警察で幼馴染なTVアニメ動画ランキング 7

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の警察で幼馴染な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月17日の時点で一番の警察で幼馴染なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

60.4 1 警察で幼馴染なアニメランキング1位
まじっく快斗1412(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (178)
1093人が棚に入れました
マジック好きの高校生、黒羽快斗(くろば・かいと)
父は天才マジシャンだったが、世界的な大泥棒〈〈怪盗キッド〉〉という裏の顔も持っていた。

その父はマジック中の事故で他界。

快斗はひょんな事から父の裏の顔を知り、
事故死ではなく何者かに殺害されたのではないかという疑惑を抱く。
そして、快斗が父の死の真相を探るべく
跡を継いで〈〈怪盗キッド〉〉になるところからこの物語は始まる―。

声優・キャラクター
山口勝平、M・A・O、羽佐間道夫、喜多村英梨、宮野真守、石塚運昇、池田秀一

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

たまたま観たら最終回でしたw

2015.01.10「彼から手をひいて」
2015.03.28「真夜中の烏(ミッドナイト・クロウ)《後編》激突!白か黒か!?」
結局放送中この2話しか観れませんでしたw

どちらもたまたまやっていたので観ました!
あまりみないですがコナンシリーズのキャラで快斗が
個人的に一番好きなキャラではあります♡

今回のこの13話「彼から手をひいて」の
お話がすごくおもしろかったのでレビューしておこうと思いました。

快斗の学校がスキーにきたお話でした。
ナイターでカップル(男女ペア)になって仮装スキー大会!
快斗がまるで王子様でした♪ヽ(´▽`)/
すごくすごくかっこよかったし、
青子も可愛かった。

恋する女の子って魅力的♪
本当お似合いの二人でお互いがお互いのこと
大好きなんだなぁーって思わずニヤニヤ
しちゃいましたo(^o^)o

そして最終回24話。
またまた、たまたま視聴しましたがまさか最終回だとは・・w
全然話の内容についていけませんでしがそれなりに楽しめましたε=ε=ε=(●・д・ノ)ノ


最終回ED後いったんお別れって言ってたから
原作のストックたまったりしたらまたやるのかな?って思いました♪
まじっく快斗全然観てなかった私ですが、また放送はじまったら嬉しいです!
時間に余裕と観たい気分ができたら最初から観てみようかと思ってます。

読んでくださりありがとうございました(○`・∀´・)ゞ★

投稿 : 2024/06/15
♥ : 38
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

名探偵コナンの方にもたびたび登場する、「怪盗キッド」が主人公の作品

国民的アニメ『名探偵コナン』のスピンオフ作品と思われがちだけど、原作はこちらの方が先らしい。

名探偵コナンの方にもたびたび登場する、「怪盗キッド」が主人公の作品。

本作でも、コナン君との対決シーンがあります。
こちらの作品は怪盗キッド側の目線で描かれている所が面白かったです。

ちなみに、1412の意味って・・・。
{netabare}『怪盗キッド』というのは愛称で、『怪盗1412号』が正式名称。(1412号とは、どこかの国の警察組織がつけた名称)
新聞記者の書いた『1412』の走り書きを、工藤勇作(コナンの父で世界的推理小説作家)が『KID.』と読み間違えたことがきっかけで『怪盗キッド』{/netabare}と呼ばれることとなった。
で、確か良かったですよね?
(たしか、コナンのエピソードで見たような記憶があるんだけど・・・)

投稿 : 2024/06/15
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「ポーカーフェイスを忘れるな」

この作品の原作は未読です。この作品の中で何度か「コナン」を見かけました。
作画の雰囲気はお互い似てるなぁと思う程度でしたが、作者が同じだったんですね^^;
知りませんでした^^;
更に「まじっく快斗」のタイトルを見てもどんな作品なのかが分からず、数話みて視聴継続を決めようと思い視聴に臨みました^^;
結果的に完走してしまいましたけれど・・・^^

この物語の主人公は天才的なマジシャンである高校生の黒羽快斗です。彼は高校生としての顔と・・・もう一つ快盗キッドとしての顔を持っていました。
自分が快盗キッドである事は世間には秘密・・・そんな高校生と快盗を華麗に使い分ける日常がこの作品では描かれています^^

快斗の快盗としての犯行手口は、高校生とは思えない程鮮やかなモノです・・・
ご丁寧に犯行予告を送り、警察や野次馬が大勢いる中、狙った獲物を確実に盗み出します。
時にはライバルも現れ、絶体絶命のピンチが何度も訪れるのですが、ほんの少しの運と機転で切り抜けていきます。

そんな快斗の幼馴染が中森 青子ちゃん・・・そして、お父さんが警察官でキッド捜索担当という「灯台下暗し」的設定なのですが、この設定がこの作品の面白さを助長していたと思います。
快斗と青子はいつも一緒・・・青子のお父さんは非常にオープンな性格であるため、狙った獲物の警備状況が得られるといったメリットがある反面、青子があまりにも近い存在であるため、隣にいる彼女の目を眩ませて盗み出すのが逆に難しいんです^^;
まぁ、良い事ばかりじゃ飽きてしまうので、スリリングな感じは丁度良かったと思います。

ただ一つ・・・見ていて脳内変換が必要な事がありました^^;
快斗を見ていると・・・どうしてもPersona4 the ANIMATIONのクマが脳裏に現れるんです^^;
声優さんが同じなのである意味当たり前なのですが、シリアスな場面でも「〜クマ」「〜クマよ」と言ってコミカルに飛び跳ねるクマ・・・^^;
そんなクマの姿に思わず顔が緩んでしまう事が何度かありました^^;

世間に正体を隠している快斗ですが、中には正体を知って応援していくれる人もいます。
快斗の同級生である小泉 紅子も数少ない人物の一人です。
きっかけは些細な事・・・でも周年を燃やす彼女は決して嫌いではありませんでした。
むしろ、青子ちゃんより推して見ていたように思います^^;

オープニングテーマは、LAGOONさんの「君の待つ世界」とCHiCO with HoneyWorksさんの「アイのシナリオ」
エンディングテーマは、REVALCYさんの「WHITE of CRIME」とGalileo Galileiさんの「恋の寿命」
とにかく「アイのシナリオ」が大のお気に入りです・・・初めて聞いた時にあまりの格好良さにビックリしてしまった程です^^

2ク-ル全24話の作品でした。
盗む場所、相手、ライバル・・・そして青子や紅子との関係・・・
土曜夕方のアニメだけあって、大人も子供も楽しめる作品に仕上がっていたと思います^^
最後まで分からなかったのが、タイトルに付いている「1412」の数字の意味です。
物語の中で分かるのかな・・・と思っていたら全然分かりませんでした^^;
これだけが唯一心残りです^^;

投稿 : 2024/06/15
♥ : 16

86.3 2 警察で幼馴染なアニメランキング2位
東京喰種(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2769)
15618人が棚に入れました
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人・喰種が蔓延る東京。ある青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる―――・

監督に本年度米アカデミー賞ノミネートの森田修平を迎え、前代未聞のスタッフ陣によって彩られる「東京喰種」の新たな世界に乞うご期待!

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、小西克幸、中村悠一、豊永利行、浅沼晋太郎、櫻井孝宏、伊藤健太郎、梶裕貴、浪川大輔、速水奨、立花慎之介、津田健次郎、土井美加、仲野裕、釘宮理恵
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おし…え…てよ おしぃえ…てよ…、この…魅力を…。。。

2014年7月放送。
全12話。


【前置き】

ヤングジャンプで連載されている人気漫画のアニメ化ということで、放送前から話題になっていた作品でしたね。
原作未読の私としては、知名度の高い人気漫画なだけに差異の生じかねないうメディアミックスから入ることに少々躊躇いはあったものの、
「アニメだし、実写よりはキッチリ原作再現してくれるでしょ!」
という淡い期待の元、視聴しました。

さて、結果としてこの選択は正しかったのでしょうか…。
おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…。



【あらすじ】

人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人『喰種(グール)』が蔓延る東京。

平凡な大学生『金木 研(かねき けん)』は、好意を寄せていた少女『リゼ』との初デートで、彼女が喰種であることを知ります。
襲われ瀕死の重傷を負った金木ですが、直後にリゼが鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態となるのでした。

病院に搬送された後、医師の判断で金木に喰種であるリゼの臓器を移植したことで、彼は『半喰種』となってしまいます。
それ以来、金木の人間と喰種との間で揺れ動く苦悩と恐怖に満ちた日々が始まります…。


※※※
『カニバリズム(食肉の風習)』を表現する作品は、どうしても内容を説明するに辺り視覚的なグロテスク描写を含みます。
こちらに関しては、ホント人それぞれの許容量の問題なので、見る前に御自身で御判断下さい。



【語ってみる】
{netabare}
まず、見る前と見た後では内容のギャップに驚きましたね。
『半喰種』という主人公の立ち位置も魅力的でしたが、喰種の持つ「赫子(かぐね)」と呼ばれる背中から出る捕食器官に関しては、異能バトルをする上での特殊能力そのものに思えましたので。
しっかり、ヤングジャンプの層をとらえた、バトルを想定した作品だったわけですね。
徹底的に人を喰う葛藤を重厚に描き抜いてくれるのかと思っていたので、そこは少~し残念な気もしましたが…、まぁ売れないよねそれじゃ…。


まず第一話での、その衝撃的展開を彩る作画の気合いの入りようには驚きましたね。
中盤のバトルは、前半と終盤に比べると少し息切れした感もありましたが、それでも常に一定以上のクオリティーを維持したように思います。
ただ、その内容からTV放送にあたっては黒塗りで表現された部分が圧倒的に多く、内容ありきのグロが魅力の一つであろう本作にとっては、残念で仕方ありませんでしたね。
絶妙な隠し具合で、何がどうなっているかは理解出来ない程ではないので、話についていけなくなることはありませんでしたが。

演出面において記憶に残ったのは、オープニング曲「unravel」の絶妙なかかり具合でしたね。
第1話の終わり、そして最終話での終わりでもそうでしたが、あの「おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…」から始まる歌詞は勿論、凛として時雨ボーカルのか細い声色の演出が、作中の金木君の内心と非常にマッチングしており、まさに主題歌と呼ぶに相応しい曲だったのではないでしょうか。
曲としてはエンディング曲の「聖者たち」の方が好きですが、アニメ版「東京喰種トーキョーグール」と言えば、この「unravel」ナシでは語れないとさえ思いました。



ただ、そのストーリー展開としては、まさに目まぐるしいと表現するのが一番正しかったように思います。
原作ファンの方は特に声を大にして訴えていたようでしたが、原作の丁寧な感情描写をスッパ抜いて展開が早過ぎるといった具合だったようで…。

原作未読の私からすると、毎回衝撃的な展開が続きヒキも非常に上手いので、毎週見たくはなりました。
ですが、最終話まで見て結果的に面白かったかと問われると、少し疑問が残ります。
なんというか、キャラクターを好きになるタイミングが掴みづらかったといった感じでしょうか…。

本作に限っては、原作漫画を先に見た方が良かったのもしれませんね…。
だとするとアニメ版の本作に、更に不満を言いたくなったのかもしれませんが…。
ストーリーとしては、ある程度魅力的なのは自分の中では間違いなく、それぞれのキャラクターの葛藤も片手間では見れない吸引力がありましたので、いつかゆっくり原作を熟読したいと思います。


人物の葛藤の中でも、とりわけ記憶に焼きついたのは、喰種でありながら平和に暮らしていた母娘

『笛口(ふえぐち) リョーコ』(←美人)と『笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)』(←可愛い)

でしたね。
いや…決して双方見映えが良いからとか、そういう邪な気持ちが働いたワケではなく…。

喰種だからと言って、誰もが好きで人を襲って食しているわけじゃないんですね…。
ただ…人間の言う美味しいものを食べても、全く喉を通らない…、吐き出してしまう…。
そういう風に生まれてしまったばっかりに人目を避けなければならず、娘(←可愛い)を小学校にも行かせてやれない母親(←美人)の気持ち。
何も悪いことをしていないその彼女達(←美人母娘)は、人間が組織した喰種対策局により、一方的な制裁を受けることになります。

社会としては喰種は全員駆逐すべきという考えが一般的なようですが、それでもそういった喰種もいるのだと世論が学んだ時、この社会が考えを改める機会がくると良いですね。
決して邪な気持ちによる同情とかではなく。

作中でも、人間と喰種の対比の表現として、ヒロインの『霧嶋 董香(きりしま とうか)』がこう言う場面がありました。

『ねぇ、ケーキっと本当はどんな味なの?

 吐くほど不味いから分かんないんだけどさ、アレ…人間は美味しそうに食べるじゃない。』

「自分がもしそうなってしまったらどうする?」という問題提起を孕んだ本作。
この状況で主人公のように、目の前にある食肉に手を伸ばす自分を律せられるような『人を見失わない人』は、果たしてどれくらいいるのでしょうか…。
平和に暮らしても殺されるかもしれない、この世界で………。



作中で金木は、「あんていく」と呼ばれる初老の喰種が営む喫茶店に身をおき、以降生活をしていきます。
自殺者等を回収し、比較的罪を犯さず食肉を得られる環境を整えた本店は、この区での喰種の生活の支えとなっていたんですね。
当初は「自殺者の数だけで何人も十分に養えるの?」なんて考えておりましたが、日本の自殺者数や行方不明者数を換算して都心部の人口で割り当てた場合、結構まかり通る数なのだそうで…。
日本コワイ…。

金木はそこで、臓器を移植した大喰いの喰種『リゼ』の片鱗を見せながらも、喰種として少しずつ生活に馴染みをみせ始めるのですが…。
喰種対策局や別の区の喰種が、その生活を脅かします。

そして最終話、カタの外れた喰種による度重なる拷問で、『人を見失わない人』であった金木も、遂に『リゼ』の心に耳を傾けるのです。


『間違っているのは僕じゃない、

 間違っているのは…、この世界だ!』


『それでいいのよ金木君…、生きるというのは他者を喰らうこと…。』


ここから白髮と化した金木が魅せた、これまたカタの外れた…というより足首の骨を外した圧倒的な戦闘能力は、気合十分の作画も含めて物語のターニングポイントに感じ惹きつけられましたね。
そこから何の後日談も予告も無く終わってしまうのもこれまた衝撃的でしたが、まぁ…2期はしてくれるでしょうし、ゆっくり通知を待とうと思います。
{/netabare}



【人を喰ったような発言を繰り返す、美食家月山の魅力】
{netabare}
さて、急速な場面展開からも今ひとつ心象に欠けるキャラクターが多い中、それでもやはり異彩を放つ奴が一人。
それが、喰種対策局から「美食家(グルメ)」と呼称される『月山 習(つきやま しゅう)』でしたね。
はぁ…どーしてまたこういうキャラ好きになっちゃうかなぁ…。。。
でも、原作者の石田スイ先生も彼がお気に入りだとか…。
ですよねぇ、キャラの当て方に愛が感じられますもの。

はてさて、そんな月山という男。
見た感じはモデルを思わせる端正な顔立ちで、言葉の節々に英語や音楽用語を用い艶めかしく話すキャラクターです。
呼称としては他にも「20区の厄介モン」「気持ち悪いキザ野郎」「(ストレートに)変態」等多数。
うん、やっぱり愛を感じます。(愛の表し方は、人それぞれです。)


実際、彼は金木君に共通の話題である本を用いて近付くのですが、その本心はまさに彼を食すことであり、彼の血が付いたハンカチーフを鼻に擦りつけて


『柔らかな甘みと、芳醇なハーモニー。

 ああああああぁぁぁ、新しいごちそうの発見はっ!

 人の幸福にとって、星の発見以上のものだ!!!』


と迷言を吐き散らす、まさに変態野郎でしたね。
声を担当された「宮野真守さん」はまさにハマリ役で、「DEATH NOTEの夜神月」等の冷静沈着タイプから「STEINS;GATEの鳳凰院 凶真」といった厨二病キャラまで突き抜けてこなせる宮野さんだからこそ、存分に魅力を見出せたように感じました。


第5話で月山は、金木君をどうやって食べようかと試行錯誤した末、

『金木くぅんンがっ!! 食べながら

 金木くぅんうおっ!! 食べたい!!!』

という奇想天外な発想に辿り着き、人質をとって彼に迫ります。
ここで金木君から「変態」発言が飛び出るのですが、彼は侵害だと返しながらも「そうさせたのは君なのだから責任をとれ」と責任転嫁する天晴ぶり。
中の人繋がりで言うと、まさに「駄目だこいつ…、早くなんとかしないと…」状態でしたね。

ただ、実際に董香が割って入り彼を制止するも、「美食家」を名乗るだけあって良い物ばかりを食してきた月山は、食事が戦闘能力に直結する喰種の中でも、抜群の実力を持っていました。
そこで奇策として、董香が金木を食すことになるのですが、それを見た月山の

『僕のだぞっっ!!!』

発言には、シリアスな場面展開にもかかわらず笑ってしまいましたよ。
きっとそういう方も多いのではないでしょうか。


そんな彼も、金木くんが攫われた終盤では、

『アモーレ!! heartbreak…。

 無二の友人である金木君が…、ワケの分からない連中の手によって危険な目にあってるなんて…

 No kidding!!』

と言い放ち、「あんていく」と共に、彼を助けに?向かいます。
この月山が本作において、こういう味方とも敵とも呼べない立ち位置のキャラになったわけですね、にくい構成でした。
彼の言動を全て「お前が言うな!」で収めてしまうのは簡単ですが、皆さんもどうか彼を温かい目で見て愛でてみませんか?


そうそう、少し余談となりますが。
TV放送のCMを飛ばさない方はご存知かと思いますが、金木君と月山が行なうBlu-rayの販促CMは面白かったですね。

金木「月山さん、イベント抽選券付きBlu-rayが発売ですよ!」

月山「チュレェヴィアアアアァン!!

   イベントと言うことは、皆に祝福されながら、僕達が一緒になる日が遂にやってくるんだね!!?」

金木「人を喰ったような発言はやめて下さい…。」

最期の金木君の冷静なツッコミが良いですね。
これが聴きたくてCMは毎回飛ばしませんでしたよ、私は。
{/netabare}



【総評】

作品として魅力に感じる部分は大いにありましたが、その原作をアニメで100%活かしきれなかったように感じます。
原作未読の私から見ても、全12話で表現しようとするシナリオ構成の幅に、若干無理が掛かったように見受けられました。

それでも、内容として手を抜いた作品では決して無く、演出面にも秀でておりグイグイ見させるだけの吸引力はしっかり兼ね備えておりました。
全般的にシリアスな内容ではありますが、その分Cパートで小ネタを挟み楽しませてくれますしね。
次に見る機会があれは、ちょっと恐いですが黒塗りが無い完全版で是非見たいですね。

2期はやるのか…いつになるのか…。
今現在まだ噂の粋を出た情報はありませんが、どうせなら熱が冷めない内に放送してほしいですね。
展開が早かった分、視聴者の熱が冷めるのも早い気がしますし。

その時は、また作中にハマったを主題歌だと尚嬉しいですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月山 習』声 - 宮野真守さん

◇一番可愛いキャラクター◇
『笛口 雛実』声 - 諸星すみれさん



以下、カニバリズム(食肉文化)について。
(途中から妄想に突入してしまったので、〆ます。)
{netabare}

ちなみに私は恥ずかしながら、正直なところまだ一度もカニバリズムを体験したことがありません。
偏見を持たず多種多様な食文化に触れることは、人生観を広げる意味でも重要だと私は感じておりますので、ここは偏食なぞせずに、いつか体験しなければいけないなと考えております。

しかし、現代の日本において、そんな「ハンニバル•レクター」みたいな真似が出来る状況は早々ありません。
やはりここでも、『東京喰種トーキョーグール』の世界に妄想を抱くことで、脳内体験するのが社会人として果たすべき選択となるでしょう。


まぁ…どーせ喰べるなら、私好みの『チュレェヴィアアアアァン!!』な人間を捜すことにしましょう。

おっ、かなり好みの人間を発見!!
早速、声をかけてみましょう。


「あっ、お嬢ちゃん可愛いねぇ。

 ヒナミちゃんって言うんだぁ…。

 うんうん、髪型が(私好みな)ショートカットで似合うねぇ。(グヘヘ)

 へぇ、字のお勉強してるんだ、偉いなぁ。

 それならお兄さんが、こっちで詳しく教えてあげるよ。

 さぁ、おいでおいで!!(ゴクリ)」



……さて、数分後。
細切れになった私は、彼女の胃の中にいたワケですが…。

こんな可愛い美少女になら、喰われる側というのもまた乙なものでした。

でも、ちゃんと「ごちそうさま」って言おうね、ヒナミちゃん。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/15
♥ : 61
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

喰べたら「ごちそうさま」するまでが作品なのに

人を喰らう正体不明の怪人・喰種。
主人公カネキは喰種に襲われ瀕死となるが
喰種の臓器を移植されたことで半喰種となってしまう。
それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることに…。


凄惨な食事現場で始まり、凄惨な食事現場で終わった一話だったが
その課程には実に多彩だった。
Aパート開始時は安らぎや暖かさを感じさせつつも
黄色い道をゆっくりと歩む美女の姿が「迫る注意」「迫る非日常」を感じさせ
そこから緩急を織り交ぜ喜びから恐怖、救済に戸惑い、葛藤に絶望と
「赤い日常」へと変貌する様を流れるように観せてくれた。
この一話だけでジェットコースター一周分の感情を体感できる様な内容で
すぐにおかわりが欲しくなってしまった。
掴みとしては今期一番良いかも。今後も期待が高まってしまう。

考え過ぎかも知れないが、カネキが半喰種になる課程も単なる偶然とは思えず
どこか作為めいたものも感じている。
医者もグル(グール)かな?…とか、ミステリー好きの血も少々騒ぐ。

またこの世界での半喰種の存在意義がどうなるかにも注目している。
既存のグールなら自我を持っていないので、
その間に当たる半喰種には無条件で価値が生まれるが
この作品の喰種は既に自我や規律すら持ち合わせている模様で
半喰種との違いがどう現れるか気になる。
カネキの葛藤は半喰種ならではのものでずっと続いてしまうのだろうか?

※2話感想{netabare}
ヒデを救うためグールの力を借りグールの力に飲まれヒデを襲う衝動に駆られる…。
泥沼の葛藤が更なる深みへとハマっています。

それでも「人」の事「グール」の事、そして「自分」の事を知ろうとして
向き合う姿は立派でした。
ヒデも勘がいいので判っているご様子。良い友達じゃないか。
血の臭いだけでなく感動の匂いもしてきました。

あと触手を絡めた戦闘シーンもかなり上等で衝撃的でした。
そしてこの作品「目力」がハンパない! 夢に出そう…。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
アンティークを中心に活動するグールの生活が覗けた回。
どうやら安定区と掛けてあるようでグールの中でも穏やかに
生活する者が集まっている様子。
食事も自殺者を確保している様で納得できた。…ここまでは。

でも、他の区に多数の凶暴なグールが居るとなると
描かれている平穏無事で危機感の無い人間社会に疑問が湧く。
グールの数が多すぎる。

設定通り、毎月グールの人数と同じだけの人間が殺されるとなると相当な被害で
もはや警察が事件としてどうこうでは無く
軍が出来て対応していたり半分以上グールとの戦争の状態に成っていておかしくない。
…というか成っていて普通、それくらいの危機だと思える。
面白そうな作品なだけにバランスも考えて練って欲しかったと思ってしまう。

ちょっとケチが付いたが今後の展開で
グールの繁殖方法やジェイソンみたいな奴の素性や存在意義が明かされれば
もう少しは納得行くかも知れない。
【予想】{netabare}グールは元々政府が作り出しているが隠蔽されている{/netabare}
みたいな話なら判らなくもない。期待はしている。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
美食家、月山の裏の顔が見られた回。

人と仲良くしようとして無理矢理不味いモノを食べる霧嶋さんとは対照的に
美食を謳歌する月山。
狂った様に映るけどグールとしてはこちらが正常なのかな。
グールの味覚に着目したこの作品ならではの存在は面白く、次回以降も注目です。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
早くも月山の食指がカネキに迫り、錦の切ない過去も露わに。

前回に続き月山の個性が圧倒的。颯爽登場!宮野真守無双。
狂気の中、生き生きしていてキャラ的にはみんなを喰ってたと思う。

錦もイイ話で単なる憎まれ役から脇役レギュラーへと躍進したかな。
でも、錦自身は内蔵の九割方破損した所から復帰したのに
姉さんは一般人相手に呆気なく死亡。(詳細不明)
そう言えば路地裏でカネキと最初に会ったグールも蹴り一発で死んでたし、
グールの耐久力に差がありすぎてご都合感が出ている。

美味しく質の良い餌を食べると即効でパワーアップ!
ってキノコマリオみたいな事を急に言い出してるし
話が進むにつれ、設定の詰めの甘さが見えて来てちょっと残念にも感じる。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
何とか危機を脱したカネキ達。そして改めて浮き彫りになったグールと人との距離。

グールも人と同様に心があり愛があり家族があり。
「お母さん!」と言うヒナミの叫びがとても痛々しく突き刺さる。
同情できる話で何とかしてやりたいのだが、
「人喰い」…いや「人しか喰えない」と言う生態は致命的で
言葉や理屈が通じ心があるとしても相容れない存在になってしまうよなぁ…。

カネキの存在がグールと人との心の橋渡しになるかも知れないけど心が繋がったとして
約定作って「人を襲わない代わりに故人の体を提供する」って訳にも行かないし…。
設定上では既に詰んでいる…と言える落とし所のない問題にどう挑むのか
見物だと思うけど、ホントどうするんだろう?
バトルで何となく解決した風には成らないで欲しいけどな。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
人にもグールにも義はある。それ故に復讐と憎しみの連鎖は止まらない。

カネキが到着するもヒナミのお母さんを助けられず悲しい結末になりました。
ヒナミにとっては本当に最悪の結末。
でも、母の表情から察するに復讐は望んではいない筈。
それは幼いヒナミに伝わっているのか?理解できるのか?
葛藤の中、芳村さんの道か薫香の道か何を選択するのか
この作品の肝になりそうで興味深いです。

真戸さんはグールにとって脅威だけど人側から観ると逞しい。
彼処まで出来る様になるには相当な修羅場と仲間や知人の死を経験しているのだろう。
グールに情をかけて殺された者もいそうだし、少々壊れてなきゃ務まらない。
悪っぽく描かれているけど背景を察していくと憎めないキャラだと思う。

一人殺されたとはいえ亜門達は何とかクインケ無しで対抗してましたが
身体能力考えると全員瞬殺されて当然なレベルで無理がある気がします。
せめて刃物弾くって設定無くしてくれないと人に勝ち目がなくないかな?
グールって設定自体矛盾だらけなので小さい事は寛容には観てるけど、
バランス感覚がちょっと悪いなって気がします。

次回は真戸と薫香の戦いが更に激しくなりそうで、
そして復讐に走る薫香をカネキはどう見るのかも楽しみです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
真戸さん亡くなってしまいました…。
良い悪役だっただけにちょっと寂しくもありますが復讐に囚われた者の末路として
意義を投げかけてくれました。

一方ヒナミは復讐に囚われず深い悲しみの中から「生きる」ことを決意。
溢れる涙が心に響きます。強く生きて欲しいですね。

カネキは不戦を貫き悲しみと復讐の連鎖を断ち
グールと人とを繋ぐ希望になって行きそうですが6話感想の懸念が個人的に引っかかる。
共生目指すならグール用の食料開発出来ないものかな?
{/netabare}

※9.10話感想{netabare}
悲しみを乗り越え日常を取り戻そうとするアンティークの面々、
そして新体制でグール対策に当たる捜査官達。

近隣の11区が騒がしく嫌な予感がしていたらやっぱり飛び火です。
捜査官も絡んできてなんだか仁義なき抗争モノの雰囲気が強くなってきましたね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
人とグールが入り乱れた抗争、そして拷問と血生臭く暴力の砦と化しています。
覚醒しつつある亜門くんをいつの間にやら応援しちゃってます。
現状アンティークの敵ですが何れ手を組む事もありそうですよね。

カネキくんから新たなカネキくんが生まれそうですし、
屋上には何やら怪物が…ってあれまさかマスターなのか!?
次回も気になります。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
心身共に死よりも凄惨な地獄の様な苦しみ中、今までの全て否定し
生まれてしまったダークカネキくん。
これからこの作品はドコへ向かうのか?…って所で最終回!

せめて…せめて外での戦いにケリ付けてくれないと投げっぱなしにも程があるし
痛々しい拷問が最終回ってのも後味が悪すぎる。
この終わりならアニメ化しなくても良いんじゃない?って気さえします。
{/netabare}


【総評】
心理描写や戦闘描写は良く描けているしキャラも立っている。
そして設定上袋小路になっている人とグールの関係がどうなって行くのか
どういう結末になるのか期待と興味を持って観てこれたがとにかく後味が最悪でした。

人として生まれそしてグールとして再生して価値観や感性などを培い
積み上げたモノを最終回に全否定させて結論出さずにハイ退場!!

結局、1話で身体を失い、最終話で心を失った可哀想な青年の怪談のような話で終幕。
闇芝居なら三分で終わるわッ!
中身は投げっぱなしでブッツリ終わるアニメの中でも指折りの作品になってしまいました。
続きやるのですかね? やらない事には話にならないし観る意味もない作品です。
事情があるにせよ、この終わりを平気で観せる制作側の神経を疑います。
期待と観て来た時間までも全否定されるこの終わり方は許容できません。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 64
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

リゼと接触したことによって、
金木くんがかわいそうな目に・・・(´・ω・`)

■第1話~第2話
{netabare}
金木くんの発狂ブリが見どころの一つではありますが、
やっぱり一番の見どころは、リゼ役のハナザーさんですね!^^

1話目で金木くんをハニートラップにかけた
誘惑っぷり。そして2話目で永近を食べるようにそそのかしたり。
ハナザーさんがいい意味で壊れております(笑)

1話目の途中までは、ハナザーさんだとは気付かなかったです。
「となりの関くん」の横井さんがダークサイドに
落ちたみたいな感じ^^

これからますます壊れていくといいですね♪
{/netabare}

■第3話
{netabare}
今回はハナザーさん出番なしでした。。。
物語もあまり進まず、水面下で動いている感じです。
次回から動くかな??
{/netabare}

■第4話
{netabare}
今回はザ・宮野劇場って感じでした!
トイレでくんかくんかしているシーンはもう爆笑でした^^

ハナザーさんは30秒くらいの出番でしたが、
Sっ気たっぷりの見事な演技でした♪
{/netabare}

■第8話
{netabare}
久しぶりのハナザーさんでテンションあがります♪

そして残念ながら真戸さんはこれにてご退場です。
良いキャラしてたのに残念ですね^^;

あの指輪は、薫香ちゃんと何か因縁が??
{/netabare}

■第12話
{netabare}
中途半端なところで終わってしまいました。。。
原作読みましたが、確かにどこでアニメ終わらすか
は悩みどころですよね~
2期はあるんでしょうか??^^
{/netabare}

投稿 : 2024/06/15
♥ : 94

65.0 3 警察で幼馴染なアニメランキング3位
AMNESIA(アムネシア)(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (601)
3025人が棚に入れました
8月1日以前の記憶を失った状態でカフェにいた主人公。
戸惑う主人公は、「精霊」だというオリオンの導きを受けつつ、記憶喪失を悟られないように行動を始める。
名前も顔も知らない「幼なじみ」や「先輩」、「恋人」との出会いの中で、想いを感じつつも応えられない主人公。
記憶の欠片がときおりよみがえる中で、突然、危機が訪れる。
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

それぞれの想いと記憶のカケラを繋ぎ合わせた、8月1日へ…

(2013.1/10 1話:I)
{netabare}水面に写る月のような主人公は、記憶喪失となっていた。
「I」は、「I(ワン)」始まりとも、「I(私)」とも取れる。

なぜオリオン、記憶喪失の原因が現れたのか?

オリオンと言えば、「SHOUT OUT」でしょwww
イッキは何か「持ってそう」だな。
まだまだ、謎が多い作品ですね^^;{/netabare}


(2013.1/17 2話:Ⅱ)
{netabare}かつての約束を破った為、同級生?友人?から恨まれる事になってしまった主人公。そんな中、主人公が企画した親睦会でシンが「殺した、人を殺した…」という情景がフラッシュバックした記憶の断片、それは何を意味するのか?

また、記憶を失ったと知る(8月4日)以前の8月1日に戻った理由とは?{/netabare}


(2013.1/24 3話:Ⅲ)
{netabare}瞳の色が各キャラ主に2色あり、

紫:高貴、橙:開放(シン) 
緑:安定、青:後退(主人公)
緑:安心、黄色:喜び(トーマ)
ピンク:優しさ、水色:親切(イッキ)
緑:調和、ピンク:温かさ(ケント)

それぞれの性格と関係あるのか?

いやぁ、ばれちゃったね~主人公^^;
   
まさかとは思うが、主人公だけじゃなく他の人も記憶が混乱してる?{/netabare}


(2013.1/31 4話:Ⅳ)
{netabare}これ、どこまでが本当でどこからが嘘なんだろう…
主人公が記憶喪失なのをいい事に、事実を隠して嘘で繕ってるんじゃないかと思う程に、展開が読めない。
シンが人を殺したんじゃなくて、シンの父親が殺した。

主人公が事故に巻き込まれる度に、記憶・時間が8月1日へと戻ってしまい、そこからシン→イッキ…と続く事によって主人公の記憶が戻っていく物語なのか?{/netabare}


(2013.2/7 5話:Ⅴ)
{netabare}イッキとも付き合って「3か月」。イッキの体質って?
一人と3か月の付き合いだとしたら、4人で1年。この物語は主人公の空白の1年を描いたもの?
だとしても、尺が足りない…

異なる世界軸の中から少しずつ、記憶の断片を取り戻していくのか?

いや、分からない事が多すぎるのは視聴者も同じですよwwww{/netabare}


(2013.2/14 6話:Ⅵ)
{netabare}やはり、主人公の記憶が8月1日に戻るのは、その戻った世界がパラレルワールドだから?
完全防備って、いうより○面ライダーかよwww
そんな変質者には甘えられませんからwww

この回、1話と繋がりましたね。

いや、お前の方が重いからwww

さぁ、次はケントルートかな?{/netabare}


(2013.2/21 7話:Ⅶ)
{netabare}ケント、かなり不器用だなwww
でも、個人的にはケント×主人公ルートが良い。

気づいたね、ケント^^

この世界のケントは、主人公が元居た世界のケントにも影響を与えるんだろうか?

ってか、ケントルートもう終わり!? だとしたら、次回はトウマルートか。

様々な人との恋愛を通して、主人公の過去の記憶を呼び覚ますだけでなく、その経験をした主人公の8月1日(ほづみ=穂摘み)の物語?{/netabare}


(2013.2/28 8話:Ⅷ)
{netabare}なんかトーマ、裏がありそうで恐いな^^;
そして、鍵の掛かった日記帳には記憶の真実が!?
「一日の計画」ってなんだ? ってか、主人公のケータイお前がもってたんかよΣ(・ω・ノ)ノ!
ウキョウさん、目が病んでるなと思ったら性格まで病んでたwwww

あの主人公を目の仇にしてるヤンデレーズの3人組は何者なんだ?{/netabare}


(2013.3.7 9話:Ⅸ)
{netabare}束縛するのは、どうなのよ!?(゚д゚;)
そんなんじゃ、愛想笑いしかしてもらえないですよ?

シン、久々の登場ww

トーマ、恋人じゃなくてストーカーですか∑('◇'*)エェッ!?
檻とか人として扱ってない。鬼畜だな、トーマ。

強すぎる想いは、考えものだな…{/netabare}


(2013.3/14 10話:Ⅹ)
{netabare}鍵の掛かった日記帳に自分の記憶のヒントが隠されているのではないかと思った主人公は、その日記帳の鍵を開ける事に…
トーマの事が好きだったんだな、主人公。

無理矢理って、檻に入れた時点で無理矢理すぎだからさトーマ^^;

おいっ(゚д゚;)ウキョウ、落とすなよ!
そして、ウキョウルート突入!!{/netabare}


(2013.3/21 11話:Ⅺ)
{netabare}夏なのに鍋、冬にアイスの考えが理解できない(-_-;)
ウキョウ、主人公を守りたいのは分かるんだが…

それに、この世界が主人公を殺したがっているって?

こうしてまた、君と出会えた…僕のルートで。
今度こそ、君を殺す?それとも、想いを伝えるのかウキョウ?

ウキョウが主人公にとって、一番危ない存在なのは分かってますw
ウキョウも主人公と同じように幾度となく「死」を繰り返している?

ウキョウ不審者のうえに二重人格か(-_-;)

1話の冒頭に繋がるんでしょうか?
ウキョウが彼女を殺したがっているのは、自分が生きたいが為?{/netabare}


(2013.3/28 12話:Ⅻ)
{netabare}「何度も、主人公が生きている世界を渡り歩いてきた。」←暁美ほむらですか? ウキョウさんwww

ウキョウさん、アレルヤとハレルヤみたいだな^^;
ニールって、ニール・ヤング?

ニール様って、オリオンの知り合いかよ∑('◇'*)エェッ!?
何でニールはウキョウと一体化してまで主人公を求めたのか?

主人公の記憶をいとも簡単に元に戻したのは…尺のせい^^;?

結局、彼ら4人が出てきた意味あったんでしょうかね(-д-;)

主人公、誰を選んだんだろう…{/netabare}


5枚のトランプが出てきた所を観ると、続きは原作(ゲーム)でって事でしょうか?

投稿 : 2024/06/15
♥ : 24
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

乙女ゲームらしい作品

記憶喪失の少女が喫茶店で働きながら少しずつ記憶を取り戻してゆくストーリーの様です。

ただでさえ苦手な乙女ジャンルですが
「記憶喪失のままの少女を喫茶店で働かせる」
という環境を作るために乱暴な設定づけがされています。

↓※1話設定について
{netabare}
精霊と精神体がぶつかって記憶が飛んでしまった。
病院で刺激のない環境だとそのうち呼吸法まで忘れる。
などなど、
私がこのアニメを楽しむには簡単には飲み込めない条件を突きつけられてしまいました。
物語がファンタジー方向に向かうのならまだしも現実世界での話となってくるとキツそうです。
{/netabare}
登場人物の服が異様にオサレなのでそのデザインを見るのは楽しみです。
どんな普段着だよ!どう着るんだよ!などとこれまたツッコんでいます。

ストーリーはトランプと絡めてきそうですがまだ方向性がわかりません。

OP,ED曲は結構良いと思います。

とりあえずもうちょい観てみます。

※2話感想{netabare}
主人公、自我無さすぎじゃない? オリオンの言うがままじゃん。
多分、原作ゲームではプレイヤーが選択するからなんだろうけど…ちょっと不自然。

オサレ優男が多くて目の色も気持ち悪いんで困り気味なんですが話は惹かれるモノがあります。
これって時間ループ系なのかな?
流星見るのと妖精の名がオリオンなのも何か関係有るのかな?
EDの万華鏡や望遠レンズ、「覗く」が関係してくるのかな?
などなど、ミステリーは好きなのでもう少し様子見てみます。
{/netabare}

3話感想書き忘れてたみたい…ごめん。
※4話感想{netabare}
優男シンの甘い態度や囁きを堪能する回でした。
どうやらループ繰り返しながら、いろんな優男が彼氏となって甘い時間が疑似体験できるお話みたいです。
こういうのが好きな女性は楽しめる作品のようです。
アニメ化するにはストーリーが浅く、私の期待していたミステリー要素も薄い気配を察知しました。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今度はイッキのあま~い歯の浮く台詞のオンパレードでした。
女の子こういうの憧れるのかな?
でも一般人が言ったらひくんだよね…。(^_^;)
ストーリーよりもこういうの楽しむアニメなんだよねきっと。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
「何か喋って…君の声聞いてないともう死ぬかも、本気で。」
…とか一度口にしてみたいわー。

無理だと思っていた設定もファンタジーが強いので乗り越えてきたんですが、
優男の甘い語録が観てて恥ずかしくなっちゃいます。
ミステリーの要素も色々気になって面白味は感じるんですが、
なんせ乙女要素が強いもので物語に集中できません。

トランプの様に四種類のパラレルワールドがある様ですね。
謎は気になってはいるので気持ちに余裕がある時に
なんとか上手く観ていこうと思います。本気で。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
気楽に観られた回でした。
耐性が付いたのかケントの不器用なお陰か分かりませんが、
今回はさほど優男感は気になりませんでした。
私が乙女ならこのルート選んでそうです。
折角相談できる人に出会いましたが、
結局また違うルートに行って、全体としては進展がないです。
以前の記憶は蘇るのでしょうか。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今度はトーマ回です。
ほかと比べると癖が少ない好青年でした。
服着たまま寝るのはどうかと思いますが。
男の事はもう飽きてるのでそろそろミステリーを明かす展開にならないかな。
あのカメラマンも性格が変わっちゃってますけど何かあるのかな?
ファンクラブはどの世界でもおっかないですな。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
好青年取り下げます。おっかねぇ。薬や檻はもう犯罪です。
純愛も行き過ぎるとおかしくなっちゃいますね。
主人公自我はないけど結構なんでも受け入れられる子ですね。
トイレとかどうしたんだろ?私なら耐えられないです。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
一応は全ての謎が解ける展開で辻褄は合いましたが、
妖精王ニール様という神のような存在が関与していて何でもありになってました。
どんなに考察してもニール様には叶いません。

でもゲームらしい余韻の残る終わりは良かったです。
どの扉で戻ったのか想像もかき立てられます。
でも主人公は各世界でヤンチャだった節があるので性格変わってたら少し嫌かも。
あのままの純粋な彼女で幸せになって欲しいです。
{/netabare}

男の私でも少しだけ乙女チックになれる作品でした。w
乙女気分を味わいたい人にはオススメです。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 27

イツキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

AMNESIA の感想

舞台は、とある世界の、とある街。
8月1日に目覚めた主人公は、突如としてその日以前の記憶を全て失っていた。
そして、その彼女の前に現れるのは、自身を「精霊」と呼び、「記憶を失ったのはボクの所為なんだ」と詫びるオリオンという少年。
自分がどこの誰で、記憶を失う以前は何をしていたのか。
そして、記憶探しを手伝うことになったオリオンと主人公の前に、突如恋人として現れる「彼」――…
主人公は、相手に記憶喪失を悟られないよう行動し、記憶を取り戻す手掛かりを探しつつ、「彼」との恋物語を紡いでゆくこととなる。


本作では、主人公の名前が無いところが、個人的に好きなポイントの一つである。
主人公は4つの世界を渡り歩き(所謂、パラレルワールド)、その世界によって相手の「彼」が違うという設定である。その「彼」によって、呼ばれ方が、「ねぇ、きみ」だったり、「お前」だったりと、違う。
乙女ゲームが原作ということもあり、視聴者が感情移入しやすい設定である。
また、それぞれの「彼」には、大きく違うそれぞれの特徴があり、それもまた、視聴者をその世界に惹きこむためであり、個人的に好きな理由でもある。

それぞれの話は単に恋愛だけでなく、記憶の無い主人公の恋人の「彼」に対する接し方の葛藤の描写なども多く、また、謎に包まれている部分を暴くシーンもあり、どちらかと言うとラブミステリーだとか、ラブサスペンスだとかの方が近いように思う。

全13話と作品的には然程長くないので、忙しい人でも楽しみながら見られるのではないかと思うし、ストーリ性も面白いので、個人的にお勧めしたい一作。

余談だが、作画はとても綺麗だが(個人的に好きなのは目)、主人公を含む登場人物の服装に突っ込んではいけない。
また、AMNESIAとは英語で記憶喪失を意味する。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 6

61.9 4 警察で幼馴染なアニメランキング4位
エルドライブ ēlDLIVE(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (161)
779人が棚に入れました
この世界には、地球人の知らない数多くの宇宙人が存在する。宇宙の秩序と平和を守るため、日夜、悪と戦い続ける組織、それが"宇宙警察エルドライブ"である。地球で暮らす少年・九ノ瀬宙太ここのせちゅうたには、物心ついたときから、ほかの誰にも聞こえない不思議な"声"が聞こえていた。そんな宙太がある日突然、宇宙警察エルドライブ・太陽系方面署の署員としてスカウトされる。採用試験を受けることにした宙太は、その最中、初めて"声"の主と対面することになるのだが、その声の主とは、"共生体モニタリアン"といわれる珍しい生命体。宙太はこのモニタリアンと協力して共生技を発動できる特殊な存在だった。採用試験に合格した宙太は、相棒のモニタリアン"ドルー"とともに、太陽系方面署署長レイン・ブリックのもと、同僚の其方美鈴そのかたみすずや仲間たちとともに、エルドライブ署員として働くことになる。

声優・キャラクター
村瀬歩、早見沙織、鈴木達央、釘宮理恵、小林大紀、飯田里穂、Lynn、松岡禎丞
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

一瞬だけ、志村けん さんかと思ったw

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
というタイトルにピンときた方は、1話を観た方ですね(志村けんさんの白鳥)w

良くも悪くも子供向けのアニメ。でも、それだけで侮ってはいけない。「マリワカ」の好例があるからね♪

ぶっちゃけ、去年(2016)は駄作が多かったスタジオぴえろ(おそ松さんは2015~)。さあ、今年(2017)をうらなう一作目はどうかな?

まあ、何はともあれ、小中学生が面白いと思ったら、面白いアニメなんでしょう♪ 私のようなオッサンではなくw


《以下ネタバレ》

【視聴断念(2話まで&最終話)】
{netabare}
やはり、おっさんが観るアニメじゃないw それにつきると思います。だったらまあ、夕方6時から放送するべきですね。

さて、合わない合わないではレビューにならないので、良い点と、難点を。

良い点としては、わりと深そうな世界観をつくっているところと、ツンデレ感溢れる美鈴のキャラかな。

太古の地球に送り込まれた、知的生命体(風なロボ?)「ジルー」。おそらく、話が進んでいくなかで、太古の地球に何があったか、なぜ他のモニタリアンが残っていないのか、その謎解きや元凶との戦い、など壮大な戦いに発展していくのでしょう。そして、宙太の成長を描くと(王道)。そうなれば、面白味も出てくる気もします。

また、ヒロインの美鈴ですが、ツンデレのテンプレみたいな感じですが、宙太に対する多種多様な罵倒が辛辣且つ小気味良く、なかなか良い感じです。声優さんの力も大きい感じがしました。

マスコットとはいえよくしゃべるので、釘宮病の患者さん(私も軽度の釘宮病w)には、よい薬となったかも(笑)

次に難点を。

まず、ギャグが致命的にツマラナイ、というより、子供向けの分かりやすいギャグ(これは、この原作者はずっとそうなので、多分変化はないかな?)。

次に、主人公の宙太の戦闘手段が「イメージの具現化」という、様々なアニメや漫画で使われるチート能力だという点です。まあ、いろんな敵を出して、色んな方法でやっつけられる、作者にとって楽で都合の良い戦闘手段とも言えます。短いスパンで盛り上がりをつくり、アンケートの好成績を取り続けなければならない、ジャンプ原作らしいっちゃあらしいです。

「イメージの具現化」を主人公の能力にする場合、どう制限をかけるかが大事だと思います(このへんは、HUNTER×HUNTERの念能力全般、特にクラピカの具現化系とか上手い)。1話を観た限りでは、そういう制限は見当たりませんでした。何でもできる能力ほど、ツマラナイものはないです。

本作の場合、それは(宙太とジルーの)「イメージの共有」というのが制限になるのかもしれませんね。二人が仲違いすれば、技が発動できないとかして、二人の絆の深まりを描いていくつもりなのでしょう。

ただ、第1話でいきなり完璧にシンクロしちゃったし、それも「並み縫い!」と一言でやっちゃう雑さが残念。それじゃあ、「宙太のイメージを具現化する」ことと「宙太とジルーのイメージを合わせる」ことに違いが生まれず、折角の設定を自らぶち壊しているな、と。どうせなら、(序盤は)何回か失敗させるか、不完全な並み縫いになるかすれば良かったと思うけど、そうやってじっくりと描けないところが、ジャンプ漫画家の宿命かな。新連載の1話目、限られたページ数をフルに使って盛り上がりを作り、アンケート1位とらなければならないしね(byバクマン)w

とにかく、後半に面白くなりそうな要素はあるなと思いました。ただまあ、そこまで待てるほどこのアニメに興味もないし、単純に面白くないし、原作連載中だからアニメではそこまでの核心に踏み込めずに終わるだろうし、ここで切りですねm(__)m

【追記→最終話のみ視聴】
ベガ警部の裏切り?とか、なんか緊迫してる風だけど、そんなベガ警部が人質もとらず、エルドライブ本部への連絡をスルーするとか、ガバガバじゃん。ベガ警部が(デミルを逮捕させる為に、意図的に情報をもらし)間接的にエルドライブを動かしたとかいう描写があれば良かったのに。もしくは、エルドライブがデミル艦隊に乗り込んできた時点でベガ警部がデミルを倒し、でも責任として、死ぬ覚悟で戦いに臨ませるとかすれば、味が出たのに。

ラストバトルも、ビームサーベルで力押しでした。やはり、最終話を観ても子供だまし(対象年齢小学校中学年感)を感じました。ただまあ、なんかハッピーエンドで良かった良かったという感じでしょうか。


〔まとめ〕
○深そうな世界観
○美鈴の多種多様で辛辣な罵倒
×ギャグのつまらなさ
×能力設定の荒らさ
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
主人公はダメ系少年。でも謎の力を秘めていて、という王道。展開も王道。1話を観る限りあまり面白くない。バトルもので少年の成長を描くようだが、そのバトルの手段が×。

2話目
エルドライブの全容などが明らかになっていき、楽しさも増えてきた。しかし、戦闘面がたまらなくつまらなかったのと、ノリが子供っぽすぎて、視聴断念ですね。宙太も美鈴も、ワケもなく強すぎ、力業で敵を倒しすぎです(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/15
♥ : 22

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

原作者のキャラがそのまんま動く…!

…と言っても過言ではないくらい、原作者の天野明先生のキャラクターの特徴をとらえたキャラクターデザインになっていると思います。

なにしろ原作知らないのに、アニメキャラの絵を見ただけで原作者がわかりましたから(笑)!

アニメ化のおかげで、「へえ、ジャンプ+でこんなマンガを掲載しているんだ」と知った次第。つまり原作の宣伝にはなっているわけで、その意味では成功なんじゃないでしょうか。

中学生がある日突然宇宙警察の警官として採用されるというお話。もちろんそれには理由があるわけですが…。

面白いかどうかはしばらく観てみないとわかりませんが、2話まで観た限りでは好印象です。

2017.4.3追記:
地球に、宇宙人多すぎだろう(笑)。しかも地球人型がかなりたくさん。エルドライブの世界にもプロトカルチャーがいたんだろうか(笑)。

まあなんとなくなんですが、最終話まで観てしまいました。別に「観ないと損」とかはないと思いますので強くお勧めはしません。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「Sympathy=共感」を根底に進化を続ける宙太とモニタリアン…

この作品の原作は未読ですが、クギュとはやみんが共演すると知り視聴を楽しみにしていた作品です。
少年・少女漫画やラノベなど幅広いジャンルから作品が選りすぐられてアニメ化されています。
普段少年誌に対しては全く食指が動かないのにアニメになると思わず見てしまい、結構感動したりもするのはきっとアニメだから…

大勢の人が携わり…声優さんが魂を吹き込んで初めて完成するのがアニメの作品…
アニメ化される作品も凄いですが、その画を動かして声を当てるのはその道のプロフェッショナルな方々…
しかも声優さんは相当激しい競争を経て役を掴み取っている、そんな大の大人が生み出す本気の結晶そのものがアニメだと考えると、その様な作品を視聴するのはとても贅沢な事だと思います。

この物語の主人公は中学2年生の九ノ瀬宙太…
彼はまだ年端もいかないのに周りからちょっと変人扱いされていました。
それは誰もいないのに急に話し出したりするから…
でも、実は彼はちゃんと会話をしていたんです。
彼にしか聞こえない声と…
それに彼の人生における決して消える事のない汚点が、事ある毎に宙太の気持ちを浸食するのでだんだん内向的な性格へと変貌していってしまったんです。

ところが、そんな彼にも転機が訪れます。
それは宇宙警察エルドライブにスカウトされるという一大事が…
エルドライブにスカウトされた事でこれまで分からなかった事が色々と分かってきました。
一番は謎の幽霊の様な宙太の会話の相手がドルーというモニアリアンだった事…
同級生のヒロイン…はやみん演じる其方美鈴もエルドライブの一員だった事…
そして宇宙警察が地球上に目を配らなければいけないほど、宇宙犯罪者がやってきている現実を知り、宙太はドルーと一緒にエルドライブの一員となり物語が動いていきます。

この作品の見どころは、何といっても宙太とドルーの絆がどの様に深まっていくのか、宙太が自分の過去とどの様に向き合っていくのか、そして同僚となる其方との関係…といったところだと思います。

宙太とドルーの絆が彼のエルドライブにおける活躍とリンクしているのですが、ドルーは共生型の生き物なので宿主の状態にかなり左右されてしまう上、ドルーが宙太とのSymparhyを感じないと本来の力が発揮できないので、最初は中途半端感が否めませんでした。

でも誰かと繋がっていると実感できた時って、嫌いな人とじゃなければ嬉しさを感じると思います。
それは例え同じヒト同士じゃなかったとしても…

宙太とドルーは小さい事から一つずつ積み上げていきました。
決して順風満帆なんかじゃありませんでした。
でも限界ギリギリの攻防に加え相手を思いやる気持ちが限界値に到達した時、目の前で起こる出来事はきっと奇跡…

最初の頃と比べると、宙太は変わったと思います。
ドルーを認識できて明るくなった…
其方とも何とか話ができるようになった…
でもきっと宙太は気付くと思います。
これから大人の階段を上っていく上で、たくさんの厳しい現実が待っているという事を…
少し前までの宙太だったら逃げ出していたかもしれない…
だけど今なら大丈夫…だって宙太は一人じゃないから…

だから辛い過去にもしっかり向き合って欲しい…
だって過去は消せないし改変もできないのだから…
私たちにできるのは、事実を受け止めそこから未来への糧を引きずり出す事…

嫌な事からずっと逃げ続ける事はできません。
バカが付くくらい真摯に向き合ってみたら、そこから見える景色は自分の思い描いていた風景と違うかもしれませんよ。

宙太を陰日向で支えるはやみん演じる其方…
彼女も魅力溢れる女の子であると同時に、年相応の面が垣間見れたのが良かったと思います。
でも基本可愛いです。

そんな宙太と其方がエルドライブとしてどの様な活躍を見せてくれるのかが楽しみです。

オープニングテーマは、+α/あるふぁきゅん。さんの「Our sympathy」
エンディングテーマは、The Super Ballさんの「キミノコエガ…。」
+α/あるふぁきゅん。さんのオープニングはメチャクチャ恰好良かったと思います。

1クール12話の物語でした。
きっと物語としては全然序盤なんだと思います。
これは続きもアニメで…を希望します。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 7

64.3 5 警察で幼馴染なアニメランキング5位
真夜中のオカルト公務員(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (202)
670人が棚に入れました
フツーの公務員になったはずの新宿区役所職員・宮古新が配属されたのは、東京23区すべての区役所に人知れず存在する「夜間地域交流課」だった。そのお仕事は、人ならざる者が関与するオカルト的事象の解決。先輩で課のリーダー榊京一、オカルトマニア姫塚セオに連れられて人の世の理を超越した存在と対峙しに、夜な夜な出勤する。

声優・キャラクター
福山潤、前野智昭、入野自由、遊佐浩二、櫻井孝宏、土岐隼一

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

自治体のオカルト対策部署もの(舞台が新宿みたいな都会なのは珍しい?)

== [下記は第1話視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
原作は「月刊ASUKA」で連載が開始されたマンガらしいです。同誌は創刊当時くらいしか読んでいませんが、基本的には若い女性向けの漫画誌であると認識しています。現在は「コミックNewtype」に連載誌が移っているようです。

この世代向けに最近ライトノベル、漫画などで「あやかしがどうのこうの」的なお話が多数ありますが、本作も一応その流れに乗っかった物なんでしょうか?

「自治体がオカルト対策部署を持っていて、主に夜中して妖怪などの怪異に対処するために活動する」的な設定は例えば少年ジャンプで連載していた『クロクロク』などいくつかありますが、場所は多摩であったりとか微妙に都会になりきっていない所が残っている舞台が多く、私の知る限り通常の現代の設定で新宿のような都会の区役所にそういう対策課があるのは珍しい気がします。
(<魔界都市>シリーズや『血界戦線』のように世界そのものが変わっちゃっている話だと都会が舞台の話もわりとあるとは思います。)

ということで作品自体は主に女性向けに作られているとは思いますが、第1話を観た感じではキャラクターデザインなどの好みはあろうかとは思いますが、男性視聴者が観てもわりと大丈夫な感じでした。

『神様はじめました』や『かくりよの宿飯』など、あと方向性は違いますが『楓鹿堂よついろ日和』くらいの感じが大丈夫な男性なら充分に観られると思いました。

部署に新人配属された主人公の宮古新(みやこ あらた)には本人も現時点で自覚していない秘密がいろいろとありそうです。個人的にはこういう少女漫画っぽい作品はけっこう好みなので注目して観ていきたいと思います。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

最終回まで観終わりました。とりあえず毎週楽しみに観ていましたし、アニメを観た結果として原作がわりと面白そうと思えました。夜間地域交流課の面々のキャラ立ても良かったと思います。

安倍晴明絡みの詳細はアニメ化範囲ではわからない点も多いですが、これは原作で追々明かされていくんでしょうね。

ところで「砂の耳」って人語にも応用できて外国語がわかるとかにはならないんだろうか…(笑)?

投稿 : 2024/06/15
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

妖怪、精霊、神々といった超常的存在との平穏を図りながら、都内でのオカルト事件に対応する夜間公務員の物語。

この作品の原作は未読です。
事前情報一切無しで視聴を始めて、気が付いてみたら完走していた…私にとってそんな作品でした。


フツーの公務員になったはずの
新宿区役所職員・宮古新が配属されたのは、
東京23区すべての区役所に人知れず存在する
「夜間地域交流課」だった。

そのお仕事は、
人ならざる者が関与するオカルト的事象の解決。

先輩で課のリーダー榊京一、
オカルトマニア姫塚セオに連れられて
人の世の理を超越した存在と対峙しに、
夜な夜な出勤する。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
公務員の中でもオカルト的な相手との接触を生業とするのは、普通に考えると物凄くリスキーです。
同じ給料しか貰えないのなら絶対配属されたくない部署だと思いますが、新が配属されたのはある意味必然でした。

それは、新たにしかない…かどうかは分かりませんが、少なくてもこれまで登場したキャラの中では新だけが「砂の耳」を持っていたから…
妖怪、精霊、神々、これら一般の人間には感知されない超常的存在を、この作品では「アナザー」と呼んでいるのですが、砂の耳の持ち主はアナザーと対話することができるんです。

アナザーが何を言っているかを理解することができ、アナザーにこちらの意思を伝達することができる…
確かに凄い特殊スキルだと思います。
でも、見方を変えて考えると、アナザーが何を言っているかが全く分からない状態で、これまで超常的存在と対峙してきたことの方が遥かに凄いと思います。
下手したら、相手を怒らせてしまうかもしれない…
そうなったら、相手がどんな手を打ってくるのやら…底が知れません。

何故、新が砂の耳を持っていたかは、彼の出生に秘密があるようなのですが、結局のところ、この件については真相に辿り着きませんでした。
そこは完走しても少しモヤっと感が残るかもしれません。

だから…なんでしょうね。
アナザーに近づきすぎるな…と新が先輩たちから警告を受ける場面を何度も見ました。
そりゃそうです…アナザーと呼ぶ位、人間とは在り方から異なっているのですから…

彼らと対話する以上、ある程度寄り添う必要があります。
それは先輩たちからすると、十分過ぎるくらい危険領域に踏み込んだ行為…
でも対話が、解決に向けた一番の近道ですから…

慎重さを無くして良い訳じゃありません。
新の加入をきっかけに、仕事の仕方が変わりました。
例えば人間とアナザーで酒盛りするとか…

お互いの意思疎通が図れなければ、絶対実現できないことです。
人間とアナザーは共生していかなければいけない間柄である以上、交流は欠かせません。

もちろん、新の仕事のやり方を否定する同業者も存在します。
誰もが砂の耳を持っている訳じゃない…
持たざる者には勝てない…?
特にエリートなら真っ向から否定するでしょう。
じゃないと、これまで積み上げてきた自信を、きっと失ってしまうから…

だれもが能力者ではないんです。
選ばれなかった者は、自らに努力を課すことしかできませんから…
私も選ばれなかった側なので、否定する人間の気持ちは良く分かります。
この作品がスルっと完走できたのは、そんな視聴者に寄り添う視点で物語が描かれているからかもしれません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、福山潤さんの「dis-communicate」
エンディングテーマは、土岐隼一さんの「約束のOverture」

1クール全12話の物語でした。
物語は綺麗に纏まっていたのではないでしょうか。
作画も特に崩れや乱れは感じませんでした。
設定も良かったからでしょう…しっかり堪能させて貰った作品でした。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 18

咲雪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

気のせいだった

漫画のさわりを読んで面白いなと思い、アニメを観ました。

面白いと思ったのは気のせいだったのかな?という感じ。漫画で読むから面白い作品なのでしょうか。

能力や生い立ちが特別で他は無個性、空気の主人公。掘り下げが弱い周りの人達。女性向けなのは分かるけど、もっとキャラクターのエピソードがあれば印象に残ったなと思いました。

良かったのは、漫画でわからなかった天使と天狗の大きさの違いがアニメではわかったこと、はさておき歌は耳に残りました。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 0

57.7 6 警察で幼馴染なアニメランキング6位
金田一少年の事件簿R(第2期)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (83)
376人が棚に入れました
「週刊少年マガジン」連載の人気ミステリーコミックのTVアニメ版第2期シリーズ第2弾。
名探偵だった祖父譲りの推理力を持つ高校生・金田一一が、幼馴染みの七瀬美雪や剣持警部、明智警視らと共に難事件に挑む。

声優・キャラクター
松野太紀、中川亜紀子、小杉十郎太、森川智之、小野健一
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

安定の金田一

金田一は各エピソード毎に採点していきます。1期もそのうちまとめようかな。
それにしてもOPの歌なんだアレ、お世辞にもカッコいいとは間違っても言えないぞw
しかし実わたの時も思ったが、何故かダサい歌の方が癖になるんだよなwなんでだろうw

金田一少年の決死行 脚本3.5
{netabare}こんなんありかぁ~?と思っちまう。
18年間体が成長せずそのまんまとか、流石にトンデモ過ぎて理解に苦しむレベルだったけど。
実際にハイランダー症候群って病気があるらしいし、どう受け入れたものか。
鏡を使ったトリック自体は面白かったと思います。
ちと無茶だけど、無茶なトリックは今に始まった事じゃないですしね。{/netabare}

血溜之間殺人事件 脚本3
{netabare}和風な舞台が結構好き。囲碁を扱ったちょっとしたパズラー物。軽く解くにはまずまずの題材だと思います。
それにしても……今回の被害者、ひでえ事する奴だなと思ったw{/netabare}

薔薇十字館殺人事件 脚本4
{netabare}楽しみにしてたのにいきなり初回で萎えさせられちまったよ…。
そういえば血溜之間事件の時にも切断表現に規制入ってたんだよな。
夕方だからって事か…。すべFは大丈夫でしたからね。
枠にこだわらず、切断系の事件は深夜に移動して放映かOVAとかでいいんじゃないっすかねと思いました。

死体出現トリックはひとまずご都合を合わせたと言う事でとりあえず安心しました。
今回の肝は館の構造を利用した密室トリックとアリバイトリック。これがよくできている。
杭をあんな風に使うという発想がまさに目から鱗だし、薔薇のアーチで館の全容を覆い隠していた本当の理由が住人を逃がさないだけでなく、離れの存在を隠す事だったという大掛かりなトリックには驚かされるばかりだ。
犯人を追い詰める過程には多少違和感を感じる所がないでもないが、それ以上にトリックの出来が良くて素晴らしいと言える事件だ。文句なしにお薦めである。
あと、ジゼルちゃんが可愛いのがいいですね! 金田一の犯人の中でも指折りの美女犯人だと思いますよ。
って言うか兄妹揃って殺人犯と言うのが何ともね…wまさに血は争えないという奴ですかw{/netabare}

午前4時40分の銃声 脚本2
{netabare}ハズレ回。あんな事で死んで騒ぎを起こそうとするなんて迷惑すぎるわw
メンヘラ自殺刑事を美化しようとしてるシーンでなんか笑ってしまった。
キバヤシィ!いくらなんでも無理があるぞw{/netabare}

明智警部の事件簿 脚本3
{netabare}今回はヤング明智が主人公。
少年課の人と取っ組み合いしたりしてるところはなかなか。
真相は短絡的なガキの犯行といまひとつな気はしましたけども。
ほっこり話でまあよかったかなとは思いました。{/netabare}

雪鬼伝説殺人事件 脚本4
{netabare}いいっすね。これよこれ。こういう大胆で豪快なトリック大好きよ。
現実的に実現可能とかはともかく、こういう派手な事やりたいってのがよく伝わってきます。
雪夜叉伝説と並んで、雪国でこそ成立し得るトリック。手品ネタも絡んでいて、なかなか鮮やかな作りでした。{/netabare}

女医の奇妙な企み 脚本3.5
{netabare}金田一に軽くあしらわれてたけど、この女医の手口は結構鮮やかだと思いますよ。
BGMとかギャグテイストっぽかったですが、普通に感心できるレベルかと。{/netabare}

消えた金メダルの謎 脚本3
{netabare}ワンアイデアとしてはまあまあです。
でも変装キャラが顔はともかく、肉体まで変化させるみたいな事は勘弁してほしいんですよね。
私、変装自体もあんま好きじゃないんですけど。今回のは特にな~と思ってしまいました。{/netabare}

狐火流し殺人事件 脚本3.5
{netabare}まあまあって感じです。水路を使ったトリックはよかったんですけどね~。
サッカーボールの伏線とか、見立ての意図とか。二人場織で白粉を塗った手が証拠になるのはなかなか面白かったんですけど。
でも複数で歩いていたけど、一人だけ集団から外れて~って部分は流石に無理ありすぎwと思ってしまった。
動機は切ない系で良かったです。やっぱり金田一は動機がいいねって思いますね。{/netabare}

さて、前期と比べてみても全体的にアイデアが豊富なのは流石に金田一だなと思います。
特に薔薇十字館は金田一の中でも5本の指に入るくらい好きなのでおすすめですね。
細部の欠点まで補っていれば脚本4.5にしていたのに少し残念に感じる所ですが…。全体的に楽しめました。とてもいいクールでしたよ。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 11

イツキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最終話が泣ける、大人の方が楽しめるかも

再視聴したため、二回目のレビュー投稿。
前回は、R第32~36話の「薔薇十字館殺人事件」がお気に入りと書いたが、今回は、Rシリーズのラストを飾る「狐火流し殺人事件」(第44~47話)をお勧めしたい。
筆者が思う、金田一シリーズと、同じく探偵モノのコナンシリーズとの決定的な違いは、その人間味の深さにあると思う。コナンは「犯罪は悪」「正義は必ず勝つ」というようなことをモットーとしているところがあり、犯罪の動機もどこか薄っぺらいことが多い(別にこれが悪いと言っているわけではない)。
しかし、金田一の場合、その犯行の動機は誰しも納得してしまうものであることが多く、また、犯罪は許されないことだとわかっていつつも、必ず犯人のそこへ至らざるを得なかった経緯に同情してしまう部分があると思う。
一言でいうならば、金田一は、深く人間というものを考えさせられる、より大人向けの作品だと思う。
「狐火流し殺人事件」も例に漏れずそうだ。
友として、真実にたどり着いた探偵として、友の犯罪を暴き、警察に引き渡さなければならない一(はじめ)。最終話、自首を決めた犯人が、警察署の前で一に別れを告げるシーン、そしてその後の一のモノローグに、涙を禁じ得ない。ぜひ一度観てほしい。



以下、前回のレビュー:
「金田一少年の事件簿R第2期。お馴染み名探偵の孫が事件を解決するミステリーシリーズのテレビアニメ化企画第3弾だ。
今回は数ある金田一アニメの中でも特におすすめしたい一作。注目は何といっても本作のダークヒーロー・「地獄の傀儡師」高遠遙一と主人公・金田一一が協力関係を結ぶ「薔薇十字館殺人事件」(第7~11話)。過去に二人が図らずも協力し合う「露西亜人形殺人事件」(アニメ第1期139~143話)も筆者イチオシのエピソードだが、今回はそれ以上に二人のタッグが冴える。それは本作のヒロイン・七瀬美雪に「ビミョーに似たもの同士?」と言わしめるほど。立場的には敵対する二人だが、事件解決においてはある意味お互いの欠点を補い合える関係は、このエピソードだけに留めておくのは正直もったいないと思わせてくれる。
他にも「金田一少年の決死行」「雪鬼伝説殺人事件」「狐火流し殺人事件」など原作人気エピソードを収録。SPの1時間スペシャル「明智警部の事件簿」も期待を裏切らない出来となっている。」

投稿 : 2024/06/15
♥ : 1

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

声優さん目当てで…

話自体は、2~3話づつまとめて観てます。
じゃないとじれったすぎる…

声優陣が変わってないのは嬉しい。

明智さん(森川さん)が好きなので、明智さん出てる限りは観るんだろうなぁwww


****
薔薇十字館殺人事件
物語冒頭の遺体をバラバラにする表現はテーブルに1体の死体が出現するマジックになってた。流石に夕方の時間帯にあの表現はグロすぎた><
高遠に弱みとか…イメージじゃないんだけど~

****
明智警部の事件簿
スペシャル!明智警部主役!!わ~い^^

****
狐火流し殺人事件(~最終回まで)
金田一少年の幼馴染が被害者と犯人になってしまう。犯人の同期も辛かった。
ラストが珍しくすっごくしっとりとした終わり方。切ない…

投稿 : 2024/06/15
♥ : 1

66.7 7 警察で幼馴染なアニメランキング7位
CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (454)
2419人が棚に入れました
2015年、渋谷。

6年前に起きた大災害、渋谷地震から復興された街に新設された私立高校『碧朋学園』に通う青年宮代拓留は、自身が設立した新聞部の活動の一環として『ニュージェネレーションの狂気の再来』と称される連続殺人事件を追っていた。

情報強者を自称する拓留は持ち前の好奇心と行動力、そして周囲の手助けや偶然もあり、とうとう事件の第一発見者となる事が叶う。

真相の究明をする事で自身の有能さを知らしめる事ができると考えた拓留は、義理の姉を自称する来栖乃々の制止も聞かず、幼なじみの尾上世莉架や親友の伊藤真二と共に動く事となる。

やがてそれは、渋谷に生きる全ての人々を巻き込む狂気となって拓留に襲い掛かり、拓留もまた、自身の過去と向き合う事となって行く。

声優・キャラクター
松岡禎丞、上坂すみれ、ブリドカットセーラ恵美、三森すずこ、水瀬いのり、仲谷明香、真田アサミ、藤原祐規、阿部敦、原由実、菊池こころ、くじら、志村知幸、加藤将之
ネタバレ

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

西條拓巳に憧れた宮代拓留の皮肉な末路

第0話「CHAOS;HEAD」
{netabare} 主人公・西條拓巳がコンテナで寝泊まりする訳。”ニュージェネ”の名前の由来、そしてあの石田彰氏があっさり退場しちゃってるワケ(いやこれは重要じゃないかな)。外部から得る情報がちょっとザックリ過ぎるかな(初見の時は新参者に優しくないダイジェストだなって)
でも6話までしっかり見ると、0話で抱いたモヤモヤが大分ハッキリしてくるので、『~CHILD』の”カエル(人形?)”も含めてこの0話は侮れないです。渋谷を覆いつくほどの謎の広大な閃光から主人公や『~CHILD』の主役・宮代拓留はどう影響されたのか?とても行く末が気になります。
ところで0話は『~HEAD』内の何話に該当するパート? {/netabare}

第1話「情報強者は事件を追う」
{netabare}ラブホで男がロープに巻かれて絞殺された後の鮮血。あそこの音響・血飛沫がさっそくエグさ全開でした。Aパート終了直後の血が滴り落ちる音も余計にスプラッター度合いを加速させてました(よくこれでモザイクだとか画像修正、避けれたなあ)。
8話までクリアすると見えてくる伏線ありで、”カエル”であったり”乃々”であったり、見えぬものが見えました。やはり渋谷の8年前のあの閃光と関係あり?あとメガネで胸が大きい香月華の活躍は如何に! {/netabare}

第2話「事件が彼らを嘯く」
{netabare}Aパート終了間際の墓前の”誰か(アングルから見て南沢泉理ですね)”に呟く乃々。拓巳のセリフ(”最高の結果になれば、先手を打って犯人の目星は付く。最悪でも無駄骨だったで終わる”)等々既に伏線だったんだね。「AH東京総合病院」も登場して、振り返るとここからがスタートラインだったんだね(乃々が刺される最終カットも、アニメ本番の合図みたいで)。
でも乃々はカメラのこと、どこで知ったのかな?それにカメラ回収もちょっと手が早すぎるし、よくよく見ると終盤のシーン、いくらか謎で染まっていたな。{/netabare}

第3話「彼らのお祭りのお話の言い分」
{netabare} 能力者が主犯なのはここで大分ハッキリしたけど、力士シール嘔吐による窒息死は「物質転移」?でも現状そんな能力持ってる奴って居ないはず(7話までの流れを見て)。今のところ「思考誘導」が絶対的にクロだけど、この事件もその能力で発生させたケースの一つ?楽屋から登壇までさほど時間はないはずなのに、力士シールを身体が膨張するほど飲める猶予があるかな…。まだ謎の渦中だから解決までは時間があるし、モヤモヤは最終回で晴れることを祈るのみか。
しかし拓巳ら新聞部が『名探偵コナン』のまるでコナン扱いなとこは吹いたし、題名も内容の的を射てたね。悪くない。 {/netabare}

第4話「お話の裏側が妄想を始める」
{netabare}ここでも伊藤は運ナシかよw逃げるために解剖室へ隠れる羽目になった上、中は既に先客が眠っていたオマケつき(笑)案外乃々と伊藤ってこのアニメの災難役だな。
脳への人体実験に性格診断テスト(「ロールシャッハテスト」)を駆使。ロボトミー手術といい、脳は研究に役立つのかな?「ディソード」「ギガロマニアクス」のキーワードが登場して、「AH東京総合病院」が実験のための隠蔽場所と、かなり設定の掘り下げを一気に仕掛けてきたね。
悪くないけど他のアニメもやっぱり見ておくべきだったかな?{/netabare}

第5話「妄想の住人が騒ぎ迫る」
{netabare}妄想が現実を侵食、パイロキネシスを操る女…能力者モノ要素が今回一気に増加し出したね。有村の「ディソード」は防衛反応で発現ぽいが、拓巳のディソードは彼の能力「妄想の現実化」の影響から?ここは謎が晴れるどころか、余計に増しただけだから、モヤモヤする人いるかもね。それどころかうきも能力持ちだけど詳細は謎。病院の地下にうずくまってる背中がとにかく不穏だった。味方なのか敵なのか、あまりに不審が多すぎる。
ここはまあ溜め回かな?{/netabare}

第6話「侵した過去に間に合うために」
{netabare}また”カエル”の1カット、パイロキネシスの妄想トリガー、妄想以後の眼からの出血。大分カードは出揃ったな。ここで乃々が南沢泉理の容疑を否認する行動、ニュージェネの再来を無傷で死なずに生き残った事実。これね初見の時とにかく不穏で不安でしょうがなかった。そしたら次の7話でねえ、あんな事になるんだからさ……だからこの手の死体の山が積まれる話の死者ゼロは相変わらず信用におけないんだよ。困ったものですw
さて8話まで見終えたあとだと、南沢泉理と思われた子や、何気ないメニュー手渡し……これらが今回の妄想への伏線と思っていいでしょうね。{/netabare}

第7話
{netabare}アニメ見て目が潤んだの、いつ以来だったかな…実は事前に7話のネタバレ、画像付きで知っちゃったんで、もはやゴアに走ったような気がして、見るの迷いました(そしたら録画ミスったんで、嬉しいやらそうでないやら)。
今やっとネットフリックスで7話を無事観れましたが、これホントに辛いけど、演者の方々巧すぎですね。まず伊藤役・藤原さんは思考誘導下の伊藤と自我が戻りかけた伊藤、それに両方がごっちゃになって混乱する伊藤の声をよく表現できたものだと、今書きながら驚いてます(改めて声優という役者の凄さを実感しました)。これ相当伊藤の心に寄り添って洞察しなきゃまずできないはずですよ。事前にネタバレ情報が頭の中にあったおかげか、問題の残虐描写にショックは大分薄れましたが、ゆえか今回二人の芝居に終始圧倒されてました。
もう一人は乃々役のブリドカットセーラ恵美(本名だったとは)。この人のお芝居見たのは『ハルチカ』が初めてでしたが(『RDG』も出てましたけど、ほとんどアニメ覚えてなくて)、あの時は快活な天然百合持ちっ子でしたね(あくまでこっちの命名です)。でも今回は家庭的な、まあ堅物女の子で、でも本質は心の優しい作品の良心みたいな子です。これまで誰かに刺されたり、拓巳に”家族じゃない”と言われたり、ちょっと不憫なことばかりが先行しているだけでしたが、今回初めてブリドカットさんの芝居の力を実感しました。特に”箱詰め(そのままの意味です)”された結衣を抱きかかえて泣き叫ぶ声、もうね見てるこっちまで辛くなってしまいました。あそこで自我が崩壊せず、真犯人に問い詰めるのが、なお余計に起きた悲劇を一層引き立ててましたし…。
作画もキャラに寄り添いながら、残虐場面をゆるくさせず、より切実に最悪な事態を僕らに突き付けてました(日中で見た方がダメージ少しは減りますよ)。
ようやく見れて感じたのは、ビビらずちゃんと録画すれば良かったという後悔と、夜見ないで正解だったと思える安堵感でした。取り敢えずこれから見る人、心の準備をしといてください。レビュー。ここまで長くなるとは…。
追記:ところで題名がなかったのは、何故なんだ?{/netabare}

第8話「錯綜する光と影に惑う思いは」
{netabare}拓巳の知っていた来栖乃々=南沢泉理だという事実と、親友の為にギリギリまで助けようと動いた伊藤。それぞれの仲間たちが決意のもとに動くところは感動とはいかなくても、胸が熱くなりました。
遂に”カエル”の謎を明かして、犯人は二人いることが判明。その内の一人ですが、どう考えても”あの子”としか思えない最後でした。これね、夜に本編見るとやっぱり怖くなりますね。寝る前とかには絶対になるべく見たくないですね(苦笑){/netabare}

第9話「錯綜する思惑の行き着くところ」
{netabare}西條拓巳に憧れて、西條拓巳と同じシチュに。でも拓留は『CHAOS;HEAD』の「将軍」でしたの種明かし回(拓巳のポジは世莉架だった)。
ほとんど室内劇なうえ、アクションはキャラの会話だけ。なのに目が離せない展開が待ってました。別に斬新で驚きの展開というわけでないけど、ジワジワっと受け入れさせる話の流れは見易かったです。”イマジナリーフレンド”がいつどこで誕生したか。渋谷地震と白い光、ギガロマニアクスとの関連。発生因子の”頭痛”直後に起きた動き、その他諸々。ここで大分伏線を一気に吐いてきましたけど、かなり知的好奇心を擽るワードがいっぱいでした。
面白いけどどう終わるか、今はそこが気になってきました。{/netabare}

第10話「迫りくる過去の記憶」
{netabare}拓留の孤独が世莉架を生んで、ニュージェネの再来を生んだ。これで6か8割ぐらい全容開示されたかな?溜め回だし動きは微少、でも悪くはなかったかな。尚更ここまで駆け足すぎた流れが悔やまれるところだけど。
佐久間恒の異常性や拓留の親がネグレクト。もっともそれを異常だとは向こうは思ってないんだろうね(殺人鬼なり人間ってのは自分を正しいと思い込むしね)。現に親は拓留の抵抗、訳が分からず顔だったし、あとは佐久間恒の反応がどうなるかに注目かな?
”統合失調症”にしても、”エピソード記憶のすり替え”にしても、脳はホントに研究者にはうってつけなんだろうな…。ただそれが世莉架のようなグレーゾーンな時ならまだしも(良くはないけど、マシって意味で)、佐久間のように輩の場合はさすがに勘弁してほしいな。もう唯一マトモな大人って神成刑事と百瀬さんだけ?{/netabare}

第11話「彼の戦い」
{netabare}やっと拓留が主人公ぽい活躍見せると思いきや、ラストでKOされるとは、残念ですけど仕方ないか(あそこでクリアは早すぎるしね)。でも彼が仲間にどれだけ支えられて、大事にしてるか。幸せだった回想シーンの効果もあって伝わりました(痛いほど)。
まあ佐久間恒に関する感想は”はしゃいでますね”。やってることの異常性は今更語る必要ないけど、あそこまで活き活きしていると、演者は子安にオファーが良い気が(子安がやるとすべてネタキャラ一択で終わりますし)。
いよいよ次で最終回。今回作画が危なげだったし、締めはしっかりお願いしますよ!{/netabare}

第12話「彼女の思惑」
{netabare}落とし前をつける道を選んだ拓留にグッと来ました。妄想が具現化して、願いを歪に叶えてしまう。中々苦いし救われたのか救われなかったのか曖昧で、でもその曖昧さが何ともいえぬ余韻ですね。
まあ1クール圧縮は無茶と無理がありすぎたので、残念ながら『ロボティクス・ノーツ』以下と言わざるを得ないです(あれはちゃんと決着付けたし、好きな場面も沢山でした)。
にしても次エピソードは劇場公開作品とは。それ果たして利点あるの?と最後に言っておきたいかな。
まあ酷評するほどではない作品でしたけど、過去シリーズを凌駕したとは絶対言えない出来でした。ゲームの『らぶchu☆chu!!』ってこれの続きで合ってるかな(多少気にはやっぱりなるので)?{/netabare}

投稿 : 2024/06/15
♥ : 3
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

桃太郎のストーリーを140文字以内で述べよ

原作プレイ済み。

推理モノと妄想・超現実をかけ合わせた作品。
ショッキング・グロシーンが多いので、苦手な方は注意です。

CHAOS;HEAD(カオヘ、https://www.anikore.jp/anime/1267/)の続編にあたります。
続編と言っても、本編内で重要事項の解説があります。
カオヘは未視聴で問題なし。


問題なのはストーリーの密度の高さです。
シュタインズゲートの1.5倍という文量に対し、発表された話数は12話+α。
原作プレイヤーからは「尺が足りないだろう」と言われていました。


結果、尺が足りませんでした。

内容はほとんど原作通りであり、悪改変もありません。
しかし、尺が足りなすぎて、視聴者が単なる傍観者でしかなくなっています。

* 主人公の心理がわからない
* 日常がカットされているので、キャラに愛着がわかない
* 情報量が多く、眺めているだけでは置いていかれる
* 伏線設置が一瞬過ぎて記憶に残らない
* 演出が短いので感傷に浸れない

原作では、日常が壊れていく感じとか、疑心暗鬼になっていく感覚などの心理的効果が大きいです。
売りのひとつであるアフターエピソードも6月ですし、TV放送ではありません。
この時点で魅力は激減。


ただ、制作スタッフは頑張っていると思うんですよ。
限られたリソースを工夫して、ドラマチックに見せようとしているのが伝わってきます。
声優も美術も音楽も悪くないです。

正直言うとね、12話で泣きました。
気持ちを知っているし、気持ちがこもっているから。

でも、流し見してきた一見さんは12話でポカーンの可能性があります。


時間が足りないとどうなるか、名作「桃太郎」を例に出してみましょう。
Twitterの制限文字数で収めます。


「桃から生まれた桃太郎は犬、猿、雉を連れて鬼を倒し、財宝を持ち帰りました。」

ただの強盗殺人です。


「昔々の話。
桃から生まれた桃太郎は、鬼退治に向かうことにしました。
途中で犬、猿、雉をお供にし、鬼ヶ島へ到着しました。
鬼を退治した桃太郎は、財宝を手にしました。」

賞金稼ぎの桃。
こまけぇこたぁいいんだよ!!


「昔々、おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃が流れてきました。
桃を割ると中から元気な赤ちゃんが生まれ、桃太郎と名付けられました。
成長した桃太郎は、きびだんごを手に、犬と猿と雉をお供にし、鬼ヶ島を目指しました。
鬼を退治した桃太郎は、金銀財宝を手に無事に家に帰りました。」

これで140文字です。


いやー、ストーリーを曲げず、なるべく多く語るのは難しいですね。
でも、肉付けは全然足りない。おじいさんいないし。。。


「情弱と情強の差」というのがストーリーに関わってくる本作。
骨組みは一緒でも、情報量によって大きく印象が変わる、というのをアニメ自ら実演してくれていますね。


原作を知っている人にとっては、「キャラが動いてる!」という感動はあります。
実際楽しめました。

知らない人にとっては、
「ショッキングだけど、結局なんだったの?」とか、
「なんとか理解したけど、気持ちがわからん」とか、
「何この{netabare}茶番{/netabare}」という感想が出そう。


販促としてはきつそうですし、ネタバレダイジェストをしている本作は、原作の驚きを低減させます。
ちょっと厳しい立ち位置にいるかもしれません。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 52

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

カオスヘッドの続編

カオスヘッドの続編だそうです。

アニメに限っての話ですが
「シュタインズゲート」は傑作。
「ロボティクスノーツ」もかなり面白かった。
で,カオスヘッドはというと,以前にレビューに,どうしても途中で寝てしまい話が断片的になってしまうため評価不能と書いたのですが・・・
今はっきりと書きますが,つまらなくて眠くなったのです(笑)

で,その続編です。正直言ってあまり期待はしていません。

が!1話で力士シールの設定が出てきます!ちょっと期待しちゃうってもんです!!
が,やはりカオスヘッドをひきずちゃっています,1話は拡大版で丁寧にカオスヘッドのおさらいまでしているくらいです。

あきらめかけてきた頃,8話の乃々の(←「の」×4^^;)告白でちょっと面白くなってきたかと思ったのですが,最終的にはタイトル通り,カオスの内に終わります。何が現実で何が妄想かさっぱり分かりません。言い換えると,何が起こって,何が起こらなかったのかすらよく分かりません。

それと,言葉の使い方に違和感を覚える場面がちょくちょくありました。
最も気になった例を挙げると,「AとBは共通の人物だと思われる。」って台詞です。この場合「AとBは同一の人物だと思われる。」が一般的な言い回しかと思います。ここまで極端では無いにしても,違和感を感じる台詞がちょいちょい出てくるのです。こう言うのって自分はちょっと気になっちゃうのです。(いや,このレビューの言葉の使い方も変だろうという突っ込みはご容赦下さいm(_ _)mこれは素人のお遊びなので^^;)

最終的な感想は,やっぱりカオスヘッドの続編だなーというものでした。妄想を設定の中心においているのでどうしてもわけが分からなくなってしまうのでは無いかと思います。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 5
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