ヒューマンドラマで戦争なTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のヒューマンドラマで戦争な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月17日の時点で一番のヒューマンドラマで戦争なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.7 1 ヒューマンドラマで戦争なアニメランキング1位
機動戦士Zガンダム [ゼータ](TVアニメ動画)

1985年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (834)
3993人が棚に入れました
宇宙世紀0087。一年戦争(地球連邦とジオン公国の戦争)終結から7年後の世界が舞台である。ジオン公国軍に勝利した地球連邦軍は増長しコロニーに対し再び支配と圧力を強めていた。やがて、地球連邦軍内部に「ジオンの残党狩り」を名目にスペースノイドへの強権的制裁を加えるエリート部隊「ティターンズ」が創設された。ティターンズはその思想を背景に急速に勢力を拡大させていき、これに反発する一部の連邦軍人やスペースノイド達は反地球連邦政府組織「エゥーゴ」を結成する。やがてエゥーゴがティターンズの拠点、「グリプス(グリーンノア)」を襲撃しコロニーの住民カミーユ・ビダンはその戦闘に巻き込まれていく。劇中の物語はここから始まり、エゥーゴとティターンズの戦いを主軸に、地球連邦軍、さらにザビ家残党(元ジオン軍の一派)が結成した軍事組織アクシズ(後のネオ・ジオン軍)の動きを絡めて描かれていく。

声優・キャラクター
飛田展男、池田秀一、松岡ミユキ、岡本麻弥、鈴置洋孝、井上和彦、島津冴子、藤代佳代子、郷里大輔、榊原良子、小杉十郎太

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

初代を超える(90点)

全50話。
ガンダム宇宙世紀シリーズ第2弾。

個人的満足点:90点(思い出補正が入っているかもしれないがw)
アニメ系統:鬱系ロボットアニメ

もはやここであらためて語る必要もなさそうだが
(ガンダムのレビューでも同じことを(笑))
ガンダムシリーズ2作目。

色々な意味で初代を超えている。
重厚なストーリー、キャラの個性、MSのかっこよさ。

特にストーリーは宇宙世紀シリーズの中でもかなり鬱な作り。
個人的には鬱が好物であるから、みごとにはまる。

ヒロインも最高。
フォウが・・・・・・・・・・
ジェリドは俺がやる(`・ω・´)キリ

最後のZガンダムが反則ではあるが
カミーユはあの瞬間、史上最強のニュータイプになったと私は信じている。

曲も後期OPがすばらしい。
森口博子さんの「水の星へ愛をこめて」
イントロ聴くだけで切なくなってくる。

べた褒めだが、欠点が無いわけではない。
まず、設定がかなり複雑。
組織が沢山出てくるので把握するのが難しい。
組織関係がはっきりしないと面白さも半減。
この辺りは敷居が高いのでマイナスかなあと思う。

また、本当に楽しもうと思ったら初代を見る必要がある。
初代とZ合わせて100話近くあるので、そこも敷居が高い。
決してZだけで見れないわけではないが、所々苦しい。

それでもロボット鬱系が問題なければ是非お勧めしたい。
(もはや子供向けとはいえない)


と、まあ色々書いてきたが
何がいいたいかというと

フォウは俺の嫁。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 29

ゲイリーヨシキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ガンダム史上最高傑作

主人公のカミーユ・ビダンは、個人的にガンダムの主人公で一番好き
理由は、カミーユと自分が同じくらいの年の時が同一視できるから。似てる、共感するとこがある。
最初らへんは、カミーユが大嫌いだった。軍人をぶん殴ったり、屁理屈ばっか言ったりしてとにかくうざかった。
でもだんだん見ているうちにカミーユも成長していくからそれにつれてよく見えてきた。
最終的には霊までも操れるようになって物凄いニュータイプになったのには感動した。
そして、あの最終回にはもう・・・何と言えばいいのかわからなかった。ニュータイプで絶対無敵だと思ってた主人公でさえああなってしまうなんてと衝撃的でした。
Zガンダムも主人公機では一番好きかな。
シャアもこの時の服装もマッチョでかっこいいし、ハマーンといい、シロッコといいキャラが良すぎ

投稿 : 2024/06/15
♥ : 12

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

Zだけは見ましょう

何回目になるか分からないが、また最初から見ているところ。
スパロボGジェネ他のゲームでキャラだけは知っているけど、
どうせ古い、話も古くて青そう、作画が辛そうで気乗りしない
これから初見してようって人はそんな人が多いと思うが

    Z だ け は 見 る ん だ

完全に主観で言うけど、長編のガンダムはZだけは見ましょう
あとはもう逆シャア見ておけば良いのです。

Zでツボれば他も見たくなるし無理ならW前までは他のも苦しい
これは自分が友人に言われたことで実際ほぼ全シリーズ見てから
同じ感想を持った。だから同じ事を言う事にした

ガンダムランキング作ってた人いたけど1ポケット2ゼータだったし
(・・ポケットは好み分かれそう。ジブリみたいな感じが)


初代は多分今から見るとキャラやダンボール重ねて色塗ったようなMSと
モロ昔のアニメBGMでキツイけど、Zは作画にだけ我慢すれば全然見れる
気合入れて初代から全部!だと絶対つまづく。けどZからならいける
初代にいっちゃって挫折した人は勿体無いんだよなー・・

Zおそらく4~5話くらいまで我慢すれば目慣れて作画気にならなくなるし
カミーユはキャラが濃いから最初は笑いながらでも見ていける


ゲームで人気のキャラがメインに6人、美味しい男キャラが5(~7)人
素敵ビッチが1人、大して役が無いのに根強いファンがいる女キャラ2人
他にヒロイン2人で出番多いけど察してくれ、片方は慣れると不思議と
可愛く見えてくる。

途中から山場あって、山場あって、山場あって、また山場かよになって
別作業しながら見てると繋ぎの回があるとホッとする。


作画さ、確かに悪いけど、これ今の作画で作り直しても合わない気がする
リメイク物のが数年前に出たけど、違和感あったし。
戦闘シーンも一言が重い台詞が多いし、今の萌え風のやつでやっちゃうと
シュールになりそう。

ま、Zこそがガンダムシリーズの良いとこ取り、です。
SEEDから先はもう完全に別ジャンルとして楽しむもの
似たロボットに乗った別の世界です。




もしZを一生見ないと確信できるなら、是非、Googleかようつべで 

 ニュータイプたちの主張 と 宇宙を駆ける で御検索を。

リメイク版の方なので作画は最近のアニメしか見ない人でも多分大丈夫
両方合わせて10分程度。山場だけどそこまで見てないとどう感じるのか・

作画古い方が何故か言葉の重みと、宇宙の寂しさ深さが出てるよーな
とか、そういう感性的な話は苦手なんですけどね。

主張の方と キラVSクルーゼ で出てくる5分くらいのSEEDの最終戦
これを見比べてもらえると「別の世界」なのが多少は分かると思う。
言ってることの内容はややかぶってんだけどねw

うーん・・やっぱり、Zはストーリーから入って貰いたい
台詞内容と声のせいで一言が重いはずだけど、ストーリーから入ると
その重さが全然違うんだぜ

投稿 : 2024/06/15
♥ : 10

82.0 2 ヒューマンドラマで戦争なアニメランキング2位
図書館戦争(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1982)
11551人が棚に入れました
時は2019年、公序良俗を乱し人権侵害の表現を取り締まる「メディア良化法」が施行された現代。
強権的かつ超法規的な「メディア良化委員会」とその実行組織『良化特務機関』の言論弾圧に唯一対抗できる存在、それが図書館だった。かくして図書館は武装し、良化機関との永きに渡る抗争に突入することになる。図書館の自由を守るために。

声優・キャラクター
井上麻里奈、前野智昭、石田彰、鈴木達央、沢城みゆき、鈴森勘司、佐藤晴男、田中理恵

にゃにょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

カミツレの花言葉

もしかしたらそんなに遠くはない未来に…と思いつつも、たぶんここまでは無いであろう…、けど近いものは起こりうるかもしれないと思わせられる話でした。
深いお話だと思います。
言論の自由や出版・閲覧に関することを色々と考えさせられました。
武力による規制に対して武力で対抗することを余儀なくされた図書館。
何だか胸が痛くなります。

そんなお話を主軸に甘い恋愛要素が程良く混ぜ込んであります。(ちょっと甘めかもしれませんが私は好み!)
見ていて小っ恥ずかしくなるような純情路線です。
「ああぁぁ~お前らそこで行かずしてどうする!いけ!いくんだ!ぬお~このヘタレどもめ~><」みたいな(笑
何とも可愛らしい恋愛模様でキュンキュンさせて頂きました。

カミツレの花言葉「苦難の中の力」「逆境に耐える」「逆境の中の活力」などだそうです。忘れません。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 6
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

表現の自由のためにミリタリーで闘うラブのコメ

2021/5/29 追記>
今日「ノイタミナpresents シネマティック オーケストラコンサート」ってのに行ってきました。
ノイタミナ放送開始15周年を記念してのコンサートだそうで。
「図書館戦争」「四月は君の嘘」「約束のネバーランド」三作品のOP曲、ED曲、劇伴曲のクラシックアレンジをオーケストラで名シーンの映像とともにお届けする、というものです。

君嘘と図書館戦争好きなんで行ってきたんですが、予想外に良かった!!!

生のオーケストラはやはり迫力があります。
その演奏とテーマごとに丁寧に編集された映像がうまーくマッチしている。
タイミングもぴったり♪

図書館戦争の映像見るの久しぶりだったんですが、こうして見ると{netabare}郁と堂上{/netabare}の熱血ラブコメですね
熱量と糖度激高で成人病が心配笑。
久しぶりに視てみたくなりました。

<補足です>
こういうご時世、徹底したコロナ対策が施されてました。
会場に入る時、アルコール消毒、検温はもちろん。
座席は半分間引いて一列空け。
登壇者にMCなし。曲目の説明もなし。
淡々と映像を流し、ストイックに演奏する。
一曲終わるとオベーション。
聞こえてくる声は休憩時間を告げるスピーカーからの案内のみ、という徹底ぶり。
おかげさまで安心して楽しむことができました。

<2019/1/7追記>
CS-333(AT-X)で1/12(土)20:30から再放送が始まるそうなので番宣です 笑

詳細は去年書いたレビューが下の方にありますのでそちらでどうぞ。

設定に変わったところのある作品ですが、
とにかく甘いラブコメを堪能したい方は是非お試しください。

見てるとたぶん
「ここに乙女がいまーっす!」とか
「あっまぁーーーい!」とか
「ハンバァーーーグッ」とか
叫びたくなること請け合いです


<2018/4/27初投稿>

有川浩原作小説のアニメ化。
今からちょうど10年前です。

有川浩さんというと自衛隊三部作(「塩の街」「空の中」「海の底」)のようなちょっと不思議なミリタリー&LOVEが基調の作品をイメージしてしまいます。
「図書館戦争」はそんな有川浩さんの代表作。
表現の自由のためにミリタリーで闘うラブのコメです。

舞台は現在に極々近い未来の、でも現実とは少し事情のことなる架空の世界の日本。
(wikiで調べたら2019年ってことになってるんですね)

何が違うかというと、その世界の日本では"人権を侵害すると国が判断した"表現を規制する「メディア良化法」が施行されています。
メディア良化法に基づいて国は「メディア良化隊」を立ち上げあらゆるメディアの検閲を暴力的に行なっています。
プチ軍事力をもって。
恐ろしい。
(といっても現実だって知らんうちに言葉狩りが進んでいる昨今。事態はあんま変わんないですね。
暴力が付いて回っているか、いないか、だけの違い。)

そんな「暴力的な検閲」に対抗し「表現の自由」を守るため、図書館が立ち上がります。
その対抗手段が「図書館の武装」
法的な裏付けもとりつつ、図書館は図書隊を立ち上げ武装を進めていきます(マジかおい!)

つまりこの物語は
「武力による検閲に対する武装した図書館のレジスタンス」

最初見る人はこの設定にびっくりしてしまいますが、これにだんだん馴染んでくるとこの作品が楽しくなります。

この作品をこれから視ようという方は上記の突拍子の無い設定を予備知識で持っておいた方が良いと思います。


と言ってもですよ。
この作品の魅力の半分はさらに別のところにあるんですよ。

それは「ラブのコメ」

図書館の戦闘部隊「図書隊」の以下の5人を中心に物語は進んでいきます。

主人公:笠原郁♀「熱血バカ」22歳、身長170cmと長身
図書隊の新人。脳筋。意外と乙女。

堂上篤♂「怒れるチビ」27歳、身長165cm
郁の上官。真面目、誠実、責任感強い、よく怒る(郁に)

小牧幹久♂「笑う正論」27歳、身長175cm
堂上の同期で同僚、同チーム。穏やかで冷静、笑い上戸

手塚光♂「頑なな少年」22歳、身長180cm
郁の同期で同チーム。万能の優等生。

柴崎麻子♀「情報屋」22歳、身長157cm
郁の同期で寮のルームメイト。良いオンナ。ちょっと不二子っぽい。声も今の不二子でしたね。情報通。

他にも多数出てくる登場人物も交え、シリアスなエピソードに絡めるようにしてLOVEがコメディな感じで展開されていきます。
それもカロリーバカ高のとっておきに甘ーいやつ。
むしろこっちがメインじゃないのか。

人の気持ちの揺れ動きなども繊細に描かれていて、そうしたところも○

まとめると、
表現の自由という、現代社会がひっそりと抱える深刻な問題に焦点を当てながら、人間ドラマとミリタリーな濃厚LOVEコメが楽しめるという、無国籍料理のような味わいの一品です。

私はどハマりしました。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 66

にゃんた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

視聴スタンス次第

2011.4.18第1レビュー
2012.3.12第2レビュー
(原作未読)

★結論★
「教官!私はドジでノロマな亀・・・&戦闘シーンもあるよ!あ、あと、表現の自由は大事だよね!」

背後にあるメッセージに着目すると、あまりにも浅くてお粗末だが、
肩の力を抜いて、難しいコトを考えずに気楽なラブコメだと
思って観れば、満足できる作品だと思う。

★以下、詳細★
恋愛コメディ要素と軍隊バトル要素、青春成長要素を含めた作品。
すべての要素がある程度の作り込みで、一応満足できるが、
結局どっちつかずの印象もある。

もっとも、これが制作者の狙いなのかとも思う。

つまり、作者の伝えたいメッセージを、より多くの人に伝えることが目的なのであるから、
そのための手段として、多くの人に受け入れられやすい平均的で無難な作りにする必要があったのだと思う。

その点では、
「表現の自由の危機を、より多くの人に知ってもらう」
という、作者の目的は十分果たせたのではないだろうか。

ただ、肝心のメッセージ部分が浅くて薄い。
たしかに、多くの人に知ってもらうために内容を簡素化するのは、
1つの方法だとは思う。
しかし、そのために一番大事なメッセージ部分まで簡素化してしまっては、
本末転倒なのではないだろうか。
それとも、作者はこの問題について、この程度の理解で問題提起をしたのだろうか。

(或いは、原作者はしっかりと書いていたが、アニメ化するにあたり、
話数の都合で浅くせざるを得なかったのかもしれない)


この作品のメッセージ部分は、
「表現の自由が、国や自治体の規制によって危機に瀕している。
表現の自由を守らなければならない!」

という主張なのだが、
これが極めて一方的な主張に過ぎず、説得力が弱い。

ある主張をする場合には、自分の主張だけを声高に主張するだけでなく、
反対側の立場の意見を考慮したうえで、
さらにそれを上回る反論をして説得力を増す必要がある。

本作品には、そこがまったくない。

主人公サイドの掘り下げはあったが、敵対組織サイドの掘り下げがほとんどない。
敵側人物の掘り下げをすることで、メッセージの説得力も増すし、
アニメ作品としても面白さが増したのではないかと思うのだが・・・。

表現規制の合憲性という、最高裁でもたびたび争われてきた深い問題について、

表現の自由を守る側=善 規制する側=悪

という単純な構図で描かれていたように感じられたのが残念だった。


★さらに詳細(表現の自由に関する問題点)★

~問題点~
出版物について、
その内容や描写が「有害である」との指定をして販売を規制するのが、
問題となった条例のおおまかな内容です。

~規制する側の言い分~
エロ本、エロマンガ等を野放しにすると、
青少年の健全な成長に悪影響を与えます。
青少年は保護しなければなりません。
悪影響を与えるような本は、
「有害図書」に指定して、出版方法を規制しましょう。


~規制される側の言い分~
エロ本じゃなくて芸術なんだ。表現なんだ。
「有害図書」とか、お前が決めるな。
規制されるかもって不安があったら、自由に作品を書けなくなる。
また、青少年にも、色々な出版物を読んだり知ったりする権利があるんだ!
それに、一律に規制したら、関係ない成人にも影響するんじゃない?


両者の言い分は、どちらが正しいのか?
それらをどのように調和させていけばいいのか?


最高裁は、平成元年の判決で、
岐阜県の青少年保護育成条例について
憲法に反していない、という判断をしました。

この判決(の多数意見)は、条例が憲法違反となるかどうかについて、
明確な判断基準を示していないと言われています。

このような判決の下では、同じような条例がどんどん制定されたり、厳しく改正されやすくなるかもしれません。
表現の自由や知る権利が無防備に規制される可能性があります。
そして、東京都で改正された青少年育成条例の問題がマスコミ等にも大きく取上げられました。

ですので、このアニメの良化委員会が「公序良俗!」だけを理由にどんどん規制をしてくる姿勢は、
実は、このような不安定な状況まで含めて表現している、とも受け取れます。

・・・もっとも、この作品が、判例解釈まで含めた深い考察をしていたかについては、かなり疑問ではあります。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 26

77.6 3 ヒューマンドラマで戦争なアニメランキング3位
ZEGAPAIN ゼーガペイン(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1094)
6602人が棚に入れました
未来的にデザインされた街・舞浜市に住み、近郊の高校に通う普通の学生、キョウ。たった1人で水泳部を切り盛りする彼は、中学以来の因縁を持ち難癖をつけてくる宿敵達とのいざこざも意に介せず、練習と水泳部への勧誘の為、学校の室内プールへと向かう毎日。
ある日、幼なじみのリョーコに頼まれ、映画研究部作品の撮影中、やる気の無いキョウはNGを出し撮影は中断。ふと、窓の外を見るとそこで彼は飛び込み台の最上段に立つ、1人の見知らぬ美少女・シズノを見つける。
水泳部入部希望者と察したキョウは、慌ててプールへと急ぐが、シズノは声にならない謎の言葉を残し、華麗な飛び込みを見せ忽然と姿を消す。シズノの事が忘れられないキョウだったが、程無くして彼女はキョウの自室に瞬間移動したかの如く唐突に現れる。
シズノはキョウに「ゲーム」の始まりを宣言。彼女の導きのままにキョウは異空間へ転送され、美しい光の装甲をまとった巨大ロボット「ゼーガペイン・アルティール」に乗り込み、敵と目されるキャラクターをシズノと共に倒していく。
だがしばらくして、キョウは様々な疑問に対峙していく事になる…。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、花澤香菜、川澄綾子、朴璐美、牧野由依、渡辺明乃、坪井智浩、井上麻里奈、吉野裕行、加藤将之、神谷浩史、ゆかな、家中宏、久川綾

ニコフスキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

過大評価

なんか「もっと評価されるべき」みたいな位置づけされてるんですけど全然そんなことないよね

このアニメは2つの要素から構成されていて、1つはSFロボットもの。もう1つは人間ドラマみたいな面だと思うんですけど、まぁどっちつかずで中途半端

まずロボットアニメとしてはコレ酷いよね
魅力がないんですよね機体にも技にも。スパロボに出ても使いたくないもんww

恋愛要素もあるわけだけど、恋愛って分野は一本であるべきなんですよ。決してロボアニメの付属であってはならない。SFに恋愛を交えたって現実の恋愛をテーマにした学園モノに恋愛要素で勝てるわけがないんですよ。劇中のキャラ達にとってならともかく僕達にとってはあまりにもフィクションで現実味に欠けるから

いっそのことロボットバトルアクションをなくしてべつの形にできたなら他の描写が生きてこれたんじゃないかって思います。命の尊さとかを感じながら主人公の成長を描くことを軸にストーリーをっ持っていけたなら、もっといい
作品になったはず



誤解して欲しくないのは面白くないわけじゃないんです
ただ素材の使い方しだいでは・・・っておもってしまうんですよね。つまり「もっと評価されるべき」ではぜんぜんありませーーーんwwwwそこまでいいアニメじゃなかったぞと

あとこの頃の花澤香菜さん
演技下手すぎやろwwwwwwww酷いwww
逆を言えば花澤さんの成長がわかる作品でもあります。もしかして花澤ファンにはこれだけでも視聴の価値はあるかも

投稿 : 2024/06/15
♥ : 14

ガバ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

SFアニメとしては好みだが

16話で断念。断念した理由を主にレビューしていくことになる。

まず、良かった所はやはりその世界観である。6話以降世界観が開示されるところは面白かった。また、朴璐美さんなど脇を固める声優さんは上手かったと思う。

次に、視聴を断念した理由は主人公、ヒロインの声があってなかったためである。イマイチ二人の物語に入りきれなかった。序盤時間をかけて日常パートでキャラの掘り下げを行うのだが、その時間が丸ごと演技のひどさで無駄になってしまった気がする。そのため世界観の開示があらかた終わり二人の物語へと回帰していく16話で視聴を断念。
もちろん私個人の意見なので気にならない人もいると思うが、私には合わなかった。たぶん私好みに声を寄せすぎるとアニメアニメしてしまって、それもまた作品に合わないからここら辺の塩梅は難しい。

総評としては、SFアニメとしては良し。ロボットアニメとしては平凡。恋愛物(?)としてはイマイチという(個人的な)印象である。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 4

yosshi____ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最近見た中で1番鳥肌が立った作品。

ずっと見よう見ようと思ってたのですが、今更ながら視聴しました。
まず初めに6話までは頑張って見て下さい。

この作品は映画のマトリックスの世界と同じと言ってしまえば簡単ですが、そうではなく、もっと深く濃い内容となってます。

かなりスピリチュアルな話になりますが、ふとたまに、そもそも自分というのは、体という実態のことなのか、脳という意識のことなのかと考えたことがあります。自分の体に他人の意識が入って、他人の体に自分の意識が入った時、果たしてどっちが本当の自分なのかと。
誰でも一度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか。

ゼーガペインで伝えたいことはここにあると私は感じました。

意識さえあれば、実態などなくとも生きている。と考えるもの(ガルズオルム)と、実態がなければ生きているとはいえない。と考えるもの。(セレブレム)

これはその両者の戦いであり、26話を通して描かれました。

見終わって、説明不足なところは多々ありましたし、ラストのところも複雑にしすぎた感じはありましたが、それでも今まで見てきたアニメの中でもかなり素晴らしい作品だったと思います。
特にEDの入りは今まで見てきたどの作品よりも素晴らしかったです。

難しい内容が好きな方、考察しながら楽しみたい方におすすめしたい作品です。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 5

63.4 4 ヒューマンドラマで戦争なアニメランキング4位
MOONLIGHT MILE(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (89)
587人が棚に入れました
吾郎とロストマンは大学生でありながら、世界中の名だたる名峰を次々制覇した屈強な学生クライマーであり、お互いを唯一無二と認めるザイルパートナーだった。彼等は5大陸最高峰の締めくくりとなるエベレスト登頂で、雪崩に遭遇したフランス登山隊の女性を発見。内臓を損傷しており苛酷な環境のなか救出を望めないまま彼女の死を見届けた二人は、彼女の嵌めていた指輪を手に、強靭な体力で登頂を再開した。たどり着いた地上の頂で指輪を登頂旗のポールに嵌めて形だけの供養をした後、見上げた先に浮んでいたのはISS(国際宇宙ステーション)、そして、月…。行きずりの遭難者が語ったとおりの光景に、2人は「宇宙への進出」という新たな目標を見い出す。

takekaiju さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

『宇宙兄弟』に似ているが観る人を選ぶ

同じ宇宙開拓をテーマにした『宇宙兄弟』とはずいぶん毛色の違う作品になっている。あちらが宇宙飛行士になるまでの過程を現実をもとに詳細に描いているのに対して、こちらは月面基地建設の目的やそれに伴う社会情勢の変化など宇宙開発の明るい側面だけでなく暗い部分にもスポットを当てている。特に新しいエネルギー政策に反対する中東との戦争や中国の参画など、現実でも起こり得そうな事案を扱っているところが面白い。

キャラクターやメカのデザインは一回りも二回りも古臭く感じる。ちょうどハルヒの人気が出て所謂萌え画が一般的に認知され始めるころに、この絵柄はないだろうと思える出来である。WOWOWで放送されたということも相まってそもそも存在自体知られていない隠れた名作である可能性が高い。

主人公である猿渡吾郎の性格も一般受けはしないだろう。豪放磊落、山男のような体格に加えて助べえで酒癖が悪く、行儀も悪い。およそ主人公としては最悪な印象であった。「ドネルケバブ号事故」からシドニーを救ったあたりからはこのような性格もだいぶ抑えられ、頼れる宇宙飛行士としての側面が強くなる。

ストーリーの展開もテンポよくだいたい一話から数話で物語が切れる。視聴者の想像で補う必要は出てくるが、たった2クールでも月面開発まで話がまとめっており、原作未完の作品としては上々の出来。ただし、月面に降りてからの最後数話は若干走り気味なのと、いいところで作品が打ち切られてしまうところはマイナス点。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 1

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

目指すは"月"!男のロマンが描かれたSFアニメーション!

鈴木行監督、スタジオ雲雀製作による、SFアニメーション!
原作は太田垣康男によるコミックです。

世界的な登山家であった"猿渡吾郎"と"ジャック・F・ウッドブリッジ"こと“ロストマン"は、お互いを唯一無二と認めるザイルパートナーだった。
今回も、2人で立ったエベレストの山頂、大抵の山は登り詰めてしまった彼らの目に映ったのは、大きく輝く月とISS(国際宇宙ステーション)だった…。
次は月で会うことを固く約束した2人!それぞれの方法で、彼らは宇宙を目指して進んで行くのだった。

この作品の魅力は、絶対に裏切らないストーリーとそれを感動的に演出する壮大な音楽です!
CGを多用し実現させたハイクオリティーな宇宙映像!
地上ではいくらか手が抜けた作画も見えますが、TVシリーズのアニメとしてはとてもクオリティーが高いです。
OPの音楽や演出も、映画のようでカッコいいです!
猿渡吾郎のおじさんっぷりも、アニメの主人公とは思えないデザインも、なんとなく憎めなくて好印象です。
宇宙への道のりを描いたアニメ作品は多くありますが、多作品とは違い少し落ち着いた雰囲気の、大人が楽しめる作風に仕上がっています。

いずれやって来る宇宙の建設ラッシュを見越し、建設現場で着々と腕を磨いてきた猿渡。
パイロットとしての技量を磨き、戦場で捕虜になりながらも、生き抜いて宇宙への切符を手にしたロストマン。
宇宙へたどり着く方法はそれぞれ違えど、ピンチをチャンスに変えて進む彼らの姿が、とても感動的でかっこいいです。

1期は、そんな彼らが宇宙へたどり着く勇姿と、輝かしい宇宙産業の栄光の裏で暗躍する裏の世界が描かれた、大満足の作品です!

投稿 : 2024/06/15
♥ : 8

REI さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大人向け良質アニメだと思うのだが・・・

少し古いアニメですが、スペースシャトルの予算が削られていなかったらこうなっていたかもと思うようなアニメです。

このアニメの良さは現実的な宇宙技術開発を無理なく取り入れてるところではないでしょうか、ですから、宇宙戦艦もモビルスーツも出て来ませんが、人工衛星
スペースシャトル、といった現実にあったものを少し発展させて登場してくるのでリアリティが増していきますね。

ただメカに関しては私は大好きなのですが人物描写となると、うーん?というところが多いかもです。性的な描写が多いのもどうかなーと思うんですけどね
原作が青年誌掲載なので致し方なしなのかな?

ともあれ、アニメとしては面白かったです。原作が完結していないのでアニメも
尻切れトンボになっていますがそれでも宇宙好きの方は観て損はしないと思います。

2シーズンあるのでお好きな方は一気にどうぞ(笑)

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2024/06/15
♥ : 5

65.0 5 ヒューマンドラマで戦争なアニメランキング5位
Z.O.E Dolores,i-ゾーンオブエンダーズドロレス アイ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (36)
284人が棚に入れました
『Z.O.E Dolores, i』(ゾーン・オブ・ジ・エンダーズドロレス・アイ)は、2001年4月6日よりテレビ東京系で放送されたロボットアニメ作品である。時間軸的にはプレイステーション2用ゲームソフト『Z.O.E』の後の話だが、内容的には前述の限定版に同梱されたアニメ作品『Z.O.E 2167 IDOLO』の続編にあたる。初老の運び屋ジェイムズ・リンクスと、彼を「おじさま」と呼んで慕う巨大ロボットオービタルフレームのドロレスを中心に、陰謀と戦乱の中での家族ドラマを描いた作品。

神撃のニャンコ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白いのに 観てる人が非常に少ない;

運び屋の主人公は宇宙トラック?の運ちゃん
観たのが大分前なので覚えがないのですが

何かトラぶって 妙な女性のAIを積んだ
人型汎用ロボットを得て お尋ね物になり

息子 娘を巻き込んでの 大波乱になります
家族との交流が無かったので 

息子 娘とのコミニケーションに四苦八苦するパパさん
むさい親父な主人公なのですが そんな面を観て

頑張れパパ!と応援しながら観てましたw
SFロボアニメが好きならお勧めしますよ

※ このレビューを載せてから
二年?経ちました? 気まぐれで このアニメのレビュー
などを確認したら 観てる人の少ない事;

家族関係に苦悩する中年親父に
愉快なAIを搭載した主役機のコンビと

癖のある敵キャラとか 私はこのアニメを
かなり気に入ってますが レンタルビデオとかで

借りて観れないのがチョット残念
観たいなら バンダイチャンネルとかで

月々の料金を支払って観るか
アニメを持ってる方に見せてもらいますかね;

それにしても本っ~~当にこの順位で良いの?
このアニメ;って思う位納得のいかない順位ですね;

投稿 : 2024/06/15
♥ : 10

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

良きパパになるための家族愛ロボットアニメ

初老の運び屋ジェイムズ・リンクスと、彼を「おじさま」と呼んで慕う巨大ロボットオービタルフレームのドロレスを中心に、陰謀と戦乱の中での家族を描いた作品。

随分前に見たので記憶は朧気ですが、なかなか面白い作品だったと思います。
主人公がオヤジで、ヒロインがロボットという斬新な設定が嵌っていて、ロボットアニメとしてもヒューマンドラマとしても魅力あるエンタメでした。
無実の罪で指名手配犯となってしまった主人公が良きパパとなるために、どんどん格好良くなっていくのが本当に良い。加齢臭漂うオヤジが家族の信頼を取り戻すという、なんだかアメリカンナイズされたロボットアニメみたいだが、アニメではこういうのなかなか見れないので希少ではないかと思う。

一番の存在感を放つのがロボットのドロレス。
「何一つ知らない無垢な少女」の仮想人格なんだそうだが、これが可愛いんです。
おじさまーってジェイムズ慕う姿がなんとも乙女チックで不気味(笑)
彼女と主人公のやりとりは見ていて微笑ましいと思いますよ。はい。

終盤から火星人だか地球人だかの争い?なんかどっかで見たような陳腐なストーリーにちょっとガッカリした部分もあったが、俺たち家族が世界を救うんだ!っていう熱いアニメでこれまた悪くはなかった。
質としては良いとは言えないかもしれないが、SFとしても面白いものがあったし埋もれさせとくには勿体ないとは思える良作でした。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 10

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ドロレスが時間を掛けると意外に可愛く感じるw

初老の運び屋ジェイムズと、彼を「おじさま」と呼んで慕う巨大ロボットの
ドロレスを中心に、陰謀と戦乱の中での家族を描いた作品。

最初に、この作品を見るならOVAは見といたほうが良いと思います。
OVA自体は面白いとはいえませんが、世界観を掴む為には
必要かと思います。

っで、感想。自分は何気に好きな作品。おじさんが主人公モノって引かれる
ものがあるってのも大きいかもだけどw

話としては、割と単純な逃避行、そこから色んなことがあってって話なんだけど、
話の流れや展開の仕方は面白くて結構楽しめました。

それに、おじさんが年甲斐もなく色々考えながら試行錯誤して進んでいく姿は
なかなか面白かったです。

まぁ昔の作品なので、古臭さとかはあるんだけどね~終盤の展開とか自分は納得
出来なかったしねww

でも、トータルで見ると悪くない作品だったと思います。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 5
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