2015年度の総集編おすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2015年度の総集編成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月15日の時点で一番の2015年度の総集編おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.3 1 2015年度の総集編アニメランキング1位
劇場版「境界の彼方 I'LL BE HERE 」 過去篇(アニメ映画)

2015年3月14日
★★★★☆ 3.7 (353)
2626人が棚に入れました
人間に害をなす異形の存在“妖夢”。高校生の少女、栗山未来はそんな妖夢と戦う“異界士”だった。だが彼女の一族は、代々自らの血を武器とする特異な能力により、“呪われた血”と忌み嫌われていた。ある時、彼女は妖夢と人間のハーフである“半妖”の少年、神原秋人を討伐するため彼の通う高校に転校する。彼は自らの内に最凶の妖夢“境界の彼方”を宿していたのだ。だが、未来は日々の生活の中でいつしか秋人に惹かれていく。

声優・キャラクター
種田梨沙、KENN、茅原実里、鈴木達央、川澄綾子、松風雅也、渡辺明乃、進藤尚美、山岡ゆり、豊田萌絵

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【出会えて】彼と彼女の『未来』へ繋がる物語のために回帰する『過去』【よかったね】

「出会えてよかったね」ってのは伊波ちゃんが言う個人的に今作で一番好きな台詞ですb


近年稀に見る厨二by・・・いえいえwセカイ系大作の『境界の彼方』の劇場版2部作の前編です


人に害成す妖夢を討伐する異界士の力の中でも最も忌み嫌われる呪われた血を持つ少女
そして彼女が討伐の標的とする不死身の半妖として生まれた少年が世界の命運を握っちゃう系
実にセカイ系
韓国ではR15指定


この過去篇は2013年秋期に放送されたテレビシリーズを時系列順にまとめた総集編です
約120分
冒頭に“アレもん”を挟むのはもう京アニの映画ではお約束になってきた構成ですね(笑)


基本的に『未来篇』という新作に繋げる為に【未来と秋人の物語】に回帰させてます
まずエピソード0となる『東雲』から始まり、未来と秋人のショッキングな出会いの第1話へと導入
そんでもって虚ろな影以外の【ザコ妖夢との戦闘は全部カット】してます
大事なのは境界の彼方とは何か?ですからね
だからアニメオリジナルエピソードとなった伊波ちゃんと未来ちゃんの因縁とかも潔く【無かった事にしてます】


アレが無い、コレが無い、と嘆く方もいらっしゃるでしょうが【未来と秋人の物語】なのです、察してください
オイラとしては「お兄ちゃん!」がちゃんと聴けた事と秋人が『シゴフミ』を読むくだりがあればお腹一杯なので及第点です
最終決戦直前の挿入歌としてOP曲が流れてくる『TSR』の最終回みたいな演出も良いですよねb


さて、いい総集編だなぁ(´д`)とか思ってたけどエンドロール後にあった『未来篇』への伏線が・・・
まさかの超展開でいくらなんでも無理やり過ぎでしょwってことでせっかくの感動が半減ですよ
ガッカリでしたわw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

忘却の彼方

こんな内容でしたっけ?
TV版が忘却の彼方です。
記憶の断片をかき集めても思い出せません。
何故かな?
そうか、コメディーパートがないからだ。
コメディーの強い印象がこの原因です。

TV版の圧縮のため場面転換が唐突。
話の流れがぶちぶち切れて不愉快です。
原作かTV版を観てないと置いてきぼりですね。
てか、TV版を観てても置いてきぼりでした。
なにせ記憶が・・・

未来編で果たして納得の結末は用意されているのか?
ヒロインが栗山未来だから期待していいですか、京アニさん。
京アニの魅力が半減した過去編でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

境界の彼方の総集編

原作未読。

ほぼ、「境界の彼方」本編の総集編。
最初とエンドロールの後だけ見ればOKかも。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

64.6 2 2015年度の総集編アニメランキング2位
劇場版 蒼き鋼のアルペジオ –アルス・ノヴァ- DC(アニメ映画)

2015年1月31日
★★★★☆ 3.8 (244)
1244人が棚に入れました
21世紀中盤、温暖化に伴う海面上昇により、人類は地上での版図を大きく失った。その混乱に呼応するかのように世界各地に現れた【霧の艦隊】にすべての海域を封鎖され、人類は疲弊の一途を辿っていた 。横須賀・海洋総合学院の士官候補生・千早群像の前に現れた霧の艦隊の潜水艦【イ401】。敵であるはずのイ401、そのメンタルモデル・イオナは群像に囁く。「千早群像、私に、乗って。」閉塞した現状を打破するため、学院の同級生らと共にイ401に乗り込み、艦長として指揮を執る群像のもとに、日本政府高官である上陰龍二郎から極秘の依頼が届く。「人類の切り札を、アメリカに届けて欲しい」。日本が開発した対「霧」最終兵器・【振動弾頭】のサンプルを、量産のために米軍に届けるのだ。上陰の依頼を受け、アメリカを目指すイ401の前に立ちはだかるのは、大戦艦コンゴウを旗艦とする霧の東洋方面第一巡航艦隊。重巡洋艦タカオ、マヤ、大戦艦ハルナ、キリシマ――次々に襲いかかる霧の艦船との戦いの中、イオナは成長していく。人類と霧のメンタルモデル、それを隔てるものは何か。コンゴウとの壮絶な決戦を経て、サンディエゴに「人類の切り札」を届けた群像たちの次なる目的は?そして新たに立ちはだかる影は――――

声優・キャラクター
興津和幸、渕上舞、沼倉愛美、山村響、ゆかな、MAKO、藤田咲、内山夕実、日高里菜、山本希望、松本忍、宮下栄治、津田美波、東山奈央、M・A・O、福原綾香、三森すずこ、佐藤聡美、五十嵐裕美
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

アルペジオDC、見てきました

見てきました。アルペジオDC。

やっぱり劇場は男性が多かったです。ちょっと場違いなところに来てしまった感じ(^^;)

色紙はコンゴウ様を頂きました。タカオが欲しかったけど、コンゴウ様も嬉しい。

内容についてはほかの方がとても詳しくレビューされていらっしゃるので、私は感想だけにしますね。

{netabare}
OPで401が横須賀に静かに入港するシーンでのTridentの曲Blue Snow、とっても素敵。OPが全体の流れを引き締めていたと思います。
音も臨場感がありました。

時間の制約で仕方ないんですけど、ハルナと蒔絵のシーン、もう少し丁寧に作ってほしいと思いました。あのシーンって、とても大事だと思ってたので。
でも、それ以外はとても良かったと思います。それと、nanoのSilver Skyが奏でるタカオのシーン、ほぼTV版通りでとっても嬉しい! それに最終回のコンゴウ様の物語も丁寧に編集されていたと思います。驚きだったのは400と402のシーン。TV版よりも感動!音楽が変わるだけでTV版と全然違うものになるんですね。

新作パートでは、ハルナ、蒔絵、キリシマは余裕で逃亡!蒔絵はいろんな世界を渡り歩いて自由を満喫していると思います。刑部博士、きっと喜んでいるかもしれないですね。

それと、タカオは新作パートは水着だけ!新作パートでTV版と違うファッションを見られると思ったのに~~~

ヒュウガはさすがですね。あれ? 卵が2つあったけど、あそこからメンタルモデルが出て来るのかな? 次回の映画の布石?

イオナ、とっても成長していて、ヒエイを説得する姿はとっても今までのイオナとは雰囲気が違っていました。もうすっかり人間です。

新作パートでのヒエイが、凜!としている感じがすてきでした! 好きになりそう。ヒエイについてきょうへい君がコンゴウよりもやっかいだと言っていたけど、私はコンゴウ様よりも柔軟なような気がしました。気のせい?


それと群像さまのお父さん、ちょっと怖そう。あと、女の子が、お父様って言ってたけどあの子は娘? 群像さまの妹なの??
~ {/netabare}

EDのnanoのRock On、とってもかっこいい曲でした。帰りはこの曲を聴きながら家に帰還。この曲はEDですけど、本当は10月の新作の”のろし”なのかもしれませんね。

10月の映画、今からとても楽しみです。



前回のレビューです。

{netabare}
2015.01.27 19:40
蒼き鋼のアルペジオDC、とっても楽しみ♪ ・・だったのに (>_<。。)

上映までもう1週間を切りました。私も準備ok! 初日に行こう!と思ってたんですけど・・・会社から、当日と日曜日のお仕事の指示が:・(≧∇≦)・:

・・・んもう、急なんだから!

残念ながら週末、行けなくなりました。

初日に行かれる方、楽しんできてくださいね。
(なんか、音響がすごいという評判を聞きました。)
~ {/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 47

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

【世界など】3DCGの中に確かに感じる『命』の息吹【認識したくはなかった!】

2013年秋に日本のアニメ界を震撼させた3DCGテレビシリーズ『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』の劇場版2部作の前編


実はオイラ、このシリーズ大好きなんです
“「俺たちの戦いはこれからだ」的END”が氾濫する昨今の日本のアニメ
それを怒涛のオリジナル展開で打破し、尚且つほぼ全編3DCGという挑戦的姿勢
とても素晴らしい作品だと思っています


前半約60分がテレビシリーズの総集編パート
後半約40分がテレビシリーズのその後が描かれる新作パート
この体裁は『Persona4 the ANIMATION-The Factor of Hope-』とほぼ同じですね
音響関連は全て5.1chに再編集


総集編パートは群像とイオナが横須賀の慰霊碑を訪れるシークエンスが少し大きめにフューチャーされた点以外はほぼ戦闘記録のダイジェストって感じですね
世界観、人物像、コメディ要素、さらには細かな戦術描写などもガンガン削っており、細かい部分はナレーションで補完というかなりお粗末な作り
『エヴァ』で例えるなら『DEATH (TRUE)2』、いやそれ以下か;
この映画だけで『アルペジオ』の魅力を伝えるのはいくらなんでも無理です!ってことで初見さんはお断り


ちなみにオイラは先にも言ったとおりこの作品にイカれちゃってるのでwこの雑な総集編でもマジ泣きしてシマウマ
メインテーマをバックに群像とイオナの前に浮上するイ-401で鳥肌
「壊れちゃう・・・よ・・・わたしたち」「ハルナ、私はまだ・・・死にたくない!」で一泣き
マヤがbot(笑)だと判明し友達を無くして落胆するコンゴウさんで二泣き
「群像、嫌、群像、一人は嫌、私を一人にしないで!」→「私が入り込む隙間なんて、どこにも無いじゃない・・・」→アルス・ノヴァモード発動で三泣き
「おまえに・・・生き延びて欲しかった・・・」「なぜ・・・謝るのです」で四泣き
そして「変化など、必要無い!理解など、して欲しくない!私は一人でいたかった!世界など!認識したくは無かったっ!!!」であぁ~ゆかなさんマジネ申っす、と震え泣き
もう駄目wオイラ目が赤いよw
この作品、主要人物はほとんど死んでないのに凄く命のやり取りに重みを感じるんですよね、キャラがよく出来ているからだと思います


そしていよいよ新作パート
テレビシリーズの最終回のその後・・・振動弾頭を手にしたことで霧の艦隊に対して優位に立った人類
しかしコンゴウに変わって蒼き鋼を追撃する新たな霧の戦艦、金剛型戦艦2番艦の「大戦艦ヒエイ」が群像たちの前に立ちはだかります
このヒエイとの戦闘がシリーズ屈指の名勝負
いままでのようなバカスカした撃ち合いではなくちゃんと艦隊戦っぽいというか、ちゃんとしたドッグファイトが描かれたのがgoodですよ


そして物語は後編である完全新作映画『Cadenza』へと続くわけなんですが、これがまたよく考えましたよ
原作との折り合いでオリジナル展開にした結果として、「大和」を出すことは無理ぽなことはもはや察しがついていたところ
おぉ、まさかそう来たか!と感服ですb


映画を〆るナノの「Rock On」もエンドロールの心地よい余韻に浸らせてくれ満足
次回新作への期待が膨らみますb

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大戦艦ヒエイ、ムサシ、重巡洋艦ミョウコウ4姉妹、群像パパの顔見世回

上映が終了するので2回目鑑賞に行ってきました。

全体の2/3はTV本編をぶった切った総集編で、新規のストーリーは終盤の1/3だけ(正味30分程度)。
TV本編の1話分よりちょっとだけ長い新規話を見せられて、千数百円も取られるのは割高だろう・・・とは正直思った。
でもまあ、アルペジオは割と好きな作品だし、10月公開予定の完全新作映画へのつなぎ(+お布施?)として見ておくべき話だから仕方ないかな。

とにかく10月の新作映画では私たちをちゃんと唸らせてほしいと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

66.0 3 2015年度の総集編アニメランキング3位
劇場版シドニアの騎士 KNIGHTS OF SIDONIA(アニメ映画)

2015年3月6日
★★★★☆ 3.9 (104)
778人が棚に入れました
対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)に太陽系を破壊されて千年。脱出した人類の一部は、巨大な宇宙船シドニアで、繁殖しながら宇宙を旅していた。生まれてから地下でひっそりと暮らしていた少年・谷風長道は、衛人(モリト)と呼ばれる大型兵器の訓練生となり、歴史的名機・継衛(ツグモリ)の操縦士となる。長道が初めて異性を意識した少女、星白閑。初めて友達となった男でも女でもない人間、科戸瀬イザナ。長道の能力に嫉妬を覚える岐神海苔夫。寮を取り仕切るクマ型の寮母、ヒ山ララァ。宇宙船シドニア における"日常"の生活―恋、喧嘩、仲間との会話は明日も続くはずだった。再び奇居子(ガウナ)が現れるまでは…。百年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は、何を選択するのか?人類の存亡をかけた戦いが今、始まる―。

声優・キャラクター
逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、森なな子、本田貴子、鳥海浩輔、佐倉綾音、阪脩、小山力也

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

【世界は"コレ”を待っていたという感すらある近年最大のビッグバジェット】これが限定上映とはモッタイナイ(>_<)

ハリウッドからも注目を浴びる漫画を原作に、インターナショナルな活躍を続ける日本のスタジオが3DCGで制作した2014年春期に放映されたTVシリーズ第1期『シドニアの騎士』
そしてこのオンエア版に新規カットの追加やカメラアングルのリテイクをしたセルディスク用のディレクターズカット版
さらにこれを再編集して約130分に押し込めた総集編映画が今作です
鑑賞料金が一律2000円という聞いたことのない数字でした(爆)


総集編ということでストーリーは主に主人公タニカゼ・ナガテと、彼と儚いラブストーリーを描くホシジロ・シズカに焦点が当てられております
ですから映画としての完成度がとにかくハンパない
普通に「SF映画を1本観た」という満足感があります
よく「TVシリーズや原作を知らんとツライ」とか言いますが今作に関しては【1㍉たりともそんなことはありません】
シドニア好きも初見さんもオールウェルカムです


アニメ版のキャラデザは“原作に準拠して作ったモノ”と“露骨にあざとく作った萌え絵”をハイブリットして完成させたことは有名ですが、これをやる必要性ってのがこの作品結構“青春ラブコメ”の要素があるんですよね
ホシジロが可愛く、いや“くぁわいく”見えるように作ったというのですからスタッフ実にGJです
あなた方の判断は素晴らしかったbと、そう褒め称えたい


ほぼプレスコ、というキャストの熱演も素晴らしいじゃないですか
謎の宇宙生物との血で血を洗う死闘というシリアスなストーリーを引き立てる声を枯らした熱演
さらに日常パートでの落ち着いた声とのギャップが物語のコントラストを一層強くする
奇しくも主演の逢坂良太、洲崎綾は声優アワード2014新人賞の受賞者です
裏を返せば今作が受賞のキッカケともいえますね


劇場版ということで、そもそもスクリーンサイズのクオリティで作られている戦闘シーンなど画面の魅力もさることながら、一番注目したいのがやはり音です
スーパーウーファーがぶち破れんばかりの低音域音圧がめちゃくちゃデカイ今作の効果音
ロケットの噴射とか射撃の発射とか、そういった音のズン!とした迫力が凄まじいです
そして物語の後半を盛り上げる重厚感と高揚感に満ちたダイナミックな劇伴もまた然り
いや~、まさに劇場でこそ味わえるというか【これこそが本当の『シドニア』】なんじゃないでしょうか


ラストを〆るのはangelaによって今作用に書き下ろされた主題歌で、これがTV版主題歌とは真逆のピュアなラブソング
ナガテとホシジロの物語に一区切りが付いたことを感じさせます


半ば第2期への宣伝がてらに作ったとはとても思えません
こんなに素晴らしい1本を一部劇場で2週間限定上映とは実にモッタイナイ;
もしお近くの劇場で公開されている方がいらしたら是非に観ていただきたいです!


最後になりましたがオイラ、今作のキャラは全員大好きなんですが、、、
【イザナ君ほんとに大っ好きなんすよ!(´д`)ハァハァ】

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

物語を改めて振り返り、深まる謎を整理する…。

近所に上映館がなく、やむを得ずレンタル鑑賞した本作。
改めて上映スルーした映画館に対する恨み節が沸いてくる結果に(苦笑)
内容は130分余りの尺に、1クールアニメを収めた総集編ですし、
大画面についても、最悪、画面に近づいて見ればどうとでもなります(←負け惜しみw)

けれど本劇場版は追加カット、別アングル等も交えて強化された映像と
より洗練されたサウンドとの融合が大変素晴らしい。
こればかりはステレオが上限の我が家ではどうしようもない(苦笑)
映画館の立体大音響で体感したかったなぁ…と見ながら後悔しまくりました(泣)

『シドニア~』は各話の切り方、次話へのつなぎも上手かった作品。
それだけに、それを一本の映画に収めると、どうしても切れ目も感じられます。
(例えば{netabare}TVで戦闘結果を知って愕然として、次回へ続く引きの演出とか。{/netabare})

それらを差し引いても、本作で物語を俯瞰することには意義があると思いました。
特に主人公。{netabare}地下の米泥棒からシドニアの騎士へと覚醒していく、{/netabare}
その軌跡を一気に振り返ると、彼自身が物語の鍵であることを再確認できます。

各シーンを短時間で見ると、何気ないSF設定説明が、
効果的な伏線になっていたことに気が付いたりと、
脚本の完成度の高さを実感しました。
遠目に整然としたプロット構造を眺めるとうっとりしちゃいます(笑)
TVアニメ二期への期待も高まる有意義な体験となりました♪

その上で、物語の綺麗な本筋から浮きまくり、
脈絡もないくせに、絶妙なタイミングで放たれる、
弦打(つるうち)の光合成級のボケを喰らうと、
TVアニメ版以上にツボにはまります(笑)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

映画 シドニアの騎士

2021.1.31 視聴完了。

本編を見たのが、随分前のことで
忘れている部分を確認できて良かった。

この映画はTVアニメの総集編とのことだけど
内容は濃くて面白いので見る価値はあると思います。

口説き文句の「一緒に光合成しよう!」を聞いて
両方いっぺんに済ませて効率いいなと思った私は
ちょっとまずいかも(*´罒`*)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

65.2 4 2015年度の総集編アニメランキング4位
劇場版 進撃の巨人[後編] -自由の翼-(アニメ映画)

2015年6月27日
★★★★☆ 3.9 (67)
557人が棚に入れました
2015年に公開予定。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

前編が悲劇なのに対し後編はエレンの成長をじっくり描きつつ最高のヒールがいることも忘れさせない

2013年春~夏にかけてオンエアされた『進撃の巨人』の総集編
具体的には第14~25話の内容
上映時間は120分


世界中のリヴァイ兵長、エルヴィン団長ファンの皆様お待たせしました
今回はたっぷり出てきますよ!(笑)


それと後編での主な新キャラと言えば、やはり忘れていけないリヴァイ班こと特別作戦班の登場


本編前半部分は割りとじっくり描かれておりまして、ハンジがソニーとビーンという二体の巨人を生け捕りにしたことはカットされているものの、二体の巨人が何者かに殺されたことだけは提示しています
それに前編を観てなかった人やイマイチ記憶していない人へクライマックスへの重要な伏線であるアニが訓練兵時代に体術を使うシークエンス
これは新規描き起こしによって回想というカタチで描写されます


一気にテンポが速くなるのは第57回壁外調査がスタートしてからで、陣形や硝煙の色の説明は省いて物語への陶酔感を削がない軽快な仕様はgood!
何度観ても大草原を走り抜ける女型の巨人との駆け引きは良いですね、お気に入りのシークエンスです
ってかアルミンが喋ってるシークエンスは名場面が多い、オイラがアルミン大好きな理由の一つです


オンエア時にオイラも気になっていた巨大樹の森に入ってからの間延びしたgdgd感はだいぶ控えられています
ただまあ至極個人的ですがペトラのお父さんがカットされたのは少し残念ですかね


前編もそうですがエレン、ミカサ、アルミンの主役3人が(或いは今作のみに限ればアニも含めて)各々の持ち場で同時並行しながら物語が進んでいく群像劇的な展開はこの作品の魅力の一つ


それとクライマックスはやはりアニを演じる嶋村侑の豹変ぶりに感動してしまう
悲劇だらけの前編に比べ、後編はどちらかと言えば先輩や仲間と触れ合ったエレンがちょっとずつ成長していく様に描かれていますが、女型が涙を流すシークエンスでは思わず一緒に泣いてしまいました


澤野弘之のテーマソングが流れるエンドロールの後のエピローグでは、テレビシリーズラストカットのその後、つまり“あの壁の秘密”に関してハンジとニック司祭のやり取りが描かれます
ハンジの最大の見せ場です、魅入っちゃいますねぇ


実写映画が来月に控えているせいなのか、既に決定しているテレビシリーズ第2期に関する続報はお預けとなりました
なんにせよいつ何時に観ても面白い作品です
改めて前編とセットで『進撃』初心者にオススメ出来る映画です

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

自由の代償だけでも観る価値は

本日、朝一で観てきました。

テレビ放送では無かった、エレンとアニの訓練兵時代の
絡みなどが新規作画で追加されているのは良かったです。
結末までの説得力も増しましたし。

そして、壁外調査開始時に流れるLinked Horizonの曲
「自由の代償」。「紅蓮の弓矢」と「自由の翼」をミックスし更に
やりたい放題な曲を作ってみました。みたいな印象の曲で
単体で聴くとどうもトッチらかってますが、劇場では高揚しました。

主に曲中に映るのは大勢の調査兵団、巨人に追いかけられる
サシャと状況を確認するアルミンだけですが、妙にこの二人が
「おいしいな」と思ってしまいましたね。iTune store で早速購入。
現在、聴きながらレビュー書いてます。

前編に比べれば、かなりファンが望む「進撃の巨人の総集編」が
完成している印象です。省く箇所も新規作画を追加する箇所も
適切だったと思います。初日という事で人も多く、少し右寄りの
席で観たので、若干音に対する感覚は違いましたが

テレビ版の最終回で、そこを省くのかと思った方には
結構納得できる締め方だったとも思いますよ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

総集編リヴァイ兵長

原作コミックは九巻まで購読。
外伝作品はスピンオフコミック『悔いなき選択』(←要するに{netabare} リヴァイ“兵長”誕生秘話w{/netabare})を購読。


TVアニメ二期視聴を躊躇して、本総集編“復習”に寄り道した私。
私が二期に踏み込むのを躊躇させたのは、一期終了から間が開きすぎたのも一因ですが、
変化への恐れも大きかったのだな、とこの総集編後編を見て再認識しました。

謎が幾重にも折り重なった本作。
引き剥がす度、物語冒頭で多くの鑑賞者が抱くであろう、
圧倒的な巨人への絶望といった作風は変化していきます。

もしかしたら近世ファンタジー風で始まったこの物語の結末は
最後はほとんどSF作品に変貌するのかもしれません。


でも後編まで“復習”して私が思い出したのは本シリーズにおけるキャラの魅力。
特にリヴァイ兵長は私にとって、追いかけるに値するキャラだと再認識。

{netabare} 恐怖による“しつけ”を実演するリヴァイ兵長。
拠点の汚れに可及的速やかに対処する潔癖なリヴァイ兵長。
無駄死にするのもさせるのも嫌いなリヴァイ兵長。
結局一人いれば巨人討伐のための組織だの作戦だの不要なんじゃないかw
と錯覚するくらい、恐ろくお強いリヴァイ兵長。{/netabare}

どの姿も素敵な兵長さんです♪
まさにリヴァイ兵長総集編といった感じw
ただし{netabare}便秘を心配する?リヴァイ兵長{/netabare}がカットされたのは不満ですがw


二期以降、踏み外せば破綻するリスク覚悟で飛躍するであろう物語は、
私を感銘させるかもしれませんし、落胆させるかもしれません。

けれど、リヴァイ兵長の暴虐やミカサのヤンデレさえあれば、
私はどんな作風の変化も乗り越えられそうな気がするw

キャラ面でも二期視聴意欲のガス補充ができた。
私にとっては有意義な“復習”でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

61.4 5 2015年度の総集編アニメランキング5位
劇場版総集編 前編 ハイキュー!! 終わりと始まり(アニメ映画)

2015年7月3日
★★★★☆ 3.7 (41)
257人が棚に入れました
2014年4月から9月にかけて放送されたTVアニメ第1期を総集編前編

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、神谷浩史、田中一成、浪川大輔、吉野裕行、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「揺れる陽炎_すべり出す汗_響きあう声_叩き合う肩」

2014年春~夏にかけてオンエアされたバレーボールに青春を懸ける男子高校生達を描いた『ハイキュー!!』の1~13話を再編集した総集編です
ファンの方には申し訳ないんですがテレビシリーズのオンエア時からあまりオイラの評価は高くありません


『黒バス』もそうなんですが、昨今のジャンプのスポーツ漫画は説明口調が多過ぎて特にアニメ化に不向きだと思います
ソレがイイ、っていう人もいるんでしょうけど;
超主観的ですがやっぱりスポーツ漫画はマガジンですね
この作品もシリーズ中盤から試合が始まるとモノローグがめちゃくちゃ増えて動きや絵で魅せるということをサボり始めます


そんな中でも既に『黒バス』のアニメ化で定評を得ているProductionI.Gが制作を担当
とにかくスタッフが注力しているポイントは二つ
“バレーボールの動きを正確に作画すること”と“試合中のポジションを正確に把握すること”


バレーボールなんてそうそうアニメ化することないですし、バレー経験者のアニメスタッフもいなかったそうなのでかなり苦労されたようですが、序盤はそれこそ躍動感に溢れるカットの連続で褒め称えたい完成度です


具体的に描かれるのは烏野高校に入学してからなので1話の中学生編は触り程度、つまりちゃんと“終わり”から始まってない
それと5~7話の青葉城西高校との練習試合は完全にカットして無かったことに


うーん、個人的にクライマックスは旭が復帰してノヤっさんと仲直りするエピソード・・・新規描き起こしで追加されたシークエンスもありましたし
でもこの映画ではどうしても音駒戦をクライマックスに持っていきたかっため比重が音駒戦に寄りがち
音駒スキーにはこれでいいんでしょうが・・・いやオイラも音駒のキャラは好きですが;
エンドロール後のエピローグはなぜか烏野ではなく音駒・・・コレ誰が主役なんだよオイ


9月には総集編後編が公開され、10月にはセカンドシーズンも始まります
結論から言ってほんのおさらい程度の内容ですが『ハイキュー!!』初心者の方で今更13話全部追いかけられないって方はどうぞ
劇場ってことでシューズがフローリングを蹴る足音や臨場感溢れる劇伴の迫力は素晴らしかったですよ

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日向 翔陽と影山 飛雄…烏野高校バレー部にて始動!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版は視聴済です。
OVAが配信されていることを知り視聴を始めましたが、やっぱりこのシリーズは熱いですね。

この作品はTVアニメ版第1期前編の総集編になっていますが、秋から第4期の第2クールが始まる前に視聴できて良かったと思っています。
何故ならTVアニメ版第1期はオンタイムで視聴していたので、見たのはもう6年も前のこと…
内容がスッポリ頭から抜け落ちちゃっていましたので…
日向と影山のやり取りは覚えていましたが、正直音駒と練習試合をしていたことは完全に忘れていましたよ^^;

この劇場版は、翔陽と影山がバレー部に入部してから音駒との練習試合までの物語が描かれています。
色々忘れてしまっていたので逆に新鮮に感じたのは、月島くん…あんなに性格と口、悪かったでしたっけ!?
時折ボソッと悪態をつくことはありますが、単純に相手を挑発する人じゃないと思っていたのに…
それと3か月前の試合が起因となった東峰 旭と西谷 夕との確執も忘却の彼方…

でも、この作品一番の魅力は決して忘れていませんでした。
翔陽と影山の凸凹コンビは、今は未だちぐはぐでちっとも噛み合っていませんが、お互いを信頼し合い、いつも全力でプレイする…
そして例え失敗したとしても、絶対折れない心を持ち続け、目はいつだって高みを目指している…
だってもっと上手くなりたい…もっと強くなりたい…
そんな自分の欲求といつだってまっすぐ向き合っている…
そしてこの思いは伝染するだけじゃなく、高みを目指している人みんなが心に抱いています。
だから、たくさんの思いが交錯するんです。

そして清水先輩(マネージャー)は、やっぱりこの頃から可愛かったのを再認識しました。
特にゴールデンウィークの合宿の時に披露したエプロン姿…
めっちゃポイント高いんですけど…

次は、いよいよインターハイの予選ですね。
果たしてどこまで覚えているのやら…
自分の記憶にすっかり自信が無くなってしまいました^^;
まぁ、元からそれほど自信は無いんですけどね^^;
引き続き、劇場版「ハイキュー!! 勝者と敗者」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

老倉育 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

1期総集編

入部から音駒戦がメインの1期総集編。結構ざっくりサクサクと進んでいく感じだからハイキュー初見の人はテレビ版から入った方がいい。新シーズン始まるけど数年観てなくて内容忘れちゃった!!という人が観るのはちょうどいい

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

63.9 6 2015年度の総集編アニメランキング6位
劇場版総集編 後編 ハイキュー!! 勝者と敗者(アニメ映画)

2015年9月18日
★★★★☆ 3.8 (38)
236人が棚に入れました
TVアニメ1期総集編となる劇場版の後編



声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、神谷浩史、田中一成、浪川大輔、吉野裕行、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ちょっとシンジラレナイくらいカットしてるんですけど不思議とマトまった内容でまあきっと賛否真っ二つ;

『ハイキュー!!』ファーストシーズンの総集編でインターハイの模様を中心にした後半戦
具体的には17~25話の内容
ええつまり、【常波戦と女子バレー部の奮闘は全カット】です
触れてすらくれませんw


最初に待ち構えるのは鉄壁の防御こと“伊達工戦”
変人速攻VS鉄壁、そしてエース旭さんへのパイプ
これは凄く名勝負でしたよね


テレビ本編には無かった新規シークエンスとして、試合終了後の伊達工も描かれてます
『勝者と敗者』のサブタイ通り、バレーボールに青春を捧げた少年達を両面から描いているのはとてもgoodです


そして及川さん率いる“青葉城西戦”へと舞台は進んでいく・・・
前編の方で青城や及川さんは全く描かれてませんでしたが、試合前に中学時代の及川さんと影山くんの因縁が新規カットで少しだけ描かれ、この試合のバックストーリーを語ります
ただ及川さんの武器がジャンプサーブであることにはなぜか触れずに試合が始まる;
まあそれはいい、あくまで天才及川と王様影山のセッター対決に焦点を当てるというわけです


影山の成長と日向の変人速攻コンビによる猛襲で序盤を制す烏野、しかし切り替えの早い及川はジワジワと烏野と影山の精神を追い詰めていく
って、ここで影山をフォローするムードメーカー田中さんの一番の魅せ所がなぜかカット!
つまり旭さんと田中さんへの集中攻撃は無し
全国の田中さんファンに申し訳が立たないなこりゃ;


2セット目後半、スガさんとのセッター交代
3セット目、山口のジャンプフローターサーブ(笑)
変わる空気、そして王様の復活
で、でも、でもwなんとあの【壮絶なデュース戦をBGMに乗っけて流しやがりましたwww】


これには一番驚きましたね!w
まさに試合のダイジェストだったわけだ、この映画


うーん、、、画面映えする綺麗なカットを選んでるのもわかりますし、試合中の主要な掛け合いはちゃんと入ってるし、所々で笑わさせてくれるし、テンポ感はテレビシリーズより遥かに良いんですけども心理描写面は薄っぺらくなってるんですよねー、難しい
まあ元々モノローグに頼りすぎてる原作をシェイプアップさせたらこうなったわけですが


映画としてはまずまず、いや前編よりかは遥かにマトモです
何より動きで魅せることをサボった作品の、動きが良かったカットを特に選んでいるのでオイラとしては『ハイキュー!!』という作品を再評価するキッカケとなりました
ただこれは一部のファンの怒りを買いかねない構成ですね、セカンドシーズンへのおさらい程度にチェックされることをオススメしますよ


ああそれと、【ロビーが狭い映画館で缶バッジ交換の為に居座るのはご遠慮下さい】

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

烏野高校 vs 青葉城西高校の試合、始まります。

この作品は、TVアニメ版第1期の後半1クール分の総集編になっています。
劇場版はTVアニメ版第1期のみ前半と後半に分かれており、TVアニメ版第2期、第3期の劇場版は、それぞれ1本ずつになっています。

劇場版の前半と後半の上映時間はそれぞれ1時間30分程度なので、1話23分とするとそれぞれ約4話分に纏められていることになります。
TVアニメ版第1期は全25話なので、約1/3に削ぎ落している計算になりますが、それでもこの作品の面白さや魅力は十分伝わる内容だったと思っています。

物語は、インターハイ予算が始まり、常波戦、伊達工戦、そして青葉城西戦と続いていくのですが、尺の関係上、いきなり伊達工戦からスタートします。ですが、最初にTVアニメ版第1期の中で私のお気に入りのシーンが出てきたのは個人的に嬉しかったり…
清水先輩のサプライズ…と言えば、ピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか^^

烏野は少し前の試合で伊達工に敗れています。
しかも烏野の絶対的エースである東峰のスパイクを完全に封じられての敗北…
伊達工が「鉄壁」と呼ばれる所以でもあるんですけどね。

ですが、この数ヶ月の間で烏野は変わりました。
翔陽、影山、月島、そして山口が入部して攻撃の幅が広がりました。
もう以前の烏野ではありません。

そして、その違いは試合の中で如実に現れてきます。
中でも県内屈指のミドルブロッカーで、身長が190㎝オーバーの青根が徹底的にマークするのは身長が165㎝くらいしかない翔陽なんですが、その翔陽が一歩も引かないのには痺れました。
それに試合中でも烏野のみんなは進化し続けているんです。

その中でも翔陽、影山が繰り出す「変人速攻」がビシッと決まったとき…
翔陽の動きについていけず、呆気に取られた敵チームがボールを見送ることしかできない瞬間…
もうこちらのテンションも上がりまくりです。

でも、「変人速攻」は無敵の攻撃技ではありません。
各校の持ち味を活かして直ぐ対策を講じてくるのだから驚きです。
翔陽の動きについていくだけでも大変なのに、そこからボールをブロックするんですから…

ここまで視聴を続けると、TVアニメ版第1期の総集編が前後編になったのも頷けます。
前期で烏野新生バレー部が誕生し、音駒との試合で己を知る。
そして後期でインターハイ予選に臨み駒を進める。
ざっくり書くとたったこれだけなんですけど、必要な情報量が多く、1時間30分~2時間の枠に物語が収まらないんですよね。

そして青葉城西高校の試合…
烏野は「出し切った」と思います。
そして物語はそのままエンディングテロップへ…

印象的だったのはエンディングと一緒に流れていたシーンの数々…
台詞は一切ありませんが、みんなの心情が痛いほど伝わってくるんです。
全力全開の本気で戦った者だけに与えられる特権…
もうみんな眩しすぎて、こっちまで貰い泣きです^^;

そしてシーンが変わり3年生の4人が集められ、何やら相談しています。
ここも台詞は一切ありませんでしたが、後から話を聞いた翔陽たちの喜びっぷりを見ていると、きっと「春高バレー」まで3年生が残ると決意してくれたんでしょう。
伊達工の3年生はインターハイまでしか残らないと言っていたので…

でも、このままじゃ終われませんよね。
引き続き第2期をベースにした「ハイキュー!! 才能とセンス」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

後編に+@すれば2期は大丈夫だと思います

原作未読、アニメ1期未視聴、劇場版前半視聴済みです。

前半を見たとき、展開が高速過ぎて未読者にとっては辛い内容だったので、今回もおなじような感じなら見なくても良いかなと思って公開日ぎりぎりまで視聴を迷っていたのですが、結果的に観れて良かったと思いました。

確かに省かれた箇所が多いのは観ていて感じましたが、カットされた部分が全て余談と思えるほど一つの物語として纏まっていてギャグあり感動ありの一つの映画として仕上がっていました。

私と同じ状況の人がどれ位いるか分かりませんが、ちょっとだけハイキューを、かじっていて実際には見た事がない人がいたら、前半飛ばして後編だけ観て、足りない部分はwikipediaで補完すれば2期に問題なくついていけるんじゃ無いかなと思います。

総集編の中でも、良い方に入る総集編でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

61.2 7 2015年度の総集編アニメランキング7位
弱虫ペダル Re:ROAD(リロード)(アニメ映画)

2015年6月12日
★★★★☆ 3.6 (24)
154人が棚に入れました
TVアニメ2期「弱虫ペダル GRANDE ROAD」で繰り広げられた激闘と最終ゴールまでの軌跡を、新規カットを織り交ぜて再編集した。

6月12日より2週間限定で劇場上映される。

声優・キャラクター
山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎、前野智昭、代永翼、柿原徹也、日野聡、吉野裕行、阿部敦、遊佐浩二、野島裕史、関智一

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「アスファルトの味_忘れないぜ_忘れないぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!!」

2014年秋期~2015年冬期まで2クールに至った『弱虫ペダルGRAN ROAD』を再編集した総集編
第1期をまとめた『Re:RIDE』以来の劇場版で後に控えた新作劇場版へのおさらいもかねての公開


混迷を迎えたインターハイ2日目~最終日の模様を中心にしつつ、箱学3年生が卒業旅行するという“いつものCパート”っぽい新作コメディパートがところどころに挿入されます


前作に引き続き各々のキャラの出自にまつわる回想は極力カットされ、レースの行方だけが抽出されているのでダラダラ気味だった全体のテンポは終盤を除けばだいぶ軽くなっています
が、ファンにはアレがないコレがない、と少し不満が残るダイジェストかもしれません


それを差し引いてもオイラ的に注目したいのは男性声優陣の熱演でしょう
これホントにペダル漕ぎながら叫んでじゃねぇかって過呼吸気味の吐息や声帯千切れちゃうんじゃないかってぐらいの絶叫
この作品のメインキャストは一人残らずホント素晴らしいです


特に個人的に注目したいのは異彩を放つ御堂筋の遊佐浩二と荒北の吉野裕行


2日目の惨敗で戦意喪失、最終日を辞退しようとする自信家=御堂筋の心情の浮き沈みは他のキャラと比べてもとてもドラマティックで、それを引き出したのが遊佐さんの演技なのではないでしょうか


それと最終日、待宮からの追い上げを退き坂道と真波(不思議ちゃん二人組)を、さらには箱学チーム全員をリードする荒北
吉野さんの熱演に文字通り現場全体が徐々に引き上げられていくのが通しで観るとよくわかります
これホント凄いですよ


とまあ見どころは沢山あるのですが、そのアツさ故に終盤選手達が次々とリタイアしていく様は観ていて胸が痛くなる
今更ですがアツくるしいのが苦手な方には全然オススメ出来ない作品ですね、コレ


しかし公開目前の劇場版はオリジナルストーリーになるということで、思えば第1期の放送から僅か2年足らずという昨今の深夜アニメでは考えられないほど短期間でここまで漕ぎ付けた『弱ペダ』という作品
深夜アニメ1本作るのに放送まで約1年掛かることを考えると、これってとっても貴重な一作なのでは
と、再評価のキッカケを貰えました

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

Why?

なぜにもっと気の抜けるような追加ムービーなんだろう。

あれ入れるなら広島のムカつきっぷりをサラッと載せてもいいのに。

それにしても、鳴子の走りで毎回泣ける。

鳴子ってマジ、正統派主人公だよな。

ああいう、仲間仲間言うキャラ好きじゃないけど、鳴子は応援したくなる。

2年生になったらもっとカッコよくなるし。

それにしても、いい勝負だった。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2
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