鬱で仲間なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの鬱で仲間な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月02日の時点で一番の鬱で仲間なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.9 1 鬱で仲間なアニメランキング1位
ぼくらの(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1883)
9780人が棚に入れました
政財界の権力者たちは、「子供たちの契約を解く鍵を探す」という建前の元に、ジアースの技術を研究して産業や軍事に利用しようとする。子供の親たちは、子供を救う方向に世論を動かす為に、ジアースの情報公開を目指して協力し合う。しかしその企ても権力者の陰謀によりつぶされ、子供たちはこの地球からも孤立してゆく。

声優・キャラクター
皆川純子、阿澄佳奈、野島健児、三瓶由布子、牧野由依、能登麻美子、浅沼晋太郎、比嘉久美子、宮田幸季、高梁碧、織田圭祐、井口裕香、杉田智和、保志総一朗、阪口大助、東地宏樹、石田彰

IraIra さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アンインストール

鬱アニメ作品で検索すると殆どのQ&Aに名がでる鬱作品。
途中で諦めないで最後まで見て欲しい作品です。
私はこの作品をすべて見終わった後、2,3ヶ月はこの作品が頭から離れませんでした。しかし1話からの戦いが最終的に無かったことになるようなアニメだったら頭からすぐ離れていったでしょう。そこが鬱アニメ好きにはたまらないのですが…
鬱アニメが好きな傾向の方は平気かと…、見る人によっては結構重いかと思いますので、あまりお奨めできないです。
勝手にジャンル付けするならばロボットものですが、ストーリー自体が独特の世界観に重点しているので、バトルものの様なアクション性は少ないです。OPだけ見るのもありかと。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18
ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

解釈することが、できないことのこわさ

■意図的な「雑な死」の表現

 「死」の表現が雑な話には二種類ある。
 単に「人が死ねば悲しいだろう」と思ってあざとい感動エピソードとセットにされて、どかどかと人が死ぬ話と、そもそも「死の瞬間」というのが雑な形でしか到来しないという無意味さを描こうとする話だ。
 「あざとい死」がただの泣かせの安っぽい方法論であるのに対して、「乱暴でちゅうぶらりんな死」というのは死そのものを描くことが話の目的になる。死の表現の雑さ、という点においては両者は同様なのだけれども、「死」に対して物語上の意味が与えられていれば前者のような表現になるし、物語上の意味が意図的に放棄されていれば後者のような表現になる。
 この表現は、決してわかりやすいものではない。
 正確にいうと「わかること」ができない。
 人が死ぬ瞬間、というのは、だいたい、たいした理由はない、というそれ自体を描こうとしているわけだから。

■ちゅうぶらりんな死

 いろいろな思いをかかえていた人間があっけなく、なんの理由もなく、理不尽に、ランダムに死んでしまう。そういうかたちで、多くの場合、死は突然にやってくる。「世界をすくうための崇高な犠牲として死を自覚的に選択できる」などというようなことはまず、ない。「ループする世界のはてから脱出するために死を選択する」とか、そういうことも、およそ幸福で稀な事態であると言ってよいだろう。

 鬼頭 莫宏という漫画家は、そういう、理不尽で偶発的な事件が、突如として悲劇としてあらわれてくるような。そういう事態を繰り返し、繰り返し描いている。そこには、巨大な情熱も、巨大な失望も、抱く間が無い。間抜けな形で到来する。


 鬼頭作品は、そもそもそういうタイプの世界の乱暴さを描く話だった。そういう世界の乱暴さばかりを描いてきた作家の仕事としては、『ぼくらの』はやや丁寧に属する部類の仕事だ。設定がこっていて、「死」を迎えるまでの時間が、ほんの短い時間ではあるけれども、ゆるされている。
 だけれども、やはり、その時間は「ほんの少し」だ。しかも、人生で何かをなしとげた人間の時間ではなくて、まだ何もなしとげていない少年少女たちの時間だ。
 死の前の少しの時間の暮らし方は、やはりどう転んでもぶざまだ。ぶざまで、感情移入をするまでには、時間が足らない。時間が足らない、その時間の足らなさ、こそが不気味な表現になっている。
 彼ら/彼女らのなかにある十分な物語を知る時間もあたえられず、ちゅうぶらりんなまま、人がぼろぼろと死んでいく、そういう乱暴な風景こそが、『ぼくらの』の醸し出す物語の怖さだろう。

 エンターテインメントとしてみてみれば、なるほど、描写は不十分ともいえるかもしれない。映画でいえば、絶対にアカデミー賞はとれないだろう。エンターテインメントとしては、ぎりぎりのバランスで成り立っている。わかりやすくないから。
 だけれども、わかりにくいもの、ばかりが世界にはたくさんごろがっていて、そのわかりにくさの、違和感のようなものを、ごろっと露呈させてみせる、その違和感があらわれる瞬間。そこに何かを感じ取ることが可能かどうか、ということが、鬼頭の書く物語を良いと思うか、悪いと思うかということの評価へと直結するだろう。ある人は、その違和感にたじろぎ、ある人は単に雑なものだと感じるかもしれない。


■セカイの生き死に自体がちゅうぶらりん

 ただ、こうした死の乱暴さそのものは、は実は決して知られていなかったものではない。世界の名作文学でも映画でもいい。あるいは、高名な哲学者の議論でもいい。戦争にいったことがない我々でも、そういう乱暴な死が世界中によこたえていることは知っていた。

{netabare} 『ぼくらの』の特殊性は「個人の死」が乱暴で、いいかげんで、ちゅうぶらりんに訪れるというだけでなく、「セカイの死」自体も、いいかげんで、乱暴で、ちゅうぶらりんな形でしか訪れない、ということだろう。
 この話は、「凡庸なぼくたち」が、セカイを救う物語であると同時に、セカイを滅ぼす話でもある。セカイを滅ぼす理由も、救う理由も、これといって明確な理由はない。サイコロを転がして決めているのといっしょだ。ただ、その過程に、たたかいを挟むから、じゃっかん本人たちの努力が可能なだけで、たたかいをする巨大ロボットが強いかどうか、ということはサイコロを転がすのと何もかわりはない。

 「セカイの成立」自体が乱暴で適当だという想像力は、「生命」自体が乱暴で、適当だという想像力の、さらに先にある、おそろしさをもっている。

■セカイ系作品としての異質性

 いわゆる「セカイ系」作品は、少年少女の憂鬱や、情熱の程度によって世界が救われたり滅びたりする。ハルヒしかり、エヴァしかり、エウレカしかり。
 「ぼくらの」もセカイ系の一種だと考えることはできる。滅びるべき世界/救われるべき世界は、「頑張らなければ世界がほろびる」。だが、そうは言っても、異世界の少年/少女たちもまったく同じ状況におかれているという点で、ロシアンルーレットの弾をこめるような意味においてしか、少年少女の憂鬱や情熱には意味がない。

 「セカイ系」においては、世界の救済や滅亡と、少年少女の情熱が、ダイレクトにつながる、ということが少年少女の「わたしには価値がある」という承認欲求を満たすものとして機能していた。
 しかしながら、『ぼくらの』はそういった構造を完全に逆転している。「わたし」ががんばろうが、がんばるまいが、どこかでセカイは滅び、どこかでセカイは残る。わたしの努力は「このセカイ」に対してこそ、一定の有効性はもつが、努力や情熱はごくむなしいものとしてしか、与えられない。少年少女は、みなロシアンルーレットの弾丸、としてしか役割を与えられていない。

 セカイ系の設定をかりながら、<「わたし」の承認欲求を否定するセカイ系>というごく、無残でみじめな世界を示すことを、あえて提示してみせる。
 鬼頭的な、世界の乱暴さをつきつけるという仕業、セカイ系という少年少女の逃げ場を否定することで、どうしようもなく、成立している。
 おまえらに、逃げ場なんてねぇんだぞ、と。
{/netabare}

■作品比較:『イキガミ』『バトルロワイヤル』

 なお、本作とある程度ちかい設定をもった作品としては、『イキガミ』『バトルロワイヤル』などがあるだろうが、いずれも世界の乱暴さを描くという点においては、『ぼくらの』の足元にも及んでいない。

 たとえば、『イキガミ』は、死にいたるまでの、当人たちの「物語」があまりにもきっちりと完結しすぎており、世界はあまりにも残酷ではなさすぎる。死にはきっちりとした意味があたえられ、物語世界はあまりにも簡単に解釈をゆるしてしまう、安易な「いい話」以上のものにはなりえていない。(そもそも心理描写の水準のだめさや、人間観のバラエティがステレオタイプに満ち満ちていて、論外なあたまのわるさ……ということはあるが、それをさておいても、そうだ。)

 また、『ぼくらの』がもし、失敗しているとすれば、やはりエンターテイメントとして作品をみる、という作法以外に作品を見る方法を知らない読者や視聴者層を大量に相手にするマーケットで作品をリリースしているということだろう。そういう視聴者層には、この表現は単に物足りない表現としてしか届かないケースが多い。つまり、『ぼくらの』は失敗している。作品の内容において、ではなく、売り出し方において失敗している。
 その意味では、エンターテイメントとして暴力表現を前面に押し出した『バトルロワイヤル』のほうが、大勢の人への伝わりやすさという点では、『ぼくらの』よりも世間的なインパクトは獲得できている
 しかし、『ぼくらの』の描く死はどうしようもなく中途半端であるゆえに、『バトルロワイヤル』などよりもはるかに残酷な風景を描いている。我々は、恍惚のうちに死ぬことができない。


■漫画版と比較して

 漫画のほうは、まだ全部はよみおわっていないのだけれども、おおむねアニメ版のほうが、見やすかった印象がある。一話完結である程度、はなしの起伏をつけているので。アニメの方がエンタテインメントとしては優れているだろう。
 エンターテインメントとしてではない、評価としては漫画のほうがすぐれているという人も多いかもしれない。
 わたしは、アニメのほうがやや気に入った。単純に映像もきれいだったのいうのもある。

■関連推奨作品:『パルプ・フィクション』『いのちの食べかた』

 なお、アニメでも漫画でもないが、本作が好きな人にすすめたい作品としては、
 まず映画ではもはや、古典ともいえる地位を獲得しているタランティーノの『パルプ・フィクション』は高い確率でハマるだろう。人が乱暴にしんでいく作品としては、まず多くの人が挙げるものだろうと思う。
 また、私個人のおすすめとしては、ドキュメンタリー映画『いのちの食べかた』をぜひおすすめしたい。『ぼくらの』に続けて、このドキュメンタリーをみたひとは、確実にゾッとする体験をあじわえるのではないか、と思う。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 32
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

鬱と言うより泣かせメインの作品。昭和の戦争映画的かも。

点数上方修正します。
いい作品だと思ったし不満もそれほどないので、平均4.0では低すぎかなと思いまして。
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観終えましたので追記

 どうも後半のアニメとしてのアレンジが評判悪いみたいですが、私はそれほど気にはならなかったですね。
私が観たのが休日だったのも有りますが、飽きずに一気に観れましたです。
原作未読の私なんぞは、こういうお話なんですと言われれば素直に受け入れられましたです。原作に比べるとかなりソフトにアレンジされてるとの事ですが、充分救いの無い世界ですね(汗)
もう基本シチュエーションだけで残酷な上に、個々の子供たちの身の上まで不幸な訳でちょっとツラい作品なのは間違いないです。
私的には特にダイチの回とマキの回は泣いちゃいましたね。これは私が親だからってのもあるでしょう。赤ん坊・幼児が絡むとオッサンとしては涙腺がユルユルになってしまうもんで(汗)
 確かに重い話ではありますけど僅かながらも光明射す終わり方する作品でもありますので、それほど鬱だ鬱だと臆することなく観てもイイんではないかと。客引きのネタとして子供たちの死を利用した悪趣味な作品とは私は感じなかったですね。
 但し、個人的には女の子持つ男親は観ない方がいいかなと。
チズの件がちと、ね。
うちは息子だからまだ良かったです(汗)

 ただ、やはり契約してしまった子供達の姿には私は若干の違和感感じましたです。
{netabare}
 勝っても負けても死しかないと言う状況下で、あそこまで狼狽しないなんて達観しすぎじゃないかなと(汗)
ワクとコダマは自らの置かれた状況を把握することなく死んでますから別として、どうも皆13歳らしくない腹の括り方に見えるというか・・・。
ここら辺は個々のシーンをどう観たかと言う個人的な差異はあると思いますけども。
個々の心情描写にムラがあるというか、バックボーンは丁寧に見せる割には戦闘前後の姿の見せ方がアッサリ目な気がします。
13歳の子供が我を失って醜い姿を晒すなんてシーンばかりでは、流石にTV的絵面では無いと言う判断だったんでしょうか?
ここ最近はそういう心理面の描写が巧み且つ生臭いアニメも多い気がするので、今コレをアニメ化したら違ったイメージの作品になるのかもですね。
裏を返せば2007年制作のこの作品には、チズのエピソード以降に関しては散り際の潔さと儚さによる美談として概ね纏めようとしてる作り手側の意図が感じられる気がします。
世間で言われるほど鬱な作品では無いとの感想抱く方居るのも納得です。
私も視聴前は、死を前に泣いてわめいて命乞いをして自暴自棄になる子供達の生き地獄を延々と見せられる強烈な作品と思ってました。
完全に勘違いでしたw
まぁそんなドSな世界にカナちゃん放り込まれた姿は見たくないので、アニメ版位で良かったんだと思います。私的には彼女とダイチの妹が成長した姿だけがこの世界の救いのビジュアルでした(汗)
{/netabare}

人物の細かい描写の不満点とか時系列で?なところが僅かに気になりましたが、アニメ版も単独の作品としての話の収め方も悪くは無いと思います。
子供達主体の中盤までとタモツさんが出てくる辺りの終盤ではなんか別作品みたいな印象も受けるけど、チグハグな印象は無いです。
因みにこの作品も主人公たちの物語は完結するけど、世界の謎の全容は明かされないタイプの奴なので、そういうのがお嫌いな方はスルーした方が良いかも。

どうやら死に対するスタンスが随分と違う様子ですので、機会が有れば原作も読んでみたいですね。

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 以前から観たいと思いつつも、期待していた故に出来に失望したら嫌だなという事で手を付けず。盆の連休だから鬱々するのもいいかなと観始めてみました。
話の骨子は知っているつもりなので、もうしょっぱなから心が苦しいですね。こんな良く言えば悲しい、悪く言えば悪趣味な作品よくも考えたと思います。うちの子はまだ小学校にも上がってませんが、自分の子が・・・と思うとちと抵抗はあるんですよね。
だったら観なけりゃいいじゃんとも思いますが、残酷でも素晴らしい作品なのか否かは自分で感じたいなと思いまして。

 まだ2話しか見てませんが、確かに感情に纏わる描写に違和感有るかもですね。子供でも判るであろう異常なシチュエーションでも異常な程の感情の昂りが有る訳でも無く、ワクの転落に対する狼狽の無さも然り。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

69.3 2 鬱で仲間なアニメランキング2位
RAINBOW 二舎六房の七人-レインボウ(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (389)
2110人が棚に入れました
『RAINBOW -二舎六房の七人-』(レインボー・にしゃろくぼうのしちにん)は、安部譲二原作・柿崎正澄作画による漫画作品。\n 昭和30年。罪を犯し「湘南特別少年院」二舎六房に堕ちたマリオたち6人は、同房のアンチャンの教えを胸に、ケンカやリンチが繰り返される毎日の中で不条理と向き合い、強く生きていく。

声優・キャラクター
小栗旬、貫地谷しほり、小山力也、脇知弘、藤原啓治、朴璐美、黒田崇矢、羽染達也、土師孝也、石井康嗣、山像かおり、林原めぐみ

かかってこいぴったん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦後の少年院を舞台にした熱いドラマ

前半はアンチャンと呼ばれる桜木六郎太が新しく少年院に入ってきた6人と社会の理不尽さと戦うことになります
ここまでやるのかと、思うぐらいの生々しい描写で心がやられますが主人公たちの硬い友情で耐えていく姿には感動しました

とにかく暗い、救われない展開が続くのでアニメに癒されたい、可愛い女の子が見たい!という方にはお勧めできません

アニメ放送当時けいおんの陰に隠れていたので知名度は低いですがかなり名作なのでぜひ見てください

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

戦後の光と影の「影」の部分を描いた作品。

常に重い。
常に暗い現実。
つらい過去。
監視長によるひどいいじめ。
そして、手に入れたと思った幸せも一瞬で消えてなくなってしまう・・・・
そんな日々を送る二舎六房の七人の話。

かなりおもしろかった作品でした。ここまで主人公達に感情移入しちゃったアニメは久しぶりです。そして、ここまで暗くて悲しい状況におかされていた作品は初めてかもしれません。はじめ昭和が舞台なのもあってか、暗い感じのアニメに思えました。けれど、戦争が終わった後の話なので、市民のみんなが貧しくて、戦争で帰ってこなかった家族への悲しみが描かれていたので、すごかったです。

一番ひどかったのは監視長たちの恨み、やストレス発散のために使われた子供たちです。その中で一番影響を受けていたのは二舎六房の七人たちでした。醜いいじめや、暴力は日常的のように行われていました。

前半はそういう醜い展開がかなり多く、すごく心が痛みました。

{netabare}後半になると、あんちゃんが死んでしまったので、仲間が仲間の問題を解決しあう所が私に真の友情とはなにか教えてくれた気がしました。{/netabare}

どうにか皆幸せに暮らしてほしいです。 

オープニング

「We're not alone」
この作品にはそれほどあっているとは思いませんでした。 けれど、描かれていた画像はどれもそれぞれのキャラクターの過去で、最後の方はあまり見ていられなくなりました。

エンディング

「A FAR-OFF DISTANCE」
エンディングにこの曲が流れるともう・・・・・ 
この作品にぴったりの曲です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

だる☆ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

熱い!

ちょー好み!何もかもがちょー好みでした!!!

キャラクターも1人1人しっかり立っていて、かっこいいし、面白いし、メインの7人のことは全員気に入りました。
時代背景が戦後ということで、ならではって感じのせつない生い立ちがとても引き込まれます。

声優に小栗旬さんてのも驚きましたが、これがものすごくマッチしていて更に驚きました。

熱い友情が好き、暴力OK、シリアス好き、という方におすすめです。

26話までありますが、個人的には少年院で戦っているときが1番ドキドキハラハラしました。
最低な暴力看守に変態な医者。辛い少年院生活の中で7人は固い友情を築きます。

さぁ、過酷な運命を背負った子供たちがどのようにこの社会を生き抜いていくのか、しっかりと目に焼き付けましょう!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

75.6 3 鬱で仲間なアニメランキング3位
蒼穹のファフナー(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1020)
5848人が棚に入れました
真壁一騎や皆城総士らが住む平和な竜宮島。そこに突然「あなたはそこにいますか…」という叫びがこだまする。それは未知の生命体『フェストゥム』による侵略だった。
一騎は総士から、人類を滅亡から救うために、ファフナーに乗って戦って欲しいと懇願される。やがて一騎達は、人類が数十年も前にフェストゥムの襲撃により壊滅的被害を受け、既に日本列島も存在しない事を知る。
自分達が信じていた平和が、実は幻想であった事を知った少年達は、フェストゥムや竜宮島が独占的に有する兵器 ファフナー・ノートゥングモデルを欲する人類軍との戦いに否応なく巻き込まれていく…。


声優・キャラクター
石井真、松本まりか、喜安浩平、松来未祐、入野自由、新井里美、斎賀みつき、白石稔、仲西環、小林沙苗、堀秀行、田中正彦、中田譲治、葛城七穂、河相智哉、小山力也、石川静、高瀬右光、玉川砂記子、ゆかな、篠原恵美、沢海陽子

にゃにょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルなし

最初、数話を観た時には
「田舎の島が舞台?ロボット物ならもう少し泥臭さを抜いてもちっと近代的に…」
と思っていたら大間違いだった。
アレにはアレの理由がちゃんとあってアアなっていて……い、言えない^^;
設定がすごくよく出来ていて面白いです。謎が解き明かされていくにつれ「おおー!」となります。
作画も綺麗です。(途中でちっと乱れますが…)
『ガンダムSEED』を楽しめた人なら大丈夫だと思われます。(色々と…キャラ絵とか幼馴染二人のぶつかり合いとか)
6話では号泣させられました。この回だけエンディングの歌詞が…でまた泣けます。
放映当初はエヴァに似ているのでは?と批判もあったようですが今となっては未確認なんちゃらが襲ってくるなんてザラ…気にせず観れます。
劇場版観たいな~。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

W175N57

前半の鬱度はロボットアニメ史上でもトップクラスです。
泣くことも出来ないくらい打ちのめされます。
かなり敬遠されやすい特徴を持った作品ですが、前半ではられた伏線が回収され始めると後は感動の嵐です。

15話まで耐えられれば勝ちです。
何度も号泣しましたが、個人的には20話がツボでした。
帰れる場所がある、受け入れてくれる仲間がいるって本当に素晴らしいことだと思います。

最終決戦に臨んだ4人(あと総士)は本当にカッコよかった!

本編を視聴してファフナーを気に入った方は、是非RIGHT OF LEFTも見てみてください。
早く劇場版のBD出ませんかね…。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

松本まりか用品

他の人のレビュー読んでみたところ、
確かに言われてみればー・・な話ではあったんですけど、
やはり毎度のダメ視点でのレビューにする事にした。

他の人のレビューの方が参考になるよ、と最初に断っておこう。

とりあえずは、オープニングからどうぞ

検索 蒼弓のファフナー OP -

・・、この素敵OPは確か1話(と多分2話)では流れないんで、
気合入れて見る気なら今見ないほうが良いかもしれない。

■SEED、SEED Dとの対比
SEEDの平井 久司がキャラデザなんで、OP見れば分かるように
大体かぶってます。他有名どころだとスクライドとか、いのまた風
よって、SEEDとかからは入っていきやすいタイプのアニメ。

さすがに重め話なので、腐臭が・・とかは言いたくないが、
無いとは、言い、難い。重いつってもグロくは無いし、リアリティの
欠片も無いので、残念だけどこれが戦争なのよねー程度の事。

あとは、SEEDキラもDのシンも色々イライラさせられたけど、
この主人公はOKだった。個人的には、この主人公>キラ>シンな感じ

■エヴァとの対比
こっちは4回くらい通して見て、エヴァは2回見て長文レビュー
書いたけど言われて初めて気づいた。やっぱりその程度の事

■遠見 真矢 CV 松本まりか(FF10のリュックとか)
SEEDのミリィやDのルナマリアメイリンなんかのポジションのキャラ
こいつの声が思いっきりツボって、更には、どういう事かと言うとさ

検索 蒼穹のファフナーキャラソン特典 CAST COMMENT 真矢

これだけで十分な人って自分以外にも多分いるっしょ。
かなりの美形な上に、この犬口?アヒル口?って言うのか知らんけど、
自分はこれに弱い。

普通の声優なんてさ・・
釘宮釘宮言ってても、たまに少し画像見ちゃっても、見なかった事に
してるし、極力見ない事にしてるし。

■あとは
真壁 紅音 CV豊口 (こいつも中味見れる系だよね、タイプじゃ無いが)
この手の白衣系も好き、豊口声色多いわ。もっと出番欲しかった

どうでも良いけどFF10-2の組み合わせと被る。パインとリュックね

主人公相方の妹も良いキャラだったな、ロリ無理でも普通に見れた。
カノン・メンフィスも素敵キャラだった気がする、あとゴーバイン君ね。

以上。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

72.2 4 鬱で仲間なアニメランキング4位
蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(OVA)

2005年12月29日
★★★★☆ 4.0 (322)
1820人が棚に入れました
『蒼穹のファフナー』から一年前、人類軍とフェストゥムの両方から追われ、身を隠してきた竜宮島は、フェストゥムに探知される危機を迎えていた。未だ戦闘準備の整わない竜宮島は、ついに「L計画」という危機回避プランを実行に移す事を決定する。その計画とは、島の一部・アルヴィス左翼部L区画を切り離して囮とし,本島へのフェストゥムによる探知をかわすという作戦だった。将陵僚・生駒裕未ら8人の少年少女達は、対フェストゥム兵器ファフナー「ティターン・モデル」のパイロットとして、過酷な戦いに身を投じる事となる──…

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

尊い犠牲

このアニメは、蒼穹のファフナー一期の前日談
として制作された作品である。
話の流れが、蒼穹のファフナーへ続くように構成されているが、
どちらを先に見るかこだわらなくても特に問題はないだろう。
まあ、時系列を重視したいか、放送順で行きたいかによるので
そこは好みの問題だと思われる。

内容を一行で言い表すと、フェストゥムの探知から逃れるため
の企画、「L計画」という危機回避プランに身を投じた8人の
少年少女たちがパイロットとして最後まで戦った歴史である。

見終わった感想としては、想像以上にクオリティの高い作品であった。
実は、私自身一期からRIGHT OF LEFTという流れで視聴したのだが
序盤はそこまで乗り気ではなかった。中盤に入ったあたりから
徐々に面白みが増していったという印象が強かったので、少し不安
な気持ちで挑んだがそれは杞憂だったようだ。

焦点を当てる主要人物を少なくし、感情移入がしやすい
作りになっている。基本的には、将陵僚と生駒祐未の二人に
徹底的にスポットが当てられている。
彼らの関係性や、ファフナーに乗る動機等を見て自然と
応援したくなる自分がいた。
今作において、一期で活躍するキャラクターも数人いるのだが
必要以上に話に割り込んでこないので過度なストレスを
感じることはなかった。

一期では、結構な数の登場人物に焦点が当てられているのだが
一部のキャラに関しては登場シーンが少ない上、あからさまにフラグが
立っていたことも相まって感情移入がしにくいと感じてしまったのだ。
今作では、そこに気を使ったのだろう。非常に魅力的なキャラクターを
生み出すことに成功している。

また、前日談という設定を上手く活かしている。
この時は敵フェストゥムに関する情報が少ない上、ファフナーに
至ってはほぼ試作段階の状態。それ故に同化と呼ばれる現象が
パイロットたちに恐怖を植え付けてくるのだ。
しかも、一期の時よりも進行速度が速い上に結晶化するという有様。

それを見て全く動じないパイロットは相当強靭な精神力
を持っていると推察される。
私が、実際にその光景を目にしたら泣き叫ぶような気がする。
そこまでの精神力は持ち合わせていないからね。

鬱要素も、一期よりは確実に高い故に慣れていないと
引きずりやすい様に感じる。只、希望も含まれる形で
終わるので、絶対に耐えられないという訳でもない。
まあ、それなりに場数を踏んでいることが前提だが。

蒼穹のファフナーの一期がそこまで好きではない方にも、
この作品には是非とも挑戦していただきたいと感じる。
個人的には間違いなく良作だと思う。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

koaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

誰かが勝ち取った平和

TVシリーズ(本編)の1年前のお話。
タイトルには去り行く者達(LEFT)の権利(RIGHT)
という意味も含まれているとのことです(by wiki

TVシリーズ→本作→映画の順番で観ることをお勧めします。
本作を観ることによって、本編の印象に更に深みや重みが増します。

過酷な状況であっても生きようとする者の意志
そして、去り行く者達の権利
その思いは伝わる。
島の平和は、誰かが勝ち取った平和であることを

愛犬とのシーンは、本当に泣けました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

多分、ベタな感想だけど

シリーズの中でも、絶対に見なければいけない作品と言われている理由がよくわかりました。これを見たら、テレビシリーズを見る目は絶対に変わりますね。

冲方丁先生による繊細なキャラクターの描写が、「覚悟」の重みや深みにドラマ性をさらに加えてくれています。時系列的には後になるテレビシリーズに向けても、です。

キャラクターは、正直いつも通り誰が誰だか非常にわかりにくかったです(笑)。

音楽は相変わらず素晴らしく、挿入歌も感動的でした。

個人的には、犬が絡んだ演出が一番泣けました。あまり多くは語りません。

これは、はっきり言ってOVAでやるべきではなかったかもしれません。なぜなら、OVAでは"蒼穹のファフナーを観ている人間全員が必ず観る"ということになることが少し難しいからです。テレビシリーズの中盤辺りに盛り込むことができていたら、もしかしたら最高だったかもしれませんね。

この前のテレビシリーズの再放送の前に視聴しなかったことを非常に悔やんでいます。しかし、今後テレビシリーズを再視聴する際の楽しみがまだ残っている、と考えればワクワクしてきます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

67.4 5 鬱で仲間なアニメランキング5位
蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(アニメ映画)

2010年12月25日
★★★★☆ 3.9 (279)
1449人が棚に入れました
 2004年にTV放映され、翌2005年にはその前日譚となるスペシャル版も製作された人気SFアニメ初の劇場版作品。宇宙から襲来した“フェストゥム”の脅威をはねのけ、平和を取り戻した“竜宮島”を舞台に、主人公・一騎たちを待ち受ける新たな戦いの行方が描かれてゆく。脚本はTV版に引き続き、2010年本屋大賞受賞でも注目を集める「マルドゥック・スクランブル」の冲方丁が担当。

声優・キャラクター
石井真、木村良平、喜安浩平、松本まりか、仲西環、白石稔、新井里美、小林沙苗、佐々木望、福圓美里、白石涼子、梶裕貴、田中正彦、篠原恵美、ゆかな、諸星すみれ、石川静、葛城七穂、京田尚子、高瀬右光、土師孝也、てらそままさき、遠藤綾、豊口めぐみ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

暗闇という静寂と平穏で終結したテレビシリーズに光をもたらした直結の続編にして最高傑作

なぜか2010年の映画はハルヒやらガンダム00やら、テレビシリーズの決着を映画で付けるというのが多かったですね


今作のテレビシリーズは04年で完結しており正直忘れてしまった人や知らない人も多いと思います
当時は・・・
主人公→失明
親友→敵と同化
親友の妹→肉体が消滅
仲間達→ほぼ全滅
という【BAD END】で終了したのが印象的でした
文字通り『闇』で終わったわけですよw


オイラ的には【ポストエヴァ】を意識したロボットアニメとしては最高のシリーズだと思ってます
(厳密にはエヴァの皮を被ったもっと直球のヒューマンドラマなわけだけですけどね)


今作はその直接的な続編でして、人類とフェストゥムとの戦い、そして竜宮島の行方の新たな局面を描いたものです
テレビシリーズ見ていた方なら世界観や懐かしいキャラクター達にすぐさま溶け込めることでしょう
なによりも当時から全く衰えを感じさせない声優陣が素晴らしい!


多少新キャラクターは出てきますが、正確にはテレビシリーズの端っこにいたサブキャラ達がメインキャラに昇格というのがほとんどです


映画ではテレビシリーズよりも短い枠ということで、まだ印象の薄い彼らを「片っ端から殺してお涙頂戴」などという【安っぽいことは一切しない】のが流石の冲方丁
RIGHT OF LEFTでの失敗点がちゃんと改善されております^q^


むしろテレビ本編で生き残ったキャラクター達の奇跡的な復活やラスボスであったマークニヒトの行方の真相などが明かされ、シリーズファンには大きなカタルシスとなるはずです
それも何一つ無理なく、あたかも「前シリーズ頃から構想あったよ」的流れでやってしまうのだから冲方さまさまでありますw


映像面ではファフナーやフェストゥムを美麗なフルCGで描くなどして6年のブランクを見事に埋める進化を見せました


テレビシリーズをよく理解したうえでご鑑賞いただければ楽しめること間違いなし!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個人的に何度でも観たい劇場用アニメ

2004年のTVアニメ「蒼穹のファフナー」最終話の約2年後を描いた劇場作品。
2010年12月に公開されて池袋で1度、2011年7月に地元で公開されて
もう1度観に行き、9月にはBDを買うという入れ込み方をしましたが、
なかなかレビューが書けずに気付いたらこんな時期でした…。


ストーリーはとにかく観てほしいと言うしかないのですが、
映画全体でTV版とRIGHT OF LEFTのことを思い出すことが出来る
様々な工夫が非常にファン冥利に尽きる内容になっています。
TV版後半などで感動した人には是非観てもらいたい物語です。
視聴後には蒼い空が見れることの喜びを感じずにいられませんでした。


美麗なCGを使用してスピーディーな戦闘シーンを描きながらも視聴者の
動体視力をイジメないような丁寧なカメラワークが気に入っています。
シリーズを通して音楽を担当されてきた斉藤恒芳さんの楽曲は
既にファフナーに欠かせない一要素になっていると思いますし、
angelaの挿入歌、エンディングも素晴らしい聴き応えです。


難癖をつけるのであれば、今までのファフナーほど
憂鬱になりきらないところとラストあたりで私にとって
気になるキャラクターの描写が少しおざなりだったところでしょうか。


書いていて思ったのですが、好きなアニメのレビューほど
落ち着いて書くことが出来ないということもあるんですね…。

最後に、先程も少し触れたことではありますが、
本作までのファフナーに思い入れのある人専用のアニメです。
出来るならシリーズを観る前に本作を視聴することは
避けておいたほうが良いと思います。
シリーズを視聴して気に入った方には是非にとオススメします。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 23

みかんとラッパ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

おかえり・・・そして物語はその先へ・・・

TV版の続編として制作された今作品
映像技術の向上から作画は満足していただけるかと…(*´∀`*)

TV版のコメントに今作品シリーズの軸は書きましたが
今回もそれを抜かりない演出で描き抜いている

時代のニーズに応じて路線変更したりしないことで
抜群の安定感を持っている
なんだかみていて自分も龍宮島に帰ってきたような気がします笑

そして…

今年、2014年はファフナーシリーズ10周年!!
さらなる続編

蒼穹のファフナーEXODUS

がついに公開されます(´▽`)

これを機にファフナーを知ってる人が
一層増えてくれればと思います

今までスパロボでみててナンダコレ…で終わっていた人!
ただの平井アニメでしょと見くびっていた人!
是非ともTV版から見るのをおすすめします

殲滅か?
共存か?

対立か?
和解か?

自分とは異なる存在
他人、異人、異生物、異議、異郷…
それらを前にしてあなたならどうする?

あなたはそこにいますか?

自分をどこまで保っていられますか?

是非ともおすすめの作品です!!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2
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