けて動き出した烏野高校排球部は、強化の一環として関東強豪チームとの合同合宿に参加する。
変化を求め進化した烏野一同は、迎えた春高予選で準決勝へと駒を進める。
対戦相手は、インターハイ予選で敗北を喫した青葉城西高校。

序盤から猛攻をしかける烏野だったが、徐々に精度を上げる及川のサーブと
秘密兵器・京谷の強烈なスパイクによって、流れは青城に傾いていく。
リズムを取り戻したい烏野は、日向と影山の進化した変人速攻、
そしてピンチサーバー・山口のサービスエースで食らいつくが……!? 

因縁の相手に全身全霊をかけて挑む!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

物語は、劇場版後編「ハイキュー!! 勝者と敗者」のラストがオーバーラップするように始まります。
インターハイ予選で受けた悔しさ…
春高に向けチーム全員で更なる高みを目指すと決めた矢先の合同合宿…に翔陽、影山が赤点補習の大遅刻…
陰の功労者は田中龍之介の姉である冴子さん…

物語の大まかなあらすじはしっかり記憶していましたが、細かい部分は相当記憶が欠落していました。
本編でも赤点補習の展開は含まれていたんでしたっけ…?
私は、最近OVA「ハイキュー!! セカンドシーズン VS"赤点"」を視聴したので、話は繋がりましたけれど…

でも合同合宿回はよく覚えています。
兎に角合宿に参加している学校はどこも強くて、それぞれの学校にちゃんとカラーがあったこと。
試合に負けるとフライングでコート1周回らなきゃいけなかったこと。
一番記憶に残っているのはBBQの時の谷地さんのリアクションだったり…
残念ながら尺の都合で殆どがバッサリ削られていましたけれど^^;

この2期の劇場版が一番尺合わせに苦労したのではないでしょうか。
2クール計25話の物語をたった90分に押し込めなければならないのですから…
第1期は同じ2クールでも劇場版は前編・後編の2本立てでしたので。

だから、タイトルの副題に記載されている通り、尺の殆どは準備期間を含め青葉城西戦で占められているのですが、劇場版でも準備期間から激アツです。
現状の自分で満足している人なんて一人もいません。

「もっと、うまくなりたい…」
この気持ちが痛いほど伝わってくるんです。
それぞれが練習後に個人練に勤しむ日々…

インターハイ予選では青葉城西戦に全力で挑みましたが苦汁を飲まされました。
だから二度と同じ轍を踏まないために…
こうして青葉城西戦が始まるのですが、試合開始直後から全力全開の展開が目白押しでした。

そして新たに描かれていたのは青葉城西高校の青春…
こちらも気持ちが手に取るように分かる物語でした。

やっぱり、第4期「ハイキュー!! TO THE TOP」の後半クール放送開始前に視聴しておいてホント良かった。
色々と記憶が繋がってくれましたので…
引き続き、第3期をベースにした「ハイキュー!! コンセプトの戦い」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 7
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

才能は開花させるもの、センスは磨くもの

総集編第3弾。
{netabare}
春高バレー予選宮城県大会準決勝、烏野VS青葉城西の試合をフィーチャーした劇場版という名の総集編。

長い長いTV版を1本にまとめた作品なので、たぶんいろんな名場面を泣く泣くカットしなきゃいけなかったんだろうなと思った。

試合終了までは普通のどこにでもある総集編なのだけど、そのあとのオリジナルアニメ(番外編)こそがこの作品の真なる価値であった。

ところどころのアニメーションも改めて見たが、躍動感にあふれていてかっこよかったと思う。ラストのラリーとか、及川さんのサーブとか、狂犬ちゃんのスパイクとか。
山口のサーブ連続得点もウルウルした。

ハイキューが始まったときから烏野と何度も対戦しているので青城や及川さんにも自然と思い入れが強くなってしまって、ラストの悔しそうなみんなの涙に意図せずもらい泣きしてしまった。

とにかく青城好きにはたまらない一本。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 1

老倉育 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

熱い戦い

春高バレー宮城県大会準決勝の烏野vs青葉城西総集編。コンパクトで逆にちょうど良かったかも…。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 1
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