運動会でラブコメなTVアニメ動画ランキング 8

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の運動会でラブコメな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月27日の時点で一番の運動会でラブコメなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.8 1 運動会でラブコメなアニメランキング1位
迷い猫オーバーラン!(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1875)
11241人が棚に入れました
血の繋がらない姉・乙女と二人暮らしをしている都築巧は、2人で潰れかけの洋菓子店(パティスリー)「ストレイキャッツ」を経営している。店長である乙女はお人好しで不器用なドジッ子なので、店は巧が幼なじみ・芹沢文乃の手を借りて何とか維持する日々。\nしかし、ある日乙女が大胆なものを拾ってきてしまう。

声優・キャラクター
伊藤かな恵、井口裕香、竹達彩奈、佐藤聡美、岡本信彦、堀江由衣、田村ゆかり、吉野裕行、間島淳司、佐藤利奈、新井里美

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あれ?あれ?普通に面白いと思うのですけど、やっぱり私は変なのかな~??

ラノベ原作みたいですね~。私、全然原作を知りません。
なんでも原作派の方からは、あんまり評判宜しくないとか・・・。あ、でも私ツボっちゃいましたよ!登場する女の子はとっても可愛いし、笑いあり、ホロッとする要素有りで普通に楽しめちゃいました! そんな私って変なのですかね~??


お話は12話から構成されます。で、1話完結ストーリーとなっていますから、割合気軽に観れちゃう作品だと思いますよ♪ 
内容は孤児院育ちの主人公”都築 巧”君と、同じく孤児院育ちで幼なじみのヒロイン”芹沢 文乃”さんを中心に、彼らが通う私立梅ノ森学園での日常を面白おかしく描いた学園ストーリーとなっています。


孤児院育ちの”巧”君は、洋菓子店”ストレイキャッツ”を経営する”都築 乙女”さんに拾われた過去があるんだって。だから乙女さんは義理のお姉さんって事になり、乙女さんと一緒にストレイキャッツを切り盛りしています。

そうそう、”乙女さん”。困っている人を放っておけない人なんですって。だから世界中色々な国に出かけて困っている人を手伝いに行ってしまいます。そこで、幼なじみの”文乃さん”がお店を手伝ってくれているって言う訳。

文乃さんがまた可愛いんだよね~。ツインテールに大きな赤いリボン。そして八重歯がチャームポイントのスーパー美少女!そんでもって自分の気持ちを素直に口に出せないツンデレときています。うん、王道の萌え萌えヒロインキャラだね!


本作には文乃さんの他に2人のヒロインが登場します。巧君と同じ様に乙女さんに拾われた美少女”霧谷 希”さん。なんだか髪の毛が猫の耳みたいですよ~。お話する時は招き猫の様に手を曲げて、語尾に”にゃ~!”付け。ウム、こちらも定番萌え萌えキャラで抜かりなし。そしてスーパーお金持ちで超絶ワガママお嬢様。で、体型は完全幼女体型という”梅ノ森 千世”さん。うは、ロリまでカバーとは・・・。なんという贅沢ヒロインづくしのアニメなんでしょう。


そうそう、ヒロインのみんなはね、”巧君”の事が好きなんです。だから巧君は、いわゆるハーレム状態かな~。も~モテモテな訳です。でも王道のハーレム物と違うのは、巧君に好感が持てるって事かな。デレデレで節操無いとかそう言うキャラでは無く、ちゃんとヒロイン一人一人の事をしっかりと見て大切にしているの。だから、観ていても嫌味に感じないんですよね。この点、すごく好感を持てました!


物語はね、内容は正直あんまり評価は出来ないかな・・・。まぁ基本ドタバタラブコメディーって事で♪ だからストーリーを楽しむ作品では無く、自分のお気に入りキャラを見つけて、その子を応援するって言うのかな、そういう見方が良いんじゃないかなって思います。


そうそう、この作品。1話毎に監督さんが変わっているんです。なので観る回によっては、好き嫌いがはっきりと分かれちゃうかも知れません。私的に驚いたのは7話かな。あれ?これ別の作品を間違って再生しちゃたのかと勘違いしてしまう程。あ、でもばかばかしい(ありゃりゃ、失礼)事をすごく真面目に作っています。スタッフを見ると、ホント~に全力を出しているなと、つくづく関心してしまいます。
あ、ちなみに個人的には好きな回でしたよ! あまりの完成度に、結構真面目に見入ってしまいましたから(笑)


全体を通して感じるのは、この作品は観ている人を楽しませたいんだなって言う事。
監督が毎回変わると言う事で、伝え方、表現方法も毎回変わるので、人によってはやっぱり違和感を感じたり、好みに合わなくて面白くなかったりするんだろうな~って気はします。でも、各話共通の思いは一つで、”見ている人を楽しませたい、喜んで貰いたい”って気持ちなんだと思います。

それを感じたからなのかな、私の場合は、”さむ~いギャグ”も、”ベタベタの展開”も、”空回りしてしまいそうなほどの話の展開”もなんだか全部許せちゃいました(笑)


ヒロインのみんながとっても可愛くて、ドタバタだけど笑いあり、そしてドタバタコメディーの裏には、ちゃんとテーマとして”家族愛”が描かれている本作品。個人的には結構好きになってしまいましたヨ♪



~さいごに~
スーパーお嬢様の”梅ノ森 千世”さんの付き人である佐藤さんと鈴木さん。その鈴木さんのCVって”新井里美さん”なのですね!私、この方の大フアンですので、声を聞いた瞬間に一人で萌え苦しんでおりました(笑)。終盤登場の”村雨 四摩子さん”はCVが”能登麻美子”様! あれれ他にも有名どころが沢山!!。うは、どんだけおふざけに全力で取り組んでいる作品なんでしょう。等と観終わってから改めて感じたのでした。






投稿 : 2024/05/25
♥ : 16

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ジャンプにおける嘘つき少女のラブコメ 神回がちょこちょこと、穿くものは自分で決めな

声優が
肉「星奈」(伊藤)に小日向未来(井口)にあずにゃん(竹達)
男サイドでは
アクセラレーター(岡本)に猿(吉野)に歩(間島)って
言うことがないな

外野もなのはさん(田村)やサテライザーさん(能登)ってすごく硬いんですけど

4,6,8話が神です。一回は見ましょう。

肉の無双はここから始まったようなものだ

温泉回でずっと黙ったままの卓球ラリー、1分は続いてましたwww
それでウォーミングアップしたら本気モード(見えそうで見えない件)
指令ゲームでのラブコメらしい頭脳戦の掛け合い

PV撮影で世界を回るって・・・結末はとんでもなかったけど
ドバイのあれより1m高いのって
笑ってくれ=どかしてくれwww

運動会で女子が穿くもので喧嘩するなんてレベルが低いなあ
どっちでもいいじゃん
ブルマだろうがスパッツだろうが(プリキュアではスパッツ主義、俺でもどっちでもいい。だってブルマの時代は終わったようなものだから)

投稿 : 2024/05/25
♥ : 9

niya1991 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

可愛いだけだよ、それの何が悪い!?笑

言ってしまえば作画は最悪です(アニメの時点では)。
声優も若手の中では豪華なとこ使っている割には…なんだか…もったいないなぁ、っていう印象を持たせられます。
ストーリーも監督が毎回違うからなのか、もともとそうなのかは知りませんがくだらないうえに連続性がないのでつまらないです。
なのにこんなに大好きになれるから不思議なんですよね(笑)
ここまで悪い点を列挙しても大好きだと言い張れる作品は迷い猫くらいです。
OPも電波ですが聴けば聴くほどニヤニヤしてしまう魔法の曲です、んでんでんで~♪
点数じゃないとこに中毒性や好感を持てるものがあり、いわゆる名作にも負けないファンからの支持を得ていると思います。
ツンデレ・伊藤かな恵・ゆかち・竹達のどれかが好きな人は見るべきです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 4

62.8 2 運動会でラブコメなアニメランキング2位
ときめきメモリアル Only Love(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (177)
1396人が棚に入れました
私立「つむぎの高校」に転校してきた、高校2年生の少年「青葉陸」。転校初日から、つむぎの高校の自由で個性的な校風にペースを乱され、振り回されるのであった。そんな彼が転校先で出会ったのは、学園一のアイドル「天宮小百合」、運命の出会いに憧れる「春日つかさ」、自分に自信が持てない「弥生水奈」。この作品は、主人公・陸と彼女たち3人の美少女の青春を描いた学園ラブコメディである。

声優・キャラクター
宮野真守、牧島有希、塩野アンリ、藤田咲、中尾良平、高橋広樹、吉野裕行、勝杏里、長嶝高士、後藤沙緒里、井口裕香、矢作紗友里、清水愛、椎名へきる、谷山紀章、小西克幸、松来未祐、豊口めぐみ、門脇舞以、岸尾だいすけ、斎賀みつき、浅野真澄、飛田展男、斎藤千和

CMCM さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

意外に良作だった!!

ときメモは、恋愛ゲーム原作のアニメでしたが…私のなかでかなり評価できる良作だったのではないかと思います!!

アマガミやフォトカノのような偏った恋愛物語ではなく、純粋に応援したくなる恋愛物語です!
主人公も、観ていてイライラするようなキャラではなくよかったです!!

恋愛分岐みたいにいろんな人の話があるのではく、25話にうまくまとめて一つの物語にしていたところもよかったです。
恋愛ゲーム原作のなかでも、これは私のオススメな作品です!!

ぜひ、一気に観ていただきたいです!

投稿 : 2024/05/25
♥ : 2

55.0 3 運動会でラブコメなアニメランキング3位
つよきす Cool×Sweet(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (167)
1078人が棚に入れました
竜鳴館に転校して早々、素奈緒は大好きな演劇をやりたくて演劇部の設立を生徒会に申請。生徒会会長・霧夜エリカ(中原麻衣)の挑発に乗って、講堂で芝居を披露することになるが…。第2話「生徒会なんて、大キライ!!」生徒会が演劇部設立を認めてくれないのならと、素奈緒は校内パフォーマンスで生徒たちにアピールしようとするが、生徒会主催のファッションショーと日時が重なり、しかも近隣の不良たちが現れて…!?

声優・キャラクター
水樹奈々、井ノ上奈々、藤田咲、中原麻衣、小林ゆう、佐久間紅美、おみむらまゆこ、有島モユ、南條愛乃、金田朋子、豊永利行、矢部雅史、子安武人、若本規夫、織田圭祐、中國卓郎

69.7 4 運動会でラブコメなアニメランキング4位
事情を知らない転校生がグイグイくる。(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (159)
474人が棚に入れました
Twitterで話題となり、月刊「ガンガンJOKER」で連載開始。これまでの累計PV数は2億以上。 転校生の高田くんは知らない。 クラスメイトの西村さんが、何故かクラスの皆から「死神」と呼ばれていることを。 「死神」だなんて……なんてかっこいいあだななんだ! からかわれてる女の子。クスクス笑うクラスメイト。 転校生の高田くんは、そんなクラスの事情は知らない。 無知で、素直は、最強だ。 だからまっすぐ、彼女に届く。 そんな小学校の教室から始まる物語は、誰もがあの頃を思い出し、心にまっすぐ届いてくる。
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ともだち(最終話見ました)

[見終わって・・]※各話の感想は下にあります。
基本的にはコメディアニメなんでしょうね。
イジメられてる女の子に転校生がイジメのあだ名をかっこいいと思ってグイグイくるところをいじめっ子とのやりとりも交えながら面白く描いてて、確かにマジメにイジメ問題を描くと重くなりがちで、こういうアプローチもアリだとは思うけど、毎回あんな感じのやりとりが続くとちょっとくどく感じちゃいます。
4話がいい転機で、{netabare}高田くんが自分が言ってた言葉の意味に気づいてしまうんだけど、{/netabare}ここからもう少し関係が変わっても良かったのかなって思いました。
最終話の感想にも色々と書いたので、良かったら下の感想も見ていただけたら嬉しいです。
とはいえ、日野くんや安達さんや笠原さんなど、周りのキャラたちも魅力的で最後まで面白く見ることができました♪

[初回感想]
小学5年の西村茜(にしむらあかね)は「死神」となぜかみんなから呼ばれている。
転校生の高田太陽(たかだたいよう)はかっこいいあだ名だと思って西村さんと仲良くなりたいとグイグイくるお話。
原作はガンガンJOKER連載中みたいですが未読です。

自分の置かれた環境にどこか諦めた感じでいつも独りでいた西村さん。
そこに明るくて天然でとても元気な高田くんが現れて西村さんの生活が一変しちゃいます。

これ、普通に小学生でも見れる内容だと思うし日曜朝とかにやったらいいのになって。

高田くんのグイグイぶりが半端ないし、西村さんに臆面なくかわいいとか素敵だよとか仲良くなりたいとか普通に手をつないだり・・高田くんの天然ジゴロっぷりがすごいです。。
高田くんには「無邪気な暴君」という二つ名を与えたいw
でも高田くんも思春期に入ったら過去の言動思い出して恥ずかしさに身もだえしちゃうのかな。。

高田くんの親友の日野くんがさっぱりした男の子って感じで西村さんとも普通に接してるしいい子ですね♡
こういう子は普通にモテると思う。
あと北川くんの西村さんへのイジリの執着ぶり見てて、実はこの子西村さんが気になるのかなとかw

3話までは、いい話なんだけど高田くんのグイグイぶりがちょっとくどいかなぁと思いながら見てたんですけど、4話が良かったので、感想ちょっと書きたくなりました☀

以下、各話の印象に残ったシーンです。

1話「死神と転校生」
{netabare}ずっと感情を胸にしまい込んで淡々と過ごしてきた西村さんが、西村だって人間じゃないかと言われて思わず感情が表に出て泣いてしまったシーン。
学校で笑ったのも久しぶりだったんじゃないかな。{/netabare}

2話「給食当番と心霊写真とラブレター」
{netabare}西村さん「高田くんは無敵だもん。。」私もそう思うw
高田くん、西村さんと2時間も長電話もすごいけど、ずっとあんな感じで天然ジゴロな会話してたのかなw西村さんの心臓が破裂してないか心配ですw{/netabare}

3話「夏休みがはじまる」
{netabare}夏休みの予定が全然埋まらない西村さんに予定を一緒に合わせようと声をかける高田くん。
プールに行く水着を買いに行ったり、日野くんたちとラムネ一緒に飲んだり・・
普通に夏休みを楽しんでる西村さんにニマニマ。。{/netabare}

4話「おばあちゃんち」
{netabare}セミの鳴き声、涼しげな山の空気、冷やした大きなスイカ、畑でとれたトウモロコシを食べたり・・
いいなぁこの空気感。夏休みのおばあちゃんちって感じ。。
ヒグラシが鳴く中の夕暮れの雰囲気も好き。
西村さんのお母さんが亡くなったことを知って「死神」と呼んでたことを後悔して泣いてしまう高田くん。
蛍が舞う夜の中、二人で手をつないで帰るシーンが絵本の1シーンみたいで素敵でした。{/netabare}

5話「死神って呼んで」
{netabare}西村さんにとって死神って呼ぶ呼ばないってよりも以前みたいに高田くんと楽しく一緒にいたいから、だからいつもと同じように笑顔で死神って呼んでほしいんだよね。
遊ぶ約束すっぽかされたのに何事もなくお祭りに二人を誘う日野くん男前だわ。。
指輪を左手の薬指にはめたり、僕のとなりで笑ってほしいと言ったり、高田くんの天然っぷりは異世界おじさんも負けちゃうかも(-ω-){/netabare}

6話「席替えとクラス委員と新しいともだち」
{netabare}日野くんを好きな安達さんがあるきっかけに西村さんと友達になる話でした。
高田くんの西村さん専属ホストぶりも面白いけど、そろそろ違う展開もあるといいなぁと思ってたので、こういう展開は話が広がっていいですね。
なにより、西村さんに同性の友達ができたことが私も見てて西村さんと一緒に嬉しくなりました♡
もひとつ。笠原さんと西村さんが色々あってクラス委員になったのをきっかけに、二人がこれからどんな感じになっていくかも気になります。{/netabare}

7話「遠足と味玉の魔法」
{netabare}遠足からちょっと脱線して二人で買い食いする話、良かったです♡
友達がいなかった西村さんに仲のいい友達が出来て、一緒に写真をとったり、お父さんの味玉を交換したりしてる姿を見てるとじんわりきますね。
西村さんの、たぶんもう大丈夫だよって言葉とすごく楽しそうな笑顔が印象に残りました。{/netabare}

8話「浴衣とジャングルジムとギプス」
{netabare}遊具に登って二人で夕焼けの街を眺めながらプロポーズしてる高田くんw
もう結婚しなよって思いながら見てましたw
なによりかっこいいのは、自分が犠牲になって落ちた西村さんをかばって助けたことですね♡
高田くんのお母さんも息子に似てさっぱりしてて西村さんとも仲良くやれそう。{/netabare}

9話「走れ!叫べ!運動会」
{netabare}クラスの人たちから死神って呼ばれてイジメられてた西村さん。
高田くんたちのおかげで学校が楽しくなってきたのがきっかけではあるけど、クラスのために何かしたいって思って頑張れるってすごい。
イジメられてたのに、そんな風に考えて悪口言われてた笠原さんにお願いするとか高田くんじゃないけど西村さんマジ天使かも。。
今回のことで笠原さんも西村さんのイメージが変わったみたいで、今後の展開が楽しみです。{/netabare}

10話「初めてのおもてなし」
{netabare}北川くんたちにからかわれる→高田くんが来て天然パワーで撃退
これ毎回あるんだけど、そろそろ無くても大丈夫かな。
もっと安達さんや笠原さんとのやりとりみたいのを増やしてくれると嬉しいです。
初めて友達を家に招待した西村さんのとても嬉しい気持ちが伝わってきてほっこり☀
風邪を引いてお見舞いに来てくれたのを夢と思いこんじゃったのも、元々夢みたいって思ってたから余計そう思っちゃったのかな。{/netabare}

11話「風神同盟と呪いの歌とクリスマス」
{netabare}西村さんと笠原さんのやりとり、なんかいいな。
この作品で好きなキャラ1位は日野くんだけど、笠原さんも好きです。根はいい子だし。
クリスマス。恋人たちのキスを見てしまいドキドキする二人。
いつもとちょっと違う感じで西村さんを意識しちゃう高田くんだけど・・
次回のタイトルが気になりますw{/netabare}

12話「クリスマスパーティーの告白」
{netabare}パーティーに笠原さんも参加しててなんだか嬉しい。
シャンメリーぐいぐい飲んで赤くなる笠原さんwいいキャラしてる。
あんな真剣な目で「キスしていいのかな」って迫られたら。。天然なだけに困っちゃうよね。
高田くんのいつものような言葉になんとなく意味を探してしまう西村さん。
次回で最終話だけど、どんな形で物語が終わるのかちょっと気になります。{/netabare}

13話「10年後も、今日も」
{netabare}今回もいつもと変わらない高田くんだったけど、好意だとしても死神とか呪いとか天然に言える時間はもうあまりないと思うし、もう少し大きくなった時、高田くんは過去の自分にどう向き合うんだろう、って最終話見ながらそんなことを考えてしまいました。
最終話のタイトルがこれなら、「死神でもない呪いパワーもなくても僕は西村さんが大好きだよ、きっと10年後もね」くらいのことを言って欲しかったかな。{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 29
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

一気見は飽きるかと思ったら入り込んでしまった。その分イジメは辛く感じます。

 23年7月にリアルタイムでレビューしたときは、一気見すると飽きるのではないか、話が単調なのではないかと書きました。

 そんなことは無かったです。太陽のグイグイは単調かもしれませんが、西村さんの成長が素晴らしかったです。逆に笠原を初めイジメ組を結果的に許せる…と結論づけましあが、西村さんとその父親の気持ちや境遇を考えるとちょっと辛くなってしまいました。太陽が現れなかったらと思うと胸が苦しくなります。

 結果的に一気見の方が胸に来ました。なんか変なタイミングで涙がとまらなくなります。感動ポルノか?と言われるとわかりません。ただ、内容が伴っているし、自分に置き換えて加害者にはなるまい、自分の身内にもそんなことはさせまい、と思う気持ちはわきましたので、意味がある作品だと思います。

 また、イジメる側の滑稽さを強調したのはいいと思います。小学校高学年のイジメは本当に辛いテーマですが、太陽のような子が一人でも増えるといいと思います。安達海美と日野大地も良かったです。ああいう大人の子もいいですね。この2人あわせて、太陽と海と大地なんですね。今回初めて気が付きました。

 そして主題歌は「アルコルとポラリス」…つまりこぐま座と北極星です。中心にいるポラリスが太陽で、振り回される西村さんがアルコルということでしょう。

 うーん、4.2にしてましたけど、これは評価を上げなくてはストーリー、キャラを4.5から5にしようかなあ。作画も良かったので4から4.5。音楽も歌詞がなかなか…4を4.5で。

 いろいろベスト10作ってますが各種順位を上げたくなってきました。23年のラブコメは秀作が多かったなあ…



以下 リアルタイム視聴時のレビューです。

とても面白くて毎週楽しみでした。ですが最終話で冷静になると…

{netabare}  あー面白かった、と言う感想を素直に言える作品だと思います。この作品は1話の西村さんへのイジメが結構辛くて、嫌な気分というよりちょっとやるせない気分になりますが、それ以降はタイトル通りグイグイ来ました。

 単調かといえば単調ですが、友達が増えて行くということも併せてありました。特に笠原さんが良かったです。イジメていた人間を許せるか問題がありますが、本作では太陽を味方に付けてというよりも、西村さんが成長してイジメをはねのけられる強さがあると思いますので、私は許容も理解もできました。

 ただ、冷静になるとグイグイそれ自体はずっと同じなので、ひょっとしたら一気見したら、ここまで評価が高くないかもしれません。内容が非常に良かったのは間違いありませんが、ラブ、コメ、イジメ。すべてそこまで深いかといわれるとどうかなあと思います。もちろん、ストーリー、キャラが良いのでテーマをそこまで求める気も必要もないとは思いますが、極端には高い点数はつけ辛い気もします。

 本作は、アニメ配信が毎週日曜日22;30という丁度いい時間に更新されていて週1回欠かさずに見ることができたので、楽しみだったし、高評価だったと思います。その加点要素はあると思います。
 そこも作品だと言う事もできますが、今の印象と再視聴したときでは感想が違う気もします。

 過大評価を避けるなら…12話暫定4.6でしたが4.2でいい気がします。ストーリー、キャラは満点にしてましたが、やはり単調ということで満点はつかないかなあ。

 特に最終回がなんかずっこけてしまいました。12話が最終回で良かったんじゃないか、と思ったときにちょっと作品に対する距離感ができた気がします。12話のラブの部分をもう少し深掘りしたり、別のイジメ・友情の部分の総括が最終話であれば、もっと評価は高かったかもしれません。視聴後感でこれからも続く連続性が欲しかったのかもしれませんけど、私は少し最終話で醒めました。少しですけどね。 {/netabare}




以下 リアルタイム視聴時の感想です。 


1話はヒロインのモノローグが余りに辛いです。敏感な人は気を付けてください。

{netabare} 「死神」というあだ名がカッコイイ…というきっかけは「ん?」という気がしなくはないですが、それはきっかけですね。

 主人公…が誰かといえばヒロイン西村さんでしょうね。高田くんはどちらかと言えば人格のない…というか、今のところ無垢な善性でしかない気がします。ただ、その人格がないところが余計なノイズにならず上手い効果が出せているなあと思います。

 孤独に慣れる。自己否定をすることで自分を守る。親に友達がいると嘘をつく。そして、本当は孤独が嫌なことに気が付き更に孤独が増す。冷静に書いてますけどね。こういうところが本当に切なくて、胸が痛くなりました。西村さんの気持を考えると死にそうになるくらいです。

 小学生が主体なのってどうなの?と思わなくは無かったですが、この頃のイジメの残酷さは大人が思っている以上にひどいですからね。話を見るとこれでいいんだと思います。

 ということで、これはいいですね。「聲の形」や「コタローは一人暮らし」などと同系統の匂いがしつつも、そこまで重くない形で性の匂いのしない幼い初恋のラブコメになる感じがします。イジメられている古見さんという感じでしょうか。
 出落ちではあると思います。思いますけど本作はヒロイン西村さんのモノローグで暖かい気持ちになれればいいんだろうなあと思います。

 キャラデザは小学生向けのマンガ雑誌にあるパタンですが、ちょっとヒロインに「謎の彼女X」感があってそれほど違和感がありません。むしろ、髪のツヤが面白いですね。原作者の作風なんでしょうか? {/netabare}



4話 1週1話で見ましょう。それ以上の頻度で見るには向きません。

{netabare}  やはり出落ちでしたね。想像通りワンパターンはワンパターンです。ただ、だからといって作品が面白くないというわけではありません。一気見には向かないだけです。少しづつヒロイン西村さんのコミュニケーションの幅も広がってますし。

 グイグイに対して照れるヒロインを見て癒されます。夏休みに気になる異性を思い出して相手を思い浮かべる…中学生までの感覚でしょうか。高校は…うーん。忘れました。そういうのを疑似体験できます。ご都合主義もありますが、気になりません。

 欠点は光と影の作画がちょっと気になるのくらいですかね。

 追記 4話はちょっと感動がありました。2人の関係が進展しそうないいアクセントでしたね。{/netabare}


5話 イタリア男か!

{netabare}  前半は非常にいいアクセント回で、太陽が明るいだけではない部分を見せる反面、西村さんが逆に積極的になったのが良かったですね。必死さが切なくなります。普通に涙が…うーん。いい話でした。

 ただ、後半はいつも通りというかパワーアップというか…イタリア男か!といいたいですけど、日本人の若者よ、カレを見習おう、と思いました。{/netabare}


6話 今期NO1かなあ。人を素直に褒められる心は美しい。太陽カッコ良すぎです。

{netabare} 「正直」というのは時に悪意にもなりますが、しかし、他人のいいところを見つける…あるいは欠点より長所に先に気が付いて、そこを素直に褒められるという太陽少年に、人間としての美しさを感じます。人をほめるというのは、簡単そうで難しいものです。自分の心にやましさ、まやかし、何より「メシウマ」がある人には出来ないでしょう。

 他人の不幸やアラを探して貶めて劣等感を埋めるマインド「メシウマ」「隣の芝生は青い」「酸っぱい葡萄」とは真逆です。
 そして、こういうバカな悪意をもって他人を貶める人って、本当は少数派ですけど悪いことに目立つんですよね。ネットでもそうですけど。こういうマイナスの害悪をまき散らすバカ集団に小学生・中学生で苦しめられた子がいると思うと、太陽少年の無垢さが痛快です。

 1話の西村さんの悲惨な心情の描写があるからこそ、太陽に救われ自分を取り戻して行く西村さんが愛おしくなります。

 どんな年齢になっても太陽少年の人のいいところを見つけられる心と、それを表現する素直さを見習いたい、と今更ながら思わせる力のある作品だと思います。今期NO1です。 

 そして、女子の同調圧力を気にしない安達さん、いいですね。大人だし、自分に素直だし。

 で、このサブキャラの安達さんの声優の近藤玲奈さんがOPなんですね。歌が上手い…のか分かりませんが、声が非常にいいですね。ちょっと東山奈央さんに似た感じもあって癒されます。 {/netabare}


10話 やはり笠原さんも成長しました。

{netabare} 太陽の影響が西村さんを変えてますねえ。初めは無自覚系のコメディかなあと思いましたが、やはり登場人物の変化がちゃんと時間とともにある作品はいい。1話の西村さんの辛すぎる描写がここにきて活きています。

 日野や海美と友達になって、ついに笠原さんが堕ちたかあ。運動会の時にそうだろうなあ、と思いましたがやっぱりです。それが太陽の影響じゃなくて、西村さんのがんばりからですから最高です。

 まあ、今回の感じから言うと告白イベントはありそうですが、どうでしょうか?楽しみです。


 なお、ラブコメ作品対決だと「僕の心のやばいやつ」と本作が2強です。ちょっと離れて「スキップとローファー」さらに離れて「インソムニア(一旦脱落)」。

「おとなりに銀河」は切るほどではないですが、インソムニアと比べるとやっぱりちょっと堕ちますかねえ。 {/netabare}


11話 不純異性交遊…言葉遊びかと思いきや、急展開です。

{netabare} 笠原さんのツンデレがなかなかいい展開です。「聲の形」「長瀞さん」などで過去イジメをした事実は消せないという意見を見聞きしましたが、ですが、本人同士で和解して、新しい関係が築けるならいい気がします。少なくとも西村さんと笠原さんに関しては不快というよりも、暖かい感じがしました。

 ただ、逆に太陽の中盤の「呪いの歌」というところで、不思議な違和感がありました。まあ、そもそも太陽のキャラですから不自然ではないですが、ちょっと引っ掛かりました。それが設定ですし、西村さんが気にしてないのでいいんですけど、太陽に少しだけ考える成長が欲しいかも。

 そして不純異性交遊かあ。ラブコメのコメディ部分の言葉遊びかと思いきや…おい、小学生…そこまで行くのか?そっちの成長はあるのか?これは急展開だなあ…唇の作画が生々しすぎでしょう。次回予告のタイトルは…うーん、来週が気になります。{/netabare}


12話 「呪い」の意味が変わる瞬間。小学校5年生という年齢が絶妙です。思っていたよりも更に深いかも。恋愛談義回でした。

 あれ?最終回かと思ったら違うの?次回予告もあるし、Dアニも(全12話)が付かなかったので、13話あるのかあ。

 12話は恋愛談義を言葉でずっと続けていました。これは小学生設定じゃないと出来ないです。というのは、小学5年生・11歳って丁度抽象概念がどんどん発達しだすころです。気持ちとか感情を言葉で表しだして、言葉が感情を引っ張る年頃です。つまり初恋が始まるのは小学校4年~5年が多いのは、身体の成長もあるでしょうが恐らくこのせいでしょう。

 このダイレクトさを中学2年生でやるとちょっと間抜けな気がします。でも、小学生だからこそ、この議論が素直に受け入れられます。そして、忘れていた何かが取り戻せるような錯覚が、恥ずかしいですが心地良かったです。

 それが分かっていてこの年齢を設定したのだとしたら、大したものです。だから、消しゴムを渡すときに触れた指先で、恋愛感情を自覚する。いいですねえ。散々手をつないできた2人ですがキスの話題の後だけに、触れるという意味が変わった。つまり太陽の言っている「呪い」が「恋愛」に変わる瞬間ですね。太陽がグイグイいけなくなる。甘酸っぱすぎるでしょう。

 成長の話をすると男子は精通後はプラトニックラブをしようとしても、基本的には身体が許さなくなりますので、それも小学生にぴったりです。この辺は「ヤバい奴」との対比が非常に面白いです。

 まあ「恋愛の沼」が「呪い」という哲学まで入ってはいないでしょうけど。

 ということで、良いですねえ。イジメから始まって小学生レベルの救済で終わるのかと思ったら「初恋」という意味をちゃんととらえている気がします。

 それとやっぱり笠原さんが本当に良かったと思います。やけ酒も許してあげましょう。

 評価は暫定です。終わり方次第では満点かなあ。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 17

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

当代小学生百鬼夜行

これは、茜サンと太陽クンの蜜月物語?
それとも、現代版百鬼夜行だったのかも・・・。

可笑しいのは、太陽クンの強弁邪気払いというか、ねじ返し念力というか。
ボケとツッコミの同時進行が、ぜんぶ一緒くたになったトークショーには笑わされました。

茜サンは、独特の芯の強さもあって、イジメのスルースキルは、こんな感じの捌き方もアリなのかと複雑な思いになりました。

でも、どんなに作り笑いを装ったとしても、知らずと気分は塞ぎこむし、心は削られるし、目線だって下向きになってしまうもの。
そこのところは、気丈夫を振る舞っている茜サンに、胸を痛めずにはいられませんでした。





さて、クラスメイト(と呼ぶにはどうにも抵抗がある私ですが)たちの無情酷薄と、太陽クンの融通無碍とのガチンコ合わせ。
各話、毎度、1人対多数のマッチアップが繰り広げられます。

生一本にも見える太陽クンの雄弁は、ややもすると繊細な情緒性を欠くきらいがあります。
でも、それは、サディズムめいた虐めっ子らの凶刃とのバーターになっています。
それくらいの熱量でないと、対抗するなど鼻から無理というものなんですね。

イジメなんてものは、当事者のキモチなどガン無視して、遠慮なしに土足でグイグイ圧してくるもの。
だから、それを超える異次元の包容力を、サンサンと発揮する太陽クンなんです。
ところが、彼が関わると、決まって茜サンの顔から火が出るほどのシチュエーションになっちゃうし、冷え込んだ心も知らないうちに溶かされてしまうんですね。





最初、私にはちょっと誤解があって、太陽クンの空気の読めなさは、何かの障害があってのことなのかなって思っていました。
いわゆる自閉スペクトラム症なんだろうかと。

でも、お墓参りのエピソードで、はっきり「そうではないんだ」と気づきました。
生きている人への関心の程度の差はあったとしても、亡くなった人を弔う茜サンを慮ったり、涙を流したりするのは、全くあり得ないことだからです。

万一、勘違いしてしまう人がいらっしゃると大変な誤解につながりかねないので、しっかり明言しておきますね。





さて、茜サンを "死神と称え"、自身も "死神に憧れる" なんて、どうにも設定がぶっ飛んでいるのですが、当事者の茜サンには、この上なく心強いことだったと思います。

イジメでつらいのは、侮蔑や嘲笑などの害悪扱いもそうですが、集団から無視と扱われること、居るのに居ないものとして、ただの空気へと押しやられることです。

空気をまったく読まないように見える太陽クンの行動は、そんなイジメっ子からの無視を無視して、茜サンをスポットライトのド真ん中に押し立ててくれること。
別の言いかたをすれば、ひとり空気を演じようとする茜サンから、あらゆる線引きを目立たなくし、ついにははじめからなかったことにしてしまうんですね。

"悪意の隔離バリア" をグイグイと打ち破ってはうち広げ、"底意地の悪い呪文" をグイグイと跳ね返しては無効化し、代わりに "愛の言霊" をグイグイと注入することが、太陽クンの真骨頂。

だって、EDで、茜サンが出口を探そうと右往左往する姿こそ、深層心理に見せる本心なんだろうし、誰の手かは分からずとも、身を投げ出してまで掴みとろうとする焦燥は、心細さがバクハツ寸前なんだろうと感じるから。





もしも、「陽キャから陰キャへのパターナリズムみたいなものだろ?」と評するんだったら、そんなのは全くの捉え違いで、意味のないことです。
太陽クンの動機も行動も、そんな宛がいぶちの施しではないし、茜サンの立場は、ヒーローめいた自己満足の処理道具でもないのです。

本当は、イジメっ子のメンタリティーにこそ、グイグイ光を当てなきゃいけないんです。
心に障りがあるとしたら、それはイジメっ子の振る舞いのほうを看るべきですし、社会に害をもたらすとしたら、それはイジメっ子のまま成長を後押しする親のほうなんです。

事情を知らない(ふりをする)在校生も、日和見主義の旗を掲げる予備軍に陥るかもしれません。
事情を知ろうとしない担任も、事態の打開への試行錯誤をみすみす投げ出してしまってます。

イジメはクラスという名の世界に蔓延る毒です。
毒は毒抜きしておかないと、命を穢し、人生も蝕み、ダメにしてしまいます。
卒業アルバムに素敵な思い出だって残せないし、この先にも "負の連鎖" を生み出します。

イジメはなくなりません。絶対に。
だから、どんな事情でも、グイグイ行かなきゃ変わるものも変わりません。
だから、茜サンは救われているのだし、少しずつ変われるクラスメートだって出てくるのです。





殴り合いのケンカなら、口から泡を飛ばす言いあいなら、まだ外から見えやすい分だけ、内面が外化できます。

でも、イジメは、ほんの些細な気分転換に行なわれるものです。
それが軽ければ軽いほど、その理由なんてすぐに消えてしまいます。
その是非さえ知らず、行きつく先も判らず、責任の取りようも学ばず、中学生に進むなんて、かわいそう。

でも、その快感は、確実に脳神経系に報酬として焼き写され、麻薬のような習慣性と常習性を帯びていきます。
お金で買う必要もないから、我慢や忍耐、協同や協働を横に置いて、自分勝手なまま、あるいは、似た者同士でつるんでは、コソコソとつまらない愚痴で慰め合うのです。

そうして、無い物ねだりに不幸を他人に押しつけ、自分の可能性を小さな枠に押し込め、嫉妬心と猜疑心とで未来を台無しにしてしまうのです。


わたし自身にも、思い当たるふしがあります。
重くて、辛くて、さみしいことです。
過去の後悔も、今の反省も、将来の不安もあります。

だから、太陽クンと茜サンには癒やされましたし、励まされました。
彼らのように生きてみたいし、生きていきたい。取り戻したい。

今さら恥ずかしいけれど、本当のことです。
百鬼夜行は、わたし自身にあったみたいです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 13

77.3 5 運動会でラブコメなアニメランキング5位
DOG DAYS ドッグデイズ(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1233)
7540人が棚に入れました
隣国・ガレット獅子団領国からの侵略戦争を受けるビスコッティ共和国。ガレット獅子団領国の頭首・レオンミシェリ姫が続ける苛烈な侵攻に、敗北を重ねるビスコッティ騎士団。そんな国の現状に心を痛めたビスコッティ共和国の姫・ミルヒオーレは、意を決して「国を救う勇者」を異世界から召喚する事にする。ミルヒオーレ姫が勇者に選んだのは、地球は日本・紀乃川市に暮らす少年『シンク・イズミ』。中学1年生の春休みを控えた終業式の日、シンクはフロニャルドに召喚されてしまう。異世界フロニャルドで待ち受けるのは、ある変わったルールの元で行われる「戦」の日々。ガレット獅子団領国の領主・レオ姫やガウル王子をはじめとする好敵手達との戦いや、ミルヒオーレやビスコッティの人々との交流。サーカスアクションとアスレチック競技が大好きな少年シンクは、『勇者』として、ビスコッティとミルヒを救う事ができるだろうか?

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

はたして星の示す未来は避けられないのであろうか?

ちょっと終わり方は気に入らなかったけど、なかなかに面白かったです。


内容

僅かにシリアスのような感じになることがありましたが、基本的にはほのぼのに近い作品です。戦争と言っても向こうのセカイでは一種のスポーツであって、死んだりすることなんてまずない設定ですから。
ただ、レオ様視点で見ると少し変わりますかね。
ずっとレオ様はいろいろと抱えて堪えて決断してきたのです。
そこあたりを考えると、ほのぼのなんて言ってしまうのはちょっと悪い気がします・・・。




OP水樹さん・ED堀江さんと有名な2方による歌です。
この2人のファンも多そうで。
さゆはOPがそこそこ好きでした、かな。


作画

キャラデザは置いてい置いて。
作画は素晴らしかったと思います、さゆは。
なんといっても表情の動きがすごかったんです。
コマ送りにしてみるとほんとにうまくできているなと感じました。
後半はそういった場面が減るんですけどね・・・・・・。


キャラ

まあ、あれだけいるんですしいろいろといてよかったです。
ただベッキーがどうにも好きになれなかった・・・・・・。


声優

言うまでもなく。
有名どころがたくさん出てきています。
よくもまぁこれだけ引っ張った、と。
おかげで声でも楽しめる点が増えたかと。



結局さゆは好きなキャラも多かったですし、話も嫌いではなかったから楽しめました^^
ガメルの声はFTのナツにしか聞こえないゾ?
ただ、もしこれで2期を制作するとなると間違いなくベッキー出ますよね?
師匠はともかく、ベッキーは嫌いなんで2期には期待が薄いです。
話は盛り上がりそうなんだけど、ちょいベッキーとの絡みがうっとおしくてイライラしそう。


 


スタッフ
 企画・製作     : PROJECT DD
 原作・脚本     : 都築真紀
 監督         : 草川啓造
 キャラクターデザイン : 坂田 理
 サブデザイン     : 太田恵子
 武器デザイン     : 大塚あきら
 クリーチャーデザイン : 小田裕康
 プロップデザイン : 益田賢治
 グラフィックデザイン : 榎本めぐみ
 カラーデザイン : 篠原愛子
 美術監督・設定 : 片平真司
 撮影監督    : 北岡正
 編集       : 関一彦
 CGリードアニメーター : 石川真平
 音響監督     : 亀山俊樹
 音響効果     : 山谷尚人
 録音エンジニア : 小原吉男
 音楽      : 一色由比 井内舞子 夏目 晋
 サウンドプロデュース : I've sound
 オープニングテーマアーティスト : 水樹奈々「SCARLET KNIGHT」(キングレコード)
 エンディングテーマアーティスト : 堀江由衣「PRESENTER」(スターチャイルドレコード)
 アニメーション制作 : セブン・アークス

キャスト
 シンク・イズミ         : 宮野真守
 ミルヒオーレ・F・ビスコッティ : 堀江由衣  
 エクレール・マルティノッジ     : 竹達彩奈
 リコッタ・エルマール       : 水樹奈々
 ロラン・マルティノッジ      : 子安武人
 ブリオッシュ・ダルキアン     : 日笠陽子
 ユキカゼ・パネトーネ         : 阿澄佳奈
 レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ : 小清水亜美
 ガウル・ガレット・デ・ロワ     : 柿原徹也
 レベッカ・アンダーソン     : 高橋美佳子
 ゴドウィン将軍         : 若本規夫
 バナード将軍             : 小野大輔
 フランボワーズ・シャルレー     : 櫻井孝宏
 ノワール             : 花澤香菜
 ジョーヌ             : 永田依子
 ベール             : 寿美奈子
 ビオレ             : 丹下桜
 アメリタ・トランペ         : 瀬戸麻沙美
 ルージュ             : 寺本來可

投稿 : 2024/05/25
♥ : 19

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

登場人物に『なのはシリーズ』の面影残る…。

『DOG DAYS』はオリジナルアニメ、1クール(全13話)のファンタジー&アクションアニメです。


この『DOG DAYS』は何処の製作会社が手掛けているのか知らずに、とりあえず第1話を視聴してみました、が、このアニメ内の登場人物たちの顔を見て直ぐに何処か分かりました。
特に、ミルヒオーレ姫を見て「ああ、なのはstrikersのキャロにそっくりだなぁ…。」と思ってずっと見ていました。 皆さんはどうでしょうか?

しかし、そんなセブン・アークスさんの作画はなのはシリーズ時代から大好きです♪
今回の作品の作画(登場人物や魔方陣らしきもの)もなのはを思い出させてくれました。


このアニメで注目すべき点の一つは戦闘シーン。 なのはシリーズ同様、戦闘シーンにそれなりの迫力があります。戦闘中の人物の動きも早いですし、戦闘シーンに力をいれているのが分かります。

そして、このアニメの声優陣もとても豪華で、ここも注目すべき点です。 声優>アニメといっても過言じゃないかもしれません。

しかし、一番注目すべきはキャラが可愛らしいという事かもしれません。と言うかきっとそうです。
キャラの可愛らしさを求める人には必見のアニメだと思います。ネコ耳のねこキャラではなく、可愛いワンちゃんキャラというところがまた良いものですw(〃д〃)



内容については簡単に言えば、『筋肉番付(現:SASUKE?)』の要素を織り込み、そこにアクションバトルを入れて可愛らしくしたようなものです。
中盤からだんだん面白くなってきたので、このまま終盤で最高の展開を迎えてくれるような良作アニメになるのではないかと思ってました…が。


OPを歌うのはなのはシリーズでも全OPを担当していた水樹奈々さんです。
そして今回水樹奈々さんが歌った『SCARLET KNIGHT』はリズミカルで元気溢れるとても良い曲でした。毎週のOPでは勝手にテンションを上げて聞いていました♪ ヾ(≧▽≦)ノヒァッホーイ!

投稿 : 2024/05/25
♥ : 23

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

皆が優しい世界で催される、戦と呼ばれる大運動会

ジャンル:ファンタジー、バトル、獣人萌え?
恋愛というよりは友情。ってな作品でした。


~あらすじ的なものと説明をくっつけてみた~
獣耳や尻尾を持つ種族が暮らす異世界が舞台。
そこでは『戦』が行われていた。
これは一種の大会のようなもの。
殺伐とした雰囲気はなく、みんな楽しく参戦という感じ。
"兵士"というよりは"参加者"みたいな。
もちろん人が死ぬこともない。

この世界でビスコッティ共和国はガレット獅子団領国に敗戦を重ねていた。
そこで切り札として地球から勇者を召喚する。
それがシンク。物語の主人公です。


面白かったです。
特に世界観なんて大好物です。
異世界?(@^~^@)ジュルリ
思いっきりファンタジーファンタジーしてるのが最高でした。

私は、どうせ戦争やるなら兵士だけでなく主要人物も死んだほうがいいんでない?などと思う他人事野郎なのですが、
本作の場合は全くそのようには思いませんでした。
『戦』が『競技会』や『運動会』のような感覚なので、
こちらは観戦者として楽しく観ることができました。


キャラが魅力的なのも大きいです。
男女問わずみんな可愛いく優しい人物なので、
作品に流れる雰囲気はとても温かいです。
たまに甘ったるさが気になるときがありますが、そこはご愛嬌。

ビスコッティが主人公側ではあるのですが、
ライバルのガレットも好きですね。
というのも、双方の陣営が交互に描かれる形なので、
どちらにも情が移ってしまいます。
これが本作の狙いなのでしょう。

本作の戦を実際のスポーツに置き換えてみましょう。
好きなチーム同士が戦うのって、どこか不思議な興奮を覚えませんか?
それと似た感覚です。
本作も好きな国同士が戦うので
どちらも応援したりし、どちらが勝っても幸せ。
みたいな感情に浸ることが出来たのです。
作りが巧いなぁ~と思いました。

モブキャラのデザインもTHE・モブてな感じで完璧でした。



OP「SCARLET KNIGHT」 歌ー水樹奈々
ED「PRESENTER」 歌ー堀江由衣

本作の魅力は世界観やキャラだけではありません。
音楽もとても良かったです。
OP,ED共に気に入ってます。
ミルヒ嬢の劇中歌も忘れてはいけません。
どれも可愛い曲でした。
いつぞやのライブシーン、作画崩壊が気になりましたがw



私は1期~3期までノンストップで視聴。
どれが面白かったのか考えてみましたが、
特にこれというのもなく、どれも安定して楽しく観れました。
目新しさという点ではやはり、この1期が一番ですね。
それぞれに異なる魅力があって楽しく視聴できましたよ。

ファンタジーものが好きな方には是非一度観て頂きたい作品であります。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 41

55.1 6 運動会でラブコメなアニメランキング6位
愛・天地無用!(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (107)
571人が棚に入れました
天地、女子高校教師になる!?
またもや鷲羽の起こした問題から、世界が大ピンチ!
世界の危機を救うため天地が順愛学園という女子高へ教育実習生としてもぐりこむことに。
天性の巻き込まれ体質の天地には赴任した早々、数々の問題が降りかかる。

そして、それはまさに、天地の苦難に満ちた教師生活の始まりとなる…。

声優・キャラクター
菊池正美、東山奈央、大地葉、優木かな、M・A・O、深田愛衣、田辺留依、佐藤あずさ、川澄綾子、折笠愛、七緒はるひ、横山智佐、水谷優子、小林優子

67.3 7 運動会でラブコメなアニメランキング7位
To Heart [トゥーハート](TVアニメ動画)

1999年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (181)
1036人が棚に入れました
 クセのある可愛いキャラクターと純愛を描いたシナリオで大ブームを巻き起こし、コンシューマ移植もされたパソコンのノベルゲームを全年齢対象でTV化。キャラクターの交流と日常生活を丹念に描いて好評を博した。高校2年生の藤田浩之は、今日も幼なじみの神岸あかりと登校中。無愛想でぶっきらぼうな浩之だが、文句を言いつつも困っている人は見捨てておけない優しさがある。そんな浩之を、密かにあかりは思っているのだが、鈍感な浩之は気づく気配もなかった。

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

個人的に、思い入れある作品です

深夜、何気なくTVのチャンネルを変えたらやっていたこのアニメ。
深夜にアニメなんて放送してるのかと驚いて、そのまま何となく見続けてたら見入ってしまいました。
自身がアニオタになるきっかけとなった作品です。
もしこのアニメに出会わなかったら、今とは全く違う人生を歩んでいた・・・って言い過ぎかな。
まあ、そんなわけで非常に思い入れある作品です。

ジャンルは学園ラブコメディー。
かつて一世を風靡した美少女ゲームが原作。原作未プレイです。
自分にとって、ToHeratと言ったら真っ先に思い浮かぶのはこのアニメ版。

作風は、他の美少女ゲーム原作と比べて非常に落ち着いた雰囲気で、恋愛色は薄め。
エロも皆無だし、媚びた萌えもなし。
OPで描かれるセピア色に彩られた教室、廊下、玄関、プールなどの学園内の背景。
本編の学園生活を中心とした何気ない日常描写。
これ程までにノスタルジーな気分に浸らせてくれる作品はないですね。

主人公が各ヒロインの抱える悩みを一緒になって解決し、仲良くなるというのが基本的な流れ。
どのヒロインも記号的な部分に頼らない人間味のあるキャラで魅力的。
主人公の浩之も面倒くさがりな性格で、普段はテンション低いのですが
困っている人を放っておけない優しさがあり、いざって時に頼りになるカッコいい男です。

作監はプラネテスやコードギアス等でお馴染みの千羽由利子。
キャラデザがふんわりしていて可愛らしく、表情豊かに描かれています。
水彩チックな背景絵も作風と絶妙にマッチ。
全話崩れることなく安定した、セル画による暖かみのある作画は素晴らしいの一言です。
また、デジタル音でなくアコースティックなBGMも秀逸。
ピアノ、ストリングス、オカリナ等による楽曲群はとても美しく、耳障りが良く、心地良い。

所謂雰囲気アニメで、特別なことは何も起こらない、平坦な日常アニメです。
なのでドラマチックな展開や、刺激を求める方には退屈で物足りないと思いますが
落ち着いた雰囲気が好みだったり、ノスタルジーな気分に浸りたい方にはお勧めです。
また、美少女ゲーム原作が苦手という方も上の条件に当てはまるなら、一度見て欲しいですね。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 58

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

学園ラプソディ

夏休み明けの新学期、
秋の気配を感じるにはまだ早いと言わんばかりの照りつける陽光の下で、
藤田浩之(ふじたひろゆき)は気怠そうな表情で欠伸をしている。

そんな浩之を毎朝起こしに行き、一緒に登校しているのは、
浩之の幼馴染の神岸あかり(かみぎしあかり)。
浩之のあまりにやる気のない態度に「も~浩之ちゃんはしょうがないな~」と
呆れながらも、次の瞬間にはどこか嬉しさを帯びた表情を見せている。

「おはよう」
屈託のない笑顔で二人に声を掛けたのは、浩之やあかりの幼馴染である
佐藤雅史(さとうまさし)。人当たりがよく、男女共に人気がある。
サッカー部に所属していて練習も大変らしい。

校門をくぐるとけたたましい声が響き渡る。
「ちょっと~!聞いた!聞いた!例の噂! 志保ちゃん情報によると・・・」
彼女の名前は長岡志保(ながおかしほ)。浩之たちとは中学の時からの付き合い。
非常に活発で、噂話に敏感なムードメーカー。
彼女は浩之のことをどう思っているのだろう?好意を寄せているようにも見えるが?
「私がヒロを好き~~!? ないない!この志保ちゃんに限ってそんなことは断じてないわ!」
なんて答えが返ってくるだろうけど、
時折浩之の姿を目で追っている表情はどこか憂いを含んでいる。

学校での1日なんて漫画やアニメみたいに劇的なことなんてそうそう起こらない。
暗号のような名前をノートに書き写す世界史の授業。
誰かの朗読を聞いてるだけで眠たくなる古典の授業。
教科書を立てて、突っ伏して寝ているとふいにコツンと何かが頭を小突く。
くしゃくしゃに丸められたメモ帳。どうやら前の席の奴に渡しそびれたらしい。

昼休み。
購買部の争奪戦を見事勝ち抜き、目当てのパンを頬張る。
買ったばっかりのコーヒー牛乳のパックからは早くも無数の水滴が滴っている。
どうやらもうしばらくこの暑さと付き合わなきゃいけないらしい。

昼休み過ぎから放課後までは異様に長く感じる。
眠気が一気に襲ってくるからだ。
ペン回しをしながらなんとか気を紛らわそうとするものの、
一瞬意識を失ってしまう。 頭を振りながら意識を保とうとするので精一杯だ。

ようやく放課後。
吹部の合奏や運動部の掛け声だったりが、
帰宅部の俺にとっては高校生活の1日の終わりを告げるエンディング曲のようなものだ。
ふと目が止まる校門の前の人だかり。
「話を聞いてください~!ちょっとだけでもいいですから~!」
一人の少女がビラを配りながら困惑した表情で何かを訴えている。
どこか気まずさを感じながらも目を伏せて少女を通り抜けていく。
その刹那、俺の背中越しに浩之の声が聞こえた。
「あれ~朝もビラ配ってたよな~ 一体何やってんだ~?」
それからすぐにあかりの声が重ねられる。
「もう~浩之ちゃんったら歩くのはやいよ。あれ?どうかしたの?」
やれやれ、こいつらのお節介焼きはどうやら筋金入りらしい。
「まっ俺には関係ないわな・・・」
声にもならない声でそっと呟き、俺は雀荘へと歩を進めた。


さて、今回はいつもと違った感じのレビューを書いてみましたw
このレビューで私が伝えたかったのは、些か古臭さを感じる高校生活の素朴さですかね。
99年放送の本作はまさにそのような作品なんですよね。
エロゲ原作のハーレムアニメなんてエロ、ドタバタギャグ等、
本来ならもっとギラギラ、ガツガツしてますw
しかし、本作に限ってはエロゲ原作とかハーレムアニメとかの先入観は持たないで下さい。
エロなんて皆無のノスタルジックな心地良さを感じるアニメでした。
味のあるセル画を含めて、癒やしアニメと言いたい位の良質な作品です。

原作は97年にLeafから発売された学園ラブコメビジュアルノベルで、
時代を作ったとも評されるくらい一世を風靡した作品です。
私がプレーしたのは、発売されてからもうちょっと後なんですけど、
私のルーツとなる作品で、思い入れは非常に強いです。
アニメ版である本作に何気なく店内のBGMとして使われている「Brand-new Heart(原作OP)」を
聴いた時には泣きそうになりましたw それだけ私にとって「To Heart」は特別なんです。
それ故にこれまでなかなかアニメ視聴に踏み出せなかったのです。
同じくらい思い入れのある「WHITE ALBUM」のように裏切られるのが怖かったからw
でも本作においてはそんなことは杞憂でした。
原作とは些か趣を違えますが、観ればきっとあなたも「To Heart」を好きになってくれる。
自信をもってそう言えます。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 33

Robbie さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今ではもう作れないアニメ

この作品はとにかく丁寧に作られている。
まず、物語だが基本1話完結で主人公の浩之ちゃんとヒロインが関わるのだが一応あかりが全体の視点となっている。
ただ毎話各ヒロインの回という訳ではなく何話かは各ヒロインに重点を置かれない回もある。
話はゆったりと進んでいるのだが退屈せずに心地良い気持ちで観られる。
また、原作をやや改変しているが改悪にはなっていない。
全体としてはとにかく細かく丁寧に作られている。
まずキャラの仕草や行動、表情が細かく描かれている。
さらにキャラ同士のやり取りが面白い。
特に2話の浩之ちゃんと志保のやり取りなんかはもう最高。
また、映像が物凄く綺麗でセル画にしか出せない雰囲気が出せている。
勿論、音楽面も声優面も高水準だ。
こういった作品は今ではもう作れないだろう。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 8

70.9 8 運動会でラブコメなアニメランキング8位
学園戦記ムリョウ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (148)
887人が棚に入れました
2070年春、東京上空に謎の巨大飛行物体が出現し、全ての都市機能を麻痺させてしまう。世間が大混乱に陥りかけた矢先、今度は謎の巨大ヒーローらしきモノが現れ、飛行物体をやっつけた。
そして翌日の朝、政府の広報官があっさりと言い放った一言をきっかけに、地球人類の歴史が大きく動き始める…。
「えー、宇宙人は、実はいました」。
村田始は神奈川県天網市の御統中学に通うごく普通の中学生の少年である。
宇宙人の実在が明かされた日、始のクラスにとっくの昔に廃れた「学生服」を着た不思議な少年、「統原無量」が転校してくる。謎の転校生無量と友達になったことをきっかけに、始は地球と宇宙を巡る大きな流れと天網市に暮らす人々の使命に関わる物語に関わっていくのだった。

声優・キャラクター
宮崎一成、野島健児、朴璐美、杉田智和、浅野真澄、うえだゆうじ、小林由美子、山崎和佳奈、石森達幸、釘宮理恵、石原凡、小野健一、京田尚子、佐々木瑶子、阪口大助、遠近孝一、松本さち、渋谷茂、肥後誠、長嶝高士

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

SF好きには興奮するくらい大満足!!

腰を抜かすくらい驚かされました。


観始めるまでは、こんなに凄いアニメだとは思っていなかったからです。

なので
主人公と準主人公とがキャラデザ的に逆ではないか?
ちょっと子供向けアニメだったかな?
などと半ばバカにしながら観てしまいました。


ところがすっとこどっこい!!


実は物語がとても丁寧に描かれていて、SF的な要素が全面に出ていた。
そして何といっても
後半の展開が神過ぎた!!!!!

あれはやばいです。
とりあえずまだ観てない人は要チェックですよ!

本当に鳥肌ものでしたー!

NHKのアニメは侮れませんねぇ~

投稿 : 2024/05/25
♥ : 11
ネタバレ

zemin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

地味な村田始と個性的な仲間たち

2001年にNHK-BSで放送されたアニメですが、
最初に見たときの印象は地味な日常系アニメ(?)でした。

このアニメの一番の魅力は一見地味な日常パートにあると思います。
とても地味な主人公、村田始(むらた はじめ)の懐の深さ、意思の強さ、そして人間の大きさを脇役の目を通して実感していくアニメだと思う。
強くないのにすごい人間、それが村田始である。

次に、地味なのに魅力的な天網市の住民。
学生、先生、商店街の人たち、宇宙人の皆さん、とキャラが多いのにその全員のキャラが立っていることがすごい。
1話限りのキャラでさえ個性がしっかりと描かれています。

個人的に、好きな脇役を選ぶと、ジルトーシュ、ムリョウ、瀬津名さん、那由多、京一、八葉さん、
瞬、双葉ちゃん、晴美、今日子母さん、和夫さん、
みんな好きすぎて選べないです(笑泣)

合わなくても最初の数話切ってしまうのはもったいないです。
学園戦記ムリョウの世界のこと、登場人物のことが分かってくると
この世界に住みたいと思うようになるのではないでしょうか。

いつか二次元の世界に入れる日が来たら、天網市の住人になりたいです(笑)

好きな話
{netabare}
 第1話 「戦記、始まる」
 第3話 「その名は、シングウ」
 第7話 「君の、えがお」
第10話 「だから、明日のために」
第17話 「どさくさに、ゴメン」
第21話 「助っ人、相まみえる」
{/netabare}

特に好きな話(神回)
{netabare}
 第8話 「ささやかな、うたげ」
第13話 「かくれさと、ふるさと」
第14話 「僕たちの、夏」
第15話 「父、帰る」
第19話 「きよらなる、拳」
第25話 「虚人、めざめる」

超絶神回
第24話 「さだむるもの、ここに」
第26話 「戦記は、つづく」
{/netabare}

このアニメは私が一番好きなアニメです。少しでも多くの人にこのアニメを見てほしいのですが、地味なアニメなので布教するのが難しい・・・。

My Favorite Character
村田始(むらた はじめ)。自分から前に出るタイプではないのに、確固たる意思を持っているので優柔不断という印象は全く感じません。
村田始の人間の大きさを、登場人物たちが時間をかけて自然と理解していく過程が好きです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 6
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

上を向いて歩こう  【ねこ's満足度:85pts】

『機動戦艦ナデシコ』の佐藤竜雄監督によるNHKジュブナイル。
神奈川県天網市に暮らす住民と、宇宙人たちとの関わりを描いた近未来SF学園アニメです。

「えー、宇宙人は……実はいました」(政府・広報官)

突如政府から発表された驚愕(?)の真実。
なんともふぬけた発言ですが、ノリ的には意外とこんな感じなのです。
”戦記”としながらも、ベースにあるのはのんびりまったりとした日常描写。
戦いそのものを描くよりも日常を描くことによって戦いを特別なモノにしている、そういう作品です。

地球規模のとんでもないコトが起きてるのに、周りはいつも通りの平和な日々……。
それってある意味リアルなことなのかも知れません(笑)。

そんなゆったりとした空気の中、勃発する”戦い”。

コメディチックな学園ドラマが、宇宙を舞台とした壮大な物語へ発展していく様は見応え十分です。
静かすぎるほど静かに、それでも確実に盛り上がっていく終盤の数話は引き込まれまくりでした。

主人公の立ち位置も特徴的です。
”顔”である無量(ムリョウ)と、”案内人”である村田始。
このふたりを、あえて戦いの中心に置いてないというところが”ミソ”。
それにより登場人物全員が主役になっている。それこそがこの作品の本当の狙いのような気がします。

そんなふたりに代わり”戦い”を担当するのが、守山那由多(なゆた)。
朴ロ美のハスキーボイスも手伝って魅力満点でした。というかホント可愛かったなぁこの子(笑)。
今まで観てきたアニメの女性キャラの中でも、相当好感度高いです。いいヒロインでした。

演出や音楽も効果的。とにかく胸躍ります。こういう作品もっと観たーーーい!!
それにしても、ムリョウの正体は一体……。やっぱり{netabare}神様の生まれ変わり、{/netabare}なのかな?(笑)

投稿 : 2024/05/25
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